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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十二冊目

1名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/29(日) 19:39:51 ID:Q5mmfvjE
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━ッ!!! 』ではない
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。

【重要】
18禁レートのスレッドは<<sage進行>>でおながいします。
(ageてしまった場合にはメール欄にdameと入力して書き込みましょう。一番下に下がります)

基本的ルール
・ マターリ厳守
・ 荒らしは完全放置。
・ ROまたは小説と関連のないネタで盛り上がるのはダメ。
・ コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。
・ コテハンの人も、荒れる元になるので暴走したりしないように慎重に発言しましょう。

ローカルルール
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
 (タイトルに明記するとか、配慮を)
・ 催促はやめましょう。
 (絵、文を上げてくれる人は自分のプレイ時間を削って上げてくれてます)
・ 感想は無いよりあった方が良いです。ちょっと思った事でも書いてくれると(・∀・)イイ!!
・ 文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人
・ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。
・ リレー小説でも、万事OK。

リレールール
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること。
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように。
・ 命の危機に遭遇しても良いが、主人公を殺すのはダメです。
2名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/29(日) 19:45:22 ID:Q5mmfvjE
板内共通ルール:
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1063859424/

みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説保管庫(Wiki):
http://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php

前スレ:【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十一冊目
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1107692643/
3名無しさん(*´Д`)ハァハァsahe :2005/05/29(日) 23:40:44 ID:7uLCSgc2
スレ立て乙
4どっかのsage :2005/05/31(火) 19:06:59 ID:G58E6j1o
4ゲトズシャアアアアアア
5どっかの486sage :2005/05/31(火) 19:08:39 ID:G58E6j1o
コテハン途中で間違って書き込んでもーた罠。
どっかの486です。はい。
最近スランプ気味で作品かけずにしょぼぼーん・・・。
そろそろあたらしぃもん書こうとおもってます。
期待しないでまっててくだs(ry
いじょー、間抜けな486でした、スレ消費すまそorz
6名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:08:42 ID:se9/iW3.
|ω・) ダレモイナイダレモイナイ

|ω・) トウカスルナライマノウチ
7名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:09:12 ID:se9/iW3.
カレン:csf:4n0d50q1i2
ユーリ:csm:4v0h60f070a2


「じゃあ今日は皆さん急な都合が入って、兄さんもどこかに行っちゃったんですね」
「ああ」

 わたしがいつもの溜まり場に着いたとき、そこで待っていたのはユーリ先輩たった一人だけだった。
 週一でやってるギルドの狩りにこれない人は毎回一人二人いるけど、二人しかいないっていうのは今までにない。
 兄さんも薄情だ。どうせ三人じゃギルド狩りにならないだろうってナンパにでも行ったんだろう。わたしが大勢で狩りをするのが好きだって知ってるくせに。
 わたしは殴りの癖に退魔魔法も修めたかなり変わったハイプリーストだ。本来が支援職だから臨公ではお呼びじゃない。二人くらいなら十分サポートできるっていうのに。

 それに先輩と二人っきりっていうのはまずいのだ。いや、別に先輩がちょっとアブナイ人で貞操の危機だとかそういうのではない。
 その……主にわたしの方の問題なのだ。

「さて、どうする? 君が狩りに出たいというなら付き合おう」
「えっ?」
「俺も特に予定があるわけではないのでな。このままでは一人狩りに行くつもりだ。君の都合がよければペア狩りにしないか?」

 珍しい。
 先輩の方から狩りに誘ってくるなんて。
 基本的に先輩は一匹狼っていうか、一人でいることが多い。ギルドでも後ろに下がってみんなを見ているっていうか、ご意見番的な人だ。発言を求められたら的確な助言をしてくれるけど、自分からどうとか言い出すことなんて滅多にない。

「い、行きます! もちろん」

 先輩と一緒に狩りに出られる機会を逃す理由なんかない。
 わたしは一も二もなく頷いていた。
8名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:09:29 ID:se9/iW3.
 結局わたしたちが選んだ狩場はルティエのおもちゃ工場だった。
 何と言ってもここは転生前のアコライト時代からずっとお世話になっている狩場だ。それに何よりミストケースがいるし。
 わたしは極限まで精錬されたビホルダーソードメイスを握り締めた。ユーリ先輩から限界まで鍛えられたソードメイスを渡されたときは、あまりにもわたしには不釣合いなものとしか思えなかったけど、今のわたしなら手の延長のように扱える。
 よぅし。

「ああ、狩りに入る前に言っておこう」

 ……間を外さないで下さい。先輩。

「今日の狩りでは私が君を護ろう。何人たりとも君に触れさせたりはしない」

 ぅぇっ!? な、な、何を言い出すんですか、先輩!?
 守るって……どういう事なの。その、素直に受け取ってもいいのかな。
 勝手な期待で顔が赤くなってしまう。これじゃ多分耳まで真っ赤になってるに違いないよう。

「俺の方から君を誘ったわけだし、何よりこの前貰ったグローブの礼もある。このまま君に借りを作ったままでは沽券にかかわる」
「……そう、ですか」

 はぁ……。わたしは何を期待してたんだろう。この人がこういう性格だなんてことはもっとずっと前からわかりきっていたことだったのに。
 それなのに一人で期待して、馬鹿みたいに舞い上がって。
 わたしの落胆を自分に対する不信と受け取ったのか先輩は少しだけ胸をそらして断言する。

「安心したまえ。確かに俺は殲滅力は高くはないが大魔法だけがウィザードの取り柄ではない。戦闘面で君に不快な思いはさせないと誓わせてもらおう」

 先輩の実力はわたしもよく知ってる。でも、わたしが残念なのはそういう事じゃない。ピントのずれようはいっそ見事だと思う。
 意図してやってるのなら対処の仕様もあるのだけど、これが普通だからどうしようもない。

「よし、では行くぞ」
「あっ、待ってください」
「なぜだ?」

 だって先輩……。

「わたし殴りですから。後ろにいないと危ないですよ」

 この時の先輩の表情をそう、『憮然』というのだろう。
9名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:09:44 ID:se9/iW3.
 先輩のサポートを貰いながらわたしは順調に狩りを進めていく。
 支援というとプリーストの十八番って感じがするけれど、それはあくまで戦闘前の下準備という意味合いが強い。逆にウィザードのそれは戦いながらの援護というか。
 ファイアーウォールとフロストダイバーでモンスターを分断し、わたしが狙った相手はクァグマイアで動きを封じる。
 基本といえば基本なのだろうけど、先輩の的確な魔法は常にわたしに一対一で戦うことを許してくれる。それでも捌ききれないときにだけ攻撃魔法を使う。
 転生して強さを求めるっていうのも一つのやり方だけど、戦いの技術を突き詰めるっていうのもやはり一つのやり方だ。それもきわめて有効な。

「……しかし、どうしたものか」

 目に映る範囲の敵を排除して収集品を拾ってると先輩はむすっとした声で呟いた。

「どうかしたんですか?」
「会敵すると君は真っ直ぐに突っ込み、次々と敵を殴り殺していく。俺はそれを後ろから眺めながら魔法を放つだけだ。これではどう見ても俺の方が守られているとしか思えない」
「そんな、先輩のお陰で安心して戦えるんですよ。それに、ウィザードが前に出てこられたら逆に困ります」
「むう……。不本意だ。君を守るというこの誓いに偽りなどないというのに」

 腕を組んでううむとうなる先輩。それを見てるとどうにも申し訳なくなって何か言わなきゃと思って、

「そういえば兄さんとは何話してたんですか?」

 と聞いていた。
 その時の先輩の表情をなんと表せばいいのだろう。たとえるならゲフェン塔の地下でハンターフライを見つけた殴りアコ、時計台のバフォジュニアって感じか。ってか、わたしのことなんだけど。

「……君は何かというと彼奴の事を持ち出すな」
「え? そうでしょうか」
「いや、今の一言は忘れてくれ。彼奴とはなに、大したことを話していたわけでもない。いつか然るべき形で然るべき決着をつけねばならんとは思うがな」

 それがどういう意味か聞き返すよりも早くぞろぞろとモンスターが寄ってくる。先輩も眼を瞑って呪文を唱え、これ以上いう事は何もないと背中で語っていた。
 気にならないといえば嘘になるけど、とりあえず今は戦いに集中しよう。本を握り締めてわたしは気合を入れなおした。
10名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:09:57 ID:se9/iW3.
「ふぃ〜〜。今日はお付き合いいただきありがとうございました」
「む。君が満足してくれたのならこちらとしても言う事はない」

 持ちきれないほどの戦利品を抱えて工場から出てきたときには既に日も落ちていた。ソロでも延々と狩りを続けられる場所の上に先輩から援護までもらってるのだ。最大の敵は重量。もっと力をつけないと。

「それじゃわたしが拾った青箱は開けちゃいますけど、構いませんか?」
「ああ。もとより効率度外視だし、消耗品は他の収集品で賄える。好きにするといい」
「やったっ! あ、でも先輩は……」
「気にするな。一応一箱ある。これだけで十分だ」

 先輩がそう言うならいいかな。思い切って三つ全部開けちゃえ。
 普通の人は売りに出すんだろうけど、わたしは違う。経費分足りないときや欲しいものがあるときは売っちゃう。けど、今は十分に装備も整っていて入用というわけでもない。だから開封。
 お金がなくてヒーヒー言ってた転生前のアコライトのころも開けてたけど、それは気にしない。兄さんとかが顔色を失って引きつった表情で『ギャ、ギャンブラー』と呟いた記憶も当然無視。

「まずは一箱目…………S2チェイン。あ〜〜あ。ハズレだなぁ」
「S3だったらよかったのだが」
「まだまだです。二箱目…………やわらかな毛、って、大ハズレ、ですね」
「しかし誰がこんな大仰な箱に毛を隠すなどと考えたのだろう」
「こうなったら最後の一つです! …………石炭、ですか」
「見事な空振りとしか言いようがない」

 今回は大敗したみたい。……今回も、ではない。断じて。
 ごめんなさい嘘です。今回も負けました。大分前にS1グローブ出て以来負け続きです。だから先輩そんな冷たい視線を向けないでください。
 だけど先輩は青箱どうする気なんだろう。やっぱり売っちゃうのかなぁ。

「ふむ、では君にあやかって俺も開けてみるか」

 わたしを見た先輩はそんな事を言う。そんなに物欲しそうな(って言うかあけて欲しそうな)表情してたかなあ。
 先輩の手が古く青い箱の蓋に伸びて……。
11名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:10:14 ID:se9/iW3.
「これは……」
「しおれないバラ、ですね」

 これもハズレだ。無理言っちゃったせいで先輩が不快に思ったかもしれない。堅実な性格だし。

「あの、ごめんなさい先輩。なんか、強制しちゃったみたいで。何かお詫びします」
「いや、当たりだ。ふむ、出来すぎて何かの陰謀と錯覚してしまいそうなくらいに大当たりだ」
「は? 何言ってるんですか。しおれないバラなんてどう考えても……」

 青箱とは比べ物にはならない、と言おうとしたのを遮って先輩はいつにもまして真剣な調子で聞いてきた。

「ときに君には誰か好きな異性はいるか?」
「え? ……ええええええっ!?」

 い、い、い、いきなり何を言い出すんですか先輩!
 前後関係がメチャクチャで、あまりにも唐突過ぎて最初は言ってる意味がわからず、理解したらしたでこれほど返答しにくい問いはない。
 その、あれだ。わたしが好きなのはその、目の前にいるんだけど、なんだ。それを正直に言うわけにはいかないし、好きな人がいるなんていったらもしわたしが一番期待する展開だったら逆に首絞めるし。でももし先輩が好きでいてくれるんならいるって言ったほうがいいのかもしれなくて。
 だからとりあえずわたしは思いつく限りで一番妥当っていうか当たり障りない答えを返すことにした。

「そ、その……いません。そんな人……」
「それなら好都合……いやいや」

 コホン、と咳払いをした先輩は青箱の中から魔法のバラを取り出すとその腕を水平にわたしの前にかざす。
 その行動の意味を問いかけるよりも早く先輩はいつもとまったく変わらない抑揚の少ない声で衝撃の告白をしていた。

「これが俺の気持ちだ。受け取ってくれないか?」
「えっ……」
「少し回りくどいか。なら率直に言おう。俺は君の事が好きだ。否、愛していると言った方が正しいか」
12名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:10:25 ID:se9/iW3.
「……なっ、なっ、なっ……」

 思考停止。フロストダイバでストームガストだ。理解不能で耳に異常。考えることを放棄。
 何を、何を先輩は言ってるの? アイシテル? aisiteru? あいしてる? 愛して……る?
 ど、どどどどどどどっ、どういう事ですか先輩?!?
 顔がさあっと熱くなって沸騰した血が耳から湯気になって出てるような、目の前が霞んでゆらゆらゆれて、ゆれゆれゆれ? あえ?

「俺の求愛を受け入れてくれるか? 返答を願う」

 いや、あの、ちょっと。確かにここはルティエでそういうことするのに絶好の場所っていうかムーディーでそこはかとなく先輩も本気なんでしょうけどつまりアレでコレで……。
 ッていうかわたしにどう返事しろって言うんですか!? 鬼ですか先輩は。いいえ鬼です悪魔です仔山羊を連れたバフォメットですあうあうあう。

 ――頭が爆走していたわたしは気づかなかったけれど、後になって先輩が言うには、先輩も緊張のあまり膝が震えて今すぐにでも逃げ出したかったらしい。PT狩で前衛が崩壊してモンスターが迫ってくるとき以上に永い時間に感じられたとも。

 だけどそんな先輩の事情なんてわたしにもわかるはずもなく、とにかく百面相をして酸欠の金魚みたく口をパクパクさせることしかできなかった。

「返事がないのは否、と受け取るが……」

 先輩はほんの少しだけ目を細めて遠くを見て……。寂しそうな、届かないものを見るような、それでいて何もかも受け入れるような、とても遠い表情をしていた。
 すうっと心が落ち着いていくのを感じる。鼓膜が心臓になったように五月蝿かったのが静かになる。限界を超えていた思考が統一されて答え……答えを探して動き出す。
 ううん。動き出したりなんかしなかった。最初からどう応えるのかなんて決まっている。探す必要なんてないんだ。探すとしたら先輩の真っ直ぐなプロポーズにどんな言葉を返すかだけだ。できれば最高におしゃれなヤツを。

 ……………………。

「どうした?」
「…………………………わたしも、先輩のこと、あ……あ、あ、あああ、愛してます」

 やっぱりそんな器用なことはわたしには無理でした。
13名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:10:40 ID:se9/iW3.
 ――――で。

「は、恥ずかしい……です」

 ルティエの夜景が見れるところで食事にしてちょっといい宿に二人っきり。
 クリスマスシーズンとかならずっと前から予約しないと泊まれないところだけど、時期はずれの今ならばそうでもない。
 ほのかに明るい部屋で会話もなく先輩の隣でベッドに腰掛けてるだけだけど、それがすごく気恥ずかしい。
 何日か泊りがけで狩りをした時にはみんなと一緒だったけど、先輩のすぐそばで寝たりもしたのに、それとは全然恥ずかしさの度合いが違う。

「その……なんだ。そんなに緊張しないでくれ」

 わたしのそんな態度を見かねた先輩が苦笑しながら声をかけてくれる。小さく深呼吸して、うん。落ち着いた。

「カレン」

 うわああぁぁぁぁっ!
 嘘ですダメです全然落ち着いていません。
 ただ普通にちょっと甘い声で名前を呼ばれただけなのに心臓が心臓がバクバク鳴って……

「あっ……」

 先輩がわたしの腕を掴んで自分の方に引き寄せて、もう片方の手で逃げられないように腰に回されて、
 キス……されちゃった。

 唇を合わせてる間は突然すぎて何もわからなかった。けど、先輩の顔が離れていくにつれて自分が先輩とキスしたんだって事がはっきりとわかってくる。
 初めての大好きな人との口付けはなんというか、すごく突然で、思ったよりはあっけなくて。……でもすごくあったかかった。

「カレン……」
「先輩……」

 どちらともなく名前を呼び合ってもう一度キス。頭が痛くなりそうな甘い匂いに満たされながら優しく先輩に押し倒される。
 ベッドに横たえられたわたしに先輩がのしかかってくる。その身体はすごく熱くて、抱きしめられた部分はそれよりもっと熱く感じる。

「んっ……ふぅっ、あ、む……んん」

 空気を求めて半開きになった口から先輩の舌が入ってきて口の中が思うがままに蹂躙される。
 髪を梳いたり背中をなでたり、優しいはずなのにわたしはそれを蹂躙されてると思ってしまった。けれどそれは嫌なものじゃなくて、わたしが”先輩のもの”に作りかえられていく感じだ。

「ふ、んっ……あっ」

 先輩の手がわたしの胸を服の上から揉んでいく。思わず突き飛ばそうと腕を振ったんだけど、全然跳ね除けられない。
 単純な力ならわたしの方が強いはずなのに、わたしの手は先輩の胸を滑っていくだけ。

「ど、して……」
「身体が動かないのは君が感じてるからだ。すごく敏感なんだな」

 腰のリボンが緩められて開いた服の隙間から先輩の手が入ってきて、直に胸を触られた。

「あぁぁっぁぁぅ」

 手が這った部分が粟だって制御できない声が出てしまった。先輩の手でわたしの胸の形が変えられて、充血しすぎて痛みさえ感じる先端が摘まれてパチンと頭に音が響く。
 手足の動きが制御できない。なのに先輩に触られると勝手に動いちゃう。人形遣いの人形のよう。先輩に弄ばれる操り人形。

「もっと力を抜け」

 胸を責め、顔中にキスを降らせながら先輩は勝手に開いてしまったわたしの足からショーツを抜き取って、体勢を入れ替えた。
 なされるがままのわたしだけど、次に何をされるのかは頭より身体でわかっていた。

「あ……先輩…………」
「カレン、好きだ。俺は君の事を本当に愛している」
「はい。……だからわたしを……先輩のものに……」

 わたしの誰にも見せたことのないところにものすごい熱を持ったモノがあてられてずるっと入ってきた。

「あ、うあっ!?」

 こんな……つよすぎるっ。
 多分先っぽが入っただけなのに、もう、限界。こんなの最後までしたら、絶対に壊れちゃう。

「すまないカレン。もう少しだけ我慢してくれ」
「うぁぁぅ……せんぱ、せんぱい……痛い、痛いです」

 目尻の端からこぼれそうになった涙を先輩の舌が拭ってくれて、そこからわたしをいたわる想いが伝わってきた。
 だからわたしは息を殺して奥歯を噛み締め全力で先輩の背中に手を回す(後で見たら爪を立てたせいか先輩の背中はずたずたになっていた。そんなに馬鹿力じゃないもん)。

 先輩は片目を瞑りながら前に進む動きを再開する。わたしを押しつぶしてしまいそうな脈打つ先輩自身が一度詰まったように止まって、次の瞬間――

「ぁぁぁぁぁぁああっ!!」

 わたしのナカの何かが切れた。
 と、言うより、裂けた。真っ二つに。
 裂けたところは灼熱のもので埋められてわたしを内側から焼いている。
 息が詰まって引きつった声が漏れる唇を先輩が塞ぐ。暴れる身体を押さえつけられ思うが侭に貪りつくされる。

「あっ……うぁぁっ、苦しいで……んあぁっ!!」

 ヤスリをかけられ下腹部を殴られ、意識を保つのがやっと。突き入れられるごとに飛んで戻ってきての繰り返し。
 自分がどこにいるのか、何をしているのかもわからない。
 感じるのは先輩がそばにいるってことだけ。

「カレン……カレン……ッ!」

 激しく荒々しい先輩が喉に引っかかったような声をあげて一際大きくわたしのナカをえぐると熱いものの先からそれ以上に灼けた何かが奥の更に奥へとぶちまけられた。

「くっ、んっ、くぁぁぁぁぁっ……」

 それが先輩の精だと認識するよりも早くわたしの思考は深く深く堕ちていった。
14名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:10:53 ID:se9/iW3.
 ――で、その後。

「昇現せよ、輝皇の雷っ。ユピテルサンダー!!」
「ぐおおぉぉっ!」

 鋼化した氷に足を拘束された兄さんに先輩の放ったゼウスの雷挺(ユピテルサンダー)が突き刺さる。水を伝って疾る電撃に耐え切れず、兄さんは一撃で地に臥した。
 先輩と兄さんが何故戦っているのかというと、二人ははわたしをめぐって決闘をしているのだ。

 先輩はその、前からわたしのことを想っていてくれたらしい。どこからかそれを知った兄さんは、仮にわたしに想いが通じても自分がいる限り好き勝手はさせないと先輩に断固とした態度をとった。
 ……好き勝手してるのは兄さんだと思うんだけど。正直言って余計なお世話だ。
 それで先輩は『見事彼女の心を射止めた暁には貴様に左手の手袋を投げつけよう。俺が勝利した場合は彼女の恋人として認めてもらうぞ』と啖呵をきったそうだ。
 先輩と初めて結ばれたときのギルド狩りが中止になったのはそこら辺の事情が働いた結果なのだ。

「どうだ、これで俺が彼女に相応しい漢だということを証左したぞ。まさか約定を違える事はあるまいな?」
「……畜生。お前に負けるなんて……」
「約束は守ってもらうぞ……カレン」
「先輩っ!」

 わたしは考えるより早く先輩の胸の中に飛び込んでいた。
 先輩が勝ってくれてよかった。最悪のときは駆け落ちすればいいだけだけど、できるならたくさんの人に認めてほしいから。

 わたしのために命がけの決闘までしてくれた先輩がそばにいてくれる。
 それだけでわたしは幸せなんだ。
15名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 19:13:31 ID:se9/iW3.
|ω・) 以上、エロ少な目ストーリー重視でいってみました。

あー、本作のハイプリたん、カレンは殴りME志望なわけですが、殴りらしくグローブやブーツで身を固めてます。
……某米所の偉い人の所にいるような気がそこはかとなくしないでもないって事は僕とみんなとの秘密だぞっ。

……ごめんなさいごめんなさいもうしません。ダカラユルシテ……
16名無したん(*´Д`)ハァハァ :2005/06/01(水) 19:22:25 ID:9QnXK4Uk
・・・・・・・


判決


(*´д`)イイ!!
17名無したん(*´Д`)ハァハァdame :2005/06/01(水) 19:22:44 ID:9QnXK4Uk
上げちまった・・・
18名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/02(木) 00:31:45 ID:X/N7hR76
前半を読んで
どこぞの銀髪のスナイパな王子を思い出した。
もうちょっとオリジナリティあったほうがよかったかも。
後半は良かったと思う。ありがとうありがとう(´ω`*)
19名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/04(土) 06:11:46 ID:Zm1T1RpY
文章書こうとして思ったんだが・・・
みんなは長編が好き?短編が好き?
自分的には長編好きなんだけど、
長いと読み辛いかな、と思ってね。
一応、長編短編共にネタがあるんで、
意見次第でどっちかにしようと思うんだが。
20名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/04(土) 06:49:29 ID:3sdNrgLE
短編希望。あと、あんまり長いのはうpろだにヨロ。
21名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/06/04(土) 07:46:56 ID:IfV36y5c
>>19殿
どちらもOKな俺ガイル。
とはいえ、先ずは卿の好みで選んではいかがかと。
22名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/05(日) 20:12:54 ID:fwEb7vM6
初めまして

文章が書きたくなって、勢いで書いてしまったのですが、
ここに投稿してもよろしいでしょうか…? (・ω|
23名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/05(日) 21:12:15 ID:pvjOGLYk
良いんじゃないかな。
24名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/05(日) 21:24:44 ID:fwEb7vM6
|ω・)・・・ではお言葉に甘えまして。。

初投稿させていただきますm(_ _)m
そんなにえぐくない触手モノで、萌えはあんまし関係ないかも…
昔から国語が苦手でろくな文章ではないかもですが、生暖かく見てやってください。

メデューサcが欲しくてアサでひたすらコモド西で狩ってるうちに、
「メデュたん(;´д`)ハァハァ」
になってしまったアサの中の人が書いたお話です(・ω・)
25名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/05(日) 21:28:49 ID:fwEb7vM6
−これは、とある洞窟でのお話


ここは密かなメデューサの住処であった。
その洞窟を、まだメデューサとしては十分に育ちきっていない、幼いメデュたんが水を飲みに湧き水を求めて散歩している。
メデューサとは衣服を纏わず、大亀に乗って移動するものであったが、このメデュたんはまだ大亀を従えることはできず、徒歩で移動して

いた。
衣服は身に着けていない。
そしてその後を、ペノメナが静かに追っていた…
"獲物"に飢えているのか、そちらの欲求はずば抜けていた。
そして影から様子をうかがい、気配を殺して触手を忍ばせる。

「え、なに……んぐっ…」

まずは口を塞ぐ。そして素早く両手に触手を伸ばし、壁に押し付けて固定させた。
目の前には、裸でばんざいの恰好で口と両手を塞がれた幼いメデュたん。
ペノも久しぶりの獲物とあって、じっくり責める構えであった。

「な、なにするの……ひゃうん!」

聞く耳を持たず、別の触手が胸をむさぼる。
まだふくらみきっていない胸をやや乱暴に弄ぶたびに、メデュたんの体は弾かれたように反応する。
メデュたんはまだ自由な脚をばたばたさせて抵抗するが、その力はまだ弱く、体力を疲弊させるだけとなった。

「んん〜〜〜っ……むぐぅ…んっ」

口を塞がれているため、声も満足に出せない。
髪に憑依している蛇を用いて触手を噛み切ろうとするが、まだ幼いメデュたんにはそのような力は携わっておらず、甘咬みにしかならない


胸をいじくりながら、また別の触手が割れ目に伸びる…

「っ……」

そこはかすかには濡れていたが、まだ十分ではない。
触手はまだ幼い秘所を丁寧になぞり、まだあまり分泌されていない愛液を広げてゆく。
そして、割れ目の上にある小さな突起を発見し、口を塞いでいた触手を持ってきて這わせる。

「っ……んん〜〜〜…っはぁっ…はぁ……っああああああああっ」
「だめっ…そ、そこはやめ……ひゃうっ………あぁん…ゃんっ」

唾液で十分に濡れているその触手で、1点の突起を執拗に責めたてる。
刺激が強すぎるのか、メデュたんは腰を引いて逃げようとするが、壁を背にしているためどうにもできず、ただただ触手に愛液を貪られた


もう十分に濡れてきた秘所に、とっておきの1本が侵入しようとする。

「やぁ、痛いっ……やだよぅ……ん…」

メデュたんは脚を閉じて必死に抵抗したが、ペノは手を固定させていた触手を放して両脚に絡みつき、そのまま開脚させて引きずり倒す。
そして無抵抗になった秘所に、唾液と愛液で濡れた触手が突起を刺激し、とっておきの1本は再度侵入を試みる。
すっかり愛液にまみれた膣内をゆっくりとこじ開けて、やがて奥まで達した。

「ふぅぅ……ふぅ………」

メデュたんは息苦しそうに天井を仰ぐ。
秘所に侵入した触手はしばらくそのまま膣内の感触を楽しみ、これまで執拗に行われてきた胸への愛撫もいっそう激しさを増した。
そして十分に触手が膣内でなじんだことを確認すると、打って変わって激しく動き出す。

「ああんっ……やぁ…ふあぁぁっ……あんっあんっあんっ……」

秘裂への愛撫はいっそう激しくなる。
じゅぷじゅぷと音をさせながら触手は膣内を行き来し、出てくるたびに愛液をヌルヌルに塗りたくられる。
そしてさらに滑りがよくなった触手は、さらに勢いを得て出入りを繰り返した。

「あん…はぁんっ………ぁ…きちゃう…きちゃうよぉ…ぁぁあああっ…」

やがてメデュたんは軽く達してしまう。
体の力が抜け、抵抗する力も完全に失われる。
それを察知したのか、ペノも少し体を拘束している触手の力を弱めた。
しかし秘部への愛撫はやめなかった。

「……んっ…もうだめぇ…やめてよぉ……ひあっ……あぁん……」

イったばかりで敏感な体を容赦なく責め倒す。
もはやメデュたんは気が狂いそうなくらいの快楽を感じていた。

(なんでわたしがこんな目にー、ううう…でも気持ちいいよぉ…

さらに責め続けられ、体は自然と快楽を受け入れてしまう。


そしてペノの触手は、まだ使われていない後ろの小さい穴へと伸びていた…
26名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/05(日) 21:29:45 ID:fwEb7vM6
(続き)


「…ぇ、そっちは……だ、だめっ…やぁ、やだよぉ!」

メデュたんは最後の力を振り絞って抵抗した、が再び力を強めたペノの触手に脚を封じられ、今度は体ごと持ち上げられて宙吊りにされる


そして秘裂を愛撫しながら、余っている1本で後ろの菊門へ狙いをつける…
愛液をすくって入り口を塗りたくってほぐし、じわじわと先端が侵入していく。

「ぁあああ…だめ……もうだめだよぉ…んぅ……」

程よいところまで触手が埋まると、ペノはそれを一気に引き抜いた。

「…っひあああぁぁっ!」

そして完全に抜いてしまうと、再び侵入するために菊門に触手を伸ばす。
今度はさっきよりやや強引に侵入する。

「んんんー……あぐっ……っひゃう!」

入れる時はゆっくり、引き抜くときは思いっ切り、ペノはそれを何度も繰り返した。
そして入れるときの速度を徐々に上げていく。
菊門の抵抗もだんだん弱くなり、挿入のスピードも引き抜くそれに近づいてゆく。

ペノは菊門の抵抗が無くなったのを感じ取ると、いきりたって後ろの穴を犯し始めた。
愛液にまみれた触手がお尻の中を往復するたびに、ぐちゅぐちゅと淫靡な音を立てる。
触手はただひたすら菊門を激しく行き来するが、時にひねりも加えて新たな刺激も与えた。

「ひあぁ、ふあ……ぁぁあっ……んっ………ひああぁぁぁっ」

(ああ、気持ちいい…もうわたしおかしくなってるよぉ………なんでこんなに…っ、ひぁ!

ペノもそろそろ満足らしい。
自身の統率が取れる全ての触手をフルに使い、メデュたんのあらゆる感部を責め立てる。
宙吊りにされ、両脚を広げられ、両手を塞がれ。
メデュたんは抵抗することができなかったが、メデュたんも抵抗する気はなくなっていた。
ただただ何も考えず、今ある快楽の波に身を任せている。
それを知ってか知らずか、ペノは胸を弄び、耳をいじくり、割れ目をなぞり、侵入し、突起を貪り、そして菊門を激しく責める。

「ゃああ…んっ…あんっあんっ……だめぇ、もうらめぇ………ふぁあ…あんっ…」
「んんんー…はぁっ………ひぁっ…ふあっ…」
「…あんっあんっあんっ…く、くるよぉ………ぁぁ…ふぁぁあああああああっ!!」

メデュたんは絶頂を迎える。
もはやなにもできないメデュたんは、体力を使い果たしてがくっと気を失ってしまった。
ペノはそれを感じとると、もう十分に満足したのか、メデュたんを放し、壁にゆっくり横たえる。
そして周りに気配がないことを確かめると、何事もなかったかのように明るみへ出ていった…


数刻の後、メデュたんは目を覚ます。

「ううう、疲れた………お尻も痛いー;」

ふらふらと立ち上がると、近くの湧き水で喉の渇きを潤した。

「うーん!やっぱり湧きたての水(?)はおいしい♪ 疲れてるからなおさらよね〜…」

(でもあれはなんだったのかしら…ああいう生物なのかな?;
(言いようにやられちゃった…気持ちよかったけど……
(…わたしがもう少し大人になったら…あれを従えて……それで………ふふっ……

そんな思いを秘めて、体に残った快楽の余韻に浸りながら、メデュたんは自分の戻るべき場所へ帰っていきましたとさ。。
27名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/05(日) 21:58:01 ID:pvjOGLYk
素晴らしいじゃあないか。うむ。兎に角素晴らしい。
女性モンス萌えな身としては非常に嬉しい。うん、嬉しい。

…で、メデューサって実装されてました?
28名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/05(日) 22:35:09 ID:fwEb7vM6
メデューサcって実装されてたか?
           _、_
      _、_   ( く_,` )  俺らが知るわけないじゃん
    ( ,_ノ` ) /ヽ∽/⌒i
   /ヽ∽/ \  ∨ | |
  /   .V/ ̄ ̄ ̄ ̄/| |
__(__ニつ/  癌崩  /__| |__
    \/____/ (u ⊃

ゴメンナサイ

>>27
お言葉ありがとうございます。
たしかcの効果は石化耐性が15%しかないままだったような…
でもいいんです、メデュたんいるのここだけだから…(´・ω・`)
29どっかの486sage :2005/06/10(金) 04:18:49 ID:C..VzQoM
駄文投下。
♂モンク×時計塔案内嬢
スキルの威力オカシイとか間違ってるとかのツッコミは無しでおねがいしますOTL
30どっかの486sage :2005/06/10(金) 04:20:32 ID:C..VzQoM
今、モンクをやっている俺、名前はエクスといった。
「私は、どこにでもいる平凡な守備兵ではありません。
名前は「名無し」ですけど・・・・
とにかく、お望みとあれば街をご案内してさしあげますよ。」
ふらりとここに立ち寄り、気まぐれに話しかけた時計塔の案内嬢はそういった。
「平凡じゃないって・・・どの辺が?」
聞き返すと、
「案内を聞いてもらえれば・・」
興味をそそられ、俺は聞いてみる事にした。
「まず、南西に・・・」
すごい勢いで案内をはじめた。
一息で、アルデバランの主要施設を紹介してみせた。
息継ぎは無し。一瞬である。
「ほぉー。すごいな」
一言ほめてやると、照れくさそうな顔をして頬をかく。
「あはは、何か人と話すのも久しぶりな気がします」
確かに、今時案内を頼る人は少ないのだろう。
「しかし、なんで名無し?」
「それは・・・えと・・・」
とたんに口ごもる。やはりこの手の質問はしない方がよいのだろうか。
それとも、ただの案内が雑談まで発展するとは思っていなかったのだろうか。
「私・・・孤児で・・・誰も名前付けてくれなくって・・・昔から、あんたとかお前とかそんなよばれかたばっかり・・・だったから」
「ん〜・・・名前・・・欲しい?」
「そりゃ欲しいですけど・・・」
「つけていい?」
「・・・え?」
一瞬、呆気にとられたような顔を見せる。が、しばし考えて、コクリと小さく頷いてから、
「あのっ、あんまり・・・変な名前にはしないでくださいね」
しばらく考えてみる。ありきたりな名前でいいじゃないか。呼びやすい名で。ふと、彼女の目を見る。
綺麗な紫・・・。吸い込まれてしまいそうなその瞳・・・。
「シスト」
「しすと・・・?」
小首を傾げて、こちらを見る。
「ほら、こいつだ」
手渡した物は宝石。紫水晶。
「これは・・アメジスト・・・?」
「アメジストから取ってシストだ。綺麗な紫の目をしてるからな。嫌なら別の名前考えるが・・・」
「あ、いえ、嬉しいです」
心底嬉しそうに、案内嬢、シストは言った。
「あの、すいません」
別の、商人に声をかけられたシストは、決まり文句を言って、街の案内をはじめた。相変わらず自分を名無しと呼んでいたのが気にかかったが、仕事の邪魔をするのもあれだ、俺は立ち去ることにした。

数日後、俺はまたアルデバランに来ていた。
ふらりとシストの所へ立ち寄る。
「シスト」
声をかけると、シストはこちらを振り向き、嬉しそうな顔をした。
「この前は酷いですよ〜。私を置いていつの間にか居なくなっちゃうんですから」
「あぁ、悪い・・。仕事の邪魔かとおもってな」
言って、俺はシストの隣に腰掛ける。橋の下へ足をなげだし、川の方ををむいて座る。
「あの・・・お名前聞いてもいいでしょうか?」
そういえば、自己紹介していなかった。
「俺はエクスだ。シストも座らないか?」
「あ、私・・・は、仕事中なんで・・・」
「そうだったな」
川面をながめ、ぼーっとしていると、後ろからの視線が嫌でも気になる。
おそらく、シストがずっとこちらをながめているのだろう。
ふと、振り向いて目があうと、シストが恥ずかしげに、頬をあからめたりしながら、そっぽを向いてしまう。
可愛いやつ・・・・。
「なぁ・・・。仕事、いつ終わるんだ? 24時間たちっぱなしってわけでもないんだろ?」
「あ、はい、えーっと・・。あと1時間ぐらいで交代の時間です」
「じゃ、二人でどっかいかないか?」
「え・・・?」
一瞬、よくわからないといったように、小首をかしげてこちらを見ている姿が可愛いとおもった。
「ようするにだ、デートのお誘いだよ」
今度こそ、ゆでだこのように顔面を真っ赤にしてしまった。
「あ、あのあの・・・。私みたいなのでよければ・・・よろこんで・・・」

俺とシストはデートをすることになった。
シストは、守備兵の格好のままだったが、それでもよかった。
会話がはずみ、何時しか日がくれはじめたころ、俺とシストはベンチに隣り合って座っていた。
「シスト、楽しかったか?」
「はい。あの・・・お願いがあるんです・・・。もっと、名前呼んでほしいんです」
「わかったよ、シスト」
名を呼ぶと、もっと嬉しそうにしてこちらにほほえみかけてくれた。
31どっかの486sage :2005/06/10(金) 04:21:32 ID:C..VzQoM
さらに数日がたち、俺とシストは何度もデートを繰り返していた。
ある日そんな甘ったるい日常に、ひびが入る・・・。
「テロだーーー!!!」
古木の枝によるテロだった。テロは既に日常となりつつある非日常。
テロの規模は、それほど大きくなかった。いつものように鎮圧に向かっていた。
テロは終わったかにみえた。
鎮圧直前、1人のセージがふざけて、アブラカタブラを使うまでは・・・。
「不明スキルきた・・・・」
「どうせまたチェンジポリンよ〜」
「わかんないわよ・・・。せーの、クラスチェンジ!!」
それは、最悪の結果をもたらした。
そこらをはいずり回っていたマンドラゴラを、あろうことか、バフォメットに変化させてしまったのだ。
テロ鎮圧で疲弊していた人々は、突然のバフォメットの出現に、混乱し逃げ回った。
勇敢に立ち向かった者もいる。
だが、それはバフォメットの鎌によって、あるいはロードオブヴァーミリオンによってうち倒されることとなった。
俺が、テロの現場に駆けつけたとき、バフォメットがあばれていた。
そしてまさに今、シストに鎌を振り下ろそうとしていた。

シストが・・・死ぬ・・・。

そんなことがちらりと頭をかすめる。
「い・・・い・・・いやだああああああああああああああ!!!!」
瞬時に、チャンピオンがする、練気功のように・・・。それ以上のスピードで気弾をつくりだし、爆裂する。
「残影!!!」
バフォメットと、シストの間に入り、鎌の柄を押し返す。
無我夢中だった。考えるのはシストの事、そして、バフォメットをうち砕くことのみ・・・。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!阿修羅覇王拳!!!!!!!!!!!!!!!」
限界を超えていた、身体中の力という力を一撃に注ぎ込んだ。
精神力を注ぎ込むだけでは足りない、俺は、生命力までもその一撃につかった。手の骨は砕け散った。身体は力を失った。
俺が一撃をくわえた後バフォメットは、そこに立っていた。だめだったかと、一瞬諦めが頭をよぎった、がバフォメットがぐらりと傾き、そのまま地面へめり込んだ。倒したのだ。
隣をみると、ぺたりと座り込むシストの姿があった。
足の力が抜けた。俺はその場の、冷たい地面に横たわり、気をうしなってゆく。それがなんと無しにわかった。
近くて遠い所から、シストの悲鳴が聞こえる。
大丈夫、そう言おうとして、声が出ないことに気づく。
俺は、抵抗をやめ、大人しく眠りにつくことにした。

目をさました。俺はベッドの上にいる。見えるのは灰色の天上。
「ここは・・・」
「私の家です」
起きあがると、ベッドのすぐ隣りに、シストが座っていた。
「エクスさん、3日も眠ってたんですよ。プリーストさんがリザレクションしてくれたのに、起きなくて・・・、ホントに心配しました」
シストが、ベッドに腰掛け、抱きついてくる。
「心配したんですから・・・」
俺の胸に顔を埋めて、小さく嗚咽を漏らしはじめる。長い銀髪を、優しく撫でてやるとゆっくり顔を上げ、こちらを向いた。
「ありがとう、シスト」
「もっと・・・。名前呼んでください」
何度も、シストの名を呼ぶ。なおも、不安そうにこちらを見るシストに、俺は軽くキスしてやった。
「んっ・・・」
ぴくりと震え、一瞬身体を硬くするが、すぐ俺に身体を預けてくる。
柔らかい唇を軽く吸い、そっと舌を差し込んでやる。
予想していたのか、キスを受け入れ、こちらの舌へ自分の舌を絡めてくる。
「ふっ・・・ん・・」
シストの頬に赤みがさし、息が少し荒くなってくる。
どれだけキスをしていただろう・・・。ずいぶん長い間の事のようにも、ほんの一瞬の事のようにもおもえる。
シストの口から溢れた唾液が、口の端からつーっと流れ落ちる。
「ちゅ・・・ん・・ぅん・・・」
唇を離すと、つっと唾液が糸を引き、ぷつりと切れる。
「もっと・・・キス・・だけじゃなくて・・・」
「ったく、病み上がりだっていうのに・・・!」
シストをベッドに押し倒す。
「始めたらやめないからな」
こくりと、頷くのをみてから、服の胸元をはだけさせていった。
控えめな胸に手を這わせ、軽く揉みほぐしてやる。
「ぁ、あぅ・・ん・・」
胸に刺激を与えていると、すぐに乳首が硬くなり自己主張をしはじめる。
その乳首を、軽くつまんでやると声が高くなり、息が荒くなっていく。
「やぁ・・・んっ・・ぁん・・・」
ベルトを外し、ズボンの中へ手を入れ、秘所を下着越しに軽く擦ってみた。
くちゅりと、湿った感触。そこはもう、布が役割を果たさないほど濡れていた。
下着とズボンを引き抜いてしまい、指をそこにいれて軽くかき混ぜてやる。
「あっ・・・」
ほんの少し擦るだけで、愛液をとろとろと垂らしはじめるそこは、とてもいやらしくみえた。
そして、俺はもう、我慢の限界が来ていた。
物を取り出し、シストのそこに押し当てて、ちらりとシストの顔を見る。
軽く頷いたのを見て、俺は一気にそこを貫いていた。
「あっ・・・んんんーーー・・・あっあっあっあふっ・・・あんっ・・」
口元からよだれをたらし、喘ぐ姿はとてもいつものシストからは想像できなかった。
中を念入りにかき回し、肉の壁を擦り上げ、強く突いてやる。
「エクスさ・・・名前っ・・・名前呼んで・・・んあっ・・ああぁ・・」
「シスト・・・シスト・・・!」
何度も、俺自身がつけた名を呼んでやる。
「やっ・・怖い・・・イっちゃう・・・あっイっちゃうよっ・・・!ああああああっ!!!!」
すぐに、シストが絶頂をむかえた。
その時の膣の痙攣と締め付けに耐えきれず、俺は膣内へと熱い、白濁した液体を流し込んでいた。
「ん・・・あったかいよぉ・・・」
俺とシストは、そのまま眠りについてしまった。

アルデバランの橋の上、俺は今日もシストと待ち合わせをしている。
彼女は俺以外の者に名を呼ばさない。みんな、名無しのままだとおもっている。
ただ、決まって俺には言う「名前を呼んで」と。
俺は名前を呼んでやる。アメジスト色の目を細め、シストがほほえむ。
あるのが普通。しかし、特別な物・・・。
それは恋人のような物・・・。無い者こそがその大事さに気付く。

これからずっと・・・。俺はシストの名を呼び続けるだろう。
シストを愛する言葉とともに・・・。
32どっかの486sage :2005/06/10(金) 04:24:19 ID:C..VzQoM
以上スランプ中の486でした。
スランプから抜けれませんorz
だれかたすけてくださいorz
33名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/10(金) 17:44:54 ID:TGxmzbm.
取り合えず三点リーダをもう少し減らしてみてはどうか。
もしくは使い方を変えてみる等。
ともかく案内要員にスポットを当てたのはGJでござる。
34名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/10(金) 18:31:43 ID:rTBC74Ac
同じく、三点リーダを読点(句点)にするだけでだいぶ変わるんじゃないかと。
三点リーダは意外と、カットしてより良く通じるところがあったりするので、
校正してみて不必要だと思ったら削除がよいのでは。あくまでひとつの意見ですが。
NPCとの掛け合いなんかの演出はGJだと思います。
35満員電s…暇防衛sage :2005/06/15(水) 12:04:54 ID:oDI5X26s
前スレ434様のアイデアをお借りしまして…
GGの暇防衛してるときのすし詰めな状態で痴漢、みたいな感じのものです。


ヴァルキリーレルム3。普段は静かで人気のないこの砦も、攻城戦の日だけはガラリと変わる。
防衛のために集まった人がエンペルームの階段を隙間なく埋め尽くし、まさにすし詰め状態。
あっちを見ても人、こっちを見ても人、それとペコ。あまりの人の多さに敵も味方も動くことすらままならない。

「…――ひまー…せまー…」
ぼけーっとした声は女のアサシンが発したもの。攻めて来るギルドがなければ仕事がなく、、
身動きも出来ぬ人の波に彼女はすることなく埋もれていた。階段の上のほうでは、ウィザードがストームガストや
ファイアウォールを唱え、プリーストが支援をしているのだけれども、敵の足止めを担うアサ子は
暇で暇で仕方がなかった。しかも、狭苦しい。

「文句言うな。」
頭上で偉そうに男のプリーストが命令する。面白くない気分に拍車がかかり、口を噤んでエンペルームの
入り口を見やった。

「―――……?」
くい……引き締まったお尻のあたりに何かが当たる感触。なんだろうと振り向こうと…出来ない。
人が多すぎて全く動くことが出来ない。だから、気のせいだと思って視線を戻す。

「―――……ぅ。」
さわり……今度は気のせいではないと確信できた。誰かがアサ子のタイツの上から股間を擦っている。
この狭い中で的確に、クリトリスの真上を指で転がしている。視線だけを後ろへと向かわせても
見えるのは人の頭だけで、誰が触っているのかわからなかった。無理に動くことも困難で、もし動いたら
とんでもない方向に歩いてしまうに決まってる。
36満員電s…暇防衛sage :2005/06/15(水) 12:05:15 ID:oDI5X26s
「アソコ濡らしてるだろ?」
誰か……きっと、触っている男、がアサ子の耳元で囁いた。其の言葉のせいなのか弄られる秘所から
じわりと愛液が滲み出す。恥ずかしさに彼女は顔を真っ赤にして俯きモジモジと太腿をすり合わせた。

「なに俺の指挟んでるんだよ、淫乱女。感じてるのか?」
(ち、がぅ……のにぃ――)
足を捩じらせているのは指から逃げようとしているからなのに、曲解され、ますます指の動きが大胆になる。
アサ子が抵抗をしないのを良いことに、タイツの布地をずらして、直接膣とクリトリスを弄りだした。
くちゅぅ……淫らな水音。小さな小さな音なのに、とても大きく聞こえる。ガタガタと足が震えて身体は音に
反応して一気に昂ぶっていく…。

「感じてるんだろ?攻城戦の防衛の最中だってのに、まわり全部人だってのに感じてるんだろ?
お前が濡れてイヤらしい匂いぷんぷんさせてるの、みんな気付いてるかも知れないなぁ?
イっちゃいそうなんだろ?ほら、イけよ。指でクリ弄られてイっちゃえよ。」

囁かれるのは淫らな声。高みを誘う声。高く嬌声があがりそうになったとき、声の主の指がアサ子の唇に入り
声を抑える手助けをした。一際強く早くクリトリスを指で押し擦られて、男の指を噛み締めてはしたなくも絶頂を迎える。

「はぁ…――はぁ―…」
「敵が来てるぞー!エンペ前で突入待機してる、かなりの人数だ、てか無理だなこりゃ!撤退するか!」
「諦め早いぞ貴様!あと少しなんだから粘れるだろ!」
偵察の人の報告に、防衛陣に一気に活気が戻った。魔方陣が足元にいくつも重なり、イってしまって
惚けていたアサ子も慌てて武器に毒を塗る。ほぼ同時に、大勢の人とペコがエンペルームへと
なだれ込み、階段に詰まった人を誰彼構わず殴りながら突撃してきた。
37満員電s…暇防衛sage :2005/06/15(水) 12:06:49 ID:oDI5X26s
(……―――エンペリウムが破壊されました。)

「くっそー、やりやがったな!」
ギルドの集合地点では、みんながっくりと肩を落として装備のチェックやアイテムの整理など
戦いの後始末に明け暮れる。アサ子も、思わぬ体験と、砦を取れなかったがっかり感で
隅っこの方に座っていた。

「元気出せよ。」
印象の強い声をかけてきたのは、ギルドではあまり話すことのない、攻城戦の武器修理兼経費担当の
戦闘BSだった。彼は言葉に続いて、アサ子の乳房を無造作にわしりと掴み、耳元で囁く。

「今度は指だけじゃなくて、俺のでヒィヒィよがらせてやるからな。」
ウィンクだけを残して去る彼。Agi型の彼も攻城戦ではアサ子と同じポジションについていた。
……攻城戦の楽しみが増えて、羞恥心に体の奥をじんわりと湿らせるアサ子であった。


以上です。中の人はすし詰め状態のGvGとか体験したことないので、かなりの部分想像でゴメンナサイorz
38名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/16(木) 22:07:08 ID:t.1rtPZ2
GJ

だが短すぎる!
もちっと長めのを 書 い て み な い か
39名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/17(金) 18:27:23 ID:Ji22QkdU
長編を書いてたりするのですが、連載っぽく投下させてもらってよいです?
若い母親Job50剣士と、思春期入りたての娘アコ志望の親子の錯綜
(親子丼!?)な話です。
拙い文章ですが、もしよろしければ。
4035sage :2005/06/17(金) 19:31:44 ID:DW0PH7mw
>>38
正直短く短くしようとしておりましたorz
折角の美味しいネタだと思いますので、もっと長く濃いのに挑戦してみます。

>>39
まず投下して下さいませ。てか、親子ですか、えろそうですね。
期待しています。
41「憂い愛すること」 Act.1 (1/3) by 39sage :2005/06/17(金) 22:27:43 ID:Ji22QkdU
では、とりあえず投下させていただきます。
ヌケるかどうかは保障しかねますが、なんとかがんばってみます。

------ここから------
私には年頃の娘がいる。名前はシェチャ。

人から見れば私だって未熟者の若輩で、確かに結婚の適齢期を見れば丁
度いいのかもしれないけれど、まだまだ他の女に遅れを取らないくらいの
若さのはずだ。肌の折り返しもあと一歩先の話だと思う。
シェチャは、恋についてなんたるかをだんだんと分かってくるくらいで、まだ
まだ尿の臭いの取れない、未成熟のボディラインをしている。でも、一切の
肌トラブルを抱えていないほどのすべすべで瑞々しい体をしているのは、
今の私からすればうらやましい。
シェチャはまだ乳房もろくに発達していない。いえ、そう見えるだけで、ちょ
っと乳首は自己主張を始めているし、たぶん触ればやわらかな脂肪を少し
ずつたたえ始めているのが分かると思う。人並みよりかなり大きな胸のあ
る私。その娘なのだから、そろそろその兆しが見えても不思議はない。

お母さん。
この若い母親の私を、シェチャはそう呼んだ。ちょっと老けてしまったように
聞こえて最初はショックだったけど、シェチャが私に対して深い畏敬の愛情
を持っているのだと、日々付き合う中で知る。
宝物だ、かすがいだ、授かりものだ、といった表現が薄っぺらで軽々しく感
じた。でも、私に適切な表現を考えるだけの頭がなかった。
たった一人の、絶対に失いたくない、絶対に悲惨な目にあわせたくない、目
に入れても痛いなんて思ったことの無い私の愛する一人娘。
誓って、私のような生い立ちはさせまい。特に、あんな苦しい思いだけは。

私の親は、私が幼い頃に作った借金に悩んでた。別にどちらかの親が浪
費してこしらえたものではなくて、長い日照りと反動の大雨で、その年は作
物が実らず、凶作ではないといっても、生活を成り立たせるだけの収入に
は半分も満たなかったためだ。工面するお金も、周りみな似たような状態
で、借りるに借りられなくて、父親は地元の金貸しから足りない分を借りた。
その年は持ちこたえたものの、次の年は虫に祟られ、さらに深刻な作物の
害を受けた。ロッカーなんかのような愛らしいバッタならペットにもできるけ
ど、食い荒らしたのはイナゴ。あれは、農家の敵以外の何者でもない。さら
に高いお金を借りることを余儀なくされるものの、昨年の借金を返すことも
ままならなくて、どうにも首が回らなくなってしまった。
私の家は6人もきょうだいがいたが、女の子は上から2番目の私と、まだ乳
飲み子だった末の妹だけ。食い扶持を減らし、借金を減らすために、私は
借りたお金の担保として、また借金を返すための労働力として、街に売ら
れることになった。そう、表面上は。
当初はどこかのお店の下働きになるのだと親に聞かされて、やむをえない
んだという思いで覚悟を決めていた私だったのだけれど、私が晒された環
境は、そういった清純な労働力とは全くかけ離れた、心無い大人の満たさ
れぬ欲情を払うための、卑しい自己犠牲を強いられる場所だった。
まだ、今のシェチャと同い年くらいの頃だった。
42「憂い愛すること」 Act.1 (2/3) by 39sage :2005/06/17(金) 22:28:28 ID:Ji22QkdU
明かりも十分じゃない、古びた娼館の片隅の部屋で、私は接客を強いられ
てた。
無理矢理こじ開けられた口の中に、鼻がもげそうなペニスが押し込まれる。
口が苦かった。でも口から苦さをこぼそうとすると、相手の男は私の乳房を
強烈に踏み潰した。まだ幼い私の鳩胸は直に肋骨を激痛にゆがませ、勢い
で私は床の上で跳ね上がるほどに打ち付けられた。
「おまえは、自分がどういう立場かわかってるのか?」
硬い右のかかとが私の鎖骨を打ち上げた。ひびが入ってしまうのではと思
うほどに、痛かった。
「ぐぅぇ、そ、そんなこと、いっても、こんなこと絶対……ひぎゃぁぁっ!!」
私の髪をわしづかみに持ち上げる。頭皮が剥がれてしまいそうで、声は痛
みに飲み込まれてしまう。
「ひぁぁぁ……っ! すみません、もうしわけありません」
「いいか、性根いれて奉仕しなかったら後でおまえの主にいいつけるから
な。ちゃんとやれちゃんと」
「は、はひ……」
もう、生き地獄そのものだった。その地獄の始まりをひり出す醜く汚らしい
赤黒の亀首を、私はさも甘くて美味しい飴を欲しがるように舐めて、しゃぶ
って、口の中に含んで吸わなければならなかった。
私の舌先が苦味をこそぎ落とすたびに、それは口の中で別の生き物のよ
うにびく、びくとはねた。あふれる液が、縦に閉じられた中からあふれて、
唾液にまじってさらに悪心を呼び込んでくる。
「やれば、できるじゃないか。そんなに欲しいくせに嫌がるなよ」
口内から、この不快な熱さを持つ肉の塊を追い出すように舌を突き出そう
とすると、彼は突然私の頭を両手でつかんで、無理矢理喉の奥にねじり
こんできた。
「えっ、ぐ、ぐぅぇぇぇ」
こらえきれないほどの強烈な嘔吐感にえづいて胃を絞ってしまう。でも、
何もでない。昨日の夕方にここに売られてから今朝まで何も食べていな
い状態ですぐにペニスの奉仕をさせられているのだから当たり前。粘膜が
逆立ちして、私の上半身はこらえることを許されない悶えにさいなまされた。
でもその私の喉の動きが逆に男の先を強く締め上げているようで、男がそ
れにこらえが効かないほどの快感を与えたみたいで、やつは私の喉を激
しく責めるように腰を打ち付け出した。
息苦しい。まだ経験の薄い私には常軌を逸した、口淫のディープスロート。
甘受した客の男の先がびくびくと脈打って、喉の奥に生ぬるい白濁を叩き
つけた。
「ぐ、げっふ、げふうっ」
「吐き出すなよ。飲み込むまで抜かないからな」
無茶苦茶だ。今の汚れた液は、私の肺にほとんど送り込まれてそうだった。
もっと強く咳きこみたかったのに、めいっぱい私の口を占めている赤黒は勢
いを失わずにありつづけた。しばらく咳ができなくて、完全に息を詰められて
た。私は何度も喉を鳴らそうと試みたけど、彼が腰を少しだけ引くまで、まっ
たく叶わなかった。
無理矢理咳き込んで、痰とともに吹き上がった精液は鼻のほうに逆流する。
私は我慢して、すすった鼻から胃のほうに送り込むように、精液を飲み込ん
だ。
喉を通る、気持ち悪い苦味に、胃液ごと精液を吐き出したかった。
「うぅぅ……」
口内の戒めを解かれた私の口からは、胃から押し出されたようなうめきしか
出なかった。精液を吐き出したかったけど、全身がぐったりとしていうことを
聞いてくれなかった。身勝手な男の口からは、「かわいい口の中ですごく気
持ちよかった。今度来た時もハティエトちゃんを指名するからね」と、さっき
までの形相からは考えもつかないほどの軽々しく、いやらしい響きの声が
発せられる。
もう、苦しさと嫌悪と、怖さと悲しさで、こらえられるはずのない涙がぼろぼ
ろあふれて止まらなかった。嫌だよ、こんなの、嫌だよって、何度も心の中
で叫んでた。口に出したら、もっとひどい目にあうから。
43「憂い愛すること」 Act.1 (3/3) by 39sage :2005/06/17(金) 22:29:11 ID:Ji22QkdU
目覚めが最悪だった。口の中があのときの苦味でいっぱいだった。でも、
シェチャのためには、少しくらいは我慢しなくてはいけない。
「お母さん、今日はどこまでいってくるの?」
朝ご飯に、向かい合った娘のシェチャが何気なく聞いてくる。別に今まで
とは別の場所までいってくるわけじゃないし、私も別の場所に行くときは
ちゃんというようにしている。
何かあるのだろうか?
「いつもとかわらず、アサシンギルド前に行ってくるよ。今日何かあるの?」
「ううん、別に。そっかぁ。お母さんいつもごめんね、私が聖堂行きたいって
いったせいで余計なお金使わせちゃって」
「いいのよそんなこと気にしないで。その分私もがんばらないといけないっ
て思うんだから」
娘は最近、プロンテラの大聖堂に通い始めた。私の後姿をいつも追ってい
た彼女は、将来アコライトになって私を助けるのが夢、だなんて小さい頃か
らいつもいつも言ってた。そして、シェチャはそれを今かなえる第一歩を踏
み出してるんだ。母親として、彼女の夢を後押しすることはこの上ない幸
せのひとつ。
でも、シェチャは改めてこうして聞く理由を秘密にしていた。
「だけどねシェチャ。お母さんに隠し事はだめよ」
私はそれを親として、知っておきたかった。
「わかってるよー本当にあやしいことじゃないもん」
あやしいことじゃないなんて、あやしいなんて私はひとこともいってないよね?
かまかけてもいないのに藪から蛇を出してしまうシェチャ。
「あやしいの?」
「う……な、ちがうもん」
「あやしいんだ」
「ちがうんだってば。お母さんそれ以上聞いたら口聞いてあげないからね」
「あーあーあー、ごめんなさい、お母さんもう聞かないわ」
シェチャと口を聞けなくなる不安をつかまれると、どうも何もできなくなってし
まう。こっけいな話だけど、私もわけがわからなかった。でもそうされるのが
とても不安で怖かった。最近はシェチャもそれを知ってか、わざわざそうい
うことを持ち出しては、私を困らせる。
これじゃあ、親が親の責任を果たせないじゃない。私は、自分の無力さと、
握られてしまった弱味にうなだれるしかなかった。
「あ、もうこんな時間、お母さん、今日ちょっと遅くなるかもしれないから、
鍵おねがいねー! ああーやばいよやばいよー遅刻だよー、いってきま
ーす!」
「いってらっしゃい」
あわただしくカバンを取りに行くシェチャ。シルバーブロンドのショートカット
が走るたびに持ち上がる。ちゃんとそばで育てると、こういうふうに育つもの
なのかなという関心も含めて、日々を追って成長していくシェチャの姿に、
私はほほえましさを感じずにはいられなかった。
そっか、遅くなるのか……って、聖堂での教導の終了時間は私が帰るより
あきらかに早い。それなのに、なぜ鍵を私に預けるんだろう。
「あのこ……やっぱり何か隠してるわ」
私は本当に、親としての無力さを実感させられていた。
44「憂い愛すること」 Act.1 あとがき by 39sage :2005/06/17(金) 22:29:59 ID:Ji22QkdU
とりあえず今回はここまで。
ペース落とさずに終わりまでいければいいなぁ。
45名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/18(土) 20:22:40 ID:oq7ZOp96
改行が変だ。読みにくくてかなわん
46「憂い愛すること」 感想へのレス by 39sage :2005/06/18(土) 21:50:44 ID:b0x6coYQ
そろそろ次を投下しようかと思うのですが、とりあえずレスれす。

>45さん
ん〜、改行のタイミングを間違えているということでしょうか?
もし、無理に改行入れなくてもよさげなら、そうしたほうがいいのでしょうか?
47名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/18(土) 22:45:45 ID:a4AUl3ts
>鍵おねがいねー! ああーやばいよやばいよー遅刻だよー、いってきま
>ーす!」
普通、これなら一行で書くんじゃない?
つまり、無理に右を揃える必要は無いかと。
文節とか、なるべく意味の区切りで改行した方がいいんじゃないかな。
48名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/19(日) 02:21:48 ID:0lzczmJg
たしかに、文節で区切って右でそろえるとかはやらないほうがいいですね。
公文書ではないんですから。
あとは段落で一行開けるとか、はじめの分は一文字下げるお約束は必須だと思う。

中身以外の所で読みにくいのはもったいないからね
49名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/19(日) 02:28:23 ID:/bgpcdvw
ブラウザを最大化して自分の投稿文を読んでみたらどうだろう?
俺も昔SS書いた事があったのだけど、自分のテキストエディタが自動で折り返すようになってたから
それに合わせて改行入れた事あったけど人によっては見る環境も違うんでそういうのはよろしくないらしい。
50名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/19(日) 11:09:59 ID:jGFd5MEo
ローズたんキター!
51名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/19(日) 13:18:20 ID:KvxF2dyI
ブラウザ最大化って言っても、画面サイズとかで変わってくるからなぁ…
52名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/19(日) 21:47:34 ID:dn0WUn/.
誰もが見やすい書き方は今のところ無いからねぇ。

Webブラウザから見る場合、
折り返しはブラウザに任せておいて改行は段落ごとに入れた方が良い。
禁則処理も自動的に行われる。

2chブラウザから見る場合、
一行が長くなりすぎないように適当な間隔で改行を入れた方が良い。
この適当な間隔は人によって異なるので、そこで、以下の行を基準にする手もある。

** 名前: 名無したん(*´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2005/06/19(日) 13:18:20 ID:********
53名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/19(日) 23:28:18 ID:KvxF2dyI
とりあえず、おまいらの画面サイズ晒そうぜ。ちなみに俺は1024×768。

大体のサイズ知っておくと改行頻度とかの参考になるだろうし、
画面サイズの都合で意図してない所に改行入っちゃうのは悲し
い。
↑場合によっちゃこんな事になるし。
大体どの位の長さで改行するかは書き手の裁量で良いと思う。
54名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/20(月) 00:40:05 ID:n745ds2w
>>53
フォントサイズ・・・。

その基準をここで作るのは難しいでしょ。
55名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/20(月) 07:52:55 ID:wEHdKWko
私は2chブラウザで鯖に優しく。

ヘンなとこの折り返しっていうと、例え
ばこんな感
じに改行がでて、読みにくくなってしま
う。

文をぶちぶちっと改行するより、
文節や文の終わりだと、
多少見やすい。
56名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/20(月) 07:53:39 ID:eYPVyPc6
他に読み難いって言われてない文を参考にすればいいと思う。
57名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/20(月) 16:32:56 ID:hGOQTxX.
おまいら優しいな
そんなおまいらが大好きだ
58名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/20(月) 23:30:25 ID:j2oR.yac
俺だって大好きさ
だからネタをくれ
こう、萌え上がり自然と文が湧き上がってくるようなネタを
5939sage :2005/06/21(火) 12:31:46 ID:wsfyQRE6
なるほど。
ご助言さんくすです><
そうなると、ACT.1を再投稿したほうがいいかな?
なんてか、このままほっとけない気が……
60名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/06/21(火) 20:38:18 ID:Y5vN0fK6
同じ文章をあげるとゴタゴタの原因になるので避けたほうが良いと思います。
なので、続きを書いた時に、纏めて圧縮して上げるというのはいかがでしょうか?
6139sage :2005/06/21(火) 21:08:35 ID:wsfyQRE6
>60
了解。
とりあえず、そーとー長くなりそうなので、こないだ流したのは予告編みたいな
形でおいといて、出来上がったのを圧縮していきますね。

では、またのちほど><
62名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/06/22(水) 03:11:25 ID:Wbqsg2Us
新作が来たのかと思っちまったぜ(1/20)
63名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/22(水) 18:09:04 ID:v3YkKNI.
(2/20)
64UnTitled(1/3)sage :2005/06/22(水) 22:30:18 ID:RmUqeXgU
駄文ながら晒させていただきます。

―――――――――――――――――――――――――

私はちょっと変わった製造BSのシェリル。
最近彼からのプロポーズを受けて、ギルドの皆にも冷やかされる毎日を送っている。
彼の名前はラインといい、Agi特化の騎士をしている。
強くて、優しくて、誰にも優しい彼はギルドのみんなの人気者だった。
それなのに、彼は可愛いプリさんでもなく、綺麗なダンサーさんでもなく、BSの私を選んでくれた―…

「じゃあ行って来るよ。夜にはまた帰ってくるからね。」
婚約してから、私達は彼の家で同棲することになった。
家を任せておける彼は毎日のように廃鉱に篭っている。
お金を稼ぎつつ、製造の材料を調達するには其処がベストなのでしょう。
私は彼が廃鉱に篭っている間、彼のドロップを売ったり、露天をしたりしてこつこつお金を貯めている。
結婚するにはたくさんお金が必要なことはわかっているけれど、婚約したての私には何分退屈すぎる。そんな時間が毎日流れていった。

彼は帰ってくると必ず頬にキスをしてくれる。
彼のキスはとても優しい。優しすぎて何処かもどかしいくらい。
でも、それ以外は何もしてくれない。してほしいことが一杯あるのに、彼はいつも寝てしまう。
疲れているのはわかっているけど、何処か…切ない…

今夜はいつもより彼の帰りが遅い。
ベランダから見下ろした街はもう人通りはほとんどなくなっていた。
ふと時計を見ると、もう日付が変わりそうだった。彼からのWisは…無い。
夜の街を見ていると、何故か寂しさがこみ上げてくる。
私は寂しいときは決まって1枚の写真を取り出す。
彼にプロポーズされた日の写真だ。
私はしおれないバラをいくつも抱え、彼と二人で並んでいる。
私は写真の彼の顔を指でなぞった。
「ねぇ…私がもっと柔らかい髪をしていたら、貴方は私の髪を撫でてくれるの?」
ぽとり。涙が一つ写真の上に落ちた。写真の彼は答えてくれない。
「ねぇ…私がもっと可愛い顔をしていたら、貴方は私の唇にキスをしてくれるの?」
ぽとり、ぽとり。写真が涙で濡れていく。それでも写真の彼は答えてくれない。
「ねぇ…私がもっと綺麗な肌をしていたら、貴方は私を抱きしめてくれるの?」
弱音を零すたび写真は涙に濡れ、全てを言い終える前に私の視界は涙で閉ざされていった。
きゅっと下唇を噛み、涙を堪えようとする。
もうじき彼が帰ってくる、こんな顔は見せたくない。
けれど、どうしても涙は止まってくれない。
小刻みに震える私の肩に、突然暖かなものが触れた。
振り返らなくてもわかる。これは彼の暖かさ。
突然後ろから抱きしめられた私は、もう動くことなどできなくなっていた。
65UnTitled(2/3)sage :2005/06/22(水) 22:31:40 ID:RmUqeXgU
「…何時からいたの…?」
ポツリと、私は涙声を零した。
「写真取り出した辺り、かな。」
彼の言動は落ち着いている。けれど、腕の力が強まっているのを感じる。
「盗み聞きなんて、いい趣味じゃないね…」
寂しさを皮肉った私の言葉。今はとても幸せなのに、こんな言葉しか出てこない。
「悪かった。でも、そのお陰でお前のことが少しわかった。」
如何してそんなに落ち着いているの?何がわかったっていうの?
言葉に出す前に、身体が動いてしまった。
彼の服をきゅっと掴み、胸に顔を埋める。
「何がわかったっていうの…バカ…」
力なく彼の胸板を叩く。それでも彼は優しく私を抱きしめてくれた。
「例えば…今お前がして欲しい事とか…かな。」
いうなり、彼は私の顎を引き寄せて唇にキスをしてくれた。
長い長いそのキスは、とても暖かく感じられた。
一度互いの唇を離し、彼の顔を見つめる。
彼は少し赤く染まった顔で微笑んでくれた。
「もっと早くして欲しかったよ…」
今度は私から彼にキスをする。このまま時が止まってくれたらどれだけ嬉しいだろう。
そんなことを考えていると、つい涙が零れてしまう。
それとほぼ同時に彼は私の頭に手をやり、髪を撫でながら舌を割り込ませてきた。
「…ん、っ…ふぅ…」
篭った吐息が零れる。互いの舌が交わる度、不思議な感覚が全身を走った。
口から伝わる快感に身体が振るえ、目は虚ろになっていく。
それでも、彼はその深いキスを止めようとはしなかった。
ようやくキスが終わると、私はぺたんとその場に座り込んだ。
初めての快感に腰が抜けてしまったのだろう。足腰に全く力が入らない。
そんな状態の私を、彼は優しくベッドまで運んでくれた。
人に抱かれて移動するなんて、思っても見なかった。

「きゃう、っ…ん、ん、ちょっ、ライ…ぁっ」
呆けていた私の頭に、突然強い快楽が叩き込まれた。
人並みよりは大きい私の胸に、彼の手が添えられている。
「悪い、痛かったか?」
お決まりな科白を言いながらも、彼は私の胸を刺激し続ける。
終には服をずりあげ、胸を露にされてしまった。
「痛くない…けど、恥かしいよ…」
「そっか。ま、もう少し我慢してくれよ。」
言うなり彼は直接私の胸を刺激してくる。
66UnTitled(3/3)sage :2005/06/22(水) 22:32:29 ID:RmUqeXgU
優しく揉んだり、先端を摘んだり、終いには舌で転がされ、どうしようもない快楽が頭に響く。
「あっ…は、ぁ、ふぁ…んぅ、っ!」
声を抑えることができずに、嬌声を上げ続けた。
「さて、それだけ感じてくれてるなら、こっちのほうもいいかな?」
彼は口では胸を刺激しながら、私のカットジーンズに手を伸ばした。
するっと器用にそれを脱がした。濡れた下着が月明かりに照らされている。
それだけでも恥かしいのに、彼はその中に手をいれ、秘所を蹂躙し始める。
くちゅり、と湿った音が部屋に響く。
「そこ…は、あっ、だめ、きたな、いっ…んっ!」
まるで私の感じるところを探るかのように、彼の手が細やかに動く。
突起に触れた瞬間の私の反応を彼は見落とさず、其処だけを執拗に攻め始めた。
「ひ、ぁ、あーっ! そこ、だめぇ…!」
「可愛い声、もっと聞かせて…?」
邪魔な薄布を取り払い、露になった其処にそっと口付けをされる。
指でされるのとはまた違った快感に頭が飛んでしまいそうになる。
蜜を吸われ、太腿に擦られ、突起をに歯を立てられた瞬間、私の中で何かがはじけた。
「いや、あ、だめっ、ん、ん、ひぁっ!?あ、あ、ああぁぁぁぁ!!」
絶頂を迎え、背筋を反り帰す。ビクビクと全身が痙攣し、そのままぐったりとベッドに仰向けになった。
「気持ちよかった?でも、次は一緒に…な。」
未だヒクヒクと動く秘裂に、彼の熱い肉砲が押し当てられる。
くちゅり、と水音がした瞬間、私と彼は一つになった。
「痛ッ、あ、ああぁぁぁぁ!」
一度絶頂を迎えていた身体は痛みよりもむしろ快感を強く感じ、異物感もそれほど感じなかった。
「ごめんな。すぐ、終わるから。」
彼がゆっくりとピストンを開始する。快感と気持ち悪さが混ざった奇妙な感覚に頭が真っ白になっていく。
「っ、ふ、あぁ!いっ、ん、っ…」
徐々に彼の動きが早くなる。愛汁に濡れた肉壁は彼を求めうねり、彼もそれに呼応するように動きを強めていった。
最奥を激しくノックされ、二度目の絶頂が近づいてくる。
「…っ!出すぞ、シェリル!」
「来て、ライ…!中に…っ、あ、んっ、ん、んんぅぅぅぅぅ!!」
お腹の中に熱い衝動を感じるとともに、私は二度目の絶頂を迎え、意識が飛んでしまった。
意識を失ってもなお、秘所はひくつき、混ざり合った愛液を吐き出していた。


翌朝遅く、私は目を覚ました。
服は着ていなかったけど、身体は彼が拭いてくれたらしい。
身体には愛液の一滴すらついていなかった。
「おはようシェリル。よく眠れた?」
あんまり彼が優しく微笑むから、夢じゃないかとも思ったけれど、これは現実。
夜のことを思い出し、少し赤面した私に彼はとんでもないものを見せてくれた。
「…これって、スケルワーカーカード!?」
「見たらわかるだろ。これを売って、早く結婚しよう。」
以前にも結婚しようと言われたが、愛する人からの求婚の言葉は何時聞いても嬉しいものだった。

二人で並んで露天を立てて、スケルワーカーカードただ一枚を売る。
「売れたら結婚します」
なんて露天を立てたら皆が祝福してくれた。
カードもすぐに売れて、結婚資金にはあまるほどのお金が手元にはある。
「なあシェリル」
「え、なぁに?」
お金を数えている私の後ろから彼が声をかけてきた。
すぐに振り向くと、彼は突然キスをしてくれた。
「愛してるよ。今までも、これからもずっと。」
往来で長い、長いキスをされ、顔は真っ赤に染まっていた。
周りから「お幸せに」とか口笛や冷やかしが聞こえたけど、もう彼の言葉以外は耳にに入りそうに無い。

今日もまたプロンテラの大通りの一角で、一組の夫婦が長い長いキスをしている――…。
67名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/22(水) 23:25:32 ID:jLRVQDtg
とりあえずGとJを送ろう
68名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/23(木) 10:54:19 ID:WXmTsLDE
甘っ・・・・。
でもこういう甘〜いストーリーは大好きだ。
GooDJoB!
69名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/23(木) 12:31:08 ID:pBfQ3GBU
いろいろ課題はあるが多くは望まない。

64とこの両名にGJの祝福を送ろう^−^
70名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/23(木) 18:01:35 ID:wC7yMcZY
( ´,_ゝ`)ノ =====卍 駄作 卍 シュッ
71NOISE-1[1/5]sage :2005/06/23(木) 18:02:05 ID:wC7yMcZY
天空が月の加護をなくした頃。
古ぼけた教会の崩れた屋根から見える風景は、まるで・・・そう、まるで無数のカラスで埋め尽くされているような・・・そんな錯覚を覚えるぐらいの厚ぼったい闇。
そこには空気ではなく、もっと質量のある粘質な物のように、教会内部と外界を遮断していた。

「あー嫌だ嫌だ。こういうしみったれた夜はいけねぇ。」

そういいながら荷物を床に乱暴におろすと、こ汚いホコリが自分の顔まで舞い上がって渋面する。

「こんな日だからLoDなんてやっかいなモンが出てくるんだ。」

顔の前で手を左右に動かしてホコリを追い払いつつ、やれやれと自分の休める場所を探してあちこちに視線を飛ばす。

年は30歳手前か。
漆黒の髪に映える翡翠色の瞳が彼が異民族の間に生まれた子であることを象徴している。
歩くと地響きでも起こしそうなどっしりとした体躯。
上着の前ははだけたままで、そこから見える部分にはびっしりとした肉の鎧をまとっている。

彼らのことを人はこう呼ぶ。

一撃に全てを賭けて戦う――阿修羅型モンクと。

攻防戦の際にはその威力を遺憾なく発揮し、一度対峙したもので生き残れるものはわずかであろう。
BOSSモンスターと呼ばれる最強クラスの敵であっても同じである。
敵が強ければ強いほど彼らは最高の力を披露するだろう。

たが、彼らの平常狩りは極めて地味な単純作業である。
STR-INT型故避けられる訳でもなく、VITも中途半端なのでスキル攻撃にも弱い。
したがって狩場がかなり限定されてしまうからだ。
PTを組むことも稀であるため、だんだんと身だしなみに気を使わなくなり、いつしか「阿修羅モンクはモテない」と噂されるまでになってしまった。

彼もまた例外に漏れず、ここ数ヶ月間亀D1Fでひたすら亀を狩る毎日を送っていた。

容姿も中の下程度だし口下手で不器用。
口を開けば「オヤジギャグ」「寒い」と揶揄される始末。
三十路が見える今日まで女性には全く縁がない。
若い頃はモテたいと思ってオシャレを研究してみたり、意中の女性に果敢にアタックするも見事玉砕。
最近ではすっかり諦め「自分は生涯独身貴族を貫くぜ」と豪語している。

今日も亀でたまった収集物を換金するついでに首都に寄った帰り、枝で召還されたであろうLoDを人の少ない場所まで誘い込んで、阿修羅をキメて倒した帰りに休息の場所を求めてここまでたどり着いたのだ。

SPもHPも使い果たしてしまってへとへとである。

早速着替えて寝仕度をしようと、携帯ランプに火をともしズボンを下ろした時、部屋の隅にいる人影に気がついた。
72NOISE-1[2/5]sage :2005/06/23(木) 18:02:59 ID:wC7yMcZY
「ぉうわぁぁぁっ!!??」

足から抜いてなかったズボンが枷になって盛大にこける。
受身も取れなかったので正直かなり痛い。

「な、なんだっ!?誰かいるのかよっ!?」

そんな自分のクリティカルなミスと、不気味な雰囲気にすっかりたじたじになって、出てくる言葉も噛みまくりである。

「・・・お願い。」

人影が動く気配が伝わってきた。

「・・・っ!?」

背中に冷たい汗が一筋流れ落ちる。
携帯ランプの心もとない明かりが、近寄ってきた人物の足元から徐々に明らかにしていく。

「・・・お願い・・・助けて。」

今にも消え入りそうな弱々しい声。

黒いひざ下の編み上げブーツ。
同じく黒いガードル。
赤いレオタードのような衣装。
黒い手袋・・・。

頭の中に見覚えのあるモンスターが浮かんでくる。

『まさかっ、こんなところで。』

鈍く光る赤い翼。
意外にも控え目な胸元。
清楚な顔だちに淡い金髪。
魔族を象徴する金色の角――。

「っていうか、なんでサキュバスが教会なんかにいるんだよぉぉぉぉ!!!」

半ケツ男の悲痛な叫びが暗い空にこだました。
73NOISE-1[3/5]sage :2005/06/23(木) 18:03:27 ID:wC7yMcZY
――しかし、何もおこらなかった!!

