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【お子チャマは進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第2巻【エロ】

1名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/25(金) 00:39 ID:P9nNsuIQ
このスレは、各スレの書き込みから『電波キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』ではない、
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。
・ リレー小説でも、万事OK。
・ 萌えだけでなく燃えも期待してます。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルです。
・ どのジャンルの文神様でも大歓迎!書いてて百合になった小説は是非こちらへご投稿ください。
・ あえて許容範囲を大きくしてあります。読者様もおおらかな気持ちで受け入れてください。

▼小説内容に関して
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・ ♀×♀の絡みをメインに据えた小説でお願いいたします。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
・ 話の流れ上どうしても必要なら主人公を殺すのもアリとします。ただし描写はソフトに美しく!
・ 話の流れ上どうしても必要なら♂との絡みが入ってもOKとします。ただしあくまでも百合がメインで!
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▼リレールール
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・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように
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※ 読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようご協力をお願いいたします。
※ 文神様を拒絶・萎えさせるような発言はご遠慮くださいますようお願いいたします。
2名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/25(金) 01:22 ID:vycT380E
>>1
スレ立て乙
さーて、新スレ立ったし、がんばって何か書きますかね。
3名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/25(金) 20:36 ID:X93FXUZA
新スレキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>>1
スレ立て乙
>>2
いきなり文神きたヤカン?楽しみにしてます(*´Д`)ハァハァ
4名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/29(火) 20:32 ID:xD2BTA.Q
前スレ329です。
・・・ハッ、予告から1ヶ月以上経ってる_| ̄|○ ゴメンナサイ

遅筆ながら作品完成いたしましたので、投下致します。
スレ一番手が駄作になってしまってゴメンナサイ、と先に謝罪をば。
尚、ふたりのイメージはこれで・・・

つ[セレス]csf:iz0220g0a10n
つ[レイ]csf:ir0350a10n

今回はレイ視点です。
5名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/29(火) 20:33 ID:xD2BTA.Q
「大地よ、悪しき者を貫く剣となれ!アーススパイク!」
叫ぶと、私の眼前のモンスターは地面から現れた石柱に貫かれ、崩れ去った。
私は今、生活費を稼ぐために…危険な場所と噂される、グラストヘイムの地下水路にいる。
以前、酒場で噂を聞いて、試しに一度来てみて・・・その場で得られる「証」を商人に見せてみたのだが、
それを持つモンスターを倒す手間の割に合わない莫大なお金で取引されている物品なのだそうな。
それ以来、お金稼ぎはここ、と言わんばかりに入り浸っているのである。
念願の骸骨の杖も手に入ったし・・・♪
しかし、お世辞にも気味の良い場所とは言えない。
薄暗くて、清掃もされていないために異臭がする。
閉鎖されているという場所柄、声が響く。
自分の声だとはわかっていても、なんだか妙な感じ。
そんなことを考えていると・・・私の目の前が、急に暗くなった。こいつは、いつもファイアウォールの餌食だったけど・・・
「くっ、…我が前に立ちはだかりし者よ、汝の全てを我に曝け出せ!」
―死刑囚の怨念が巨大な手の形を成したモンスター、スティング。
―泥の体の所為で移動は遅いが、その攻撃力はトップクラス。そのため、絶対に接近されてはならない。注意されよ。
と、解説じみた声が頭に響く。まるで異界の、どんな大きさのものでも半径5センチくらいの球に収まる生物の図鑑みたい。
ふーん・・・改めて調べては見たけど、近づくな、か・・・って、今目の前にいるじゃない!
そんなこと考えてる場合じゃない、逃げ・・・
「ぐっ・・・」逃げ遅れて、スティングの振り回す、手の部分に腹部が当たってしまった。
体が、壁に打ち付けられる。
そして血が口に上ってきている感じがする・・・あの手、刺があったのね・・・
このままでは口から出血してしまう。そうなってしまっては、声が出せない。
声が出せない、すなわち我々ウィザードにとって、無抵抗に等しい状況になってしまう。
さらに相手には情けなどない。その前に、脳があるのかどうかすら怪しい体だけど・・・
「炎よっ・・・天高く聳える柱となれ!ファイアウォー・・・」・・・しかし、私の言葉はそこで止まった。
思わず手を地に付き、ひざが崩れる。そして、口、腹部から流れ出る多量の血。
それでも、微弱ながら魔法は発動したらしい。熱が地面を通じて伝わってくる。
血液が足りず、意識が朦朧とする。が、目前の光景が私を現実へと引き戻す。
スティングが、ファイアウォールを破ってきた。不完全な術にしては、よく耐えたわ・・・
早く・・・止めを刺さないと・・・
口に上ってくる血をなんとかこらえて、詠唱を始める。
「炎よ・・・矢となりて我が前の敵を討て!ファイアボルト!」どこからか飛来する炎の矢がスティングに突き刺さる。
苦しそうに悶えながら、スティングは自らの泥にその白い手を飲み込まれて消えていった。
直後、私もひざから地面に崩れ落ちる。
「これじゃ・・・狩り・・は・・・かはっ」先ほどこらえた血が溜まっていたからか、多量の血が口から溢れ出す。
が、私はそれに構うことなくマントの内側を探る。
そして、蝶の羽を取り出し・・念じる。
「羽よ・・・我の帰るべき場所に導き給え・・・」
私の体は光に包まれ、視界は真っ白になった。

しばらくして、視界は明るくなる。
目に入ったのは・・・見慣れた光景。自分の・・・家。そして、せっせと家事をこなす妹の姿・・・
無事・・・じゃないけど、帰ってこられたんだ・・・
安堵の息を吐いて、地面に倒れ伏す。かすかに開いている自分の目。そこから見えたのは、取り込んでいた洗濯物を投げ捨て、こちらに駆け寄ってくる妹。
やはり、というべきか・・・妹の言葉はいつもとは違った。
「ね、姉さん!?しっかりしてっ!!」
妹の声が頭に直接響く。
あぁ・・・そうだよね。こんな怪我してるし・・・
私・・・妹のためにお金を稼ぎに行ってたのに、なにやってるんだろ・・・
妹のため・・・なのに・・・

次に私が目覚めて、初めて視界に入ったのは、見慣れた・・・自分の部屋の天井。
腹部の傷口・・・そして、なんだか暖かいような、くすぐったいような感触。包帯・・・?
あ、そっか・・・私、帰ってくるなり気を失って・・・
「あ・・・姉さん!よかった・・気がついて・・・」
上から私の顔を覗き込んで、涙を流す妹。その涙が私の頬に落ちる。
私は妹を安心させるため、抱きしめようと体を起こす・・・
・・・痛っ。
「姉さん・・・まだ動いちゃだめ。お医者様が『絶対安静だ』、って言ってたから・・・」
そう言って妹は、私から離れて何やらじゃらじゃらと音を立てている。
―つまり、私は意識を失っている間に医者の処置を受けた、というわけね・・・でも、こうしちゃいられない。
私が医者にかかったという事は、お金もそれなりに使っちゃったはず・・・
じっとしている時間なんてない。『収穫』を換金しに行かないと。
と思い、いつもの癖でマントの内側を探るしぐさをする。が、マントはない・・・
念のため、少し首を引いて自分の格好を確認する。
見てみると、ウィザードの支給品である上下兼用の衣服はなく、ブラにショーツだけというほぼ裸の状態になっていた。
マントは壁にかかって・・・いない。私が脱いだわけではないのだから、当たり前かな。
「セレス、私のマントは何処?」ベッドに横たわりながら、妹に声をかける。
「姉さんの?なら、今私が荷物袋と一緒に中に入っていたものを全部出して修繕してるけど・・・」あら、気が利く。
「その中に、モンスターから取れたごみみたいなものがあったと思うんだけど・・・出してくれる?お金に換えてくるから。」
「あ、換金なら・・・私が、もう済ませてきたから。姉さんは、今日はゆっくり休んでて。」
「あら、そう・・・ありがとう、セレス。」
そう言って、私は再びベッドに横になってまぶたを閉じ、そのまま眠りについた・・・
6名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/29(火) 20:37 ID:xD2BTA.Q
ん〜っ、ふぁぁ・・・よく寝た・・・こんなに長く寝たのは久しぶり・・・
大きく欠伸をして布団から起き上がる、と。
「くしゅんっ!」
大きなくしゃみが出た。ふと、思い出したように自分の体を確認する。
ぁー・・・これじゃ風邪引くわ。
昨日、妹に手当てをしてもらったときの、格好。ブラにショーツ。身を覆っているのはそれだけだった。
早く服着なきゃ・・・よいしょっ。

服を着て居間へ行くと、エプロン姿の妹が朝食を調理台から運んでいる最中だった。
「あ、姉さん。おはよう!」と、元気のいい挨拶を投げかけてきたので・・・
「おはよう、セレス・・・昨日はありがとう。」寝ぼけ眼で応じる。ごめんね、こんな姉で。と、心の中で呟いてみる。
「ううん・・・気にしないで。さ、ご飯にしようっ♪」私が思っていることなどいざ知らず、
明るく振舞って、私を椅子に座らせる。続いて彼女も椅子に座る。

朝食を摂りながら、妹が語りかけてきた。
「ねえ、姉さん。」
「ん?」
「昨日みたいな怪我・・・珍しいんだよね?」
「ああ・・・あんなこと、日常茶飯事よ。」
さも当然かのように言ってみる。と。
「・・・やっぱり、私も狩りに行く!」
「ダメよ。あなたにはモンスター以外の危険だってあるんだから・・・」
そう。今まで暮らしてきて分かったことだけど・・・
この子は、人間ではないのだ。長くとがった耳がその証拠。
それに、まだ母さんが生きていた頃にピクニックに行って、モンスターに襲われたとき・・・
人間では扱うことの出来ない術を、この子は使っていた。
よって、その力を悪用しようとしている人間に見られたら、この子の身が狙われる可能性がある。
それなのに・・・この子ときたら。
「だけど・・・姉さんばっかり危険な目にあわせられないよ!」
「セレス・・・」無駄な心配、だったのかな。
私が思っていた以上に、自分の考えを強く持っていたみたい。
「・・・わかったわ。」
「本当!?」嬉しそうに答える妹。でも、そう簡単には。
「ただし、私が訓練をしてあげるから。それで私の許可が出てからよ。・・・何時がいい?」
「えっと・・・この後、いいかな?」そんなにすぐに・・・ま、いいか。
今日はゆっくり休むつもりだったけど。全く動かないのもどうかな、って思ってたところだし。
「・・・いいわ。それじゃ、片付けが終わったら私の部屋に来なさい。」
「うん!」
その返事を確認して、私は自分の部屋に向かった。
話しているばっかりじゃなく、ちゃんと食べて鋭気を養わなきゃダメよ。
この後の訓練に耐えられるように。
7名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/29(火) 20:39 ID:xD2BTA.Q
約束をして、暫く部屋で待っていると・・・
「こんこんこん。姉さーん。」
「入りなさい。」ノックもしないで自分でノック音を言って・・・何やってんだか。と、含み笑いをする。
がちゃっ。ノブが回り、ロックが外れる音がすると、妹が部屋に入ってくる。
「早速だけど・・・ベッドに座って、エナジーコートをかけておきなさい。」
「・・・はい。」そう言うと、妹は私に言われたようにベッドに座り、防御魔法を自分にかけた。
「準備はいいわね?」
そう言うと、私の顔を見て、こくり。と頷いた。OKね。
「それじゃあ・・・行くわよ。・・・大地よ、悪しき者を貫く剣となれ!」
妹のいるあたりに精神を集中し、構成・・・そして、開放する。
それに対し、ベッドの中の妹はというと。
「きゃぁっ!」
飛び退いて、なんとか石柱・・・ではなく、石柱のように聳え立つシーツをかわしたところだった。
場所をベッドにしたのはそのため。いくら実戦を想定した訓練とはいえ、妹を傷つけるなんてできないから。
「これくらいはやってくれなくちゃね・・・」
私はさらに呪文を唱え、石柱ならぬ布柱を次々に放つ。
今の私は、妹の瞳にどう映っているんだろう。
「ひゃっ、あう・・・はぁ、はぁ・・・」
エナジーコートをかけた状態で、何度も攻撃に当たっていれば・・・そりゃ、息も上がるわよね。
まぁ、それが狙いだったんだけど。
「セレス・・・狩りに出るには、相手の攻撃を読んでかわすだけではだめなの。」
「え、何・・・?」
「あらかじめ、魔法結界が張ってある・・・っていう事もあるから、それに対する術も身に付けておかなきゃダメ。何かあってからでは遅いんだから。」
「うん・・・」
言って、マントの内側から古ぼけた1枚の紙を取り出す。
「これは・・・グラストヘイムの古城で偶然見つけたものなの。なんだか、魔術士協会で高値で取引されているらしいけど・・・
 せっかくだから、独学で解読してみたの。この魔法陣。」
「・・・どうだったの?」首をかしげて尋ねてくる。
「ん・・・今みたいな説明をしたっていうことは、何だと思う?」
「結…界?」
「そう。次はこの結界を張るから、魔術で解除するか、耐えてみせなさい」
「うん・・・」
そして、解読した魔法陣の構成を読み取り、結界をベッドを中心に張る。
すると・・・
「・・・んんっ、はぁっ・・・あふぅっ・・・」喘ぎ声が聞こえてきた。
どうやらこの魔法陣に記録された結界は、術者の精神力を性的興奮に変換する作用があるらしい。
夢中になって解析して、自分で試したけれど・・・胸と陰核をいじる手が止まらなかった。何度達しただろうか。
今のあの子も、そのときの私と同じ状況に違いない・・・いや、それ以上の効き目があるようだ。
「ふぁっ、あっ、ん・・・ね、姉さぁん・・・これ・・・は?」
「セレス・・・モンスター全員が全員、殺生を目的としているわけじゃないのよ。
 結界の効果を考えて、最善の策を取りなさい。」
「ん、ん・・・ひゃ、んっ・・・」喘ぎ声は、どんどん大きくなっていった。
「ほら、動かないと・・・モンスターの思う壺よ!」
我々ウィザードは、精神力の回復が早い。
そして・・・立ち止まっていると、自然と落ち着いてきて精神も安定してくる。
つまり、精神力の回復はさらに早くなるのだ。それは、この結界の中では何を表すかというと。
「あ、あんっ・・・ふあぁっ・・・」
妹は、先ほどの攻撃で精神力をかなり削られている。そして、今自然回復に入っている・・・
薬品に例えれば、強力な媚薬を休みなく飲まされているのと同じなのだ。
その証拠に。結界の中の妹を見ると・・・衣服の上から胸を強く揉みしだいていた。揉んでいないほうの胸も、服を着ていても分かるくらいに乳首が立っている。
「や、んっ・・・あっ、あぁぁっ!」
あれま・・・強すぎたかなぁ。もうイっちゃったか・・・
でも、狩りに出すにはまだ経験は不十分。
聞いたところによると、モンスターに犯され、精神を破壊され、自殺にまで陥った女性もいるらしい。
妹には、そうなって欲しくないから・・・
という思いをよそに、結界の中の妹はまだ足りないと言わんばかりに、自慰に耽っていた。
やれやれ・・・
「・・・セレス!何をしているの!?」
「んっ、あっ・・・ね、姉さん・・・こ、この結界は・・・なんなの・・・?」
「今は相手が私だからいいけど、実戦では、同情を引く余地のないモンスターなのよ!?これくらいで屈してどうするの!?」
「あっ・・・ご、ごめんなさい・・・」
「まあいいわ。続けるわよ。」
とまぁ、叱責はこの辺にしておいて。経験を積ませなきゃ・・・
さっきの勢いだと、放っておいたらきっと勝手に出て行ってしまっただろうから。
・・・と、ふとよからぬことが頭に浮かぶ。アーススパイクの構成をちょっと変えれば・・・
そんなことを思いながら、ベッドの上で悶えている妹に目を向ける。
「んぁ・・・はっ・・・ぁんん・・・」しめしめ。今度は耐えてるみたいね・・・
でも、それだけではダメ。反撃が出来なきゃ・・・
「何か、魔法を放ってごらんなさい。耐えているだけでは、モンスターは倒せないわ」
「んぁっ・・は、はい・・・炎よ・・・っくぅ!ひ・・・光の…矢となり…て…くはぁっ!・・わ、我が前の敵を…討て!」
炎が私に向かって飛んでくる。が、私の目の前で消滅した。
「その調子!私に当てられるまで何度も撃つの!」
「ぁっ、んんっ・・・はい・・・」
そうして、訓練を続けているうちに・・・妹は結界の中でもずいぶん落ち着いてきた。
多少喘ぎ声が混じってしまうのは仕方がないだろう。そういう効果の結界なのだから。
これなら、狩りに出しても安心かな・・・でも、最後に。
「それじゃあ、これが最後よ。この結界が発生している中で、私の放つ石柱をかわしてごらんなさい!最初に言ったように、エナジーコートを忘れないこと!」
「は、はいっ・・・んっ」
そして、アーススパイクの詠唱を開始する。・・・もちろん、さっき思いついた構成を編みながら。
「大地よ・・・悪しき者を貫く剣となれ!」叫ぶと同時に、ベッドにかけられたシーツが勢いよく盛り上がる。
「うっ・・・」急に飛び出した柱に反応しきれなかったのか、直撃を受けて苦しそうな声を上げる妹。
いつもと違う、丸っこい先っぽ・・・うん、成功ね。じゃあ、これをもう少しサイズを抑えて・・・
「大地よ・・・悪しき者を貫く剣となれ!」うずくまっている妹に、容赦なく魔法を放つ。今度は、膣めがけて・・・ね。
口の端をゆがめて笑う私。我ながら、悪趣味である。
「あぁぁぁっ!んぅ・・・ひぐぅ・・・」命中。石柱・・・いや、シーツはうねりながら妹の膣に入っていった。
今はエナジーコートをかけているから、きっと刺激がむず痒く伝わってもどかしいに違いない。
と、ここで自分で編み出した術を試みる。本来はモンスターへのとどめのための魔法。頭でイメージを構成して、詠唱を開始する。
「大地よ・・・揺れろ!」すると、妹の中に入っているシーツは上下運動を開始した。
「ぁんっ!ぁ、あぁっ・・・ひぁっ!ぅんっ・・・」それに合わせてか、妹の喘ぎ声もどんどん高く、そして早くなる。
それじゃ、仕上げは私が。
ベッドの上で悶えている妹に近づき、その硬くなった乳首を弄り始める。
「んぁっ・・・ゃっ、姉さ・・・ぁっ、あぁんっ!!」さらに襲い来る快楽に、身を震わせて応えてる。可愛い子・・・
ちらりと下半身を視界に入れると、膣に入っていたシーツは沁みを残してもとの形へと戻っていた。
「・・・合格♪」ぷちゅっ。空いてしまった膣に、指を入れる。
「んぁっ!・・・ね、姉さん・・・だめぇっ!も、もう・・んぁ、ふぁっ・・ぁんん・・・」中で指を曲げたり伸ばしたり。どうやら絶頂が近いみたいね。
「・・・行ってきなさい、あなたの望むように。」くちゅくちゅくちゅ。指を出し入れする。
「んっ・・は、はいっ、んぁぁっ、あはっ・・・ああぁぁぁっ!!」
びくっ、びくっと震えて、妹は私に寄りかかる。
「ちょっと、やりすぎたかも・・・ごめんね。」耳元で囁く。妹はと言うと、それに対してこくこくと力なく頷くだけだった。

