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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 七冊目【エロヽ(`Д´)ノ!!】

1名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/04/24(土) 21:00 ID:Jl8lnwPk
板共通ルール
・マターリ厳守。
・荒らしは完全放置。
・ROと関連のないネタで盛り上がるのはダメ。
・コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。
・18禁レートに引っかかる書き込みや下ネタは、禁止しませんがほどほどに。
 (ただし、スレのローカルルールにより18禁禁止スレでは禁止です)
・ここは萌え板であってエロ板ではありません、エロが嫌いな人もくる事も忘れずに。
・絵、文を上げてくれる人は自分のプレイ時間を削って上げてくれてます。
 催促はやめませう。
 また、上がった内容に関してアドバイスは良いですが、文句は言ってはいけません。
 各神の成長を手伝いましょう。
・職業別情報などはラグナロク板内の該当スレッドへ。
・ラグ・バグ・ゲームバランス等の論争・愚痴はここじゃなくて、2chMMO板本スレ・隔離・教えて君へ。
・でもRO絵・文で元ネタアリは、元ネタに触れない方向で(*´Д`*)は(・∀・)イイ!
・職業別情報などはラグナロク板内の該当スレッドへ。
・スレ住民ハァハァネタは収拾がつかなくなるのでできるだけ押える方向で。
・コテハンの人も、荒れる元になるので暴走したりしないように慎重に発言しましょう。
・18禁レートのスレッドは<<sage進行>>でおながいします。
 (ageてしまった場合にはメール欄にdameと入力して書き込みましょう。一番下に下がります)

小説スレルール
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━ッ!!! 』ではない
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。
・ リレー小説でも、万事OK。
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
・ 命の危機に遭遇しても良いが、主人公を殺すのはダメでつ
▼リレールール
--------------------------------------------------------------------------------------------
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること。
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように。
--------------------------------------------------------------------------------------------
※ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。

前スレ:【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 六冊目
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi?bbs=ROMoe&key=1076322255

文神様ガンガレ!
2貧乳製造BS萌えsage :2004/04/24(土) 21:54 ID:PdX/kYf.
2GET♪
スレ立て乙〜
3名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 21:56 ID:jxY9OH6Q
スレたてお疲れさまです。
さぁ〜前スレ埋めるでぇ〜〜
4名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 22:26 ID:gw7UEY4E
始めての一桁ゲッツ
5名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/25(日) 00:10 ID:8QHCQHJo
うし、5ゲット
6名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/25(日) 00:21 ID:shEEhjO2
http://yokohama.cool.ne.jp/moenovel/index.html
まとめサイトも張ろうぜ、と
7どこかの166sage :2004/04/27(火) 04:47 ID:8q5mB8ds
|∀・)  時代は恥女ブームなんで、私も最終兵器恥女を投入。
|∀・)  かなりハード調教系なのでいやな人は脳内スルーお願いします。

壁|つミ[ママプリ版 アクアベネディクタ]

|彡サッ
8どこかの166sage :2004/04/27(火) 04:53 ID:8q5mB8ds
 人が生活を営むためには、祭りは欠かせない。
 日常と非日常を使い分けてこそ、人はその生活に張りを持たせる事ができる。
 だからだろう。祭りの主役は常に重要だった。
 「まつりごと」。それを別の読み方をすると「政」となるのだから。


「仮面舞踏会?」
 と尋ねた声が酒場の中に響く。出した声の主は私。
 まぁ、聞いていたのは私の前にいる女アサシンしかいない。
 というか、酒場中でダンサーが腰をくねらせているような所でまじめな話など誰も聞くつもりもない。
「そう。春の花見も終わって、プロンテラの歓楽街も一息ついたからね。
 身内やパトロンを集めての慰安祭ってとこよ。
 で、そのお祭のメインにあんたを据えたいのよ」
 この女アサシン。歓楽街の顔役としていろいろ取り仕切っているから、私も何かと気を使う。
「しかしまぁ……なんで仮面舞踏会なのよ?」
 女アサシンの説明をまとめるとこうなる。
 仮面舞踏会は元々貴族の遊びだった。
 身分を仮面で隠すことによって誰もが平等に愛を交せるこの仮面舞踏会が歓楽街では、「仮面をつけた者が仮面をつけないものへ何をしてもいい」遊びに変った。
 そもそも買う買われるの関係によって成り立っているこの街だから、それは自然な流れなのだろう。
 仮面をつけていない者は「存在しない者」として何もしても許されるという淫靡な宴。
「で、その目玉にあんたを据えたい」
 と説明を終えた女アサシンは私に告げる。
「気に入らないわね。
 なんで私なの?
 若くて綺麗所ならいくらでもいるでしょ?」
 私の問いに、女アサシンは答えた。
「あんたも知っていると思うけど、アコプリの需要はすごく高いわ。
 で、ここに来るアコプリは格好だけのなんちゃって系が多いし、そのあたりの神聖性を持つクラスのアコプリになると知っている中ではあんたぐらいしかいない」
 ここで女アサシンがウインクをする。
「それになんだかんだ言って、見たいのよ。プロンテラの聖女の痴態を」
 妙に納得。魔族とやっているときはプロンテラの外だし、男とやっているときも歓楽街に迷惑をかけないように歓楽街外に飛んでしている。
「了解。どうせならおもいっきりいやらしくしましょう♪」
「何か必要なものがあったらいって。できるだけ準備するから」
 その声を聞いて楽しそうに笑った私を女アサシンは怪訝な目で見るが何を私がたくらんでいるのか彼女は分かっていなかった。
 かくして、プロンテラ暗黒史に残る至上最大の淫靡な宴は幕を開けることになる。
9どこかの166sage :2004/04/27(火) 05:04 ID:8q5mB8ds
 魔族はその行為において快楽を求めるが、
 人間は羞恥と自虐によって快楽を求める。


 満月がこうこうと照らす深夜、この街は快楽に狂う事になった。


 じょり……じょり……じょり……じょり……

 会場に響くのは毛を剃る音。
 いつもならダンサー達がその豊満な体を晒している場所に私は全裸で晒されている。
「ぁぁ……みんな…みて…ひっ!」
 でんぐり返しで拘束され、おま○こを観客の羞恥に晒され仮面をつけた全裸の女がいやらしく丁寧に私の恥毛を剃っていく。
 どめどなくおま○こから淫汁があふれ、息を殺していている仮面をつけた観客達の吐く息遣いがさらに私を興奮させる。
 この仮面舞踏会は、仮面をつけた者が仮面をつけないものへ何をしてもいい。
 仮面をつけていない者は「存在しない者」として何もしても許される。
 それはここでの肉欲の宴ただ一つのルール。
「ぁぁ……み……みてぇ……私のぉ…はしたないおま○こをみてぇぇ!!」
 たまらずに卑猥な言葉を叫んでいってしまい観客達に潮を吹く所をみられてしまう。
 足を広げられて拘束されたおま○この前には白い皿が置かれ、私の淫汁や潮が水溜りを作っている。
 それがまだ私の精神を壊し、さらに私を堕としてゆく。
 舞台に仮面をつけた裸の女が何かを持って現れ、会場の皆と私にそれを見せつける。
「イ……イヤリング……」
 何度かオークと交尾した時にもつけられたがその時と数が合わない。
 まず二つのイヤリングが乳首につけられる。
「んあっっっ!!ひっ!!!ひゃうううんんん!!」
 大きくなった乳首にイヤリングの針が貫かれ、母乳をたらしながら痙攣する。
「だめっ……すぐにはだめぇぇ…ゃ……ああああんんんんんっっっっ!!!」
 すぐにもう片方の乳首にもイヤリングがつけられて私はたまらずいってしまう。
 それでもまだイヤリングは3つ残っている。
「んぁ……ちゅちゅ……ぺろっ……」
「くちゅちゅ…ちゅぱ……んぁ……」
「んんっ…ぁ……ぁぁ……」
 私以外の喘ぎ声が聞こえる。
 仮面をつけた観客の下に裸の女たちが観客の肉棒をおいしそうにしゃぶっている。
 白濁液にまみれ、嬉しそうに舌を動かして肉棒に奉仕する女達がものすごく羨ましい。
「ちょ…ちょうだい……私にも白濁液をちょうだい……ぁぁ……」
 仮面の向こうで私を嘲るのが聞こえる。
 でも、それすからもう私には快感にすらならない。
 仮面の女は私のおま○こを指で広げる。手には二つのイヤリング。
「え……だ、だめっ!……そこは……ひぃぃぃぃぃぃい!!!!」
 ラピアの両方にイヤリングが貫かれ、その快感に私の体は潮を吹くことで答えた。
「うっ!!!」
「あんっ♪…ちゅちゅ……」
 私以外の声がいってぼんやりした頭に聞こえてくる。
 私の潮吹きで客の何人かがいってしまい、しゃぶっていた女が歓喜の声をあげる。
 もう何も考えられない。
 最後のイヤリングは、私がつけていたロザリオが飾りとしてつけられていた。
 そして、そのイヤリングは見られて充血したクリの方に。
 とろんとしたままその様子を見る。
 イヤリングの針が充血したクリを貫く。
「ひゃあああああああああんんんんんんん!!!!」
 私の叫び声と共に皿の中に淫水と血が少しまざった。
 皿の中の淫水が溢れると同時に、仮面をつけた観客達は奉仕している女達に白濁液をぶっかけている。
 女達も白濁液を浴びながら自らのおま○こから淫汁をだしてよがり狂っている。
 仮面をつけた裸の女が淫水で満ちた白い皿を拾い私の手足の拘束を解いた。
 立たせて私の姿を観客に改めて見せる。
 乳首・クリ・ラピアにつけられた5つのイヤリング。後ろから手が伸びて、いつもつけているマタの首輪をつけられる。
 特にクリにつけられイヤリングは飾りとしてロザリオを垂らされ、ロザリオが揺れるたびにクリが刺激されてロザリオに淫汁がたれる。
 私を見る大量の仮面達。
 私にお尻を向けて仮面の肉棒に奉仕し続ける裸の女達。
「聖女!」
 誰かの叫びがたちまち広がる。
「聖女!聖女!聖女!!」
 その言葉に羞恥と快感を感じながら。

 私は聖女。なのに裸で。
 私は聖女。体中にピアスみたいにイヤリングをつけて。
 私は聖女。仮面の軽蔑の視線を一身に浴びて。
 私は聖女。仮面達の肉棒に奉仕する女達に嫉妬して。
 私は聖女。クリのつけられたロザリオが私の牝の部分を激しく責める。

 乳首につけられたイヤリングからお乳が止まらない。
 ためらうこともなく、手でラピアのイヤリングを両方引っ張って自らおま○こを広げて見せる。
「聖女!聖女!聖女!」
 仮面の観客達は私に侮蔑の意味で歓呼しつづける。
 観客に奉仕している女達は、まるで「お前は私達と同じいやらしい存在だ」と罵倒しているように観客の肉棒に奉仕して白濁液を浴びながら自らお尻をこちらに向けて淫汁をたらし続ける。
 そのすべてが私を快感に導く。
 神に捧げる呪文も私にはもはや喘ぎ声でしかなかった。
「か、神の名においてぇ、わ、我が元にある淫水を浄化するぅぅ!
 ぁ…アクア・ベネディクタぁぁぁぁ!!」
 眩いばかりの聖なる光が私の淫水で満たされた皿に注がれる。
 その清らかで厭らしい皿の中の聖水を仮面の女は大事そうに抱えて観客達にわけてあげていたとき、私は立ったままその淫靡さと神聖さに耐え切れずにいってしまい床に淫汁の水溜りを作っていた。
10どこかの166sage :2004/04/27(火) 05:12 ID:8q5mB8ds
 歓楽街ではいつも以上に肉欲が満ちている。
 街のあちこちで仮面をつけて無い女達が肉棒に犯されて歓喜の声をあげている。
「聖女が来るっ!聖女が来るわっ!!」
 仮面をつけた女が裸で歓楽街の大通りを叫びながら走る。
「聖女が来るわ!聖女が来るわっ!!
 私達の姦淫の罪を一身に背負って聖女が現れるわっ!!」
 誰もが一瞬腰を止めて歓楽街の大通りを眺める。
 そこに、透明な布で作られたプリースト服を着た私が現れる。
 バフォの帽子は普段のまま白い手袋とタイツがかえっていやらしさを醸し出す。
 胸の所が綺麗に切り取られ乳首にイヤリングをつけて母乳をたらす姿が丸見えになっている。
 スリットはいつもの服より深く透けているからクリにつけられたロザリオまで見え、タイツはガーターでは無く、ラピアのイヤリングの方に止められておま○こを広げたままにしている。
 足を繋ぐのは足鎖。
 太ももから淫汁がとめどなく流れ、私のタイツを濡らす。
 仮面をつけた裸の女が私の左右に立ち、マタの首輪にリードを通す。
 そのまま四つんばいになって大通りを歩き出す。
「聖女!聖女!聖女!!」
 歓呼の声。
 高く上げられたお尻は丸見えで、おまんこは常に広げられて淫汁をたらしている。
「牝豚!」
 仮面の一人が罵声を浴びせる。
 それもすぐに伝わって私に向かって罵声を投げかける。
「牝豚!牝豚!牝豚!!」
 仮面の観客の歓呼の声も罵声も快感にしかならない。
 体を震わせて、淫汁をたらして四つんばいで歩くだけで体が狂いそうになる。
 淫汁が石畳の大通りに垂れ続けて線を作りながら目的地に連れて行かれる。
 そこは歓楽街の中心になっている広場で磔台が私の為に作られている。
 私は大の字に吊るされ目隠しをされる。
「聖女!聖女!聖女!!」
「牝豚!牝豚!牝豚!!」
 私を呼ぶ二つの声が何も見えない私を狂わす。
 何千もの瞳に大の字に吊るされておま○こ広げられた所を見られていると考えるだけで私の中の牝が疼く。
 重力に引っ張られクリを刺激し続けるロザリオの刺激が更に強くなる。
「おねがぁぁぁぁいいい!!!
 みんなの精を私に頂戴っ!!
 私に白濁液をぶっかけてぇぇぇぇぇえ!!!!」
 歓喜の声と共に私は仮面の観客達に陵辱された。
 いきなり肉棒をおま○ことお尻に同時に刺し込まれる。
「あああああああんんんん!!!中で……こすれて……ひゃいいっ!!」
 入れられない者たちが自分で肉棒をしごき始める。
 私の露出した胸や太ももに肉棒をつけて射精していく。
「んぐっ!!ん…ちゅちゅちゅ……」
 いきなり髪を引っ張られて口に二本肉棒を咥えさせられ、私はそれを何のためらいも無くしゃぶる。
 吊るされている手にも肉棒を押し付けられ白い手袋を濡らし、見えない中その感触だけで肉棒をしごき始める。
「でっ…でるっっっ!!」
 白濁液が中に注がれ、肉棒がはずされたと思ったらまた次の肉棒が刺し込まれる。
 目隠しがあるので、観客は遠慮なく顔に髪に白濁液をぶっかける。
 イヤリングを引っ張り、母乳を出しながら肉棒が胸を犯し、母乳と白濁液のカクテルを作り出す。
「もっと……もっと頂戴……みんなで……犯して…ぁぁ」
 いやらしく腰を振りながら肉棒を貪る。
 広場の痴態が伝わり、また仮面の観客達は他の女を犯し女は仮面の肉棒に奉仕し続ける。
 人の肉棒は魔族と比べて小さくて白濁液も少ないが今回は数が違う。
 何度も何度も何度もおま○ことお尻に白濁液を注がれて魔族としているときと同じようにお腹が膨らんでいるのが目を閉じているのに分かる。
「おら、もっと腰を振れよ!聖女さまよぉ」
「ああ…いっ……嬉しい……だめっ!」
「汁だらけでまだ腰を振っているぜ!この牝豚は!!」
「そうなの……だからもっと……この牝豚を犯して……ぁぁ……かき回されるぅぅぅ!!!」
「おら、しゃべっている暇があったら口に咥えろ!」
「んんんっ……ちゅちゅちゅ……くちゅうう……」
「すごい聖女さまだ!百人以上の肉棒を咥え込んでまだ腰をふってやがる」
「もっと…もっと頂戴……肉棒……白濁液欲しい……ぁぁ」
「ほらほら聖女さまが俺らの肉棒をご所望だそうだ!
 たっぷりぶっかけてやれ!!」
 透明な布でできたプリースト服を誰かが破って素肌に肉棒をこすりつける。
 白濁液を頭上からぶっかけられシャワーを浴びたように髪が真っ白になる。
 手袋もタイツもとうに白濁液で汚され、白濁液の膜が浮かんでいる。
 もう体中白濁液をかけられていない所はなく、肉棒に触られていない所も無い。
「いくぅぅぅぅ!!いっちゃううう!!腰がとまらないよぉぉぉ!!」
 もう何度目か分からない絶頂と同時に体の中と外に大量の白濁液を浴びてたまらず失神してしまう。
11どこかの166sage :2004/04/27(火) 05:15 ID:8q5mB8ds
「おいおい。聖女さまは白濁液を浴びて失神してしまったぞ」
 卑猥な声が遠くから聞こえ、私は磔台から下ろされたのに気づいた。
 目隠しをはずされる。私と同じく裸の女達が一箇所に集められていた。
 全員が綺麗で体中に白濁液を浴びている極上の牝達。
 全員を広場に並べさせ、私と同じようにマタの首輪をつけて四つんばいにさせてゆく。
 そして仮面をつけてても醜悪なのが分かる男達が次々と私達の前に並べられてゆく。
 そそり立つ醜悪な肉棒。太くて真珠などの宝石で装飾された肉棒に私達は欲情してしまう。
「ほらほら聖女さま。
 この方の肉棒に祝福をくれてやれよ!」
 誰かの叫びに私の体が疼く。
「こ……この肉棒達……に祝福を…
 どうか私達牝豚にこの肉棒の情けを……」
 卑猥な格好で神聖な口付けを醜悪な肉棒に捧げる。
 それが始まりだった。
 醜悪な肉棒達に私は口とおま○こを貫かれる。
「ああああああんんんんん!!!ふとぉいいいいい!!!真珠がっ!宝石がこすれるぅぅぅぅ!!!」
 私の叫びに他の男達が女を犯しだす。
「見ろよ。牝豚達はあんな醜悪な肉棒によがってやがるぜ!」
「お前らはこの方の肉棒で孕むんだ!うれしいか牝豚っ!!」
 もう周りの嘲りの言葉すら快楽でしかない。
「犯してぇぇえ!!白濁液で私を汚してぇぇぇぇぇ!!!
 みんなの前で私を孕ましてぇぇぇえええ!!!」
 一人、また一人と私と共に並べられて犯されていた女が失神したまま白濁液を注がれてゆく。
 最後は私一人に肉棒が集中し、白濁液をお腹いっぱい注がれてゆく。
「ああっ・・いくっ!いくっっ!!いきっぱなしよぉぉおお!!
 こんな肉棒で・・・私こわれるぅぅぅぅぅ!!!」
 涙を流し、だらしなく口を開けてよだれと注がれた白濁液をたらしながら最後の肉棒を受け入れる。
「堕ちろぉぉぉ!!堕ちて孕みやがれこの牝豚ぁぁぁぁぁぁ!!!」
 最後の肉棒から白濁液が思いっきり注がれ朝日が差し込みだした広場で私は最後の絶頂に達した。
「はぁはぁはぁ……ああ……」
 お腹を白濁液で膨らませたまま肩で息をしていた私はまた磔台に大の字に吊るされる。
 この祭のクライマックスを皆が待っている。
 私は最後の力で、神への言葉を唱えた。

「か、神の名に……おいてぇ、わ、我が中に…ある精液を浄化するぅぅ!
 ぁ…アク…ア・ベネディクタぁぁぁぁ!!」

 朝日とは違う神聖な光がおま○こから垂れ流されていた白濁液を聖液に変えてゆく。
 それを見ていた犯されていた女達がその聖水を飲むために私のおま○こに次々と口をつけてゆく。
 その姿を仮面をつけた観客は卑下した目で見つづけていた。


 こうしてその卑猥な宴は朝を迎え、終わった。
12どこかの166sage :2004/04/27(火) 05:23 ID:8q5mB8ds
後日談

「ちょっと、あんた魔物相手に毎日あんな事しているわけ?」
 あの淫靡な宴から数日後。ダンサーがいやらしく腰をくねらせるような酒場で、女アサシンは私を捕まえるといきなり尋ねた。
「どうかしら?人と魔物って責め方が違うから」
「責め方はともかくとして毎回ああいうことをやっているわけだ」
「……あたり」
 さすがにストレートに痴態の内容を言うには少し恥ずかしい。
 ちなみに、私を責めた仮面の女はこの女アサシンだったりする。
「今回誘ったのは私だけど、歓楽街全体を巻き込んでの乱痴気騒ぎなんてよく考え出したわね。
 おかげで、この街じゃあんたの卑猥な噂でいっぱいよ」
 苦笑したまま女アサシンは透明な液体と白い液体が入った瓶を差し出す。
 私が作り出した聖水。1個10Kの値段でも飛ぶように売れたそれは多分私にあげるために持ってきたのだろう。
 それを差し出したまま女アサシンがぽつりと呟く。
「ありがとう」
「何のことかしら?」
「『プロンテラの聖女』という名前にはどうしてもカリスマ性がついて回る。
 それは人を捨てたあんたにとっては害でしかないし、私にも迷惑がかかる。
 いい機会だから、おもいっきりいやらしい所を見せて、崇拝者を消してしまうつもりだったんでしょ?
 そのくせ、この街のパトロンの肉棒を最後は全部咥え込んで何もいえないようにした。
 たった一夜でこれだけの状況を作り出したんだから、たいした策士よ。あんたは」
 冗談を吐き捨てるように言うが、目は笑っていなかった。
「ただの変態なだけなのかも知れないわよ?」
「その方が都合がいいからね。あんたの場合は。
 『色に溺れた聖女』の方が、『魔物と交わる聖女』よりよっぽどましなわけだ。
 私も一応考える頭は持っているのよ」
 酒場の喧騒もダンサーのフェロモンのこの席だけ遮断され冷たい時間が流れる。
「けれども貴方は私を切れない」
 私はゆっくりと確認するように言葉を吐き出すがどうやら正解だったらしい。
「ええ。今はあんたを切れない。
 あの宴で街に入り込んだ金がいくらだか知っているの?
 一月の稼ぎを一夜で稼ぎ出すような女を切ったら私がパトロンに切られるわ」
 女アサシンの殺気が消えたので、肩の息を抜いて冗談を口にする。
「そんなに儲かったんだ?」
「あんただってあの目隠しに5つのイヤリングだけで1財産じゃない。もう売ったの?」
「まだイヤリングつけているのよ♪」
 女アサシンは一瞬時を止めて、なんと言えばいいのかゆっくり言葉を選んだ末に、
「………本当にマゾだな。あんた」
 とだけ言った。


 家に帰ると待ちかねていたバフォが着ていた。
「枝テロで呼ばれてな……」
 血の匂いと、雄の匂いが私をすぐに欲情させバフォに抱きついてキスをする。
「あのね。今日の私、ちょっとすごいのよ♪」
13どこかの166sage :2004/04/27(火) 05:44 ID:8q5mB8ds
 書き上げてUPしてはたと気づく。
 「もしかして、これはレッドカードものかも……」
 それについてはすべて私に責任がありますから、何かありましたら削除依頼出します。

 ちなみに、透明な布で作った服の元ねたは「♀×♀萌エロ」の288さんから頂きました。
 そして今回のテーマのアクアベネディクタは前すれ284神から頂きました。

 今回はママプリ×魔物では無く、ママプリ×人に焦点を当てました。
 しかし、書き出したら元々がエロイママプりだから男を食べる食べる……

【首吊り台】ダレガタベサセテイルンダ!ダレガ!!(・∀・)つ<・д・)))イヤ ワタシナンダケド・・・
【首吊り台】キャー!!
【首吊り台】・・・サクジョサレタラオトナシクママプリ×バフォヲ
【首吊り台】ニキャー!!
14名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/27(火) 11:41 ID:sIftdWWg
あれぐらいは、許容範囲じゃないのかなぁ? と
GJ! 最高ですぜ
15名無しさん(*´Д`)ハァハァsage ヽ( `Д´)ノT :2004/04/27(火) 12:12 ID:AEyQxQFI
じゅる……  はっ!
ちょっとGH→→で蛾狩ってきます! チョウカメーン
16名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/27(火) 12:28 ID:YjGJYNgc
持ってて良かった蝶仮面。
GJ!
17名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/27(火) 18:29 ID:a5Q83Xz2
(*゚∀゚)=3 ムッハー
久しぶりにママプリのエロキター!!
どんな淫猥でハードな行為も快楽となってしまうママプリに (;´Д`)ハァハァ

                                      つ


しかしママプリすでに変態的にゑろいので調教とは言わず単なる羞恥SMプレイだと思

あれ?ママプリさん?私に何のよ

ギシギシアンアン

⊂(。Д。⊂⌒`つ タベラレチャッタ…
18名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/27(火) 22:20 ID:b9XhmudM
果てしなくGJ!ママプリエロすぎ(*´Д`)ハァハァ

>>17
な・・・なんてうらやまs(鯖缶
19名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/04/27(火) 23:52 ID:t0OI7sMQ
>>どこかの166さん
やっぱりあなたのSSはいいですね〜とてもおもしろいです。
166さんのSSを見習ってもっといいSS書かなければ・・・。

⊂(。Д。⊂⌒`つ 166さん目指してガンバリマス
20名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/04/28(水) 18:35 ID:lq6KyZTI
一応sage進行ですので……。
21名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/30(金) 00:08 ID:KeVfWRqM
萌え小説倉庫更新停止…
22名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/30(金) 01:03 ID:dTjEm5oA
テンプレにいれないからおこっちゃったっ(違
23前スレ271/349sage :2004/04/30(金) 01:30 ID:hGQa5PM2
前スレにて2度お送りした騎士嬢とプリの話。
その3作目を書き上げましたので、投下させて頂きます。
一連の話はこれにて完結となりますが、
少しでも愉しんで頂ければ幸いです。
24前スレ271/349sage :2004/04/30(金) 01:30 ID:hGQa5PM2
 どうなるのかな。

 普段のあたしたちの狩りは、群がって来る骨やら死体やらをあたしが殴られたりかわしたりして引きつけ、それをコイツの退魔方術で一掃、というスタイル。でも、毎日そんな調子だとうんざりするから、たまにここに来る。

 夜になっても、月明かりさえあればそれが雪に反射して少し明るいくらいの、ルティエ。

 おもちゃ工場の雰囲気は脳天気だし、クッキーやケーキは美味しい。箱なんかが出たら見つけもの。そんな訳で、今日のあたしたちはこの街で宿をとった。

 ちょっとだけムードのある食事をとったりして、それぞれの部屋に戻ったあたしたち。普段ならもう眠っている時間だけれど、今あたしは、コイツの部屋の前にいる。
 すでに眠ってるコイツの隣、布団の中に、あたしは寄り添うように潜り込んだ。

 狸寝入りやひざまくらでコイツとの距離が微妙になって以来、あたしはひとりで居るのを妙に寂しがるようになっていた。コイツもそれを察してくれているのか、ひざまくらを求めてきたり、狩りをすっぽかして寝ていたりが多くなって。
 寝ぼけたふりや狸寝入りしながら、いたずらをしたりされたりも、まあ時々、ね。
 でも、こうまであからさまなのは、コイツの方からは勿論、あたしからも初めて。

 眼を閉じてコイツの温もりを味わっているうちに、コイツの身体がぴくり、と動いた。寝息も一瞬止まったから、多分、目を覚ましたと思う。

 どうなるのかな。

 いつもと同じなら、コイツは狸寝入りを通すところだけど、今回は違った。
 おなかの辺りに、コイツの手が触れる。
 最初は触れるだけ。あたしが動かないでいると、徐々に撫でるように。ゆっくり上に上ってきて、やがてあたしの胸に当る。そこでちょっと躊躇したように止まってから、やがて弾力を見るように手の平で押してきた。指にも力がこもって、やんわりと掴んでくる。何度かそうしてから、胸から離れて脇腹から腰のラインをなぞる。そこでもちょっとだけ止まり、服の中の感触を確かめるみたいに何度か撫でてきた。寝間着にしているストールの下に何も着けてないこと、これでばれたかな。

 服ごしに、部屋の中の少し冷たい空気が触れる。コイツが布団をめくって、身を起こしたみたい。
 ストールの裾を掴まれる感触。それが、ゆっくりとめくり上げられていく。

 コイツの頭を乗せた太股が、
 コイツについばまれたアソコが、
 コイツに押し当ててやった胸が、
 窓から差しこむ月明かりと雪明かりの下、コイツの目の前にさらされた。

 胸の上までストールをたくし上げたまま、何もしてこない。見とれてくれてるのかな。だったら、ちょっと嬉しい。
 しばしの間のあと、胸に手がかかった。両手ですくい上げるように掴み、ふにふにと揉んでくる。指が一本先端に触れて、くりくりと転がされた。もうこれ以上ない位に勃っちゃってるから、正直痛いくらい。
 あ、胸の間にコイツの顔が当った。自分の顔をはさむように両胸を寄せる。そのままで、コイツの顔がゆっくり動く。
 頬ずり、されてる。髪とかがちょっとだけちくちくするけど、戦闘のときなんかは時々ジャマに思うこともある胸だけれど、コイツが可愛がってくれてる、と思うと嬉しくなる。

 やがて、片方の手があたしの脚の方に伸びてきた。閉じられた脚の間に手の平を差し込んで、内股をやわやわと触ってから、上に上って来た。そう、アソコに向けて。ここまでくるとあたしももうぐっしょりだから、コイツの指が触れただけで、くちゅっと音がした。
 コイツのことだから、あたしの脚の間に入り込んで、太股に挟まれながらアソコに顔を埋めてくるのかな。そう思って脚の力は抜いていたけど、コイツは指でアソコの表面を撫でるだけ。そして、その指も離れた。

 衣擦れの音が聞こえる。コイツが、服を脱ぐ音。音がやむと、再びあたしに覆い被さってくる気配。そして。

 ちゅくっ。

 脚の付け根とアソコの間。あたしの愛液でぬるぬるになってる、その狭い隙間に、コイツのアレが入り込んできた。
 そのまま、ゆっくりと上下に動かしてくる。
 アソコの表面を暖かい感触にこすられて、ちょっと気持ちいいけど物足りないような感じ。

 最後までしないのかな。あたし相手じゃ、そこまでする気は無いのかな。
 そんな、変な方向に考えが行こうとしたとき、唐突にあたしは気付いた。

 そうだ。きっとコイツもあたしと同じだったんだ。
 どんなにバレバレな様子を装っても、最後の最後でどうしても相手の意志を確認できないで。
 寝ぼけたふりや狸寝入りを通すことしかできなくて。
 だから今も、あたしが本当に眠っている可能性を消せなくて、こんなコトしてるんだ。
 本当に眠ってたとしても、襲っちゃってくれてもいいのに、なんて思わなくもないけど、その辺りはコイツの最後の矜持や誠実さみたいなものなんだろう。仮にも聖職者だし。

 そう気付いたから。
 そう、気付いたからには。
 あたしは、最後までは、寝たふりなんかしてやらない。

 ふっ、ふっ、と、耳元でコイツの荒い呼吸が聞こえる。覆い被さっていても、あたしに体重をかけないようにしている優しさがやけに嬉しく、でも少しもどかしい。もっとしていいの。だから。あたしはこっそりその耳元に口を寄せてささやく。

「えっち」

 ぎくり、とコイツが動きを止める。

「すけべ」

 ぎりぎりと音がしそうなくらいにゆっくり、その顔がこちらを向く。
 あたしは脚でコイツの腰を抱え込んだ。逃がしてやらない。
 そして完全にこっちを向いたコイツの目を正面から見据えて、

「大好き」

 そう、はっきり言って。
 唇と唇を重ねた。

 凍り付いたように動きを止めていたコイツ。でも、それも数瞬のこと。今度はむこうから唇を重ねてきて、舌を絡ませてきた。
 あたしの方も、もうされるままじゃ無い。濃厚なキスに応えながら、アレを手に取って、あたしの入り口に導く。
 それに気づき、唇を離して見つめてくるコイツ。あたしは微笑んで見つめ返し、頷いた。

 そして。

「う、あ……っ!」

 あたしは、あたしの中に、コイツを迎え入れた。
 初めてだから、痛みはある。でも、それ以上に嬉しさがあった。

 自分でも触れた事のない、身体の中心を、コイツに何度もえぐられる。
 わけも無い心細さがわき起こって、コイツの身体にしっかり抱き付き、腰に廻した脚にも力を込める。

 指ですら通った事のないトコロに、コイツの形を刻みつけられ、
 もう痛みとも快感ともつかない、強い感覚に全身を振るわせて、

 そして、一番奥を熱い迸りに叩かれて。

「――――っ!!」

 あたしとコイツは、一緒に、絶頂を迎えた。


 ……で、ここまでならまだしも。

 その後、あたしたちは繋がったままで何度も、空が白むまで睦み合って、
 疲れ果てたら、お互いのアソコに顔を寄せて、
 あたしはアレの中に残った精液を吸い出し、
 コイツはさんざん中出しした精液があふれ出してくるのを拭い、
 それが終わったら、お互いの脚を枕にして眠りについた。

 ……やっぱり、あたしたちって、どこか変。

 変人同士、幸せだからいいけど、ね。
25sage :2004/04/30(金) 08:21 ID:LUwNoj6I
ママプリのどんな卑猥な行為でもレッドカードはないさ!

なんか萌えた(*´д`*)

あれ?ママプリさん?私に何のよ

ギシギシアンアンドシュ

⊂(。Д。⊂⌒`つ ゼンブスイトラレチャッ.......バタッ
26名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/30(金) 23:27 ID:59D1Fif2
>>倉庫管理人氏
今までありがとうございました&お疲れさまでした。

>>24
執筆乙でした。ひとまず完結となるのでしょうか。
騎士嬢一人称に(*゚∀゚)キュンキュンさせていただきました。
描写もエロいしまた機会があるなら是非書いていただきたい。
                                 いただきたい。
27名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/01(土) 02:45 ID:urXxObAI
>>24
執筆お疲れ様でした。エロというよりは純愛ですな。
ハッピーエンドでよかった・・・このふたりには是非是非幸せになって欲しいものデス。

はぁ・・・相変わらず一人ぼっちのLvあげか・・・(´д`)
ってスレ違いスマヌ∧||∧
28名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/01(土) 03:17 ID:ZCzOtkts
>>24
駄目だ・・・3部作全て良すぎる _| ̄|○マイリマシタ

興醒め覚悟で分析すると、プリが全く喋らないからプリに感情移入しやすく、
まるで自分が騎士子に話し掛けられたりしてるように錯覚するからこんなにも萌え狂えるのでしょうね。
凄く上手い書き方だと思いますた(*´Д`)
29前スレ284sage :2004/05/04(火) 16:36 ID:cH.Ww126
こないだ痴女アコ×アサシン書いたヤツです
当たらしく書いたんで見てやって下さい
30前スレ284sage :2004/05/04(火) 16:36 ID:cH.Ww126
「ねぇー、ちょっと待ってよぉー」

「やぁかしぃ、今度はなんだよ」

プロンテラの人ごみを掻き分けてベンチに向かう

「ちょっと!待ってったら!」

さっきから後ろで喚いてる女騎士。一応オレの相方兼恋人だ

プロンテラの朝は早く既に露天がひしめき合っている

依頼を終えたオレは昼まで寝たかったのだが

「待てったらー!」

コイツのお陰で早朝に叩き起こされ買い物に振り回された

散々回ったあげく何を言うかと思いきや

イヤリングが欲しいなどと抜かしやがった…

後ろからの罵声を無視し、人ごみのないプロンテラの辺境にあるベンチにつく

パンパンと埃を払うと乱暴に腰をおろす

「もぅ…何が気に喰わないのよ…」

オレの隣にちょこんと座るとこちら様子を伺ってきた

「お前なぁ。なんでAGI騎士がイヤリングなんか欲しいんだよ」

「カワイイじゃない〜、プロンテラで流行ってるんだよ?」

「はぁ?」

「今は性能重視じゃないのよ、可愛さ重視なのよ」

「ムーブメントに踊らされてる豚どもの真似する必要なんざないだろうが」

「むぅー、なによ。あたしにイヤリングなんて似合わないワケ?」

「似合う似合わないの問題じゃねぇだろうに、オレがVIT装備するのと一緒だよ」

タバコに火をつけ淡々と説明する

「暗殺者のオレが硬いと問題あるだろうに?避けなきゃ意味ないんだよ」

「それとファッションって関係あるの?」

「例えだ、例え」

「ふーん、でもさぁ今日がなんの日か知ってて言ってるわけ?」

「はぁ?なんかあったか?」

「あたしとアンタが付き合って一年じゃない」

「……そうだっけ?」

「そうよ!付き合って間もないころ言ったじゃない!」

「なぁにを?」

「一年たったら好きなの買ってやるって」

「…マジで?」

「マジ。大マジ」

引きつった笑顔で言われるとこっちとしてはかなりツライ

「つーか、ホントに覚えてないんだけど――」

カキョン!

「なんて?」

黄金色に染まって剣の柄に手を伸ばす

「待っ、待て。待てって…」

「なぁに?遺言?聞いてあげるわよ?」

「いや…オレさぁ装備品買って金ねぇんだわ…」

「ねぇ、トリプルブラッディバスタードソードって知ってる?」

すかさずコイツが対人特化の剣を手に取る

「わ、分かった、取りゃあいいんだろうが。オーク狩りまくりゃあよー」

「まったく…何買ったのよ」

「モッキングマント」

「高っ!アンタ装備品にお金掛けすぎよ!っていうかモッキングマフラーで十分でしょ!」

「アサシンはこれくらい金かけて脆いんだ、しゃーねーだろうが」

「あ、そか。アサシンだもんね」

「お前、本人の前で言うか〜?」

中指でタバコを弾くと残り火が軌跡を描く

「もぅ、またポイ捨て…」

「あの軌跡が好きなんだよ、キレーと思わないか?」

「思うけど…って、きゃっ!ちょ、ちょっと何よいきなり」

「別に、抱きたかっただけだ」

「変なの」

「うるさい」

サラサラの綺麗な金髪を指でいじくる

オレのくせだ

「もぉ、またやってる」

「お前ほんと髪キレイだよな」

「お、おだてても何も出ないんだから…」

「知ってる、出すものもないからな」

「うるさいわねぇ…」

「ほらみろ、図星だ」

「タバコくさい」

「うるせぇよ」

強引に引き寄せ唇を重ねる

「ん……」

舌を絡ませお互いの気分を高めあう

「ぷぁ…」

舌に引いた糸を手でぬぐうコイツ

女のくせにいやらしい仕草だ
31前スレ284sage :2004/05/04(火) 16:37 ID:cH.Ww126
「もぅ…苦いじゃない…バカ」

「タバコだからな」

「やめなよぉ、カラダに良くないんだし」

そう言いながら身体をすり寄せてくる

(こいつスイッチ入るととんでもないからな…)

「ねぇ〜…」

「なんだよ」

「Hしよっか…?」

自分から鎧を脱ぎ捨てオレに哀願する

「お〜い、オレはまだ何んとも――」

「ふぅ〜ん、でもココはその気あるんじゃな〜い?」

シーフクロースを掻き分けコイツの手がオレのブツを握る

「ちょっ、お前っ」

「ねぇ、いいでしょ?ねぇ〜?」

「まっ、待て、待てってとりあえず宿いこう、な?」

「だめ!ガマンできない!」

「聞けよ!」

言うが早いがこいつは勝手にオレのズボンと下着を降ろし、ブツに頬擦りする

「これぇ〜、これぇ欲しぃ〜」

「お前ほんと節操ないよな…」

「ねぇ…舐めていい?いいよね?ねぇーえ〜」

「お前なぁ、物事には順序ってもん――」

「もうだめぇ!食べちゃう!」

「聞けよ!」

オレの言うことなど聴こえておらず一心不乱にブツをしゃぶる

「ちょ…!て…手加減しろよ、お前ホント上手いんだから」

「もぉ〜…そんなに誉めなくてもぉ」

(ホンキで照れてるよコイツ…)

(つーか朝イチにベンチであぐらかいてフェラさせるのもなぁ…)

(止めたいっちゃあ止めたいけど気持ちいいし…つーかどんだけ必死にしゃぶってるんだよコイツ)

「ね…アレ飲ませてよぉ、ドロドロして濃くって美味しいの…」

「ダァメだ」

ちゅぱちゅぱと音を立ててるとこを悪いが腰を引いて止めさせる

「やっ、やだぁ!やだよぉ〜…もっと舐めたぃ〜!」

だだをこねるコイツをもう一度抱き寄せると耳元で囁く

「お前濡れてんだろ」

「そっ、そんな!…そんなコトないもん…」

「言ったな」

するするとコイツの下着に手を伸ばしておく

「あっ、あ!だめぇえ!」

にゅちゅうっ…

「んあああっ!」

「おい、今スゲェ音したよな?それにエロい声も出しちゃってまぁ…」

「しっ…知らないっ」

「何が知らないんだ?ほら、下着までヌルヌルじゃねぇか。掃いてて意味あんのかコレ?」

いやらしいの液を引いた指を目の前まで近づけ説明する

「ほら見ろよとんだ嘘付きだよな」

「そ、それは…」

「ウソツキにはお仕置きしなくちゃなぁ?コレはお預けだな」

「うそ!やだっ!絶対ヤだからぁ!」

「そー言うなって、口でしてやるから」

イヤイヤ言うコイツをベンチに寝かせるとミニスカートを捲くる

おもわずむせかえるような女の匂い

「お、お前ほんとぐちゃぐちゃだなぁ…コレ」

「そんなコトいいからぁ〜、はやくココに顔埋めて、ねぇ〜」

「はいはい、分かった分かりましたよ」

スカートの中に顔を埋め舌を這わす

舐めても舐めてもキリがないほど濡れている

「あはぁ…ねぇ…美味しい?あたしの…美味しい…?」

(lv60が言うセリフじゃねぇな…)

などと思っていると交差させた脚がオレの首を固定させコイツのソコにオレの顔を押し当てる

「んぶっ!」

「気持ちぃい〜、ねぇもっとぉ、もっとぉ!」

「んん〜〜!ん〜!んんん〜!!」

「あぁ!ダメェ!そんなにされちゃ、イッちゃう!っっちゃうううう!!」

「んんんー!!んん!ぷはっ!!」

潮まで顔にかけられてやっと開放されたオレは終始咳き込むしかなかった

「うげほっ!げほっ!…し、死ぬかと…」

「もぉ…オーバーなんだからぁ」

「お、お前なぁ…もう決めた、今日は最後まで無しだ」

「えぇ!ウソ!なんでよぉ!」

「一回イッたろうが、それでガマンしとけ」

「足りるわけないじゃないぃ〜…」

「そろそろオーク狩りいかなきゃならんだろうが、誰のためだと思ってんだよ」

「え…ホントに行ってくれるの?」

「約束したからな…イヤリングとってきてやるよ」

「ホント!?嬉しいっ!」

逆に強引に抱き寄せられるオレ

「うぅお!バカ!今から行くって言ってるだろ!」

「いいじゃない〜、最後までHしちゃお」

「お、お前…体力が」

「ほらほらぁ〜、こんなにカワイイ彼女がお股広げて誘ってるんだからぁ、恥かかせないでよね」

「コイツ…絶対後悔させてやる」

覚醒ポーションを一気に飲み干すとコイツに覆いかぶさった
32前スレ284sage :2004/05/04(火) 16:38 ID:cH.Ww126
そして後日アサシンはオーク村に狩りに出かけるわけだが…
続きはまた待ってくれぃ-⊂⌒~⊃。Д。)⊃
33名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 14:12 ID:Fy0uE7/.
痴女キタ−−−−−−−−−−−−−(・∀・)−−−−−−−−−−!!!!

前スレ284さんの中ではアサスン=受けという公式が立ったようです
34名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 14:14 ID:Fy0uE7/.
痴女キタ−−−−−−−−−(・∀・)−−−−−−−−−−−!


アサスン=受けの公式が立ったようです
35名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 16:23 ID:QhmNsZ7o
>>29
グッジョブ(´ー)b
漏れもあんな彼女が欲しいのぉ
36名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 20:57 ID:63TBmxvE
新参者です。よろしくおながいします。
勢いだけで書いたので所々文章が変かもしれません。稚拙な上に無駄に長いし
微妙に暗い話ですがそれもまた漏れの趣味ってことでorz
37名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 20:59 ID:63TBmxvE
「よいしょっ・・・とっ・・・」

傾斜の急な小高い丘の頂に立つと視界は急に開け、海から来る
冷たい風が容赦なく私の銀髪を弄った。

夕日で赤く染まったプロンテラ城が彼方に見える。ひどく綺麗だった。

風が、冷たい。

悴んだ手で両肩を抱いて、私はその場所にゆっくり腰を下ろした。

「・・・私・・・何しに来たんだろ・・・」

思わず小さく呟きが漏れる。我ながら愚かだと思う。来る筈の無い人を
こうして待って、過去の思い出にすがって。

景色は変わっていなかった。私も何も変わっていない。でも。

見通しの良くなった右側の景色には未だに慣れる事が出来なかった。
ソッチを向いても、そこに居るはずの人が居ないから。

当たり前の事が当たり前じゃなくなった現実に、自分だけ一人取り残された気分。


・・・認めたくないから。受け止める事が出来ないから。

だから今日もまた、思い出にすがってこの場所に来る。初めて出会って、
いつも二人が待ち合わせしてたこの場所に。

「・・・綺麗」

海から来る一陣の風が草原の草木に漣を立たせ、夕日に染まる景色が哀しい位
綺麗に見えた。

風の音に耳を澄ましてゆっくり目を閉じてみる。
記憶の中の、過去の風景。映る景色は、今と同じ。

想い出は決して色褪せなくて、過ぎ去ればそれはそのまま私の記憶の中で、
哀しい程に美化されていく。

なんとなく日々の生活を続け、過ぎ去る季節に面影を探し・・・それが一体、
何になるというのだろう。

忘れられたらきっと楽。だけど、忘れたら何も残らない。
私が私である事さえも、多分総てが意味を失う。


・・・記憶にすがって生きてく事と、総てを投げ捨て無に還る事と、
どっちが価値あることなのだろう。


・・・その時不意に風が強さを増して、私は思わず我に返った。

その時だった。遥か彼方の視界の先、首都と衛星都市とを結ぶ街道を
足早に急ぐ二人の姿が目に入った。

無意識のうちに私の視線は、その二人を追っていた。

二人は騎士とプリーストで、騎士の男が足早に前を歩き、その後を
プリーストの彼女が少し距離を開けてとことことついてきている。

海から来る強風に煽られてプリーストの彼女が一瞬バランスを崩した瞬間。

前を歩いていた騎士の男が立ち止まり、プリーストの彼女に前を向いたまま
そっと手を差し出した。

気づいた彼女が嬉しそうな顔をして、足早に走ってその手を握って。
二人は人ごみの中へと消えていった。

私は一瞬、ずきんと胸の奥が痛んだような、そんな気がした。

もう、大丈夫だと思ったのに。


「・・・あれから・・・一年か・・・」
38名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 21:00 ID:63TBmxvE
「・・・へえ、プリーストで傭兵とはねえ・・・」

私を雇ったギルドの主のアサシンの男が、私を見ながらしみじみ呟く。

半分呆れたような、それでいてまるで値踏でもするかのように上から下まで
投げかけられる無遠慮な視線。余りの露骨さに嫌気がさした。

生きる目的さえをも失った私に最早、やるべきことなどあるはずも無く。
こうして時々、鍛えた装備と支援の腕を生かして傭兵まがいの仕事をしていた。

「・・・少なくとも、足手まといになるような事は無いかと思います」

思わず皮肉めいた言葉が口をつく。

「ま、そりゃそーだろうねえ・・・いいもん装備してるよね、ALL過剰精錬に
クラウンですか・・・それも、随分精錬してあるように見えるけど」

返事をする気になれなかった。言いたい事は大体解る。だから尚更苛々した。
興味本位の舐める様なその視線。私は黙って、耐えるより他どうすることも
出来なかった。

「・・・まあいいや、仕事さえしてくれるんなら金は払う。ま、聞きたい事は
色々あるけどな・・・まぁ、Gvの後にでもゆっくりと」

クスクスと意味ありげな含み笑いを残して主の男は去っていった。

装備や立ち振る舞いから察するに、相当てだれのアサシンだろう。
砦を攻める頭数も十分、雰囲気だって悪くない。
長年の勘とでも言うのだろうか、なんとなくいけるような、そんな気がした。


砦を落とせば、それ相応の対価が貰える。働く意味は、それだけで十分。


・・・逃げ出すことならいつだって出来る。

ここから逃げれば、総てを捨てて無に還せれば、それがたとえ、どんなに
楽な事だとしても・・・


・・・そうしたらきっと、私には何も残らないから。


開戦から暫く経って、戦局はだいぶ有利に事が進んでるようだった。

「・・・一気に攻めるぞ。これでけりをつける」

先ほどのギルドの主のアサシンが、私の横で小さく呟いた。

私たち、ギルドの主と選抜された殲滅部隊はエンペリウムまであとわずかの
所まで攻め込んでいた。敵は相当苦戦しているようで、戦況を聞くに防衛側では
粗が随分目立ち始めているらしい。

ただ、どういうわけか、嫌な予感がぬぐえなかった。砦の主はワールド有数の
有名ギルド、こんなにあっさり落とせるのだろうか・・・。

「・・・いくぞ!」

ギルドの主が一気に切り込む。応戦してきた防衛ギルドの防衛ラインが一気に
崩れた。・・・いける。恐らく、誰もがそう思った。

その時だった。目の前に凄まじい殺気を感じて、私は無意識のうちに足を止めた。
止めた、というより恐怖心から身体が前に動かなかった。

「下がってっ!だめっ・・・!!」

私の声を掻き消すかのように、刃が鋭く風を斬る音が聞こえた刹那。

目の前が一瞬真っ白になって。

何が起きたのか解らなかった。
39名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 21:01 ID:63TBmxvE
「っく・・・あうぅっ・・・」

全身を刺す様な、激しい痛みに意識が遠のく。

うつ伏せに倒れた私の前に、誰かが立っているようだったが、状況の把握できない
私は何がなんだか解らなかった。

「・・・プリーストごときがよくかわせたな、立派なもんだ・・・」

低いけどよく通る声。

「ううっ、はあっ・・・っく・・・」

渾身の力を振り絞って、なんとか上体を起こす。
私は四つん這いになるような格好で、ゆっくりと顔を上げた。一瞬、ずきんと胸が痛んだ。

「・・・え・・・」

言葉が出ない。次第に視界ははっきりしてきて、だけど頭で理解できなくて。


 ・・・違う。絶対に違う。そんな筈ない、絶対に違う・・・


「・・・残念だったな。ここで死ぬか。・・・死にたくなければとっとと失せろ」

恐らく、ここの砦をおさえたギルドのマスターなのだろう。金髪の騎士。
私と同じ、鈍い金色に輝くクラウン。深みを帯びた、蒼い瞳。

・・・そっくりだ。いやがおうにも面影が被る。二人で過ごした想い出がよぎって、
私はそれを振り払うようにただゆっくりと、頭を振った。


 喉元に突きつけられたサーベルが、ただてらてらと鈍い光を放っていた。


・・・私は、黙って目を閉じた。多分、もう、限界だったんだと思う。


何かの箍が外れたような、そんな感覚。今までずっと、我慢していたものが一気に
崩れて、何もかも・・・この人になら、何をされても良いと思った。どうせ消えるなら、
最後にせめて・・・終わりの幕を、引いてくれる相手くらい自分の意思で選びたい。

「・・・殺して、くれませんか?」

無意識のうちに、口をついて出た言葉。私はそのまま目を閉じた。

「・・・?」

暫くの沈黙。遠くの方では人の争う声が聞こえる。だけど此処だけ異常に静かで、
自分の鼓動がおかしいくらい耳についた。

喉元に突きつけられていたサーベルが静かに下ろされる。

私は、覚悟をきめていたけど。

暫しの沈黙。だけど私には、永遠と思えるくらいに長く感じた。

「・・・捨てる命なら・・・俺が貰おう。嫌になったらいつでも出ていけば良い。
止めるつもりは無い。・・・どうだ?」

私の願いに対する彼の答え。言葉の意味が解らなかった。だから返事もしなかった。


捨てる命なら。

もうこれ以上、此処にとどまる意味など無いから。

・・・だったら、気のすむようにして欲しい。多分、悪い条件じゃない。


そして、少しの時間を置いて。・・・私は、黙って小さく頷いた。
40名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 21:02 ID:63TBmxvE
砦の地下室。狭い、一室。陽の光さえ届くことの無い、闇に閉ざされた暗い空間。

「ああぁんっ・・・あううっ!!ぁ・・・わ、私、もうっ・・・んんっ!!」

両手を手錠で拘束されて、両足に足枷を嵌められた私は、四つん這いになって
冷たい床の上で身動きも出来ず、ただ身体をくねらせる以外どうする事も出来なかった。

当然両手と両足の自由がきかないから、自分では最早何も出来ない。

彼が後ろから下着越しに、何度もその部分を指でなぞる。自分でもはっきり
解るくらいそこはぐっしょりと濡れてしまっているらしく、彼の指が動くたびに
微かな水音が聞こえてくる。

「・・・まったくプリーストのくせして濡れやすい女だよな・・・驚いたよ」

背中から彼の、クスクスと声を殺した笑い声が聞こえた。

下着をずらされ、彼の指が直接触れる。耳を覆いたくなるような恥ずかしい水音が
狭い室内に響き渡る。彼は意地悪く、その部分を指でなぞったりかき回したり
して、私の反応を楽しんでいる様だった。

「うんんっ・・・はあっ、はああんっ、ち、ちがっ・・・違うぅっ・・・あ、あああっ!!」

これで何度目になるのだろう。あの日からどの位経ったのだろう。

「捨てる命なら」

彼の言葉に誘われるがまま、私は彼のギルドに入った。

昼間は普通に狩りに出かけて。夜はこうして、時間を埋める。毎晩毎晩、彼が飽きるまで
犯され続ける。

「嫌になったらいつでも出て行けば良い。止めるつもりは無い。」

彼の言葉に嘘は無かった。だけど、こうして、私は、自ら。

呼ばれる訳でもないのにただ毎晩此処に来て。彼も毎晩ここに現れる。理由なんか無い。それで良い。

「・・・そろそろ欲しいか?」

彼の指の動きが止った。飼い慣らされた身体と言うのは随分素直になるものだ。
身体は明らかに求めている。彼にとっては、都合の良い玩具でしかない私だけど、
もうそれさえもどうでも良かった。

最早、面影は被らない。私が見てるのは、今の「彼」だ。

直後、堅くて熱いそれが私のそこに押し当てられた。恐怖心から思わずはっと息を呑んだ。
無意識のうちに身体が硬直する。私はぎゅっと目を瞑った。

その直後。ほんの一瞬間を置いて。

「あっ・・・んんっ、んああああああっ!!」

下腹部に鈍い痛みが走る。冗談でも気持ち良いとか、そういう感情はわきそうに無い。
一気に貫かれた私は肩で息をすることしか出来なかった。圧迫感から声さえ出ない。

「はあっ、はあっ、あ、ああ、っく・・・い、痛っ・・・んああっ・・・」

ぎゅっと目を瞑ってひたすら耐えた。

「すぐにに良くなるさ・・・しかし、何度挿れてもっ・・・っくっ・・・」

彼が私の腰をぎゅっと掴んで自分のモノを一気に引き抜く。直後、引き抜かれたモノが再度、
勢いよく私の中に滑り込んできた。体重をかけて腰を打ち付けられて、水音交じりの淫らな音が、
狭い地下室にただただ響く。

「ああっ!ああんっ、んくっ・・・あはっ、お、奥、奥にっ・・・あたってッ・・・!!」

次第にそれは勢いを増して、私も既に、限界だった。

「やああっ・・・ああっ、んあああああっ・・・!!!」
41名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 21:03 ID:63TBmxvE
冷たい床の感触と相反して、頬を伝う暖かい感触。
頭の中が真っ白になって、視界がぼやけて滲んで見えた。

なんで私は泣いてるんだろう。

「・・・次は、こっちだ」

彼が、私に嵌めた首輪を繋いだ鎖を引っ張り、私の身体を無理矢理起こした。

「っく・・あ、は・・・はい・・」

私は小さく頷くと、彼の腰にしがみ付いた。目の前には私の蜜で濡れて、ランプの明かりを
受けててらてらと輝く彼の凶器がそこにある。

私は何の躊躇いも無く、ゆっくりと口を開けてそれを咥えた。上目遣いに彼の顔をゆっくり見上げる。

そっくりだ。だけど、私を見る目はまるで違った。期待なんてしていない。多分、これで良いと思う。

虚しさを埋める痛みに贖う術など無くて、返ってそれが心地よかった。

暫くの間。私はその行為をただただ黙って続けていた。

彼のモノを咥え、舌を絡める私の髪を、彼が黙って撫で続けていた。
妙な違和感を感じてそっと、彼の表情を盗み見る。

一瞬・・・私は見てはいけない物を見てしまったような、そんな気がした。

深い綺麗な蒼色の中に、酷く哀しい表情が見えた。何故かずきんと胸が痛んだ。

似ている、と感じたのは「彼」ではなくて、もしかしたら。


・・・私自身だったのかもしれない。


・・・逃げ出すことならいつだって出来る。心の虚しさを身体で埋める。多分、悪い条件じゃない。

暫くは、この鈍い痛みに溺れているのも悪くない。

「・・・随分上手くなったな。調教した甲斐があったよ」

頭の上から彼の声が聞こえる。
私は、這わせていた舌の動きを止めて彼のモノを口から引き抜き、下を向いたまま小さく呟いた。

「・・・はい、ご主人、様・・・」

頭上から彼の、満足そうに小さく笑う声が聞こえた。
42名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 21:05 ID:63TBmxvE
おしまいです。無駄に長くてゴメンナサイ。
文章って難しいですね。釣ってきます∧||∧
43名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/05/06(木) 06:46 ID:X82YpV7.
>>30-31 エロ騎士子たん最高。昼間から勃起しました。GJ
44名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/05/06(木) 06:47 ID:X82YpV7.
>>30-31 エロ騎士子たん最高。昼間から勃起しまいsた。GJ!!
45名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/06(木) 07:48 ID:jFhX2Wtk
スレッド一覧から見たリンク先と最新50のリンク先の同期が取れていないように
見えるのは漏れだけ?後タイムゾーン設定もずれてるような・・・(;´Д`)

折角の小説が見えたり見えなかったりするんですけれど、これ漏れの設定が悪かったり
するんでしょうか。
46名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 18:47 ID:2gk8AM/g
>>30-31のとこがエロ騎士子たんの小説になったり
エロ騎士子たんの感想になってたりする?

実は俺もずっとそうなんだ
てっきり俺のPCが壊れたのかと思ったぜ
47名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 18:50 ID:2gk8AM/g
とおもったら直ってる
48名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/05(水) 20:50 ID:dumwqKNw
>>37-41 (・∀・)イイ!
私のプリもこんな感じでヤってほしぃー・・・

というより、ご主人様・・・もぅ3日もお会いしていただけてません(ノ_・。)
4943-44sage :2004/05/05(水) 21:37 ID:Vg/QG3nM
うぉ?2重投稿してたのか。スマソ
50どこかの166sage :2004/05/06(木) 01:22 ID:H43aF.cg
>前スレ284様
痴女キタ−−−−−−−−−−−−−(・∀・)−−−−−−−−−−!!!!
この明るくいやらしい恥女がつぼですっ!GJ!!
こんな恥女が書きたいものです。ほんと。

>36
堕ちたいプリ様いいですっ!
先の無い退廃的な感じがGJ!

で、感想だけではあれなので小説スレ93様のコラボの省略された所を勝手に追加。
93様。商品はお届けしたんであとは煮るなり焼くなり……

壁|つミ[年齢制限によりお察し下さい]

|彡サッ
51どこかの166sage :2004/05/06(木) 01:24 ID:H43aF.cg
「…そうよね。相手が違ったのよ」
「…え?…何っ…」
 問い返す騎士の肩を掴むと、くるり、と立ち位置を入れ替える。騎士が管理者と、自分が
ローグ…あるいは元ローグの異形へと対するように。
「待て! そやつは危険だ! 既に…」
 人ではない、と続けようとした騎士の唇を、聖女の人指し指がやんわりと抑える。
「色狂いは色狂い同士…乙女は乙女同士、よ。適材適所よ…わかるでしょ、ね♪」

「けけけっ…けけけけっ…女ぁ…快楽で灼き切ってやるぜぇ…けけけ…っ」
 混沌に侵され、異形の度合いが更に深まっているローグを見て、聖女のスイッチが切り替わる。
戦う喜びから…、別のものへと。彼女の背筋を背徳の喜びが駆け上がる。心の片隅の理性が、
度し難い…と自分を詰る、その声すらもが快楽の予兆。

 ……古き火祭の時間が、来た。

「ふふ…あと4分…って言ったわよね? 私を満足させられる? ボウヤ」
 挑発するように肩口に手をかけ…聖衣をはだける。ふわりと漂った香りに、ローグと…その
身体に巣食う、あらゆる物がごくり…と唾を飲んだ。
 聖衣が地面に落ちる。
 何も身にまとっていない聖女から淫靡な香りが漂う。
「けけけっ…極上の牝の匂いがするぜぇ…」
 その身体に生えた異形の眼がいやらしく歪む。
 悪魔の卵で得た力を己の命を代償にして更にローグは己の体を変化させてゆく。
 獣人みたいな体毛が体中に生え、背中からは無数の触手が裸の聖女を捕らえる。
「ぁ……触手なんて芸の無い……」
 聖女の挑発すら、己の絶対的優位を信じていたローグには哀れな牝の懇願でしかない。
「けけけっ……泣け…喚け……そしてお前は俺のものになるんだ…けけっ……」
 犬のような犬歯を出して卑猥に笑いながら、巨大で表面が凸凹する肉棒をさらけ出して触手で足を広げさせてられた聖女の秘所にこすりつける。
「ぁ……こんなの……入らない……」
 喘ぎとも嘆願ともとれる聖女の弱々しい声がローグの野性に火をつけた。
「豚のように喘ぎやがれ!聖女さまよぉ!!」
 思いっきり肉棒で聖女を貫いた。
「ああああああっ!!入って……入ってくる!!!」
 お腹が肉棒の形に膨れ、聖女の歓喜の声などローグには聞こえていない。
「ほらっ!最初の一発だ!!受け取りやがれっ!!聖女さまよぉ!!!」
 肉棒を子宮奥まで刺し込んで白濁液ではなく、催淫麻薬を聖女の中に叩きつけた。
「なっ……なにっ……白濁液……じゃない………ぁ……ぃ……」
「どうだ聖女さんよぉ!
 おまえは俺の子供すら孕ませる事ができない牝なんだよぉ!
 一生誰かの肉棒無しでは生きられない体にしてやるっ!!」
 催淫麻薬を吐き出し続けながら腰を更に激しく動かし始める。
「ひっ…体が……きもちいいっ……ぁぁ」
 自らも腰を振り出しだらしなく口をあけて喘ぎ出す。
 その口をローグの背中に生えた触手がこじ開けて催淫麻薬を飲ませ始める。
「もっと…もっと頂戴……このお汁ちょうだい……おいしくて我慢できない……」
 いやらしく口に進入してきた触手を舌で転がしだし、更に催淫麻薬を求める。
「ふん!獣以下だなっ!聖女さんよぉ!!」
 一度肉棒を外して、更なる体の変容を聖女に見せつける。
 その股間には巨大な肉棒が二本生えており催淫麻薬を聖女のお腹にたらしていた。
「ちょうだい!その肉棒を私にちょうだい!あなたのお汁で私をいっぱいにしてぇ!!」
 足を広げられたまま唯一動く腰を卑猥に動かしながら哀願する聖女に征服感を感じ、二本の肉棒が激しく脈打ち、催淫麻薬を聖女の体中にぶっかける。
「堕ちろ!堕ちて一生卑猥に喘ぎやがれ!聖女さんよぉぉ!!」
 聖女の事等まったく気にしない様子で一気に聖女の両穴を肉棒で貫いた。
「あああああああああっっ!!両方にはいってくぅぅぅぅぅ!!」
 聖女が痙攣したまま潮を吹いていってしまう。
 その姿を見たローグは堕ちた聖女を征服した達成感で両穴に催淫麻薬を注げるだけ注ぎ込んだ。
 それが最後の勝利である事を忘れて。
「……ぁ……な、なんだ?、体が?!」
「はぁはぁ…私を…壊すには……4分じゃ…足りなかったようね?」
 仰向けになったまま、天を仰ぎ。指一本を動かすのも苦痛なほどの痺れの中で。荒い呼吸を
意志の力でねじ伏せ、聖女はそれを口にした。その体の上で、そして中で、男から生えていた
様々なモノが崩れていく。
「あぁぁあああぁぁ! 痛ぇ…! 痛ぇ…!」
 突き出た異形だけではなく、彼の本来の腕も、脚も石の様に硬く、変じていく。
「…警告はしたはずです。貴方は5分で滅ぶと」
 管理者は、白騎士の剣を掌で弾くと、冷たい一瞥だけをかつてローグだったものに投げた。
「がぁぁあ! うぐぁ…」
「…うるさい男は、ベッドでは…嫌われるのよ」
 聖女の弱々しい拳が、石に変じた男の胸板を砕いた。
52どこかの166sage :2004/05/06(木) 01:28 ID:H43aF.cg
というわけで、4分間の陵辱シーンでした。
やっぱりママプリはえろいと……

【首吊り台】アンタガサセテイルンダロ!アンタガ!!(・∀・)つ<・д・)))マッタクソノトオリ・・・
【首吊り台】キャー!!
【首吊り台】アトジブンノマトメサイトツクリマシタ・・・
【首吊り台】つミ[ttp://www.magisut.com/~toushun/]
【首吊り台】ニキャー!!
53某スレ93sage :2004/05/06(木) 11:16 ID:wbV4jOIk
   |† ̄| <ようやく帰ってきましたねぇ、ご主人。
   |Э`) <やー、ネット離れると世間の動きから取り残されちゃうね
   |⊂ )

   |† ̄| <何より先にここチェックしてて何が世間の動きかと
   |Д`)ノ<・・・うるさいよ、君。
   |  )

   >166様 本当にエロ補完サレテルー!? もう思い残すことはありません! ありがとうございます!

【首吊り台】   ⊂(。Д。⊂⌒`つ  後を追おうと思ったら途中で逝っちゃった…アハン
54名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/06(木) 17:09 ID:Tjiaq9gs
>>30-31
アサ受け痴女シリーズ第2弾(違
キタ---------(・∀・)----------!
>>51
ママプリエロ------!
あれ?ママプリさん?私に何のよ

ギシギシアンアン

⊂(。Д。⊂⌒`つ ゼンブシボラレチャッタ…
55名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/06(木) 18:13 ID:cRYlssUA
>>36
通常シーン・エロシーン共に私の好きな雰囲気でいい感じです(*´Д`)
ただちょっと前置きが長かったのが残念かな?
エロシーンに到達するまで読み手に飽きさせない前置きが書けると
もっといい感じになると思いますよー。

…いや、私も書き手としてそこに気をつけたいなーとは思ってるのですが(ノ∀`)ムズカシイヨネ
56Devotion(1/6)sage :2004/05/10(月) 14:33 ID:X68xjmPM
「ストームガストっ!!」
薙ぎ払う手と共に巻き起こる吹雪が、目前まで迫るスケルワーカーの群れを粉砕する。

「へっ、炭鉱夫として朽ちたんなら人様襲ってないで石炭掘り続けてろっての」
「油断するな、まだ奥から新手が来るぞ!」
「あいよっ、そっちもディボーションを切らさないでくれよ?」
「任せておけ!」

俺はINT-DEX神速詠唱型……予定の成り立てウィザード。
取得している大魔法もまだストームガストのみだし、フェンクリップやヒールクリップなんて高価なものは持っていない。
そんなわけでソロだと赤芋と戯れる事しかできず、相方の護衛を受けて初めて狩りが成り立っている。

「…ふぅ、お疲れさん。それにしても相変わらずのタフさだな」
「頑丈さだけが取り得だからな」
「またまた、謙遜しちゃって〜。頼りにしてますぜ姉御♪」
「ふ、その様子だとまだまだ余裕はあるようだな。では行くぞ」

マントを颯爽とひるがえし歩き出す彼女は献身型クルセイダー。
彼女の護衛のおかげで、フェンクリップのない俺でも大魔法を詠唱しきる事ができる。
俺と彼女自身、二人分の攻撃に耐える為、彼女はゴツい鎧とヘルムえらケインで身を包んでいる。
……時々男なんじゃないかと思う事もあるが、声を聞く限りでは女だ。多分。


「……!前方にスケルワーカーの群れを確認、頼むぞ!」
「オーケー!」

無数のランタンの光が見える暗闇めがけてストームガストの詠唱を開始する。
後ろからはミストが2匹迫っているが大丈夫、ディボーションがある限りは――

「――っ!?」

背部に受ける衝撃と鋭い痛み。たまらず詠唱が止まる。
ミストの攻撃の直前、彼女のディボーションが途切れたのだ。

「やばっ、早くディボーションを!」
「く……待ってくれ、今――」

ディボーションが来ない。
見ると彼女の詠唱もまた、スケルワーカーの群れによる集中攻撃で止められている。

「ぐ、うぁっ!」

脚と肩口、続けざまに走る痛み。ファイアーウォールの詠唱すらも間に合わない。

「こりゃ無理だ!ハエで飛んじまうぞ!」
「くっ……いつも言っているだろう!飛ぶ時は私に構わず飛べ!」
「はいよ、また後でな!」

ミストの刃が胸元に到達する寸前で、俺はハエの羽を握り潰した。



「ふぃー」

敵の視界の届かない、廃材置き場の陰で赤ポーションをぐびぐびと飲む。
ハエで飛んで離れ離れになった際、彼女と待ち合わせている場所である。
いつも俺が先に飛ぶから、ここに着くのもいつも俺の方が早い。

「……すまなかった」

やがて彼女が到着する。が、やけに落ち込んだ様子だ。

「おぅ、お疲れ〜。…どした?」
「あのタイミングでディボーションが途切れたのは完全に私のミスだ。
 私のミスのせいでお前を危機に晒してしまった……」

重い口調で語る彼女の言葉を適当に聞き流しながら、ポーション瓶の底に溜まった数滴を飲み干す。

「そんなに気にすんなって。二人とも無事ならそれでいいじゃん?」
「だが、護衛が役目である私がこれでは……」
「あーもう、結果オーライだっつの!」

俺が笑い飛ばしても彼女の表情は沈んだままだ。…表情わからないのでそんな気がするだけだが。
全く、クルセイダーってのはこんな生真面目な奴ばっかなのか?

「……それで、怪我は大丈夫なのか?」
「ん?…あー、とりあえず赤ポは飲んだけど、脚の傷がまだ治りきってないみたいだな。後は座って治すか」
「そうか……すまない」
「だから気にすんなって」

「私がヒールを使えれば良かったのだがな……ちょっと、傷を見せてくれ」
「うん?」

俺は聞き返したつもりだったが、彼女には最後の疑問符が聞き取れなかったらしい。
おもむろに彼女は俺のズボンを下ろし始めた。

「!?ちょ、待て、何を……」
「じっとしていてくれ。今患部を調べてみる」
「いやいやいや、じっとしていれば治るからいいって――」
「ヒールは無理だが、応急手当の心得はある。任せてくれ」
(聞けよ!)

俺の言い分を無視し、彼女は真剣な様子でパンツ一丁の俺を調べ始めた。
やがて内股に傷口が見つかる。痛みはそれほどでもなかったが、実際に傷口を見ると結構深い。

「…まずいな。傷口の深さもそうだが、ミストの毒が入って膿みかけている。
 まずは毒を吸い出す必要があるか……」

ちょっと待て。
吸い出すって、まさか。

「少し染みるかもしれないが、我慢してくれ」

言って彼女はえらケインを外し、俺の内股の傷に吸い付いた。
57Devotion(2/6)sage :2004/05/10(月) 14:36 ID:X68xjmPM
「…ん……ちゅ…はぁ……っ」

おいおいおい、何でこんな事になってるんだ。
彼女にとっちゃ傷口の毒を吸い取ってるだけだろうが、
男の服を脱がして内股に吸い付くという行為は第三者から見たら異常である。
おまけに必死に吸い出すもんだから彼女の顔が紅潮してきて、その様子が尚更……

(……って、そういやコイツの素顔見るの初めてだな)

常にヘルムえらケインを着けてたから今までわからなかったが、こいつの素顔、結構可愛い。
半端に可愛いもんだから、着ている鎧や冷静な口調、普段の戦いっぷりとのギャップが妙におかしい。
で、その可愛い顔が俺の股間に埋まって、ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てながら……

(――やべ)


「ん……ふぅ…。これでとりあえずは大丈夫だ。後は患部を包帯で――」

げ、気付かれた。てか普通気付くか。

「――な、お前、これは!?」

目を丸くして驚く彼女の視線の先にあるのは、テント状に盛り上がった俺の下着。
それを見たまま彼女の動きがぴたりと止まり、沈黙が流れる。
ちくしょー、気まずいが言い訳がしようがない。
だけど正直に「変な事想像して欲情した」って言うのもなぁ……

「…あー、面目ない。これは……」
「まさか、傷の根元から毒がまわって患部が腫れあがっているのか!?」

へ?

「処置が遅かったか……!早く見せてみろ!」

待て待て待て!これは毒でも何でもなく正常な男性機n

「く、何て酷い腫れ方だ……」

制止する暇もなくパンツ下ろされてるし。まじまじと勃起したブツを見られてるし。

「いや、あの、な?これはその、なんだ…男性特有のだな……」
「わかっている、このような器官は私にはついていないし、恐らく男性特有の器官なのだろう。
 だが、先程まで異常がなかったのが急に腫れあがったのだから、やはり毒が……」

いやごめん、むしろ傷口吸われたから腫れあがったんすけど。
つーかお前そっち系の知識皆無なのかよ…助かったというか逆に気まずいというか……

「――とにかく、一刻も早く膿を吸い出して腫れを収めなくては」

!?

