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◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♀×♀萌エロ 第1巻◆

1名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/15(月) 10:09 ID:ymR3pmLs
このスレは、各スレの書き込みから『電波キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』ではない、
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。
・ リレー小説でも、万事OK。
・ 萌えだけでなく燃えも期待してます。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルです。
・ 非18禁小説は『◆【百合】♀×♀萌えスレッド(非18禁)Lv1【禁断の愛】』へお願いします。
・ どのジャンルの文神様でも大歓迎!書いてて百合になった小説は是非こちらへご投稿ください。
・ あえて許容範囲を大きくしてあります。読者様もおおらかな気持ちで受け入れてください。

▼小説内容に関して
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・ ♀×♀の絡みをメインに据えた小説でお願いいたします。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
・ 話の流れ上どうしても必要なら主人公を殺すのもアリとします。ただし描写はソフトに美しく!
・ 話の流れ上どうしても必要なら♂との絡みが入ってもOKとします。ただしあくまでも百合がメインで!
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▼リレールール
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・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように
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※ 読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようご協力をお願いいたします。
※ 文神様を拒絶・萎えさせるような発言はご遠慮くださいますようお願いいたします。
2名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/15(月) 10:09 ID:ymR3pmLs
『案ずるより産むが易し』というわけで立てました。
百合百合かつエロエロな小説でみんな萌えまくりましょう!
3名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/15(月) 14:06 ID:O2rU.WVY
> 非18禁小説は『◆【百合】♀×♀萌えスレッド(非18禁)Lv1【禁断の愛】』へお願いします。

あのスレはざっくばらんに進行していたので雑談あり小文ありという形になっているだけです。
スレの流れによってはせっかくの小説が軽く流される可能性がありますから、
まとまった内容でしたら、こちらで扱うほうが読み手にとっても書き手にとってもよいかと思います。
43sage :2003/09/15(月) 14:33 ID:O2rU.WVY
あちらには今後小説類を投稿しないほうがいい、という意図ではありません。
その旨ご理解いただきたく思います。
5祈りごとsage :2003/09/15(月) 14:52 ID:3IIV7v.w
フォーゲットミー(嘘)。ついでにさっそく投稿

 気まぐれ? そんなの、ただの言い訳。
「お姉様……セレス・ビナシュタット」
 少なくとも。私は彼女を抱いた。そのことを何も弁論するつもりはない。そして――彼女に反論される所以もない。
 一叱も反抗しなかった。そんな彼女に何をいう資格があるのか。
 けれどどうして――彼女は私を名前で呼んだのか。

 午後のプロンテラ。
 いくつもの露店が立ち並び。時に眠るもの、時に騒ぐもの、時に「後ほどWIS」など当てのない看板を出しているもの。
 私は何となくこの街をうろつき、露店を冷やかしていた。人々の営みは熱く、目障り。けれどたとえ罪人がいても、その波のなかなら見つけられるものはいないだろう。
 たとえば。あの子がここにきていても。
 『お姉様』。それはあの子が私を呼ぶときの言葉。いつもいつも。幾度となく。
 ずっと昔に呼べと、私を親しい人と思うなら。そう告げたときのあの言葉。
「だからどうして――」
 コツン。
 街の路地にふらふらと入る。日差しを求めていたようだ。暗がりは頭を冷やし、それから熱による乾きに気づかせた。
 ミルクを求める。商人は近くにいた。ゼニーを払い、一杯飲む。白の液体は喉奥深くまで吸い込まれて。
 冷たい。あの、夜のように。

 それは水の滴る空間。イズルードの地下深く。
 私は聖職者として、守護者として彼女の傍にいた。彼女は風の刀を振るい、迫るモンスターを斬り倒す。
 傷つけばヒール。力不足ならブレッシング。足が動かぬようなら速度上昇。敵の多く群がれば盾となる。なんてことはない、彼女を想うものとして。そして彼女は順調にその身体をしなやかなものに変えていった。
 やがて時がほんの数刻、過ぎた。

「お姉様」
「何かしら?」
 顔を伏せて、彼女は呟く。
「そろそろ戻りませんか」
「ふん?」
 私は彼女の荷物を見て、小さく溜息をつく。なるほど、数多くそれら貝、エラ、墨、などがあった。しかしまだ入りそうだ。
「せめてその荷物袋に、半分をきるまではがんばりなさい」
「はぁ」
 不安そうに私を見て、それからとぼとぼと再びモンスターに向かう。怠慢。おそらくそうなのだと。
 彼女は戦い、次第にその動きは私を引き離すような早いものへと変わっていく。
 急ぎ追いかけた。
「ちょっと待ちなさい!」
「あ、はい」
 ピタリ。彼女は立ち止まった。私は息を切らせて彼女の元へと向かい。
 パシンッ――。頬を叩く。
「勝手に行動しない! 危ないでしょう」
「……はい」
 叩かれた頬を押さえ、彼女はうなだれる。そこは赤く腫れあがって。痛みは窺い知れたけれど。
「わかれば、いいのよ」
 私は顔を背けて彼女の先頭を歩き出した。
 そうして少し進む。彼女はうつむき、一言も言葉を紡ごうとはしなかった。普段は多く話す娘。私の心は痛み、針をその身深く突き刺したように苦しんでいた。けれど彼女にかけるべき癒しの呪文は見つからず。
 私は振り返り、そのまま何か言おうとしたとき――。
「っ!!」
 彼女の目が大きく開き、私のほうを睨んだ。一瞬身がすくまる、それは今までに見たことのない「騎士」の視線。
 ――刹那。
 その剣が消えた――かと思うと、私の背中から大きな、何かの砕ける音がして振り返る。
 瞬拍 三度 衝撃 殴打。私の身体は吹き飛ばされ、全身に激痛が走る。動けない! 何らかの攻撃を受けたことを悟る。
 視線をめぐらせる。まず先ほど私の立っていたところ。そこに魚の銛を持つ、醜悪な唇のモンスターがいた。背筋がゾッとしてその力を知る。
 半漁人。このMAPの支配者。外見に似合わない、強力な力を秘めるもの。
 このままでは危ない。なんとか肉体を動かそうと試みる。けれど思うように動かず、二、三度痙攣してピクリと筋肉はその活動を止めてしまった。
 時間が 足りない。今すぐには動けない。そして半漁人はそれきり私に興味をなくしたように――。
 私は目を瞬いた。信じられないものをそこに見て。
 再び瞬いた。
「……」
 少女。彼女が、半漁人と向かい合っていた。その手に風を纏い。
「何やっているの! 逃げなさいっ……!」
 震える喉で叫ぶ。しかしまるで石になったように、動かない彼女。そして半漁人をキッと睨みつけて。
「大丈夫です」
 私に語りかけた。それは優しいいつもの口調で。
「仇は、取りますから」
6祈りごとsage :2003/09/15(月) 15:32 ID:3IIV7v.w
「なにいって――」
 半漁人は踊りかかる。その胸から 赤い 雫。
 私は思わず息を呑み。
「はっ――」
 そしてけして先ほどのものが、錯覚ではなかったと――彼女は消えたのだ。正確には動き、剣を握り締め、半漁人の先ほどつけた傷に、またも傷を負わせ。
 動く銛。半漁人の三連撃。それもまた私には見えない槍技。だが彼女をそれが貫いたと思った瞬間、まるで糸を突くようにするりとすり抜け、彼女の剣が舞い朱の花を咲かせる。
 パッ、パッと。それは赤子を捻るように、半漁人の攻撃をかわしながらその身体を切り刻む。
 残虐。彼女が私に一度も見せたことのない、圧倒的な暴力。それは底震えするほどに。
 美しい、もの。
 やがてそこに藻屑が捨てられたように、半漁人の体が崩れ落ちた。

「お姉様、ちょっとガマンしてくださいね」
 いまだ動けぬ私の身体を葉で擦り。それは優しい動きで、くすぐったいような感触――彼女は小さく呟く。
「リザレクション!」
 全身に力が戻る。私は自分にヒールをかけて――それから彼女にヒールをかけようとして。
 少しも傷ついていない身体。
「あ……」
「あ、ええ。大丈夫です」
 いつのまにか祝福も、速度上昇も切れていた。
 私は。
 自分が何もすることがないことを、はじめて知ってしまった。
「お姉様?」
「いえ。なんでもないの」
 答えは簡潔、軽いもの。けれど全身は冷たくなっていて。まるで悲しみが、寂しさが氷となってしまったように。それはあの半漁人に貫かれるより私の心を苦しめた。
 誰がこのように。誰かこのように。
 それは――。
「……?」
 先ほどと、比べものにならないほどか弱い、少女の顔を見せる彼女。
 けれどこれは欺瞞。偽り。ずっとこの娘は私を騙してきた。
 だから。
「ねえ。キュリーフィス」
 私ははじめて彼女をその名で呼び。彼女が虚をつかれた隙に、好きといわれたこともある天使の顔を見せる。
 微笑を浮かべて。それははたして彼女を捕らえたのか。疑問を持たぬだろうか。
 私はこう、告げた。
「そこの岩場に行かないかしら? 全身がまだ痛むのよ」
7祈りごとsage :2003/09/15(月) 16:13 ID:3IIV7v.w
 はたして彼女はうなずいた。

 沸き立つものは怒り。裏切りのユダ、ブルータス。この屈辱は私を狂わせ、このまま殺さんばかり――けれどまだ心に宿った炎を鎮める術がある。
 それは私の心が命じている。さてあたりに人気はない。これからどのようにする? エゴステック(自我)。身体を引き裂くか、このまま首を砕くか。
 なすがままに。ただなすがままに為せと命じる。
 不安そうに、私を覗き込む少女。見とどけよ、今の表情。これが最後になるかもしれないから。
「それで、どこが痛みますか……」
「……」
 私は沈黙して。そっと彼女の鎧へと、手を伸ばす。
 白蛇はかくして巻きつくと、それをパキンと音を立てて外した。見る間に彼女の表情が変わる。
 身を守るものを剥がして。暴力を浴びせるにそれは邪魔だから。
「な、なにを――」
「痛いところ、口でいうよりもこうして確かめたほうが早いわ」
 私の指先は服の下へと潜り込む。その柔らかな肌。爪たてて古い肉垢を取りたい、と感じるほどにきめ細やか。それは汗に濡れていて指のつけねを潤した。
 撫で回す。獲物を見つめる禿鷹のように。私は彼女を見上げた。
 そして自分でも信じられない言葉を。
「ほら、あなたも私に触れなさい」
「は、はぃ……」
 服の上から彼女の掌。その感触。けれどそれは私の渇望を満たすほどではなく。
「きちんと、なかに入れなさい」
「……わかりました」
 滑り込む手、それはガントレットの冷気を纏って。冷たいこの身体に冷たい金属が。
 それでもそれは胸を温めた。
「私の動きに……あわせて」
 囁き。詠唱。それから彼女の胸へと入れた指先を、少しづつ動かす。上へと。首筋のほうへ。
 そして途中に双丘を触れた。ほんの僅かに動く、彼女の身体。そこで私は一度手の動きを止めて。
 彼女の、私のなかに入れたその手が、私の手ほどに進んでいないことをわかっていたから。
「それ以上動かせないの? それとも、あなたは私の痛むところなどどうでもいいと?」
「っ……!」
 かすか、かすかに動き始めて。私の胸をのぼっていく。
 胸の枯渇はその手にますます燃え上がり、ピクリと乳房が震えた。それを止めるように、私は彼女の胸を掌で覆う。一瞬彼女は私を見た。それから、ほんのわずかの躊躇、ぎゅっと目を瞑って私の胸を鉄の手甲で覆う。
 力のこもった手。きっと私の手よりも。けれどあえて咎めずに。それは炎を抑える冷たいものを、なお強めるものだったから。
 彼女の乳は柔らかな肉の集まり。手に力を込めるときゅっと小さくなり指をおしつければどこまでも沈む。手のなかで弄ぶ。
 掌をおしつけて指を曲げると横から溢れ。五本の指で握り、開いたり閉じたり。
 はじめはただ私にされるだけの彼女も、一度私が叱るとその手を動かしはじめた。
「はっ……、んん……」
 甘いかすれる声。私は乳首をくるくると回す。彼女も震える手先で私の乳首を回した。
 背筋に走る快楽の電流。息を吐いて。熱い吐息、こもった熱が外へ出て行くよう。私がピン、と弾くと、彼女も私のものを弾いた。
 唇は、吐息をもらす。私の知らぬうちに。
「あっ……。ここが痛くて」
「お姉様…」
「だから、もっと慰めて……キュリーフィス」
「お姉様……っ」
 彼女の指先は強弱激しいものへと変わる。時に痛いほど強く、かと思えば優しいキャンディーのような指先へと。私の身体はその変化にとまどい、けれど次第に慣れていく。
 私は彼女の乳房も、同じように強く、または弱く刺激を繰り返していた。
 お互いの与える快楽に身悶えながら。私は支配者、そして服従者。こもる熱は出て行き、けれどそれ以上の炎が身を焦がす。炎は劣情という名。獣にも等しい恥を忘れた本能。
「あふっ…・キュリーフィス……」
「ん……お姉様…?」
「これじゃ、服で…見えないわ……」
8祈りごとsage :2003/09/15(月) 16:14 ID:3IIV7v.w
 私はそういって。彼女の服を、手にかけて脱がしていく。汗でしっとりくっついていたけれど。強引に力をこめて、引き剥がす。
 彼女も私の聖職服に手をかけた。そして皮を脱がせるように、ぐいっと伸ばして脱がせる。ひんやりとした水の感触。彼女の吐息まで肌に染み入るような気がした。
 胸のロザリオは音を立てて転がる。私はそれを横目で見てから、彼女の白い肌に手をかけて。
 大きな乳房を口に含む。
「ぺちゃ、ん……」
「あっ…お姉様ぁっ…」
「薬を頂戴……あなたの薬を」
 とろけるような味と、香りたつ汗と彼女の芳香は。薬と呼ぶに差し支えないもの。
 獣は獲物を牙にかける。支配者はかくして手中におさめるから。私も彼女の乳首を少しだけ噛んだ。
「ああっ……」
 その表情は私の望むもの。少女などではない、成熟した女の。
 喘ぐ言葉はいままで聞いたことのない、淫らなもの。
「いい…です……! もっと――」
「…っ」
 ならばそのとおりに。私は舌で転がし、噛みほぐすようにコロコロと、桜の乳首を歯で挟む。
 その度に彼女が放つ言葉を聞きながら、下半身にとろとろと流れるものを感じた。
「キュリーフィス……気持ちいいの? このような、いけないことをされて」
「んん…はぁっ……いいですっ…」
「ふっ…ん。いけない子……」
 そう罵りながら。私も自分が満足を得ていることを知っている。
 この女を弄びながら。それはこの上なく、邪な快楽。
「これはね…罰なの……」
「はぁ…ん、ばつ……?」
「そう」
 ぎゅ、と手に力をこめる。肌に赤い跡がつく。一度手を離し、私は彼女の下半身を覆うスカートに手をかけた。
 ひき下ろす。それだけでは足りない。白のパンティ。それはうっすらと濡れていて。私はそれもはぎとった。
「あっ…」
「あなたが私に、その本当を隠していたことへのね……」
「かくしてなんか……」
「だったら、この表情は何?」
 あごに手を当てて、私は彼女の表情を見る。それはあまりに綺麗な、劣情の獣。
「こんなに淫らな顔を。私に見せたことがあって?」
「それは……」
 何かいいかけたけれど。私は彼女の唇を、そのまま犯した。
 レックス・デビーナ。理性よ、お黙りなさい。
「だから」
 私は自らのソックスを下げる。
「……これは、罰。死よりも苦しい罰なのよ……」
 私は彼女の足を開き。
 自らの性器と、彼女の性器を合わせる。クリトリスは一対となった。
「ん……」
「あ、ふわ……」
 擦るように動く。大きく、小さく。それにあわせて胸の奥もジュクジュクと炎が燃え上がり。クリトリスは今にもはじけそうに震え、こぼれる液体は互いの性器を犯して、奥まで流れ込む。
 欠けたピースが合うような充足感と、なおも求めるこの術は。世界に二つとない、溺れそうな秘儀。
 私はもう彼女から離れられず、きっと彼女も私から離れられないのではないかと。そう思ってしまうほどに。
 そして。
「んん……あ、んふ……もう、あああ……っ」
「だめです…あ、あああ――……」
 二人の身体から何か大切なものが飛んで、お互いの身体のなかへと入る。
 そんな奇妙な感覚と、胸の炎が溶けて消えていくのを感じ。
 私は目を閉じた。

「お姉様」
「……何かしら?」
「どうして、このような」
 それは、ことを終えたあとに訊ねられたこと。
 そして私に、先ほど以上の怒りを芽生えさせた。私は吐き捨てるように。
「気まぐれよ」
「…っ!」
 声ならぬ叫び声。私はそれが心を震わせたのを、聞いた。
「そう、ですか」
 そして。
「わかりました。お姉様……セレス・ビナシュタットッ!」
「なっ!?」
 頬を叩かれた、それを悟るのにほんの数瞬。
 けれど彼女は――キュリーファスは、その間に蝶の羽音と共に消えてしまった。
「……なにを」
 私もしばらく後にダンジョンを出た。それきり、彼女は戻らなかったから。
 そしてまだ。彼女に会っていない。
9祈りごとsage :2003/09/15(月) 16:16 ID:3IIV7v.w
−−−−

「どうしてなの?」
 私はプロンテラの日陰にいる人影に訊ねる。その人は騎士。
 先ほど建物から出てきて、私を認めて立ち止まったのだった。
「どうして…そんなに憎むのかしら」
「憎む?」
 人影の視線が私を見た。私はそのまま、人影に問い掛ける。

「あのときは私が悪かった。そんなのは知っているの。けれどそれでも、あなたが私より強いと…それを知った時に。
私はあなたを眩しいと思い、憎んだ。それは何故かしら。うれしいはずのことなのに」
「……セレス、それは――」
「あなたが私を名前で呼ぶことも。その意味も、おおよそわかっているのよ」
 私はそういって人影を向く。キュリーファス。彼女がそこにいた。
 私の飲みかけのミルクを、そっと手に取る。
「そうですね、セレス」
 それからそれに口をつけて。
「あなたはたとえば、私のこのような行為を略奪と思うのでしょうね」
「違うのかしら?」
「愚かですね」
 一言呟くと、キュリーファスはミルクを飲み干し。
 それから私の手を取った。
「今度は、私が教えますから」
「……お願いするわ」

 キュリーファスは白の卵殻のようなものを私に被せて。
 そのまま手を引き上げ、そっと立たせた。

END
10名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/15(月) 16:19 ID:3IIV7v.w
4じゃなかった。とりあえずゴクウをゲットです。
かき上げUPじゃなくてどうもごめんなさい・・・。遅れましたが、スレ立ておめですー。
11名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/09/15(月) 17:30 ID:L3i/.8mM
GJ
12226たんsage :2003/09/16(火) 01:21 ID:UiSkHnBE
ついにスレが立ったようで。
記念に何か書いてきます、覚えてらっしゃる方よろしく〜
13名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/16(火) 01:39 ID:/V0sX0UU
226たんキトァ──―――(゚∀゚)──―――ッッッ!!!!
14名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/16(火) 01:43 ID:ij8llstc
キトゥァァ──―――(゚∀゚)──―――ッッッ!!!!
待ってました(*´Д`)
15名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/16(火) 01:44 ID:ucbSjMx2
226タンキータ─wヘ√レv~(゚∀゚)─wヘ√レv~─!!!
16SiteMaster ★dame :2003/09/17(水) 12:53 ID:???
18禁スレなので、dameておきます。
17名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2003/09/17(水) 23:09 ID:5jr9BBIA
なんか良く分からないけど一緒に喜んでみる
dame━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
18226たんsage :2003/09/18(木) 07:52 ID:TFeZoxi.
 ん、ん……
 ……よく寝た。
 今日は露店を出してない。
 チャットルームで貴重品の買い手を探しながら、休んでた。
 ジョーカーカード。
 私みたいに非力な商人には、自力で取ってくるなんて無理。
 これは買ったもの。買値は10M。
「やった、買い手ついてる」
 私の売値は14M。差額分4Mが儲け。
 寝てるだけでウィスパーカード1枚分のお金が手に入る。
 汚い? そんなもの、貧乏人のひがみ。
 お金なんて、もともとお金が無いと稼げないようにできてる。
 アルベルタの孤児だった私も、最初は何もできなかった。
 アルベルタ商人協会のひさしを借りて雨をしのいだ。
 ポリンを倒して人並み程度に筋力を鍛えては、貿易船の荷下ろしで日銭を稼いだ。
 働いていないときは、いつも商人協会の蔵書を読み耽っていた。
 ……長かったけど、別に労って欲しいなんて思わない。
 お金のためなら合法である限り何でもする。そんな私を蔑んでも構わない。
 私は優れた「商人」。そう認められればそれでいい。
 たとえ、それが皮肉でも。

 早速、宿に戻って買い手に耳打ち。
 ……あ、有名人なウィザードさん。
 北の国境衛星都市ルイーナに砦を構えるギルドの筆頭魔法士だ。
 スティールには器用さが必要だから、スロット付きグローブも一緒に勧めてみよう。
 きっと古代のアクセサリでも扱えるだろうし……
 お金を持ってそうな相手にはとことん勧めないと。
 そんなことを考えながら、念に乗せて声を送る。
 私たちルーンミドガッツの民は、名前のわかる相手なら誰でも、どこにいても言葉を送ることができる。
 時々届かないことがあるのは神様の怠慢との噂。

「こんにちは」
 ……あ、届いた。
 ……。
 返事がない。
「いますか?」
 ……。
 ダメかな。
「いたら返事を……」
『あーうるさいうるさいうるさいっ! マヤ時間にはまだ早いでしょ!?』
 /ショック
 な、何なのいきなり。
「あ、あの……?」
『……ん? あなた誰?』
 ……つまり、人違いなのね。
「プロンテラで、ジョーカーカードを売っていた商人です」
『……あー、あーあーあー。そっかそっか。
 ごめんね、ギルメンだと思ったわ。噴水前にいたちっちゃくてかわいい商人さんね』
「ちっちゃいとかわいいは余計です」
 ……バカにしないで欲しい。
『いいことじゃないの。で、ジョカcだっけ?』
「ええ」
『いくらだっけ』
「14Mです」
『うわ、高っ!』
 むっ。
 確かに少し高めだけど、そんな言い方ないでしょう。
『14はダメ。12なら買うわよ』
「13Mでは?」
『やだ』
「……」
『……』
 砦持ちの癖に、けち臭い人。
 私でも譲らないと思うけど、それとこれとは別。
『解ったわ、12.5』
「仕方ないですね、12.5で」
『あなた、いい商人になれるわよ』
 もうなってる。
 でも、そう言うこの人もなかなかやり手。
「取引ですけど、お暇でしたら今すぐ……」
『あいにくヒマじゃないのよ。もうすぐマヤだし……』
「ボス狩りですか。頑張ってくださいね」
 皮肉半分だけど。
『そうね、終わったら伺わせてもらうわ。どこ?』
「じゃあ、プロンテラの中央三番地の宿を尋ねていただけますか」
『はいはい、それでいいわ。もういい?』
「あ、それと」
 危なく忘れるところだった。
『何かしら、わたしも忙しいんだけど』
 しまった、少し機嫌が悪そう。
「スロット付きのグローブを一緒にいかがですか?
 4.5Mで結構です」
『いらないわ』
「Dexが上がるので盗みの成功率が上がりますし」
『うるさいわねー。どうせ盗めるまでやるから一緒なのよ』
「……そうですか」
 怒らせるとまずい。カードだけにしておこう……
19226たんsage :2003/09/18(木) 07:53 ID:TFeZoxi.
『……あ、待って』
「はい」
『買ってもいいけど条件があるわ』
 え。
「何ですか?」
『今は宿の部屋にいるの? ひとり?』
「ひとりです」
 どうしてそんなことを聞くんだろう。
『ドアに鍵を掛けて、服を脱いで』
「え」
 どうして服を脱ぐ必要があるの?
「ど、どうして?」
『言う通りにしたらグローブ買ってあげる』
「……」
 とりあえず、部屋の鍵は掛かっている。
 4.5Mで売れるなら、話に乗ってみよう。
「わ、解りました」
 でも、いちいちそんな意味の解らないことをするのも馬鹿馬鹿しい。
 ……。
「脱ぎました」
 脱いでないけど。
『本当?』
「……は、はい」
『商人が取引で嘘ついたら詐欺師よ。わかってるの?』
「え……ど、どうして」
 耳打ちなのにどうして脱いでないって解るの。
『勘よ』
「……」
『わたしの言う通りにしてくれたら、ジョカcにも言い値の14M払うわよ』
 グローブの転売利益が1.2Mで、カードの売値の差額が1.5Mで……
 考えるまでも、ないか。
 今の所、この人に従っても私は1zも損しないんだから。
 多少恥ずかしくても、お金には代えられない。
「……解りました」

 するっ。
 少しサイズが大きめの、布地の厚い服を脱ぐ。
 ……どうしてこんなことをしているんだろう。
 肌が晒されて身体は冷えるのに、顔がどんどん熱くなっていく。
 誰も見ていないのに、ものすごく恥ずかしい。
「……脱ぎました」
『下着もよ』
「はい……」
 確かに下着は脱いでいないけど、どうして解るんだろう。
『何履いてる?』
「白いドロワーズですけど」
 かぼちゃみたいな形の、ふわふわした下着。
 偉い人はシュミーズを着たりするらしいけど……
 このかぼちゃパンツが今の時代のスタンダード。
 ゼロムが履いているあの下着はどこで作られてるんだろう。
『お人形さんみたいね』
「……」
 み、見えてないくせに。
『さ、脱いで』
「はい……」
 する……する……
 ふわふわした布地が脚を滑っていく。
 髪が背中を流れるのがくすぐったい。
「ぬ……脱ぎま、まし、た……」
 声が震える。
 恥ずかしくて脚も震える。
 立っていられなくなって、ベッドに腰を下ろす。
 し、しっかりしてよ私。
 こんなこと何でもないでしょう。お金だって儲かるのに。
 でも……普段は宿の部屋の中でも、裸で立ってたりなんてしない。
 着替えるときでも全部は脱がないか、すぐ済ませるし。
『恥ずかしい?』
 まして、耳打ちしながらなんて。
「そ、そんなことは」
『嘘をつくと契約違反よ』
「……は、恥ずかしいです」
 そう口にすると余計に恥ずかしくなる。
『ん……ねえ、どうしてこんなことをさせるかわかる?』
「解りません」
『じゃあ……さっきWisもらうまでわたしが何をしてたかわかる?』
「ボス狩りの準備ですか?」
『半分正解ね』
「半分……」
 それが何の関係が。
『ボス狩りってね、ものすごく興奮するの』
「はあ」
『ほんっとにすごいのよ。わたし男いらないもん。
 MVPとるたびにイっちゃうんだから』
「……」
 言ってる意味はよく解らないけど、少しおかしい人なのは解った。
「それで、何をしてたんですか?」
『ボス狩りの前はね、楽しみでドキドキして興奮しちゃって収まらないの。
 だからボス狩りの合間はいつもオナニーばっかりしてるのよ』
「……」
 ……え、えっと……
『途中だったから今も疼いてしょうがないの。早く続きがしたかったんだけど……
 ちょっとあなたに手伝ってもらおうと思って』
「えっと……」
『何よ』
「あの……おなにーって、何ですか?」
 そんなこと、商人協会の蔵書には書いてなかった。
『あはは、かわいい子ね』
「ば、バカにしないで下さい!」
『誉めてるのよ。女の子はかわいい方がいいわ。
 そんなことよりも……ね』
「……」
『Wisえっち、しましょう?』
20226たんsage :2003/09/18(木) 07:53 ID:TFeZoxi.
 ……どうしてこんなことになったんだろう。
『その部屋、ベッドある?』
「あります」
『ベッドの横は壁かな』
「ええ」
『じゃあベッドの上に座って、壁に背中を預けて』
「はい」
 ひたり。
 背中に壁が当たって少し冷たい。
『できた?』
「お布団かぶってもいいですか」
『寒いの?』
「そうじゃないですけど……」
『じゃあダメ。
 それでね、自分の胸に両手を当ててみて』
「はい……」
 ふにゅ。
 ……小さな脹らみが私の手で潰れた。
 私の手、温かい。
 裸で座って、胸に手を当てて。
 簡単なことだけど未知の経験。心臓がどきどきする。
『どう? どきどきしてるでしょ』
「は、はい」
 とくん、とくん。
 何となく怖いのと、よく解らない知らない感覚。
『だんだん速くなるわよ』
「え……」
 とくん、とくん、とくん。
『ほら……速くなってるでしょ?』
 とくんとくんとくんとくんとくん。
 な、何これ。
 どきどきして頭が回らない。
「な、何をしたんですか」
『何もしてないわ。あなたがだんだん興奮してきてるだけ』
「そんな……」
 とくんとくんとくんとくんとくん。
 怖い。
 雰囲気が何だかおかしい。
『いい? あなたのおっぱいは大きい方? 小さい方?』
「ふ、普通……」
 多分、ちょっと小さいけど……
『少し小さめなのね?』
「ぁ……ど、どうして」
『あなた見栄っ張りだもん。わかるわ』
「……」
 悔しいけど言い返せない。
『じゃあ、左右の手のひらを左右のおっぱいにかぶせるようにして』
「はい……」
『そっと力をいれて、上に押し上げるように潰して』
「はい」
 ふにゅっ。
 どきどきが手に伝わって、恥ずかしい。
『力を抜いて』
 ふにゅ。
『力入れて』
 ふにゅっ。
『目を閉じて、もう1回繰り返して』
「……はい」
 ふにゅ、ふにゅっ。
『円を描くように、何度も繰り返して』
「ん……はい」
 ふにゅ、ふにゅっ、ふにゅ、ふにゅっ……
『どんな感じがするか、詳しく説明してくれる?』
「ど、どきどきがどんどん速くなって……手が勝手に速く」
『胸はどんな感じ?』
「温かくて、先端が何だか、手の中で擦れて痒いです」
『ふうん……じゃあ、手を止めて』
「は、はい」
 ……何だか、止めると不自然な感じがする。
『両方の乳首を親指と人差し指でつまんで』
「ん……変な感じがします」
『つまんだまま手のひらを胸の下に当てて、ゆっくりさっきみたいに動かして』
「はい。んっ……ふ」
 ふにゅ、ふにゅっ、ふにゅ、ふにゅっ……
『変な感じが強くなったでしょ』
「は、はい。……んぁっ」
 痺れたような感覚。
 今のは何?
『どうしたの?』
「急に、痺れたみたいになって声が」
『へぇ、気持ちよかったのね』
「え?」
『女の子は、気持ちがいいと声が出ちゃうのよ』
「よ、よく解りません」
 変な感じがだんだん強くなる。
 どきどきするのが止まらない。
『つまんだ指をこすり合わせるようにして、乳首を優しく揉んでみて。
 手の動きは止めないで。できる?』
「やってみます……ぁっ、ん……んふ」
『気持ちいい?』
「わ、解りません。変な感じが、前より……ふぁっ」
『それは気持ちいいのよ。言ってみて』
「ぁ……気持ち、いい……」
 目を閉じているせいで、胸に意識が集中しちゃう。
『んっ……そうよ。わたしも気持ちいい』
「え?」
『わたしも同じようにしてるの。すごく気持ちいいわ……
 あなたはどう?』
 この不思議な感覚……
「ぁ……気持ちいい……気持ちいいです」
 言えば言うほど、変な感覚が甘いものに感じられる。
 もう私には、この感じが気持ちいいものとしか思えない。
『そうよ……気持ちいいの』
「あ、んふっ……むずむずして痺れて、気持ちいいです」
 こんなの私は知らない。
 背中を逸らして壁に押し付けて、胸を触る。
21226たんsage :2003/09/18(木) 07:54 ID:TFeZoxi.
『……ちょっと手、止めて。目あけていいわよ』
「え……」
『もっと気持ちよくなれるから』
「そ、そんな」
 手を止めた。気持ちいいのも止まる。
 ……理由もなく残念な気持ちが湧いてくる。
『部屋に鏡はある?』
「えっと……ありません」
『じゃあ仕方ないか』
 あ、鏡といえば。
「えっと、ミラーシールドならカートに」
『うん、それでもいいわ。ベッドの上に座ったら自分が映るようにできる?』
「解りました」
 カートをベッドの前に置いて、+7クラニアルミラーシールドを立て掛ける。
 角度を調節してでき上がり。
 裸の自分が映っているのは変な気分。
「できました」
『じゃあ、自分が鏡に映るように膝を立てて座って』
「は、はい」
 膝を胸の前に立てて、抱くように座る。
 思わず鏡の中の自分と視線を合わせてしまう。
『足は、身体の前に置いてる?』
「はい」
『膝を立てた姿勢のまま直角に開いて。太ももも膝も』
「えっ」
 そんな格好をしたら……
『やるの』
「で、でも」
『ジョカcとグローブ、売れなきゃ困るでしょ』
「……解りました」
 足を置く位置を左右に開く。
 あそこが空気に晒されて、膝が勝手に閉じる。
『膝も閉じちゃダメよ』
/!
「み、見てるんですか!?」
『まさか。わたしルイーナの砦にいるのよ?』
「でも……」
『恥ずかしいんでしょ? 勝手にそうなっちゃうものよ。
 膝が勝手に閉じちゃうなら、手で開けてでもやるの』
「は、はい……」
 膝がかくかく震えるのを手で押さえて、横に開く。
 壁に寄りかかって、鏡に向かって裸で脚を開いた姿勢。
 誰もいないのにものすごく恥ずかしい。
 鏡の中の自分は別人みたい。
『今、あなたの大事なところは丸見えね』
「……」
『そこには毛は生えてるの?』
「す、少しだけ……」
『ふーん?』
「……ご、ごめんなさい。生えてません」
『そうよね』
 解っているなら最初からそう言えばいいのに。
 わざわざ私に恥ずかしい嘘をつかせようとしてる。
『右利き?』
「はい」
『じゃあそのかわいいところに、右手の人差し指と中指と薬指の腹を当てて』
「はい……」
 くちゅっ。
 え、汗? それとも、漏らしちゃった?
 未知の体験ばかりで、そこが熱い液体で濡れてるのに気付かなかった。
 意識すると、空気に晒されて冷えるのが解る。
 鏡の中の私のそこを注視すると、つやつや光っている。
『濡れてるでしょ?』
「は、はい」
『それはね、女の子がえっちな気分の時に出るの。汚くないわ』
「えっちな……」
 そんなの知らない。
 お金を稼ぐためには要らない知識だった。
『深く考えなくていいから、言う通りにして。
 気持ちよくさせてあげるから』
「あ……はい」
『じゃあ触ってる指で、押したりほぐしたりしてみて』
「はい……あ、ああっ」
 くちゅ、くち、くちゅっ。
『おっぱいよりいいでしょ? 鏡をよく見ながら続けて』
「ああっ、んっ、ぁん……」
 くちゃっ、くちゅっ、くちゅ……
 気持ちいい。
 触れるたびに痺れるような感覚がお腹にきゅうっと溜まっていく。
 脇が締まって、膝が勝手に閉じていく。
『わたしも一緒にするから、気持ちいいときは言ってね。
 ん……あぁ、ん。……ほら、気持ちいいよ』
「あっ、ふぁ……き、気持ちいいです」
『膝閉じちゃダメよ。自分のえっちな顔とえっちなところ、しっかり見て』
 また膝を閉じたのがばれてる。
 声の様子で解るんだろうか。
「気持ちいい……あぁん……」
『ん、ふ……いいわ……
 どういう風になってるか、鏡を見て教えて』
「あ、ん、私が右手で……あそこを触ってます」
 くちゅ、くちゅっ。
『もっと詳しく』
「手の動きが、んっ、だんだん速くなってて……
 目の焦点が合ってなくて……話してる拍子に口から、よだれが垂れてて……
 んぁうっ、気持ちよさそうに……見えます」
 くちゅくちゅくちゅくちゃくちゅ。
 見えることをそのまま話してる。
 鏡の中の女の子は自分じゃない。
 私はこんなえっちなこと知らないから。
22226たんsage :2003/09/18(木) 07:55 ID:TFeZoxi.
『いいわ……最高。新しいこと教えてあげる』
「んぁっ、あ、はい」
『あそこの上の方に、小さな丸い豆みたいな物があるわよね』
「え……?」
 手を止めて直接覗き込むと、それらしいものがある。
 普段はこんなのなかったのに。
『えっちな気分になると大きくなるのよ。指先に蜜をたっぷりつけて、そこを触ってみて』
「はい……っあぅっ!?」
 ぐいっと人差し指で押すと、思わず大きな声が出た。
 何が起こったのか解らない。
『あはは、強すぎよ。そこはすごく気持ちいいところだから、指先で優しくね』
「は、はい。……んくっ、あぁぁ……ぁぁ」
 そっと撫でるだけで膝ががくがく震える。
 気持ちいいどころじゃない。何が何だか解らない。
『感じやすいのね。かわいいわよ』
「か、かわいくなんか」
 バカにされているみたいで好きじゃないはずなのに。
 何だか嬉しくて、胸の奥が熱い。
『あなたはかわいいの。いいことよ』
「はい……。っうぁっ、ひっ、き、気持ちいい……」
 嬉しくて気持ちよくてしょうがない。
 私はおかしくなってる。
『お豆から離れて、指を中に入れてみて』
「……中?」
『生理の時に血が出るところ。横に指で開いてみたら、穴が見えるわ』
「……はい」
 すごく恥ずかしいけど、あそこのびらびらしたひだを左右に押し広げてみる。
「んぁぅっ!?」
『どうしたの?』
「す、すみません」
『濡れすぎてて指が滑ったのかな』
「あ……」
『図星ね。焦らないで、ゆっくりでいいのよ』
「は、はい」
 ぐ。
 覗き込んだら、つやつや光ってる。
『見える?』
「はい……」
『どうなってるか教えて』
「……恥ずかしいです」
『じゃあ、鏡の中のそこはどうなってる? 詳しく教えて』
「えっと……濡れて、液がベッドまで垂れてます。
 穴が見えます。力が入るときゅっと縮まって、泡立った液が溢れてきます。
 すごく、いやらしいです……」
 詳しく話したほうが喜んでもらえる。
 私じゃなくて鏡の中の女の子だから、平気。
『じゃあ、その穴に中指を第二関節まで入れてみて』
「え」
『本当はもっとずっと大きなものが入るようにできてるのよ。
 大丈夫だからゆっくり入れて』
「は、はい」
 ちゅぷ。ぷちゅ。
「ん……ぁ。入りました」
『中はどんな感じ? 鏡を見ながら言ってみて』
「熱くて……とろとろに濡れてます」
 鏡を見ながらだと、どんなに
『そこに力をいれたらどんな感じ?』
「きゅっと締まって、指がすごく……熱いです」
『かわいいわよ』
 きゅっ。
 意識してないのに、指が締め付けられた。

『指の腹は、お腹側と背中側どっちを向いてる?』
「お腹側です」
『じゃあ前から手を入れてるのね』
「はい」
『ゆっくり、指を奥まで入れて』
「……解りました」
 ちゅ、ぷちゅ。
「んぁ、ん……入りました」
『入ったら少しだけ、お腹側に指を曲げてみて』
「はい……くぅっ」
 お腹を潰されるような息苦しさ。
『ゆっくり、本当にゆっくり少しずつ抜いて』
「は、い……」
 ず……ちゅ……
『指は曲げたまま。何十秒かけてもいいからゆっくり抜いて。
 指先と、指が触れてる部分の感触に集中して』
 ず……ず……
「ぁ……中の様子、少しずつ変わってます……」
『どんな風になってる?』
「ざらざらしてるような、小さないぼいぼのような……
 あぅっ、だ、駄目……こ、ここすごく、気持ちいいです……」
 鏡の中の女の子を見ながらだと、恥ずかしい気持ちがどこかへ飛んじゃう。
 気持ちよくて潤んだ目と視線が合うと、自分の中が見透かされる。
『ゆっくりね……気持ちいいところを覚えておいて』
「ふぁ……ぁあぁ……」
 曲げられた指先が気持ちいいところをゆっくりとほぐしていく。
 そこは少しこりっとしていて、指の力が強く掛かる。
『ざらついてて固いところがあったら、そこが女の子の弱点よ』
「んくぅぅ……っ……ぁ……」
 息ができない。
 意識しなくても指がゆっくりとそこを堪能しようとする。
 頭の中がすうっと白くなる。
「ぁ……ぁぁ……んっ」
 ぷちゅっ。
『ぁん……あ、抜けた?』
「はい……」
23226たんsage :2003/09/18(木) 07:55 ID:TFeZoxi.
『キスしよ』
「え?」
 どうやって。
『舌で口の中を舐めて。上あごとか、歯の裏』
「はい……ちゅぷ、れろ……んぁっ」
 舌と口が痺れる。
 こんなことが、気持ちいいなんて。
『んふっ、舌の先でこちょこちょってするの……ぴちゃっ』
「気持ちいい……どうして……ちゅぴ、ぴちゅ」
『ぷちゅ……ぷぁっ』
「……ふぅ」
 続けてると、いつまでも呆けていられそう。
 それくらい気持ちがいい。
『ねえ、中に指入れたとき気持ちよかったところ覚えてる?』
「はい、覚えてます」
『じゃあ、中指と薬指を指先がそこに当たるまで入れて』
「……はい」
 ちゅぷ。……ちゅ。
「んっ、ふぁ」
 そこに当たったとき思わず声が出た。
『入れたら、人差し指と親指でお豆をつまんで』
「……はい。んぅっ」
 手をひねるときに、また声が。
『左手で左のおっぱいを、乳首をつまんで手のひらを下にあてる方法で触って』
「は、はい……」
 心臓がばくばく暴れてる。
 教えられた気持ちいいところ全部に触って、これからすることは。
『準備できた? わたしはOK』
「で、できました」
『あなたの好きなように、していいわよ』
「んくぁっ! ぁ、んっ」
 そう言われた瞬間、意味を考える前に私の両手は動いていた。
『そう……んっ、一緒に、気持ちよくなりましょ、ぁんっ!』
「くぅっ……っ……っぁんっ! 気持ちいい……」
 耳打ちの向こうではこの人も同じようにしてるはず。
 そう思うと、鏡の中の子がわたしと話してるみたいに感じる。
『あなた、かわいいわよ。んっ、ボス狩り以外でこんなに興奮したの、久しぶり……っ』
「あなたも、ぁぅっ、気持ちよさそう……」
『ね、ねえ、どこが一番気持ちいい?』
「ぁ、胸が……先端が、んっ、痺れるみたいで……っ」
 くりくり、ふにゅ、ふにゅっ。
『そうね……柔らかくて、すごく気持ちいい』
「お豆みたいな方も、ふぁっ、気持ちいいのが、んっと、強くて、くぅっ、膝が震えちゃいます」
 ちゅぷ、こり、こりっ。
『うん、ここ大好き。くふぁっ! 強く触ると、おかしくなっちゃうわ』
「な、中もすごいです、ぅぁ……、気持ちいいのが、んふっ、重くて、大きい感じが」
 じゅぷ、じゅぷ、ぐちゅっ。
『ほんとに、ね、くぁっ、全身、飲み込まれちゃいそう……』
 鏡の中の子と目が合う。
 めちゃくちゃ気持ちよさそう。
 微笑んであげたら、笑顔を返してくれた。
「ど、どれかひとつなんて、あぁっ」
『そ、そうね、ふぁ、全部、気持ちよすぎ……っ』
 止まらない。
 三箇所の気持ちいい波が合わさって、全部ひとつになる。
「あっ、だ、駄目っ、こんなの……っ」
『わ、わたしも、イっちゃう……っ』
 す、すごいのが、きちゃう。
「『ぁ、ぁぁあ、あぁぁぁあああああっ……』」
 三倍の高波に飲み込まれて、私の頭の中は綺麗に流された。
 かくん、かく、がくん。
 腰と肩と膝が痙攣してる。
 ……真っ白。

『……ん、うぅー……ん……気持ちよかったー』
「……」
『あなたすごいわ。
 わたし、ボス狩り以外でこんなに興奮したことないわよ』
「……どうしてこんなことになったんですか」
『まあまあ。約束の金額は払うわよ』
「当然です。何のためにあんなことしたと思ってるんですか」
『はいはい。取引、今からでいい?』
「え、ボスの時間はいいんですか?」
『とっくに過ぎてるわよ。わたしにボス時間忘れさせたのは、あなたが初めてだわ』
「すみません」
『ふふ、いいのよ。……マヤ戦より感じちゃったわ』
 ……普段この人は何を考えてボス狩りしてるんだろう。
「じゃあ、お待ちしてますね」
『じゃ後でね。ノシ』
24226たんsage :2003/09/18(木) 07:57 ID:TFeZoxi.
 ガチャ。
「お邪魔しまーす」
「いらっしゃ……え」
「あ、びっくりするよね、やっぱり……」
 目の前にいるのはウィザードの服を着た私。
 身体から最高ランクの冒険者が纏う気が出てる。
 声はさっき耳打ちしてた人。
「わたしも鏡見てしてたんだ。あなたとしてると思いながら。
 顔は噴水前で見て、知ってたから」
「同じ顔、同じ髪型、同じ髪の色……いるんですね」
 服を脱いだらオーラでしか区別がつかない。
 鏡の中の子が目の前にいる。

「ねえねえ、取引は後にして……」
「え?」
「さっきの続き。今度は生で、してみない?」
「……何か私に得はあるんですか?」
 これ以上お金を出してくれるとは思えないし。
 きっとここで応じても、私は1zも得しない。
「気持ちよくしてあげるわ」
「……そうですね」
 考えるまでもなかった。

「ボス狩り以外であんな風になったの、初めてだったんですよね」
「そうよ」
「私も、お金以外にこんなに興味が沸いたのは初めてなんですよ」

 私もこの人も、きっと同じ。
 誰かに認められたくて仕方ない人。
 レベルの差が80くらいあっても、気にしなくていいよね。

「気持ちよくしてくれないと、契約違反ですからね」
「毎日ひとりでしてたから、自信あるわ」

 ……お互い、初めての友達かもしれない。

---------------------------------------------------------------------
スレ立て記念、226たんです。
やっつけで書いたので粗いかもしれませんがご容赦ください。
Wisえっちって、何かいいですよね。
25226たんsage :2003/09/18(木) 08:05 ID:TFeZoxi.
22の途中の行修正です…
>鏡を見ながらだと、どんなに
から
>鏡を見ながらだと、どんなにいやらしいことでも話せる。
で∧||∧
26名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/18(木) 17:25 ID:jDxNhIps
GJ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
27名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/18(木) 19:02 ID:w7hzITU2
やっぱり、やっぱり!
226タンマンセ―――ヽ(゚∀゚ )ノ―――ッ!!

堪能させていただきました(*゚∀゚)=3
28名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/18(木) 23:56 ID:Hh5dBYN2
えろーす━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!

226たんまんせー!!
29名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/19(金) 00:52 ID:B6bDb/es
226たんまんせー!!
♀×♀スレまんせー!!
30名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/19(金) 01:09 ID:fQ5/sf/w
Wisえっち━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!

226たんエロすぎー!!
31名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/19(金) 01:41 ID:gRhuDPYA
もうアレです。
突 っ 走 っ て く だ さ い 。

レズいいよね!(゚∀゚)
32名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/19(金) 21:03 ID:hUnSstlI
(あえて無言)━━━━(゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚)━━━━ !!!

このスレは226たんを崇めるスレになりました

と書くと他の作者様に申し訳無いので・・
皆様226たんに続いてくだちい(*゚∀゚)
33名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2003/09/20(土) 00:20 ID:4wL.RTLc
レズ良いよね
的良みらんの人とか良いよね
34名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/21(日) 12:44 ID:fZd90uYU
 さて、ダンサーはズボンを履くべきか履かざるべきか……。

「おねえちゃーん〜」と駆け寄ってきて、
「ば、ばか……そんなかっこ……」とWIZ姉様辺りがマントで覆い隠す……。
 それとも
 ローグ姐さんとモンスターの大群に囲まれた時、
「はっ!アンタみたいな足手まといは邪魔なだけだ、とっとと逃げな!」
「ざけんじゃないっ、あたしの見せ舞台はこれからなんだ!あんたこそ逃げなきゃ金取るよ!」
 と姐様タイプ二人で戦うべきか…。
35名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/21(日) 14:56 ID:qnRI0zZI
優しいWiz姉様ハァハァ
36名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/26(金) 14:00 ID:jCWzujt.
φ(゚ロ゚*)ノ⌒@ポイ


「うひぃぃぃぃぃぃぃっ!」
 茜色の落ち葉を踏み散らかして全力疾走する。周囲の獣や虫たちがその騒々しさに驚いて、
蜘蛛の子を散らすように逃げ去る。
 騒々しさの渦中にあるのは二人の女性。何故か片方は衣服が乱れて半裸状態であるが、そんなことに
構っているヒマはないらしい。疾走する二人の背後には真っ赤な鎧を身にまとった巨大なハエ、
ハンターフライがその凶暴さをむき出しにして追尾している。
「なんであんなとこにシャアが沸いてんのよっ!」
「しりませんよぅぅぅぅ。」
 少し前を走る暗殺者風の女は、不条理な怒りをあらわにしているが、もう一人の魔術師風の少女――
運動が苦手なのか半ば引きずられている――はすでに涙目になっている。
「そこどいてぇ〜っ!」
 前方150メートルほどのところに一人の騎士風の男が座っているのが見えて、暗殺者風の女が叫ぶ。
流石に彼女の形相に驚いたのか、一瞬騎士もぎょっとしたようだが、立ち上がりキリリと構えると
「さぁ、ここは僕に任せて。きみたちはおぶぅっ!」
 走る女に弾かれ、よろけたところにハンターフライが襲いかかった。
「だからどいてっていったのにー!」
「騎士さん南無ですぅ〜」
 ハンターフライにとって修行不足のナイトなどはなから相手にならなかったらしく、
すぐにまた距離を狭めてきた。
「ええい、もう!埒があかないわ!フィーアちゃん、やるわよ!」
 暗殺者風の女が急ブレーキをかけたせいで、魔術師の少女…フィーアは慣性に従って
前方につんのめり、大地にキスをするはめになった。
「あうぅ、でもアカネさん…」
「残念だけどもう選択肢はないわ。追いつかれちゃったもの。」
 愛用のカタールを握り締めて構え、赤い彗星を相対する。逃げないことを悟ったのか
ハンターフライはゆっくりと前方に滞空して間合いをはかっている。
「私でもどれだけ避けられるかわからない。できるだけ速い詠唱と的確な照準を。お願い。」
「あぅぅ。」
その言葉を返事として受け取ると、アカネはハンターフライに踊りかかった。
3736sage :2003/09/26(金) 14:01 ID:jCWzujt.
 プロンテラの北部に広がる迷いの森。入り込んだら腕利きのハンターでも迷うことがあるという
厄介な場所である。その地理の複雑さゆえに、プロンテラ王国騎士団の調査隊ですら正確な調査が
行えず、事実上立ち入り禁止の危険区域に指定されていた。
 それでも時折腕利きの冒険者たちが侵入し、少しずつ全貌を明らかにしつつある。なかには最深部
と思われる場所にて凶暴な悪魔、バフォメットを見たという者もいる。それ以外にも、突然変異と
思われる特殊なモンスター達が発見報告として寄せられている。
 しかし、やはり集団で調査するには厄介な場所らしく、王国の正式な調査報告はいまだあがっていない。
そのような危険な場所に好んで入るのは、一攫千金狙いの冒険者か、又は好奇心で近づくものだけだった。
 彼女らはおそらく後者である。が、動機は極めて不純だった。

「ね、言ったとおりでしょ?ここって人が全然こないのよ。」
 迷いの森の入り口から入って、獣道からちょっとそれたところにある袋小路。
周囲を木々に囲まれてはいるが10畳程度の広場になっている。下草が一面に生えているものの
いい具合に乾燥した木の葉がじゅうたんのようになっていて、座っても湿り気が下着を濡らす事もない。
「ほんとだぁ〜、こんな場所があったんですねぇ〜。」
 やや間延びした声を出して、キョロキョロをあたりを見回す魔術師。
魔術師は例外なく露出の高い服装をしている。魔法の詠唱をする上で複雑な動きが必要になることも
多く、印を結ぶのに軽快な動きを要求されるため、動きを制限される鎧などは身に付けられないからだ。
もっとも、魔術師を志す者には非力な者が多く、重たい防具など身につけていられないというのが
現実であったりするのだが…。
「ここなら誰にも邪魔されないから、ね、フィーアちゃん。」
 言って暗殺者風の女はぐいとフィーアを引き寄せた。
「あん、こんなところで、ですかぁ?」
「最初からそのつもりだったでしょう?」
 とろんとした眼差しを向ける少女の物腰は、すでに少女のものではなく、一般的に男に向けられる
甘い芳香をかもし出している。
「アカネさん、いつもみたいにやさしくしてくださいねぇ。」
 腕の中で甘える少女に蠱惑的な笑みを返すと、アカネはゆっくりと少女の殻を剥ぎにかかった。
元から布地の少ない服装であるので、脱がすのにさほどの手間は必要ない。しかし彼女はあえて
ゆっくりと、一枚ずつ剥がしていく。メインとなる胸の覆いは避けて、まず手袋からはずす。
小指から一本一本、味わうようにしてそろそろとひっぱり、脱がす。まずは右手、続いて左手。
少女もこれから始まることへの期待からか、それだけで身をよじって反応してしまう。
「きれいな指。フィーアちゃん、かわいいよ。」
 耳元でそっと囁くと、軽やかな金髪を揺らして喘ぎ声をあげる。その反応が愛おしくて、
アカネは恍惚とした表情で次の段階に移った。
「マフラー、外すよ?」
 後ろから抱きすくめるようにして耳元に声を吹きかけると、頬を染めた少女は恥ずかしげに頷いた。
首の前側にある留め金をはずすと、軽いパサッという音と共に白い肩とうなじがあらわになった。
「おいしそう…いただきまぁす。」
 首筋に唇を這わせ、唇で舐め回すように愛撫する。舌は使わない。濡らすのは一部分だけで良いのだから。
唇をそのままに、背後から胸の谷間に右手を挿し入れると、びくっとするのが伝わってくる。
胸の布地はそのままに、狭い隙間から手を差し入れて谷間だけを愛撫する。しつこくそのまま動かして
いると、布地の上からでも先端の突起が分かるようになった。
 試しに布地の上からちょっと触ってみる。びくん、とさらに大きな反応を返してきた。そのまま
つまんで人差し指と親指でころがしてみると、彼女の足元がふらついてきたのか、頼りなげにふらふらと
こちらに体重を預けてくる。
「外すよ?」
 言って左手でフィーアの背中を探り、留め金を見つけると片手で器用に外した。
木漏れ日に照らされた白い乳房が露わになると、すぐには手をつけず、しばらく観察した。
さして大きいとはいえないが形は良く、乳首はツンと上を向いている。滑らかな肌とそれに見合う
若さを秘めた白い果実。熟しきっていないその果肉の味を知るものは、今のところ自分をおいて
他にはいない。優越感に恍惚となっていると、誘うようにフィーアが身体を揺らした。
 我に却ってその果実に手を触れる。女としては大きめの手の平の中にすっぽりとおさまるぐらいの胸。
アカネはこの禁断の果実が大好きだった。すぐにでも揉みしだきたい誘惑を打ち消し、ゆっくりと表面を
撫でる。このほうが感じることをアカネ自身知っている。自分もそうだし、フィーアとてそうだと
堅く信じている。
「あっ、あぁ、ん」
 喘ぎ声が漏れはじめた。そろそろ頃合らしい。
 両手で後ろから双丘を、その突起を責める。やさしく、時に力強く。最早彼女は自分の力で立つことも
できないぐらい脱力しており、そのままの体制を維持することは困難になりつつある。
「横になろうか。」
 言って彼女を優しく地面に座らせる。思った通り、すわり心地は悪くないようだ。
「それじゃ、そろそろ。」
 座らせた彼女の腰布をまくりあげようとしたその時、暗殺者としてのアカネのレーダーに
何かがひっかかった。
(フィーアちゃん、立てる?近くに何かいる。)
「えぇ?アカネさぁん、無理ですよぉ。私こんなんなっちゃってるしぃ。」
(ちょっと待ってて。見てくるから)
「はぁぁぃ。」
 残念そうな声をあげるフィーアを置いて立ち上がり周囲を見回す。
 いる。
 かなり高レベルのモブか人か。
 恐らく前者だろう。こちらが風下になっているので、大きな音を立てなければ気づかれる恐れはないだろう。
しかしいつまでもここにいれば、風向きがかわるか、相手が移動するか。どちらにしても愉快なことには
ならないに決まっている。逃げよう。
 判断を決めるとアサシンの行動は速い。
「フィーアちゃん、逃げるわよ。」
 自分が脱がしたマフラーと胸当てを彼女の方向に投げると、着用するように促す、とその時。
 風向きが変わった。
「危ないわ、気づかれた。」
「ふぇ?」
 間の抜けた声を発するフィーアを引っつかむと、気配の反対側へと全力で走り出す。
「ちょ、ちょっとアカネさぁ〜ん!」
 胸当てをつけるのに失敗して片方だけ乳房を露出させたまま、ひきずられる。
まだ事情が良く飲み込めていないようだ。
(この気配…しかもこの追跡速度、まさかシャア?!)
 ハンターフライ、通称赤い彗星のシャアとは、同種のチョンチョンやスティールチョンチョンとは
比べ物にならない凶暴さで、並みの冒険者では攻撃をかすらせることもできない素早さを持っている。
迷いの森に生息しているという情報はあったものの、まさかこんな入り口近くに出現するとは
全く予想の範疇にはなかった。相当修練を積んで、魔力のこもった武器を持つアサシンならともかく、
現在のアカネの装備ではとても太刀打ちできる相手ではない。実際に戦ったことはないが、彼女は
本能でそのことを察知していた。
(全く、冗談じゃないわ!)
 ハンターフライがいた方向は自分たちが来た道。つまり、今自分たちが向かっているのは森の奥深くの
方向なのである。このまま奥に逃げ続けたら、深部に潜む更に強大なモブをも目覚めさせるかもしれない。
かといって立ち止まって戦うという選択肢は今のところ脳裏によぎることすらない。
 逃げなければ、殺される。
 それだけで走り続け、獣道を発見してひたすら走った。
3836sage :2003/09/26(金) 14:02 ID:jCWzujt.
 予想を遥かに超える攻撃速度だった。縦横無尽に自分の周囲を飛び回る赤い彗星に対して、
攻撃どころか避けることさえも精一杯だった。食らえばナイトのプレートにも風穴を開けるその一撃、
避け続けるだけでも否応無しに精神力が消耗される。
「援護まだ…うわぉ!」
 一条の赤い閃光と化した横からの攻撃をステップを踏んで避ける。と、避けきれなかった自分のマフラーが
引きちぎられて宙を舞った。
「げっ、このマフラー高かったのに――ぃあぉぅ!」
 最早言葉を発することもできない状態である。このままの状態が1分、いや30秒続けば間違いなく
攻撃を食らってしまうだろう。傷ついた体でこの攻撃を避けることはほぼ不可能。つまり
食らった時点で敗北が決定してしまう。すでに詠唱の始まったフィーアではハンターフライから
逃れることはほぼ不可能だろう。
(このまま好きにさせるのは癪ね。)
 どうせ避けられないなら相手の攻撃にあわせてカウンター攻撃を食らわせる。一瞬で決断して
青い骸骨の紋様が入ったカタールを握り締めた。
(所詮虫、行動は単純のはず。直進してくる攻撃に両手で一撃を与えてやる!)
 両手に持ったカタールを目の前で組み、相手の攻撃を待つ。左。自分のわき腹を狙っている。
これはダメ。避ける。
 そのままの態勢で軽く前方に身体をスライドさせる。自分の背後を物凄い勢いで何かが通り過ぎるのを
感じ、湧き上がる恐怖と粟立つ肌を無理やり押さえ込む。彗星は右に通り過ぎた後、後方に旋回している。
見えなくてもアサシンであるアカネにはそれが分かった。狙いは自分の後頭部。いける。
 振り向きざまに目の前に組んだカタールを押し出す。ギィィンという金属のぶつかり合う音と共に、
凄まじい衝撃が彼女の身体を後方へ吹き飛ばした。
「やった?!」
 持ち前の身の軽さで着地したアカネの20mほど前方に、まさか自分が一撃を食らうとは思っていなかったのか
怒っているように全身を振るわせる赤い蝿が滞空している。
(やっぱり一撃では無理ね。それならもう一度食らわせるだけっ!)
 怒りに我を忘れたのか、ハンターフライは真正面から突っ込んでくる。両手のカタールをもう一度
眼前に組み、先ほどと同じように突き出した。
 次の瞬間、アカネには何が起こったのか理解できなった。衝撃がきたのは、自分の、脇腹。
ハンターフライは飛行軌道を変化させて自分の右脇腹をえぐったのだということに気づいた時には、
既に次の攻撃が待っていた。脳が揺れるような衝撃。だが実際に食らったのは左の肩口だった。
肩を守っていた防具が弾け飛び、無残な肉片とともに粉々になって地面にちらばる。
 終わった。最後の一撃は間違いなく自分の急所…胴部か頭を狙ってくるにちがいない。
もはや避けるだけの気力は残されていない。どうせ死ぬならもっと気の利いたところで
美しく散りたかったのに、と馬鹿馬鹿しいことをぼんやりと考えながら次の衝撃を待った。
 激しい轟音、渦巻く火炎に包まれたハンターフライに、それでもなお休みなく炎の矢が撃ち込まれる。
通常ではありえないぐらいの数のファイアーボルト。アカネの肩口を吹き飛ばして、一瞬動きが止まった
ハンターフライに、どうやらフィーアの魔法が炸裂したようだ。霞む視界に必死で焦点をあわせて、
アカネは立ち上がった。ガラスをこすり合わせるような悲鳴を響かせながら、燃えさかる火炎の中で
身悶えするハンターフライ。なんとか炎を振り払おうとはしているようだが、次々に襲い掛かった炎の矢に
動きを制限されている。立ち上る火柱が、まるでウィザードが行使するファイアーピラーのように
天まで焦がさんばかりに怒りの炎を吹き上げている。
 炎がやんだ時には、焼け焦げた地面に横たわるハンターフライの姿があった。
驚いたことに、その強固な鎧はほとんど燃えていない。その羽すらもあちこち焦げてはいるようだが、
いまだその性能を失っていないように見える。当然だが中身はバーベキューになっていると思うのだが…。
「やりましたよアカネさぁ〜ん。」
 走りよってくるフィーア。だがその時、その前に立ちふさがるようにゆっくりと赤い蝿が浮かびあがった。
本来の敏捷性は失われているものの、か弱いマジシャンを葬り去るには十分すぎる力を秘めた巨大蝿。
だがその蝿がフィーアを攻撃することはなかった。標的を魔術師の方向に向けた瞬間、その鋼鉄の体は
鍛え抜かれたカタールの一撃によって再び地面に縫い付けられた。
「しつこいのは好みじゃないの。」
 満身創痍ながらも起き上がり、倒れこむようにしてハンターフライを串刺しにしたアカネは、本当に
精魂尽き果てたのか、そのまま座り込んでしまった。
「怖かったですねぇ〜、あ、今治しますね〜。」
 相変わらず緊張感のカケラもない口調でフィーアが呪文を唱える。と同時に彼女の髪の毛をとめている
クリップが白く輝きだした。かなりの重症ではあったが、ほどなく血は止まった。時間はかかるが
そのうちえぐられたところも元通りになるだろう。なるべく傷口を見ないようにしてアカネは一息ついた。
「さて…どうやって帰ろうかしら。」
3936sage :2003/09/26(金) 14:06 ID:jCWzujt.
お目汚し申し訳ないです。
酷評、批評ドゾ|ω・`)ノシ
40名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/26(金) 17:58 ID:dcrURdh6
>>36 さん

うち物書きじゃないから具体的なアドバイス・役に立つアドバイスになるかわかんないけど……
一つの現象の表現が少々長いような気がしました。
(フィーアさんのFBが炸裂するところくらいまでは気にならなかったのでホントは問題ないかも)

あとは……「本番」ないですね。うん。
シャアは燃え尽きたがフィーアたんは不完全燃焼みたいだな、ゲハハ(゜∀。)

うちが引っかかったのはこれだけでした

↓ここから本題
終始フィーアたんをリードしながらもヒルクリ頼りにしてるとことか、
戦闘時の判断なんかはかなりクールなのに「いただきまぁす」「うわぉ」「ぃあぉぅ」とか軽いとこ見せたり
くるくる変わるアカネたんの表情が非常に可愛いかった(*´∀`)
願わくば二人の馴れ初めとか他の狩場・建造物でのゴニョゴニョとかキボンヌ!!
41らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:38 ID:Jl8OoTfQ
 首都には天使がいる。大聖堂のある首都に、天使はいる。
 天使は街角にいる。週末の街角に一人でいる。白い聖職者見習いの服を着ている。
 髪は短く、雪色に輝いている。
 天使は。レジーナという名前。
 レジーナは天使の美しさと。
 天使の優しさを持っている。

 何かを探しているのか、キョロキョロ周りを見回して。
「ルアフ!」
 と、彼女は聖職者の呪文を唱える。
 当然クローキングで近づいていた私の姿があらわとなり。
 レジーナは、にっこり笑った。
「バレバレですよ。忍さん」
「くっ……」
 ちぇ、と舌打ち。レジーナはにこにこと。
「本日は、どのような?」
「特に用はないけど、レジーナさん暇かな〜って」
「そうですね」
 指を顎に当てて、何か考えるそぶりをする。
「とっても重要な用があるんですけど、せっかくだから遊びましょうか」
「え?!」
「嘘嘘。冗談ですよ、忍さんひょっとして本気にしました?」
「……」
 閉口。そんな私の様子をおかしそうに見つめて。
 風をゆるやかに震わせた。
「非公平ですけど」
「うん」
「狩りに、行きませんか?」
 彼女の穏やかな声、私を誘う。
 蝶に蜜。花に水。それは断る所以もない、魅力的な誘い。
「うん」
 うなずいた。

「忍さん、LVいくつになりました?」
「65」
「へぇ……」
 ずいぶん強くなりましたね、と頷く。
 私はいつも決まりきった答えの問いを投げかけた。
「レジーナさんは?」
「私は変わらず。25です」
 何気ない口調の、言葉。私はうつむく。
 始まりは24の差。
 いつの間にか、40の差。
「レジーナさんは強くなりたくないんですか?」
「そうですね」
 彼女はふと、何かを見つめるように視線を泳がせた。
 何を見ているのだろうか。
「強くなるために……変わったわけじゃありませんから」
「変わった?」
「ええ。実は私、一度死んでいたり」
 にへら、と笑い。そこに本気の二文字はない。
 私は苦笑した。