次の日の朝。私は、妹の厚意に甘えて一日休むことにした。
休むといっても、私たちの役割が入れ替わっただけなのだけれど。
「それじゃ、姉さん・・・行ってくるね。」家の門の前で、私を見つめて言った。その眼差しは、一日前の同じ時間からは比べ物にならないくらい力強い。
「はい、行ってらっしゃい。」
「私、初めてだから・・何か、持って帰れるといいな。姉さんの役に立つもの。」
「それは・・・」と、後を向いていた妹の頭をつかんでぐいっとこちらに回し、唇を合わせる。
「んっ・・・」ちゅっ。
「あなたが生きて帰ってきてくれること。いいわね?」すると。
「・・・はい!」妹は元気よく答えて、街の外へと駆けていった。
ふぅ・・・前もあの子に言ったけど、時が経つのってずいぶんと早いものね・・・
あの子の心の変わり様ったら。まるで別人みたい。
「・・・さて、久しぶりに家事がんばりますか。」
私は私に出来るだけのことをしよう。
初めて狩りに出た妹を、暖かく迎えたいから。
8名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/29(火) 20:49 ID:xD2BTA.Q
あとがき

えーと・・・お楽しみいただければ幸いなのですが、
エロ少なくて、その上導入部分が無駄に長くてごめんなさい_| ̄|○
あと、古い魔法陣については少々こじつけだったかなぁ、と思います。
重力スタッフの皆様方、こんな使い方してごめんなさい_| ̄|○lll

以後も変わらぬ繁栄を願って・・・
♀×♀スレ乾杯!
9名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/01(木) 02:03 ID:tkVw8R6g
な・・・なんで丸1日放置されてるんだろ・・・・。
そこも気になりますが、兎にも角にも

前スレ329さんGJ!
やっぱり百合はええですなぁ。
10名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/03(土) 14:11 ID:/sAKe8YQ
人がいないんじゃないかな…
こんないい作品読んだらほっとくはずがない(*´Д`)
この2人の続き読んでみたいなぁ・・とかw
これからも頑張って下さい
11前349sage :2004/07/05(月) 03:24 ID:pwPfRDGw
忙しかった仕事も一段落し久しぶりにこのスレに戻ってきたら、何だか過疎ってますね。
しかし、ROの百合スキーはまだまだ健在なはず。
まったり進行でも大いに結構。
そこに萌えがある限り。
そこにプリーストがいる限り。
ネタが尽きるまで、気力が尽きるまで。
私は百合小説を書きたいです。

ROの百合スキーの皆さま、私の声がきこえますか?
へっぽこ物書きの 前349です!
私に力をお与えください!

百合ばんざーい!

…ごめんなさい、ごめんなさい。
一度スパノビの爆裂ネタやりたかったんです。_| ̄|○
近いうちに投下したいと思います。
12名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/05(月) 08:49 ID:YCQ93ZHY
>私に力をお与えください

゚w゚)っ旦←バーサクポット入り茶
13名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/06(火) 02:25 ID:WOjVddQM
あっ、お茶ありがとうございます
ごくごく・・・
あぅ・・・後Lv2足りなかったよ・・・(ふるふる)

(ごめんなさい・・・なかなかHな文章が書けません・・・)
14名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/06(火) 02:51 ID:YaEZKNQ6
前レスの流れからするとLVに達してない時にバーサクPOTを飲むと
(あっち方向に)爆発しちゃうので、

13さんが電波受信する日も近い気がする(ぉ
15前329sage :2004/07/06(火) 12:37 ID:Q1c6nBX.
皆さん。これをお忘れですよ。

・ω・)つ[アロエベラ]
誰でもプロボックが使えるという品ですよ。
プロボックって、相手を挑発して興奮状態にするから・・・
・・・言葉攻めですかね?このスレ的には。

駄アイデアでしたかね・・・_| ̄|○lll
16名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/06(火) 18:01 ID:RNAvNzXg
あれ?どの職でもインデュアが使えるんじゃ・・・
ってそれは「アンティペインメント」でした・・・痛み止め・・・orz

ということは始めての場合はこれで?
でもこの薬の痛みって、その時麻痺しちゃうだけなのかな・・・
濃縮したら全身動けなくなるとか・・
効果が切れたら今までの痛みとか快感が襲ってくるとか・・・

そうするとアロエベラっで無理矢理興奮状態に・・・
お薬なんだから強制的なのかな?それとも言葉責めかな・・・

あぅ・・・またアルケミさんの責め手段が増えちゃったよ・・
(100個分作れるかな・・・)

・・・という事で、次の方これをどうぞ・・・
゚ー゚)っ旦←アロエベラ入りお茶
17前349sage :2004/07/07(水) 16:41 ID:14/81eGI
さて、『心の癒し手』2話サイズは17KBほど)がようやく完成したのでアップしますが、
スレまたいでのお話なのでごく簡単におさらいを。
時間に余裕があるお方は、前スレの最後あたりにある1話目もどうぞ。

リーナ(殴りプリースト)
この人視点のお話。魔物に犯された女性を助ける仕事をしている。

フィアネル(INTアコライト)
リーナの助手。今回このフィアネルさんのお話です。

>前スレ407さん
まだ見てるかな?
「フィアネル」って名前は、何か響きがいいのでつけた名前ですから、
ラグナでの知り合いから取ったものではありませぬ。
でも言われてみれば、私のプレイする鯖でこの名を見た気もするかも。(ちなみにリ鯖です)
もしご本人なら、ごめんなさい。
まさか名前かぶりするとは思わなかったです。

>15、16さん
面白いアイデアですね。
でも私一個人の考えとしましては、プロボで興奮させるよりも真心こめての
行為で興奮させてあげたいと甘ったるい事を考えてみたり。
痛み止めも、「好きな人の痛みなら耐えられるから」なんてセリフ言わせそうです。(苦笑)

では、(´・ω・`)つ『心の癒し手2話』
18前349sage :2004/07/07(水) 16:42 ID:14/81eGI
もうすぐ日付もかわり…一日の仕事も終わる。
あたしたち「心の癒し手」は、週の半分を教会の仕事に費やすと言っても、ずっと教会に詰めている訳ではない。
毎日毎日あたしたちの出番があるような、そこまで物騒な世の中ではない。
ただもしもの時すぐに駆けつけられるよう、プロンテラ内にさえにいれば、基本的に何をしていてもいい。
でも教会からお給料が出る以上、それなりに仕事はある。
難しい資料の整理とか解読とか、納品される品の検分などなど他いろいろある。
そしてこの仕事の特性をいかしてか、カウンセラーをやってる癒し手も結構いる。
かく言うあたしも、悩み相談の真似事をやってたりする。
プロンテラの東の一戸建て…ここがあたしの家であり、第二の仕事場である。

「ふう…」

手がけていた資料の作成をとめ、あたしは身体をぐっと伸ばした。

「…お茶が入りました」

と、そこへフィーが絶妙のタイミングでお茶を持ってきてくれた。
ふわりと漂う甘い匂いが、作業に疲れた頭には心地よく感じられた。

「ありがと」

香りを楽しみながら、フィーのいれてくれたお茶をゆっくりと口に含む。
蜂蜜の入ったハーブティーだ。
…休憩の時にフィーがいれてくれるこれ、あたしはとても気に入っている。
フィーはいつもあたしが望む絶妙のタイミングでお茶をいれてくれる。
それも長らく助手をやってきたからだろう。
仕事の助手だけじゃなく、ほとんど家事はフィーがやってくれる。
料理なんかあたしより上手だし、掃除もまめにやってるし。
ほんと、出来た助手がいてあたしは幸せ者だ…。

「…今日は何だかお疲れのようですが、大丈夫ですか先生?」

あたしがぼんやりと考え事をしていたのを、フィーは疲れたからだと思ったらしい。
心配そうに尋ねてきた。

「んー…まあ、結構疲れたかも」

今日はずっと難しい資料とにらめっこしてたので、脳が疲れたと訴えてるのは事実。

「でしたら、今日はもう休まれてはいかがですか?」

「…んー…そうしようかな」

資料の提出期限はまだまだ先だし、煮詰まってきた感じもある。
今日はゆっくり休んで、明日また続きをしようかな。

寝ると決めたら後は早い。
手分けして戸締りの確認をし、パジャマに着替えてお布団にもぐりこむだけだ。
まもなくフィーも残っていた家事を済ませて寝室にやってきた。
明かりを消し、あたしのお布団にもぐりこんでくる。
そして甘えるように擦り寄ってくるのだ。

「…お姉さま…」

「お姉さま」…これは、この子が助手から恋人に変わる合図だ。
公私の区別はきちんとつけたいあたしは、仕事中にはそう呼ぶのを許していない。
この子もその点はわきまえてくれてる。

「…甘えんぼさんね、フィアは」

そしてあたしも、恋人としてこの子を呼ぶ時は「フィア」と呼ぶ。
「フィー」では略しすぎて何だか味気ない。
略さず「フィアネル」と呼ぶ時もあるけど、それはとっておきの時のみ。
だから間を取って「フィア」と呼ぶ事にしたのだ。

「…私をこんなのにしたのはお姉さまです。責任取ってください」

からかわれたフィアは、ぷうっとほっぺを膨らませて抗議した。

「…責任は…取ってるつもりよ」

そう言ってあたしはそっとフィアの唇を奪った。
…フィアを助手にしたのもそう。
基本的に甘えるのを許さないあたしが、それでもフィアには許してるのもそう。
元々しっかりしていたフィアを甘えんぼにしたのは…あたし。

「…おやすみ、フィア」

「…おやすみなさい、お姉さま…」

キスで機嫌を直してくれたようで、フィアは微笑んでゆっくりと目を閉じた。
寝つきがいいフィアは、ものの数分ですぅすぅと寝息を立て始めた。
そんなフィアを眺めながら、ふとあたしは、フィアと初めて出会ったあの日の事を思いだした。
19前349sage :2004/07/07(水) 16:43 ID:14/81eGI
あれはあたしがこの仕事についたばかりの頃だから…一年と少し前の事。
あたしの友達でありライバルでもあるアコライト、名前をレミーと言うのだけど、
彼女がモンクに転職すると連絡があった。
それでお祝いに行こうとモンクの聖地「聖カピトーリナ修道院」を目指して、あたしはプロンテラの北東の森を歩いていた。

レミーとはあたしがアコライトになってから知り合った仲。
あたしはプリースト、彼女はモンク。
お互い目指す職業は違ったけれど、でも殴ることを志した者同士、競い合って腕を上げたものだ。
そしてあたしが魔物に犯された時も、レミーは心配して飛んできてくれ、
いろいろお世話してくれた。
先生だけじゃなくレミーの励ましがあったから、あたしはまた頑張ろうと思えたと言っていい。
それからあたしは先生の下で修行して、レミーに先んじて転職をして今に至る。

さて、今歩いているこの森には、マンドラゴラと言う植物型の魔物が生息している。
触手を獲物に絡みつかせてくるこの魔物…どうにもあたしを犯したヒドラを思い出させる。
だから通り道で見かけたら、思いっきり叩き潰す事にした。
森の中を歩き続け、崖下に小さな池があるところを通り過ぎようとした時の事。
池の周りに多くのマンドラゴラが生息しているのを見かけたのだ。
それだけなら別に何て事はなく、寄り道せずにさっさと修道院を目指すところだけど。
…その中に、人影を見た気がしたのだ。
ここからでは木が邪魔して見づらく、今確認しようと覗き込んでも見えないのだけど。
…何だか妙に気になって。
この下へはそれほど回り道をせずとも行けたはずなので、確認しに行ってみる事にした。
…今思えば、その予感は運命だったのだろう。
問題の池の近くへやってきたあたしは…その光景にしばし言葉を失った。

そこでは一人のノービスの女の子が…宙吊りにされていた。
両手は頭の上で何重にも触手が絡み付いている。
虚ろな瞳をしたその子の小さな口は、何本もの触手によってこじ開けられ。
服は胸の部分が引き裂かれ、まるで絞り上げるように触手が巻きつき。
足はM字に広げられ、ズボンとショーツが足にひっかっかっている。
そして、その子の大切な部分とお尻には、触手が何本も挿入されていた。
もうすで彼女の綺麗な金色の長い髪が、きめ細やかそうな白い肌が、
禍々しい緑色の樹液でドロドロになっていた…。

「…くぅ…」

とにかく急いで助けだそうとしたあたしは…でも、その場を動く事ができなかった。
足が震えている…いや、足だけじゃない。全身が震えている。
もうあの事からは立ち直ったと思っていたけど…身体はあの恐怖を覚えていた。
身動きできず望まぬ快楽を注ぎ込まれ、身体の奥の奥までねぶられるあの恐怖を。
かくんと膝をついたあたしを見て、奴らはあたしを無視して止まっていた触手を動かし始めた。
これ以上は無理と言うほどに足を大きく広げさせ、さもそこをあたしに見せつけようとする奴ら。
ゆっくりと出入りしていた触手がだんだん速く激しく動く。
秘所とお尻を犯す触手が妖しくうねるたびに、ぐちゅぐちゅと言う音がここまで聞こえてくる。
口を犯している触手もそれに連動してか、彼女の喉にまで達するようなうねりを見せる。
喉を突かれた反射で、彼女の身体がビクンと大きく痙攣した。

(助けなきゃ、早く止めてあげないと…)

そう思っているあたしの心とは裏腹に、依然身体は震えて言う事を聞かない…。

「……!!」

そして…彼女を犯していた触手が一斉に震えた。
その瞬間、まるで彼女と意識がシンクロしたような錯覚に陥った。

(…あ…ああ…一番奥に出されてるんだ…)

女が子を宿すための大切な、神聖なそこに、汚らわしい液体が浴びせられているのだ。
しかもその感触が、望みもしない快楽となって己を襲う…。
その事は、以後ずっと己を苦しめる…魔物の行為にすら感じてしまう女の本能が、この時ばかりは憎い…。

触手は数度痙攣すると、彼女の中から這いずりだしてきた。
その衝撃で彼女の口から、秘所から、お尻から、禍々しい緑色の樹液が、どろりとあふれ出した。
そして彼女を吊っていた触手が、無造作に彼女を放り投げた。
彼女の身体は放物線を描いてそのまま地面に叩きつけられ、その勢いであたしのそばまで転がってきた。
彼女は身体を痙攣させながら、弱々しく口をパクパクとさせ…そして、虚ろな瞳と目が合った。

ドクンッ…

…身体に力が蘇ってきた。
その原動力は、怒り…魔物と自分への怒り。
あたしがすぐ助け出していれば、彼女は少なくともこの凌辱を受けずに済んだのだ…。
あたしのふがいなさが、彼女にさらなる責め苦を味わわせた…。

「うわあああああっっっ!!」

頭が真っ白になり、大声で叫びながら奴らに突っ込んだところで、記憶が飛んだ。
20前349sage :2004/07/07(水) 16:43 ID:14/81eGI
…次にあたしが覚えているのは、ずたずたに引き裂かれてさらに黒焦げになったマンドラゴラの群生。
そして息を荒げて全身に返り樹液を浴びた自分の姿だった。
たぶん、気力の続く限りマグナムブレイクを叩き込んだのだろう…。
すうっと意識が冷静に戻っていくにつれ、まだ為さねばならない事があるのを思い出した。
急いで気絶している彼女のそばに駆け寄り、その容態を確認する。
触手による痣が全身に無数に走り、ところどころ血も滲んでいる。
他にも地面に叩きつけられた際の怪我だろうか、打ち身で青くなっている所も…。
樹液まみれの全身は後から何とでもなるとしても、この痣と怪我は何とかしてあげないと。

「…ヒール!!」

多少回復した気力でヒールを使うと、何とか怪我は回復し、痣もほとんどなくなった。

「…んぅ…」

それで彼女は意識を取り戻したようで、よろよろと身体を起こした。

「…だ、大丈夫?」

「……」

あたしの問いかけに、彼女は反応を示さない。
ただ、樹液まみれの身体をぼんやりと眺めたまま…。

「…お母さん…ごめんなさい…」

かろうじて聞き取れたその言葉に、凄く嫌な予感。
腰にあった鞘からナイフを抜いた彼女は、そのまま自分の喉へとつきたてた。

「…っ、待ちなさい!」

ザクッ!

