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アコたんvsメカアコたん Part6

[159:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/01/01(日) 22:37:36 ID:SI3WHEb2)]
「もう動けないでしょう。私の拳はね・・・特別製なの。旧式殴りプリの拳は降魔の拳。加えてメカ悪たんの紫外線・・・・・・そして」
ゆっくりと歩きながらプリたんは法衣の内から,大降りの十字架を取り出した
「プロンテラ大鐘楼の鐘,溶かして創った銀十字。こいつを喰らって平気な化け物なんていないわ」
もうLODの眼前に迫り,大きく十字架を振り上げ・・・一気に振り下ろす!
十字架はLODに深く刺さり,ぞぶりと嫌な手応えがプリたんの手に伝わった
「私のアコたんを返しなさいっ!!!」
プリたんの拳が十字架を撃ち込み,完全に体内にめり込ませた

「あ,お姉様・・・怪我が・・・」
「良いのよ,それより少し休みなさい。さ,背負ってあげる」
プリたんに背負われてアコたんは,目を閉じた。背中から伝わるぬくもりを感じながら,アコたんはそっと呟いた
「ありがとう・・・ございます・・・」

「で,あんたは何やってんの」
気がつけば傍らに,巨大な白馬に乗ったアサシンがいた
「うはWWWこれ俺のWWWwWw」
「ふぅ,会話にならない相手というのは,疲れるわね」
「乗れWWWWっうぇ」
更に色々と疲れてきたので,プリたんはアサシンの言うとおりにすることにした。が,馬は動かない
「ちょっと,早く帰らないの・・・?」
プリたんが土を掘る音に目をやると,馬がLODの骸に土をかけている。それを優しい目で見つめるアサシン
「LOD・・・俺以外にお前が背を許した唯一の男,その気持ちは分かる・・・!」
「さっきまであんたが対決していたの,自分の馬だったんかい!」

城門前の広場で,一人の騎士が佇んでいた。彼の右腕には適当に布が巻き付けてある
「生きてるみたいね?」
「なんとかね」
辺りには無数の,数えるのが面倒な程のブラッディマーダーが転がっていた。どれの死体もひどい傷跡がある。槍でめった打ちに
したような傷が。そしてなぜか騎士の足下には,黒い砂のようなものが人型に落ちていた。
「貴方が・・・これを?」
「だいたいは俺が」
プリたんのこれが何を指しているのか分からなかった訳ではないのだろうが,騎士ははぐらかすようにそう答え,プリたんもそれ
以上は聞かなかった。いつになく騎士が疲れているように見えたからかも知れない。
「帰りましょう,みんなで。私たちの街,プロンテラに」


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