「そういえば、今武器何を使っていますか?」
「この間貰った、Qハロウドです」
「そうですねえ……」
 うーんと何かを考えて。
「そろそろ、この辺りいってみますか」
「え……これっ……て」
 はい、と無造作に渡されたTCジュル。
「きちんと、使い分けてくださいね」
「……その、レジーナさん」
「?」
「毎度毎度のことで今更ですが……なんでこんなの持っているんですか」
 そもそも貴方は刃物をもてない聖職でしょう。
 それに25では、不出来な弟子に貢ぐほどお金があるとも思えない。
「内緒です」
 そういって、彼女は微笑んだ。
42らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:39 ID:Jl8OoTfQ
 レジーナ、天使との出会いは一つの奇跡。
 それはノビ時代に泣いていた日のこと。
『えーん、えーん……』
 どのモンスターも倒せなかった。ポリンも、ピッキも。
 それでもいつか強くなる、そう思っていた。
 けれど今の弱い自分に泣いていた。弱いから、まだ泣いてもいいと思った。
 誰も私に声をかけなかった。子供の泣き声なんて珍しいものでもないから。

『……どうしたの?』

 たった、一人を除いて。

『どうしたの、なんで泣いているの?』
 その人は。
 白い衣を着ていて、頭に羽をつけていて。
 私は一度目をこすって、もう一度こすって、三度こすった瞳で見る。
 それはお話にでてくる天使さまみたいだったから。
『痛くて泣いているの?』
 天使さまは私の傷を見て、顔をくもらせた。
 そんな顔をしないで。
 私は涙をぐっと我慢して、天使さまを見つめる。
『……強い子』
 天使さまは呟いて。それから口のなかで、何かをささやいた。
『ヒール』
『っ』
 ふわりと体が浮き上がるような感覚。
 このまま天使さまの国に連れて行かれるのかな、と思った。けれど。
『……ほら。もう、痛くない』
『え? あっ』
『ふふ』
 天使さまに手を取られて、私は立ち上がった。
 まるで月見草の花が咲くような、穏やかな微笑。
『強く……なりたい?』
『はい』
『どうして?』
 私はとっさに言葉が出てこなくて。
 それでも。天使さまの前だから、だったのかもしれない。
 自分でも知らないうち――きっと子供ながらの無邪気さで。
『あなたを……お嫁さんにしたいですっ!』


 それから天使さまは驚いたように目を開いて。
 クスッと笑った後、自分のつけていた天使の羽を、私の頭にかぶせた。
 私は顔を赤くするばかり。
『私の名前、知ってる?』
『知らないですっ』
『レジーナっていうのよ』
 私はそれを聞いて、ああ本当の天使さまなんだと思った。
 だってそれは天使と同じ文字の名前。
『きれいな、名前です』
『そうかしら? ありがとう、お嬢さんは?』
『忍です』
『忍……そう』
 それから。
 天使さまは、春風のような穏やかな手のひらを私に触れて。
『これからよろしくね、忍ちゃん』
43らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:40 ID:Jl8OoTfQ
(あのとき私がした誓い、まだ覚えているかな……)
 狩りを終えて。
 フェイヨンにきた私たちは、木陰で涼んでいた。
 ところがロマンチックだと私が思った瞬間、平然と彼女の瞼が閉じてしまったのだった。
 なんじゃそりゃ。
「ん……んん……」
「寝込み、襲っちゃいますよ」
 自分ではっきり意識する、そんな不満に満ちた声。
 ぷにぷに、と頬を指でつついてみる。
 柔らかい。小鞠のように、沈んで弾かれた。
 これなら、その胸は。
「……本当に、襲っちゃいますよ」
「もう……やめて……」
「っ!」
 起きていたのだろうか。今までの言葉が聞かれていたのだろうか。
 私ははやまる鼓動をおさえる。
 一度彼女の寝顔を見た。そう、間違えなく眠っている。
 呼吸音。安定。眠っている。
 心拍音も……静か、眠っているです。
「……気のせい、だったのね」
 私は立ち上がった。ああ、あまりのショックに喉が渇いた。
 それにしても嫌なタイミングの寝言。
 彼女が天使なら神様というのはずいぶん残酷なものだ。
 まあ、暗殺者に優しい神様などいないだろうが。
 私は水を取りにいった。そう、彼女の分も取ってこよう。ここの水は木の雫から作られる、ということでちょっと特殊だと聞いている。
「待っていてね」
 私はその場を離れた。


 ――。
 それは生まれる前に、すべて捨て去ったはず――。
 もう、やめて。
 もう、人を殺さないで。
 語りかける相手は、自分であって自分ではない。
 同じ名を持つ、同じ記憶を共有する。

 レジーナ。ANGELの逆を意味する名前。
 それはかつて恐れられた、冒険者殺しの暗殺者。
44らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:41 ID:Jl8OoTfQ
 夕闇に駆けるその影は。
 数々の悪魔を従えて。
「……いた、か」
 揺らいだ顔。
 無表情の仮面がほんの少し剥がれ落ちて。
 悪魔にすらとうてい見られない、残虐な笑みを見せた。

「な、なんだ……!」
「どうしてこんなたくさんの敵が……!」
「急すぎる…ぐふっ!」

 死んでいく。
 みんなみんな、死んでいく。
 一人殺せば50000z。
 安い命だ。
「貴様、貴様――!」
 剣を抜く。それは愚かな騎士。
 それに笑って――紫の装束を身に纏う、暗殺者は。
 それから。
 騎士の目の前で、枝を叩き折り。
 何度も、何度も。
 それから飛ぶ。騎士の最後の怨嗟はその音に消えて。
 いつしかその暗殺者を、こう呼ぶようになった。
 『微笑の悪魔』。
 数少ない人間、依頼主やアサシンギルドの人間だけが知る――彼女の名は。
 レジーナ。

 そんなレジーナにも、友がいた。
 友は同じ暗殺者。だが風変わりな格好と思考を持つ彼女は、レジーナとは別の意味で同業者から避けられていた。
 女はレジーナを友と呼んだ。レジーナは、そんな女を煩わしく思っていた。
 あるとき女はレジーナに尋ねた。
「ねえ、レジーナ」
「……」
「神様って、この世にいると思う?」
 レジーナの鼓膜が震えた。レジーナにとってはただそれだけ。
 女はなおも語る。
「いるとしたら、暗殺者って相当嫌われているよね。
ほら、あんたとかあたしみたいな人間を作るなんて、さ」
「……」
「それでもさ」
 女はレジーナから目を逸らした。
「こんなあんたとあたしにだって、救いがあるって信じている」
「……」
「ま、馬鹿らしい話だけど」
 ため息をついてレジーナから離れる女。はじめてレジーナは口を開いた。
「あなたは私より馬鹿ではない、私のINTは4。あなたのINTは32」
 それはレジーナにとって、しごく当然の言葉であったのだけれど。
 女は大笑いした。
 その行為にレジーナは首をかしげていたが、自分には理解できないと悟り放置した。
45らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:42 ID:Jl8OoTfQ
 またあるときに、女はレジーナに尋ねた。
「あんた、好きなやつはいるの?」
「……」
「なに〜〜? 恥ずかしくていえないんだ。こ・の・お・ま・せ・さ・ん!」
「誤解を与えるのはひどく非効率的なことなので答えるが」
 女はレジーナの口を開かせるのでは、彼女に殺された冒険者よりも優秀だった。
 簡潔に答えるレジーナ。
「いない」
「あらあらあら〜〜」
 幾年のご婦人のように、女はわざとらしく口に手を当てる。
「なるほどねぇ。それでこんな風になっちゃったのか」
「こんな風とは、どのような風であるのか」
「そうだねえ」
 ピッと女は指先を立てて。
「月並みにいえば機械。天使にたとえればアズラエル。そして私にとっては」
 天使の微笑み、というものが。もしもこの世にあるのなら。
 それはこの女の微笑みこそ。
「私にとっては、最愛の人」
「……最愛?」
「そう。レジーナにはまだわかんないかもしれないけど」
 女は寂しそうに呟いた。
「その意味は、けして一つじゃないから」

 女の言葉を考えていたレジーナは。
 その夜、自らの身体に近づく影を認めた。
 普段なら。迷わず殺すのだろうけれど。
「……何の用?」
「あちゃ。ばれちゃったか」
 それは、よく知った女で。
 何故かレジーナは殺すことを躊躇った。本能か理性か、それすらもわからないが。
「最愛の意味を、一つ教えようと思ってね」
「何のために?」
「私のため」
 女はレジーナの服に手をかけて。
 肩から外すように、その服を取り去った。
「……寒い」
「すぐ温かくなるわ」
「今に服を着れば待つ必要もない」
「もっと温かくなれるわ」
「……それは熱いというのではないか?」
 女は自らの口元を抑え、震わせた。
「もう、ムードっていうものがないんだから」
「……」
 沈黙。どうやら女に笑われることをしたらしい。
 女はひとしきり笑い、涙目で語る。
「熱いくらいでちょうどいい、そんな身体の不思議なの」
「……」
 そのような経験は、ない。
 はたから聞いて奇怪なからくりが、この身体にあるというのか。
46らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:43 ID:Jl8OoTfQ
「だから、教えてあげる……」
 女の手はレジーナの頬をなぞった。
 滑らかな肌の質感。きめ細やかな指先が、頬から流れる水のように顔の正面――唇へと滑る。
 唇は膨らんだ二つの肉塊。鍛えられない箇所。
 そこに、女の指が触れて。
「ん……」
 執拗に撫で回す。レジーナは何一つ言えぬまま、女の体温に眉をひそめていた。
 ふいに女の指が離れた――唇を開いた。その瞬間。
 女の唇がレジーナのものに触れたと思うと、ほんの一瞬の呼吸、大気とともに舌が口のなかへと入り込んだ。
 それは獣の息。近くから見る、獣の視線。
 レジーナは思わず突き放そうとしたが、女の意外な腕力に阻まれた。
 蹂躙するような。自らの心を侵すような、感覚。
 それは熱。
「……これが、熱い……か?」
「そう」
 女は唇を離し、一度レジーナを見つめる。
 それは自然、鼓動の高まるような獣の目。魅惑の凝視。
「やめろ……そんな目で見るな」
「どうして?」
 レジーナはそれ以上、女を見ていられずそっぽを向く。
 己の弱さというものを知った。
「よく、わからないが……」
 機械でいうなら、それはトラブル。
 人間でいえば。それは恥じらいや、戸惑いという感情。
 レジーナの心は熱によって、おぼつかないものになっていた。
「なら、見る」
 女はそういってレジーナの頬を掴み。
 意地悪にも、己の視線と真っすぐに向きあわさせた。
 互いの視線。逸らすこともできず。
 レジーナは、何故か目を閉じることもできなかった。
「っ……」
「ほら。ドキドキ、してきたでしょう?」
 吸い込まれてしまう。
 自分自身が、吸い込まれるよう。その瞳。
「……ね?」
 女の指先が胸を示す。
 レジーナの鼓動が、また一つ高まった。
「こんなに速く、なってる」
47らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:43 ID:Jl8OoTfQ
 続いて、女はレジーナの胸へと移行する。
 大きくもなく小さくもなく。邪魔でもなく無駄でもなく。
 女は、その胸を指先ではさむ。
「ほら、こうして」
「な……う……?」
 はさみ、放し、はさみ、放し。
 パンを練るように、丹念に乳房を揉んでいく。
 肌色の、少しピンク色に染まった大饅頭は、形や大きさを自在に変えた。
 女の手の中で。
「は……んん……」
 鼻にかかった吐息。
 快楽の意味も理由も知らないレジーナの身体だが、与えられる刺激には逆に素直に反応する。
 満足そうな女の笑みを見た。
「気持ちいいんだ」
「…は……きもち……?」
「そう。心が、この感覚を欲しがっているんじゃない?」
「……『こころ』」
 それはレジーナにとって今まで知らなかったもの。
 ただ命じられるままに。教えられたままに。
 人を殺すことだけが、自分の存在理由だったから。それ以外に喜びを知らなかった。
「あんた、貪欲って言葉の意味も知らない?」
「……知らない」
「そう。なら、教えてあげる」
 そういって女はレジーナの下半身へと手をのばす。
 こじんまりとした白のやわ毛。女は一度自らの指先を口に含んで、それからそれをやわ毛のなかへと潜りこませた。
 まるで風がせせらぐように。
 女はレジーナの秘芯を指でなぞった。
「ふぁ……」
「もう一度」
 ふわり。
 優しい指使いで的確に。
 レジーナは与えられる快感に陶酔し……。
「これで離したら?」
「ん……」
 女の言葉に眉を八の字に曲げた。
 すねるような、それは女もレジーナ自身も今までに聞いたことのない声。
「やめ…ないで……」
「もちろん☆」
 女は再びすらり、すらりと撫で回す。強弱豊かに。
 レジーナは身体を震わせる、強いときは大きく、弱いときには小刻みに。
 色欲。レジーナを飲み込むような。
 人の心。
「ね、わかる……? あなたの、自分自身の心」
「……ん……これ…」
 レジーナは頷いた。女はそれに満足そうに。
「これ、いいの……」
「ふふ」
 それから女は、レジーナの唇を捕らえて。
 そのまま、指先を白蛇のように揺らせ。
「もう、いっちゃいなさい」
「え………いく……? あっ…!」
 くちゅくちゅと、溢れる蜜を指に絡ませて。
 女はレジーナの肉芽を摘んだ。
 それは強く。女のレジーナを想う、気持ちのように。
 レジーナは背筋をのけぞらせて。
「あ、ああ……っ!」
 女に身を委ねた。


 気がつけば朝。
 女はレジーナの隣にいた。
「……」
 レジーナは、はじめて女の名前を呼ぼうとして。
 まだ聞いてなかったことに気づき、頬を赤らめる。
 女は目を開いた。
「教えてあげる。私の名前はシャドー」
「シャドー、さん?」
「これでも、子持ちなんだよね」
 ニヤリと笑い、その母親はレジーナを抱いた。
 レジーナは。
 その手を、振りほどこうとはしなかった。
48らぶ・ぷろぐらむsage :2003/09/26(金) 23:44 ID:Jl8OoTfQ
「……」
 レジーナの夢は、ここで終わる。
 真実、これより先の記憶もあるけれど。それは夢には現れない。
 辺りが青一面に染まる。
「ここは、フェイヨン……」
「あ、レジーナさん。起きた?」
「はい」
 レジーナは木漏れ日に目を細めた。

「はい、水」
「水ですか?」
 私が差し出した水に、不思議そうに首をかしげる。
「いったいいつの間に……」
「それはもちろん、レジーナさんが寝ているとき」
「……寝てました?」
「寝ていました」
「ひょっとして、寝顔見ました?」
「見ました」
「〜〜〜〜〜〜〜っ」
 彼女の顔がりんごみたいに真っ赤に染まる。
「どうしたの?」
「いや、その……ちょっと恥ずかしいです」
 驚いた。
 いつもは陽気に私をからかう天使さまの、恥らう顔。
 まるで小さな女の子みたい。
「へぇーへぇーへぇー」
「いや、その……忘れてください」
「どうしようかな〜」
 私は笑って。
 それから、立ち上がって、彼女と手をつないだ。
「……」
「……(真っ赤)」

 週末、プロンテラにいる天使は。
 私の最愛の人。
49名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/26(金) 23:53 ID:Jl8OoTfQ
風邪引いている最中にふと思いつきました。
ほとんど勘で書いているので、自分の書いた文を見ていません(ぉぃ)。
どうかみなさま、ご指摘・ご不満をできればお願いします。
ちなみにH度はかなり低め…です。
シチュエーションが妄想できなかった……。
5036sage :2003/09/27(土) 00:10 ID:J4W2tKdE
>>39さん
レスありがとうございます。
確かに一つの事に対する表現が長い気がします…
効果音を使わないようにと苦心した結果なのですが、まぁ力不足ですね^^;

一応彼女達のその後とかなれ初め(?)とかも考えてありますので、
いつか上げようと思ってます
本番はそのときにでもw
51名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/27(土) 15:08 ID:BLAEKFE6
私は百合好きな人というわけではないのですが、(ごめんなさい)
このスレッドの小説はレベルが高くて見に来ております。

>>36さん
自分は普通にファンタジー好きなので大変面白かったです。
戦闘描写がすこしわかりづらかったです。
>>らぶ・ぷろぐらむさん
文章のテンポがとても気持ちよく、落ちは読めるような気がしますが
続きを読んで見たいという気持ちが強いので頑張ってください。

お二人とも文章力があるのでエロのみ殴り書きの素人小説とは違って、
とても面白かったです。百合は精神的なものの方が大事なんじゃないかと思ってるので。

>>226さんに関してはもうコメントは必要ないかと思ってしてませんが。
GJ ですね♪

好き勝手書いてしまいましたがご容赦ください。
52名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/04(土) 07:15 ID:nyXxPgrU
そして1週間カキコ無しですか
やっぱこっちのが進行遅めか・・・む〜
ってどっちも小まめに見てる時点で俺もうダメポ.∵:・(゚д゚・)-=t;
53闇に堕ち行く二人は。1/4 :2003/10/07(火) 00:21 ID:AzjHO0.k
「んっ・・・はぁ、はぁ・・・」
女性の、甘い吐息が耳に響く。
「もっと、もっとアナタの、ちょうだい・・・」
その声に誘われるまま、私は自分のそれを相手に押し付ける。
してはいけないことだと解っているのに。
悦を知ったカラダは、甘い言葉の言いなりになっている。
永遠にも思われる一瞬。
私は、何かを忘れていることにも気づかなかった―――。


―――


ここは魔法都市ゲフェン。
魔術師を目指す者が集まる場所。
また、魔力をこめた道具などが売られており、
商業も発展した都市である。
ゲフェンの中央に位置する塔、
職業について戦闘に慣れはじめた冒険者が己の技を磨くために集う場所だ。
否、だった。
近年、この塔の地下の奥深く―――最下層には、実体を持たない凶暴なモンスターが
異常発生しているという。
そのため、ゲフェンの長は、首都プロンテラの騎士団に調査を依頼した。
すぐさま調査団が塔に派遣されたが、その3日後、
一人の兵士がぼろぼろになって戻ってきたが、あまりの傷の酷さに見かねた一人の市民が
兵士を介抱しようとしたところ、兵士が急に暴れだしたのだ。
幸い、その町の自警団が兵士をすぐに抑えたので、大事には至らなかった。
だが、その更に3日後、
「ククク・・・皆が俺を殺そうとする・・・だから、殺される前に殺したんだ・・・アハハハハ!」
狂ったように大笑いするとそのまま事切れてしまった。
もちろん、その他の兵士の行方はいまだにわからない。
困った国王は、国中にお触書を出した。
「ゲフェン中央塔の謎を解決したものに金1,000,000,000zを授ける」
と。

だが、このお触書を見てゲフェン塔に多くの者が入っていったにも関わらず、
帰ってきたものは誰もいなかった・・・。


―――
54闇に堕ち行く二人は。1/4sage :2003/10/07(火) 00:21 ID:AzjHO0.k
「ねぇリスティ、早くー!」
雲ひとつ無い、というにはオーバーだけれど、そんな青空の下で元気な声が響いた。
「はいはい・・・今行きますから」
苦笑しながら少し小走りに草原を抜ける聖職者。
彼女の名前はリスティ。
幼い頃に両親をモンスターに殺され、危ういところで助け出されたリスティは、
孤児ということでプロンテラの大聖堂で今までを過ごしてきた。
退屈とも思わない、それでいて単調な日々。
そんな毎日からリスティを助けたのが、前を飛ぶように走る狩人―――リア。
長いことともに旅をした相方を失って、塞ぎこんでいたリアが、
あてもなく彷徨った末にたどり着いたのは、聖堂。
リスティとリアの出会いは、いわば運命だった。

「ほら、あれがゲフェンの町だよ。ボク、あそこで育てられたんだ」
リアもまた孤児だった。
だが、リスティとは違い、リアは実の親に捨てられたのだった。
魔術師ギルドの長に拾われたリア。
だが、魔術の才能があまりにも乏しかったため、フェイヨンに、半ば強制的に送られた。
だが、彼女はそこで、自分の才能を開花させることになった。
小腹がすいて、近くの木の実を取ろうとしたときにふと見つけた、変なもの。
曲がった木の棒に紐がつけてあるだけの単調な弓。
だが、彼女はそれを手にした時、いや、生まれたときにはもう、「弓」の使い方を知っていた。
その抜群のセンスをフェイヨンの村長に見込まれ、フェイヨンで修行をすることになった。
常に最高の記録を出しつづけた彼女は、いつしか有名になっていた。
そして、その後さまざまな出会い別れを繰り返し、今に至っている。

この二人がゲフェンを訪れたのは、もちろん賞金目当てだ。
正確には、賞金を狙っているのはリアで、リスティはリアにうまく丸め込まれただけであったが。

そして、難なく最下層につく二人。
「気をつけて・・・ここ、空気が違う・・・」
自然に生きる狩人は、感覚が敏感なのだ。
と。
「そこかっ!」
鋭い銀の線が空を切る。
否、それは高速で放たれた矢。
モンスターは、断末魔をあげる暇もなく息絶えた。
「マリオネット・・・呪いが込められた人形ね」
リスティが物静かにいう。
だが、そのうちに秘めるものは熱く燃えていた。
「関係無いものまで自分のために利用するなんて・・・許せない」
思うより早く、駆け出していた。
道を塞ぐモンスター。
だが、リアの放つ矢の前に次々と倒れていく。
「えーい、そこをあけろっ!アロウシャワー!」
集まっていたモンスター達に矢の雨が降り注ぐ。
即死した者、死に切れずにもがく者など、たくさんのモンスターがいたが、リアはそれらを全て無視した。

そして、最下層の最深部へとたどりついた。
更に奥へと躍り出ようとすると、肩を掴まれ押さえられた。
リスティだった。
リスティは、暴走しがちなリアをいつもコントロールしていた。
風を追い抜くようなスピードで走っても、気がつけばリスティが後ろにいる。
今回もそうだった。
「ダメよ。迂闊に出たらすぐに捕まっちゃう」
その言葉に従い、ゆっくりと、先へ進んでいく。
そして最後の曲がり角を曲がると―――。


―――
55闇に堕ち行く二人は。3/4 ↑の2/4だった∧||∧sage :2003/10/07(火) 00:24 ID:AzjHO0.k
そこはこの世のものとは思えない惨劇だった。
斬り合い。
倒れれば、その身が無くなるまで斬り続けられ、
死んでも死に切れず、とにかく相手を貪るのみの世界。
その奥にいる、座って見物している「何か」をみたらもう止まらなかった。
「おい、そこにいる誰かさんよ。何をしているのか教えてもらおうか」
鋭く弓を引き絞り、いつでも矢を放てる状態にしながらリアは叫んだ。
その、思いがけない訪問者にモンスターの大将―――ドッペルゲンガーは大きく笑った。
「ハハハハハ、何をしているか、だって?見れば解るだろう、
愚かな人間どもに殺し合いをさせているんだよ・・・そう、正真正銘のデスマッチをな」
だがな、とドッペルゲンガーは腰を上げた。
「そろそろこの玩具どもにも飽きてきた頃なんだよ・・・そろそろ新しいのが欲しいな」
次の刹那。
亡者・・・生前は人間であったろう者が粉々になった。
「フフフ・・・お前はいい玩具になりそうだ・・・」
すっ、と暗い場所から出てきた姿。
その姿を見て驚いた。
まさに、リアと瓜二つではないか。
しかし、その油断が命取りとなった。
一瞬後に、リアの視界は暗転していた。

「出てこいよ、そこにいるんだろう?」
リスティはびくり、と震えた。
一部始終を見ていたのに、何もできなかった。
だけど、リアを見捨てるわけにはいかない・・・!
「リアを離しなさいっ!」
悪の親玉に向かって言い放つ。だが。
「ククク・・・お前なんかに何ができるというんだ」
カラダが空に浮いた。
何がおきたのか理解する間もなく、リスティの視界はぼやけて、そして見えなくなった。
「せいぜい・・・楽しませてくれよ・・・」


―――
56闇に堕ち行く二人は。4/4sage :2003/10/07(火) 00:25 ID:AzjHO0.k
リスティはふと、目を覚ました。
辺りを見回すとリアが隣で寝ていることに気がついた。
全裸で。
一瞬遅れて、自分も何も衣服を身に着けていないことに気がついた。
「リア・・・起きて・・・リアっ!」
揺さぶってみる。幸い、すぐに返事は返ってきた。
「ん・・・リスティ・・・」
「リア・・・よか・・・!?」
リスティは、今自分の目を信じることができなかった。
リアが、そのよく締まったな肢体を淫らに動かして、自分に絡み付いてきたのだ。
「やっ・・・リア・・・だめっ」
リアがすっと体を離した。
ほっとしたのもつかの間、リアがリスティの胸の上で、手を行き来させる。
「リア・・・だ・・・め・・・っ」
リアから体を隠すように寝返りをうった。
「リスティ・・・」
甘く蕩けそうな声。
その声に振り向くと、いきなり唇に温かい感触。
リアの舌が、唇を割って口の中を蹂躙する。
そして、リスティの喉に、何か果実のようなものを押し込んだ。
「・・・・・・!」
抗う術を持たず、素直に飲み込んでしまったリスティの体に、
とてつもない性欲が押し寄せた。
そして、リアがまたリスティの胸を愛撫する。
だが今度は、リスティは拒否しなかった。
「あぁん・・・リア、もっと気持ちよくしてっ・・・」
その気持ちが届いたかは解らないが、リアはにっこりと笑うと顔をリスティの秘所へと近づけた。
「リスティ・・・いくよ」
リアがリスティのそこに指をゆっくりと挿れてゆく。
間接が引っかかるたびに、リスティは甘い声を発した。
「あっ・・・だめ、ひっかかって・・・ひぁっ・・・り、リアっ」
リアの人差し指が、リスティのそこに埋没した。
嬉しそうにそれを見つめた後、リアは指を細かく振るわせた。
「あぁっ・・・!いい・・・いいよ、リアっ・・・はぁっ・・・!」
身悶えながら、自分の陰核を弄り、とうとう腰を振り始めた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・リアの指・・・気持ちいいよぉ・・・っ」
リアは、挿れた指を抜き、陰核を弄るリスティの手をどけ、そこに口付けた。
「ひゃぅっ・・・」
初めての感触に甘い声がリスティの口から漏れる。
リアは、そのまま舌をつかって秘所を愛撫し続けた。
「んっ・・・はぅっ・・・あ、あ・・・い、イっちゃう・・・んあぁぁぁっっっ!」
ビクン、とリスティの体が跳ねた。
秘所から、とめどなく愛液が流れ出す。
リアは、舌でその全てを受け止めた。
「イっちゃったんだね、リスティ・・・気持ちよかった?」
「はぁ、はぁ・・・リア・・・とてもよかったよ・・・」
「そう・・・じゃあ、ボクもイかせてくれるかな・・・?」
そういうと、リアは自分の秘所をリスティのそれに重ねあわせた。
「いくよっ・・・!」
言うが早いか、リアは腰を最大限に使って快楽を引き出そうとしている。
リスティはその快感に溺れながら、意味不明な事をつぶやいていた。
そして・・・。
「んくっ・・・!」
リアの体が仰け反り、そのままリスティの上に倒れこむ。
「んっ・・・はぁ、はぁ・・・」
女性の、甘い吐息が耳に響く。
「もっと、もっとアナタの、ちょうだい・・・」
その声に誘われるまま、リスティは自分のそれをリアに押し付ける。
してはいけないことだと解っているのに。
悦を知ったカラダは、甘い言葉の言いなりになっている。
永遠にも思われる一瞬。
私は、何かを忘れていることにも気づかなかった。

「長い間楽しめそうだな・・・」
それだけ言葉を残すと、ドッペルゲンガーは闇へと姿を隠した。
そして、また二人、ゲフェン塔からの帰らぬ人が出てしまった・・・。
だが、夜の宴は永遠に続く。
そう、一瞬とも思える、永遠に。
57名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/07(火) 00:28 ID:AzjHO0.k
ダメポ∧‖∧
初心者です見逃してください(;´Д`)人
誤字脱字のオンパレード━━━(゚∀゚)━━━乱文のシンコペーション

_| ̄|○
58名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/07(火) 03:41 ID:k6.UH/.o
君のこの言葉を贈ろう

 

 グ ッ ジ ョ ブ !

 

次回も期待してるよん♪
59名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/07(火) 20:13 ID:bYRRR06I
ありがとう(つД`)
お礼といっちゃあ何だけど、好みのシチュあったらそれでかかせていただきますので
リクエストなど・・・・_| ̄|Σ====○チュドーン

できのへぼさは保障いたしかねます∧||∧
60名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/08(水) 18:59 ID:XiL9zwIc
>>53

遅れちゃったけどぐっじょぶですよ!
リクエストとしては、敢えて定番のプリXプリが見てみたいな〜とか。
しかも二人とも性格控えめな感じで!そりゃあもう恥ずかしがりながら!(大興奮)
そんな幸せで甘いお話見たいな〜
61名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/08(水) 20:02 ID:tJHJnHTo
>>53
お疲れ様でした。新作がきて嬉しいです。
リクエストなのですが、人物の外観に関する描写がもっと見たいです。
外観説明がないとそれぞれが萌えで想像するからそのほうがいいという方も
いるかと思いますが、自分は見てみたいかな。
新作期待しております。
6253=某所では紗比と名乗っている物体ですsage :2003/10/08(水) 20:50 ID:Mqluf3M.
>>60
ありがとうございます(つД`)
プリ×プリは・・・究極ですね、禁断の花園ですよ(´Д`*)
是非そのシチュで行ってみたいと思います

>>61
あんな駄文で喜んでいただけて光栄です(つД`)
外観説明・・・そうでした、妄想爆発でそこまで気が回らなかっt_| ̄|Σ====○チュドーン

ちなみに
リア=csf:fr0362q080c0f
リスティ=csf:fj0260k0h0b0a
みたいな感じですΣd(`・ω・´
今度書く奴にはチャント描写つけるので勘弁してください∧||∧
6361sage :2003/10/08(水) 21:02 ID:tJHJnHTo
>>紗比様

RESありがとうございます。
おお、やっぱり思ってたのと違うw
リアさん csf:f80r0c0c
リスティさん csf:f90503040c
な感じで想像してました。
(↑が自分の萌えってわけではないのですが 想像しまくりの結果)
次回期待してます。頑張ってくださいね。(・ω・)b
64名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/10(金) 08:21 ID:foJ7Jsks
>>紗比様
凄いです。ぐっじょぶです

リクエストなんですが・・・BS*アルケミをやって欲しいです。
この間からずーっとnounaiに居座り続けてるんですが
文に出来なくて・・・_| ̄|○
ちなみに自分の2垢のBSとアルケミだったりするわけですが・・・(*ノノ)
65紗比sage :2003/10/11(土) 00:05 ID:p7ABSuzo
ちゅんちゅん・・・
朝の日差しが眩しい。
カーテンを開け、窓から顔を覗かせた少女は微笑んだ。
その透き通るような銀色のロングヘアーに、太陽が微笑み返すように照らす。
「太陽さん、ごきげんよう」
太陽の輝きに負けないほどの笑顔を、青空へと向ける少女の名前――カリンは、
窓から離れ、まだ眠っている姉を起こしに行った。
「ほらほら、お姉様。太陽さんが挨拶してますよ」
う〜、と唸りながら布団を被りなおすカリンの姉――トウカ。
「もぅ、お姉様ったら・・・」
苦笑しながら、台所へ向かい、朝食を作るカリン。

ここは、ルーンミッドガッツ王国の首都にある聖プロンテラ教会
――から遠く離れた村にある、小さな教会。
今日も平和なこの村。戦乱の時代にも火の粉が降りかからなかったこの村は、
長い歴史を持っている。
どんな過去がある人でも、モンスターでさえも受け入れてしまうこの村。
どんな極悪な脱獄人も、凶暴なモンスターも、この村に来るととたんにおとなしくなってしまう。
言い伝えによれば、この村を作った賢者様が、大きな大きなブルージェムストーンを使って、
村一帯にサンクチュアリ――聖域を張ったのだという。
そうして、外界から切り離されたように、この村は静かに時を過ごしてきた。

「みんなー、朝ご飯ができますよー」
カリンが部屋に向かって叫ぶ。
そうすると、部屋から6人の子供たちがでてきて、一斉に朝食の準備を始めた。
そう、この教会は、孤児院も兼ねている。
しかし、この村では村の人は皆家族同然なので、ここの子供たちは、みんなの子供なのだ。
どんな過去があったにせよ、この教会にいる子供たちは良い子ばかり。
「はいはい、よくできました。じゃあ、朝ごはんにしましょうね」
カリンは焼きたてのパンをスライスして、子供たちに分けてゆく。
子供たちに配り終わった後に、トウカがまだ起きていない事に気がついた。
「お姉様、まだ起きてないのかしら・・・」
ちょっとお姉様を起こしてくるね、と子供たちに伝え、部屋に戻った。
66紗比sage :2003/10/11(土) 00:06 ID:p7ABSuzo
「お姉様、朝ご飯はとっくにできてますよ?」
「う〜ん・・・カリン〜・・・」
「はいはい、なんです・・・きゃっ」
突然、トウカにベッドの中へと引きずり込まれ、もがくカリン。
「カリン〜・・・このやろこのやろ♪」
ふにゅっ、ふにゅっと、胸を揉まれカリンが叫ぶ。
「もうっ!お姉様、さっさと起きなさい!」
布団をひっくり返して、トウカを床に落とす。
そうして、漸くトウカは目を覚ましたようだ。
「ありゃ・・・?カリン、おはよう」
こうも天然にボケているので、カリンが何を言っても無駄なのである。
「お姉様、髪を梳かして、きちんと身嗜みを整えてから、食卓に来てくださいね」
また寝てたら一日中布団と一緒に干しますよ、とカリンは部屋から出て行った。

「うーん・・・」
トウカはとてつもない寝癖と格闘しながら何とか髪を梳かし、
聖職者の服に着替えてから食卓へと向かった。
そこでパンを一切れ、蜂蜜をたくさん塗って食べた後聖堂へと向かうと、
カリンが礼拝をしていたので、そっと音を立てないようにカリンの隣に跪き、
自分も礼拝を始めた。

この二人、双子なので外見が瓜二つなのである。
二人を見分けるための要素は、髪の色。
透き通るような銀色の髪のカリン、
吸い込むような深い青髪のトウカ。
見る者を圧倒するほどに美しい二人は、今日も村の安泰を願って神にお祈りをする。
30分ほどの礼拝が終わった後に、トウカは自分がビレタを被り忘れてる事に気がついた。
67紗比sage :2003/10/11(土) 00:06 ID:p7ABSuzo
そして今日一日、訪れる人に神の掲示を与え、教会を閉めようとカリンが外に出ると。
「・・・あら?」
扉に寄りかかりながら息を荒げている男の人。
「だ、大丈夫ですか!しっかりしてください!」
しかし、男の人――身を固める固い防具から騎士だと思われる――は、呼吸が速くなるばかり。
カリンは胸の前で印を結ぶと、強く神に祈り、騎士にヒールをかける。
出血は止まったものの、このままでは危ないと判断したカリンは、
トウカを呼んで教会の一室へと騎士を運んだ。

倒れていた騎士をベッドに寝かせ、できる限りの手当てをすると、
騎士は寝息を立てて夢へと落ちていった。
それを確認して、カリンとトウカは自分たちの部屋へと戻っていった。

「それじゃ、先お風呂入らせてもらうね」
トウカはカリンの返事を待たずに風呂場へ駆け出していた。
まったく、と苦笑しながらカリンはふと気になって、騎士を寝かせている部屋へ足を運んだ。

驚いたことに、カリンがそのへやへ着いた時には既に、騎士は出て行く準備を終えていた。
「あ、シスター。この度は世話になった」
ぺこり、と頭を下げる騎士。
「あ、いえ、それはいいんですけど・・・もう少し横になっていたほうが」
カリンは日がすっかり暮れた頃に見た騎士の有様を思い出し、止めた。
だが騎士は言う。
「私は国王より急ぎの手紙を預かっている故、長居はできない」
では、と言って、何かに気がついたように足を止める。
カリンが不思議に思って首をかしげると騎士は片手に液体の入った瓶を持ち、
カリンに手渡した。
「これは・・・?」
「これは、遠い国で作られた酒だ。これを一口飲むと瞬く間に病気が治るという幻の品なんだが・・・
健康なときに飲むと・・・な」
語尾を濁す騎士に、カリンが首を反対側にかしげる。
「言いにくいんだが・・・アレだ、元気になりすぎて欲・・・性欲が、な。
活性化してしまって、だな・・・」
一息おいてから続きを言う。
「その欲が満たされないと、狂い死ぬっていわく付の物なんだよ・・・
悪いが、これ、処分しといてもらえないか?」
もちろん、気をつけて使う分には構わないが、と付け足す。
「それじゃ、長い間世話になったな」
踵を返し出て行こうとする騎士。
その背中をカリンが止める。
「食事、していかれたらどうです?」
返事の変わりに、騎士の腹が小気味よく鳴り響いた。
68紗比sage :2003/10/11(土) 00:07 ID:p7ABSuzo
握り飯を少し持たせ、騎士を見送ると後カリンは自室へ戻った。
「あれ?お姉様どこいったのかな・・・?」
部屋中探して見るが、トウカの姿は見えない。
そのうち戻ってくるだろう、と思ったカリンは、例の酒を机の上において、湯船へと飛び込んだ。

湯船に浸かりながら、カリンは朝のことを思い出していた。
「もぅ、お姉様ったらいきなりあんなことするんだもん・・・」
朝、トウカにされたように自分の胸を揉んでみる。
「あひゃっ・・・」
何か変な感覚がカリンの体中を駆け抜けた。
なんだろう、ともう一度揉んでみるカリン。
そして、何度も揉んでみるが、そのたびに口からは甘い声が漏れる。
突然、カリンは我に返った。
「私・・・何やってるんだろう・・・」
気を落ち着けるために、と一度湯船から出、シャワーで髪の毛に水を含ませる。
髪を洗い流した後、鏡に映る自分をみて、目が離せなくなった。
そのまま、左手で胸を揉みしだく。
「んっ・・・あ、はぁ・・・んんっ!・・・ふぅん、っく・・・」
部屋にお姉様が戻ってたら聞こえちゃう、と必死に声を抑えるカリン。
だが、抑える声とは裏腹に、手の動きはより過激になっていく。
とうとう、右手がカリンの秘所に触れた。
「くっ・・・あぁん!」
変な感覚が一層強くなり、カリンは秘所を人差し指の腹でなぞっていった。
その動きは次第に早くなっていく。
そして、その指が陰核に触れた時・・・。
「んっ、んああぁぁっ!」
体が仰け反り、思考が停止する。
電流が流れたように、うまく体が動かせない。
今日の私、変だ、と思った直後、大きなくしゃみをしてしまった。
どうやら、体が冷えたらしい。
冷えた体を温めるため、カリンはもう一度湯船に浸かった。

タオルケットを身に纏い、お風呂から上がってくると、
トウカはどうやらもう眠っているようだ。
念のため、ベッドに近づいて確認してみるが、確かにトウカはそこにいるようだ。
安心して、机に戻って日誌をつける。
カリカリと事務的で静かな音が部屋の隅に吸い込まれては消えてゆく。
パタン、と日誌を閉じて気がつく。
――瓶の中身が減っている。
まさか、とトウカのベッドへと駆け寄る。
69紗比sage :2003/10/11(土) 00:07 ID:p7ABSuzo
「お姉様、まさか私の机の上のお酒、のみま・・・!?」
トウカがうなされていることに気づき、布団を跳ね上げる。
「か、カリン・・・助けて・・・っ」
顔を真っ赤にして、悶えるトウカ。
カリンは、あの騎士が言ったことを思い出す。
――その欲が満たされないと、狂い死ぬ――
「お姉様っ、しっかりしてっ!」
寝巻きを不器用ながら脱がせ、トウカの胸に手を置く。
「・・・熱い」
火傷しそうなほどに、トウカの体は火照っている。
「大丈夫、お姉さ・・・あっ」
突然、トウカに腕をつかまれ、ベッドに引きずり込まれるカリン。
そしてそのまま、唇を奪われる。
「んっ・・・!」
最初は重ねるだけ、徐々に舌を使って。
トウカの舌が、カリンの口の中をくまなく犯す。
カリンは、されるままにしている。
それは、姉を助けたいという思い――。
だが、カリン自身は気づいていないが、本能が快感を求めている。
「はぁっ・・・・はぁっ・・・カリン、止まらないよ・・・」
トウカは苦しそうに息を吐いて、カリンのタオルケットを剥いだ。
初めて人前に晒す自分の全裸。
例えそれが血を分けた双子の姉だとしても。
恥ずかしくて、カリンは身を捩る。
「逃げないで・・・」
甘く誘うような声を出して、トウカは肌蹴られたカリンの胸に口をつける。
「ふわっ・・・お、お姉様・・・」
理性はダメ、と拒絶の意思を発しようとするが、
大きくなった本能に押しつぶされる。
胸に吸い付いてくるトウカが可愛らしく見え、
その胸で、ぎゅっっと抱きしめた。
「はふぅ・・・カリン、私にも・・・」
上下が逆になるように、カリンを抱いたまま後ろへ倒れこむ。
カリンは今自分がされていたように、トウカのたわわな胸へ唇を重ねる。
(お姉様・・・私、恥ずかしいよ・・・)
心ではそう思っていても、体が止まらない。
本能に翻弄されるまま、カリンの唇は、トウカの胸の先端にたどり着く。
そのまま、その小さな突起を強く吸う。
「んぁぁぁっ、カリンっ・・・」
手を伸ばして、自分のよりやや小ぶりなカリンの胸を揉む。
「あんっ・・・お姉様っ・・・」
どんどん昂ぶっていく気持ちに戸惑いを隠せないカリン。
だが、お姉様を助けるため、と信じ、ひたすらトウカに奉仕を続ける。
「カリン・・・こっちも、お願い・・・」
いいながら、足を大きく開く。
その余りにも淫靡な格好に、カリンはくらっと目眩を覚えた。
そして、そのままそこに指を這わす。
「んっ・・・いいわ、カリン・・・そのまま、はぁ・・・もっと強く・・・」
しばらく指を往復させていると、小さな突起がだんだんと出てきたので、
カリンはそれを、指で強く押しつぶした。
「んっ、あぁぁぁっ・・・!か、カリン・・・もっと・・・っく、優しく・・・ね」
そこをよくみると、なんだか湿ってきているようだった。
気になって、カリンは再び指を往復する。
すると、トウカの喘ぎ声に重なってクチュクチュと音がなった。
(いやらしい音・・・)
だが、カリンはそのままそこに口をつけると、汁を飲むようにちゅるちゅるとそこを吸った。
「はぁっ・・・あぅん・・・っ、かり・・・はぁんっ!」
カリンの舌の動きに合わせて、トウカの腰がリズミカルに跳ねる。
しばらく快感に身をゆだねていたトウカは、
ふと、体を回転させ、眼前にカリンのそこを持ってきた。
そして、今自分がカリンにされていることをそのまま、カリンにお返しし始めた。
「ひゃぁっ・・・!お姉様、急にそんな、はぅっ・・・だ、ダメです・・・んぁっ!」
カリンのそこから、愛液が溢れ出てくる。
下にいるトウカは、それを全部口で受け止め、カリンのそこに塗りたくった。
「さぁ、カリン・・・横になって・・・」
いいながら、カリンを横たえた。
「いくよ・・・」
形がほぼ同じの、双子の秘所。
それが今重なって――。
「あんっ、お姉様の、ここ・・・はぁっ、熱い・・・んくっ!」
最初はゆっくりと優しく、そして早く強く、押し付けるように。
そしてまた優しく動いて、トウカはカリンを焦らす。
「もう・・・お姉様、焦らさないでください・・・」
トウカは、その言葉を待っていましたといわんばかりに、にっこりと笑ってそこを強く押し付ける。
「はふっ・・・んっんぅ・・・っく、ん・・・!」
そろそろ限界かも、とトウカはカリンに目配せをする。
すると、カリンが大きくうなずき返した。
トウカはそこを強く押し付けると同時に、カリンの顔を引き寄せ、
その唇を再度奪った。
そして二人は同時に絶頂に達した――。

翌日。
シャーッ、とカーテンを開ける音。
その音で目を覚ましたカリンは、ボーっとして辺りを見回す。
「おはよ、カリン」
トウカは元気に、窓の前で伸びをしていた。
「お姉様・・・大丈夫なの?」
ふらつきながら、トウカの隣に並んで空を見上げるカリン。
「うん、大丈夫だよ。ありがとね」
ちゅっ、といきなり唇を奪われ、戸惑うカリン。
「・・・もうっ!お姉様ったら」
顔を紅くしながら笑うカリン。
「もぅ、こんなになった責任は取ってもらいますからね」
姉の腕に自分の腕を絡め、歩くカリン。
その笑顔は、空に輝く太陽よりまぶしかった。
70紗比sage :2003/10/11(土) 00:12 ID:p7ABSuzo
相変わらず誤字が多いのは仕様です。
明日文化祭じゃんΣ(´Д`;)ハヤクネナイト

次回予定:BS×アルケミ
(予告なく変更されたり、作者が行方不明になる可能性があります。ご了承ください)

そろそろ媚薬系使うのやめないと・・・( ´-`)
もっとこのスレ活性化しないかなー(・∀・)ニヤニヤ

ではまたあえることを祈って(´・ω・`)ノシ
71名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/11(土) 14:08 ID:NjIwaWSE
GJ!

ドキドキしながらよめましたさぁ〜
72名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/11(土) 19:12 ID:0YdCbPMg
>>65
素敵にえろーいノノ
でも個人的に双子の姉妹なら呼び方って普通「お姉ちゃん」か「姉さん」の方が自然かも〜。
話の流れとかとても自然で、綺麗でよかったです。
一人エッチシーンがかなりどっきどき。。。
73名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/11(土) 20:50 ID:9GdKGJHw
>>53,65
なかなかにエロくてGJです〜。
とても初心者とは思えないですよ。

自分が始めて書いた奴なんて、今となっては恥ずかしくて読めませんよ_| ̄|○
もぅ数年も書いてるのに全然進歩無いし(つД`)

あ、些細な事だけど点々は『・・・』より『…』(三点リーダ)の方が良い鴨。
まぁそんなの書き手の自由なんで、あまり気にする必要もないと思いますが。
74紗比sage :2003/10/11(土) 23:16 ID:AWWk/oSk
>>71さん
姉妹物とか、現実でできないものは興奮促進剤になりまs(サーバーとの接続がry

>>72さん
お姉様、は個人的趣味です。マリ見ての読みすぎです。
ひとりえっちは、ストーリー書いてからカリンが初めてのはずなのになんで奉仕できるかって
矛盾を解決するために入れたんですよ。あんま役には立ってません_| ̄|Σ=====○

>>73さん
まだまだ初心者ですよ。書き始めたのが14歳の頃で(ぇ)まだ大学行っt(ファイルサーバーの接続に失敗ry
是非あなたが書いた奴見せてください(´Д`*)タノシミー
三点リーダはですね。最近変換忘れてました・・・∧||∧
7573sage :2003/10/12(日) 06:50 ID:WNoKV78o
>>74
♂♀萌エロ小説スレの480辺りのlink辿れば読めるかも知れません。
読めないかもしれません(マテ
76名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/13(月) 13:17 ID:VZiuiQCc
すみません、名前の元ネタは か り ん と う ですか?
違っていたらすみません(´・ω・`;)
77紗比sage :2003/10/13(月) 13:47 ID:FoE9hZR6
ばれたΣ(´Д`;)

手元にあったものが「カ リ ン ト ウ」_| ̄|○
カリンとトウにわけたあと、トウってなんか変だなーとか思って
ふたつとも花の名前にこじつけた訳ですが。

正直スマンカッタ∧||∧
78名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/14(火) 00:54 ID:xD8cVZMQ
( д)      ゚ ゚
79不思議の国の(以下略)ではありません(1/2)sage :2003/10/16(木) 03:41 ID:alTa3mm2
ルーンミッドガッツ王国の首都プロンテラ。
この都市の住宅街に住むとある双子姉妹が、この物語の主人公である……

その双子姉妹の一日は、聖職者-プリースト-である姉・リリスが目覚める事から始まる。
ジリリリリリリ………
「ん……朝ですか…起きないといけませんね…」
おもむろに目覚まし時計を止め、リリスは目を覚ます。
そして、んーっ、と背伸びをして・・・
「今日も一日頑張りますかー。」
そう言うとパジャマから聖職者の服に着替え、洗面所へ行き、顔を洗う。
それによって完全に目を覚まし、朝食の支度をする為に台所へ向かう。
「ふんふふんふふ〜ん♪」
軽快な鼻歌とともにリズミカルに料理を作っていく。
長年作りつづけているだけあって、その腕前はかなりの物だ。
「朝食の支度はこれでよし、っと。次は……」
リリスは台所を離れ、とある部屋へと向かった。
そう、彼女の妹…狩人-ハンター-であるアリスを起こしに行く為だ。
コンコン、とリリスはアリスの部屋のドアをノックする。
「アリスー、朝ですよー。起きなさーい。」
しかし部屋の中から…返事は無い。
「アリスー、起きなさーい。………まったくもう、何時も素直に起きないんだから……」
既に慣れた、といった表情のリリス。
「仕方無いわね…アリス、入るわよ。」
ガチャリ、とドアノブを回しアリスの部屋へ入るリリス。
標的の人物はベッドですやすやと眠っている。
「アリス、朝ですよ。起きなさい。」
ゆさゆさとアリスの体を揺すり、起こそうとするが反応が無い。
(おかしいわね…何時もはこれで起きるのに……)
リリスがどうやって起こそうか考えこんでいると……
「ねえさ〜ん………」
いきなりアリスがリリスに抱き着いてきた。どうやら寝ぼけているらしい。
「ちょっ…アリス、離れなさい、離れなさいってば!」
ポカ、っとリリスはアリスの頭を叩く。
(あちゃー…ついつい殴っちゃった……)
しかし頭を叩いたのが良かったのか
「ん……あれ?姉さんどうしたの…?」
何故こんなに近くに居るのかがわからない、といった表情で姉を見つめるアリス。
「……どうしたの?じゃなーい!!!」
顔を真っ赤にして怒るリリス。何故怒られているのかが分からずおどおどしているアリス。
「……兎に角っ。朝食の支度が出来てますからはやく着替えなさい。」
そう言い残してリリスはアリスの部屋から出ていく。
アリスは状況が掴めず、姉の言葉に従い、着替え、居間へと向かった…

先程の事が気まずいのか、食事の間何も喋らない二人。
何時もならば楽しい会話が繰り広げられているのだが……

この家には姉妹2人以外誰も住んでいない。
彼女達の両親は姉がアコライト、妹がアーチャーへ転職したと同時に何処かへ消えてしまった。
それから時が経ち、彼女達がそれぞれプリースト、ハンターへと転職した時の事だった。
両親の訃報が王国から届いたのは。
しかし彼女達は泣かなかった。両親が消えた時に2人だけで生きていくと誓ったから。

食事も終わりに近づいた頃、リリスが口を開いた。
「アリス、さっきは怒鳴ったりしてごめんね。ちょっとビックリしちゃって…」
申し訳なさそうな表情のリリス。
「ううん、気にしてないからいいよ。だから、そんな顔しないで?姉さん。」
笑顔で答えるアリス。
「ん……ごめんね。ありがと。」
「うんっ」
そうこうしてるうちに2人とも食事が終わる。
「ごちそうさま。」
「ごちそうさまでしたー。」
2人して手を合わせ、食事を終了する。
「それじゃ、私は後片付けするけどアリスは…何時も通り?」
リリスが尋ねる。
「そうかな…私が手伝ってもお皿とか割っちゃうだけだしね。」
アリスが答える。
「それじゃ終わったら部屋に呼びに行くわね。それまでに今日何処に狩りに行くか決めておいてね。」
そう言うと、アリスに背を向け、後片付けを始める。
アリスは「はーい」と返事をして自分の部屋へ向かった…。

夜。狩りを終えて自分の家へ戻った姉妹。
その手には結構な額のZenyが。
「今日も結構稼げたね。」
リリスが言う。
「姉さんの支援が上手だからだよー。」
アリスが笑顔で切り返す。
長年一緒に育ってきただけあって、この姉妹は狩りの時は息ぴったりである。
お互いの癖を知っているので次にどう動くかも分かり易いのである。
晩御飯を食べながら他愛もない話をする姉妹。
食事も終わり、後片付けが始まったところで
「あ、姉さん。話があるから後で部屋来てもらえるかな?」
少し神妙な顔をして言うアリス。
「ん、わかったわ。それじゃ、先に部屋へ行ってなさい。」
アリスの表情が少し気になったが特に聞く気にもならず、そう告げるリリス。
しかしリリスは、この後起こる予想外の事態に全く気づいていないのであった……
80不思議の国の(以下略)ではありません(2/2)sage :2003/10/16(木) 03:42 ID:alTa3mm2
コンコン、とドアをノックするリリス。
「アリス、来たわよ。」
しかし反応が無い。
(おかしいわね…まだ寝てるはずもないし……)
「悩んでも仕方ないか。アリス、入るわよ。」
ガチャ、とドアノブを回し部屋へ入るリリス。
しかし部屋の中は真っ暗だ。
「アリス、電気くらいつけなさい……きゃっ」
暗がりの中を数歩進んだところで何かに引っ掛かって転んでしまう。
「もー…痛いわねー……アリスったら何を床に置いてるのよ…」
起きあがろうとするリリス。しかし起きあがれない。それどころか身動きすら出来なくなっている。
「え…何?もしかして……」
頭の中を不安がよぎるリリス。それと同時に部屋の明かりが点けられる。
明るくなった部屋で見えたのは…アンクルスネアにかかった自分の姿と、それを見つめるアリスの姿だった…
「アリス!ねぇ、これ仕掛けたのアリスでしょ?どうしてこんな事するの?」
妹が自分に対して何故このような事をしたのかわからず問い詰めるリリス。
「どうしてこんな事をするか…?それはね……」
そこで話を区切り、不意に顔を近づけるアリス。
「!?……アリス、もしかして…………っ!!」
そう、アリスがリリスにキスしたのである。
突然の事で戸惑うリリス。少しして唇を離し、アリスが囁く。
「私……姉さんの事が好きなんです。姉さんを私の物にしたいんです……」
頬を赤く染め、真実を言うアリス。
「アリス……実はね、私も同じ思いなの………」
え…、と驚いたような表情をするアリス。
「だから…これを外して……続きはベッドで…しましょう?」


ベッドの上に裸の女性が2人。
髪が銀色の方が姉のリリス。茶色の方が妹のアリス。
顔も髪型も体型もそっくりなので、髪の色以外では見分けがつかない双子。
「姉さん…あの……」
少し戸惑った表情のアリス。
「どうしたの……?」
不思議に思い、聞き返すリリス。
「えと…その……どういう事すればいいかわからないの……」
恥ずかしそうに告げるアリス。
リリスは少し驚いた顔をして…
「何をすればいいかもわからないのにあんな事言ったの…?」
少し呆れた表情で言い返す。
「ぅー……だって……」
俯いてイジイジするアリス。
「……わかったわ。私が教えるからそんなにいじけないの。」
「姉さん……ごめんなさい。」
「いいから……まずはキスからね。」
ゆっくり顔を近づけ、自然と口付けする2人。
「ん……姉さん…」
「アリス……」
「ん……んぅ!?」
驚いたように目を見開くアリス。そう、リリスが舌を侵入させてきたのだ。
「ん……んぁ……」
口内で舌を絡められ、とろ〜んとした表情になるアリス。
とても長いキス。やがてどちらともなく唇を離していく。
「姉さん……凄いです。」
ぼー、っとしてるアリス。
「まだまだ序の口ですよ、アリス。」
なんだか誇らしげな様子のリリス。
「ぅー……」
「ほら、アリス、拗ねてないで続きをしますよ。」
言うと同時にアリスの胸に手を伸ばすリリス。
「やっ……」
始めて他人に触れられて、身じろぎするアリス。
「大丈夫、気持ちよくしてあげるから安心して……」
そう言って優しく円を描くように揉み始めるリリス。
「んっ……あん………」
全てを姉に委ねるアリス。
「どう……気持ちいい……?」
少しずつ愛撫を強めながら問うリリス。
「あ…んっ……わかんない……でも、胸の奥が熱いの…」
「ふふ……それじゃ、こんなのはどうかな…?」
乳首を口先に含み、吸いながら舌先で刺激すると言う行動に出るリリス。
「ひゃぅっ……姉さん、そんなのだめぇ………」
想像以上に感じたのか、身悶えするアリス。
「そんなに気持ちいいの…?でもね、この程度で参っちゃだめよ…」
空いてる方の乳首を人差し指で弾いたり、執拗にアリスを攻め立てるリリス。
「や…はぁ……そんなのだめぇっ……」
「まだイくのは早いわよ……私の事も気持ちよくしてもらわないと…ね。」
そう言うとリリスはアリスへの愛撫を止める。
「今私が貴方にした事をそのまま私にしてちょうだい…?」
「はい……姉さんも…気持ちよくなってください……」
リリスの胸へと手を伸ばすアリス。
ぎこちない動作で、ゆっくりと自分にされた事を反復していくアリス。
「ん……そう…上手よ、アリス。」
「ちゃんと…出来てますか?」
不安そうに尋ねるアリス。
「大丈夫……それより手が止まってるわよ。」
「あ…はい……次は……」
乳首を口に含み、懸命に愛撫するアリス。
「ん……そう、いいわ……初めてとは思えないわよ……」
「ん……♪」
誉められて一層愛撫に力が入る。
「や、ちょっ…アリス、激しすぎ……」
しかし、そんな声も届かないのか、アリスの愛撫が止まる事はない。
「ぁん……もぅ……いい加減に止まりなさいっ!」
ポカ、とアリスの頭を叩くリリス。
その衝撃ではっ、と我に返るアリス。
「ぁ……ごめんなさい……」
しょんぼりした様子のアリス。
「全く……私一人でイっても意味ないんだから……」
「あ……うん…」
(どっちも限界近いか……このまま2人一緒にイくのがいいかな……)
「アリス…一緒にイきたい……?」
「はい……姉さんと一緒に……」
「ん……わかったわ……」
そう言うとアリスの上に重なるリリス。お互いの秘所が擦れ合うようにして。
「姉さん……なんだか変な感じです……」
「ん……大丈夫。全部私に任せて……ね?」
「はい………」
「それじゃ、動くわよ。」
言うより早く腰を動かし始めるリリス。
「ひゃぅっ……私のアソコが、姉さんのアソコと擦れて…気持ち…いいのぉっ……!」
初めての行為にはしたなく喘ぐアリス。
「ん…あんっ……アリス、そんなに気持ちいいのっ…?」
「ん…うん……姉さんは……?」
「んっ……私も……気持ち…いいわよっ……」
「良かったぁ……あんっ……やぁっ……」
安心したのか更に激しく喘ぐアリス。
「ん……そろそろかな……」
そう言って腰の動きを早めるリリス。
「あんっ……姉さん、何か、何かくるのぉぉぉぉぉ…」
「んっ……私もよ……一緒に…イきましょう…?」
「あっ…はぁ…あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
防音効果のある壁を突き抜けて近隣に聞こえそうな声を出して2人とも絶頂に達する。


「アリス、とても気持ちよかったわよ。」
「姉さん……エッチって凄いんですね、病み付きになりそう……」
まだとろ〜んとした表情のアリス。
「ふふ……いいわよ。これから毎日、色々と教えてあげるから……」
「はゎゎ……でも、嬉しいです♪」
「これからも、2人で頑張っていこうね、アリス。」
「はい、姉さん。」

こうして、2人の姉妹の日課に、新たな項目が追加されたのであった。

Fin
8179-80sage :2003/10/16(木) 03:43 ID:alTa3mm2
初めて書いてみたので投下です。
誤字脱字等多いかもしれません。


アンクルスネアの部分しかRO関係ないじゃん。
吊ってくる∧||∧
82名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/16(木) 09:51 ID:5miHeu4s
79−80
アリスの初々しさが可愛らしかったです。
文の構成を膨らませることが難しい状況なので、ROとの関連性を持たせることって結構難しいですけど
頑張ってください^^

ここでふと思ったのですけど。
現実的に、双子の兄弟・姉妹はお互いに「兄さん」だの「姉さん」だのは呼ばないのではないでしょうか。
私が知っている双子はどれも互いの事を名前呼び捨てで呼んでいます。
母の胎から出た順番が違うだけなんですから、弟・妹だけがもう片方を兄・姉とは呼ばないのでは・・・
と思っているのですが。

まぁ、私が知っている双子の方たちが変わっているだけかもしれませんけどね。
83名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/16(木) 10:16 ID:T4vnTYJU
俺はお兄ちゃん呼ばれるんで無問題
・・・・・家がおかしいってことは・・・・無いよなぁ?(聞くな

もう少し描写を詳しく書いて欲しかったが
初投下GJ。ってことで(エラソウダナ
それにしてもHを日課に加えるとはなんと淫r(鯖キャン
8479-80sage :2003/10/16(木) 11:00 ID:tuLjZHvA
>>82さん
応援どもです。次に書くときはもう少しアイテム等使ってみようと思いまつ

現実の双子はそんなものなんですか…実は近隣に双子がいn(鯖缶
まぁ、姉さんと呼ばせてるのは作者の趣味と言う事で……

>>83さん
GJサンクスです。
描写に関しては自分でもまだまだ未熟だな、と思っております。
これから精進して行きたいと思いまつ。

次回は淫らになった姉妹が無垢な人を堕落さs(鯖缶
書けたらいいなぁ……と思ってみたり。あまり期待はしないでください_| ̄|○
85名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2003/10/17(金) 07:03 ID:3CwWv5Fg
>>84
(*゚∀゚)=З
86双子姉妹の悦楽記 Mission1:アルケミ娘たんを堕とせ!(1/2)sage :2003/10/17(金) 22:07 ID:nCccKp8Y
ルーンミッドガッツ王国の首都プロンテラ。
この都市の住宅街に、とてもえっちな双子姉妹が住んでいます。

姉の名はリリス。職業はプリーストで、銀色の髪は真面目そうな雰囲気を醸し出しています。
妹の名はアリス。職業はハンター、顔は姉と瓜二つ。茶色の髪からは、活発そうなイメージが浮かんできます。
この姉妹が毎晩あんな事やこんな事をしているなんて、誰が想像出来るでしょうか。
さて、今回はどんな事をしてくれるのやら…

「ねぇ、姉さん……」
朝、何時も通り食事を終え、食器の後片付けをしている姉に、アリスは声をかける。
「ん…?」
リリスは、どうしたの?と言った表情でアリスの方へと顔を向ける。
「んと…その、そろそろ新しい事がしたいな…って思って……」
少し俯き、頬を赤らめながら姉の方を見るアリス。
リリスは少し考えて……
「そうね……確かにそろそろ新しい事したいかも……」
「でしょ?…でも、何をすればいいのかわかんないや……」
二人して「うーん……」と考えこむ。
数分後、リリスが「閃いた」といった感じで指をパチンと鳴らす。
「ねぇ、アリス。何も知らないような女の子に、快楽を教え込む、ってのはどうかな?」
ニコニコと笑顔でアリスに向かって話すリリス。
「姉さん……結構、悪なんだね。」
そう言い返すアリスに対し…
「でも、結構面白そうじゃない? 決定。いいでしょ?」
「姉さんが良いのなら…」
半ば強引に決定した双子姉妹の新たな楽しみ。
「でも…快楽を教え込めるような女の子なんて簡単に見つかるかなぁ…?」
不安そうな表情のアリス。
「うーん……あっ、この前ジュノーで会ったアルケミストの子なんてどうかな?確か……ナギサちゃんだっけ?」
名前に確信が持てないのか、アリスに問い掛けるリリス。
「帰りのポタが見つからなくて、私達でプロンテラまで護衛したあの子?確かにあの子ならいいかも……」
うんうん、と頷くアリス。
「それじゃ、決定ねっ♪早速準備しましょっ。」
何時になく幸せそうな姉を見て、自分も幸せな気分になるアリスだった。


数日前
シュバルツバルド共和国の首都ジュノー。
此処に、帰りのポタが見つからず、路頭に迷っている一人のアルケミストが居た…
「どうしよう…観光の為に来たのにこんなに人が少ないなんて……」
先程からずっと歩き回っているが、誰ともすれ違わない。
「間違えて此処でセーブしちゃったから蝶の羽で帰るのも無理だし…転送サービスは高いし…」
アルケミストと言っても元は商人。お金に関しては五月蝿いのである。
(転職したての私じゃ歩いて帰るのも無理だし……なんでセーブしちゃったんだろう…私のドジ…)
ルーンミッドガッツ王国最北端の都市アルデバランからジュノーまでの道は
Lvが高い者でも危険に陥るくらい強いモンスターも居る。
そんな道をエギラとようやく互角に戦える彼女が通りぬけれる訳が無い。
どうしようもなく途方に暮れるアルケミスト。ついには道端へ座りこんでしまう。
…そこへ偶然、プリーストとハンターが通りかかった。リリスとアリスである。
「こんな所で座ってると、風邪ひいてしまいますよ?」
リリスは優しくアルケミストに語り掛ける。
自分に声がかけられたのに気づき顔を上げるアルケミスト。
自分以外の人に会えて安心したのか、次の瞬間には泣きだしていた。
「姉さん……何したの?」
突然泣きだしたアルケミストを見て、アリスがリリスに問いかける。
「わ、私は何もしてないわよっ!」
うろたえるリリス。
「アルケミストさん、落ち着いて。何があったのか私達に話してもらえるかな……?」
アルケミストの髪を撫でながら、優しく話しかけるリリス。
コクリ、とアルケミストは頷く。

アルケミストが泣いた理由…自分のドジで帰るに帰れず、プロンテラへのポータルを持っている人を探して居たのだけど
全く人が居なく、途方に暮れていた所に2人が現れたから、と言う物だった。
「なるほど……事情はわかりました。でも、残念ながら私はプロンテラへのポータルは無いの……」
アリスがそう答えると、アルケミストはがっくりと肩を落とす。
「あぁ、もう…そんなに落ちこまないでよ……」
再びうろたえるリリス。そこへすかさずツッコミが入る。
「姉さん、はっきり言いすぎ…」
「アリスは静かにしてなさい!」
ポカ、とアリスの頭を叩くリリス。
は〜い、と返事をして口を紡ぐアリス。
「アルケミストさん、聞いてくれる?」
しかしアルケミストは俯いたまま。それでもリリスは話を続ける。
「実は私達、これから歩いて帰るところなんだけど、一緒に来る?
 大丈夫、ちゃんと守るから安心して?ね?」
それを聞いて、顔をあげるアルケミスト。
「本当に…連れて行ってもらえるんですか…?あ…でも、お礼が出来ないし……」
どうしよう、と困惑した表情になるアルケミスト。
「大丈夫、お礼なんて要らないから。困ってる人を放っておけないし。」
ニコ、っと笑って返事をするリリス。
「さ、すぐにでも出発するから立って。早くしないと日が暮れちゃうよ。」
そう言ってアルケミストに手を差し出すリリス。
アルケミストはその手を取って立ちあがると…
「私、アルケミストのナギサです。ご迷惑をお掛けして…本当にごめんなさい。」
ペコリ、とお辞儀をするナギサ。
「気にしないのっ♪さっ、行きましょ。」
この後、無事にナギサをプロンテラまで送り届けた。
別れ際に非常に恐縮され、何度も何度もお礼を言われて、流石の姉妹も、困り果てて居たが。
姉妹と出会ったばかりに、標的にされてしまった彼女。あぁ、なんと可哀相な。


