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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十一冊目

1名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/02/06(日) 03:24 ID:2t3GyGTM
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━ッ!!! 』ではない
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。

【重要】
18禁レートのスレッドは<<sage進行>>でおながいします。
(ageてしまった場合にはメール欄にdameと入力して書き込みましょう。一番下に下がります)

基本的ルール
・ マターリ厳守
・ 荒らしは完全放置。
・ ROまたは小説と関連のないネタで盛り上がるのはダメ。
・ コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。
・ コテハンの人も、荒れる元になるので暴走したりしないように慎重に発言しましょう。

ローカルルール
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
 (タイトルに明記するとか、配慮を)
・ 催促はやめましょう。
 (絵、文を上げてくれる人は自分のプレイ時間を削って上げてくれてます)
・ 感想は無いよりあった方が良いです。ちょっと思った事でも書いてくれると(・∀・)イイ!!
・ 文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人
・ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。
・ リレー小説でも、万事OK。

リレールール
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること。
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように。
・ 命の危機に遭遇しても良いが、主人公を殺すのはダメです。
2名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/06(日) 03:25 ID:2t3GyGTM
板内共通ルール:
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi?bbs=ROMoesub&key=1063859424&st=2&to=2&nofirst=true

みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説保管庫(Wiki):
http://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php

前スレ:【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十冊目
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1100643993/
3名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/06(日) 03:52 ID:9.tt5SmU
初の1けた、3げとーーーーーーーー
4キミトボクノ一夜(前書きらしい)sage :2005/02/06(日) 03:59 ID:KWzZ8VRQ
転生実装前だというのに例のハイプリ×ぼくっ娘パラの続編でも。
例によって甘い…筈?
5キミトボクノ一夜(1/3)sage :2005/02/06(日) 04:01 ID:KWzZ8VRQ
「…。う…ん…。」

起きたらすぐ顔が目の前にあった。
ぼくの旦那になりたいって言ってくれたきみの顔…。

きみは、ずっとぼくの事好きでいてくれたのかな…?

  ・
  ・
  ・

ここは首都プロンテラ。
まだクルセイダーと言う職の候補生たちは皆剣士で、秋から転職試験が行われると国王からの通達があったばかりの夏の日。

「テロだ!」「にげろー!」
町の中を縦横無尽にモンスターたちが駆け巡っている。
誰かが古木の枝で召還したらしい…。

そのうちのモンスターと戦ってる一人の女剣士…。じつはそれが剣士時代のぼく。
モンスターにはねとばされ、最後の一撃でぼくは死んでしまってもおかしくは無かった…。

が…。目の前に現れた1人のプリーストがぼくとモンスターの前に立ちはだかっていた。
片手にはバイブルを持ち、バックラーで敵の攻撃を受け止めていた。

「とりあえず剣士さんは逃げてください」
「ぼくは戦わなくちゃ…。仮にも前衛だもん…。」

とりあえず目の前の敵をぼくは彼の力を借り片付けていった

そして目の前に現れたテロ犯をみてぼくは愕然とした…。
ぼくと同じエムブレムを背負った剣士…いや、ぼくの当時いたギルドのギルドマスターだった…。

ぼくは犯人がマスターと知って、体から血の気が引いていったのを今でも覚えてる…。

「なぜあなたが!」
「この世界にあるもの、使って悪くはないだろ?強さを求めるとき、それは悪魔に魂を売る事だってある。」
「納得いきません!」
「ならギルドから出て行ってもいいのだぞ?」
「出て行かせてもらいます…。」

ぼくはこうしてこの世界に来てから密かに尊敬して、恋心を持っていたかもしれないマスターの元を離れた。
その様子を黙って聞いてたプリーストがぼくに近づいた

「ギルドマスターだったのはショックでしたね…。」
「うん…。」
ぼくは、項垂れるしか無かった。

「2人でいろんな世界をみてみましょうか?」
「でもぼく…。」
「いいから、私の事は気にしないでください…。」

「なぜ?ぼくはあのテロ犯と同じギルドの人間だったんだよ?」
「でもあなたは彼を嫌になってギルドを抜けた、彼が正しくないと見極めた。それでいいではないですか…。」

「私はあなたを好きになったのですから、だからあなたと旅をしたくなったんです…」
「ぼくでいいなら、きみの気が済むまで一緒にいてもらっちゃおうかな?」
「なら決まりです。早速出かけちゃいましょう!」

  ・
  ・
  ・

こうしてぼくときみの冒険が始まったんだっけ…。

きみはいつからぼくを好きだったの?

ぼくは…。好きになっちゃだめだとずっといい聞かせすぎてたから…。
ある日きみを好きときづいてからずっと好きだったけど言えなかった。

本当は、初めて出会ったとき、ぼくを護ってくれたそんな彼に少しドキドキしてたのかもしれない。
いつもぼくは護る側だったから。

ぼくね…。きみからはなれたくないんだ。もう。
身も心もきみ以外…あげたくない。

きみはあれ以後ベットに一緒に寝るようになって毎日体を寄せ合っていても何もしてこないのは気を使ってるから?
ぼくが感じさせないときみはぼくを抱いてくれないのかな?

あれ?なんかいつものぼくと違ってエッチな事ばかりきみにしたくなってる

コレガハツジョウナノ?

ぼくは自分の寝間着も下着もすべて脱いで生まれたままの姿になってみた。
(きみが起きてたら大胆すぎるぼくに逃げ出すかな?)

そしてきみの寝間着もズボンも脱がせてみた。
(まぁ、ぼくは普段重たい鎧を身にまとってるのだからきみ一人の服を脱がす事なんていとも簡単なんだけどね。)

ぼく…きみを喜ばせれるかな?
そういえば、きみってどこが感じるんだろ?
きみを気持ちよくさせたいけどどうすればいいんだろ…。

きみの胸の中に飛び込んで、きみの大きくてたくましい胸板にキスをしてみた…
いっぱいいっぱいするたびにきみの体がびくんと動いていた…。

そして下着に隠された一部分が固く大きくなっていた…。

少し下着の上からきみの固く熱いのを触ってみた…
きみの固く熱いのもびくんとぼくが触るたびに動いてた…。

ぼくの胸はドキドキしていた。
きみの固く熱いものがさらに固くなって熱くなって大きくなるのと同調して…。

「うーん…。きみはどうやったらもっと感じてくれるのかな?」
(寝てるんだし、返事する訳無いか…。)

「・・・。かわいい…。」

きみの腕によってぼくは引き寄せられていた。
そしていつの間にか唇を重ねていた…。

ぼくが上に居た筈なのにきみが上になっていて、ぼくときみはまた唇を重ねていた。

「ちゅ、ちゅ…。私を感じさせてくれようと思うなんて………。」
「え…。んっ…。ちゅ…。」

「ちゅぱ…。ちゅ…。」

「んぁ…ぁっ…。」

きみの舌がぼくの口からはなれぼくの体を這っていく…。
ぼくがきみを感じさせたいと思ったのにまたぼくが…。

「きみを感じさせたいなぁ…。」

「ん…では、お願いしていいかな?私の…ここ…。気持ちよくしてくれるかな?」
「きみは、ここが一番感じるの?」

きみがここと言ったところはさっきの熱く固いところだった。

きみは恥ずかしそうに頷いた
「あ…あなたにこういうのをお願いしていいか…なんて思ったけど…。」

「きみが喜ぶなら…。何でもしてあげる…」

「ちゅぱ…。ちゅ…。ちゅぱ…。ぺろ…ぺろ…。」
きみの、熱く固い其れはぼくの口の中でもっと固く熱くなっていった。

「う…。はぁ…。あ…そこまでされると…貴女の口の中に…。」

ぼくの中できみの熱く固いそれがビクンとして、そしてもっと熱を帯びて来てるのがぼくの粘膜から伝わってくる。
きみが感じる所を探しながらぼくはきみのそれに舌を絡めていく…。
エッチな音をたてて、きみの熱く固いそれを口で愛して、なぜかぼくのあの部分まで熱くしてるぼくが居る訳で…。

「…だめ…。もう私…が…我慢が……。」

きみはぼくの口の中で果てちゃって。きみは申し訳なさそうに…。
「ごめんなさい…。私のわがままでそんな事に…。」

「(ごくっ…。)ん? ぼくはきみの望む事なら何でもいいよ…。」

「だからって…私の出したもの飲まなくても…。(小声で)まぁ…それは其れで嬉しいですが…。」
「ここ、きれいにしてあげるね。」
6キミトボクノ一夜(2/3)sage :2005/02/06(日) 04:02 ID:KWzZ8VRQ
きみは少し戸惑った表情をしてたけどぼくはかまわず、きみの元気無くなったそれに舌と手で愛撫していった。
「ちゅ…。ちゅぱっ。ぺろ…。」

きみのそれはまたもとのように熱く固くなっていった。

「ま…また其れされると…いくら私が頼んだとはいえ…。」

しょうがないなぁ。って感じで彼は彼女のくちから大きくなって其れからはなさせた。
そして彼は彼女の秘所を自分の目の前に持っていき丁寧に愛し始めた

「はぁ…。ふぁぁぁん…。あっ…。」
くちゅくちゅと彼女の秘所は音を立て始め。彼の指が出入りするたびに彼女はのけぞっていた。

頭が真っ白になりそうな快感…。ぼくばかりではなくきみにだっていっぱい感じてほしいのに…。
それなのにきみは攻めるのを止めない所か激しくぼくの恥ずかしい所を舐めて弄ってぼくを変にさせていく…。

「そんなに掻き回したらぼく変になるってばぁ…。」
「なら変になっちゃってもいいですよ。」

きみの少し意地悪な言葉で少しよけいに感じて来てしまって…。
ぼくの頭がだんだん真っ白になっていく、なんかもの凄く変な感じが…。

「はぁ…。だめ…。や…。」
「だめですってば。貴女を果てさせますよ。」

あぅ。きみは意地悪だ…。そう心では思ってるんだけど…。
ぼくの体と感情は既に理性をなくしてる…。ううん、少し意地悪な言葉でいつもより感じて…る?
きみを求める蜜をぼくの恥ずかしい所からいっぱい垂れ流してるのが解るだけに、ぼくは顔を真っ赤にするしか無くて…。

その蜜を舐めてるきみの舌がぼくをもっと感じさせて…。

そんな口での愛撫より固いものが欲しいのにぃ…。
じぃっと(多分エッチな顔なんだと思うんだけど)きみの顔を見ておねだりなんてしてみるのだけど…。

きみったら
「いわないと入れてあげませんよー」

戸惑ってるぼくを見てるきみの意地悪な表情にドキッとしたりしたりしてて…。
いえないと解ったら君は愛撫までもったいぶるようになっちゃって。
ぼくの秘所を指でツーットなでるだけとか…。
ぼくの固いお豆さんをすってみてすぐやめたり…。


きみの熱く固いそれが入ってきた…。
初めてこうしたときよりすごく感じて…きみを受け止めれる…それだけが嬉しい…。

きみがぼくの中をかき回す…。目眩がしそうなほどぼくはきみを感じてる。

ぼくの体も素直に感じていく…
白く柔らかいってきみが言った肌、少し赤みを帯びて汗がでてきてる。
乳房だってきみの手が触れるだけで、きみに乱暴にもまれても声が出てしまう…。
乳首だってきみが触れたらたってきてしまう…

きみの事ですべてがいっぱいになってしまう…。

「あぁぁぁぁ!だ、だめー…な…なんか…。頭が…頭の中が…。、また真っ白にな…。」
「素直にそれを感じてみて…。貴女の乱れた姿もすべて受け入れますよ…。」

「はぁ…はぁん!…。いっぱいちょうだい…いっぱい…きみの熱いのを…」

「まーだ、ダメですっ。今日は徹底的にイカセますよ」
きみの腰使いが始めより激しくて、きみの固い熱いものがもっと大きくなっていくように感じる。


「…――はぁん…。いいよぉ…。きみのでなきゃ嫌…。」
7キミトボクノ一夜(3/3)sage :2005/02/06(日) 04:03 ID:KWzZ8VRQ
「ね…きみは、ぼくに何を望む?」
「私の望む事?それは…。貴女を…」
「ぼくを?」

「私だけのものにしておきたいのです。このままずっと…。」
「きみが望むならぼくは、すべてをきみに差し出すよ…。」

きみをずっと護りたい。
そしてきみの盾になりガーディアンでいたい。
オンナノコがオトコノコを護るのがおかしいと言う人も居る。
だけどぼくはきみを護って愛し続ける事を誓うよ。

だってぼくはきみを護る為に生まれたのだと気づいたのだから…。

「ね、きみを骨抜きにしちゃおっかなー(はぁと)」
「もう骨抜きですよぉー。」

「ん?もう一回、きみの…ちょーだい」
「え?」

「ちゅ…。」
「足が立たなくなりますよぉ〜(汗」

まだまだ熱い夜は長い?

Endless
8名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/06(日) 04:07 ID:KWzZ8VRQ
前スレで「甘いのを期待してるようなカキコを見た」ので出しそびれのを投下してみました。

相変わらず文章があれなのは承知してます。

感想宜しければどぞ。 _| ̄|○ノシ<実は実在カップルモデルが居るなんていえませんw
9名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/06(日) 04:54 ID:rGW5X3nk
(2/3)の前半で主観がどっちなのか紛らわしくなる部分があったけど・・・・
も・・・・・
萌えー!
実在カポー羨ましすぎるぜコンチクショウ!

求)ぼくっ娘クルセ志望剣士 出)未熟プリ

ちなみに続編とゆーと、これの前は何処・・・・
10名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/07(月) 20:39 ID:Dwo8iWS.
10げとずざー
>>9九冊目の140番あたりを見ると幸せになれるかもしれない
11前スレ347sage :2005/02/07(月) 21:16 ID:Dwo8iWS.
とりあえず完成させました。ごっつい短いですが。
注釈です。
虫×人なんていう異色物なので嫌いな方は飛ばしてください。
結局dボ×♀騎士になりますた。
あと、書き慣れないので修正点等有りましたらご指摘ください。
12前スレ347sage :2005/02/07(月) 21:20 ID:Dwo8iWS.
投下開始。

「あっ…やだっ…またっ、またいっちゃうっ…!!」

私は今、狂気ポーションなんかとは、比べ物にならない狂気の中に居る……。
話は少し前にさかのぼる。
LVが85を越えてAGI騎士にはあこがれの狂気ポーションが飲めるようになったので、無理をして亀地上に1人で来てしまったこと。

「よし、狩るぞー」

気合いを入れ、勢いで突っ込んではみたものの、回避がまだ足りていないせいで、トンボから何度も攻撃を食らって、すぐ持ってきた白ポーションが尽きてしまう。それをあざ笑うかのようにトンボがあつまってきて、不意の一撃で私は眠り込んでしまった。
瞬間、トンボの毒であると分かったのだけれど、もうどうしようもなく、死を覚悟した。でも、次の一撃はこなかった。

私は眠ったままトンボの巣へ連れて行かれたらしい。目が覚めたとき、見慣れない場所に私は居た。亀島のどこかなのはわかったが、それでもそこがどこかはわからない。ただ、トンボのしっぽから発せられる毒の粉が充満していて、身体がしびれてうごかなかった。
亀島特有の木の根のような物の上に寝かされていて、身体が腰を突き出すような形になっている。少し足が開いていて、たぶん、足の方から見るとスカートの中がみえる。鎧はかみ砕かれたのか、騎士の正装の服しか残っていない。
とにかく周りを見回し、逃げるすべが無いかと思案していると、大きな羽音が近づいてきた。この巣の主だろうトンボが現れた。
そのトンボが、近くの木の根本に留まる、そして私は恐ろしい物をみてしまった。

そこには、私とは別の人間の女が横たわっていた。
その顔には精気がなかったがかろうじて生きているようだった。
「ひっ…」
小さく、声を上げてしまった。それが聞こえてしまったのか、トンボがこちらにきて、私のお腹の上に留まった。
巨大な複眼が私をにらみつける。
「や、や…だ……」
その強力なアゴがある口が、私の胸へ押し当てられる。
(食いちぎられる!)
いつまでたっても痛みはない、その替わり、なま暖かい湿った感触が胸のあたりに広がっている。見ると、トンボが胸のあたりを器用になめ回している。
「や…あ……っ……あっ」
(何これ……)
身体が熱くなっていく。
唾に催淫作用があるのか、ただ、胸を刺激されたことによるのかはしらない、ただそうやって胸を舐められる間に私の身体は否応なく反応し、足の間が疼きだし、胸の先端はピンと硬くなってしまっている。
「ひあっ…だめぇ……」
器用に、服だけを食いちぎり、胸が露出させられる。そこに、唾液を擦り込むように、執拗に舐め続けてくる。
「いやぁ……やめ…て…あ…んっ」
もう神経の固まりのようになってしまった胸を舐められるたび、動かないはずの体が跳ねる。
胸を弄られているだけなのに、達してしまいそうになる。
「や、お願いだからやめ…んああっ…」
そこで、言葉が届いたのだろうか、胸への愛撫がぱったりと止んでしまう。それを少し残念に思ってしまった自分がうらめしい。
13前スレ347sage :2005/02/07(月) 21:21 ID:Dwo8iWS.
でも、安心したのは甘かった。
「ひっ、いやあっ!?」
向きを変えて、今度は私のあそこを舐めはじめた。
愛液で濡れたそこに、トンボの唾液が塗りつけられていく。
「うあああっ……だめっ……ダメだったら……!んああっ!?」
その無骨な口が、私をどんどん上り詰めさせていく。
脳に直接たたき込まれるような快楽が私を支配する。
「い、いくっ…いっちゃううっ……!??」
達しそうになったのに、そこで愛撫がピタリとやめられてしまう。
トンボの癖に、人間の男のような意地悪をしてくる。
愛撫をやめられて、それで良いハズなのに、絶頂寸前で放置された私の身体は疼き、快楽を求めようとする。
またトンボがこちらを向く。そしてそのしっぽを、攻撃してくるときのように曲げてしならせ、私の秘所を貫こうとする。
「だめ!それだけはだめえっ!?」
そのごつごつとした鋭いしっぽの先端が私のそこに触れた。しっぽの中の柔らかい部分が私に触れている。
そのしっぽから出た部分が中に押し入ってきた。
「いやああっ…!!!」
なま暖かく、変にグニャグニャとして柔らかい物が、私の中へ入ってくる。
それほど硬く無い癖に、アリエナイ快楽を私にたたき込む。
「そん…な…ぁんっ…気持ち…ヨスギルんぅうっ…」
その外皮の硬い部分が入り口に当たるがそれすらが快楽に感じる。
もう、何も考えられない。ただ、快楽がアタマをシハイシテイクダケ…。
「あっ…あんっ…いいっ!!いいよぉ…!!」
動きが早まり、そのグニャグニャとした物が何度も私を擦りあげ、絶頂へと導かれていく。
「いくっ…いっちゃうよおお……!!あああああっっ……!!」
ビクビクと痙攣する私。達した後に何かを注ぎ込まれるのを感じる。
なま暖かいそれが何であるかはもうドウデモイイ。モットカンジサセテ……。
14前スレ347sage :2005/02/07(月) 21:24 ID:Dwo8iWS.
投下終了。

かなり異色ですが感想お待ちしてます。
15dagesage :2005/02/07(月) 21:35 ID:7CxIsAJA
>>14 マツケンサンバ聞きながらでも抜けた。以上。
16名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/08(火) 00:52 ID:c/uC/DTk
異種姦に抵抗が無いというかむしろ好きな自分としては 激 し く G J ですた。
惜しむらくはちょっと短いこと。
マタとかヒドラとかゴルァとかで書いてくれるとすげー嬉しいです。
17名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/08(火) 01:44 ID:IqJsqcVM
感想レス遅くなりました。

前スレ478氏

有難うございます。 初めての…。が自分的お題だったんで m(_"_)m

>>9
実在といっても口調とか大体の背景ですけどね…。
現物は転生?なにそれ?美味しいの?なカポーですからw

前作は>>10氏のとおりです。

>>10氏誘導有難うございます。

ちなみにあの2人の出会い部分なんぞ入れてみましたが。
如何でしたかなぁ…。

ヴァレンタインかぁ…。@1週間で書き上げれるか微妙。
クリスマスは中の人がRO内で動き回ってました(殴!!!

ところで今年はどんなアップデートなんだろう・…。>バレンタイン
(転生と相殺されたら泣けそうだ…。)
18名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/08(火) 07:17 ID:UAehQun6
オナーニBGMにマツケンサンバかける>15は、正直兵(tsuwamono)だと思う
19名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/09(水) 21:26 ID:oowC.x4g
>>17 GJ!
異種姦はあんまり・・・だったんだが、
騎士子さんがエロかったのでけっこうハァハァできました(*´Д`)b
2017=4sage :2005/02/09(水) 21:37 ID:zd7K2rUw
>>19
あ・・・・。

日にちずれすぎて混乱させてごめんなさい・・・;;

私は 前スレ347さんではないです <(_"_;)>
21名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/02/09(水) 21:38 ID:zd7K2rUw
慌ててageてるし…。
2219sage :2005/02/10(木) 01:57 ID:xByw7esU
がふ これは失礼orz
23[1/2]sage :2005/02/10(木) 18:33 ID:Mbr01X7M
主の目を盗むように建てられた古い教会。

か細い光を投げる月も、今は厚い雲におおわれその所在も明らかではなかった。
礼拝堂ではかすかな衣ずれの音と、浅い呼吸音だけが響いていた。
男の大きな手が、いまだ肉づきの浅い少女の脚に伸びた。
足首からゆっくりと膝へと・・・。
見習い修道女の長いスカートが徐々にめくられていき、黒いタイツに包まれたすらりとした脚がゆっくりと男の前に現れる。

「舐めなさい」

少女が冷たい声で命令する。

「――はい」

男は黙って少女の小さな靴を脱がすと、タイツに包まれたその足先にうやうやしく接吻する。
それを見下ろす少女の顔が妖しい笑みでほころぶ。
男はまずは親指を舌から上にゆっくりと舐め上げた。
厚手のタイツの生地と水気のある舌が擦れて耳慣れない音をたてる。
ゆっくりと舌先で少女の形の良い指先を味わうと、今度はおもむろに口を開き、舌で導くように口腔内に含む。
ねっとりと指先に舌を這わせると、口中の湿り気がじわじわとタイツの生地を侵食し、指先が濡らされたという感触が少女をかすかに震わせる。

「いいわ、カーリオン。そのまま続けなさい」

慣れない命令口調がいささか滑稽ではあったが、それでもカーリオンは身震いするような暗い喜びを感じながら、親指を濡らしつくし、次の指へと口を運ぶ。

「はい、小雪様――ぴちゃ、じゅっ」

小雪からは直接彼の口元を見ることはできない。
ただ、彼の肩や頭がゆれるたびに、自分のつま先があたたかな湿り気でつつまれ、それが少しずつ彼女を興奮させていることを感じていた。
ぴちゃ、ぴちゃ
閑とした礼拝堂に淫らな音が響き、その合間に少女とも男のものともつかない吐息が混ざり合っていた。

あらかた五本の指すべてをしゃぶり尽くしたとき、小雪が次の命令を下す。

「つま先が濡れて気持ちが悪いわ、脱がせなさい」
24[2/2]sage :2005/02/10(木) 18:33 ID:Mbr01X7M
言葉通りに男は膝上までめくりあがったスカートの更に奥に両手を差し入れる。
狭いスカートの中で意識するでもなく、カーリオンの手が太ももに軽く触れると、小雪は今まで誰にも見せたことのない部位が、この男の眼前に晒されることを想像しめまいのような感覚を覚えた。

ウエストを軽く締め付けていたタイツと素肌の間に男の五指が潜り込み、ゆっくりと引きおろしにかかる。
タイツが人の手によってショーツの上を通りすぎる。
小雪の大事な部分からタイツの生地が離れようとすると、すでに染み出していた愛液が、一瞬吸い付くが、ぬるりと離れていった。
小雪にとって濡れるという感覚自体が新鮮で、自分がなぜこんな場所から湿り気を出しているのかもよく理解していなかった。

小雪の頭の中では二つの欲求がぐるぐると渦巻いていた。

濡れていることを知られるのは恥ずかしいと思うと同時に、この男に穢れたぬめりを舐めさせてみたいという欲求であった。

タイツが完全に脱がされた。
カーリオンが命令されるでもなく少女のスカートを腰のところまで捲くり上げる。
小雪は見せつけるようにゆっくりと脚を開く。
男が熱いため息をつく。
小雪の下着はしっとりと濡れ、表側にも染み出した穢れがぬらぬらと卑猥な光を放っていた。

「小雪様。どうしたらよろしいですが?」

カーリオンは闇に浮かび上がった青白い肢体をねぶるように見ながら問う。

「わかるでしょ?ココが気持ち悪いのよ」

男のくだらない質問に腹を立たせ声が荒くなる。
それすら男にとって快感であると思うと、少女はいまいましそうに男を睨みつける。

カーリオンの手が、脚の付け根のくぼみにそっと添えられ、彼の顔がゆっくりと少女の濡れぼそった下着に近づいていく。
その動きがひどくゆっくり見えて、小雪は頭の中がチリチリとした。

−−−−−−−−
なにげに、かなり前の話の続きだったりします。
とりあえず今日はココまで。
続きはまた連休にでも。(脱兎
25月の照らすこの場所で(1/3)sage :2005/02/11(金) 14:58 ID:feXY8ONc
ギルメンのカップルをネタに書いてみたので投下します。
小説を書くのはこれが初めてなので、表現の未熟さは大目に見てくれるとありがたいです(;´□`)

では、以下本文という事で投下開始。

― ― ― ― ―


「なぁ……」
 GHからの帰り道。
 ゲフェンの外れにあるベンチでの休息。
 夜空を見上げていた彼女は不意に口を開いた。
 俺は声を出さず、首だけ傾げる。
「――何て言えば、もっと、一緒に居てくれるんだ……?」
「え……?」
 唐突だった。
 プリーストとハンターという職業柄、俺と彼女はペアで狩る事が多かった。
 お互い、相手に特別な感情も抱かず、ただ効率を重視したペア狩り。
 少なくとも、俺はそう思っていた。
「急にどうした?」
 そう聞き返した俺を見る彼女の瞳はとても悲しげで。
 月明かりに照らされている所為か、その顔は酷く寂しげに見えて。
「どうして……、どうして、気付いてくれないんだ……ッ!」
 スッと立ち上がった彼女は俺の目の前に回り込み、
「私は、お前が……、お前の、事が…………」
 何かに震えた声を必死に引っ張り出す。
 怒り、あるいは悲しみに震えているのだろう。
「――とても、愛しくて、ずっと、傍に居たいのに……」
 いつの間にか溜まった彼女の涙が、頬を伝って地面へと落ちる。
 たった、それだけだったのに。
 正体の分からない何かが、一気に俺の中を満たした。
 そして、それに突き動かされるように、俺もベンチから立ち上がった。
「なら――」
「くッ!?」
 俺は無意識の内に彼女を地面に無理矢理押し倒し、
「お前が、俺の物になれば良い……。俺だけの物に、な……」
 強引に押さえつけ、自分でも不思議なくらい真剣に、彼女の瞳を見詰めた。
 そして、乱暴に彼女の唇を奪い、抱き締める。
「んっ、んぅ……ッ!」
 苦しそうな声を上げ、彼女の体がまた震える。
 しかし、すぐに震えは消え、ゆっくりと、俺の行為に身を委ねる。
 僅かに開いた唇の間から歯列を舌でなぞり、その歯列をそっと割り、彼女の舌を絡め取る。
 ――ぴちゃ、ちゅっ……、ちゅる。
「ふぁっ……、はぁっ、はぁ……」
 舌の感覚を楽しんで、何の合図もなしに唇を離すと、頬を真っ赤に染めた彼女がそこに居た。
 目は潤んでいたが、先刻の涙とは違う。
 何かを求めるような、そんな瞳だった。
「分かった……」
 伏せ目勝ちになった彼女が不意に呟いた。
「お前の傍に居れるなら……、私は、何をされても……その…………」
 視線を俺から逸らし、言葉に迷う彼女は、普段の強気な彼女とは別人で。
 少女らしい彼女のその1面が、俺はとても愛しくて。
「……良いんだな?」
 自然と零れた言葉に、静かに彼女が頷いた。

 俺はプリーストの法衣を脱ぎ捨てると、少し離れた場所で縮こまっている彼女に微笑む。
 いや、微笑んでいるつもりだが、ちゃんと微笑んでいるのか分からない。
 普段、こんな風に笑おうと思った事がなかったから……。
「おいで」
 躊躇するような間。
 そして頷いた彼女は、下着だけの姿で俺の傍へとゆっくり近付いてくる。
 赤ん坊がハイハイをするような格好で近付いてくる彼女はまるで、目の前にある物を警戒しつつも、好奇心で近付く猫のように見える。
「ん、良い子だ……」
 手の届く位置まできた時、つい手を伸ばして頭を撫でてしまったが、彼女の顔は紅潮していても嬉しそうで。
「もっと……」とおねだりするように、俺の傍へ寄ってくる。
 辿り着くとご褒美をあげるように軽いキス。
 何度も軽い口付けを交わし、何の予告もなく深く長い口付けへと変えても、彼女はそれに応えようと一生懸命に舌を絡めてくる。
 そして、今度はゆっくりと彼女を押し倒す。
 彼女の体に抵抗が無いのを良い事に、俺はそっと唇と離し、彼女の胸を覆い隠す布を取り外す。
「あっ……」
 流石にこれには声を上げたが、両手で胸を隠そうとはしない。
 ただ、視線を逸らし、じっとその続きを待っている。
 いや、待っているように見えた。
「ん……?」
 胸に触れようとして気付いた。
 彼女の両胸の小さな突起物が、硬く大きくなっている事を。
 ……何故か、急に彼女を苛めたくなった。
「ここ、硬くなってるぞ?」
「ひあっ!」
 きゅっ、と指先で摘み、そのまま転がすと、彼女の体はぴくぴくと反応する。
 やっぱり、感じるんだな……。
「どうしてだ?」
 軽く爪を立て、わざと痛みを与えるように彼女の胸を弄ぶ。
「それ……は…………っ」
「うん、それは?」
 早く言葉を続けろ、と言う代わりに、更に指先に力を入れた。
 彼女の辛そうな、それでいて淫らな声を聞く度に、ペニスが硬くなっていくのが分かる。
「お前の……その、キス……気持ち良かった、から…………」
 漸く言葉を言い終えて深呼吸をする頃には、彼女は耳まで真っ赤になっていた。
 そんな体の反応や仕草の1つ1つを可愛らしく思い、もっと、今まで知らなかった彼女を見たいと思う。
「……悪ぃ、下も脱がすぞ?」
 漏れそうになる淫らな声を必死に抑えながら、彼女が頷く。
 彼女に気付かれないように、小さめの深呼吸を数回。
 まるで覚悟を決めるような間を置いて、丁寧に彼女のショーツを下ろしていく。
 露になった秘所は淡いピンク色で、その色をより艶やかに見せるように愛液が溢れ出ていた。
「綺麗な色、してるんだな」
「……バカ」
 いつもこうだ。
 褒めたりすると照れ隠しをするように、とても弱い否定の言葉を吐く。
 だが、ここまで綺麗な色だと……。
「なぁ、お前もしかして……」
 もしも……、そうだったら?
「初めて……なのか?」
「うっ……」
 図星。
「自分でシたりとかも……?」
「〜ッ!?」
 これも図星か。
 後者は自慰その物を知らないと見える。
 本当に、何も知らないのか……。
 16にもなるのに珍しい奴だな、おい。
 でも、それなら――
「大丈夫だ。俺が、ちゃんと教えてやるから、な?」
「……うん」
 目を細め、嬉しそうに返事をする彼女は、本当に女の子らしく見える。
 だが……。
 ――俺、今とんでもなく無責任な事言わなかったか?
26月の照らすこの場所で(2/3)sage :2005/02/11(金) 14:59 ID:feXY8ONc
「ほら、もっと足の力抜いて……」
「う、うん」
 本当に初めてなんだな……。
 彼女の仕草の1つ1つが、その初心さを物語る。
 やっと力の抜けた脚を少し強引に開かせ、閉じてしまわないように間に割って入る。
「やっぱり、何度見ても綺麗な色だな……」
 彼女は否定するように小さく首を振るが、正直そう思うのだから仕方ない。
「それに……」
 愛液に濡れた秘所に口を近付け、数回舌先で割れ目をなぞり、そのまま吸い付く。
 ――ちゅっ、ちゅる、ぢゅ……。
「ふあぁっ!」
 刺激する度に、愛液が溢れてきて。
「可愛いよ……」
 何度も何度も、囁いては吸い付きを繰り返し。
 俺自身も、我慢が出来なくなりつつあった。
「すご……、おっきい…………」
 彼女の率直な感想。
 あまり大きくはないと思うんだがなぁ……。
 必死に我慢しながら乱れる彼女を見ている内に、俺のペニスはいつの間にやらガチガチに硬くなっていた。
 俺も所詮は男か、とつくづく思う。
「これが……?」
 怯えた目で彼女が呟く。
 知識が少ないにしろ、基本的な部分は分かっているらしく、少し安心感を覚える。
「そうだよ。お前のここに、これが入るんだ」
 指先で秘所をなぞり、ペニスの先端を軽く押し付ける。
「痛かったら言うんだぞ? 無理に我慢する必要はない」
 キリエエレイソン!! エンジェラス!!
 彼女にとっては気休め程度の効果しかないだろうスキルを、性行為の痛みに効果があるのかも分からないスキルを俺は唱えていた。
 逆に、俺にとってはかなりの効果があるのだが……。
 彼女も覚悟を決めるように頷くが、その顔はやはりどこか不安げで。
 これ以上怖がらせないように。
 そう思っていたのか、それとも単純に焦っていたのかは分からない。
 俺は一気に彼女の中を奥まで貫き、きつい締め付けを何とか耐え凌ぐ。
「くっ、ああぁ――ッ!!」
 苦しそうな叫び声と同時に、大粒の涙が彼女の頬を幾つも流れる。
 そして、今さっきまで処女だった事を教えるように、破瓜の血が流れ出る。
「悪ぃ……、痛い、よな……」
 ぽろぽろと涙を流しながら頷く彼女を、挿入したままそっと抱え込むように抱き締め、髪を撫で、頬に残る涙を舐め取る。
「でも……」
 俺の耳元で、彼女の独り言のような小さい声が聞こえた。
「これで……、私はもう、お前の物……だな?」
 涙で濡れた瞳で、彼女は俺だけを見詰め、微笑んだ。
 普段の大人びた皮肉な笑みではない。
 年相応の、可愛らしい笑みだった。
「あぁ、お前は俺の物だ。俺の……大切な人だ」
 一層強く彼女を抱き締め、深い口付けを何度も交わす。
 俺はリードするように舌を絡め、彼女もぎこちなく舌を絡める。
 こんな小さな行為でも、俺は昂りを感じ、彼女は甘い吐息を漏らす。
 さて、そろそろ良いだろう……。
「動いても良いか?」
「うん……、大丈夫、だから……」
 彼女の言葉を引き金に、俺は今まで動かすまいと我慢していた腰をゆっくりと動かす。
「んっ! はぁ……、あっ、ふ……ッ、あぁっ!」
 俺の動きに合わせ、彼女の口から悲鳴とも歓声とも取れる声が控えめに零れる。
 最も奥を突くと一際高い声を上げ、締め付けも一段と強くなるが、溢れる愛液のお陰で行為への支障は全くない。
「ふぁ……、もっとぉ……、もっと、欲しい……」
 滅多に聞く事のない、いや、多分これが初めてだろう。
 彼女の甘くねだる声に、俺の中でちょっとした考えが浮かび、ピタリと腰を止める。
「なぁ、お前のここは、今どうなってるんだ?」
「ん……、ふぇ?」
 言葉の意味が理解出来ない様子の彼女を差し置いて、焦らすような速度で、彼女の中からペニスを引き抜こうとする。
 こんな事をする余裕があるのも、VITのお陰か……?
「あ……、抜いちゃ、やだぁ……」
 意図的にか反射的にかは分からないが、彼女は腰を浮かせ、駄々を捏ねるように首を横に振る。
 必死になる彼女を見て興奮している俺は、ひょっとするとSなのかも知れないと、頭の片隅にそんな考えが過ぎった。
「だったら、ちゃんと言うんだ」
 調子に乗り過ぎただろうか。
 一瞬、彼女が俺を睨んだ気がした。
「いっぱい……濡れて、お前……のが、その…………、中に、入って……」
 そこまでやっと言い終わると、彼女の奥から新たに愛液が溢れた。
 まさか、普段あんな強気なのにMなのか?
 それっきり黙っているのが、まるでそれを誤魔化しているように思える。
 まぁ、初めてだし、こんなもんか。
「ん、よく言えたな」
 ご褒美とでも言わんばかりに彼女の中を再び強く突き、今度は激しく攻め立てる。
「やっ――! ひあっ、あっ、はぁっ、くうぅっ!」
 攻め続ける内に、段々と彼女の声が変わっていく。
 ただ快感に任せた喘ぎ声ではなく、何かに耐えるような喘ぎ声。
「も……、だめぇ……ッ! 変な……、なっちゃ……ぁっ!!」
 刹那、彼女の腕が俺の背中に回され、そのまましがみ付くように彼女が抱き付く。
 そして、今までで1番強く彼女の膣が俺のペニスを締め付け、彼女自身は声にならない叫び声を上げながら体を何度も震わせる。
「イった……か?」
 聞いてみた後、ちゃんと答えられるのか心配になったが、彼女も1人の冒険者。
 これくらいで気絶したりはしないだろう。
 その証拠に、俺の物ではない、荒くなった息遣いがすぐ傍から聞こえる。
 やっと息を整えた彼女は、かなり遅れて俺の質問にこくんと頷く。
「そうか……。でも、な?」
 彼女の中に収まっているペニスを軽く動かし、未だガチガチに硬くなったままである事を気付かせ。
「あっ……!」
「まだイってないんだ、俺」
 苦笑混じりに彼女に聞く。
「続き、しても良いか?」
 暫く悩むような間が空いて、彼女は徐に口を開く。
「良いよ……、でも、今度は、一緒に……だぞ?」
 拗ねたような目で俺を見て、そのまま流れるように視線をどこかに向け、頬を赤く染める。
 普段からこんな感じなら、もっと可愛く見えただろうに……。
 まぁ、普段見れない分、余計に可愛いんだが。
「んじゃ、遠慮なく」
 とは言っても、このまま続けていても彼女がまた先に達してしまうだろう。
 便利なのか不便なのかはっきりしないVITを少々恨みつつ、今度は俺自身にスキルを使用する。
 ブレッシング!! 速度増加!!
「ひぁっ!? それ、反則……ぅっ!」
 普段の速度じゃ、VITが邪魔でいつまで経っても達せなさそうだしな……。
「こうでもしないと、またお前だけイっちまうぞ?」
 意地悪く彼女の反応の大きい部分を1度だけ強く突き、2度目以降は彼女の奥を突き続ける。
 彼女の鳴く声が高く大きくなり、まるでそれに煽られるように俺自身の昂りも増していく。
 そろそろ、ヤバイか……?
「あぁっ!! ルイス……、ルイスぅ……!」
「シェリー……ッ!」
 初めて互いの名を呼び合い、きつく抱き締め合い、行為は更に激しくなり。
 互いに、同じ快感を感じ合えていると感じた瞬間、俺にも限界が訪れた。
「くっ……! 出すぞ……ッ!!」
「ふぁ……っ、うん、中……に、あっ、んあぁっ!!」
 再び大きく彼女が震え、俺の限界まで張り詰めたペニスから一気に精液が彼女の中へと流れ込み。
 恍惚とした表情を浮かべながら、彼女の全身から力が抜けていく。
 やっぱ、無理させちまったか……。
 気を失った彼女の中からペニスを引き抜き、逆流してきた精液が秘所から流れ出る様子に満足しながら法衣を彼女の体にそっと被せる。
 いつしか寝息を立て始めた彼女に寄り添うように体を横たわらせ、子供を寝かし付ける母親のように彼女の髪を撫で続けていた。
27月の照らすこの場所で(2/3)sage :2005/02/11(金) 15:00 ID:feXY8ONc
「なぁ……1つ聞くぞ?」
 彼女が目を覚ましたのは、数十分ほど経った頃だった。
「服くらい着せてくれなかったのか……」と、少々不満げに睨まれもしたが、服の構造が全く分からないのだから仕方ない。
 まぁ、風邪引いちまったら俺の責任か……。
「いや、そのー……、今日、大丈夫な日だったのか?」
 流石に、これだけは男としては気になる。
 気になるのだが――
「さぁ……どうだったかな?」
「な……ッ!?」
 悪戯な笑みを浮かべ、彼女はさらりと答えた。
 これは、多少覚悟しとかないと駄目そうだ……。
「ただ、お前の子なら……」
 ……はい?
 聞き間違いじゃないよな……?
 そうだったら自惚れすぎだぞ、俺。
「いや、やっぱり何でも無い!」
 そこまで言えば誰だって続く言葉は予想出来るだろう。
 今まで気付かなかったが、意外と天然でもあるのか……。
「はいはい、いつでも好きな時にしてやるから」
 慌ててそっぽを向く彼女を抱き寄せ、子供をあやすようにそう言った。
「ばっ、馬鹿言うな! 私はそんな事、思ってなど……!!」
 ……思ってるな。
 顔真っ赤だし、どもってるし。
 ここまで行動や態度に表れ易いと、何と言うか苛めたくなってくるな。
「ん、我慢は良くないぞ? つーか、俺が我慢出来るか分から――」
 彼女の低STRビンタが頬にクリティカルヒットした。


― ― ― ― ―

投下終了です。

因みに、ハンターはマスターの別キャラ、プリーストはサブマスターの別キャラです。
名前は一応仮名なので、Wisして繋がっても別人です、別人なはずです、てゆーかしちゃいけません。
年齢も多少上げているので、実年齢ではないです。
ついでに性格も別人並に違いまs(ry
・・・うわー、脳内設定たくさん(;´□`)

本当はマゾっ子マスターを束縛するシーンも入れたかったのですが、持っている装備が不自然なのでカット(´・ω・`)
それに、最初から束縛はイクナイよね(`・ω・´)・・・よね?

かなりの駄作ですが、宜しければ評価お願いしますorz
2825-27sage :2005/02/11(金) 22:14 ID:feXY8ONc
今頃気付きましたが・・・。

>>27のタイトル部分、(2/3)ではなく(3/3)ですorz
変え忘れてました(ノД`)
29名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/13(日) 20:21 ID:HbtAnaI2
>>25
GJです。
最初しゃべり方の関係でどっちがどっちだか分かりづらかったですけど。

そしてコレ置いときますね。
つ[アビスの人マダー?]
連休中にと聞いていましたが…

あと、レス付かないのはそんなに気にしなくて良いと思います。
30名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/14(月) 11:43 ID:o7cWFcLU
♀プリたんと職不明の♂のらぶらぶもの投下。
バレンタイン記念?みたいな感じです。
初投下なので誤字脱字があったりいろいろ不備があるかもしれませんがどうぞ〜
31あなただけを…sage :2005/02/14(月) 11:44 ID:o7cWFcLU
私は暫くの間顔を出せない状況にいた。
なぜなら仕事の都合でシュバルツバルトの首都、ジュノーに行かなければならなかったのだ。
仕方ないことだったけれど、そのときいられなかったことはとても辛かった。
もう少し早くこの街に戻ってくることが出来たのならば止めることが出来たのかもしれない。
あの時枠をあけるためにギルドを抜けていなかったら、何か変化があったのかもしれない。
なんとなく予感はしていたから、止められなかったかもしれないが…。
そう、私が2~3日離れている間に、ギルドは解散してしまったのだ。

ゲフェンに着いたとき、私は真っ先に溜まり場に向かった。
しかしそこには誰もいなかった。
私は必死にゲフェンの街中を駆けずり回った。
けれど捜し求めていた人はいなかった。
「もう…この街には居ないのかな?」
そう思って、少し口に出して言ってみたら涙が溢れてきた。

大好きな大好きなギルドマスターがいなくなった。
何もいえなかった。何もしてあげれなかった。
ソレがとても悔しくて…
ずっとずっと一人ぼっちだった私に、彼は優しく手を差し伸べてくれた。
「お前がこのギルドを自ら離れない限り俺はお前を面倒みてやる」
そういってくれたマスター。
私は彼のためならなんだってできる、そう思っていた。
彼のために私はたくさんのことをしてきた。
彼の作ったギルドは昔この世界で一番といわれていた人たちの集まるギルドだった。
とても強い人たちをまとめあげ、指揮していくマスターはとてもとてもかっこよかった。
私は普通の人よりかはLvは高かったけれど、彼らに比べたらまだまだだったので
足手まといにならないように一生懸命頑張ったつもり。
マスターはそれを見ていてくれた。
攻城戦が終わるたびに彼は私を褒めてくれた。
ときには頭も撫でてくれた。
その瞬間が楽しみで私はがむしゃらに頑張ってきた。
なのに…なのにどうして?
どうしてあなたは私をおいていってしまったの…?

私はゲフェンの街中で座り込んでずっと泣いていた。泣き続けていた。
泣いたってマスターが帰ってこないことはわかっていたが、涙が止まらなかった。
そんなとき、急に耳打ちがきた。それは聞き覚えのある、とても安心できる声だった。
「キス、いる?」
「ま、マスタぁ〜…」
私は情けない声で返事をした。
目からはどんどん涙が溢れかえって、洪水のように地面に落ち、水溜りを作っていった。
「キス今どこにいるの?」
「えっと…ゲフェンです」
「アルベルタの宿屋にこい」
「わ、わかりました」
私はすぐにアルベルタに向かった。

アルベルタの宿屋は、街の北側にあった。
私は船でアルベルタに向かったため少々歩かなければならなかったが、速度増加をかけ、一気に街

中を走りぬけていった。
宿にはいり、部屋の中にはいった。
そこには、彼がいた。
「キス、こっちおいで」
「はい、マスター」
「もうギルド解散したんだし、クーでいいよ」
「う…うん。」
「緊張してんだろ」
「…いいでしょーっ」
私は彼の座っているベッドの隣に腰掛けた。
「ごめんな。キス」
「え?」
「ギルドのこと」
「うん…」
「正直もう疲れちゃったよ。人間関係とかにさ。でもまさか、キスがジュノーのほうにいっているとはな

ぁ…」
「ごめんね、本当はすぐ戻れたんだけど、仕事終わらなくて」
「仕方ないさ。国の仕事なんだから」
「うん…」
「でも本当ごめん。最後まで面倒みてやるっていったのに」
「ううん…仕方ないんだから、ね?それに今、クーの隣にいれるだけで嬉しい」
「そか」
私は彼の肩に寄りかかり、自分の気持ちを正直に打ち明けようと思った。
「私ね、クーのこと好きだよ。誰よりも好きだよ。」
「え…?マジで?」
「マジだよ。本気で、貴方のことを愛してます。」
「俺なんかでいいの?」
「うん。クーの一番になりたい。」
顔がとても熱い。耳まで真っ赤になってると思う。
私はとても彼の顔を見ることが出来ず、俯いたまま、彼の隣に座っていた。
「キス…」
彼は私の名を呼び、そしてキスをしてきた。
「ん…ん〜…」
本当に軽いキスだったのに、私は突然のことに戸惑ってしまった。
彼は私を押し倒し、そのままスリットの間に手をいれてきた。
「キス…ここ濡れてるよ」
「…恥ずかしいよ…」
「恥ずかしがってるキスも可愛い」
そういって彼はまたキスをしてきた。
今度は舌を口にいれる、大人のキス。
彼の舌は私の口内を犯していく。舌を絡めあいながら彼は私の口内を嘗め回していく。
その間もしっかりと片手で私の秘所をまさぐる。
下着はもう愛液でびちょびちょだった。
ときどきするいやらしい水音が聞こえ、私はますます顔が赤くなっていった。
「キス、足ひらいて」
彼はそういって私の足を開かせる。
すでに下着は愛液でびっしょりと濡れていて、秘所が透けて見えていた。
「キスのココ、凄くいやらしい。かわいいよ」
そういって彼は私の秘所に口付けをした。
下着の上からなのに、とても気持ちよかった。
「や…やだぁ〜…ぁあんっ」
他の人がいたら恥ずかしいから、あまり声を出したくないのに、彼はどんどん私の気持ち良い所をつ

ついてくるため、声がでてしまう。
だんだんと下着が脱がされていき、とうとう私の秘所はさらけ出されてしまった。
彼はそれをみて、満足そうに笑った。
「とてもかわいいよ、キスのあそこ、凄くひくひくしてる。愛液もたくさん溢れてきてるよ」
そういって彼はまた秘所にキスをし、愛液を吸っていた。
私はただされるだけじゃなくて、何かをしたい、そう思って…
「クー…のも…咥えたい…」
そういった。ただしとても小さい声で。
「俺の欲しいの?」
「…うん、だめ?」
彼は黙って私の口に、自分のペニスを押し付けた。
とても大きくて、太く、熱いそれを私は一生懸命舐めた。
ぴちゃ…ぴちゃ…ちゅるッ…
とてもいやらしい響きが室内に響き渡る。
「キス…そろそろいれてもいい?」
「うん…」
そういって彼は、私の秘所にペニスを押し付けてきた。
ゆっくりと、少しずつ彼のモノが私の中に入っていく。
「…ッ!!」
「キス痛い?」
「ちょっと…痛い…」
「すぐ気持ちよくなるから我慢して」
処女じゃなかったけれど、彼のものが大きすぎて、私の中になかなかはいらない。
痛くて痛くて涙が出そうになったけれど、それ以上に彼と一つになれる喜びのほうが大きかったため、

次第に痛みも薄れ、快楽におぼれていった。
彼はドコまでも優しかった。
痛がる私に気を使い、あまり激しく動かなかった。
けれど私はだんだんとそれじゃ物足りなくなり、おねだりをしてみた。
「クー…もっと激しくしていいよ?」
「キス痛くないの?」
「うん、凄く気持ちいいから…」
「そう…じゃぁいくよ」
そういって彼は一気に私の秘所の一番奥をつつきはじめた。
「あぁ…ッあぁあんッ…やっ…はぅあああ…」
「キスかわいいよ…」
「クー…ックゥー…」
「キス…もうでる…抜くよっ」
「やだぁ…」
「だめっ」
彼はそういって、私の秘所からペニスを抜き取り、私の体中に精液をかけた。
「うぅ〜…」
「妊娠なんかさせられないよ。神様からバチがあたっちゃう」
「でも〜…」
「だめだって。ね?ちゃんと結婚したら出してあげるから」
「本当?」
「だから今は我慢しような?」
「はぁい…」

やがて夜が明けて朝になった。
昨日そのまま寝てしまったのか私の服は精液だらけだった。
だがテーブルの上に真新しい服が置いてあり、そこにはメモがはさんであった。
『汚しちゃってごめん。これに着替えておいてね』
「クー…」
私はシャワーを浴び、その服を着て、宿を出てすぐのところに居るカプラ倉庫に荷物をとりにいった。
そうこうしていうるちに午前が終わり、午後になった。
私は軽く昼食をとり、宿でごろごろとしていた。
しばらくしてクーはかえってきた。
「おかえり、クー」
「ただいま、キス」
そういって彼は私の唇に軽いキスをした。
「あ、クー。ちょっと」
「ん?」
「これ、ハッピーバレンタイン!」
「え、あぁそうか。今日そうだったのか」
今日は2/14 バレンタインである。
ハート型のチョコには私の名前と、クーの名前をホワイトチョコで書いてみた。
「ありがとう」
そういって彼は一気にチョコを食べてしまった。
ちょっとぐらいチョコを眺めてから食べて欲しかったなぁ〜…
32名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/14(月) 11:46 ID:o7cWFcLU
以上です。あんまり長くならなかったのがよかった;
一部改行のミスがありましたorz投稿してから気づいたわぁ〜…

一応♂はモンクの設定だったんですがまったくもって関係ないので
適当に脳内で別職業をあててしまってもかまいません('-'*)
33名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/14(月) 21:38 ID:lHTmkhg2
やたら長くなってしまった、変態♂プリ男×♀ハンタ娘もの。
長いから投下せずにUPろだをお借りしてあげてみました。

ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20050214213141.zip
34名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/15(火) 10:57 ID:sGEi6WjY
GJ 文章に雰囲気があってよかった。

ただ最後にもう一回ぐらいして欲しかった(ぇ
開き直ったハンタに逆にWIZが飲まれるようなくらいので。
35名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/15(火) 12:25 ID:VcZze0rI
長編好きだし、すごく読みやすかった。GJ
くどくなくて読み物としてもよかったですよ。
3623-24[1/3]sage :2005/02/15(火) 17:28 ID:dkLrSTKc
男の手がゆっくりと下着のラインに沿って動く。
くすぐったさとゾクリとする感覚が小雪の身を何度も震えさせ、そのたびに青い蜜が小さな隙間から溢れだした。
じらされて声が出そうになるのが悔しくて、少女は痛いぐらいに唇を噛む。

そんな様子を気にもとめず、男は太い指先を弾力のある秘丘に押し当てる。
そのままなぞらえば、しっとりと濡れた秘肉がショーツに張り付き、その形をはっきりと浮き上がらせた。

「小雪・・・様」

少女が男の視線の先を追うと、その手には鈍く光るチェインが握られていた。
差し出されるがままにそれを受け取ると、小雪は軽く男の背中に鎖を打ちつけた。

「くぁっ・・・!」

陰茎を踏まれた時のように、苦悶とも喜悦ともつかない声を上げ男は背をひきつらせる。
その間も、男の指が未成熟な秘部を刺激しつづける。
べっとりと濡れ張り付いた生地は、まるで直接嬲られているかのような錯覚を起こさせた。

声を上げまいと唇を噛む代わりに、小雪は男の背にチェインを振り下ろす。
その度に男が声を上げ、その陰茎がまたもむくむくと大きく腫れていくのが見える。
生地の上を指が往復しつつ、時々少女の目を盗んでは中に潜り込ませる。
熱く熟れた秘肉が小雪を蝕み、少女の頭の中は男の指の動きを追うことでいっぱいだった。
指はだんだんと大胆に肉をほぐしにかかる。
小さな突起をみつけると、少女の愛液をたっぷりからめて、蜜を擦り込むように指を震わせる。

「くゥッ!!」

強烈な刺激に小雪は思わず腰を浮かせる。
男は片方の手で突起を剥き出しにして、今度は触れるか触れないかぐらいの位置でゆるやかに撫でる。
撫でられる度少女の腰はガクガクと揺れ、今まで感じたことのない欲求が湧き上がってくる不安に、固く閉じられていた両目をゆっくり開く。
下着はすでに片方の腿に所在なくおいやられ、露にされた秘所はみたこともないぐらい赤く腫れ、ソコと言わず、その辺りすべてが自分の中から溢れた液体に濡れ光っていた。

「小雪様・・・」

伺うような目。
その目にわけも判らずうなづくと、男の指が自分の中に消える。
ぷっくりと腫れあがった肉でその動きを捉えることはできない。
だが、予想していなかった部分を擦られ、自分の中に男の指があることを再認識させられる。
指がなめくじのようにゆっくりと内部を這い回る。
生理的嫌悪感が少女の全身を襲う。
制止しようにも、引きつった喉からは掠れた声しか出なかった。

ゴトリ。と得物が落ちた。
小雪は暴れた。
しかし得られたのは、自分の両手の自由を奪われるという結果だった。
安い麻縄でうしろ手に縛られ、更に奥まで指が到達した。

「あァッ・・・!」

最奥に指を突き立てられると、どうしようもなく声が漏れる。
それから先はもう堪えることも叶わず、蜜を混ぜるように中を掻き回され、二本の指を交互にばたつかせられる度にかん高い声を上げてもがいた。

「はぅ・・・んっ・・・いやぁぁ」

必死で頭を振り脚をばたつかせて抵抗をする。
それに手を焼いた男は少女の体を反転させ、後ろから被いかぶさる。
腹の下に腕を回し、無理やり膝立ちにさせた状態で、両の穴を交互に舐め上げる。
わざと舌を跳ねさせぴちゃぴちゃと淫猥な水音をさせると、少女が悲痛な声を上げた。
秘所に口付けて中の蜜を吸い上げると、入り口がきゅっと締まりさらに潤いを増した。
3723-24[2/3]sage :2005/02/15(火) 17:29 ID:dkLrSTKc
「こんなに濡らして・・・小雪様はとんだ淫売ですね」

蜜を指ですくい、少女の目の前に持っていく。
それを見た少女は今にも泣きださんばかりに顔を歪めた。

それに満足すると、男は再び舌で秘肉を弄ぶ。
吸い付き、舐めあげ、舌を差し入れて濡れた感触を楽しみつつ突起を反対の指で擦る。

「小雪様どうして欲しいんですか?言わないとわからないですよ?」

その声に時々水音が混ざる。
小雪の意識は半分飛びかけて男の卑猥な言葉もどこか遠くに感じて。

「奥ぅ・・・奥こすって欲しいのぉ」

うわごとのように何度もそう呟いた。
男は少女の尻肉を鷲づかみにすると、固く腫れた肉茎で秘肉をめくるように擦った。

「コレが欲しいんですか?」

意地悪く入り口をつつきながら尋ねると、少女が息を荒くしながら夢中でうなづく。
男の腰に力が入る。
少女の焦がれた秘肉は容易に男の肉茎を飲み込むかのように思えたが、途中にあった弾力のある膜に行く手を遮られた。

男は、片手で服の上から少女の小さな乳房を揉みしだきながら、一気に膜をつき破った。
先端に蜜とは違うさらりとした潤みを感じる。
瞬間少女の体がびくりとなり、その後堪えるように震え出した。

「痛い・・・ですか?」

ゆっくりとブラウスのボタンをはずし、直に乳房をまさぐると、痛々しいほどに屹立した乳首を簡単に見つけることができた。

「ふぁぁっ」

少女が答えるより早く乳首を軽くつまむ。
愛らしい乳首が震え今まで以上に甘い声が漏れた。
そのまま内部をほぐすようにゆっくりと腰を前後させる。
異物の進入に強張っていた内壁も、だんだんと柔軟に男の肉棒を迎え入れるようになっていった。

「あ、あぁ・・・いやぁ」

少女がうわごとのように声をもらす。
その都度腰の動きを早めながら、乳首を指の間に挟んだまま強く揉む。
少女は抵抗しない。
そればかりか、快感に身を委ねるように男の動きに合わせて少しづつ腰を揺らすようになってきた。
3823-24[3/3]sage :2005/02/15(火) 17:30 ID:dkLrSTKc
「気持ちいいんですね。」

そう言いながらぐりっと奥を突き上げる。
「ひぃ」と短い悲鳴をあげ少女は背を仰け反らせた。
動く度に掻き出される密が、少女の柔らかな太ももを伝い落ちる。
その蜜は小さく泡立ち密かに朱を混じらせていた。

「厭っ、厭あぁぁ」

ようやく出た言葉もその意味をなしてはいなかった。
膣内をかき乱され、どうしようもなく熱くなっていく体に歯止めが効かなくなっていく。

『獣のように交わる姿を誰かに見られたら』そんな思いもすぐに目のくらむような快楽にとって替えられた。

「もう・・・」

そう呟くと男はめちゃくちゃに中を突き上げにかかった。
小雪は息をすることも困難になり、ただ切れぎれに意味のない喘ぎ声を上げて身をびくつかせた。
頭が焼き付きそうだった。
この濁流にすべてを投げ出したい、ただそれだけを願った。
理性などとっくに吹っ飛んでしまって、もう自分が誰だか、自分を犯している相手が何者だかも判らなくなっていた。

「ひっ・・・やぁぁんっ!!」

小雪の体が硬直しガクガクと震え出す。
ぎゅうぎゅうと締め付ける入り口に促されて、男のモノが爆ぜる。
二つの体液が混ざり合い、収まり切らなくなったものが泡立ちながら少女の秘部から流れ落ちる。
ずるり。と男が再び腰を前後させる。
少女は悲鳴じみた声を上げ、全身を痙攣させながら意識を失った。

ぐったりした少女の体から楔を抜くと、最後に残滓で少女の臀部を汚した。

「小雪様・・・深淵の申し子よ。貴方は同じ者しか愛することはできません。」

だらりとした少女の肢体をゆっくり仰向けると、カーリオンは祈りのように荘厳な表情で呟く。

それに気づくか気づかないか、少女が薄目を開ける。

そこに膝をつく邪悪な美しい奴隷。
その顔が闇に溶けた。
3923-24/36-38sage :2005/02/15(火) 17:31 ID:dkLrSTKc
連休中忙しかったのでいまさらのUPです。√|●|||
覚えてる人いないと思いますが、これでこのシリーズ(?)は完結らしいです。
自己満足ばかりの話ですが、読んでいただけたら幸いです。
ではでは〜。
4023-24/36-38sage :2005/02/15(火) 18:04 ID:dkLrSTKc
>>29さん
レス見落としてました。申し訳ありません。√|●|||
ありがとうございますっ!
41倉庫のひとsage :2005/02/15(火) 19:51 ID:OSafJ4Zk
>23のひと
最近サボってるどころか保管作業を有志の皆様に完全にすがってますが…、覚えてますよ。
あのころは全部保管してましたゆえ。
先の予告は♂×♂スレには投稿されたのでしょうか。私はそのスレは怖くて見てませんが(笑
42284-291sage :2005/02/16(水) 14:23 ID:kPNsCasQ
>>41さん
ご指摘ありがとうございます。
早速♂×♂スレにレス致しました。
うっかりしてました;;
43名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/17(木) 18:08 ID:qzhYulWg
転生ネタとか
44名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/17(木) 23:41 ID:l6pW5uzo
うあああああ…

ヴァレンタイン激しく過ぎてしまった。
何日ぐらい猶予ありますか?(汗

というか、某転生2次馬鹿っプルネタはいらない?(汗


で、前スレのご質問ありがとうございました。

前スレ495氏
Σ(・∀・)そか、通販なら性別ごまかして買うことも(げふ
あとは上手そうなWeb小説作家とか18禁作家さんをネット上で探してみます。

前スレ496氏
一応私が使ってるのは「さくらエディター」と言う代物なのですが
これでいいのかしらと…。

前回投下したとき投下後に前スレに投下してもまだ余裕あったんではないかという
すっごい自己嫌悪に陥ってしまったので…。(;´д`)

ちなみに、萌えエロ小説Wiki、如何すればいいかわからず撃沈中です orz
このWiki独特の編集法則を判りやすくしたページ有れば私も手伝いますよ。

#ちなみにリアルもROもあげれずじまいでした…。
45名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/18(金) 03:43 ID:pNo0Xifo
電波を受信したので電波の赴くままに文字に。

文章整ってなかったらゴメンナサイ、精進シマス

♂アサクロ×♀ロリケミ
ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20050218033417.zip

電波がきた。
おもわず書いていた。
今では満足している。
46名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/18(金) 09:20 ID:7OujOIv.
>>45
Σ( Д )   ゚ ゚

は・・・早くアサクロにならなければ!
・・・ようやく90になったばかりだけどな。

GJ。('A` )b
47名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/21(月) 18:00 ID:n3QVSW7U
ほしゅ?
48名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/22(火) 19:31 ID:tBweutbY
ほしゅ!
49名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/23(水) 00:01 ID:m5X/BRMs
短期の待ち時間の間にかけた物を投下してしまいます。
微、異種姦入ってます。ご注意を。
50名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/23(水) 00:02 ID:m5X/BRMs
「こ、こないで! 来ないでぇ!」
ここ蟻の巣。魔物の巣であり、うつろな戦士達の住み着く場所。
私は商人をしていて、ここへ来たのはお金を稼ぐためであり、レベルを上げるためでもある。
それが、もう死にそう……。
薬は既に底をついてしまっていた。蟻たちは足が速い。距離は徐々に縮まっていた。
「きゃあああっ!」
壁際に追いつめられた。もう、絶望的だった。
「伏せてろ……」
そんな声が聞こえた、あわてて、地面に伏せる。
「ブランディッシュスピア!!」
かけ声とともに、一陣の旋風。振り抜かれた槍に、蟻たちが粉々に砕かれた。
そこに見えたカードを、私は見逃さずに素早くつかみ取った。
「生きてるみたいだな」
そこにいたのは騎士だった。周りのうつろな目をした剣士や騎士たちとはちがう。この人は正気だ。
「あ、ありがとうございます!」
ペコペコから降りて、騎士が私の隣りにすわった。
「あ、あの……」
「ん?」
「騎士さんが今倒した蟻が落とした物です」
カード。黒い蟻の描かれたカード。ビタタカードだ。高額で取り引きされるカードだが、命を助けてもらった恩義もある。
騎士さんに渡すのが妥当に思えた。
「それじゃあ、ありがたく使わせてもらうよ」
騎士がそれを受け取り、小さなクリップに付けた。それを身につけて、私の傷に手を添えた。
「ヒール」
傷が、跡形もなく消える。傷のできた箇所に手を添え、術をかけていってくれる。
呪効は、プリーストの物のように大きくない。だが、それ故に、癒されているという実感もあった。
「まだ痛む場所はあるか?」
「いえ、だいじょうぶです」
「なら」
 騎士が商人にクリップを手渡した。
「ぇ?」
「拾ったのは君だろ。それに、俺が持っていても仕方がない物だ」
「でも、売れば相当な額になりますよ? 私、お礼がしたいんです」
「そんな高価な物はいらないよ」
私は首を傾げた。こんな人間に出会ったのは初めてだった。
「えっと、えっと……。そしたら、これを……」
今度騎士さんに手渡した物。それは、青い薬品だった。
「お礼なんていらないって」
「えと……えと……。じゃあ、その!おじゃまでなかったら一緒に連れていってください!」
とっさに頭になにも思いつかなかった私はそんなことを口走っていた。
話しを聞くと、幸いにもLVはあうらしく、私と騎士さんはPTを組むようになった。

オークダンジョン二層。
「回復剤が切れたらいってくださいね」
「そっちもね」
適当に敵をたおすと、その敵が落とした物につられてゼノークが群がってくる。
「ブランディッシュスピア!」
「カートレボリューション!」
その群に、数度ブランディッシュスピアとカートレボリューションをたたき込むと、すぐに全滅してくれる。
何匹、何百匹のゼノークを粉砕したときだろうか。
商人のJOBがあがった。いまのでJOBが40になったはずだ。
「おめでとう。これで転職できるな」
「はい。今日はこれで切り上げて転職してきていいですか?」
もちろん俺はうなずいた。
51名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/23(水) 00:03 ID:m5X/BRMs
その日、俺は友人と酒をのみに行っていた。
「なぁ、知ってるか?」
「何を?」
そう聞き返すと。友人は俺の耳元に口をよせて小声で返事を返してきた。
「娼婦の話さ。何でも高い料金をとるが身体に傷をつけなければどんなプレイにでも応じるとか。中出しOKらしいし。しかも決まって野外でやるそうだ。のぞきにいってみないか?場所に心当たりがあるんだ……」
確かに少し興味があったので、その友人の話にのることにした。
それが俺の失敗だったのかもしれない。
森の広場の隅にある茂みに俺達はかくれた。そしてまもなく1人の男が現れた。WIZだった。不必要にでかい袋をかかえている。
次に現れたのは女でアルケミスト。後ろ姿の上暗がりだから顔までは見えない。
「こんにちわWIZさんまた来てくれたんですね」
その声を聞き、俺は自分の耳を疑った。相方のケミの声だったのだから。
ケミが、さも当然のようにマントを脱ぐ。
「いや、服は脱がなくていいよ、今日はこんな物を持ってきたんだ」
でかい袋の中身、それはマンドラゴラだった。ただ、野生の物ではないらしい。
(ほれ、使え)
友人が望遠鏡を差し出してくる。それを使ってしばらく様子をみていた。
そして、その顔は紛れもなく相方のあいつの顔。
「下着だけぬいで、前の言いつけは覚えてるね?」
「最初から付けてきていませんよ。言いつけはちゃんと覚えています。あ……」
ケミの足にマンドラゴラの触手が軽くふれる。
「いいよ。なぶれ」
WIZが指示すると、その触手が足を這い上がり、スカートの中にまで侵入し。
「あっ……や…」
腕にも触手がからみつきそのまま身体を持ち上げた。
ちょうどこちらから見るとスカートの中が丸見えなのだが、月明かりに、触手が膣や、菊門に侵入し、うねうねと動き回り出入りしているのが見て取れる。
「やっ、だめっ、そこはだめっ……!ああんっ……あっ、やっ、だめだったらっ……はああぁんっ……!」
不思議に、俺は何も感じなかった。本当に何も感じなかったのだ。欲情すらしない。
ただ、白ポーションと青ポーションの出所。それからケミの本性が分かった。それだけのことだ。
(実は、明日相手してもらうことになってるんだよ)
友人の言葉にしばし絶句した。まぁ、あいつが俺の相方だということ等こいつはしらない。
(なら、あの娼婦にこれを渡してくれ)
走り書きでメモを書き、友人に手渡す。
(わかった。それじゃな)
蝶の羽根を握りつぶし、俺は宿へ帰った。

奴が帰った後も、俺はのぞきを続けた。
「あ、だめっ、いっちゃうっっ……!!あああっ!」
菊門が広げられ、太い触手が中へ侵入する。奥へとうねりながら入っていく。
「も、もうだめっ……!」
おそらく、ケミが達しようとしたときだろう。触手のうごきがピタリと停止する。
「ふぇ……?」
良く飼い慣らされているとしか言いようがない。マンドラゴラは、主人であるWIZの指示を待っているのだ。
「飲め」
マンドラゴラがケミを自らのツボのようになっている部分に座らせた。消化器官だ。大股を開いた状態で座らされ、ケミの陰核へと触手が伸びる。
「あっ…ダメっっ、そんなにしたらっ……!いやああっ……!」
WIZが見ている目の前で、ケミが失禁する。ツボの中へとそれは放出された。
(この娼婦、こんな事までやらせてくれるのか…)
マンドラゴラがひとしきりなぶってから、触手で宙にうかされたまま、WIZの前へとケミが差し出される。
「あううっ……」
WIZの身体の影になってわからないが、おそらく、WIZの物がケミの身体を貫いたのだろう。
「あぁんっ……いいっ……すごくいいよぉ…!!」
ケミと、WIZの身体が上下に動く。そして、早漏れなのか、早速WIZが達してしまったようだ。
ケミの方もその時に達したようだ。WIZが退いた後に、膣からどろりと、白い液体が垂れるのが見て取れた。
その後も、何度も行為が続いた。俺はその一部始終を見ていた。
そして、手渡される多額の現金。

宿に帰ったのち、ふと、騎士の友人の暗い顔が思い出された。
52名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/23(水) 00:04 ID:m5X/BRMs
続きはあったりなかったり。
伏線のような物をはったので出来れば書きたいなと。
一気に書き上げたわけではないので表現にばらつきがあったりするのは勘弁してやってくださいorz
53どこかの166 小説スレ宿題sage :2005/02/23(水) 02:30 ID:NlCzBqeQ
 私は、ごきぶりである。
 名前は……まぁ、考えてくれ。
 え?お前踏み潰されたのではないかって?
 甘い。甘いぞ。例えて言うなら、バレンタインデーでチョコを体に塗って「私をた・べ・て♪」というプリさん並に甘いっ!
 諸君ら人間は我等の種の生殖能力を甘く見すぎている。
「一匹みたら三十匹?」冗談じゃない。桁が一つ足りぬわっ!
 これだけの大量の種の繁栄によって世代ごとで我等が進化せぬと何故断言するのだっ!
 我こそがその存在証明っ!
 見よっ!進化のパラレルワールドをっ!!!!
 所詮下水最下層で潰される為だけに転生を繰り返す金色の突然変異とは進化の年季が違うわっ!!
 まぁ、やつとてあと一万年の短期間で我らと同じ進化を学ぶと信じてあげよう。
 私は博愛主義なのだ。

 さて、最近上目で人間達を眺めていたのだが、雌はどうやって卵を産むのか謎で仕方ない。
 足の付け根のあたりに産卵管があるのだろうと思うのだが、ここの色がカラフルなのだ。
 普通は足の色と同じだと思うのだが産卵管あたりの色は白が一番多く、黒や紫、赤や水色というものもある。産卵管ゆえ色が変色しているというのは病気ではなかろうかと他種族ながら心配していたりする。
 おや?何だか山羊の角みたいな触覚をした人間の雌が我を見ているぞ。
 ふむ。どうやら我に何かをくれるらしい。床に何かを落としたぞ。
 お、どうやらこれはチョコではないか。なるほど。この娘私に気があるという事か…よしよし。今度産卵管に精を注いでやろう。
 ふむ。この娘の産卵管はしましまか。病気か?早く健康にならないと丈夫な子供が作れないぞ。
 さて、このチョコの味は……

 悪ケミ 「あ、裏返って痙攣してる…おかしいなぁ…?本のとおりに作ったのにぃ……??」
 子バフォ「だから主よ。民明書房はやめとけとあれほど……」
54どこかの166sage :2005/02/23(水) 02:44 ID:NlCzBqeQ
 これはRO小説スレの座談会の宿題「上目づかい」をテーマにした小説です。
 ちょっとお色気が強いのでこっちに…元々のごきちゃんは小説スレにあります。

http://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki/pukiwiki.php?cmd=read&page=%C5%F0%C3%EE%A4%CE%BC%E7%C4%A5&word=%A4%B4%A4%AD%A4%D6%A4%EA
55名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/23(水) 19:37 ID:7SHZNOSI
誤爆かとオモタ
>>1
>>このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
というわけで、53はちゃんと交尾(セクース)を書くように。異種姦待ってるZE!

>>49
GJ! マンドラ使い早漏WIZがツボった……触手(*´Д`)ハァハァ
続きが気になるので、完成したら是非読みたいb
56名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/02/27(日) 13:54 ID:4pXDJDHI
新作期待dame
57どこかの166sage :2005/03/01(火) 16:52 ID:.5.8rjZg
55氏に指摘されて、今度はママプリえろえろ話(ホワイトデーバージョン)を作っているのですが……
……今度はちょっと本気でエロエロ過ぎて……(滝汗)

というわけで以前にもやった直前アンケート。
ここに掲載がまずいなら封印なりえろだなりと考えますので。

話の雰囲気
http://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php?cmd=read&page=%CF%A2%A1%CB%A5%DE%A5%DE%A5%D7%A5%EA%2F%A5%DE%A5%DE%A5%D7%A5%EA%C8%C7%A5%A2%A5%AF%A5%A2%A5%D9%A5%CD%A5%C7%A5%A3%A5%AF%A5%BF&word=%A5%DE%A5%DE%A5%D7%A5%EA
の過激版

話にぴったり合うであろう絵師さん(くぐるなら18禁確定のプロの漫画家なのでちゅうい)

むらさき朱 TAPE90
58名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/01(火) 17:30 ID:1CkyN3Ew
壁|w//)<ヨミタイワ
59名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/01(火) 19:11 ID:Ga2lCKuU
それを ふういんだなんて とんでもない!!
60名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/01(火) 21:25 ID:2Raf5Ank
長きにわたって待ちわびたママプリのエロ新作!
封印なんて意地悪な事はしないでほしいです。
61どっかの486sage :2005/03/02(水) 13:38 ID:qMvpmzDc
ども、おひさしぶりです。
以前書いた剣士物の続きを書こうと思ってます。
転生ネタになるのかなぁ(;´ー`)
時間かかるかもしれないですが、良ければまっててやってください。
62名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/02(水) 19:35 ID:6Fo2kHh6
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)  テカテカ
 (0゚∪ ∪ + テカテカ
 と__)__) +
63名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/05(土) 13:16 ID:jQ95nN9Q
ママプリキタ━━(゚∀゚)━━ !!
むらさき朱先生のイメージなら、ものすごく大歓迎です!
最近ちょっと刺激が欲しかったので・・・(*´Д`)ハァハァ
64名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/05(土) 19:01 ID:EaLlQYbI
>>61
うほっ!
楽しみに気長に待ってまつ
65名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/06(日) 07:32 ID:mSikKEU.
33氏の作品好きです
続編期待∩(゚∀゚∩)age
66名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/06(日) 09:37 ID:L4SX7XGw
朝早くからぼーっと書いてた
微触手モノを投下しようと思っているのですが・・・
いいでしょか?