「ぐぅっ…」

咄嗟に掴みにいったあたしの左手を、彼女のナイフが貫いた。
しかし激痛に負けず、そのまま気合いで彼女のナイフを奪い取る。
ナイフを抜き取ると、派手に血が噴き出た。

「…あ……あっ、あ…ご…ごめんなさい…ごめんなさいっ」

「…大丈夫よ、これくらいなら…」

「で、でも…」

「いいのよ…」

この程度の怪我、彼女が心に負った傷に比べれば何て事はない。
犯される彼女を前に動けなかったあたしに、神が与えた罰のようなものと思う事にした。

「…治療するから、手伝ってくれる?」

「は、はい…」

彼女に手首をギュッと握ってもらって血止めをして、痛みに耐えながら何とかヒールに集中した。
あたたかな光が左手を包み込み、痛みがゆっくりと引いていく。

「…凄い…」

「…魔法を見るのは、初めて?」

「…はい…聞いた事はありますけど、実際には…」

「そう…」

そうして何とか左手の怪我も治る。

「…本当に、すいませんでした…」

彼女はもう一度頭を下げて謝った。

「…でも、止めないで欲しかったです…」

「…どうして、死のうとしたの?」

「…どうしてって…あんな目にあって…うぅ…」

彼女は先程の事を思い出して、身体を震わせながら嗚咽を漏らし始めた。

「…つらかったでしょう…気持ちは分かるわ」

あたしは彼女をそっと抱き寄せ、優しく頭と背中を撫でる。

「…この気持ちが分かるなら、どうして死なせてくれないんですか…」

彼女は責めるようにあたしを睨む。
…こう言う時、何て言ってあげればいいのだろう。
自分も同じ目にあったから、ここで安易な同情をされたくないのはよく分かる。
また、一般論を言ったところで納得してくれるものではない事も分かってる。
「心の癒し手」としての初めての相手となる彼女に、あたしは何と言ってあげれば…。

「…どうして…って、あっ…」

じっとあたしを睨んでいた彼女の表情が、ふと驚いたように変わる。

「…泣いて…」

「…えっ?」

彼女に言われて、あたしは自分が泣いているのに気づいた。
一度意識すると、後から後から涙が湧いて出てくる。

「どうしてあなたが泣くんですか…泣きたいのは私の方なのに…」

「ご、ごめんなさい…」

でも止まらない…彼女のような人を助けようとこの仕事についたのに、彼女を上手に励ましてあげられない自分が情けなくて。
そして、今の彼女の気持ちが痛いほど分かってしまうから。
あたしと同じ目にあってしまった彼女には、それでも何とか生きて欲しい…。

「…なぜ…なぜ私なんかのために…見ず知らずの人のために、泣けるんですか…」

見れば彼女も、ポロポロと涙を流していた。
…何を言っていいか分からないなら、素直に心の内をぶつけるしかない。

「…あなただから、泣けるの…」

同じ目にあった、言わば仲間である彼女だから…。

「…お願い、生きて…」

生きて欲しい、ただそれだけがあたしの願い。

「…そんな事、言われても…」

戸惑う彼女に構わず、あたしは言葉を続けた。

「あのね、あたしもね…前に魔物に犯された事があるから…あなたの気持ち、よく分かるの」

「…え…」

「ただ、そんなあたしを救ってくれた人がいた…。
その人に憧れて頼み込んで弟子入りして、今こうしてあたしも同じ仕事についた。
でもまだなったばかりで、その人みたいに上手い事は言ってあげられない。
けれど、そう言う人を助けたいって気持ちはその人にも負けないわ。
あなたを立ち直らせるためになら、何だってできる。
…もし望むなら、この命ですら差し出してもいいくらい。
だから…ね、もう一度、頑張って欲しいの。
一人で頑張れないのなら、あたしがそばにいてあげるから…お願い…」

「…そ…そんな事言われたら…私…甘えてしまいますよ?」

「いいの、それであなたが立ち直れるなら、いくらでも甘えてくれていい。
ううん、あたしが構ってあげたい…」

「…寂しくて心細くて、だからいつもそばにいてって、子供みたいに駄々をこねるかもしれませんよ?」

「うん、構わない」

「…本当に、くっついて離れませんよ?」

「……」

あたしは答えず、ただ抱きしめる腕に力を込めた。

「…う…ぅぁ…」

「…今は、泣いてもいいから…これからを頑張るために、泣いてすっきりしてしまいなさい」

「…はい…う、うわあああん!!」

彼女はあたしの胸の中で顔を振り乱しながら号泣した。

「…つらかったです! 苦しかったです!」

「…うん、うん。そうよね。ごめんね。すぐに助けてあげられなくて」

「でも…でも、あなたのような人に出会えて…嬉しい!」

「…あ、ありがと…」

まさか嬉しいと言ってくれるとは思わず、物凄く胸がせつなくなってしまった。
そのまま彼女の気が晴れるまで、あたしは彼女を抱きしめ続けたのだった。
21前349sage :2004/07/07(水) 16:44 ID:14/81eGI
安らかな表情をして眠るフィアを見ながら、あたしはあの時の自分を思い出して苦笑した。
あたしがフィアにしたのは、励ましではなくお願いだった。
そのお願いをフィアは聞いてくれた…おかげで、この仕事をやっていける自信になった。
もしフィアが絶望したまま立ち直れなかったなら、あたしはたぶんこの仕事をやめていただろう。

…さて、あの日はそれからが忙しかったっけ。
フィアの治療を一通り済ませ、フィアを手元に置くためにいろいろ準備に走り回って。
今のこの家も、その時貯金を全てはたいて買ったものだったり。
無事転職したレミーが家に来て「なぜ来てくれなかったのよ〜」と拗ねるのをなだめたり。
まあ、事情を話せばすぐに納得してくれたけどね。
それから「働かざるもの食うべからず…何か仕事ください」とフィアが言うので、
フィアには家政婦の仕事をやってもらいつつ、助手として育てていく事にした。
さっそくその日の夜フィアに料理を作ってもらったけど、何か冒険者やらせるのがもったいないくらい上手と思ったのを、今でも覚えている。
急な引越しで片付かなかった荷物も、フィアはあっさりと整頓してしまったし…。
あたしも家事は苦手ではないけど、ここまで腕の違いを見せつけられると、もうお見事としか思えなかった。

…この時点では、フィアはまだ恋人ではなく助手だったのだけど、それが今の関係に変化したのは、その日の深夜の事だった。
22前349sage :2004/07/07(水) 16:45 ID:14/81eGI
ゆさゆさと身体を揺り動かされるのに気づいて目を覚ます。
すると、別室で寝ているはずの彼女がいた。

「…んー…どうしたの、フィー…」

彼女の顔がはっきり見えたところで、一気に脳が覚醒した。
…彼女は泣いていた…震えていた。

「先生…私、昼間の事、夢に見て…怖くて…」

「…いらっしゃい」

彼女をお布団の中に招きいれ、落ち着くまで抱きしめてあげた。
あたしの胸の中で、彼女は嗚咽を漏らしながら呟き始めた。

「先生…私…魔物に犯されたのに…嫌だったのに…でも、身体は感じて…。
夢から覚めて…気づいたら、あそこが濡れてて…どうしてって…」

「……」

…彼女は、間違いなく昔のあたしの通った道を進んでる。
そんなつもりはまったくないのに身体の奥が疼いたり、嫌な夢だったのに反応したり。

「先生…私、どうすれば…」

…今度はどうすればいいか、あたしは知っている。
あたしは迷わず、彼女の唇を奪った。

「んむっ…んぅ…んん…」

一瞬びっくりした彼女も、すぐに大人しくそれを受け止めた。
唇をついばむようなソフトなキスをしばし続けて、あたしは彼女を解放した。

「…はぁ…先生、どうして…?」

「…今度から、身体が疼いたのならあたしを求めなさい。あたしに抱かれたくなったと思いなさい。
そうすれば楽になれるわよ、きっと…」

…実はこれ、先生があたしに言ったのと同じ。
魔物の事で身体を火照らせるくらいなら、好意を抱く人に欲情した方が心も楽だろうと。

「…はぅ…だ、抱かれるんですか…?」

「嫌ならいいのよ、無理強いはしない。あなたの気持ちが大切なんだから」

「…せんせ…同性の私を抱くなんて…嫌じゃないですか…?」

「…あなたは、抱いてもいいくらい綺麗よ…ううん、抱きたいかも」

先生に何度も抱かれてるから、同性同士の行為には別に何のためらいもない。
慕ってくれる彼女を助けてあげたいって気持ちもあるし、可愛い彼女がどう乱れるのか見てみたいって気持ちもある。
先生もきっとこんな気持ちであたしを抱いてたんだろうなあ。
ただ先生は基本的にノーマルだったから、抱いてはくれても抱かせてはくれなかった。
だから愛情と言うよりは奉仕に近い行為だったのだろう…それでもあたしは満足だった。
寂しいと言う気持ちもあるけど、でもその行為には随分と心救われたものだから。

「…えと…あの…お姉さまとお呼びしていいですか?」

彼女は恥ずかしそうに、でもとても潤んだ目であたしを見つめた。
…それは、あたしに抱かれたいと言う答え。

「…仕事中以外なら、そう呼んでもいいわ」

「あぁ…」

「…じゃあ…フィア…あなたを抱く時は、この名前で呼ぶわね。
フィーと呼んでる時は、あたしにその気がないと思ってなさい」

仕事とプライベートの区別だけはつけておかないと、この仕事はやっていけないから。

「は、はい…分かりました」

「じゃあ…抱いてあげるわ、フィア…」

「…お…おねえ、さま…」
23前349sage :2004/07/07(水) 16:45 ID:14/81eGI
「……」

フィアの寝顔は、ほんと穏やか…普段からぱっと見るとお嬢さんにしか見えない彼女。
でもそんな彼女があたしを慕い、乱れたところを見せてくれる。
先生と助手(あるいは患者)と言う感情が強かったあたしの心を、がっちりひきつけるくらい艶やかで。
あの顔を見られるのも、あの声を聞けるのも、自分だけ。
その事を思うと、胸が一杯になる。

「…フィア…」

つんつんとほっぺをつつくと、柔らかな感触が返ってきた。
あまりやりすぎると起こしてしまうから、ちょっとだけその感触を楽しむ…。
すると、だんだん睡魔が襲ってきた。

「…ふふ…おやすみ、フィア…明日もよろしく…」

あたしもフィアの後を追いかけるべく、そっと目を閉じたのだった。

おしまい
24前349sage :2004/07/07(水) 16:54 ID:14/81eGI
こういう匿名掲示板で続きもの書くのって、何だか板を私物化してるような気がして
申し訳ないのですが、せっかく思いついたものを無に帰すのももったいなかったので
とりあえず書いてみました。
お目汚しかもしれませんが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
25前スレ259の人sage :2004/07/08(木) 02:56 ID:bUvmOTcs
毒電波来たので勢いだけでざっくりと書いてみました。
キャラは前スレのどこかに投下したケミ子です。
お時間ある方は探してみるといいかもしれません。

>>前スレ359様
魔法をえちに有効利用って大好きなシチュです。
前スレも見てました。SWが特に(ゲフゲフ
♀×♀スレ乾杯!