「で、姉さん。どうやってナギサさんを探すの?」
思えば名前以外何も知らない。そんな状態でどうするのか不安になるアリス。
「ん、別れ際に住所聞いておいたから大丈夫〜。」
誇らしげに答えるリリス。
「何時の間に……流石姉さん。」
姉妹は暫く歩き続け……やがて1軒の家の前で立ち止まる。
「この家かな……一人暮しの割には立派な家だなー…」
コンコン、と玄関をノックするリリス。
はーい、と言うナギサの声と同時に、こちらへ駆けてくる足音。
「えーと、どちら様ですか?」
流石にいきなり玄関を開けるほど不用心ではないらしい。
「ナギサちゃん?リリスです。遊びに来たよ〜。」
「あ、はい。今開けますね。」
ガチャリ、と玄関が開く。
こんにちは〜、と挨拶し、姉妹はナギサの家へ入る。
「以前は大変有難う御座いました。」
ナギサはペコリ、と深くお辞儀をする。
「もー、そんなに気にしなくていいってば。」
「あ、すみません…ついつい……」
少し頬を紅く染めて申し訳なさそうにするナギサ。
「えっと、私の部屋は2階の一番奥なので、先に行っててもらえますか?まだ洗濯物を取りこんでる途中なので…」
「それじゃ、お言葉に甘えて。行こう、アリス。」
「うん。」
そうしてナギサは作業の続きへ、姉妹はナギサの部屋へと向かった…
カチャリ、とドアノブを回しナギサの部屋へ入る姉妹。
「こんなに早くチャンスが来るなんて……アリス、準備はいいわね?」
「はい、姉さん。」
数分後、トントントン、とナギサが階段を登ってくる音がする。
そっと息を潜める2人。
カチャリ。ドアを開け、ナギサが入って来る。
「すいません、おまたせしまし………ふぇ……?」
ドサッ、と床に倒れこむナギサ。
倒れたナギサにゆっくりと近づくリリス。
「うん……良く寝てる。やっぱりアリスのサンドマンは効果が高いわね。」
えっへん、と言った感じで誇らしげにするアリス。
「さ……ナギサちゃんが起きる前に準備を完全に終らせるわよ。」
「わかりました、姉さん。」
87双子姉妹の悦楽記 Mission1:アルケミ娘たんを堕とせ!(2/2)sage :2003/10/17(金) 22:07 ID:nCccKp8Y
(ん……何だか寒い……)
急に自分を襲った寒さに、意識を取り戻すナギサ。
(確か……自分の部屋に行って…それからどうしたんだっけ……取り敢えず起きなきゃ…)
目を開けて状況を確認するナギサ。
(え……なんで私裸…なの?それに身動きが取れないし……どうなってるの?)
ナギサは大の字の形で、床に仰向けになっていた。手は柱に手錠で固定され、足は動けないように足鎖を付けられて。
(そうだ……リリスさんとアリスさんは大丈夫なのかな…?)
姉妹の無事を確かめようと辺りを見まわすナギサ。すると其処にはしっかりと服を来て立っているアリスの姿が。
(何?どうなってるの?なんで私だけこんな事に…?え?え?)
どうして…?と混乱するナギサ。困惑した表情でアリスを見つめるナギサ。刹那、アリスと視線がぶつかる。
「あ、姉さん。ナギサさん起きたみたい。」
何食わぬ顔でそう告げるアリス。
「起きましたか。おはようございます、ナギサさん。」
奥の方から歩いてくるリリス。
「どうされたんですか?そんな顔をして…」
不思議そうな表情でナギサを見つめてくるリリス。
「あ、あのっ……なんで私裸で…それに手錠や足鎖まで……」
何をする気なの?助けて? そんな感じの表情で聞き返すナギサ。
「わかりませんか…?気持ちいい事をしてあげるんですよ…貴方に。」
ニコリ、と笑って言い返すリリス。
首をフルフルと振って拒絶の意を表すナギサ。
「貴方は…選ばれたんですよ。私達の新たな楽しみの標的として。」
リリスが言う。
「そして、これから一緒に堕ちていく仲間としても…ね。」
アリスが続ける。
「最初から…こうするのが目的だったの…?」
貴方達だけは、信じていたのに。と言う表情で聞くナギサ。
「そうよ……まさか、こんなに上手くいくとは思ってなかったけどね。」
その言葉を聞いて愕然とするナギサ。
「感じ始めれば辛い事や悲しい事だってすべて忘れられるから…。快楽に全てを委ねてください、ナギサさん。
 それじゃ、アリス、始めましょうか。」
「はい、姉さん。」
その時ナギサは気づいた。リリスが手に瓶を持っている事に。
「さぁ、楽しい時間の始まりですよ…」
そう言うと手に持っていた瓶を傾け、中に入っている液体をナギサへ垂らし始める。
胸、腹、下腹部、太股…満遍なく液体を垂らす。
「ん…やぁ………」
液体を体に垂らされ、身じろぎするナギサ。
ふと、液体の匂いが鼻に入る。甘い匂い。
(これ……もしかして……)
「この液体が何かわかったみたいですね……そう、蜂蜜ですよ。」
ナギサの表情に気づき、リリスが言う。
「さぁ、アリス。一緒にいただきましょうか。」
そう言うとリリスは胸、アリスは太股を舐め始める。
「や……ぁ……」
肌を舐められ、声を漏らすナギサ。
「ん…甘くて美味しい♪」
片方の胸の蜜を舐め取り、乳首に吸いつき舌で刺激するリリス。
「ぃや……ぁ……こん…なの…やめてくださ…ぁぁんっ……」
頭では嫌だと思っても、体が正直に反応して喘いでしまうナギサ。
「んふふ……まだまだよ。これからもっと気持ちよくしてあげるんだから…」
そう言ってもう片方の胸の蜜を舐め取り始めるリリス。
「ナギサさん……素敵です…」
既に右足の付け根近くまで舐め取っているアリス。
「ん…ぁ……んっ………ひぅっ…」
アリスに付け根近くをペロリ、と舐められ、体がビクン、と震えるナギサ。
「ナギサさん…感じてくれたんだ……嬉しい…」
そう言うとアリスは、左足の太股を舐め始めた。
一方リリスは、既に両方の胸を舐め終え、お腹を舐め始めていた。
「ぁん……んっ…ゃぁ…………」
幾度と無く強い刺激を与えられ、もはやまともな思考が出来なくなっているナギサ。
「後は……下腹部だけね。」
何時の間にか太股、腹、胸に垂らされた蜂蜜は全て舐め取られていた。
「はぁ…はぁ…はぁ………」
先ほどからナギサは喘ぎ声しかあげていない。おそらく殆ど意識は無いのだろう。
「そろそろあっちの世界へ連れていってあげないとね…アリス、上のほう刺激してあげて。」
「はい、姉さん。」
ピチャ……ナギサの秘所を舌で舐め上げるリリス。
「んぁぁっ……!」
今までとは違う、一層高い声で喘ぐナギサ。
「蜂蜜と…ナギサちゃんの蜜が混じって……なんだか不思議な味…」
そう言うと、再び秘所を刺激し始めるリリス。アリスも手と舌を使い胸を刺激している。
「ゃ…んぁ……ぁぁんっ…………ひぅっ…」
リリスにクリトリスを刺激され、更に甲高い声で喘ぐナギサ。
恐らく絶頂が近いのであろう。
ピチャ、ピチャ…更に刺激を強める姉妹。
「ぁん……んっ……ぁ、ぁ、ぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」
ビクッ、と体を震わせ、叫びともとれる声を発し、絶頂を迎えるナギサ。
「ナギサさん…イっちゃいましたね。」
満足そうな顔をしてアリスが言う。
「ええ……後は、意識が戻るのを待つだけね。」
そう言うと、ナギサの体が冷えないように毛布をかけた。


「ん……」
(私…確か、リリスさんとアリスさんに体を舐められて…それから……頭の中が真っ白になって……
 でも……気持ち……良かった……)
「あ…ナギサちゃん、気がついた?」
ナギサの動きに気づいたのか、リリスが声をかける。
「あ……はい…」
(どうしよう…何を話せばいいんだろう……)
困った表情で俯くナギサ。
「(姉さん、なんだかナギサさん困ってますよ。)」
小声で姉に囁くアリス。
「(大丈夫、私に任せて。)」
そう言ってリリスはナギサに近づく。
「ナギサちゃん、どう?気持ちよかった?」
リリスの余りにもストレートな質問に顔を真っ赤にするナギサ。
「ん、気持ちよかったんだね?」
コクリ、と頷くナギサ。
「これからも気持ちよくなりたい?」
コクコク、と頷く。
「それじゃ、これから私達に力を貸してくれる?アルケミストとしての力を。」
何時になく真剣な表情のリリス。
ナギサは、少し考えた後
「はい…」
と返事をした。

Fin
8879-80sage :2003/10/17(金) 22:11 ID:nCccKp8Y
と言うわけで書いてみました。
描写とかあんまり進歩してないかも_| ̄|○
姉妹は完全に性格変わっちゃってます(汗
ちなみにターゲットがアルケミ娘たんなのは知り合いの要望でつ。

姉妹の絡みを期待してた方、申し訳ありません。今回は無しです(´・ω・`)
そしてはちみつぷれいはなんか脳裏に浮かんだので。
ぷっくりころころではありません(謎

サンドマンと蜂蜜……ROと関連持たせるのって難しい(つД`)

辛口なご意見お待ちしてます(´・ω・`)
89名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/18(土) 13:00 ID:XbsTiJMo
>88
姉妹エロくなりすぎ! …とてもいいことです(*´∀`)
ただ、個人的には愛撫や快楽の表現がもう少しねちっこければ更に良いと思いました。
(それがとても難しいこととは思うのですが)
しかし充分に楽しめました。続編期待しています。
90名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/10/18(土) 20:35 ID:P2iozsDg
>>88
ご馳走様でしたっ><b
91名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/19(日) 01:25 ID:Jc9ua2PU
>>84>>86

ちょっところころしすぎちゃってるけど、熱意は伝わってきますですよ(*゚∀゚)=З
その調子でがんがん書いてくださいまし。
個人的には姉妹の日常のえろーすをきぼんぬ(*゚∀゚)=З
9279-80sage :2003/10/19(日) 03:24 ID:NMJNibyo
>>89さん
もう少しねちっこくですか……
次回は多少進歩出来てればいいなぁ…と。

>>90さん
こんなへたれな作品で喜んでいただけて何よりです。

>>91さん
これからはペース落ちるかもです(´・ω・`)
1,2作目はスムーズにイメージが出来たから書けた、ってのが大きいので…

日常のえろーすは……外伝的な形にした方がいいですかね。
93名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/19(日) 21:59 ID:CvOsomRg
姉さまが妙に手馴れているのは、
アコ修行時代にプリ姉さま達に仕込まれたとか……(*ノノ
9479-80sage :2003/10/20(月) 21:09 ID:ZpHmjK7A
>>93
その辺も後々書きたいなぁ、と思っております。

現在ROで色々あって精神的に鬱入り気味なので
イメージとか全く浮かんできません(つД`)
なので次作は何時になるかわからないです(´・ω・`)ゴメンナサイ…
95名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/21(火) 06:12 ID:J4gwKNAk
ナンダカ、知人の持ちキャラによく似ているような気がして非常に微妙気分を味わいつつ…(トウニンダッタラドウシヨウ)
読みやすくてグーでした。続き期待してますー
96紗比sage :2003/10/24(金) 00:12 ID:CbNgNlVM
広い草原を駆け抜ける影。
後ろに台車を引っ張って。
今日も世界を駆け抜ける。
それが。
商人魂。


「うーん…」
海底で座って商売をしながら色々なことを考えている錬金術師が一人。
名を、ショコラと言う。
「遅いなぁ…先輩…」
その先輩は、同じ商業専門校出身の鍛冶屋である。
鍛冶屋といっても、その先輩は武器の扱いのエキスパートで、
賞金狩りとしてその名を世界に轟かせている。
商業課の中にもさまざまな部門があり
鍛冶屋、武器商人、生命・擬似生命創作、薬商人など、
様々な方面から自分の利益を求め…もとい、世界中の人のために、今日も走っている。
ショコラはその中でも生命・擬似生命創作部門に属しているので
最近開発されたマリンスフィアー型地雷を作ると言う課題を出され、
イズルードダンジョンで材料を集めているのだ。
だが、その地雷を作るために必要な材料であるマリンスフィアーの内臓は
イズルードダンジョンの奥深くに潜らないと手に入らず、
そこはよほど手慣れた冒険者でなくては危険な場所なのだ。
もちろん、錬金術師になったばかりのショコラには、幾分危険な場所であった。
今、こうして露店を出しているのも、一人で奥に進んで死にかけ、
命からがら逃げ出して、体力を回復しているためだ。
「ハイスピードポーション7つで8,400zになります。ありがとうございましたー…ふぅ」
ため息をつきながら尊敬する先輩の顔を思い浮かべるショコラ。
「よっ」
「わわっ!」
背後からいきなり声をかけられて10メートルほど転がるショコラ。
…それはオーバーにしても、思いきりひっくり返って、下から声の主を見上げる。
「せ…先輩っ!いきなり驚かさないでくださいっ!」
頬を膨らませて怒るショコラの頭に手を置いて、まぁまぁ、とたしなめる先輩――名はミント。
「ほら、行くよ」
その振り向くときにさらさらと流れる青いロングヘアー。
ちょっと知的に見えるミニグラス。
出るとこは出て、無駄なものを一切省いた健康的な躰。
口には花をくわえて。
頭の上には何故かりんご。
そんなミントのことを、専門校に入ったときからずっと見つめているショコラ。
また、その姿に惚れ惚れとしながら、ふと手鏡を覗く。
…先輩のさらさらの青い髪を180度変換したような、真赤で癖のある髪。
先輩のような凛々しい顔とかけ離れた幼い顔つき。
顔に比例するかのような幼い躰。
そして、もう一度目線を鏡に映った自分の頭に向ける。
そこには、初めて先輩と話をしたときにもらった、青いバンダナ。

―――

「うわわわわっ!」
ドテーン、と豪快に転ぶショコラ。
「あたた…斧はまだ無理なのかなぁ…」
その日は課外授業。外に出、魔物から薬の原料を取ってこなければならなかった。
だが。
その日に限って愛用のチェインを忘れてきてしまったショコラ。
それを見かねた友達が、ショコラに風の属性を持つ両手斧を貸してくれたのだが…。
「今度こそ…えいっ…あわわわっ!」
斧の重さに負けてうまく振れないショコラ。
最初はガムシャラに振っていたのだが、そのうち体力が尽きた。
そして、体力回復のために木陰で休んでいたショコラに、
「ちょっとキミ。何か飲み物持ってないかい?」
と、青い髪の鍛冶屋が声をかけた。
「あっ、はい!ミルク、リンゴジュース、バナナジュース、なんでもありますよ」
「んー…じゃあリンゴジュースちょうだい…代金はこれでいいかな?」
「いえ、あの、先輩ですし無料でどうぞ」
「んー、そうかい?じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」
「どうぞどうぞ」
鍛冶屋は、ショコラの隣に腰を下ろすと、リンゴジュースをごくごくと飲みだした。
一気に飲み干した鍛冶屋の目に、呆然とするショコラの顔が映った。
「あ、ゴメンゴメン、今日一日中何も飲んでなくてさ」
ふー、と一息ついて鍛冶屋は自分の手の下に斧があるのに気がついた。
「これ、キミの?」
「いえ、それは友人からの借り物です」
ふーむ、と鍛冶屋は真剣にその斧を鑑定する。
「いい武器だね、相当な腕の持ち主だよ、これを作った人は」
でも、と鍛冶屋は付け加える。
「これだけ重いと使うのにはコツがいるね。キミ、ちゃんと使えてる?」
「いえ…全然ダメです…」
ふぇ…と泣き出しそうになるショコラ。
その頭にぽんぽん、と手を置いて、鍛冶屋は言う。
「じゃあさ、リンゴジュースのお礼に、使い方をみっちり仕込んであげよう」
ショコラが返事をする前に鍛冶屋は行くよ、と手を引っ張った。
そして、気がついたように、
「自己紹介がまだだったね。私は…」
「知ってますよ。ミント先輩ですよね?」
微笑んで言い返すショコラ。
「ぉ…。知ってるのか…」
でも、悪いけど私はキミのこと知らないなぁ、と言うミント。
「私は、この春錬金術学部の生命創作部に入ったショコラと申します」
ぺこり、と一礼。
「ご丁寧にどうも」
さぁ行こうか、とミントがショコラの手を引っ張る。
そして、6時間ほどあとには見違えるほど斧の腕が上達したショコラの姿がそこにあった。
「ふぅ。こんなもんかな」
と、ミント。
「先輩、今日は本当にありがとうございます」
「いやいや、後輩が困ってたら助けてあげなくちゃ」
二人で笑いながら寄宿舎に戻っていく。
その途中でミントは、これからも何かあったらいつでも助けに行くよ、と言って
青いバンダナをショコラに渡した。
それが、二人の初めての出会い。

―――
97紗比sage :2003/10/24(金) 00:12 ID:CbNgNlVM
そうしてショコラは、今日まで何度となく先輩と、ある時はお喋りを、ある時はお散歩へ、と一緒にいた。
「ふー…。どうかな、こんなもん?」
と、ミントがショコラに振り向く。
「そうですね、十二分にあります」
笑いながら歩く二人。
だが、ショコラの心は笑っていなかった。
ショコラにもわかってはいないが、これは独占欲。
先輩を独り占めにしたい、と言う欲望。
その欲望は、ついにショコラの心を支配した。
「先輩、あそこの岩影で休みましょう」
浅い階層までやってきて、ショコラは提案した。
「そうだね、歩きっぱなしだったしなぁ」
二人で岩に腰をかける。
そして…。


「先輩っ…!」
ん?と振り向くミントの顔に自分の顔を近づける。
「…っ!」
ミントの驚いた顔を楽しみながら、ショコラはミントの口の中へ舌を進ませていく。
舌を先輩のそれに巻きつけながら、あらかじめ口に入れておいた「薬」をミントの口へと流し込む。
「…っ、ショコラ!?」
突然、ぐらっ、とミントの視界が揺れる。
躰に力が入らない。
「先輩、ごめんなさい。今のはバーサークポーションです。
まだ先輩のレベルでは副作用に耐えられません」
バーサークポーションは、使用者の精神力を増大させ、機敏さをあげる薬だ。
だが、相当の経験をつんだ猛者でなければ、その副作用で色々悪影響が出ると言う…。
「そ、そん…っ!」
カラダガアツイ…。
ミントの躰が急激に熱くなってゆく。
このままでいれば、神経細胞が死んで、非常に危険な状態になる。
だが、薬のエキスパートのショコラは動じなかった。
「先輩…今、楽にしてあげます…」
そして唇を重ねる。
舌を進ませ、先程よりも強く吸う。
「んっ…んんっ」
喘ぐミントを満足そうに見つめながら、ショコラはミントの服を脱がせてゆく。
あの日から、ずっと見つめ続けてきた先輩が、今は自分だけのものに…。
それを考えるだけで、ショコラは興奮が収まらない。
そして、双丘を揉みあげながら、右の頂上を口に含む。
そのまま歯を軽く立てて、舌で転がすように弄ぶ。
「あ…っく、ふゎ……ぁん」
いつもは凛々しい先輩の顔が、今はとても可愛らしく見える。
その顔を十分に堪能してから、ショコラはミントの秘所へと指を運んだ。
ぴくっ、と過敏に反応するミント。
「あの日から…こうなることを夢見て、がんばって練習したんです…」
ゆっくりと、濡れそぼったそこに指を往復させる。
はぁ…はぁ…と甘い声がミントの口から絶えず漏れる。
陰核が勃起してきたのを見、ショコラはそこに顔を近づけ、舌でそれを弄ぶ。
「はぁ…っ!だ、ダメ、ショコラ…!」
ショコラは、強く優しく、愛撫を続ける。
「はぅ…っ、い…イっちゃう……!」
「来てください…先輩っ!」
ちゅぅぅ、と思いきり強く吸う。
「きゃぅっ!」
可愛い声を上げて、ミントが達する。
溢れてくる愛蜜を舌で受け止め、満足そうな顔をするショコラ。

「もう、いきなりあんなことしないでよ」
薬の効果が切れてきて、ちょっと怒り気味に言うミント。
「だ、だって…先輩のことを……愛しているんですもの…」
ぼそぼそと、ショコラが声を出す。
「まったく…それならそうと言ってくれればいいのに……」
「……ぇ?」
「薬なんて使わなくても、いくらでもしてあげるって言ってるの」
言うなり、ミントはショコラを抱き上げる。
「あわっ…」
そのままショコラを寝かせ、慣れた手つきで服を脱がしていく。
「あ、あの…先輩……」
「ん?」
「優しく…してくださいね…」
わかってるよ、と微笑むミント。
そして口付。
「…っ!」
主導権が代わって、ミントの舌技を受けるショコラ。
されるままに躰を委ねるショコラに、ミントが言う。
「ほら、四つん這いになってお尻を高く上げて」
羞恥心よりも、先輩に愛されている嬉しさが大きく、
素直に言うことを聞くショコラ。
「せ、先輩…こんな幼い私でいいんですか……?」
「ん、私は、こんな可愛いショコラが大好きだよ」
言いながら、ショコラの秘所に指を突き立てる。
「はぅっ…!」
「ぉ…、まだ処女なのか…」
そして、ミントはカートからメイスと白ポーションを取り出す。
メイスの柄の部分を白ぽで濡らし、残りの白ぽをショコラの体にかける。
「ひゃぅっ…冷たい…」
「ん…入れるよ、力、抜いて……」
つぷ、とメイスの柄の先端がショコラの幼い秘所へと挿入される。
「………っ」
ゆっくりと押し進めていくミント。
進むたび、ショコラの顔が苦痛にゆがむ。
そして、先端が壁にぶつかる。
「ショコラ…本当にキミの初めて、もらっていいんだね?」
「はい…私の全ては、先輩のためにあるのですから……」
それを聞いて、ミントは一気に壁を押し破る。
「んあぁぁぁぁっ……!」
激痛にゆがむ顔。
その額には汗が浮かんでいる。
奥まで挿れたメイスをそのままにし、ミントは額の汗を舐めてあげた。
「先輩……私、嬉しいです…」
涙を流しながら笑うショコラにキスをし、メイスを動かす。
その動きにあわせてショコラは嬌声を上げる。
「先輩……先輩っ…!」
びくん、と体を弓反にして、ショコラは達した。
「えらいえらい、よくがんばったね」
ミントはショコラを抱きとめる。

「先輩…私のこと、捨てないでくださいね…」
「捨てないよ……ずっと…ずーっと一緒だよ」
日も暮れ、暗い岩陰で、二人はまた唇を重ねた。
98紗比sage :2003/10/24(金) 00:14 ID:CbNgNlVM
眠い・・・眠いぞ・・・zzz...
次回作は多分♂×♀・・・ぐぅぐぅ・・・
リクエストは・・・随時募sh・・・zzz...
99双子姉妹の奴の人sage :2003/10/24(金) 03:57 ID:EStvoja2
うーん…やっぱ自分とはレベルが違う_| ̄|○
もっと精進しないとなぁ…(つω`)
取り敢えず今週中には書き上げる予定……予定。


>>95
双子姉妹に関しては名前と容姿は元が居たりします…
性格は全然違うと思いますが…


さて…大体イメージは固まってきたのですが…
Myまーちゃんの転職が近いので中々書く時間が取れず…
頑張れ、超頑張れ>自分。
100名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/24(金) 19:44 ID:QDtDWlos
>>97
えろーす(/ふん)
でもいきなり鈍器をそうnyなんて大胆ノノ
気長に次回作をお待ちしております^
101名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/25(土) 14:42 ID:VQ5pUjQk
>>紗比さん

お疲れ様でした。お久しぶりです、容姿が気になる人ですw
今回とてもミントさんが創造しやすくて萌えました。青髪ロングBS萌えw

でもできたら今後挿れるのはメイスじゃなくてミントさんお手製双頭はrig(ry
BSの想像力に不可能はないさ!←何を勝手なことを

次回作また期待しております。
102101sage :2003/10/25(土) 14:43 ID:VQ5pUjQk
創造しやすくて×
想像しやすくて○

_| ̄|○|||ゴメンナサイ
103名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/26(日) 08:22 ID:e9I/hHTI
>>102
とりあえずイ`
104SiteMaster ★sage :2003/10/26(日) 22:56 ID:???
【まず】板のルール、お約束、各スレのテンプレ【読め】
のスレを導入しました。

板のルールや、テンプレの確認などに使用してください。
105名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/30(木) 00:41 ID:h8tv04y6
ハンター×アルケミで、アルケミがハンターを媚薬で虜にしようとしちゃうんだけど
逆に反撃されちゃってアルケミたんがというのをとても見たい。
                             とても見たい。


ごめんなさい
106名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/30(木) 00:43 ID:q.QqCiZw
>>105
それイイ(・∀・)ジャン!!
漏れもとても見ty=-(・゚д゚)・:∵
107とあるスレの577sage :2003/11/01(土) 20:21 ID:0COard1s
|∀・)

場所かりますよー
アチャ×アルケミ
>>105とはちょっと違うねー

|彡サッ
108とあるスレの577sage :2003/11/01(土) 20:22 ID:0COard1s
(「ドラえもん」のリズムで)♪
こんな薬(ヤク)いいな できたらいいなー♪
あんなヤク こんなヤク いっぱいあるけどー♪
みんなみんなみんな つくってみせるー♪
いーつかはけんきゅしーて つくってみせるー♪
かみのけフサフサーにしたいのねー♪
「孫!それはむりだね」♪
アンアンアン とってもたのしい ファアマーシイー♪

今日はいつもよりも元気に
カートをガタガタ揺らしながら歩くアルケミたんは
お察しのとおりとっても上機嫌
オークダンジョンからの帰り道に叩いた蛙が
なんとカードを落としてくれたのです
研究にはお金がかかるので
地道に消耗品を販売したりしていますが
やはり予期せぬ臨時収入は嬉しいもので
彼女はカードをぴらぴらっと振り回しながら
プロへの道をずんずんと進んでいくのでした
しかし・・・

「ふぎょう!!!」

いきなり何かに後ろから押しつぶされて
彼女は地面に顔を打ち付けます

「ゲコゲコ、ゲコゲコ」

多数の蛙・・・ぬめぬめした肌・・・そしてひときわ大きな蛙・・・

「トード!!!」

彼女は逃れようとしますが
蛙につぶされた状態では満足に動くことも出来ません
必死で距離をとって迎撃の準備をしようとしますが
トードのぬらぬらした肌を押しのけようとしても
滑ってとっかかりがありません

「こんなのに二次職になって苦労するなんてーーーーくそーーーーーー!!!」

ケミたんが再度逃れようとしたそのとき
どこからともなく矢が飛んできて
トードの背中に突き立ちました

「ゲコーーーーーーーーー!!!」

その隙にアルケミたんは素早く立ち上がると
力を篭めて連発開始!

「メマーナイト!メマーナイト!!メマーナイトお!!!」

トードはあっけなくバラバラになって
周囲の池に散っていきました・・・

-------------------------

「えっと、余計なお世話・・・でした?」

一寸躊躇ってから尋ねる緑髪のアチャ子さんに
アルケミたんは慌てて答えます

「いえいえ、助かりましたよ気になさらないで・・・ねえ
アチャさんやりますねー、私なんかもっとベテランなハズなのに
格好悪いところ見せてすみません
そもそも・・・ごにょごにょ・・・」

赤くなって弁解するアルケミたんをちょっと可愛いと思い始めた
アチャ子さんの眼が少しづつ光っていきます

「・・・(ふふ・・・こーいう子って可愛い・・・つまみ食いしよっかな・・・)」

邪なことを考えるアチャ子さんは
相手の喋るのを聞きながら・・・肩を落とし
そしてお腹を抑えてうずくまっていきました

「え!ちょっと!大丈夫ですか!?アチャ子さん!!!」

「うん・・・ちょっと・・・トードの水攻撃喰らって・・・(うそぴょーん)」

慌てるアルケミたんに
彼女は岩陰を指し示すと更に苦しそうな表情を浮かべて
訴えます

「えと・・・あそこに連れて行って・・・お腹さすって・・・」

せっせと肩を貸してアチャ子を連れて行こうとする
アルケミたんには
彼女の目が獲物を狙うように細められたのに
気づくことはありませんでした
さすがは未来の狩人といったところでしょうか・・・(汗)

-------------------------

「はう・・・ちゅ・・・くう・・・なにを・・・あ!」

はじめのうちは相手のお腹を擦っていただけなのに
ふと気づくとお押し倒されて唇を奪われてしまったアルケミたんは衝撃に頭がぼーっとなり
体の奥の方がかあっと熱くなっていきます
・・・あの時と同じ・・・食べられちゃうんだ
そんな考えを透視したようにアチャ子さんは

「ふふ・・・可愛い・・・貴方女との経験あるでしょ・・・私の観察眼は鋭いのよ・・・」

キスを繰り返しながら耳元で囁くと
ケミ子たんの抵抗が急速に弱まっていき・・・

「はい・・・お姉さま、以前アルケミ同士で・・・その・・・あっつ!」

彼女はその返答に満足し
この子を一気に自分の虜にしてしまおうと決心すると
いきなり彼女の乳首を両手でつまんでこねくり回しだしました

「やっぱりねー、うちの相方は男に夢中だし・・・最近ネコちゃんが欲しかったのよね・・・」

などといいながら器用な手つきで服を脱がして
片手を肌の上に滑らし・・・燃え上がらせ
片手で弓の弦をはずすと・・・彼女の両腕を万歳するように上げて・・・
完成したその姿は
下着一枚のアルケミたんが腕をカートに縛られ
身動きが取れずに顔を赤くしているといったもので
とても嗜虐心をそそります
アチャ子がじっと見つめるうちに
やがてアルケミのほうが太ももをこすり合わせて・・・おねだりをはじめていきました

「・・・お姉さま・・・あの・・・」

アチャ子はしばらく放置しようと思ったようですが
たまらなくなったのか相手の下着を足元までずり下げ
片方を足から抜くと
いきなりその薔薇の蕾に舌を差し込みました
中はすでに熱く・・・朝露を湛えて彼女の侵入をまっていたかのようです
それをすすり上げる度に起こる甘い叫び声
その心地よいBGMを背中に感じながら
アチャは一心不乱に舐めつづけていきました

「あ・・・」

一旦体を離すとアチャ子さんは
バックパックから弓作成の道具を取り出し
そこから・・・中程から曲がった一本の棒を取り出すと
ぺろりなめて光らせます

「あ・・・なにを・・・うっ・・・ああ!・・・あっつ!!!」

「ふん・・・ううん・・・反対側・・・もらうね・・・」

二人は樫の棒を挟んで繋がると
同時に喘ぎ声を漏らし始めました
こらえ切れずに動くその腰の動きが
相手の中をかき回し・・・二人の充血したお豆がこすり合わされ
さらに大きな快感を運んできます
体からはさらに汗と涙を流し
激しい感覚に頭が朦朧となり
やがて衝撃が二人の体を同時に貫きました

「ああ・・・おねえさまあ・・・はあ・・・ああん・・・ああ・・・ああああああああああ!!!!」

「くうっ・・・かわいい・・・こ・・・はあう・・・ああ・・・くううんんんんん!!!!」

二人が同時に衝天した後には
すぽんと抜けたその樫の棒が
エッチな液体をこびりつかせて
ころころと・・・転がって・・・止まりました・・・

-------------------------

「・・・」
「・・・」

身づくろいを終えて
お互い無口になってしまいましたが
先にアルケミたんが口を開きます

「あの・・・矢もつのって大変でしょう・・・これからちょくちょくご一緒しませんか?・・・その・・・」

「うん・・・ありがとう・・・できるようになったら・・・公平も組もうね・・・そしたらお返しできるし・・・」

そういって二人はちょっと笑って
なんとなく同時に雲を見上げました
トードのような雲がそらをゆっくりと動いていきます
眺めながらお互いなんとなく満ち足りた表情で
もたれた岩からずずずっとすべりおりて
双方大の字に横たわるのでした・・・

-------------------------

相方のアコたんはこの光景を
岩陰で途中から覗いていました

「やっぱり・・・そういう趣味だったのね・・・でもなんか幸せそ・・・いいなあ・・・」

そんな事を考えながら声をかけそびれてしまって
後どれくらいこうしていればいいのかと
岩陰でもぞもぞとお尻を動かすアコたんの横を
ポリンがぽよぽよと跳ねて
のんびりとした時間は過ぎていくのでした・・・
109とあるスレの577sage :2003/11/01(土) 20:22 ID:0COard1s
|∀・)

ミッションコンプリート!

|彡サッ
110名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/01(土) 23:59 ID:ymTzOLGk
GJ!
アルケミたん……どんどんこっちの世界に…(笑)
111名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/02(日) 10:23 ID:gkLzY70I
577さん・・・GJ!
ありがとうありがとう
112名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/03(月) 21:59 ID:Q3SyvzYQ
い、岩陰でもぞもぞしてるアコたん・・・イイ!
577さんGJです!
いっぱいいっぱいありがとう
113とあるスレの577sage :2003/11/09(日) 18:01 ID:.IJxRoow
|∀・)

場所借りますね

|彡サッ
114とあるスレの577sage :2003/11/09(日) 18:03 ID:.IJxRoow
アルケミたんとアチャ子は姉御さんに見送られて
宿屋の一室に入りました
アチャ子はベッドの上にのってポンポンと
シーツを叩いて

「たっぷり可愛がってやるからな!」(←AA略)

とアルケミを誘います
顔を赤くして近寄るアルケミ
そして二人は濃厚なキスを交わします

「ふううん・・・え・・・くむううん・・・」

いつの間にかアチャ子の手に握られていたビンから
キスの合間をぬって
液体がアルケミたんののどに入って行きます
横を向いて抵抗しようとしますが
キスで唇をふさがれ
そのうちコクリと飲み込んでしまいました

「あ・・・なに・・・あうっつ!」

アルケミの体が小刻みに震えだします
彼女の目はしっとり潤み、それが捕らえたアチャの指先には
先程作った媚薬の入ったビンが・・・

「ほんと貴方の作ったのってすごいね!ふふ、私もちょっと口に入った・・・あん・・・
じゃあ弄らせてね・・・え?」

アルケミはそのままベッドの上に倒れこんでしまい
左右に転がり始めます
ちょっといやな予感のするアチャさんに
うわごとのように語りかける彼女は

「あ・・・これ強いんです・・・あう・・・飲みすぎです・・・ああああああ!!!!

一声発して
意識を飛ばして・・・ぐったりと倒れこんでしまいました

---------------------------------

「ふみゃ?」

ふと気づくと私は
以前愛用だったミトンと前掛けをして
露天を出していました
ここはプロンテラの噴水広場
商人さんがたくさん居るところで
私もその中の一人として
ミルクの露天を出しています
なにか変な気もしますが
これがいつもの日常です
ミルク21zで
いつもにこにこ現金払い
沢山もうけて
もっといい装備欲しいな・・・って
なぜかずきずき痛む頭で
ぼんやりと考えていました

「あら?毎日頑張っているのね・・・おつかれさま」

露天を出しているところは
毎日大抵一緒なので
そのうち顔見知りが多くなります
彼女もその一人で
胸のおおきいボーイッシュなBSさん
バンダナがとってもよく似合っていて
将来はわたしもこんなふうに
かっこよくなれるのかな・・・
なんていつも思っていました

「ありがとうございます、おかげでまあまあの売り上げです」

「そう!よかったねえ、以前は人参だったんだけど
いまはミルクか・・・なんか年取ったって感じだわ私」

いえいえそんなことを言っても
その魅力は隠せません

「そんなことないですよう、お姉さんはかっこいいです!」

「ふふ、ありがとう、でも女らしくはないわね・・・
あ、そういえばちょっといい?・・・」

お姉さんの力になりたくて
私は話を聞き始めます
恥かしそうに語るその内容は
自分でつかう化粧品が欲しいとのことでした

「・・・笑わないでね、あったら欲しいの
売ってる露天もあるんだけど、その・・・こんな筋肉質のBSが
使うの?って思われるの嫌で・・・」

私はもじもじするBSさんに
すぐにカートから出した化粧品を差し出します
彼女の目が大きく見開かれるのを見えて
こっちまでうれしくなってしまいました

「ありがとう!、大切につかうね!、料金は・・・
私の作った属性環頭太刀でどう?」

「いえいえ、そんな高価じゃないですよう」

「ううん、もらって!・・・あとちょっとお願いが・・・」

「はい?」

「化粧の仕方・・・教えて、ね?」

そう言って顔を赤くしてこちらを覗き込むBSさんは
とっても女の子らしくて
すっごく私は羨ましかったのでした
115とあるスレの577sage :2003/11/09(日) 18:04 ID:.IJxRoow
|∀・)

つづきは明日です

|彡サッ
116名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/09(日) 23:43 ID:Vz8JhDmY
|ω・`)<読ませていただきましたよー。

|ω・`)<露天じゃなくて露「店」が正しい気がするのは気のせいですか?

|≡= サッ
117名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/09(日) 23:48 ID:YQB1x/qo
>>115
おぉ…続きが気になります。
(´д`)人オネガイカミサマ
118百合スレ505sage :2003/11/10(月) 01:23 ID:6l7s95rI
遂に…18禁指定を書いてしまいました…。
今回も勢いで仕上げたという形に…しかもちょっと長めです。

とあるスレの577氏の投稿をぶち抜く形になってしまうようですが、投稿します。
BS姉さんとアコの話です…(ぽちっとな


試作2
-------------------------------------------------------------------------
「急いでいるんです、通して下さい」
暗い路地裏。行く手には数人の男達。
「へっへっへ、こんな時間に女の子の一人歩きは危ないよなぁ」
「そうそう、だからオレ達が送ってやろうって言ってるんじゃないか」
そう言って、ねちりとした笑みを浮かべる。――怖い――
足がすくんで動けない。恐怖のせいか、迫る足音はまるで地響きのよう。
視界が揺れる。男の腕がのびる――もうダメ――

「ピヨピヨ・・・」
そう、ピヨピヨ・・・って、えっ?
何故か、私の目の前まで来た男がその場でピヨピヨ言っている。
何が起きたのか、直ぐには理解出来ないでいた。

「あたしの妹に手を出すなんて、言い度胸じゃない?」

すぐ側で聞きなれた声がする。
振り向くと、そこにはカートを携えた鍛冶屋の姿。

お姉さま!

辺りは明かりも乏しいけれど、この声、この空気、間違える筈も無かった。
「まったく、こんな所で何をしてるのよ…」
お姉さまは溜息混じりに呟いた。

「なんだぁ、てめぇは!」
「威勢の良い姉ちゃんだ。まとめて可愛がってやるぜ」
「さっきは不意を突かれたが…油断しなけりゃこっちのものよ」
男達は、突然の乱入に多少驚いた様だったけれど、余裕だと思っているみたい。
お姉さまは臆することも無く、私に下がっている様に言うと、1歩踏み出した。
「一々相手するのも面倒ね。まとめてかかっていらっしゃい」
「上等だコラァ」
「ヤっちまえ!」
挑発にのった男達が一斉に向かって来る。
お姉さまはカートに手を掛ける。
嗚呼、神様……

一呼吸ほど後

べちべちべちっ

痛そうな音を立てて壁に張り付く男達。そのまま、ずるずるぽてりと崩れ落ちる。
「バカな…」
1人がうめく。今起きた事が信じられないといわないばかりに。
雲が晴れ、路地にも光りがさしこんでくる。男達は「うげっ」と声を洩らした。
月明かりに照らし出されるお姉さまの横顔。きりりと巻かれたバンダナが風に揺れている。
嗚呼、なんて凛々しい…
その側のカートには、頑丈そうな屋根があり、
装飾−商人協会で様々な実力を認められた者のみが許される公認カートの改造−が、
しかもその最高位のものが施されている。
お姉さまは男達を一瞥すると私に向き直り、帰るわよと言って歩き出す。
「お姉さま、あの…」
「大丈夫よ、フッ飛ばしただけだから。話は帰ってからにしましょう。」
「はい…」
まだなにやらぶつぶつ言っている男達を置いて、私達は宿へと向かった。
「マンクルポー…」
頭を打ったのかもしれない。大丈夫だろうか…
119試作2sage :2003/11/10(月) 01:24 ID:6l7s95rI
「まったく、あなたには学習能力ってものが無いの?」
宿に帰ると、あたしは早速彼女を問い詰めた。
「すみません、お姉さま…」
目の前にはしょげかえるアコライトの姿。義妹ではあるが、一応あたしの妹である…。
「今日は協会の用事で夜遅くなるから、宿で待っているように言いつけてあった筈よ。」
厳しく追及する。ここで甘やかしてはいけないのである。
「その、お姉さまのお帰りが余りにも遅いので心配になって…」
まだそんなに遅いって時間じゃないわよ…。思わず溜息が出てしまう。
「それと、あのっ、今日、やっと教会からポータルの習得を認められて、使用許可がおりたんです!
 ですから、ここの場所を記憶して、私がお迎えに行けば、すぐに帰れると…」
報告する妹は、少し嬉しそうだった。
と、ここであたしの脳裏にある考えが浮かんだ。

「わかったわ、もう良いわよ。でも、あまり心配をかけないで。」
おいでおいでをして妹を抱き寄せ、頭を撫でる。
妹は安心した様子であたしに身体を預けてくる。
「遂にポータルを取得したのね、おめでとう。がんばったわね。」
「ありがとうございますっ、お姉さま。」
妹はすっかり嬉しそうになって、さっきまでの危機感もどこへやら。
「それじゃあ…ご褒美をあげましょう」
後から妹を抱きとめたまま、その耳元で囁くと、
耳たぶを軽くはみ、髪に、首筋に、口付ける。
「お、お姉さまっ…」
「あなた、キスが好きだったわね?」
言いながら、手で服の上から妹の胸を捕らえる。
「は、はい…んっ…でも…」
言いよどむ妹。あたしはわかっていながら、なあにと聞き返す。
「意地悪しないで下さい…」
抗議の声があがる。そろそろかな。
「じゃあ、こっちを向いて、目を閉じなさい。」
「はい……ん……むぐっ…」
妹が言われた通りにすると、あたしは脇にあるカートから瓶を取りだして中の液体を口に含み、
そのまま唇に口付け、液体を流しこむ。

「お、お姉さまっ、一体何…ああっ…」
「何って、これよ、これ。」
自分の身体を抱きしめ、小さく震える妹。手にした瓶を見せると、驚きの表情を浮かべた。
「バーサクポーション!そんなっ…」
おー、結構効いてるみたい。後は暫く待てば…
悶えている妹をベッドに寝かせ、カートから手錠と足鎖を取り出すと手足を拘束する。
「お姉さま、どうしてこんな…」
「言ったでしょ、ご褒美をあげる、って。沢山気持ち良くしてあげる。ちょっと待っててねー。」
あたしはベッドから離れ、装備を外す。必要なものを手に取ると、ゆっくりと歩いて行って…

『部屋のドアを開け』た。

驚いて『がばっ』っと上体を起こす妹。しかしあたしは気にしない。
「じゃあ、あたしちょっとシャワー浴びてくるから。良い子にしてるのよー。」
「そ、そんなっ…お姉さまっ!」
「大丈夫、鍵はかけておくから。あ、そうそう。自分で『し』たらダメだからね。じゃ。」
妹の声を無視してそう言うと、あたしはドアを閉めた。
…これくらいやらないとね。


無常にも、ドアは閉められてしまった。
身体が熱い。
スピードポーションでさえ、そう長くは使えないというのに。
しかも、お姉さまのキスや言葉で、高められている。
そんなところにバーサクポーションだなんて…
期待していたところを、二度もすりぬけられてしまった。
身体は熱く火照っているのに、手足は拘束されている。
切ない…切ないです。お姉さま…っ
私はただベッドの上で身悶えるしかなかった。
太ももを刷り合せる。その辺りはもう、しっとり、という以上に潤っていた。
ショーツが僅かに擦れる。
「っく…っ」
それだけで快感が走り、身体に力が入る。そして…

ぴきっ

乾いた音がして、突然手が自由になった。
良く見ると手錠はぼろぼろで、とても使える様な物では無かった。
手が使える。でも、自分でしてはいけない。
お姉さま、まさかこの為にわざと…!?
「どうして…」
呟いても、お姉さまは居ない。何時戻って来るかもわからない…
今は、なんとかして体の火照りを鎮めないと…
私はベッドから降りてテーブルに向かおうとして、
一瞬忘れていた足鎖にバランスを崩し、よろめいてしまう。
2,3つまづくも、テーブルに手をついて、何とか止まった。
手に、テーブルのものとは違う感触。お姉さまのバンダナだった。
それをぎゅっと抱きしめる。微かにお姉さまの香りがするような気がした。
もう、切なくて切なくてたまらない…
お姉さま……
120試作2(了)sage :2003/11/10(月) 01:26 ID:6l7s95rI
「あー、やっぱり手錠は壊れちゃったかー。」
何時の間に戻って来たのか、ドアの側にバスローブ姿のお姉さまが立って居た。
ドアを閉め、こちらに歩み寄る。
「どう、ちゃんと我慢できた?」
「っ…」
もう、限界だった。
「身体が熱くて、切なくて…お願いです、お姉さまっ…」
私はすがる様にして訴えた。
「んー、そうねー。」
お姉さまはそう言うと私を抱きかかえ、ベッドにおろすと、足鎖と壊れた手錠を外してくれた。
お姉さまは私に向き直り…
「あら、これは何?」
それは、私が握っていたお姉さまのバンダナ。
「そ、それは…」
慌てる私を見て、「ふぅん」と呟くと、そのまま私の服を脱がせた。


妹が、下着のみの姿で横になっている。
身体中うっすらと汗をかき、大腿部に至ってはショーツが透けて、なお余るほど潤っている。
なかなか良い感じねー。さて…
「身体が熱いのね…でも、それだけじゃわからないわね。何処が熱いのかしら。
 ここ?それとも、ここ?」
脚、太もも、脇腹、胸…あちこちに指を這わせていく。
「あ…ふぁ…あふっ…」
あたしの指が触れるたび、びくびくと身体を震わせる。
「何処なの?」
胸の膨らみの、尖った先端をぴん、と弾く。
「ああっ」
一際大きくびくん、と震える。
「あたしはこれでも鍛冶屋だからね。どんなに小さな所でも100%の力で刺激できるのよ?」
そのまま先端をつんつんとつつく。妹は身体をよじりながら、微かな声を絞り出した。
「身体の、中心が、あつ…い、です…」
「中心って、ここ?」
おへその周りと下腹部を撫でまわす。
「ふっう…その…下…っ…」
指を下にずらしていく。ショーツにかかり、ぬるりとした感触に変わる。
「そこ、がっ……あ、あそこが熱いんです…っ」
妹は、顔だけでなく全身を紅潮させて告白した。涙目になりながら、ふるふると震えている。
「そう、ここが『熱い』のね。」
あたしはカートからメントの葉とナイフを取り出すと、葉に幾筋も傷を付けた。
ショーツを下げると、糸を引いた。
「じゃあ、涼しくしてあげる。」
そう言って秘所に葉を張りつけると、また『ショーツをはかせる』。


「えっ、何、あっ…くうぅぅぅっ…」
急にあそこが冷えた様に感じ、背筋がぞくぞくした。まるで氷を押し当てられた様。
堪らずに手を伸ばす。が、お姉さまに手首を掴まれる。
「自分でしちゃダメって言ったでしょ?」
「そっ、そんな…っ…あっくうっ…」
どう、良く冷えるでしょ、なんて言いながら、ショーツの上から秘所を撫でまわす。
絶え間無く襲う快感の波。でも、私を高みへ打ち上げるには大きさも勢いも足りなかった。

お姉さまは、悶える私の前に細い布を突き出し、訊ねた。あのバンダナだった。
「さっきはこれで何をしていたのかしら?」
「ただ、はぁっ、抱きしめて、いたんです…はぁ、はぁ…」
「どうして?」
「お姉さまの、香りが、するっようなっ…気がして…せつ、なくて…」
お姉さまはふうんと言って、それを私の秘所に押し当てた。
「っあ…」
「嬉しい事言ってくれるじゃない。これ、あたしのお気に入りなの。あなたも知っているわね。」
「はい…あっ…」
「毎日付けているの。勿論明日も。今、それにあなたの愛液が染みこんでいくわ…」
「あっ、あああっ…」
濃く染まっていくバンダナを見て、更に身体が熱くなる。
何故だかわからないけど、例え様の無い切なさが押し寄せる。
お姉さまはクスリと笑うと、そのバンダナで秘所をこすり上げた。
「っぁぁぁあああっ!」
二度、三度とこすられ、激しい波が押し寄せる。
が、そこでお姉さまの動きが止まる。波は、私を包む前に弾けてしまった。
「ぁ…どう、して…」
私は、もう、頭の中がぐるぐると混乱していた。
どうしてお姉さまはこんな事をするのだろう。
それを見透かした様に、お姉さまは私の顔を自分に向けさせる。
さっきまでの雰囲気を一瞬で晴らすような、真面目な顔になっている。
お姉さまは、良く見なさいと言って、さっきのバンダナを突き出した。
「最初にご褒美って言ったわよね。でも、半分はお仕置きなの。」
私は不思議に思ったけれど、お姉さまにはちゃんと意図があったというの?
「このバンダナは、男のモノだったかもしれないのよ?」
「!!」
「もしあたしが通りかからなかったらどうなっていたか…」
「あ…ああっ…」
「いいように弄ばれたでしょうね。あなたその責めに耐えられるの?
 仮に耐えたところで、力ずくで犯されるわ。」
私はがくがくと震えた。
「もしあなたがそんな事になったら、『あたしはどうすればいいの?』」
「!!!!」
その言葉で、私は全てを理解した。
私があさはかだった。涙が溢れる。
「ごめんなさい、ごめんなさい、お姉さま、私っ…」
ごめんね。でも、これだけはわかって欲しかったの。とお姉さま。
私は、はいと言って肯くのが精一杯だった。

「よし、良い子ね。」
お姉さまは、そんな私を抱きしめると、涙を拭い、そっと口付ける。
頭を撫でられるのが、とても心地よかった。
お姉さまは、じゃあ、良い子には残りのご褒美をあげなくちゃねと、未だ潤う秘所を撫でまわす。
ショーツごと、秘所の中にぐっと押しこまれ、快感の波に引き戻される。
ショーツごしに、陰核を甘くひっかかれる。
「ふああっ…」
「どう?」
「気持ち、良いです…」
力強いけれど、優しい愛撫。
私は今、ただお姉さまを感じていられる事が嬉しかった。
「んー、もう良いわね。」
お姉さまはショーツを脱がせると、指をあてがう。
そのままの中へと指を滑りこませてくる。
私の中にお姉さまを感じる。ただそれだけで、胸がきゅんとなる。
お姉さまの指は、入り口から数cmの辺り、少しざらつくようなところを、的確に捉えてくる。
そこを撫でられる度、私は切ない声をあげた。
お姉さまは私の手を取るとそっと口付ける。
「お姉さまっ、私、もうっ…」
「いいわよ、力を抜いて…」
内側のざらつきと陰核を甘く引っかかれ、胸の先を甘く噛まれ、
大きく強い快感の波に押し上げられる。
同時に、合わせた掌から、熱いものが伝わって来る。
お姉さまの身体が白く輝いて見え、そのまま私の意識も真っ白になった。


達した妹の、身体を丁寧に拭き、新しい下着と寝巻きを着せて、布団をかけた。
もう意識は戻っているようで、お姉さま、とあたしを見つめる。
あたしは妹の手を握ると、微笑んだ。
「ゆっくりお休み。」
「はい、お姉さま。おやすみなさい。」
妹はそう言って目を閉じると、すぐに静かな寝息をたてはじめた。
安らかな寝顔。とても微笑ましい光景だった。

さーて、あたしも寝ますかね…。
妹の頬にそっと口付けると、あたしもベッドに潜りこんで、明かりを消して目を閉じた。
程なくして眠くなる。明日は、爽やかな朝が迎えられそうだ。


Zzz...


end
-------------------------------------------------------------------------
121名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/10(月) 09:57 ID:nySw0PwA
>>118
BS姉さんカッコいいわぁ……。
お仕置きのやり方もツボでした(笑)。
2人とも幸せそうな締め方で、微笑ましかったですよ〜。
百合スレ505さん、ありがとうでした♪
122とあるスレの577sage :2003/11/10(月) 17:53 ID:BZCvNnR.
|∀・)

>>116
_| ̄|○
介錯おねがいいたします

>>百合スレ505
いい表現しますねー
勉強になるなあ
ショーツっていう語感もいいなあ
また読みたいです

私の続きです・・・

|彡サッ
123とあるスレの577sage :2003/11/10(月) 17:57 ID:BZCvNnR.
「えっと、まず輪郭を描いて
それから・・・そうそう中を塗って
最後に紙で軽く押さえてOKです
あとこっちは・・・」

私の化粧講座が宿屋の一室で行われたあとは
そこには見違えるようにきれいになったBSさんが
鏡の中で笑っていました

「わあ!とってもいいわ!ありがとう」

BSさんが抱きついてきます
その強い力と大きな胸に挟まれて
ぼーっとしていると
彼女のキラキラ光るくちびるが
私の唇に押し付けられて・・・

「んん・・・ちゅ・・・うん・・・な・・・あ・・・」

「貴方のこと気になってたの・・・我慢できないの・・・これが最後の・・・んん・・・」

彼女の手が私の下半身に伸び
キスの攻撃は止むことなく続けられ
大きな胸に窒息寸前まで責められて
私はふらふらになり
ベッドに倒れこんでしまいました

「う・・・ああ・・・はずかしい・・・」

「我慢できないの・・・ごめんね・・・一度だけ・・・ああ・・・可愛い胸・・・」

BSさんは謝りながらも
私の服をすこしづつ剥ぎ取っていきます
最初は抵抗していた私も
胸の辺りを責められると
力が抜けてしまって
なすがままになってしまいました
BSさんの手はごつごつしていましたが
やさしくやさしく撫でるその指先と
舌の運動に
私はいつしか感じはじめてしまい
彼女の舌が秘所を叩くのを待ちどおしくなるまでに
仕立て上げられてしまったのでした

「ふふ・・・キスマーク沢山つけちゃった・・・ごめんね・・・ふうう・・・」

彼女はまだ謝りながら
私の花弁をこじ開け
中指を沈めていくと
膣口の上をこんこんと
叩くように刺激しつづけます
その刺激にわたしの体が精錬されていき
嬌声を上げ始めるのを
彼女は満足そうに
眺めていました

「ああ・・・みてるだけで・・・私も感じちゃう・・・でも・・・」

BSさんは私の指を自分の秘所に導くと
中に入れて自ら蜜壷を動かし始めました
締め付けたり
緩めたり
その間にも私のほうに快楽を与え続けてくれます
私は悪いような気がして
ちょっとづつ指先を振りはじめると
彼女は下半身を震わせて
あえぎはじめました

「ああ・・・いい・・・うれしい・・・大切な・・・忘れない・・・ああ・・・」

二人の頭が炎のように燃え上がり
指先の感覚と内部の感覚以外は
もうなにもいらなくなります
指の運動が体の耐えられる限界を超えたとき
私たちはお互いの体に顔を埋め・・・

「あああ・・・さん・・・ああ・・・も・・・だめ・・・だめ・・・だめえええええええ!!!!」

「ふううん・・・ああ・・・忘れな・・・ああ・・・ああ・・・いく・・・ああああああああ!!!!」

夕日がへやに差し込んで
視界を赤く染める頃まで
私たちはベッドの上で
組み合ったまま眠っていたのでした・・・

・・・

BSさんが結婚したと聞いたのは
その数日後でした
化粧をしたBSさんはとってもきれいだったそうです
どうして私のことを抱いたのか
それはなんとなくしかわかりませんでしたが
私は彼女の剣を傍らに置きながら
今日も露店を出し
なんとなくお二人さんが幸せになってくれることを
祈っていました・・・

---------------------------------

「ねえ!ねえってば・・・よかった・・・気づいてくれて・・・」

涙声のアチャ子さんの呼びかけに
アルケミたんはむっくりと起き上がりました
まだふわふわする体を
アチャ子がベッドに押さえつけると

「ちょっとまっててね、お水もってくる!」

といってどたどたと階段を下りていきます
なんとなくカートを見るアルケミの視線の先には
風の属性環頭太刀が一本
それをしばらく見つめて
大きく深呼吸して・・・目をつぶったアルケミたんの元に
どどどと水をもったアチャ子が
駆け寄っていくのでした・・・
124とあるスレの577sage :2003/11/10(月) 17:58 ID:BZCvNnR.
|∀・)

ども

|彡サッ
125名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/10(月) 18:19 ID:YeR58JE.
ネ申キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!
(*´Д`)ハァハァ
126名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/10(月) 19:43 ID:tdEgm1cU
イイっ(*´Д`)ハァハァ
127紗比sage :2003/11/10(月) 20:42 ID:PkFS5tck
コレダ(・∀・)!
つーかテスト週間なので小説書けNEEEEEEEEEEEEEE!!