あとこういうのって、
キャラの会話の前後に改行混ぜたほうがいいんですかね?
混ぜないでつめた方がいいのかな・・・
67名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/06(日) 09:38 ID:L4SX7XGw
会話の前後>セリフの前後 に脳内変換でorz
68名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/06(日) 09:40 ID:Kt7K6uAU
そのあたりはその人のスタイルでいいんじゃね?と思う次第。
漏れは改行空けてるけど、スカスカになりそうになる諸刃の剣。
69マンドラゴラの受粉(1/3)sage :2005/03/06(日) 09:51 ID:L4SX7XGw
微触手モノです
こーいうの書いたのはじめてなんで
色々ダメダメだったらすませんorz

-------------------------------------

プロンテラ東の森


とうとうこの森にもマンドラゴラの雄花が出たとの報告があった
既にアコライトの巡礼へ向かったノービスが3人も犠牲になった


マンドラゴラ
雌花は普通・・・というわけでもなく、雄花雌花共通してとても凶暴
ただ雌花は、大昔から貴重とされたその「根」を守るための防衛本能だとか
一般に良く見かけるマンドラゴラはほぼ雌花である
件の雄花だが・・・要するには、他の動物を花粉の運び屋とするらしい
花とミツバチのような関係だろう

被害者のノービスたちは花粉の運び屋として雄花に襲われた
体内、胎内に花粉を植え付けるらしく、発見時は皆酷い有様だった
また、神経毒も検出された
雌花につかまっても逃げられないようにだろう

この花粉は雌花を興奮状態にさせるらしく
被害者の一人は雌花に襲われているところを発見された


大聖堂の古いしきたりは理解しているつもりだが
早急にアコライト巡礼を見直してほしい
雄花は数が少ない。騎士団総出ならそう長い事封鎖されるわけではないだろう


・・・とまあ、
古くからの付き合いのある友人の手紙には感謝の極みだ
彼がアルケミストとしてマンドラゴラの生態を研究していてくれなければ
今回のアコライト巡礼の事件、更に悪化していただろう
マルシス神父もルバルカバラ神父も、そういう事なら、と全面協力してくれた

そして現在、僕は大聖堂側の応援として
騎士団のマンドラゴラ雄花討伐に参加している

実際酷いものだ
この目で既に2人被害者を見てしまった
一人は体に麻痺性の毒が回った状態で森から逃げているところを保護
二人目は既に雌花に襲われてしまっていた・・・

さっきの報告によるとマジシャンの子が一人保護されたらしい
この子もまた、手遅れだったが


「――ッ、おい!いたぞ!」

一人の騎士が放つ声
視線の先には子供がまるまる入ってしまいそうなくらいの袋・・・のような花
・・・そしてその花に腰掛けている、女剣士・・・
違う、腰掛けているのではない
雄花に襲われているんだ・・・っ

「く・・・こいつ!」

騎士が二人、槍を構えて雄花に突き刺す
と同時に剣士の子に絡んでいる触手をなぎ払う

どうやら、花弁に獲物を押し込んで花粉を植え付けるようだ
どうりで麻痺性毒なんかもっている・・・

「・・・この子もダメです・・・応急処置は施しましたが・・・」

僕はすぐさまその子の治療を始めたが
前の子達同様、毒が回って暫くたってしまうと解毒も芳しくない

「・・・そうか・・・おい、君!この子を大至急街へ!」

ペコペコに乗った騎士が来て、その子を連れてゆく
街で本格的な治療を施すのだ


なにがプリーストだ
僕は役にたってないじゃないか・・・


「そろそろ日も暮れる・・・今日はここまでにしておこう」

いつの間にか日が傾き、森を一層暗く照らしていた

「あなたも。ご苦労様です。今日はもう休み、明日に備えましょう」

「・・・はい。そうですね」

こう暗くてはこちらも危険だろう
悔しいが今日はここまで・・・のようだ
夜のうちに被害が出ない事を祈りたい・・・

「・・・おい、大変だ。なんか・・・」

騎士達がなにやら騒いでいる

「あっ、報告します。先ほどこの森に一般人が侵入してしまったとの情報が・・・!」

「な、何? 森への入り口は全て封鎖していたのではないのか?」

一瞬にして空気が変わってしまった
日ももう沈み始めている
完全に沈んでしまったら見つけることすらできるか・・・

「皆!休むのはもう暫く待つことになった!松明とサイトクリップを!」

「プリさん、あなたは街へ。体力的にも精神的にも辛いでしょう・・・」

いや、ここで役にたてずにはいられない

「・・・暗くなる前に見つけなくては・・・僕もルアフがありますし」

「・・・助かります」
70マンドラゴラの受粉(2/3)sage :2005/03/06(日) 09:52 ID:L4SX7XGw
時間もあまり無いので、更にいくつかのグループに分かれて探すようだ
僕はテレポがある分、一人の方が・・・と、単独で行動している

「・・・っ、ルアフも、見辛いな・・・」

もうすっかり暗くなってしまった
月明かりも延びないこの森じゃ、ルアフだけが頼りなのにそれでも見辛い

報告もまだ来ない・・・
無茶をしないで居てくれるとうれしいのだが・・・


・・・だいぶ時間が経った
報告はまだ無い、僕の体力もあまり無い・・・
もう見つからないのだろうか、むしろあれが誤報であってほしいのだが・・・

・・・ひとまず皆と合流しようと思った時

「ひ、人魂?!」

・・・?
今、声が聞こえたな
確かこっちの方で・・・

「わ、わっ・・・来ないでっ・・・」

声のする方をルアフで照らすと
樹に身を隠すようにしてこっちの様子をうかがっている女弓手の子が一人

「・・・あ・・・なんだ、ルアフか・・・」

心底ほっとしたようだ

「はー・・・・・・っこんなところになんの用よっ!」

「いや・・・それ、僕の台詞・・・」

樹に隠れながら強がるこの子を見て少し笑えてしまう

「君かい?警備の目を盗んで森に入った子って」

「うん・・・」

「ここは危ないんだから。さ、帰ろう?」

「・・・やだ」

なんか子供っぽいな
と思えてしまう返事を返されている気がする

「あいつ・・・許せないんだもん!」

「?・・・あいつ?」

「あのマンドラゴラっていうの!私の妹、あいつに・・・っ」

・・・ガサ・・・

「敵討ち、か。気持ちはわかるけど危険だよ。それにこんなに暗くちゃ・・・」

・・・ガサ、ガサ・・・

「やだ。約束したもん!あいつら全部とっちめてやるんだって!」

・・・ガサガサッ・・・

「・・・?この音・・・?まさか!君、こっちに!」

「へ?ぁ・・・」

次の瞬間
視界からその子が消えた・・・いや、宙へ跳ねたんだ
気付くのが遅かった
雄花の触手がその子を捉え、軽々と持ち上げた

「ちょ、は、はなせーっ!・・・こら!どこ触って・・ッひ!?」

暗い空から声が聞こえる方へ走ったが、声が途切れてしまった
毒を注されたのだろう

声がしていた方へただひたすら走ると・・・
下半身に触手がぐるぐるとまきついたあの子が
今まさに雄花の花弁に食われようとしているのが目に映る・・・

またあんな無残な姿を・・・いちいち何度も見たくなんか無いッ

持っていたソードメイスをがむしゃらに振るい、兎に角触手を払う
71マンドラゴラの受粉(3/3)sage :2005/03/06(日) 09:52 ID:L4SX7XGw
「ぁー・・・あつつ・・・」

なんとか、花粉を植え付けられずには・・・済んだようである

僕はといえば腕に少し毒を注がれた程度の軽症
注されてまだ時間が経っていない。緑ハーブと水で毒をしっかり落とす
僕の方はこれで大丈夫だ

「気を・・・失っちゃってる・・・な」

問題はこの子だ
下半身に何箇所も刺されているようで
足に所々みみず腫れができている

幸は水場があった事
不幸は・・・その・・・下半身なのが・・・

時間が刻一刻と迫る・・・というのが身をもってよくわかる
深呼吸をし、頭の中で何度もこの子に謝りながら

「・・・ちょっと、ごめんね・・・」

水にこの子を浮かべる

もう何度も何度も頭の中で謝っているが多分この子にはそんなものじゃ足りないだろうなぁでも時間が
等と、僕の頭の中は、もう、今すぐ性別が変わりたいくらいに・・・

意を決して足に触れ、揉みほぐすように洗い始める
・・・恥ずかしい。こんなことをしている自分を考えるだけですごく恥ずかしい
何より、もう僕の下半身が元気すぎるのが一番恥ずかしい

今すぐ起きて殴り飛ばしてほしい・・・

両足とも洗い、緑ハーブで解毒をしているところで
みみず腫れがスパッツの中にまで延びている事に気付く

・・・神よ。この子が起きたら、僕はあなたの元へ参ります・・・


ゆっくりと脱がす時間も無いはずなのに、むしろ急いでいるはずなのに
意思とは逆に脱がす手が遅いように感じる時間
やがて、綺麗というか、可愛いというか、な縦すじが見える
僕の方はもう、顔も頭もなにもかも真っ赤で熱い

すじのラインをクロスするようについたみみず腫れに恨みと喜びを感じながら手を這わせ
解毒の為、解毒の為、と何度もいい聞かせながら揉み始める

「ん・・・ぅ・・・」

中心を丹念に丹念に、執拗に揉みほぐし・・・

「ぇ・・・ちょ・・・なにしてっ・・・んぁ・・・」

もう彼女の声に耳が傾かない
割れ目の中を夢中で掻き分けそれを探し出し、指で弄り回す

「やっ・・・はぁん・・・ ちょっ・・・まって・・・」

もう、押さえが利かない
感情をぶつけるように、その蕾を転がす
薄く桃色の花弁に指を沈め、かき回す
もう、押さえが利かない

「おねが・・・ぃ・・・とめてぇ・・・っひぁ・・・ああッ!!」

恐らく初めてであろう刺激に彼女が耐えられず
全身を震わせ昇ってしまったのが伺える

綺麗だ・・・自然と、そこに顔が近づく・・・口付けをしたい・・・

「ちょ・・・と・・・まって・・・ねぇ・・・」

彼女のそこに強くキスをする
と同時に水面に顔がつく・・・冷たっ?!

・・・ぁ・・・


「ッ!!いい!!?本来だったらあんたなんか跡形も無くケシズミにしてやるところを
 その程度で許してあげてるんだからね!?わかってんの?!」

顔を真っ赤にし、そこを手で覆い隠しているこの子
顔が真っ赤なのは怒っているからの方が大きそうだ

「げほっ・・・は、はい・・・」

冷たさではっとなった僕に待ち受けていたのは鋭いみぞおちへの連発だった

「本当に・・・ごめんなさい・・・」

「謝って済むと思ってんの?!責任とりなさいよ責任〜〜!!」

僕のしたことからすれば当然の事なのだが
みぞおちがあまりにも苦しすぎて言葉がまともに聞き取れない・・・

「本当に申し訳ないです・・・」

「・・・っ・・・ まあ『一・応』とりあえず人命救助ではあったから?!
 ・・・責任・・・とれば許すわよ・・・」

「責・・・任・・・? と、申しますと・・・」

「・・・」

・・・頭が一気に真っ白になり、今の言葉の意味を何度も理解しようとする
思い当たるのはひとつ

「あ、あの・・・それは、ちょっと・・・」

「・・・なによ・・・もっと殴るほうがいいっての?」

片手でそこを隠し片手で固そうなコブシを作り拗ねたように聞いてくる

「責任・・・とります・・・」


「そうそう。・・・えっとー・・・その・・・」

「まだなにか・・・」

「あの・・・さ・・・、実は・・・さ・・・」

「・・・」

「む・・・胸の・・・あたりも・・・毒、注されちゃったとおもったなぁ
 ・・・確か」
72マンドラゴラの受粉(Over)sage :2005/03/06(日) 09:56 ID:L4SX7XGw
アチャ子登場から触手襲われまでの間短かいのがなんとも・・・
そこだけは何も浮かばなかったです・・・精進します

他にも落ち度ありそうだrァorz
73名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/08(火) 00:07 ID:5ThWvE0s
ゲフェンタワーの最上階に彼はいた。
彼は誰もが認める天才として生まれ、それを開花させた。
また、裏社会ではその才能から「チーター」とも呼ばれている。その能力に嫉妬しているであろう。
特別なアイテムを装備せずともINTを120まで達成させ、天才となった彼はゲフェンタワーで次期ギルド長としての地位を待つばかり


ゲフェンタワー最上階の窓に腰掛け、街を見下ろす彼。
今日も冒険者で賑わうゲフェン。街の喧騒と空の風の音が混じり平和を物語ってくれる。
真っ白の短い髪が風に少し揺れ、耳元のイヤリングが太陽の反射でキラリと輝いた瞬間、彼は叫んだ。
「いい女発見!!」
手にしていた望遠鏡を同じ部屋にいたギルド長に投げつけ彼はそのまま躊躇いもなく飛び降りた。
望遠鏡はギルド長のハゲ頭を打ち抜き、床で乾いた音をたて転がっている。

ゲフェンタワーの斜面を颯爽と滑り降りる彼。エナジーコートを使い衝撃をやわらげつつクァグマイアを唱える。
すると着地点は沼にとなり、彼の足を優しく迎える。はずだった。
「うひょぁ!」
間抜けな声を上げたかと思えば彼は壁に足を挫き転がり始めた。
「ぶほぁ!」
「きゃっ!」
魔力の沼に潜り込む二つの声。飛び降りた彼は完全にパニックに陥り沼の中でもがき始める。
「なんだっ!」
「誰よっ!」
ふにっ
「モンスターかっ!」
「何処触ってるのよっ!」
もにゅもにゅ
「この肌触りはポリンかおのれぇぇポリンの癖にぃぃぃぃ喰らえ!そうるすt
「チャージアローッ!!」
ちょうどゲフェンタワーの下で転寝をしていた女ハンターのチャージアローが命中。
彼はQMの沼から抜け出たかと思えば空樽の山に突っ込みお腹に矢を一本生やしたまま倒れる。
「人の寝込みにQMを使って痴漢なんてアンタ何考えてんのよ! 殺すわよ!」
女ハンターは彼に向かってそう力いっぱい叫ぶと彼もそれに応えるかのように立ち上がり、突き刺さった矢を引き抜く。
ぶつぶつと彼は何かを呟くと、流れ出る血も止まり始め顔色もみるみるよくなっていく。ハンターもその呟きが何かを察しているのか、彼

を睨み付けたままじっと待っている。
やがて、彼がハンターをきりっと見つめなおし、矢を手の中で折り捨てた。溢れる魔力で白髪の髪が逆立ち始める。
「な、何よ。やろうっていうのっ?!」
ハンターは弓を構えながらも、その気圧に圧され脚がまともに動かない。手は微かに震え始め、噛み締めなければ今にも歯がなりそうだ。
「こ、こんな所で騒ぎを起してもアンタが不利になるだけよっ!大人しくしたらどう?!」
もはやハンターの声は脅しではなく命乞いに近かった。人としての本能が死を宣告している。まともにやっても勝ち目はない。殺される。
「ハンターか。」
彼が口を開いた。冷たい視線はそのままで。
「無礼は、そこの矢で、帳消しで、いいな?」
ゆっくりと噛み締めるように彼はそう口にするとさきに床に捨てた血の色の矢を指差した。
ハンターはそれを聞くと堪らずに肩から息を漏らした。命拾いした。根拠も何もなくそう思い、弓を降ろす。
「急な事だったんだ。あそこから飛び降りてきたんだ。クローキングを使った訳でもない。魔法は着地時の衝撃緩和に使った。」
彼がゲフェンタワーのてっぺんを指差すとハンターは釣られて顔を空へ。
青い空に浮かぶ白い雲。そこに突き刺さるようたてられた塔の天辺。
「さっきも言ったとおり、急ぎなんだ。俺の名前はライ。ハンター、おまえの名前は?」
「え、わ、私はミレイ、ミレイ=オル……いえ、なんでもないわミレイよ。
急な質問に慌てて答えるハンターは、最後にはトーンを下げて顔を下ろした。弓を持つ手が震えている。
「そうか、ミレイか。なに、おまえの過去に興味などない、さきもいったが急ぎなんだ。人手がいる。ついてこい。」
ライは冒険者に欠かせない初級魔法「PT作成」でミレイをマーキングした。マーキングされたミレイはそれに対してやはり初期魔法でマ

ーキングの許可と不許可を応えることが出来る。(もちろん無視する事も。)
「会ったばかりのあんたみたいな痴漢とどうして組まないとならないのよっ!」
「言っただろう! 急ぎなんだ! 人を探しにいかねばならない!!」
互いに一言ずつ張り合うと数秒間の睨み合い。
結局、ハンターは折れて「許可」の魔法で応えた。
「わかったわ……かなり焦ってるみたいだしね……どこに行くの?」
「グラストヘイムだ。いくぞ。」
彼は無意味にマントを翻し、西へ向かう。ミレイもそれに続いて歩いていく。
ライの女探しの旅へ。
7473sage :2005/03/08(火) 00:09 ID:5ThWvE0s
EROくないけど、これからEROくする予定なのでこちらに投下。
つか、変な所で改行が入ってスマン。

「今後の展開に○○(←髪型や装備)な××(職業)のEROシーンキボン!!」
とか言ってくれるとネタに困らない(ニギャ
75名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/08(火) 03:57 ID:jsAacDh2
>>73
では率直に。ミレイたんのエロシーンキボン
76名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/08(火) 04:45 ID:5ThWvE0s
夢心地だった。
薄暗く月明かりの中でミレイは声を荒げる。
「んはっ……くくっ……んんんっ!」
部屋にしっかりと響く水音。軋りと音を立てるベッド。その上で水のように絡み合う二人。
「あ……あっ、だめっ!」
「ダメはないだろ?ダメは。みんなが祝福してくれた日の最初の夜に、ほらいつものようにシーツ濡らして。」
快楽の中にゆったりと浸る女を男が抱き取っている。
耳に、首筋に、唇に、優しく語りかけながらキスを浴びせ右手で頭を撫でては左手で女の陰部を撫で上げる。
男の左手の指に愛液が絡むと、ツーっと肌に指を這わせ、その指で顎を引き、そのまま女の口の中へ。
「ほら、甘いだろ? まだ撫でてあげてるだけだよ?」
男がそう言うと女は涙目で男を見つめる。口に入った指を丹念に嘗め回すと男を抱き寄せ唇を奪い、舌で犯し始める。
男は応えながら、また左手の指を陰部へ持っていく。一本一本の指を埋めていきいつものように女が喜ぶよう掻き混ぜていく。
「ん……んはっ……」と舌を絡ませあいながら女が吐息を漏らすと男は親指で秘豆を弾く。たまらずに女が「あぁん!」と悲鳴をあげた。
中を掻き回されながら秘豆を弄られ、女は男の根を探り始めた。見つけるとそれをきゅっと握り、頭を指で撫でていく。
少し濡れほそったその根を彼女はゆっくりと擦りながら、涙を流しつつ「早く頂戴。」と理性を崩した。
無理やりに女が男を跳ね除けると、一目散にその根を舐め上げた。男は「くっ」と小さく声を漏らしたが女の髪を愛しく撫で始める。
「上手になったね、そんなに欲しかった?」
男が問いかけると女は上目遣いで男を見つめ、いつもの通りに玉からゆっくりと根を舐めあげ口に沈めていく。
舌で包み込むように首を動かしゆったりと奉仕している。時より男の顔を見てはチロチロと頭を舐める。
「欲しいよ……焦らされると堪らないでしょう……? 早く頂戴……。」
女の言葉に男が女に顔を近づけ軽くキスをした。二人でニコリと笑いあい、幸せを分かち合う。
「大好きだよ、ミレイ。」
「私もよ……大好き。」
そのまま女は押し倒され、男の根を陰部で受け止めた。

そして世界は変わった。

ミレイには男の首が飛んでいくように見えた。切り落とされるわけでも魔法で撃たれた訳でもなく、空気圧で圧されたようにそのままの笑顔で飛んでいく男の顔が見えた。
残った首からは緑色の気泡を含んだ液体が溢れてくる。ミレイは何も声にすることができない。疑問と恐怖で心を圧されながら、それでも陰部の中の根がうねっているのを感じながら。
「え、……あなた?」
それを口にした時のミレイの体はすでに液体に包まれ刺激を受けている。
ぴりぴりとする液体に乳房が包まれ乳首が立つ。陰部の中で人ではない動きをする根がミレイを恐怖と快楽の底まで案内し、液体が意思を持つように秘豆をはじきスイッチとした。

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。」

眼が覚めると、彼女は自分がクァグマイアの中にいる事に気付いた。

そうだ、私はゲフェンタワーに1時間くらい潜って矢が足りなくなったからあがってきたんだ。
そこで、ちょっと昔を思い出しちゃったらまた潜るのも嫌になってここにもたれかかってたんだ。そのまま寝ちゃったのね。
うん、夢よ。夢、なんてことはないわ。
……でも、なんでどうしてクァグマイアが?

ミレイが現状を整理している時に、何やら人らしきものがゲフェンタワーの斜めになった壁を転がっていく。
77名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/08(火) 04:46 ID:5ThWvE0s
いきなりミレイと来るとは思ってなくて夢オチになりましたorz

しかし、ひっさしぶりに書いたらやっぱ下手糞だ(藁

どしどしキボーンヨロ
78前スレ462改め某462sage :2005/03/12(土) 00:43 ID:UrE7GIlk
>>77
ミレイたん何かかぁいいぞ・・・(*´Д`)

続きキボンー
79前スレ462改め某462sage :2005/03/12(土) 00:45 ID:UrE7GIlk
で、オレも久しぶりに1つ書きました。
久々に3馬鹿ものです。
前回に続いて過去話になりますが・・・

(ノ・ω・)ノ
80【Act1.けだるい午後】sage :2005/03/12(土) 00:46 ID:UrE7GIlk
ここはモロクにある宿屋。
まだ午後の明るい時間という事もあり、宿屋にいる人影はほとんどない。
だが、その宿屋の2階の奥から聞こえるパンパンという音となまめかしい声・・・

 「あぁんっ、あっあっ・・やぁっ、はげしくしないでぇ・・・」
 「キャロ、あんま締め付けんな」
 「キャロル、俺のもしゃぶってくれよ」

デニー・カント・キャロルの3人が相変わらずベッドの上で白熱・・・もとい、仲良くしていた。
デニーとカントにはさまれ、四つんばいになっているキャロルは
上の口でカントの愚息をくわえ、下の口をデニーの愚息でふさがれ激しく突かれていた。

 「んっ・・んっ・・ん〜っ・・・はぅん・・・っ」
 「キャロル、もっと舐めてくれよ」
 「おいキャロ、しゃぶってんのもいいけどよ、オレのモン入れてて我慢できんのかよ」

そう言ってデニーはさらに腰の動きを激しくしてきた。

 「んっ!・・・あぁんっ、やぁっ・・・壊れちゃう・・・よぉ・・・」
 「くっそ・・・イっちまいそうだ・・・」
 「やっ、あっ・・・あぁん・・・イク・・・イっちゃう・・・」
 「キャロ・・・出るっ!」

デニーが欲情を放出するのとほぼ同時に、キャロルも頂点に達してしまった。

 「お前らだけイってんなよ。キャロル、俺のも味わってみろよ」

イったばっかりで体をひくつかせているキャロルの秘所に
すかさずカントが自分の愚息をあてがい、一気に突き入れてきた。

 「あぁっ!・・・あんっ、やぁ、ばかぁ・・・っ!」
 「キャロル、とことんイカせてやるからな」

・・・・3人の甘く長いひとときは、この後もしばらく続いた。


 「そういえばモロクってシーフギルドとかアサシンギルドとかあるよね?」

一戦(?)終えて3人でベッドの中でけだるい時間を過ごしていると
キャロルがふとつぶやいた。

 「そういやそうだな。デニー、お前のホームグラウンドみたいなもんだろ。
  その割には来ようとしねぇな」
 「ちっ・・・オレは前にここでいまいましい目にあってんだよ。
  くそ、ヤな事思い出しちまったぜ」
 「ほぉ・・・そりゃぜひ聞いてみたいもんだ。な、キャロル?」
 「うんっ!デニー、聞きたい聞きたい!!!」
 「てめぇら・・・しゃーねぇ、おめーらにだけ聞かせてやらぁ」

デニーはしぶしぶと重い口を開きはじめた。
81【Act2.まいごのアコライト】sage :2005/03/12(土) 00:48 ID:UrE7GIlk
話は少々過去にさかのぼる。

 「あっぢぃ〜・・・ちくしょ、無駄にあちぃじゃねーかこんちくしょう・・・」

モロクからやや南下した砂漠地帯で
ひたすらホードやらスティールチョンチョンやらを叩き続けているシーフがいた。

シーフ時代のデニーである。

そろそろ転職という事もあり、1人で黙々と狩りを続けていた。
その甲斐あって、あと一歩で転職という所まできていた。

 「ま、でもこの分なら明日にでも転職できんな。
  しっかし、アサシンになるかローグになるか迷うとこだぜ」

・・・転職が近いのに何も考えてないあたりはさすがデニーという所か。
とにもかくにも、デニーは満足気に再び狩りを始めたが
少し離れた所から聞こえてきた少女の声に足を止めた。

 「ぁん?何だ?」

妙に気になるので近づいてみると、アコライトの女の子が
5〜6匹のスティールチョンチョンに囲まれて身動きが取れなくなっていた。

 「やぁ〜っ、やだやだやだぁ〜っ!!」
 「あーあ、何やってんだか・・・」

見かねたデニーが近づきスティールチョンチョンに手を出し始めた。
程なくして、アコライトにたかっていたスティールチョンチョンは
デニーの手によってすべて叩き落とされた。

 「何やってんだおめぇは?」
 「あ・・ありがとうございますぅ・・・いえあの、そのですね、
  スティールチョンチョンと勝負しようとか、そういうのじゃなくてですね、
  えっと・・・あの、その・・・・」
 「何言ってんだ?落ち着けよ。っつかまったく意味わかんねーし」
 「あっと、えっと・・・・あ、すみません・・・」

アコライトは首をうなだれシュンとなってしまった。

 「あーわりぃな。オレもきつく言い過ぎた。んなシケたツラすんなって」

そう言ってデニーはアコライトの頭をぽんぽんと叩いた。

 「おめーJobいくつだ?ここらにいる位だからある程度はあるんだろ?」
 「えっと・・・38です」
 「そうか。オレは39だから・・・ならしばらく組むか?」
 「え・・・いいんですか?」
 「オレも1人がそろそろ飽きてきた頃だし、それに・・・」
 「・・・?・・・何ですか?」
 「いや、何でもねぇ。うし行くぞ」

本当はこのアコライトをほっとくと何をしでかすか不安である事を離そうとしたのだが
言っても無駄だろうと悟り、ごまかすように立ち上がって歩き出した。
82【Act3.こまったアコライト】sage :2005/03/12(土) 00:51 ID:UrE7GIlk
しばらくペアを組んで狩りをしていたデニーとアコライト。
アコライトは支援という事もあり、デニーも支援をもらいながら
さくさくと狩りが進んでいった。

 「あー、つかれたな。ちっと休もうぜ」
 「はーい」

木陰を見つけて座り込み、しばしの休息時間と相成った2人。

 「そういやおめー何でこんな所に1人でいたんだ?」
 「いつもはギルドの仲間と狩りしてるんですけど
  今日は都合悪いからって言うんで、ためしに一人で来てみたんです。
  いつも一緒にここで狩りしてるんで」

そう言うアコライトの胸元にはギルドに加入している証である
ギルドエンブレムが輝いていた。

 「ためしに・・・っておめー殴りアコか?」
 「いいえ、完全支援ですけど?」
 「・・・つまりだ、Strはまったく上げてないと?」
 「1ですよ?Int上げてますから」
 「それでここで狩りか?」
 「えぇ。いつもは仲間が倒して私が支援してますけど」

そこまで聞いてデニーは頭を抱えてしまった。

 「ばっ・・・ばっ・・・ばかかおめーは?
  Str1の支援がんなトコで狩りしてりゃスティールチョンチョンに
  囲まれてボコられんのも当たり前だろーが!!!
  フェイヨンだとかアマツだとか・・もっとアンデッドいる所行きやがれ!!」
 「え・・・えぇーっ?!」
 「おめーのトコのギルドどうなってやがんだよまったく・・・」

デニーの文句が聞こえているのかいないのか
アコライトはまったく関係ない話を切りだしてきた。

 「そういえば、このあたりってシーフさん多いですよね?」
 「そりゃな。シーフギルドもアサシンギルドもあるし、足のばせばローグギルドもあるぜ」
 「何かこのあたりにセクハラシーフがいる、って聞いたんですけど・・・」
 「ぁん?何だそりゃ?」
 「よく分からないんですけど、何でもこのあたりで狩りしてる1次の女の子に
  次から次に手出して襲っちゃうとか何とか・・・」
 「へぇ・・・ヒマなヤツもいるんだな。で、オレがそいつだと思ってんのか?」
 「いや、そうじゃなくてですね、その、あの、えっと・・・」

あわてて手をぶんぶん振って否定するが、その動きは妙に怪しい。

以下デニーの心の叫び。

 『でも、この娘もかわいいよな。胸が小ぶりなのがアレだけど男知らなさそうじゃねーか。
  んなエロシーフに食われる前にオレが食っちまいてー!!』

以上、心の叫び終わり。

 「まぁ気にすんな。オレが一緒にいる間は安心してろよ」
 「ホントですか?」
 「ま、礼は後で宿屋で・・・っとっと・・・」
 「?」
 「気にすんな。うし、行こうぜ」
 「はーい」

己の燃える下心を必死に隠して立ち上がったデニーだが・・・


 『ばきぃっ!!!!』


鈍い音と共に後頭部に激しい痛みが走った。
アコライトに、持っていたスタナーで殴られたのだ。

 「な・・・てめぇ・・・」

アコライトの『ごめんなさい』という声がかすかに聞こえたものの
デニーの意識は完全にブラックアウトしていった。
83【Act4.誤解?】sage :2005/03/12(土) 00:54 ID:UrE7GIlk
 「・・・ってぇ・・・痛ぇ・・・んだ?ここどこだ?」

何やら見慣れぬ場所で目を覚ましたデニーだが、状況判断がいまいち取れずにとまどっていると・・・

 「ここはあたしのかくれ家だよ。気がついたかい?」

聞いた事もない女の声が耳に入ってきた。

 「ぁん?誰だ!どこにいやがる!出てきやがれ!!」
 「おーおー、威勢だけはいいねぇ。ま、男ならそれでないとね」

そして見知らぬアサシンの女がデニーの顔をのぞき込んできた。

 「なっ・・・」

ここにきてようやくデニーも今の自分の状況を理解し始めた。
今デニーは見知らぬ女アサシンのかくれ家で監禁されている事、
現在ベッドの上にいて、しかも両手両足をベッドの足に縛りつけられている事。

 「なっ・・なんだこりゃ!てめぇ、このロープほどきやがれ!」
 「そうはいかないよ。あんただろ?モロクじゃ有名なセクハラシーフっていうのは。
  うちのアコライトがそう言ってんだけど」
 「ぁん?アコライトだぁ?」

よく見ると女アサシンの胸元には、ギルドに所属してる証であるギルドエンブレムが輝いていた。
そのエンブレムは・・・・・

 「あ・・・てめぇ、あのアコライトの仲間か!ちっくしょー、あの女連れてきやがれ!ぜってぇ許さねぇ!」
 「うるさいね。うちのかわいい娘に変な事しようったってそうはいかないよ。
  ま、この状態じゃ何もできないか。あははははっ」
 「てめぇら・・・ちっくしょー、ほどきやがれこの野郎!」
 「はん・・・ま、そうやって威勢よくいられるのも今のうちだよ」

そう言って女アサシンは持っていたカタールでデニーの服の上半身を切り裂いた。

 「ん〜、あんたいい体してんねぇ・・・この厚い胸板、筋肉質のこの腕・・・たまんない」

女アサシンの細い指が、ほどよく鍛えられたデニーの体をなで回していく。
デニーのほうもその指使いに無意識に反応してしまっている。

 「・・・くっ・・・」
 「感じてんだ?ふふっ、もっといじめたくなるねぇ・・・・あんたって」

そして女アサシンはさらに唇と舌も使ってデニーの体を蹂躙し始めた。
唇がデニーの胸板をはいずり回り、乳首を捉えると舌が妖しく先端をチロチロと刺激する。
反対側の乳首も指先でクリクリと先端をこね回され、つまみ上げられる。
これにはさすがのデニーもたまらず声が出てしまう。

 「・・・っ、うっ・・・はぁっ・・・」
 「声出しちゃってかわいいねぇ。ねぇ。こっちもさわられると・・・どう?」

残った手が盛り上がってきているデニーの股間にのびていく。
そしてそのまま片手で器用にズボンと下着をずり下ろし、半勃ちの肉棒を取り出した。
先端からはすでに透明な液があふれ出てきている。

 「体は正直だねぇ・・・ねぇ、あんたも気持ちいいんだろ?正直になりなよ」
 「くっ・・・うるせぇよ・・・」
 「ふぅん・・・そう・・・」

今度は女アサシンの手がデニーの愚息をしっかりと捉え、そのまま上下に動かして刺激していく。
愚息はデニーの意志とは関係なしにむくむくと固く、大きくなっていく。

 「ほら・・・体のほうが正直じゃないか」

女アサシンの手はさらに加速していく。
片手は指先で乳首をコリコリとつまみ上げ、先端を爪先で軽くカリカリとひっかく。
もう片方の手は肉棒をしっかりとにぎって上下にしごきつつ
指先が透明な液体ごと先端をクリクリといじり回していく。

 「くっ・・・っあっ、ちっくしょ・・・ぉ・・」
 「あはっ、口だけは立派だね。でも体はガマンできないんだろ?正直になりなよ」
 「うるせぇよ・・・犯すぞコラ・・・」

女アサシンに体中をまさぐられながらも、手足に繋がれたロープを引っ張って抵抗するが
それもむなしい努力にすぎなかった。

 「ふふっ、そんな状態で何言っても無駄さ。わかってんだろ?」

そして女アサシンの口がまっすぐデニーの愚息をくわえ込んだ。
そして手と指と唇と舌がそのまま愚息を弄ぶ。

 「っ・・・くっ・・・」
 「んっ・・・んっ・・・ねぇ、これは気持ちいいかい?」

女アサシンの舌が愚息のサオの部分を舐め回していく。
指先は相変わらず先端をなでるように刺激して、反対側の手が袋の部分をやわやわと揉みしだく。

 「・・・っ、ぅあっ・・・やべぇ・・・」
 「イキたいのかい?・・・ふふっ、でもイカせないよ」

そう言って女アサシンは手と舌の動きを止めてしまった。
デニーは発射するかしないかぎりぎりの所で止められてしまい、ひたすら暴れるしかなかった。

 「ぅあっ・・・ちっくしょー!生殺しじゃねーか!!」
 「はん、今までいろんな女の子に手出してたんだろ?その報いさ。ま、自業自得だと思ってあきらめな」
 「だーかーらー、オレじゃねぇっつってんだろーが!!!!」

デニーが暴れるたびにベッドがぎしぎしと激しく軋む。
だが、その大暴れが功を奏したようで・・・・


   『ぶちぶちぶちぶちぃぃぃっ!!!!!!』


デニーの馬鹿力に根負けしたのか、手足をつないでいたロープが見事に引きちぎられた。

 「あ・・・あれ?」

女アサシンにとってこれはまったくの予想外の出来事だったようで
目の前で起こった出来事にすっかりあっけに取られていた。
げに恐ろしきはデニーの果てなきエロパワーの底力なり。

 「よぉ、さんざんおもちゃにしてくれてありがとさん。
  ・・・男なめんなよ・・・覚悟しな」
84【Act5.大逆転】sage :2005/03/12(土) 00:58 ID:UrE7GIlk
 「ちょ・・・ちょっとたんま。あ、あんただって、ほら、気持ち良かったんだろ?」
 「ここまでコケにされて黙ってられるかよ。この礼は724倍にして返してやんぜ」

その数字の根拠はわからないが、仕返しする気まんまんな様子は十分に伝わってくる。
そして落ちてたロープを手に取ったかと思いきや、いきなり女アサシンに飛びかかってきた。

 「ちょっ・・・やぁっ!!!」

女アサシンも突然の出来事に反応できず、あっさりとデニーに押し倒されてしまった。
そしてあっという間に手首を頭上で縛り上げられてしまった。

 「や・・・いや・・・・やめて・・・」
 「なんだよ急にしおらしくなりやがって。そう言われてはいそうですかとやめられるか」

デニーは問答無用で女アサシンの服を一気に脱がせていった。
そして小さめながらも形のよい胸を露わにすると、わしづかみにして揉みしだき始めた。

 「あっ、ばかっ・・・やぁっ・・・」
 「そういやオレの胸もさんざんいじり回してくれたよなぁ」

そんな荒い口調とは裏腹に、デニーの手は女アサシンの胸をやさしく揉みしだいていた。
そしてそのまま指先が乳首を捉え、親指と中指でつまみ上げて
人差し指で弾いたかと思えば、そのままコリコリと引っ張り上げていく。

 「あんっ・・・それだめ・・あぁっ・・・ばかぁっ!」

女アサシンはしばられた両手でデニーをばこばこ殴って抵抗するものの
あっさりと押さえつけられ、さらにそのまま別のロープでベッドの足にしばりつけられてしまった。

 「や・・・やだ、恥ずかしい・・・」
 「けっ、何言ってやがる。おめーがオレにした事じゃねーか。
  さてと、オレは両手が自由になった事だし、このままヤっちまってもいいんだけどな・・・」
 「や・・・やぁ・・・」

さっきまでの強気な態度から一変して、女アサシンはすっかりおびえきっていた。

 「それじゃオレの気が済まねぇし・・・ここは1つ、失神するほどイカせてやるか。
  ・・・・・へへっ、覚悟しな」

そう言うないなや、女アサシンの胸に吸い付いた。
唇で胸の中心部を包み込み、そのまま舌で乳首を弾いたり舐め回したりしていく。
時々乳首を甘噛みしたり吸ったりする事も忘れない。

 「あぁっ!!あん、やっ、ぁ・・・ああんっ・・・」

同時に両手が残りの乳首と秘所を捉えていた。
そのまま乳首とクリトリスをつまんでコリコリと刺激すると
女アサシンはあっさりとイってしまった。

 「やっ、あっあっあぁ・・っ・・・だめ・・・ぇ!!!」
 「何だかんだ言っておめーも女だよな。じゃこれはどうだ?」

今度は女アサシンの足首をつかみ、思いっきり足を広げると
すっかりと濡れそぼっている秘所が露わになった。

 「やっ、ばかっ、ヘンタイ!!」
 「うるせー、少し黙ってろ。いや、またいいあえぎ声くらいは聞かせてくれんだろ?」

そしてデニーの顔がそのまま秘所に埋められていく。
割れ目にそって舌が上下に動いたかと思うと
クリトリスを舌先でつついて刺激したり、そのまま吸い付いたり。
両手両足を恥ずかしい格好で押さえつけられている女アサシンは
すっかりデニーのなすがままだ。

 「あっあっ、やぁ・・・っ、はぁんっ、ばか・・・っ・・・!!!」
 「言ってる割にはここはずいぶん正直じゃねーか」

そう言ってすっかり濡れそぼっている秘所をわざと音を立ててなめてやると
それに反応するようにその部分が一段と濡れはじめ、
また女アサシンの体もひくひくと小刻みに震えて一気にのぼりつめていく。

 「あっあっ・・・やぁっ・・・またイっちゃぅ・・・ょぉ・・・」
 「いいぜ、何度でもイカせてやらぁ」

デニーの舌がクリトリスを舐め上げて、指が秘所の奥へ入り込む。
そのまま指先で奥の奥、女アサシンの感じる部分を見つけ
そこを一気に責めてやると再びあっさりとイってしまった。

 「あっあんっ、はぅ・・・っ、イク・・・ぅ・・・!!!」
 「へへっ・・・さてと、オレもそろそろイカせてもらうか。
  さっきからおあずけくらってたまってるしな」
 「えっ・・・・あっ、ばかっ、待て!!!」
 「んな事言われてはいそうですかと言えるわけねぇだろ。
  心配すんな、たっぷりと可愛がってやるから・・・よっ!!!」

言うやいなやデニーの愚息が女アサシの秘所をとらえ、そのまま一気に突き入ってきた。

 「あぁっ!!やぁ・・・っ、おっきぃ・・・」
 「ほめ言葉としてもらっとくぜ・・・一気にいくぞ」

そしてデニーの腰がじょじょに動き始める。
女アサシンの声も、その動きに合わせてだんだんとなまめかしくなっていく。

 「やぁっ、あっあっ・・・あぁんっ、だめぇ・・・・あぁんっ!!」

両手首を頭上で拘束されているせいもあって
デニーの腰の動きに合わせて上下に揺れる胸がデニーをさらに誘い込む。

 「やべぇ・・・すぐイっちまいそうだ。さっきイキそこねたしな」
 「あっあっ・・・あたってる、あたるの・・・・はぁんっ・・・」

デニーが腰の動きを早めると、女アサシンのあえぎ声が一段とかん高く部屋中に響き渡る。

 「あんあっ・・・だめ、イっちゃぅ・・・イク・・・イクぅ・・・」
 「オレも出そうだ・・・・っ!!」
 「や、イク、イク、イっちゃぅ・・・・あぁっ、イク・・・ぅっ!!!」

出そうになるところでとっさに愚息を引き抜き
そのまま女アサシンの秘所めがけ欲情を一気に放出した。
女アサシンも全身をひくひくと痙攣させて、そのままイってしまった。

 「あっ・・・あん・・・はぁ・・・っ・・・」
 「・・・っあっ・・・へへっ、おめーも良かったんだろ?ま、これでおあいこだな」
 「・・・あんた、こんな事して・・・タダで済むと・・・思ってんのかい?」
 「んだよ、まだ可愛がってほしいのか?何だかんだ言ってスキモノじゃねーか」
 「え・・・や・・・いや・・・」

デニーが再び女アサシンに襲いかかろうとしたその時、ドアが勢いよく開き
さきほどのアコライトの女の子が飛び込んできた。

 「おねーちゃん!噂のセクハラシーフ捕まったって!
  その人まったく関係のない人だったの!どうしよう・・・って・・・」
 「あ・・・・・・・・・・」

その時ほんの数秒だけ、その空間の時間が止まった、気がした。
そしてその空間を切り裂くカン高い悲鳴・・・・

 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ、おねーちゃんに何してんのよぉぉぉぉぉぉ!!!!」
 「うわっ、待てっ!オレは被害者だぞ!!!」

ここまでやっといて今更被害者気取りかお前は・・・・

 「ばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

そして再びアコライトのスタナーがデニーの頭に見事にヒットして
デニーの意識は再びブラックアウトしていった。


・・・・・・・・・・合掌。
85【Act6.結局・・・】sage :2005/03/12(土) 01:01 ID:UrE7GIlk
「・・・・ってわけよ。ったく、さんざんな目にあったんもんだぜ・・・ん?どうしたおめーら?」

デニーが一通り話を終えて傍らを見てみると
カントは目を点にしてあきれ顔をしており、キャロルに至っては頭を抱えてしまっていた。

 「・・・・おぃ、どう考えてもお前のほうが悪者にしか思えねぇぞ・・・」
 「私も同じ事思ってた・・・」
 「おいおい、オレは殴られた上に監禁されてコケにされたんだぜ?聞いてただろ?」
 「だからってその女アサシンさん襲うかなぁ・・・デニーやりすぎだよぉ」
 「キャロ、おめーは女だからそういう見方になるのかもしれねーな」
 「いや待て。俺から見てもやりすぎだと思うぞ。気持ちはわからないでもないがな・・・」
 「ぁん?そーか?まぁ気にすんな」

そしてデニーは誇らしげに胸を張った。
そんなデニーに対して、カントとキャロルはあきれるだけであった。

 「まぁしいて言うならこのオレに対して2発も見舞ってくれたアコライトにこの礼をしてねぇんだがな。
  ちっくしょー、あん時殴られてなきゃアコたんもいただけたのにな」
 「お前・・・まさかまだ仕返しする気まんまんなのか?」
 「ったりめーだろ。この礼は928倍にして返してやんぜ」
 「その数字の根拠は何なの・・・」
 「ってか殴られた後どうしたんだよ?」

カントが至極もっともな部分を突いてきた。

 「あぁ、情けねぇけどまた気絶しちまってよ。気がついた時にはトンズラされてたな。
  ヤツらがいたギルドの連中も見つけて問いつめたけど
  そろってギルド抜けちまっててその後の足取りはさっぱりわからねぇ。
  だったらアサシンになってアサシンギルドと繋がってりゃ、あの女の事も何かわかるかと思ってな。
  だから必死に狩りしてアサシンになったんだぜ」
 「・・・なぁ・・・お前がアサシンになった理由ってそれなのか?」
 「おぅ。それまではローグになるかアサシンになるか迷ってたしな」
 「・・・・・お前ってヤツは・・・・・」
 「呆れて何も言えない・・・ってか頭痛い・・・」

そしてカントとキャロルは再び頭を抱えてしまった。

 「まぁあの女の事はまだ何もわからねぇけど、ま、最近はどーでもよくなっちまってきてるな」
 「え?何で?」
 「あの女どもに仕返しするより楽しい事見つけちまったのさ」
 「?」
 「おめーらだよ。おめーらといると予想しねぇ事がばかすか起きるからな。
  ホント一緒にいて飽きねぇぜ」
 「デニー・・・・」
 「ま、これからもよろしく頼まぁ」

そう言ってデニーはキャロルの頭をぽんぽんと叩き、カントの肩を拳で軽くこづいた。

 「はぅぅ・・・」
 「デニー・・・お前ってヤツは・・・」
 「それよか、今の話してたらまたヤりたくなってきちまったぜ。キャロ、いいだろ?」

デニーが有無を言わさずキャロルに覆い被さってきた。
そしてそのままキャロルの豊満な胸をわしづかみにして揉みしだく。

 「あんっ!はぅっ・・・んもぅ、デニーのすけべぇ・・・」
 「へへっ・・・・おぅカント、おめーも混ざれ」
 「けっ、言われなくたってその気だぜ」

カントもまた、キャロルの反対側の胸を下からすくうように揉みしだき
指先でその頂きをくりくりと押し込むように愛撫していた。

 「やぁっ!あんっ・・・カントまで・・・」
 「キャロル、まだまだ時間は長いぜぇ・・・」
 「キャロ、足腰立たなくなるまでイカせてやるよ」

そして再びモロクの宿屋の奥の部屋になまめかしいキャロルの声が響き続けたのであった。
86前スレ462改め某462sage :2005/03/12(土) 01:06 ID:UrE7GIlk
以上です。
カントの過去話に比べたらデニーの過去はなんて馬鹿なんだと
自分で書いてて思ってしまったものの(爆)、
楽しかったんでこれでいいかと・・・(ヲィ)

また何か書いた時には投下しに来ます。
|ω・`)ノシ
87名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 01:11 ID:ExhheduA
自分の書いてばかりで仕事しない倉庫の人がリアルタイムゲットずさー。
とりあえず、アコタンが「どいてお姉ちゃん、そいつ殺せない!」と言っている様な気がしてブルガタ。
88名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 16:05 ID:vYzSBKUk
>>某462氏
毎度3人トリオ話楽しませてもらってます〜。

ところで、カントの過去って・・・?見逃したかな〜・・・
過去スレ|    モウナイシ Σλ...........
89名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 19:29 ID:5WkV19Zw
>>88
つ[ ttp://www.geocities.jp/harukaze0022/nontitle/index.html ]

ミサッ
90名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 19:34 ID:7rDdziXo
なんていうか見てると段々質が落ちてるね
やっぱ昔の職人は引退してるのかね
9177sage :2005/03/12(土) 20:06 ID:o0.gx9yg
さぁ、酷評が出た所で文章投下でもすればいいんだろうが絡みのキボンがないとERO書けないあたし。
92名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 20:20 ID:5WkV19Zw
>>90
んじゃ質がよくなるような評価を書いてくれないか?
落ちてるとか憂う前に…。

>>1
・ 文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人

は意味わかる?


>>某462氏
毎度楽しみにしてます。
今回もGJ!

>>73
(*´Д`)ハァハァ
では要望にこたえて>>73の元々のストーリーの続きをplz!


建設的意見無いと文神育たないと言うか…。
私自身もどうすれば良いか模索してる最中です。すいません(^-^;;;;;;;
93名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 21:26 ID:NDIBtSnU
叩くのが評価であると思っている奴のなんと多いことか。


まあ、褒めるのが評価とゆうわけでもないんよなぁ。
94名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 22:23 ID:Oe9kVRv2
ひょうか ひやう― 1 【評価】
(名)スル
(1)物の善悪・美醜などを考え、価値を定めること。
「死後に学説の―が高まった」
(2)品物の値段を定めること。また、その値段。
「土地の―が年々上がる」「―額」
(3)物の値打ちを認めてほめること。
「―できる内容の本」
(三省堂提供「大辞林 第二版」)
95名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 22:37 ID:ExhheduA
伸びてるからなんだろうとおもった。
>94

ひょうか ひやう

で、北斗の拳が思い浮かんだ。もう寝る…。
96名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/12(土) 22:39 ID:WAwtGnUk
>>92-94

>>90じゃないが、お前らも同類なだ。
そっちこそ少しは投票したらどうよ。
俺?一応書いてるけど人に見せれる物じゃありませんからぁ
ざんねぇーん。
97辞書厨sage :2005/03/12(土) 22:53 ID:Oe9kVRv2
とうひょう ―へう 0 【投票】
(名)スル
選挙・採決などに当たって、自分の意志を示すため
選びたい人の名や賛否などを記入した紙を所定の箱
などへ入れること。(三省堂提供「大辞林 第二版」)

ん? 投票なんてしてたん?
あと最後の二行ってそれ言い訳になるんですかぃ?^^^^;;;;
9873sage :2005/03/12(土) 22:58 ID:o0.gx9yg
OK,続きキボンヌはよーくわかった。

妄 想 め す き ゃ ら の キ ボ ン ヌ は ま だ か

違う方向でスレもりあげんなゴルァ。
99名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/13(日) 00:37 ID:rwoSGwYo
ok,是非ともツンデレなデフォ髪Wiz娘のEROシーンをキボンヌします(*´∀`)

…え?全然ストーリーに絡まねぇだろって?…石投げないでー!!
100名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/13(日) 01:23 ID:wedpKPTc
とりあえずGH行きつつミレイとくんずほぐれつやって欲しい人(1/20)
101ぼくっ子パラとハイプリ君の中の人。sage :2005/03/13(日) 01:30 ID:xkGYTbZ.
>>92ですが・・・。

壁|ω・`)作品投下以外コテ使わない人も居るんですよ。

ということで即興ショートコントでも。
wikiに載せるほどでもないと思う。

----
「いいなぁ。太もも」
「え?どうしたの??」

「ん?パラディンになったら太ももが…。」
「何きみは太ももをべたべた触ってるの?」

「ん?結婚するとね…」
「きみ・・・ぼくの性感帯知ってすりすりしてるわけ?」

「え?」
「拉致(はぁと)」

「どこに??」
「ん〜ぼくをこんなにしたんだから決まってるでしょ?」

「ねかせて・・・あ・げ・な・・・いっ!」

----
LiveRoの某スレ見てネタが沸いてしまった申し訳ない。 orz
102名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/13(日) 01:40 ID:xkGYTbZ.
>>98
OKではまいか?

つまりストーリー上で追いかけられてる人編と期待しますぞ…。
私は ハイプリあたりも面白そうだと思う。ノビデフォ銀髪か剣士デフォのw

今日久しぶりにINしてなんとなーく♀ハイプリエロネタ誰か書いてほしいなぁと。

>>99>>100のキャラも面白いけど…。
いっそ鬼畜Wiz2g(ばこーん!)

漏れ?
まぁ書けなかった時のような事がおきえるので秘密。
(VDのは投下の旬が過ぎてしまったしな)
103名無しさん(*´Д`)ハァハァsage 最近、幼稚ナモノが多い。エッチの意味が伝ワッテコナイモノも :2005/03/13(日) 23:00 ID:YzmfOCog
評価やらアドバイスやらするより


小説の投下に挑戦しようとしている方々に
過去ログを読んでもらったほうが速いと思う。


読む方も書く方もライトな思考になってきているのかもしれない。
104名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/13(日) 23:54 ID:EX1Yr/o.
要は身の程わきまえろってことですか。
なんでそう敷居を上げよう上げようとするのかわからねー。
質が低いのが嫌なら、読み手の方で各々勝手に読み飛ばせばよかろうに。
105名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/14(月) 00:13 ID:DV0epqpw
とりあえずスレの雰囲気悪くなってるから削除依頼スレに誰か出してくれ以上
106名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/14(月) 10:40 ID:FozPg2W.
次から>>1に書き足したほうが良いかもね。
読まない人も多いんだろうけど、
少なくとも呼んで入る人への理解を求めるべく。

金払って書かせてるわけじゃないんだから、ねぇ?
自分たちのことを客か何かと勘違いしてるよ。
107名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/14(月) 12:19 ID:BoZBRUns
まぁ、あれだ・・・下手糞とか質が悪いとか文句言う奴が今後このスレを見なきゃ良いだけだな。
第一文神様だって人の子だ、いつでも神ネタがほいほい出るわけじゃないしな・・・。
さて、非建設的意見はここまで。
萌え娘要望だが俺的にはWiz娘もいいけどやっぱり旬はロードナイトとか転生職だよな・・・・。
転生させないといけねえから筆者のROレベルのハードルが高くなる事実は否めねえけど・・・。
108名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/15(火) 03:19 ID:f8HqQX6M
ローグ×ツンデレ通り越してツンなWIZ娘の、
和姦とは言い切れないけど強姦でもない、軽度SM交じり話。
109108 1/3sage :2005/03/15(火) 03:22 ID:f8HqQX6M
 バイランの海底で、人に迷惑をかけぬ程度に一暴れしていたら、青く輝く氷石が偶々手に入った。飲み干した牛乳の代は稼いだと、
意気揚々と凱旋を果たした首都の一角に居座った挙句、相場にちょっぴり上乗せした値でどこかの鍛冶師に売りつけたおかげで、
髪を赤く逆立てるこの悪漢の懐は久々に潤いに満ちることとなった。だから、金で貞を失うのは嫌だと渋る連れを置き去りにして、
たまにはとばかりに色町へ繰り出しただけなのに。

「私を汚して欲しいの」

 朱に染まる夕刻の路地裏に並ぶ、えもいわれぬ艶を纏い客を誘う様々な女たちの中、頭巾を被り顔を隠した一人の女が、欲に
浮き立つ悪漢に近づくなり、媚びぬ声音でそっと囁きかけた。よくある金目当てとは思い難い言葉に怪訝な顔をする長身の悪漢を
見上げる頭巾から、波打つ金髪と二滴の碧玉が垣間見えた。醜女なる印象は受けぬものの、痴女の類か。据え膳を食いたいのは
山々だが、緑の薬草でも失せぬ毒を盛られては堪らない。さてどうしたものかと暫し首を捻っているうち、女は悪漢の手を優しく
取った。外套の裾から覗く手は透き通るように白く、ほっそりとしていた。成る程。外套に包まっている女の職を判じることは
出来ないが、少なくとも、自ら得物を携え戦う冒険者ではないようだ。人目を忍ぶところを見ると、そう露骨に欲をひけらかす
性質でもなかろう、となれば、聖職者が妥当なところか。

「で、お代は幾らだ?」

 後になって法外な値を吹っかけられても困る、正直、一人では御し難い衝動に心が傾き始めていた悪漢が声を潜め問うと、
女は首を振り言った。

「買い手は、私」

 自身の懐は痛むことはないというその一言で、単純にも悪漢は二つ返事で頷いた。女を抱ける上に金まで得られるのだ、
何故拒むことが出来ようか。勿論、例えば人造人間を作り上げる実験の為、死ぬまで精を搾り取られるだの、飼っている魔物の
餌にされるだの、喜悦に油断しているところで大事な男の証を刈られるだの、己を陥れる罠の可能性が無いでもないが、
そのときはそのときだ。
 力と速さを頼りにする一方で捨てた知性の理に従った悪漢が導かれたのは、何の変哲も無いプロンテラの宿だった。事前に
記帳を済ませてあったのか、何の問答もなしに直ぐ二階へ通される。書き物机と椅子、寝台、衣装箪笥が並ぶ整然たる部屋には、
変わったものは何一つ無かった。内心、妙な実験場でなくて良かったと密かに胸を撫で下ろす悪漢の前で、道中沈黙を守ってきた
女は頭巾に手をかけた。

「……へえ」

 思わず悪漢が感嘆を上げる程、やはり女は美しかった。知を注いだ切れ長の瞳は、豊かな睫に縁取られていた。蕾を思わせる
唇と、小波の金髪が映える。けれども、悪漢を空気と見なすその瞳は酷く冷たく、男を欲せざるを得ない劣情を秘めているとも
見えなかった。
 益々首を捻る悪漢の眼前で、冒険者向けに売られている外套の下から現れたのは、至る箇所に豪奢をあしらう魔導師の衣だった。

「あんた、WIZだったのか」

 外れた予想に驚きを洩らす悪漢に、魔導師はそれがどうしたと言わんばかりに冷徹なる一瞥をくれた。衣装箪笥に外套を掛け、
乱れなき寝台に悠然と腰を下ろす所作ですら、時折金で玄人と繋がりを得る他ない悪漢の眼を捕らえる。皮の長靴を履いた優美な
線を描く脚をおもむろに組むと、魔導師は淡々と契約の中身を告げた。

「SSの撮影と傷を残すような真似さえしなければ、好きにしていいわ。信用のおける人間なら、Wisで呼び寄せても構わない」

 色街に赴くことには渋ったくせに、あわよくばとSSをやかましいまでに強請った連れの顔に心中×印をつけつつ、悪漢は頷いた。
最近では逆に男を求める女も多いと言うし、これも水の鉱石が招いた一滴の縁だろう。折角の馳走を眼の前にただ涎を垂らしている
のも、馬鹿らしい。わだかまる疑を打ち捨て、悪漢は奇妙な興に乗ることにした。
 挑むような目付きをくれる女の頬に、無骨な指先で触れる。桜に色づく頬は実に滑らかで、傷を負った手には不釣合いだった。
けれど、欲を掻き立てられる前に、不意に生じた僅かな強張りに悪漢は気付く。

「……あんた、無理してねえ?」
「まさか」

 撫でる手を止め問うも、直ぐ様嘲るような物言いに蹴られる。戸惑う悪漢に嫣然たる薄笑いを浮かべ、魔導師はこともなげに
言った。

「精が要るの。どうしても」
「子供でも欲しいのか?」

 察するに己と同じ歳の頃の二十四、五、まだ焦ることもあるまいに。不思議に思う悪漢に、魔導師は薄く笑ったまま答えない。
容易に溶けぬ芙蓉に肩を竦めると、悪漢は軽口に包んだ忠告を叩く。

「溢したミルクは戻らねえってさ」

 賢しげな説法は、知に溢れる魔導師の機嫌を損ねたらしい。瞬時悪漢を睨み上げると、魔導師は自身の顔の高さにある脚の
付け根を両腕で抱いた。先に撫ぜた女の頬が、とうにいきり立つそれに洋袴越しながら触れる。魔導師の相貌は見えないが、
知性を持ちながら男の股座に縋りつくという痴女さながらの振る舞い、そして布を通じ掛かる女の吐息に、悪漢の高ぶりは
否応なく増した。

「まだ零れていないもの」

 呟いた魔導師は、男の一物に柔らかな唇を布の上から押し当てた。

「く……」

 久々に得た右手以外の刺激に、悪漢の声が情けなくも漏れる。男を甚振るかのように唇を殊更に押し当てた後、離した魔導師の
顔に揺らぎは見えない。
 仄かな歓びに暫し陶然とする悪漢を余所に、魔導師は革帯を留める髑髏に手をかけた。かちゃかちゃと器用に留め金を外す音も、
今後訪れるであろう刺激を予期させるには十分だった。
 果たして、魔導師は猛る男根を手に取った。しなやかな手に包まれただけでも相応の歓喜が悪漢を苛むが、幾らなんでも早すぎる。
自らが誘い出したとは言え、流石におぞましい肉塊にたじろぎを見せたが、魔導師は柳眉を顰めるや、その窄まりに唇を添えた。
一方で、竿を恐る恐る握る手つきは、どこかぎこちなかった。湯を浴びる前故、多少の異臭はしているのだろう。歓びどころか、
女の相貌が嫌悪に染まっていくも、男の欲を訴える股座から離れようとはしない。一体、何故。
 訝しみながらも次第に荒げる息を抑え、悪漢は己を以って魔導師の口を抉じ開けようと試みた。

「んっ」

 閉ざした口から悲鳴が漏れるが、やがて魔導師は観念したか、おずおずと滑る口を開き、男を迎え入れた。舌の上を滑らせるように
奥まで潜り込むと、

「んむうっ」

 不自由な口で女は叫んだ。根元が纏う男の縮れた毛に、女の驕慢なる鼻が突きつけられる。耐え切れなかったか、魔導師は己を
見上げた。暫し交錯する視線は、明らかに抗いを訴えていた。男を欲しかつ拒む、矛盾極まる魔導師の態度に嘆息しつつ、悪漢は
尋ねた。

「止めとくか?」

 だが、魔導師は男根を懸命に頬張りつつ首を横に振った。尚のこと嘆息するも、手綱を握られた悪漢は、ぎこちない舌の奉仕に
身を委ねる他無かった。けれども、男が悦ぶ部位を知らないのか、赤黒い肉に血管が走る槍の方ばかり舐めるものだから、先が刺激
されるのは時折、偶然によるものだった。自ら男を誘うならば、魔術ばかりでなくそちらも学ぶべきだと思いつつ、壮麗なる相貌を
朱に染め励む魔導師を見下ろすのも、悪くはない。
 猛れども一向に達せぬ男に焦りを覚えたか、丁寧に舐めしゃぶっていた魔導師の舌使いが荒くなった。小刻みに舌を動かせど、
肝心の点を違えているものだから、僅かなところで絶頂を逃す。纏わりつく舌に昂揚と物足りなさを感じながら、悪漢は唾と先走りに
滑る己を未練から引き抜く。
 唐突に蹂躙から放たれ、零れた露に塗れる手を持て余し暫し呆然とする魔導師を見やり、悪漢は繰り返し問う。

「なあ、今ならまだ間に合うぞ」
「五月蝿い男は大嫌い」
「へいへい」

 吐き捨てるように言われすっかり形無しとなった悪漢は、割り切れぬ思いを抱きつつも魔導師の解せぬ望みに沿わんとした。
己が人ではなく単なる棒と化したように思え、悪漢は半ば腐りながら魔導師と唇を重ねた。甘味に混じる塩気は己の先走りなの
だろうか。白濁そのものではないとは言え、見知らぬ女の口を多少なりとも汚したと思うと、後ろめたい愉悦が甦ってくる。
 軋む寝台に背を沈ませる魔導師に圧し掛かるべく、悪漢は膝を乗り上げた。放すことなく温かな舌を味わい続けるが、冷ややかに
悪漢を見上げる魔導師の応えは、絡めようとする舌先を僅かに舐める程度のおざなりなものだった。それでも、交じり合う唾を
こくんと飲み込んだ魔導師は、不意に目を逸らした。碧に一瞬走ったさも悔しげな色が、悪漢を捉える。
 悪漢は唇を離し、法衣に覆われた豊かな膨らみへと手を伸ばした。比較的大きい悪漢の掌を以ってしても包みきれない肉の感触に、
日頃から大は小を兼ねると豪語して止まない悪漢は、内心喜びの声を挙げた。布越しながら、指先に軽く力を入れればいとも容易く
沈む。その手触りをもう少し楽しもうと思えど、若さに駆られた悪漢は、下から胸を包み込む法衣の端に早くも指を掛けた。肌を
掠った男の指にぴくりと身を振るわせた魔導師を見やると、悪漢は躊躇うことなく指を曲げた。
 現れたのは絹を思わせる白い乳房と、その頂にて既に屹立を示す桜の粒だった。切なく息づくそれに我慢出来ずむしゃぶりつけば、
魔導師は溜息を洩らした。艶なる一声が芯に響き、我を忘れた悪漢は左手でもう片方の胸を弄りつつ、舌先で舐め、吸い上げる。
110108 2/3sage :2005/03/15(火) 03:26 ID:f8HqQX6M
「く……っ」

 唇を噛んでいるのか、逆毛に覆われた頭上からくぐもった声が鳴る。悔しさか快楽故かは分からぬが、どうせなら更にはしたない
声を上げさせてやろうと目論んだ悪漢は腰をやや持ち上げ、昂揚したままの男根が押し当てられていた女の秘所へと右手を伸ばす。
その気配を察したか、魔導師は既に露な太腿を閉じ合わせようとしたが、無碍に差し篭められた悪漢の膝頭がそれを阻む。
 息を飲み強張った表情で己を見上げる魔導師に悪戯っぽく笑むと、悪漢は細い両の手首を掴むや否や、膝頭を以って秘肉を弄り始めた。
縦の筋を擦り上げるように膝を使うと、平然を装っていた魔導師の相貌が見る間に歪んでいく。割れ目に隠されているであろう粒の位
置に見当をつけ、柔らかな肉共々弄るべく膝をじっくりと回せば、驕慢なる碧玉が潤む。声は抑えているものの、男を己が身上に
乗せようともどこか足蹴にするような目つきが崩れたのが愉快で、悪漢は子供じみた征服欲に満たされる。だが、今や乱れて秘所を
隠しきれない法衣が湿り気を帯びてくるにつれ、瞳の潤みは増していく。どうしたものかと案じつつ、戯れを止めた悪漢は打って
変わって真剣な面を構え、最後の問いを掛ける。

「……本当にいいんだな」
「何度も言わせないで」

 掠れた声で撥ね付けられ、苛立ちも露に睨まれては、どうしようもない。女の我儘に最後まで付き合うしかないようだ。
 焦がれていた色事とは言え、妙なことに関わってしまったと改めて嘆じる悪漢に目を合わせることなく、魔導師は密かに呟く。

「酷い下衆だと思っていたのに」
「そんな奴相手に身ィ任せんなよ」
「だからこそ、いいの」

 聞き捨てならない言を咎める悪漢に、身を起こすことなく魔導師は冷ややかに答える。衣を乱したまま、皺が寄った白い布を
一心に見据える魔導師の横顔を見るにつれ、悪漢は腹を括った。
 情を捨て面を引き締めるや否や、横たわる女の剥き出しの胸を鷲掴むように爪を立て、迷うことなく引っ掻いた。突然の苦痛に、
魔導師の短い悲鳴が上がる。

「傷は残さないでって言ったでしょう!?」
「知るか」

 白磁に薄らと走る赤い線を掌で庇い怒る魔導師に、悪漢は僅かに緋に染まる爪の先を舐め上げ、嘯く。そして、脅えを見せた
魔導師の身を無理に押さえ込むと、頑なに拒んでいた両の太腿を無遠慮に抉じ開けた。半端に覆う法衣を乱暴にずらすと、金の
隠し毛に隠された秘所が暴かれた。息を呑む魔導師を見てもまだ良しとしなかった。悪漢は指を差し込まずともてらてらと滑る
秘肉を晒すべく、ささやかな抵抗も物ともせず、肉付きの良い太腿を押し開いた。
 最早、手綱の握り手は悪漢だった。熟れた女肉を品定めするかのように露骨な視線を送ると、羞恥故か、そこが一瞬ひくつくのが
分かった。

「ふうん」

 蔑むかのように鼻を鳴らせば、魔導師の愕たる相貌が更なる脅えに囚われる。その変化を見越した上で、悪漢は粘つく物言いを
投げ掛ける。

「なあ、WIZ様がローグなんかの前で股おっ広げて、恥ずかしくねえの? 凄ェみっともねえんだけど。そんなに男の一物
咥え込みたいわけ?」

 そして太腿から手を離すと、しとどに濡れた淵に指を這わせた。そこはとっくに熱を帯びてはいるものの、肉の皮に包まれた
小さな粒や、蜜を垂らす肉孔といった喜びを覚える肝心の場所を避けられ、これでは足りぬとばかりに蠢いていた。それでも、
激しく身を振るわせる魔導師をちらと見やると、悪漢は女の露に塗れた自らの指先を眺め、呟く。

「好きなんだろ、こういうの」

 侮蔑を篭めた揶揄を打ち消そうとしたのか、憤りも露に魔導師は口を開くが、何も言えぬまま直ぐに項垂れてしまう。悔しげに
再び噛む唇を、紅を塗るかのように濡れた指でなぞれば、上気した相貌は屈辱に歪む。やや濁った自身の露を塗りたくられ艶やかに
光る唇に啄ばむような口付けをくれると、悪漢は口許を舌で拭った。己同様塩気が勝つ味かと思いきや、甘い香りが漂った。
花か何かの香だろうか。生憎風流に疎い悪漢にその名を示すことは出来なかったが、性の営みなる己を曝け出す行為に用いる
箇所においてすら隙を見せようとはしない、この魔導師の性質だけは量れた。
 この女は、いつも己を頑なに守り通して生きてきたのだろうか。容赦ない悪口を叩き合いながら、常に互いを曝け出してきた
仲の自身と連れの姿を思い起こすにつけ、きっと唇を噛み締め耐える魔導師に、悪漢は仄かな憐憫すら覚えた。
 それほど気位の高い女が何故己を誘ったのか知る由もないが、今はご要望とおり下衆な悪漢を演じてやるのが先だろう。

「WIZ様のここ、ぐしょぐしょになってる割には締まりよさそうじゃん」

 熱く蕩ける肉の沼に二指を埋没させ、弄るように折り曲げつつ問い掛けるも、案の定魔導師は答えず、ただ漏れそうになる
喘ぎを懸命に堪えていた。魔導師を羞恥に陥れる為の言ではあったが、実際男根には足りぬ筈の二指を以ってしても、秘肉は
ねっとりと絡み付いてきた。軽く引くだけで、喪失を恐れているかのようにきつく締め付けられる。そこまでしなくてもと
心中苦笑しつつ、悪漢は男根に見立てた二指を奥深く突き入れた。そのまま、ざらつく天井を挨拶代わりに指の腹でなぞり
ながら退くと、魔導師の肢体は悦びにむずかった。
 身の内を弄る一方で、空いた左手を太腿に沿わせる。はしたなく膝を立てる柔肉を慈しむように撫で擦ると、直に触れられずに
いた肉の粒へと手を伸ばす。両側から二指で挟み皮を剥いた中から現れた桃色に緋を混ぜた粒は、珊瑚を思わせる程美しかった。
これが男根の先と同じく、悦びを生み出すのだ。滑る肉壁を擦る激しさとは打って変わって、悪漢は女の実へそうっと触れた。

「い……っ」

 途端、魔導師の口から声が漏れた。調子に乗って軽く突付いたり摘んでみれば、魔導師は身を走る悦を持て余し首を振った。
気の所為か、粒を弄るにつれ、秘所の滑りも増していくように思える。それが証拠に、秘肉に絡め取られた悪漢の指の根元まで
露が滴り始めている。女自身の意志かどうかは知らないが、少なくとも秘所ばかりは悪漢を待ち侘びているようだった。
 そう言えば、女を嬲るに夢中になっていた所為で、肝心の自身を放っておきすぎた。先以上に屹立する男根が、疼痛を訴えて
いる。撫でただけで達しかねない哀れなる自身に心中詫びると、悪漢は女のみを悦ばせる、或いは奈落へ陥れる手を一先ず止めた。
 蕩けかけつつも芯を失わぬ碧玉が切なげに向けられる中、悪漢は再び両の太腿を押し開くと、いきり立つ男根をひくつく淵へ
宛がった。

「やらしいWIZ様お待ちかねの長くてぶっとい一物、今咥えさせて差し上げますよ、と」

 とは言え、長さはまだしも、本当はそこまで太くはない。まあ、所謂決まり文句と言う奴に異議を申し立てても致し方ない。
春文は得てしてそういうものだ。
 とにもかくにも男の証を殊更に押し付けながらも、魔導師の様子を盗み見るが、

「……その言い方、止めて頂戴」

 目を不快気に逸らすだけで、侵入自体を止めようとはしなかった。折れることを知らぬ強情さに内心何度目かの溜息をつきつつ、
悪漢は己を肉の坩堝へと沈めていった。
111108 3/3sage :2005/03/15(火) 03:27 ID:f8HqQX6M
「あ、あ、ああ……!」

 硬い男根を埋め込んでいくにつれ、魔導師の怜悧な相貌が昂揚に塗り替えられていく。けれども、せめて声ばかりは堪えたいのか、
右手で口を抑え、左手は敷布を縋るように握り締めていた。
 見張った碧玉が己を見上げる中、漸く焦がれていた刺激を物にした悪漢は熱い吐息を洩らした。寝台に掌を沈め、緩やかに腰を
動かす。あまりの心地良さに脳が焼けるような錯覚を抱くが、もう少々楽しませてもらっても罰は当たるまい。
 先に濡らしていただけあって、入れた感触は実に滑らかだった。だからと言って悦が減るわけでもなく、熟れた女肉は男根を
しっとりと咥えていた。腰を振る動きを次第に強めると、指の隙間から漏れる嬌声らしき音は一層高まっていく。
 擦り合えば高まる愉悦の波に溺れかけれども、悪漢は目を固く瞑り耐え忍ぶ魔導師を正面から見据える。荒げる二人の吐息が交じり
合う中、悪漢は底意地悪く囁きかける。

「どうせだから孕んじゃえよ、精液欲しいんだろ?」
「やめ……!」

 悪漢の言に悦を忘れ魔導師は叫んだ。血相を変え必死に訴えるその相貌は、漸く見せた魔導師の素顔に他ならなかった。己を繕う
全てをかなぐり捨てた瞬間をその手に捉え、悪漢は不敵に笑んだ。けれども直ぐ様頬に一文字の傷が走る面を引き締め、

「半端な覚悟でこんな真似すんじゃねえよ」

 告げるなり濡れそぼる秘肉から己を引き抜こうとしたけれど

「駄目ッ」

 鋭い叫びが上がると共に、女は退きかけた悪漢の腰を強く抱いた、その衝撃が堪えていた悪漢の欲を弾けさせてしまった。

「っ……ああっ!」

 寝台の上で一際高い声を上げたのは、悪漢の方だった。まだ蠢く肉の奥底を目掛けて、溜めていた精が迸る。それだけでは足りぬ
のか、次第に萎え行く一物すらも柔らかな肉によってきゅうきゅうと扱かれる。思わぬ追い討ちすら心地良く暫しの恍惚に浸るも、
直ぐ様現に引き戻される。

「やべ!」
「いいの」

 取り返しがつかぬ己の失態に余韻をも投げ打ち泡を食う悪漢を、まだ陶然に身を蝕まれながらも、平静を潜ませた声音が遮る。
萎えた男根を提げながら紙を探しうろたえる悪漢が目をやると、魔導師は白濁塗れの秘所を拭うおうともせず、済ました顔つきで
平然と衣の乱れを整えていた。矛盾にも程がある態度に首を傾げると、己の情けない有り様が否応なく目に入る。勢いをなくし
しょぼくれた己に思わず悪漢は苦笑を洩らす。萎びたそれを勤労を労うようにそっと撫で、手早く仕舞いこんだ。無用な言を放とう
とはしない魔導師の隣に腰掛けると、陶の面を被り直した相貌を改めて覗き込む。

「……あんたほんと訳分かんねえな」

 からかい混じりの悪漢の評を受け流すと、冷然たる双眸を向け魔導師も言葉を返す。

「言う程慣れてはいないようね」
「うるせ」

 一時の落ち着きを取り戻した股座に、冷ややかな視線が注がれる。意に反して達してしまった己の不甲斐なさを思い、悪漢は
決まり悪げにぼやいた。だが、悪漢は思い切りよく寝台から立ち上がると、傍に放り投げておいた乱雑な荷から、一つの小瓶を
取り出した。訝しげな魔導師の隣に今一度腰掛けると、右胸を覆う法衣を遠慮なく引き下げた。

「何をするのッ」
「染みたら御免な」

 咄嗟に胸を庇う魔導師の怒りを余所に、悪漢は封を開けた小瓶から赤い薬液を多少手に取ると、先に自身が残した赤い傷跡に
擦り込んだ。矢張り染みたか、多少顔を顰める魔導師を一瞥しつつ、悪漢は豊かな胸に更なる薬液を丁寧に揉み込む。柔らかな
弾力と、紅に染まっていく魔導師の相貌に、正直、またも欲が湧き上がっていた。だが、どう考えても再び挑める雰囲気ではない。
この後別の女を捕まえるのも難しそうだ、掌に残る手触りを頼りに、密かに一人で済ませる他ないだろう。
 決して人には見せられぬ手前の様を想像し気落ちするうち、薬液の効は現れていた。今や綺麗に癒えた白い乳房を見やると、
やれやれとばかりに悪漢は手を引いた。直ぐ様法衣を引き上げ胸元を隠す魔導師を見据え、悪漢は告げる。

「やっちまった俺が言うのも何だけど、世の中アレな奴も結構混じってんだ、いつどんなことになっても知らねえぞ」
「望むところよ」

 結局は精を放った負い目があるものの真摯に忠告する悪漢を見返し、魔導師は薄く笑んだ。その瞳は何かを憎んでいるかのように
冷え切っていたように見えた、だが

「嘘つけ」

 間髪入れず、悪漢は呆れたと言わんばかりに唇を曲げる。辛辣な指摘にも変わらぬ笑みを湛える魔導師を軽く睨みつけると、
立ち上がった悪漢は荷を肩に掛けた。

「ま、とにかく、今日のところはご馳走様」
「忘れてるわ」

 礼の言葉を述べ戸口へ足を踏み出した悪漢を、魔導師の声が止める。振り向けば、魔導師は恐らくゼニーで品を失わぬ程度に
膨らむ財布を手にしていた。先に約束した報酬を渡すつもりなのだろう。しかし悪漢は敢えて道化て言った、

「要らね」

 精の代を受け取ることなく、悪漢は踵を返した。夢から現に戻るべく戸に手を掛けるも、銅の持ち手を回す手が止まる。

「悪ィ」

 不揃いの木目を前に、悪漢は呟いた。

「やっぱり、止めとくべきだった」
「私の願いに付き合ってくれただけでしょう」

 洩らした悔恨も、冷然たる声音が打ち消そうとする。魔導師の言は間違ってはいない、だが、奇妙な誘いにかこつけ、結局
自身の欲を満たす為に役を演じた己は、正しいなどと言えるのだろうか。
 一人嫌悪に苛まれ、持ち手を強く握り締める悪漢の耳に、密やかな呟きが入った。

「あなただったら良かったのに」

 振り向くも、魔導師は似非の笑みを浮かべ、寝台に腰掛けたまま動こうとしない。
 縁は絶たれた。深く息をつくと、悪漢は力なく持ち手を回し、背を向くことなく部屋を出た。木製の戸は軋みながら閉じ行き、
やがてかちゃりと音を立て二人を隔てた。
112108 4/3sage :2005/03/15(火) 03:27 ID:f8HqQX6M
 やりきれない思いにつままれた悪漢に、直ぐに立ち去る気力は残されていなかった。突き当たりの窓から入る月明かりが満ちる
廊下で暫く壁に背をもたれ、ぼんやりと天井を見上げていた。
 魔導師と出会ったのは夕刻だった。大分時間が過ぎてしまったようだ。今連れの元に戻るのも如何なものかと行き場所を探して
いると、突然廊下の端の階段が軋み始めた。足音は静かに、だが徐々に近づいてくる。こんな夜更けに誰が、という疑問よりは、
情事を済ませたばかりの己の姿を他人に見られることの方への羞恥が勝った。
 悪漢がまごつくうちに、みし、みし、と音を立てる足が、とうとう廊下の端に現れた。後一歩足を運べば、見られてしまう。
こうなれば、と悪漢は口の中で素早く呪を唱えた、途端、悪漢の姿は虚空と化した。ハイディングと呼ばれる、悪漢と暗殺者のみ
学ぶことを許された姿隠しの術である。無論、精神の力が尽きれば術も解けるが、暫くは持ち堪えられるだろう。
 口を抑え息を殺す悪漢が横目で見詰める先に現れたのは、

(んだと!?)