「ま、ちょっとタンマ!いいよいいよ、これは放って置けば収まるから!いやマジで」
「何を言う!元々は私のせいでこのような事態になったのだぞ……責任は取らせてもらう!」

いや、そんな事真面目な顔して言われても全く別のニュアンスにしか取れないんすけど!
じたばたと抵抗したが、腰をがっちりと掴まれてて下半身が全く動かない。
そのまま彼女は俺の股間に顔をうずめ、そそり立ったアレを躊躇なく口に含んだ。
58Devotion(3/6)sage :2004/05/10(月) 14:37 ID:X68xjmPM
ぐぷ…っ……

「く、うっ……」

彼女の暖かな口内に含まれる感触が下腹部に広がり、思わずうわずった声が漏れる。

「痛むか?……なるべく痛まないようにするから、しばらく我慢していてくれ」

一度口を離してそう言った後、再び根元まで口内に含む彼女。
そして強く吸い出すように舐め上げ、解放した亀頭からにじみ出る先走りをチロチロと舐め取る。

なるほど、恐らく彼女としては腫れた患部から膿を吸い出し、舐め取っているつもりなのだろう。
……思いっきり、濃厚なフェラになってるんですが。

「ん、ふぅ……凄いな…どんどん溢れ出てくるぞ」

額にうっすらと汗を浮かべて呟く彼女。
頼む、紅く染まった顔でそんな恥ずかしいセリフを言わないでくれ。

ちゅ…じゅる……

淫猥な音が炭鉱内に静かに響く。
吸い出し、舐め取るという規則的な往復運動が、彼女に腰を固定させられた状態で続いていた。
歯を食いしばって耐えていた俺だが…そろそろ限界だ。

「…っく、もう、出る……」

そんな俺の呟きに反応したのか、わずかにスピードを速める彼女。
咥えたモノがビクビクと激しく脈打つのに何らかの前兆を感じたのか、腰を掴んでいた手を俺自身に添える。
根元まで咥えられ、冷たい手に熱く脈打つ俺自身が刺激された瞬間。

「――っ!」

彼女の口内で、堪え続けてきたモノが暴発した。

びゅく、という激しい迸りが喉奥に当たり、目を小さく見開いて驚く彼女。
慌てて彼女が口を離した後も迸りは止まらず、激しく痙攣するブツから飛び出す白濁液が
放物線を描きながら俺の腹や彼女の顔にはたはたと降りかかる。

「ごほっ……す、凄い量の膿だな……」

苦しそうに咳き込みながら、彼女は精液を吐き出しながら次第に萎えていく俺自身をまじまじと見つめる。

「あー、そだな……でもまぁ、お陰さんで腫れも収まったしな。サンキュー」
「む…あ、ああ。礼には及ばない」

これ以上はこっぱずかしいので、そそくさと精液を拭き取り、下着を履いて狩りに戻るつもりだった。
……が、俺はそこで気付いてしまった。
彼女が座り込んだまま、妙にもじもじしている事に。
59Devotion(4/6)sage :2004/05/10(月) 14:39 ID:X68xjmPM
「ん、どうした?」
「あ、ああ…いや……」

落ち着かない様子で、彼女は顔に付着した精液を指ですくい、ぼーっと眺めている。

「あー悪い、顔についちまったもんな…拭くもの貸そうか?」
「ん、いや…それは構わないのだが……」

どうも様子がおかしい。
よく見ると、彼女は何か困った様子で脚をよじらせている。

(…あー、もしかして)

何となく合点がつく。
そして、さっきの仕返しをしようと思いつく。

「……お前、何か様子がおかしいぞ?脚がどうかしたのか?」
「――!いや、大丈夫、心配は――」

彼女の慌てぶりを見て推測が確信に変わる。
問答無用で彼女に飛びかかり、下半身を覆うプレートをカチャカチャと外していく。

「ちょ、ちょっと待て!何も問題ない!だから何もするな!」
「馬鹿野郎、俺のケガだけ診ておいて俺には何もさせないつもりか?」

今は彼女の抵抗も、STR1の俺でも簡単に制せるほど力無い。
プレートを外し、ズボンを膝の足鎧の部分まで下ろす。
露わになった彼女の股間は、素朴な白いパンツだけでなく内股までびしょびしょに濡れていた。

(うぁ、こりゃ予想以上だな)
「――みっ、見ないでくれ!…これはその、お前を治療してる内に頭がぼうっとしてきて、
 気がついたら濡れていて……決して、粗相をしたわけじゃ……!」
「そんな事わかってるさ。…これは恐らく、俺の治療中に毒が感染っちまったんだな」
「……そ、そうなのか?」
「あぁ、多分な。ちょっと見せてみろ」

濡れている原因がお漏らしでない事がわかった彼女は、あっさりとズボンと下着を下ろし秘所を晒した。
……お漏らしを見られるのは駄目なのに、アソコは見られても問題ないのかよ。

「ど……どうだ?」

M字型に脚を大きく開き、惜しげも無く股間を見せつける彼女。
秘所からはとろとろと愛液が溢れ、クリトリスも少し充血してる。

(フェラしてるって認識がなくても、女の本能で感じるもんなのかなー……)

そう思いつつ、クリトリスに指を押し当てる。

「――っく!」

びくん、と彼女の体が小さく跳ねる。
構わず、そのまま膣内に指を潜り込ませる。

つぷり。

「く――はぁ……っ!」
「むぅ、これはいかんな。患部の腫れが酷くて中まで充血してる」
「…そんなにひどいのか……っあ!」
「あぁ、その証拠に体液がどんどん溢れてくるぞー、ほれほれ」

顔を紅潮させて必死に快楽に耐える彼女の反応を楽しみつつ、中に入れた指をぐるぐると掻き回す。
つーか少しは疑ってくれ。

「……な、何とか治す方法はないのか……?」
「んー、やっぱ毒を吸い出すしかないだろうな。やっていいか?」
「あ、あぁ……よろしく頼む……」

疑わないのなら、とばかりに彼女の脚をさらに大きく開かせ、顔を埋める。

じゅる……

「――くはぁっ!」
「っと、そんなに暴れるなよ」

アソコから溢れる愛液を真っ先に吸い取り、次いで周りについた愛液を丹念に舐め取る。
で、あっという間に再びぐしゃぐしゃになったアソコにもう一度吸い付く。

「はぁ……あぁぁ……」
「じっとしてろよ……すぐ終わるからな」

充血しきったクリトリスを軽く噛み、
脚の付け根を親指でくいくいと刺激し、
そして、愛液の止まらないアソコに舌を深く挿し入れ、
その度に切なげな声を上げて体をのけぞらせる彼女は、俺が知っている普段の彼女とは全く別者であった。

(やっぱ、女なんだなー……)

――このまま、彼女の乱れる姿を、彼女の女としての一面を最後まで見たい。
俺自身の欲望も、既に理性を押し退けて限界に達してしまっていた。
60Devotion(5/6)sage :2004/05/10(月) 14:41 ID:X68xjmPM
いくら吸い出してもキリがない秘所から頭を離し、状態を起こす。

「……?」

愛撫が止まり怪訝そうにこちらを向いた彼女は、先程以上に張り詰めた俺自身を見て息をのんだ。

「――な、お前、それ……」
「…あぁ。今度は俺がお前の毒を吸ってる内に感染っちまった」
「うまく行かないものだな……また、私が腫れを収めるしかないか」
「いや、それじゃまたお前が感染って堂々巡りになっちまう」
「…じゃあ、どうすれば……」

困惑する彼女の肩に手をつき、覆い被さる。

「――?何を……」
「……悪い、これしか方法はないんだ」

謝られる意味がわかっていない彼女を尻目に、先端を膣口にあてがう。
アソコが刺激されてわずかに反応を見せたが、まだ、これから起こる事がわかっていない。

そんな無垢な彼女だからこそ滅茶苦茶にしたくなり、
俺はそのまま、張り詰めたブツを彼女の中へと突き入れた。

「――っく!?」

突然襲う激痛に大きく目を見開く彼女。

「あ、はぁっ、くぅ――!…何、何か、刺さっ――て……!?」

何が起こったのかすらわからず、とにかく痛みから逃れようとじたばたと暴れる。
そんな彼女を必死に押さえつけながら、処女膜を破り、彼女の最奥まで俺自身を収める。

「――っああぁ……っ!!……はぁ…っは……一体、何を――」
「…大丈夫、大丈夫だから……俺に任せて、しばらく我慢してて……」
「はぁ、は……わ、わかった……」

俺の言葉にうなづき、彼女は暴れるのをやめ、目をつぶってじっと痛みをこらえている。
――普段MHの中で平然としてる彼女が、涙を浮かべながら痛みをこらえる姿など想像もできなかった。
いつも護られている彼女を制し、犯す快感。
そんな嗜虐的な思考にかられそうになるのを必死に抑え、これ以上彼女に痛みを与えないよう、
抽挿をできるだけ小さくしつつアソコをぐるぐると掻き回す。

「ぅ…くぅ……っは……」
「まだ…痛むか?」
「はぁ…はぁ……だ、大丈夫だから…つづけ……っあぁ……っ!」

痛みと快楽に悶えていやいやをする彼女の顔を抑え、深く唇を奪う。
口内に舌が入り込みわずかに驚く彼女だったが、「俺に任せて」の言葉に従ったのか、もしくは本能か――
すぐに緊張を緩め、自分からも舌を絡ませてくる。
そして掻き回されている接合部がより深く繋がるように、腰に手を回して強く引き寄せてくる。

(……っ!)

――犯罪的だ。
必死に欲望を抑えようとした俺だったが、
ここまで健気に俺自身を受け入れようとする彼女を前にしては理性など役に立たない。

「――っくぅ――っ!」

――気がつくと俺は彼女の尻を荒く掴み、張り詰めた肉棒を力一杯叩きつけていた。

「く、あぁぁっ!――だめ、ちょっと、はげし………ぁう――っ!」

もはや、彼女の制止の声も届かない。
彼女の口内を犯しながら、ただひたすら自分を高めるために激しく腰を動かす。

「あっ――あぁ……っ、あ――!」

リズミカルに肉が打ち合う音と、切なげな彼女の悲鳴が炭鉱に響く。
最奥まで突き入れる度に、彼女は悲鳴をあげ、涙を流しながら俺自身をきつく締め付ける。
速く、そして激しくその締め付けを求め続けた俺は急激に高まり、一気に登りつめた。

「……っく、出る……っ!」

警告にも似た俺のうめきを聞いても彼女の様子は変わらない。
彼女はこのまま俺が中で果てる事の意味を知らない。
――いや、知らなくていい。


腰をしっかりと抑え、根元まで深く突き入れて――
そのまま、彼女の最奥で絶頂を迎えた。

「――!?――っ、あ、熱……っあぁ………っ!」

肉棒が脈打つ度に腰が激しく震え、彼女の中に精液が注ぎ込まれていくのがわかる。
最奥を焼かれ切なげに身体を振るわせる彼女の表情が色っぽく墜ちていくのを見ながら、
俺は精液で満たされた彼女の膣内に最後の迸りを放った。


「…はぁ、はぁ……」
「………ぁ……」

射精が終わった後も、しばらくの間とろんとした表情のまま動かない彼女。
しばらく経って膣内で俺自身が萎縮し始めたころ、ようやく彼女は口を開いた。

「……ぁ、は……腫れは……収まったか……?」
「あ、あぁ……だが、体力を使い果たしちまった……」
「…お前もか?……恥ずかしながら、実は私もそんな感じだ……」
「……」
「………」
「……今日はもう帰るか……?」
「あぁ…そうだな……」

萎えかけのブツをアソコから引き抜く体力も残っちゃいない。
俺は彼女と重なったまま、蝶の羽を握り潰した。
61Devotion(6/6)sage :2004/05/10(月) 14:43 ID:X68xjmPM
数日後。

俺はいつものように、炭鉱内の安全地帯で赤ポを飲みながら彼女を待っていた。
……例の件があって以来、ここで待ち合わせる回数が増えた気がする。

「大丈夫か?」
「おぅ、ハエのタイミングはもうバッチリよ。……だがな」

程なく到着した彼女に問い詰める。

「お前最近、妙にディボーション切らさないか?」
「む、そうか?普段と変わらぬつもりだが……」
「んー、そうかぁ?まぁ、別にいいけどよ」

赤ポを飲み尽くすわけにもいかないので、ごろりと寝転がって自然回復を待つ。
――そんな俺を、彼女がふいに覗き込む。

「ところで、その……どこか怪我はないか?」
「…ん?」
「ないならいいのだが……もしどこか悪ければ、その……以前のように……」
「……ん〜?」
「…い、いや……」

たどたどしく事をねだる彼女がいじらしいとも思ったが、
このままHの意味を誤解したままってのも問題かもしれないな……。


(……まぁ、いずれ説明すりゃいっか)

「あー……そういや少しだけど太ももの辺りが痛むな。ちょっと見てくれないか?」
「――!よし、任せてくれ!」

そう言ってえらケインを外した彼女の表情は、おあずけを解かれた犬のように爛々としていた。
……うーむ、やっぱ早々に誤解を解く必要があるかもしれん。
62Devotion(7/6)sage :2004/05/10(月) 14:45 ID:X68xjmPM
1〜2冊目に何度か投稿して以来ロムに徹してましたが、
知り合いのクールなクルセに萌えて久々に書いてみました。

どうにも無駄に長くなってしまうのは仕様のようで、申し訳ありません _| ̄|○
63名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/10(月) 15:17 ID:4KaRwi4k
>>56-61
やっべ、やっべ、無垢なクルセ娘に萌えました。ハァハァ
64名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/10(月) 18:29 ID:zk./wZNE
(゚д゚)!         アンアン>|安全地帯

石炭|ミハイド!     ギシギシ>|安全地帯

石炭|<ハアハアハアハア    ・・・・>|安全地帯

石炭|<ギニャ-!   ファイヤーボール!>|安全地帯

石炭|<・・・・   ハアハアハア・ウ!>|安全地帯
65名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/10(月) 21:45 ID:Kp6tewm6
>>56-61
危うくクルセ娘たんに萌え死ぬところだったではないか(*´Д`)
66名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/11(火) 02:04 ID:csB3UuM6
所持金はたいてガードマフラー買って廃坑行ってくる。
67名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/11(火) 02:08 ID:csB3UuM6
…俺のIDがB3だ。
今の俺にはタシーロネ申が付いてるぜ!
68名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/11(火) 04:28 ID:fntRQDFQ
>>67
憑いてるの間違いじゃないか?
69名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/11(火) 14:01 ID:/MSw.Jz.
>>67
なんでB3がタシロ?
70名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/11(火) 18:48 ID:5o0zT.a.
>>69 劇中の舞台は炭鉱の『B3』
   つまり、現場をタシーロしてハァハァするということだ。
71前94sage :2004/05/13(木) 00:46 ID:fP9FS/Es
[壁]_・)

おひさしぶりですね、みなさん。前スレ94です。
新スレ記念(?)に新作を投下いたします。

[壁]_・)つミ


    [駄文]
72ふたくる 『ひとりで過ごすときは』sage :2004/05/13(木) 00:47 ID:fP9FS/Es
「アイシャさん…」

ぽつり、と呟きもらす。

「あぁ…アイシャ、さん」

もう一度もらした呟きは、かすかに熱を帯びていた。

「はぁ…」

嘆息をついて、黒いワンピースを着たフィリアはベッドの上にごろん、と仰向けに倒れた。
倒れた拍子にベッドの上に銀糸のように細く、絹のように艶やかな長い髪が花のように広がる。


「今日もアイシャさん、仕事だなんて…」

と、つまらなさそうな口調で呟くフィリア。
ここ最近、アイシャは教会の仕事で忙しく、フィリアはふたりでいられる時間が少なくて不満なのだ。

「退屈、だな…」

壁に立てかけた愛用のフランベルジェとシールド、それといつも身に纏っている白いクルセイダーの甲冑に視線を移す。
ひとりで狩りに行こう、と思ったこともあったが、アイシャと一緒でなければ気が乗らない。
だから…結局、宿屋のベッドの上に転がって時が過ぎるのを待っている。

「なんだか、わたし…」

こんなふうに、無為に時を過ごしているなんて、信じられない―――

アイシャと愛し合うようになる前は、こんなことはなかった。
アイシャと愛し合うようになってからは、一緒にいないと物足りなくて、一緒でなければ全てに価値がない気すらする。
そして、ひとりでいることが寂しい、ということもなかった。

「アイシャさん…」

天上に目を戻して、愛しい女性(ひと)の名前を呼ぶ。
彼女の名前を口にする度に、彼女の姿が脳裏をよぎり、想いが募っていく。

「アイシャさぁん…」

アイシャの笑顔、声、体温、匂い…が次々に思い浮かんで―――

「わたし…」

フィリアは自分の胸に手を当てる。
とくん、とくん、と鼓動が早くなっている。
それに、体も少しずつ熱くなってくる。

「我慢でき、ない…」

下半身に血が集まり、痛いほどに張り詰めているのがわかる。
フィリアは、男のモノも持っているので、物理的にも溜まってしまう。
その本来女性にはない感覚が、耐えがたいほどの、狂おしい衝動を生むのだ。

―――彼女の淫らに喘ぐ姿を脳裏に描くと、体がうずき始めた。

前は、その衝動を激しい戦いの中で昇華させていた。
が、アイシャを抱くようになってからは、その衝動に対して素直に身を任せるようになったから、フィリアはひとりで自分を慰め始めた。


「ん、あふぅ…」

胸に当てた手を動かして、揉む。

「あ、アイシャさん…」

自分の手をアイシャの手だと思いながら、自らを愛撫する。

「んぅ、きもちいい…っ」

強く自分の揉みしだきながら、頬を紅潮させて喘ぐ。

「アイシャさん、わたしぃ…」

胸を揉むだけでは物足りなくて、股間に手を伸ばすと、下着をずり下ろす。

「アイシャさんの中に…」

白い下着を脱ぎ去ると、少女の肢体に不釣合いなモノ…固くなったペニスを握る。

しゅっ、しゅっ、しゅっ…

限界まで膨らみ、フィリアの白い手の中でびくん、びくん、と震えるそれをアイシャの膣に挿れたときの感覚を思い出しながら
上下にこすり始める。

「わたし、昼間から…ッ、アイシャ…さんの…んぅ…こと、考え…ながら、あぁん!」

想像の中でアイシャを汚すことに、軽い罪悪感を覚えながらも、愛しい人のことを考えながら自分を慰める行為は、甘美で
抗うことは出来ない。

「アイシャさん…気持ちいいッ、んぅ…アイシャさぁん!」

名前を呼びながらだと、更に興奮と快感が呼び起こされる。

「んぅ…もっとぉ!」

フィリアは空いている手を口元に運ぶと

「んちゅ…んぅ…ぺちゃ」

指を舐めて湿らせて、ペニスの下にある女の子の部分に人差し指を差し入れる。

くちゅ…

「んぅぅ!」

背筋を走る快感に、ルビーのように紅く透きとおった瞳を潤ませて、身を震わせる。

「ひゃ、あぁぁん…!すごいぃ…きもち、いいッ!!」

しゅっ、しゅっ、しゅっ…

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…

右手はペニスをしごき、左手の指は女性器をかき回す。
フィリアはふたつの快感に酔いしれ、快楽を貪るために激しく声を上げ、ひたすら手を動かす。

「きもち、いいよぉ!や…あんッ、おかしくなっちゃ…う…んぅ!」

頭の中が白くなり、気持ちいいことしかわからなくって、快感に意識が流されていく中で

(ひとりでするなんて、あのとき以来…)

ふと、そんなことを思い出していた。
73ふたくる 『ひとりで過ごすときは』sage :2004/05/13(木) 00:47 ID:fP9FS/Es
オーク達の集落にある、湿り気とかすかにすえた臭気を孕んだ冷えた空気の立ち込める、暗い洞窟。
その洞窟の入り口のあたりで、不死者となり果てたオーク―――オークゾンビ達が侵入してきた生者に、のそりのそり、とした
足取りで迫っていた。
生者は少女。長い銀髪を下ろし、長いスカートを履き、一振りの剣を構えいてる。
少女―――未だ剣士だったころのフィリアは、オークゾンビ達の光を失った、けれど生者への妬みと殺意のこもったどんより
とした瞳に臆することなく睨み返し、剣…環頭太刀を大上段に構える。
ひと呼吸ついた後、フィリアはわずかに背を反らし、反動をつけると、オークゾンビ達へ向かって、一気に踏み込む。
一瞬で肉薄したフィリアは長いスカートを翻して、大上段に構えた太刀を迫りくるオークゾンビ達に向けて振り下ろした。

「マグナムブレイク!」

ドォォンッ!

振り下ろされた太刀の切っ先から炎が放たれ、放たれた炎は轟音とともに爆ぜ、オークゾンビ達を圧す。

「マグナムブレイク…ッ!!」

もう一度、次は太刀を薙ぐと、再び炎が爆ぜる。

ドォォンッ!

フィリアは更に剣を振るい連続でマグナムブレイクを放った。
そのたびに鮮やかな炎の花が咲いては散り、やがて最後の爆音が響くと、オークゾンビ達は散りゆく炎の花と共に崩れ落ちた。


「ふぅ…」

フィリアはひとつ息をついて、太刀を血を払うように軽く振ってから、鞘に収めた。

「フィリアちゃん、おつかれ」

そのとき、不意に後ろから声をかけれた。
フィリアは振り向くと、そこには騎士の青年がいた。
青年は精悍な顔たちをしているが、茶色の髪は手で撫でつけただけのようで、ざんばらな感じになっていて
良く言えばラフな感じ、悪く言えばだらしない感じがする。

「あ、ウィルさん。こんにち…わ!?」

挨拶の途中で青年騎士―――ウィルが赤ポーションを投げてよこしたので、フィリアは慌ててそれを両手でキャッチした。

「疲れてるみだいだから、あげるよ」

「あ、どうも…」

フィリアは頬をほんのり桜色に染めて、礼を言った。

「それにしても、フィリアちゃん結構強くなったよね」

と、手近にあった小さな岩に腰掛けながらウィル。

「そうですか?」

フィリアもウィルに倣って、手近な岩に腰掛けた。

「うん。最初あったときは、ひとりじゃ厳しそうだったじゃないか」

「そういえば、たしかに…」

フィリアは微苦笑して頷いた。
このオークダンジョンを狩場としてから、しばらく経つが、訪れて間もないころは数に押されて追い詰められた事があった。
そして、ちょうどその場に出くわしたウィルがフィリアに助勢し、ふたりで力を合わせて窮地を乗り切ったのだ。

「んで…そろそろ、もう少し敵の強い場所に行っても大丈夫なんじゃないかな?」

そう提案するウィルに対して、フィリアは困ったような顔をして、

「もう少し、ここで頑張りたい…かもしれないです」

曖昧な答えを返した。が、本当は…

(狩場を変えると、ウィルさんに会えなくなってしまう)

と、思っていた。

「ま、狩場のランク上げを慎重にするのも…アリか」

フィリアの胸中を知るはずもないウィルは、軽く相槌を打つ。
そこで会話が途切れた。
沈黙が訪れたが、それはすぐに破られた。

「しっかし…アレクの奴、遅いな」

ウィルは、ため息まじりの苦々しい口調でぼやいた。

「いつもウィルさんの後に来ますからね」

「んむ、困った相棒だよ」

アレクというのは、ウィルの相棒である青年プリーストだ。
ウィルとアレクは洞窟の下層(二階)を狩場としているのだが、いつもアレクはウィルより遅れてやって来る。
なので、よくフィリアとウィルは、ふたりでアレクが来るまでこうして雑談していた。

「まぁ…でも、おかげでフィリアちゃんと話ができるから、いいか」

と、笑いながら冗談めかした口調でウィル。

「そうですね」

フィリアも笑いながら、相槌を打つ。
こうして、ウィルと話している時間は、彼女にとってかけがえないものだから。
そう、フィリアはウィルに惹かれている。だから、アレクがもっと遅れて来てくれればいいのに…とさえ心のどこかで思っている。

「よぉ、ウィル。おまたせ」

だが、そんな淡い期待も、件の人の登場ですぐにうち破られた。

「フィリアちゃんも、こんにちは」

「あ、こんにちは」

フィリアが振り向くと、そこには金髪で細面のプリーストの青年が、片手をあげて立っていた。

「ったく…遅いぞ、アレク」

苦笑しながら言い放って、腰を上げるウィル。

「あー、すまん、すまん」

アレク、と呼ばれた青年は悪びれた様子のない口調で、謝罪の言葉を口にする。

「だが、俺にも色々とあるのだよ」

「さいですか」

ウィルはアレクの言い訳を軽く聞き流すと、フィリアのほうを振り返って

「じゃあ、俺らは下のほうに行ってくるから」

と、告げた。

「あ、はい。お気をつけて」

フィリアも腰を上げて、見送りの言葉を口にする。

「フィリアちゃんも、頑張って」

「まぁ、無理はしないように」

ウィルとアレクはそう返すと、洞窟の奥へと進んでいく。
そして、洞窟の道は曲がりくねっているため、二人の後ろ姿はすぐに見えなくなった。

「はふぅ…」

二人の姿見えなくなった後、フィリアは胸に手を当てて息をついた。

とくん、とくん、とくん――――

少し早いリズムで鼓動が胸を打っている。

「それに…」

体が少しづつ熱くなって、何かがざわめいている感じがする。

「……」

フィリアは懐から、蝶の羽を取り出すと、それを胸の前でぎゅっと握りつぶした。
すると、フィリアの体は青白い光に包まれ、光が消えるのと同時に、その場から姿が掻き消えた。
74ふたくる 『ひとりで過ごすときは』sage :2004/05/13(木) 00:47 ID:fP9FS/Es
「はふぅ…」

プロンテラの宿屋の自室に戻ったフィリアは、ひとつ息をつくとばふっという大きな音を立てて、ベッドの上に座り込んだ。

「まだ…」

胸に手を当てると鼓動は収まるどころか、ドクン、ドクン―――と先ほどよりも激しくなっている。
それに、体の奥から熱がこみ上がってきている。顔も熱く、鏡を見なくても上気しているのがわかった。

「あ、はぁ…」

可愛らしい顔を歪めて、苦しげな吐息を漏らす。
フィリアには、何故こんなに体が熱くなるかはわかっていた。
そして、この熱は、井戸水を頭から被る程度では鎮まらないことも。

「鎮めたい…」

フィリアは、手甲を外し、ブーツを脱ぎ捨て、上着を脱いだ。
すると、処女雪の様に白い肌と白いブラジャーに包まれた小さな膨らみが露になる。
半裸になると、次はスカートのフォックを外し、腰をわずかに浮かせて両手でスカートをずり下ろした。
はらり、とスカートが床に落ち、白いショーツと細い脚が現れる。
白い肌に、飾り気のない質素な下着、発育しきっていない胸の膨らみに、細い肢体。
それらは、可愛らしく儚げな印象を与えるが、ひとつだけ少女に不釣合いな部分があった。
ショーツがテントを張ったかのように、膨らんでいるのだ。
それは、フィリアを苦しめるモノ。そして…これからフィリアに、淫らな行いをさせるモノ。

「あ、ふぅ…」

フィリアは、両手で下から掬い上げるように、胸を揉んだ。口から切なげな吐息が漏れる。

「ウィル、さぁん…」

自分の手をウィルの手だと思い、胸の上に手を這わせる。

「んぅ、あん…」

指だけでやわやわと揉み、

「あ、はぁ…あん」

時には手の平で力強く揉みしだく。
フィリアは控えめに喘ぎながら、想い人との行為の夢想に酔っていく。

「あん…ウィルさん、直接…触ってください」

手の動きをいったん止め、背中に手を回してブラジャーを外す。
大きくはないが、形のいい乳房が現れた。胸の突起はピンク色で、つん、と立っている。

「や、あぁん…」

両手で両の乳房を包み込むと、やわやわと優しく揉む。

「きもち、いい…んぅ、あぁん」

強弱をつけて揉むと、喘ぎが大きく、吐く息が荒くなってくる。

「あぁん…んむぅ…ひゃ、やぁぁ」

股間が疼くのを感じ、一度ふとももを擦り合わせてから、中指と人差し指の間に乳首を挟んだ。

「ひゃぁぁん…!」

こりこり、と乳首を刺激すると、電気が走ったような感覚が駆け抜け、フィリアは一際大きな喘ぎ声を漏らした。

「あぁん、びりびり…ってぇ…ひゃぅ!」

喘ぎながら、銀の髪を振り乱すと、まるで光が弾けたように、きらきらと汗が飛び散る。

「あ、はぁ…きもち、いい…あぁん!」

唇の端から涎が垂れるのも構わずに、胸を刺激し続ける。

「ひゃぁ…ん!きもちい…くてぇ、わたしぃ!」

股間の疼きが強くなり、二度、三度…と何回もふとももを擦り合わせる。

「やぁ…んふぅ!」

びくん、と震えて、熱くなるソレの感覚がたまならなくて、フィリアは股間に手を挿し入れて抑え付けた。

「かたくて、あついぃ…」

手の平に固く大きく膨らんでいるモノを感じる。それは熱くて、時折震えている。
まるで、刺激が欲しい…出したい…と訴えかけているように。

「ウィルさん…わたし、こんなふうに…なって」

フィリアはショーツに手をかけると、腰を浮かせて、ゆっくりとずり下ろしていく。
ショーツが取り去られると、バネ仕掛けようにペニスが跳ね出した。
固く勃起したそれが、フィリアを本来女性にはない感覚で狂わせるモノ。

「ひゃ…んぅ…ウィルさん、こんな体でもぉ…」

愛してくれますか―――?
後半の言葉を飲み込んで、フィリアはペニスに右手を添えて、上下に擦り始める。

「あぁん!んぅ…!あはぁ…」

手の中でびくんびくん、と暴れるペニスをしごきながら、大きな喘ぎ声をあげた。

「ひゃぁぁん…そんなにされたら、わたしぃ!」

ウィルが自分のペニスをしごいてる―――そんな映像を脳裏に浮かばせて、喜悦に満ちた顔で声をあげる。

くちゅ…

「んぅ…はぅぅ!」

ペニスの下にある、女の子の部分に左手の指を這わせた。
既にそこは濡れそぼリ、次々に奥から蜜が溢れ出してくる。

「あふ…ん」

フィリアは手の動きを止めて、左手を顔の前に持ち上げた。
自分の蜜で濡れた手は、艶かしく光っている。

「んぅ…」

フィリアは、しばらく自分の手を眺めた後、小さく唇を動かして、言葉を紡いだ。

「ウィルさん、膣(なか)に欲しいです…」

そう言うと、フィリアはベッドの上を這って、枕に頭を乗せてうつ伏せになる。
そして、膝を立てて、わずかに腰を上げると、右手でペニスを掴み、左手を秘所に当てた。

「来て、ください…」

フィリアは、左手の人差し指を秘所に進ませた。

くちゅ…

「あん…んふ…んぅ、動いていいですよ」

自分の指がウィルのペニスだと思いながら、出し入れする。

くちゅじゅぷくちゅぅ…

「あ、あっ、あぁぁん!」

指が蜜を掻き出す濡れた音を響かせる。

「おねが、い…こっちもぉ!」

左手で秘所を刺激ながら、右手でペニスをしごき始める。

「ふぁぁ!あはぁ…きもちいい!」

頭が痺れるような快感に襲われ、声を張り上げる。

しゅっしゅっしゅ…

ぐちゅじゅぷくちゃ…

ペニスを擦る音と、秘所を弄る濡れた音が響き、それらが更にフィリアを昂ぶらせていく。

「あぁん、あはぁぁん…!ウィルさん、好きぃ…好きぃ!!」

溢れる蜜が脚を伝って流れ落ち、シーツに海ができても

「ひゃぁぁん!きもち…よすぎてぇ、おかし…くぅ!」

唇から零れる涎が枕を濡らしても、構わずに快楽を貪りつづける。

「あぁ…!あふぅ…あぁぁぁん!もぉ…!」

がくがくと体が震える。フィリアは限界の訪れを感じると、上り詰めるために更に動きを激しくした。

「だめぇ…きちゃう!きちゃうよぉ!!」

何かが奥からくる感覚と同時に、限界まで膨らんだペニスがびくびくと蠢く。

「いっ…イっちゃうぅぅぅぅぅ!!」

フィリアの視界も頭の中もなった瞬間、びくんびくんと震えながらペニスから熱くて白い液の塊が吐き出された。

「あ…あぁぁ…」

どく!どく!と射精したのと同時に、身を震わせながら、きゅぅきゅぅと膣が指を締め付けた。

「あは…はぁはぁ」

どく…とく…とぷぅ…

最後の一滴まで出し尽くすと、力の抜けたフィリアは糸の切れた操り人形のように突っ伏した。

「はふぅ…」

射精と達した後の気だるさに身を任せながら、息を整える。

「わたし…こんな」

自慰の熱が引いていくと思考が冷静になり、自分のした行為に気恥ずかしさを感じ…

「え…」

体が―――熱い…?

羞恥心のそれから来る火照りとは違う。

「まだ、足りないの…」

熱を発しているのは、男と女の性器。

「これでは、もうダメなんだ…」

フィリアは、まだ気だるく、まだ寝ていたいと主張をする体を無理やり起すと、急いで服を着る。
着衣を正すと、環頭太刀を引っ掴んで部屋を飛び出した。

この熱を、忘れるために…。
75ふたくる 『ひとりで過ごすときは』sage :2004/05/13(木) 00:48 ID:fP9FS/Es
「ひゃぁぁん…アイシャさん!」

フィリアは、ふたつの性器を弄りながら、喘ぎを声を部屋に響かせる。
ふとよぎった過去は白い快感波に既に流されてしまっている。

「アイシャさぁん…!わたしっ…もぉ!!」

絶頂が近づき、ラストスパートに入ったその時―――

「もぉ…なにかしら?」

不意に声をかけられた。

「え…?」

フィリアは手を止めて、声のした方を振り向いた。
すると、そこには長い金髪を後ろでまとめたプリーストの美しい女性が、にこにこしながら立っていた。

「ア…アイシャさん、いつからそこに?」

ばくばく、と激しく鼓動する胸を抑えて、ぎこちない口調でフィリア。

「ついさっき…から、ね」

「はぅ…」

「もう少しでフィリアの、イク瞬間の可愛い顔を見れてたのに、つい声をかけちゃったわ」

そう言うと、アイシャはベッドまで歩いて、フィリアの目の前に詰め寄った。

「最近、ご無沙汰だから…溜まってた?」

と、フィリアの顔を覗き込みながらアイシャ。

「あ、はい…」

フィリアは顔を真っ赤にして、こくんと頷く。

「ふふ…わたしも、フィリアが欲しいから、しよっか?」

「はい…」

フィリアは、体に覆い被さりながら尋ねるアイシャに、短く答えた。
頬を桜色に染めて、潤んだルビーの瞳を期待に輝かせながら。

「可愛いわよ、フィリア…」

アイシャは目を伏せて顔を近づける。
フィリアも目を伏せて、アイシャを待った。

「ん、ちゅ…」

フィリアとアイシャは唇を重ねた。

そのとき、フィリアは再度、過去に思いを馳せた。

あの自慰の後、狩場を変えたこと。
そして、それからウィルに会わなくなったこと。
激しい戦いの中に身を投じることで性欲を昇華させるようになったこと。
極力、人と関わらないように、人を好きにならないようにしてきたこと。
自分の体のことを、誰にも打ち明けることなく、ひとりで生きて行くんだ、と思っていた日々。

(でも…)

それらは、既に過去のこと。

(今のわたしは…)

フィリアはアイシャの背中に手を伸ばすと

(アイシャさんがいる。愛する人と抱き合うことを知っている。)

好きな人と愛し合える喜びを噛み締めて、ぎゅっと最愛の女性を抱きしめた。
76前94sage :2004/05/13(木) 00:51 ID:fP9FS/Es
以上です。
今回のフィリアちゃんは、どうでしたでしょうか?

[壁]彡サッ

[壁]_・)

あ…

前スレでの、プリxハンターものですが…
どうも…続きが書けなくなってしまいました。

続きを待っていた方々、ほんとうに申し訳ありません…

[公開処刑場]<ギャァァァァ…!
77通りすがりsage :2004/05/13(木) 16:13 ID:OPZC7kOc
萌え小説倉庫の管理人さま、お疲れ様でした。

HPスペースをレンタルし差し支えなければ

以前のソースをそのまま使わせていただきたいのですが如何でしょうか?

時期がいつになるか分かりませんが

倉庫を引き継ぎさせていただきたいです

それとあわせて、どなたか前スレのデータを持ってる方居ないでしょうか?

上記の件どなたか返事をお願いします。
78名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/13(木) 20:24 ID:XNXX6a9g
>>77
前スレ含めて萌え板の過去ログ↓にあったですよ。
ttp://f36.aaacafe.ne.jp/~teruchin/
スレ一覧の右下にある「倉庫はこちら」から飛べましたです。

>倉庫管理人様
お疲れ様でした!
79名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/13(木) 23:07 ID:rJR8r2iI
キタ━━(*´Д`*)━━!!
94氏を密かに待っていた人(1/20)
ハンタ娘は残念だけど、本命フィリアたんが読めたので(*´Д`)b
これからも期待してまつ


倉庫管理人様乙でした
80名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/14(金) 02:02 ID:kK8vzoMQ
>>56−61
WIZ×クルセたんイイナ(*´∀`*)
これから♀クルセたん見る目が変わっちゃいそうだよ。
81名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/14(金) 14:30 ID:9U6rXBZw
(*´Д`)b94氏を密かに待っていた人(2/20)

えろかわいいフィリアたんに…ハァハァ
94氏、GJ
82名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/15(土) 05:32 ID:YcjfFZCI
おかしい所とか稚拙な所とか、いっぱいなんですけど
アリスを見てたら思い浮かんだので置いてみます
指摘とかあったらありがたいです

あのー・・?BOTですか?

そう聞かれるのはこれで何度目だろうか?ケニーは不機嫌そうに否定する

す、すみません!!

こんなところ、来るんじゃなかったな・・

最近、高lvの戦場で失敗ばっかりしていたから気分転換にフェイヨンの森で
低級モンスターで遊んでいたらますます気分が悪くなった

こいつを倒したら帰ろう・・よっと!!
そう決めると自分を攻撃していたエルダーウィローを一太刀で切り伏せた

自分の部屋で煙草を吹かしながら、ケニーは物思いにふけっていた

この世界を平和にしたくて憧れて騎士にはなったものの
実際の自分は目の前の強敵一匹倒すのに四苦八苦
現実と理想のギャップで無気力感だけが日毎、増えていく

・・さっき拾った枝でも使ってみるか、もし強いモンスターが出て
俺が死んでも、誰も困らないしな・・

そらよっ!!

ケニーが枝をかざすと怪しい光を放ち、一匹のモンスターを召還した

エプロン姿のほうきを持ったモンスターを、

そして、モンスターは、召還者に容赦なく襲い掛かる

「コロス・・・コロ・・コロス・・・・・・」

ま、待て!!お嬢さん、俺は女は斬らない主義なんだ

そういって避けようとしてつまづいたケニーの

男の中で一番守らなければならない部位に

モンスターのほうきが直撃する

〜〜〜ん〜〜〜〜ひぃ〜〜〜〜〜〜

・・声にもならない痛みらしい・・・

身悶えるケニーになおも襲いかかるモンスター

ケニーは一瞬のスキを見て

   たっ!!

モンスターのほうきを叩き落とし、続いて後頭部に一撃を入れて昏倒させる

やれやれ・・・

モンスターが気を失った間に、

ケニーはモンスター図鑑を開いて調べて見た

えっと・・名前はアリス・・生息地・・

ふーむ、まいったなぁ・・モンスターとは言え、
女を斬るのは・・しかし次も襲ってくるようなら斬るしかないな・・

ん〜・・・ん・・うん・・

目を覚ましたか?鞘に手をかけるケニー・・

あの・・ここは・・ドコデスカ?私は・・ダレ・・?

君は・・・

1.アリスって言うモンスターだよ

2.君は道に倒れていたのを、俺が連れてきたんだよ

3.問答無用で叩き斬る

とっさに三つの行動が頭に浮かんだケニー

2を選んで更に説明を続ける

どうやら何かのショックで記憶を無くしたみたいだね
き、記憶が戻るまでここに居て良いよ
あはは、それじゃ俺は今日は寝るから

そういってケニーはモンスター図鑑を持って隣の部屋に移動した

・・・これは隠しておかないとな・・・

次の日の朝、
名前がないと不便だからさ、名前つけとこうか
そうだな・・アリサって呼ぶことにするよ
俺は今から出かけるけど、アリサは家から一歩もでないようにね


ケニーが家に帰ると、部屋が綺麗に片付いていた
アリサが、掃除してくれたのかい?

ハイ・・ほうきがあったものですから、余計なことでしたか・・?

あのほうきは・・・ケニーに一瞬痛い記憶が蘇る

いや、ありがとう・・助かったよ

よかった・・・

そういって微笑んだアリサの顔に

一瞬ドキっとした、馬鹿・・俺は何を考えてるんだ

あの子はモンスターなんだぞ・・・

どうか、しましたか?

い、いや、何でもないよ

さあ、御飯にしよう


それから毎日

ケニーは帰ってきては自分の戦果や狩りの話を
アリサに話し、アリサもそれを楽しそうに聞いていた

二人は幸せだった

そしてある夜

アリサはケニーの腕に抱かれながら呟いた
記憶が戻っても、ケニーの傍にいたいな・・

俺も、ずっと君と一緒に居たい・・

ケニーはそう言ってアリサを抱きしめると
メイド服の上から胸の膨らみを愛撫する

ケニー、キスして・・

ん・・ん・・

舌を絡ませて

左手はアリサの頭の後ろに

右手は一枚、一枚とゆっくり服を脱がせていく

吸い込むような妖艶さをもつアリサの肌

それはやはり人と違う魔性の魅力があった

露になった胸の先を右手の指先で弄る

あ・・ん・・・!

ピンと張った乳首を口で含み、舌先でも刺激する

快感に身をよじらせるアリサの姿に

ケニーも興奮を増す

そしてアリサの秘部に手を伸ばそうとした瞬間・・

ごめん・・やっぱりやめよう・・

アリサは驚いた顔をしている

どうし・・て?

どうして・・いつも抱いてくれないの・・

私が好きじゃないから?

違う!!

私が魅力がないから?

違う!!!

違うんだ・・ダメなんだよ・・・アリサ・・・

・・・私が・・人間じゃ・・ないから・・?

あ・・・っ!!

バンっ!!

扉を開けて外に駆け出すアリサ

あ・・待て!待つんだ!!外に出ちゃダメだ!!


アリサーー!!アリサーーーーー!!!

必死で探し回るケニー

すると遠くからハンターのスキル詠唱が聞こえる

ダブルストレイフィング!!

ダブルストレイフィング!!


全身の穴という穴から冷や汗が出て、悪い予感を
走らせながら声の聞こえた方向に走るケニー

するとそこには・・・


アリサの姿はなかった

結局、見つからずに家に帰ると
置手紙があった

ケニーへ

 ごめんなさい、本当は知っていました
貴方に入ってはいけないと、注意された貴方の部屋を掃除して居た時に
モンスター図鑑を見つけてしまって・・
記憶が戻ったわけじゃないけど、自分がどういう存在なのかを・・
貴方がくれた日々は幸せでした
でもいつか記憶が戻って、貴方を襲うことになったり
他の人間を襲って貴方に迷惑をかけたりしてしまうかもしれない
そんなことになるのは嫌だから・・・辛いから・・・
私は、誰もいないどこか辺境の片隅で生きていくことにします
最愛の人へ
                     アリスより

アリサ・・アリサ・・

馬鹿・・なんだ・・俺は何で抱いてやらなかったんだ・・
畜生っ・・!!!畜生・・・・・・・・!!!
ケニーは泣いた、一晩中泣き続けた


アリサ・・君がどこに居ても必ず見つけてみせる
そして一生君を守り続ける・・・!!
                   終わり
83名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/15(土) 20:54 ID:Mkr2U5.Q
>>77
TOPに改変・再配布自由ってなってるし、いいんじゃね?
応援してるから頑張れ、超頑張れ
84前94sage :2004/05/16(日) 00:04 ID:uaDjvzEI
[壁]ー`)ノ

わたしを密かに待っていたくれた方がいらっしゃるなんて
とても嬉しいです(ノ∀`)
それにしても、「ふたくる」にはコアなファンが多いですね…
ていうか、コアなファンしかいない(;´Д`)?

まぁ…そういうジャンル(ふたなり)だから、仕方ないですがね!w

>>77
倉庫作るの頑張ってください。
自分の作品が倉庫に掲載されるの、ささやかな夢だったんですよ…(ボソ
なので、応援してます。

>>82
ケニーくん、若いやねぇ…とニヤニヤしちゃった;
というのは、いいとして…人と人じゃない存在の話は、せつなくていいですね。
終わり、とありますが、是非続きを…18禁的展開がまだだかr(ry
最後に、
わたしも人のこと言えないような気もするけど、もう少し細かい描写が欲しいですかね。

いじょ。長くなりました。

[壁]彡サッ
85名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/16(日) 11:58 ID:zQCaGTqA
  |・ω)文神様が多々おられる中、一つ投下させていただきます
  |・ω)っ[ソロアサとヤファたんのお話]
86ソロアサとヤファたん 1sage :2004/05/16(日) 12:01 ID:zQCaGTqA
薄暗い洞窟内に、連続した剣戟音が響き渡っていた。
自然に出来たとみられる洞窟ではあるが、しかし所々に点在する松明や灯篭は、明らかに人の手がかかっている事を示している。
フェイヨンダンジョン地下五階。

冒険者達の修行の場としては比較的人が少ないこの場所で、
一人のアサシンの青年が人魂のモンスター――ホロン相手に休む事無くジュルを打ち込んでいる。
他の職に就いている者ならその硬さに辟易とする相手ではあるが、
手に入れたばかりのトリプルクリティカルジュルを装備したアサシンにとれば、
硬い意外に取りえの無いホロンはカモでしか無い。
こいつのカードは高値で売れるのだ。
それ以外にも、ここで手に入るレアアイテムは、所持している敵の強さに比して高額な物が多い。
名射手のリンゴ、スロット付のマフラー、ドケビカード、そしてアサシンの憧れ――ソルジャースケルトンカード。
この青年、千鳥はそういったアイテムでの一攫千金を狙って、二日前からここに通っていた。
今のところ、それらしい戦果は無い。
最後の一撃がホロンの岩の心臓を砕き、吹き消えるようにホロンは消滅した。
かつん、と乾いた音がして、ジャルゴンが地面に落ちる。
それを拾い上げ、千鳥は少し端によって腰を下ろした。

腹ごしらえをしようと、千鳥は荷物入れのザックに無造作に突っ込んだ一口ケーキとバナナジュースを取り出した。
アサシンという職業と、切り裂くような眼光の鋭さから、
他人に対して『怖い』という印象を与えるのが常の彼だが、甘党というかわいらしい一面もある。
頑張った自分へのご褒美とばかりに、しかしすぐに無くなってしまわないように一口かじったその時、
ちりりん、と涼やかな鈴の音色が彼の耳に届いた。
大事にケーキを持ったまま、素早く周囲の気配を探る。
その表情は硬い。
以前、小耳に挟んだ噂話が思い出された。
フェイヨンダンジョンの主、月夜花と呼ばれるモンスターは、巨大な鈴で冒険者を泣くまで殴るという。
実物を見たことは無いが、どれほど強大なモンスターなのか、千鳥には見当もつかなかった。
もう一度、今度はさっきよりも控えめに鈴が鳴り、千鳥はその鋭い目を泳がせた。
――いた。
十歩ほど先の大岩の陰からひょこっと突き出た大きな鈴が見え、千鳥は僅かに腰を浮かせた。
全身のバネを極限まで縮め、すぐに最高の動きを作り出せる体勢を取る。
頬を一筋、汗が流れた。
下唇を軽く噛み、考える。
自分の手に負える相手なのか、そうではないのか。
果たして、件の大岩からそっとこちらを伺うように鈴の持ち主が顔を出した。
その瞬間、千鳥は面食らって大きく目を開いた。
そこにいたのは、警戒と好奇心の入り混じった表情を浮かべ、
狐のような被り物(?)をかぶった、あまりにもかわいらしい少女だったのだ。

「月夜花…なのか?」

かすれた声で呟いたのが聞こえたのか、少女はこっくりと頷いた。
どさっと尻餅を付くように千鳥は座り込み、たっぷり数分、
どうやら本当に月夜花なのであろう少女を見つめた。
やがて彼女の視線が、自分とケーキを忙しく往復していることに気づく。

「…欲しいのか?」

ケーキを持った手を差し出すように伸ばすと、月夜花は少しためらった後、陰から全身をさらけ出し、こちらに向かって来た。
その姿に、目のやり場に困るように千鳥は少し視線をそらした。
何しろ、からだを隠すものといえば、意外なほど膨らんだ乳房を覆う黄色い帯だけで、
下着すらはいていない下半身は無毛の割れ目が丸出しになっているのだ。
どう見ても人間の少女である彼女だったが、生えている尻尾がその可能性を打ち砕いた。
いつもならモンスターなどためらう事無く斬って捨てる千鳥だが、
さすがにこの少女相手にはそんな気にはなれなかった。
千鳥の傍にぺたんと座った月夜花は、興味深そうに差し出されたケーキを上下左右から見つめ、
これ何?と尋ねるように千鳥を見上げた。
敵意は微塵も感じられない。

「これはな、ケーキだ。めちゃくちゃ美味いんだぞ」

そう言われても理解できないらしく、首をかしげる。
その仕草は、一つ一つがたまらなく愛らしい。
千鳥は胡座に座りなおして両手に装着したジュルを外し、人差し指にクリームをすくい取った。

「舌出してみな」

月夜花の小さな唇の前に突きつけ、あかんべーをするように舌を出した。月夜花もそれを真似て続く。

「噛むなよ」

そう言って、千鳥は月夜花の舌にクリームを塗ってやった。
舌を引っ込め、暫くもぐもぐと口を動かすと、月夜花は今度は自分でクリームをすくい、舐めた。

「全部食っていいぞ」

千鳥からケーキを受け取ると、月夜花は食べにくそうに、それでも口の周りと鼻の頭にクリームをつけてあっという間に平らげた。
口の周りのクリームを舐め取り、彼女は初めて見せる笑顔で千鳥を見上げた。
何か言っているように、声を出さずに口をぱくぱくと動かす。
一瞬何のつもりなのか理解できなかったが、これは礼を言っているのだろうと、何となく千鳥は思った。
極めて人間に近い姿をしているとはいえ、人間と同じく声を使ってコミュニケーションを取るとは限らない。
小さく笑みを浮かべ、ぽんぽんと頭を撫でてやると、月夜花はくすぐったそうに笑った。
ギルドにも属さず、友人も片手で足りるほどしかいない彼にとって、たったそれだけのやり取りがとても新鮮だった。

「ほれ、遊んできな」

理解できないとわかっている言葉は、やはり月夜花には理解できず、
遊びに行くどころか、月夜花は千鳥の胡座の上にちょこんと座り、嬉しそうに体を左右に揺らした。
どうやら、懐かれたらしい。
武器なのであろう鈴を手放していることから考えて、余程気を許されているようだった。
千鳥の顔を見上げて、月夜花はまた、声を出さずに何か言った。
人間のものより少しだけ鋭い犬歯がちらちらと覗く。

「…参ったな」

そう、二つの意味で、彼は参っていた。
一つは、狩りを続行出来ないこと。
もう一つは、ほとんど裸の少女と密着状態にあること。
温もりも柔らかさも、微かに甘い体臭も、全てが彼の劣情を大きく刺激する。
しかも、事もあろうに股間の上には月夜花のお尻があるのだ。

「おい」

上機嫌で千鳥に擦り寄っていた月夜花は、不思議そうに千鳥の顔を覗き込んだ。

「お前な、俺もあんま我慢効か…おいおい」

千鳥の言っていることを無視して月夜花はぐいっと顔を近づけ、彼の頬を一舐めした。
本人も気づいていない内に、クリームが少しついていたようだった。
ともかくそれが、千鳥のたがを外した。
上に乗られる前でさえ、彼女の格好には正直、むらむらしていたのだ。
突然、唇が重なる。
急なことに驚いたのか、月夜花は一瞬、身を硬くしたが、大人しくそれを受け入れた。
奇妙なことに、人間と同じく目を閉じている。
こういう時は目を閉じるものだとわかっているのか、それとも本能なのか。
柔らかい唇を角度を変えながら啄み、舌を突き入れる。
また、ぴくっと月夜花の体が硬直したが、すぐに弛緩してそれも受け入れられた。
ケーキの甘い味がするキスは、この少女にはとても似合っているように千鳥は思った。
やがて銀色の糸を引きながら二人の唇は離れた。
87ソロアサとヤファたん 2sage :2004/05/16(日) 12:02 ID:zQCaGTqA
様子の変わった千鳥を、それでも月夜花は怖がるでも怒るでもなく、
ただ、ぽうっとした表情で見上げ、キスが心地よかったのか、もう一度唇を求めた。
再び唇を重ね、舌を絡ませながら、千鳥はそっと月夜花のお腹に手の平を這わせた。
驚くほどきめの細かい、滑らかな肌の感触。
少しずつ触れる位置を上げるに連れ、月夜花の吐息が湿ったものに変わってゆく。
手が乳房に到達すると、千鳥は唯一肌を隠すその布を押し上げた。
ぷるん、とちょうど片手に納まりそうな乳房が勢い良く現れた。
白い双丘の頂きは、ほとんど白に近いピンク色をしている。
後ろから抱きすくめるように、千鳥は両方の乳房を鷲づかみ、指先で乳首を転がしながら揉みしだいた。
吸い付くような感触が心地よい。
揉まれる度にぴくんっぴくんっと体を震わせる月夜花は、余程キスが気に入ったようで、それでも唇を離そうとしない。
呼吸しにくい程に濃厚なキスに、先に根を上げたのは千鳥だった。

「っぷぁっ、ちょっとタンマ、窒息死しちまうよ」

一つ二つ呼吸して、千鳥は続けた。

「こっち向いてくれるか?」

もちろん、その言葉を月夜花は理解できていない。
既にそれをわかっている千鳥は、彼女の腰を抱き、くるっと回転させて座らせた。
向かい合って座った途端、三度唇が重なる。
しかし今度はさっきまでのような長いものではなく、千鳥は月夜花の顔中にキスの雨を降らせた。
それも、目を閉じて月夜花は受け入れる。
キスは顔だけに止まらず、肩、首筋、そして乳房にも及び、硬く勃起した乳首に吸い付く。
月夜花はうっとりした表情で首をそらせて荒く呼吸しながら、もっとと言うように両手で千鳥の頭を抱きしめた。
ふにゅっとおしつけられた乳房からは、ミルクのような甘い香りが漂う。
痛くない程度に歯を立てながら、千鳥は月夜花の秘裂に指を伸ばした。
割れ目をそっと撫でるだけで、指先にはぬっとりと愛液が絡みついてくる。
そのれっきとした女の香りは、人間のものとなんら変わらない。
何度も割れ目の上を往復させながら、胎内に少しずつ指を入れる。
指が動く度に、千鳥の髪に顔を埋めた月夜花の熱く湿った甘い吐息がかかり、
それが千鳥の愛撫を更に激しくさせた。

「ぁ…、はっ…はぁっ…」

月夜花の息に、僅かに可愛らしい声のようなものが混じる。
普段、出す必要は無いのであろう彼女の小さな声は、空気に混じるように消えた。

「可愛いな、お前」

止め処無く溢れる愛液は千鳥の手の平に溜まり、
ぴったりと閉じていた割れ目は少しだけ開いて、綺麗なピンク色のひだを除かせている。
もう充分に男性を受け入れられる体勢に入っているのだ。

「お前、初めてか?」

無駄な質問をしながら、千鳥はおそらく初めてなのだろうと思った。
ここには彼女のセックスの相手になれそうなモンスターはいないし、
やたらべたべたしてくる彼女のことだから、他の冒険者に抱かれてそれが好ましいものであれば付いて行くだろう。
逆であれば、自分に対してここまで無防備であるはずが無い。
千鳥はそっと、TCJ以外の財産とも言えるヒールクリップを取り出した。
股間への愛撫を一度止め、ズボンから鉄のように硬くそそり立った男根を取り出した。
はぁはぁと荒く吐息しながら、月夜花は自分にはついていないその器官を不思議そうに見つめ、
ちょんと指先でつついた。
一応の説明として、千鳥は自分の男根を指差し、次いで、月夜花の秘裂に人差し指を差し込んだ。

「わかるか?」

ぁんっと月夜花は小さく鳴き、こくこくと頷いた。
挿入を待っているようにも見える。
千鳥は月夜花の小さな体を少し持ち上げ、秘裂に先端をあてがうと、ゆっくり彼女を下ろした。

「あ、あ、ああぁぁぁあっ!」

これまでで最も大きな嬌声を上げ、月夜花はがくがく震えながら千鳥にしがみついた。
耐えるようにきつく閉じたまぶたからは涙がにじんでいる。
見ると、結合部から押し出された愛液の泡に血が混じっている。
矢張り、処女だった。
痛いだろうに、逃げずに震えている月夜花の背中を、千鳥は優しく撫でた。

「痛いんだな。すぐ楽にしてやるからな」

右手の平を月夜花の下腹部に当て、ヒールクリップによって大した効果の無いヒールを何度も施す。
少しずつ、月夜花の目が開かれ、十度目のヒールが終わる頃、ほぅっと安心したように息をついた。

「大丈夫みたいだな」

それに答えるように、月夜花は飽きもせずに唇を求めてきた。
四度目のキスを交わしながら、千鳥は月夜花を突き上げた。
初めて男を迎え入れた膣は、にゅるにゅると柔らかく、締め上げるようにきつい。
すぐに達してしまいそうになるのを堪えながら、千鳥は月夜花の唇を貪った。

「んっ、んむぅっ、っちゅ、むうっ!」

腰が叩きつけられる度に結合部からは愛液が飛び散り、地面を濡らす。
月夜花の腰を抱く手は撫でるように降り、張り詰めたお尻を、千鳥は引きちぎってしまいそうなほど強く揉んだ。
もはや千鳥が動かずとも、月夜花は自分で腰を上下させている。
動きの激しさが唇を自然に離す。

「ぅっ、くぅっ、お前、凄いわ」

千鳥は絶頂の予感を感じながら、結合部から飛び散る愛液を月夜花の肛門に塗りこみながらくりくりと刺激した。

「やっ、ふぅっ、ひぅうんっ!」

「お、俺そろそろ出るぞっ!」

肛門を愛撫していた指先が第一間接まで飲み込まれた瞬間、月夜花の膣はきゅうっと締め付けを増し、
体をそらせて彼女は絶頂を迎えた。
それと同時に千鳥の男根も、大量の精液を月夜花の胎内に吐き出した。

「あ…、あ…はぁ…、ん…」

射精が終わるまで月夜花はぷるぷる震えながら小さく喘ぎ、そして千鳥の胸の中に倒れこんだ。


「はい、きのこっのっこーのこげんきのこっ♪」

「きの…っこーのこのこのこ?」

二人は暗い地下からフェイヨンの宿屋へと場所を移していた。

結局、月夜花はついて来た。
というより、事が終わってから片時も離れようとはせず、千鳥は彼女を抱き上げたまま、一緒に蝶の羽で帰還したのだ。
ある意味、誘拐とと言っても差し支えは無いが、月夜花自身、千鳥と一緒にいたいようだったし、
初めて見るのであろう外の世界を、彼女は最初にケーキを見た時同様、興味深そうに見回した。
もちろん、その間も千鳥からは片時も離れようとはしなかった。
外の世界に対する不安や何より、矢張り彼のことが大いに気に入ったのだろう。
そして今、宿屋の一室でシーフ時代の、一回り以上大きいサイズの
千鳥の服を着た月夜花はベッドに寝転んでにこにこしている。
被り物なのか自前なのか、頭をすっぽり覆う狐の頭も、
『あれ』を被って堂々と歩く者もいるこの世界、あまり気にしなくて良さそうだ。
ただ、小さく穴を開けたズボンのお尻部分からはぴょこんと尻尾がでているが、
ヒュッケみたいな奴もいるしかまわねえかと、それも千鳥は大して気に止めなかった。
それに――
何か言ってくる奴がいれば、自分が守ってやればいいだけなのだから。

くわえているタバコが気になるのか、しきりに伸ばしてくる手をかわし、千鳥はぱんぱんと手を叩いた。

「これはダメだっつってるだろ、ほれもっかい行くぞ」

「きの〜っこっこげんきのこ?」

万年ソロの自分にできた奇妙な相方を精一杯の優しい眼で見つめ、
千鳥は言葉を教える前の発声練習を再開した。




最近このスレを見つけてずっとROMってましたが、襲い来る妄想に我慢できずに書いてみました。
ご指摘ご感想があれば転がって喜びますハイ。
88名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/16(日) 13:38 ID:pR.jGro.
>>85-87
ほんわかモノキター(*´∀`)
こう言う穏やかな気持ちで読める雰囲気は個人的に大好きです。
所々にある詩的な表現がほんわかムードを盛り上げていて(*´д`*)イイ!!
89勝手に前スレ183〜186の続き(1/3)sage :2004/05/16(日) 17:35 ID:h4rkZ4Jc
 ひとまずミルのひざ裏に腕を差し込み、抱き上げてベッドに運ぶことにした。
 ……こんなに軽かったんだな、ミルって。
 俺はそんな感慨を抱きながら寝室に歩を進め、ミルはそんな俺の首に腕をまわして抱きついてきている。耳元で聞こえる呼吸が、少し荒い。
 寝室にたどり着き、ベッドにミルを下ろした。少し名残惜しかったが、首にまわされた腕を解いてその身体を横たえる。
 顔を赤らめ、うっとりと潤んだ瞳で見上げてくるミル。普段のあどけない様な笑顔とは全然違う、艶のある表情。

「クロードさん……お願いします……」

 手を伸ばせば、どこにだって触れられる。今のミルは、それを拒まない。むしろ望んでいる。
 薬を使ってまで望んだミルとのえっち。それがいま、目前に。

 そう、薬を使ってまで。

 今更にその事実が胸を刺した。エルにゼニーを支払ったときに捨てた筈の理性が、首をもたげる。
 三つ子の魂百まで、ちょっと違うか?

 ともかく、やっぱりこんな手段はダメだ。聖職者うんぬん以前に、人としてダメだ。好きな娘に媚薬を盛るなんて、欲望の為に見ず知らずの娘に同じ事をするより質が悪いじゃないか。いやどちらにせよ悪だけど。ともかく、

「……スローポイズン……!」

 ネタとして習得していたこれが、こんな所で役に立った。術をかけられたミルが、『そういう事じゃない』と言いたげに俺を見上げてくる。

「どうして……?」
「ごめん、ミル。俺……」

 薬の効果を一時的に抑えられたミルに、俺は事情を説明した。
 エルから媚薬を買ったこと。それをミルのグラスに盛ったこと。いまの彼女の異変はそのせいであること。

「そうだったんですか……」
「本当にごめん。倉庫に緑ポーションがあった筈だから、すぐに取って……」

 いたたまれなくなって逃げるように背を向け、歩きだそうとした俺の法衣の裾が引っ張られた。ミルが、掴んでいる。

「待ってください」
「……」

 振り向くと、ほんのり赤くなりながらも真剣な表情のミルと目が合う。

「クロードさん、どうして媚薬を飲ませたんですか?」

 訊かずもがなな事だ。それだけに、改めて訊かれると、胸が痛む。

「ああ……。ミルが好きだから、もっと先にまで進みたかったから。でも言い出せなくて、こんな……」

 『好きだから』なんて言葉で許されるとでも思っているのか、俺。どこまで卑怯者なんだ。

「良かった」
「……え?」

 思わず間抜けな声を返した俺の顔を見て、微笑むミル。

「クロードさんがとっても優しくて、とっても真面目な人だって事、わたし知ってます。
 そんなクロードさんが、お薬を使ってまでわたしの事を欲しいって思っていてくれたのが、嬉しいんです」
「ミル……」
「だいたいね」
「うん?」

 法衣の裾を引いて、俺を招きよせるミル。

「わたしだって、クロードさんともっと先に進みたいって思ってたんですよ?」
90勝手に前スレ183〜186の続き(2/3)sage :2004/05/16(日) 17:36 ID:h4rkZ4Jc
 ベッドに横たわるミルに覆い被さり、キスをする。最初はいつもの様に触れるだけ。少しして唇を舐め、彼女が差し出してきた舌を自分のものとぎこちなく絡める。

「ん……んふ、ちゅ……ふ、……あっ」

 小さく声をあげるミル。俺が彼女の服に手を掛けたからだ。でも、抵抗は無い。
 ディープキスを続行しながら胸当てを脱がすと、あどけなさの残る顔立ちとは相反する膨らみがあらわになった。上下のベルトはそのままだから、しぼられた様に強調されている。顔立ちとのギャップで、余計にやらしく見える。

「あ、こんなの…… ふぁんっ!」

 ふわふわと柔らかく、吸い付くような手触りの膨らみを左手でわし掴み、反対の頂を口に含んで吸う。掌の中で、舌先で、ミルの桜色の先端が転がされている。感じてくれている。他でもない、俺のぎこちない愛撫で。それが嬉しくて、たまらなく興奮して、俺はさらに先に進む。
 ミルの白いお腹を撫でていた右手を徐々に下にずらし、スパッツに包まれた太股の間に差し込む。反射的に脚が閉じて挟まれたが、その感触すら俺を高める。太股による締め付けを味わいながら、曲げた指の関節部分で、彼女のソコをスパッツ越しにこしこしと擦る。

「あ、や……っ、ぁ、ぁっ、ん!」

 か細い、しかし甘い響きの混じったミルの声。俺の指に擦られた部分はすでに湿り気を帯びている。彼女が感じてくれている、さらなる証。
 ひとしきり胸の柔らかさとスパッツ越しの感触を味わってから、俺はいったん身体を起こしてミルのスパッツに手を掛けた。

「脱がすよ?」
「はい……」

 ほんの少し腰を浮かすミル。両脇に手を掛けて、下着ごとゆっくりと下ろしていく。

「……」

 完全にスパッツと下着を取り去ってから改めて俺はミルの身体を見つめ……しばらく言葉を失った。
 胸は上下のベルトに絞られて強調され、ミニスカートとすら言えない腰布の裾から慎ましげな茂みと割れ目がちらちらとのぞく。ふわふわのシルバーブロンドをベッドの上に広げ、そんな扇情的な格好で、大好きな女の子が俺を見上げてきているのだ。

「あの、恥ずかしい……です……」
「いや、その……ごめん、見とれた」

 気を取り直して、と言ってもいっぱいいっぱいなのだが、ミルの脚をわずかに開かせた。
 かすかにくつろげた割れ目から薄紅色がのぞき、そこから白っぽい愛液があふれててらてらと光っている。
 今の彼女の格好と相まって、そんな眺めだけで、もう限界だった。

「ミル、俺もう……」
「はい……。わたしのぜんぶ、クロードさんにあげます。来て……下さい」
「……ミルっ!」

 その言葉が引金になった。法衣を脱ぎ捨ててただの男になって、俺はミルに覆い被さる。
 息子の先を彼女の薄紅色にあてがい、そして……

「い、ぅあ……ぁっ!」

 ミルの初めてを、一気に貫いた。

「ひ、あっ、あ、あくっ!」

 そのまま、ミルの中を少し乱暴なくらいに動く。ミルと繋がることができた、というだけでもう頂点が近くて、感触を味わう余裕は無い。というか、感触を認識した瞬間、たぶんいってしまう。
 ふと目に入ったミルの瞳の端に涙がにじんでいるのを見て、罪悪感と、わずかな嗜虐心とがわき起こる。動きを、止められない。

「ごめん、ミル。俺……」
「気にしないで、あっ、いっぱい、して下さい……! それに……」
「?」
「さっきから、また少しずつ、身体が、ふぁ、熱く、なって……!」
「術の効果が、切れてきたのかな?」
「そう、みたいです……んぁっ」

 スローポイズンは、毒や薬の効果を抑えるだけで解毒の効果は無い。いまになって、媚薬の効果が戻ってきたようだ。
 逆に、

「……う」
「クロードさん……?」

 急に激しく動いたせいで、満腹を一歩通り越した腹の苦しさが急にぶり返してきた。くそ、こんな時にっ!

「苦しいんだったら、無理、しないでください……」
「いや、でも……」
「だから、こうして、ね?」

 言うなりミルが俺を抱きしめ、そのまま俺と一緒にベッドの上を転がった。さっきまでとは逆にミルが俺の上にのしかかる体勢になって、身を起こす。

「み、ミル……?」
「クロードさんのぜんぶも、わたしに、ください……」

 俺の胸板に手をついて、ミルが上下に動き始めた。まさかそうくるとは思わなかったので、努めて忘れていた強烈な快感が俺を襲う。媚薬の効果によるものだろうか、ミルがこんな事までしてくれるなんて……。

「クロードさん、ふぁ、気持ち、いいですか……ぁんっ!」
「あ、ああ……。ミルのなか、すごく、いいよ……っ」
「良かった……んっ」

 心の底から嬉しそうな表情を浮かべ、ミルがキスをねだってくる。それに応えながらも、彼女が動くたびに限界が近づく。
 そして、

「ちゅ、んむ、は、く、ぁ、ごめん、ミル、俺、もう……!」
「あむ、はい、わたしも、わたしの、なかにっ」
「うぁ、だめだ、もう、出……っ!!」
「ふぁ、ぁ、あ、――――っ!!」

 ミルの中が俺の息子を絞る様に痙攣し、俺は絞られるままに大量の精を彼女の中に注ぎ続けた。
91勝手に前スレ183〜186の続き(3/3)sage :2004/05/16(日) 17:37 ID:h4rkZ4Jc
「……ん」

 ほんの少し、眠ってしまったらしい。ふと右腕に重みを感じ、そちらを見る。と、俺の右腕を枕にしたミルが穏やかな微笑みを浮かべてこちらを見つめていた。なんだか気恥ずかしくて、顔が熱くなる。

「あれ……、寝ちゃってたのか」
「はい。クロードさんの寝顔、かわいかったですよ」
「あ、えっと、ごめん」

 くすくすと可愛く笑うミル、あどけないと思っていたのに、まったくどっちが子供っぽいんだか。

「今日のクロードさん、謝ってばっかり」
「いや、でも、いろいろとさ。薬使ったり……むっ」

 重ねて述べようとした謝罪の言葉は、ミルのキスで封じられた。

「ん……、わたし、言いましたよ。嬉しいって。わたしも、クロードさんとしたかったって」
「ミル……」
「それに、お薬のおかげでクロードさんを気持ちよくすることも出来ました。わたしも気持ちよかったです。
 だから……わたし、幸せです」
「ありがとう……。俺もだよ」
「ところで、お薬をクロードさんに売ったのって、もしかしてエルさん?」
「当たり」

 鋭い。ま、そういう事をやりそうな性格だってのは、ミルも知ってるし。

「それじゃ、今度お礼を言いに行きましょうね♪」
「勘弁してくれ。どれだけからかわれるか知れたもんじゃないだろ」
「それもそうですね」

 そんな会話でひとしきり笑いあい、俺とミルは抱き合って、またしばらくの眠りについた。


 ちなみに後日、何も言わなくても勘付いたエルにさんざんニヤニヤされたのは言うまでもない。
 ……ま、礼の言葉は言わないけど、心の中で感謝しておくよ。
9223sage :2004/05/16(日) 17:43 ID:h4rkZ4Jc
 という訳で、前スレのプリxハンターものの続きを勝手に投下いたします。
 ひそかに続きを楽しみにしていた者として、「書けなくなった」との発言を受け、
暴走して脳内補完→ストーリージャックを敢行してしまいました。
 ふたくるの御方様、本来の書き手による続きを読みたかった方々、平に御容赦を。
93名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/16(日) 17:47 ID:S/FOfjXs
りあるたいむきた! ふははー、今の私よりどきわく^2して読めた奴はおるまい!
騎士子さんの話といい、なんで貴方様はそんなにGJでつか。
 爪の垢キボンヌ
94前94sage :2004/05/16(日) 21:46 ID:pHu5ZHJc
[壁]Д )   ゚ ゚

なんか続きが書かれてるーーーー!?

あぁ、なんか聞いたことある名前だなぁ…って、読んでたら続きとはッ
本当にびっくりしました。

概ね、流れは当初考えていたモノと同じなんで、二度びっくり…すごいです。
でも流石にスロポは考えてなかったですが…;

んで、もとの作者としてどうなんだ?って言われるかもしれませんが…
萌え萌えですた(*´Д`)b!
続きを書いてくれて、感謝感激ですよ。

では、これからは途中放棄するなんてことがないように頑張ります。

[壁]_・)ノシ

[壁]<エルのこと覚えててくれて嬉しかったですよー

[壁]
95名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/17(月) 00:07 ID:.M8QGRV6
( ・∀・)<すろぽ
96名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/17(月) 00:20 ID:nZn87LiI
>88>92
GJです(*´Д`)b
いやぁ・・・スロポにこんな使い方があったとは・・・
漏れもスロポ覚えてきますっ
壁┃)ミ
97名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/17(月) 01:36 ID:WCvdXBz2
   ( ・∀・)   | | ポッ
  と    )    | |
    Y /ノ    人
     / )    <  >__Λ∩
   _/し' //. V´Д`*)/
  (_フ彡        /  ←>>95
98Defender(0/5)sage :2004/05/17(月) 15:08 ID:4u8UCG1k
>>56-61の続編を投下させていただきます。

前回感想をくれた方々、有難うございました。素で嬉しいです(*´Д`)
99Defender(1/5)sage :2004/05/17(月) 15:09 ID:4u8UCG1k
「――せぇいっ!!」

ウィンド海東剣を振りかぶり、マルスにバッシュを撃ち込む。
標的が弾け飛んだのを確認し、一息ついた。

「…ふぅ」

私はVIT型献身クルセイダー。
いつもは相方のウィザードと共に別の場所で狩りを行っているのだが、生憎今日は相方が新スキル取得の為ゲフェンタワーに赴いており、
私はソロ狩場であり彼との合流場所であるイズルードダンジョンの3Fで黙々と敵を倒していた。

立ったまま呼吸を整えていると…こつんと、背中に石がぶつかる。

「――?」
「うわ、BOTが振り返ったぞ!」
「ちげーよ、振り返ったって事は肉入りだろ?」
「もう、何やってるの!クルセイダーさんに失礼でしょ!」

見ると、1次職のパーティが数メートル距離を置いて騒ぎ立てている。
ここで狩りをしている臨公パーティだろうか。
反応に困っていると、パーティの中の女商人がカートを引いてこちらに近づいてきた。

「ごめんなさい…気分悪くしちゃいましたよね?」
「あ、いや……」
「へっ!ヘルムえらケインなんてBOT装備してる方が悪いだろ!」
「こらっ!そう言う事言わない!」

ぺこりとおじぎをすると、女商人は散り散りになる他の1次職達を追って走っていった。


「BOT装備……か」

ふと、同期である騎士との会話が思い浮かぶ。


「――しっかしあんた、相変わらず暑そうな装備してるわね〜。重くない?」
「ああ…だが、敵の攻撃から仲間を護る為にはやむを得ないからな。
 お前の方こそ、そのような脚部の保護がおろそかな防具で大丈夫なのか?」
「馬っ鹿ねー、このミニスカートは機敏な動きを邪魔しない為の機能美であり男を悩殺する為のファッションなのよっ!」
「……の、悩殺……?」
「そ、悩殺。やっぱり女たるもの、自分で自信を持ってる部分をしっかりと男の人達にアピールしなきゃね。
 あんたも可愛い顔してるんだから、えらケインで隠すなんてもったいない事しなきゃいいのに〜」
「――ば、馬鹿者っ!私は女である以前に前衛職だっ!」


私の言葉に対して最後に騎士が何か言ったはずなのだが、どうも思い出せない。
ともかく…私は前衛職であり、パーティを護る盾である。
性別など関係ないし、外見を気にして防御をおろそかにするなど論外である。

その考えは剣士を、クルセイダーを志した時から変わっていない。
…変わっていないのだが……。


「きゃあぁ――っ!!」

(――!?)
女性の悲鳴がかすかに響く。

(今の悲鳴…先程の商人……?)

私は防具のずれを直し、悲鳴の聞こえた方向へ急いだ。
100Defender(2/5)sage :2004/05/17(月) 15:11 ID:4u8UCG1k
「……っ!!」

やがて私は、その惨状を目の当たりにした。
全滅し地面に伏している先程の1次職達。
群生するヒドラを背後に、倒れてる者達を槍で突付いて反応を伺う3匹の半魚人。
そして少し離れた岩場からその様子を眺めるオボンヌ。
……どうやら奥地に溜まったモンスターの群れに突っ込んでしまったらしい。

「ぁ……クルセイダーさん!…逃げて……!」

先程の女商人が苦しげに叫ぶ。
――馬鹿な、何故逃げられる?
ここで逃げては、何のためのクルセイダーだ?