「・・・助けて」

まだあどけない顔をしたサキュバスが小さく震えながら彼に救いの手を求めている。
そのつぶらな瞳は今にも零れ落ちんばかりに涙をたたえ、頬はすっかり血の毛を無くして蒼白である。
彼はすっかり混乱している。
魔族ともあろう者が何ゆえ教会にいて、しかも聖職者のはしくれである自分なんぞに救いを求めてくるのか。

「お願い・・・」

幼いサキュバスが震えながら手を差し出す。
彼が躊躇していると彼女の体がひざから崩れ落ちていく。

「――っと、あぶねぇ」

思わず本能でその体を抱きとめてしまう。

『ああぁぁーー!!!俺って何やってんだモンスター相手に、もう殺される絶対殺される』

冷や汗が体中から流れているのが判る。
しかし、いくらこっちが冷や汗を垂らしても、当のサキュバスは一向に起きる気配がない。
不安になって胸に手を当ててみると、心臓はしっかり脈動していたので思わずほっとしてしまう。

「何ほっとしてるんだ俺は。」

と独りぼやいてからハッと気がつく。
レオタードの上からサキュバスの胸を思いっきり触ってしまっている。

「や、やわらけぇ・・・って違うっ!!」

なんでもうすぐ三十路の俺が、こんなょぅι゙ょサキュバスにイタズラせんといかんのだっ。
と思いつつ、なかなか手を離しがたいのも事実で。
何せ女体に触ること自体が○年ぶり。
ましてやこんな接近戦とか、マジアリエNEEEE!!!ってやつでして。
・・・ゴメンナサイ。正直飢えてます。

と頭の中でグルグル考えながら、レオタードを少しずつ横にずらしてしまうイクナイ手であった。
74NOISE-1[4/5]sage :2005/06/23(木) 18:03:51 ID:wC7yMcZY
ぽろっ。

まさにそんな感じでぷるぷるのおもちのような乳房が眼前に現れる。

『Oh!神よっ!!!』

俺は今まで一度も信じたこともない神に感謝しながら、この幼い乳房をいじめてみることにした。
手の平で包むとむにっとした感触でふわふわしていて非常に柔らかい。
それに肌がすべすべしていて自分の手のひらに吸い付くようだ。
正直触ってるだけで普通に気持ちいい。

「これ、まじやべぇって。」

思わず息を荒くしつつも、サキュバスを起こさないようにそっと先端をつまむ。

「ぅんっ・・・」

サキュバスの体がびくっとなって起こしたかと思ってどきまぎしつつ、今度は唾液を乗せた舌先で優しく転がしてみる。

「ふぁ・・・んん」

切なげな声が漏れるもののやはり覚醒はしない。
そのまま先端をゆっくり舐めころがしていると、すぐに硬く屹立してくるので、それを今度ははじくように舌先で弄ぶ。

「ぁ・・・あぁっ」

声が、姿が俺を興奮させて、思わず彼女の大事な場所に手を伸ばす。
乱暴にレオタードを剥こうとしたところで、はたと正気に戻る。

「い、いかんいかんっ!魔族相手にナニやってんだ俺は・・・」

むき出しになった胸をすばやくしまって、床の上にしいた薄い毛布の上にサキュバスの体を静かに置くと、そのまま毛布で体を包み込む。
その間も俺のムスコは勃ちっぱなしで、ズボンの中で擦れてかなり痛かった。

「はい、もう寝る寝る!!」

そう自分に言い聞かせて、必死で羊を数えだす。
ギンギンに勃ったムスコは超不機嫌だったが、数十分もしたらすっかりおとなしくなり、俺自身も思い出したかのように疲れを感じて意識がまどろんでいった。

『・・・あはっ♪』

夢の中で俺とょぅι゙ょサキュバスは一緒にお花畑で遊んでいた。
なぜか二人とも裸だったが、夢だから別に不思議でもなんともない。
俺もすごく楽しかった。

そしてなんだか暖かくて・・・気持ちよくて・・・。

・・・ッ、んっ・・・ピチャ、ピチャ。

ん、じゅっ・・・ちゅる。

気持ちよくて・・・ん・・・?

薄っすら目を空けると、ょぅι゙ょサキュバスが俺の腹あたりで熱心に何かをしていた。
彼女が頭を動かすたび、俺は気持ちよくて、だんだん上りつめていって。

「・・・夢か?」

俺の言葉にサキュバスが顔を上げる。
その拍子に俺のモノと彼女ょぅι゙ょの口元を銀色の糸がつないだ。
75NOISE-1[5/5]sage :2005/06/23(木) 18:04:09 ID:wC7yMcZY
「・・・お願い」

そう言うと彼女は再び俺のムスコをしゃぶり出す。
なんて気持ちのいい夢なんだ・・・もぅ・・・イキそ・・・。
ムスコがびくびく震えだして、思わず腰を持ち上げたくなる。
あぁ、もっと奥まで入れてぇなぁ。

「・・・んんっ」

彼女が俺の玉を軽く撫でると、もう一気にイっちゃいマスコーナーに差しかかって。

『まて・・・まてよ。これ夢か?まじ夢なのか??』

「ぁぅ・・・」

うっとりした目で俺を見上げて儚く微笑むょぅι゙ょ。
そして、口いっぱいまで俺自身をほおばって、舌を絡ませて、唾液だらけにして竿を手ですばやくしごいて・・・。

「まて・・・まてまて・・・いかん!!出しちゃ・・・』

「まっ・・・バカ、おまっ」

「ぇ?」

『ちゅぷっ』と俺の言葉に思わずムスコを口から出すサキュバス。

『出すなぁああぁぁああぁぁあ!!!!???』

どっぷぅっ!!・・・ぴゅっっ!!ぴゅっ!

俺の意思とは関係なく、白濁液が容赦なくも彼女の純粋無垢(サキュバスだからそんなことはありえないと思うが)な顔を汚す。
きょとんとしたょぅι゙ょサキュバスがこっちをジーっと見つめている。

『オーマイゴッド』

俺・・・ち○ち○ぶった斬られちゃうんちゃうか。(滝汗


つづく。
7670-75sage :2005/06/23(木) 18:08:15 ID:wC7yMcZY
>72 同じく黒いガードル。 → 同じく黒いガーターベルト。

素で間違えてます。
っていうかストレス解消に書いているのでかなり文章荒いです。

萌エロスレに珍ネタ好きな私がきましたよ。
77名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/23(木) 23:42:27 ID:gmc4fZ7U
こういうバカっぽい主人公、大好きですよ
非軟派系モンクGJ
78名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/25(土) 12:51:05 ID:H1OzD9KU
純愛和姦もいいが、こういう笑えてエロイのも好きだ。
続きを是非…(土器土器
79名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/25(土) 15:27:58 ID:S68AI.os
しかし神を信じたことのないモンクってどうなのよw
80名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/25(土) 19:45:54 ID:KgHJcgu6
>>79

神を信じないって書いてたか?
81Drowzee(0/4)sage :2005/06/26(日) 00:22:36 ID:KzeKUTrg
お久しぶりです、以前♂Wiz×♀クルセの長編を執筆したものです。

しばらく来れなかった間にまとめサイトに投票所が出来ていてびっくり、
自分の作品が上位に入っててさらにびっくり。
1スレ目の懐かしの作品にまで投票してくれている人もいてさらに(ry
コメントを書いてくれた方、有難うございました。かなり嬉しかったです(*ノノ)

今回は今までの作品とは関係ないお話。
82Drowzee(1/4)sage :2005/06/26(日) 00:23:19 ID:KzeKUTrg
「ねぇ…手伝ってくれないかな?」
転生した彼女は、溜まり場で俺と対面するなりはにかみながら言った。


思えば、彼女の声を聞く事自体久しぶりな気がする。
彼女がまだ騎士だったころ、彼女はソロで黙々とタートルアイランドに篭り続け、
ここ数週間は溜まり場に姿を見せる事すらなくなっていた。
実は彼女の赤い服をこうして見るのも初めてだったりする。

「今まで支援してやるって言ってたのをさんざん無視しといて、今更それもないだろ」
「あれは…あんな危険な所で非公平支援してもらうのも悪いと思ったから……」
「壁してもらうのは悪いと思わない、と?」
「むー……」

正直なところ、初めから彼女の頼みを断る気はなかった。
むしろ転生したという噂を聞いた時から、彼女が1次職のソロに耐え切れず
支援を頼んでくる事を待ち続けていた。

ただ、彼女のふくれる顔が見たいから意地悪をしていただけなわけで。


「わかったわかった、手伝ってやるよ」
「ほんと?ありがとー!」
「おう。それじゃ、何を倒したい?」
「銃奇兵ー!」
「…おいおい、さすがにそのLvじゃちょっと早過ぎやしないか?」
「いけるいける!」


壁付きとは言え若干背伸びした狩場で、ニューマに守られながら銃奇兵を倒し続ける彼女。
休む間もなく走り続けるその背中が、まだ淡色の服を着た剣士だった頃の背中と重なる。

「…あの頃は俺の方がLvが高かったのにな」
「ん、何か言ったー?」
「何でもねぇよ!」

吐き捨てながら銃奇兵に掌を振りかざす。
女神が無数の剣を打ち下ろした銃奇兵に、彼女は全力でバッシュを叩き込んだ。



「あー、疲れた〜!」

プロンテラの宿に戻った彼女は、着替えもせずにベッドの上に寝転がった。

「お疲れさん。どうだ、結構上がったか?」
「うん!ありがとー!」

側の椅子に腰掛ける俺に、彼女は満面の笑みを向ける。
ギルドに入った頃と同じ、騎士になっても、転生しても変わらない笑顔。
この笑顔の為に、俺は今日も、そして今までも彼女への支援を続けていたのだろう。

「結構汗かいちゃったなぁ…あとで水浴びしなきゃ」
「剣士の服って、結構暑苦しそうだしな」
「デザインは可愛くて好きなんだけどね。ちょっと動きにくいかな?」

言いながら足をバタバタさせる彼女。
それを尻目に、俺は珈琲を煎れようと立ち上がった。


西日の差し込む窓に、露天商や雑踏で溢れるプロンテラの街並みが見える。
外の賑わいが微かに聞こえる中、室内に珈琲の香りが広がっていく。

「――明日も手伝ってやろうか?」

二つのカップに珈琲を注ぎながら、何気なく口にする。
が、返答はない。

振り返ると、彼女は狩場から戻った装備のまま寝息をたてていた。

「…ったく、しょうがねえなぁ」

部屋の隅にある戸棚から毛布を取り出し、彼女にかけようとベッドに向き直る。

――そこで、俺は気付いた。
彼女の長いスカートが寝相でめくれあがり、太股が僅かに露出している事に。
83Drowzee(2/4)sage :2005/06/26(日) 00:23:57 ID:KzeKUTrg
「っ……」

思わず、固唾を飲む。
騎士時代、すぐにペコに乗ってしまった彼女は転生までその太股を晒す事がなかった。
その彼女が今、騎士より露出が少ないはずの剣士の服で太股を晒している。

「……」

静寂に包まれた室内には、彼女の寝息と時計の音だけが響いている。
俺は毛布を床に置き、ベッドのそばにそっと屈み込む。
そして彼女の足がある側から顔を出し、投げ出された彼女の両脚の間をゆっくりと覗き込んだ。

「おぉ……っ」

上から見るよりもはっきりと、彼女の太股が見える。
それも内側の太股を、手を伸ばせば届く程の距離で。
が、自然に開かれた脚の角度ではその奥まで見えることはない。


本来なら、そこで終わるべきだったのだろう。
しかし彼女の睡眠を、そして俺の行動を阻害する要因が存在しないという状況が、
俺自身を更なる行動へと駆り立ててしまった。

「………。」

一旦立ち上がり、太股まで捲りあがったスカートを両手で静かに掴むと、
彼女が起きない事を祈りながらゆっくりとたくし上げていく。

やがてスカートは両脚の根元まで捲られ、純白の布地が僅かに顔をのぞかせる。
急いで先程のポジションに戻り股間を覗き込むと、薄暗いスカートの谷間から完全に露出した太股が、
そして股間で僅かに食い込んだパンティがはっきりと見えた。

「…おおぉぉ……っ!」

徒歩騎士限定、それもダメージを受けた一瞬だけ見える下着など比較にならない。
こうして屈み込んでいれば、無防備な彼女の下着を永遠に拝み続ける事ができるのだ。


「騎士時代も、ペコに乗っててパンチラすら拝めなかったのにな…」

呟きながら、ベッドに乗り上げるように顔を近づける。
ギシリという音と共にベッドが沈むが、彼女は一向に目覚める気配がない。

「…おーい、起きないのか……?」

間近で彼女の股間と下着を眺めながら、囁くように呼びかける。
反応は全くない。

「早く起きないと、いたずらしちゃうぞー……?」

囁きながら、恐る恐る右手をベッドに這わせるように前に伸ばす。
やがて彼女のスカートの中まで辿り付いたその指で、俺は彼女の秘部を下着ごしにゆっくりと押した。

「…んっ……」

短く、吐息が漏れる。
先程の彼女の言葉通り、その内股は汗でびっしょりと湿っている。
蒸れた下着に覆われた秘部も例外ではなく、柔らかな感触と共に湿り気が指に残る。
その甘美な感触に魅入られ、珍しい玩具を与えられた子供のように何度も彼女の秘部を圧迫した。

「ん…あぅ……ん」

身をよじらせながら吐息を漏らす彼女だが、それでも覚醒する様子は伺えない。
秘部の感触と彼女の反応にすっかり興奮してしまった俺は、身体を起こしてスカートを腹まで捲り上げる。
シンプルなデザインの下着が、俺の目の前に完全に姿を見せた。

「…いい加減起きないと……」

息が荒くなっているのが自分でもわかる。
これ以上はマズい事が頭で理解できていても、心は戻る事も止まる事もできない。

俺は無抵抗の彼女の下着を静かに掴み――ゆっくりと下ろした。


「……」

――とうとう、見てしまった。
スカートと下着によって二重に覆われていた、彼女の秘所を。

静かに寝息をたてる顔、胸部がしっかりと保護された上半身。
そして薄布が裏返りながら頼りなくずり下がり、
他人には決して見せられない部分を惜しげもなく晒している下半身。
横たわる彼女のそのギャップに、俺の理性は完全に吹き飛んでいた。


「ん……んぅぅっ!」

無遠慮に指を伸ばし淫核を撫でると、吐息を乱しながら大きく身をよじらせる。
もう、彼女が起きてしまう事など考えられない。
彼女の反応を楽しむ事しか考えていない。

「んー、んぅ……っ、っはぁ……」

淫核と膣口をなぞっていくうちに、指に汗とは違う粘液が付着し始めたのに気付く。
見ると、彼女はふるふると震えながら僅かに愛液を分泌させている。

構わずなぞり続けると、勢い余った指がつぷりという感触と共に膣内に滑り込む。
同時に、彼女は言葉を成さない悲鳴を上げてびくりと震えた。


「…っ、もう……だめだ…」

指だけじゃ我慢できない。
挿れたい。
彼女の無防備な膣内に挿し込みたい。
84Drowzee(3/4)sage :2005/06/26(日) 00:24:21 ID:KzeKUTrg
「…っ、はぁ…はぁ……」

呼吸を乱しながら、俺は張り詰めたモノを取り出す。
そしてベッドに乗り上がり、彼女をまたぐように四つん這いになる。

彼女に体重をかけぬよう注意しながら、モノを彼女の股間に近づける。
――その先端が秘部に触れ愛液をすくい取っても、彼女は目覚めない。


ギルドに入って来た彼女を一目見た時から始まり、
騎士に転職した時に加速し、
彼女に会えなかった間もなお募り続けた想い。

本当に、こんな形で遂げてしまうのだろうか。


「…ごめん……」

咄嗟に口をついて出た、懺悔の言葉。
その言葉を振り切るように、俺は一気に彼女に覆い被さった。

「――っ!?」

圧し掛かられた衝撃によって、ようやく彼女は目覚める。
だが、もう既に俺自身は半分ほどが挿し込まれていた。

「え、えぇっ!?――や、嘘っ……やだぁっ!!」

数刻の思考の後に状況を理解し、俺を跳ね除けようと必死で抵抗する彼女。
その抵抗を無視しつつ、俺はゆっくりと腰を埋めていく。

やがて二人の身体がぴったりと重なり、俺のモノが根元まで挿し込まれる。
竿全体で膣内の締め付けを愉しんだ後、俺は上半身を起こし抽挿を開始した。

「ひゃ、やぁっ!…駄目っ……だめぇ!」

膣口まで引いた陰茎を最奥まで叩きつけるたび、
彼女は子犬のように鳴き叫びながら膣内を締まらせる。
その言葉が、その肢体の反応が、俺の欲望を更に掻き立てる。


「……ひぅ…やだ、やだよぅ……」

彼女の弱々しい制止を無視し、服の中に手を突っ込んで汗だくの胸を揉みしだく。
そのままツンと立った胸の突起を乱暴に摘むと、短い嬌声と共に身体を反らしながら
根元まで挿し込まれた陰茎を心地良く締め付ける。

――その甘い締め付けに、張り詰めた怒張が別の生き物のようにビクビクと震えた。

駄目だ、もう、出る。


「やっ……!」

胸を弄びながら、体重をかけて抽挿を激しくする。
俺の様子の変化に、彼女も「その時」が近いのを察したのだろう。
結合部に両手を添えて懸命に逃れようとするが、俺はその抵抗を跳ね除ける勢いで肉棒を叩きつけた。

「やあぁっ!……だめ、まだ…だめぇ……っ!」

絡みつくヒダの感触も、手の平に収まる胸の柔らかさも、流れ落ちる汗の匂いも。
そしてその悲鳴さえも触媒にして、俺は自らの快楽を高めていく。


「く――!」

快楽が頂点に達し、再び怒張が大きく脈打つ。
同時に急速に込み上げてくる射精感を懸命に堪えながら、彼女の最奥までゆっくりと陰茎を埋める。
そのまま竿の根元で淫核を撫でるように圧迫し、服の中に入れた両手でそれぞれの胸の突起を愛撫した。

「ひゃ、ぅん――っ!」

小さな悲鳴と共に膣内がきゅっと締まる。
――その刺激を引き金に、俺の欲望は一気に暴発した。


「――っ!?や、ひゃあぁ……っ!?」

子宮口にあてがわれた先端から、勢い良く白濁が迸る。
奔流に最奥を刺激された膣内が、彼女の意思とは無関係に射精中の陰茎を締め付ける。

逆流する精液と愛液の混じった感触、そして搾り取られるような膣壁の収縮に酔いしれながら、
俺は彼女の膣内で果て続けた。
85Drowzee(4/4)sage :2005/06/26(日) 00:25:12 ID:KzeKUTrg
「……馬鹿ぁ……」


消え入るような彼女の嗚咽。
その声に我に返った俺は、慌てて萎えかけの肉棒を引き抜く。
だが、もう遅過ぎる。


余程大量の精液が出たのか、栓を引き抜かれた蜜壷からはすぐに白濁が溢れ出た。
彼女は眼に涙を浮かべ、おぼつかぬ両手で精液に満たされた膣口を押さえる。

――全身を後悔の念が包む。
しかしこうなる事がわかっていても、俺は止まれなかった。
許されようとは思っていない。
一時の欲望と快楽に溺れた俺は、もう二度と彼女とは――


「…なんで、転職するまで待ってくれなかったのよぅ……」


……へ?


「転職して、キミに相応しい姿になってから抱いて欲しかったのに……。
 その為に今まで頑張ってきたのに…なんでこんな中途半端な時にえっちしちゃうの!?」
「へ!?…って、ちょっと待て……へ?」

突然の告白に頭が混乱する。
じゃあ、こいつが発光目指して黙々と狩ってたのも、それが目的で…?

「…あ、いや、その……つーか、俺が今やった事自体は構わないのか…?」
「構わないわけないでしょ!?汗びっしょりだし!髪もすごい乱れてるし!
 こんな状態の女の子を抱くなんて、デリカシーがなさ過ぎるよ!?」

突然元気になった彼女は、がばりと起き上がりながら早口にまくしたてる。
いや、そうじゃなくてだな……。

「……ま、まぁ…その、すまなかった」

もっと怒るべき点がないのか、と本当は突っ込みたかったが、
余りに彼女がその一点にこだわるので、それ以上言及せずにぺこりと頭を下げた。


「…本当に悪かったと思ってる?」
「はい、申し訳ないです」
「……それじゃあ」

照れくさそうに眼を閉じ、彼女は顔を前に突き出す。

「…え?」
「え、じゃない!思い描いてたエッチがめちゃくちゃになっちゃったんだから、
 せめてキスでフォローしてって言ってるの!」

眼を閉じながら、顔を真っ赤にして言い切る彼女。
…確かに、欲望に身をまかせ犯してしまった事より、
ここまで恥ずかしい台詞を言わせるほどの彼女のこだわりを、
そして秘め続けていた想いを身勝手に壊してしまった事のほうが罪だったのかもしれない。


「…その、本当にごめんな」

呟きながら、彼女の身体をゆっくりと抱き寄せる。
両手を回した背中がビクリと震えるが、気付かぬ振りをして顔を近づける。


――安らかに眠る姿に想いが暴走してしまうほどに。

「……俺も、ずっと好きだった」

囁きながら、優しく唇を重ねた。



「で、だ」

一心に大口蛙を叩き続ける彼女の背中に、少々飽き気味に話し掛ける。

「もうJob42くらいだろ?いつになったら転職するんだ?」
「ん、Job50になったらだけど」
「ごじゅ…って、お前、そこまで上がるのにどれだけ時間かかるかわかってるのか!?」
「うーん、スイッチ型だとどうしてもそこまで上げなきゃならないし……」

標的をしとめて振り返った彼女は、額の汗を拭いながら呟く。
彼女の言葉に対し返答を考えていると、急にその表情が曇った。

「あ…そっか、ごめん」
「?」
「ずっと手伝わせてちゃってるしね…もう私だけでも大丈夫だよ?」
「ん?いや、手伝うのは全然構わないぞ?」

気休めでも何でもない、素直な気持ちが思わず言葉に出る。
先日の罪滅ぼし…というのももちろんあるが、
それ以上に彼女が頼ってくれる限りはずっと一緒に居たい。
まあ、そんな恥ずかしい台詞まで言う気はないが。

「俺もヒマ人だしな。お前が飽きるまで付き合ってやるよ」
「うん。…ありがと」

ぼそりと漏らした後、照れをごまかすように次の標的に向けて走り出す彼女。
俺も遅れて後を追う。


「……転職したら、またえっちしようね」
「ん、何か言ったか?」
「何でもないー!」


――笑いながら駆ける彼女の背中を、俺はいつまでも追い続けた。
86Drowzee(5/4)sage :2005/06/26(日) 00:33:13 ID:KzeKUTrg
以上です。
htmlと違い、スレに投稿する形だとレス番のレス番の間に「間」が生まれるのが好きだったり。

筆者は徒歩スイッチロナ子を目指しJob50まで頑張る廃剣士子を強く応援しますヽ(´¬`)ノ
87名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/26(日) 03:47:01 ID:frFpFCVk
んー、相変わらず素晴らしい。
エロ描写の細かさもそうだがストーリーや文体に引き込まれる物があるんだよな。
次回作も切に期待してます。

しかし剣士子は激しく萌えなんだが廃剣士子のカラーはあまり好きではない奴(1/20)
8870-75sage :2005/06/27(月) 14:16:25 ID:m1FPGQQE
>>77さん
おばか非モテ中年モンクと幼女なサキュバスの固さと柔らかさをゴニョゴニョ・・・(ウワァナニヲスルー

>>78さん
キャラが勝手に動いてくれるのは書いてて楽しかったりします。
今までがシリアス一辺倒だったものでちょっと羽目をはずしてみたくなったもあります。

>>79さん
彼が信じるのは己の肉体なのです!マ神なのです!(謎
運命とか幸運の神様は信じてなかったのです!

>>80さん
ご指摘ありがとうございます。
改めてみたらくどい言い回しでしたね。orz

とある作品の続きをと思っていたら、いつの間にか独立したお話になってしまいました。
この後幼女をどういじめるか絶賛思案中であります。
感想ありがとうございました。(´・ω・`)ノシ
8964-66sage :2005/06/27(月) 20:35:21 ID:/d7fMNg2
知らない間にレスがついているとは…

感想をくれた皆さん、どうもありがとうございます。
個人的に甘〜い話が好きなので、ものすごく甘い話にしてしまいましたが、消化不良等おこしていないか心配ですw

今、前作とは違いハード(?)なものを書いていますので、もう少ししたらまた晒そうと思います。
90ぷり辱sage :2005/06/28(火) 13:18:47 ID:WTC0Lo7g
書いてみたんで投下。長編になるかもしれないけどお付き合い下さい。

「あ・・・あぁ・・・はぁ・・・は・・・あぁっ・・・!」
眩しい太陽の木漏れ日が僅かに射す深い森の中、日常とは逸脱する光景があった。
「あっ・・・んぁ・・・ぁぁ・・・!」
巨木に背中を凭れ掛たアコライトの法衣を着た少女を男が覆い被さる様にして乱暴に犯している。男が腰を打ち付ける度に少女の口から声が洩れ、ジュプジュプと水が擦れ合う音が響いた。
「や・・・ぁ・・・あぁ・・・ン・・・もう・・・やめてください・・・っ・・・ン・・・!」
肌に熱を持ち頬を赤く染めて悲願する少女の顔に男は余計に欲情を駆り立てられる。
「・・・へへ・・・ついさっきまで処女だったくせに・・・随分と感じてる・・・ようじゃないかっ・・・」
「・・・っ・・・ン・・・く・・・ぅ・・・そんな・・・こと・・・」
男は少女に言葉を浴びせながら、空いていた両手を使い胸を鷲掴みにした。
「おいおい・・・随分でかいオッパイじゃねぇかっ・・・俺の手で掴み切れないぜっ・・・」
少女の胸に男の指が食い込んで行き、大きめのブラウスに隠されていた二つの丘の形がハッキリと浮かびだしてきた。
「あ・・・ぁっ・・・ン・・・胸は・・・ダメぇっ・・・あぁっ・・・!」
男は溜まらずブラウスを唯一留めていたブローチを乱暴に剥ぎ取ると、中から形の良い双乳が飛び出した。少女は、その幼い顔つきに似つかわしくない胸は小玉メロンのように大きく張りと形を保っている。それを見た男は再び両手を使い揉みしだき始めた。
「・・・へへへ・・・随分と揉み甲斐のある・・・でかパイだぜっ・・・!」
「・・・だ・・・ダメぇ・・・っ・・・胸・・・っ・・・乳首・・・触っちゃ・・・や・・・っ・・・ン・・・!」
少女は何とか男を引き離そうと両手に力を入れるが、ひ弱な女の力ではビクともしない。
「胸でさっきよりも締め付けが良くなったぜ・・・乳首も起って来てるじゃねぇかっ・・・でかパイを触られるのが大好きなんだなっ・・・!」
「・・・ン・・・ちが・・・うっ・・・違いますっ・・・や・・・ぁ・・・ン・・・っ」
「・・・そろそろ・・・中に出してやるよっ・・・お前のアソコも欲しがってる見たいだしなっ・・・!」
「え・・・ぇ・・・っ・・・?・・・やっ・・・出すって・・・ン・・・まさかっ・・・」
「や・・・ぁン・・・やめて・・・おねがい・・・これ以上は・・・止めて下さいっ・・・はぁっ・・・ン・・・!」
男は少女の拒否反応をも楽しむように腰を打ち付ける速度を速めていった。
「あ・・・ぁ・・・っ・・・あぁン・・・はぁ・・・ン・・・っ・・・!」
「・・・うっ・・・出る・・・たっぷりと飲ませてやるよっ・・・!」
男が一瞬体を震わせると、少女の中へと熱い精液を注ぎ込んだ。
「や・・・ダメっ・・・熱いの・・・がっ・・・お腹に・・・いっぱい出ちゃってる・・・ン・・・」
男が肉棒を引き抜くとゴボッという音と共に白い液体が少女のアソコから溢れて来た。
「ひどい・・・ですっ・・・赤ちゃんが・・・はぁ・・・できちゃう・・・ンっ・・・」
「俺"達"が目を付けたんだ。また会いに行くよ・・・」
男は意味不明な言葉を残しさっさと衣服を整えると足早にその場から去って行った。残されたのは少女とその秘部から流れる赤と白の混じった液体だけだった。
少女は何故こうなってしまったのか考えた。数時間前、ケガをして歩けない人がいるからと男の人に助けを求められて森の中に着いて行った。しかしケガをした人は居なく、その代わり男の人が無理やり襲い掛かってきたのだ。ついさっきまで街で楽しく歩いていたのが嘘のようだった。全てに現実感が無い。
「わたし・・・ぐずっ・・・知らない人に・・・犯されちゃって・・・うぐっ・・・ひうっ・・・うあああああっああああぁ」
少女は涙が枯れるまで泣き続け、そして乱れた衣服を戻すと自ら出したワープポータルへと乗り込み消えて行った。
91&;sage :2005/06/28(火) 13:34:11 ID:WTC0Lo7g
投下したは良いけど、やっぱセリフの部分は改行して間を空けないと見難いね
次からは気をつけるよ(;'-')
92名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/28(火) 16:49:13 ID:11pgczSU
>>90
改行もそうかもしれないけど、何より三点リーダが多すぎかと。
逆に読点が少なくて読みづらいところが多々。
ストーリー的には読後感が良いと思ったので、続編を期待してます。
9390sage :2005/06/28(火) 18:13:23 ID:WTC0Lo7g
>>92
三点リーダと間違えて中点3個でやってたのが読みづらいのかもしれません。
それでも確かに多いですが('A`)
94聖と悪の宴 0/3sage :2005/06/28(火) 19:57:10 ID:zKiG54MI
前回甘ったるい男騎士×女BSのSSを書いた者です。(64〜66)
今回は若干ハード(?)に仕上げたつもりですが、何か微妙です^^;
では、お楽しみ頂ければ幸いです。
95聖と悪の宴 1/3sage :2005/06/28(火) 19:58:02 ID:zKiG54MI
静まり返った夜の大聖堂に、若い男女が一組。
男のほうは切れ長の瞳を湛えたローグ、女のほうは清純そうなプリーストだ。
大方ローグが鍵を壊したのであろう、彼らの他には誰も居ないのは言うまでもない。

「あの…本当に此処でするんですか…?この神聖な場所で…?」

プリが瞳を潤ませながらローグに許しを請う。
ローグは呆れた表情でプリに向かって嘲笑する。

「ハァ?今更何言ってやがる。」

ククッと喉を鳴らすと、ローグは後ろからプリーストを腕の中に収め、服を脱がし始める。
豊満で容の良い胸、透き通るような白い肌、しなやかに伸びた四肢が露になっていく。

「聖職者ぶってんじゃねェよエロが。」
「そんな、私は…っ、ん…」

プリーストの否定の言葉もローグの愛撫によってかき消される。
プリーストの胸や腿をなぞるローグの手は、外見とは打って変わって繊細で細やかに動いている。
彼女の感じる部位を知っているのであろう、執拗に一点ないしその周辺を攻め立てている。

「エロくないっての?エロくない娘は大聖堂でアソコ濡らしたりすんのか?」
「…っ、それは、貴方…が、ぁ、く…ふぁ…」

口では否定の言葉を述べ続けるも、どうしようもない快楽に秘所は濡れほそぼっていく。
口調や容姿とは違い、どこか優しさを残した愛撫に体は過剰に反応をしてしまう。
下着を脱がされ直接触られては、自制など効く筈も無い。
桜色に上気した肌は、じっとりと汗ばんでいる。

「俺がなんだよ?感じてんのはお前だろ、ぷ・り・ぃ・す・とさん?ハハッ!」
「…私は、あっ、感じてなんか…ない…んっ、です。」

あくまで強がるプリースト。当然だ、此処は己が信ずる最高の場所なのだから。
こんな所で痴態を晒すわけにはいかないだろう。
ローグは鼻で笑うと、お構いなし、といった様子で愛撫を続ける。
そして、ニヤリと何か思いついた表情を浮かべた。

「オイ。感じてないって言うなら其処の窓枠に手ェつけよ。」

いくら夜と言えど、若干の人通りはある。
窓は立ち木の陰に隠れてはいるが、大きな声や物音を立てれば通行人はすぐに気づくであろう。
プリーストは首を横に振りイヤイヤをしている。

「なっ、如何して私がそんなことを…?」
「感じてないんだろ?なら、声も出ないし気づかれないんじゃないの?それとも…」

この時点でプリーストには選択権は無い。
数度反論するも、ローグの雄弁によりほぼ無理やり説き伏せられる。
結局窓枠に手をつき、、柔らかそうな尻をローグに向けて突き出している。
差し込む月明かりが彼女だけを照らしている。通行人は、まだ気づいていない。
96聖と悪の宴 2/3sage :2005/06/28(火) 19:58:54 ID:zKiG54MI
「いい格好だな。さァて…」
「…ん、っ…く、ふ…んぁ………っ!!」

すぐに挿れるわけでもなく、ローグは舌を使い更なる愛撫をプリーストに施していく。
しかし、流石にプリーストも必死で声を堪える。
不快に思ったローグは行為を数秒止め、行き成りプリーストのクリに歯を立てた。
身体はビクリと震えるも、プリーストは必死に耐え声を漏らそうとはしない。

「強情だな。俺としては、君が感じてくれないと白けるのだが。」
「…この期に及んで私を口説く御つもりですか…?」
「ま、それも良いかと思うがな。」

荒い息遣いのプリーストは、強がりも限界に達していた。
乳首はピンと自己主張し、秘所はおろか菊穴すらヒクつき挿入の瞬間を待ちわびている。
ローグはいきり立った自分のものを取り出し、プリーストの秘所にあてがう。

「ま、声出さないように頑張れよ。」
「…ぁ、っ…はぁ…あっ、ぁ!んむぅぅぅぅ!!」
「ほら、声出すなって。」

淫らな水音を合図にして、一気に最奥まで自分のそれを突っ込んだ。
予想していた通りプリーストは大きな声をあげようとしたので、左手の人差し指を咥えさせ声を抑えた。
じっとりと唾液に濡れた指を、プリーストは噛み締めつつ舌を絡ませる。
ローグの顔が一瞬苦痛に歪むも、すぐにピストンを開始する。

「んっ!むぅ、ちゅっ、っ、んんー!!」

序盤から激しくプリーストを突き上げる。
彼女のくぐもった嬌声がローグの耳に響く。
ローグは彼女の感じるところばかりを執拗に擦り、突く。
余った右の手は彼女のクリを摘み、扱く。
後背位から立位のような形になり、窓からの距離はもっと詰まる。

「んんぅ!ん、む、っ、んっ、んっ、むぅっ…!」
「ん〜、もう限界なわけ…?」

ローグは物足りなさそうだが、プリーストはもう出来上がり絶頂が近そうだ。
それに呼応するようにローグは腰の動きを早め、荒々しく腰を打ち付ける。
肉と肉のぶつかり合う音と粘液が混じる音が大聖堂に響く。

「んむぅ!んっ、んっ…む、…っ…!!」
「ほら、いいぜ。遠慮なく、いっちまいな…!!」

プリーストが絶頂を迎える寸前、ローグは己の指を彼女の口から引き抜いた。
それまで抑えられていた彼女の嬌声が一気に大きくなる。

「ぷはっ、あ、んっ、っ、ああぁぁぁぁぁ!!、」

プリーストの秘所から夥しい量の愛液が零れる。
と同時に窓に突っ伏し、ずるりと床に滑るように倒れた。
肩で息をしながら、プリーストは虚ろな目でローグを見つめる。
97聖と悪の宴 3/3sage :2005/06/28(火) 19:59:21 ID:zKiG54MI
「…あ、ぅ…」
「一人で良くなってんじゃねェ。最後まで相手しろよ。そうだな…胸で頼むわ。」

本当はもう一度入れても良かったのだが、プリーストの体力が持たないだろう。
それを考慮して行為をもとめたのは、ローグのほんの少しの良心…か?
プリーストはゆっくりと身体を起し、未だ堅さを失わぬローグのそれを胸に挟み込んだ。
ぐにぐにと形を変える胸の中、熱い肉棒の先端が谷間から顔を出している。

「…これで、良いですか…?」
「ああ。舌使うのも忘れんなよ?」

プリーストの愛液を纏ったローグの肉棒はスムーズに胸の間を行き来する。
柔らかくも張りのある肉圧に、ローグのそれはさらに堅さを増していく。

「…んっ、ちゅっ、ちゅむ…っ…」
「いいぜ…巧くなったじゃねェか。」

胸で肉棒を扱きながら、口にその先端を含む。
円を描くように丁寧に亀頭を舐め、舌を尖らせ鈴口を割る。
チロチロと舌が動くたび、ローグのそれはビクリと脈打った。

「…っ、そろそろ、出すぞ…!」
「ん、ちゅ、ちゅぶ、ちゅ…ぷぁっ…どうぞ、出して…下さい…ちゅっ、ちゅむ…」

ローグの言葉が合図となって、プリーストは更にその動きを激しくしていく。
熱心に愛撫をされ、ローグの腰が次第に浮き上がる。
それでも、プリーストは行為を止めようとはしない。
終にローグは限界を向かえ、プリーストの頭をグッと己の方に引き寄せた。

「出すぞ!しっかり味わえ!!」
「んぶっ!?ん、むぅ、っ、んんぅぅぅぅぅ!!」

口内に吐き出されるローグの怒張。
プリーストはそれを全て受け止め、喉に絡むほど濃い白濁を飲み込んだ。
飲みきれなかった白濁が、口の端からとろりと流れている。

「…っ…けほ…どう、でしたか…?」
「最高。てか、後始末も頼むぞ。」

プリーストは己の愛液と唾液と、ローグの精液で汚れた肉棒に舌を這わせる。
尿道に残った精液を吸いだされると、ローグには射精感を伴った快楽が流れる。
プリーストが、啄ばむように、丹念にローグの肉棒を綺麗にしていると次第にそれに堅さが戻ってきた。

「あの、これ…どうしましょう?」
「そうだな…もう一回させてもらうかな。」

プリーストの希望が篭った眼差しに、ローグはニヤつきながら答えた。
今日も、明日も、明後日も、彼らの欲望の饗宴は続く――…
98ぷり辱2sage :2005/06/28(火) 20:20:45 ID:.dmUEBz6
「おはようございますー。おはようございますー!」

首都プロンテラの大聖堂前で掃除をしながら行き交う人々に挨拶をしているプリーストがいる。そのプリーストは森で男に犯されてしまった少女だった。あの後、少女は過去の出来事を忘れようと必死に努力し続けてきた、そしてついに一人前の聖職者であるプリーストになったのであった。

「おはようございますー!」

「おう、リンスちゃん!今日も可愛いねぇっ!」

何時もこの道を通る小父さんがからかうとリンスと名を呼ばれた彼女は恥かしそうに頬を染めて会釈した。彼がからかうのも仕方が無い、道行く人達、取り分け男達は声を掛けずともリンスの方にチラチラと目をやっている。
あの忌わしい陵辱から2年、彼女はすっかりと成熟した女性の体へと成長していた。156センチの小柄な体に88センチEカップの胸が自己主張をしていて、法衣の布地を窮屈そうに押し上げても形を崩さず綺麗なバストラインを描いている。彼女が動く度にポヨポヨと揺れる二つの果実はマシュマロのように柔らかそうだ。そして細く括れた腰が胸を更に際立たせている。
スカートの横に腰から大きく入っているスリットから、絹のように木目細かそうな瑞々しい肌が覗かせていて、すらりと伸びた足は細いながらも、程良く付いた脂肪とその美肉を包む黒のガーターベルトが引き立てている。
彼女の身長に似つかわしくない体型にはサイズが合う法衣が無かく身長通りの物を支給されたが、胸の部分に布地を持っていかれてしまい、体にぴたりとフィットする様な状態だ。そのせいでボディラインが浮かび上がり、胸やお尻の形がしっかりと分かるようになってしまっていた。
そして幼さが抜けきらないながらも、サラサラと風に靡くショートボブの金髪、大きくクリクリとした可愛らしい瞳、桜色で瑞々しい美味しそうな唇、プロンテラでも10本指には入るであろう美少女へと成長していた。
そんな少女の顔と体を男達は見ずにはいられない、艶めかしい体つき、何かをする度揺れるお尻と胸は欲情を駆り立てるには十分すぎるのだ。チラりとしか見ない男が大半だが、中にはあからさまに嫌らしい視線を向けてくる者もいる。そして彼女を先ほどから見続けている男もその内の一人だろうとリンスは考えていた。

(あの人、私に何か用があるのかなぁ・・・)

舐める様な視線が気になったリンスに向かってついに男が歩き出し、そして目の前で止まった。

「久しぶりだなお穣ちゃん」

リンスは不思議そうに男を見上げた。ロードナイトの鎧を身に纏った男の顔を見ても何も思い出せない。

「あ・・・あの、どちら様でしょうか?」

彼女が問いかけると男は腰を曲げリンスの耳元で呟いた。

(…あそこは可愛いピンク色だろ…)

「あ、あなたは…っ」

男の一言でリンスは一瞬にして2年前の出来事を思い出した。あの時自分を犯した騎士だと分かると体がガタガタと震え出す。

「そお怖がらないでくれよ。前にも言っただろ…"俺達が目を付けたんだ、また会いに行く"ってな」

リンスは男の最後の言葉の意味がやっと理解できた。今までこの男に会わなかったのは偶然じゃなかった、彼から今まで顔を見せなかっただけの事だったのだ。

「あれからまた一段と可愛くなったもんだ。体も随分と成長したみたいだな…」

そう言うと、男は人通りの激しい大聖堂前で堂々と右手でリンスの胸を鷲掴みにした。

「やっ、こ…こんな所で止めてっ」

リンスが小さな声で抗議するも男は無視するように手で大きな胸をやわやわ握りながら喋った。

「今から俺達のギルドに入ってくれないかな?君にやって欲しい仕事があるんだよ」

「な、なんで私が…ン…っ…そ、そんなことを…」

「理由は言えない。だがお前じゃないと駄目なんだ」

「ぁ…あなたの居るギルドなんて…絶対に…嫌ですっ」

リンスはハッキリと拒否した。あの忌わしい記憶の男が居るギルドなど絶対に入りたくは無かった。しかし男は断られる事が分かっていたように、再びリンスに耳打ちをした。
(2年前の事をばらしてしまっても良いのかい?大聖堂に報告すれば君は聖職者じゃ居られなくなる。未成年の聖職者は処女のままでいなくては駄目だからね)
男の言葉にリンスは固まった。自分が処女で無いと言う事がばらされれば、もう大聖堂には住めなくなり職も失ってしまう。絶対になってはならない事を盾にされ、リンスの選択肢は一つしか無くなったのだった。

「わ…かりました…ひうっ…ン…」

男はリンスの返事に満足そうに笑みを浮かべると既にピンと法衣の上に浮かび出していた胸の突起を強く摘んだ。リンスの顔は既に上気立ってしまっている。

「じゃあ早速だが、夜になったらこの地図の場所に来るんだ。メンバーは多い方だから直ぐに分かるはずだ」

男は地図を渡すと何事も無かったように通りすぎていった.


その日の夜、リンスは男から地図を手に指示された場所へと向かった。首都プロンテラは夜でも大通りは賑やかで明るいが、一歩わき道にそれると人気の無い闇の世界になる。地図に書かれた場所は、南東の外れにある移動した剣士ギルドの跡地だった。
建物の中へと入って行くと、中では男達が杯を交わしている。殆どが上位職で中には転生職と呼ばれる、言わばその職業を極めた者しかなれない姿をした男もいた。リンスには誰も気づいておらず、楽しそうに喋り酒を呑んでいる。リンスは一瞬戸惑ったが、迷っていても仕方が無いと声を出した。

「あ…あのっ!」

突然の若い女の声に一気に場が静寂に包まれる。そしてリンスの姿を見た男達は少し驚いたような表情を見せた。

「おいおい、女がここに何の用だあ?」

男達は突然現れた少女の体を上から下へ舐めるように視線を這わすと、にやにやと笑みを浮かべた。一人二人と席を立つと男達は少女を取り囲むようににじり寄って来る。

「丁度最近ご無沙汰だったんだよなぁ…ひひっ」

「上手そうな体してるじゃねぇかぁ、お穣ちゃんよぉ」

男達のあからさまな欲望の目にリンスは後ずさりするも、後ろから肩を掴まれ身動きが取れなくなってしまう。

「あ…あぁ…いや…いやぁっ…」

またも犯されてしまうという恐怖にリンスは泣きそうな顔になる。

「お前らまて。そいつは俺が呼んだんだ」

下の騒ぎを聞きつけてか下りてきたのは、あのロードナイトだった。彼の声を聞いた男達はそそくさと列を作り並び出す。

「ウィータさんの女ですかっ。し、失礼しましたっ」

屈強そうな男達がの姿を見ただけで震えている。どうやらウィータと呼ばれた彼がギルドの長のようだが、どれ程の実力を持っているのだろうか。

(た…たすかった…の?)

リンスは両足の力が抜け座り込んでしまう。その前にウィータは立つとギルドエンブレムを手渡してきた。

「これでお前は俺のギルドのメンバーだ。受け取れ」

男の手を見つめそしてリンスはエンブレムを手に取った」

「…その…私の仕事って何ですか…」

「そうだな、早速だが頑張ってもらおうか。お前らは後でだ、分かったな」

男達は納得したように頷くと元の席へと戻って行った。ウィータはリンスの手を取り立ち上がらせると、二階へと続く階段へ歩き出す。

「我がギルドと同盟を組む客人が来ている。お前はその持て成しをするんだ」

「もてなし…ですか?」

「あぁそうだ、彼らは強いが男ばかりのこのギルドが嫌いらしい、そこで俺の知る限り一番の女であるお前に頼んだ」

男の褒め言葉とも取れる言葉と何の変哲もない普通の仕事に少し気抜けした。少し会話している内に客室と書かれた部屋の前につく。男は思い出したように振り返ると質問をしてきた。

「お前の名前は何て言うんだ?」
99ぷり辱3&;sage :2005/06/28(火) 20:22:38 ID:.dmUEBz6
「やあ皆さん、我がギルドの新しいメンバーを紹介しましょう。さぁ挨拶するんだ」

「は、はじめまして…リンスと言います。宜しくお願いします」

部屋の中には如何にも強そうな上位と転生職の男達が座っていた。一番奥には偉そうに足を組んでいるロードナイトがいる。恐らく彼がこのギルドのマスターなのだろう。そんな事をリンスが考えているとウィータが突然聞いていない事を言った。

「じゃあ後は任せたぞ、俺は出て行く。皆さんも雑用の彼女に何でも頼んでください」

「そ、そんなっ、私一人なんてっ!」

聞いていないと言う顔を見せたリンスに耳打ちをするとウィータは部屋から出て行ってしまった。残されたリンスに、ここに来た時の様な視線が再び突き刺さった。

「あ、あの…」

リンスはおずおずと部屋の中を見回す。廃屋とは思えない綺麗な部屋に男達が10人はおり、段々と近くに寄って来ていた。近づくにつれて増す恐怖にリンスは振り返りドアノブを掴もうとするが、後ろから伸びてきた太い手に掴みあげられてしまう。

「い、痛いっ…止め…てっ」

「おいおい、早速逃げようとするんじゃねえよ」

目の前の腕を掴んでいる男に抗議しようとするリンスの唇に突然男の唇が重なってきた。

「ん…んんんっ…ン…んんっ…!」

突然の出来事に反応出来ないリンスの口に男の大きくがさついた口がしゃぶり付いてくる。男は更にリンスの顎を押さえると舌を口内へと侵入させてきた。

「ふ…んふ…や…っ…んんん…ダっ…ふむっ…ン…」

何とか離れようとするも男の口は美味しそうな物を啜るように唇を蹂躙してくる。互いの唾が混ざり合い男の長い舌によってリンスの舌が相手の口内へと引っ張られてゆく。

「んふぅっ!?…んンっ…んうぅ…っ…!」

長い長いディープキス、男の口が離れると互いの唇にだらりと垂れる唾が橋を作った。

「はぁ…はぁ…ひ…どい…」

「どうだった俺の唾の味は、さぞかし上手かっただろうよ」

頬をほんのりと桜色に染め上気しはじめているリンスは大きく息を切らした。

「そ…そんなこと…な…んふぅっ」

否定しようとしたリンスの唇に別の男の唇が再び重なった。

「ん…んン…っ…はふっ…んうンっ…!」

少女はぎゅっと拳を握り、必死に体に力を込め耐えようとした。しかし男のディープキスは荒々しくも口の中を舐め回し女の性感を上手に刺激し続ける。生臭い舌が緩急を付けて少女の口内を隅々まで嘗め回す動作に合わせる様に、何度も力が抜けてしまった。男は何度もジュルジュルと音を立て、唾を吸出し喉を鳴らしながら飲み込んだ。少女は唇を奪われ力なく回りを見回すと男達が自分の顔をじっと見詰めているのに気づき、カァっと顔が赤くなるのが自分でも分かった。

(や…だ…そんなに…わたしのつば…のまないでぇ…)

「んぁ…んふっ…はふぅっ…いやっンん…っ」

ようやく男の口が離れるとリンスは大きく息を吸い込み肩を揺らし、口内に残った男の唾液を一気に飲み干してしまった。

「おいおい、俺の唾がそんなに美味しかったか?何ならもっとしてやろうかっ!」

リンスははっと自分のした行為に気づき首を振る。

「はぁっ…はぁっ…ち…ちがいますっ…!」

息を付き否定をする少女の口をまた次の男が塞ぐ。男達の口内陵辱は結局全員が行ってきた。最後の一人が口を離すと少女は口をだらしなく開け、残った唾液を残らず自然と飲み込んでしまう。

「んっ…んふぅっ…はぁっ…ンん…」

男達の数十分にも及ぶディープキスによって少女の体は完全に出来上がっていた。顔からは既に汗を滲ませ赤く火照っている。胸の先端には二つの突起が顔を覗かせ両足は小刻みに震え内股になってしまっていた。

「随分と感じてたみたいだな、そんなにキスが好きだったのか?」

「へへっ…そんなにモジモジしてどうしたんだいお穣ちゃん」

少女は男達の罵声に反論する余裕も残っていなく意識がぼんやりとしてしまっていた。後ろで押さえていた男は部屋の隅へと向かわせようと背中を押す、リンスはそれに自然に身を任せるように足を進めて行った。

「あ…あぁ…」

リンスが連れてこられたのはダブルサイズのベットの前だった。自分がこれからされる事を考えようとしたが、口内に残った生臭い舌と唾液の感覚が思考を完全に鈍らせる。ぼうっとしていた少女を男はベットへと突き倒した。ベットに背中を預けた少女をにやついた笑みを浮かべる男達が見下ろしていた。

「もう我慢出来ないぜっ!俺が最初に触らせて貰うからなっ!!」
一人の男が我慢の限界を感じベットへと飛び乗った。次々と衣服を脱ぎ裸になると少女に跨る様に構えると荒々しくリンスの胸を鷲掴んだ。

「すげぇぇ…滅茶苦茶やわらけぇ…何てやらしい乳してやがるんだ…」

「ん…や…あぁ…駄目…ですっ…やめて…んっ…くださ…い…はぁっ…」

胸を弄る男は極上の感触に歓喜の声を上げる。周りで見ていた男達もリンスの表情に堪らなくなったのか動き出そうとしたが、マスターだと思われる男の声に遮られる。

「まずは2人だ、良いな?」

男の声に従い残りの一人が自然と決まると服を脱ぎ捨てベットに乗り込む。新たに加わった男は肌蹴たスカートから覗かせている太股を触り始め、ベットと潰れたお尻の間にもう片方の手を差し込んだ。

「こっちのケツもむちむちしてて…すげぇ揉み甲斐があるぞっ」

「こんなに乳首おっ立てやがって、清純そうな顔してとんだ淫乱聖職者だなっ!」

「んっ…あぁっ…っふあ…ン…も、もう止めて…くださいっ」

何とか振り絞り出した声も欲望に目をぎらつかせた男達には何の効果も無かった。男の心無い言葉に少女は心の中で違う違うと言い聞かせる。だが、何とか耐えようとする心とは別に少女の体は次第に男達の愛撫を受け入れようとしていた。

(こんなの…私の体じゃないっ…2年前から今まで何とも無かったのに何でなのっ…!?)

「へへっ、俺達だけ裸なんじゃ不公平だからな。そろそろ生で拝ませて貰おうかっ」

上に跨っていた男はもう一人と合槌をすると乱れたプリーストの法衣へと手をかける。リンスは必死に抵抗しようとしたが、男は器用に背中に手を差し込むとファスナーを下ろし一気に肩からずり下げた。大きな胸が引っ掛かり最後の抵抗をするも、先端の突起に服が擦れ甘い声を上げてしまう。そしてついにプルンと大きな双丘が男達の眼下に晒されてしまった。

「おぉぉ…すげぇぱいおつだっ!今までこんな女と犯った事無いぜっ」

「何ていやらしい胸なんだ…これで一体何人の男を誑かしたんだか…」

「プリーストは何時からノーブラになったんだぁ!?それともこいつが男を誘いまくってるってか。ひゃははっ!」

少女の予想以上の男達から歓喜の声が上がり、その視線が二つの果実へと注がれる。中には一人で自慰を始めている者もいた。

「きゃああっ…いやっ…んン…あ…いやぁ…はぁっ」

大きくゴツゴツとした手が柔肌に食い込み、しっとりと汗ばんだ肌が男の手に吸い付くようだった。男が極上の感触を味わうように両手で揉みしだくと二つの果実は様々な形に崩れるのだが、一度離れれば直ぐに形の良いお椀型に戻る。素晴らしい弾力性だ。

「い…やぁっ…胸…ちくび…いじらないで…ひゃうっ…ン…くださいっ…ぁあン」

乳首が男に摘まれ弾かれる度に僅かなオーガニズムが襲ってしまう。少女の成長した胸は感度が極端に高くなってしまっていた。男は少女が乱れる様子に気づくと、手を離して口を使って胸に吸い付いてきた。べちょべちょとピンク色に上気した柔肌を荒々しく舐め回し、頂点の突起を歯でコリコリと噛み扱く。

「あっ…やっ…だ、だめっ…ひゃふ!…ンうっ!…あっ…ああっ!」

リンスは胸を襲う刺激の波に合わせて体を痺れたように振るわせる。男が口を胸から離すと唾液で濡れぼそった胸が艶めかしく輝いていた。

「そろそろ、本番行かせてもらうぞッ。どれどれ……うっわ、びちょびちょじゃねぇかよッ!」

「ほんとだッ、こいつ犯されてるのに喘ぎまくってマンコ濡らしてやがるぞッ!」

「やっ…う、うそっ…なんで…」

男達にショーツを脱がされ大切な部分を見られたショックよりも自分のアソコがいやらしく濡れていた事の方がリンスには衝撃だった。今まで気持ちよくないと自分に言い聞かせてきた心が段々と崩れ落ちて行く。
上に跨っていた男は一度体制を変えリンスの横に寝そべった。

「おい、何でも頼んで良いって言われたんだ。俺に跨って自分からアソコに肉棒を入れろッ」

「そ、そんな事…い、いやっできませんっ」

まだ一度しか自分の秘部に男を入れた事しか無い少女に自分から入れろと言うのは度台無理な注文だった。リンスは腕を付いて体を起き上がらせると男の下半身を恐る恐る見詰める。そこには20センチはあろうかと言う太く黒ずんだ肉棒が上へとそそり立っていた。

「お前、拒否したらどうなるか分かってるのか?お前の所のマスターに話は聞いてるだろうよ」

男の言葉に部屋からウィータが出て行った時に言った言葉が脳裏を過ぎる。

(もしこの同盟が破談になったら、お前の事を大聖堂に話す…)

もうこれ以上何も失いたくない、その思いで少女はこの場所へ来た。この場所には少女に選択肢は無かった。

「わ、わかりました」
100ぷり辱4&;sage :2005/06/28(火) 20:23:34 ID:.dmUEBz6
少女はベットの上をおずおずと移動し男の上に跨った。直ぐ下には剛直が待ち構えている。

「自分でスカートをたくし上げて腰を下ろせよ」

「はい…」

少女がスカートを両手で持ち上げ男に肉裂が丸見えの状態になった。そのまま位置を確認しながら腰を下ろして行くと、濡れぼそった足の付け根に異物が当たる感覚が襲う。リンスは一瞬だけ躊躇するが、後には引けないと思い腰を沈めて行った。

「う、あぁぁっ…ンっ、うぁ…っ…ふっ…深いっ」

ゆっくりゆっくりと腰を下げ遂に男根を根元まで飲み込んでしまった。そのまま少女は息を付こうとするが、男は細い腰を掴むと激しく腰を動かし始めた。

「あああぁっ…ンん、はぁっ、はあぁっ、はっ…はっ…」

「うお、すげぇ締め付けてくるぞコイツ。それに、処女じゃ無いらしいっ、ぐっ」

既にびちょびちょに濡れていた少女の肉裂は、男の太い男根を簡単に受け入れてしまった。2年ぶりとなる異物の混入に、肉壁が歓迎をするかのように締め付けてしまう。

「だ、めぇ……そ、んっ、こは……だ、あっ…ン」

腰を抑えられ深々と男根を挿入される度に肌と肌とがぶつかり合い、パンッパンッと乾いた音と愛液が溢れ出す音が響き渡る。男の極太で長大な男根と荒々しい挿入で少女の感覚は次第に麻痺していった。

「あっ、あっ、はンっ…ああぁ…っ、ンふっ…だ、だめっ、ああンっ」

男に抱かれている少女のお尻に突然、違和感が襲った。もう一人の男がそそり立つ男根を、菊門にあてがって居たのだ。男は手に持っていたホワイトポーションを自分の性器と菊門に流すと少女への確認も無く一気に突き刺した。

「い、いたああああっ、痛いっ、ぬい…抜いてぇぇぇっ!!」

少女は余りの激痛に悲鳴を上げた。無理やり拡張された後ろの穴からは肉が千切れる音がする。男は少女の胸を掴むとお構いなしに腰を動かし始めた。

「あああああっ、うあぁっ、いやぁぁっ…ンああっ」

リンスは2つの往復運動をする異物の感触に、甘い喘ぎと悲鳴が混じった声を上げる。前を犯す男が腰を動かす度に、肉裂からはジュブジュブと愛液を漏らし、子宮口まで深く突き刺さった肉棒によって理性を飛ばされる。お尻をガッチリ掴み、後ろに男根を突き刺す男が挿入を繰り返す度、肉ビラが中へ外へと掻き回される。想像を絶する陵辱行為に、少女は理性が飛び飛びになっていった。

「んふ、ぁっ、あぁ…っ…お腹の中で…はぁぁ…一杯擦れてるのぉぉっ…」

往復運動を幾度も繰り返すと少女の菊門は完全に男根を受け入れていた。前後、二つの刺激が少女の脳を駆け巡り、リンスはだらしなく口を開け自ら腰を動かし初めている。

「こいつ、自分から腰を使ってるぞっ。なんて淫乱な野郎なんだっ!」

「そ、そんなっ、んあぁっ…んふぁっ…ち、ちがうのぉぉっ、あぁっ!」

少女は言葉では否定しようとするが体は前のめりに倒れこみ男の厚い胸板に自分の胸を預けると、自らお尻を突き出すように快楽を貪ろうとしてしまう。

「やぁっ、うンんっ…き、きもちひいよぉぉっ…すご、すごいのぉぉっ」

「ら、らめぇっ…も、もう、おかしくなっちゃうよぉっ…んひぃっ、あぁぁっ」

少女はいつしか、我を忘れて甘えるような媚声を上げるようになっていた。

「も、もう限界だっ。出すぞっ、中に出すぞっ!」

「俺も、中にたっぷり注ぎ込んでやるぜっ」

男達はピッチを早めラストスパートに入る。二つの穴を同時に犯され、厚い胸板に拉げた胸の乳首を擦り付けられ恐ろしい程の快感を与えられていた少女も限界が近づいていた。

「あぁぁっ、いやぁっ、んあぁっ…な、なかっ、また中に出されちゃうっ…はぁぁっ!」

「ああぁああ…あぁぁぁっ…んあああぁっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

男達が小刻みに震えると、共に膣と腸へと熱い白濁液が大量に注ぎ込まれ、少女は長い長い絶頂を迎えた。

「あ、あぁぁっ…中に一杯出てる、熱くて気持ちいいのぉぉっ……はぁぁんっ」


……あれから何時間経っただろうか。少女はベットの上で代わる代わる別の男達に犯され続けていた。既に理性は完全に飛び、快楽だけを求め続け腰を振っている。口と胸での男根への奉仕、膣と腸からは白く濁った液体がゴボっと言う音を立てて、時おりあふれ出していた。その後も様々な体位で挿入され続け、男達の陵辱は日が昇るまで続いた。
101名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/29(水) 22:39:52 ID:7uIyL7zc
自分がレイプが好きではないので話の内容は割愛。
ただ、文章が横に長いと読みづらいので、適当に改行してもらえると助かる。
102前スレ269sage :2005/06/30(木) 02:06:33 ID:NOwvQTC2
お久しぶりです。
前スレでお世話になりました、ロズエル篇の中の人です。
何故か書き込みが出来なかったので、
続編をまとめてえろだにUPしました。
ちょと長いですがぜひご覧くださると嬉しいです。

廃剣士を襲っちゃうプリさんにドキュンしながら…
103名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/01(金) 00:53:40 ID:jvdHB.dA
何か書く人の割りには感想書く人少なめ?

>95
読みやすいしエロいし、文章表現上手くてイイです。
ただ、
>口内に吐き出されるローグの怒張。
怒張は吐き出されないと思いましたけど…w
あと、もっとシチュエーションを示すような描写があるといいかな〜とか。

>90
これまたエロくてイイですねぇ。
最初は嫌がってるのに最後は自分から求めちゃう所とか…。
101さんの言うとおり、改行を工夫してくれるともっと良いかも。
10495sage :2005/07/01(金) 20:23:34 ID:X4m047I.
>>100

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!?

Σ(゚Д゚;≡;゚Д゚)

いや、一寸言い訳させてくださいw
自分もそれおかしいと思って、書き込む1時間前に修正したんですよ。
「ローグの熱い脈動」見たいな感じに。

保存されてねぇ…OTL
105(-"-)sage :2005/07/01(金) 20:29:43 ID:Qw84I07k
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1117190675/110-111

このスレのSSほどエロはないのですが
ちょっと読んで感想いただけたらコレ幸い(・"・)

こちらの住人様のご感想も欲しい…
106名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/02(土) 08:14:56 ID:Xe2AvDzA
>>105
感想が欲しいのは良く分かる。でも、折角だから、より進めて最後まで
ヤったものにしたほうがきっと好意的な反応になると思うぞ。というかそれを期待してる。
107名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/02(土) 18:43:53 ID:tUPr5UeM
269さんのがえろだでみあたらない…。
えろだのURLってかわったので?
108名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/02(土) 18:57:58 ID:X/N7hR76
>107
単純に過去ログに入ってるだけ。
109名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 09:57:13 ID:hDG5o6cI
リクエストなのですが、どなたか「♀殴りプリ×赤芋たくさん」な小説を書いて頂けないでしょうか

>>1にはリク禁止とは書いてなかったと思うのですが
リク禁止だったらごめんなさいm(_ _)m
110名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 10:30:28 ID:qR4WUZ3I
>>109
書き手の中にはリクを待ってる人もいるよ
書きたいけどネタが無いって人
リクあってもいいんじゃないかな
増えすぎるのはどうかと思うけど

そう言う私もネタが無い書き手
虫はダメなので今回はパスですが_| ̄|('A`)
111赤芋の聖域(1/2) 作者:(-"-)sage :2005/07/03(日) 13:30:48 ID:nM0r3yLw
ここはアルデバランの南。
プリーストの若い娘が特化チェインを片手にアルギオペ(通称赤芋)を相手に修行中。
まぶしそうな日差し。
笑顔で汗をぬぐう。
プリ娘:「うん…。 今日も調子いいかな?」
そのままキョロキョロと周りを見渡し休憩できそうな木陰を探す。
丁度良く大きな木が娘の目にとまる。
少しの間と近くの大きな木のそばで腰を下ろし、背中を預けた。

プリ娘:「今日もレアなしかぁ・・・。」
心地よいほのかな日差しと小鳥の声。
娘は瞳を閉じてその声を楽しんでいた。


ギチギチ…。
・・・・ギチギチ。

その異音に目を覚ます。
どうやら眠ってしまったようだった。
プリ娘:「んもぉ…何よ…。   …うん?」
娘が目を開けるとそこのは無数の赤芋の姿があった。

プリ娘:「?!」
驚きで思わず声を上げそうになるのを必死で殺す。
こういうときに声を上げて刺激させては余計危険だと経験が告げていた。
娘はそっとそばにあるはずの愛用の特化チェインを手探りで探す。
プリ娘:「…(あった…よーし。)」

娘はチェインを持ち上げようとするが妙に重い。
プリ娘:「…え? 何??」
驚いてチェインに目をやるとにうっすらと無数の色が武器を地面に縛り付けていた。
プリ娘:「…そッ!! そんな!?」
思わず声をあげてしまった。

赤芋:「ギュー!!」
赤芋達が騒ぎ出す。
娘に声で威嚇されたと思ったようだ。

混乱している娘の隙をつき、赤芋達が娘に見えない糸を飛ばし、
大木と娘の上半身を縛ってしまった。
強めに縛られ、娘の胸のふくらみに複数の糸が沈み込んでいる。

両手は地面についたまま、しかもへたり込んだまま縛られる型に。

糸を強引の押し切ろうと試みるものの、
プリ娘:「ぁく……だめ…。」
圧迫された胸の痛みに娘が声を漏らす。

娘の顔が徐々に恐怖の色に染まる。

だが動かなくなった娘に安心したのかおとなしくなる赤芋達。

すると一匹の小さな子供の赤芋が近づいてきた。

プリ娘:「…こ、…こないで!!」
娘は再び持ってる力を振り絞り糸を押し切ろうと試みる。
どんどん娘のふくらみに容赦なく大量の糸が沈む。

その糸が不意にふくらみの先端を上下から捕らえる。
プリ娘:「あ!! …ぅ…ふ、ふぅ。」
体がピクッと反応し、脱力してしまった。
その刺激に乳首が硬くなって敏感になり、
少しの刺激でも娘の体に電気を走らせる。

プリ娘:「きゃッ!! …あッ!! …はくッ…ぅぅ。   …はぁはぁ。」
動けば動くだけ刺激が襲う。
だがその刺激は娘が反応するたびに襲ってくる。

娘にはこれだけの刺激は初めての経験。
とても耐えられたものではなかった。

どんどん熱くなる吐息。
顔は熱っぽくほてり、繰り返しの刺激にただ耐えるしかなかった。

次に娘を襲ったのは何か下腹部にあたる感触。

そうこうするうちに小さな赤芋が足を少しひらいていた娘の太ももの隙間に頭を突っ込んでいたのだった。
プリ娘:「…はぁはぁ・・ぅ・・…あ!!…く…た…食べられちゃう。」
足を閉じて不意に刺激を与えては何をされるかわからない。
今の娘には、その小さな子赤芋の行動をただ見つめていることしか出来なかった。
赤芋はそのまま娘の下腹部にぐいぐい頭を押し付けてくる。
プリ娘:「…はぁは…だ・・・だめ・・・やめて…。」
ほてってとろんとした瞳で訴える娘。

子赤芋:「キュー。」
その小さな赤芋は声をあげ、なんと娘の下腹部…大事な場所へと小さな口を開き吸い付いた。

プリ:「キャッ!!」
足を思わず閉めそうになるが必死にこらえる。
今閉じたら噛みちぎられる。
娘はただそうやって、わずかな望みにすがるほかなかった。
たとえ無駄だったとしても。
112名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 13:43:36 ID:zH3YHgkg
便乗して俺にもリクさせてくれ。
♂ロードナイト×♀プリの純愛を文神さんよろ〜
好きなカプなんでつが、レイプものは苦手なんだorz
113赤芋の聖域(2/2) 作者:(-"-)sage :2005/07/03(日) 15:40:36 ID:mwQ5qwPU
小さな赤芋は驚くほどの吸引力で娘の秘部を攻めたてる。
だがその攻撃を守る湿った純白の布の存在があった。

プリ娘:「なにを……くっ…う…するつもり……こいつ…。」
娘の問いに答えるかのごとく小さな子赤芋の体がうねり、音を立てて純白の布を食い破った。
プリ娘:「!!!!」
声にならない娘をよそに小さな子赤芋は再び娘の秘部に吸い付く。
子赤芋:「ちゅ…ちゅば…ちゅ。」
なんと子赤芋は娘の少しこぼれ出た愛液を飲んでいるのだ。

プリ娘:「あ゙…う!! …ぅく…く……くぅ…。」
強烈な刺激に苦しむ娘。
自分の愛液が少し、また少しと吸われていくのがわかる。

プリ娘:「だめ…やめ……あぁ……お…おかしく…な…う!!」
意識を持っていかれそうになる娘。

不意にクリトリスに子赤芋の口が触れる。
プリ娘:「くぁあ!!!」
不意に背中に力が入り、弓ぞりになりそうになるが、縛り付けている糸がはれあがった胸と硬くなった乳首を強く圧迫する。
プリ娘:「くぁぁぁ…。」
呼吸もままならない止まらない刺激に気が狂いそうになる。

ふと子赤芋の動きが止まる。
プリ娘:「…はぁはぁ…は…はぁ。  …今度は…何?」
脱力仕切った顔の娘。
いつの間にか自分の中に妙な期待感をこころなしか感じている。
プリ娘:「…く……はぁはぁ…私・・・とうとうおかしく…な…はぁはぁ・・・なっちゃったのかな…・・・・んく…はぁはぁ…。」
短い休息にふとつぶやく。

しかし、次の瞬間。
プリ娘:「…え!? …そんな…く…い…いたっ!! 痛い.!!」
なんと子赤芋はその小さな口から棒状で赤いゴツゴツした舌をのばして娘の秘部の割れ目をぐいぐいと押し攻めたてる。
プリ娘:「…いたっ!!…痛いよ、やめて・・・・いい子だから…く!!……くぅ!!」

一心に攻めたてるプ子赤芋。
閉めたくても閉められない足だったら思わず子赤芋をその太ももで強く挟み込む。
しかし、その行為が余計子赤芋の棒状で赤いゴツゴツした舌の狙いを補正し、
娘の秘部は奥への進入を許してしまった。
プリ娘:「…ぁ・・・あ゙…あぁ!!!」
どんどん進入する子赤芋の棒状で赤いゴツゴツした舌。
ゴツゴツした凸凹が秘部の内壁を襲う。
娘にはとんでもなく強い刺激だった。
力を入れれば入れるだけ秘部の内壁に凹凸が食い込む。
そのまま舌とともに動く凹凸。
娘の下腹部はどうしようもない連続的な脱力電気が走る。
プリ娘:「…・あ゙…くぁぁ!! あー!!」
何度も背中に力が入り、弓ぞりになりそうになるが、やはり縛り付けている糸がはれあがった胸と硬くなった乳首を刺激し
また押し返してくる。

快楽の連鎖。
娘の頭は真っ白になっていく。
プリ娘:「…!? ……い…いたっ!!」
娘が下腹部に痛みを覚える。
その痛みにふと自分の秘部を攻めたてる子赤芋を見る。
子赤芋がその身をよじらせてまだ舌を奥に進めようともがいている。

もうこれ以上入らないと秘部は教えているように娘に痛みを与える。
プリ娘:「…イタッ…いたい!! やめて、…も…もう入らない!!!」

それでも子赤芋は身をよじらせて、そのゴツゴツした舌で攻めたてる。
その少し引いてみたり押してみたり。
再び娘の秘部に容赦ない刺激が与えられる。

プリ娘:「…・き…くぁ、あ!!」
また不意に子赤芋を娘の太ももが挟み込む。
娘は疲れから強く子赤芋を挟み、子赤芋の体は宙に浮きその挟み込んだ圧迫で細く伸びる子赤芋。
しかし、その行為は子赤芋の手伝いになってしてしまった。
伸びた体はその棒状で赤いゴツゴツした舌も伸ばしていまい、娘の秘部に強い圧力を加える形となった。

…プ…ブツッ!!!!