 昼に水の鉱石を売りつけたあの男の鍛冶師だった。人が良さそうな風貌に目をつけ、言葉巧みに時に脅しを加えつつ、相場に
銀貨、ちなみに一枚千ゼニー、を数枚積んだ値で売り捌くことに成功したのだが、昼間見せた朗らかな表情は跡形もなく、ただ
陰鬱が鍛冶師の面を覆っていた。しかし、何かが妙だ。
 鍛冶師に目を釘付けられた悪漢は、暫し壁に背をつけ張り付いていた。悪漢に気付くことなく、鍛冶師は黙然と廊下を歩む。
どこへ、その行き先を探っていた悪漢の直ぐ隣で男は立ち止まった、そこは

(あいつの部屋じゃねえか!)

 何の用だと悪漢業で培った凄みを利かせるのは、まだ早い。慎重に様子を見ることにした悪漢の直ぐ傍で、鍛冶師は戸を開いた。
その後を追うように、悪漢は難なく部屋へと忍び込んだ。
 魔導師は、相変わらず寝台の上に腰掛け、嫣然たる冷笑を浮かべていた。だが、その笑みは先に悪漢に見せたものとは異なり、
奥に憎悪、或いは慕情といった、極端な想いを秘めているように感じられた。
 女を前にした鍛冶師は、無言のまま跪いた。魔導師も口を噤んでいる。見知らぬ仲ではないようだが、偶然にしては、鍛冶師の
来訪が早すぎる。恐らくは、邪魔者が失せた辺りで、WISか何かで呼ばれたのだろう。
 しかし、暢気に観察をしているうちに、術が解けてしまう。辺りを見回した悪漢は、僅かに開いた衣装箪笥に目を留めた。
外套を掛けられるくらいだ、人でも忍べる。
 音を立てぬよう細心の注意を払い箪笥の戸の影に忍び込んだ悪漢は、信じられぬものを見た。

「あ……!」

 鍛冶師が跪いたまま、魔導師の秘所に顔を埋めている。艶やかな唇から恍惚を洩らす魔導師の革靴は何時の間にか脱がされ、
床に転がっていた。地につく鍛冶師の手の甲を傷一つない素足で踏み躙りつつ、魔導師は愉悦に喘ぐ。淫らな水音が響いている
ということは、秘所を舌で舐らせているのだろう。頑なに悦びを拒んでいた先とは異なる痴態に、悪漢は暫し息を呑んだ。
 なれど、そこはついさっき、己が。悪漢が眉を顰めた矢先、水音が止んだ。気付いたのだ、魔導師の穢れに。

「どう? 美味しい?」

 酷なまでに微笑み、魔導師は足元の鍛冶師に問う。こちらからでは鍛冶師の面は見えないが、恐らくは余りにも無情な事態に
応じることも出来ずに、ただ呆然としているのだろう。
 返らぬ答えに機嫌を損ねた魔導師の相貌が、凄絶さを増す。元よりの美貌と相俟って、醸す冷気は悪漢の背筋すら振るわせた。

「美味しいの?」

 上げた足で肩を詰るように踏みつつ、魔導師は重ねて問う。鋭い瞳からは逃れられぬのか、鍛冶師は力なく答えた。

「はい、とても……」
「他の男の精が?」
「……はい」

 男として耐え難い屈辱を強いられている鍛冶師の声音は、深く沈んでいた。当然だ。己が情を交わした女が、身も知らぬ男に
よって犯された挙句、自分は営みの末に残された汚らわしい残滓を口にし、なおかつそれを悦びとしなければならないのだから。
鍛冶師と同じ男として、暫し悪漢は憤った。人として、他者を弄ぶことが許されるものか。それに、幾らなんでも、常人への
当てつけの為に男根を利用されたとあっては、悪漢自身の矜持にも傷がつく。
 だが、いつ乱入したものかと手ぐすね引くうちに、悪漢は知ってしまった、

「幸せ?」
「はい」

 強いられた答えを述べる闇に潜む歓喜を。
 主を見上げる鍛冶師の顔は分からねど、男を踏み躙る魔導師の相貌は見る間に怒りに染まっていった。

「……よくもそんなことが言えたものね、この気狂い! 気狂い! 気狂いッ!」
「うああああッ!」

 しなやかな脚を激情のままに蹴り上げ踏みつける女の金切り声に、身の至るところを脚という笞で打擲される男の悲鳴が被さる。
けれども、金切り声はやがてすすり泣きへ、悲鳴は歓声へと変わっていった。
 衣装箪笥の陰で密かに唇を噛み締めた悪漢は、懐に忍ばせた蝶の羽を握り締めた。開いた掌から眩い粉が舞い落ちるや、悪漢の
姿は宿から掻き消えたのだった。


「また行くのかい? これだから直結厨は」
「手前ェが言うか……?」
「僕は、金なんて手垢に塗れた品と引き換えに女性を得るなんてことはしたくないね。いいかいローグ君、は・じ・め・ては
運命の人の為に取っておくのさあ清楚で淫乱なウサミミプリたんキボン!」
「どっちだよ!?」

 ある筈の知性を疑う賢者である連れとの、俗語交じりの益体も無いやり取りに目を吊り上げ怒鳴るは、赤毛逆立てる男の悪漢。
夕刻の首都プロンテラの公道で繰り広げるには少々聞こえが悪い会話も、彼らにとっては日常茶飯事だった。
 あれから数ヶ月が経つ。時折、あの魔導師と出会った色街へこっそり訪れてみるのだが、覚えある女の影は一度も見えない。
名を聞いておけば耳打も出来たのだろうが、聞いたところで教えるとも思えない。
 やはり、縁がなかったのだ。そう思い込もうともしたが、あの日耳にしたすすり泣きは今も悪漢の胸に響いている。

「まあ、俺の隣でハァハァ言われるよりはいいけどさ。やだねえ男の処理なんて聞きたくもないねうぉええええ」
「黙れ?セージ!」

 賢者気取りを捨てて尚性質が悪い物言いを蹴り捨てる悪漢を見やり、吐く真似をよした連れは意味ありげに笑む。

「見つかるといいな」
「……ああ」

 あの日、野宿を強いられ目に隈を拵え帰還した悪漢の姿を見るなり、何があったのかと案じ半分好奇心半分に尋ねる連れに、
事情はかいつまんで話している。にやにやと笑う連れを僅かに有り難く、しかし大半は疎ましく思いつつ、柄にもなく悪漢は
夕焼けの光が差す路地に密かな想いを馳せた。
 ただ、あの魔導師が定められた役を演ずることなく己として生きている姿を一目見られれば、それだけなのに。

 魔導師の行方は知れぬままだった。かの女に再び見える日まで、あの鮮烈なる芝居は、悪漢の胸中でのみ演じ続けられるのだろう。
いつ幕が降りるのか。それは誰にも分からない。
113108sage :2005/03/15(火) 03:31 ID:f8HqQX6M
・番号を間違えました。
・3/4『黙れ?セージ』の?は、「キモ」と入れた筈が文字化けしました。

最後までアレな趣向ですので、場違いでしたらごめんなさい。
114名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/15(火) 08:52 ID:HTvf/n/c
>108

長いが、話もちゃんと締めがあるし、たいがいにエロい。ついでにWIZ娘萌。
GJ
115名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/15(火) 09:12 ID:OHeWj65A
オールスターキタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
ヴァルトルート様大好きなのですがこの二人は相変わらずで…
なおのことお馬鹿(誉め言葉)な2人との対比が映えますね!!こうくるとは!!!

続くのでしょうか!?
彼らが絡むのならハッピーエンドも期待できるのでしょうか!!?
..あの主従の.ハッピーエンドって何でしょうねぇ...

ともかくもGJ!!!!!!!!!!1!!!!!!!11111!
116名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/15(火) 11:27 ID:BD1LGAkQ
>現行スレ79-86氏
タスケテクダサイ
なんとなく臨公広場で好みの娘さん見かけたモンでプリで非公平支援申し込んだら・・・・
名前がキャロル(前後に記号空白その他ありましたが)て・・・・

支援最中ずっと悶々としてしょうがなかとです。


ハンターじゃないですけどね。
117名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/15(火) 12:42 ID:oVAO56Ig
それはそうとここの作者さそつ[http://maidservant.dyndns.org/ss/novel_index.htm]
はどこに行ったか知ってる人はおらんかね。

それはともかくとして>108さそGJω・)b
118どっかで見た話(0/3)sage :2005/03/16(水) 00:04 ID:8D.Pu3RM
ふぅ・・・やっと出来た。
一気に書き上げた&文章表現が未熟ですが
よろしければお目汚しまでにご覧下さい。

なお、このお話は
・某マンガが元ネタ
・BOTネタ
・癌崩ネタ
・多少無理やり(強姦?)
な感じですので、気分を害される可能性のある方は
ご覧にならない事をおすすめします。
119どっかで見た話(1/3)sage :2005/03/16(水) 00:05 ID:8D.Pu3RM
「ふぅ、やっと終わりだよ。」

そう、ボクはBSの転職試験を終えたんだ。
これでようやくBSに転職する事が出来る・・・。
おっと、「ボク」はこれでも女だからね。一人称は気にしないで。
クイズが終わって、後はゲフェンの戻って転職させてもらうだけなんだ〜♪

お金は全然持ってなくて装備も無いボクだけど、
空間転送でゲフェンに飛ぶぐらいのお金はケチらない。
後はNPCに話しかけて・・・っと。

「転職おめでとう。そしてこれは餞別だ。」

ノート一個獲得

・・・・・・?何これ???BS転職でもらえるのは鋼鉄だったハズなのに・・・。
しかも未鑑定だよ。収集品でも無くて?
仕方無いので拡大鏡で鑑定して情報を見てみよう。

----------------------------------------------------------------
ノート
GM専用アイテム。ここに名前を書かれたキャラクターは永久アカウント停止となる
・名前の後に40秒以内にBAN理由を書くとその通りになる
・BAN理由を書かなければ全てが「社長の思し召し」になる
・理由を書くと更に6分40秒詳しいBANの状況を記載する時間が与えられる
----------------------------------------------------------------

・・・何これ。え〜と、何かのイタズラ?
いや、普通の人がこんなイタズラできるわけ無いよね。
だとすると本物。。いや、そもそも本当にこんなアイテムあるのかな?

試してみたい所だけどこれ使って本当にBANされちゃったら不正ツール使用?
BANされても良いキャラクター・・・・・・そしてBANされたかどうか分かる人間・・・。
ってマジになりすぎかな?
じゃぁ・・・えと・・・やっぱりBOTerかな。


数日後

----------------------------------------------------------------
500 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/01/01(土) 00:28:04

500ゲット。
そして俺のかわいい○○○(伏字)がBANされたwwwwwwwwwwwwww
癌崩頑張りすぎwwwwwwwwwwwwwwwwww

501 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/01/01(土) 00:34:50

>500
南無wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
癌崩超GJ


502 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/01/01(土) 00:37:12

>500
っていうかそこまで露骨にBOTしてGvGにも参加してたら
BANされない方がおかしいだろ。

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ほ、本当に効果あるんだ。
BOTの名前を書くと例外無くいなくなってるし・・・。

「気に入っているようだな。」
「誰!!??」

振り向くと・・・そこにはGMキャラ。
あの、独特の白い衣装を着た、男のGMさんが立っていた。

「何を驚く?その様子だともうそのノートが本物だって分かってるんだろ?」
「・・・驚いてないよ。いや、待ってたんだよGMさん。」
「ほう?」

ボクは精一杯強がりながら言う。

「聞きたい事があるからね。」

言いながらノートを見せた。

「ふ・・・ふふっこれは凄い。逆にこちらが驚かされた。ここまで多くのキャラクターをBANするとは思わなかったよ。
並みじゃビビってここまで書けないはずだからな。」
「覚悟はできてるよ・・・GMさん。ボクはGMのノートをそうだと分かっていて使った。
ボクはどうなるの?永久アカウント停止?」
「いや・・・使用料はお前の身体で払ってもらうよ。」

それってどういう意味・・・と言おうとすると同時に押し倒された。
120どっかで見た話(2/3)sage :2005/03/16(水) 00:06 ID:8D.Pu3RM
「なっ・・・や、やめてっ・・・!」
「そう言われてもな・・・使用料はきっちり払ってもらわないとv」

そう言いながら、GMさんはボクの胸に手をあてて・・・。
あっやだっ・・・。BSの衣装、上の部分をあっと言う間に脱がされて・・・。
GMキャラだからSTRも高いの!?抵抗しようにも全然手が動かせない。

「BSにしては控えめな胸だな。だが、形はとてもいい。」
「やっ・・・お願いだから・・・やめて・・・。」

GMさんはボクの胸を優しく揉みしだいたり、
先端の乳首を指先でくりくりしたりする。
そんな事されたら、ボク・・・

「やぁ・・・ん・・・あっ・・・・・・・。」
「ふふ、感じてきてるみたいだな。何せDEX99だしな。すぐにイカせてやるよ。」

そう言うとボクの胸に吸い付いてきて
やぁ・・・下まで脱がされちゃう!!

「あっ・・・ダメっ・・・そこはっ・・・!」

GMさんの指がボクのあそこに伸びてくる・・・。
ちゅぷっ・・・。
当然のごとくボクのあそこは濡れていて、水音で改めてその事を認識させられる。

「おいおい、もうビショビショじゃないか。ずいぶん好き者だろ?」
「ち、違うよっ!!」

口では否定するものの、全然説得力を持たせる事が出来ない。
だって、ボクのあそこは気持ちいいって言っててこんなに濡れてきてるし
それに・・・

「触って欲しいんだろ?クリトリス」
「・・・っっ!!?」
「お願いしたら弄ってやるよ。」

そ、そんな恥ずかしい事言えるわけないよぅ・・・。
でも、花びらとかを触られて高まってるボクのあそこは触って欲しいって言ってる・・・。

「素直じゃないな。じゃあちょっとだけ・・・。」
「あっ・・・あっ・・・!んああぁぁんっ。」

ボクのクリトリスが触られると・・・すごい快感が襲って・・・。
ああぁん、もうダメっ!イっちゃう!

「やぁぁっイっちゃう!イっちゃう!!」
「ダメ。」
「あっ・・・・・・。」

突如中断された刺激にボクは不満の声を上げる。
ここまで気持ち良くさせておいて、イかせてくれないなんて酷いよ!!

「やぁ・・・お願いぃ・・・もうイきたいの!!ボクをいかせて!!!」
「よしよし、素直な子にはご褒美をあげないとな。」

そう言うとGMさんはボクのクリトリスをくりくりしてっ・・・!
ボクは待ち望んだ快感に酔いしれる。

「んああっ、あっ・・・・。」
「もうイきそうだな。思いっきりイかせてやるよ。」

そう言うと、ボクのなかに人差し指と中指を一気に挿入して・・・。

「いやぁぁぁっあぁぁぅあああぁぁっ・・・・・・・。」


イかされちゃった・・・初めて会ったばかりのGMさんに・・・。
ボクがイった後も弄るのをやめてくれない。

「・・・あぁっ・・・んっ・・・。」
「気持ち良かったかい?」
「・・・・・・(// //)」

そんな事答えられるわけないよぅ・・・。
こうやって弄られてるとまたイっちゃいそぅ・・・。

「じゃぁ、本番いこうか」
「んっ・・・あぁっ・・・・・・・・・・え?」

気付いた時にはGMさんのカチカチになったおちんちんがびしょびしょになったボクのあそこにあてがわれていて・・・。
一気にボクの中へ侵入を開始したっ・・・。

「やあああああ!いやあぁぁぁぁ!」
「怖がらなくても大丈夫。」

その言葉通り・・・なのか、おちんちんは難なくボクの中へ飲み込まれていく・・・。
なかからっ・・・押し広げられる感じがっ・・・!

「やあっ、んっ・・・ふ、太い・・・。」

すぐに、おちんちんは根元までボクの中に飲み込まれていった・・・。
こんなに簡単に咥え込んじゃうなんて・・・ボク、変態なのかなぁ・・・。

「じゃあ、動くよ。」

ずちゅっ・・・ぐちゅっ・・・

あぁぁん、凄い・・・。太いおちんちんが出たり入ったりする度に・・・
気持ちいいのが大きくなっていく!

「んっ、あっ、あぁっ、んっ!」
「気持ちいいか?イかせて欲しかったらお願いしてみな。」
「あっ、んっ・・・おねがっ・・いです・・・あぁんっ・・・・・・ボクをイかせて!!」

[お願い]が終わるとピストン運動がより一層激しくなるっ・・・。

じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ!

「あああっ、ああ・・・イくっ・・・あああっ・・・!」
「まだまだ・・・ほらっほらっ」
「やああっもうダメぇぇ!イったの・・・ああっ・・・んっ、おかしく、あああっ、なっちゃ・・・っ。」

ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ!!

ピストン運動はは衰えるどころかますます勢い・・・を増し・・・て・・

「くっ出るっ・・・!!」
「いやっ、いやあああっ、ああああぁぁっ・・・・ぁぁぁ・・・」

そこでボクの意識は途絶えてしまった・・・みたい。
121どっかで見た話(3/3)sage :2005/03/16(水) 00:07 ID:8D.Pu3RM
「えぇと・・・それでぇ・・・。」

ボクはしばらくすると目を覚ました。
そして、けだるい感じを残しながら、すっかり元通り身なりを整えたGMさんに切り出した。

「このノートを使った代償は・・・。」
「あぁ、それはシンプルだ。ノートを引き続き使いたければ俺と[契約]する必要がある。
その契約は・・・簡単に言ってしまえば、お前が俺の性奴隷になる事だ。」
「・・・(// //)」
「もっとも、ノートがもう要らんと言うならその必要は無い。ノートを返してもらって終わりだ。」

もう1つ・・・ボクにはもう1つ聞きたい事があったんだ。

「どうして・・・ノートをボクに渡したの?」
「どうしてかって・・・・・・?退屈だったから」
「・・・・・・?」
「実際今の、いや昔からか。癌崩社ってのは腐っててね。下手に頑張ってBOTをBANすると
『何頑張っちゃってんの』って笑われる。GMとしての尊厳なぞもう誰にも残っちゃいないんだ。
こうやって、プレイヤーにBANさせた方が俺は面白いと踏んだ。」

・・・なるほどね。ボクはとても良く納得できた。
[癌崩が腐ってる]って所辺りが特に。

「それじゃ、返事を聞かせてもらおうか。」
「これからもノート使わせて。契約成立。」
「つまり、性奴隷になると。」
「そ、そうだよ!」
「・・・やっぱり好き者だったか。」
「なっ・・・ち、違うよ!!このノートを使ってBOTを消していくんだ。いや、BOTだけじゃない。
人の迷惑を考えないトレイン、人を中傷する発言をするキャラクターも消していく。
そうすればボクが認めた心の優しい人だけのRO界が出来るんだ。
ついでに、癌崩もアカウントが減るから、今のような殿様商売は出来なくなる。
そして・・・・・・ボクが新ROの実質のGMになる!!!」

・・・・・・なーんて、キマったつもりだったんだけど・・・
裸で、しかも股間から何かが流れ出てる状態でこんな事言っても
説得力ない、って自分で思った;;

実際、BOTをなくそうと思ったのは本当だけど・・・
好き者であると言う事は否定できないかもしんないよ(// //)
122名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/16(水) 00:14 ID:r2GJArAg
>116
あー・・・漏れのVitクルセもたま〜に臨時で知り合ったプリが作った臨時PTと行動させていただくんだが・・・この間のプリ様すごかったよ・・・。
何がすごかったかっていうと深夜とはいえGH古城2Fで80台5人PTで誘ってくれた支援プリがひぃひぃ言いながらも必死に2名分の支援やってる最中、もう一人はのうのうと結婚相手とギルチャ(?)で茶H・・・・。
あの〜・・・前衛HP両方半分切ってるんですが・・・ヒールください・・・って、ああ〜〜〜〜!騎士さんとWizさんが拉致された〜〜!!
ぎゃ〜〜〜!!自分に深淵セット&レイド3&本2+プリさんに禿1&レイド2&本なんてデボっても耐えきれねえええええ!!あぼ〜〜ん・・・。
流石にその事態が起きて茶Hしてた奴以外全滅したから全員ぶち切れたけどな・・・。
123前スレ462改め某462sage :2005/03/16(水) 00:27 ID:WZTrv7YY
すんません、ちと引っ越しやら何やらでばたばたしてて
ここ見れなかった(^-^;

>>87
イメージ的にはおねーちゃん一筋のアコたんなんで
ある意味それ当たってるかもしれない・・・(笑)

>>88
前スレで別リンクって形で投下してました。
>>89氏、助かります。
まぁ、自分のHPでも公開してるんですが(笑)

>>92
ありがとう(笑)
まぁ、いろんな方が見てるわけだから
見方も十人十色だと思うし
批判やらがあっても当たり前だと思ってるんで
むしろオレ的にはいろんな意見もらえると
自分にムチ打つじゃないけど
いろんな意味で奮い立たせてもらえるんでありがたいですよ。

>>116
キャロルって名前多いのか・・・Σ(゚Д゚; 三 ;´Д`)
その悶々は密かに自分の胸にしまうって事で・・・(*´∀`)b♪

オレがキャロルって名前にしたのは
オレが好きな映画で、キャロルって名前の女の子が出てきて
そのコがまたえらい可愛いコなんでこの名前を使った次第です。
でも、オレの知り合いにもキャロルって名前のWizいます、しかも♂キャラ(爆)。
124名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/16(水) 00:42 ID:nxnBfUoA
>>118
GJ! _| ̄|○ノシ<読んでいってうけてしまった。

まぁ本当にそんなノートがあればいいよねぇ。とは思うけど。

>>123
>キャロルって名前多いのか・・・Σ(゚Д゚; 三 ;´Д`)
普通に多いと思う…。多分( ;´Д`)
125前スレ50sage :2005/03/16(水) 01:16 ID:8k2MTTLE
久しぶりに一作書き上がりましたので、投下させて頂きます。
それなりに長めな上、激しくえろ一辺倒な内容ですが、だれずに読んで頂ければ幸いです。
126繋がる者達(1/6)sage 「跳ね毛」はアチャデフォ、「黒髪」はウィズデフォを想定。 :2005/03/16(水) 01:18 ID:8k2MTTLE
 プロンテラ南。
 臨時広場として、ギルド員募集の場として、時にはテロによる大規模な戦闘の場として賑わうこの場所も、城
門から少し離れれば、ポリンやドロップス、ルナティック等とノービスとの長閑な、ただし本人達にとっては真
剣な格闘の場である。

「てやっ! ……ふぅ」

 今もノービスの少年が一人、苦闘の末にドロップスを割って一息つこうという所であった。
 海岸線の、急な短い坂を下りたところにほんの少し開けた場所があり、ポリンもほとんど湧かないそこが彼の
お気に入りの休憩場所だ。もっとも、彼自身冒険を始めたばかりであり、この場所を見つけたのもつい先日の事
なのだが。

「……だから、あたし達も研究材料の収集くらいは貢献できないかなー、って」
「そうですね。でも具体的にはどうやって……あら?」
「あ……失礼しました」

 坂を下りてきた彼が見たのは、何やら話し合う2人の女性アルケミストだった。
 お気に入りの場所を知っていたのが自分だけではなかった事に少しがっかりしながら、それでも冒険者として
の先輩の会話を邪魔しないよう、彼は2人に会釈してその場に背を向けた。
 そんな彼の背中に声が掛かる。

「あ、ちょっと待って、そこのノビ君!」

 振り向くと2人のうち、金色の、肩にかかる位の髪が活発そうに少し外に跳ねた髪の持ち主が手を振っている。
 もう一人の、黒いロングヘアに眼鏡を掛けた方の女性も穏やかな笑みを彼に向けていた。

「よかったら、少しお話しませんか?」


「……やっぱり、ここってあんまり知られてなかったんですか」
「うん。この場所知ってる人に会ったのって初めてだからさ。思わず呼び止めちゃった」

 跳ね毛の方が楽しげに言う。
 自分より遙かにレベルの高い冒険者、しかも女性2人に挟まれて萎縮気味だったノービスも、話を交わすうち
に少しずつ緊張を解いていった。

「ご迷惑ではありませんでしたか? 狩りに忙しかったとか……」
「あ、いえ。もともと休憩しようとしてここに下りてきたんで」

 黒髪の問いに慌ててかぶりを振って答えるノービス。アルケミストの装束で露わになっている、跳ね毛よりも
豊かな胸元に向きそうな視線を彼が必死で修正しているのに気付き、跳ね毛は悪戯っぽい笑みを浮かべる。

「ねえ、ノビ君」
「?」
「おっぱい、好き?」
「ぶっ!」
「きゃっ!」

 唐突な問いに飲みかけていたミルクを盛大に噴くノービス。その飛沫が目の前にいた黒髪に掛かってしまう。
127繋がる者達(2/6)sage :2005/03/16(水) 01:19 ID:8k2MTTLE
「うわっ、すいません!」
「いえ……」
「あー、やっちゃったね」

 いや元はと言えば貴方のせいだ、という言葉を飲み込んで、ノービスは平謝りする。

「どうしよっか。ノビ君に洗濯代請求するのも酷だよね」
「……ごめんなさい……」
「その代わりに、あたし達の仕事にちょっと協力してもらおっか。ねえ?」
「あ……それが目的で、あんな事を言ったんですね?」

 したり顔で提案する跳ね毛に、たしなめる様な表情で言う黒髪。自分を置き去りに進んでしまいそうな話の流
れに、不安げにノービスが口を挟む。

「あ、あの、僕、ゼロピーとかやわ毛くらいしか……」
「うん? ああ、大丈夫。ノビ君にとっても悪い話じゃないから。そっちもいいよね?」

 最後の言葉は黒髪の方に振って、跳ね毛はノービスににじり寄る。黒髪も「しょうがないですね」等と言いつ
つ、彼女を止めようとしない。

「だ、だから何をするんですかっ!」
「ホムの研究材料集め。ノビ君のせーえき、ちょうだい♪」
「せ、え?」
「せ・い・え・き♪」
「んな……!」

 絶句するノービスの前にかがみ込み、跳ね毛は彼のベルトを手早く解いてしまった。抵抗するも力は彼女の方
が強く、そのまま下着ごと降ろされ、彼の息子が露わになってしまう。

「私達アルケミストにとって、ホムンクルスの実用化は悲願なんです。
 その為に日夜職業ギルドで研究が進められているんですけど、様々な材料が必要でして……」
「中でも、入手する方法が一番アレなのが、人間のせーえきなの。
 その辺の人に『下さい』なんて言ったり、町中で募集したりしたらどんな変な奴が来るか分からないし。
 研究室に籠もってる男の人の自給自足じゃ、限界あるしね」
「いや、それを言ったら僕だって初対面じゃないですか!?」
「まあまあ、同じ溜まり場のよしみで。ね?」
「ミルクの方は気にしていませんから、少しだけ協力して下さい。
 私も、ノビさんにとって悪くないように、頑張りますから……」

 ノービスの前に歩み寄り、襟元のファーごとマントを外しながら黒髪が申し訳なさそうに言う。それによって
更に露わになった、しっかりと谷間のできた胸元を目の当たりにし、彼の息子は本人の意志と無関係に反応して
しまう。

「あは、元気になった♪」
「うう……」
「さて、ちょっと準備するね」

 そう言って跳ね毛はノービスが逃げないように腰を掴んだまま、彼の息子に口を寄せた。もう少しで唇が先端
に触れようか、という所でノービスの顔を上目遣いに見上げる。彼の目に僅かな期待の色を見ると、跳ね毛はく
すりと笑みを浮かべて彼の息子に舌を這わせた。

「うぁっ! あ……」
「ほんとは……ちゅ、ちゃんと、くわえてあげたいんだけどね。あんまり不純物が混じっちゃうと、ん、よくな
いから。……んふふ、結構えら張ってるんだ、ノビ君の。えっちなカタチしてる」

 その、えらの部分を集中してちろちろと舌先で愛撫しながら、跳ね毛は嬉しそうに言う。腰を這い上がる快感
をこらえるノービスの手を、黒髪がやんわりと手に取る。

「さわって、みますか? 私のおっぱい……」
「あ、その、俺……」

 口ごもるノービス。その間にも跳ね毛の舌先による愛撫は続き、彼の息子の先端から透明な液体が徐々ににじ
み出てくる。

「あ、出てきた出てきた。先走りだけでこんなに出てくるんだから、普段あんまり抜いてないのかな?
 これなら、いっぱい期待できそうだね」

 先走りを全体に塗りたくり、ぬるぬるになったノービスの息子を柔らかな手でしごきながら、跳ね毛は黒髪に
振り返る。

「こんなにぬるぬるなら、手で触るより楽しいコト、できるよね?」
「ああ……そうですね。それじゃ、代ってもらえますか?」
「はーい」

 跳ね毛が脇へ退くと、今度は黒髪がノービスの前に跪いた。さらに自分の背中に手を廻して留め具を外すと、
アルケミスト装束の胸の部分がめくれ落ち、彼女の豊満な乳房が彼の眼下に晒され、重たげに揺れた。
 両の乳房をすくい上げるように手で持ち上げて谷間を広げ、黒髪はそれをノービスの息子に近づけていく。

「それじゃ、しますね」
「え、何、を……?」
「えいっ」

 黒髪がノービスに密着しそうな程に近づくと、先走りにまみれた彼の息子は広げられた谷間にぽすっと収まっ
た。すると彼女は両の乳房を寄せて息子を挟み込んでしまった。彼が今までに触れたことの無い、柔らかで暖か
な感触に包まれ、息子はびくんと震える。
 さらに黒髪は上下に身体を揺すり、寄せた乳房でノービスの息子をしごき上げた。彼女の柔らかさと己自身が
分泌したぬるぬるの感触に息子を包み込まれ、耐えきれない快楽が彼の身体を走り抜ける。

「んふふ、どう? 女の子のおっぱい、気持ちいい?」

 背後からノービスに抱きつき、自分の胸も彼の背中に押し当てながら、跳ね毛が彼の耳元にささやく。
 彼は彼で、ときおり自分の唇を噛みながら、言葉も無く荒い呼吸を漏らしている。

「くぁ……はぁ、はぁ……っ」
「我慢しないで、遠慮なく出してください。その方が、私も嬉しいですから……」
「く、ぅ、ごめんなさい、もう、出……ぅあっ!! ……あ……」

 びゅくん、どく、どくんっ!

 無意識に爪先立ちになって全身をこわばらせ、我慢の限界に達したノービスは黒髪の乳房の谷間に勢いよく大
量の精液を放出した。
128繋がる者達(3/6)sage :2005/03/16(水) 01:20 ID:8k2MTTLE
「あ……はぁ……はぁ……」
「うふふ、いっぱい出してくれましたね。
 ……それじゃ、採取しますので、じっとしていて下さい」

 にこやかに微笑みながら、黒髪は傍らの荷物から小さなへらと試験管を取り出した。そして、まだ呼吸の荒い
ノービスの息子にへらをあてがい、表面に付いた精液を丁寧にこそいで、試験管に入れていく。
 しかしノービスの側にしてみれば、放出したばかりで敏感になっているのに加え、ぬるついた息子を丹念に撫
でられるのはたまったものでは無い。

「尿道に残っているのも出してしまいますね」

 そう言って息子の裏筋にそってへらを這わせる黒髪。それがノービスの2度目の限界だった。

「く……、うっ!!」
「きゃっ!」

 1度目の精液を採取していた黒髪のちょうど目の前で、ノービスの息子は2度目の放出、いや暴発をした。
 艶やかな長い髪に、なめらかな肌に、掛けていた眼鏡に白濁した粘液の飛沫が飛び散る。

「あ……」
「ぁ、ご、ごめん、なさいっ!」
「あらら、さっきのミルクといい、ノビ君は白いのをぶっかけるのが好きなのかな?」

 跳ね毛のからかう様な言葉にも、恐縮することしかできないノービス。

「だめだよ、せーえきって、髪に付いちゃうと落としにくいんだから。これはちょっと、おしおきかな?」
「お、お仕置き、ですか……?」
「そ。とりあえずは……ちょっと恥ずかしい思いをしてもらっちゃおうかな」

 言うなり跳ね毛はノービスの背後で膝を付き、荷物から取り出した緑ポーションの封を解いた。

「そっちは、胸の谷間とか顔に付いてるのを採取してて」
「ええ」

 黒髪に採取の続きを任せると、跳ね毛は緑ポーションを口に含んだ。
 そしてあろう事か、ノービスの尻に口付ける。

「う、ひゃあぁっ!?」

 あまりの事に目を丸くして飛び跳ねんばかりに驚くノービス。
 慌てて離れようとしても、例によって跳ね毛に腰をしっかり掴まれていてはそれも適わない。彼女の唇は緑
ポーションを含んだまま彼の尻に吸い付き、舌が肛腔に少しずつ侵入して蠢く。

「そ、そんなとこ、汚な……っあ!」
「んふ、む、ちゅ……」

 しばらくそうした後、跳ね毛は口を離してポーションをぷっと脇の方に吐き出した。

「な、な、何をっ! 」
「ん? 消毒。緑ポにはそういう効果もあるんだよ。
 アルコールでもいいんだけど、純度高いのは間違って飲んじゃうと危ないから」
「いや、そういう問題じゃ……!」
「はいはい、おしおきはまだ続行中だよ」

 ノービスの腰から離した手を、跳ね毛は彼の脚の間から差し込み、左手で袋を、右手で息子をさわさわと愛撫
する。さらに再び彼の尻に口付け、舌を肛腔に侵入させて蠢かせた。下半身を完全に制圧されてしまった彼は、
初めてづくしの快楽と、脚を開かされたまま自分の恥部をあます事なく晒し、弄ばれる恥ずかしさに耐えるほか
無かった。

「は、くぅあ……あ」
「まだ、んちゅ、出しちゃ、ダメだよー。がまんがまんっ」

 ひとしきり彼への愛撫を終え、手と口を彼から離すと、跳ね毛はにこにこしながらノービスの頭を撫でた。

「ん、よくがまんできました。ごほうびに、いいもの見せてあげる」
「……お仕置きだったり、ご褒美だったり、忙しいですね……」
「あはは。そんなツッコミいれられるんなら、まだまだ元気いっぱいだね♪」

 ノービスの文句をさらりと流し、跳ね毛は彼の目の前でスカートの中に手を入れ、ためらいなく下着を降ろし
た。下着を抜くために脚を上げると短い裾からその奥が覗けそうになり、彼の視線はそこに集中してしまう。

「んふふ。あたしのスカート、めくってみる?」
「……っ、じゃあ、めくっちゃいますよ?」

 強がるような言葉に、にこにこしながら頷く跳ね毛。ノービスは彼女の前に跪いて、かすかに震える手でス
カートの裾をつまんだ。
 ごくり、と大きく唾を飲み込むと、ゆっくりとめくり上げていく。僅かに愛液の垂れてきている太股、薄桃色
の、少しくつろげた秘裂、跳ねた髪と同じ色の茂みが順に彼の眼前に露わになる。
 思わず息を漏らしながら凝視するノービス。ほんのり頬を染めて、そんな彼を見下ろす跳ね毛。

「女の子のココ見るの、初めて?」
「それは……はい」
「さわってもいいよ。指でいじってみる? それとも、さっきのお返しで、なめちゃう?」
「それじゃ……両方します!」
「ん。……はい、どうぞ♪」

 地面に座り、脚を広げて跳ね毛はノービスを誘う。彼は開かれた脚の間に顔をうずめ、秘裂を指で押し広げて
むしゃぶり付いた。強引で、欲望に任せたような愛撫に、それでも跳ね毛は悦びの声を上げる。

「ひゃ、あぅん、んは、あんっ!」
「はぶ、む、ん、ちゅぶ……」
「んぁ、ん、ちょっと、体勢変えるね」

 夢中でしゃぶりつくノービスの頭を抱え込み、跳ね毛は彼ごと半回転して彼の顔にまたがるような体勢になる。
 彼女の尻が浮いたのをいいことに、彼は両の尻肉をわし掴んで揉みしだき、指先で後ろのすぼまりを先程の仕
返しとばかりに刺激した。
129繋がる者達(4/6)sage :2005/03/16(水) 01:21 ID:8k2MTTLE
「……お待たせしました」
「ふぁ、あ、採取、終わった?」
「ええ。ノビさんが沢山だしてくれたので、ちょっと時間がかかってしまいました」

 絡み合う2人の側に、封をした試験管を見せながら黒髪が戻ってくる。試験管のなかには彼が黒髪に放出した精液がたっぷりと満たされていた。

「それじゃ、私も参加しますね。どうされたいですか、ノビさん?」
「ふ、ぷは、また、挟まれたい、です……」
「ふふ。気に入ってもらえたみたいですね。では」

 微笑みながら、黒髪はかがみこんで天を突くノービスの息子を胸の谷間に挟み込んだ。跳ね毛にしゃぶりつくノービスは、見えないながらもそれに気付くと、その感触をもっと味わおうと腰を動かし始める。

「んふ、あはっ、ノビさん、まだこんなに元気……」
「さて、と。それじゃ、約束のいいもの、見せてあげる」
「……え?」

 『いいもの』とは彼女自身の事ではなかったのか、と訝しむノービスをよそに、跳ね毛は荷物の中から何やら取りだした。黒髪はそれを見て少し眉根を寄せる。

「あ、それは……!」
「いいからいいから。さてノビ君、コレ何だと思う?」

 跳ね毛がノービスに示したのは、親指の先ほどの粒であった。表面に脳の様な皺があり、ややグロテスクに思える。

「コレはね、ホムンクルスの研究の副産物。
 たまに『ヒドラの種』っていうのが首都に流出しているみたいなんだけど、コレはその改造版なの」
「はあ……」
「使い方はというと、くふ……ん」

 ノービスにまたがったまま、文字通り彼の目の前で、跳ね毛は自らの秘裂にその『種』をあてがう。そのまま、彼女は己の中に指でそれを押し込んでいった。

「んふふ、ノビ君が濡らしてくれたから、すんなり入っちゃった。さ、見ててね……あ、ほら」

 『種』を飲み込んだ秘裂が、何も触れていないのに震える。かと思うと、内側から秘裂を押し広げて、薄紅色の触手のような物が彼女の中からゆっくりと生えてきた。異様で、かつ淫靡な光景に、ノービスはそれを凝視する。そんな彼の目の前で、触手は指三本ほどの太さになり、成長を止めた。ちょうど彼の息子と同じくらいの長さのそれは、まるで男性器のように跳ね毛の股間で反り返った。

「な、な……っ」
「とまぁ、こんなコトができるの。一時的に神経も繋がるから、触るとちゃんと感じるんだよ。
 ノビ君のみたいにえらが無いし、先細りだけどね。でも、そのカタチのほうが都合いいでしょ?」

 そこまで聞いて、ノービスは跳ね毛がなぜ自分を消毒したのかに思い至って、一気に青ざめた。

「ま、まさか……!」
「わかってるクセに♪」

 予想が確信に変わり、ノービスは跳ね毛の下から抜け出し、逃げようとした。黒髪の方はそれを察して彼の下半身から離れていたが、それでも跳ね毛は彼の背後に簡単に取り付く。

「逃げちゃダメだよ。一応コレって機密扱いで門外不出なんだから。見られちゃったからには、ね?」
「いや、だって貴方が勝手に出して! 見せるって!」
「問答無用っ♪」

 ノービスの抗議を無視して跳ね毛は彼の尻に触手の先端を当て、力を込める。
 彼も必死に抵抗するが、触手は徐々にそこを押し広げ、侵入を果たしていった。

「く、ふわあぁぁ……っ!」
「ん……っ。あは、ノビ君のナカ、あつぅい……。動いちゃおっと」

 ノービスの腰をしっかりと掴んで、跳ね毛はゆっくりと注挿を始めた。自分の体内を犯される感覚に、ひと突きごとに彼は全身をこわばらせる。
130繋がる者達(5/6)sage :2005/03/16(水) 01:21 ID:8k2MTTLE
「どう、ノビ君。処女を奪われちゃった感想は?」
「くぁ、処女って、ぼ、僕は男です……! 女の子じゃ、ない……っあ!」
「うんうん、君は男の子もんね。それじゃ……」

 腰を掴んでノービスと繋がったまま、跳ね毛は彼と一緒に身体の向きを変える。
 そこには、いつの間にか下着を脱いで、敷いたマントの上に横たわる黒髪の姿があった。膝を立てて潤んだ桜
色の秘裂を晒し、頬を赤らめて彼を見上げる。

「その子に童貞もあげちゃって、オトコになっちゃおう!」
「あ……」
「ノビさんには色々とご迷惑もかけてしまっていますし……。私で良かったら、その……」

 その言葉と表情に、思わずノービスの息子がびくん、と更に固くなる。

「で、でも……」

 そもそもその迷惑の大半は跳ね毛がもたらした物だ、と言うに言えず、ノービスは言葉を濁す。
 その耳元に背後から口を寄せ、跳ね毛は彼にささやく。

「だいじょうぶ。あの子も私と同じくらいえっちだから。
 ほら、触られてないのに、私達を見たりおっぱいでしていただけで濡れてるでしょ?」
「お願い……、嫌でなかったら、私のここ、使ってください……」
「……ああもう、いきます、しちゃいますっ!」
「うんうん、やっちゃえやっちゃえっ!」

 秘裂を指で拡げて懇願する黒髪。ノービスはやけになったように彼女に覆い被さり、その両足を抱え上げた。
その間にも跳ね毛は器用に彼と繋がったまま、背中に密着している。そのまま、背後から彼の息子を握り、黒髪
の入り口にあてがった。黒髪も腰をわずかに動かし、角度を彼の息子に合わせる。

「狙い、つけてあげる。さ、押し込んじゃって」
「来て、ください、ノビさん……。入れて……」

 意を決して、ノービスは黒髪の秘裂に向けて、息子を突きだした。ほんの僅かな抵抗を過ぎると、彼女の秘裂
は彼の息子を呑み込み、受け入れる事ができたのを喜ぶように締め付ける。

「は、うぁ……ん!」
「ふ、あ……っく!」
「あは、ん……。いらっしゃい、ノビさん……」
「男の子卒業、おめでとー♪ さ、動いてあげて」
「ええ」

 初めての快感に震えるノービスを抱きしめて胸にその顔をうずめさせ、彼に貫かれたままで腰をゆるゆると動
かし始めた。
 ずちゅり、ずちゅりと水音が響き、その度に彼女の膣は息子に吸い付き、襞の一枚一枚が息子を舐める。

「うあ、こんな、すごく、気持ちいいの、初めてです……!」
「んふ、は、んっ、ノビさんのも、立派ですよ……」
「いつでも出しちゃっていいけど、できるだけガマンした方が気持ちよくなれるかもね。
 さて、私も動いちゃお」

 彼を貫いていた跳ね毛も、注挿を再開する。ようやく異物感に慣れ始めていた矢先にまた体内を動かれ、黒髪
への挿入の感触も相まって、ノービスの脳は快楽に弾ける。

「か、はっ、うぁあ、あっ、あっ!」

 黒髪の乳房をめちゃくちゃに揉みしだいて乳首を噛み、あるいは吸い付く。
 腰は跳ね毛の触手をしごくように、黒髪の膣内をかき回すように激しく動かす。
 突然激しくなったノービスの動きに、跳ね毛も黒髪も不意を突かれて快楽に悶えた。

「ふぁ、あっ、あんっ、の、ノビさん、いいっ!」
「ひゃ、あん、はぁっ、ノビ君、すごいよぉっ!」
「ああっ、ぼ、僕、もうっ、もうっ!」

 犯し、受け入れ、突き、突き込まれ。

「ふぁ、あ、あぁぁああぁんんっ!!」
「は、んああぁぁぁっ!!」
「くぁ、は、あ、うわぁぁああああぁぁぁっ!!」

 3人絡み合い、同時に長い絶頂を迎えた――。
131繋がる者達(6/6)sage :2005/03/16(水) 01:22 ID:8k2MTTLE
「……少々、やり過ぎだったのでは?」

 激しい絶頂の末に気を失ったノービスに膝枕をしながら、黒髪は跳ね毛に軽い非難の視線を向ける。
 跳ね毛は秘裂から役目を終えた触手を抜き去り、傍らに放る。

「んー、ちょーっと激しかったかもね。初めてだったんだし」
「そうですよ。お互いで使う為だけのつもりで持ち出した『ディックプラント』まで使って……」
「あ、あはは。ま、気絶するほど気持ち良くしてあげられた、ってコトで、ね?」
「そもそも精液の採取が目的だったのに、どんどん暴走するんですもの」
「う……、でも、そっちも気持ち良かったんでしょ?
 『ディックプラント』だと、ノビ君のみたいにカリ高じゃないし、射精もできないしねー」

 跳ね毛の反撃に頬を染め、下腹部、たっぷりとノービスに射精された子宮のあたりを手で撫でる黒髪。

「それは……否定できませんけど」
「ならいいじゃない。あっと、後始末しなくちゃね」

 荷物からアシッドボトルを取り出して中身を振りかけると、干からび始めた触手は溶けて形を失い、地面の染
みとなって消え去った。

「これで機密は守られたわけだし」
「……ノビさんの記憶は?」
「……あ」

「う……ん」

 やがてノービスが目を覚ますと、それに気付いた跳ね毛と黒髪がその顔を覗き込む。

「あ、目が覚めたね」
「ごめんなさい、すこし無理をさせてしまいましたね」
「あ、いえ……」

 膝枕をされたまま、気怠げに視線を宙にさまよわせるノービス。しかし重大な何かを思い出したように、がば
っと身を起こし、黒髪の方に向き直る。

「あ、あの、僕、最後もしかしてあなたの中に……?」
「あ……ええ。でも、今日は安全な日ですから。むしろ、気持ちよかったですよ」
「そう、でしたか。でも、僕、確認もしないで……」
「安全日だったんだから問題ないない。初めてで、たっぷり中出しできたんだから、お得だったじゃない?」

 そこまでフォローを入れると、跳ね毛は急ににやにやと笑みを浮かべ、ノービスにささやく。

「で、どうだったの? 良かった?」

 その言葉にノービスは顔を赤くし、怒ったような表情でそっぽを向く。

「……今日は、僕の負けにしておきます」
「あれ、勝ち負けの問題だったっけ? それに『今日は』ねぇ」

 言外の意味を受け止め、跳ね毛も、そのやりとりを聞いていた黒髪も、くすりと笑う。

「んふふ。どっちにしろ、機密を知られちゃったしねー」
「よろしければ、私達と行動を共にしてもらえませんか、ノビさん?」
「……貴方たちが、よければ」

 2人の誘いに、しぶしぶといったポーズで応じるノービス。しかし、その表情や声色からは微妙に内心の喜び
が漏れ出ている。

「うんうん。よっし、せーえき採取源と恋人げっと!」
「恋人はともかく採取源って……いや、その……頑張ります」
「ふふ、彼女も悪気は無いんですよ。私達もお手伝いしますから、頑張りましょうね」
「そうそう、レベル上げも、せーえき採取もね。これからよろしくね、ノビ君♪」
「よろしくお願いしますね」
「えっと……こちらこそ、よろしくお願いします」
132125sage :2005/03/16(水) 01:23 ID:8k2MTTLE
……その後、ノービスは立派なVIT型プリーストとなって2人を満足させ続けた、というのはまた別のお話。

以上になります。
若干詰め込みすぎのきらいもあるかと思いますが、跳ね毛が脳内でよく動いてくれましたので、思いつくままに書ききりました。

なお、作中の『ヒドラの種』に関しましては8スレ377様の同名作品( ttp://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php?cmd=read&page=%A5%D2%A5%C9%A5%E9%A4%CE%BC%EF )の設定を流用させて頂いてます。
無断使用、平にご容赦を。
133116sage :2005/03/16(水) 19:14 ID:2SCQlhn2
>123
女の子の名前としてはワリとスタンダードですね>きゃろる

・・・・で、ですね・・・・

>その悶々は密かに自分の胸にしまうって事で・・・(*´∀`)b♪
・・・・手遅れかも。
正直言えば昔好き合ってて今都合によりROから離れてる人がいるのですが
その人の職(キャロルさんはその転生2次でしたが)と髪型が同じだったから声をかけてて、
「実は・・・という経緯でお誘いをかけたのです」
と。
隠すのは性に合わなかったので、もうぶっちゃけてしまってたり。

ただ、悶々とはしてても未だにその昔の人の影がちらつくんで
このスレ的な方向に行くことは絶対にないのが救いですが。

モロに名前出てるわけだし、本人見たら一発でバレるだろうなぁ・・・・
・・・・当人が見てないことを祈る。


>該当するキャロルさん
見てたら殺す気で罵ってやってくれ。
前にも言ったけどこういう下心アリアリで支援してたことには変わりないからな。
134108sage :2005/03/16(水) 22:01 ID:4ZrAauL2
レス、誠に有り難うございました。冥土の土産に致します。

しかし、大変申し訳ないのですが、あの二組のキャラ特性が
それぞれ明後日の方向を指している為、一期一会になると思われます。
また、主従の今後については、
・ウィズ、他の男に救いを見出すも裏切られ、心底下衆な連中の肉奴隷に堕す
・ウィズ・セージ+αで「ルーンミッドガッツ異性運向上友の会」結成
などとぼんやり考えてはいますが、最終的には
http://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki/pukiwiki.php?%
A1%D6%B9%F8%C4%E3%BE%A6%BF%CD%A1%DF%C9%A1%B9%E2%A3%
D7%A3%C9%A3%DA%BB%D2%A1%D7%B8%E5%C6%FC%EB%FD
のように互いの妥協点を見出し、時と共に溝を埋めていくのが
ハッピーエンドではないでしょうか。

今までBOT冤罪だの寝取られだの、不快感を催しかねないネタばかり
書いていた自分を許容して下さり、本当に有り難うございました。
これを最後に引退する身ですが、このスレに幸あらんことをお祈りします。
135名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/17(木) 00:07 ID:KzItozLk
>>108の作品はいいと思うんだけど、あの二組とか何?
BOT冤罪とかって何の話し?ヴァルトルートって何よ?
136名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/17(木) 00:28 ID:m9bnxk8I
過去スレ見てけばわかると思う。サルベージめんどいんであれだが。

低腰商人×鼻高Wiz子の話だな>ヴァルトルート6スレ目とそれ以前。
BOT冤罪は騎士子がローグだかアサにアリーナで犯される話じゃないかな。7スレ目でした。
寝取られは多分、門日、かな?8スレ目。
137108sage :2005/03/17(木) 00:36 ID:vAFI21fo
>135
二組→108話のWIZ・BSの偽装主従組とローグ・セージ組
BOT冤罪→http://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php?cmd=read&page=%D1%CD%BA%E1&word=%A5%A8%A5%ED%BE%AE%C0%E27
寝取られ→http://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php?cmd=read&page=%CC%E7%C6%FC%A1%CA%BF%B2%BC%E8%A4%E9%A4%EC&word=%BF%B2%BC%E8%A4%E9%A4%EC

敢えて申し上げませんでしたが、108は以前萌え・萌エロ小説で書かせて頂いた
「腰低商人×鼻高WIZ子」シリーズの一端で、ヴァルトルートはWIZの名、
ついでにローグとセージも余所に投下した話のキャラです。
出来れば匿名で参加したかった為、108単品のみでも読めるようにしたつもりです。
ですが、悪癖塗れの文体と内容から、私と分かる方はいらっしゃるでしょうし、
その辺りは分かる方にのみニヤリとして頂ければいいやと、説明を省いてしまった次第です。
私の配慮不足で不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ございません。

>136
お手数をおかけして申し訳ございません、有り難うございます。
「門日」です。組み合わせて「間男」の「間」です。
138どっかの93sage :2005/03/17(木) 01:23 ID:LO5Qc2TM
>108さま
お疲れ様。独特の文体と雰囲気ですよね。どれもジャンルは苦手っぽいけど108氏の作品は好きで
全部しっかり読……、ごめんなさい。冤罪の話は途中で読むのやめてました。生々しすぎて…orz
でも、そんなに濃いのを書けるのはスゴイですよね。

おやすみなさい、そして気が向いたらまたいつか遊びに来てください。
139名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/17(木) 01:36 ID:KzItozLk
なるほど、ありがとう。突然ワケのワカラナイ単語が出てきたから
一体何かと思った。
140名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/17(木) 12:41 ID:9dtL8n0Q
・ウィズ、他の男に救いを見出すも裏切られ、心底下衆な連中の肉奴隷に堕す
ここまで書いてお預けとは!!
141名無しさん(*´Д`)ハァハァsage こうでも書いておけば未練無く引退できるだろうか :2005/03/17(木) 13:15 ID:xtBW5C9w
そんな内容で投下されても陰鬱な気分になるだけだから読みたくない和姦好き(1/2)

一連の流れでスルーされ気味な数作品の文神達が哀れ。
142day after the war.sage :2005/03/17(木) 20:24 ID:BWca8x4o
>>141さん
じゃ、こんなのはいかがでしょう?
お気に召さないかもしれませんけど、少しだけ付き合ってくださいな(´・ω・`)

―――――――――――――ここから本文―――――――――――――――
始まりは、何処に有ったんだろうか
終わりは、何処に有るんだろうか
終わりを目指して、歩く者が居る
終わらないために、歩く者も居る
終わる事すら許されず、ただひたすら歩き続けなければいけない者も居る

ただ一つ言えるのは、皆、歩いているという事。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

「何年ぶりだったかな…此処に来るのは…」
ミョルニール山脈の奥にある、ちょっと見晴らしの良い場所。
ちょっと前まで、私だけの秘密の場所。
空を見たり、風を感じたりしながら、未知の世界に思いを馳せるのが楽しみだったあの頃。
時々此処に来て、こうして昔を思い出すのが最近の楽しみ。

…時々、『年寄りじみてきたんじゃないか』とか言われるのが癪だけど。

「あまり遅くなると、また怒られるな…」

苦笑しつつ、愛羽に跨り山を下ってゆく。
私の帰るべき場所へと、帰るために―――

―――――――――――――――――――――――――――――――――

「ただいま…すまない、遅くなった」
プロンテラの自宅に戻った時には、辺りは既に夕闇に包まれていて。
自宅で待っていた娘はいつも通り見て見ぬフリをして剣術の練習中…そろそろ切り上げる頃だろうか。
「構いませんけど…こんな時間まで、何処行ってたんですか?」
同じく自宅待機だった夫は、優しい微笑みにほんの少しの不機嫌さを隠して。
それでもちゃんと夕食を作って、お風呂の準備をしてくれているのがありがたい。
「まぁ、いいですけどね。後で家事の分のお返し、してもらいますから」
耳元で囁くと、いつもの嫌な笑み…前言撤回。やっぱりこういうヤツだった。
もっとも、時間を忘れて羽を伸ばしすぎた私が悪いのは間違いない訳で…
「…わかった」
軽く頷き、夫と、愛娘と共にテーブルへと向かう。
多分真っ赤になっているんだろうな、今の私は―――

―――――――――――――――――――――――――――――――――
143名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/17(木) 20:25 ID:BWca8x4o
「ん…んむ…」
舌を入れあい、唾液を混ぜあう、濃厚なKiss。
私がそっちに気を取られているうちに服を脱がせてくる夫…。
まったく、ローグ並の巧さだ。褒められたものでもないが。
「胸、また大きくなった気がするんですけど…今、幾つです?」
「…聞くな、馬鹿っ」
というか、人の胸を揉みながら言うなと。
大体、測ったこともない…と言おうとして、やっぱりやめた。
「お、お前こそあの頃と比べて随分立派になったじゃないか、色々と。
 大体、あの頃から全然老けた様子も無いし…どうなってるんだ、一体?」
やられっぱなしなのも癪なので、軽く反論。
「貴女のおかげですよ、きっと」
…微笑で軽く流された。高Intを言い負かすのは難しい。
溜め息を1つ…と、油断していたら手が下に…
「今は、こっちに専念して下さいね?」
「んっ…あ、ひゃぁっ…!」
中で、指が蠢く。
「気持ちいいですか?それとも、もっと激しい方が?」
「んっ…今ので…うぅっ…じゅうぶ…ひゃぅっ!」
「そう言わずに、もっと踊ってくださいな♪」
「やぁ…やめ…もう…っ」

「ん…じゃ、ここでストップ」

…もう少しだったのにぃ。

「さ、いつも通りお願いしますね?」
ニヤニヤしながら、ベッドに横になり反応を待つ夫。
上に重なるように動いて、耳元で、いつもの一言…
「…愛している、お前だけを。世界中の誰よりも、ずっと」
こう誓う事が、彼が求める『お返し』。
あとはいつも通り唇を重ねながら、ゆっくり腰を下ろす…
「っ………はぁぁっ!」
堪らず声が漏れる。何年経っても変わらない、初めてのときと同じ幸福感。
「動く、ぞ…んっ、ぁぁっ…」
最初はゆっくり、徐々に早くはやくハヤク…
「いい…あぁ…もっと、もっと…っ!」
壊れる、こわれちゃう…
「出して…膣に、なかにぃ…っ!」
「っ…イクよっ!」
「私も…一緒にっ…あぁぁぁぁっ!」
中に熱い液体が染み渡っていくのを感じながら、私は彼の上に倒れこんだ…。

―――美しき女神イドゥン  美しくて白い豊饒の女神よ
   オーディンの息子   ブラギの妻
   彼女の籠いっぱい盛られた林檎  彼女の甘〜い林檎のおかげだろう
                     神々は永遠に老いることがない―――

うたがきこえる…聞き覚えのある歌が…
歌声の主の方に目を向けてみると、月明かりをバックに、夫が歌っている。
「私があの頃のままなのもね、貴女のお陰なんですよ」
不意に、そう告げる夫。
「やはりそうか…その…すまない」
「何で謝るんですか、貴女といつまでも一緒に居られてむしろ感謝している位なのに」
「そうか…なら、いい」
シーツに身を包み、夫の隣に腰掛ける。

「…愛しているぞ、お前だけを。いつまでも、ずっと」
「私もです。貴女が、大好きです。他の誰よりも。」
星と月とが見守る中、私たちはまた、誓いを交わした。


「…馬鹿夫婦」
剣の整備を終え、寝ようとしていた娘にも一部聞かれていたとも知らずに。
144名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/17(木) 20:26 ID:BWca8x4o
―――――――――――――――――――――――――――――――――

私は夢の中に居る
光さえ殆ど漏れてこない森の中、終わりの無い茨の道
あの日から歩む事を余儀なくされた、私への悪夢という罰を甘んじて受け続ける
私の体を傷つけ続ける棘
私に棘が与えるものは、命を生み出す痛みであり、子と離れる苦しみである
人と魔の力が混ざる私たちの子供は、鋭い棘と、美しい花を併せ持つ薔薇のようなもの
私を敵視する人間にとって、もっとも脅威となる存在
だから、既に大きかった一人を除いて、全て養子として他の人間に渡さなくてはいけなかった
そして、これから生まれてくる子供たちも、全て…
それでも私は、老いて生めなくなることすら許されず、母として子を生み育てなければならない
女として、妻として、そして夢を見るものの一人として
私や彼女が夢見る世界を作るために
人と魔が手を取り合うまで
もしくは…
人も魔も、全てが滅ぶのを見届けるまで…

―――――――――――――――――――――――――――――――――


キィン、キィン―――
剣のぶつかり合う音で目が覚める。
殆ど普段着と化した純白のドレスを身に纏い、窓から下を見ると…
「あ、母上…おはようございます」
「おかーさん、おはよー」
息子達、娘達が元気良くご挨拶。これも教育の賜物かと、つい頷いてしまう。
養子に出す義務こそ科せられたものの、王の計らいで信頼できる者に預ける事が出来ている。
教会関係者や騎士団の要職に就いている者、魔法学校の教授など…
そして、私と子供たちが会うことに関しては全く制限は無い。
この子達なら、きっと私たちが望む未来を作ってくれるだろう。
「お母さん、今日こそ直接訓練つけて貰うからね?」
いつの間にか入ってきた長女に軽く微笑み、剣を持って部屋を後にする。

「Abyssさん、早く来てもらえません?私じゃ本職の相手は辛いんですけど…」
「何処が辛いんですかね、Will君?詩人のくせに短剣1本で剣士2人の攻撃捌ききってるのに?」

階段を駆け下りつつ、いつも通りの掛け合い。まだまだお互い子供たちに後れを取るつもりは無い。

聖女よ、貴女は今も何処かで淫らな姿を晒しているのだろうな…
貴女とは、科せられた罰は違えども、私も戦っているぞ…
145あとがきsage :2005/03/17(木) 20:30 ID:BWca8x4o
一年ぶりぐらいに投下シテミマシタ。

相変ワラズ、勝手ニ他人ノネタ流用シテンジャネーヨ(・∀・ )))つ<TωT)ユルシテクダサイゴメンナサイモウシマセン…

RO内某所| ギニャー
146君を想ふ 1 ダンサーxプリ(♂)sage :2005/03/22(火) 05:11 ID:YNkgBfmY
ここに来て、もう1年が経つ頃だろうか。
1年も経つと大分慣れた物で、当時苦労していた事だっていとも簡単にこなせる。

ここ、異国の地ジュノーに来る切欠となったのは、相棒であるプリースト、セスが
教会の命で布教活動を行うべくジュノーに渡る事を命じられたからである。勿論、
ついて行ったのは、彼が相棒だからというのと、近頃交流が盛んになってきている
ジュノー、そして山脈を越えてすぐのアルデバラン。どちらも格好の仕事場だ。
いやしかし、そもそもの始まりはと言えばセスとの出会いからだろうか。

私の名前はミナ、まだまだ駆け出しのダンサーだ。
私はモロクで生まれ、貧しいながらも親の仕送りを受けフェイヨンに下宿し、弓につ
いて学び、見事アーチャーとして認められた。
しかし、アーチャーという職にあまり馴染めないというのと、元来の性格も手伝っ
てか、皆がハンターへと転職する中、私は敢えてコモドへ渡り、ダンサーの勉強を
始めた。
ハンターになることを望んでいた両親は、
私がダンサーになる事に強く反発した。結果、勘当されてしまった。
別にそれでも構わなかった。アーチャー時代に培った知識と技術で、
毎日の食い扶持にさほど困る事はなかった。
その頃の私は、兎に角荒れていた。何にでも反発し、誰にでも喧嘩を売って、毎日
傷だらけ、ダンスの教師には、それ以上傷が増えるようならば破門すると脅された。

そんなある日の事だ、私がいつものようにコモドの浜辺に座り、往来する人々を眺め、
八つ当たりをする相手を探していた。
すると、みるからに気弱そうで、物静かな様子のまだ幼さの抜けきらない容姿の
プリーストがキョロキョロしながら歩いている。
ダンスの件があったので、ああいう一方的にいびれる相手をと思い、プリーストへ
近づいて行った。

「よぅ、そこのプリーストさんよぉ。」
プリーストは、一瞬ビクッっとしながらも私が女で、アーチャーの格好をしているのを
確認するなり、あからさまにホッとしたような顔をした。

「何か御用でしょうか?お嬢さん。何かお悩みの様ですが。」

今度はこっちがドキリとさせられてしまった。確かに、悩みは色々あったのだが、何より
こちらの心を見透かしているような物言いが、ひどく私の心を揺らがせた。が、直に気を
取り直して、目的を遂行することにした。

「何か御用でしょうか?じゃねーよ、このタコ。」

そういって、プリーストを睨んでやった。

「た、タコ…。僕、タコですか…。いや、確かに朝食はタコ食べましたけど…あ、タコ臭いって事ですか?
おかしいなぁ、ちゃんと歯磨きもしたし、お昼御飯は、お昼御飯でタコも食べてないし、大蒜とか食べてる
から、むしろそっちの臭いが気になってたんですが…」

……な、なんだこいつ?
少々、いやかなり面食らいながらも、気を取り直し、なるったけ怖い顔してやった。

「あぁ?誰が朝食の話したんだよ?テメーおちょくってんのか?」

ついでに、ちょっと肩押して威嚇してやった。

「わっ、あぶないじゃないですか、人多いしぶつかっちゃいますよ。あ、道の真ん中でおしゃべりはよくあ
りませんね。端っこよりましょ、ささっこっちへ。」

そういいながら、プリーストは浜辺の方へ歩いていってしまった。
慌てて追いかけるが、頭の中ではもう他の奴当たったほうがいいんじゃないかと考えていた。

「それで、何の話でしたっけ?あ、朝食の話だったかな?タコはイズルートで獲れた奴でして、中々
美味しかったですよ。」

段々苛々してきた私は、プリーストの頬を引っ叩いてやった。すこし、スカッっとした。

「なんで初対面の人間と朝食の話なんかしなきゃなんねーんだよ。人おちょくるのも大概しやがれっ。」

頬をぶたれたプリーストは一瞬ぽかんとして、ぶたれたと分かった瞬間、顔をくしゃくしゃにしながら、
涙をポロポロとながし泣き始めた。

「お、おい…。」

流石に罪悪感を感じた私は、プリーストをこれ以上苛めるきにもならず、あやして開放する事に決めた。

「その、なんだ・・・ぶってわるかったな…。」

「ごめんなさい。」

「え?」

耳を疑った。何故だろう、何故謝るのだろう、悪いのは私なのに、何故私を責めないのか、何故恨み言を
言わないのだろうか、何故…

プリーストは、泣きながら、少し聞き取り辛い声で続ける。
「ごめんなさい、僕、調子にのって貴方を怒らせてしまいました。僕、今日プリーストに転職したばかりで、
うかれてたんです。嬉しくて嬉しくて、貴方の事全然考えてませんでした…。」

何を言っているのかさっぱりわからない…。いや、言葉の意味はわかる。
何故そんな事をいうのか、何故そう思えるのかが不思議で、どうしても私には理解できなかった。
147名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/22(火) 11:59 ID:.6MPadUI
小説の嵐だ。
148名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/22(火) 20:41 ID:Kk6R6gFw
>>146
うほっ続きが激しく気になってハッスルハッスル!
149名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/22(火) 21:06 ID:Z/AWrfCA
うお、久々にアビスの人見たなー。
これからも頑張ってくだしー。

新作とか期待してみたりして。
>>146氏もガンガレ!
150146sage :2005/03/23(水) 10:26 ID:rkiWSesg
ごめんなさいごめんなさいorz

眠くなったから寝てから続き打ち込もうって思って寝たら
寝過ごして会社に焦りながら行ったんだけど、
家でるときにメモ帳にかいといた小説保存しないで消しちゃったorz
私のヘボ小説でよければ
ちょこちょこ書き直してるのでしばしおまちをーorz
151名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/24(木) 03:48 ID:XoF.1dpA
この流れを崩せない… orz
落ち着いたら王道の♀プリ×♂アサを投下しよう(つД`)
152名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/24(木) 08:45 ID:A14p5IV6
>>146
焦らずにがんばるのだ
期待してまつ(*゚∀゚)
153名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/24(木) 18:14 ID:nmB2GsEM
>>151
いいから投下してくれ。燃料不足だ。
154151sage :2005/03/24(木) 23:35 ID:X2VWin3w
遅れてすみません&流れ嫁てなかったらスルーでおながいします。
甘めで王道な♀プリ×♂アサです。
抜けるっていうか琴線に触れたら勝ち(何
155151sage :2005/03/24(木) 23:36 ID:X2VWin3w
 首都プロンテラの大通りは今日も、商人の露店と客でごった返していた。
 己の銘が打たれた剣を掲げて、声を上げるブラックスミスがいれば、仕入れた消耗品を並べる商人。薬剤をその場で作ってしまうアルケミストもいる。
 俺といえば、「あるもの」を捜し求めて人ごみに揉まれていたりする。
 暗殺者ともあろう俺が……、何故こんなことを……
「私、黒猫耳がほしい!」
 目を輝かせてそう言った、相方の聖職者リン。むげにも出来ず、任せとけ、と言ってしまった俺。
 どこでおねだりの仕方なんて覚えてくるんだ、あいつは。
 一人崑崙に篭って金を作っては、溜息をつく日々。なんでこう、女は無駄に高いものを欲しがるっていうんだ。ええい……くそ。
 ふと見た露店の商品に、ちょこんと置かれた黒い耳。
「お、あった」
 にこにこしながら女商人が俺を見た。目が合う。
「お客さん、何を探しですか〜?」
「あ、いや、その」
 黒猫耳の横にみえた特化ジュルに、後ろ髪どころか頭ごと引っ張られる気がした。
「……」

「ロウ、おかえり」
 プロンテラの城壁のそばの樹にもたれるように、ちょこんと座ったプリースト。
「露店で何探してきたのー?」
 栗色の頭には何もつけていなかった。珍しい。
「あー、いや、その」
 大きな瞳で見据えられ、自分の白頭を掻くしかできなくなった。
 どう切り出せばいいんだ……
「分かった、黒猫耳さがしてたんでしょ」
 ぎく。
「どうせ私が言ったこと真に受けて、ソロでお金稼いで買って来ようとかするんでしょ?」
 くすくすと笑いながら、座れというふうに左横の地面をぽんぽんと叩く。
「ど、どうせ俺は真に受けたさ……」
 座ると同時に脱力感が出てきた。くそ、俺バカみたいだ。
「え、ほんとうに?!」
……何故そこで驚く。
「本当に買ってきましたが、何か?」
 俺はリンに、迷いながらも選んだ黒猫耳を、ぽんと膝に放った。
「あ、うわ、ああ……ほんとうだぁ」
 喜びのような、困ったような声。
「特化ジュル買おうかとも思ったけどな。真に受けて買っちまったよ」
 途端にうつむき、膝の猫耳を撫でた。
「あう、ごめんね、ごめん……」
 何故謝る……
「言わなきゃよかったぁ……」
「謝るくらいなら、最初っから言うな」
 すっかりしょげた頭を、右手で引き寄せる。ふわりと長い髪が頬を掠めた。
「このくらいしか、俺には出来ないけどな」
「ロウごめんねぇ、本当にありがとう……」
 少し涙声でそう言うと、そっと俺に体重をあずけてくる。柔らかい匂い。
 うん、まぁ、いいか。
「着けて見せてくれよ」
「あ、う、うん」
 ぱっと身を離し目をこすりながら、膝に置かれた黒猫耳を頭に乗せる。
「どおかなぁ?」
 栗毛に黒は合わない、のか?
というか、別に耳を乗せただけにしか見えん。似合うとかそういう次元かこれは?
答えに迷っていた俺を察したのか、リンが急に俺に身体を向けた。
「うにゃあっ」
 鼻がぶつかりそうなくらい、顔をよせてくる。
「……?」
 甘えたような、すがる目。
「は?」
「にゃぁー……あうー」
 じれったそうに身を揺らす。何だ? 何か不満なのか?
「リン、どうした?」
「にゃあ、にゃあ」
 猫になりきってるのか? こいつ。
「んー、よし、よし」
 髪を梳きながら、頭を撫でる。目を細めて笑うリンを見たのも、久しぶり、いや初めてかもしれない。
 頬を撫でると俺の手に寄ってくる。
……いいかもしれない。
「ここにこいっ」
 調子に乗って、胡坐をかいていた膝を叩いた。これはさすがにないかな、と俺は思っていた。
「なーっ」
「ぶっ」
 ぴょん、といとも容易く俺の膝に飛び乗り、横向きになって身を寄せてくる。
 誰も来ないよな。こんなところギルメンに見つかったら、何て言われるか。首都の端だし大丈夫だよな……
 そんな考えをめぐらせてるのを知ってか知らずか、リンは俺の首筋に額をよせて甘えだしてきた。
 そろそろこれくらいにしないと、俺がやばいぞ?
156黒と白と黒猫(151sage :2005/03/24(木) 23:37 ID:X2VWin3w
「みゃうぅ……」
「リン、猫耳は似合ってる。分かったらそろそろ下りてくれ」
 ちょっと心残りを覚えながら、身体を離そうとするが、リンが頭を振る。
「おい……」
 肩を掴み、離そうとした瞬間、リンの手が俺の腕に触れた。
 目が合う。
 少し伏せられた瞼、上気した頬と薄く開かれた唇。すこし涙が浮かんでいた。
 自然と俺は顔を寄せる。だが、思いとどまろうとした。確かに相方だが、このまま一気に踏み込んでいいのか? 俺だけ一方的になってるんじゃないか?
 腕に触れていた、リンの指が俺の頬を撫でた。泣き出しそうな、歪んだ顔。
 何も言わずに唇を重ねて、離れた。
 リンの身体がこわばっているのが分かる。
 心臓が痛え。唇の感覚なんて覚えていられないくらいに。
 殆ど閉じられたリンの目の端から、すうと涙が落ちる。睫毛と同じように震える唇を、くっと結び、そしてゆっくりと俺の名を呼んだ。
「……ロウ」
 頬を右手で包みながら、俺はもう一度リンに口付けをした。隠れた舌を探し、おずおずと差し出されるリンの舌を絡み取る。
 愛しいとは、こういうことだろうか?
 名残惜しくも唇を離し、俺はリンが壊れないくらいに力を込めて抱きしめた。
 戦うことだけを教えられた暗殺者の俺に、よくもついて来たもんだ。聖職者なんぞ無縁の存在だと思ってたんだがな。
 聖職者はプロンテラの犬、そう教えられた俺に、リンは笑って応えた。
 ガキみたいにあったかい手で、俺の手を握ったんだ。
「……何か、当たってる」
 俺の気持ちを、見事なまでに粉々に砕いてくれるな。何で気付くかこいつは。
「うるさい、無視しろ。頭と身体は違うんだ」
「身体?」
 顔を上げ、小首をかしげる。本当に気付いてないのか? 知ったかぶりじゃないのかと問い詰めたいんだが……
「あー、くそ。だから、俺は」
「えっち」
「だったらどうするっていうんだよ!」
「うー……、うーんと……」
「ここでやるぞ? いいのかよ」
 これはさすがに怒るか?
「……」
 すっと立ち上がり、俺に背を向けた。
 ありゃ?
「リン? おーいリン猫」
 つられて立ち上がった俺の手を掴み、無言で歩き出す。
「な、あ? 何だいきなり」
 無言。人ごみを避けるどころかぶつかりながら、ずんずん突き進んでいく。
 怒ったか、やっぱ。っていうかこの状態で歩かされるのもあれなんだが……、という抗議は聞き入れられないだろうな、多分。
 人ごみを抜け、歩く道に記憶がある。
 あれ? これって教会に向かう方向じゃないか。
「教会に行ってどうすんだ?」
 やっぱり無言。
 へぇへぇ、教会でお説教かなんかですか。
 さっきまでの気持ちも吹っ飛んだな。俺は、一人で何を盛り上がっていたのかと、うすら笑いすら出てくる。いつの間にか、俺の全てが萎えていた。
 おごそかな雰囲気の大聖堂を巨歩しながら、神様の像の横に立っていたシスターに、リンが叫んだ。
「お部屋をお借りしてよろしいでしょうかっ」
 大きく目を見開き、ぽかんと口を開けたままの顔。そら、リンの剣幕に驚くだろうよ。
「は? ええと、何の御用でしょうか」
「この人に説法するのです!」
 はぁ?
「この人、全然わかってくれないから、神の御前で懺悔させるんです!」
「は、はぁ……」
 シスターもぽかんとした顔のまま、聖堂の横のドアを開けた。
157黒と白と黒猫(151sage :2005/03/24(木) 23:38 ID:X2VWin3w
 ちいさな部屋だった。入って左の壁には、小さな祭壇があるだけ。
 がちゃり、と金属の音。鍵かけたのか?!
「おい、リン」
 ドアの前で立ったままのリンを振り向かせる。
「うは、まじか」
 顔は真っ赤。涙がぽろぽろ落ちている。
「ああ……、ロウのばかぁ」
 しゃくりあげて泣く姿に、狼狽している弱い俺。
「あー、あー、ご、ごめんな。俺変なこと言って」
「謝るくらいなら言うなぁ」
 あれ? それ俺が言った台詞じゃねぇ?
「うわぁん、違うの、そうじゃなくて」
 ぶんぶんと頭を振ったせいで、黒猫耳が床に転がる。
「わぁぁん」
 俺の横をすり抜け、壁に顔を押し付けて泣き出した。
「どうしたらいいか分からなくて、私いつもここで泣いてて、ロウに言いたいこと言えなくて、ごめんねぇ」
「おい、落ち着け。何を言いたい?」
 顔を覆う手を払い、両手でリンの顔を包む。手に、涙が伝う。
 すがるように、俺の服を爪で掻く。
「私、ずっとここで泣いてた。上手に気持ち伝えられなくて、そんな自分嫌いで……」
 まただ、心臓が痛え。
「ロウが、いつかどこかいってしまうんじゃないかって、怖くて」
「何で俺がお前を置いていくんだ?」
「わかんないぃ……」
「お前、一人で泣いてたのか。俺がいるってのに」
 最早、リンの声は言葉にならなかった。
「お前……、ああ、くそっ」
 細い身体を、俺は締め付けるように掻き抱いた。
「このままでも、相方のままでいいって、私思ってた。だけど、だけど……」
「うるせぇ、もう何も言うな」
 リンの爪を、背中で感じた。もがくように、すがるように引っ掻く感触。
「いいか、お前は俺のもんだ。文句は言わせん。拒否もさせんからな」
 顔があちぃ。ええい、くそ。
 無理矢理リンの身体を壁に押し付け、もう一度唇を貪った。今度はこわばることなく、俺を受け入れた。柔らかい。何かもう、溶けて一緒になってしまうんじゃないかと思った。
 右手で肩を押しながら、もう片方の手を下にずらす。聖衣の上から乳房に触れた瞬間、腕を払おうとする仕草を見せたが、やめた。
 そっと唇を離し、やめるか?と問うた。
 リンは何も言わずに、俺の首に腕を絡ませる。耳に、荒い呼気が触れた。
「ん、んあ、ん」
 胸の先に触れる度に、鼻を鳴らす。
「お前、意外とあるんだな」
 硬くなったそれを指で弄ぶと、同じように身をくねらす。
「あぁ、いやぁ」
「嫌か?」
 顔を背けようとするので、もう一度口付けをする。リンの震えた手が、俺の髪をそっと梳く。まるで子供を撫でるように。優しく、弱弱しく。
 愛しい。
 肩を離し、胸よりも下に落とす。
「やめとくか?」
 腰のあたりに手を置き、もう一度問うた。……意気地がないなぁ俺。
 それでも、リンの気持ちを無下には出来ない。何をおいても、ここは教会。
 息を荒くしたまま、俺を見つめる。
「あ、あたしに、ふれて……」
 がちがちと震えながら、また俺の頬を撫でる。
……。
「遠慮しねぇぞ?」
 そう言いながら、俺は右手をスリットの奥へ滑らせた。
「ああ、ん、いやぁ、あ」
 熱い。
「あー、すげぇ」
「うわぁんばかぁ、あっ」
「あ? 誰がばかだって?」
 人差し指をその裂け目にあてた。
 リンがむずがるように頭を振る。ぐっと俺の腕を掴み、うつむきながら唇を噛んで。
 少しだけ、彼女から動いているのが分かる。そして、今にも崩れ落ちそうなくらい、膝が震えている。
「ロウ……」
 耳まで高潮したリンの、潰れそうな声。
 人差し指でなぞりながら、また乳房を弄ぶ。
「あ、あ、はぁっ、ああっ」
 のけぞった首に、俺は噛み付く……のはやめて口を這わせた。
「ひゃっ、ああん」
 もっと啼いてくれ。もっと、もっと。
「うう……、うああ」
 這う舌に、早くなる鼓動が伝わり、リンの零した涙が俺にもかかる。
158黒と白と黒猫(151sage :2005/03/24(木) 23:39 ID:X2VWin3w
 たとえ俺が闇であっても。
 愛した女が光であっても。
 溶け合いたい。