「待ってろ、今助けるっ!」

私に気付き襲い掛かる半魚人達に対し、こちらもダッシュで間合いを詰める。

「せぇいっ!」

先頭の半魚人の攻撃を盾で受け止め、そのまま壁際に弾き飛ばす。
直後に右に回りこんだ2匹目から槍による攻撃を受けるが、手甲がそれを通さない。

「ホーリークロスっ!!」

すかさず2匹目の視界をつぶし、当て身で退けた。
図らずも1対1となった3匹目は躊躇して二の足を踏んでいる。
私としては他の2匹が復帰する前にこいつをしとめたい。

「……どうした、所詮数でしか押せぬ軟弱者か?」

剣を地面に立てて呼吸を整え、指でくいくいと半魚人を煽る。
挑発が通じたのか、半魚人は突如突っ込んできた。

「上等だ、この装甲を破れるものなら破ってみろっ!」

相手の攻撃による衝撃を無視し、続けざまにバッシュを放つ。
十数発の撃ち合いの末に倒れる半魚人。
後2匹。ヒドラの射程に入らぬよう間合いをつめて――

(――!?)

半魚人がいない。1匹目を突き飛ばした壁際にも、2匹目を退けた右前方にも――


「――そこまでよ」

低い声が響く。

「な……!」

声の主であるオボンヌが――女商人の首筋に爪を立てていた。
そして姿の見えなかった2匹の半魚人は、それぞれ倒れているシーフや剣士に槍を突き立てている。

「貴様――!」
「動かないで。一歩でも動くとこの子の首をかっ切るわよ」
「くっ……」
「なかなか強いわね。それくらい強ければ4Fにも行けるんじゃない?……もっとも、詰めは甘いみたいだけど」
「……その子達を離せ」
「…貴方、自分の立場がわかってるの?武器を捨てて。それとその邪魔くさい鎧も全て外しなさい」
「……その子達の開放が条件だ」
「はいはい、わかったわよ。解放してあげるからさっさと言う通りにしなさい」
「…約束だぞ」

海東剣とシールドを放り投げ、プレートと頭装備を全て外す。

「へぇ、結構上玉じゃない」

満足そうに笑いながら、オボンヌは顔で半魚人達に促した。
半魚人達が剣士やシーフから離れ、解放された彼らは一目散に逃げていく――

(……?)

…オボンヌは女商人の首筋から爪を離さない。
そのまま半魚人に拘束させて――

「――待てっ!彼女も解放しろっ!!」
「悪いけどそれはできない相談ね。男どもを解放しただけでも有り難く思いなさいよ」
「くっ、貴様――っ!?」

オボンヌに向かって駆け出そうとした身体が宙に浮き、そのまま地面に引き倒される。
――油断した。
気が付いた時には、私の両足首にはヒドラの触手が絡みついていた。

「く、離せ……っ!貴様、彼女に何をするつもりだっ!!」
「ははっ!他人の事より自分の身を心配した方がいいわよ?」
「く…くそ……っ!」

抗う間もなく両腕や首筋にも触手が絡みつき、大の字に地面に固定されてしまう。
辛うじて動く頭を傾けて見えたものは――商人の服を引き裂く半魚人達の姿だった。
101Defender(3/5)sage :2004/05/17(月) 15:14 ID:4u8UCG1k
「きゃぁぁっ!!――いや、やめて……助けてぇっ!」

半魚人に襲われ、悲痛な悲鳴を上げる商人。

「やめろっ!一体彼女に何をする気だ!」
「はん、見りゃわかるでしょ?貴方達には半魚人の性欲処理と仔作りを手伝ってもらうのよ。強制的にね」
「な……何だと?」
「……意味がわかってないって事はやっぱり処女、というか知識ゼロね。これだからクルセイダーは……。
 まぁいいわ、貴方はまずヒドラで慣れさせてあげる」

オボンヌが溜息をついたと同時に、私の両脚が絡みついた触手によって大きく開かされる。

「く、やめ…――っ!?」

内股に急激に走るおぞましい触覚。
無数の触手が私の股間に群がり……服を裂き、そして下着を押し退ける。

「な、何を……っ!?――あ、あぁぁ――っ!!」

抗う事も問う事も許されないまま――前の穴と後ろの排泄器官、二つの穴に触手が挿し込まれた。

「……あら、貴方処女じゃないじゃない。男にあの商人みたいな事やられたことあるんじゃないの?」
「っく――!……し、知らない……っ!私は、そんな……っ!」
「ふぅん、余裕がなくて覚えてないのかしら。でも実際はあんな事やられてたのよ?」
「――っ!!」

――見ると、衣服を全て剥ぎ取られた商人が、股の間で半魚人に激しく腰を動かされて泣き叫んでいる。
私が…男性にあのような事を?

次の瞬間思いついたのが、炭鉱での出来事。
裸になって、彼を股の間に受け入れて……

「――違うっ!あれは…あの時は……こんな惨い事などしていない……っ!」
「惨かろうが惨くなかろうがやってる事は一緒よ。その証拠に、ほら」

オボンヌが触手に貫かれた私の股間を拭い、手に付着した体液を私に見せつける。

「……貴方、濡れてるじゃない?こんな触手に貫かれて気持ち良くなってるんじゃないの?」
「――っ!?違うっ……そんな事は…そんな事は……っ!」

……否定する言葉と意志とは裏腹に、私の身体はヒドラの触手に確実に反応していた。
穴の奥の奥まで侵入した触手がうごめく度に、触手の到達した奥底から込み上げるような痺れが襲う。
侵入した直後よりも肥大した触手が穴の入口を完全に塞ぎ、抽挿の度に刺激し……
その度に、炭鉱でのあの時と同じ感覚が何度も何度も押し寄せる。

「――はぁっ、っは……やめ………っくぅ――っ!」
「ふふ、段々いい声になってきたじゃない。……ヒドラもそろそろいい頃合いなんじゃないかしら」
「はぁ…はぁ……何……?」
「ヒドラはね、狭くて湿り気のある穴…そう、今貴方が突っ込まれてるような所に卵を産み付ける習性があるのよ」
「…な……っ!?」

オボンヌの言葉の意味を理解したと同時に、身体中に巻きついた触手の締め付けが強まり、
股間に挿し込まれた触手のうねりと抽挿の速度が急激に速まった。

「――っ!?嫌、あっ……あぁ――っ!」
「ほら、そろそろ出るわよ……ちゃんと全部受け止めるのよっ!」
「あっ……嫌ぁっ!…やめろっ、やめ――っ!?」

うねりを繰り返していた触手がぴんと張り詰め、一気に、私の奥底まで貫く。
次の瞬間、穴を塞ぎきった2本の触手がぶわりと膨らみ――ビクビクと激しく痙攣した。

「――っあ!…やぁぁ……っ!!」

反射的に引けた腰を追いかけるように触手がもう一度私の奥底まで突き刺し、激しい勢いで私の下腹部にどろどろとした液体を注いでいく。


(…っあ……そんな……卵が…私の中に……?)

やがて痙攣が止まった触手が引き抜かれ、両脚が解放された後も……絶望感で身体が動かない。
下腹部を見ると、二つの穴から苔色の液体がごぽりと溢れ出している。


「…ふふ、私としても残念だけど、ヒトの胎内や腸内は酸性が強すぎてヒドラの卵が孵化できないの。
 だからね、これからしっかりと半魚人の仔を仕込ませてあげる……」

オボンヌの怪しげなささやきを聞き、私は初めて半魚人が商人に行っている行為に恐怖を感じた。
102Defender(4/5)sage :2004/05/17(月) 15:16 ID:4u8UCG1k
「――だめっ!やめ、やめっ……っあ、嫌ぁぁ――っ!!」

丁度その時、ひときわ大きな悲鳴が辺りに響き渡り、そして静まり返った。
朦朧とする瞳で様子を見ると――商人は激しく抵抗していた動きがぴたりと止まり、
股の間に取り付いていた半魚人も動きを止め、わずかに身体全体を震わせている。

「うふふ……向こうは一発目が終わったみたいね。もっとも、まだまだ終わらないだろうけど。
 ――そっちの半魚人!もう商人を押さえてなくていいからこちらに来なさい!」

オボンヌの呼びかけに応じ、暴れる商人を押さえつけていたもう一方の半魚人がこちらにやってくる。
……股間から肥大した器官をそそり立たせながら。


「…あぁ……く、来るな……っ!」

そそり立つその器官に、彼のそれを見た時とは違う底知れぬ恐怖感と嫌悪感を感じる。
…だが、逃げるどころか身体を動かす事すらできない。

「――ぅぐっ!」

不意に上半身を起こされ、無理やり肥大した器官を口中に含まされる。

「あらあら、最初は口でして欲しいそうよ?……噛んだらタダじゃおかないだろうから、優しくご奉仕なさい」
「…むっ……んぐ……っ!」

両腕を拘束されたままの無理な体勢で、激しく頭を揺り動かされる。
含まされた器官のブツブツした感触と鼻をつく匂いが私の口内を埋め尽くし――

(――違う…あの時あいつにした時とは全然違う……っ!)

そんな思いと激しい嫌悪感が頭の中を埋め尽くす。


ずちゃ…ずちゅ……

目を閉じて必死に嫌悪感に耐えていると、半魚人の腰が激しく動き、口内の器官がびくりと痙攣するのを感じた。
…もうすぐ体液が出る。早く、逃げ――


――ドクンっ!!

「――んぐ――っ!?」

そのまま、口内で半魚人は射出した。
一気に口内に広がる体液にたまらず口を離そうとするが、半魚人に頭を押さえつけられて逃げる事ができない。

「っ!?…ぐ、んむ……っ!!」

喉奥まで入れられたまま器官が激しく脈動し、体液が次々と注がれ……とうとう、堪えきれず体液を飲み込んでしまう。
粘り気の強い体液が喉を下るたび、吐き気をもよおす程苦みばしった味と生臭い匂いが口中に広がる。

「ぷはぁっ!――げほっ!…げほ……っ!…はぁ、は……ぁ……」

射出が終わり解放された後すぐに咳き込むが、口内にわずかに残った体液しか吐き出す事ができない。
半魚人の器官は、白い体液を吐き出し終えてもなお、肥大したままそそり立っていた。


「どう、半魚人の精液のお味は?…次は下の口から飲ませてあげるからね……」
「…かはっ……はあ………せい…えき……?」
「…ふふ……そうよ……貴方のお○んこの中に半魚人のち○ぽが挿し込まれて、
 貴方の子宮の中に半魚人の子種が詰まった精液が一杯注ぎ込まれて……貴方は半魚人の仔を孕むのよ……っ!」

息を荒げながらまくしたてるオボンヌ。
もはや何の抵抗もできぬまま、半魚人のほとばしりを受け続ける商人。
そして私の両脚を抱え上げ、今まさにそそり立つ器官を私に突き挿そうとしている半魚人。
――私は、全てを理解した。

「――〜〜っ!!……やめろ……っ!やめて……くれ……っ!!」
「…へぇ、それが人に物を頼む時の態度なの?」
「っ……やめて………くだ…さい……っ!!」
「あらあらぁ、そこまでお願いするなんてよっぽど欲しいのねぇ?…お望み通り、滅茶苦茶にしてやりなさい!」
「――!?…違う、ちが――っあああぁ―――っ!!」


ずぶうぅっ!!

半魚人は一気に腰を前に突き出し、張り詰めた男性器を私の奥底まで挿し込んだ。
穴の入口が擦られる感触、ブツブツの性器に穴の中をえぐられる感触、
そして奥底に突起がぶつかる感触が一気に押し寄せ、思わず身体がのけぞり――

「――あぅ、っく――っ!?」

次の瞬間男性器が一気に入口付近まで引き抜かれ、再び根元まで叩き付けられた。
容赦のない抽挿の度に下腹部を襲う衝撃が、両腕の拘束が解けそうになるほど身体を跳ね上げ続ける。

「あぁぁ――っ!っあ、はぁっ、はぁ――っ!」
「どう、バケモノに犯される気分は!彼氏とのセックスよりよっぽど気持ちいいんじゃないの!?」
「……っ!――違う……違う……っ!!」
「ったく……たっぷり中に出されなきゃ素直になれないようね!」
「――!嫌っ…やめ……やめろ……っ!!」

よだれを垂らしながら激しく腰を動かしていた半魚人の動きが、わずかに小刻みに、そして速くなる。
さっきと同じ、精液が射出される前兆……
しかし……しかし両腕を拘束され両脚を抱えられていては何も抗う事が出来ない。

――不覚にも、涙がこぼれる。
このまま何も出来ず半魚人に精液を注がれ、半魚人の仔を孕んで……

(――嫌だ――!)


「…だれか、たす…けて……っ!!」


前衛職を志した日から初めて。
誰かに、助けを請う言葉を叫んだ。
103Defender(5/5)sage :2004/05/17(月) 15:18 ID:4u8UCG1k
――次の瞬間。

「ロードオブヴァーミリオンっ!!」

聞き覚えのある声の、聞きなれない詠唱。
刹那、辺り一面を覆う爆風と閃光。
眩しさに目を開いた私が見たのは、
数多の雷光に貫かれ断末魔を上げるオボンヌや半魚人の姿だった。

「おい!大丈夫かっ!?」

――あぁ。
助けに…来てくれた。
…助けられて……しまった。

「って、おいっ!立てるかっ!?そっちのまーちゃんも生きてるかっ!?
 ――くっそ、まーちゃん、カート借りるぞ!」

絶命したヒドラの触手を引きちぎって拘束を解き、私を担ぎ上げて商人のカートに乗せる。
商人と私の武具も乗せ、満杯となったカートを引いてダンジョンの2Fに向って駆け出す。
……どこから、そんな力が出るんだ。
お前、STR1ではなかったの…か……?

「おい、こら!目をつぶるんじゃない!おい!――…ら!―――……っかり――――」





――気が付くと、辺りはバイラン島の地表だった。
木陰から差し込む陽光に目を細めていると、向こうから彼の声が聞こえてくる。

「そんなわけで、困った事があったらここに書いてある住所のプリーストを尋ねてみてくれ。
 知り合いのプリなんだが、俺なんかより役に立ってくれると思うからさ」
「…いえ……ウィザードさんも……ほんとにありがとう……ござ…い……」
「……なぁ…今はすげぇ辛いと思うけどよ……絶対、死ぬんじゃないぞ……」
「………はい……」

破られた服の代わりに彼が調達したのか、カプラの制服を着た商人がぺこりとおじぎをして去って行く。
彼は商人が船に乗り込むまで見送り続けた後、私の覚醒に気がついて歩み寄ってきた。


「おう、目が覚めたか」
「あぁ…すまない、その……世話になったな」
「おう。お前、思ってたより重かったから運搬量は3割増しな」
「……重いのは鎧だけだ」
「あー、そうだったかもな。悪い悪い」

軽く笑った後、彼は真剣な表情に戻る。

「――それで、身体の方は大丈夫か?」
「ぁ……」

……ずきんと、化け物に蹂躙された下腹部が痛む。
私が不甲斐なかったばかりにつけられた傷。
…私だけじゃない、あの商人にも決して癒える事のない傷を……

「いや、別に無理に話して欲しい訳じゃないんだけどよ」
「……私は前衛失格だな」
「――は?」
「1次職さえ護れず、あまつさえ護るべき存在であるお前に助けられて……
 前衛であるはずの私がこの様では、いつお前も命の危険に晒すか……」

――助けて。

半魚人が私の中で果てる寸前、私が無意識のうちに叫んだ言葉。
この言葉が前衛失格である何よりの証拠で――


ぱこん。

不意に、彼に頭をはたかれる。

「痛っ……お前、何を――にゅ!?」

彼の方を向いた矢先に、今度は両頬をつまみあげられる。

「あのな〜……その、犯されて絶望しちまうってならともかく、何でそこでそう言う考えが出てくるんだ?」
「馬鹿っ、は、離せ!…私の身体などどうでもいい、お前が危険に晒されるであろう事が問題で――むぐ!」
「あーもぅ、小理屈はいいからいい加減自分の身を大切にしろっての!
 ……そりゃお前に護ってもらうと心強いけどよ、たまには俺だってお前を助けたり護ったりしたいんだよ」
「…え……?」
「何でもねぇよ。とにかく、前衛後衛とかあんまり気にしないでもっと気楽に行こうぜってこった」

そのまま、彼はぷいと横を向いてしまった。
……前衛なのに。VIT型献身クルセイダーなのに。
耐えることしか取り得がないのに。
助けてもらって、いいのだろうか。
護ってもらって……許されるのだろうか。


『――あのさ、前衛前衛ってあまり気張らないで、もっと気楽に行ってみるといいんじゃないかな?』


ふいに、風が一節の言葉を乗せて通り過ぎる。
昔良く語り合った彼女が、頭の固い私を諭した言葉。
今まで忘れていた…あの頃の私には理解できなかった、最後の言葉。

「……ああ、そうだな」

彼の、そして彼女の言葉に向かって微笑み返す。
そんな私を見て、彼も横を向いたまま小さく笑った。
104Defender(6/5)sage :2004/05/17(月) 15:20 ID:4u8UCG1k
強姦物は前振りが必要ない分短くまとめられるはず…なのですが、
結局前回と同じ長さになってしまいました。

あと、LoVで半漁確殺できないじゃーんって突っ込みは無しの方向でお願いします(ノ∀`)
105名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/17(月) 16:12 ID:W9jmFg8k
うはwwwみwなwぎwっwてwきwたwぜwwwwうえwwwww
106名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/17(月) 18:35 ID:JoddPdX.
>104
淫猥な言葉でまくしたてるオボンヌがエロさを引き立てていますね。
なかなかにハァハァさせていただきました。
107長編アコ成長物語sage :2004/05/17(月) 18:44 ID:BHUE7eeA
・・・・というわけで書いてみまつ。
一応ノビ→アコ→プリ
でアコ編を最長にしたいと思いまつ。
拙い文ですがその辺は許して(つA`)


青い空。
少女が見上げる空には一遍の曇りもない。
旅立ちにはまさに絶好の日和・・・。
「うーん、イイ天気!」
まだノービスでもない少女がそこにいた。
目の前には、

「ミッドガルド初心者修練所入り口」

そうデカデカとした看板があった。
「ようし、この門をくづったら私もラグナロクの住人だ!」
グッと両手を握り締めると、少女は受付に向かった。


「・・・・はい、リム・ハインさんですね。ではこちらで、
ノービス用の服を着て下さい」
受付の青年がリムを更衣室に促す。
リムは早速ノービスの服を見て胸が高鳴るのがわかった。

・・・は!
ダメだダメだ!
確かにノービスの服を着るのは誰にだってできる。
しかし!
この後ノービスは、筆記テスト、戦闘テスト、そして面接を受け、
全てにおいて合格点をもらわなければ、ミッドガルドに出ることは許されない。
様々なパッチが当たり、日々このノービス試験は難易度を年々増加させているのだ。
こんなことでうかれていてはいけない!

「・・・んしょ」
リムは早速服を脱ぎ、下着姿になった。
まだ押さない胸を包んでいるのは、シンプルなブラとショーツ。
「さてと・・・、早速着よう!」
そしてその重そうな胸当てを、いそいそと付け始めた。
108長編アコ成長物語sage :2004/05/17(月) 18:58 ID:BHUE7eeA
あ、そういえばエロが少ない_| ̄|○
徐々にェロクしてくので気長に待っててくださいorz


「うわぁー、可愛い♪」
数分かけ、ようやくリムはノービスの服に着替え終えた。
崑崙パッチが当たってから、ノービスの胸当てには色づけが施されるようになったのだ。
リムはピンクの胸当てをチョイスした。
そして、着替え終わった自分の姿を鏡で見回し、エヘヘ、とクルクル回ったりした。

「着替え終わったら試験官までお出でくださいー」

受付員の声がして、リムは慌てて更衣室を出た。


そして、試験が始まった。
筆記テスト。
これは最初緊張して覚えた単語等を忘れてしまい、あたふた汗をかいたが、
終盤になるとスラスラ筆が進み、自分的には満足に終了できた。

「・・・・ふぅ、できましたっ!」
明るい声で、テスト用紙を渡す。
「それでは、戦闘テストに移ります。
右の扉を開けて、襲い掛かってくるモンスターをなるべく倒していってください。
尚、無茶は評価の対象にしませんよ♪」
「あ、はい・・・・」
リムは、少し恥ずかしそうにうつむいて返事をした。
あたし、そんなに顔に出る性格なのかなぁ・・・。


扉を開けると緑の平地がリムを出迎えた。
そして、眼前には数匹のファブル達・・・。
リムは出る前に受け取ったナイフを握り締め、
「よーし、いくぞー!」
と、威勢良く駆け出した。

ずばっ!
みょいん(ファブルが攻撃する音

「きゃっ!」
ファブルの突起が、リムの足を刺す。
痛・・・・・・、で・・でも!
「負けないもん!」

ずばっ!!
ぷしゅ〜・・・・(ファブルが萎む音

リムの一突きを喰らったファブルは、体液を滲ませて萎んだ。
「えへへ、やったね♪」
リムはその後も、前進を妨げるファブルを次々とナイフで倒していった。
あまりの余裕ぶりに、
(私、シーフとかに向いてるのかな?)
とフト思ったりもした。


「うーん、順調順調♪あ、あの橋を渡ればクリアーだ、やったー♪♪」
リムは橋のすぐ先にある城門を見つけると、勢いよく
走った。
109長編アコ成長物語sage :2004/05/17(月) 19:16 ID:BHUE7eeA
ここから少しェロくなります、少しですが_| ̄|○ι


橋がギシギシと少し頼りなさそうにきしむ。
リムの健康的な肢体が、崖下の水面下にボンヤリと映る。
「さぁ、城門よ、私を導いておくれ〜」
声高らかにそう歌うように言った。
と・・・。
(え・・・・・・?)

ピタッ

リムの足が急に止まった。
リムの目の前には、ドクン、ドクン、と何やら深い音を発するものを見かけたからだ。

ヒドラ。
上級者にはワケもないモンスターだが、その鋭く頑強な触手は、一度摑んだら
死ぬまで離さないという、なんともしつこい魔物。
初心者冒険者には、鬼のようなモンスターである。

ヒドラはリムに気づいたのか、急いでその場を離れようとしたリムの足首に触手をからませた。
「んあ!」
リムは足をもつらせて倒れた。
そして、起き上がるための両手もまた、にゅるにゅると蠢く触手に塞がれてしまった。
「ひぁ・・・嫌ぁ・・・・」
完全に地に伏せられてしまったリムは、きつく腕と足を締め付ける痛みに、悲鳴を上げた。
しかし、本当の苦痛は、ここからだった・・・・。


「痛・・・・、・・・・ひぁあ!?ちょ・・・・ちょ!」
ヒドラの触手がリムの胸当てに巻きついた。
そして触手を胸当ての隙間に侵入させて、リムの胸に伸びていった・・・・。
「ひぁ・・・・、いや、ダメ・・・ぁん・・・っ!」
胸をゴツゴツとした触手で撫でられる。
ゾッとする感触に、リムの声は1オクターブほど高くなっていた。
「ぁあん・・・そこは・・・だ・・・メぇ・・・っ・・・・っくひぃっ!?」
触手の先端が胸の先にある桜色の玉に触れた。
ヒドラがそれを味わうかのようにテロテロと撫で回す。
「はひぃ・・・・ひぁああん!いやぁ・・・、たす・・・・誰・・・っか・・・助け・・・」
と、その時、リムの脳裏に何かがよぎった。


「お兄ちゃんは剣士になるの?」
「そうだよ、それで、いつか騎士になって、プロンテラ1の騎士になるのさ!」
「へぇ〜、凄い凄い。私も騎士になりたいな〜」
「リムのは無理無理、それはとにかく、お前もミッドガルド初心者修練所にいくつもりか?」
「そだよ、悪い?」
「そっか・・・・、じゃ、その時はお前も独り立ちするってわけか。
いいか、旅っていうのは一人なんだ。誰も助けちゃくれないんだぞう?」
「そんなのリムにはへっちゃらだもん!できるもん!」
「はは、どうだか・・・・、あ、そろそろ行かなきゃ、じゃあな、リム」
「うん、頑張ってね、お兄ちゃん!」


そうだ・・・・兄と交わした約束。
私はこんなところで諦めちゃ・・・助けてなんて言っちゃイケナイんだ!
「く・・・・・・・・ぅああああああ!!!」
リムは全身の筋肉を稼動させて、地面をはいつくばった。
そして、ヒドラに近づくと、我武者羅にヒドラの硬い皮膚にナイフを突き刺した!
ヒャアアアアアア!!!
ヒドラの動きが一瞬静止した、いまだ!
リムはその隙を狙って、全速力で走った。
そして、もつれる足元をふらつかせ、城門に辿り着いた・・・。


とりあえず本日はここまで・・・。
感想、等なんでもOKデス・・・。
110前94sage :2004/05/17(月) 21:35 ID:HBO6WiKQ
[壁]_・)

今日は作品の投稿が多いですねぇ…。

昨日のストーリージャックされたモノのにレスした後
徐々にプライドを刺激されて、勢いで続編を仕上げちゃいました。

そういえば、今のスレでも94getしたので、この数字に運命的なものを―――
とか、くだらないことをいいつつ投下します。

[壁]_・)つミ
111続・プリ×ハンターsage :2004/05/17(月) 21:36 ID:HBO6WiKQ
俺こと、クロード=ケーニヒと恋人のミル=ウィンストンが結ばれてから早いもので一週間。
あの日から、なんていうか…ずっと幸せな気分だ。ミルも妙に上機嫌だしな。
まぁ、そんなわけで俺たちは幸せな日々を送っているわけだ。

そう、幸せなんだけど…


「はぁ…」

夕暮れ時。大聖堂での雑務…書類整理も終わり、最愛の女性の待つ我が家へ帰る途中の小道で、俺はため息をついた。
結局、昨夜もミルから誘わせてしまった…。今日は朝から仕事だったため、今更ながらに昨夜のことを思い出す。
あの夜以来、幾度かミルと体を重ねてきたが、俺から誘ったことは一度もなかったりするのだ。

「俺って、情けないかも…」

ミルは気が利くから、俺がそういうことしたいな…と思っていると、「クロードさん、しましょうか…?」と言ってくれるのだ。
嬉しくもあり、情けなくもある。

「しかし、このままじゃ…ちょっとな」

そう。このままじゃ…その、いつまでも言い出せないわけで…
俺の思考が、良からぬ方向に行きかけた瞬間―――

「続・青少年の黄昏」

と、背中から声を掛けられた。

「うぁぁぁ…!?」

俺はびくっと肩を震わせて、驚きの声をあげた。
それから後ろを振り向くと

「相変わらずねぇ、青少年」

頬に『E』という刺青を入れた、赤いショートヘアの女ローグ―――エルが、礼の如くニヤニヤしながら立っていた。
あの日以来ずっとニヤニヤ&からかいコンボが続いて、既に俺の心から感謝の気持ちは消えかけていた。礼を言わずに正解だったな。
でも、ミルはエルにからかわれると、まんざらでもなさそうに笑うんだよなぁ…。

まぁ…とりあえず、今はこの女に抗議するときだ。

「気配を消して、後ろに立つのはやめてくれ…」

「面白いから、イヤ」

俺の要求は、にべもなく却下された。

「で、またミルちゃんとの事で悩んでいるのね」

「あぁ、まぁ…」

否定しても意味がない、と思い曖昧に頷く。

「なら、おねーさまが、相談に乗ってあげましょうか?」

「遠慮しときます」

間髪入れずに拒否。エルは一瞬、顔をしかめたがすぐに唇の端を吊り上げた。

「夜のことで、悩み事があるなら、あたしが色々レクチャーしてあげちゃうのにねぇ」

「だから、遠慮するって―――」

そこで、エルは俺の言葉を遮って

「実践ありで」

と、のたまった。

「ぶ…っ!!」

「ミルちゃんというものがありながら、何想像してんのよ、スケベ」

思わず吹き出した俺を見て、ため息混じりにエル。
そっちが変なこと言うからだろ…。

「あのな…」

俺が抗議しようと瞬間―――

「冗談は置いといて、あんたが何考えてるのかは、わかるわ」

話を戻された。

「色々なこと、やってみたいんでしょ?」

直球で核心を突かれた。

「まぁ、そういうことなんだが…」

かぁぁーっと血が上って頬が熱くなる。赤くなりながら、肯定してしまう俺。

「だったら、このあたしに任せてもらえれば―――」

「遠慮します」

今度は俺が途中で遮って拒否。エルは笑みを引っ込めて、つらなさそうに顔をしかめる。

「なんでよー?」

エルは唇を尖らせて不満の声をあげる。

「エルの提案はろくでもないから、だ」

あの夜の、胸の痛みが蘇える。
俺を許してくれたミルの微笑みが思い出される。

二度と、あんな思いも、ミルに俺の卑怯な姿を見せるのもゴメンだ…。

「ちぇー、べつに怪しいモノ使ってーってわけじゃないのにぃー」

まるで子供のような言い草のエル。

「あははは」

その態度に脳裏をよぎった思いは打ち消され、思わず俺は笑ってしまう。

「まったく、あんたからは引き下がるかな」

「悪いな」

「いいえ。あんた以外にも、あたしには楽しみがあるのよ」

そう言って、エルはニヤリ、といつもの笑みを浮かべると、その姿が掻き消えた。
ハイディングを使ったのだろう。そして、もうトンネルドライブでどこかへ行ってしまったはずだ。

「さて、俺も帰ろう」

俺は再び、我が家へと歩き出した。
112続・プリ×ハンターsage :2004/05/17(月) 21:36 ID:HBO6WiKQ
その日の晩。
俺は、意を決して自分から誘うことにした。
エルの協力を断った以上、自分で行動を起さねば―――なんて、思っているあたり、エルに尻を叩かれたことになるのかもしれないな。

「あの、ミル…」

リビングのソファの、俺の隣に座っているミルに声をかける。

「なんですか?」

ふわふわのシルバーブロンドの少女―――恋人のミルが、俺のほうに顔向けた。

「あのー、そのー、なんだ…」

って、最初からこれかよ…っ
うまく言葉の出て来ない自分が恨めしい。

「どうしたんですか?クロードさん」

小首を傾げて、俺を見つめるミル。

「あ、いや…その…」

「…?」

ミルが自分の頬に手を当てて、怪訝な表情で見上げている。

このままじゃ、またミルから言わせちまうじゃないか―――

そう思った瞬間、俺の口から言葉が紡ぎ出された。

「ミル…俺、ミルを抱きたい」

その言葉を聞いたミルは、驚いたように軽く目を見張ったあと、瞬きをしてから、嬉しそうに微笑んだ。

「わたし、嬉しいです」

「え…?」

「はじめて、クロードさんから言ってくれたんですもの」

両手を合わせて、本当に嬉しそうな顔で、俺を見上げてくるミル。
そんなミルの姿が、たまらなく可愛くて、俺は彼女の頬にキスをした。

「クロードさん…」

「ミル、ベッドに行こうか…」

俺の言葉に、ミルはこくん、と頷いてくれた。
113続・プリ×ハンターsage :2004/05/17(月) 21:36 ID:HBO6WiKQ
寝室にたどり着くと、俺たちはベッドの上に腰を下ろした。

「ミル、綺麗だよ…」

窓から差し込む月明かりに照らされて艶やかに光る銀の髪と、闇の中に白く浮かび上がる姿は、本当に綺麗で
俺はそう呟いた。
その言葉を聞いたミルは、はにかんだ笑みを浮かべて、恥ずかしそうに身をよじる。

本当にかわいいな…。
俺は愛しい気持ちでいっぱいになって、ミルの肩を掴んで、顔を近づける。

「ミル…」

「クロードさん…」

ゆっくりと目蓋を閉じて、俺を待つミルの唇に軽くキスをする。
それから、彼女の唇を舌先でなぞると、口の中へ舌を差し入れる。

「んちゅ…くちゅ…ぺちゃ…」

俺が舌を入れると、頬を上気させてミルも舌をかませてくる。

「んふ…ぺちゃ…ちゅ…」

俺の舌の動きに合わせるように、ミルの舌が蠢く。お互いを求め合い、その感覚に酔い、高まっていくのを感じる。

「くちゅ…んぅ…ちゅぱぁ」

やがて、どちらからともなく舌を止めて、顔を離す。
唇と唇の間を月明かりで光る唾液の糸が引き、ぷつん、と切れる。

「ふぅ…ミル…」

俺はもっとミルを感じたくて、肩を掴んだ手に力を入れて、彼女を押し倒そうとする。
が、ミルに胸を押されて、動きを制されてしまった。

「え、ミル…?」

何が起きたのか、よくわからなくて、俺は間の抜けた声を上げてしまう。

「あの…ごめんなさい。本当は、今日はダメなんです…」

「ダメって…どうして?」

「わたし…せ、せ…あの、女の子の日がきちゃってるんです」

「あの日…?」

ミルの言葉を聞いて、頬が熱くなったのを感じる。ミルも真っ赤になってこくん、と頷いた…というか、俯いている。

「でも、べつにできないってわけじゃないだろ…?」

「そ、そうですけど…。きっと、クロードさんの想像よりすごいことになってます」

「そうなのか…」

なんとなく、ミルの見られたくないっていうのわかるし…今回はここまでかな。

「うぅ、ごめんなさい…。はじめてクロードさんから、言ってくれたのが…嬉しくて、わたしったら、つい…」

目の端に涙をためて、申し訳なさそうに言い募るミル。

「そんなに謝らなくていいよ」

俺は優しく囁くと、彼女の頭を撫でやる。

「だから…」

「え…?」

「今日は、こっちでしてあげますよ…」

ミルは自分の唇を指差して、そう言った。俺は、その言葉が理解できずに10秒ほど固まってしまった。

「えーと、ふぇら…?」

「は、はい…。エルさんが、男の人は…その、口でしてもらうと…気持ちいいって…」

恥ずかしそうに、切れ切れに言葉を続けるミルを呆然と見つめてから、俺は眉をひそめた。

「エルが…?」

「ええ…。クロードさんが帰ってくる少し前に来て、口でしてあげたら喜んでくれるって…教えてくれたんです」

エルの奴め…。

「そっか…じゃあ、してもらおうかな」

「は、はいっ。わたし…がんばりますね」

と、ミルは恥ずかしそうに微笑んだ。

まぁ、俺もミルにそういうことしてほしいって思ってたし…
今回も、エルには心の中で感謝しとくよ。
114続・プリ×ハンターsage :2004/05/17(月) 21:37 ID:HBO6WiKQ
俺は、ズボンのベルトを外すと、下着ごとズボンを脱いだ。
ミルが目を丸くして、まじまじと、いきりたってビンビンになっている俺のペニスを見つめている。

恥ずかしいな…

こんなふうに、まじまじと見られるのは初めてだから、胸がどきどきする。

「クロードさんのすごい、です…」

と、ミルは熱い吐息を漏らす。
なんか好きな子に見られてるだけでも、たまらないものがあるな…

「あの、さわっていいですか…?」

「ああ…」

俺は膝を開いて、頷いた。
すると、ミルがおずおずと俺のモノに手を伸ばして、やんわりと握ると、それだけで快感が走る。
ミルの手の中でびくびくと暴れるそれを、彼女は目をぱちぱちさせて、見つめている。

「すごい…こんなふうに…」

そして、うっとりした表情で呟くと、ミルは手をほんの少し上下させる。

「く…はっ…!」

わずかにしごかれただけで、俺の口からうめき声が漏れてしまう。

「きゃっ…ごめんなさい…痛かったですか?」

「あ、いや…気持ちよかったから」

「そうですか…良かった」

と、ミルは安堵の息をついて

「それじゃあ、こっちでしてあげたら…もっと気持ちいいですよね」

俺の股の間へとにじり寄って、俺のモノに顔を寄せる。

「ん…ぺろ…じゅ…」

「んぁ…!」

根元から先端まで舐め上げられて、それだけでつま先から頭のてっぺんまで、全身を快感が駆け抜けた。

「きもち、いいですか…?」

ミルは宝物を扱うように両手で、それを包み込んで、上目遣いに見上げてくる。

「あぁ…気持ちいいよ」

と、俺はミルの頭を撫でて答える。ミルは嬉しそうに頬を緩めて、子犬のように目を輝かせる。

「じゃあ、もっとしますね…」

ミルは肉棒を両手で上下に擦りながら、亀頭をぺちゃぺちゃ、と舌先で舐める。

「くぅ…あぁ…」

「んぅ…ちゅ…まだ大きく…ぺちゃ…」

舌先で裏筋を刺激されて、俺の昂ぶりは限界に近づき始めていた。
って…いくらなんでも、早いだろっ

「わたし、んちゅ…上手に…ぺちゃ…できてますか…?」

「あ、あぁ…!」

ミルに責められ、ただ腰をがくがく震わせることしかできなくなった俺には、そう答えるのが精一杯だった。
彼女以外は知らないけど、はじめてで、こんなに感じさせるのだから、きっとうまいのだろう。

「んちゅ…じゅる…はむ…♪」

俺の言葉を聞いて、嬉しそうに目を細めたミルは、ぱくっと俺のモノを咥え込んだ。

「うぁっ…んぅ!」

あったかくて濡れた、ゼリーのように柔らかい口の中の感触に、思わず出そうになってしまった。
が、まだミルの口を感じたくて、俺はなんとか我慢する。

「ちゅむ…あふ…じゅぷぅ…」

ざらついた舌に舐めまわされながら、ミルの唇が赤黒い肉棒を飲み込んでいく。

「んむ…じゅる…ちゅく…じゅるる…」

幼さを残した女の子が、懸命に肉棒をしゃぶるその姿は、凄まじく淫靡で、俺の中から我慢という言葉を消し去ってしまう。

「くぅ…ミル、もう!」

「んぐ…ちゅぷ…じゅる…ちゅ、んんぅぅ…」

その言葉を聞いたミルは、頬をすぼめて唇で締め付けると、顔を前後させて、しごき始める。

「うぁ…!ミル、ダメだ…」

「じゅぷ…ちゅく…んんぅ…れろ…」

ダメだ。出る。頭の中が真っ白になって、何も考えられなくって、ペニスが一際膨らんだことだけがわかった。

「出る…!」

びゅくっ!びゅるっびゅく…!

果てた。俺はぶるっと身を震わせてミルの口の中に熱い奔流を流し込んだ。

「あぐぅ!ふむぅ…んむ…うぅ…!」

ミルは、口の中に精を吐き出されて、驚いて目を見開いたが、すぐに目を伏せて少しずつそれを嚥下していく。

とく…どくっ…とぷぅ…

長い、気持ちいい射精を終えて、俺はへたり込んでしまう。

「んふ…こくこく…んぅ…」

俺が口の中に出し切ったすべての精液を飲み下すと、ミルは唇から俺のモノを引き抜いて

「気持ちよかったですか…?」

と、微笑んで問い掛けてきた。

「すごく良かった…。でも、ごめん…口の中に出してしまって」

「苦くて…不思議な味でしたけど、クロードさんのだから…平気でしたよ」

「そっか…」

そう言って、ミルは晴れやかに笑ってくれる。

「クロードさん」

「ん?」

「満足できました?」

「ああ、もちろ―――」

言いかけて、俺は言葉を切った。
ミルの頬がまだ赤く上気していて、瞳も潤んで熱く光っているのを見たから。

「いや、まだ満足してないよ」

「え…?」

「まだ、ミルが満足してないから」

ミルは、ぱちくり、と二、三度瞬きをすると、嬉しそうに頬を緩めた。

「クロードさんは、やっぱりとても優しいですね…わかってくれるんですもの」

両手を合わせて、幸せそうな吐息と共に呟くミル。

「クロードさん、抱いてください…わたしを」

「ああ…でも、見られるの嫌だったんじゃ」

俺は、頷きながらも、その疑問を口にする。

「大丈夫ですよ…見えないように、しますから」

と、ミルは手の平を俺の眼前にかざして視界を覆い隠す。

「目、つぶっててくださいね」

「ああ…」

俺は頷いた。どうやら、主導権はミルのものようだな、と思いながら。
115続・プリ×ハンターsage :2004/05/17(月) 21:37 ID:HBO6WiKQ
しゅるしゅる…と衣擦れの音が聞こえる。
ミルが服を脱いでいる。
目を閉じている俺は、見ることの出来ないミルが脱ぐ様を、脳裏に描いてしまう。


胸当てが取り去られて露になる、あどけなさを残す顔たちに反して大きく、くびれた細い腰に強調される胸の膨らみ。

ほどよい肉付きの引き締まった脚線美。

スパッツと下着を脱ぎ捨てると現れる、慎ましげな茂りと、薄紅色の割れ目。

記憶にあるミルの裸身を思い起こすと、下半身に血が集まり、むくむくとペニスが膨らむのがわかる。

「クロードさん、もう元気に」

くすくす、とかわいく笑うミルの声が、聞こえる。
くぅ…なんか笑われると、恥ずかしい…

「待ってくださいね、すぐにしてあげますから」

ベッドわずかに軋んで、ミルの息遣いがやけにはっきりと聞こえる。
目を閉じているから、視覚以外の五感を研ぎ澄まして状況を知ろうとしてるせいか、すごく敏感になってる。
だから、ミルに法衣を掴まれると、まるで体に触れられたみたいに感じた。

「んふ…」

「どうしたんですか?」

「いや、なんでもない」

俺はゆっくり首を振った。
すると、胸に直接空気が触れている。ミルは法衣を開いてはだけさせたみたいだ。

「それじゃあ、いきますね」

ミルに肩を掴まれて、頬を彼女の吐息が撫で下ろしていくのを感じる。

「ああ…」

ミルは俺のモノを掴んで、先端を自分の濡れた秘所にあてがった。

「クロードさんのを、舐めてるだけで…こんなになっちゃいました」

その恥ずかしそうな呟きを聞いて、先ほどの情景が思い出され、体が熱くなる。

「入れますね…」

じゅぷ…

ミルが腰を落とすと、俺のモノが濡れた音をたてながら、彼女の中へ入っていく。

「あ…やっ…は、んぅ…」

うぁ…ミルの中、いつもより…
余程、先のフェラで興奮していたのか、それともあの日だからだろうか、今日のミルの中はいつもよりぐしょぐしょに濡れている。

「んぅ…あっ…くふぅ…」

やがて、先端が子宮口に当たる。
一番奥まで入ると、ミルは俺の首に両腕を回して、もたれかかってきた。
俺の胸にミルの柔らかい胸が押し当てられ、彼女の体の熱さが伝わってくる。
なんか、見えないせいか、すごく興奮するな。

「目、開けてもいいですよ」

そんなこと考えていると、ミルがそう囁いた。
だから、俺は目を開けた。

「これなら、見えないでしょ?」

「ああ、たしかに…」

俺とミルは座ったまま抱き合うような形で、お互いの体を密着させていた。
これなら、ミルのあそこは見えない。

「あの、クロードさん、動いてください…」

「あぁ…」

頷いて、俺はミルの背中に両手を回すと、腰を突き上げた。

「んふぅ…!あ…ぃ…や…ふぅ…んっ」

俺の腕の中で、嬌声をあげて身を震わせるミル。そんなミルがたまらなく可愛くて、俺は更に腰を突き動かす。

「あん…んふぅ…んぅ…きもちい、です…」

「ああ…俺も気持ち、いいよ…っ」

じゅぷじゅぷ、と腰を動かすたびに響く淫らな水音と、ミルのかわいい喘ぎ声、そして、きゅうきゅうと締め付ける彼女の膣。
それらの感覚に酔いしれて、俺は快感を得るために腰を動かしつづける。

「ふぁぁん…あんぅ…い、あふぅ…」

突き動かすたびにミルの中の潤いが増し、俺のモノも固く大きなくっていく。
ミルの膣のよさに、ぐずぐずしていたら、先に果てそうなほどに。

「あぁん…んぅ…あん…んっ」

って、それじゃダメだろ…っ
一度出しているというのに、早くも限界が訪れようとしてるいることに気づいた俺はミルの腰を掴んで

「ミル、激しくして…いいか?」

「はぁ…は、はい」

ミルが頷くのを確認すると、激しく腰を突き動かした。

「ひゃぁぁ!あん…っ!あぁぁぁ!!」

嬌声をあげて快楽に打ち震えるミルの膣内を、縦横無尽に抉り、貪る。

「あぁぁぁん!クロード…さんがっ…中でぇ…ひゃぅん!」

「くぅ…ミル…すごく、いいよっ」

お互いの耳元に、情欲のままに言葉を口にして、頭を痺れさせる。
求め合うことしか、わからなくなるように。

「あん!ひゃぁぁ…んぅ!クロード…さんっ!」

「ミルっ…ミル!」

名前を呼び合って、絶頂へと高まっていく。
が、出したくてたまらない、と俺のペニスが暴れている…このままじゃ、先に果ててしまう。

「くぅ…ブレッ…シング!速度…くふ、増加…!」

ラストスパートをかけるために切れ切れに術を唱えて、自分自身をブーストする。

「あ、あぁぁぁ!!ひゃぅ…すごいぃ!!」

早さと力強さを増した俺の動きに、ミルは今まで一番大きな声をあげる。
これなら、間に合いそうだ。

「ひゃぁぁ…ん!きもち、よすぎてぇ…わたしぃ!!」

「ミル…イっていいぞ!」

お互いの体を離すまい、と俺たちは背中に手を回してぎゅっと抱き合った。

「クロードさん!クロードさん…クロードさぁぁん!」

「くぅ…ミルっ!射精すぞ…!」

びくびくと暴れる爆発寸前のペニスを、俺は最後の、渾身の力で突き出した。

「クロードさ…!イっ…あぁぁぁぁ――――!?」

全身を震わせて、絶叫しながらミルが果てた。

「く…出る!うぁ…」

びゅくぅ…どぷぅどくぅ…

ミルが果てるの同時に、収縮した膣に精を搾り取るようにペニスを締め上げられ、俺は二度目とは思えない大量の精液を放った。

とく…とぷぅ…

射精が終わると、ミルは全身の力を抜いてもたれかかってきた。

「クロードさんが…あついのが…いっぱいです」

うわ言のように、幸せそうな呟きをもらすミル。
俺は繋がったまま、汗で濡れたシルバーブロンドに顔を埋めて、囁いた。

「すごく…気持ちよかったよ、ミル」

「わたしも、すごくよかったです…」

甘える子猫のようにミルが頬を擦り付けてくる。
俺はされるがままに、情事の後の余韻を楽しむことにした。
116続・プリ×ハンターsage :2004/05/17(月) 21:38 ID:HBO6WiKQ
「ねぇ、クロードさん…」

右腕を枕にしていたミルが、俺のほうを見つめて言った。

「ん、なに?」

「今日は、クロードさんのかわいい姿が見れて、よかったです」

嬉しそうに微笑んでミル。

「な、な、な、な…」

ミルの唐突な発言に、うまく声が出せなくなった俺は金魚のように口をぱくぱくとさせる。

「感じてるクロードさんの顔、とてもかわいかったですよ?」

ふふ、と笑みもらしながらミルは、囁いた。

「そ、そうか…」

気恥ずかしいというか、女の子から見たらそういうものだろうか…とか思いながら、俺はそれしか言えなかった。

「だから、クロードさんのもっと色々なところが見たい…って思っちゃいました」

えーと、それは…どういうことなんだろうか?
俺がそのことを訊こうと口を開きかけた瞬間―――

「エルさんに、もっと色々なこと教えてもらおうかしら?」

ミルはとんでもないことを、仰った。

「絶対、却下!」

間髪入れずに…というか、ほとんど条件反射的に俺。

「わかってますよ♪」

くすくす、とかわいく笑いながらミル。

まったく…。
しかし、ミルが訊かなくても、エルのほうからミルに吹き込むことはありえそうだよな…。

エル…お願いだから、ミルに変なことを吹き込まないでくれよ。
その夜、俺は心の底から、そう願った…。
117前94sage :2004/05/17(月) 21:40 ID:HBO6WiKQ
[壁]_・)

以上です。
はじめて、ふつーの男女モノを書き上げたような…

[壁]彡サッ
118名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/17(月) 21:42 ID:YUtCDXw2
>>107-109
リムちゃんがこれから、あんな事やこんな事されちゃうのを楽しみにしてます。GJ
ヒドラの触手に足を絡め取られるノービス・・・ハァハァ、ハァハァ・・・うっ!
119長編アコ成長物語sage :2004/05/17(月) 22:43 ID:BHUE7eeA
>>118
レスありーです(ノ∀T)
一応リムは身体的にも内容的にどんどん進化させていきますんでー。
これからも頑張ります。
12023sage :2004/05/17(月) 22:49 ID:CjpRg1Ok
>>94
 よもや続きが読めるとは。しかもこんなに早く。
 ところどころに私が勝手に盛り込んだ表現や要素が盛り込まれていて、
嬉しい限り。ストーリージャック強行の甲斐がありました。多謝です。

>>85
 キス好き抱っこ好きの月夜花がツボでした。

>>98
 商人さん南無。
 というか、クルセさんより商人さんの描写の方が可愛相だったり
興奮したりする私は何なんでしょう。
121名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 00:02 ID:fl0dT8wY
>>120
グROスレの人たちと意気投合できるやも(何
そうだなぁ・・・商人さんのほうがかわいそうだな(´・ω・)
商人さん、幸せになってくれぇ・・・_| ̄|○
122名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 00:53 ID:XDR4b.8E
>121
ぐROすれだと、悲鳴上げながら解体されることになるんだが・・・・・。
123前スレ284sage :2004/05/18(火) 01:55 ID:k/LTL86A
えらく遅くなったが♂アサ×騎士子の続き投下するわ(・∀・)
ちょいと嗜好が変わったけど生暖かい目でみてくれ
124前スレ284sage :2004/05/18(火) 01:56 ID:k/LTL86A
薪がパチパチを音をたてる

もう幾分狩ったか、結局コイツは疲れてきって熟睡している

しかもご丁寧にオレのシーフクロースに丸まってやがる

持参のマントで寝りゃあいいのに…何故かオレのシーフクロースでいつも寝やがる

しかもオレの太ももを枕にして

(…逆だろ、普通)

だがこいつを寝かせながら相変わらず綺麗な金髪をいじくるのが好きでもある

絶え間なく薪をくべ、夜空を見上げる

オーク村で堂々を野宿、これだから低レベルの狩場は楽だ

数百匹は斬ったろうか

コイツが見てないところで運よくイヤリングを回収することができた

(これで物ねだりに付き合わされることも無いだろうに)

苦笑いを浮かべタバコの煙を夜空に浮かべる

だがそんな幸せな時間はそうは続かない

タバコの親玉を地面に押し付けすり潰す

(…4…6は居るな…)

敵の気配を感じ取り薪に水をかけ、コイツに蝶の羽を握らせる

淡い光とともに消える、問題なく転送できただろう

セーブポイントはオレの部屋だ、ゆっくり熟睡してやがれ

(オレの羽はなくなったがな)

保険はない、いくら低級狩場とは言え油断はできない

ゆっくりと距離をつめてくる敵ども

(豚どもめ…来るならきやがれ、頭が死ぬ程ファックするまでクリティカルブチ込んでやる)

覚醒POTが効いて来たのか戦意が昂揚する

目が冴える、神経が、筋肉が、後ろの葉っぱの葉脈まで見えそうだ

不意に空気が揺れる

(矢だ!)

身体を捻り、ジュルを振り、6本全て捌く

(まずい、思ったより精度が高けぇ…)

だが何故か第二派が来ない

(なんだ…舐めてるのか豚ども…)

しかしすぐにオレはその異常を察した

夜空まで伸びる黒い影

まるでそびえ立つクソだ

「オークロード…」

なんてことだ、とんでもないファック野朗に会ったもんだ

ジュルを硬く握りしめる、奥歯を力一杯かみ締め、さらに戦意を高める

(もっとだ、もっと高めろ、死ぬんじゃあない、アイツの所に帰るんだ)

「ガアアアアアアァァ!!!」

「ッ!!?」

不意にオークロードが叫ぶ

怒りだ、非常に強い怒り

そうだ、それはそうだろう、人間がいきなり村に責めてオーク達をブチ殺していくんだ

その長として誰が見逃すものか

(気負いするな!ヤられるぞ!デカイ豚を泣いたり笑ったり出来なくしてやれ!)

だがな、オレも死ぬわけにはいかない

「よく聞け!このジーザスが!お前は村のため!オレは女のために戦う!分かったなら来やがれ臆病マラが!!」

とんでもない挑発だ、だがモンスター相手に人間の言葉が通じるはずもない

しかし相手は突っ込んでくる、まるで建物だ

「舐めるな!Flee260見せてやるよ!」

クソでかい拳をかわしクリティカルを体にブチ込む

「グガアアア!!」

幾数のクリティカルに膝をつくオークロード

「ハハハ!!随分小さくなったなぁオイ!サバ読んでたのか!?」

ジュルを目に突き刺し膝で耳を強打する

「アアアア!!!」

「当たらねぇってんだうが!」

軽くスゥェーして反撃に転じる

転じた

転じたはずだった

ありえない音を立てオレが吹っ飛んでいく

地面に何度も叩きつけられ数メートルは飛んだだろう

フェイヨンでみた「まり玉」のようだ

「ぐ…が……げはぁ!」

嗚咽と血を吐きながらふらふらと立ち上がる

過剰精錬のエキストラシーフクロースもモッキングマントも

まるで意味を成していない

ありえない、なんだあの威力は

あまりの激痛に顔が歪む、まるで母親に怒られたガキだ

「ぁ…ぁぐぁ…ぐぅううあぁ…」

(に…三本は、折れた…)

(ダメダ、カナイッコナイ、コノママラクニナロウ)

(うるさい、黙れ!オレは生きる!)

(クルシイダロウニ、ナニヲガマンシテルノヤラ)

(生きるんだ…まだ死にたくない、死ぬわけにはいかない!)

(そうだ!死ぬな!生きろ!クソになるにはまだ早い!戦って死ね!)

「うぅうおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

オークロードと手四つで張り合いお互いがお互い叫びあう

そこには人間とオークはいない

戦う、雄と雄だ。

あまりの握力にオレの指が幾本吹っ飛ぶ

「なめんなぁあああああああああああ!!」

こちとらSTR92だ!テメェにもプレゼントくれてやるよ!

プチィ!と鈍い音がすると異様に太いオークロードの指も吹っ飛ぶ

「ウガアアアアアアア!!」

「痛てぇんだよこのマヌケ!!その歪めた顔見せんなドアホ!!」

「ヒギャアアアア!!」

巨大な拳がオレの胸に飛んでくる

避けたつもりだが左腕がすっ飛んでいった

「あぐぁああああああ!!!」

「オギョアアアアアア!!」

お互いの悲鳴がオーク村にこだまする

「はぁ…はぁ…」

「ガァ…アガァ…」

「はぁ…ハハハ…ハハハハハハ」

「ガハァ…ハァ…グハハハハハ」

笑い始めた

お互いが

「ははは、こーゆーときカタールってのはラクだよなぁ…自分が武器を握る気力がなくてもいいもんなぁ」

誰に語るでもなく自然と声が出る

身体に撒きつけてある包帯をジュルの持ち手と手首に巻きつける

そして飛針を手の甲に刺し、完全に固定する

「っつう…また痛ぇよ…」

瞬間オークロードの拳が腹に刺さる

ズムっ!

「げはぁ!!」

大量を血が口から漏れる

めり込み過ぎだろう、拳を抜くとき「グボォ」って言ったぞ

「おおおあああああああ!!」

右腕のみのジュルを胸に突き刺し下腹まで引き裂く

「グギャアアアアア!!」

「おおおおおおおおおおお!!」

オークロードが放った渾身のストレートをかわし、首をかっきる

わけの分からない声を上げたあとオークロードが仰向けに地面に沈んだ

ズゥウウン…
125前スレ284sage :2004/05/18(火) 01:56 ID:k/LTL86A
「はぁ…はぁ…」

ヨロヨロとオークロードに向かう

ヤツは殆ど動かずただ息を荒げているだけだ

オークロードを見下ろし、右手のみでタバコを咥える

「ちくしょう…火ぃつけらんねぇよ…薬指と親指ねぇし…」

「アグァ…」

オークロードは村にくべてある松明を一本取るとオレに差し出した

「は…はは…なんだよ、火か?でけぇんだよ…」

前髪を燃やさないように慎重に火をつける

「ア…グ…ガアア…」

「なんだよ…吸いたいのか?」

「グィ…ガア」

「ハハハ…何語だよそりゃ、人語喋れっての…」

試しに吸わせてみると「ゲホゲホ」と咳こんで目に涙を浮かべていた

「吸ったことも無いのに…無茶すんなよ村長…」

最後に苦笑いを浮かべるとオークロードは完全に動かなくなった

「………オークが笑うたぁな…」

妙な気分になった

まるで、恋人でも失ったかのようだ

あんなに憎かったのに、不思議なもんだ…

マントを破り、オークロードの顔にかけるとその場を後にした

…ヒュッ

「ぁぐぁ…!」

腹に痛みがよみがえる

ふかぶかと刺さってるのは…矢だ

「ヤ…ロォ!」

オークロードの取り巻きどもがオレに目掛けて憎悪の矢を放つ

「この…マスかき野郎が!」

矢を弾きヤツラに突進する

矢が刺さる、腕に、脚に、耳も半分取られた

「おらあああああ!!」

片腕でもトリプルクリティカルジュルに変わりはない

クリティカルを叩き込んでいく

腕に紫炎を燃やす、エンチャントポイズンだ

「苦しめボケども!」

ヒュッ!

「がはッ!」

(ま…まずい…肺に…)

「はっ…はー…はー!」

息が…息が…

最後の一匹にジュルを叩き込むとまたフラフラと歩きだす

「ハーッ…!はーっ!…ぁーっ!」

これって息するってより「空気が出てる」っ感じだよな

まったく…「死ぬ」な、オレ。

気がつけば地面に倒れている、どうやら平衡感覚もイカれてるらしい

しかし死ぬってラクじゃあねぇな

そりゃああたり前だがよ

一回息を止めてみな?

3分ともたないだろう?

それが一生続くんだからな、ホント参る

「ー…!ーー!!−!」

あれ?何か聴こえるよな

よく見ると涙目にアイツがオレを抱えている

(バカか…なんのために安全な場所に返したか分からんだろうが…)

(わざわざオーク村まで戻ってきやがって…)

「あぁが…げはっ!ごはぁ!!」

何か喋ろうとすると激痛とともに血が漏れる

(ダメだ喉潰れてやがるな)

「…!……っ!!―――!!」

は…ははは、悪いな…もう聴こえねぇわ…お前の声…

がくがくと震える腕で抱きかかえる

こいつのサラサラの金髪をいじくる

あぁ、オレのクセだよな、指二本程たりねぇけどな

そうしてる間にもコイツの涙がオレの頬まで濡らす

あぁ、泣くなよ、イヤリングとってやったんだぞ?もっと笑えよ

あぁ、すまねぇな、綺麗な金髪が血で汚れちまったな

あぁ、死にたく…ねぇな…コイツ…に出会えた…のに…

あぁ…何か…言わ…なきゃ…いけ…な…コイ…ツ…に

オ……レ…お前…のコト………

「……好き…だぞ…」

その日、一人の暗殺者が静かに息を引き取った

居合わせたのは最愛の人

暗殺者は路頭で死ぬ運命

ならばこれほど幸いな死に方があるだろうか?

その暗殺者は安らぎの顔で死んでいた

………………………………………………………………………………

………………………………………………………………………………

………………………………………………………………………………

………………………………………………………………………………

オレ…死んだな、死んだわ…うん、死んだ…

………………………………………………………………………………

でも地獄って明るいな、こんなもんなのか?

………………………………………………………………………………

ん…?誰だよアンタ…地獄の死者が翼つけてちゃ雰囲気だいなしだろうが…

………………………………………………………………………………

「よく…ここまで……聖地…」

………………………………………………………………………………

あ?…なんだって?聴こえねぇよ…

………………………………………………………………………………

「…十字……背負う……」

………………………………………………………………………………

だから…なんだよ、聞こえねぇって…

………………………………………………………………………………

「もう一度……世界………転生の……」

………………………………………………………………………………

あぁ?だか…らなんて…?

………………………………………………………………………………

「アサ……シン……クロス……」

………………………………………………………………………………

なん…だよ……カラ…ダ…熱……浮いて……

………………………………………………………………………………

………………………………………………………………………………

………………………………………………………………………………

………………………………………………………………………………

「んん〜〜〜!!」

体をストレッチさせ存分に朝の空気を吸う

「はぁー…気持ちいいなぁ」

降り立ったプロンテラ、人ごみもなく朝の空気は冷えていて心地よい

「しっかし何〜にも無ぇな〜。ナイフだけかよ…何をしろっつーのか」

「この格好じゃあ目立つしなぁ。ノービスハイってのもラクじゃねぇよ」

しかもタバコ吸えねぇしな…さてどーすっか…

などど考えながら歩いていると――

どがっ

「うおっ」

「きゃっ!」

二次職のくせに騎士がしりもちをついて倒れこんだ

綺麗な金髪を派手に揺らし方耳につけられたイヤリングがチャリンと音を立てる

「痛った〜い…ちょっとぉ!気をつけ……」

目が合った

オレの顔は笑顔、相手の目には涙…

さて、これからどうするか…

                                 END
126前スレ284sage :2004/05/18(火) 02:00 ID:k/LTL86A
なんつーかグロは好きじゃあないんだがエグい戦いをさせたかったんだよ(´∀`;)
エロでもないがそこんとこは広い心で許してやってくれ_| ̄|○
127名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 07:36 ID:oChTXH8k
(・∀・)
128名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 08:30 ID:Uc.EYF56
小説ではありませんが、ウラカンダでママプリの絵がキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
12986sage :2004/05/18(火) 11:00 ID:nfovXdqA
≫88さん
ご感想ありがとうございます。
女優にヤファを選んだ時点で脳内でほわわモノ決定でした。
ホントはもうちょっとえろを濃くしたかったとかゲフンゲフン。

≫120さん
ご感想ありがとうございますその2。
だっこ&キス好きってのは超個人的な趣味だったりします。
ツボにはまってくれる方がいて(・∀・)ニコニコ

≫124−125さん
燃え死ぬと思いました。
アサさんカッケーよう。。。
更に続きが読みたい気もしますが、ここで終わらせるのが綺麗とも思います。
ともかくGJでございますよ!
130名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 11:38 ID:D9sxG0uo
>>124
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
戦闘描写がカコヨクて激燃えました、そしてオチにもニヤリとさせられました(・∀・)
でも貴方のエロ描写が大好きだったので、今回見られなかったのはちと残念です(ノ∀`)
131名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 17:53 ID:TDGhEJGA
>>126
許します、感謝します、ありがとう
スレ違いとか無粋なこと言おうとする奴らはカエレ!!
132前94sage :2004/05/18(火) 18:14 ID:Iu/PDK8M
[壁]∀゚)━━電波キター━━!!!!

もう、投稿しちゃった後なのに…

↓シーン追加案

衣擦れの音が気になって、俺はうっすらと目を開けて様子を窺おうとした。
すると――――

「クロードさん、目…閉じててくださいって言ったじゃないですか」

「あ…ごめん」

「もぉ…。今度、見たら…フラッシャーで暗闇状態にしちゃいますよ?」


なんで、書いてるときに思いつかないかな…_no
133名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 20:18 ID:eHT2/cjA
>111>117
失礼ですが・・・
[ttp://www.asahi-net.or.jp/~sk5t-kwd/fera01.htm]
ここのハンタ子の話とシチュエーションが似てて・・・
漏れの勘違いだといいのですが・・・(−−;
134前94sage :2004/05/18(火) 20:25 ID:Csu84uMk
[壁]_・)

あの日とかかぶってますなぁ…

でも、たまたま似てたってだけですよ…
135名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 20:54 ID:eHT2/cjA
>>134さん
そでしたかっw
変な疑惑かけてすみませんでしたっ(><;
これからも頑張ってくださいー
136名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 20:58 ID:u8k1LRz.
既にいろいろネタがでた感があるなぁ。
似ているシュチュエーションもでるかもしれない。


幾つか電波を受信しているのだが書く時間が・・・・。
電波が薄まらないことを祈るばかりです。
137前94sage :2004/05/18(火) 21:14 ID:LoZL40bA
[壁]_・)
>>135さん
いえいえ〜、お気になさらずに。

>>136さん
電波受信したらメモとるようにするといいですよ。
そうすれば、電波薄まるのを避けれるかと…。

忘れないように、携帯にネタ打ち込んでるって言ったら
知り合いに、「がんばるねぇ〜…」って呆れられましたが…;;
138長編アコ成長物語sage :2004/05/18(火) 23:48 ID:CHwhAPvg
「はぁ・・・・・んはぁ・・・・」
触手の体液によって所々汚れてしまったリムは、ふらつく足元を引きづりながら城門に入った。
「はぁ・・・・はぁ・・・・なんで・・・あんなとこ・・・ろに・・ヒドラなん・・か」
へたれこんでしまっても、まだ息は荒い。
(あんなところ、擦られちゃった・・・・嫌だな)
リムは紅潮している頬に手を当てて憮然としていた。
紅潮しているのは、頬だけではなかったようだが・・・。


「・・・・次は、いよいよ最後の、面接だ!」
リムは先ほどの出来事を忘れてしまったくらい元気を取り戻し、
気合を入れて、奥の重そうなドアを開けた。

ギイイイィィィ・・・・・

扉の先には、大きな長い帽子を被った係員、とは云い難い風貌の面接員がいた。
年は見た目からして50台前後、というところだろう。
リムが入ってきたのを確認すると、ニコリと微笑み、
「掛けなさい」
と優しい口調で言った。
リムは はい、と大きく返事をすると、面接員を隔てて置いてあったイスにちょこんと座った。
面接員は手元の本らしきものをパラパラ捲ると、リムの方へ視線を向けた。
コクン、とリムの緊張が喉を鳴らした。

「リム・ハインさん、どうしてこの初心者修練所に挑戦しようと思いましたか?」
「兄が・・・・兄と、約束したんです」
「ほう、どんなお願いかな?」
「いつかここを卒業した兄と一緒に、旅をしよう、という約束を、交わしたからです」
「なるほど・・・ということは、それは兄との約束のために、ここを訪れた、ということですか?」
「いいえ、それだけじゃありません」
凛とした、それでいてハッキリとした声で言った。
「確かに、約束も理由の一つです。でも、私、強くなりたいんです」
「具体的に、どう強くなりたいのですか?」
「昔私は身体が弱くて、よくイジメられてて、庇ってくれた兄に対してとても申し訳ないと
思ってました。だから、もう兄に助けられないぐらい、ううん、私が兄を助けられるくらい、
強くなりたいんです」
リムは、自分声が少し上ずってるのがわかった・・。
「ふむ・・・お兄さんは貴方のような真面目で可愛らしい妹さんがいて、さぞ喜んでらっしゃるでしょうな」
「か・・・・可愛いなんてそんな・・・・」
リムはいきなりそんなことを言われ、赤面して俯いてしまった・・・。
(うわ・・・今の絶対マイナスだよ・・・・せっかく上手く言えたのに・・・)
「リムさん」
「あ、はい!」
リムは慌てて顔を上げた。
「ここに来る途中・・・魔物がいましたね?」
「あ・・・はい」
突然何を言うんだろうか・・・。
係員であれば、そんなこと知ってて当たり前だというのに・・・。
「その中に・・・ヒドラがいましたね?」
「あ・・・はい」
脳裏にあの忌まわしい(少し大げさか)記憶が蘇ってくる。
「そのヒドラに・・・・何をされましたか?」
そう言って、面接員がニッコリと笑った。

相変わらずェ口くないです_| ̄|○|||
139長編アコ成長物語sage :2004/05/19(水) 00:04 ID:KYfu1YIY
リムは呆然としてしまった。
・・・言えというのだろうか?
リムの頭の中は、矢が四方八方に飛んでいくかのように混乱していた。
「・・・・聞こえなかったのですか?貴方はヒドラに、何をされましたか?」
面接員の声が少し低くなっていた。
リムは口元をあわあわ動かしながら、どうしようと悩んだ。
「えぇと・・・・その、触手で・・・叩かれました・・・」
そう言うと、面接員はノートに目をやり、
「・・・おかしいですね、ヒドラの触手は叩く構造にはなっていないはずですが?」
と、あっさり嘘を見抜いた。
ああああ、ダメだ。嘘は通じない・・・。
こうなったら、ありのまま言うしかない・・・。
「あ・・・そうだ・・・足を触手で巻かれて・・・倒れてしまいました」
「そして・・・その後は?」
「えっと・・・・足と腕をグイグイ締め付けられて・・・痛かったです・・・」
「なるほど・・・
ヒドラは触手を狭い隙間に入れるのを習性としていますが、ご存知でしたか?」
「え?」
これが、リムの失敗だった。
明らかに、ドキッとした表情をしてしまったのだ。
面接員はそれを見抜くと、更にリムに言った。
「胸当ての脇部分は、通気性を良くする為に若干隙間が出来ている構造なのですが・・・
ヒドラはそこを、見逃しましたか?」
「え・・・・っと」
嘘と言い張るべきか・・・いや、無理だ。
リムの視点がアチコチ移動する。
「その様子だと・・・・隙間に入れられてしまったようですね・・・」
「は・・・はい」
リム、撃沈。
「ではその後、ヒドラは何をしましたか?」
何をって・・・胸を・・・。

あっ

胸を弄られたなんて・・・・とても言えるわけがない・・・。
リムは頬を赤くさせて、目を伏せて、モゴモゴと口を動かした。
「そんな声では、聞こえませんよ」
面接員の痛烈な声が飛ぶ。
あああううう・・・恥ずかしいよう・・・・。
「話をするときは・・・私の目を見なさい」
ピシッと言われ、リムは面接員の目をゆっくりと見上げた。
うううううう、なんでこんな真面目にそんなこと聞くのー・・・。
うう・・・言わなきゃ・・・言わなきゃお兄ちゃんに会えない・・・。
「えっと・・・その、触手が・・・・その、胸に・・・」
「胸に・・・・なんですか?」
「胸を・・・・・触手で擦ってきて・・・・」
「どんな風にですか?実践してください」
そそそそ・・・・そんなぁぁぁああ;;
だが逆らうことは到底無理だ。
リムは諦めて、両手を上げた。
「これが触手で・・・それで・・・・」
リムは胸当てを軽く擦った。
しかし、
「ヒドラは胸当てを擦ったわけではないでしょう、ちゃんとやってください」
ううううう・・・・そ・・・そんな・・・。
リムはもう諦めて、自分の両手を見つめて・・・・ゆっくりと・・・・
胸当ての中に差し入れていった・・・。
140長編アコ成長物語sage :2004/05/19(水) 00:23 ID:KYfu1YIY
リムの手が、自らの胸に触れた。
まだあまり膨らんでない、ブラに包まれた幼い胸。
ここが、さきほど陵辱された・・・・若芽のような胸だ。
「・・・・・ん・・・・ふぅん・・・・」
リムは目を閉じ、ゆっくりと胸を撫で回した。
目を閉じたことは、面接員にはなぜか指摘されなかった・・・。
「ふぅん・・・・ぅん」
漏れてくる熱い吐息を、必死に噛み殺す。
それでも蒸気した息は、リムの鼻と喉を、強引に押し進む。
「んっ・・・・・ふぅ・・・んぁ」
次第に息が荒く、乱れてくる。

まだかな・・・・勝手に止めちゃ・・・・マズイよね。

リムは自分にそう言い聞かせ、指を実際に嬲られたように擦りまわす。
ふに・・・
幼いが、柔らかい胸を少し強く押す。
下半身がぶる、と震える。
そして胸を形作っている外側を、指でなぞる。
つー・・・・
「んふっ・・・・・く」
身体が少し前に倒れる。
歯を噛み締め、リムは少し、乱暴に胸を揉み始めた。
もうブラをずらし、直に触っている。
むにゅ・・・・にゅ
「んくは・・・・っ・・・・ぁうっ」
息が声と化して、外気に漏れる。
指の動きは、何かに操られるかのように、速くなっていった。
「ふぅん・・・ぁふぅ・・・ふぁ・・・」
太ももと太ももとが強く擦れる。
そして、可愛い桃型のお尻も、少しずつだが、フリフリと揺らす。
「はぁ・・・・んっ・・・・っく」
リムは自分がもうどうかしているに違いない、と思っていた。
自制すらできない状態だった。
だから、リムは忠実に、ヒドラの陵辱を、再現した。
リムの人差し指と、親指が胸の先端にある丸い突起物を挟んだ。
そして、思い切りきゅっとつねった。
「・・・・・・・・・・んはぁ!」
リムの身体が大きく仰け反る。

・・・・気持ちいい。
まだ・・・まだ・・・。

リムは乳首をつねるだけでなく、前方に引っ張り上げた。
「んんんんぁああ!!!」
リムの甲高い声が室内に響く。
そして、はぁはぁと淫らに乱れる息を鼻頭で感じつつ、もう一度乳首を持った。
・・・・と。

ぽん

肩に手を置かれた。
ハッとすると、リムは慌てて両手を抜き出した。
息を乱しながら、肩に置かれた手の先を見ると、面接員がいた。
「よく再現してくれました。合格です」
そう言って、再びニコリと笑った。
リムは一人呆然ちして・・・・・
「・・・え、合格?」
と、間の抜けた声を出したのだった・・・。


続く

本日はここまで・・・orz
ようやく修練所終了です。
この後はアコになるための試練があるわけですが・・・・
ちゃんと飽きずに書き続けるかどうか、ですね。
もっと精進します(`・ω・´)
141前94sage :2004/05/19(水) 01:20 ID:qwdBPKz6
[壁]*´Д`)

>>アコ成長物語の作者さま

人前で、しかも段々その気に…じゅーぶんえちぃですよ><b!
これが、役得ってヤツなんですかねぇ…面接官が羨まs(ry

アコの試験も期待してます。
142名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/19(水) 05:23 ID:lOGp9geQ
文神様方超GJ!
皆様素晴らしい作品をお書きになられる。
んですが、凄く気になったことが一つ。

>>前94様
文中に散りばめられたステキでファッ○な軍曹語録は燃え小説スレのオーク達の口調を受けてでありますか、Sir!
143名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/19(水) 07:36 ID:CEuaII6o
(*´Д`)ハァハァ
これはあれですかね?
プリになるときは100人相手に・・・ってウワー!
14477の中の人sage :2004/05/19(水) 13:03 ID:CcVZl0zY
えーと。。。77の中の人です(名前被らないように考えないと;)

一応、萌え小説倉庫出来ました。

まだ前スレを整理してないとか細かい部分で突っ込み要素満載ですが

突っ込み随時受付中

新・萌え小説倉庫
http://moe.novel.knight.client.jp/
145前94sage :2004/05/19(水) 13:29 ID:UB2grt12
[壁]-`)?