プリ娘:「――――!!!」
声にならない叫びを上げる娘。
その潤んだ瞳は宙を仰ぎ、弓ぞりなる背中。
締め付ける糸が胸の柔らかなふくらみにどこまでも食い込んでいく。
挟み込まれた乳首が硬くなっているにもかかわらず糸の締め付けに押しつぶされる。。
その痛みに早く抜いてほしい娘は太ももに挟んだ子赤芋を放す。
秘部の奥に刃物を刺されたような痛みに耐える娘。
その瞳には涙があふれている。

しかし自由になった子赤芋はそのまま最奥へと侵入を開始する。

プリ娘:「きゅ!?  くぁ―――!!」
痛みで背中に渾身の力がこもり、大きく弓ぞりになる。
糸がすき放題に柔らかい胸を変形させる。
これ以上ないくらい硬くなってる乳首。
だがそれでも押しつぶしてくる糸。
白い愛液、赤い鮮血が交じり合い子赤芋の舌を濡らす。

声に驚き。動きを止める子赤芋。
プリ娘:「…はぁはぁ…い…痛いよぉ…何を…されたの?…わ…たし・・・。」
しかし再び子赤芋は進み始める。

容赦なく進子赤芋の棒状で赤いゴツゴツした舌。
しかしそれもまた途中で行き止まりとなった。
長い棒状で赤いゴツゴツした舌。
全てを受け入れるほど娘の最奥は遠くなかった。

プリ娘:「あ、あたってるっ!! 奥にぃ―!!  …あ・・・あたってるよぉ!!」
苦しそうな娘の声に子赤芋は更なる奥へと進もうと身をよじったり、舌を出したり引っ込めたりする。
留めなく襲う痛みと刺激。
やがてそれはどうしようもない快感に変わり娘を襲う。
ゴツゴツとした凹凸が娘の一番大事な場所の入り口をすき放題に震えさせ、
内壁が意思とは逆に容赦ないほどくわえ込む。
進めたり引っ込めたりするその舌の快楽に娘の体は常に電気を帯びたように、
何度も何度も弓ぞりになる。
子赤芋は娘の愛液で真っ白になり、もはや白芋だった。
プリ娘:「あ゙!? …ぁぁ…・・・んぁ!…く、くぁ・・・あ…きゅ!?  も…だめ…・・・えぅ!?……し…死んじゃう……はぁはぁ。」
意識がもうろうとする娘に止めをささんとする強烈な快楽。
意識が飛ぼうとしたぎりぎりで子赤芋は舌を収めた。

プリ娘:「な・・なんなの・・・・もう…体中の水分がなくなって…液なんて…でないわよぉ…。」
くたくたにかすかな意識でかすかに瞳に映る子赤芋に呼びかける。

次の瞬間。
また残る愛液を飲みほさんと吸い付き、音を立てて飲み始めた。

ブジュジュズズズ…。
ものすごい吸引力でくたくたな体で力の入らない娘は子宮すら吸い込まれそうになる。

プリ娘:「も…う、だ…だめぇ…だ…誰か…あぁ。。。 …た…すけて…。  ぁ…ああ…ぁ…あ…ぅ…。」

娘の意識はそこで途絶えた。


娘はアルデバランのベットで目を覚ます。
旅の神父が助けてくれたらしい。

顔を真っ赤にして気がついた娘に事情を話す神父。

娘はまた気絶しそうになっていた。
114(-"-)sage :2005/07/03(日) 15:43:56 ID:mwQ5qwPU
>>106氏の
最後まで・・・の意味は把握できておりませんが、、
これが今の私のエロの精一杯です。

喜んでいただけたら幸い。

文書くの二回目なので平にご容赦を(,,・-・)

あと感想待ってます(;´▽`A``
115109sage :2005/07/03(日) 16:20:10 ID:hDG5o6cI
>>111>>113-114
GJですた(´∀`*)
マジで感謝です(TдT) アリガトウ
これからも頑張ってください
応援してますよ〜

(今朝、うちのプリ娘が赤芋4+αでシボンしたから、このリクしたとか言えない(*ノノ))
116名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 16:20:35 ID:1TshsgoU
>114
こんな短時間でゑロいを書くとはGJ!
赤芋の虫らしからぬフェチズムな行為と、意に反して感じてしまうプリにハァハァできました。

最後までというのは本番をやれということでは?なお、私は本番を想定していない作品には
別に無理に入れる必要は無いと思っています。
117(-"-)sage :2005/07/03(日) 18:20:07 ID:mwQ5qwPU
製作時間は実は2時間です。
漏れエロイナ…。。。

また書く気になったらかきまするるる。
118名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 18:35:15 ID:qR4WUZ3I
リクエストはいいけど、増え過ぎるとマズイな
別にスレ立てる?
リクエスト専用スレ
ジャンルとかは問わずにリクエストして、
書いた職人さんはどの板に書き込んだかを後で教えるとか
必要かな?
119名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 18:42:18 ID:tyvhGNcE
リクエスト(書き手さんから見ると需要調査用)のスレ有ってもいいと思いう(2/20)
120名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 19:24:42 ID:NfnBvYqU
増え過ぎるって言ってもまだ二件ですし、
むしろもうちょっと雑談めいたレスが(リクエストも)あってもいいんじゃないかなー、と。
あれはここ、それはここ、みたいにきっちりスレッド分けちゃうと
分散化→過疎のコンボが決まりそうで。
121名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 19:52:42 ID:qR4WUZ3I
>>120
このスレだけだったら私も分散→過疎はあると思う
だから他のスレも一緒にリクエスト専用って意味で書いたんだ
いくつもある小説スレとか全部纏めて一つのスレ
リクとか気に入らない人はそこ見なければいいのでそれぞれのスレにも優しい

前にリクエスト云々で荒れたのってここじゃないんだっけ
どうも記憶が曖昧だ…_| ̄|○
122名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 20:15:30 ID:soNLL3m.
にゅ缶(にゅちゃんねる、だったっけ)あたりにあった萌えスレが
板になって、職スレとかどんどん細分化されて、追いきれなく
なって、スレごとの住人に分散しているのは事実だったり・・・
123名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/03(日) 20:20:38 ID:qR4WUZ3I
>>122
そか、不必要だったか

スレの消費申し訳ない
忘れてくだされ
124コモドのロードナイト(1/2)作者:(-"-)sage :2005/07/03(日) 21:32:17 ID:DXKwkO1Y
プロンテラの昼下がり。
プリーストの少女が露店の商品をじっとみつめている。
プリ:「これ・・・喜んでくれるかな・・・。」
ほうを赤らめ、深呼吸をする少女。
手に持っているのは少し高価な帽子だった。

不意に少女にWisが聞こえてくる。
ロードナイトの声。

LK:「いまどこ? 暇なら狩りにいかない?」
プリ:「もちろん。」

Wisが終わると少女は露店の商人に品物を返すと、
プリ:「ごめんなさい。 また今度来るね。」
と軽くお辞儀をして露店商人の元を走って離れて行った。

魔法都市ゲフェン。
中心にシンボルとも呼べる遺跡の前でロードナイトの男がが白ポーション片手に青空を仰いでいる。
LK:「今日もいい天気だな…。」

そこへ慌しくプリの少女が速度増加で走りこんでくる。
プリ:「あれ? 止まらない…あははは…。  そこどいて〜!!」
その勢いは止まらずそのままロードナイトに男へ衝突する。
……ゴチン。

衝突すると、その反動で少女は後方に倒れそうにバランスを崩す。
ロードナイトは左手で少女を背中から抱え込みかばう。
プリ:「あ―…。鼻…うっちゃったぁ。 いった〜い。」
鼻を押さえる少女。
LK:「だいじょぶか?」
プリがおさまった痛みに我に返り目の前を見るとロードナイトの顔が急接近していた。
急に真っ赤になる少女の顔。
湯気がいまにもあがりそう。

プリ:「え…えと…も…もう大丈夫だから放して。」
その真っ赤な少女に状況に気づき、あわてて手を放すロードナイト。
照れ隠しに服をはたく少女。

その様子を見ていたロードナイトも赤い顔で口を開く。
LK:「なあ、今日は深淵でも相手しようと思うんだ。 それとも行きたいとこある?」
プリ:「ううん。」
少女は首を横に振る。


清算しゅうりょ〜。
元気な声が街をいろどる。
先ほどの二人が清算をしていた。
プリ:「今日もレアでないんだから…もぉ〜君のせいだからね?」
本のかどでロードナイトの頭をこづく。
LK:「いたた…あ、そういえば…今日はおまえの誕生日だったよな?」
プリ:「え? …あ・・・うん。」
LK:「プレゼントは何がいい?」
プリ:「え?・・・…うん。」

ロードナイトの問いかけに歯切れの悪い少女。
LK:「どうかしたか?」
心配そうに少女の顔を覗き込むロードナイト。

また少女の顔に火がつく。
プリ:「あ、そ・・・そう!! 行きたいとこあるの。」
少女は何か思い立ったように男に言う。
LK:「うん?」
125コモドのロードナイト(2/3)作者:(-"-)  まだおわらにゃいsage :2005/07/03(日) 22:37:00 ID:jkuqwct.
ここはコモド。
プリの少女の要求に黙ってついていくロードナイトの男。
二人は小部屋に腰を下ろす。
LK:「ここは?」
男は不思議そうに少女に問う。
すると少女は少し困った顔で笑顔を見せる。

プリ:「ここはね。 君に初めて出合った場所。」
LK:「ここ?」
男は立ち上がり、少女から離れた窓辺に身を乗り出し、思い出そうと風景を見つめる。
少女はそのまま近くのベットに腰を下ろすと少しうつむく。
プリ:「えと…プレゼント…なんでもいい?」
少女は静かに目線を起こし、離れた男の背中に問いかける。
LK:「ん? ああ、でも出来るならあんまりZeny要らないやつがいいかも。」
風景を見つめたまま苦笑しながら答える男。
しばらく沈黙が場を包む。


プリ:「じゃあ、君が…いい。」
不意にポツリと少女が口を開く。
LK:「ほ?」
ロードナイトの男が驚き少女のほうに目をやると、真っ赤になった少女がこちらを見ている。
プリ:「だめ・・・かな。」
少女は困った顔で男に笑ってみせる。
LK:「俺…ほんとに俺なんかでいいのか?」
男が問いかけると少女は、
プリ:「君がいけないんだからね!! こんなに…いつもドジな私に優しくて…君が…いけないんだから…。


コモドの夜は明るい。
夕闇に発光する岩や花火があがって、いつもライトアップられている。
その光の差す小部屋に二人はいた。
プリの少女は男に背中を預ける形でひざを立てて座っている。
鎧を脱いだロードナイトの男がプリの狭く小さな背中を後ろから覆うかたちで窓の夜景を見つめている。

LK:「いいんだよな。」
プリ:「うん。」
男がその声にゆっくりと少女の胸に手を添える。
信じられない柔らさと暖かさが男の手を襲う。
プリ:「…んふ。………いいよ? もっと触っても。」
添えている手の人差し指を胸のふくらみに沈めてみる。
どこまでも沈んでいく人差し指。
プリ:「…あ…ぅ…ん…。 んもう…君の好きにしていいのに。」

少女の挑発が男に火をつけたのか急にその柔らかなふくらみを大胆に掴んできた。
LK:「…ここからはお前のせいだからな?」
プリ:「え?」
不意に出た男の声に少女は聞き返すがそれもかなわず少女の柔らかなふくらみは形を変える。
その男の手に力がこもり少女の胸を容赦なくもみしだく。
ときに優しく、ときに激しく。

プリ:「・・・ぁん、 ぅぁ…く…ん。」
たまらず声が漏らす少女。
LK:「どう?気持ちいい?」
男が不意に問いかける。
プリ:「そ…そんなわけ…。」
少女が恥ずかしそうに熱い吐息を殺して答える。

LK:「じゃあ、気持ちよくなったら言ってね。」
男は少しいたずらっ子っぽい笑みを浮かべて言う。
プリ:「そんな恥ずかしい事言えるわけ…え?!」
ひざを立てている少女。
男の右手は秘部を守るシルクの布に。
プリ:「きゃっ!! 待って、ちょっと、きゃっ!!」

あわてて男の右手をつかむ少女。
だがLKの男には弱すぎる力だった。
126コモドのロードナイト(3/4)作者:(-"-)sage :2005/07/03(日) 23:06:41 ID:IELVNH6I
そのまま右手は湿った秘部に触れる。
暖かで湿った布地に守られた少女の秘部。
秘部のやわ肉が男の指にさらなる少女の柔らかさを教える。
男は人差し指をそのまま秘部の中心あたりに静めてみる。

プリ:「ひゃ?! …ぅ…あ…くぅ。」
布越しに暖かな少女のぬくもりをその指で堪能する。
プリ:「ぁふ…ぁ…ん…んん…はぁはぁ。」
男の指の動きに少女の吐息が熱く、早くなる。
LK:「気持ちいい?」
男がうれしそうにまた問いかける。
プリ:「はぁ、はぁはぁ。…そ…はぁはぁ…そんなこと…。」
その声に男の指が少女の大事な場所へと直接滑り込む。

プリ:「だ、だめ。 ひゃんっ!!」
男は不意にクリトリスをつまんでいた。
プリ:「くぅっ!! ん―!!」
熱い愛液が男の指を濡らす。

力なく崩れようとする少女の体を支える腕。
男にあお向けに体を預ける少女。
LK:「気持ちよかったんだ?」
男は笑みを浮かべて問いかける。

少女はほてって熱い吐息を繰り返す。
プリ:「…し…はぁはぁ…知らない。」
それでも強情に答える少女が男にはいっそう愛しく思えた。
そしてそれはどうしても言わせたいという欲望へと変わる。


LK:「それなら…こうだ!!」
男はくたくたの少女をそのまま抱き上げベットに寝かせる。
少女はベットに寝かせられ今から行われることに観念したかのように全身の力を抜く。
男はそのまま少女の胸元の聖衣を開く。
中には形の良いふくらみが姿を現す。
その柔らかなふくらみを手でつかむとその暖かさと柔らかさで
自分の手が溶かされていきそうな感覚を覚えた。
人差し指と中指でピンク色の硬くなった乳首を強く挟む。
プリ:「はぁ…はくっ!! …ぁ」


寝なきゃあかんのでねます。。。
視点が複雑化して難しい。。。。
また続き書きまする
127名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/04(月) 00:26:08 ID:Yq0bOK32
うーん・・・別に台詞の前に名前要らないと思うんだけど。
地の文で一応分かるようになってるし。
一回メモ帳とかで全部書ききってみれば推敲とかも楽だと思う。
128名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/04(月) 00:54:20 ID:MT0ak8e2
LK×プリだ!
GJ!
これからも期待!
確かに台詞の前の名前は要らないかもな。
129(-"-)sage :2005/07/04(月) 01:17:38 ID:zSd/Q8pc
確かにその通りです。
以前会話文だけで小説書いてたときの名残でつい…。精進します(;´▽`A``

あとノーチェックでリアルタイムで…TVとかでそれてますが…書いているんで
誤字脱字は脳内変換ヨロロ。

だた…こいつはLKである!!
というの書けないのが悔しい。

こういうときのLKは
何をもって、何を書いてLKとするか。。。

うーん。
寝よ。
130名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/04(月) 01:31:20 ID:LY4CMpBA
GJです。いきなり書ける所が素晴らしい。
せっかく「狩りに行った」なんてエピソードが出てきてるんだから
その様子でも描写するとか。そういう意味じゃないのかな?
131コモドのロードナイト(4/4)作者:(-"-) コレデ…オワリダァ!!sage :2005/07/04(月) 18:10:38 ID:EYbslvJ.
コモドの幻想的な光で照らされる部屋。
その光が愛し合う裸の二人の思いを照らし出す。
ベットの上…互いに抱き合い、キスを交わす少女と男。

キスを終え、体を少し起こす男・・・ふと口を開く。
「俺さ…。 まだ信じられないよ…おまえが俺なんかを好きだなんて…。」
視線を落とす男。
少女は黙って男の瞳を見つめている。
「だってさ、俺…いつもいつも“いいひと”で終るタイプだし、押し弱いし。
俺が他人に誇れることといえば、もう“ロードナイトとしての力”だけなんだぜ?」

自分をじっと見つめる少女に気がつく男。
男も少女の瞳をじっと見つめる。
「ほんとに…俺で…いいんだな?」
その問いに少女の瞳は涙があふれてしまいそうなくらい潤いだし、小さく口を開く。
「………ばか。」

二人は永い永いキスをする。
キスを終えると男は熱くほてった少女の体をぎんみする様に少しづつ少女の胸元まで体ごと目線を落とす。
その硬くなった乳首から、今にもなにかあふれてきそうな・・・ぱんぱんにふくらんだ胸。
男の手が少女のぱんぱんにふくらんだ胸を押しつぶす。
「はぁ…ぁ…ぅ・・・んんぅ・・・。」

指の間に硬くなったピンク色の突起物が。
男は突起物を確認するとその指で強く挟み込む。
硬くなっているはずの少女の乳首は男の力に強く押しつぶされ、無残に変形する。
「んぁっ!! く、くぅ…ぅぁ…ぁ…ぁぁ。」
瞳を強く閉じ耐える少女。

いつも元気な少女。
その白い肌に、細い腕、小さな肩、小さな手、繊細で暖かく柔らかい体。
そんなすぐに壊れてしまいそうな体なのに、
自分のためにその欲望を受け止めようと必死に耐える少女。
愛しくてたまらない。
熱い吐息をただ繰り返す少女。
だがその呼吸すらままならない。

胸にある手を放し、そのまま少女の下腹部へと手を伸ばす。
少女の秘所は信じられないほど熱くなっていた。
へとへとに脱力している少女の体。
その秘所の奥に人差し指を沈めてみる。
「はぁはぁ……くぅっ!!…ぅ…あぁ…く…ぅぁ。」
再び声を上げる少女。
さらなる刺激がその体を襲う。

熱い愛液で溶かされてしまいそうな少女の秘所。
少女の声が更なる欲望を男に駆り立てる。
欲望のままその指で少女の大事にしてた世界を堪能する。

再び指を離す頃には少女の秘所のまわりに愛液でベットに湖ができていた。
なんども指だけでイカされ続け、熱い吐息を繰り返す少女。

「だいじょぶか? 俺、調子に乗りすぎたかな。」
男が心配そうに少女の顔を見る。
「はぁはぁ…だ…だいじょうぶ…はぁ・・・は…君なんかに…はぁはぁ…負けちゃうほど…はぁは…
…やわじゃないから……。」
少女は軽くウインクして少し笑顔を見せる。

「おまえ…めっちゃくちゃ可愛いな…。」
思わず面と向かって漏れた言葉。
その男の言葉に少女はこぼれんばかりの笑顔を見せる。

「おまえをもらう。」
男はそういうと自分の陰茎を秘所にあてがう。
そのままゆっくりと少女の中へと沈めていく。
大量の愛液が陰茎を中へといざなう。
しかし少女の中はかなり狭く、全ての方向からすごい力で男の陰茎をしめつける。
「くぅぅ!! ・・・く…くぁぁ…ぁあぁあ…。」
少女の痛みにあえぐ声。
「くっ…狭い……。」

ゆっくり進んでいくと行き止まりに。
「(…これがおまえの…)」
ふと少女の顔を見る。
瞳を強く閉じ、声を殺しただ必死に耐える姿。
「…もうおまえは…誰にも渡さない!!」
男はそう叫ぶと一気に少女の処女膜を貫いた。
―ブツ―。

「――――ッ!!!!」
少女の体が跳ね、秘所の奧から赤い愛液が流れ出る。
瞳に涙があふれ、シーツをただ強く強く握りしめている。
まるで秘所をずたずたにされたような痛み。
ただひたすら声を殺して耐える少女。
そんな少女の胸を男は優しくもみしだく。
ピンク色の乳首を口に含んではその先端を舌先で強くこすりまわし、
全ては痛みを忘れさせるために。

パンパンにはった胸をさまざまな形にもみしだく。
小刻みに潰してみたり、強くこねくりまわしたり。

「…も…だいじょうぶ。  ・・・動いて。」
その声に男は再び陰茎を少女の最奧へと沈める。
「…ぅ・・・く…くぅ・・・…ぁ・・・はぅ・・…くっ・・・くぅ・・・。」

陰茎が全て飲み込まれ、少女の最奧を確認する男。
「いいな、動くぞ。」
少女は無言でうなずく。
その陰茎で少女の中を壊してしまおうと言うくらいの男の凄まじい突き。
「きもち…はぁはぁ…いいかぁ!!」
「ひゃっ!!・・・ひぁ…き・・・もちいいよぉ―!!……あ――!! あぁあ!!・・・くぁああ!!!」

そのロードナイトの力の全てをその秘所で受け止め続ける少女。
「…もうっ!! 出る!!」
「出して――ッ!! 中にぃ―私にぃ――ッ!!  出してぇぇぇ――ッ!!!!」

ドクドクッ・・・ゴポ…。
少女の秘所から大量の愛液と精液があふれでる。
「…はぁはぁ…これで……君は…もう…私…の……。」
そのまま意識を失う少女。

「ああ・・・、そうだね…おまえは俺のさ。」


二人を祝福するように花火が上がる。

男は寝息を立てる少女に。
「俺がおまえをハイプリーストにしてやるからな…。」
132(-"-)sage :2005/07/04(月) 18:12:45 ID:EYbslvJ.
速攻で書き上げたので無残なほどにノーチェックです。

とりあえず

LK♂×プリ♀の章


終了!!!
133(-"-)sage :2005/07/04(月) 18:15:23 ID:EYbslvJ.
>>130

狩りの描写はサボりました。
何の小説かわからなくなるほどエキサイトするといけないので(-"-)
134名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/05(火) 01:06:34 ID:1yXe69hw
GJ!!
俺も好きなカップリングだ!
また書いてくれ!
135名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/05(火) 04:27:07 ID:BIJ3rdCg
ずいぶん前からあるコピペ?で、アサシンを後ろ手に縛っていじってて肝心な所で切れてるやつがあったと思うんだけどどこか保管してあるところないかな?wikiにもなさそうだし…
136アサ♀×プリ♂の章【プロローグ】作者:(-"-)sage :2005/07/05(火) 17:58:42 ID:4G5bOx9.
ザ―――――…。
深夜のアルベスタ路地裏。
大粒の雨が周囲の音を飲み込んで視界さえままならない。
その雨の中、二つの人影があった。

「ひぃぃぃ!!」
帽子をかぶった太めの男が重そうな荷物を抱え込んで走っている。
すぐ後ろを黒い人影が物凄いスピードで近づいてくる。
黒い人影は人外な跳躍力で帽子の男を飛び越える。
すると男の進行方向数十メートル先へ。
そこで静止した。

「ひぃぃぃ!! た…助けてくれ!!」
帽子をかぶった太めの男はその場で腰を抜かしてしまったようだ。

「いまさら命乞いか…。 …組織から金を盗んだ時からわかっていただろう…。」
かろうじて聴き取れる女の声。
男に少しずつ近づいていく黒い人影。

「お…お前等の金なんてどうせ真っ黒だろう!!」
叫ぶ男。
腰からナイフを取り出す。

「…だからどうした・・・。」
もう黒い人影は男のそばまで来ていた。

男の顔が青ざめる。
それもそのはず。
組織でも上層部にあたる対モンスター最終兵器【暗殺集団“マテリアル”】。
そこの女暗殺者「ティンシア」だった。
「あいにく、組織の下層部の兵が出払っててな。 ・・・運が無かったな。」
ティンシアはゆっくりとカタールを構える。

「娘を…娘の病気を治したいんだぁぁ!!」
男は立ち上がりナイフを構えてティンシアへと走り出す。
「…娘?」


大きくどこまでも続くプロンテラの大聖堂。
その一番奥にお祈りをしている大きな背中。
中年のプリーストがこちらに気づき優しい顔でこちらを向く。
「お父さんはね。 世界中の人が幸せに暮らせるようお祈りをしてるんだよ?」
その顔に触る小さな私の手・・・。
すぐ隣には長い黒髪の女性が。
「さ、お母さんと一緒にお祈りしましょ?」
カラスの濡れ羽色の長い髪が大聖堂の光と調和して輝いている。
わたしはお祈りをしようと目を閉じる。

急にあたりは悲鳴だけがこだまする。
再び目を開くとあたりは暗く闇に覆われていて大雨の中。
逃げ惑う人々がわたしの周りを行き交う。
びしょ濡れで独り立ち尽くす私。
気が付くと目の前には燃えている家。
自分の家が燃えている。
家に向かって必死に親を呼ぶ私。
「アァ――ッ!!!」
視界が暗転する。


…ザ…
……ザ――――…。
「……うッ!」
うつむいていたティンシアに男が体当たり。
驚いて反射的に動かす腕にナイフの刃が沈む。
「あぁッ!」
細身の体が男が体当たりで宙に浮く。
素早く受身を取るとすぐさま男の帽子ごと頭を切りつける。
その際に血まみれの帽子が地面へと落ちる。

「うあああぁぁ!!」
叫ぶ男。
「落ち着け!! 毒をもってはいない!!」
男を一括するティンシア。
「血が…血がぁ!!」
慌てふためく男。

「頭からは血が多く出るものだ……くっ…う!!」
ティンシアは腕に刺さったナイフを抜くと地面へと落とす。
そして首にあるマフラーを解くと男に差し出す。
「これを巻いておけ。 すぐに止血できる薬剤が塗ってある。」
「…あんた…どうして…。」
驚きを隠せない男。
「早く行け!! そして家族を連れて町を出ろ!! 絶対戻ってくるな!!」
男に怒鳴るティンシア。
男はマフラーで頭を押さえながら雨の中を逃げるように走り去っていった。


腕から流れ落ちる血。
降りしきる大雨の中…細い影が地面へと倒れる。


(-"-)
今回エロはありません。
…がアサスィンたる強さや辛さで人物に厚みを持たせる愚考策です。
こういうアサ子がこんなことやあんなことになる・・・という感じの。

だからこの先にエロがあります。
また続きはそのうち書きますです。
よろすくです(-"-)
137(-"-)sage :2005/07/05(火) 18:08:38 ID:4G5bOx9.
あぁ!!

荷物…描写忘れた・・・。
とりあえずお金は男が持って行きました。


ということでヨロ(-"-)
138(-"-)sage :2005/07/05(火) 18:46:50 ID:4G5bOx9.
ああそうそう。
プロローグだけですでに謎を多く設置してますが
癖みたいなものす。

短編に仕上げますので謎はたぶんかなり残ります。
あとダークな展開で始まってますがダークが苦手な人もいますでしょうし、
まぁまぁライトに甘く仕上げますから安心してください。

すぐにエロくしますので、

も〜…とっっってもエロい人も今回は黙認してくださいませ。
139名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/07(木) 00:39:04 ID:4a/VJ0ek
某ゲームをクリアしてたら「ROとボク」なんてネタを思いついたんだが
書き上げるだけのセンスも時間もないのが……
140名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/07(木) 19:03:21 ID:HrbcuaMI
>>139
とりあえず詳しく。どんなネタか書いてみたら神が降臨するかも知れん。
141アサ♀×プリ♂の章 【第二話 光の射す街】作者:(-"-)sage :2005/07/07(木) 19:43:07 ID:k.CYwOME
…カンッ…カン…カンッ!!
鋼を叩く音。ここは鍛治屋「クホ」
じゅー…。

「ほぉら出来たっ! おまえの武器だ。」
筋肉質の男が奇妙な形の武器を誇らしげにカウンターへと運んでくる。
カタールだ。

大きなマントを羽織った長い髪の客が1人。
「ああ。」
女の声。
その女はそれを受け取るとそっけなく出口へ向きをかえる。
鋭く、隙のない表情。
カラスの濡れ羽色の長い髪が滑らかに広がる。
ブルーブラックの瞳。大きめのマントをはおってはいるが、
暗殺者装束が見え隠れする。
「しかし・・・あんなきゃしゃな娘も戦わないといけなくなっちまったのか…。」
筋肉質の男がポツリとつぶやく。

女はフードを深くかぶり、頭を隠して外へ出る。

強い日差し。
その眩しさに目を細め外の様子をうかがう。
そこはプロンテラの露店街。

「大特価ーで〜すぅ! エルニュウムがなんとぉ、ごひゃっ…ゲフンゲフン、50Kだよぉ♪(550K)」
「この人詐欺師で〜す。」
「んだと ゴラァ!!(゚Д゚#)」
露店商人達の声が飛び交い、活気に満ちている。

鍛冶屋から出た女は大きめのマントに身を覆い、
フードを押さえながら大聖堂のほうへいそいそと歩いていく。

大聖堂の前、女はフードを脱ぐとの顔があらわになる。
さっきの顔とはうってかわり、そこか不安そうな表情でしきりにあたりを見まわす。

すると背後から肩先に手。
「なぁ、べっぴんさん。 誰か探してんのか? 良かったら相談に乗るぜ?」
彼女が振りかえると、そこにはシーフの男達がいた。
連中のひとり、肩に乗せた男の手に力がこもる。
「…クッ!!…(こんな男達の気配にも気がつかないとは…何をやってるんだ私は。)…。」
痛みに表情が歪む。
暗殺者装束も武器も、その大きなマントで完全に覆われ、、
その細身の体に細い腕、狭い肩先に長く黒い髪…。
男達には人見知りの激しい細身の女性にしか見えていない。
「なぁ、いいところ連れてってやるよ。」
男の手にさらに力がこもる。

「イタッ…チ… いいかげんに…」
彼女がそう言いかけた……その時。

「おぉーと、ごめんよぉ!!」
「うっ!!」
連中の一番奥にいる男が倒れる。
男が倒れると、右手でスタナを肩たたき代わりにしながらプリーストの男が立っていた。
彼女の顔が驚きの表情を見せる。
プリ―ストはスタナの動きをとめると、やれやれといった表情で、
「おまえらにはわるいが…そいつは俺の女だ。」
…と一言。

途端に彼女の顔に赤みがさす。
彼女の肩をつかんだ男が叫ぶ。
「やりやがったなてめぇ…殺っちまえ!!」
他の男達はナイフを取り出し次々とプリーストに襲い掛かる。
するとプリーストはスタナを左手にさっと持ち替え、
襲い掛かる男のナイフを右手で叩き落し、左手のスタナで鼻歌交じりに殴り飛ばす。
次々と倒れる男達。

彼女の肩をつかんだ男の顔が青ざめる。
すると男はすぐさま彼女の背後へ。
すぐさまナイフを取り出し彼女のほおに当てた。
「へ…へへ。こら糞神父。武器を捨てな。」
男の持つナイフが心境を物語ってるかのごとく震えている。

「…おい。やめとけって…死ぬぞぉ、お前。」
困った顔のプリーストがそう男に声をかけた瞬間。
彼女は身を落とし半身をひねり、
超人的なばねで半身と共に男のほおの側をカタールで切り上げた。
肉眼では確認できないほどのスピード。

男はなにか虫が止まったような感触に自分のほおを触る。
ヌルっとした感触。
手を見ると小量の血が。
「ち…血が。」
男の顔がさらに青ざめる。
彼女は静かにカタールを下ろすと男をにらむ。
「…今度は首を飛ばす…。」
彼女の声に男は慌てたように逃げ、走り出す。
「ひゃぁぁぁ!!」
すぐに見えなくなってしまった。

「な〜にやってんだよ。 ティンシア。」
プリーストが右手で肩を叩きながら彼女に近づいてくる。
「うるさい。 …私にだって油断はある。」
うつむいた彼女の顔に再び赤みがさす。
「油断ねぇ…。」
プリーストは彼女の側でひざを曲げ腰をおとし彼女の顔をニヤニヤと見上げる。

…ゴキ!!
大聖堂前に痛そうなゲンコツの音が響く。
「…い…いってぇぇ〜…。」
頭を押さえるプリースト。
「誰が黄様の女だ!!  …このエロ神父!!」
真っ赤な顔の彼女。
「え…エロ? どこでそんな言葉覚えたんだよ…。」
「おまえの噂にいつも出てきた言葉だ。 たいそう女にもてるらしいな。」

彼女がそう言い放つとプリーストは立ち上がり
彼女の正面で彼女の肩に両手をそえ、
「心配するなティンシア、お前だけは特別だ。」
と真顔で言う。
それを聞いたティンシアはしばらく驚いていたがすぐに顔に怒りの表情が。


…ゴキ!!
大聖堂前に痛そうなゲンコツの音がふたたび響く…。
142(-"-)sage :2005/07/07(木) 19:48:09 ID:k.CYwOME
はい。
またもやエロまで到達できなかった嘘つき筆者です。

言い訳をするとすれば、映像で数十秒の動画を文にしたらこうなったと。

次回はティンシアがシーフの親分にさらわれます。
そこでエロイことをされる予定ですので今度はエロイです。
保障します。

今回までお許しを。。。
143139sage :2005/07/07(木) 23:13:35 ID:eGiF2y9c
>>140
一言でいってしまえば、「某ゲームの主要キャラがROの世界で大騒ぎ」ですね。
いかん、劣化パロディにしかならなそうだ……_/ ̄|○
いや、エピソードはいくつか思いついてはいるんですがね。
144名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/08(金) 00:06:32 ID:jAA32Wwo
>>143
ちょっと喩えが我ながらアレだけど、ロマサガの改変ネタとかみたいなもんか。
元ネタわかればいいけど、どうだろうね。
14539sage :2005/07/08(金) 01:05:52 ID:98wcTcMw
憂い愛するものがやけに長編化したあげく、
予告したような親子丼がなくなりつつあるこのごろ。
ちょっと一晩付けで別のお話書いてみました。
よろしければご賞味ください。
146マンネリがなくなる日 (1/4) by 39sage :2005/07/08(金) 01:09:32 ID:98wcTcMw
彼は騎士。私も騎士。

いつもどおりの朝だった。
マンネリとしたセックスで、そのまま眠ったんだ。
はっきりいって、全然よくなかった。
ちょっと胸を触って、ちょっとアソコを弄って、そのまま挿入されて果てられてしまう。
そんなテクもムードも完璧ゼロなセックスなのに、彼は「どうしてイッてくれないんだろう」
とか、とち狂った身勝手なこと言ってくれた。
そりゃさ、私だってあなたとしてイキたいわ。すごく気持ちいいえっちしたいわ。
でもさ。
最初のころのどきどきした感情のころに、もっと丁寧にいっぱい愛してくれれば
ちっとは私もえっちになって、あれくらいでもイクようになってるだろうさ。
でもさ。
最初のときはほとんど濡れない私の中を思い切り突き上げて荒らしてくれたじゃん?
それにさ。
自分の好きなようにしか私を触ってくれないし、ちょっと濡れたらすぐに入れたがるじゃん?
そんなのでどうして気持ちよくなんかなれるのさ。
別に早い遅いなんてどうだっていいのよ。
入れて少しも動いてないのに出されるのはもうどうしようもないんだから。
そんなことより、もっと刺激的な、どきどきが止まらないようなのがいいの。
でもこれって、我が侭?
でも、あなただから我が侭いいたいんだよ。
だって、だって。
あなた以上に好きな人は、この世にいないんだから。

早朝のベランダ。
剣を振る私の手には、いつもよりも力強い興奮がこもってた。
「なによ、なによっ」
たんなる素振り。
はたから見れば、ちょっと真剣にやっているように見える、素振り。
「いつもいつもいつもいつも、あんなふーにしかできないわけぇ!」
ぶおん。
思い切り、強く振り下ろした。
剣先を寸前で止められなくて、地面にちょっと打ち付けてしまう。
「うぁ」
手に、固い地面にはじかれた剣の衝撃が返ってきて、痺れる。
「〜〜〜〜〜っ」
このところいらいらしていっつもこう。
悪い癖にならないといいんだけどなぁ。
「はははははは」
こっけいな私を笑いにきたわね。
「なによ、いけないのはあなたじゃない」
「悪い悪い。俺もあのままじゃいけないと思うけど、どうすればいいか」
謝って、とたんに謙虚になる彼。
なんてか、私はそういう素直で腰の低い彼の姿にどうしても釘付けにされてしまう。
「うん……でも、でも、あなただけがいけないんじゃないもんね」
「本当にごめん」
うじうじするようなやつって、同僚の女の子は彼をあまりいいといってくれないけれど、
私にはそういうのがどうしても魅力になってしまう。
ってか、彼の場合はうじうじっていうんだろか?
「いいのいいの。次は期待してるよ」
「うん」
彼の肩をちょっと叩く。でも、彼のうなずきはあまりにも消極的だった。
もう、何度目になるんだろう? 実は結構、回数重ねてるよ、これ。
そのたびに私は彼の腰の低さに折れてしまう。
それだから、いけないといえばいけないのかもしれないんだけど。
結局同じことを繰り返すんだと、そのときはもう半ばあきらめ半分だった。
そう、今日という日がこなければ。
147マンネリがなくなる日 (2/4) by 39sage :2005/07/08(金) 01:10:07 ID:98wcTcMw
オークダンジョンの2Fから帰った私。
鎧の上には、ゼノークの返り血をいっぱい浴びてた。早く洗い落としたくて、
私は急いでチェックイン済みの宿の自分……たち、の部屋に駆け込む。
そう、私は彼と同じ部屋に寝泊りしてる。
「はぁ、このままじゃだめになっちゃうかなぁ」
ゲフェンの物見台で雄大な展望を眺めながら、彼は私にきれいな指輪を渡してくれた。
指輪には大きなダイアモンドが埋め込まれてて、すぐに意図を汲み取れた。
「ぅぅ、せめて式までにはもっともっと気持ちよくなりたいよ」
私は、お風呂場で鎧の留め具を外しながら、もう期間を待ってくれない式のことを考えて、
憂鬱な気分にうつむいてた。
鎧をひとつひとつ、私の体から外してく。プレートでつながれた鎧と、チェインメイルの下地、
さらにその下まで。
手馴れた動作を繰り返して、すぐに私は一糸まとわぬ姿になってた。
下着を、脱いだ衣類の下に隠して、お風呂場に直行する。
シャワーのコックをひねると、ボイラーで適温に暖められたお湯が、私の体に降り注いだ。
「はぁ……」
ため息ばかりが漏れた。
とてもとても虚しい気分だった。
彼はさっきまで一緒にいたけれど、買出しをするからということで私だけ先に帰ってきた。
買出しにも付き合えばよかったのかもしれないけど、なんだかちょっと彼と離れて
ひとりで考えたかった。
シャワーのお湯が返り血を丁寧に洗い流してくれて、汗ばんだ体がお湯に湿らされてく。
ふと、シャワーの下でじゃれあったときのことを思い出した。
まだ付き合って間もない頃だった。シャワーに降られながら、抱き合ってキスした。
でも、シャワーのお湯の量が多くて、舌を絡め出したら口にいっぱいお湯が入り込んできて、
思い切り興ざめしてしまったんだ。
でもあのキス、もしあのまま続けてたら、きっとすごく興奮したんじゃないかな。
初めては15に満たない頃に、好きあった人にささげた。でもその人とは上手くいかなくて、
別れた。その後今の彼に知り合うまでふたりと付き合ったけれど、彼以上に
好きになることはなかったっけ。
ふと、いつのまにか私自身の指で、自分の唇をゆっくりと撫で回してた。
「ん、ぁ」
唇の両端を優しくなぞると、なんだかちょっと敏感な気がした。
思わず声が漏れてしまう。
「はぁ、あんなキスしたいな」
私は、あんな情熱的なキスはもうありえないと、完全にあきらめてた。

シャワーを止めておく。
石鹸で立てた泡を、体に塗りたくる。
こうして洗うと、余分な皮脂やなんかを落とせるし、臭いも幾分消えると、
最近友達に聞いて、実践してる。
石鹸って、服を洗ったり、食器の油汚れを落とすためばかりに使うものじゃないのかな。
むしろこっちのほうがさっぱりするから、好きだった。
ふと、掌が乳房を包むと、彼が背中側からいるような気がした。
「ぁ、っ……」
手に握力を込めてみる。
揉むのが楽しくなるような大きさだなんて、彼は言ってた。
ちょっと大きめかもしれないけど、でもべつに巨乳というほどじゃない、私の胸。
無理と形を歪ませるように、ちょっと意地悪に胸を揉んでみた。
「う、ぅ、ふ、あぁ」
いつも、こんな風に彼はしてくれない。彼は絶対、私の胸をちょっと揉んで、
飽きるともうやめちゃう。ちゃんと感じさせるようになんて、一度もやってくれない。
こう、たまに乳首を指ではじいたり。
「ひぁぁぁっ」
ゆっくり、乳房を寄せてあげるようにしたり。
指をすぼめるようにたどらせたり。
乳房の下のほうをちょっとくすぐってみたり。
「はぁ、ぁう、ぅぅ、はぁん」
はぁ、こんなふうに、してくれたらいいのにな。
でも、こんなふうにして、なんて、私の口から絶対に、いえない。
こんなにえっちなこというなんて、顔が火を噴きそうなほど恥ずかしい。
絶対、だめ。

はぁ、はぁ、はぁ。
息を切らせてる。石鹸を洗い落とした私は、シャワールームで完全に座り込んでた。
石畳であまり座りごこちが良くなかったけど、でも私のあそこは驚くほど愛液を吐き出してた。
もうこんなになんて、絶対ならないと思っていたのに。
指でなぞると、背筋をぞわぞわっと刺激的な感覚が走った。
「ふぁぁ、ん……」
やんわりとしてるけど、でも確実に私を虜にする心地よさ。
夢中になって、私は自分の秘肉を指で弄ってた。
「ぁ、ん、すこ、しくらい、いじってほしいよぉ」
指で秘肉の隙間を開くように広げてみる。それを、曇り戸の向こう側に見せるように、
腰を浮かせてみせた。
私は、その曇り戸に、お尻を向けるような体勢になってるんだ。
「ほら、こんなになるんだよ、私だってこのくらいになるほど感じたいんだよ……」
指に、蜜内からあふれる愛液がしたたってくる。
なんだか、ものすごく視線を感じる。誰か、見てるのかな。
うぁ、やば、私、露出狂……かな。
見られてると思ったら、もっと中がぬれてきたみたい。
いいの、見てもいいから。私の、いやらしい姿。
指が自然に、クリのまわりをなぞり出してた。彼はすぐ触っちゃって、全然感じない。
むしろ痛かった。いきなり、剥いて指先で弄るんだから、当たり前。それ以来、
彼の指はいくら包皮の上からでも、強く感じても、気持ちいいなんて思えなかった。
ほんとは、すごく気持ちよく感じるのに。なぜなんだろう。
「はぁん、指、さわって……」
ほらぁ。
指がクリをいじったとたんに、体を支える力が抜けてしまうんじゃないかと思うほど、
体中を稲妻のような快感が走った。
「ひっ、はっ、ぁ、ぁん、ぁん、いいよぉ、すごく気持ちいいの」
いつのまにか没頭してる自慰に、もう頭の中がとろけてて、いつまででもこの心地に
溺れてしまいそうだった。
でも、クリだけじゃ、だめ。というか、自慰では絶対だめ。
せっかく、せっかくいい人がいるのに、自慰で果てるなんて、絶対いや。
はぁ、欲しいよ。
あなたが、あなたので私をいっぱいに満たして欲しいよぉ。
お願い……お願いぃ。
「はぁ、はぁ、ぁ、ぁぅぅぅぅぅんっ!!」
でも、私は我慢できなくて、思い切り強い高みに登りつめてた。
蜜口が、びゅく、びゅくと、大きなオーガズムを感じている私の証明に、強く強く中を
締め付けてるようだった。
148マンネリがなくなる日 (3/4) by 39sage :2005/07/08(金) 01:10:45 ID:98wcTcMw
息が落ち着いたとき。
ふと、私のお尻と腰が、誰かの手で持ち上げられてるのに気づいた。
「あ、れ?」
だれ、だろう。
「ちょ、ちょっと、あなたいったい」
「俺だよ」
なんだ。もう帰ってたんだ。
声を聞いて、彼だとわかってとても安心した。暴漢だったら、ボウリングバッシュで
ふっ飛ばしてるところ……って。
「ぼうりんぐ……」
いくらなんでも、彼だからってこんな恥ずかしい場面を見られて、そのまま通せるわけない。
私は思いっきり息を吸い込んで、力強くその言葉を叫び、叫んだ言葉をひねった体に
託そうとした。でも彼はその私の口をふさいでた。
彼の、味だった。
「ん、ぁ……」
すごく、口の中でとろけるような甘味を感じた。
それはけして文字通りではなくて。
「ん、ちゅ」
彼のキスは拙いけれど、一生懸命。
口内を、ゆっくりと彼の舌がたどっていく。
「ん、んっ」
それだけで、すでにできあがってた私の体はまた熱を取り戻してた。
彼に見られた、からかもしれない。きっと彼は私がオナニーしていたのを見てたんだ。
そう、あのお尻を持ち上げて、クリいじってたときには、もうきてた。
「ん、はぁ……遅い、よ。それに黙って触るなんて」
「なんで?」
「こんな不意打ちはいや。それにもう、イッちゃったし」
「じゃあ、今度は俺をイカせてほしいな」
「う……」
そういわれて、とたんに熱が冷めていくような気がした。
「……ちょっと退くな、そういうの」
「え」
「もっともっと高ぶらせてからいってよ、そういうの」
でも、からだの奥の奥は、こんな恥ずかしいことすらも平気で言わせてしまうほど、
熱を取り戻していた。
彼が私を後ろから抱きしめる。
「ごめん」
うなじに対して、息を吹きかけるようにあやまった。
「ふぁぁ」
息が熱くて、思い切り感じてしまう。
「え、え?」
「……っ」
でも、このままどうしたらいいかをいえなかった。
正確には、どうしてほしいのか。
彼は私の反応にとまどっていたけれど、何もいわないでいると彼はすぐ、私の胸に
掌をのばしてきた。
すぐ、私はその手を止めさせる。
「だめ……うな、じ……」
「うなじ? がどうしたの?」
「息、すごく、感じたの」
いえたのが嘘みたい。
すごく、恥ずかしい。
「うん」
彼の唇が、うなじに当たる。鼻息が通り過ぎて、さらに感度を増しているように思えた。
「う、ぁ、ぁぁ」
私は、制止した手をちょっと胸に誘導した。
「いいの?」
そう、うなじにささやく彼。
「して……」
それだけ、私は伝えた。
彼は私の胸を、大きな掌で包んだ。私の手じゃちょっとあふれたのに、彼の手だと
余裕で包み込まれてしまう。
「ぁぁぁ……」
吐息に声がまじった。
夢中で彼は私の胸を揉みしだいてく。その感触を味わうように、ゆっくりと、ときには激しく。
「ぁん、はぁん、はぁ、ぁぁ」
手の動きがそのまま、口から出る声になってた。
すごく、気持ちいい。
「はぁ〜っ、はぁ〜っ」
彼の熱い息がうなじに吹きかけられると、胸の快感にその感じが
上乗せされているかのようだった。
すごくすごく気持ちいい。
「うわ、乳首がこんなに固くなってる……」
いきなり指で乳首をひねり始める。親指で転がしたり、親指と人差し指でつまんだり。
「ひぁんっ! ぁっ、ぁあ」
もう言葉では言い表せないほど強烈な心地が体に焼き付いてきてた。
どうしようもなく気持ちいい。
「はぁん、いいよぉ、もっと激しくしてぇ」
そう、言ってた。
彼にだって、やればできる、そんな気がしてたから。
勢いづいてた彼は、そのまま後ろから私のクリに手を伸ばしてた。
でも私は、もう彼の手をさえぎる気なんかなかった。
指がクリに触れると、体中がびりびりと震わされたようになった。
「ひっぁ、ぁぁぁ、すご、い……」
驚くほど強く感じてた。自分で触るのの、何倍も強く。
彼は指の腹に私のクリを擦りつけるようにしながら、その先で膣前提を小さく弄った。
「はぅぅ、はぁ、はぁんっ」
もう、たまらなかった。
「ほしい、よお」
思わず叫んでた。
彼ももう、限界だったみたいで。
後ろから抱いて、こらえられないほど固く熱くなってた彼の男根は、彼が下半身を
晒すと高くそりあがって、びく、びくと脈打ってた。
彼が私の腰をさっきみたいに掴んで、浮かせる。
やだ、後ろから、だ。
うぁぁ、丸見えになってる、よ。
彼の視線、が、きっとその部分に釘付けになってると思う。しばらくその体制のまま
ほっとかれたから。
やだ、ものすごく恥ずかしい。
こんな体勢のままほっとか、ないで……
すると、私の蜜壁にいつのまにか押し当てられた陰茎が、私の中へ中へと
押し込まれていった。
「はぁ、ぅ、ぅぁぁぁ」
でも、けして彼は一気に押し込んだりしなかった。
まるで、私の中を味わうかのような、ゆっくりとした挿入。
「うは、ぁ……」
自然と興奮が止まらなくて、きゅ、きゅと彼自身を締め付けてた。
「はぁ、んっ」
彼が、完全に私の奥に到達する。
奥を思い切り押し上げてるのが、分かる。
私の腰を彼が掴んで支えると、ゆっくりと私の中を前後させた。
「ひぁぁ、っ、はぅんっ! ぁっ、ぁあんっ!!」
最初はゆっくりと、でもじきに、彼が感じたいがままの強いペースになってる。
いつもならすごくマンネリだったのに、今日は全然違う。
大きな彼の先が届いてる。
私の一番奥に届いてるよぉ。
「お、く……とどいちゃって、るぅ、すご、すごく、はげし、いぃ」
強く強く腰をお尻に打ち付けてる。
びっくりするくらい、思い切り突き上げられてる。
「はぁん、いい、こんなの、はじめて、はじめてぇ」
「俺も、こんなに、きつくされたら、もう……」
「だめぇ、まだイカないでぇ、もうちょっと、もうちょっと……」
でも彼の方がもうもたなさそうだった。
やだ。
生殺しのままじゃ、やだ。
「あとすこしだけぇ、はぁ、はぁ、がまん、してぇ」
「うぅ、いき、そ……」
もう、がっついてた。
私から思い切り腰を振ってた。
そのたびに、彼と、私の結合がより深く挿しこまれて。
「はぁ、はぁ、イク、イクよぉぉ。きて、きてぇ」
私がそう、言葉を漏らしたときに、彼の突き上げが最高潮になって。
深く、より深くつながろうと、腰を思い切り叩きつけると。
どく。どく。どくっ。
精液の脈が、私の膣内に幾度も幾度も感じられた。
「ぁぅぅ、ぁ、ぁぁぁぁんっっ!!!」
そのとき、不意な刺激に、私も強く登りつめてた。
ふと、手探りすると、彼の指が、私のクリを強くつまんでいた。
149マンネリがなくなる日 (4/4) by 39sage :2005/07/08(金) 01:10:59 ID:98wcTcMw
シャワーのお湯の下で、私は彼に抱きついてじゃれてた。
「80点」
ちょっと甘めの採点。
「80点かぁ」
「いっとくけど、甘め。先に私オナニーしてたし、やっぱ早いよ」
「ごめん……」
う、ちょっときつくいいすぎたかな。
彼の目がちょっとうるんでる。
「でもまあ、気持ちよかったからいいんだ」
「いいの?」
「うん」
同じ騎士でも、他の男とえらく違う愛らしさがある人。
大きな体をしてるのに、なんだか拍子抜けしてしまうけれど、それが彼の暖かくて
優しい何かを感じさせてくれるから、それがとてもいとおしく感じた。
ふと、ちょっとキスしたくなって、彼の唇を奪ってた。
「んっっ、はぁ、いきなりなにを」
「してみたかっただけ」
「なんだよ……それじゃ不平等」
「なんでそんなこと……んっっ!?」
今度は彼のイニシアティブなキス。
でも、それは私の唇を深く割りいってくるもの。
はぁぅ。
唇を振り払うと、唾液はシャワーのお湯ですぐに流される。
「やだ、そんなことされたら、また」
「だめ?」
「え、あ」
気まぐれで地雷を踏んでしまった。私のキスが彼に火をつけて、
彼のキスが私に火をつけた。
今日は、腰、立たなくなりはしない、かな。
なんだか、ものすごく不安になってしまった。

こんなふうに、経験を積んでお互いが感じるようになってくものなのかな。
きっと、結婚しても、変わらない関係。
一生、私はこの人と、歩んでいける気がした。
150名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/08(金) 10:36:17 ID:kY0pnSjU
>>145
GJ. まだ結婚してないけど欲求不満の人妻みたいでえろいね。
そういうスタイルなのかも知れないけど一文ごとに改行するのは少し読みにくいんじゃないだろうか。

長編の親子丼に期待してるんで復活ヨロ。
15139sage :2005/07/08(金) 12:52:50 ID:98wcTcMw
>150
感想サンクスです。
ん〜、改行タイミングがまだ甘いかぁ。
それと、未婚のくせに不満な人妻なのは、最近そんなエロ小説読んでた名残です(^^;
ってか、この主人公結構年いってんじゃねか、とかいまさらながら思ってたり。

まあ、親子丼は120kb越えてもまだ折り返し地点(^^;
小出しにしてよいなら、すこしずつあの続きを載せていきますが……
152名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/09(土) 00:02:45 ID:7GMt6a6E
>>151
小出しにしても、半分で120kにもなってるなら全部乗せたらそれで
スレ1つ埋まるから勘弁。うpロダにヨロ。
153名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/09(土) 00:52:49 ID:qTm3FuUw
そのまま保管庫ってのもアリかな。
154名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/09(土) 06:27:48 ID:HDt5T5IU
>>145
雰囲気が伝わってきてGJ

一箇所だけ。
個人的に、散々恥ずかしがってた騎士子がラストで
「オナニーしてたし」と開き直るとこで首をひねった。
おまい、切り替え早すぎないか、と。
それが萌える人もいるかもしれんが、強引すぎと思った。
155楽しむ者達_3(1/2)sage :2005/07/10(日) 17:37:08 ID:VseNBdQc
 夜は未だ肌寒いアマツの春先。
 あたしとプリさん、BSさんは冬以来拠点にしている宿で……

「あ、んは……んっ」

 ……やっぱり絡み合っていた。


 ちょっと広めの寝室。みっつ並んで敷かれた布団の上で、あたしは正座したプリさんの腰にまたがってかれの肉棒を受け入れた。少しずつ腰を沈め、プリさんがそれに応えて腰を突き上げてくると、肉棒の先があたしの最奥にこつんと当たる。

「じゃ、俺も」
「うん、BSさんも、来てぇ……」

 プリさんの肉棒があたしの中にに収まったのを見計らって、背後のBSさんがヒザ立ちで歩み寄ってくる。あたしは彼を受け入れやすいように、ややお尻を突き出すようにした。あたしの腰を支えるプリさんの両手が、おしりを広げて更にすぼまりを露わにする。

「いくよ、ケミさん。よっ……」
「ふぁ、んん……っ」

 あたしの肩に手を掛け、もう片手で狙いを定めてBSさんの剛直がお尻にあてがわれる。そして、それがゆっくりと侵入してきた。すでにプリさんの肉棒でぼぐされ、精液が潤滑油替わりに満ちているあたしのお尻は、BSさんの剛直さえ快感だけで受け入れられる。もちろん膣内ではBSさんの精液が肉棒で愛液とかき混ぜられてる。
 やがて剛直があたしのお尻に収まると、プリさんとBSさんはあたしを挟んで目配せをし合った。ん、何だろ。

「では、いきましょうか」
「ああ。……せー、のっ」

 2人のかけ声と同時に、ちょっとした浮遊感。なんと繋がったまま、あたしを抱え上げて立ち上がってしまったのだ。BSさんは胸板にあたしの背中を寄りかからせ、プリさんはヒザ裏に腕を廻してくれているけど、あくまで落ちない様にしているだけ。つまり、あたしを主に持ち上げているのは……その、二人のおちんちん。

「きゃ、ふ、んぁ……っ! や、怖い、怖いよぉ……!」
「大丈夫ですよ、落ちないように支えてますし」
「ケミさん一人支えられない程、俺らのはやわじゃないって」

 背中とヒザに体重を掛けようとしても、上手くそれを逃がすように姿勢や腕を動かされ、結局おちんちんにささえられる方が安定する様にされてしまう。あたしが諦めて身じろぎを止めると、二人はまた目配せをする。

「じゃ、続きましては、っと」
「ふっ」
「ひ、ぃああぁ、っあんっ! ふ、ぅぁんん!」

 あたしを持ち上げたまま、2人はヒザを使って身体を上下に揺すり始めたのだ。

「ふ、ぁあ……っ」

 頂点に達するとあたしの身体は少し跳ね、剛直が抜ける寸前まであたしのお尻をカリ首で引っ掻き、

「ぅあんんっ!」

 着地すると、肉棒が最奥をがつんと叩く。

 最初はちょっと不安定だった二人も、コツを掴んだみたいで徐々にその動きを大きくしていく。浮遊感と落下感、少しだけの恐怖と強烈な快楽に苛まれて、何も考えられなくなってしまう。

「ぃっ、ひあぁ、うんんっ! んあぅんっ! だめ、こんな、もう、だめぇっ!」
「く、私も……く、あ……っ」
「こっちも、だ。ケミさん、いくよっ!」

 2人の方も限界を告げてくる。
 そして、ひときわ大きく突き上げられ……

「ひ、ぅああああぁぁぁんん……っ!!」

 着地して同時にあたしは絶頂を迎え、一番奥まで突き込まれた剛直と肉棒が同時に精液をあたしの中にたっぷりと注ぎ込んだ。
156楽しむ者達_3(2/2)sage :2005/07/10(日) 17:38:25 ID:VseNBdQc
「はぁ、はぁ、……ん」

 激しい行為がひとまず終わり、二人はあたしの背中と脚をしっかりと支え直してくれた。途端に安心感がこみ上げて、すとんと身体から力が抜ける。
 2人はヒザ立ちまで姿勢を降ろし、そのまま布団の上に倒れ込んだ。いきおい、3人で川の字に寝転ぶ格好になる。

「くぁー、今日も良かったぁ」
「ですね。ケミさんがこわばっていたせいか、すごい締まりで……」
「ああ、こっちも。キツい位で……うん?」

 ここてようやく二人は、あたしが顔を伏せている事に気づいたみたいだった。

「ケミさん?」
「……怖かったんだから」
「あ……」
「すごく、怖かったんだからね」

 そう呟きながら、顔を上げる。たぶんあたしの瞳は快感のせいだけじゃない理由で潤んでる。
 身体の向きの関係でそれを正面に見たプリさん。その顔が少しずつ近づいてきて……

「すみません」
「ん……」

 唇が、あたしのそれと重なった。
 さらに肩に腕を廻されると安心感が増して、まだ少し強ばっていた身体から残りの力が抜けていく。

「ケミさんとのお付き合いも長いですけど、キスは初めてだったかも知れませんね」

 そういえば、そうかも。そのプリさんの科白を聞いて、

「あ、確かに。ってか、ずりぃぞ」

 BSさんが冗談めかして不満げに言う。だからあたしがBSさんの方を向くと、予想通り彼の顔が近づいてきた。
 そして、重なる唇。

「ん……、じゃ、俺は大人のキスもらい♪」
「んむ……ちゅ、っ」

 そのまま唇を割って、BSさんの舌があたしの口の中を舐め回してくれる。そして、一緒に押し込まれる、何か甘いモノ。

「ん、これって、キャンディ?」
「そ。甘い物食べてると、落ち着かない?」

 確かに。口の中でキャンディを転がしていると、だんだん身も心も落ち着いてくる。

「うん、ありがと。プリさんも、ね。
 それに、すごく気持ち良かったのはあたしも同じだから」

 言いながらうつ伏せになり、二人の頭を抱え込む。初めて会った日の夜のように。

「だから、これからも、楽しくいきましょ。ね?」
157155sage :2005/07/10(日) 17:41:51 ID:VseNBdQc
保管庫の投票所にて拙作を支持して下さっている方々に感謝を。
脳内において、3人は相変わらず仲良く楽しんでおります。
……RO色が薄い点についてはご容赦を。では、失礼をば。
15839sage :2005/07/10(日) 18:14:32 ID:AjsMX5ZI
感想ありがとうございます。
ちまちまとがんばってます。保管庫のほうに小出しすることを検討しつつ、
また一発ものを考え中。
もしかしたら近いうちに出るかも出るかも。

>154さん
確かに、それはちょっとストレートすぎたかも。
気づかなかったな……ちょっと隠し気味にしておいたほうが良かったですねぇ。
うん、ご指摘さんくすです。
15939sage :2005/07/11(月) 12:30:58 ID:LJJGCSSs
たびたびお世話になります。
保管庫のほうに、Act.2をアップしました。どうぞご参照ください。
まだ未アップなActは現在手元にテキストが出来上がっている部分までで、
以後鋭意製作中であります。
160どっかの486 :2005/07/12(火) 03:33:25 ID:tCN0W/F6
何かネタdできそうな予感。
MyWiz子が廃Wizに転生出来そうなんで○○×廃Wizネタでいくかも。
不発に終わってもご容赦ください_| ̄|○
○○に何が入るかは未定なり。よければリクください。
161どっかの486dame :2005/07/12(火) 03:35:11 ID:tCN0W/F6
ageちまった、正直すまん_| ̄|○
162名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/12(火) 06:42:09 ID:JNs8OaU2
>>160
転生間近とのことで、おめでとうございます。
♂廃プリを激しく希望します(*゚∀゚)=3
163アサ♀×プリ♂の章 【第三話 神を信じず (前編)】 作者:(-"-)sage :2005/07/12(火) 17:20:06 ID:DHwracAg
プロンテラの大聖堂。
迷い悩む多くの人々を導く聖職者達。
新たな門出を祝う祭り事も頻繁に行なわれている。

大きなマントに高価そうな服、いかにも高い地位にあると見える貴族。
武将ひげを生やした中年の男が大聖堂の廊下でなにやらもめている。

「待て!! ランケルト!! 話は終っていないぞ!!」
の男が怒鳴る。

「あんたには関係ないだろ。」
服から見てとれるプリーストの若者。
白く針に様に個々にたたせた髪。
無駄の無い筋肉質な体。
若者は貴族の男に背中を向け、静かに歩き離れていく。

「旦那様、お急ぎくださいませ。」
貴族のそばに立つ初老の男が口を開く。
初老の男はタキシード姿でみるからに“執事”といった感じだ。
「う…うむ。 よいなランケルト! もうあのアサシンとは関わるんじゃないぞ!! 」
怒鳴る貴族の男。
廊下を歩き小さくなっていくプリーストの若者。
「…チッ…。」
プリーストの若者は歯切れの悪いそぶりで歩いて行った。


夕焼けの光がプロンテラを照らす。
プロンテラの王族の家系でトップクラスの皇族。
ここはドラクロイツ卿の屋敷。
ランケルトがこの大きな屋敷の一室に窓から外を眺めている。
ぼんやり外を眺めていると
…コンコン。
「ランケルト坊ちゃま、執事のクライヴでございます。」
「入れ。」
「失礼いたします。」
タキシード姿で白髪。
初老の男が静かにドアを開くと一礼し、入ってくる。

ランケルトは紅茶の準備をしている。
「ストレートでいいか?」
「そのようなことは私めがいたしますのに。」
「いいんだ。このくらいはさせてくれ。」
「もったいないお言葉です。」

紅茶をガラスの小さなテーブルに。
向かい合って座っているランケルトと執事のクライブ。
「で? 今日はどうした。親父に何か吹き込まれたのか?」
紅茶を飲みながらクライブを様子をうかがうランケルト。
「わたくしめの意志にございます。」
自分を見つめるクライブにランケルトは瞳を閉じ、口を開く。
「言いたいことはわかっている。なぜ“仇”であるアサシンと会っているか…だよな。」
「はい。」
真剣な面持ちのクライヴ。ランケルトはゆっくりと口を開く。
「俺もアサシンは憎かった。だけどあいつは…」


時が過ぎ、薄暗いプロンテラの裏街道。
大きめのフードとマントで身を覆ったティンシアが歩いている。
しばらく歩くが急に立ち止まる。
ティンシアの目が鋭さを増す。
「…何者だ。」
「クックックッ…。俺様だよ。」
出てきたのはいつかのシーフだった。
「…どうした? 首でも飛ばして欲しくなったか?」
無表情のままのティンシア。

「へッ…。怨むんなら俺らに手を出した自分を怨みな。」
ニヤ…と笑みを浮かべたシーフ。
するとティンシアの背後から2.3mはあろうかという大男がティンシアへ今にも殴りかかろうとしていた。
「こいつ気配を殺し…」
ティンシアが喋り終わるのより早く殴りかかる大男。
驚異的な反射神経ですぐさま両腕で防御を固めるティンシア。

……が。
それを受けるにはあまりにも非力な体。
「!?」
受け止めるも軽々と吹き飛ばされるティンシア。
「うッ?!」
壁に激しく叩きつけられそのまま意識を失ってしまった。


ティンシアが再び目を開けると、そこは倉庫。
天井は高く、大きな電球が吊り上げられ思いのほか明るい。
逃げようと試みるが手首を後ろに縛られ、足首も縛られている。
「…クッ。」
「やっとお目覚めかよ? お嬢様。」
シーフの男がうっすらと笑みを浮かべて姿を現した。
「貴様…殺すのなら早く殺せ!! 後悔することになるぞ。」
シーフをにらむティンシア。
するとシーフは薄ら笑いを浮かべたまま
「そろそろだな。」
と一言。

するとティンシアの体に異変がおこった。
「な…体が動かな…あ…熱い。」
苦しそうな表情を見せるティンシア。
シーフはティンシアのあごに手をかけ、自分の顔に近づける。
「やっぱり見れば見るほどすげー上玉だ。こりゃブローカーに売れば相当な値がつくな。」
そういってティンシアの黒く長い髪に指をとおす。
しなやかなカラスの濡れ羽色。
「…はぁはぁ。…クッ…首から下がいうことをきかな…」
「そりゃそうさ。
アルケミストに調合させた“媚薬入の麻痺剤”こいつは意思で動こうとする動作信号だけを麻痺させる優れものだ。
しかも感覚神経を強化させる媚薬入。つまり…こういうことに適した薬なのさ。」

シーフの手がティンシアの胸・・・その膨らみを装束ごしにわしづかみにする。
「きゃっ?!…く…。」
意思とは関係なくティンシアの体が跳ねる。
シーフが驚いて手を放す。
「おいおい…触っただけだぜ? それともお前…触られたこと無いのかよ。」
「こんな屈辱……。」
うつむくティンシア。

…そうだ…舌を噛み切れば…

脳裏に残された自殺方法がよぎる。
しかしすぐ浮かび上がる男の影。
プリーストの男。
「地獄を見てきたんだな…。でもさ…笑ってもいい頃だぜ? …なにせ、もう俺と知り合っちまったんだからな。」

ティンシアの瞳が潤いはじめ、一適の雫が落ちる。
「ランケルト…。」
164名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/13(水) 00:23:38 ID:D.19e7qs
5行目の「武将ひげ」で東国丸と浮かんだ奴ァ自分以外いねぇ!
165名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/13(水) 00:30:12 ID:vrH65qSo
自分はは声がえなりな砂田君が浮かんだ。
166名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/13(水) 22:13:24 ID:zNL82yAo
♂プリ×アサ子純愛が好きなので毎回楽しみにしてます。
でもアサ子陵辱も好きなんで期待してます。
167名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/14(木) 12:32:43 ID:0gd2Bhk.
献身クルセ♂×支援プリ♀のカップリングが好きだけど小説無くてショボーン(´・ω・`)
甘々なのを読んでみたい・・・。誰か書き手さんぷりぃず〜・゚・(つД`)・゚・
168アサ♀×プリ♂の章 【第三話 神を信じず (中編)】 作者:(-"-)sage :2005/07/14(木) 19:49:38 ID:RrIbb902
再びティンシアのあごに手をかけ、自分の顔に近づけるシーフ。
「いいねぇ。そそられるぜ。ちょっと味見するかぁ?」

シーフの手がまたその膨らみを装束ごしに添えられる。
「はぁはぁ……ふっ?!…く…。」
媚薬の効果でぱんぱんに膨らんだ胸の先端にある硬くした場所へ人差し指を添えると、
そのまま押しつぶす。
「ぁ…く…う…。」
口を閉ざし、必死に声を殺すティンシア。
この強情な女をいたぶる快感。
この美しい胸のラインをいのままに押しつぶす快感。
どこまでも沈み込んでいく指。
ティンシアはなすすべも無く、シーフの欲望をそのふくらみに受けとめつづける。
「あぁ……くっ…や…やめろ…。」
やりようも無い悔しさと怒りで涙がこぼれる。

その涙に魅せられたのか急にティンシアの装束…胸部の布を破り捨てる。
あらわになる白く透き通るような肌と桃色の乳首、
その色、きつくはっていてパンクしそうな胸、そのどれもがシーフを挑発する。
怨みのこもった瞳がシーフへ向けられる。
「…こ…殺してやる!」
その目と言葉にシーフはやれやれといった感じで、
「ふむ。。 ちっとましな口がきけるようにしてやるか。」

そういうとその儚く感じる桃色の乳首を片方だけ強くつまみ上げる。
「くぁっ!!…ぅ…。」
ティンシアの表情がゆがむ。だが唇を噛んで必死に耐える。
「こ…ぁぅ…こんなことで…だれがきさまなどに…く…くぅぅ。」
「じゃあ、これならどうだ?」
シーフのつまみ上げた指に力がこもり、乳首を強く引っぱる。
「くっ…くぁぁ…あ…あぁ。」
噛んでいた唇がはなれ、思わず声をあげるティンシア。

「お嬢さんの胸ってどのぐらい頑丈なのかな?」
さらに強く強く引っぱられる乳首。
無残にひろがる乳りん。
媚薬の効果で硬くなっているはずなのにその強い指の力に押しつぶされ、
伸びきり、ちぎられてしまいそうな乳首。
「きゃぁぁぁっ!! ち…ちぎれちゃ…いっ、痛いっ!! …やめてお願い!!」
痛みに涙がこぼれ、首を振るティンシア。
その声にニタァ…と笑うシーフ。
「なんだ、そんな口もきけるんじゃないか。…くくく。それにしても美しい形の口だな。」
シーフの手が離れると、ティンシアは脱力し、とめどなく熱い吐息をこぼす。

「やらしい胸だな。そして実に美しいぜ。壊してしまいたくなるな。」
シーフの手が再びティンシアの胸へと運ばれる。
両方の胸の外壁を滑らせならが深くはさむようにして抱え、外から内側の深いところまで丹念に揉みこむ。
柔らかさのなかにある硬いもの、丹念に丹念に、ひたすら深く揉みこむ。
「はぁはぁ…は…ぁっ!! ぁふ…んふ…む…胸が…痺れ…ああぁ…あ…ぁ…んあぁぁぁ!!。」
するとティンシアの体が跳ね、下腹部のあたりに液体がひろがっていく。
「胸だけでイッちまいやがった。 やらしいお嬢さんだぜ。」

生まれて始めての経験。
その大量の愛液をただうつろな瞳で見つめるティンシア。
体に力は思うように入らない。
意識さえとおくなろうとさえしえいる。

しかしシーフは満足しておらずひたすらその胸をまさぐる。
つぶしてもつぶしても美しい形をとどめてくるその強めの弾力。
きつくはっていてパンクしそうな胸がシーフの手に狂おしいほどの快感を与える。
「破壊欲をくすぐる弾力だな。めちゃくちゃに壊してしまいたいぜ。
…こんなにきつくパンパンなんだ。きつく絞ればお嬢さんのお乳…出ないかなぁ?」
シーフはそういうと深く強く丁寧に絞るように揉みこむ。

「くあぁぁぁぁ!! そんなのでるわけない、出な……きゃぅぅ!!!」
シーフはまるで破壊欲に支配されたようにティンシアの胸を……
きつくはっていていまにもパンクしそうな胸を深く絞り込むように強く強く揉みこむ。

奥で絞り込まれた柔らかで豊満な胸は逃げ場を求め、無残に先でふくれる。
その追い込まれた胸のふくらみすらシーフは無情にも絞る。
「はぁはぁはぁ……。 く、くぅ――!!!  …やめて――くぅぅあ!!! つ、つぶれ…はぁは…。 くぅっ――!!」
なんどもなんども全て絞るように握りつぶされる胸。
媚薬のこうかも重なり、ティンシアはこの痛みさえも快感に感じるようになっていた。
なんどもなんども弓ぞりに。
ティンシアの愛液全てを絞るようにひたすらイカされつづける。

徐々に薬の効果が薄れ、少しだけ腕が動くようになる。
「チッ、もう薬の切れ始める頃なのか…。」

そういうとシーフは、ティンシアの右胸を自由にして、秘部に手を伸ばす。
慌て驚くティンシア。
「い、いやぁ――!!」
両手でシーフの右腕を掴むティンシア。
その手にはまだ力があまり入りきっていない。

お構いなしといわんばかりにシーフは指をティンシアの秘部へと近づけていく。
秘部を守る布。
ピンッとはり、隙間なく密着した布。
その布と股間の間からシーフの指が滑り込む。
直接触れられるティンシアの一番大事な場所。
その異物の感触に体が跳ねる。
「い、いやぁ…もう…やめ…。」

そのまま指をくねらせ強引にティンシアの中に進入するシーフ。
その湿った熱さと、とんでもない柔らかさ。
そして強い締め付けがシーフの指に味わったことのない快感を与える。
「はぁはぁ…ん…はぁはぁ。」
いつのまにかシーフもその快感に熱い吐息を繰り返している。

「あ゙ぐ……いっ、いたっ!!  …いやぁ!!…あ゙ …ぬ…ぬいてぇ!! …ぐぅ…た…たすけて…ぇうっ!!…く…。」
あふれ出る涙。
秘所の内壁、柔肉が異物を受け入れる痛みがティンシアを襲う。
「ぁ…あぁ…くあぁぁ!!」
そのあまりの刺激に指を秘所で咥え込んだまま絶頂を迎えるティンシア。

「…ん?」
シーフが指が奧で何かに当たる。
ティンシアの処女膜だった。
「…へ…やっぱ処女かよ。 ははは…いいねぇ。   …そりゃ。」
指が膜を突く。
「い、痛いっ!! いたっ!! やめてお願い!!」

涙ながらに必死に腕をどかそうと力を入れるティンシアだが薬の効果もまだ完全に抜けておらず、
まして自分の秘所を攻められながら力など入るはずもなく。
「いつまでがんばれるかなぁ? いつまで守れるかなぁ? 純潔。  …そらそら♪」
ティンシアの処女膜に圧力が強くかかる。
「…ふくぅ!! …いやぁ!!…んあぁ!! …あ…ぁぁ…だ…だめぇ!!! …くぁぁ!!  ・・・ぁ…ん――!!!」
シーフは徐々に強く処女膜に圧力をかける。
「ほぉ? 健気にがんばるねぇ…こりゃ相当頑丈だな。」

苦しそうにうつむき涙を落とすただ必死に戦うティンシア。


その時――――。

突然シーフの頭をスタナーが捕らえる。
吹き飛ばされるシーフ。
シーフの飛ばされたあたりにほこりが巻き上がる。

驚いたティンシアがスタナーが放たれた方に目を凝らすと、
明かりのない奧から歩いてくる人影が。

「貴様…どういうつもりだ…ティンシアに何しやがった…。」
人影が徐々に照明に晒されていく。
ティンシアの表情がゆるんでいく。
ほのかに笑顔…だが涙があふれ、力ない声でただ――。

「来て…くれたんだ…ランケイン…。」

…と小さく口を動かした…。
169(-"-)sage :2005/07/14(木) 19:53:44 ID:RrIbb902
1編編成のはずが、
前編後編へ


そしてなぜか前中後 3編編成…。

いやこれでも削ってますよぉ。  はい。

やっとエロですが…話はもうちょっと続きます。


166氏のいうとおり これは純愛で締めますので。

もうしばらく辛抱を。
17039sage :2005/07/17(日) 13:51:20 ID:Ji22QkdU
憂い愛すること、Act.3とAct.4を保管庫にアップしました。
2と3がえっち無しだった分、4〜6はえっちなシーンが続きます。
まだまだ折り返しくらいではありますが、もうしばらくお付き合いのほどを。
171名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/18(月) 00:30:04 ID:AEuYQG2E
リクエストってありでしたっけ?
OKでしたら「Pvルームでハンターに罠を駆使していじめられるアコorマジ」
という感じのを読んでみたいです。
よろしくお願いしますー。
172名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/18(月) 00:44:11 ID:HGEMASjU
>>171
♀♂の組み合わせは?
リク主の希望と合ってたら書くことにする
173名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/18(月) 01:11:05 ID:AEuYQG2E
できれば♂ハンタ×♀でお願いします。
174171じゃないけれどsage :2005/07/18(月) 06:47:41 ID:MIjHavAE
もしよろしければ、>>173の逆の組み合わせ(♀ハンタ×♂アコ)もお願いします
175アサ♀×プリ♂の章 【第三話 神を信じず (後編)】 作者:(-"-)sage :2005/07/18(月) 14:46:10 ID:yxG7NdAA
いろいろな流通待ちの木箱の並ぶ倉庫。
天井の高い倉庫で大きな声が響く。
「ティンシア!!」
服から見てとれるプリーストの若者。
白く針に様に個々にたたせた髪。
無駄の無い筋肉質な体。

もはやみだらな格好で放心状態のティンシア。
駆け寄るランケイン。
「ラン…ケイン…。」
うっすらと開く瞳にもはや力はなく。
涙も枯れて座らされたまま放心状態のティンシア。
腰を落とし、その細い肩先にを強く揺さぶるランケイン。
「しっかりしろっ!! ティンシア! …ティンシア!!!」

ティンシアの瞳・・・焦点がランケインをとらえる。
「ラ…ン…ケイ…ン…私…もう…。」
そのティンシアの言葉を待たず、強く抱きしめるランケイン。
「もう、大丈夫だ。 もう大丈夫なんだよ!!」
ランケインの声が倉庫内へこだまする。
抱きしめる腕に思わず力がこもる。
…怒り。…悔しさ。…思いやり。
いろいろな感情がランケインの抱きしめる腕に力を要求させる。
そのやりきれない思い、ティンシアの表情に痛みが浮かび上がる。

…カ…カッ…カッ。
奥のほうから大きな足音。
「……やれやれ…。 まさか人が来るとはな。」
身長2、3メートルはあろうかという大男が姿を表す。
ぶくぶくとした膨れ上がった筋肉。
まるでモンスターを思わせる。

「あ゙・・・ああ…あ…。」
それを確認したティンシアの体が震えだす。
「ティンシア!!」
再びティンシアを強く揺さぶる。
だが震えは止まらずこちらに気がつかない。
「くそっ!!」
怒りがランケインの中を支配し始める。
何かがその中で弾ける。

ティンシアのほおにスッと手のひらを当てる。
こちらに気がつくティンシア。

「…先に倉庫の外に出ていてくれないか?」
優しくティンシアの長い髪を耳にかける。
言葉の意味を理解したティンシアが首を必死に横に振る。
「絶対迎えに行く。 約束する。 …俺が約束破ったことあるか? …頼む。」
そう言って立ち上がり、座ったままでぼーとこちらを見あげるティンシアへ笑顔を見せるランケイン。

そのままランケインは体ごと向きを変え、その鋭い眼光は大男へ。
ティンシアはふらふらと立ち上がり、まだ痛みの残る胸と下腹部に手を当て、外を目指す。
ちらちらと振り返る。
「…大丈夫。 チャッチャと片付けてすぐ迎えに行くから待ってろ。」
後方で歩くティンシアへ顔だけ少し向け優しい表情で答える。
再び外へと向かうティンシア。
その姿が奥の暗闇に消える。

「…クックック。」
大男が笑っている。
それに気がつき、大男をにらむランケイン。
「何が可笑しいんだよ。 …カス。」
「…むかつくニイチャンだな。」
「お前のそのふざけたツラほどじゃないがな。」
「ブローカーが待ってやがんだ。 ニイチャンには悪いが死んでもらうな。」
「俺もティンシアが待ってんだ。 速攻で決めさせてもらうぜ。」

あたりに静寂がもどる。
最初に動いたのは大男。
一気に間合いをつめ、すさまじい豪腕でランヘインへと殴りかかる。
「ほらほら!! ぶっつぶれろぉ!!」
ランケインは右足を大きく後ろへ、右手を大男の拳へかざず。
「おぉぉぉ!!!」

大男の豪腕がその右手を捉える。
…ズガンッ!!
そのすごい衝撃に右足が床のコンクリートを突き破り、めり込む。
しかし、それ以上なく。
しかも受け止められる大男の豪腕。
「なんだと!!」
あせる大男。
「俺も…力にゃ自信あるんだよ!!」
「う…うごかねぇ!!」
とめられた拳に力を入れる大男だがランケインは動かない。


「Sword・Mace!!」(ソードメイス)
後方にかざした左手に光が集まり短いメイスが現れ、それをつかむランケルト。
…ジャキン!!
その金属音とともにメイスの軸は長く伸び、その先の大きな場所が変形し、
まるで鋼のつぼみが刃物の花を咲かせるように。

そのソードメイスが大男のほおを捉える。
軽々と吹き飛ぶ大男。
「ごあぁ!!」
痛みにうずくまりもだえる大男。
その大男のへゆっくりと近づいていくランケイン。
「ひぃぃ!! 俺の顔がぁ!!」