 壁に支えられなければ、立つこともままならない彼女を支え直し、指を隔てるその布を引き摺り下ろす。
 ぬる、と露で滴った口に指を這わせ、そっと侵入させる。
 きゅう、と締めるその壁に、指を擦り付ける
「はうっ」
 指の動きと同調して、リンの身体が跳ね、そして啼いた。
 入り口にある、縮こまったその粒も弄ると、いやらしい蜜の音は、絶えることはない。
 祭壇の神さん悪いな。俺、聖職者じゃねぇから。
 後、リンは悪くねぇから。天罰なら俺にな。
「ああぁ! あ、あ」
 耳朶に柔く噛み付き、触れずとも分かる肌の熱を確かめる。
「あ……、は……」
 声が細くなる。ぎゅっと掴む俺の腕に、爪を立てて更に力を込める。
 がくり、と重みが増した。顔が真っ赤だ。
「……果てたか?」
 何も答えなかった。
「イったか?」
 下の口から手を離し、リンを見つめた。
 肩で息をしたまま、何も言わない。言えないのか?
「っていうか俺も限界なんだが」
 箍が外れれば反応する、己の「欲望」に少し自己嫌悪しながら、言ってみた。
「……」
「いいか?」
 格好つけて言ってみたものの、ここでおあずけは生殺しだぞ。
 リンの指が俺の胸を伝い、そっと腰に。
 猫のように掻きながら、俺に囁く。
「いいよ……」
 ずっと抑え付けられた分身を晒し、そっとリンの片足を持ち上げ、秘部に当てる。
 うわ、きつ。
「ううっ」
 顔を歪ませて呻いた。うーん、ダメか?
 リンは俺の首の後ろに手をかけ、大きく息をする。それが、あまりにも可愛らしいと思えた。俺は、空いた手で腰を支えた。
 一気に、貫いた。
「ああっ」
「くっ」
 頭が、真っ白になりそうな中で、俺は無我夢中でリンを貪っていた。
「ああ、あん、うあ、はっ」
 壊れてしまいそうなその身体を、それを、俺は荒々しく嬲った。この情感は何だ。
 泣き出したリンに心痛めながら、それでも責め立てることを俺は止めない。
「リン……」
 ちょっと勢いを殺した。
 狩りでもこんな汗ばんだことはない。勿論、リンも布越しに汗でじっとりと湿っているのが分かる。
 動きを止めると、リンが真っ赤な瞳で俺を見据えた。
「はぁ……はは、俺幸せ」
 この愛惜にも似た気持ちを、伝えきれない言葉。頭の足りない自分を呪いたい。
「あ、あう」
 困ったような顔をする。
「どうした?」
「ロウ……」
 自分のほうから、身を寄せてくる。ためらいがちに、唇を重ねようとする姿が、誘ってるようにしか見えない俺はもうだめか。
「あ、ああん」
 猫みたいにまた俺をかりかりと掻き始めた。
「お願いなら、ちゃんと言えよ」
 いや、本当は俺のほうが耐えられないのだが、敢えてそれは言わない。こんな時くらいは俺がわがままになっても……
「んんー」
 かりかり、かりかり。本当に猫だな。
「言ってみ、ほら」
「ううー……お、お願い、さっき、みたいに……」
 まじか、そっちかよ。
 頬に軽く口付けをして、緩く、浅く「そこ」をつついてみた。
「ん、んー」
 いやいやと顔を横に振る。
「ちが、ロウいじわ、ううん」
 いや、もう言ってくれないと限界なんですが。
「もっと……、奥まっ、あああ!」
 もう一度、最後のその瞬間まで追い立てる。
「や、ああっ、うああん」
 お互いの息が耳に触れる、そして溶け合う。
 ここまで「繋がれる」ことなんて、有り得ないかもしれない。背中に感じる爪の痛みすら、何と愛しいのだろう。
「リン……っ」
「はう、んう……」
 ぷつり、と糸が切れたように、大きく身体が震えた。
 ぽたぽたと、雫が床を叩く音。
 あ。
「やべ、俺」
 引き抜こうとした瞬間、俺を咥えたそこが、くっと締まる。
「ロウ……」
 震えた身体を重ね、そして唇を重ねた。
 汗で濡れた髪を梳き、もう一度、力の抜けた腕でリンを抱き締めた。

 黒猫耳、リンにぴったりだ。うん。
159151sage :2005/03/24(木) 23:41 ID:X2VWin3w
すいません題名わすれましたorz
お目汚し失礼しました。
160151sage :2005/03/25(金) 01:18 ID:ic0MzApY
連カキすいません。改行ずれてましたね。
感想いただけたら調子にのってまた書くかm(ギニャー
161名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/25(金) 01:55 ID:ZFfM9tao
こういうのもイイヨイイヨ大歓迎ダヨー(・∀・)

ということでもっと書いt(ry
162名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/25(金) 03:18 ID:.CR8O3bs
昔、知り合いが行った名言。
「書きたければどんどん書けばいい。その作品が良ければ俺はお前に賞賛を浴びせよう。悪ければ罵倒を浴びせよう。キモければモンジャストリームをかけてやる。だからお前は気にせず書き続けろ。」
何度見てもいい言葉だ。
163名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/25(金) 12:09 ID:lvI.hmko
それ実は単に君が考えた言葉じゃないの
164名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/25(金) 20:13 ID:gt4eY6.2
まあ、現実は書いてうpしたところで無反応ってやつですがねプキキ
165名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/25(金) 20:48 ID:5fULPt7s
ばかだね。
うpして無反応とゆうのは
「レスするほどのもではない。精進したまえ」とゆう証だよ。
166名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/25(金) 21:32 ID:gt4eY6.2
んなこたわかってら。>>162の知り合いのような反応自体最近少ないよなっていいたかったのよ。
ROMの戯言だから聞き流せ
167名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/25(金) 23:09 ID:f3aGrlEE
その時点でROMじゃない罠
168名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/26(土) 04:07 ID:HgIFQJuQ
うーん、所々読点が気になるかも。自分もそうなんだけど、読点が多くてなんだかちょっと不自然になるというかなんというか。

内容は非常によかったと思います、これからも頑張ってください。
169名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/26(土) 06:01 ID:Dx5obouA
あと3点リーダーも控えるとすっきりする。
俺も若いころは使い捲くった。

というか、最近ROが忙しくてERO小説書けねぇーっ!
170名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/26(土) 12:36 ID:lt3W9mxw
>151
なんか自分的にすっごいよかったです〜〜。
というか、自分がアサプリカップルなんでっ。
お互いRO飽きて休止スレスレ状態なんですが、自分たちがラブラブしてた頃と重なって思わず涙。
エロ少な目だけど、その分キャラの心情が細かくかかれていて、ぐっと引き込まれる感覚がたまりませんでした。
なんというか・・・実話?とか思ってしまうほどの臨場感でしたw
是非またアサプリSSをっ。
>151さんの活躍を期待している一読者より。
171151sage :2005/03/26(土) 15:56 ID:S2uxvr.k
わ、反応がある(ノ∀`)

>>168
>>169
これでも消したつもりだったですが orz
もう少し間のとりかた勉強してきます。

>>170
ありがとうございます! 涙でそうなのはこっちなんですが(つД`)

やっぱ書店で並んであるero小説を読むべきだと痛感。
自分で悶えてるようじゃダメってことですね……、まだまだぴよこな自分。
ではまたROM人間に戻ります。
ノシ
172146sage :2005/03/26(土) 17:41 ID:yneiJ8r6
>>151
GJっす。次回作期待してます(*゚∀゚)
とか無責任な事いってみたり。

君を想ふですが、思い出しながら書き綴っていたらどうも
自分にはそういうのが性分に合わなくて作った時点とは
若干違う方向性で書き直しました。
時間の許す限り投稿させて頂きますので、お目汚し失礼します。
173君を想ふ2(146sage :2005/03/26(土) 18:32 ID:yneiJ8r6
「別に、別におまえはわるくないじゃないか…!」

気がついたら叫んでいた。往来する人々の幾人かが足を止め、何事かとこちらを伺っている。
しかし、叫んでいるのが私だとわかると殆どの人間は何時もの事かと興ざめしたように歩き始
める。
肝心のプリーストはというと、まだ目に涙を浮かべながらも少しポカンとしたようにこちらを眺めていた。

「で、でも…僕、貴方を怒らせました・・・。」

申し訳なさそうに、項垂れている。
私は、自分が何故叫んだのかよくわからずに少し戸惑っていた。
何故私はこんなにムキになっているんだろう、どうでもいい事、こんな奴ほっといて他あたればいいのに…。
ずっと黙ってプリーストを見つめていると、(恐らく相手からすれば睨まれていると思うかもしれない)沈黙に
耐え切れなくなったか、私の視線が辛かったのか、またすすり泣き始めた。

「……はぁ、泣くなよ。………とにかくおまえは悪くない。ほら、さっさと泣き止んでどっかいっちまいな。」

そういって、肩をポンポンと叩く。ま、後は知ったこっちゃない。このまま立ち去ろう。

「ぐす……あ、ま、待ってください。」

「かーーーー、あんだよ、まだ何かあるのかよ?ええ?」

折角、厄介事も終わったと喜んでたのに…今度は何なんだよ。

「ぐす…………………………………おなか、空きました。」

生まれて初めて、腰を抜かしそうになった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「………どうしてこうなったんだか。」
ハァ、と溜息をつきながら頭を抱え悩みこんでる私の目の前には、
子犬のように目をキラキラを光らせながら、イチゴパフェを頬張る先ほどのプリースト。
しっぽがあれば、本当に子犬のようにひっきりなしにしっぽを動かしているかもしれない。

「ふぇ?何かいいまひたか?」

「口に物入れながらしゃべるんじゃないよ。」

「ふぁい……んぐんぐ…………ン、ごめんなさい。」

…あれから、私はお詫びと称してその辺のカフェに連れてって軽食を奢る事にした。
んで、今プリーストが注文したイチゴパフェを、平らげた所だ。

「満足か?」
自分が頼んだ一番安い珈琲を啜りながら何の気無しに問いかけてみる。

「はい、とっっっっっっても美味しかったです!…でも、貴方は何も食べないんですか?」

「私はおなか空いてないんだよ。」
金がないから本当は珈琲だって奮発して注文してるなんて口が裂けても言えない。

「あ、名前をお伺いしてませんでしたね。僕はセスっていいます。見ての通りプリーストです。
まだ転職したてですけどね。」
ペロッっと舌を出しながら照れくさそうに言う。

「なんで私が名乗らなきゃいけないんだよっ。」
つい怒鳴ってしまった。

「ご、ごめんなさい。」

折角泣き止んだというのに、またうるうると涙を溜めつつある。

「あぁもう、悪かった悪かった。私はミナだ。みての通りアーチャーだが、ここでダンサーの勉強してる。」
つ、疲れる。

「これはどうもご丁寧に。それでミナさん、僕に何か御用でしたか?」

「は?」

何言ってんだ、と言いかけて気がついた。
そうだ、声を掛けたのは私だったんだっけ…。

「いや、大した用じゃないさ。」
なんでこんな奴に声掛けちまったかなぁ…と声掛けた自分を恨めしく思いつつ言う。

「え、そんな筈はないです!だって悩んでるような顔してましたから!」
何故か自信満々に、そしてこれまた何故か胸を張って言い切る。

「憶測で物言うんじゃないよ、それよりおまえは?この辺の者じゃないみたいだけど。」
適当に話題をずらして、勘定すませておさらばしよう。

「あ、僕ですか?僕はですねぇ…教会からのお仕事でここに来たんです!」
胸を張って、初仕事ですよ?と誇らしげに言う。
内心、厄介払いでもされたんじゃないかと思いつつ相槌をうつ。

「んで、どんな仕事なの?」

「そ・れ・は、ですね!御神の素晴らしさを、偉大さを、そして教えを広めるために、
つまりは布教活動をしに、単身コモドにやってきたのです!」

あぁ、やっぱこいつ厄介払いされたんじゃないのかな。普通転職したての初仕事で
こんなコモドまで布教活動させにこないだろ。しかも先輩も同僚もなしに単身で。
174君を想ふ3sage :2005/03/26(土) 19:11 ID:yneiJ8r6
「どうしたんですか?変な顔して。」
きょとん、とこちらを見る。

「い、いや…大変だな、一人で。」
こいつの境遇に若干の同情と呆れを覚えつつも、流石に本人にそれを言う気にはなれなかった。

「いえ、時にミナさん。ダンサーに転職をご希望されているのですね。」

「…まぁな。」
転職絡みの話はあまり好きじゃなかった。

「なるほどなるほど、だからとても綺麗なんですね。」

「ぶっ!?な、なんだって?」
ああ勿体無い、珈琲ふいちまった。
いや、なんでこんな安い珈琲如きで悲しんでんだか。私は貧乏性か…いや、そうなんだろうな。

「え?だって、ミナさんすごい綺麗ですよ。今までであった人の中で、一番綺麗です。」

「おまえはどういう目をしてるんだ…。」

こいつは、傷を知らないからそんな事をいうんだろう…。
普段私は服や手袋、アクセサリーを沢山つけて数々の傷を隠している。
幸い顔には傷がなかった。

「え?僕視力は両方2.0ですよ?」

「だーーーーーー。そういう意味じゃねぇ!」

「ごめんなさい…えーと、つまり…あ、そうか、って
えぇぇぇ!?僕、目は大丈夫ですよ?決して腐ってたり義眼だなんて事は…。」

もうだめだコイツ。ハハハ…。

「いや、もういいよ…。」
お世辞かとも考えたが、こいつの事だ、きっと素で言ってるんだろう。

「え?え?…まぁ、いっか。それで、転職はもうできそうなんですか?」

なんでそんな事聞いてくるんだか…。

「いや、まだまださ…勉強始めて結構経つんだが全然でな。私には、才能がないのさ。」

「そんな事ありませんよ。だってコモドのスクールに入れるって事は、才能があるって事じゃないですか。」

「…見込み違いだったのさ。」
確かに、ここのスクールはちょっと特殊で、先生に見込まれた人間しか、入学する事はできなかった。
故に短期で、腕の良いダンサーを多く排出できる。下手な奴はとらないんだから、スクールNo.1だって
当然の話だ。

「そんな、大丈夫ですよ。頑張ればきっと…。」

「何がわかるんだよっ。」
まただ、また無意識の内に叫んでた。

プリーストは豆鉄砲を喰らった様な顔でぽかーんとしていた。

「…怒鳴って悪かったな。この話はお終いだ。さ、もう飯も食ったんだ。さっさと出るぞ。」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「毎度ー。」
カランカランッ、ドアの鈴の音が鳴る。

「ご、ごちそうさまでした。」

「きにすんな。じゃぁな。」
そういって、さっさとオサラバすることにする。

「え?あ、待ってくださいよ。」
ついてくる。

くるっと、振り向き、プリーストの鼻の先に人差し指を突き出して言ってやる。
「いいか、私とオマエは他人だ。た・に・ん。これ以上関わんな。」

「ご、ごめんなさい。」

ふん、と鼻を鳴らしこれでやっとお別れだと、立ち去ろうとした瞬間――――――

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
耳を劈くような悲鳴が聞こえてきた。

何事かと、二人同時に悲鳴の方に目をやる。
「て、テロだぁぁ!」

見ると幾多ものモンスターが街で暴れているではないか。
――しめた、こいつはいい憂さ晴らしができそうだ。

テロとは、こんな辺境のコモドを問わずあらゆる都市で時折見られる行為である。
内容は、古木の枝とよばれる不思議な魔力の宿った枝を使い、モンスターを召還するのである。
それも、街中、人ごみの中で。
大抵、その場に居合わせた人間が、特に冒険者や、武術をたしなめている住人がモンスターを
退治する。普段は他人の獲物を横取りするマネはしないが、テロの時は皆共闘して闘うため、
私のような非力な冒険者達でも充分に強いモンスターをなぶる事ができる。
175君を想ふ4 (長くなってごめんなさいorzsage :2005/03/26(土) 20:10 ID:yneiJ8r6
そくざに弓を取り出し、戦闘態勢を取りながら駆け出した。
隣に居たプリーストも、大変だ、と慌てながら駆け出す。

そろそろモンスターが射程に入る。
私は、無意識に舌なめずりをしながら弓を構えるが、

「ボウリングバッシュ!」
「ブランディッシュスピア!」
「ストーーーームガストッ!」

高威力の技が惜しむ事なく連発され、あっという間にテロは鎮圧されてしまった。

「ち、間に合わなかったか…。」
矢を一本も放つ事も無く、少々やりきれない思いを覚えながらも、弓をしまった。

「ど、どうやらあまり規模は大きくなかったようですね。小・中級のモンスターばかりだったのも幸いしたようですが。」
息を切らしながら、プリーストがとなりで嬉しそうに言う。

欲求不満な私は、プリーストに悪態をつき、浜辺へ行く事にした。

「ま、まってくださいよ…。」

またついてきた。私に恨みでもあるのかもしれない。

「何なんだよ、しつこいな。私に付きまとうな!」

「ご、ごめんなさい、でも…」

「でもなんだよ。」

「きゃぁぁぁぁ、助けてぇぇぇぇ。」
プリーストが、言葉の続きを言おうとした瞬間、またしても浜辺から聞こえてきた。

「!?まだ、モンスターが残ってたか!」

「あ、あれはライドワード!大変です…。」

「あ、おい・・・」
モンスターの姿を見た瞬間、プリーストは駆け出していた。

ライドワードといえば、本の姿をしたモンスターで、かなりの強さを誇る上級モンスターだ。
流石に、あれと闘って勝ち目はない、最悪助けが来るのが遅ければ命が危ない…。

私は躊躇した。しかしプリーストは何の迷いも無く、転職したてだというのにライドワードに
向って走り出していた。
―――悔しいが、少し、少しだけ、格好良かった。

しかし、転職したてだというのにライドワードが怖くないとはな…アコライトは総じてかなりの修練を
つんでから転職するものが多いから、ひょっとしたらライドワードでも耐えられるかもしれない。
そうか、それなら私も及ばずながら援護したほうがいいかもしれない。

そうして、私も駆け出した頃、プリーストは女の子を追いかけるライドワードに追いついた。

「このぉぉぉ、女の子から離れろぉぉ!」
そういって、手にもっている聖典でライドワードを殴り始めた。
噂には聞いていたが、実際に本で敵を殴っているのを初めて目の当たりにした私は、すこし関心してしまった。

ライドワードが、プリーストに気がついた。殴られた怒りもあり、女の子には興味をなくし、プリーストに襲い掛かる…。

ライドワードの攻撃。
プリーストが倒された。

「……って、一撃かよっ!!」
呆れた。いくらなんでも一撃でやられる奴があるか。曲がりなりにもプリースト、上級職ではないか。
アーチャーの私でも、一撃くらいなら耐えられる。運がよければ三撃くらいだって耐えられる。

…いや、今はそんな事考えている場合じゃない。周りに人はいない、このままじゃあいつが殺されてしまう!

私一人では勝ち目はない、けどこのまま助けを呼びにいったんじゃ間に合わない。
意を決した私は、一人で立ち向かう事にした。

弓を取り出し、深呼吸を一つ。ありったけの気力を振り絞り、矢に気を込める。

「弓よ、矢よ…私に力を…。」

「ダブルストレイフィング!!」

気を込められた矢が二重となり、モンスターを射る。

「……………っ。」
声にならない叫び声を発し、怒りを露にライドワードがこちらへ攻めてくる。

…まずい。仕留めきる事はできないかもしれない。
ヤラレル。ココデ、ワタシハシヌノダロウカ…。

「ダブルストレイフェング!!」
第二波。しかしライドワードは堪える事なく迫り来る。
続いて第三波、第四派。それでもライドワードは息絶えない。
「ダブルすとれいf…。」
ドサリ、足に力が入らず崩れ落ちる。
「ち、力が…精神力を使いすぎた…。」
その間にも、ライドワードは迫ってきており、既に私の目の前まで来ていた。

腕に、耐え難い激痛が走る。
「キャアアアアアアア。」
悶え苦しむ。このままでは、私も、アイツも殺される…。
自分の無力さを恨み、死を覚悟した瞬間、
「ひ、ヒーーール!」
体に、体力が戻ってきた。傷も、ほとんど完治していた。
「…大した魔力をお持ちな様で。」
バックステップをしながらライドワードと距離をとり、ありったけの力を込めて、弓を構えた。

「レックスエーテルナ!」
「ダブルストレイフィング!」
ライドワードは、その魔力を失い、バラバラと本のページを舞い散らしながら、地へと落ちていった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ハァハァ…なんとか、倒せたか…。」
浜辺に寝そべる。砂の感触が気持ちい。

気合をいれて、身を起こしてみる。
女の子は居なくなっていた。きっと逃げたんだろう。しかし、すぐ傍でプリーストが倒れていた。
血だまりができていて、かなりの怪我をしている。
176君を想ふ5sage :2005/03/26(土) 20:49 ID:yneiJ8r6
「馬鹿…なんで自分の治療をしなかったんだ…。」
返事は無い、気を失っているようだ。
「全く…おまえは大した奴だよ。聖職者の鑑だな。」
自然と笑みがこぼれる。こんなにボロボロになっても、
自分ではなく、他人に尽くすなんて、そうできるものではない。

――――――――――――――――――――――――――――――
「うーーーん…。」
なんか、おでこが冷たい。体の節々が痛い。
でも、なんか動き辛い…いや、右手なんか、体にくっついた感じがして動かない

「あれぇ…ってえぇぇぇ!?」
包帯でぐるぐる巻きにされてた。胴体と右手がくっついてる。流石に左手は自由だったが
所々に、包帯が巻いてある。おでこには、冷えタオルがかかってた。
「うーん、ここどこだろう…。」
とりあえず、昨日どこで何してたか思い出してみよう。
そうだ、コモドについて街を歩いていたら、ミナさんに声を掛けられたんだ…。
それで、それから色々あって…浜辺でライドワードに追われている女の人がいて…
それから・・・ミナさんがライドワードを倒して……そこで気を失ったんだ。

じゃぁ、ここは…病院だろうか?
しかし、どうも雰囲気が違う。ちょっと散らかってはいるが、誰かが住んでるような、
そう、一人暮らししてる友達も、たしかこんな感じの部屋に…

「!!!!!!!!っ」
顔から火が出そうになった。ということは、ここはミナさんの家って事じゃないか…!
でも、周りに誰もいないから、まだ確証はない。でも、他に知り合いもいないし…やっぱり…?

すると、ドアが開く音がして、足音が一つ。
「…ったく、覚悟はしてたけど、やっぱ恥ずかしいなこの服装。」
あ、ミナさんの声だ。
ってことは、やっぱりここは……。

「お、目が覚めたのか…。」
「み、ミナさん…ここは?それに、この包帯は?」

「…病院に入れる金もなかったし、あの間々放置するわけにはいかなかったからさ…。おまえの宿泊先もわかんねーし。
だから、家につれてきて看病してやったんだよ。」

「あ、ありがとうございます。」
嬉しくて、ちょっぴり涙がでてきた。

「ったく、泣くなっつてんだろ…。」
「ご、ごめんなさい…。」

そ、そういえば、ミナさん衣装がどうとか言ってたな…。
「ミナさん、衣装がどうk…えぇぇぇぇ!な、なんて格好してるんですか!?ミナさん。」
顔から火がでる所か、顔が炎上して死んでしまうんじゃないかと思うほど熱くなった。
マント以外に、下着のような、いや水着かな…とにかく、とても露出度の高い服?を着ていた。

「な、なんだよ…これがダンサーの正装なんだよ。悪いかよ。」
「え、せ、正装…。す、すごい露出度ですね…。」
いって思わず赤面する。言うんじゃなかった。

「お黙り。」
ミナさんも顔を赤くしている。やっぱり恥ずかしいんだろう。

「あれ、でもさっきまでミナさんアーチャーだったじゃないですか。もう転職できたんですか?」
不思議に思い言ってみると、ミナさんはやれやれ、と首をふって溜息をついた。

「あのなぁ…おまえが倒れてから、あれからもう3日もたってるんだよ。」
「み、三日間!?」
大変だ。こっちの支部にまだ挨拶にいってない。怒られる…。

それにしてもやっぱり…
「やっぱり、ミナさんはすごい才能をお持ちだったんじゃないですか。三日の間に転職しちゃうなんて。」

「う、うるさい…。」
ミナさんは、職業の話をすると少し不機嫌になる、それが何故か分からないけど、あまり触れないほうがいいかも
しれない。でも、ちょっぴり嬉しそうだ。照れてるのかもしれない。

「つーか、もう夜だな…。おまえ、傷はどうだ?」
「え?ちょっと痛いですけど、これくらいならヒールを使えば…」

「んじゃ、とっとと家か宿かしらんが帰れ。」
しっし、と手を振られる。

「あの…その…。」
「なんだよ。」
どうしよう、言わないほうがいいかもしれない…。でも、言った方いいのかもしれない。

「その……僕、宿がないんです。その、お金の方も…。」
あ、目が点になった。やっぱり驚いてるなぁ…。

「な、なんでだよ。お金もないって、お金の支給もしてくれないのか?教会は。」
「い、いえそれが…くる途中、モロクでひもじそうにしている子供たちがいたので、お金を分けてあげたんです…」

「……まったく、おまえって奴は…はぁ。」
うぅ、また怒鳴られるかもしれない。でも、悪い事はしてないからきっと大丈夫。

「…ふふ、まったくしょうがない奴だなぁ。オマエは。」
あれ、怒られなかった。しかも、なんか笑ってる…。
「しょうがないな、そういう事なら家に泊まってけ。つーか、家で暮らせ。」
そっか、そりゃありがたい。
「あ、ありがとうございま…」
言いかけて気がついた。

「え、えぇぇぇぇ!?そ、そそそそそれはつまり…。」
大変だ。ミナさんのお家で、僕も一緒に暮らす。その、一つ屋根の下で、ミナさんと…。

「お黙り。いいからいいから。その代わり、炊事とか家事は、全部おまえにやらせるからな。」
「は、はい。」
つい反射的に返事してしまった。…でも、ミナさんがそういってるなら、それでもいいかも…。
177君を想ふ6sage :2005/03/26(土) 21:38 ID:yneiJ8r6
「はい、決まり。んじゃ、早速飯つくれや。材料もないから適当に買って来い。金はそこい置いて
あるぞ。」
…ぱ、パシリ!?僕パシリ!?

しぶしぶ、近所の露店で適当に材料を買って、夕食を作って二人で食べた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

その晩、ミナさんが踊りを見て欲しいといって、部屋の明かりを蝋燭一つにして、踊りを見ることに
なった。
踊っているミナさんはとても綺麗で、とても華麗で、とにかく美しくて艶やかで…それでそれで、
その……とても色っぽかった。

蝋燭一つの明かりにほのかに照らされて浮かび上がるシルエット、そして、裸体じゃないかと
見間違えるほど露出度の高いダンサーの衣装。

その、悪い悪いとおもいながらも、僕のあそこが、とても元気になるのがよくわかった。

蝶のように、ひらひらと華麗に舞うミナさん。
そのマントがなびいて、ふっと、蝋燭の灯が、たった一つの灯が消え、部屋は月明かりだけになった。
「わ…。」
急に部屋が暗くなってビックリしたのも束の間。体に、温かいものが覆いかぶさってきた。

「ミ、ミナさん…!?」
ミナさんが、僕に抱きついてる。ど、どうしよう。
あ、そうか…蝋燭の灯が消えて怖いのかもしれない。
「だ、大丈夫ですよ、すぐに灯をともしますから…」
すると、耳元で、ハァっと、溜息がきこえた。ミナさんの息がかかり、とても緊張する。

「…馬鹿。」
「え…?」
どういう意味か聞こうとすると、急に口をふさがれ…いや、キスされた。

頭の何かで、糸の様な物が切れるのがわかった。
ふつふつと沸く性欲。犯したい。ミナさんを、犯したい。
「ん…ミナさん。」
押し倒して、マントを剥ぎ取り、その辺に放り投げる。
下着のような薄い肌着の上から、柔らかい乳房を揉みしだく。

「ん…ふぁ…あぁん…い、痛い。」

肌着なんて邪魔だ。直接触りたい。吸い付きたい。もっと味わいたい。

肌着をずらすと、ムチムチで、とても形のいい乳房が二つ、目の前に現れた。
片方の乳首に吸い付きながら、もの片方の乳房を揉みしだく。

「あぁぁ…す、吸わないで、恥ずかしい…ん・・・ふぁぁぁ。」
気持ちがいい、なんて気持ちがいいんだろう。

でもいい加減、僕のあそこも我慢できないほどに怒張し、欲しい欲しいと言っている。

…まずは、口を味わおう。
キスをし、舌を侵入させ、口の中を犯す。
「くちゅ…ちゅ…ん、あぁ…ん…ちゅ。」
それを、5分かんくらいつづけると、おたがい唾液でいっぱいになり、口からあふれでた。

服を脱ぎ、ミナさんの目の前に、僕の怒張を突き出す。
ミナさんは、すこし驚いたような、おびえた様な、それでいて、好奇心にみちた目をしていた。

「…舐めて。」
言うが早いか体を動かすが早いか、返事も聞かずに、怒張を口のなかに突っ込んだ。
「んんぅ!?…んん、ちゅ、ちゅぱ…んっ…うふぅ…お、大きい…。」
ミナさんが僕の怒張をしゃぶってる。その姿がとても性欲をそそる。

ああ、もっと、もっと犯したい。気持ちよくなりたい。
無意識の内に、腰を前後に動かし始めていた。
「んんぅ…じゅぷ…うん…そ、そんなに…ちゅぷ…動いたら…ふぅん…。」
ミナの荒い鼻息が時々僕の怒張にかかる。そのたびに、僕の性欲に拍車をかける。

「ミナ…さん…だすよ…。」
「!?ん、んぅぅ…んぐ…ん〜〜〜〜〜!!」

僕が言うでもなく、ミナは、僕の精液を全部飲んでくれた。
…その行為が、更なる性欲を生み出したけれど。

「ん、けほけほ…まったく、激しいな…おまえ…は!?」
言い終わる前にまた押し倒していた。
激しいディープキスをしながら、片手で乳を揉みしだき、もう片方の手で、
下の肌着に手を掛けた。

「んふぅ…らめぇ…あぁん…。」
下に手を掛けた瞬間、ミナが抵抗を始めた。

「全部、僕に、全部見せて…。」

「ん……・…。」
しぶしぶだが、抵抗するのをやめてくれた。
ゆっくりと、下の肌着をずらしていく…。

ミナはというと、恥ずかしさのあまりに、両手で顔を覆っている。
…可愛い。
「へぇ、この肌着の下には、何も穿いていないんだね。」
「い、言わないでよ…。」

「イヤラシイね…。」
「もう……ひゃっ!?」
下の口に、かるく口付けをした。

「もう濡れてる…。」
予想以上に濡れてるそこは、前戯など必用なさそうだった。

「…挿れるよ。」
一気に貫いた。
「ひ・・・あぁぁぁ。」
ミナが仰け反り、面前にたわわに実ったふくらみが二つ。勿論、食いついた。
「ん、ふぁぁ…あぁん…ぁぁ。」
初めてではないようで残念だったが、まぁいい。とにかく、この花弁を楽しみたい。貪りたい。

一回一回、浅い所から、奥深くまで、力強く貫いてやった。それを、段々とスピードを加えて。
「ん…ん…ん、ん…あん、あん、あぁぁぁ、激しい、激しすぎる!!」
どんどんとスピードをあげていく。もっと楽しみたかったが、ミナも少し疲れているようだったので
早く切り上げる事にした。
「あ、あ、あ、あぁぁぁ…イク、イクうううう。」
「ぼ、僕も、もうイキそうだ……。」
「あ、そ、外に…あん、外に出して…!」
外?やっぱり外に出さないとだめだろうか。

…嫌だ。ミナを全部貪りたい。僕のものにしたい。中で出したい。
「え、ちょ、ああん…そ、外に・・・あ、あぁぁぁ。」
「ミナ…いくよ…」
「え、ダメ、ダメェェェェ。」
「ミナ、ミナァァァァ!」

「「アァァァァァ!!」」
どぴゅどぴゅ…勢いよく僕の怒張から白い液体が飛び出る。そう、ミナの中に。中に、沢山注ぎ込まれる。
「あ、あぁぁぁぁ…。」
ミナはすこし放心したようにぐったりとしていた。
178名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/26(土) 21:48 ID:yneiJ8r6
…………それから数時間後、布団の中で、僕はこっぴどく怒られていた。
「まったく、あれだけ外にだせって言ったのに…おまえって奴は…。」
この台詞はもう100回を越えているかもしれない。
申し訳ないとはおもうけど、自分でも不思議なほど、あの時は自制が聞かなかった。
「だって、ミナさんがあんまりにも綺麗だから…。」
そう言うと、ミナさんは黙って僕の頭を何度も叩く。
僕のこの台詞も、もう100回を越えているきがする。
そんなやりとりをずっと続けていた。

「…まぁいい、もし何かあったら、責任とってもらうからな。」
「うんっ!!」
元気良く返事したら、ボディーブローを喰らった。あんまり痛くて、そのまま気絶してしまった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

それから、色々あって、一年が過ぎた。そう、本当に色々あった。ま、何があったかは
別の機会に話すとしよう。
そうして、セスがジュノーへの転任が決まり、私もついて来た。後悔なんか勿論していない。
あれから、セスは幼さもきえて、随分と落ち着いた、でも人懐っこい雰囲気をもっていて、
ジュノーに来たばかりでもすぐに周りの人間と打ち解ける事ができた。
今日は近所の子供たちにひっぱられて遊びにいってしまった。私は、ダンスを披露して金を稼ぐべく
いつもの店をまわったり、大道芸として吟遊詩人に合わせて踊ったり、色々と忙しい毎日を送っている。

セスがいつも夜になると私にこう聞くんだ。
「僕なんかで、本当によかったの?」
だから私はいつも決まってこう答えるんだ。
「おまえ以外の男に私が抱かれてもいいのかい。」

そして、セスはちょっと怒ったように。
「絶対に嫌だ。ミナは、僕のものだ。」
と言いながら赤面するのが、日課になってしまった。
179146sage :2005/03/26(土) 21:50 ID:yneiJ8r6
あぁ、最後はタイトル書き忘れましたごめんなさいorz

いや、本当に長々しく駄文書いてしまってごめんなさい。
これでも急遽短くしたんですorz時間も空いてゴメンナサイorz
180名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/27(日) 11:32 ID:fFLbXyBU
だがその駄文がいい。
私的には1回目のテロじゃなく、その残りでプリがいいところを見せたのが良いと思った。
181名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/27(日) 22:49 ID:ajE/dTaE
>>146
なんだ、ROのこの手の掲示板軍だと「チーターを発見しましたっ!」って書けばいいのか?
バックステップはシフ系の特権だ他職には渡さないィィィィィィ!!

視点変更部分の前後で時間軸を被らせるとちょっと面白くなるかもと思ってみたり。
182181sage :2005/03/28(月) 05:43 ID:BLU05kv.
ごめん。改めて見直したら板違いの誤爆してた。
183名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/28(月) 08:53 ID:s7my6/56
>>146
ダンサーの近寄りがたい感じと、泣き虫のプリっていう設定がよかったよ。

>>151
アサプリだといい雰囲気でてるなー。
頼れるアサに、甘えん坊のプリか。
18473=181sage :2005/03/28(月) 23:25 ID:myK6LQuc
こんな掲示板で意地はっても意味ないのもわかってるが、おらぁガンコなので投稿はもう辞める事にする。

つか、いた違いってなんだよpgr>>もう1人の181
185名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/28(月) 23:39 ID:8a7pOtow
( ゚Д゚)<……???
186名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/29(火) 00:57 ID:ftoSQ9ts
ん?73=181・・・?
>>73氏にはぜひ続きを書いて欲しかったのだが・・・
というか、これも誤爆????
18773=181sage :2005/03/29(火) 01:04 ID:0CiZpqfU
とりあえず182の書き込みは俺じゃない事だけ書いて寝るか。

なにが目的でなりすまして書き込みしたのかさっぱりわからんしな。
弓系がバックステップ使ってるのは明らかに下調べ不足であるし、前向きなアドヴァイスも書いてある。
とりあえず、萎えた。とりあえず>>182氏んでくれ。
188146sage :2005/03/29(火) 01:07 ID:wZA2K/oo
ども、時間がないのでレス下さった方には申し訳ないですが要点だけ。

バックステップは別にスキルという意味合いでは書いていないのですが
誤解を招く事も考えず使用してしまい申し訳ありませんでした。

ですが、一つ言い訳させて頂くと、別にROの中の設定キチキチで書くつもりが
全くなかったので、あえて後方にジャンプして〜とかただ間合いをとって、なんて
書き方じゃ嫌だったので敢えてバックステップと書かせていただきました。

重ね重ねですが申し訳ありませんでした
189名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/30(水) 08:53 ID:dbEXs3.Q
なんでダンサがバックステップしたって書いただけで
>弓系がバックステップ使ってるのは明らかに下調べ不足であるし
なんて言われないといけないんだろうな、それ位は少し考えれば文章の流れから
スキルのバックステップじゃない事はわかるだろ
最近、書いてくれる人に対して批判が多すぎだと思うよ
別になんでも神!すばらしい!って言えいうわけじゃないけど
批評家気取りのバカは何様のつもりなんですか?
書き手さんはお金もらって書いてるわけじゃないんですよ?
本人様はアドバイスもどきを書いて満足かもしれないけど、そのアドバイスもどきで
このスレから遠ざかった人もいるって知ってのか?
この手のスレは商業と違って読み手じゃなくて書き手に支えられてるって理解しろやボケ共
190名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/30(水) 10:11 ID:2GYsUAsc
いやまぁ言いたいことは分かるがそこで切れなくてもよかんべ。

マターリとカキコ待ちしようや
191名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/30(水) 13:01 ID:XdPVy7vk
ttp://amanoudume.s41.xrea.com/cgi-bin/mt/archives/000155.html

直接は関係ないが、最近のROの二次創作を取り巻く状況と
似ているところがあるので持ってきた。
192名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/30(水) 18:32 ID:FnAP6Tjc
ROの二次創作というか、創作系全体だろうね
今のここと似たような流れが他のところにも出てるからね
批評家気取りの人は191のリンク先みてくるといいと思うよ
これ見て意味がわからなかったら何もいわん
193名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/30(水) 19:17 ID:miotYr.Y
癌呆とユーザのような関係と同じだなぁとはオモタ
194名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/30(水) 22:05 ID:RcDUVbr.
ママプリの最新作が待ち遠しい・・・
195名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/03/31(木) 02:27 ID:fNo6Lwqg
      ∩
 ( ´ヮ`)彡 ママプリ待ち遠しい
   ⊂彡
196どこかの166sage :2005/03/31(木) 06:32 ID:z1Dln5o.
やっと、何とか形になるものに仕上がりました。
夜にえろだに投下予定。ちょっと過激というかスカ系ありなんで。

もうちょっとだけお待ちを。m(__)m
197名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/31(木) 06:44 ID:g3W./wwY
>196
キター!
楽しみにしています。
198146sage :2005/03/31(木) 20:03 ID:z79ilaD.
今更の遅レスすみません
>>180
>>183
ありがとうございます。正直良い反応はこないだろうなぁなんて
思ってたので嬉しいです。
>>181
何かゴタゴタあったようですが、とりあえずは紛らわしい表現を
してしまいすみませんでした。
時間軸は被らせていたのですが、こちらに書き込みしている時に
予想以上にスレを消費する事がわかって、割愛させてしまいました。

余談ですがテロの時に聞こえてきた悲鳴は1回目も2回目も
同一人物で、2回目に本に追っかけられてた女の子。
しかも犯人も彼女だったなんて裏話があったり。
何はともあれ、自分もROMに戻ります、お騒がせしましたorz
199151sage :2005/03/31(木) 20:44 ID:TESwakkE
亀レス申し訳ないです。
>>146
表現云々は置いといて、シチュとか表現は参考になりました。
Σd GJ。

とここでシチュの提案ということで、wiz♀×wiz♂なんかどうでせう。
一応表現を変えてはみたんですけどねぃ…。
アサプリを再度頑張る前に投下をっ
200151sage :2005/04/01(金) 03:32 ID:aM8fJ.qU
チェックしてたら寝てました… orz
今のうちに投下っ
201微熱 (151sage :2005/04/01(金) 03:33 ID:aM8fJ.qU
時計塔を見上げて、溜息をもらす。あたしってやっぱり魔導師に向いてないのかしら。
転職おめでとう、って言われてどれくらい経つのかな。
相変わらず扱うのは魔術師の魔法。

「がんばって」

サンクチュアリで励ましてくれる聖職者さんの言葉が、ちょっと苦しい。
いつもあたしは、こそこそと時計塔の裏側で自分の手当てをする。
ミミックにかじられた腿を包帯で包み、ライドワードにつけられた頬の傷を指でなぞる。
泣きたい。
ファイアーウォールの展開の仕方が下手なのかな。それとも詠唱が遅いのかな。
それともあたしの力が足りないのかな。どうして強くなれないんだろう。
届かない、気持ちだけが募る。

「クレア、何をしている」

冷たい声。
どうしてこの人は、あたしが此処にいることを、分かるんだろう。

「はっ……あ、いやえっと、日陰でぼーっとしてます」

マントで足を隠し、その人を見上げた。

「どうせまたやられて帰ってきて、しょげているのだろう」

あたしの横にどかっと座った、同職の、ルカさん。
同じギルドの、先輩のような、師匠のような人。
今日は何もかぶってない、狩りにはいってないのかな。
左目を覆った、金髪がきれい。あたしとおそろいの色なんだよね。
あたしはすこしくせっ毛な髪をいじった。
長いほうがいいかなって思って、ここまで伸ばしたんだ、えへへ。

「……足」
「はひっ」

あわわ、にやけてたかな。危ない。

「大丈夫です、ただ噛まれただけなんで」
「噛まれた? バカ、はやく出せ」

ばっとマントを剥ぎ、あたしのぐちゃぐちゃな包帯を解く。

「ただでさえヒルクリのないお前が、手当てすら出来ないでどうするんだ」

あたしの腿に手をかざす。あったかい光が零れた。

「また派手にぶつかったな。痕が残るぞ」
「んー、こんな出来損ないの魔導師なんて、誰も欲しがりませんよぉ」

上手に笑ったつもりだったけど、ルカさんがあたしの頬を見たのに気付いた。

「お前、頬」
「ちが、これはぁ痛っ!」

手で隠すつもりが、思わず触ってしまう。
あたしの手を払い、頬に手をかざす。

「女だったら、顔の傷くらい気にしろ」

光が、痛みを溶かしていく。

「あ、あ、ありがとうございます」
「普通に礼も言えん様じゃ、魔法詠唱の簡略なんて出来んな」
「ごめんなさ、はうっ!」

かざしていた手を、あたしの頬につけた。

「そんなことじゃ、攻城戦で使い物にもならん」

すっと立ち上がり、去っていく後姿を見送る。
ルカさんが、あたしの頬をさわってくれた。
あたしの奥が、きゅうっと縮まる。
胸が苦しいよ。触れられた頬が熱い。
結局狩りどころじゃなくなって、あたしは時計塔の裏側で小さくなっていた。
ルカさんは、あたしよりもずっと強くて、冷静に詠唱をする。
みんながあの人を讃える。
魔導師になると言ったとき、あの人が薄く微笑んだのを忘れていない。

 がんばれ。

あの人になりたい。あの人のそばにいたい。
でも、あたしじゃ助けにもならない。やっぱり聖職者さまとかのほうがいいよね。

「はぁ」

折り曲げた足が歪んで見えてきた。自分のばか。
鼻をすすりながらマントで自分を包んだ。
ルカさん、私貴方のようになれますか?
貴方の、貴方の……
202微熱 (151sage :2005/04/01(金) 03:34 ID:aM8fJ.qU
はっと気付くと、月明かりがあたしを照らしていた。
いけない、寝ちゃったんだ。
水のとうとうと流れる音だけが響く。誰もいない。
プロンテラに帰らなきゃ。
だけど、あたし記憶しているポイントはアルデバラン。
夜だから聖職者さんにワープポータルをお願いすることもできない。
もちろんお金もない。もう最悪。
歩いて帰るしか……、迷宮の森なら、運がよければ近道になる。
道順なんか分からないけど。

「それしかないっ」

立ち上がった瞬間、水路の手すりに凭れている誰かが見えた。
特徴的な外套、というか、マント? そして左目を覆った髪型。

「あ、え? ルカさん?」

無言であたしを見た。いや、睨んでる。

「いつまで寝てるんだ」
「へ?」
「気になって戻ってきてみれば、隅で小さくなったまま動きもしない。声をかけても反応すらし
ない。挙句の果てはこんな夜まで起きる気配もない」
「ごめんなさい、ごめんなさい!」

慌てて頭を下げた。あれ? でもなんかおかしい。

「ルカさん、どうしてそれを知ってるんですか?」

無言でこっちにつかつかと歩み寄ってくる。あわわ、怒らせちゃった?!

「ずっと傍にいたからだ」
「え?」

眉間に指をあて、苛立つように言葉を続けた。

「だからだな、クレアの横にいたと言ってるんだ」

また、あたしの胸が苦しくなる。

「横に……?」
「心配だからな」
「あたしが後輩だからですよね、あたしが妹みたいだからですよね!」

ルカさん、あんまり優しくしないで。
あたし泣いちゃう。また歪んできちゃう。

「何故泣く」
「あたし、いつも助けてもらうばっかりで、全然成長してないんですよね」

せせらぎが、声を消してくれればいいと思った。

「あたし、ルカさんと一緒になんてなれないですね」
「気が済んだか」

こんな風に言いたくなんかなかったのに。
声も出せずに、頷いた。
でももうこれで迷うこともないんだ。あたしは諦められる。

「ならいい」

そう言うと、ルカさんはいきなりあたしの腰に手を回した。
何を、と言おうとした口を、口で塞がれる。
やめて。
ルカさんの舌が滑り込み、あたしの舌が絡め取られては吸われる。
抵抗しようにも、力が入らない。
ふっと離される唇から、いやらしく唾液が糸を引く。
ルカさんの顔がこんなに近い。深い碧色の瞳、なんてきれいなんだろう。

「初めてか」
「な、何を」
「初めてのようだな」
203微熱 (151sage :2005/04/01(金) 03:35 ID:aM8fJ.qU
そういうと、あたしの法衣に手をかけた。

「あわわ、だ、だめです、やめてくださいっ」

あたしの大きくもない乳房をさらけ出すと、口で手袋を引き抜き、素手で触りだした。そのまま
手袋を地面に放る。
冷たい手が、荒々しく弄びはじめる。
身体中が痺れて熱い。立ってられない。

「クレア」

荒く息をしながらルカさんを見た。

「やめてほしいのか」

笑いもせず、あたしを見据えている。
答えられないでいると顔を下げ、あたしの乳房の先に口をつけた。
あたしの「あの部分」が、一番熱くなっていくのが分かる。
お願い、やめてください。
あたしが壊れてしまいそう。

「わ、分からないです。あ、あたし」
「何故分からない」

顔を上げてそう言いながら、もう硬くなりすぎたその先を捻り上げると、その度にあたしの身体
は小さく震えた。
誰か来たらどうしよう。
でもそれに反して、あたしの身体はどんどん反応していく。

「どうして、こんなことするんですか?」
「さあな」

指が下に降り、あたしの腿の辺りを撫でていく。

「やはり痕が残ったな」

貴方の言葉だけで、あたしは傷なんでどうでもよくなる。
その冷たい声をさせながら、どうしてこんなに優しくするの?
しなやかな指が、あたしの足の付け根に届く。
いやだ、そこは触れないで。
そう思ってちょっと腰を引いただけなのに、回した手をきつくする。

「どうした」

なんでそんなこと聞くの?
法衣をずらし、その入り口に手を当てる。
ルカさんの顔も見えなくなる。

「触っただけでこれか。 自分でもやっていたのか?」

ひくひくしているのが分かる。熱い、痺れてくる。
つう、と冷たい筋が内腿に走った。

「誰を想った」

頭を振った。

「要らないのか」

頬に触れたあの優しい手。
それが、あたしのいやらしい口に触れている。
もう、耐えられない。
粘った涎を滴らせてあたしは待っていた、ずっと前から。
そう、貴方の声を聞く度に。

「欲しい」
「なら喰え」

ゆっくりと侵入してくるその感覚に、あたしはもう声すら出せなかった。
のけぞり、しなる身体の芯からその一本だけの指を受け入れ、貪る。
零れる「欠片」すらあたしは落とさないように、ルカさんの首にしがみつく。
自分の指なんかじゃ、こんなの埋まらない。
餓えた気持ちを満たすことなんか出来ずに、もっと餓えていくだけ。
足を開き腰を浮かし始める、下卑たあたし。
それでも満たされたい。

「クレア」
「んっ、はぅ……っ!」

ああだめ、あたしがなくなるよ。
真っ白になる。何も見えない。
浮かんだ身体が、一気に重力を増した。
汗が一気に噴出して、全ての感覚が閉じていく。
ただ、咥え続けるその裂け目だけが痙攣する。
ルカさんの息だけで、あたしは震える。
204微熱 (151sage :2005/04/01(金) 03:37 ID:aM8fJ.qU
「満足か」

あたしは、きっと泣きそうな顔をしていたと思う。
こんな身体にさせておいて、放り投げるなんて悲しすぎる。

「どうなんだ」

どうしてこんなに求めてしまうの?
あたしは、そっと右手を下に落とした。
服の上からでも、それが分かる。

「あっ、ああ」

張ってしまっているそのルカさん自身を、あたしは卑しくも手で弄び、歓喜していた。
あたしの中の指がまた動き出すと、最早正気ではいられなかった。
また真っ白になっていく。

「欲深い奴」

指を引き抜かれ、そして投げかけられた言葉に顔が熱くなる。
碧色の瞳を感じるだけで、もうあたしはストームガストで凍ったように動けなくなる。
恥ずかしい、今すぐ死にたい。
ルカさんの手が、逃げようとしたあたしの手首を掴み、押し付ける。
辱めるように。
あたしの鼓動が耳を支配する。そして、それと混ざり合う手からの鼓動。
あたしが、こうさせてしまったんですか?
そこに心があるの?
ううん、そんなものなくていい。
餓えた獣みたいに荒い息をさせながら、あたしは自然と手を動かす。

「欲しい、全部欲しい」

上ずった声を出しながら、あたしは身体全体を擦り付けていた。
あたしの全てが、今、貴方を受け入れるためだけにある。そう、この月が出ている間だけ。

「心にもないことを言うのだな」
「ちがう、ちがいます!」

心をもらえないのなら身体だけ、そう思ったのに今更言わないで。
でないと、あたしはまた望みをもってしまう。
無言であたしを捉える碧の瞳。
あたしを反転させ塔の壁に押しやると、マントをたくし上げた。

「言っておくが」

腰を突き出すように抱えられ、そしてあたしに覆いかぶさるように、ルカさんが壁に手をつく。

「俺がお前を犯すんじゃない」

晒されたその裂け目に、何かがあてがわれる。

「俺が、お前に浮かされるんだっ」
「ああああっ!」

侵入してきた「それ」があたしを揺るがした。
息ができない。
何故だか、あたしは泣いていた。

「全部、入ったぞ」

擦れた声。
右に身をよじり、あたしは唇を貪った。
伸ばされた手が乳房を弄ぶのと同じ間隔で、舌を絡め、緩く吸ってくる。
声が、息が交じり合う。
今あたしは、爛れた身体でその快楽を享受する。
ただ、それだけ。
貪欲に、いやらしく。
205微熱 (151sage :2005/04/01(金) 03:37 ID:aM8fJ.qU
「ルカぁ……欲し、もっと、んっ」
「なら」

呑み込み、擦れ合うその水音が、もっと大きくなる。

「お前にやろう」

最早貫かれる衝撃に、耐えるだけ。
だけど痺れた頭で、あたしはちゃんと理解していた。
どこに力を入れればいいのか。

「んあぁ、いいっ、ふあああっ!」

どうすれば、気持ちいいのか。
混濁する意識の中で、あたしは冷えた手にあたしの手を重ねた。
握り返す手。強く、強く握り返してくる。
ふつふつと、身体の皮膚が開放されていく。
また、きた。

「あ、あ……っ」

身を震わせあたしが果ててから間もなく、お腹のあたりに流し込まれるのを感じた。
乱れた息だけが、辺りに響く。

「んっ」

引きずり出される異物感に、少しだけ切なくなった。
足元に滴る露を見ると、やっと実感が湧いてくる。あたしと、ルカさんのなんだ。
法衣を直し、あたしは座り込んだ。
身体が熱い。
そして、あたしのただ一つの願いは、ここで終わったんだ。

「クレア」

あたしの目の前にひざまずく。
もう見ないでください、あたしはもうこれで終わりに出来るというのに。
諦められなくなる。

「お前は何を逃げる」

あたしを抱きしめ、そう囁いてくる。髪の匂いと、湿った肌の感触に眩暈がしそう。

「まぁ、お前が逃げても構わんが」
「ひゃっ」

手がお尻を伝い、またあの場所に辿りつく。

「俺が捕まえて犯す」

指をずらすだけで、あたしは楽にそれを受け入れる、否、喰らいつく。
その感覚に蕩けそうになりながら、ルカさんの薄く微笑む顔を必死に捉えていた。
見えないけれど、多分さっき呑み込んだ白濁を情けなく垂らしてる。
逃げたくても、逃げられない。
こんなに卑しいあたしでも、いいですか?
うわ言のように叫んだ。

「ルカ、好き、大好き、は、愛してるっ、んああ!」
「何を今更。誰にもやらん、お前は俺のものだ」

もう一度、唇を這わせる。
貴方の傍にいたいなんて嘘。
繋がりたくて、犯されたくて、満たして欲しかった。
代わりに、貴方の冷たい身体にあたしの熱をうつすの……
206微熱 (151sage :2005/04/01(金) 03:40 ID:aM8fJ.qU
書き方をちょっと変えてみました。
女の性欲っていうのが、書けたかなぁと思ったり。

あんまり書きすぎちゃうとよろしくないですよね。
ではまた地中に潜りたいとオモイマス…
ノシ
207151sage :2005/04/01(金) 03:42 ID:aM8fJ.qU
タイトル消そうよ自分 |||orz

(つД`)ノシ
208どこかの166sage :2005/04/01(金) 05:11 ID:.5.8rjZg
えろだに投下。
http://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/tboard007xb.cgi

己の才能不足に激しくorz。
七日七夜ママプリを犯し続けるテロップだったのにぜんぜんできてないの…orz。


あとがきついでに小話を一つ。
ママプリって魔族にしたはいいけど、何の魔族かはRO系では決めていません。
設定からだとイビルドルイドあたりになるのかなぁ……?
私はママプリを地母神系(by女神転生)と意識しているので。
だから、小説スレ座談会でのこんなひとコマが……
私  「魔王バフォメット×地母神ママプリ=悪ケミなんですけど悪ケミの種族が決まらなくて」
参加者「外道悪ケミ……」(ぽそっ)
思わず「それだぁ!」と叫んでリアル大爆笑。合体失敗じゃないか……orz
209名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 07:31 ID:2Raf5Ank
>208
お疲れ様です。
それとともにGJ!
最初のほのぼのギャグと、ママプリの超淫乱ぶりに今回も楽しませていただきました。
166さんが鬼畜と言っているだろう所も、ママプリなら全く悲壮感無く、ハァハァでした。
しかし、参加者その1が言った「ママプリってサキュバスじゃないの?」は
さすがにそこまでドエロ淫乱扱いするのは失礼でしょう。 …サキュバスに。
あれ?なんかバフォ帽かぶった女プリと男騎士がこちらに…
         ∩
         //
        //
        | |  /⌒ヽ         /⌒ヽ
        | | / 冫、)        ./ 冫、)ちょっと詳しく話してもらいましょう☆
        | | /  ` /         /  ` /
        \::::::::::::;\        /::::::::::::;\
          |:::::::::::: l |       //´|:::::::::::: l |
          |:::::::::::: | |       | | |:::::::::::: | |
         /::::::::::::/| |      // /::::::::::::/| |
         |::::::::::/ U      U |::::::::::/  | |
         |::::||:::|  | |    | |  |::::||:::|  U
         |::::||::|   | /⌒ヽ/  |::::||::|
          | / | |   / ´_ゝ`)  .| /.| |
         // | |   |   /   // | |
        //  | |   | /| |   //   | |
       //   | |   // | |   //   | |
       U    U  U  U   U     U

余談
ママプリをメガテン的に種族分けするなら、イメージ的にはやはり地母神がぴったりですね。
実際種族分けとかするならやはり魔人でしょうが。
210名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 12:51 ID:5.K2MX4w
GJ
エロさから言えば前のほうが凄かったかもしれんがこれはこれで(・∀・)イイ!
211名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 13:00 ID:UJgxrr2c
>>201
良い。
自分は甘党じゃないのでアサプリはイマイチ感を覚えたけど今度のは非常に良かった。
萌えた。
212名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 18:48 ID:QOzNok1Y
>>201
超GJ.
全作より改行が適度に入ってて読みやすいし、えろさがたまらん。
213名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 20:15 ID:rYSJuALY
>>208
お疲れ様です。妄想掻き立てられました。
サキュバスと比較にならない淫乱さですよねママプリって。
まさに天井知らず。エロすぎます。
214名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 23:05 ID:AGkCrPs.
>>201
GJ
なかなか良い物読ませてもらった。

ぶっちゃけ73とか146みたいなの書きにこなくていーよ
ウザイから。どっちもSUGEEEEって言ってくれくれな雰囲気が
見え見えで萎える
215名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 23:36 ID:zJMoK9Q2
SUGEEEならもっと顕著なのがいるだろ・・・
216名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 23:44 ID:FeLWoJug
146氏

雰囲気は好きです。
バックステップも私は流れ的に表現のひとつととれましたが…。

ということで私的には賛否両論あるけど好きですね。

151氏
GJ!。この流れ好きだー!
文章の雰囲気も綺麗で私好みです(´д`*)

ママプリ最新作は苦手ワードがあったので読んでません。
ママプリは好きなんだけどね・・・ノリ的に。
217名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/02(土) 00:04 ID:AfeU67tM
>216
ちなみにもしその苦手ワードがスカならば、小さい方が少しある程度なので
無視しようと思えば問題ないかと。
218名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/02(土) 00:20 ID:rJRXuJNA
>>217

実は両方苦手なんだが
何でママプリだとさらりと読めるのだろう(^^;

ということでいつものごとくママプリ作者氏GJ!
219151sage :2005/04/02(土) 02:44 ID:bYYDxLdA
うどん食べ過ぎて気持ち悪い151ですこんにちわ。

うわぁ感激です! 萌えてくださるなんて(*ノノ)
ちょっとエグいかな、なんて思いましたが…。
今度はもっとエグいやつのしy(ギニャー

今はおもしろいシチュを模索しつつROMッテマス

>>208
ママプリさんのエチィ表現に感服です orz
Σd GJ!
220151sage :2005/04/02(土) 02:46 ID:bYYDxLdA
×ママプリさん
○ママプリ作者さん

重ね重ねゴメンナサイ。
ROMりながら吊ってきまs
221名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/03(日) 01:13 ID:ov.4GyOk
>>201 = >>151
GJ!文章も綺麗で読みやすくて良かったです。
将来ツンデレになりそうな♂Wiz様に萌えてしまった・・・・
222名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/03(日) 10:05 ID:daIs1.Yc
>208
ママプリがどんどん化け物じみていくような気がする

淫乱女帝(エンプレスオブセクシャル)?
223名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/04(月) 18:18 ID:wHFFTN6.
ママプリは人間だからいいのであって、魔族にしたら萌えないのは自分だけでいい
224名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/04(月) 21:03 ID:YC0VYUc2
あぁぁぁ・・・・。
せっかく初めて作った勝気な♀殴りプリ×ソヒー&内気な♂アサシンの3Pもの
のSSが・・・・・・保存されてなかったorz

駄文だったけどみんなに読んでもらいたかった・・・・。
225名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/05(火) 19:20 ID:voLwfTqg
>224
イ`
作品は消えてしまったかもしれないが
経験は消えない。
226名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/05(火) 23:04 ID:PzcscS3k
ママプリはママプリであって
それ以外の何者でも無いというのがポリシー。

>>224
神がさらなる推敲の時間を与えてくれたと思いましょう。
再投稿を希望。
227名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/06(水) 17:36 ID:P43wahJI
ママプリの話をもっと見たいなー・・・
228名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/06(水) 19:54 ID:i3tsqPu2
こちらには初投稿します。
♀プリとマリオネットの短編です。
他所に落下させるつもりで作成したのですが毒気が弱いので此方へ
SMで鬼畜なお話なので抵抗の無い方は見ちゃダメです。
えろだにupしておきますね。
229名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/07(木) 05:01 ID:LHjTfILU
勝気な♀殴りプリ…
そう、このスレには♀殴りプリ成分が欠けている気がする!
というわけで>>224は力の限りSSの中身を思い出して、その思いの丈をここにぶつけるんだ!
230♀騎士×アラガム1ページ目dame :2005/04/07(木) 18:27 ID:KACNuJQc
駄文ですがー・・・・
私は、ルーンミッドガルツ所属の騎兵なんだけど、今はモロクのピラミッドで
駆除任務をしている騎士なのだ♪名前は、セフィル。スリーサイズはぁ・・秘密・・・
「って・・・私は何考えてるのっ・・・!精神統一統一♪」
ペコの上に乗りながら、普通の騎士が着ているような鎧は身にまとっておらず。
大抵ではモロクでは皆シャツか何か薄いものを着ている。でもセフィルは
ペコ騎士な性で特に熱い・・・騎士だというのに、スカートとパンツと、シャツとブラしか
着ていない。もっとも、そのシャツも汗で透けて下のブラが透けてたりするけど・・
「あっつい〜・・・アラガムさんのトコなら涼しいかなぁ・・」
アラガムの精錬所は唯一地下にあり、すみっこの涼しさなんてとても良いものなのだ。
「そうと決まったらっいくよっぺこっ♪」
―クェックェッ!
・・・汗で濡れてむれてる彼女のアソコが押し当てられペコが興奮して
ペコの肉棒がそそりたっていたが、それはまた別のお話。

「あ〜ら〜が〜むさん♪お邪魔しにきたよ〜」
セフィルは手馴れた言い草でアラガムの精錬所の隅に座りゆっくりと休んでいた。
「あん・・?精錬にでも着たのか?」
アラガムは男らしい声でセフィルを見やり、ピンクのブラが透けていたので
こっそりと目の保養をしていた。
「ん〜・・・さすがにタダで休ませて貰うってわけにもいかないだろうしー・・・」
セフィルは荷物から道具を探っていた。
無論、アラガムはタダじゃなくて目の保養をしっかりとしているが。
セフィルはメイルとエルニウムを取り出し、アラガムの前へやってきた。
「えーっと体防具の精錬おねがいします〜」
アラガムはここでチャンスだ。と思った。何時もは装備していないやつなんて
適当にあしらっているがセフィルは今シャツだけだ。体の精錬ぐらいなら・・。
「えーっと、セフィルちゃん。どうせ客来ないと思ってたからこの精錬所の
後片付けしてたんだわ。奥の部屋のミニ工房でいいかい?」
アラガムは何時もの調子でセフィルに問いかけた。
「あっはい、えーっと私もお邪魔しても・・・?」
精錬の成否が気になり、アラガムに上目遣いに頼んだ。
「おう。じゃ、おくいくか・・・。」
精錬用の工房は防音設備がされており、挙句、武器を扱うためにカギがある。
 にやにや笑いながら、セフィルとアラガムはミニ工房へと足を運んだ。
231名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/07(木) 23:25 ID:v985Z4cI
また途中送信かよぉ!!
ちゃんと最後まで読ませろってんだよ!!!11!!1!


 ン   ダ
  !   ン
   !   !
        !
232♀騎士×アラガム2ページ目dame :2005/04/08(金) 05:07 ID:5QkA9kY2
「ふぁぁぁ・・・ミニ工房でも・・・立派ですねぇ・・・」
見渡すとエンペリウム金敷、オリオデコン金槌など、どれも一級のものが
揃えられているのが見える。
「そりゃそうだよ、俺はこれでおまんま食ってるからなぁ・・・」
アラガムさんが後ろにぶっきらぼうに歩いてきて急に私に手刀を・・・って
えええぇぇえぇええ?!ガスッ・・・・いい音が聞こえ、急速に意識が遠のいてく
「ちょっ・・アラガム・・さ・・・・」
セフィルはその場に倒れこんだ・・・。


「ん・・・・んふ・・・・え・・・?」
セフィルは目が覚め、自分の格好をちょっとずつ理解してきた。
金敷に体をうつ伏せになりながらおしりを突き出すようにのせられ、
両手が足枷で縛られており、足も足枷で縛られている。
「お・・・、起きたか。」
アラガムさんは…私のお尻を凝視するように金敷の後ろに座って…
右手で私のお尻をむにむに触ってきてるっけど…。
「ひっぁ…!ちょっ…こんなことしてっただで済むと…?!」
私はせめてもの抵抗として遠回しに世界の管理人に通報するぞ。って脅してみたのだけれど・・・
「ぁん…?俺はただ嬢ちゃんの依頼をこなしてるだけだぜ?体の精錬。」
アラガムさんが私の下着をずり下ろし、直に"すじ"をゴツゴツとした指で
触っている……
「ひぁっ…ちょっ…やめてぇ…っ」
セフィルは必死の抵抗をしながら金敷に足枷をぶつけて壊そうとする。
「ははっ・・・無駄だ無駄、それは俺が詐欺った+10足枷だからな、
普通の足枷なら壊れるだろうが・・・それは無理だぞ・・?」
アラガムさんが私のあそこ全体に何か液体を塗っている。
「まぁとりあえず、精錬するなら油ヌんねぇとな…。」
そういってぐちゅぐちゅする油を私のあそこに塗りつけている
「ひゃっ…ぁふっ…やめっ……ぇっ……ふぁっ」
時折陰核を刺激するように指を擦りあげたりする性で、不覚にも声を上げてしまう
「うは…濡れてきた…のか?だとしたらとんだ変態騎士様だなぁ。」
まるで心を見透かされているようにあそこから油と愛液のまじった液をすくいあげる
「まぁ…俺も数時間我慢してたせいで…相当やばいがな。ほれ。」
アラガムさんは立った陰茎を私のお尻に挟んでサイズをわからせようとする。
「ひっ…ふとっい……!?」
まるでクレイモアの柄ぐらいの太さの物が私のお尻を這って、時々
"すじ"を刺激するように当たる。
「ん…っ嬢ちゃん…すまねぇが…入れる…ぜ」
アラガムさんがもの凄いサイズのモノを…ガスッ…って突き刺した…
「ひうっううっぐ……!おっきっぃっいい…!!」
半分意識が飛びそうになりながらも、しっかりと陰茎を呑み込む
「しっかりと…咥え込んでんじゃねぇか…この変態騎士がっ!」
スパンッって陰茎を抜いて再び強く叩きつける
「ひぁっ……ぁんん…!やめてっよぉ…」
セフィルは泣き言のように呟くが、アラガムは腰を揺すってやめようとしない。
「嬢ちゃんっ…素質っあるぜっ…こんなに締め付けやがって……」
不覚にも私のあそこはアラガムさんのモノで感じちゃって…
「ひうっ…もっとっ…動いて…おちんぽっ頂戴っぃ…」
理性飛んでついおねだりしちゃう。
「っ…くは…やっぱっり…変態なんじゃねぇか…縛られて…コレ求めるなんてよぉ…!」
ガスッって子宮に届くぐらいの勢いで突く。
「ひぁっ…ぁふっ…うっだっめっぇ…もうイっちゃう…っ」
明らかに太いモノを差し込まれ、あそこを擦られ続けていれば確かに絶頂も近いだろう。
「んふっ…俺もっ…だめっだ…」
腰のスピードがどんどん上がり…
―どぴゅっ…どぴゅっるっ…ぴゅっ…どぴゅっ…
「んっくはっぁ……ぁ!!」
セフィルが絶頂を迎え、あそこがキツく締まり…精液を搾り取る。
「はっぁ…はぁ…精錬…クホっちまった…」
アラガムがそう呟き、自分のモノと間から垂れてくる精液を見やり。
「もう一度…精錬…するか…」


〜終〜
233♀騎士×アラガムあとがきdame :2005/04/08(金) 05:10 ID:5QkA9kY2
えー・・・実は・・・はじめてなんです。


投稿とか。
駄文で申し訳ございませんが、好意や、感想などある人はどうぞお書込みくださいませ。
何卒、お読み頂き、感謝に堪えない所であります。
234名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/08(金) 09:42 ID:IqJsqcVM
>>233

雰囲気はいいと思う。

表現については
いろんな小説(非エロ込み)読むと良いんじゃないかな?
そしたら表現の欠点や文章の欠点がわかると思うんだな。

絵がつく漫画と違って小説の色々な表現って難しいからな。
ガンガレ
235名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/09(土) 06:53 ID:Em3B5CIY
朝っぱらから毒電波を受信して眠れないので投下します。

※触手モノですので苦手な方はスルーしてください。
236性欲の奴隷-1sage :2005/04/09(土) 06:55 ID:Em3B5CIY
俺はかつて肉棒の為だけに生きてきた。
性欲を持て余すという本能のままに何人もの女を犯し、子宮に精を注ぎ込んできた。
それだけが、俺の存在する証だと信じていた。

だがそんな行為はこの世界では御法度らしい。
俺が最後に犯したのは、以前から目をつけていたプロンテラの衛兵だった。
意外と知らない奴も多いが、あいつらは結構な上玉揃いなんだぜ。
そして首尾よく事に及んだわけだが…思った以上に具合が良かった為か
3度目の射精の際、至福の快感に恍惚となっていた俺は
駆けつけた仲間の衛兵に取り押さえられてしまった。

その後は言うまでもないだろう。
騎士団の手で斬首刑にされ、俺はその生涯を終えた…

…ハズだった。

何故かは知らないが、俺は今も存在している。
ただし肉体は人間とは似ても似つかない怪物だが。
巨大なイソギンチャク…とでも言えば分かるだろう。そう、ペノメナだ。
今居る場所は、察するにアルデバラン時計塔、地下3階といったところか。
死んだはずの俺が何故こんな姿で此処に…という疑問はひとまず置いておく。
此処には他のペノメナも多数居るが、俺には奴等との意思疎通は出来なかった。
そもそも奴等にコミュニケーション能力があるのかも疑わしいが。
だが同じ穴の狢と言うべきか、奴等の性癖は良く知っていた。
奴等は人間の男は容赦なく食い殺すが、女は生かしたまま捕獲して胎内に種子を産み付ける。
当然だが、俺もそれに習うことにした。

そしてそれは、人間だった頃には味わうことの出来なかった新たな快楽の始まりだった。
237性欲の奴隷-2sage :2005/04/09(土) 06:57 ID:Em3B5CIY
ペノメナとなった俺の最初の獲物は騎士子だった。
両手剣一つで単身乗り込んできたらしい…愚かなことだ。
多少回避に自信があろうと、俺の触手は避けきれるものではない。
俺は剣をもぎ取ると、四肢を絡め取って宙吊り状態にした。
そのまま脚を開かせると、短いスカートの中に白い下着が見えた。
触手の一本を器用に使い、下着を毟り取って秘所を露にする。
ペノメナとなった俺の何処に視覚器官があるのか定かではないが、
騎士子の割れ目が俺を誘うように蠢いているのがはっきりと見えた。

「嫌ぁ、た、助けて!」

騎士子が何か叫んでいるが、仲間を呼ばれても面倒なので
空いた触手を口内にねじ込んでやった。
そして俺は他の触手とは明らかに大きさの違う触手…生殖器を伸ばすと
騎士子の割れ目に押し当て、そして一気に貫いた。
初めてではないようだが、まだ濡れてもいない其処へいきなり挿入した為か
騎士子が苦痛の悲鳴を上げる。
もちろん触手に塞がれてまともな声にはなっていないが。

俺は騎士子を犯したという満足感を感じ、
それと同時に全身を絡め取っている触手の先端から思いっきり体液をぶちまけた。
全身を俺の体液でどろどろにされた騎士子。
その様子が更に俺を興奮させ、生殖器の先端から種子を含んだ体液があふれ出る。
どびゅっ、どぷっと音がするほどの勢いで、人間では考えられない程大量の体液を
子宮に注ぎ込んでいく。騎士子の下腹部が不自然に膨らむのが見えた。

「ん、んんんーーーー!!!」

それは騎士子の絶望の悲鳴だった。

…これだ。
好きでもない俺のガキを孕まされた女の顔が絶望に歪む。
俺はその瞬間、至福の満足感を得るのだ。


その後騎士子がどうなったかは知らない。
俺は女を殺す趣味はなかったから、そのまま捨て置いた。
そんなことよりも、俺は既に次の獲物に思いを馳せていた。

次は…そうだな、ハンタ娘がいい。
あの高飛車で生意気な顔がどんな風に歪むのか、実に楽しみだ。

そして俺は今日も、物陰に潜んで獲物を待つ。
238あとがきsage :2005/04/09(土) 07:03 ID:Em3B5CIY
某すぢの偉い人の日記絵を見てるうちにムラムラしてやった。
反省はしていない。

お初にお目にかかります。
設定上の都合で意図したものですが、エロ描写少なすぎてすみませんorz
次の機会があれば、もっとがんばります…
239名無しさん(*´Д`)ハァハァsage >>236も230もGJ :2005/04/09(土) 17:21 ID:TaTbUckk
くそう、キチガイだ!こんなやつにSSを頼むんじゃなかった!
240名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/09(土) 21:14 ID:psoyfDTI
>>239
わかりにくいなぁ勘違いされるぜ?(ニヤニヤ

私的には201と236が好みでした。
方向性がぜんぜん違うn(ウワーナニヲスルキサマラー

いやホント触手も好きだし女性の視点から書かれてる話も大好きなんです。
241名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/10(日) 11:19 ID:N9vieS1o
>>236
GJ
僕のお尻使ってくれ
242151=201sage :2005/04/11(月) 02:52 ID:wdeJkTtA
お久しぶりでございます。
調子のってまた書いちゃいましたごめんなさい。
頑張ってエロくしたんですがシチュ読めちゃうし内容が似てる(死
生暖かい目で見守るか、スルーでおながいします。
243悲鳴(201sage :2005/04/11(月) 02:57 ID:wdeJkTtA
雲が風に流される度、月明かりは遮られる。
枝が揺れ、葉が擦れる音だけが辺りを支配していた。
魔法都市ゲフェンから程近い、森の中に私は立ち尽くしていた。他に人影は見えない。

「話があるの、みんなには聞かれたくないから」

親友である、聖職者のラナにそう言われて私は此処にいる。
首にかけたロザリオに触れながら、私は隠れだした月を見上げた。
胸騒ぎが、する。
俯いたその時、枝の折れる音に身を縮めた。
誰か、いる。
私はさっと幹に身を隠し、耳をすませる。
月が光を振り撒いた。

「いいわ」

微かに聞こえた、女の、聞き覚えのある声。

「ここなら、誰も見ていない」

何故、誰かを連れてきたというの。
そして聞き覚えのある、男の声。

「お前も好きだな、ラナ」

ラナ。 あなたは、クリスが好きだと、私に言った。
でも私と彼は、結婚の約束をしていた。
私のロザリオには、クリスの名が刻んである。それは契りの指輪代わり。
……でも、これは、何?