といいつつ何も勉強しないで♂クルセ×♀セージ書いてしまいました
(´Д`;){だってこいつら萌えの小説ないんだm・・・な、なにをするきさまらー

該当スレに駄作がぺったんこされてますのでどうぞ貶してください

自殺の名所はドコカナー
128名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/11(火) 14:10 ID:sMmN7CVA
不覚にも577タンのSSで涙を溢れさせてしまったぜ・・・
タマラン(*´Д`)
129百合スレ505sage :2003/11/14(金) 21:53 ID:agCNJDKA
>>121
BS姉さんも実は楽しんでいたりするかも(ゴホゴホ
布越しに〜というのはどうなんでしょうねぇ…


>>122
>ショーツっていう語感
これは某所でしましまパンツ→ストライプのショーツ
という話があったのを思い出したのでそのまま使ってみました。


ROにあるネタを用いてどんなシチュエーションができるか試してみたのがこの話なんですが、
書いていたらこの2人のシチュエーションが結構湧いてしまって大変な事に。
続き…出来るかもしれません。
…出来ないかもしれません。
ネタはあるんですけどね。短く纏められれば良いんでしょうけど、
どうも書いたらそれなりに長くなりそうなものばかりでなんとも。
例えば即興と言う手もありますが、何にせよネタが…。
130名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/15(土) 11:10 ID:a6O27D4E
わぁゎぁ、なんか凄い良スレ発見だ
131名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/18(火) 19:37 ID:.C7PaHV2
こんな物投稿していいかどうかわかりませんけど・・・
まだ途中でHシーンがこれからですみません
一応♀アルケミ×♀剣士ですが、駄文ですので・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「スリム白P、白ぽ、その他'S装備品」
プロの片隅でこんな露天を見つけました
ちょうどいいから買っていこうかな・・
こんな片隅で出してるんだから、激安かもしれないしね♪
あたしは近づいて価格表を見ました。

ホワイトスリムポーション -- 100,000z
白いポーション -- 1,000,000z
マント -- 2,000,000z
マフラー -- 800,000z
シューズ -- 200,000z
ブーツ -- 450,000z

・・・ポーション系は論外にしても防具は相場より安いよね・・・でも、もしかして・・・
あたしはその商品をじっくり見てみると・・・やっぱりない・・・スロットが・・・
「はっ!?何これ!?ぼったくりじゃない!!」
「むっ、お客さん、人聞きが悪いですよ」
反論したのはこの露天を開いてたアルケミストのリミィ
「ぼったくりをぼったくりっていって何が悪いの!ポーションはあきらかに相場より上だし
 おまけに防具は看板と違ってS無しじゃない!」
「ポーションはいくらで売ろうとあたしのかってでしょ。それに看板をちゃんと見てくださいよ
 ちゃんと『その他'S』装備品って書いてあるでしょ」
「その他を複数形って言いたいの!?それでも詐欺は詐欺でしょ!」
「詐欺じゃないよ〜ちゃ〜んとふつうに書いてるだけだもん」

−−−以下、不毛な言い合いの応酬−−

「と・に・か・く!ポーションはまだしもその詐欺防具はさっさと引っ込めなさいよ!」
「だ〜か〜ら。詐欺じゃないっていってるでしょ。ほかにいっぱい装備品出してるって事なんだから〜」
この詐欺錬金術師が・・・こうなったら・・・
「どうあっても引っ込めないって言うのね!」
「商売してるだけなんだから口を出さないで欲しいわね」
「じゃあ、あっちのPvPで白黒つけましょうよ!勝った方の言い分が正しいって事で!」
「あら?いいの?私は2次職の錬金術師よ。1次職の剣士で勝てると思ってるの?」
むか〜っ!
「当たり前よ!そんなん戦闘職でもないヘタレ錬金術師に負けるもんですか!」
「誰がヘタレよ!よくも言ったわね!いいわよ、PvPで白黒つけましょ!ただし!」
「ただし・・・何よ・・・戦闘職じゃないんだからハンデでもつけろって言うの?」
「あら、こっちが2次職なんだからハンデでもあげましょうか?」
(−−#(ぶちっ
「ハンデなんていらないわよ!それより「ただし」って何よ!」
「別に、簡単なこと。あたしも商人の端くれだから、ただで勝負なんてしないの
 買った方が負けた方に白ぽ100個。これも付け足して貰いたいだけよ」
「100個〜?ふ・つ・うの露店で買えば900zぐらいだし約1Mね、それぐらいいいわよ」
「ふふふ・・・後悔しないでね」
「そっちこそ!けちょんけちょんにして二度と詐欺露天出せないようにしてあげるからね!」
む〜!ただの剣士だと思ってなめてるわね・・・
つるっぱげをタイマンで倒せるあたしに勝てるかしらね〜♪(白ぽのみながらだけど(^^;)

そして、PvPヨーヨーモード、Lv無制限のアルベタ

「ふふふ・・・無制限を選んだ時点であんたの負けは決まってるわね・・・」
ハイスピードポーションを飲みほして思った、何せこっちのLvはばれずにすんでるんだからね
「一次職だと思ってなめきってるみたいだけど、けちょんけちょんにしてやるんだから!」
トリプルブラッディサーベルとクラニアルシールドを持って、とりあえずあたしはまわりを見渡した
まわりには誰もいない・・・入る前に確認したけど0人だったので
ココにいるのはあたしとあの詐欺錬金術師のリミィだけ
「さてっと、とりあえずはあの詐欺錬金術師を「Bio-Plant!」・・えっ!」
気がつくと隣にいきなりフローラが、それも立て続けに3体!!
「このっ!マグナムブレイク!!」
爆音とともにフローラとマリンスフィアーが一撃で吹っ飛んでいく!
えっ?マリンスフィアー?
気づいた時にはマリンスフィアーがこっちに向かってくる!!
「ひっ!バッシュ!!「バッシュ!」」
ぐっ!バッシュの一撃でマリンスフィアーを消滅させたけど後ろからのバッシュをまともに・・・
「油断大敵ですよ〜」
恐ろしく精錬されてるカトラスを片手にあの詐欺錬金術師が立ってた
「・・・それはこっちの台詞!バッシュ!!」
すかっ・・・えっ!避けた!?
「どうしたのですか、バッシュが空振りですよ〜」
「・・・AGI型ってわけね・・・じゃあこれなら!バッシュ!」
あたしはもう一本のツルギを抜いてもう一度バッシュを!
ザシュ!
「あいたたた・・・すごいツルギですね〜あたしに当てるなんて」
「・・・ダブルパーフェクトツルギよ・・・高かったんだからね・・・」
「でも当てるだけで、威力はあんまりってところですね、ヒール!」
えっ!?・・・いつの間にか彼女の手にはライトエプシロンが・・・いつの間に!?
「STR低いんじゃないですか?もう直っちゃいましたよ」
AGI−INT型!?でもあのバッシュの威力からSTRも相当あるはずだし
AGI型のあたしにカトラスで当てるなら相当のDEXもいるはず・・・
「考え事中に悪いんですけどいきますよ、えい!」
彼女の手にはマインゴーシュ・・・なめてるの!?
体をひねって避けた・・・けど浅く腕をかすめた。やっぱり相当DEXが高い
「そんな武器じゃダメージはない・・・ふぇ?」
頭がぐらぐらする・・・体がまともに動かない・・・
「ダメージはなくてもスタンしちゃいましたね。さすがはクォンタムスターンね」
うっ・・・そんな・・・やばい、このままじゃ避けられない・・・
「じゃあ、とどめです。カートレヴォリューション!」
げふっ!
白ぽやらなにやら満載のカートで殴られて、あたしの意識は遠くなった・・・

「ふふふ・・・戦闘職じゃないからって油断したんでしょ。あたしはLv98の戦闘アルケミなんだから」
「あ〜!あたしだってLv83のAGI型剣士なのに〜!」
「いっちゃ悪いですけど、木琴を持ってないAGI型剣士じゃ張り子の虎ですね」
うっ・・・このツルギ買うのに売り払ったんだもん・・・
「それに、スピードウッドメイルにライトサンダルじゃバレバレですよAGI型なの、
 せめてメイルとシューズぐらいにしないとね」
このツルギのために売り払ったんだもん(TT)
「AGI−DEX型もいいですけどもうちょっとバランス考えた方がいいですよ、リリィさん」
つるっぱげ倒すための特化なんだから・・って、えっ!?
「なっ、なんであたしの名前、知ってるの!?」
「一部では有名ですよ、さまよう者を倒した剣士で」
「うっ・・・じゃああたしの戦闘能力知ってたんだ・・・」
「もちろん知ってましたよ。その正義感の強いところもね」
・・・何か変な響きが・・・
「でも賭けはあたしの勝ちですね。文句は言わせませんよ」
「わかってるわよ・・・」
「それと、白歩100個ですね(にこり)」
「うっ・・・1M出費か・・・きついな・・・」
「いえ、お金なんて出費しませんよ」
「えっ?どうゆう・・ふぁぁ・・・」
なに・・・このけむり・・・(ぱたっ

「んっ・・・ここは・・・」
頭がぼ〜っとする・・・なんだか腕が痛い・・・寒い・・・?
「あっ、やっと起きましたね」
「ふぇ?えっと・・・」
「相変わらず寝起きはぼや〜っとしてますね」(ちゅっ
んんっ!!
いきなりあたしの口に唇が・・・やぁ・・・舌まで・・・
「んっ・・・んくぅ・・・ふぁぅ・・・」
やぁ・・・ちからが・・・はいらない・・・
たっぷりあたしの口の中を舌で蹂躙してからようやく離してくれた・・・
はぁ・・・はぁ・・・呼吸もままならなかったらか・・・息が整えられない・・
それよりも、何、どうなってるの!?
「ふふふ・・・混乱してるようですね。ココはあたしの家ですよ」
えっ、いえ?なんでココにいるの・・・
ジャラリ
動こうとして気づいた、寒かったのは何も着てないせいで、
腕が痛かったのは、両手が鎖で天井につながってる、
足は両方の壁に鎖がつながってて大股開きに・・・
「やぁ!何これ!はずして!!」
「だめですよ〜賭けに負けたんですからちゃんとその分のお支払いをして貰わないとね」
えっ!?賭けに負けてのお支払い??
「って、賭けとは関係ないじゃない。商売に文句つけないのと白ぽ100個でしょ!」
「えぇ、そうですよ。『私のお店で売っていた』白ぽ100個ですよ」
「えっ?でっでも、それとこれがなんの関係が・・・お金なら払うから、はずして!」
「ダメです、ちゃんと賭けの物を払った貰わないとダメですよ」
・・・なんだか嫌な予感がする・・・
「ねぇ・・・あなたのお店で売ってた白ぽって・・・」
「あれはですね、特製なんですよ」
リミィはくすっと笑って説明してくれた
「あれは、女の子の愛液を詰めた物なんですよ。それも、感じた時に白くなった物のね」
さぁーーー!あたしの血の気は引いた・・・
「もっもしかして・・・」
「だから、今からその白歩を作るんですよ。あなたが感じちゃって白くなった愛液でね、100個分♪」
「いっいやーーーーーーーーー!!!!」
132名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/18(火) 19:38 ID:.C7PaHV2
こんなに長いのにHシーンまだでごめんなさい
続きはまだ書いてる途中です
Hな所、書くの難しいです・・・
133紗比sage :2003/11/18(火) 22:15 ID:/b6gCrko
100個分とは激しいですな(´Д`*)
134名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/18(火) 22:27 ID:YcD8HV8s
900z × 100個 = 90000z = 90kz ≒ 100kz = 0.1Mz
135名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/19(水) 20:20 ID:.mEqvRqQ
>>131
GJ。白ポ100個分愛液を搾り取られる・・・つづき期待ハァハァ(*´д`)
>>134
あぁ確かに。白ポ100個で1Mだったら・・・生きていけない
136名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/19(水) 21:00 ID:b9vYYTqo
2次職中、一番受けキャラっぽい(偏見)アルケミたんの責め・・・
(*´Д`)ハァハァ
137名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/11/20(木) 07:40 ID:T5hUddEI
>>134-135
131さんの作中にこういう表示があるんですけど・・。

---これより引用---

ホワイトスリムポーション -- 100,000z
白いポーション -- 1,000,000z
マント -- 2,000,000z
マフラー -- 800,000z
シューズ -- 200,000z
ブーツ -- 450,000z
138名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/20(木) 10:28 ID:B8p4/koo
>>137
「100個〜?ふ・つ・うの露店で買えば900zぐらいだし約1Mね、それぐらいいいわよ」

に対するツッコミなんじゃないでしょうか。
139131sage :2003/11/20(木) 12:11 ID:Qz6qV5U6
ごめんなさいm(_ _)m
134さんの言うとおりです、ただの計算間違いです
実際にそんなに大量に買ったことないので・・・
リリィも私もINT1なので許してください(TT)
(ホント、小学生の算数ぐらいの計算なのに・・・)

続きはまだできてません・・・100個分ねちっこくいじめられますけど・・・
ホントすみません(TT)
140名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/20(木) 18:40 ID:rG.skJ1s
>>131
そこまで謝りまくったりしなくていいですよ
だれにでもミスはあるし期待の方が大きいし(*´Д`)

134のツッコミ見るまでまるで気づかなかった俺
141名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/21(金) 19:26 ID:CCwzzZ.I
|・ω・)つ [ http://192.168.1.50/ss/part4/ROtxt4_11.htm ]
話の展開上ROネタが無いんですけど、晒しにきますた。
萌えない燃料でスマソ∧‖∧
142名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/21(金) 19:29 ID:CCwzzZ.I
アドレス間違えた。
|・ω・;)つ [ http://maidservant.dyndns.org/ss/part4/ROtxt4_11.htm ]

………吊ってきまつ。ごめんなさい∧‖∧
143名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/21(金) 19:30 ID:YmnkovmM
>>141
乙です、と言う前に…
せんせー、それローカルネットのアドレスです。
144名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/21(金) 19:31 ID:YmnkovmM
リロード…∧‖∧
145名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/22(土) 20:19 ID:7nKM9yDY
>>141
乙であります。

┬┴|´・ω・`)実は昔ちょっと見たんだけどお気に入り消えちゃって見つけられなかったんです
┬┴|´・ω・`)文神の方々には頭が上がりませぬ・・・
146名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/23(日) 02:02 ID:hn.JMrdY
久しぶりにレムたんの人キタ―――(゚∀゚)―――ッ!!
(*´Д`)=3コレカラ ドウナルノカナ
147名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/04(木) 04:49 ID:taAvYWOg
俺しか居ない予感
148名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/04(木) 08:22 ID:rm1Mw1Fs
|ω')
149名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/04(木) 09:14 ID:nyXxPgrU
|ω`)静かだね…
150名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/04(木) 10:29 ID:v1VHQwr6
ネタはあるんだけど遅筆な上にまとまった時間ないと集中できなくて、
仕事が忙しいからその時間が取れない・・・

そもそも私が書くとエッチが薄い罠。_/ ̄|○
151百合スレ505sage :2003/12/04(木) 17:17 ID:xDIUBK/M
構想はあれど難航。
ネタを求めて東へ西へ…。
152131sage :2003/12/04(木) 22:46 ID:qrSNLmgw
ごめんなさい、Hな所なかなか書けません・・
おまけにすっごい遅筆です・・

ネタはあるんですけどね・・
153とあるスレの577sage :2003/12/05(金) 14:34 ID:Grw5w5V2
|∀・)

>>149
たそがれていないで
書くのだー
とっても短いの投稿

|彡サッ
154とあるスレの577sage :2003/12/05(金) 14:36 ID:Grw5w5V2
「むにゃむにゃ・・・ホムはまだあ?・・・むにゃ」

ケミ子たんの夜は何時ものように
シーツにくるまって
枕をけり落とし
寝言を言いながら
静かに過ぎていきます
ここはいつもの宿の一室
三つ並んだベッドの上で
アチャ子さんとアルケミたんとシニョンアコたんが
それぞれの眠りを楽しんで居るはずです
ハズですが・・・

「みにゃ?なんか当るぞ・・・わっ!」

アルケミたんがめをこすりながら
頭を覆ったシーツを剥ぎ取ると
横には笑みを浮かべたアチャ子が
いつのまにか一緒のベッドに居ます

「んーーーーーーーーっ!可愛いーーーーー!かわいいわーーーーーー!私の子猫ちゃん♪」

自分の体を抱きしめながら
勝手に身もだえするアチャ子さんに
眠気も吹っ飛んだケミ子たんが
汗をかきかき言葉を紡ぎます

「どどどどうしてこんなところにいるんですかあ!?」

「あら?恋人と一緒に寝るのがそんなに変?」

平然と答えるとイキナリ唇を奪い
舌を絡め始めるアチャ子
かんぺきに臨戦体勢です
すでに足までロックされてしまったケミたんは
唇の愛撫を受けながら途切れ途切れに・・・

「で・・・うん・・・でもとなり・・・あん・・・アコたん・・・ふうん・・・」

「大丈夫大丈夫よく寝ているよ
それにあなただってホラ・・・体は正直なものよのう」

おじさんのようなアチャ子に
声を出さずに体だけよじって抵抗しようとしますが
すぐに反応してしまうアルケミたんは
寝巻きの上からでもわかるくらいに
乳首も硬く立ち
吐く息も段々と荒くなっていきます
両胸のてっぺんをこりこりとこすって
その感覚に満足した彼女は
パジャマのボタンを外していき

「やあん・・・はあ・・・」

露になった胸をさらにいじくりながら
もう片ほうの手で相手の中心へと
布をかきわけ、進んでいきます
じっとり熱をもったそこを
手のひらでやわやわと揉みあげると
彼女はアチャ子にしがみついて
嬌声をあげはじめました

「あっ!・・・きこえちゃ・・・あっ!・・・だめ・・・だめだめ・・・あ・・・」

「ふふ・・・おー濡れてきてるのね、うんうんいいよー」

彼女の指がピンクの真珠を軽くつまむと
とたんにガクガクと震えていく体
眼をつぶって声を殺して
それでも感じてしまってアチャ子の眼前で
左右に首を振るアルケミたんに
興奮した責め手は
指の動きを大胆にしていき
やがてそれが敏感なホールへと・・・

「ふあ!だっ!・・・は・・・はっ・・・は!・・・はん!・・・」

「へへ・・・いかせちゃうからね・・・我慢してもだめよ・・・」
指を膣内でくにくにと動かしながら
キスで口を責め立て
片方の手で胸を刺激しつづけます
手加減をしらないその攻撃に
アルケミたんの体が
幸福と降服の白旗を揚げていき

「ううん・・・だっ!・・・きこえ・・・あう・・・む・・・ぷはあ・・・ああ!・・・ああっ!」
「あ・・・んんんん・・・だ・・・ん・・・んんっ!・・・く・・・ダメ・・・」
「あ・・・ふ・・・く・・・っく・・・もうダメ・・・あ・・・んんんんんんんんんんんっ!!!」

口を吸われながら
アチャ子の腕の中で絶頂に達したケミ子たんを
彼女はぎゅっと抱きしめながら
そのさくら色に染まったほっぺたを
ぺろぺろとなめつづけるのでした

「うーん、かわいいなあ・・・」

------------------

「・・・(えと、私のこと忘れてません?おきちゃってるんですけど・・・寝返りもうてないよう;;)」

2人のいちゃいちゃする気配を背中で感じながら
おきてしまっているアコたんは
ベッドの中息を潜めながら
おしりをもぞもぞと動かしてしまうのでした・・・
155とあるスレの577sage :2003/12/05(金) 14:37 ID:Grw5w5V2
|∀・)

仕事やんなきゃ・・・

|彡サッ
156名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/05(金) 23:21 ID:TgAYg1UE
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!!
キタ━━━(◕ฺ∀◕ฺ)━━━!!!!!
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!!!!!!!!!
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ !!!!
キタ━━━(´∀`)´・ω・`);゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)゚皿゚)∵)TΔT)ΦдΦ)#-_-)~ハ~)゚з゚

あーもう
あーーもう!!!
GJです(*´Д`)b

アチャ子たんとアルケミたん・・・(´¬`)ソンナカンケイダッタノネ
157名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/05(金) 23:22 ID:TgAYg1UE
途中で切れてるよママン_| ̄|●
158名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/05(金) 23:50 ID:xtXfReNs
|∀゚)ニギヤカダナ?
159名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/06(土) 16:31 ID:zCcnEfaQ
|*´ω`)577たん忙しい中乙iですた

|ω`))))私は書いた事ないんで私に書かせたら酷い事になりまつ

|Д゚)俺には無理だ(クワッ

|≡ムリ━━━(゚Д゚)━━━!!!

|彡 文神様はスゲェーナァ
160百合スレ505sage :2003/12/07(日) 15:26 ID:NagJ4jZ2
今更かもしれませんが、
>>105氏のいうシチュエーションを考えたのでぽちっとな。


即興2


ごそごそ、かちゃかちゃ…
ポーションの瓶を束ねて確認する。
もうすぐ、ハンターさんと取引の時間。
彼女は、いつも沢山買ってくれるお得意様。
とても綺麗で、凛々しくて、素敵な人。
ポーション良し、おもてなしの紅茶の準備良し、後は……

ドアに取り付けた鈴が軽快に鳴る。お客様の到着みたい。
「こんにちは。少し遅れてしまったかしら」
「いいえ、時間ぴったりです」
「そう、よかった」
にっこりと笑う彼女がとても眩しくて、見ているだけでドキドキする。
中へどうぞと促して、応接用のテーブルについてもらう。
どうぞ、と紅茶を出して、奥から商品を取って来る。
彼女は「うーん、いい香り」とカップの中で紅茶を回している。
「ええと、今回はスリムポーションの白が1グロスでしたね。それでは…」
私は心の動揺を気付かれないように説明を始めたのだけれど、
「ねぇ」
「え、あ、はい」
突然呼ばれ、うわずった声で返事をしてしまった。
もしかして、気付かれてしまったのだろうか。冷や汗が頬を伝う。
でも、彼女の言葉は私の予想とは違うものだった。
「あなた、普段は何をしているの?」って。
質問の意図が良くわからなかったけれど、とりあえず何か答えないと…。
「ええと、材料を集めたり、研究したり…今日みたいお客さんをおもてなししたり、それから…」
「おもてなしの紅茶に媚薬を入れたり?」
「!!」

彼女はくすりと笑う。やっぱり気付かれていたんだ。
「え、えと、あの…」
まずい、なんとかしないと…
すっと立ち上がる彼女。気圧されて1歩、2歩後に下がる。
パリ…。足元から妙な音がした。
次の瞬間、光の蔦が私の身体を絡めとり、撫でまわす。
「っあああっ…」
ショックウェーブ!何時の間に…。
気力を殺がれ、がくりとその場に膝を付いてしまう。
彼女はじっとこちらを見つめている。
まるで獲物を捉えたかのような瞳…。背筋がぞくりとする。でも、綺麗…。
もう立つ気力も無く、ぺたりと床に手を付く。妙な感触がした。
ぼふっという音がして、急に意識が朦朧として来る。
サンド…マン…?
そこで私の意識は途切れてしまった。
--------------------------------------------------------------------------
*1グロス=12ダース=144本

とりあえず導入部を…。こんな感じでどうでしょうか。
続く…かもしれません。
しかし、文章を短くするのは難しい…。
161名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/08(月) 08:26 ID:oDX255/A
ニャ━━━━(゚Д゚)━━━━!!!
きてるよきてるよー
続き+激しく希望+激しくキボン+激しく希望+激しくキボン+激しい鬼謀+
162名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/08(月) 11:31 ID:RZESt5Ck
    _, ._
  ( ゚ Д゚) 「媚薬入り?」
  ( つ旦O
  と_)_)

    _, ._
  ( ゚ Д゚)   ガシャ
  ( つ O. __
  と_)_) (__()、;.o:。
          ゚*・:.。
163紗比sage :2003/12/10(水) 19:49 ID:6zSHxIyw
イイネ(・∀・)
この後はんたタンはどうやってあるけみタンで遊ぶのだろう・・・(ぇ
164百合スレ505sage :2003/12/10(水) 21:35 ID:402C50Eg
続きを考えてみるものの、現時点では何やら痛そうな展開に…。
私が書くとどうもシリアス…重く傾く傾向があるような気がします。
甘い展開も好きなんですけどね。
指向的な表現はどの程度まで受けいれられるのか…。

>161-163

ネタ出しは抑えてあるので、かなり柔軟に、言いかえれば割とどうとでも展開出来そうです。
意見やネタが書き込まれると、反映されるかもしれません…。
165マイクテストsage :2003/12/11(木) 12:02 ID:8nldfB9Q
(`・ω・´)(´・ω・)(・ω・`)(´・ω・`)
18禁・・書くべきか書かざるべきか・・・・(´ゝ`)

レムたん可愛い・・・・(ぉ
166名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/11(木) 23:37 ID:8LSuTulc
/キョロキョロ

|∀・) 577たん。姉御をイメージして書きました。良かったらお納めを…

壁|つミ[駄文]

壁|ミサッ
167名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/11(木) 23:38 ID:8LSuTulc
 ある所に一人のマジ子がいた。
 彼女は最近入ったギルドの仲間とも中々うまくいきません。
 そもそも関わろうとしているのかないのかそのあたりはメンバーも知らないし彼女も分からない。
 ギルドメンバーと話す話も馬鹿話ばかり。

「今ね、コンドルマフラーを作ろうと思っているの」
「またなんでコンドルC……刺すならウィスパーやろ……」
「こうもりにやられないためよっ!(力説)」
「まてやこの二次職転職リーチのマジ子。なんでこうもり一匹処理できん!」
「一匹じゃないもん!五匹だもん!」
「同じじゃあああ!!」

 次々と周りのメンバーが二次職に変わっていく中、彼女が変わったのが外見ぐらい。
 うさ耳を揺らしながら今日も今日とてありの巣でビタタを焼く日々。

 だから、メンバーのみんなは彼女にこんな一面がある事を知らない。

「♪〜」
 鼻歌まじりにうろつくのはフロンテラの歓楽街。別の言い方でするなら色町。
 いつもよりスリットが深い性職者なプリたん。
「スクウルみじゅぎ」と揶揄された衣装にうさ耳をつけて「ばに〜さん」なる職業なっているアサシンたん。
 それぞ色街の花形で色っぽい歌を歌って殿方を誘っているダンサーたんなんがたむろして色香を振りまいている。

「ねぇ。そこのおね〜さぁ〜ん♪一晩どぉ〜」
 私に声をかけてきたのは「ばに〜さん」なアサシンたん。
 声のかけ方、さりげない低姿勢、「スクウルみじゅぎ」に似合わないほど大きい胸、そしてさり気に衣装と装備が精錬済み。
(ここの顔役?と、言うことは素性を探りに着たわね)
「ごめんなさぁい〜♪わたし今日はひやかしなのぉ〜♪」
 さりげなく声のイントネーションを上げて甘えるような声を出しながら前かがみで色っぽく返事を返す。
 その一声で察したらしい。彼女の声が営業用から素に戻る。
「なんだい。同業者かい。みかけない顔だねぇ」
「ちがうわよ。元・同業者よ」
168名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/11(木) 23:39 ID:8LSuTulc
「かんぱぁ〜い(×2)」
 色町の裏通りで響くグラスの音。
 近くの酒屋で買ってきたボトルがアサシンたん(とりあえず顔役の彼女に敬意を払って姉御と呼ぶことにする)と私の胃の中に消えるのがわずか五秒。
 昔話や今の色町の話や愚痴なんかを立ち話でするよりもという事で始まった裏通りのささやかな酒宴。
 ほのかに聞こえる一夜の恋人達の甘い囁き。満点の星空にぽっかりと浮かぶ月一つ。
「で、貴方はこっちなの?経験長そうだけど?」
 姉御は親指を立てて自分の喉を引っかくそぶりをしてみせる。暗殺者の暗喩。
「いえ、わたしはこっち」
 小指を立てて何かを持つように輪を作って左右に振ってみせる。娼婦の暗喩。
「それにしてもそっちの経験長そうねぇ〜なんでまだマジなの?」
「マジ始めてまだ一年も経ってないのよ。おかげでドジばっかり。お金は貯まらないしもう大変〜」
 そこで二人して二本目のボトルを開ける。
「しっかし、マジかぁ〜真面目に狩りをしてればお金がたまるからねぇ〜だから足を洗ったの?」
「洗っているなら、わざわざ狩りにも行かずにこんな色町でうろついていますかって?」
「それもそうね」
 二人してまた笑ってボトルを一気にあける。
「じゃあ、今日は稼ぎに来たの?稼ぐならあたしを通してみかじめ料払ってよね」
 冗談に聞こえる口調で姉御の目は笑っていない。このあたりの凄みと脅しはさすが現職。
「今日は本当に冷やかし。
 足は洗ってはいないけど、掟を無視するほど私は若くは無いわよ。
 それにね、仕事は今はやっていないの」
「またなんか変な言い回しねぇ」
「たいした事じゃないわよ。
 愛した男がいた。その人と結ばれた。
 そしてその男が去っていった。それだけ」
「捨てられたの?」
「去ったのよ。永遠に」
 その言い回しに気づかないほど姉御は馬鹿じゃなかった。
「じゃあ、まだその男の味が忘れられないんだ」
 姉御の卑猥かつ直球な言葉に、私は笑って返した。
「そうね。忘れられないわよ。だから、私はマジなんかやっているの。
 彼は冒険者の剣士だった。この世界すべてを旅したいと言ったわ。
 新しい世界。まだ見たことも無い冒険。彼がかなえたかった事をやってあげたいの」
 ふと間が止まる。
 色町のタブー。それは女の過去を聞く事。
 なぜなら色町の女に不幸が無い女などいないから。
 そして、その不幸は色町の女なら誰もが知って誰もが傷ついているから。
「ごめん。同業者と思って口が滑ったわ」
「いいわよ。どうせ、いつかは帰るんだから。ここに」
「戻るの?この夜の町に?」
 姉御の言葉の節々に(何も好き好んで)という思いがありありと見える。
「戻るわよ。彼のいない昼の世界は辛すぎるから」
 だから、今度は無理して笑って答えた。
「じゃあ、戻ったら私のライバルになるのかな?」
 二人して大笑いして三杯目のボトルに手をつける。
 二人とも目から涙を流していたのは言ってはいけない女同士の秘密。
169名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/11(木) 23:40 ID:8LSuTulc
「ねぇ、男に操は立ててるみたいだけど女はどうなの?」
 笑いながら、泣きながら、お酒に酔いながら姉御が誘う。
「私は高いですよ?」
 何度も何度も男たちに言ってきた言葉で私が答えると、姉御は口にお酒を含んだまま私に口づけをしてきた。
「んっ…ぁ……んぁ……」
「ちゅ……くちゅ……んぁ」
 もう言葉はいらない。
 お互いの息が荒くなりながら舌を絡める。
 絡めた舌から糸を引いて唾液とお酒がお互いの胸に垂れる。
「マジの…服装って…なんて……脱がせやすい………のかしらね……んぁ…んっ…」
 舌をそのまま口元から喉に、胸に降ろしながら胸と腰の紐を切ってしまう。
「それを言ったら…そのばに〜さんだって…知ってるんですよ…んんっ……」
 胸は簡単に引っ張れば出てしまうし、下のところがホックになっていて、簡単に外れるようになっている。
「やっぱり剃っているんだ…んぁ…はっきり見えて……いやらしい…」
「こんな格好しているんですから…んぁ…お互い様です…そっちだって……つるつるじゃないですか…ぁ……」
 胸を押し付けて姉御のおま○こを触る。
 もうお汁でいっぱいだし、クリちゃんはおっきくなって私の指を待っている。
「ふぁ…や…やったなぁ……」
 姉御は私の乳首を甘噛みながら、どろどろの私のおま○こに指を突っ込む。
「ひゃうっ!…い…いきなりそこは…だめぇぇ……あああっ!!」
「…う・そ…こんなにどろどろして……喜んで…あんっ!」
 姉御が最後まで言えなかったのは、私がクリちゃんをつまんだから。
 くちゅくちゅと私は姉御のクリちゃんをつまんで。
 じゅぶじゅぶと姉御は私のおま○こに指を突っ込んで。

「だめぇぇえええ!!いっちゃうううう!!いっちゃうううう!!」
「あああああああんんんん!!いくぅうううううう!!!いくぅううううう!!!」

 お互い同時にイって、裏通りの石畳にお互いのお汁を撒き散らしながらしがみついて余韻を楽しむ。
「はぁ…はぁ……はぁ…もっと…するぅ……」
「んぁ…ん……ぁ…うん…しよぉ…」
 ほのかに聞こえる一夜の恋人達の甘い囁き。
 満点の星空にぽっかりと浮かぶ月一つ。
 裏通りにうさ耳をつけた裸の牝二人。
 舌を絡め恋人のように月明かりの下で快楽をむさぼっていた。
170名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/11(木) 23:41 ID:8LSuTulc
 うっすらと朝日が二人を包む。
 あのまま獣のように体を貪って、結局近くのベコ小屋のわらの中に二人して裸で転がり込んだのだ。
 裸の私と姉御。むっと匂う化粧と香水と牝の匂い。
 わらがつきながらうっすらと揺れるうさ耳。
「まるで本当のうさぎよね」
 おきていたらしい姉御かぽつりと呟く。
「かわいい顔して、年中発情してて、寂しかったら死んじゃううさぎ…私たちにぴったりだと思わない?」
「そうね。けど、その顔は隠して可愛くしていないと餌すらもらえない…本当にぴったり…」
 私はそのあたりに転がっていたマジの衣装を着だす。脱ぐのも簡単なら着るのも簡単。
 髪とうさ耳についたわらを払って先に出ようとする。
「戻るのなら、私に声かけな!いい席を開けて待ってやるから!」
 姉御の声に振り向かずに手を振って答えた。

 目を閉じる。
 風の音が聞こえる。
 人のざわめき声が止まない。
 明るすぎる日の光。
 澄み切った青空。
 広大な台地、美しく残酷な森、息づく人・動物・魔物たちの鼓動。
 ああ、そうか。彼はこれを伝えたかったのか。
 世界はこんなにも広い。

「行きましょ」

 私自身に言葉をかけて神官の杖を持って世界に駆けて行く。
 彼にいつか世界を伝える為に。
 いつものギルドメンバーの元へ。

姉御「で、今度はゴブリンにボコにされたのをギルメンに馬鹿にされたと……(--;)」
私 「絶対コンドルマフラー買うぅぅぅ!!!(><)」

 彼女の旅は、彼女が思う以上に長くなりそうだ。
171名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/11(木) 23:44 ID:8LSuTulc
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ と、言うわけで吊ってきます。
 ∪  ノ みんな、駄文でごめんよ。
  ∪∪
172名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/12(金) 00:01 ID:MGyoUNIk
えちシーン短めかなと思う以外はGJ!!
173名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/12(金) 01:04 ID:fAtjw/Ew
GJ!!!!!!
GJです!
寂しかったら死んじゃうウサギ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
174とあるスレの577sage :2003/12/12(金) 09:58 ID:tOZ8urC.
|∀・)

燃えのほうばっかり行っているようで
じつはちゃんとチェックしております
お疲れ様でした、そしてありがとう

|彡サッ
175名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/12(金) 18:26 ID:3p/zbjXE
>>165
か、かわいいのか………_| ̄|○
個人的には妖しい感じとかそーゆーの狙ってた気がしたんだが。
………やっぱりSS書くのって難しいね。
176名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/17(水) 18:07 ID:M4Q3Qx0.
寂しい(´・ω・`)
177名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/18(木) 07:55 ID:HCpL5oZc
|ω`)・・・・・無味乾燥・・・・・・・・・・
178166sage :2003/12/19(金) 21:34 ID:ETBglcgg
萌え前スレ808+悪ケミたん+577たんの姉御+うちのマジ子

Å~~~~~~毒電波受信キタ―――゜+.(゚∀゚)゜+.゜―――!!!

|∀・)

壁|つミ[毒電波駄文]

|彡サッ
179166sage :2003/12/19(金) 21:40 ID:ETBglcgg
「目潰し、致死攻撃はなし。
 噛みつきは傷つけなければ、あり。
 魔法の使用は致死系は禁止、顔面への攻撃は常識のレベルで。
 傷害致死は自己責任。

 ……OK?」


レフリーの姉御が私と相手に最後の確認を取る。
私はうさ耳、向こうはバフォ帽を揺らして了承とかえす。
観客の声はさらに大きく、観客の股間もなぜか大きく。

「ファイ!!」
姉御の両腕が交差した瞬間、私たちは動き出した。


「キャットファイとぉ?」
姉御と私は同時に声を上げる。心も体も気持ちよくなろうとその前段階の酒盛りでの事。
目の前には子バフォをつれたアルケミたんが一人。
ちなみに姉御情報だと「悪ケミ」として精錬失敗でごみを撒き散らしたり、騎士子たんのぱんちらショットを売ったりしてあまりにも情けない悪事の数々でギルドからも見逃されているそうな。
そんな、私たちのなまあたたかい視線なんぞ気にする様子もなく悪ケミは一生懸命力説している。
「ほらほら、この間アマツって国との航路が開けたでしょ?そこですごい本を仕入れたのよ!!」
本のタイトルは「アマツの国の風習 民明書房」と書いてある。
私&姉御(うぁ…また騙されてる……)
なまあたたかい視線から涙が出そうなる所をぐっと我慢するが、悪ケミたんは気づかずに力説する。
「なんでもアマツだと『大奥』ってのあってそこでは女ばっかりなんですって!
 んで、主人の寵愛をかけて猫耳をつけて最後の一人になるまで殺し合いをするんです!
 だから、こっちで女性同士が戦う事をキャットファイトって言うのはそれが由来なんですよ!!」
私&姉御「へぇ〜、で?」(×2)
悪ケミ「…………えっと……」
気づいてみたら、子バフォまで生暖かい視線を向けている。
きっと、最近はやっている「トリビア」とかをやってみたかったんだろうなぁと思っていたりするが。

し〜ん

このなまあたたく気まずい空気をどうしてくれるっ!!
「つまり、このキャットファイトをしたいわけ?」
ぽつりと姉御が言ってみる。
「はいっ!」
見事に何も考えていない様子で墓穴的答えを言う悪ケミ子たん。
耐え切れずに顔を背けて涙を拭く子バフォがあまりにも痛ましかった。


「何を考えているのよ?」
と私。
「キャットファイト」
と姉御。
さっきの酒場、悪ケミ子たんは言いたいことを言って自分の住処たるダンボールハウスに帰っている。
二人ともこのまま行為に移るという気は失せている。かといって悪ケミたんの要望を無視するにもかえって可哀想だ。
「いえね。ギルド内でもキャットファイトの話は出ているのよ。ギャンブルのネタとしてね」
そういうことか。
だが、それが実現できない理由も分かっている。
キャットファイトは見世物である。
何も好んで綺麗な女同士が血まみれになって殺しあう所等(一部の猟奇な方を除いて)見たくはない。
かといって、最初からレズレズな展開だと今度は戦闘時がぬるくなる。ショービジネスは難しいのだ。
「用はバランスなのよ。うまい組み合わせを考えて、客を金銭的に・性的に興奮させないといけないわけ」
「勝利条件を変えてあげたら?」
 私の言葉に姉御は目を細めた。
「PvsPの場合は『倒れる』まで、でその後勝利者の栄誉としてのHでしょ。
 逆にするのよ。『Hでイっちゃった』方を敗者と規定してその為に全スキル使用を許可する
 つまり、相手をひん剥くまでが第一ステージ、ひん剥いてイかせるのが第二ステージ。当然第二次第では逆転もあるわ」
「なるほど…それだと悪くは無いわね、んじゃ実験的にやってみますか」
そしてにっこりと笑って姉御はこうのたまわった。
「んじゃ、悪ケミ子たんの相手はあなたね♪」
まぁ、悪ケミたんと同じく、私も墓穴を掘っていたというわけで……
180166sage :2003/12/19(金) 21:42 ID:ETBglcgg
「ファイ!!」
姉御の腕が交差した瞬間、二人は同時に動いた。
「ソウルストライク!!」
「ポーションピッチャー!!」
悪ケミが投げた白ぽ(多分中身はあれ)をSSで一気に撃墜する。
割れたビンからにおうあれの匂いで確信。
「まったくどこから取ってきたのやら……そんなにいっぱい…」
「へへ〜ん!私には頼りになる白ぽ製造機があるのよっ!!」

「我…なのか?」
「父よ他に誰がいる?」
 二人の会話を聞いてちょっと鬱になるパパバフォと子バフォ。やっぱり育て方を間違えたと二人して少し後悔。
 今日は取り巻き一同引き連れて悪ケミの応援。さすがにこんな性欲と金銭欲を全快に刺激するような試合中に喧嘩をふっかける馬鹿はこの場にはいない。
 ちなみにオッズは1:3.8で悪ケミたん優勢。さすがは二次職というとこだが、ハンデが適用される5倍以上にならなかったのは悪ケミたん陵辱を期待する輩が多かったからだろう。
 たとえばどこかのスレの皆様とか。

「さぁ、どうする?一次職のマジ子ちゃん。
 私を脱がせる前に、バフォの白ぽまみれになっちゃえ!!」

 連続で、白ぽを投げ続ける悪ケミたん。当然こっちはすばやさなんぞかけらも無いからSSで叩き落すが交わしきれない。

「ぺちゃ」

 落としそこねた白ぽ瓶が私に当たり、全身白ぽまみれになってしまう。大量に作っただけあって白ぽがつめたいのが残念。
「ふぉぉぉぉぉおおおお!!!」
 喜ぶ観客に勝利のVサインを贈る悪ケミたん。
「んで?」
「え?」
 白ぽまみれの顔でにっこり微笑んだ私に、悪ケミたんも観客もしんと静まる。姉御いわく「壮絶な微笑」だったそうな。
「このゲームの趣旨分かっていないでしょ?私をイかせないと勝てないのよ。悪ケミたん」
「分かっているわよっ!!」
「本当に分かっているのかしら……しかし白ぽがついて動きにくいわね…」
 さも当然のように、マジの衣装を白ぽごと外してみせる。残っているのはトレードマークのうさ耳と白ぽではがれそうな前張りだけ。
「ふぉおおおおおおお!!!」
 さらに沸く観衆。投げ込まれるおひねりと生白ぽ。完全に場に飲まれる悪ケミたん。
「イかせればいいんでしょ!ならばっ!!」
「ハイスピードポーション!!」
「バーサクポーション!!」
 投げつけられたポーションを私はよけもしない。体が熱くなり、疼き出すが前進を止めない。
「やっ…こ……こないで…」
「だぁめ♪」
 投げつけようとした、白ぽを持った腕を捕まえたまま、私は悪ケミ子たんにキスをした。
181166sage :2003/12/19(金) 21:45 ID:ETBglcgg
「んっ……ちゅ……くちゅ……」
「んぁっ……い…いぁ……」
 キス一つで悪ケミたんは堕ちた。
「ねぇ?このあとどうしたいの?なにをしてあげればいいのかなぁ?」
 ぼーっとしていた悪ケミたんは持っていた白ぽびんを落としていた事にすら気づかない。
「騎士子たんとはもうHしたの?」
 わざと服の上から胸を揉んであげる。刺激が服の上から鈍く伝わってそれが気持ちよくてもどかしいのを私は知っている。
「騎士子たんとは…そんなこと……してないも…ん…ぁ……」
「へぇ〜そうなんだ…ところでどうしたのかなぁ?ハイスピードもバーサクポーションも飲んでいないのに息が荒いよ」
「…し…知らないわよ……そんなこと…んんっ!」
 やさしく悪ケミたんの耳元に息を吹きかける。
「そうなんだ。ほらほら…裸のマジ子が悪ケミたんの薬を飲んで発情しているよ…」
「やん!だめぇぇ!!そこはぁいやぁあ!!」
 見せているとしか思えない悪ケミたんのスカートをわざとめくって見せて観客を更に興奮させる。
「ふおぉぉぉぉおおおお!!」
 顔を真っ赤にして羞恥心をくすぐられ、更に興奮する悪ケミたん。
「どうしたのかなぁ?私をイかせるんでしょ?」
「……そ…そうよ…イかせるんだから…はぁはぁ…」
「へぇ…んじゃ、はがして♪」
 わざと耳元で囁いてあげる。
「…な…なな…なにを……」
 わざと観客にも見えるように、足を広げて白ぽまみれの前張りを指差してあげる。
「わっ…わたしが剥ぐのぉ……」
 体を震わせて真っ赤になって驚く悪ケミたん。彼女の羞恥心はもうぼろぼろ。
「あなたが剥がないと誰が剥ぐのよ?」
 わざと体を密着させて、猫のようにほっぺたを舐めてあげる。
「う…うん」
 悪ケミたんは震える手で、私の前張りを剥がす。
「んっ…ぁ……あん♪」
 うれしそうに喘ぐ私、その喘ぎ声が確実に悪ケミたんの理性を壊していく。
 前張りと私のあそこの間に垂れる透明な液体。嬉しそうにその液体を眺めていた悪ケミたんは手にもっていた前張りについていた私のお汁を指ですくって舐めた。
「…おいしい…」
「うれしいわ。私のお汁おいしいって言ってくれて」
 やさしくキスをする。今度は悪ケミたんも舌を絡めてきた。
182166sage :2003/12/19(金) 21:48 ID:ETBglcgg
「ちゅ…くちゅ…んぁ…い…」
「ちゅうう…んぁ…い…あはっ……」
 沸く観客、飛ぶ生白ぽ、絡み合う体、すべてが興奮材料になる。
「んふっ♪これはなにかなぁ〜」
「あっ…それは…だめぇ……」
 私が手に持ったのは、悪ケミたんの大事なアイスファルシオン。
「ふぅん♪いいもの持っているじゃない♪」
 悪ケミたんのスカートをめくったままファルシオンの先っぽで悪ケミたんのぱんつをつんつんしてみる。
「ひゃ…だめっ…やめてぇ…あううっ……」
「おかしいなぁ……なんでおもらししているのかな?」
「い、いや…いわないで…」
 泣き顔の悪ケミたん。もう恥ずかしくて気持ちよくてどうなってもいい感じ。
「じゃあ、続けていいね?」
「…うん」
 ゆっくりと悪ケミたんのぱんつを下ろしてアイスファルシオンを起動させる。
「知ってる?氷をクリちゃんに当ててオナニーするのってすっごく気持ちいいんだから」
 鞘の上からならクリをいじっても傷つかない。
「ほら♪」

くちゅっ…くちゅちゅ…くちゅ…
「ひゃうううんんん!!だめぇ!!いいのぉぉおお!!」

アイスファルシオンでクリをいじりながら、服の上から悪ケミたんの胸を揉んでイかせにかかる。
「気持ちよくて当然。悪ケミたん。貴方は多くの観客に見られながらイっちゃうの。ほらっ♪」

「だめぇぇえええ!!いっちゃううう!!わたしいくぅぅううううう!!!」

 潮を吹きながら、イっちゃって気を失った悪ケミたんをやさしく抱きしめてキスをする。

「貴方の敗因はね。悪ケミたん」

 体の疼きを収めるために自分でクリをいじりながらぽつりと呟く。

「自分で慰める事を知っていても…人を慰める事を知らなかったことよ…んっ…知っていたら……私のこのお汁の意味が分かっていたのにね……」
 歓呼の声、舞うはずれ券、飛ぶ生白ぽを浴びながら妖艶と微笑んで答える。

「おめでとう♪これは私からのプレゼント♪」
「あん!ちょっと姉御…薬が効いているから…あん♪」
「知っているんだから……悪ケミたんみたいにいじめてほしいんでしょ…こういう風に…」
「やっ…アイスファルシオンでクリをさわっちゃ…あんんん♪」
 更に沸く会場の声に今度は姉御と私のキッャトファイトが始まった。
 その結果は……姉御の圧勝だったとだけ書いておく。
183166sage :2003/12/19(金) 21:51 ID:ETBglcgg
数日後

「で、結局キャットファイトはしなくなったって?」
酒場でやっぱり姉御と昼間から酒を飲んでいる席での話題で、あのキャットファイトの後日談を知った。
「それでも、PvsPは大盛況らしいわよ。恋人達で」
つまり、みんなでキャットファイトよろしく羞恥プレイのネタして流行したという事で。
「……腐っているわね…ほんと……」
その腐れ最筆頭の姉御が平然と言うあたりたしかに腐っているんだろう。きっと。
「ギャンブルやるよりも寂れたPvsPをラブホ代わりに使う方がギルドとしては儲かるというわけ。
 もっとも、路上キッャトファイトは今ブームみたいよ♪」
「へぇ〜」
と生返事。そのうち「敗北を知りたい」とか言う女達が集まってまたPvsPに出向く輩がいるかもしれない。
そんなうららかな雑談をぶち破るように荒々しくドアが開けられる。

「ちょっとぉぉぉぉ!!何よこれぇぇぇぇぇぇ!!!」
だん!と悪ケミたんが叩き付けたのは、ギルド公認の証文。
ギルドに持っていけば換金可能な代物でかなりの金額が書かれていた。
私&姉御「ファイトマネー」
まだ状況が良く分かっていない悪ケミたんにやさしく教えてあげた。
「ただで裸を見せるやつは露出狂でしょ。あなた露出狂?」
「ちがうもん!!露出なんて……ちがーう!!
 この悪ケミ子、悪いとは言え理由無くお金を貰うほど落ちぶれていないわっ!!」
「だから、裸を見せてオナニーするとこれだけお金がもらえるのよ。おわかり?」
 ぱちくりと目を大きく開けて改めて証文を見る悪ケミたん。
「マジ?」
私&姉御「まじ」
今、きっと悪ケミたんの頭の中では凄い事になっているんだろう。
一言で言えば、「柳の下の二匹目のどじょう」。
「本当にもらうからねっ!ほんとにほんとに貰うからねっ!!あたしのだからね!このお金!!
 やったよ!ダンボールをもっと増やせるわ!!これで冬も大丈夫よっ!!もう凍死の心配しなくていいのね!!
 今日は、ケーキを買ってクリスマスよっ!!貴方の大好きな蜂蜜も買ってあげるわっ!!!」
無邪気に喜ぶ悪ケミたんの隣で感涙で無い涙が頬を伝う子バフォ。

その後、この話の一部始終を友達の騎士子たんに話した悪ケミたんは、さっそく騎士子たんとキャットファイトをやろうして子一時間叱られたというのは別の話。
184166sage :2003/12/19(金) 21:54 ID:ETBglcgg
求)首吊りの縄
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ と、言うわけで吊ってきます。
 ∪  ノ みんな、毒電波のネタありがとう。
  ∪∪
185名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/20(土) 18:59 ID:BR21cfyc
>166
グッドグッドベェーリィーグッド。
次があるのなら期待しますよぉ…。
186某前スレの825sage :2003/12/22(月) 02:02 ID:xQ/483BY
>>166
(*´д`*)bGJ!!
アイスファルシオンの使い方にかなりハァハァしてます。
185氏同様次があるならばすっごく期待させて頂きます。
187名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/22(月) 19:16 ID:F6MvMEUM
>>166
激しくGJ!つか子バフォに萌えた俺はどうすれば_| ̄|○
188どこかの166sage :2003/12/25(木) 01:17 ID:go.H6LGQ
>187たん

 貴方のために悪ケミスレにSS書いたんで、見てください。
189ちょっとした189 :2003/12/25(木) 05:07 ID:7sKmQu5M
なんかROMってたはずなのに電波受信したので
エチィ前まで投下して見る
壁|∀゚)ノミ□

文才ないから読みづらいとこスマソ_| ̄|○
190ちょっとした189dame :2003/12/25(木) 05:08 ID:7sKmQu5M
「にゃぁ!」
足元の小石に躓いて声を上げてしまった
そんな感じでちょっとドジだけど本当は頭の良い(はず)の
・・・・はず?
マジシャンやってるから頭良くて当然!

私の名前はミル、プロンテラの大通りをそっと裏道から覗いていたのです
え?なんで覗いてたかって?
そりゃ、憧れのプリさんのことを見ていたんですよ
プリさんはいつものように買い物を済ませ、いつもの様に帰っていく
いつものように騎士子さんと一緒に・・・

いつも声を掛けようと覗いてタイミングをうかがってるけど
いつも声を掛ける前に騎士子さんが出てきちゃう

私ってタイミング悪い?
とか思いつつ今日は買い物を済ませて帰宅した

次の日も私はプリさんを見るために町に向かった
けど、今日はいつもと違った
いつもの場所から、プリさんを探してみたけど見当たらなかった

仕方ないから、買い物を済ませて帰ろうとした時に、
後ろから声がした
「あぁぁ 危ないっ、ぶつかる〜」
えっ、と思って振り返った時、私は地面に荷物と一緒に転んでいた

ピヨピヨピヨ

頭の上にお星様が〜って、スタンしてる場合じゃないって

「あぁぁ、大丈夫?」
といって手を差し伸べてきたのは紛れもなくいつも見ているプリさんだった
「アッ、ハイダイジョウブデス」
気が動転して片言になっている
「ごめんね〜、いつもより多く買い物したらバランスが取れなくって」
どうやら今日いつもの場所で見かけなかったのは他の場所で大量に買い物していたかららしい
「あらら、貴方のミルク瓶割れちゃってるわね〜、弁償するから一緒についてきてくれる?」
しばらく考えた後、私は答えた
「ぁっ、ミルクは良いので、ちょっと一緒にお茶でも飲みませんか?」
いつも言い出そうとして言えなかったことを、ここぞとばかりに言ってしまった
「ん〜・・・良いわよ〜その前に荷物拾わなくっちゃ〜」
プリさんが目の前で荷物を拾うのをしばらく呆然と眺めていた

「ん〜どうしてお茶なんかに誘ってくれたの?」
「んぇ、えっと、あのその・・・」
プリさんに尋ねられ、返答に困る
「ん〜・・・さしずめ、私に気があるとか?・・・なんてn」
「そうなんです!!!」
プリさんが言いかけたのを気にも止めず、周りのことも気にせず大声で返事をしてしまった
「ずっと、ずっとプリさんのことが好きでした!」
「えっと・・・人前じゃ・・・まずくない?」
プリさんに言われ,辺りを見まわすと喫茶店のほかの客がこちらを見ている
「とりあえず、家に来ないかしら?ここじゃ、ね」
「・・・はぃ・・・」
赤面しつつも内心プリさんの家に呼ばれたことに喜んでしまった・・・

189でageスマンカッタ
191ちょっとした189sage :2003/12/25(木) 05:42 ID:7sKmQu5M
続き書いてたらなんか鬼畜+侮辱な物に(´Д`;)

皆さんの意見で透過するか決めます(´・ω・`)
192紗比sage :2003/12/25(木) 13:51 ID:yhSwOO16
是非カマン
萌えればそれでよしっ

絶対このプリたん小悪魔だ(((゚Д゚;)))
193名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/25(木) 22:50 ID:u6bse6mI
>>191
是非投下を
というかそれじゃ蛇の生殺しですよ(;´Д`)
194ちょっとした189sage :2003/12/26(金) 03:46 ID:HWWqXJ02
続き投下
壁|∀゚)ノミ□

しかしまだエチィには至らず_| ̄|○
今から書きつづけますので朝までに完成させます
ゴメンネ
195ちょっとした189sage :2003/12/26(金) 03:47 ID:HWWqXJ02
ガチャリ・・・
プリさんの家のドアは一見古そうだったが、しっかりと修理されているのか
いやな音一つ立てることなく開いた
「さぁ、こっちよ〜入って〜」
プリさんに手を引かれるまま、家の中へと入っていった

しかし
リビングにつくまでに、不思議な事があった
まずは家に入ってすぐ
四つのスリッパ、プリさん、騎士子さん、来客用、一つ多い
廊下を歩いている時、四つの部屋に掛かっている部屋割りの札
プリさん、騎士子さん、来客用、白い札・・・
リビングから見える台所の食器やカップ
プリさんの物、騎士子さんの物、来客用、一組だけほとんど使われていない食器
どれも一人分多い・・・
来客用の予備にしては準備が良過ぎるし、プリさん、騎士子さん以外に誰かが住んでいる気配はない
とか考えつつも、ドアに掛かっていた札でプリさんの名前が「レミィ」さん
騎士子さんの名前が「フィム」さんだとわかって
かなり嬉しい私って、やっぱり馬鹿なのかなぁ?

「お茶いれたから飲んでいって〜さっきは全然飲んでないでしょ〜」
「あっ、いただきますっ」
私もレミィさんも、さっきの喫茶店ではほとんどお茶は飲んでいない
もちろん、私のせいである、さっきの事は思い出しただけでも顔から火が出そうな思いである
まぁ私のせいなんだけどね、え?だからお前は馬鹿だって?そのとおりです、むにゅぅ

「お茶は美味しい?」
レミィさんにお茶の感想を求められたが、まだ手を付けていなかった事に気づく
だって、御茶菓子が美味しいんだもん
慌ててお茶に手を伸ばし、一気に啜る
「まぁまぁ、そんなに慌てなくても」
レミィさんがこちらを見て苦笑している
「お茶、美味しいです・・・でもちょっと苦め?」
お茶が苦いのは当然だが、普通のお茶に比べて苦いような気がした
「あれれ〜、やっぱりちょっと苦かったかしら〜」
「ちょっと苦かったですね」
「やっぱりあれをいれると苦くなるのかしらね〜」
あれ?何?思っているうちに体が火照ってきた
「あれって何って顔してるわね〜、もう効いて来たんじゃないかしら?顔も大分赤いわよ〜」
「ふぇ・・・」
「まだわからないって顔してるわね〜、入ってたのは媚薬と睡眠薬、わかる〜?」
「媚薬」と言う言葉を聞いて、すぐにある本を鞄から取り出そうとした
「探してる本は、これ〜?」
レミィさんの手には『誰にでもわかる!女と女のエッチ〜マジ編』
と大きく書かれた本があった
「それ私の本!?いつのまに!?」
「さっきぶつかった時に荷物に紛れ込んだのかしらね〜」
「なんだ〜そうか〜・・・って、なんで私のお茶に媚薬が入ってるの!?」
「それはすぐにわかるわよ〜」
「すぐにって・・・ふにゃぁ・・・眠くなって・・・Zzzz」
そこで私の意識はとぎれた・・・
196ちょっとした189sage :2003/12/26(金) 03:48 ID:HWWqXJ02
>>160>>162
ネタいただいちゃいました

ありがちだって?
いいでしょう別に_| ̄|○
197ちょっとした189sage :2003/12/26(金) 04:46 ID:HWWqXJ02
「ふにゃぁ〜良く寝たっ!」
と、寝起きはいつも伸びをしているのだが(モンスターに睡眠攻撃された時を除く)、
今回はそうもいかなかった、伸びをしようにも、手足は手錠と足枷でベッドの四隅の柱に固定され
ほとんど動かすことができなかったのだ

「あら〜、御目覚め〜?」
レミィさんの声が聞こえた
「レミィさん!?これはどういうことですか!?」
「あれれ〜どうして私の名前を知ってるのかな〜ミルちゃん〜?」
「部屋のドアに掛かってた札を見たらわかりますよ・・・って私の名前!?」
「ミルちゃん、職業はマジシャン、頭はいいけどちょっとドジ・・・あってるよね〜?」
「私はドジじゃない!じゃなくて!!なんでこんなことに?どうして私のことを?」
「ぁ〜待って待って、ゆっくり話すから〜、まずは、貴方のことを知ってる理由から」
そう言うとレミィさんはゆっくりと話し始めた、私がずっと路地裏から見ていたこと
私が好意を抱いていたこと、全て知っていたらしい・・・
「・・・と、言うことで〜お話して見たいな〜って」
「お話って、この格好で!?・・・ってレミィさんその格好は!?」
さっきまでは睡眠薬のせいか朦朧としていたが、意識がはっきりしてきた時
レミィさんは一糸纏わぬ姿で椅子に座り、自分の秘部を弄んでいた、
声も、良く聞いて見れば普段より高い感じで、喘ぎ声も混じっている
「その格好わってぇ…ハァァ…見てのとぉり…ゥン…裸よぉ」
「いや、裸ってそれは見ればわかりますよ、なんで裸でいるのかって事で」
「それはぁ貴女を見ていたらぁ可愛くって、がまんできなくなったからよぉ」
言いながらもレミィさんははぁ、はぁと喘ぎ声を立てつづける
「そんあことよりもぉ、貴方もしたくならないのぉ…?」
「そんなことしたくは…ないです」
「嘘よぉ〜…あんな本もってたしぃさっきの媚薬がまだ効いてる筈よぉ…自分に正直に、ねぇ」
そお言いつつ、レミィさんは私の胸を触る
「ぁふっ・・・きもっちぃぃぃ」
胸を触られた瞬間、背中にライトニングボルト(Lv1)が落ちたよに感じた
「やっぱりぃ、体は正直ねぇ〜」
胸を何度も何度ももまれてる…揉まれる度に気持ち良いと言う気持ちが大きくなっていく
あふっ・・・あふっ・・・リズム良く私の胸はもみつづけられる
リズムは一定だが、毎回強弱が違う、私はその強弱に合わせて声を出す人形のようになっていた
「ぁぅ…うぁっ…ふぁっ…ヒィィン…」
「さっきまでとは違ってとっても気持ちよさそうねぇ…そろそろ服を脱がせちゃおうかしらぁ」
そういいつつ、サキュバスの様な笑みを浮かべられ、私の服は脱がされていった
その時,既に手錠、足枷は外されていたが、なぜか私の体は逃げようとはしなかった…
「手錠と足枷ははずれてるわよぉ?嫌なら逃げればいいのよぉ」
私の考えを汲み取ったかのように、レミィさんが言う
(体に力が入らないだけ!すぐにでも逃げたい!)
「そんなこと言わないでぇ…もっと気持ち良くして…」
えっ…建前で言おうとしたことは言えず、心の中をさらけ出してしまった
「ふふふ…自白剤も効いてるわねぇ、とっても可愛いわよぉ」
レミィさんの唇が私のものと重なる、私の口の中にレミィさんの舌がはいってきて
口の中全体を舐めまわす…不思議な感覚だけどとても気持ちいい…
「ハァ…ハァ…」唇が離れたときには、私はまた喘ぎ声を上げていた
「うふふっ、とっても可愛いわぁ、ご褒美にもっと気持ち良くしてあげるわよぉ」
そういうと先まではまったく触れられていなかった胸、それも勃起した乳首を強く摘まれた
「アヒィィィィ イクっ!イクゥ!」
「ふふふ…可愛いわよぉ、さぁ気持ち良くなりなさい!」
そう言うとレミィさんは私の乳首を再度強く、じっくりと摘んだ
「ダメェェェェェイクゥゥゥ!!」
目の前が真っ白になって、私の秘部から大量の体液が流れ出た…
198ちょっとした189sage :2003/12/26(金) 04:47 ID:HWWqXJ02
毒電波受信しまくリ(´・ω・`)
まだ続きます

…続いて良いのか?
199ちょっとした189sage :2003/12/26(金) 05:30 ID:HWWqXJ02
エンター押そうとして、デリートキー誤爆_| ̄|○
完成が遅くなりそうです…

現実以外の何か|   λ。。。。チョットイッテクラァー
200名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/30(火) 06:29 ID:FIKpSoqk
189さん、マダデスカー?
201名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/30(火) 18:00 ID:supdmia6
続きが気になって、毎日覗きに来る自分って・・・(´・ω・`)
202ちょっとした189sage :2003/12/30(火) 18:27 ID:ktAWWENA
ゴメン
年末年始で誰もいないと思ってたよ_| ̄|○

待ってる人が一人でもいるなら、頑張って完成させたいと思います
・・・・・
(´ω`)。○(年末年始でこんなことしてても良いもんだ
203名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/31(水) 05:08 ID:kXgTzTp2
>>201
なかーま・・・・・朝昼晩それぞれ1回覗いてた俺は末期ですかそうですか

>>189たん
年末で文神様はいねぇと思って何も書き込まなかった漏れ
まぁ暇人でも微妙に忙しい時だし無理はしなくていいですが
書いてくれるんなら期待はしたりで(*´д`)ハァハァ
204名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/02(金) 10:29 ID:9zklCXlg
正月でも覗いてしまう(゚∀゚)
205名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/06(火) 20:41 ID:iaYY0sGg
|・) コソーリ
|・・) ダレモミテナイネ
|つサッ
ttp://www.asahi-net.or.jp/~sk5t-kwd/index.htm
|)ミ ササッ

ROと一言も書いてないのでおおっぴらには書けませんです。
駄文でモウシワケナイ_| ̄|○
206名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/07(水) 16:14 ID:tiJ33MzQ
>>205
(・∀・)ミタヨー

面白かったです。続き楽しみに待ってます。
欲を言えば、もう少し職の服にあった脱がせ方キボン。
207名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/08(木) 08:06 ID:vLmHtY8A
神キターヽ(´ー`*)ノ
208名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/01/10(土) 14:00 ID:gnt6/Zgk
何処かに、18禁百合ギルド無いかなぁ
209名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/12(月) 13:30 ID:7oqygNEA
どこにもないなら作ればいいじゃない(マリー
210名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/13(火) 15:09 ID:Wt.ts5k2
あいさつは「ごきげんよう」かね
211名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/13(火) 15:13 ID:RCZ1338I
何が出るかな、何が出るかな?
212名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/13(火) 19:21 ID:CNLtaPb6
「ご機嫌麗しゅう」
213名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/15(木) 17:05 ID:bo/SigfQ
私の母校だった高校、朝礼の挨拶が「ごきげんよう」なんですけど

いや、普通に県立の共学で・・・
214名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/17(土) 01:16 ID:4Lm17Tlo
ふたなりな御姉様は、アリなのかしら?
215名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/17(土) 08:19 ID:5XbdkMy6
>>214
全然アリかと(*´д`)b
216名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/21(水) 09:50 ID:pGgGvUKk
サミシイナ…
217名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/22(木) 22:59 ID:k4nz.VAY
そして誰も居なくなった・・・
218名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/23(金) 00:29 ID:AJjzRd5k
|-'*) ミテマスヨ……
219名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/23(金) 01:32 ID:Yr6epBhU
|-'*) ワタシモミテマス…
220名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/23(金) 13:17 ID:B4dCVBWs
 |-'*) ミテマスヨ…… |-'*) ワタシモミテマス… |-'*) サラニミテマス…
221名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/23(金) 14:06 ID:yhlrMXPA
お〜くせんまん、お〜くせんまん♪
222名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/23(金) 20:19 ID:ZtKR9idw
そして文神様は居なくなった…
223名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/23(金) 22:01 ID:Uy0TlMAI
|ω・`) ここは小説スレだが、"挿絵"とかupしてもいいものかね?

|彡 サッ
224名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/23(金) 23:00 ID:wr2v0wwc
okokokokokokokok
225名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/24(土) 14:47 ID:r43Q8Rvk
この際なんでもあり
226とあるスレの577sage :2004/01/24(土) 19:57 ID:sn6ABhd6
|∀・)

すみません18禁スレからのつづきで
Hシーンが百合なので
ココに置かせて頂きます
では投稿

|彡サッ
227とあるスレの577sage :2004/01/24(土) 19:59 ID:sn6ABhd6
「わあ・・・お姉さまがこんなになって・・・ふふ・・・」

「やっ!・・・やあん・・・そんなこと言わないでえ・・・」

言葉とは裏腹に
先ほどの小説のように言葉で燃え上がらせて欲しい
アチャ子さんは
茂みの中自らふとももの間を
ゆっくりゆっくり開いていきます
アルケミ子の前に現れた秘密の花園は
すでにねちょっとした雫で覆われて
そこにちょっとだけ触れた野花の茎は
キラキラ光る液体をつけたまま
涼しい風に吹かれて揺れているのでした

「ああ・・・素敵です・・・姉さまの瞳・・・潤んで・・・欲しそうで・・・」

「ふあっ・・・恥ずかしいよう・・・ねえ・・・見るだけじゃなく・・・
今日は貴方から・・・ね?」

「はい・・・」

ケミたんはあそこをしげしげと眺めたあと
心底いとしいといった表情を浮かべて
そっと蜜を飲みだしました
いきなりの攻撃に
大きな喘ぎ声を出しそうになった受け手は
小指を噛み、片手で草を掴みながら
声を殺して耐えています
責め手はそれを満足そうに見遣ると
また花弁の間に唇を近づけ
野花に舞い降る蝶々のように
舌先で蜜をすくいとるのでした

「ひあっ!・・・だめそこお・・・クリちゃんはあとで・・・ふああ・・・
感じるよう・・・もう・・・高まっちゃって・・・ダメえ・・・」

「ほんとですう・・・ぷるぷる震えて・・・いつもより・・・
エッチですう・・・ね・・・」

「はあっ・・・ほんと・・・すっごい感じる・・・いつもより・・・
いいっ!・・・ねえ・・・アレ・・・つかって・・・はあっ!」

苦しげに閉じられた口の間から
漏れる言葉の中で彼女は
自分をさらに高みに運ぶ器具を指定すると
恥ずかしいのか自分のパートナーから
視線をそらします
しばらく逸らしたままでいると
そのうち舌が離れていき
代わりに何かごつごつしたものが
彼女のそこを探るように・・・

「ああんっ!焦らさないでエ・・・そう・・・そこに欲しいの・・・貴方の手で
貫いて・・・ねえっ・・・ねえ・・・」

「もっと言ってください、お姉さま・・・そんな淫らな言葉をつかう・・・いい・・・
いいです・・・ねえ・・・もっとお・・・」

「ああ・・・お願いよ・・・深く差し込んで・・・貴方の手の中の・・・それ・・・
たまらないわ・・・意地悪しないでえ・・・ああああ・・・もおっ!」

「スゴク綺麗でエロチックですよ・・・ふううん・・・もう・・・したそう
・・・私からのプレゼントです・・・ふっ!」

「ああ・・・ひあっ!、ああああっつ!!はいってくるウ!!!」

ずぶりと差し込まれた張型が
膣壁をずりずりとこすっていき
それだけでイキそうになってしまったアチャ子は
両胸を痛いほど掴んで
その衝撃に耐えています
しかし続くかと思った挿送は
最初の一撃から数回だけで
不審に思った彼女が前を向くと・・・

「私も・・・気持ちよくなりたい・・・ねえ・・・おねがいします・・・」

いつの間にかショーツを取り去って
スカートを捲り上げたアルケミが
アチャ子の目の前に秘部をさらし
舐めて欲しそうに下腹をひくひくさせます
いつもやり手のお姉さまは
自分の感覚を取り戻すと
アソコにくわえ込んだモノも忘れて
その舌先を秘粒に当てると
やさしく揺らすように攻め
彼女の中から白い蜜が滴り落ちるのを
加速させていきます

「ふあんっ!ああんっ!そんな舌・・・気持ちいいよお・・・っく・・・
ひあああっ!はあんん・・・舐めすぎイ!!!・・・あ・・・」

「ふく・・・貴方も・・・興奮してるのね・・・こんなにすぐに・・・ふくっ・・・
高まっちゃうなんて・・・うん・・・は・・・」

汁でしっとりと濡れて
光る真珠を転がしながら
アチャ子は目の前で立ったまますすり泣く
相手の反応を楽しんでいきます
彼女のお腹の震えぐあいで
頂上が近いと感じると
自分の中にあるそれの片方に
つながるようにと指差しますが
指示に気づいたネコちゃんは
一呼吸置くと首を左右に振って
自分の中に自らの指を差し込みながら
アチャ子の前に屈みこみ

「え・・・なにを・・・ふあっ!・・・え!?・・・ふあああんんっ!!!」

「今日は私がするんです・・・ふあっ・・・こんなの・・・んく・・・どうです?
・・・うんん・・・むっ・・・ふう・・・」
228とあるスレの577sage :2004/01/24(土) 19:59 ID:sn6ABhd6
男のモノを奉仕するように
お口で張型の出ている部分を含むと
自らの性器を愛撫しながら
唇の運動で相手の中をかき回していくアルケミ子
手よりも優しい微妙な動きと
時折りラヴィアに吹きかかる息の熱さが
彼女に予想以上の快楽を刻み込み

「こんな・・・の・・・ダメ・・・どこで・・・考え・・・くふっ!・・・
見ないで・・・見ないで・・・お願い・・・ん・・・見たまま・・・
恥ずかしい・・・あはあっ!・・・」

「喜んで・・・もらいたくてえ・・・はあっ・・・私も・・・いっしょ・・・
ひっ・・・いきたい・・・つれて・・・いって・・・はあああ・・・」

「見ないで・・・ダメだったらああ!・・・ふ・・・ああ・・・イイの・・・
イイの・・・凄いの・・・見ないで・・・みないでええええええええ!!!!」

「ああっ・・・お姉さまあ!・・・私も・・・だめだよう・・・イク・・・
きもちいい・・・きもちいいの・・・き・・・いいいいいいいいい!!!!!」

バイブを突っ込まれたまま
最期の壁をとび越えてしまったアチャ子は
人工の一物を口から飛び出させて
天を仰いで頂上へと到達したアルケミの
甲高い泣き声を聞く前に
自らの意識を音も色もない世界へと
飛び立たせてしまったのでした・・・

・・・

暫らくして二人がそれぞれの意識をとりもどすと
ぎこちない動きで体を起こし
そして何となく顔を近づけていきます

「凄かった・・・今日・・・貴方にヤラれちゃったなあ・・・」

「嬉しいです・・・いつもと違って・・・その・・・」

微笑を浮かべながら
相手を感じたくて
唇を合わせようとする二人
しかしその時

バチーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!