>>前349様
あなた様の書くSSはすごく百合百合しててたまりません。
萌えポインツ突きすぎです。これからも頑張ってください。
続き物申し訳ないなんておっしゃらずに!
26前スレ259の人sage :2004/07/08(木) 02:57 ID:bUvmOTcs
 生い茂る木々に差し込む木漏れ日。跳ねるポリンにルナティック。森林浴をするにはいい場所なのかもしれない。うにょうにょと触手を蠢かせるアヤシゲな植物さえいなければ。
 しかし、景観を損ねているこのマンドラゴラと呼ばれるアヤシイ植物型の魔物こそが私の目的なのだから、文句を言うことはできない。既存の薬品の製造はもちろん、新薬の研究にもこの魔物から取れる植物の茎は欠かせないのだ。正確には茎自体ではなく、そこから取れるこれまたアヤシイ液体を使って云々かんぬんなのだが、それは割愛するとして。
 のどかな雰囲気を破壊する存在がもう一つある。
「ユイちゃぁん、もう飽きたぁー」
 少しくせの付いたピンクのロングヘアを指先で弄びながら、だらけた声を発する女。勝手に付いてきた挙句ぐだぐだと不満を垂れ流し続けるコイツになら、文句を言っても問題はないだろう。
「何もしてないのに飽きたも何もないでしょうがあんたは。大体、そんなに暇なんだったらちょっとくらい手伝おうとか思わないわけ?」
「ゴルァちゃん気持ち悪いから近寄りたくないんだもん」
 それはそうだ。私だってできれば近寄りたくない。それでも、こうして嫌なことも厭わず地道な努力を積み重ねていくのがアルケミスト道というものである。同じアルケミストギルドの一員でありながら、このミルという女はそれがわかっていないのだ。
「そんな我侭言ってるからいつまで経っても露天商みたいなことしかできないのよ」
「そんなことないよぅ。ユイちゃんと違ってファーマシーの材料くらい露店で買えるし、だからお薬だっていっぱい作れるよ?」
「……私が貧乏で材料買うお金も無いって、そう言いたいの?」
「違うの?」
 ――くっ……コイツは……っ!
 確かにお金は無い。が、そもそもの原因はミルにあるのだ。コイツに毎日邪魔されているせいで研究が遅々として進まず、結果として私にはほとんど収入が無い。そう何度も本人に言っているのに、この言い草とは。
 毎度の事ながら人の神経を逆撫でするのが果てしなく上手い奴である。
「違わないわよ……!悪かったわね、貧乏で!お金持ちのミルさんはこんなとこ来ないでお得意さんと乳繰り合ってコネでも広げときゃいいでしょ!」
「……ユイちゃんのえっち」
 ――そこで赤くなるな……。
 何を想像しているのか、もじもじと体を捩るミルに、怒りを忘れて一気に脱力してしまう私。
 こんな奴に怒ってみても体力の無駄にしかならない。
 ――アホらし。
 無視して、次の獲物を探すことにする。
「ユイちゃん待ってぇ」
 悶えるミルを放置して歩き出した私の耳に、何か言っている声が届いたが、黙殺して先へ進む。放っておいてもミルが付いてくることは間違いない。
 予想通り、程なくして、トコトコという小さな足音と、カートの車輪が回るカラカラという音が後ろから聞こえてきた。
「もっとゆっくり歩いてよぅ」
 ――無視無視。
 ここで相手をしては付け上がるだけだ。
「速いってばぁ」
 ――ミルに合わせてるわけじゃないもの。
 カラカラカラカラ……。
「ねぇユイちゃぁん」
 ――知らないわよ。
 カラカラカラカラ……。
「……怒るよ?」
 ――怒れば?
 カラカラカラカラ……。
「……怒った」
 ――どうせぷくーってかわいい顔するだけでしょ。
 カラカラカラカラ……ポキ。
 ――……ポキ?
 何か変な音が聞こえたような……。
 嫌な予感がする。直感は割と信じる方だ。足を止めて振り返ってみる。
 怒りの表現なのか、かわいらしく頬を膨らませているミル。その両手には、二つに折られた――。
 ――古木の枝!?
「嘘っ!?」
 さすがにあんな物騒な物を使われては声も出てしまう。無視作戦はここに終わりを告げた。
 すると、ミルの顔がぱぁっと輝く。たったこれっぽっちのことでこんなに嬉しそうな反応を見せられると――不覚にも、ちょっとかわいいかもしれない。
 ――いやいや、そうじゃなくてっ!
「何考えてんのあんた!?」
 解放された枝の魔力が生み出した空間のひずみから、何者かが這い出てくる。
 手に余る魔物であれば、すぐに離脱しなければならない。それほどあるわけでもない全身の筋肉を弛ませ、現出しようとしている存在に意識を凝らす――。
 ――あ、三葉蟲だ。
 土の色をした昆虫型の魔物。あまり戦闘が得意とは言えない私たちにも対応できるレベルだ。
 緊張を解いて、魔物との間にミルを挟むように移動する。
「ミルがんばって」
 腕力にはとことん自信が無い。攻撃はミルに任せ、私は後ろからポーションを投げることに徹する。
 それほど時間も掛からず、虫さんは土へ還っていった。
「ユイちゃんユイちゃん!見て見てほら!これアロエベラだよね!?」
 心底楽しそうに顔を綻ばせながら、魔物の消えた辺りを指差して戦利品の報告をしてくるミル。
 私の頬もつられて緩みそうになるが、意志の力で抑えこむ。ここで流されてしまっては完全にミルのペースにはまってしまう。
「無視したのは悪かったけど、何であんたは枝なんて使うのよ。危ないでしょうが。三葉蟲だったから良かったものの、手に負えないのが出たらどうする気だったの?」
「ん?ユイちゃんがどうにかしてくれるでしょ?」
 ――あぁ……やっぱりね……。
 答えが予測できていても、実際に聞くと溜息が出るのは止められなかった。
 攻撃される前にミルにハエの羽を握らせて二人で逃げるくらいならできるつもりではいるが、自分で処理できない問題をわざわざ引き起こそうとしないで欲しい。
 全身を襲う妙な疲れを感じつつも、取り合えず伝えたいことだけは伝えることにする。
「まぁなんでもいいけど、とにかく、もう枝とかやめてね。心臓に悪――」
「ねぇユイちゃん!アロエベラって酸っぱいんだよね?食べてみていい?」
 ――……いや、つーかさ……。
 一応発言自体は私に話し掛ける形になっているが、意識は彼方の世界へトリップしているようだ。
 魔物の残したアロエベラを手にとって、好奇心に満ちた眼差しで見つめている。不自然に引き結んだ唇を見ると、口内には唾液が溜まっているのだろう。
「……あんた私の話聞いてる?」
 絶対に聞いていない。その証拠に、ミルは返事をする素振りを全く見せず、その代わりにごくっと喉を鳴らし、大きく口を開いて――。
 ぱく。もぐもぐもぐ……。
 よほど酸っぱいのか、硬く目を閉じて何かに耐えるように小さく震えている。そんな状態でも口の動きだけは止まらない。微妙に不気味な絵だ。
 ――食べていいって言った覚え無いんだけど……。
 食べてしまったものは仕方が無い。ミルが飲み込むのをきっちり待ってあげてから声を掛ける。
「何でいきなり食べるの」
「だって食べたことなかったんだもん。すっごいおいしかったよ?あ、ユイちゃんも食べたかった?」
「そんなもの生で食べなきゃいけないほど落ちぶれてないわ」
 普通に食事するくらいのお金はある。しかし、今ミルの胃に収まったアロエベラは――正直、持ち帰りたかった。
 もちろん食用ではなく、研究者としての本能が欲していたのだが。
 ただ、それを口にするとまた貧乏貧乏と扱き下ろされるのは目に見えているので、黙っておく。
「まぁおいしかったなら良かったんじゃない?」
「うん!……ねぇねぇ、それよりユイちゃん。私アロエベラ食べたんだよ。何か無いかな?」
「へ……?」
 言うなり、ミニスカートの足の付け根のあたりを摘み、くいっくいっと裾を持ち上げて私に太ももを見せる。
 かと思うと、今度は前かがみになり両手で体を抱くようにして胸の谷間――意外にもコイツはCカップの制服を着ている――を強調する。
 何だろうこれは……。
 次々とポーズを取るミルを白けた気分で眺める私。かなりアレな空気が漂っている気がする。
 謎の構図に呆れ返った私には止める気も起こらない。
 ――あれ……?
 そうしてしばらく見ているうちに、なぜかもやもやと胸が苦しくなってきた。
 心拍数も上がり、こころなしか体が熱くなってきたような感じもする。
 何かおかしい。
27前スレ259の人sage :2004/07/08(木) 02:58 ID:bUvmOTcs
「……あんた何してるの?」
「挑発だよぅ。ちょっと赤くなってるし、実はムラムラ来てるんでしょ?」
 ――あぁ……なるほど、挑発ね。道理で……。
「ほら、我慢しないで襲っちゃっていいよー」
 ――無断でアロエベラ食べたと思えば、私にプロボックですか……。いい根性してるじゃないの……。
「お外でするのも大好きなユイちゃぁぁん!みたいな?」
 ――『お外でするのも大好き(はぁと)』ぢゃねぇだろ……っ!
 ぷっちん。膨れ上がった怒りが臨界点を突破する音がはっきりと聞こえた。
 暴れだしたい衝動を堪えて、カートの中を探る。
 ――私を怒らせたらどうなるのか教えてあげるわ……っ!
「あー、あー、あぁぁぁぁぁ。あんた襲われたかったの。ごめんね気付かなくって……!」
「あ、あれ?ユイちゃん……なんか、もしかして……怒ってる……?」
 一切怒気を隠さない私の声音は、常春のお花畑脳にも危機を感じさせたらしい。ミルはじりじりとあとずさって私と距離を置こうとする。
 だが、今の私を支配しているのはコイツへの怒りのみである。いかに怯えていようが見逃す気はない。
「待てやゴルァっ!」
 ポーションピッチャーの要領で、白色に濁った粘性の高い液体をポーション瓶数本分ぶっかける。
 瞬く間に植物特有の青臭い香りを放つ粘液で全身をどろどろに汚したアルケミストが出来上がった。
「ユイちゃん何これぇ……くさいよぅ」
「うっさいわ!」
 気持ち悪さにか無防備になったミルをカートレボリューションで――もちろんミルの花柄カートを無断使用だ――森の奥へと飛ばす。
「それね、受粉適期のマンドラゴラの雌株から取れた茎を絞ってさらに濃縮したやつなのよね。まぁこんなことに使ったことないけど、たぶん襲ってもらえるわ」
 私に飛ばされて尻餅をついたミルはマンドラゴラの索敵範囲に入ったようで、すぐさまその体に緑色の触手が伸びていく。
 普通ならそれを叩きつけるようにして人間を襲うこの魔物だが、今のミルは敵として認識されていないらしく、触手は足首に巻きついた。
 さらに腰と背中の下にも何本か入り込み、少し地面から浮かせるようにして本体の方へ引っ張っていく。
「やだぁ、ゴルァちゃん気持ち悪いよぅ」
 武器の届く間合いまで近づくと、ミルは腰の鞘から剣を抜いてマンドラゴラに切りつけた。
 地に足を付いていない状態での攻撃だから威力など高が知れているが、それでも傷口からは粘ついた白い体液が大量に溢れてくる。
「何ふざけたことやってんのミル!これから襲ってくれようって相手に攻撃するなんてっ!あんたには礼儀ってもんが無いのっ!?」
 私はミルに切られたマンドラゴラにポーションを投げてやる。見る間に塞がる傷口。
 ――うん、完璧ね!……って……あぁぁぁぁぁっ私は何をっ!?
 突然、プロボックの効果から解放されて正常な思考が戻ってきた。
 しかしミルを助けようとはあまり思わない。あれは自業自得だ。
 メマーもラウドボイスも使っていないことから、本気で抵抗しているようにも見えない。あんな状況にも関わらずミルには何か楽しめる要素があるのだろう。
 何よりも――。
 ――こんな人体実験の機会なんて二度と無いもんねきっと。
「ミル、見ててあげるからしばらく可愛がってもらいなさい。危なそうなら助けてあげるから」
「ゆ、ユイちゃんが見ててくれるなら、わっわたし……恥ずかしいけどっ……」
 ――いや、だからなぜそこで変な小芝居をする……。
 例によってミルのリアクションは謎に満ちているが、武器は収めてくれた。これで安心して鑑賞できる。
 ポーションはできるだけ投げたくないのだ。それくらいには貧乏の自覚がある。
「きゃあっ!だめゴルァちゃんっ!」
 いつの間にか数本の触手がミルの服の中に入って蠢いていた。
 ぴったりとした布地に不規則に浮かび上がる影は、のた打つ蛇を思わせる。
 両手両足にも一本ずつぐるぐると巻きついて、白い太ももと二の腕を凹ませている。
 ミルの身体は仰向けに、腰のあたりの高さまで持ち上げられて、地面についている部分は全く無い。
「ミル痛くないの?」
「うんっ、痛くないよぅ。あんまりっんっ、きつくないの……けどなんかっにゅるにゅるしててぇっ、ぁやんっ」
「にゅるにゅるはまぁ……私が掛けたからね」
「やぁんっあぁっこれぇぇっユイちゃんの白濁ぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
 ――わけわかんないこと叫ぶな。
 普段は気持ち悪くて仕方の無い触手が今ばかりは頼もしく見える。頑張れゴルァ。
 ミルの服の胸当ての部分がずりゅっと下にずらされた。
 ゴルァの触手には太さが色々あるらしく、手足を押さえているものよりも細い、私の指くらいのものが胸を絞り上げるようにうねっている。
 間断なくなぶられて一秒たりとも同じ形を保たない両の胸の頂上には、かわいい桜色の突起が既にぷっくりと顔を出していた。
「乳首立ってるじゃない。ゴルァにしてもらうの気持ちいいの?」
「んっあ、ちがぁんっユイちゃんが見てるからぁっ!」
「私のせいなの?じゃあちょっと目つぶっててあげるからその間にそれ引っ込めときなさいね」
「やだやだぁぁっ!ユイちゃん見ててぇぇぇ!」
 今までの様子から、短時間目を離しただけではそれほどの危険があるとも思われない。
 実験だということはもう忘れることにして目を閉じた。
 聴覚に集中すると、ミルの喘ぎ声に混じって、にちゅにちゅという粘着質な水音が微かに聞こえてくる。
 直前まで目にしていた光景が瞼に残っているせいが、嫌に卑猥な音として認識してしまう。
 キスで舌を絡めるときの音。耳に唾液を塗りたくられるときの音。あそこをかき混ぜられるときの音。
 どれとも似ていてどれとも違う。
 ミルはどんな風にされているのだろうか。
「んはぁぁっや、あっ、んくぁっ、お胸ぇぇぇっ……すごっんっ」
 想像してみる。半脱ぎのミルの胸。白い粘液にまみれていて、触手に絞り上げられて。
 頂上の突起は――太い触手に潰されて、挟まれて、擦られて――細い触手に摘まれて、引っ張られて、扱かれて――。
「やぁっあぁ、あ、あ、あ、それっだめ…ぇ……っ!」
 こんな声を聞きながらだと、視界を閉ざした方が余計に変な気分になるものなのかもしれない。
「ミル、目開けるよ」
「うんっ、うっんぅっ、ユイちゃ…ぁぁんっぁんっみてぇ……!」
28前スレ259の人sage :2004/07/08(木) 02:59 ID:bUvmOTcs
 ――うわぁ……。
 さっきまで無かった凧糸くらいの細さのピンク色の触手が新たに何本も増えている。地面から生えているところを見ると根なのだろうか。振り払ったのか土はついていない。
 ミルの乳首はそのピンク色の糸のようなもので巻き上げられて、擦られながら捻じられるというか、なんだかすごい責められ方をしていた。
 そのまま何度も何度もリズミカルにぎゅぅっと絞られる。
「あんっぁ、あ、あっぁ、あっやめっそれっひぁんっ!」
 甲高い声が空気を震わすたびに、ミルの身体がびくんびくんと跳ねる。
 いや、跳ねようとする動きを四肢を拘束する触手に阻まれ、肌の窪みが深くなる。
 そうすると触手の感触を強く感じてしまうのか、逆方向に逃げさせようとしているようだが、代わりに反対側が凹むだけで悪循環にしかなっていない。
「結局乳首立ったままじゃない。私が見てなくてもミルはゴルァにされると感じちゃうのね?」
「そんっぁ、ぁ、ちぁっんぁっ!らって…っ!」
「自覚してる?とろんとした目で、開きっぱなしの口で。よだれまで垂らしちゃって、違うなんて説得力無いわ」
 粘液でぐちょぐちょの体に、蕩けきった表情。
 火照った肌と湿った服を彩るのは、手足と首と乳房に柔らかく巻きついてうねる緑色の触手と、指と乳首をきつく締め付けて擦りあげるピンク色の――。
 ――って、あれ……?何で緑とピンクでこんなにはっきり別れてるんだろ……。もしかして……。
 ちょっとした探究心が頭をもたげる。
「ミル、パンツの中ってどうなってるの?」
「やんぁっ、なかっすごっあ、あぁぁぁんっああいくぅぅぅっ!ユイちゃんみてぇぇぇぇぇぇっ!」
 がっくんがっくんがっくん。触手にも押さえられなかったのか、今度は本当に跳ねた。
 ――すっごい気持ちよさそう……。つーか聞こえてないかな。
 休む暇も与えずに、先ほどまでと同じように動き続ける触手。
 ミルの喉もそれに合わせて、声を洩らしつづけている。まだ元気そうだ。
「答えられないなら、自分で見に行くよ」
「あっん、うんっ、ぁんっひぁっあっ……」
 ミルのところまで行って――獲物に夢中なのか、ゴルァは全く攻撃してこなかった――スカートを捲りあげる。
 限界まで水分を吸った白のショーツにはあそこの形がはっきり浮き出ていた。
 そして、隙間から入りこんだピンク色の糸のようなものも見て取れる。
 迷わず短剣でショーツを切り落として、全て空気にさらしてやる。
 ――うわ、やっぱり……。
 乳首にしているのと同じように、クリにもピンク色の細い触手が巻きついて蠢いていた。
 どうやら、ある程度までの太さのものにはピンクの触手が、それを超えるものには緑の触手が巻きつくようだ。ミルの胴など、それよりも太いものになるともう巻きつかない。
 膣に異物の挿入されている様子は無い。口腔や鼻腔が解放されていたことから考えても、触手を穴に潜りこませるような習性は無いらしい。
 ――ということは。
「ミル、ここすっごいとろっとろになってるよ。あんたの愛液で。わかる?」
「ぁんっ、ひぁぁっうんっぁ!わっ…かるっぅぅ!」
「こんなになってるのにずーっと放って置かれたのよね?」
 大陰唇を手袋越しの指先で優しくなぞってあげる。
 くすぐるように、時に掻くように、弱弱しい刺激を与えながら。
 肢体の自由を奪われたミルには逃げることも押し付けることもできない。
「うんっぁんぅっそうっ、欲し…のっ…あっあぁんっ!いれてぇぇぇぇっ!」
 切羽詰った声でいやらしいお願いをするミルが、たまらなく――かわいい。
 ――って嘘っ!
 私の指にピンクの触手が巻きついてきた。
 スカートを捲ったときに例の粘液が手袋に染みついてしまったのだろう。
 締め付けの強さは一定ではなく、きつくはあるものの、緩急がついていてマッサージされているような――。
 早い話が、手袋の上からでもかなり気持ちいい。
 ――ミルってこれ直接乳首とクリにもされてるんだ……。
 想像するだけでも体の芯から解けてしまいそうな気がする。
「ユイちゃぁっぁあんっ!いれ…てよぉぉぉぉ……!」
 ――どうしよ……。
 指を見れば、触手に巻きつかれた薄手の手袋には歪な凹凸が刻まれている。
 ピンクの糸が動くたびに、一瞬一瞬ごとに変わっていくその形。
 ――これこのまま入れちゃおっか……入れちゃえ。
「今入れてあげる」
「んんはぁぁっあぁぁぁぁぁ……」
 柔らかい肉の壁を押し割る指の感触。
 触手に揉まれる感覚と、襞に包み込まれる感覚。
 ――すごい気持ちいい……。
 ゆっくり出し入れすると、異様なまでの絡みつきを感じる。
 入るところまで突き込み、お腹の側に押し付けて動きを止めてみた。
 指に感じる触手のうねりがこのままミルにも伝わっているはずだ。
「あぁぁっなにこれぇぇっ!ぐにぐにってっ…なかでぇぇぇぇっ!」
「気持ちいい?」
「いいぃっこんなっ・…んぁんっ!すぐっいっちゃっ…んぅぅっ!」
 ミルの腰が小刻みにふるふると震える。
「我慢しないでイっちゃっていいわよ」
 抜き差しはせずに、押し付けたままの指を振動させてやる。
 触手の巻き付いたクリを軽く弾く。
 それだけで充分だった。
「んんっんんんぁぁぁああぁぁぁぁっっ!」
 喉を反らせて一際大きな声を上げるミル。
 それっきりぐったりとして喘ぎ声一つ出さなくなる。
 身体は余韻か何かでびくびくと踊るが、意識は無いらしい。
 ――さすがにもうゴルァ止めないとね。……って、あれ?
 まとわりついていた触手がいつの間にか数を減らしていた。
 視線を上げてゴルァ本体に目をやると――なにやら緑色の触手にピンクのそれを絡みつかせている。
 ――待て。
 ミルについていた粘液は、当然体をまさぐっていた触手にもついたわけで。
 とすれば、あの触手は雌株の香りたっぷりなわけで。
 これはまさか。
 ――マンドラゴラの……自慰行為?
「き……きもいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!」
 奇声を上げながらゴルァをメッタ刺しにする私。
 アロエベラなんかよりも遥かに強力なプロボックを掛けられた気分だった。


「まぁ結局収穫なんて大して無いのよね」
 宿の自室で本日の収集品をチェックする。わかってはいたが、少ない。
 ミルがいるとどうしてもこうなってしまう。
 あのまま日の高い時間に蝶で戻ってきて、ミルを介抱し、送り帰して今日が終わり。
 ――何であんな調子に乗ってやっちゃったかなぁ……。
 楽しんでいたのは確かだから後悔するわけではないが、何となく納得がいかない。
 ――プロボックの影に隠れてわかりにくくなってただけで、実はあの挑発で本当にムラムラ来てたとか?
 ポーズを取っていたときのミルの表情を思い出してみる。
 いつもと変わらない能天気な顔。かわいいことはかわいい。
 とは言え、あれにムラムラ来ることなんて。
 ――まさかね。
 ありえない。
 苦笑して振り払ったその想像は――。
 私の心に何か暖かいものを残していってくれた。


  終わり。
29前スレ259の人sage :2004/07/08(木) 03:13 ID:bUvmOTcs
ということでアロエベラネタでした。
自分設定満開でごめんなさい。他の作品とは切り離していただけると。
特に直前の前349さんの余韻に浸りながら読んだりした日には酷そうですね∧‖∧

プロボックといえばATKが上がってDEFが下がる!えちに応用したら!
みたいなのはいかがかしら。ありがちっぽいですが。

より一層のスレ発展を願って別れの挨拶。♀×♀スレ万歳!
30名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/08(木) 03:32 ID:KeogO4LI
お二方ともGJです。そしてご馳走様です。

>>前349さん
百合でえちぃのが無か(ごめんなさい
けど燃え(?)させていただきましたですよ。
おしまいじゃなくって、ここでお姉さまとフィアとのえちーを希望(ぉ
あとアレですよ、「自分が作った作品見やがれヽ(`Д´)ノ」という気概でいいんですよw

>>前259の人
プロボといえばWIZに使って詠唱妨g(ry
ざっくりと書いたと仰る割には中身は濃いーかったですよ。
このケミ2人組シリーズももっともっと見たいです。

・・・と、長々と感想を書いてみましたが、感想書くのって難しい_| ̄|○<文書きさんにくらべれば遥かにラクですけどね
31名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/08(木) 16:49 ID:A9.EzjOw
詠唱妨害って・・・
セージのスペルブレイカーとか・・・
あれって確か某所では、SPを吸い取る&詠唱を止めるから・・・
キスしてるって絵があったような・・・

「Wizちゃ〜ん、SPちょうだい♪」
「はいはい、じゃあ、ストームガス・・」
ちゅ〜!
(真っ赤
「ちょっと、SP回復したんだからもういいでしょ!」
「ん〜まだ〜こんどはWizちゃん味わいたいんだも〜ん。こっちの方がもっとSP吸えるかも」
「ばっばか、そっちはだめ、ひゃっ!」
電波受信しちゃった(*ノノ)
32名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/08(木) 21:35 ID:I2WfJa2A
>>26=259の人