「いいじゃない、誰も見ていないわ。 クリス」

布の擦れる音。
幹から顔を覗かせた私の瞳は、二人が抱き合うその姿を映した。
私に何をしたいの? ラナ。
彼を奪うのなら、そのまま奪ってしまえばいいのに。
私に、何を見せたいの?
淡い光の下で身体を寄せ合う二人は、自然と、顔を寄せていく。
月が、光を薄めた。
幹に凭れながら、顔を手で覆い、嗚咽するのを耐えていた。
こんなもの見たくない、知りたくもない。
離れるなら、いっそ知らぬままで消えてしまえばいいのに。
お互いを呼ぶ声が、私を刺し貫く。
押し潰れているであろう、お互いのロザリオが鳴り合えば、漏れる吐息が艶を増していく。
クリス、私は此処にいるのよ。
愛していないなら、それでもいい……だけど、私は壊れそうよ。

「ねぇクリス、キリイのことはどうするの?」

はっと、私は顔を上げた。

「キリイか……」

聞きたくない。 だけど、私は逃げることができない。
幹の傍にある茂みに身を隠し、二人を見つめた。
クリスは草の上に座り、後ろからラナを抱えていた。
その手は、彼女の乳房を弄びながら。

「狩りの相方ならいい奴だけど、な」

身をよじり、彼女が笑みを浮かべると、それを返すように微笑んだ。

「ラナのほうが、あっちの具合がいい」
「もう、んっ」

豊満な乳房が揺れる度に、私の心が砕けていくような気がした。
その手で、私の頭を撫でてくれたのは、偽りだったの?

「クリス、こっち」

鼻を鳴らすような声で、右手をとり聖衣の裾へと導く。
やめて、見たくない。
クリスもまた躊躇する様子もなく、その導く先へと指を這わせる。
服の中へ滑り込んで間もなく、ラナの歓喜する声が上がった。
月が照らし出した、その白い脚を開いて、震えた。

「あ、んっ」
「いやらしい聖職者だな、こんなに濡れてるぞ」

見えなくても、その粘った水音で分かる。
クリスの舌が彼女の首を伝っては、指が奏でる音をわざとらしく大きくさせる。
それにむずがるように首を振れば、意地汚く望んでいることを、如実に教えるのだった。

「ラナ、どこがいいのか言えよ」
「あぁん、嫌ぁ」
「へえ? ほんとにもう嫌なのか?」

口の端で笑うクリス。
おぼつかないラナの手が服の上から、蠢く手に触れて、それを教えているようだった。

「硬くなってるとこがいいんだよな、ラナは」
「や、言わな……ぁひっ」

お互いが唇を求めれば、お互いがそれを貪る様に喰らい付く。乳房に置かれた手も、先端を弄ぶ
ことをやめない。

「ラナのここ、熱くて溶けてるみたいだ」

クリス、そんなこと言わないで。
同時に、私の身体もまた熱を放ち始めていることに気付いた。
そっと、ラナが触れられている所と同じところへ、指を滑り込ませる。
誰にも触れられたことのない場所を、下着の上からなぞる。
ぬる、とした感触が、私を余計に苛立たせ、己が発する音すら嫌悪し始める。
手を引いても、欲情が奏でる粘り気を含んだ音を、頭で感じていた。
あそこにいるのは、何故私じゃないの?
244悲鳴(201sage :2005/04/11(月) 02:58 ID:wdeJkTtA
「や、ぁ……」

無様に開かれた口から、音にならない声を上げる。
痙攣したように震える睫毛、恍惚としたその顔から私は視線を剥がせなかった。
消えてしまいたい。
だのに、鼓動を高鳴らせ、逃げることが出来ない私。
涙も止まっていた。
雲は晴れ、月だけがぽつりと闇に浮かんでいる。
私に、全てを見せ付けるかのように。
恥ずかしそうに俯き、唇を求める彼女。

「今度は、ね」

くるりと向き直ると、頭を落としていくラナ。
クリスもまた、当然のようにそれを見つめていた。
私の鼓動が早まっていく。
のけぞったクリスの首筋が月に照らされれば、その白さに目を奪われる。
顔を歪めながら、少しずつ息を荒くしていく。

「ラナ……っ」

首に下げていたロザリオを引きちぎり、握り締めた。
嗚咽しそうになるのを堪えるように、血が滲むかと思う程に。
一緒にいようって、言ってくれたじゃない。
好きだよって言ってくれたじゃない。

「そこ、いい、うっ」

額にキスして、「今度はちゃんとするよ」って……
ラナも、クリスも、大事だったんだよ?
握り締めたロザリオを地に落とし、私は私を掻き抱いた。
誰か、誰か教えて。
私は、何かを間違えたの?
誰が悪いの?
クリスが少しだけ身を震わせラナを退ける。

「上に、なって」

彼女はその言葉と同時に、さっと身を起こすと服の裾をたくし上げた。

「上手じゃないって言って、あんっ!」

クリスの腰を跨ぎ、膝を突いた瞬間ラナがのけぞる。

「嘘だ、上手いくせに」
「ううん、待ってぇ」

甘く囁く声。

「ぅん、ん……や、あああっ」

その叫びは、歓喜の声。
私には、剣よりも鋭く心を切り裂いていた。

「あぁ……いい、ラナ」

それなのに、手は、またその場所に指を這わせていた。滑るその裂け目をなぞり、必死に爛れた
その口を塞ごうと抗う。

「ん、う、あう」

蠢く腰と同じ感覚で、喘ぐ。
彼女の声は、最早泣き出しそうなか細さだった。
それに連なる、クリスの荒い息。
崩れそうな心を埋めるが為に、指が、その滴る口を塞ぐ。
唇をかみ締め、涙が頬を伝いながらその身をうねらせる。
愚かだと、笑われてもいい。

「う、くっ」
「クリス、はぁ、あたしのぉ……」

乳房を揺らし、そう囁いたラナの声を聞きながら私は己の乳房に触れていた。

「キリイ、になんか、渡さ……ないん、だから」

その言葉にすら、私は心揺らぐ暇もなかった。

「ずっと、好きだったんだからぁ!」

身体中が、痺れる。
指が、自分の意思とは無関係になっていく。
唯、苦しさから逃げたい。

「ラナ、あ、愛、してる……ぅ」

お互いのそれが擦れる度に響く、ロザリオの金属音。
放った私のロザリオが、地面で月明かりを受けて煌いていた。
クリス。
もう逢えない人。
熱を持ちすぎたこの身体は、いつまで貴方を呼ぶことになるのかしら。
でも、凍えるほどに心は凍っているのよ。
もう逢えない人。
……一度だけでいいから、繋がりたかったけれど。

「クリス、あたし、あ、あああぁ!」
「う、くっ」

おちる、おちる。
服に滴らせた自分の雫を感じながら、私は大地に臥した。
涙が、止まらない。
感覚を閉ざした身体はそれでも、そっとそれを取り出した。その身を、ある場所へと転送させら
れる道具。
まだ震える身体をもう一度抱きながら、それを翳す。
月光を宿したロザリオは、残しておくの。
せめてもの、悲鳴だから。
245201sage :2005/04/11(月) 03:04 ID:wdeJkTtA
御清聴ありがとうございました。
自慰ってむずかしいですねorz

>>236
触手っておもしろそうですねっ
ってか短いのにエロい… GJデス
246125sage :2005/04/12(火) 00:41 ID:xgeAQ7MA
 1本書き上がりましたので、投下させて頂きます。
 触手物(7スレ347の続編)ですので、苦手な方はスルーなさいますよう。
247これも、ひとつの。_2(1/2)sage :2005/04/12(火) 00:43 ID:xgeAQ7MA
 時計塔地下第三階層。
 ニューマを駆使する聖職者を含むペアや、対毒に優れたアサシンがまばらに狩りを行っている場所。
 私はそんな他の冒険者達の視線が向いていない瞬間を見計らって、外周壁の大きな亀裂、その奥にある『あの
子』が教えてくれた抜け穴をくぐった。

 抜け穴をくぐると、広大な地下空間に出る。地面の大半は浅い地底湖になっていて、どこかで海と繋がってい
るらしく、磯の香りが私の鼻孔をくすぐった。

 そして、たとえニューマやディフェンダーを習得していても背筋が粟立つ様な数のペノメナが、そこに居た。
たった一人、しかもウィザードである私じゃ1秒も保たない筈のモンスターハウス。
 でも、そこに居るペノメナ達は一瞬だけ警戒するようにびくっと震え、相手が私だと判るとそのまま何事もな
かったようにずるずると徘徊を始めた。
 ここはペノメナの巣で、時計塔の地下は私達冒険者だけでなく、彼等にとっても狩り場という事らしい。
 普通なら、こんな所に侵入してしまった者は一斉に彼等に襲いかかられる筈の場所。でも、私にはそうならな
い訳が有るのだ。
 地底湖のほとりを歩いていると、水中から他のものより少し薄い緋色の触手が伸びてきて、私の手にゆるく巻
き付いてきた。

「あ、そこに居たのね?」

 このペノメナが、私がここに居る事を許される理由。
 まだ私がマジシャンだった頃に誤って第三階層に飛ばされてしまったときにペノメナに襲われ、卵を産み付け
られた。それが孵化して私のお腹から産まれ出たのがこの子。蝶の羽で脱出したときにくっついて来て、そのま
ま懐かれてしまったのだ。
 この子が小さかったうちは肩に乗せてバイラン島に籠もったりしていたんだけど、さすがに成体まで成長する
とそうも行かなくなった。それで、生まれ故郷の第三階層に返そうとしたら、この巣に案内された。
 初めて此処に来たときは、私も今度こそ死を覚悟した。でも彼等は同族を産んだ者を判別できるらしく、そし
てそれは味方だという事みたいで、襲いかかってはこなかった。

「はい、おみやげ」

 水辺に座って荷物の中からアマツで買ったおさしみを取り出して示すと、触手が器用に巻き付き、水から上が
ってきた本体に引っ込んでいった。表面からは見えないけど、その辺に口があるのだろう。一切れ一切れ運ぶご
とに、嬉しそうにこの子は身を震わせた。
 この子には人を襲わないように言い聞かせていたし、ここに案内されたときに巣からは出ないように言ってお
いた。その代わりにこうして度々おみやげを持ってきてあげるのが習慣になっている。

 あらかたおさしみを食べ終えると、触手が数本、私の腕や太股に巻き付いてきた。そのまま締め上げるでもな
く水に引き込むでもなく、私に絡みつこうとする。

「あん、もうしたいの? ……いいわ、ちょっと待って」

 そう私が言うと、触手は素直に離れた。私は立ち上がると、マントと服を脱ぎ、なるべく濡れていない、乾い
た場所に畳んで置く。一糸まとわぬ姿になって改めて水辺に座ると、触手は喜んで私の身体に絡みついてきた。

「ん、ぅ……ふ、ん」

 四肢に巻き付いた触手が、ぬらぬらと表面の粘液を塗り付けるように這い廻る。動きを拘束する必要が無いせ
いかその動きは優しくて、まるで長い長い舌に舐め廻されているよう。
 両腕に巻き付いていた触手が、二の腕を経て脇の下を舐めながら、胸に到達した、ぐるんと絞るようにひと巻
きすると、先端が乳輪を撫で、乳首を押しつぶすようにぐりぐりと転がしてくる。
 脚に巻き付いていた方が、内股を丹念に舐め上げながら脚の付け根にたどり着いた。両方の先端が付け根をぐ
っと押すと私のあそこはかすかに開く。そこにもう一本別の触手が股をくぐるように、開かれた割れ目とお尻の
谷間に沿って伸びてきて、ゆっくり往復する。その頃には私の方も濡れてきていて、愛液と粘液が混じってにゅ
るにゅるとスムーズにあそことお尻を舐め上げた。

「ふ、んぁ……あん」

 二本の触手に転がされている乳首の方にも、別の触手が伸びてきた。
 彼等の触手には役割の違う数種類があるらしい。いま私に絡みついているのは、攻撃や保持、捕縛などに使わ
れる『汎用』のもの。そして乳首に伸びてきたのは、『汎用』よりも細く、先端に丸い口のついたものだ。その
口が、両の乳首に吸い付く。

「ふぁ、んっ! おっぱい、そんなに強く、吸っちゃ……ぅんっ!」

 水を飲む為か、あるいは獲物の血を吸う為のものなのだろう、細さに見合わない強い吸引力で、ず、ず、と私
の乳首を交互に吸う。その間にも、乳房に巻き付いた触手は絞るように、揉むように締め付けたり緩めたりを繰
り返している。

 充分に濡れてきたのを確認したのか、股をくぐっていた『汎用』が離れ、替わりにまた別の触手が伸びてきた。
『汎用』よりもひと回り太い、先端に口の開いた……『輸卵管』。その先端が、私の入り口にあてがわれる。

「ん……ひぁああ……んんっ!!」

 一拍おいてから、一気に私の最奥まで突き込まれる『輸卵管』。さらに、勝手知ったるとばかりに子宮口を探
り当て、先端を潜り込ませて口を開く。

「ふ、くぁ、んっ、あ、くる……」

 子宮口を開かれる頃には、既に『輸卵管』の中をいくつかの膨らみが通って私に迫ってきていた。そのまま私
の膣内を、握り拳より一回り小さいくらいの卵が送り込まれる。その卵の圧迫感すら、慣れてしまった私にとっ
ては快楽をもたらしてくれる。そして、卵は『輸卵管』の出口にたどり着き……
248これも、ひとつの。_2(2/2)sage :2005/04/12(火) 00:44 ID:xgeAQ7MA
 ちゅぽん、ちゅぽん、ちゅぽん……

 ひとつ、ふたつ、みっつ……次々と私の子宮の中に卵が産みつけられてゆく。産卵を終えた『輸卵管』が抜け
落ちたときには、私のお腹は中の卵のせいで膨らんでしまっていた。
 そして、また次の、別の触手が拡げられた私のあそこに伸びてくる。『輸卵管』ほどでは無いものの『汎用』
より太く、結構な密度でいぼいぼの様な小さな突起が付いている。そして先端はさらに一回り膨らんでいた。

「いぁ、んぁぁああぁん! あっ、は、くぁんんっ!」

 それが一気に私の膣内に突き込まれ、そのままじゅぷじゅぷと暴れ出す。いぼいぼが私の中の敏感なところを
何度も強くこすり上げ、強烈な快感が全身を走る。
 同じものがもう一本、私の口の方にも伸びてくる。舌を這わせて先端やいぼいぼを舐めてあげると、それはび
くんと震えた。「もっと、もっと」と言わんばかりに口の中に入り込んできたので、私は口をすぼめ、舌を這わ
せて愛撫する。この子にとって、この触手が一番の性感帯みたい。
 そうしているうちに、膣内で暴れていた方の『いぼいぼ』がぶるぶると震え、さらに動きの激しさを増した。

「ふぁ、あ、あ、あぁぁっ!」

 どびゅ、どぷ、どぷんっ!

 私の最奥まで突き込まれた『いぼいぼ』の先端から、子宮の中に大量の粘液が注ぎ込まれる。
 精液、ではないと思う。この子を生み付けられたときは、こんな事はされなくても生まれてきたから。たぶん
羊水か、幼生にとっての栄養源みたいなものなんだろう。私の子宮は卵を抱えたまま、さらに貪欲に粘液を飲み
込んでしまった。

「う、んぶ、ふむぅぅん!」

 口の中の『いぼいぼ』も喉に当たるくらい深く突き込んできて同じものを放出し、私は舌での愛撫を続けなが
らそれを飲み下してあげた。……以外と不快な味ではない。それに、なんとなく活力が湧いてくる感じ。やはり
幼生の栄養源なんだろうか。

 粘液を注ぎ込まれてほどなく、子宮の中の卵達が一斉に蠢き始めた。それを察した膣内の『いぼいぼ』が、ず
るりと私から抜け落ちる。
 やがて子宮内の感触が、ぶよぶよした卵のものから幼生のものへと変った。そして、卵の殻とたっぷり注ぎ込
まれた粘液の感触が無くなってゆく。

 いよいよ、ここからだ。

「く、ぅあ、あ、はぅあん……!」

 内側から子宮口をこじ開け、幼生達が産道を進み始めた。『汎用』達は愛液の分泌を増そうと全身への愛撫を
激しくし、『いぼいぼ』は私の口を味わい、もう一本は私の手にしごかれて震える。とどめとばかりに『口付
き』がもう一本伸びてきて、私の芽をくわえ込んだ。さらにちゅっ、ちゅっ、と、断続的に吸い付いてくる。

「ん、んむっ、ふぅぅ、ふむぅぅんっ! ぅんっ!」

 まるで私におちんちんが生えて、『口付き』の中を犯しているような感覚。さらに膣内では、幼生達が這い出
そうと蠢いて。無意識に爪先がぴんと伸び、腰ははしたなくがくがくと動いてしまう。
 そして。

「くぁ、は、うああぁぁああっ!!」

 始めの絶頂を迎え、激しく痙攣と収縮を起こす膣口を押し拡げて、幼生がずるりと這い出して水中に産み落と
された。

「ふああぁぁっ、あ、んああぁぁあんんっ、はぅぅんぁぁ!」

 ずるり、とぽん、ずるり、とぽん、ずるり……

 一体産まれ出るごとに私は絶頂を迎え、その度に収縮する膣口を押し拡げて幼生達は次々と這い出してくる。
まるで、鳥が固い殻を破って産まれでる、その代わりのように……。

 びゅるっ、どびゅ、どく、どくんっ!!

 そうして全ての幼生が産まれ出ると同時に、2本の『いぼいぼ』の先端から私の全身に白濁した粘液が降り注
いだ。顔を、胸を、お腹を、白濁液がねっとりと覆い尽くす。

「あ、は……ん。 さ、みんな、おいで……♪」

 絶頂の余韻を味わいながら手招きすると、産まれたばかりの幼生達は私の身体を這い上がり、細い細い『口付
き』で私の全身に付いた粘液を舐め取ってゆく。まるで授乳しているような気持ちになり、一体ずつ指先で撫で
てあげると、みんな喜ぶように薄い緋色の触手を指に絡めてくれた――。


 全身の粘液を舐め取り終えると、幼生達は水の中に入り、お互い寄り添ってゆらゆら触手を揺らしていた。
 残った粘液を洗い流す私の脚に、薄い緋色の触手がゆるく巻き付いてくる。

「ん、どうしたの?」

 巻き付いた触手は太股のあたりまで上ってきていて、本体からは再び『いぼいぼ』が2本、カリ首をもたげて
いた。この子の言いたい事が判って、思わずくすりと笑みが漏れる。

「ふふっ、産卵抜きのえっちもしたいんだ?」

 私がそう言うやいなや、『いぼいぼ』がこちらに向けて伸びてくる。

「さっきまでのでまだいっぱい濡れてるから、いきなりきちゃっていいよ。ほら、おいで」

 水際に横たわってあそこを向けてあげると、あそことお尻に、『いぼいぼ』があてがわれた。
 それぞれ先端を入り口に何度か擦り付けてから、一息に侵入してきた。そのまま私の中の弱いところを入念に
こすり上げながら、交互に突き込んでくる。『汎用』や『口付き』も、私の温もりを求めるように全身い絡みつ
き、吸い付いてきた。

「あっ、あはっ、ふぁああぁん、んぁっ! あんっ!」

 次にここに来られるのはもう少し先になりそうだし、今日は好きなだけさせてあげよう。
 私は気持ちを切り替えると、触手がもたらしてくれる快楽に、しばし溺れる事にした。
249125=246sage :2005/04/12(火) 00:46 ID:xgeAQ7MA
以上になります。
ペノの巣や生態、触手の種類については全くの創作ですので、あまり参考になさらないように。
いや何の参考かはさておき。

では、失礼をば。
250アサシンの受難ラストsage :2005/04/12(火) 20:21 ID:g1bifjHU
こんばんわ、過去の人です
覚えている方がいるなら飛んで喜ぶところですがいないだろうなぁ…
それはさておき私がここで書く最後の作品です
ちと長いですが読んでやって下さい
私の過去の作品を知ってる方ならちょっとニヤッとしてもらえるかも
251アサシンの受難ラストsage :2005/04/12(火) 20:21 ID:g1bifjHU
「やぁ!たぁ!」

女の子の威勢のいい声が聞こえる
ベンチであぐらをかいているオレはこの光景をもう数十分は見ている
つい先ほど他人と口論したばかりで気分が悪かったのだが…
どうにもこの晴天とプロンテラフィールド特有の…のらりくらりとした雰囲気
これのおかげで今はイライラしていない
よくよく思えば自分が悪かったのかもしれない
相手はノービスハイだ転生職といえどノービスなんだしな
ただそれのお付きかどうか分からない金髪の方耳にしかイヤリングをしてない女騎士がな…
逆に男のノービスハイのほうが大人っぽかった

「女と口論するなんてまだまだオレもガキだ」

ぼそっと思わず一言漏れたが、それが恥ずかしいのかすぐさまオレはタバコを取り出した

「…………」

そういやこのタバコにも少々困ったことがあった
プロンテラで購入したのだがブローチをつけた生意気な女のアルケミスト
タバコの増税で心身供に疲れている喫煙者にさらに追い討ちをかけるような値段だった
無論、高すぎるとアドバイスくれてやったんだが斧のみねうちで股間をどつかれた
…結局買ったが

「はうっ…!」

思わず体が揺れる、思い出しただけで痛い…男にしかわっかんねーだろうなぁ…

「あの〜…」
「ん?あ?どうした?」
「いえ、さっきこう体がビクッて…どうかなさったんですか〜?」

どうやらさっきからプパをどついていたノービスの娘に見られていたらしい

「お嬢ちゃん…女の子にはわかるまい男の苦痛の振動が…」
「はぁ…?」

「そういやお嬢ちゃん、職はなんになるんだ?」
「はいっ、プリーストです!」
「いきなりアコ飛ばしてプリかよ、なんでまた?」
「はい、実は蟻地獄のある砂漠で…」

(ははぁ…おおかた辻ヒールもらったってヤツか)

「フリオニにしばかれて無残に倒れてたアサシンさんがいたんですよ!」

(アッレェー、オレじゃん)

おもわずタバコの箱をくしゃっと潰す

「その後に別の男のアサシンさんと女のハンターさんのコンビが倒しちゃいましたけどね〜
 でもきっとお二人さんも強いんでしょうけど、倒れたアサシンさんがフリオニを
 散々痛めつけた後だと思うんですよ」

がしっ

「へっ?」

オレは思わずノビ子の両手を掴んで涙を流しながら顔を上下に振った

「す、すまん。話しを続けてくれ」
「え…えぇ、それでその時おもったんです」

(ははぁ、倒れたオレのような人々を救いたいと思ったわけか)

「アサシンとハンターなんて珍しい恋人同士じゃないですか!?
 そんな人たちを見たら私も思わず恋焦がれちゃって…」

(アッレェー、支援職関係無ぇー)

「そこで私は女の職業の花形であるプリーストになろうと思ったんですよ!」
「帰れ」
「なんでぇー!?」

ノビ子はポコポコと猫パンチでオレをなぐり続ける
まったく最近のヤツらってみんなこうなのか?
オレらの時代は職の重要性、相性等を考慮して決めたもんなんだが…
オレらの時代…

まだ一次職しか存在しなかった時代だ
オレ達シーフは完璧な高回避、ダブルアタックによる高火力で剣士にも負けないほどに
前衛として活躍していた
自慢ではないがシーフにあこがれる者も少なくはなかった
そしてオレにも「兄貴」と慕ってくれたシーフがいったけか
ソイツとオレ、さらに当時の仲間も組んだオレのPTは当時かなりの強豪だった
もう、ソイツとは何年も会っていない
最後に会ったのは二次職のウワサが舞い込んできたときだ

…………………

「兄貴、なぁ兄貴」
「んぁ?なんだよダマスカスといでんだから後にしろよ」
「違うんだって兄貴!二次職ってのがあるらしいぜ!」
「二次職…?」
「そうだよ!各職業の特性をさらに強くした職業らしいぜ」
「そりゃあ…夢のある話じゃねぇか、オレらシーフが二次職になったら最強だな」
「そうさ兄貴!オレ達のPTも活気づいてる!オレ達はまだまだデカくなるぜ!」
「ははっ…ガキの頃モロクで死にものぐるいで人様の者を糧にして生きてたオレらがか」
「そうさ…兄貴、オレらだってやれるさ。」

…………………さん…アサシンさん

「んぁ?」
「ちょっと!聞いてるんですか!?アサシンさん!」
「ん?んん、あぁ、いいと思うよ」
「ほんとですかぁ!やったぁ!あたし頑張ります!」

おもいっきりガッツボーズをとるとノビ子はモンスターの元に走り去って行った

「…lv上げか?」

よくよく思えば結構かわいいノービスだったな…
何を言おうとしてたのか少し気になったがまぁいい
そう思いながらベンチから腰をあげるとパンパンとホコリを払いプロンテラに入った

(えーと…氷柱氷柱…氷柱のカタール)

目当てのものを露店から探すが中々見当たらない
BOSSドロップのアイテムだしオレらしか装備できないアイテムだ
需要がないのだろう

「激安!!見てって下さい><!」

と言う露天を見かけた
カタールにしか今は興味がないのだが激安と見ると
「どれだけ安いんだろう?」
と思わず覗きたくなってしまう。人間の心理ってヤツだ

軽く覗いてみるとsサークレット、sマント。sリング等なかなか高価な物が出回ってる
…が、すぐに気づいた全て「s」が無いのだ
いわゆるサギ露店である
すぐさま売っている人間をチェックすると有名なGVGギルド傘下の商人ギルドだった
(まぁこんなもんだろ)
気にすることもなく別の露店を覗こうとするとサギ露店が店を閉めた
「売れた」のだろう、商人はそそくさとプロンテラ裏通りは歩き始めた
今思えば興味に引かれたとしかいえない
オレはクローキングで後をつけることにした

……………

商人はプロンテラの砦がひしめくMAPで止まった
なるほどプロンテラ城を大胆にも横切ってはいるがここは普段人はいない
誰か来たのか商人は腰の低い挨拶をするとサギでせしめた金を渡して去っていった
どこのどいつだ確認するために覗いてみた

(なっ…アイツじゃねぇか!)

昔、オレを兄貴と慕ったアイツがいた
顔つきは少々変わったが間違いないローグになったアイツが金を持っていた
(…待て、まだアイツが受け取り主だとは限らないとりあえず話しだけでも聞こう)
そう思いクローキングを解いて近づいた

「…よォ、元気そうじゃないか」

「あぁ?テメェ誰……兄貴…!?」

その瞬間アイツの仲間であろう、数人が寄ってきた

「よぉ、どうだいくらあった?
「ん…?誰だこのアサシン、どっから来た」
「いや…知らねぇヤツさ」

「お、おい―――」

「うるせぇ!寄るんじゃねぇよ!雑魚職がよ!」

そう叫ぶとアイツは短剣を取り出しオレに突きつけた

「…なんのつもりだ」
「なんのつもりもね〜ってよ、現場みたんだろテメェ」

アイツの仲間のウィザードの手がバチバチと雷を発しはじめる

「っ!!」
「死ね、ユピテル…」

オレは即座に蝶の羽を握りつぶすとその場から脱っした

「チッ…勘の鋭いヤツだぜ」
「おいおいおいおい、めんどうなことになったじゃねぇかどうすんだよ」
「どうもこうも始末するしかねぇだろ」
「だいたいローグのくせにお前が尾けれらてんじゃねぇよ!」
「…すまねぇ」
「ったく…しょうがねぇ、お前でケリつけてこいよ」
「オ、オレが!?」
「ったり前だろうが!心配すんじゃねぇよ、たかがアサシン一人だろが」
「そうそう、あんなの負けっこね〜って」
「…………」

…………………

「どうなってる…」

オレはその後もベンチに座り青空を眺めながら考えていた
…アイツはあんなことをするようなヤツじゃなかった
確かにオレらは人の物を奪いそれまでを生きてきた
だがノービスになり、アコライトをPTに迎えたときに話を聞き考えを改めた
子供にとってモロクは生きていくには厳しすぎた
だから略奪などをして暮らしていた…そうじゃなければ生きていけなかった
しかし生きるすべはほかにあったはずだ、だからオレ達はアコライトの話しを聞き賛同した
その中にはもちろんアイツも含まれていた
みんなで誓ったはずだ…なのに…どうなってる?

考えれば考えるほど疑心暗鬼に陥っていった
252アサシンの受難ラストsage :2005/04/12(火) 20:23 ID:g1bifjHU
「おにぃいさあああん!!アサシンのおにぃさああん!」

オレの放っている気まずいオーラをものともせず(多分そういうの分からん娘なんだろう)
あのノビ子が近づいてきた

「はぁっはぁ…隣いいですかぁ〜?」
「お、おう」
「ふ〜…あたし基本スキル9になりましたっ!もう転職です!」
「お…おぉ…そりゃよかったじゃないか、はやく教会に行ってこいよ」
「うんっ、そのつもりだけどぉ…」

なぜか照れながらこちらに体を擦り寄せて来た
ゾクッとオレの体が震える

「な…な…何をしている…」
「もう…分かってるくせにぃ〜」
「い…いや何が?」
「アサシンさん実は照れ屋〜?」
「え…何がスか?ボクほんっと分からないんスけど…」
「ほ…ほんとに忘れちゃったの?」
「忘れたってか…知らん」

そう言うとノビは前より上がったSTRでまた猫パンチをポコポコと始めた

「何言ってんのよー!あの時に!転職前に抱いてくれるって言ったじゃない!」
「へぁ!?言ってねぇよ!!!」
「言ったわよ!「いいと思うよ?」って!」
「…あ……もしかしてあの時?」
「あの時!」

しばらく沈黙が流れる…

「おまっ!あれ全っ然話の流れにのってねーじゃん!つーか言う空気じゃねぇよ!」
「なによ!アサシンさんやっぱり聞いてなかったんじゃない!
 今更キャンセルさせないわよ!女に恥かかせないでよ!」
「あのなぁ、オレよりいい男なんてこの世に掃いて捨てる程いるんだ…やめとけ」
「ヤです」
「即答かよ!なんでだ」
「アサシンさんが好きだから」
「…あのな、それは嬉しい。素直にそう思う。けど――」
「嫌いなんですか…?」
「へ?」
「…あたしのこと…嫌いなんですか?」
「嫌いじゃない、でも好き嫌いの問題じゃないだろ?オレは――」
「でもあたしは好きです!好きなんです!アサシンさんが好きなの!
 あなたが!あなたの顔が!髪が!胸が!服が!呼吸が!汗が!精子が!恥垢が!」

そう叫んでオレの胸に顔を埋めて泣いている完璧に引いてるオレの顔をよそに
手前のセリフの後半がなければ普通の失恋光景だ…だが…

(く…くっ……)
(狂ってる…)

ひょっとしてこのノビ… 危 な い 人 ?
そうだ、よくよく考えたらオレがいつも休んでるこのベンチ周りで
「いつも」戦ってたなこの娘、「いつも」いた
そうとう前だが一回戦闘後に流血した状態で座ったことがある
すぐさま血がつくと分かってどいたがベンチには血がついていた
これはまずいとおもってなにか拭く布をさがしにいって帰ったきたときには
また綺麗なベンチになっていたときがあった
…おそらくこのノビ子が拭き取ってハァハァしたか 舐 め た のどちらかだろう

間違いない、こいつストーカーだ

お付き合いなんてとんでもない、とっととずらかろう
そう思ってクローキングしようとした瞬間

「…待って」

とノビとは思えない握力でオレの服を掴む

「どこに行くの…?」
「い、いや…」

さらにギュゥッとオレの服をつかむ多分こいつSTR100ある

「おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…
 おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…
 おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…
 おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…
 おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…おいてかないで…」

「わ、わぁかった!わかった!おいてかない!
「ほんとぉ!?」

ぱあっと急に満面の笑顔になるノビ子

「うん…」

お手上げである

「ね…アサシンさん…」

もうべったりと体を寄せ付けてオレの首元で囁くノビ

「な…な…なんスか…?」
「抱いて…」

そう囁くと首筋を舐め上げるノビ子

「そ、外ぉおおそそそ外はダメだ!外はダ、おぉおおおぉおお!」

口にちゅっちゅっとキスまでし始めもう完璧にそっちモードである
オレは腕に無数の鳥肌を出しつつもなんとかノビ子を抱き上げベンチから立つ

「な?…や、宿屋にいこうそれから…な?」
「うん、アサシンさんが言うなら…」

そう言うとオレの腕に手を回しべったりとくっついている。さながら恋人だ
オレも普通なら嬉しい、普通ならな

宿屋に到着すると顔なじみの美人な女主人と顔を合わせる
いつも女を買って来るのはココだ、ちなみにココ女の主人とも済んでいる

「あら、今日は可愛い子つれてきたのね…昨日と全然趣味が違うじゃない」
「好きで連れてきたんじゃ―痛っいだだだ!!…好きで連れてきた…」
「あらあら、激しそうねぇ。完全防音のお部屋特別にかしてあげるわ805ね」
「すまない…」
キーをウケとると部屋に向かうためにロビーをぬける

「やるじゃねぇか〜、ついにノービスかぁ?」
「ヒュ〜かわいい子みつけたじゃな〜い」
「ね〜、今度はアタシの相手してよね」
「次オレに回せよ」

と顔なじみどものバカな応対に「しっしっ」と手で返事しつつ
階段を上り目当ての部屋に向かう

「ハッ…はぁっ…はっ…はひっ…」

さっきからこの調子である、こいつ 期 待 しすぎ
たまにオレの服に顔をうずめて匂いを嗅いでいる、コイツやっぱり普通じゃない

「あのなぁ…オレ上手いとは限らないんだぞ?それにお前始めてだろ?スゲェ痛いぞ?」
「はっ…はっ…アサシンさんの…はぁあ…アサシンさんとぉ…
 あっ――――――――はぁあぁぁ〜…」

(い…イッてる…)

両手でオレの服につかまりガクガクと震えている
よくよく見れば足に何筋も愛液が垂れていてノビのはいている短パンも染みてきている

「も…ダメェ…ここで!ここでぇ!」
「も、もうすぐだろが、我慢し――」

突然オレにディープキスで口を黙らせてきた
唾液をふくませた…いやらしすぎるノービスのするもんじゃない行為だ
おもわずこちらの理性も吹き飛ばされそうになったが……」

「ぷあっ…!も、もうすぐだから…な?」
「う…うん、はやくぅ…」

口から伝う唾液の糸をぬぐうと部屋に到着する
鍵を完全にロックし防音のスイッチを入れる、魔法で音を消すそうだ
黒髪で外ハネの女セージが考えたシステムらしいが今のオレにはどうでもいいことだ

「はっ…ん…んんっ」

なんとか胸当てを外そうとしているがカチャカチャと四苦八苦している

「落ち着け…」

こちらは手馴れたもので肩鎧と腕、体に巻きつけられた包帯を取っていく
これを全部とると知人に「アマツでみた「じんべえ」みたい」と言われてしまった
しかし肩鎧は取らないと邪魔だし包帯も一回乱れた女にぐちゃぐちゃにされた
腰のスカートのような物も取り外す、オレは準備OKだ

「おいオレは…まぁだ取れてねぇのかよ」
「だぁってぇ…」
「タイムアップだ」
「え?ひゃあっ!」

オレは軽くノービスを押すとベッドに倒させる

「むぐっ…ふぅううん…んん…」

言葉を発せさせまいと唇で塞ぎ、ノービスのバッグを椅子に置く
間を置かず胸当てを外しポイッと捨てる、鉄の無機質な音が響く

「はぁ…アサシンさん…手馴れてる…」
「そりゃな…ほらこっち来い」
「あっ…」

ノービスのきゃしゃな体を引き寄せるとギュッと抱く
ただ何も言わずにギュッと抱きしめる

「アサシンさん…あったかい…」

すると相手も負けじと抱き返してくる
オレの地味な必殺技だ、女はこれに弱い

(そろそろ…だな)

頃合を見計らいノービスのズボンに手をさし入れる

「あぁあっ!いっいきなりぃ!だめぇえ!だめぇえええ…」

ダメとは言っているが腰を突き出しており説得力皆無である
下着の中はすでに相当な熱気がただよっている
ソコの付近はすでにヌルヌルでこれ以上ないほど濡れている
下着ごしにスジを擦ると「あっあひぃ!」と素直な反応を見せる

「だめぇ…おかしくなるぅ…」
「おかしくなると来たか…そのうちもっと変になるさ」
253アサシンの受難ラストsage :2005/04/12(火) 20:24 ID:g1bifjHU
そう言うと服をめくり上げ、小さな胸に吸い付く

「そっそこっ…恥ずかしい…」
「はぁ?なんでまた…」
「小さいから…その…」
「構うもんか」

ちゅっちゅっと乳首を吸うと体をブルブルと震わせて歓喜の声を上げる
どうにも感度がハンパでないらしい、イッてるのだろう

「はっ…あんんっ…あはぁ…」

…まったくどうだ?このイキ顔
娼婦顔負けだ、ノービスとは思えない
顔は汗、涙、鼻水、よだれでぐちゃぐちゃになっている
ほぼイキッぱなしじゃ仕方ない話しではあるが…

「ね…来て…もう我慢できない…来て」

不意にそう囁くと両手を広げて誘う
これがどういうわけかオレのツボを刺激する
普段はどうってことではないのだが…
虚ろな目と汚れた顔で誘われるとどうもメチャクチャにしたい衝動にかられる

「…痛いぞ」
「うん…うん」

手早くズボンを脱がせ、汚れた下着を足首にかけるとブツを取り出す

「す…すごっ…」
「怖気づいたか?」

自分自身こりゃまずいだろと言うほどに膨張している
不思議な話し久しぶりだ、こんなに興奮したのはノビ以前だ
ヌルヌルのスジにブツを擦りつけ馴染ませる

「はっ早くぅ…早くっ…!」

十分にブツを愛液で濡らしたので膣口にあてがう
無言で少しづつ挿入していく、俺自身気持いい瞬間だ

「あっ…んん…ん〜〜〜〜っ…」
「くっ…キツッ…」

じわじわ入れてても痛みが長引くだけだ一気に根元まで突き入れる

ぬぬぬっ…ズズっ!

「あがっ!ぃいいいいいいい!!!」
「っ!!」

ノービスがオレの背中に爪を立てる
跡がつくじゃねぇか…いやつけるつもりなのか

「ほ…ほらっ…痛いっつったろ…」

今だにブルブルと震えるノービスを伺う

「き…きもちいひぃい…」
「はぁ!?」

こいつ処女じゃ無い?
と結合部分を除いてみるが確かに破瓜の血ってヤツが流れている
よくよく考えればこの重度のストーカーがオレ以外に初めてを捧げようもない
と考えれば処女で間違いない、でもコイツ気持いいっつったぞ?
ひょっとして過度の幸福感が痛みを消してるかもしれない
散々恋焦がれた相手(ストーカーしてまで)に抱かれたんだ
その気持ちの高ぶりといったら想像に難くないだろう

「もっと…もっとぉ…」

オレの首に両手をまわし囁く
(コイツ…ぶっ壊してやる)
それからオレは今まで経験したありとあらゆる性技で蹂躙した
…がコイツは確かによがり狂って反応していたもののイマイチ大きなオルガスムスに達していない
(クソ…バケモンかコイツ…)
激しくピストンを続けるうちにオレが危うくなってきた
(正直出す手は出しつくしたしな…一発出しとくか)
ガンガン突き上げながらノビの耳元に囁く

「そろそろだ…どこに出して――」
「なっなかぁ!膣内に!子宮に出してェ!」
「はぇえなおい…」

即答に近いリクエストだったが素直に応じることにした

「そらっ…出すぞ!」
「あっあっ…来るっ…出てるっ出てるぅ!あああああっ――――――――――はあぁあっ…」

ひときわ大きな声を上げるとノービスの体が弓なりにしなる
体はより汗ばみ、目の動きが止まり、呼吸が少し止まる
どうやら大きなオルガスムスを迎えたらしいよだれをだらしなく垂らして息も切々に呼吸している

「あぁ…あぅ…はぁう…あ〜…」
「なんて顔してんだよ…そんなに気持よかったか?」
「いい…気持ひぃい…せいしぃ…」

コイツひょっとして膣内射精じゃないとダメ系か…?
相当な淫乱だな、いや並みの淫乱じゃないわコイツ

……………

ブクブクブク…
風呂場に妙な音が反響する

「おい、子供じゃないだ遊ぶな」
「えへへ〜、子供だもん」
(それじゃ抱いたオレがシャレにならんだろ)

などと思いつつノービスの頭を洗っている
恋人同士でもないのにノービスの提案で(半ば強制)二人で湯船に入っている

「お前なぁ、あの後7回もやらせんじゃねぇって…もう煙もでねぇよ」
「えぇ〜…まだしたかったのに」
「死ぬ死ぬ、オレが死ぬ」
「それくらいじゃ死にませんよ〜アサシンさんは」
「お前オレの何知ってんだよ…」

くだらない会話しつつも心底楽しそうなコイツの顔を見ていると
そんな会話さえこちらも楽しく思えてきてしまう

「お前出身は?」
「プロンテラ」
「アサシンさんは?」
「モロク」
「お前親御さんは?」
「わかんない、孤児院で育ったから。アサシンさんのは?」
「死んだ」
「な〜んだ私たち同じ身寄りなしなのね」
「変なとこで共通点あるよな」
「なんだか嬉しっ!」
「うそん…」

一通り洗い終わったのでノービスの頭を流す

「きゃうっ」
「じっとしてろよ…」

………………

「ほらちゃんと着れるか?」
「う、うん…ちょっと待って…」

よろよろと足取りのつかない格好でオレにもたれかかる

「こ…腰抜けちゃった…あはは」
「当たり前だ、処女のくせにあんだけヤるから…」
「今度は10回ね!」
「聞けよ!」
「あれ?服が綺麗…」
「そりゃ汚れたあのズボンもっかい履けねぇだろ、お前が失神してる間に替えを買ってきた」
「や、やだっ…お代わたさなきゃ…」
「いいよ、どうせ数百ゼニーだし。宿代もオレ持ちで払ってるから安心しろ」
「う…うん」

淡々と肩鎧を着けるオレを物言いたけにノービスが見つめている

「なんだ?」
「あの…あたしがプリーストになったら…その…」
「なれたら…?」
「なったら…あたしと…あの…」
「…いいよ」
「え!?」
「プリーストになったらな、オレんとこ来い」
「はい!」

その時この娘が到底本気とは思っていなかった
よくある話だ、二次職になれば…と言うヤツ
それまでに価値観も変わるもんさ、オレのことも忘れれるだろ
ノービスに少量のゼニーを渡すと先に宿屋を出た
何か言っていたがもう気にすることではない、二度と会うこともないだろう

宿屋から出て中央通に向かうと先刻、オレにユピテルサンダーをぶちかまそうとしたウィズがいた
人通りも多い、おそらく相手も大きな事を起こす気はないだろう

「…何か用か?」
「やぁ、聞いたよ。あんたアイツの知り合いなんだって?」
「昔の話だ、それがどうかしたか」
「そうトンがるなって、アンタとサシで話しがしたいらしいぜ
 場所はヨーヨーPVPルーム無制限、プロンテラ中央噴水広場だ」
「アサシンとローグがPVPで話し合い?到底そうとは思んな」
「ホントかウソか決めるのはアンタさ、オレは伝えただけだ好きにするといい」

そう吐き捨てるとウィズはさっさと立ち去っていった

「……………」

十中八九殺し合いだろう、恐らくオレの口封じのためだ
もちろんアイツ一人とは限らない、オレを殺すために数人で待ち受けてるのかもしれない
それでも…本当のことを確かめに…

オレはPVPルーム転送サービスがある宿に入ると
指定通りの場所に向かった

人数は1/2…オレとアイツだけか以外だな…
中央噴水広場に向かうと人影が一つ見えた
254アサシンの受難ラストsage :2005/04/12(火) 20:24 ID:g1bifjHU
「よく来たじゃないか、逃げ出したのかと思ったぜ」
「そうか?ちゃんと時間通りに来たんだ、そうは思わんはずだがな」

久しく出会ったことを喜ぶ会話は無くお互い距離をつめる

「別にお前がどんな人生を歩もうが横槍入れるつもりはない
 だがこれだけは聞かせろ、何があった?お前はこんなことをするヤツじゃなかった」
「うるせぇ、オレはもう昔のオレじゃない
 あんたみたいな中途半端な職業じゃないってことさ」

いきなりアイツが弓矢に武器を持ち替える

「っ!!」
「ダブルストレイフィング!」

2本の矢を弾いて回避する

(あぶねぇ、いきなりやられるところだった)

「甘いぜ」
「なっ!」

矢に気を取られていたオレにつけこみ、すでに間合いをつめていた

「くっ!」

急いでカタールで防御する

ガキィィンっ!!

「ぐぅううっ!」

体に響く特有の衝撃が体力を奪う

「お前っ…」
「ははっ、そうさコイツはトリプルブラッディグラディウス
 例え防御したって威力を突き通す人間特化のシロモンさ」
「ハッ、だがそんなものがオレに当たると思ったか?」
「いんや、思わないさ…普通ならな」

そう不適に呟くとアイツは急に姿をくらました

ハイディング?こんな広い場所でどうするつもりだ?
たいした時間稼ぎにもならんぞ?
カタールを握り締め時間が切れるまで対峙する
(なんのつもりだ…ハイディング?グリムトゥースもないのに…
 いや…たしかローグにはトンネルドライブが……まさか!)
オレは急いで後ろを振り向く

「遅いな」

そこには短剣をオレの背中に突きつけたアイツがいた

「バックスタブ!!」

ズシュウッ!!

「ぐぅうあっ!」

背中に激痛が走りオレは吹き飛ばされ地面に無残にも転がる

「甘い、甘いねぇ。オレは日々GVGで鍛えられてる
 アンタなんかと一緒にされちゃあ困るんだよ」
「はっ…はぁっ…そうかな?」
「なに?」

レッドジェムストーンを握り潰し魔界から魔素を取り出し気化させる

「ベナムダスト!!」

地面に掌を叩きつけ毒素を充満させる

「ぐぅっ…野郎!ふざけやがって!」

解毒スキルも緑ポーションもないのか素直に毒に体力を奪われている

「ざまあないな、それでもホントに鍛えられてるのか?」
「るせぇ!ダブルストレィフィング!」

2本の弓がオレに突き刺さるがDEXがハンターとは段違いのためにさほどのダメージは入らない
しかしそれでも痛みで頭の芯が響く

「ぐぅ…っ」
「おらおらァ!どうだよ!避けてみろよぉ!」

低威力とはいえ立て続けに矢を暗い続けたオレの体力はついに赤信号をともし始める

「はっ…はっ…」
「ふん…もう終りか?所詮アサシンなんてこんなもんだ
 いますぐ楽にしてやるよ」

アイツが人間特化のグラディウスに持ち替えオレに近づき
オレの襟首をもちあげる

「がはっ!」
「どうだ…オレはもう昔のオレじゃないだ強くなったんだよ
 アンタなんかと…一緒にすんじゃねぇ!」

叫びとともにグラディウスがオレに深く突き立てられる

(今だ!)

オレはアイツの両腕をしっかりと掴む

「ハッ!最後っ屁のつもりか?」
「ベナム……」
「な…なに…?」
「スプラッシャー!!」

グラディウスを突きたてられた傷口から凶悪な毒素に変わったオレの黒い血液が大量に飛び出す

「ぐっ、ああああああっ!!」

全身に毒を浴び、焼け付く痛みに耐えかねたのかアイツは地面に転がった
すぐさまオレはイグドラシルの実で体力を回復させようとしたが…
苦しみ悶えるアイツに昔の姿を重ねていた

「はっ…ははっ…やっぱり兄貴はつぇえや…」
「お、お前!やっぱり!}

急いで抱き寄せるとイグドラシルの実を手渡す…が
アイツの手がそれを拒んでいた

「よしてくれ…兄貴、オレがそれを兄貴からもらう資格はない…」
「……なんでだ」
「なんで…なんで…か…」
「なんで、こんなことをしている…お前はこんなことをするヤツじゃあ…」

オレの手は震えていた、どうしようもない感情が体を駆け抜ける

「兄貴…オレ、ローグになんてなりたくなかったよ…
 強い職になんてなりたくなかった…兄貴と同じアサシンになりたかった…」
「………………」
「二次職が国に正式に発表されて…兄貴がアサシンになってすぐだ…
 すぐに批判は始まったよ…弱すぎるスキル、AGIの…弱体化…
 オレは耐えられなかった、PTの皆も…誰もアサシンなんて望んでなかったんだ」
「………………」
「それでもオレは…兄貴の選んだアサシンになりたかった…
 でも必要とされなくなること、オレにはそれが耐えられなかった
 オレには兄貴みたいな強い信念がなかったんだ…」
「喋るな、もう長くないぞ…」
「ハハッ…兄貴もかなりつらいだろ…?はやくイグドラシルの実を使ってくれ…
 オレの分まで…生きてくれ」

「分かった…お前はどうする…?」
「オレは…またあの頃に戻るよ…兄貴と一緒に…シーフとして…
 バカやってたけど…楽しかったあの時に…」
「そうか…」

オレはゆっくりと地面に寝かせるとカタールをアイツの首元に当てる

「また会おう」
「また会おう…兄貴」

………………………………………………

「あぁ〜…アサシンのお兄さんどこいったんだろ…」
「も〜あんたまだそんなこと言ってんの〜?ほら早くポタだしてよ」
「だって〜…最近全然会わないんだもん、せっかくアコライトになったのに」
「はい、お代。ってあんたプリーストになってから会うんじゃなかったの?」
「我慢できないもん…」
「はぁ…もう好きにしなさいグラストヘイム前ね」
「は〜い…」

今日もポータル広場でポタ屋をやってる私
ノービスの頃あれほど愛してもらったアサシンさんとはしばらく合っていません
あの時いらい…ずっと会わずじまい…
あのベンチに24時間張ったこともあったなぁ〜…
でも私はそれくらいじゃ諦めません、そこらへんの女の子より粘り強いもの
…などと意気込んでいると…

「人の顔に吹きかけるなんて最低!」

と騎士子さんがプンプン怒ってベンチから去って行きました
何があったんだろう…とベンチに目をやると…

(あ…ああ…アサシンのお兄さん!!)

その時の私の胸の高鳴りったらありません…思わず濡れてしまったもの

(全然変わってない…あの死んだ魚のような瞳…ステキ…)

ポタ屋なんかさっさと閉じて私は声をかける機会をうかがいます
あっ目が合ったわ、照れちゃう…けど、チャンスね!
でも…恐らく私のことは覚えてないんだわ…それなら…

「あのぉ…」
「なんだ?」
「アサシンさんに…お願いがあるんです」

アサシンさんはそう言うと隣のポータル屋さんのポータルにタバコをポイっとなげて

「…言ってみろ」

とクールに決めてくれたんです、あたしもうイキそうでした
なんとか…なんとか二人にならなきゃ…
そうだ!たしか水場に…

「あの…水場まで連れていって欲しいんですが…」
「…自分で行けるだろうが、仮にもアコライトだろう?それともポリンやファブルが怖いか?」

予想通りだわ、でも…

「違うんです…誰が折ったのかは知りませんが、水場にイビルドルイドがいるんです」
「まぁ…いいだろう案内しろ」

ふふ…これで水場で生成した「私の聖水」を飲ませれば…
ふふふ…もうアナタは私のもの…一生離れない、一生離さないわ…アサシンさん…


そしてアサシンの受難が…始まる


END
255アサシンの受難ラストsage :2005/04/12(火) 20:26 ID:g1bifjHU
今まで私の作品を全部よんでくれた人ホントありがとう(ノД`)
一部でも読んでくれたひとありがとう
私はもうここの掲示板には顔を出さないでしょう
最後に萌えスレばんざいヽ(´∀` )ノ
256名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/13(水) 00:55 ID:lihxq3PY
>250-255
もちろん覚えてるし全部読んださ。
ラストということでどんな新たな受難かと思ったら受難の原因が!
そりゃこんなストーカー相手ならあんな目にも合わされるってもんですよね。
こちらこそ面白い話ありがとうヽ(´∀` )ノ
257名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/04/13(水) 07:30 ID:1DMMqqGA
アサシンの受難シリーズの過去話が見つからない(´;ω;`)
258名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/13(水) 10:01 ID:q8xGmUVk
見事ッ!!GJ
259名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/13(水) 20:56 ID:iuhOa7GY
>246
触手和姦とは珍しいですね。
ペノの愛がありながらもいやらしい触手愛撫、生殖行為にハァハァでした。
260♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 15:56 ID:hIlAkn5.
隙間にこそこそと投下。
人妻やや調教風味?ですから、鬼畜系が苦手な人はご注意下さい。



プロンテラの午後。
一見、仲睦まじく隣り合って座る、男のチャンピオンと女のハイプリースト。
二人の左手の薬指にはお揃いの結婚指輪が春の光でキラリと光る。
夫であるチャンピオンはぼんやりと遠くの露店を見ながら咥えた草の葉を揺らし、
すぐ傍では妻のハイプリーストが…―赤い顔で、落ち着かない様子で太股をすりあわせていた。

ハイプリ「ちょっとごめん、露店…見てくるね。」
チャンプ「ん?何か欲しいもんあるのか?お前は俺の嫁なんだから、何でも言えよ。」

彼女は困ったような笑みを浮かべ、首を傾げ、誤魔化し半分にプロンテラの
人ごみの中へと消えていく。

「ヘンなヤツだな…あ、はぁーん、俺へのプレゼントでも用意してくれてるんだな。」

ニヤニヤと笑うチャンプ。彼は腕を頭の後ろで組んで壁に寄りかかった。ここ最近、
理由も言わずに一人でどこかに行ってしまうことが増えている。理由は知らないが…――
転生をするよりも前からの付き合いで、あまり深くは追求していなかった。
瞼を閉じて欠伸を一つ。ゆっくりと午後の惰眠を貪りはじめる。
261♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 15:56 ID:hIlAkn5.
2週間ほど前のこと。
ハイプリ子は臨公広場で看板を立て、ぼんやりと座っていた。旦那がいれば狩りに
ついていくのだけれども、都合のつかないこともある。ぼんやりとするほどの間は
空かずに、すぐに男のウィザードから声をかけられた。

男WIZ「はじめまして、こんにちは。どうぞ宜しくお願いします。」
「あ、はい、宜しく。」
「どこに行きましょうか。特別な希望がなければ、一緒にグラストヘイムの古城で
狩りをしたいと思うのですが。」
「じゃあ、はい、ついていきます。」

彼はにっこりと微笑み、女の手を握って立ち上がる手伝いをした。陽光を反射した
左手の指輪に眸を止め、ふと、尋ねる。

「ご結婚をなされているのですね。幸せそうでうらやましいことです。」
「いえ、そんなに…最近は…」
「貴女ほど可愛らしい、美の女神の寵愛を受けておられるようなお方の夫が
羨ましいことですよ。最近は、如何なさいましたか?ああ、ポタをお願いしますね。」

歯の浮きそうな科白なのに。年甲斐もなく女の頬が桜色に染まってしまう。
けれども、はっとなって、慌ててグラストヘイム行きのワープポータルを唱えた。
積極的に手を引っ張るWIZに促され、二人の姿は光の中へと消えていく。
262♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 15:57 ID:hIlAkn5.
「アスムプティオ!!」
転生して手に入れた最大のご加護。どんなダメージも半分をカットする防御スキルに
びっくりするほどたくさんのレイドリックや、彷徨うものや、ライドワードに襲われても
平気だった。そこにWIZのストームガストが吹き荒れ、凍りつき、砕けば瞬く間に
戦利品だけが床に転がる。

「流石はハイプリーストですね。顔貌が美しいだけではなくて、力も素晴らしい。」
「別にそんなことないです…。」
「謙遜なさるだなんて。性格までも可憐なのですね?旦那さんが羨ましいですよ。
引く手数多で才色兼備の御嬢様を射止められるだなんて。」
「ホントに、この頃はあんまり…。」
「ご冗談を。素敵な貴女を慕う男は多かったでしょう?」
「さぁ…機会がなくて…初めて付き合った人が、今の旦那だから。」

ストームガストを詠唱していたWIZが、驚いたように瞬き女を見やった。
魔法の猛吹雪のなか、追撃のユピテルサンダーを構えつつ、言葉を紡ぐ。

「やはり聖職者様は純情なのですね。しかし、この頃はあんまり、何なのでしょうか?
上手くいっておられぬ…と、か?満たされない、など?」

男は誘惑をするように唇の端を持ち上げ、髪に結んだリボンを撫でながらハイプリの
肩をそっとさわり、背中を撫でてゆるく肩を抱く。少し近すぎるぐらいの距離で
耳にかけられる言葉。
「…少しだけ…。」
「こんなにも可愛らしい御嬢様を相手にしないだなんて、悪い旦那さん、ですね。
あら…?少しお顔が赤くなっておられませんか?」

赤い衣装の上から肩甲骨の窪みを撫でられ、思わず甘い波が押し寄せる。
細く白い首筋を指が滑りぞくぞくっと震える。いけない誘惑に、心が、揺れた。
263♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 15:57 ID:hIlAkn5.
二人は持ちきれないほどのアイテムを拾い、ワープポータルに乗って街まで戻った。
ハイプリが座ると、そのぴったり隣にWIZも膝を立てて座る。それが当たり前のように。

「アイテム、売りますね。」
「はい…。」

WIZの姿をドキドキしながら彼女は見つめていた。彼は商人にアイテムを売り終えると
お金の入った袋を押し付けるフリをして…そっと、ハイプリの乳房を鷲掴みにする。

「え…」
「どうかしましたか?お金、ですよ。」
にこやかに、冷静に紡がれる言葉。けれども男の長い指先が乳房に食い込み、乳首を摘んで。
痛みとじんじんと熱く湧き上がる快感。そのとき大きな抵抗をしなかったのがいけなかったのか
受け入れてしまう心があったのか。深く入り込んだスリットから男の指が忍び込み、
純白のガーターベルトを撫で、同じ色のショーツの中の秘所を弄りはじめた。

「お金はわかりましたけど…手、離して欲しいんですけど…」
「どこから離せば宜しいのでしょうか?この豊満な乳房から?それとも、アソコから?」
「ダメ、ダメだから…やだっ、じんじんする…」

WIZの指先が薄めの陰毛を撫で、恥丘に指を滑らせ、クリトリスを擦る。
同じ聖職者であり、淡白な夫のチャンピオンにはあまり弄られることもなかった
秘豆に触れられ、ピリっとした痛みと強い快感が走った。じゅん、っと秘所が
湿り気を帯びていく。彼はぷっくらとした恥唇を引っ張り、クリトリスの包皮を剥き上げて
直接指先で転がし、膣口をぷにぷにと指で押しあげる。もう少し力が加わったら
もう飲み込んでしまうぐらいに、一気にべちょべちょになってくる膣。

「は、あぁ…――」
「気持ち良さそうですね?甘い声で喘いで。アソコ、濡れてきてますよ。」
「そんなことないよ…」

嘘仰い、と言わんばかりに指が膣の中へと押し込まれる。指を曲げて動かされると
くちゅぐちゅと水音がして、いやがおうにも濡れていることを教えられた。

「聞こえるでしょう?アソコの淫らな音も、御自分の可愛い喘ぎ声も。
これでも気持ちイイと認めないおつもりでしょうか。」
「ちが、もう、なんか頭がふらふらする…」

乳房を揉んでいた手が離れ、両側のスリットの反対側からも手が差し込まれる。
膣に一本だけ入れられた指が蠢き、一緒にクリトリスを転がし、さらにもう片手が
触れられたことすらなかった菊座に宛がわれた。ゆっくりと皺を伸ばしてほぐし
中へと挿入される指。WIZが、ハイプリの衣装を揺らして布の下で秘所を弄る。
その様子を見た途端、一気に感じて…久しぶりの絶頂を向かえた。
264♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 15:57 ID:hIlAkn5.
「イってしまったみたいですね。旦那以外の男に弄ばれて果てた、と。淫乱ですね。」
「言わないでよ…」

菊座に挿入された指がくの字に曲がり、押し上げる。背中が反り返り乳房を
突き出すような姿になり、その乳首を、高Dexで早口の舌が布地の上から咥えて舐めた。
クリトリスの付け根から先端までに愛液を塗りこまれ、お尻にまで垂れてきた蜜が
菊座を弄る指の滑りを良くする。

「イくときの顔、見ていてあげますから、良い声で鳴いてイきなさい。」
「いや…――あ、あぁっ、んぁ、くぅっ…!!」

指先と言葉に導かれるようにして二度目の絶頂を覚えた。菊座と膣から指が引き抜かれ、
赤と白の前垂れを捲り上げられる。白いストッキングと、白い太股をつかまれて
足を大きく広げられた。WIZが顔を近づけて、ひくつき白みを帯びた愛液が垂れる
秘所を覗き込む。

「赤く火照ってイヤらしい色になっていますね。とろとろ愛液が零れてきていますよ。
お尻まで弄られて、悶えて、クリトリスを膨らませて、乳首を立たせて、また果てたと。」
「やあ…言わないで―…」
「言いますよ。もっと狂わせて、旦那よりも感じさせてあげますからね。」
265♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 15:58 ID:hIlAkn5.
WIZはハイプリの後ろの垂れ布を捲り上げ、ショーツを脱がせ、お尻を剥き出しにさせた
上で、両腕をつかみ後ろ手に回して彼女自身の布地で縛り上げる。神聖な衣装が淫らに
拘束をするものとなり果てる様子に、涙が滲むほどの羞恥に震える。

「旦那さんはこんなもの、使ったこともなかったでしょう?」

ゆっくりゆっくり、少しずつ少しずつ、両脇スリットの前垂れを捲り上げながら
彼は尋ねた。手にしているのは二本のロッド。4枚のカードの刺さったそれが
クリトリスに押し当てられた途端、初めて感じる刺激、振動に腰が痙攣をして悶える。

「あぁっ…!や、何これ、いやぁ…!」
「お尻にも食べさせて差し上げますね。」
二本目のロッドに愛液を馴染ませて柔らかくし、お尻の穴へネジのように回しながら
ねじりこんでいく。感じやすい場所を押し上げ、振動する棒の感触に腰がくねり
とても立ってはいられずに。けれども、WIZは女の腰を抱いて支え崩れることも
赦さず。立ったままの絶頂を迎えてしまう。

「ひ、ぃい、あぁ…!も…――赦して―感じすぎ…」
「ご結婚もなさって、旦那さんにも抱かれていたでしょう?もう音をあげるだなんて
情けないですね。このぷっくら膨れたクリトリスを虐めてあげますね…あら、アソコの穴が
ひくひくって震えてきましたよ。またイきますか?私にアソコを見られながら
イきますか?」

何度も何度も強制的に迎えさせられる絶頂に、遠のく女の意識…――
266♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 15:58 ID:hIlAkn5.
――…目が覚めたのは、体の中に何かが入ってくる感触があったから。
眸をあけても暗いのは何故?頬にかかる布の感じ…目隠し?
胸が…乳房が路地に押しつぶされて…手は縛られたまま、動かせない。

「お目覚めですか?犬のように四つん這いになって犯されている淫乱な御嬢様。」
「ぁぁあ……―――!」
体の中が満たされている感覚、ぐちゃぐちゃという水音、叩きつけられる腰、
夫のもの以外の貫かれ、犯され、感じている自分にはっきりと気がついた。

「私のを締め付けて、嬉しそうに咥え込んでますね。とってもキツくて心地よいですよ。
此処を突かれると感じてしまうでしょう?腰をくねらせて悶えて、イヤらしい。」

荒々しく奥の子宮口を、腰をがっちりと押さえつけて犯すWIZ。カリ首が襞と
愛液を掻き混ぜ、激しく突き込み。背中から頬を舐める。思わず甘えるようにして
女は後ろを向いてキスを強請った。

「キスして欲しいのですか?淫乱な牝犬のハイプリースト様。私に抱かれるのと
旦那に抱かれるのと、どちらが気持ち良いですか?」
言葉でも貶められた刹那に、果て。果てても答えろと言わんばかりに犯される身体。

「あ、貴方様ですっ!WIZ様のほうが、ずっと、気持ちいいです…!
太くて…おおき、い…!」
「とんだ聖職者様ですね。私の卑しい奴隷になって玩具におなりなさい。
それが貴女にはふさわしいですよ。私の奴隷になりますか?」
「はい…なります…あ、いくぅ―…!」

深く差し込まれる舌。舌の付け根から絡まる濃密な口付け。街の隅で行われる
淫蕩な仕儀に、女の頭の中は真っ白に染まり幾度となく果て、堕とされていき…――
267♂WIZ×♀廃プリsage :2005/04/15(金) 16:02 ID:hIlAkn5.
プロンテラの午後。
夫をおいて妻のハイプリーストが向かった宿屋には、あのときのWIZが待っていた。

「ごきげんよう。今日は一段と可愛らしいですね。命令のとおりにしてきましたか?」
「はい…」
「自分で捲りあげて見せて御覧。」

赤い聖なる衣服、羞恥で真っ赤になりながらも前垂れを捲り上げる。
純白の清楚なストッキング、熟れた太股、レース生地のガーターベルトが露になり…
けれども、ショーツは履いておらず。ノーパンで男の前に陰毛も、愛液の雫が
伝う内股も、全てを晒した。

「私の言う通りに下着は履かないでいたのですね。良い淫らな牝ですね。
質問ですよ…貴女は私の奴隷ですか?」
「はい…淫乱な奴隷です…」
「わかっているようですね。では、今日も虐めてあげましょうか…――」




転生職という点を前面に出したかったのですが…表現力が不足しており
ダメダメな限りで申し訳ありません(平伏
268名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/16(土) 01:37 ID:YgWTGfzQ
これはあああああ!!!!111!
あのWiz様だ!Wiz様だああああああ
269名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/18(月) 00:10 ID:y9Y8NSAU
WIZ様ついに転生職までも(´▽`*)
と、恐れ多くも興奮冷めやらぬ間に投下。

短編連作第一弾で、そのいち。
♂WIZ×♀アコ処女喪失系(何それ
でございま。
270ロズエル篇1sage :2005/04/18(月) 00:11 ID:y9Y8NSAU
ロズエル=エル=ウル=ゲフェニア
22歳 愛称ローズ

ゲフェニアの末裔と言われる名家の、エリート聖職者である両親の間に第一子として生まれる。
幼い頃より聖職者としての英才教育を受ける。
将来を嘱託され12歳で修道院に入るものの16歳で失踪。


ローズ



初めて私がセックスを覚えたのはまだアコライトだった12歳の頃。
向かいの家に住む5歳年上のウイザードに、真昼間の森の中で処女を捧げた。

12歳の初夏、月のしるしが少女の私にも降りてきて、
神学校出の両親によってすぐにでも修道院に送られることになった。
聖職者になるための場所、といえば聞こえが良いが
実際は世俗から引き離し、未だ見ぬ上流階級の誰それに処女の花嫁を用意するための隔離施設だ。

当時17歳だった幼馴染の彼は地元ゲフェンの魔術学院へ通っていて、
ウイザードの黒白マントが銀糸の髪にとても似合っていた。
時折姿を見かけると私の小さな胸は早鐘をうった。

私は週明けにはもう修道院へ送られてしまうということを、彼に伝えたくてたまらなくて
彼が毎日、魔物相手に魔法の修行をしている森へひとり踏み込んだ。


そこで、どうしてもとねだって彼に抱かれたのだ。そう、処女の私から誘った。


愛し合う両親の姿を子供の頃夜中に何度も目撃したし、
その最中の母親は若い娘のように愛らしくて艶やかで美しかった。
いつも控えめな父親は、母親の耳元に顔をうずめ、甘い言葉をささやき続けていた。
初めて見た夜は眠れなかったものだ。
目を閉じるといつしか、母親は自分に置き換えられ、父親は幼馴染に置き換えられ、
二人はとろけるように絡み合いながらゆっくりと動いている。

彼はとても大きくて、熱かった。
今でも思い出すと下半身が疼いて蜜をおびてくる。
271ロズエル篇2sage :2005/04/18(月) 00:11 ID:y9Y8NSAU
「ダメだよ、おじ様とおば様の大事な君にそんなことできない」

おうちに帰りなさい、と言った彼の言葉に私は突然声をあげて泣き出した。
私はこんなにも好きなのに、相手は私を子供扱いしてる。
私はもう大人の女なのよ!
泣きながら叫ぶ私の頬が、大きくて優しい彼のてのひらにそうっと包まれた。
あたま3つぶんも背の高い彼にしがみついて私は訴えた。

「遠くに行っちゃうから、お願い。最初のひとくらいえらびたい」

聡明な彼は一言で全てを理解した。
修道院に送られたら最後、花嫁姿でしか出ることは無い。
相手は勿論"神のご意思"…

彼がためらいがちに私の身体を抱きしめた。
私はいやらしい女の子と思われてもいい、と思いながら彼の服に手をかける。
ウイザードの赤いシャツの下は裸で、細いけど引き締まった彼の肌にすぐ触れることが出来た。

「すべすべ…」

「君の体のほうがすべすべでやわらかいよ」

未だ戸惑いつつも、かすれた声で言う彼の
震える指が私の身体の線をなぞっていく。
私は自分で自分の法衣を脱ぎ、彼を草むらに押し倒して上に跨った。

「ねえ、好きよ」

少しでも大人の女に見えるよう、精一杯色っぽく言ってみる。
彼の手をとって自分のちょっとふくらんできた乳房に押し当てる。
19歳で自分を生んだ、若い母親が父親にしていたことの真似。

彼のベルトを引き抜いて、おぼつかない手つきで前をあける。
押し込めていた布を取り払った途端、彼のものが天を突いてあらわになった。
彼が小さく「あっ」と声をあげる。
赤黒く脈打ってそそり立つそれは、私に衝撃を与えた。

「すごい…男の人のこれすごい」

とても小さな頃、一緒に水浴びをしたことがあった。
でも二人はどちらも下着をつけていて、私は彼の下着のふくらみがとても気になっていた。
私が手を伸ばして彼の下着のふくらみをぎゅっと掴むと、
彼は「うっ」と声をあげてプールサイドに突っ伏した事があった。

私はその時のように、でも幾分控えめに、手を伸ばしてむき出しになっている彼に触れた。
つんとした雄のにおいを鼻腔いっぱいに吸い込む。
私は遺伝子の中にある本能に従うままに、ごく自然に唇をあてがい、
キスするように肉棒に吸い付いた。
子供だと思っていた私に娼婦のような真似をされて驚いたに違いない。
彼は正直な道徳に従って私をやめさせようとしたが、
私はこのいやらしい至福の行為をやめるはずがなかった。

段々と彼の息遣いが荒くなる。
小さな口腔いっぱいに彼の性器をくわえこんだ私も、呼吸困難で息が荒かった。
私はちゅるちゅると舌で彼を舐め上げ、先端に吸い付いた。
鳶色の優しい瞳が熱っぽく私を見つめている。
いつも微笑んでいる品の良い唇は、今はぬれて半開きになっていて
その艶めかしい様子はますます私の行為に拍車をかけた。

12歳の私は、いつまでもぺちゃぺちゃと音を立てて彼を舐め続けた。
もしかすると次の段階に進むのを理性が怖れていたのかもしれない。
272ロズエル篇3sage :2005/04/18(月) 00:12 ID:y9Y8NSAU
やがてもどかしげに彼が私を押しやった。
肉棒が口からこぼれ、透明な糸を引いてぶるんとさらされる。

「…ありがと、いいよ」

私はきっと玩具を取り上げられた子供のように、不服の表情だったはずだ。
しかし彼はそんな私を自分の上から下ろすと、いきなり私の両足をつかんで大きく開脚させた。

「きゃっ!」

ふいに今更な羞恥心が沸き起こり、私は手足をばたつかせて抵抗した。
広げられた割れ目からはとろとろと愛液があふれ、彼はそこをまさぐるように指を入れてくる。
あまりにダイレクトな刺激に、私はびくっと身体をのけぞらせた。

「ふあっ…やっ…」

膣の中で彼の長い指がぐいぐいと動く。
私の膣の中を掻き混ぜるように、ぐちゅぐちゅと卑らしい音を立てながら。
下半身から津波のような快感が次々と全身を襲い、
たちどころに抗えなくなった私は、股を開いて彼の手淫にすすんで溺れた。

「んっ…はぁっ…きもちい…」

2本目の指がにゅるりと入れられる。私は恍惚に目を閉じ、彼の手に腰を押し付けた。

しかし、またもや彼は私から快感をとりあげた。
じゅるっと勢いよく私から指を引き抜いたのだ。
今度こそ私は不服を訴えようと、身を起こしかけた、その時
濡れた割れ目に何かが押し当てられているのを感じて私は小さく悲鳴をあげた。

口にさえ大きすぎた彼の性器が、私の小さな穴に押し入ろうとしているのだ。


「いや!」

咄嗟に身を起こし、私は彼から身体を離した。
しかし、四つんばいになって逃げようとする私の足首を彼は素早く捕まえ、
そのまま背後から身を押し付けてきた。

「逃げないで」

腰をつかまれ、私の小さな身体は彼に押さえ込まれる。

「やっぱり、だめ、やめて」

私はその時、歳相応の子供に戻っていた。まだ陰毛さえ生えていない華奢な少女に。
しかし、幼馴染の青年はもはや欲情を抑えることができなかった。
誘ったのは、私なのだ。

言葉さえ発せずぽろぽろと涙をこぼす私に、彼の巨大な肉棒があてがわれた。

「い、いやぁあ」

自分から誘っておいて、何故拒むせりふを吐くのだろう。

「いや…いやぁ!!」

彼は嫌がる私の声など耳に入っていないかのように、
ゆっくりと腰をおしすすめた。私の思考が、精神が、膣とともに肉棒に犯されていく。

「んぁあんっ!!」

涙が頬を伝って零れ落ち、眼下の地面にすいこまれていく。
足を持って引き裂かれるような痛みに、幼い私は絶叫した。
柔らかな下草萌える森の地面に、爪をたてる。爪に土がくいこむ。

「やめて!ごめんなさい!!許してぇ!」

肉棒は蜜で溢れた私の狭い肉壁の中にずっぷりと埋め込まれ、
私は裂けるような焼けつく痛みに、酸素を求めて喘いだ。
彼がぐっ、と腰を押し当てると、反り返った性器は私の身体の奥深くまで突き刺さり、
私は一段と高い声で叫んだ。

「あぁぁぁっ!いやぁぁぁ!」

彼の肉棒が勢いよく最奥を貫く。
私は涙と涎で顔中を濡らしながら、彼の許しを求めて啼いた。
性器が別の生き物のように小刻みにひくつき、脚はがくがくと震えて制御できない。
しかしそんな無様な私に、彼は獣のようにバックから激しく突き立ててきた。
本能のまま、自らの快感のままに腰を振り、私を犯す。


「あぁっ!あぁぁん!あぁぁ…!」

小さな身体をおさえつけ、彼は激しく腰を打ちつける。
もはや脚の力の抜けた私は、彼の腕によって支えられていた。
木漏れ日も優しいいつもの昼間の森。
その木々と空のもとで、私たちは交尾に没頭する。

やがて、引き裂かれるような入り口の痛みはそのままに、新たに快感が身体の奥から湧き上がってきた。
いまや私は自分から尻を突き出して腰を振っている。
愛しい人の剛直を締め上げ、理性を放棄して交尾する淫乱な雌になっていたのだ。

「ロズエル、好きだよ、愛してる…!」

名前を呼ばれてびくっと反応した私を、ひときわ大きく肉棒が貫いた。
皆愛称でしか私を呼ばないから、いつのまにか愛称でしか名乗らなくなっていたひねた私を、
彼だけはいつも本当の名前で呼んだ。

「もっと…もっと名前、呼んでぇ」

私は尻を高く上げて雄を受け入れ、懇願するように喘いだ。
太ももを伝う血の混じった液体を散らしながら、誘うように腰を振った。

「何度でも呼ぶよ、ロズエル、好きだ、好きだっ…!」

ついにその声とともに、彼はひときわ激しく膣を突き上げた。
同時に大量の熱い精液が子宮に叩き付けられる。
最後の一滴まで搾り出すかのように、彼はぐいぐいと腰を埋めてくる。

「ロズエル…」

彼は荒い呼吸とともに、つぶやくように私の名前を囁いた。
私は壊れた機械人形のようにひくひくと痙攣しながら、
余韻を味わうようにゆっくりと腰を動かす彼を感じていた。


翌日の早朝、修道院の長が直々に私を迎えに来た。
処女の"はず"の娘の体内に男の精液があることを見透かされやしないかと、半分怯え
だが半分は見透かして修道院入りを破談にしてはくれないかと浅はかな希望を

しかし修道院は私の中の淫乱な雌を視ることができなかった。
私はこの日から、16歳までの4年間を、修道院で過ごすことになる。
273169sage :2005/04/18(月) 00:16 ID:y9Y8NSAU
以上お目汚し失礼致しました
第二篇は明日までに…(´`)
274名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/18(月) 01:37 ID:jkQ6I62w
書きあがってから書き込めばいいのに…
連作きどって大作きどりはもう飽きた
275名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/18(月) 02:08 ID:B7ytH9rs
>>169
すばらしくGJです!!
こういう作品を個人的に待っていた( ´¬`)
楽しみにしてますね
276名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/18(月) 13:45 ID:qEXV.xdQ
>>270
超GJ!!
幼女が大人ぶってるとかハァハァとまらねえ。

>>274
これはこれで一つ完結してるし、別にいいんじゃないかね。
第一編、第二編、でばらしたほうが読みやすいだろ。
277名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/18(月) 18:12 ID:uFYGNhCI
>276
274は単なる煽り荒らしだと思うので、無視するのが一番でしょう。
278169改め269sage :2005/04/18(月) 21:44 ID:y9Y8NSAU
投下の緊張で自分のレス番間違えてました(´×`;)
お約束どおりロズエル篇その2です。
前作
ロズエル篇その1 ローズ はこちら>>270
279269sage :2005/04/18(月) 21:46 ID:y9Y8NSAU
内容書き忘れてました。♂ハンタ×♀プリです。内容は普通です。
280ロズエル篇4sage :2005/04/18(月) 21:48 ID:y9Y8NSAU
12歳で修道院に入り、両親には及ばないものの驚くべき早さで服事としての全過程を極めた私は
16歳の冬の夜に前代未聞の大脱走を果たした。
なまじ成績が優秀だったがゆえに教会のお咎めも実質無しで済まされた上、
両親は私が修道院に入ってから生まれた歳の離れた妹にかかりきりだったため
叱責も思ったよりはひどくなかった。
教会という籠から飛び出して存分に翼を伸ばせるようになった私は、
一緒に過ごした他の娘達とは正反対の道を歩いている。

22歳。身体を重ねた男の数は知れず。
所属ギルド、固定PTは無し。
家族も居ない。と答えている。


ルト



真っ暗な部屋の中、情事のにおいが残るベッドから抜け出すと私はプリーストの法衣をまとった。
ベッドに横たわる男が気づき、身を起こす。
半年前に臨時公平PTで出会い、それ以来ちょくちょく会って身体を重ねているハンター。
初めて交わったときに、彼はルトと名乗った。
恋愛感情は、向こうはどうだろう?こちらには無い。

「もう行くの?今度はいつ会えるかな」

「さあ。欲しくなったら呼ぶわ」

「相変わらずドライだよね。男なんて快楽の道具でしょ」

「お互い様のくせに」

ルトは裸のまま私の後ろに立つと、私の髪に鼻をうずめてきた。

「キスさせてくれる?」

「キスはいや」

ハンターはいきなり後ろからわたしの乳房をつかみ、もみしだいた。
先刻まで交わっていた余韻が、再び全身に広がり
私は思わずあえぎ声をもらす。

「じゃ、抱かせて。もう一度」

そのままベッドに倒れこむ。
狩人の引き締まったしなやかな体が私の上にのしかかり、
猫のようにざらざらした舌で私の乳房を舐めはじめた。

「んっ、あふっ…あぁ」

母乳をねだる赤ん坊のように執拗に乳首に吸いつきながら、
ハンターは細い指で私の秘部をまさぐった。すでにだらしなく愛液を溢れさせているそこは、
意思と関係なく彼の指をしめつける。

「指なのにこんなに反応して… ね、欲しいでしょ」

乳首を舌でもてあそびながら、ハンターはそそりたつ肉棒をぐいぐいと押し付けてきた。

「んっ…もったいぶらないでよ…んあぁっ」

熱い先端がわずかに肉壁にめりこみ、じゅぷっという淫音が私の全身にさざなみを起こした。
腰が彼を求めて勝手に動き出し、いやらしく肉棒を追いかけて股を割る。

「可愛いんだよな… ローズ。そろそろ俺のモノになってよ」

「名前…呼ばないで、あっ、あああんっ!!!」

勢いよく肉棒が突き立てられ、私の身体がびくんとはねる。
つい先刻、2度も私の膣に射精したというのにこのハンターの精力は底無しだった。
自慢の高DEXで正確にピンポイントを責めてくるこの男は、
私の身体の隅々まで知り尽くし、確実に私をイかせる。

「あっ!んっ!あんっ!あんっ」

ぱんぱんとリズミカルに腰を打ち付ける。結合部からあふれた私とハンターの愛液が、
湿ったシーツをさらに濡らす。
ハンターは私の脚を大きく開かせ、より深く性器を挿入した。
私は奥をえぐる肉の衝撃に、上下の口から涎をこぼしながら喘ぐ。

「いいっ…!すごいのっ、おっきいの!ああんっ、いいっ…!」

自分から腰を振り、足を絡ませてさらなる快楽を貪る。
肉棒をきゅうきゅうとしめあげ、ハンターの顔に恍惚の表情を見て取りながら
自らも膣を痙攣させて悶える。

「イくっ…イくよ、出すよ」

私は足に足を絡めてハンターが肉棒を引き抜くのを阻止した。
彼はためらいなくそのまま、私の中にビクビクと熱い迸りを注ぎ込む。
最後の一滴まで洩らすまいと、私はぎゅっと腰を押し付けた。

「ああ…愛してる」

ハンターがため息のようにつぶやき、汗で濡れた私の身体を抱きしめた。
微かにジンの香りがする唇が、ふっと近づいてくる。
私はふいと顔をそむけた。

「キスはだめ」

「やっぱりか」

たとえどんな激しいセックスをしても、私は絶対に唇を許さないでいる。
身体の隅々まで全て犯されても、心だけは私のもの。
しばらく繋がったまま余韻を楽しみ、私たちは離れた。
ハンターの性器がにゅるっと抜かれたとき、とろりと白濁が腿を伝った。

そのうち孕ませるから。

いつもキスを拒む私に、冗談めかしてハンターはそう言った。
281269sage :2005/04/18(月) 21:58 ID:y9Y8NSAU
短いですけど今日は以上で。
遅筆なのに連作気取りで申し訳ないと思いつつも、
ここに投下することで自分への叱咤になるので、どうぞご容赦をっ

274さん
良い意味で期待を裏切るよう頑張ります。

275さん276さん
私自身ストーリーがあったほうが妄想盛りだくさんで萌えるので、
ちこっと気合いれてみますっ。
もうそれこそ乱れうちで。(謎
282名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/19(火) 01:29 ID:J0Ykhmnw
>>269
イイ。何がいいって雰囲気がいい。
伏線チックな細かい気配りもタマラン。
こういうの好きです。がんばって下さい。続き楽しみにしてます。
283名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/19(火) 02:19 ID:DfnI2Zq2
初めてセックス経験したのは12歳だった、って
フレーズもすんごい萌えだったし
あんなに男を知らなかった女がこんなに
ドライで経験豊富な女(しかもプリ!)になってるのにも萌えた。
これからがまじ楽しみですw
284名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/19(火) 18:25 ID:aX.LF6pc
うむ、名作の予感。いや既に十分な出来を見せてくれてますが。

そして久々に見ると素晴らしい作品群が・・・。

>アサシン受難の作者様
今までお疲れ様でした。そしてありがとう。
自分の理想のイメージ通りのクールで渋いアサシン達、そして妙に壊れてる淫乱ヒロイン達とのやり取りはいつも感動と笑いをいただきました。
自分はもうあんまりアサシンやらなくなっちゃったけどあなたの作品見るとやりたくなるんですよね。
結局黙々とソロ狩りするだけだからすぐ飽きちゃうけど。
地味な登場ながら今までのカップル総出演で、過去最高の出来だったと思います。
数少ないアサシンスキルや特徴を作品の中に詰め込んでいるのも非常にグッド。
もう最後というのが非常に名残惜しいけどこれからもどこかで書き続けるのであれば頑張ってください。

>鬼畜WIZの作者様
>男WIZ「はじめまして、こんにちは。どうぞ宜しくお願いします。」
この一文だけでもう誰の作品か分かっちゃいました(笑)
いつも通り、慇懃無礼な口調で紳士ぶってじわじわ相手を崩していく手法最高です。
寝取り調教までやってしまうとは流石はこの方って感じです。
個人的な要望を言えば、モンク調教→BS調教の時のようなWIZ様の動きの流れがあるとちょっと楽しめて良いかなーと思います。

>>238
新しい作品。
新しい性欲。
見つかる?