えーと、軍曹語録?
燃えスレ見てないので、受けてってことはないのですが。

ちょっと、燃えスレ見てこよう…授業中ですけど。
146142sage :2004/05/19(水) 13:30 ID:lOGp9geQ
休憩時間に覗いてみたら……何寝ぼけてんだ俺……_| ̄|○
>>前スレ284様です。
>>前94様ごめんなさい。
本ッ当にごめんなさい……Λ‖Λ
147142sage :2004/05/19(水) 13:39 ID:lOGp9geQ
うわ……。
一分遅かっy=-(゚∀。)・∵。ターン
申し訳ございませんでした。
それと住人の皆様にもおバカなミスでスレを消費してしまい、済みませんでした_|\○_
148名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/19(水) 16:14 ID:DCrTriP2
>>77の中の人


GJー


≫124−125さん
そのあとノビに戻ったアサシンさんは騎士子たんに沢山絞らr(ry
14986sage :2004/05/19(水) 17:24 ID:Xxl1HoJ6
〉77の中の人

お疲れ様です。
前スレ整理等、まだまだ大変でしょうが、無理なさらず頑張ってください。
150+0名無しのアイスブロードソードが装備できました。sage :2004/05/19(水) 23:02 ID:uKIK/Jgs
それはマイグレーションという名の奇蹟、あるいは災禍。
その日、世界は二つに割れる。

望む未来を掴み取りたくば、汝。
自らの手で世界を選択せよ。
151名無しさん(*´x`)ハァハァsage :2004/05/19(水) 23:07 ID:uKIK/Jgs
カーニバル興味ないし移住完了までヒマーだとか思ってたら電波受信しました。
とりあえず予告になってない予告投下、あとは新鯖開くまでになんとか終わったら、いい、なぁ・・。
15223sage :2004/05/19(水) 23:54 ID:tAiXF0dE
>>121
 グロは勘弁です。陵辱描写はともかく、スプラッタ的なものは却下な人ですので。
 故にグROスレは閲覧していません。

 ともあれ、私も商人さんに幸せになって欲しい人( 2/20)ですので、
この様なものを投下させていただきます。
 では、ストーリージャックその2、どうぞ。
153勝手に98〜103の続き〜商人さんのその後〜(1/2)sage :2004/05/19(水) 23:56 ID:tAiXF0dE
「……ま、あれだ。最近の化け物共は、人間相手にも盛ることがままあるみたいでな」

 そう切り出す俺の、向かいの椅子に座って俯いているのは、カプラさん……ではなく、その制服を身にまとった、商人の女の子。引き裂かれた、商人の制服の代わりに。

「そう……なんですか……」

 知り合いのウィザードからwisが届き、ほどなくしてやって来たのが、彼女だった。
 なんでも、バイラン島で半漁人に……その、なんだ、犯された挙げ句、種まで仕込まれたらしい。

 ちなみに俺はというと、大聖堂からそう遠くないこの建物で、医者の真似事の様な事を営んでいる。ヒール一発ハイ全快、という訳にいかない深い負傷の長期療養やら、製薬専門のアルケミと協力して病気の治療やら。
 そして、この娘の様に、魔物に犯されてしまった者に対する「治療」も。

「ちょいと黒めのエロ本なんかだと、オークの群れにとっ捕まった娘がよってたかって、なんてのも……
 って、そんな本読まないか」
「……」

 ここに来たときから、その表情はずっと暗いままだ。無理も無いが。
 だが、想像するに難くない悲惨な目に遭いながら、魔物との交わりに堕ちるでもなく、コモドファロス灯台あたりから身投げするでもなく、彼女は俺の所に来たのだ。生きる意志を、前に進む意志を持って。悪くない。まったく、悪くない。


「さて、治療に移ろうか。……悪いけど、その、下を脱いでもらえるかな?」
「……はい」

 早速のこんな要求にも文句ひとつ言わずに答えると、彼女はスカートの中に手を入れ、下着を下ろして脚から抜きさった。

「これで、いいですか?」
「ああ。少し、脚を開いておいて」

 素直に脚を開く。
 『自分は犯されたから』という意識からか、こういうケースの娘たちはこの手の要求に対する躊躇があまり無い。
 傍らの手桶に張った水と石鹸で手を洗い、右手に泡をつけたままで俺は彼女に向き直った。

「それじゃ、少し痛いと思うけど、我慢して」

 こくり、と頷く彼女。俺は左手でスカートをめくり上げ、泡の付いた右手の指を傷ついたソコにあてがう。そして、

「ん……っ」

 人差し指と中指、2本を揃えて膣内に侵入させていく。泡のおかげでひきつれる事もなく、指は根本まで彼女の中に埋まった。

「いくよ。少しの間だから」
「お願い……します」

 威力を限界まで弱めて……

「ホーリーライト……!」
「え……? ぅあ、熱……っ!」

 ヒールを掛けられると思っていたのだろう。彼女の目が驚きに見開かれ、予想外の熱と刺激に涙を浮かべる。反射的に掴んだ俺の腕を、爪を立てて握りしめてきた。
 傷付いたところに、さらに鞭打つような所行だ。それでも、最初にヒールを施すわけにはいかなかった。
 やがて俺のホーリーライトは収まり、彼女の手の力も抜ける。

「あの、どうして、こんな……」
「……とりあえず、これで孕む心配は無くなったよ」
「え……?」

 そう、このホーリーライトは、彼女の膣内の子種を殺す為のものだった。いくら魔物のものであれ、子種そのものは所詮ミクロのオタマジャクシ。限界まで絞った威力でも、死滅させるには充分だ。たとえ万が一受精してしまっていても、受精卵ごと滅することができる。
 最初にヒールを施さなかったのは、下手をすれば子種どもが活性化してしまう恐れがあった為だった。
 そのあたりの事を説明すると、彼女は涙を拭ってようやくかすかな、ほんのかすかな笑みを浮かべた。

「ありがとう……ございます」
154勝手に98〜103の続き〜商人さんのその後〜(2/2)sage :2004/05/19(水) 23:58 ID:tAiXF0dE
「引き続き、傷の治療にあたるけど、いいかな?」
「はい。お願い、します……」
「ん。それでは……ヒール。 ……ヒール」

 彼女の膣内に埋めた指をそのままに、これもまた効果を弱めたヒールを、繰り返し患部に施す。
 そこが癒されていくのを、ちゃんと感じられるように。

「どう? 痛みは、まだ有る?」
「いえ……。治っていくのがわかります……。あったかい……」
「いいみたいだね。……それじゃ、仕上をするよ」

 傷の癒えたそこから指を抜き、俺は戸棚から一本の瓶を取り出した。

「俺の作った聖水。これで浄めをして、治療は終わりだよ」
「はい……」

 洗った手のひらに瓶から聖水を空け、また彼女のそこに触れる。

「あ、ぬるぬるしてます……。これ、聖水……?」
「”こういう”治療用のだからね。聖浄性は保証するよ。……見られながらだと、恥ずかしいかな?」
「いえ……あっ」

 彼女の背後にまわって、背中から抱きすくめるような体勢で、そこを浄め続ける。そのうちに、聖水のものとは違う音が混じり始めた。とまどいながらも、彼女も俺に背中を預けてくる。

「ん……あの……」
「うん?」
「浄め……長いですね。それに、この手つきって」
「そうだね」

 そんな会話をしながらも、指の動きは止めない。彼女の頬はかすかに朱がさし、呼吸もかすかに荒くなっている。

「ふ……んぁ……あの……」
「……実は、襲ってます」

 左腕を彼女の肩越しに廻し、完全に抱きすくめながら耳元にささやく。

「えっ……」
「ああ、これが聖水だってのは本当。でも、可愛い女の子にぴっとりくっついて、ココを触ってたりすると、ね」
「そんな……。こんな、魔物に犯された女に……?」

 そんな、悲しげな声。犯されて傷付くのは、実際のところ身体よりも心だ。だから、こういう娘達はこんな事を言う。

「それがどうした」
「っ」
「子種はぜんぶ死んだ。傷は癒えた。浄めもした。全部今ここで、俺が治療した」
「……」
「だから、今俺の腕の中に居るのは、ただの魅力的な女の子だよ」

 それだけ言って、彼女への愛撫を続行する。
 何も言い返さず、かといって抵抗も無い。ときどき背中が震えているのは、愛撫のせいだけでは、無い。
 背中を支えて彼女を立たせ、診療用のベッドに横たえてこちらを向かせると、ようやく目が合う。その端から零れる、雫。

「……いくよ」
「あ、……ふぁ、あ……っ!」

 息子をそっと侵入させ、彼女の中を動く。傷を思い出させない為のゆっくりとした動きのせいで、かえって膣内の感触が息子にはっきり伝わってくる。まなじりの雫を唇で拭いながら、できる限り優しくささやく。

「ああ、君の中、気持ちいいよ……」
「ほんと、ぁ、です、か……?」
「うん。情けないけど、俺、もう出そう」
「ぅあ、はい、ください、私の中に……。人の精を、思い出させて……っ!」
「い、くぞっ、くぁ、あ……っ」
「ふぁ、あ…………っ!」

 すぐに限界が訪れ、望まれるまま、俺はありったけの精液を彼女の中に注ぎ込んだ。

「あ……あったかい……です……」


 しばし行為の余韻に浸ったあと、顔を上げて俺を見返してくる彼女の表情は、医者もどき冥利につきる、すっかり立ち直ったものだった。
 やがて彼女は帰ることにし、俺は玄関まで送ることにした。

「本当に、ありがとうございました」
「ああ。これから、頑張ってな」
「はい。……あの」
「ん?」
「これから、ときどき”浄めて”もらいに来ても、いいですか?」

 いたずらっぽい笑顔で、俺の耳元にささやく。
 強いな、この娘は。まったく、強い。

「大歓迎」

 ぐっと親指を立てて応え。俺は手を振って歩き出す彼女を、その背中が見えなくなるまで見送った。
15523sage :2004/05/20(木) 00:03 ID:dm0X4ZT2
 という訳で、脳内補完の文章化、その2です。フォロー的な意味合いが強いので、
18禁色は抑えめ。

>>98
 すみません、勝手に「知り合いのプリースト」の人格や設定を作ってしまいました。
 挙げ句この様な真似をしてしまい、陳謝です。

 ……にしても、振り返ってみれば私の書く男キャラ、プリばかりですね。
 文章化してないネタなら騎士×BSとかウィズ×マジとかバード×ダンサーとか
いろいろあるのに。
156+1名無しのアイスブロードソードが装備できました。sage :2004/05/20(木) 00:57 ID:dcmzkWDQ
見慣れた新天地に彼女は独り降り立った。
旅の道連れは相棒のペコペコと使い慣れた装備品だけ。
ずり落ちかけたゴーグルを手で押さえながら見上げた空には灼熱のモロクの太陽。
乾いた風、砂埃の匂い、それは確かに自分の知っているそのものだった。
ただその中で陽光を照り返す一振りの剣だけが告げる。ここは鏡写しの別世界だと。
そう、ここは新天地。
マイグレーションという名の神威の下に分かたれたもう一つの世界。
置いてきたもの、これからはじまるもの。
そんな様々なことに想いを馳せて、彼女は剣を執った。
かつての銘を失った剣を。

『+8名無しのアイスブロードソードが装備できました。』
157+2名無しのアイスブロードソードが装備できました。sage :2004/05/20(木) 00:59 ID:dcmzkWDQ
†††

「はぁ……どうしよっかなー」
移住することになった。
所属するギルドのマスターが定例集会でそう告げたのが昨日のこと。
その時に真っ先に浮かんだのはなぜだかアイツの顔だった。
「クェ?」
「んー、そうなんだけどねー。でも名無しの武器なんて持っていきたくないでしょ?」
愛嬌のある円らな瞳でわたしの顔を覗き見る相棒の嘴を撫でながらわたしは答えた。
わたしの名前はシルベルティア。ごく一部の例外を除いてはティアと呼ぶ。
そしてこの子はペコペコの……名前は世界タービン。
自分でもそれはどうよと思う名前だけど命名したのはアイツだし、この子もなんだか気に入ってるっぽい。
「やっぱり移住しないんだろうなー、アイツは」
実は以前にも一度マイグレーションは行われている。
その時の彼はこの世界が気に入っているから離れる気は無いと言っていたし、それはきっと今も同じだろう。
「ほんと、どうしよ……」
もう何度目か分からないため息。
その吐息は剣が帯びる冷気の魔力に触れて水滴となり、雫の伝う刀身には製作者の銘が刻まれている。
『Roudness』
その銘。その名こそが今もこうしてわたしを悩ませてるアイツの名前なのだ。
アイツは本当に馬鹿みたいに真っ直ぐで、呆れるほどに能天気で、そして。
「どうしようもない女たらしだった!」
「クワッ!」
そのとーりだとばかりにタービンが鋭く鳴く。
とまあ、そんな彼の性格に嫌気が差して三行半叩きつけたのがずいぶんと昔の話。
その時にこの剣も怒りに任せて「ホルグレン先生のハンマーの錆にしてくれるわー!」とか思ってたんだけど。
抜き身の剣をくるりと回す。銀色の雫が中空に軌跡を描いて刀身は鞘に納まった。

『+7ラウドネスのアイスブロードソードが装備解除されました。』

ご覧の通りこうして健在で、今までずっとわたしの愛剣として共に戦場を戦い抜いてきた。
そんな剣だけに売り払うのも気が引けるし、移住先の世界で無銘の剣に成り下がってしまうのも我慢できない。
なんだかアイツの名前に拘ってるみたいでシャクだけど、それでも銘の無い剣はなんだか魂が抜けてるみたいで。
「……ああもう、なんで先生もああいうときだけしっかりいい仕事するかなー」
おかげでわたしはすっかりプロンテラ精錬所のシンパとなっているわけだが。
む……。
グレン先生……精錬所……。
「あ、そうか、その手があったか」
と、そこではたと思いついた。
「よし、決定!」
うん、我ながら名案。なんだか自暴自棄っぽいのはきっと気のせいだ。
「……クァ?」
不思議そうに首をかしげるタービンを余所に、ぐっと拳を握って意を決したわたしはひらりと彼にまたがった。
「さ、行くよ世界タービン!」
「クェェェー!」
そして一人と一羽が灼熱のソグラド砂漠を駆け抜ける。

「カーニバル前に! 今度こそ! 完膚なきまでに粉々にしてやるんだからー!」

なんだかとっても不穏な叫びを残して。
158商人さんヨカタネ( ;ー;)sage :2004/05/20(木) 01:02 ID:8gK7JjbU
>>23
((((;゚Д゚))))フォォォォーー!
ありがとう、最高です!
GJ!。・゚・(ノД`)・゚・。
159+3名無しのアイスブロードソードが装備できました。sage :2004/05/20(木) 04:11 ID:dcmzkWDQ
†††

『+8ラウドネスのアイスブロードソードが装備できました。』

「……うそ」
会心の笑みと共にサムズアップするホルグレン先生。
わたしは呆然としたまま匠の手からたった今生まれ変わったばかりの剣を受け取った。
ま、まさか本当に出来ちゃうなんて……。
一瞬、夢じゃないかと思ったけど手にしたブロードソードの重みは紛れも無い現実だった。
そしてようやく現実感を得たわたしに次に浮かんだ気持ちは……なぜか悔しさ。
「もう! こうなったら+9に挑せ……」
アツくなった頭で更に無謀な賭けへ挑もうとして、剣から放たれる研ぎ澄まされた冷気に我に返る。
そしてもう一度手にした剣をじっと鑑定……見れば見るほど、トンデモナイ業物だ。
「あ、あはは……やっぱりこれだけの剣を折っちゃうのも勿体無いわよねー、うんうん♪」
――ごめんなさいお母さん、ティアは物欲に負けた悪い娘です。

そして偉大なるホルグレン大先生(たった今昇格)に感謝の言葉を伝えて精錬所を後にする。
鳴り響く金槌の音と木霊するクホホの声を背にしながら。
「でもやっぱり、アイツとは切っても切れない縁みたいねー」
腐れ縁もここまで来れば大したものだし、これは向こうに持って行こう。名無しでもなんでもいいから。
大通りを外れた路地に入り街路樹の陰にペコを休ませ、わたしはその隣に腰を下ろして改めて剣を鞘から抜いてみた。
無骨で飾り気なんて全くだけど切れ味は鋭く、そしてなにより真っ直ぐで頑丈。
傷だらけになっても何度もわたしを守ってくれた、まるでアイツ自身みたいな剣。
「そっか、だからブロソなんだ……」
どうせならクレイモアがいいのにと拗ねるわたしの髪をくしゃくしゃに撫でて笑うアイツの顔を思い出して。
ズキン、と胸が痛んだ。
思い出すだけで腹が立つようなヤツのはずなのに、それだけじゃないのは。
「うん、たしかにどうしようもないバカでスケベでお調子者だったけど……」
でも、アイツはどこまでも真っ直ぐで、わたしはそれが怖くて逃げただけなのかもしれない。
「ま、それも今更な話よね」
もうお互い青春の甘酸っぱい想い出に身悶えする年でもないし。
ぽっかりと白い雲の浮かぶプロンテラの青空を眺めてやれやれとため息をついて。
「クェーーーー!!」
「へ?」
突然世界タービンが普段からは考えられない大きな鳴き声を上げたかと思うと。
「クワ、クワ、クワァ!」
「あ、ちょっとこら! 待ちなさいタービン!」
街路樹に繋いであった手綱を引きちぎって走り出すペコにわたしはなんとか追いつきしがみついた。
「ああもうー! 止まりなさい世界タービン!」
「クェェェー!」
そして一人と一羽が喧騒のプロンテラ市街を駆け抜ける。

「あんたいったいどこに行く気なのよぉぉぉぉぉーーーーー!」

なんだかとっても必死にドップラーってる叫びを残して。
160名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/20(木) 04:43 ID:YD4lRCYc
txtにまず書き出してから、コピペして投下しよう
そうすれば、誰かの発言が文章の間に挟まれる事は少なくなるから
あと、続きが気になるので、全部一気にやってほしいよ(´・ω・`)
161名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/20(木) 13:16 ID:TSxgcM2Y
待つことには慣れたかな・・・w
花のHBさんのSSで半年以上待ち続けたからな_| ̄|○
16298sage :2004/05/20(木) 13:50 ID:9taGv0.A
>>23
補完キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
実は感想を見た後急遽商人の後日談を考えていたのですが、
18禁を混ぜようとするとどうしても無理が生じてしまい困っていました。
(Wiz×商人しか思いつかなかった _| ̄|○)

それを素敵に補完してくれたのも嬉しかったし、
何より自分の作品が補完されたというのが一番嬉しかったです(*ノノ)

それにしても、いつもながらに>>23氏の文章のまとめ方には脱帽だなぁ…。
私も無駄に長文になってしまう仕様を改善したいものです。
てかこの感想も無駄に長文っすね(ノ∀`)
163前94sage :2004/05/20(木) 17:59 ID:wQKdmGaM
[壁]_・)

>>23
素晴らしい補完ですね。
98氏同様、まとめ方のうまさには脱帽してしまいますよ。

わたしもエロが妙に長くなってしまって
ミルが目を閉じたクロードに色々する…目隠しプレイ?みたいのを入れるつもりが
削っちゃったし(削るなよ!とか言わないで…

てか…もともと、あの日はそのための伏線だったのに(汗
勢いで書かないで、もう少し考えて書こう…と思いましたね。

>>アイスブロードソードの作者さま

キャラが活き活きとしてていい感じですね。
8まで続くんでしょうかね、続きを楽しみにしてます。
164+4名無しのアイスブロードソードが装備できました。sage :2004/05/20(木) 18:11 ID:dcmzkWDQ
†††

プロンテラ旧剣士ギルド前。
さながら冒険者ハローワークと化したそこで、俺はただぼーっとしていた。
臨時にパーティを組む仲間を求める人々の輪に加わるでもなく、何をしているのかと言えば。
「んーむ、いつ見てもプリたんの法衣のスリットはそそる……」
ええとその、あれだ……目の保養?
「おお、こっちのアルケミたんもなかなか……って、どわぁっ!?」
渾身のポーションピッチャーの直撃を受けて、しかものけぞった拍子にカートに突っ込んだ。
「うわ、しかも緑ポかよ!?」
やたらと苦そうな液体でずぶ濡れになってる自慢の青い髪をつまんでぼやく。
だがそこはそれ、転んでもただでは起きないのが俺。
「ふむ、白か……グッジョブ!」
アルケミたんの超ミニの中身はしっかりくっきり克明に瞼に焼き付けましたとも、ええ。

「しっかし……」
カートの隅っこから引っ張り出したタオルで青汁まみれの頭をがしがし拭きながら。
視線の先から聞こえてくる喧騒に耳を傾けるとやはり移住の話題で持ちきりのようだ。
お互いの行く先を告げ合って、別れを惜しむ者。そして同じ未来を、絆を確認し合う者。
そんな光景が微笑ましいのか、それとも羨ましいのか。
「ま、俺には関係ないけどな……」
ぽっかりと白い雲の浮かぶプロンテラの青空を眺めてやれやれとため息をついて。
「クェーーーー!!!!」
「へ?」
突如、すぐ耳元でペコペコの鋭い鳴き声が聞こえ、振り向けばペコの顔がどアップで!?
――ドンッ。
「どぁぁぁーーー!?」
ずざざーー。
「痛っ! 熱っ! 摩擦が、摩擦がぁぁぁ!?」
そのままペコに体当たりされて石畳を数メートルは摩り滑る俺。
その後ろでは愛しのマイパンダカートが二転三転しながら中身を路上にぶちまけ、て……。
「……クェ?」
…………。
……。
ぶちん。

「ってぇぇぇぇ!! 何しやがるこのバカペコーーーッッッ!!」

『オーバートラスト状態になりました。』
『叫びました。』

そして一人は一羽に向かい、地を蹴って駆ける。

「バラす! 捌いてお肉マンに売りつけちゃる!」

なんだかとっても物騒な叫びと共に。
165名無しさん(*´x`)ハァハァsage :2004/05/20(木) 18:21 ID:dcmzkWDQ
ども、ブロソの中の人です。うぁぁ、新鯖開いちゃったーーー!!
と、とりあえず今はここまでってことで勘弁してください。

あとこのネタ半分くらい実話ですというか騎士子なんてまんまうちの娘d(ざー
16677の中の人sage :2004/05/21(金) 14:59 ID:bp8a1Rj2
ご無沙汰してます。

現在6スレと7スレのこの書き込み以前の小説までは

とりあえずテキストに抜き出しました。

あとはHTML化して〜と思ってるのですが

投稿日付・メール欄のage/sage・スレ番号を抜いてしまおうと思うのですが

どうでしょうか?
167名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/21(金) 19:50 ID:RcXFeoWI
>>166
できればスレごとの小説一覧も左側に出て欲しい…。
右側に出るのはフレームの利点が半分ぐらい消えてる気ガス
168名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/21(金) 20:31 ID:XeJxhh/U
>>77の中の人
167に同意。
スレ毎にまとめてあるのはいいんですが、
今の形式だといちいち戻るか選び直すかしないといけないわけで、
勝手な要望ながら変更希望。

あと背景色をベージュっぽいかんじにしてくれたらなー、とか。
16977の中の人sage :2004/05/21(金) 21:45 ID:bp8a1Rj2
>>167、168

フレーム構成を1から作り直す方向でいいのかな?

本格的な構成は来月に回すとしてちょこちょこと弄っていきます。

向こうに意見掲示板付けたほうが早いかも;

板汚し失礼
170長編アコ成長物語sage :2004/05/22(土) 00:17 ID:nSwjaPWw
>>141
>>143

こんな拙い駄文にレスありがとうございます(ノA`)。。
これからも頑張ります。


城門を潜り抜ける。
そして、大型ポータブルの魔方陣に乗る。
サァーーーーっと、青白い光がリムを包み込み・・・・
やがてそれは、リムを新たなる大地へと、導いていった・・・・。


【臨公に必須な消耗品!安いよ〜】

【。|】売)スロット付ホイップ 在席中です〜

うは、あそこの露店詐欺じゃん・・・?
通報汁!
ぬぉ!ハイスピードポーションない!買ってくるわ!!
空き瓶1つ500zで買います〜


うわぁぁぁあああああ・・・・・・・・・・。
リムはその群集の中で、頬を赤らめて嘆息した。
ミッドガルド公国。
首都・プロンテラ。
冒険者のほぼ全てがここに集い、最も賑やかで、有名な都市だ。
リムはこの溢れんばかりの冒険者を見回しながら、しばし恍惚とした表情でウットリと
プロンテラを堪能していた。

「すっご〜〜〜〜い・・・。私の村が10個あっても足りないくらい広いな〜〜〜・・・」
リムは己の故郷を少し哀れに思ったものの、この湧き上がる興奮の前では、
そんなこと露にも感じなかった。

(この世界のどこかに・・・お兄ちゃんが・・・・)

そう、一刻も早く兄に会わなければ。
そのために私は・・・・ここに来たのだから・・・・・。
リムは焦る気持ちを押さえながら、住民登録所へ向かった。


「リム・ハインさん。はい、ミッドガルド公認初心者証です。これでどこでも入国できますよ」
リムはやたら長い軍帽を被った案内要人から、四角い名刺みたいなものを貰った。
「胸につけるんですか?」
「はい、先端に、小さい穴が開いてますので、そこを通して下さい」
リムは胸当ての胸の先っちょを見た。
ちょうど乳首に当たる所に、なるほど証のヒモを通す穴が空いてあった。
「私がつけてあげますね」
案内要人が証を取ると、リムの身体をグイと引き寄せた。
「きゃっ・・・・///」
「私は一応女性なので・・・あまり気にせずに^^;」
そう言うと案内要人は、リムの胸を胸当て越しから掴み、ゆっくりと証を通していった。
ゆるゆる・・・・と手が小刻みに動いてるのがわかる。
(んっ・・・・・・・はぁ・・・)
リムは少し揉まれている、ということを確認すると、声に漏れない呻きを噛み殺した。
しばらくして、証はリムの胸にピッタリとはめこまれた。
(このノビさん・・・可愛いなぁ)
案内要人は、名残惜しげにリムを離し、頑張ってね、とウインクした。
リムはまだ少し・・・・顔が火照っていた。
171長編アコ成長物語sage :2004/05/22(土) 00:42 ID:nSwjaPWw
「よーし!」
リムは威勢良くプロンテラ南門を出た。
そこにもプロンテラ内にも劣らない程の人々がいた。
「うわー・・・・街の外にもいっぱいいるー・・・・」
沢山のチャット(立て札)を通り過ごしながら、リムはミッドガルドの大地を
踏みしめていった。


「ああああああああああああああああ!いたあああああああああああ♪♪」
リムが突然大声を出したのは、目の前にモンスターのせいだった。
赤い半透明なジェルをポヨン、ポヨン、と跳ねながら蠢く、モンスター。
「ポリンだああああああ♪」
そう、ポリンとはミッドガルド内で最愛されているモンスターであり、
特に初めてミッドガルドを訪れた初心者にとっては、ある意味アイドル的存在でもあったのだ。
「きゃあきゃあ☆、・・・・・叩いていいのかな・・・・・」
・・・・なぜか誰ともなく許可を申請するリム。
とりあえず、支給されたナイフで突付いてみる。

プニョン・・・・・

(きゃ・・・・・・・柔らか〜〜い♪)

まだ手に残る柔らかい感触が、リムを悦に入らせていた。
「ぽ〜!」
ポリンがリムに体当たりをする。
「きゃ!」
先に仕掛けておいてなんだが、リムは意外に早く重い衝撃に、尻餅をついた。
ポリンは先ほどまでウルウルさせていた瞳を釣り上げ、リムを睨みつけていた。
(・・・・・そうだ、これが、戦い、生か死を分かつ・・・戦いなんだ!)
リムは初めて味わう戦い、というものに一瞬身震いしたが・・・。
「ポリンだろうと・・・なんだろうと、負けられないよね」
胸を張って、ポリンに向かっていった。


「・・・・・・・・えい!」

ブシャン!

リムの数回に渡る攻撃により、ポリンは勢いよく爆ぜた。
「・・・・・・・ふぅ・・・・」
汗を拭って、飛び散った体液からゼロピーを拾うと、それをバッグに収めた。
「はぁ〜・・・ポリンといえども、最初は辛いんだな〜・・・・」
リムは適当な木々に、ペタンと座った。
そして、空を見上げる。

青いなぁ・・・・。
この大きな空の下で・・・お兄ちゃんが私を待っていてくれてるんだ・・・・。
・・・・・・待っててね・・・お兄ちゃん


まだ見ぬ兄を想いながら・・・・・リムは瞳を閉じかけた。
と、
「きゃああああああ!誰か助けてえええええ!!!!!」
耳をつんざく声がリムの鼓膜を刺激させた。
「え、なに!?」
リムはガバッと跳ね起きると、すぐ傍で、ポリンらしきモンスターに襲われている
ノービスを見つけた。
否、それはポリンではなかった。
砂漠に適応された、ドラップスだった。
ポリンよりも好戦的であり、身体の強度はポリンを軽く凌ぐ。
ノービスは、ドラップスに何度も弾かれ、あちこち服が破れてしまっていた。
「・・・・・・待ってて!今助ける!!」
リムは思いっきりドロップスに走りより、移動速度を利用して、ドロップスに
ナイフをぶつけた。

ぶしゅっ!!

その一撃で、ドロップスはポリン同様、爆ぜた。
「・・・・・・・・・あの、大丈夫?」
リムはその倒れていたノービスに、声をかけた。
172長編アコ成長物語sage :2004/05/22(土) 01:03 ID:nSwjaPWw
「ね・・・・大丈夫?」
倒れていたノービスは、所々服が破けていて、ドロップスの体液によって、
至る所に液が粘りついていた。
「・・・・・・・・ぅぅん」
ノービスが目を開けた。
そして、リムを見ると、ひぃ!と後ずさりをした。
リムは慌てて、
「あ、大丈夫。ドロップスは私が倒しておいたから・・・・
もう大丈夫だよ」
と言い、ニッコリ笑った。
そうすると、少女はパッと笑みを浮かべ、
「あ、ありがとうございます。私・・・エリスっていいます。
助けていただいて本当に・・・・」
「あ・・・いえいえ、助け合うのが、MMOですから^^
あ、ちなみに私、リムっていいます。エリスさん・・・も、もしかして?」
「あ、はい。さっきここに来たばかりなんですぅ」
「あ、私とおんなじだ〜」
「え、本当に〜?」
エリスという、セミロングの少女は、リムに興味を持ったのか、
襲われていた記憶はどこへやら、ガバッと立ち上がった。
「ところでリムさn・・・・・ぅあ、ベトベトするぅ・・・・」
エリスは少し遅れて、身体中に付着していた白い粘着した液に気づいた。
「ポリン類の体液って・・・・結構ネバっこいんだね」
「そうだね・・・・・ね、ちょっと服乾かすの、手伝ってもらえる?」
「え?うん、いいよ」
そう言ってリムが承諾すると、エリスは頬を輝かせて、リムの手を引いていった。


プロンテラ城壁伝いに数十メートル、うん、ここなら大丈夫だ。
リムは辺りを見回すと、いいよ、とエリスに呟いた。
「じゃ、胸当てから・・・・・」
ぱちん、と鎖を外すと、エリスは胸当てを外した。
清楚な白いブラに包まれた胸は、意外と大きく熟されて膨らんでおり、しっかりと
谷間もできていた。
(うわぁ・・・・エリスちゃんグラマーだなぁ・・・・)
貧乳であるリムは、少し羨ましげに見ていた。


やがて下着姿になったエリスは、
「うーん・・・・ブラもベトベトだぁ・・・・取っちゃえ」
と、肩ヒモに指を絡めた。
「ちょ、ちょっと、いいの・・・?」
リムが恥ずかしながら聞いた。
「大丈夫、女同士なんだし♪」
あっけらかんと言う。
そして、エリスはブラを一気に下げて、外した。
ブラによって締め付けられていた豊かな胸がふるん、と揺れて、外気に晒された。
(うわー・・・・・下着外すと更に大きい・・・・)
下着を取ってもあまり形の崩れない、新鮮で瑞々しく豊かな双乳。
あまり大きくない乳首が、白い胸よりも明るいピンク色で染まってて、
存在を際立たせていた。
「さて・・・・服は木に吊るして・・・と。ん?」
エリスがリムの視線に気づいた。
気づかれたリムは照れながら顔を反らした。


「さて・・・・・暇になっちゃったね、ごめんね、リムさん」
フードを身体に巻きつけたエリスが、笑って謝る。
「・・・うぅん、大丈夫、時間なんていくらでもあるから」
「でもさ・・・・乾くまで動けないよねー・・・」
「うん・・・・確かに・・・暇だね」
「・・・・そうだ、ちょっといいことしよっか?」
「・・・・・・・いいこと?」
キョトンとしたリムを、エリスは蟲惑的に見つめた。
「うん、とっても気持ちいいんだ」
「へぇ〜・・・・どうやるの?」
「えっとね、リムさん、服、脱いで♪」
エリスは子供みたく、そう言った・

続く

あぁぁぁ・・・眠気に勝てずに本日はここまでです_| ̄|○
凄い微妙な終わり方ですみません・・・・_| ̄|○
173名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/22(土) 03:28 ID:uLB./Ilc
>>153-155 (23氏)
8行目
>製薬専門のアルケミと協力して病気の治療やら。

商人さんの将来が見えたっぽ。
きっとこの後アルケミになってプリの所へ「手伝わせてください!」とだな。
…という話が読みたいのでございますよ。

しかしこのプリ、他にもいるであろう「被害者」たちに、メンタルケアと称して同じことしてるんだったら、
殺意が沸いてこないでもない。
17486sage :2004/05/22(土) 11:04 ID:Jf7whYSA
>>長編アコ成長物語の作者様
一話目から楽しみに読ませてもらっております。
エロっていうよりもえっちな感じ(どんなんや)がヒットです。
続きもばきばき頑張って下さい。

それでは一つ投下させていただきます。

|壁|・ω)っ[ソロじゃなくなったソロアサとヤファたんのお話]
175アサとヤファたん2−1sage :2004/05/22(土) 11:07 ID:Jf7whYSA
ズドン、と爆発音にも似た地響きと共に、朽ちた石畳を突き破ってヘブンズドライブの無数の岩の槍が突き出した。
かつては敬遠な信徒の祈りに包まれていたグラストヘイム修道院は、
死してなお現世を彷徨うアンデッドモンスターの巣窟になっている。
華麗なステップで岩の槍を全てかわし、アサシンの青年は両手に装着したジュルを堕ちた賢者、イビルドルイドに叩きつけた。
非情の暗殺者らしく、その目は切り裂くように鋭い。
ジュルと交差するように、イビルドルイドの黒い瘴気の刃がアサシンに襲い掛かる。
身を開いて紙一重でかわした瞬間、刃はその動きを追うように曲がり、彼の脇腹を引き裂いた。
鮮血が散る。

「ちどりっ!」

舌打ちする間も無く、ちどり――千鳥と呼ばれたアサシンの傷と痛みは、ヒールの温かい光の中に消え去った。
ちらっとヒールを飛ばしてくれた、狐のような耳を生やしたシーフの少女を一瞥し、礼の代わりに微笑むと、
神速の刃をイビルドルイドに向けて放った。
すぐに千鳥の加勢に入ろうとしたシーフを影が覆う。
見上げるよりも先にシーフは背後に高く跳躍し、一瞬遅れて腹部に巨大な口を持つモンスター、レイスが石畳にかぶりついた。
その衝撃に修道院全体が小さく揺れ、埃に混じって小さな少し崩れた天井の一部がぱらぱらと落ちた。
天井からの襲撃者は半分ほどめり込んだ体を引っこ抜き、石の塊をバキバキ咀嚼しながら着地したシーフに襲い掛かった。
浮遊するレイスを見据えるシーフの瞳に、赤い光がぽうっと宿る。
その光に呼応するように彼女の周囲に夥しい量の炎のつぶてが浮かび上がり、猛スピードでレイスに殺到した。
それらは着弾と共に小規模の爆発を起こし、レイスの体を焼き焦がす。
最後の一発が一際大きな爆発を起こし――しかし、その爆炎の中から体の三分の二ほどを吹き飛ばされたレイスが
シーフ目掛けて勢いを弱める事無く突進してきた。
シーフはぴくっと眉を上げると、腰に提げた短剣を抜き取って垂直に高く飛んだ。
彼女の影から這い出るように現れる九尾の狐が三匹。
現れた狐は、くぅぅぅっ、と長く唸ると、シーフの戦いを助けるように一斉にレイスに食らい付いた。
動きを封じられたレイスの頭上高く、両手で短剣を持ったシーフが舞い降りる。
彼女の手の中で短剣は光に包まれ、掴んだ蛇がうねうねと脱出を図るように一メートルばかりの長さに伸び、
一本の棒に姿を変えた。
その先には持ち主の頭ほどありそうな大きな鈴が揺れている。
充分に落下速度と体重を乗せて、レイスの頭に一発叩きつけられた鈴は、
世にも重い音の後に、ちりりん、と涼しげな音を響かせた。
それがとどめになり、体を維持できなくなったレイスは不気味な笑い声を残して消滅した。
役目を終えた狐はシーフの足元にかけより、二度三度、
彼女の足に顔を摺り寄せると甘えるように喉を鳴らし、空気に溶け込むように消えた。

「ちどりーっ、なんかでたーっ」

レイスの残骸の中から重い布を見つけたシーフは、それを拾い上げて、
ちょうどイビルドルイドにとどめを刺した千鳥に向き直った。

「おー、お疲れ。こっちはボウズだ」

「ぼーず」

初めて聞く言葉を意味もわからず繰り返し、シーフはその布を千鳥に渡した。

「何だこりゃ…って…おいまさかこれ」

慌てて拡大鏡を取り出し、仔細に観察する千鳥の顔に、徐々に喜びの笑みが浮かぶ。

「Sマントきたぁあっ!」

「きたーっ」

「よくやったな!」

ぐしゃぐしゃと頭を撫でられ、何故誉められているのかわからないまま、それでもシーフはこれ以上無いほどにこにこしている。
当面の生活費や宿代を稼ぐためにやって来たこの修道院での狩りは、彼女の充分すぎる手柄により終わりを迎えた。

「よし、今日は美味いもん食うぞ!」

「くうぞーっ!」

千鳥と一緒に狂喜乱舞している、このシーフの少女。
本来の使い手であるマジシャンにも引けを取らない威力の魔法を放ち、モンスターである九尾の狐を従えるこの少女。
彼女の名は――月夜花。
フェイヨンダンジョンのボスモンスターであり、千鳥の一風変わった相棒である。


ポン…ポン…とギターを爪弾く音色にあどけない声のハミングが乗った。
月夜、森の中で焚き火に赤く照らされながら、千鳥と月夜花はギターと声で一つの曲を奏でていた。
傍にある大きな湖は、蒼い湖面にぽっかりと新円の満月を写し、幻想的な雰囲気を醸し出している。
二人の顔には、同じような穏やかな笑み。
月夜花は、こうやって時々弾いてくれる千鳥のギターの音色が好きだったし、
千鳥もまた、どこで覚えたのか、歌詞の無い月夜花の幼い歌声に心癒されていた。
出会った頃は歌どころか、話すことも出来ず、声を出す事にすら新鮮さを感じていた月夜花は、
驚くべきスピードで千鳥から知識を吸収し、それまで必要の無かった声を自分のものにした。
本来、彼女達は声ではなく、テレパシーのようなもので互いの意思を伝え合うのだ。
そこに種族や、言語の違いは無い。
今では、身振り手振りを交えながらではあるが、互いの意思の半分以上を伝えることが出来るようになった。

歌声に誘われたのか、ポリンが一匹、踊るように二人に近付き、目を閉じてぷるぷると体を振るわせた。
不意に月夜花の歌声が止まったが、千鳥は気にするでもなく軽く目を閉じてギターを引き続けた。

空気が動き、月夜花が移動する気配を感じる。
ゆっくり顔を上げながら目を開けた千鳥は、はっと息を呑んだ。
シーフの衣装を脱ぎ捨てた月夜花が、湖に入って目を閉じて佇んでいる。
呆けたように指を動かしながら見つめる千鳥の前で、流れるような動きで踊りだした。
それは、ダンサーが踊るような、時に情熱的な、時に蟲惑的なものとは違い、静かで神聖な、
巫女が舞うようなそれに千鳥には感じられた。
月夜花の右手に握られた短剣が、月の光を浴びて青白く発光している。
月光剣。
正に、その名に相応しい美しい光だ。
彼女の手の中で、月光剣は夜の闇に蛍のように光の線を描く。
不思議な光景だった。
湖に入っていると見えた彼女の足元は、決して波立ってはいなかった。
目を凝らして見ると、爪先立ちになった月夜花は水中に足を入れておらず、
まるで浮いているかのように水面に広がる小さな波紋の中心に立っているのだ。
彼女が動く度に波紋は音も無く広がり、振るわれる月光剣が模様とも文字とも取れる線を描き、消える。
右手が、水面を撫でるように振るわれ、握られた月光剣の切っ先が微かに波を立てた。
そのまま右手は大きく円を描き、手の中で月光剣は、あの鈴へと姿を変えた。
細かい飛沫が軌跡のように輝く。
また、月夜花は歌いだした。
ギターの音と歌声に、鈴の音が混ざる。
千鳥の視線に気付いたのか、薄く目を開いた月夜花は彼に向けて小さく笑んだ。
これまで見せていた明るい笑顔ではなく、儚い、消え入りそうな笑顔だった。
瞬間、ギターの音は、ごとっという重い音に代わり、やんだ。

「ヤファっ!」

叫び、千鳥は月夜花の下へ走った。
驚いたように歌と踊りを止めた彼女を抱きしめ、勢い余って湖に倒れこんだ。
波紋しか描いていなかった湖面は、ばしゃん、と大きなしぶきを立てた。

「ち、ちどり…?」

千鳥は震えていた。
ここまではっきりと取り乱す彼を初めて見た月夜花はただ、彼の背中に手を回すことしか出来なかった。


二人は同じ毛布に包まり、ぱちぱちと爆ぜる焚き火を見つめていた。

「マジ悪かった」

鼻の頭を掻きながら、千鳥はばつが悪そうに呟いた。
びしょ濡れになった服は、今は焚き火に当てて乾かしている。

「んーん。けど…どうしちゃったの?」

「何か…さ、あのままほっといたら、お前がどっか行っちまいそうな気がしてつい…。うわ、俺情けねー」

少しきょとんとして月夜花は千鳥の顔を見上げ、それから彼の胸に頬を寄せた。

「ぼくは…、どこにもいかないよ。ずっとちどりといっしょがいいもん」

頬擦りしながら抱きつく月夜花の頭に、千鳥の手が置かれる。

「そうか…。俺も同じだぞ」

千鳥の顔が降り、軽く唇が重なって離れた。
胸に抱きついていた腕を離し、月夜花は正面から彼の顔を見つめた。
少しだけ瞳が潤んでいる。

「ちどり、あのね、あのね、はじめてちどりにあったときの、してほしい」
176アサとヤファたん2−2sage :2004/05/22(土) 11:08 ID:Jf7whYSA
少ない語彙で一生懸命話す月夜花の頭に、千鳥はもう一度手を置いた。

「俺も初めてヤファに会った時の、したい」

その言葉が終わるか終わらないかの内に、月夜花はもう一度、
ぶつかるように千鳥に抱きつき、顔中を舐めまわすようにキスをした。
やがて唇同士が重なると、互いの感触を味わいながらの舌と唾液の送りあいが始まる。

「っぷぁ…、ちどりぃ、きもちーの、いっぱいして…」

「ん、おう」

月夜花は自分で乳房を隠す帯を取り払い、千鳥の手を導いた。

「お前さ、微妙にエロくなってねえ?」

「えろ?なに?」

「んー、今度ゆっくり教えてやるよ。うまく説明できね」

「う?やぁっん」

乳首に吸い付いた千鳥は、そのままゆっくり月夜花を毛布の上に組み敷いた。
押せばへこむ柔らかい突起がどんどんその硬度を増してゆく。
片方を揉まれ、片方を吸われ、違う感触の、
しかし同じく与えられる快楽に月夜花は毛布をきつく掴んでいやいやをするように頭を左右に振った。

「ふっ、ふぅんっんっ、んぅっ」

小振りではあるがしっかりと膨らんだ乳房は、抵抗無くふにふにと形を変える。

「もうちょっとこう、育ってたら言う事無いんだけどな」

「おっきい、ほうが、いい、っ、の?」

「自慢じゃないが俺はオッパイ星だぞ。大きいのは大好きだ」

「じゃ、じゃあっ、ぼく、がんばっておっぱいおっきくするぅ」

ただただ好意から来る無邪気な言葉に、千鳥はたまらず小さく噴き出した。

「頑張ってどうにかなるもんじゃねっての」

「うぅ…」

「気にすんな。別にお前のオッパイが好きって訳じゃーないんだからな」

そう言って千鳥は、今度は月夜花の脇腹へと唇を下ろした。
そのまますうっと顔を下半身に移動させ、下腹部の柔らかい肉を軽く唇で挟むと、彼女の両足を持ち上げ、股間に顔を埋めた。

「ひゃっ」

以前は無かったその行為に小さく悲鳴をあげ、月夜花は少し上半身を起こして
不安げに千鳥の頭を見つめた。

「ちどりぃ、そこ…、おしっこでるとこ…」

ぴったり閉じた割れ目の周囲は、焚き火の明かりを受けて少しだけぬらぬらと光っている。
指を当ててそっと開くと、幾重にも重なった綺麗な白桃色のひだと、小さな陰核が覗いた。

「綺麗なもんだぜ」

迷う事無く舌を突き入れて、奥底までえぐるように味わう。
僅かに感じた小水の味は、遅れてやってきた愛液の味にかき消された。

「ひゃあんっ、あっ、あはぁっ!」

甲高い嬌声と、ちゅるちゅると愛液をすする音が交わる。
陰核を指でつまむと、月夜花の声は更に高くなった。

「あっ、あっ、ちどりぃ、そこ、き、きもちぃよぉっ!」

「そうか。んじゃもっときもちくしてやるからな」

舌での愛撫に指が加わった。
際限無く溢れる愛液は月夜花の快楽をダイレクトに千鳥に伝える。

「ぼ、ぼくも、ぼくもっ、きゃぁっふっ、ちど、ちどりのなめるぅっ」

「んなっ!?」

喘ぎながらの月夜花の提案に千鳥は咳き込んだ。

「な、フェラなんかどこで覚えた?どっかのパーが余計な事言いやがったんじゃないだろうな」

「はぁ…、んふぅ・・・、ふぇら?んと、ちどりがなめてるからぼくもっておもって…」

そういう事かと千鳥は安堵の息をつき、続けた。

「…いいのか?」

「うん。ちどりもきもちぃくなるんだよね?」

「おう。んじゃあ、頼むわ」

唯一身に付けていた下着を脱ぎ、千鳥は月夜花の頭を跨ぐように膝をついた。

「噛むなよ。…って何か前にも言った事ある気がするな」

真上からぶら下がる男根を、初めて目にしたときと同じように不思議そうに月夜花は見つめる。
おそるおそる舌を出してちろちろ舐めると、口をあけて一気にくわえ込んだ。

「ぅ…っ」

もごもごとでたらめに口と舌を動かす月夜花の奉仕は、上手いか下手かで言えば、矢張り間違いなく下手で、
人間のものより鋭い犬歯は当たるたびに少しの痛みを伝えるが、千鳥にとってそんなことは二の次だった。
与えられる快楽よりも、月夜花が彼のためにと思ってしてくれているというのが重要なのだ。
痛みと快楽を半分ずつくらい受けながら、千鳥は再び月夜花の股間にしゃぶり付き、指で優しく胎内をかき回し始めた。

「ふっ、ちゅっ、ちゅぷっ、あむぅっんっ、ふぁあっ」

喘ぎながらも決してくわえたまま離そうとしない月夜花に、千鳥は軽く振り向いた。

「息できてるか?」

「んむ、んちゅぅ、ん、ら、らいじょうぶ」

「よし、んじゃちょっと強くするからな」

言うが早いか、千鳥は指のスピードを上げ、それに連れてくちゅくちゅと月夜花の股間から漏れる水音は
音の感覚と激しさを増した。
ひくひくと膣内が小さく震える。

「んあぁっ、あっ、はぁっ、や、ぁあっ、ちゃぷ、んううぅぅぅっ!」

快楽に耐えるように月夜花の腰が少し浮き上がった。
ぱたぱたと毛布に染みを作る愛液は、絶頂が近いことを物語っている。
千鳥もまた、拙いなりに懸命な月夜花の奉仕に、射精感を持ち始めていた。

「んっ、んっ、ふぅっ、んん――――っ!」

浮いた腰を支える足ががくがくと震え、次の瞬間、秘裂から水鉄砲のように勢い良く体液が噴き出した。
さすがに驚いたのか、思わず月夜花は男根を口から離した。
大きな瞳が更に大きく開かれる。

「やっ、やあっ!なに!?ち、ちがうよ!?おもらしじゃないもん!あんっ、ひぁあっ!」

「わかってるわかってる」

噴き出された潮は焚き火にかかってじゅっと音を立てた。
怯えるように、しかしそれにも勝る快楽に震えながら、月夜花は千鳥の足にしがみついている。
少しずつ勢いを弱める体液は、やがて最後にちょろっと噴くと納まった。

「ぁ…、はぁ…、はぁ…、あ…、ん…」

「悪い悪い、びっくりさせちまったな。…にしても潮噴きなんか初めて見たな…。やるな、俺」

「は…、ふぅ…、しお…ふき…?」

「んー…、うまく説明できねえけど、さっきみたいなの。おしっこじゃねえから安心しとけ」

「ん…うん…わかってるもん…」

足を開いてしどけなく倒れる月夜花の隣に腰を下ろし、彼女の頬に光る汗と目じりに溜まった涙を舐め取った。
しばらく絶頂の余韻に浸っていた月夜花だったが、不意に声を上げた。
177アサとヤファたん2−3sage :2004/05/22(土) 11:10 ID:Jf7whYSA
「あ…」

「ん?」

「ちどり、まだだ…」

「あ?」

「ちどりも、なにかでるんでしょ?まえ、ぼくのおなかたぷたぷってなったもん。あれもさっきのといっしょ?」

「あれは――」

月夜花の前髪を優しく撫でながら千鳥は続けた。
自分と彼女が子をなせるかどうかもわからないが、こうやって体の関係を持っている以上、教えておかねばならない事だ。

「あれはな、赤ちゃんの種だ。ああやって中に出すと赤ちゃんが出来るんだ」

「…え?じゃあぼく、おかあさんになるの?」

「いや」

以前、彼女との初めてのセックスで胎内に精を放った。
その後、気になって調べてわかった事だが、モンスターは高ランクになればなるほど、初潮は遅いらしい。
充分に体を成熟させてから、子を産むのである。
産めよ増やせよの低レベルのモンスターとは違い、成熟した母体から確実に成熟した能力を引き継ぐのだそうだ。
月夜花が何歳なのかはわからないが、どう見ても『成熟した母体』ではない。

「ヤファはまだっぽいな。もうちょい大人になってからだな」

「そうなんだ」

少し残念そうな顔をした月夜花は、すぐににこっと笑みを浮かべた。

「ぼくね、おかあさんになったら、おとうさんはちどりがいいな」

千鳥も笑ってぐりぐりと月夜花の頭を撫でた。
所帯を持つ自分など想像出来ないが、彼女となら、決して悪くは無いと思った。

「ちどり、あかちゃんのたね、でるのきもちいいの?」

話題を戻して月夜花は尋ねた。

「まあな。さっきヤファぶしゃーって出たろ?あれと同じくらい。…多分」

「じゃあ…つづきしよっ」

月夜花は足をM字に曲げて秘裂を指で開いた。
膣内に残った白く濁った愛液が垂れる。

「ここにいれたらきもちぃくなるんだよね?」

「お、おう。けど大丈夫なのか?イったばっかなんだろ?」

「どこいくの?」

「あ、いや、気にしないでくれ。…んじゃ、お言葉に甘えまして」

月夜花に覆い被さり、千鳥は一気に彼女の秘裂を貫いた。
多少遠慮の姿勢を見せた彼だったが、正直、猛りっぱなしの男根は、
始めると、もはやゆっくりと挿入させるだけの余裕は持ち合わせていなかったのだ。

「ひゃあぁぁぁっ!」

達したばかりで敏感になった月夜花の秘裂は、一度は落ち着きかけた情欲を再度、激しく燃え上がらせた。

「っ、動かすぞ」

「うんっ、うんっ、きもちくなって!」

ぬるぬると、しかしきつく締め付けるあまりにも心地よい膣内でピストン運動を初めながら、
千鳥は上半身をそっと月夜花の上に軟着陸させた。
仰向けで潰れた乳房は彼の厚い胸板に圧されて幼女のように平たくなり、月夜花は顔の真横に降りてきた千鳥の頬に
湿った吐息を吹き付けながら何度も頬擦りした。
顔を向けてきた千鳥と、そのまま濃厚なキスをかわす。
休む事無く男根が突き込まれる度、愛液がはじけてじゅぷっじゅぷっと音を立てる。
ただ単に快楽を求めた初めてのセックスとは違い、今度ははっきりと思いのこもった交わりがそこにあった。

「ふっ、くふっ、んむぅっ、あぁあっ!お、おなかが、ぐぅうってなってるっ!」

「もう、遅いけど、痛く、ないか、っ?」

「ぜんぜんっ、ぜんぜんいたくないぃっ!」

傷の多さが過去の戦いの激しさを物語る、細身だが逞しい背中に月夜花は爪を立て、
強すぎる快感に耐えるように千鳥の肩にかぷっと噛み付いた。
その力は弱々しく、千鳥にいささかの傷みを感じさせるには至らない。
むしろそれは、彼の性感を更に強めるだけだった。
拙い奉仕で高く上り詰めていた千鳥の限界は、存外早く訪れた。

「ヤファっ、出すぞっ!」

「んっ、うんっ、んぅうっ!」

狭い膣内に熱い液体が流れ込んでくるのを、月夜花は確かに感じ、彼女もまた二度目の絶頂を迎えた。

「は…、は…」

荒く呼吸しながら、千鳥は力尽きたように倒れた。
脱力した体が完全に月夜花にのしかかる寸前、彼女を抱いたまま少し転がり、互いの位置を逆転させた。
千鳥の上で、肩から口を離した月夜花は千鳥の呼吸が収まるまで何度も彼の顔にちろちろと舌を這わせた。

「ちどり、だいすきぃ…」

「奇遇だな、俺もだ」

顔を合わせて笑った二人の呼吸は、やがて静かな寝息へと変わっていった。


席に着いている二人の目の前に白い山がある。
山には所々にチョコレートソースの茶色い線細い道が走り、
山頂にはチェリーが、その周囲を飾るようにイチゴやキウイなんかの果物が添えられている。
更に麓にはナイトメアやドレインリアー、デビルチ、ウィスパーを模った薄い板チョコ。
ここはゲフェン魔法学校の生徒達が多く立ち寄る、少し有名な喫茶店である。
時間内に食べきれば無料になるが、今まで誰も食べきる事が出来た者がいない
ボス狩りよりも厳しいと噂のカップル限定超巨大パフェ『ゲフェンタワー』を前に目を輝かせる千鳥と月夜花を、
他の客が興味深く遠巻きに見つめている。
甘いものにはうるさい千鳥が、その存在を知りながらも、
値段とカップル限定という条件から一度も注文した事の無いパフェだが、
今は月夜花がいるし、先日の狩りで出たスロット付きのマントで得た資金もある。
傍に立つ、花のヘアバンドをつけた新人であろうウェイトレスが、初めて見るゲフェンタワーに圧倒されながら言った。

「え、えと、ホントにいいんですよね?」

二人は歯を光らせながら、ウェイトレスに向かって同時にビシっと親指を立てた。
二人いればどんな事でも出来る。
強敵に打ち勝つ事も、巨大なパフェを空にする事も、そして愛をかわす事も。
小さく息を吸ってウェイトレスは宣言した。

「そ、それじゃー、制限時間30分…。よーい…スタートっ!」





元々は続きを書くつもりは無かったんですが、どうにも千鳥とヤファが可愛くなって。
ヤファは意図的に変な日本語+オール平仮名です。読みにくかったと思いますゴメンナサイ(・ω・`)
178名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/22(土) 13:16 ID:st5YCR2g
>>174
私ね。ヤファ大好きなんですよ(知るか
で、貴方の書くヤファは私の妄想と完全一致してたんですよ!
しかもつづきキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!で今の私の喜びがどれほどのものか解ってほしいのね

心の底から G  J  (´゚,_」゚)b
179名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/22(土) 13:21 ID:4sJqfUTs
使用前】私はロリじゃないからな! 月夜たんなんて・・・・

使用後】月夜花サイコー! モットー モットー


レイスの落としたのが結婚用品で月夜たんに色々聞かれてもだえる展開を予想した奴(1/20)
18023sage :2004/05/22(土) 19:59 ID:KUm4N6fs
 先日投下しました商人さんのその後。
>>173様の感想を受けまして、またしても脳内補完が発動。
 という訳で、投下させて頂きます。
 では、前作に関感想を下さった方々、読んで下さった皆様に感謝しつつ。
181調子に乗って、診療プリと商人さんのその後(1/4)sage :2004/05/22(土) 20:00 ID:KUm4N6fs
「えっと、ありがとうございました」
「いやいや。今後、気をつけてな」

 最近は誰ともなく「診療所」と呼ぶようになったこの建物。その玄関先で、俺は先程まで診ていたマジシャンの女の子を送り出した。ちょっと頬を染めて、はにかみながら礼を言ってくる様子がなかなか可愛らしい。
 手を振って歩き出すその娘と門ですれ違い、一人のアルケミの娘がこちらに向かって――帰って、きた。

「お帰り。買い出しは済んだのか?」
「はい、先生。ファーマシー用の材料とか、いろいろと」

 そう言って、抱えた紙袋に一杯の茎やハーブ類を見せてくる。

「……いまのマジシャンの娘は、患者さんですか?」
「ああ。”あっち”のね。バイラン島で、横湧きしたヒドラに絡まれたらしい。
 ヒドラなら卵は孵化しないから、治療と浄めを、ね」
「そうだったんですか。ひとりみたいでしたけど、自力でここまで?」
「放出の後の隙を見計らって、ライトニングかましたそうだ。
 皆が皆、お前程じゃないけどさ、やっぱり女の子って強いな。まったく、強い」

 そう。このアルケミは、以前半漁に犯されてここを訪れた、あの商人だった娘だ。
 結局あの「治療」の後もこの娘はちょくちょく俺を訪ねてきて、”浄め”やその続きの、なんだ、察してほしいコトを求めて来た訳で。
 行為の後の会話などで俺の生業の事なんかを話すことがあったのだが、そのうち興味を持ちだしたらしい。
 アルケミに転職して『先生のお手伝いをさせて下さい!』とやってきた時は、正直、仰天した。

 彼女の人生に少なからず影響を与えた責任感があったし、身体を重ねるうちにお互いの好意も深まっていた事もあり、俺は彼女を助手として雇う事にした。
 実際、女性のアルケミである彼女の存在は、非常に助けになった。扱うケースの問題上、男の俺の治療を、というか男そのものを恐れてしまう「被害者」もいるからだ。それに、協力者である製薬アルケミは腕が良いため、協力関係を結んでいるのは俺だけでは無い、忙しい身だ。高度な薬品は無理にせよ、彼女が普段必要な消毒用アルコールやポーション類をいつでも側で調合してくれるのは、実にありがたい。


「……で、やっぱり男の俺が治療するのを怖がる娘もいるんだよな、やっぱり」
「でも、子種用の微弱なホーリーライトって、先生が長い間の練習で、ようやく身につけたんですよね」
「ああ。他のアコプリじゃ、一朝一夕には無理だな。……いや、待てよ。子種って、酸性に弱かったよな。」
「あ。アシッドボトルを改良すれば……? 子種を殺せて、身体への刺激を抑えたぎりぎりの酸性度を持たせれば……」
「研究の価値はありそうだな」

 日は沈み、診療所を閉めて、今は夕食の時間。何というか、会話の内容もすっかり医師もどきと助手の会話になっている。

「傷の治療ならポーションでいけるし、浄めもアルコールがあるしな。
 子種用アシッドが出来れば、お前でも患者を受け持てるようになるな」
「そうですね。……でも、浄めには先生特製の聖水の方が良いと思います」
「そうか?」
「ええ。あのぬるぬるでするから痛くないし……気持ちいいんですよ?」

 そう言って、くすりと笑みを向ける彼女。俺もにやりと笑みを返す。

「それじゃ、今日も実地で”浄め”の練習、しようか?」
「はい♪」
182調子に乗って、診療プリと商人さんのその後(2/4)sage :2004/05/22(土) 20:01 ID:KUm4N6fs
「んふ……あ……んっ」

 俺たち二人以外に人気のない診察室に、彼女のたてる水音が響く。下着を脱がされ、裾の短いスカートを腰までたくし上げられた彼女が、俺に背中を預けて、アソコを俺にいじられている。特製の聖水をつけた指が、割れ目をなぞり、上にある芽をつつく。そのたびに、ぴくん、と反応してくれるのが面白く、嬉しく、そして愛しい。

「ぁん……っ、ねえ、先生……」
「うん?」
「昼間のマジシャンの娘にも、やっぱり”浄め”の続きまで、ぁ、したんですか……?」
「あー、その…………うん」

 彼女の存在があっても、俺は「被害者」の女の子たち相手にそこまでする事がままあった。
 問題の性質上、恋人がいる娘はここに同伴で来ることが多い。そういう場合は聖水を渡して別室を貸し、”浄め”以降を彼氏に任せたりするのだが、ひとりの娘に対しては俺以外いなかったわけで。
 彼女を雇う以前よりはメンタルケアの意味合いが強くなったとは言え、浮気同然の所行であることに変わりは無い。

「……ごめん」
「謝らなくても、いいです。それも先生の”治療”のうちなんですから。受けた私が、一番よく知ってます。……それに……」

 瞳を閉じ、首をひねって顔をこちらに向けてくる。それに応えて俺は唇を重ね、吸い、彼女の口内のすみずみまで愛撫する。

「キスをくれるのは……心もくれるのは、私だけだから……。だから、いいんです。
 あのときの私みたいな娘たちを、助けてあげて、んむ、ください……」
「ああ……」

 ”浄め”の愛撫を受けながら、また彼女が質問を投げかけてきた。

「先生……ヒドラって、その、後ろ……おしりのほうにも、ふぁ、入れたり、するんですか?」
「そうだな。あいつらの場合、孕ませるんじゃなく、卵を産み付けるのが目的だから」
「じゃ、昼間の娘も……?」
「ああ。やられてたよ」

 それを聞いて、顔を赤くしながらも考え込むような表情を見せる彼女。

「どうした?」
「その……私にも、そちらの”浄め方”、教えて、くれませんか……?」


 診療用のベッドに上体を預け、お尻をこちらに突き出した格好で、彼女は恥ずかしげにこちらを見る。

「あの、ちゃんと洗ってありますから、その……」
「そんなに気にしない。そもそも、これは”浄め”、だろ?」

 言いながら、ぺろんとスカートをたくし上げると、彼女の白桃のようなお尻が露わになった。その中心で、ちょっとくすんだ色のすぼまりが慎ましげにひくついて存在を主張している。聖水をつけた指先でちょんと触れると、彼女は、ん、と小さく声を上げ、お尻全体を可愛く震わせる。

「それじゃ、ちょっとずつ、な」
「はい……」

 小さく円を描くように、すぼまりの表面に聖水を塗りこむ。そして徐々に力を込め、指先で少しずつ侵入を試みる。

「あ、く……」
「いやだったら、我慢しないようにな」
「いえ、ぁ、だいじょう、ぶ……」
「……ん。それじゃ、もう少し力抜いて」

 俺の言葉が届いたのかどうか、すぼまりがほんの少し緩み、俺の指先を受け入れた。追加の聖水を垂らしながら、徐々に指を押し込んでゆく。ほどなくして、彼女のお尻は俺の指を一本、根本まで呑み込んだ。

「入ったよ。まずは一本」
「はい……」
「もう一本、いくよ」
「はい……んぁ……っ」

 彼女も力の抜き方を把握してきたのか、2本目の侵入はいくらかスムーズだった。やがて2本目も、根本までの侵入を果たす。
 さらに揃えていた指の間を、少しずつ、ほんの少しずつ広げていく。

「2本目。どう?」
「ぅふ、ん、ぁ……っ、広がってます、少しずつ、広がってる、の……っ」
「ん。それじゃ、続き、な」

 ほんの少しだけ開いた指の隙間から、更に追加の聖水を垂らし込む。そして塗りこむために指をひねり、ゆっくりと抜いていく。と、彼女はお尻を大きく震わせて反応し、指を締め付けた。

「ぅあっ! ふああぁ……ぁ……」
「……抜かれるときが、良いんだろ?」
「ふぁ、い……。頭も、顔も、お尻も熱いのに、ぞくぞくするの……っ」
「うんうん」

 彼女の反応を愉しみながら、指を何度か往復させた。その間にも、指の間は広げるように力を入れ続ける。

「ふぁ……ん、くふ……ぁっ!」
「だいぶ馴染んできた、かな? ……俺もそろそろ、続きがしたいんだけど」
「あ、はい……。そのまま、こっちに……?」

 彼女の指が自分の割れ目に触れた。すでにそこからあふれ出した愛液が、お尻から垂れてきた聖水と混じって太股までぐっしょりと濡らしている。だが、俺は彼女を見つめ返し、首を振った。

「いや。ここまできたら……わかるだろ?」
「ふぁっ!」

 指を抜き取り、俺は取り出した息子の先端を、少しだけ広がったお尻のすぼまりに押し当てた。
183調子に乗って、診療プリと商人さんのその後(3/4)sage :2004/05/22(土) 20:02 ID:KUm4N6fs
「う、後ろに、ですか……!? 先生のアレ、お尻の穴に、入れちゃうんですね……?」
「うん。……イヤか?」
「いいえ……。後ろのはじめて、先生にあげます……。私のお尻、先生専用に……先生のものに、して下さい……」
「ありがとう。それじゃ、裂けちゃわないように……キリエエレイソン」

 加護の法術を彼女に掛けた。これで感覚はそのままに、傷ついてしまう事はなくなる。
 ……ちなみに、子種を殺すときにこの処置をしないのは、ホーリーライトで効果が解除されてしまうためである。

「……いくよ」
「はい……」

 息子を、ゆっくりせり出すように彼女のお尻に押しつける。ほんのちょっと拒むようにこわばったあと、すぼまりは徐々に広がって、息子の先端を受け入れ始めた。

「ふあ、広がる……っ。先、先生の、ふと……っの……入って、くの……!」
「く……さすがに、ちょっときついか……。……おっ」
「ふああぁぁ……っ」

 先端の、もっとも太い部分を受け入れると、あとは比較的スムーズに、彼女のお尻は息子を根本まで呑み込んだ。
 根本はきつい位に締め付けられ、先端にはふわふわした柔らかい感触。あそことはまた違った気持ちよさだ。

「動くよ……」
「ふぁ、い。……ふあぁ、うんっ! はぁ……あくっ!」

 突き込むときは一気に、抜くときはじっくりと。そんな動きで彼女のお尻を味わう。抜かれるたびに彼女の背中やお尻が震える様子が、よくわかる。
 ふと耳に入る、お尻からではない水音。よく見ると、彼女の右手があそこをいじり続けている。

「ごめん、気が利かなかったな」
「え……? あっ!」

 お尻で繋がったまま背中を抱きかかえて彼女の上体を起こし、反転して俺がベッドに腰掛けた。その衝撃で、息子が彼女のお尻を深く突き上げる。

「んああぁぁっ!」

 そのままの体勢で俺は両手を前にまわし、彼女のあそこに当てる。左手で割れ目を広げつつ芽をつつき、右手は指が届く限りに襞の一枚一枚に愛液と聖水を塗りこみ、おへその側にあるこりこりした部分を責める。

「ああっ、んあっ、こんな、いちどにされたら、わたしっ!」
「ほら、見てみな」
「んぁ、え……?」

 身体の向きを変えて、診察室内にある大きな鏡と向き合う。そこに映るのは、
 アルケミストの制服をまといながらも大事な所は全て晒け出され、
 胡座をかく俺の脚の上でお尻を貫かれ、
 脚を大きく広げて、両手であそこをいじられる、
 この上もなくいやらしく、淫らで、それでも美しい少女の姿。

 顔をさらに真っ赤にして、完全に蕩けた瞳で、鏡越しに俺と見つめ合う。

「ああ……。私、すごい事してる……んぁっ、すごい格好、してるの……っ!」
「ああ、お前はやらしくて、えっちだ。こんなえっちな女の子が、ぜんぶ俺のものだ」
「……♪ はい……! こんなえっちな姿、先生にだけです……。私のお尻も、あそこも、全部先生だけのものです……っ!」

 言いながら振り向いてキスを求めてくる彼女に応えながら、俺はお尻を突き上げ、指を動かす。彼女も腰を艶めかしく動かし、俺の動きに合わせてくる。お互いの身体全てを絡め、混ざり合う様な交わりのうちに、二人とも限界が近づく。
 そして、

「っく、ぅお、くぁ……っ!」
「ふあ、あっあああぁぁぁ……っ!!」

 彼女はおこりにかかったように全身を震わせ、俺は彼女のなかにあらん限りに精を放出し続けた。
184調子に乗って、診療プリと商人さんのその後(4/4)sage :2004/05/22(土) 20:03 ID:KUm4N6fs
「うふ……お尻の中、とぷとぷしてます……」
「興奮してると、出る量違うからなぁ……。お尻、痛くないか……?」

 ベッドの上で並んで寝そべり、俺は彼女の身体を気遣う。キリエの効果はもう切れているはずだ。

「はい……。あ、ううん。ちょっとだけ、ひりひりする、かな」
「あー、やっぱりか。ごめん」
「いえ。だから、ね、先生」
「うん?」
「お尻の治療、してくれませんか?」

 思わず見返すと、そこにあるのは最初に俺にささやいたときの様な、いたずらっぽい笑顔。

「治療だけで終わるかね? また続きをしちまうかもな」
「はい。先生のお好きに」

 くすくす笑いながら、彼女。
 ……えーと、確か明日は安息日で診療所は休みだったな。だったら、まだたっぷりと長い夜を楽しめそうだ。
 俺は起きあがり、新しい聖水の瓶を取るべく、棚に向かった。
18523sage :2004/05/22(土) 20:04 ID:KUm4N6fs
 どうも私は脳内補完をしだすと、ある程度きりが良くなるまで妄想が止まらなく
なるようです。何と言いますか、前回に比べ、18禁色十割増し以上かも。

>>98
 今回で完全にこの2人を私物化してしまいました。陳謝その2です。
 商人さん、事件の前の文からして結構元気な方らしかったので、立ち直ったら
このくらいは……? と思いましたので。

>>173
 ネタを振られた上に「そういう話が読みたい」とまで言われた結果、
こういうものが書き上がりました。
 なるべくプリに殺意が湧かない説明付けをしてみたつもりですが、はてさて。
186名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/22(土) 20:09 ID:5nHByY0M
>>23

激しくGJ><b!
リアルタイムで読んでしまった…(*´Д`)ハァハァ
アルケミ、エロ可愛いですな…プリが羨ましく、殺意になりそうです(ぇー
187「ゆ」の奴sage :2004/05/23(日) 01:52 ID:9jAmV0B6
久々に筆(?)を取ってみる。
すんません、リハビリ兼ねた作品なんでいつも以上に稚拙です・・・
はあ、燃えと萌えの金剛・・・もとい混合って難しいなあ。
188ミッドガッツ武闘伝ラグナロクsage :2004/05/23(日) 01:56 ID:9jAmV0B6
"流派! カピトーリナは聖者の知恵よ!"

"三段! 連打! 猛龍! 発勁! 指弾!"

"見よ! プロンテラは白く輝いているッ!"


「・・・ふぅっ」

日課としている"型"を済ませた俺は、作り置きの朝飯を平らげた。
俺はアモン。アモン・ラッシュ。流派カピトーリナ継承者の一人だ。
流派カピトーリナというのは、アコライトの道を極めた者が試験を経て継承する闘技のことである。
色々と奥義が伝授されているのだが、それはおいおい紹介することにしよう。
とりあえず今の俺は、とても大事なことがあるのだ。


ワールドマップをくまなく歩く。少しでも見覚えありそうなところを見て回る。
実は、俺には記憶が無い。奥義継承以前の記憶が無いのだ。
唯一の手がかりは、女性の描かれた紙1枚きりである。
そのため、あちこちを見て回って、聞き込みをして、情報を集めて回っている。
今日もプロンテラで俺は聞き込みを続けている。

「おい、この女を知らないか?」

と、問いかけるものの、答えは 知らない 分からない としか帰ってこない。
途方に暮れつつも、なお粘り強く俺は調査を続けた。


粘りが功を奏し、有力な情報をゲットした。よく似たモンクが、PvPにいるらしい。
俺は即座にPvPへと向かい、適当にぶらぶら出歩いてみた。

どうやら俺はPvP初心者に見えたらしい。通りすがりのAgi騎士が攻撃をしかけてきた。
しかし、ひるむ俺ではない。気功で気弾を作り出すと、即刻反撃に転じた。

「三段! 連打! 猛龍!」

パパパン! 続けざまに連撃が入る。おっと、あれはボーリングバッシュ! だが!

「・・・分身殺法! 残ッ! 影ッ!」

紙一重で避ける。すかさず発勁を叩き込むと、騎士は内臓を損傷したらしく地に伏した。
189ミッドガッツ武闘伝ラグナロクsage :2004/05/23(日) 01:57 ID:9jAmV0B6
気がつくと、目の前に♀モンクが立ちはだかっていた。
ああ、絵と全く同じの女性だ。この女性・・・否、女の子というにふさわしいこの子が。
俺の・・・失われた俺の記憶の、唯一の手がかりなのだ。

「君は・・・」

そこで名前すら知らぬことに気がつく。俺は初めて、その子の顔をはっきりと見た。
と、向こうも何か感づいたことがあるらしく、俺の顔をまじまじと見てくる。
そして、女の子は口を開いた。その声、まさに鈴を転がすかの如し。

「ア・・・アモ、ン・・・? アモンなの・・・!?」

俺の名前を知っている! それだけで十分察しがついた。この子は俺のことを知っている!
考えをめぐらせていると、女の子は型の構えに入る。そうだ、モンク同士ならば・・・

「「流派カピトーリナは聖者の知恵よ!」」

「三段!」 「連打!」 「猛龍!」 「発勁!」 「指弾!」

「「見よ! プロンテラは白く輝いている!」」

一通り型をやると、突然女の子は表情が泣き笑いになり、俺の胸に飛び込んできた。

「アモン! やっぱりアモンだ! ずっと・・・ずっと会いたかった!」

だが、今の俺にはこの子が一体誰なのかさっぱり分からない。
そっと女の子の体を引き離すと、改まって訪ねた。

「聞いてくれ。俺は・・・」

「アモン、今はこの状況を切り抜けなくちゃね」

言われてみれば、周りには数人のPvPの猛者に取り囲まれている。
ここは各個撃破しかあるまい。俺たちは素早く臨戦態勢を取り・・・バトルファイトが始まった。

♂ハンターの腹部に一撃をお見舞いし、♀ウィザードを当て落とす。
残すは♂VIT槍騎士だが・・・俺はここぞとばかりに奥義を繰り出す!

「俺の拳が光って唸る! 〜"爆裂波動!!"〜 お前を倒せと輝き叫ぶ!」

爆裂状態となり、全身に溢れんばかりの気力が満ち渡る! 喰らえッ、渾身の・・・!