「いったーーーーーーーーい、お姉さまーーーーーーー!!!!」

「しまったーーーーーー!!!ここ沸くんだったーーーーーーーー!!!!」

いつのまにかアルケミの背後に来ていた
ステムさんの一撃が
彼女のお尻にクリーンヒットします

「わっ!、わあああん!」

「待ってて!、なんとかするから!!」

服の乱れもそのままに
角弓を取り上げると
狙いを絞って火矢を打ち続けるアチャ子
彼女は下着をつけようとするケミ子さんを残して
逃げ撃ちのまま、下半身丸出しで
ステムともども森の中へと消えていきました・・・

結局アチャ子さんは
1週してようやくステムを倒したのですが
その様子を偶然見かけたアコライトの少年が
鼻血の海に沈み
またアルケミたんのお尻に
しばらく茎型の蒼アザが残ってしまったということは
本人達の名誉の為にも
皆さん内緒にしておいて下さいね・・・
229とあるスレの577sage :2004/01/24(土) 20:00 ID:sn6ABhd6
|∀・)

最初から読んでくれるとうれしいです
では

|彡サッ
230名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/25(日) 00:02 ID:UCvkUtx6
ミタヨ(´・ω・`*)
231名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/25(日) 22:38 ID:hUZsb9Bk
ようやくキタ─wヘ√レv~(゚∀゚)─wヘ√レv~─!!!
ありがとう神様
232名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/27(火) 08:10 ID:MYCOmchY
(*´Д`)
233名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/05(木) 02:34 ID:Rc5KpEJE
226たんさんの小説が読みたいよお(つω;)
234226たんsage :2004/02/07(土) 10:40 ID:pUy0D8WY
生きてます。ネタはあります。でも忙しいのでごめんなさい_| ̄|○
235名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/10(火) 17:34 ID:fKHRcxGo
お忙しいのですか…体調崩されないよう、お気をつけを。
236名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/13(金) 12:59 ID:P9ompYpI
アコちゃんスレイヤー♪の続きが読みたいです
237名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/18(水) 00:12 ID:TduM73sE
3年ぶりに書いたSS
ネタがROだったんで、一人持ってるだけでも勿体無いので置いていきますね

|∀・)っ

|彡<では
238名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/18(水) 00:13 ID:TduM73sE
「ボウリングバッシュ!!」
「キリエ・エレイソン!!」
石造りの、薄暗い通路に裂帛の気合が響き渡る。
ここはモロク、その近郊に聳える遺跡の中である。
古代の王墓を守るために作られた、聖なる獣を模した巨大建造物。
その内部に広がる迷宮の一角で、騎士とプリーストのコンビが迫り来るモンスターと死闘を繰り広げていた。
赤いセミロングの髪を靡かせ、神速の斬撃を繰り出す女騎士。
赤毛をセミロングボブにした気の強そうな女プリースト。
二人は互いに庇いあいながら、並み居る敵を次々に蹴散らしていく。
ほどなくして、二人に襲い掛かっていたモンスターはすべて塵と化してしまった。

「今度のはちょっと疲れたなー」
石畳の通路にぺたんと座り、安堵のため息を吐く騎士。
「少し数が多かったね」
騎士と自分にヒールをかけ、プリーストも隣に腰をおろす。
激闘を繰り広げ、火照った体に石畳の冷たさが心地よい。
「あー、きもちいぃ・・・!」
密着する金属が外気を遮り、体の火照りが一向に静まらないのだろう、
騎士がその身を包む鎧を脱ぎ捨てアンダーウェアだけで石畳の床にゴロンと横になった。
まるで、真冬に熱いお風呂に浸かる中年オヤジのような顔をしている。
それを見たプリーストが、
「ケイちゃん、防具外しちゃってモンスターが来たらどうするの」
とたしなめるが、騎士−ケイと言う名前らしい−はまったく気にしていないのか、
「ダイジョーブ、ダイジョーブ」と気楽にくつろいでいる。
「エルちゃんは心配しすぎだよ」
そんなことを言ってケラケラと笑っている。
「まったくもぅ・・・」
言っても無駄と思ったのか、諦めた顔でため息を吐くエル。
その横でケイは、少しでも早く熱気を放出しようと服の裾をたくし上げ、お腹丸出しでご満悦の様子。
「・・・でもね、ケイ。危ないのはモンスターが来た時だけじゃないんだよ・・・?」
そんなケイに、声のトーンを心なし落としエルが顔を寄せる。
最初は気づいていなかったケイも、エルの顔が落とす影に気づき閉じていた瞼を開け、
「なにんぅ・・・!?」
問いかけようとしたところを、エルの唇に阻まれてしまう。
半開きだったケイの口内にエルの舌が進入する。
己の唾液を送り込みつつ、歯茎を、上顎を這いずり回り、ケイの舌を絡めとリ弄ぶ。
ケイは顔を動かし逃れようとするが、即座に両手で抑えられ、エルの舌に蹂躙されていく。
「んぅ・・・・・ぅ・・んん・・・・」
ぴちゃ、じゅる、にゅぷと粘液質な音が二人の唇から洩れ、石畳の通路に反響している。
最初は逃れようとしていたケイだったが、エルに執拗に舐られ頭がヒートアップしてきたのか、抵抗する力も次第に抜けていっていた。
そんなケイの口内をくまなく嘗め尽くし、エルは唇を離した。
「ぷはっ・・・!はぁっ・・はぁっ・・」
「んふ、オイシイ・・・」
やっと開放され、惚けた顔で荒い息をつくケイ。
そんなケイを見下ろし、エルもどこか熱を帯びた顔をしている。
239名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/18(水) 00:14 ID:TduM73sE
掌全体で掬い上げるようにして、優しく、時に強く揉みしだく。
「ぁ・・・んぅぅ・・・」
不意に胸を攻められ声を上げかけたケイの唇をキスで塞ぎ、両手でケイの胸を堪能するエル。
「ん・・・んぅ・・・・・んんぅ・・・」
「・・んん、ん・・・んぅん・・・」
鎧の上からではいまいち分からないが意外と豊満なケイの胸が、エルの手によって艶かしくその形を変えていく。
やがて、むっちりとした胸の頂きに息づく桃色の芽が、その存在を主張するようにそそり立って来た。
「んは・・・ふふ、感じてるのね・・・」
ようやく唇を開放したエル。位置をずらし、今度は柔らかな丘の頂上に口づけを見舞う。
「ぁっ・・!? ふんぅ・・・んぁぁっ!!」
時にやさしく時に強く、天に向かって起立したそれに刺激を与えてゆく。
そうしながら片手の指を立て、胸の谷間から正中線をなぞるように、触れるか触れないか程度の力で下腹部へ向けて動かす。
へその脇を通り、そこで折り返して胸へと引き返す。
胸まで戻ると再び下腹部へ向けて正中線をなぞっていく。
それだけで、ケイの体はピクンピクンと小刻みに跳ね、まるで何かを我慢するように膝を擦り合わせていた。
「そろそろかな?」
それを見たエルは、ケイの閉じた足を開かせ間に体を割り込ませる。
動きやすさを追求した、剣士の頃から考えても格段に短いスカートをたくし上げる。
「ぁ、や・・・! だ、だめだよぉ・・・!」
執拗に与えられた快楽のためかいまいち焦点の合っていない目で訴えながら、
同じく本来の力が抜けてしまった腕でたくし上げられたスカートを戻そうと押さえつける。
しかし、そんな些細な抵抗もエルにあっさりと跳ね除けられてしまった。
露になった下腹部と、大切な場所を覆う布地。
白地に水色のストライプが入ったかわいらしいそれに手を這わせ、
ぐちゅ・・・・
粘液質な水音が石畳の壁に反響した。
「いやいや言って、そのくせこんなにしてるの?」
にんまりと子悪魔チックな笑い顔で、手についた快感の証を見せつけるエル。
「ぇ・・・や、だって・・・・」
かぁっと一気に頬を染め、消え入りそうな声でケイが反論する。
「それは・・・エルちゃんがあんなこと・・・するからぁ・・・・」
「ん〜? あんなことって、何かなぁ?」
「そ、それは・・・ぁ・・!?」
一層顔を赤らめるケイを横目に、布地の上から液体の出口を上下になぞり始める。
「ぁん・・・! あ・・・ふぁ・・・ぁ・・!」
エルの動き一つ一つに細かに反応し、びくびくと体を痙攣させる。
そのたびに布地の奥から粘つく液体が溢れ出し、ケイのショーツはグショグショになり、太腿を伝い床までも濡らしていく。
「ふふ、もう準備OKだね。じゃあ・・・」
ケイの股間が大洪水になっているのを確認すると、傍らに置いてあった棒を手に取り、
布を横にずらして剥き出しにしたケイの秘所に押し当てた。
「ぁ・・・え・・!? そ、それは・・・!」
自分の大事な場所に押し当てられた、少しひんやりとした感触に幾分正気を取り戻したケイは、
そこに宛がわれたそれを見て驚愕と困惑の入り混じった表情を見せる。
ケイの秘所に宛がわれたそれ−スタナと呼ばれる、主にプリーストが使用する鈍器の柄の部分であった。
先端の重量を支えしっかりと握り締めるために、その柄は実際の男のイチモツよりも随分太い造りをしている。
「まさか、それを・・・!? だめ、そんなの入らな、うぁぁ・・!?」
ずぷ、ず・・・
必死で抗議するケイをよそに、逞しいモノが侵入を開始する。
「ぁ・・・はぁ・・っか、ぁ・・・・!」
容赦なく胎内へ潜り込んでいく。
「ほーら入った。でも、これからがお楽しみだよ」
ぐぐ、じゅぷ、にゅる、じゅぷ・・・
満足に喋れないケイを他所に、そのまま抽挿を開始するエル。
「あぁ・・!? ふぁ・・・! ん・・・んぁぅ・・・!!」
太いモノに貫かれる痛みと、その間も続けざまに送られる快感に、ケイは腰を浮かせ海老反りになって喘ぎ声を洩らす。
「あぁっ、ふぁ・・んふぁっ! ゃ・・・ぁっ、やぁ・・・! ぁっ、ぁっ、ぁひぁっ!?」
片手でスタナを動かしながら、空いたもう片方の手で赤く腫れた肉芽に触れると、一層高く腰を跳ね上げ身悶える。
壊れ物を扱うように優しくけれど休み無くクリトリスを爪弾き、スタナは緩急をつけて抽挿を繰り返す。
「あぁっ・・・! ふぁ、ぁんっ! ひゃぅっ! ぁっ・・あっ、あっ! あっ! あぁっ!」
ケイの息遣いが徐々に早くなり、喘ぎ声も短く途切れ途切れに変わっていく。
口の端からは涎が溢れ、浮いた腰は小刻みに痙攣し始めた。
「ふふ。ほら、我慢しないでイッちゃいなさい」
「ぁっ・・や・・・だめ・・! だめ・・だめ・・・おかしく・・なっちゃうよぉ、あぁっ・・!」
じゅぷ、じゅぷ、にゅぷ、じゅぷぅ・・・
「ゃっ、ぁ、あっ、っ・・・や・・くる・・・! きちゃ・・ぅ、ぁっ、ぁっ、あっあっあぁっ・・!」
「ぁああああぁぁぁぁぁ────────っ!」
一際高く叫び、体中を激しく痙攣させて絶頂へと昇り詰める。
しばらくそのまま固まった後、糸が切れた人形の様に力なく床に倒れ伏した。
絶頂の余韻か、ぴくんぴくんと小さく痙攣している。

ケイの膣内(なか)からスタナを引き抜き、
「あんまり無防備だと、こんな大変なことにもなっちゃうんだぞ」
と、幾分真剣な面持ちで語るエル。
が、ケイからの反応はない。
「あれ? もしかして、怒った・・・?」
恐る恐る顔を覗き込んで見るが反応はなく、目は閉じられ、半開きの口からはだらしなく涎が垂れている。
「ぉ〜ぃ・・・」
もう一度呼んでみるが、やはり反応はない。
「スタナだけに、スタンしちゃったか・・・」
「あははは」と乾いた笑いを上げ、たくし上げられたスカートとタンクトップを元に戻してやる。
そして自分はまた隣に腰を下ろし・・・かけてふと気配に気づく。
闇の中から、モンスターの気配が伝わってくる。
「ケイの匂いに釣られてきたかな・・・」
そこに居たのは、闇色の犬マーターだった。
「数にして3匹か。よし。アンゼルス!!」
愛用のスタナを手に、気絶しているケイとマーターの間に立つ。
それを見たマーターたちが、殺気を撒き散らしながら牙を剥き襲い掛かった。
一匹目の攻撃を腕で止め、二匹目をスタナで殴り飛ばし、返す刀で三匹目も殴り飛ばす。
最初は余裕の表情だったものが、しかし、時間が経つにつれ明らかな焦りが見え始めた。
「く・・・やっぱり攻撃が速い・・・!」
マーターは、ここに生息するモンスターの中でも抜きん出て攻撃速度の速いモンスターである。
あまりダメージは受けないようだが、このままではジリ貧である。
それでもなんとか倒そうと奮闘しているエルの耳に、闇の底から響いてくるような昏(くら)く澱んだ声が聞こえてきた。
背筋を這い上がる嫌な予感に、周囲に視線を巡らせたエルの目が捉えたものは。
「マルドゥーク────!?」
そこに居たのはマルドゥーク。
神に仕える身でありながら禁呪に手を染め、邪悪に魅入られた闇の神官である。
神官の口から邪悪な、されど厳かな異界の呪が紡がれる。
マルドゥークが最も得意とする炎の呪文。
声が途切れると同時に、エルの足元から紅に燃える炎の壁が出現した。
「く・・・、このままじゃ・・・!」
焦りを顕わに、なんとか敵を撃退しようと奮闘するエル。
ふと、薄ら寒い感覚に襲われ、それが何であるのかを確認することもなく横っ飛びに身をかわそうとしたエルを、巨大な棺桶が強かに打ちつけた。
「か・・・はっ・・・・・」
壮絶な衝撃に息を詰まらせ、石畳の床に倒れ臥す。
息ができず思うように動けないエルに、レクイエム、マーター、マルドゥークがその牙を剥き、
「ボゥリング、バ─────ッシュ!!」
横手から放たれた必殺の一撃に、その身を塵と化し闇に溶け消えた。
「ふぅ。アブナイアブナイ」
他にモンスターが居ないのを確認し、剣を鞘に収めるケイ。
くるりと、エルの方を振り返り、
「大丈夫?」
まだ動けないのか、引き攣った顔でケイを見つめるエルの手をそっと取る。
エルが握り返すのを確認すると、ひょいと引っ張りエルを立たせてやった。
と、勢い余ったのかそのままエルがケイにがばっと抱きついて来る。
「ど、どしたの?」
多少狼狽しながら声をかけるケイ。
その耳に、微かにしゃくり上げる声が聞こえる。
「エル・・ちゃん・・・?」
「こ・・・」
「こ・・・?」
「こわかったよぅ・・・」
やっと搾り出したような小さな声で、ぽつりと言った。
そのまましばらく二人は抱き合ったままで居り、薄暗い通路にはエルのしゃくり上げる声が木霊していた。

〜終〜
240名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/18(水) 00:15 ID:TduM73sE
すみません、後半の最初に↓の一行入ります_| ̄|○|||

   ケイの顔を抑えていた手を移動させ、たくし上げた服の隙間から中に差し入れる。


∧‖∧
241名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/18(水) 00:39 ID:o.pqMfiA
>>237-240
(*゚д゚)ィィ
242名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/18(水) 21:09 ID:DdgBEmLA
>>237-240
私的な事でわるいんすが。
うちの知り合いにまんまエルっているんす・・・マジビビった
名前の後ろにファミリーネームありますが
243名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/18(水) 21:40 ID:ENLLZTKI
>>241
やっぱり百合は(*゚д゚)ィィですよ

>>242
なんと驚き。
その人は絶対に無関係ですのでご安心をw
バラしちゃうとモデルが居て、ケイとエルはアルファベット頭文字の読みです。
ので本名ではありませんw
244らぶ・ぷろぐらむ2sage :2004/02/21(土) 22:03 ID:.wHXDgyw
 舞い落ちる雪。
 白はらはら。と、穏やかな風景。雪の光で充分なのか、街灯の数は少ない。
 大きなポリンが入口に構えていれば。そして雪だるまのスノウノウが端っこに見えるのなら、そこは
ルティエ。雪の町。いつでも、いつまでも、冬の匂いが消えないところ。
 冷たい吐息が口元より漏れる。私は冷たいところには慣れていない。なら何故。ここにいるのだろうか。
 What 何故? Hot 暖かな、live 住みかを。leave 離れて。
 それは私がアコライトだから。
 プロンテラの街でポータルをしながら遊び暮らす、修道女だから。
 けれども、no that alone それだけではない。northern 北の地へ。lone 一人で来たのは。
 私はこのポータルメモを頼まれたようなもの。
 プロンテラにいる、彼女に。

 彼女――忍――は小豆のように小さな声でぽつりと呟いた。
「ルティエ、行きたいですね〜〜」
「どうしてです?」
 私が問うと、彼女は私を見る。その瞳は子どもの様に輝いて。若芽のように息づいて。
 まるで虹のように光って。ああ、自分はこの少女が好きなのだと。心の底から思わせてくれる。
 それから、その小さく可憐な桜色の唇が開いた。
「アサシンたちに人気あるみたいですから」
「そうだった、でしょうか」
「ええ。アコライトのレジーナさんには分からないかもしれないですけど」
「ふふ」
 私は苦笑。忍も笑う、彼女は無邪気な笑みで。それはそれはとても可愛らしい。
 だから私はあえて何も言わなかった、ただ首を傾げただけ。
 そして忍はそのまま語る。
「でもあのサンタじじいの力借りるのは嫌です〜〜」
「嫌なのですか?」
「どうせなら、綺麗な人のポータルがいいです。私が一番好きな人のポータル」
「はぁ」
 何か不思議なこだわりがあるようだ。それはそれで魅力的だけれど。
 などとぼんやりしていた、そのとき。ふいに忍の表情が呆れたものに変わった。
「あなたのことですよ、レジーナさん」
「はい? え、私がポータルなのでしょうか。あれれ」
「いえいえ、綺麗な人というのが」
 その言葉に、私は先ほどの彼女の言葉を思い返し――ぽく、ちく、ちーん。
 頬が火照った。
「あ……ああ、なるほど」
「レジーナさん。ポータルありますか?」
「い、いいえ。残念ながら。今はないですね」
「そうですか」
 あまり意にしたふうでもなく忍は微笑む。まるで、薔薇の大輪のような美しい顔で。
 この胸が、高鳴る。トクンッと。その音さえも耳に聞こえるほどに。
 こほん。私は小さく咳を入れた。
「それでは、いずれメモしておきますね」
「はい。あ、それほど急がなくてもいいですよ」
「ええ」
245らぶ・ぷろぐらむ2sage :2004/02/21(土) 22:04 ID:.wHXDgyw
 そしてその日。
 忍と別れた直後に、私は《速度上昇+月夜花》でルティエへと駆けつけたのだった。


 雪の町、小さな囁き声さえ聞こえる、瑠璃色の空からは。はらはらと舞い降りる雪。
 綺麗な風景に目を奪われて。手のかじかみも気にならず。澄み渡る薄明かりの白と模様は素敵、綺。
 狐色をしたツリーの明かり。リンゴのような赤色の飾り。涼風も空から撫で下ろし。
 指向も忘れる美しき、来るまた多くの冒険者、数多くの狐。
 寝消ゆる人も少なくはない、今にもそこにいるの人が。かような重いに目を閉じる。すでに刻は朝寝。
「眠り、か……」
 眠りは嫌い。いつでも夢を見るから。楽ではない夢を。おかしくなりそうな夢。目安らかではない睡眠。
 けれど。どれほど嫌な夢が待ち受けていようと、止めることはできない。
 いまでも消えない夢の、鋸にたとえ首を切られても。

 目を、閉じた。

 ――レジ−ナ。
 どこかで、聞きなれた声。違う。私は一度も聞いたことがない。
 ――私は寒いところ苦手なのよ、レジーナ。
 けれど知っている。
 この声は何者? I know 私は知っている。私ではない。 Snow 雪に聞こえた声。
 ――ねえ、レジーナ。
 Who 誰が。 why 何故。 call 私を呼ぶのだろうか。 coll この冷たい土地で。
 cold 寒いと。ならば何を wish 望むのか、ささやく whisper あなたは。
 ――ねえレジーナ、抱いてよ。
 hold......


「……誰」
「やだ、寝ぼけているの?」

 目を開けた。

 この時ルティエの大地、私は足の下を見ていた。女性の影が伸びている。
 私は知っている、この影は。
「シャドー、さん」
「なに、幽霊でも見たような顔しちゃって」
「違う。影を見ていた」
 私は顔をあげた。影の先に、見知った女がいた。私は今までに何度もその女(ひと)を見ている。
 その女の名はシャドーさん。shut do 挟んでくる女。
「……」
「ねえ、そうやって黙ったままでいられると、こっちとしても身の行き場がないのだけれど」
「けれど。それができないから黙るより他にない。つまり身体を貸せない以上」
「なによ、ケチねぇ。抱擁の一つや二つ、拒む仲ではないでしょうに」
「しかし強ばる仲である」
「言うわね」
「……嫌なわけではない。恥ずかしいだけ」
 きっと睨むシャドーさんの瞳からそう言って顔を背けると、プッ(´ゝ`)と吹きだし笑いが聞こえた。
 そして次なる言葉は、不意打ちのクロスカウンター。
「そうか〜〜そうか〜〜。ラブラブするのは恥ずかしいか〜〜」
「ラブッ……?!」
「ほら、そこであちこちうろつかない。挙動不審じゃない」
「ラ、ラ、ラブなどと言うから!」
「そりゃローブですからね。あなたの身体は私にとって」
「何を言っている。盗賊の時代はとうに越しているはず」
「そりゃ、変わっているけど。ま、こう雪が服を通りぬけてくるとね、本当に寒いのよ」
「年を取っているから」
「古参だからって関係ないでしょ! それとも古参が罪とでもいうつもり?」
「古参を罪などと言わない。古参が偉いとも言わないけれど」
「まあね。でも、あなたの身体に迎え入れては欲しいわよ」
「……そう」
 私はシャドーさんの身体を見つめた。
 胸を。脇を。手の先を。軽口を叩いているけれど、寒さに震えている肉体。
 白い息が漏れた。
「シャドーさんが、抱いて欲しいといったから」
「ええ」
「だから仕方なく」
「うん」
「……抱く」
「それで、いいわ」
 私は、シャドーさんの身体を抱いた。
 冷たいけれど。温かい。どれだけ熱いのだろう、この身体は。私の心は。
「あたたかいわね」
 そういって、シャドーさんは微笑んだ。
246らぶ・ぷろぐらむ2sage :2004/02/21(土) 22:05 ID:.wHXDgyw
・・・

 雪のベッドに寝たのは、これが始めてだったと思う。
 背中は冷たく、やわらかな感触。辺り一面の白。まるでミルクの海に浮かんでいるようだった。
 けれどそのミルクは甘くない。甘いのはホットミルクだけ。
 シャドーさんの豊かな胸から迸る、それこそ最も甘く美味しい乳。
「おっぱい……好き?」
 シャドーさんは、そのふくよかな乳房を咥える私に訊ねた。
 私は小さく肯く。
「ふふ」
 シャドーさんはかすかに、けれど私に聞こえるように優しく笑い。
「赤ちゃんみたいね。おっぱいが好きなんて」
「……シャドーさんは赤ちゃんが嫌い?」
「さあね。私が産んだ子どもは、もう捨てたから。でも、赤ちゃんみたいなレジーナは好きよ」
 私の額にキスをして、シャドーさんはゆっくりと私に覆い被さった。
「だって素直でHな子だもの」
「あ、シャドーさん……!」
 思わず唇を乳から離した。白の、ほのかに桜に色づく乳房から唾と乳の一筋の糸が、つ、と引く。
 シャドーさんは私の背中に温かな接吻をする。ぴちゅっという音が聞こえて。
 そのまま背中を、ピチャピチャと舐められ始める。まるで私の背中が砂糖菓子で出来ているかのように
執拗に激しく。私は心がすべて、シャドーさんに飲み込まれるような感覚にうち震える。シャドーさんは
ずっと、私の背中を舐めていた。
 舌が離れる。けれどまだ背中は温かい。熱い。もはや雪の冷たさも感じない。
「わははは。いい顔しているわ」
「あ……シャドーさん……」
 自分の息も、熱い。どうしてこんなに。私はただただ、シャドーさんの手が、自分の胸と下半部に触れ
るのを、期待と不安の心持ちで感じていた。それは快楽への期待。期待、広げられることへの。私の陰部
をシャドーさんの指が広げて。そして、シャドーさんは見つめる。
「くすくす。もう、濡れているの」
「ん……」
 くちゅん。水の音が聞こえ。指が一本、入ってくる。これはシャドーさんの指。
 細くて、温かくて。爪は短いけれど、指は長い。ぐん、と奥までかき回すように入れられる。それは、
とても気持ちいいように。私の最も感じやすいところを、くちゅくちゅと。
 身も心も、蕩けていく。この穏やかな快楽に。けれど。その快楽には、少し物足りなさがあった。
「ふふ。レジーナ」
「はぁ……ん……」
「もう一本、欲しいわよね?」
 ぴくん、と。私の中が騒いでシャドーさんの指を挟んだ。心よりも、この身体が先に反応する。その恥
ずかしさに、私は黙ってしまう。するとシャドーさんは意地悪く、再び尋ねた。
「ね、欲しいわよね」
「あふ……」
 もう一本。欲しい。もっと気持ちよくなりたい。それは、シャドーさんにも伝わっているのに。
 シャドーさんは、中指を、私の入り口に押し当てたまま。
「ね、教えて。言わないと、わからないわよ?」
「わ……分かっているくせに……」
「ふーん。そんなこというの」
 ちゅぽん。
 はっとその瞬間我に帰る。私の中から、今までかき回していた指が抜けたから。
 途端に快感への疼きが、肉体から、精神から、たまらなく持ち上がってくる。
「あ……んん、やあ……」
「あら、抜けちゃった。しょうがない、このまま止めましょうか」
「ど……どうして……」
「だって、素直じゃない悪い子だもの。レジーナは」
 トクン、と。
 その罵りに、心が騒ぐ。その言葉で、シャドーさんへの思いに火がつく。
「そんなこと……ない……」
「じゃあ、何が欲しいか、いってごらんなさい」
「私は……」
 口から、息が漏れる。悦びが声に混ざって。
 支配、されたい。これからシャドーさんに支配される悦び。
「シャドーさんの……指が、欲しい……」
「なん、ほん?」
「三本……」
 にこっ、と。
 シャドーさんは微笑み、それから指を一本、二本、三本と。
 深く深く。奥まで弄り、激しく私の中をかき回す。
「ふふふ……。そう、こんなにレジーナのなかに入っちゃうんだ……」
「ああっ!」
 ぐっと突き入れ。また戻し。くるくると指を回し、また一気に入れたり、引き抜いたりと。
 その度に全身が弾けるような、愉しさ、悦び、至上の快楽を感じる。
「いけない子ね」
「ああ、ん……だって……シャドーさんが……」
「そうね、私のせいよね。レジーナがこんなにえっちな身体になっちゃったのは、さ。でも」
 クリトリス。
 シャドーさんの指に挟まれた瞬間、それは一気に震えて、解放された。
「あ、ああっ……い……っ!」
「あなただって、感じやすい心しているじゃない。ほら、もうイっちゃったもの」
「ふあああああっっ……!!」
 私は何も答えることができない。ただ、息をするのが精一杯。
 吸って。吐いて。吸って。吸って。吐いて。その呼吸すら、接吻にとって代わる。
 甘い接吻に身体の疼きが再び。
「ふふ。ねえ、おっぱい吸いたい?」
「は……い……」
「じゃあ、吸わせてあげる」
 そういって彼女は乳房を開く。私はまるで空腹の赤子のように、その美しい乳房を求めた。
 吸って。吸って。吸って、吸って、吸って。甘い蜜はそれだけで、私の身体を癒していくようだった。
 そう、再び快楽を感じられる身体へと。
「熱いのね、あなたのイったばかりのここ」
 シャドーさんは私の広げられた陰部を弄りながら微笑む。
 ふわさ、と何か柔らかいものが落ちる音が聞こえた。
「冷やしてあげる」
 その瞬間に、私の陰部に冷たい何か。思わず身を竦ませて、私はその冷たい何かを凝視する。
 シャドーさんはまた私を大きな乳房に押しつけて。
「暴れないの。これは雪よ」
「雪……」
「そ。別に危ないものじゃないでしょう?」
 シャドーさんはそう言いながら、雪を私の陰部に当てつつ、その中へと押し込んでいく。
「冷たい?」
 訊ねる言葉どおりに、確かに冷たい。けれどその冷たさが、なおも私の欲情を駆り立てる。
 ますます中が熱くなっていくように。私の胸も、高鳴っていく。
 そんな私の様子を楽しげに見つめるシャドーさん。
「雪が融けているわ……」
 クチュッ、クチュッと雪を掻き出しているらしい音が響く。
 けれどそこに、雪だけでは聞こえないような、粘液の混ざる音もしていた。
「雪だけじゃないようね」
「ふ……あん……」
「もう一度、イキたい?」
 私は肯く。
「それじゃ、イかせてあげるわ。でも、あなたがイかせて欲しいといったから」
「は……い」
「仕方なく、よ……」
 そういって。
 シャドーさんは、指と、自分の陰核とを私の中に入れて。
 激しく、強く、そして私が嬌声を躊躇わずに叫ぶくらい、とても気持ちよく。
 私を弄り掻きまわす。
「あ……いい……ふぁっ……んっ……!」
「くっ……んん……あ……っ」
 全身が、心もすべて、歓喜に打ち震える。
 トロトロ、トロトロ。私の股を、私から流れる淫らな液体が濡らす。
 そしてシャドーさんの液体が私の足を伝い、それと交ざって、地面に滴った。
 温かい。下半身、すべて。
 陰核が擦れて、その刺激に身体は跳ね上がる。
「あ……ん……いい……はあっ……!」
「くふ……もう……すぐ……?」
「はいっ……ああ……!」
 私は、シャドーさんを抱く。自然な心。自然な願望。
 ただ心が欲するままに。
 そして私は。
「いき……ます……ああっ……!」
「きなさい……私のものに……っ……」
 言われなくとも。
 私はあなたのものに、なります。すべて。
 いいえもう、あなたのもの。なにもかも、身体も、心も。
「っ、あああっ……っ!」
 シャドーさんも私を抱きしめて。逃がさないというように、強く。
 それは痛くとも、心地よいもの。私は目を閉じる。
 そして私は、何もかもシャドーさんに委ね、絶頂の海に身を投じた……。
247らぶ・ぷろぐらむ2sage :2004/02/21(土) 22:06 ID:.wHXDgyw
・・・

 目をあけた。

 スノウノウを見つけた。
 snow 雪。今までの now ことは夢だったのだろうか。
 happy 仕合せな、それは heap 積み重ねられた memory 記憶。
 differ ここは違うけれど。とても離れている。di far me ory 私の場所から。
 場所 place ――。


 プロンテラに戻ってきた。
 足元に。誰かが、坐っていて。驚き。驚嘆。びっくり。
 思わずジャンピングして六回転。スタリ。
 ふっ、決まったぜ。
「ぱちぱちぱち〜〜」
「って、忍さん!」
 忍と。その呼び声に肯くその人は、確かにそこで拍手しているのは、私の思い人である忍だった。
「ど、どうしてここに……」
「いや、なんとなくこの辺りがレジーナさんのポタ地点じゃないかな、とね」
 うーんと。背伸びをする忍。いったい、いつからここにいたのだろう。
 けれど、そんな疑問を払する暇はなかった。忍は、私の身体を見て。
「ルティエに行ってきたの?」
「え。ええ、まあ所用で」

 ふっ、と。
 温かな、手の温もりを全身に感じた。

「し、忍さん……!」
「冷たい……ね」
 抱きしめられた。抱きしめられた。
 忍に。忍の手によって。小さく可憐な手によって。
「ごめんね。本当はレジーナさんと一緒に――」
「忍さん……」
 私は花の香りに包まれていた。それはとても心地よく。
 夢のような快楽はないけれど、とても気持ちよく。
 これは幻ではないと。
 信じて、いいのだろうか。これが私の場所であると。
 この、仕合せを。

「おかえりなさい。レジーナさん」
「……はい。ただいま、帰りました」

 あなたと一緒にいられる。ここが。
 私の、居場所です。

 peace...
248名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/21(土) 22:29 ID:.wHXDgyw
懐かしい……覚えている人いるだろうか(^^;
♀セージ×♀アコの触手モノの続きを書こうと思ったけれど、
その時のスレが跡形もなく消えているので無理ですた;;。
よってまだこっちのスレに残っていたほうの続き物を。
えーと、>>41-48です。びーむびーむ……。ぐわ〜〜。ずびし。
249名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/21(土) 22:45 ID:.wHXDgyw
とかいっていたら実は保管庫が!!
管理人さんまことに申し訳ございません;;
250名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/21(土) 23:55 ID:R57LLW4s
|∀・) イイ!
251名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/22(日) 23:29 ID:8n.hZl9E
気付かないうちに名作が(−□−;)

織り交ぜた英語が不思議とやわらかくて・・・
百合にしか出せないあたたかさがなんともいえません。
252名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/24(火) 08:45 ID:r43Q8Rvk
どーでもいいけど・・・いやよくないけどさ
>>131さんとか百合スレ505さんとかちょっとした189さんとか

どこ消えたんですか・・・・氏んだんですか?
未だに待ってる漏れがヴァカなだけですかそうですかそうでしょうねそうですよ(つД`)
253名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/24(火) 13:02 ID:CYGndJdA
>>252
みんな氏んではいないだろうけど、RO止めて特にネタもないし
それきりなんじゃないかな〜〜。
三次職が実装される頃になれば、また人が来ると期待……する。
254131sage :2004/02/27(金) 02:57 ID:QZxmchwU
遅筆でごめんなさい(ノ_・、)
おまけにH部分が恥ずかしくてなかなか書けないんです・・・
また中途半端な所でごめんなさい・・・

「じゃあ、まずは・・・って、そんなに動いたら腕とか足とか傷ついちゃいますよ」
「だめだめだめだめー!!」
あたしはそんなこともかまわず腕や足をかまわずふりつづけた。
「もう・・・しょうがないな・・・とりあえずうるさいからこれでもつけててね」
「やぁああ!!あぅ!?」
口の中に何か丸い物が!?噛んでも変に柔らかくて・・・取れない!?
「ピエロの鼻にベルトをつけたものですから、そう簡単には壊れませんよ。
 あっ、息はできるように穴は開けてありますけど、あんまり激しいと酸欠起こしますよ」
あたしは激しく首を振った・・・けど・・取れない・・がっちりと止められてる・・
「後は手足の方ですけど・・・う〜ん・・・どうしましょう・・・何かいい物は・・・」
リミィは後ろを向いてなにやらかちゃかちゃと実験台の上を探してる・・・
・・・チャンス!今ならバッシュでこれぐらいの鎖ぐらいなら・・・

どくん

なっ・・・あつい・・・あついよ・・・なんだか体の中から・・・あつい・・・
なに・・・なんなのこれ・・・
「とりあえずは、枷の間に柔らかい毛でもいれますか・・・あれ?どうしました?」
ふぅーふぅー・・・息が・・・うまくできない・・あつい・・からだが・・・あ・つ・い・・・
「あらら、こんなに呼吸が荒く・・・ようやく効いてきたんですね」
意識が・・・もうろうと・・・えっ・・・効いてきた・・・
「知りたげですね。あなたの寝てる間にお薬、飲ましておいたんです。
 バーサクポーションをね。後Lv2もあればおかしくはならなかったんでしょうけどね〜」
ばーさく・・・ぽーしょん・・・を・・・
「もうそろそろ適正Lvみたいなので焦りましたけど。ここまで効くってすごいですね。
 後はこっちのお薬だけですね」

そう言うとリミィは白い瓶の中身を手に取り、胸に・・・
「・・・っ」
「あはっ、目だけはまだ反抗する気満々ですね。ほんとその瞳、きれいですよね・・・」
中身のねっとりした液体をリリィの胸に・・・まるでもむようになすりつけ・・・
「・・・んっ!」
「ここ、弱いのかな〜ほらほら、くりくり〜♪」
そういってリミィは指で乳首の上のくるくるともてあそび・・・
「んっ、立ってきたね。おいしそう・・・でもまだ我慢我慢っと」
そしてその手にもう一度白い瓶の中身を取り、今度は下の方に・・・
「・・・うぅ・・・」
「ふともも、すべすべだね〜でもここだけで声が出ちゃってるってこらえ性がないのかな?
 ふふっ・・・こんなんじゃこれから大変だよ」
そして、手を上に・・・秘所の方に・・・
「・・・ ・・・」
「必死に声我慢してるけど、感じちゃってるのかな?ほらほら、すりすり〜」
リミィが手を秘所でするたびにリリィは細かくふるえ、声を押し殺す
その反応を楽しむかのようにすりながら、手に取った薬を丹念になでつけていく
「さてっと、まずはこれだけつければいいかな。はじめから飛ばしすぎちゃダメだしね」
手から解放されてほっとした感じになったけど、またすぐに細かくふるえ出す・・・
「さてっと、それじゃあこのHになっちゃうお薬にどれだけ耐えられるかな〜
 我慢すればするほどよく感じるからがんばってね〜」
そういうとリミィは少し離れた所で椅子に座り、うれしそうに眺めてる
255名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/27(金) 19:23 ID:jjTLWjzs
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

続きが楽しみです(*´Д`)
256名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/28(土) 11:13 ID:SQakW2FM
131さんキター!!
ずっと待ってますた、ありがとう(つД`)
続きもよろしくお願いします(*´Д`)
257名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/28(土) 14:49 ID:lXKeVXlw
キタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!
エッチ部分恥ずかしい・・・あーやっぱそういうもんですか?
つづき激しく期待!(*´Д`)
ともかくGJ!心の底から叫ぶように

  G   J   !!!
258名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/29(日) 00:56 ID:/cNAquRY
>>248
アコスレ(勘違いされそうな略ですね)は一番のお気に入りだったり。(笑)
259名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/03(水) 18:14 ID:3jUDXHOQ
「っあぁ…はぁっ…もっひぁっ…イっちゃ……っ…」
「そう……イっちゃいなさい…見ててあげる」
 穏やかな声が耳に届くと同時に、彼女の指が奥に突き入れられるのを感じた。
 その他はもうどこをどうされてるのかもわからない。
 そんなことを認識する余裕も無いくらいに私の思考は蕩けきっている。それだけは自分でもわかった。
「ひっぁ…ぁはっ…ぁぁあっぁあぁぁぁ…っ!」
 精神が吹き飛びそうな快感。瞬間頭が真っ白になった。体が自分の物じゃないみたいにびくんびくん痙攣している。
 私の頭の靄が晴れてくるまできっちり待ってから、彼女は私から指を引き抜いた。
「今日もかわいかったよ」
 彼女の声が柔らかく耳に響く。行為の後の優しい言葉はどうしてこうも心地良いのだろう。
 ぐったりとベッドに四肢を投げ出したまま、部屋の中をぼうっと見回した。
 脱ぎっぱなしでたたみもせず、だらしなくテーブルに載せられているプリーストの法衣が目に止まり、自分が布着れ一枚も身につけてないことに思い当たる。
 見ているのがあんなことをしていた相手しかいないとわかっていても、素っ裸のままで肌を晒しておくのはやっぱり落ち着かない。
 足元の毛布を胸元まで引き上げて、ようやく彼女に目を向ける余裕ができた。
 いつものように、騎士の鎧の下に着るアンダーウェアの姿で、ベッドのすぐそばの椅子に腰掛けている。
 月明かりに優しく光る、腰まで伸ばした銀髪が少しうらやましい。ショートのせいもあるだろうが、私の赤い髪はあんなに綺麗に光ったりはしないはずだ。
 終わった後すぐに肌を隠そうとする私がおかしかったのだろうか、彼女はくすくすと微笑みながらこちらを見ていた。
 笑われるのはあまり好きではないのに、どうしてか彼女にそうされるのはそんなに悪い気はしない。
 心の奥がこそばゆいような、変に幸せな気分。
 そんな暖かい感情に満たされている私の心にも、全く不満が無いわけではない。
 彼女に初めて抱かれたときから今に至るまで、一度として解消されたことのないかすかな不満――それは時折、大きな不安と焦燥になって私の胸を痛いほどに締め付けてくる。
 今日こそは取り除かれることを祈って、私はそれを彼女に告げた。過去に何度も繰り返された同じ質問から、芳しい答えが返ってこないことはほとんど確信できていたのだけど。
「今日も、一緒に寝てくれないんですか?」
「んー、そうね。もうちょっとやらなきゃいけないことあるし」
 思ったとおり。わかっていても内心がっかりするのは止められなかった。
 本当は彼女にやらなければならないことなんて無いのだろうと、なんとなく予想はつく。
 それでも、臆病な私には「何をするの?」なんて問い詰めるようなことはできなかった。
 迷惑に思われたくはないから、努めて落胆を見せないように、願望が強く表に出ない程度に言ってみる。
「そんなに時間掛からないなら待ってますよ」
「明日みんなで狩り行くんでしょ。ゆっくり休まなきゃ」
 明日のギルド狩りにはギルメンの彼女ももちろん面子に入っている。
 それについて突っ込む気には、やっぱりなれなかった。
「そうですね。じゃあ先に休んでます。ラナさんもしっかり休んでくださいよ?」
「ええ、そうするわ。それじゃ、また明日ね」
「はい、また明日。おやすみなさい」
「おやすみなさい、ソフィ」
 部屋を出て行く彼女――ラナさんは入り口のところで小さく手を振ってから、パタンと扉を閉めた。
 ――やっぱり今日もダメだったなぁ……。
 ふぅっと大きく息をつくと、心地よい気だるさが襲ってくる。
 一人で寝るならシャワーを浴びてからにしたいのだが、思った以上に疲れていたらしく、立ち上がる気力が起きない。
 ――明日でいいや。
 目を閉じて、取りとめのない思いをめぐらす。
 ――友達のままでもよかったのかな……。
 戯れに、しばしば思うこと。本心からではない。
 彼女が好きだという、この感情はとても暖かいものだし、これは私にとって幸せなのに違いない。
 もっとも、彼女が私のことを友達以上に思ってくれているのかどうか確かめてみたことはない。
 一緒にいてくれるし、あんな事だってしてくれるのだから、きっと好意は持ってくれているのだろう。
 それだけで十分だった。
 ――いつから、こうなったんだっけ……?
 睡魔に襲われ、だんだんと混濁していく意識は、私の思考を過去へと導く。
 そう、確かもう半年ほど前になる。
 今の関係へと足を踏み出すきっかけとなった、あの日のこと――あの夜のことを思い出しながら――。
 私は眠りに落ちた――。


 ――――――。

「こんなギルド出てってやるんだから!」
 口先だけの言葉ではなく、心の底からそう思う。
 声に出せば、それと一緒に胸を覆い尽くす暗い感情も剥がれ落ちていってくれるような気がする。
「最っ低だわ!」
 馴染みのバーのマスター相手にも、ついさっきまで某ギルメン――イニシャルトークだった――の愚痴をこぼしていた。
 聖職者の自覚があるなら馴染むほど飲み屋に通うなと教会の先輩に言われたことがあるが、きっと私の神様はお酒が大好きなのに違いない。
 その証拠に私の法力は同年代の子と比べると頭一つ抜き出ている。と思う。
「あんな最低な連中だと思わなかったっ!」
 さっきから地面が少しぐらぐら揺れてるような気がするのは酔いのせいだろうか。
 月の光に照らされたプロンテラの石畳は、大通りから外れたこの道でもしっかりと硬く、心強い踏み心地を足に伝えてくる。
 私の足取りがふらついているのは確かだが、こんなに頑強な道で転ぶのは少し恥ずかしい。
 ――でも、誰も見てないし転んでも大丈夫かな。
 無機質な石でできた道がまるで愛しい人のように思えてくる。倒れ込みたい――。
 ふと我に返って頭を振る。だいぶアルコールが回っているようだ。
 酔いから来るわけのわからない思考を振り払おうと、今の自分にとって一番意味があると思える言葉を小声で叫んだ。
 大声を出す酔っ払いは嫌いだから、あくまで小さな声で。
「あーっ!んもぅあいつらっ!許さないっ!」
 道端に転がっている小石を蹴り飛ばしながら歩く。茹だった頭だとこんなことでも楽しく感じるのが不思議だ。
「もーもーもーもーもぉぉぉ!」
 何度言ったか自分でもわからないが、どれだけ口に出しても私の心境を表すには足りない気がする。
「もー出てってやるぅー!」
 ――っ!
 あまり広くない路地に私の声が響いた。思った以上によく通った自分の声に首を竦める。
 このままでは、私の嫌いな大声でしゃべる酔っ払いになってしまう。
 ――気をつけなきゃ……。
 気を静めるつもりで、空を仰いで深呼吸する。
 ぐだぐだになってるのを自覚しながら真円に近い綺麗な月を見ていると、なんだか無性に泣きたくなってきた。少し視界が滲んでくる。
 さっきまであんなに気が立っていたのになんでだろう。
 そういえば、飲んでいたときにも泣いていたような気がする。
 ――飲みすぎたな……。
 きっとそのせいだ。
260259sage :2004/03/03(水) 18:16 ID:3jUDXHOQ
「――ギルド辞めるんなら俺らが引き受けてやろうか?」

 と――背後から聞き覚えの無い男性の声が掛かった。
 こういう場面で出てくるのはきっと品の無いごろつきのような輩だろうと何となく思っていたのだが、予想に反してその声は割と耳に心地よく響いた。
 だからという訳ではないが、立ち止まる。
 意図しない相手に酔ってふらついているところを見られるのはあまり歓迎したくない。歩かなければ何とかまっすぐ立っていられそうだ。
 それ以上に、このあとの展開に興味があった。どうにでもなってしまえという意識があるのを確かに感じる。
 死なない程度であれば、痛めつけられるのも無理矢理汚されるのもいいかもしれない。
 肉体の苦しみで心の痛みが忘れられるなら、むしろ歓迎したい。
 そんなことを考えながらも、その内心を悟られたくはなかった。安い女だと思われるのはご免だ。
 目尻にかすかに浮かんでいた涙を指先でスッと拭ってから、余裕を見せつけるようにゆっくりと振り返った。
「どういったギルドなんですか?私に合いそうなら加入してもいいですよ」
 すばやく視線を走らせる。
 ――男が3人か。
 20代後半くらいに見えるちょっといい男なアサシンが一人に、特にどうってこともない顔だちのアルケミストとナイトが一人ずつ。
 大した特徴は見受けられない。街を歩けばよくいそうな感じだ。
 法力の修練しか積んでこなかった私には、突っ立ってるだけの相手の技量を見抜くなんてできない。
 見るところはそのくらいしかなかった。
 ――?
 アサシンがくつくつと小刻みに肩を震わせている。笑っているのだろうか。少し腹が立った。
「初対面の相手を見て笑うのって失礼だと思いますよ」
 私が言うとアサシンは真顔に戻った。結構いい人なのかもしれない。
「いや、悪ィ。さっきまでふらふらしながらブツブツ言ってた奴が、こっち向いた途端普通に振舞ってるもんだから、なんだか可笑しくてな」
 かぁーっと顔が紅潮していくのがわかる。
 ――見られてた……!
 声が届くくらいの距離にいるのだから、言われてみれば当たり前なのだが、全く考えてもみなかった。
 たまらなく恥ずかしい。
 アサシンの言葉を聞いてか、残りの2人が笑い出す。
 こいつらの笑い声はごろつきに似つかわしく品が無い。聞いていると羞恥よりも怒りが先に立ってくる。
 そもそも何でアサシン本人が笑うのを止めた頃に笑い出すのだろうか。
 恥ずかしさを隠すのと一緒にわずかな怒りを表現しようと、憮然とした表情を作って少し語調を強めた。
「……それで、どういったギルドなんですか」
「どういったっつってもな。こういう状況なんだ、わかるだろ?」
 世間話でもするような軽い口調でアサシンが言うと、なぜか例の2人がゲラゲラと笑い声を上げた。
 酷く癇に触るが、この際無視することにする。いちいち気にしていたら精神が参ってしまいそうだ。
 眉を寄せ、両手で自分の身体を抱くようにしながらゆっくりとあとずさる。
「なんて言うか、予想が当たってないといいなぁって思います」
「そうか、多分当たりだ。良かったな」
「良かったって……っ!」
「お前そんなに嫌がってねーだろ。何人目だと思ってんだ?見てたらわかる」
 ――ばれてた……っ!
 最悪だ。これでは完全に私が安物で、アサシンの方が格上になってしまう。
 自分の中での精神的優位が保てないと心まで犯されてしまうような気がして、急に怖くなってくる。
 私はもともとそこまで気の強いほうではない。ほんの一滴垂らされただけの恐怖が染みのように胸に広がって行くのを感じる。
「ちょっといい顔になったな。目の中に怯えが見える。頑張ってポーズ作ってるのも微笑ましくていいが、こっちの方が俺の好みだ。やっぱ本気で怖がってくれねーとな」
 ――見透かされてる。
 心臓が早鐘を打ち始めた。鼓動が耳にまで聞こえてきそうな気がする。何とか落ち着かなければならない。
 落ち着いて優位に立たなければ――自分の心の支配権を渡してしまっては、ただのぼろ雑巾のようになってしまう。
 その確信がある。
 そうは思っていても、恐怖と焦燥による精神への侵食はなかなか止まってくれそうもなかった。
 ――ごろつきだと思って油断したのが……。
 違う。そんなことは状況の解決には役に立たない。
 ――速度増加で逃げれば……。
 神の奇跡の力を借りても、ロクに鍛えたことのない私の足ではアサシンの素早さに勝てるはずがない。
 ――助けを求めたら……。
 もともと人に見られたくなくてこの路地を選んだのだ。声が届く相手がいるとは思えない。
 思考がまとまってくれない。価値のある解答が浮かんでこない。
 既に酔いは完全に醒めていた。いやに外気が寒く感じる。こころなしか震えているかもしれない。
「本当にいい表情するな。もとの作りがいいせいだろうな、恐怖に歪んだ顔がスゲェそそる」
 妙に綺麗なアサシンの声はこの状況とはどこか不釣合いで、意識しだすと混乱が強くなる。
 ――声……?
 あの耳障りな笑い声。ふと思い至って、奥の2人に目をやった。あいつらを踏み台にすれば何とかなるかもしれない。
 しかし、例の下品な笑いは止まっていて、その代わりに彼らは静かにこちらを見つめていた。
 その視線からは何一つとして先ほどの下卑た様子を彷彿とさせる要素は見つけられない。
 だんだんと袋小路に追い詰められたような気分が強くなってくる。
 もはや、精神的にも逃げる道の残されていないことを悟らないわけにはいかなかった。
 ここに来てようやく理解できた。
 こいつらはこの道のプロだ。
 ――肉体だけ汚して捨てるとか、そういう連中じゃない。
 精神まで犯し尽くす。彼らはそこまでやるに違いない。
 あの2人が馬鹿みたいに笑っていたのもよくわかる。
 始めから私が優位に立てるはずなどがなかったのだ。
 なんとか優位に立ったところで、彼らにとっては、引きずり下ろす楽しみが増えるだけなのだろう。
「まあ立場わかったろうし、そろそろ行くか?ここじゃ寒いだろ」
 アサシンの手がこちらに伸びてくる。
 ――怖い……。
 私の体は凍りついたように全く動くことがなかった。動こうと意識しているのかもわからない。
 できるのは、近づいてくる手を馬鹿みたいに凝視することだけだった。
 ――嫌だ――。
261259sage :2004/03/03(水) 18:17 ID:3jUDXHOQ
「――その辺にしときなさい」

 不意に――耳に良く馴染んだ声が響いた。私が知る限り、こういう状況には最も心強い人の声。
 一気に心が軽くなるのを感じた。
 まるで計ったかのようなタイミングで、思わず笑ってしまいそうになる。
 いや、きっと計っていたに違いない。彼女は他人のトラブルにはぎりぎりまで手を出そうとしない。そういう人だ。
 いつも遅くまで街をふらついている彼女のこと、偶然見かけた挙動不審な酔っ払いが私だったから、面白がって遠くからずっと眺めていたのだろう。
「なかなかおもしろい状況だとは思うけど、その子私の知り合いなのよね。その位で許してあげてくれないかしら」
 こんなときでも普段と同じ静かな口調なのがどこか頼もしい。
 アルケミストがひゅーっと口笛を吹いた。
 彼女の姿を見たのだろう。そっちの趣味の無いはずの私が見てもたまにうっとりしてしまうほどなのだから無理もない。
 彼女――ラナさんは男どもの背後からすたすた歩いてきて、私とアサシンの間で足を止めた。
 ここまで来るのに全然妨害されていない。綺麗なのっていいなと、ふと場違いなことを思う。
「と言われてもな。そうそう止めるわけないだろ」
 言いながらアサシンはカタールを構えた。今までとはまるで違う、真剣な表情だ。
 やっぱり見る人が見れば突っ立ってるだけの相手の実力もわかるものなのだろうか。おそらくそうなのに違いない。
 だから「ラナさんも一緒に」などと言い出したりしないのだろう。
「実力行使して欲しい?PvPフィールドじゃないからさすがに殺すのはまずいけど、半身不随くらいなら揉み消せるよ。こう見えても結構騎士団とか警備隊とかに顔効くんだから」
 ナイトの表情がぴくっとかすかに動くのが見えた。
 気づいてるのかいないのか、ラナさんは片手で愛用の槍を弄びながらそのまま続ける。
「ラナ・フロントロットって名前で引き下がってくれない?」
 今度は、はっきりと彼の表情が動いた。ラナさんのこと知ってるらしい。
 神妙な面持ちでアサシンのそばに移動する。何か小声で話しているようだ。
 ナイトが離れると、アサシンはにやりと口の端を吊り上げた。
「ここで戦うにはリスクが大きすぎる相手らしい。言われたとおり引き下がろう。まあ2人もいい女に会えたんだから俺は満足だな」
 いい女と言われても全く嬉しくない。
 私とラナさんでは明らかに格が違うのに、一緒くたにされてはむしろ小馬鹿にされた印象すら覚える。
 しかし、それを憤りとして反映させられるほどには、まだ私の心は回復していなかった。

 何事もなかったかのように談笑しながら去っていく3人に、ラナさんが声を飛ばす。
「わかってると思うけど、今度この子に手を出したら殺すからね」
 遠ざかっていく男たちのうちの一人――おそらくアサシンだろう――が後ろ向きに手を振って応えるのが見えた。
 さっきも思ったが、何でこう彼女の口からは「殺す」とか「半身不随」とか物騒な言葉がぽんぽん出てくるのだろう。
 別に凄んでいるわけでもないのに、妙な迫力があるのも謎だ。これも美人の力なのだろうか。
 ラナさんがすっとこちらに体を向ける。
 さらさらの銀髪がふわりと夜風になびいた。
 月明かりの下こそが彼女を一番美しく見せるシチューションだと、あらためて思う。
「大丈夫だった?」
「大丈夫も何も、ずっと見てたんですよね?」
 あんな演劇みたいなタイミングが偶然にありうると思うほどロマンチストではない。
「ええ」
 彼女はくすっと頬を綻ばせた。
 あまりにいつもと変わりないその様子に、自然と安心感が湧き上がってくる。
「一応助けてもらったんですから御礼は言いますけど、でもほんとはぐちゃぐちゃにされたかったんですからね!」
 精一杯の強がりを口にする。軽口でも叩いていないと崩れ落ちてしまいそうだった。
「とてもそうは見えなかったけど?なんなら、してくださいって今から追いかける?」
 安心したせいか、今になって、忘れていた恐怖と、私をあそこまで泥酔させた憤りと悲しみが蘇ってきた。
 いろんな感情が混ざり合って、胸がいっぱいになる。
 心の中がかき混ぜられるような感覚。
 涙が溢れてくるのを止められない。彼女の顔が霞んで見える。
「ラナさんがあんな脅しかけた後で、無理に決まってるじゃないですか」
 泣きながらしゃべる。何も知らない人が見たら酷く滑稽に見えるのだろう。
 でも彼女は優しく微笑みながら、いつもと同じ調子で応えてくれた。
「それもそうね。じゃあ私も一緒に付いていってさっきの撤回してあげようか?」
 冗談で話しているだけで、彼女にも私にもそんな気がないのはお互いよくわかっている。
 こんな冗談に付き合ってくれる彼女の存在が、今は心の底から嬉しかった。
「いえ、そこまでしてもらわなくてもいいですよ。でも、その代わりに……」
 もっと彼女の優しさに縋りたかった。
 落ち着くまで忘れさせてて欲しい。
 バラバラにちぎれて私から離れていってしまいそうな心を抑えるには、それしか方法が無いように思われた。
 彼女はこれが冗談じゃないと気づくだろうか。気づいた上で「Yes」と言うのだろうか。
 きっと気づく。拒みはしない。その予想はほとんど確信に近かった。
 彼女はこんなにぼろぼろになっている友人を見捨てられる人間ではない。
 今まで話していた、そのままの口調で続ける。
「代わりにラナさんが私のこと抱いてください。ぐちゃぐちゃにしてください」
 ラナさんは一瞬きょとんとした様子だった。普段の何事にも動じなさそうな彼女からは想像もつかない。
 急に怖くなった。退かれたかもしれない。ここで彼女がいなくなったら、多分立ち直れない。
 そんな私の不安をよそに、一拍おいてから、やっぱりくすっと穏やかに優しく微笑んで、彼女は言ってくれた。
「ええ、いいわよ。ソフィが望むなら。ぐちゃぐちゃにできるかはちょっとわからないけどね」
262259sage :2004/03/03(水) 18:18 ID:3jUDXHOQ
 他愛もない冗談に笑い合いながら、私たちがいつも使っている宿に帰る。
 表面上はけらけら笑ってもいたし、涙も止まっていたが、心は乱れたままだった。
 きっと彼女もそれはわかっていたんだろう。部屋に着いて軽装の鎧を外すと、すぐに抱きしめてくれた。
 対人戦では並ぶものがいないと言われている彼女なのに、すらりとしたその体は意外なほど柔らかく私を受け止めてくれる。
 全身に、魔法のように安堵感が広がっていくのがわかった。抱きしめられるだけでこんなに安心するなんて。
 どれだけそうしていたかはわからない。私の心が一応の落ち着きを取り戻すまで、彼女はずっとそのままでいてくれた。
 背中に回されていた腕が離される。
「シャワー浴びる?」
 肉体の接触を断ったら、私の心はきっとまたバラバラになってしまうだろう。
 離れたくなかった。
「このまま……して欲しいです」
「そう、じゃあベッド行こうか」
 私は促されるままにベッドに向かう。ベッドのすぐそばまでいったところで、優しく抱きすくめられた。
 唇が、重なる感触。
 目を閉じる。もっと彼女の唇をはっきりと感じたい。
 同性と唇を合わせるのは初めてだった。すごく――柔らかい。
 私の唇もこんなに柔らかいのだろうか。
 ――それとも、ラナさんが特別なのかな……。
 両唇の合わせ目を舌でなぞられた。勝手に口が開いていく。
 少し開いたその隙間に、そっと、彼女の舌が差し入れられた。
 繊細な動きで刺激される。唇の横、歯の裏、舌の先――。
 私が今までしてきた相手とは違い、性急なわけでも、変にねっとりとしているわけでもない。
 精神まで解かされてしまいそうな、不思議な心地よさが彼女の舌から注ぎ込まれる。
「ん……っ」
 自然と、声がこぼれた。鼻にかかった甘い吐息と一緒に。
 キスしかしていないのに、頭が蕩けかかっている。
 もうどうしようもなくはしたない表情になっているのだろう。何となくわかる――。
 自分で想像して、恥ずかしさに頬が紅潮するのを感じた。
 そう認識すると、想像の中の私の顔も赤くなり、さらに羞恥心が増す。
 私の思考がみるみるピンク色の靄に覆われていく。
「っはぁ……」
 口が解放された。
 自分のものの他に、ラナさんの息遣いも小さく耳に届く――。
 どこか、艶かしい。
 目を開けてみる。こころなしか彼女の頬もわずかに紅潮しているように思われた。
「服、脱いでくれる?」
 言われて法衣を脱ぎ去る。
 脱衣所でもないのに下着姿を見せるのはこんなときでも恥ずかしいが、隠そうという気は起きない。
 ラナさんに目を向ける。アンダーウェアのままだ。ミニのワンピースみたいなものだから露出は多いのだけど。
「脱がないんですか?」
「私はいいの」
 本当はじかに肌を合わせて欲しかった。
 きっとそうして欲しいと言えばしてくれるのだろう。
 しかし、だからこそ、私にはこれ以上のお願いはできなかった。
 ――今のこれだって、ラナさんが断れないのわかっててお願いしたんだから。
 彼女のおかげで少し落ち着くことのできた今の頭で考えると、ちくりと胸が痛んだ。
 とさっ……。
 ベッドに優しく押し倒される。
「綺麗ね」
 露な私の肌に彼女の視線が注がれていた。
 私なんかよりずっと綺麗な彼女に言われたその言葉を、素直に喜んでいいのかどうか、私にはわからない。
 それでも、彼女が私を見て、感想を言ってくれる――その状況に、私の胸は高鳴った。
 たったこれだけのことで全身が火照っていく。
 何でこんなにどきどきするのだろう。
 背中を少し抱き起こされ、ぷちっとブラが外された。
 ――もう立っちゃってる……。
 彼女の指先がわたしの肌に届く。
 私の体を滑っていく。そっと、優しく、繊細に。
 耳の縁、首筋、二の腕、脇腹、へその周り。
 ブラを取ったのに胸には近づこうとしないその愛撫に不満を覚えることはなかった。
 ――やだっ……撫でられてるだけなのに……。
 彼女の指の通った所から次々と湧き上がる快感のさざなみが、体の奥にまで伝わってくる。
 止まることなく押し寄せる波は、私の奥で熱へと姿を変え、内側から融かそうとする。
 高鳴った胸がふいごになっているかのように、鼓動の度に、全身に熱が広がる。
「ぁ…はぁ……っ」
 無意識に声が洩れる。
 意図しない甘い声は、別の人の物のように淫らな響きを持って私の脳を刺激する。
「んっ…ぁ…ぁはっ……」
 声が、止まらない。
 私の口は、主の意思に関係なく、熱の篭もった声と吐息を洩らしつづける。
 いや、もうこの時点で私の体の所有権は彼女の手に移っているのかもしれない。
 そうであれば、この身体は主の命に従っているだけなのだろう。
 ――それもいいかも。
 彼女の所有物になるという妄想は、蕩けていく私の思考にはひどく甘美なものに思えた。
「ぁ…ん……ふぁっ!」
 びくんと、肩が震える。
 胸の先端に口付けされた。
 硬く尖った突起は、柔らかい唇に摘まれ、舌に弾かれ、歯に転がされる。
 そうされる度に、私の声が部屋に響く。控えめな、けれど確実に快楽に侵された声。
 まだ一番敏感なところには何もされていないのに。
 されたら――。
 ――おかしくなる……。
 未知の快感に対する漠然とした恐怖が胸を襲う。
 しかし、ひっきりなしに訪れる快感の波は、それすらも新しい快楽のエッセンスへと昇華させた。
 性質を変えた恐怖の因子は、軽く撫でられただけでも震えてしまいそうな敏感さを体中に植え付ける。
「っあ…やっ……はぁっん……!」
 もう片方の突起が彼女のしなやかな指先に摘み上げられた。
 こねられ、揉みほぐされ、時には爪を立てられる。
 その全てに、私の身体は律儀に反応する。
「やんっぁ…ぁふっ…ぁ」
 自分ではうまく力を入れられないのに、予想不可能なタイミングでぴくんぴくん跳ねる身体。
 私のものとはどうしても思えない。
 それなのに快感だけはきっちりと認識できる。
 逆に不自由だからこそ、与えられる刺激に意識が集中してしまうのかもしれない。
「ね…ぁ……やっ…やぁ……っ」
 勝手に洩れる声のせいでうまく呼吸ができない。
 意味のある言葉を紡げない。
 拒絶とも取れる「や」という声を彼女は無視した。
 休むことなく私の身体を苛みつづける。
「ぐちゃぐちゃにして欲しかったんでしょ?」
263名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/03(水) 18:19 ID:3jUDXHOQ
 ――そうだ……。
 私がお願いしたのだ。ぐちゃぐちゃにして欲しいと。
 あのときの状況を一瞬思い出す。
 あの状態に戻るのは嫌だ。全て忘れていたい。
 ――もっと、ぐちゃぐちゃになりたい。
 強い衝動は、快楽に侵された私の口から意味を持つ言葉を引き出した。
「そっ…そうですっ……ぐちゃぐちゃ……ぃして…くださいっ…」
「そう、ぐちゃぐちゃして欲しいのね」
 ――ちがっ、「に」って言えなかっただけ……っ!
 全身を這う手が止まり、一気にショーツを抜き取られた。
 信じられないくらい濡れてるのが自分でもわかる。
 ひたっと、あそこに彼女の滑らかな手が添えられた。
 それだけで全身が震えてしまう。
「ぁ…ぁ……ゃ…」
 溢れ出る泉の水を周りに塗りつけるように、手が動いた。
 濡れ具合を考えると、それだけでも水音が聞こえてくるような錯覚を覚える。
「行くよ?」
 声が聞こえた瞬間。
 ――っ!
 呼吸が止まる。
 指が入って来たのだろう。
 しかし、私の知っている中の感覚は、こんなに――よくない。
 ――何……なんで?
 よくわからない。快楽に麻痺しつつある思考だが、それでも混乱する。
「あ…やっ……い…っ」
 ――気持ちいい……。
 引っかかれ、擦られ――彼女の指の動き一つ一つが私の理性を奪う。
 ぐちゅ…くちゅくちゅ……。
 水音が聞こえる。
 今度は錯覚ではない。
 卑猥なその音は、止まることなく洩れ続ける喘ぎ声と一緒になって、耳から侵入してくる。
 私の中で反響して、中心で燃えさかる炎にさらに油を注ぐ。
 止むことの無い水音と喘ぎに、私の昂ぶりは天井知らずに強くなる。
 高まる興奮に後押しされて、私は生まれて初めて、自分から進んで淫らな言葉を口にしたいと思った。
 そうすればもっと気持ちよくなれるに違いない。
「いいっぁ…きもち…ぃ…もっと……ぁはっ……」
 やっぱり、気持ちいい。
 思うように動かなかったはずの口なのに、はしたない台詞ならいくらでも紡ぎだせる気がする。
「ひぁっ…!」
 ――っ!
 中の、一番いいところを見つけられて、思考が止まった。
 執拗にそこが擦られる。
「ぁっあっぁ…あっ…ゃぁあっ……」
 休む間もなく与えられる刺激。
 中心の快感が全身に伝染する。
 全ての神経があわだつような感覚を覚える。
「やっぁ…はっ……いくっ…いきますっ…!」
 一番敏感な蕾を摘まれたような気がした。
「やっひぁ…ぁ…ぁぁあぁぁっぁああっ……!」
 瞬間、私の意識は白く弾けとんだ。


「一緒に寝てくれないんですか?」
 ベッドのすぐそばにある椅子に腰掛けているラナさんに尋ねる。
 安心させるかのように、彼女は私に穏やかな笑みを見せた。
「大丈夫、ずっとここに付いててあげる。そのベッドに私まで入ったらよく眠れないでしょ。精神的にでも肉体的にでも、疲れてるときはしっかり休むのが一番だから」
 彼女の指摘は確かに正しい。シングルのベッドに2人では休めるものも休めなくなる。
 ただ、私の心は彼女のすぐそばにいたいと、そう訴えていた。
 服を脱いでじかに肌を合わせて欲しかったのと同じことだ。
 我慢しなければならない。
 きっと、彼女は拒まないから。
 これ以上、彼女の優しさを利用するようなことはしたくなかった。
「はい。そうですね。わかりました。おやすみなさい」
「おやすみなさい、ソフィ」
 ――ギルドを抜けるのはやめよう。
 彼女がいるのだから。まだ捨てたものじゃない。
 そんなことを思いながら、私は目を閉じた――。


 ――――――。

 朝。
 カーテンは閉まったままだが、まだ日の低いことくらいはわかる。
 ――よかった、寝過ごしてない。
 彼女の言葉に従って早く寝たおかげだろうか。そう思うと自然に顔が綻ぶ。
 部屋には昨夜の濃密な空気がまだ残っているような気がした。
 一応肌着を着てから窓を開け、シャワールームに向かう。
 ――久しぶりに昔の夢見たな。
 肌を叩く水の感触に、意識が澄み渡っていくのを感じる。
 あの日の後にも、眠れない夜の続いた私は、結局何度か彼女にお願いしてしまった。
 あれ以上してはいけないと思っていたのに。心が弱すぎると自分でも思う。
 今思えば、初めてしたあのときから、もう彼女に依存し始めていたのに違いない。
 一度彼女に縋ることを覚えた私の心は、次第に独りで立つ力を失っていった。
 明らかに立ち直っているとわかる頃になっての――彼女に対する情念だけでのお願いでも、彼女が応えてくれたのは、それに気づいていたからなのかもしれない。
 彼女がいなくなったら、私がまた崩れて落ちてしまうと。
 その想像をそれ以上膨らませたくはなかった。
 ――今になっても、私は彼女の優しさを利用している……?
 そんなのは惨め過ぎる。
 考えたくない。
 かぶりを振って心の隅へと追いやる。
 ――そんなわけないよね。
 彼女は私のことを抱きたいから抱いてくれるのだ。
 ときたま湧き上がるこの不安も、一緒に寝てもらえれば、無条件に忘れられる気がする。
「よし!」
 気分を切り替えるために、伸びをしながら努めて明るい声を出す。
 大きく深呼吸して、私はシャワールームを出た。


「おはようございます」
「おはよう、ソフィ」
 食堂に着くと、既にテーブルについていたラナさんは、いつものようにくすっと微笑みを向けてくれた。
 私に対する好意を疑わなければならないような要素など、どこにもない。
 彼女と同じ食卓を囲む。
 馬鹿な話に2人で笑う。
 ――大丈夫。