「…アイツはな。 アサシンの癖にこれでもかってくらい優しくて、強がりの癖にすっごく臆病で、泣き虫で…
 どうしようもねぇさびしがり屋なんだよ…。」

うずくまる大男のそばで仁王立ちで見下げるランケイン。
その表情は怒りに支配されている。
「ま、待ってくれ!! お前聖職者だろ!! 殺生は禁止だろ? おい!!」
命乞いをする大男。

「…そんなティンシアに暗殺者なんて人生走らせる神様を…俺が信じてるとでも思っているのか?」
鼻で笑うランケイン。
その薄ら笑いに大男が顔が青ざめる。


「そんなあいつを…あんなにしやがってぇぇぇぇっ!!!」
怒りに満ちた叫び声が倉庫内を覆い尽くす。


「…ランケイン…。」
ブルーブラックの瞳が静かな深夜の港を映す。
闇に解けた長い髪が潮風に乗って流れる。
海のそばで腰かけているティンシア。

その後方から近づいてくる人影。
気配に気がつき、人影へ振り向くティンシア。
その表情が緩み、瞳に涙があふれる。

「約束守ったぜ?」
照れ笑いで頭を掻くランケイン。
抱きしめ合う二人。

切れ掛かった電灯が二人を照らす。
176(-"-)sage :2005/07/18(月) 14:54:27 ID:yxG7NdAA
次の章で最後です。
純愛エロものになる予定です。

もうしばらくお付き合いくださいませ。
177(-"-)sage :2005/07/18(月) 14:56:04 ID:yxG7NdAA
ほんとはもっと激戦演じたかったんだけど。
あくまでエロ主体ということで省いてます。
178名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/18(月) 15:55:05 ID:xvuzOmyk
一々何度も連投で言い訳スナ。作品で語れッ!
179名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/18(月) 16:45:34 ID:WV1PNiTM
>>171
アンクルで足止めしてマジ子たんの乳首突付いたり
スキッドで転ばせてぱんつ丸見えにさせたりするわけか。

サンドマンで眠らせて眠っている間にー、とかもいいな。面白そうだ。
180名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/18(月) 22:02:32 ID:wa2XEqFQ
トーキーまで駆使してくれたら上と呼ぶ
181172sage :2005/07/19(火) 00:59:08 ID:vuiEbWuQ
すまない、♀×♀だったら書こうと思ったんだが
そう言えば♀×♀は専用のスレがあるんだったな…
期待させてスマソ
182名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/19(火) 01:30:35 ID:R7BZobd6
>>175
なんか名前変わってね?
183名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/07/19(火) 02:15:28 ID:2C1VFtdg
|ω・)♂ローグ成分補給。
184183dame :2005/07/19(火) 02:16:44 ID:2C1VFtdg
プロンテラ──
昼夜となく多くの人と露店で賑わい、王城、大聖堂、騎士団などを擁すルーンミッドガッツ王国の首都。
日も暮れかけたプロンテラの町並みの中を荷を背負い、立ち並ぶ露店をすり抜け歩く男の姿。
腰に短剣とそれより一際長い剣を携え、沈む夕日の様な赤いジャケットを身に纏うその男はローグだった。
視線を隠す様にカウボーイハットを目深にかぶったローグは人気の少ない通りへ向かい、更にその裏へと抜けて行った。
向かう先は俗に歓楽街と呼ばれる場所。
昼なお薄暗いそこには生ぬるい空気と、酒と、果実と、女の匂いをない交ぜにしたような甘ったるい香気が立ち込めていた。
酒場、大小の娼館等が立ち並び、硝子窓からランプの灯りで照らされたダンサーが悩ましげに腰を振り、誘うように笑む。
道端では呼び込みの男が媚びた顔で客と思しき人の袖を引き、怪しげな薬を売る薬師や詐欺まがいの露店が並ぶ。

首都プロンテラの裏の顔、人の欲望の吹き溜まり。

裏通りに入り、湿り気を帯びたような石畳にコツコツとブーツの音が響けば、ローグの歩みがふと、止まる。
女の悲鳴、それは薄暗い路地裏から聞こえてきた。
ローグは腕組みをして暫し考え込んだ後、影に紛れる様に路地へと潜り込んだ。


小さな酒場の裏、ゴミ集積場の影からその声は聞こえてきた。

「ちょっ、何すんのよ!やめなさいよ!」
「あー、いいじゃんいいじゃん。金は後で払うからさぁ」

気配を消し、身を潜めたまま動き回れるのは盗賊ギルド系列の専売特許、音も無く近寄れば大男と女が言い争っている。
♂騎士と…ローグの角度からでは騎士が邪魔で女の容姿まではわからない、しばしそのままで様子を伺う。

「私そんなんじゃないから!離…せっ!」
「ルセぇ、いいから大人しくしろって!!」

パシン、と乾いた音が響く──騎士が女の頬を叩いたのだ。
頬を押さえてへたり込む女、悲鳴混じりの声を更に大きく。

「きゃ、い、いやぁ!いや!人呼ぶわよ!!!」
「呼んでもこんなとこだ、誰もきやしねえさ。ほら分かったら…!」

言うや否や騎士が女の両手を掴んで壁へと押さえつけ、コートをひったくる様に脱がし、力づくで覆いかぶさろうと…。
と、ここまでの一連の遣り取りの間にローグは騎士の背後まで忍び寄ると、短剣を順手に握る。

「おっさん」

不意の呼び声に振り返る騎士の顔に砂と、短剣の柄を握り締めた拳を見舞った。
踏み込みの体重と腰の回転を交えたモンク顔負けのフックは騎士の鼻先を捉え、奇襲の一撃を受けた騎士はもんどりうってゴミ箱をひっくり返す。
その上におまけとばかりに積んであったゴミの袋が盛大に落ちてきた。

「あっと驚くサプラーイズ…っとぉ」

騎士が昏倒したのを横目で確認すると短剣を鞘に収め、呟きながら殴りつけた右手を振って女の方を見る。
女を見たローグが頭上に!マークを浮かべ驚いた様に凝視した。
女の方も女の方で瞳を猫目石の様に丸くし、ローグの方を見返していた。
185183sage :2005/07/19(火) 02:17:51 ID:2C1VFtdg
「よう、御同輩」

見つめ合うしばしの間の後、先に口を開いたのはローグだった。
軽い口調でそう言うとつぃ、と指先で帽子のつばを持ち上げ人懐っこい笑みを覗かせた。

石畳にぺたんと座り込んだ女の姿は短くカットした赤のパンツに網タイツ。
コートはどこかに行ってしまっていたが、見紛う事無き♀ローグの服装だ。
後ろで一つに束ねられた青い髪には矢の刺さった赤い林檎がちょこんと乗っかっている。
潤んだ瞳は理知的で、紅を引いた様な綺麗な薄い唇、顔立ちは東方の雅人形の様に整った、言わば和の美人顔だ。

「ほれ、そんなとこに座ってねえで立ちなよ。あんたが驚いててどーするさ」

ズボンで軽く手を拭った後、女に手を差し伸べると「ありがとう」と呟きながらも女は一人で立ち上がった。
ローグは行く先の無くなった手をぐーぱーぐーぱーと握り、無造作にポケットに突っ込んで苦く笑う。
女は乱れた服装を直しコートを探すと…なんだかよく分からないゴミまみれの騎士の手に。
視線を地面に移し、小さく息を吐くとローグに「じゃぁ」と告げそのまま去ろうとした。
最初、殴りプリのホーリーライトを食らったポリンのような間抜け顔をしていたローグだが慌てて女の前に周り引き止める。

「ちょっとまった!」
「何?礼ならもう言ったでしょ?」
「助けてもらって何にも無しかいッ?!」
「…お金?」
「そーおーじゃーなーくーてーさーぁ!」

オーバーアクションで地団太を踏んだ後に取り付く島も無い、とばかりに肩を落とすローグ。
自分は聖人ではない。
無償で人を助けようとかそういうのは更々ないし、多少の謝礼でも頂いても悪くはなかろうが、それよりも…。
ローグの頭に浮かんだ、そう、軽くだが頭に描いた、ありがとうござます、このお礼は…的なロマンスはかけら程も無かった。
女はローグを見ることもせずに俯き、余計なお世話とばかりにどこか不満げな様子。

「だいたいあれくらいの奴、私の武器があったら全然どうってことないんだから」
「…OK、お強いローグ娘さんには俺の加勢は必要無かったってのね。おーけーおーけー、そりゃあ悪うござんした」

少し悔しげな女の呟きにローグは首を振って、やれやれとばかりに小さく溜息をつく。
コートの無い女の格好をちら、と見やるともう再度溜息が漏れた。
とんだ助け損だ、ついてねえ、とひとしきり愚痴った後俯いたままの女に視線をもう一度送る。

「あーもう…そんな格好じゃああいうのはいくらでも寄ってくるからな、これでも着てけ。んでこの辺から早いトコ出てけ。じゃあな」

早口でまくし立てるとジャケットを脱ぎ女の肩にそれをかける。
黒のタンクトップ姿で背嚢を背負い直すと来た時と同じ様に影に紛れて去っていった。

「───ちょっと、まってよ!ねぇ!」
186183sage :2005/07/19(火) 02:19:45 ID:2C1VFtdg
そうだった、俺には用事があったんだ。
自分の仕事を忘れる所であったローグはすっかり日の暮れてしまった通りを呼び込みの男をすり抜けつつ、とある娼館へと向かった。
何やら歌い文句と値段が書かれた看板やブリガンやサイファーの装飾できらびやかに飾られた入口を横目に建物の裏手に回る。
裏口は片付けられてこそいるが実に地味な物で、あるのは粗末な物置と覗き窓の付いた小さな木製のドアのみ。
早足でドアまで歩いていくと、ここん、こんとリズミカルに戸を叩く。
覗き窓が小さく開くと鋭い視線だけが飛んできた、ローグは動じる事も無くその視線を見返す。

「入れ」

ぶっきらぼうな男の声が帰ってくると共にドアがぎぃ、と開いた。
扉に滑り込む様に入るとそこは廊下、左手には階段、奥には個室のドアがいくつもあった。
そして目の前に居るのは筋骨隆々のモンク。
ランプの光で照らされたその肌はさながら鋼の彫像の様、整髪油で逆立てているらしき銀髪は天をも射抜きそうだ。
ローグの掌を振る軽い挨拶を返すでもなくモンクは顎で階段を上るように促した。
「はぃはぃ」と、促されるままに階段を上がると廊下の一番奥の扉へ向かい、戸を開く。

中へ入るとそこは客間だった。
ランプの灯りが煌々と輝き部屋の中を照らしている。
壁に飾られた絵、絵モロク織物の絨毯に小さなテーブルとソファ、そしてダブルのベッド。
壁に飾られた絵はプロンテラの花壇だろうか、笑顔のプリーストとアサシンが仲良く並んでいる。
ローグはブーツを脱ぎ脱ぎくつろいだ様子でソファに腰掛けるとテーブルの横に背嚢を下ろし、その中身をテーブルの上に並べだした。
ローヤルゼリーの入った小瓶、様々な果実、可愛らしいフリルの付いたエプロン。
大きなリボンに看護帽等の装飾品類や、中には可愛いぬいぐるみなんかもある。
ある程度綺麗に並べ終わるとドアをコンコンっとノックする音、ローグはソファに座りなおし、どーぞ、と答える。
ドアがガチャッと開くと数人の女がキャッキャとはしゃぎながら入ってきて、そして一斉に喋り出した。

「おにいさーん、久しぶりー♪」
「…元気そうで何よりです」
「今日は何を持ってきてくれたのか?」
「あー、ぬいぐるみだーっ☆」
「待った待った、一度に話しかけられてもわからん!今日も色々持ってきたからまぁゆっくり見ておくれ」

ローグは帽子をソファの傍らに置くと長い黒髪から片目を覗かせてにこりと笑んだ。
後から後から現れる女達とも軽く挨拶をかわしつつ、楽しげに話しながら一つ一つ品定めする彼女らを笑顔で見ている。

「今日は煙草はないのか?」
「ごめんごめん。兄貴が禁煙月間らしくてさぁ、譲ってもらおうと思ったんだが在庫があまり、な。
次はちゃんと持ってくるからこれで我慢してくれ、俺の煙草だけど」
「おにいちゃん、これなに?」
「海を越えた東の国でこれが山っほど生ってる木があるんだ。これがまた旨くてさ。
俺のほっぺさわってみ、赤ちゃんみたいだろ?これ一杯食べてるからそうなったんだぞ」
「こんな化粧品とか何処で仕入れてくるの?」
「これかぃ?うーん、企業秘密なんだが…これはな、なんとグラストヘイムまで行って来たんだ。
この前話したろ?でっかいお城の話。あそこのな──」

そうこうしている間に机の上に並べた品はあっという間に無くなってしまった。
しばし談笑に花を咲かせた後、女達は満足気に部屋を出て行った。
笑顔でそれを見送ってローグは再度ソファに身を沈める。
187183sage :2005/07/19(火) 02:21:31 ID:2C1VFtdg
ふとドアに視線を送ると、またノックの音。

「入ってもいいかしら?」

銀の鈴が鳴る様な声が響く。
ローグがソファに寝転がったままどうぞ、と返事をするとドアは音も無く開いた。
現れたのは赤い高位司祭服に身を包んだ女、司祭服を着て尚、色香が漂って来る程に色っぽい女。
あの服装が女の魅力を更に引き立てているのだろうか…とりあえず、いい女は三日で飽きるというがそれはまず間違いだな。
ローグは変な事を考えながら顔をハイプリの方へと向けるとひらひらと手を振った。
優雅な身のこなしで腰の辺りまで伸びた黒髪を揺らし、ソファまで近寄るとローグの頭の横辺りに腰掛けた。

「やぁ、女将」
「いつも悪いわね。御代、ここに置いておくわ」
「仕事だし」

品物の代金をテーブルに置いたハイプリがローグの髪をゆっくりと撫で付ける。
心地よさそうに目を細めるローグを柔らかな笑みを浮かべて見つめ、問いかけた。

「最近は何処へ行っていたの?あの娘達寂しがってたわよ?」
「ん?あぁ、ちょっと色々周って来た。ゲフェンとフェイヨンをぷらぷら回って…んで海の向こうに行ったりな」
「そう…何か珍しい物はあった?」
「んー、特にはない、初めてでもないし。───で、寂しかったのはあの子らだけなわけで?」

ローグは悪戯をする子供の様にほくそ笑むとハイプリの両太股にざっくりと入ったスリットから手を滑り込ませる。
それを諌めるでもなくハイプリは、ふふ、と笑みを零し髪を撫で続けた。
ローグの指がむっちりとした太股の感触を指先全体で楽しむ。
柔らかで、指先にしっとりと馴染む感覚に満面の笑みを浮かべ何度も撫で上げて。
太股の緩やかなラインを人差し指でなぞりつつ、だんだんとヒップの方へ滑らせる。

「司祭服とかさ、高位司祭の服ってなんでこんなにスリット深いんだろな。趣味?」
「さぁ…考えた事もないわね。でも、可愛らしくていいじゃない」
「そういう問題なのか」
「そうよ」

肉付きのいいヒップを撫で、太股にぬるりと舌を這わせば、ハイプリの口から、ぁ、と少し上擦った声が漏れた。
ローグは体を起こすと太股に小鳥の様に口付けながら前掛けの部分を指で挟んでひらひらと揺らす。

「動きやすいのか、これって」
「…着てみる?」
「イヤ、結構」
「残念ね」

ランプの灯りがゆらり、と揺れる。
前掛けを捲りあげるとハイプリの陶磁器の様な肌とレースの白い下着が露わになった。
ソファに腰掛けるハイプリの白い太股を高級なアイスクリームを味わうように舐める。
ローグは身をソファの下に滑り込ませるとゆっくりとハイプリの太股を開いた。
されるがままに開かれた太股の間に頭を入れると膝から内股へ唇を触れさせる。
優しい口付けを何度も繰り返せば、鳥の羽根で触れられる様な感覚に何度もハイプリの腰が浮いた。
小さく声を漏らすハイプリの白磁の肌に段々と朱がかかる。
ローグは浮いた腰をくい、と手前に引き寄せると秘部を覆う布の少し脇、太股の付け根に舌を滑らせる。
付け根の筋を弾く様に舐め上げればもどかしいのか腰が艶かしく動いた。

「っ…そこ…じゃない…」
「知ってる」

ローグは楽しげに笑みを浮かべた後、内股に強めに吸い付いた。
強い刺激にはぅ、と声を漏らして体を反らす。
反った体、必然的に目の前に突き出された布越しの秘部に顔を埋めると更に大きな声が。

「…あぁっ!」
「ここだろ?」

ハイプリは逃げようと体を動かすがローグは腰をぐいと掴んだまま鼻先をクリトリスに押し付け、逃がさない。
逆に逃げようともがけばもがくほど刺激は強くなり、快感の強さに更に身悶える。
逃げられないのを悟ったハイプリは耐えるようにローグの髪を握った。
鼻先で擦りながらはぁ、と秘部へ熱い吐息を吐きかける。
ローグの熱い息がかかる度に身体をひくん、ひくんと戦慄かせる。
すっかり湿ってしまった下着に唇を押し付けると舌で秘部をノックした。
きゅ、っと髪握られるものの、そのまま鼻先をぐりぐりと押し付け、窄めた舌で秘部を突付く。

「あっ、やっ、ああああ、激しく…ダメ…っ!ん…あぁ…!…あ、だめだめだめだめだめ…っく、あ、…イク…ッ!」

一際大きな声を上げると髪を握り締め、お尻を支点に背とつま先をピンと伸ばし硬直した身体をひくつかせた。
イった事を確認するとローグは海面から浮上するように顔を離し、大きく息を吸い込む。
顔はハイプリの愛液でぐしょぐしょだった。
背嚢に手を伸ばすと綺麗な布を取り出して拭い、ソファに座りなおすとぐったりしたハイプリの髪をそっと撫でた。
身体を預ける様にもたれかかってくるハイプリを抱きかかえるとベッドへ運んでいく。

歓楽街の夜は───これからだ。
188183sage :2005/07/19(火) 02:24:48 ID:2C1VFtdg
とりあえずはここで〆。
エロシーン書くのって凄い消耗しますね。
SS書くのが昔のスレッド3以来なので正直どきどきです。
189名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/19(火) 03:09:47 ID:Y7ykgQTM
>>183
読みやすいしいいね。それにえろいし。ローグとか廃プリとかキャラが立っててグッド。
ローグっぽい感じがして好きだわ。超GJ.
190名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/19(火) 04:15:30 ID:xo6.Q3VQ
なんとも実に♂ローグだなぁ。
こういうナイスガイな悪漢にゲーム内でも出会いたい。
191名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/19(火) 05:54:13 ID:xkNcIEXU
>>181
もし書いて頂けるなら、百合スレへお越しくださいm(_ _)m
192名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/19(火) 18:21:44 ID:NAAyndhM
>>183
ちょ、、生殺し…!? (´Д`*)
193183sage :2005/07/19(火) 22:30:40 ID:V72O7xZg
|ω・)私は♂ローグが好きだ。私は♂ローグが好きだ。私は♂ローグが大好きだ!
感想来ると凄く嬉しいですね(´Д`*)
>>189
ありがとうございます!もっと廃プリのムチムチエロエロ感を出せる様になりたいです。
叶野姉よりも妹っぽぃ感じのマゾっぽいのとか…。

>>190
そう言って貰えるととても嬉しいです。
自分の中のカッコイイローグはこうだ!っていう、
スキルの特色やキャラ性を生かしたローグらしさを出したかったんです。

どんなローグもかっこいいんですけどね!

>>192
生殺しプレイ(何

書ききるエロスエネルギーを充填しなければ…ローグ娘も書きたいし、他も書きたいですし。
また頑張ろうかなぁ。
194名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/20(水) 03:09:47 ID:WDgBXKC.
>>176
取り合えず投稿する前に誤字脱字は確認しよう、な?

続きまだー?(AA略
195(-"-)sage :2005/07/20(水) 09:47:28 ID:FwYGOkwA
>>178
つo;)サクヒンデカタレナカッタンダモン。

>>182
キガツキマスタ。。
× ランケイン
○ ランケルト

ちゃんと読んでいただけてる喜び…ツウカンシマスタ


>>194
ある意味毎回下書き投稿。。。
書きなぐって勝手に投稿。
確認? アヒャヒャヒャ(∀)

こめんなさい。。。

こんな時間かけてない文章で
喜んでくれる人がいるといいな・・・ぐらいで。

はやいとこ暇な時間を作って作成に入りたいです。
今は流れを考え中です。

ものは超短編。
長くするわけにはいかないので。
196アサ♀×プリ♂の章 【第四話 守りたい (1/?)】 作者:(-"-)sage :2005/07/21(木) 19:12:12 ID:uv8gTef6
バサササササ…。
ハトの羽ばたく音。
今は使われていない倉庫の管理人室。
その薄暗い部屋に朝日が差し込み、薄汚れた毛布に包まったティンシアを照らす。

…夜の港。
独りその港に立ち、優しい潮風を感じながら静かな海を見つめる私。
目を閉じて海の音に耳をすます。
すると耳元で吐息の混じった声が。

「約束…守ったぜ?」
「…きゃ?!」

驚いて立ち上がりざまに後ろを振り返ってみる。
目の前に背の高いプリーストの男…ランケルトが立っていた。

「…な、なんだ…お前か。 何か約束したか?」

思わず変な声を上げてしまった。
恥ずかしいのを我慢していつもの調子をよそおう。
そんな私に頭を掻きながらため息をつき、近づいてくるランケルト。

「もう組織抜けたんだろ? だいたいそんな声で…ちょっと無理があるぞ?」
「…これは…暗殺者たる私自身への戒め…だから…。」

暗い記憶が映り、不意に視線を落とす。

「似合わねえよ、暗殺者なんて優しいお前にはさ。」
「え?」

今まで投げかけられたこともない言葉に私は思わず顔をあげた。

「…あ。」

正面に目をやるけど、視界にはアイツの服の胸元しか見えない。
信じられないほどに接近され、顔がほてって、頭が真っ白になる。
突然あいつの腕が私の背中と腰にまわり、
そのまますごい力で私の体はあいつの体にぶつけられる。

「…え? …何を…。」

私の背中と腰にまわった、あいつの腕はどんどん強くなる。
あいつの硬い体との間で押しつぶされそう。
背中からかかる強い力に私の胸があいつの硬い体との間で押しつぶされる。
腰にまわった手が私の下腹部をあいつに突き出させ、ときにあたる。
敏感な部分を刺激され、ほてっていく体。
その行為の意図がわからず、我慢しなきゃいけないのかどうなのか。
とりあえず平然を装い問いかけてみる。

「えっと…ランケルト?…急にどうしたの?」

答えないランケルト。
答える代わりにその腕が強くなる。
何をされているか理解し始める。
だけどうまく逃げる方法が考え付かない。
そうこうしてるうちに私の目とあいつの目が合う。
あいつの顔がその瞳を閉じてゆっくりと近づいてくる。

「あっ…ちょっと待って!?…え?……あ…。」


視界が真っ白になる。

…バサササササ…。
目の前に白いハトが映る。

「え?……あ……。」

目を開くとそこは倉庫。
最近私が寝泊りしてる場所。

「…夢だったんだ……。」

顔が真っ赤にほてってる。
まだ私の胸とあそこに圧迫感が残ってる…。
夢のことを思い出せば思い出すほど顔のほてりがひどくなってく…。

「…顔…洗ってこなきゃ…。」

そんなことをいいつつもしばらく天井を見つめる私。

結局、なかなか起き上がることが出来なかった。


アルベスタの寝床を後にして私は船でイズルードへ。
そこから徒歩でプロンテラへ。
その道のりに魔物は出るが今の私をどうこう出来る魔物など…いはしない。
プロンテラは多くの露店が立ち並び、
表向きでは売られていない裏ルートの武器や防具を買うことが出来る。
私の活動の拠点になっている。
それにアイツの活動地域でもあるわけだし。

プロンテラに着く。
やはりここは私にはない『光』がある。
いつもの風景、いつもの空気。
ただ、あの一件以来深夜の裏通りは避けている。
あんな経験は二度と思い出したくない。
不覚を取った挙句に……。

「……っ…。」

思い出すたびに最後に指を突き入れられたあそこが痛む。
助けに来てくれたランケルト。
あの後あんなに強く抱きしめられて。
あれから私の夢は今朝の様な内容ばかりだ。
私は一体どうしてしまったんだろう。
そんなことを考えながら十字路に


「テロだーっ!!!」

その声にあたりが騒然となる。
露店商人たちがあわてて店をたたむ。

私はカタールを確認すると叫び声のした方へと駆けた。
197名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/22(金) 04:24:17 ID:PNq1clPY
(-"-)
∩∩
このコテハン無駄にうざい。イイカゲンにしろ。
とりあえず顔文字からしてむかつくがそれはどうでもいい。

下らない言い訳続けてチマチマ連投するとかマジうざい。ここはチラシの裏じゃない。
時間かけてない文章で喜ぶやつがいるかっての。へのへのもへじの落書き見せられて楽しいわけねーだろ。
改善する気も反省する気もまるで見えない。失せろ童貞のリア厨。
198名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/22(金) 06:29:40 ID:.uh8VNGw
>>197
>>1

気持ちはわからんでもないが、気に入らなきゃスルーしる
199名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/22(金) 07:56:32 ID:MWRtknGY
>197の気持ちはわからんでもないが。
チマチマ連投というより投稿の間があるせいか、前回との続きが強引すぎて話の流れに乗り切れない。
例えば、三話の前編で自決しようとも堪えるところが書かれている。
けれど後編で葛藤は一切なしでシーフさまオンステージ。華足りなし。
一回全部書き上げてから推敲→投稿をしたらいかが?
作者が主役の名前まちがえるのはだめでしょ。
200名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/22(金) 09:25:29 ID:3EIRhkwc
まぁ・・・・落ち着け。
ままーり汁。
と、エロの部分がかけない俺が言ってみる。
201名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/22(金) 12:29:45 ID:msG7QMCE
厳しい意見だが、これも現実だ。
まぁ、精進するこった。
202名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/22(金) 13:31:21 ID:MWRtknGY
いやアドバイスのつもりだったんだ。
読み返してみるとすげー冷たい感じがしてびっくり。すまねぇ。
203名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/22(金) 18:41:14 ID:1UDhiv3o
言われるうちが華とも言う。
本気でどうでもよかったらスルーしてるだろうからな。
何事も日々精進。
いい締めを期待している
204名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/23(土) 04:05:21 ID:9nPi5C1.
>>183
期待してます
20539sage :2005/07/23(土) 19:22:34 ID:pBfQ3GBU
どうも、一週間ぶりの39です。
お待たせ(待ってない?)しておりました憂い愛することのAct5と6を、
保管庫にアップしました。
今回はえっち全開です。ごゆるりとご堪能ください。
206名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/23(土) 22:12:49 ID:rlLhvD9Y
>>205
いやいや、さりげなく期待してましたよ(笑)
さっそく見てみます
207名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/24(日) 23:21:55 ID:fbD9uGYE
>>197 の言ってる事は厳しい意見の一つではある。
これを良い教訓にして、挫折せずに前に進んでいって欲しい。
つまりだ、みんなに書いてあげるって考えじゃなく、
みんなに見てもらうって場所なわけだ。
なので、どうすればより良い作品に仕上がるか、を考え、
下書きをし、何度も手直しをし、完成した作品を出すのが礼儀だとも言える。
価値観の問題だろうけどね。俺はどうでもよかったからスルーしてたし。
208名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/25(月) 09:06:02 ID:h5tEM0Pk
>>197
>失せろ童貞のリア厨。

そこまで言うこともなかろうが…。
つか結構、文書くのって時間かかるのにな。

そこまでいわれてまた書いてくれるやつぁいねえだろ。
209名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/25(月) 13:01:22 ID:RT4HMD62
あんまりきつく言われると、正直凹む。
それでしばらく書けなくなることもあったりするし。
選ぶ言葉は気をつけて、でも悪いところがあったら言ってあげよう。

でも、やっぱり感想は文神さんたちのエネルギー源だよねぇ。うん。
210名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/25(月) 14:28:48 ID:9C.aWTvI
クモの人の二の舞の予感。

あの人も帰ってこないかなぁ…
ちょっと頑張り過ぎちゃっただけだったと思うんだけど。
211名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/25(月) 15:56:53 ID:zGhuAd8A
でもスレ占有みたく振舞われるのも困る。やっぱ他の人は書きにくくなるからな。
ペンが乗ってる時は、書く端から投下したくなるのもわかるんだが。
212名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/25(月) 19:04:00 ID:9C.aWTvI
占有って言うかあの人の場合、連投し続けてたらいつの間にか
定期的に投稿し続けなきゃいけないって錯覚しちゃったんじゃないかなぁと。

良いのが出来たら投下、みたいな感じで良かったはずなんだけどね。
213名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/25(月) 20:46:35 ID:O1pdBBDw
>失せろ童貞のリア厨。

この言葉を出した時点で、言っていることに説得力なくなると思うんだが。
214名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/25(月) 23:44:12 ID:pwwTlLSU
ちょっと喪前様方、今このスレギスギスしすぎなんだけど・・・。
鎮圧するために書こう。この書き込み以降議論しないでくれよ・・・自治厨っぽくてすまないが。

テンプレ一部抜粋
・ マターリ厳守
・ コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。
・文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人

まず喪前様方、「マターリ厳守」これが守れてないよ。
次に、「コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。」言わずもがな。

後は>>197氏「コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。」「文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人」
ちょっと言いすぎな感がするのと余り建設的な否定とは思えないのでスルーしてた方が良かったと思うよ。
215名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 11:43:07 ID:aBVbufB.
>>197の「下らない言い訳〜」から「改善する気も反省する気もまるで見えない」の間だけなら、
厳しめの意見で終わると思うんだが、他の部分がどうしようもないなー

それに基本的にこのスレでは「ほめて伸ばす」方針だから、
きつめの言い方は歓迎されないと思う。
216(・"・)sage :2005/07/26(火) 16:30:43 ID:u8gKmbPo
どうやら喜んでいただけたと思って暴走していたようです。

全てわたしが「ボランティア気分」だったのがいけなかったのです。

そしてお待たせさせまいと時間が出来て仕上げた瞬時にアップという荒行。

深く反省するとともに、続きはちゃんとした完成度でアップします。

>>197氏にあそこまで暴言をレスさせた罪は重いものと解釈いたします。

そしてそれを最後とし、この板から去ろうと思います。

追伸 残りの一括アップと完成度を高めるためお待たせすると思います。
    ご了承ください。
217名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 17:38:33 ID:a76Mmb8M
>>216
去るなら黙って去りな
宣言して去るくらいなら去らずに戦え
218名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 18:12:27 ID:gpf8k3xk
匿名掲示板って叩きたい奴はどんなにすばらしいことをしていても
叩いてくれる場所ってだけは覚えててくれ
そういう奴に限ってスレの総意みたいな書き方するがそんなわけあるもんか
ちなみに、197はあんたの落ち込んだ姿を見て笑っていると思う
あんなの単なる誹謗中傷を気にする必要はあるまい

去るなら去るで止められないが、去るべきは197だと思うんだがどーだろー?
219名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 18:14:38 ID:XRPFC9cg
まずは世に出るのを待っている頭の中にある作品を完成させる。
それこそが作品にもスレにもなすべきこと。

去る去らないなどは後のことですよ。
220名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 18:43:30 ID:w5qz/pzo
>216
投下やめる=スレを去る、であるあたり、他の文神の作品に払う敬意(もしくは興味)がないのかもしれんが。
まぁ、なんだ。この手の掲示板では、スレに投下する前に過去のログとかも多少は目を通すもんだぞ。
この手の流れはこのスレは何度も通過している。原因はたいていが、連続投下>アンチの流れ。
最近はクモの人のときか? 鬼畜マンセー>アンチとかか? ローグの人のは少し例外か。
自分にも原因があるとわかったならそれでよし。スルーする奴用にコテもつけてるあんたに落ち度はあまりない。
強いて言うなら、完成度が(ry
221名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 19:06:13 ID:Sw.w0vrE
叩けば文神が居なくなり、そして誰もいなくなる。
目に見えるようだな
222名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 20:15:01 ID:hVShQN8c
つか下手とか独占とか非常にどーでもいい
暴言言う意味がまず理解できんしな
アドバイスするならもっと分かりやすく言ったらどーなんだか・・
ここはガキの来る所じゃありませんよっと
ま、所詮人間なんぞ欲の塊だから何言っても無駄か
こりゃ失礼しましたね
223名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 21:02:44 ID:yQU3tcIk
むぅ、流れを叩ききる為に作品を投下したいけど構想(妄想)を書き上げる時間がないorz

>>167さんのリクエスト
・GM子もの
・♀殴りプリ×アコきゅん

以上の中で見たいネタがあったらこっそり教えてくださいー。
224名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 21:02:49 ID:YMu3sKj2
夏ですね〜
225名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 21:04:43 ID:yqpnwdmQ
>>222が欲の塊で何を言っても無駄そうなことは良く分かった。
てか華麗にスルーしようぜ。
226名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/26(火) 21:35:17 ID:uFz1fnpk
>>223
もし書いて頂けるのなら「♀殴りプリ×アコきゅん」をお願いできませんでしょうか
♂受けが大好きなもので(*ノノ)
227名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/07/26(火) 22:10:19 ID:J.1crwQY
>>223殿
いや、今は投下する時期じゃないと思われます。
私も未完成ながら一本投下を考えていますけど、流石にこれだと…
228名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/27(水) 00:35:11 ID:tcZj9nwg
「ボランティア気分」か…
やってあげてるだの参加することに意義があるだのの勘違いっているよな。
納得した。
229名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/27(水) 01:21:59 ID:PBJCKDiM
スルーだぞおまいら!!スルーするんだぞ!!!!!!
230名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/27(水) 07:12:38 ID:oa1MO3QI
おまいら!
>>1
を読め!それで解決。
231名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/27(水) 10:06:39 ID:hDiUzDVk
とりあえず流れをぶった斬っておきますね

       , --- 、_
      /ミミミヾヾヽ、_
   ∠ヾヾヾヾヾヾjj┴彡ニヽ
  / , -ー‐'"´´´    ヾ.三ヽ
  ,' /            ヾ三ヽ
  j |             / }ミ i
  | |              / /ミ  !
  } | r、          l ゙iミ __」
  |]ムヽ、_    __∠二、__,ィ|/ ィ }
  |    ̄`ミl==r'´     / |lぅ lj
  「!ヽ、_____j ヽ、_  -'  レ'r'/
   `!     j  ヽ        j_ノ
   ',    ヽァ_ '┘     ,i
    ヽ  ___'...__   i   ハ__
     ヽ ゙二二 `  ,' // 八
      ヽ        /'´   / ヽ
      |ヽ、__, '´ /   /   \
232名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/28(木) 01:54:12 ID:wBgJIyZ2
「んっ………もう、こんなのだめぇ………ぬいてよぅ」
「ほら、んな事言ってる間に血マーダー追加だぞ。SBしっかり避けきれよ」
「む……りぃっ!!もう……動けない」
「あ、ロリルリも追加なー」
「いやぁぁぁ」

なむー
南無
アーメン

「……なむありー」

プロンテラ宿

「あーあ、ったく あの程度の数避けきれないでアサシンが聞いて呆れるぜ」
「う、うるさいっ!!このエロバカップリースト!!こんなの着けたままで動きまわれる訳がないでしょう!!!」
「なに言ってんだよ。沸きが強まるまで、ソレで随分と気持ちよさそうな顔してたじゃん」
「ッ!!!き、気持ちよさそうにだなんて そんなわけ――――――っ!!!」

高FREEを自慢とし、多少の数のMOB程度では簡単に避け切れるはずのアサが、今日は素早い動きがとれなく数匹のMOBの沸きで撃沈してしまったのだ。
目の前のベッドに横になっているプリは批難してきた。―――――――が、
動きが鈍い、それは当然のことだった。
今日、ウンバラからの辛いバンジージャンプを超えて、やっとの思いでたどり着いたニブルへイム。
そこで狩りをする事になったのだ。
それ自体は良い。
ただ、プリがアサに普段とは違う装備を強要したのだ。

「へぇ?にしちゃ随分とグショグショだけど?」
233名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/28(木) 01:54:39 ID:wBgJIyZ2
プリのその言葉に、思い当たる節があるのだろうか。
アサは顔をボッっと赤らめて俯いてしまう。
その隙を捉えてプリはベッドにアサを引っ張り込んだ。
じたばたと抵抗をするアサだが、プリはそんな事はお構い無しとばかりにアサの体を掴みうつ伏せに寝かる。

「ほら、早くお尻高くあげろって」

こうなってしまうと、もう反抗はできない。
アサは羞恥心に耐えながら、言われた通りに素直に膝をついてお尻をゆっくりと上げていく。

「股布の部分、びちょびちょに濡れてんぜ。濡れた股布がぺったり張り付いて形がしっかり浮かび上がっちゃってるし、ったくえろえろだな」
「―――――――っ!!!」

自覚はしていた。言われなくとも分っている。
しかし、いざ見られて説明されると恥ずかしいのだ。
プリは、水着のようなアサの軽量戦闘服の股布部分を横にずらした。
とろみがかった愛液の糸が布と陰部の間をツゥーと引く。ヌチョっといやらしい音が鳴り、とても淫猥だ。

「さて、装備させといた物はどうなってるかな」

アサの尻の穴からは、ワイヤーから伸びたリング状のものがぶら下がっていた。
いわゆるアナルビーズである。
玉の一つ一つはビー玉程度のサイズの物から、大きいサイズになると野球の球程の大きさになる。それがワイヤーに数個連なっている。
種類によって玉の数や大きさは違う。今回はゴルフボール程度の大きさの玉が10個連なっている物だ。

「ん………あぅっ………は、早く抜いて……よ」
「だーめ、じっくりと焦らすのが気持ちよくなる秘訣なんだよ」
234名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/28(木) 01:55:11 ID:wBgJIyZ2
リングを指に引っ掛け、ゆっくりと玉を引き抜く。
クイクイとリズムを付けて刺激を与えるようにし、玉の3分の1ほどが見えてきたら、引く力を弱めて玉を菊穴に埋めて行く。
これによって普段は排泄するしか知らない穴に、挿入るという悦びを覚えさせてゆくのだ。

「くぅっ……ぁあん―――――っ!!」
「すっげぇぜ、お尻の穴がぷっくり脹れて肉が玉に纏わり付いてる」

ぷちゅぅ…………ぷりゅ…………びゅるん…………

玉が出るたびに菊穴がキュっと窄まる。
それに連動してアサ自身の体も玉が出るたびにピクピクと震えている。

「………やっ……一つずつ出てきてるぅ……」
「今、三つまで引っ張り出してやったぜ、次から出てくるたびに何個目か自分で言ってみろよ」
「………んっ……四つ目………」
「何が四つ目なんだ?どこから何が何個出てきているのか、しっかり言えよ」
「わ、たしの………お尻の……あ、な………からっ!!あぁっ!!だめぇ、今引っ張っちゃだめぇ!!!」
「ちゃんと言えないなら、また埋め込んで一からやり直しかな」
「言うっ!!言うからぁ!!!お尻のっ、お尻のあなから、玉が四つ出てきたのぉ!!!」

涙目で訴えてくるアサに満足して、更に続けて玉を引っ張り出す。
今度は上にワイヤーを引っ張ってみる。
それに吊られてアサのお尻がより高く持ち上がり、つま先立ちのような格好になっていく。

普段のデフォ頭装備が黒猫耳なアサの容姿はまるで、「装飾用猫尻尾」が実装されたかのように見える。
っていうか、癌崩癌張って実装しろ!!!
その時はもちろん狐尻尾と兎尻尾も追加しろよ!!!

「きゃううっ!!五つ目が出てく……はぁぁっ!!」
「これで半分だな、じゃあ残りはお望み通りに一気に引き抜いてやるよ」
「えっ、うそっ!!そんな―――――っああ!!きゃっ、はあぅぅぅ!!!」

びゅぽぽぽぽぽ!!!

プリはリングを握った指先に力を込めて、一気に引き抜く。

「ふぁっん!!お尻が、お尻あっついよぉっ!!おかしくなちゃうぅっあぁああああ!!!!」

ビクビクと体を反らせて、アサは絶頂へと登りつめていく。
数回、体を痙攣させるとそのままベッドに倒れこんでしまった。


「お尻苛められて、べとべと愛液でこんなにベッド汚して…まったくお前は変態だな」
「……………」
「まさか気持ち良くなかったとは言わんよな?SSにもしっかり撮ってあるし、ログもちゃーんと残してある」
「……………」
「明日はもっと気持ちよくなるように、こっちのバイブで………」
「に、二度とするかぁぁぁぁぁぁ!!!!」

と言いつつ、おそらく逃れられないアサたんなのでした。
今日もプロンテラは平和です。
23595sage :2005/07/28(木) 02:53:43 ID:Wlm4snqw
>>232-234

うはwwwwwちょwwwwwっをまwwwwww

いやあ、見事俺のストライクゾーンをついてきましたね(シルカ
それにエロくて読みやすくてGJです。

ツンデレ♀アサといいものですねぇ…
まあ、何はともあれGJです!
俺の中ではアンタはネ申だw


話は変わりますが、俺ももうそろそろしたら前回のローグ×プリの続編が完成します。
今回は前回と違い甘甘…というかご都合主義orz
今日の午前中にはUPしようと執筆しております。
236名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/28(木) 11:23:00 ID:uopdtcNM
き、狐尻尾と兎尻尾だぉおおおお!!!

犬尻尾はどうした!!!!!
237名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/28(木) 17:13:23 ID:JSJlJw/Q
なんだかんだで続きを作成してみました。
複線っぽいの張りすぎて詰め込みすぎとか色々。
えてぃシーンは気合いれるので後ほど。
というか長くなりすぎたので一旦分割いたします。orz

一応 「近似値融合」→「アビス」→「NOIZE-1」→「NOIZE-2」の時系列になってると思われます。

通常萌えスレと♂萌えスレの二つで進行してた話ですが、♂×♂のえてぃシーンなしなので、
こちらに投下しましたデス。

あと、多少残虐的なシーンがあります。
ダメな方はスルーしてください。
238NOISE-2[1/5] ようじょサキュバスとモンクのその後sage :2005/07/28(木) 17:14:04 ID:JSJlJw/Q
頬を塗らした生暖かい液体。
その甘美な香りに誘われて無意識に指が伸び、掬い取り、飢えて仕方ない口元に
運ぶ。
舌に乗せると蕩けるような味が口中に広がり、私の体に力がみなぎってくる。
もっとたくさん味わいたくて、行儀悪く舌で液体を舐めとる。
サキュバスになってから初めて味わう精液。
こんなにも体を満たしてくれる物だったなんて想像もしてなかった。

「ふっ、はぁ・・・ぺろ、ぺろっ。」

目の前には自分とひとまわりは離れてそうな頑丈な体を持つおっさん。
見ず知らずの男にこんな姿見られたくないのに、恥ずかしさよりも自分を満たす
ことを優先してしまうはしたない私。
手についた先走りも、指一本一本順番に吸い付いて舐め取る。

どうせなら初めてはもっとかっこイイ人が良かったんだけど、隣で寝息をたてる
この男の匂いで頭がクラクラしてとても我慢できなかった。

「・・・もっとぉ。」

上目遣いにみっともなくおねだりしてしまう。
これぐらいじゃ羽もまともに動かすことができないよ。
男の少しくたびれたモノに再び手を伸ばそうとすると、さえぎるように男に手首
を捕まれた。

「何?君、マジでどうしちゃったの?」

憐れむような納得のいかないような男の顔。
どうしよう。なんて話したらいいんだろう。
考えても何も浮かんでこない。
しょうがない、ありのままに話すしかない。

「私・・・サキュバスになったばかりなんです・・・。」

「はぁ?」

男が面食らう。
そりゃそうだよね。普通はサキュバスなんかなれる訳ないし。

「私知らなかったんですけど、私の母親がサキュバスで、それで・・・。」

あの時のことがフラッシュバックして頭の中でノイズと警鐘が鳴り響く。
それ以上は続けられそうにない。
男は腕組みして考えこんでいる。

「判ったような判らないような」

まぁ、そうだよね。

「で、なんで君教会なんかにいるのよ?」

「それは・・・。」

私はあの古代の聖服を着たプリーストのことを思いださざるを得なかった・・・。
239NOISE-2[2/5] 小雪の記憶sage :2005/07/28(木) 17:14:28 ID:JSJlJw/Q
それは私がまだ人間のアコライトだった時の話。
噂話を間に受けて冒険心だけでこの教会を訪れた。そこで起こった悲劇。
私は、そのプリーストを服従させたつもりが、逆に捕らえられ、純潔を奪わ
れ・・・。

「小雪様、貴方の母親はサキュバスだったんです。ご存知でしたか?」

知りたくもない事実を聞かされて。

「い、いやぁ・・・違う。」

震える喉からようやくそれだけ言うことができて。

違う――本当は判っていた。
認めたくなかっただけ。

「すぐに判りますよ。私の中にあるサキュバスの血と、小雪様の中で眠っている
血を共鳴させましたから。」

共鳴・・・?共鳴ってどういうこと?サキュバスって女の悪魔でしょ?
不思議そうな顔をしている私にプリーストが説明をはじめた。

「普通ではありえないですよね。実際そういうことはままあるんですよ。闇に葬
られているだけで。」

そういいながらプリースト――カーリオンはゆっくりを歩き出す。

「男の体にサキュバスの血があるっていうことが、いかに屈辱的なことかお判り
になりますか?」

未だ座り込んだままの私の前まで来て、ゆっくりとしゃがむ美貌の司祭。
その瞳には悲しみがあるんだろうか。

私は何も言えなかった。言ってはいけない気がした。

「私が生まれてきてからずっとこの秘密を隠し通さなければならなかった。自分
をどれだけ呪ったことか。神にすがることでしか自分を救うことはできなかっ
た。いやそれすらも救われていたとは言いがたかった。」

なんて冷たくて美しい瞳なんだろう。
琥珀のように美しいその表面は、よく見ると人に自分につけられた無数の傷で
いっぱいだった。
曇りガラスの細工も濡れている限りその傷を見つけることは難しいように・・・。

「その呪われた日々から私を解放してくれた男がいた。」

私の顎を優しくひと撫ですると、音もなく立ち上がりカーリオンは天空に視線を
移した。

「闇色の髪と瞳が印象的な暗殺者だった・・・。」

ゆっくりと落ち着いた声で話続ける彼を見ていると、とても私を犯した人と同一
人物には見えなかった。

「私は彼の役に立ちたかった。立っていたかった。初めて自分が愛情を向けた人
のためなら死ねるとさえ思った。」

しかし――と彼は続けた。

「私を教会から連れ出してくれた翌日。
私は場末の宿の浴室でうずくまっている彼を見つけた。
彼の顔からは血の気が引いて体が常に震え、明らかに尋常でない容態だというこ
とが判った」

一瞬だけ、今まで見せなかった感情が彼の顔に浮かんで――消えた。
240NOISE-2[3/5] カーリオンの記憶sage :2005/07/28(木) 17:15:22 ID:JSJlJw/Q
「カーリ・・・オン」

「スフィア!?どうしたというんですか」

「ソレを・・・飲んだ・・・」

苦々しく笑うように顔をゆがめてふと視線を移動させる。
その先に転がるのは黒い小瓶。
アサシンクロスの秘技のために生み出された「猛毒」。

「なんてことを!」

彼の体を抱きしめる。
すでに魂が抜けかかってるであろう冷たい手で、彼は最後の力で私の頬を撫でた。

「どうして・・・こんなことを」

頬を暖かいものが伝い、彼の冷えた手を濡らした。

あぁ、君は私の涙を拭おうとして・・・。

胸が熱くて痛かった。
自分の体から何かがもぎとられる。そんな錯覚さえ覚えた。

「俺は・・・俺が救われるがために聖職者であるお前にひどいことを」

私はどれだけみっともない姿だったろう。
嗚咽が止まらなかった。
そのたびに肺がつぶれてしまいそうだった。

「ずっと後悔していた。あんなことをされて尚、俺を許し、
癒そうと・・・してくれるお前を・・・見ていると」

何か言おうとしても一向に言葉にならなかった。
もどかしい。

伝えねばならないのに・・・。

私は、君を。

「憎んで・・・など・・・いないから。」

必死で言葉を吐き出す。
彼に残された時間が刻々と迫っているのが焦点の合わない瞳を見ていて判った。

「ス・・・フィア・・・お願い・・・だ・・・私の側に」

嗚咽で咳き込みながらやっとの思いで紡いだ言葉。
胸が焼ききれるように痛い。

彼は静かに微笑んだ。

「そういうのも、悪くは・・・ないな・・・」

彼の手ががくりと落ちる。

ただ少し遅すぎたな――そうつぶやいた彼の唇が動かなくなって。

もっと君に伝えたいことがあるんだ。スフィア。
なぜ君は目を開けてくれないんだ。

君にとっての終焉が、私には始まりだと思っていたのにッ!!

こんな場所で君を死なせたくない。

「罪に死にたる 身をも生かす 主よりたまわる 天の糧に
飢えしこころも いまは満ちぬ
Resurrection――!!」

復活のオーロラと天使がむなしく空を舞う。
だが、いかに聖なる祈りでも自ら死を望んだ者甦らせることは不可能だった。

「ぅうわあぁぁぁぁぁぁ――ッ!!!!!」

気が狂ったように叫んだ。
狂ってもいいと思った。

スフィア。
スフィア。

君の心地良い腕も私を呼ぶ声も、二度と戻らないというのですか。
私は彼の骸を綺麗にしシーツで包んで担ぐと、寝静まった夜の街を歩く。

彼の体はズッシリと重く、私の肩がしびれ、足にはすぐに豆ができた。
それでもひたすら歩いた。

不意に現れた丘の上に斜めになった十字架が見えた。

「ここなら誰にも邪魔されない」
241NOISE-2[4/5] 無知の罪・既知の罪sage :2005/07/28(木) 17:15:57 ID:JSJlJw/Q
しばらく黙り込んでいた男が深くため息をつく。

「小雪様」

すでに冷たいぐらい丁寧な彼の口調に戻っていた。

「貴方は罪を知らずに生きること、罪を背負って生きていくこと、どちらを選ば
れますか?」

私は答えに戸惑った。
罪・・・サキュバスであるというのに人間として育てられた私の。
男はしばらく黙っていた。
私の答えを待っているようでもなかった。

「――そろそろですか。」

何を、と言いかけてとまった。
内側から・・・変化している!?私の体が・・・。

「すぐに終わりますよ。」

優しげな彼の声。

「うあぁぁー!?」

見えない力でアコライトの服が四散し、代わりに赤と黒の皮の服が体を包む。
背中がものすごく熱くなって、何かが肩の骨を突き破って生えてきてるのが判る。

認めたくないッ!認めないんだからッ!!
目が燃えるように熱い。

「綺麗な紅い瞳が美しいですよ。小雪様。」

私・・・本当に、サキュバスに・・・??

「私の場合、先祖返りのようなもので、外見的には普通の人間ですが」

彼が私の全身を確かめるように見ているのが判る。

「貴方の場合、ハーフですからね。しかも母親の血が濃い。」

私の爪が赤く変化し長さと硬度が増した。
長い髪も淡いブロンドの巻き毛になっている。

――はぁッ、はぁッ。

私の姿を満足そうに見つめる男。

「待っていましたよ、この時を。」

――カラダ、ガ、アツイ。

「彼の側から離れることもできず、彼の死を認めるのも怖くて、ただここにいる
だけの年月。
貴方を一目見てすぐに同じ血が流れていると判りました。
もっとも貴方自身は知らされてなかったようですが。」

――アタマ、ガ、ワレル!

「以前、貴方の母親が私の元に懺悔にいらして、自分がサキュバスであること。
自分の娘のことを何度も告白されました。
まさかこんな形で出会うことになるとは思ってもみませんでしたが。」

彼は満足そうに笑う。その声が私の思考をかき乱す。

『許せない。』

うまれて初めて殺意を感じた。
母親を侮辱されたこと。
あんな親でもたった一人の血の繋がった家族だ。
今までだって幸福と呼ぶにはあんまりな生活だったけれど、
それでも両親を恨んだりなどしたことなかった。
むしろ私はそんな母親でも疑うことなく愛していた。

『殺してやる!』

私は跳んだ。
思った以上に体が軽かった。

カーリオンが真下から私を見上げた。

『殺してやる!!!』

その顔がわずかに微笑むのを見た直後、私の視界は真っ赤に染まった。
私の爪は「ぐちゃっ」という感触と共に彼の左半身をやすやすと抉りとった。
彼は二三度よろめくと、壁にかかった古ぼけたカーテンを握りしめてずるずる倒
れていった。

「貴方が、どうしたら、私を、殺して、くれるのか」

レールからはずれたカーテンの奥には、壁に塗りこまれた人骨が髑髏だけを覗か
せていた。

「それ、だけを、ずっと、考えて、ましたよ」

抉れた顔の筋肉がひきつった笑みを作って醜かった。
その口からゴポっと赤黒い血が溢れた。

「あ゙、ぁ・・・ス、フィ、ア・・・」

その言葉を最期に男の体は煙のように教会の空気に溶けた。
私が抉った男の肉も、体にかかった紅い血も、みんなどこかに消えてしまった。

まるで今までのことが嘘だったみたいに、私の荒い息遣いだけが宵闇の中に響く。
体の奥がずきりと疼いて、消すことのできない傷を付けられた事実を無理やり認めさせられる。

「ひどいよ。私、どうしたら・・・。」

薄汚れた髑髏がごとりと落ちて、真っ黒な二つの穴がこちらを向いていた。
242NOISE-2[5/5] 嘘と企みとsage :2005/07/28(木) 17:16:36 ID:JSJlJw/Q
飢え乾いた頭にもようやく栄養が行き届いて、私は全て思い出すことができた。

悪夢みたいな経験。
でもそれは全て現実であった。

今目の前にある肉棒も、それを嬉々として口にしている自分も。

「この格好を誰かに見られたく、なかったの・・・」

言いながらごまかすようにうつむく。

「なるほど、ねぇ。」

気持ち良さに言葉を途切れさせながらモンクが相槌をうつ。

「まぁ、うん、なんだ。」

こんな年端もいかないサキュバスに淫らなことをしている罪悪感からか歯切れの
悪い言葉。

「アリスや、ジルタスも、ペットに、できるっていうし・・・そのなんだ。」

私がちゅと音を立てて先端を吸うとうひぃと情けない声を上げる。

「君がいいなら、その、俺のペットになれば、だね。」

モンクの汚れた大きな手が私の柔らかい髪をゆっくり撫でる。

「外にも自由に行けるし、ま、こういうのとか、不自由もさせないしさ。」

正直、私も不特定多数と行為をするんだったら、こんな男でも一人の方が気持ち
的に楽だし。
この人女慣れしてなさそうだし、乱暴にはしないだろうと思ったから「うん」と
うなづいた。
それを見たモンクがすごくびっくりして焦った顔になったけど、すぐにまた頭を
撫でてくれたから、
私は少し安心してまた肉棒を口に含もうとした。

「っと、まってまって。」

そう言いながらモンクは私の体を離した。

「絶対に何もしないって約束するから、その・・・脱いでくれる?」

モンクが真っ赤になりながら真剣な表情で言うのがおかしくて。

「いいよ。」

この男が今度はどんなまぬけ面をするのかひそかに楽しみにしつつ、
私はためらいなく服を脱いだ。
243名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/29(金) 07:11:31 ID:Oaa6hrSQ
新人GMの受難


「あそこに居る人達が、今回の調査対象ギルドですねー。よーし、初仕事頑張ります!!」

彼女は新人GM、今日は上司のGMの命令でとある大手ギルドの偵察に来ていた。
そのギルドは常日頃からいろいろと黒い噂が絶えず、何度も通報行為があった。
そして今回、彼らの調査を任されたのが、新人GMの彼女だった。

プロンテラ街中

「うはwwwwwBOT最高wwwっうぇ」
「今どきステルス公平しないとかマジありえねーwwww」
「俺、RMTで設けまくりwwwwwwww」

プロンテラの街中の一角を溜まり場とする彼らは、
嫌われいてるためか、周りに人が居ない事もあり堂々と不正な会話をしていた。

「むぅ、何という酷い会話ですか……絶対に許せません。会話はログに残したし、これを証拠にすればあの不正者達を垢BANできます!!」

正義の心を持つ彼女は、街中で堂々と不正行為の会話をする彼らが許せるはずがない。
ゲームマスター権限を持つ彼女は、不正者を罰するため彼らの前に躍り出た。

「そこの不正者!!貴方たちの会話は全て記録しました!!数々の不正行為、ノーマナー行為、お天道様が許しても、ゲームマスターの私は許しません!!おとなしくお縄に付きなさい!!!」

ビシッ!!と指を突きたて、不正者達を一蹴する。
しかし、不正者達はいきなり現れたGMである彼女を見てもなんの驚きも無い。
それどころか、彼らの中の一人が彼女の方へと近づいてくる。
244名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/29(金) 07:11:55 ID:Oaa6hrSQ
「な、何ですかっ!!近寄らないでください!!BANしますよ!!ほら、この通り証拠はあがって……きゃあっ!!」

不正会話の証拠を突きつけても彼らにおびえる反応は無い。
むしろ、出来るものならやってみろと言いたげに、にやにやと笑いながら彼女の腕を押さえつけた。

「BANねぇ……くっくっく」
「くっ!!ゲームマスターの名において、彼の者を処罰します!!」

彼女の腕が眩しく光る。
GM権限で彼らをアリーナへと飛ばそうとしたのだ―――――が、
腕が一瞬光ったきりで、何も起こらなかった。

「――――――えぇっ、な、なんでっ!!」
「ひゃはは、残念だったなGMさんよ。俺たちはBAN出来ない存在なんだよ」
「そ、そんな、そんな馬鹿な事が………あっ!!くっ、何をするつもりですっ!!」

強く掴んだ腕を引っ張り、溜まり場の奥へと引きずりこまれる。
彼女は、何故GM権限が使えないのかと混乱するばかりで抵抗することを忘れていた。

「仕事の出来ないGMはしっかりと躾けてやらねーとなぁ」
「こんなミニスカート履いて誘惑してんじゃねーよ。俺らが教育しなおしてやる」

GMを強引に跪かせる。両腕を拘束し上着を脱がせる。
ようやく何をされるのか理解したGMは、何とか逃げようとするが
数人に囲まれてしまっているこの状況では、逃げられるはずもなかった。

「ちょっと!!や、やめなさい。こんな事をしてただで済むと……ひゃうっ!!!」
「へぇ、結構おっぱいでけーんだな。こんなエロイ体でゲームマスターなんて仕事しようってのが間違ってんだよ」
「この体じゃ娼婦のほうが似合ってんぜ」

体を捩じらせて彼らから逃れようとする。だが、すでに上着は脱がされ一人の男の手がGMの胸へと伸びていた。
両腕は拘束され、はだけた体を隠すこともできない。
245名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/29(金) 07:12:43 ID:Oaa6hrSQ
「やだっ!!放して放しなさい!!!」
「うっせーな、ちっと静かにしてろ」

GMの悲鳴に苛立った男が、股間にそそり立つ剛直を取り出してGMの口に狙いを定めた。

「ちょ、ちょっと、や、やだぁ、んんぅっ!!………ちゅ……む、んぅぅ!!……」

丁度悲鳴を上げた瞬間を狙って、男はGMの口に剛直を押し込む。
GMはいきなり咥えさせられた物が何なのか理解できず、吐き出そうとする。
しかし、頭は手で固定されていて動かすことはできない。
それならば、と舌で咥えさせられた物を押し出そうとする――――が、
その動きは逆に剛直に快楽の刺激を与えるだけで、口の中でビクッビクッ!!と反応するのが分った。

「手がお留守だぜ」
「なかなかいい舌使いするじゃねーか」
「このでかいおっぱいで挟むんだよ」

一人が行為を始めれば回りもそれに合せて自分も快感を得ようとする。
一人の男は押さえつけているGMの手に剛直を握らせようとする。
もう一人の男は、GMの正面に回りこんで胸を掴み谷間を作る。その隙間に自分の剛直を差し込み挟もうとする。

「はぅ、んっぶ………ちゅ、んっ………うぁぅっ!!…………んぷぅ………」
「よーし精液シャワーぶっかけてやんぜ」
「たっぷり味わえよ」

まるで合図したかのように、彼らは一斉にGMに自分の欲望をぶちまけた。
数人に囲まれていたGMは、体中ベトベトした白濁液まみれになってしまった。

「うぅっ、ごほごほっ!!………う、ひっく………こんな、酷い……」
「そろそろ本番だ。たっぷりと味わえよ」

GMを無理矢理押し倒し、ミニスカートを捲り上げる。
この状況で、次は何をされるのか瞬時に判断したGMは必死で懇願した。

「い、いやいやぁ!!―――――っ!!お願いやめてっ!!は、初めてなのぉ!!!」

このままでは純潔を奪われてしまう。という恐怖にボロボロと涙を零す。
そんなGMの姿に何を思ったのか、彼らは一つの提案をしてきた。

「へぇ、初めてなのかー、どうしようかなぁ」
「お願い、お願い………うっく……します。も、もうやめてぇ………」
「そうだなーそれなりの見返りは要求すんぜ」

にやり、と笑う彼らは、一体何を思い立ったのだろうか…………。

つづくかもしれない。
246NOISE-3[1/3]sage :2005/07/29(金) 10:21:05 ID:.RgS5DLg
月の姿が次第に薄れ夜明けが近いことが判る。
あちこちで宵鳥たちの低い合唱。
空気の密度が限界まで濃くなっている夜明け前。

崩壊しかけた教会らしき建物の中には大きな体躯の僧兵と、その前にたたずむ禍々しい翼と角を持つ少女。
目の前の一糸まとわぬ少女を見て、モンクはその未成熟な体つきを見て余計に罪悪感を覚えた。

「ほんっとに全部脱いじゃったのね、この子は。」

人間であるならば、溢れんばかりの好奇心がつまっているだろうやや小ぶりだが形のよい胸。
まだくびれもちゃんとついていない細い腰。
その下の大事な場所にはうっすらと申し訳ない程度に毛が生えているだけだった。
それらをまじまじと見つめて思わずため息が出ちまった。

「だってそう言ったじゃない。」

ちょっと不機嫌そうな高い声。
それすらも俺の中では・・・。


『もッ・・・・萌え〜〜〜〜ッ』


サキュバス特有のフェロモンがあるとはいえ、つぶらなで賢そうな赤い瞳、綺麗なブロンドの巻き髪。
陶磁器のような青のまざった白い肌。
清楚は唇はきゅっと引き結ばれて・・・あぁ、この唇で俺のピーが・・・とか妄想するともうたまらなくハァハァな訳で。

「うんうん、いいよいいよ、かわいいよ。」

思わずまた頭を撫でてあげたくなる訳で。
「彼女イナイ歴=人生」な俺にとっては、こんなかわいい子が側にいてくれるってだけでも、鼻血万ガロン分の価値はある訳で。
なになに。死ぬって?いや死んでもいいからもぉっ!!

「・・・。」

サキュバスがこっちをじーーっと見つめているのを感じて、俺は慌てて妄想世界から戻ってきた。

「あぁ、スマン・・・ちょっと瞑想を・・・ゲフンゲフン。」

サキュバスがいかにも「ハァ?」って表情をしたのは見なかったことにしておこう。うん。
まぁどう考えても苦しい言い訳なんだがそんなことはどうでもいい!
とりあえずは本来の目的を達成しようではないか。

今日のテーマは――『THE☆女体の神秘!!!』

たぶんTHEいらんよな、まぁいっかどうせ俺の妄想の中だけだし!

「じゃ、ちょっと座ってくれる?」

不満そうな顔をしながらも言葉に従って床の上に体育座りしてくれるサキュバス。

大事な場所が見えそうで見えないこの体勢・・・激しくGJ!!!!!

俺もしゃがむ。当然鼻息は荒い。
だがあくまで紳士的に優しく彼女の両ひざに手をのせる。

ぶっちゃけ、娼館まがいの場所にも入ったことはある。
だが、あまりの恥ずかしさと緊張で、フェラチオ以上のコトを拒んでしまったダメな俺。
まぁ、聖職のはしくれだという罪悪感も少なからずあった訳なんだが。

俺とは違ってすべすべの肌に心酔しつつ徐々にそのひざを左右に広げていく。

「んッ・・・。」

ため息とともに彼女の頬がほんのり上気したのを確認したあと、その大事な場所に視線を移す。
うすい毛は上の部分をほんの少し隠しているだけで、ピンク色のビラビラが足を広げると丸見えになった。

「へぇ、こうなってるのかぁ・・・。」

なんていうか、初めてみるソコに興奮よりも好奇心のが勝ってしまって、彼女の両足を一杯に広げると、
顔を近づけて念入りに観察する。

「そんなに、見ないでよぉっ。」

そんな非難の声もお構いなしにじっくりとその構造を見つめる。
サキュバスが恥ずかしがって体をよじると、ソコの肉もふるふると震える。

「大丈夫。すごく綺麗だから。」

そういいながら、しっかり閉じられた左右のびらびらを両手二本の指で左右に押しやる。
彼女の体が強張って、ソコもしゃくりあげるようにびくんとなる。
自然と上の方の突起物にかかっていた包皮が剥かれ、中にある濃ピンクのものがむき出しになった。

「む・・・これがクリトリスってやつ?」

くにりとそれを指で押すと、サキュバスの体が震えた。

「そう、だよ。」

確かここは濡れてないと痛いとか聞いたような。
そう考えながら、自分の指を唾液で濡らしてから再びクリに触れる。
今度は抵抗力が少なくなって、ぬるぬると擦ることができた。

「ぬるぬる・・・やだっ。」

サキュバスの足がびくつくのをなんなく押さえながら観察を続ける。
乾くたびに唾液を補充しつつ擦りあげていくと、クリがぷっくり腫れて形を変えた。

「クリ、おっきくなってるけど大丈夫?痛くない?」

念のため聞いてみるとサキュバスは真っ赤になりながら何度も首を振った。
247NOISE-3[2/3]sage :2005/07/29(金) 10:21:35 ID:.RgS5DLg
今までは表面を擦るようにしていたが、今度はつまむような動きに変えてみる。

「あっ、んっ!!」

たまらないという感じでサキュバスの腰が浮き上がる。
翼がばたついて俺の顔にも風がかかった。

「どんな感じなの?」

一旦顔を上げて彼女を見上げる。
そこにはさっきまでの小生意気な雰囲気が信じられないぐらい、切なげに口を半開きにさせた淫魔がいた。

「びくびく、しちゃうよぉ。」

頬を赤らめて消え入りそうな声で答える彼女。
「ドクン」と俺の中で黒いものが泥中の泡のように浮かび上がってくるのを抑えるのにかなり苦労した。

サキュバスのエロ顔から視線をはずして、割れ目を下から上に撫でるとほのかに指先に濡れた感触。
不思議に思って濡れた場所を探すように指を下の方にもぐらせる。

「ひゃぁっ!?」

彼女の全身がびくつく。
下の方の入り口から、とろっとした液体が滲んで俺の指を濡らした。

「わ、すげ、これって濡れてるん?」

正直驚いて自分の指を彼女に見せる。

「そう・・・かもぉ。」

羞恥に身を震わせながらだらしなく四肢をなげだすサキュバス。
この図は相当やばい。
とりあえずこの濡れる場所だけ探しあてたら、エサを上げることにしよう、うん。

「ちょっと触っただけでも濡れるもんなんだな。」

つぶやきながらさっき俺の指を濡らしたと思われる箇所に再び指を潜らせる。
サキュバスが短く声を漏らしたけど、お構いなしに指を動かした。

「んっ・・・あっ・・・。」

狭い場所に指を入れると、中からとろりと愛液が溢れ出てくる。

「ここがおまんこの入り口なんだ。」

指で内側を擦り上げながら思わずつぶやくと、入り口がきゅっとすぼまった。

「なんで、そんな風に言うのぉ・・・。」

甘く溶けた声。
俺は、自分の息子をこの狭い場所に入れたい欲求と必死で戦っていた。

『こん中いれたらすっげて気持ちいいんだろうなぁ。』

ぼんやりそう考えながら指でくちゅくちゅかき回す。
そのたびに入り口がきゅっと締まって、彼女が感じているであろうことが判った。

「んっと、どうしたらイくのかな?」

目の前の少女のイくところを見てみたい。――そう思った。

「どう、したら・・・って。」

切れ切れにオウム返ししてくるサキュバス。
もう考えてる余裕がないようだ。
俺は自分の中の貧弱な知識をつかってこの子を気持ちよくしてあげようと思った。

「ここ、とか?」

ぐっと、つっこんだ指を曲げて、クリトリスの裏側のざらつく部分をひっかくようにする。

「くあぁっ!?」

彼女の体がびくつくのを見たくて、何度も強弱をつけてソコを刺激した。

「こうしてると、イっちゃう?」

時々奥を突付きながら、執拗にその場所を責める。
サキュバスは震えながら小さく首を振る。

「こっちも、かな?」

俺は上体を起こして彼女の胸を見せ付けるようにいやらしく舐める。
背を反り返させる彼女の姿に満足しながら、その小さな乳首を口に含んだ。

「ちゅ・・・れろ・・・なんにもしないって言ったのに、な。」

舌先をすぼめて何度も転がすと、すぐに固く屹立した。

「んっ、あぁっ、あっ。」

サキュバスの声がはっきりと喘ぎ声に変わる。
もう片方の乳首も親指でクリクリとイジメながら、指を更に奥まで入れる。
にゅぷにゅぷと耳慣れない音をたてながら沈んでいく指。
自分の女に飢えすぎな行動に内心飽きれつつ、すでにひけないところまで来てしまってるのが判る。

「ひっ。」

短い声を上げて必死で耐える彼女。
奥まったところにぷくっとしたでっぱりを見つけ、ソコをほぐすようにつついてみる。

「ダメっ・・・ダメぇ・・・。」

サキュバスが震えながら俺の体にしがみついてくるから、一層乱れたところを見たい欲求にかられる。

「ダメじゃないでしょ。・・・ほら。」

彼女の体を逆向きにさせて、仰向けになった自分の顔を跨がせる。
視界がぬれぬれのおまんこでいっぱいになって、この上もなく興奮した。

「・・・ちゅぷぅ。」

俺の息子を咥える濡れた感触。
前々からあこがれていた体位なんだが、コレほどまでに熱いとは・・・!!
にゅぷにゅぷと息子がサキュバスの口の中で揉まれ、痛いぐらいにパンパンに腫れあがる。

『こうなったら、どっちが先にイカせるか勝負だぜ!!』

と、心の中で叫びつつ、えいっとサキュバスのおまんこに吸い付く。
248NOISE-3[3/3]sage :2005/07/29(金) 10:22:05 ID:.RgS5DLg
「きゃぁっ!!」

思わず腰を持ち上げる彼女。

「逃がしは・・・せん!!」

強引に両手で彼女の腰をがっつり固定してぬれぬれの場所にむしゃぶりついてやる。
にゅぶっ・・・ちゅっ、ちゅるっ・・・。
舌をくねらせながら上下左右に乱暴に舐めまわす。

「んっ、はっ・・・はっ、はぁっ!」

サキュバスの腰が踊るようにびくつく。
時々思い出したように息子に吸い付かれると、それだけでガマン汁が溢れてるのが判る。

「んんっ、あぁっ、あぁんっ。」

声が甘くはしたなくなって、中がびくびくとなって、恐らく彼女がイきそうだということが判った。

「イっちゃう?イっちゃうの?」

言いながら中指を挿入する。
あぁ、もっと見たいこの子の乱れた姿を。

「はぁっ、んっ・・・やっ・・・ひぃぃっ!」

喘ぎながらも彼女は自ら腰を動かす。
私は言いたい。

『年端もいかない少女が快楽に溺れる姿はとてつもなく萌えると!』

ちゅううぅぅとむき出しにしたクリに吸い付いてやる。

「ふああぁぁぁぁーーーっ・・・・!!」

大声を上げて彼女の体が硬直して震え、中が信じられないぐらいに締まる。
愛液もどぷっと溢れて、俺の顔に垂れ落ちる。

「・・・うっ!」

それを見た俺も限界で、彼女の唇に触れた瞬間思わず射精してしまった。

どぴゅっ、どぴゅっ・・・どぷっ。

「あ・・・あ・・・。」

震えて動けないサキュバスに顔に何度も精液を浴びせかけた。

「・・・ふぅ。」

彼女を優しく横にしてやると、ようやく体の緊張がほぐれたようにぐったりとなった。
その口から喉元にかけて俺の精液で濡れ、しどけなく開かれた足の間からは大量の愛液が溢れ、
余韻を味わうように閉じられた瞳と、興奮からか薄ピンクに染まった肢体。だらしなく開いた唇。
それをみているだけでも、またすぐにえろい気分になってしまう。

「おいしかったかい?」

柔らかなブロンドに指をからめながら聞くと、サキュバスが恥ずかしそうにうなづく。

俺は心の中でつぶやいた。


『サキュバスの卵 1個 獲得』
249237sage :2005/07/29(金) 10:28:11 ID:.RgS5DLg
以上、結局ギャグで締める237なのでした。
気が向いたらその後編でも。

>>95
ログプリマダー?
ついに念願の生殺しを手にいれたぞ。
[>殺してでm
どきどきしながらお待ちしております。

>>243
こんなのでサンドイッチしてしまってごめんなさいごめんなさい。|||orz
陵辱ものダイスキなので続き激しく期待してます〜!