「行くぞッ! 阿修羅ァァァ・・・覇! 凰! けぇぇぇぇぇぇん!!!」

ドゴオオオオオオッッッッッ!!! 凄まじい大音響とともに、騎士は倒れ伏す。

向こうも時を同じくして敵を片付けたようだ。ともにPvPを後にする。
190ミッドガッツ武闘伝ラグナロクsage :2004/05/23(日) 01:57 ID:9jAmV0B6
PvPを出るや否や、再び飛びつかれて、胸に顔を擦り付けられた。

「アモン、アモン・・・んん、ずっと探してたんだからあ!」

傍目から見ても、物凄く幸せそうに見える♀モンク。
しかし俺はこの子の事を何一つ思い出せないのだ。ここは心を鬼にして・・・

「す、すまない・・・俺は・・・俺は・・・」

「なあに、アモン? でもその前に、今日は色々付き合ってもらうからね!」

真実を告げる前に、俺は半ば強引にあっちこっちを連れまわされるハメになった。


「見て、アモン! これ似合うかなあ・・・?」

前々から金をためていたらしく、今日ようやくシニョンキャップを手に入れたようだ。

「あ、ああ・・・似合っている、可愛いな」

「・・・・・・!!」

俺の何気ない一言で顔を真っ赤にしてうつむいてしまう。
未だ何も思い出せないが、一挙手一投足が凄く可愛くて、心が和む。


プロンテラが夕闇に包まれる頃、ベンチに隣り合って座って雑談する。

「今日は凄く楽しかったなあ・・・! なんてったって、アモンに会えたんだし!」

心に痛みが走る。これ以上、この子に何も知らせるわけにはいくまい。俺は意を決して・・・

「あの・・・話が、あるんだ」

「なあに?」

「・・・俺は・・・俺は・・・」

「分かってるよ、何もかも・・・私の事も、覚えてないんでしょ」

「・・・ッ! なぜそれを・・・」

言いたい事を先に言われてしまった衝撃よりも、彼女が泣いている姿が心を締め付ける。
191ミッドガッツ武闘伝ラグナロクsage :2004/05/23(日) 01:57 ID:9jAmV0B6
「アモン・・・まさかと思ってたけど、ホントに記憶が無いんだね・・・」

「どういうことだ!? 何か、何か知っているのか!」


叫んだ時、何かの情景が頭をよぎる。これは、なんだ、記憶なのか。
立ちふさがるバフォメット、怯えて動けない少女。
少女の前に立つ俺。バフォメットの一撃から少女をかばい、壁に叩きつけられる。
俺に駆け寄ろうとする少女。ロードオブヴァーミリオンが辺りを焼き払う。
引き離される少女と俺。必死に何かを叫ぶ少女。暗くなる視界。


「これは・・・一体? 俺は、君を助けた・・・?」

呟くのと同時に、その"少女"が俺に抱きついてきた。

「ずっと・・・探してた。あなたは忘れてても、私が忘れちゃいない」

押し付けるようなキス。だが、すぐに舌を絡めあう濃厚なものに変化する。
記憶が完全に戻ったわけではない。だが、俺の本能がこの子を狂おしく求めている。
そうか、記憶を失う前の俺はこの子と愛し愛される仲だったのだろう。

「アモン・・・大好き。これからは、ずっと一緒だよ・・・」

少しずつ・・・少しずつ、記憶の扉が開かれる。
俺は一生懸命扉を開きつつ、彼女に導かれるまま宿の一室に入った。
ドアを閉じるや否や、再び濃厚に唾液を交換し、ベッドに倒れこむ。

「ん・・・ちゅ、くふ・・・んん・・・ぷはぁ」

俺はマウントポジションの体勢を取り、服の上から少し乱暴に胸を揉んだ。
頬が桃色に染まっていくのを観察しながら、なおも揉み続ける。
しばらくすると、服の上からでも乳首が存在を主張しているのが見て取れた。
俺は服を剥ぐと、一心不乱に乳首をつまみ上げ、吸い、甘噛みした。
この感覚。なんだか、とても懐かしい。頭に何か流れ込んでくる。
192ミッドガッツ武闘伝ラグナロクsage :2004/05/23(日) 01:58 ID:9jAmV0B6
「ひあう! や、やだ・・・自分でするより、気持ちいい」

「自分で慰めた事があるのか。見かけによらず、えっちぃんだな」

「だってえ、毎晩毎晩、アモンの事を思うと眠れなくて・・・えへへ」

ああ、この子の体を貪るほど、俺の頭が鮮明になっていく。
俺は・・・俺は・・・この子を・・・彼女を・・・愛していた。
何でこんな大事な事を忘れていたんだろう? 失われし記憶の扉が、すっ と消え去る。
胸を赤子のように吸いたてる。甘い。この甘い痺れが、さらに脳を活性化する。
彼女は俺の記憶の"手がかり"なんかじゃない。俺の記憶"そのもの"だ。
今俺は、成熟と未成熟の境目にある、絶妙なバランスを保った肢体を喰らっている。
喰らう事によって、今まで何をしていたのか・・・思い出していく。


気がつくと、俺の一物は極限まで固く屹立しており、彼女の秘所も濡れそぼっていた。

「初めて・・・だよな? まずは指で慣らそう、コトはそれからだ」

挿し入れる無骨な指。くちゅ、と音がして指が吸い込まれていく。

「ひあう!? あああ、アモンが、私の大事な所、いじってりゅ・・・!」

感極まって、余程気持ちいいらしい。呂律も回ってないようだ。
そのまま指を出し入れする。くちゅ、くちゅ、くちゅ、とリズミカルな水音が響く。

「やだあ、わたしぃ、こんなにえっちじゃ・・・やあああああん!!!」

ビクッ、ビクッ と体が震える。どうやら、達したようだ。

「はあ、はあ、はあ・・・アモン・・・アモンの、欲しいよう・・・来て・・・」

言われるまでも無い。俺の方は準備万端、覚悟完了だ。

「初めては痛いんだってな。なるべく優しくするから、ちっと耐えてくれ」

秘所に一物を少しずつ挿入する。秘所の入り口で少しずつ慣らし運転しながら。
きつい。先端が入っただけなのに、物凄くきつい。そして、何かにぶち当たる。
これをぶち破れば・・・俺は、俺は全てを取り戻せるはずなんだ。
193ミッドガッツ武闘伝ラグナロクsage :2004/05/23(日) 01:58 ID:9jAmV0B6
ミヂミヂミヂィッ と音がしたような感覚があった。俺は今、ぶち破った。

「あ・・・・・・ッッッ!! ふ、う、う・・・んぐ・・・っ」

「大丈夫、か? しばらくじっとしてようか?」

言葉を言うのも億劫そうに見えるほど、彼女は痛みをこらえているようだ。
が、俺の頭に すっ と手を差し伸べると、わずかに首を横に振った。
それだけで真意を察した俺は、抽挿を始めることにする。

「行くぞ・・・セティア」

一番大事な、愛する人の名前。やっと思い出した。セティア・・・!
俺が名前を呼ぶと、セティアは目を見開いた。が、俺は構わず抽挿し始める。

「ふうん! ん、く、はぁっ、か、ふう、う・・・アモン・・・!」

「思い出したよ、セティア。君と交わることで、全てを」

「あ、は、ん・・・う、嬉しい・・・! 痛いけど、嬉しいの・・・!」

「わりぃ・・・俺は気持ちがよすぎて、気を抜くと果ててしまいそうだ」

「アモン、いいよ、もっと激しくしてぇ! 私、ん、あ、頑張る、からぁ!」

俺は彼女の望むまま、激しく、荒ぶる魂をそのまま叩き付けた。

「かはぁ、ふうう、んんっ! や、あう、ううん! んっあ、ひああ!」

俺は必死に自分を制御しつつ、少しでも痛みを取り除いてやろうと試みる。
乳房を、乳首を、空いた手で散々こねくり回し、秘所のお豆をつんつんと刺激する。
ペースをうまく加減して、痛みを散らそうと突き方を千差万別に変化させる。

「アモン・・・ふああ! 私、なんだか、ふわふわしちゃって・・・んんん!」

元々自分で色々慰めていただけに、体の順応が早い。ちょっとずつ、感じ始めている。

「よし、俺も、限界なんだ・・・一緒に、イくぞっ!!」

ストロークを大きく、荒く激しく。三段・連打・猛龍のコンボの如く突き入れる。

「わたしぃ、わたしぃぃ・・・初めてなのに、イくっ、イッちゃうよお!!!」

「もう、出そうだ・・・中に、中に出すからなっ」

「出して、出してアモン! あああ、来る、来てる・・・ふあああああ〜〜〜〜〜!!!!!」

十二分に練りあがった俺の"気"が、セティアの中に大量に注ぎ込まれた・・・
194ミッドガッツ武闘伝ラグナロクsage :2004/05/23(日) 01:58 ID:9jAmV0B6
翌朝。俺はいつも通り、日課の型をこなす。ただ、昨日と違う事がある。
一つは、記憶を完全に取り戻したこと。もう一つは・・・

「大丈夫か、まだ股間が痛むんじゃないのか?」

「うん・・・ちょっとひりひりするし、異物感があるなあ」

隣で、体をギクシャクさせながら型をこなしているセティアの姿があることだ。
いくら体を鍛え上げているモンクとはいえ、昨日の今日のあれだから、ねえ・・・

「嬉しいなあ。アモンとまた型を一緒にやれるなんて。うふふっ」

「よーし、なんならいっちょやるか! 流派・・・」

と、その時。ズドーンという爆発音がしたので、二人して同じ方向に振り向く。

「あれは・・・バフォメット! 姿形が微妙に異なると言うことは、枝かアブラが触媒か!」

すぐさま現場に駆けつける。すでに辺りは大パニックとなっている。
逃げ惑うもの、戦いを挑むもの・・・多種多様に、人が入り乱れている。

「プロンテラ騎士団が戦っているが・・・バフォJrに苦戦している」

「アモン、いっそ本丸を叩いてしまった方がいいかも・・・」

「よし、電撃作戦だな。っしゃ・・・行くぞ、セティア!」

残影を巧みに使い、バフォJrの群れをすり抜けていく。目指すはバフォメット本体のみ。
一気呵成に大技を使うことにした。プロンテラ騎士団がうまく時間を稼いでくれそうだ。
流派カピトーリナの男女が2人そろえば・・・天下無敵である。喰らえバフォメット・・・!

「流派! カピトーリナの名の元に・・・!」

「「二人の拳が真っ白に燃えるぅ!!」」

「未来を掴めと!!」 「轟き叫ぶッッッ!!!」

「行くぞぉっ! ばぁぁぁぁぁくれぇぇぇつ!!」

「「阿修羅ッ!! ラァ〜ブラブ・・・!! 覇!! 凰!! けぇぇぇぇぇん!!!」」

〜Fin〜
195「ゆ」の奴sage :2004/05/23(日) 02:01 ID:9jAmV0B6
駄文投稿完了。

うーむ、毎度の事ながら燃え>萌え になってしまう・・・_| ̄|○

スパロボMX|  λ......<サテ、Gガンヲ ツカイマクルカ・・・!
196名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/23(日) 02:03 ID:xXxQJpR.
>>23
キタ━━━(゚∀゚)⌒(。A。)⌒(゚∀゚)⌒(。A。)⌒(゚∀゚)━━━!!!!!
もう、ただGJだけじゃ足りないけれど他に何言っていいか分からんほどGJです!
しかし、漏れが173を書いた時点で想定した殺意とは異なるニュアンスの殺意が…。
>>186氏と同じく、プリが羨ましくて殺意が沸いてきたようなそうでないような。

兎にも角にも、俺のヘボ電波を文章化してくださって有難うございました。
これだけじゃ何なので勝手に妄想
csm:4u61g0h0b2
csf:4m8160k2
197名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/23(日) 09:01 ID:F7LWeSBQ
「ゆ」の奴さんの中身はスパロボ・ドワイスキーさん


λ<MX、MX、MX〜
198名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/24(月) 17:14 ID:kJJknrVQ
       時が・・・・・・

           止ま(ry
199名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/24(月) 22:57 ID:yYMflOW.
>198
ほっときゃ再び動き出す・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ラグか?!
200名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/05/25(火) 07:22 ID:I6gik3oo
嫌、メンテ中かも・・・・・・
201長編アコ成長物語sage :2004/05/26(水) 01:21 ID:t.w9x2PA
>>174
ありがとうございます(ノ∀`)
自分、ェ口苦手なんですが、えちぃと思っていただけるだけで幸いでございます。


「・・・・・・・え?」
リムはぽかん、としてエリスを見上げた。
大きく実っている乳房が、エリスの顎を隠すようにして揺れている。
「服脱いで、って言ったの♪」
「え・・・・な、なんで???」
「んー・・・それはね」
(リムちゃんのおっぱい、大きくしてあげたいから)
エリスは危うくそう言おうとして口をつぐんだ。
「リムちゃん、アコ志望なんでしょ?」
「え、どうして知ってるの・・・」
「アコになるにはね、身体の穢れを払わなきゃいけないんだよ?」
「え・・・・、そうなの?」
「そう、純潔で汚れてない、清純な身体でないと、試験に落っこっちゃうよ」
「え・・・でも私・・・・まだ・・・・だもん」
リムがもじもじとこれ以上ないほど赤くなって呟いた。
「そういう意味じゃないってば、やらしいなぁ、リムちゃん」
「そ・・・そんなこと、ないもん!」
頭から湯気を出してリムが大声で否定した。
(可愛いなぁ・・・リムちゃん)
そんなリムを、エリスは愛でるようにして見つめた。
「じゃさ、とりあえず胸当てだけ外してみてよ。ね?
私、リムちゃんにアコライトになってもらいたいから」
「え・・・・・、う、うん、わかったよ」
(なんでエリスちゃん、初心者なのにこんなに詳しいんだろう・・・)
リムはそう疑問を感じずにはいられなかったが、胸当てのピン留めをパチン、と外した。


リムのまだ未発達な身体には、白い可愛らしい下着が纏ってあった。
肩から腰にかけての曲線は、華奢ではあるものの、女らしさとしては十分に滑らかだ。
リムはエリスから視点を反らして、腕を前に出していた。
(うーーーん・・・可愛い)
エリスは今にでも抱きついたい衝動を抑えて、リムの身体を舐めるようにして見回した。
「んー・・・・・・、ちょっと失礼」
「え・・・・、ぁひっ!」
いきなりエリスの指がリムの鎖骨に触れた。
触れられた部分が大きく反応し、リムは高音の声を出してしまった。
「エリスちゃん・・・何を・・・」
「身体に穢れがないか、調べてるの」
「穢れって・・・んふん・・・・っ」
鎖骨にあった人差し指は、骨の凸をつつ・・・・となぞっていき、首の喉仏に伝っていった。
「はぁ・・・ん、ど・・・どう?エリスちゃん・・・・」
「んーむ・・・・・。首は特に異常なし、と」
「はぁ・・・よかった・・・・・・くひぃっ!!?」
リムは先ほどよりも更に高い声を上げた。
エリスの両手が、腰を撫でていたからだった。
202長編アコ成長物語sage :2004/05/26(水) 01:45 ID:t.w9x2PA
「エリスちゃん・・・くすぐったいよう・・・・」
「ふむふむ・・・・腰にも特にない・・・と」
エリスはリムの言葉を流して、腰を屈めてリムのへそより下部を見つめた。
位置的に、クンニリングスの配置であった。
白い、清楚な下着によって守られているリムの幼い花片。
いつかは愛する男子にここを貫かれてしまうと思うと、エリスはやるせない
気持ちになっていった。
「・・・ちょっと失礼」
エリスは頬をヘソにつけて、両手をリムの可愛い尻に伸ばしていった。

んむに

「きゃぅっ・・・!!エ・・・・エリス・・・っちゃ」
「静かに・・・・・・っ・・・むむ・・・・・」

むにむにむに
むにゅぅ・・・・むぎゅ

エリスの、リムのお尻を揉む手が強まっていった。
「あはぁ・・・・はぁ・・・・エリ・・・・ッスちゃ・・・ん」
リムは息が乱れていき、膝頭がカクカク震えていった。
「むぅ・・・・・リムちゃん、穢れてるとこ、見つけたよ」
「え・・・、どこ・・・?」
「・・・・・・・・こ  こ」
つつっ
「ひぎっぃぃいっ!!!!!」
リムの身体が大きく仰け反った。
それもそのはず。
エリスは僅かに湿っていたリムの秘所に指を這わせていたからだ。
「こんなに穢れた液を出しては・・・ダメだよ、リムちゃん」
そう言ってエリスは、人差し指を秘膜に埋めるようにしてニュチ、と淫乱な音を立てて
押し付ける。
「くひぃぃぃっ・・・!ダ、ダメ!!そこ・・・は」
「一旦、全て流してしまったほうがいいわね・・・」
リムの嫌がっている声を、己の欲望の糧にしながら、エリスは人差し指を
下着沿いにシュシュシュ、とスライドさせる。
「ああああっぁあああ、ダメ、ダメぇぇええ・・・・っ!!」
「楽になろ、ね」
「ぁぁぁぁ・・・・・あああああっ・・・・!!」
「リムちゃん・・・もう少しで・・・穢れが無くなるよ、アコライトになれるよ!」
トロトロと、穢れた液が溢れ出していく。
「っぁあああ・・・・・イ・・・ぁ・・」
エリスはトドメとばかりに、リムの勃起した玉をきゅっと掴んだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・っ!!!!!」
リムは声にならないうめき声を出し、顔が見えなくなるほど身体を大きく仰け反らせると、
秘所口からプシュー・・・・と潮を吐き出していった。
「・・・・・・・・・ぁぁああ・・」
リムは膝をカクン、と曲げ、エリスに抱きつくようにして、気を失った。


「ん・・・・・・・・・・」
目が覚めた。
・・・・私、一体何を・・・。
ん・・・これは・・・?
カサ、と手元にあったのは、一枚の紙切れだった。

『リムちゃんへ
穢れが消えてよかったね♪
これでいつでもアコライトになれるよ。
頑張ってね、絶対リムちゃんならなれるよ。
私はもう行かなきゃいけないから、行くね。
それじゃ、頑張ってね
エリスより』

「・・・・・・・・・・・・エリスちゃん」
リムは深く息をついた。
あんなことされたというのに、リムの心にあるのは、一つの深い寂しさ。
そう、出会いもあれば別れもある。
それも、旅なのだ。
リムは目元から溢れる熱い水をぬぐって、唇をきゅっと固く結んだ。
そう、私はアコライトになってみせる。
エリスちゃんや、お兄ちゃんのために・・・。
リムは一歩一歩を踏みしめるように、歩いていった。


続く


あぁぁぁ・・・なんだこの支離滅裂な文は_| ̄|○
相変わらず拙い文とシナリオで申し訳ないです_| ̄|○
感想&文句とかございましたら遠慮なくお願いします(つд`)。゜。
203+5ラウドネスのアイスハルバードが装備できました。sage :2004/05/26(水) 12:20 ID:MWh3S1KE
「バラす! 捌いてお肉マンに売りつけちゃる!」
世界タービン大暴走に付き合わされてその背でぐったりとしていたわたしを呼び起こしたのは男の叫び声。
……しかもなんかやたら物騒で、おまけに物凄く聞き覚えのある声だ。
わたしはペコの首の後ろからひょっこり顔だけ出すと、その前方には。
「うぉぉぉぉ!! 今晩のメインディッシュはお前に決めたぁぁぁぁぁ!!」
ミノタウルスもかくやといった血走った目で両手斧を振りかざすブラックスミスの姿が。
「…………」
わたしはその余りにもアレな光景に思わず頭を抱えて……。

『+8ラウドネスのアイスブロードソードが装備解除されました。』
『+5ラウドネスのアイスハルバードが装備できました。』

「なにやってんのよあんたはーーーーーーー!!」

そして銘の刻まれた槍は、渾身の力でその創造主に向かって叩きつけられた。

――ずぱんっ!
「すぴあすたっぶっ!?」
奇声を上げつつ石畳をバウンドしつつすっ飛んだ挙句、ソイツは街路樹に激突して目を回す。
「ふ、やるじゃねぇか……い、今のは効いたゼ……」
その割にはみょーに余裕そうで楽しそうに口元を拭いながらそんな台詞をほざきやがるこの男。
そう、コイツこそが「アイツ」。
なんだか良くも悪くもそのままなその姿がなんだか微笑ましくて。
わたしはペコを彼の隣に座らせてその懐かしい間抜け面を覗き込んで笑った。

「もー、いつまでバカなこと言ってるのよ、ラウド」

「へ?」

そして久方ぶりの再会だってのに元わたしの専属鍛治師はずいぶんと間の抜けた挨拶を返してくれたのだった。
204名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/26(水) 20:20 ID:IqD01ULE
グロスレ330の
>さっきゅん部屋で大量のさっきゅんに乱交されたり
>で、街に戻ったら枝のさっきゅんに捕まって、半永久的に玩具にされたり
の部分見たら妄想全開になった漏れはエロい椰子
205名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/27(木) 01:20 ID:SL0F8OLA
>>長編アコ成長物語の作者さま

リムちゃん、従順というか素直すぎ(*´Д`)
悪い人に騙されやしないかと心配でつ。
206Aspersio(1/3)sage :2004/05/28(金) 03:42 ID:Ek.q9.iQ
私が受け持った最初の患者は、意外な患者だった。

「……元気か?」
「あ――貴方は!」

忘れはしない、あの時まだ商人だった私を助けようとして、一緒に……半魚人達に酷いことをされたクルセイダーさん。
重武装に包まれた外見は相変わらずだが、兜の隙間から見える瞳は心なしか穏やかになった気がする。


「それにしても、アルケミストになっていたとはな。驚いたぞ」
「はい、ここの診察所の先生にお世話になって、その……役に立ちたいと思いまして」
「そうか……その先生は何処に?」
「えっと、今日は大聖堂の儀式とかで外出しています」

『アシッドボトルの研究が完了してないから子種の処理は無理だが、治療とケアならできるはずだ。
 もし急患が来た時はすぐに大聖堂まで来てくれ』
それが先生の言伝だった。
歩いてすぐの所に先生がいるとは言え、診察を一人で受け持つのは初めてである。

「だから、クルセイダーさんが最初の患者さん……というかお客さんで安心しました」
「はは…私は患者としてではなく、ここに貴方がいるという話を聞いて様子を見に来ただけだからな。
 だが、元気そうで安心したよ」

二人で笑いながら、紅茶を傾ける。
…だけど、やっぱり私は気になってしまう。
先生の助手として……それ以上に、あの場に居合わせた同じ被害者として。

「あの…クルセイダーさん、その後の容態は問題ないですか?」
「容態?」
「その……あの時バイラン島で私と同じように、その……」
「……」

途端に、クルセイダーさんの表情が深く沈む。

「あ…その、ごめんなさいっ!私……」
「いや…むしろ謝るのは私の方だ。私が不甲斐なかったばかりに、貴方に……」
「…ううん、あの時はクルセイダーさんが逃げずに立ち向かって、半魚人を1匹やっつけてくれただけで嬉しかったです。
 それに、あの時の傷は先生に癒していただいたし……」
「そう、か……」

クルセイダーさんの表情は戻らない。
彼女は1ヶ月の間、私の事を案じてくれていたのだろうか。
その度に……私を助けられなかった自分自身を責めていたのだろうか。

「――ねぇ、クルセイダーさん」
「む?」
「治療、いたしましょうか?」
「……?いや、私はどこも悪くは……」

戸惑う彼女に対し、ふるふると首を振る。

「いいえ、私が見る限りでは治療の必要があります。ささ、こっちこっち」
「む…そうなのか。ではお願いする」

うんうん、素直でよろしい。
彼女の手を引き、私は診療室へ向かった。
207Aspersio(2/3)sage :2004/05/28(金) 03:43 ID:Ek.q9.iQ
「それじゃ、まず鎧を全て外して下さい」
「……ああ」

皮肉にも、あの時オボンヌが彼女に言ったのと同じセリフ。
彼女は特に反応を見せず、黙々と鎧を外していった。

「ヘルムも外した方がいいだろうか?」
「んー、どっちでもいいですが、せっかくですしお願いします」

ヘルムとえらヘルムも取り外され、サラサラの長髪や綺麗なラインの身体が露わになる。
こんなに美人さんなのに、街中でも重武装に身を包んでるのは正直もったいないと思う。

「それじゃ下のものを全部脱いで、ベッドに横になってくださいねー」
「っ……ちょっと待て、ここはもう悪くはないぞ?」
「悪くないかどうかは診てみないとわからないですから」
「むぅ……」

観念したように彼女はするするとズボンと下着を脱ぎ、ベッドに横たわった。

「それじゃ、ちょっと失礼しますね」

彼女の脚を開かせてお尻を軽く持ち上げ、あそことお尻の穴を診察する。
指で押し当てて反応を見たり、軽く広げて中を観察したり。

「っ……」
「うん、目立った外傷はないみたいですね。…その、半魚人は貴方の中で……達してはいなかったですよね?」
「…あぁ、大丈夫だ」
「うん、ならとりあえず問題はないですが…一応、”浄め”だけしておきますね」
「あ、いや…もうあれから大分経つし、何もしなくても……」
「いいからいいから、代金はいりませんので」

戸棚から先生特性の聖水を取り出し、手のひらに空ける。
この感触だけだと、まるで乳液みたい。

「それじゃ行きますよー。少しぬるぬるしますが、ちゃんとした聖水ですので心配しないで下さい」

横になった彼女の下半身に再び取り付き、あそこに手のひらを当てて聖水を塗りつける。

「んっ……」
「とと、じっとしてて下さいねー」

二本の指であそこについた聖水を伸ばし、そのままお尻の穴へ。
つぷりと穴の中に指を挿し込み、くりくりと指を回してお尻の中にも聖水を塗りこむ。

「…っく……」

クルセイダーさんは声を押し殺してるみたい。気持ちいいのか悪いのか、どっちなんだろ。
お尻から抜いた指を一度洗い流し、再び聖水をとってあそこに塗りつける。

「……っ、は……」

彼女の吐息にわずかに甘みが混じる。気持ち良くなってくれてるのかな。
こんな手つきなのにまだ変に思われないのは、やっぱり私が同じ女性だからだろうか。
208Aspersio(3/3)sage :2004/05/28(金) 03:47 ID:Ek.q9.iQ
「――ねぇ、クルセイダーさん」

あそこの穴の周りを指で撫でながら、彼女に問い掛ける。

「クルセイダーさんって…何でも、自分一人で背負い込もうとしてないですか?」
「え……?」
「あの時も自分一人で何とかしようとして、ウィザードさんに助けられた時、すごく悔しそうで……
 自分だけで全てを守ろうとして、自分が守られるのを嫌がってたりしてないですか?」
「…そ、そんな事は――っあ!」

彼女の否定を制するように、あそこに指を挿し込む。

「他の人が守れれば、自分は傷ついてもいい…クルセイダーとして大切な心構えなのかもしれないですが、
 それって……凄く、寂しい事だと思うんです」
「…そ、それは……、っは……ぁ」

あそこの中をくちゅくちゅと掻き回しながら、彼女の上に覆い被さる。
着痩せした大きな胸に自分の小さな胸を押し当て、彼女の耳元に顔を寄せて。

「ねぇ、クルセイダーさん。あのウィザードさんの事…好きなんじゃないですか?」
「――っ!」

腰がびくりと跳ね、あそこがきゅっと締まる。

「ふふ、やっぱり。優しいし、頼りになりますもんね」
「ち、違う……っ!あいつの事など……っ、くぅ!」
「…私も、先生の優しさに触れて、先生とひとつになって……先生の事が好きになりました。
 好きな人と心も身体もひとつになれるのって…凄く素敵な事なんですよ?」
「……は…ぁ……心も…身体も?」
「ええ。身体は――まあともかくとして、相手の事を心から信頼できると、その人と心もひとつになった気になれるんです。
 クルセイダーさんも…大切な人とひとつになれれば、きっと幸せになれると思うんです」

クルセイダーさんは何か言おうとするが、吐息が混じってうまく言葉になっていない。
と言うか、私が言わせようとしない。
反論させちゃうと治療にならないから。

「犠牲になる事だけが相手を守る事じゃないから、もっと自分に素直になって……
 貴方もウィザードさんも、私みたく幸せになって……っ!」

小さく叫んで、クルセイダーさんを抱き締めて……右手であそこの中を激しく掻き回す。


「っ!……っぁ、……――〜〜っ!!」

声を殺して、びくびくと腰を震わせて――彼女は、絶頂に達した。


放心状態でいる彼女の髪を優しく撫でて、頬に軽く口付ける。

「はい、”浄め”はこれでおしまいですよー」

むくりと起き上がった後も、ぼーっとしたままの彼女。
…女の私にあんな事されちゃったんだし、無理もないか。

「…そ、その。本当に……今のは治療だったのか?」

たどたどしく聞いて来るクルセイダーさん。うん、当然の疑問だと思う。


「――私に出来る治療はあそこまでですので、続きはウィザードさんにお願いして下さいね」

彼女の質問をうやむやにしたまま、私は悪戯っぽく笑った。
209Aspersio(4/3)sage :2004/05/28(金) 03:52 ID:Ek.q9.iQ
・・・と言うわけで>>98の続き(?)を無理やり気味に書いて見ました。
単にアルケミたんとクルセを絡ませたかっただけなのは内緒です _| ̄|○

>>23
商人とプリは前回の話限りの設定である予定だったので、
私物化する分には全然構わないです。どんどんやって下さい(*´Д`)
というか今回の話に勝手に登場させちゃってむしろすみません(;´Д`)
210名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/28(金) 15:40 ID:liUzumJI
して、クルセ子とWIZ男のその後はいったいどうなるのか!?Σ(゚ロ゚;三;゚ロ゚)
211名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/05/28(金) 18:35 ID:GSFVzvvo
ど う な る な の か ! ! Σ(゚∀゚≡゚∀゚)そ
212名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/05/28(金) 18:39 ID:Xp1SZGyI
>>206-208
ケミ子GJ!!
213名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/28(金) 18:53 ID:lfQR0DiU
やっぱり時代はクルセ娘だな(*´Д`)


[クルセスレ]  λ......ナゼオチター・・IN LIVERO・゜・(ノД`)・゜・
214名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/28(金) 19:07 ID:1Pw//oNQ

[クルセスレ]  λ...... λ......マッテ----
215名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/29(土) 00:46 ID:osiHITwA
>213
室伏が蔓延してたからさ
216名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/29(土) 17:41 ID:81MYqq8.
[クルセスレ]<ギシギシアンアン  Σλ Σλ

[クルセスレ]            λ λ・・・・・・・・

[クルセスレ]   λ  λ((((((
        <バックステップ
[クルセスレ]=λΣλ Σλ

[クルセスレ] Σλλ<イテ Σλ
   <グランドクロス!
[クルセスレ]____ΩΩ_ Σλ
217名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/29(土) 23:41 ID:9DIhBne6
[クルセスレ] ///=(`Д´メ)<トットトハイランカボケェ
218名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/05/30(日) 10:21 ID:mOM9fabo
<HX!!HX!!GX!!
((([クルセスレ])))<ギャァアアアア  (メ´Д`)y-~
219奏でる者(1/2)sage :2004/05/30(日) 19:31 ID:27cN3eHM
『落)深淵雷鳥 時給○○z』

 狩りをしていないとき、俺は相方のダンサーと一緒にこんな看板を立て、並んで座っている。
 主に顧客はボス目的の油セージとその仲間。無用なトラブルを避ける為、報酬は分け前ではなくあくまで時給で現金のみにしている。
 たまに辻精神溢れるプリーストに雇われたりもする。常時サンクを張ってもジェム代と俺たちへの報酬はとんとんだと思うのだが、彼ら・彼女らに言わせれば『残数を気にせず使えるのがすごく気楽』なのだそうだ。

 ともあれ、客が来ないぶんにはただ寄り添って、ぼーっと座っているのみ。『イドゥンの林檎』あたりを歌っていてもいいのだが、それを鬱陶しがる者も世の中には居るわけで。

 ちら、と隣の相方に目を向ける。締まるところは程良く引き締まり、出るべきところはそこそこに。露出度の高いダンサーの装束だと、そのスタイルの良さは隠しようも無い。その体型に比して、俺より頭ひとつの差がある身長の低さは若干小柄に過ぎるきらいがあるが、それが却ってコケティッシュに見える、というのは相方ゆえのひいき目だろうか。燃えるように紅く長い髪が、たまに吹く風になびいて、俺の腕や頬をくすぐる。

「ふむ、今日は客、来ないな」

 こくり。

 頷く相方。黒目がちな瞳に、退屈そうな色を浮かべている。

 大胆な出で立ちと情熱的そうな髪とは裏腹に、こいつはほとんどしゃべらない。今にして思えば、初対面からどうやって相方になれるまでのコミュニケーションをとれたのか、当時必死すぎたせいか思い出せない。まあ、経緯はどうあれ、こいつは今、俺の相方としてここに居てくれている。

 その手は、俺の服の裾を控えめに掴んでいる。

 無口ゆえにやはり人とのコミュニケーションは苦手で、こいつには俺以外の知り合いはほとんど居ないようだった。そのせいか、大抵の時は俺と一緒に行動したがる。町中を歩くときなどは、はぐれないように俺の服の裾を掴んでとことこと付いてくる。それが可愛くて、俺もついつい長めにうろついてしまったり。すれ違いざまに振り向く視線を感じたりする度に、誇らしい様な、小気味良いような気分になる。人並みの社交性があれば引く手も数多だろうに。

 その無口さと更に裏腹なことがある。それは、こいつの声だ。
 以前、暇にまかせて口笛を吹いていたとき、いかなる気まぐれを起こしたか、即興でこいつが口笛に合わせて歌い出した事があった。その歌声を聴いた瞬間、俺は女性が職業としての歌い手に就けない事を心底不条理に思った。それほどに、こいつの声は美しかったのだ。
 それ以来、ちょくちょく歌ってくれるよう頼んでみるのだが、恥ずかしがってか、なかなかその歌声を聴く事はできない。
 ……まあ、綺麗な声を聴く方法は、歌に限るわけでも無いのだが。

 くいくい。

 ふと、裾を軽く引っ張られる感触。相方の方を見ると、物言いたげに俺を見上げてくる瞳と視線がぶつかった。

「……退屈か?」

 こくん。

「ふむ。……それじゃ、今日は引き上げるか」

 また、頷く。

「部屋に戻って、二人でもうちょっと楽しいコト、しような」

 俺のそんなささやきを聞いて、相方は頬を赤くする。そして、

 ……こくん。
220奏でる者(2/2)sage :2004/05/30(日) 19:32 ID:27cN3eHM
 ベッドの上で、抱き合う俺達。そのベッドの下には、脱がされたダンサーの装束。踊っている間に脱げてしまわない様な工夫はされているとはいえ、合意の上で脱がせば簡単にその肢体を拝むことができる。

 左腕で抱きしめたまま、その肢体の隅々まで、俺は右手の指を這わせる。
 首筋に。
 脇腹に。
 背中に。
 太股に。
 膝裏に。
 無論、その胸の膨らみや、脚の付け根、その秘めやかな茂みの奥までも。

 右手のみとはいえ、こちらも普段楽器を扱っている身。指先の動かし方、ひいては快感の引き出し方には自信がある。抱きしめている為にこいつの口は俺の耳元に寄せられ、その小さくも可愛い喘ぎ声は俺の耳をくすぐってくる。

 その声を遮らないよう、音を立てないように指を相方の中に侵入させ、振動させるかのように小刻みに動かす。徐々に大きくなる、その声と、身体の震え、疼き。俺の愛撫で感じて、その声を上げてくれていると思うと、愛しさも一入だ。

 キスをしたいけど口をふさいでしまうのが惜しくて、俺はこいつの額に、頬に、まぶたに唇を何度と無く押し当て、耳たぶを甘噛みする。瞳を閉じてうっとりと受け入れてくれる、その表情がひどく可愛くて、たまらなくなる。

「そろそろ、いいか?」

 ひとつになりたい旨を伝える。とろんとした瞳で、頷く相方。
 後ろを向かせ、背中から抱きかかえるような体勢で膝の上に乗せる。わずかにその腰を持ち上げると、相方の柔らかい手が、息子の先端を自分の入り口に導いた。
 そして、その腰を下ろすと、息子は相方の中に呑み込まれた。こんな体位でも、節操なく反り返った息子は相方の花心を確実に捕らえ、中をえぐる。最奥まで先端が届くと、その小柄な身体がひときわ大きく震えた。

 リュートの弦を押え、爪弾くように、背後から突き上げながら、その乳房をこね、芽を爪弾く。彼女を、『奏でる』。
 音楽の代わりに聞こえるのは、細く、可愛く、美しい喘ぎ声。
 俺とて音楽家の端くれ。中の感触だけでなく、耳に入るその声までもが俺を高める。そして、訪れる限界。

 絶頂を迎え、俺の腕の身体を震わせる相方。そのか細くも高い歓喜の声を聴きながら、

「っく、あ……っ!」

 俺もその最奥に、愛しさと悦びの証を、思うさまに注ぎこんだ。


 その後も何度か相方を『奏で』、ほどよく体力を消耗した彼女が、俺の隣で横になり、寝息をたてている。
 俺の手を、きゅっと掴んで。
 無口だけど可愛い声の彼女、その精一杯の愛情表現。眠っている間でさえも。
 その寝顔が、仕草が愛しくて、俺はそっと、『奏でて』いる最中はできなかった唇へのキスをした。
22123sage :2004/05/30(日) 19:33 ID:27cN3eHM
 脳内にあったものの文章化していなかったネタ、その1を投下してみます。
 女性キャラをしゃべらせないのがこれ程難しいものだったとは、と思うことしきり。
 ともあれ、自分としては犬チックなイメージを目指してみた小柄無口ダンサーさん、
読み手の方々からすればどういった感じなのでしょうか。
 では、失礼します。
22223sage :2004/05/30(日) 20:01 ID:27cN3eHM
うあ、脱字がありました。
>俺の腕の身体を震わせる相方。
→俺の腕の中で身体を震わせる相方。
でした。レス消費、申し訳ありません。
223前94sage :2004/05/31(月) 04:44 ID:E7.S4Eko
>>23さま
[壁]∇`*)

くいくい、と裾を引っ張るのと、無言で頷くのがツボです(*´Д`)b
無口な分、仕草が強調されるので、より可愛らしいっていう…そんな感じがしますね。
とにかく、犬チック万歳ヽ(´∇`)ノ

そして、駄文投下します。

[壁]_・)つミ

   [ふたくる]
224ふたくる 『はじめての…♪』sage :2004/05/31(月) 04:44 ID:E7.S4Eko
「んー…」

多くの人と露店で賑わうプロンテラの大通りを歩きながら、アイシャは顎の先に人差し指を当てて唸った。
アイシャは背が高く、陽を浴びて輝く長い金髪を後ろで結っていて、顔たちも端整で切れ長の目が印象的な美人だ。
それだけでも充分だが、プリーストの法衣は彼女のプロポーションをくっきりと表し、スリットから長い足が覗いているため
余計、人目を惹いていた。
時折、アイシャは露店の前で足を止めながら

「なかなかいい物がないわね…」

と、こぼしつつ人込みをすいすいと避けて通りを闊歩していく。
首都の大通りに訪れる多くの人と同様に、アイシャは何か掘り出し物はないかと、露店を見て回っているのだ。

(今日は、もう帰ったほうがいいかしらねぇ)

通りの端へ移動して、アイシャはため息をついた。
特にめぼしい物もないようだし、それに人込みには慣れているとはいえ、さすがに疲れてきた。

(うん、特に欲しい物があったわけでもなし…フィリアと出掛けたほうがいいわね)

そう思い、アイシャは恋人であるフィリアの待つ宿屋に帰ろう、と歩き出すと―――

「ちょっと、そこのお姉さん」

と、後ろから声を掛けられた。
アイシャは振り向くと、そこには学者帽をかぶったアルケミストの女性がいた。
長い髪はやわらかいココア色。つぶらな瞳は大きくて可愛らしいが、片眼鏡をかけているせいか知的な感じがする。

「わたし?」

アイシャは自分を指差して、小首を傾しげた。

「そうそう。お姉さん、いいものがあるよ」

と、アルケミストは頷きながら手招きをする。
なにかしら、とアイシャはわずかに興味を引かれて、アルケミストのもとへ歩み寄った。

「いいものって、なにかしら?」

「んー、それは…」

きょろきょろ、とアルケミストは周囲を窺うと

「ここじゃあ、ちょっとあれだから…こっちに来てくれる?」

アイシャの返答を待たずに、カートを引いて路地の裏へと入っていく。

(何か…怪しいような気もするわね)

アイシャは気を引き締めて警戒しつつ、アルケミストの後をついてくことにした。

「ここらでいいかな」

路地裏に入って間もなく、アルケミストは足を止めると、カートを自分の前に置いてしゃがみこんだ。

「特に珍しいものはないようだけど?」

と、カートを覗き込みつつアイシャ。
カートの中には、ハイスピードアップポーションや蝶の羽、蝿の羽…等々といった日用品が詰められている。

「ああ、これはカムフラージュなの」

そう言うと、アルケミストはカートの中のアイテムを除けた。
すると、そこには―――

「へぇ…ディルドね」

男性器を模した物が詰められていた。

「そう。これは、そんじょそこらの張り型とは、わけがちがうよ」

アルケミストはカートの中からひとつ取り出して、アイシャに差し出した。
アイシャは受け取ると、感嘆の息をもらした。

「すごい…なんか、触り心地が本物みたいね」

アイシャの知っているディルドは硬質な感じの堅さなのだが、手にしている物は堅いが弾力があり
触り心地は本物の男性器のようだ。

「まぁ、それも研究の成果ってやつだからね」

「研究?」

アルケミストは頷いて、解説を始めた。

簡潔にまとめると―――
曰く、ホムンクルスの研究には莫大な費用がかかるため、研究過程で得られた副産物の中で商用に使えるモノを売って、研究費の足しにしているという。
そして、このディルドもそういった経緯で、ホムンクルスの生体組織を応用して作られたものらしい。

「なるほど…大変なのねぇ」

と、ホムンクルス云々のくだりは理解できなかったが…手の中でそれを弄びながら、しみじみと呟くアイシャ。

「まぁね…。で、お姉さん、それ買わない?」

「んー…」

(フィリアがいるから、間に合ってるのよね…)

そうは思っても、この出来のいいモノに対する興味がアイシャを迷わせていた。

「もしかして、お姉さん…彼氏持ち?」

「ええ、まぁ…」

(あの子の場合…彼氏というか彼女だけど)

曖昧に頷く客の反応を見たアルケミストは、「それじゃあ…」と呟いて、ごそごそ…とカートを漁ると

「これをつけて、新たなプレイに挑戦!とか、どう?」

と、革のベルトを取り出して、アイシャの眼前にかざした。

「それは?」

「このベルトは、それを付けるためのモノ」

「なるほど…」

何に使うのか理解したアイシャは頷く。

(わたしが着けて、フィリアに…っていいかもしれないわね)

「お姉さんは、そういうのに興味ないかな?」

小首を傾げて、見上げるアルケミスト。

「いいえ…」

アイシャは軽く頭を振って

「買うわ。いくらかしら?」

瞳を妖しく輝かせて、そう訊いた。
アルケミストは「実は物好きなんだねぇ」と呟きつつ、値段を提示した。

(やっぱり、ちょっと高いわねぇ…)

と、アイシャは値段を聞いて思ったが、財布を取り出して

「はい、これでちょうどよ」

きっかり代価を支払った。

「まいどあり〜♪」

アルケミストの明るい声が路地裏に響いた。

こうして、売り手と買い手の考え(用途についての)が微妙にすれ違いつつも、商談は成立した。
225前94sage :2004/05/31(月) 04:47 ID:E7.S4Eko
[壁]ω-`)ネムネム

とりあえず、今朝はここまで…です。
続きはなるべく早く仕上げますので、次回をお楽しみに。


さすがに寝ないとまずいので…

[壁]彡サッ
226名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/05/31(月) 17:46 ID:xlp0YClI
 BBSだと流れが速いので保管庫見に行ってたのですが、
しばらく見てなかったら404エラーでちゃってました。

 次のスレでテンプレ化してはいただけないでしょうか?
227名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/31(月) 17:57 ID:DW.6uRbI
>>226

220レスしか書き込みがないんだから、スレを読みなさい。
ttp://moe.novel.knight.client.jp/
前の保管庫は閉鎖して、今は77様が新しい保管庫を作ってくれたのです。
228名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/31(月) 21:29 ID:XyOvkSNw
前々からずーっと思っていたのですが、ふたなりって、♀×♀の方の部類なのではとか思うのですが。
(フタナリ苦手なのです(´・ω・`)
・・・・・そう思うのって私だけかな。
229名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/31(月) 22:55 ID:P4J7mdc6
>>227
苦手なら、読まずに飛ばせばいいことだと思うが…。
とりあえず、細かいとこを気にしないほうがいいような。
それを言ったら↑のアルケミとクルセのとアコ成長物語なんかも♀×♀だし…w

というわけで、前94氏の続きを待たせてもらいます。板汚しスマソ。
230299sage :2004/05/31(月) 22:58 ID:P4J7mdc6
アンカーミスしました_no
227じゃなくて228宛て、です。
231名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 04:05 ID:hvHcT85.
>>228
同じくふたなり苦手です。
これはどうなんだろう…と思いつつ、言い出す勇気がなくスルーしてました。

♀×♀スレもあるけど、あちらでふたなりはダメなんですかねえ。
基本は女性同士な感じなので、あちらの方が適切な気もするのですが…

>>229
♀×♀に関しては、続編とか流れの中での百合はOKという話になったような気が。
ただ577氏のように、シリーズものでも♀×♀の部分は該当スレで展開して頂けたのは
とても有難かったです。
232名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 05:32 ID:7.jfRFBY
苦手なら読み飛ばせばいいじゃない
233名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 08:58 ID:8u1l7/Xc
久々にきてみたら・・・なんかデジャヴュが
ふたなりは百合スレでいいんじゃないでしょうか。ナニ付いてようが女同士なんだし
向こうは許容範囲も大きめみたいですし

∧_∧
( ´・ω・) まあとにかくみなさん、お茶どぞー・・・・。
( つ旦O
と_)_) 旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦
234名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 12:57 ID:JORhbAHA
>233

[百合スレ]λ・・・・・

[百合スレ]<出て行け =買ノ

[百合スレ]      λ<帰れるかな・・・・・・・・   [エロ小説スレ]


こうならないことを祈る
235名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 14:11 ID:.k8V9LAQ
読み飛ばせばいいと思う…。シチュ限定なんてどこにも書いてないわけだし。
236名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 16:08 ID:GvGTtdLE
俺はふたなり嫌いだから飛ばしてる

まあ多少目に入るけど
237名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 17:33 ID:NP23q9F2
>>228-231
こ こ で 制 限 は 無 い ん じ ゃ な い の か ?
エロ小説スレは♀×♀、♂×♂、♂×♀他じゃないのかねぇ・・・。
238名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 18:42 ID:pJCKaueE
>>237
同意。

しかし、23氏と前94氏が憐れだ…
23氏せっかく新作投下してくれたのに、感想レスし辛い雰囲気になっとるし…
前94氏は続き書きづらいだろうし…
239名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 18:46 ID:5.K2MX4w
投下してくれるだけでもありがたいのに・・・・・・(´・ω・)

続きを楽しみにしてる人(1/20)
2407スレ77だからこれからは777sage :2004/06/01(火) 18:48 ID:JTFBR2og
ここら辺で一度歯止めかけておかないと
書いてる作者の方の妨げになるので一言

>>237氏の言ってるとおりここは制限なしだと思います。
「このシチュは苦手だから〜」とか「嫌いだから〜」は個々人の好みですが
口にすべきではないかと

で、近況
忙しくて更新できてm(ボコスカ
7スレ終わるまでにはキチンとしたいです_|\_...((○

>>226
 ttp://moe.novel.knight.client.jp/
 >>227氏にもありましたが
 このスレに入ってから保管庫を引き継いだのでまだテンプレに入ってません;
2417スレ77だからこれからは777sage :2004/06/01(火) 18:51 ID:JTFBR2og
連続ですみません;
どの作者さまの小説もいい内容のものばかりです。
これからも頑張ってください

6スレ作業室] λ...
242名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 18:57 ID:pJCKaueE
>>77
更新作業がんばってください(`・ω・´)b!
243名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 20:03 ID:GvGTtdLE
そしてまた一人消えていく、と
244名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 20:45 ID:k10FT.qs
>>236,>>243

ふたくるの人、気にするなー。
245名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/01(火) 22:16 ID:Ilt2Q/NU
ROエロは初めてですが、投下させていただきます〜。
♀ハンタ×♂プリものです。

某スレに提出したんですが、
ギルメンにここにも出しとけって言われたので、出しときますね。

なんだか流れが変な感じみたいですけど、
書き手の方々、気にせずに書くのがいいですよー。
1人でも読んでくれる人がいれば、書く価値はありますしね。

それでは、ヘタレなものですがどうぞ。

[ ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20040531225842.zip ]
246名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 00:01 ID:tEDRdvOc
>ここは制限がない

いやここって♂×♀だけじゃなかったっけ
百合嫌いが多くて文句ばっか言って「嫌ならスルー汁」って感じで議論になって
結局百合スレが出来て「ここは♂×♀だけ」とかいう流れだったんじゃ
間違ってたらスマソ

あと「苦手なんです」つっただけで悪者扱いもどうかと。「こんなん書いてんじゃねーよ('A`)」とか言ったわけじゃなし
「百合スレの方が合ってませんか?」と聞いてるだけですし。確かにわざわざ苦手だと言う必要もなかった鴨ですが・・・

まあ漏れ全部好きだから何でもいいんだけどね。せっかく書いてくれてるんですし

>>245
ヘタレなんかじゃないっすよ!
 最 高 大好きですマジで。GJ(*´∀`)b
247前スレ住人sage :2004/06/02(水) 00:31 ID:6MlGweII
私はいつまでも577たんのファン_、_ (空気なんて読みません
248名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 01:08 ID:JuBv8QQk
ではここで一言・・・・
>>1にかいてない以上問題なし。

このスレから見始めたらどういういきさつがあったとかわからないでしょ?
途中で百合はここでだめだったはずといってもそれは無理でしょう。

次スレ立てるときにまた考えましょうよ。

>神のかたがたへ
いつも楽しみに見させていただいております。
大変勉強になります。
249「ゆ」の奴sage 燃え>萌え な駄文を書いてる以上、俺もスレ違いかな(つД`) :2004/06/02(水) 01:23 ID:V/u3Anwo
他の方の作品を読もうと思ったら、なんだか以前の♀×♀論争と同じ流れに・・・

当方としてはこのスレは「萌えとエロ」の混在が第一だと思いますので、
どんなカップリング・シチュであろうが(あまりにもハードなモノは一考するとして)
上記2つが成立していればよいのではないかと考えています。
♀×♀やふたなりモノといったものは、このスレのいい刺激剤になるんじゃないでしょうか。
確かに、嫌悪感を感じられる方には辛いかもですが・・・
個人的には、♂×♀(あるいはその逆)以外のカップリングというのは結構参考になるんですよ。
♂×♀とは違った描写・駆け引きなどが期待できるわけですし・・・

以上、私見です。長々とすみません。

ところで、次の作品の構想があるのですが・・・
・♂槍騎士×♀支援プリのファーストフュージョン(初夜)
・♀ログ×♂アコの倒錯的世界
など考えています。
他に何か案があれば稚拙な文章力ながら書いてみたいと思いますが、どうでしょうか?

何かごちゃごちゃと述べてしまってすみませんでした。では、失礼します。
250名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 04:43 ID:jK/9INds
では、せめて傾向を最初に一言書いていただけまいか…
前94氏に関してはもう「ふたなり」ということでわかるのでいいのですが、
読み始めてからスルーもへったくれも難しいです。

だがエロ百合スレがある以上、なんでもありってのもどうかと。
ふたなりだと文神様の判断に任せるしかないと思いますが、流石に堂々とこちらで
百合されたらちょっともにょる。

文章ではなく、傾向だけで読み飛ばされるというのは、文神様にとっても
マイナスなんじゃないかと思いますがね。
251名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 06:21 ID:YarrCPh6
>>250氏が書かれていらっしゃるが、
一行目辺りに”ふたなり”な内容の旨、記載頂けると、
属性的に合わない方は、読み飛ばす事もできますし、
問題無しな方はそのまま拝見できるので、宜しいかと。
特にふたなりと言う事が、一行目で分かっても、
物語の流れが判ってしまうわけでもありませんしね。

発表されるスレにつきましては、ふたなり物の投下数よりけりではないですかね。
まだ分ける程の量ではないと思いますので、暫くこちらで宜しいのではないでしょうか?
パッと見やっぱりこのスレが一番初めの総合スレに見えてしまいますから。

実のところ私もふたなり物はちょっと・・・な、読むだけの人なのですが、
作品を投下頂いた文神様には失礼ですが、読み飛ばすと言う作業は
特に苦になるほどの事とは思いませんので。
252名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 09:16 ID:tEDRdvOc
おk文神様が聞いてることには答えるべきだ

>>「ゆ」の奴さん
♀ログ×♂アコの倒錯的世界に1票
253名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 12:49 ID:cpiQZYS.
>>252に同意。不足しがちな♀ログ成分がホスィ。
254名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 13:14 ID:bHa7WnGU
おおっと、倒錯と聞いて黙ってたら萌え板住人の名がすたる。漏れも♀ログ×♂アコの倒錯的世界に1票。
255名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 14:43 ID:NcKLXHbE
Wiz×クルセのシリーズ物を書かせていただいてる者ですが、
3作目の商人×クルセは正直どちらのスレに投下しようか迷いました。
が、♀×♀とは言えこの作品だけ向こうに分離させるのもやはりどうかと思い、
3作目もこちらに投下させていただく事にしました。
♀×♀に嫌悪感を抱く方には申し訳なく思ってます。

個人的には♂×♂以外はいわゆる「男性向け18禁」として
ひとつにまとめられる気もするのですが・・・まぁ、これは私見ですね(;´Д`)

4作目は今日中に投下できると思います。
あと、私も倒錯的世界な♀ログ×♂アコを希望します(・∀・)
256名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 15:46 ID:Dh5BVey.
良い物は良い!
嫌なら飛ばせ!
好みは人それぞれですが自分が合わないから別スレ立てろってのは
我が侭かと思いますよ
スレ増えると管理も読むのも(探すのも)大変ですし。

好きな作者の作品はジャンル不問で読みたい人(1/20)
257名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 16:17 ID:kSKpb15.
でもやっぱジャンルぐらいは分けた方が…。
>256の意見こそエゴになるような気がする。
特定の作者だけのが見たいなら自分で探せ。

とりあえず、♀×♀(ふたなりも一応性別は♀だからこっち)
♂×♂、♂×♀で分けるのが妥当かと。
3つくらいならそんなに探すのも苦労しないと思うし。
ふたなりや女装は書く前に一応断りを入れてから書いたらいいんでは?
258名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 17:00 ID:sbPbhZ7k
エゴとか言えばどっちもどっちだろ
259名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 18:42 ID:aEdUVjC2
いやつーかさ、読む方ってのは作品を出してもらってる立場なわけじゃんさ?
それなのにふたなりはダメだ描写がだめだとか言ってたら
書き手さんは誰も書きたくなくなるよね

そんなにそれがイヤなら自分でふたなりじゃなくて描写もしっかりしてて
自分好みのSS書いて満足してればいいじゃないのさ

もうちょっと人のこと考えられるようになろうなー頼むから
260名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 19:07 ID:0tBtKBTI
読み手は「読ませてもらっている」
書き手は「読んでもらっている」
これを念頭に置いておくべきだろ。
上も下もないはず。
261名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 19:14 ID:Dh5BVey.
これ以上続くなら議論スレでも立ててはいかが?
何を書くかはネ申の電波受信次第では?
ネ申の機嫌損ねて作品読めなくなるほうが辛いっす;;
個人的には255様の「♂x♂」と「男性向け18禁」が1番かと思います
それでは【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 七冊目【エロヽ(`Д´)ノ!!】
お楽しみくださいませ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
262名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/06/02(水) 20:43 ID:.L8fe08g
>261にアグリー
(´・ω・`)読む側としては投稿が停滞するほうが悲しいです。
263Faith(0/5)sage :2004/06/02(水) 23:26 ID:NcKLXHbE
危うく寝過ごすところでした _| ̄|○
議論もちょうど一段落・・・したみたいなので、投下させていただきます。

この話はシリーズ物なので、今までのあらすじは>>56>>98>>206及び
>>152>>180>>23様作)をご覧ください_(。。_)
264Faith(1/5)sage :2004/06/02(水) 23:28 ID:NcKLXHbE
「何故、あの時炭鉱で私とあのような行為をしたのだ?」

――開口一番こんな質問をされてしまうと、さすがの俺でも返答に困ってしまう。

彼女と連絡がつかなくなったのは、彼女が知り合いのプリーストの診療所に行ってからだ。
狩りの待ち合わせ場所にも来なくなり、Wisも繋がらない。
心配になって彼女の家に行ってみたところ、いきなりこの質問である。

「……あの行為が子供を作る行為である事はあの時バイラン島で知った。
 だが、お前が私の子を作りたくてあの行為に及んだとはとても思えないのだが……」
「あ〜……うん。確かに…少なくとも、その理由ではない……ぞ?」
「…そうか」
「ついでに言っておくと…だ。その……中で出したからと言って、必ず子供ができちまうわけじゃないんだ。
 あれからもう大分経つし…あれだ、月一度のアレが来てるならその心配は無用だぞ?」
「……そうか。月経は従来通り来ているので、子供は出来ていないのだな」

彼女の言葉を聞き、とりあえずは胸を撫で下ろす。問い詰められてる原因は妊娠ではないらしい。
それにしても今日のコイツは様子がおかしい。
緊迫感あふれると言うか、何か思い詰めてると言うか……

「――では、何故あの時あのような行為を?」

…うーむ、この質問にはどうしても答えなくてはならないらしい。
コイツ相手にごまかしの返答は逆効果だろうし、ここは正直に言ってしまうしかないだろう。


「あぁ……素直にぶっちゃけると、単純にお前とあの行為をしたくなっちまったんだよ。
 その…男って悲しいもんでな、ああいうシチュエーションだと理性が言う事を聞かなくなっちまって――」
「――裸の女性を見ると男性は無意識にあの行為に及ぶと言うのか!?それではあの半魚人と一緒ではないか!!」

俺を返答を聞くや否や、突然激昂する彼女。
違う違う、俺の返答はしょーもないがその解釈は違う!

「待て待て待て!裸の女性なら誰でもいいってわけじゃねぇよ!
 例えば道端に裸の女の子が倒れてたら普通に助けるって!てかバイラン島でそうしただろ!」
「じゃあ、何故炭鉱での私にはあのような行為に及んだのだ!」
「――!それは……」


言葉が詰まる。
同時に、自分の気持ちに気付く。

畜生……コイツに言い聞かせてわからせてやりたいが、言えるはずもない。
が、彼女はそんな俺を容赦なく問い詰める。

「どうした!何か特別な理由でもあるのか!」


――くそっ、何でさっきからコイツはこんなに必死なんだ。
最後まで言わないと納得しないってのか?

「…黙ってないで、何とか言ったらどうなんだ!」


……こん畜生っ!
わかったよ、言やぁいいんだろっ!!


「…お前がそんなに魅力的だとは思わなかったんだよ」
「――え?」

「聞こえなかったか?――お前の素顔に惚れちまったんだよっ!!」
265Faith(2/5)sage :2004/06/02(水) 23:30 ID:NcKLXHbE
どうだ言ってやったぞざまーみろ、と完全に開き直る俺。
…だが、対称的に彼女の表情は驚いたまま固まっている。

「……。」
「…おーい、もしもし?」
「………。」


――くしゃりと、固まっていた彼女の表情が崩れる。
次の瞬間には、彼女の瞳には大粒の涙が浮かんでいた。


「うわっ!!ちょ、ど、どうしたんだお前!?」
「…何だ、それは。……冗談のつもりで言ってるのか?」
「……へ?」
「こんな献身しか能のないクルセイダーを捕まえておいて惚れた、だと?
 全く……冗談も休み休み言ってくれ」
「……??」
「私がお前の相方として役に立てるのは、お前がフェンクリップを手に入れるまでの間だ。
 そんな私に、お前に惚れられる資格などあるはずないだろう……?」

ちょっと待て。
コイツは、何を言ってるんだ?

「最終的にお前の相方としてふさわしいのはプリーストのはずだ。
 私はその相方が見つかるまでの止まり木になれればそれで充ぶ――」

彼女の口を抑え、それ以上の言葉を制する。

「やめろよ。そう言う考え方、お前の悪い癖だぞ」
「…し、しかし、れっきとした事実ではないか……」
「事実だろうが何だろうが関係ねぇよ。…つーかよ、俺はお前に惚れるずっと前から、
 お前の相方としてお前とずっと狩りができればいいな、って思ってたんだぜ?」
「――っ!…うそ、嘘だ……っ!」

必死に否定する彼女を無視し、言葉を続ける。

「…で、炭鉱の一件でお前の違う一面を見て、お前に惚れちまって……その考えは完璧に固まっちまってだな……」
「……嘘だ……そんなの、冗談だ……っ!!」

ぼろぼろと涙をこぼしながら、彼女は必死に否定し続ける。
…まいった、ここまで必死に否定する理由がさっぱりわからない。

「なぁ…何で嘘だって考える?こんなしょーもない奴が相方じゃ迷惑か?」
「――違う!それは断じて違う!」
「じゃあ、何でだよ?」
「……自信が…お前の相方としてお前の助けになれる自信がないんだ……」
「へ?……いや、献身、すっげー助けになってるけど……」
「…所詮それだけだ。それもフェンクリップが手に入れば……」


――ダメだ、ラチがあかない。
そう感じた俺は…彼女を黙らせる為に唇を塞いだ。


「――っ!?……ん…む……」
「…あのな。献身とかフェンクリとか役に立つとか立たないとか。そんなのはどーでもいいんだよ」
「え……」
「お前と一緒に狩りがしたい。それだけじゃ理由としては不十分か?」
「…ぁ……」

零距離まで近づいた彼女の瞳から、さらに大粒の雫が落ちる。


「……ブレスもサフラギウムもできないぞ?」
「構わねぇよ」
「ヒールすら…できないぞ?」
「ああ、構わない」
「装備も整ってないし、殲滅力だって……」
「あーもう、構わないっての!」

青い髪を後ろ手で撫でながら、もう一度、彼女の唇を深く奪う。
俺に抱き寄せられ、身を預けながら、俺の舌を抵抗なく受け入れる彼女。
やがて彼女の涙が止まるまで、深く長いキスは続いた。


……で。

「……なぁ」
「ん……?」
「悪い、俺……またお前としたくなっちまった」
「…?」
「その…炭鉱でやった、アレ」
「…あ、ああ。そうか……」

何かを考えるような少しの間の後、突然、くすりと笑う彼女。

「身も心もひとつに……か」
「ん?」
「いや、何でもない」

そう言って俺の身体から離れると、彼女はどさりとベッドに横たわった。

「――わかった。お前の好きなようにしてくれ」
266Faith(3/5)sage :2004/06/02(水) 23:33 ID:NcKLXHbE
仰向けに横たわる彼女は、普段つけているヘルムやフルプレートをつけていない、下地の服のみの状態である。
…まあ、室内でもフル武装だったらさすがに引くだろうが。

「それじゃ…脱がすぞ」
「……ああ」

抵抗のない彼女の上着をめくり、皮製の胸当ての金具を外す。
パチンという音と共に胸当てがこぼれ落ち、抑え付けられていた豊満な胸が露わになる。

「…って、お前、思ったより胸デカいんだな……」
「そうか?…正直、この胸は戦闘中は邪魔でしかないのであまり好きではないのだが……」
「んー、そんなもんか。俺は好きだけどな」

言いながら、彼女の胸に手のひらを押し当てる。
途端に俺の手は、心地よい感触と共に彼女の胸の中へ埋まっていく。

「ん……」

わずかに漏れた彼女の吐息を気にせず、ゆっくりと胸を揉みしだく。
ほんの少し固くなった先端をこりこりと刺激しながら、両手で、交互に愛撫する。

「…っ……は……」
「……どんな気分だ?」
「…わからない……が、悪い気分じゃ……ない」
「そーかそーか」

両胸の感触を楽しみながら彼女に覆い被さり、顔を胸に近づける。
そしてすっかり固くなった先端に口を寄せて……そのまま、彼女の胸に吸い付いた。

「――っ!?ば、馬鹿っ、お前は赤ん坊か……っ!」
「まぁまぁ、固いこと言わない」

彼女の抗議を無視し、わずかに抵抗を見せた両肩を押さえながら、豊かな胸を味わう。

「わ、私はまだ、母乳など……っくぅ……」

乳首に吸い付き、舌でちろちろと刺激するたび、彼女の吐息が荒くなっていく。
彼女が感じ始めてきたのを確認し、舌を胸から離して、そのまま下へ。
両胸を愛撫しながらへそや腰のくびれに舌を這わせるたび、彼女はくすぐったそうに身をよじらせる。


「さって、そろそろ患部の治療に入るかな」
「……、あ、あぁ……」

少しバツの悪そうに視線をそらす彼女。
気付かない振りをしてズボンを下ろすと、予想通り白のパンツは中が透けるほどぐしゃぐしゃに濡れていた。

「……っ」

彼女は恥ずかしそうに、顔を背け目をつむってしまう。

(しっかし、濡れやすい身体してるよなー……)

しみじみ思いながら、下着の両端に手をかける。
ぴくりと身体が反応するが、それ以上の抵抗はない。
そのまま、ズボンごと下着を取り去った。

「……」

顔をわずかに紅潮させたまま、身体をわずかに震わせる彼女。

「……怖いか?」

俺の問いに、ふるふると首を振る。

「…恥ずかしい……だけだ」
「……そっか」

両脚を控えめに開くと、紅く染まった花弁が俺自身を誘うようにひくひくと震えているのが見える。
――本当は先に口で愛撫するつもりだったが、もう、我慢の限界だった。
267Faith(4/5)sage :2004/06/02(水) 23:37 ID:NcKLXHbE
「……入れて、いいか?」

自分のズボンと下着を下ろし、彼女に問い掛ける。
熱く張り詰めた俺自身を見ないまま、彼女は黙って頷く。

「それじゃ、いくぞ……」

びっしょりと濡れた彼女の秘所を開き、先端をあてがう。
そのまま彼女に覆い被さると――吸い込まれるように、彼女は根元まで俺自身を受け入れた。

「……ぅ……ぁっ!」

声を必死に抑え、逃げるように身体を反らす彼女。
それを追うように、抜けかけた怒張をゆっくりと彼女の中に収め直す。

「…っは……はぁ……」
「っと、大丈夫か?痛むか?」
「…痛みはないが……大丈夫では、ないかもな…」

冗談めいて微笑んだ口元が、すぐに快楽に染まって歪む。
その表情が続くように、短いキスを繰り返しながら腰を引き、そしてまたゆっくりと前へ。

炭鉱の時とは違い、俺も自分の快楽の為でなく、どちらかと言うと彼女の快楽の為に身体を動かしている。
その動きを喜んでくれているかのように、彼女は抽挿のたびに切ない声を、甘い吐息を漏らす。


その嬌声も、シーツに広がる美しい髪も、快楽に揺れる股体も。
狩場での彼女とはまるで違う一面を目の当たりにして。

「――可愛いな」

思わず、そんな言葉が漏れた。

「――っ!?」

途端、目を丸くしながら顔を真っ赤に紅潮させる彼女。

「か、かわいい!?だ、だれがっ!?」
「いや、お前が」
「ば、ば、じょ、冗談も休みやすみ言えっ!」

必死に俺の言葉を否定しながら、じたばたと取り乱す。

「あー、そんな必死さもまた可愛いなぁ」
「〜っ!!私は、そ、そんな、可愛いなんて――っぁ!」

必死の抗議も、少し最奥を突き上げるだけで嬌声に変わる。
「可愛い」と言うたびあそこがぴくりと反応し、俺自身を心地よく締め付ける。
…なんつーか、「可愛い」以外に形容する言葉が思いつかないわけで。

「…いや、お前が自分をどう思ってるか知らないけどよ、ほんと、可愛いと思うぜ?」
「……可愛くなんてない、可愛くなんて……っ!」

ぶんぶんと首を振り、快楽に耐えながら必死に否定する彼女。
そんな彼女の耳元に顔を寄せ、頭を押さえて優しく撫でる。
そして少し弱めに彼女を突き上げながら……そっとささやく。

「狩場の頼りになるお前も、今みたいな可愛いお前も……どっちも大好きだぜ」
「――っ、…ぁ――っ!!」


否定の言葉が止まり、そのまま…びくびくと腰を震わせ、彼女は果てた。
同時にあそこが急激に締まり、俺も射精感が一気に込み上げてくる。

「…っ、そろそろ、俺も出すぞ……」
「……はぁ、は……っ、っく!」

達したばかりで敏感になっている彼女を責めながら、俺自身を高めていく。
断続的に襲う快楽に耐えるように、必死で俺にしがみつく彼女。
そんな彼女の最奥を突くたび、溢れ出る愛液が淫らな水音をたてながらシーツを染めていく。

「…っ、もう……」

柔らかに、そして激しく締め続ける彼女の中で限界を感じ、俺自身を引き抜こうとする。
――が、彼女が離れようとしない。

「っ!?ばっ、お前、早く離れて――」

込み上げ続ける射精感を必死でこらえながら叫ぶが、彼女は俺にしがみついたまま、首を振って離れようとしない。
そればかりか動きを止めた俺を責めるように、自ら腰を揺り動かしてくる。

「ちょ、お前、やめ……――っ!」

既に限界を超えた怒張を刺激され――俺は観念した。
彼女の中からの脱出を諦め、彼女の希望に、俺自身の欲望に応えるべく、再び腰を激しく動かす。


「――っく、ぅ!」

――自制から解放された俺自身は、あっけなく彼女の最奥で欲望を暴発させた。

「っ!!…あ……ぁあ……っ!」

肉棒が激しく脈打ち、彼女の中を白濁で満たし……そのたびに、彼女は切なげに身を震わせる。
やがて射精が終わった後も、彼女は涙を浮かべたまま、俺にしがみつき続けた。


「……馬鹿、何で離してくれなかったんだよ」
「…先に、お前が私を絶頂に達させただろう?だから、私もお返しに、な」
「ん〜…だからって中でイかせるのはなぁ……」
「いいじゃないか、子供ができるのは私なんだし。お前には迷惑はかけない」
「ばっか、そう言うわけにはいかないだろ。俺も男として責任をだな……」

精液で満たされた膣内の感触を感じながら呟いていると、彼女は涙をぬぐって微笑む。

「…なんだ、らしくないぞ?いつものお前なら『なるようになる』って言ってくれるじゃないか」
「あ〜……そう言えばそうかもな。って、お前はそれでいいのかよ!?」
「――あぁ。全く、問題ない」

そう言って笑う彼女を見ていると、不思議と何とでもなるような気になってくる。


(…まぁ、どっちにしても先の話だしな)

とりあえず今は彼女とひとつになったまま、この幸せに浸っていよう。
横向きに重なり、深く唇を重ね……そのまま、俺達は瞳を閉じた。
268Faith(5/5)sage :2004/06/02(水) 23:38 ID:NcKLXHbE
数週間後。

俺は彼女が喜んでくれるであろう装備を握り締め、彼女の待つ炭鉱入口に駆けつけた。

「来たな、では行くか――」
「おーい!受け取れっ!」

言いながら彼女に投げつけたクリップが、陽光に照らされ青く光る。
鮮魚のカードがはめ込まれた逸品――クリップ・アンダー・ア・キャスト。

「っと……、ってお前、これは……!?」
「へへ、こないだソロでバイラン島の4Fに行ってみたらポロっと、な」
「そ、そうか……」

彼女の表情は、俺が予想してたより輝かない。つーかむしろ曇っている。
……あぁ、そっか。

「……おめでとう。これで……」
「これで、お前のディボーションも途切れずにすむな」
「――!?」
「何驚いてんだよ。俺はお前に使ってもらおうと思って持ってきたんだぜ?
 ……まさか、お前『これで私の役目がなくなった』とか言い出すつもりじゃなかっただろーな」
「い、いや……しかし、これがあれば私が必要ないのも事実で……」
「まーた始まった。いつぞやの時みたく黙らせて欲しいのか?」

彼女の唇を塞ごうとずずいと近づくが、あいにくフル装備が相手ではキスどころか触れる事すらできない。
――そこで、俺はひらめいた。


「よっし、タダでもらうのが気が引けるんなら、俺のわがままをひとつ聞いてくれよ」
「む……わかった。私に出来る事なら何でもしよう」

俺はニヤリと笑いながら、彼女の顔を指差す。

「そのえらヘルムとアイアンケイン、外してくれないか?」
「――え?」
「簡単だろ?」
「あ、いや…簡単だが、これをつけてないと防御がおろそかに……」
「いいからいいから。何でもするって言っただろ?」
「あ、あぁ……」

渋々、彼女はえらヘルムとアイアンケインを外した。
留められていた長髪がぱさりと垂れ、美しい顔が太陽の下に晒される。


――そんな彼女を満足げに眺めながら呟く。

「…お前さ、前に言ってたよな。『頑丈さだけが取り得だ』って」
「……む?」
「実際はさ…お前にはもっともっと素晴らしい取り得があったんだよな。
 それをたかだかDEF3ごときの為に隠すなんて、もったいないと思わないか?」
「………??」

意味がつかみきれないのか、きょとんとした表情を見せる彼女。

その表情があまりに可愛かったから。
俺は思わず彼女を抱き寄せ、深く唇を奪った。
269Faith(6/5)sage :2004/06/02(水) 23:45 ID:NcKLXHbE
・・・というわけで、これでこのお話は完結です。
長い間お付き合いいただき有難うございました_(。。_)

気付いてる方もいると思いますが、この二人のモチーフになったのは
某ラグナニュースサイトの4コマに登場したWiz・クルセの二人です。
・・・構想を全部練り終わった後、更新された4コマを見て
「ネタ一緒じゃん!( Д) ゚ ゚」となってしまいましたが _| ̄|○
外見もあの二人と同じような感じで想像していただければ幸いです。

最後に。
|*・ω・)<筆者は外見を気にしてDEFを削る前衛職を強く応援します
270名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/06/02(水) 23:49 ID:tEDRdvOc
またいつかのような議論ばっかで('A`)ってなってたら

リ ア ル タ イ ム キ タ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

やっべ 可愛すぎるぞなんだこのクルセ娘わっ!?

 G J (*゚∀゚)b=3
271名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/02(水) 23:50 ID:tEDRdvOc
そして何故かメル欄にsageが入ってない罠…_| ̄|●シノウ
272名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/02(水) 23:51 ID:m3RUHsHw
(*´∀`)ノ外見を気にしてDEFを削る前衛職(1/20)
リアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

激しくGJですよ!おそろしくツボにはまりました。

完結してしまうのが残念ですが、また新作期待してます〜!