 今日も元気に頑張れそうな気がした。
264259sage :2004/03/03(水) 18:27 ID:3jUDXHOQ
という感じで初書き晒し。
長いとかエチ薄いとか、色々あるかもしんないですが、吊っとくんで許してください∧‖∧

軽い時間つぶしのつもりで書き始めたら潰れすぎました。
一応続きあるんで、止められなければ暇な時にまた書くかもしれません。

あと263も259です。

ということで別れの挨拶。♀×♀スレ万歳!
265名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/03(水) 22:20 ID:axBa9fmw
素晴らしい・・・騎士さまもプリさんもカッコよすぎ!!
ギルドを脱退しようとした理由、騎士さまの裏(?)の事情が気になりすぎて今夜は眠れそうにありません
続きも是非読ませていただいたいですっ
266名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/05(金) 04:48 ID:7ns25Tz2
すごい上手いと思いました。
心理描写も面白いし、騎士がとても魅力的です。
長いのは気になりませんでしたがエチ薄いのは気になりましたwので
是非続きを読ませていただけたらとおもいます

♀×♀スレ万歳!
267名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/05(金) 07:15 ID:o/vwNxKM
>>259

キタワァって感じです。精神的に百合百合してる方が好みなので、この位のエチさが丁度いいです。
続きがんばってー
268名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/13(土) 16:09 ID:poUXyJaE
保守ってみる(´・ω・`)
269259の人sage :2004/03/14(日) 14:38 ID:P6FRwSDg
肯定的なレスを下さった皆様に感謝を述べつつ激しく亀レス。
レスもらえるとむちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございました。

>>265
すごく核心を突いたレスで正直びびってました。
この先の展開ばれてそうですね・・・orz

>>266
長いのは気にならないというお言葉に甘えて今回も・・・∧‖∧
エチ濃くするのムズカスィです。書けるものなら書きたいんですが。

>>267
当方も精神的百合スキーです。
エチいのも大好きですけど。

誰もいないうちに投下。
270259の人sage :2004/03/14(日) 14:39 ID:P6FRwSDg
「ダブルストレイフィング!!」
 澄んだ声があたりに響くのが早いか、二筋の閃光が飛翔する空色の小柄な竜族――空プティットの体に突き刺さった。
 空中で体勢を崩した魔物の体に、さらに二本三本と容赦なく矢が突き立てられる。
 1本たりとも外すことなく立て続けに射込まれるその正確さと速さは、撃ち手が熟練の弓使いであることを雄弁に物語っていた。
 ――やること無いな……。
 妙に醒めた気持ちで目の前の戦闘を眺める。
 傷つきながらも懸命に魔物が繰り出す攻撃は、相手が身に纏うハンターの装束にかすることすら無い。
 私が神の奇跡の力を彼女に宿した結果ではあったが、それが無くとも大勢に影響は無かったに違いない。そう思わせるほど彼女の動きは素早く、そして的確だった。
 流れるように身をかわし、矢を放つ。その度に、ポニーに結わえた金髪がはらはらと風に踊る。
 ――何であんな風に動けるかなぁ。
 私では、それこそ奇跡の力でも借りなければ、あの鋭い魔物の攻撃を避けることはできないだろう。
 どんな鍛錬をすればこうも鮮やかに動けるのか、運動音痴の私にはどうしても想像がつかない。
 ――プティちゃんがんばれー。
 あまりに暇なので心の中で密かに言ってみる。
 魔物とは言え、なかなか愛らしい外見の空プティット。それが一方的に痛めつけられているのだ。応援するのにそれほど抵抗は無い。
 本気で思っているわけでもないから、神様も許してくれるだろう。
 ――ありゃ。
 蓄積するダメージに耐えられなくなったのか、断末魔の叫びにはおよそ似つかわしくない「キュー」というかわいらしい声を上げて、魔物は地面に落ちた。やがて鱗一枚を残し、空気に溶けるように消滅していく。
「これで何個くらい?」
「40ちょっとだと思います。やっぱりアニスさんと一緒だと早いですね」
「当たり前でしょ、私を誰だと思ってんのよ」
 鱗を拾い上げながら笑みを交えて彼女が応える。
 経験に裏付けられた確かな自信に満ち溢れた声。だからこそ嫌味に聞こえないのだろう。
 ――でも、あんまり話したくないって思ってたことあったな。
 ふとそんな記憶が頭をよぎる。何ヶ月か彼女を避けていた時期があった。
 今はどうだろうか。何ともないように振舞えているだろうか。
 ――大丈夫。私はもう立ち直ったんだから。
 かすかに湧き上がった不安は、楽しげな彼女の様子に一瞬で姿を消した。
 にこにこ笑いながら鱗を袋にしまうその仕草は底抜けに明るくて、見ているだけなのになぜかこちらも楽しくなってくる。
「そうでしたね、アニスさんなの忘れてました」
「わかってんならOK。まー鱗も結構たまったみたいだし、一旦休憩しない?」
「あ、そうしますか。まだ時間ありますしね」


 魔物の出ないところがあると彼女が連れてきたのは、正規の地図から少し外れた場所だった。
 日当たりのいいところを選んで、樹の幹を背に並んで腰を下ろす。
 目の前には広がる草原。背後には濃緑の森。柔らかい風とのどかな陽射しが気持ちいい。
 ギルメンにプレゼントするとんがり帽子の材料の一つ――ドラゴンの鱗を集めるのが今日のギルド狩りの目的だった。
 近いうちにウィザードへの転職試験を受けるマジ君が無事に合格できたらお祝いにあげようと、この話が持ち上がったのが一昨日で、今日集まったのが六人。一日しか間が無かったにしては悪くない人数だと思う。
 午前中は二人一組――組分けは公平にくじ引きで決められた――で三手に別れて鱗を集め、昼頃になったらグラストヘイム古城の城門前に集合、鱗が十分集まっていたらそのまま突入するというのがこのツアーのおおまかな日程だ。
 最難関と言われるグラストヘイムも、経験を積んだ私たちにとってはそれほど恐ろしい場所ではなくなってしまっている。
 つまらなくなったと言う人もいるが、生死を賭けた戦いなどというものに何の興奮も覚えない私には、今の方が断然いい。
 人数に関しても、危険に満ちた少人数のパーティーより、安心できる大人数でのそれの方が好きだった。その分修練としての効果は薄いのだろうが。
 ――あー、でも……。
 アニスさんはどうなのだろうか。自分の力だけでどんな強敵も屠ってしまいそうな彼女は。
 何となく訊いてみたくなる。
「アニスさんってみんなで狩りするの好きですか?」
「嫌いだったらギルドツアーなんかに参加しねーわよ」
 あきれたような声が返ってきた。本人は何が楽しいのかにやにや笑いながら草をいじっている。
 いや、笑われているのは私なのだろう。
 それもそうだ。自分のした質問の馬鹿さ加減に気づくと、私の頬も緩んでくる。
「私もみんなでわいわいやるの好きだなぁ」
「じゃあ午後のグラストヘイム突貫が楽しみだね」
「ですね。今から楽しみです」
 彼女はその声の楽しげな響きを消すことなく、からかうように言ってくる。
「ラナもいるし?」
「……」
 返答に困る。この人はどう考えているのだろうか。
 ラナさんと仲良くしているのは認めるが、どう思っているのかまではばれていない――はずだ。
 あまり考えていては怪しまれてしまう。とりあえず何か答えなくては。
「ええ、そうですね」
 口をついて出たのは間の抜けた返事だった。
 なにも思いつかなかったのだから仕方がない。
 ――あぁー、またネタにされる……。
 私に何か隙があれば、彼女は決まってそれに突っ込んでくる。
 口調が明るいせいか、馬鹿にされたところで全く嫌な気はしないのだけど。
 それどころか、小気味良く感じることすらある。
 ……実はソフトにマゾなのかもしれない。
 しかし、期待を含んだこちらの心地よい焦りに気づいていないのか、それとも頓着していないだけなのか、アニスさんが口にしたのは私の予想とは違う言葉だった。
「仲のいい相手がいるっていーわねー」
 にこやかな表情こそ崩していないが、空を見つめて話すその声のトーンは、さきほどよりも少し落ちているような気がした。
 つられるように私のテンションもすーっと下がっていく。
 楽しそうにしている印象が強いせいだろう。彼女の声の調子が少し変わっただけなのに、私はもう軽い気持ちで返事をできる気分ではなくなっていた。
 冗談めかした印象を与えないように、頬を引き締めてから声に出す。
「アニスさんだって、いるじゃないですか」
 仲のいい相手どころではない、彼女には恋人がいる。
 半年前まで私が好意を寄せていた――その相手。
 彼も私のことを好きなんだと、そう信じて疑わなかった。
 このまま結婚するのかなぁ、なんてほのかに思ってみたりもした。
 その彼が、今は彼女のそばにいる――。
「そーね」
 短く応えた彼女の顔からは楽しげな色が消えていた。
 素っ気ない風を装っているが、その素っ気なさこそが彼女の内心を表している。私にはそう感じられた。
 返す言葉が見つけられない。
 彼女に倣って空を見上げてみる。濃い青と淡い白が織り成す美しいコントラスト。
 穏やかな日差しの中、私たちの周りだけは、明らかに違う空気に支配されていた。
271259の人sage :2004/03/14(日) 14:40 ID:P6FRwSDg
「覚えてる?」
 沈黙を破ったのはアニスさんの方だった。
 遠くを見つめたまま、彼女にはあまり見ることのない静かな口調で続ける。
「半年くらい前のあれ」
 ……覚えていないわけがない。
 ただ、自分から思い出してどうこう言う気にはならなかった。
 私にとっては過去のことだ。今はラナさんがいる。
「ええ、覚えてますよ」
「そう」
 言ったきりまた黙り込む。
 普段とまるで違う彼女の雰囲気に、話題転換をすることも躊躇ってしまう。
 彼女はなぜこんな風に――寂しげにしているのだろう。
 話すことがなくなるとどうしても考えずにはいられない。
 私にラナさんがいるのと同じように、アニスさんにも彼がいる。
 そうじゃないのだろうか。
 今の私が幸せなように、今の彼女も幸せなのに違いない。私はそう信じていた。
 しかし今私の隣にいる彼女は、半年前のことについて考えながら、寂しそうにしている。
 もしかすると彼女は――。
「ごめんね」
 私の思索を遮ったのはポツリと聞こえた彼女の謝罪の言葉だった。
 その中にいつもの明るい響きは少しも無い。
 ――今「ごめん」って言ったの……?
 心の奥でかちりとパズルのピースのはまる音が聞こえた。
 『あのときのこと』を『寂しそう』に『謝る』。
 その瞬間、私の中で何かが渦巻き始めた。
 言いようのない感情が胸を覆っていくのがわかる。
 アニスさんは自分のしたいようにして、彼もそれに応えて、私にはラナさんがいてくれて――。
 それで全部うまく行ったんだと思った。みんな幸せなんだと思った。
 だからアニスさんのことも彼のことも、これでよかったって思えたのに。
 それなのに。
「何で今頃謝るんですか……?何でそんなに寂しそうにしてるんですか……!」
 声が震えるのを抑えられない。抑えたくもない。
 ――今になって寂しそうにするくらいなら……!
 私の心が怒りに染まる。
「なんで謝らなきゃいけないようなことしたんですか!」
 感情を剥き出しにして叩きつける。
 気づいたときには叫んでしまっていた。
 アニスさんは唇を噛みながら俯いて、そのまま動かない。
 ふと――。
 胸にわだかまっていたものがスッと解けていくような感覚を覚えた。
 それは決して錯覚などではありえない、確かなものだった。
 半年間押し殺してきた想いを本人の前で口にして――間違いなく私の心は軽くなった。
 あるのが当たり前すぎてほとんど自分の一部になってしまっていた胸の重石の存在を、今は確かに認識できる。
 こんなものを抱えたままで、どうしてもう大丈夫などと思い込めたのだろう。
 ――私は……。
 私は全然立ち直ってなんていなかった。
 半年も経った今、彼女に対して初めて心の内をさらけ出して、それでやっとわかった。
 ラナさんといるのがすごく幸せなのは間違いないけれど、それは今の話でしかなく、過去に整理がついているわけではなかった。
 昔のことに目を向けないようにしていた、それだけだった。
 ふつふつと湧き上がる感情を、これまで溜めてきたものを、今この場で全て出し尽くしてしまいたい。
 出し尽くしてしっかりと区切りをつけなければ――過去を引き摺ったままでは、私の心は前には進めない。重石にのしかかられて弱っていくしかない。
 そして、私の心が弱いままでは、ラナさんとの関係も絶対に進めはしない――。
 そう気づいた。
 無意識にふぅっと大きく息が洩れる。
「ソフィに……」
 搾り出されるようにこぼれた彼女の声が耳に届く。
 その瞳にはかすかに涙が浮かんで――。
 ――涙……?
 何かがおかしい。彼女はここまで私に感情を見せる人だっただろうか。
「ソフィに何がわかんのよ!」
 憤りの滲んだ言葉。
 違和感が強くなる。
 しかしそれは私の昂ぶりを静めるほどのものではなかった。
 思い浮かぶままに、言葉を吐き出す。
「何もわかりませんよ!でもアニスさんだって私のこと全然わかってないじゃないですか!」
 私がどうして今まで怒りをぶつけなかったのか。どんな気持ちでここまで来たのか。
 この人は全然わかっていない。
 アニスさんたちが幸せだと思ってたから、何も言わなかったのに。
 私が取り乱してたら二人に邪魔だと思ったから、落ち着くまで避けてたのに。
 ――悪いことしたって自覚があるなら、謝る前に幸せになってよ!
 ――謝るならいつもみたいに楽しそうに――幸せそうに謝ってよ……!
 彼女に対する怒りは確かに大きかったけれど、でもそれを全てぶちまけることができたら、その後に――。
 幸せになって欲しい、私はそう伝えたかったのだ。あのときからずっと。
 しかしそれをを言葉にするよりも、彼女が口を開くほうが早かった。
「ええ、そーね。あんたのどこがそんなにいいのか、私には全然わかんないわ」
 さっきまでとは打って変わってさばさばした調子で話す。言ってる内容もどこかピントが合っていない。
 今度は決定的な違和感を感じた。
 冷や水をかけられたように心がざわめく。
 ――おかしい。
 彼女が感情的になるのを見たことがないとは言え、こんなにころころと様子が変わる事など普通では考えられない。
 血の上った頭が急速にその熱を冷ましていくのがわかる。
 こんなときだけは自分の臆病さが少しありがたい。
 第六感が警鐘を鳴らす。彼女は危ないと私に囁く。
 危険を感じたときこそ冷静にならなければならない。それはパーティーの命を預かるプリーストとしての最低限の心得。
 自分にも言い聞かせるように声に出す。
「ちょっと落ち着きましょう、私も落ち着きますから。今のアニスさん、何か変ですよ」
 だんだんと正常な思考が戻ってくる。
「落ち着いてるって。……あー、そーだ。私にもソフィのいいところ教えてくれない?」
 いつもとほぼ同じ楽しそうな口調。だがその台詞の意図するところはよくわからない。
 ――やっぱりどこかおかしい。
 一体何が彼女をこうさせているのだろうか。原因がわからない。
 心を静めることには成功しても、今の私にできることは、会話を続けて様子を見ることくらいしか無さそうだった。
「それは別にいいですけど、でも自分のいいところなんて――」
「そう、ありがと」
 私が言い終わらないうちに、彼女の手が動いた。
 戦闘時のように淀みのないその動作は、私には把握することすらできない。
 気づいたときには、私の口と鼻を覆うように、彼女のハンカチが押し当てられていた。
 どこかで嗅いだことのある、この香り。
 これは確か――。
 ――……サンド…マン……?
 既に沈みつつある意識の中で、私はその香りの正体に思い至った――。
272259の人sage :2004/03/14(日) 14:41 ID:P6FRwSDg
 ぺちぺちぺち。
 頬を叩かれる感触で次第に明瞭になってくる意識は、何か危険な状況にあったということだけを真っ先に伝えてくる。
 だが、私の頭はパニックに陥ることもなく冷静に動いてくれた。
 目を閉じたまま、眠る前の状況を覚えているか確かめる。大丈夫だ、ちゃんと思い出せる。
 身じろぎをして自分の身体の状態を確認する。怪我は無い。草の上に仰向けに寝ていて、両手は地面とお尻に挟まれている。
 その両手首に違和感を感じた。なにか紐のようなもので縛り合わされているらしい。
 他には特に異常は無いようだ。そこまで把握できたところで、私は目を開けた。
 ――アニス……さん?
 私のすぐ脇に座って頬を叩いている彼女は、いつもよりどこか落ち着いて見える。
 すぐにその原因に気づいた。ポニーだった髪が解かれて、後ろ髪が肩に掛かっている。
 髪を束ねていた紐は、おそらく私の手首を縛るのに使われているのだろう。
「おはよ。目、覚めた?」
「はい、おかげさまで。でもあんまり気分はよくないです、なんか縛られてますし」
「あー、それは悪かったねー。でもまぁソフィのいいとこ見せてもらうためだから。許して?」
 言いながら彼女がバックパックから取り出した物を目にして、私は凍りついた。
 特徴あるガラス製の小瓶に入った、透明なオレンジ色の液体。
 ――バーサークポーション!……まさか!?
 息を呑む私に構わず、栓を抜いて一気に口に含み、唇を合わせてくる。鼻が摘まれた。
 息苦しさにたまらず開いた私の口腔内に、唾液混じりのその液体が侵入してくる。
 彼女の唇が離れると同時に、口が手で押さえられた。代わりに鼻が解放される。
「んっんーーー!」
「おいしい?」
 にこりと笑うその表情は、彼女には初めて見る、妖しい色を湛えていた。
「んんぅっ!」
「飲んでね、そしたら放したげるわ」
 口を塞ぐ手はそのままに、再び私の鼻を摘む。呼吸ができない。
 こくり。
 小さく喉を鳴らして、私はその液体を体に入れた。
 自由になった口で息を整えながら問い詰める。
「はぁっ、はぁ、何でこんな薬持ってるんですか!」
 戦闘能力を飛躍的に高めるという高需要の主作用があるにもかかわらず、その副作用のために、限られた人間にしか使用が認められていない劇薬。
 それがバーサークポーションだった。
 ハンターに使用許可が下りたなどという例は聞いたことが無い。
 アニスさんには使いこなせないはずだ。もちろん私にも。
「何でって。使うからに決まってんでしょ。たまにだけどね」
「じゃあ、さっきも……」
 聞かなくてもわかった。彼女をおかしくしていたのはこの薬に間違いない。
 しかし、それにしては彼女は普通すぎた。現に私の体は――。
「効いてきてる?すごいでしょ。私も始めの頃はすごかったよ。最近は慣れたっつーか、えちぃ気分になって、あとたまに頭がもわぁぁぁってよくわかんなくなるくらいだけど」
「な、ぁはっ、慣れたって……」
 普通にしゃべろうとしても勝手に吐息が混じる。
 薬の効果は確実に私を蝕んできていた。
 五感を鋭敏にするとともに、肉体と精神を高揚させることで服用者の戦闘力を高めるこの薬は――。
 合わないものにとっては、感度を上げ、体を火照らせ、意識を異常な興奮状態に置き、そして正常な思考を奪う――つまり強力な媚薬に他ならない。
 私ももう、冒されている。自分のことだから良くわかる、今はまだ。
 飲みすぎたときのような感覚。思い通りにはならないけれど、それが酔ってるせいだとは認識できる。
 わかる、大丈夫、ぽわぽわしてるのは薬のせいだ。
 ――だいじょうぶ。
「そういうもんでしょ。じゃなかったら誰が使えんのよ?」
 アニスさんの声が聞こえた。
 ――答えなきゃ。
「でも、んっ、アニスさんっぁ……」
 ――あれ……アニスさんが……なんだっけ?
 綺麗な金髪。さっきまで縛ってたはずなのに跡もついていない。
 ――いいなぁ……。
 違う。そうじゃなくて……。
「ん?私がどうしたの?まぁいーけど、パンツ脱いどこうね。穿けなくなっちゃう」
 スカートのスリットから侵入してきた彼女の手が私のショーツに掛けられた。
 ――ラナさんの手とはやっぱ違うな……。でもなんか気持ちいい……。
 そのままするすると脱がされる。
「スカートはどうしよ……これでいいかな」
 腰まで入ってるサイドのスリットのところから裏返しに捲り上げ、仰向けで寝転がってる私の背中と、下敷きになってる腕の間に挟ませる。
 なんだか下半身が頼りない。すーすーする。
 ――っ!
 その慣れない感覚に一瞬我に返った。
「きゃっやだっ、嫌っ!」
「落ち着きなさいって」
 起き上がろうと暴れると、彼女に肩を押さえられて封じられた。せめて顔だけでもと横を向く。
 私の頭の背後に、彼女の気配がある。
 顔に掛かっていた髪を耳の後ろに退けられた。
 露わになった私の耳に彼女の唇が寄せられて――注ぎ込まれる甘い声。
「熱いでしょ……?」
 耳を撫でる彼女の吐息。不思議なほど穏やかで艶かしい、その声の響き。
 言葉が頭に染み込んでくる。抗えない。
 ……そう、熱い。さっきからずっと熱かった。体中。全部。
「ほっといてもいいの?」
 ……よくない。左右に小さく首を振る。
「あんまり暴れるとしてあげないよ?」
 嫌だ、今すぐにでもして欲しい。私の全身が触って欲しくてうずうずしている。
「わかった?」
 再び小さく首を振る。今度は縦に。
「いい子ね」
 手櫛で髪を梳き下ろされる。なぜか心が落ち着いた。彼女を受け入れてる証拠。
 いっぱい、気持ちよくして欲しい。
「ねぇ、乳首立ってるよ?わかる?」
 硬くなってる。じんじん疼いてる。何も無いのに絞られてるみたいな。
 やだ……触りたい……。
 でもそういう素振りは見せたくないから、唇を噛んで堪える。
「んっ、んん……」
「頑張るね、かわい……」
 唾液でぬめってる彼女の舌が、私の耳の縁をなぞって――。
 ちゅる…くちゅ……。
 入ってきた。彼女の舌がくちゅくちゅ音を立てる度に、痺れるような感覚が背中の方まで伝わってくる。
 直接的な気持ちよさじゃなくて、感じる神経に息を吹きかけられるみたいなもどかしさ。
 肩のあたりがぴくぴく震える。
 ふにゅ……。
 耳を責めながら、私の胸に片手を当てる。
 けど、さっきから自己主張してる一番触って欲しいところには全然触ってくれない。
 そのまま捏ねるようにふにふにと揉み、ゆさゆさと揺らし――。
 片方の胸に片方の手だけで、延々とそれを繰り返す。
「はぁっ、んぁっ……やぁっ、やだ胸っ……」
「胸嫌なの?気持ち良くない?」
 これ以上ないくらいに立っちゃってる乳首が、布地と擦れてる。
 摩擦による甘い痺れに脳髄が蕩けてく。
 きもちいい……。でも全然足りない。
 こんな弱い刺激じゃなくて、もっとはっきりしたのが欲しい。
「ちっちがっ…そうじゃなっ、ぁふっ…くてっ」
「じゃあなんなの?はっきり言ってくんないとわかんないなぁ」
 白々しい口調に楽しそうな響き。絶対わかって言ってる。
「なんでっ…はぁ…っ片方っだけ……」
「ん?こっから手伸ばすのめんどいし。つーか焦らされて悶えてるソフィかわいいし」
「んふぅっ、趣味悪い…っですよ…」
 顔を見なくても、声を聞くだけでにやにやしてるのが手に取るようにわかる。
「まーでも、触って欲しいってんなら触ったげるよ」
 無意識に擦り合わせてた太ももの上にまたがり、指を一本一本巻きつけるようにして私の胸を下から包み込む。
 力を込めて、あるいは緩めて、彼女の指がバラバラの動きで私を弄ぶ。さっきとは違う、丁寧で柔らかい愛撫。
 外からの物足りなさじゃなくて、内側からの熱で、胸の先が熱くなる。
「ねっ、はぁっ…もっとっ…乳首もっ……」
「だめ。かわいく悶えてるとこもっと見せて?」
 次第に、触られて無いところ全部がもどかしくなってくる。
 首も腕もおなかもへそも、ぜんぶ触って欲しい。服の感触がじれったい。
「下の方もすごいよ。どうなってるかわかる?」
「んぁっ、言わ…ないでっ……」
 わかってるから考えないようにしてたのに。指摘されたら気を向けずにはいられない。
273259の人sage :2004/03/14(日) 14:42 ID:P6FRwSDg
「あぁっ…んっ……」
 溢れてくるもので私の手までぐちゃぐちゃに濡れちゃってる。
 クリの感覚は、もう胸なんて比じゃない。
 疼いてるんだか痺れてるんだかわからないくらいになってる。
 触って欲しい……。
「届くよ……手」
 意識の奥まで染み渡ってくるような艶やかな声。
 これは罠だ。わかってる。
 わかってても、試さずにはいられない。
 その衝動に逆らえない。
 手首を捻って、身体を捩って、指を伸ばす。
 ぷちゅ……。
「はぁ、ぁ…届いた……んっ」
 けど――入り口だけ。そうなるように縛られてる。
 くちゅくちゅくちゅくちゅ……。
 自分で意識する前に、指が動いていた。
 擦って掻いて。指先だけで小刻みに埋めたり抜いたり。
 ――止まんない……。
「んぁっ、んっ、ぁ、んくっ……」
 勝手に声が洩れてる。水音に合わせて喉が震えてしまう。
「止まんないね。ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ自分で言わせて。気持ちいい?」
「んっ、う、んっきもっちいぃ……」
 自分の意志で快感を得られる喜び。指を動かした分だけ気持ちいい。
 嬉しくて嬉しくて、そうすること以外何も考えられない。
 腰を揺らして、指を振動させて、湧き上がる歓喜に溺れる幸せ。
 でも、それに浸っていられる時間はそんなに長くなかった。
「…んゃっ、届かっないっ……」
 一番触りたいところに届かない。
 幸福感がそのまま焦燥感に転化していく。
 すぐ近くなのに、後少しで届くのに。ほんの数センチ先の目的地が何十キロもの彼方に思える。
 くちゅくちゅくちゅくちゅ……。
 弄れば弄るほど、ゴールへの渇望は強くなる。身を焦がす疼きがどんどん溜まっていく。
 辛くなるのがわかっていても、指は止まってくれない。
「やっ、んやぁっやだぁ、届かないよぉ……」
 だんだん泣きたくなってくる。欲しいものに手が届かなくて駄々をこねる子供と同じ。
 泣いてたところでどうにもならない。それでも泣かずにはいられない。
 私には泣いてまで何かを欲しがった記憶なんて無いのに。
「やぁだめっんぁ、届かないのっ、お願いやだ解いてっ……!」
「だめだって。解いたら弄るでしょ?いっぱい我慢した方が良くなれるんだから」
「やだぁっ、っん、解いてっぇぅ……」
 手首に跡がつくかもしれないけど、そんなことに構ってられない。
 目に涙を浮かべて、喘ぎながら身悶える。
 そうすれば私のどうしようもない切なさを、この人もわかってくれるかもしれない。
「仕方ないなぁ……」
 やった。伝わった。
 これでいっぱいくちゅくちゅできる。
「解くのはだめだけど、代わりに乳首してあげるからそれで勘弁して?」
「嫌っ、ちがうの――っひぅっ!」
 背筋に電流が走って、頭で弾けた。
 いつの間にか肌蹴られてた胸の先っぽが、親指と人差し指でぎゅぅっと強く摘み上げられてる。
 恥ずかしい蜜がこぷっと溢れてきた。
「イっちゃった?」
 わかんない。乳首でこんななったことないもの。
 そのままくにくにと揉み込むように指が擦りあわされる。
 背中がびくびくしちゃって、口が閉じられない。
「あっあぁぁ、あんっ、ぁっ、あっ」
「気持ちいいでしょ?解いてあげられないけどこれで許して?」
 子悪魔みたいに笑う顔が憎らしい。
 弄られてるところから湧き起こる信じられないような快感も、飢えを満たすのには何の役にも立ってない。
 むしろ、気持ちよければ気持ちいいほどあそこの欲求は増していく。
「あぁっんっぁ…はぁんっ」
「答えられないかな、ちょっと止めたげるね」
「んくっ、ぁはぁ…何でっしてくれないの……」
「してあげたじゃない。これじゃだめなの?」
「下の方――やっひぁっ!ぁ、ぁやっんぁあ!」
 乳首を吸い上げて甘く噛みながら、先端を舌のざらついたところで擦る。
 もう片方は爪で引っ掻かれた。爪の先と指の先でころころ転がされる。
 胸をなぶる手は休めずに、顔を上げて楽しそうにくすくす笑う。
「悶えてるソフィがかわいくて仕方ないから。言ったでしょ?」
「あっ、んっんあっんぁ……!」
 にゅる…にゅる……。
 割れ目とその周りを、触れるか触れないかの繊細なタッチで撫で回される。
 指の腹で愛液を塗り広げるみたいに、小さく円を描きながら。
 押し付けようと腰を突き出しても、動きに合わせて逃げられてしまう。
 それなのに、その指先は吸い付いたようにそこから離れない。
「ほら、かわいい。追いかけてくるし」
「ふぁあぁ、やぁぁ、やだっしてぇ…してよぉ……!」
 にゅるにゅるにゅるにゅる……。くちゅくちゅくちゅくちゅ……。
 彼女の指も止まらないし、私の指も止まらない。
 追い詰められて気が狂いそうになってくる。
「やぁっ!お願いっ…なんでもするからぁっ、ぁあっ……」
 してもらえるならなんでもいい。
 先のことなんて考えてられない。
「うーん、じゃあ何をして欲しいのかお願いして?かわいくお願いできたらしたげるよ」
 ――してもらえる!
 ずっと待ってた一言に、心が蕩けて涙が溢れる。
 躊躇う理由なんかなかった。
「そのままっ中入れて、っん、ぐちゅぐちゅって…っして」
「ん?ぐちゅぐちゅするだけでいいの?」
「んっちがっ…イきたいのっ……!」
「じゃあちゃんとそう言ってみて?最初から繋げて。……あ、あと中ってどこ?」
 焦らすように指を這わせながら、たまに先だけ埋めて、抜いて。
「あっあぁぁ、あそこっ、あそこに指入れて…っぐちゅぐちゅってっイかせて欲しいのっ……!」
「あそこじゃわかんないって。それにソフィは人に物を頼むときにそういう言葉遣いするの?」
 身体を苛んでいた彼女の手の動きがぴたっと止まった。
 圧するでも離れるでもなく、ただ当てているだけ。
「これでしゃべりやすいでしょ?わかりやすく言ってね。喘いだりしたら無効だから」
 弄りながらだと絶対声出ちゃう……。
 気力を奮い起こして、動きっぱなしだった自分の指を必死で握りこむ。
 して欲しい。頭はそれ一色。羞恥を感じてる余裕すら無い。
 唇を舌で湿らせてから、はっきりと口に出す。
「わたしの――に、アニスさんの指を入れて、ぐちゅぐちゅ掻き混ぜて、イかせて下さい。お願いします」
 ――言った!
 わずかな達成感と大きな期待を胸に彼女を見つめる。
 彼女は私から指を離して――溜息をついた。
 冷ややかな視線が私を射抜く。
「自分が気持ち良くなるためならなんでもやるのね。幻滅したわ」
274259の人sage :2004/03/14(日) 14:43 ID:P6FRwSDg
 蔑むような冷え切った声。
「…ぁ…ぇ……?」
 もしかして――。
 ――してくれないの……?
「ぇ、嘘でしょ……?やだなんでっ!?してって言ったのにっ!何でよ!?」
「だってかわいくないもの。ちょっとは恥ずかしがってくれると思ったのにね」
 ――なんで?なんでよ……?
「言えって言ったから言ったのに何でそうなるのよっ!?馬鹿変態鬼畜っ!」
「――ぷっ」
 急に噴き出す彼女。可笑しくてたまらないという様子で続ける。
「馬鹿変態鬼畜って……さすがに我慢できねーわ。何でそんなにすぐ騙されるかなぁ、もう。かわいいんだから」
 ――ぇ…じゃあ……?
「して欲しいんでしょ?」
 言いながら、私の股を開かせてその間に陣取る。
「ぁ……うん、はいっ、して下さい……!」
「やめてって言うまでしたげるわ。言ってもかわいかったらやめないけど」
 彼女の指が私の入り口に押し当てられる。
 くにゅにゅにゅ……。
「んっんあぁ…ぁはあぁ……」
 待ち焦がれた物が得られた充足感だけでも達してしまいそうな気がする。
 指が一本入ってきただけなのに、もうイっちゃいそうになってる。
 おなかの側に腹を向けてのたうつように蠢く彼女の指。
「見つけた、ここでしょ」
「ひっふぁっぁ…あっあ、ぁ、ぁ……」
 クリの裏側のちょっと奥のあたりをくにゅくにゅ押してくる。
 腰が震える。どうしても高い声が出てしまう。
「イっちゃえ」
「あっぁうぁあっあぁぁ!…っあぁぁぁ……っ」
 頭のてっぺんまで突き抜ける衝撃。
 押し潰すかのように強くそこに押し付けられた彼女の指が、腕ごと振動してる。
 イってるのに全然緩めてくれない。
 比喩じゃなく、腰が砕けてるみたい。
 いや、比喩は比喩なんだけど、比喩じゃない。
「あぁっああぁぁ…あっぁあっはぁあっあぁぁ……」
 腕の振動は止まったけど、間髪入れずに増やされた指にぐちゅぐちゅ小刻みに擦られ続けてる。
 そのまま、彼女の舌先が蜜をまぶしつけながら私のクリを転がす。
 口と肺が自由にならない。
 ――やめてなんて言えないじゃない……っ!
「ぁぁあっ…あぁぁ…ぁっはあっぁぁ……」
 瞼の裏がちかちかしっぱなしで、身体の痙攣が止まってくれない。
 イっちゃってて戻って来れないその上に、もっとイっちゃいそうになってくる。
 よくわかんないけど、何かすごいのが来そう……。
 指の動きが激しさを増す。
 彼女の唇がクリを巻き込んで擦り合わされる。
 中と外から快感を与えられつづけて――。
「あっふぁぁああっぁぁああぁぁぁぁっ!」
 私の頭の中は全部真っ白になった。
 わかるのは真っ白だって、ただそれだけ。
 その後はもう、何がなんだか全然わからなかった――。


「もーお昼過ぎちゃったわねー」
 日は既に正午の位置を回っていた。
 遅れた面子は放っておいて先に進むのがウチのギルドツアーの常だから、待ち合わせの時間を過ぎたからといってそれほど気になるわけでもない。
 程よい疲れも手伝って、アニスさんも私も、うららかな午後を魔物のいないこの平穏な草原でゆっくり過ごしたい気分になっていた。
「アニスさんがあんなことしたからですけどね」
「あー、それはごめん。つーか、あんまり怒らないね」
 聖職者とは名ばかりの、お酒好きでふしだらな不良プリーストだ。守るべき戒律は自分で納得の行くものだけでいい。
 貞操観念はとっくに壊れているし、薬の効果もあってか、されてて悪い気は全くしなかった。
 特に怒る理由は見つからない。
「別にアニスさんのこと嫌いじゃないですし、それに今思うと、まぁその、気持ちよかったですから」
「ラナよりよかった?」
「……薬のせいです」
「あ、やっぱラナとしてるんだ」
 してやったりという笑みを浮かべる彼女の様子は、いつも以上に明るく見えた。
 あやふやになっている記憶だが、半年前のあれ以前の彼女ははこんな風に笑っていたような気がする。
「ずっとそう思ってたんでしょう。アニスさんともしちゃったのに今更否定しませんよ。それより――」
 昼間からずっと気になっていることがあった。
「私のいいとこってなんの話だったんですか?なんか言い出すタイミングとかすごい唐突でしたし、薬のせいだけとは思えないです」
「さすがよく見てるね。まーなんつーか、昨日の私から今日の私になるためのおまじないって言うの?そんな感じ」
 何となくわかっていた。きっとそうだと思っていた。
 今の彼女はいつもより楽しそうにしているから。
 昨日の彼女とは違う、今日の彼女。
 ――アニスさんも私と同じだったんだ。
 甘いかもしれないけど、それだけで全部水に流してしまえる自分がいる。
 半年間苦しんできた人に、これ以上咎め立てしてどうなるというのだろう。
 怒りなんて完全に消えていた。もちろん胸の重石ももう無い。
「ソフィにもそういうのあるでしょ?」
 ――もちろん。
 心が晴れ渡ってても、これだけはやっておかなくてはならない。
 それできっちりけじめをつける。
「無いとは言わせねーわ。眠らせる前にも起きた後にもソフィのいいところ見つかったけど、ここで無いって言われたら全部パーになっちゃう。そういうおまじないなんだよね」
「大丈夫ですよ、私にもちゃんとありますから」
 微笑みながら、答えてあげる。
「一発殴らせてください」
「仕方ねーわね」
 彼女は楽しそうに笑い返してくれた。そうしてすぐに真剣な表情になる。
「行きますよ」
 弱い私と決別する――昨日の私に別れを告げる――。
 ――これが私のおまじない。
 半年前の気持ち、半年間の想い、今の胸中、全部この手のひらに乗せて。
「――っ!」
 思いっきり引っ叩いてやった。
「痛いね」
 私の手の痺れが取れる頃になってから、晴れやかな顔で頬をさする彼女。
「当然です」
「これで終わり?」
「いえ、もう一つ。言わなきゃいけないことがあります」
「何?」
 彼女が今どんな状況にいるのか、私はなにも知ってはいない。それでも言いたかった。
 今日の私になる儀式。そして偽りの無い今の心。
 彼女みたいに綺麗にできてる自信は無いけれど、にっこり笑って私は伝えた。
「幸せになってくださいね」
「当たり前でしょ。私より幸せになれるのは私に愛される人だけよ」
 応えて笑ってくれた彼女の顔は、とても魅力的だった。
「私ほどには無理かもしんないけど、ソフィも。幸せになんなさいね」
 ――幸せになる。
 ラナさんと――ラナさんとの関係ときちんと向き直って。
 きっと今なら拒絶されても崩れない。
 もう大丈夫だ。
 ――私は幸せになれる。
「それこそ当たり前です。ていうかアニスさんより幸せになってみせますよ」

 晴れ渡る青空を見上げて、私は明日へ踏み出した。
275259の人sage :2004/03/14(日) 14:53 ID:P6FRwSDg
首吊り事項は前回と同じです。
長くてごめんなさい、エチくなくてごめんなさい∧‖∧

この辺で今回も別れの挨拶。♀×♀スレ万歳!

名無しに戻った気分でコソーリ
新作とか続編とか読みたいよぅ(*´Д`)
文神様帰ってきてー
276名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/14(日) 14:58 ID:.GlR9P32
>>259の人
これのどこがエチくないのでつか(*´Д`)ハァハァ
リアルタイムで見ていてしまった
277131sage :2004/03/15(月) 01:47 ID:lgRR6bIs
>259さん
ホント・・・どこがHじゃないのでしょうか・・・
あたしもこんなのがかけるようになりたいな・・・
278名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/15(月) 08:46 ID:0TwV2D/g
冒頭にちょっとしたストーリィがあり、流れ込むようにHに突入、っていうのは
ただHするだけの話よりも悪くは無い。
でも、Hシーンが、ただのカラミっていうのはあんまし面白く感じない。

その点、H自体にストーリィを持たせている話は、ただやるだけのHシーンで
なく、Hと同時にストーリィが展開していき、下半身も上半身も満たされるような
感じがして──

えーと、何が言いたいかというと、>>259の人さん激しくGJです(*´Д`)ハァハァ
279名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/15(月) 09:34 ID:eGtQGabw
>>259さんは読者をも狂わせる指(文才)の持ち主という事だ

素晴らしすぎて止まりません(*´ω`)
280259の人sage :2004/03/17(水) 02:21 ID:2QPj7dR6
読んでいただいた方、レスしていただいた方ありがとうございました。
無駄に忙しくなってしまって次いつ投下できるかわかんないんで、レス返しだけしときます。

>>276
誰もいないと思ってたらリアルタイムで見てる人がいたとは・・・。
謙遜してるわけじゃなくて、なんか自分で書いたものって
読んでもあんまりハァハァしないんで、純粋にどうなんかなぁと。

>>277(131)様
ぇーと、作品むちゃくちゃ楽しみにしています。どのくらい楽しみかと言うと
>>254で続編投下された時に、キターって叫んでた3人のうちの1人だったり
するくらいです。大好きです。エチすぎます。たまりません(*´Д`)ハァハァ

>>278
前半部分に萌えが少ない分、エチシーンに楽しめる要素を組み込みたかったんで
そう言っていただけると非常にうれすぃです。

>>279
狂っちゃったあなたが「止まらない」だなんて。一体何が止まらないのかしら?(くすくs
・・・吊ってきます∧‖∧

それでは、スレの活性化を願って。♀×♀スレ万歳!
281名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/22(月) 22:41 ID:st5YCR2g
(´・ω・`)<誰も居ないの?
282名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/22(月) 23:21 ID:WDHZTl6U
|゚д゚)ノシ
283名無しさん(*´Д`)ハァハァage :2004/03/23(火) 01:10 ID:wr2v0wwc
こんな良スレあげてやる!
284名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/03/23(火) 02:18 ID:MhKw085c
だめぽ
285131sage :2004/03/24(水) 20:18 ID:Z1KII.6o
あげちゃダメでしょ(^^;
ただいま鋭意作成中です・・・でもHなの難しいよ・・
ホントは誰も書いていない時・・誰かが書いてないと文神さんが来にくいかなって
なので書き始めたのがきっかけなので、調子がいいときには出てこないようにと思ってました(^^;
でも・・こうゆう閑散としたときにこそ出さないとダメなのに(TT)

ごめんなさいm(_ _)m
286名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/29(月) 18:44 ID:NByH627I
某情報サイトを見ていたら、ルアフサイトの検索範囲が5*5になるそうな(まだ未定だけども)。

…気を付けろよ!(何が
287名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/30(火) 21:12 ID:RcDUVbr.
気おつけないとな・・・
まぁ何のことかは知りませんが
288131sage :2004/04/04(日) 11:03 ID:lrcsV/eU
ごめんなさい・・・変な電波受信しちゃいました・・m(_ _)m

「はい、これプレゼント」
「えっ・・・これって・・・」
「あら?あたしの手作りの服が不満なの?」
「不満も何もすけすけじゃない!」
「うん、だって透明な布で作ったワンピースだもん」
「こんな恥ずかしいの着れるわけないでしょ!」
「うっ・・・着てくれないんだ・・・似合うと思ってこつこつと手作りしたのに・・(涙」
「あぅ・・・」
「材料集めるのも大変だったのに・・・そうなんだ・・・あたしのこと嫌いなんだ・・(嘘泣き」
「あっ・・・ごめんなさい・・・着るから・・・」
「ありがとう(にこっ)あっ、もちろん下着無しね♪」
「えっ!そんな・・・」
「な〜し♪」
「うぅ・・・わかったよ・・・ちょっと待ってね(ごそごそ」
「♪」
「・・・どうかな・・・(まっか」
「かわいい〜♪(ぎゅっ」
「あぅ・・・でもこんなの恥ずかしいよ・・・(まっか」
「あっ、それとこれね、薄手だけど結構防御能力あるんだよ(聞いてない」
「こっこんなの着て人前に出られないって!(まっか」
「これ、念属性Lv1になるから無属性ダメージ75%カットになるの。ゴスリンCと一緒だよ」
「いや・・だから・・こんなの着て戦闘なんて無理だって・・(まっか」
「こんな風に・ね、ダメージ和らげてくれるよ(つん」
「あっ・・・やぅ・・・胸、突っつかないで・・・」
「ほらほら、いつもの感じが違うでしょ、ダメージ和らげてるから♪」
「うくぅ・・・だからって・・・はぅ・・・胸・・・もまないで・・・(ぶるぶる」
「あれ?もう立ってられないの?念ってせい属性にはダメージ増えるのかな〜」
「ふぁぅ・・・ちっちくびいっいじりながら・・かんがえごと・・しっしないでぇ・・・」
「あっ、ごめんね、もうしないから(ぱっ」
「えっ・・・」
「しちゃダメなんでしょ、だからもうしないよ」
「あぅ・・・(ぶるぶる」
「(ぎゅっ)ダメだよ、手を動かしちゃ。どうしたいのか言わないとね」
「うぅ・・・お姉様のいじわる・・・」
「ほらほら、乳首を立たせてふるわせて、何がしたいのかな?」
「みぃ・・・(小声で)もっと・・いじってください・・・」
「んっ?何言ったのかな?聞こえないよ?(にやにや」
「おっお姉様の手で、私の胸やあそこを、もっといじってください!(真っ赤」
「うわぁ〜、いやらしいね♪」
「えぅ・・・だって・・・(涙」
「うふふ、もう我慢出来ないみたいね。すけすけの服のせいで乳首つんつんに立てるのわかるし」
「あぅあぅ・・・(まっか」
「それにここも・・・ね(くちゅ」
「ひゃぅ!・・・そこ・・・もっと・・・(まっか」
「すっかり淫乱になっちゃって、じゃあもっとしてあげるね♪」

・・・
続き書かなくてこんな物書いてごめんなさい・・・
もっと文神さんが降りてこられるといいな・・・
289259の人sage :2004/04/11(日) 01:49 ID:KJ00hyQA
>>288(131)様
描写を極力排して、セリフで攻めるってのもいいもんですね。
まさにROのイメージそのものっていう感じがしてたまりません。
ていうか、シチュ自体が萌えーろ(*´Д`)

人いないみたいなんで一つ変なの投下していきます。
前回までのとは関係ありません。
290259の人sage :2004/04/11(日) 01:51 ID:KJ00hyQA
「暇だなー」
 いかにも暇そうな間延びした声が私の研究室に響く。研究室とは言っても、仕事場兼居間兼寝室というか、要するに安宿に借りているワンルームの部屋に過ぎない。
 天才であるユイ様――私の名前だ――がこんな生活を強いられているとは、なんとも理不尽な世の中である。
 呪うべき対象としては、世の中の理不尽さなどよりもはるかに明確なものが目の前に存在しているのだが。
「暇だなー暇だなー」
 実験器具を挟んだ私の向かいでテーブルに顎を乗せているこの女。ついでにピンクの髪までテーブルに乗っていて鬱陶しいことこの上ない。私の美しい黒髪を見習え。
「ひーまーだーなー」
 ――うん、鬱陶しい。
 コイツはなぜいつも私の研究の邪魔をするのだろう。
 いや、毎日毎日やってくることから考えると、本人には邪魔をしているつもりなど無いのかもしれない。というか、コイツの場合邪魔をするという概念があるのかどうかすら疑わしく――。
 ――それはまぁいいか。
 私が相手をしなければいいだけのことだ。
 無視を決め込んで作業を続けることにする。
「暇だなー暇だなー暇だなー」
 まさか、今日も私が返事をするまで延々暇だと主張しつづける気なのだろうか。
「暇だなー暇だなー暇だなー」
 ……そのつもりのようだ。
 BGMにするには訴えかけるものが強すぎるその声は、私の集中力を削ぐのに充分な威力を持っている。
 とりあえずこれだけでも止めてもらわないことにはどうにもならない。
「ミルうるさい。暇なのはわかったから何度も言わないで。自分の研究でもしたらどうなの」
 仕方なく声をかけてやったが、ミルのつまらなそうな様子には一向に変化が無い。
「ホムちゃんと遊びたかったのに、全然できないんだもん。お薬作るのはもう飽きちゃったよぅ」
 国から特に認められた者以外には、生命工学――いわゆるホムンクルスの研究は許されていない。
 しかしそれでもいつか解禁される日を待ちながら薬を作り続けるのが、ホム待ちアルケミストのあるべき姿だと私は思う。
「アルケミストが薬作るのに飽きた?馬鹿じゃないの。どうやって食べてくのよ?」
「露店だけで大丈夫だよー、みんなサービスしてくれるし」
「それじゃただの商人と変わらないじゃない」
 私はそう思うのだが、世の中のアルケミストの多くはコイツと同じように露店だけで生活している。あいつらにはアルケミストとしての誇りがないのだろうか。悲しい現実だ。
「私より貧乏なユイちゃんが言っても虚しいだけだよー」
「誰のせいよ……!」
 私がやっているのは新薬の研究で、露店で売るような薬を精製することほど簡単ではない。だがしかし、この天才の頭脳は、既に実用に耐えうるいくつかの薬の開発に成功している。
 少々ワケあってそれらの薬が市場に流せないために貧乏生活を抜けだせないでいるのだが、その実績から考えれば、世間の人々に喜ばれる新薬を開発して富を築くことは全くもって不可能ではない。……まともに研究ができれば。
 早い話、ミルの邪魔さえ入らなければ、私の名声は世に高く鳴り響いているに違いないのだ。
 それなのにコイツときたらいつもいつもいつもいつも……!
 ――っと、いけないいけない。
 私としたことが少し熱くなってしまった。今日こそ研究を進めなければならない。
「……とにかく。邪魔しないで」
「暇だなー暇だなー暇だなー」
 ――コイツは……!
 間髪入れずに返ってきた言葉からは、こちらに対する配慮など欠片も感じられない。
「ユイちゃん遊んでよぅ」
 ……もう怒った。
 ここは一つ、私の研究の邪魔をしたことを後悔させてやらねばなるまい。
「あーあーそう、わかったわ……」
 言いながら実験器具を片付け始める。
「あんたがそう言うなら遊んであげようじゃないの……!」
「あ、ほんと!?ありがとー、ユイちゃん!」
 目いっぱい棘を生やした口調で話したつもりだったのだが、ミルは全く気づいていないらしく、心底嬉しそうに顔を綻ばせた。どこまでも能天気な奴である。
「何して遊ぶの?」
「すぐにわかるわ」
 器具を片付け終えてから、テーブルの脇で背もたれの無い椅子に座っているミルの背後に立つ。肩越しにこちらを見上げる期待の篭もったまなざしは、何となく主人の帰りを待つペットを連想させた。こんな奴は頼まれてもペットにしたくないが。
「手出して。後ろに」
 こう?と後ろ手に回された両手に、がしゃんと手錠を――手錠収集は数少ない私の趣味の一つだ――嵌めてやる。
 ミルは驚いた素振りも見せずに、わずかに目を細めて、頬を赤らめた。
「ぁん、ユイちゃんったら……。今日も激しいのね」
「……」
 一瞬、時が止まってしまった。
 何かありえないリアクションをされた気がする。ちょっとくらいうろたえろ。つーか『今日も』ってなんだ。
「……いや、まぁ突っ込まないけど」
 コイツの突拍子もない言動はいつものことだ。気にしないことにしよう。
「えー、突っ込んでよぅ。そういう遊びじゃないの?」
 こういう遊びがどういう遊びを指しているのかはわからないが、少なくとも私には漫才をする気は無い。
「多分違うと思う。誰かさんが貧乏貧乏言うから、今日は私もお金を稼ごうかと思って。ミルにも協力してもらいたいのよね。暇つぶしくらいにはなるでしょ」
 今回の『遊び』の趣旨を説明しながら、戸棚の奥を探って、見るからに怪しいどぎついピンク色をした液体――自分で色をつけたのだが――の入った小瓶を取り出す。
「コレを飲んでもらうわ」
 顔の前で小さく瓶を揺すってやると、ミルは瞳を輝かせてそれに見入った。
 作った私から見ても怪しいこんなものを飲めと言われて、ここまで楽しそうな表情を見せるとは、コイツの精神構造は一体どうなっているのだろうか。
 というか、懲らしめようと思ってやっているのに、こう喜ばれてしまっては元も子もないのだが……。
「これ何?」
「前にあんたが作れって言ったじゃん。ミルクが出るようになるやつ、一時的にだけど」
 コイツと一緒に学生をやっていた時代、「天才なら作れるでしょー」という言葉にプライドを刺激され、ムキになって作ってしまったのだった。
「おー、作れてたんだ。さすがユイちゃんだねー。でもなんで今まで黙ってたの?」
「こんな品性疑われるようなもの作ったなんて言ったら、私の名前にキズが付くじゃない」
 実はこの薬、『見た感じ母乳っぽいもの』が出るようになるだけで、本物の母乳が出るわけではないため、医療用としてはほとんど役にたたない。では何に使えるのかと言ったら――推して知るべし。
 そういうわけなので、今も本気でミルに飲ませようなどとは思っていない。懲りて邪魔をしないようになればそれでいいのだ。
「もったいないなー。きっとみんな喜ぶよ?」
「こんなもんで喜ばれたら一生の恥だって。まぁでも、いい加減貧乏生活にはうんざりだしね。そろそろこれで稼がせてもらうわ」
 酷薄そうに見えるように表情を作って、冷たい声色で続ける。
「あんた結構かわいいんだし、露店で顔も売れてるんだろうから、瓶詰めにでもしてミルの自家製ミルクとか言って売ったら、割といい稼ぎになると思うのよね」
「ま、まさか……」
 ここに来てようやくミルの表情が硬いものに変わり始めた。みるみる青ざめていく顔を見ると、ちょっとした達成感がこみ上げてくる。
 ――ふふ、私の邪魔をするからこういう目に合うのよ。
「ミルは表歩けなくなっちゃうかもしれないけど。母乳売って悦んでる変態だとか有名になって、知らない男に犯されちゃうかもね」
291259の人sage :2004/04/11(日) 01:52 ID:KJ00hyQA
「それってダジャレだよね……?『ミルのミルク』って……」
 ――後悔しなさい。泣いて許しを請いなさい。そしてもう邪魔しませんって誓いなさ――。
「寒すぎるよ……。アンフロ着てるのに凍りかけたし……」
 ――って、ぇ……?何かおかしいような。
 思考が停止してしまう私。ミルは蒼白になって、なにやら呟いている。
「天才とか言っててそのダジャレは……、ちょっと……、かなりやばいんじゃないかな……」
 ――ん?えーっと、んー、っと……あ!なるほどね。
 ポンと手を叩く。と同時に、ぷちん、と何かの切れる音が聞こえた。
「ダジャレじゃねぇぇぇぇっ!つーか、いいから黙って飲めやゴルァっ!」
 いまだに衝撃から立ち直れないのか――失礼極まりないやつだ――ぽかーんと馬鹿みたいに開きっぱなしになっているミルの口に、衝動に任せて、栓を抜いた瓶の先をねじ込む。
 呆然としたままのミルは抵抗することも無く、注がれる液体をこくこくと飲み下していき――。
 ――はっ!……あーーーーーーっ!
 我に返ったときには、瓶の中身は三分の一程度しか残っていなかった。
「何本気で飲んでんのよ!?早く出しなさい!早くっ!吐いて吐いてっ!」
「んぅー、にがぁーい……」
 ミルの感想を右から左へ聞き流しながら、背中を擦ったり軽く腹を叩いたりして、吐き出させようとする。
 しかしその努力も空しく、ミルが薬を吐き出すことはなかった。
 さっきまでの血の気の無さはどこへやら、かすかに上気した顔と潤んだ瞳で、私に症状を訴えてくる。
「ユイちゃぁん……、なんだかおっぱい張ってきたよぅ……」
「うっそ、マジで!?」
 とんでもない即効性だ。天才の作った薬とはなんとも恐ろしいものである。
 ――いやいやいやいや、そんなこと言ってる場合じゃない。
 このままではユイ様の名前に汚れがついてしまう。ともすれば、『ぼにうぷれいのユイ』などと呼ばれてしまうかもしれない。
 ぞっとしない未来予想図に、薄ら寒いものが背筋を駆け上る。それだけは避けねばならない。
 ――こうなったら……!
「ミル、それ全部搾り出してあげるから、そこにじっとしてなさい……!」
 ここで証拠隠滅を図るしかない。母乳の出るところを誰にも見られなければ、コイツがあとでなんと言おうと、アホのたわ言で処理できる。
「ユ、ユイちゃん、なんか怖いよ……?」
 今の私は相当に必死の形相をしているのだろう。人生が掛かっているのだ、仕方が無い。
 逃げられないうちに、ミルのほっそりした首にマタの首輪を付け――首輪収集も私の数少ない趣味の一つだ――ベッドの足にロープで繋ぐ。
「これであんたはもう逃げられないわ」
「逃げないよぅ……。だってこういう遊びなんでしょ?」
 ――ん?遊び?……あ、そうか。コイツの中ではそういうことになってるのか。
 ということは、逃げられる可能性は低いのかもしれない。
 少し心に余裕が出てきた。
 同時に、これからしようとしている事への躊躇いも湧いてくる。
 しかし、そんな素振りを見せてしまっては、ミルごときに弄りのネタを与えてしまうことになりかねない。
 平静を装ってさらっと答える。
「あ、そうそう、遊び遊び。だから終わるまでこのままで我慢しなさいね」
 言いながら、ミルのすぐ前にあった椅子に腰掛けて、向かい合う。
「うん……、搾るんだよね……?」
 いざこうして正面に座ってみると、妙に緊張してくる。
 私の目がかすかに泳いでいることに、ミルは気づいているだろうか。
 ――私、ミルの胸を搾ろうとしてるんだ……。
「そうね……」
 何となく、ミルの吐息に熱が篭もっている気がする。うっすらと頬が紅潮しているせいかもしれない。
 少し下に目を向けると、張った胸は既に、大きく胸元の開いたアルケミストギルドの制服にも収まりきらなくなっていた。
 ――よし……!
 こうしていても何も解決しない。意を決して、窮屈そうなそれを解放してやる。
「んふ……」
 ミルが小さく息を吐いた。
 ぷるんとこぼれる形のいい胸。元がCだったはずなのに、今はDか、ひょっとするとEくらいあるかもしれない。
 白い山の頂上には、ぷくっと膨らんだ綺麗な桜色の突起が息づいている。
 ――なんか、すごい状況……。
 意識すると鼓動が速くなっていく。
 私は胸を肌蹴たミルの前に座っていて、そのミルの両手には手錠が掛かっていて、首には首輪がついていて――。
「優しくしてね、ユイちゃん……」
 ミルの声が妙に艶っぽく聞こえる。
 いつもの冗談なのか、それとも本気なのか、判断がつけられない。
 多分、私の顔はもう赤くなっているだろう。
 ミルの顔をまともに見られない私は、呼吸のたびにふるふると揺れる双丘を凝視したまま、そこに両の手を伸ばした。
 下から持ち上げるように包み込んであげる。
 ――触っちゃった……。
 冷たい私の手に、彼女の滑らかな肌の感触が伝わってくる。
 指先に軽く力を入れてみると、柔らかく押し返してきた。
 ――なんか……すごい気持ちいい。
 他人の胸だからだろうか、私のが特別良くない感触なのだろうか、それとも――ミルだからなのだろうか。
「ねぇ、搾ってくれないの……?」
「あ、うん……」
 彼女の声が頭に響く。それだけで、なぜか恥ずかしい。
 ぐっと握って、彼女の胸の形を歪ませる――。
「もぉ……」
「もう?どうしたの?痛かった……?」
 この状態の胸はひどく敏感になっているはずだ。前に薬を使ってみた時の経験でわかっている。
 もっと優しくした方が良かったのかもしれない。
「ううん、大丈夫だよぅ。もっと搾って」
「うん、よかった……」
292259の人sage :2004/04/11(日) 01:53 ID:KJ00hyQA
 促されるままに手を動かす。
 ぐに、ぐに、ぐに……。
「もぉ、もぉ、もぉ……」
 ――ん……?
 ぐにぐに。
「もぉもぉ」
 ぐにぐにぐに、ぐにぐに。
「もぉもぉもぉ、もぉもぉ」
 ――まさかこれは……。
「……何?『もぉもぉ』って」
「ん?牛さんごっこじゃないの?」
 ――あぁぁぁぁぁ、やっぱりぃぃぃぃぃぃ!
 この状況で『牛さんごっこ』としか思わないのか、コイツは……。
 ミル相手に一瞬でもドキドキした私が馬鹿だった。
 投げやりな口調で応じる。
「……そうよ、そう。牛さんごっこね」
「でも……、えっちな牛さんごっこだよね」
 ほのかに赤かった頬をさらに紅潮させて、伏目がちに言ってくるミル。
 ――わかってるんじゃない……。
 なんだかミルに遊ばれているような気がしてきた。変に意識してた恥ずかしさも手伝って、無性に腹立たしくなってくる。
 ――こんな奴相手に、あんな微妙な気分になってたなんて……っ!
 屈辱極まりない。
 思えば、コイツに対して躊躇すること自体が間違いだったのだ。
 ――無理矢理にでも全部搾り出してあげるわよ……!
 決意を新たに、立ち上がって戸棚からローション――べと液から抽出してみた無色透明のものだ――の入った瓶を取り出す私。
 丁度普通のポーション瓶から取っ手を無くしたような瓶だから、中身の量も割と多い。
「勘違いしないで。これはただの牛さんごっこよ」
 ミルの後ろに回って耳元で囁きながら、胸に垂らしてやる。
「えっちな牛さんごっこじゃないの。だから牛役のあんたは『もぉもぉ』以外言っちゃダメ。いい?」
「もぉー」
 自分で言っててもよくわからない理屈だったが、ミルは納得したようだった。
「いい返事ね」
 右手でとろとろと掛けて、左手で塗り広げていく。
 胸から零れ落ちて服まで濡れているが、気にしない。
 一瓶分使いきったところで、胸をまさぐる手を両手に切り替える。
 手のひらと指に引っかかる、しこった乳首の感触が意外に気持ちいい。
 にゅるにゅると撫でまわして、硬くなっている突起を刺激しつづける。
「気分出てきた?」
「もぉ…んっ、もぉ……」
 ミルの声に甘いものが混じり始めた。
 肩に掛かっている髪を退け、耳から首筋にかけて啄ばむように唇を這わせる。
 私が口と指先を動かすと、ミルは湿った吐息を洩らして、上体を少しずつ前に傾がせていく。
「逃げないでよ。牛さんはじっとしてないと」
 首輪を引っ張って起こしてやる。
「ぐっ…もぉっ、んっ……」
 首にベルトが食い込んだ一瞬、ミルは苦しそうな声を上げた。
 倒れると首輪を引かれると思ったのか、愛撫を加えても身体を倒さなくなる。
 快感を感じながらも身体の制御を保とうとするその精神力は素直に賞賛するが、首輪を引くタイミングは私が勝手に決めるので、この場合はあまり意味が無い。
「牛さんのおっぱいは大きいわね。どれくらいミルクつまってるのかしら」
 たっぷりとした乳房を根元から掴み、ぬめるローションを利用して先端まで握ったまま手を移動させる。
 自分でこの薬を試したときは、乳頭から液体が漏れ出す際に、背筋に電流が走るような強い快感を覚えた。
 今のミルもそれを感じているに違いない。肩を震わせて甲高い声を漏らす。
「っもぉー……!」
 ぢゅぅっとミルクが染み出してきた。
 指先で乳首を転がしながら、溢れ出てきたミルクをローションと絡める。
 ぬるぬるとした白い液体。男性の精液みたいだ。
 乳白色の粘液にまみれた指でミルの唇をなぞる。
「ミルク好きでしょ?舐めていいわよ。自分のを味わえる牛さんなんて普通はいないんだから、感謝しなさいね?」
「もぉ……んっ…んもぉ…」
 従順に私の指を口に咥え、ぴちゃぴちゃと音を立ててしゃぶり始めるミル。
 ねっとりとした舌と口腔の感触に優しく包み込まれる私の指。
 こちらからも動かしてミルの舌をくすぐってやる。
「どう、おいしい?」
「んはっ、ぁ…んっ、もぉ……」
「それは良かったね」
 指を引き抜こうとすると、ミルの口は名残惜しげに吸い付いて来た。
 構わずにちゅぷっと音を立てて抜き取り、さっき空けたローション瓶に手を伸ばす。
「もっと飲ませてあげるわ」
 くすっと小さく笑って、胸の先に空き瓶をあてがう。
 ――強めにしていっぱいミルク出した方がイイはずよね。
 そのまま、もう片方の手で指を食い込ませるようにして乱暴に揉みしだく。
 乳首を弄るのも忘れない。瓶の口を引っ掛けて、弾いて、転がして――手でするのとはまた違った刺激を与えてやる。
 ミルクが瓶に溜まるたび、熱っぽい吐息と『もぉもぉ』という可愛らしい喘ぎが部屋に響く。
「ぁ…あはっんぁ!もぉっ…ぁんっもっぉ!…もぉっ!もぉっ!」
 そうしているうちに、ミルの声がだんだんと切羽詰った音色を帯びてきた。
 がくがくと身体が揺れ始める。
 ――イっちゃえ。
 心で呟いて、揉みたてる手の動きを、追い込むように激しくしていく。
「もぉっ!もぉっんはぁっ!もぉあぁっんぅぅんんんっっっ!」
 瓶の重みが一気に増し、ミルクが口から溢れ出した。
 前のめりになったミルの身体がびくびくと痙攣している。
 いっぱいになった瓶をすぐそばのテーブルに載せてから声を掛ける。
「イっちゃったの?」
「…ぁ……んっ…もぉっ…ひぅっ…」
 絶え絶えな息遣いで必死に答えようとするミルが何となくかわいい。
 両の胸を柔らかく揉みながら上体を起こしてやる。
「これはえっちな牛さんごっこじゃないのよ?なんでイくの?馬鹿にしてるの?」
 我ながら理不尽な物言いだとは思うが、気にすることは無い。
 どうせもぉもぉ言っているうちはミルも楽しんでいるのだ。
 私に気を使って話を合わせるような奴じゃないことくらいはわかっている。
「んくっ…ごめんなさぃ……」
「『ごめん』?いつからあんたは人間の言葉を話せるようになったのよ」
 胸を掴んだ指に力を込める。
 ぐにぐにと蠢かせるのに合わせて、ミルクを吐き出しながら形を変えるミルの胸。
「あ…ぁっ、もぉ!もっ…ふぁ…もぉっ!」
「わかってる?あんたはミルクを搾られるだけの牛なのよ?」
 白濁した粘液でどろどろに汚れた胸の、その先端を指できつく摘み上げる。
 勃起しきった敏感な突起が強い快感を与えるのだろう、ミルは一際高い声を上げた。
「きゃっ、ひぁっ、んぁっ、あぁっ!」
 ぬめって指先から逃げて行く乳首を、その都度、摘みなおしてやる。
「『もぉ』でしょ?違う?」
「あっんぁっ、もぉっ、もぉっ!」
「ちゃんと言えるんじゃない。ご褒美をあげるわ」
 鼻の上で乳白色の液体に満たされた瓶を傾ける。
 もちろん片手で乳首を摘まむのは止めたりしない。
「あんたの大好きなミルクよ。好きなだけ飲みなさい」
「んもぉっ!ひぅっ…もぉっ!あんぁっ!」
 顔を振って悶えるせいで、口には全く入らない。
 ミルの顔を叩いて垂れ落ちていくミルクが、服に染みを作っていく。
 ――きっとショーツまでぐしょぐしょになっているんでしょうね……。
 ミルクと愛液で。
293259の人sage :2004/04/11(日) 01:54 ID:KJ00hyQA
 空になった瓶を持ったままの手で、ミニのスカートを捲り上げる。
「全然飲まないのね。こっちのミルクじゃないとダメなのかしら?」
 顔を出した可愛らしい白のショーツもずり下げて、隠された場所を露わにする。
 ミルクとローションでわかりにくくなっているが、そこを濡らしているものに愛液が混じっているのは疑いようが無かった。
「もう一回ミルク溜めてあげるから、今度はちゃんと飲みなさいね?」
「もぉっ!ぁくっ、んもぉっ…はぅんっあ!」
 喘ぎながらも、弱弱しく左右に首を振って何かを訴えてくる。
 しかしミルの意見を聞き入れる気など端から無い。
 放置して、完全に椅子に載っていたお尻を半分くらい前にずらしてやる。
「椅子に当たって割れると危ないから暴れないでね」
 手に持った瓶で軽く内ももを叩く。
 実際はそれほど脆いものでは無いのだが、恐怖心を煽るために言ってみた。
「もぉっ…もっ…ぉ……!」
 それは功を奏したらしく、ミルは過剰に悶えるのを止めて、乳首を擦る指に合わせてぴくぴく身体を震わせるだけになった。
「行くわよ」
 私は、親指より二回りほど太い瓶の口の部分を、ミルの秘部に押し当て――。
「もっぉ……っひぅ…!」
 とろとろになってひくひく息づいている花弁に飲み込ませていく。
 きつくはあったものの、滑らかなガラスの筒はミルの中を確実に押し広げていった。
 奥まで入ったところで一旦手を止める。
「いっぱい出しなさいね」
 優しく囁いてから動かし始める。
 捻りを加えて膣壁を擦りたてて、子宮口を突き上げて。
「はっぁっもぉっ!もぉんっあ!」
 私が手を動かすと、もぉもぉと声を上げ、ぐちゅぐちゅと音を立て――。
 ミルの身体は、私の思うがままに淫らな音楽を奏でる。
 ミルは楽器で私は奏者だ。そんな錯覚に囚われつつも、私はミルの中を抉り続ける。
「もぉっ!ふぁっ…ああっ、もぉっ!はんぁ…もぉっ!」
「溜まってきたよ。あとで飲ませてあげるわ。楽しみでしょ」
 白く泡立つ液体が瓶の底に溜まり出した。
 その量を増やすべく、私は瓶を動かす手を速める。
 ミルの太ももと腰が小刻みに揺れている。
 締め付けが増し、私の手に伝わる抵抗が強くなる。
「またイくの?」
「ひぁっんっ、あっく…んぁっ!」
「ミルク搾ってるだけなのになんでイきそうになってるのよ」
 今にも泣き出しそうな表情で喘いでいるミルに、私の言葉は理解できているのだろうか。
 下半身に与える刺激を中断して、両手で乳房を揉み上げる。
 ミルクの滲み出る屹立した乳首をつねり、扱きたてる。
 責める場所を変えても、ミルの体から官能の波が引いていくことは無い。
 途切れること無く部屋に反響する声がそれを示していた。
「ぁんっ…もぉっ!んはぁっ、くんっ、もぉっ!もぉーっ!」
「こっちでもイっちゃうの?ダメな牛さんね」
 胸で達することができるのはさっきのでわかっていた。
 柔らかい肉を指で絞り、先端を爪で弾き――ミルを追い詰める。
 次第にその声が高く短いものに変わっていく。
「もぉっ!ぁんっもぉ!もぉっ!もぉっ!」
「いいわ。イっちゃいなさい」
 強張った身体で背中を反り返らせるミル。
 ミルクにまみれた乳首を摘み上げ、指先で擦るように揉みこんでやる。
「もぉっ!もぉっ!もぉっはんっあっんんんああぁぁぁっっ!」
 ミルの長い声が聞こえた瞬間、ぶじゅっと音が聞こえそうなほど大量のミルクが溢れてきた。
 私は白く染まった指でミルの乳首を転がしつづける。
 ミルクを出し終えるまでは休ませてやる気は無い。
「またイっちゃったわね」
 二度目の絶頂を迎え、ぐったりとして荒い息を吐くミルににっこりと笑いかけ――。
「そんなにえっちな牛さんごっこがしたいなら付き合ってあげる」
 私は再びローションの瓶に手を伸ばした――。