ユイとミルの続きキタワァ!!
えち可愛くて大ファンなのですよ〜、ユイとミルちゃんのコンビ!!
超ぐっじょぶですよ!
33名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/09(金) 23:59 ID:q7i6IT2I
>>前349
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
GJですよ ( ´∀`)b
34前349sage :2004/07/10(土) 02:14 ID:ZIvfSR7o
仕事からきかーん。(´・ω・`)ノシ
感想をくれた皆さま、さんくすです。
そして他の作者さま、お疲れ様です。

>30さん
連載などの長編を書くときの私の手法なんですが、
続き物においては今回のように直接の絡みのないお話も必要なんです。
今回はあくまで回想だったので、エッチシーン丸々回想させるのは冗長な気がして。
でもフィアとのえっちは、今後続けていく中で書きますので今回はご容赦を。m(_ _)m
あのおしまいは。2話目がおしまいって事にしてくださいませ。
3話以降、書く気はあります。夏ばてと仕事が多忙にならなければですが。(苦笑)


さて、今BS×プリのお話が半分以上できてるので、かみんぐすーんと言うことでよろしく。
壁|)彡 サッ
35名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/11(日) 01:05 ID:xJOw/qW.
>>31
WIZたんはセージたんのキスの虜ですナ。
そして何処を吸おうとしてるのか気になって眠れない馬鹿(1/20)
上か下かッ……どっちだっ…。
3630sage :2004/07/12(月) 01:44 ID:x/p4NVa2
>>前349さん
いえまぁ・・そういうことでしたら何も問題はないのですよ。もう何も言いますまい。
BS×プリのお話も、期待しています。

>>31さん
こっち、と言っているあたり
SGの詠唱止めたのが上でその後が下だと妄想。
けどどっちでも問題なs
37前349sage :2004/07/15(木) 14:12 ID:WQwQmorw
壁|ω・).。oO(お待たせしました。思いの外長くなって時間がかかりました。
壁|ω・).。oO(34で言ったように、BSとプリのお話です。
壁|ω・).。oO(容量見たら約38KBです。長い…。
壁|ω・).。oO(それでは、アップ開始します。
38前349sage :2004/07/15(木) 14:13 ID:WQwQmorw
武器…それは戦士が戦場で己の命を預ける相棒。
武器の優劣で戦いが決まる訳ではないが、多少の力量の差はカバーしてくれるものだ。
それゆえに優れた武器には高い値段がつく。
貧乏人には手の届かないような高値がついて、露店に並べられるものだ。
しかし優れた武器を持つ事で狩場を上げると、そこで得られる収入も多くなる。
それだけの金額を投資しても元が取れるし、危機に陥る事態になる可能性も少なくなる。
だから冒険者たちはより優れた武器を手に入れようと、冒険で得た収入をこつこつと貯める。
そして自分に合う武器を買い求めるのである。


さて、優れた武器と言っても各種いろいろある。
単純に攻撃力の高い武器。あるいは軽く扱いやすい武器。
または何か特別な力を秘めた武器もある。
他には、モンスターが極稀に落とす自身の力の宿ったカードを武器に挿す事で、
特別な武器…特化武器へと変貌させる事もできる。
そして武器に「火水風土」の四大元素を宿らせた、属性武器というものも存在する。
威力としては先に挙げた特化武器に劣る場合も多いが、
如何せんカードはモンスターからしか入手できず、供給が確実ではない。
しかし属性武器は、材料と作り手…そして運があれば生み出せるため、市場に出回りやすい。
属性の相性によっては、特化武器以上の威力をも発揮する。
そんな属性武器を作る事ができる唯一の存在…ブラックスミスと呼ばれる職業は、
冒険者たちから敬われ、大切にされるべき存在である。


…はずなのだが。
ところが実際、ブラックスミス…の中でも、製造を生業にする者たちの現実は厳しかった。
製造においては、ほんの少しの力加減が成否の鍵を握る事が多い。
したがって力加減を間違えないように手先は器用である必要がある。
特にしなやかな指を保つ必要がある。
己の身を守るために力をつける必要もあるが、それで手がごつごつまめだらけになっては加減が難しくなる。
それゆえどうしても戦いには向かず、他人と協力して戦うとしても足を引っ張る可能性が高い。
また、製造型と聞くと嫌な顔をされる事も多々ある。
嫌な顔をされるだけならまだしも、はっきりと「邪魔」「嫌」と言われる事もある。
だから製造を志望する者は一人孤独に己を磨く事がほとんどである。
しかし非力なのでモンスターを中々倒せず、己が傷ついていてたくさんの回復の道具に頼らざるをえない。
その出費は馬鹿にならない額になり、己の財布に直撃するのだ。
そして苦労の末製造できるようになったとしても、ライバルの数は多い。
さらに少しでも安く買い求めようとする冒険者たち。
己を邪魔と言った冒険者たちが、笑いながら値切ってくる。

「お前ら…安くして欲しければ少しは労われ」

と愚痴りたくなるブラックスミスも多いだろう…何とも報われない。


製造型ブラックスミス…それはかくも厳しい茨の道…。
39前349sage :2004/07/15(木) 14:14 ID:WQwQmorw
ここはオークダンジョン。
アンデッドとなったオークたちがうじゃうじゃといる事で知られるところである。
そこに一人の製造型ブラックスミスを志す女性がやってきていた。
名前はクレア。
綺麗な茶色の髪を後ろで束ねたポニーに、露出の多いラフな出で立ち。
そこから覗かせる肌はほどよく焼けた健康的な色をしている。
しかし今、その肌もあちこちに傷がつき、じんわりと血が滲み出していた。

(…く…もう、次から次へとうじゃうじゃうじゃうじゃ鬱陶しいわね!)

ズドーン!

己が引くカートを群がるオークたちにぶつけながら、クレアは毒づいた。
つい先日ようやくブラックスミスを名乗る事が許され、念願の武器製造へ向け一歩を踏み出した彼女。
早く一人前になろうと、狩場を少し上げて己を鍛える事にした。
ここは沸きのよさで知られ、それを捌けるなら確かに成長は早い。
しかしブラックスミスになったとはいえ、元々非力な製造型に殲滅が追いつくはずもなく、
気がつけばかなりの数に囲まれていた。

(はぁ…はぁ…くぅ、腕が…)

多少なら囲まれてもカートでなぎ倒せるのだが、何度も何度もカートをぶつけていると息切れもするし、
振り回す腕も引きつりを起こす。
あちこち傷だらけで身体も言う事を聞かなくなり、オークたちにじりじりとにじり寄られ、
逃げ場がないこの状況は、まさに絶体絶命と言っていいだろう。
事ここに至って、クレアは背伸びした事を後悔し始めた。

(…い…いや…)

力及ばずモンスターに倒された冒険者の末路については、いろいろと耳にしているクレア。
女である自分に待っているのは…果てしない凌辱だ。
普段は気が強い彼女もやはり女。
これから自分の身に降りかかるであろう惨劇を思うと、震えが止まらなくなった。
しかも先程まで無表情に見えたオークたちが、今はどこか下卑た笑いを浮かべているように見えるのが、
恐怖によりいっそう拍車をかけた。
それで何とか奮い立たせていた気力が恐怖に取って代わられ、
クレアはついにがくんと腰を抜かして尻をついてしまった。
その隙に一斉に群がってくるオークたち。

「た…助けてぇ!」

「…はあっ!!」

ズドーンッ!

クレアが目を閉じて叫んだとほぼ同時に、クレアに群がったオークたちが派手に吹き飛んだ。
何が起こったのかと、クレアは恐る恐る目を開いた。

(め…女神さま?)

そこには、優雅に波打ち背中まで垂れる鮮やかな金色の髪をしたプリーストの姿があった。
何か魔法でもかかっているのか、全身がうっすらと光で覆われているその姿はとても綺麗で、
クレアはぽうっとその姿に見とれていた。
彼女はオークたちを牽制しながらクレアをちらりと一瞥して言った。

「…倒してもいい?」

「あ…はい、お願いします。助けてください」

声も澄んでいて耳に響き渡り、そこいらの詩人よりも綺麗で、クレアはまた引き込まれた。

「…このまま去るならそれでよし。向かってくるなら…手加減はしないわよ」

手にしていた武器…チェインと呼ばれる鈍器を突きつけ、オークたちを威嚇する彼女。
思わぬ強敵の出現にざわめいていたオークたちだったが、
多勢に無勢、数で押し切れると思ったようで再び彼女へと群がり始めた。

「そう…悪いけど、今の私に挑んできたあなたたちが馬鹿なのよ!」

そして目の前で起きた光景に、クレアはぽかんと口を開けるしかなかった。
彼女がチェインを振るい目の前のオークにたたきつけると、ドカンと爆発が起きる。
一振り一振りごとに爆発がおき、オークたちを蹴散らしていく。
…ものの一分もしないうちに、群がっていたオークたちは全て倒され、土に返っていった。
それから彼女は振り返ってクレアに何度かヒールをかけて傷を癒した。

「…あ、あの…ありがとうございま…」

助けてもらったお礼を言おうとしたクレアは、しかし彼女の表情に言葉を飲み込んだ。
整った顔立ち、透き通るような青い瞳。
もし微笑んでいたならば本当に女神に見えたであろうその顔も、
いかにも不快そうに見つめられていては…。

「…あなた、見たところブラックスミスになって間もないみたいね」

「え、ええ…つい先日ようやく…」

クレアがそう答えると、彼女は品定めをするようにまじまじとクレアを見つめた。

「…その華奢な腕を見るに、製造志望?」

「…そうよ」

助けてもらった恩があるとはいえ、あまりにも不躾なその態度に少しむっとするクレア。

「転職したてなうえに製造志望?
…ぷち強い商人がこんなとこに来るなんて、死にたいわけ?」

「な…なんですってぇ!?」

ぷち強い商人…彼女の発したその言葉に、クレアはカチンときた。

「あら、違うと言うの?
ブラックスミスとしての修練を積んでない今のあなたは、商人から多少強くなっただけじゃない。
だいたい、囲まれたらさっさと蝶の羽でも使って逃げればいいのに、
身の程も知らずに敵の相手をする…それとも、気が動転して逃げる事も思いつかなかったの?
そんなので冒険者としてやっていこうだなんてお笑いだわ」

「ぐ…」

けちょんけちょんに貶されているとはいえ、言ってる事は事実そのものなので返す言葉もないクレア。

「まあ製造さんはダンジョンになんて来ず、外でのんびり狩りでもしてる事ね。
じゃあね、さっさと出て行かないとまた敵に襲われるわよ。
次は助けてあげないからね」

言うだけ言って、彼女は洞窟の奥へと歩いていった。

(…く…悔しい…)

蝶の羽を力一杯握りしめながら、クレアは己のふがいなさに涙を流した。
そして、一瞬でも彼女を女神と思ってしまった事を深く恥じた。
仮にも聖職者が、いくら事実でも初対面の自分にそこまで言うのかと。

(…見返してやる…いつか必ず有名になって見返してやるんだ!)

決意を新たにしながら、クレアは洞窟を脱出した。
40前349sage :2004/07/15(木) 14:15 ID:WQwQmorw
数日後…クレアは首都プロンテラで露店を開いていた。
使った回復アイテムのお金を補填をするため、消耗品を冒険者に売るのだ。
薄利多売でこつこつ頑張っているクレアには、少しだが常連客もつき始めていた。

「ようクレアさんよ。いつもの100個よろしく」

「あいさ。いつもありがとね」

「はは、頑張ってるあんたの姿を見てると、冒険で荒んだ心も癒されるってもんよ。
とと、代売りも頼みたいんだが構わないかい?」

「いいよ。お得意さんのお願いとあれば断れないじゃない……と、これが代金だよ。
いつも通りちょっとだけ手数料もらっといたよ」

「ああ、ありがとよ。じゃあな、これからまた狩りにいってくるよ」

「ああいってらっしゃい。死ぬんじゃないよ〜」

常連の一人を笑顔で送り出したクレアは、今の収支を帳簿につけ始めた。

(やれやれ…これでようやくまた狩りにいけるだけ貯まったなあ…)

はぁ…とため息をつくクレア。
しかし嘆いたところで状況が変わる訳でもなく、またこれは自分で選んだ道。
遠回りになろうとも目標に向かって進むだけ…それがクレアの信念だった。
先程の客もそんなクレアが気に入ったから、数ある露店の中から彼女を選んで贔屓にするのだ。

(さてと、自分で使う回復アイテムを仕入れにいこうかな)

そう思って露店を畳もうとすると、その前に一人の客がやってきた。
その客と目が合い…クレアは顔をしかめた。

「ようやく見つけた…」

…そう、そこにいたのは、先日自分を貶し…もとい、助けてくれた彼女であった。

「…何の用? もう店じまいなんだけど」

「あらあら、つれないわね」

「…さすがにあれだけ言われた相手に笑顔で応対できるほど、あたしは人間できてないんだ。
…用があるなら手短にお願い」

「…ごめんなさい」

「…なんだって?」

予想外の言葉が飛び出した事に、クレアは首を傾げて聞き返した。

「…ごめんなさい…」

そしてもう一度出た言葉は、間違いなく謝罪の言葉だった。
あの時あれだけ強気な態度だった彼女が、今は目の前で申し訳なさそうにしている。
そのあまりの差にクレアは戸惑った。

「…とりあえず、ここじゃあれだし向こうで話でもしようか」

メインストリートのここでは人目が多すぎる。
今にも泣き出しそうな彼女の相手をしていては評判も悪くなると考え、
クレアは手早く露店を畳むと彼女を人気の少ない路地へと連れてきた。

「…で、どういう風の吹き回し?」

「…実はあの日…ちょっと嫌な事があって凄くイライラしてて…
それで気晴らしにあそこにいったの。
そうしたらあなたが囲まれてて…あなたが製造型ブラックスミスだと分かると、
何だか凄く腹が立って…あんな事を…。
でも、後で冷静になってから思い返すと、初対面の人に八つ当たりした自分が情けなくて…。
あなたの心を傷つけてしまった自分は、聖職者として失格だなと落ち込んで…。
きっとこの街で露店をしてるはずだと一軒一軒探して…ようやく会えた…」

もう一度ごめんなさいと言うように彼女は頭を下げた。

(…嫌な女と思ってたけど、それは改める必要がありそうね)

一度滅茶苦茶に貶されたけれど、それをこうしてわざわざ謝りに来たあたり、
案外誠実な人なのかもとクレアは思った。
彼女の言う通り、たまたまご機嫌斜めな時に出くわしてしまったと納得する事にした。

「もういいよ。あたしも助けられた身だし、言われた事は事実だしね。
でも一つだけ。どうして製造型ブラックスミスに腹を立てたの?」

「…実は…その少し前、私はある方に武器の製造を依頼したのだけど…」

「…ははぁ、それで失敗されたから恨んでるってわけね」

最後まで聞かずとも先が読めてしまったクレアは、やれやれとため息をついた。

「…いえ」

しかし彼女は、クレアの言葉にはっきりと首を振った。

「…武器製造が確実にできるものではない事は、重々承知してます。
自分の持てる力を全て出して、その結果失敗したのなら、私も文句は言いません」

「へえ…みんながあんたのような考え方をしてくれたら、製造業界も平和なんだけどねえ…」

失敗した事に腹を立て、喚きたてる冒険者も数多い。
申し訳なく思っているところに追い討ちをかけられて、それでトラウマとなるブラックスミスもいる。

「…実はその方、私の渡した材料を自分の劣化した材料と取り替えていたんです。
それで私の材料を後で露店に並べてるのを見つけてしまって…。
もちろん文句を言いましたが、言いがかりだと取り合ってくれず…。
騎士団にもかけあってみましたが、それを証明できない事にはと言われて。
…せっかく頑張って材料集めたのに、こんなのって…」

「…ごめん」

「…えっ?」

「あたし、同業者として恥ずかしいよ…ごめんね。
でも、全てのブラックスミスがそうであるとは思わないでね」

「え、ええ…それは分かってる…次は信頼できそうな人に…」

とそこまで言ってから、ふと彼女は考え込んだ。
そしてある事を閃いたようで、うんと一つ頷いた。

「ねえ、あなたに相棒っている?」

「…製造ブラックスミスを相棒にする物好きなんていないよ。
どう頑張っても足手まといだし」

「…私が、その物好きになっちゃ駄目かな?」

「はあっ!?」

「製造を志すブラックスミスの道のりが険しい事はよく知ってる。
でも私と組めば怪我しても癒してあげるし、魔法で少しは援護してあげる事もできる。
あなたにとってこれは魅力的な提案だと思うけど、どうかな?
しばらく私と組んでみない?」

「い、いや…その…ちょっと待って」

あまりにも話が突飛過ぎて頭が回らないクレアは、いったん返事を保留した。
確かに彼女の言う通り、その提案は凄く魅力的だ。
彼女の癒しの力に頼れば、回復アイテムが湯水のように消えていく事もない。
また魔法の加護でいつも以上の力が出せるので、敵を倒しやすくなる。
…しかし、話があまりにもうますぎて素直に頷けないところがある。
うまい話には裏がある。それは商人時代から叩き込まれてきた事。
それが分からない限りは、おいそれと頷くわけにはいかなかった。

「…あたしには魅力的だけど、あなたには何のメリットがあるわけ?
自分から足手まといを抱える事になるのよ?」

「…そうね。話ができすぎてて疑うのも当然よね。分かった、ちゃんと話す。
実は最初からね、しばらくの間あなたのお手伝いをするつもりでいたの。
ひどい事を言って傷つけてしまったお詫びに」