ついでに某ニュースサイトの4コマが何なのか知りたい香具師挙手(´・ω・`)ノ
273名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/03(木) 00:17 ID:KP0p7uzI
(*゚∀゚)ノ外見を気にしてDEFを削る前衛職(2/20)

(*゚Д゚)=3 あえて言おう!GJ!!
オツカレ様です。
もうね、萌え死にました。
次回作に期待。

>>272
つ[ttp://midgardnews.hp.infoseek.co.jp/]
274長編アコ成長物語sage :2004/06/03(木) 01:35 ID:I6GNHh2A
>>205
安心してください、これからどんどん騙されまつ(ぇ

ぴかーーーん!
チョンチョンを叩き落すと、リムのポケットにあったJobカードが光った。
「お・・・・っ」
リムはおずおずとカードを抜き取り、じっと見つめた。


Job10/10


カードにはそう記されていた。
「や、やった・・・・」
フルフルと震える手で、カードを強く握り締める。
「やったーーーーーーーー!!!」
プロ南の砂漠地帯で、リムの歓声が響き渡った。
Jobレベルが10になると、ノービスは自分の好きな職業に
転職することができる。
これは至極当たり前であり、常識だったが、いざそれを成し遂げると、
流石に狂喜せずにはいられないのだ。
初心者であれば、尚更だ。

「やったやったやったやったやったやったやったやった〜〜〜〜〜」

葉っぱ隊が勧誘しにくるんじゃないか、と思うくらいリムはピョンピョンと飛び跳ねた。
「さぁ・・て。早速アコになりに、大聖堂までダ〜〜〜〜ッシュ!!!」
そう言ってリムは、速度上昇を受けたみたく、猛スピードでプロの草原を走っていった。

リムはエリスに会って、聖職者になろうと決めたのだ。
いや、もしかしたら元々アコになりたかったのかもしれない。
剣士を夢見た兄に、少しでも役に立ちたい、という一心で・・・。

「はぁ・・・はぁ・・・っ」

太陽が燦々とまばゆく青空の下、リムは滴る汗を拭って、目の前に佇んでいる物を
見上げた。
プロンテラ大聖堂。
その歴史はカピトリーナよりも古く、一説には休憩小屋として使用されたものを、
プロンテラ建国の記念に大聖堂として再建された、ともいえるくらい威厳のある聖堂なのだ。
「ここで・・・・アコライトに・・・・・」
リムはこくん、と喉を鳴らすと、
大聖堂に入っていった。


「あのっ・・・私、アコライトになりたくて来ました!」
司祭らしき人物に、リムは挨拶も無しにそう言った。
司祭らしき男はゆったりとした顔をこちらに向けると、人懐っこそうに
微笑み、
「そうですか。良い心がけです」
と柔和な声でリムに言った。
「アコライトになるには、まず純潔であり、清楚であり、無欲でないとなりません。
いいですね?」
「は、はい!」
いよいよだ・・・。
どんな試験が待ってるんだろうか。
いや、どんな試練でも乗り越えてみせる!
リムは唇をきゅっと結んだ。
「それでは、試験内容をお告げします。・・・・例のものを」
司祭(後々だが、彼は司祭だった)は隣にいた修道女に顎で合図すると、
修道女は聖堂の奥に消えていった。
「あの・・・試験って一体なんなんですか・・・?」
「すぐにわかりますよ・・・」
そう言い、司祭はまたニコリと笑った。
275長編アコ成長物語sage :2004/06/03(木) 01:50 ID:I6GNHh2A
「お持ちしました」
なぜか現れた修道女は1→2人に増えている。
リムは首を傾げた。
修道女の手には何やらベルトらしきものが・・・。
一体なんであろうか・・・・。
「リム・ハインさん。これを巻いてください」
司祭はそれをリムに手渡した。
リムはそれをゆっくりと見つめて、え!?と叫びそうになってしまった。
ベルトはベルトだ。
しかし・・・・
バックルになにやら鍵穴らしきものが見受けられる。
そしてバックルの裏側、皮膚が直接触れる部分に、細い突起みたいな
でっぱりがあった。
・・・・なんだろうか・・・これは・
「ご自分で付けられないのなら、修道女が手伝いますよ」
なるほど、それで増えたのか・・・・。
いやしかし、これはまるで・・・・。
「あ、あの・・・」
「?」
「これって・・・・・なんですか・・・・?」
困ったようにリムが尋ねる。
知ってて聞くのではない。
本当に知らないものだったのだ。
「貞操帯ですよ」
「えっ・・・・・・・・・!?」
アッサリとそう言われ、リムは驚愕の表情を浮かべた。
「よいですか?聖職者たるもの、一片の穢れも許されないのです。
その貞操帯は、試験中に万が一リムさんの貞操を狙う輩から身を守る物なのです。
聖職者の、絶対条件はなんでしたか?」
「・・・純潔と・・・清楚と・・・無欲です・・・」
「わかっているならば、もう話すことはないでしょう」
司祭は少し冷めたようになり、修道女にアイコンタクトをした。
修道女は二人でリムを担ぐと、奥の部屋へと連れて行かれた。
「きゃっ・・・・」

「お静かに、落ち着いてください」
少し吊り目がちの修道女が唇に指を当てて言った。
そして、リムの肩をがっしと掴んで、固定した。
「あ・・・・ぃや」
もう一人の修道女がリムの前掛けをはがし、下着を脱がした。
凄い早業である。
「直に終わります、さぁ、力を抜いて・・・・」
修道女はカチャカチャとベルトをリムのほっそりとした腰に巻きつけていく。
そして・・・・。
「んっ・・・・・・・・っく」

ぬぷっ・・・・・

出っ張りがリムの秘所に入っていった。
カチリ、と鍵をかけた。
「・・・・さぁ、これでいいわ。ここから西にある湖畔に洋介という神父がおります。
彼から試験の証を貰ってきてください」
リムは黙ってままコクと頷いた。
「・・・・・・神の加護があらんことを・・・・」
修道女は胸の前で十字を切った。
リムはゆっくりと立ち上がった。
「んくっ!」
そして・・・両膝をこすりつけながら、歩いて聖堂を出ていった・・・。
276長編アコ成長物語sage :2004/06/03(木) 02:06 ID:I6GNHh2A
「はぁ・・・・はぁ・・・・んんんっ!」
まだ10メートルも歩いていないのに、リムの頬は真っ赤に蒸していた。
足が一歩地に押し付けられる度に、秘所に入っている柔らかい突起物が
大事な部分を刺激し、脳から全身に熱を送るからである。

「はぁ・・・んはぁっ・・・」

刺激が強くなると両膝が磁石のようにくっつき合い、それによって
秘所がぎゅっと狭まり、突起の感触を更に強く感じてしまうのだ。
まさに悪循環。
しかし・・・・

(苦しいのに・・・・なんで気持ちがいいのかな・・・・)

熱い吐息をはっはっ、と吐きつつも、思いたくない感情を脳裏に映し出していた。


プロンテラ西門前。


騎士「今日どうすっかー?」
プリ「そろそろ狩りにも飽きて来たな」
騎士「ギルメン集めっかー?」
プリ「できればノビたんがいいなw」
騎士「ははwわかってるじゃないか同士よww」

こんな他愛のない会話が繰り出されていた。
・・・・・バシュン

騎士「ん・・・・誰だ・・・?」
プリ「下水に行く剣士とかだろ、悪い、俺剣士娘たん興味がな・・・・」

二人の目に映ったのは、剣士ではなかった。

騎士「うほっ・・・・・・・・」
プリ「い・・・・・いい! や り た い な 」

苦しそうに今にも悶えそうな、リムであった。
リムには前しか見えておらず、騎士とプリなんざ眼中になかったが、
二人の視線はリムに釘づけであった。

騎士「どうする?拉致るか?w」
プリ「おkwwww任せるwww」
騎士「よし、誘ってくるぜwwwww」
騎士が元気よくリムに向かっていった瞬間だった。


はぁ・・・・っはぁっ・・・・・・・・っぅ・・・・もう・・・ダメ!
リムはぐっと量目と拳を握り締めた・・・・。
と・・・・。
バヒュン!!!
リムの身体が掻き消えた。

騎士「うは・・・・ハエしやがった・・・・・」
プリ「ち・・・、もっと早く行けばよかったのになぁ・・・」
騎士「しっかしあのノビたん、そそるよなぁ・・・」
プリ「あぁ、ちょっと幼いけどな」


ックション!
リムはくしゃみをした。
誰だろ、噂してるのは・・・もしかして、お兄ちゃんかな?
それにしても・・・なんでハエ使っちゃったのかな・・・。
ていうか・・・ハエなんか持ってたっけ・・・・?
・・・・ま、いっか。少し楽になってきたし・・・。
実はエリスがリムの手袋にハエの羽を忍ばせていたのだ。
外気に触れていないので相当強く握らないと効果を発揮しないのだが、
うまくいったようだった。
そうして、リムは洋介神父の下に辿り着いた。
277長編アコ成長物語sage :2004/06/03(木) 02:31 ID:I6GNHh2A
「お、新しいアコライト志望者か、よく来たな」
洋介というふてぶてしい風貌の男は、リムをよく見て愛想よく言った。
「あ、はい・・・ヨロシクお願いします」
「うんうん、よし、尻をこっちに向けなさい」


・・・・・・・・は?


リムはぽかん、としてしまった。何あっけらかんと言ってるんだこの神父は?
洋介はムム、として、
「おい、言うとおりにしないか、試験の証が欲しいのだろ?」
いらいらして告げた。
「あ・・・はい」
リムは理由を聞かずに、遠慮なく可愛い丸いお尻を洋介に突き出すようにした。
(うぅぅ・・・・恥ずかしいよぅ)
真っ赤に熟れた顔が洋介神父に見られてないのが、不幸中の幸いだった。
カチャカチャ・・・・
パチンパチン
・・・なんだろうか。
ベルト、基、貞操帯に何か取り付けてるんだろうか。
後ろに向いてるので、何をしているのかは全くわからない。
「はい、力抜いてね〜」
へ?
リムを返事を待たずに・・・
下着がずらされるのを感じた、その刹那―
ずにゅっ

「っくひいいっぃぃいい!!!」
リムは思わず甲高い声を出してしまった。
そう、お尻の穴、つまりアナルに、またもや突起物を挿入されたのだ。
「よし、このまま大聖堂まで戻りなさい。それで君も、晴れてアコライトだ!」
がっはっはと笑って、洋介神父はリムの背中を押した。


っくふ・・・・
忘れかけていた最初の突起を思い出しつつ、アナルの穴をほじくられるような
痛々しくも気持ちのいい感触。
二つの穴を塞がれ、リムは一歩踏み出すのにも相当な体力を要した。
「はxっぁあああぁっぁああxっぁ・・・・・・・ぁぁあああん」
時折身体が仰け反ったりもする。
膝ももうガクガクである。

お尻とアソコが・・・・熱いよう・・・・・

全身汗だくになりながら・・・・リムは膝を伝う熱い液にも気づかずに・・・
一歩一歩とってもゆっくりに前進していった・・・・・・・。


日が暮れてきた。
大聖堂にきたときはお昼後だったというのに、だ。
靴がなぜかビショビショだったが、リムは口から唾液を漏らしつつ(下の口からも
漏らしてたが)、司祭のところまで辿り着いた・・・。
「リムさん、お疲れ様でした。さぁ、これを」
司祭はリムに鍵を渡した。
半ば意識がないが、リムは無我のままそれを受け取り、カチャカチャとベルトを外した。

にゅぽん

まずは秘所のものから・・・そして。

にゅるん

アナルのものも引き抜いた。

すると・・・今まで入っていたものが抜けて、もどかしさが全身を激しく痙攣させた。
「あ・・・ああっ・・・・・ぁあっ・・・!」
リムの身体がプルプルと震えた。
「さぁ、最後の穢れを全て吐き出すのです!」
司祭がそう告げた瞬間・・・・
「――――――――――――――――っ!!!!!!」
リムの頭が真っ白になった。
そして、勢いよく秘所から潮を吹き出した・・・・。


「リム・ハイン。貴女はこれから一生涯、神に尽くし、神のため、人のために
己を犠牲にすることを厭わないですか?」
「・・・・・・・・はい」
アコライトの服に身を包んだリムが、瞳を閉じて司祭に膝まづいて、頷いた。
「では、リム・ハインを、これより神の代理人として、我の名によってアコライトと
認める。・・・・・・・アスペルシオ!」

・・・・・・・ちぃん、とリムの頭に聖水が一滴落ちる。
「・・・・これで貴女は今日から聖職者です。日々の精進、そして3つの
約束を、守るように」
「・・・・・・・・はい!」
リムは大きくそう返事をした。


お兄ちゃん、私、アコライトになったよ。
いつお兄ちゃんに会えるかはわからないけど、私のこと、見守っててね。
私、頑張るから。


続く

リムがアコになりますた。
これからが長いわけですが(´д`;)
色々拙い所とかありますが・・・
頑張りますので、アメとムチを存分に与えてくださいまし(特に後者)
278名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/03(木) 12:15 ID:LkKzL9fs
>>274
アコ転職試験ってこんな事やってたのか!
健気なリムちゃんがいい感じです、そのままの君でいてください(*´Д`)

あと、Jobカードっていう独自の概念が個人的にかなりツボでした(そこかよ!
279前94sage :2004/06/03(木) 12:42 ID:H0OAOhnc
[壁]_・)

わたしの作品のせいで、すごい騒ぎに…
配慮が足りませんでしたね、申し訳ありません…。


とりあえず、完成したので続き投下です。
苦手な人はスルーよろしく。

[壁]_・)つミ

   [ふたくる続き]
280ふたくる『はじめての…♪』sage :2004/06/03(木) 12:43 ID:H0OAOhnc
「ただいま〜」

と、宿屋の自室に戻ってきたアイシャは、明るい声で帰宅を告げた。

「おかえりなさい」

椅子に腰掛けていたクルセイダーの少女が返事を返す。
少女の名はフィリア。長い髪は銀色で、肌は処女雪のように白く、甲冑の上からは判りづらいが
重々しい装備が不釣り合いなほどに線が細い。

「アイシャさん、なにか良い物があったんですね」

アイシャの抱えている紙袋を見て、フィリアはルビーのように紅く透きとおった瞳を
かすかに好奇に輝かせて尋ねる。

「ええ、まぁね」

と、曖昧に頷くアイシャ。
紙袋には、先程購入した物が入っている。

「良かったですね。で、なんなんですか、それ」

アイシャが何を買ったのか知る由もないフィリアは、無邪気に尋ねた。

「え〜と…」

アイシャは軽く頬を掻いて、困ったような曖昧な笑みを浮かべる。

(どう切り出すか考えてなかったわね…)

我ながら間が抜けている、と思いながら思考を巡らせる。
フィリアが不思議そうに小首を傾げているので、心持ち急ぎ、頭をフル回転させて。

(よし…)

そして、アイシャが導き出した答えは―――

(ストレートにいくしかないわね…大丈夫、想いが溢れてるから)

彼女らしいというか、強引なものだった。

「これはねぇ…」

と、言いながらアイシャはベッドへ歩み寄り、腰掛けて、ぽんぽんとベッドを軽く叩いた。
隣に座りなさい、というアイシャの意思表示に従って、フィリアは寄り添うようにして、隣に腰掛ける。

「もったいぶらずに、教えてください」

アイシャの抱えている紙袋を上から覗き込みながらフィリア。

「ええ…」

ひとつ頷いて、アイシャは紙袋に手を入れると、がさがさという音を立てながら、それを取り出した。

「これを使ってみよう、と思ってね」

「ふぇ……」

眼前に差し出された男性器を模した物体を目にして、フィリアは目をぱちくり、と瞬きさせて硬直した。

しばしの沈黙の後―――

「な、なんなんですか…これ?」

フィリアは、やっとのことで言葉を紡ぎだし、おそるおそるそれを指差した。

「んー…女の子がひとりでする時に使ったりする物よ」

「へぇ…そんなのがあるんですね」

感心したように呟いて、フィリアはそれをつんつん、と指でつつく。
かすかに興味を惹かれた様子のフィリアを見て、アイシャは安堵した。うまくいくかもしれない、と。

「あの…とろこで、使うって何にですか?」

「決まってるじゃない、えっちによ」

「えーと…どんなふうに、ですか?」

アイシャの意図がまったく理解できずに小首を傾げるフィリア。
その様子を見たアイシャは一瞬、苦笑を浮かべてから、口を開いた。

「フィリアの…あそこに入れたいの」

「ふぇ……」

沈黙。
フィリアは何を言われたのか、理解できなくて、軽く目を見開いたまま固まってしまった。

それから、10秒ほど経った後、ようやく理解できたフィリアは―――

「えぇぇ…!?」

驚きの声を上げたのだった。

「だめかしら?」

と、フィリアの顔を覗き込みながらアイシャ。

「えと、あの…急にそんなこと言われても…」

フィリアは、しどろもどろになりながら、答えに窮してしまう。

「わたし、フィリアの初めてが欲しいの…」

「はぅー…」

「好きな人の初めてが欲しいって思うのは、変なことじゃないでしょ?」

アイシャは、想いさえあれば無問題という持論に基づいて言葉を続ける。
動機は不純だったが、愛しているから全てが欲しいと思う気持ちに不純なものなどなかった。


「それとも…フィリアは、初めての相手がわたしじゃ、嫌?」

「そ、そんなこと…!?」

思わず、声を荒げてしまうフィリア。アイシャは突然の大声に驚き、目を軽く見開いてきょとんとしている。
はずかしそうに身を竦めるフィリアの頭を、ふっと笑みを浮かべてアイシャは優しく撫でる。

しばらくそうしていると―――

「アイシャさんに、なら…いいですよ」

フィリアが意を決したように口を開き、蚊の鳴くような小さな声で言葉を紡ぎだした。

「ありがと」

短く呟いて、アイシャはフィリアにそっと口づけした。
281ふたくる『はじめての…♪』sage :2004/06/03(木) 12:43 ID:H0OAOhnc
アイシャは、フィリアを全裸にすると、彼女を押し倒して、唇を吸った。

「ちゅ…んぅ…」

「やっぱり、緊張してる?」

と、唇を離してアイシャ。
いつもなら、キスをするときのフィリアは全身の力を抜いて楽にしてるのだが
やはり緊張しているのか、身を固くしている。

「あ、はい…少し」

フィリアは少し震えた声で答える。

「体、楽にしてたほうがいいわよ」

そう言って、アイシャはフィリアに優しく口づけすると、首筋に舌を這わせて

「んんぅ…あん…」

そのまま胸まで舐め下ろして、口の中に乳首を含んだ。

「あふ…んぅ…あぁん…」

「フィリア、気持ちいいのに身を任せなさい…」

反対側の控えめな膨らみを優しく揉みしだき。
または太股を撫で、キスの雨を降らせて、フィリアの緊張を解くように愛撫する。

「ちゃんと濡らしておかないとね」

大分フィリアの体から力が抜けたことを確認すると、アイシャは男性器の下にある女の子の部分に指を這わせる。

「あ、んぅぅ…!」

フィリアは割れ目をなぞられて、びくっと身を震わせる。

「指、入れるわよ」

ちゅぷ…と濡れた音を立てて、アイシャの人差し指がフィリアの中に侵入していく。

「あん…ひゃぅ…あぁん…」

アイシャが指を動かす度に、潤いが増し、濡れた音とフィリアの嬌声も大きくなっていく。

「こっちは、そろそろいいかしら」

フィリアの中が充分濡れていることを確認したアイシャは、彼女を抱き起こし、自分の肩に頭を預けさせるように抱き寄せた。

「これも濡らしておかないとね」

と、アイシャは傍らの男性器を模した物―――ディルドを掴んで、フィリアの眼前に差し出した。

「あ、あの…濡らすって?」

戸惑った表情で、上目遣いに見上げてくるフィリア。

「フィリアのお口で舐めて」

「ふぇ…わたしの?」

「そう。いつも、わたしがしてあげてるみたいにすればいいわ」

戸惑うフィリアに、アイシャは「ほら」とディルドを口元に軽く押し付ける。
フィリアは、アイシャの顔と目の前に突きつけられた物を交互に見た後、観念したように、おずおずと舌を突き出して
ディルドの先端を舐め上げた。

「ぺちゃ…」

「そうよ、もっとぺちゃぺちゃ舐めて」

「はい…ぺちゃ…じゅる…ぺちゅ…」

フィリアは、ぎこちない動きで、言われた通りに舌を這わせて、ディルドを濡らしていく。

「フィリア…いい顔してるわ」

羞恥から、興奮から、頬を上気させてディルドを舐めるフィリアの表情はとろんとしていた。
アイシャは、フィリアの顔をうっとりした表情で眺めながら、ディルドを横にして、ハーモニカのように左右にスライドさせる。

「ちゅ…じゅる…ぺちゃ、ちゅぱぁ…」

「もう充分ね」

アイシャは、フィリアの唾液にまみれて、てらてらと妖しく光るディルドを彼女から引き離した。

「それじゃあ、フィリア…」

「は、はい…」

アイシャの意を理解したフィリアは、神妙に頷いた。
282ふたくる『はじめての…♪』sage :2004/06/03(木) 12:43 ID:H0OAOhnc
「フィリア、両手をついて、こっちにお尻を向けて」

「あ、はい…」

フィリアは言われた通りに四つん這いになる。
アイシャは法衣の裾をたくし上げると、革のベルトを着けて、ディルドを取り付けた。

「フィリア、行くわよ…」

アイシャはフィリアの腰を掴むと、ディルドの先端を秘所に押し当てた。

「は、はい…き、来てください」

その言葉を聞くと、アイシャは腰を突き出した。

「ひぅ…ぐっ!」

ディルドの先端が秘唇を押し広げ、食い込む。フィリアは苦痛に顔を歪めてシーツをぎゅっと握りしめた。

「平気…なわけないわよね」

アイシャは気遣いながらも、逃げようとする腰を引き寄せて、肉壁を押しのけながらフィリアの中を突き進んでいく。

「いいえ…うぅ…だ、だいじょう…ぶ…です…ひぅ…」

唇を震わせて、きつく閉じた瞼からは涙を溢れさせてることが、嘘だと物語っている。
だけど、それは健気にアイシャを受け入れようとしているのだから、アイシャはフィリアの苦痛が少しでも
早く終わるように、膣に腰を押し進める。

「もう少しの、我慢よ…」

侵入を拒むように、きつくまとわりつく柔肉を掻き分け、やがて薄い壁にたどり着いた。
それはフィリアの純潔の証。

「フィリア、いい…?」

「は、はい…わたしの初めて、もらってください」

純潔を奪う覚悟と、奪われる覚悟―――お互いに覚悟を決める。
アイシャはフィリアの腰を、ぐっと引き寄せて深々と刺し貫いた。

「ひぅ…んぅぅぅぅ!」

シーツに顔を埋めて、細い悲鳴を上げるフィリア。そして、ぷつりという何かを突き破った感触。
フィリアの奥まで入り込み、深く繋がった。

「フィリア、最後まで入ったわよ…わかる?」

「は、はい…アイシャさんので、いっぱいになってます…」

溢れる涙でルビーの瞳を潤ませて、痛々しくも嬉しそうに微笑むフィリア。
そんなフィリアが愛しくて、アイシャは覆い被さって抱きしめようとしたが、フィリアの太股を伝う一筋の緋色
破瓜の血を見て、とどまった。

(しばらく、このままでいた方がいいかもしれないわね)

少しでも動けば、苦痛を与えてしまうかもしれないから。

「あの…アイシャさん?」

「ん?フィリアが楽になるまで、こうしてるわよ」

「もう…大丈夫ですから、最後まで…してください」

「それじゃ、ゆっくり動くわね」

アイシャはゆっくり腰をひくと、突き出すときもゆっくりと奥へ進んでいく。

「くぅ…あ、んぅ…ん…」

フィリアの苦しそうに切らす息に混じる喜悦の色。

「気持ち、いい?」

「痛いけど…少し、いいです」

「それじゃあ、もっとよくしてあげるわ」

アイシャは、ゆっくりとしたストロークで腰を動かしながら、右手をフィリアの胸に伸ばすと
ふくらみをこねり回して、先端の桜色の突起を指で挟んで摘み上げた。

「あぁん…むね、きもちいっ…くぅぅん!」

背を反らして嬌声をあげるフィリア。
少女の顔から苦痛の色は消えていき、快感に打ち震えている。

「もう大丈夫そうね」

そう言うと、アイシャは腰を激しく撃ちつけた。

「あ、あぁぁぁんっ!」

アイシャはフィリアの花弁を捲り込むように、内壁を抉るように、激しく腰を動かし続ける。

「あぁん!ひゃぅ…!だめぇ…こわれちゃ…!変になっちゃう!!」

「変になっていいわよ…!」

快感に支配されて、情欲のままに嬌声をあげ、言葉を垂れ流すフィリア。
じゅぷじゅぷ、という淫らな水音と言葉が、脳を痺れさせていく。

「あぁぁん!好きぃ…アイシャさん、好きぃ!!」

「フィリア…っ!」

華奢な肢体を快楽に震わせて、膣内を動き回るディルドの感覚に溺れるフィリア。
そのあまりに淫靡な姿に、アイシャは興奮し、ひたすらに腰を撃ちつづける。

「初めてで、こんなに感じるなんて…フィリアは本当にえっちな子ね…!」

「ひゃぁぁん!だってぇ…んぅ!えっちな子は…嫌いですか?あぁん…!」

「大好きに決まってるじゃない…!」

「よ、よかった…あぁぁぁん!!」

アイシャはフィリアの股間に手を伸ばすと、いきり立ったペニスを掴んで、擦り上げる。

「んんぅ!!そこまで、されたら…わたしぃ!」

しゅっしゅっ…という乾いたペニスを擦る音。
じゅぷ、じゅぷ…という濡れた腰同士の動きが奏でる音。
ふたつの淫らな音と、ふたつの快感が、フィリアを絶頂へと導いていく。

「あぁ!アイシャさぁん!きちゃいます…!!」

「イっていいわよ、フィリア!」

フィリアはがくがくと腰を揺らし、彼女のペニスはアイシャの手の中でびくびくと震えている。
最後にアイシャは、腰を引いて一気に奥まで突き上げて、ペニスを根元から先端まで擦り上げた。

「あぁぁぁぁ!アイシャさぁぁん!!」

喉を反らせて、絶叫をあげて、達するフィリア。
びくん、びくん、と身を震わせながら、ペニスから吐き出された白い液塊がぼたぼたとシーツの上に落ちていく。

「あふぅ…くぅ…せーえき、とまらないの…」

うわごとのように、熱のこもった呟きをもらすフィリア。
やがて、長い射精が終わると、アイシャはディルド引く抜いて、ベルトを外してそれを放り出した。

「フィリア…」

アイシャは、フィリアの名を優しく呼び、彼女を抱き寄せると、自分の胸に頭を預けさせるようにして座り込んだ。

「どうだった…?」

優しく頭を撫でて、フィリアに絶頂の余韻を味あわせながら囁くアイシャ。

「きもちよくて、しあわせで…とても素敵な感じでした」

うっとりと目を閉じて、幸せそうに微笑んで、愛しそうに抱きつくフィリア。
そんなフィリアがたまらなく愛しくて、アイシャはぎゅっと彼女を抱きしめる。

「幸せね」

「はい、幸せです」

ふたりは目を合わせると、小さく笑いあって、口づけをした。
283名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/03(木) 12:45 ID:Le/.VPzw
>>263-269
|ω・)外見を気にしてDEFを削る後衛職(1/20)

もうね、なんていうかね、直球ストライク!って感じですね。
お願いだから・・・・・もっと萌えさせてください(´Д`*)
こういう子、激しく好きなんですよ(´Д`*;;;;......
284前94sage :2004/06/03(木) 12:53 ID:H0OAOhnc
[壁]_・)

以上です。
最初はエロシーンを短くまとめよう、と試みたのですが
結局、いつも変わらぬ長さに…(汗


次回は、すでにネタがあるのでミル×クロードを書こうかと思っています。

あと、わたしなんかの稚拙な文章でよろしければ
「ゆの奴」さま同様に、リクエストとってみよーかな、とも思っています。
こんなのが読みたい、というのがあればよろしくお願いします。

では、長くなったので失礼します。

[学校]  λ...チコクシチャウ
285名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/03(木) 12:54 ID:Le/.VPzw
>>284
始めてのリアル遭遇Σ(゚ロ゚;三;゚ロ゚)

イイです、とってもΣb
次作、待ってますだよ(´Д`*)
286名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/03(木) 15:19 ID:XHkIElzU
>>94
激しくGJ!!
四つん這いのフィリアたん(´Д`*)
287名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/03(木) 19:40 ID:MAT.kujU
>>280-282
やっべ、やっべ、ガマン汁でトランクスがべとべとになりました^^
履き替えてクル〜
288名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/03(木) 22:50 ID:un2sQ5XM
>>274-277
リムちゃん、ついにアコに…ていうか、試験エロすぎ(*´Д`)ハァハァ
色々えっちなことされても、心だけは汚れないでくれ…(ノ∀`)

>>280-282
相変わらず、いい感じにらぶらぶっすね。
そして、アイシャ姉さんが強引というか…(*´Д`)
289名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/04(金) 00:05 ID:hfLiaLkM
>>284
とうとうフィリアたん、女になったのですね…… 最高です!
アイシャたんのほうの『はじめて』はどうだったのか気になったりして……
個人的にはお互い初めてで……なんて夢想してますが……
290ケミ娘sage :2004/06/04(金) 04:46 ID:nfutGMdQ
ケミ娘攻め、アコ少年受けのエロ小説を投稿しますね。
初めて書いたので表現方法とかが稚拙だと思いますが
ご容赦を。また、アドバイスとかしていただけると
中の人が喜びます。
ジャンルは手コキとか素股?とかそんなの。
前置きが長くエロが薄いですけど、ご賞味していただければ幸いです。
291ケミ娘sage :2004/06/04(金) 04:49 ID:nfutGMdQ
「はぁ〜…」
聖堂から出てきた少年アコはため息をついた。
「ほんのちょっと足りなかったなぁー」
財布のお金を眺めてそうつぶやいた。
彼の目的はロザリオだったが、そのためのお金が少々足りなかったのだ。
「もうひとがんばりするかな」
と、大きく手を上げて空を眺める…雲ひとつない青空が広がっていた。
そして街の外を目指して歩き出した。

「(こっちの方が近道だから入ろうっと…)」
そう考えつつ人通りの少ない裏路地を歩く。
すると閑散とした裏路地の奥に露店が出ていた。
そこで少年は閃いた。
「あ、そうだ、商人さんに代理購入頼めば足りる!」
そして目の前にあった露店を覗き込んでみる。
どうやら店主は少し奥にいるようだったので声をかけてみる。
「あのーすいません」
「あ、はぁーい」
と、少し幼さの残る声で奥から出てきた。
「あっ…」
彼は思わず驚いてしまった。
奥から出てきたのは想像していた商人ではなくアルケミストだったからだ。
「あれ?どうしたのかな?」
赤く顔を染めた彼にアルケミストの少女は声をかけた。
アルケミストといえばあまり狩場では見かけることもないのでそれだけで
珍しいが、何より肌の露出が多いのでアコの彼には刺激が強かった。
まして、目の前のアルケミストの少女はとても可愛かったのでなおさらだった。
「あれ〜?もしかしてこの服装に照れてるのかな?ふふっ」
そう言うと彼に近寄り屈みながら顔を覗き込んだ。
すると彼の目に控えめの少女の胸が映りこんだ。
「っっ……」
胸から視線をそらすともっと真っ赤になった。
「ホント、純情なのね…かっわいいー」
そして屈んだ格好を起こして少年に尋ねた。
「何か御用があって声をかけたのかしら?それともお客さんかしら?」
そう聞かれて少年はあわてて答える。
「あ、すいませんでした…実はロザリオの代理購入をお願いしたくて…」
顔を染めつつも声をかけた目的を述べる。
「なるほど…それでね…」
少女はうなずきながら納得する。
「確かにわたしはDC10だからとても安く購入できるわよ」
そう答えたら少年は心底うれしそうな表情に変化した。
「けど、手数料取るわよ〜…そうね、ここにある商品のうち、
一つでも買ってくれたらあなたに協力して代理購入してあげるわ」
「え"っ…」
思わず不味そうな声をあげる…
目の前の商品を見てもとても手が出る値段の物は無かった。
スリムポーションや白ポーション、どれも高価な回復アイテムばかりだった。
「あの…実はお金が足りなくて代理購入をお願いしたかったのですが…」
酷く曇った表情で少女に告げた…
「あっ…なるほどね…それじゃぁ確かに無理よねぇ〜」
そういって少女は「ん〜」と考えだした。
そして何か考えついたのか少年にこう告げた。
「わたし、ファーマシー使えるの」
は?と、思わず聞き返す。しかし、少女は話を続ける。
「材料持ち込んでくれればあなたの代理購入の依頼、受けるわ」
どう?ってカンジの表情で少年に答えを伺う。
「…けど、僕、ハーブとか持ってないですよ?」
そう答えてを返したが
「なに言ってるのよ?あるじゃない。どうなの?わたしのファーマシーに
協力してくれるの?してくれないの?」
そう言いつつ少年に詰め寄る。
少年は少女の言ってることが全然わからなかった。
混乱してるところにさらに詰め寄る。
「わたしに協力してくれるの?してくれないの?」
少しイライラしたカンジで詰め寄ってきた。
少年の前に少しふくれた少女の顔が近づく。
思わず赤くなり照れてしまう。そして代理購入してもらうのだからと
少女の要求を呑むことにする。
「僕に協力できることがあるなら何でもします。だから代理購入お願いできますか?」
少女の顔を目の前に真っ赤に顔を染めてそう言った。
「ふふっありがとう…じゃぁ早速白ポーションの製造の協力してねっ」
そう言いつつ微笑むと少年の手を掴んで路地の奥へ誘った。
292ケミ娘sage :2004/06/04(金) 04:51 ID:nfutGMdQ
「えぇっと…」
少年は戸惑う。
なんでこんなところに連れてこられたんだろうと。
「じゃぁ始めるね」
そうつぶやくとアルケミストの少女はアコライトの少年にすっと近寄りキスをする。
「ん〜…っっ!」
突然のことにびっくりして体を離そうと抵抗するもがっちり抱きつかれて離れられない。
そして少女のやわらかい唇から舌を出してきて唾液なのか何なのかよくわからない
沢山の液を少年の舌に絡ませた。
「…んふっ…こういうのは初めてでしょ?キモチイイ?」
少女にそういわれて少年は頭がぼ〜としてきた。あまりの恥ずかしさに思考が働かない…
しばらく互いに舌を絡ませて唾液の交換をして、少女は口を離した。
「どう?ドキドキするでしょ?」
そういうと手を少年の下半身に伸ばした。
「あっダメです」
あわてて自分の股間に手を伸ばすがすでに遅かった。
「さっき、キスの時ちょっぴりおクスリ混ぜたのよ…ドキドキしてくるでしょ?んふっ…」
そう喜ぶ少女の手にはガチガチになった少年の陰茎がズボンごしに掴まれていた。
「ぁっふ…んっだ、だめですよぉ…こういうのは…」
少年は顔を赤らめて少女の手をはずそうと抵抗する。
「あはっかわいいー、けど一次職のあなたに二次職のわたしが力負けするわけないでしょ?」
そう微笑むと少年の腕をいとも簡単に振り解く。
「んっ…うぅん…はぁはぁ…そ、そんなにいじらないでくださいよぉ…」
少年の情けない声の要求も無視して、しばらくズボンごしに少年の陰茎を撫で回したり
しごいたりして様子を伺っていた。
「じゃぁそろそろ白ポの製造手伝ってね〜」
クスリが効いてきた様子を感じ取るとそう言い放つち少年の前にしゃがみこんだ。
そして少年のズボンを一気にずり下ろした。
「あっ!!」
と、少年が叫ぶと同時に少女の目の前に少年の下半身の下着姿が現れる。
そしてカウパーでべとべとになった下着をみて少女がにんまり微笑む。
「あら〜こんなになっちゃって…うわぁ凄いぬるぬるするよぉ〜」
カウパーで濡れた下着を面白そうに擦ったりぺたぺた触ったりいたずらする。
「は、恥ずかしいです…そんなに触らないでくださいよ〜」
顔から火が出る勢いで顔を真っ赤に染める。
そしてぬるぬる感を楽しんでひと満足したら下着に手をかける。
「こんなにビチョビチョじゃ風邪ひいちゃうよね」
そういって下着も下げる。粘っこいカウパーが陰茎と下着の間に糸を作る。
ガチガチに硬くなったそれはまだ皮を冠ったままの少年らいし陰茎だった。
「わぁ〜かわいい、じゃぁ今からわたしが剥いてあげるね、やさしくするからがんばってね」
少女は手馴れた感じでそう言うと少年の陰茎掴み、先っぽを舐め始めた。
まるでキャンディーでも舐めるかのように舌を動かす。
先端の割れ目を舐めつつ徐々に皮を舐めながら剥いていく。
「あぅ…はぁはぁ…ちょっとケミ娘さん…」
荒い息遣いで少年は自分の陰茎を舐めてる少女に声をかけ、恥ずかしそうにつぶやく。
「そ、その、…僕…キモチよくて…あふっ…」
もどかしそうに少年がそういいかけた瞬間、先を読み取ったのか少女がすぐにこう切り返す。
「あ、いきたかったらイッてもいいよー、この様子ならまだまだいけそうだし〜」
そう言い放った。どうやら一回では済まないようだ…
少年にそう告げた後、少女は再び陰茎に口をつけて舐めだした。
くちゅくちゅと音を立てつつ舐めまわす。
「うわぁ…沢山こびりついてるね…」
少年の恥垢を舐めつつ苦笑いする。
しかし、そう言いつつも恥垢を舐めながら徐々に少年の皮を剥いている。
そうやってしばらく皮を剥きつつ恥垢を舐め取っていく。そしてもうすぐで剥けきるところで
少年の息遣いがいっそう激しくなる。
「あら?もうイッちゃうの?もうすぐ剥けきるのに〜もうちょっと我慢してー」
「(そんなこと言われても…ぅあ、キモチよくて…でちゃうよぉ…)」
そんな少年の思惑とは裏腹に少女は一気に皮を剥いた。
「っあぅっ…」
一瞬ビクッとするも射精はしなかった。
「あら我慢できだんだぁ〜えらい、えらい」
少女はそう喜んだが少年のほうはもうぎりぎりという感じで表情も少し虚ろだ…
「はぁー…はぁー…が、我慢できましたぁ…」
少年がそういうと、少女はうれしそうに微笑む。
「んふっ…じゃぁ今度はわたし一緒にキモチよくなりたいから手伝ってね」
そう微笑むと少女は胸を覆うアルケミスト特有の衣装を外した。
そこにはかなり控えめの少女の胸があった。まだまだ全然子供の大きさだった。
「(うぁ…女の子の胸なんて初めてみるよ…凄くきれいでやわらかそう…)」
そんな少年の考えをよそに少女がつぶやく。
「胸、あんまり大きくないけどその分キモチよくしてあげるからね」
そういうと少年の陰茎を握り自分の胸にもっていく。
胸にはぷっくり膨らんだ乳首がある。その乳首に少年のを当てる。
「んんっ…わ、わたしもさっきのおクスリ少し飲んじゃったから体が火照って…」
「ほら、こうするとキモチいいでしょ?んっ…乳首でこの先っぽの割れ目なでてあげるわ…」
少女が少年のを握り胸にこすりつける。そして時よりしごいたり、舐めたりを繰り返す。
「あはぁ…ほらほらいいでしょ?…んっわたしも、キモチいいよぉ〜」
だんだん興奮してきた少女は徐々に激しくしていった。
「ああっダメです…で、出ちゃいます、そんなに激しくしないで…」
少年がそう引き止めるも少女は止めずにさらに激しく握り、こすり付ける。
「あはー…乳首…乳首キモチイイ〜…キモチイイのぉ…」
「だ、だめです、もう、出ちゃいます…でちゃうぅっっっ!」
限界が近づいた少年がそう叫ぶと少女が微笑み要求する。
「だして、わたしの胸に出してっ!熱いのかけて!!」
「あぁっ!!で、でるぅぅっっ!!!」
限界を突破した少年の陰茎からドピュドピュと熱い精液が飛び出す。
少年のはとどまるところを知らず沢山出し続ける。
「はぁーはぁー…はぁ…熱い…わたしの胸、良かったかしら?」
「はぁい…っ…す、すごくっ…よかった…っです…」
陰茎から精液を吐きつつ少女の問いに少年は答えた。
そして少年が精液を出し切ったところで少女は自分の胸に手を当てその熱い精液をすくい取る。
「沢山だしたねぇ〜…んー…凄く濃いね」
すくい取った精液を口に含み微笑みながらそんなことをつぶやく。
「す、すみません…その…キモチよくて…沢山出ちゃって…」
申し訳なさそうに頭を下げる少年に少女は笑顔で答える。
「これぐらい元気な方がいいのよ…じゃぁ次は何しようかなぁ〜」
そんなことを言いつつ思案しだした。そして再び少年の陰茎を掴みこう言う。
「まだまだ大丈夫でしょ〜?コレは」
「(んんっ…ま、またおおきなっちゃうよ…)」
掴まれた陰茎はまたむくむくと大きくなりだした。
「ふふっやっぱ若い人のは元気でいいわぁ〜」
喜びながら少女は言った。
「じゃ、今度はキミのでわたしをキモチよくしてもらおうかな?キミだけイっちゃって
ずるいよね?」
そう言い放つと少年を押し倒した。
293ケミ娘sage :2004/06/04(金) 04:51 ID:nfutGMdQ
「わっ…」
突然押し倒された少年は驚いた。そして上を見上げると少女の火照った表情がある。
今度は何をされてしまうのだろうと思うと戸惑いと興奮が胸の中を占めた。
「じゃぁたんまり濃い白ポの中身を出してもらおうかしら?ふふっ…」
指に付いたさっきの精液を舐めつつニンマリと少女は笑った。
少年の背中にぞくりと寒気が走った。
「じゃぁいくわね」
そう掛け声をかけるとまだ身に着けていた少年の上着を剥いだ。
はだけた少年の胸に少女がしゃがみこんだ。そして自分のスカートをめくりパンツを少年に見せた。
「ほら、わたしも興奮しちゃってキミみたいに濡れ濡れになっちゃった…」
熱っぽく少女がつぶやく。少年は少女のパンツから目が離れなくなってしまった。
「(う、うわぁ…女の人ってこうなっちゃうのか…あっ…綺麗な割れ目…)」
愛液で濡れた下着は生地が薄かったせいか少女の割れ目がくっきりと透けていた。
ほんのりピンク色をした少女の恥丘だった…
「あんっ…そんなにまじまじみないでよぉ…キミのせいで下着がビチョビチョよ…大事なところも
透けちゃってるでしょ…」
「もうっ責任とってもらうからね…」
そういうと少し動き、胸の位置にあった秘部を少年の股間にあわせる。
「ほら、キミのおちんちんとわたしのおま○こがくっついたよ〜」
と笑いながら声をかけた。
「(う、うわぁ〜ケミ娘さんの…凄く暖かい…)」
「本当は生でもいいんだけどぉ〜…ふふっまだいずれ会うからそのときにとっておくね」
「今日はパンツ越しだけどキモチよくしてあげるからねっ」
そういうと少女は少年の陰茎と自分の股間を押し付けたまま腰を動かしだした。
ぬるぬるに濡れていた両者の股間はスムーズに動き出す。
「(ぁあ、キモチ良過ぎるよ…)」
ぶるりと少年の体が震える。
「あはっキモチいいでしょ〜?」
そう言われると
「は、はいっぅ…き、きもちいいです」
と、苦しそうに、熱を込めて答えた。
「んっ…いいわぁ〜ガチガチに硬くて…ふっ…ぅ…ん〜」
にゅるにゅると少年のに自分のを押し付けて擦る。
するとどんどんと愛液が下着から染み出す。
「ほら、き、キモチいいでしょ?キミの先っぽから我慢汁でてるよ…エッチねぇ〜」
「けど、んっ…わ、わたしもキモチよくて…エッチな汁でてるよぉ…」
腰を動かしつつ卑猥なことを喋る。
「んっんっ…ふぅ…ふぅ…お、おまめがジンジンしてきて…キ、キモチいいよぉー」
「ほらっほらっ…んっ…んふっ…いいでしょ?わたしもキモチいいの…」
ぬめぬめになった接着部分をさらに激しく動かしていった。
ぬちゃぬちゃと粘質の音か聞こえる。
「あぁぁ…ケミ娘さん、僕、もう…もう出ちゃいそうです〜」
限界が迫った少年がそういうと少女が引き止める。
「もう少し…んっ…も、もう少しでわたしもイけるから…はっ…い、一緒に…」
そう答えたら少年のがよりいっそう硬くなった。
「ふふっん…いい子ね…」
そうつぶやくと腰をより激しく動かした。
その結果すぐに少女の限界が迫ってきた。
「んっんっ…ああぁ…わたし、イきそう……イっていいよっ、わたしと一緒にイってっ…」
「は、はい…も、もう僕も限界ですっ…」
そしてその時はきた。
「あぁぁ…イ、イくっ…イっちゃう!!」
「で、出ます出ちゃいますっ!!」
二人がそう叫ぶと二人の体がガクガク跳ねて接着部分から白い液が多量に溢れ出す…
「あぁ…でてるぅ…あっつーい…」
はぁーはぁーと息を切らせながら少女がつぶやいた。
「(んっ…出てる…出ちゃった…はぁ…キモチよかった)」
少年は意識朦朧とそんなことを考えてた…
294ケミ娘sage :2004/06/04(金) 04:52 ID:nfutGMdQ
「凄いね…さっきより出てるよ…ほらっ」
少女は自分の股間から精液をすくい上げそういった。
少女の手にはいっぱいの精液が溜まっていた。
その溜まってた手を口に運び、ずるずると中へ注ぎ込んだ。
「まだまだ濃いね〜…んふっおいしいよぉ〜」
と、口の脇から精液をこぼしつつ微笑む。
その表情にそそられたのか再び少年の陰茎がそそり立つ。
「あら、まだ出るの?もっと絞っちゃうわよ〜?」
そう喜ぶと陰茎をしごきつつ再び舌で舐めだした。
「ん〜あっついわねー…よっぽど溜まってたのかなぁ?」
と微笑みつつフェラチオを始めた。
ジュルジュルと口でしごくがさすがに三度目だとなかなかイかなくなってきた。
そのなかなかイかない少年に対して少女は秘策を使うことにした。
「今度はこっちも攻めちゃうからね〜」
そういうと少女は少年の菊の蕾を舐めだした。少年はびくっと驚くが次第に熱っぽい吐息を
吐くようになっていた。
その後、ぬるぬるになった蕾の周りを指でいじり出し、口は再び陰茎に戻した。
「それじゃぁそろそろ、またイってもらうね、たっぷり出してね〜」
弾んだ声でそういうと陰茎を口に含み激しくしごく。そしてイかせる。
「ほら、イっちゃえっ」
掛け声と同時に菊の蕾に指を突っ込む。ぬるぬるになった蕾は容易に少女の指を飲み込む。
そして前立腺を刺激して射精を促した。
少年の体が激しく揺れると大量の精液が少女の口の中に飛び出した。
「うぅんっ…!!…げぼっげほっ…」
口内射精をされた少女がむせかえる。予想より沢山の精液が飛び出したためだ。
「キ、キミぃ…アレだけ出してまだこんなに出るのぉ〜?ちょっと凄いよぉ」
顔に大量の精液を掛けられて少女はそうぼやいた。
「何度も出したのにまだそんなに出るんだ…」
少女は微笑み叫ぶ。
「もう、そんなキミにはもっとおしおきだっ!」




少年が気が付くと裏路地で倒れていた。起き上がり周りを見渡すが誰もいなかった。
あたりには淫臭がかすかに香るだけだった。
周りは紅に染まり日は既に傾いていて夕暮れが迫っていた。
脱がされた服は元の戻されて、そこらじゅうにばら撒いた精液も愛液もなくなっていた。
「あぁ…あれは夢だったのかなぁ?」
などと呟いた。その時コツっと手に箱がぶつかる。中には赤、黄、白の試験管らしきものと
ピンク色の怪しい試験管、そして手紙とロザリオが入ってた。
手紙にはこう書かれていた。
「白ポーションの製造に協力してくれたからロザリオをあげるわ。わたしのおさがりだけど
代金もらわなかったんだからいいよね?あなたの白ポーションでわたしは沢山回復できたわ(はーと)
それと、そのスリムポーションはわたしからのプレゼントよ。ピンクのヤツはあなたに飲ませた
おクスリと同じものよ。詳しくは説明書読んでねっ!それじゃそのうちまた逢いましょう。
あなたが立派なプリーストになるのを楽しみにしてるわ」
女の子らしい字でその手紙は綴られていた。
手紙を元に戻しつつロザリオを手に持ち自分の首に通した。
初めて首にかけたロザリオは夕日に照らされてキラキラと輝いていた。そしてロザリオのそばにはネームプレートが
かかっており、先ほどと同じ字で少女のと思われる名前が刻まれていた。
そして首を上げ空を眺めた。
ずっと前にみた青空とは違い茜色に染まった空を見る。
「あのケミ娘さん、僕がプリーストになるのを楽しみにしてるのか…」
普段から気弱だったアコの少年はポツリとそう呟いた。
「がんばって強くなってプリーストになろう…そしてあのケミ娘さんに再び逢いたいな…」
少年はそう口にしてロザリオを握り締めた。
以前より少し大人になった少年は再び目の前に視線を下ろしまっすぐと歩き出した…
295ケミ娘sage :2004/06/04(金) 04:55 ID:nfutGMdQ
以上です。
スレの容量の無駄消費ごめんです…_| ̄|○
口に合わなかった人ごめんです…_| ̄|○
ケミ娘のイメージ壊れた人ごめんです…_| ̄|○
296名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/04(金) 07:35 ID:afkJyuL6
>>295
イイ!
けど、読み難いです・・・。
もうちょっと改行した方がいいと思いますよ。

純情アコきゅん萌えー
297名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/04(金) 19:18 ID:W8p91Txo
>>295
アコ君、ケミ子程度の露出でどぎまぎしてたら、ダンサー見たら病院行きですね。
298名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/05(土) 00:05 ID:NzmfDLkc
>>295
このふぇちっこめが〜〜〜〜〜!!!


(*´д`)ハァハァハァアハァ
299名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/05(土) 01:00 ID:Q7ryxj1.
>>295
えーとですね、私ショタッ子好きなんですよ(ダマレ
そしてぱんつ越しに素股ですか・・・


激しくツボです⊂⌒~⊃。Д。)⊃マイリマスタ
300名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/05(土) 11:39 ID:bS1AudZg
>>300GETしてみる
30186sage :2004/06/05(土) 15:32 ID:Iou5bi7E
壁|・ω)お久しぶりです。久しぶりにデムパが来ましたので投下させていただきます

壁|・ω)っ[アコきゅんとマジ子たん]

壁|三 ほんっとーーーにプチですが、SM表現アリなので苦手な方はスルーしてくだちぃ
30286sage :2004/06/05(土) 15:34 ID:Iou5bi7E
ランプの明かりが頼りなく照らす室内。
小さなテーブルと椅子、ベッドしか無い、休むためだけに存在するようなその部屋に、
男と女の――いや、少年と少女の荒い吐息と、むせ返るような女の香りが充満していた。

ベッドの上で大きく足を開いて横たわっている少女に覆い被さっていた少年は、ゆっくりと彼女から離れた。
挿入されていた男根が抜けると同時に、秘裂からごぽっと精液が溢れ出した。
窓の外、空には満月が浮かび、ベッドの中で恋人同士が愛をかわす事に何の不思議も無い時間帯。
しかし、この二人は多少、今現在も、世界のどこかで睦みあっているであろう恋人達とは少しだけ違っていた。
もっとも、同じ事をしている者たちもいるだろうけども、それにしても二人は幼すぎた。

「…大丈夫?」

心配そうに少年は声をかけ、少女はうつろな目を彼に向けると、荒く呼吸したまま頷いた。
ランプに照らされた少女の手首と足首は、縄で結び付けられていた。
手足だけではなく、乳房の間を交差するように亀甲縛りも施されており、
閉じる事の出来ない足の付け根の秘裂と肛門からは精液がこぽこぽと溢れ、顔と言わずお腹と言わず、
体の至る所に白濁の粘液が飛び散っている。
少年は少女の自由を奪う縄を解き、少女はようやく足を閉じる事を許された。

「痛くない?」

尋ねながら、既に手首足首に少年は軽いヒールをかけていた。
痛くないはずが無い。
真っ赤に跡が残るほど、きつく縛り上げていたのだから。

「ぁはっ…、あん…」

癒える過程に快楽を感じるのか、少女は小さく喘ぐと、ぱたん、と隣に倒れこんだ少年の手を取り、力無く握った。

「…ごめんなさい…」

少女と見詰め合う少年の顔に、優しい笑みが浮かぶ。

「…謝らないで。平気だから…」

毎回愛し合った後に交わされる謝罪と許しの言葉。
少女は少年の頼りない首に腕を絡ませた。

「愛してます…」

少年も抱擁でそれに答える。

「僕も…」

それから二人は深い、長いキスをかわした。


〜  〜  〜


砂埃舞う荒野に、少女の可憐な声の詠唱が響き渡った。
轟音と共に炎の壁が地面を割って噴き出し、獰猛な黒蛇――サイドワインダーの進行を阻んだ。
すかさずマジシャンの少女はファイアーボルトの詠唱を始めた。
詠唱が進むに連れて周囲に浮かび上がる炎のつぶてごしに、ちらりと背後を見やる。
相棒であるアコライトの少年が、ソードメイス片手にガーゴイルと死闘を繰り広げている。
振るわれるソードメイスはことごとく空を切り、一見して分が悪い事が見て取れる。
詠唱が完了すると同時に炎のつぶてが四発、サイドワインダーに襲い掛かった。
一発ごとに苦しそうに黒く長い体をうねり、三発目がその体をひきちぎったのを確認してマジシャンは振り返った。

「リュード、大丈夫ですか!?」

「ちょっとしんどいかな…ニューマっ!」

リュードと呼ばれたアコライトが振り回すソードメイスの八割を悠々と空を舞ってかわしながら、ガーゴイルは矢を射り、
飛来する矢をリュードの放った緑色の霧が包み込んでその勢いを弱める。
正にハエが止まるスピードとなった矢を叩き落し、リュードはソードメイスを振りかぶってガーゴイルに飛び掛った。
唯一アコライトが使う事を許される刃は、今度はガーゴイルの胸に深々と食い込み、強打して青紫の体液を撒き散らした。
ガーゴイルは空中に浮いたまま吹っ飛び、その時には既にマジシャンの細い指先一本一本に小さな光が宿っていた。
その手を横薙ぎに振るうと同時に白く輝く光の弾丸が長く尾を引いてリュードを横切ってガーゴイルに殺到し、
しかしすんでの所でガーゴイルは上空に舞い上がった。
標的を失ったソウルストライクの光は、露出した岩肌に突き刺さり、小さな小屋ほどはあろうかというそれを粉々に砕いた。
ガーゴイルは上空からマジシャンに狙いを定めるが、彼女は意に介さず両手で小さく印を結んだ。
弓を引くガーゴイルの手から矢が放たれる直前、未だ砂埃を上げる岩の中から光の弾丸が小石を跳ね飛ばして猛烈な勢いで飛び出し、
ガーゴイルの頭をもぎ取るように打ち抜いた。
頭を無くしたガーゴイルは空中で数秒ふらつき、地面に落下した。
もちろん、もう既に息は無い。
二人は顔を見合わせて互いの健闘に親指を立てた。
戦闘後の、少しすっきりした表情を浮かべるアコライトの頬に赤い線が浮かんでいるのをマジシャンは目ざとく見つけた。

「リュード、ちょっと切れてる…」

「え?」

誘われるように同じ場所に触れると、確かにほんの少し、血がグローブを汚した。
ヒールするまでも無いかすり傷だ。

「大した事無いよ。それよりユウは…」

そういうリュードに、あまり身長差は無いがそれでもユウと呼ばれたマジシャンは背伸びしてその傷口に口付け、そっと舐めた。
鉄分の味が舌に滲み、消える。
面食らったようにリュードは唇をすぼめたが、すぐにまた、元の笑顔を浮かべた。

「ありがとう」

ユウは少し頬を赤らめて、それからリュードの僧衣のすそを掴んだ。
僅かに手が震えている。

「ちょっと…休憩していいですか?」

リュードはすぐに察した。
あまり魔法は得意ではないが、それでも使える身だ。
魔法は短期間に使えば使うほど術者の体力を削る。
ある程度のレベルになったとは言え、まだまだ修行中の身であるユウが、先程連発した魔法で疲労している事は明らかだった。

「うん、そうだね」

リュードは懐から聖水の入った小瓶を取り出し、自分たちを囲む地面に振りまいた。
短く呪文を唱えると、地面に吸い込まれた聖水は青く光を放ち、薄いカーテンのように二人を包んだ。
アコライトである彼の結界など如何程の効力も無いが、それでも無いよりはマシだろう。
リュードの隣に腰を下ろし、ユウは彼の肩に身を預けて目を閉じ、安堵したように一つ息を吐いた。
ユウは何かを望むとき、決して『〜したいです』とは言わず、『〜していいいですか?』と尋ねる。
それはきっと、少し変わったところのある彼女に付き合う自分への気後れからなのだろうとリュードは常々思っていた。
彼女の中ではリュード>自分なのだ。
しかしリュードは自分とユウは対等だと思っているし、彼女にもそう思って欲しいと望んでいる。
リュードはユウの方に手を回して抱き寄せた。
そこには支配者の乱暴さは微塵も無く、恋人としての優しさだけが篭っている。
リュードに身を任せ、ユウは目を閉じて魔力の回復に努めた。
本当は回復なんかせず、ずっとこのままでいたいと思わない事もなかったが、
微弱な結界に守られているだけの、ここは戦場だし、それに、ここでなくても彼は一緒にいてくれるのだ。

「疲れた?」

頭の上から優しい声が聞こえる。

「ちょっとだけ」

正直に答え、ユウはもう一度、大きく吐息した。

「少しなら寝てていいよ。横沸きしない限り大丈夫だと思うから」

「平気です。…もう、回復も出来ました」

ユウはリュードの胸から名残惜しそうに身を離して笑った。

「ん、じゃ、行こうか」

「はい」

リュードは立ち上がり、張ってある結界を解除した。
途端に、岩陰からサイドワインダーが飛び出し、さっきまでの二人の柔らかな雰囲気は、凛々しい戦士のものへと変貌した。


〜  〜  〜


すっかり日の落ちたフェイヨンの宿屋で、リュードは一人、ベッドの上に横たわっていた。
程なく、バスルームからユウが姿を現し、彼の傍に腰を下ろす。

「ユウ、明日、ジュノーに行ってみようか」

「え?」

リュードは体を起こし、手を組んだ。

「行った事無いって言ってたろ?転職ももうすぐだし、見学も兼ねて下見にね」

ユウは少し驚いたような顔をした後、目を細めて頷いた。
初めて出会った時から、彼はこうやって何の気無しに言ったことを覚えてくれている。
ジュノーへの道のりは険しいものだと言うけれど、彼と一緒ならきっと乗り越えられるだろう。
ユウはベッドに置かれているリュードの、まだ少年らしい綺麗な手に自分の手を重ねた。
リュードはその手を握り、どちらからとも無く唇を重ねた。
風呂上りの清潔な香りは、互いの劣情を刺激し、二人は示し合わせたようにベッドに倒れた。
口中隅々まで味わい尽くすようなキスは長く続き、唇を離した時には二人は空気を求めて少し大きく呼吸した。
303アコきゅんとマジ子たん 2sage :2004/06/05(土) 15:35 ID:Iou5bi7E
「…リュード、お願い、できますか…?」

「う、うん…。わかった」

自分を抱きしめるリュードの僧衣を掴み、ユウはかすれる声で言った。

「…ごめんなさい」

「謝らないで。ユウは何も悪くないよ」

それは慰めではなく、本心からの言葉だった。
リュードは荷物を入れるバッグの中から縄と、いくつかの淫具を取り出した。

「じゃ…、縛るよ」

「お願いします…」

リュードは大きく開いたユウの足首と手首に縄を掛けた。
初めての時は不慣れで手間取ったものの、今はすんなりと縛り付ける事が出来る。

「ぁはあっ!」

右を終え、左をぐっときつく絞めた時、ユウの口から歓喜にも似た声があがった。
その顔はすっかり紅潮している。
愛する男性に抱かれる事と、彼の目の前で恥ずかしい格好をしているという事実が、ユウをこの上なく興奮させていた。
ユウは、肉体的に責められる事によって快楽を感じるいわゆるマゾヒストなのだ。
初めてリュードに抱かれ、処女を失った時ですら、事の後に跡が残るほど縛られ、いたぶられる事を望んだ。
気の優しい彼にそんな事をさせてしまう自分を嫌悪したが、しかしそれは収まらず、
リュードの赦しから、今もなお、痛みを伴うセックスを続けている。
救いと言えば、リュードがそれに慣れてきている事だった。

ノービスの頃からあったその性癖は、たとえポリンに体当たりされた程度の事でも、その後、彼女に自慰を強制した。
そんなユウが、攻撃される前に敵を倒す事ができるマジシャンの道を選んだのは当然と言えば当然だったが、
決して彼女はギルドにもパーティーにも入ろうとはしなかった。
一人の時ならまだしも、誰かと一緒に行動している時に下手なダメージを受けたら、
それこそもう、気でも狂ってしまうと考えていたのだ。
そんな折、リュードと出会い、ひょんな事からいっしょに行動する内に二人は惹かれあうようになった。
変態と罵られる事を覚悟して自分の性癖を告白した時、リュードは少し驚いた顔をしたが、それだけだった。
『いろんな人、いるよね』と、ただそれだけ言ってくれた。
やがて体を許す仲になり、リュードは戸惑いながらもユウの望むようにした。
彼女は自分の性癖を呪わしく思っていたが、自慰などでは到底得られない快楽を得る事が出来た。
普段は控えめで大人しい彼女が自分の手で乱れる事に、リュードも満足半分、戸惑い半分といった様子だった。

両手両足を縛られ、ろくに身動きできないまま、ユウは横たわった。
長く細い銀髪がベッドの上に広がる。

「脱がせるよ」

耳元で囁くリュードの声に、既に息を荒くしているユウはこっくりと頷いた。
露出の激しいマジシャンの衣装の、胸を隠す布をリュードは手馴れた手つきで取り払った。
ほとんど膨らみの無い、真っ白な肌と余り変わらない、
微かにピンクがかった色の乳首だけがぷっくりと小さく膨らんでいる幼い乳房。
柔らかいそれは、指先で転がすうちにピンと高く勃起する。
充分つまめる大きさになった乳首を、リュードは、おそらく自分なら声を出すであろう強さで摘み上げた。

「はぁあっ、はっ、ぁはっぁあ!」

自由にならない体で、ユウは腰を浮かせて鳴き声を上げた。

「痛くない?」

もう既にわかっている事だが、リュードはいつも尋ねずにはいられない。

「あっ、あんっ、いぃ…、気持ち…いい…です…」

小さく頷き、リュードはユウの二の腕から脇、鎖骨に舌を這わせながらもう片方の乳房を強く揉み始めた。

「リュード、ごめ、んなさい」

「何が?」

「私、おっぱい無いから触っててもつまんないですよね」

リュードは笑ってもう片方の乳首に吸い付いた。

「そんな事無いよ。ユウの胸、好きだよ」

こちらも、噛み千切ってしまわないように少し力を入れて歯を立てる。
びくんとユウの体が振るえた。
唇を話さずリュードは顔を股間まで下げ、腰布を捲り上げると、両端を細い紐で結んだ、淡いブルーの小さな下着があらわになった。
乳首をつねる手を離し、押し広げる必要の無い太ももに両手を当てて、リュードは股間に近い太ももの内側に口をつけた。
ようやく女性らしい丸みを帯び始めたばかりの足は、しかし沈み込むほど柔らかい。
唇と舌でその感触を楽しみながら、少しずつ愛撫の位置を中心に近づける。
割れ目のすぐ傍の皮膚を下着をずらして唇ではさみ、舐めるが、決してその中心には触れない。
もどかしいのか、ユウは腰を左右に動かした。
舐めながら下着の上に顔を押し付け、リュードは大きく息を吸った。

「ユウの匂いがする。いい匂い」

真っ赤になって下唇を噛み、ユウは恥ずかしさに耐える。
しかしやがては、その恥ずかしさも興奮に変わるのだ。
割れ目の周囲を舌と唇と指で揉みながら、リュードは下着の紐を解いた。
はらりと落ちた布の下から、小さく控えめな性器が姿を現した。
僅かに生えた産毛のような陰毛は、欠片ほども性器を隠す役割を果たさない。
割れ目の上部に少し顔を出した小さな淫核は薄いひだに包まれ、そこからぴったりと閉じた線が走っている。

「リュード…私…」

「ん」

リュードは割れ目を開き、指を奥深くまで突っ込んだ。
指一本ですらきつい膣内をくちゅくちゅ音を立てて掻き回す。
空いた手は、淫核をきつくつねりながらこねくり回している。

「やっ、ああっ、ふっ、くっ、んんんっ!」

大量に流れる白く濁った愛液は、肛門まで垂れ、そこから更にシーツを濡らす。
中で指を曲げて掻き出すように指を抜いた時にはもう、愛液は手の平までびしょびしょにしていた。
その指をユウの口元に持っていくと、彼女は舌を出して指を舐めた。
ぬるぬると生暖かい感触が心地よい。
ひとしきりユウが舐め終えると、腰布を外し、リュードも服を脱いだ。
お互い、肌を隠すものは何も無くなり、ユウは潤んだ目でリュードの股間に屹立する男根を見た。

「下さい…。リュードの…欲しいです…」

「うん。僕もユウの中に入りたい」

その前に、とリュードは荷物の中の淫具から一つ、小さな丸いボールがいくつか連結したものを取り出した。
期待と不安の入り混じった目でユウはその行方を追い、リュードは彼女の腰を持ち上げた。

「こっち、入れるよ?」

「はい…、入れてください」

ボールの列を割れ目の上を滑らせ、たっぷりと愛液を塗りたくると、リュードは一つ目を肛門に押し当てた。

「ん…ふぅ…」

半分ほど入ったところで、ボールはぬるんと飲み込まれた。

「あっ、はぁ…っ」

うっとりとユウは息を吐き、同じ要領で二つ、三つとボールはユウの中に入ってゆく。
四つ目が飲み込まれた辺りで、リュードはユウに覆い被さった。

「お尻、大丈夫?」

「は…は…ぁ、平気です…き…」

「き?」

真上から真っ直ぐ見つめるリュードから目をそらし、ユウは小さく言った。

「気持ちいぃ…」

痛みを快感として捕らえてしまう事に、もう彼女は幾分慣れてはいたが、
肛門を責められて快楽を感じてしまう事には少しも慣れる事は出来なかった。
感じるたびに激しい羞恥心が彼女を襲う。
しかしもはや、与えられる快楽はそんな羞恥心などとうに凌駕している。

「リュード、私もう、我慢…」

自分からは何もアクションできないユウは、腰をもじもじ動かしながらねだった。
うん、と頷いて、リュードはその硬くそそり立った男根を秘裂に突き入れた。
狭い入り口がぐうっと開いて彼を迎え入れ、ひだの一枚一枚が彼を絶頂に誘うようにからみ付く。
薄い肉を挟んで肛門の中のボールがリュードの男根に押された。
三分の二ほど飲み込まれた所で、リュードの先端はユウの一番奥にこつんと当たった。

「ユウ、わかる?奥に当たってるの」

「あっ、わ、わかりま、すぅっ」

リュードはユウの頭を撫でると、両方の乳首をきつくつまみながら乱暴なまでに激しく腰を動かした。
手の中で薄い乳房が、それでもぷるぷる震える。

「んっ、うんっ、ふっ、はあっ、んむっ、ふゎっ」

互いの体を密着させながら激しく唇を吸い合い、舌を絡める。
ユウの口から声と一緒に漏れる息は、何度もリュードの頬を小さく膨らませた。
不意にいつもの、縛られたまま突かれる快感とは別に、ユウの胸に別の欲求が生まれた。
それは、リュードに抱かれるたびに胸の奥底に生まれながらも、与えられる快楽にうやむやなまま押し込められる思いだった。
リュードは一生懸命自分を愛してくれる。
今までは自由を奪われた体でリュードに体を責められていた。
それ以上の快感は無いと思っていた。
しかし、ただ、体が気持ちいいだけだ。
言い換えれば、リュードを使った自慰でしかない。
ちょっとしたデートの時にしているように、彼の体を思い切り抱きしめたい。
二人で街を歩く以上の事をしているのに、体の快感だけを求めるのは馬鹿げていると、
その思いが初めて意識の領域まで浮かび上がった。
ゆえに、言った。
304アコきゅんとマジ子たん 3sage :2004/06/05(土) 15:36 ID:Iou5bi7E
「りゅっ、リュードっ、ひゃんっ、なわ、縄、解いてくださ、っぁあっ!」

「え、っ、いいの?」

今まで一度も無かったリクエストに驚き、尋ね返した。
二つの穴から受ける快感に言葉を紡ぐ事も困難な状態となったユウはただ、こくこくと何度も頷いて答えた。
繋がったまま、リュードは手早く両手と両足を縛る縄を解いた。
途端に左右から赤い痕のついた細い腕が伸び、彼を力いっぱい抱きしめ、
うねうねと自分で腰を動かしながらユウはリュードの顔中に唇を押し付けた。
それだけの事で、ユウは胸に今まで無かったものが満たされていくのを感じた。
互いの体を使った自慰ではなく、ずっと前から繋がりあっていた気持ちを、改めて体を使って伝え合う行為。
一拍遅れてリュードも腰を突き出し、ユウの唇を正面から捕らえた。
また、舌が絡み合う。

「んっ、んんんっ、っふ、んむっ、んーっ!」

強く唇を押し付け合い、言葉も呼吸も困難な状態で、それでも二人は絡み合った。
空気を求めて一瞬離れても、すぐに二人同時に求め合う。
唾液で滑ってリュードの顔がシーツに埋まるまでそれは続いた。

「んっ、はんっ、あっ、くぅんっ、い、イく、イくぅ…っ!」

「ぼ、僕も…」

リュードを抱きしめる腕に更に力がこもり、ユウの細い足が彼の腰を挟み込んだ。

「な、中にっ、下さいぃっ!」

「うん、い、いくよっ」

最後の一突きを入れ、白い迸りがユウの奥に音が聞こえそうなほど勢い良く叩きつけられた。

「ひゃっ、あっ、――っ!」

達したユウの膣は最後の一滴まで絞ろうとするようにきつく収縮し、リュードに最後の、最大の快感を与えた。
ユウは背中をそらせて体の奥に感じる温かさをはっきりと感じ取った。
やがてリュードが倒れこむのにつられて、背中は再びシーツに沈んだ。

「あ…、あ…、凄…まだ出てます…」

長い放出が終わっても、二人はしばらく繋がったまま抱き合っていた。
程なくして、ユウはリュードを押し返すように体を起こし、
ぬるりと吐き出された精液と愛液でぬらぬら光る男根に顔を寄せた。

「綺麗に…させて下さい…」

そう言って長い髪をかき上げ、男根に舌を付けた。

「お尻、こっちに向けてくれるかい?」

男根をしゃぶりながらユウは上目遣いにリュードの顔を見、頷くと、寝転んだリュードの顔を跨いだ。
形のいい丸いお尻からは尻尾のように淫具が垂れ下がっており、
割れ目からはまだ、さっき出したばかりの精液がこぽこぽと溢れている。
リュードはユウの肛門を指で軽く揉み解すと、ゆっくりと尻尾を引っ張り始めた。

「んふ…、んっ…、ちゃぷ、ちゅ、ふう…ん…」

ぽこぽことボールが出る度にユウは艶かしい声を上げ、それに負けないように熱心に舌を這わせる。
最後の一つが出た時には、ユウが言ったとおり、男根に絡み付いていた精液も愛液も綺麗に舐め取られていた。
それと同時に硬さもまた、蘇っている。

「あの…」

男根から唇を離し、体勢を変えるとユウは、横たわるリュードを見下ろした。
頬が赤く染まり、一度は落ち着いた息がまた、少し荒くなっている。
肛門への刺激で再び劣情が燃え上がったのだ。

「ん?」

「もう一回…、してもらってもいいですか…?」

リュードは体を起こし、じっとユウの顔を見つめた。

「そういう言い方じゃダメ」

場に似合わない真剣な表情にユウは唾を飲み込み、そしてリュードの意図を読み取って、小さく微笑みながら言い直した。

「もう一回、しませんか?」

リュードは満足したように笑うとユウを再び押し倒した。


〜  〜  〜


ベッドの上でたっぷり愛し合い、二人は体についた汗と体液を洗い流す為にバスルームにいた。
結局、あれからユウは縛られる事も痛みを与えられる事も望まず、二人は今までに比べて随分『普通の』交わりを楽しんだ。
ピッキのおもちゃが浮かぶ浴槽で、リュードの胸にもたれかかりながらユウは呟いた。

「何だか…、変な気持ちだったんです」

「何が?」

「今まで見たいに、その…縛られたりしなくても凄く気持ちよかった、って言うか…」

後ろにあるリュードの腕を取って自分の胸の前に回し、ユウは続けた。

「リュードの事、抱きしめてる方がずっと…嬉しかったし良かったんです。どうして今まで気付かなかったんだろう…」

「そっか…」

リュードは慈しむようにユウの肩に顔を埋めた。

「もう、あんなの使わなくても平気です」

体を横に回し、リュードの胸に頬を寄せてユウは言った。
リュードの手が肩に乗り、ユウは彼を見上げて、薄い胸板にキスをした。
そしてその時、お尻の下に違和感を感じ、その正体に気づいて笑った。
リュードも、ばつが悪そうに笑った。

「リュード、またおっきくなってる…」

向かい合って軽く唇を重ね、ユウはリュードに抱きついて耳元で囁いた。

「ここで…いいですか?」


本当は千鳥&ヤファのお話の続きを書こうと思ったんですが、
デムパが到来して個人的三大萌え職の一角、マジ子たんのお話になりました。
ちなみに残り二つは騎士子たんとシフ子たんです。
同志求む(コルァ
30523sage :2004/06/05(土) 16:28 ID:YqkdsRd6
リアルタイムで読ませて頂きました。御馳走様です。
エロ度も精神面の結びつきも私的に文句なしでした。

ただ、読んで感じたことがひとつ。
18禁シーンそのものをROの世界観と絡ませるのは、やはり難しいものなんだな、と。
私の騎士嬢の話、特に2作目なんかがその最たるものなんですけどね。
別ジャンルでの二次創作経験者の戯言でした。
306名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/05(土) 23:18 ID:Yd0PmKXU
>>302-304
これはエロいですね。
何度も性交シーンがあって私はお腹一杯です。大満足ですよ^^GJ
307名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 02:44 ID:J9fD81gM
いや、すごくシュチュ萌えしました。
ご馳走様でした。(´人`)
308名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 10:41 ID:ZNjdHsjg
>302-304
も少し激しくてもいいような、痛くてもいいような、こんなんでもいいような・・・・
とりあえず、GJ(*´Д`)ハァハァ
309名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 15:37 ID:jBFB2a66
配置変更前から暖め続けていたものを今やっと投下してもよろしいでしょうか…(つД`)
310名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 15:53 ID:KjSU8IYE
>>309
是非。
311名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 15:58 ID:Qre0CYGI
>>309
お願いします。
312309sage :2004/06/06(日) 16:08 ID:jBFB2a66
ありがとうございます(つД`)では投下。

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世界はいつも光に満ちていて。
私は今日もその光の中に降り立つ、時刻はお昼時。
とすっ、とつま先が地面に付くいつもの感触。
ギルドメンバーがなんとなく集まっているいつもの場所。
眩しさを感じながらゆっくり目を開けると既にライルが待っていた。
「おはよっ」
「遅せーよミース…ハラヘッター!狩りの前に飯くおーぜー」
ライルはやんちゃ坊主の弟のようでいつも私を苦笑させる。
二人でお昼御飯のミルクとかぼちゃを食べながら、今日の狩り場を選ぶ。
狩りはいつも二人で一緒に行く。彼と私はお互いをとてもよく理解して、
お互いをとても大事にしている最高の相方だった。
「そういえば」
ライルが思い出したように私の顔をのぞき込む。
「ん?」
「さっき、一瞬だけどマスターが来たぜ?」
「っ…?!げほっ」
思わずミルクをむせてしまう私を見てライルはげらげらと笑った。
そう、大体私はこのギルド『LET THERE BE LIGHT』のギルドマスターが好きで、
そんな私の気持ちを知っていて、ライルはたまに私をからかう。
「お昼にいるのなんて…すごく珍しいね…」
「だな、早起きでもしたんじゃねーの?っと、そういや」
「ん?」
「今日は、昨日みたいにカワイクならねーの?」
「っ!!」

…昨日の事。マスターが好きすぎて辛い、寂しい、人肌恋しい、
そんな気持ちが入り乱れてどうしようもない夜だった。
裏通りにひっそり有る、一夜限りの相手を募集する掲示板でも見に行こうかと
真剣に悩んでいた所にライルが通りかかったのだった。
「…お前ねぇ、何度も言ってるデショ、辛い時は俺を利用しろって」
ライルと私はもう何度も体を重ねていた。お互いに別々に好きな人は居て、
それでもどうしようもない夜に温もりを求め合うズルイ関係。
溜まり場からは遠いアルデバランの船の物陰に私を連れ込んだライルは、
何度もついばむ様なキスと体温を味わう様な愛撫を繰り返し、
卑猥な言葉で私を責め立て、服を脱がさずに後ろから貫いた。
ぐちゅぐちゅと結合部がたてる音が水面に響いて、羞恥心に煽り立てられ、果てた。
ライルはそれでも満足せず、失神しそうな私を自分に跨らせ、ら突き上げて責めたてた。
上質の毛布の様なライルの体に抱きしめられ、眠ったのが昨夜の事…で…。

「も、もぉっ!!」
「解ってるよ、冗談だっつのw」
真っ赤になる私をライルは軽くあしらった。
二人の夜の事は、決して誰にも明かさない秘密。その話はもうそれ以上続く事もない。
雑談しながら食事を終えた私たちは、今日の狩り場、ピラミッド四階へ向かった。

外が輝く光の世界ならば、ピラミッドは闇に抱かれた世界だろうか。
所々のさびれた松明が頼りの、邪悪が渦巻く世界。
世界に生まれ出たばかりのノービスならば、足を踏み入れる事さえ躊躇うだろう。
けれど私達は魔を倒す使命とその力を神様に頂いたプリースト。
私たちがやらなくては、誰が…?
人間を見つける度に同じ地獄に引きずり込もうとやってくる亡者や
瘴気にあてられ狂ってしまった動物を鈍器で叩き葬る[怪力自慢]ライル。
彼を支援し、癒し、また亡者を土に返す[退魔師]の私。
四階に踏み込んで数時間が経った頃、辺りが静けさに包まれた。
「ふぅ…波がひいたみたいね…」
「油断するなよ、嵐の前のナントカでピラミッドの主の降臨かもしれないぜ」
ライルが冗談とも本気ともつかない顔で言う。
ピラミッドの主、オシリスが出現したら私たちでは敵わない。
その時は死を覚悟するだけだ。
私は不安になってライルに背中を預けた。
「…ねぇ」
「んぁ?」
「…もし…オシリスが、本当に現れたら…私を置いて、すぐに逃げてね…?」
「何言ってんだよ、お前がテレポートするの見てからでないと行かねーよ」
背中にかかる重みを感じながら、いつ敵が現れても良いように杖を構えた。
「…解った。…二人で、逃げようね…」
安堵の笑みを浮かべながら。

と、その時。空気が動いた。身構えた方向から。
「…ふむ…。こんなところに居るとは…」
ここにいるはずのない声がした。
暗闇からゆっくり現れたのは。
「随分仲が良い様だね?」
マスター・トール。[全てを癒す者]。
「……ぇ…?」
緊張からの拍子抜けと突然の混乱に頭の中が真っ白になる。
今の台詞の意味は?その表情は?…もしかして…誤解された?!
思わず杖を取り落としかけたその瞬間だった。

「出たっ、オシリスだっ!!」

マスターが現れたのと逆の方向から叫びが聞こえた。
はっと振り向くと、ペコペコに乗った騎士が血まみれで走ってくる。
後ろには見たことも無い数の魔物達、中央に立つ異様な気配…
王冠を抱いた亡者、それは紛れもなくピラミッドの王、オシリスだった。

騎士を見捨てて逃げる訳にはいかない…私達は覚悟を決めた。
[全てを癒す者]の名に相応しくマスター・トールが素早く騎士を癒す。
力を貰った騎士がペコペコを素早く転回させ、魔物達を屠り始めた。
「っしゃあ、俺もヤルゼー!」
ライルが騎士に助力する為走り出した。
「…マスター……」
私達も駆けだした。
「なんだい?」
いつも、穏やかなマスター・トール。慈悲の笑みで全てを癒す。
「………あなたの事は、死なせません…」
既に始まっていた激しい戦闘音で、その言葉はかき消されていた…。

騒ぎを聞きつけて、冒険者達が続々と集まっていた。
果敢に挑み、倒れていく者達を癒し、支援し、
そして戦闘になると前しか見えなくなるライルに
エンペリウムを通じた、ギルドメンバーにしか聞こえない心話で指示を送る。
『ライル、突っ込みすぎ、もっと退いてっ!』
『一匹ずつ誘い出して、囲まれたらあなた死ぬよっ?』
マスター・トールは無言で戦士達を癒していく。
戦況は、オシリスに止め処なく召還される魔物達の有利にあった。

(キリがない…このままではマスターの魔力も尽きてしまう…)
[退魔師]の私にしか出来ない事が、ひとつだけあった。
この戦況では10秒、支援が途切れただけでも戦士達は力尽きてしまうかもしれない。
しかし、このままでは…。
私は覚悟を決めた。
『マスター、それからライル…ほんの10秒、みんなを守って…』
返事を待たずに、私は詠唱を始めた。
聖衣にとめているクリップ・アンダーアキャストに触れながら祈る。
(どうか、この詠唱が終わるまで、神様、皆をお守り下さい…!)