 ミルクを搾りきって、部屋を掃除し終えたときには、既に辺りは真っ暗になっていた。
「ユイちゃん、また遊んでねー」
「はいはい、気をつけてね」
 ばいばいー、と楽しそうに手を振って帰っていくミル――服は貸してやった――を宿屋の玄関で見送る。
 自室に戻って扉を閉めると、どっと疲れが襲ってきた。
 ――ミルって、私が『遊び』って言ったら何でもやるんじゃないかしら……。
 懲らしめ作戦は失敗に終わってしまった。
 それどころか、おそらく『ユイちゃんとするえっちな遊び』は、ミルの暇つぶしの選択肢に新しく加わってしまっただろう。
 事の後も終始にこにこと上機嫌だったのが何よりの証拠だ。
 ――つーか、研究進んでないし……。
 テーブルに載った、昨日までと全く中身の変わらないノートの表紙を見つめる。
 ミルさえいなければ、この研究ももっと進んでいたはずであり、私は歴史に名を残す偉人への道を順調に歩んでいたはずなのだ。
 ――でもまぁ……。
 何となくミルの座っていた椅子に腰掛けてみる。
 部屋の空気にはまだミルの香りが残っている気がした。
 会わない日のほとんど無い、無邪気なミルの顔が思い浮かぶ。
 ――こういうのも悪くないかもね。
 最近はガラにも無く。
 ――世界中の人々に認められることよりも、彼女ひとりに喜んでもらえることの方が、ひょっとしたら幸せなのかなぁなんて。
 思わないことも無いから。


  終わり。
294259の人sage :2004/04/11(日) 02:01 ID:KJ00hyQA
正直スマンかった。我ながらなんてアホなんだと∧‖∧

続き待ってる方いらっしゃったらすみません。
時間掛かりそうなので、なかなか書くタイミングが掴めないのです。

よく考えてみたら自分の書き込みで止まってたんで
活性化を願うとか勢い良く言うには微妙に肩身が狭い259の人でした。

でも名無しに戻ったつもりでコソーリ。
スレの活性化を願って!♀×♀スレ万歳!
295名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/11(日) 04:07 ID:73jn3lAY
正直素晴らし杉(*´Д`)
なにがってローションですよ、ぼにうですよ、にゅるにゅるですよ!
エロいのもさることながら、SS自体もおもしろいです。
ネタ(これだと搾乳ネタになるのでしょうか)よし文よしリズムよし、みたいな。

時期が時期ですから投下が少ないのは仕方がないでしょう。
それにスレ活性化を願うのはあなただけではありません。
百合スレ万歳!
296名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/11(日) 04:20 ID:TmxohRgo
すげー(*´Д`)
百合スレ万歳〜!
297名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/14(水) 22:42 ID:.MfoUobU
>>259 の人

かわえろくていいよいいよー。
また続きかいてくださいね
298名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/15(木) 15:11 ID:3apHovCk
クルセスレにあった献身ネタ・・・ここですると
すごいことになりそう
299名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/16(金) 01:16 ID:KE6TBt/s
電波受信して頑張ってみたけど、無理しすぎたかも(汗)
でも、投下してみるテスツ
300名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/16(金) 01:17 ID:KE6TBt/s
プロンテラの大通りから少し離れたとある住宅街。
食事の支度にはまだ早い時間だというのに煙突から煙を出している一軒の家があった。
狩りを終えて帰ってきたのであろう、収集品を詰めた袋を携えてその扉をくぐるのは一人の女性クルセ。
「ただいま。狩ってきたけど、これでいいの?」
「あ〜、お帰り〜。どれどれ…うん、ばっちり♪」
袋を示しながら家の中へと入ってくるクルセを出迎えたのは、アルケミ。
どこか幼げな口調とは裏腹に、大きく開いた胸元から見えるのは歩くたびに揺れる豊かな胸。
ミニスカートから伸びる足はしなやかでありながら柔らかそうな曲線を描いている。
そんな彼女がうきうきと収集品の検分に夢中になれば、時折際どい格好にもなり。
鎧を脱いで寛ごうとしていたクルセは思わずこほんと咳払いをしたりした。
「…で。なんで今更そんなの集めるわけ?」
話題を変えながらも手を動かしつづければ、現れるのは動きの邪魔にならないよう体にぴたりとフィットした衣服。
そして、その衣服に包まれた肢体はよく鍛えられ引き締まっていながら、優美さを失っていない。
「ん〜と、ね…」
ある意味当然の問いに、アルケミの動きが止まる。
口ごもっている彼女の目の前、机の上に広げられているのは触手だとかべと液だとか肉だとか。
お世辞にもそれなりのレベルのクルセが狩り集めるものではないだろう。
怪訝そうな視線を向けるクルセから少し視線をずらしながら、アルケミは小さく言葉を紡いだ。
「…クルセちゃん。ぶっちゃけ、バイオプラントってどー思う?」
「は?」
質問に質問で返されて、しかも唐突な質問に思わず間抜けな返事。
アルケミ自身の表情は真面目なもので、どうやら冗談を言っているようでもない。
「まぁ、その。…正直、微妙だとは…」
移動できず、自動攻撃するとは言え其の分の経験値は入らない。おまけにその攻撃自体もお察しください。
嘘をつけない性格のクルセは悪いとは思いながらも正直に答える。
そんなクルセの答えに、はぁ、と沈鬱なため息を零すアルケミ。
「やっぱ、そうだよね〜…だけど、だけどあたし負けないの!」
落ち込んだかと思えば急に元気になる彼女に、クルセは少したじたじと後ろに下がる。
そんな様子を気にした様子もなく、さらにアルケミは力説を続ける。
「移動できなくっても、ヒドラみたいに遠距離攻撃できたらいいと思うの!
ううん、さらに研究を重ねてペノメナを従えたら、あたしってすごくない?!」
「あ〜…いや、まあ、確かにできたらすごいとは思うが…できるのか?」
恐る恐る口を挟むクルセに、びしっとVサイン。
どうやらあがってきたテンションは妙な方向に走り出したらしい。
「まっかせて!そのためにここんとこず〜っと研究してたんだから!」
「そ、そか…がんばれ…」
「ふっふっふ、理論はばっちり、後は実験あるのみ!」
「それでこれが必要だったわけね…」
納得と呆れが半々、と言った顔で机の上の収集品を見やるクルセ。
自分の世界に入りつつあるアルケミはそれに気づいていないようだ。
「…私、狩りで疲れてるから、シャワー浴びて早めに寝るわ。」
「うん、ありがと、クルセちゃん♪
愛してるよっ♪」
「…バカ。ケミ子も無理しないでちゃんと寝なさいね」
ほんのりと頬が紅くなったのを誤魔化すかのように素っ気無くそう告げて、クルセは別室へと。
「よ〜し、がんばるぞ〜!」
そうして、アルケミはプラントボトルならぬヒドラボトル作成に入るのだった。
301名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/16(金) 01:19 ID:KE6TBt/s
そして、次の日。
「おはよう」
アルケミの実験室へと顔を出すクルセ。
中を見れば…あまりに予想通りな光景にため息が出る。
「あ、あはは、おはよ〜…」
ばっちり徹夜明け、と物語っている顔のままでばつの悪そうに挨拶を返すアルケミ。
散らかった机の上は、数多の失敗を物語っているようだ。
「まあ、いいんだけどね。そうだと思ったから。」
呆れたように言いながら、手近な椅子に座るクルセ。
流石に小さくなりながらも、アルケミは上目遣いで
「あ、あのね、もーちょっと、もーちょっとって思いながらやってたら、ついつい…
で、でも、一つはできたんだよ!」
そう言いながら彼女が取り出したのは、プラントボトルに似た何か。
よく似ているが、微妙に違うようだ。
「へえ、これが?…って、本当に成功したの?」
「多分。だから、これから実際に使って実験しようと思うんだけど…クルセちゃん、協力してくれない?」
「は?私がそういうのは苦手なの知ってるでしょう?」
申し訳なさそうなアルケミと怪訝そうなクルセ。
「んと、実験そのものじゃなくて。あたしにディボーションかけて欲しいんだ〜
ほら、ちゃんと制御できなかったら攻撃してくるかもだし、あたし製造だから痛いし〜」
「ああ、そういうことね。」
一つ頷くと、立ち上がり
「ディボーション!!」
その声とともに光が走り、アルケミとクルセを結ぶ。
スキルがかかったことを確認すると、再び椅子に腰掛けて
「じゃ、お手並み拝見といこうかしら。」
「おっけー、まっかせて!ヒドラプラント(仮名)!!」
叫びながら、アルケミはボトルを床へと投げた。
パリンと小気味よい音の後、うねうねとした触手を持つヒドラ、らしきものが現れる。
「やった、成功!って、きゃっ!」
「…残念ね、惜しかったみたいだけど。」
そう、ヒドラは主であるはずのアルケミへと向かって触手を伸ばし、攻撃してきたのだ。
もっとも、そのダメージはディボーションによってクルセが肩代わりしており、
彼女にとってはヒドラのダメージなど蚊が刺した程度のものだったのだが。
「失敗みたいだし、倒しちゃうよ?」
そう言いながら、剣を手に立ち上がるクルセ。
しかし
「あ、だめっ!なんで失敗したのか調べないと」
そういって首を振るのを見れば、仕方なしにまた椅子へと戻り
「まあ、いいけど。さっさとしちゃってね。痛くないけど、気味のいいものでもないんだから」
「うん、わかってるよ〜。」
そう言いながら、ヒドラへと近づき、その触手と格闘を始めるアルケミ。
ミニスカートからむき出しの白い足に触手が絡みつくその光景は、ある種の人間にはたまらないかもしれない。
『…う…さすがに、これだけ延々とだと…』
ヒドラの攻撃を気にせず、大胆に近づいて調べることに夢中になっているアルケミの感覚が、
ディボーションによって共有されている。
そのぬるぬるとした触手が足に絡み付いてくる感覚は、どうにも気味が悪く、くすぐったくて落ち着かない。
302名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/16(金) 01:20 ID:KE6TBt/s
「ほら、早くしなさいってば」
「ん〜、急かさないでよ〜すぐにわかれば苦労、しないってばぁ…」
彼女なりに頑張っているのだろう、声がいつもの調子と少し違う。
仕方なく我慢していれば、足に絡みつくだけだった触手が、さらに上へと這い登ってきた。
足元から太腿に絡みつき、普段人に触れられることのない肌に感じる粘ついた感触。
それはあろうことか腰周りからさらに上へと。
アルケミの制服はウエストで縛らないワンピース。
上ってくる触手を防ぐものが存在しないその衣服の中で、触手が好き勝手に蠢いている様がクルセからも見える。
「ケミ子っ、はやく…っ」
触手の蠢く感触が徐々に引き出してくるある種の感覚。
湧き上がってくるそれを堪えようとして、言葉が途切れがちになる。
「んぅっ…クルセ、ちゃぁん…もうちょっと、もうちょっとぉ…」
そう答えるアルケミだが、その手の動きは明らかに鈍くなっている。
どこか上擦った声、耳が染まってきていて。
「あくっ、や、ぁん…っどこ、触ってっ」
見れば、アルケミの豊かな胸が歪んでいる。
いや、触手に絡みつかれ、好き放題に形を変えられ、弄ばれている。
膨らみ全体を包み込まれ、揉みしだかれて。あるいは、ぬめる表面で肌を舐められているような感覚。
自分より二回りは大きいアルケミの胸、それが思うがままに嬲られている感覚がダイレクトに伝わってきて、声が出てしまう。
押し寄せる感覚を押さえ込もうと、自分の胸に両手を当てれば
「きゃぅっ!や、やだ、こんなのっ」
アルケミの感覚だけでなく、自分の胸からも生じた刺激に、一層声が高くなってしまう。
掌に感じる胸の頂は硬く自己主張を始めていて、衣擦れだけでも強く甘い刺激を生み出して。
否定するように首を振るも、胸から手が離せなくなってしまう。
「ク、クルセちゃぁん……あたしぃ…ひゃんっ、あ、だめぇっ!」
せめてアルケミだけでも助けようと立ち上がりかけるも、いきなり生まれた強い刺激にかくんと膝が折れる。
露になったアルケミの胸を揉みしだく何本もの触手のうち2本が、その薄紅の頂点をはさみつけ、こりこりと刺激していた。
指で摘まれるのと、舌で舐められる、それらの刺激が合わさった感覚に、二人は身もだえして声を上げるしかできない。
「ケミ子っ、早く逃げっ…っ!だ、だめっ、こりこり、だめなのぉ!そんな、したらぁっ」
「クルセちゃぁんっ、だ、だってぇ気持ち、よすぎてぇ…やっ、足、ぺろぺろ、やぁっ」
絶え間なく注ぎ込まれる全身からの快楽。とりわけ、硬く尖った胸の先端を気に入ったらしい触手は執拗にそこを締め付ける。
いや、気がつけばクルセは自分でも胸を揉みしだき、先端を指で摘んでいた。
そうしてさらに生み出される快楽で、もはや自分が何をしているのかさえわかっていない。
触手に直に絡みつかれ、刺激を与えられているアルケミはもはや立っていられないほどに足を震わせ、耐えていた、が。
震える太腿、内股を丁寧に舐め上げられれば、堪えることもできずにへたり込んでしまう。
「は、あくっ!そこ、くにくにしたらやぁっ!」
すっかりスカートはまくれ上がり、白い下着に包まれたお尻を左右に振って嫌がる仕草をしても、それは扇情的にしか見えず。
まして、相手は同情を引く余地のない、ヒドラ。
べとべとする液体と、それ以外の何かですっかり濡れて透けてしまっているその部分を、触手が捉え、ゆっくりと揉み解し始める。
「えっ、やぁっ、そこ、はぁ…は、ああっ!」
アルケミの感じている刺激を、そのままに。
彼女自身の蜜で熱く濡れているその場所へを刺激されている感覚に、首を振り髪を振り乱す。
腰が揺れてしまうのは、拒絶なのか、求めているのか…
絶え間ない快楽の波に理性が流されつつあるクルセには、それももうわからなくなりつつあった。
「ひゃぅっ…や、めてぇ…そんな、見えちゃうよぉ…広げちゃだめぇ…」
甘い恥じらいの声に気づいて霞む目を向ければ、あられもない姿のアルケミ。
いつのまにか下着は剥ぎ取られ、触手によって足を、秘密の場所を広げられて全てをさらけだしていた。
「だめぇ、クルセちゃん、見たら、やぁ…っ…あんっ!」
いやいやとアルケミが首を振れば、それを叱るようにきゅ、と触手が強く胸を揉み先端を締め上げる。
そして、そんな淫らな目の前の光景から目が離せなくなるクルセ。
「ケミ子…可愛い…あくっ、あっ、はぁ…あっ!」
「やぁっ…クルセちゃんに見られたらっ、見られたらぁっ…もっと、濡れちゃう、よぉ…っ!!」
その言葉どおり、とぷり、と濃厚な蜜を吐き出すその泉。
見ているのは自分なのに、自分まで見られているような不思議な感覚。
崩れ落ちた姿勢なのに、クルセの腰が突き出すようにあげらる。
さながら、もっと見られることをねだるように。
そして、彼女の目の前で、いまだ元気な触手がゆっくりと首をもたげ、アルケミのその場所へと向かっていく。
「あ、ああっ…きちゃう、よぉ…見られてるのに、見られてるのにぃっ…あ、はぁぁっ!」
「あくぅっ!な、にこれっ…お、おっきくてっ…中でっ、あ、やぁっ!」
アルケミの泉に触れた触手は、ゆっくりと中へ進んでいく。
その人間にはなしえない蠢く感触の生み出すありえない快楽に、閉じることのできなくなった口元から涎をこぼしながら、
二人は尽きぬ嬌声を響かせ、腰を揺らめかせる。
奥まで貫いた触手は、来た道を戻り、そしてまた、奥へ。
徐々に激しくなっていく動きに、アルケミの腰もまた、迎えるように揺れ動く。
「な、なに、これっ!こんなの、こんなの、知らないぃっ!!」
触手を迎え入れたアルケミの味わっている悦楽。
それは、経験の少ないクルセには恐怖すら伴う途方もないもの。
だが、もはやそれから逃げることもできない。
それどころか
「…あっ…そっちは、違う、のぉ…違う、のにぃ…」
「えっ、なっ…きゃっ?!」
後ろの菊座へと触れてくる、触手の先端。
窄まったそこを柔らかく解すように、舐めしゃぶるように。
そんな行為ですら快楽として認識するアルケミと、それを教えられてしまうクルセ。
感じているのは自分ではない、なのに、そこで感じてしまっている、錯覚。
顔を真っ赤にして羞恥に震えていれば、さらなる仕打ち。
「だめぇ…っ…そこも、広げちゃったらぁ、あっ、ああんっ!だめなのにぃっ!」
触れられるだけでも羞恥を呼ぶ窄まりが、広げられていく。
目の前で見せられるアルケミの淫らで、恥ずかしい格好。
思わず目を閉じてしまえば、一層鮮明になる、広げられていく感覚。
もはや、触手を受け入れているのがアルケミなのか自分なのかすらわからない。
「あはぁっ!入っちゃうよぉ、お尻なのにぃ…っ!だ、だめぇっ!」
「違うのっ、こんなの違うのっ!なのに、なのにっ!」
二つの秘めた場所を貫かれ、かき回されて。その際限ない快楽に首を振りながらも揺らめく腰を抑えられない、
いや、むしろ触手の動きにあわせて腰を振るアルケミ。
次から次へと押し寄せてくる甘い波に翻弄され、クルセは髪を振り乱しながら震えるしかできない。
「やっ、何か、来るのっ!や、やだっ!だめっ、やぁっ!」
激しくなる触手の動きに追い詰められたクルセが、手を伸ばす。
「クルセちゃんっ!あ、あたしも、も、もぉっ!」
その手をしっかりと握り返したアルケミの声にも切迫したものがあって。
そうして。
「あたしっ、もうっ、いっちゃうのっ、あっ、あっあああっ!!」
「ケミ子っ、ケミ子っ!ふあっ、あ、あああっ!!」
上り詰めた感覚すら共有して、同時に声を上げる二人。
びくん、びくんと体内で暴れる快楽の波にさらされ、痙攣するかのように体を震わせ、硬直させて。
波が過ぎ去れば、二人重なるようにくてり、と倒れこむ。
「あはぁ…クルセちゃん、いっちゃったぁ…かぁわいぃ…」
とろんとした瞳で見つめるアルケミの甘い声に、脱力しきったクルセはわずかに身じろぎするしかできない。
「そ、そんなんじゃ、ない、もん…」
恥ずかしそうに目を逸らすのがやっとなクルセの顔を、嬉しそうに覗き込むアルケミ。
しかし次の瞬間
「ひぃっ、お豆くりくりしちゃだめぇっ!!」
「あああっ!!やぁっ、そこ、やっ、あ、あはぁっ!!」
達した直後の敏感な体に再び襲い掛かる触手。
その強すぎる刺激に、再び二人の体が跳ねる。
そうして、再び部屋の中に二人の甘い声が響き渡り、そうして…
303名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/16(金) 01:20 ID:KE6TBt/s
2時間ほど経過しただろうか。
普通のバイオプラントよりもはるかに寿命の長かったヒドラはようやく大人しくなり、
床には散々に快楽を注ぎ込まれた二人がぐったりと転がっている。
ヒドラの残骸とべとべとする液体、だけでないなにかで床はぐしょぐしょ。
気持ち悪いと思っても、二人して腰が抜けて起き上がるに起き上がれない。
「ケミ子…」
「なぁに?クルセちゃん…」
かすれ気味の声を交わす二人。
もぞり、と顔だけ動かしてクルセはアルケミを見つめ
「あれ、わざとでしょ」
ぼそり。
「え”っ」
ぎくり。
「やっぱり…おかしいと、思った、わよ…いくらあなたがトロくても、
ヒドラからも逃げられないなんてそんなこと、あるわけないもの、ね」
むしろ喜んでたし。
とじと目を向けるクルセからなんとか逃げようともぞもぞするも、研究にいそしむ体力なしでは動くこともままならないらしい。
「だってぇ…クルセちゃん、まだあんまり激しくできないしぃ…ちょっと興味もあったしぃ」
諦めたのか、自白だかいいわけだかを始める彼女を見ながら、ため息一つ。
「まったく、もうあんなものは」
「…作らないほうがいい?」
「…」
アルケミに言葉を遮られた後の妙な沈黙。
先に目をそらしたのは、クルセのほうで。
「あははっ、だからクルセちゃん、大好きっ♪」
「こ、こら、抱きつかないの、ぬるぬるしてるっ」
疲れ果て、あられもない格好のままでじゃれあう二人。
程なくしてまた甘い声が響いてきたとかこないとか。

-終-
304名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/16(金) 11:22 ID:3T5JOBY2
(*´д`)

相方に献身かけさせてにFD3のヒドラ湖に特攻しますか(えー
クルセがかわえぇ
305名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/17(土) 12:09 ID:8hTeG0.U
>>298
OKクルセスレ見てこよう (クルセスレ|...λ.........

(д) ゚ ゚

・・・献身エロすぎだな(*´Д`)

>>299
ネタ出されてから書くまで速っ!
そしてエロっ!
友達と仲良く触手・・・・・・たまらんです(*´Д`)
306名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/20(火) 19:54 ID:kiSSAKcA
グッジョブ(´・ω・`)b
307名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/23(金) 21:46 ID:sYVAPo7k
ローグ受けって需要少なすぎて撲滅??(´・ω・`)
308接近に失敗しました接近に失敗しました :接近に失敗しました
接近に失敗しました
309名無したん(*´Д`)ハァハァ :2004/04/23(金) 22:31 ID:eYdsZYPw
>>308
三次元スカトログロ画像、見ない方がいいですよ
310名無したん(*´Д`)ハァハァdame :2004/04/23(金) 22:32 ID:eYdsZYPw
ageスマソ
311名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 05:49 ID:jeaFD5Tk
ローグ萌えがここに一人。
しかし文才が無いので書けん…_| ̄|○
312名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 12:54 ID:n3KQfATs
OK、電波を受信したので書いてみた。
ローグ受け希望の人、こんな感じでどうだろう。
313名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 12:55 ID:n3KQfATs
週末のプロンテラ、人で賑わう大通り。
果物や野菜、花といったものだけでなく様々なものが商人たちの出す露店に並べられ、
目当てのものがないか熱心にその露店を覗き込むもの、
あるいは冷やかし半分で見ていくものなど色々な人がいる中に。
「あ〜ん?なんでこんな値段かなぁ…
もうちょーっと良心的な値段にしてくれたら、おねーさん買えるんだけどなー」
「で、でもでも、これくらいの値段じゃないとこっちも経費とかがぁ…」
値切り交渉、というにはちょっとばかり押しの強い女ローグと少し脅えの色の見えるまーちゃん。
まあ、座っているところに上から覗き込まれるようにしながら、じぃっと見つめられると少々恐いのも無理はないが。
周囲の人間は二人のやり取りに気づいていない。
…いや、気づかれないよう、まーちゃんにだけ聞こえるような小声で、
だからこその威圧感を篭めつつ交渉しているこのローグが手馴れているのかもしれない。
「ん〜、どーしてもまけてくれないんだったら、お嬢ちゃんの体で其の分払ってもらおっかなぁ」
「なっ、かっ、からだって!」
「それはもぉ、ねぇ?」
にまにました笑みでローグがさらにまーちゃんへと顔を近づけた、其の時。
「こら」
ぼかっ
「あいたっ!な、なにすんのよ!」
突如背後から槍の柄で殴られ、頭を抑えながら振り返り抗議するローグ。
その目に入ったのは、槍を片手ににっこりと素敵な笑顔の騎士がいた。
「何じゃないわよ、まったく。露天商の子にまでコンパルションディスカウント使ってどーすんの」
「あ、あははははは、み、見てたのね…んじゃ、あたしはこれでっ」
対照的に、引きつった笑みを見せるローグがくるりと踵を返す。
がしっ
と効果音がつきそうなほどに、しっかりとその襟首を掴む騎士。見た目の細さと裏腹な腕力があるようだ。
「ごめんなさいね、知り合いが迷惑かけたみたいで」
「あっ、い、いえ…」
ローグへと向けた笑みとはまるで違う優しい笑みでと微笑みかけると、まーちゃんはふるふると首を振って答えた。
「私、言ったわよね?人様に迷惑かけちゃいけませんって。なのにあなたときたら」
顔色一つ変えず、襟首を掴むだけで逃走を阻止したまま説教を始める。
さすがに何事かと周囲の目も集まり始めたのを感じて、ローグは段々顔が赤くなってくる。
「だあっ、ほっといてよ、もう!ハイド!!」
「サイト」
身を隠した後、ローグ特有のトンネルドライブで逃げるつもり、だったのだが。
まるでそのことを予測していたかのような絶妙のタイミングでのサイトに、一瞬周囲の空気が止まったような気がした。
「やめときなさいな、あなたのすることなんてお見通しなんだから」
「な、なんでサイトクリップなんて持ってるわけぇ?!」
「ちょっとジュノーの周辺で狩りをしてたから」
「うう、なんてタイミングの悪い…」
「あなたがついてないのはいつものことでしょ。さ、た〜っぷりお説教してあげるからこっちにいらっしゃい」
そういうと騎士はローグをずりずりと引きずっていく。
其の背後に野次馬のざわめきとまーちゃんの感謝の笑顔を残して。
314名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 12:57 ID:n3KQfATs
「あ〜もう、最悪…欲しいものは買えないし周りからはじろじろ見られるし…もうあの辺り行けないわ…」
「あなたが悪いんでしょうが。大体あんな強引な交渉しなくても、お金なら溜められるでしょ?」
「それはそーだけどさぁ、売り切れてるかもしんないし」
「其の時はまた其の時で探せばいいじゃない。労力と努力を惜しんではいけないわ、欲しいものならなおさら」
先ほどの大通りから少し離れた路地裏に連れ込まれたローグはぶつぶつと愚痴っていた。
それに大して、お説教、というよりは正論で諭している騎士。
だが、ローグは面白くないようで、壁に背を預けて頭の後ろで手を組みながらふてくされる。
「んなこと言ったってさぁ。あ、そーよ、あの交渉だってあたしなりの労力と努力ってのはどうよ?」
「どうよって時点でどーかと思うわ」
「うう、槍騎士の癖にばっさり一刀両断だし…もーちょっと情けかけてくれてもいーじゃない」
「交渉するにしてももうちょっとまともな交渉にしなさいな。あんな風じゃなしに」
「へーんだ、どーせこちとらそれしか能がありませんよーだ。
どっかのDef99の鉄面皮、鋼の面の皮とミノの腕力で荒稼ぎできるお方とは違うんでねー」
ふん、と悪態をつきながらそっぽを向いたローグは、次の瞬間自分が犯した失敗に気づいた。
「へぇ…全然反省の色なし、ね…」
ぴし、と周囲の空気が凍てついたような錯覚。
恐る恐る、騎士の方を伺えば…笑顔のまま、なにやらオーラを背負ってるような錯覚すら覚える。
「どうやら、おしおきが必要のようね…」
「ちょ、ちょっとまったー!おしおきとかそんな最近は倫理的にどうかって言われてることを
秩序の象徴たる騎士様がやろーってのは色々と問題があると思うんだけど!」
慌ててまくし立てるローグの両肩に、がしっと置かれる騎士の両手。
乱暴な力は感じられないのに、なす術もなく壁に背中が押し付けられる。
「よく回る口ね…黙りなさい」
「んな、んっ!」
そうして、騎士は強引にローグを黙らせた。自分の唇と彼女の唇を重ねることで。
いやいやをするように首を振って逃れようとするローグの唇を、まるで動きがわかっているかのようにたくみに追いかける。
触れて、離れて。また触れると、そのたびに、触れるだけの口づけからより熱っぽく。
騎士の薄く開いた唇が、ローグのそれを柔らかく捉え、食むように挟んで、くすぐる。
唇が啄ばまれる小さな音が響くたびに、ローグの動きは緩くなっていく。唇は、囚われて逃げられない。
するり、と騎士の指先がローグの首筋に絡み、うなじを辿りながら耳元へと流れれば
「あくっ!」
不意打ちの感覚に思わず声が漏れ、口がかすかに開いてしまって。
そこを狙っていたかのよう差し込まれる、濡れた、暖かなもの。
くちゅり、とかすかな水音が聞こえたような気がして、ローグの頬が染まる。
侵入してきた舌先は、彼女の口内をまずは探るようにゆっくりと。
否、知り尽くしているはずなのに敢えてゆっくりと、焦らしているようにも感じられるもどかしさ。
抗議するようにきゅ、と騎士のマントを掴むと、くす、と小さく彼女が笑った気がした。
1秒間だけ、舌の動きが止まる。
頭では、与えてくれることはわかっている。だけど、心と体は早く、と欲しがって仕方ない、1秒間。
そして、与えられる、待ち望んでいたもの。
舌を、絡め取られる。たったそれだけのことなのに、蕩けるような甘い心地よさが
生まれ、絡み合う濡れた音が響くたびにじわじわと体の芯にまで染み込んでいく。
「んぅっ、あ、は、むぅ…」
いつしか、もっと深く受け入れようと口を半開きにして騎士を受け入れていて。
くちゅ、ちゅく、と漏れ出す水音と、つぅ…と頬を伝う雫の感覚に一層、体の熱が煽られる。
膝に力が入らなくて、しがみついてなんとか体を支えれば、背中に腕が回されて抱きとめられた。
「ふふ、相変わらずね。キスだけで、こーんなに可愛くなっちゃうなんて」
「ば、ばかぁ…誰のせい、よぉ…」
かぁ、っと顔を真っ赤に染めながら、ローグが弱弱しい声で抗議する。
恥ずかしくて顔を背ければ、今度は頬へと降りてくる唇、ゆっくりと首筋へと降りていき。
「ひんっ!首、だめ、だってばぁ…」
「誰のせいって、感じやすくて反応が可愛いあなたのせい。
…そして、それが楽しくって仕方ない私のせい。」
「普段優等生ぶってるくせにぃ…この、むっつりっぁんっ!ば、ばかっ、そんなとこ、見えちゃうじゃない!」
「あら、おしおきにならないでしょう?人のことむっつりなんて言ったのもプラス」
くすくす笑いながら騎士の唇が離れれば、ローグの首筋には鮮やかな朱色の花弁。
刻まれた情事の証を意識させるように、舌先で緩やかにくすぐってあげれば、
羞恥とそれ以外の何かで体が小刻みに震えるのが止められない。
「だ、だいたいっ…こ、こんなとこで…」
「んー、それもそうねぇ…こんなとこで、こんなことしちゃったり」
指先がローグの胸元へと伸びる。
悪態をつく口とは裏腹、恥ずかしさと期待とでどきどきしていたローグが待っていたのとは違う感触。
するり、というかすかな音、胸に感じる開放感と、少しひんやりとする空気と、で。
「あ、やっ、このえっち、変態!」
「…あまり大きな声出すと、人が来ちゃうかもよ?」
ぼそり、と騎士の小さな声に、思わずローグは口をつぐみ、羞恥で首まで真っ赤になる。
そんなローグの反応に、思わずくすくすとまた笑いながら、ゆっくりとその胸元を肌蹴させていき
「そもそも…その変態に、キスだけでこうなっちゃうあなたは、なんなのかしら」
「そ、それは…ひゃんっ!んっ、んぅっ」
肌蹴られた胸元、まろびでた白い豊かな膨らみの頂点を彩る薄紅の突起は、すでに立ち上がっていて。
それを唐突に摘まれ、思わず甘い声を上げてしまったあと、思い出したように口をつぐむ。
声を出すまい、と堪えているローグが可愛くて、執拗に先端を弄ぶ騎士。
必死に堪えるも、どうしても声が漏れ出してしまって、それがやけに大きく響く、ような気がする。
一層高まっていくのは、羞恥なのか熱なのか、それすらわからないまま、騎士の指になすがまま、流されていく。
「どうしたの?さっきまでの元気はどうしたのかしら」
「わ、わかってる、くせ、にっ…あくっ、んっ!」
反論しようと口を開くのを待っていたように、きゅ、と強くつままれれば、慌てて口を閉じる。
それを見れば、片手に余るほどの膨らみが、ゆっくりと、しかし形を変えられるほどに大きく揉みあげられる。
先端へのそれとは違う、じわ、じわ、と高まっていく熱に、口がこじ開けられそうになるのを、それでも我慢していた、が。
「ひゃんっ!な、今のなにっ、あ、やんっ!」
「ん?ああ、これ…気持ちいいでしょ?」
ローグの服についている、ふわふわの飾り。それで突起や膨らみをくすぐりながら、楽しそうに騎士は答えた。
今まで感じたことのない感覚、そのくすぐったさとない交ぜの気持ちよさに、小さく首を振りながら
「や、やぁっ、ふわふわ、だめぇ…くすぐったい、のにっ、やめっ…あんっ!」
唐突に、再びつままれる先端。二つの異なる刺激に、もはや声を抑えることもできず、甘い声が零れていく。
315名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 12:58 ID:n3KQfATs
「何言ってるの、やめちゃったらおしおきにならないでしょ?それに、このままやめちゃって…我慢できる?」
「で、でも、ここで、これ以上は…恥ずかしいし…んっ!や、だ、だからぁっ!」
弱弱しく抗議するローグの声に、しかし騎士の手は止まらない。
いや、ますます激しく、だろうか。
たわわな膨らみを揉みしだき、指の間に挟んだ突起を好きなように転がしては、時にきゅ、と締め上げて。
ふわふわで反対の胸をくすぐるのに飽きたのか、反対の手はするり、と下に下りていく。
そして、指先が器用に動いて
「…え、なに…あ、や、ちょっとぉ!」
ローグが違和感に気づいた時には、すでにホットパンツの前は開かれ、ずり降ろされていた。
遠慮もなく、騎士の指先がその中へと滑りこみ
「…ふぅん…恥ずかしい、とか言いながらこんなになっちゃってるんだ…えっちな子」
「だ、だって、あんっ!だって、あんたがっ…や、ぁっ!」
「それとも、恥ずかしいのが気持ちよかったりして、ね…?」
指が、熱い泉を大きくかき回せば、響くのは粘着質な水音。
それによって喚起されるのは、羞恥と…悦楽。
恥ずかしいのに気持ちいい、のか、恥ずかしいから気持ちいい、のか。
休むことなく与えられる快感の嵐の中、どちらがどちらかもわからない。
茫洋と悦楽の海を漂っている間に、下着すら脱がされてしまっていて。
「さあ、スピアスタブの時間よ…?」
「な、なにバカなこと言って…あんっ!あっ、ああっ!」
ローグの濡れた熱い場所へと、指が差し入れられる。
最初は一本だけ、ゆっくりと中をかきまぜるように。
それが、二本に増えると、途端にずんっ、と強い突き上げがローグの下腹部に襲い掛かる。
槍に見立てているかのよう強く、深く突き入れられる指は、しかし丁寧にローグの弱いところを的確に突いてくる。
突き入れたと思えば、引き際には指を僅かに曲げて内部をひっかくように。
そして、また激しい、突き上げ。
とめどなく続く快感の波に、ローグは翻弄されていた。
「ふふ、可愛い声…そろそろ、いっちゃいそうね…」
「ち、違ぁ…可愛く、ないっ!あっ、やっ!んぅっ!」
「…そーいうことまだ言うか。仕方ない、とっておき」
「え…や、ま、まって、これ以上はっ、あくっ、こ、こわれっんぁっ!」
「スピアクイッケン♪」
「そ、それ、クルセっ、ふあっ、やっ、激しっ、ああっ!」
突き上げる指の動きがさらに激しく、強くなる。
零れ出る蜜が泡立ち、飛び散り。
対照的に、突き上げられるローグは、あまりの快感にがくがくと震えるしかできず、大きく開いた口を閉じることもできない。
指に感じる強い収縮は、幾度かの軽い絶頂の証。それを感じていながら、騎士は指を止めず、それどころか
「さ、とどめはあなたの弱点にしちゃいましょう」
「や、だめっ、ほ、ほんとにっ、ひぐっ、こ、こわれっ…あ、あはぁっ!」
「だぁめ。おしおきなんだから…」
そう言いながら、それまで胸を弄んでいた手が、背中へと周り、さらに、下へとおりて
「やぁっ、だめっ、だめだめぇっ!」
「ふふ、バックスタブ!」
「ひ、やぁぁぁ!!」
降りてきた指は、ローグの後ろの秘菊を捉えて、いて。
それが、一気に突き入れられた。
強烈な収縮を指に感じながら、指を根元まで押し込んで、前の動きにあわせて、引いていく。
そして、同時に突き上げれば
「あひぃっ!それ、だめぇ!激し、すぎっ!あ、あくっ、あっ、あああっ!!」
襲い掛かる強烈な快楽の爆発に、もはや耐え切れず。
一際高く甘い声を上げると、硬直し、小刻みに震えて。
やがて、今度はぐったりと完全に力を失って騎士に体を預け、ぴくりとも動かなくなる。
「あらあら。恥ずかしいとか言いながら、あんなに声出しちゃって…お尻でいっちゃったんだ?」
「ば、ばかぁ…あんたのせいじゃない…」
「ふぅん…違わないんだ?」
「…ぅ〜…」
拗ねたようにそっぽを向くも、騎士に体を預けている様子は甘えているようにも見えて。
からかいながらもその体をしっかり抱きとめている騎士もまた、どこか優しい雰囲気で。
しかし、そんな空気も、長くは続かない。
「…ところでさあ。あたし、どーやって帰ればいいわけ…?」
「ん?どうやってって?」
「だって、これ!キスマークばっちりっぽいし、それに、こんな格好にされて!」
「…あ〜、あなたのホットパンツ、汚れちゃっただけじゃなくて、濡れちゃってるわ…
いつもより溢れてたものね〜」
「んなっ、違っ!大体、あんたがこんなとこで!ちゃんと脱がさないし!」
「ちゃんと脱がしたほうがよかったの?こんなところで?」
そう、ここは路地裏。大通りから離れているとはいえ、人ごみの喧騒は僅かに聞こえてくるような場所。
そんな場所で…と、今更ながらの羞恥に顔がまた真っ赤になる。
「もう、ほんと恥ずかしがり屋で可愛いんだから」
真っ赤になったローグの頬へと、もう一度キス。
心なしか、さらに赤みが増したような。
「そ、そんなんじゃないったらぁ!」
「ふふ、まあ、おしおきなんだし、仕方ないってことで。これに懲りたらもうあんなことしないように」
「ぅぅ、ひどい…」
涙ぐみそうな表情に、さすがに騎士もため息をついて
「…ねえ。トンネルドライブは?」
「…あ」
「…ほんっとに気づいてなかったの…?」
「だ、だって…」
「ほんっと、こういうことに弱いんだから…まあ、そんなところも」
「だぁっ、ハイディング!!」
可愛い、と続けようとしたのを制するかのように、突然の隠れ身。
きっと今頃は逃げようと全力疾走だろう。
「あ〜、こら。サイト使ってる人いないか気をつけなさいよー」
くすくすと笑いながら、逃げていったであろう方向へと声をかける。
そうして、その後を追うように騎士も歩き出した。
316名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 12:58 ID:n3KQfATs
余談ながら。
その後、ローグが懲りて露天商にもコンパルションディスカウントを使わなくなったかというと
なぜか今でも時々やっているようで、その現場をまた騎士に発見され、ということが何度もあるようである。
そして、なぜか其の時のローグの下着はちょっとおしゃれなものだったとか。
317名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 13:07 ID:Izsva2.M
312-316>>
GJ!!
リアルで見たよー
ちょうどログ娘してるから、よけいハァハァ
318名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/24(土) 13:49 ID:fXhVC2bw
uhi-!萌え(*´Д`)ハァハァ
十分萌えさせて頂きますた。

。○(プリ×ローグも見てみたかったり)
319名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/26(月) 01:44 ID:j98oNUoE
>>313-315
ブラボー…おお…ブラボー!!
鼻血出るほど萌えさせて頂きました(*´д`)
320名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/28(水) 08:29 ID:/Vur/UxU
☆ チン     マチクタビレタ〜

       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < >>290-293ユイとミルの続きマダー?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  愛媛みかん |/
321名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/28(水) 21:19 ID:lXKeVXlw
あれってつづくの?つづくならカモーン(黙れ
それより随分前から「つづく」で放置プレイしっぱなしな作品群の続きキボン
あれ?もしかすてまだ待ってんのって漏れだけ?
322名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/29(木) 02:58 ID:dL63aQLI
>>321
落ち着け
確かに待ってるのはおめぇ〜さんだけじゃないのも事実だが
文神様達にもそれぞれペースってのがあるんだし、ネタを考えるのも楽じゃないだろうからさ
俺らは神が書いてくださるのを待つ事しか出来ないんだよ(´ー`)


ですから、神様がた続き宜しくお願いします_| ̄|●
323名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/29(木) 18:58 ID:cictC.Is
文神ではないけど、書けたので投下。
↑に出てたプリ×ローグでいってみました。
324名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/29(木) 18:59 ID:cictC.Is
「あら〜?ここは、どこでしょう〜?」
のほほ〜んという言葉を具現化したようなプリーストの声。
きょろきょろと周囲を見回す仕草から、どうやら本気で状況がわかっていないようだ。
「おやおや、暢気なもんだねぇ。自分がどういう立場がわかってないのかい?」
突如、プリーストの背後からそんな声がかかる。
振り返ってみれば、意地の悪い笑みを浮かべた女ローグが一人。
沈黙でもって答えたプリーストの反応に、ローグは上機嫌で言葉を続けようとした、のだが。
「ええとですね〜私の立場は、父なる神の僕にしてプリーストの地位にあるもので〜」
とのプリーストの言葉に、がくっと、目に見えて膝が崩れた。
そんなローグの反応を気にした様子もなく、プリーストはさらに延々と言葉を続ける。
呆然とプリーストの言葉を聞いていたローグだが、さすがに
「そうそう、近所の子供からはお姉ちゃんなんて言われる立場で〜」
などと世間話めいてきた時点で我に返ったらしく
「ストーップ!!いや、あたしが言ってるのはそういうことじゃなくってね?!」
と、先ほどまでの態度は何処へやら、慌てて声をあげ、プリーストの言葉を遮る。
プリーストはプリーストで、きょとんとした顔で
「はあ、では、どういうことなのでしょう?」
と、どうやら本気でわかっていない様子。
かすかに頭痛のようなものを感じて、こめかみを抑えながら
「…とりあえず、周囲を見て頂戴。…何か思わない?」
そう言いながら、視線を巡らせる。
それに釣られるように、やはり視線を巡らせるプリースト。
彼女のいる部屋は薄汚れた壁に囲まれた部屋。調度も、お世辞には豪華とは言えない。
おまけに、ひびの入った窓の向こうに見える風景は、廃墟寸前の建物が並んでいた。
「そうですね〜…おうちのリフォームかお引越しをお勧めします〜」
「いやだからね、そうでもなくてね?!」
相変わらずの言動に、頭を抱えそうになりながらも何とか声を張り上げる。
そんな涙ぐましい努力も、当のプリーストには全く通じていないようで
「では、どういうことなのでしょう〜?」
と、きょとんと小首を傾げる始末。
そんな無防備、無邪気とも言える仕草にこほんと咳払いしつつ
「あんたの知らない場所に、あたしが連れてきた。つまり、誘拐ってことよ」
今更ながら、再び意地の悪そうな表情を作ってプリーストの顔を覗き込む。
さすがにその言葉に驚いたのか、ぽかんとした表情を見せたのに、やっとローグは溜飲を下げた、が。
それは5秒ともたなかった。
「まあ…なんて素敵!」
「いやまて、なんでそうなるの?!」
頭をかきむしりながらもツッコミを忘れないローグへと、プリーストはさも当たり前のような顔で
「だって、誘拐されるだなんてお姫様か何かみたいじゃないですか〜憧れますよ〜」
胸の前で手を組み合わせ、どこか夢見る瞳のプリースト相手に、もはや言葉もないローグ。
そんなローグを尻目に、プリーストはますますテンションをあげていく。
「言われてみれば、まさにここは物語に出てくるような監禁場所。
知らないうちにこんなところに連れ込まれた私は助けを待って打ちひしがれるお姫様…素敵…」
がっくりとしたまま聞いていたローグは、その言葉にぴくん、と小さく反応した。
「ふ、ふふふ…そうよ、まずはそうすれば良かったのよ!」
突如元気になって立ち上がったのを見て、プリーストは目をぱちぱちとさせ
「はぁ、どうすればよかったのでしょう〜?」
「まずあんたに自分の立場ってものを教えて、へこませればよかったのよ!」
「まあ〜、そうでした、私ちっとも打ちひしがれておりませんでした〜ご親切にどうもありがとうございます〜」
ぺこりと丁寧に頭を下げられて、決意がぐらりと揺らぐのを感じつつも、頭を一つ振って気を取り直し
「じゃあ早速、へこんでもらうわ!」
そう言うやいなや、懐から短剣を取り出し
「ハイディング!!」
途端に空気に溶け込むように姿が消える。
そうして、近づいて、奇襲によって…との狙いだったのだが。
「ルアフ〜」
「のぉっ?!」
べちんと周囲を照らす明りに叩かれて、姿を現してしまう。
部屋に訪れる沈黙、ローグの顔に血が上っていく音すら聞こえそうなほどで。
「こ、この、大人しくなさいっ!」
恥ずかしさのあまり、そう言いながら短剣の峰で殴りかかろうとしたのだが
「キリエ・エルレイソン〜」
間延びした声なのに素早い詠唱、という矛盾した詠唱によって生じた結界に、短剣は届かない。
「ていていてい!」
「キリエ・エルレイソン〜」
「ていていてい!」
「キリエ・エルレイソン〜」
…しばらくして
「ぜーはー、ぜーはー」
「あらあら、大丈夫ですか〜?」
打ちひしがれた格好で荒く肩を上下させるローグと、彼女を心配するプリーストがそこにはいた。
背中をさすってもらい、少しずつ落ち着いてくると
「あ、ありがと…って、だから違う!」
思わず礼を言ってしまい、大声をあげ、くらりと来てまたへたりこむ。
「急に大声あげたりしたらよくないですよ〜横になったほうが〜」
そういうプリーストに支えられ、情けないと思いつつもベッドへと向かうローグ。
簡素なベッドに横たわり、複雑な表情のまま天井を見上げるローグ。
プリーストはそんなローグを心配してか顔を覗き込みつつ
「大丈夫ですか?気分はいかがですか〜?」
「…いいわけないでしょうが…あ〜、もう、なんであたしっていっつもこうかなぁ。」
今にも目の幅涙を流しそうな様子のローグをしばらく観察していたプリーストは
「そうですね〜、顔色もよくありませんし〜。いつもということは、持病なのですか〜?」
…さらなる追い討ちによって、完全にローグは沈黙してしまった。
325名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/29(木) 19:00 ID:cictC.Is
が、熱を測ったりとこまめに世話を焼くプリーストの姿に、段々と気分が落ち着いてくる。
「あ〜、もういいよ、大分楽になったし」
「あら、そうですか〜?やっぱり、胸元を緩めると楽になりますしね〜」
「あ〜、なるほど。…って、ちょっと待った?!」
慌てて視線を向ければ、自慢の胸、それ自身の張りによって胸元ははだけかけ、かなり際どいところまで見えてしまっていた。
「女同士なんですし、そんなに慌てなくても〜。後、こうしたら気分よくなるんですよ〜?」
お構いなしにプリーストは手を伸ばし、指先でもって軽くローグの胸元を撫で始めた。
さらさらと流れるような繊細な指使いは心地よく、思わずまた力を抜いて受け入れてしまった、のだが。
「んっ、ちょ、ちょっと…?」
ぴくん、と小さくローグの体だが揺れる。
ただ撫でられているだけ、何も変なところはないのに、感じる違和感。
素肌に指先が触れるたびに、さわさわと微かに肌へと注がれる微細な動きが何かをしみこませていく。
「どうですか?気持ちいいですか〜?」
無邪気な打算のない笑みを向けてくるプリーストの顔から目を逸らし、何かを堪えるように唇を結ぶ。
しかしそんなことで逃げられるわけもなく、また、指の動きも止まらない。
わかっているのかいないのか、次第に素肌へと触れる時間が長くなり、手つきも一層複雑に。
ただ撫でるのでない、触れるか触れないかのところで踊る指先に、妖しさが増してくる。
「ちょ、あんっ…ま、待って待って、なにして、んぅっ!」
さすがにやばいと感じたのか、止めようとしたローグだが、突如加わった刺激に思わず声をあげ、慌てて口を塞ぐ。
プリーストの指がするりと胸元から滑り込み、硬くなり始めた蕾に絡みついていた。
指、というにはあまりに器用に動くそれは、さながら白蛇のよう。
絡めとった薄紅の蕾を締め付けながら指の腹でくすぐられ、同時に注がれる甘い感覚に知らず息があがっていく。
「や、やめっ…も、だめっ…あっ」
「あら〜?まだ気持ちよくなりませんか〜?大体の人はそろそろ気持ちよくなってくるんですけど〜」
不思議そうに小首を傾げるプリーストの子供のような表情と、官能的な指つきがどうしても結びつかない。
混乱と快楽の狭間にあるローグの胸元がさらに開かれて、豊かな胸が露にされる。
そうして、双丘が両手で捉えられ、倍の、いやそれ以上の熱がそこから生まれていく。
「ひぅっ、あ、はぁっ、やぁっ!そんな、したらぁ、だめぇっ!」
「まだだめなんですか〜、じゃあ…」
指の動きが、さらに大胆になっていく。
膨らみを撫で回すように踊りながら、先端に触れれば絡みつき、転がし。
そんな動きが徐々に執拗に、大きくなっていき、次第に揉みしだくような動きへと。
胸に指が吸い付いて離れない、そんな錯覚を覚えるほどにプリーストの思うがままに形を変えられる、乳房。
抑えきれなくなったローグの嬌声が、それに合わせて高く、低く、時に蕩けるように、時に鋭く、変化していく。
「はぁ…んぅっ!ん、ふぁっ!あっ、だ、めっ…っくぅ…ああっ!」
弄ばれる胸を通じて操られているかのよう、体をくねらせ身悶えしても、その指先から逃れることもできない。
いや、気がつけば胸を差し出すように背を反らせて胸を突き出すような格好になっている。
「まだだめですか〜…仕方ありませんね〜」
わかっているのか本当に困っているのか。
指先でくりくりと硬く立ち上がった突起を転がしながら、そう告げたプリーストは、片手を胸から離した。
急に刺激が減ったローグは、それまで堪えるようにきつく閉じていた目を開き、潤んだ瞳で見上げ
「な、なに、やめ…る、の…んっ」
そう小さく囁くような声に、まだ満たされない、残念そうな響きがあったのを果たして聞き取ったのかどうか。
にっこりと優しい笑みを浮かべたプリーストは嬉しそうにいった。
「いいえ、まだまだ…ちゃ〜んと気持ちよくなっていただかなければ〜」
「え…ひゃっ、え、え…」
胸から離れた手が、ゆっくりと素肌の上を滑り、降りていく。
途中、くぼんだおへそにちょっと悪戯をした後、たどり着いたのは下腹を覆うホットパンツ。
よどみのない動きでベルトが外され、前が開けられて、指がさらに奥へと進んでいく。
やめて、と言いたげに小さく首を振るローグだが、足は抵抗も見せず軽く開いたままで。
力が入らないのか、それとも。そんなことすら、もう自分ではわかっていなかった。
「…やっ…あんっ!そ、そこ、触っちゃぁ…ふあっ!」
「あらあら。もうこんなに…気持ちよくなかっただなんて、嘘だったんですね〜」
熱くぬかるんだ入口を指先で軽くかき回される、ただそれだけなのに体中に電気が走ったような衝撃。
びくんと体を跳ねさせるローグにお構いなしに指は秘めた場所で踊り、官能を引き出していく。
「ち、ちがっ、ちがっ、のっ!あ、あたしっ、あ、はぁぁっ!」
「嘘つきさんにはぁ、おしおきですよ〜」
指が、中へと滑り込む。突き入れられるような激しさがないのに、するりと自然に、最奥まで。
動き出せば途端に体の中心からかき出される強烈な快感に、甘く高い声が止まらない。
そうしていながら、さらに親指が、蠢いた。器用に、立ち上がって自己主張する芽を守る包皮を、むき上げて。
「ひっ、そ、そこ、だめぇ!」
「だ〜めですよ〜」
くすり、と小さな笑み。そして
「ひぃぃっ!!そこっ、やぁっ!つ、強すぎるよぉ!!」
肉芽へと与えられる、鋭すぎる甘い衝撃。硬い爪が痛みと快楽のない混ぜになった刺激を叩き込んでくる。
繰り返し与えられるそれに、髪を振り乱して悶えても、指は離れずに動き回る。
「正直に言ってください?気持ち、よかったんですよね〜?」
「ち、ちがっ、ひぁぁぁ!」
「正直に言わないとぉ、おしおき、いつまでもしちゃいますよ〜?」
続けざまに襲い来る痛み、とそれが去った後の深く濃厚な官能。
翻弄され、最後まで残っていた理性も剥ぎ取られていく。
「きっ、気持ちいいっ、気持ちいいのぉっ!だ、だからぁっ!!」
「はい、よく言えました〜。じゃあ、ご褒美に…た〜くさん、気持ちよくなってくださいね〜」
「ふえっ、ま、まって、これいじょ、う、こわれちゃっああっ!!」
中へと忍び込む、もう一本の指。
2本に増えたそれは、さらに繊細に激しく、動き回る。
絡み合い、離れ、また絡み合う二匹の白蛇が中で思うがまま、それでいて的確な狙いで暴れて引きずり出していく快楽。
途切れることなのないそれは、高みへと突き上げられたローグが戻ってくることを許さない。
「あひっ、あ、ああっ!!も、もうだめっ、も、もうっ!ひぃぃっ!!やっ、い、いっちゃっ、またっあああっ!!」
「まだまだですよ〜?」
引いて、突いて、のリズムのある突き上げの刺激とはまるで違う、白蛇の戯れ。
中の全てを舐めしゃぶられながら引っかかれている、その快楽に終わりがない。
すでに溢れ出し、零れ落ちるほどの蜜が奏でる淫らな水音も聞こえないほどに、遥か高いところへと押し上げられ
「そろそろ疲れてきましたし〜そろそろ、気持ちよくなっちゃってくださいな〜」
幾度達したのか、すでに数えることもできないというのに、これ以上。
だが、もはや首を振って抵抗することもできず、繰り返される絶頂に小刻みに震える体。
その、体の芯へと、爪があてがわれ。
こり、と甘噛みするような刺激が、与えられ。
「ひぃ?!ふあっ、あっ、ああ…ああああ!!!」
一際大きな声を響かせて、体を硬直させて。
いつまでも続くかと思えるような長い長い余韻がようやく終わった、と思った瞬間、
がくりとローグの体から力が抜け、その意識も闇の中へと消えていった。
326名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/29(木) 19:00 ID:cictC.Is
「うう…ひどい目にあったわ…」
ベッドに突っ伏したまま、ローグはそうぼやく。
誘拐したはずのプリーストに逆に手篭めにされ、気絶をした挙句にきちんと後始末までされた次の日のこと。
腰に力が入らず、立つこともできず。ベッドに突っ伏していることしかできていなかった。
「ぼんやりしてたプリだから、簡単だと思ったのに〜」
そう言いながら、気だるそうに寝返りを打つ。それくらいはできるようだ。
「やっぱあたしには向いてないってことよねぇ…」
これからは真っ当にモンスター相手にスナッチャーでも、などと考えていた、のだが。
「こんばんは〜」
聞こえてきた間延びした声に、ぎくり、と硬直する。
ゆっくりと、声の聞こえた方へと視線を向ければ、予想通りの笑顔満面なプリースト。
「な、なんでまた来たのよ?!」
「はい?私、プリーストですから〜ワープポータルくらいありますよ〜」
「そういうことじゃなくて!いや、それ以前に鍵はどーしたのよ、ちゃんとかけたはずよ?!」
「…はあ、そんなものがあったんですか〜?気づきませんでした〜」
一瞬の沈黙の後、そらとぼけながら、彼女が髪に付け直したのは、ハートのヘアピンあった。
「あ、あんた、ほんとにプリースト?あたしよりよっぽどシーフっぽいじゃない!」
「いいえ〜、あなたのほうがシーフさんですよ〜」
「…は?」
途端、もじもじと恥ずかしそうにしだすプリーストに、半開きになった口が閉じない。
理解できていないローグに、さらなる追い討ちがかかった。
「私の心を盗んだ、いけないお方…」
「な、なぁ?!」
間延びしたいつもの声に、どこか熱っぽく甘いものが篭った声。
驚いて跳ね起きようにもローグの腰に力がはいるわけもなく。
「昨夜のあなたの、あの潤んだ瞳、忘れられませんの…もっと見せてくださいな〜♪」
「ちょ、ちょっと待ったぁぁぁぁ!!」
覆いかぶさられ、なんとか手だけでも抵抗を見せながら、口にしたのは
「せ、せめて明日にして、今日はもうあたしっ」
「レックス・ディビーナ〜」
「んぅっ、んっ、んぁっ…」
抵抗も、そこまでで。
程なくして甘い声が響いてきたとか。
327名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/29(木) 19:39 ID:zERrSEm2
激しくイイ!!(・∀・)
よーし、自分も負けずに書くぞ〜
328名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/29(木) 22:04 ID:kedt3KCQ
>>324

ネ申
329名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/30(金) 21:03 ID:7FESzDWU
文神様の作品を拝見させていただく中で、自分も書いてみようという思いが芽生え
、現在鋭意製作中。

・・・ですが、ネタ(H内容)は思いつくものの肝心のキャラ設定が_l ̄l○
むぐぐ・・・職は決まってるんですが・・・
330名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/01(土) 02:28 ID:Kcsnk/so
>>324

・・・・眠れなくなっちゃった。
ご馳走様
331名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/01(土) 18:04 ID:88pR1oAw
奴はとんでもない物を盗みました…
332名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/05/01(土) 21:49 ID:OOweNuXY
>>324
美味しすぎです。その前の方々も素晴らしすぎです。
前フリも、本番も。

次回作を楽しみにしております。
333332sage :2004/05/01(土) 21:51 ID:OOweNuXY
あっと、sage忘れました。
ごめんなさい。
334名無したん(*´Д`)ハァハァdame :2004/05/02(日) 04:36 ID:kpng5hXw
dame
335329sage :2004/05/02(日) 18:14 ID:zAQBFL3M
初投下。
素人なもので、おそらく誤った表現が多いかもしれませんが・・・
大目に見てくだされば幸いです_l ̄l○

ちなみに、♀WIZ×♀WIZです。
336329sage :2004/05/02(日) 18:15 ID:zAQBFL3M
「はぁ…姉さん、まだかなぁ」
とため息をつきながら、私は洗濯物を取り込んでいた。
時は夕方、場所はプロンテラ。私と姉さんはここで、二人で暮らしている。
私も姉さんもウィザードなのだが、私はいかんせん魔力が弱いので、実用には至らない。だからこうして家事をしているのである。
いつもと変わらない昼下がり。私は家事をこなし、姉さんは生活費のため、狩りに出ている。
しかし、全てがいつも通りならば私の口からこんな言葉が漏れることはなかった。

…姉さんと呼んではいるものの、血のつながりがあるわけではない。私は、姉さんの母…今では、私にとっても母さんになるわけだけど。
幼い頃、住んでいた村を襲われ・・・父、母、友達、故郷…すべてを失い、路頭に迷っていた。
そこを、今の母に拾われたのだ。
それからは、村を襲われる前と同じような、幸せな生活をだった…
友達と遊んでいた日もあれば、母さんに叱られた日もあって…何もかもが、元に戻ったように思えた。
でも、それは長くは続かなかった。
2年前、また…私が住んでいた街が襲われた。
そして、その襲撃のとき…私達を守るために、母さんは死んでしまった。
やっと…私にも居場所ができたと思ったのに。どうして…?私が居る場所居る場所が、こうして滅んでしまうの…
「もしかして、私が滅亡を招いているの…?」そういう思いが、芽生え始めた。