「…もういいってば。助けてもらったのとでおあいこって事にしといて」

「…まあ、あなたがそういうならそうしとくわ。
で…あなたに恩を売っておけば、次に製造を依頼する時ちゃんと作ってくれそうだし、
報酬も安く済むかなと…つまり先行投資ね。
あなたを鍛えて腕を磨いてもらって、そのうち私の武器を作ってもらうの。
あなたが信頼できる人であるのは、今話しててよく分かったから。
まあ、後は私の代わりに必要道具を仕入れてもらったり、狩りの収穫を売ってくれればいいくらいかな…。
つまり、私には私なりのメリットがあるのよ…どう?」

「…いいわ。その話のった」

提示された理由はクレアが納得するのに十分なものだった。

「決まりね、よろしく」

ふたりはがっちりと握手を交わしたのであった。
とりあえず宿に戻って食事を取る事にしたふたりは、自己紹介がてらに話をする事にした。

「そういえば、まだ名乗ってもいなかったわね…私はメイよ」

「メイね。あたしはクレア」

「クレアね。これからびしばしあなたを鍛えるから覚悟してね」

「あはは、できればお手柔らかに願いたいものだね」

「ふふ…じゃあ私から聞かせてもらおうかな…クレアはなぜ製造を志したの?」

「んー…あたしは手先が器用だって小さい頃から言われててね、
あたしも何か作るのは好きだった。
じゃあそれを職に生きていけたら、きっと幸せだろうなって…単純でしょ。
まあ実際はそこにたどり着くまでが厳しいのだけど、我慢した分後の喜びも大きいもんだって納得してこの道を選んだよ」

「へえ、そうなんだ」

「そういうメイはなぜプリースト…それも殴る方を?」

クレアがそう尋ねると、メイはちょっと苦笑しながら答えた。

「小さい頃、近所にとても優しいプリーストのお姉さんがいてね、よく私と遊んでくれたんだ。
そのお姉さんに憧れて、私もプリーストになりたいなって思ったの。
ただ私…魔法の素質があまりなかったみたいで、適性検査でもそう言われちゃった。
でもプリーストになるのは諦めたくなかったし、じゃあメイスの修練を積んでみようかなと」

「へえ…」

プリーストとは魔力に秀でた人が志す職業だとクレアは思い込んでいたのだが、
世の中いろんな人がいるものだと考えを改めた。

「…まあ、とりあえず明日から頑張ろうね」

「ええ」


…そして次の日から、クレアの特訓が始まった。
41前349sage :2004/07/15(木) 14:16 ID:WQwQmorw
「…もっと気合い入れて攻撃しなさいっ!」

「何そのへっぴり腰は。やる気あるの!」

「その程度の攻撃くらい避けなさい! 怠けてんじゃないわよ!!」

(ひ、ひえぇぇぇ…)

狩場でのメイは、クレアを容赦なく怒鳴り飛ばしていた。
目の前の敵よりも後ろにいるメイの方が怖いと思ってしまうほど。
怒鳴られないように必死になって武器を振るい続けるクレア。
そうして日が暮れる頃には身体も心もクタクタになって、そこでようやく狩りを切り上げる。

「お疲れ様、頑張ったわね」

「お風呂上りに筋肉痛にならないようにマッサージをしてあげるわね」

宿に戻ってきたメイは、狩りの時とは打って変わって優しくクレアを労わった。

「…あんた、ほんとに同一人物?」

とクレアに言わしめるほどの変貌だった。

「私は狩り場では妥協は許さないようにしてるの。
気を抜いててもし魔物に不覚を取ったら、悔やんでも悔やみきれないじゃない」

「なるほど…」

そしてお風呂上り、クレアは自分の布団の上にうつぶせになってメイのマッサージを受けた。

「…んん…」

メイのマッサージは手馴れたもので、疲れがたまった筋肉を的確に解きほぐしていった。

「…くぅ…」

それがあまりにも心地よくて、そのままクレアは寝息を立て始めた。

「…ふふ、本当にお疲れ様。明日もしごくから、ゆっくり休んでね…」

メイはクレアを眠りやすい格好に整えてあげ、自分もお風呂へと向かった。


そんなメイの厳しい指導のもと、クレアの冒険者としての腕は少しずつ上がっていった。
そしてブラックスミスとしての修練も少しずつ積みかさねていった。
メイは狩りで得た収入でこつこつと材料を買い集め、クレアは製造用具をそろえていく。


ふたりが組んで半月ほど立ったある日の事…この日は、酷使した身体を休めるためのお休みの日。
クレアは製造資金を稼ぐためにのんびりと露店をしていた。
メイは出掛けに「ちょっと狩りに出かけてくる」と言って出て行った。
日が暮れるまで露店に精を出したクレアは、そこそこの収入にほくほくしながら宿へと戻る。
メイも丁度戻ってきたところで、狩りで得たものをクレアが代売りしたる。

(…嘘でしょう?)

メイが稼いできた額は、ふたりが狩りで得る額やクレアが今日一日露店で頑張った額を大きく上回っていた。

(…ひとりでこんだけ稼げるのなら、あたし要らないんじゃないの…?)

わざわざ製造を依頼しなくとも、完成品を売ってる露店はたくさんある。
失敗するリスクを考えれば、狩りでお金稼いでそれを買えばいいんじゃないのかと。

(…あたし、やっぱり足引っ張ってるんだ…)

十分その自覚はしていたが、今改めて実感してショックを受けるクレア。
その落ち込み具合はメイの前でも隠せず、夕食後に部屋に戻ってメイに何事かと問い詰められた。
仕方なく、クレアは素直に思った事を伝えた。

「ふうん…まあ、確かにあなたの言う通り、普通に稼ぐだけならひとりの方がいいわね」

メイはあっさりとそれを認めた。

「…でも、初めに言ったわよね、先行投資だって」

「…あたしを育てる手間よりも、露店で完成品買った方が絶対…」

「…ああ、そっか。私が依頼にこだわってる理由が、クレアは分からないんだね」

「そう、それ」

「…武器って、狩場で己の命を預ける大切な相棒よね?
だからこそ、自分が持つ武器にはこだわり…思い入れが欲しいの。
自分で材料を集め、職人が自分だけのためにと作ってくれた武器が欲しいの。
露店に並んでる誰のためでもない武器なんて、今の私には意味がないものなのよ」

「へえ…」

「それに、武器に銘が入るのなら、友達の銘が入ってたら嬉しいじゃない」

そう言ってにっこりと微笑んだメイに、クレアはドキッとした。

(友達か…嬉しいな)

今までずっとひとりだった、常連さんは少しずつできたけど、それは深い仲じゃない。
狩りを通して心を通わせられる深い仲の友達はメイが初めてだった。

「そういう事だから、私は自分の主義に従ってあなたを鍛えてるの。
損してるとも足引っ張られてるとも思ってないから、気にしないように」

「うん…ありがと」
42前349sage :2004/07/15(木) 14:17 ID:WQwQmorw
「そういえば、今日はメイがお疲れ様だね。
たまにはあたしがマッサージしてあげよっか?」

お風呂から戻ってきたメイにクレアがそう尋ねた。
いつも全身クタクタで、メイにお返しのマッサージする前に力尽きていたため、
是非お返ししたいとクレアは思っていた。

「んー…お願いしてもいい?」

「もちろん」

クレアは喜んでメイの上に乗りかかり、いつも自分がされてるのを思い出しながらマッサージを始めた。

(うわ…メイの身体って柔らかいなあ)

このしなやかな身体のどこに狩りで見せるような力強さが隠れているのか…不思議で仕方がないクレア。
腕の太さとか自分とほとんど変わらないのに、一撃の重さは全然違うのだから。

(お肌も白くて綺麗だし、羨ましいなあ…)

自分はラフな衣装をまとっているうえ、溶鉱炉を使ったりするので焼けている。
焼けた肌が嫌いな訳ではないが、この白い肌は同性から見ても綺麗でうっとりしてしまう。

「そういえば、メイって初めからマッサージが上手だったよねえ。
凄く手馴れてた感じがしてたし。
あたしと組む前に誰かと組んでて、その人にもやってあげてたの?」

プリーストのメイなら引く手あまただろうから、きっとそうなんだろうなと思ったクレア。
しかしメイから返ってきた言葉は意外なものだった。

「…あなたの前に組んだ事があるのはひとりだけ…後はずっとひとりよ。
マッサージは…自分で覚えたようなものよ」

「え…ひとり…メイのように強いプリーストを放っておくなんて、もったいないなあ」

「…私は…強くなんてないわ」

「またまた謙遜しちゃって……ん、ごめん…」

メイがとても寂しそうな表情をしているのに気づき、慌てて謝るクレア。
メイは気にしないでと言うように手を振った。

「…ねえクレア…あなたから見れば、私は強く見えるのかもしれない。
でも…世間の冒険者から見れば…そうでもないのよ」

「……」

「…みんなみんな、プリーストに求めてるのは援護魔法だもの。
私の少ない魔力では、すぐに支えきれなくなる…」

…それはまあ…そうかもしれない、とクレアは思った。
自分と組んでる時も、ヒールの連発の後は息切れして休憩を取る事がおおかったから。
ただ、クレアはそれを自分が弱いからヒールを使わせてしまう、無理させて申し訳ないと思っていたが。

「…前組んだ人と狩りをしてそれを実感して…別れてもらった。
別にひどい事言われた訳じゃないけど…申し訳ないもの。
自分と組むより魔法の得意なプリーストさんと組んだ方がその人のためにも…って」

「…そうなんだ…」

「…人の期待に応えられないのは…つらいわ。
でも…私だって…誰かの役に…立ちたいって………すぅ…」

…今日はメイがクレアのマッサージに陥落してしまった。

「…お疲れ様…」

今までメイの事をどこか雲の上の存在のように思っていたクレア。
でも、メイにはメイの悩みがあり、その悩みは自分に通じるものがある。
誰かの足を引っ張るくらいなら自分から身を引く。
でも、自分の力が誰かの役に立つと信じたい…。
そんな似た悩みを知って、一気に親近感がわいてきた。

(あたしも、頑張るよ)

足手まといな自分が彼女の役に立てる事はたった一つ…彼女の武器を作る事。
彼女は、他ならぬ自分の武器が欲しいと言ってくれたのだから…何としても作ってあげたい。
そのためにも、さらに精進しなくてはならない。

「…あたしにはもったいないほどの相棒だよあんたは…おやすみ」

メイを眠りやすい格好に整えてあげ、クレアも寝床に入った。


…それからまた時が過ぎていき…ついにメイの武器を作るための材料が集まった。
43前349sage :2004/07/15(木) 14:18 ID:WQwQmorw
いよいよ武器を作る事になったふたりは、集中できるようにプロンテラの街から出て、静かな郊外へとやってきた。
カートの中には山のような鋼鉄と炎の力を秘めた石、それから鋭い鱗。
作るのはソードメイスと呼ばれる武器。

「あれ、確かプリーストはスタナーの方が強いんじゃなかったっけ?」

「うん、でもこっちの方が気に入ってるから」

「そっか」

製造の手順としては、材料を溶鉱炉で溶かして鋳型に流し込み、そこに属性石を埋め込む。
そして最後に金槌で細部を整えていく…この最後の作業がもっとも難しい。
ちょっとでも力加減を誤ったり叩きすぎたりすると、まだ不安定な武器はあっさり折れるのだ。

「じゃ、準備はいい?」

「うん、おっけ」

金敷きも金槌も用意した…後は自分の腕次第。

「…ブレッシング! グロリア!」

そしてメイの魔法が飛び、クレアは作業を開始した。
鋼鉄を溶かしていきながら、クレアはふと考え事を始めた。

(この武器が完成したら…メイともお別れなのかな…)

メイは自分に武器を作ってもらうためにペアを組んだ。
その目的が達成すれば、もう足手まといでしかない自分は必要なくなる…。

(…それは…寂しいな…)

ずっとひとりだったなら、寂しいとは思わなかっただろう。
しかしこれだけの期間メイと組んで…厳しかったけど、でも楽しかった。
誰かと共に過ごす事がこれほど心地よいものだったとは思わなかった。
このふれあいに慣れてしまった今、またひとりになるのは…。
そんな微妙な思いにとらわれていたクレアは、今一つ製造に集中できなかった。

「あ…」

そしてついに最後の仕上げのところで加減を間違えてしまった。
砕けてしまった材料の残骸を見て、クレアはガクッと肩を落とした。

「あ、あなたは頑張ったわ。材料はまた頑張って集めるから、次こそよろしくね」

クレアの落ち込み方が半端じゃなかったので、メイは慌てて慰めの言葉をかけた。

「…う…うぅ…ごめん…ご…めん…」

しかしそんなメイの言葉も今のクレアには効果がなく、ぽろぽろと涙を流し始めた。

「いいのいいの。製造なんてほとんど時の運なんだから、今回は運がなかったのよ。
あなたは何も悪くないって」

「…ち…違うの…あたしは…あたしは…くっ…ちくしょう!」

ドカッ!

クレアは己の利き腕である右手で思いっきり地面を殴りつけた。

「…ク、クレア!? やめなさい!」

「あたしなんて! あたしなんて!!」

ドカッ! ドカッ! ドカッ…

メイの制止も聞かず、クレアは右手を何度も何度も叩きつけた。
衝撃で皮は裂けて血が飛び散り、骨まで見えるほどの怪我を負ってもまだやめようとしない。
やむなくメイはクレアに飛びつき、強引に地面に組み伏せた。

「いい加減にしなさい! あなたの手は大切な商売道具でしょ!
それを粗末に扱うなんて、武器職人としての自覚が足りないわ!」

メイは怪我を負った右手にヒールをかけ、何とか元通りに回復させた。

「…もう…あたしに、武器を作る資格なんてない…」

「…ちょっとお、一回失敗しただけでどうしてそこまで落ち込むのかなあ。
今でこそ名の知れた凄腕の職人さんだって、たくさんの失敗を乗り越えてきたはずよ。
だから悔しいなら、それをバネに次頑張ればいいじゃない」

「…もう、次はないから…」

「いいえ、私は次もあなたに頼むわよ。私はあなたの武器が欲しいの」

クレアの潤んだ瞳をじっと見つめ、何とか自分の気持ちを伝えようとするメイ。
しかしクレアは、その眼差しに悲しそうに俯いてしまった。

「…もうメイの武器は打てないよ…だってあたし…メイの信頼を裏切った…」

「…どういう意味?」

「…あたし…全力で作業しなかった…ううん、わざと失敗した…」

「……理由を言いなさい。その理由によってはあなたでも赦さない」

「…寂しくなったんだ…これが完成したら、メイともお別れなんだって思ったら…集中できなかった。
これに失敗したら、もうしばらく一緒にいられるかも…そんな悪魔の囁きに、あたしはのってしまった…うぅ…」

「……」

「でも…馬鹿だねあたし…友達の信頼を裏切ってでも一緒にいようだなんて。
ちゃんと全力を出して、成功失敗にかかわらずちゃんと気持ちを伝えれば、
こんな惨めな思いせずにすんだのに…」

「…そう…」

クレアの懺悔を聞いたメイは、怒りと喜びが混ざり合った不思議な感覚にとらわれていた。
自分の信頼を裏切った事は赦せないと思う。
でも…その理由が、一緒にいたかったからと言われて…嬉しくなったのだ。
一緒にいたい…その気持ちはメイも同じだった。
今までひとりでいたのも、実は臆病の表れのようなもの。
自分より他の人と組んだ方がその人のためなるから身を引くと言えば聞こえはいいが、
結局のところ役立たずと言われるのが怖かったのだ。
そして自分から一緒にいたいと相手に告げて、それを拒絶されたら…悲しいから。
しかし、クレアの気持ちを先に聞いた今、メイも自分の気持ちをしっかりと伝えようと思えた。

「クレア…ありがとう」

「…なんでお礼なんて言うのよ…責めてよ…メイの信頼を裏切ったあたしを罵ってよ」

「…クレアがそれを望むなら罵ってあげてもいいけどね。
でもまあその前に…クレア、あなたは償いをするつもりある?
材料費はね、はっきり言ってどうでもいいの。
私の信頼を裏切った事に対する償いをするつもりはある?」

「…償い…こんなあたしに、いったい何ができるの? …償う事ができるの?
…どうすれば、あなたに赦してもらえるの?
もし赦してもらえるなら…あたし、何だってするよ…」

涙で濡れた瞳ですがるように見つめるクレア。

(うっ…何だろうこの気持ち…凄くドキドキしてる…)

普段勝気なクレアのそのしおらしい姿に、胸が締め付けられるような思いがしたメイ。
傷ついたクレアをあたたかく包み込んであげたい。
そして自分のものにしてしまいたい…そんな気持ちがふつふつと沸いてきた。

「…本当に、何でもするの?」

「…うん…」

「じゃあ…これからも私と一緒にいなさい。
私が冒険者稼業をやめる日まで…ずっと…」

「…え…え?」

言われた事が理解できず、目をぱちぱちとさせるクレア。
言ったメイの方も恥ずかしかったのか少し顔を赤くしているが、
それでも優しく微笑んでクレアの返事を待っていた。

「え、えっと…それって…あたしを相棒に…って事だよね…本気?」

「ええ本気よ。この場面で冗談言ってどうするのよ」

「…で、でもあたし、足手まといだよ?
戦いではもちろんの事、武器製造だってこうしてヘマやっちゃう馬鹿者だよ?」

「…今私が聞きたいのは、イエスかノーか。
それ以外のグダグダなんて聞きたくない。
…でも、嫌なら嫌って言ってもいいのよ。
弱みに付け込んでいい返事なんてもらいたくないし」

「…本当に、あたしで…いいの?」

「…うん。あなたと旅をするのは楽しかった。
いろいろ怒鳴ったりしたけど、あなたが成長するのを見ているのが楽しかった。
頑張ってるあなたを見てるのが楽しかった。
そして、あなたの役に立てるのが凄く嬉しかった…。
だからこれからも、あなたをそばで見ていたいの…」