スレ汚しになったら申し訳ないのでなかなか感想が書き込めない意気地なしでした。
いつも降臨してくださる文神様たちに最敬礼な気持ちです!
25095sage :2005/07/29(金) 13:17:50 ID:BXRKYjoo
>>237

大変もうしわけないです;
いや〜、なんか調子に乗ってかいてたら文字数が6K越えtdjvjthヴkじゃbkj

つーわけで今添削とかしてます。
それでも多そうなんで、どっかからDLできるようにしたいと思っています。

だからもう少しお待ちくださいませ(誰も待ってないとか言うのは禁句ですよ
251N/Jsage :2005/07/29(金) 16:10:37 ID:iw6bS0h.
>>243>>247の続き

「あそこに3人、居るのが分るか?」

場所はまだプロンテラ。
男は自分たちの溜まり場から、少し歩いた場所に居た3人組のPTを指差す。
彼らは、犯さないという交換条件として、GMにいう事を聞くように指示してきた。
GMも何をやらされるのかは分からなかったが、あのまま無理矢理犯されるくらいなら、とこの交換条件を飲んだのだった。

「あいつらは俺らのギルドの敵対ギルドのギルマスと参報なんだ。だ・か・ら、あそこの3人の倉庫をデリートして来い」
「――――――っ!!そ、そんなっ!!無理です。そんな事出来ません!!」
「へぇ?別にいいんだぜ。じゃあさっき撮ったSSはばら撒いていいんだな?そんで今から溜まり場に戻ってお前をめちゃくちゃに犯してやるよ」

SSをばら撒く。
その言葉にGMはビクッっと体を震わせる。
せっかくGMという職業に就けたというのに、そんな事をされてしまったらもうこの世界には居られなくなってしまう。

「それからしっかりとそれのSSも撮ってプロンテラ、いやルーンミッドガッツ王国中にばら撒いてやんぜ」
「みんなどう思うかねぇ、世界の秩序を守るはずのゲームマスター様々が、あーんなことやこーんなことをされてる姿………まぁ、それも面白いかもなぁ?」

更にGMを追い詰める男たち。
このままだと酷い辱めを受ける。だが、こんな不正者達の言う事を聞くなんて………。
けれど言う事を聞かなければ――――――。
先ほどの溜まり場での悪夢が脳裏をよぎる。もう二度とあんな目に会いたくは………無い。
どちらを選んでも絶望的なこの状況の中で、彼女は………。
252N/Jsage :2005/07/29(金) 16:11:08 ID:iw6bS0h.
「……………やり、ます」

保身の道を選んだ。

「やれば………やれば私を見逃して………くれるんですよね」
「ああ、あそこに居るやつらの倉庫全てをからっぽにしてくればいいだけだ。GM様なら簡単だろう?」

先ほどの溜まり場で見せたように、彼女の腕が眩しく光る。
ボソボソと何か単語を囁いて、糸ほどの光の線が離れた場所に居る3人に付いた。と思ったら、すぐに消えた。


「消して………来ました。これでもう、いいんですよね」
「まぁ、まてよ。あいつらが倉庫に行った時の反応を見てからだ。」

そのうち、一人がカプラ嬢の方へ移動していった。
しばらくすると、その顔つきはみるみるうちに青ざめていく。
いったい何が起こったのか、といった呆然とした表情で他の2人の場所へ戻っていった。

「くくく、ひゃはははは、マジで消えてるみたいだな。オイ見ろよあいつのあの顔」
「必死こいて集めたアイテム全部消えてるんだもんねぇ、ははは、最高だね」

彼らは敵対ギルドの絶望を一頻り堪能すると、溜まり場へと戻っていった。

「おっかえりー、どうだった?」
「おう、最高だったぜ。あのムカツクギルドのマスターがマジ落ち込んでてよぉ」
「へぇ、それは是非とも見てみたかったなぁ」
「さてと………じゃあさっきの続きを始めるか」

「え?」

GMはとっさに後退しようとしたが、すで数人の男達に腕を掴まれてしまう。
「イヤッ!!は、放して!!!なんで?もう何もしないって言ったじゃないっ!!」

彼らの手を振り解こうとする。
すると、男達の一人がにやにやと卑下た笑いを浮かべていた。

「さぁて?何のことかなぁ?全然身に覚えがありませーん。ぎゃははははは」
253N/Jsage :2005/07/29(金) 16:11:30 ID:iw6bS0h.
「―――――――――ひ、ひどいっ!!騙したのね!!」

GMは騙された事に気づき、批難の声をあげる。
これから起こる事の恐怖感と、不正者に騙されて言いなりになってしまった自分が悔しくて、ボロボロと涙が頬を伝う。

「あぁ?ひどいって?誰がだよ。自分の身の可愛さに他人を犠牲にする奴にゃいわれたかねーな」
「そ、それは貴方たちがやれっていったからっ!!」
「そうだな、確かにそうだ。俺たちが『やってほしい』ってお願いしたさ。だけど実行したのはお前だぜ?」
「そうそう、あなたは自分さえ助かるのなら、と思って大切な守るべきユーザーを切り捨てたんだ」
「そんなの詭弁です!!」
「おいおい、いいか?弾を込めたのも、照準を合せたのも、撃鉄を引き起こしたのも俺らだ。だけどな、引鉄を引いたのはお前なんだよ」

彼らは、いかにもGMが全て悪い、かのように言い精神的に追い詰めていく。

「そんな、そんなの………」
「分ったでしょ?分ったら大人しく犯られろ!!」

複数の男が一斉にGMに襲い掛かる。
両手両足を掴まれ、少しの抵抗も出来ずに四つんばいの格好にさせられる。
あっという間に衣服は脱がされ、プロンテラの街中で全裸になってしまった。
これでもはや、どうやっても逃げることは出来ない。

GMの後ろから、一人の男が硬直した剛直を取り出し股間にあてがう。

「じゃあGMちゃんの初めてを貰ってやるぜ」
「いやあああああああっ!!!」
254N/Jsage :2005/07/29(金) 16:11:56 ID:iw6bS0h.
そして一気に貫いた。
こじ開けるように奥まで押し込む。
しかし途中で止まってしまった。
処女膜がそれ以上の挿入を拒んでいる。
男は体重を乗せて、腰を密着させる様にして強引に挿入を続ける。
すると、抵抗していた膜はあっさりと破られ、根元まで全て沈み込んでしまった。
こうしてGMの純潔はあっさり奪われた。

「ハハハッ、初めてなのにぱっくりと根元までチンポ咥えこんで、やっぱり淫乱GMだったんだな」

初めての性行為のためか、血が滲んで来た。
しかし男は、血の滲むのもお構いなしにと、荒々しくピストン運動を開始するのだった。

「うあぁっぐぅっ!!抜いて、抜いてぇっ!!」

破瓜の痛みに泣き叫ぶ。
必死に腰を捩じって逃げようとするが、数人の男に押さえつけられているこの状態では、とてもじゃないが身動きは取れない。

「うっせーな、口も塞いでやるよ」

剛直を唇に押し付ける。
何をさせられるのか理解したGMは口を閉じた。
だが、男はGMの顎を掴み、口を強引に開かせ、そそり立った物をねじ込んだ。
255N/Jsage :2005/07/29(金) 16:12:16 ID:iw6bS0h.
「んっ!!………ちゅ、んぅ………っ!!」
「よく締まるオマンコだぜ。ここまでギュウギュウ締め付けて放さないってのぁ、よっぽど気持ちいいんだな」
「んぅ、ちが………んんむっ………んふぅ!!」
「なんだって?もっとオマンコ突いてほしいって?しょーがねーな、お望み通りにしてやんぜ」

否定の言葉すら紡ぐことは出来ない。
それどころかいいように解釈されて、更に運動が激しくなる。

「乳首もびんびんに立ってきたし、変態GMさんはもっともっと弄って欲しくてしかたないのかな?」
「あ、んっ!はぁっはあはぁ!!んぅっ………む、うぅんっ!!」

体全体を愛撫されて、出したくない声が出てきてしまう。
後ろからチンポで激しく突かれ、口にチンポ咥えさせられ、胸を使ってチンポを扱く。
更に両手にチンポを握らされる。
GMは体全体で男達の欲望を処理していた。

「いい声で鳴くじゃねーか、ほら、スピードアップだ!!」
「やべ、俺もうイク!!」

口に咥えさせていた男は我慢できなくなり、口の中へ爆発してしまう。
GMの頭を押さえつけて、一滴残らず精液を飲ませようとする。
いつまでたっても咥えさせられたままだ。
どうやら飲み込まないと抜いてくれないと理解したGMは、口内に出された物を何とか飲み込もうとする。が量が多すぎた。
唇の端から精液が溢れ出てきてしまう。
口から精液を垂れ流すGMの表情に満足したのか、ようやく男は剛直を引き抜いた。
256N/Jsage :2005/07/29(金) 16:12:34 ID:iw6bS0h.
「んく、ふぅ、はぁ………やぁ、ああんっ!!………はぅっくぅぅ!!………あっあはぁっ!!!」
「しっかり中に出してやるからなぁ!!」
「―――――――っ!!だめぇっ!それだけは許して!!」

男は、いっそう激しく暴れるGMの腰を押さえつけて、ラストスパートに入った。

「あーむり、もうイク、出る出る!!」
「ひぁっ!!あ、ああっ!!な、中は、中はだめぇぇぇ!!ああぁぁぁ!!!」

GMの懇願も虚しく、男は腰を痙攣させて大量の精液をGMの中へと放った。
それと連動するかのように、胸で扱かれていた物と、両手に握らされていた物をビクビクと爆ぜ、精液をGMに浴びさせる。

「うっ、ぅああ…………中は、だめって、いったのに………」

己の憎む不正者達に犯され、汚され、穢れた体にされてしまった。
体の外側も内側も全てを精液まみれにされ、正義の心を持ったGMは絶望へと堕ちて行ったのだった。

「よーし次は俺な」
「俺のは咥えろよ」
「おら、おっぱいで挟めって」
「じゃあ俺ケツ戴きー」

いつの間にか、噂を聞きつけた彼らのギルドの同盟ギルドや友好ギルドのメンバーが集ってきていた。
GMを取り囲み、終わらない悪夢を見せ続けるのだった。

『まだまだ、終わらないぜぇ』
257N/Jsage :2005/07/29(金) 16:28:59 ID:iw6bS0h.
おまけ


不正者1「ところで、何で俺らがBANできないか教えてやんぜ?」
不正者2「俺たちはGMに守られてるからなんだよねぇ」
新人GM「う、そ………そんな事って……」
不正者1「嘘じゃねーって、まぁその代わりRMTで稼いだ金の一部を渡してるんだけどな」
不正者3「そろそろ徴収にくるんじゃない?」

上司GM「やぁ、やってますね」
不正者1「ぎゃはは、あんたも悪だよなwwwなーんにも知らない新人、生贄にするなんてなwwwっうぇ」
不正者2「夢も希望もあったもんじゃないよねぇ」
新人GM「せ、先輩!!あふっ、助け、てぇっ、助けてくださいっ!!!あっぁん!!」
上司GM「いっぱい愛してもらって良かったですねー。まぁ、この世界持ちつ持たれつですよ」
不正者3「まったく癌呆、癌ばってます!!ってねwwww」
上司GM「それじゃ、またよろしくー」
不正者1「おうよwwwこれからもGMの加護をたのむぜwwwww」

新人GM「いやああああああああああ」
25839sage :2005/07/30(土) 13:27:10 ID:CPiv5sWY
毎週恒例の「憂い愛すること」アップロードを行いました。
Act.7はともかく、今回のAct.8はお話の都合集団レイプ物なっております。
親子丼というにはあまりにもきつい話ですが、どうぞご覧ください。
25939sage :2005/07/30(土) 18:52:29 ID:CPiv5sWY
>95
私なんか調子に乗ってすでに200KB越えで絶対こちらに書けません><
気長にお待ちしております。お互い頑張りましょう。

>237
堪能させていただきました。
まだ予定すらないですけど、サキュバス卵実現するとよいですねぇ。
でも癌にいっても吸い上げてくれなさそう……

>251
おつかれです。番号がずれてたので、>>243-245がよいかな?
こいつらは癌社員のPCだからBANできない、と。もしこんなことが本当にあったら本鯖
大騒ぎだよなぁ……(いや、ありえそうなんだけど)
結局やりたかっただけの社員ギルドにセクハラされたGMさん南無。
今の癌の現状を改めて知ることができました(まて

ではまた。
さらにひたすら憂い愛することを書きつづけねば。でも、ラスト見えてきてるのに
そこまでえらく長く感じるorz
260名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/30(土) 19:35:08 ID:6UOejgfU
ええい、新作目白押しですか
261名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/07/31(日) 19:28:08 ID:ELaPBQL.
>>258
お疲れ様です。
ストーリーが凄い好きでいつも楽しみに待ってます(’’
262名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/02(火) 01:08:31 ID:3ZA24EKE
>「おいおい、いいか?弾を込めたのも、照準を合せたのも、撃鉄を引き起こしたのも俺らだ。だけどな、引鉄を引いたのはお前なんだよ」
ここにすごさを感じた
263名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/02(火) 01:53:02 ID:WMBw.s6w
別によく話に出てくる台詞じゃん。
264名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/02(火) 04:47:36 ID:/Q7yTJz.
ヘルシングにほぼそのまんまの台詞があるな
後昔見た西部劇にも同じような台詞があった

ま、かっこよさそうな台詞を流用する位どうでもいいんじゃね
265名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/02(火) 08:06:51 ID:VBJTqjDk
俺も>>251-257の作品の「おいおい」の一文はイイと思った
よく出てくるセリフだとしてもそれを流用できる感性は凄いと思う
やっぱり投下してくれる人は神

ところで>>232-234の作者と同じ人?なんか文脈が似てるからそう思ったんだが
コテハンになってるみたいだし、これからもたくさん投下してくれるのかな(*´д`)
266聖と悪の宴Vol.2 騒がしくも楽しい日常(0/3)sage :2005/08/03(水) 22:30:03 ID:0Pzl50oQ
漸く完成しました。
完成予定から5日もかかってしまいました。
だらだらと長い文面になりますが、楽しんでいただければ幸いです。

※無理矢理な話の流れが嫌いな人には楽しめないかも。スルーよろしく。
267聖と悪の宴Vol.2 騒がしくも楽しい日常(1/3)sage :2005/08/03(水) 22:31:21 ID:0Pzl50oQ
毎晩のようにプリーストを抱いていると、呼び出すのがはっきり言って面倒くさい。
何かいい手はないかと考え、辿り着いた先が―――…

「おはようございます、アーヴィンさん。」
「…おはよう。」

―――同棲、というわけだ。
半ば無理矢理こいつを俺の家に住まわせているだけだが、互いに今の生活を楽しんでいる。
これならいつでも好きなときにあいつを抱けるし、身の回りの世話も頼める。
俺にとってはまさに一石二鳥だ。
それに、誰かから名前で呼ばれるというのも悪い気はしない。
少しだけ心を開いてくれたこいつの口調は、少しだけ明るくなった気がする。

「すぐに朝ごはんにしますね。」
「ああ、頼む。」

こいつは甲斐甲斐しく俺の世話を焼いてくれる。
はっきり言ってしまえばメイド並だろう。
しかし俺の予想を超えた、遥かな問題が一つだけあったのだ。

「きゃあっ!」

皿の割れる音。
今日もまた1枚皿が少なくなった。
昨日はコップ、一昨日はグラス、その前は―――…もう考えるのは止めよう。

「あの、その…ごめん…なさい。」
「気にするな。安物だから、また買ってくればいいだけだ。」

もうこの光景になれてしまったから、別に怒ったりもしない。
皿の1枚くらいスティールで如何にでもなる。
そんなこんなで、毎日の朝食の準備には一時間ほどかかってしまう。
今日も遅めの朝食に、ようやくありつける。

「ふむ…相変わらず美味いメシだな。」
「喜んでもらえたら、嬉しいです。」
「あ、サラダを取ってくれるか?」
「はい…どうぞ―――あ…」

べちょ。
そんな音がした気がした。
呆れた顔であいつに目をやると、案の定服の袖に溶けたバターがべっとりとついていた。
ハァ…と一つため息をついて、俺はコーヒーを啜る。

「とりあえず、着替えて来い…」
「わかりました…」

その子供じみた行為が恥かしかったのか、顔を朱に染めてパタパタと駆けていくプリ。
あいつのドジっぷりには感動すら覚える毎日だ。
どじっプリ…いかん、くだらなすぎる。
と、バードでも言わないような寒いギャグを考えているとあいつが戻ってきた。

「…すみません…」
「困るのは俺じゃないからな。次から気をつけろよ。」

消え入りそうな声を慰め、再び朝食を食べる。
もう、朝食というよりブランチのほうが正しいかもしれない。
俺たちはのんびりとそれを食べ終えた。

「美味かったぞ。ごちそうさま。」
「お粗末さまでした。」

あいつは嬉しそうに笑みを浮かべながら片づけを開始した。
カチャカチャと食器が積み上げられる音がする。
俺はそれを聞きながら食後のコーヒーを飲んでいる。

…カチャ…カチャ…カチャ…

まて、なんでこんなに音が続いてるんだ?
思ったときにはもう遅かった。
派手な倒壊音とともに、食器とあいつが床に転げた。

「…ったく、何やってんだお前は…」
「ご、ごめんなさい…!」

あわてて食器を片付けるあいつの服は、バターやドレッシングで汚れていた。
また深いため息をつくと、俺は片づけを手伝い始めた。
男の俺が割れた食器のかけらを拾い、あいつはほうきで細かいかけらを掃いていく。
漸く片付けが終わったときには、またもや小一時間ほど時間が経っていた。

「ったく…今度からは一寸づつでいいからな。」

手持ち無沙汰にわしゃわしゃと己の髪をかき上げると、人差し指に痛みが走った。
ふと目をやると、先ほどの食器の破片で切ったのか、赤い血がにじみ出ている。
こんなときはこいつがプリーストで本当に良かったと思う。
人差し指を突き出して、治療を頼む。

「悪いが、頼めるか?」
「あ、血が出ちゃってますね…んっ―――」
「なッ!」

俺はヒールを頼んだつもりだった。
だが、こいつは何を思ったか俺の指に食いついてきた。
暖かな口内で、滑らかな舌が傷口を何度も行き来する。
その感触はなかなか心地よいが、少々照れくさい。
ふと我に返り、口から指を引き抜いた。
指からあいつの唇まで、てらてらと光る糸が引いている。

「んっ、ちゅ、ちゅぴっ…っはぁ…どうかしましたか…?」
「普通はヒールだろ…それよりも、着替えてこないとシミになるぞ。」

照れ隠しに服のことを指摘すると、あわててヒールをかけ洗面所へと向かった相手。
数分後、半泣きになって帰ってきたその顔にはどこか朱が挿していた。
268聖と悪の宴Vol.2 騒がしくも楽しい日常(2/3)sage :2005/08/03(水) 22:32:36 ID:0Pzl50oQ
「あのう…実は、その…」
「ハァ…ちょっとまってろ。」

どうやら変えの服がなかったらしい。
当然だ。毎日何枚も着替えてたらいつしかそうなるだろう。
しかし、流石の俺も女物の服などもっていない。
クローゼットをあさっていると、使っていないSフォーマルスーツがあった。
それからカッターシャツだけを取り出して、相手に手渡す。

「これなら一応着れるだろ。」
「はい…ありがとうございます…」

それをもってまたパタパタと駆けていく相手。
何か大きな音がした気がするが、気のせいだろう。
もとい気のせいであって欲しい。
暫くするとあいつが着替え終わって帰ってきた。

「男の人の服って、やっぱりちょっとおっきいですね。」
「―――…」

絶句した。
自分で渡しておいてなんだが、これは反則だろ。
薄い生地から透けて見える下着。
チラリとのぞく胸の谷間や太腿、それにショーツ。
つーか、あのガーターストッキングが一番まずい。
欲情するなってのが無理な話だ。
だがその前に一つだけしておくことがある。
俺は心の中で、人生で始めて心から神に感謝した。
「ありがとう!!」と。

「あのー…どうか、しましたか…?」

呆然としている俺の顔を、前かがみになって覗き込んでくる相手。
ただでさえ大きい彼女の胸が、前かがみになって余計に強調されている。
彼女の頭の上には?エモが浮かんでいるが、俺には関係ない。
そのまま彼女を床に押し倒した。

「きゃっ!ちょっと…待ってください!!」

ジタバタと抵抗するこいつを腕の中に収め、キスをする。
こいつは人一倍抱擁とキスに弱く、こうしてしまえばこっちのものだ。
バードキスをしている間に、もうこいつの目は虚ろになっている。

「悪い…俺は今無性にお前を抱きたいんだ…」

優しく髪を撫でながら、耳元で囁く。
わざと吐息をかけるように話す度、こいつの身体はびくりと振るえる。
もうこいつに、抵抗の意思はない―――…

「…ぁ…わかり、ました。でも、ベッドの上がいい…です…」
「わかった…暫くじっとしてろ。」

ひょい、といとも簡単にこいつの身体は持ち上がった。
お姫様抱っこなんて初めてするな、などと思っていても、やはりこいつは抵抗の意思を見せない。
そのまま寝室に向かい、ベッドの上にそっとこいつを降ろす。
陽の光が差し込むその部屋で、こいつの白い肌はより一層協調されている。
それと相反するように黒い下着が、俺の視線を奪う。

「意外とエロい下着付けてんだな…お前の趣味か?」

相手の痴情を煽るようにわざとらしく囁きながら、カッターシャツから透けて見える黒いラインを指でなぞる。
感じる部分には触れぬように、そのぎりぎりに何度も指を這わせた。

「…んっ、ッ…違、ぁ、貴方が、喜ぶかと思って…」
「じゃあこういうこと期待してたのか。やっぱエロいな、お前は。」

紅潮した頬に舌先をつけ滑らせる。
顎の輪郭から耳元まで滑らせ、其処から折り返し首筋、肩口へと唾液の線が続いていく。
その間に指は相手のわき腹を滑っている。
シャツ越しのさらさらとした感触が指に心地よい。

「ひゃっ!それは…その…」

俺から目を背け、さらに頬を赤く染める彼女。
それとは裏腹に、さらなる快感が待ち遠しいのか内腿を摺り寄せている。
その姿がなんともいじらしい。

「ま、今日はその可愛さに免じて優しくしてやる…」
「か、可愛い!?」

こいつは俺が”可愛い”と口にした途端耳まで真っ赤にした。
その様子は可愛らしい以外の何物でもない。
もう挿れてしまいたいが、優しくするといった手前そうも行かない。
まるで割れ物にでも触れるように、優しく布越しの肌に触れる。
やわやわと胸を揉みながら、下の方にも手を伸ばす。

「…ん、っ…ふぁ…」

下着越しなれど、驚くほどの柔らかさと弾力を返してくるその胸に俺の指はいも簡単に吸い込まれていく。
また、掌に感じるこりこりとした突起を、その中で撫でるように転がす。
あえてそうしている優しい刺激に身じろぎしているこいつの反応を確かめつつ、布越しの秘裂に手を伸ばした。

「あっ、く、ん…ひぁっ!?」

既に挿入できるほど濡れた其処を、引っ掻くようにして刺激していく。
割れ目には力を込め、指に当たる突起には指を引っ掛けるようにして弾く。
まるでそれがスイッチであるかのように、それをするたび彼女の身体は跳ねるほどに反応する。
269聖と悪の宴Vol.2 騒がしくも楽しい日常(3/3)sage :2005/08/03(水) 22:33:16 ID:0Pzl50oQ
「あぅっ!ん、あぁ!それ、だめぇ…!」
「駄目?もっとの間違いだろ?」

本来ならイクまで苛めてやるところだが、前言の手前そんなことをするわけにはいかない。
それを止め、荒い息遣いの彼女の下着を脱がそうと手をかけた。
手に感じた細いものの感触。
どうやらこいつには珍しく紐パンだったらしい。
その紐を引っ張ると、それは簡単に彼女の身体から離れた。

「…あぅ…今日は、優しく…なんですよね…?」
「俺も男だからな。自分が言ったことくらいは責任は取る。」

不安と期待が入り混じる彼女に、優しくキスをしてやる。
唇を合わせるだけの稚拙なキスの感触は、とても柔らかく感じられた。
唇が離れぬ間に俺は自分のものを取り出し、離すと同時に彼女の中に押し込んだ。

「ふぁ…ん、あああぁぁぁぁ!」
「まだ挿れただけだろ?鳴くのはこれからだ…」

優しく、とはいいつつもお互いイかなければ意味がない。
確かにゆっくり腰を動かすけれど、俺のものは確実に彼女の弱い点だけを責める。

「ん、っ…はぁ…あっ!…んぅ!」

徐々に腰の動きを早め、彼女を絶頂へと導く。
クチュクチュと愛液の混じる音も徐々に間隔が短くなっていく。
それと同じく、彼女の嬌声の間隔も短く、そして大きくなっていく。

「あぅ!ん、あぁ!もう、ダメ…」
「相変わらずだな…いいぜ、イけよ…!」

最後の最後で腰のグラインドを大きくし、相手の最奥に己の物を打ち付ける。
肉と肉のぶつかり合う音が室内に大きく響く。
ビクビクと彼女の身体が震え、己の物を締め付けてくる。
トドメに彼女の陰核をキュっと抓った瞬間、締め付けは最高に達した。

「きゃう!ん、あ、はぅ!らめ、らめえぇぇぇぇぇ!!」

最後には呂律も回らないほどに感じ、達した彼女。
肩で息をする彼女を、挿れたままくるりとひっくり返した。

「ひぅ…あの、えっと…?」
「1回イったろ?優しい時間はオシマイな。」
「そんな、ひどっ、あぁ!やぁ、そんな、激しっ…い!」

未だ絶頂の余韻が残る彼女を、バックの体制で責め始める。
イった直後の敏感な身体に、荒々しく快楽を叩き込んでいく。
相手主体の行為から一転、自分主体の、己が一番気持ちいいように腰を動かす。

「ん、っ、あぁぁ!!奥、気持ち…いいよぅ…」
「ほぅ…素直でよろしい。ほら、ご褒美だ…」

気持ちいい。
終にその一言を発した彼女。
更なる快楽を覚えさせようと、前々から目を付けていた彼女の菊座に、親指を突っ込んだ。
瞬間、彼女の身体はビクリと震え、膣内は更に締りが良くなった。

「んぅぅぅ!だめ、お尻、違、あっ、あぁぁぁ!!」

グリグリと菊座の肉をほぐす様に親指を動かしながら、キツい膣内を蹂躙していく。
互いの限界が近いことを知らせるように、互いの性器が脈打つ。
力を振り絞り、力の限り強く彼女の膣内を抉る。

「出すぞ!」
「あうっ!ん、んあっ!あ、っ…あぁぁぁぁぁぁ!!」

最奥で己の欲望の塊を吐き出す。
それを搾り取らんとばかりに、膣壁はキュウキュウと己の物を締め付けている。
射精の快感と脱力感に浸っていると、彼女が力なく抗議してきた。

「…あ、ぅ…全然、優しくないですよぅ…」
「…悪い。じゃあ、次こそ優しくするから、な?」

そして、俺は有無を言わさず腰の動きを再開した。
何か聞こえた気がするが、聞こえなかったことにしておこう。
今日はこいつを、たっぷりと可愛がってやろう。
今日も、明日も、明後日も、俺たちの欲望の饗宴は続く――…
270名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/05(金) 01:39:26 ID:ccPzjQvw
GJ.軽い感じのえろさがいいね。頭悪そうなプリたん萌え。
271どっかの486dame :2005/08/05(金) 18:29:45 ID:A8Xgy6XU
無事転生できましたので、予告してた♂廃プリ×♀廃Wizの話しを作ってきました。
長期スレに私の名前を語った人が出ていたので(あの人は中の人違います)
このコテハンを使うかどうか悩んだのですが、予告していた分だけはこのコテハンで書きたいとおもいます。
ストーリー性を重視しているためエロ分少な目ですがご容赦くださいませ。

っ[駄文投下]
272どっかの486dame :2005/08/05(金) 18:33:02 ID:A8Xgy6XU
夕暮れ時、ゲフェン西展望台にて。

私は切り株を模した椅子に座ってタバコをふかしていた。
「ふぅ」
煙草の煙をゆっくりと吐き出す。
最近ここに来て煙草を吸うのが習慣になってしまった。
考えるのはいつもあの人のこと。
私がウィザード、あの人がプリーストの頃、転生する前からつきあっている人のこと。そのくせ…。
肉体関係は何も無かった。キスすらしていない。あの人は何もしてくれない。

「女の口から言えるわけ無いのにね…」

煙と一緒に溜息を吐き出す。
コレを吸い出したのは割と最近、キスしてもらえなくて、何となく口寂しくて吸い出した物。

今日も二人で時計塔の4階にいった。
彼の支援は的確で、非の打ち所が無かった。
彼はできすぎていて、誰にでも優しかった。誰にでも優しくて、そう、私以外の女の子にも…。
今日も独りで時計塔の4階に来ていたマジシャンの女の子に辻支援をして、にっこりと微笑んでいた。誰に対しても同じ。
それが私には辛かった。私だけのあなたのはずなのに。
彼は好きだと言ってくれた、でもそれだけ。
最近焦っているのかもしれない。
半ばやけになって、ストームガストを乱射する。
ミスをすることが多くなって、今日も一度二人して倒れてしまった。
そんな自分がいやで、また死なせてしまうのがいやで、途中で狩りを切り上げて、またここに来てしまった。
彼は、そんなことは気にしなくていいと言ってくれる。
でも、私には辛かった。

「カサッ…」
273どっかの486dame :2005/08/05(金) 18:33:47 ID:A8Xgy6XU
小さな物音。それが、私を現実へと引き戻した。
「誰!」
周りに人は居ない。おそらくクローキングか何かで近寄ってきたのだろう。
「三つ数える間に出てきなさい。さもないと…」
私はストームガストの詠唱に入った。
「ま、まて!ストームガストはやめてくれ!」
聞き慣れた声。見慣れた赤と白の法衣。彼がそこに姿を現した。
「…狩りに行ったんじゃなかったの?」
「ここの所、お前の様子がおかしいから、心配になってな。それと、これはやめておけっていっただろ?」
私のくわえている煙草をそっと取り上げて、下の海へと投げ捨ててしまった。
「だからって、クローキングしてくるなんて悪趣味じゃない?
人が物思いにふけってるのにのぞき見なんて…。あーあ、最後の一本だったのに」
展望台から身を乗り出して下をのぞき込む。人が豆粒のように見えるこの場所から、下に落ちた煙草が見えるわけもなかったが。
不意に、後ろから彼に抱きしめられた。
望んでいた事なのに、初めての事だったので少しうろたえてしまう。
「ちょっ…どうしたの?」
「ごめん、独り言、聞いてたからな」
そうだ、最近ここで独りで居ると、つい独り言を言ってしまうのを忘れていた。
つまり彼は、私が抱いて欲しいとか、キスして欲しいとか思ってたことを聞いてたわけで。
「ちょっと、痛い…。もう少し優しく抱きしめて」
腕の力が少しゆるんだ、私は彼の腕に手を添え、彼の胸板に背を預け、軽くもたれかかるようにした。
こうしていると安心できた、でも、私はこれだけじゃ不満。
きっと、言わないと、此以上してくれないだろうと思った。
だから、彼の手を取って、自分の胸に触れさせた。
「触って…」
控えめな胸だけど、形には自信が有るつもりだった。
彼はほんとにぎこちなくて、ただ服の上から胸を撫でてるだけで。
「もっと、揉んだりして好きにしていいから」
恥ずかしくて顔から火が出そうだ。でも、これだけ言わないときっと彼はなにもしてくれない。
胸元を少しはだけさせて、彼の方から胸が見えるようにして、もう片方の手は太股を触らせるようにして。
早く彼に火がつくことを願いながら、私は彼を誘い続けた。
「直接触っていいんだよ?」
ゆっくりと、服の隙間から手を差し込んできて胸を揉んでくる。
太股も、遠慮がちに撫でてくれるのだが、くすぐったいだけであまり気持ちいいという感じはしなかった。
「はぁ…」
乳首に触れられて、吐息が漏れる。一瞬とまどった風に見えたけれど、そのまま乳首をつまんで転がすようにされる。
「んっ…。良いよ、もっとして、どこを触ってもいいから。私はあなたの物だから…。でも、優しくして…ね?」
手が内股を這い上がってきて、下着越しに、私の秘所に触れた。
短いスカートだから、まくり上げたりしなくても、簡単にそこに触れることが出来る。
しばらくただ触れるだけだった手が、ゆっくり動いて筋にそって擦りはじめる。
「ふぁっ、いいよ、もっと、ぁぅん、い、淫乱だなんて、思わない、でね…?」
彼の方を振り向いて、そっとそうつぶやいた。
「思うもんか」
キスをされて、口を塞がれる。舌をのばして彼の唇へ軽く入れると、それに応えて、舌を絡め合わせるようにしてくれる。
その間にも、胸と秘所を弄られ続けて、時折ピクンと身体が跳ねるように動いてしまう。
「ひゃっぁっ」
下着をずらされ、クリに触れられて、嬌声を上げてしまう。
執拗にそこをいじられて、瞬く間に愛液が溢れ、彼の手を濡らしていってしまう。
「ねっ、そろそろ、やぁっあっ、いれ、て」
お尻を、彼の股間へ擦りつけるようにすると、彼の物は既に大きく勃っているのが分かった。
「あ、あああっんっ、やっああ…」
そのまま、バックから彼は入れてきた。必要以上に、悲鳴のような声をあげる私に彼は言った。
「もしかして、初めて、なのか?」
声も出せず、私はただ頷く。確かに痛いけど、痛いから、繋がっている実感が湧いた。
しばらく、動かず、私を抱きしめて、髪を撫でていてくれる。
「い、いい…気にしないでいいから、動いて」
ゆっくりと、中の物が引き抜かれ、また入ってくるのが分かる。
「んっ、んぅぅ、あぁん」
物の前後に合わせて、腰をゆっくりと動かしていく。
彼はだんだん押さえが効かなくなってきたのか、動きを早めてくる。
それに精一杯応えて、彼に感じてもらおうとおもって、私は腰を動かしていった。
「ね、中っ、んぅうっ、中にっ欲しいの!中に出してえぇ…」
何度中を往復しただろう、何度奥を突かれただろう。
彼がひときわ大きく中をえぐったかと思うと、熱い液体が、私の胎内へと注ぎ込まれた。
「あっあぁっあああぁぁぁぁ…」
私も、盛大にイってしまった。

「バカ…」
しばらくの間、達した余韻に浸っていて、最初に放った一言がそれだった。
「え?」
「女の子に何て事言わせるのよ…。奥手すぎるのも罪なんだから…。
すごく恥ずかしかったんだからね…」
ごめんよ。そういって軽くキスをされる。
卑怯者、そんなこと言われたら、私は何も言えないじゃない。
「これから、もっと甘えさせてね…」
彼にもたれかかりながら、私は目を閉じる。
そのまま眠ってしまいそうだった。すっかり日が落ちて、あたりはもう暗い。
上着を私の身体に掛けて、そのまま私を抱きしめていてくれた。
すぐ帰ってしまうのも惜しい気がするから、もう少しこのままでいよう…。
274どっかの486dame :2005/08/05(金) 19:24:40 ID:A8Xgy6XU
以上です。
意見等ありましたらお願いします。
275名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/05(金) 19:30:32 ID:FzcYw4Qg
>>274
テラGJ
27639sage :2005/08/06(土) 12:59:26 ID:aM9Olwnk
毎度毎度の39です。
憂い愛すること、のAct.9とAct.10を保管庫にあぷしました。
ハティエトがある決断をし、いくつかの謎がそれによって解明されることになります。
お話の関係上エロはありませんし、やや分量が短めではありますが、どうぞご堪能のほどを。
27739sage :2005/08/06(土) 18:08:16 ID:aM9Olwnk
どうも、39でございます。
私自身、人のこといえるほど文章うまくないかもしれませんが、できるかぎり建設的な意見をば述べさせていただくことにします。

>266さん
文章のレベルなかなか高いですよね。
至るまでの過程、そのシーンの描写、良い感じです。
ただ一点だけ。

> 本来ならイクまで苛めてやるところだが、前言の手前そんなことをするわけにはいかない。

ここまでのいきさつをこの一文で不自然に逆行させているように思えたのです。
もちょいクッションを敷いてみるといいかもと思います。


>271(どっかの486)さん
えっちにいたるまでの過程を読んでくととんとん拍子でお話が進んでいく部分はなかなか良い感じです。でも、彼女初めてですよね?なんだか、処女な心境が取っ払われて突然導入されるので、その辺に違和感ありました。
男性諸氏が処女喪失の心境を知るのは至難なわけですから、いろいろ体験談なんか調べて読んでいくとよいかもしれませんね。

ではでは、皆さんの精進をお祈り申し上げます。
278名無しさん(*´Д`)ハァハァsage ネタですネタ,、'`,、('∀`) '`,、'` :2005/08/07(日) 12:37:34 ID:nMgbpESA
>男性諸氏が処女喪失の心境を知るのは至難なわけですから、
>いろいろ体験談なんか調べて読んでいくとよいかもしれませんね。

女の体験談っつーのは生々しいのが多くて、えちぃ分が少ないかと。
男の妄想分で書くからえちぃのも大きいわけで。

男でカマ掘られた心境を考えてレイプもの書くと、いいのが書けるといってるようにも聞こえるわけで…(((;゚Д゚)))
27939sage :2005/08/08(月) 07:44:21 ID:98wcTcMw
>278
どんな素材も、受け入れる側の消化次第ですしね(^^;
ただちょっと、心の動きの描写とか、処女喪失の痛みの入り方とか、その辺の描写がはしょられているように思えて、その辺が気がかりだったんです。

やっぱひたすら読んで書くしかないのかも……私も精進せねば><
280どっかの486dame :2005/08/08(月) 16:40:30 ID:snxGxaoA
>>275さん>>278さん>>277(39の人
意見ありがとうございますー。
また何か電波が飛んでくれば書こうと思うので、リク等あったらおねがいします。
うまくキタ――(゚∀゚)――!!となったら書き上げて投下します故
甘めな人なので苦いのは苦手ですが(苦笑
281名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/08(月) 20:27:36 ID:Jp6lm3pg
書き手としては39さんみたいな具体的な感想も貴重だったり。
もちろん「GJ!!」みたいな一行感想も凄い嬉しいけどね(*´∀`)

あぁ、今書いてる作品が書きあがったら早くこっちにも投下したい=□○_
282名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/09(火) 00:40:42 ID:.Sy.tRF.
とりあえず書き上げてしまったんで投下します
内容は♂剣士×♀ハイプリで多分甘いめかと

えろSSははじめてなのでエロ分が少なくても私はッ…
…精進させていただきます
283Dryard(1/4)sage :2005/08/09(火) 00:42:37 ID:.Sy.tRF.
「貧乏人が聖堂騎士なんてできるかよ!お前は精々黄色く光って雑魚狩ってンのがお似合いだ」

日頃鈍感だ鈍感だって言われ続けて耳にタコができている俺にだってわかる。空気が一変した。
ギルドの観光でつれてこられたウンバラの大地には、強い日差しが降り注いでいるというのに、
空気は凍りつくように冷たく、この場にいるメンバーの視線がとても痛い。

「クラレンス君、少し言葉が過ぎますよ」

男性ハイプリースト特有の白い法衣をまとったマスターがやんわりと注意する。
その言葉に耳を貸す様子もなく、ウィザード志望のマジシャンは悪態をつく

「マスター?本当のこと言って悪いんですかー?」
「言っていいことと悪いことがあります」
「装備のない聖堂騎士なんて粗大ゴミじゃないですか〜。
 大体一言も言い返さないなんて吸う気満々なんですよ、コイツは」

にへらと嘲笑うそいつの言葉に釣られてその場にいたほぼ全員の視線が集まる。
そのほとんどが気遣う視線で、値踏みする視線はほとんどない。
なのに、いたたまれなくなった俺はハエの羽を握りつぶしていた。


「はぁ、折角サブマスとお近づきになるチャンスだったのにな」

俺は、聖堂騎士志望の剣士で名前はヴィクターっていう。
貧乏浪人の三男坊…ではなくて、貧乏農家の三男坊。いつか立派な聖堂騎士になることを夢見て家を飛び出してきた。
しかし、世間の風は冷たくあっという間に資金は底を尽きミルク1本買えない状態で今のギルドに拾われた。

サブマスというのは勿論サブマスターのことでマスターと同じハイプリーストだ。本名はゲルトルート。
人の上に立つ者らしくない乱暴な口調だが、過激だが適切で容赦のない指導には定評がある。人間的ではないとも取れるけどな。
そんなサブマスに初めて会ったのはギルドの溜まり場の酒場に案内された時だ。
奥のほうで一人ジンを呑んでいた彼女がこちらを見たとき、その氷のような瞳に吸い込まれるように恋に落ちていた。
…自分でも信じられないが一目ぼれだ。
けれど、一介の剣士がハイプリーストに相手してもらえるはずもなく…いや実際はアプローチすることすらしなかったんだが、ずっと遠くから眺めているだけで満足していた。
今日は観光ということで、少しは話しかけられるかと思ったんだが、アレじゃぁ印象も悪いだろうし無理だな。
そんな彼女は深紅の髪と深紅の法衣を翻し、日差しが嫌いなのか麦藁帽子をかぶって観光ツアーに参加していた。

「っと、そんなこと考えてる場合じゃないな」

憧れのサブマスと言葉を交わせなかったのは残念だ。
しかし、危険なモンスターの徘徊するこんな場所でいつまでも休んでいるわけには行かない。
それに、発作的にハエの羽を使ってしまったがギルマスは心配しているだろう。
パーティに何とか合流しないと…そんなことを考えながらバックパックをまさぐる手が止まる。
俺はゆっくりとした動作で袋を体の前面に持ち替え、今度は目も使って袋の中身を確認する。
そして現実をしぶしぶと認識した。

 ハ エ も 蝶 も な い

(おおおおおお、落ち着け落ち着け落ち着けッ
 ハエも蝶もないなら歩いて帰ればいい!
 ここの敵は強いかもしれないけど洞窟まで戻れば何とかコモドまでは戻れる―――――)

ガサッ―――――
背後からの物音に殺気を感じ、前転気味に跳躍する。
一回転して立ち上がった俺は冷気の宿った長剣を抜き放つと振り向きざまに切りつけた。
エルダーウィロウを何百体となく葬り去った俺の愛剣エルダースレイヤーは、予想通りに肉を絶つ感触を返してきた。

「グギャァアアアラッ!!!」

血を見たウータンが逆上の声を上げる。激情に任せて自分を傷つけた人間を捕まえようと伸ばした右腕を剣先で払い、跳ね上げ、切り落とす。
人間相手ならここで戦意喪失して捨て台詞の一つでもおいて逃げてくれる。
だが、コイツはそんな気を起こすつもりは全くない。残った左腕で果敢にも、否、無謀にも踊りかかってくる。
右腕を失ってバランスを崩し、逆上した相手など恐れる必要はない。
俺は一切ためらうことなく鋭く踏み込むと愛剣を振り下す。
切っ先は狙いたがわずウータンの体を袈裟懸けに切り裂き、断末魔の悲鳴と血飛沫を撒き散らした。

――― けて ―――

ウータンを倒して一息つく間もなく、かすかな女性の声が俺の耳に届く。
さっきの一撃で木の根を踏み抜いてしまった右足がずきずきと痛むが、好奇心に駆られて声をするほうへと歩み寄った。
もし助けを求めているのならそれにはできるだけ応えたい。

――― たすけて ―――

今度ははっきりと聞こえる。間違いなく助けを求める声だ。
声の聞こえるあたりの茂みを掻き分けると、女性が後ろ手に縛られて転がされていた。
その人は、俺の顔見知りで憧れの人で―――

「サ、サ、サ、サブマスッ!?」

いつも首の後ろで束ねられている深紅の髪は解けて、無造作に地面を這い回りそれ自身が生きているようだ。
ウータンに乱暴されたのか深紅の法衣ところどころ破れている。
普段は絶対に拝めない胸元が、普段からつきだしているものの恥ずかしくてじっと見ることなんてできない太ももが、惜しげもなくウンバラの熱された大気にさらされている。
そんなあられもない姿で憧れの人が涙目で助けを請うように俺を見上げている。
284Dryard(2/4)sage :2005/08/09(火) 00:43:26 ID:.Sy.tRF.
ドクンと心臓が高鳴った。

普段の乱暴な口調からは考えられないしおらしさ。
神官戦士だとばかり思っていたけど、もしかして支援だったり?だとしたらウータンごときに遅れをとるのもうなづける。
俺は熱に浮かされたような手つきでナイフを取り出すと片膝をつき、彼女の両手の戒めを解き放ち自由にする。

――― ありがとう ―――

無防備な笑顔を向けられて俺はどぎまぎと視線をそらした。
更なる胸の鼓動の高鳴りを押さえつけて、俺は言葉をつむぐ。

「サブマス、そんな顔でそんなこといわないでください。俺も男なんですよ…?」

誘われていると思ってしまう―――けれど、流石にそこまでは口に出せない。
ハイプリーストがミルク1本の代金にも困るような剣士を相手にするはずはない。
そんなもの自惚れに決まっている。そうでなければ何かの陰謀か誰かのドッキリだ!

うん、そうだよな、はっはっはっ。誘っているなんて気のせい気のせい―――
って、サブマス!?なんで俺の首に両手を絡ませてッ!?いつの間にッ!?

――― 探していたんだぞ ―――

いつものどこか高慢で乱暴な口調。
なのに耳元で囁かれただけでどうしてこんなに甘く聞こえるんだろう。
それに、探していた?俺を?どうして?

「どうして俺を探して…?」

きっと観光をすっぽかしたからだと自己完結しながらも問わずにはいられない。
万が一、別の答えが返ってきた時のことを考えながら。

――― テメェを気に入っているからだ ―――

首に絡めた腕一端ほどいて、肩を軽く押しながらサブマスは信じられないことを言った。
てめぇをきにいっているからだ?
この場合、テメェというのは俺のことで気に入っているっていうのは…好いてくれている?

軽い衝撃を感じて我に返ると俺は体重に劣る彼女に押し倒されていた。
森の下草は湿っていて気持ちいいものじゃないけれど、倒れた衝撃だけはきっちりと吸収してくれたようだ。
正面を向くと馬乗りになった彼女と視線がぶつかった。

――― アタシのことはキライか? ―――

鮮魚の様に口をパクパクと動かすばかりの俺に焦れたのか、彼女は少し眉をひそめて尋ねる。
だからそんな切なそうな表情しないでくれッ!
二度とないチャンスなのに何か不安なものを感じた俺は拒絶の言葉を口にしようとして

「や、やめt………むぐ、うぅちゅ…」

彼女に口をふさがれた。
口の中に進入してきた彼女の舌は熱くて別の生き物のようで、いきなりのことに逃げ腰になっていた俺の舌を探し出すと、執拗に絡みついてきた。
その積極的な口付けに俺の理性はどんどん溶けていく。

「ぷはぁ…はぁはぁ」

長い口付けが終わり、離れた唇の間に銀色の橋が架かる。それは、単なる唾液とは思えないほど綺麗で淫らだ。

――― 女に恥をかかせる気かい? ―――

艶然と微笑んだサブマスが俺の理性に止めを刺した。
彼女を抱き寄せると、もう一度口付けを交わす。
キスをしたままごろりと体を入れ替えると、彼女の上に覆いかぶさる形になった。

荒い息をつく彼女。視線を下にずらすと大きくはない代わりに形のいい胸が上下に動いている。
そっと手のひらを乗せると硬くしこった突起に気づく。
そこを中心にサブマスの胸をこねくり回す。

――― はぅ、ぅん ―――

は、反則だ。
なんで、いつもの高圧的な声じゃなくてそんな可愛い声を…
その愛らしさにくらりと来た俺はさらに激しく彼女を攻め立てる。

「サブマスってエッチだ…」

胸を刺激するたびにもれる可愛い声に口が滑ってしまった。
その言葉に眉をピクリと跳ね上げると、彼女は反撃ののろしを上げた。
285Dryard(3/4)sage :2005/08/09(火) 00:45:03 ID:.Sy.tRF.
――― んっ…ふっ……おまえだってだろ ―――

するりと伸びた彼女の手が、欲望に膨らんでテントを張っている俺自身に伸びる。
壊れ物の様にやさしく指を絡ませると、ズボンの外へと導き出した。

彼女の指は意外なほどひんやりとしている。
誰かがいった冷たい手の女の子は心の温かい女の子という言葉がよみがえる。
だったらきっと、この人は悪ぶっているけれどやさしい人なのかもしれない。

鈴口に絡ませたやわらかくて冷たい指が先走りですべりの良くなった俺自身をすりあげる。
やさしく撫でられているだけなのに射精感がこみ上げてくる。

「あ、まず、出―――痛ッ」

出させてなるものかとばかりに竿を握られ強制的に射精を制御させられる。
俺が顔をしかめるのを見て彼女はくすくすと意地悪く笑っていた。

――― はぁ…準備万端だな ―――

荒い息を吐き出して彼女は笑うとスカートをするするとたくし上げる。
未だに胸をもみしだいていた手をとり、彼女自身の熱く火照る蜜壷へと導く。
触っただけで溶けてしまいそうなほどに熱されたそこを覆う布切れを横に寄せると、既に濡れそぼった秘所がさらけ出された。

やわらかい彼女の指がたぎった俺自身をそこへと導く。
俺は、導かれるままにいきり立った肉棒を彼女の中へと突き入れた。

――― ―――ッ! ―――

突き入れたものに押し出されるように深い息を吐く彼女の表情は、みるみる快楽にとろけていく。
その表情が愛しくて三度口付けを交わす。
一方でゆるゆると締め付ける彼女の中を楽しむように腰を動かす。

――― あッ!ぅんッ!熱いのが――なかで――動いてるッ ―――

彼女の中は熱くて男のものをぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
二人の結合部からはじゅぷじゅぷと水音が響いている。
ヤバイ、すごく気持ちいい。
指の時もどうにかなりそうなくらいだったけど、こんなのそれの比じゃない。
このままだとすぐにでも出してしまう。その前にと、俺は最奥まで一気に突きこむと腰の動きを止めた。

――― どうした? ―――

快楽に潤んだ瞳でサブマスが俺を見上げている。
けれど、俺はイってしまう前に言わなくちゃならないことがある。

「サブマス、一目ぼれでした…」

荒い息の中でなんとか言葉を作り出す。

「紅い法衣を翻して歩くサブマスの姿が綺麗でかっこよくて、儚くて…」

彼女から誘われたけれど、告白くらいはきっちりしておきたい。

「不敵に笑っているのに何にも満足していないような蒼い瞳に惹かれて…絶対そこまで行きます。だから俺を、隣に立たせてくださいッ」

彼女は答えない。
ただ、薄く笑って両手を背中に回すとぎゅっと抱きしめてくれた。
今の俺にはそれで十分。

ラストスパートとばかりに大きな水音を立てて腰を動かす。
背中に回された手が、腰に絡んだ脚が熱い。
ゾクゾクと背中を駆け上がる快感に押し出されるように俺は彼女の名前を叫んでいた。

「ゲルトルートッ!!」

びゅっ…どくどく…

音が聞こえてきそうなほどの射精。
高貴な、あるいは最も神に近しい聖職者の胎内をただの剣士に過ぎない自分が犯している。
そのたまらないほどの背徳感とひくひくと蠢く彼女の中が更なる射精を促す。
精液に満たされた膣内の感触を楽しむ暇もなく急速な眠気に襲われ、彼女に覆いかぶさる様に眠りに落ちていった。
286Dryard(4/4)sage :2005/08/09(火) 00:46:52 ID:.Sy.tRF.
「お、気が付いたか?」
「あ、ゲルトルート…?ここは…」

気が付くと、俺は潮の匂いのする寝室に寝かされていた。
目の前には、憧れのゲルトルートが青筋を浮かべて笑っている。
青筋?
そのわけを聞く前に「馴れ馴れしく名前を呼ぶんじゃねぇ」と後頭部を力任せにぶん殴られた

「ったく、ハエで跳んだと思ったらドリアードごときに骨抜きにされてんじゃねぇよ」
「ぇ?」
「てめぇがどういう体験したか知らねぇが、ありゃぁ幻覚だよ、げ・ん・か・く」
「は?」
「アタシん名前呼んでよがってる男がいると思えばてめぇじゃねぇか
 モンスターとてめぇとどっちをぶっ飛ばそうか一瞬迷っちまったぜ」
「つ、つまり?」
「ァン?まだわかんねぇのか?てめぇは幻覚に魅せられてドリアードってぇモンスターにヤられちまったのさ」

ご丁寧に指でジェスチャーまでして彼女はカラカラと笑っている

「前後不詳の上、粘液と精液でべっとべとだったからな、溜まり場につれていくわけにもいかねぇし
 しかたねぇからアタシのホームのファロス灯台につれてきて看病してやったってわけだ」

世界一情けない男の像というものがあったらきっと今の俺の表情をモデルにしているに違いない。
助けてもらった上にそういう配慮もしてもらって文句を言うほど俺は恩知らずじゃない。
だが本音は、公衆の面前にさらされるより、彼女にそんな姿を見られたことがショックだ。
そんな表情に気づいてか、彼女はほんの少し気遣うような表情を見せる。

「へこんでる時はうまいもんでも食うのが一番だ。なんか作ってやるからそこで待ってな。
 もっとも、あンだけヤってりゃ、足腰立たないだろうけどな」

知ってか知らずかますますへこませる言葉を残して彼女は姿を消した。

―――30分後―――

整然と手入れされた数々の鈍器が居並ぶ寝室に小さなテーブルが運び込まれ、俺はゲルトルートと遅い朝食を摂っている。
前後の関係と周囲の状況をスパッと忘れられれば、憧れの女性と朝食なんて夢のまた夢のような状況だ。
しかし、この部屋はなんていうのか…ほんと、寝室を鈍器で埋め尽くすって信じられないセンスだな…。

「ひかひぐんじひゅひぇきにはな(んく)アタシだって貧乏人は装甲騎士に向いてないって思うぜ」

カリカリのトーストにベーコンステーキを乗っけたものを頬張っていたゲルトルートが口を開く。
唐突に将来の話なのは、きっと昨日アイツに言われたことで落ち込んでいると思われているからだろう。
…確かに色気のない話のほうが気が楽だ…。

「ゲルトr、サブマスは金持ちだから貧乏人の気持ちはわからないんですよ
 憧れがあるなら少しでも近づきたいもんです」

名前を呼ぼうとした俺をぎろりとねめつけた彼女が答える

「たりめぇだ。今となっちゃミルク1本に困る生活なんか想像できるかよ
 が、まぁ、アタシんだって貧乏なころはあったからな
 てめぇが憧れを捨てないなら応援してやるよ。そういう馬鹿は嫌いじゃねぇ」

てっきり諦めろといわれるとばかり思っていた俺は予想外の返答に一瞬言葉に詰まって、深々と頭を下げた。

「サブマス!ありがとうございますっ」
「その職位丸出しな言い方やめてくんねぇか。サブマスの業務なんてやっちゃいねぇんだし」
「じゃ…げるとr」
「却下だ」
「む、ゲルダ」
「愛称なんて持ち出すな!」
「うぅ、なら先輩」
「先輩ぃ?何の先輩だよ?」
「金稼ぎの先輩ってのはどうでしょう?」

一瞬の沈黙。ややあって片手でほおづえをついていた先輩はくすりと笑うと

「おまえ、やっぱ面白い奴だな。おーけぃ、おーけぃ、先輩でいいぜ」
「じゃあ先輩で。ところで、このスープに入ってる百合根みたいなのはなんなんです?」
「それか?結構いけるだろ」
「でんぷん質が多くて力が付きそうですね」
「だろだろ」

俺の感想を聞いた先輩は微笑む。
そんな笑顔を向けられるのが気恥ずかしくて、俺は残ったスープを一気に飲み干そうと器を傾けた。

「ウンバラの連中に教えてもらった料理でな、体力回復にちょうどいいんだってよ。
 ミッドガッツのほうじゃドリアードの球根なんて持って帰る物好きはいねぇから……」


「うわッ!吹き出すかよッ!!汚ねぇな、おい!てめぇで掃除しろよな
 ったく、人の手料理をなんだと思ってやがるんだ?」

あんなゲテモノ食わされたんだ、吹き出した俺は悪くないと思う。たぶん

―――とりあえずおしまい―――
287名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/09(火) 08:55:10 ID:4N1ASMKo
>>282
貧乏剣士、という設定が主人公を引き立たせていていい感じだ。
(ハエも蝶もない、のあたりで主人公に愛着が沸いた)
この続きも書いてもらえると続きが気になる自分としては嬉しい
288名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/09(火) 11:05:27 ID:lSL2zqdg
全て幻だったなんて…。ファイト剣士君 ・゚・(ノ∀`)・゚・。
289名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/08/09(火) 11:11:18 ID:Gp0SqgvI
>>282
惚れたっ!!
口が悪すぎるハイプリとかめっちゃ萌えなんですけどっ。
しかも殴り・・・。はぁー・・・。
剣士さんの心理描写もすごいGJ!!
こういう作品を待ってました。
次回作も楽しみにしてますねっ。
290266sage :2005/08/09(火) 14:18:10 ID:X.V55Mfk
感想どうもです。

>>270さん
頭悪そうなのは俺の趣m…ウワーナニヲスル
とりあえず気に入っていただけたなら幸いです。

>>39さん
文章の指摘、どうもありがとうございます。
クッションになっているかはわかりませんが、

本来ならイクまで苛めてやるところだが、前言の手前そんなことをするわけにはいかない。



本来ならイクまで苛めてやるところだが…今日は止めておくか。

位にしたほうがいいでしょうか?


それと、メンテで暇なんで適当に文章書いてます。
嗜好を変えて男Wiz×女クルセ物です。
できたら今日中にアップしたい
291名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/09(火) 16:34:17 ID:Sx8.IItU
それにしても友好的過ぎる様な感じだ…
実は幻覚じゃなくて本当に、ゲフゲフン

ウンバラ周辺l...........λワタシニモゲンカクカケテ
292名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/09(火) 21:58:18 ID:0ibU40MU
寝室に並ぶ鈍器・・・という事はゲルダさんは殴りハイプリでしょうか?
自分が♀殴りハイプリ持ちでかつ成長途中の弟子持ちなのでちょっと親近感が。
未熟な剣士君と百戦錬磨のハイプリの絡み(幻覚)っていいですね
293名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/09(火) 22:07:09 ID:/yqPK5uk
>282
言い回しなどがとても良く、エロだけではなく話としてもとても楽しめました。GJ!

>292
神官戦士という表現と、”モンスターとてめぇとどっちをぶっ飛ばそうか”
という発言から間違いないと思います。
294282sage :2005/08/10(水) 00:04:23 ID:Sl.wqf1E
感想6個獲得
小躍り状態になりました

拙い文章に色々な感想をいただいて中の人は小躍りして喜んでおります

>287
予想以上に好評みたいですので次もがんばってみようかと思います

>288
主人公はいじめるものです(ぇ

>289
惚れたって言葉いいですね。
密かにGとJを貰うよりうれしかったりします。
もちろんGJもうれしいのですけれどね。

>291様293様
楽しんでいただけたようで何よりです

>292
直接的な表現はヴィクター君が知らないため避けていますが
293様がお察しの通りゲルダ姉さんは殴りのハイプリです。
断じて鈍器マニアの支援さんやMEさんではありません。

しかし、弟子って言葉に性別関係なく萌え燃えな私ってば螺子緩んでるのかな
でも、本当に初めての人だと資産差を乗り越えるのとか色々大変ですね。
中の人は、弟子さんの健やかなご成長を草葉の陰から応援しております。
29539sage :2005/08/10(水) 18:54:26 ID:AjsMX5ZI
感想も書きたい39でございます。
最後の2つのアクトを進められない……お話はまとまりつつあるんだけどなぁ。

>290(266)さん
GJです。それなら自然な響きに聞こえます。
私が添削してしまおうかと考えましたけど、266さんなりの直し方に準じるべきなので思いとどまりました。
これからもどんどん精進していってくださいな。

>282さん
GJ(^−^b、とてもよい文章を読めました。
ドリアードの幻覚オチとか、♀殴りハイプリの性格とか、本当に虚をつくものでびっくりさせられました。
”えちぃ部分が短絡的なのは剣士君の妄想”ということで片付けられるオブラートの役割になってますので、本当に濃厚なえちぃシーンになるとどうなのかが楽しみだったり。

こういう文章かけるよーにがんばらねば、うん。
296名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/11(木) 21:45:19 ID:Wm4jq0o.
>>266
朝からお盛んなカップル萌え。GJ!

>>どっかの486氏
やきもち焼きおなごGJです。かわいらしい。

>>283
サブマスのセリフ、微伏線とはおそれいりました。
この二人の続きが気になる人その2。(`・ω・)

>>39
アプロダのみました。前後関係の説明とはいえ、涙を飲んで削るところは削りましょう。
ここが書きたい!と強く思う箇所ほど余分だったりします。作者ほど盲目…orz
前後の文章で状況がみえているのにセリフで同じことを指すところも多くありました。
あとは、ハティエトが自分主義にみえました。聖堂内だろうと抜刀すればいいのnうわーなにをすr
溺愛の割りには状況に流されすぎかな、と。今後の展開への伏線なのかしら?と深読みしつつ楽しみにしてます。
ガンガッテください。
297名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/12(金) 15:01:21 ID:gh9gi4jA
デンパ受信
当方文章化能力極小のためパーツ
【ヒドラに襲われるアコ】
【助ける別のアコ】
【ムラムラ】

ああ、性別は上が♂で下が♀の予定だったn(ナニヲスルー
逆でもいいかn(ギャー
298名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/12(金) 23:43:52 ID:AQLeFyC2
むしろどっちも♀のほうg(該当スレにお帰りください)
299183sage :2005/08/13(土) 18:08:26 ID:Ndu2sFFA
|ω・)デキタ!
300183sage :2005/08/13(土) 18:09:31 ID:Ndu2sFFA
ローグ──
緋色の装束に身を包み、現実性を追いながらも果て無き浪漫を秘める職。
盗み、装備の剥奪、誘拐、背後からの一撃、隠身からの奇襲。
…姑息?それは賞賛である、彼らは卓越した生きる術を活用しているだけなのだから。
盗みの技術に長け、その腕は物、金、果ては各種職業の技術までにも及ぶ。
盗みだけではなく主婦顔負けの値切りテクや、絵描きのセンスを持つ者もいる。
同職同志の繋がりはどの職より厚く、並び座す彼等の姿には悪魔すらも避けて通るという。
彼らは弓や短剣等を手に今日も世界を股にかける。


石造の建物に響く鉄の音と荒い息遣い。
朱色のジャケットをはためかせ、頭上から来る鈍色の軌跡をカウボーイハットを押さえかわす──その男はローグだった。
ローグを狙った軌跡はそのまま石の床に叩きつけられ、石を砕く耳障りな音と火花が散る。
遺跡に棲む魔、タムラン、その悪鬼の双眸は彼を睨み付けて。

ローグは今、アユタヤの遺跡に居た。

「…こわ」

誰に言うともなく呟くと腰に携えた獲物をすらりと抜き放つ。
其れは通常盗賊の持つ短剣よりも一回りも二回りも長いツルギ。
右手でツルギを突き出す様に構えると間合いを詰め、タムランに斬り掛かった。
掛け声と共に肩口目掛け袈裟懸けに振り下ろした後、鍔を鳴らし、返す刃で逆袈裟に断つ。

盗賊特有の短剣の振りを二対で一つと成す動き、俗に黒蛇と呼ばれるカードで軽量化された武器ならその応用も利く。

タムランの反撃の刃を紙一重で避けると間髪を入れずに刀を持つ手首を狙い、そこから胴へと振りぬく。
滑らせた刀身がタムランの鎧の継ぎ目を切り裂くとガランガランと音を立ててタムランが崩れ落ちた。
すかさずツルギをダマスカスへと持ち替え、背後から忍び寄るウィスパーを切り刻む。
魔法の込められた刃が触れると娼婦の体を覆う布の様な体がすうっと闇に消えていった。
その様を見ながら小さく息を吐くと武器を収め石壁にもたれかかる。
掌を開くといつの間に盗ったのか剣の柄の紐を握られており、それを無造作に道具袋に突っ込んだ。
道具袋の中には様々な戦利品がたっぷりと入っている。
笑顔を浮かべ満足げに袋を叩くとどかっとその場に胡坐をかいて、ポケットから取り出した煙草に火を灯す。
これ吸い終わったら帰るかなと思案を巡らせながら紫煙を燻らせて宙を仰ぐローグ。
遺跡独特の苔むした様な空気を煙と共に吸いこみ、吐き出した。
301183sage :2005/08/13(土) 18:11:14 ID:Ndu2sFFA
「きゃあ!このぉ…っ!」

ふと、休んでいたローグの耳が遺跡の闇を割く女性の悲鳴を捉える。
乙女のピンチか?と頭に浮かぶと身を起こし矢の様に駆け出した。
階段を一足飛びに駆け上がり、石床を踏みしめ、寄り来る有象無象を蹴散らしながら路地へと滑り込む。
路地に入ると応戦しながらも壁に追い詰められている姿を見た。
その姿を見てローグは一瞬目を疑った…戦っている姿が♂ローグに見えたのだ。
?マークを頭に浮かべ首を傾げるともう一度目を凝らした。
青い髪を後ろに束ね、その上に乗っかっている名射手のリンゴ。それに網タイツ。

「あれは…」

男物のジャケットを着込んだあの姿は──間違いなく路地裏で助けた♀ローグだった。
壁を背にしながらも果敢に弓で応戦しているがあの数は明らかに分が悪い。
避け切れない攻撃を何度も喰らいながら弓を撃ち返している。
ローグは苦い顔をしながら「また怒られるか…」と呟くと、その辺の瓦礫を拾い上げタムラン目掛けて投げつけた。
一つ、二つ、三つ、四つ。
全ての石がタムランの頭に命中すると凄い形相で四体のタムランがこっちへと向かってきていた。
横目で必死に戦う♀ローグの姿を確認するとカウボーイハットをかぶり直す。
背嚢から液体の入った瓶を取ると、中身を口に含み反り身の刃に其れを霧の様に噴き掛けた。

「アスペルシオ…ってね」

口の端を引いて不敵な笑みを浮かべるとひゅん、と刀身を振る。
キラキラと煌く飛沫が弧を描いて宙に舞った。
聖水に拠る加護、ここに来る際に前もってハイプリに頼んで叩き込んでもらったのだ。
神の守護を受けたツルギに淡い光が宿ると其れを腰溜めに構え敵の中心へと駆け出した。
向かってくるローグを目掛け四つの剣が振り下ろされる。
一歩踏み込むとそれを掻い潜り、避け、流し、受ける。
ローグの視線が臆す事無くタムランにぶつけられる、反撃だ。
避け切った所で一瞬隠身の姿勢を見せ、其処からの派生、石礫を巻き上げながら周囲へと斬りかかる。
サプライズアタック──巻き上げられた石礫にある者は視力を奪われ、ある者はそれを頭に受けふらついた。
怯んだ所で再度身を隠しもう二度…三度放つ、そして素早く後ろへ跳躍。

「せ…らああああああああああああッ!!」

──抜けるは一迅の風の如く、再度踏み込むと昏倒した相手を裂帛の気合で断ち割る。
目潰しをされたタムランは刀を振り回すが造作も無く眉間を刺し貫いた。
ツルギを抜く勢いで身を返し後ろのタムランの胴を薙ぎ、もう一体を背後から斜めに斬り伏せる。
タムランは動かない、ローグも其のまま微動だにもしなかった。
刹那のラグ、ローグが呼気を吐き、背を見せたまま納刀するとタムラン達は崩れ落ち、只の鉄屑となった。
ローグは首をごきりと鳴らすといつも懐に入れている蝶の羽を取り出す。

「さて、文句言われる前に…」
「──ちょっと」
「うわ!?」

背後からの不意の声に慌てて蝶の羽を握り潰すとそのまま光に包まれて掻き消える。
♀ローグはその姿を呆然と見ると角弓を抱き、へたり込むように壁に寄りかかった。
さっきまで彼が居た場所を見ると俯いてため息を漏らし、誰も居ない遺跡の闇にぽそりと呟いた。

「礼くらい言わせてくれたっていいじゃない…」
302183sage :2005/08/13(土) 18:13:56 ID:Ndu2sFFA
「むぐ、ん、…ってな事があったのよ」

以前助けたことは言ってないがその辺は上手く前後を端折って今日の事だけを流暢に話すローグ。
娼館二階の奥の部屋、今はたまに物を売りに来るローグしか使う事が無いそこで遅めの夕餉をとっていた。
ランプの灯りが揺らめく中、ハイプリはソファに深く腰掛けてローグが隣で話す様を楽しそうに見ている。

「ふふ、随分と色男さんじゃない?」
「だろ?女将も、んぐ、…ほへひ、ほへんはほ?」
「惚れないから。ほら、食べるか喋るかどちらか片方になさい」

笑うハイプリにこくこくと頷くと食べることに集中する事にしたのかゴート肉の赤ワイン煮込みにフォークを伸ばす。
繊維がほぐれそうな程に煮込まれた肉を口に放り込むと甘めの濃厚なソースの味が広がり、
もぐもぐと噛み締めるとえもいわれぬ食感に顔をほころばせ、それを飲み込んだ。
開いた口にガーリックバターが塗られカリカリに焼かれたバゲットを運ぶ。
外はさくり、中はふわりと仕上げられたそれをばくり、と一口、が、流石に飲み込みきれずに胸をどんどんと叩く。
ハイプリはくすくすと笑いながらコンスメスープの入ったカップを手渡した。
むぐむぐと口いっぱいに頬張ったバゲットを手渡されたスープで少しずつ飲み下し、やっと息をつく。
ごちそうさま、と口の端についたソースをぺろりと舐め取るローグ。

「っぷは…美味いンだよ、目一杯頑張ったしな、今日は」
「美味しそうに食べるのはいいんだけど…ちょっとお行儀悪いわよ?」

ハイプリが子供をたしなめる親の様に顔の前に人差し指を立てた。
ローグは目の前に突き出された細い指をしげしげと眺めると、不意に顔を横に向け唇でくわえた。

「あ、こら」
「でざーと…あむ、ん、ちゅ、れろ」
「…もう」

キャンディーを舐める様に舌でなぞり上げ、ちゅ、ちゅっとリズミカルに吸い付いて。
そのままハイプリの腰を抱くとソファに押し倒し、首筋に舌を這わせる。
ハイプリも薄く目を閉じると軽く身を捩りながらローグの背に手を回した。
首筋を舐めながら髪を指で梳くと薔薇の花を生クリームで溶いた様な甘く融けそうな匂いが鼻孔をくすぐる。
ローグは本当に食べてしまいたい衝動に駆られ、首筋に軽く歯を立ててみる。
予想もしなかった感覚にハイプリがびくっと背筋を反らした。
其のまま歯は立てるが噛み痕は残さない、唇で食み、舌で味わい首筋から鎖骨へと滑り降りていく。
与えられる刺激にひくん、ひくんとハイプリの肢体が反応し、震えるような吐息が漏れた。

「っ、本当に食べちゃ…だめよ?」
「美味いよ、きっと、ちゅぷ、はむ」

既に乱れた紅い高位司祭の法衣を肌蹴させるとレース細工の細かな水色の下着が露わになった。
ランプの灯りに薄く照らされた肌を伝うローグの指は、たわわな乳房にキスしながらもホックを外そうとして。
迷うローグの指がホックを捉えると胸を覆うタガが外れ果実がこぼれ落ちる。
大きく、柔らかで、それでも張りを失わない胸。
掌に吸い付くようなキメの細かい肌を指でなぞり、感触を楽しむように揉みしだき、
反対の胸には何度もキスの雨を降らせ、その先端を掠める様に吐息を吹きかける。
敏感な位置を避ける様に刺激されハイプリはふるふると身を震わせ、瞳を潤ませる。

「ぅ…ぁ…、触って…、もっと…」

その言葉を待っていたとばかりに敏感な先端へと刺激を与え始める。
指の腹で捏ね、舌先で遊び、ちゅぷ、と音を立て吸いつく。
心待ちにした刺激を与えられハイプリはローグの背に爪を立てながら更に甘い声を漏らす。
窄めた舌先でぴん、ぴんと其処を弾かれる度に指先に力が込もり腰が妖しく蠢いた。
ローグは其の動きに呼応する様に自分の腰を擦り付ける。
ズボンの中のローグ自身はもう暴れ出しそうなほどいきり立っていた。
薄桃色の先端を舌で捏ね回しながら、腰の動きでハイプリの敏感な箇所を確実に責め立てる。
既に下着はびしょびしょに濡れ、ローグのズボンに小さく染みを作っていた。
剛直の先端をぐりとある一点に擦り付けると「ひぁ」と悲鳴の様な嬌声をあげるハイプリ。
強弱を付けて刺激を続けると我慢出来なくなったのか「イキそう…」とローグの腰に足を絡ませる。
ローグは其の度に腰を掴んで浮かせ、刺激を弱めた。
そういう遣り取りが二回程あった後、堪え切れなくなったハイプリが言葉を漏らした。
303183sage :2005/08/13(土) 18:15:38 ID:Ndu2sFFA
「欲し…ぃ、ぃ…ぁ…あまり焦らさないで…おかしくなりそう、なの…よぉ」
「だろうな、俺のズボン、こんなになっちゃう位濡れてる。おもらしでもしちゃったみたいだな」
「いや…ぁ、言わないで…」
「どうせならおかしくなってみるのもいいんじゃないか、ほら」

ほら、と言うと同時に腰を強く擦り付け、また腰を離す。
ハイプリが泣き出しそうな顔でいやいやと首を振るのを見て仕方ないなと笑み、下着に手をかける。
しっとりと水分を含んで重くなったそれを足首にかけるとベルトを外し、ジッパーをゆっくりと下ろした。
天をも貫かんとそそり立つ剛直を取り出すと、すっかり潤んでしまった淫らな花弁に擦り付ける。
とろみを含んだ愛液のぬめる感触にローグの口から小さく息が漏れ、ハイプリもうっとりとした目でローグを見る。
上から覆いかぶさり「いくよ」というローグの囁きにハイプリが頷くと押し開くように一気に貫いた。

「はぅっ!ぅぅぅぅ…熱、いぃ」
「っく、やっぱ、凄いな…」

部屋に響く水音、荒々しい息遣いに、ソファの軋む音、其れに甘い嬌声。
最奥まで到達すると腰をグラインドさせクリトリスに刺激を加え、中を擦りつける。
ハイプリは「くぅん」と声を漏らすとローグの背に回された手に力が篭り、受け入れる度にきゅ、きゅうと締め付けた。
快感に耐えかねて浅く抜き、入り口付近を最小の動きで焦らすが、ハイプリの両足でロックされ奥まで深々と迎えられる。
ハイプリが潤んだ瞳で妖しく微笑み、ローグの身体をきつく抱く。

「あん、ふふ…逃がさない…わよ?」
「そうです、かっ」

ローグは少しムッとした笑みで口付けると乱暴とも思えるくらいに腰を突き上げた。
強烈な突き上げに跳ねるハイプリの肢体を抱きとめたまま、舌を口腔に捻じ込み、舌を絡めとる。
呼吸を忘れてしまうくらいに熱く激しいキス、口腔を蛇のようにのたうつローグの舌は歯列をなぞり、擦り立てる。
ぶつかる肉と肉の音、粘膜の絡み合う水音、それを加速させるべくローグの動きは早まって。
ローグが唇を離すと背に爪を立てるハイプリが餌を求めるよう魚の様に口をぱくぱくとさせた。

「はぅ、ンぅッ、は、激し、すぎ、るっ…ああああ、っダメ、ダメぇ、そんなにしたらぁ」
「はっ…はぁ、したら?」
「あっ、ダメなのぉ、だめぇ、だめだめだめ、ああ、まってぇ、イっちゃうう…ッ!」

「イッちゃいな」と甘く囁くとローグは苛烈な動きでハイプリの中を暴れまわった。
深く、浅く、また深く、上を、下を、貫き、かき回し、野生の獣の様に蹂躙する。
ローグは責め立てる事だけに集中し、ハイプリはもはや抗う術も無く快感に身を委ねた。

「っ、あ、イクのぉ、イクの、いく、いっちゃう、ッ、ア…!──ッ!」

声にならない叫び──そしてローグの肉棒を一際きつく締め上げ、背に爪を立てるとかくり、と力を失った。
ローグは其の様を見届けると抱いたまま優しく黒髪を撫でた。

繋がったまま、暫しの時間を迎えるもハイプリの膣はひく、ひくと収縮し、ローグの其れもまだいきり立ったままだった。
ハイプリが息を整えながら薄く目を開く。
ローグが「いいかい?」と尋ねるとこくんと小さく頷いた。
ハイプリの両足を自分の肩にかけるとゆっくりとしたストロークで動き始める。

「ぁ…奥…好き…」

先ほどとは打って変わって柔らかな動き、ざらざらとぬめる肉の壁をゆっくりと、奥まで押し開いていく。
こつん、と子宮口をノックしそうな程深くまで挿入すると、今度はそれを抜いていく。
ハイプリの目を見つめるとハイプリも視線を返し、はぁ、はぁ、と二人の呼吸が交わり、一体感に包まれる。
淫靡な音色を更に奏でるべくローグの動きは少しずつ激しくなる。
動きを繰り返す度にローグの脳髄から背中、背中から腰にかけて甘い、鋭い光が駆け、荒い吐息を漏らす。
ハイプリも其れを察したのか肩にかけた足を下ろし、ローグを迎え入れる準備をする。

「…一緒にいこうか」
「イキ…ましょ、ぅ…ッ」

ハイプリの柔らかな肢体を抱き、快感を求める様に動きを早める。
限界まで、熱く、狂気的な程、加速する。
ローグの動きが一際激しくなるとハイプリも絶頂を迎えるべくひくひくと痙攣して。

「もう…イク、イク、あ、ああ、あああああああああぁ…ッ!」
「俺もイクよ…っく、あぁ、うあ───っ!」

ハイプリに達させると自分も絶頂の寸前に剛直を引き抜き、白い欲望をハイプリの腹に吐き出した。
フラッシュバック、あまりの快感に明滅する様に視界が揺らぐ。
ローグは肘を支点に自分の身体を支えたまま、くたりとハイプリにもたれ、ハイプリはそんなローグを力なく抱き締めた。
二人の荒い呼吸だけが部屋に響く。
───ランプの薄明りが二人を柔らかに照らし、夜は更けていった。
304183sage :2005/08/13(土) 18:29:05 ID:Ndu2sFFA
|ω・)♀ローグ、Wisで礼言えばいいじゃない、ってのは───野暮!