魔物を屠るのを辞め、戦士を癒す側に回ったライルが目の端に映る。
彼がこちらを向き、何か叫んでいるのが見えた。
次の瞬間、肩口に例えようもない衝撃を感じた。
痛みを通り越して、焼けるように熱いコテを押し付けられているようだった。
狂犬の牙が、食い込んでいた。
「っ…!!!」
(詠唱を、止める訳にはいかないっ!)
食いつかれたまま、呪文を唱え続ける。フェンカードの効力で詠唱は継続されていたが、
意識は痛みで今にも飛びそうだった。
(神様…お願いします!今だけは…この瞬間だけは皆をお守り下さい!詠唱を…)
……その時、それは発動した。

「Magnus Exorcismus!!」

聖なる地雷が召還され、魔物達の足下を直撃した。
白い閃光が広がり、爆発音と魔物の凄まじい悲鳴がピラミッドのフロアに木霊する。
(や…った…?)
肩に食らいついた狂犬マーターは、ライルが引きはがし、素早く鈍器を打ち下ろしていた。
聖域を召還した等価交換として体が硬直する。
食いちぎられた傷口がドクドクと脈動するのを感じながら、炸裂する聖域をぼんやりと眺めていた。

どれくらい時間がたっただろうか。流れ出る血により、視界がぐらりと揺れ、
私は床に崩れ落ち…る前に誰かに抱き留められていた。
『ミース、よく頑張ったね』
マスター・トールだった。マスターが傷口に手を当てると心地よい癒しの力が注ぎ込まれてきた。
『オシリス達は倒れたよ。さあ、今日はもう無理にでも連れて帰るよ?いいね?』
頷く力も無く、私は、ぐったりと目を閉じた…。
313309sage :2004/06/06(日) 16:08 ID:jBFB2a66
…暖かい声がする。パチパチと焚き火の音がして、
ざわざわ、くすくす、静かではないけれども心地の良い空気だ。
ゆっくり目を開けると、そこはテントの中だった。
「…ああ、目が覚めたんだね」
暗闇の中で優しい声がした。
「…マスター……?」
「いいよ、急に無理して体を動かさない方がいい、重傷だったんだから」
確かに動こうとすると、ピリピリとひきつれる痛みが全身を襲っていた。
「わたし…えっと…」
「マーターに食いつかれた傷からの出血が酷くてね。貧血で倒れたんだよ」
マスター・トールが私の視界に映る位置に静かにやって来た。手には湯気の立つ器を持って。
「交戦で傷が深かった者達はワープポータルで町に運んだし、ライルなら、ほらすぐ外で皆と喋っている」
耳を澄ますとライルが今日の戦闘について熱っぽく語っているのが聞こえてきた。

「体を、少し起こせるかな?何か食べた方がいいだろう?」
マスターの体が、私を起こす為に近づいてくる。
「あ、あのっ」
「?」
「へ、平気、ですっ、自分でっ」
大きな声を聞かれたのか、ライルがひょい、と入り口の幕をあけのぞき込んできた。
「お、目ぇ醒めたのな。って、起きて平気なのかよ?」
平気な訳はない。全身が悲鳴をあげてるみたい。
【お前、ばかだろw】
ライルがパーティ心話で囁きを送ってきた。
【ばかって何よっ、………いったーーーーーい】
【なんで素直にマスターに甘えないんだよ?チャンスじゃん?】

ニヤニヤ笑うライルを見てマスター・トールはやはり穏やかな笑みで言った。
「ふむ…ライル、ミースを頼むよ?」
テントを出て行くマスターの背中を、私はただ見送るしか出来なかった…
あからさまにしょぼくれた私に、ライルはスープをすくって差し出す。
「ホラ食いやがれ。甘やかしてやるからさ」
「ふぇーん…昼のことといい、誤解されてたら…どうしよう…」
涙目でライルの差し出すスプーンから、一口、二口スープを啜ると
空っぽの胃がじんわりと暖かくなるのを感じた。
「なんで素直になれないのかなあ…」
「…まぁ、そういうお前が、俺は好きだけどね?」
「うぅ…ありがと…」
彼の好意には素直に甘えられるのに、マスターの優しさには戸惑ってしまう。
そんな態度で今まで何度、誤解されたかもしれないとおたおたしただろうか。
今日だって…同じ…。出口のない迷路で途方に暮れている気分だ。
とほほ、と溜息をつくと、ライルがまたにやにや笑っていた。

夜半過ぎ。食後少し寝たにもかかわらず、まだ痛む体を誤魔化しながらテントの外に出た。
この、私が目を覚ましたテントは、いつもの溜まり場の傍にある物だった。
たまにマスター・トールが寝起きをしているテントでもあり…。

私はいつも星を見て祈りを捧げる。そしてこの世界に束の間の別れを告げる。
「うーん…今日もいい星空…アイタタタタ」
地面に膝をつき、手を組み、頭を垂れる。
世界に祈りの言葉を捧げ、空に吸い込まれて消え…
「…お祈りは、終わったのかい?」
いつもは祈りから目を開けないまま[ログ・アウト]していたのに
今日は優しい声がそれを阻んだ。
「マスター…?」
「今日くらいは、[ログ・アウト]しないで寝ていたらどうなんだい?」
どこまでも穏やかなマスター・トール。
「今日は随分、神出鬼没なんですね…」
ギルドメンバー達はもう全員[ログ・アウト]していた。…焚き火の傍の私達二人を除いて。

マスターは、表情を変えずに煙草に火を付け、言った。
「今日はいろいろな事があって珍しく疲れたね…」
「…そうですね…マスターは、朝から居たって聞きましたけど…」
「ああ、今日はね…たまには早く来てみるものだ…。
おかげで…知らなかった事を…沢山知る事が出来る…」
マスターは言葉を選びながら、ゆっくり話す。言葉の合間に煙草の煙が立ち上って行く。
「?」
「毎日…ライルと…一緒なんだって…ね?」
「!」
マスターの表情からは何も読みとれない。傍らの焚き火を見つめたままだ。
(……彼は…分身みたいなものです…)
言おうとして、止めた。その時だった。

「…ライルが…好きなのかい?」
「…えっ?」
言われた言葉を飲み込めずにぽかんと口をあけるばかりの私に、マスターは続けた。
「恋人同士じゃないのかい…?毎日…昼間二人きりで…いて…?」
穏やかな表情で、慈悲の笑みで。
この人は、この表情で、なんて残酷な事を言うのだろう…絶望の闇が眼前に広がる。
私の気持ちなど、届いていなかったのだろうか。届く様な行動にも、出た事は無かったけれど。
心の痛みに同調する様に、体の痛みが耐えきれない物に変わっていく。
思わず体を抑えてうずくまる私に、マスターは慌ててヒールをかけた。
「傷が痛むのかい?」
心配そうに覗き込む、マスター。優しいひと。私はちからなく首を振る。
「…ヒールじゃ…癒せない痛みだって…あるんです…」
「ミース…」
「私が好きなのは、ライルじゃありません…」
「…ふむ……」
「マスターが…好きです。貴方の傍に居たい、ずっと一緒に戦い、そして共に生きたい!」
最後は叫んでいたかもしれない。
「………」
マスターは表情を変えない。いつもの、穏やかな顔を私に向ける。
ギシギシときしむ体をさすってくれる、マスターの温かい手。
「…あなたが…好きです…」
私はゆっくりとマスタ−に抱き締められ、頭を撫でられていた。
頭上で、マスターはため息を一つついて、言った。
「ミース…悪いけれど君の気持ちには答えられない…」
「!」
堪えられず、私はマスターにしがみついた。
「…私の事が…お嫌いですか…?」
いつしか涙が溢れてきていた。
「泣かないで…嫌いじゃないよ、けれども…」
「じゃあ、じゃあせめて!恋人になれないのなら抱いて下さい!」
「…ミース…」
「この痛みは、もうマスターでなければ消せないんです。
体がバラバラになってしまいそうなくらい、痛くて堪らないんです!
聖職者にあるまじき行為ですけれど、私の事を哀れだと思うなら…」
言葉は最後まで紡がれなかった。マスターの唇でそれは塞がれた。
「自分の事を哀れだなんて言っちゃいけないよ…」
温かい重みが、ゆっくりのしかかってくるのを感じて私はうっとりと目を閉じた。
マスターの手がゆっくり、頬を撫でる。耳たぶを指で撫でられる。
ゾク…感覚が体の奥を走る。痛みと共に。そのまま頭を抱えられ、耳元で囁かれた。
「ミース……」
また、甘い痺れが体を駆け抜けた。その反応に気付いたマスターは腰に手をまわし、抱きしめてくる。
(こんなに近くでこの人の顔を見るのは、初めてだ…)
マスターは煙草を焚き火に放り込み、私をそのまま抱え上げてテントの中に運び込んだ。
314309sage :2004/06/06(日) 16:10 ID:jBFB2a66
それは私の知っているマスター・トールではなく、トール・ハイランドという一人の男だったのかもしれない。
初めて触れた彼の唇は、いつも優しい言葉を紡ぐそれとは異なっていた。
テントの奥にひかれた寝床にぽす、と降ろされ、荒々しく抱きしめられ、頭に何かを被された。…目隠しだった。
「ま、マスター…これ……んっ」
口移しに何かを飲まされた。嚥下するとすぐに、きしんでいた体中の痛みが嘘の様にひいていく。
「…少し、乱暴にするよ…とてもじゃないが…そんな余裕は無い…」
ゆっくりと唇を吸われ、口腔を舌で犯される。その度にゾクゾクと痺れが走り、体が撥ねたが、
逃げ腰になる事すら許されない。マスターの腕は力強い檻となって私を組み敷いた。
「ん、んーっ!」
一方で動きを封じられ、一方で聖衣をするすると脱がされて行く。
その間もマスターの唇は貪欲に肌に印を刻んで行く。頬に触れ、耳に触れ、首筋に触れ、鎖骨に触れ。
視界を閉じられ、敏感にならざるを得ない感覚。触れられる度に電気が走る様に私の体は撥ねた。
「…首が…弱いのかな…?」
直肌に触れる手のひらの温度が、感覚を追い詰めて行く。
「……んっ…はぁっ…」
マスターは無言で私の唇を塞いだ。唾液がぬるぬると二人の唇を敏感にする。
「ん…ぁ…」
さっきとは違い、今度は唇と唇をより触れあわせ…とっくに抜けていたが、
体中の力が更に抜けていくのにそう時間はかからなかった。
「んぅ…」
「…体が…冷えているね…」
陶器の様だ、とマスターは呟いて、首筋から唇で触れてきた。味わう様に。
衣服はすっかり脱がされ、下着だけになっていた。
「ぁ…んゃっ…」
乳首を吸われて仰け反った。のしかかるマスターの体重が体をずらす事さえ許さない。
片手の温度が、少し冷えた腰の辺りに優しく染みた。
強く、とても強く抱きしめられながら私はマスターに翻弄されていた。
気付くと、ひしっとマスターにしがみついている。舌を絡み合わせながら。
マスターは私を捉えるその腕の檻を少し緩め、背中から、下着と地肌の間に手を滑り込ませた。
「あ、マスター、駄目っ…ぁ…ゃあっ」
胸のアンダーラインを舐められ、体が跳ねる。体が浮いた一瞬のうちに、下着はおろされてしまっていた。
「や、やだぁっ……ふ………んぁ…」
抵抗の声もまた唇に塞がれた。太股を撫でられる感触に、足が閉じて行く。
「すべすべだね…」
手は動きを止めずに足の間に入って行く。
「…濡れてるよ…?」
耳を甘噛みされながら囁く、意地悪なマスターの声に顔が一気に熱くなる。
彼の指が愛液でぬるぬるしている感触がダイレクトに伝わって来る。
「マ…スター…だめ…ぇ…」
恥ずかしさと快感に切れ切れになる声で抵抗してみても効果は無かった。
どんどん指は潜り込んでくる。入り口辺りを探っていた指が、つぷ、と一本、差し込まれた。
「ぁ…ぁぁっ…だめ…で…す……」
「…一本だけでも締め付けて…くるよ…キツそうだな…」
マスターの声は満足げな響きを含んでいた。恥ずかしさに顔が熱くなる。
耳と首を愛撫されながら指は二本に増やされていた。内壁をふにふにと押される快感に、しがみついて耐えた。
「指で先にイかせてあげようか…?ふふ…」
マスターは明らかに、楽しんでいた。
乳首を舌で転がす様に吸われ、片手で腰をがっちりと抱きしめられ、片手で探られて…
「ゃ…ふぁ………」
マスターの体の重みが無くなり、ゆっくり指も引き抜かれた。
愛液の感触を確かめるように指は周辺を撫でていく。唇は、胸からおへそ、下腹部へキスを繰り返す。
足首を掴まれ、足を無理やり広げられる。マスターはM字に開いた私の足の間に体を置いた。

ふと、マスターの、私の体をさぐる行為が止まった。
沈黙の中に私の荒い息づかいだけが響く。目隠しで視界を塞がれているからか、
肌に刺さるマスターの視線を敏感に感じた気がした。ひりひりと、焼かれるような、疼くような。
…じっくりと見られているのだろうか。羞恥心に体が熱くなった。
「だめ…です……見…ないで……」
「…駄目と言われると…ね……ふふ…」
ぺと。突然濡れた感触が秘所を襲った。柔らかくて…温かくて…触れている所から全て快感が突き上げてくる。
再び指を入れられた。
「ああぁぁっだめっ!!」
舌と唇と指で容赦なく責め立てられる感覚に、目の奥で白い光が沢山チカチカしていた。
「ぁん…やっ、やだぁっ!!」
光がスパークしそうになった瞬間、マスターは全ての行為を止めた。
「ぁぁっ!!!…………やっ、はぁっ…はぁっ…ど…ぅ…して……」
目隠しをはずされ、目元にキスをされた。
ゆっくり目をあけるとマスターは目を細めて愛しそうに私を見ていた。
自らも上衣を脱ぎ、覆い被さってくる。震える腕を伸ばして抱き合う。
直肌の触れ合う温度に愛しさが増した。途中で止められた行為のせいで、お腹の奥が疼く。
ガクガクと震えが止まらない。耐えきれなかった。
「…ます…たー……」
喘ぎ声で途切れる自分の声。
「うん……?」
耳元で優しく囁かれるマスターの声。
「…や…めない…で……もっと……して………」
心臓の鼓動がやや落ち着くまで沈黙が続いた。その間にも疼きは体を支配して行く。
マスターが耳朶を噛みながら囁いた。
「…可愛いね…もっと…可愛くしてあげよう……」
ドキンと心臓が撥ねた。きゅぅっと胸が締め付けられる。
この甘い痺れに酔えるのなら、もう…どうなってもいい…。…私の頭は全ての思考を停止した。
315309sage :2004/06/06(日) 16:10 ID:jBFB2a66
もっと囁いて。もっと触れて。もっと気持ちよくして…。
快感の虜になった動きは欲望に忠実だ。向き合って座り込んだ体勢で自ら唇を求め、体をくねらせる。
先程達せなかった疼きが体の奥でくすぶっていた。
「…ふふ……急に積極的だね…」
マスターがまた意地悪な響きで言った。添えた手で頭をそっと下に押しやられた。
「今度は、自分がする方になってご覧…?」
手を誘導され、マスターの既に少し硬くなったペニスを握らされた。
腹這いに寝る格好で、私は恐る恐る先端を口に含んだ。
舌と唇で先端を吸い、唾液を絡ませながら少しずつくわえていく。
唇を上下にゆっくり動かす度にペニスは大きさと硬度を増していた。
それまで全く乱れる事の無かったマスターの息づかいが、少し不規則になった。
せつなそうな吐息が聞こえる度に、もっと聞かせて欲しくて舌を絡めた。
根元までくわえ込むと喉の奥にあたって苦しい。唇で吸い上げる様にしごく。
「…ミース……もう…いいよ……」
せつない響きのマスターの声。私はゆっくり唇を離した。つぅ…と唾液が糸をひく。
「…気持ち…よかったです…か…?」
上目遣いで見上げるとマスターは私の髪を優しく撫でた。
上体を起こすと、凄くよかったよ…と耳元で囁かれた。

再びマスターが覆い被さってきた。ペニスが入り口にあてがわれる。
「添えただけなのに…入れてほしいのかい?ひくひくしているよ…?」
意地悪く言ってマスターはペニスで周辺をぬるぬると擦った。
「ひゃぅっ」
硬いペニスの当たる感触に、そこは既に悦びの瞬間を待ち受けて溢れていた。
それなのに焦らされて、疼きが更に高ぶる。
「ぁ…ふぅ…」
たまらずに声が漏れる。腰が物欲しげにくねった。
「どうして欲しいのか言ってご覧…?」
マスターは恥ずかしさに顔を隠していた私の腕を力尽くで押さえつけ、覗き込んで囁いた。
その間も卑猥な愛撫が続いている。腰を動かして飲み込もうとすると逃げられ、更に焦らされた。
「ゃぁ…」
「どうして欲しいのか言うまで…あげないよ…」
マスターは、いつもの慈悲深い笑顔を崩さずにそんな事を言う。
でも、声にはサディスティックな響きがあった。
(知らない…こんなマスター…知らない…)
マスターが遠かった。でも。
「…ぉ…おねがぃ…入れて…下さいぃ…」
こんな風に腰をくねらせて男を求める『私』もまた、知らない。
「ふぅん…?入れてくれたら…誰でも…何でもいいんだね…?」
サディステックな色がどんどん濃くなっていく。
あの慈悲の笑みの下にこんな一面があっただなんて、誰が想像出来ただろうか?
そんな面に気付いていたら、私はマスターに恋をしただろうか。
「ぁあ…違いま…すぅ…ますたーが…ますたー…の…が…欲しい…のぉ…」
でも、こんな風に、涙を流しながら懇願する程、私はすっかりマスターの手中に堕ちている。
「いい子だ…」
入り口にあてがわれたペニスがゆっくりと進入してきた。ゆっくり…ゆっくりと。
ふぅ、とマスターが溜息を吐いた。
「…奥まで入ったよ…ミースの中は…物凄く気持ちいい…」
「んぅ…はぁ…」
マスターが動き始めると、快感が体に走った。
首にしがみつき、夢中で唇を求める。息をするのも忘れてお互いを貪りあう。

もう、止まらなかった。そのことだけに夢中になって動いていく二つの体。
声は言葉にならなかった。
「ますたぁっ、わたし、もう、ダメぇっ…!ぁぁっ」
「…ミース…っ、ミース、ミース!」
マスターは私をぎゅぅっと抱きしめ、更に激しく動いた。
「マスター、ぁぁんっ、私っ、わたしっ、しあわせだよぅっ」
せつなくて、愛おしくて、気持ちよくて。
「ミース、出すよっ、ぁぁっ」
マスターの切羽詰った声がして、一段と強く突き上げられ。
強く強くしがみつきながら、私は意識を飛ばしていた…。

「…ぁ…」
自分の上から重みが移動する感覚で、意識が戻った。
マスターがゆっくり、私の中からペニスを抜く。ゾクリ、とまた快感が走った。
マスターは私の横に寝転んで、私を腕の中に転がらせた。
「随分無理をさせてしまった…アンティペイメントの効果が切れたら
また体中が痛むだろう…すまない…」
「…いいえ…、お願いしたのは私です…から…」
マスターは私のおでこに自分の額をくっつけて、私の顔を覗き込む。
「…正直に言ってね…」
「?」
「こんな自分を見られたら君には嫌われると思っていた…」
「…ぇ…?」
「驚いただろう…?僕に…こんなサディスティックな一面が…あることに…」
「ぁ、ぇぇ、そう…ですね…」
「ミースは僕にとって聖女だったんだよ?」
マスターはそう言ってくすっと笑う。
「それが昨夜はライルと…獣の様に貪りあっているし…今日は…自分からおねだりしてくる…」
「っ!!!!!!!!!!」
いきなりのとんでもない告白に私は頭が真っ白になった。
「え、え、え、え、と、えと、え、どうして!!」
じたばた暴れていると、落ち着きなさい、とぎゅっと抱き締められた。
「僕も同罪だから…。だから…君の想いに答えることは…出来ないと思っていた…」
「ぇ…」
見られていたというショックは頭から抜けなかったが、そのままおとなしく抱きすくめられる。
「君に…素の自分を曝け出すことが出来ずに…他で昇華していたんだよ…」
「………」
「昨日見たことの衝撃が忘れられずに…今日は君たちの後を…尾けさせてもらったんだ…」
「……そうだったんですか…」
「君がこんなに淫乱だと知っていたら…ライルなんかに渡さずに…
とっくに自分のものにしていたよ…?」
「だ、だから!だからそれは!!!!!」
「解っている。解るつもりだよ…。君は…信じないかもしれないが…」
「………」
そこで言葉は潰えた。暗闇の中、お互いの言葉を待つうちに、私達は眠りに落ちていた…。


--------------------------------------
-トリアエズ終了-
316309sage :2004/06/06(日) 16:21 ID:jBFB2a66
ええっΣ(゚ω゚*)続くのっ<自分に対して一番言いたい(長すぎるし終わってないし)
_| ̄|○ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイへたれでゴメンナサイorz

テーマは「愛あるえっち(視姦&言葉責)」(達成出来て無いです)
戦闘シーンだけで満足してエロに持ち込めず_| ̄|○していた第一稿
エロになったはいいもののRO世界にちっともなってなかった第二稿
そうだ目隠しだ!と小道具の存在を思い出してちまちま書き直す第三稿
エロシーンに照れて全然進まず、二人の関係をどうもっていくか悩んだ第四稿

殴りプリ♂を途中登場させて3Pとかも考えたんですが
マトモなエロを書く事自体が初めてなので王道を目指しました。
私にとっての文神様No,1は2[139-144]様です、♂BSがもうハァハァ(当方腐女子
男が鬼畜な話をもっと書けたらいいなーと思っていますが萌え板では
いまいちかもしれませんねw

オマケ[キャラ設定]
ミース[♀INT>DEX>VITなMEプリ80代]
ライル[♂STR-AGI>INTな一応4桁ヒールな殴りプリ80代]
トール[♂INT>AGI支援プリ90…?]
今の時代agiって有り得ないですねー(´・ω・`)昔はそれなりに居たような。int-agi支援。
如何に大昔から書いてたかがばれます…

お目汚し失礼致しました。感想、こきおろし等頂ければ至極恐縮です。m(_)m
317名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 16:48 ID:i4DfxanI
>>316
INT>DEX MEと、INT>AGI 支援持っているものの立場からー。
VITに振った時点で、MEプリだと終わりです_| ̄|○
詠唱が遅くなってしまうのでMEプリは二極が基本なのですよー。
INT>AGIは、狩ステだけで見れば実はストレスを、(主に)前衛職に
与えないので中規模の人数でのPTならかなり安定できますです。
なんて、感想とは違うことを書きつつ

ミースがエロかわいくて最高ですた。
というより、トールが個人的ツボにはまりまくりでもう・・・・・(’’*
続きが気になるので、ぜひ続きをー
318名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 18:06 ID:CbMTmy7U
騎士娘タンとショタインキュバスのからみキボンヌ
319名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/08(火) 13:12 ID:QYXtG2Tg
>>309
GJです。プリ好きな自分としては登場人物がプリだらけでもう(*ノノ)
シーンが綺麗だったし。続き?もしくは次回作も期待。

>>317
言いたいことは分かりますが「終わり」だなんて言わないで。
高速詠唱を目指すか別の部分を目指すかって、価値観でしかないでしょう。
二極は基本ってのは分かりますが、それじゃ何というか…

うちのINT>AGI>DEXなMEプリの存在を否定されているようじゃないか!(つД`)

避けつつ詠唱モーションのままME展開って、
地味だけど自分にとっては最高のロマンなんですよ。

スレ違いすみません、どうしても言いたかったので…。
320Parasite(0/3)sage :2004/06/08(火) 15:56 ID:eiXXN4wk
前回のクルセ話に対する御感想、ありがとうございました。とても嬉しいです_(。。_*)
ちなみに筆者は90代にもなってえらケインどころかヘルムすらつけた事のないうさみみ騎士です(*´ω`)

今日はウンバラ到来ですね、相変わらずメンテ長いですね。
|*・ω・)つ<暇潰しにどぞー
321Parasite(1/3)sage :2004/06/08(火) 16:00 ID:eiXXN4wk
樹海のどこかを、二人の男が歩いている。

「しっかし、森ばかりでいい加減嫌になるぜ……コモドを出て何日くらい経った?」
茨を切り開きながら、ナイトが愚痴をこぼす。

「だいたい5日って所か。ここまで長旅になるなら、避難用の蝶の羽を持ってくるべきだったな」
ナイトの愚痴に、アサシンが応える。

『コモドの北に宝物が眠る大樹がある』
そんな噂につられ、相棒同士である二人はやってきた。
熟練者である二人にとって道中のモンスターはさほど脅威にはならなかったが、
未開の地の探索や慣れない野宿の繰り返しは、確実に彼らの精神をすり減らしていた。

「…まあ、ウンバラって集落につけば俺らみたいな冒険者にも会えるだろ。
 プリさん見つけたら宝の手がかりを聞いて一発ヤって、旅の疲れを癒してもらおうぜ」
「そりゃいいや」

談笑しながら、襲い掛かるモンスターを軽々といなしていく。
探索から5日経ち、彼らは既にこの樹海に存在するモンスター全てを把握していた。
……つもりであった。


「……ん?」

最初に気付いたのは、ナイトの方だった。

「どうした?」
「いや、あの木の根元……」

ナイトが指差した先には、何の変哲もない一本の木と…その根元に横たわる「何か」があった。

「ん??」

アサシンが近づきながら正体を探る。
正確には、木の上部から根元まで伸びた大きな茎と、その先にある大きな1枚の葉。
その上に、「彼女」は横たわっていた。

「…っ、こりゃあ……」

緑の髪と、その一番上に生えた小さな若芽。
わずかに植物の面影があったが、一糸まとわぬ姿で横たわる「彼女」の身体は、
どう見ても人間の幼女のそれであった。


「なんだってこんな所に女の子が……」
「…つーか、人間なのか?頭に変な葉っぱついてるしよ」

二人は木の間近まで近づいたが、幼女は眠っているらしく反応を見せない。
幼女の身体中にはたくさんの蔓(つる)が巻きついており、
その先端は……人間で言うところの、性器と後ろの穴に挿し込まれている。
どうやらこの蔓から養分が送り込まれているらしく、蔓が小さく収縮するたび、
蔓の挿し込まれた幼女の穴から樹液のようなものがこぽこぽと溢れていた。

「……っ」

――ごくりと、ナイトが固唾を呑む。
5日間異性どころか人と接する事ができず、既に精神的に限界に来ていた彼にとって、
あられもない幼女の姿は激しく劣情をかき立てられるものがあった。

「お、おい。何するつもりだ?」
「へ、へへ……こんな辺鄙な場所に素っ裸の女が転がってたら、ヤる事ぁひとつしかないだろ?」
「……本気か?やめとけよ、下手に手出したら何されるかわからないぞ」
「へへ、大丈夫だよ……相手はガキだぜ?」

アサシンの制止を振り切り、ナイトは幼女の下半身に取り付いた。


「おうおう、こんなに溢れさせちゃって……待ってな、今楽にしてやるよ」

言いながら、幼女の性器に挿し込まれていた蔓を引き抜く。
樹液が軽く飛び散り――蔓が引き抜かれた衝撃で、幼女は目覚めた。

「――っ!?――っ、――っっ!」

声にならない声を上げ、幼女は必死に蔓を取り返そうとする。
その手を軽く振り払い、ナイトは幼女に覆い被さった。

「暴れんなよ。――今から、こんな蔓なんかよりいいモノをくれてやるからよっ!」

言いながらナイトは幼女の性器に狙いを定め、先程から限界まで張り詰めていた肉棒を突き挿した。

「――っ!!――っぁ、ゃぁ――!」

かすれる悲鳴を上げ、がくがくと身を震わせる幼女。
肉棒が突き挿された勢いで、結合部からはそれまで溜まっていた樹液が一気に溢れ出した。

「…ぅお、こいつの中凄ぇぜ……めちゃめちゃ締め付けてくるし、樹液みたいなのがヌルヌルして……」
「……そうなのか?どうも俺は幼女に欲情する気にはなれないな」
「そうかい、ならコイツは俺一人で犯し抜いてやるぜ……っらぁ!」

幼女の状態など気にせず、ナイトは力一杯腰を叩きつける。
そのたびに幼女は、悲鳴をあげながらも咥え込んだ肉棒をきつく締め付けていく。
そんな幼女の中で、ナイトは早くも限界が近づいていた。

「――っく、だ、出すぞっ!!」

幼女の身体を抱えながら奥深くまで突き挿し、ナイトは溜まりに溜まっていた精液を一気に注ぎ込んだ。

「っ!!――っぁ、あ――っ!!」

ナイトの脈動に合わせて幼女はがくがくと身体を震わせ、ぐったりとナイトの身体に寄りかかる。

「……へへ、休むんじゃねぇよ。まだまだ終わらねぇぞ」
「――っ!?…ぅ……っ!んぁ……っ!」

ナイトは幼女を抱えたまま、1度射精してもなお衰えない肉棒を再び前後させる。

蒸し暑い樹海に、淫らな水音と幼女の切なげな悲鳴が響く。
アサシンがあきれながら見ている中、ナイトはその後幼女の胎内で2、3度果てた。
322Parasite(2/3)sage :2004/06/08(火) 16:05 ID:eiXXN4wk
「ん……?」

二人の痴態を見ていたアサシンが、ある異変に気付いた。

「ん、どうした?」
「いや、そいつ……大きくなってないか?」
「……何だって?」

激しく動かしていた腰を止め、ナイトが一度顔を引く。

「……!?」

――アサシンの言う通り、幼女は「少女」になっていた。
緑の短髪は肩まで伸び、胸も僅かながら膨らんでいる。
そして……少女の頭についていた若芽が、数センチ伸びて双葉をつけていた。

「こ……こりゃどういう事だ??」
「もしかして…お前の精液が養分になってそいつを成長させてるんじゃないか?」
「ま、まさか……」

ナイトが困惑していると――少女がねだるように自ら腰を動かした。

「っ――、お、おい……」
「…くだ、さい……もっと、ください……」
「――!?」

それまで悲鳴しか上げていなかった少女が…初めて、人間の言語を話す。
少女は身体だけでなく、知性も急激に成長しているようだった。


「くだ、さい……せーえき、もっと……」

腰をゆるゆると動かしながら懇願する少女の姿に、それまで傍観していたアサシンも強烈な劣情に駆られる。

「――なぁ、お前さっきからヤりっ放しで疲れるだろ?…ちょっと代わってくれよ」
「ん、お前ロリには興味なかったんじゃないのか?」
「……それくらい大きくなれば充分守備範囲だよ」

ナイトはニヤリと笑い、少女を葉の上に降ろして肉棒を引き抜く。
ずるりという感触の後、大量の精液と樹液の混ざった液体が少女の性器からごぽりと溢れ出す。

「…ぁ……」
「っと、続きはあっちの兄ちゃんにしてもらいな」

ナイトと入れ代わるように、アサシンが少女に取り付く。
そして少女の股を開かせると、二つの液体でどろどろになった少女の膣に肉棒を挿し込んだ。

「……ぁあ……っ!!」
「…くっ……凄ぇな、こりゃ……」
「へへ、そうだろ?…んじゃ、俺はこっちをいただくかな」

ナイトはアサシンに少女を抱き上げさせると、少女のアナルについた蔓を引き抜こうとする。
が、性器に挿さっていた蔓と違い、こちらの蔓は抜ける気配がない。

「おかしいな、全然抜けないぞ……」
「――っ!!いたっ、いたい……っ!!」
「お、おい。痛がってるぞ?やめとけよ」

言われて、ナイトはしぶしぶ蔓を手放す。
どうやらアナルに挿し込まれた蔓は、少女と木を繋ぐ生命線のようなものらしい。

「ち、しゃあねぇな。んじゃ口でキレイにしてもらうか」

ナイトはそう言って萎えかけた肉棒を取り出すと、再び寝転がされてアサシンに犯される少女の胸の上にまたがった。

「ほら、お前の大好きな精液がべっとりついてるぞ。舐めとってくれや」
「……ふぁ、っむ……」

導かれるように、少女は大きく口を開けて肉棒にしゃぶりつく。
口内で肥大した肉棒に息が詰まり、下半身を貫かれて苦しそうな表情を見せるが、
それでも少女は嬉しそうに二人に奉仕し続けた。


しばらく無言の抽挿が続いた後。

「――っ、出るっ!!」

突然呻きを上げ、アサシンが少女の奥深くで果てる。

「……ぁ……ふぁ……っ」

迸りを受けて短く嬌声を上げながら、それでもナイトへの奉仕を止めない少女。
そんな少女の口の中で、ナイトも再び絶頂に達しようとしていた。

「……へへ、俺もそろそろ……イクぞっ!」

少女の頭を押さえ、ナイトは少女に含ませたままびくりと腰を震わせる。
肉棒が脈打つ度に大量に注ぎ込まれる精液を、少女は嬉しそうに全て飲み干していく。


――そして。

「……ぉ、おぉっ??」

ナイトが腰掛けていた少女の胸が、さらに大きくなる。
手や脚もすらりと伸び、下半身に茂みが生まれ……
少女は、あどけなさが残るものの充分「大人」として認められる身体へと成長した。
髪は背中まで伸び――頭には、つぼみがついていた。

「…お願い……もっと、ください……貴方の精液、私に注いで下さい……」

潤んだ瞳で、彼女はナイトに訴えかける。

「――っ!!おいっ、そっち代わってくれっ!」
「ばっか、ここまで成長したら守備範囲とかじゃなくてまともにストライクゾーンなんだよ!
 お前はさっきさんざん中出ししたんだから、もう少し俺にもヤらせろ!」
「くそっ!後で絶対代われよ?」

ナイトの話も聞かず、アサシンは夢中で腰を振り続ける。
そんなアサシンに舌打ちしながら、ナイトは再び彼女の顔の側で肉棒をちらつかせる。
アサシンに貫かれ発達した胸を揉みしだかれながら、彼女は恍惚とした表情でナイトの肉棒を頬張った。

「…んっ、んぅ……む……っ!」
「……うぉっ、こいつ、舌まで使って……っ!」
「中も凄ぇぞ、さっき以上に締め付けてきて、ぬるぬるで……」

数度の性交で男のツボを心得たのか、彼女はナイトが反応する所を重点的に舌で責めていく。
そして腰を引くアサシンを追うように自ら腰を動かし、アサシンの肉棒を深く自分の中へ埋めていく。

そんな彼女の動きに、1度達したアサシンも、既に何度も達したナイトでさえ、限界を感じずにはいられなかった。

「……っ、だ、駄目だっ、もう……っ!」

呻きながら、二人は腰のスピードを速めていく。
ナイトは彼女の頭を押さえて限界まで肉棒を含ませ、
アサシンは彼女の両脚を抱えて根元まで肉棒を埋めて。

そして――彼女の口内で、そして胎内で、二人は同時に果てた。


「――っ!ん、ぅ――っ!!」

上下から勢いよく迸りを浴び、幸せに満ちた顔で彼女は身を震わせた――
323Parasite(3/3)sage :2004/06/08(火) 16:08 ID:eiXXN4wk
――あれから、どれくらい時間がたったのだろう。
既に陽は暮れ始め、彼女の身体は二人の精液で汚し尽くされていた。

「……なぁ、そろそろ出発しないか?」

精液を出し尽くした肉棒をぺろぺろとしゃぶらせながら、アサシンが口を開く。

「っと、もうこんな時間か。俺はまだまだヤれるんだがな」

言いながらナイトは肉棒を根元まで挿し込み、次の絶頂に向けて激しく腰を動かす。

「……よし、これが最後だ……っ!」

そう言って、ナイトは彼女の胎内で何度目かわからぬ絶頂を迎える。
既に精液で埋め尽くされた膣内からは、肉棒が脈打つ度に同じ量の精液が溢れ出していった。


「ふぅ……溜まってた5日分、たっぷりヤれたな。また明日もお願いするか」
「はは、この嬢ちゃんも大変だな」

一息ついて談笑する二人であったが……彼女だけは、様子が変わらなかった。

「…ねぇ、お願い……もっと、もっと下さい……」
「お、おいおい……あれだけヤったんだ、今日はもういいだろ?」

――言いながら肉棒を引き抜こうとしたナイトの顔が青ざめる。

「――っ?く、っく……」
「ん、どうした?」
「…抜けねぇ……チ○コが締め付けられて、全然抜けねぇ……っ」
「……何だって?」

アサシンも手を貸すが、ナイトの下腹部は彼女と繋がったまま抜ける気配がない。
まるで、彼女のアナルに繋がった蔓のように……


「お、おいっ!嬢ちゃん、冗談はよせよ、なっ?明日また来てやっから――」
「…駄目、です……今、今すぐ下さい……」
「……っ!!は、離せ――っ」

しゃにむに振り上げたナイトの手が、蔓に絡め取られる。
蔓はそのままナイトに巻きつき……彼女とナイトを密着させるように巻きついた。

「ひ、ひぃ――っ!」
「……ぁ、逃げちゃ駄目です……貴方も……」

その場を逃げ出そうとしたアサシンの脚を、彼女がしっかりと抱き寄せる。
そして萎えきったアサシンの肉棒を幸せそうに頬張り、吸い付くようにしゃぶり始めた。

「く、くそっ、やめ――」

必死で腕を伸ばしカタールを取ろうとするアサシンだったが、寸前で蔓に腕を引き寄せられる。
そしてアサシンもまた……ナイトと共に蔓で彼女の身体に縛り付けられた。

「精液じゃなくてもいいんです……貴方達の養分、私に下さい……」





数日後。
樹海のどこかで、成人したパラサイトが頭に美しい花を咲かせた。

豊満な胸、美しい長髪、そして根元に潤みをたたえた魅惑的な両脚。


果実を産み落とす場所を探す為、彼女はアナルに繋がれていた蔓を外して地面に降り立つ。

足元には、二組の骸骨が横たわっていた。
324Parasite(4/3)sage :2004/06/08(火) 16:12 ID:eiXXN4wk
…そんなわけで、私はアクティブなパラサイトたんを妄想しながらメンテ終了を待つ事にします(*´Д`)ノシ

この作品のヒントをくださった某○の絵BBSの絵神様に、この場を借りて感謝いたします。
325名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/08(火) 16:19 ID:9zVRi7o.
OK リアルタイムで受け取ったヨ。
おねだり可愛いけど怖い。GJ
326名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/08(火) 16:25 ID:dKQ06XTo
久々にこの板見て319まで一気に読んだ。クルセ話がえがったなぁ。
特に>>268なんかはエロとか萌えとか通り越して普通に感動して泣けちゃったよ。
んでリロードしたら神リアルライムで降臨中の様子。
引き続いて頑張ってくだせい。

>>316
トール様のミステリアスな雰囲気と内面の葛藤って言うのかな?いい感じだったと思いますよ。
ただライルが完璧に脇で終わっちゃってるのが私的に残念です。
まあエッチの最中にライル出てきて3Pってのはどーかなとは思いますがw
あとROのプリって基本的にエロいよね。

オマケの方だけど、AGIプリはほんとに見かけないですね。
INT>>AGIプリ作り直してINT>AGI≧DEXプリをやってる身としては悲しい限りですYO!
ソロ○ペア○PT△の優れステだと個人的には思っているのだけど。
327309sage :2004/06/08(火) 19:08 ID:6iTbfPw.
309です。皆様ご感想ありがとうございました(つД`)

レスを兼ねて少々前回のキャラ設定の脳内補足をば。
小説の内容にはあんまり関係ないかなと思って
詳細には触れませんでしたがちょっとだけ…

ミース[♀INT>DEX>VITなMEプリ80代]
キリグロマニピ有ME10SW1でPTプレイ前提のプリなので
完全な2極ではありません。振ってるvitはせいぜい20程度ですが。

ちなみにソロは配置変更でほとんど出来なくなりました(笑)
配置変更前は階段でヒール&HL&dexを活かして土本で風幽霊をしばく狩り、
騎士団でHL狩りのソロが出来たんですけどねー。
今は人口密度0%のアマツ3Fで忍者をテレポ狩りしか、ソロはほんとそこでしか出来ません。

MEを撃つのはその辺をよく理解している仲間達との、プリをもう一人以上連れての
PTで監獄2or城or時計4に行ったときくらいでしょうか。
同行者によってはプリ一人でMEするときもあります。
キリグロマニピのおかげでたまに臨時もいけたりするのでまぁこんな型もありかな、と。
割と自己満足度は高いです。

ライル[♂STR-AGI>INTな一応4桁ヒールな殴りプリ80代]
モデルとなった本人の型はagi>str>dex>intだったかな…?
殴りっぽいけど1kヒールも出来るし、囲まれて多少放っておいても避けたり
自ヒールで生存してくれるので仲間としては便利なプリです。

トール[♂INT>AGI支援プリ90…?]
モデル本人は70代半ば引退だか封印だかしてしまい、その後agi支援さんに遭遇していないので
90代になったagi支援さんのことは解りませんが、317さんが仰る通り多少避けてくれるので
ペア狩りでも前衛の負担が少なかったです。

>>317
そんな訳でミースはvitに多少振ってswの無いプリなのです〜w
ME特化とは言いがたいですね、支援とも言い難い微妙な型です。
サフラ持ちプリと狩りしない限りMEしないんです…
ってライルもトールもサフラし忘れてる事に今気がつく_| ̄|○

>>319
書きながらなんで三人ともプリ…?と自分で疑問に思いました、しかしプリ専門ギルドではありません…
agi型ME!確かに面白そう(*´∀`)避けていたらキリエやSWの持続もよさそうですね〜

>>326
当初トールはあんなキャラではありませんでした、いつの間にやら鬼畜っぽいけど
情けない一面も出てしまい、キャラをもっとちゃんと作って書けばよかったなーと
後悔中…。ライルの出番もかなり削りました。

最初は戦闘シーンが書きたかっただけたったんですがいつのまにやらえろに…(汗
続きは只今構想中です〜。いつの日にか…
328名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/11(金) 01:12 ID:5FHFCYqE
電波を受信!?
小ネタをば…。
♀戦闘BSに押し倒された殴りプリ夫のやりとり。

「私は…私は仮にも聖職者の身だ!!」
「へーぇ。でも顔真っ赤にして言う台詞じゃないわよねぇ?」
「くっ…」
「第一あなたの感情はどうでもいいの。私が欲しいのよ♪」
「何を勝手なこと…うぁっ」
「ん…ちゅ…れろぉ…」
「ぅ…く…ぁあ…!」
「ん…む…ぷはっ」
「ぐ…やめ…ろ…!」
「そんな事言って。あなたのコレはこんなに元気よ?」
「くそ…」
「うふふ…かーわいい♪」
「ああ…もう…」
「やっと観念した?じゃあ続けるわよ」
「もう…勝手にしてくれ…」
「じゃあ勝手にするー♪」

だめだ、力尽きた=□○_
ちなみにキャライメージはこれら(´・ω・`)つ
プリ夫
csm:iv0h60o0b10c
♀BS
csf:qf0c11l040d10101

誰か続きを書いてくれないかな…(;´Д`)
329名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/11(金) 08:39 ID:lBywlP3Y
その電波、無断拝借させていただきます!

振り向いた自分は押し倒されていた。
彼女は楽しそうに私を見て、いきなりズボンを脱がし始めている。
一瞬パニックに陥って、すぐに叫んでいた。
「私は…私は仮にも聖職者の身だ!!」
「へーぇ。でも顔真っ赤にして言う台詞じゃないわよねぇ?」
じたばたともがきながら抵抗してみるものの完全にのしかかられているので思うように動かない
「くっ…」
そうこうしているうちに完全に脱がされ、彼女はうれしそうにモノを握る。
「第一あなたの感情はどうでもいいの。私が欲しいのよ♪」
「何を勝手なこと…うぁっ」
いきなり口に含まれ、声を失う。
「ん…ちゅ…れろぉ…」
「ぅ…く…ぁあ…!」
「ん…む…ぷはっ」
うれしそうに笑いながらぴちゃぴちゃとモノを頬張る。
「ぐ…やめ…ろ…!」
「そんな事言って。あなたのコレはこんなに元気よ?」
そういって頬張るのをやめると、ぎゅうっと握られる。
「くそ…」
体の反応は実に正直で、自分のアレは痛いくらいに張り詰めている
「うふふ…かーわいい♪」
そういってモノを手で上下にさする。
「ああ…もう…」
摩られる度にびくりと反応する体に言い訳ができない私は顔に手を当ててため息をついた。
「やっと観念した?じゃあ続けるわよ」
「もう…勝手にしてくれ…」
「じゃあ勝手にするー♪」
されるがままになった自分をうれしそうに見つめながら彼女はもう一度モノを頬張り始めた。

「くちゅ…ぴちゃ…んぅ…」
恍惚とした表情でひたすらなめ続ける彼女。
その舌の動きは確実にツボを付いてくる。
「んむぅ・・ちゅるる…ずずぅ…」
先のほうを舐めながら口をすぼめて吸い付く
「ふぁっ」
あまりの気持ちよさに思わず声を出してしまうと、彼女はくすくす笑いながらこちらを見て聞いてくる。
「そんなに声出しちゃうほど気持ちよかった?」
「・・・・・」
何もいわずにそっぽを向くと、彼女はさらに笑いながら上にのしかかってきた。
「私が気持ちよくなりたいのに貴方ばっかり気持ちいのはずるいよね〜♪」
そういって再びモノを握ると今度はそれを胸の間に押し当てた。
「くっ…」
やわらかい彼女の胸に沈み込んだ自分のモノがびくりとはねる。
「ふふ…、この、こすれる感覚がたまらないのよね〜」
胸でモノを押さえ込むように抱えるとそのまま上下に動かし始める彼女。
手で自分の乳房を揉みしだきながらうっとりとした表情を浮かべる。
「はぁ…ん…」
モノの先端に彼女の胸の先端が当たり、こりこりとした感覚が気持ちいい。
どうやらわざとしているようで左右の先端が交互に擦り付けられる。


こんなヘたれでよければ最後まで書かせていただきますが…
せっかくの萌え電波汚してごめんなさい。・゚・(ノ□`)・゚・。
330名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/11(金) 09:52 ID:BItZ7q/o
なんだかペノ様電波受信したけれどスキルが無くてSS書けないのでここに置いておきますね。

その1 つ 人気が無い沈没船でペノ様に勝ったはいいけど
       ふるえる卵を産み付けられてしまったwiz子さん

その2 つ 時計2で最後の1個の蝿を使ったらランダムワープの上に出て
       地下3(ペノ池)に出てしまったマジ子さん
331名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/11(金) 16:09 ID:KxrYciTA
ふるえる卵って、孵化しそうで蠢く卵って事か?
332名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/11(金) 16:42 ID:6ksTsw/Y
>>330
その1に1票

そのままペノ出産ですよ
ペノメナがペット化ですよ
毎晩触手プレイですよ
誰かがんばって♪
333328sage :2004/06/11(金) 16:53 ID:5FHFCYqE
>>329
ぬおお!?なんと続きがっ

(只今読んでいます)

(*´▽`)うわーすげーもへー
いえいえ全然へたれじゃないですよ旦那!
是非とも続きを書いてくださいオネガイシマス _| ̄|○
334名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/11(金) 22:28 ID:ZgMyniqI
>>330
リアル・グRO妄想スレみたいな展開はちょっと・・・・・・(´・ω・)
335名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/12(土) 01:48 ID:mb5UKbuQ
グロとエロの境界も難しいよね
あのスレは残虐行為主体でわかりやすいグロが主流だけど、
ふつうの触手エロスでも描写の仕方と読み手の属性によっては生理的嫌悪感を催しかねない。
この前のふたなり論争みたいなことになりそうな気もする。
336名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/12(土) 02:20 ID:8GIkcoiw
じゃあ、触手や孕みとかふたなりとか
嫌悪感を覚える人が居る事が予想できるジャンルのエロは
どこかエロokなろだに上げてそこへのリンクという形にしたらどうだろうか
337名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/12(土) 02:56 ID:pdVH3f7Q
というよりも題名とかに注意書きでもしとけばいいんじゃね?
338329sage :2004/06/12(土) 08:08 ID:iMmdk8MQ
許可をいただいたので早速続きを


「うふふ…乳首がぬるぬるになってきちゃった…」
そういって胸からモノを抜くと目の前で乳首をくりくりといじり始める。
目の前で行われる卑猥な行為に思わず目が釘付けになる。
「あら?仮にも聖職者の身なんじゃなかった?」
視線に気が付いたらしく意地悪く聞いてくる彼女。
「う……」
あわてて目線をそらそうとすると彼女は再びのしかかってきて胸を顔に押し当てた。
「ほらほら〜。見たいんでしょ?」
「わっぷ…」
むにむにとした感覚と少しべとついた感覚が顔中を支配する
鼻も口も押さえつけられて息ができなくなる…
「もがっ……はぁ……い、息が……」
何とか言葉を発するとあわてて彼女が離れる
「ご、ごめんね。気持ちよかったから…つい……あ。やだ、ついちゃった…」
そういって顔が近づくと頬の辺りをぺろりと舐められる。
「自分のが顔についてるなんて、聖職者としてありえないよね〜?」
そういいながらペロペロと猫のように顔を舐める彼女。
どうも私の最初の言葉がよほど気にいらなかったらしい。
私は彼女の舌から逃げるように横を向いてため息をついた。
「おまえなぁ…」
彼女はそんな私の顔を自分のほうへ向けるとうれしそうに抱きしめる。
「冗談よ。じょーだん。ね、入れていいよね?」
少し上目遣いに私を見る彼女
「………勝手にしろって言ったろ。」
私が照れ隠しも含めて投げやりな態度で言うと、彼女は私にまたがり再びモノを握った。

「じゃ、入れるね♪」
ぴと
入り口にモノが当てられる。
そこにたまっていた彼女の愛液がこぼれ、モノを伝う感触にぞくりとする。
「ふうぅ…んっ……」
ずぶずぶとゆっくりと自分のモノが彼女の中に沈んでいく。
「うぅ…う…」
私はその感触に耐え切れずうめくように喘ぐ。
「あは♪全部はいっちゃった♪」
しっかりと根元までくわえ込んだ結合部をうれしそうに見ながら彼女は腰を動かし始めた。
「はあんっ♪きもち…いいぃ…♪」
彼女はガクガクと腰を揺らしながら自分の胸をもみしだいている。
目に見える卑猥な彼女と、彼女の「中」の感覚に頭の奥がしびれ始めた。
「やぁ…もっとぉ……きもちぃのぉお……してぇ…」
そういって私にキスをしてくるとぴちゃぴちゃと舌を吸い始める。
ぞくぞくする感覚はどんどん肥大していき、思考が止まる…

ちゅうぅ…うぅ…ちゅるんっ
キスが終わったあと私は狂ったように彼女の胸を揉み始めた
「はぁんっ……そぉ…んっ…きもちいよぉ……」
彼女は私の肩に掴まりがくがくと腰を振り続ける
くちゅ、じゅっ、ぐちゅ、ぐしゅ…
結合部が卑猥な音を立てる
私は更なる快感を求めて胸を揉んでいた手を離し、腰を押さえ込む。
「あ…んふぅ……、おくにぃ…はいって…ああ……」
夢中になって腰を突きつけると、あわせるように彼女の腰が動き快感が増幅されてゆく
「う……ぐぅ…もう、イクぞ……?」
そう言ってさらにに激しく彼女を貫く。
「やぁ…だめぇ、わたしもっ…あっ……いくぅぅっ……」
ぐしゅっ、じゅぶっ、じゅぶ、じゅぶっ…
彼女を壊してしまうんじゃないかと思うほど激しく突き上げて
「うぅっ」
「ああああああああっ」
私が欲望を彼女の中にぶちまけると彼女の中はそれを吸い取るかのようにびくりと痙攣した。


「ふふ…気持ちよかったでしょ〜♪」
結局、最後は自分からしてしまった私に対して意地悪く彼女が聞いてきた
「……おまえがしたかったんだろ?だからしてやっただけだ。」
「や〜ん♪照れちゃって〜〜♪かっわいいんだからぁ♪」
そういって抱きついてくると彼女は私にキスをした。
んちゅ…ん、んん…ン…
舌を吸われなすがままになっていると彼女はまた私のモノを握りだす。
「ん…ねぇ……またしたくなっちゃった…」
もじもじしながら上目遣いに私を見上げて言いながら
しっかりと手はモノを硬くしてゆく…
「あ、あのなぁ…」
何とかモノを収めようと考えながら抗議のせりふを口にしようとすると
それをさえぎるように彼女が口を開く。
「勝手にしていいんだよね〜〜〜〜〜?♪」
「・・・・・・勝手にしろ…」
すっかり硬くなってしまったモノから目をそむけるようにそれだけ言うと
私はどさりと体を倒す。
「えへへ〜♪やったね〜♪」
彼女は喜んでまたモノを口に含んだ。
339329sage :2004/06/12(土) 08:13 ID:iMmdk8MQ
以上です。
きっとプリさんはBSさんにずっともとめられつd(ギャー

なにぶんエロssをはじめて書いたものですから
至らない所だらけだと思います。
容赦なく叱咤、罵倒をしてください。

328様やここを読んでる方にちょっとでも萌えてもらえたなら
いいなぁ…(つД`)
340名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/12(土) 10:24 ID:dtuJV9nA
萌えた(・∀・*)
そしてプリはいつしか生気がなくなr(ギャーー
341328sage :2004/06/12(土) 12:52 ID:u16U1ges
>>329
(*´Д`)…謙虚な329氏に萌えちゃだめですk(ゲフゲフ

いや、もう激しくGJですよ(*´Д`)b
照れ屋でぶっきらぼうなプリとそれを知ってて意地悪してくるBSってイメージですた。
プリはややInt寄りバランス殴りなもんだからBSには力が敵わないんです(*ノノ)

もういちど、激しくGJ(*´∀`)b
342名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/12(土) 14:09 ID:Dg57FBrQ
>328
おくればせながら・・・・・

>「へーぇ。でも顔真っ赤にして言う台詞じゃないわよねぇ?」
・・・・・アドレナリンラッシュ中?
343329sage :2004/06/12(土) 16:17 ID:iMmdk8MQ
>>342
オーバートラストなのでわ?

何とか皆様に気にいっていただけたようでほっとしました…(つД`)

ビクビク|ω・;)また電波ジャックしてもいいかなぁ?
ビクビク|ω・;)自分のデンパも乗っけていいよね?

|ミ <トリアエズ、ダレカニツカマエラレルマデ、ニゲテオコウ
344名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/12(土) 18:46 ID:RAqEoMpk
ニガサナイヨ(´∀`)つ|ω・;)
345328sage :2004/06/12(土) 23:44 ID:u16U1ges
>>342
その、プリが恥ずかしくて顔を真っ赤してると解釈していただければ(´・ω・`)
>>343
ニガサナイヨ(´∀`)つ|ω・;)⊂('∀`)アタボウヨ
34623sage :2004/06/13(日) 00:12 ID:L.BrAIE.
>>330様の電波1案2案、及び>>332様の案を文章化してみたら、こんなものが書き上がりました。
グロの苦手な人間が書いたものですので、そうキツくも無いかとは思いますが、一応ご注意を。
では投下させていただきます。触手ものですので、苦手な方はスルーをお願い致します。
347これも、ひとつの。sage :2004/06/13(日) 00:13 ID:L.BrAIE.
 自分が何処に転送されたのか気付いたときには、それはもう彼女の間近に迫っていた。

「あ……? っ、きゃあぁぁっ!」

 床を突き破って突然伸びてきた、毒々しい紅色の触手に打ち据えられ、魔術師の少女は壁にたたきつけられた。
 その攻撃の主は、へらへらと触手を揺らめかせながら、起きあがろうとする少女に躙り寄る。

 元々、少女は時計塔地上第二階層で狩りをしていた。が、蝿の羽を使った転移先が転送用円陣の真上であり、そのまま何処とも知れない場所に転送されてしまったのだ。
 そう、此処は時計塔地下第三階層。触手の主の名は、ヒドラの上位種とされる強力な魔物、ペノメナ。

「また、なの……?」

 以前、バイラン島で横湧きしたヒドラに絡まれた記憶が脳裏をよぎる。その後にされた行為の事も。今度は自分が横湧きする羽目に陥るとは思いもしなかった。
 折悪しく、蝿の羽は先程使ったものが最後。ペノメナの攻撃範囲に踏み込んでしまった以上、逃げられる可能性はほとんど無い。一撃で行動不能にはならなかったが、わずかに寿命が延びたにすぎない。
 半ば覚悟を決めてペノメナを見据える少女。が、当の魔物はそれ以上の攻撃をしてこない。

「と、いう事は……」

 しばしの間ののち、ペノメナはその触手を彼女の身体にまとわりつかせた。

「あぁ、やっぱりっ!」

 触手は、まず四肢に巻き付いて少女の抵抗を封じる。更に腰布に絡みついてめくり上げ、その下の下着の股布を横にずらして彼女の秘部を露出させた。

「きゃ……っ!」

 抵抗するだけ無駄と思わせるような力で、脚を開いた状態で固定された。そのまま、空いた触手がそのぬめりを塗り付ける様に少女の秘部を撫で廻す。

「んぁ……んっ、あ、ぅあん……」

 何本もの指、何枚もの舌に愛撫されるような感触に、少女の身体の奥からもかすかな愛液が溢れる。魔物に襲われているという状況にもかかわらずこの様な反応をしてしまうのは、過去に一度、同じ経験をしたからだろうか。生きて戻れさえすれば、そして対処が遅れさえしなければ大丈夫、という考えが、どこか彼女の危機感を薄れさせていた。
 しかし、それも魔物の胴体部分から伸びる、ひときわ異質な触手を見た瞬間に変わる。

「ぁ、ヒドラと、ぅん、違う……?」

 他の触手よりも二回りほど太く、先端に口が開いている。筒……いや、管であった。触手は愛撫を止めて彼女の秘裂を広げ、管の先端が膣口に触れる。そして、

「ひあぁぁぁっ!」

 一息に彼女の最奥まで潜り込んだ。
 そこまでであれば、少女自身も濡れていた事もあり、痛みも無い。むしろ、僅かに快感すらあった。しかし。

「ふぁ、や、やだっ、それ以上の奥なんて無いよぉ! ……い、あぅっ!」

 管は少女の子宮口を探り当て、それを押し広げて更に子宮内にまで入り込んだ。快楽とも痛みともつかない未知の感覚に、彼女は軽い恐慌を起こした。更にその管に起こった変化に、彼女は戦慄する。
 管の根本に丸い、握り拳をひとまわり小さくした様な膨らみがあった。それが、徐々に彼女の方に移動してくる。
 管の中を通って、何かが彼女の中に送り込まれようとしている。

「ひ……っ! た、卵? あんなに、大きな!? あ、や……」

 そして、その膨らみ……ペノメナの卵は、管を通して少女の膣を通り、子宮口をくぐり抜け、

「いやぁぁぁぁっ!!」

 子宮内に、産み落とされた。


 ずるり、と輸卵管が少女の膣から抜け落ち、ペノメナ本体の体内に戻った。少女は虚ろな瞳で宙をみつめ、

(こんな大きな卵、あの人は殺せるのかな……。殺せても、中に残っちゃうな……)

 そんな事をぼんやりと考えていた。しかし、それも長くは続かない。少女の子宮内で、ペノメナの卵が蠢きだしたのだ。

「ふあっ!?」

 卵の殻はちょうど蛙の卵のように軟らかいようで、中身……幼生の動きが少女の子宮に伝わる。彼女は身をよじるが、触手の拘束が解けていない今は、それ以上のことはできない。胎内で異物が蠢く異様な感覚を、彼女はなす術もなく享受させられた。

「あ、んっ、ふぁ、いやぁ……」

 やがて、胎内の感触が変わった。ぶよぶよした卵の感触から、複雑な形状をしたものに。

(卵から、出てきたんだ……)

 ぶよぶよしたものの感触が、無くなっていく。どうやら幼生の最初の養分として、卵の殻を摂取しているらしかった。
 あらかた殻を食べ終え、しばし少女の胎内で震えると、幼生は再び動き出した。外界へ、向かって。

「ぅあ、あぁっ!」

 内側から再び子宮口を押し広げられ、少女は声を上げた。ペノメナの触手は拘束している脚をさらに開かせ、先端は愛液の分泌量を増させようとしてか、執拗に秘部への愛撫を再開する。そうした外部からの補助を受け、幼生は彼女の中をゆっくりと蠢きながら、進んでゆく。

「はぁ、はぁ、ふ、あぁっ、やぁ、産まれちゃうっ! 私、ペノメナの子供、産んじゃうよぉ……! あっ、あ、あっ……」

 ひときわ激しくなる、触手の愛撫。幼生の動きも活発になり、力を振り絞るように膣口を広げる。痙攣を始める膣内の締め付けに抗うように幼生は蠢き、這いずり……

「あっ、あ、ああぁぁあぁぁぁっ!!」

 少女の絶頂を残して、ずるり、とようやく外界へ産まれ出たのだった。


「……で、そいつが、そのときの……?」
「はい。結局あのあと拘束が解けたから蝶の羽を使ったんですけど、この子もくっついて来ちゃって」

 プロンテラ大聖堂からほど近い、診療所。主であるプリーストと助手のアルケミストを前に、少女はその時の顛末を語っていた。その肩の上には、まだ成長しきっていないせいか薄い緋色の触手を持った、小さなペノメナが乗って、時折身を震わせていた。

「なんだか、懐かれちゃってるみたいです。私以外の人も襲おうとしないし。
 食べ物はお魚が良いみたいですね。おさしみなんて、喜んで食べてくれますよ♪」
「そう……なんですか」
「ええ。ただ、乾燥には弱いみたいです。ちょっと乾いてきちゃうと、その、ナカに入って来ようとしちゃうんですよ。
 だから連れ歩いての狩りはバイラン島が主ですね。
 それと、ふだんもナカの感じが好きみたいで、ほっとくとあそこに来ちゃうんです。
 ……おかげで、ひとりの夜も寂しくないんですけどね♪」
「……ほほう……」
「そういう訳で、怪我とかは無いんですけど、いちおう報告に来てみました。お役に、立てました?」

 肩の幼生を指先で撫でながら、朗らかに語る少女。その表情には、悲壮感の欠片も無い。
 むしろ話を聞いている方が呆然としている。

「あ、ああ。参考になる。とても、な」
「あは、良かった。それじゃ、何かあったらまた来ますね。それじゃ」


「……先生……」
「まあ、なんだ。害は無いようだし、ペノメナの生態の一部も判明したことだしな……」
「それは、そうですけど……」
「あれも、魔物と人の一つの共存の形なのかね。
 しかしまあ、あの子……強いと言うか、凄いな。まったく、凄い」

 そんなこんなで。

 肩に小さなペノメナを乗せたマジシャンの少女は、いまもバイラン島のどこかに籠もっている。
348名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/13(日) 03:35 ID:bevUtME2
>347
GJとしか言いようが無いだろうに。
オチで笑わしてもらいましたw
349名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/13(日) 10:55 ID:VyXU/O3Y
かなりレス遅いけど
>322様GJです(´∀`)=3ムッハー


騎士に萌えた、俺って変だろうか…|ω・`)
350長編アコ成長物語sage :2004/06/14(月) 02:01 ID:Oe/5H9NU
久々更新デス・・・。あと一話のみの伏線用の話です・・・ごめんなさいorz


私の名前はリム・ハイン。
昨日アコライトになったばかりの新人アコです!
転職したてでしかも武器もまた買い替えなきゃいけないので今日は露店を回っています!