「……あり…がと…ぐす…ありがと…うえっ…」

クレアは感極まってメイに抱きつき、また涙を流し始めた。
足手まといの自分を、信頼を裏切った自分を、メイは優しく包み込んでくれたのだ。
こんな自分でいいのなら、もうどこまででもついていきたいと。

(…やっぱりメイは女神さまだった…)

微笑んでるメイはとても綺麗で、初めてメイに出会った時抱いた感想はやはり間違いではなかったと、クレアは改めて思った。

ドクン…ドクン…

相手の鼓動が伝わるほど密着している今のこの状況。
気持ちが通じ合った今のふたりが、相手をもっと感じたいと思うのにそう時間はいらなかった。

「…いいかな?」

上になってるメイが、両手でクレアの頬を優しく包み込みながら問いかけた。

「…うん…でも…人…来ないかな?」

「…人が来ない静かなところだから、ここで武器を作る事にしたんだし、きっと大丈夫…」

「…うん」

クレアが頷いて目を閉じ…ふたりは口付けを交わした。
44前349sage :2004/07/15(木) 14:20 ID:WQwQmorw
瑞々しい唇の感触にふたりは酔いしれた。
唇で相手のぬくもりを感じる今の状況が、理性を甘くとろけさせていく。
先にそれが限界に来たのはメイの方だった。

(…困ったな…もっともっと、クレアが欲しい…)

唇を合わせるだけのキスでも十分心は満たされたが、これ以上の事をやったらもっと満足できるはず。
そんな欲深い自分を少しだけ神に懺悔しながら、でももう止まれない事を悟った。

(…女と女だからこそ、一度相手が欲しいと思ったら歯止めが利かないものかも…)

異性ではなく同性に欲情する…それが普通ではない事を承知の上。
でも相手がそれを受け入れてくれるのならば…この心に、正直に生きてもいいんじゃないか。
相手がそれで喜んでくれるならば…。
プリーストの道を志した時に叩き込まれた数々の教えと、そう心の中で折り合いをつけたメイ。
さっそく己の心を満たすため、メイはクレアの口内へ舌を差し込んだ。

「んむっ!?」

クレアはいきなりのメイの進入にびっくりして目を開ける。
しかし、切なそうな表情で自分を求めてくるメイの姿に、緊張がゆっくりと解けていった。

「…んん…」

舌のざらっとした感触と唾液の味の甘さに、クレアは頭がぼうっとしていく。
舌と舌がからまりあい、唾液が混ざりあい、くちゅくちゅとした音が頭に響いてくる。
それがメイの興奮を高め、クレアの陶酔を深めていった。
息苦しくなってメイが顔を離すと、粘り気を帯びた糸がふたりを繋いだ。

「はぁ…クレア…あなたが欲しい…もっともっとあなたを感じたいの…」

「うん…感じて…メイの好きにして…」

「…じゃあ…いくね…」

メイはクレアの首に巻いてある赤いスカーフを抜き取り、首筋に顔をうずめた。

「ん…ううん…」

くすぐったいようなぞくぞくするような不思議な感覚に、クレアは鼻にかかった声を漏らす。
その反応に気をよくしたメイは、何度も首筋に舌をはわせ、ついでに耳もチロチロとなめる。

「は…はあん…」

耳の後ろをメイがなめた時、クレアは声を抑えきれず喘ぎ声を漏らした。

「耳…弱いんだ」

「そ、そんな事知らないよ…こんな事初めてするのに…」

「…奇遇ね、私も初めてよ…。
だから聞きかじった知識しかないけど、あなたが感じてくれると嬉しいな」

「…うん…気持ちよかった…と思う」

「よかった…もっと気持ちよくなってね」

メイはクレアの胸元の、服の結び目をスルッと解いた。
服の構成上どうしてもブラを着けられないので、すぐにたわわに実った胸が露になる。

「…やっぱりノーブラなんだね…それなのに型崩れしないのって反則じゃない?」

ふにふにとクレアの胸を揉みながら、メイがどこか拗ねたような表情でそう呟いた。

「…んっ…そんな事…あっ、言われたってぇ…」

「ふふ、ここをマッサージするのって私も気持ちいいなあ。
少し力入れて揉むと凄い手ごたえが返ってくるわ」

「いやぁ…変な事言わないでよ」

「…それに、先端がふるふると揺れてね…私を誘ってるの。
早くここにもって言うように大きくなっていってるの…ちゃんと感じてくれてるんだねクレア」

そのツンとかたくなった先端に、メイがそっとキスをする。

「…あんっ」

初めて感じた衝撃にクレアの身体が大きく跳ねる。
メイの舌が触れたそこがじんじんと疼き、せつない甘さを身体中に走らせる。

「…ひっ…あっ、あっ、あん…ああん…」

メイは胸の先端のみならず胸中にキスの雨を降らせた。
メイが舌でなぶり、転がし、そして吸い上げるごとに、クレアの喘ぎ声が高くなっていく。
メイが顔を離すと、クレアの胸にはたくさんの赤い痣ができていた。

「…ふふ、何かこれいいな…私のものにしたって感じ」

「も、ものって…」

「ああ、誤解しないでね。言葉のあやで別に物扱いしたい訳じゃないの。
やっと手に入れた大切な相棒だもの。私のものなのよって印つけたくなるじゃない」

「…嬉しい…」

「だから…あなたも、私に印をつけてくれると…嬉しいな」

メイはゆっくりと聖衣とブラをはだけさせて、クレアの目の前に自分の胸をもっていった。
メイの胸もクレアには劣るものの決して小さくなく、綺麗な曲線を描いていた。

「……」

初めてまじまじと見る他人の胸に、クレアの胸の高鳴りは増すばかりだった。
透き通るような白い肌、桜色の先端。それが今、目の前にある
その汚れを知らない肌が、自分に印をつけられる事を望んでいるのだ。

「…あたし、ずっとメイのそばにいるから…メイも、あたしを見捨ててどっかに行かないでね。
メイは立派なプリーストだから、どうしても他の人のとこに行ってしまう気がして、怖いの…。
あたしのような足手まといと組んでくれるのは、メイしかいないの…」

「…私が相棒に求めるのは強さじゃない、人柄よ。
私はね、あなたの心が欲しいの…だから心配しないで。
…さあ、私にもして…あなたの気持ち、刻み付けて」

「…うん…」

クレアは恐る恐るメイの胸にキスをした。

「ん…もっと…もっと強く」

「ん…ちゅっ…ちゅっ…」

「そう…そう…んくっ、気持ちいいよ…嬉しいよクレア…はぁん」

もう片方もしてと言うようにメイが身体を動かすと、クレアもすぐにそちらにキスをする。
何度も何度も、自分の思いを刻み付ける。
そうして、メイの白い肌にもくっきりと赤い痣が残った。
45前349sage :2004/07/15(木) 14:20 ID:WQwQmorw
「はぁ…はぁ…クレア…そろそろ、次に進むね…」

「次って……って、えっ…あっ…」

己のホットパンツに手をかけられたクレアは、反射的にメイの腕を掴んだ。

「ちょ、ちょっと待って。まだ心の準備が…」

「…じゃ、待ってるから準備して…」

「…うぅ…」

切なそうに自分を見つめながらそれでも待ってくれるメイに、クレアは困ってしまった。
自分自身ですらあまり触れた事がないここを他人の前に晒すのだからそれも無理はない。

(…恥ずかしい…でも、メイがしたいのなら…)

それが相棒の望みなのだから、受け入れてあげないと…。
クレアはそう心の中で言い訳をして、何度も深呼吸をして…掴んでいた手を離した。

「…いいよ…」

「クレア…ありがと…大好き」

メイは静かにベルトを外し、パンツをずらす。
水色のショーツにつつまれたそこにはすでに薄っすらと染みができ、女の匂いを漂わせていた。

「…よかった。ちゃんと濡れてくれたんだ…ほんとに気持ちよかったんだね」

「…嘘ついてどうするのよ」

「だって…こんな事するの初めてだから、上手にできなくてくすぐったいだけかもしれないって。
私を気遣って気持ちいいって言ってくれてたのかなって思っちゃって…」

「…大丈夫…メイはちゃんとできてるよ…」

「ありがと…ぐしょぐしょになる前に脱がせてしまうね…いい?」

「うん…」

頷いたクレアが腰を浮かせて協力してくれたので、メイはショーツも一気に足から抜き取った。

「「あぁ…」」

メイはうっとりとため息を漏らし、クレアは羞恥からのため息を漏らした。
クレアのぴっちりと閉じた秘唇からは、すでに愛液がにじみ出ていた。

「…綺麗…」

「…ありがと…あ、あん…」

メイがそっと秘唇に触れると、それを喜んでいるように愛液があふれ出す。
すぐに粘り気のある愛液が指にからまり、くちゅくちゅと音が立つ。

(クレア…凄い…どんどん濡れて…もっと感じて…)

知識として少しだけある、一番感じるところを…敏感なだけにそっと。
濡れた愛液をまぶすようにそっと触れた。

「ああっ…そ、そこ…ううんっ…」

優しいメイの指にクレアは身体を震わせてながら、生み出される快感に必死に耐えた。

「あっ、はっ、ああっ、はぁんっ!」

秘唇と突起への愛撫にクレアが喘ぎ声を上げるたびに…メイの方も秘唇が疼き始めた。
クレアが鳴くごとに、じわじわ…と痺れる甘さが走るのだ。
メイはクレアへの愛撫をいったんやめ、己のそこに指をもっていった。

(…んっ…うわ…ぐしょぐしょになってる…)

ショーツがすでに役を果たさないくらい、自分も愛液を溢れさせているのが指に伝わってくる。
己の指が触れた瞬間、ぴりっとした電流がメイの身体を駆け巡った。

(…私も…クレアに触れてもらいたいな…)

自分のここを晒すのは恥ずかしいけれど、クレアは自分のために我慢してくれた。
そして自分の拙い愛撫に感じてくれた…だから自分もそうなりたい。
大好きな人にここを愛されたら、どれだけ心が満たされるだろうか。
きっと今までにない心の充足を得られるに違いない。
そう考えたメイは、はだけていた聖衣を完全に脱ぎ捨て、濡れてしまったショーツも脱ぎ捨てた。
それから、少し首をひねって考えた後…クレアの顔の前に己のそこが来るようにまたがった。
…俗に言うシックスナインの体勢である。

「メ…メイ?」

「クレア…私にもして欲しい…あなたに愛されたい…。
私も…もっともっと、あなたを愛するから」

「…うん…分かった…一緒にしようね…」

クレアがそっとメイの濡れた秘唇に触れ、己がされた事をメイにしてあげた。
指にからまる愛液を突起に塗りつけ、秘唇をなぞるように愛撫する。
感じて溢れてきた愛液が、ぽたりとクレアの顔に垂れてきた。
それをぺろりとなめ取ったクレアは、その不思議な味に酔いしれた。

(…もっと欲しい)

クレアはメイのお尻を掴んで顔の方に引き寄せ、秘唇に舌を伸ばした。

「はぁぁんっ!?」

舌による愛撫のあまりの気持ちよさに、メイが大きく身体を振るわせた。

「ご、ごめん…」

「…はぁ…ううん、気持ちよかったの…。
私も同じ事するから、一緒に気持ちよくなろうね…」

メイもクレアの秘唇に顔をうずめ、なぞるように愛液をなめ取り始めた。

「あぁぁっ…す…ご…」

クレアもその衝撃にびくんと身体を震わせながら、それでも何とかメイのそこに舌を伸ばす。

「んっ…んふっ…」

「んむっ…んんん…ちゅ…」

ふたりは一心不乱に相手のそこに舌をはわせ、溢れ出る愛液をなめ取る。
そうしないと相手がもたらす快感に流されて、何もできなくなるから…貪るようにしゃぶりついた。
そして大好きな相棒にもっと気持ちよくなってもらいたいと、
閉じた秘唇を指で開いて舌を差し込んだり、指で突起も同時に愛撫した。

「あっ…ああっ…何か、もうげん…かい…」

「あ…あたしも…頭の中…真っ白に…」

「クレア…んはっ…好き…大好きっ!」

「あたしもっ…んむっ…大好きっ!」

「「…あああっ!!」」

そうしてふたりは同時に身体を大きく震わせて絶頂に達した。

…少しして、メイはふらふらとクレアの上から身体を離し、隣に寄り添うように寝転んだ。

「…気持ちよかったよクレア…」

「…あたしもだよメイ…」

繋いだ手をキュッと握りしめ、愛しあった余韻にひたるふたり。

「また…明日から、一緒に頑張ろうね」

「…うん…次こそは成功させてみせるよ…」

「うん…でも、私…武器よりも大切なもの、手に入れられたから…満足よ…」

「…ありがとう…」
46前349sage :2004/07/15(木) 14:22 ID:WQwQmorw

 

そうしてまた、ふたりで材料を集める日々が過ぎていき…再び材料が集まった。

…もうクレアには何の迷いはなかった。
メイはこれからもずっとそばにいてくれるのだから…。

(神さま…あたし、あんまりちゃんと祈った事ないけど、これからはきちんとお祈りするから。
だからどうかあたしの大切な…大好きな相棒のためにも、あたしに加護を…)

かっと目を見開いたクレアは、全神経を集中させて金槌を振るった。

カンカンカン…カンカン…カン…カーン!

…最後の一振りを終えても…ついに武器は砕けなかった。

「で…できた…できたよメイ!」

「…クレア!」

クレアがメイに飛びつき、メイはしっかりとクレアを受け止めた。

「これであたし、ようやく胸張ってあなたの相棒だって言えるよ!」

「うん、うん…クレアは頑張ったわ。
ありがとう、ありがとう…私のために、ありがとう…。
さあ、早く私たちの思いの結晶であるこの武器に、あなたの銘を刻んであげて…」

「分かった」


…普通武器には製作者の名前のみ刻むものだが…この武器には、こんな銘が刻まれていたと言う。


「クレアより愛を込めて…」


おしまい
47前349sage :2004/07/15(木) 14:25 ID:WQwQmorw
_| ̄|○<ホントナガスギ…ショウジキスマンカッタ

燃えつきたので、しばらく充電する事にします。
48名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/15(木) 15:23 ID:/JzyYnrY
>>37-47前349さん
GJ!!!激しくGJです!!!
製造BSと殴りプリ、PTに不向きといわれる二人の気持ちが、
もう、たまんなく萌えです。
Hシーンも優しく甘く、愛に満ちていて良いですね〜。

気になったところといえば、CRやMBはスキル名を叫ばないのに、
ブレスとグロリアだけは普通にセリフになっていたところ。
こういうシリアス(?)な話には、スキル名をセリフにするのは似合わない
んじゃないかな〜と思うもので。個人的に、ですけどね。
コメディタッチのものならわかりやすくて良いんですけどね〜。

次回作にも、期待しております。
49名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/15(木) 18:33 ID:0BPlhz2I
なんかイキナリスレ伸びてると思ったら大作キター!!
前349氏、激しくGJ!!
二人の心が近づいていく過程がきちんと描かれているからこそ、愛も感じられるんでしょうね。


まあ激しくえちぃのもそれはそれで!!(死)
50名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/15(木) 22:27 ID:RHi24UU.
>>37−47
感動しました〜
読んでいて少し涙目に;
感性が似てるというか・・・次回作にも期待しています。
ごちそうさま
51アサシン好きsage :2004/07/18(日) 16:25 ID:k/LTL86A
「最近なぁ、枝テロが多くねぇか?」

「カネが余ってやることのねぇ道楽の趣味だろ」

「それが違うんだよ、どうにも日に日にモンスターの量が増えてる」

「はぁ?増えてる?」

「明らかにな、これが先日のテロがあったSSだ」

無造作に写真を受け取る

「どれどれ…うわぁー、悲惨だなこりゃ半端な量じゃねぇじゃん」

「そうだろう?これ程の枝、数十Mどころじゃない」

「しかも毎日か、さすがに道楽の域は超えてるな」

写真をクシャクシャに丸め、ゴミ箱に飛ばす

「だがな、オレらも手をこまねいてるだけじゃない」

「ほぉ、どういうことだ?」

「一連のテロに共通の点がある」

「例えば?」

「まず、犯人が全く特定出来ないことだ。これだけ連続のテロだ、必ず名前くらいは掴めるんだが一切の証拠がない」

「そして二つめ、まったく未知のモンスターがいる」

「未知…?」

咥えたタバコを中指で飛ばすとカラダを乗り出し聞き入る

「これがそのSSだ」

「どれ…」

大量のモンスターの中に少しだけ写る影

「なんだコレ…こんな女のモンスター知らねぇぞ」

「そうだ、どうにもコイツが怪しくてしかたない」

「じゃあ犯人はコイツか?」

「いや、オレはアルケミストだと思う」

「はぁ?アルケミストォ?」

「…元々ファーマシーが使えるアルケミストがモンスター召還が出来ないことはない」

「ポーションとモンスターじゃ勝手が違うんじゃねぇ?」

「もちろん普通ならな、だがこんな話しを聞いたことはないか?」

「なんだよ…」

「ホムンクルス」

「お、お前…」

「オレが思うにこれはホムンクルスじゃないかと思うんだ」

「ホムンクルスかよ…それこそありえないだろ」

再びタバコに火をつけ煙を吐き出す

「そうでもない、このご時世材料はどこでも手に入る。後は技術さえあれば問題ではないだろう」

「そんなマゾケミストいねぇよ」

「わからんぞ、とにかくこの件はお前に任せたいと思う」

「オレかよ!プリーストなら世のため人のため解決してみろ」

「人に奉仕はするが敵を倒すことは出来ない、それとも支援のオレに未知のモンスターをヤれと?」(csm:0y80b

「だからってアサシンに頼むか?」

「もちろん、任務失敗が今まで無いお前だからだ」

「…しゃあねぇな。この話しはまだ後日にな」

「あぁ、よろしく頼む」

テーブルに代金を置くと早々と去る

イスにかけておいたスウィートジェントルを深く被り店を出る(csm:4n0e80o0e2

ルーンミッドガッツの首都プロンテラ

大層な城壁に大人数の兵士

まさに鉄壁の守りといったところだが…中身は脆いもんだ

正体不明のテロに怯えきってやがる

そのせいか露天が少ないようだ、まいるな任務用に道具を用意しようと思ったんだが…

などと思っていると一人のアルケミストが目についた

頭に装飾花をつけて何をするでもなく、ぺたんとその場に座っている(csf:br026090k103

首都がこんな有様なのに危機感のないヤツだ

と…何気にそいつの露天に目をやった

(ポーション製造承ります…か)

丁度いい、露天がない上に製造とくれば白ハーブも半分で済む

(1つ頼むか…)

相変わらず魂半分抜けてんじゃねぇか?と思うアルケミストの前にプリーストの様に膝をついて座る

「ねぇちゃん、ポーションの製造頼めるか?」

「…ぼーっ」

「…おい、ねぇちゃん客だ客、起きろ」

「…ほけーっ」

「………」

ほっぺたをつねり力強く引く

「ふぇ!?いひゃい!いひゃい!!」

「何語だ?ちゃんと人語喋るんだ」

指を離すとゴムのようにパチーンと顔に当たる

「あいたたた…なによぉアンタ」

「ポーションの製造って言ってんだろが、製造」

「あ、あらやだ、お客さん?」

「お客さん」

「もう、それならそうと声かけてくれたらいいじゃない…」

「どあほが、ちゃんと掛けただろうがボーッとしてる方が悪い」

「や、やだ見てたの…?」

「あほかお前は、早くしてくれ」

「あ、あほ!?……この天才ケミ様のアタシによく言ったわね…」

「あほあほ、どあほ」

「ひどいぃぃ〜…」

いきなりうずくまり泣き出したアホケミスト

「ちょっ!泣くこたぁねぇだろうに、ほら悪かったから顔あげろ」

「ふんっ!」

ずむっ!