戦闘のローグがやたら美化されて描写されてるのは趣味でs
凄い難産でした…言葉の言い回しとかもっと多様性が出せればいいのになぁ。
──といまさらながら思うのですた。
305名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/13(土) 20:44:38 ID:kqAuMFEk
>>299
GJ!!戦闘の描写が上手いなぁ…もちろん夜伽シーンも素晴らしいです。
ただひとつ言わせてもらえば、読点がちょっと少なくて読みづらいところが。
今後も期待してます、頑張ってください。
306悟る者と悟られる者(0/4)sage :2005/08/14(日) 02:36:03 ID:oQtY2ssY
こんばんわ。266です。
5日遅れで完成しました。
♂Wiz×♀クルセものが。
183さんのような上手い文章の後に晒すのは少し億劫ですが、あげさせていただきます。
今回ヒロインが「…(三点リーダ)」を多用しますが、わざとやってます。
一応無口なヒロインを書いたつもりなので、またご指摘等あれば幸いです。
307悟る者と悟られる者(1/4)sage :2005/08/14(日) 02:37:14 ID:oQtY2ssY
                 アギト
「全ての生命を絶ちし氷の渦よ!その顎もて力を示せ!
 ストォォォォムッ、ガストォォォォォ!!」

俺の中で最強の攻撃力を誇る魔法、ストームガスト(Lv10)。
その氷の渦が確実に魔物を死へと至らしめる。
その最中、的確に氷を割ってダメージを上乗せしてくれる相方がいる。

「…プロボック…」

淡々と氷を割り続ける彼女。
前衛職でありながら虎視眈々と狩りをこなす冷静さは、ウィザードの俺にこそ必要だと思う。
そうこう考えているうちに、ストームガストによって氷付けにされたモンスターが辺りに転がっている。

「…主よ…その怒りを我が力に…グランドクロス…」

氷が割れると同時に、聖なる光の十字架がモンスターを一掃する。
全てのモンスターが俺たちの目の前から消え去った。

「ふぅ…今日は―――」
「…今日はもう、帰りませんか…?」

ハァ、と一つため息をつく。
俺たちの会話はいつもこんな調子だ。
俺が言おうとしたことを、彼女は的確に言い当てる。
だから、会話がほとんど続かない。
俺が蝶の羽を取り出すのと同時に、彼女もそれを握りつぶしていた。

「もう少し愛想があればなぁ…」

誰も居ないダンジョンの中、ぽつりと小さく呟いて、俺は蝶の羽を握りつぶした。


いつもどおりプロンテラへと帰還する。
今日のドロップを出し合い、適当な商人を捕まえて売ってもらう。
その金を持って食事に出かける。
これが俺たちの狩りの閉めだ。
彼女の表情を伺いつつ、向かう店を決める。

1:いつもの酒場
2:洒落たレストラン
3:偶には俺が腕を振るう

…ま、[3]は論外として今日くらいは[2]を選んでもいいかな?
いつも世話になってることだし。

「なあ、今日は―――」
「…いつもの酒場、ですよね…?」

己の耳を疑った。
この数ヶ月外れることのなかった彼女の予測が、今日始めて外れた。
小さく微笑を浮かべながら話すその瞳は、いつもとなんら変わりはない。
それを偶然と割り切って、俺も小さく笑みを浮かべた。

「流石、何でもお見通しだな。」
「……はい……」

俺の笑みは、少しぎこちなかった気がする。
それを察してか否かはわからないが、彼女の声のトーンはいつにもまして小さかった。

「マスター、俺はいつものやつ。」
「…私も…彼と同じものを…」

今日はいつにも増して客の入りが少ない。
通された席はカウンターから離れた窓際の席だった。
薄暗い其処は、月明かりと蝋燭の明かりがとても柔らかな雰囲気を作り出している。
マスターが俺の方を見て、含み笑いをしている…ように見える。

料理が運ばれてくるまでの間、俺たちの会話は無いに等しい。
俺が話しかけようとしたことを彼女が先に言ってしまうからだ。
何もすることが無く、だらしなく頬杖をついて彼女を見る。
柔らかな明かりに照らされた真っ白な肌、艶やかに光る白銀の髪に目を奪われる。
普段から見慣れているはずなのに、この雰囲気の所為か今夜は彼女がとても綺麗に見える。
といっても、普段から彼女はとても綺麗なのだが。
じっと彼女を見つめていると彼女も視線に気づき、小さく首を傾げた。

「………?」
「あ、いやその…なんでもないから。」

俺は終始赤面したまま食事を取り、帰り際にはマスターと店員全員から笑われてしまう始末だった。
あのクソマスターめ、今度来たらユピテルぶちかましてやる…
そんなことを考えながら、そそくさと店を後にした。

「…顔が赤いみたいですけど…風邪…ですか…?」
「違うよ。ホント大丈夫だから、気にしなくていい。」
「…そう…ですか…」

心なしか彼女の声のトーンが下がった気がする。
けれど、確かめることも無いだろう。
いつも通り俺が話しかけても、全て聞かないうちに答えが返ってくるに決まってるから。
こんな風に無言になるのはいつものことだ。
それから、俺たちは家に着くまで終始無言だった。

家に帰っても無言。
何か話したいけど話すことが見当たらない。
風呂に入って考えても思いつかない。
湯上りの彼女を見ても何も思いつかない。
結局最終手段を投じるしかなくなってくる。
308悟る者と悟られる者(1/4)sage :2005/08/14(日) 02:38:56 ID:oQtY2ssY
ずれたorz本来はこうなってるはず
                    アギト
「全ての生命を絶ちし氷の渦よ!その顎もて力を示せ!
309悟る者と悟られる者(2/4)sage :2005/08/14(日) 02:39:57 ID:oQtY2ssY
「なあサラ、明日デ―――」
「…明日はグラストヘイムに行きませんか…?」

また外れた。
”デートでもしないか?”
そう言いかけたのに、返ってきたのは狩りの話題。
ま、流石の彼女も予測し得なかったのだろう。

「ああ、グランドクロス、期待してるぜ?」
「…任せてください…」
「それじゃ、お休み。」
「…おやすみなさい…」

各々の部屋に行き、各々の寝床に着く。
ベッドの上で天井を仰ぎながらあいつのことを考えてみる。
予測が外れた理由は本当に俺の突飛な発言のせいなのか…
考えているうちに睡魔に襲われ、答えが出ぬまま深い眠りへと落ちていった。

「…おはようございます…」
「おはよう、今日もいい天気だな。」

一晩経った彼女の態度はいつも通りだった。
いつも通りの朝食。
いつも通りの準備。
いつも通りカプラで移動。
ゲフェンの街のカプラで倉庫から荷物を取り出す。
いつもと違っていたのは、彼女以外に俺に話しかけている人が居たことだった。

「あのー、お兄さん、お姉さん。ちょっといいですか?」
「ん?」
「…?」

活発そうなショートヘア、パッチリとした大きな瞳。
彼女とは正反対の、元気で可愛いタイプのマジシャンの女の子が俺たちに話しかけてきた。
まあ俺にはサラがいるから、こんな子供には興味は無いのだが。

「私ウィザードになりたいんです。それで、良かったらスキルのこととか教えて欲しいなー、って…あつかましいですよね。」
「俺は構わんぞ。それに、マジシャンとして知識を深めるのはいい事だからな。えーと先ずは―――…」

俺はスキルやステータス、狩場の話をマジシャンにしていく。
その間マジシャン楽しそうに聞いていた。
打って変わって、サラはだんまりだ。
漸く全てのことを話し終えると、結構な時間が経っていた。

「これで大体の説明は終わりだな。他に聞きたいこととかある?」
「いえ、とても参考になりました。どうもありがとうございます。」
「そうか。なら最後に、こいつを持ってくといい。」

俺は倉庫にあった使っていないウィザードハットを取り出し、彼女の頭に被せてやった。
とんがり帽子がある俺にとってはもう用の無いものだから、使ってくれる人に渡したほうがいいだろう。
マジシャンの女の子はとても嬉しそうに微笑んでいる。
被せた俺の表情にも、自然と笑みが浮かんでいた。

「わぁ…ありがとうございます!大切にしますね。」
「それはよかった。んじゃ、またな。」

俺はマジシャンに手を振り、いつの間にか木陰に移動していたサラの元へと駆け寄った。
そういえば肌の色素が薄い分日光に弱いって言ってたっけ。
とりあえずは謝っておくか。

「ゴメン、随分待たせちまったな。」
「…別に…いいです…」

空気が痛い。
ピリピリとした雰囲気が木陰に流れているのがわかる。
確かに待たせた俺も悪いけど、そんなにツンツンすることも無いと思う。
雰囲気と流れを絶つ為に、俺は口を開いた。

「じゃあ、少し遅くなったけどグラストヘイムにいくか。」
「…私…今日はもう…行きたくありません…」

ハァ、と小さくため息をついた。
やっぱこいつも女の子で、気難しいんだなって再確認させられる。
今日はこいつの言うとおり、狩は止めにしよう。

「わかったよ。じゃあ、今日はもう帰ろう?」
「…」

差し出す手を握ろうとはしない。
その場に座り込んだ彼女は、いまは地蔵のよう見える。
仕方なく俺は彼女の隣に座った。

「何怒ってるんだよ、サラ…」
「…私…私っ…あんな風に…優しくしてもらったこと…ないです…!」

その言葉を聞いた瞬間、心臓が張り裂けそうになった。
俺はいつも
”サラはどうせわかっているだろ”
と決め付けて、優しい言葉もあまりかけたことがなかったから。
その言葉が一番ダイレクトに胸に響いた。

「…貴方にとって…っ…私、は…通りすがりの、マジシャン以下の存在ですか…!?」

ポロポロと大粒の涙を流し、俺を見つめるサラ。
耳まで届く心臓の鼓動。
バクバクという音がうっとおしい。
否定の言葉を述べようとして口を開いても、喉が張り付いて声が出ない。
寧ろ言葉を述べる前に、勝手に体が動いていた。
Str1Vit1の貧相な俺だけど、力いっぱい彼女を抱きしめる。
310悟る者と悟られる者(3/4)sage :2005/08/14(日) 02:40:36 ID:oQtY2ssY
「…っ…」
「ゴメン…いつもお前は、俺の気持ちわかってくれてると思ってた。
 でも、違うんだよな。わかってても、口にして欲しいんよな…?」

俺の胸に顔を埋め泣く彼女の髪を撫でながら、言の葉を紡ぐ。
思えばこれが始めて言った”優しい言葉”なのかも知れない。
彼女は数回首を縦に振ると顔を上げ、真っ赤になった目で俺を見つめてくる。

「…最近貴方の考えてることが…わからなくて…でも、今は…」

それに引き込まれるように、俺も彼女の瞳を見つめる。
互いに目を閉じ、キスを―――

♂ローグ「ハイハイ御両人!ここ、街中だっての忘れてない?」

その一言でハッと現実に引き戻される。
辺りを見回せばいつの間にやら人垣ができていた。

♀アルケミ「あ〜!折角いいトコだったのにー!!」
♂騎士「しかし、教えてあげないのも酷というものでしょう。」
♂BS「なあプリ子、俺らも今夜…」
♀プリ「もう、BS君は甘えんぼさんだなぁv(ハートエモ)」


ザワザワ
    ザワザワ
        ザワザワ

「これは…収拾がつかんな。」
「…ですね…」

俺の顔も彼女の顔も真っ赤だけれど、彼女は笑みを浮かべてくれる。
俺たちは互いの顔を見合わせて、クスリと小さく笑った。

「逃げようか?」
「…逃げましょうか…?」

重なる声に心のつながりを感じる。
相手の手を取り、群衆の中を突っ切る。
口笛や花びら、終いにはゼニーすら飛び交うその場所を、俺たちは笑顔で駆け抜けた。
その後すぐにゲフェンの宿の一室に逃げ込んだ。

「ったく、とんだ目にあったな。」
「…そうですね…」

お互いベッドに寝そべりながら、騒ぎの余韻に浸りつつ笑顔を交し合う。
こんな顔ができるんだなって、改めて実感する。
ふと、ちょん、と小指どうしが触れた。

「なあサラ、さっきの続き…いいか?」
「…はい…私でよければ…どうぞ…」

体を起し、彼女に覆いかぶさるような形になる。
目を閉じ微かに震える彼女の唇に、そっと己のそれを重ねる。
柔らかな感触と、仄かないい香りが俺の鼻腔をくすぐる。
頭がボーっとしていくのがわかる。
俺は今、こいつを欲しいと思っている。
それを表すように、彼女の唇をチロチロと舐め解きほぐす。
それを理解してくれたのか、彼女は自分から口を開き、舌を差し出してくる。

「…んっ…ふぅ…ちゅ、ちゅぴっ…」

互いの舌を絡ませると、サラはくぐもった声を漏らす。
それが可愛くて、執拗に彼女の口内に舌を這わせる。
その間に、狩りに行く前で軽装だった彼女の服を脱がせていく。

「…ふぁ、っ…ん…はぁ…随分…手馴れてるんですね…?」
「本とかのマネだからな。実際にするのは初めてだけど。」

初めて。
そう口にした時、彼女は心なしか微笑んでいた。
それは童貞を嘲笑うものではなく、初めて同士で安堵しているように見えた。
四苦八苦しながら漸く服を全て脱がすと、思わず感嘆の声が零れた。

「綺麗だ…他に言葉が出てこないくらいに。」
「…ぁぅ…あんまり…見ないで下さい…」

見るなと言う方が無理な話だろう。
真っ白い雪花石膏のような肌に、小ぶりながらも形の良い膨らみ。
その天辺のピンクの突起。
くびれた腰と、未知なる茂み。
その全てが、俺の欲望を掻き立てる。
堪らず胸に手を伸ばす。
手に吸い付くような質感と、すべすべとした滑らかさ。
加えて、手に力をいれる度同じほどの力を返してくる弾力。
俺の手の動き一つ一つに、彼女は過剰に反応する。
311悟る者と悟られる者(4/4)sage :2005/08/14(日) 02:41:00 ID:oQtY2ssY
「…んっ、ふぁ…ぁ…っ…」
「声、我慢しなくていいんだぞ?」

紅潮した彼女の頬にキスをして、そのまま耳まで下を這わせる。
耳に到達した途端に、彼女の体は大きく跳ねた。

「…きゃぅっ!…それ、やめて…ください…」
「ゴメン。そんな可愛い顔されたら、やめるわけにいかないだろ。」

恍惚とした瞳で俺を見つめるサラ。
その表情が可愛くて、色っぽくて、ついつい苛めてしまう。
耳をひたすらに舐めながら、未知なる茂みへと手を伸ばした。

「…そこは…!」
「優しくするから、な?」

そっとその割れ目をなぞってみる。
ぬるぬるとした粘液が指にべっとりとまとわりつく。
そして少年時代に読んだ本のように、小さな突起を探り当て、それをキュッと摘んだ。

「あぅっ!?ん、く、ふぁぁぁ!」

素人目に見てもわかる、其処が彼女の弱点だと。
ただ其処だけをひたすらに摘んだり擦ったりしていると、いつしか俺の右手はべとべと担っていた。

「そろそろ、いいか?」
「…」

サラは無言でコクリと1度だけ頷いた。
それを合図にして、彼女の太腿を開く。
直視した秘裂はとても艶かしく、別の生き物にさえ感じられる。
俺は其処に自分のものを当て、押し進める。
しまった肉を掻き分け、俺のものが進んでいく。

「…っ、痛…いた、あぁぁぁ!」
「ほら、全部入ったぞ?」

俺のものが全て彼女に入ると同時に、彼女の最奥に到達した。
体の相性はバッチリらしい。
キュウキュウと締まる其処は、そうしているだけで達してしまいそうになる。
しかし己ばかり満足するわけにはいかない。
それで彼女の痛みが和らぐわけではないが、精一杯彼女を抱きしめる。

「…動いて…下さい…」
「…無理はするな。」

無理をするなといってもこいつは聞こうとしない。
目に涙を湛えつつ、自ら腰を動かそうとしている。
そんな彼女の気持ちを無駄にするわけにはいかず、俺はゆっくりと腰を動かし始めた。

「あぅっ!ん、あぁ!」

悲鳴にも似た嬌声が俺の耳に届く。
けれど、その声は悲鳴だけではないのは確か。
彼女の感じるところを探しながら、激しく腰を動かしていく。
肉と肉がぶつかる度、彼女の身体は跳ねる。

「あう…っ…くぁ、う…ひぁっ!?」
「見つけた。此処だ…」

とある一点を擦った瞬間、彼女は確かに嬌声をあげた。
そう、そこは淫核の丁度裏側。
其処だけを執拗に擦る。
同時に耳を甘噛みし、さらなる快感を彼女に叩き込む。

「うんっ、ふ…あぁー!ダメ、そこ…あっ、んぅ…!!」

快感を抑えきれない様子の彼女を、キスで無理矢理黙らせる。
舌を絡ませ、唾液を吸い、それを己の物と混ぜ合わせ彼女に送り返す。
ねっとりとした感触と甘い唾液が、完全に二人の思考を奪う。

「んむ、ふ…むぅ!」
「悪い…もう、限界…」

随分早いが、童貞の俺にしては十分持ったつもり。
最後の力を振り絞り、激しく彼女の中を貫く。

「っ!出る!」
「ん、ひぁっ!あう、ん…っ、あぁぁぁぁ!」

後先考えずに、彼女の最奥で己の欲望の塊を吐き出す。
互いの性器はヒクつき、自慰では出したことのないほどの量の精液を彼女に注いでいく。
射精が終わるまでかなり時間がかかったように感じた。
己の物を引き抜くと、白濁と破瓜の血が混ざった液体が彼女の秘裂から零れてくる。
それを見て、漸くことの重大さに気がついた。

「ごめん、中に…」
「…いいんです…貴方なら…」

うっすらと目に涙を湛えながら、俺に微笑みかけるサラ。
俺は少し頬を朱に染めながらも笑みを返した。
これからはずっとこんな風に笑っていたい。

「サラ…今更だけど俺、お前がホントに好きみだいだ。」

こんな唐突な言葉にも、彼女は笑顔を見せてくれる。
”もう少し愛想があれば”
その願いは今叶った気がする。

「…朝起きたら、貴方の寝顔を見ながら…
 …昼は貴方と狩りをしながら…
 …夜は貴方に抱かれながら…
 …そして、眠ったら夢の中で…
 愛しています。これからも、ずっと…ずっと…」

微笑む彼女の唇に、俺は優しくキスをした―――――…
312名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/14(日) 18:12:28 ID:HCviaI4M
やきもちやいたサラに萌え
堪能させていただきますた
31339sage :2005/08/14(日) 18:23:25 ID:uM7Mny.U
わうわう。感想来てるのに今週末のアップしてないぞ私。しかもAct.12出来てないから2つ同時アプできんし……
とりあえず、今できてるAct.11まであげておきました。
12と最終章は鋭意作成中です。今週中に間に合うかな……12。

>296さん
感想ありがとうございます。
言い訳がましいかもしれないんですが、状況に流されっぽいのは彼女の力量を、周りが上回っているからだったりするのです。
それと、自分主義なのだという反省は、Act.11で彼女自身がひょっこり自らの欺瞞を責めてたりします(^^;
でも、余計なこと大量に何度も何度も書いてるのはあるかもなぁ……あぷろだへの全アプ時にはちゃんと考えんと。


新作ラッシュで感想屋も大忙し。
レベル高い作家さんが一杯いらして、私もおいしくいただいております。

>183さん。
漢字の読み方に迷う部分があるくらい、洗練された文芸を感じました。(ほめてるんですよ><)
305さんもおっしゃるとおり、ちょっと句読点の使い方が気になる部分とかありました。
句読点は、一度その文章を音読してみたりすると、どのあたりで区切るのがよいかをチェックできたりします。私も見直しているつもりでしくじっていたりするかもしれないんですが……

蛇足かもしれませんが追記。
おもらしするほど愛液でんぞ、とかいう話を聞きますが、コップ一杯分くらい出る人がいるという話も聞きます。それにいっぱい出るとえちぃので、むしろGJ。

>266さん
あのログプリの作者さんですねぃ。どもです。
護るもの護られる者とタイトルが似ているのは、きっと作者が一緒なのだと思いたい(まて

さて、中身ですが。
お話の定石のような展開ではありますが、じっくり読ませていただきました。お二人お幸せに〜
文章面でひっかかった点はないんですけど、定石に従うなら、嫉妬に焦がされた♀クルセとの間をもっと裂いてから仲直りさせたほうがよいかもしれませんね。
ただ、こじれさせすぎると複雑に(うちの作品みたいに)なるので、やりすぎには気をつけてごーです。

しかし、うちのハティエトはこんな萌えレベル高い♀クルセの方々に比べるととんでもないやつだな、なんか……いあ、自虐なのでファンの方お気になさらず。

ではこれにて。
314名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/14(日) 23:21:26 ID:0WUgqnkk
>>307
久々にきたらいいものが見れた!ありがとう!!
無口で内気気味なクルセさん萌え(*´Д`)ハァハァ
315名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/15(月) 10:49:27 ID:WCE/HPQs
>>300
その頭の文章、貰っていいでつかorz
316183sage :2005/08/15(月) 15:20:14 ID:y/VZl/JM
|ω・)ひょっこり参上!わーぃ、感想一杯嬉しいな。
>>305
GJありです。読点!あぁ…そうか、これから文の一区切りを改めてチェックしてみます。
今回はハイプリとのえちーシーンをあーでもないこーでもないと頑張ってみました。

>>266
面白く読ませていただきました、サラがかわゆぃですね。しかしここはあえて、
「もう、BS君は甘えんぼさんだなぁv(ハートエモ)」のプリ子さんを推します、えぇ。

半角カナの読み仮名はいい発想かなと思う反面、フォント等によってズレが出ちゃうんで難しいですね。
自分も読み辛い漢字を多用するフシがあるので…文末に書くのがいいのかな。悩みどころ。

>>39
通しで読んでみてベンちゃん(!?)の変わり様にクラクラ。愛い奴ですねぇ、彼♪
39氏の読んだ後、自分の文を読み返すと、自分の状況描写、心理描写の少なさが良くわかって勉強に。

おもらし〜の下りは言葉責めのすこーし過剰表現だったり。
──でも文中で表現できなきゃ只の言い訳_no
精進いたします。

>>315
どぞどぞ、ローグを愛する同志ならっ!
317266sage :2005/08/16(火) 19:33:01 ID:zFsc8Fpw
おお、なにやら一杯感想が。

>312さん
気に入っていただけたなら幸いですね〜。
つかもっと可愛い名前付けてあげたかったorz(サラて…)

>39さん
そうしたかったんですが、何せ文章が400行近くあるので…
Wikiにアップする方法がわかれば長編を書くかも(?)

>314
そこまで仰っていただけるとは…
書いた甲斐がありました。

>183さん
では、次回作はハートエモプリさんにしましょうか(未定)
318どっかの486dame :2005/08/18(木) 20:47:59 ID:DpHB1CXM
266氏のクルセ子に萌えた。

183氏のローグがカコイイ!!

さてさて、読んでいたらこちらも何か投下したくなってきました。
電波が来次第書きたいと思います( ゚∀゚)
319282sage :2005/08/18(木) 23:57:45 ID:R1eqSteM
遅レスですが、まず私信の返信を

>39
愛すること〜でのボリュームのあるお話には遠く及ばないのを自覚しつつ
少しでもえちぃものを書けるようがんばってみます

>>296
返信に変えて続きを投下してみたいと思います


以下本文

とりあえず書き上げてしまったんで投下します
内容は♂剣士×サキュバスで多分辛いめかと
前作よりは多少えちぃく書けているうれしいものですが、はてはて

なお、本編は本編のみでもお楽しみいただけますが
>>283-286のDryardをあわせて読んでいただけると幸いです
320Succubus(1/6)sage :2005/08/18(木) 23:59:25 ID:R1eqSteM
「途中で絶対音を上げると踏んでたんだがな。結構根性あるねぇ」

少しアルコールの入った顔の先輩は上機嫌でほめてくれた。なんというか、珍しい。
俺は、聖堂騎士を目指す剣士のヴィクター。
目の前で品定めをしているのは先輩こと、ハイプリーストのゲルトルートだ。
深紅の髪を首の後ろでくくり、形のいい脚を外気にさらしながら金稼ぎの話を聞く先輩は、意外と楽しそうだ。

「お褒めに預かれて光栄ですよ、先輩」
「これで念願のレイドに手が届くな」

なにしろ日頃の口癖が「愚痴るな!やらなきゃならねぇことがわかってて何もしねぇ奴はチキンだ!」なのだ。
そんな先輩からお褒めの言葉を引き出せただけでも俺にとっては大きな収穫だ。

…そう、勘のいい人には気づかれているだろうけれど、俺はこの人に惚れている。
高司祭と剣士では釣り合いが取れないと知り合いには言われている。
けれど、告白もしていなければ嫌われてもいない。
そして先輩に意中の人はいない。だのに、黙って身を引く気にはなれないのである。
それがどれほど高嶺の花であっても。

現に、少し前なら高嶺の花だと思っていたレイドリックカードに手が届こうとしている。
だから、万が一にでも可能性があるならと諦められないのだ。

「なんだ、まだレイドすら持ってないのかよ。いやだねぇ貧乏人は」

俺にとって至福のひと時をいつもどおりの人物が邪魔をした。
頭にとんがり帽子をちょこんとかぶり、高級サングラスで目線を隠した魔法使いクラレンスだ。
一足先に転職を果たしたあいつは大魔法を習得してがんがん腕を上げているらしい。

「サブマス〜、そんな貧乏人につるんでると君も貧乏になっちゃうよ?」
「そうだな、アタシも貧乏は嫌だからね。適当に切り上げてやるよ」

これもいつもどおりの狩りのお誘いだ。この男はどうしても先輩と肩を並べて戦いたいらしい。
が、先輩はこの誘いに乗ったことはない。
実際、実力差があるためお守りにしかならない現実があるからだろう。
先輩は新品のタバコに火をつけると深く息を吸って味を堪能した後、紫煙をクラレンスに吐きかけて言う。

「もっとも、あんたの未熟な腕じゃアタシを満足させることなんてできやしないだろ」

言葉では疑問符をつけて。口調では断定するように。
返す言葉を失ったクラレンスはふんと鼻を鳴らし、一言二言つぶやくと溜まり場にしている酒場を出て行った。
その様子を紫煙をくゆらせて眺めていた先輩はため息と共に戯言を言う。

「嫌だねぇ、成金は」
「先輩が言いますか」
「ふふん、アタシん場合は富豪って言うのさ。さて、買い物だろ?付き合ってやるよ」

これってデートのお誘い?
…先輩に限ってそんな色気のある話になるわけないよな。
なんとなく自己完結してがっくり肩を落としてしまう俺だった。

一方そのころ、同じ酒場で交わされていた俺の知らない会話。
会話の主は瀟洒な衣服に身を固めたクラウンと露出度が減って逆にセクシーになったジプシーのカップルだ。

「うほっ、いいハイプリ!」
「あ〜んな女の何処がいいのよ」

かわいく頬を膨らませて抗議するジプシーに道化の男は肩をすくめて答える。

「いやいや、強気な女ほど堕ちたときの従順さがたまらないものなのだよ」
「何含蓄ぶってんだか」
「そういう君は隣の剣士君がストライクゾーンではないのかな?」

心底あきれた声にいやな顔一つするでもなく、彼女の好みを良く知る道化は話題を剣士のほうに向けた。

「そうなのよ、あの子犬みたいに目でわたしに許しを請うところを想像しただけでゾクゾクきちゃうわ」
「では、我々の合意ができたところで一つヤってしまうかね」
「んふふふ…」

なにやら含むところのある会話を交わした彼らは、俺達の後を追って酒場を後にした。
321Succubus(2/6)sage :2005/08/19(金) 00:00:09 ID:ARKan.Kw
んで。売るものを売って買うものを買ってなんとか帰り道。
…疲れているように見えるって?まぁ、な。
明らかにヤバげな連中相手にぎりっぎりまで吹っかけたり、値切ったり。普通に神経すり減らすって…。
先輩、いつもあんなことしてるんだろうか…。

だからといってへこたれているわけにもいかない。
せめて何か会話をと話題を考えるも富裕層と貧困層から抜け出そうとしている俺では話題がかみ合うはずもなく
どうにもぎこちない会話が続く中で、クラレンスのことに話題が向いた。

「先輩ってクラレンスのこと、結構邪険にしてますけど、どうしてなんです?」
「んー。アイツはアタシの体目当てだからな。性根を入れ替えるなら考えてもいいんだがねぇ―――」

え、体目当て?それってそういうこと?
エロい方向に思考が傾いている間に先輩はこちらのほうに体を向けていた。

「―――オマエ、今エロいこと考えただろ」
「あ、いや、そんなことはっ!―――ってやっぱりそういう話なんですかっ!?」

嘘です。考えました、ごめんなさい。
いや、それよりそんな下心丸出しで先輩に言い寄っているんだったらあの野郎、一発ぶん殴ってやる。

「ばーか、体目当てってのは隠語だよ。まぁ今のテメェにゃ関係ないさ」

手袋をはめたままの手で鼻の頭をピンと弾かれて笑われた。ああ、全然子ども扱いだ…。

「むぅ、じゃ質問ついでにもう一つ」
「なんだ?」
「このギルド、司祭の数が多いですよね?なのにパーティを組むときは司祭の側から誘わなきゃならない」
「ああ」
「仲良しまったりギルド、というわけでもないみたいないのに、司祭同士の仲は良いですよね?」
「よく見てるな」
「ええ、まぁ。それで質問なんですが、どうしてそんな規約があるんです?」

先を行く先輩を追いかけるように問いをぶつけてみる。
彼女はふぅと紫煙を吐き出すと、すこしトーンの落ちた声で答えを返した。

「いろいろあんだけどな、ここは、ロゥ兄の理想なんだよ」
「…ロゥ兄?」
「ああ、ギルマスのローランドだよ」

チクリと胸が痛む。
どうして、ロゥ兄なんて呼び方を使うんだろう。
ギルドマスターのローランドは先輩と同じく高司祭を叙任さられた転生職だ。
さらりとした銀髪にモノクルが映える彼は、冷静で温厚、人格にも非の打ち所がない完璧超人だ。
退魔師としての腕も一流らしく、先輩が思いを寄せているとしてもなんら不思議はない人だ。

俺がどうしようもないことを考えている間に、立ち止まっていた先輩の背中にぶつかりそうになった。
前方を確認すると、クラウンの男が路地をふさいで立っている。
その男は芝居がかった仕草でお辞儀をすると先輩をナンパしてきた。

「はじめまして、お嬢さん。一つ今宵はこの私めと愛を語らいませんかな?」
「…話中だよ、失礼じゃないか?」

先輩は目を細めると、口にくわえていたタバコをクラウンのほうへと指で弾いた。
しかし、クラウンはくるくると放物線を描いて足元に落ちたタバコを見てさも面白いものを見たように笑い出す。

「あははは!これはこれは強気なお嬢さんだ。私めの正体を察しながら虚勢を張り通すとはね!」
「おい!ヴィクタ!戻って応援呼んで来い!コイツは…ッ」

先輩の言葉が終わる前に金属と金属が擦れ合う音がして火花が散った。
いつの間にか悪魔の爪と先輩のモーニングスターがしのぎを削っている。
加勢しなくてはいけない、何のための前衛職だという感情と、
先輩なら大丈夫だ、逃げて応援を呼んでこいという理性が頭の中でも火花を散らす。
それでも逡巡は一瞬。切羽詰った先輩の口調に押される様にして俺は今来た路地を駆け戻っていった。

入ったときはそうでもないと思っていたのに、出るときには結構長く感じる路地をひた走る。
夕闇が迫るプロンテラの細道には魔物が棲むって言うけれど、本物に出くわすなんて!

「はぁい、剣士きゅんは何処に行くのかな?」

もうあと少しってところで路地をふさいだジプシーがノーテンキなトーンで声をかけてきた。
さっき先輩に子ども扱いされたからだろうか、剣士きゅんと言う言葉に嫌気が差す。
それと同時に女を取巻く雰囲気に違和感が含まれていることに気が付いた。
この感覚は…、さっきの悪魔と同じ!?

「んふ、鈍くはないみたいね」

反射的に鞘走らせたサーベルが反射した夕暮れの赤い光にたじろぐことなく、悪魔は微笑む。

「でも、そういうのは勇気じゃなくて蛮勇って言うのよん」

夕暮れの紅い光を背に両腕を広げると夕日よりもさらに紅い翼が広がる。
頭からは一対の羊のような角が伸びだし、衣装もジプシーよりさらに露出度の高いものに変わっていた。
この路地を抜けるまで後10m。
走ればほんの2,3秒のその距離が今は絶望的に遠い。

「あら、来ないの?」

悪魔は男を誘うように微笑むと投げキッスを…違う、魔法!?
紅い光弾が迫る。
それは5つの異なる軌道を描いて俺の体を打ち据えた。

「ガッ!?」

今まで味わったことのない種類の苦痛が全身を駆け巡る。
乾いた埃の舞う裏路地に、もんどりうって倒れた俺の髪をつかんで顔を引き上げた悪魔は笑う。

「たっぷりかわいがってあ・げ・る♪」

どうやら、俺は本物の悪魔の笑みという奴を見てしまったらしい。
322Succubus(3/6)sage :2005/08/19(金) 00:00:47 ID:ARKan.Kw
亡羊とした意識の中で唇を重ねられ舌を差し込まれる。
血の味のする口内を悪魔の舌が驚くほどの優しさで嘗め回していく。

俺は壁に上半身をもたれるように横たえられている。
光弾を食らったときはうつぶせに倒れたから体位を変更したのはサキュバスなんだろう。
その悪魔が俺の上に馬乗りになっているのが押し当てられる肌の感触と重さでわかる。
…そして匂い。甘いようなその匂いは激痛から覚めやらぬ俺の感覚をますます麻痺させる。

「んふ、おいしい」

最後に口の端から滴る血を綺麗になめ取って悪魔が恍惚とつぶやく。
そうやって俺の口を犯した舌は首筋へと降りていく。
深く吸い付かれ犬歯が肌に触れるたびにこのままのど笛を食いちぎられるのではないかという不安が大きくなる。
その一方で、しなやかな指がマントの止め具を、衣服のボタンを外していく。

「わぉ、結構いい体してるのね!」

首筋から顔を離し、自らが半裸にした俺の体をねっとりとした視点で見回した悪魔の第一声がそれ。
一閃すれば、俺の胴体など真っ二つに出来るだろう爪が肌を刺激する度に戦慄と快楽が背筋を駆け上がる。
けれど身体は鉛になってしまったかのように動かない。

「マッチョでもないし、うらなりでもないし…わたしの好みよ〜」

俺だって剣士だ。身体は相応に鍛えてる。けれどそれは絶対に悪魔を喜ばせるためじゃない。
だというのに、鼓動は高まり、息は上がり、自分自身はいきり立っている。
そういえば、淫魔の吐息は並の媚薬なんて比べ物にならないほどの催淫効果があるって誰かが言っていたっけ?

一方の手で乳首を優しくなでながら、他方の手は皮膚が破れない程度に爪を立て俺の腹のあたりで動き回る。
そして、ほお擦りばかりでなく胸の二つのふくらみがつぶれるほどに身体全体を押し付けている。
その中心に硬くしこったものを感じ取って俺の鼓動はさらに早まった。

「やだ、もうヤル気満々じゃない〜」

股間に手を伸ばした淫魔が耳たぶに歯を立てながら囁く。
相変わらずのノーテンキな声に神経を逆撫でされながらもゆっくりとさすられるその感触に声をあげてしまう。

「…くぁッ……触るなッ」
「剣士きゅんはいじめられると感じちゃうのかな?」

俺の切羽詰った声に楽しそうに顔をゆがめた悪魔は攻めの対象を上半身から下半身へと移し変えた。
既にいきり立ってテントを張っている俺を引っ張り出すとちろりちろりと舌でなめ始めた。

「はぅ…」

舌のざらりとした感触がカリに触れる度に思わず声が漏れる。
そうして声を上げるたびに淫魔がにたりと微笑んでいるのは見なくてもわかる。
しなやかな指は袋から竿の裏側を丹念に愛撫し、時折菊座を脅かしてはびくびくと震える様子を楽しんでいる。

「はぁはぁ、すっごく敏感…感じてるのね♪」

とろけるような息遣いが竿をくすぐる。
ちらりと視線を下に送ると淫魔が俺自身を大きくくわえ込むところだった。
俺に視線に気づいた風もなくすっぽりと口の粘膜で包み込むと更なる刺激を与えてきた。
蠢く口内の粘膜が指とは比べ物にならない快感を脳へと送りこんできた。

「あぐぁ…ッ」

突然尿道への刺激を受けて背筋が弓なりにしなる。
舌だけでなくて、歯の先を当てるように刺激してくるなんて。
笑いの波動を残してサキュバスは俺を口から解放する。

「お姉さんサービスしてあげよっかな」

俺の反応に気を良くしたのか実に楽しそうな声で淫魔が娼婦のようなことを言う。
何がサービスだと考える間もなく、わずかに衣擦れのような音がして俺自身を新たな感覚が押し包む。
口内ほど熱いわけでもないそれを目で確認した俺は思わず喉を鳴らした。
俺自身が唾液と汗でしっとりと湿った豊満なバストに挟まれている。
左右の乳房を両手で抱えるようにこね回しながら淫魔は告げる。

「ふふ、剣士きゅんの大好きなあの高司祭の女じゃこうは行かないわよ?」

………。
一瞬、与え続けられている快楽のことも忘れて考える。

………。
結論。ごもっとも。
先輩のスタイルは確かにいい。確かにいいんだけどグラマラスではない、と思う。
もしかしたら着やせしている可能性を考えても、明らかにこの淫魔の方がボリュームに勝ってる。

「あぐっ…!?」

先輩に知れたらトリプルブラッディチェインで首を絞められそうな思考を断ち切ったのは更なる快楽だった。
二つの硬くしこったものがカリを両側から攻め立てている。
それが乳首であることに気づく前に俺はあっさり果ててしまった。

びくびくと脈打つたびに白い粘液がサキュバスの整った顎のラインや美しい顔立ちを汚していく。
一瞬、ビックリしたような表情を見せた悪魔は、噴出が収まる前に肉棒をくわえ込み精気を吸い上げていく。
やがて萎えかけた肉棒を開放すると、顔を汚した精液を指で掬い実にうれしそうな表情で飲み込んでいく。
白い喉が動くたびに、劣情が大きくなっていくがわかる。

「あはっ!おいしい〜♪」
「…クソッ」

悪態をつく俺には一切構うことなく、悪魔は新たな快楽と自分の食欲の充足のためしゃぶり続けている。

「んちゅ…ちゅる……んっ」

尿道にとどまっている精液を吸い上げるついでとばかりに萎えかけた竿に舌を這わせる。
巧みな舌の動きによって出したばかりだというのに俺自身はあっさりと元気を取り戻してしまった。
人間相手には絶対味わえないような快感だというのに、俺の胸には重いわだかまりがある。

「まだまだいくよー♪」

どこかで聞いたことのあるような歌の歌詞を口ずさんでサキュバスは、自らの愛液滴る蜜壷に俺を導いた。
323Succubus(4/6)sage :2005/08/19(金) 00:04:04 ID:ARKan.Kw
「あはっ♪まだまだ元気ねっ」

びくびくと胎内で脈打ち白濁液を吐き出す肉棒をくわえたままサキュバスは微笑む。
声は弾んでいて、幾度となく注ぎこまれた後のこととは思えない。
一方の俺は奥歯と目を固く閉じて官能に溶けてしまいそうになる意識を保つのだけで精一杯だ。
既に中だしした数は片手では足りず、よくもまぁこんなに出るものだと搾り取り続けられている。
…溜まってたんだろうか。

「むぅ、まだあの女のこと考えてるわね」

その様子にほとほと呆れた悪魔はつながったまま両手で俺の頬を固定するとキスを強要する。
なすがままに口内を蹂躙され、口の端から零れ落ちた唾液まで赤い舌が嘗め尽くす。

「んふっ…剣士きゅんもわたしの力見たでしょぅ?」

ぞくりと快感でないものが背筋をうずかせる。
転生職。雲の上の存在。
けれど、人間であるならば、限界があるんじゃないのか?
その疑念を増幅させるように悪魔は囁く。

「わたしたちに細腕の司祭で敵うと思うの?」
「ちがう!先輩は大丈夫ッ…ぐあッ」

思わず口走った言葉をさえぎるように爪が胸に食いこんだ。赤い線が走る。
痛みとも快楽とも付かないものが刻み付けれていく。
たらりとこぼれる赤い液体をなめとる悪魔はさらに嘲う。

「ぅん、もぅ、強情な子ねぇ。じゃぁ、相方に聞いてみるわねん」

聞いてみる?こんなに離れているのに?
悪魔同士は念だけで会話が出来るって言うのか?

「うんうん、もう倒しちゃったのぉ?」

まるでギルド会話でもするように悪魔はもう一体のインキュバスと連絡を取り合っている。
その間も決して精を搾り取る行動はおさまることがない。水音が耳障りに響く。

「それで、へぇ、犬の様にはいつくばって命乞いしたんだ〜」

目の前が真っ赤になった。
未だ馬乗りで精気を搾り取っているこいつを振り払って今すぐ先輩の元に駆けつけたい。
だのに、身体はやっぱり鉛のようで空転する思考ばかりが俺の心を蝕んでいく。

「中出し何回目?もうそんなに?あはは、今日危険日なんだ?孕んじゃったら大変よね〜」

先輩が犯された?一瞬だけ見たあの美形の悪魔に?
深紅の法衣を裂かれて、裏路地に転がされて、悪魔の精を胎内に受けて。
それは、つまり俺が応援を呼んでこれなかったから?

「司祭って教義で堕胎できないんでしょ?悪魔にヤられて孕みましたなんて引退ものよね?」

ともすればばらばらになりそうな思考のカケラをかき集めて、聖典の内容を思い出す。
…確かに、母は全ての命を育むべしと言う一節がある。
それを根拠に堕胎は悪魔の所業と主教派は決め付けている節がある。
だからって、望まない子供を、それも悪魔の子供を生まなくちゃならないのか…?

「んふ、憎い?悔しい?」

いつもは片目を隠している髪をかきあげて俺の心の奥底を覗き込むように悪魔が問う。
その赤い唇はまるで幼子を諭すように優しく言葉をつむぐ。

「あなたの愛しい先輩を犯してる相方が憎い?」

ああ、憎いともッ!悔しいともッ!
出来ることならお前もあいつもみんな殺してやりたいッ!

「だったら力を与えてあげられるわ…わたしのしもべになる?」

俺を慈しむような声色で悪魔が訪ねる。
ゴクリ。
唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえる。

「こと、わる…」

快感と怒りと痛みとでぼやけた意識の中で、わずかに残った理性を総動員して拒絶する。
悪魔と取引してはいけない。それだけはいけない。
そんなことはこの世界に住む人間なら子供だって知っている。
そして、悪魔の取引はわかっていても交わしてしまいたくなるほどに魅力的だということも。

このサキュバスに支配されたまま先輩を助けてどうなる?
助けて即、俺に先輩を犯させるんじゃないか?
こいつは、俺の身体だけでなく魂までめちゃくちゃにするつもりだ。
あらそう、とそっけない振りをして悪魔は腰を淫らにくねらせながら相方との会話を中継する。

「え?なになに?ザーメンでドロドロ?あはは、すごいすごい」

考えるな、考えるなと思うほどに先輩の置かれた状況を想像してしまう。
うつろに遠くを見つめる先輩の蒼い瞳。
深紅の髪も、引き締まった肉体も悪魔の精で汚されて、膣口からは注ぎ込まれた精液があふれ出している。

「もうマグロなの?あ〜んなに偉ぶってたのにたいしたことないのね」

もう抵抗する気力もうせて浅い呼吸を繰り返す先輩を組み敷いて更なる精を注ぎ込む悪魔。
そんな幻想が異様な現実感を伴って俺の胃を押しつぶす。
なんで、俺は何も出来ないッ!

「えー、何かつぶやいてる?ヴィクター、助けて?あはは、この子の事呼んでるんだ?
 わたしとよろしくやっているって伝えてあげてよ」

先輩が、俺を呼んでいる…?
ぼやけていた頭の芯が急速に冷えていく。
耳障りな声が取引を持ちかけているがろくに聞こえてはない。

「―――だから、わたしの言うことを聞いて、しもべになるの…いいわね?」

先輩が、俺に、助けを求める…?あの先輩が?
だから、それは、つまり―――

「…ふふふ、あははは」

すげぇ楽しい。あ、壊れたんじゃないぞ。ちょっと気分がいいだけなんだ。

「何よ、何がおかしいのよ!?」

気分を害した悪魔が険悪な、いやどっちかっていうと殺気に近い雰囲気をまとう。
だが、そんなこと今の俺には気にならない。
なぜなら、この悪魔に一矢報いることが出来るのだから。

「絶対、い・や・だ」

ひくりと悪魔の顔がひきつる。それは、はじめてみる狼狽の表情で。

「馬鹿悪魔、先輩がそんなこと言うはずないだろ。一人芝居はもう終わりだよ。
 あの神様だって必要としてないような先輩が、よりによって俺なんかを助けに呼ぶはずないじゃないか」

…言ってて自分で悲しくなってくるけど、それは紛れもない事実。だから惚れたって言うのに。
この悪魔は何にもわかっちゃいない。

「こ、このっ!」

怒りでみるみる顔色を変える悪魔。
綺麗に整えられた爪があっという間に伸び、必殺の一撃を加えようと俺ののど元を狙っている。
俺はこんな絶体絶命の状況で、もし死んだら先輩は悲しんでくれるだろうかと愚にも付かないことを考えていた。
324Succubus(5/6)sage :2005/08/19(金) 00:05:31 ID:ARKan.Kw
「おーけい、よく言った。後は任せなッ」
「きゃぅっ!?」

聞きなれた声が耳朶を打つと、突然悪魔が悲鳴を上げた。
え、あ、せんぱい?

「ァン?ったく、誰が誰のしもべだってぇ?テメェのノーテンキなお味噌に祝福あれだ!」

そう、犬歯をむき出しにした笑顔で悪魔の髪の毛を引っ張り上げているのは紛うことなく、先輩だ。
深紅の法衣にはところどころにかぎ裂きが出来ていて、どす黒い染みもついているけれど、元気なようだ。

「ヤダ!髪の毛引っ張らないで!なんであんたがここに来れるのよっ!?」
「テメェの相方にはお引取り願ったんだよ」

先輩は俺から悪魔を引き剥がすと馬乗りになって強引に接吻を交わす。
左手はいやいやをする悪魔の股間に滑り込み、俺の出したものと悪魔の出したものを混ぜ合わせている。
みだらな水音が狭い路地に反響する。

「むっぷぅっ」
「んちゅ…んく……ぷはぁ」

ひとしきり蹂躙したのか、先輩は女悪魔の口を開放するとぺろりと口の周りをなめた。
一方の悪魔は虫の息で組み敷かれたまましどけなく寝そべっている。
両者ともに赤みのさした頬がなんとも言えずに淫靡だ。
ウンバラの一件で先輩のそういう表情はたっぷり堪能したはずなんだが、脳内と現実ではクオリティが全然違う。

「さて、アバズレ女。体が火照ってきたところで問題だ。コイツはなんだ?」
「ちぇ、チェインですぅ…」

チェインというのは主に聖職者が使う武器で大型の鎖を棒に連結させたものだ。
この大型の鎖で敵を叩いて教化するものが目的といわれている。
けれど、実際は教化する前に撲殺しているよな。…ってそんなもの取り出して何するつもりなんだ?

「正解」

先輩は実に楽しそうに笑うと左手に持ったチェインを悪魔の股間に向けて動かし―――

「んは!ああぁ…ん…っ!」

―――つぷり。
うわ…鎖の先が菊座へと吸い込まれていく。
さっきの悪魔相手にはモーニングスターを振り回していたのにと思ったらそういう趣向なのか。

「次の問題。このチェインに付与された魔力は何だ?」
「ハ、ハロウドですぅ…」

ハロウドっていうのは対闇属性の武器で…だからって闇に属する悪魔の性感をこんなに引き出せるものなのか?
いや、それより、そんな高級武器をこんなことに使うのがね…、色々信じられない。

「正解」

ともあれ、先輩は再び笑うとさらに鎖を悪魔の中へと押し込んでいく。
―――つぷり。つぷり。
そうやって悪魔をいじめる先輩の表情はサキュバス以上に嗜虐性に満ちている。

「あ!いや、あぁっ!いっちゃうっ!」

悪魔の切羽詰った声を聞いても先輩は動じない。
さっと、手を胸に持っていくと、ぎりりと乳首をつねり上げた。
嬌声ではない悲鳴が上がる。

「いかせねぇよ。次の問題だ。アタシが取り出したこの小瓶の中身はなんだ」
「はぁはぁ…まさか聖水?」

熱い息を吐く悪魔の声に期待と不安が入り混じった感情が混ざる。
聖水は悪魔にとっては打撃力を持つこともある、…らしい。
いや、あんな高いもの買ったことないんだよ。

「察しがいいねぇ、そういう子は嫌いじゃねぇ。正解だ」
「んっ!んっんん…あ、はぁはぁはぁ…」

先輩はビンの口を開けると、悪魔の豊満な裸体にとろりとろりとその中身をたらしていく。
そのたびに、悪魔は体と翼を震わせ快感にもだえ苦しむ。

「さて、コイツをこのチェインにもぶっかけて倍率ドンだ」

少し残った聖水を菊座から伸びた得物にかけ、聖別する。
たしか司祭の使う奇跡にはそういうものもあったと思う。
…聖水でてらてらとぬめり輝くチェインは聖別された聖なる武器っていうよりももっと淫蕩な性なる武器…。
…自分で考えておいてなんだが、寒すぎるな、ははは…はぁ。

「ケツの穴だけじゃなくて前の穴にも突っ込まれたいかい?
 だったら最後の問題に答えな。アタシはテメェのなんだ?」
「あ、あぅ…お、お姉さまですぅ……」

先輩の秀麗な眉がピクリと釣りあがる。
あ、カチンと来た。先輩ってむかつくと結構表情に出る人だからな。
きっとご主人様って言葉を期待していたに違いない。ギルド内でもお姉さまって呼ばれるの嫌っているからな。

「そうだ、だったら捧げるものがあるだろ?」
「わ、わたしの角、差し上げますッ!だから、だからいかせてくださいっ!おねぇさまぁッ!」

そのカチンと来た先輩は、じらすようにチェインの柄を入り口に擦り付けている。
なんだか、ますます嗜虐性を高めてお預けを食らわせる先輩のほうが俺には悪魔に見えるんだが。
一方、お株を奪われてしまった悪魔のほうはもはや一刻も早くイかせてほしいらしく、自らの角を取り外すと先輩に差し出した。
…あの角、取り外し可能だったのか。

「よし、いい子だ。たっぷりイってきな!」
「あ、いや!わたし、わたし…人間に!人間の聖職者なんかにいかされるぅっ!?」

ひときわ鋭い悲鳴を上げてサキュバスが絶頂に達する。
チェインの柄を差し込まれた秘所と下腹はびくびくと痙攣し、それにつられて紅い蝙蝠の羽がはためく。
そして、大きく震えるとだらりと全身を弛緩させた。

「これで終わりじゃねぇよっと」
「ひゃぁうっ!?」

チェインを引き抜かれる感触に悪魔は悲鳴を上げる。
あんなに深く刺さっていたものいきなり引き抜くんだから、当然かもしれない。
意識を取り戻した悪魔は犯された女の様に先輩のことをねめつける。

「お、覚えてなさいよっ…」

かすれる声で負け惜しみを言うと悪魔は紅蓮の炎を纏って姿を消す。

「忘れといてやるよ」

べぇ、と舌をだした先輩は最後まで悪魔をおちょくり続けた。
325Succubus(6/6)sage :2005/08/19(金) 00:06:36 ID:ARKan.Kw
「おい、立てるか?」

一仕事終えた先輩の声が聞こえる。
一方的にいじめていただけって気もするけど、悪魔退治はきっと司祭の仕事のうちだ。
その声に、未だサキュバスの吐息に当てられて意識が桃色にかすんでいる俺は斜め上を行く回答をしてしまう。

「あー、枯れてません…」

後頭部を力いっぱい殴られた。
鈍い痛みが頭に走る。見上げると先輩がため息混じりに悪態をついている。

「アホゥ、テメェのシモの心配してんじゃねぇ。動けるかって聞いてんだ」
「す、すみません。動けます動けますッ」

あわてて服装を整え立ち上がる。
立ち上がったときにくらりときたけれど、サキュバスに精気を吸われたことを考えるとなんでもない部類だ。
そして、改めて先輩の姿を確認する。

法衣のところどころにかぎ裂きは出来ているけど、サキュバスが言ったようなことをされた様子はない。
まさかとは思っていたし、あれが一人芝居なのは自信があったけれど、元気な姿を見ると安心する。
とはいえ、頬に血のりは飛んでいるし、路地を転げまわったのだろうか、鼻の頭は埃にまみれている。
さっきの馬鹿げた回答と助けてもらった礼もかねてポーチからハンカチを取り出すと―――

「先輩」「お前」
『酷い顔して…』

頭半分ほど身長の低い先輩と目線が会う。すごく、気まずい。
なんで、お互いハンカチを取り出して同じタイミングで同じことを言うんだ。
しばし沈黙。

どうしたものかと硬直している隙に先輩は自分のハンカチを俺の顔に被せると手のハンカチを奪ってしまった。
あわててハンカチを手にして視界を回復した時には、先輩はそっぽを向いて顔を拭いている。
先輩の匂いが鼻腔をただよう。なんとなく呆けてしまった俺をしかるように一言。

「洗って返せよ」

出来ることなら返したくないという内心を見透かされたかのような一言。
それに驚いた俺は慌てて首を上下に振る。そりゃもう、アユタヤ名物猿のおもちゃみたいに。
そんな俺を半ばあきれたような様子で見ていた先輩は思い出したかのように手を打つと―――

「そうだ、忘れるところだ。ほれ、これはオマエの分」

―――さっき奪ったばかりのサキュバスの角をなんでもないものの様に手渡してきた。

「え?俺、何もしてないですよ?」
「あ?分断してただろうが。一人であのコンビを相手にするには骨が折れるんだよ」

何で相手にするのかは、ちょっと怖いんであえて尋ねない。
それはおいといても、サキュバスの角といえばかなりの高級頭装備だ。
足止め程度にもならなかった俺が貰うわけにはいかない。

「つーか、アタシにはこれがあるんだ」

その旨を伝えた俺に答えて先輩は懐からもう一組の悪魔の角を取り出す。
サキュバスの角と似て非なるそれはもっと細くて硬い印象だ。
…インキュバスからも奪ってたのか先輩。

「こんな唾棄すべき悪魔の角でも売れば結構な金になるからな。一気に金持ちだぜ?」

さて、服を着替えたら祝い酒でもやるかと笑って先輩は暗くなった細道を先に歩いていく。
狐につままれたような面持ちで小さくなっていく先輩の背中と悪魔の角を見て、俺はあわてて後を追いかけた。

ますます先輩の背中が遠のいただけって気がするのは俺だけでないと思う。たぶん。

―――とりあえずおしまい―――
326名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 02:00:10 ID:6MSXxgak
強いな・・・・インキュバスも「KO」してそうだし。
燃えるし萌えたぜ!
327名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 07:54:06 ID:z9JwB1hM
>226
♂Wizがカッコつけすぎで寒いのはいいとして、初めてなのに慣れすぎてるのにモニョったとです。
ヤキモチシチュはうまいなぁと舌鼓をうちましt(ターン
通行人’sがいい味出してる、つか次回予告の伏線にみえて仕方ありません…w
次回作楽しみにしてます。

>282氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
前回よりさらに読みやすくなっててGJ!!
個人的な趣向になりますが、容姿の描写が好きでございます。全然出番ないはずのローランドさん萌え。
戦闘シーンもぜひ拝見したいです(笑
ヴィクターとゲルトルート、今後どーなるのか楽しみです。
328名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 12:10:12 ID:Dnn6Tb2M
またいいものが見れた・・・。
ヴィクター君用にこちらでお仕置き部屋を用意しました。
活用していただければ幸いです。

\ほれ、ドリアードスープだ/
|ヴィクター専用お仕置き部屋|
329183sage :2005/08/19(金) 13:56:13 ID:gT7b6ae.
|ω・)倍率ドン萌え。
330名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 15:02:30 ID:ev9voGqI
むしろこうだな


\ほれ、ドーピングコンソメスープだ/
|ヴィクター専用お仕置き部屋|
33139sage :2005/08/19(金) 19:03:56 ID:sBkrKukM
憂い愛することのやばい文法ミスをいくつも見つけて追い出している39です。
都合、今週土曜日のあぷは都合お休みします。お待ちいただいている方にはもうしわけありません。
その分早いうちに完成までもっていかないといけませんね><

>316(183)さん
感想ありがとうございます。ベントレヘトは本当いいやつなんですよねぇ。
ベンちゃんでもよいです。犬みたいですが、この際細かいことは気にしない^−^
状況描写や心理描写、たんに長いだけという部分も結構あったりするんですよね。これからさっぴいていかねば。

> ──でも文中で表現できなきゃ只の言い訳_no
同意。そういう点を言われるのが不安で長々書いて、「書かれてない」と言われると文才の無さを痛感します;;

>317(266)さん
Wikiはそんなに難しいもんでもないですよん。
作業してくださる小人様に期待して、あぷろだに上げるのも無難ではありますが。


>319(282)さん
あれはたんに長いだけという説も……げふんげふん
ともかく、お互いがんばりませう。基本は読んで感想書いて小説書く、です^−^

んで、今回の感想をば。
えちしーんをグレードアップしたというだけあって、なかなかよい感じです。最初濃厚に、後々簡潔にしているのは意図あってのことですし。
それに、「○○ならどう考えるだろう?」とかいう想定を文章に組み込むのって、私結構難儀してるんですよね。キャラを作るっていうのが下手なせいなんですが;;

ただ……

> 「まだまだいくよー♪」
>
> どこかで聞いたことのあるような歌の歌詞を口ずさんでサキュバスは、自らの愛液滴る蜜壷に俺を導いた。

世界観うんぬんを突っ込む必要があるかどうかといえば「No」という話もあるのでしょうけれど、全体的にそういう空気の無い中に、このパロディな表現はちょっといただけません。
ここからえちシーンが転機を迎えるわけですが、み○○こナースって(^^; という感じです。
結構やっちゃうものなので、お気をつけて><
332名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 19:25:00 ID:sn5dJZ2.
>331 (39さん)
・・・なんか確かにそういうパロディ嫌いだっていう人もいるのは分かるが
自分の感想ならそういうシーンはないほうがよかった、くらいで留めた方がよくないか?
感想・批評に自分の作品が基準になるのは理解できるがそれが最善みたいな書き方はちょっと・・・
333名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 19:27:30 ID:npNApkdY
282たんGJ!
2人のこれからがすごくたのしみです。
お金持ちになったヴィクター君は装備がそろってくるだろうし
ちょっとは自信がつくのかしら・・・。

39氏のいうパロディ要素ですが個人的には気にならなかったです。
もとネタ知らないっていうのもあるのかもしれないけれど
文章の流れをジャマしてるとは思えなかったので。
むしろ絶対排除を主張する39氏の高圧的な書きかたが気になりました。
ROMってるだけでなまいきな、といわれてしまったら終わりなのですけど。
334名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 20:53:53 ID:EBdNeBLk
>このパロディな表現はちょっといただけません
>このパロディな表現はちょっといただけません
>このパロディな表現はちょっといただけません

なんだろうね、これ
335猫様 GVとAGI騎士子(1/2)sage :2005/08/19(金) 21:21:06 ID:yQX6Ak.M
GVイベント。
そこは世界中の猛者達がその力と知恵を競う。

それなのにわたしはここにいる。
わたしはあの日から・・・。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「AGI騎士はここでは無能なのか・・・?」

男達が吼える。
人ごみの中わたしは立ち尽くしていた。
剣にも自信があった。
誰であろうとも倒せる自信もあった。

「くっ!」
次々と倒される仲間達。
持っている大剣に力がこもる。
女ハンターを倒し、男ウィザードを倒す。
しかし、いつしかわたし一人が残ってる。
「――わたしだけだと? おのれ…こうなれば刺し違えてでも!!」

敵方ギルドの集団へ単騎で走る。
「我が名はアイリン・D・フローズン!! 参る!!」
ブラックスミスの男が笑みを浮かべる。
「へへ…。 貴族の騎士嬢様かよ。」
襲い掛かるハンマーフォール。
簡単に動かなくなってしまうわたしの体。
メマーナイトの構え。
わたしは負けを意識した。

すると突然胸に圧迫感を感じ、みると背後から脇をくぐりぬけ、男の手がわたしの胸を
服ごしに下部から挟み込むように強く揉みこまれていた。
「な…何をする!!」
「思ったとおり…形がいいし、弾力もある。 それにロングのブロンド美人騎士。」
「――お前は?!」
先ほど倒したウィザードだった。
「さっきはよくもやってくれたな。 お仕置きが必要だな。」
「き、きさま………――んあっ!」
いきなり丘の先端を指に強く挟まれ思わず声が。

「いい声出すじゃないか。 そそられちまうぜ。 …おい。 スタン切らすなよ?」
「おう。」
ブラックスミスのハンマーフォールが再び発動し、わたしの自由を引き続き奪う。
「あ・・・。」
欲望のまま荒々しく揉みまわされ続けるわたしの胸。
だんだんとわたしの中に変化を感じる。
体中の血が熱くなってくるのがわかる。
このままではおかしくなってしまう。
逃げなければ・・・でも・・・どうやって。

「さあて。」
そう言ってウィザードはナイフを取り出し、わたしの服を切り裂き、上半身をはいだ。
すると先ほど倒したハンターが近づいてきた。
「あら。 綺麗な胸をしてるのね。」
ハンターは手のひらでわたしの胸をおおうと、いきなり力いっぱい握りこんできたのだ。
倒されたことがよほど悔しかったのか、怒りの表情。

指の間で押しつぶされえる乳首。
長く伸びる乳りん。
激しく圧迫された乳房がハンターの指の間で膨らむ。
やわらかいはずの胸。
だけど逃げ切れない部分があまりに圧迫され硬くなり、中心の硬い乳腺すら押しつぶされようとする。
乳腺が激しい痛みをわたしに与える。
「――いっ?! 痛い!!  やめろぉ―!!  いやぁぁあぁぁ!!」
首を左右に振り、耐えるわたし。
金色の長い髪がゆれる。
その手を離すハンター。
動けないわたしを背中から支えるウィザード。

「負けるものか。 貴様らなどに…負けるものか…。」
悔しさを叫び声にし、わたしは抵抗した。
「じゃあ。 俺こっち貰うな。」
ウィザードの声。
するとウィザードの手がスカートの中に。
「そ、そこは…。」
とても敏感な場所。
触ってなくてもわかるほどに。
33639sage :2005/08/19(金) 21:21:20 ID:sBkrKukM
そこまできつくというつもりではなかったんですが、そう取られてもおかしくない言い回しをしていますね……なにやってんだ私。
スレの空気を緊迫させてしまったこと、そしてなにより>282さんに深くお詫び申し上げます。本当にすみません。

以後このようなことが起こらないように、感想文に徹底して目を通すこと、それと、他の作法サイトをチェックしたことの影響に十分注意します。
337猫様 GVとAGI騎士子(2/2)sage :2005/08/19(金) 21:21:31 ID:yQX6Ak.M
「かなり湿ってるな。 なんだかんだ言ってもやっぱ感じてやがんな。」
そのままわたしのブロンドの長い髪からみえるうなじにキスをするウィザード。
「さ…さわるな…。」
言っても無駄なのはわかっていた。
だが負けられない。
わたしは精一杯言葉で抵抗する。

「いつまでその減らず口聞けるかな?」
するとスカートの中を乱暴にまさぐるウィザード。
布ごしに強く秘筋を中指で押しなぞられる。
その力で持ち上がるわたしの秘部。
「…んん…んあぁ…ぁ…くぅ!!」
電気が下腹部をかけめぐり、思わず腰が跳ねる。
あられもない恥ずかしい声を出してしまうわたし。

ハンターがわたしの胸を口に含み揉みしだきながら繰り返し強く吸う。
両方の胸を荒々しく揉みしだき、右左の乳首に繰り返し強く吸う。
たまに深く揉み込まれ、ときどき触れられる乳腺。
その硬い乳腺さえもお構いなしのハンター。
たまに歯を立てられた乳首の痛みさえ、
乳首と乳腺を引っ張られる痛みさえ、
無残に揉みつぶされる痛みさえ、
なぜかわたしは受け入れはじめる。
まるで望んでいるように…。

「んぁ!! …つ…強い…はぁはぁ…。」
熱くほてった顔。
ウィザードの指が直接秘部にあてがわれ、クリトリスにあたる。
「あぅ?! …だめ…狂いそう…。」
電気が腰が浮かせ、愛液があそこをとおるのがわかる。
気持ちいい。
体中をいじめられてるのに今ではそう感じる。
どうして…。

「これなら入るかな。」
あっけなくわたしの中へ進入するウィザードの指。
異物とこすれる内壁の柔肉。
「ひ…なにを…んん…。」
そのやさしい刺激がわたしをどんどん狂わせていく。
「はぁはぁ……も…もっと…こすって…。」
わたしの口はとんでもないことを口走っていた。
こすられていく内壁の刺激が
信じられない快感になってわたしを襲う。

「じゃあこれはどうだ?」
突然中で指を曲げるウィザード。
その刺激で陰部がしまり、内壁の柔肉が曲がった指を締め付ける。
指の曲がり突き出た間接がわたしの内壁に食い込む。
こぼれる愛液。
「ふぁ…ぁ…あぁ…はぁは…ん…。」

「こっちもよさそう。」
ハンターが薬を取り出し、
わたしの揉み回され真っ赤になった乳房に塗りたくる。
「これで母乳を出してもっと気持ちよくしてあげる。」
「そんな…の…。」
何か乳腺をとおり、出れずに中で膨張する感覚がある。
さらに膨らむ胸。
「はぁはぁ…む…胸が…破裂しそう…ん…ふぅ…。」

突然秘部の入り口を太い物がこじ開ける。
どこまでも入り込んでくる太くて硬い物。
その太さに膨らむ下腹部。
もはや自由になっているのも気が付けず、
わたしは痛むあそこに手を添えようとするが、
膨らんで破裂しそうなわたしの胸に手をかけ、
揉みしだこうとするハンターの手首を掴む。

「はぁはぁ…だめ…。 破裂…しそう……お願い…。」
すると突然引き裂かれそうな痛みが下腹部に走る。
「あぐ?!」
ウィザードの顔が笑みを浮かべ、
「女にしてやるぜ。」
そのまま太い異物でわたしを貫く。
「あ――――?!  …ぎぃ……か……くっ…あぁ…。」
鮮血が愛液と交じり合いながら降りてくる。

「さあ、本番だぜ!!」
痛みの引かないまま、激しく突き上げられ、悲鳴をあげるわたし。
「…いや!! …痛い―!! …き…くぅ!!  抜いてぇぇぇ!!」
鮮血と愛液が混ざり合いあふれ、音を立てる。
「やらしい音だな。  そらそら!!」

するとハンターがわたしの胸を深いところから丁寧に絞り込む。
「んあぁぁぁ―――!!」
胸の先端からあふれてくる白い母乳。
それと同時にイカされ、秘所に愛液があふれ出る。
それを確認したハンターは乱暴にわたしの胸をひたすら絞り込む。
たまに口で強く激しく吸われ、
乳腺を押し切られしうなほど絞られるたびにわたしの乳房が白い液体を飛ばす。
胸のおくから何か吸われていく感覚に、わたしの心は虜にされそうで。
下腹部の痛みも徐々に心地よく、また求めるようになりはじめ、
「もっと…もっと強くぅ!! 突いて…わたしを……壊すくらいにぃ―――!!」
なんどもイカされ続けるわたし。
わたしはもう真っ白になっていた。
どうでもよかった。
とにかくほしい。

「わかったぜ!!」
その声にハンターは離れ、声をあげたウィザードはいっそう激しく深く突き始める。
それが子宮の入り口を突くごとに跳ねあげられ、イカされるわたし。
「いくぜぇ!! 子宮の奥で感じろぉぉ!!」
ウィザードはわたしの中の最奥に欲望を流し込む。
「あ…熱い…熱いものが…わたしの中に…。」

力が抜け、横たわるわたしにさっきのブラックスミスが挿入する。
「ぐ…ぁ…ぁ…。 大きすぎ…ぎ……ぐ…。」
内壁の柔肉を引き裂くような太さ。
「俺も気持ちよくしてやるぜ!!」
太い太い異物が内壁の柔肉を、粘膜を削る。
激しく突かれるわたしのあそこがまた愛液を大量に吹き出す。
「んぁぁああ!!」
流れ出る愛液。

容赦なく突き上げるブラックスミスの男根。
その大きな手がわたしの乳房を鷲掴みにし、荒々しくも見回す。
さきほどの薬の効果で母乳があふれ、白くなっていくわたしの胸元。
母乳を絞られ、突かれまくるわたし。
「そんな?! 早すぎ…あ…はぁああ――!!」
またイってしまうわたし。
それでも突き上げてくる男根。
なんども子宮の奥の奥まで突きあげられている感覚。
ブラックスミスの両手がわたしの乳房を荒々しく揉みしだいたり、
絞ったり、ちぎられそうなほど引っ張られたり。
「そんな…また…もう…死んじゃう…また…ひぁぁぁあああ――!!」

もう10回以上はイカされ続けてる。
「…ひ…ひぅ……休憩…させて……。」
イカされづづけ疲れきった体。
それでも突き上げてくる太い男根。
「…もう…でないのにぃ…だめぇ……くぅぅ!!…んぁぁああああ!!!」
「そらぁぁ!!」
ブラックスミスの声。
思い切り深く荒々しく突き上げられるわたし。
子宮に突き刺さってるみたいな感覚。
ゴポ…ゴポポ…ドクドクドク…。
音が聞こえ、子宮の奥に熱い精液が大量に注ぎ込まれる。
熱く大量の精液がわたしの中で暴れる。
どこまでもあふれつづける愛液。
収まりきれない精液。

わたしはそのまま真っ白な世界へ。


…目がさめたときはセーブポイントだった。
痛むあそこを抑え、わたしは次のGVに備えた。


癖になりそうかも。
33839sage :2005/08/19(金) 22:50:31 ID:sBkrKukM
うわわ、せっかくの投稿を台無しにするようなことを……
>335さんすみません。お詫びに感想をば。

搾乳、私もいつかやってみようとは思ってたんですよねぇ。うん。
はてさて、どんな風に作ろうか……

短くまとめようとした無理がかかっていることと、終わりのほうで力尽きているように感じるのが気になりました。
でも終わりのほうで力尽きる癖、私もあるんだよなぁ。どうすればいいんだろう;;
339名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/19(金) 23:28:02 ID:z9JwB1hM
>335
新作キタコレ! 母乳プレイキタコレ!!
騎士子タン、せっかく名乗ったのに名前呼ばず呼ばれずでカワイソス・゚・(ノД`)・゚・
うなじ萌え。ブロンドのうなじ…、未知の世界w ごちです。
多人数で女性入りっていい着眼点ですセンセイ。
…ふと気づく。乳でてるのに誰も飲んでn(ターン

>39
あんまこういうこと言いたくないが。
感想だすだけにコテハンはどうかと思う。
申し訳ないが貴方の作品は最初のから読みにくさがあまり変わっていない。
待ってる人には貴方の感想つき近況は「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」でしょう。
待ってない人には「他人にケチつける暇あるなら作品あげれば?」「ご自分が進歩したらいかが?」ですよ。極論ですけど。
私は貴方の作品の続き、楽しみに待っています。上達と続きの二つが楽しみで。
けれど最近の貴方は、批評家気取りで忙しく、作品を愛してるようにみえません。
他の方の作品を批評の対象としかみれませんか?
貴方の作品に萌えて感想を書いてしまったゆえに、天狗にしてしまったのでしょうか?
好きな文士だけど、なんだか哀しいですよ。

>このスレにいるすべての方へ
私に対するレスは、荒れる元にしかならないでしょう。どうかお控えください。
こんなこと言える立場ではないですが、もうすいません。orz
わかった上で書いたのは私のわがままです。
せめてものお詫びに、拙いですがひとつ書き上げてみようと、それで賠償責任とさせてください。
一方的で自己中なお願いだと、自分でわかってますが、どうかご容赦を。
340名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/20(土) 00:00:00 ID:wjuO45H2
電波を受信した。
具現化しようとした。
隊長!これむっちゃ難しいです!
しかもなんかエロ少ないっす!
それでもいいすか?

>>335
騎士子キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
しかも癖になるとかもう最高。

そして、藻前らオチツケ。
341282sage :2005/08/20(土) 00:36:35 ID:.aBNfYRc
ええっ、荒れてるorz
意図しなくても荒れるのね…

>>326,327
インキュとの戦闘シーンですか。
ほとんど書きあがっているのですが…
エロって言うより萌えって言うより 猟 奇 になっちゃって封印しました(てへっ
だってモーニングスターですし(遠

>>183
わ〜い、ローグの人に萌えられた〜
ログ娘の活躍心待ちにしております〜

>>333
騎士装備ってお金かかりますよね?つまりそういうことです(何
兎も角、中の人は貧乏騎士を応援しています

>>328,330
|ヴィクター専用お仕置き部屋|λ...λλ...
ヴィクター:「こんなものが用意されてしまったんですが」
ゲルトルート:「ウンバラ風根菜スープならまた作ってやってもいいけどよ」
ヴィクター:「あー、いえ、もう勘弁してください…」
ゲルトルート:「けど、このドーピングコンソメスープってのは何だ?」
ヴィクター:「先輩のレパートリーじゃないんですか?」
ゲルトルート:「アタシゃしらねぇぜ?ロゥ兄は知ってるかい?」
ローランド:「いえ、僕も知りませんね」
ヴィクター:「じゃぁ誰が作るんでしょう?」

クラレンス:「ドラッグ、筋肉増強剤やコンソメなどの数えきれない食材・薬物を
         精密なバランスで配合し特殊な味付けを施して煮込むこと七日七晩!!
         そんなことも知らないのか、これだから貧乏人は… 」

一同:「カエレ!」

こういうことですか?先生わかりませんっ

>>まだまだいくよー♪に関しまして
当方もやりすぎと感じる面がありましたので今後気をつけたいと思います
以降、本文中では…話の筋に沿ってパロディを展開したいものです
39様もお気を落とさず愛すること〜の書き上げがんばってくださいね

>>340
つ[心ばかりの声援]
342名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/20(土) 00:52:57 ID:.wIVlD2c
何か寂しげな雰囲気なので空気の読めない俺が、
俺が考えた俺だけが萌えるための、俺の自己満足なえろシュチュ投下ですよ。

ある♂Wizと騎士子の物語。

季節は夏。表通りでは、ところどころで露店を開くいる商人たちが、
並べた品が売れるのを今か今かと待ち続けている。
今年の夏は例年より涼しくなったものの、まだまだ暑い。
アイスを売っている商人も、ついつい売り物に手をつけてしまうほどだ。
そんな中、大通りを少しそれた細い路地で、この暑さを上回る熱があった。

「ん、んんっ・・・んむっ・・・。」
「あ・・・騎士子・・・もう俺・・・くぁっ―!!」
「んっ?!・・・んんぅっっ―」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。ゴメン・・・大丈夫・・・?」
己を吐き出しきり、冷静になったところで騎士子を気遣う♂Wiz。
そしてうっとりと嬉しそうな顔をして、Wizのモノを飲み込む騎士子。
「うん、大丈夫。気持ち・・・よかった?」
「あぁ、とってもよかったよ・・・。」
そういって騎士子の隣に座り、彼女の長い黒髪をなでる♂Wiz。
お互い笑みを浮かべ、事の続きの準備にかかろうとしていた。


―と、そこに。
「あーあー、暑ちぃ暑ちぃ。」
「「っ?!」」
ふーっとハイドをときながら現れた白髪の♂アサシン。彼らのギルマスである。
思わぬ展開に慌てて服を調え、何事も無かったかのように取り繕う2人。
だがボタンの掛け違いや鎧の付け忘れなど、あちこちボロが出ている。
それに気付いてか、すかさずアサシン。
「あーあ、やだやだ、この暑いのに・・・お前ら本当若いよなぁ。」
「「―?!」」
「別にお前らが何してようと勝手だけどさー、ちゃんと宿ぐらい取ってこいってーの。」
「覗いてたなんて酷いよマスター?!」
と、顔を真っ赤にして抗議する騎士子。
「そ、そうだよっ!第一狩りはどうしたのさっ?!」
♂Wizもそれに続く。
「ん、あぁ、相方が寝込んじまっててよー。せっかく狩場行ったがソロつまんねーしやめた。
 それに俺は今来たばっかりだが?人の濡れ場覗くほど変態じゃないぞ俺は。」
「じゃあ何で見てもないのに・・・そのー・・・。」
言いかけて言葉を濁す♂Wiz。
「どうしてヤってたのがわかったってかー?」
「ばっ―?!だから違うって!けど、もし百歩譲ってそうだとして、おかしいでしょ?」
と、♂Wizが続けると、
「ふっ、簡単だな。騎士子の口元、何か垂れてるぜ?」
ニヤリ、と笑い騎士子に目線を向けて、
「それが何かーってのは、当事者であるお前らがよーくわかってるよなー?」
騎士子の口元を見てしまった!と慌てる♂Wiz。
「こ、これは・・・!」
「これはー?」
「―っ・・・。」
「んー?」
「ア、アイスだよっ!ほら、表通りで売ってるじゃない!ね?!」
必死に追い詰められた♂Wizのフォローに回る騎士子。
「そ、そうそう!2人で食べててこぼしちゃったんだよな?!」
「うんうん!!」
「ほう、なるほどね。」

これでピンチはしのいだ・・はずだった。

「じゃあ♂Wiz、騎士子の口元に垂れたアイス、お前が指ですくって舐めてやれよ。」
「えぇっ?!」
「アイスなんだろ?余裕じゃねーか?」
「う、うぅっ・・・。」

さぁどうする♂Wiz?!次回に期待!!
作者(;・ω・)<え、あるの?!

お、落ちの付け方がわかりません・・・!illorz
343名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/20(土) 01:05:40 ID:uRcMiAUQ
>>342
歯の一本をクラゲに変えて吸い取らせるんだ
344名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/20(土) 01:19:30 ID:wEHdKWko
>>341,342
よ、よくも真夜中に爆笑させてくれたなぁ!
345名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/20(土) 01:34:07 ID:tSCA0mbE
自分の精液を口にすることに何ら抵抗のない俺はどうすれば…
346名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/20(土) 03:28:49 ID:hN9qAssI
>>342
笑った。
これを機に♂Wizに新たな性癖が芽生えるんだな

これだけでは何なので。お前ら、♀×♀スレの方に226たんがきてますよ
347名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/20(土) 19:35:18 ID:htEdl4ds
>>342

野暮なツッコミを1つ。ハイドじゃなくてクロキじゃないか?
ハイドだったら現場見てそうだw
何事もなかったかのようにチクチクといたぶるギルマスGJ
348340sage :2005/08/20(土) 22:45:56 ID:wjuO45H2
すまんお前ら、長い上にエロ度がクソ低くく完成まで最低1週間は必要になるかもしれん。
幾多の文神の方々まじ尊敬します。幾多の絵師の方々まじ尊敬します。

俺に・・・俺に時間と具現化力と濃厚な電波をくださいorz
349名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/21(日) 00:15:26 ID:.EsZNOAE
うはw>>340の書き込み時間テラスゴス
350342sage :2005/08/21(日) 00:40:10 ID:dF6VU.Rw
>>343さん
貴方次のノーベル賞候補ではありませんか?

