【自己犠牲】クルセ娘を愛でる会 その2【神々の守護】
[47:ある少女の物語 2(2005/03/03(木) 01:01 ID:UehViPsU)]
【1】
どこまでも続く白い空間。またこの風景かと周囲に目をやろうとしたその矢先にどこからか声が聞こえてきた、どことなく懐かしい感じのする声色とともに・・・。
『あらあら、困りましたわね。また、傷だらけでお帰りですか。あらまぁ、綺麗な肌が傷だらけですわ。こんなに傷だらけでは折角のお肌も、お顔も台無しになってしまいしますわ。』
『確かに貴方は剣士ですがそれ以前に一人の女性なのですよ。このことは頭の片隅にとどめて置いてくださいませ・・・といっても貴方はまた傷だらけになって帰ってくるのでしょうけれど。』
声のした方を見ると一人の女司祭が無表情の剣士風の服装をした少女の傷の手当てをしながら語りかけた。
「何故、そこまで強くなろうとなさるのですか?さしさわりがなければ教えてくださいませんか?」
省略46
[48:ある少女の物語 3(2005/03/03(木) 01:03 ID:UehViPsU)]
ふと視界がぼやけているように見えた。しかし、頬を流れる熱い雫を感じそれが涙と分かった。その瞬間目の前で司祭様は青い輝きに包まれ視界全体が青い輝きに覆われた。光が去ると司祭様がいた場所には小さな青い宝珠がはめられたロザリオが一つ転がっていた。
その場で私は崩れ落ち初めて心の奥底から声を上げて泣き続けた。漸く涙も枯れたのかはたまた泣き疲れたのか、泣くことをやめた私はそれをスカートのポケットにしまい、ゆっくりと孤児院へ泣き腫らした顔で戻り、私にあてがわれた部屋に入ると部屋の数少ない机の上に一通の手紙が置かれていることに気がついた。差出人の名を見て驚き慌てて開封し中に目を通した私の目から枯れたはずの涙が再びあふれ出た。手紙にはこう書かれていた・・・
『貴女がこれを見ている時、私はもうこの世にはいないということでしょう・・・。ご存知の通り、私は今日まで修道院で孤児だった子供達を引き取っては面倒を見てまいりました。
貴女は以前、私に聞かれましたね?何故私が孤児院を開いたのかと・・・。その時は私が過去に犯した大罪を償うためだと答えたと思います。
これから私は貴方に本当のことをお話します。以前、私は一人の聖騎士と共に時間をすごしていました。しかし、彼は魔族との間に勃発した大戦で私を庇い帰らぬ人となってしまいました。彼を失った喪失感と悲しみにくれた私は様々な方法を試して彼を蘇らせようとしました。
でもどんなにがんばっても彼は戻ってきません・・・、ついに私は禁断の闇魔術に手を染めかけました・・・。その時、私を救ったのは大戦前に彼との間に出来た赤ん坊だったあなたの浮かべた無垢な笑顔でした。
省略14
[49:ある少女の物語 4(2005/03/03(木) 01:03 ID:UehViPsU)]
【4】
場所は戻ってカタコンベ、先ほどまでの死闘はまるで嘘だったのかのような静けさがあたりを支配していた。そんな中ダークロードは驚きに支配されていた。自らの体の自由は利かず目の前にはか弱いゴミのような存在、人間のしかも子供が自分に向けて剣を喉許に当てて立っている。これは悪夢だろうか・・・悪夢なら覚めろ!そう強く念じたものの現実だった。ふと脳裏にライバルのバフォメットが一人の人間に敗れたという事件があったのを思い出した。
(奴の言葉では相手は人間の子供で剣を巧みに使い、神の奇跡を操り、そして人々から神域の守護者と呼ばれ讃えられているという。特徴は胸もとの青い宝珠のはめ込まれた金色の十字架・・・)
ようやく少女がその神域の守護者という事実に気がついたときには既にダークロードの意識は魔界へと旅立っていった・・・。
後にプロンテラ大聖堂横に建てられたミッドガルド王国聖堂騎士団歴代団長碑の中に数少ない女性騎士団長の名が記されている。その名前の前には二つの通り名が刻まれていた。『神域の守護者』と『魔王狩りの聖女』と・・・。
省略1
[50:35(2005/03/03(木) 01:04 ID:UehViPsU)]
以上です・・・。
正直腐った文章書いてごめんなさい・・・。
また見るだけにモドリマス・・・」
風呂場| λ......
[51:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/03/07(月) 19:55 ID:yb9TcHHg)]
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お前ら、お待ちかねのパラディン子のグラフィックが来ましたよ。
・・・座りポーズがヤバ過ぎる(*´д`)
省略1
read.cgi ver4.20 by GlobalNoteScript (2006/03/17)