>>257
壊れアコと固ゆで卵
後は自分で調べてくれい。


作品でもないのにやたら長々と書いてしまって申し訳ない。
285260sage :2005/04/19(火) 21:50 ID:8wk/Heuk
>>268
お察しの通りです、はい。繋がりはないので特には書きませんでした。恐縮です。

>>269
とっても素敵なえろさでドキドキです。ドライでえっちくて、こんな子を
輪姦とかしたら…なんて考えますと…(*ノノ)

>>284
嬉しい言葉を有難う御座います。正直、流れをあまり考えていなかったので
次回はそれにも留意したいと思います。
286ふぁいあーうぉーる/0sage :2005/04/25(月) 17:06 ID:8HjDllwc
少し間が空いてるようなので、拙作を投下させていただきます。
やたら長いくせにえろ控えめなのはお許しくださいませ(´・ω・`)
( ・ω・)つ[騎士さんとマジ娘たんのお話]
287ふぁいあーうぉーる/1sage :2005/04/25(月) 17:07 ID:8HjDllwc
雲ひとつ無い晴天のゲフェンの朝。
長い赤毛を後頭部で結わえた精悍な顔つきのナイトが一人、オープンカフェでモーニングコーヒーをすすっている。
まだ二十代であろうその顔には、歴戦の勇士を髣髴とさせる大きな傷が鼻柱を挟んで真一文字に頬から頬に刻まれている。
足元には黒い皮の細長いケース――一見するとバードが持つ楽器のケースのようなものが置かれてあり、
それが少しだけ、通行人の目を引いていたが、それも一瞬のことで、人々はすぐに各々の生活に戻ってゆく。

彼の名はヴィンス。
ギルドにも固定のパーティーにも属さず、何者にも縛られず、新米の冒険者達に先輩として様々な知識や技を教える日々を送っている。
養殖と揶揄される壁行為は絶対に行わず、単にレベルが高いだけではなく、相応の実力を持った冒険者へと育て上げる。
彼の教えを受けた者は、ある者はプリーストとなってパーティーの手助けをし、ある者は彼と同じナイトとなって街の平和を守る尖兵となっている。
その業績を称えたプロンテラ騎士団から表彰の機会があったのも一度や二度ではないが、
彼はそれのことごとくを 「めんどくせぇ」 の一言で一蹴してきた。
人待ち顔で座っていたヴィンスは、傍を通りかかったウィザードの娘のすらりと伸びた長い足をそれとなく目で追った。
視線に気付いたのか、娘は高飛車な瞳に侮蔑の色を浮かべてヴィンスを一瞥し、そして歩き去った。

小さくため息をついてカップをソーサーに戻そうとした時、周囲の人々の視線が一方に向けられ、固定された。
町の石畳を蹴って何かが猛烈な勢いで走ってくる。
”ドドドドド”などという擬音がぴったり当てはまる走りっぷり。
誰よりも早くその正体に気付いたヴィンスはもう一度、今度は先ほどよりも大きなため息をついた。

「おっしょぉーさまぁぁーーーっ!!」

長い空色の髪と、女性マジシャンの正装である腰から下に垂れる腰布をなびかせ、土煙を上げ、
ついでに豊かな乳房を派手に揺らして走る少女は、急ブレーキがかかったようにヴィンスの前で停止した。
が、そのまま勢いあまって地面に見事なダイブを披露する。

「あいったたぁ…。 っと、おはようございまっす!」

周囲の人々があっけに取られて見守る中、
地面にぺたんと座り、マジシャンの少女はヴィンスを見上げてお日様のような笑顔を見せた。
年の頃は十代の半ばを少し過ぎたくらいだろうか、くりくりと丸い瞳と、まだまだあどけなさの残るふっくらとした顔に見合わず、
体つきは成熟した――それも、できうる限り豊満に、美しく――女性のものであった。

「走るな転ぶな揺らすな馬鹿」

三度目のため息混じりにヴィンスは空いている椅子を引き、少女に勧めた。
ヴィンスをおっしょーさま――お師匠様と呼ぶ彼女の名はレム。
現在、冒険者として先輩であるヴィンスに、心構えや戦闘のいろはを教わっているマジシャンだ。
これだけ元気があるなら、剣士にでもなればよかったのにとは、ヴィンスの弁である。

「はぁ…、冷たいのでいいよな」

返事を待たずにヴィンスは軽く手を上げ、ウェイトレスに 「アイス」 と告げた。
程なく、グラスに入ったアイスコーヒーが運ばれる。

「ライセンス見せてみろ」

ミルクとガムシロップをドバドバ入れるのを止め、
レムはノービスとして修練場を終える際に渡される冒険者ライセンス差し出されたヴィンスの手に乗せた。
持ち主の能力が全て数値化されて表されるカードのような小型の端末に、ヴィンスの視線が向けられる。
レベル42と表示されているライセンスには、そのレベル帯としては特に問題の無い数値が並んでいる。
やはりマジシャンだけあって、IntとMatkがずば抜けて高い。
使用許可の下りている魔法はファイアーボルト、ファイアーボール、サイト、ファイアーウォール、ナパームビート、そして、ソウルストライク。
真剣にライセンスを見るヴィンスの様子を、緊張の面持ちで見つめ、レムは一口、甘ったるいアイスコーヒーをすすった。
不意にヴィンスは顔を上げ、レムが飲んでいるアイスコーヒーを見た。

「お前さ、それガム入れすぎじゃねぇ? 太るとか、そういうのいいのか?」

「え、あたし太ってる…っスか?」

「そういう訳じゃねぇけど。 甘いもん好きだよなーって思って」

「うーん、ほら、おいしー物いっぱい食べて、それでいっしょけんめー狩ってるから、バランス取れてるんスよ、きっと」

ふと、昔所属していたギルドメンバーの騎士の娘を思い出す。
食事に行っても、ほんの少しつつくだけでいつも残しているのを見て、女ってのは大変なもんだなと思ったものだ。
レムのように好きなだけ食べて、それでこのプロポーションを保っているというのは、世の女性から見れば羨望と呪詛の的であろう。

「体質なんかね。 まあいいや、ソロの狩場はどの辺なんだ? そろそろサベージなんかも物足りないだろ」

ヴィンスの問いに、レムはまだ新しい地図を荷物の入ったずた袋から取り出し、首都プロンテラから南西へと指を滑らせた。
途端にヴィンスの顔がこわばる。

「ここっスねー、でっかいバッタとポポリンを…」

「うぉおおい、今までずっとか?」

言いかけるレムを遮り、ヴィンスは言った。
その言葉に、さも当然と言うようにレムはうなずく。

「だって、転職した時、おっしょーさまがしばらくはここがいいって…」

「レベル上がったら狩場変えるのが当たり前だろ。 なんのためのFWだコラ」

「痛い痛い痛い!」

頭を両拳でぐりぐりしながら、もう一度レムの言葉を遮る。
炎を操るマジシャン、通称・火マジにとって、ファイアーウォールはそれさえあればどうにかなる万能の魔法であり、
同時に使いこなせないと話にならない重要な魔法でもある。
これを習得してなお、それもレベル40を超えてロッカーとポポリンを相手に狩りをするというのはナンセンスの極みである。

「うぅ…、ファイアーウォールって、なかなか上手に使えなくて…」

それにしてもバッタとポポは無いだろと心の中で突っ込みながらヴィンスは残ったコーヒーを一気に飲み干し、
足元に置いてあるケースの取っ手を掴んで立ち上がった。

「だから練習すんだろが。 特訓だ。 赤いも行くぞ」

「あかいも? おいしい物っスか?」

「アルギオペだよ。 知らないか?」

アルギオペアルギオペ、と語感を確かめるように何度かつぶやいた後、レムの顔がさっと青くなった。
ほんの数日前、同期のマジシャンにその名を聞き、チャレンジしたものの、散々な目に遭わされた、あの赤い大ムカデだ。

「むっむむむむむムリっスよそんな! どっか別の所で…」

両手を前に突き出して必死に許しを請うが、その手をヴィンスががしっと掴み、にこやかに微笑む。

「安心しろ。 死ぬ寸前には助けてやる」

「いっ、イヤぁぁーっ! さわられるーっ!」

「さらわれるだ馬鹿」

良く晴れたゲフェンの朝、石畳の上を引きずられるように連れて行かれるレムの良く通る悲鳴が響き渡った。
288ふぁいあーうぉーる/2sage :2005/04/25(月) 17:08 ID:8HjDllwc
「いいか? FWで足止めして、すぐにボルトなりSSなりを撃つ。 FWの持続時間と相談して、二発目を撃つかFW張りなおすか素早く判断する。
 微妙な時は張りなおした方が確実ではあるけど、三枚以上はどう頑張ってもコントロールし切れずに自分の体を焼くことになる。
 横沸きに備えて、一枚分は残しといた方がいいな」

ミョルニール山脈。
人が乗れるほど巨大な花が咲き乱れるこの地に、ヴィンスの講義が朗々とこだまする。
レムは修行の時はいつもそうしているように鉢巻を巻き、半べそをかきながら、それでもうんうんとその知識を吸収する。
と、その時、生い茂る草の間から、件のアルギオペがその姿を現した。
長身のヴィンスよりも大きな体躯からくり出される長大な牙の一撃は、レムの歯をがちがちと鳴らさせるには充分なものだろう。
少し離れた場所で座って休憩していたマジシャンの少年が腰を上げ、顔をこわばらせてアルギオペの行動を見守る。
牙をもぞもぞと動かした後、アルギオペは上体を大きく持ち上げてヴィンスとレムに襲い掛かった。
これまでの鈍重な動きから一変し、俊敏に獲物を追い詰めてゆく。

「やってみろ」

「は、はいっス!」

ヴィンスが横っ飛びにレムから離れ、おたおたと呪文を唱えながら両手で印を結んでいたレムの表情が、それなりに険しくなる。

「ファイアーっウォーっル!!」

地面に付けられた手の平から導火線の様にちりちりと火花が走り、アルギオペの目前で轟音と共に弾けた。
――が。
三本の極太の火柱が隣接することで壁を作り出す魔法、それがファイアーウォールだ。
あんぐりと口を開けるヴィンスと、遠くで恐らくは同じ表情をしているマジシャンの少年の視線の先にあるものは、確かに三本の極太の火柱だった。
ただし、隣接しておらず、火柱と火柱の間には成人男性一人が横になれるだけの隙間が開いている。

「は、初めて見たぞこんなの…」

「だから上手に使えないって言ったじゃないスかぁっ!」

もちろん、その隙間を悠々と通り抜けたアルギオペに追い掛け回されながらレムは叫んだ。
程なく、本日四度目のため息が漏れる。


日は沈み始め、この日の”授業”が終わる。
生傷だらけになったレムは、ヴィンスにヒールクリップを借り、慣れないヒールで傷を癒している。
半分は敵の攻撃によるもので、もう半分は自分で勝手に転んでできたものだ。

「ひどいっス、女の子の肌なのに…」

「んな上等なセリフは何も無いとこですっ転ぶの卒業してから吐きやがれ」

授業は別に毎日行っているわけではない。
大体週に一回か二回だが、せめて、この日は全く改善されなかったファイアーウォールを人並に使えるようになるまでみっちりスパルタする必要があるだろう。

「んでだ、今日は俺んち来るか?」

「へ?」

予想しない言葉に、レムはきょとんとし、少し遅れて顔に血が上る。

「そ、そそそれって、ご両親に紹介とかっスか…?」

「アホか。 俺が剣士の頃に住んでた家がアルデバランにあるんだ。 ちっこいボロ小屋だけどな。
 まともにFWが使えるようになるまではここで特訓だから、まぁ、宿代くらいは浮かせられるだろ」

そう言ってタバコに火をつけた。
妙にもじもじしているレムを見て付け加える。

「心配すんな。 別にそんな飢えてやしねぇよ。 嫌だってんなら宿取ればいいしな。 宿代くらいは持ってやる」

ヴィンスの言葉に、ずいっと身を乗り出して言う。

「へーきっス! おっしょーさまんち行ってみたいっス!」


〜  〜  〜


時計塔を囲む運河の外側に、その家はあった。

「ただいま…っと、久しぶりだな」

持っていたケースを投げ出し、ヴィンスは安物のソファに腰をうずめた。

「お邪魔しまーす」

「おう、適当に座れよ」

後に続くレムが物珍しそうに辺りを見回し、ヴィンスの隣にちょこんと座る。

「そこがトイレと風呂場で、そっちのドアが俺の部屋な。 部屋はそこしかねぇからお前使え。 俺はここで寝るよ」

あごでひょいひょいと説明された間取りは、本当に簡素なものだった。
玄関から伸びる廊下の先にキッチンとリビング、そこからドアを隔てて居室、トイレ、バスルーム。
自分と同じ一次職の頃、ヴィンスは何を思い、ここで過ごしたのだろうかと、レムは思った。

「いつも思ってたんスけど、これって何入ってるんスか?」

何となく降りた沈黙を破ろうと、普段から疑問に思っていたことを口にする。
いつもヴィンスが持ち歩く、細長い皮のケース。

「エロ本」

「何言ってんスかもーっ」

そう言って、何気なく床に置かれたケースに手を伸ばす。
指先が触れる前に、ヴィンスはケースを蹴飛ばし、それは床の上を回転しながら滑って壁にぶつかった。

「触るな。 ボーイズラブのは持ってねぇ」

冗談であることはすぐにわかるが、しかしその表情は真剣その物で、気圧されるようにレムは手を引っ込めた。

「欲しいなら本屋でも行ってこい。 まだ開いてるだろ」

「いらないっスよ!」


窓から差し込む月明かりが部屋を照らす。
質素なベッドと小さな机以外、本当に何も無い部屋。
今日は、いつもよりずっと沢山、ヴィンスと話ができた。
意外な面もあったし、やっぱりと思わせるところもあった。
中でも、昔はウィザードを志していたというのには驚かされた。
通りで魔法に詳しいはずだ。
結局、あのケースについては何も教えてはくれなかったが、それも、今の幸せな気持ちに影を挿すことは全く無い。

――本当にエッチな本だったりして。

くすくすと一人笑い、ヴィンスのにおいが染み付いた毛布を抱きしめる。

「おっしょーさまぁ…」

ヴィンスの使っていたベッドに横たわっている事実が、彼女から眠気を奪う。
性器が少し、熱を帯び始める。
289ふぁいあーうぉーる/3sage :2005/04/25(月) 17:11 ID:8HjDllwc
五日が経った。
今日もミョルニール山脈にレムの一風変わったファイアーウォールの爆音がこだまする。
火柱の間隔はほんの少しずつ狭まり、一応は特訓の成果は出せているようだ。
ほんの、ポリン一匹分の微々たる量ではあるが。

「よーし、じゃあ今日はここまでにするか」

「はぁい」

ヴィンスから受け取ったヒールクリップで傷を癒し、そして二人はアルデバランへの道のりを歩く。
修行中は命にかかわる危機以外は決して手を出さないヴィンスも、この時ばかりは襲い掛かるステムウォームの茎のように伸びた皮膚を掴み、
振り回してカウンターの要領で蹴りを入れて退治する。
時折、レムの足元にゼロピーを投げ、群がる盗蟲に彼女が飛び上がるのを見て大笑いしている。
門をくぐったアルデバランは、運河の流れるいつもの静かな雰囲気とは違い、悲鳴や怒号が飛び交っていた。

「どうしたんスかね?」

不思議そうに呟くレムとは違い、ヴィンスは既に事情を察しているようだった。

「テロだな。 プロでやれっての」

「どこでだってやっちゃだめっスよ」

橋の上から見える時計塔の前は、正に激戦の真っ最中だった。
夥しい数の魔物が人々を襲い、冒険者たちが応戦している。
どう見ても、魔物の数の方が多い。

「ちょちょ…、洒落んなってないっスよ!」

「だったらちゃんと警戒しとけ」

短く言うと、ヴィンスはレムの腕を掴んで引き寄せた。
次の瞬間、彼女の背後にいたのであろう、がらんどうの鎧の魔物、レイドリックの振り下ろした剣が石畳を割る。
ヴィンスはレムの腕を放すと、レイドリックの兜に裏拳を一発叩き込んだ。
拳の形に凹んだ兜は勢い良く吹っ飛び、残った鎧は力を失ってその場に崩れ落ちた。
主を失った剣が倒れるよりも早く、ヴィンスは跳躍した。
空中で一回転すると、恐怖に震える商人の少年を狙って、弓を絞るアーチャ―スケルトンの頭蓋にかかと落としを見舞い、砕く。
その際、肩から背中を覆うマントを外し、暴れ狂うハイオークの顔にかぶせ、混乱を誘った。
突然視界を奪われたハイオークは、テロの鎮圧に協力するハンターの矢に貫かれて息絶えた。
一瞬のアイコンタクトで、互いに”グッジョブ!”を伝え合う。
運河の向こうではウィザードのストームがストが吹き荒れ、多くのモンスターを氷付けにし、
プリーストのマグヌスエクソシズムが冥府の住人を浄化した。

息つく間も無く、足元の石畳を割って血の色をした触手が伸び、ヴィンスの首に絡みついた。
素早く目を泳がせ、一体のペノメナの姿を確認すると、ヴィンスはにぃっと笑って触手を掴んで力任せに地面から引き抜いた。
地面に潜む触手がバキバキと石畳を割りながら引きずり出され、やがて繋がっているペノメナ本体がヴィンスに引き寄せられる。
あたかもチェインやモーニングスターのように振り回して地面に叩きつけ、踏み潰す。

レムはその様子を、ぽかんと口を開けて見つめていた。
ヴィンスがまともに戦っているところを見るのは初めてだが――めちゃくちゃだ。
ナイトでありながら剣を振るう事無く、殴り、蹴り、潰す。
それも、モンクのような洗練された体術ではなく、力任せに自分の体という武器を振り回すだけ。
その姿からは、狂戦士という言葉が連想される。

「おっしょーさま…すごいっス」

呆然と呟くレムの視線の先で、彼女と同じマジシャンの少女が魔剣の一角、オーガトゥースに追い回され始めた。

「あ、あたしだって!」

すぐさまファイアーボルトの詠唱を開始するが、炎のつぶてが降り注ぐ前にオーガトゥースの巨大な単眼がぎょろりとレムに向けられ、一瞬その動きが止まる。
刃に浮かぶその顔に、もっといい獲物を見つけたという喜悦の笑みが浮かび、追いかけていた少女からレムへとターゲットを変更した。

『ち…ちちしりふとももーっ!!』

いびつなエコーのかかった甲高い奇声を上げながら大喜びで突進するオーガトゥースの姿に、レムはいろんな意味での身の危険を察知した。

「お…おっしょーさまぁっ!!」

絹を裂くようなレムの悲鳴はそれよりも大きい戦闘音にかき消され、しかし次の瞬間、
いやらしく笑うオーガトゥースの突進が止まった。 いや、止められた。
何者かに柄を掴んで持ち上げられ、水揚げされた魚のようにびちびち暴れながらオーガトゥースはよだれを撒き散らしながら叫ぶ。

『んだゴルァテメェ! 俺様ちゃんは巨乳派なんだよ!』

「気が合うな、俺もだ」

当たり前のようにオーガトゥースを持つヴィンスは、単眼を見てにっこり笑うと聞いた。

「萌えポイントが同じ奴として聞いといてやるよ。 …生まれ変わったら何になりたい?」

『そりゃオメェ…』

目を閉じて得意げにオーガトゥースが語り始めた刹那、ヴィンスの目の端が、数体のインジャスティスを従えたジルタスの姿を捉えた。
すぐさま投擲動作に入り、鞭を振り回すジルタスに向かってオーガトゥースを投げつける。

『ぶら…じゃああああああああああああっ!? っにっきまってんだらぁああーーーっ!?』

奇妙な悲鳴を上げながら、オーガトゥースは矢のようにジルタスに向かって一直線に飛んだ。
彼は 「あ、ちちに刺さるかも」 と少年のように無垢な笑みを浮かべたが、残念ながら狙いははずれ、
インジャスティスの既に鼓動を止めた心臓を貫くと、そのままの勢いで時計塔の外壁にインジャスティスを串刺しにする形で突き立った。

『ばっ、オメっ、ちゃんと狙えよへたくそ! オラさっさと抜きやがれ変態!』

ヴィンスへの非難を叫ぶオーガトゥースは、微妙に熱を帯びたインジャスティスの視線にその表情を固めた。

『…んだよ、見てんじゃねーよ』

『お前は…、俺のハートを射抜いた』

『は?』

インジャスティスが頬を染めて呟く。

『や ら な い か』

『ごめんなさいやりません』

ここにまた、一つの恋が生まれたとか生まれていないとか、それはまた別の話。
290ふぁいあーうぉーる/4sage :2005/04/25(月) 17:12 ID:8HjDllwc
「相変わらず、鬼神の如しですね」

レムを傍らに控え、拳を振るうヴィンスに、そんな声がかけられた。
見ると、ペコペコに跨った金髪のクルセイダーが、デビルチにホーリークロスを見舞いながらヴィンスをちらりと見て微笑んでいた。

「よぉ、久しぶり。 立派になったじゃねぇの」

こちらも、頭突きでスケルプリズナーの頭を叩き潰しながら簡単な挨拶をする。

「コイツ、エリオットっつってお前の先輩、で、こっちがレムでお前の後輩」

「いやいやいや、紹介とか後でいいです(っス)から」

「ま、せっかく久しぶりに会えたんだ。 さっさと終わらせて飲もうぜ」

「ええ、そうしましょう」

エリオットはそう言うと、ペコペコを走らせて混戦の中に飛び込んでいった。
そして次の瞬間、轟音と土煙が上がり、人間もモンスターも一塊になってごみくずのように宙を舞う。
爆心から離れていたヴィンスは、レムをかばい、爆風に視界を奪われながらもそちらを注視する。
爆風に飛ばされた小石がレムの顔に小さな傷をつけ、それに気づいたヴィンスの双眸がすっと細まった。
突如吹いた突風が爆煙を吹き飛ばし、地面に伏す人間とモンスターの姿を現した。
そして、それら一連の原因となった者の正体も。

「大物じゃねぇか」

離れてろ、とレムに告げ、口の端に笑みを浮かべながらヴィンスはその、現れた圧倒的な力を持つ黒騎士に歩み寄った。
深淵の騎士。
数あるモンスターの中でも最上位に位置する、漆黒の馬に跨った異界の騎士の前に立つ。
周囲に倒れる者は、動かない体でその絶望的な光景を見守った。
ナイトがたった一人で深淵の騎士にかなうはずが無い、と。

「ヴィンスさん! 救援を呼んでいます、一度退いて体勢を立て直すべきです!」

血を吐きながら叫ぶエリオットに、手で追い払うような仕草を見せ、深淵の騎士を大げさな手振りで挑発する。
顔をすっぽりと覆う兜の奥で赤い目が光り、断頭台のような巨大な剣が振り下ろされた。
ヴィンスは体を少しずらしてそれをかわし、笑みを浮かべながらも、はっきりと怒気を孕んだ視線を深淵の騎士に向けた。
振り下ろされたままの剣をノックするようにコンコンと叩く。

「深淵さんよ、あんまり見えねぇかもしれねぇが、ちょーっとムカついたぜ?」

そう、修行ではなく、突如訪れた災厄は、レムとエリオットを傷つけた。
その罪は、万死に値する。

「あんまりカッコいいもんじゃないから、そうそうは見せたくなかったんだけどな」

言いながら、いつも持ち歩くケースの留め金を一つずつ外してゆく。
一つ留め金が外される度に、中に充満しているのであろう邪悪な妖気が、
肉眼でも確認できる黒い霧となって漏れ出し、空気に溶け込むように消える。
やがて全ての留め金が外され、一際濃い妖気が噴出した。
ヴィンスは右手に執行人の手袋をつけて中から取り出した一振りの大剣を肩に担ぎ、笑みを消す。
その剣の黒い刃の先には、大きな返しがついてあり、見ようによっては鎌のようにも見える。
この場にいる全員が、おそらくは初めて見るであろう処刑剣・エクスキューショナーの刃から、まだ何も斬っていないにもかかわらず、血が滴り落ちた。
突如、地鳴りとともにまるでヴィンス自身の体重が激増しているかのように足元の石畳が割れ、少し彼の体が沈みこんだ。

「お祈りの時間だ。 ――命乞いは聞かねぇ」

ヴィンスの足元の石畳にビキビキとひびが入り、吹き出す青白いオーラに石つぶてが舞い上がる。
人間でありながら、神の国の尖兵となることを許されたものだけが纏うことを許される光。
同時にその光は、人間として、冒険者として、ヴィンスが力の頂点を極めていることを意味している。
レムもエリオットも、ヴィンスのレベルは知らなかった。
ただ、漠然と”それなりに高いんだろうな”と思っていた程度で。
呆気に取られてそれを見たエリオットは、諦めたように目を閉じた。
わずかな笑みが浮かんでいる。
早くヴィンスに追い着きたくて、必死に修行を積んでいた彼だが、その背中はまだ、余りにも遠すぎる事に気づいたのだ。

親指で首を掻っ切るそのジェスチャーが、死刑執行の合図となった。
前足を高く上げて黒馬が嘶き、周囲にカーリッツバーグの小隊が現れる。
しかし、それらの首をものの剣の一振りで撥ねると、ヴィンスは深淵の騎士に渾身の刃をたたきつけた。
深淵の騎士の持つ巨大な剣がそれを受け止め、火花と同時にエクスキューショナーから血が飛び散る。

「男ならタイマンでいこうじゃねぇの。 それともあれか? 深淵の騎士子たんってやつか? 何ならひぃひぃ言わしてやるぜぇ?」

侮辱の言葉に怒りを露わに、深遠の騎士は黒い刃を跳ね除けた。


〜  〜  〜


ガァンガァンと、凡そ剣と剣がぶつかり合う音ではない、重い金属質の音が響き渡る中、レムはその声を聞いた。

「お母さん! お母さぁん!」

幼い子供の泣き声。
見回すと、この場から離れた狭い路地裏で一人の男の子が泣いているのが見える。
この混乱で母親とはぐれてしまったのだろう。
ヴィンスが戦っている深淵の騎士以外、もう魔物の姿はない。
レムはその場を離れ、男の子に駆け寄ると、肩に手を置き、しゃがんで目線を合わせた。

「ほらほら、男の子が泣いてちゃダメっスよー? お姉ちゃんも一緒に…」

と、そこまで言った時、カタンと二人の足元から乾いた、軽い音がした。
視線を落とすと、そこには小さな宝箱がぽつんと置いてある。
レムはいぶかしげに眉を寄せた。
こんな所に宝箱なんか無かった。
宝箱!
魔法の勉強の為にプロンテラの図書館で本を読んでいた時に見たモンスターの名前が閃光のように閃き、レムは男の子を抱きかかえてその場から飛びのいた。

「お、お姉ちゃん? 何!?」

男の子は驚いてレムを見上げ、そして、見た。
宝箱がカタカタと震え、そしてひとりでに蓋が開くのを。そして、その中にあるのは宝物でもなんでもなく、醜悪な舌と、細く長い牙の列であるのを。
ミミックだ。
旅慣れた冒険者から見ればただの邪魔者、あるいはカモでしかないそのモンスターも、今のレムにとっては倒せるかどうかすら危うい強敵である。
助けを求めるように時計塔の周囲を見回すが、ちょうど壁が死角になって誰も二人の姿は見えていない。
それでなくとも、ヴィンス以外は大ダメージを受けて動くことすらままならない状態なのだ。
今更ながら、もし、自分がこの子に気づいていなかったらと思うとぞっとする。
前方にミミック、背後には少しの空間があるとはいえ、外壁。
逃げ場は無い。
ノービスの頃にドロップスを倒して手に入れたロッドを構えて、レムは短く呪文を詠唱し、ロッドを振りかざした。

「ソぉウルストライク!」

まだ完全に習得できてはいないものの、三発の光の弾丸が猛スピードでミミックに殺到するが、その光を吸い込み、
ミミックは何事も無かったように、今までレムが戦ってきたモンスターたちの中でも段違いのスピードで襲い掛かってきた。
ここに、もう一つの戦いの火蓋が切って落とされたのである。
291ふぁいあーうぉーる/5sage :2005/04/25(月) 17:13 ID:8HjDllwc
黒い闘気を纏った巨大な刃が、ヴィンスの首を掠めた。
それだけで体全体を持っていかれそうな衝撃が伝わり、危うくバランスを崩しそうになる。
一瞬生まれた隙を逃す事無く、深淵の騎士は黒馬に結びつけた槍を手に取り、ヴィンスの胸を目掛けて突き出した。
間一髪で体を開いてかわし、力いっぱい槍を踏みつけ、へし折る。

「残念だったな。 ボウリング…バァッシュ!」

槍を踏み折った為を利用して放たれた奥義は、黒馬の首を剣圧でもぎ取り、それにまたがる深淵の騎士を、まるでその重さを無視しているように吹き飛ばした。
時計塔の三階辺りの壁に叩きつけられた深淵の騎士は、そのまま落ちる事無く体勢を整え、壁を蹴ってヴィンスに向かい、飛ぶ。

「オートバーサーク!」

迫り来る黒騎士を前に、防御を捨て、攻撃にのみすべての力を傾け、迎え撃つ。
二人の騎士の影が交差する瞬間、ヴィンスは二度、剣を振るった。
一度目の斬撃は深遠の騎士の持つ剣を真っ二つに叩き折って弾き飛ばし、二度目の斬撃は、ちょうど左わき腹の辺りから鳩尾までを切り裂いた。
深淵の騎士の黒い鎧の中から禍々しい瘴気が漏れ、それは時とともに激しさを増してゆく。
瘴気が全て抜け切ると同時に、深淵の騎士の鎧はがらがらと音を立てて石畳に落ちた。
落ちた兜の揺れが完全に止まると同時に、叩き折られた刃の先が耳障りな音を立てて墓標のように石畳に突き立った。
歓声が沸く。
遅れて到着した救援部隊のプリーストによって体力を回復させられた人々がヴィンスを取り囲むように集まり、
そしてヴィンスは、剣を持つ手を小刻みに震わせながら立っている。
次の彼の行動に、人々はその動きを止めた。
震えていた手が、突然激しく動き、ヴィンスの喉元に刃を押し当てたのだ。
処刑剣・エクスキューショナーに首を撥ねられた数百人か数千人か、あるいは数万人の罪人達の怨念が、新たな犠牲者を求めているのである。
止めることなど誰一人出来なかった。
たった一人で、それも少しの傷を負うことなく深淵の騎士を退けた彼を、一体誰が止められるのだろう。
固唾を呑んで人々が見つめる中、後は剣を引くだけでヴィンスの首から血の噴水が上がるところで、
彼は剣を乱暴に地面に突き刺した。

「…ったく、油断も隙もねぇ」

そうぼやくと、突き立った剣を乱暴に蹴飛ばした。
もう一度、今度は先ほどよりも大きな歓声が上がった。

「ヴィンスさん! 本当に…本当に凄いです! 僕は貴方に教えを受けたことを誇りに思いますよ!」

エリオットが興奮した様子でヴィンスの腕を掴んだ。

「お前、元気じゃねぇの」

「え? ああ、ヒールできますからね。 救援の方も…」

「…手伝えよ」

世にも物騒な愛剣をケースにしまいながら、ヴィンスはエリオットをじとっと睨んだ。

「タイマンって言ったじゃないですか」

「ばっか、ありゃなんつか、流れだよ。 後ろからGX連打してくれりゃこんなしんどい事しなくて良かったのによ」

「殺す気ですかっ」

「っと、レム、終わったぞー」

タバコに火をつけて辺りを見回し、ヴィンスはそこで初めて、レムがいない事に、
そう遠くない場所でファイアーウォールの爆音が轟いている事に気が付いた。

「迂闊だった!」

呻く様に言うと、ヴィンスはエリオットを置いて駆け出した。


〜  〜  〜


路地裏に荒い息遣いが聞こえる。

「っこのぉっ!」

飛び掛るミミックをロッドで叩き落すレムの体の至る所に痛々しい流血と噛み傷ができていた。
ほとんど意味の無いファイアーウォールを連発したせいで、魔力もさして残っていない。
そんなレムをあざ笑うかのようにミミックは猛スピードで彼女に迫り、飛び、決してすぐに殺してしまわないように牙で引っ掻く。
新たな傷が右腕に刻まれ、ついにロッドがレムの手を離れ、からんと音を立てて倒れた。

「お姉ちゃん! お姉ちゃん逃げよう!?」

腰にしがみつくこの男の子よりも、レムの方が状況を理解できていた。
へっぽこではあっても、それでも冒険者の端くれなのだ。
逃げられるはずが無い。
この子を連れて、しかも相当の体力を消耗した状態で、この異常なスピードを持つモンスターから逃げ切れるはずも、
前方をふさぐミミックの横を通り抜けることも、できるはずが無い。
レムが悔しげに下唇をかんだその時、彼女の正面、ミミックの背後に、見知った影が現れた。

「まだ残ってやがったのか」

「お、おっしょーさま!」

悲鳴のような声が上がると同時に、ミミックがこちらに飛び掛る。
今度の狙いは、レムの後ろから顔を出している男の子だ。
残りの魔力だとか、ヴィンスが来てくれたとか、それを考えるよりも早く、レムは動いていた。
それは多分、この男の子は自分が守らなければならないという、意地がそうさせたのだろう。

「ファイアーウォールっ!」

地面に手をつき、何度出しても出てしまう隙間を通り抜けられ、そして、その都度噛み付かれた炎の壁を呼び出す。
そして現れたそれは、やはり今までと同じように炎の壁ではなく三本の火柱だった。
ミミックが、おそらく人間ならば大笑いの表情を浮かべて隙間を通り抜け、男の子の顔に食らい付こうと高く飛ぶ。
しかし、ミミックが噛んだのは顔ではなく、すんでの所で突き出されたレムの細い腕だった。

「こっちっス!」

今まで感じたことの無い激痛に顔をしかめながらも、レムは片手で男の子の手を引き、ミミックを抱きかかえて火柱の一本に飛び込んだ。
術者と、術者に対し、悪意の無い者にとれば、存在するだけで熱感も何も伝えない炎を通り抜けた時、レムの腕にミミックの姿は無かった。
ミミックが触れた瞬間、炎は物理的な力を持ち、触手のようにミミックを絡め、焼きはじめたのだ。

「レム、ボルトだ!」

「はいっス!」

ぼたぼたと血が流れ落ちる腕で印を組み、呪文を詠唱する。
詠唱が進むにつれてレムの周囲に人魂のような炎が無数に浮かび上がってゆく。

「ファイアーボルトぉっ!」

その数が十に達した瞬間、レムの声と共に炎のつぶては空高く舞い上がり、ミミックに向かって急降下を始める。
一発当たる度に起こる爆発はミミックの体を容赦なく焼き焦がし、破壊し、最後の一発が完全にばらばらに砕いた。
ミミックの残骸を、レムは他人事のように呆然と見詰め、腰を抜かしてぺたんと座り込んだ。
しかし、少しずつ自分がやった事を理解するにつれ、顔に笑みが浮かぶ。

「あ、あはは…。 お、おっしょーさま! あたしやったっスよ!」

「お姉ちゃんすごいよ! かっこいい!」

抱きつく男の子と一緒にはしゃぐレムに、ヴィンスはいつものようにヒールクリップを投げてよこそうとし、やめた。

「どうでもいいけど、そのスプラッタなナリどうにかしろ」

言いながら、ヴィンスはレムにヒールを施し、体から傷が消えていくのを見て、ほんの小さく笑った。

「ホントに、よくがんばったな」

確かに聞こえた、初めてヴィンスが自分を褒める言葉にレムは大きく微笑み、男の子の手を取った。

「じゃあ、お母さん探しに行くっスよ!」
292ふぁいあーうぉーる/6sage :2005/04/25(月) 17:16 ID:8HjDllwc
夜。
アルデバランの酒場の隅の席で、ヴィンスとエリオットが酒を酌み交わしていた。
そんな二人を、正確にはヴィンスを何人かのテロに居合わせた女性冒険者が熱い目で見つめている。

「今日はお疲れ様でした」

「ああ、そっちもな」

軽くグラスを当てあい、空きっ腹にアルコールを流し込む。

「そう言えば、レムさん、でしたっけ? あの子はどうしたんですか?」

「ん? あのテロでガキ一匹助けたみたいでな、そいつんちで晩飯ご馳走になるんだと」

「そうですか。 それにしても、強いとは思ってましたけど、まさかレベル99だったとは。 早く追いついて手合わせするのが夢だったんですよ?」

エリオットの言葉にヴィンスは苦笑し、「待っててやるよ」 と短く答えた。
それから二人は、師弟時代のことや、別れてからのことを取りとめも無く、時折互いのグラスに酒を注ぎながら話した。
いつしか、遠巻きに見ていた冒険者たちが集まり、皆の今日の健闘を称える宴が始まる。


バードに歌わされ、ダンサーに慣れないダンスを踊らされ、モンクには腕相撲を挑まれ、
今晩どう? というプリーストの言葉に後ろ髪を引かれつつヴィンスが酒場を開放されたのは、日付も変わった頃だった。
もうレムが帰って眠っていることを考慮し、極力音を立てないようにドアを開けて家に戻る。
ソファに体を深く沈め、タバコに火をつけようとしたとき、それはヴィンスの耳に届いた。
苦しげな荒い吐息。
レムが使っているヴィンスの部屋のドアが少しだけ開き、そこから声が漏れていた。

「…はぁ…ぅ…おっしょー…さまぁ…」

はっきりとヴィンスを呼ぶレムのか細い声。
ミミックとの戦いの傷は癒えたものの、体力を相当消耗したはずだ。
ミミックの牙に毒があるというような話は聞いたことがないが、疲労から具合を悪くしてしまったのかもしれない。
ヴィンスは立ち上がり、ドアを開けた。 ノックを失念していた事に、開けてから気づいたが、もう遅い。

「レム、呼んだか? 大丈夫か?」

「へ? きゃああああああっ! …っつ…」

「え?」

ヴィンスの目に飛び込んできたのは、体調を崩して唸るレムではなく、はだけた胸を揉み、下着を膝の辺りまで下げて自ら性器を慰める痴態だった。
予想の範囲に無かった光景に、一瞬ヴィンスの脳はその活動の一切をストップした。

「あ、わ、悪い!」

慌てて出て行こうとするヴィンスに、レムの蚊の鳴くような声が届いた。

「ぃ…痛い…」

聞こえるか聞こえないかの痛みを訴える声に、ヴィンスは少しだけ逡巡し、豊かな白い乳房を出きるだけ見ないようにレムに歩み寄る。
それに気づいたのか、レムはぎこちなく胸当てを調え、下着を上げた。

「大丈夫か? 痛いって、どうしたんだ?」

一人にしてやれよ、という声を頭の中に聞きながら、それでもヴィンスは部屋を出ることができなかった。

「び、びっくりして…、お願い、おっしょーさま、見ないで…」

気まずそうに互いに僅かに視線をずらす。
ヴィンスの目が、レムが訴える痛みの理由であろうものを捕らえた。
性器を慰めていた、月明かりを受けてぬらぬらと愛液の光る指先に血がついている。
それで、全てを理解した。
ヴィンスの帰宅に気づかずに自慰にふけっていたレムは、突然の彼の入室に驚き、あろう事か自分で処女膜を破ってしまったのだ。
間の抜けたレムらしいといえばそれまでだが、あまりにも、あんまりだと、彼は思った。
ヒールクリップを身につけ、そっとレムの傍にひざまずくと、下腹部に手をかざしてヒールをかけてやる。
この件の責任の一端は、間違いなく自分にある。
苦しげに聞こえる声で名前を呼ばれたからといって、いきなり入るべきではなかったのだ。
レムにすれば、自慰をしている所を見られ、あまつさえ、望まぬ形で処女を喪失し、一刻も早く一人にして欲しい所だろうが、ヴィンスにそうすることは出来なかった。

「あ…、ん、ふぅ…」

ヒールの効果で傷みが薄れてきたのか、レムははっきりと艶かしい声をあげ、下腹部にかざされたヴィンスの手を掴んだ。

「もう痛くないか?」

「は…はいっス…」

「そうか。 その…マジ悪かったな。 引っぱたこうが蹴っ飛ばそうが好きにしてくれ」

余計なことならいくらでも口から飛び出すのに、この場面でそれしか言えない自分が恨めしい。
だって、聞いてくれ、こんな時、他になんて言えばいいんだ? ヴィンスは心の中、問うた。
引っぱたく気配も蹴り飛ばす気配も見せず、レムはヴィンスの腕を握った手を少し引っ張った。

「いいんス、あたしが悪いんス、おっしょーさまは何も…」

その声は、腕を掴む力と同じく、余りにも弱弱しい。

「いや、あのな…」

「ホントは――」

初めて自分の言葉を遮るレムに、ヴィンスは声を止め、彼女の言葉の続きを待った。

「ホントは…おっしょーさまにもらってほしかったんスけど…」

そこで一旦切り、レムは笑った。

「あはは、おっしょーさまいつもあたしの事馬鹿馬鹿って言うけど、ホントに馬鹿っスよね。
 いちおー、大事にしてきたつもりだったんスけど、自分で…」

最後まで聞くことはできなかった。
たまらずヴィンスはレムを強く抱きしめ、一瞬ほうけた後、レムもヴィンスをしがみつくように抱きしめた。

「もう言っちゃいますね。 あたし、おっしょーさまの事大好きっス」

なんとなく気づいていたことだ。
そして、レムの告白よりもほんの少し、確信したことでもある。
自分の名を呼びながら自慰をしていたのだ。 つまりは、そういうことだろうと。

「返事はいいっス」

ヴィンスの顔を見上げて続ける。

「一回だけでいいっス、無かったことにしちゃっていいっスから…抱いて、ください」
293ふぁいあーうぉーる/7sage :2005/04/25(月) 17:17 ID:8HjDllwc
「あのな」

レムの肩を掴んで少し引き離し、いつに無く真剣な声色で告げる。

「俺は、いい加減に女を抱きやしない。 俺が抱くのは、素直にコイツと一緒にいたいって奴だけだ。
 言ってる意味わかるか? ここでしちまうと、お前が一人前になった時、それではいさようならじゃないんだぞ」

「あたしも…、一人前になってお別れするくらいならずっと半人前がいいっス」

ヴィンスの真剣な表情が、柔和なそれに変わる。

「わかってるだろうけど、俺ぁ、ドスケベだぞ?」

「あたしだって…そうっス!」

もう一度、レムはしがみつくのではなく、何の遠慮も無くとびつくようにヴィンスの胸に抱きついた。
胸に体を摺り寄せるレムをそのまま抱き上げ、ヴィンスはベッドに腰を下ろした。

「もうここまで来たら泣いても喚いてもやめてやらないからな」

「…上等っス」

ヴィンスの顔を見上げ、レムは目を閉じた。
彼女が何を求めているのか判らないはずは無かったが、ヴィンスはあえて気づかない振りをし、レムの出方を待った。
何故かからかいたくなる何かがレムにはある。

「ん」

望むものが来ないのに痺れを切らしたのか、レムは判りやすく唇を突きつけた。
少し笑んで、ヴィンスはレムの唇に自分の唇を重ねた。
柔らかく暖かで、少し湿った感触が、乾いた自分の唇を通して伝わる。

「舌、入れるぞ」

「んっふ…、ふぁぁい」

閉じた唇を押し開いて口内に侵入してくる舌に戸惑いつつ、レムもまた、ヴィンスを真似て舌を伸ばす。
舌と舌を絡め、互いに唇を吸いながら、ヴィンスはレムの肩掛けをそっと外し、背中に手を回して器用に胸当ての紐を解いた。
レムの上半身を隠すものが無くなる。
やはり見られるのが恥ずかしいのか、レムは更に体を密着させ、そして勢いあまってヴィンスを押し倒してしまう。


「っぷはっ、おいおい」

「ち、違うんスよ! そうじゃなくてその…、もーっ! おっしょーさまも脱ぐっス!」

体を離し、レムは苦し紛れにヴィンスの鎧をがちゃがちゃいじり始めた。
その動きにあわせて、思い切り豊かに実った形の良い乳房がふるふると揺れる。

「これ、どうやって取るんスかぁ?」

レムの質問には答えず、ヴィンスは乳房に見入っている。

「おっしょーさま?」

「…でかいでかいとは思ってたけど…でかいなぁ…ん? ああ」

ヴィンスは体を起こし、手早く鎧を脱いでゆく。
中に着てあった厚手のシャツも脱ぐと、鍛え抜かれた肉体が姿を現した。
体中に刻まれた傷跡は、これまでの激戦の様子をありありと伝える。
レムは再び横になったヴィンスの厚い胸板に手を置き、彼の腰辺りにまたがった。

「あの、おっしょーさま、おっぱいおっきいの嫌っスか?」

「いや、むしろって感じ」

不安げに聞いたレムは、ヴィンスの簡潔な返事に安心して短いキスをした。
顔の横に垂れた長い髪をすき、互いの息が顔にかかる距離で言う。

「さ、さわってもいい…っスよ」

「ダメっつってもさわるに決まってるだろ」

既に乳房に触れながら誇らしげに言う。
自分とは違う滑らかな、力を入れれば入れるほど沈み込む柔らかな肌。
薄い桜色の乳首は、軽く転がすとたちまち柔らかさを失い、ピンと硬くとがる。

「んぁっ…、あ…」

微かに甘い声が漏れ、慌ててレムは自分の口を押さえた。

「何してんのお前?」

「だ、だって…、声…」

「気にすんな。 好きなだけアヘアへ言え」

「あへあへとか言わないっスよ! っんむっ」

反論するレムの顔をいきなり引き寄せ、唇を貪りながら乳房全体を揉みほぐし、乳首をつまみ、軽く引っ張る。
その度にヴィンスの上でレムはぴくっぴくっと体を震わせ、必死に舌を動かした。

「ちゅ、ふむっ、んっ、んーっ、ぷはっ」

息苦しくなったのかレムは唇を離し、ヴィンスの上に倒れこんだ。
頬と頬が密着し、頬擦りするレムの頭をぽんぽんと撫で、ヴィンスはレムの細くくびれた腰を撫で、お尻に手を伸ばした。
乳房に負けず劣らず豊かなお尻を撫でられながら、レムは遠慮がちにヴィンスの腰に股間を擦り付け始めた。

「ん、どうした?」

わかっていながら意地悪く聞く。

「あ、ぃややや、何でもないっスよ、うん」

「あのな、仕方無いっつったら無いけど、せっかくセックスしてんだから気持ち良くなりたいのはお互い当たり前なんだからよ、そういう遠慮はやめようぜ」

ヴィンスは上に乗るレムごと上半身を起こし、いきなり腰布の中に手を入れて、下着越しにレムの割れ目をこすった。
おそらく、割れ目の形がくっきりとわかるであろう程そこは濡れ、熱を持っている。
下着をずらして直接触れると、瞬く間に手の平に愛液が溜まってゆく。
普段のレムからはちょっと想像できない、快感に悶える女の顔は、ヴィンスの行為をどんどん加速する。

「ひゃぁっ! ちょ、ちょっとタンマっ、あんっ、き、キツすぎっスよぉっ…。 だめっ! だめぇっ!」

がくがく震えながらヴィンスの首にしがみつき、それでも止まらないヴィンスの指に、レムは絶頂した。

「あ…、は…、はぁ…はぁ…」

「どうだ?」

「き…もちいい…。 死んじゃうと思ったっス…」

ヴィンスから体を離し、ぺたんと座ったレムは、まだズボンをはいているヴィンスの股間が盛り上がっているのに気づいた。
知識としては知っているが、実際にそうなったのを見るのは初めてだ。
ごくっと唾を飲み込み、ズボンを脱がせると、幼い頃、一緒に風呂に入った父のものとは全く違う、硬くいきり立った器官が飛び出した。

「珍しいか?」

「そりゃそうっスよ。 あ、あたしにはついてないし…」

まじまじと男根を見つめ、大きく一つ深呼吸すると、レムはヴィンスの股間に顔を寄せ、ちろちろと舐め始めた。

「お、おい、おま…」

「あたしだって、なんにも知らないわけじゃないんスよ…?」

そう言うと、レムは一思いに男根をくわえ込んだ。
歯が当たる痛みと、それ以上に快楽をもたらす生暖かい舌の感触に、ヴィンスはうっと呻いた。
くわえられるのは初めてではないし、上手いか下手かで言えばレムはど下手だったが、
それでも、ヴィンスに気持ちよくなってもらおうという気持ちが痛いほど伝わる。

「はむ、ちゅぅ、れる、んむ、ちゅ、…へへ…」

一生懸命奉仕し、上下に動く頭をそっと撫でると、レムはうれしそうに目を細めた。
絡みつく唾液がじゅぽじゅぽと音を立てている。

「んむ、ふぅ、ちゅぅ、きもちいいっふはぁ?」

「まぁ、それなりに」

「ぅー」

今ひとつぱっとしない返事に、レムは意地になって動きの大きさを増し、それで喉を突いてしまい、思わず咳き込んで男根を口から離してしまう。

「ぇっほ、げほっ、はー、はー…」

「ムチャすんなよ。 大丈夫か?」

「だ、だいじょぶっス」

何度かけほけほと咳き込むレムが落ち着くのを見計らってヴィンスは声をかけた。
294ふぁいあーうぉーる/8sage :2005/04/25(月) 17:18 ID:8HjDllwc
「それで、えーとだな、そろそろ…」

うっすらと涙を浮かべて目をぱちくりさせたレムは、すぐにヴィンスの言わんとする事を了解し、うんうんと何度も頷いた。

「お、OKっス、ばっちこいっス!」

「じゃあ、パンツ…自分で脱ぐか? それとも俺が…」

「自分でっ、自ぶぶ分でぬ、脱ぐっス」

いよいよという興奮と緊張からか、何度か舌を噛みながら言い、レムはやはり恥ずかしいのか立ち上がってヴィンスに背を向けた。
さも当然というように、ヴィンスは下着を下ろそうとするレムの腰布を後ろから捲り上げた。
お尻にエンジェリングがプリントされた白い下着がヴィンスの目に飛び込んできたのはほんの一瞬で、すぐにそれは短い悲鳴と共に下ろされた。

「きゃっ、だ、ダメっスよまだっ!」

素早くヴィンスから距離を置き、足首から下着を抜いて、レムはヴィンスの傍に座った。

「もう…、おっしょーさまがこんなやらしかったなんて…」

「さっき言っただろ」

ヴィンスは少しだけ乱暴にレムの顔を抱き寄せ、唇を奪った。
レムの方も少し慣れてきたのか、歯がぶつからないように唇の位置を調整し、互いの唇を味わう。

「ちゅ…、ふぅ…、おっしょーさま、あたしどうすればいいっスか…? ちぅ…」

「ん…、お前が上になるか? 自分で何かと調整できた方がいいだろ。 女になった事ねぇからわからんけど」

「ふぁい…」

うっとりとヴィンスの唇を啄ばみながら、レムはヴィンスの男根の真上にまたがり、ゆっくり腰を下ろしていく。

「じゃ…、入れますね」

「おう、あんまり無理すんなよ」

男根の先端が入り口に触れ、少しずつ飲み込まれる。
まだ誰も迎え入れたことの無いそこは、ヴィンスをきつく締め付け、同時に柔らかく包み込む。

「あ…、はぁ…、はぁ…、くぅっ」

半分ほど入ったところでレムは一度動きを止め、大きく呼吸して残りを一気に膣内に収めた。
子宮の入り口がこりこりとヴィンスの先端を刺激する。

「は、入ったぁ…」

「…っとぉ、お疲れ。 大丈夫か?」

「ちょっと、まだ痛…いっス…」

「ヒールしとくか?」

「い、いいぃ…、ぃいらないっ…スぅ」

白い喉を反らせ、空気を求めるように口をぱくぱくさせながら、レムはぎこちなく腰を動かし始めた。

「ぬぉ、やめとけ、無理すんなって」

いつもならヴィンスの言うことならハイハイ聞くレムは、この時ばかりは、男根を襲い始めた快楽の渦に耐えながらの彼の声に従わなかった。

「嬉しいんスよぉ…。 あたし、ちゃんとおっしょーさまのものなれた…んスよね?」

その声の震えで、ヴィンスは初めて、レムが泣いている事に気づいた。
ヴィンスはそんなレムを軽く抱きしめ、長い髪を優しくすいた。

「ああ。 お前は俺のだ。 で、俺はお前のだ。 わかったな?」

感極まったのか、レムはただ、声を出さずにこくこくと頷いた。
最も求めていた言葉を受け取ると、レムの腰の動きは俄然、激しさを増した。

「だからな…、っぅぉっ」

「あっ、あ、ふっ、む、無理なんかしてないっスよっ。 なんか、あんっ、な、慣れた…かも…。
 ほら、こんな事も、でき、るんスよ?」

レムは前方に体重をかけてヴィンスを押し倒すと、両手で乳房を持ち上げ、ヴィンスの顔に押し付けた。

「おま…、もう知らないからな!」

顔を包む肉の塊の柔らかさと、鼻腔をくすぐる甘い体臭がレムを気遣うことを放棄させると、ヴィンスは両手でその白い膨らみを揉みしだいた。
柔らかい肌の中に硬い乳首を探り当てると、それを口に含み、軽く歯を立て、吸う。

「っふっ、あぁっ、いいっスよ。 遠慮するなって言ったの、おっしょーさま、じゃないっスかぁ」

レムの動きから徐々にぎこちなさが薄れ、代わってどこをどうすれば、より快楽を得ることができるのかを探る動きになる。
接合部からはくちゅくちゅと湿った音が漏れ、二人の行為を加速させるのに一役も二役も買った。

「あんっ、んっ、んーっ、お、おっしょーさまっ、すご、きもちぃっ…」

「っ…、…っ、っぶはっ、あー死ぬかと思った。 ああ、俺もちゃんと気持ちいいぞ」

本当に窒息死させられかねない肉の凶器から逃れると、ヴィンスはレムの腰を支え、彼女の動きにあわせて腰を突き出し始めた。
はっきりとボリュームを増したレムの嬌声が、ヴィンスの聴覚を心地よく刺激する。

「きゃふっ、はっ、あんっ、ひゃあっ!」

湿った音にぱんぱんと肉がぶつかる音が混じり、それに合わせて乳房が大きく揺れる。
乳房に浮かんだ汗の弾が流れ、乳首の先から一滴、落ちた。

「お、ぉおっしょーさまっ、あたし、またっ…」

「俺も、もう…」

「ふっ、くぅっ、んーーーっ!」

ヴィンスを容赦なく締め付けるレムの膣が一際きつく収縮し、ほぼ同時に吐き出された精液を搾り取った。
達したままの体勢でぷるぷると震えていたレムは、やがて糸が切れたようにヴィンスの上に倒れこんだ。

「は…、はぁ…、お腹の中、にゅるにゅるいってるっス…」

「はぁ…、お前、スゴイわ…。 何かと」

そして二人は気だるげに視線を交わし、微笑みあうと、何をするでもなく、互いの体温を伝え合った。


「おっしょーさまぁ」

「んぁ?」

どれだけ時間が経っただろうか、眠気が襲ってきた辺りで、レムは照れ笑いを浮かべながらヴィンスの胸に頬を摺り寄せた。

「えへへ…、腕枕してくださいっス」

「いいけど、俺ワキガだぞ」

笑顔が凍る。
しかし、それも束の間、拳を握り締めてレムは自分を納得させるようにうんうんと頷いた。

「だ、大丈夫っス。 わき臭くても水虫でも、あたし、ちゃんとおっしょーさま大好きっスからっ!」

「いや信じるなよ。 ってか水虫も持ってねぇよ。 …ほれ」

ヴィンスが片腕を広げ、そこに頭を乗せたレムは幸せそうに目を閉じた。
優しい眠りが訪れようとしたその時、硬い肉の感触が下腹部をつついた。

「おっしょーさま、これって…」

「あー、なんつーか、くっつくから感触がだな」

珍しくばつが悪そうに言うヴィンスにくすっと笑いかけ、わざと乳房を押し付けるようにレムは彼に抱きついた。

「何回でもいいっスよぉ」

レムのその言葉が引き金となり、今度はヴィンスがレムの上に覆いかぶさった。
そしてその夜、ヴィンスは文字通り空っぽになるまでレムに吸い尽くされたのだった。
後に彼は語る。
モンスターだろうが人間だろうが、戦いなら誰にも負けない自信はあるが、ベッドじゃこいつに勝てる気がしねぇ、と。


『なぁ、俺らいつまでここに刺さってりゃいいんだ?』

『死が二人を分かつまでだ』

『なら今すぐ死ねファック』

アルデバラン全体が眠りに落ちた中、時計塔の辺りからそんな声がしたが、聞いた者は誰一人としていなかった。


〜  〜  〜


かくして、今日も今日とてミョルニール山脈にファイアーウォールの爆音が響き渡る。

「おまっ、何で一本欠けてんだよ!」

「あああれっスよ! 不発ってやつっスよ! って助けてーっ!」

「いつも言ってるだろ。 死ぬ寸前に助けてやるよ」

相変わらずファイアーウォールの隙間を通り抜けたアルギオペに追い掛け回されるレムと、
それを見ながら声をかけるヴィンス、その様子を遠巻きに見ている冒険者たち。
どうやら、この光景はもうしばらく、続きそうである。
ルーンミッドガッツの空は、今日もどこまでも青かった。


「ひどいっス! 夕べはあんなに優しかったのにぃっ!」

「んな事でかい声で言うんじゃねぇっ!」
295ふぁいあーうぉーる/あとがきsage :2005/04/25(月) 17:20 ID:8HjDllwc
以上になります。
超長文の上、拙いものですが、皆様のひと時の暇つぶしにならせていただけたなら、これ以上無い光栄でございます。
最後に心のたけを叫ばせていただいて、引っ込みたいと思います。
ぶっちぎりに強い最強主人公が好きです(゚∀゚)
体育会系口調の女の子が好きです(゚∀゚)
マジ娘たんはもっと好きですヽ(゚∀゚)ノ
296名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/25(月) 18:45 ID:aR49QG9Q
(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ

楽しく読ませて頂きやした。エロもナイス、もう一つのラブロマンスにもワロス
297名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/25(月) 19:16 ID:ZS9lo.8o
問答無用に笑えました。私も二話目の魔剣との掛け合いあたりがツボにキタましたね。
しかし、あれってむしろ魔剣カ〇ス…(鯖缶
298名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/25(月) 21:03 ID:s7Uup.wM
ぐっじょおおおおおおおぶ!!
299名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/25(月) 21:34 ID:N3CXq1Gg
GjGJグッジョォォォッブッッ!!
マジ娘タンいいよ。あれだ、ちょっとお馬鹿で真っ直ぐな娘は可愛いんだ、うん。
ぜひ続きは魔剣と変態でうわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp
300名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/26(火) 01:52 ID:uRaqjq5A
シンプルに。


非常に萌えた。そして燃えた。
301名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/26(火) 12:06 ID:m0ISnCHw
すげえよ…あんた神だよ…
302名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/26(火) 22:10 ID:eKBJLeBY
文章うまいっス
303倉庫のひとsage :2005/04/27(水) 02:43 ID:7xEOCZjU
こんばんわ。さぼりっぱなしの倉庫のひとです。
勘違い?から人気投票用CGIを入れてしまいました。
せっかくなので、過去の名作を掘り起こしたりする意味でご活用下さい。
ttp://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php
304名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/27(水) 11:06 ID:CZQd9.7s
燃えと萌えと笑いが詰め込まれた良作でした。
読んでいてとても楽しめましたよ!
305名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/27(水) 20:37 ID:Iz40O5aw
ひさしぶりにネ申降臨mage
306名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/28(木) 07:05 ID:8vOM.V9o
倉庫の中の人 乙であります( ´∀`)ゝ
307名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/04/28(木) 15:40 ID:vLpIpSpE
最高だ・・・数ヶ月ぶりに心からいい作品だと思った!
WIZになった後とか続編希望シマス!
308名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/28(木) 16:04 ID:E44hufH6
それよりも「やらないか」の続きを・・・
309通りすがりの小人sage :2005/04/28(木) 20:09 ID:KPTjZigU
壁||つ[レス番号>>268まで保管]

アサシン受難シリーズについて、勝手ながら最初の「連)壊れアコと固ゆで卵」の中に
連作として編集しなおしました。
(過去シリーズ見つからないとの声がありましたので・・・)
それに伴い、保管庫の中の人が作ってくださった投票所でもしかして不都合があるかもしれませんorz
「連)壊れアコ〜」=「アサシン受難シリーズ」ですのでよろしくお願いします。

壁||ミッ
310倉庫のひとsage :2005/04/29(金) 02:13 ID:m3nF7VFs
>309さま
ありがとうございます、閣下! 投票所はこっそり統一してしまいましたです。

>295さま
評判が凄くよいのでドキドキしながら拝読いたしました。
非18禁スレで発光騎士を主役にして何か書いてる身としては、かっこよさに脱帽です。
そしてエロ可愛いヒロインにも脱帽です。帽子たくさん重ね着して続きを待ってます。


で、投票所をさっくり作ってしまったことについて、お話し合いスレで異論が出ています。
とりあえず、保管庫掲示板に議論スレ? を立てました。
必要の有無とか、方式はこうする方がいい、とかあったらそちらで提案してやってください。

現行は、お一人5票まで、一作品に固めるのも可、という感じで考えています。
新スレ移行ごとに投票権復活、とか。
311125 :2005/04/29(金) 06:24 ID:AEeIvQCw
過去数回、人様のキャラや設定をお借りしてストーリージャックを行った者ですが、
また一本ネタが浮かびました。
……が、今回のネタはよりによってママプリとバフォでして。
しかも一連のシリーズとは傾向がやや異なっておりまして。
どこかの166様およびスレ住人の皆様に投下の是非を伺いたく思います。
312125dame :2005/04/29(金) 06:26 ID:AEeIvQCw
申し訳ありません、クッキーが消えていました。
dameます。
失礼をば。
313名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/29(金) 13:15 ID:WlWksq4I
とりあえず投下してから判断しようジャマイカ
314名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/29(金) 13:51 ID:0hoTGBLE
125さん>ガンガレ、超ガンガレ
315ふぁいあーうぉーるの中の人sage :2005/04/29(金) 17:46 ID:T4.AxB/M
いっぱいレス付いてるΣヽ(゚∀゚;)ノ
ご意見後感想を下さった皆様、また、読んでくださった皆様に厚く御礼申し上げます。 ありがとうございました。
続きは、書きたいとは思っていますが、今、別の電波を受信中なので、しばしお待ちくださいませ。
や ら な い か の続きは…コレ差し上げますから勘弁してください(;・ω・)つ[スティックキャンディ]

倉庫の中の人、小人様
ご苦労様であります(゚Д゚)ゞ

125さま
テカテカしながらお待ちしています。 がんがってくださいませ(`・ω・´)
316どこかの166sage :2005/04/30(土) 02:26 ID:OzyMF5Ec
>125
      ∩
 ( ´ヮ`)彡 ママプリ待ち遠しい
   ⊂彡
317許可有ストーリージャック:ママプリ〜たまには、しっぽりと〜(1/3)sage :2005/04/30(土) 04:07 ID:x3p8LLPE
 プロンテラ北・迷宮の森。
 一部の魔族には『常春の迷宮』などと呼ばれる場所。
 まあ、そう呼ばれる要因は、私がその魔族達と営んでいる行為にあるんだけれど。

 普通の冒険者なら頻繁に生じているモンスターハウスを警戒して慎重に歩を進める場所を、私は頭のバフォ帽を揺らしながら
悠然と闊歩する。いや、私の場合は端から見れば艶然と、かも。
 少なからず混じっている、私のお腹から産まれた魔物達や、その子種を私に注いだ者達に愛想とフェロモンを振りまきながら、
私は待ち合わせた場所にたどり着いた。

「お待たせ」
「うむ」

 私と同じくバフォ帽を被り、端正な顔立ちに野性味とどことない高貴さを併せ持つ、騎士の男。背中を預けた樹にはクレセン
トサイダーが立てかけてある。
 そう、私のだんな様たる緋色の魔王・バフォメットの仮の姿だ。

「さすがに人が居ないと、気楽に歩けるわね。聖堂付きのクルセなんかに見つかると、厄介なんだけど」
「そんなものを被っているから目立つのだ。普通のプリーストなら身に付けられまいに」
「んー、でも譲れないわね。貴方とお揃いだし♪」

 そんな私の言葉に、にっと笑って私の腰に手を廻し、抱き寄せてくる。

「あん、もうするの?」
「外で気兼ねなく存分にしたいと、ここに我を呼んだのはお前であろう?
 人間達の安息日とて、そう長くは無いぞ」
「そうね……。安息日が終われば、またこの森の子たちも戦う事になるものね……」

 此処に来るまでに会った魔物達の姿が思い出され、思わず漏れる弱音ともとれる科白。バフォは何も言わずに、私を抱き寄せ
る腕の力を強めた。
318許可有ストーリージャック:ママプリ〜たまには、しっぽりと〜(2/3)sage :2005/04/30(土) 04:08 ID:x3p8LLPE
「ん……ん、む……ちゅ、っ」

 樹に寄りかかるバフォにのし掛かるような体勢で、私は彼と唇を重ねる。
 既に服の上からでも判るほどに固くなったバフォの股間に自分の腰をくねらせ、擦り付けているうちに、私の口腔を犯す舌が
太く、長くなっていく。端正な貌は山羊のそれに、バフォ帽は本物の角に、鎧に覆われた身体は緋色の美しい毛並みに覆われた
逞しい体躯に、徐々に変じて……いや、戻ってゆく。私は法衣を脱ぎ去りガーターベルトとタイツ、マタの首輪とロザリオ、バ
フォ帽だけを身にまとった姿で、その胸板に覆い被さった。
 覆う物の無くなった長大な肉棒は、またがる形になった私の秘所を擦りあげる。大きな手は、片方が私の背中を甲の毛並みで
撫で上げ、もう片方は興奮に張りの増した乳房をじっくりと揉みしだく。これから犯される期待に満ちた私の秘所は、それだけ
の愛撫で既に淫汁を垂らし始めた。

「ふふ、もう濡らしているのか」
「んふ、ん。分かってるなら、ね?」
「うむ」

 背中を撫でていた手がガーターベルトを掴んで私の腰を持ち上げ、秘所が肉棒の上に来るようにした。私は肉棒を掴んで入り
口にあてがうけど、バフォが手を離さないせいで迎え入れることが出来ない。

「あん、じらさないで、お願い。頂戴……」
「では、望み通りにしてやろう」

 私の懇願に、バフォはガーターベルトを掴んでいた手を、唐突に離す。
 当然、私の腰は重力に逆らわずに落下した……バフォの肉棒の上に。

「ひ、ぃああああぁぁぁんんっ!!」

 バフォの肉棒のサイズ、落下の勢いが相まって、一気に私の最奥まで肉棒を突っ込まれた。子宮口をつつくなどという生易し
いものでは無い。握り拳を超えるサイズの亀頭がずっぽりと子宮を埋め尽くす、文字通りいちばん奥までの挿入だ。
 いきなりの激しすぎる刺激に、私はあっさりと一度目の絶頂を迎え、バフォの腹に潮を噴き出してしまった――。

「ひぁ、ぁ、ぅぁああ……ん」

 思わずバフォの胸板に倒れ込み、繋がったままびくん、びくんと身体を震わせる。ひとしきり絶頂の余韻を味わってから、私
は自分から動くべくバフォの胸板に手をついて起きあがろうとした。が、それはバフォに制された。

「今日は我が全てしてやる」
「え……? ふぁ、んっ!」

 再び密着する様に抱きしめられ、バフォは再び私の腰を掴む。そして、最奥まで私を貫いたままで腰を押しつけるようにゆっ
くりと動かし始めた。太く血管の浮いた陰茎が膣壁を擦り上げ、子宮を満たした亀頭で最奥をじっくり丹念にぐりぐりされると、
たまらない快感が全身を走る。

「ふぁ、あはぁ、うんん、んぁぁ……ん、こんな、こんなに一番奥までされたらぁ……っ!」
「これだけでは無いぞ」

 腰を掴んでいたバフォの手が位置をずらし、指が一本、私のお尻に侵入してきた。指とは言ってもバフォの体躯だと並の男の
肉棒よりも太い。そんなモノが第二関節まで入り込み、かき回すように蠢く。

「ひ、ふわぁぁっ、だめ、お尻、ほじっちゃダメぇぇ!」
「何が駄目なのだ、いつ犯されてもいいよう、常に浄めてあるくせに」
「ひぁ、あ、あんんっ!」
「それに、お前の全ては我のモノであろう? 砦でお前は言ったであろうが。
 このいやらしく膨らんだ胸も、」
「は、あぁ、あっ」

 わし掴みにされた胸は先端から母乳をしたたらせ、

「駄目と言いつつ我の指を飲み込む尻の穴も、」
「ふわぁぁ、はぁ、ぁん」

 お尻の指が2本に増え、私の恥ずかしい穴を広げてかき回し、

「だらしなく涎を流す、この口も、」
「んぶ、んむぅ、うん」

 太く長い舌が私の口を喉の奥まで蹂躙し、

「我の肉棒を根本まで咥えこむ、蜜壺と子宮の奥までも、な」
「ぷは、あっああぁぁぁんっ!」

 肉棒はじっくりと私から快楽を引き出す。

 胸も、お尻も、口も、お○んこも、全身すべてをバフォが犯してくれる。
 私のツボを隅々まで心得た手つき、動きで、丹念に。
 呼吸もままならず、喉まで突き上げられる様な圧迫感に襲われながらも、私はその苦しさを超える快感に……ううん、苦しさ
さえも快感としながら、

「……っ、そろそろ、いくぞ。 我の精を、子宮で全て飲み込むのだぞ」
「いっ! いくっ! 胸も口も前も後ろも、貴方に全部犯されていくうぅぅぅぅっ!!」

 子宮どころか卵管の奥まで逆流して来そうなくらいの白濁液を受け止めて、深い絶頂に堕ちていった――。
319許可有ストーリージャック:ママプリ〜たまには、しっぽりと〜(3/3)sage :2005/04/30(土) 04:09 ID:x3p8LLPE
 目が覚めても、私はバフォの身体の上だった。最奥まで突き込まれた肉棒もそのまま繋がっていて、溢れることもできずに子
宮の中にたっぷり注ぎ込まれた白濁液で、お腹がすでに孕んでいるかのように膨れている。
 顔を上げると、私の髪を撫でてくれていたバフォと目が合う。

「……んー、出されたのは一回だけなのに、すごく深くイけちゃった♪ こういうのもいいわね……。
 いつもケモノみたいに激しいのに、今日はどうしたの?」
「お前がいつになくしおらしい事を言うからな。我も気まぐれの一つや二つは起こそうよ」
「ふふっ。じゃ、貴方が気まぐれを起こしているうちに、もうひと眠りしておくわ」

 暖かく、どんな上質のベッドよりも肌触りのいい毛並みに抱き締められたまま、私は再びしばしのまどろみに身を任せた。

「いつもこんな風であれば、我も毎晩枯れ果てる事もなかろうにな……」

 ……いまの幸福感に免じて、その発言は聞こえなかったコトにしてあげる。
 でも、次のえっちではたっぷり白濁液を注ぎ込んでもらうからね♪
320125=317sage :2005/04/30(土) 04:11 ID:x3p8LLPE
どこかの166様・313〜315様に許可を頂けましたので、投下させて頂きました。
本家のシリーズではいつも激しい行為を営んでいるママプリですが、たまにはこういうのもあっていいかな、と。
勿論、「こんなのはママプリじゃない」と思われるようであれば脳内消去をお願いしたします。
では、失礼をば。
321名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/30(土) 19:58 ID:Jk3kYxfc
( Д ) ゚ ゚

>>286-295
最高です。マジ感動しました(´・ω;`)
おっしょぉーさまぁぁーーーっ!!