>>344さん
こんなネタで爆笑していただけるとは、恐縮です。(・ω・ill)ゞ

>>345さん
一度口にしてみると、案外抵抗なくなっちゃうんですよね。
それ以上は言えませんけど!?(十分

>>346さん
♂Wizだけでなく、騎士子にも何か新しい性癖が芽生えるかもしれません。(・ω・)b

>>347さん
おっしゃる通りでございます。orz
ハイドだったらギルマスもああいう逃げはできませんよね。うはー。(´ω`;)

ちなみに、このギルマスアサシンの設定として、普段、彼は何があろうとクールなんですが、
その彼があたふたしちゃうも、俺としては萌えなんですよね。(*´∀`)
351名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/21(日) 01:20:20 ID:H4gu3nno
いつからここは馴れ合いスレになったんだ…
352名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/21(日) 01:48:09 ID:VPupvkzc
殺伐とするよりははるかにいい。
文神の活躍を大いに期待しているよ。
353名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/21(日) 18:02:14 ID:BT5XZWME
コテの人も 名無しの人も ROMの人も
もう一度>>1を読むと幸せになれると思うんだ。
354名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/22(月) 23:38:51 ID:8/1Edsls
騎士子と♂アサの話。

むかーし一度投下したボロボロな私が思うままに書かせていただきますよ。
355コンプレックス1投下した→してsage :2005/08/22(月) 23:58:49 ID:8/1Edsls
同じ髪の色をしていた。
笑うと、なぜかいつも困ったような顔になって、あたしはそれがたまらなく好きだった。
−−−−
騎士という道を辿り、もうそろそろ板につく。
それでも特定のギルドには入らず、だからと言って傭兵もどきにもなれないあたしは
いつものように人のいないような土地をペコペコも連れずに歩いていた。
寂しいと思われようが、これが好きなのだ。
自由奔放、それがあたしの好きな言葉。

今日はウンバラの森。理由はフィトンチッドを求めて。
「んー、久々の自然の空気。…暑いけど。」
思ったとおりだ、ほとんど人がいない。人影と思うのは大抵モンスター。
「さっぱりと水遊びでもしようかなぁ。」
「そうだな」
「へっ!?」
びくっとして辺りを見渡した。声は耳元で、そして確実に返答する。
「誰、どこっ」
「いや、そんなに怯えないで欲しいんだが」
含み笑いと同時に姿を現した黒い影。
「アサシン、なるほど」
「納得した?」
いつからかはわからないが、あたしのあとをクローキングでもしたのだろうか。
「納得はしましたけどね。」
初対面には敬語。あたしの癖。
「挨拶もなしに脅かすことないでしょう。」
「いや、ごめん」と、あたしよりずっと長身の暗殺者は身を小さくした。
「こんなところに来てなんだか楽しそうだったからさ。つい」
「別に、楽しそうなんか。でも貴方も来ているじゃないですか?」
「俺は材料集め。来たくて来たワケじゃない」
大きく息をついて肩をすくめる。材料?ここでとれるもの、…ああ。
「大変ですね」
ドリアード狩りらしい。あたしは社交辞令を返す。
「だろ。だから、もし持ってたら…」
「申し訳ないですが」
あたしは遮る。
「来たばかりですから、ひとつも持ってないですよ」
面白いくらいがくりと肩を落とした。
「やっぱり…。ここも人少なくてさぁ。狩りはできるけど集まらん…」
そのまま地面に座り込む。
356コンプレックス2sage :2005/08/23(火) 00:29:11 ID:i5ekEM7o
あたしは荷物をほどいて冷えたポーション瓶を俯いた頭に当てた。
「お手伝いしますよ。どうせ気の向くままの旅ですし」
はっとして彼が顔を上げ、ポーション瓶をそのまま頬に当てる。
「ありがとー、ほんっと助かる!おねーさんいい人だぁ」
その時、一段と大きな風が吹き抜けた。
緑がざわめく。なにものにも例えられない風。
長い髪が広がり、あたしは慌ててリボンを結んだ。
「おねーさんの髪、俺と同じだ」
面白いものを 発見したと言わんばかりの口調で、彼は笑った。
青い髪。それは緑の風に吹かれて蒼く。
「報酬楽しみにしてますね」
自分の感情全てを抑えるように、あたしは体勢を整えた。
なにか違うものを感じていた。
−−−−
「別々の狩りは、迷う」との彼の言い分に素直に応じたあたしは、本当に久々のパーティ
を組むこととなった。
「組んでて正解だったかも」
敵の数が多い。
ウータン族が、ドリアードが、束になって飛び掛るのだ。
「ボウリングバッシュ!!」
何度目かの技でモンスターをまとめて地に伏せたあたしは、あたりを見渡してから膝をついた。
「ねーさん、大丈夫か?」
アイテムを拾いながら、彼が正面に立つ。
「なんていうか…、多い…」
「まあ、未開の地だと…」
同じ速さを主体とする戦いをしているのに、どうしてここまでの差が、と思うほど
彼とのレベル差は開いていた。
「休もうか」
そのまま正面に座る。
「うん、お願いします…」
肩で息するあたしの前で、涼しい顔で水分補給している。なにか、ひっかかる。

「暑い〜…」
鎧を脱ぎたい衝動を抑え、足を投げ出した。が、休み中などモンスターは気にしない。
現れた数体に、あたしは手元の剣を引き寄せたが
「休んでていいよ、俺がやるさ」
カタールを手に、あたしに何か言う余裕も与えず走り出した。
その姿に胸がちくんとする。まだ、戦えるのに。
手伝わなくても余裕じゃない。なによ、その速さ。
あたしがどうやっても届かない。あたしが求めてるのはそれなのに。
ずるいなぁ。強くなりたいから一人で頑張ってるんだよ。なのに…。
「やっぱり、後悔してるし」
あたしのばか。
指先に触れた大きな両手剣をぐっと握り、あたしは戦闘に走った。
蒼い影にはまだなれそうにないけれど。
357コンプレックス作者sage :2005/08/23(火) 00:31:16 ID:i5ekEM7o
すいません、明日に延ばします。考え考えだからいろいろ遅くてゴメンナサイorz
358名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/23(火) 00:57:03 ID:EmCY81b2
触手神に素材電波を飛ばしてみる。

BSねーさん
ヒドラ
引っこ抜いて持ち帰っては性欲処理に使用。
359名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/23(火) 01:23:04 ID:mMM4rUHM
>>357

+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

楽しみにマッテマス〜
360名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/23(火) 01:47:24 ID:iOvhlWSs
>>357
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
361名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/23(火) 10:27:30 ID:qwZJPTIk
>>357

+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

速く明日になれ〜
362コンプレックス3ワクテカされるほどの文才ないsage :2005/08/23(火) 23:03:51 ID:sUmKvjzA
あたしが選んだ道に、この人は必要ない。
そう、それはわかりきっていることじゃないか。
何を感じることがある?

「ねーさん」
呼名。
靄のかかった頭を振り払い、現在いる立場にはっとする。
「ありがと、目標到達」
彼が袋の口を開け、びっしりと詰まった蔓をあたしに見せてくれた。
「あれ、もう…溜まったんだ」
額に並ぶ汗の粒をぬぐい、剣を鞘に収める。
「うん、かなり楽だった。感謝!」
嘘だ。あたしがいなくても大丈夫だったはずなのに。
「じゃ、これで。」
何かに急かされるように、あたしは背を向けた。
「すぐ戻るから、村の宿屋にいてね、ちゃんとお礼するからっ」
知ってか知らずか、彼の言葉には焦りが含まれている。
それに手を上げて応え、村への帰り道を歩き始める。

嫌な感情に満ちている。
数時間一緒に戦った相手に対して、…嫉妬。
いや、コンプレックス。あたしにはないものを持つ、初対面の彼に対しての。
醜い劣等感。
強くなりたい。一人で泣いてもいいように。今はない、大切なものを守れる日のために。
彼の髪が、同じでなければ。
ここまでの胸のちくちくはなかったのだろうか?
363コンプレックス4長くて、ごめんsage :2005/08/23(火) 23:42:50 ID:sUmKvjzA
夜は眠れるはずもなく、一休みをしたあとは村のはずれで横になり、星を見上げる。
遠くのほうで鳥のような甲高い声と、モンスターの声らしきものの音がするだけで
辺りはしんとしていた。
「わかってることだけどさ」
何度呟いたことだろう。
「何が?」
「へっ!?」
起き上がると同時に影。「…おかえりなさい」
「そんな怒らないでよ、ねーさん」
真新しい麦藁帽子をかぶった暗殺者。しかも表情は得意気。
「ふ、ふふふ、似合う、似合います!」
ミスマッチに思わず笑いがこみあげた。
「意外と、可愛いんですね…っ」
「笑うかそこで。ふつー、かっこいいですよとか言うもんじゃないの?」
自分でもそう思ったのか、帽子をはずし、そのままあたしの横に寝転んだ。
「すいません、つい。」
「いや、受け取ってすぐかぶって、俺も笑ってしまった」
にっ、と笑う。困ったように。
「笠のほうがいいですよ」
横になり、ひとつの星だけを見る。
「そうかなぁ…やっぱり」
「陰になると、髪の毛が真っ黒に見えてイヤなんだよね」
そう言う彼の髪は星明りで柔らかな濃紺。
「ねーさんの髪、紺色?」
リボンでまとめられた髪を軽く撫でる。それだけでちくりとする。
「同じ色って言ったでしょ?」
お返しとばかりにぽんぽんと髪を撫でる。いや、…叩く。
「ねーさんのその色。俺は好きだよ?」
「そう」
そっけない答え。近づいている距離。
なにが起こるかはわかっている。
364コンプレックス5長くて、ごめんsage :2005/08/24(水) 00:22:04 ID:bD.O.9YY
どちらから求めたのかはわからない。
気づいたら互いを求めていた。
正直、体を求めていたとは思っていない。なら、何故?
「ねーさん、いいの?」
何度も口づけを交わし、その息つく合間に、今更ながらの許可をとろうとする。
「わからない…もう、知らない…」
答えになっていないと思う。でも、それすらももどかしく感じるほどあたしは再び彼の口腔を攻めた。
彼もあたしを地に押さえつける形で抱きしめ、下着をはずした胸に手を這わせる。
求めているのは体ではない、わかってる。わかってるけど。
「はぅんっ…」
服越しに、彼が胸の先端を口に含んだ。尖ったそこを、舌先で、時々軽く歯を立てて愛撫。
頭をかき抱く。同じ濃紺、星空の夜と同じ色。
「ねーさん…っ」
裾から手をいれ、肌に直接触れる。「あったかい…すご、硬くて」
両手を入れ、そのまま両方の尖りをきゅっと摘んだ。
「あぅ、硬く…もっと、強くっ」
「ねーさんの、えっち」
シャツの裾を咥え、手をそのままにゆっくりとめくり上げていく。
露になる肌は自分で言うのもなんだが白い。
「綺麗…」
ため息の混ざった声。再び交わす口づけ。何度も交わされ、もう口元がべとべとしている。
「白い肌が赤くなってるの、わかる?」
首筋をすっと舐め上げた後、耳元で囁く。
「わかんない、知らない…ひっ!」
耳をそのまま舌が這う。「…ふ、こんなに、エロい体してるの…ん、わかんない?」
ちゅくちゅくした音に混ざり、何かの感情を含んだ声。
「しらな…や…」
言葉にならない。
「嘘つき」
覆いかぶさる。自然とあたしの足の間に彼の体があり。
「!」
びくっとした。薄い下着越しに、彼のものが当たっている。
「…ねーさんのなか、入りたい」
焦らしているように時折強く腰を入れようとする。
そのたびに出る濡れた音は、あたしの理性の切れる音になる。
「待って、まだ…っ」
なにがまだなのか、自分でもわからないけど。
「もうこんなにしてるのに、なにがさ」
胸を攻めていた手をすっと下げて、下着の上から引っかくように指を動かした。
「はんっ!」
「ね、こんなに感じてるんだから。」
「…まだ、だめ…」
「強情なねーさん…」
すっと体を離した。
頭に情報の入らないあたしの後ろで彼は普通に立ち、あたしを抱え込むように座った。
「…なに?」
「平気平気」
手早く。
あたしの体はM字開脚にされる。
「なっ!?」
後ろから押さえこまれ、足を絡めとられた。
自然とあたしの体勢は、大きく足を開いた形となる。
「ね、ほら」
きゅっと手をとられた。「何、縛るの、やだ…」
「そんなことは。」
耳元からは意地悪そうな声。手をつかみ、そのまま下着の中に入れられる。
「ひうっ!」
「ちゃんと、自分でいいくらいまで…」
くちゅくちゅ、中指が一番敏感な部分を擦る。
「入れたらダメだよ?」
彼は手を添えているだけだ。強要してもいない。
なのに、もうそこはひくひくと欲しがっている。
自分の愛液で濡れた指がすぐにでも入りそうだけど、欲しいのは指じゃない。
「しない、離して…っ」
「ねーさんがしてるの。俺は手伝ってるだけだから」
屈辱。背後の男に、オナニー強要されてるっていう現実。
「や、止めて、イっちゃう…」
半泣きの声に、既にぐちゅぐちゅ、になっている手を無理矢理はがし、彼はあたしを解放した。
「こっち、来て」
365コンプレックス6長くて、ごめんsage :2005/08/24(水) 01:12:03 ID:bD.O.9YY
「ねーさん」
「っ、ふぁ…、熱い、はぅっ」
「ねーさん…っ、ねーさんっ」
「ん、なに…」
「このまま、俺と来ない…っ?」
久々のセックスはあたしの理性を飛ばすところまで吹き飛ばしている。
「ダメだと、思う、っはん」
意地悪か、それとも無意識かわからないけれど彼の動きがあたしのなかの「いいところ」を貫いてくる。
「ねーさんと、なら、もっと、強くなれると思ったのに…っ」
断られたのがそんなに、と思うほど強く腰を打ち付ける。
「あっ、はぁうっ!」
こみ上げてくるなにかに耐えようと、思い切り抱きつく。
「ねーさん、締めたらっ!」
「っ!?」
びくん、と彼が跳ねた。
−−−−
こんなあとでも、星はやっぱり瞬いている。
「ごめん」
「いや、もういいよ」
理性を取り戻したあたしは、服を調えて再び地に寝転んだ。
「久々だったから、つい、気持ちよくて…」
あたしの横で正座になり、言い訳。別に気にしなくていいのにな。
「ねぇ、なんで一緒に来いって思ったの?」
話題の変更のために何気なく話す。
「ん、言ったとおり」
「充分強いと思うけど」
「いや、弱いよ俺。一人じゃ絶対無理だと思った」
そう言ってばつが悪そうに麦藁帽子を深くかぶった。
「やる気も人一倍ないし。だから相方もすぐやめられちまう」
自嘲気味に話し、再びあたしの横に寝転んだ。
「せめて誰か一緒にいたら、コンプレックスもなくなるかと思ったのにな」
「コンプレックス?」
心臓が高鳴る。
「暗殺者ってわりに性格こんなだし、弱いし、俺もいろいろ悩みあるんだよ?」
「…なんだ。あたしも同じなのに。」
何かがほぐれていく。
彼に対する嫉妬、劣等感。
「ねぇ、二人なら、半分ずつになると思う?」
きょとんとし、彼は困ったようないつもの笑顔になった。
「なるね」
「いいよ、ついていく」
「じゃ、これは今日のお礼ね」
麦わら帽子をあたしの頭に乗せ、手をとる。

あたしはこの日、胸のちくちくを取り除くことに成功した。
「よろしく、ねーさん。」
「よろしく、相方」
そして、目標と大切なもの、そして
「ねーさんのほうが似合うな」
「可愛いでしょ?」
麦わら帽子1個 獲得。
366コンプレックス作者。sage :2005/08/24(水) 01:16:22 ID:bD.O.9YY
メモ帳にまとめ→投下するようにします。
長くてすいませんでした…。
考えながら書いちゃダメッ

ワクテカされたのにこんなのですいませんでしたーっ
バグ報告:
>そして、目標と大切なもの、そして
         ↓
それに、目標と大切なもの、

|д゚)ノシ <スマンカッタ
367名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/24(水) 01:20:12 ID:FIPHpuWc
年下(?)アサと姉さん騎士がいい感じ。
エロシーンをもちょっと見たかったかなとは思う。
エロ以外も面白かったケドナー。
後日談として実はアサの方が年上だったとかだったらそれはそれで面白そう。
368気の長い先行投資(1/5)sage :2005/08/25(木) 09:21:17 ID:b04IRtJE
「あーもしもし、そこの騎士さまや」
…そう、あれは丁度亀島行きの準備をアルベルダで整えている時だった。
カプラサービスで装備やらを整えている背中越しに声を掛けられたんだ。
「んー?なーんでーすかー?」
憧れの転生騎士までの道のりが見えたかどうか、という際にようやくたどり着き、そこから先へ中々進めない苛立ちもあって、オレはそんなやる気ない返事で返した。
「唐突ですまんが願いがある。聞いてみてはくれないかね?」
凛と、しかしやや幼い女性の声が返ってくる。
「はいはい聞きますよー?」
正直、さっさとどっかいかねーなかこいつと思った。今は反省しているよ。
「簡潔に言おう。10万ゼニーほど投資して頂けないかね?」

ずっこけた。カプラ代を、とかならままあるが10万ゼニー!?
「な、おま…!?」
頭に手を当てて振り向くと、修練場から出てきました!!と全身で語るノービスが一人。
さらりと長い赤い髪をポニーテールに纏め、最近支給されている卵殻を被り、ちょこんと正座をしてオレの目を見据える。
「…んー、2つ3つ聞くぞ?」
「遠慮無くどーぞ。」
悪びれた様子も無く即答するノービス。
「商人志望?」
「イエスじゃ。」

「なんで10万?」
「組合へ収める額、ならびにカプラサービスによる円滑な試験突破、後のための初期装備等の資金に」
…額面的に納得いかないでもない、が
「返済のあては?」
「現状、無い。」
…これではいどーぞ、と金を渡す奴がいたらそいつは相当なバカだと思う。
オレは懐から小銭を取り出してそいつの目の前に投げた。
「それ持ってとっとと消えてくれ。俺も暇じゃねーんだ。」
そう言って俺はまた倉庫を開き、消耗品を取り出す。
「まぁ聞け。だからちゃんと返済プランは考えてある。」
そういいつつも、投げた小銭を受け取りながら彼女は続ける。
「私は将来アルケミストになる予定じゃ。その暁にはポーション各位の製造もお主からは無償で請け負うではないか。」
ハエの羽が心もとないなぁ…狂気ポーションも今回はいいが次には足りない…
「勿論代理購入、代理売却から出したレアアイテムの中央値段買取もしよう。いわゆるお抱え、というやつじゃな。」
まだごちゃごちゃと…おし、準備は揃った。
「オレは今から亀島で1稼ぎするんだ。すまんが他を当たるんだな。」
「そうか、ならばその間ここで待っていよう。」
「…は?」
「見た所一人旅、それに亀島は熟練の冒険者でも長期滞在は難しいと聞く。なに、時間はまだまだあるんだからな」
そう言ってカプラ脇のベンチに座り、オレに向かってヒラヒラと手を振る。
「ほれ、いってらっしゃい。頑張って稼いでくるといいぞ」
「・・・あーもう、勝手にしろ。」
そう言って俺は亀島へ向かおうとして
「待て」
と呼び止められる。
「アーもう!今度は何だよ!?」
「行ってきます、はどうした」
…一瞬、意味が解らなかった。
「騎士たるもの、礼儀を忘れたとは言わせんぞ。行ってらっしゃいと見送りの言葉をお主に贈ったんじゃ。」
あー…そういう事か。久しく言われていない言葉なので本気で解らなかった。
「ハイハイ、行ってきますよ…」
そうやる気なく返答すると、それでも彼女は満足したらしい。
「うむ、待ってるぞ」
満面の笑みを浮かべ、オレを見送った。
まぁ、皆も思うであろう(なんだこいつ)が、第一印象だった。
369気の長い先行投資(2/5)sage :2005/08/25(木) 09:22:01 ID:b04IRtJE
いつもは1時間前後をサイクルに戻っていたんだが、出だしのアレが何となく悔しくて定点で2時間ほど篭った。
おかげで次に回す予定の狂気ポーションまで使っちまった。本末転倒。
ま、意外に稼ぎはいつもと替わらなかったんでよしとしとくか…むしろこっちのがいいかもしれん。
なんて思いながらカプラ前へ行くと、さっきのノービスが見当たらない。
「…なんだ」
他に出資者でも見つけたのか、と安堵のため息を1つ。
…安堵?
いや安心したんだ。オレに付きまとわれなくてよかった、と。
うんそうだ、うんうん、と思っていたら
「おぉ、おかえりなさい」
突然後ろから声を掛けられた。
マサカ!?と振り返れば、そこにはマーチャントの衣装に身を包んださっきのノビ娘。
「…なんだ、転職できてんじゃねーか」
「うむ、先ほど貰った小銭と、集めたアイテムでどうにかこうにか。じゃが…」
そう言って、彼女は財布を取り出して逆さにしてみせる。
見事に何も出ない。
「この有様でな。先立つ物が迅速に必要な訳だ。」
「そーか、大変だな。頑張って稼げよ」
そう言って俺はカプラサービスで転送しようとした…が、襟首捕まれて引っ張られた。
「がふぉぁっ!?」
「まぁそう急くな騎士殿。」
い…息…詰ま…苦…!?
「おぉ、すまん」
パッと手を離す彼女。とたんに首元が緩み、オレの呼吸運動が再開される。
「っぶふぁぁー…おーまーえーなー!」
ギッと彼女を睨むも、オレの目線を意にも介さず言葉を続ける。
「そうじゃのぅ…あまり使いたく無い手ではあったんだが」
膝に手をつき、呼吸を整えるオレに彼女は走りより。
「私の身体、1晩100kでどうかね?」
オレの耳元でこう囁いた。
「…はぁ?」
「いや、だから身体。自分で言うのも何じゃが、割合見られるほうだと思うぞ?」
…改めて彼女をまじまじと見る俺。
確かに、肌は白く綺麗で、今でこそ商人衣装で解らないがスタイルも出るトコ意外に出ていたな…
「ほれ、想像してみい?この私を一晩好きに出来る…と」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、手でほれほれ〜と何かを差し出すような仕草を取る彼女。
…悪く、はない。ないが………
「スマンが、それもNOだ」
きっぱりとオレは申し出を拒絶する。
「なんじゃ、意気地の無い。もしかしてあれか?ちぇりーというやつか?」
「…そんなんじゃねーよ」
はぁー、とため息が出てしまう。
なんかもう面倒になってきた。
オレは財布を取り出して中身を見る。120kほど入ってるな。
…ま、いいか。捨てるにはちょっと大きい額面だが、青箱開けてスカだと思えば安いぐらいだ。
「ほれ、もってけ。」
ぽい、っとそのまま彼女へ投げ渡す。
「おっと、いいのかね?」
彼女は財布を受け取って即効中を見る。
「お、ちょっと多い。いいのかね?お主の路銀でもあるのだろう?」
「もーいい。めんどい。全部やるから俺をほっとけ。ほれさっさとどっかいけ。」
そう言って俺はベンチに腰掛け、目を瞑ろうとした、んだが…

「…な」
「な?」
「ナメてんのか貴様ァーっ!?」
「ブフォォッ!?」
ばっしゃぃぃぃん!と顔面に何かが飛んできた!?
鼻ツラにもろにぶち当たったソレはどうやら今渡した財布だった。
石畳にコインや紙幣がちらばる。
「私が欲しいのは施しではないわー!」
顔を真っ赤に、体をぶるぶると震わせ、見るもの全員が(あーすげぇ怒ってる)と一発で解る感情表現方法。
「ちゃんと!返すと!あれほど!言って!!いるにも関わらずッ!」
ずん!ずん!とこちらへ詰め寄る。一歩一歩がまるで地響きを立てているのかと錯覚してしまう。
「なのに!貴様は!大金を!!くれてやるとか!!!!」
「い、いーじゃねーかよ」
正直、こんな小娘に気圧されてるオレがいる。
「よくなーーーい!」
地に落ちた財布をバッと拾い上げ、オレの鼻ツラにまたグッと突き出す。
「お主がどれだけの月日を修行で費やしたかは知る由もないがな…!」
突き出した財布を、無理やりオレの手にねじこむ。
それなりの重みが手に返ってくる。
「手に入れた腕前と引き換えに!金の重みも手に入れる苦労も忘れたのかーっ!?」
…それだけ叫ぶと、彼女は動かなくなった。
「はぁーーーーーーーーーーー…」
長いため息を吐いた後、彼女は顔を上げ、オレの目をまっすぐと見て
「すまぬ、言い過ぎた。転職に使った分の銭はいずれ何としてでも返す」
そう言うだけ言って、くるりときびすを返して立ち去ろうとした。
「お、おい」
咄嗟にオレは呼び止めていた。
「なんじゃい!?」
…まだ怒ってた。
「…すまん」
気が付くとオレはそう言っていた。
「言い訳はあるか?」
睨むように(ていうか睨んでるな…)目を細めながら振り向き、彼女は立ち止まる。
「そうだな…」
色々考えながら、オレは言葉を形にしていく。
「転生、っていうモンに少し囚われ過ぎていた、っつうのはどうかね?」
「ふむ…高みの頂の、さらに上、というやつか」
彼女は顎に手を当てて少しだけ考え
「いずれ続ければ辿り着ける場所に、お主がそうまで急ごうとした理由は何かあったのか?」
「いや、なーんも無い。ただの漠然とした焦りだ」
おどけて返すが、事実でもあった。
オレはなんであんなに急いでいたんだろう。それを待っている誰かがいた訳でもないのに。
「まぁ、成り立て冒険者に言われずとも解っているだろうが」
軽くこほん、と咳払いをして彼女は言葉を続ける。
「長い旅路で、景色に見ほれるゆとりも無いようなのはいずれダメになるぞ。心せよ」
「仰る通りで」
オレは諸手を上げて同意を示す。
「解れば宜しい」
とてとてとこちらへ彼女は戻ってきて。
「で、今宵一晩のゆとり、将来の投資も考えてみて高いモンじゃないと思うが?」
と、またニヤニヤしながらオレの耳元で囁いた。
370気の長い先行投資(3/5)sage :2005/08/25(木) 09:24:08 ID:b04IRtJE
…女と床を共にするのは、いつぶりだろうか。
「ん?どうした、やはり初めてか?」
今、オレの目の前にはさっきの彼女が座っている。
場所は、アルベルダ宿の1室、ベッドの上。
お互い軽く湯で身体を洗い流し、オレも彼女もタオル1枚を身体に羽織った状態で。
「そういや、名前聞いてなかったな」
今更な疑問をとりあえず口にする。
「オレはザーシュ。プロンテラ騎士団のまぁ、歴だきゃ長いかな」
頭をぽりぽりと掻きながら思わずそんなことを呟く。
「私はリーンと申す。言葉遣いは硬いかもしれんがこれでも花も恥らう16歳、という年頃よ」
ふーん………………て、待て。まぁ待て。
「じゅ、ろ…!?」
言葉が上手く出てこない。いや確かに若いとは思ったが!
「…お主、私をいくつだと思った。」
「いや、20ちょいぐらいだと。」
「うぉーのーれー」
拳でオレのこめかみをグリグリするリーン。ああ目の前にたわわな乳房がタオルごしにゆらゆらと。
「ギブギブギブギブ」
惜しいが、ここでがっつくのも大人のする事じゃない。落ち着けオレ。
とりあえず彼女の手を掴んで離させる。
「そーいうお主こそいくつじゃ。見た所、歴戦の勇士にしては若そうだが」
「そーでもねぇよ、28だ」
そう言ってうつむくオレ。今度は彼女の湯上りのしっとりしたふとももが目に入る。
「にっは、はぁ!?」
今度は彼女が目を丸くしてオレを見る。
「…いくつに見えた?コノヤロー」
手を胸の前でワキワキと動かしてみる。
「そのえろい手つきやめ!」
ぺちっ、と軽くオレの手を叩くリーン。
「しかし28か…私はてっきり23か4だと。」
「こっちの台詞だ。まさか12も違うとはなぁ…」
しばしの沈黙。
「同意がなかったら犯罪クラスだのぅ」
「同意なかったら普通に犯罪じゃねーか」
また沈黙。
先に口を開いたのはリーンだった。
「ま、よしとするか。」
「い」
(いいのかよ!)とツっこもうとした時。
彼女がこっちの胸へ飛び込んできて、そのまま唇を重ねてきた。
「んっ!?」
「〜♪」
そのままリーンは腕をオレの背へ回し、その細腕で強く抱きしめてくる。
彼女の舌はオレの唇をなぞる様に動く。
されっぱなしもシャクなので、オレも彼女を抱き返しながら舌を吸うように自分の口内へ導く。
彼女の舌を、味わうようにオレの舌に絡み合わせる。
「ん、ふぅ…」
背中へ回した手を彼女のうなじへ運び、指先でなぞりあげる。
その度、リーンは小さく震え、抱きしめる力を一瞬だけ強くする。
オレは彼女の舌を押し返し、今度はリーンの口内へ自分の舌を進入させる。
そのまま歯茎や舌の裏を先端でなぞり、口内を侵蝕する。
「んーっ!」
暫くそんな事をして堪能していたら、リーンのほうが先に唇を離し、抱きしめていた腕を解いてオレを突き飛ばした。
「お、おぬしはぁっ!」
潤みを帯びた目で、オレをにらむリーン。
「キスだけでどれだけ時間を使うつもりじゃぁ〜!」
白い身体をほんのりと朱に染め、かぼそく抗議の声を上げるリーン。
「あー、すまん。キスすら久しぶりで、その、つい…」
そう小さく弁解の意を伝える。
「本当に童貞かと思ったわー」
「28歳ナめんな」
371気の長い先行投資(4/5)sage :2005/08/25(木) 09:24:39 ID:b04IRtJE
「おぬしのココだって、もうこんなだというのに…」
彼女がそっと、オレの硬くなったアレに指先を這わす。
「ぅぁっ」
…いかん、本当に久しぶりなんで声が漏れた。
下手したら文字通り三擦り半、て状態だ。
「ほれ、我慢せず声をあげてもいいんじゃぞ?」
タオルごしに、シュッシュッと指先でアレをなぞり上げるリーン。
「コんのやろっ」
オレも当然反撃に出る。
上体を片腕で支えるリーンと違い、こっちは両手が空いてる状態だ。つまり戦力差は2倍。
「ひゃぁっ」
彼女の両乳房を手のひらで覆うように掴み、弱く押しつぶすようにぐにぐにと押し上げて感触を楽しむ。
「ふぅぅ、んっ」
おっぱいを捏ね上げながら、親指の間接部分で乳首をさする。
「り、両方同時は、は、はんそくじゃぞっ!」
リーンの身体を支える腕がふるふると震え始める。
「そうか?んじゃこっちは」
左手は動きを続けたまま、胸から外した右手を
「コッチ、か?」
彼女の秘所へ伸ばし
「そ、そっちもだめじゃっ!」
「あっそ」
彼女の言う通り、秘所を避けて内股を撫でる。
「んぅっ!」
そこでまた、リーンの身体が小さく跳ねる。
気付けばオレのアレをなぞる手も止まり、ふとももを撫でる手を秘所へ当てようと腰を艶かしく動かす。
オレはその動きに合わせ、秘所から遠ざかるよう、かといってまったく当たらない訳でもない、という位置をキープする。
「おぬし、解っててやってるなぁ!?」
ようやくリーンもオレの動きに気付いたらしい。
先ほどよりも一層潤みを帯びた目でオレを睨んでくる。
「なんのことだか?」
そう言いながら、オレはふとももを撫でる手を少しづつ、少しづつ秘所へスライドさせる。
「じ、じらすなぁぁぁぁ」
そう言いながらリーンは顔をいやいやと小さく振り、だけど身体は状況を楽しむがの如く動かさない。
「ココ、だろ?」
ようやく指先が秘唇に触れる。ぬちょ、といった感じの湿り気と共に指先は彼女の中へ簡単に進入していく。
「ふ、ふぁ、ああぁぁぁぁぁぁ」
キスから散々焦らしたせいか、指先はそのまま指の腹、そして根元まで埋没していく。
そのまま指を、膣内でくるっと輪を書くように動かす。
「ヒャぁんっ」
嬌声1つ、背を弓なりに仰け反らすリーン。
指を少し曲げ、膣壁をなぞるように動かす。
「あ、ああァッ!」
リーンの身体を支えていた腕がついに力尽き、オレに体重を預けてくる。
指を一気に3本に増やし、ここぞとばかりに中でめちゃくちゃに動かしてみる。
「ふあ、ア、あああ、ああああああああああああああああっ!!!」
リーンの秘唇がぎゅぅっっと収縮し、挿入た指を強くくわえ込む。
どうやらイったらしい。
「ず、ずるいぃぃぃぃ」
オレの肩に顎を置くように頭を起き、耳元で弱弱しく遺憾の言葉を吐くリーン。
「はいはい、今度はちゃんとやるよ」
そう言って彼女の膣から指を引き抜き、そのまま両手で腰を持ち上げさせる。
「え、ま、待てそんなすぐ」
彼女の弱い抵抗の言葉を無視し、今度はオレのモノを秘唇へ一気に埋没させる。
「ひゃ、あ、ぁぁあ、大きぃ、よぉぉっ」
ずぶずぶずぶ、と埋める度に彼女は嬌声を上げ続ける。
…やっべ、リーンの中すっげー気持ちいい。
ヘタに動いて暴発するのも悔しいので、暫く肉壁の感触を楽しむ事にする。
「う、うごかんの、か?」
少し顔をあげ、オレを見つめるリーン。汗で頬に張り付いた赤毛がすげぇ色っぽい。
「ぶっちゃけんとな、オレもけっこういっぱいイッパイなんだよな」
実際、こうして挿入れてる今も、リーンの呼吸に合わせて肉壁は小さな収縮を繰り返し、オレのをじわじわと弄る。
「ふーん…♪」
リーンは小さく口元に笑みを浮かべながら、腰をゆっくりと動かし始めやがる。
「ぅぁっ」
よーく濡れていたとはいえ、やはり彼女の秘唇はオレのに対して少々狭く、それでいて柔らかく。
そんなモンでオレのモノ全体を擦られると、オレも快楽に声を上げるしかなかった。
「ざーしゅの、ンッ!」
が、それはどーやらリーンも同じだったらしい。
「かたくて、おっきすぎじゃよぉ・・・・ァあっ!」
余り早く動かすと自分もすぐに達してしまうのだろう、リーンはかなりのスローペースで腰を上下させている。
が、オレのはそれでもヤバいので勝負に出る事にする。
オレは彼女の腰に当てた手に力を少し込めて掴み、一気に動かし始める。
「ふ、ああっ!だめ!クる!キちゃうっ!」
オレの肩に指を食い込ませる勢いで掴み、快楽に耐えようとするリーン。
が、ギリギリでオレの勝利(?)だったようだ。
「ファ、ダメ、だめ、だ、あ、ああああああああぁぁぁぁっ!!!」
また彼女の膣内がぎゅぅ〜っと強く収縮する。イったのだろう。
「くぁっ!」
その強さにオレのモノも耐え切れず、貯めに貯めた精をリーンの膣へ一気に放出した…
372気の長い先行投資(5/5)sage :2005/08/25(木) 09:25:08 ID:b04IRtJE
「うあ…お主こんな一杯出したのか…」
オレに背を向け、股間をタオルでぬぐいながら、リーンが呟く。
「いやホラ、なんだな。オレもまだ若い」
同じく背を向け、ハハハと少し乾いた笑いと共にオレはそう答える。
「自分で言うようになったら御仕舞いじゃぞ」
何気にココロにぐさりとカウンターを貰った。ちくしょう28ならまだ大丈夫だってんだ。
ふと、なんでこうなったかの経緯を思い出して荷物から財布を取り出す。
「ほれ、忘れんうちに渡しておくわ」
彼女の側へそのままぽいっと投げる。
ぼふん、とベッドへ落ちた財布をリーンは一瞥し
「んー、とりあえずはやめておこうかの」
と、財布を投げ返してきた。
「あのな、お前は正当な報酬すら受け取らない気か」
…自分で言っておいて何だが、正当な報酬、だよな。彼女自ら提示してきたんだし。
「うむ、だが少し考えが変わってのぅ」
リーンはくるっとこっちへ向き直り
「あの調子だとお主はまたスーグゆとりを亡くしそうじゃからな。ついてく事にした。」
などとほざきだした。
「ハァー!?」
思わず出たオレの第一声がそれだった。もうちょい他に何か言えんのかオレは。
「なぁに、行く行くはお主のお抱え錬金術師になる予定じゃし、それも悪くなかろう?」
悪くなかろう、て
「じゃ何か?ようするにお前の今後の面倒見ろって事か?」
思わずそう答えると、流石に少々気を悪くしたらしい。
「一切合財全部見ろと言っておらんじゃろうて。ただちょっと錬金術師として大成するまで戦闘指南やら狩りの護衛やら装備の調達を、と」
「全部じゃねーかよ…」
思わず顔に手を充ててしまった。
「ちゃんと大成したら返すと言うておろうに…心配性な奴じゃのぅ」
「いつ大成する気なんだよ…」
そうじゃのう、と彼女は顎に手を充ててちょっと考え
「お主が転生騎士になる頃と同じぐらい、かのぅ?」
と、こともなげに答える。ウハァー・・・・
と、ここまで聞きながら考えていた事に気付いて思わずオレは天を仰いだ。
「ま、流石に自分でも少々無茶言ってるのはわかっておる。そうできたらいいな、という楽観的希望じゃよ。」
カラカラと笑う彼女に、質問をしてみた。
「で、その払った分。また前倒しで返して貰えるのか?」
待ってました、とばかりにニィーと笑うリーン。
「身体でよければ、な♪」

聞きながら考えていたんだよ。どうやってやりくりしようかなぁ、って。

なんであの時、選択肢にNO!が出てこなかったんだろうか。
…ハマったんだろうなぁ。
373気の長い先行投資(舞台裏)sage :2005/08/25(木) 09:34:13 ID:b04IRtJE
どうも、ひっそりフェードアウトしていた者ですがウッカリ覗いたまとめサイトの人気投票に僅かながら票入ってまして嬉しくてノコノコ戻って参りました。
LifeOn~の中の人でございます。どうでもいいですね。
基本的に中の人がラブコメ大好きチュキチュキーなのでまた暫くご厄介になります。

個人的な課題として
・一人称にチャレンジ
・ちょっと堅い言い回しを面白く伝えられるか
・キスでエロさを出せるか
の3つがありました。できているかどうかは皆様のご判断にお任せするより他ありませんが。

ていうかキャラできた時はリーンがもうちょい堅いキャラだったはずなんですが、某しゃおむー化しました。
大好きですしゃおむー。ちくしょー。
374名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/08/25(木) 11:09:46 ID:9RP1L39U
初めて見るタイプの♀だが、萌えた
375340sage :2005/08/25(木) 15:41:13 ID:ug8PMY9Y
SSを保存してたファイルぶっ壊れた・・・orz(サルベージ失敗)

ここまで鬱になったのは何年ぶりだろう・・・
こんな時は皆はどうしてる?
376名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/25(木) 17:07:57 ID:BljoZ1Bw
知るか。
少なくともそんなレスでスレを汚さない。
以上。
377どっかの486dame :2005/08/25(木) 21:12:03 ID:hdgrkWJE
電波がdできたので書き上げてみました。
本日は♀教授×♂LKです。
表記は正しい……かもしれないし間違ってるかもしれない。
見てのお楽しみということで。
っ[毎度おなじみ駄文投下]
378どっかの486dame :2005/08/25(木) 21:14:25 ID:hdgrkWJE
今日も狩りが終わって宿に帰ってきた。
LKの彼とは長いつきあいで、結婚もして、肉体関係も済んでいる。
彼は転生して強くなった。どう強いかは…LKを見たことがある人なら分かっているだろう。
私はといえば…。
一人では時計塔でクロックを焼くのが精一杯。彼は何かと狩りに誘ってくれるけど。
私に出来ることといえば、ソウルチェンジで彼の精神力を回復させてあげる事と、武器に属性を付与してあげること。
プロフェッサーになったからといって、戦闘能力がセージから変わってしまうわけじゃない。
教授のスキルは、対人間に向く物ばかりなのだから。
彼も私も対人戦はやらない。
だから教授になっても、何も変わらないのだ。
赤くて派手な衣装には慣れられないし、長い袖は邪魔だし。
なによりなかなか強くなる事ができない。
教授になんてならなくたってよかったとおもう。
転生前から、彼とは不釣り合いだと思っていた。
今なんて、属性を付与すると後はすることがないのだ。
だって、彼は私がボルトを使う前に敵を倒してしまうから。

「はぁ」

今日も私と彼は交わった。
私から求めれば彼は応じてくれる。
でも最近彼も疲れているようで、一度やったらそれでおしまい。
きっと疲れてるだけなんだろうと思っていても、飽きられたんじゃないかと不安になってしまう。

「私にしか、出来ないこと無いかな…」

しばらく考えてみる。そこでふと、ちょっとしたイタズラを思いついた。

「ソウルチェンジ」

寝ている彼の隣りに横になり、心を落ち着けて、彼と精神を同調させる。
私は、彼と精神力だけではなく、『人格』まで入れ替えてしまった。
379どっかの486dame :2005/08/25(木) 21:15:37 ID:hdgrkWJE
「う…」
『私』は立ち上がった。正確には彼に入り込んだ『私』
身体をものすごいけだるさが支配している。
「このバカ、青ぽぐらい飲んでいいのに…」
『私』が聞いている声は普段聞く彼の声と違う。
青と白のポーションを数個使うと、身体のけだるさは消し飛ぶ。
そこで、気付いてしまった。

「何これ…」

彼の記憶…意識の深い深い所にある記憶が私に流れ込んで来るのだ。
それこそ身体に直接刻み込まれて移せないような記憶が。
何より、彼は私を好いていてくれる事、普段なかなか口に出してくれない私への感謝の気持ち。
それを意識して、横で眠りこけている『彼』に目をやる。
無防備な格好で寝ている『彼』を見ていると、股間に違和感を感じ始める。

「やだ…。ちょっとえっちな事考えただけでこんなになっちゃうの…?」

着慣れている服を脱がせてしまい、『彼』を裸にしてしまう。
普段みれない『自分』の背中やお尻までしばらく舐めるように見つめていく。
吸い寄せられるようにして、『彼』の胸へと唇を這わせていく。

「っ、ちょっ、お前何を…!?」

飛び起きた彼が、驚いて目を白黒させる。
それはそうだろう。何しろ『自分』に弄られているのだから。
多分、状況を理解出来ていないとおもう。

「ちょっといたずらして、人格いれかえちゃったぁ」
「なっ」
「あなたに、楽しんでもらおうとおもって」
「楽しめるわけが…うあぅ!?」

指先でクリを軽くつまみ上げると、『彼』は面白いように声を上げて反応する。
あたりまえだ。それは、『私』の身体なのだから。自分のウィークポイントは知り尽くしている。

「んふふ…一杯弄ってあげるから感じてね」
「どうでもいいけどっ、あっ、んぅ、オレの身体で気色悪い声だすな…!」
「あら、じゃー、私の身体で男言葉ではなさないでくれる?」

返答が帰ってくる前に、脚を開かせて、クリを舐め取っていく。
指二本を中にいれて前壁のざらつきを擦り上げていくと、愛液がだらだらとこぼれはじめる。

「あっ、やめっ、まってく、んああぁ」
「もしかして、私より色っぽいじゃなーい?」
「な、何んでこんな感じっ、あっ、あぁんっ♪」

終いには涎を垂らしながら恍惚とした表情で、ゾクゾクと身体を振るわせる『彼』

「そりゃ、『私』の身体だもの。弱い所全部知ってるわよ?こことか…ね?」

愛液に濡れた指をお尻の穴に潜り込ませてしまう。

「ま、まてっ、んんんうぅぅ…」

きゅっきゅっと、穴が指を締め付けてくる。
『彼』の否定の言葉は、嬌声にかき消されてもう言葉になっていない。

「胸もねぇ、こういう力加減でやるとすごい気持ちいいのよー?」

自分でやったうちで、一番良かった力加減で乳首を転がしてやる。
もう、『彼』はなすがままにされてしまっていた。
嬌声をあげ、愛液をだらだらと垂らし、身体を弓なりにそらせてあっという間にイってしまった。

「だめだって言ってるだろ!んあああぁぁ…」
「まだ終わりじゃないのよー?」

息が整うより前に、イってしまった直後に、『私』は『彼』を貫いた。
肉を分け入っていく感覚。女の『私』には初めての感覚。
肉壁が絡みついてきて、暖かく物を包んで、別の生き物みたいに蠢いて。
『彼』も、今頃初めて貫かれる感覚を味わってるだろう。

「ま、まだイったばっかりなんだぞっ、んっ、はぁんっ」
「イって、すぐに入れるのが、一番、はぁ…、気持ち、いいんだよ?」

少なくとも『私』はそうだった。激しく腰を突き動かして、『彼』がしてくれたのを真似て突き上げる。
もちろん、感じる場所は知っているからそこを集中してこすりあげ、最奥をゴリゴリとえぐっていく。

「ま、はげしっ、んっ、まて、ホントにまってくれ、ああっ、こわれっ、おかしくっ、んぅっ」

ガクガクと身体を揺らして、でも自ら腰を振ってくる『彼』

「やだもん」
「お、おま、良く今までこんなのっ、んんっ」
「気持ちいいでしょ?楽しいでしょ?」
「もう、だめだっ、また…!」

『彼』が絶頂に達し、きゅうっと、中が強く締まったのが良くわかる。
『私』も、それで達してしまった。
380どっかの486dame :2005/08/25(木) 21:19:37 ID:hdgrkWJE
「はぁ、はぁ…」
「このバカ!」

息を整えた『彼』に、突然怒鳴りつけられた。

「え、え…楽しく…なかった…?」

言い終わる前に、痛いほどに抱きしめられる。

「誰がお前を飽きたりするもんか。不釣り合いなもんか。お前は一人しか居ない、最高のパートナーだ」

一瞬経って、理解した。
『私』が彼の記憶を感じたのと同じように、『彼』も私の記憶を感じたのだ。

「何度でも抱いてやる!いくらでも好きだって言ってやる!だからオレから離れるな!」
「あ…あ…」

一言一言が、とても重い。心に、ずっしりと響いて。
一人でに、ぽろぽろと、涙がこぼれ落ちる。

「お前は、オレのだ…!」
「う、うぅ…」

泣き崩れる『私』に『彼』がキスをしてくれる。

「俺の顔で泣くな…情けない…」
「だって、涙、とまらないのぉ…」
「すこしじっとしてろ」

『彼』が『私』と額をくっつけた。

「ソウルチェンジ」



翌日。
私は友人の教授(♂)の家に悩み事の相談にきていた。
私と同時期に転生して、スキルなどの話しをしていて気が合い、良く話しをしていた友人だ。
その悩み事の用件というのが…。

「はぁ!?戻れなくなっただぁ!?」
「うん…」

昨日、あの後、何度ソウルチェンジを繰り返しても、人格が元に戻らなかったのだ。

「お前の旦那のLKが、オカマみたいな気色の悪いしぐさしてると思ったらお前だし。
お前は朝っぱらから俺を笑い死にさせる気か!」

腹を抱えて笑われても困る。私は真剣に困るのだ。

「俺はどーすりゃいいんだ」
「ちょっと!私の身体でがに股で歩かないでよ!」
「だったら、俺の身体で内股で歩くなよ!その女言葉もだ!」
「は、腹がイタイっ、わはははは、死、死ぬっ、た、たすけてくれぇっ…」
381どっかの486dame :2005/08/25(木) 21:22:05 ID:hdgrkWJE
おしまいです。
いかがでしたでしょうか?
問題点等あれば指摘をお願いします。
ではっ
壁|ミ サッ
382名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/08/25(木) 22:38:02 ID:dhBMYAk.
>>377
自分の体をせめる教授たん萌えー(*´Д`)
オチもいけてます!
383コンプレックス作者。sage :2005/08/26(金) 00:47:25 ID:Z98s1l82
|∀・)・・・・なんかみんな上手いよね…。
プロフェッサーたん可愛いよ(*´д`*)ハァハァ

感想ありがとうございました。
なんか前回のやつが投票入ってて舞い上がりです。ありがとございます。

ネタ浮かび次第投下させて頂きます。お目汚し勘弁。

|-`).。oO(・・アサと騎士子の後日談も書いていいかなぁ。
384名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/26(金) 16:08:45 ID:ucfb9JkY
>>377
純粋に萌えつきた・・・いい作品でした
後日談でその友人も実験でやったら戻れなくなったってなったら笑えるな・・・。

>>383
是非書いてくださいOTZ
385どっかの486dame :2005/08/27(土) 03:59:06 ID:.BoILqbE
感想ありがとうございます。

>>384
後日談は書くかもしれません。
比較的高確率で。
386コンプレックス後日談sage :2005/08/28(日) 23:35:56 ID:KxJv92MM
「にしても目の色も同じとは」
あたしは彼の顔をじっと覗き込んだ。
暗い髪の色とはあまりにも落差のある、澄んだ黄色の目をしている。
夕日の浮かぶ海のような色に近い。
その目に映るあたしの目も同じ色だ。
「髪もそうだし、血のつながりあったりしてな」
彼が言う冗談に、髪を撫でるあたしの手の動きが止まった。
…そういえば故郷に残した弟がいる。
「…ねーさん、弟とかいない?」
「いたとしてもわかるよ、…そりゃ、昔家を出てからもうかれこれ、何年だけど。」
弟も立派に聖職者の道を歩いているはず。多分。
「俺、故郷に騎士を目指してた姉がいてさ」
空気が凍る。言葉の節々に緊張が含まれている。
「ねーさん、出身どこ?」
「フェイヨンの片田舎」
ぴしっ、空気が鳴る。
「まさか?」
「俺も、そっち。」
嫌な感触。まさか、そんな。あってはいけないこと。
「ね、ところで、年齢いくつ?」
肝心なことに気づいた。
「俺?…えーと先月で」
「待って、同時に言おう。」弟は誕生日いつだっけ。ああ、頭がぐるぐるまわる。
「せーの」
一呼吸おいて。
「先月で22になった」
「今年18」

あたしたちが同時に膝から崩れ落ちたのは言うまでもない。
「や、ややこしい…新手のインベナムか?」
「ねーさんねーさん言うからじゃないかぁ…」

とりあえずこんな一件以来、ねーさんと呼ばれても平気で返事するあたしがいたりする。
387名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/29(月) 01:25:12 ID:rOAW/s5c
なんかいい(´∀`*)
続編も期待してまっす!
388名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/29(月) 08:55:06 ID:2ZhADSkE
待て。年上なのにねーさんねーさん呼んでたのか!

超GJ
389367sage :2005/08/29(月) 12:36:02 ID:WvU9JfsE
GJ。
まさか本当にそう来るとは思わなかった (;´Д`)
最後何度も読み返してやっと気づいたあふぉがここに… orz
390名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/29(月) 13:27:30 ID:H0EIC11I
GJ!
禁断の近親ネタと勘違いし萎えかけた息子が再びたった
「息子がたった!!」(ハイジ風に
391コンプレックスの人sage :2005/08/29(月) 19:06:39 ID:0p3qwj1E
エロ電波キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!

続きで長編でエロ多しつゆだくですがいいですか!
なんか自分いすぎですか!
ダメなら自分で作ります…orz

感想イパーイありがとうございます。
生きててよかったよママン。ヘボ文士だけどまだ頑張れるよ。
392名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/29(月) 21:39:32 ID:WvU9JfsE
>コンプレックスの人

続きщ(゚д゚щ)カモーン
393コンプレックスの人sage :2005/08/30(火) 23:35:55 ID:azcWg1RY
エロくて長くなりました。しかもまだ途中です。
これ投下していいのだろうか…。結構露骨になったんですが。
394名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/08/30(火) 23:44:49 ID:pXdkN9B.
書きあがってからの方が良いんじゃないかと言ってみるテスト。
でも長いなら分割した方が… うーん。
395コンプレックスの人sage :2005/08/31(水) 00:37:56 ID:beQP54VE
書きあがり12kbでした。
時間もアレなので様子見てからにします。
なんか居ついててごめんなさい。
396♂WIZ×♀廃プリsage :2005/08/31(水) 23:26:54 ID:cN1dpbWw
こそーっと投下させて下さいませ。言葉責めWIZを書いてる人です。

例によってちょっぴり鬼畜&調教風味ですから苦手な人はスルーしてください。
以前に書いた♀廃プリとの絡みの続き、のような感じに致しました。




上品な大人の女性。きっとプロンテラの宿屋へ入るハイプリーストの後姿を見かけた人はそんな感想を抱くだろう。
悪を赦さぬ焔のように紅と清純な白の衣装、高い背丈にそっと俯く貌、仄かに塗られた紅。
けれども仮に傍で正面から彼女を見たならば、誰もが、淫乱な女性だと思うに違いない。聖職者の衣装を
押し上げる豊満な乳房。乳首のあたりの布地は尖り、彼女が発情して胸の先端を充血させているのが
はっきりと見て取れ、スリットの奥からは微かに牝の馨が漂っていた。

「…………恥ずかしい…私、結婚しているのに……」

イケナイコトをしているとわかっていても、宿屋の階段を登ることはやめなかった。
以前に出逢った主人と呼ぶ男のWizに、来るようにと命じられた時間に来るように命じられた部屋の前に立つ。
そしてドアノブへ手を伸ばし、

「やっぱりダメ……こんなのダメだから、帰らなきゃ…」

伸ばした手を引っ込めて後ろを向いて帰ろうとした途端にドアが開いた。彼女をここへ呼び出した男、Wizの
青いリボンと黒髪が舞い長めの腕が背中から廃プリ子の腰を抱きしめ、首筋から耳元まで指先を絡ませて
顔を捕まえる。身体が一番に腕の感触を思い出して力が抜けた。

「御機嫌よう、淫乱な牝奴隷のハイプリースト様。先ほど帰ろうとなさっておられませんでしたか?
いつも犯されることばかりを望んでおられる変態ですのにいけませんね。」
「ゃ……ごめんなさい…ぁっ…」

細い腕のくせにがっしりと女の頭を抱き抑えて深く唇を塞ぐ男。柔らかな舌が女の固い歯や唾液で濡れる
頬の裏側から、複雑に粘膜が集る敏感な舌裏まで嘗め回す。唇の解放と共に二人の唾液が交じり合って出来た
糸が舌同士を伝い、伸び、垂れてプツリと切れる。

「レモンでも食べていらしたのでしょうか?爽やかな味のするキスでしたよ。」
女の頬は衣装よりも紅くなる。

「すぐに真っ赤になるのも可愛らしいですね。女神よりも魅力的です。ところで…――言われたとおりにしてきましたか?」
「は…ぃ…」
「言われたことはなんでしたか?仰い、淫乱奴隷のハイプリースト様。」
「下着をつけないで来ることです…」
397♂WIZ×♀廃プリsage :2005/08/31(水) 23:27:26 ID:cN1dpbWw
Wizは微笑を浮かべ乍部屋へと女を引っ張りいれ、女は立たせたまま自分はベッドへと座った。
「分かっているみたいですね。乳首の形がくっきり見えていますもの。では、御自分でスカートを捲って見せて御覧なさい。」

羞恥で真っ赤になりながら前垂れを捲り上げる。純白の清楚なストッキング、熟れた太股、レース生地のガーターベルト
そして薄い陰毛と、愛液の雫が伝う内股が男の眼前に晒された。

「もう期待して濡らしておられるのですか?男にアソコを見られて欲情しているのですね。変態。」
「違…ッ……言わないで…」

言わないかわり、とばかりにWizの繊細な指先が熟れた廃プリ子の膣口をぐばぁっと広げた。
紅く火照り愛液で卑猥に濡れてヒクっと動く襞の様子までくまなく視線が這い回る。恥ずかしさのあまり
目を閉じる彼女。それでも、秘所のそばに顔があることはわかった。男の舌先が恥唇を舐めるから、
息を拭きかけるから、いやがおうでも顔の存在が伝わり、充血しかけたクリトリスに舌が触れるのを感じる。

「違いませんよ。言われて感じておられるのでしょう?違うのなら、どうして美しい淫乱奴隷の御嬢様の
アソコはこんなに濡れて淫らな味がしているのでしょうね。」

言葉と舌の動きが廃プリ子を追い詰め、上り詰めさせていく。うちももの筋肉がひきつれ、かくかくと震え、

「ほら、もうクリトリスがぷっくら膨れてしまってますね。淫乱なのですから。直接舐めて差し上げましょうか。」

男の口に秘所を押し付けるようになっていき、

「もっと舐めて欲しそうに私にアソコを押し付けて、蜂蜜みたいな喘ぎ声を出して、変態ですね。」

震えが止まらず立っていられなくなり、

「イってしまいそうなのですか?下着も身につけないで街中を歩いてきた淫乱なハイプリースト様は
クリトリスを舐められて果ててしまう、と。」

女の視界が白く染まり絶頂を迎え

ようとした途端に男の舌が離れていった。
398♂WIZ×♀廃プリsage :2005/08/31(水) 23:27:53 ID:cN1dpbWw
「…ぇ…――」
「イきたかったのですか?」
意地悪な質問に羞恥を煽られる。眸を薄らと開くと、秘所に顔を埋めて卑猥に舌をくねらせて唇を
舐めてみせるWizの姿が見えた。(唇ではなくて私を舐めてもらえたら…――)そんな思いが募る。

「イかせて欲しいのでしたら上手におねだりをして御覧なさい。」

聖職者で男性経験にも乏しい彼女におねだりの言葉など思いつかなかった。そうでなくとも
恥ずかしさのあまり言う事等出来ずに躊躇っていると、再び舌がぴちゃくちゅと水音を響かせてクリトリスを舐めてくる。
膣口にも這い舌を差し込んで肉襞をねぶり白みを帯びた愛液を舐め取りクリトリスへと塗りつけ、

「…ぁっ…ぁぁぁっ…!!イ、ぃ…!」

上下の唇で挟み甘噛みとキスを繰り返し、

「ぁくぅ…―――!!!ダ、メ、もぅ…イクぅ…」

唇が離れていった。女が果てる前に薄れてしまう刺激。どうして?と眸が問う。
「上手におねだりをしたらイかせてあげますけれども、出来なかったのですからダメですね。
発情した牝犬のような目をなさって、そんなにイきたかったのですか?淫乱ですね。」

捲ったスカートを下ろすことすら忘れて荒い息を吐いている廃プリ子を他所に、Wizはマーターの首輪や
目隠し、足枷、それにホワイトスリムポーションを持ち出した。

「ちょ…ダメ、そんな…」
ずぶっ、と濡れきった膣に細いスリムPが挿入される。収まりかけていた性感、イキタイ欲望が、むくむくと膨れ上がった。
細い試験管をもっと太いのがほしいと言わんばかりに強く締め付けた。
「このまま何もされないほうが宜しいのでしょうか?私にはそうは思えませんね。可愛い顔を真っ赤にして
イきたいって身体が仰ってましたもの。そうでしょう?淫乱な牝犬のハイプリースト様。」

何も言えなくなってしまった。首にかけられた首輪には鎖がついていて、本物の犬のように繋がれる。
重い足枷が動きを妨げ、目隠しが視界を奪う。快感の余韻でふらつく身体をWizが抱きしめた。

「淫乱な牝犬のハイプリースト様、お散歩にでかけましょうか。」
「ぇ…そ、んな、こんな格好で…」
「恥ずかしいでしょうね。愛液が足首まで垂れておられますし、犬みらいに首輪と鎖で繋がれて目隠しまで
されて、アソコにスリムポーションを挿入されているのですもの。では、参りましょう。」

恥ずかしいポイントを丁寧に言葉にするWizの高Dexの舌とに逆らう言葉が見つけられなかった。
ゆっくりと歩を進め廃プリ子は宿屋を男と一緒に出て行く。途中、紅のスカートを捲り上げられてお尻をパシィっと叩かれた。
鎖をジャラリと引っ張られふらついた。ちゃんと歩きなさい、命令に従いなさい、と女は教え込まれていく。
399♂WIZ×♀廃プリsage :2005/08/31(水) 23:28:15 ID:cN1dpbWw
晴天のプロンテラ。二人が歩くのは露店でごった返している大通りからは外れた城の近く。
それでも全く人通りがないわけではなく、廃プリ子はいつ、下着をつけていないことや…――

「引き締まった弾力のあるお尻ですね。さわり心地がとてもよいですよ。ほら、アソコに埋まったスリムポーションを
動かして差し上げましょうか。イヤらしい音が聞こえてくるでしょう?」

――…男に身体を弄られていることが誰かに知られないかと不安と羞恥で気が狂いそうになっていた。

(てくてくてく…―)
二人以外の足音が聞こえた。目隠しされた女には見えない、向かい側から歩いてくる男のノービス。

「向こうから男の子が来ていますよ。立派なハイプリースト様が、実は、下着も着けずに街中で
男に身体を弄ばれて乍歩いていると知ったら、あの子はどう思うでしょうね。」

くちゅり、スリットから入れた手が摘むスリムPの動きが早まる。細くて、とてももどかしくじれったい刺激に
淫猥に女は腰をくねらせる。Wizの指先が剥き出しのクリトリスを上下に擦るたびに、ポタリ、と石畳に
愛液が垂れる。見知らぬノービスとの距離は狭まる一方だというのに、指先とスリムPの動きは激しくなっていく。
快感を必死になって耐えるために近くの街路樹につかまった。

「こら。アソコできゅうきゅうスリムポーションを咥え込んでる淫乱奴隷のハイプリースト様、誰が休んでイイと
申しましたでしょうか?」
「やぁ…!赦して、じんじんし、も、ぁ…イク…」

無慈悲にWizが金属音を立てて鎖と首輪を引っ張り歩かせる。見られている恥ずかしさはたまらなく
女を追い詰めていき、ずぶ、ずぼっと細くても感じる場所へ押し込まれるスリムPに足がもつれ
頭が朦朧としてくる。

(イ…ちゃぅ……こんなところで、もう、イ、くぅ… あ… ぁ…?)

通行人の存在も忘れて絶頂と快感を貪ろうとした刹那、男の指がぴたりと止まった。其の横を
何も知らないノービスが通り過ぎていく。
400♂WIZ×♀廃プリsage :2005/08/31(水) 23:30:18 ID:cN1dpbWw
「良かったですね。街中でイくところを見られなくて。」
「ぁ…――」
「なんですか?そのお顔は。まるで…――」

Wizの指先がクリトリスを摘み上げ、廃プリ子の膝ががくりと崩れた。ほんのあと少しだけ触ってもらえれば、
膣内のスリムポーションを動かしてもらえれば高みへといけたのに、

「人に見られているのにイきたかったみたいですね。立ちなさい、言うことを聞けない悪い牝犬は
イかせてあげませんよ?アソコを突いてかき回して欲しいのでしょう?こんな風に。」

刺激が弱まり、ねっとりと耳穴と首筋を舐められる。それも快感ではあるのだけれども、果てるには足りない。
かと思えば、耳穴に舌をねじりこまれて卑猥な水音を聞かされながら、スリムポーションで両方の穴を掻き混ぜられる。

「ひゃぁ…ん…ッ、こ、れぇ、もっとぉ…ぁ…!!!やめない、で、お願い…」
「外だというのに、犬らしく首輪を嵌められて連れられて、愛液を垂らして、虐められて、挙句の果てには
やめないでとお願いなさるのですね。とんだ淫乱な聖職者ですこと。そんな子はイかせてあげられませんね。」
「やぁ…!イきたぃ…」
「絶対にダメです。」

人通りが少ないとはいえ外で、Wizは廃プリ子の大きな乳房を鷲掴み、綺麗な曲線を歪ませていた。
指の間からはみ出した布地と肉が卑猥に膨れ上がる。指先が施すのは乳首と乳輪への責め。
中身を搾り出すかのように摘んで押しつぶして捻りあげる。その濃密な刺激に痴れ狂うも…――
一等弄って欲しい秘所からはスリムPさえ抜き取られてしまった。

「乳首ぃ…痛いっ、気持ちイィ…――あぁ、もう、イかせて下さいご主人様…」
「絶対にダメだと申し上げたのが聞こえませんでしたか?乳首を捻られて痛めつけられて感じているのですね?
変態なのですから。罰、ですよ。」

スカートが捲り上げられ桃のような美尻が晒しだされる。そのお尻へと、Wizの平手が叩きつけられて
乾いた音が響くたびに秘所からはびしゃっと愛液の飛沫が飛び出し石畳が濡れた。

「痛い…ごめんなさい…ひゃぁぁあ!」
大きな声で喘いでしまったのは、クリトリスを指で撫で転がされたから。けれども廃プリ子が果てるその直前に
指の動きは止まってしまい、刺激を求めて切なげに眉間に皺を寄せてWizの胸板にしな垂れる。

「イきたくって仕方がないのですね。焦らされてもう我慢できないのでしょう?
私の言うとおりに出来たらイかせて差し上げても良いですよ。」
一縷の希望を求めて涙で濡れた目隠しをした女は男の顔を見上げた。彼女の手を取り、スリムポーションを握らせて
秘所へと導いていく。くちゅぅ、と水音を立てて膣内の奥まで挿入されていく。

「また宿屋に戻りますから、それまで自分で支えていなさい。勝手に動かして果てたりしてはいけませんからね。我慢なさい」
「そん、な…――」
廃プリ子がこっそり膣のスリムポーションを動かそうとすれば、Wizは彼女の手首をがっしりと強く掴んで制止する。
(イキタイ……イキタイ………動かしたい…ぁ…宿屋までなんて我慢できな、ぃ…でも我慢しないと…)




前半部分のみをアップさせて頂きました。後半部分は後ほど書き込ませて頂きます。
焦らしがメインの前半ですので、読んでくださる方も焦らせたらイイ、かな、と。
401名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/01(木) 03:24:03 ID:CFldGXZo
鬼畜WIZ様がとうとう我々にまで手を伸ばしてきたという事かぁ!
402名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/01(木) 06:39:52 ID:2Raf5Ank
>400
甘いですね。
その前半部分だけでぬかせてもらいましたよ!
403名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/01(木) 11:29:56 ID:Nx1ljiOs
>>400
GJ、率直にヌイた
404♂WIZ×♀廃プリ(後半)sage :2005/09/01(木) 18:53:35 ID:GP/Ds3No
>>401
伸ばしているのでしょうか。捕まえちゃったり出来るのでしょうか。

>>402
前半部分だけでもいけるのなら焦らしになっていませんねorz
ともあれ後半も楽しんでいただけますと幸いです。

>>403
嬉しい言葉を有難う御座います。とても励みになります。


後半をアップさせて頂きます。同じく鬼畜っぽく調教っぽく、ちょっぴり隠語が混じってますのでご注意下さい。
405♂WIZ×♀廃プリ(後半)sage :2005/09/01(木) 18:53:56 ID:GP/Ds3No
普段であれば速度増加を自分にかけて宿屋まで走ることなど簡単なことなのに、重い足枷と犬のような革の首輪と鎖、
視界を奪う目隠し、そして言葉と、指と、それと何よりも膣に挿入されたスリムポーションが、廃プリ子の足をもつれ
ふらつきよろめかせる。一歩歩くのさえとてつもない重労働。
足を踏み出すたびに白く細い硝子瓶が真紅に熟した膣肉を異なる角度で抉り、目も眩むような快感が訪れる。
なのに…――それ以上動かすことは赦されない。

「宿屋まではイってはいけない、と何度申し上げれば理解して下さいますか?淫乱な牝犬のハイプリースト様は
こんな場所で、外で、アソコをかき回して自慰に耽り果てるおつもりなのでしょうか?もう愛液が垂れている
足を隠すことも出来ないみたいですね。」

遠くから見れば恋人のように寄り添う男のWizの言葉がなじり、手が動かそうとするスリムPを押さえつけて
絶頂まであと少しのところで快楽の波から引き上げてしまう。宿屋の扉を開けて、驚いた貌で二人を見つめる
従業員にゼニーを支払う頃には、廃プリ子の頭の中はイくことしか考えられなくなっていた。

「ぁ……イきたい…お願いします…一度だけでもいいからイかせて…」
「どうしましょう、か?」

女の身体をベッドへうつ伏せに押し倒し、犬のように四つん這いにさせて、首輪にかけた鎖を引っ張り
赤いスカートを捲り上げてスリムPが埋まった秘所を剥き出しにさせる

「淫乱な牝犬のおまんこに埋まって、肉が絡みついてきてるこれを動かしてイかせて欲しいと。」
Wizの指がスリムPを摘み、動かすたびに、膣の肉襞が痙攣し溜まっていた愛液がどろどろと垂れてくる
「そう、ですぁ…おまんこッ!止めないで下さ、イかせて…!」

「イクことばっかり考えて、命令されたとおりに街中をスリムPを入れられたまま歩いた牝奴隷のクリトリスを舐めて欲しいと」
舌が小指の先ほどに膨れたクリトリスを舐めるたびに、痙攣し膝がガクガクと震えて身体を支える肘が崩れる。
「そこぉ…クリトリス舐めてっ、もっとして!!!」

「ダメですね。」
「いやぁぁああッ…!壊れるっ、ゃ…!」

男のダメだという言葉とは反対に、舌と唇がクリトリスを強く挟みこんで舐め噛みしゃぶり、スリムPが
奥まで挿入されて空気と愛液が混じりあう卑猥な水音を隣の部屋にまで聞こえそうなほど立てて掻き混ぜ
感じる場所を丸い硝子瓶の先端部分でリズミカルに突いていく。

「ダ、メ、イ、く…ぅ―――!!!おまんこイっちゃう、おかしくなる…!い、く…!」
ぴんと反り返る背中。陸に上がった魚のようにのたうち回る聖職者の姿態。華麗に舞う愛液の馨がする衣装。
待ち望んでいた深い絶頂に堕ち、目隠しの下の眸は虚ろ、ぐったりと崩れてしまう身体を

「誰が果てても良いと申し上げましたか?全く、淫乱なのですから。」

無理矢理指が膣口を広げて、恥唇をびろんと卑猥に伸ばし、2本目のホワイトスリムポーションを挿入する。
皮を剥き上げたクリトリスを唇でぴったりと覆い、強くちゅ、じゅ、と吸い上げながら舐めしゃぶる。

「ぁ…ぁあっ…!!ごめんなさいっ、ご主人様、ぃ、く…!」

熱く火照る膣の中でスリムポーションがぶつかり、複雑に襞を掻き混ぜ、カチャカチャと音がなった。
愛液でふとももに張り付くガーターベルトを撫でて尻肉を揉み、無断で果てた罰にお尻が叩かれる。

「痛…ごめんなさいっ、もう、あ、辛い、クリトリス吸わないでぇ…!」

幾度も果てて過敏になり腫れたように充血したクリトリスを容赦なく男は舐め、女に息も出来ぬほどの
絶頂へと沈めさせた。ガチガチにたちあがるクリトリスの包皮を指で捲り上げ、根元から完全に剥き出しにし
其処にざらつく夫以外の男性の舌の尖らせた先端が舐め転がした途端に

「く…――ぁあ―…!!!」

何度目かもわからない絶頂を迎えた。
406♂WIZ×♀廃プリ(後半)sage :2005/09/01(木) 18:54:24 ID:GP/Ds3No
開けた視界。目隠しが外してもらえたことに気がつく。それが優しさではないことに気がついたのはすぐ。
「御覧なさい、淫乱で世界一美しい御嬢様のアソコに入っていたスリムポーションですよ」
二本のホワイトスリムポーションが抜き取られて廃プリ子の眼前へと突きつけられた。中に詰まっている
白いポーションと、外に絡み付いているのは紛れもなく女の愛液。

「いや…!見せないで……」
顔をベッドシーツへと埋める。自分で作った暗闇の中で聞こえるのは、服が脱げる音。そして、くちぃ、という水音。
廃プリ子の秘所にあたる熱く硬いものを感じた。視界が閉ざされたなかでは、イヤというほど、それが何だかわかる。
「これが何だかわかりますか?淫乱なハイプリースト様のアソコに当たっているのが何か、仰って御覧なさい。」

硬くて、熱くて、長くて太いモノ。指と舌と言葉で散々屈辱的に蕩けさせられても未だに与えられなかった
モノの存在に物欲しげにお尻が揺れた。
「ぁ……!それぇ、下さいッ、おちんちん下さい…!」

「私のをいれて欲しくて仕方がないのですね。だから、腰がくねくね動いて、だらしなく口を開けて喘いでおられる、と。」
「そうです…ごめんなさいぃ、あ、もう、ダメなの、欲しい…!!!」
自分からお尻を擦り付けて挿入を強請る女。大人しく控えめな聖職者らしさの欠片もなく、力なく痙攣する
太腿とお尻を男へと押し付けた。其のお尻をWizの両手の細い指が鷲掴みにし、ゆっくりと挿入をしていく。

「…っ………入っ……はいって、くる………の…っ」
狭い膣にゆっくりとくわえ込まされるペニスの熱さと質感に恍惚とした嬌声をあげ、半脱ぎの衣装が
ふわりと揺れ、豊かな乳房が波打ち全身で悦ぶ。一杯に受け止める牝の悦びが女を支配し、

「わかっているみたいですね?愛液がとろとろに滴っているアソコに私のが奥まで入っているのが。
聞こえますか?アソコかがぶちゅって、掻き混ぜられてイヤらしい音がしているのが。」

「い、言わないでぇ……!お願い、もっと、ダメ、イクぅ…!!おまんこいっちゃうのぉ…!」
ぴしゃしゃ、と蜜の飛沫が飛び散ってシーツを穢し、Wizに言われたような、牝らしい嬌声をあげて果てた。
尚も男のペニスは廃プリ子の膣を貫き続けながら、乳房を後ろから鷲掴みにして揉みしだき、鎖と首輪を引っ張って
上体を起こし異なる向きで犯していく。
407♂WIZ×♀廃プリ(後半)sage :2005/09/01(木) 18:54:40 ID:GP/Ds3No
ずぅん、と力強い突き上げてくるペニスに息も出来ない快楽に清純であった廃プリ子の身体が崩れ落ちる。
脱力して気絶することも赦さないと、Wizの手は乳首を指で押しつぶしながら乳房を鷲掴みにして揉みこねた。

「気持ちがイイですか?淫乱な牝奴隷の御嬢様。何処に何が入っているか、仰って御覧なさい。」
「ぁぁぁぁ――っ!壊れるぅ…!私の、おまんこに、ご主人様のが入ってます…!!!」
淫らな言葉を吐き髪を振り乱しては果て

「ハイプリースト様は変態ですね?乳首を勃たせて、牝犬のように喘いで、何度も果てている貴女は誰のものですか?」
「はい…!私は変態です、ぁぁあああ―――っっっ!!!! 私はご主人様のもの、です…!」
卑猥な質問にはしたなく答え

「聞いておられますか?壊れてしまったみたいですね。それなのにまだ、腰を揺らしてアソコは確りと
私のものを咥え込んでおられるのですから。どうしようもない淫乱ですこと。」
「あ、くぅ、はぁ…―― ぁ…」
やがては喘ぐことしか出来なくなる。男が乳房を揉みしだく手を離すと、ぐったりと豊満な乳房を淫らに
シーツに押し付けて変形させて崩れ、結合部からは何度も注がれた精液と、尽きぬことの知らない愛液が
流れシーツに大きな水溜りをつくっていった。
408♂WIZ×♀廃プリ(後半)sage :2005/09/01(木) 18:56:23 ID:GP/Ds3No
「このスリムポーションとロープは牝奴隷の御嬢様に差し上げますよ。」
「ひぃ…――!」

一本…二本…三本…四本。お尻の穴にもう一本。両方の穴に挿入された細い棒が深い愉悦に落とされた女を
更に堕ちさせる。抜けないのは、ハイプリーストの衣装ごと、亀甲縛りに女を拘束するロープが秘所を通り
押さえつけているから。手も足も動かせずに、例え動いても、足枷と首輪の鎖が金属音を立てるだけ。

無様に二穴を犯されたままの廃プリ子の姿を背に、良い馨のする洗いたての髪をリボンで飾り、両手に杖を握り
Wizは部屋の扉を開けた。

「少々狩りに行って参ります。其のうちに戻ってまいりますので、お一人で悶えていて下さいませ。
後ほどまた犯して差し上げますよ。」

翻る長いマントを見つめる瞳は欲情に濡れて、聖職者の衣装は愛液と涎と涙でべとべとに。
秘所は挿入されたままのスリムPをもどかしげに締め付ける。必死に刺激を求めて腰をくねらせ
下腹部へ力を入れた。

「や、ぁ…!いかないで、もっと、もっと欲しい…!もっと太いので犯して欲しいのぉ…!!!」

女の、否、牝の悲鳴がドアの閉まる音で掻き消される…――




以上です。この後で誰かが入ってきて犯されたりみたいなことも考えましたが
これで区切りということに…。
409名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/01(木) 20:51:47 ID:M/fE3tXc
鬼畜WIZ様待ってましたっ……。GJ&ごちですっ!
410年下ねーさん騎士×♂アサsage :2005/09/02(金) 00:11:13 ID:xtnJKtwI
ああ、話が似てしまいました。
鬼畜WIZ様の足元にも及ばないエロでしたが投下させてくださいませ…。
投下逃げorz

↓年下ねーさん騎士の受難。
411年下ねーさん騎士×♂アサ1sage :2005/09/02(金) 00:11:53 ID:xtnJKtwI
「見てみて、焼けて境界線」
スカートと太ももにくっきりと出来た境界線を、彼に見せ付けた。
「ねーさん…、見せなくていいから」
「いや、見てもらう!ここまで焼けたのなんかショック大きいんだから!」
ソグラト砂漠。
砂にまみれながら、あたしと相方のアサシンは歩いていた。
モロクへの道は長く、そしてその日差しは容赦なくあたしたちを照らす。
「ねーさん、ぱんつ見える」
「見るなっ」
「見えない」
見えないのはわかってるけど。
あたしは裾を直してからペコの手綱を握りなおした。
久々のペコに、初めての二人乗り。
最初は男の人と密着状態でのペコ乗りが恥ずかしくて仕方なかったが、ここまで来たら
もう何も言ってられない。
早く着いて欲しい、それだけなんだ。
しかしこの暑さに耐えかね、一度休憩しよう、と思い立ったその時、モロクの町の大きな門が姿を現した。

ペコから降り、手綱を手にして町の中に入る。
「とりあえず宿確保しないと」
「あ、それなら俺が行く、ねーさんが収集品持ってたよね、あれ売ってきてくれる?」
さっきまでの疲れをみじんも見せず、彼があたしの手から手綱を取った。
「うん、なら、ついでにごはん買っていくね。あとで連絡して」
手馴れた口調だが、あたしと彼が出会ってまだ1ヶ月。
きっかけはこの麦わら帽子だ。