ざわざわ・・・・・・・
ざわっ・・・ざわっ・・・・(違

「ふわ〜・・・凄い露店の数だなぁ・・・・」

プロンテラ十字通り。
ここは最も人の集まるプロンテラで、最もよく商業が織り成されるクロスロードと
呼ばれる商店街だ。
まさにRagnarokの中華街である(違
最も、大体は高額取引品の店ばかりで、リムのような初心者が来れる場所でないのだが・・・

「でも、前ここで見つけたんだもん!【初心者のための武具屋】ってお店!」

そう、リムは以前大聖堂に赴く時、このクロスロードを通った。
そこで目にしたのが、その【初心者のための武具屋】という露店であった。
ふと目にしただけで、閲覧することはなかったのだが、初心者である
リムにとって、これ以上の店はないだろうと自負していたのだ。

「うーん・・・あるかなぁ」

クロスロードの露店は多々すぎており、一つ一つの露店名を見るのも一苦労だ。
しかし、生来(自称)視力はいいという目をジッと凝らした。


「・・・・・・・あった!!!!」

そしてリムは、破格の値段のチェインを手に入れたのだった。


「るんるんるんるんるんるんる〜〜〜〜ん♪」

リムは買いたてのチェインを胸に抱き、プロンテラ南をスキップしていった。
満面の笑みで、頬をうっすら興奮気味に染め、西へと向かっていった。
相も変わらずといおうか、天真爛漫といおうか・・・。

「さぁ、バッタ狩るぞーーー!!!」

おー!と拳を振り上げ、リムは意気揚々としながら、バッタ平原に向かっていった。
・・・・と、そこへ、一人のシーフが・・・・。

シ「・・・・うほっ、いいアコたん・・。 尾 け な い か ? 」

ということで、そのシーフは、リムの後姿を追っていった・・・・・。

続く


次回はとりあえず今週中にはお届けします、ゴメンナサイorzゴメンナサイ
351名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/14(月) 04:52 ID:Pp5R1Ujo
>>347
GJ!いいよいいよ〜
バイラン島に逝って来ます(`・ω・´)ゞ

>>350
続き期待sage
長編アコ成長物語の投下のされかたっつーか進み方っつーか・・・昔の萌えスレ思い出して和んだのは俺だけでいい
352名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/14(月) 20:51 ID:9xK6FDgc
>>351
俺も仲間に入れてくれよ〜( ´∀`)ノ
353名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/14(月) 21:40 ID:3n0fgw0A
( ´∀`)人(´∀`)俺を置いてくなんてみずくさいぜ〜
354名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/15(火) 00:45 ID:0.UkZo4U
子ペノ( ´∀`)b
_no<モエルトコロガチガウダロ
355354sage :2004/06/15(火) 00:47 ID:0.UkZo4U
OKアンカー忘れた>>347
んじゃ逝ってくる

    ○
   .∵ ● ノ
   ':. | ̄
_| ̄|  / >
356pri・wiz物語?sage :2004/06/15(火) 16:20 ID:NPqtmKIc
「んっ・・・あぁ・・・っ」
思わず声が出る自分にかぁっと顔が紅潮していくのを感じた。
「何声出してんだ?聞こえるぞ?」
溜まり場から少し離れた木陰で仲間に聞こえないように彼が耳元で意地悪く声をかける。
オペラ仮面をつけたまま無表情に仲間の話しに加わるように頷いたり驚いたりしつつ
マントの裏から手を入れ、ウィザードの衣装を知り尽くしたように太ももの間に回りに気づかれず触れてくる。

「あれー?リスティさん寝ちゃった?」
余りにも返答のない私に仲間が心配そうに声をかける
「いや、狩りについて俺と話中」
私の後ろにそっと寄り添うようにして座り、なんともないという顔で彼は仲間に伝える。
「そっかー」
仲間の誰もが疑わないくらい彼は無表情に淡々と仲間と話しをしながら指で私を犯しては
小声で私を苛めるのがすきなようだ。
「皆がいるのにリスティはこんなに濡れるんだな・・・」
くすっと笑うと彼は下着の上からわざと愛液を下着にしめるように指で割れ目を際立たせる。
「・・・も、だめ・・・」
荒い息を悟られないように体をしゃんっとさせ、彼をちらりと見ると彼はため息をついて
「ちと狩りいってくるわ」
仲間に声をかける。
「おー、さすがジェイさんとリスティさんだなぁ。がんばるなー」
仲間から見た私たちはギルド仲間の中では狩りに夢中な相方だった。
「いってきます・・・」
仲間の顔をしっかり見れないまま私は席を立つ。
「あ、リスティ?」
少し優しい声が呼び止める。振り向いた先にいたのは少し前までの私の相方の聖職者だった。
「いけば?」
戸惑っていた私にオペラ仮面で無表情のまま冷たい言葉でジェイは座ったまま私を見上げた。
「・・・ん」
火照ったままの体と顔を昔の相方に見られたくないような気持ちをふっきるように首を縦にふり
彼に手ですまないと合図をするし、昔の相方の元へ走り寄る。
「これ・・・」
昔の相方から渡されたのは真新しい骸骨の杖だった。
きょとんとしている私に昔の相方は苦笑いしながら
「城いくんでしょ?リスティさんデクストローススタッフじゃレイド殴っちゃうからね」
昔の相方のよいところはこういうところだ。
何気ない冗談で私のミスをなくすようにしてくれる。
「持ってるのに・・・」
照れ笑いをする私に元相方は困ったように
「今、僕にできるのはこれしかないからね。がんばって」
効率をある程度求めたときに彼とは無茶もいっぱいした、ただ狩りを真剣にやるには二人はまだ若かった。
いつの頃からかミスを互いの責任にし、仲間としてもギクシャクするようになり自然と相方を解消していた。
「・・・ありがと」
笑って受け取ることしかできない私を遠くから冷たい視線を背中に感じて振り返ると
ワープポータル
有無も言わさず出されるジェイのポタに後ろ髪を引かれるように乗り込んだ。
357pri・wiz物語?2psage :2004/06/15(火) 16:21 ID:NPqtmKIc
冷たい雪が顔にかかりここはルティエと気づく。
速度増加!
私に無言で速度増加を掛け先を歩くジェイに早足でついていく。
ジェイの背中が何かを言いたいことにその時はまだ気づいていなかった。
少し町外れの小屋に入り無言で椅子に座ると魔法をかけるように私を手招く。
しゅるり・・・
椅子に腰掛けた彼の前に立ち、私は彼にマントを脱がされる。
「雪に当てられて静まったか?」
呆然と立ち尽くす私にオペラ仮面の向こうから冷たく瞳を投げかけため息をつく。
「あいつか・・・」
ジェイの言葉にギクリとしたのを悟られたのだろう、ジェイは無言で服を荒々しく開くと
強く抱きしめた。
ちゅぅ・・・
半分露になった胸にオペラの冷たい感触とジェイの唇の熱さが伝わってくる。
「んっ、ぁ・・・」
背中にぞくりと感じる感覚に思わず頭を抱き抱えてしまう。
「この傷は・・・あいつが支援を怠ったからできたんだろ?」
唇を離し人差し指で唇のあった箇所をなぞる、そこには鰐に襲われたときに出来た古傷が残っていた。
ふんっと鼻をならすと下から胸を押し上げるように荒々しく握り服から出きれてない肌を唇で
甘噛みしながら興奮を呼び覚ますように誘おうとする。
「んっ・・・んっ・・・」
わざと乳首に触れないその愛撫に私は我慢することができないように身を摺り寄せるように
ジェイの顔に胸を当てる。
「ふ・・・掌に何を押し付けたいんだ?この硬くなった乳首か?」
意地悪く笑うと冷静な声でわざと実況中継をするジェイに、私は頭でものを考えることができずにジェイに
貪りつくように唇を押し付ける。
「んっ・・・ちゅぅ・・・ちゅるっ」
冷静な顔のジェイに自分を押し付けるようなキスをし、彼の黒衣の前かがみから手を滑り込ませ素肌を求める。
冷酷そのものな口調とは裏腹に、その素肌はきめ細かく、暖かでいつも私の全身を吸い付かせるようにのめりこませる。
358pri・wiz物語?3psage :2004/06/15(火) 16:22 ID:NPqtmKIc
「ん・・・っ、んんっ・・・」
口腔を舌でかき回し淫らに求め始める私にジェイは眉ひとつ動かさず冷静な目で私を見つめて、指ひとつ動かさないようにして煽りだす。
椅子に座ったままのジェイを自分の欲望で法衣を脱がさせ、露になった素肌を貪るように唇で隅々愛撫するいやらしい私の肩を掴むと
ジェイはズボンのチャックを下ろして男性器を出し、そのまま私の肩と頭を掴んでぐいっとそこへと導く。
威きり立ったジェイの男性器は先から透明な液を出して艶やかに光っているようにみえる。
「なに見とれてるんだ・・・?」
ジェイの言葉にはっと我に戻るくらい、見とれてしまっていたんだろうか・・・彼はそんな私を見て嫌味な笑いをする。
「欲しいんだろ・・・?」
そういって手に力を込め、私の顔に近づける。
「んぁむ・・・っ・・・」
両手で支え、先端の笠を唇で覆うと彼の体がふるっと震えるのが伝わってくる。
狩りのとき、どんなMOB BOSSに会おうとも、彼の冷静さは失われることも、表情すら崩れることもない。
でも、この時だけは震える・・・その一面がまた私に火をつける。
「ちゅっ・・・ちゅぱっ・・・んぁむ・・・んっ」
彼の分身を少し強めに甘噛みするように舐めあげつつ、彼を見上げると、彼は整った口元をきゅっと結んで
私の顔を荒がる息を整えながら見ている。
「・・・っ、リスティ・・・っ、えろいな・・・」
そういって笑う彼の照れた姿が私には堪らなかった。大好きだった。
「く、ちゅっ・・・」
前のめりになった彼の腕が私のお尻を滑り秘部へとあてがわれる。
「んぁぁっ・・・!!」
思わず声をあげて口を離す私に彼が笑いながら声をかけた。
「口が離れたぞ・・・?指をあてがっただけでか?」
クスクスと笑いながら指をあてがうだけではなく、下着の中に無理やりねじ込み、割れ目を愛液を掻き出すように指で掬いながら
上下に塗りたくるように動かしながら時折入り口で指を止め
「くちっ・・・くちゅっ・・・」
音をわざと立てて、入れるか入れないかというところで指で突付く。
「あっ・・・あぁぁんっ・・・やぁっ・・・んぁっ・・・」
彼のモノを握り締めたままがくがくと震える私を楽しそうに意地悪な顔で見つめる彼に、私はなすすべもなく
彼の指に腰を押し付けいれてほしそうなポーズを無意識にしてしまう。
「はっ・・・腰をそんなに押し付けて、そんなに入れてほしいのか」
そんな彼の中傷にも似た言葉を聞いて恥ずかしさが溢れても、もう体は止めることができず
腰を指に押し付け音を立てながら、押し入れようと必死な私。
「入れてぇ・・・おねがっ・・・」
彼の男性器を口にねじ込み、指で中をかき回して欲しいことを態度で示そうと貪る私の行為を
彼は鼻で息を整えながら指を奥に入れないように入り口だけで出し入れをする。
「もっと入れてほしいのっ・・・んっ・・・ちゅぱっ」
男性器を口で喉の奥まで咥え込み舌で裏筋を支えるようにして上下に体を使って出し入れし激しさを求めるが
彼の指はそれ以上入ってくることはない。
「ど・・・どぉして・・・?」
泣き出しそうな私の顔を彼は冷静なままで見つめて、指を秘部からゆっくりと引き出すと
愛液まみれになった人差し指と中指で糸をつむぐように絡ませながら私に見せると
「あいつでも、こんなになるのか?」
「お前は狩りの相手に求められたら簡単にするんだろうな」
彼がなにをいっているのか理解できず、ぼぉっとしていると彼は憎しみにも似た顔になり
私をぐいっと抱きかかえると下着を破るように剥ぎ取り、私を半ば強引に椅子の上に座る彼の腰の上にまたがらせ
腰を支え場所を確かめることもせず一気に下へと力任せに落としいれる。
「じゅぷぷ・・・っ!!」
襞をも巻き込んでねじ込まれた男性器に私は全身に痛みが走り仰け反った。
「やぁぁぁっ・・・!!」
涙がぽろりとこぼれ、ひくひくっと体が震えると、彼は口元を歪ませて笑うと、腰を両手で支えたまま
上下に腰を激しく突き上げはじめる。
「んっ、やぁっ・・・まって!!だ、だめっ・・・」
痛みが抜けきれず涙が止まらない私の言葉を届かせようと彼の背中を叩くと彼は鼻で笑ったまま
私の痛がる姿を楽しそうに見ている。
「痛いのか・・・こんな音させてるのにな・・・」
腰にあてた片手をはずすと彼は結合部分の上にある小さな蕾をつまみあげる
「あぁぁぁっ・・・・!!!!」
硬く膨れ上がった蕾を不意に摘まれ頭が真っ白になりそうになると、彼が言葉を続ける
「あいつは支援は下手らしいが、こういうことはうまかったのか?」
蕾を包む包皮を剥くように、くりっと親指でなで上げるようにし、そのまま剥き出された蕾の芯を
親指の腹で小さく上下に震わせていく
「ぁっ・・・あぁっ・・・、そんなっ・・・」
襞までも巻き込んで窮屈な中で蠢く彼の分身は私の声にあわせるように内壁を擦り上げたり
捻ったりしては、中から溢れる愛液を楽しそうに音を立てて揺さぶる。
「んぁぁっ・・・、んっ・・・」
目をきゅっと瞑って彼にしがみ付き、遠のく意識を必死でつなぎとめるようにする私に彼は遠くから
見下すようにして私を攻めつづける。
「・・・あいつとどっちがいいんだ?」
下から腰を思いっきり突き上げると彼は耳元でつぶやいた。
奥を突付かれ絶頂を迎えそうな、そんなときに聞かされた彼の嫉妬に胸がきゅうっと締め付けられ
彼自身を包むように内部も締め付けた。
「んぁっ・・・」
普段聞くことが余りない彼の吐息にも似た喘ぎ声・・・。
冷静な低く心地よいその声は、この時だけは1オクターブ高く擦れている。
とても官能的なその声とその表情に、たまらなくなり、私は自然と腰を動かしてしまう。
「くちゅ・・・ぐちゅっ・・・」
我を忘れて、獣のように彼を求め、快楽を求め腰を振り続ける私に彼もまた煽られたのか
「・・・っ、リスティッ・・・」
背中をきつく抱きしめられ言葉をこれ以上出さないようにするかの如く、ジェイの唇が私の興奮しきって
張り裂けそうなくらい硬くなった乳首に吸い付く
「あぁぁぁっ・・・!!!いやぁっ」
首を思わず左右に大きくふって、絶頂を迎えそうになる私を彼は乳首を軽く歯で挟んだまま首を縦に振り
イっても良いというようにし、舌先でちろちろっと小刻みに乳首を攻め立て快感を突き立てる。
「いやぁぁぁぁ・・・・っ」
足、腰すべてが我慢し切れないように痙攣し、膣内部の最奥部で彼のモノが潰れてしまうほどに
体重をかけて押し当てて腰を捻り絶頂を求めると彼にもそれが伝わったのか
彼も苦痛に似た表情を浮かべながらも、腰を捻り突き上げる。
「やっ・・・やぁぁぁぁっ・・・!!!!」
腰、足、腹が大きくびくびくびくんっと波打ちすると頭が真っ白になり私は果てた。
359pri・wiz物語?4psage :2004/06/15(火) 16:25 ID:NPqtmKIc
「ん・・・んっ・・・んんっ・・・」
膣内部が痙攣するのを遠のきそうな意識の中で感じると彼の声が耳に届く
「んっ・・・はっ・・・、俺もっ・・・」
体が折れそうな程、抱きしめられると彼の腰がびくびくっと打ち付けられ、背中がふるふるっと
振るえ、内部で熱く勢いのあるものを受け止めた。
「はぁ・・・はぁっ・・・」
肩で息を整え体を密着させたまま、彼がくてっとしたままの私の頭を優しく撫でる。
「随分・・・今日はえろいんだな・・・」
にやりと笑う彼に、私はかぁっと顔を赤くさせ、何も言えずに彼の肩に顔を埋めてキスをする。
「やきもち、嬉しかったよ・・・?」
聞こえるか聞こえないか位の声で彼に反撃を試みた。
「んっ・・・!」
腰をぐいっとまた突き上げられ、イったばかりの私の内部と体は悲鳴をあげる
「あぁぁんっ・・・!!」
くてんっとまた彼になだれ込む私を満足そうに彼は見つめると、ゆっくりと体を労わるように離して
服を整えてくれる。
旧に優しい部分が見え隠れするのが、彼を求めてしまう部分なんだろうか・・・。
「で・・・?骸骨の杖もらったんだっけ? 狩りいくかね?」
身支度をしながら、いつもの冷淡な声で私に問いかける。
「・・・」
ふてくされたように、余韻に浸っていたい私を知っているのに・・・意地悪だ・・・。
「そういえば・・・、俺骸骨売ったんだよな・・・」
背中を向けて服を整える彼がぼそりとつぶやく・・・。
「それ貸せよ。俺INTたらんしな」
まったく素直じゃない彼らしいやきもちが見えただけでも今日は嬉しい。
私は何もいわずに元相方からもらった杖を彼に手渡した。

END

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・余談?
ハジメマシテー・・・煩悩丸出しで書いてみましたー・・・。
初めての小説?なので・・・拙さが・・・ふぇふふぇふ
pri様スキーな方が少しでも、萌えていただけたら・・・と(;´Д`)
360名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/15(火) 19:03 ID:UeJbIuzU
萌えました。フォォォォォォーー
こういう、プリ様ラヴですよー。
相方に欲しいーっ


……でも自分も支援プリだから、意味ねえ_| ̄|○|||
361名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/15(火) 23:55 ID:ahbPeXIg
うちの子、リスティって名前だからちょっとびっくりしちゃったじゃないですかーっっ
ハ、もしやもしや・・・(何

いや、でもGJですよーこれからもがんばってくださいーっ
362長編アコ成長物語sage :2004/06/17(木) 00:47 ID:UCKI9TQ.
>>351
昔の萌えスレでつか!?
わかりませんっ!orz


「やってきましたソグラド砂漠〜」

プロンテラより南へ数十メートル進んだ先には、リムの言うその名の砂漠高原が
待ち構えている。
基本的にプロンテラが真ん中だとするから、南へ行けば行くほど乾燥した地域
に近くなるということで、ここは砂漠だ。
このソグラド砂漠は出現する魔物は大して振るわず、転職したばかりの冒険者の
肩慣らしにピッタリの狩場なのだ。
群生意識の強いコンドル、幼デザートウルフ、幼い頃のペコペコであるピッキ・・・等。
いづれも低級モンスターの部類に準ずるレベルだ。

「とにかく買ってみたチェインを早く試そう〜っと、ふふふ」

リムは買ったばかりの新品のチェインを持って、なんかよくわからない
ポーズをして、構えてみたりした。


「うほっ、いい格好、格好いい・・・アコたん・・・・///」


そしてリムを先ほどから追尾しているのは、笠を被った逆毛のシーフ。
♀アコならなんでも追いかける、まさに男、いや、漢の中の漢。
とはいうものの、リムのあの無垢すぎる情熱を目の当たりにしてしまえば、
彼でなくとも興味は湧くに違いない・・・・多分。

「何叩くんだろう・・・、あぁ、彼女になら叩かれてもいいかもっ!!!」

と、身をよじらせて砂漠をバンバンはたく。
・・・なんだかなぁ・・・。


「あ、ピッキ発見!」

目の前に数匹のピッキが列を成してちょこちょこと飛び跳ねているのが見える。
リムは待ってましたとばかりにチェインを両腕で振り上げ・・・・

バコン!

と思い切り叩いた。
『・・・・・くきぃぃぃいい』
ピッキの目が赤くなっていった。
そして、小さいそのくちばしで、リムを突付き出した。

「きゃ!」

咄嗟にリムはガードを持ってきて、なんとか攻撃を受け流した。
そして一発流し、その後のピッキの隙を狙い、もう一度

バコン!

と叩いた。
途端にピッキは、
『ぴきききぃぃ・・・・』
と哀れな鳴き声を出し、崩れ落ちた。
こういう何かを犠牲に自らを鍛え上げるというのは、その魔物が可愛ければ
可愛いほど、心にズキンと痛みを感じてしまう、要するに
魔物に対して僅かばかりに哀れを感じてしまう冒険者も少なくないのだ。
リムもまさにそうだった。

(ごめんね、ピッキちゃん、でも、私もっと強くなって・・・お兄ちゃんを出迎えて
あげたいの・・・)

胸をギュッと押さえ、リムはチェインを持ち、また歩き出した。

「・・・・とはいえ、やっぱりチェインは違うなぁ・・・」

白銀に輝くチェインを太陽に当ててみる。
光が反射してリムの眉を刺し、リムは目を細めた。

「・・・・・そうだ、チェインもあるんだし、もうちょっと奥に行ってみようかな」

リムはニカッと笑って言うと、更に南へ進んでいった。


「あ、あのアコたんペコ森に行くのか・・・・・よっしゃ、追うぜ!」

そして逆毛シーフも、気づかれないよう同行した・・・。
363長編アコ成長物語sage :2004/06/17(木) 01:03 ID:UCKI9TQ.
ペコの森。
読んだとおりで説明なんぞ必要なさそうだが、あえて書き添えておく。
ここは砂漠地帯での数少ないオアシスが在る地域で、所々森も生い茂っている。
ペコペコ達はそこに定住し、ペコペコの楽園と化し、
いつしかそこはペコの森と呼ばれるようになったという・・・。

という森に、リムはやってきた。
途中、コンドルとピッキを数匹倒していて、少し疲労気味ではあった。

「はふぅ〜〜〜〜・・・ちかれたー」

森の影にペタンと座り込む。
額に浮かぶ水玉をグローブで拭った。
そよそよと吹く柔らかい風が、火照った身体を優しく包み込む。

「はわ〜〜〜〜、気持ちいいなぁ・・・・」

顔をだらしなくポヤン・・・と脱力させる。
手足もやっぱり、だらしなく伸ばしきって、眠るような格好になった。


「うほっ・・・・いい無防備・・・・・ 姦 れ ち ゃ う な 」

その頃逆毛シーフはちょっとヤヴァイ妄想をしていた。
とはいえ、彼も必要最低限の人徳くらいはあるだろうから、
さすがにそういう行為はしないだろう・・・・多分。

「あぁ・・・可愛いなぁ・・・・アコたん・・・・(*´Д`)ハァハァ」

手は自然と自らの下半身に伸び・・・
足は自然とリムの方へ近づいていった。


と、

「・・・・・・・あ!」

リムはいきなり飛び起きた。

(・・・・やべ!ハイディング!!!)

ばれないように、シーフは急いでハイドをした。

(・・・・な、なんなんだ・・・??)

決して居心地の良くない砂丘に身体を潜らせたシーフは・・訝しげにリムを
(どうやってかは知らないが)見ていた。

「ペコペコだ・・・・・、・・まぁ、いても当たり前・・・か」

リムの見る視線の先に、一匹のペコペコが湖の湖水を飲んでいた。
初めて見るペコペコは、結構大きく、太い足や鋭い嘴で、そこいらのモンスターよりも
格上に見えた。

くぁ・・・くぁ・・・・と鳴くペコペコを見て、リムはいつしか自然と
チェインを力強く握り締めていたた。

「一匹なら・・・・大丈夫だよね」

そう自分に言い聞かせ、ペコペコに近寄っていった・・・。
364長編アコ成長物語sage :2004/06/17(木) 01:25 ID:UCKI9TQ.
「・・・・・せ〜〜〜のっ」

リムはありったけの力を込め、ペコペコの身体にチェインを振り下ろした!

バギィン

『くぅぁぁぁっぁああああーーーーー!!!!!!』

ペコペコは甲高い声で鳴くと、素早くリムの方を向き、
鼻息荒く、嘴を突き出した。

(・・・・速い!)

ガードを出すタイミングが遅れた。
嘴はリムの肩をかすめた。

「・・・・・痛っ!」

肩に何かが滲むのがわかった。
ペコペコは尚も嘴を素早くリムに向けて突いていった。
ガードを構える。

がつっ・・・・!

「・・・・ぅくっ!」

ジィィインとした衝撃が腕を襲う。
ペコペコの攻撃は止まらない。

がつ・・・ずぐぅっ・・・がきぃいっ

(ダメだ、防御してちゃ勝てない・・・・当てなきゃ!)

リムはガードを投げ出すと、チェインを両手に持ち、振り上げた。

「えい!!」

がきっ・・・・

しかしそれは、ペコペコの硬い嘴によって塞がれてしまった。
ペコペコは受け止めたチェインを弾いた。

「きゃっ!」

リムは堪らず尻もちをついてしまった。
ペコペコはそれを狙い、嘴を何度もリムに打ち据えていった。

「きゃあぁぁぁあ!」

チェインで防御しようとするも、嘴はリムの腕、足、腰を的確に突いていた。
服は少しずつ破けていき、所々赤い傷が出来ていった。

と、ペコペコは一旦攻撃を止めると、

『くぇっぇええええええええ!!!!』

と、ウルフの遠吠えのような雄たけびを上げた。
すると、四方から3匹のペコペコが駆け寄ってきて、リムに向かって進んでいった。

「きゃーーーー!!!!!」

リムは涙を浮かべ、恐怖に慄いていった・・・。


「っは!呑気に見てる場合じゃねぇ!」

シーフはハイディングを解き、急いでリムの元へ走っていった。

「・・・・・・・な!3匹いる・・・・・ってことは・・・
やばい!アレがでる!!!!」

アレ、とは・・・。
ペコペコはコンドル等と同じように、群集して生きる魔物だ。
故に、常に複数によって、身を守ったり、生活を支えあっていたりする。
その身を守る方法の中で、3匹同時に嘴の乱撃を放つ、恐ろしい秘技がある。

その名も・・・・


 ジ ェ ッ ト ペ コ ス ト リ ー ム ア タ ッ ク

『くぇぇぇええええええええーーーーー!!!!!』

ペコは3匹同時に、リムの身体を凄まじい勢いで突付き始めた。

ずばばばばばばっばっば!!!!!

「いやーーーーーーー!!!!」

己の身を切り刻まれている、という恐怖から、リムは恐ろしすぎて、痛々しい悲鳴を上げた。
・・・・ところが。
リムは倒れなかった。
いや、ジェットペk(以下略)によっては、傷一つできなかったのだ。
では、一体どうしたというのだろうか?

・・・・ハラリ

リムの修道服が、下着が、リムの身を包んでいる全ての衣服が、綺麗に砂漠にスルンと落ちた。


「( д)・∵.」
シーフはその全裸になったリムの姿をまじまじと見てしまい、鼻腔から盛大に
赤い液を噴射させ、倒れてしまった。

「・・・きゃああ!!!」

リムは慌てて服を拾い上げようとした。
しかし・・・・
本当の陵辱は、ここからだった・・・。
365長編アコ成長物語sage :2004/06/17(木) 01:56 ID:UCKI9TQ.
ペコペコは口を大きく開けると、そこから長い舌を出した。
長い舌×3は、瞬く間にリムの瑞々しい裸体を舐め尽して行った・・・。

れろ・・・・ぺちゃぺちゃ・・・・

「はぅぅ・・・・・んはっ・・・」

まだ膨らみきっていない乳房を、ざらついた舌でレロレロと舐められる。
もう一匹のペコは、リムの顔と腰を中心に舐めていった。

「・・・ぁくぅぅうっ・・・・・だめぇ・・・っ」

リムの瞳からポロポロと涙が零れ落ちる。
魔物に身体を舐められるという恥辱が、リムの自我を破壊しつくしそうだった。

身体中がペコペコの唾液まみれになりつつも、未だに陵辱は終わらない。
ペコペコの一匹は、リムのぷっくりと熟れた乳首をはむっと噛み始めた。

「・・・きゃぅううっ!!!!」

リムは身体をくの字に反射するようにして折り曲げた。
脊髄がピリピリと痺れていくのがわかる。

「ぁ・・・ひぃい・・・だめ・・・ぁあん!」

白い喉を仰け反らして、リムは甲高い声で鳴く。
更にもう一方のペコが、リムのまだ茂っていない秘所に、舌を入れた。

「きゃううううううううううう!!!!」

足が自然とMの字に曲がる。
身体全体に電撃が走ったような感覚。
リムの目は朦朧とし、口からは唾液が、秘所からは愛液がとめどめなく滴る。

「はぁ・・・・ひぃあ・・・・んふぅあ・・・・」

もはやそこにいるのは、欲に溺れている一匹の牝であった。
鼻息をふんふん熱くと鳴らし、腰をゆるゆると揺らす。
そうやって、雄の欲情を求める、一匹の牝物・・・・・・


「っは!鼻血なんか出してる場合じゃねぇ!」
似たようなセリフを言い、鼻に丸めた紙を突っ込んだシーフが、
ペコペコに急いで走った。

「てめぇぇら!俺のアコたんに何してやがるーーー!!!!」

何やら引っかかる言い様だが、あえて気にしないでおく。
シーフはダマスカスを思い切りペコペコに喉に突き立てた。
ぶしゅーーーーーーーーーと赤くはない血が吹き出すと、一匹のペコペコは絶命した。

「次ぃ!」

シーフは身を羽のように翻し、ペコペコの背後に回ると、ダマスカスの柄を思い切り
ペコペコの背骨に打ち付けた。

がんっ!!!!

『くぇえええええーーーー!!!?』

身体を折り曲げるようにしてペコペコが身体を舞い上がらせると、シーフは
厚い剣身でペコペコの頭を叩いた。

ばぎん!

ペコペコはぶくぶくと泡を吹くと、倒れた。

「ラストぉ!」

シーフは向かってくるペコペコに向かって、同じように立ち向かっていき、
ペコペコの腹に思い切り刃を突き刺した。
それと同時に、ペコペコの嘴がシーフの頬をほんのわずか裂いた。
赤い鮮血がぴゅっと飛び散る。
シーフが刃を抜くと、ペコペコは身体をぶるぶる震わせて、身体を紫色に
染め、死んだ。

「シーフギルド直伝にインベナムを、なめるなよ!」

びしっと息絶えたペコペコに指を差し、呆然と座っていたリムの方を向い・・・・
いや、すぐ目を背けた。

「・・・・・あ・・・・・・っきゃ!」

リムはようやく我に戻ると、自らの肢体を目の当たりにし、身体をばっと抱きしめた。
すると、ふわっと大きめのマントがリムの身体に落とされた。
目の前には、顔の見えない逆毛のシーフ・・・。

「大聖堂行けば・・・替えの服もらえっから・・・じゃな!」

シーフは振り向かずに、ハエの羽を投げた。
ヒュウン、とシーフの姿が消えた。

リムは、ぽかんとしていたが、そのマントの温もりを、肌でしばらく感じていた。


続く


はい、出来損ないの陵辱ネタですorz
今回のは好き嫌いに分かれそうな話です(ごめんなさいっ!
結構いたぶっちゃったけど・・・イイノカナ(・ω・`;
ていうかこの後どうやって次に繋げようか・・・
電波受付中です~~ユン(´∀`)ユン~~
366盗作wsage :2004/06/17(木) 15:18 ID:tti.IjwI
♀BSスレ読んでて電波受信……アンテナは勃っちゃった肉棒でし(ry

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 週に一度のGv時間。俺にとっても戦いの時間の到来だ。皆が狙うは冷たく輝くエンペリ
ウム、俺が狙うはそれとは正反対の……。
 エンペリウム破壊のアナウンスが入るや、次のチャンスを目指して冒険者たちがどっと
砦の入り口に押し寄せる。一度に通れる人数は限られてるのは判ってるのに、馬鹿な奴
らだ。
 オーバーフローを起こした進入口は、処理が可能になるまで侵入者を拒む。すこしでも
門に近づきたい、と、さらに押し寄せる人の波。
 くくく、馬鹿な奴ら。 おかげで今日も狩りができるってものさ……。

 混雑の中、ぼんやりと私の身体を包むキリエの光が、強さを取り戻した。
 ちょっと離れたところで親指をたてて笑う、ギルメンの丸帽プリーストの男の子。私もそ
れに、親指を立てて返す。
 混雑がはじまってから、彼がキリエをかけ直すこと、三回目。
 苦労かけさせちゃってるなー、後で青ジェムでもおごってあげよっかな、とかなんとか
胸中でつぶやいてみた、そのとき。
「ひゃん?!」
 思わず、声、出ちゃった。
 ペコペコの鞍の上に投げ出した私の脚、……触られた?
「?」って表情でこっちを見るギルメンのプリ。
 気のせいよね、と彼に手を振ろうとしたとき、……。
「……んぅ?!」
 私の身体が、ペコの上で、跳ねた。
367盗作w 2sage :2004/06/17(木) 15:19 ID:tti.IjwI
 なるほど、ギルメンの目がある、ってんだな。
 そいつぁ絶好のターゲット、心ゆくまで鳴いてもらいましょ、と。
 そう口ずさんで、俺は掌を彼女の太股に這わせた。
「っ……、」
 ペコの手綱を握ってた手の一方が、俺の手をおさえようと降りてくる。
 上体がわずかに屈んだ瞬間を狙って、俺は彼女の鎧の隙間に手を伸ばした。

「!」
 う、うそ……あんな一瞬の間に、鎧の隙間に、手、入れられてる……っ。
 お腹の上を、おへそのまわりを、そろそろと撫でてくる、なんて。
 脚の上の手をのけようとした腕が、次の瞬間、ぐいと下に引かれる。
 ペコの背にうつぶせにさせられた格好の私、その私の鎧の下の手が……上に、伸びてきた。

「や、やめてく……ぁっ」
 小声で女が言いかけたセリフが、不自然に止まる。
 なめらかな肌の上をすべる俺の手、その手が女の胸の上の、あたたかな突起に触れたのと、
まったく同時だ。
 悪戯心半分に、指の腹で突起をゆるやかにこね回してみる。
「……ゃ、ぁ、……んっ、くぅ」
 ペコの背に埋めかけた顔に朱が差すのがわかる、そしてかすかな声と、それに合わせるか
のように震える肩も。
 掌を開いてやわらかな乳房をかるく握ると、「ぁ……」と女が声を漏らす。
 手のひらの中心に存在をつたえてくる乳首の感覚、勃ってきたようだな……。
368盗作w 3sage :2004/06/17(木) 15:19 ID:tti.IjwI
 や、やだ、こんな……みんなの見てる前で。
 私、鎧の下で、誰ともわかんない奴に、おっぱい、いじられて……。
 だめ、と声をあげようと思うのに、声が喉から出てくれない。
 どうしよう、どうしよう……と、そう思ったその次の瞬間、私の喉からは全然違う声が漏れ
ていた。
「ぅ、く、ぅぅぅ……ん、」
 短いスカートの中、下着の下に、さっきまで太股の上にあった手が……押し入ってきた。
 指はあっという間に太股の付け根をさぐりあて、下着の脇から、私の……大事なところ、に。

「濡れてきてるな?」
 耳元で囁いてやると、女はいやいやと首を振る。
 が、彼女の陰毛はもうべっとりと指にからみついてくるし、スカートにも、鞍にもじっとり
とした湿り気が染みついているのは見れば誰にでも判ること。
 濡れぼそった茂みの中に割り入って、熱く濡れた肉の割れ目、その上はしに、中指の腹を
あてる。人差し指はそのまま割れ目の中を、ゆったりと上下させてもらうさ。
 粘液でなめらかな熱い領域を人差し指が走るたび、「ゃぁ、お願ぃ、やめてぇ……」と、うわ
ごとのように女が呟く。しかしその目には熱に浮かされたような色がうかび、目尻にもすで
に隠しきれない朱が差している。

 私のあそこの上をすべってた指が、とまる。
「(……あ、だめ……)」
 ペコの毛の匂いに顔を隠しながら、どこかで私はそう思った。
 そして、次の瞬間。
「っ、ぅっ、ぁ、あぁぁぁぁ……」
 私のなかに、指が……。
 声が漏れるのが、止められない……。

 熱く湿った肉の隘路の外と中で、俺は中指と人差し指をはげしく振るわせる。
「あぁぁ、ああ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、だ、め、あぁ、ぃや、ぁ、ぁあ、」
 女の嬌声が一気に高まりを見せるのを見るや、俺は猛然とスパートをかけた。
369盗作w 4sage :2004/06/17(木) 15:20 ID:tti.IjwI
 や、だめ、でも、腰から背中まで痺れて、何にも考えられない……。
 無我夢中に私は身体を震わせていた。切なさを押しつぶすかのようにペコの首にしがみつ
いたのは、覚えている。
 そして目の前が真っ白になり、……。

 半ば涙目で、ぴくんぴくんと腰を跳ねさせながら、女は必死にペコの首に頬をすりよせてい
る。そうしなければとことんどこまでも嬌声を振りまいてしまうから。
 かすかに開いた唇から、「ぃく……っ、」と声が漏れた瞬間、その尻が、腰が、背がやや大
きめに跳ねた。
 一瞬の硬直、そして……だらり、と、身体が溶けるように伏せてしまう。
 彼女の胎内からすっと指を抜き取り、なめらかなふとももに滴りをなすりつける。
 スカートの内側から抜き取った指に染みついた彼女の香りを嗅ぎ、俺はもういちど彼女の朱
のさした頬を眺めた。
 数日前、ピラミッド地下で決壊しかけた一次職パーティーを鮮やかに救ってのけた彼女。そ
の凛とした美しい横顔が、艶と恥じらいに染まるのを、一度でいいから見たかった、ただそれ
だけが俺の狙い、だったのさ。
 まだ意識を取り戻さない彼女のおとがいをこちらに向け、艶やかな唇に自分のそれを軽く重
ねる。整わない息はあくまで芳しく、そして侵入させた舌は、彼女の唾液の甘さを伝えてくれ
る。
 前方で、そろそろ行けるぞ、と声があがる。名残惜しいがこれでおさらばだ……。
「じゃあな、女騎士さん」
 それだけ呟いて、懐の蝶の羽を天空に投げた。
370名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/17(木) 15:21 ID:tti.IjwI
以上、ローグさんは今日もGvに勝利しましたとさ、って話。
371某スレの人sage :2004/06/17(木) 17:55 ID:moCHYr3s
>366氏GJですっ (*´д`*)b
盗作嬉しい限り。てか見たらこのネタだったのでマジビビリマシタ
372名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/17(木) 21:13 ID:gayTazb2
>>362(長編アコの御方)
 続き……
・裸にマント一枚で首都の町中を大聖堂まで歩くリム。(元の服、着られない程破れていないかもしれませんが)
・ペコに何をされたかわざわざリムの口から言わせる司祭。
・「身体を浄める」という名目でリムの全身を触りまくる修道女。
 なんて展開が脳裏に浮かんだり。

 なぜかこの一連の物語を読んでいると、某577様のSSに登場した「セクハラ大聖堂」という言葉がよぎって離れません。
 ともあれ、頑張って下さい。長編は完結させてこそ華です。
373盗作その2sage :2004/06/18(金) 21:17 ID:gsNghXVw
 ここはプロンテラ、南十字路からちょっと南門方向に大通りを歩く。
 王国一の大都市だけあり、足の踏み場も無いほどに商人やBS、アルケミたちが露店を広
げるいつもの光景だ。
 そして俺も赤ジェム探しに露店巡り。さっきの臨公で短剣に臭いが移るほどゾンビプリズナ
ーを切り刻んでゲットしたぜ…のはずが、清算時のオークションであっさり競り負けてしまい、
けっきょくこうして暑い日差しの下、人混みを歩かされる始末だ。
 しかも、どうも今日の俺は見切りが悪いのか、やっと赤ジェムの出物にぶちあたっても、ち
ょっと余所を見てる間に買い占められてしまったり、と、いまいち調子がよくない。
「畜生、この暑さのせいだ……」
 もっと安いトコあるんでねぇかな、とかいう雑念が浮かぶのも、全部この暑さのせいだ、あ
あ、いっこうに変わらぬこのカンカン照りの天気が悪いってんだよ。
 と、そんな俺の横をすいっと歩いていく女が、ひとり。
 暑さで半分眠っていた俺の脳が(そして手先が)、ぴくりと動いた。

 見慣れた町並み、いつも露店出してる場所へ急ぐあたし。
 でも今日は、昨日までのあたしとは違う。見てくれるひとがいるなら、「じゃじゃーん♪」
とポーズのひとつくらい決めたいところ。
 そう、ついに、あたし転職しちゃいました!
 姉さん二人の家計維持のために始めた商人修行、ひたすらひたすら露店の番をしつづけた一
年間。半年以上出られなかったプロンテラの外で、そう、あたしは……アルケミストになりま
した!
 ……でも。毎日日向で店番ばかりのあたしの頬は、日焼け止め塗ってても色がついちゃって。
そして、ずっとずっと着たっきりだった商人服のロングスカートのせいで、……その、なんて
いうか、ちょっと恥ずかしいな……アルケミストの制服、この服、露出度多いよぅ。
 店番してる身から見ると「可愛いなー」で済まされるけど、いざ着てみると正直恥ずかしい。
肩どころか、胸元だって見えてるし……肌の色、顔や首と違っちゃってるし。
 まー、でも、こんな服着たって中身が中身だもんね。あたしのことなんか誰も見てないから、
ちょっと恥ずかしくても大丈夫!
 それより転職のために露店休んでたから、その間に溜まってる品、ちゃんと売らなきゃお姉
ちゃんに怒られちゃうよね。
 景気づけに格好良くひらりとマントを宙になびかせ、あたしはいつもの露店場所に歩いてい
く。
374盗作その2−2sage :2004/06/18(金) 21:17 ID:gsNghXVw
 やたら新しいケミ服の娘。どこかで見覚えが、と思ったら、ああ、カプラそばに露店出して
る商人娘じゃないかよ。数日見かけねぇと思ったら、ケミに転職してやがったか。
 しかしあの服は反則だな、あんな乳臭い小娘に、この俺の視線引きつけるほどの外づら与え
ちまうってんだからなぁ。おいおい、んな大股でずかずか歩いてたら、座ってる奴からパンツ
丸見えだぞ……と、視線で追いながらそこまで思ったとき。
 ひらり、と、そのケミ娘がマントを翻した。
 一瞬見える白い肌、肩、背中、……身体のラインにぴっちり合った服。
 いや、俺の目……っつーかナニを引きつけたのは、その彼女の脇、だった。
 脇のうしろの白く柔らかな肌、その脇のラインをゆがめ、食い込むケミ服。
 ナニが勃っちまった以上、前言は撤回。あの肌身を嬲り尽くしてやらんことには、我がナニ
は収まらぬ。俺の目の前でマントなんか靡かせて、女の身体を見せちゃったお嬢ちゃんが悪い
んだぜ、と、顔見知りの小娘に手ぇ出すことに、俺は心中で言い訳をはじめていた……。

 いつもの場所に敷き布をひいて、カートの中から売り物を並べ出すあたし。
 短いスカートの端にはちょっと気を遣うけど、まぁ、慣れたら楽に作業できるようになるよ
ね、と、ひとりでつぶやく。
 ……と、そのとき。
 大通りの北側で、悲鳴があがったんです。

 露店出されちゃあ手ぇ出せねぇな、今日は諦めて伊豆で頭冷やすか……と、諦めようとして
いた俺の耳にも、南十字路方面での騒ぎはもちろん聞こえていた。
「……枝テロか!」
 露店商人への嫌がらせとしては日常的に起きる、「古木の枝」によるモンスター召喚。
 しかしいつもと違うのは、わらわらとモンスターを倒しに集まるはずの人波が、今日はまる
っきり逆に十字路から逃げ出す方向に流れ出したってことだ。
 そのいっぽうで南門方面から相変わらず流れてくる人の群れ。
「トンネルドライブ!」
 速攻で大混雑を抜け出し、十字路方面を窺う。 ……あーあ、よりによって深淵に魔剣二匹
ときやがった、よっぽど神様は俺に「仕事」をやりやすくさせてくれるんだな。
 す、と視線を走らせてあの娘を捜す。蒼髪のケミ娘は人波に露店を踏まれる前に片づけるの
が精一杯だったようで、もろに人波に呑まれちまってる。
 正直危険は伴うが、まぁ一丁やってやりますか。
 俺は人混みに身を躍らせた。
375盗作その2−3sage :2004/06/18(金) 21:18 ID:gsNghXVw
「わ、わ、わわぁ、お願い、どいてくださぁーい!」
 売り物を放り込んだカートを道の脇にけっ飛ばしたところで、肝心のあたしが人波に飲み込
まれちゃうなんて……商人生活一年なのに、不覚ぅ。
 殺気だった皆がぎゅうぎゅう詰めで、背が低めのあたしなんか、押しに押されて押し上げら
れて、さっきから足が地面についてない。
「痛い、痛いって、押さないでぇー!」
 目の前のクルセイダーさんの鎧に身体が押しつけられ、どっかがごりっと鳴った。そんなの
思わず悲鳴あげちゃうよぉ……。
 と、その次の瞬間だった。
「?!」
 背中がびくっとしちゃう。って、え、えぇ、ええー?!

 押しに押されてる彼女、こうやってみると、ミニスカの後ろにお尻のかたちがぴっちり浮か
んで実にエロい眺めだ。
 そして俺はそのお尻の下のほう……ふたつのまぁるい肉のかたまりと、思ったよりずっと白
く綺麗だった二本の太股の間の空間に、手を滑り込ませた。
 ここを触られて反応しない女の子はまず居ない。びくっと上体をもがかせるのを横目にお尻
を下から撫ぜあげ、ちょいとめくれたミニスカートをぐいと上にひきあげる。
 ……おぉっと、目も鮮やかなパステルグリーン。二・三度手のひらでお尻の丸みと温みを味
わう。押されてもがくたびに、尻肉の谷間に親指を走らせるたびに、白い太股が跳ね、俺の手
に素晴らしい柔らかさと暖かさを押しつけてくる。

 お尻を撫でられて、……うぅん、掴まれたり、その……うしろの、ほうに、手、押し込まれ
たり、……思い出すだけでも恥ずかしいよぅ……。ぱんつの上からだけど、……お尻の穴、も、
何度も触られちゃったし……。
 顔を真っ赤にさせてたあたしが次に感じたのは、……おっきな手がいつのまにかあたしの胸
を包んでた、ってこと、だった。
 思わず息を呑んだ、そのとたんに、その手がやらしく動き出したの。
 五本の指が別々に、胸の肌に食い込んで、手のひらが乳首を……ぷるぷると震わせて。
「ひゃ、や、ぁあぁ……、んぅ」
 あたしは思わずそんな声をあげてた。最後のんぅ、は……指に乳首つままれちゃったときの
声。
 そして、いつのまにか新品の制服の、脇のところの留め金がはずれているのにも気がついた。
さっき押されたときにはずれちゃったのか、今のこの手に外されたのか……
 背後からおっきな人にがばっと抱きつかれるみたいな格好になっちゃってる、あたし。
 ぽろっと涙がこぼれた。
376盗作その2−4sage :2004/06/18(金) 21:19 ID:gsNghXVw
 前方の喧噪が剣戟に変わりだした。あのクラスの怪物でも本格的な冒険者にかかれば長くは
保たない。急がなきゃあな。
 胸を弄ぶ片手はそのままに、お尻に差し入れた手の親指をつかい、ぐいとパンティを引き下
ろす。俺の腕の中、娘が息を呑むのが判る。
 そしてその手は彼女の下着を離れ、次の瞬間……腰を回り、彼女の太股の間に、「前から」
滑り込んだ。
「や、や、あ、ぁあ、」
 身体の底をまさぐられる感覚に、眉を歪め声にならぬ声をあげる彼女。
 だが、俺は「いける」と直感していた。
 太股の肌までしたたりおちていたぬめり、そして拒絶というには艶のありすぎる声。
 先週の彼女の、あの田舎の陽光を思わせる素朴な笑顔が、脳裏にうかんだ。
 同じ顔かたち、同じ身体が、いま、こうして慣れない女の快感に身を震わせている……。
 心臓が一気に早鐘のように乱打するのを感じながら、俺は右手のペースを上げた。

 信じられなかった。
 ついさっきまで普通に街を歩いてたはずの、あたしなのに。
 人混みに揉まれて、誰かにお尻も大切なところも触られて。
 死んだ両親以外誰も見たことすらないはずの脚の間に、手を入れられて。
 そして……そんなことをされてるのに、あたしの身体はあたしの考えもしなかった反応をし
ていた。
 大切なトコは、膝のとこまでたらたらとおつゆを流し、もっと触って、もっと触って、とあ
たしにささやきかけていた。その声に従うように、あたしの腰は男の手に大切なとこを押しつ
けてた。
 かすみがかかったような目は、おっぱいが男の手でふにふにと形を変えるのを映していた。
きゅ、と乳首がつままれると、肌がぴりぴりとして喉から声が漏れてきちゃう。
 そして……ちょびちょびと生えた毛の奥の、何かを男の指が捉えると、あたしの腰はとうと
うあたしを裏切った。
 男に背後から抱かれて、やっと立ってられる、それが今のあたし。
 ぷるぷると男の手が震えるたびに、腰が、背中が、喉が、あたしが命じてないうごきをしだ
す。
 そして……そのたびに高まる胸の奥の切ない何かが、とうとう、あたしに言わせてしまった。
「や、……だめぇ、とめないでぇ……」、と。
 自分の口から漏れた言葉に、どっと力が抜ける。ぽろぽろと頬をつたうのは、……なみだ?
 そして……そのままあたしは男の手が送り込んでくる刺激に、身を任せた。
 覚えているのは、そこまでだった。
377盗作その2−5sage :2004/06/18(金) 21:19 ID:gsNghXVw
 静まりかけの喧噪を背に、俺は彼女を抱き上げ路地に入る。
 木箱の上に横たわるその肢体。
 痛いほどにかちかちになってる俺のナニ。目の前には若魚のような女体、しかもついいまし
がたイッたばかりで、意識もまだ戻ってない。
 犯ろうと思えば毛ぇ生えたばかりのガキでも犯れる女体。しかも、その肢体は極上の逸品だ。
吸い付くような肌、柔らかい肉、敏感な身体。この娘が地味な商人服に身を包んでいなかった
ら、きっと今頃どっかの誰かに奥の奥までしゃぶり尽くされ、ガキの一人は孕まされてた事だ
けは、間違いねぇだろう。
 が、俺は首を振って、この機にこの娘を手込めにするという選択を脳内からおっぱらった。
 小娘の面影をいまだたっぷり残すこの頬、涙の跡の残る頬。
 いまから数年のうちに、この娘は化ける。姉貴ふたりなんざぁ比べるのも馬鹿馬鹿しいほど
の、どエラい美女に、化ける。俺には判る。
 そんな未来が確実に待ってるこの娘のなかに、俺がいま子種をぶちまけるということ、そし
てこの娘のはじめての記憶をこんなかたちで塗りつぶしちまうことが、とんでもない悪事のよ
うに、思えたのだ。
 そう思うんだったらそもそも嬲るなよ、ってぇ話だが、な。

 乱れた衣類を手早く直し、気付け代わりにアロエベラの汁をまだ紅潮の取れない唇に注ぐ。
 そして、軽くその頬に口づけを。
 鼻腔をくすぐった乳くささと汗の匂いににやりと唇をゆがめ、俺は蝶の羽を空に投げ上げた。

 暑さはもう感じない。どこかで虫が鳴いていた。
378名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/18(金) 21:20 ID:gsNghXVw
俺も、暑いから妙な電波を再受信しました……アヒャ
379名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 00:55 ID:bOJCGRW.
>>373-378さんGJ!
なんでこう、ここで見る悪漢はイイヤツが多いんだ?
380名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 01:14 ID:EJt5fR2M
>>379
本当にイイヤツなのか
         なのか

いやまぁこのスレ的には「イイヤツ」だし職人様には惜しみなくGJと言いたいがw
文神様に幸あれ。
381名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 08:21 ID:79gTAZaU
>379
いいやつと言うよりは人間として絶対やってはいけないことだけはきちんとわきまえている、といったところでしょうか。
382名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 13:01 ID:3K./t47.
最後の最後の誇りだけは持ってるって感じですな。

>>373-378
続きとかないですか!?(゚▽゚*)ムッハー
383名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 13:47 ID:tOr5sghA
なりたてケミ子とはぐれローグ人情派、イイ!再会するも、一期一会もまたよしですな。

ところで、流れとは真逆で恐縮なのですが、
BOT冤罪でアリーナ送りになった騎士子が下衆なローグに…みたいな黒い話は
ここでは御法度ですか?
384名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 14:23 ID:iftfbuOA
御法度ではないけど好みは分かれるんじゃないかな
385名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 21:04 ID:Iw1MpqMs
まぁ@30KB以内に抑えれるなら・・・超頑張れ!!
とりあえず・・・新スレ立てるか・・・
スレ立て要請所|  λ...
386名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/19(土) 21:11 ID:Iw1MpqMs
スレ立ててきた
(*゚∀゚)つ【http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1087711749/
そして空き容量埋め隊に指令!
まずはこっちを埋めろ!話はそれからだ!m9(`Д')
387名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 21:27 ID:guyW2.vk
個人的にはイイ奴とはとうてい思えないけど痴漢ローグの活躍には期待。


−`)..oO( どうせ妄想の世界なんだからバシバシやって欲しいと思っている所。

         このスレはもうすぐ消える・・・・今だ。
         RO のエロ小説は甘ちゃんが多い思う。和姦のことを言っているのではなくて、
         強姦なのに (本人が望んでいない点で痴漢も) 、主人公が罪の重さから逃げようとしているのが

         まてよ・・追われる主人公、復讐に燃える女を・・・
388383sage :2004/06/19(土) 21:43 ID:tOr5sghA
ご意見ありがとうございます、
では、30kには到底達しない筈なので、穴埋めとして早速、
…データぶっ飛ばしたので、今から書き直してきます…何でこんな時に。
駄目そうな方は、今のうちに383をNGワードに登録して下さいな。
389名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/19(土) 22:42 ID:K/.2rDSA
っ 【ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20040619223603.lzh
390名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/20(日) 00:13 ID:fc3syOU6
>>383さん
とてもエロくて良かったです。
アレを挟んでる描写とかもう、Wiz子たんハァハァ。
あと、これくらいなら全然ご法度にはならないと思います。
やってる事は下衆でハード(誉め言葉)ですけどね。
391名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/20(日) 03:08 ID:FmUNvycQ
>>389
レッスン(*´∀`)イイ!
392383(1/7)sage :2004/06/20(日) 04:31 ID:QbaR8QkM
 巨鳥の背に乗りて大地を駆ける、神速を以って魔物を滅す。
 唯二つを夢見ただけなのに、何故。
 己は獄に囚われているのだろう。

 二重の靴音が地底に響く。海に浮かぶ都市イズルードの北に佇むアリーナの暗き地下、向かって居並ぶ
房を閉ざす幾本ものエルニウム製の格子を前に、剣と鎧を失い、整った相貌に憂いを秘めた女の騎士は
息を呑んだ。その背は、向かう房に篭る虜囚共の虚ろな視線を受けていた。
 此処を潜れば後戻りなど出来ない、憔悴しきった顔を横に立つ異装の男に向け、騎士は幾度も幾度も
繰り返した言を訴えた。
「管理者様、私は本当に何もしていないんです!BOTの禁術なんて知りません!」
 然し、
「先の裁きを聞いていなかったのですか?」
 訴えに振り向いた管理者と呼ばれた男の答えは、さながらイズルードの海中の如き冷淡さを以って、
騎士を刺した。
「貴女はあの忌まわしい禁術を用い、かのピラミッドにて恥知らずにも他者の獲物を奪った上、心有る人が
尋ねた肉人形か否かとの問いを無視した。裁きの場にて、証言してもらったとおりです」
「違います!あれは魔物に囲まれていたあの暗殺者さんが出した救援要請を受けてのことですし、
戦の最中に言葉を発する余裕なんてありませんッ!」
「一度下った裁きを覆すことは出来ません」
 なれど無情に言い捨てられると共に、かちゃり、と音を立てて鍵が外れる。軋む金属の向こうには、
唯闇が広がるのみ。
「貴女は三ヶ月の服役を担わねばなりません」
 絶望に囚われた騎士の背が軽く押される。体力無き上に、古城にての狩の最中、突然の召還を
受けてからというもの、一日立ち通しだった騎士の体は容易く蹌き、獄へとその身を移した。
 再び鍵が掛かる。湿る石床に崩れ落ちる騎士を蔑みの眼で見下し、管理者は告げる。
「貴女は、罪人なのですよ」
「待って!待って下さい、管理者様!」
 格子に追い縋るも虚しく、角灯の火は次第に遠ざかり、やがて重厚な扉が無情に閉められる音が地下に
響いた。
「うう……ッ」
 尚も鉄格子を握り締める騎士の瞳から数滴の涙が零れるも、それを知る者はない。
393383(2/7)sage :2004/06/20(日) 04:31 ID:QbaR8QkM
 このところ巷に蔓延るかの憎き肉人形共の特徴として、単身巨鳥を駆り、速さを重んじるという
二点があるのは、風の噂で耳にしていた。
 だが、己は違う。それどころか、管理者が定める法を、人の道を頑な守り続け、誰にも恥じぬ生き方を
してきた積もりだ。ギルドの類には属していなかったが、一人我が身を鍛えに鍛え、遂には単身古城へと
乗り込める迄に長じたのだ。
 幼き日の憧れを叶え、巨鳥を乗りこなし雷の速さで剣を振るう騎士なる己に、強き誇りを抱いている。
禁術を犯した者共と己を同列に扱う由はない。故に、時に投げ掛けられる疑の眼も退けていられた。
 何処で、道を違えたのだろう。彼等の問への返答を怠ったときか、かの暗殺者に手を貸したときか、
それとも、騎士を志したときか。

「くくッ」
 騎士の想いを遮ったのは、闇より響く、くぐもった笑いだった。恐る恐る振り向くと、岩壁に背を凭れ
胡座を掻く一人の悪漢が、ふてぶてしいまでの笑みを浮かべて己を見据えていた。
 彼も何らかの罪を犯したのだろうか、訝しむ騎士の心を見透かしたか、悪漢は口をひん曲げ言った。
「俺は辻斬りだな、一寸腹立つ奴に魔物をプレゼントしただけでこの様だ。で、御前ェはBOTだって?
タチ悪ィな」
「私は何もしていないったら!無実なのよ!」
「俺に言ったってしょうがねえだろ、彼奴等に言えよ」
 息巻く騎士をいなすように、悪漢は肩を竦めた。
「尤も、此処に管理者が降りてくることは滅多にねえがな。ま、諦めろ」
 認めたくは無いが、悪漢の言葉は恐らく事実、けれど。
「何故、貴方が此処に居るの?」
「あん?言っただろ、おいたしたからに決まってんだろうが」
「貴方、男でしょう?女の私と同じ房に居るのはおかしいじゃないの」
「関係ねえよ、男だろうが女だろうが。奴等にとっては、如何に手前ェが楽するかの方が重要なんだよ」
 この世を民草を統べる管理者が、楽を好む。戯言だ、一蹴しようとした騎士を指先で制し、悪漢は
尚も続けた。
「本当は、御前ェがマジで人形だろうが肉入りだろうがすら、如何でもいい話なんだがな。善良なる
民草とやらに、管理者の皆々様の勤勉な御仕事振りを見せ付けておくだけの生贄なんだからよ。管理者
頑張ってます!ってな」
「まさか!管理者様がそんなことをする筈がないでしょう?」
「じゃあ、何で御前ェは此処に居るんだ?」
 闇に光る眼に見据えられ言葉に詰まる。一方的な裁きに薄々は気づいていた、唯認めたくなかっただけ。
「ま、普段は一寸くらい悪さしても野放しの方が多いんだけどな。運が悪かったな」
 運が悪い、何の労いにもならぬ言に、騎士は項垂れる。肩に付く程の濃茶の髪が流れ落ちる。
「分かったか?手前ェが置かれた状況が」
 そう言い終えると、悪漢は腰を上げた。一歩一歩己に近づく足音に顔を起こすと、口元を笑みの形に
歪ませた悪漢が其処に立っていた。
「御嘆きのところ悪ィが、そろそろ遊ばせて貰うとすッか」
 遊ぶ、その意を考える間もなく、騎士の体は硬い石床に押し倒されていた。腰の辺りを跨ぐ悪漢を、
恐怖を以って見上げる。幾ら一人世を渡る身とは言え、これから我が身に起こり得る事態を想像出来ぬ程、
幼くはない。
 悪漢の荒い息が頬に掛かる、胸の双丘を鷲掴みにされる、何よりも、脚の付け根に当たる硬き膨らみが
騎士の嫌悪を殊更に煽る。
「厭あッ!か、管理者様ッ!」
「だから来ねえッての」
 悪漢から逃れるべく縋るように眼を走らせる、だが、牢の外には誰一人、門番すら居なかった。杜撰にも
程がある虜囚の数多の扱いが、先の悪漢の言葉を裏付ける。
 人々は外法や悪事に手を染め、管理者は責務を放棄する。これほどまでに、世は腐っていたのか。
騎士であることですら、罪なのか。
 己の礎が崩れ行く、呆然たる面持ちの騎士を現に引き戻すは、綿布で織られた上着をたくし上げる悪漢の
手だった。
「駄目、やめてッ」
 素肌を晒すことを恐れ悪漢の手を振り払おうとするが、悪漢の力は思いの外強く、何よりも神速を求めた
騎士では、到底太刀打ち出来ぬ。
394383(3/7)sage :2004/06/20(日) 04:32 ID:QbaR8QkM
 実に呆気なく、両の胸は悪漢の眼前に現れた。横たわっているとはいえ、程々の大きさのそれは形を崩す
ことなく盛り上がり、騎士の意思に反して悪漢の眼を楽しませた。
「へえ」
 感嘆を洩らし、悪漢は白磁の丘に赤い舌を這わせる。
「厭ッ」
 唾液の軌跡を蛞蝓の如く残し、鎧の下で少々汗ばんだ肌を味わう一方、空いた片手でもう片方の房を
柔く、時に荒々しく揉みしだく。騎士の膨らみは、男の五指の中で如何様にも形を変えていく。
「痛いッ」
 歯を立てられ思わず鳴を上げる、けれど騎士を慮することなしに、顔をやや離した悪漢はその口を開く。
「丁度いい柔らかさだな、体力重視の奴じゃあ、ちっとばかり硬過ぎるんだよな」
 無遠慮に評され、抗いを続けていた騎士の頬が朱に染まる。誇り高き彼女にとって、身への嬲りよりも、
心への嬲りの方が余程堪える。
 唇を噛む騎士の唾液に濡れた乳房に今一度眼を遣ると、悪漢は蔑みを篭めた口調にて言った。
「勃ってやがる」
 思わず首を擡げ目線を下げると、確かに頂は粒を形取っていた。咄嗟に眼を背けると、
「見ろよ」
 顎を掴まれ無理に正面を向かされる、眼を瞑ればいいのだが、二人の他には誰も居らぬ獄中では、
何をされるか分からない。
 先ず己を裏切った粒を涙を篭めた眼で見詰める騎士を眺め、悪漢は口許を持ち上げた。そして指先を
尖る粒へと伸ばすと、ぴんと弾いた。
「あんっ」
「可愛い声、出せるじゃねえか」
 嬌声にげらげらと笑う悪漢を見上げるうちに、騎士の心中に、冤罪を被ったかの時から忘れていた
怒りが漸く込み上げてきた。
 これ以上、好きになどさせるものか。己は騎士だ。誇り高き、騎士だ。
「離して!」
 先まで騎士を満たしていた虚が掻き消された。剣に似た鋭い声を挙げ、険しい眼にて睨み上げる。
力こそ足りぬものの、悪漢を押し退けようと懸命に抗い続ける。然し、
「やああっ」
 舌の先にて執拗に粒を弄ばれ、悪漢の手首を掴む力が抜ける。それでも、男に、世に屈するわけには
いかなかった。
 厭だ、とでも言うように首を振る騎士を他所に、腰を据える位置を下げた悪漢の掌は、騎士の見事な
曲線をなぞりながら徐々に下がっていく。その手が、止まった。
「太腿ぴっちり閉じちゃって、健気だねえ」
 せめて此処だけは触れさせまい、悦に流されかける中、騎士は己の両の脚を固く閉ざしていた。
日頃短い騎士の衣から垣間見られる肉付きの良い太腿の間に無理に指を挟もうとするも、両の柔肉は
一寸たりとて悪漢を許しそうにはなかった。だが、
「ああっ」
「此処は如何にも隠せねえな」
 秘所の上部は太腿では覆えぬ。丁度陰核の辺りを指で押されて、悦よりもおぞましさに駆られ、
「いやっ!」
 騎士は咄嗟に両手で悪漢の胸を突き飛ばし、流石に体制を崩した悪漢の下から逃れた。狭い牢の片隅に
膝を付き、悪漢に背を向け両の腕で我が身を庇う。
395383(4/7)sage :2004/06/20(日) 04:33 ID:QbaR8QkM
「痛ッて……おい、ちったぁいい子にしてろよ」
 固き石床に強かに腰を打ったか、悪漢の語調が心なしか荒ぶる。
「来ないで!」
 とは言え逃げ場はない。威勢のみで悪漢を圧しようとするも、縮めた我が身の震えは隠しようもない。
「ふん」
 無様をせせら笑うと、悪漢は騎士の肩を押した。石床から己を守るべく手をついた騎士の背後にて
中腰になり、悪漢は告げる。
「寧ろこっちの方が弄り易いんだよ」
「きゃあああっ!」
 秘所を覆う肌着の下に指が滑り込み、誰も触れることなかった騎士の秘孔を蹂躙し始める。思いもよらぬ
仕業に太腿に力を篭めるが、四つ這いのままでは幾ら脚を閉ざそうとも、秘孔までは隠せぬ。
 ぐちゅ、ぐちゅ、湿った牢内に落ちる水滴とは違う卑猥な水音が、この房、退いては外にすら響き始める。
「いや、いやあっ」
 己の中で男の指が蠢き回っているという事実に怖気を覚えながらも、体が動かない。唯喚くことしか出来ぬ
己を恥じつつも、悦に変わりゆく圧迫に翻弄され、騎士は次第に我を忘れかけた。
 奥へ、奥へと進み行くうちに、悪漢の指が止まる。
「成る程、これが騎士嬢の処女膜か」
 道化た物言いにて騎士を揶揄しつつ、人差し指の先にて秘所の奥をくいくいと押す。
「あ、や、あんっ」
 悪漢の指先に操られるかの如く声が漏れる、腰が動く。圧迫がもたらす不思議な悦が生じる、其処に自制が
働く余地はない。
 他愛もなく喘ぐ騎士を喉の奥で笑い、悪漢は更なる揶揄を浴びせ掛ける。
「こんなんで感じてんだ、指よりは一物で破られる方がいいよなあ?」
「だ、だめえっ」
 そのとき。騎士は、気づいた。己を見詰める幾つもの下卑た眼に。はっと横を振り向けば、其処に映るは
エルニウムの格子を掴み、食い入るように己の痴態を見詰める者、ぽかんと口を半開きにしたまま此方を
眺め遣る者、ごくりと生唾を飲み込む者、甚だしいことに、既に己の一物に手を伸ばしている者すら居た。
「見ないで!」
 不埒な観覧者共に叫ぶ、けれど、誰一人として衣を捲り上げられ、四つ這いのまま丸い尻を晒し続ける己から
視線を外す者は居ない。悔しくも、それは当然と言えた。
「それもそうだな」
 意外な同調は、己の上から降ってきた。濡れそぼりかけた秘所から指を引き抜いた悪漢は、騎士を牢の奥へと
追い遣ると、数多の眼から守るかのように格子の前に座った。
「……ありがとう」
 思わぬ悪漢の慈悲に胸打たれ、先まで己を嬲っていたのはこの男であることも忘れ、騎士は礼を述べた。
然し、
「はあ?」
 己を振り向いた悪漢の面に、慈悲などなかった。返す刀で向かいの虜囚共を睨めつけると、格子の隙間から
腕を伸ばし、促す。
「ほれ、何時もの」
「ちッ」
 その言葉に、騎士が居る牢の向かいに座す暗殺者は、悪漢に何かを投げて寄越した。
「これ以上只見させて堪まッかよ」
 そう呟く悪漢の手には、赤い林檎が一つ握られていた。
396383(5/7)sage :2004/06/20(日) 04:34 ID:QbaR8QkM
「そっちの御前ェはどうすんだ?」
「……仕方ないな」
 手に入れたばかりの林檎を早速齧る悪漢の催促に不承不承ながらに頷くと、別の牢に篭る狩人も同じく
礼物を投げて寄越した。
 林檎一つにて購われるは己の尊厳、ぽいと芯を投げ捨てる悪漢の姿に、最後の頼みも崩れ去った騎士の心は
打ちのめされる。こんな、こんな馬鹿なことがあってなるものか。
 一連の観覧者共から礼物を取り立て終えると、悪漢は抵抗を忘れた騎士を何の躊躇いもなく格子の前に引き立て、
己の前へと座らせた。そして、両の太腿を内側から抱え左右へと割り、客の眼を楽しませるべく白の肌着に
隠された秘所を見せつける。
「んじゃ、始めッか」
 胸と秘所を覆う形で騎士を背から抱き竦めると、悪漢は明らかに観客を意識した手つきで騎士を再び嬲り始める。
「あっ……んんっ」
 直に肌に触れられ、最早逃げ出すこと叶わぬ騎士はせめてとばかりに唇を噛み締め嬌声が漏れぬようにするが、
頬を朱に染め耐えるその姿は、却って観客を悦ばせるばかり。
「ん、んんんっ」
 身を捩るも、悪漢の手は騎士を徐々に高みへと追い遣っていく。好いた男ならいざ知らず、罪人に、しかも
更なる他者の面前で辱められる悔しさが、騎士を縛る。
 何時の間にか衣と肌着が捲り上げられ、露になった両の乳房と秘所に、虜囚の眼が絡みつく。悦に抗う中、
薄く眼を開けてみれば、己に卑しい情を向ける獣共の姿が見えた。
 耐えられず顔を背けるや否や、頬に手を掛けられ、無理に悪漢の方へと向けられる。首に掛かる圧力に苦痛を
覚え、思わず開いた唇に、悪漢のそれが重ねられる。舌を捻じ込まれるも、噛み切ることすら頭に浮かばず、
暫し騎士は憎い悪漢との接吻を強いられた。男を知らぬ騎士の小さな舌が、悪漢の厚い舌に絡め取られる。
初めて味わう男の唾液は酷く苦く、汚らしいものに思えた。
「おい、早くぶち込めよ」
 長過ぎる戯れに堪りかねたか、向かいの暗殺者がせっつき始める。
「分かったよ」
 騎士から唇を離すと、悪漢は渋々といった体で客の要望を受け入れる。そして、片手で騎士を抱きかかえた
まま、己の股間に手を戻す。己と男の唾液にてらてらと光る唇を閉じることもせず、蕩けた目付きで悪漢を
眺め遣る騎士の耳元に口を寄せ悪漢は囁く、
「恨むんだったら、こんな御時世に騎士になった手前ェを恨みな」
「え……ああああっ!」
 騎士が鳴を挙げたときはもう遅い、その薄桃色の狭き秘所は、傲慢な男根に一息に貫かれていた。先に少々
濡らしたとは言え、生娘のそれが男をそう易々と受け入れる筈がない。けれど、我が身を裂く苦悶よりは
遂に蔑むべき男を受け入れてしまったという屈辱が為に、騎士は鳴き続けた。
「見えるか?騎士嬢処女喪失、ッてな」
 身も心も引き裂かれた騎士に追い討ちを掛けるかのように、悪漢は見渡した観客に問い掛け、己の怒張が
生娘を貫く様をこれ見よがしに指差した。悪漢の男根は背後から女を貫き通すには十分の長さを誇っていた。
397383(6/7)sage :2004/06/20(日) 04:34 ID:QbaR8QkM
「凄ェ締まりいいぞ、此奴。俺の逸物しっかり咥えて離しゃしねえ」
「……言わないで……!」
 潤む瞳にての命は最早哀願に過ぎぬ、構わず悪漢は更なる口上を口にする。
「何時ものひらひらもいいけどよ、こっちのびらびらも、いい色してんぜ?一寸引っ張ってみっか」
「やめて……あああっ!」
 止める間もなく、乱れた左右の肉襞に指を掛けられ、騎士はまたも嬌声を挙げる。
「それじゃあ、此処は如何だ?」
「やあっ!」
 指の腹で肉の粒を擦り上げられる度に、秘所がひくつき男を締め付けるのが分かる。その度に、自らの
内から何かが溢れ出していき、理を蕩かす。
 駄目だ、自らを制すれば制する程高まる悦を持て余し、騎士は嬌声を挙げる。その様が、情けなかった。
「畜生、こっちにも寄越せよ」
「無茶言うな、暫くは我慢しとけ」
 騎士の頬を伝う涙を他所に、観客は気楽な勝手を言い出す。
「いいなあ、こっちも肉入りのが欲しいよ」
「贅沢言うなよ、御前ェんとこにはもう居るだろうが」
 流石に息を荒げつつも騎士に腰の一打ちをくれ、別の客が口にした望みを悪漢は容赦なく退ける。
「ま、魂がなきゃあ、物足りねえだろうがな」
 ちらと客が居る房を見遣った悪漢の眼の先には、脚を投げ出して座る剣士の装いをした娘が居た。然し、
娘の眼には空虚のみが宿り、繰り広げられる宴を前にしても、その唇が言葉を発することはなかった。
「ひょっとしたらこの女、俺達への慰めの積もりなのかも知れないな」
「あの管理者共がそんな気の利いたことをすっかねえ」
「どっちでも同じこった」
「はああああんっ!」
 誰とはなしに言い出した説を一蹴すると同時に、悪漢は更に深く己を突き入れた。強い衝撃に騎士の
乳房が揺れ、図らずも観客を煽る。
「暫くは楽しませて貰うだけだ」
 そう嘯く悪漢の腰の動きが早まる、そして、
「おら、ぶちまけんぞッ」
「あ、や、やあ、ああんっ!」
 悪漢の咆哮と共に男根とは違う熱い何かが体内で爆ぜるのを、憎むべき喜悦に乱れる中騎士は感じた。
同時に、それを余すところなく搾り取ろうとするかの如く痙攣を起こす意地汚い己の秘孔を、騎士は
知ってしまった。

 もう、戻れぬ。二度と。
398383(7/7)sage :2004/06/20(日) 04:35 ID:QbaR8QkM
「出なさい」
 あれから、一月。夜毎林檎と引き換えに弄ばれるうちに、騎士の心は次第に冷えていった。ほんの
一月前は生娘だった騎士の体は、今や菊座に於いてすら男を欲するように仕込まれていた。
 だが、如何でもいい。罰は甘んじて受ける。受ければいいのだろう。
 だのに、先の剣士の娘の如く虚ろな光を眼に宿した騎士の前に再び現れたあの管理者は、苦々しく
告げたのだ。
「貴女の冤罪が発覚しました。ピラミッドで貴女に救われたという鍛治師が現れたのです」
「……そうですか」
 静かに答える騎士の胸には何の感慨もなかった。何もかもが遅過ぎた。
 湿る石床から立ち上がる騎士を見上げ、悪漢は言う。
「左様なら、だな」
 悪びれもせぬその頬を叩く気も、怨言を口にする気にもなれなかった。
 地上にて己の剣と鎧を始めとする荷を全て受け取り、アリーナを後にする。
 最後まで、管理者は詫びを口にすることはなかった。

 変わらぬイズルードの街を歩きながら、騎士は思う。
 恐らく、己が乗っていた巨鳥はプロンテラの騎士団に返却された筈。騎士になりて以後、一度たりとて
放さなかった相棒を取り戻しに行こうかとも考えたが、止めた。
 微笑を浮かべて佇むカプラ嬢、露店を営む商人、他愛ない会話を楽しむ踊子と聖職者。己に向けられる
全ての眼が、己を肉人形と糾弾している。そう思えてならなかった。
 騎士になったのが間違いだったのだ。他愛ない筈の己の夢が、諸悪の根源だったのだ。
 いっそ自らを消し去ろうか、そうまで思い詰めた矢先、
「よう、騎士さん」
 プロンテラへ架かる橋の袂にて、俯き加減の騎士に、見覚えのある男の暗殺者が手を振った。陽気な笑みを
浮かべるその頭には、スイートジェントルが乗っていた。
「遅くなっちゃって済んません、騎士さんの名前聞くの忘れたもんで、散々手間取っちゃって」
 駆け寄る暗殺者にも、騎士は曖昧な笑みにて答えるのみ。
「騎士さんも大変ッだったすねえ、あんなことになっちゃって」
「……いいんです、私が悪いんですから」
 首を横に振りつつも、薄らな笑みは消えぬ。
「BOTばかりの場所でわざわざペコペコに乗って剣を振り回して。……間違われても、仕方がないんです」
 然し、暗殺者は強い語調で言い返す。
「んなこたァねッすよ、いいすか?悪いのは平気で禁術を使ってる奴等ッしょ?何で騎士さんが負い目を
感じる必要があるんすか?」
「暗殺者さん……」
 真摯な言に、謂れのない幽閉に閉ざされた騎士の心は、次第にかつての様を取り戻しつつあった。
 そうだ、己は正しい。
「此処だけの話なんすけどね」
 突如暗殺者は声を潜めた。その声音と面から陽気さが消える。
「俺達のギルドはね、BOTを狩ってるんすよ。なんだったら、騎士さん、入んねえ?こんな世界を作っちまった
彼奴等に、一矢報いる機会だと思うんすけどね」
「……一つだけ」
 暫しの後、騎士は顔を上げた。其処に憂いは影も形も見えなかった。
「恨みを晴らすのではなく、騎士の誇りを取り戻すことが私の願いです。それでも、宜しいでしょうか」
「勿論」
 騎士の申し出を笑みで受け、暗殺者は手を差し出す。その手を、騎士は力を以って握り返した。
「宜しく、俺の名前はウィープスッす」
「……リズと言います」

 此処に騎士は肉人形を敵とする、とあるギルドを知ることとなる。
 然し、騎士の次なる望みが叶うか否かは、また別の話。
399383sage :2004/06/20(日) 04:41 ID:QbaR8QkM
大分遅れて申し訳ないです、
陵辱云々よりは、BOTや管理体制といったラグナロクの負の要素を扱う点において
御法度かもと考えていたのですが、実際に御法度でしたらほんと御免なさい。
これから頭冷やしに寝てきますノシ

>>390
ごめんなさい、そちらは別の方です…
400名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/20(日) 09:31 ID:swzo5LRE
>>392-398
なんだか見てて切ないですね(・ω・`)
陵辱は好きな方なんですが、BOT免罪って言うのが・・・ね
401名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/20(日) 12:25 ID:rZ3JVOUM
>>392-398
BOT冤罪を臨時の真っ最中に食らって騎士嬢やめた人(1/20)
というか何で臨時の最中にアリーナ送るのかなぁ・・・。
しかも身に覚えの無い罪状ばっかだったし・・・。
BOTツール使用&溜め込み&横殴り・・・ヤッテネエヨ
いいかげん冤罪なくせや、癌呆・・・・
402名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/20(日) 13:39 ID:E0LDBcrE
>>392-398
エロくてハァハァしました。でも、少し鬱になりました。^^;
403名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/20(日) 17:58 ID:SCtbiUtg
てすと
404名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/20(日) 21:19 ID:9taGv0.A
>>392-398
エロい・・・のはもちろん、それ以上に美しいと感じました。
文章表現や言葉の選び方が巧みで、陵辱というネタを扱っているにもかかわらず詩的なものを感じてしまいました。
同じ書き手として、その表現力には言葉も出ません(;´ω`)

ネタについてですが、個人的には鬱的なネタは大好きなのでむしろ歓迎です(駄目
405383sage :2004/06/21(月) 23:41 ID:7pPc.RVE
御法度野郎です。埋めついでにレス失礼。

アレなネタ話に様々な御言葉を頂き、誠に有り難うございました。
こちらのスレではあまり鬱ネタの例がないため、
実験がてら埋めとして投下させて頂きました。
スレ立て乙です、385氏。容量食って御免なさい、389氏。
しかし、もし不快に思われる方があまりにも多いようでしたら、
以後は注意書きを添えた上URLのみ貼り付けか、完全に控えることに致します。
お騒がせして大変申し訳ありませんでした。

なお、作中に出したどの職をも貶める気はありませんし、
色々問題もありますけれど、私自身はROというゲームを好いております。
只今、憧れに基づいてAGI両手剣ペコ騎士嬢を作ろうと奮闘中。

最後に、七段上から七行目、「鍛治師」は「暗殺者」への直し損ねです。
406前94sage :2004/06/27(日) 09:55 ID:RSqghKQc
[壁]_・)  埋めついでに、レスをば。

>>285-289
たくさんのレスありがとうございます。

>>289
>個人的にはお互い初めてで……なんて夢想してますが……
えっとー…フィリアは処女だったからいいとして、アイシャがアレをつけるの初めて
ということなら、お互い初めてです。

あと、新作のほうですが、ネタはあれど筆は進まず状態です。

[壁]彡サッ

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