>>317-320
雰囲気がいいですね。
(`・ω・´)bぐっじょぶっ!
322名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/01(日) 19:32 ID:GnGAz6j2
125様>GJ
こうゆうママプリも(・∀・)イイネ!!
323名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/02(月) 06:53 ID:QnEv8CYc
>>125
普段の壊れたママプリ話よりも数段よかったです
こういうしっぽりイイネ
324ふぁいあーうぉーるの中の人sage :2005/05/02(月) 14:08 ID:hFOut5CI
125さま
超GJです。
こういうバフォ様とママプリもありですよね。

二度目の電波を受信完了したので、置いて行きます。
全開に比べて短くまとめ、えろを濃くと思っていたのですが、結局長くなりました(´・ω・`)
なので、うpろだをお借りして、そちらにうpさせていただきました。

( ・ω・)つ[アコ君とまーちゃんとお兄さんとお姉さんのお話]

ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20050502135524.lzh
325名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/02(月) 18:05 ID:X/N7hR76
>ふぁいあーうぉーるの中の人様
早速読了。イイ・・・!(゜∀゜)
アコ君まーちゃんの純情さとかお兄さんお姉さんのエロエロさ加減がたまらんとです。
ちらっとおっしょーさまも出てきてるしΣd(゜∀゜)
お兄さんの性格もちょっぴりもののあはれを誘いました。
素晴らしい作品ありがとうございます。

惜しむらくはひんぬー騎士子さんの場面がなかったことか・・・!
326名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/03(火) 22:36 ID:rAMXuYSk
個人的にはロズエルの続ききぼん(゚∀゚)
327名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/04(水) 12:06 ID:IDuN315E
やっぱ野郎キャラがいい味出してるのは好きだな(´∀`*)
328名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/05(木) 13:30 ID:ccPzjQvw
オークダンジョン。死んだオークの屍が蠢く洞窟。
日夜、冒険者たちが出入りし、戦っている。
しかし、オークの怨念は恐ろしい。
しばしば、冒険者たちのパーティは決壊の危機に瀕する。
この、とあるパーティも、前衛が崩れたために風前の灯と化していた。

「うわあああ!」
「いやーっ!助けてー!」

轟く悲鳴。無論オークの屍どもは聞く耳持たず、獲物を喰らうのみ。
あわや、屍の牙がパーティの後衛を喰らわんとした刹那。

ガシャアアアッッッ

オークの屍の群れは、文字通り雲散霧消して果てた。
生き残った亡者の群れが、攻撃してきた方向を見やると、そこには。

「出たな、亡者ども!速やかに地獄へ還れ!」
「グギ・・・グルル・・・」
「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!モンスターを倒せと俺を呼ぶ!」

その攻撃主は高らかに叫ぶ。亡者の群れは、一斉にその方向へ突撃する。

「聞け、亡者ども・・・!俺は、大義の騎士!ロードナイト、ストロンガァァァ!!」

ズドオオオッッッ

大剣一閃・ボーリングバッシュが群れを吹き飛ばした。
オークの亡者は、一目散に散っていく。

ロードナイト・ストロンガー。最近、巷を賑わすヒーローである。
モンハウから彼によって救われた命は、数多い。
だが、彼は礼を言われる前に、ふいと姿を消してしまう。
まさに、神出鬼没のヒーローであった。
初心者や中級者には憧れ・尊敬の対象であり・・・
上級者にはよき目標となっていた。
329名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/05(木) 13:30 ID:ccPzjQvw
「ただいまー」
「おかえりなさーい、ツヨシちゃん」
「ツヨシは辞めてくれよ・・・ユリエ姉さん」

一介のロードナイト・ツヨシ。ストロンガーの正体である。
巷を賑わすヒーローは、極々平凡な優しい青年だったのだ。
その姉、ユリエもまた心優しきハイプリーストであり・・・
ストロンガーの正体を知る唯一の人物であった。

「今日も狩りしてきたの?」
「ああ、また一つ強くなったよ」
「まあ、頼もしいわね」
「結構、鍛えてます!」
「それじゃ、お姉ちゃんがピンチの時には守ってくれるわよね」
「当然じゃないか、俺にとってユリエ姉さんは全てなんだから」
「ありがと。今、噂になってる"ストロンガー"に守ってもらうのもいいけど・・・」
「・・・・・・」
「やっぱりツヨシちゃんに守ってもらうのが一番よね!」
「だからツヨシって呼ぶなってーの!つーか同一人物だ!」

姉はハイプリースト、弟はロードナイト。転生後も、転生前と変わらぬ生活を送る。
ソロで狩りをしたり、臨公に飛び込んだり、2人でペアしたり・・・
冒険者の御多分に漏れず、2人とも相応の修羅場は越えてきている。
姉弟だけに、ペアをした時などの相性のよさは光っている。
その相性のよさは、何も戦いだけにとどまらない。
日常会話、臨公でのリーダーシップや支援などなど。
そして、夜の帳が下りた後も・・・
330名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/05(木) 13:31 ID:ccPzjQvw
「ん・・・ふぅぅ・・・んく・・・」

ぴちゃりぴちゃりと、唾液の滴る音が部屋に響く。

「今日は帰りが遅くて・・・心配したんだからね?」
「ごめんごめん、お詫びにいっぱい気持ちよくするよ」
「またそうやってごまかそうと・・・ひぅん!」
「うへっ、もうびしょびしょじゃないか」
「だってぇ、待ち切れなかったんだもん・・・」
「ってことは、一人で・・・?」
「言わせないでよ、バカぁ!」

軽く振られた平手をひょいとかわし、バックを取る。
後ろからうなじを つつぅ と舐め回す。
血を吸うように、首回りに接吻する。
たわわに実った胸の果実を、むしるかのように揉み込む。
互いの神経が研ぎ澄まされていく。
息遣いはおろか、鼓動すら感じ取れる錯覚に陥る。

「おねがぁい・・・ちくびぃ、乳首も触ってぇ・・・」
「はいはい、うりゃっ」
「きゃうぅん!あ、あはっ!すごいぃ!我慢してたからすごく気持ちいい!」
「姉さんはホント、乳首が好きなんだなあ」
「そうなのっ、ちくびぃぃ、乳首好きなのぉ!」
「あんまり弄くるもんだから、どんどんでかくなってるよ」

硬くしこった乳首は、小指の先ほどの大きさにまで肥大している。

「さぁて、そんな敏感な乳首をちゅうちゅうしたら、どうなるかなあ?」
「吸って!ちゅうちゅう吸って!お姉ちゃんのミルクを飲んでぇ!」

母乳が出るはずも無い・・・が、嬉々として乳首を咥え、吸う。

「あ、あぁはぁぁ・・・らめぇぇぇ・・・吸われてる・・・吸われてるよぉ」

吸うだけにはとどまらず、軽く歯を立てて噛んだり、指でこりこりしたり。
決して単調な攻めにはしないのが、流儀であった。
331名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/05(木) 13:31 ID:ccPzjQvw
「・・・流石にここは弄る必要も無いね」

"そこ"はもはや、決壊した堤防の如き様相となっていた。
これなら、胸に施したような丁寧な前戯をせずともよかろう。
というより、すでに丁寧な前戯を出来る状態ではない。
股間のモノは熱く燃え滾り、秘所を貫かんとしている。

「姉さん、もう我慢できない」
「ううん、いいのよ・・・あれだけ気持ちよくしてくれたから・・・」

後を言えず、赤面する姉。変に純情なところがあるものだ。

「じゃ、次は俺を気持ちよくしてくれよ」
「うん、お姉ちゃんの中でたくさん気持ちよくなって・・・んんっ!」

姉の言葉が終わるか終わらぬかのうちに、秘所に怒張をぶち込んだ。

「はああああああ!き、来たよぉ・・・お姉ちゃんの中にぃぃ・・・」
「姉さんの締め付け、毎度の事ながら凄いね」
「はふぅ・・・うくっ・・・ふぅぅん・・・ねえ、気持ちいい?」
「うん、とても気持ちがいいよ。姉さんは?」
「同じよ、とっても気持ちいいのぉ・・・ね、ね、動いて」

正常位で結合する姉と弟。わずかに差し込む月明かりのみが、その姿を照らす。
腰を使い、ずっずっ と動き出す。動き出すと止められなくなる。
弟の怒張が、姉の中を蹂躙していく。そして快感を植えつけていく。
姉と弟が交わる、という背徳感が、神経をゾクゾクと走り、快感の潤滑油となる。
結合部から溢れる愛液は、シーツをぐっしょりと濡らしている。

「すごいや、姉さん・・・愛液が溢れまくって、月光を反射してるよ」
「はぁん、くふぅ、いいいん・・・だってぇ、気持ちよすぎて止めらんないんだもん」
「ちぇ、気持ちよくさせるとか言っといて、結局自分が気持ちよくなってんじゃん」
「だってぇ、だってぇ・・・はふぅぅぅん!あああんん!!」

いつの間にか、体位は後背位となっている。獣のように交わるのが、二人とも好きだった。
332名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/05(木) 13:31 ID:ccPzjQvw
「くっ、後ろからだとよく締まるよ・・・」
「うん、お姉ちゃんも、後ろからの方が、好きぃ」
「っつーか、この体位になると、2人とも、早い、よな」
「しょうがない、じゃないの、とても、気持ち、よくて・・・ひゃあん!」

興奮が快感を呼び起こし、快感が興奮を増長する。
快楽の無限連鎖に、2人は呑み込まれていく。

「やっべえな、姉さん、俺、もう、出そっ」
「うん、来て・・・いっぱい、出してぇっ!」
「ああ、出すよ、たくさん、出すよ!」
「私も・・・もうすぐ、来るぅ、来てるのぉ!」
「姉さん!くは、あ、あ、あ!」
「ひあ、う、う、んん、来てぇ、来てぇ・・・イッちゃう、イッちゃう、イくぅ!」

とどめと言わんばかりに、怒張を秘所の奥深くに突き入れる。
姉の体がびくんとのたうち、ぷるぷると震える。
声にならぬ声を発し、がくがくと大きく震えて、絶頂を迎える。
弟の体も同じように震え、体内より命の源を大量に、姉の中に注ぎ込む。

「くはぁ・・・イッひゃった・・・出てるよぉ、いっぱい出てるよぉ・・・」
「・・・ッ・・・まだ出る・・・」
「どくどくしてるぅ、まだ止まんないぃ・・・おなかがいっぱいになっちゃうぅ・・・」

あまりの量に、入りきらなかったものは外にまで溢れ出してきている。
しばし余韻に浸る。折り重なって倒れこみ、息をつく。
姉の髪を、そっと撫でる。弟の頬を、そっと撫でる。
2人とも、微笑を湛える。感覚が通じ合っているような気がする。
この後は、簡単に後始末を済ませ、同じベッドに潜り込み、抱き合って寝るだけだ。
夜の帳はまだ深い。朝が来るまで、まだ間はありそうである。
333名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/05(木) 13:31 ID:ccPzjQvw
「おはよう」
「おはよう」

翌朝。何事も無かったかのような朝が来た。

「今日はどこ行くの?」
「ん・・・久々にユリエ姉さんと騎士団ペアしようかな」
「うん、分かったわ、ツヨシちゃん」
「ツヨシって言うな!」

準備を済ませると、グラストヘイム付近までポータルで飛び、歩く。
襲い来るプティットを軽く一捻りし、到着する。

「さて、と・・・なんかレア出るといいんだけどね」
「それはその時の運よ。それよりも、ちゃんとお姉ちゃんを守ってね?」
「へっ、アスムプティオで俺より硬いってのに・・・分かってるさ、守るよ」

騎士団へと踏み込む。今日は2Fで狩りをする予定である。
さっさと1Fを潜り抜け、2Fへ到着するや否や、目前に決壊寸前のパーティが。
どうやら、入り口に出来ていたモンハウに直撃してしまったようである。

「ああ、ここたまってるからなあ・・・」
「いいから、助けないと!お姉ちゃん、回復とか援護に回るから!」
「オッケー、敵は・・・レイドにジョーカーに深淵までもか!よっしゃ!!」

大剣を構えなおして、高らかに名乗りを上げる。

「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!モンハウ潰せと俺を呼ぶ!」

足の速いレイドたちが群がって襲ってきた。

「聞け、モンスターども・・・!俺は、大義の騎士!ロードナイト・ストロンガァァァ!!」

かくして、騎士団2Fでの激闘が始まったのであった。


〜Fin〜
334名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/06(金) 16:19 ID:IRylrzDA
これはいい仮面ライダーですね。
GJです!
335ふぁいあーうぉーるの中の人sage :2005/05/07(土) 18:52 ID:35HpiiMQ
325さま
ご感想ありがとうございます。
おっしょーさま&レム、自分の中でもお気に入りのキャラなので出してみました。
お兄さん、インキュバスは脳内では思いっきりあんなのです。関西弁はやりすぎかなとは思いましたがw
そう言えば、えろ増やせるチャンスだったのに、何で騎士子たんの出番無かったんだろう(´・ω・`)

327さま
ありがとうございます、野郎キャラを褒めて頂けるのは自分には最高の賛辞の一つです(*´∀`*)

328−333さま
熱いお話、楽しく読ませて頂きました。
334さまも言われてますが、仮面ライダーですよね。 ってかストロンガーですよね。
汚れを知らなかった頃に夢中になっていたのをちらりと思い出させてもらいました。
(`・ω・´)bGJ!!
336名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/07(土) 22:29 ID:ZEZ086Yg
ということはFWの中の人の年齢は・・・(・∀・)ニヤニヤ
337ふぁいあーうぉーるの中の人sage :2005/05/08(日) 14:33 ID:bOfi.T.E
336さま
Σ(゚∀゚;)!!
見てたのは多分、再放送か何かですよ!? リアルタイムの時は生まれてませんって!

失礼致しました。
以前に投下させて頂いたふぁいあーうぉーるの続編ができました。
例によって長いので、うpろだの方をお借りしました。
又、一話目の方を少しだけ修正して、同梱してあります。

マダワカイヤイ(´;ω・)つ[ふぁいあーうぉーる第二話・モロクでスティール]

ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20050508142328.lzh

少ぉしだけですが、触手陵辱シーンが含まれておりますので、苦手な方はご注意くださいませ。
338名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/08(日) 15:35 ID:tYfk31N.
いい物読ませてもらったぜ!GJだコンチクショウ!!
339名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/05/08(日) 19:31 ID:AXUopdc6
所々に散在する、笑いがいい味を出していますなw
前回の魔剣といい、今回の骨コンビやラストでニヤリとせていただきました。
340名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/08(日) 19:32 ID:AXUopdc6
失礼しました、sage忘れたので最下層に叩き落しておきますorz
341名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/09(月) 04:54 ID:IcBLAiME
親父殿がいい味だしてます!次回作も楽しみにしてるッス!…あれ?
342名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/09(月) 10:46 ID:ejlzel6E
一点だけ。カンマの打つとこまちがえて10Mzになってるようだよ?
343名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/09(月) 12:36 ID:.hVNEiQg
見事な出来栄えでございました。
シフ子とかあんま漏れの萌えポイントからは遠いところにあるんだけどレムたんは良かった。
344名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/09(月) 19:11 ID:El2ED4a.
襲いが全て遅いになってたけどGJ!
345ついカッとなって書いたsage だが私は謝らない :2005/05/10(火) 01:02 ID:ZLbrwz7Y
天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!
SS書けと彼を呼ぶ!

聞け、住人ども・・・!
彼は熱い漢!
ふぁいあーうぉーるの中の人ぉぉぉ!!
346名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/05/10(火) 18:45 ID:3Qe86mJM
つまり3話めはおっしょーさま×シフ子たんってことか!
そうでないと泣いちゃうよ!
347名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/10(火) 20:16 ID:JZZ0xapk
いや、3p
348名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/12(木) 20:37 ID:W07.Ag5o
むしろおっしょーさまを寝取ろうとするシフ娘にマジ子がお仕置きというパターンはどうよ!?
349名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/13(金) 15:02 ID:EkM9Mh9M
シフ娘の彼氏交えて4Pというのも
350名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/13(金) 19:38 ID:KF9CNHOo
次の魔剣はエクスキューショナーかな
351名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/14(土) 01:09 ID:wkGuzWNU
オーガトゥースじゃまいか?
352名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/05/14(土) 04:55 ID:5473bZ4c
オーガは第一話で出たじゃん。
353名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/14(土) 11:22 ID:Li0Nd/GQ
下げ忘れたことに7時間近くも気付かなかった俺を許してくれ…
354名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/14(土) 11:24 ID:Li0Nd/GQ
sageじゃなくてdameだよ…
355名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/16(月) 16:20 ID:zBdHGoYc
dameじゃなきゃ・・・


だめだよ?
356名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/16(月) 19:44 ID:LZ7pIbmQ
下手な洒落はよしなしゃれ。
357名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/17(火) 11:27 ID:nigKIaT.
新作期待dame
358名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/17(火) 18:27 ID:TWNYAxpI
Wikiの投票所・・・('A`)
359269sage :2005/05/17(火) 21:14 ID:KDI/1xz6
いつかのロズエル篇の続編をお持ちしました。
1ヶ月も開いてすびばぜん!
今回は♂廃WIZ×♀プリ ちょっと強引かも!です。
前置きが長めかと思ったのですが削れませんでした、ごめんなさい。


前作
ロズエル篇その1 ローズ はこちら>>270
ロズエル篇その2 ルト はこちら>>280
360ロズエル篇5sage :2005/05/17(火) 21:15 ID:KDI/1xz6
ロジオン




宿を出ると夜空に星が瞬いていた。


さっき交わったばかりなのに、もう身体が疼き始めた。
色々な男とセックスしてきたけれど、私はいつも満たされないでいた。
射精するだけで快感を感じられる男に、妬ましさから殺意すら覚えたこともあった。

したい…

呼びつければ先を争って飛びついてくる男はたくさん居る。
でも私が欲しいのはそんな男じゃない。
さっきのハンターだってそう。私の嫌がることは絶対にしない。
私が欲しいのはわたしの意識を滅茶苦茶に掻き混ぜて身体ごと壊してくれる強い男。
でも野蛮で粗野で無学な男は絶対にお断り。知的で情緒的に成熟した人がいい。
そう、例えるなら
遥か昔明るい森の中で、泣き叫ぶ私を獣のように犯したあの…


「失礼、ローズさんでいらっしゃいますか」

少年の声に振り返ると、数歩離れた場所に人の良さそうな栗毛のアルケミストが居た。

「そうよ。何の御用?」

アルケミストは幼い子供のように微笑むと、ぺこっと会釈する。
その様子はまったく敵意を感じさせなかったが、
襟にキラリと光った、巨大Gvギルドの紋章を私の目は逃さなかった。


数ある砦の中でも最上位のゲフェンの砦5つのうちの4つまでもを
唯一つのギルドで支配する、強大な力を持ったギルド。
それを統べるマスターの一声では300人が動くと言われ、
傘下の中堅ギルドは機嫌を取ろうとこぞって供物を献上しているらしい。
色々と黒い噂も絶えず、拉致や脅迫の被害者が教会に駆け込むことも多いと聞く。
思わず少し身構える私にアルケミストは笑みをゆるめ、ひどくまじめに口を開いた。

「突然で申し訳ありません。
我がギルドのマスターが是非貴女にお会いしたいと申しております。
よろしければご一緒いただけませんか」

アルケミストの物腰は穏やかだったが、言葉には有無を言わせない強さがあった。
背丈は私と同じくらい。歳はよくわからないが、ずいぶん童顔だった。
こんな子供でも攻城戦をするのか、と少し驚いていると
いぶかしむ表情を勘違いしたのだろう。アルケミストが一歩距離をつめてきた。

「いやって言ったらどうなるの?私を殺すの?」

ギルドマスターとやらは男なのか、容姿はハンサムなのか、訊ねたいところだったが、
それを拒否の返答ととったアルケミストは素早く実力行使に出た。

「すみません、でもボクの立場もあるんです」

どこにそんな俊敏さを潜めていたのだろう、気づくと背後に回っていたアルケミストは、
私の鼻と口に濡れた布を押し当てた。

あっ、と思う間もなかった。
酸い臭いの薬品が鼻腔から喉の粘膜を刺し、肺へと吸い込まれる。
手を離すまいともがく私の抵抗も虚しく、意識は闇の中へ落下していった。
361ロズエル篇6sage :2005/05/17(火) 21:16 ID:KDI/1xz6
弛緩していた身体に力が戻る。
はっと気づいて起き上がろうとした私は、手足が何かできつく縛られている事に気づいた。
そして目の前は真っ暗。ご丁寧に目隠しまでされている。
やはり女を拉致して慰みものにするという噂は本当だったのだ。
ということは…

私はこれからされるであろうたくさんのいやらしい事に少し思いをめぐらせた。
しかし何故だろう、心はそんなに怯えていない。むしろ、この状況を楽しんでいる。
マスターの慰みものになるのだろうか。その後は部下に払い下げられて、たくさんの男に輸姦されるのだろうか。


「ローズさん、手荒な真似をしてごめんなさい」

少年の声がした。私は先ほどのアルケミストだと察した。
私が返事をせずにいると、彼は喋りながら私の背後にまわったのがわかった。

「さすがですね。殆どの方はこうなると恐怖で泣き叫ぶばかりなのですが」

目隠しと手かせ足かせが外される。
思わず拍子抜けする私に、アルケミストはうんうんと頷いて誰か女の名を呼んだ。

「こちらのドレスをお召しになってください。お手伝いさせますね。」

すると重たげな扉が開き、ローグと思われる衣装をまとった赤髪の女性が
真っ白なドレスを持って現れた。
露出度の高い服の上に髪と同じ色の赤いコートを無造作に羽織り、
やけに高いヒールをはいている。
唇はきっと結ばれ、敵意を隠そうとしていない。
私は彼女に鋭い視線で観察されたのがわかった。

「なんなの?やたらと高待遇なのね」

赤髪のローグは黙って私のプリーストの服を脱がせにかかった。
アルケミストは何故か気遣いを見せて背をむけている。
ローグは明らかに私の肢体をも観察していた。
自慢の豊かな乳房が紫の衣からぷるんとこぼれ出たとき、
彼女の緑の瞳が嫉妬に歪んだのは気のせいではないだろう。

ガーターベルトと下着だけになった状態で、私は白いドレスを着せられた。
金糸入りの豪奢な刺繍がほどこしてある絹のドレスは、
少し胸がきついだけで吸い付くように私の肌にぴったりだった。

「まるで嫁入りでもするみたいだわ」

私の冗談めかした台詞に、ローグが突き刺すような視線を向けてきた。
今にも私を刺し殺そうと言わんばかりの、憎しみの視線。
本当に、何なの。


「とてもお似合いです。それではこちらの部屋へいらしていただけますか」

物言いは優しげだが、また有無を言わせない声。
実は相当出来る男なのかもしれない。
アルケミストは言い終えると、私の目に再び布で覆いをした。私は大人しく従う。
362ロズエル篇7sage :2005/05/17(火) 21:16 ID:KDI/1xz6
アルケミストの腕をとらされ、ひんやりと冷たい廊下に出る。
視界を遮られているから何も見えなかったが、天井は高く、大きな建物らしかった。
恐らくは彼らのゲフェンの砦のどれかだろう。
ゲフェン、懐かしい場所。12歳で家を出てから、一度も帰っていない。
思いをめぐらせながら歩くうちに、アルケミストが足を止めた。
そして扉をノックし、返事を待たずにそこを開けた。

「どうぞ、お入りください。それでは」

軽く背を押され一歩踏み出すと、空気が変わったのを感じ、
私は部屋に入ったのだと判った。背後で扉が閉まる音が聞こえた。

急に一人にされ、あたりも暗闇で、一瞬戸惑って立ちすくむ。

ふわっと風が動き、誰かが私の前に立ったのがわかった。
目の前の人物から視線を感じる。

そのままベッドに押し倒され、圧し掛かられる。
高価な香のかおりが鼻腔をくすぐる。

「あっ…」

首筋をつ、と温かい舌が這い、思わず声が漏れる。
足元からも指が伸びてきて、私の太腿をまさぐった。
同時に絹のドレス越しに豊満な乳房がもみしだかれる。

視界が封じられていることで、私の身体はいつも以上に敏感に反応した。
かたく勃起した乳首を、絹の布ごしに弄ぶように指でいじられる。

暗闇の四方から手が伸びてきて、体中をまさぐられた。

「ひあぁっ!」

下着の隙間から入り込んできた指に性器をいじられ、私は身をよじる。
なんて淫乱な女。見知らぬ相手に暗闇で弄ばれて嬌声をあげるなんて。

別の指が私の唇を割って歯牙に触れた。
無条件に私はそれに吸い付き、獲物を捕食しようとするヒドラのように舌を絡める。
段々と身体が火照っていくのが自分でも判った。
だから、その口にそそり立つ男性器があてがわれても
私はむしろ待ち望んでいたかのようにそれを愛撫しはじめた。

じゅるじゅる、ちゅる…

目隠しをされていても、この剛直が素晴らしい巨根だということが判る。
私の淫乱な下半身は期待に涎を垂らし始めた。

そして巨根の持ち主らしき人物の、喘ぐようなかすれたため息と同時に
目隠しが取られる。

私は初めて赤黒い巨大な肉棒と、その上にある人物の顔を見た。


高価な香を焚き染めた Hi ウイザード 巨大ギルドを統べる統治者

私の幼馴染で初恋で初めての人


「ロジ…オン」
363ロズエル篇8sage :2005/05/17(火) 21:17 ID:KDI/1xz6
フェラチオによる快感を隠し切れず、頬を上気させた銀糸の青年は
やや苦い顔で私を見下ろしていた。

私は気まずさを感じて指をかけていた肉棒から離れ、身を起こした。


「ロズエル…」


暗闇ではたくさんの手に弄ばれていると感じたが、部屋に他人の気配はなかった。
彼の手で、あんなに感じてあんな痴態を、と思ったら、顔がかっと熱くなった。

「ひさし、ぶり…」

乳首をおったてて下着をぐしょぐしょに濡らしながら、ベッドの上で言う台詞かと思う。
しかしロジオンは、そんな私に

「何人の男に抱かれたんだっ、どうだったんだ、よかったのかっ」

いきなり襲い掛かったのだ。
足首をひっかけベッドに押し倒され、全身の体重で抑え付けられる。

「いやああ!許して!ロジオンっ…!」

絹のドレスが引き裂かれ、乳房がはじけるようにまろび出る。
先端はすでに硬くとがっていて、彼は噛み付くようにそこに歯をたてた。

「こんなふうにされたのか、こんな声で啼いたのか!」

きつく掴まれ、私は痛みに悲鳴をあげた。
シルクのストッキングが破られ、下着が引きちぎられる。
私は彼の豪奢なベッドの上に、惨めな格好で組み敷かれた。

「あぁっ!きゃあんっ!」

乱暴に割れ目に指を突き入れられ、私ははじかれるように腰を浮かした。
ロジオンはその綺麗な指を私の性器に突っ込み、ぐいぐいと掻き混ぜた。

「濡れてるじゃないか、いつもこうやって男をねだっているのか!」

反論しようとあげた声が、ただの喘ぎ声になる。

「あっ、あっ、あぁっ…あああっ!」

彼の指が膣の中をうねるようにのたうち、私は快感に身をよじって啼いた。
だが指によるその悦びは、長くは与えられなかった。

ずぷっ、と音を立てて引き抜かれた指のかわりに、
硬く熱をもった巨大な棒が勢いよく私の割れ目を貫いたのだ。

「やぁあああんっ!」

指によって慣らされていたとはいえ、柔らかな性器に強引に突き入れるには
彼の肉棒はあまりに大きかった。
挿入されただけで達しそうになった私に、彼は容赦なく腰を打ち付けてくる。

「はひっ…ひぃっ…!ひぁぁぁんっ!」

私はシーツと彼の衣服にしがみつき、激しい激情に押し流されまいと必死だった。
莫迦のようにヒィヒィと啼きながら、彼の腰のリズムに踊らされる玩具のように。
ロジオンの剛直が膣の奥を突き上げるたびに、
私はその痛みをともなった快感にがくがくと震えた。

剛直が引き抜かれ、私はベッドにうつ伏せに押し倒される。
彼は乱暴に私の腰を引き寄せ、尻を高く突き出させた。

「君は私のものだ、この身体も、心も、髪も指も眼差しも、私の」

憤りを、肉棒とともに全て私に打ち付ける。

「どうして君は、姿を消した、
 修道院に君を迎えに行ったら、とうにここを出ていると言われたんだ、
 私は毎日君を探した、一人で探すより便利だったからギルドを作って人を増やした、
 何処かで孤独に泣いているんじゃないかと夜も眠れなかった、
 ああ、それなのに君は…毎日毎晩獣のように男を食っていたのか!」

彼は答えを私の身体に求めた。彼の意思は灼熱そのものだった。
私は従順な雌となって、その炎に身をまかせた。それは私がずっと求めていた快感だったのだ。
割れ目から多量の液体が噴き出すのが判ったが、
もはやそれが何の液体なのか私の麻痺した頭では考えられない。

いい、すごくいい。


ロジオンは何度も私を抱いた。
犯すように激しく腰を振るかと思えば、次の瞬間には子供のように甘えて私の乳房に顔を埋めてきた。
私の子宮は彼の精液で脹らみ、大きなベッドはあちこちに濡れた水溜りができた。
私は10年前よりもずっと、快楽に対して貪欲になっていたし、
身体そのものも成熟していた。
昔はふくらんでいるだけの小さな丘だった乳房も、今ではたわわに揺れて彼の顔を挿むこともできる。

「あんっ…いいっ…もっと、もっと挿してぇ!」

私は金の髪を振り乱して、獣のように彼の肉棒をねだった。
彼は悦んでその巨大な熱い槍を私の中に突き立てた。

「ロズエル…もっと欲しい、君が欲しい…!」

ぱんぱんと音を立てて肉がぶつかり、
淫臭をはなつ白い液体がこぷこぷと割れ目から溢れる。
囁きも最後には喘ぎ声に変わり、
発情した雄と雌に成り果てた私たちはそのまま何時間も交わり続けた。
10年の距離を埋めるかのように、
埋められない事を判っていながら見ないふりをするかのように。
364269sage :2005/05/17(火) 21:19 ID:KDI/1xz6
い、以上です(ノ△`)
あんまりえちくなくてごめんなさい!!
中の人の発情期が終わらないうちに最後まで投下したいです…(何
365名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/17(火) 22:07 ID:sHlZ00vA
>>269
待ってたよ!このシリーズここ何スレかでも一番好きです。
今回もおいしくいただきました。シチュだけでも御飯3杯行けそう。
描写でさらに3杯、キャラでとどめのもう3杯。ごちそうさま(謎
最後まで頑張ってくださいまし。ゆるゆるお待ちしております。
366名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/17(火) 22:50 ID:1ts4GBr.
>>365「あはぁ、よかったぁ」
スネーク「描写が丁寧でヱロかったのは確かだ」
367名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/17(火) 23:56 ID:vnn7zbyU
お待ちしてました!
相変わらずえろくてGJ!!!!
続き期待してまつ
368名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/18(水) 00:08 ID:OuS0tKMA
>358
確認しました。固めうちを特に禁止していなかったのですが、好きな作品に一票づつ(固め不可)という
ルールに変えて仕切りなおしてみてもいいかも。
同じ人が何度も投票するのは止めて欲しいとは思いますが…。
こればかりはその人の良心次第ですし、どうしようもないですね。
ご意見は、できればこちらに。
ttp://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/fstyle/bbs.php
369名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/18(水) 01:09 ID:LSLMHi9Y
このえろさたまんねハァハァ
超GJ!
370名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/18(水) 02:39 ID:LSLMHi9Y
∈∋<ローズたんハァハァ
( ゚д゚)<このAAを使うためにまた書き込みだなんて見苦しいですよ栗毛様
371ふぁいあーうぉーるの中の人sage :2005/05/18(水) 11:42 ID:zQhsQKac
風邪引いて寝込んでレス遅れました(´・ω・`)ゴメンナサイ
この度も多くのご意見ご感想、また、誤字指摘、本当にありがとうございました。
推敲もっとちゃんとしないとなぁorz
先の展開についても、色々とお話が出ているようで、マジ恐悦至極です。
まだ、もう少し時間がかかりそうですが、見捨てずにお待ち頂ければ幸いです。

269さま
続きを楽しみにしていました。
えろも描写も、アナタさまは永遠の目標です(`・ω・´)
〆の切なげな一文にしんみりしつつ、続きをお待ちしております。
372どこかの166sage :2005/05/20(金) 12:10:36 ID:qyBYK8X2
125様作のお話のお返しSS

「馬鹿男二人女を語る」

……おもいっきりお返し遅れてごめんなさいorz
373どこかの166sage :2005/05/20(金) 12:16:48 ID:qyBYK8X2
 ダークロードの所にめずらしくバフォメットがやってきて「飲もう」と言ったので、後を息子に任せてプロンテラの酒場に繰り出した。
 そこでダークロードは衝撃の物語を知ることとなる。

 プロンテラの歓楽街。その中でもいかがわしい外灯とほとんど全裸のダンサーが踊る喧騒の中、人に化けたバフォとDLはジョッキをぶつけて中の酒を一気に飲み干してしまう。
「うまいな。やはり酒は人の物に限る」
「それもいいが、あのダンサーの尻もいいな。あのむちむちさはいい酒の肴だ」
「おい、バフォよ。そういうことは奥方を満足させてから言うものだぞ」
 いつものからかい文句を言ったDLは、その後のバフォの想像できぬ回答に思わず口に含んだ酒を吐き出しそうになる。

「ああ、あいつは気持ちよくイって今ごろ寝ているよ」

「ぶっ!げほっ!!げほっ!!!はぁはぁはぁ……」
「汚いな。ダークロードよ。酒が勿体無いだろう」
「ちょっと待て!お前何を言っているのかわっているのか?
 『あの』ママプリを満足させてここに来ただとぉ!?
 冗談はメンテナンス時に言えってんだ!」
 ダークロードが一気に話し終わったそのタイミングを見計らって一枚のSSが出される。
 SSの日付は確かに今日。撮ったのは子バフォだろう。
 プロ北の森の中でバフォの上でイっちゃって全裸で気を失っているママプリ。
 いつもなら激しく腰を振るので外すバフォ帽も頭につけたまま。
 ガーターベルトとタイツは白濁液まみれだが、いつも淫汁に汚されるロザリオとマタの首輪はその光が濁っていない。
 満足した証拠にお腹は妊婦のように膨らみ、まだ繋がったままの肉棒とお○んこからは白濁液が泡を立ててこぼれている。
 よほど会心のセックスだったのだろう。バフォはママプリをお腹の上で気絶させたままピースサインをしていたりする。
「……よくできた合成だな」
「ダークロードよ。言うに事欠いて、それはないだろう」
「というか、誰が信じられる!?
 『あの』ママプリだぞ!
 一度咥えたら最後、出し尽くすまで離さない、『サキュバスと精の取り合いをしてサキュバスが泣いて帰る』とサキュバスから呆れられるあのママプリだぞ!!
 お前、毎夜毎夜絞られて体まで小さくしなきゃならなかっただろうがっ!!!
 どうして、ママプリとやった後こうして酒なんて飲めるんだ!?」
 人間…というかこいつら魔物なのだが、理解しがたい事に直面すると大体怒るか泣くか笑うかのどれかしかできないというが、今のDLはまさに怒っていた。
 DLは一度ママプリに手を出してその後何度かしっかり『搾り取られた』からママプリの淫乱さは骨身にしみている。
(俺ですら搾り取られたのにバフォが無事なのは納得できんっ!!!!)
 これがDLの偽らざる本音だろう。
「まぁ、聞け。ダークロードよ。
 その話をしようと思ってお前を誘ったのだ。
 換わりに、ここの酒はお前持ちだぞ」
「いいだろう。
 だが、俺もお前も人間の金には困らん身分じゃないか。何か意味があるのか?」
「気分の問題よ。
 あ、酒追加。こいつのおごりで」
「俺も酒追加。
 素面じゃ聞いてられん話になりそうだ……」
374どこかの166sage :2005/05/20(金) 12:26:32 ID:qyBYK8X2
 すったもんだの果て、バフォの話をまとめるとこうなる。
「ようするに、俺もあいつもやっている時に自分の快楽を追及しすぎていたんだな。
 お互いの事を気持ちよくしようという意識に欠けていたのだ」
「まぁ、わからんではないが
 大体の人間の女は我等の肉棒によがり狂っていったからのぉ」
「そこよ!ダークロードよ!!
 なまじ我等の性行為は肉体に頼りすぎていた!!!」
 我が意を得たりとばかりジョッキを置いてしたり顔で頷くバフォ。
「考えても見よ。
 万に一つ、億に一つ、我等の肉体に適応してしまった人間が居たとしたら?
 その人間が求める性行為というは我等が基準となるのだぞ」
 声を潜めてバフォが呟く声にDLの背中に寒気が走る。なまじ、ママプリという実例があるだけにバフォの考えを否定する気になれない。
「まぁ、それはわかった。
 で、そんな我等の基準になったママプリをどう気持ちよくって……勝手に気持ちよく腰を振っているじゃないか。彼女」
「だから、今回は全部こっちがリードしてやることにした」
「正気か?お主、彼女相手に消耗戦って……まぁ、ここにいるんだから生きて帰ってきたんだよな」
「この間ホワイトデーがあったろ?
 人間の砦で彼女を一週間犯し放題という企画のやつ」
「ああ、参加していたからわかるがあれがどうした?」
「うむ。あそこで一人のローグと知り合ってな。
 女の扱い方について教えてもらったのだ」
「魔王が女に怯えて人間のローグに教えを受けるというのもなんだか情けないものだな」
「背に腹はかえられん。その結果が先の言葉よ」
「女を堕とすローグから教えられた言葉が『お互いの事を気持ちよく』か。
 皮肉というかなんと言うか……」
「まず、優しくキスで相手を労わるだろ。
 ここでその先を考えておくのだ」
「先も何も入れて出すだけだろうが?」
 DLの冷静な指摘にニヒルに人差し指を左右に振るバフォ。経験者の優越感を体全体から出しながら酒を飲んで話を続ける。
「だから、それが間違いなんだダークロードよ。
 入れるだけでは快楽ではなかろう。
 要するに彼女に『気持ちよく』なってもらう事が大事だろうが」
「つまり、キスもその下準備という事か?」
「おうとも。
 たっぷり互いの舌を絡め唾液の交換をしながら相手に己の意識を伝えるのだ。
 そして焦らす。まず息が荒く、そして甘い吐息が漏れ出し彼女から腰を押し付けてくる。
 これがサインだ。そこで一度離して彼女に服を全部脱いでもらう」
「大体いつも破ったりこちらが脱がしてなかったか?」
「プリ服なんて代えがあるからと思っていたからな。
 だが、彼女自身で脱いでもらう事に意味がある。
 これから犯される事を肯定して、そしてその裸身を晒すことによって己の快楽に全てを任せるという意思を引き出させるのが狙いだ」
 感心したようにDLが呟く。
「性行為って奥が深いものだったんだな」
「うむ。千年ほど生きていたがこんなに奥が深いとは思わなんだ。
 で、互いに裸になってまたキスをする」
「まだするのか!?」
「服を着てのキスは彼女に服を脱がせるための下準備よ。
 今度は、彼女に気持ちよくなってもらうためのキスだ。
 舌を絡めながら、豊満な胸を揉み、ぴんと立った乳首をつねり体の性感帯を同時に刺激してやるのだ。
 女性は背中や髪をなでられても気持ちいいらしいからな。そこも忘れずにじっくりと攻める。
 涎が彼女の豊満な胸に垂れ、彼女自身が我を抱きしめお○んこからたれる淫汁が我の肉棒に垂れ出して、『あん、じらさないで、お願い。頂戴……』とおねだりをさせてから入れてやったのだ。
 それだけでイってしまって、我の肉棒を咥えたまま潮を吹いてしまったぞ」
 思い出しただけでもよぼど気分が良かったのだろう。バフォの顔は酒の酔いも混ざって上機嫌だった。
「で、ここでこちらから動かずに彼女の快感の波を一度静めてやるんだ。
 いつもなら、我も腰を振って彼女の牝の本能に火をつけてしまうとこだが、今回は彼女の事を考えて彼女の息が整うまで待ってやるのがみそだ」
「なるほど。入れたら互いに腰を振るのではなくあくまで相手を思いやる気持ちを忘れずか」
 DLは感心するばかり。その顔を見ながらバフォが更にとっておきと言った感じで声を小さくする。
「ちなみに、ここで快感の波を静めるにはもう一つ理由がある。
 彼女の快楽を貪る心と体を離してしまうのが目的よ」
「心と体を離す??」
 怪訝そうなDLに、実はローグの受け売りの言葉を言っているに過ぎないバフォが自慢たっぷりに話を続ける。
「快楽を求める心は一度火がついたらつきっぱなしだが体には限界がある。
 そして、体は一度休ませてしまうと最後までついていけないものだ」
 酒に酔いながら、DLに自慢しつつバフォの脳内で色っぽく乱れるママプリが脳内再生されていた。
「彼女の息が整って自ら腰を振ろうとするのを制して、こちらのリードで腰を振る。
 その時に胸や尻などの性感帯を刺激しつつ言葉で攻めて彼女を自壊に追い込むのがポイントよ」
「自壊?いつも壊れているような気がするのだが??」
「だからそれで我もお主も搾り取られまくっていただろうが。
 要するに、こっちが消耗せずに彼女をどう性的に満足させるかが問題なんだろうが」
「おお。そうだった」
「一度昂ぶらせてから落としているから心は求めても体がついていかない。
 あとは、攻めながら心を壊してやれば」
「なるほど。体が付き合いきれずに失神……か……」
「で、我もイって白濁液を子宮に注ぎ込んでとどめよ。
 精の量では一回で十分の量だったのだから耐え切れず……で、このSSよ」
 己の初勝利を自慢しつつバフォはジョッキに残った酒を一気に飲み干した。
「さてと、そろそろ帰るか。
 約束どおりここの代金はお前持ちな」
「ああ、構わんが帰ってどうするつもりだ?」
 さも当然のようにバフォが言ってのけた。
「もう一回戦するに決まっているだろう。
 酒を飲んでSP回復したし、今夜は寝かさないつもりだ」
 がははと高笑いをしてバフォが出陣してゆくのをDLは見送ることしかできなかった。
「まったく、何がしたかったのやら……」
 そしてDLは気づいた。
 今回の酒宴の本当の酒の肴はDL自身でバフォはただ惚気に来ただけだったと。

 その後帰りが遅いDLをナンパと決め付けて怒りながら迎えに来たイリューが、ちょっと背中に哀愁漂わせて一人寂しく酒を飲むDLを見つけて慰めたのはまた別の話。
375どこかの166sage :2005/05/20(金) 12:41:05 ID:qyBYK8X2
という訳でお礼終了!

絵なり文なりママプリを使っていただく人には文でお返しという己の公約もなんとか達成。
しかし、バフォとDLの会話って性少年達の煩悩トークとまったくかわらないとは…(苦笑)
ちなみにいつものとうり、DLとイリューはLiveRO「深遠の騎士子スレ」より。
イリューたんは貧乳だからママプリとプリ服で並ぶとその胸の差に愕然としたり。
え?…ママプリ胸って100超えていますよ。
そして男を食べれば胸が膨れるとだまされてイリューたん淫乱か…ってごめんなさいだからメテオはだめぇぇ…

[壁]チュドォォォォォォンンッ!!!

気楽なアンケート
次回作「マナ板ショー」と「仮面舞踏会 今年分」どちらがいいですか?
376名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/20(金) 17:15:26 ID:qTT4iIoQ
>>373-375
166さんお疲れ様です。なんというか・・・DL哀れだ・・・(ノ∀`)

で、アンケートには今年度仮面舞踏会も気になるのですが、さらに気になるマナ板ショーに1票
377前スレ384sage :2005/05/20(金) 19:56:51 ID:PXTFgK0Y
萌え神様の連続降臨中に恐縮ですが、触手陵辱モノを投下致します。
異種姦・産卵・ダークな話が苦手な方はスルーお願いします。

>166様 バフォ様の久々な勇姿に惚れ惚れしました! お疲れさまです!
私もマナ板ショーに1票です。ノ
378&;触手処刑1/3sage :2005/05/20(金) 19:58:12 ID:PXTFgK0Y
 まだ夏の始めだというのに、その夜の天津は湿度が高く、歩いているだけでじっとりと汗が噴き出してきた。
 男セージは額の汗をぬぐいながら、隣を歩く男を見た。
 白いハイプリーストの法衣に身を包んだその青年は、涼しい顔をしている。

「司祭様、暑くないですか?」
 金髪を後ろでひとつに束ねたハイプリーストは、穏やかな笑みを浮かべて応える。
「私はもっと暑い地域へ巡礼で行ってますから。でも、今夜は確かに暑いですね。セージさん、今日の研究には集中できそうですか?」
「ええ、ヒドラの産卵だなんて、滅多に見れないものを拝見させて頂く訳ですし。この程度の湿度には負けません」
 そう言って、自筆の生物学の書を掲げてみせる。
「ふむ。良い結果が得られると良いですね」

 二人の向かう先は天津神社。
 幾重にも連なる赤い鳥居をくぐり、ヒドラの群生する有名な池の前まで来ると、何人かのハイプリースト達とクリエイター、そして着物に身を包んだ天津の人が大勢集まっていた。
 現地人の全員が大人の男性で、ふたりの到着を目にして色めき立った。
 何故こんなに人が集まっているのだろう、と疑問に思った。

 ふと、女ハイプリーストと一緒に突っ立っている同業者の姿が目に入る。
 グリーンの髪を三つ編みにし、眼鏡をかけた聡明そうな女セージだ。
 向こうもこちらに気が付くと、さり気なく近付いてきた。
 彼女は手に民俗学の本を持っている。

「こんばんはぁ〜」
「こんばんは」
 お辞儀をした女セージのたわわな胸のふくらみが目に入り、思わず赤面する。
 露出度の高い衣装の下に着るには、見事すぎる代物だった。

「あたしは、天津のお祭りについて研究しているの。今夜の催し物は、天津では昔からあったものだそうだけど、ミッドガッツ王国と交流が出来てから形態が変わったって話なの」
 おっとりとした口調で話す彼女から、石鹸のいい匂いがした。
「へえ、そうなんですか。僕は、生物学者です。今夜はヒドラの産卵が見れると聞いてね」
 女セージが花が咲くような笑顔を向け、笑う。
「そっかぁ。ひとつのイベントで違う分野のセージさんと会うのって珍しいわぁ」
「ええ、そうですね。良ければ、後でレポートを見せ合いませんか?」
「まぁ、喜んで! あたし、なんだかワクワクしてきましたぁ」

 そう話し合ったところで、ハイプリーストが凛とした声で叫んだ。
「天津のみなさん、お待たせしました。これから、プロンテラ正教会による公開処刑を始めます」
 男達がざわざわと騒ぎ始め、喜色を浮かべる。
 そこで初めて、セージは違和感を覚えた。
 隣の彼女も同じらしく、こちらに怪訝そうな目を向ける。

「公開処刑?」
「ええ、そうです。貴方もご存じだとは思いますが、ヒドラは人間の女性を使って産卵を行うことがあります。今夜の産卵観察は、罪人の女性を使ったものなのですよ」
「……!?」

 セージは何かを言おうとしたが、男達が歓声をあげたのでそちらを向いた。神社の中からアコライトの少女が、両脇のハイプリーストに連れられて引きずられるようにして出てきた。彼女の両手は手錠で繋がれ、両足首は足枷で縛られている。
 彼女の鳶色の目はくるんとして大きく、肌は透けるように白い。ブラウンの艶やかな髪は清潔に後ろで束ねられ、頭には聖職者帽を乗せている。まだ幼さが残る顔立ちをした、かなり可愛い僧侶だった。

 ハイプリーストが片手を上げると、男達は騒ぐのをやめた。
 しんとした中、淡々とした声で彼は口上を始める。

「アコライト、エル=ストレイン。この者は、神に仕える身にも関わらず、ローグと組んで美人局と売春を行った。よって、詐欺と姦淫の罪により刑に処す」

 アコライトの少女は暴れて何かをわめいたが、ふたりの男司祭に身体を掲げられ、そのままヒドラの海へと投げ落とされた。
 少女の悲鳴が響く。
「なっ……」
「大丈夫です、今の彼らなら攻撃は加えません」


 ハイプリーストの冷静な言葉通り、ヒドラは少女を攻撃しなかった。その代わりに、薄紫色の触手を白い四肢に絡ませて淫らに撫で始める。
「や、やめてぇぇぇぇッ」

 化物のおぞましい愛撫に怯え、アコライトは自分の体から触手を引き剥がそうとするが、手も足も縛られている上に全身を触手に絡め取られ、何の抵抗もできない。
 触手がフードをはぎ、腰のベルトを裂き、ロングスカートをまくり上げ、タイツを破り、数の暴力の前に少女の衣服はみるみるうちにはぎ取られ、半裸になった。
 露出した肌の上を、数十本の触手が這い回る。紅潮した頬に、白い首筋に、小さな胸に、背中に、脇腹に、お尻に、太股に、ふくらはぎに、足の裏に。
 わずかに残った布の下にも潜り込み、皮膚の上をあまさず撫で回す。

 触手の触れた跡は、月の光を反射してテラテラと光っている。
「……何か、濡れてますね」
 学者の性から、男セージはつい口にする。
 ハイプリーストが穏やかな笑みのまま応えた。
「捕らえたメスを逃さないためのフェロモン……いわゆる、催淫剤です」

 可愛らしい声でアコライトが悲鳴をあげた。
「ごめんなさい! ごめんなさい! もう赦してぇぇぇっ!」
 その小さな口の中へ、一本の触手が侵入していった。
「むぐぅッ……!」
 少女の頬が膨らみ、太い触手をくわえ込んだ口の端から例の液体がこぼれ落ちる。
 呼吸困難に陥り、細い喉で懸命に嚥下しているのが見ていて分かった。

 少女の裂けた衣装の前から、小さな乳房がこぼれ落ちた。
 そのはだけた胸の膨らみにも絡みつき、やわやわと揉みしだく。
 乳房の先端のピンク色の突起が、ぴんと立っている。
 その乳首にも絡みつき、こねくり回す。
 破けたタイツの下からのぞく白い下着ごしにも、触手が体液をぬりたくっていく。
 じっとりと濡れた割れ目の上を、数本の触手が行き来して擦り上げる。
 やがて、下着の隙間から触手が侵入し、直接、秘所への愛撫を始めた。
 分泌液と体液の混ざった雫が太股へと垂れ、アコライトの身体が跳ねる。

 触手がねっとりとした動きで、薄い布地の下で蠢いている。
「……ン……ッ」
 少女の身体からどっと汗が噴き出す。
 早くも薬が効き始めたらしい。
379触手処刑2/3sage :2005/05/20(金) 19:59:20 ID:PXTFgK0Y
 こらえきれずに漏れる吐息は、甘い響きを含み始めていた。
 ヒドラの体からにじみ出た体液で、皮膚はずっと感じやすくなり、全身は小刻みに震え続けている。
 粘液が潤滑油となり、少女の柔肌に優しい愛撫を加えていく。
 微妙に知性があるようで、アコライトの反応が良いところを選んでは、そこを執拗に責めていっているのが分かった。
 十数本の触手で乳房と内股を嬲っていたかと思うと、別の触手がある箇所で動きを止め、分泌液を含ませてそこを犯し始めた。

 少女の耳の穴に、くちゅり、と触手が侵入する。
「……ぁはぁッ……」
 まさか耳を嬲られて感じてしまうとは思わなかったのだろう。少女が額に汗を滲ませる。
 くちゅっ、と水音を鳴らすたびに、羞恥心で少女の快感が大きくなっていく。
 色白の頬がみるみる紅潮していき、目が潤んでいく。
 十分に体液で湿った別の触手が、もう片方の耳に這う。
 ちゅるっ。
「ひぁっ……」
 少女が、びくん、と背筋を反らせる。
 快感に慣れてしまわないように、最初はゆっくりと、次第に大きな動きをつけてかき回していく。
「……ふぁ……あぁあ……ぁんっ……」
 二倍に増えた快感を避ける術はなく、ただ快楽を与えられ、甘い声で少女は啼き続ける。
 くちゅっ、くちゅっ。
 もっと快感を与えるために、ヒドラは体液を分泌し、秘所と一緒に触手をかき回していく。

「……くふぅ……ぁぁ……あぅ……」
 水音と吐息が奏でる淫猥な音色が響き、少女の身体から力が抜けていく。
 沢山の触手が背中を優しく撫で上げ、小さな乳房の上の突起を摘み、内股をさすり、口内を蹂躙し、女性器と両方の耳の穴を犯していく。
 少女の脳に、びりびりと直撃するような快感が押し寄せる。
 口を封じられているため、激しい喘ぎは表に出ないが、体内に籠もった熱は爆発しそうな勢いだ。

 太股を撫でていた触手が、既にかき回されている秘所へと、一本ずつ数を増やして侵入を始めた。
「むぐぅっ」
 太い触手で喉の奥までいっぱいにした少女が、悲痛な目で抗議の意を示した。
 すでにたっぷりと蜜を含んだ谷間は、触手の動きをスムーズにしてくれていた。
「むぐぅッ〜〜〜!」
 必死で首を振る少女の目に涙が浮かぶが、巧みな愛撫で、再び快感の渦へと引き込まれていく。

 別の触手が丘のほうへと伸びる。
 薄い茂みのなかに隠れた真珠を探し当てると、優しく撫で上げる。
「んふぅッ!」
 大きく少女の身体が跳ねた。
 激しい衝撃が貫いていく。
 もう一度撫でられると、再び少女の身体が強く跳ねる。
「むふぅ……ふぅん……っ」
 朦朧とする頭で、強く首を振る。
 ヒドラは構わずに触手の動きを繰り返す。
 秘所から流れ出る蜜と自分の体液を、割れ目の上で混ぜ合わせ、肉芽に塗りたくっていく。

「……ふぅぐ、……ぐぅん……」
 少女はびくびくと身体を震わせながらも、少しでもその衝撃をかわそうと身体をくねらせる。
 それを逃すまいと、別の触手が身体を封じ込める。
 いくら身体を反らそうとも、秘所への愛撫から逃れられなくなり、唇の端から、少女の切ない喘ぎ声がひっきりなしに紡ぎ出される。
 体液でべとべとになった触手がぐちゅ、ぐちゅ、と音をたてながらゆっくりと肉真珠を責め立てる。
 やがて、大きく動いていた触手の動きが、小刻みに振動するようになった。
「ゃんッ……ぁ……ふゃぁ……」
 アコライトの口の端から透明な涎が垂れる。
 脳を裂くような快感が電撃のように走って体中が痺れていく。
 やがて、少女の身体で熱が激しくうねり、爆発した。
 脳を裂くような快感が電撃のように全身を走る。
「………ッ」
 アコライトは大きく体を痙攣させ、糸が切れた人形のようにガクリと倒れ伏した。

 少女が達しても、触手の動きは止まない。
 身体を休める間もなく、イッたばかりで敏感になっている身体に愛撫が繰り返される。

 一度スイッチが入った身体は、快楽を拒めなかった。
 敏感な突起を執拗に嬲られ、全身にくまなく優しい愛撫を与えられながら、薬で敏感になった神経を犯されていく。
 その後も、アコライトは何度も絶頂に達した。
 もはや拒む気力もなく、情欲に潤んでいた目は生気の光を失い、ただ何度でもイキたいという一心だけが貪欲にぎらつき始めた。
 やがて、触手の中でもひときわ太く長い、人間の男性器のような器官が現れた。
 その触手の全体は細かい絨毛に覆われ、先端からは精液のような白濁が滴り落ちている。

 いよいよ最後の仕上げのようだった。
 愛液の滴る秘所へと、生殖器をあてがい、ゆっくりと貫く。
「……っ」
 アコライトの目が歓喜に見開かれる。
 膣壁でその感触を存分に味わいながら、ヒドラの雄を迎え入れていく。
 それは子宮口を貫きながら、全体をびっしりと覆った絨毛が膣内をいっせいに愛撫する。

「ひッ……」
 今までに味わったことのない快感に、全身が震えた。
 熱い子種が子宮にたっぷりと吐き出され、異形の生殖器が人間の範囲を超えた快楽を与えてくる。
 体内にねじ込まれた器官が、ゆっくりと前後に動き始める。
 常に少女の体内に精を送り込んでいるらしく、引き抜かれるたびに、子宮に入りきらなかった精液がごぷりと押し出された。
 人間の男性器よりも柔軟なつくりの触手が、身をくねらせながらアコライトの体内を蹂躙する。
 分泌液で快楽神経がむき出しになった全身を撫で回され、全身を貫かれながら、アコライトはイき狂い、体中を痙攣させた。

 やがて、生殖器が完全に引き抜かれたかと思うと、子供の拳ほどの白い卵が次々と割れ目から吐き出された。
 ヒドラの卵だった。
 産卵が終わっても、ヒドラの陵辱劇は終わらなかった。
 触手で少女を犯し、貫き、子種を注ぎ込む。
 少女の瞳は澱み、狂気の光を帯びていった。
 その後も、アコライトの処刑は続いた。
380&;触手処刑3/3sage :2005/05/20(金) 20:00:36 ID:PXTFgK0Y
「もっと近くで見てみますか?」
 司祭が言った。
 セージが返答に困って曖昧に笑顔を返すと、承諾の意と取られたらしく、彼は術を使った。
「バジリカ!!」
 神の加護の力が、薄緑色の壁となって周囲に張り巡らされた。
 外部からの攻撃を一切受けなくなる術だ。
 バリアーの範囲は、ちょうどヒドラの一歩手前。
 ヒドラの長い触手での攻撃も、おそらく受け付けなくなるだろう。
 ハイプリーストは振り返り、天津の男達に向かって叫ぶ。
「間近で見たい方は、どうぞ範囲内までお進み下さい」
 数人の男が、障壁の中へと入る。セージも中に入った。
 男達が司祭に小銭を支払うのが見えた。

 ヒドラの攻撃を受けることなく、目の前でアコライトの少女の産卵が観察できた。
 生気のない目で快楽を享受し続ける少女にねっとりとした視線を絡ませながら、天津の男たちは歓談をし始めた。

「これが毎年楽しみでね」
「昔は憂鬱な季節だったよ。村の娘を供物として捧げなければならなかったしね」
「プロンテラと交流ができてから、教会の人たちが身代わりを連れてきてくれるから助かってるよ」
「ああ、本当に感謝してる」
「こんないいものが見られるしな」
 女セージはその言葉に顔をあげた。
 熱気にあてられたのか、頬は赤らんで、心なしか目が潤んでいる。
 民俗学の本を開くと、メモを取り始めた。
 そして、男達に質問を始める。
 悲しい学者の性だった。

 男セージはこの宴の意味を理解した。
 天津の民は、何らかの理由で、この神社に生け贄を捧げてきた。
 おそらく、ヒドラの怒りを鎮めて、天津の民が犠牲にならないように、という願いを込めてだろう。成果があったかどうかはともかく。
 ところが、ミッドガッツ王国との交流ができてからは、プロンテラ正教会が天津の民の代わりに自国の罪人を差し出し、生け贄にするようになった。
 教会が公開処刑を行うことで天津の人々の心配事は消え、また、男達のストレス発散にも役立っている。
 僅かながら、見せ物代としてのお金も教会へ入っていることだろう。
 お互いの友好関係にも役立つ。
 悪いことは、何もない……はずだ。

 目の前には、無数の触手に犯されながら、澱んだ瞳で嬌声を涎とともに唇から流し続けるアコライトの少女。
 セージは、この光景が、どこか別世界で行われていることのような気がしていた。
 そうであればいいと思った。

「司祭様」
 男セージはハイプリーストに話しかける。
「彼氏の男には処罰はないのですか?」
 司祭は頷く。
「ローグはいいんです。おそらくローグギルドに報告しても、何の処罰もないでしょう。しかし、神に仕える身でこういうことがあってはならないのです」

 そして、司祭は聖書を片手に、アコライトの少女へと赦しの言葉を呟く。
 その顔はとても満ち足りた、穏やかな笑みを浮かべている。
「異形の化物に穢された貴方を、我らが神は深い慈悲の心で迎えられるでしょう。貴方の重ねてきた罪をすべて水に流して」
 その姿に、男セージは少なからず畏怖を抱いた。

 司祭の後ろから、クリエイターの女が話しかける。
「今、副作用の少ない堕胎薬を研究中なの。この子を被験体に使っていいかしら? ヒドラの卵についても調べてみたいし」
「いいですよ、お役に立てて彼女も本望でしょう。ああ、ヒドラの卵は、半分はセージの彼にあげてください。あと、私どもとしても彼女が必要ですので、必ず返して下さいね。五体満足で」
「あら、もうこの子、僧侶としては使い物にならないんじゃない?」
「彼女には奉仕の仕事についてもらいます。これからは、国のために戦うナイトやクルセイダーの心と体を癒す、立派なアコライトとして生まれ変わるのです」
「はは、要するに教会の慰安婦ってことね」
「まったく、貴女という人は人聞きの悪いことを言う」

「いいんじゃない? そうすれば彼女はいつでも満足できるし、自分を養うお金だって稼げるでしょ」
 本気で眉をひそめる司祭の視線を、クリエイターはウィンクして軽く流す。セージは善悪の次元を超越した会話に胸が悪くなった。


「さて、一通り終わったようですし……僕は宿屋に帰ります」
 クリエイターからヒドラの卵を受け取り、ガラスで出来たサンプルケースに詰め込むと、男セージは司祭にそう告げた。
「そうですか。貴方の研究に役立ちましたか?」
「ええ、大変貴重な物を見せて頂きました。本になれば、ジュノーの図書館に納められるレベルだと思います」
「それは良かった」
 にっこりと司祭が微笑む。その笑顔が、男セージの心をさらに暗くする。女セージが慌てたように口をはさんだ。
「ハイプリースト様、あたしもそろそろお暇します。今夜は貴重な祭りにお呼び頂いて、どうも有難うございました」
「いえいえ、一年に一度のお祭りですし……宜しければ来年もまたどうぞ」
 女セージの頬が少しひきつる。
「え、ええ。有難うございます!」
 セージはふたりでその場を後にした。
 女セージは逃げるように早足で鳥居をくぐり、天津の夜道を歩いていく。
 男セージは後に続いた。
 ふたりとも今日のことを整理するのに頭がいっぱいで、宿屋に着くまで無言だった。
 今夜は、なかなか寝られそうにない……。
 男セージは心の中で毒づいた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上です。
次回は口直しに、怖くて寝れない女セージが誘ってくる和姦編で……。
381名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/21(土) 01:36:51 ID:3ENbR.S2
(・∀・)イイ
和姦編に期待sage(セージ)
382名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/21(土) 10:45:22 ID:GGNRuqz6
>375
ダークロードの狼狽が良かったです。
しかしママプリは胸が大きいとは書かれていましたが
そんなに大きかったのですか…

次回作はまな板ショーにも興味はありますが、
私は個人的に大ヒットだった仮面舞踏会の今年分で。
383名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/21(土) 14:33:21 ID:ry.DcK7I
>>375
ダークロード様ともあろうものが笑えました。
マナ板ショーというのがなんだか面白そうなので希望です。

>>377
触手責めイイ!!
セージ子が好きなので和姦編にもすごく期待してます。


そして流れに乗って投下を。言葉責めのWIZと姫アコの絡みものです。
生クリームとかを使ったプレイ&ちょっぴり鬼畜&ござる口調な取り巻きが出てきますのでご注意下さい。
384♂WIZ×姫アコsage :2005/05/21(土) 14:33:58 ID:ry.DcK7I
ぼんやり座っているのにも飽きてきて、小柄な女の子のアコライトは自分に速度増加をかけて周囲を見やった。
床・壁・天井、それら全ては、楽しげなおもちゃ。床は黄色に青色に赤色の積み木、壁は白と黒と赤のトランプで
モンスターはおもちゃの兵隊にプレゼントボックス。何もかもが楽しげなところ。
(でも、大切なのは楽しいかどうかじゃなくて効率だわ…。)
そう考えていたアコに声が届いた。

「姫、青箱ゲットでござるw」

彼女は思わずタメイキを零した。この次の科白を予想できていたから。

「姫、青箱からゼロピでござるw」

能天気な声。彼は同じパーティを組んでいるアサシン。組んでいるとはいえ女アコは座っているだけで
何もしていない。気が向いたときにヒールやブレッシングをかけるだけ。しかし、経験値を得てアイテムは
全て受け取るのが常だった。

「箱は開けないで私に寄越しなさいっていってるでしょう?」
苛立ちながらアサシンに伝える。
「姫に是非シャープヘッドギアをつけて欲しいのでござるw そのためには箱を
「もう黙りなさいよ。」
アサシンの言葉を聞かずに打ち切り、パーティを脱退して一人でおもちゃ工場を歩き出した。

ソロで狩りをしているローグや騎士が目に付く。プリーストの護衛つきでミストケースを叩いている商人もいた。
目を引いたのはちょっと見た目のイイ青いリボンのWIZ。彼はミストケースにスティールをして遊んでいるようだった。
385♂WIZ×姫アコsage :2005/05/21(土) 14:34:23 ID:ry.DcK7I
(…チャリーン)
「ぉ…――古く青い箱、ですね。今日はついてますこと。」
WIZは独り言を呟いた。リボン装備の貧乏人の分際でクリップオブムーンライトは所持しているらしい。
本当ならアサシンから青箱を貢がせているはずなのに、私も青箱を持っているはずなのに、と、イライラが募る。

「青箱いいなぁ…ちょっと欲しい……」
アコはWIZの背中のすぐ後ろに立って呟く。自然に表れる、上目遣い、甘えた声、拗ねた唇。

彼は振り返って困ったように笑った。
「差し上げたりは出来ませぬからね?御嬢様。いくら可愛らしくても、ね。」

WIZの姿を見上げるアコの眸に、露骨に不満の色が浮かぶ。口もついつい、何時も貢がせている男どもに
対するような言葉を吐いた。

「はぁ?姫の私にくれないだなんてありえないんだけど?あんた何様?」
「ただのウィザードに御座います、御嬢様。かわりにひとくちケーキを差し上げますから…――」
「そんなんじゃかわりにならないわよ!なんで私の言う通りにしないのかな?も…んぅっ」
わめきだした唇にたっぷりクリームのついた指が押し込まれた。言葉が封じられ、手首をつかまれ、
身体を押さえつけられる。繊細な指先に舌や唇をなぞられ、羞恥を感じずにはいられずに、頬が赤く染まった。

「ん、ぅうう……!」
「口の悪いお姫様、ですね。失礼ながら、少々躾がなっていないのでは御座いませぬか?
ケーキを食べさせてもらったのですから感謝をなさるべきでしょう。」

口腔から指が抜かれた。其の途端にアコライトの口から抗議の声が飛び出す。
「私に指図しないでくれる?指突っ込んでくるなんて最低っ!ケーキなんていらないしっ、あんたが食べれば!?」
「それではお言葉に甘えまして。」
386♂WIZ×姫アコsage :2005/05/21(土) 14:34:47 ID:ry.DcK7I
微笑を浮かべながら、WIZはアコライトの純白のスカートを撫で、赤い衣装に手をかけ、胸の部分を
左右にばっと開いた。うすっぺたい乳房と桜色の乳首が晒される。肋骨が見えてしまいそうな胸。
まだ未成熟な肉体に男の視線が這い、クリームの乗った指が迫り、乳首にべっとりとたっぷり塗りつけられる。

「大変に美味しそうですね。クリームで飾ったお姫様の乳首、どのような味がするでしょうか。」
「離しなさいよ変態っ、ゃ、やめなさぃ、てば……」
顔を背けたくなるほどの恥ずかしさとイヤらしさにアコライトの声が震えた。抱きしめられた体は
逃げることが出来ずに、無防備な乳首に舌が寄せられるのをやめさせることも叶わない。
細やかなWIZの舌が乳首を舐め、クリームを舐めとる動きに、乳首も一緒に食べられてしまっているような
錯覚を覚える。声が熱を持ち、乳首は硬く、身体は力が抜けて柔らかくなる。

「思ったとおり実に美味しいですよ。淫らな味がして、硬くしこって、舐めるごとに
お姫様の可愛らしいお顔が真っ赤になるのが素敵ですね。もっと食べたくなりますよ。」

ひとくちケーキのクリームが控えめな乳房にも関わらず、充血した乳首に塗られ盛り上げられた。
身体の熱に溶けて、ぷる、と震える。痛く突き刺さるような視線に熱の上昇は止まらない。

「ヘンなことするな、ってば……もう箱はいいからっ」
「ヘンなこと?イヤらしく硬くなっている乳首をクリームで飾ること、でしょうか?もっと美味しく食べられるように
致しましょうね。」
WIZが季節外れの板チョコレートを取り出す。それをアコの乳房に当てて、ごく小さなファイアボルトで
とろとろに溶かし、薄い乳房に塗りたくり、甘い馨のチョコレートで包んだ。さらに彼女の首筋や唇にも
塗りつけては男の舌で舐め取られ、また塗られる。アコライトが胸を隠そうと腕を振り上げた途端に
WIZの手が手首を掴んで捻り上げた。

「とても美味しそうですよ。白く綺麗な肌にチョコレート、ぴったりです。ですが…おいたはいけませんね?
小さなお体の乳首を食べるだけで赦して差し上げようかと思っておりましたが、暴れられるようでしたらば
大切な場所も食べて罰に致しましょう。」

男は積み木の壁に斜めに立てかけられた大きなトランプが作る空間にアコライトを引きずり込んだ。
大きな手でアコの口を塞ぎ、清楚な長いスカートを腰まで捲り上げて、純白の
ショーツを曝け出させる。ぴちゃ、ぴちゃ、と硬くなった乳首を男の舌が舐めまわし、白い乳房を隠す
チョコレートを舐めて綺麗にし、桜桃色の乳首と、白桃のような薄い乳肌を晒させる。

「下着は白なのですね。おやおや、アソコが湿って、ショーツに染みが出来てしまっていますよ。
ショーツがイヤらしいアソコにぴったりくっ付いて形が浮き出て見えますね。身体は小さくても
淫らな女としてはもう一人前なのでしょうか。」

「言う…な、ぃ、やぁ……ッ!違っ…」
アコライトの口から甘い呻きが毀れる。幼さを残しながらも艶めいた表情を浮かべ、甘い馨に包まれながら
はぁ、と浅い息を吐いた。
387♂WIZ×姫アコsage :2005/05/21(土) 14:35:12 ID:ry.DcK7I
「さて、大事なところを拝見致しますね。」
ショーツをゆっくり引き摺り下ろして、薄い陰毛、とろりと愛液の溢れる秘所をWIZは観察する。
彼の手が少女のチョコレートで覆われた乳房を積み木の床に押し付け、腰を掴んで持ち上げ
発育途上のお尻から大人っぽく蕩けた秘所を男に見せ付けるような、犬の姿を取らせた。
ふぅ…と息を秘所に吹きかける。それだけの刺激にも、アコの頭の芯がぼんやりと霞む。
ケーキの生クリームがクリトリスに塗られ、塗られては舐められ、包皮を剥き上げられて塗られ、さらに
舌で丁寧に拭い取られる。

「ぁふ、ン… もぉ…見ないで…――っ」
クリームの冷たさと舌の温かさに女は震えた。愛液の流れが増してそれすらも彼女を淫らに飾るものになる。
舌で、触ったことも殆どない場所を舐められるたびにクリームよりも甘ったるい声が漏れ、
快楽の頂点へと上り詰めた。

「見つめますよ。太腿まで愛液で濡らしているはしたないアソコも、ぷっくら膨れたイヤらしいクリトリスも
お尻の穴も陰毛も、お姫様がイってアソコのひだひだがひくひく痙攣しているのも全部見ましたからね。
チョコレート、好きですか?淫乱なお姫様の下の口に食べさせて差し上げますね。」
板チョコレートが膣口に押し付けられた。身体の熱で堅いチョコレートが蕩けて、歪み、中に入ってくるのを
アコは感じ取る。あまりに卑猥な遊びに何時も偉そうにしている顔が情けなく歪んだ。

「美味しそうにチョコレートを食べてますね。べとべとになってしまいましたから、舐めて綺麗にしてあげましょう。」
暖かなチョコレートが媚薬のように少女を狂わせる。WIZはアコの控えめなお尻を掴み、紅く熟れた秘所を
開き、卑猥な水音を立てて愛液交じりのチョコレートを舐めた。舐めても舐めても、新たなる
蜜が噴出して男の舌を穢す。甘ったるい馨の中に濃密な牝の馨がたった。

「とっても美味しいですね。甘くて、それにイヤらしい味がしますよ。淫乱なお姫様の味ですね。
それに良い馨です…――クリームとチョコレートと、何よりはしたない貴女の卑猥な匂いです。」

「ゃ、言わなぃ…で…もぉ…――きゃ、ぁッ!」
一オクターブ高い快楽の悲鳴が毀れたのは、WIZが乳首を摘んだから。

「敏感な身体ですね。乳首を捻って差し上げますと、アソコがひくって動きましたよ。
チョコレートよりもクリームよりも美味しいものをこのもの欲しげなアソコに食べさせて差し上げますね。」
服を脱ぐ音をアコライトは聞いた。
388♂WIZ×姫アコsage :2005/05/21(土) 14:35:27 ID:ry.DcK7I
ずぶ…ずぶ、と、熔けるほどに熟した狭い膣を押し広げて男根が挿入されていく。小柄な身体には
楔は太く長く熱すぎ、たっぷりと時間をかけて蠢く内部の肉壁と馴染ませながら奥まで挿入される。
先端部分が子宮の壁を小突き、膣が反応して男根の根元まで確りと咥え込み絞り上げた。

「ひ、ああぁぁ…っ…も…だめ、やだぁ…っ」
喉を仰け反らせては、ひゅぅ、と音を立てて空気を吸い込んだ。膣を男根で掻き混ぜる淫靡な水音が
鳴り響く。膣への刺激にアコはおかしくなりそうなほどに感じて、ロングの青髪を振り乱した。
乱れて露になるうなじに、WIZの舌が這い、びくっと痙攣をすれば無防備な乳首を摘んで引っ張られる。

「美味しいですか?気持ちイイですか?尋ねるまでも御座いませんね。大変に強く締め付けてきていますし、
お顔を見れば感じておられるのは一目瞭然ですもの。青箱は差し上げられませんが、かわりにこれを
つけて差し上げましょう。」

細い首にかけられるマーターの首輪。折れてしまいそうな手首にかけられる、おもちゃ工場の手錠。
四つん這いの犬のような格好で、犬のような首輪をかけられ、犬のように犯され、手錠と首輪が
その存在を少女に教え込ませるようにカチャカチャとなった。首輪を揺らす激しい突き込み、
男根が右に左に、様々に強さと方向が変化しながら突かれ擦られ抉られる。膣のキツさと熱さが増し
痙攣じみてひくつき、快楽を貪った。気の狂うような責め苦に幾度となく絶頂を迎え、蕩けた顔でへたる。

「首輪と手錠が良くお似合いですね。まるで牝犬や淫らな奴隷のようですよ。気持ちイイですか?
甘い味のお姫様は全く躾がなっておりませんでしたから、礼儀を教えて差し上げませんとね。」
「ぅ…――――っッ!ごめんなさ…――ぃ、っ、赦してッ…」
「ダメですよ。赦してあげられません。」
涙交じりの掠れ声で告げる。男から注がれる白濁と脈動を感じながら、ふつり、彼女は意識を手放した。
389♂WIZ×姫アコsage :2005/05/21(土) 14:39:18 ID:ry.DcK7I
…――声が聞こえる。聞き覚えのあるいらつく声。

「姫の中は最高でござるw」
「ボクが姫を気持ちよくするなりよーw」
「チョコレートでべたべただしwww」
「姫がマタ首ハァハァwwww西京杉wwww」

「…――な…!あんたたち、んぐぅ…!」
意識が戻ったとき、何時もは顎で使っている取り巻きがアコを輪姦していた。ござる口調のアサシンが
乱暴に膣を貫き荒し、アルケミストが白ポを塗りたくり、クルセイダーが男根を口に捻り込み言葉を封じる。
思わず口の中のものに歯を立てた。腕を振り回そうとしても手錠がかかったままで動かせない。

「痛いから歯を立てないで下さい^^;」
「ぅ、んぁ、どういう…――こと―…」
「リボンをつけたウィザード殿が姫は犯されると悦ぶと教えてくれたでござるww今まで気がつかずに
申し訳ないでござるww無礼を何卒お許しをーw」
「姫を抱けるなんて幸せなりーw」
「早くしろよwwwwww後がつかえてるしwwwwwwっうぇwwwww」
「ごめw」
「次俺ねww」

(あーん、もうワケがわからないよ……なんなのよこの人たちは…でも、気持ちイイ。すごく。病み付きになりそう。
これが堕落するということなのかしら。)



以上です。
姫プリ語録などを読んで下されば、一部はネタとしてわかって頂けるかと思います。
390名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/21(土) 17:23:54 ID:3ENbR.S2
>389
犯される姫アコ萌え。
いきなり青箱開けたアサにワラタ。
391名無しさん(*´Д`)ハァハァsage >>236も230もGJ :2005/05/22(日) 01:42:42 ID:br/54B82
これはきっといつものアノ人だ!