騎士であるあたしと、暗殺者の彼とのパーティは思ったよりも好調で、
あたし自身の戦い方も彼中心に考えるようになってきていた。
恋人というよりは、姉弟のような関係に近いと思う。
…年齢はあたしのほうが下だったけれど。
「ねーさん」ってのはあだ名のようなものにしか感じていない。

「んと、商人…ついでにごはん買えるところ」
人の多い街中、なるべく歩かなくてすむようにしたい。
あたしは惣菜のいいにおいを頼りに、ベストポジションを見つけることに成功した。

「えと、これ全部でいいんですね?」
「うん。全部お願いします」
売り物の南国のフルーツがよく似合う、褐色の肌が艶かしいお姉さんに収集品袋を渡す。
「じゃあ計算するから少しお待ちをー。」
「あ、ごはん買ってくるから、ちょっといいですか?」
「はいはい、この引換券お持ちくださいね」
数字の書かれたプレートを受け取り、あたしは空腹の赴くままに隣接した食堂に足を運んだ。
412年下ねーさん騎士×♂アサ2sage :2005/09/02(金) 00:12:55 ID:xtnJKtwI
久々にいい気分。
お金も思ったより多目に手に入ったし、おまけしてもらったあったかいゴハン。
今夜はいい夢見られそう。
「ねーさん、宿いつものところ取れたから」
思い出したようにwisが飛んでくる。
「うん、すぐ行く」
返事したころにはもう宿屋に入っていた。いいことは続くものだね。
既に馴染みとなった宿屋の娘さんに部屋を聞き、テイクアウトしたゴハンを落とさないようにノック。
「お帰りー」
「ただいま、ね、開けて」
「うん、ちょっと待って」
ドアを開けてもらい、流れ込むようにテーブルにゴハンを置く。
まだ作ってもらったばかりだから温かく、いいにおい。
「お、うまそー」
「うん、早く食べよ」
待ちきれないあたしは、すぐに椅子に座る。「あたしこっちね」
「はいはい。先食べてていいよ」
どうやら彼は何かを探しているらしい。なんだろう?
「早く食べないと」
「うん、いいよ食べてて」
気になったが、あたしは言葉とコーヒーを同時に飲み込んだ。

最後の一口を飲み込み終えた時、彼はやっと諦めがついたのか椅子に座り込んだ。
「どうしたの?」
「うーん」スプーンを手に取り、渋い顔でモロク名産のフルーツカレーを軽く混ぜる。
「ねーさん、カード知らない?マミーカード。」
「え、いつの間に出たの!?あたし知らないよ?」
んー、と口ごもり、なにか言おうとした口にスプーンをつっこむ。
「いや、前ここに来たとき、スティールして出たんだけど、驚かそうと思って言わなかった」
「まさか、さっきのに一緒に入れてたってことはないよね」
「だったらねーさんが気づくでしょ」
あたしは血の気が引く音を聞いた。
あたしは袋をそのまま渡し、売ったのだ。
店に売ったら、もう戻らないのは確実。いや、もし。…でも、少し値段が多かった。だとすると…。
「ねーさん?」
「ごめん、もしかしたら、売ったかも…」
「…マジで」
食べかけのカレーからスプーンを置き、彼はテーブルに伏せた。
「いや、俺も確認しなかったのは悪いけどさ…」
「あたし、ごめん…。どーしよ」
「もう無理だね」
地に響くような声。
「ねーさんに頼んだのが間違いだったんだなぁ」
かちん、と来た。なに、それ。言ったのはそっちじゃない。
「だったら自分で行けばよかったのに、なんであたしに任せたのよ」
「ねーさんが宿とると二部屋とるんだもん」
「あ、当たり前でしょ、って、今日も!?」
「当然、俺ねーさんと寝るの好き」
血が上った。もう止められない。
「なんで、いつもそーなのっ!?自分だって悪いんだよ?そもそもカードって、
そんなに大事なことなんで言わないの」
「あとで脅かそうと思って」
同じ目の色が曇っている。
「いつも大事なことは後で言うんだからっ」
「…ねーさんだって、もーちょっと気を使ってくれたらさ」
「ああ、すぐに人のせいにっ!どうしてアサシンって、戦い方も、言い分も卑怯なの!?」
気づいたときは遅かった。
ばんっ!とテーブルを叩く鈍い音。
「…。」
「…ごめん、言い過ぎた…」
「ねーさん、先寝てていいよ。頭冷やしてくるから。」
彼はそのまま、揺らぐ影のように扉から出て行った。
追うことも出来ず、なにも言えないあたしは陽炎のようにゆらゆらする頭に現実を叩きこむことしか出来ない。
413年下ねーさん騎士×♂アサ3sage :2005/09/02(金) 00:13:56 ID:xtnJKtwI
灼熱の砂漠は、夜になるとうってかわって冷え込む。
それでも外からは人々の声がしている。わからないけれど、多分まだ夜が始まった時間。
なんだか冷え冷えする体を丸め、あたしは毛布をかけ直した。
「さむ…」
いつもは寒くない、そしてこんな不安なことないのに、と思ってはっとする。
彼の体温に安心してたからなんだ。
たった1ヶ月一緒にいただけなのに、いないともう落ち着かなくなるなんて。

月が出ても、彼はまだ、戻らない。
外はまだ喧騒の声でいっぱいだから時間としてはまだ早いのだけど、あたしは起きてる気にもなれなかった。
ふとランプの薄い明かりが揺らいだと同時に、ドアが開き、そして閉まる音がした。
「ただいま」
無感情な声。「お帰り…あの、ごめんなさい、あたし、とんでもないこと言った」
毛布を跳ね上げ、駆け寄る。ぷんとお酒のにおいがした。
「ねーさん、別にもういいよ。俺も悪いし」
「ううん、あたしが悪い。本当にごめんなさい」
言葉を取り消せるなら。
「…なら」
酔っている。お酒のにおいがここまでわかるってことはどれだけ飲んだのだろう。
「っ!?」
抱き寄せられ、お酒が含まれたようなキスをされた。
自身のアルコールをまぶすかのように、ねちりと舌を絡めとられ、ねぶり、吸われ、流し込まれる。
絡め取られた指、濡れた唇を繋ぐ唾液が糸を作り、切れるのをあたしは呆然と見つめる。
「ねーさんに、お仕置きさせて?」
「おしおき…?」
彼の目がすっと細くなる。笑ったような、でもどちらかと言うと獲物を捕らえた獣に似ていた。

彼がどこからか取り出したのは、ブリガンだった。
鉱物で出来ている、モンスターからの収集品。よく加工して用いられている。
「ブリガン?」
「の加工物」
彼は、にや、と笑った。
「止まらない心臓がここに入ってる」
「?なんか、動いてない?」
「そう、これを、ね」

きょとんとするあたしをそのままベッドに押し倒し、先ほどより激しい口付け。
さっきより強く、しびれるほど舌を絡める。
「ねーさん、キスだけで濡れるよね」
「っん…、ふぁ…、なに、なにする気?」
彼の楽しそうな顔、そしてあたしのふとももを優しく撫でる手。なにをされるかは薄々気づいていたけれど。
「お仕置き」
くちゅ…
「うん、いい感度だ。」下着越しに軽く刺激、そして耳元で「ねーさんのえっち」
「ひゃ…」
ぴくん、と体が疼いた。
ほとんど毎日のように抱かれている。それでも、慣れるなんてことは出来ない。
彼の太い指が下着を割り、ぷっくりとした敏感な肉の尖りを引っかくように撫でた。
「ふあぁっ!!」
体が弓なりに反る。溢れる愛液をその指で掬うように、そして全体にまぶしていく。
「ちょっと、だけ…ね」
入り口を撫で、そのまま指を入れた。
「あ、くぅっ!…ぁ、はっ、やぁん!」
こぷり、愛液をかき出すように動く指。「もうちょいかな…」彼の楽しそうな声。
二本入れられた指は、ゆっくりと広げながらの出し入れを繰り返す。

ぬぷ、くちゅくちゅん…っ

「ひぅ、やぁぁんっ!」
そのたびあたしは電流を流されたように体をしならせた。
「…さてと、もういいな」
ちゅぷん、指を引き抜く。「あ、…やだ、やめちゃ…」
「このままだとお仕置きにならない」
さっと下着を剥ぎ取り、酒の抜けた顔で再びあたしの口をふさぎ、そのまま…
ぬくん、と何かが入った。
「!!」
生き物の感触ではない。でもそれは規則的な動きで…
「気持ちいい?ねーさん」
さっきのブリガン、気づいたけれどどうしようもできない。
「ひっ、いや、いやいやいやぁっ!」
ずぐんずぐん、と規則的な動きをしたそれは、あたしの柔肉を割って蠢いた。
「あんまり声上げると聞こえるよ」
なだめるような声を耳に伝え、それでも彼はその手を止めない。
「ひぅっ…ん…くっ」
くっと声を飲み込む。それでも口からの熱い吐息は激しく、あたしはそれから逃れようと体をねじらせる。
が、それは逆効果で、新たな刺激を与えるに過ぎなかった。
「ねーさん、可愛い」
むき出しにされたあたしのお尻をゆっくり撫で、再びそれを埋める。
気が狂いそうになり、暴れるあたしの手を取る。そのまま起き上がり、彼はあたしを無理矢理立たせた。
「や、無理…ダメ…お願いっ、あ、…んくっ」
規則的に動くそれは、果たしてその動きに変化をつけつつあった。
「なんで、これ、あ、…ぃや…」
小さく、大きく振動する。
「ねーさん、夜の散歩、行こうか」
悪魔の微笑み。きらりと目が光る。
「…」
さっきのあたしも、こんな目をしていたのかな。
そう考えると、あたしは小さく頷くことしか出来なかった。
414年下ねーさん騎士×♂アサ4sage :2005/09/02(金) 00:14:31 ID:xtnJKtwI
薄いマント。いつものミニスカート。いつものあたし。
違うのは、下着をつけていないこと。それだけでももううまく歩けないのに。
「待って、やっぱり、やだ…」
「ねーさん、やだとか無理とかないからね?」
この人はどうしてこんなに楽しそうなの?もう、あたしの内太ももはぬるぬるしたものが伝っているのに。
「俺も一緒だから、ね」
手をとられ、半ば強制に歩き出す。
はっとして気づいた。姿がない。
…クローキング。実質一人で歩けと言う事らしい…。
いまのあたしの顔は赤いだろう。マント羽織ってても、歩き方がおかしい。
どくんどくん、体全体から振動が聞こえてきそうで。
「みんな、見てる気がする…っ」
喧騒の中のあたしの呟きを聞き逃す彼ではなかった。
「そうだね、ねーさんのいやらしい愛液のにおいがするもん。近くにいると振動も伝わるしね…」
とろり、蜜がまた太ももを伝う感覚。
「や、め…」
「ねーさんのえっちな姿、見られてない?ほら、さっきのローグ。じっとねーさん見てたよ?」
「ぃや、そんなこと、ない…」
ずくん、と強い振動があたしを突いた。「はぁんっ!」
たまらず上げた声に、そのままへたり込む。
…幸いなことに、喧騒で掻き消えたらしい。それでも、あたしを怪訝そうな顔で追い越す人はいたけれど。
「ねーさん、ほら、がんばれ」
姿を現し、無理矢理立たせる。
「…許して、おかしく、なる…」
胸に飛び込む形で倒れこんだ。「…わかった、ねーさんに嫌われたくないし」
ひょいと抱き上げられ、宿屋へと戻る。
まだ、頭の中はふわふわと靄がかかっていた。
その時、あたしは確かに耳にした。あたしの中の歯車が、不思議な音を立てるのを。

部屋に戻ってもあたしは解放されることなく、彼の行動を見るしか出来ない。
「ねーさん、すごいエロかった」
ベッドに寝かされ、何度もついばむような短いキスを重ねる。
「お願い…はやく、抜いて、おかしくなっちゃう…」
「いいよ、お仕置きしてるんだから」
そういいながら、あたしに振動加えるそれを入れたまま指を突き入れた。
「あぁぅっ!!」
「すご、溢れてる…」
くちゅくちゅ、どくどくん。
「おね、がい…イかせて、…も、ダメ…」
「ん、わかってる…抜いてあげるから、ほら」
うつぶせにしたあたしのお尻を高く上げ、入り口に指を入れる。「ねーさん、すごい、ここ、てらてら光ってる」
「やめ…言わないで…」
半分泣きが入っている。これが懇願なのか、羞恥なのかあたしにももうわからない。
「抜くよ?」
ずりゅん、まだ振動を繰り返すそれをゆっくりと抜かれた瞬間、あたしはベッドに崩れた。
小刻みに振動する鈍い音が届く。やだ、もう止めて。恥ずかしいから
「ねーさん」
「!」
再び腰を持ち上げられた。これ以上ないくらい溢れる愛液を指にまぶし、入り口を開く。
「ねーさんのここ、綺麗…ピンクで、ひくひくしてる」
「…ぃ、あ…っ、ひろげちゃ、や…」
ほら、と楽しそうに指でかき回す。「かき混ぜると、白く泡立つんだ。ね、見たい?」
「ばか、あとで、…覚えてなさいっ…やぁぁんっ!!」
「ごめんね、ねーさん」
腰をつかまれ、そのまま「っ!!」
熱いものがあたしを貫いた。
背中をぐっと押さえ込まれ、高く上げられたところに彼のものがあたしの「いちばんいいところ」を突いてくる。
「クプクプ言ってる、ねーさん、こんなに濡らしてるのに、きつ…」
「ひぁ、あぁっ!…や、ダメなの、そこ、…気持ちいいのっ」
じんじんと頭の中が熱くなる。「やめちゃやだ…、えっちでいいから、もっとぉっ…」
「どうしたの、ねーさん…っ、いつもと、ちが…」
あたしの耳元にキスするように、彼は覆いかぶさった。
「よかったんだ、あれ。…ねーさん、可愛いよ」
「や、違うの、…っん、あんなの…っ」
嘘だ。あたしの歯車は、あれのせいではずれかけたのに。
「ねーさんの、…あったかくて気持ちいい…やば、限界…っ」
彼も我慢の限界だったのか、イく寸前の、激しい動きになっている。
「許して、んく、ふぁぁっ!イっちゃう、イくの、ダメ、やぁぁっ!!」
「…っ!!」
どくん、とひときわ大きい振動があたしを突き動かした。
415年下ねーさん騎士×♂アサ6sage :2005/09/02(金) 00:16:37 ID:xtnJKtwI
体力回復はあたしのほうが早い。
「どこで手に入れたのよ、こんなの」
「裏ルート」
あたしの手にしたブリガンを見ながらにやにやしている。
「よく考えたよね、止まらない心臓とブリガン…」
まったく、どこの酔狂な人間が考えたんだ。
「あと、遠隔操作用ロザリー」
「え?」
彼の胸元に揺れるロザリー。不釣合いだと思ったらそういうわけか…。
「ここに青ジェム入れる。聖の力に弱いから、聖の力で鼓動が激しくなるだろ?」
加工されたロザリーを軽くひねると、青ジェムのかけら。
彼の指先ひとつでブリガンの鼓動が強弱している。
あたしはあきれた。
「…なんか、ムカっときた」
「ねーさん?なにその笑い」
あたしはまだ体力の回復していない彼ににじり寄った。手にはブリガン。
「痛くしないから、ね」
「いや、マジでやめよ、ね。ねーさん!」
「思い知れーっ!」


結局。
次の日昼まで寝てたあたしたちが、目的地であるピラミッドに入ったのは日が半分沈んでからだった。
「ひどい、もうお婿に行けないっ」
「ところで、なんでそんなにマミーカード欲しいの?」
話題を変えたあたしに彼は少し渋りながら言った。
「それお金にして…資金にしようかなと思ってさ…。」
「…は?何の?」
「やっぱ、いい。お婿に行けないし」
あたしはため息ついた。
「マミーカード出たらお婿にもらってあげるよ」

結果は言うまでもない。
そう。あたしたちはそこまで運が言い訳ではないのだ。
とりあえずこのままいられればいいや、あたしは思ったけど言わなかった。
416年下ねーさん騎士×♂アサの話sage :2005/09/02(金) 00:18:36 ID:xtnJKtwI
以上、なんだかシチュエーション似てすいません…。

お目汚しにて失礼。
417名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/09/02(金) 00:30:36 ID:C6rUElEU
♂アサの後のバージンロスト?!(*ノノ)
シュチュが被ったとしても、全く同じというわけでもないからOKでは?

さて、では一仕事。

(*゚∀゚)っ[♂アサの断末魔を妄想(1/20)]
418名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/09/02(金) 00:31:06 ID:C6rUElEU
うは、上げちゃった・・・。orz
419名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/02(金) 09:02:57 ID:KAC5dATY
引換券に萌えた(1/20)
420名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/02(金) 09:58:39 ID:6BCXOkrI
カードはスティールできないんで最初「何この性悪アサ」とか読んでしまった…。

でも両方で謝ってるのに突然お仕置き言い出すアサはちょっと突拍子が無くね?
421名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/02(金) 14:38:42 ID:1ZoW8x8k
>>396-405の人
率直に。すごい。
単にエロいだけじゃなく読ませる何かがあってぐいぐいひきつけられた…
次回作も期待してます…!
422名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/02(金) 15:38:49 ID:G2lYF1SY
淡白な旦那チャンプがWiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiz様のご招待を受けて宿に・・・
とか言う流れを期待してしまっている俺がいる
423名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/02(金) 19:22:14 ID:AeFJc.kI
>どっかの486氏
問題点なくて指摘できません!超GJ。

コンプレックスの人や鬼畜Wiz様の人や、なにこの文神祭り。(*´д`)ハァハァ

ついでに>>418に萌えた。
424自分がコンプレックス。sage :2005/09/02(金) 20:06:25 ID:ERcnoObs
>>420
ああああ、つっこまれた!
素で気づいてませんでした。カードスチィル。
アサの突拍子ないのは「あれくらい言われたらってのと酒入ってぐたぐだに」との考えです。
精進します。すいませんでした&ありがとうございました!
425名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/02(金) 23:21:54 ID:VPA1LBjg
>>396
エロすぎ・・・言葉責めがいいですね
今回も鬼畜WIZ様がご乱行で何よりです。おいしく読ませて頂きました。
426396sage :2005/09/03(土) 00:03:01 ID:q/Na5vHs
たくさん嬉しい言葉を頂いて感謝感激です。これを原動力にもっと良いものを
書けるように努力していきます。

>>410
方向性は同じ羞恥でも、愛のあるカップルって感じがしてとっても素敵でした。
細かい小道具や狩りの後の様子なども読んでいて楽しかったです。

>>422
旦那の前に、貞淑であったはずの妻が、乱れて犯してくださいっておねだりしている様を
見せてあげるのですか。えろいですね。其の後はえらい修羅場になりそうですけれども。
427名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/03(土) 19:59:05 ID:..CzLqi6
ちょっと電波を受信したんだが・・・文才が全くない俺ガイルorz
428名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/03(土) 20:11:11 ID:GTyCS0iA
とりあえず吐き出してしまいましょう。
もしかする字書きさんが文章化するかもしれないですよ
429282sage :2005/09/06(火) 00:26:35 ID:SgPhfDLM
お久しぶりです。
一本書きあがりそうなのですが、長くなってしまった上エロ分が薄くなってしまいました。
こと、言葉責めWiz様やコンプレックスの人の秀逸なお話の後でというのは恐れ多い次第です。

容量は20Kbを超えたあたりなのですがこのスレに投下してもいいものでしょうか?
スレ住人の皆様のお知恵をお借りしたく思います。
430名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/06(火) 06:31:00 ID:l/OSJf1Q
>429
ぜひ掲載希望!私はここに書き込んでいいと思いますが、
どうしてもここへの掲載に抵抗があるならばえろだにでも…
ttp://archer.s1.x-beat.com/main.shtm
431名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/06(火) 19:43:03 ID:614XfVzg
20Kbだとやや大きめだし、えろだとかあぷろだ使用に1票。
いまからワクテカしてまってます(*´д`)ハァハァローランドさま
432名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/06(火) 21:07:36 ID:UX5hDqYY
個人的にはwikiあたりを推奨。あぷろだは解凍とか面倒で読みづらいしね。

ちなみにスレに投下すると携帯からでも手軽く読めるというメリットが付いてくるのですよ!
433282sage :2005/09/08(木) 00:18:10 ID:MtEcYUQM
とりあえず書き上げてしまったんで投下します
内容は♀商人もので辛いかと

前回よりえちぃところが大幅に減った上にイタイ話になってしまいました
代わりに燃え成分として戦闘シーンを入れてみましたが楽しんでいただけるとうれしい限りです
次はもう少しえちぃな量を増やそうとがんばってます

>430>431>432
ご意見ありがとうございました
小人様にはお手間を掛けさせることになりますが
レスとレスとの間が好きですのでこちらのスレッドに投下させていただきます

なお、本編は本編のみでもお楽しみいただけますが
>283-286のDryard、>320-325のSuccubusをあわせてお読みいただけると幸いです
434Punk(1/5)sage :2005/09/08(木) 00:20:25 ID:MtEcYUQM
「あんたがジェイドか?」

待ち合わせの酒場で時間をつぶしていた私に声をかけてきたのは大柄な男だった。
マントで全身を覆い隠しているがその隙間からちらちら覗く白い金属片には見覚えがある。
厄介なことに聖堂騎士だ。その内心を暴露しないよう鷹揚に頷いて席を勧める。

「なるほど、影がわだかまったようとはよく言ったもんだ」

海賊頭巾に眼帯を常に身に付ける私は黒い髪と瞳も相まって全身真っ黒という印象を与えるらしい。
それは歴代の弟子にも散々言われてきたことであるし、暗殺者ギルドのほうでも良く言われていたことだ。
今更確認することでもない。

男は唇を釣り上げて笑い、遠慮のカケラもなく向かいの席に着いた。下品な笑いだ。
職業的に人を殺していた私は職業柄ロクでもない人間をいくつも見てきたがコイツはワースト10に入るだろう。
いや、ロクでもない奴ランキングと評するならばベスト10か?

「引退した暗殺者を呼び出して一体何のつもりだ?」
「なに、一人殺してもらいたい奴がいるのさ」

ナンセンスだ。引退した暗殺者に殺しだと?
しかし、男が口に出した名前を聞いて私はさらに驚くことになる。

「相手は高司祭。名前はゲルトルート。今このモロクに逗留している」
「彼女が私の弟子だと知ってのことかね?」

ゲルトルート。かつて、服事でありながら私に師事したことがある神官戦士だ。
理由は復讐のためだったか。コイツとは違った意味でなかなかに腐った目をしていたのが記憶に鮮やかだ。

「転生してまで殺しに手を染めるあんたならあの女もひとたまりもないだろう?
 それに師の手にかかるなら弟子名利に尽きるってもんじゃないかい?」
「断る。弟子といえば家族も同然だ。家族に手をかけるほど悪鬼外道に堕ちたつもりはない」

ここでこいつは誰かと考える。師と弟子を争わせようとはなかなか腐った根性だ。
ゲルトルートは確かに私が仕込んだ弟子の中でも屈指の使い手となった。
中でも敵に対する斟酌ない態度は特筆に価する。もし彼女が初心者であったなら間違いなく盗賊を勧めただろう。

しかし、残念なことに彼女は服事だった。能力的な限界より教会の教義が彼女の行動に規制をかけていた。
それゆえに彼女が敵と認める相手は防衛反応的なものが非常に強い。
これに仕事上の敵も加えられるならば精神的には理想的の暗殺者なのだが…。

余計なことを考えている。あの娘はあの娘で今を謳歌していることだろう。それはこの際どうでもいいことだ。
人は生きているだけで恨みを買うものだが、権力にも興味を示さないだろう彼女が恨みを買うことは考えにくい。
そして、彼女は無為な暴力を進んで振るうほど壊れてもいない。ならば相手は限られてくる。

「私もね、君のことは知っているよ。ゲルトルートにこっぴどくヤられたのだろう?」

バキン。
木製のコップがひしゃげて砕けた。なかなかの握力だ。
とはいえ鎌をかけただけでこの反応はあまりにお粗末だろう。これが彼女の復讐の相手か。

「ふん、やはりその筋か。君も名誉を重んじる騎士の端くれならば自らの不名誉は自らの手で注ぎたまえ」
「後悔させてやるぞ」

あまりに陳腐な台詞に席を立った私の背中を声だけが追いかけてきた。

「精々弟子を大切にするんだなッ!」

その言葉に私の元を巣立っていった弟子たちの顔を浮かべる。
大切にするも何も、どいつもこいつも可愛げないほど優秀ではないか。
あの程度の男がどうこうすることなど出来ない奴らばかりだ。

「さて、くだらん話は忘れて我が家に帰るかね」

一人ごちて家路についた私の足がぴたりと止まる。
…今、あの家で暮らしているのは誰だ?私ともう一人、家事の一切を任せているあの子はどうなのだ?
外から見て最もわかりやすい"弟子"ではないのか?
なぜ気づかなかった?身近すぎて忘れていた…のか?だとしたらなんて失態だ!

嫌な予感というには少々禍々しいものが背筋を駆け上がる。
彼女は、確か、今日は久しぶりに狩りをしてくると外出しているはずだ。
私はリストバンド型ウィスホンを操作すると今一人だけ抱えている弟子に連絡を取る。

ウィスホン。私は詳しくないが魔術によって遠距離の人間と会話をすることが出来る宝石。
この国の冒険者には初心者として登録を行う際に支給されるものだ。

手ごろな大きさであることから所有者の好みで様々な形に加工されることがある。
主な加工品としてはイヤリング、ネックレス、ブレスレット。
操作性の問題からアンクレットにしている奴は見たことがない。

「………」

返答がない。あの子のことだからこの時間帯は昼寝をしていてもおかしくない。
しかし、この胸のうちで膨れ上がる不安と焦燥は何だ?
そもそも危険なことに巻き込まれるかもしれないことは十分に言い含めていたではないか。
だというのになぜあの子のことでこんなに心を乱さなくてはならない?
私は無意識のうちに歯軋りをすると信じられないほどの苛立ちを抱えて帰路についた。
435Punk(2/5)sage :2005/09/08(木) 00:21:47 ID:MtEcYUQM
「ふぁ…あ〜〜〜あ」

うとうとと椰子の木の陰で眠っていたわたしは気だるい身体を起こして伸びをします。
空を見上げると今日もからりと晴れた青空が広がっていて乾いた風がわたしの髪をなでていきます。
ここは砂漠の町モロクを擁する広大な砂漠地帯ソグラト。
プロンテラやフェイヨンに比べれば厳しい気候ですが、人が生きていけないところではないのです。

わたしは、商人ギルドに所属する商人のアスリンといいます。
三つ編みにした薄い金色の髪がトレードマークでいつもはモロク南カプラの近くで商いをさせてもらっています。
ルティエ生まれの色素の薄いわたしは、ごってりとした商人の衣装が気に入っています。冬でも暖かそうだから。
あ、でもモロクに来てしばらくの間は日差しを浴びるだけでげっそりしていたこともあるんですよ。

今日、どうして砂漠まで足を伸ばしたかといいますと。その、ちょっと最近食べすぎちゃって…。
あぅ、体重が気になるのはモチロンなのですけど、少しは戦いの腕も上げないと師匠に怒られそうだからです。

師匠というのはアサシンクロスの男の人でわたしの師匠です。
困りました。全然説明になっていませんね。
商人になりたてのころ砂漠狼の群れに追いかけられていたわたしを助けてくれたのが人です。
行くあてのなかったわたしは、そのまま家に押しかけて居ついてしまったのです。

男の家に若い娘が押しかけるなんてどうなっても知らないぞ?
はい、その通りだと思います。…えっと。いろいろそういうことも覚悟していたのですけど。
師匠はとても紳士的でロハで家事をさせるのは悪いからと弟子にしてくださったのです。
以来、わたしは師匠に戦闘や相場に関することを教えてもらいながら、お抱え商人のようなこともしています。

はい、わたしはきっと師匠のことが好きなんだと思います。
聞くところによると特異な状況下で出会った男女はその胸の鼓動を恋愛感情と間違えることもあるそうです。
けれど、一緒に暮らしてみて、わたしは本当に師匠のことを好きになってしまいました。

転生職として必要以上の強さがあるのに、そういったところを鼻にかけることもないですし。
なにより、相手のいうことをちゃんと理解できる人はきっと稀有だと思うのです。
ですから、クリスマスやバレンタインが来るたびにいろいろとわたしの気持ちはアピールしているのですけど、
師匠から快い返事を貰ったことは一度もありません。もちろん、手を出されたことも。

まさか、女の子に興味をもてない趣味の人かと思って調べてみたのですけど、そんなこともありませんでした。
え、どうして知ったかですか?あぅ、その冒険に出る前友達の家でそういうものがありまして…。
え、どうやって調べたかですか?その、師匠の行きつけの娼館に押しかけてツケを払うふりをしていろいろと…。
そうじゃなくて!とにかく、師匠は普通に女の人を抱くのに、わたしには興味がないふりをしているんです。

ふりじゃなくて本当に興味がないとか?
あぁ、それ以上は考えちゃダメです!

一人で考えていてもどうしようもないことに思い煩っている間に、もう家の前まで帰ってきてしまいました。
モロクの家屋は日干し煉瓦で造られたもので北の生まれのわたしにはこんな薄い家で大丈夫かと思いました。
けれど、住めば都とはよく言ったもので風通しのいいこの家はモロクにぴったりだと今は思っています。

「アスリン、遅かったな」

粗末な木造のドアを押し開けると、玄関の奥では師匠が待ち構えていました。
黒を基調としたアサシンクロスの鎧に短く刈られた黒い髪と黒い瞳がわたしのほうを向いています。
額を護る海賊頭巾と眼帯を含めて、彼の第一印象は影がわだかまった様としか言いようがありません。

「心配したぞ」

一瞬わたしは自分の耳を疑いました。
態度では色々と気遣ってくれる師匠ですが、言葉で心配してもらったのは今日が初めてです。
頭二つは身長の高い彼はわたしの頭に手をやるとぐしぐしとかき回します。
それはいつもどおりの挨拶なのですけど、なんだか今日の師匠はとても優しいです。

「えと、師匠。ご飯の用意しますね」

なんだか恥かしくて台所へ向かおうと背を向けたわたしは後ろからぎゅっと抱きしめられてしまいました。

「えぁ…師匠?」

突然のことに思考が停止してしまいます。
だって、師匠がわたしに抱きついてきたことなんて今まで一度だってなかったのですから。

「アスリン。愛している」

耳にかかる息が熱いです。
それ以上に熱くなってしまった身体がこれから起こることに期待してかすかに震えます。

「おまえは嫌か?」

震えを感じ取ったのでしょうか、師匠が声をかけてきます。
いつかこうなることを期待していたのにわたしの喉は何かが詰まったかのように声を出すことが出来ません。

「嫌ならば…」
「好きです、師匠。師匠の好きにしてください…」

師匠の拒絶の言葉を聞く前にわたしは、わたしの気持ちを伝えることが出来ました。
その言葉で師匠はわたしをくるりと前に向かせるとそっと唇と重ねてきました。

やっぱりここでしてしまうのでしょうか。
出来れば初めてはベッドの上がよかったのですけど。
でも夕飯の支度だってしなくちゃ―――

そこでわたしは気づいてしまいました。
幸せすぎる。これは全部夢なんだって。
436Punk(3/5)sage :2005/09/08(木) 00:23:44 ID:MtEcYUQM
「なんてエロい中なんだ!きゅうきゅうと締め付けてきやがるッ!」

暖かい夢から覚めたわたしに冷たい現実が牙をむきます。
靴と手袋以外の全ての衣服を剥ぎ取られたわたしに覆いかぶさった男の声が聞こえます。
わたしは、わたしの中をえぐられる痛みにただただ身体を強張らせることしか出来ません。

「男と同棲しているって聞いていたからな!どうせヤリマンだろうと思ってたが、まさか処女とはな!」

装備を見るに剣士なのでしょう、その男はないも同然と友達に評価される胸を無理矢理にもみ、こねくりまわし
硬くしこった胸の突起をつねり上げます。
それは愛撫というには乱暴すぎてわたしの青い身体には痛みしか残しません。

「ひぁっ…痛いッ…………いやぁ……やめて………あぁっ」

雄の凶器でもっとも深いところを小突かれるたびに上がる悲鳴もこの人にとって心地よい音楽なのでしょう。
どうしてこんな酷いことになっているのか、わたしにはわかりません。
なのに、不思議と涙はこぼれませんでした。きっと、心が麻痺してしまったから。

「それとも何か、コイツの男ってのは勃たたねぇのかい?」

師匠を悪く言う言葉に麻痺していた心が少し蠢きます。
勃たないことなんてない、と声を上げようとして、突然、ゲラゲラとだみ声の笑いが上がりました。

「ひひひひひ、そいつの男はな。昔の弟子に搾り取られて勃たねぇんだよ」
「やっぱりそうなのかよ。こんな可愛い娘を手元においておいて手をださねぇなんて信じられないからな」

しびれる感覚の中で頭をめぐらせるとぼろぼろの天幕の入り口近くに大柄な聖堂騎士が立っています。
こんな中でも正装の鎧を外さないその男から発せされる雰囲気を一言で表すなら狂気。
憎憎しげな視線はわたしを通り越して師匠を見据えているようです。
そんな狂気を感じながらも、わたしはその言葉を否定するしかありません。

「師匠…は、そん、な…こと…んぁっ!…ないですっ…ん…」
「ははは、コイツますます締め付けてきやがった」

言葉を紡げば紡ぐほどにお腹に力が入って凶器の形を意識させ、男に快感を与えてしまいます。
気がついたときに感じた痛みはほとんど麻痺してしまっていて、ただ異物が中で動いている感覚だけがします。

「一度も抱いてもらえなかった男に操を立ててやがるぜ」

一番言われたくない言葉を吐きかけられ、びくりと震えたわたしの身体が熱を持ち始めます。
男の凶器で中を擦り上げられるたび、ぞくりとした感覚が背筋を駆け上がり始めました。

「そろそろ感じてきたんじゃないか?アスリンちゃんは淫乱だなぁ」

ラストスパートとばかりに腰の動きを早めた男の勝手な言葉を吐きます。
けれど、身体が熱を持っているのは間違いのないことで、わたしは…淫乱なのでしょうか。

「ほぅら、4回目の中出しだ。…たっぷり注いでやるぜっ!っく」
「いやぁ!!…中はやめてぇっ…いやぁ…いやぁ…ッ」

その懇願には耳を貸さず、一際深く腰を打ちつけた男の先がびくびくと震えて熱い液体が中に飛び散りました。
気を失っている間に3度も汚されたことより、熱い液体が中に染み渡っていく今の感覚がわたしを傷つけます。

「はは、すげぇぐちゅぐちゅいってやがる」

ぐちゃりと水音がして萎えかけたものがわたしの中から引き抜かれていきます。
その濡れたものをわたしの脚に擦り付けて後始末にした男は後ろに控えた男を見やって声をかけました。

「それじゃぁな。なかなか良かったぜ、アスリンちゃん。次はアイヴァンの旦那が相手してくれるってさ」

卑下た笑いを残して男は天幕を後にしました。
残されたのはわたしと大柄な聖堂騎士で、この男と一緒にいるのは絶対に危険だと直感が囁きます。
けれど、何とか逃げ出そうと思うのに身体はまるでわたしのものでないかのように動きません。

とてもまずいです。今、目線があってしまいました。
彼はにっこりと聖人の様に笑うと虚脱状態のわたしにつかつかと近寄ります。
そして、はるか高みから見下ろし蔑むように言いました。

「今のおまえの姿を見たらあの男はどんな顔をするんだろうな?」

わたしは、動かない身体の代わりに全部の力を視線に込めて睨み返して言い返します。

「師匠は…あなたの様に蔑み、ません。ただ苦労をかけた、と言って、くれると思います」

今のわたしに出来るだけの反撃に聖堂騎士はまるで上質のジョークを聞いたかのように笑います。

「ひひひ、これは傑作だ!その男のせいで輪姦されて、それでも男をかばうのかよッ!」

一瞬で笑顔から憤怒の形相へと表情を変えると、その大きな足で下腹部を力いっぱい踏みつけました。
わたしの秘所から純潔の証と白い汚濁が混ざり合ったものが堰を切ったみたいにあふれ出します。
4回分の精液が膣を駆け抜けていくおぞましくも淫らなその感覚にわたしは声を上げることしか出来ません。

「あぁっ!?ああぁっ…あっあっ…いやぁ…!?」
「あの男が、おまえの師匠がどうなっているか知りたいか?」

それは、今一番知りたいことです。
けれど、そのことを伝える必要はありませんでした。この人は自分に陶酔して勝手に言葉を紡いでいきます。

「俺は、昔あいつが育てた化け物女に恨みがあってなぁ…今頃、その女と殺しあってるだろうよ!」

その男は、わたしのお腹を踏みにじりながら嘲笑うように言います。
わたしは…師匠を弟子との殺し合いに誘い出すための、撒き餌…なの?

「俺を馬鹿にする奴は生かしちゃおかねぇ!どっちが生き残っても消耗しきったところを仲間が止めを刺す」

あぁ…。師匠、師匠…。わたし、迷惑をかけてるんですか…。
一方で師匠ならどんなピンチでもきっと切り抜けてくれると信じているわたしがいます。
でも、そんなわたしは次の言葉で力なく項垂れることになりました。

「もっとも、決着がつくころにはおまえは奴隷商人行きだがなっ」

それは、もう、どうやっても、師匠に会えないということを意味していて…。
顔を伝う涙でわたしはようやく気づきました。
犯されることより師匠と引き離されるほうがずっと怖いことに。

「いやぁ…嫌です、師匠…師匠…。助けてください…」

蚊のなくような声で口にしたわたしの願いはきっと誰にも聞き届けられることはありません。
437Punk(4/5)sage :2005/09/08(木) 00:24:44 ID:MtEcYUQM
「あ?誰だテメェいつからそこ…。ぐぁああッ!?」

突然の悲鳴と同時に天幕が倒壊しました。
わたしを嬲っていた聖堂騎士は機敏に身を翻すと天幕の外へと躍り出ます。
一方わたしはというと痛むお腹を摩りながら天幕の布をかき分けて芋虫の様に這い出すのが精一杯です。
師匠が、助けに来てくださったんでしょうか?

天幕から這い出したわたしの目の前に立っていたのは師匠ではなくて見たこともないおんぼろの剣士でした。
手にしたサーベルを見て身をすくませたわたしに、彼は裾の擦り切れたマントをかぶせます。
逆光で気がつきませんでしたが、さっきわたしを散々弄んだ剣士ではないみたいです。

「おまえが首謀者だな」
「俺の復讐を邪魔するつもりか!?」

青く澄んだオアシスを背にした聖堂騎士に断定口調で問いかけた彼の声は静かな怒りに満ちています。
一方の聖堂騎士は手下を全員のされたはずなのにまだ余裕を持っているようです。

「ああ、邪魔してやるよ。こんなこと成功させていいはず、ない」
「おまえに何がわかるッ!!俺はあの女の所為で聖堂を追い出されたんだ!!」

吐き捨てるように呟くように剣士さんが言って。それに答えるように吼えた声が決闘の開始の合図となりました。
一気に距離を詰めた剣士さんの渾身の一撃の勢いを盾で殺して、聖堂騎士は海東剣で逆襲を狙います。
させるかとばかりに剣士さんの翻したサーベルが海東剣と絡み合って火花を散らします。

「はんッ!そんなことを知らなくてもおまえが臆病者だって事くらいはわかるさッ」
「何ぃ!?」

いつの間に体位が入れ替わったのか、鍔迫り合いのままじりじりと水辺に押されていく剣士さん。
いつ力負けしてばっさり斬られるかもわからないのに決して挑発をやめようとはしません。

「おまえが転生した先輩に手を出せないのがいい証拠だ!」

剣士さんは鍔迫り合いのバランスを崩すように一気に力を抜くと半身を後ろへと下げます。
勢い余った聖堂騎士の海東剣は彼の身体を捕らえられず、勢い良く水面をたたきました。
その隙を逃す剣士さんではありません。
半身を下げた反動も利用してサーベルの護拳を聖堂騎士の鼻っ面に叩き込みます。
盾の護りが間に合わず、ぐらりと半歩よろけた聖堂騎士ですが、鼻をゴキリと鳴らすと再び吼えました。

「貴様、いい度胸だな!一介の剣士が神罰の地上代行者たる聖堂騎士に向かって手を上げるか!」

じゃぱり。くるぶしほどの深さの水が一歩距離を詰める二人の足音を際立たせます。
再び剣と剣が打ち合わされ火花が飛び散りました。
戦いはいつも冷静さを欠いたほうが負けると師匠は言っていました。
最初の冷静さを欠いたように見える剣士さんは一合ごとに海東剣によって身体を抉られていきます。

「おまえはその下衆な心を満足させるため、復讐ごときのためだけにこんな可愛い子を辱めたんだろうがッ!!
 それに正義なんてかけらもあるもんかッ!」
「黙れえぇぇッ!!!」

けれど一合ごとに吐き捨てられる言葉は聖堂騎士にとって聞き捨てならないものだったようです。
身体を低く屈めた聖堂騎士は全体重をかけるように肩ごと盾を打ち付けます。
その大柄な体躯も相まって壁が押し迫るようなその一撃は剣士さんを捕らえ、まるで物の様に弾き飛ばしました。

水しぶきを上げて吹き飛ばされた剣士さんは、意外としっかりとした仕草で立ち上がります。
けれど、額を護るゴーグルのグラスはひび割れて全身の傷口からは赤い雫が滴り落ちています。
まだ右手の剣は健在ですが、もう膝を超えて太ももに達した水深は動きを妨げるだけの障害物でしかありません。

「大体おまえは俺が剣士だから打ち合っていられるんだろう?俺が騎士だったら尻尾を巻いて逃げてるよなッ!」

滴り落ちる水滴を拭いもせずに剣士さんは挑発を続けます。
しかし、サーベルを油断なく構えながらも水に脚をとられて動けない彼を見て好機と捕らえたのでしょう。

「だったら騎士になる前に死ねッ!!」

ざばざばと水を掻き分け間合いを詰めると剣を水面に突き刺し聖堂騎士は祈りを捧げます。
子供でも一度くらいは聞いたことのある必殺技グランドクロス。
半ば魔法といわれるこれならば足場の悪さなんて関係ありません。
一切の害悪と共に我が身すら焼き尽くす最強の技が剣士さんに襲いかかろうとしているんです。
いくら剣士さんが強くても悪魔を一撃で屠れるような閃光に晒されてはひとたまりもありません。

「逃げてくださいっ!!」

わかっているんです。
あの水深でグランドクロスの発動までに範囲から逃れることなんて出来ないことは。
もし盗賊の様にバックステップが出来てもオアシスの深みに嵌るだけということは。
でも、叫ばずにいられるわけありません。
そのわたしをちらりと見て微笑む剣士さん。それは死を目の前にした笑みではなくて勝利を確信した笑みです。

次の瞬間オアシスに震わせたのは光の奔流ではなくて、今まで見たこともないような大きさの水柱でした。
水しぶきが晴れて、オアシスに立っていたのはサーベルに炎を宿らせた剣士さんでした。

「お前なんざ聖堂騎士の風上にも置けない!そのままおぼれちまえ」

マグナムブレイクです。ほとんどの剣士が一度は習得するのにほとんどの剣士が忘れてしまう技。
剣士さんはその爆発力を利用して相手を転ばせたんだと思います。
陸地で転ぶだけなら立ち上がれば良いですけれど、太ももまで水があるあの場所ではそうも行きません。

それに聖堂騎士の正装である重装甲の鎧に大量の水は天敵です。
一度転んでしまえば水と鎧とマントの重さで立ち上がることは出来ないでしょう。
…もしかすると剣士さんは追い込まれた振りをして相手を水場に引き込んだのかもしれません。

勝利を手にした剣士さんの顔には不思議と精彩を欠いています。
その理由を考えて、はっとしました。この人はきっと人を殺したことがないんだと。
この考えに至った時、わたしは思わず声を上げていました。

「助けてやってください!」
「でも、君を…その、した奴だろ?」

精気のない顔で、それでも多少はわたしに遠慮してか剣士さんは問い返します。

「剣士さんが殺すほどの価値はないです。それに、殺すならわたしに殺させてください」
「…そうか、わかった」

思わず剣士さんに声をかけてしまいましたが、彼はわたしを助けに来たのでしょうか?
わたしは…本当に助かったんでしょうか。
438Punk(5/5)sage :2005/09/08(木) 00:25:22 ID:MtEcYUQM
「あの、あなた一体なんなんですか?」

ひんやりとした椰子の木の陰で同じくひんやりとしたリンゴジュースを口にしながら剣士さんに尋ねてみました。
商売柄わたしは人の顔をおぼえることは得意なんです。でも剣士さんはわたしの記憶にない人です。
それに、砂漠で…その、そういうことになっている女の子を助けてもメリットはないと思うんです。

もう一つ疑問に思うことがあります。
今口にしているリンゴジュースは彼が用意してくれたものです。
他にも清潔なタオルや口の中を漱ぐための消毒用アルコールなんてものも飛び出してきました。
つまり、手回しが良すぎるんです。なんだか、わたしの知らない裏があるとしか思えません。

「通りすがりの正義の味方の名もなき剣…」
「…あの、寒いです」

背後で同じように幹にもたれかかっているだろう剣士さんに出来るだけ不機嫌な声で答えます。
ちなみに、今のわたしはオアシスで身体を流して破られずに残っていたいつもの服を身に付けています。
その間、剣士さんは律儀にもこちらを決してみることなく男たちを縛り上げていていました。
だから、実際に寒いわけではないですよ。苦笑するような雰囲気の後、剣士さんはまともに答えてくれました。

「話せば長くなるんだけど…俺には先輩って呼んでいる人がいてね。その人からのお願いなんだ。
 彼女が珍しくトラブルを抱えていてその原因が、ごめん、遠因が君だったんだ。
 直接のトラブルはアサシンクロスに命を狙われてしまったことだから…」
「そのアサシンクロスって師匠?」
「多分、君の知り合いだからそうだろう。先輩は面識だけじゃなくて恩もあるようだった。
 君がさらわれたこともその師匠から知らされたみたいだし…」

剣士さんは深いため息をつきました。

「…敵には容赦のない人なのに、君の師匠相手なら殺し合いになっても手を上げないんじゃないかと思う」

受けた恩を忘れるな、決して身内には手を上げるな。まるで師匠のような考えです。
微妙な空気を纏ったまま背中合わせの問答は続きます。

「その、先輩?も転生してるのですか?」
「ああ、うん。だから俺が知らない色々なしがらみがあって当然なんだけど…ちょっと辛いな」

剣士さんはどんな顔をして先輩のことを喋っているのでしょうか。

「勝手に巻き込んで勝手に助け出して酷い話だけど、先輩を放っておいたら、いやそんな選択肢俺にはないけど。
 放っておいたら、きっとおとなしく殺されていたような気がする」

もう一度嘆息。剣士さんの話す師匠と先輩の話は主観ばかりで客観的な証明は出来ません。
けれど、剣士さんが先輩のことを心から心配しているのだけはわかりました。
ちょっとイメージを修正しなくちゃ。手練れって感じだったのですけど。

「結構しゃべるんですね。決闘の時のあれは、挑発だと思っていたんですけど」
「あ〜」

さっきまでの剣士さんからは考えられないような情けない声が上がりました。

「あれは、…アレだ。しゃべっていないとしり込みしそうになってたんだよ。
 あと…、ばらしても大丈夫だよな。うん、君から目を離さないようにとも言われているんだ」
「え?」
「おまえにそんな器用なことは期待するだけ無駄だろうけど、悲観して自殺しないように喋り続けろってね」

悲観して自殺。そんな選択肢があったことは今の今まで気がつきませんでした。
それはきっと死んだら師匠にもう会えないから。
そんな簡単な結論を導き出している間に剣士さんは言いよどみつつ言葉をついでいました。

「それに…、謝らなきゃならない。もっと早く見つけていれば、酷い目にあわせずにすんだと思う」

剣士さんも自分の至らなさを悔やんでいるようで。まるでわたしが悪者の様に感じてしまいます。
それにしても。

「その先輩が好きなんですね?」
「………まぁな」

言葉の端々から伝わってきた感想を聞いてみたらやっぱりそうだったみたいです。
なんだか少し胸が軽くなりました。この剣士さんも転生職を追いかけてるんですね。

「わたしも同じです」
「その師匠?」
「うん、師匠です。ずっと一緒にいるのにアプローチしてるのに全然振り向いてくれないんですよ」
「そうか、本当、似たようなものなんだな。俺は、弟分としか見られてないかもしれない」

ため息が漏れます。後ろのほうでもため息をついたのがなんとなくわかってしまいます。
同病相哀れむ、というものなのでしょうか。

「ホント、どうして転生職になんか惚れてしまったんでしょうね…」

うん、まったくだという答えを背に聞いて、わたしは今一番聞きたいことを尋ねました。

「ねぇ、剣士さん。こんな、ことになって、わたし、どんな顔、して…師匠にッ、会えばいいん、でしょう…」

その問いを言葉にすると急に悲しくなってきて、わたしの両目に涙があふれます。
半ばしゃくりあげるような声での問いに剣士さんはしばらく黙ってから答えます。

「俺、正直女の子のことは良くわからないけど、笑顔のほうがいいと思う。
 あぁ、くそ!酷いこと言ってる、俺。笑えるわけなんていないよな」

言葉を選ぼうとしてドツボに嵌る典型のようなことを言ってしまった剣士さんも混乱しているみたいです。

「でも。だから、今は泣いてもいいんじゃないかな?」

剣士さんの言葉がきっかけになったのか膝を抱えたわたしは声を殺して静かに泣きます。
やがて泣き疲れたわたしは眠りに落ちていきました。今日の出来事が悪夢であってほしいと祈りながら。

―――とりあえずつづく!―――
439名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/08(木) 09:17:57 ID:xK9vDxcc
超GJ。燃え分たっぷりで最高!
「同病哀れむ」って笑いましたわ。
440名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/09/08(木) 11:18:18 ID:ESV0eW/Q
本当は全ての文神様にレスつけたいんですが、スレが見づらくなるとorzなので;;
感想用のスレとか欲しいとか言ってしまうのはワガママなのでしょうか;

>>183さん
ローグシリーズワクテカ対象ですよっ!
♂ローグの「アスペルシオってね。」っていうセリフがぐぐっと来ましたw
♂ローグさんのワイルドさと、廃プリたんのたっぷりとしたお肉が・・・あぁぁっ。
廃プリたんがイく場面がすごくエロティックで素敵です。(*ノノ)
伏線も張られていて今後の展開も楽しみですw


>>39さん
大作、大変でしょうが続きワクテカしながらお待ちしておりますね。^^
更新されるたびに速攻見に行って読みふけって。
あぁ、シェチャたんかわいい〜〜。(*ノノ
とか。もうね。
後一人ひとりのキャラが立ってるのが素敵です。
濃い人ばっかりだ・・・。(´・ω・`)


>>320さん
いろんなストーリーを展開できるその妄想力が素晴らスィーーー!!
今度の話も後編楽しみですっ。
早く先輩でてこないかなぁ・・・。(ドキドキ
何気に回を追うごとにかっこよくなっていくヴィクター君がラブいです。
もう君剣士じゃないだろーー!!
って感じですw


>>378さん
ツボめちゃくちゃ突かれまくっちゃいました。(*ノノ
なんというか・・・旦那様の乱れぷりがエロエロ・・・。
しかもLK!!!!!
なんかそういうギャップがたまらなかったです。
オチも爆笑。
とっても文章お上手で安心して読めました。^^
もしかして常連さんなのでしょうか??


>>396さん
ずっと前からファンですっ。(><
なんというか、自分が調教するのが趣味なので(ソフトですが)参考に・・・(げふげふ
前編からものすごいエロ度満載で、読んでるだけでもぎゃーーってのた打ち回りたくなります。orz
淡々とこなしていくWIZ様と、乱れていく廃プリ子たんの対比がまた素晴らしいです。
何度もえろ庫の作品読み返しております。
もっと色々な職業の方を手にかけて・・・(げふげふ


もっといっぱい書きたいことあるのですが、我慢します。
長々と感想失礼いたしました。(ノ□`
441うめSS。ねーさん騎士、いけないこと。sage :2005/09/08(木) 23:05:24 ID:h0I8Bj3M
おつかい。
本日のあたしに命ぜられた使命である。

「白ポ持てるだけと、蝶の羽50個!おつりでバナナ買ってもいいから」
暗殺者の相方は、今日はどこかで「お仕事」らしい。
暗殺者のお仕事なんか考えたくないけれど、今日の予定はこれで全部とんでしまった。
最近の「ねぐら」にしている空き家から彼が出て行ったのは、朝日という絵の具が瞼に刷毛で色をつけた頃。
つまり起きるといなかったわけで。

残されたのは置手紙。
「…バナナより、りんごのほうが好き」
手紙に目を通しながら、服に袖を通す。
寝起きの顔をざっと洗い、あたしは町へと歩き出した。

モロク。
日差しを避け、麦わら帽子のつばを軽く抑える。
今日は風が強い。
「白ポー重い…。ペコつれてくるべきだったかも」
かちゃかちゃと、危なげな音を立てたポーション瓶があたしの両肩に食い込む。
「羽も買ったし、帰ろう…」
気力だけでは体力についていけない、あたしはふとそう思った。
思った瞬間、力が抜けた。
体が休憩を求めている。そう悟ったあたしは、そのままアイスクリームの商人に小銭を渡したのだった。

バニラアイスだった。
強く舐め上げ、舌先についた塊を掬う。早くしないと、この太陽に負けてどんどん溶けて行くからだ。
はぁ、とため息ついて、あたしはへたり込んだ。
なにも考えず、ただ溶けて行くクリームを舐め上げてはのどに流し込む。
…ここを、こうしたら、彼はいつも気持ちよがるんだよね。
あと、この、さきっぽのほう。軽く、ほんのちょっと強く刺激するとね、気持ちいいって言う。
で、そのままここをちゅっ、と吸う。そうすると、びくびくってして、イきそうって
……
「!!!!」
あたしは、いま、なにを、してましたか!?
なんですか、この変形したアイスクリーム!?
「−−−−!!」
透明な悲鳴。
あたしはアイスをモロクのシンボルでもある、美しい池に叩き落してしまった。
見られた!?見てない!?ああ、お願いします、「イタシタコト」がどうか短時間でありますことを!!!

最短記録樹立。
重量過多でありながら、ここまでのタイムを出せたのはすばらしいですか?
ポーションを何個か割ったような音がしたが、そんなことどうでもいい。
「ねぐら」に戻り、後ろ手で鍵をかけ、あたしはベッドに飛び込んだ。
頭にモロクのおひさま。またはファイアーボール。
見られてなかった、弁護のあたしがあたしの肩を叩く。ありがとうあたし。
でも、あたし。
われに返ったとき。目が合ったんだ、露店開いてたBSさんと。


「ただいま、ねーさーん、いるの?」
「いない」
「真っ暗なのに…明かり点けろって。ほら、お土産のアイスクリーム。早くしないと溶けるぞ」
「アイス……いやあぁぁあああ!!!!」
442ねーさん騎士の人。sage :2005/09/08(木) 23:09:13 ID:h0I8Bj3M
以上お笑いです。
最初はねーさんのオナSSでした。

気付いたらお笑いになってた…orz
どうやら自分の中でねーさん騎士のキャラがどんどんお笑い+低年齢化してきたのでしばらく練ってきます。
お目汚し失礼しました!
443名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/09/09(金) 07:43:44 ID:UXqmKSbY
あるいみエロSSよりたのしー超たのしー
444名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/10(土) 01:57:56 ID:QByGc/VM
感想用のスレ欲しい人(2/20)
他の小説スレで要望あれば、小説系の感想スレあってもいいかも?
そこらへんってどーなんだろ?
445名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/10(土) 08:46:49 ID:aPAm2uXA
その場合、エロと否エロを混同するか否か?とかWizぽんスレ等、SSのあるネタスレは?となるのでは。
446名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/10(土) 10:01:08 ID:LY4beBOE
SS感想総合スレにして、ちゃんとどのスレの
どの作品への感想なのかを明記すればどうだろう?
スレの乱立は防げると思う。
不用意に増えた人に困るかもしれないけど…
447名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/10(土) 14:03:08 ID:OZTSjsyY
感想スレうんぬんはお話し合いスレでした方がいいんじゃないか、と思いながら

総合スレはやめておいた方がいいと思う。
どのスレのどの作品に明記〜にしても、専ブラとか使わないと結局一般と18禁混ざるし
この作品のこういうとこが好き、みたいな引用感想とかしにくいべ。

それに書いてくれてる作者さんたちもわざわざ別スレに感想あるかどうか見に行くの面倒じゃないかなぁ。
448名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/10(土) 15:40:00 ID:mzs/KouU
書き手の端くれとして言えば
感想を書いてもらえる場所があるなら、楽しみが増えます。
自分が感想を書く時も、流れとかによっては困ったりしてましたし。

スレに関しては、一般と18禁くらいを分ければ別に他が混ざる程度は
いいのではないでしょうか?
449名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/10(土) 16:11:39 ID:pcBet0zI
同じく字書きの一人としてですが、>>448氏の意見に同意です。
少々辛い目の意見が付いても次への糧にしたいところですし。

ただ、問題はバトルROワイヤルスレのラストあたりに出た
個人叩きが現れないかどうか、現れたときの対処をどうするか、かと思います。

ところで。次スレどうするのでしょう?
450名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/11(日) 18:59:59 ID:2pQXGSLQ
【18歳未満】大人のRagnarok官能小説スレ 13冊目【進入不可!】
ってんのはどうだろ?
451名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/11(日) 19:04:42 ID:2pQXGSLQ
↓新スレね〜
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1126433038/
452名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/11(日) 23:05:31 ID:4zgGNLmU
新スレのタイトル、なんか違う気が。。。
453名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 00:54:34 ID:iOjHtWmY
個人的には アダルティーな感じがして 好きだ。
454名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 04:00:21 ID:ckQq34ag
みんなで作る が抜けたのは寂しいな…。
まぁ、致し方あるまいて。
455名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 04:07:08 ID:SWq67o0w
俺は「進入不可!」みたいな微妙に煽りっぽいのは気になるし
特に変更をする必要もないタイトルが、他人の意見を聞く前に変えられて
新スレがたった、てのはやっぱりグッドではないと思う。
456名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 07:27:39 ID:u16U1ges
ってかさぁ、憂い愛することの続きまってんだけど。
まだなんかなぁ。
457名無しさん(*´Д`)ハァハァsage 39さん、続きまってます :2005/09/12(月) 12:28:40 ID:7xpIFaI6
>>456

>331で叩かれて出てこれないに1ジャルゴン。
458名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 14:11:04 ID:5aveJWi2
そういやWikiに直接投稿してる文士にGJいう場所ないね。
感想に過剰反応しなきゃ個人叩きも抑えられる・・・はず。
459名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 21:50:20 ID:bFAU7C6Y
>>458
投票所のコメント欄が一応ある
460名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 22:33:07 ID:GIKgbQg.
テンプレが1レスにまとまったのはGJだと思うのですが
たしかにみんなで作る、の言葉が抜けているのは残念かもしれません。

スレの人間の意見が分裂していると字書きの人の移動もままならないと思いますので
現行13スレを活用するのか、削除依頼を出して再度スレたてを行うのか
総選挙するなりをして決めたほうが良いかもしれません。

私は、折角作ったのだから14スレ目は元に戻すという方向で活用に一票です。

>>458
ちなみに、このスレでは文士2人と文士候補1人が心無い言葉の前に散っております
461名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/12(月) 23:06:37 ID:iOjHtWmY
(-"-)氏のプリアサ完結編を待ってる者がここに1人。
ココを卒業しても、自分でサイト作っくれたら見に行くんだがっ……
462名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/13(火) 16:28:07 ID:m9YKa3fQ
>>457
やっぱりか〜
自分も薄々はそう感じてはいたんだが、あれ程の長編を作ったわけだからこのスレから卒業するにしても最後までやってからにしてほしいな。

新スレについて自分も「みんなで作る」が抜けているのは非常に残念無念。
今まで通りのタイトルがベストだと言ってみる。
463名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/09/14(水) 16:32:04 ID:plArjko.
タイトルくらいどうでもよくね?
464名無しさん(*´Д`)ハァハァsage 時事ネタっぽく :2005/09/14(水) 17:22:33 ID:Js.JTdjo
>463
そう思う奴は選挙でいえば棄権だな。どうでもいいなら。
っていうか、新スレのタイトルの方が良いと言う奴が皆無のようだが……。
立てた奴の真意がわからんけど、民意無き改革ってのは良くないと思うぞ。
465名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/15(木) 10:43:16 ID:4fbfsJOs
>>464
少し落ち着け・・・。
>>463はタイトルなんて気にすることは無い。
中身がよければどうでもいいといいたいのだろう・・・
漏れ的には新タイトルはそこはかとなくアダルティーな雰囲気があるんで良いと思うがな
それと一部の住民煽り煽り騒ぎすぎ、んな事一々気にしてたら読めるもんも読めんぞ!!
466名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/15(木) 12:45:54 ID:HWiInl1U
素直な感想が煽り騒ぎすぎって言うのがおかしい。
できちゃったもんは仕方ないとして、実際にそう思っている人もいるという現実も受け止めるべきだ。
なんでも煽りで片付けるな。

まぁスレタイはいいとして、新作きぼん・・・
467名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/15(木) 14:29:16 ID:iFdUnJuE
流れをぶった切るために受信した電波もどきを置いていきますね

|д゚)つ[スパノビ転職][ベト液と古木露がいっぱい必要]

まぁ、簡単に言うとリクエストです
どなたかお願いしますm(_ _)m
468倉庫のひとsage :2005/09/15(木) 16:21:41 ID:YrUgvLHs
ものすごくどうでもいい質問かもなのですが、新スレに移動したら倉庫タイトル変えたほうがいい?
469名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/15(木) 17:49:09 ID:LSSiQzjY
>>468
変更しない方がいいと思います。そのままが一番かと。
470名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/15(木) 18:56:24 ID:dQCZcM3M
この次のスレのタイトルは戻るんでしょうかね?
471名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/15(木) 22:15:18 ID:EdppuQHs
個人的には戻って欲しいねぇ。。
472名無しさん(*´Д`)ハァハァsage 次回は話し合おうじゃないか :2005/09/16(金) 06:03:23 ID:kOdHQMFU
今気づいたんだが>>450-451の流れが僅か5分程度なんだな…。
せめて2.3日置いてから立てようぜ。
と、思ったら3分後にスレ立ててんのな。
>>450は早漏という事でよろしいか?
473282sage :2005/09/17(土) 00:48:03 ID:kRjmOV6w
新作ですか、新作ですね、新作です。
現在立っている13スレを利用するものとして投下させていただきます。

内容はアコ×アコで>>297氏に捧げます。
あと、Wizと騎士子のアイスクリームの話に反応した方にも。
474Hydra(1/3)sage :2005/09/17(土) 00:49:40 ID:kRjmOV6w
「あいつらはノンケでも食っちまうからな、その本みたいに女ばっかりってわけじゃないぞ。気をつけろよ」

時々、エロ本を見せてくれる錬金術師の兄貴が言っていた言葉を思い出す。
その時は笑ってオレには関係ないことだろうと思っていたんだ。

フェイヨン地下寺院に続く洞窟にはヒドラが群生している場所がある。
ここでアンデッドを浄化しなれたオレは普段ならば絶対に近づかない場所だけど、今日は違う。
不意に現れたボンゴンに背後から突き落とされたんだ。

「ひぅ、あぐぁッ」

一塊となった触手が鞭の様にしなって背中を打ち据えた。声変わりをまだ迎えていない少女のような声が上がる。
絵に描いた服事のような栗色のおとなしい髪の毛はすでに粘液でどろどろにされている。
クリーム色の服事のコートが裂けて背中が見えてしまっているんじゃないかと思うほどの痛み。
両手両足を拘束し口腔内にも進入した触手と体中に飛ばされた生臭い粘液が吐き気を催すほどに気持ち悪い。

群生したヒドラはオレに抵抗する気力が残っていないことに気づいたのか触手を服の中へと進入させてきた。
ふくらはぎ、ふとももと這い上がってきた触手は穴という穴をふさぐようにお尻のほうへと這い進む。
ああ、ハエの羽を握るつぶすことも出来ない。このままヒドラのほられてしまうのは絶対嫌だ!

「殴りアコなめんなぁッ…!」

気合一発!かん高い声と共に爆音がオレの耳を打つ!
突然ヒドラの拘束を解かれたオレは情けないことにへなへなとその場に座り込んでしまった。
おそるおそる目を開くと、目の前にはおかっぱ頭の女の子が鈍器を握り締めて立っていた。

「君ッ!!早く逃げなさいッ!!」

次から次へと襲い来る触手を器用にソードメイスでなぎ払いつつ彼女は叫ぶ。
けれど全身を嬲られる感覚に腰を抜かしていたオレは思うように動けない。
そんなオレに業を煮やした彼女は左手で胸倉をつかんで立たせると―――

「りぃやぁあああああああっ!!!」

―――力いっぱいぶん投げた。
どん!がん!ずしゃぁっ!ごろごろごろ…べち。
そんな漫画のような効果音と一緒にオレは崩れかけた廃屋の壁に打ち付けられた。

信じられねぇ!4,5mって距離じゃないぞ!?
いくらオレが女の子並のタッパしかないからってどんな怪力なんだよ!
一言文句を言ってやろうと顔を上げたオレの目に飛び込んできたのは―――

「いやぁっ!やめてぇっ!!」

―――無数の触手に絡みつかれた彼女の姿だった。
薄い桃色の触手が彼女の清楚な服事の装束に粘液をまぶし犯していく。
首筋に絡められた触手が口腔内を蹂躙し、足首から這い上がった触手がスカートの中を狙う。

「ミイラ取りがミイラになってどうするんだよッ!!」

自分のことを高い高い棚に上げてオレは毒づく。
さっきは不意を打たれてどうしようもなかったが、今ならヒドラなんてなんてことはない!

「其は邪なるものを退ける風!吹き散らせッ!ニューマ!」

オレの掛け声に合わせて彼女の足元から蒼い風が吹き上がり触手をずたずたに切り裂いた。
服事の使う術の一つであるニューマは一切の飛び道具を遮断する風の障壁だ。
さっき使えばよかっただろ?…いや、口ふさがれてたらどうしようもないじゃないか…。

ともかく、連続して出現させた風の結界の中を走り抜けて彼女の手をとる。
一瞬、彼女のとび色の瞳と視線が絡み合った。綺麗だと呆けるわけにはいかない。
オレは全身の力を使って彼女をヒドラ池から引き上げると手を引いたまま一気に廃屋まで走りこんだ。
475Hydra(2/3)sage :2005/09/17(土) 00:50:17 ID:kRjmOV6w
「ぜぇぜぇぜぇぜぇ…」

とりあえずの安全地帯である廃屋まで走りこんだオレたちは互いの手を取り合ったまま仰向けに寝転んでいる。
薄いベージュの手袋越しに感じる彼女の手は、とても暖かい。
その感触が本物か確かめたくて、ちらりと隣に目をやると彼女もやっぱり息を切らせていた。

「はぁはぁはぁはぁ…」

上を向いて空気を貪る彼女の顔には大量の粘液がへばりついている。
ヒドラの粘液と池の水で濡れた衣服が肌に張り付いて形のいい胸が手に取るようにわかってしまう。
その胸が呼吸のたびに上下している様子も、あどけない顔を滴り落ちる粘液もなんていうかすっげーエロい。

ヤバイと思ったときには既に遅く、オレ自身は意思なんてお構いなしにいきり立ってテント状態になっていた。
あわてて、上半身を起こし前かがみになろうとして…隣の彼女と目が合った。

「こここ、これはなんでもないッ」
「…ねぇ、してあげよっか?」

あわてて隠そうとするオレに予想外の言葉がかかる。

「わ、わたし、えっちな子じゃないんだけど、なんだか熱くなっちゃって…」

そんなことを言いながら彼女は手袋を口にくわえて脱ぐと、あっという間にオレの股間に手を伸ばしていた。

「わ。すごい…こんなになるんだ…。痛くないの?」

壊れ物を扱うようにズボンからオレのものを取り出した彼女はそんな感想を漏らす。

「うるせぇ」
「恥ずかしがらなくてもいいのに…」

しっとりと湿った指でゆっくりと竿をさすり上げ、先端に口付けをする。

「あッ!」
「え?痛かった?」

あわてて口を離す彼女にオレは首を振る。

「違う、気持ちよすぎて…」
「初めてなんだけど…」

そう呟いた彼女は今度はオレ自身を口に含むと恐る恐るといった感じで舌を絡めてくる。
ざらつく舌がカリを刺激してオレの欲望をさらに膨らませる。

「んちゅっ…」

髪をかき上げつつモノをほおばる彼女の頬が上気しているのはオレの見間違いじゃない。
ヒドラの粘液には媚薬成分が含まれているという噂が実感を持って感じられる。

「うあ…」
「んちゅ……ちゅくっ…」

刺激に心を奪われたオレは彼女の頭を掴むと強引に揺さぶりをかける。

「んぐぅっ!?ぐっぐっぐっ!!」

男に慣れていない口内をオレのブツが思うがままに蹂躙する。
温かい粘膜とざらつく舌の感触を思うがままに貪ってオレの欲望はますます加速した。

「んッんーーーっ!んーーーーっ!」

彼女のあどけない顔の目じりに浮かんだ涙ももはや欲望の糧にしかならない。
はは、こんなに気持ちいのか。ああ、神様。ごめんなさい。オレは淫蕩にふけっています。

「くっ!出るッ!」
「んーーーーーっ!?」

あわててブツを吐き出そうとした彼女の頭を押さえ込み、口の中に熱い迸りを放った。
調子に乗ってオレはむちゃくちゃな要求を口に出してしまった。

「飲んで…」
「んんっ!?んくうぐっ!!」

嫌もなにもない。頭を押さえ込まれている彼女は無理矢理にオレの精液を飲み込まされる。
細い喉がこくりと動くのを確認して押さえつけていた頭を解放した。
罵声の一つも飛んで来るんじゃないかと肝を冷やしていたオレは、彼女の様子をうかがう。
と、彼女はオレの胸元に腕をやると押し倒して口付けをねだってきた。

「ちゅっ。んちゅ…」
「ん!?んっぐぅっ!?苦ッ!!!」

口付けと同時に流し込まれる苦い液体にオレは目を白黒させる。
これ…オレの精液か!?ねっとりとした食感が舌と一緒に口の中に広がる。
吐き出そうにも口をふさがれているオレの喉が動くのを確かめた彼女は唇を離して口元を拭う。
…飲み込んでしまった…。なんか、変なのに目覚めちゃったらどうしよう。

「えへへ、お返し。女の子に手荒なまねするからだよ」

オレの心配をよそに、彼女はあんな淫らなことをしていたとは思えない無邪気な顔で笑った。
476Hydra(3/3)sage :2005/09/17(土) 00:51:31 ID:kRjmOV6w
「ごめん、すっげー気持ちよくて理性がとんでた」
「こっちは全然気持ちよくないのよっ」
「それじゃ、オレが気持ちよくさせて…」

その台詞を最後まで言うことは出来ず、オレは彼女に足蹴にされる。

「痛ってー!?」
「寝言は寝て言えって家族に言われないの?わたし、こんな暗くて湿ったところで本番はやだからね!」

そう言って視線をついとそらす彼女だが、どこか続きを期待しているようにも見える。

「だったら何処だったらいいんだよ?」
「う〜ん、アルベルタの瀟洒なホテルとか〜ルティエの雪景色も良いかな〜」

蹴られた箇所をさすりさすり訪ねるオレに彼女はノーテンキな声で返してくれた。

「わかった、ポータル持ってるなら出してよ」
「僧兵志望だから覚えるつもりないのよ。そっちこそロマンティックな場所のストックないの?」

そんな都合よくロマンティックな場所のストックがあるもんか。
そうは思いつつもオレの頭はフル回転で該当するような場所を探し出す。
…だって、オレだって健全な青年男子だもん。出来るものならやりたい。

プロンテラはとりあえず却下。臨時でよく行くゲフェンもダメ。色気がないもんな。
他は、転職したばっかりのころに世話になったフェイヨン…ちょっとロマンティックじゃないな。
最後は、一人で狩りに出かける…うん、これならいけるかもしれない。

「だったらアマツはどう?あっちのサクラの花って綺麗だし」

指先を唇に当てて少し悩んだ彼女は言う。

「いいわよ、だったらつづきは…

http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1126433038/ でね?」

その返事を聞いたオレは迷わずアマツへのワープポータルを開く。
せっかち、と微笑う彼女はワープポータルの青い光の中へと消えていった。

―――とりあえずおしまい―――
477名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/17(土) 09:36:58 ID:G2wqiQo.
いつものことだが激しくワロタ GJ
478名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/17(土) 13:02:14 ID:jK9Ie2h6
>>473
内容としてはGJ。だけど、ニュマの前提はポタ4だ・・・!
479名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/17(土) 13:42:04 ID:ZUmKrzJs
>478
だから女の子の方はニューマを使わずむりやり引き剥がした…!
480名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/17(土) 20:25:15 ID:VqWAX4So
その後、ポタに関する嘘を見破られて・・・
いや、なんでもない。
481名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/17(土) 21:22:34 ID:cD3EoJp2
とりあえず続きはってところで飲みかけてたチャイを隣でてかてかしてた弟の面に思いっきり吹いちまったよ!!
とりあえず5発殴られた分の治療費と謝罪を要求すr(ry
482282sage :2005/09/18(日) 00:55:58 ID:p5PZiAZM
Σ('-'っ)っ
おしまいなんですってばー(泣
昔のスレに倣っただけなんですってばー
続きなんて考えてないですってばー(滝汗

ともあれ、感想ありがとうございます。
次はたぶん、ひとつ前の話の後編を投下することになるかと思いますが
なにとぞご容赦ください。

それにしても、みなさん、アコ大好きなんですね。
引き続き埋め作業をよろしくお願いいたします。
483名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/19(月) 07:34:11 ID:z9JwB1hM
誘導の持っていき方がうまいなぁ(´▽`)
いつぞやのGM♀と騎士♂のもよかったけどこれもよかったGJ
484名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/19(月) 16:33:57 ID:35Rcx5DE
文神さん達も新スレに書き込んでいいのかわからなくて困惑してるのかね。
真面目に再利用するか立て直しするか決めないと本当に過疎っちまうな…。
485名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/19(月) 18:04:14 ID:0b3mM69w
まぁ、とりあえず再利用しようぜ〜
というか立て直す希望っていってる奴口だけで何も行動してねえじゃん
俺はそんな奴より次に託す方が良いと思う
486名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/19(月) 19:01:17 ID:/1I8bmtg
立て直すにしてもこうやって話して結論出してから、立てる必要があるだろ?
誰の意見も聞かずに立て直したらそれこそ二の舞だろう。
だから動くに動けない人もいるんだと思うよ。俺みたいにな_no
487名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/20(火) 01:13:13 ID:O2fVkVXo
タイトルは、次でもとに戻すってことで、とりあえずたってるものを利用の方向でどうだろう?
ほら、勃ってるものは使っとくのがこのスレらしいかと。
次立てる人は、早漏にならないようになー?
488名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/09/20(火) 07:35:17 ID:Ory1R7KM
>487
同じく1票
489名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/09/27(火) 00:13:05 ID:ltE2pnCg
しねニート
490名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/10/03(月) 10:37:33 ID:pWRBWQxE
>>487 俺も同意
491名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/10/06(木) 14:38:37 ID:CeFs57/Q
            , '´  ̄ ̄ ` 、
          i r-ー-┬-‐、i
           | |,,_   _,{|
          N| "゚'` {"゚`lリ  うめないか
             ト.i   ,__''_  !
          /i/ l\ ー .イ|、
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄    |    _ 二 =〒  ̄  } ̄ /     l |      ! ̄ ̄|
_______l       -ヾ ̄  l/         l|       |___|
492名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/10/07(金) 02:12:32 ID:3Fj392H2
いいかげん埋めるか
          ∧_。∧
  ∧。__∧ (゚々  ) 兄者も暇だな
  (   々゚)/  ⌒i
_(__つ/。 ̄ ̄ ̄/ . |
  \/  々゚ ./  ヽ⊃
493名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/10/07(金) 17:03:55 ID:sxsD1lWM
|人
|w0) ダリボイナイ・・オンドゥルスヅナラ イバドヴヂ
とノ
|

     ♪
   ♪     人   オンドゥル オンドゥル
      ヽ(0w0;)ノ   オンドゥル オンドゥル
         (  へ)     ルラギッタン ディスカー
          く

   ♪
     ♪  人   オンドゥル オンドゥル
      ヽ(;0w0)ノ  オンドゥル オンドゥル
         (へ  )    ルラギッタン ディスカー
             >
494名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/10/07(金) 17:59:03 ID:/gxUz72Y
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い     え ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ、,:::::::::::::::::::::::::
ま  男   ろ   〉∧i i゙i .|l, 、ヽ斗l' ヽ::::::::::::::
せ  な  が  /`トl、{.ヽ.l!、 イ℃)ヽ,i::::::::::::
ん   ん   嫌  >! (℃}`ヽ ヽ!"´´ ヽ l,:::::::::::
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       な   i /// ヽ  ._....-- 、.  !::::::::
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495名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/10/07(金) 18:00:18 ID:/gxUz72Y
     リ,;;;;;;:: ;;;;;:: ;;;;; ::;;;;;; \       人 从
     (彡ノり/リノ" ミ;;;;;;,,,.. ゝ     )埋  (
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496名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/10/08(土) 11:00:03 ID:ElFfuGOM
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
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       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
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        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト  あとはもう次スレで
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ     な!
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497名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/10/08(土) 11:49:48 ID:KXSLd45M
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