「がっ…!」

アホケミのアックスが見事にオレの股間にみね打ちする

「くぁwせdrftgyふじこlp;@!!」

ワケの分からない言葉を吐いて道端で悶絶するオレ

「あっはははは!鈍感ねぇアンタ、それでもアサシンー?」

「ひっひっふー!ひっひっふー!」

思わずラマーズ法を取る、この痛みオトコにしかわかるまい

まるでエンゼラスが響くようだ

「いいこと?このケミ子様に二度とアホなんて言わないことね」

「あぁが…あがが」

「ちょっと何語〜?ちゃんと人語話してよね」

(このサノバビッチ!はったおす!!)

(……キンタマの痛みが癒えてから)

「まぁ一応は客だしね、しょうがないからファーマシーしてあげるわ」

「そ…そりゃどーも…」

青ざめた顔で注文の紙を渡す

「何々、白ポーション120個、青ポーション30個」

「多いわね、そんなに持てるの?アンタ」

「STR90舐めんな、それより早いトコ頼むぞ」

「ふーん、BOSS狩りでもするの?なんでもいいけどね」

スッと立つとファーマシーの準備を始めるアホケミ

「じゃあ行くわよ?」

「おう、頼む」

「ファーマシー!!」

パリンっ!!

「…あら?」

「…………」

「も、も一回ね?」

「ファーマシー!!」

パリンっ!!

「おい…」

「う、うるさいわね!たまたまよ!」

「ファーマシーっ!!」

パリンっ!!

「…ま、まさかお前…」

「う……」

「戦闘アルケミか…?」

「う…うん…」

爆笑

「あーはっはっはっは!!天才ケミストォ!?おいおいおい、そりゃあアンタ戦闘でか!?」

関をきったかのように笑いが止まらない

「よく言ったもんだぜオイ、ホントのアホケミだなお前」

「な、なによ!ちょっとファーマシーが苦手なだけじゃない!」

「苦手にもほどがあるだろうが、逆百発百中じゃねぇか」

「う…」

「まったく…なんでこんなサギまがいな…」

「違うわよ!そんな…人を騙すつもりじゃ…」

「じゃあなんで?」

「…強くなるためよ」

「はぁ?強くなるため?」

「そうよ!アンタ達がアルケミストを散々いじめるからじゃない!」

「ちょっ、ちょっと待てよアルケミはそんなに差別職じゃねぇだろ?」

「戦闘ケミならどうなのよ…」

「あ…たしかにスゲェ微妙」
52アサシン好きsage :2004/07/18(日) 16:25 ID:k/LTL86A
「皆そう言うじゃない!ちゃんと強いのよアルケミスト!」

「でもお前、戦闘スミスとか鬼だぞ?あいつらのメマーがどれくらいかわかるだろ?」

「知ってるわよ…でもアタシはこの職が好きなの、なおさら他職に認めて欲しいじゃない…」

「ふーん、だから装備整えのためにポーション製造でも?」

「う、うん…」

「軽率」

「うっさいわね!」

「その気になればいくらでも強くなれるさ、大体なんで他職と比べるんだよ」

「なんでって…」

「オレ達には役割があると思わんか?騎士には騎士のハンターにはハンターの」

「そりゃあ…そうだけど、アンタ悔しくないの?」

「悔しいさ、どれだけ他の職がうらやましいか…」

「じゃあなんでよアサシンにならなきゃ良かったじゃない」

「オレもお前と同じでアサシンが好きなんだよ、弱いからいいんだ」

「アンタおかしいわよ、絶対…」

「そうか?弱いほうがその気が出るだろう?」

「ハンターや騎士が嫌いなわけじゃないが、あれ程恵まれたスキルがあったら面白くないと思わんか?」

「思わん」

「お…思わんか」

「うんっ、思わん!」

何故か満面の笑顔のアホケミ

「な、何でご機嫌なんだよ」

「だってアタシと似た境遇なんだもんアンタ、親近感覚えちゃう」

「そうか?」

「そうよ、それにアタシの話しこれだけ聞いてくれたの…アンタがはじめてだし」

「そうかぁ…いろいろ辛かったんだなぁ」

「うん…」

ヒュッ!!

(ッ!?)

不意に向けられた殺気を察知し斬撃をかわす

(間に合うか!?)

「きゃああああっ!!」

手を引っ張り敵の攻撃かアルケミストを守る

「つっ…痛ぁい…」

少々の傷を受けたようだが、致命傷には程遠い…良かった…

「かすり傷だろ、気にするな」

トリプルクリティカルジュルを構えると敵と対峙する

(こ…コイツ、あのSSの…)

形が多少変わってるが間違いない、恐らくテロの犯人だろう

全身の肌が白く人間の女のような格好だ

手の一部が刃に変形している、こんなモンスターみたことがない…

(ダメだな…敵の情報もしらずに戦うのは得策じゃない)

(ここは一旦引くか…)

「おい、引くぞ」

「ひ、引くって…ちょっ!」

アルケミストのバッグから蝶の羽を取り出し握りつぶす

「あばよ化け物、またな」

…………………………

「…なんでお前までオレの部屋にいるんだよ」

「何よ、悪い?」

「悪かねぇけど…お前オトコの部屋だぞ?」

「なによ?したいの?」

「ばっ、どあほか!」

「そう言ってるようなもんでしょうがー、いいわよアタシあんたのコト好きになっちゃったし」

「い、いきなりぶっちゃけたな…」

こっちが恥ずかしくなり背を向ける

「それともアタシじゃ…ダメ?」

背中に抱きつき問われる

「い、いや…オレは、全然OKだけど…」

すると不意にベッドに押し倒される

「うおっ、な、なにしやが――」

「あ、あたし…もっとアンタの事…知りたいから…」

「お…オレ…オレもお前のこと知りた――」

ドォォォォン!!!

「っ!?」

「きゃっ!」

ベッドから跳ね上がり窓から首都を眺める

「ロードオブヴァーミリオン…そうとうヤバイみたいだな…」

「…行くの?」

「そりゃ行くさ、依頼もされてるしな」

「待ってよ!まだアタシ何も知らない!アンタのコト!名前も!全部!」

「そうだよな…な〜んも教えてないよな」

「だから…だから…」

アルケミストを引き寄せ唇を交わす

「ん…んん…ぷぁっ…」

「帰ってきたらの楽しみにしとけアホケミ」

「う、うるさいわね…バカ…」

「じゃあ行くわ、すぐ帰ってくらぁ」

「ちょっと待って」

「なんだ?」

「今日あたしの誕生日なの、気の効いたプレゼントお願いね」

「…わかったよアホケミ」

「うるさいわね…待ってるからね、ずっと…アンタのこと」

「……おう」

窓から飛び降り大魔法を落ちた場所に向かう

(負けるものか、さっさと終わらせて帰るんだ…アイツのところに)

ジュルを硬く握り締めひたすら走った

……………………………………

いっちゃった…

あのバカアサシン…ほんとにいっちゃった…

でも帰ってくるわよね…きっと

「っあ!!…痛っぅ!!」

(な…なにコレ…傷が…)

(こ…コレって…や、やだ…あのモンスターとの…)

(い、いや…まさか…アタシが…あのモンスターの…!?)

ブシュッ…

「え…?」

不意に腕から血が噴き出し激痛が走る

「うぅあ!…あぁああぐ」

(そう…あの人が戦ってるから…アタシのカラダに…)

次々とカラダが切り裂かれていく、そのたびベッドが血に染みアタシの顔が歪む

「うぅううぅ…うあぁぁああっ!」

(痛い…痛いじゃない…バカアサシン…)

(でも…アタシとの約束…守るためにこんなに必死に…)

(バカねぇ…あいつ…でも…このジュルのキズも…アイツの愛なのかな…?)

瞬間、胸に大きな衝撃が走る

(あっ…終わった…のね……アイ…ツ勝った…のかしら…)

意識が遠くなるのがはっきりわかる、あたしは死ぬんだろうな

でも…あいつと抱き合った少しの時間…

そう思ったら…死ぬことなんて…怖くない…アイツとの時間を思っていれば…

「もう…一度…会…いた…か…っ………」

「………………………」

………………………………………………

「おい、見ろよたしかにコイツだろ?」

倒したモンスターをプリーストのアイツに見せる

「たしかに…細かいところでも確認はとれた、さすがだなやはり」

「バカ言え、結構苦戦したんだぜ」

「いや、やっぱりお前はすごいよ普通のアサシンじゃあない」

「じゃあオレはそろそろ消えさせてもらうわ」

「どうした?報酬はいらんのか?」

「悪いけど彼女待たせてんだ、後でいいさ」

「そうだ、ならコレでももっていけ」

プリーストが投げた物を受け取る

「sブローチじゃねぇか、いいのか?こんな高けぇもの」

「この件にくらべれば些細なことだ、さっさと行ってやれ」

「そうか…悪いな」

プロンテラの人ごみをかき分けオレの家を目指す

(ラァッキー、いいプレゼントになるぜこりゃ)

(あいつ戦闘ケミだからなこれは持ってて損ねぇだろ〜)

アイツの喜びようを想像すると思わず笑ってしまう

(いかんいかん、さっさと渡さなきゃな)

南十字路を抜け裏路地を曲がり自宅に着く

(楽しみで仕方ねぇな〜、アイツの顔が目に浮かぶぜ)

(おっと気づかれちゃいけねぇからな、あくまでポーカーフェイスだ。オレ)

胸に期待を膨らませ自宅に帰った

「ありゃ?降りて来ねぇな」

(散々待つとか言いながら、まったく…)

(いや、アホだから寝たのかもしれんな、一発ビビらせてやるか)

二階に忍び足で上がり部屋の扉を開けた……
53アサシン好きsage :2004/07/18(日) 16:28 ID:k/LTL86A
スゲェ久しぶりに書かせてもらったよ前々スレ(?)くらいで
痴女アコとアサシン書いたヤツですわヽ(´ー`)ノ
今回もエロじゃない上になんか暗いけど呼んでやってくだされ
次こそは必要とあらばエロ…にしてみるか
54アサシン好きsage :2004/07/18(日) 16:30 ID:k/LTL86A
うぐぁ、ここじゃねぇー!ホントすまん書き込むスレを間違った_| ̄|○
スルーしてくれ…・゜(ノД`)゚・。
55名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/18(日) 16:41 ID:ViXfj9Zs
ヾ(・・ )なでなで

でもお話、よかったですよ☆
次は間違えないようにね〜
56名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/18(日) 16:45 ID:ViXfj9Zs
Hな文章ってどうやったらかけるのかな・・・
試しに(?)書いたのはこれなんだけど・・・

ふぁくぅ・・・薬のせいかな・・・あそこが・・胸が熱い・・・
内側からも熱くて・・・ふぁぅ・・・思考が・・・飛んじゃう・・・
「んふぅ・・・」
「あっ、また鎖揺らして、あんまり抵抗すると跡が残りますよ〜」
リミィは笑いながらそういいました。
でもリリィがさっきまで脱出しようと揺らしてたのに対して
今は足を・・腰を中心に揺らしていた・・・

「ふぁぅ・・・」
「んっ?どうしたの?」
「ふぉ・・ふぉふぇふぁい・・・ふぉう・・・ふるひれ・・・」
リリィの目からはもう反抗する光がなくなり、涙目になっていた・・
「ん〜何言ってるのか全然わかりませんね〜」
リミィはにやにやしながらそういいました
「ふぁぅ・・・」
じゃらじゃら・・・じれったそうに足が・・腰が動くリリィ
「あぁ、もう、だめだってば」
リミィは椅子から立ち上がって近くに来て
「跡が残るでしょ、お仕置き☆」
ぴんっ!っと乳首を指ではじいた
「ふぁぅ!!」

どうすればもっとHに、後、続きがかけるようになるかな・・・

えっ?どこかでみた事ある名前?気のせい気のせい・・・
(いないと思うけど待ってる人いたらごめんなさい・・
57名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/18(日) 17:16 ID:BuiNGvTs
>>54
どんまーい。
ここは一つ、♀×♀なのも(鯖キャン)
58名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/19(月) 00:23 ID:ShLpg4Uo
131さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
と思ったらさわりだけですか・・・

あんまり催促しちゃいけないだろうけど、いつまでも待ってますよ〜
59名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/19(月) 02:47 ID:kqu9W5U2
>>56
「〜ました」と「〜た」が混在している(俺的には「〜た」に統一がいいと思う。)
状況描写をしっかりとした方がいいと思う。鎖での拘束の仕方とか。

エロ以前に小説として文章が完成していないと思う。

……と一読者としての感想を述べさせてもらいましたが、なんか偉そな文体ですみません。
60名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/20(火) 01:37 ID:7Oa47IgQ
>>56
漏れはあんたをずっと待ってるんだZE!?(;´Д`)白ポ100個分ハァハァ…ハァハァ

>>59
OK、藻前の言いたいことは解る。「〜ました」と「〜た」が混合してるのは読みにくい
しかしだ

>鎖での拘束の仕方とか

前スレ嫁YO
61前349sage :2004/07/20(火) 02:59 ID:0pMiLxpQ
壁|ω・).。oO(スレが進んでるなと思って顔を出しにきますた。
壁|ω・).。oO(暑いですね…皆さま、夏バテに負けないよう…私は負けかけてますが。

>48さん
スキル名のご指摘、書いてる時には全く考えてもみませんでした。
なので、自分的にどう処理するのが違和感ないかなと考えた結果、
「スキルによって変化させる」
って結論に落ち着きました。
攻撃系のスキルは、「はっ!」「やっ!」などの気合い系で代用。
しかしその中でも大技(騎士のBBやBDS)などは言わせた方が、
爽快でいいかなと。
で、私がメインで書くであろうプリも含めた魔法系は、
スキル名がないとラグナロクって感じがしないので、とりあえず言わせる方向で。
自分の中でしっくり行く理由、表現ができればこの限りではありませんが。

>49さん
私が百合を書いてて楽しいのは、えっちぃシーンよりもその過程、
心が通じ合うまでのやり取りだったりします。
でも今回、その過程が長すぎてお手軽に小説を読みたい人には向かない量になりましたが。_| ̄|○

>50さん
基本的にせつない系しか書けないへっぽこ物書きですが、気に入っていただけたようで何よりです。

>56さん
同じ物書きとして僭越ながら私がアドバイスを。
えちぃシーンは慣れるまで中々上手く書けないと思います。
私は一応物書き暦も数年ほどあるのである程度慣れましたが、やはりまだまだ修行が足りませぬ。
そんな私が書き始めた頃やってたのが、「他の人の小説をたくさん読む」事でした。
いろんな人の小説に触れ、自分にあった表現の仕方やシーン展開を、自分の中に取り込んでいく。
ついでに萌えエネルギーを補充できれば一石二鳥かと。
もっとも、ネタとか展開とか丸々ぱくったら盗作になるので注意。あくまでも参考程度に。


壁|ω・).。oO(さて、充電期間は終わってないんですが、37〜47のおまけを思いつきました。
壁|ω・).。oO(今回は過程はほとんど必要なくえっちぃお話だけなので短いでしょう。
壁|ω・).。oO(そのうち投下させていただきますね。
壁|ω・).。oO(それでは皆さま、よい百合ライフを。
壁|)彡 サッ
6259sage :2004/07/20(火) 13:41 ID:3J9A7XCk
>>60
すみません前スレが見つからないです。すでに落ちているのではないでしょうか?
それで申し訳ありませんが、前スレの該当個所の詳細を教えてください。
6359sage :2004/07/20(火) 13:50 ID:3J9A7XCk
>>60さんの「待っていた」からすると前編が前スレにあったのでしょうか。
だとしたら、>>59>>62は取り消してください。
お見苦しい駄レスの消費申し訳ありませんでした。
64名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/07/20(火) 15:09 ID:8gK7JjbU
まぁまぁおまいら落ち着けよ
(っ'ー')っ且~~オチャドゾー
65名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/20(火) 15:09 ID:8gK7JjbU
ごめんあげちゃった(;´д`)
66</