間違ってたら何か書くということで。
392125sage :2005/05/22(日) 01:55:03 ID:OAy.a/yQ
>>どこかの166様
許可及びお礼の文、有難うございます。拙作に比しての掘り下げ様に感心しきり。

これだけでは何ですので、今し方書き上がった文にて返礼をば。
393宴のあとさき(1/4)sage :2005/05/22(日) 01:56:24 ID:OAy.a/yQ
 プロンテラ歓楽街。
 かつてこの街を上げて盛大な宴が催された事があった。
 その名を『仮面舞踏会』。『仮面をつけた者が仮面をつけないものへ何をしてもいい』というルールの元、一
夜の客から経営者、出資者に至るまで歓楽街じゅうの男女が快楽に狂乱したという淫靡な夜。
 さすがに歓楽街全体を上げての規模ではそれ以来行われてはいない。が、その影響は主賓たる聖女の痴態の記
憶とともに住人の中に色濃く残っており、とある店の玄関先にはこんな立て看板が置かれていた。

『本日サービスデイ 店内にて『仮面舞踏会』開催中! 入場料○○z
 ※ 注意:仮面はセルフサービスとなっております。ご自分で御用意ください ※』

 これは、そんな歓楽街のいち店舗でのお話。


「すいませーん、商品のお届けに上がりましたー」

 その店の裏口で、カートに荷物を満載した商人の少年が声を上げていた。この界隈の雰囲気に慣れていないら
しく、やや女性的な顔立ちに戸惑いが見え隠れしている。

「……聞こえてないのかな。えーと、すいませーん……」

 再度の呼びかけにも返事は無い。誰か店の者を探そうと、少年は恐る恐る裏口から店内に踏み込んだ。
 そろそろと通路を歩くうちに、店舗部分からとおぼしき音楽が漏れ聞こえてくる。そちらなら間違いなく店員
が居るだろう、と歩き出した彼の目の前に、2人の男がいきなり立ちふさがった。

 ……その2人の風貌をどう表現すればいいのか。
 ひとりはブラックスミス。必要以上に胸元ははだけ、赤銅色に焼けた胸板を晒している。
 ひとりはモンク。露出した腹筋はしっかり6つに割れ、下は黒光りするレザーのパンツ。
 そろいもそろって目の部分がグラサン仕様に改造されたファントムマスクを着けており、真っ白な歯を光らせ
てマッシブスマイルを浮かべている。

「おほ、可愛い少年!」
「だが、裏口から侵入とは良くないねぇ」
「あ、あの、えっと……」
「しかも仮面を着けずに素顔とは!」
「今日、この店の中は『仮面舞踏会』なんだ。
 そんな中、素顔でいる……つまりはそういう事と思っていいんだね?」
「ええっ!?」

 手をわきわきと動かし、少年に迫るマッシブ2人組。今にも2人組の手が彼に掛かろうかというその時、通路
のドアのひとつが水の流れる音と共に開き、オペラ仮面を着けたローグの女性が姿を現す。

「ふぅ、すっきり……って、何やってるの、あんた達?」
「あ、店長!」
「この少年が裏口から侵入してきましたので」

 マッシブ達の言葉に、店長と呼ばれたローグは少年を一瞥する。が、少年の付けているギルドエンブレムを見
ると、2人組に向き直って男達の頭をぺしっと叩く。

「よく見なさいよ。この子、うちで使ってる品を届けてくれてるギルドの所属じゃないの。
 ……ま、用足しててチェックしてなかった私も人のコト言えないか。
 とりあえず、あんた達は持ち場に戻んなさい」
「は!」
「失礼します。驚かせてすまないね、少年。では」

 そう言って退がる2人組。呆然と成り行きを眺めていた小年に、ローグは向き直って口元に笑みを浮かべる。

「今日はいつものBSさんじゃないんだ? ま、今聞いたと思うけど、私がこの店の店長。よろしくね」
「あ、は、はい」
「で、今日は商品の配達なのよね? じゃ、こっちの部屋に来て」
394宴のあとさき(2/4)sage :2005/05/22(日) 01:57:20 ID:OAy.a/yQ
「べと液、白ポ、アルコール、アンティペインメント。あとは手錠にマタ輪、足枷……。
 うん、種類、数量ともに良し、と。ご苦労様。はい、これ領収書」
「はい、確かに」
「ホントごめんなさいね、驚かせちゃって。通常営業のときは店を出るときに会計なんだけど、今日みたいに
『仮面舞踏会』の場合、仮面着けて店の中に入れさえすればやり放題なの。だから裏口から入場料払わないで侵
入しようとする奴がたまーに居るの。で、そういう侵入者は私がトンドルから仮面脱がせて、あとはあの二人組
に迫らせる、って寸法だったのよ」
「えーと……不法侵入でしたら普通に追い出せば……」
「お金払わないでイイ思いしよう、なんて輩にはイロイロ体験させてやらなくちゃ、ね?」

 にんまり笑う店長に、ジト汗で引きつった笑顔を返す少年。

「さて、と。せっかく来たんだから、遊んでく?
 そっちのギルドにはお世話になってるし、いつも納品ついでに店で楽しんでもらってるんだけど」
「あ、いえ。僕、そんなつもりでは……」
「そう? ……そういえば、今日うちがサービスデイなのは伝わってたはずなのに、仮面無しってことはキミ何
も知らされてなかったのね」
「ええ。そもそも『仮面舞踏会』って、何なんですか?」

 少年にしてみれば単純な好奇心からの質問。だが店長は一瞬目を丸くしたあと、口元の笑みをさらに濃くした。

「ホントに知らないんだ……でなきゃ仮面着けずに来ないわよね。ふむ……。
 ルールは簡単。『店内においては、仮面をつけた者が仮面をつけないものへ何をしてもいい』これだけ。
 この店の場所柄を考えれば、どういうコトかは解るでしょ?」
「は、はい……」
「さて、ここで今の状況を確認してみましょ。
 私はこの仮面を着けてる。キミは素顔。この部屋は、個室とはいえ『店』の一部」
「あ……」
「私はキミに何してもいいってコト、ね?」


 店長はソファに座った少年に立ち上がる暇を与えずその前に跪き、彼のベルトを解いてさっさとズボンを引き
下ろしてしまった。すでに固くなり始めていた少年の肉棒は、店長の視線を受けて充血を加速し、瞬く間にそり
返って戦闘態勢を整えてしまう。

「ふふ、脱がす前から勃ち始めてたよね。ちょっとは期待してたのかな?
「わ、あ、駄っ……!」
「素顔のキミに反対する権利はありません。それじゃ、いただきまーす♪」

 少年が抵抗する間もなく、店長は彼の肉棒を一気に根本まで口に含んだ。

「ぅ、あ……っ!」
「ちゅ、む……んっ」

 肉棒を咥えこんだまま、店長は舌先でちろちろと最小限の愛撫を与える。快感を与えながらも放出の前兆を見
切ってじらす、絶妙な舌遣い。初めて他人に与えられる肉棒への刺激に戸惑っていた少年も、やがて戸惑いより
じれったさが勝るようになり、表情を歪める。

「あ、あの……」
「ちゅぱ、んふ……ぅ。どうしたの? ……なんてね。出したいんでしょ」

 肉棒から口を離し、少年を見上げる店長。その会話の間にも指先で肉棒を撫で、微妙な刺激を与え続けている。

「それじゃぁ、ね」

 ふいに立ち上がり、店長は自らが着けていた仮面を外した。そしてそれを少年に着けさせた上で、再び彼の前
に跪く。

「さ、どうしたいですか?」

 やや口調も変えて、露わになった悪戯っぽい上目遣いで少年を見上げる店長。

「ぼ、く……」

 仮面を着けた自分。素顔の店長。「仮面舞踏会」。
 少年は店長の頭に手をやり、その唇に己の肉棒を押しつける。

「もっと、乱暴にしてもいいんですよ? 私のお口、犯してみたくありませんか?」
「……っ!」

 その言葉が引金になった。少年は店長の髪を掴んで口の中に肉棒をねじ込み、激しく腰を前後に揺する。

「ふ、むっ! ん、ちゅ、ちゅぶ、ふ、ぷっ!」
「ぅあ、は、あはっ、はぁ、はぁ……っ」

 荒々しく口内を犯されながらも、店長は頬をすぼめ、舌を裏筋に這わせて彼の快感を引き出す。

「くぁ、あっ、出ます、出る……っ!」
「んぷ、ふ、むぅぅ……ん、っ」

 店長の喉まで突かんとばかりに彼女の頭を自らの股間に押しつけ、少年は彼女の口の中に、存分に精液を放出
した。少年に頭を押さえ込まれながらも店長は微妙に口の位置を移動させ、びゅくびゅくと流し込まれる精液を
舌で受け止め、その上で転がし、味わう。長い放出を終えて口から肉棒を抜いた少年が見下ろしてくるのと視線
が合うのを待って、店長は彼の目を見ながら、こくん、こくん、とじっくり彼の精液を飲み下していった。

「あの、僕、その、ごめ……」

 我に返って謝罪を言いかける少年。店長は素早く彼の唇に人差し指をあてがい、言葉を封じた。

「ごちそうさまでした♪ ……もっと、したいコトはありませんか?」

 ふと耳を澄ませてみれば、扉の向こう、店舗の方から聞こえてくるバードの演奏と、それに混じって聞こえて
くる複数の女性の嬌声。淫水の音。
 見下ろす視線の先には、自分に何をされてもいいと微笑む、蠱惑的な女性の姿。
 ああ、自分はまだこの宴の中にいるのだ。
 少年の理性は再び狂乱の澱みに沈む。
395宴のあとさき(3/4)sage :2005/05/22(日) 01:58:10 ID:OAy.a/yQ
「きゃっ♪」

 店長の身体をソファに押し倒し、胸元を合わせている革紐を解いて引き抜くと、上着がはだけ他に隠すすべの
無くなった豊かな双丘がまろび出る。少年はその谷間に顔を埋めるように覆い被さり、両の乳房を激しく揉みし
だきながら固く敏感になった乳首を含み、吸いついた。

「んふ、ん。は……ぅん」
「はぁ、はぁっ、んむ、ちゅ、っ」

 興奮に呼吸を荒げながら少年は上体を起こし、店長のベルトを解いてショートパンツをずり下ろし、片脚を抜
く。さらに網タイツの股の部分を破って下着を横にずらし、既に潤いをたたえた秘裂を露わにした。
 ズボンを下ろされたままの少年の股間では、最初の放出前以上の勢いでいきり勃った肉棒が反り返っている。

「入れ、たい……」

 かろうじて、といった風で己の欲望を吐露する少年。店長は微笑んで頷くと、Mの字のように脚を開いて、人
差し指と薬指、2本の指で自らの秘裂を広げた。初めて目の当たりにする肉色の花を凝視する少年の目の前で、
中指の先をつぷりと膣口に潜りこませる。

「ここを狙って、突き込んで下さい。さ、どうぞ……」
「ぅ、ん」

 再び店長に覆い被さり、肉棒を彼女の中指の当たる膣口にあてがう少年。びくびくと脈打つ自らのものを掴ん
で安定させると、意を決して一気に腰を突き出した。

「は、あぁぁあんっ!」
「……く、はぁ……っ!!」

 たやすく根本まで肉棒を呑みこまれ、少年はそれだけで絶頂感に背筋を震わせた。が、射精ができない。
 見ると、いつの間にか肉棒の根本に革紐がきつく結びつけられていた。

「え……? なに、これ……」
「せっかく初めてなんですから、すぐに出しちゃったら勿体ないかな、と思って。
 もうちょっと、味わってみてください、ね?」

 そんな店長の言葉に、少年は射精を封じられたまま腰を動かし始めた。膣口が根本を締め付け、中の襞が肉茎
に絡みつき、奥のざらざらした部分が亀頭を刺激する。あまりに気持ち良すぎるのに絶頂を迎えられないもどか
しさに、彼は気が狂いそうになりながら激しく腰を振り続けた。

「あ、ぅんん、は、あん、あっ、あはっ、すご、激しくて、イイです……!」
「はぁ、は、ぁっ、もう、いきたい。出したい。出させて……っ!」
「は、い。それじゃ、思いっきり、いちばん奥まで、突っ込んでぇ!」

 店長の招きに、それまでの最高の勢いで彼女の最奥まで肉棒が突き込まれる。その瞬間に彼女は革紐の結び目
を解き、精液の通り道を解放した。

「い、ぅあ、あっああぁぁうぅっ!!」

 一拍おいてから、限界まで溜め込まれた熱い精液が勢いよく店長の子宮に注ぎ込まれた。少年は初めて己の精
で女性を犯す征服感に全身を震わせ、

「は、ぁあ……ん。熱いの、いっぱぁい……♪」

 店長は彼の腰に脚を巻き付かせて肉棒を根本まで咥え込んだまま、大量の精液を子宮で味わうのだった――。
396宴のあとさき(4/4)sage :2005/05/22(日) 01:58:58 ID:OAy.a/yQ
「それじゃ、今日はありがとうございました」
「ううん、こっちも良かったわ」

 しばしの時間が経ち、店の裏口では仮面を着け直し、口調の戻った店長が少年を送り出していた。

「また、配達ついでに遊んでってね」
「あ、でも、今日はたまたま代理だったので……。お金に余裕ができたら、ちゃんとお客として来ます」
「あー、それなんだけど……次の次あたりから、キミの役目になるかもね」
「え?」
「ん、なんでもない。ただの予感みたいなモノだから。それじゃ、またね♪」
「はいっ、それでは」


 ……ここからは、ちょっとした余談。
 数日後、少年のギルドの先輩、もともと彼女の店に商品を届ける役であったBSは、自らの

 その日はサービスデイ→それをお気に入りの少年に知らせず、自分の代わりに配達をさせる
→裏口はマッシブ防衛体制→少年は仮面を持ってない→イロイロ体験させられる→少年傷心、あるいは目覚める
→自分が接近→うほっ

 という「夢から覚めろ」というツッコミが四方八方から飛んできそうな目論見が外れ、少年が普通に戻って来
たのに首をひねりながらも彼女の店に納品に赴いた。

 そして彼はいつの間にか自前の仮面を外され、素顔でマッシブ2人組と遭遇。属性(何の属性かはいざ知ら
ず)が『攻』『両刀』から『総受』に変わり、配達役を少年に引き継いだ、との事である。


「こんばんは。商品のお届けにあがりました!」
「はい、ご苦労さま。で、今日はサービスデイなんだけど、遊んでく?」

 頷く少年。

「ご指名はある?」
「じゃ、店長さん、お願いします」

 少年の言葉に、自らのオペラ仮面を外す店長。

「はい、よろしくお願いしますね♪」

 口調を変え、仮面を少年に着けさせながら、にっこりと微笑む店長であったとさ。
397名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/22(日) 15:41:07 ID:dXc6jwKw
>>392
BSの企みとその後にワラタ。あの仮面舞踏会ネタってことだし
もっと阿鼻叫喚な物(商人が仮面のお姉さま方にぐちゃぐちゃにされる)
とかになると思ったのでこういう流れは意外だった。
しかし何と言っても最初の「スレ間違えたか!?それとも誤爆?!」
と錯覚する流れにはビビッタ。色んな意味でGJ。
398名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/22(日) 19:16:12 ID:TL/z5Fdo
>>292
仮面をとったら風俗嬢っぽくなる店長に萌えた。
っていうかすごいツボ。
399とある文章1/2sage :2005/05/23(月) 13:29:02 ID:9r9dyyYM
私には恋人がいる。
付き合い始めて半年くらいになるだろうか。
まだたったの半年と言った方がいいかもしれないが、いつも一緒だった。
恋人はモンク、私はセージ、行ける場所は限られていたが狩りも一緒に、それからお祭りやイベントに参加する時も必ず一緒だった。お互い夜遅くまで話をし、多くの時を二人で過ごした。
恋人といるのは楽しかったし、心まで満たされていた。恋人と会えない日は恋人の事を想って寂しくなっている自分がいた。
恋人もまた、私を求めてくれた。私との時間を大切にしてくれて、私にとても優しくしてくれた。
恋人とは気が合ったし、ずっと一緒にいたいと思うほど楽しかった。そう、たった一つのことを除いては・・・

「入れるね・・・?」
ベッドに仰向けに横たわる彼の上に跨り、いやらしく秘所を指で割り開きながら私はそう尋ねた。秘所から溢れる蜜がとろりと彼の上に垂れている。
彼はこれからおとずれるであろう快楽を想像しているのか、私の秘所を凝視して黙ったまま頷いた。

「んんっ、ふあぁっ!」
彼の怒張が私の中に沈んでいく。彼のものはとても硬くて、私の柔らかい中を押し拡げながら奥まで沈んだ。私にも少しばかりの快楽がおとずれて、思わず甘い声が漏れてしまう。

「くふぅ・・・あっ、あっ、あぁあぁっ!」
私は彼を咥え込んだまま、上下に腰を振りながら甘ったるい声で喘いだ。いくらなんでもこれは少しやり過ぎかと自分でも可笑しくなってしまった。
彼はそんな私の思いを知ってか知らずか、私の下で目を閉じて、まるで女の子のように気持ち良さそうに喘いでいる。
彼の怒張はとても熱く感じられた。いや、そう感じる私のほうが冷えているのか。彼のものをそう感じた時、冷めているのはきっと私の心だろうと思った。
400とある文章2/2sage :2005/05/23(月) 13:30:11 ID:9r9dyyYM
彼との交わりはいつもこうだった。私が攻めて彼を気持ち良くしてあげる。彼は受けるだけ。付き合い始めてからずっと変わることはなかった。
最初は弟みたいで可愛いと思い、彼への想いと愛しい恋人という甘い感覚も手伝って、私も楽しくやれた。


「はぁん、ふあっ・・・あっ、ああぁっ・・・!」
私は彼が気持ち良くなれるように、腰を上下させながらくねらせたり、緩急をつけて奥にぶつけたり、自分の入り口に擦り付けたりした。まるでお客に奉仕する娼婦のように。

そのうちに彼の怒張がびくびくと震え始め、限界が近いことを訴え始める。
「いいよぉ、きてぇ、全部私の中に出してぇっ!」
お決まりの台詞を叫ぶと、小刻みに腰を振りながら彼の怒張を締め付けてあげる。それが引き金となって彼の怒張が私の中で大きく跳ねてどくどくと精を放つ。

私は彼と一緒に果てたフリをした・・・。


寝息を立てる彼の横で私は眠れずにただ静かに目を閉じていた。
一度だけ彼に自分の思いを伝えてみた事があった。彼は自分から攻めるのは無理だと答えた。私はそれ以来、彼に攻めてもらう事は諦めた。せめて一言、前向きな言葉が欲しかった。

明日は彼が居ない。
私は友人から噂に聞いたあの場所に行ってみようかと考えていた。
彼への想いや友人から聞いたその場所に関する話が頭の中で渦巻いている。今夜は眠れそうにない。
だが私も疲れていたのだろうか、いつの間にか深い眠りへと落ちていた。
401名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/23(月) 13:35:12 ID:9r9dyyYM
如何せん駄文なので、最初から長々と投稿するのも悪いと思いまして、
すみませんが途中まで投稿ということにしておきます。
初めてで至らない部分も多いかと思いますので、どんな批判も受ける覚悟はあります。
続きは反響次第ということに。
402名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/23(月) 15:34:40 ID:rbRB4sAw
>>399
今回は短い内容ではあるけど、その中でよく女セージの心理描写とか
よく出来てると思う。
これから遊び人へなっていく、みたいな話の展開もおもしろいと思うし
個人的にはかなりGJ
次回作期待してまつ(*´¬`)
403201sage :2005/05/24(火) 02:01:12 ID:Z61nkloo
お久しぶりです。

頑張ってみたものの、どうもストーリーで破綻ががg
(なるべくエチー以外は突っ込んで書かないようにしてみた)
それでも、ちょっと暗め&エチー少な目なのですが…
しかも、以前書いた♂wizがキャラ似てるよ   モウダメポ orz

容量きついんですよね…
あぷろだのほうがいいんですかね?
404名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/24(火) 11:43:09 ID:xENZU.Cs
埋まったら建てれば良いし、気にしないで投下だ。
405名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/24(火) 12:36:34 ID:E2gwlPes
>鬼畜の方
なんていうかもう最高に萌えと笑いのポイント抑えて来てますね。
最初のござるwとか思いっきり吹き出してしまいました。
是非とも姫プリ語録に加えたいところだが18歳未満禁止な内容なのが残念なところ。
406201sage :2005/05/24(火) 22:31:34 ID:rKRgM0Kg
作中、ぷちグロい部分がございます。ご注意下さい。
前作のキャラとかぶってる気がするのは気のせいです、ごめんなさいっ
文神さまがひとくちケーキなら……

|ω・)っ[ペトフド]  コレda!

ああ、石は投げないでっ!
407蝶ノ夢(201sage :2005/05/24(火) 22:32:55 ID:rKRgM0Kg
「どうしたの?」

蝋燭だけの明かり、寝台に横たわり俺を見上げる一糸纏わぬ女。
見事なまでの長い、黒髪を梳き、覆いかぶさる。

「何も」

腕を俺の首に絡ませ、艶のある唇が揶揄するように歪む。

「貴方って、不思議な人ね」
「何故」

俺は女に問うた。

「貴方が、心で女を抱いたら……その女が死ぬ、そんな風に見えるの」

指が、俺の髪を弄る。

「下らん」

女の白い脚を割ると、それを嫌がるように鼻を鳴らした。

「せっかちね、酷い男」
「……何を」

事はすぐに終わる。

「そのくせ、女に優しくなる、くせにっ、んんっ」

己の、本能のはけ口なだけだ。

「あ、そこ、……うっ」

蝋燭の火が揺らぐ一瞬の、解放の時。
それが終われば、俺はまた独りだ。

 どのようなときも純白の衣を着て 頭には香油を絶やすな。
 太陽の下、与えられた空しい人生の日々 愛する妻と共に楽しく生きるがよい。
 それが、太陽の下で労苦するあなたへの 人生と労苦の報いなのだ。
 何によらず手をつけたことは熱心にするがよい。
 いつかは行かなければならないあの陰府には 仕事も企ても、知恵も知識も、もうないのだ。

法衣を身に纏いながら、女の囁くのを聞いていた。
それが、聖なる書の一説であると気付くには、時間はかからなかった。

「何故、そんな言葉を」
「あたし、聖職者なのよ」

寝台の上で裸のまま、猫のように寝そべり、女は笑った。

「暫く、能力をつかってないけど」
「今からでも、遅くはあるまい?」
「無理よ、汚れた聖職者じゃ能力も落ちるわ」

くすくすと笑い、己の髪をいじる。

「下らん」

蜀台の脇にかけてあった外套を羽織る。

「……魔導師は、悪を吸って強くなるのかしらね」
「さあな」

ドアに手をかけ、女を見た。

「俺は、お前を黒だとは思わんが、な」
「嘘つき」
408蝶ノ夢(201sage :2005/05/24(火) 22:33:55 ID:rKRgM0Kg
背にその言葉を浴びながら、俺はその部屋を後にした。
すぐに見える、吹き抜けになっている階段を降り、建物を出ると、外は雨だった。
暗い道を照らす街灯に、雨の筋が見える。
さて、どうしたものかと辺りを見回すと、軒下より離れた街路樹の脇に、何かがあった。
うずくまる、人間……か?
そこに駆け寄ると、確かに人間だった。
格好からするに、どうやら狩人のようだ。 だが鷹をもっていないようだ。
俺が横にいるのに、気付きもしない。
死んでいるのか?

「おい」

呼びかけてみる。身動ぎもしない。
野垂れ死んだ奴など、今時いるものか……

「おい」

肩に触れてみる。

「やめて!」

女が、叫んだ。見れば、目隠しをしていた。

「あなた、誰」

肩までの髪が濡れぼそり、頬に張り付いている。

「こんなところで、うずくまっている人間に声をかけただけだ」
「放っておいてよ」
「放っておけば、俺が疑われる」
「偽善者が」
「黙れ」

一欠けらでも、こいつに声を掛けた俺を呪う。

「辻に殺されるぞ」
「いいわ、今すぐ死にたいもの」

ぽつり、と狩人は呟いた。

「今すぐでいい、私を殺して」

すっと立ち上がった女の服が、黒い染み……血に濡れているのが分かった。
返り血の、ようだ。

「……殺したのか」

唇を噛み、うつむく。

「誰を、殺した」

無言。
俺は、覆われた双眸を見据え、何も言わずに女の手をとった、

「来い」
「嫌よ」
「黙れ、望み通りにしてやるだけだ」

そう言うと、女は静かに頷いた。
どうかしている。
今日、金で抱いた女のせいだろうか。
409蝶ノ夢(201sage :2005/05/24(火) 22:35:14 ID:rKRgM0Kg
 ……太陽の下、更にわたしは見た。
 裁きの座に悪が、正義の座に悪があるのを。
 わたしはこうつぶやいた。
 正義を行う人も悪人も神は裁かれる。
 すべての出来事、すべての行為には、定められた時がある。

寝台に寝そべった女は、蜀台の火を眺め、囁いた。
去った魔導師の残り香を布に感じると、細い腕でその布を抱き、頬に擦り付ける。
ちくり、と胸が痛んだ。

「死ななければ、いいけれど」


隠す当ても思いつかず、俺は女に外套を押し付け、旅館「ネンカラス」に入った。
従業員に部屋と、湯を持ってこさせるように言うが、不審な二人組に見えても仕方ない。
そいつに金を握らせ、早くしろと怒鳴るとすぐに鍵は置かれた。
だから、此処は嫌なんだ。
俺は、何故こんな事をしているのか。
くそ。
部屋に入ると、二つ、寝台が置かれていた。

「殺してよ」
「五月蠅い、訳もなく殺す程浅はかではない」

血を隠していた外套を放り、女は手繰るように俺に掴みかかってきた。

「もう、私は戻れない!」
「だから、一体誰を……」

ドアがノックされる。
女は身を隠す外套を探せず、慌てて俺の後ろに隠れる。

「失礼しますね」

従業員が現れ、湯の入った盥を置き、俺と後ろに隠れていた女を見る。

「……何かあったら、お申し付けください」

釈然としない表情をしつつ、退室する。

「湯で身体を温めろ、もっとましな考えになる」

俺はそう言い、寝台の脇に座り背を向けた。

「死ぬなら、身を整えるくらいしておけ」

女は鼻で笑った。

「女性崇拝者気取りってわけ?」

布の擦れる音。

「下らん」
「そっちがでしょ」

手探りで、大丈夫なものだろうか。

「別に隠す気もないわ、見たければ見ればいい」
「別に見たくもない」
「さっきの金の分、返せないから」
「身体で払う、というのか」

俺は立ち上がり、振り向くように座りなおす。女はそれを、気にも留めぬかのように、湯を手で
掬い身に掛ける。
細い。
狩人だけあって、肩から腕にかけての筋肉の隆起は薄く見える。
だが、頤からの曲線は、今日抱いた女のほうが豊艶というに相応しい。それでも、清艶さを讃え
たその姿態は、眼を見張るものがあった。

「華奢だな」
「褒めてるつもりなのかしら」

肩に触れる、蒼い髪から滴る粒が、白い肌に零れてはひとつの線を描く。

「殺すには、惜しいな」
「興味ないわ」

目隠しは、それでも取らないのか。

「お前、目隠しを取らんのか?」

女は、ふっと顔を翳らせる。

「……いいでしょ」

いつも、こうだ。
喋りたいくせに、いつも思わせぶりに隠したがる。
俺は女の目隠しを剥ごうとした。

「何、やめて」
「黙れ」
410蝶ノ夢(201sage :2005/05/24(火) 22:35:48 ID:rKRgM0Kg
首に腕を回し捕らえ、後ろで止めている結び目を解く。

「やめて! いや!」

驚くほどに強い力で抵抗し始める。湯が、床を濡らす。

「五月蠅い、黙れ」

水で張り付く布を取った瞬間、俺は言葉を失った。
眼が、ない。
瞼がもう分からない程に抉れ、黒く爛れていた。
唯の狩りでの傷ではない、これは完全なる殺意を持った傷。
俺を見ようと、顔を向ければ見えるのは黒いぽっかりと開いた穴二つ。

 やめろ、俺を見るな。

結んだ唇が、震えていた。
屈辱からか、それとも押し留めていた苦しみか。
首を押さえていた腕から分かる、震え。
おそらく、瞳があったのなら、女は泣くのだろう。

 畜生!

俺は、女を抱いていた。
女も、抵抗はしなかった。
何故だ、何故俺はこんなことをしている?
唯俺は女を掻き抱き、その伝わる震えが、その身に刻まれ始めているのを感じていた。
俺の背に、少しずつ回される手を、俺は、今、恐れている。

「私、あるギルドにいたの」

ぽつり、と女が呟いた。
さっきとは違う、か細い声だった。

「砦を奪うがために、色んなことしてきたわ……」

寝台に置かれた布を掴み、女を包む。

「でも、もう嫌だったの」

頭からすっぽりと覆い、抱きながらくぐもった声を聞いた。

「そして、脱走したと」
「お、追いかけてきた仲間の一人を振り切れずに、私は」
「仲間と一緒に、目を失ったか」
「好き、だったの」

法衣を握り締められる。

「逃げたいなんて考えなければ良かった、死んでしまえば良かった」

叫ぶ声も、まるで現実味がない。
正か、否か、そんなことを問うて、価値があるのか。
どうかしている。
金で抱く女が泣くのが不快だ。
だが、この女はもっと不快だ。

「なら、今殺してやる」
411蝶ノ夢(201sage :2005/05/24(火) 22:37:04 ID:rKRgM0Kg
俺は女を拾い上げ、寝台に組み臥す。
指で女の頬をなぞり、瞳の納められていたであろう、その縁を辿る。

「眼もない狩人は、何を狩る」
「五月蠅い、殺すなら殺せ」
「ああ、今殺してやる」

指を離し、女の白い腹を押さえつける。

「死にたくなる程、お前を犯してからな」

ぐっと力を込めると、女が苦しいと叫んだ。俺はそれを無視し、空いた左手で女の頤を掴む。

「汚い男」
「黙れ」

腹から手を離し、女の乳房を荒々しく弄ぶ。

「ああ……やめろ、やめろ!」
「狩人っていうのは、弓を撃つために乳房を切る者もいると聞くが」

首筋に手を添え口をつけると、細い身体は容易く跳ねる。

「お前のは、もともと小さいのか?」

嘲笑しながら、その先端を摘み上げると女は、罵る言葉を呑み込まざるを得なかった。

「よもや、処女だとは言わんだろう?」

まだ濡れたままの髪を梳き、耳朶に歯を立てる。

「悪いか」

窪んだ眼孔に、潤んだ瞳が見えた気がした。

「なんだ、お前処女か」
「あっ」
「……の割には、濡れてるな」

身を離し、女の脚の間に手を伸ばす。
充血し、艶やかに蠢くその秘肉をつう、と一つなぞる。

「んんっ」

顔に、赤みが差す。

「死にたいか?」
「げ、下衆っ」

艶かしく緩ませる裂け目の、隠れた肉粒を捻ると、女は情けない悲鳴を漏らした。

「んくっ……」
「眼もない、醜い顔を俺に晒し、挙句に、好いてもいない男の指で嬲られるのか」

呻く女に、俺は詰ることをやめなかった。

「泣くことも出来ぬ、醜い狩人は犯されて死ぬのか」
「嫌、んんっ……あっ」

顔を隠そうとする腕を払い、そして淫裂へと指を突き入れた。

「仲間もなく、救いの手すらなく、消えるのがお似合いだな」

蜜で満たされた中、指で探る。

「……ぁひっ」
「此処か」

指の腹で其処をもう一度なぞると、声もなく腹がうねる。

「や、やめ、うぁ!」
「断る」

黒く窪んだ眼に顔を寄せると、肉のささくれ、血の塊、うっすらと骨の痕が見て取れる。
醜い、醜い……、光を望むとも、もう二度と叶わぬ女。
お前は独り、闇の中に佇んでいるのか。

 ……お前も、独りか。

俺は、むずがるように撓らせる身体を押さえ付け、女に口付けをしていた。
今まで抱いた女とは、こんなことはしなかった。
隠そうとする舌を絡め、軽く噛むと、女の舌が反対に俺を絡め取る。
混ざり合う唾液を嚥下し、ざらついた舌を弄ぶ。
……互いに。
412蝶ノ夢(201sage :2005/05/24(火) 22:38:24 ID:rKRgM0Kg
「んはっ、やぁ!」

指に触れる、違う感触。

「ああぁー、いや、何、……やぁ、あ……」

朦朧としているであろう意識の中、女は俺の腕を掴んだ。
畜生。
だから女は嫌いなんだ。
左手で払い、そして手の平を合わせ指を組み、寝台に叩きつける。

「……ぁ、……っ」

のけぞり、一気に俺の咥えた指を締め上げる。
白い肌が、すうっと紅を映すと同時にしっとりと汗ばんでいた。
小さく息をし、何か言いたそうに唇を動かした。

「果てたか」

指に絡む蜜を、寝台に敷かれた布で拭う。
金を出してまで女の中で果てたというのに、俺はまた行き擦りの女と交わるのか。

 貴方が、心で女を抱いたら……その女が死ぬ、そんな風に見えるの。

下らん。
張り詰めた鎌首を晒すと、未だ脱力しきった女の腰を抱える。
有無を言わさず、俺は女を、貫いた。

「はうっ……」

握ったままの左手。
右手は虚空を彷徨っている。

「いや……」
「何だ」
「怖い……、怖いっ、ううっ」
「ふん」

俺は、女の腹を突き破らんばかりに責め立てた。
“其処”をなぞってやれば悲鳴をあげ、口の端から一筋、唾液を垂らしていた。
指が折れそうな程握り締める。
見るがいい、心など、ないではないか。
俺が、優しい、だと?
馬鹿な。

「ああ、ぅん、うあっ!」

眉を顰め、頬を強張らせた。
俺を誂うように一物を咥え、溢れてくる淫水を垂らし、音を立てながら卑しく締める。
その悦に浸りながら、女を見る。
眼に映るのは、誰だ?

「いや、んん、ああ!」

握り締める手は、誰だ?

「う、うぁぁ……、あああ!」

まるで嗚咽のように哭する姿は、俺を責めるようにも聞こえた。
早く、殺してくれ、と。

「……、んん!」

か細く、女が呼ぶ。
それは、俺の名では、ない。

「くそ」

苛立ちに任せ、女を揺する。
俺の目には、泣きじゃくりながら俺を見据える、蒼い澄んだ瞳が見えた。

 ……助けて。

 ふざけるな!

俺は何も言わずに、女の中に己の精を注いだ。女が呻くのを見、何をされたか、理解しているよ
うにも思えた。
時折痙攣したように身を震わせ、細く息をする。
413蝶ノ夢(201sage :2005/05/24(火) 22:40:06 ID:rKRgM0Kg
「下衆」

女から出た言葉は、それだった。

「いいだろう? どうせお前は死ぬんだ」

起き上がろうとする女を抱える。

「去るなら去ればいい」

乾き始めた髪を梳き、少し整えてやる。

「逃げ出すことなど、容易いだろう?」
「五月蝿い、何も、言うな」

搾り出すようにそう言い、俺にしがみつき、女は嗚咽した。
女は、これだから不愉快だ。
自分が気付かぬまま、相手を捕まえる。
泣く女は、嫌いだ。
だが、泣きたくとも泣くことの出来ない女は、もっと嫌いだ。
畜生。


目覚めれば、横にいるはずの女はいなかった。
俺は、夢かと想ったが、外套についた薄い血は確かにあった。
だが、誰もその女は知らないと言う。
プロンテラの露店商人達も、そんな話は聞いたことも無いと言う。
夢のような、気がしてきた。
どうやら、あの娼婦のせいだ。
でなければ、俺が誰かを助けるなどありえん。
確かめるべく、俺はまたあの娼館を訪ねた。
吹き抜けの階段を上がり、ドアを開けると、むっとする香に包まれた。
白の薄布の垂れた寝台に、黒髪の女は寝そべっていた。

「まぁ、また来たの?」
「お前に、聞きたいことがある」

嘲笑するように見上げる女に、俺は狩人の話をした。
女は、笑みを湛えつつも、その瞳に、俺は光が宿されるように見えた。

「ふうん、脱走した女、ねぇ」

香炉を覗き、目を伏せると、その真紅の唇を開いた。

「汚い手を使って、ギルドの崩壊を狙ってるっていうギルドは、聞いたことあるねぇ」
「本当か」
「あたしは、人づてでしかないわ。 脅し、騙し、誘惑、……殺し、何でもやるって」

そんな話は、誰一人として言わなかった。

「そんなこと外に言ったら、殺されるわよねぇ? うふふ」

腕に顎を乗せ、眼を細めた。

「ああ、こんな話もあるわ」

白布を手繰り、天井に視線を泳がせる。

「ゲフェンで誰か殺されたって。斬られたんじゃないかって言ってたかしら」
「ゲフェン?」
「眼のない、狩人らしいわよ?」
「そうか」

俺は、懐に隠していた布を取り出す。
薄く血の跡がある、目隠し。

「知り合い?」
「いや、そんな奴は知らんな」

目隠しをまた仕舞い、俺は部屋を出ようとした。

「あら、今日は帰るの?」
「……寝たいのか」

女は下卑た顔で、俺を見る。だが、蒼の瞳は憂うように、また哀れむように歪んでいた。

「金をもらえれば、いいんじゃないのか」
「馬鹿ね、それは下女がすることよ」

薄布を捲くり、上体を起こす。
いつものように、何も纏わぬ姿だった。

「貴方、今とっても嫌な顔してるわ。 だから、抱かれたいのよ」
「虫唾の走る、誉め言葉だな」

俺は目隠しをつけ、外套を外した。

「これで、満足か」
「ふふ……、さぁ、此処に来て」
414201sage :2005/05/24(火) 22:52:36 ID:rKRgM0Kg
うーんと、エチィ少な目ですが…お茶請けにでもっ
というか娼婦のプリさんのが書きたくなってしまったのは仕様でしょうかっ

ゴメンナサイ |||orz
415名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/25(水) 00:00:16 ID:tYssaswc
俺はないた
416名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/25(水) 21:32:19 ID:cS4ATKFA
いい話でした、乙です! プリとハンタ子より男WIZに萌えたのは仕様でしょうか。
417名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/05/29(日) 15:01:54 ID:zocvog/s
ふぁいあーうぉーる氏の作品に萌え氏にました。
メインキャラから脇役までキャラ一人一人がすげーいい味だしてて面白いです。
たとえエロがなくても話だけで普通に楽しめてしまうのがすごい。
これからも頑張ってください。
418名無したん(*´Д`)ハァハァdame :2005/05/29(日) 15:40:09 ID:VI0H8LwU
あがっとる
419417dame :2005/05/29(日) 18:18:21 ID:zocvog/s
うあやべぇ下げ忘れた。
申し訳ないorz
420377&前スレ384sage :2005/05/29(日) 19:25:30 ID:Q5mmfvjE
男セージ×セージ子の和姦を持ってきました。
微妙にキャラだけ前作の続きですが、そっちは読まなくても分かる仕様です。

>381
コメント有難うございます。初の和姦ですが、お口に合えば幸いです。

>言葉責めWIZ様の御方
鬼畜WIZ好きで毎回楽しく読ませて頂いております。今回も素敵でした!
421あるセージの一夜(1/4)sage :2005/05/29(日) 19:26:25 ID:Q5mmfvjE
 ねっとりと重く湿った空気が立ちこめる、天津の夜。
 宿屋の一室で、慣れない畳の上で文机に向かい、男セージが生物学のレポートを書いていた。

 題目は、ヒドラと人間の女性による交配と産卵。
 先程まで、教会の公開処刑と称して、罪人のアコライトを生け贄にした生態観察が行われていた。
 それは彼の研究に大きな一歩を与えたものの、倫理的に納得できるものではなく、憂鬱な気分にさせていた。

 今も、アコライトの悲鳴が耳から離れない。
 それと同時に、少女の快楽に喘ぐ嬌声や表情が浮かんできては劣情をかきたてられた。
 正直、男セージの服装が、ゆったりとした大きなローブで良かったと心底思った。
 あのとき勃起していたと誰かに知られたら、学者の癖にと蔑まれたかもしれない。

 男セージはペンを置き、ため息をつく。
 ぼんやりしていると、襖をノックする音が聞こえた。

 スライド式の扉を開けると、グリーンの髪をおさげにした女セージが、紙束を手に突っ立っていた。公開処刑に一緒に立ち会った民俗学者でもある。
 先程はひどく怯えた様子だったが、大丈夫だっただろうか?

「あ、あのぉ、夜遅いので、失礼かとは思いましたが……」
 眼鏡の奥で、グリーンの大きな瞳が見つめてくる。
「レポートが出来たので……良かったら、交換して読みあいこしませんかぁ?」
 天津独特の黄色い明かりに照らされているせいか、彼女の顔が少し赤い。

「ああ、いいですよ。僕も一段落ついたところですから」
 部屋に迎え入れて扉を閉めると、そっと背中から温かな腕が回され、動きを封じられた。
 セージ子が抱きついてきたのだ。

「……そのぉ……」
 胸の大きな膨らみが当たっているのが、ローブ越しにもはっきりと分かる。鼓動が早い。
「あたし、そのぉ、さっきの見て……怖くて眠れなくて……」
 セージ子の身体は小刻みに震えている。
「……も、もし、貴方が嫌でなければ……」
 その先の言葉は予想がついた。

「私と……寝てくれませんか……?」

 男は硬直した。

 どう対応すればいいのか分からない、というのが本音だった。
 断ったらセージ子が傷つくことは容易に想像がつくが、据え膳にためらいなく手を出せるほどの遊び人でもない。
 男の頭は、セージ転職試験で使った以上にぐるぐる回った挙げ句に、ある学説を思い出していた。
 恐怖を味わった後だと恋に陥り易いとかセックスが盛り上がるとかいう奴だ。ドキドキした体験を恋愛方向に間違って投影してしまう現象だったはずだが……吊り橋効果、だったか?

 とにかく、すぐ答えを出すには圧倒的に経験が少なすぎた。
 何も言えぬまま、長い沈黙が流れ、セージ子の腕から力が抜けた。抱き締められた手が解かれる。
 背中から、今にも泣きそうな、か細い声が聞こえた。

「……ごめんなさい……」

 何かが張りつめ、ぷつんと壊れてしまいそうなその調子に、思わず振り向く。
 男はセージ子の手を取り、正面から向き合う。
 セージ子は見ていて可哀想なほどに緊張している。

「君が謝ることは、ないんだ」
「その……嫌なら、いいんです。彼女がいる、とか……」
「別に、嫌じゃないし、彼女もいない。ただ……」

「僕が、自信がないだけ、なんだ」
 本音が口を突いて出た。声が上擦っている。
「満足させられる自信もないし、途中で嫌だって言っても、僕、止まらないよ?」
 やっとの思いで、そう釘を刺すと、セージ子はもたれかかるように身体を預けてきた。
 戸惑う心とは裏腹に、期待で下半身に血が流れ込む。

「いいんです。抱いて下さい……」
 やっとの思いで絞り出したような、か細い声が聞こえた。

 セージ子を抱えて、畳の上に敷かれた布団の上に寝かせる。
 厚い上着を脱ぎ捨てて覆い被さると、天井から吊り下げられた室内灯が静かに揺れた。


 男が1次職のマジシャンだった頃、アコライトの恋人がいた。
 二人で行ける狩り場は色々とあったから、二人で赤芋山へ行ったり、グラストヘイムの地下水路へ行ったり、ここアマツの迷宮へ来たりもした。初めてキスをしたのも、結ばれたのも、天津の桜の下でだった。
 彼女のことは本当に好きだったし、毎日が楽しかった。

 二人の仲がギクシャクし始めたのは、セージに転職すると彼女にうち明けた頃だった。
 彼女の幼げな顔に浮かんだ、困惑の表情。
 どうやらウィザードに転職するものだと思っていたらしい。
 彼女がゆくゆくは支援プリーストとなることを思えば、そのほうが二人の未来にとっても良かっただろう。
 男は自分と一緒に居ることよりも、狩りに効率のいい職業を彼女が期待してるんじゃないかと疑い始め、女は彼氏にそう思われていたら嫌だと思っていたに違いない。
 その頃から、些細なことでケンカをするようになって、次第にすれ違うことも多くなり……お互いが二次職になる頃には縁が切れていた。

 ひとりでジュノーで転職したときに、少しだけ心の中に穴が空いたように感じた。
 それからは、臨時公平に行きにくくなり、誰かと一緒に出かけることも減った。
 彼女のことでセージに転職したのを後悔したくなかったから、毎日ソロで狩りに行ってはレベルを上げた。ひとつのことに打ち込むと寂しさを忘れられた。

 あれから1年は経っただろうか。
 色々と面倒くさくなり、恋とか女とかとは無縁の生活を送っていた。
422あるセージの一夜(2/4)sage :2005/05/29(日) 19:27:26 ID:Q5mmfvjE
 薄明かりの下で、セージ子が少し緊張した面持ちでいる。
「その……誘っておいて何だけど、あたし、いつもこんなことしてる訳じゃなくて……」
「……僕も、そんなには経験ないから……」
 普段は滅多にお喋りなんてしないのに、間が怖くて言葉が口をついて出てくる。

「あんなものを見せられたら、普通の神経じゃ参っちゃうよ」
「……あのね」
「ん?」
「噂話で、こんな話があって……プロンテラの教会の地下に、表に出せない病気の人を隠しておくための療養部屋があるんだって……ヒドラに犯されて正気を失った人とか、オークの子供を産んで狂っちゃった人とか……」
 男はドキリとして、セージ子を見る。
 あのアコライトがそこに収容されるのではないか、と言いたいのだろうか。

 彼女は眼鏡の奥で、泣きそうな目をしている。
「……ごめんねぇ、思い出して、怖くなって言っちゃった……」
 男は思わず笑った。
「別にいいよ。誰かに話すと、楽になるでしょ」

 男は彼女のふくよかな胸の谷間にそっと顔を埋めた。
 セージ子が息を飲む。心臓の音が早鐘を打っている。
「いい匂いがするね。石鹸の」
「今日、熱くて汗かいちゃったからぁ……お祭りの前に、ちょっと身体を洗ってから来たの……」
「へぇ、女の子らしいね」
 自分も緊張しているのを悟られたくなくて、とりあえず舌を肌に這わせ、胸の谷間から下腹部へと唾液で線を描いていく。

 おへそに突き当たり、孔に舌を入れると、反応した。

「やっ……そんなとこ……」
「ふむ、ヒクヒクしてるよ。気持ちいい?」
「なんか、変な……感じ。そんなとこ、触られたこと……ないし……」

 尖らせた舌先を臍の奥まで入れて舐め上げると、女の身体が震えた。
「……ぅ……マニアックだよぉ……」
「……感じてるくせに」
 舌を動かす度に、女の体臭が鼻孔を突く。
 もっと味わいたくて、奥へと侵入させようとすると、女が逃げようと腰を退く。
「ゃ……くすぐったい……」

 それを逃すまいと、すべすべした肌を両腕で掴んで抱き締める。
 露出した背中に手を回し、肩掛けの下に指先を潜らせて肌を撫で上げる。
 そのとき、何か傷痕のようなものが触れた。皮膚の上に真っ直ぐついた線が、無数にある。
 不思議に思って指でなぞっていると、女セージの肌にぞわぞわと鳥肌がたっていく。

「ぁ……あのね……」
 男の背中に自分も腕を回しながら、セージが呟く。
「あたし、GVGに出てて……それで、結構、傷が……」
 よく見ると、セージ子の襟元にはギルドのエンブレムが付いている。攻城戦に興味のない男でも、そのエンブレムには見覚えがあった。
「ああ、GVか……大変そうだね」
 女の子なら、あまり触れられたくないところだろう。

 軽く聞き流して手をひき、ついでに、肩掛けから背中へと垂れ下がっているふたつの輪っかを引っ張る。
「きゃっ」
 心底びっくりした様子で、女が目を丸くする。秘かに男が気になっていた装飾だ。
「も、もう……」
「ごめん」
 少し笑って、今度はふくよかな胸に手を這わせる。
 セージの衣装の、バストを覆う布を下にずらすと、弾力のある乳房がふるんと溢れ出た。
 ピンク色の突起を指で挟むと、そこは少し固くなっていた。
 指先で抓っていると、固さを増してピンと起ってくる。
 唇を寄せ、吸い付いて舌で転がすと、セージ子の身体が震えた。
 女の子独特の、柔らかでふにふにした感触が心地良い。男はしばらく夢中になり、貪欲に乳房を揉みしだき、赤子のように乳首に吸い付いた。

 男の愛撫に、女セージは上気した頬で熱い吐息をつく。
「……ねぇ……」
 潤んだ目で見上げられ、男は胸に顔を埋めたまま目線を交わす。
「何?」
「キスして……いいかな……」
 男はちょっと驚いた。女性にとってキスは好きな相手にだけするものだと思っていたからだ。娼婦が客相手に口付けを許さない、というのは有名な話だ。
「いいの?」
「ぅん……」

 男は乳房から唇を離し、セージ子の額に自分の額を合わせる。
「嫌じゃない?」
「うぅん、したい……」
 女が瞼を閉じた。
 吸い寄せられるように、唇を重ねる。
 久々に触れる女性の唇は、柔らかくて温かだった。
 セージ子の色づいた頬に手のひらを当て、もう一度、接吻する。
 軽く押しつけ、ついばむだけのキスを繰り返した。

 舌を入れて良いものか迷っていると、女のほうから舌を絡めてきた。
 興奮で顔に血が上るのが分かった。
 負けじと舌を差し入れ、唾液を交わし合い、貪りついた。
 キスしながらセージ子の太股に屹立した雄を押し当てると、彼女がズボンのベルトに手をかけてきた。
「ああ、こら」
 仕返しとばかりに白い太股に手を這わせ、腰から下げられた布の隙間から侵入して女の谷間を撫で上げる。

「ぁ……」
 セージ子がズボンの中に手を入れながら、少し嬉しそうな声で呻いた。
 お互いに舌を絡めつつ、下着の上から性器を愛撫し合う。
 セージ子の下着が段々と湿り気を帯び、自分の蜜口からも先走りが出てくるのが分かった。
 薄い布地の上から彼女の割れ目をなぞりながら、その上の膨らんだ秘豆をつまむと、ぴくりと全身が震えた。そのまま突起をいじっていると、女の息が荒くなり、濡れた下着が秘所に貼り付いていく。
「……んく……」

 セージ子が唇を離した。透明な糸が二人の間に垂れて落ちる。
 彼女はすっかり頬を紅潮させて、小動物のように身体に頬を押しつけ、ゆっくりと下へと降りていく。
 股間の膨らみに顔を寄せ、カチャカチャとズボンを脱がせると、そそり立つ男性器に口付けてきた。

 男が様子を察して布団の上に座ると、その足元に屈み込み、唇を開いて吸い付く。
 竿の部分を柔らかい両手で包みこむように握り、先端に濡れた舌を這わせる。
 蜜口を丹念に舐め取り、時々唇をつけては亀頭を吸う。
 同時に、柔らかい指先で、カリの部分をなぞって刺激する。
 じっくりと丁寧に責められ、それだけでイってしまいそうだった。

「……気持ちイイ?」
 セージ子が見上げて尋ねる。
 嬉しそうに笑顔を浮かべたその顔からは、先程までの臆病な表情は消え、どこか男を挑発するような妖艶な雰囲気があった。
「……うん……」
 戸惑いながら答えると、セージ子は一度唇を離した。
 そして、自分の大きな乳房を両手で挟み込むようにして持ち上げ、それで男根を包む。

 指よりも柔らかく、滑らかな肌に包まれ、全体を押し上げられる。
 胸の先からはみ出した先端を、セージ子の唇が再び捉え、赤い舌が蜜口を舐めた。
 淫猥な姿に、思わずペニスが膨れあがる。

 女が唇を開いて、亀頭を飲み込む。
 温かい口腔の粘膜に包まれ、肌が粟立った。
 陰茎を乳房で揉まれながら亀頭を吸われ、舌先で先端を刺激される。
 ちゅぷちゅぷとセージ子が自分を啜る音が響く。
 もっと味わいたかったが、このままでは持ちそうにない。

「ねぇ、出ちゃうから……もういいよ」
 身を退こうとしたが、彼女は離そうとしない。
 さらにもっと深くまで飲み込み、吸い上げる。
 精を体内から吸い出す口内の感触に、陰茎が震える。
 セージ子が根本から先端に向かって乳房で扱き、繰り返し吸い上げていく。その愛撫に、遂に精が放たれた。
 たまたまセージ子が口を離していたため、勢いよく白濁が散り、女の顔を汚し、眼鏡にも飛沫がかかった。
「あっ……」
「ごめん、眼鏡が……」
 自分の服のすそで眼鏡を拭い、セージ子の顔も綺麗にしてやる。
「ん……いいよ……」
 セージ子が顔に残った精液を白い指ですくい、口に運ぶ。
 その姿に思わず欲情した。
423あるセージの一夜(3/4)sage :2005/05/29(日) 19:28:10 ID:Q5mmfvjE
 身体を崩して、セージ子の脚に手を伸ばす。
「僕も、してあげる」
 びくり、とセージ子が反応するのを気にせずに、腰にかかったパレオを払い、その影へと手を這わせる。
「……ぁ」
 足の付け根の間に手を割り入れ、足を開かせる。内股は汗をかいていて、熱を持っている。
 布団の上に転がると、すぐ傍に彼女の白い太股があった。

 先程の愛撫で湿った白い下着が、少し透けて肌色が見えている。その上から、割れ目に沿って指先で優しく撫でる。
「んふぅ……」
 セージ子が小さく呻いた。
 あまり使われてなさそうな秘所を布地越しに弄りながら言う。

「こっちは経験少なそうなのに、口でするの上手いんだね」
「んぐ……本、とか……読んで……」
「へぇ……どんな本なの?」
 男は下着に指をかけ、するすると下へと脱がしていく。
「……き、聞かないでよぉ……」

 目の前に広がる、薄桃色の花園。
 花びらを広げて指を潜らせると、小さな悲鳴があがった。
「……痛ッ……」
 濡れてはいたが、蕾は固く、指がなかなか入らない。

「あ、たし……すごく久々で……」
「どのくらい、してないの?」
 少しだけ入れた指先を円を描くように動かしていると、少しずつ柔肉がほぐれてきた。
「……そ、その……2年……くらい……」
 顔を真っ赤にして震える声で応える。
 それと一緒に、秘所がひくついている。

「そっか……よくほぐさないとね」
 舌先を伸ばして谷間をなぞると、女が喘いだ。
 彼女の吐息が段々と早く、甘い響きを帯びてくる。

 セージ子は萎えた男根に胸と唇での愛撫を再開する。
「君、ひとりでエッチしたりする?」
 男は指先で陰部を弄りながら尋ねた。
「……んぅ……知らないよぉ……」
 セージ子が言葉を濁し、黙って亀頭を吸う。
「……っ、馬鹿だなぁ、そこで否定しなきゃ」
 セージ子から、石鹸とは違う香りが漂ってきた。
 汗とも違う、劣情を誘う原始的な牝の香りだ。
 下腹部に血がどっと流れ込んでくる。
 再び男根が力を持っていくのが分かった。

「どんなこと想像するの?」
「……い、言わないもん……」
 セージ子が舌先を裏筋に這わせながら呟く。
「言ってくれたら、僕、同じ事してあげるよ?」
「……んぅ……」
「ほら、言いなよ。ふたりで気持ちよくなろう?」
 観念して、女セージは陰茎から口を離す。

「その……男の人に……あそこを、舌で……」
「あそこって、どこ?」
 お腹に手を伸ばし、おへその穴に人差し指を突っ込む。
「ここかな?」
「んふうっ……ち、……違うよぉッ……」
 くすぐったそうに震える。

「もっと下の……」
「下の?」
 女の頬が羞恥で染まり、言いにくそうに口ごもるのが見えた。
「……その……」
 花畑に指を沈めて軽くかき回すと、しっとりと蜜が溢れてきた。
「ほら、言ってごらん」
「……ぅ……クリトリス……」

「いやらしいなぁ」
 舌を股間に伸ばして、割れ目の先でぷっくりと膨らんだ真珠を舐め上げる。
 少し舌先で触れただけで、女の身体がびくりと反った。
「ふぁっ……」
「む……んちゅ……こう?」
 セージ子は顔を真っ赤にして震えている。
 口を利く余裕もなさそうだった。
 どうやら、こういう経験は初めてらしい。

「こっちでされたこと、あんまりないの?」
 舐め上げながら聞くと、予想通りの返事。
「……はぁっ……ん……初めて……」
「前の彼氏はしてくれなかった?」
「……ぅんっ……そう……っ」
「じゃ、もっとしてあげるよ」
 口内に唾液を溜め、よく濡らした舌でクリトリスを舐め上げると、セージ子が歓喜の悲鳴をあげた。

「……ぁはあぁぁんッ……!」
 気をよくして、繰り返し念入りに舐めてやる。
 舌で何度も肉芽の上を往復させると、大きく充血してくる。
「……はっ……はぁっ……も、もぅ……」
 女の頬が赤く染まり、秘所から透明な液体が次々に垂れてくるようになった。
「ほら、お手手とお口が留守だよ」
「んぅ……っく……」
 緩慢な動きで、固くなってきた肉棒に手を沿え直すが、力は入っていない。
 辛うじてといった感じで、舌先で蜜口をちろちろと舐める。
 でも、それだけで、十分気持ちよかった。

 薄桃色の内壁を指で広げると、透明な液が指を伝って落ちてきた。
「……そろそろ、入れていいかな?」
「……うん……」
 セージ子が、眼鏡の奥で涙目で微笑んだ。


 男は起きあがってセージ子と向かい合い、白い脚を両側に広げさせると、入口に男根を当ててゆっくりと突き入れる。
 温かい秘肉がペニスを締め付ける感触に、射精感が湧き上がるのをぐっと我慢する。
 結構ほぐしたつもりだったが、中はまだきつい。
「痛い?」
 深い息をつくセージ子に尋ねる。
「……大丈、夫……」
 そうは言うものの、表情は強張っている。
 男は浅く挿入したまま彼女の豊かな胸に手を置き、唇を重ねて舌を挿入する。
 指先で両胸の尖った乳首を指で挟んで引っ張り、口内を犯す。

 セージ子が小さく呻いた。
 三カ所をゆっくりと責めると、だんだんと入口が溶け、先端がゆるゆると入っていくようになった。
 そろそろと奥に動かしていくと、行き止まりの感触。
 軽くそこを突くと、セージ子がびくりと反応する。
「ぁ……お、奥まで……入ってるぅ……」
 熱っぽく呟くその口調に、苦痛の色は全くなかった。

 男はセージ子の両足を持ち上げ、自分の両肩に片方ずつ脚をかけさせる。

 脚を掲げられ、大きく開かれ、セージ子が頬を染めた。
「いくよ」
 目を合わせると、セージ子が恥ずかしそうに目を潤ませ、軽く頷く。
 そのまま体重を乗せて貫くと、一気に奥まで届いた。
「ひぃん……ッ」
 女が目尻に涙を浮かべ、身体を反らせる。
 抜けそうになる位まで一度引き抜いて、奥まで突き刺した。
「やぁっ……凄……」
 強い刺激に怯えて上へ逃げようとするのを、セージ子の上に覆い被さり、抱き締めて押さえつける。

「逃げないで」
 身体を密着させ、深い洞窟の天井を擦り、最奥を貫き、抽迭を繰り返す。
 セージ子の手が背中に回され、しがみつかれた。

「……ぅっ……はふっ」
 女の額に前髪が張り付いている。
 お互いに汗で湿った肌を抱き、夢中で腰を振った。
 触れ合う秘所からは水音と共に蜜が溢れ、シーツへと滴り落ちていく。

「……んっ……」
 セージ子の口の端から垂れた唾液を舐め取る。
 相手も唇を少しだけ開き、濡れた舌を絡ませてきた。
 子宮口を突いていると、膣内が熱く蠢いてくるのが分かった。
 終わりが近いのを悟ると、いっそう激しく、深いストロークで責めたてた。

「ぁはぅ……ッ」
 女が悲鳴をあげ、ペニスが締め付けられた。
 その勢いで、思わず射精する。
 寸前で引き抜こうとしたが、セージ子が強く抱きついてきたので間に合わなかった。
「……ッ」
 温かな女の体内に、どくどくと精を放出する。
「あふ……熱ぃ……」
 セージ子は抱きついたまま、耳元でうっとりとした声で呟いた。
 女が手を離すまで、男もその身体を抱き締めていた。
424あるセージの一夜(4/4)sage :2005/05/29(日) 19:28:51 ID:Q5mmfvjE
「ねぇ……」
 一息ついて。男の背に腕を回し、満ち足りた表情で胸に頬を寄せながら、セージ子は呟く。
「どうして、セージになったの?」
「もっと世界を知りたかったからかな」
 男はセージ子の身体を抱き寄せ、少し考えてから答える。
「ソロ仕様だし、見聞を広めるのに向いてる職業だよね。君は、何故セージに?」

 彼女はそこで、言葉を詰まらせた。
「あたしはぁ……その、みんなとのパーティのバランスを考えて……薦められてたし」
「そうか。僕と逆だね」
「逆?」
「恋人にはウィザードを薦められたけど、彼女に必要とされる職より、自分のしたいほうを選んだから」

 セージ子は額を胸板に押しつけてきた。
「……ねぇ……後悔は、してない……?」
「してないよ。と言いたいけど、別れたときはやっぱり寂しかったかな」
「……あたしだったら、多分、ウィザードを選んだと思う。だってぇ……誰かに必要とされたら、嬉しいもの」
「まぁ、それも、職を選ぶ上で、立派な理由だよ」

 しばらく沈黙が続き、セージ子が茶化すように言った。
「それに、セージって、レベル上げが大変……」
「うーん、否定できないなぁ」
 男は笑って、女の頭を撫でる。
「君さえ良ければ、明日、一緒に狩りに行く? 効率は良くないと思うけど」
 セージ子は目を輝かせたが、すぐに顔を曇らせた。
「ごめんなさい、明日はぁ……ギルドに帰らないといけないの」
 もともと期待はしてなかった。
「いいよ、思いついただけだから、気にしないで」
 そのまま優しく髪を梳き続けていると、セージ子から規則正しい寝息が聞こえてきた。
 いつしか、男も肌の温もりを感じながら、眠りに落ちていった。

 翌朝、目を覚ますと、彼女はいなかった。
 机の上に置き手紙があった。
 学者らしくない、可愛らしい丸文字で三行の言葉。

「昨夜は我儘を言って御免なさい。
お陰様で、貴方の胸の中でぐっすり眠ることが出来ました。
優しくしてくれて、嬉しかったです。有難う。」

『優しくしてくれて』という言葉が何となく引っかかった。

 彼女の背中に無数にあった傷を思い出す。
 GVGで出来た傷だと言っていたが、ギルド同士で闘う乱戦の場で背中だけ傷を負うなんてことは想像しにくかった。
 彼氏の、趣味だったのだろうか?

 一夜だけのつき合いだったけれど、自分は彼女を満足させてやれただろうか。

 駄目もとで、名前を聞けば良かったかな。

 男は手紙を丁寧に畳んでポケットにしまうと、ジュノーへ帰る準備を始めた。


 その数時間前。
 女セージはアルベルタへと戻る船に乗っていた。
 隣には、同じギルドエンブレムを付けた女クリエイターが座り込んで、天津土産の寿司弁当をモグモグと食べている。

「あんたも休みの日にまで勉強なんて変わってるわねぇ。あたしは触手祭り面白かったけど。どう? 羽根、のばせた?」
「うん」
 セージ子は船の上から、遠ざかっていく天津の岸辺を眺めている。
「そりゃ良かった。帰ったらアジトダンジョンで養殖メニューが待ってるわよッ」

 セージ子はうつむいて、おそるおそる尋ねる。
「ねぇ……あたし、ひとりで、LV上げできないのかなぁ」
 クリエイターは間髪入れずに爆笑する。
 セージ子が戸惑っていると、全く何の悪気もなく、クリエイターが肩を叩きながら笑いかける。
「どこに行くっていうの、VIT-DEXで!」
「……そ、そうだよね」
 セージ子はつられて笑う。

 このギルドに勧誘されたのは、マジシャンに転職したての頃だった。
 友達もいなかった当時は、突然に仲間が増えて、周りから必要とされるのが嬉しかった。色々な所へ連れて行ってもらえるのも楽しかった。
 ギルドメンバー達に装備を与えられ、壁をしてもらい、言われるままにステータスを決めた。二次職にセージを薦められ、迷わず転職した。勉強は嫌いじゃなかったから、学者も悪くなかった。
 たまにギルドメンバーに呼び出され、夜伽を命じられることがあった。断るという選択肢は思いつかなかった。
 途中で興奮したマスターに背中を打たれることがしばしばあったが、それ以上に酷いことをされたことはない。むしろ、その後はいつも優しくしてくれた。奉仕は口と胸でだけだったし、身体までは求められなかった。それ以上は犯罪になるという意識がギルド側にあったのだろう。
 攻城戦では、敵のギルドの大魔法を吸収し、攻撃を無効にする障壁を張り、期待通りの活躍をして喜んでもらえた。
 皆で協力し合って勝利を収める一体感が心地よかった。

 気が付くと、自分ひとりでは何も出来ない子になっていた。


 再び目線を海上へと戻すと、高速船はかなり沖へ進んでおり、天津は今や点のようだった。

 ……名前くらい、聞いておけば良かった。

 でも、聞いたところで何も出来ないことは分かっている。

 セージ子は天津が見えなくなっても、その方向を見つめながら、甲板の上に佇んでいた。
425名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/29(日) 19:47:44 ID:Q5mmfvjE
新スレ建てました。作品の投下は以下にどうぞ。

【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十二冊目
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1117363191/
426名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/30(月) 00:17:44 ID:HBqoPyMI
うわぁぁあん。・゚・(ノД`)・゚・。セジ子ぉぉぉ

面白かったです。ぜひ次の話でセジ子をもう少し幸せにしてやってください(ぉ
427名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/30(月) 00:55:32 ID:6UOejgfU
GJ

ラストのセージ子の回想と想いがすげー好み。
通常小説も読んでみたいなぁ。

わっかを引っ張るのはウケタ。さりげなくいままで誰も書かなかったような。
428377&前スレ384sage :2005/05/30(月) 20:29:24 ID:tgsyPhx2
うわー温かいお言葉、有難うございます!
和姦は初挑戦なもので、かなりドキドキしておりました。

>426
ご要望とあらば次を考えてきます。もう少し幸せに……な、何とか……。

>427
畏れ多いお言葉有難うございます。
実はエロを描きたいがために一生懸命ストーリーを付け足しています。
429名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/31(火) 19:11:27 ID:H2LpvEO6
言葉攻めWizと姫アコをみてある事を思い出した
別鯖で初心にかえってアコを楽しんでいて
アチャとペアでおもちゃに言った時に
通りすがりのWizさまに
「ケーキ20個ありませんか?ありましたら青箱と交換していただきたい」
と言われたことがあるんです・・・
ところどころの物とか人物がかぶってておもわず笑ってしまった
430名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/31(火) 22:39:02 ID:I0JQvJLg
ちょっと聞きたいけど、SS書く時に俺設定入れるのはどの位まで有りなんだろう。
こんなのゲーム中じゃ出来ません、って行動とか。

何か書いてると前置きにする筈の所が長くなって長くなって…
431名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 01:24:13 ID:HNKrRkCo
>>428
えろいし素直に文章や構成がいいなぁと思いました
♂セージ主人公で連作されていくなら、2,3クッション途中に話しを挟んで、それから
知人の頼みでGvの手伝いに出た主人公が♀セージと敵として再会、…だともろ俺好みな展開に(´Д`*)
432名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 08:24:53 ID:se9/iW3.
>>430
程度によりけりなんじゃねーの?
例えばヒドラが卵を産み付けるとか死んだらそれまでとかってのも結局は俺設定だし
ラグナの世界観から推測できてそれを大きく崩さないなら大抵のことは許せると思うし
433名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 10:50:30 ID:Apjkf/5s
>>430
そういう判断は難しいからなあ。バイブとかが出てくるとアウトだとか
剣士がカートを引っ張るんじゃねー、とかあるし。
不安なら俺設定をいれなきゃ安心といえば安心だ。
434名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 11:30:23 ID:12FtSmT.
>>430
ちょっとずれた答えかもしれんが・・
あとはシチュを似た状況に置き換えてみるのはどうだ?
例えば、エロ小説でよく満員電車で痴漢とかあるが
GGの暇防衛してるときのすし詰めな状態で痴漢、とか
435名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 17:39:18 ID:hUxnBq.A
なるほど。
…俺設定か、解釈の違いって言うか悩む事なんだけど
例えばFW出して飛んできた矢を焼いてガードとか、そう言うの。

投下するかどうかは書き上がってから考えるよ。何時終わるか解らんけど。
436名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 18:51:22 ID:se9/iW3.
>>435
俺は戦闘は熱けりゃ大概は許せるタイプなので投下にイピョー
ってか、それを厳密に言ったらナイトやアサが矢を切り払ったり受け止めたりすんのもアウトだし
職業から推測できる戦い方さえしてれば大体はOKなんじゃね
437名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 20:53:55 ID:hUxnBq.A
>>436
じゃあ、完成したら投下するよ。
多分、アルデのソーサラーギルドが実装される頃には投下出来ると思う。
438名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/01(水) 22:26:42 ID:KkDa8rLk
結論がでたところで埋めるかね。
439名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/02(木) 15:44:27 ID:VPA1LBjg
頑張れ
440どっかの486sage :2005/06/02(木) 20:48:07 ID:3Bsb2RP.
>>437
超ガンガレ。
大丈夫、漏れはNPCに勝手に名前付けるなんていう暴挙に出たから。
これから投下予定!多分土曜日には投下できるとおもわれ。
エロ度少な目、ストーリー重視ぽいでっす。
441名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/03(金) 10:16:45 ID:3tta5yYo
期待埋め
442名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/04(土) 06:09:52 ID:Zm1T1RpY
女神の手を発動させつつ文神の降臨を待ちわびよう

                     .∧
                  __ ノ .ヽ __   ヽ
      r''‐,  ,,..,,      /    ::::::::::::::::\ つ    r'''''i ,ィ´゙',
   r‐‐,. ト、_,).ヘ  i    . | /⌒ヽ   /⌒ヽ:::| え   (__ノl ゝ、,イ .,r‐、
    i、  i, i  Li 'i''゙     .| |    |   |   |:::|ぇぇ    l ゙U゙ ィ_/i. /
    f‐'゙ `    l ))  .  | ヽ__,丿 ∧ ヽ__,丿::|えぇ    l      `i´   ))
(( r''''´ ,   ___ ', _,,,,,,,_   \  .\/ ヽ/ ::/ ええ -、_ ノ      ´``',
  ノ )‐'     `゙'´   ))) /`ー‐--‐‐―´\ い _,,,_  ゙   ゙',  `゙'i、 ゙ァ
 ゝ‐'゙'、   {    / ̄  /:::::::::ゝ`'''i::::i'´:;ノ:::::::::゙'‐,   ヽ,    ノ    / `"
  ((  ゝ、_ィゝ--,ィ´   r'゙::::::::::::::::::`゙''l::::l'´:::::::::::::::::::::ヽ,(( `ゝi''´゙'ーt-´ ノノ
443名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/08(水) 23:47:00 ID:yGUGMe2Q
>>434
おまえ、それ、すごい
444512KB :Over 512KB data
このスレッドは512KBを超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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