いつもと違うのは、姉さんに聞いてみたいことがあったからだ。
私が居るせいで母さんは死んでしまったんじゃないかって。
そんな私と一緒に居て、姉さんは苦じゃないのか、って。
数日前から言おう言おうとは考えていたけど、踏ん切りがつかなかった。
もしかしたら、姉さんを悲しませてしまうんじゃないか。
という思いがあったから…と、思考をめぐらせていると。
「セレス、ただいまー。」姉さんが帰ってきた。
「あ、おかえりなさい、姉さん。」いつものように、帰ってきた姉さんを出迎える。
「ちょっと今日は調子が悪いのかな…はい、今日の収入。」と、姉さんはお金のたくさん入った袋をテーブルに置き、椅子に座った。
袋には、「レイ様へ」と書いてあった。レイというのは、姉さんの名前だ。
商人に物を売ると、お金をこのように丁寧に渡してくれるのだと姉さんは言う。
「今日は遠出して、古城の地下水路に行ってきたんだけど…なかなか魔法が発動しなくて、行ってからあまり経たないうちに、やられちゃった。」
「え…姉さん、どうしてなの?」姉さんはかなり強い魔力の持ち主だ。それなのに、どうして。
「あの場所にはねずみがいっぱい居てね…魔術の詠唱が、かき消されちゃったの。ねずみの声で。」
「あ…そっか。」
魔術というのは、声の届く範囲にしか効果が無い。それも、対象に呪文が聞こえていないと効力を成さないのだ。
非生物の場合は、問答無用で魔術は成立するけれど…相手が生物の場合は、別になってくる。
周りの音がうるさいと、呪文が相手に届かず、魔法が成立しないのである。
「それで、魔法が発動しなくて…巨大な手のモンスターに捕まっちゃって。」と、姉さんは笑いながら答えた。
「そっか…って、姉さん、炎の壁は!?」
「それがね…地面もそのモンスターと同調しているみたいで、たまにしか発動しなかったのよ。ねずみの声に詠唱をかき消されて。」
「なるほどね…」
などと、今日の狩りについての話を聞いていた。これも私の一日の楽しみのひとつだった。
私だって、いつまでも姉さんに頼っているわけにはいかないから。いつか、姉さんの役に立てるような魔術士に、きっと…
などとと思いを巡らせていると、ふとさっきまで考えていたことが脳裏に浮かんだ。
そっか、今日はようやく決心がついて、姉さんに話そうと思ったんだっけ。
「ねえ、姉さん。ご飯は?」何気ない話題で、居間から去ろうとする姉さんを呼び止める。
「うん、今日は町の食堂で食べてきたから、自分の分だけ作って食べてね。」
そっか、食べてきたんだ…これなら…時間はたくさんあるよね。
「…?どうしたの、セレス。突然黙り込んで…」意を決して、私は口を開く。
「姉さん。座って…」部屋に戻ろうとしていた姉さんを、再び椅子に座らせた。
「どうしたのよ…そんな、改まって。」
「…姉さん、母さんが死んだの…私のせいなんじゃないかな?」
「何よ、いきなり…」
「…話すね。」
姉さんは黙って頷いた。
337329sage :2004/05/02(日) 18:15 ID:zAQBFL3M
「私、母さんに拾われて、そしてこの家で育てられたでしょ?」
「そんなこと、言わなくても私もわかってるわよ。」
「その前は、どうしてたと思う?」
「どうしてたって…他の人と同じように、家族が居て、友達が居て…楽しく暮らしてたんじゃないの?」
「そう。そうなんだけど…」
「どうしたのよ?」
「…私が住んでた村、何者かに襲われたの。姉さん達の時と、同じように。」
「!!」
「生き残ったのは、私だけ…父親も、母親も、友達も…みんな、死んじゃったの。」
「…偶然よ、偶然。同じような境遇の人なんて、何人も居るんだから。」
「…そして、街を襲ったのは、漆黒の鎧に身を包んだ騎士…姉さんも、見たでしょう?」
「ええ…」
「私の村を襲ったのも、そいつなのよ」
「…」
「…ねえ、もしかして…私が居るせいで街が襲われたんじゃないかな?」そう思ったのには、理由があった。
通常、人間の耳は丸い。だけど、私は生まれつき耳がとがっていたのだ。
きっと、私は人間ではないのだろう…そして、その漆黒の騎士は私を殺そうと、或いは何かに利用しようとして…
「な、何を言っているの…?」
「…ねぇ、姉さん。私と一緒に居て…怖くないの?」
「怖い?どうして?」
「だって、私…耳、姉さんと違ってとがってるし…前に見たでしょ?魔物しか使えないと言われる魔法を、私が使うところ。」
「ええ。」
「だから、私、人間じゃないんじゃないかな…って思ってたの。」
「何をばかなことを言っているの…?」
「それに、私…姉さんが稼いだお金に頼って生きて…まるで・・」
言い終わる前に、姉さんは私に抱きついてきた。
「それはそうよ…あなたを危険な目に逢わせたくないもの。」
「え…でも、姉さん…私、人間じゃな」
「お願い。それ以上言わないで。」
と、姉さんが言う。心なしか、声が震えているように思えた。そして立ち上がり、私の隣へ歩み寄ってきて…
「だ、だけど姉さん…」
「まだ、認めてくれないの…?」
「だって…んっ!」
反論しようとすると、姉さんが突然私にキスをしてきた。
唇が重なった、次の瞬間。姉さんの舌が、私の口の中へと…。
「ん…んふっ…んぁっ」
「んっ、ふぅ…」
咄嗟に離れようとしたけど、姉さんの手が私の頭を捉えていて、離れられない。
姉さんの舌が私の口内をくすぐるたびに、私の頭に響く淫靡な音が、私の意識を渦の中へと巻き込んでいく…
「ぁん…んくっ…」
「んふふ…ぷはっ…」
姉さんの口が私から離れた。それと同時に、なんだか残念な気持ちが湧いてきた…どうしてなんだろう。
「はぁ、はぁっ…ね、姉さん…いきなり何を…」
「だって、セレスが私のことを信用していないみたいだったから…教えてあげようと思って。」
そう言って、姉さんは私の胸に触れ、服越しに揉み始める。
「お、教えるって…一体何を…あぁっ」
「私は…こんなにも、セレスを愛してるんだよ、って…ね?」
優しく言いつつも、その手は止まらない。
恥ずかしい。凄く恥ずかしいけど…抵抗する気にはならなかった。
もしかしたら、私は心のどこかで姉さんに「される」ことを望んでいたのかもしれない。
「んっ…だ、だったら…こ、こんなことっ…あふぅっ…」
「だって…言っても、分かってくれないんだもん…」
「わ、わかって…る…んはぁっ…」
「そうなの?だったら…」
すっ、と、姉さんの手が服の隙間から私の胸へとじかに入ってくる。
そして、そのまま手は動き始めた。
「どうして…さっき、あんなことを聞いたの?」
「ん、んふっ…そ、それは…あぁんっ!」
時に激しく、時に優しく揉まれ…更に、たまに攻められる胸の頂。
それら全てから送られてくる快感が、私を絶頂へと押し上げていく。
「わかっているなら…あんなことは、聞かないはずよねぇ・・?」
「だ、だって…あ、あぁっ!!んっ…ひぁっ…」
もう、私自身・・・何を考えているのかも分からないほどに、高みに上っていた。
「…あ、そうだっ。ふふ…」
姉さんが、不敵な笑みを浮かべ、私の上着を脱がせていく。
脱がされた衣服は床に落ち、私の上半身が外気に晒された。
「あらあら…胸、こんなに大きくなっちゃって…時の流れというのは、早いものね…」
「ゃ、姉さん、恥ずかし…あぁっ!」
姉さんが、私の胸に口付けを始めた。突然襲い来る快楽に、無意識に仰け反る体。
「んっ…こうして、肌と肌で触れ合うのも、久しぶりね…覚えてる?小さい頃、一緒にお風呂入ったこと。」
「ぁ、…ぅんっ!覚えて…ひゃんっ!」
意識していなくても口から漏れる喘ぎ声で、まともに会話が出来ない。
今、私の意識は、姉さんに「される」嬉しさと、姉さんに意思が伝わらない歯痒さの間を行き交っていた。
ちゅっ…ちゅぱっ…姉さんの行為に身を任せる中で、感じ取れたのは姉さんの声と、行為によって発せられる淫靡な音。
その2つが合わさって、私は快楽の渦に飲み込まれている。抜け出す術はないけれど、抜け出すつもりはない。
338329sage :2004/05/02(日) 18:16 ID:zAQBFL3M
「…あら?どうして床が濡れているの…?」
胸への口付けが止んだ。
「だって…それは姉さんが…んぁっ!」
「私が…どうしたの?」
と、私のショーツの濡れてる部分をつついてくる。
「姉さんが…んっ、私にあんなことするから…あんっ!」
「そう…原因は私?」ぐちゅっ。指がショーツを押す。
「きゃんっ!ぁ、あぁ…っ」
私の液で濡れた秘部を押される。それだけで、頭が真っ白になってしまいそう。
「でも、拒絶しなかったじゃない…ねぇ?」
押し込むように私の秘部を刺激していた指が、今度は爪を立ててこするような愛撫に変わる。くりくりっ。
「あ、んっ…んふっ…ひゃっ、あ、あああぁっ!!」
何度か痙攣し、体の動きが止まる。
「あらあら、もういっちゃったの…?でも、これからが本番なんだからね。」
頭がぼーっとする中で、なんとか聞き取り…その意味を理解した。
この行為は、まだまだ続くのだと。そんなことを考えていると…
「よいしょっ…下着、脱ごうか。」
「はぁ、はぁ…」
ただ、呼吸をしているだけで動けない私。
そんな私の、身を隠している最後の衣服が今、脱がされた。
「あらまぁ…こんなに濡らしちゃって…」
「ん…だか・・ら…ねえ・・さんが・・」
「んふ…ちょっと、待ってね…」
と、姉さんは後ろを向き、何かをしているようだが、私にはわからない。
私は、疼きを止めようと、秘部へ手を伸ばそうとした・・・
…!?手が動かない…
「ふぅ、あぶないあぶない。私の目を盗んで、自分でしちゃダメよ。」
…これは…ナパームビート…?
「どうしても自分でしたいのなら、あなたの魔力でこの念力を中和してみなさい。あなたもウィザードでしょう?」
ダメ、敵わない。姉さんの魔力に、私で打ち勝てるはずがないのだ。
「どうしたの?ピクリとも動いていないようだけれど…」
「ん…っ、くぅっ…」
「無理に動かそうとしなくても、今私がしてあげるから…お待ちなさい。」
腕を動かそうとして、うめき声をあげる。でも、強大な魔力で押さえつけられているのだから、動くはずが無かった。
「雷よ…」…?この呪文は…
「きゃっ!」!?姉さん、何を…
「ごめんね…突然だったから驚いちゃって。それより…準備、出来たわよ…」
姉さんの手をよく見ると、指が震えていた。
「ん…ね、姉さん、一体何を…」
「ちょっと…指に、ライトニングボルトを落としてみたの。」
「え…も、もしかして…」
「…ご明察。それっ♪」
姉さんの震える指が、私の秘部に入り込んできた。
「やぁっ!あ、んっ…んふぁっ、ゃぁっ!」
魔法により痙攣している姉さんの指が、私の膣内を掻き回す。
「ふふ…どう?気分は…?私、指動かしてないから大して刺激は無いと思うけど」
「あ、あっ…んっ、き、気持ちいい…はぁっ!」
「あらあら、そんなに…なら、これはどう?」私の中に指を入れたまま、姉さんは指を曲げた。
「ひゃんっ!?ぅ、あぁ…あふっ・・」指は、私の弱いところを的確に刺激してくる。まるで、全てを知り尽くしているかのように…
「どう?気分は…」
「ぁ…き、気持ち…よすぎて…ゃ、あぁっ…わ、私、もう…」
「え…?さっきいっちゃったばっかりなのに、またいっちゃうの?えっちな子…」
そう言うと、姉さんは私の秘部から指を引き抜いた。そして…何かを言っているように思えた。呪文…?
ほどなくして、声が聞こえた。
「はい、自分でしてもいいわよ」
「ん…は、はい…」
あ、念力が解けてる…気持ちよくて、夢中で…気付かなかったけど。
ぷちゅっ。自分で、秘部に指を入れてみる。
・・!? 何も感覚がなかった。
「え…!?ど、どうして…」
絶頂の直前まで上り詰めた体の、疼きを止めたい。でも、気持ちいい場所を刺激しても感覚がない。戸惑う私に、姉さんの声が頭に響いた。
「セレス。周りをよくごらんなさい。」
言われるままに見てみると、私はピンク色のオーラにつつまれていた。…セイフティウォール…?
確か、中に居る者をあらゆる衝撃から守るという防御呪文・・・まさか!
「姉さん…どうしてこんなことを…?」
半泣きになりながら、姉さんに訴える。いつ戻るかも分からない刺激を求め、秘部をいじりながら。
「…私は、あなたのことをずっと慕っていたのに…!」
と、姉さんのほうを見る… 瞳に涙を浮かべていた。
「あんな風に思われていたなんて…私の思いは、届いていなかったってことじゃない」
…! 今になって分かるなんて…私は、自分の愚かさを呪った。今すぐにでも、死んでしまいたかった。
あんなことを言って、姉さんが傷つかないわけがない…そんなこと、分かっているはずだったのに、どうして言ってしまったんだろう。
「姉さん・・・ごめんなさい…私、最近自分が誰なのかわからなくなってきて…ついあんなことを…」
「…じゃあ聞くわ。あなたは誰なの?」
「私は…セレス。姉さんの…妹。」
「分かってるんじゃないの。だったら今更思い直す必要も無いでしょう?」と言って、姉さんは私を抱きしめた。
「は、はい…」姉さんに体を預ける。
「…ねぇ、それと…さっき私が怒ったとき、『死にたい』って思ったでしょう?」と私に優しく問う姉さん。その表情は、穏やかだった。
その口調は、私を拾って、育ててくれた母さんを思い出す。とても、優しい…
「え…読まれて…」
「…絶対に、ダメ。そんなこと、私が許さないから。」一転、姉さんの表情が険しくなったと思うと、こんどは悲しげな表情で。
「…私と、母さんが認めた…この世でたった一人の、大切な妹なんだから…死んじゃ、嫌…」震える声で、姉さんは言った。
「ごめんなさい…一瞬でも、そんなことを考えてしまって…」謝るしかなかった。それが、私に出来る精一杯の償いだったから。
「…分かってくれればいいの。私こそ、意地悪しちゃってごめんね。」
「ぅん…私が、姉さんにしてしまった事に対する、当然の罰だから…気にしないで。」
「…さ、セイフティウォールも消えたことだし…続き、してあげるね。」
「はい…」
「どこにして欲しい?」
「ぁ、その…」秘部を指さす。が、
「言わなきゃ分からないでしょ?」
と言われ、俯く私。
「ぇと…ゎ、私の…ここを、姉さんの指で…」
恥ずかしくて、口篭る。いくら姉さんにでも、言えない…
「指で…どうして欲しいの?それと、『ここ』ってどこ?」
「私の…私の膣(なか)を、姉さんの指で…ぐちゅぐちゅって、してっ!」
言えた…姉さんに『される』喜びが、羞恥心に打ち勝ったのだろう…
「はい、よく言えました。ライトニングボルト!」
また先ほどのように指を震わせ、姉さんは私の中へ侵入してきた。
「んふぁっ!ぁ、んんっ…」
「確か…ここ…よね?あなたの弱点。」そう言って、指を曲げて私の弱いところを攻めてくる。
「あ、あぁっ…んっ、ひっ…き、気持ちい…い・・ひゃうっ!!」止まらない攻め。動きは優しいのに、激しすぎて、意識が飛んでしまいそう。
「…ん、こっちは…コールドボルト!」反対の手を天にかざし、叫ぶ。手に現れる氷。
「ひゃぅっ…コールド・・・ボルト・・?ぁんっ!」
「これを…ここに当てると…もっと…」氷が陰核に押し当てられる。
「あ、んっ…あはぁっ…な、何これ…気持ちいい・・きゃうっ…」こんなに気持ちがいいのは、初めてだった。
「ふふ…仕上げに…ね?」
胸に口付けされる。たまに乳首を舌で転がされるのが、くすぐったくて気持ちいい。
「んぁっ、やぁっ!はっ…き、気持ちよすぎ…ね、姉さんっ!わ、私…ぁんっ!!もう、いきそっ・・んふぁっ!」
「いきたいの?いってしまいなさい…」
くにゅっ。乳首を優しく噛まれた気がした。
「あぁっ、わ、わたし…もう・・いっ、いく…いっちゃ…あ、あぁぁああっ!!」
頂点に上り詰めた瞬間、私の頭の中は完全に真っ白になった気がした…

「・・ねぇ、これで分かってもらえたかな?」動けない私に姉さんは聞いた。
「わ、分かってって…何…が?」
「私は、あなたに対して変な思いは持っていないってこと。」
そう耳元で囁いて、姉さんは私に抱きついてきた。
「うん…ごめんなさい、疑って…」
「いえ、私もお金稼ぐのに必死で、あまり家に居られなかったから・・・そういう思いをさせちゃったのかも。私こそ、ごめんね。」
「姉さん…あ、そうだ。私、姉さんの力になりたいんだけど…何か私にできること…ないかな…」
今の頭で考えられる、姉さんへの精一杯の恩返し。
「そうね…特に無いけど、お昼ご飯…現地で食べるから、お弁当…かな。作ってくれると、助かるかも。」
「あ、うん…じゃ、私…明日から早起きするね…」
「お願いね。それと…もう一つ。」
「なに…?」
「…明日からも、家事、いつもどおりによろしくね。」
「…うん。」

そして…次の日から、いつものような生活が戻った。
数日前のような悩みもなく、私は家事に専念している。
ただ、以前と違うのは…私の一通りの仕事が終わったら、魔法の訓練を行うようになったこと。
いつか、姉さんのようなウィザードになれることを夢見て…
…いや、いつかなってみせる。絶対。
そんな風に考えながら、訓練をしていると…
「ただいまー。」
あ、姉さんが帰ってきた。
「…おかえりなさい、姉さんっ!」

-fin-
339名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/02(日) 20:15 ID:E4Ph8sKE
見苦しいところはありませんでしたよ。
美味しくいただけました。
魔法を使って責めるところに『技』を見ました。

ぐっじょぶ!
340329sage :2004/05/03(月) 18:29 ID:KDlT0uB6
やってしまったぁぁぁぁっ!!
夕方なのに昼下がりとはこれいかに!_| ̄|○

最初は洗濯物を「干している」設定だったんです_| ̄|○ ゴメンナサイゴメンナサイ
直し忘れてました!
「いつもと変わらない昼下がり。」→「いつもと同じように、」と
脳内変換お願いします_| ̄|○
341324sage :2004/05/08(土) 22:20 ID:b0crsd3w
なんだか電波がきて書けたので投下。
よかったというレスが多いので調子に乗ってしまいましたが、
今回はどうでしょう。
342324sage :2004/05/08(土) 22:21 ID:b0crsd3w
「ん〜、なになに?モンクへと転職するということは、他の職業とはまた意味が少し異なり…」
なにやら、本を音読する声が聞こえて、私はそちらへと目をやった。
見れば、ベッドにころんと寝転がりながら本を読んでいる彼女の姿が目に入る。
セージである彼女は、基本的に本が好きである。
そして、基本的に体力がないなどの理由をつけてずぼらな格好でいることが多い。
…まあ、ここまで無防備な格好になるのは、私の前でだけ。
さすがに学院ではきちんと座って本を読んでいる、はずだ。
そう、セージの制服から寝転がるのに邪魔な装飾を外した格好で寝転がる彼女の格好は、
見えそうで見えない際どいもの…いや、実際寝返りのたびにちらちら見えていたりするのだけど。
「こら、もうちょっとちゃんとした姿勢で読みなさいって。目に悪いわよ?」
「ん〜?そしたら眼鏡かけるから問題なし〜」
「いや、そうじゃなくてね…」
なんだかぐったり疲れた気がして、それ以上注意する気が失せてしまう。
まあ、よく頭の回る彼女のこと、変に言いくるめられてしまうよりは暖簾に腕押しのほうがまだ平和だ。
悟りの境地に至った導師のような気分で、自分にそう言い聞かせる。
そうしている間にも彼女の読書は進んでいたようで
「ふむふむ。秘孔を突かれることによる覚醒をもってモンクへの転職が完了することを考えるに、
これは一種の進化とも言え…へぇ、そうなんだ〜」
感心したような彼女の声とともに、自分が転職した時のことを思い出す。
辛く長い修行と転職の儀式。
その後に感じた力が開放される感覚。
同時に、自らの内にある力に溺れることなく、仲間のためにこの拳を振るおうと心に誓ったものだ。
が、そんな私の感慨はすぐに打ち破られることになった。
「つまり、ヤられちゃって目覚めちゃったんだね〜」
…がたがたがた〜ん!
彼女の言葉を理解するのに1秒かかったための硬直と、理解してしまったがためのずっこけ。
満足そうな彼女へと、首をぶんぶんと振って否定する。
「違うっ!なんでそういうことになるわけ?!」
「え〜、だってほら、秘密の孔を突かれるってことは、そゆことでしょ?
…あ、それだと男の人がだめか〜」
さすがに間違いに気づいてくれたらしい様子に、ほっとしつつ
「そ、そうでしょ、だからそういうことじゃなくてね」
「あっ、そっかだったらお尻のほうか〜。あ、だから覚醒…目覚めちゃったんだ〜」
べしゃっ!
なんとか立ち直りそうだったところに、さらに追い討ちがかかり、私は床に突っ伏してしまった。
「なんでそうなるのっ!それも違うからっ!」
必死で身を起こしながら抗弁。
いかな若輩、未熟者といえどもモンクの末席に名を連ねるもの。
こんな妙な誤解がまかり通るのを許すわけにはいかない!
なんて使命感のようなものがあったのだけれど。
「え〜、でもこの仮説なら、最初から君がお尻でよくなっちゃったことも説明できるんだけど〜」
彼女のこの反論で、真っ赤になってしまい、勢いなんてどこへやら。
床にひたすらのの字を書きながら
「そ、それはまったく別の問題なわけででねっ、あの、だから、秘孔っていうのは、そもそもほんとの孔じゃないの!」
我ながら苦し紛れな言葉、と思ったのだけれど、ぴたりと彼女の追及が止まった。
変なところで好奇心が刺激されたらしい、のはさすがセージというべきなのかどうか。
「ねね、それってどういうこと?そもそも秘孔ってなんなの?」
ベッドから身を起こして、前のめり気味な姿勢。
彼女が興味を引かれた時は大体こんな感じ。
…僅かな薄布に覆われただけの彼女の胸が強調される姿勢だなんて気にも留めてないんだろうなぁ。
とか思うと、つい彼女の頭を小突きたくなるけど、一先ずそれは置いといて。
「あ〜っと、つまり、ここでの孔っていうのは、ほんとの穴じゃなくてポイント、くらいの意味なのよ」
「ふむふむ?」
私の話にさらに興味が引かれたのか、さらに前のめり。
こちらは床にへたり込んだままの格好。
あちらはベッドの上で前のめり。
…目の前で柔らかそうな果実とそれが作り出す谷間が揺れているのを見せ付けられて、なんだか頭がくらくら。
喉を鳴らしそうになるのを必死で堪えながら、なんとか言葉を紡いでいく。
「細かい説明をすると長くなる…もといっ、私もよくわかっていないのだけどっ」
長くなる、という言葉に、げんなりどころか一層目を輝かせたのを見て、私の防衛本能が危険を告げる。
それに即座に従って言葉を取り繕えたのは…ひとえに、修練と彼女との付き合いの長さのおかげだろう。
彼女は興味を持ったことであれば、一晩どころか二晩だって話しに付き合ってくる。
モンクである私すら、体力負けするほどの集中力で、だ。
さすがにあんな経験は二度としたくない。
「あなたたちセージにも色々な学説はあるんでしょうけど。
私たちモンクは、気、気の流れ、というものを人体を考えるときの重要な概念としているの」
「ああ、うん、それは聞いたことあるわ。それで?」
…さすが、というべきか。それくらいはすでに知っていたらしい。
というか、気についてつっこんだ質問をされたら私はもちろん答えられないので(ごめんね導師っ)、ちょっと安心しつつ。
「んと、その流れっていうのは網目状になってるのね。
で、気の流れと流れの交差するポイントのうち、いくつかはきちんとした手順で刺激すると
人体に大きな影響を与えるの。それを秘孔と言ってる…だったはず」
最後のほう、さすがに曖昧な知識に、ごめんね、のつもりで手をあわせつつ。
さすがに彼女も鬼ではないらしく、それは伝わったようで。
「ふむふむ、大まかなとこはわかった〜。細かいことは今度カピトリーナのほうに取材にいくのもありとして。
…えへ、ちょっと安心しちゃった」
そう言って、申し訳なさそうに舌を出した彼女の姿を見て、ようやく気づいた。
なぜ、彼女がこんな馬鹿げた仮説にこだわっていたのか。
「もう、バカね…」
普段なら彼女の頭を私の胸に埋めるように抱きしめるのに、
今日はへたり込んでるせいで、私が彼女の胸に顔を埋める形。
それも、なんだか今は心地よくて、そのままに。
「私は、唇も、その…前も後ろもなにもかも…全部、初めてはあなたにあげたんだからね…?」
「…初めて、だけ…?」
彼女を安心させるために言ったつもりなのに、彼女から返ってきたのはそんな言葉。
おかしくて、嬉しくて、安心させたくて。
しっかりと。
彼女のぬくもりが私に伝わるように。
私のぬくもりが彼女に伝わるように。
抱きしめて、その肌の心地よさに思わず頬擦りしながら。
「初めても、其の後も、ずっと。私の全ては、あなただけのものだよ…」
彼女の唐突な問いと、先刻から見せ付けられていた悩ましい肢体とにきっと酔ってしまったのだろう。
そんな言葉が、照れる前に出ていく。
結局、口にしてしまった後に照れて、顔が熱くなってしまったのだけど、今はそれでもいいと思ってしまうほどに。
343324sage :2004/05/08(土) 22:22 ID:b0crsd3w
「ありがと…大好き…」
きゅ、と抱きしめられる。
彼女は色々なことを理解している。
だけど、これはきっとわかっていないのだと、思う。
彼女のこんな、さりげない一言で、私がどれだけ幸せになっているかだなんて。
…もっとも私だって、私の一言でどれくらい彼女が幸せになってるかもわからない。
ただわかるのは、気持ちを伝えれば幸せになってもらえる、それくらいだから。
それがわかっているから、照れだとか余計なものが邪魔する前に言葉にできる…多分。
まあ、今はもう一つわかってないこともあるんだけども。
「あ、あのね、嬉しいし気持ちいいんだけど、ちょっと苦しい…」
「ふえ?あ、ごめんごめん…」
そう、私は胸に顔を埋めて抱きしめられていたため、呼吸ができなくなっていたのだ。
少しだけ腕が緩められて、私も顔を少しだけずらして、大きく息を吸い込む。
彼女の肌の間近の空気は彼女の匂いがして、それが体に満ちていくのを感じると、幸せな気分。
浸っていると、微かに彼女の身じろぎを感じた。
「そんなに動くと、髪の毛くすぐったいよぉ〜」
くすくす笑っているのは、くすぐったさを誤魔化すためと見た。
私はちょっと悪戯したい気分になって、彼女の胸元に頬擦りするように顔を動かす。
「やん、だめだってばぁ〜」
なんて言いながらも腕を緩めないあたり、彼女だってまんざらでもないはず。
…でも、そんな風に戯れてると、私の中でむくむくと、別の悪戯心が疼いてきて。
ぺろり。
「ひゃんっ、あ、ちょっとぉ…?」
彼女の、抗議とも問いかけともつかない声は無視して、さらにもう一度、二度。
目の前でずっと揺れていて、今顔を埋めている、彼女の豊かな膨らみ。
あまりに美味しそうだったから、ついつい、なめてしまえばやはり美味しくて。
極上のマシュマロも敵わないその柔らかな膨らみに存分に舌を這わせて、堪能していく。
「あ、んっ…ちょ、っとぉ…だめぇ…」
言葉とうらはらな声の甘い響き。
だめと言いながら私を相変わらず抱きしめたままの腕。
「ほんとにやめちゃったほうがいいの?」
なんて意地悪なことを問いかけながらも、止まるわけもなく。
右の胸をたっぷり時間をかけて丹念に舌を這わせて、満足したら左の胸へ。
舌の辿った痕は光る筋となり、彼女の荒い呼吸に合わせて上下して、てらつき方が変わっていく。
美味しそうな膨らみは一層の艶を帯びて私を誘っているかのよう。
もっと、欲しくなって。
彼女の胸を覆う薄布を取り払ってしまえば、目の前で踊る鮮やかな薄紅。
「こっちも美味しそう…」
「な、なに言ってっ、んぁっ!や、ぁ…そんなに、ぺろぺろ、んっ、しちゃやぁ…んぅっ!」
見せ付けるかのように舌を思い切り伸ばして、舌先だけでちろちろと先端をくすぐるように。
すっかり硬く尖って自己主張している突起の、一番上のとこをこうして舐めてあげるのがいいみたいで、
私の舌が小刻みに動くたびに、びくびくと彼女の体が大きく震えるのがわかる。
ふと、そんな彼女に、さらに悪戯をしてみたくなってしまった。
「ねぇ、秘孔に興味あるんだったよね…?だったら、教えてあげる…」
「ふぇ…?な、なに、言ってっ、あふっ、んっ!」
再び彼女の蕾を舌先で味わいながら、背中に手を回して、ゆっくりと首筋から背筋へと指を這わせていく。
すっかり敏感になってしまっているのか、それだけでも甘い声が零れるのに、高揚と喜びを感じながら、
指先の感覚で探していた場所を探り当てた。
とん、とん、と軽くつついて。
ひくん、と彼女の体が何もしていないのに震えたのを見れば、つぅ…と一気に背筋を撫で下ろす。
「ふみゃぁぁぁ?!」
一際高い嬌声を響かせながら、背筋を反らせて。
ふるふると痙攣しているかのように硬直して小刻みに震えていたかと思うと、急に力が抜けて私に凭れかかってくる。
「ふふ、いっちゃったの?背中を撫でられただけなのに…」
「ふぁっ、な、何、今の…はふっ、んっ、んぅっ、」
すっかり蕩けてしまった声と表情、力の入らない体。でも、呼吸だけは荒くて。
…そうして、体を預けているだけなのに微かな刺激を受けているらしく、時折声が弾むのを見て、思わず意地悪な笑み。
「今のも秘孔の一つ…ちょっと敏感になっちゃう秘孔。でも、いくら背中弱いからって、あれだけでなんて、ねぇ…」
「な、なにそれ…ふぁっ、あ、まだだめっ、敏感に、なってる、からっ!」
彼女の体を労わるように背中を優しく撫でているだけなのに、それすらも今の彼女には刺激が強いらしい。
じゃあ、もっと敏感なところは…?
「ふやぁっ!!そこっ、だめぇっ、ま、またっ、んぁっ!いっちゃうよぉっ!」
乳房の先端へと舌を這わせれば、さっきの倍以上の反応。
舌を這わせながら唇を寄せて、そっと、包み込んで。
きゅ、と唇で柔らかく、締め付けて軽く歯を立てた。
「やめ、てぇ、だめ、だめぇっ、あっ、ふやぁぁぁぁっ!!」
背を反らせたのか、胸を押し付けたのか。
そんな姿勢で硬直して、再びの高みを味あわされた彼女は、今度こそくったりと完全に力が抜けてしまった。
もっとも、鍛えている私には覆いかぶさられても心地よいくらいなのだけれど。
しっかりと腕を回して彼女の体を支えながら膝立ちになり、ベッドへと横たわらせる。
「ふみゃぁぁぁ…こんなの、反則ぅ…気持ちよすぎてぇ…」
力の抜けきった様子でベッドに横になりながらも、まだ口は動く様子。
はぁ、はぁ、と大きく息をするたびに彼女の胸が震え、思わずこくん、と喉を鳴らすのを、止められなかった。
「やっ、ちょ、ちょっとまって、ほんとにこれ以上はっ…あっ?!」
そんな私の反応に気づいたのか、慌ててそう言いながら逃げようと力の入らない体で身じろぎ。
しかし、その動きで背中がシーツに擦れてしまったらしく、思わず零れた甘い声。
慌てて口を塞ぎながらも真っ赤になってしまう彼女が可愛くて、額に軽くキス。
「あの秘孔は、ほんとに満足したら効果が切れるの。…だから、切れるまでたっぷりしてあげるからね?」
「う、うそっ、ほんとにあたしもうっ、あ、やぁっ!」
彼女の抗議の声を聞き流しながら、手をゆっくりと下のほうへ。
お腹や腰骨のあたりを撫でるだけでも感じてしまうらしく、ひくんひくんと震える様もどこか可愛くて、
思わず焦らすようにその辺りで指を丹念に這わせたりしつつ。
たどり着いたその場所は、下着の上からも判るくらいに、溢れていて。
「こんなにしちゃってるのに、触られないままで、ほんとにいいの?」
「い、いぢわ、るっ、んぁんっ!ふぁっ、あ、ああっ!」
下着の上から撫でているだけなのに、今にもいってしまいそうな声を上げるのを見ていると、
私まで一緒にいってしまいそうな気分。
背中に幾度も走るぞくぞくとした甘い感覚に抵抗することもせずに、身も心も蕩けさせながら。
「いぢわるだなんて…ほんとはこっちに欲しいのかも知れないじゃない?」
するん、と下着を抜きとって。
ちょん、と軽く触れたのは、彼女が待ち望んでいた場所ではなく、後ろのほう。
意表を突かれたのか、それだけでびくんと体を弾けさせ、閉じることのできない口の端から雫を零れさせている。
「ふやぁっ、も、もうっ、ほんとにっ、だめなのぉっ、あ、あたしぃっ、んぁぁぁっ!」
溢れる蜜は、後ろの菊までびしょびしょにしてしまうほど。
それをじっくりと、塗りこめるようにして揉み解してあげれば、ひくひくと小刻みにわなないて。
力を少しこめれば、つぷ…と指先が窄まりに飲み込まれていく。
敏感になりすぎている今の彼女にはゆっくりと沈み込ませていくので丁度いいくらいのよう。
普段の半分くらいの速さで出し入れさせているのに、その乱れようは私のほうが心を奪われるほどで。
可愛くて、綺麗で、愛しくて。
体を重ねて、抱きしめて、キスをした。
指を動かせば、また跳ねる彼女の体。
重なりあった肌が擦れ合って、一層彼女への刺激になって、注がれていく。
そんな熱く淫らな熱情の交歓の場なのに、私の心は不思議と穏やかに満ち足りていた。
もしかしたら、彼女も。
泣きそうな表情、絶え間ない喘ぎ声。
なのに、その表情はどこか、幸せそうだったから。
「やぁっ!ま、前もっ、だめっ!も、もうっ、いっぱい、だからぁぁっ、んぁぁっ!」
「ごめんっ、でも、したいの、止まらないのっ」
唇で、触れ合う肌で、吐息ですらも。
彼女に触れて、彼女の体から熱と艶を引き出して、私の前でさらけ出させて。
指は、彼女の一番奥、秘めた場所から全てを探り当てて。
「ふやっ、やっ、やぁっ!あ、あああっ!!」
「ふあっ、あぁ…」
彼女の、全てが弾けたような一瞬。
それに当てられたかのよう、私からも何かが解放される感覚。
二人、重なり合ったまま、糸の切れた人形のようにベッドの上、動けずに。
ただ、果てた後の荒い呼吸だけの聞こえる部屋の中、それでも幸せで。
気がつけば、同じタイミングで息を吸い、吐いている。
そんなことでもまた幸せになってる自分がおかしくて、小さく笑ったりしながら。
時折唇を啄ばんで、時々頬をくすぐって。
行為の後の戯れは、いつ終わるとなく続いて…。
344324sage :2004/05/08(土) 22:23 ID:b0crsd3w
「はぁ〜気持ちのいい朝だね〜」
「だからなんでそんなに元気なの?!」
結局、秘孔の効果が切れるまで、というか彼女が気絶するまでず〜っと色々あれこれしていたのだけれど。
朝になって先に目が覚めたのも彼女なら、元気そうに伸びをしたのも彼女。
気のせいか、朝日に照らされた肌は昨日よりもつやつやしているような。
…こっちは慣れない攻めをしっぱなしで、くたくただというのに…ああ、なんだか目がしょぱしょぱする…。
「だって、昨日は一杯君の愛をもらったんだもの、元気にもなるってもの♪」
ごめんなさい、この一言で私はベッドに逆戻り、撃沈っていうか轟沈っていうか。
照れと嬉しさの葛藤にベッドの中で身悶えしていたら、顔を覗き込まれて
「そういえば、ず〜っと疑問だったんだけど。どうして初めての時から、後ろ、よかったの?」
…このタイミングで聞くか、それを。
照れが完全に上回って、ベッドに完全に沈み込み、枕で顔を隠しながらじぃっと見上げ。
「当たり前でしょ。…好きな人がしてくれたら、なんでも気持ちいいよ…」
…あ。今度は隣に彼女が轟沈。
うわ〜、耳まで真っ赤…。
やばい。可愛い。
思わず、その真っ赤になってる耳たぶをはむっと。
…神様仏様導師様、朝からこういうことになっても許してください、愛だけは溢れてますから!
なんて心の中で祈り(?)ながら。
私はまた彼女と肌を重ね、そして…。
345名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/08(土) 23:06 ID:YAZ7S1t.
ああっ!なんてものを・・・。
見てて思わずほんわかしてしまいました(*´д`)<サイコーデス
346名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/09(日) 16:50 ID:MNWlMMl2
美味しかったです。
ご馳走様でした。
347名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/09(日) 23:36 ID:0zN.ct7s
ごちそうさま(*´Д`)
モンク娘が受けでおかわりをっ
348名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/15(土) 00:56 ID:JPt94GWY
>>324

また眠れなく・・・。
ご馳走様
349名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 17:23 ID:FVrBu1qI
ここ読んでると触発されて♀アサ×♀プリのお話を思いつきました。
でも・・・見てる人いますかね。
まあ、構想だけでもそれなりに長いうえ、これから仕事_| ̄|○
とりあえず、オフラインでメモ帳にでも試し書きして、形になりそうならアップしますね。
(´・ω・`)ノシ
職場]  λ....<アスハヘイジツダケドオフダカラカケルカモー
350名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/18(火) 23:21 ID:lu4jee2o
>>349
思い切り見てます
お願いしまふ( ´Д`)人
351349sage :2004/05/19(水) 16:59 ID:Un8U5XGc
>>350
夜勤後力尽きて眠って、ついさっき起きた香具師です(´・ω・`)ノシ
一人でも見てる人がいるなら、頑張って書きますね。
とりあえず、今時点で半分かな…頑張って夜にはアップできればと。
352名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/19(水) 17:37 ID:0RLcIYcA
|∀・)ミテルヨー
353349sage :2004/05/20(木) 02:25 ID:XOKW21u2
( ゚∀。)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
・・・こんな時間になってしまった。_| ̄|○
とりあえず、完成しましたので投下しますね。
ファイルみたら.txt形式で26kほどになりました。
なにぶんROの小説なんて初めて書いたので内容が滅茶苦茶だと思いますが、ご容赦を。

(´・ω・`)つ[Moonlight]

登場人物
エリス(INTプリ)csf:4h020b2
リリィ(アサ)csf:4j0a70e2
354349sage :2004/05/20(木) 02:32 ID:XOKW21u2
「これであなたも一人のプリーストとして生まれ変わりました」

トーマス司教の宣言の下、今新たに一人のプリーストが誕生した。
その新米プリースト…名をエリスと言う。
エリスには頼もしい相棒がいるのだが…今この場にはいない。
エリスは隣で転職を祝って欲しいと願ったが、その相棒は頑なにそれを拒んだ。
自分はここには入れない…と。
相棒の職業は暗殺者…闇に生きる彼女にとって、ここはまぶしすぎるのだ。
そこまで嫌がられては無理強いする訳にもいかず、仕方なく一人で転職の儀式を済ませた。

(…これでもっと役に立てる)

アコライトとしての修練を深めるため、相棒よりも転職がかなり遅れてしまったエリス。
自分が脆弱なアコライトであるがゆえ、相棒の狩場を少し下げていた事を申し訳なく思っていた。
しかしこれでようやく肩を並べて冒険できる。今までの分、頑張って恩返ししよう。
そんな希望を胸に、エリスは大聖堂を後にした。
転職の試験として巡礼の旅をこなしたため、辺りはすっかり暗くなり、首都プロンテラも昼間の喧騒が別世界のように静まり返っていた。
エリスは相棒の姿を探して辺りをキョロキョロと見回す。
すると、少し離れた墓場の方に立っている相棒を発見した。

「リリィ…お待たせ」

「…ん」

リリィと呼ばれた彼女…エリスの相棒である暗殺者は、エリスの呼びかけにちらりと振り返って、すぐに視線を元に戻した。
祝福の言葉を期待していたエリスは、その素っ気ない反応にちょっとがっかりしながら、とりあえずやるべき事を済ませようとリリィの隣に立った。

「お父様、お母様……エリスは、ようやくプリーストになる事ができました…。
ずっとリリィに守られてばかりでしたけど、これからは共に肩を並べて助け合って生きていこうと思います。
どうか、私たちを見守っていてください…」

そう呟いて、エリスは目を閉じて祈りの言葉を捧げた。
少しして祈りを終えたエリスは、リリィに向き直った。

「遅くまでつき合わせてごめんねリリィ。
でも、これであなたの役に立てる…足手まといにならずにすむ。
明日からもっと頑張るから、これからもよろしくね」

満面の笑みを浮かべながら手を差し出すエリス。
しかしリリィはがその手を取る事はなく…そっと身体を離してしまった。

「…リリィ?」

「…エリス…」

その寂しそうな声を聞いて、エリスはようやくリリィの様子がおかしい事に気づいた。
いつものリリィなら、自分の転職を心から喜んでくれるはずなのに。
どうしたのだろうかと思っていると、リリィは信じられない言葉を呟いた。

「…悪いけど、もうあんたと一緒に旅はできない…」
355349sage :2004/05/20(木) 02:36 ID:XOKW21u2
…なぜリリィが別れを切り出したのか。
その理由をひもとくには、ふたりのこれまでの事を知る必要があった。

エリスとリリィ。
ふたりの付き合いは結構長いもので、もう5年近くになる。
まずエリスは、プロンテラの貴族の一人娘として生まれた。
可愛い愛娘をしっかりした淑女にしようと、エリスの両親はプロンテラの修道院に預けた。
ここで礼儀作法や慈愛の心を身につけ、しかるべき所に嫁に出す事が、貴族の慣わしであった。
ここは孤児院も兼ねていて、行方不明になった冒険者の子供を主に預かっていた。
リリィも冒険者である両親が帰らぬ人となった子供達の一人であった。
ここで、ふたりは出会った。
今でこそ仲のいいふたり…しかし、リリィは初めエリスを嫌っていた。
自分は孤児、エリスは貴族…お金持ち。
小汚い格好の自分と、綺麗な服を身にまとう彼女。
幼いながらこの境遇の差に、リリィは物凄い反発を覚えた。
何かにつけては彼女に意地悪をし、胸の中のもやもやとした感情をなだめていた。
一方エリスは、なぜ自分がリリィに嫌われるのかさっぱり分からず困惑していた。
そして悩んだ末に出した結論は、
「自分が知らないうちにリリィの気分を害しているんだ」
だった。
確かにエリスは、良く言えばおっとり、悪く言えば鈍くさかった。
リリィの方は活発で、修道女も手を焼くほどのお転婆だったため、
そんなエリスにイライラしてもおかしくはなかった。
そこでエリスはリリィに謝った。
自分が何か気分を害したから意地悪で仕返しするのだろう。
だったらどこが悪いのか、自分が何をしてしまったかをはっきり言って欲しい。
そう言って頭を下げたのだ。
リリィはそっけない態度でエリスを追い返しては意地悪を繰り返した。
しかし、その度にエリスは謝りに来る。自分と仲良くなりたいと何度も何度も謝りに来る。
そんな事が続くうちに、リリィは段々罪悪感に苛まされてきた。
本来謝るべきは自分の方なのに…。
しかしごめんねと言おうにもささやかなプライドが邪魔をして、結局言えずにいた。
そんなある日の事…エリスのもとに訃報が届いた。
エリスの両親がよその街に外出した際、その道中でモンスターに襲われて護衛もろとも殺されたと。

エリスには他に身寄りはなかったため、このまま修道院に引き取られる事になった。
その日以来、エリスは部屋に閉じこもって食事もろくにとらず、
一人泣き続ける日々を送った。
そんなエリスを見ていたリリィの心に、もう一つの感情が芽生え始めた。
元々姉御肌であったリリィは、弱いものには優しかった。
自分のつまらない嫉妬から意地悪していたが、それでも向こうは自分を慕ってくれていた。
自分と仲良くなろうとして、いろいろ努力していた。
そこまでしてくれた彼女を、このままにしておいていいのか。
ここで落ち込む彼女を立ち直らせてあげないと、自分は嫌な人間になってしまう。
エリスが孤児になってしまった今、自分がエリスを嫌う理由はなくなってしまった。
ならば、自分の気持ちに正直に動こう…いつもそうであるように。
リリィはエリスの部屋に忍び込むと、エリスを抱きしめてこう言った。

「あなたは一人じゃない。寂しいなら、あたしがそばにいてあげるから。
あたしがあなたを守ってあげるから…だから泣かないで」

…その言葉に、エリスは少しだけ元気を取り戻した。
食事も取るようになり、ぽつりぽつりと話をするようにもなった。
それでもまだまだ塞ぎがちだったので、リリィは頼み込んでエリスと同部屋にしてもらった。
昼間は持ち前の活発さでエリスを強引に外へ連れ出し、あちこち引っ張りまわした。
夜はその優しさで、エリスが孤独で凍えないように手を繋いで眠った。
そうして、ようやくエリスは元気を取り戻したのであった。

それからのふたりは、まるで姉妹のように仲がよかった。
リリィがのんびりとしたエリスを引っ張り、エリスが暴走しがちなリリィを止める。
リリィが修道女の言う事を聞かない時も、エリスが言えばすんなり大人しくなった。
そうして15になり…ふたりは独り立ちをするべく、修道院を出る事となった。
ふたりは冒険者として生計を立てていく事にした。
商売をするにも元手がなく、何か学問を志すにもやはり資金が必要なのだ。

「あなたは何になるつもりだい?」

「私? 私はね…いつかプリーストになって、苦しんでる人を救ってあげたい。
そういうリリィは何になるの?」

「あたし? …あたしは…とりあえず、シーフ…かな?」

「シーフ? …リリィのような世話焼きなら、騎士なんかお似合いそうなんだけどなあ」

「…あたしのようにひねくれた女には、騎士のような秩序でがちがちした生き方は合わないよ。
気ままに生きていけるシーフこそ、天職のような気がするね」

「ふうん…まあ、リリィがそれを選んだのなら、私がどうこう言う事じゃないわね」

そうしてふたりは冒険を始めた。
程なく、エリスはアコライトに、リリィはシーフになり、あちこちを冒険した。
リリィがエリスをモンスターから守り、傷ついたリリィをエリスが癒す。
リリィは決してエリスに攻撃させようとはしなかった。
さらにそれだけじゃない。
リリィは宿の手配、野宿の時の見張り…他、あらゆる事を自分でこなした。
自分も手伝おうと言うエリスに対しリリィは、

「あんたにやらせると倍以上も時間がかかるの。
あんたが時間を無駄にするのはいいけど、あたしの時間まで無駄になるのはまっぴらよ」

と言って、決して手伝わせようとしなかった。
自分がのんびりしているのは十分自覚しているエリスは、そう言われると返す言葉もない。
また、きつい言葉を投げかけられても、リリィの優しさはよく知っている。
あの時自分にかけてくれたあの言葉…自分を守ってくれてるんだと思える。
だからエリスは素直にリリィに甘える事にした。

そうして経験を積んでいき…リリィが上級職に転職できる資格を手に入れ、試練の末暗殺者へと転職した。

「おめでとうリリィ!」

相棒の転職を心から祝福するエリス。
しかしリリィはあまり嬉しそうじゃなく、ただ「…ありがと」と返すだけであった。
…実はここまで一緒に旅してきて、リリィには悩みが生じていた。
それは、「自分の存在がエリスを汚していないだろうか」と言う事だった。
プリースト…つまり聖職者。文字通り聖なる、清らかな存在である。
そのプリーストを志すエリスを世の汚れから守るべく、リリィは戦ってきた。
しかし、闇に生きる暗殺者となった自分がそばにいる事。
それがエリスを汚す事になりはしないか…と。
こんな事なら、自分の生き方にに合わなくてもいいから騎士を志すべきであったかと。
しかし今さら職を変える事も叶う訳もない。
アコライトであるエリスなら、きっときちんとプリーストへと導いてくれる存在が現れるだろう。
そう思って別れを切り出そうかと悩んでいた。
しかし、自分が過保護にしてきたせいか、どうも世間知らずなエリス。
そんな彼女をたぶらかす存在に出くわす事も十分考えられる。
それでは自分が離れた意味がなくなる…。
それに、ここまで姉妹のように一緒に生きてきたため、離れがたい気持ちもあった。
そこでリリィは、これまでふたりで冒険してきたスタイルに加え、
一時だけ共闘する「臨時PT」と言うものの中に身を置き、エリスを成長させる事にした。
そこで他の冒険者達との交流を深め、いい人がいればエリスをたくそう。
いなくとも、一人で生きていける強さをエリスに身につけてもらおう。
そうしてエリスの成長を待ちながら…彼女がプリーストに転職できた時、自分は別れようと決意した。
プリーストの修行はアコライトの比じゃないほど厳しく、さらに徳を積まないといけない。
今はともかくプリーストとなったエリスには、暗殺者の自分の存在は間違いなく障害になる。
彼女を大切に思うから…愛しているから、彼女のためにも自分は身を引こう。
そうリリィは考えていたのだった。
356349sage :2004/05/20(木) 02:42 ID:XOKW21u2
「どうして…どうしていきなりそんな事を言うの?
また私、何かあなたを怒らせるような事…傷つけるような事をしてしまったの?」

そんなリリィの思いなど当然知る由もないエリスは、突然の宣告にひどく困惑した。

「触らないで!」

リリィに詰め寄って肩に手を置こうとしたエリスを、リリィは大声で制した。

「…あたしに触れては、駄目…」

かすれた声でそう呟いて…リリィは崩れ落ちて、しゃくりあげるように泣き出してしまった。

「リ、リリィ…?」

突然泣き出したリリィに、エリスの混乱にいっそう拍車がかかった。
今まで自分の前で涙など見せた事のないリリィが、今目の前で泣いているのだ。
自分が泣いた時は抱きしめて慰めてもらっていたエリスとしては、自分もそうしてあげたかった。
しかし、先程の言葉があるためそれも叶わず、ただ待つ事しかできなかった。
少しして落ち着いたのか、リリィは泣き止んでゆっくりと立ち上がった。

「…ねえ…何があったの? …ううん、違うね。
ここ最近ずっとあなたは沈みがちだった…何か悩み事でもあるんだね。
そして、それは私の事で…それがつらくて、私と別れたくなったの?
私が悪いなら謝るから…直せる事なら頑張って直すから、お願いはっきり言って。
理由もなくいきなりそんな事言われても、私納得できないよ…」

「…あなたのためだから…」

エリスの問いかけに、リリィはそれだけを呟いた。

「…私のため…分からない、それだけじゃ分からないよリリィ!
なぜあなたと別れる事が私のためになるの?」

「…あたしといると、あなたのためにならないから」

「どうして? どうしてなの?
私、あなたとの旅からたくさんの事を学んだよ。
修道院で教えてもらえなかったたくさんの事を、あなたとの旅で知る事ができたよ。
だからそれは理由になってない…そんな理由では、私は納得しないよ」

「…納得したら、素直に別れてくれるの?」

「…本当に納得できる理由なら」

「……じゃあ、はっきり言ってあげるわ。
あたしといると、あなたが汚れてしまうからよ」

「け・・・汚れ?」

思いもしない言葉が出てきた事に、エリスは目を丸くした。

「あたしは闇に生きる暗殺者…あなたは祝福された光の中に生きる聖職者。
これからの修行は、今まで以上に厳しく、己を律して生きていかないといけないわ。
それなのに、こんなあたしがそばにいては、あなたが汚れてしまう。
…あたしのこの手は、たくさんの血に汚れてしまったから…」

「それは違う。神様は身を守るための殺戮は否定していない。
ましてあなたの言う汚れは、この私を守るためのもの…。
その行為は祝福されこそすれ、否定されるはずがないわ。
それに今まで旅してきたけど、私たちのようにアサシンとプリーストのコンビを組む人はいっぱいいたよ?
あなたの論に従うなら、そのプリーストさん達はみんな駄目って事になるじゃない」

だからリリィの出す理由はエリスにとって納得できるものではなかった。
どうにも納得しそうにないエリスの様子に、リリィはため息をついた。

「…あたしは、普通の暗殺者じゃないから…汚れてるのは、手だけじゃないから…。
…この身体も…汚れてるから…汚されてしまったから…」

「…え…それは、どういう…」

「…私たち、今までお金に不自由した事はある?
贅沢はしなかったけど、貧しくて食べるものにも事欠いたりするなんて事はなかったでしょう?
装備もそれなりのものを買い揃えたし、それを磨く事にも費やした。
…どこからそんなお金が出てきたと思う?
普通に狩りして得られる収入では、とてもじゃないけど足りないわ…」

「…ま、まさか…」

一つだけ思い当たる節があったエリスはその事実に愕然とした。

「…そう…この身体を、男どもに売ったのよ。
あたしはこんななりだけど、それでも女を感じてくれる人はたくさんいるのよね。
きっかけはまだ駆け出しだった頃の事。
初等の装備を買うお金もなく困っていた時、一人の貴族が話を持ちかけてきた。
自分に抱かれるなら、破格の報酬を出してもいいと。
…その提示された金額は、あたしにとって雲の上のような金額だった。
それだけのお金があれば、節約して使えばかなりの日数あなたに不自由させなくてすむ…。
あたしは迷わず頷いて…そして、抱かれた。
あたし、もちろん男に抱かれるのは初めてだったわ。
その事に気をよく貴族は、さらに報酬を弾んでくれた。
そのお金で装備を買って…冒険を続けた。
お金が心許なくなった時は、酒場でたむろしてる冒険者に身体を売ったりもした…。
もう何人の男に抱かれたか、覚えてない…。
それもこれもみんなあなたのため。
あなたが無事にプリーストになれるように、あたしは自分を捨てたの」

「そ…そんな…」

世の中にそうやってお金を稼ぐ人がいる事は、エリスも少し耳にしていた。
ただその事を否定しようとは思わない。生きていくためにしているのだから。
ただ、やはりどこか遠い世界の話のようにしか思っていなかった。
それが、まさか自分の相棒がそんな事を…それも自分のために…。
それがあまりにもショックで、エリスはそれを処理しきれずに固まってしまった。
一方リリィは、今まで隠してた事を白状して心の堤防が決壊したのか、さらに言葉を続けた。

「…その事で、あなたに恩を売ろうとは思っていないわ。
あたしがそれを望んだのだから。
でも…男に抱かれている時、よく思うの…惨めだって。
あたしはがさつで男勝りで、身体のあちこちは傷だらけ。
髪の毛もぼさぼさで痛んでるし、全然女らしくない…。
でもあなたは違う…とても綺麗。
その長い髪も、傷一つない白い肌も、おっとりとした物腰も。
全て全て…あたしにはまぶしすぎる。あたしにとって、あなたは太陽みたいなものだから…。
あたしが闇に生きる暗殺者を選んだのは、闇があたしのこの汚れた身体を隠してくれると思ったから。
でもあなたがそばにいると、あたしはどうしてもそれを意識せずにはいられないのよ…」

自分がそうなる事を望んだのに、その結果が自分を苦しめる。
幼い時エリスに意地悪していたあの時ようなある種の嫉妬、そして劣等感。
それがリリィの心を引き裂いてしまったのだ。

「だから…ね?
あたしを慕ってくれているのなら、あるいはあたしに少しでも申し訳ないと思う気持ちがあるのなら…別れて。
そして、あなたは光の中に生きて…立派なプリーストになって。
それがあたしの願い…」

そのリリィの言葉を最後に、しばし辺りに静寂が戻る。
エリスは、自分があまりに無知であった事に怒りがこみ上げてきていた。
そして悲しくて涙が止まらなかった。
自分がもう少し世間を知っていれば、リリィに全てを背負わせる事もなかっただろう。
あるいは、プリーストなど志さなければ、リリィが汚れと言う考え方をする事もなかっただろう。

「…ごめんね…ごめんね、リリィ…私、馬鹿だった。
あなたの気持ち、何も分かってなかった…。
そして、あまりにも物事を知らないでいた…。
私を励ましてくれたあの日以来、私はあなたに甘えてばかりだった…。
私がもっとしっかりしてれば、あなたをそこまで追い詰める事もなかったのに」

「…ほんとにそう思ってるのなら…あたしの願い、聞き入れてくれるよね?」

これでエリスのこれからに障害はない。
エリスが立派なプリーストになる…それはリリィの夢であったから。
そう思ったリリィだったが、しかしエリスは首を横に振ってはっきり言った。

「…あなたと別れるくらいなら、私はプリーストである事をやめます」

「ど、どうして! あなた、プリーストになるのが夢だったんでしょう!
困ってる人を助けたいとあたしに語ったあれは嘘だったの!?」

「嘘じゃない、でもそれが全てじゃない…ううん、それは些細な事なの。
私がこの道を志したのは、ただあなたの役に立ちたかったから。
あなたが私の前に立って守ってくれるなら、私はあなたの背中を守りたいと願った。
そして、あなたが傷ついたならそれを癒してあげたいと願った。
だからプリーストを志したのよ!」

…いつも大人しいエリスが見せる初めての強い反発に気圧され、リリィはじりじりと後ずさった。
一歩、また一歩、リリィが後ずさり、エリスはにじり寄り…リリィは城壁に背がつくところまで追い詰められた。

「私は太陽になんてなりたくない。光の世界に生きたい訳じゃない。
ただあなたと一緒にいられるのなら、私は何だってする。どこへでもついていく。
あなたが闇に生きるのならば、私はそれを優しく照らす月の光になりたい…。
だから…お願い、別れるだなんて言わないで…」
357349sage :2004/05/20(木) 02:55 ID:XOKW21u2
…しかしそのエリス懸命の説得にも、リリィの気持ちは変わらなかった。
こんな自分にそこまで言ってくれた事はとても嬉しかった。
しかし、前途あるエリスの将来を自分が絶つ訳にはいかなかった。
それでは自分は何のために今まで生きてきたのか…それが無意味になってしまうから。
だからリリィはエリスを受け入れる訳にはいかなかった。

いつまでたっても表情に変化が見えず、受け入れてくれる雰囲気もない…。
その事を悟ったエリスの中に、昏い気持ちが沸きあがってきた。
リリィに受け入れてもらえないのなら、プリーストであり続ける意味はない。
そして汚れずにいる自分の存在が苦痛ならば…いっそその存在を抹消してしまえばいいと。

「…汚れていない私だから、リリィを苦しめてしまうのね。
だったら、こんな私いらない…これから男に抱かれてくる。
そうすれば、リリィも受け入れてくれるよね」

「……」

どうしてそうなるのだろう…と、リリィは苛立ってきた。
これだけ自分の気持ちを伝えても、エリスは分かってくれなかった。
できれば話したくなかった事も全て曝け出したのに…。
ならば…どうしても自分の願いを聞いてくれないのならば。
…見知らぬ男に汚されるくらいならば、いっそ…。

「エリス…」

「リリィ…えっ、きゃっ!?」

リリィは持ち前の敏捷性でエリスの懐に潜り込むと、そのまま流れるようにエリスを地面に押し倒した。

「…見知らぬ男に汚されるくらいなら、あたしが汚す。
あたしが身体をはって守ってきたのも、あなたに立派なプリーストになって欲しかったからだけど…それも叶わないのならば…」

リリィは腰にある道具入れから小さな小瓶を取り出した。
その小瓶の中の液体を半分ほど口に含んで・・・エリスの唇を奪った。

「んむっ!? んーーーー!!」

突然の行為にパニックを起こして、エリスはリリィを振りほどこうとするも、力で彼女に勝てるはずもない。
強引に割られた口の中に流し込まれる不思議な味の液体に、思わず顔をしかめるエリス。
それをごくりと嚥下するのを見届けて、リリィは顔を離して残りの液体を自分も飲み干した。

「げほっ、げほっ…な、何を飲ませたの?」

「…バーサクポーション…」

「なっ…」

バーサクポーション…服用すると心の中の狂気を増幅する薬。
主に戦いにおいて生じる恐怖を和らげ、精神を高揚させるために服用する。
しかし薬の効き目と副作用が強く、よほど熟練の冒険者でないと服用が認められていない。
また、職業として服用を認められない場合も数多い。
暗殺者に必要なのは、確実に相手に致命の一撃を叩き込める冷静さだ。
聖職者も己を律する事を教義としているので、己を崩させるこの薬は禁忌とされる。

「…あ…う…あぁぁ…」

薬はすぐに効果を発揮し始めた。
全身が焼けるように熱い…まるで血が沸騰して駆け巡っているように。
エリスは頭がぼうっとして、もはや何も考えられなくなっていた。

「…ふふ…」

悶えるエリスを見下ろすリリィを、不思議な高揚感が襲った。
今まで自分が守ってきた宝物を、神聖な存在であるプリーストを、この手で無茶苦茶に汚す背徳感。
また、それは男に抱かれた時に感じるぞくぞくした感覚にも似ていた。
その感覚に心が支配されていくにつれ、心が満たされつつも空っぽになって飢えを覚える。
この矛盾する二つの感覚こそが狂気と呼ばれる所以であろうか…。
リリィは飢えを満たそうと、エリスの服を胸の部分から下へばっさりとナイフで切り裂いた。
そうしてさらされたエリスの肌。
それは月明かりだけの暗いこの場所でも、はっきりと白く浮かび上がっていた。

(綺麗…)

体格相応の小ぶりな果実…ふるふると揺れる小さな突起。
薬によって段々と赤みを帯びていく肌は、じわじわと汗を生み出していた。
リリィは貪るようにエリスの胸に顔をうずめて頬ずりをし、
その柔らかな胸の感触を、甘い匂いを、存分に味わった。

「ひ…あ…駄目…こんな事、駄目…」

エリスはまだわずかに残る理性を総動員してリリィを止めようとするが、もはやリリィを跳ね飛ばす力も気力もなかった。

「…汚される事を望んでおいて駄目だなんて、よく言えたものね」

「ひぃっ!」

力を入れて胸をつかまれ、強く先端をつねられたエリスは、一瞬目の前が真っ白になった。
そして…びくんと身体を一度震えさせ…失禁してしまった。

「あ…ああ…」

「あら…あらあらあら」

段々と勢いを増すエリスの放尿は、エリスのスカートに大きな染みを作っていく。

「ふふ、とんだ聖職者さまね。この歳になっておもらしするなんて」

「あ…ぁ…」

すっかり放心してしまったエリスは、ただ呻き声を漏らすだけだった。

「さあエリス、汚れたここを綺麗にしましょうね」

おかしそうに笑いながら、リリィはエリスのシルクのショーツに手をかけ、するりと抜き取ってしまった。
…そして露になった秘所…まさに自分が守ってきた秘中の秘である場所。
そこが今、自分の目の前にさらされている…。
リリィは吸い寄せられるようにふらふらとそこに顔を近づけ、尿で汚れたそこをすすり始めた。

「ひぁっ!? …ふぁ…」

股間から沸き起こる未知の感覚が、薬で何倍にも増幅されれエリスを襲う。
お風呂かトイレくらいしか触った事がなく刺激に弱いそこに、他人の舌で加えられた刺激は、
肉体的にも精神的にも強すぎるものであった。
そのため、最後の最後…わずかに残っていた理性もそれで消えてしまった。
リリィはそんなエリスの様子などお構いなく、秘所に舌を這わせ続けた。
本来なら不快なはずの尿の匂いも味も、薬でタガの外れたリリィにはより興奮させるものでしかなかった。
そして己の身体の方も興奮で限界に来ていたリリィは、気だるそうに自分の秘所を弄びながらも、舌は休まずに動かし続けた。
そうしているうちに尿の汚れはなくなり…かわりに分泌された愛液が流れてきた。
それも一心不乱になめ取り続けるリリィ…。
ぬぐってもぬぐっても、止め処なく愛液は溢れてくる。

「…はぁはぁ…どうエリス。自分の信じていた人間に汚される気分は?」

「……ん……ぅ……」

リリィの問いかけに、エリスは反応しない…。
もはや言葉すら理解していないであろう濁った瞳を見て、リリィも少し興が冷めた。

「…さて、そろそろ開通式と行きましょうか…」

腰につけていたナイフの鞘を取り外し、ゆっくりとエリスの膣口にあてがう。


…そして、一気に貫いた。


「あがああぁぁぁっっ!!」

初めての痛みも薬で増幅されたエリスは、その激痛に絶叫した。
エリスの初めての証である赤い血が、鞘を伝って流れてくる。
その血を見た時…リリィの中で何かが壊れた。

「あ…あはははは…」

リリィは笑いながら鞘を出し入れし始め、己の秘所を弄ぶのも再開した。

「んはぁ…どう…どうエリス? …痛い? 痛いでしょう?」

「があ…あああ…」

「痛いよね…それがあたしの心の痛みよ。
これまであなたのため我慢してきた事を、自分で全部無駄にしちゃった。
あはは、おかしいわ。あはははは!!」

リリィは狂ったように笑いながらエリスを貫き、己の秘所を弄ぶ指も自分の奥を貫かせた。

「あああ……っっ…………」

何度目か分からない最奥への衝撃を受けたエリスは、全身を痙攣させたかと思うと、
そのままがくっと白目を剥いて気絶してしまった。
それを見たリリィも、快感の絶頂にたどり着き、エリスの上に崩れ落ちた。

…そこで、薬の効果が切れた。

ゆっくりとリリィの意識が平静に戻っていく。
身体の火照りも同時にすうっと引いていく。
静かに身体を起こし、目の前の状況を認識していくにつれ…リリィは震え始めた。

「あ…ああ…」

服を引き裂かれ、秘所から愛液と血を垂れ流して気絶している、自分の大切な存在。
そうしたのは他ならぬ自分…。

「う…うわあああああっっっ!!!」
358349sage :2004/05/20(木) 03:02 ID:XOKW21u2
…数日後、リリィは港町アルベルタの宿に滞在していた。
この町からは遥か海の向こうの国への船が出ている。
その船に乗り遥か異国の地へと旅立って…そこで朽ち果てるつもりでいた。
その船の出発も数時間後に控え、リリィは窓の外をぼんやりと眺めていた。

(…エリス…)

この数日、寝ても起きても思い浮かぶのは全てエリスの事だった。

あの後エリスを教会の人間に預け(真相は伝えず裏路地で拾ったとだけ告げた)
リリィは逃げるようにプロンテラを後にした。
行く当てもなくふらふらと旅を続けるうちに、エリスの匂いのするこの大陸にいる事が苦痛になってきてしまった。
それでこの大陸から出て行こうとイズルードから船でアルベルタへと渡り、
向こうの大陸行きの船が来るまでの数日を待つ事にしたのである。

(あの海の向こうには…何があるのだろう?)

船が来る波止場の方をのんびりと眺めていたリリィは、ふとそんな事を思った。

(…もう、どんなものがあっても…私には意味がないものだわ…)

これがエリスと一緒なら、「あの向こうには未知の冒険が待っている」とか、
「夢と希望があるかもね」と笑いあっていただろう。

(…そろそろ荷物をまとめておこう)

使っていた身の回りのものを小さな袋に詰め、愛用の武器を装着する。
…あの日、エリスを貫いたそれを持ち続ける事を、リリィは己への罰とした。
これが存在する限り、あの日の事が幻である事はないのだから…。

コンコン

「お客様、少しよろしいですか?」

ベッドに腰掛けて考え事をしていると、ノックと共に宿の従業員の声がした。

「ええ、開いてますからどうぞ」

とリリィが言うと、ドアが静かに開いて…入ってきた人物を見て、リリィは固まってしまった。

「エ…エリス…」

「…探したわよ」

「ど…どうしてここが…」

「…そんな事、今は問題じゃないわ」

ゆっくりゆっくりと近づいてくるエリスを、リリィは初めて怖いと思った。
あんな事をした自分は当然嫌われただろう。
普通はもう二度と顔も見たくないと関係を絶つはず。
それがこうしてわざわざ探し出して会いに来たのだ。
そこまでの憎しみの感情を抱いたとすればもはやどこへ逃げても、
それこそ地の果てまで追ってくるだろう。
リリィは観念してエリスと真正面から向き直った。
…あの日引き裂いたプリーストの聖衣は、新しいものが支給されたのか綺麗なものになっていた。
しかし、中身が違う…あの日、祝福されて輝いていたエリスの冒険者としての気が、今は弱々しく感じられた。
それは間違いなく、自分が彼女の気を汚してしまったからだ。

「…そうね…あたしには、のたれ死ぬなんて優しい死に方は許されていないのね。
あたしをここまで追いかけてきたんだ、殺したいほど憎いんでしょう。
いいわ、好きにしてちょうだい」

びしっ!

「…つ…」

エリス怒りの平手打ちが、リリィの左頬に炸裂した。

「…何それ? 死んでお詫びにでもするつもりなの?
…私を馬鹿にするのもいい加減にして!」

エリスはリリィを突き飛ばしての上にのしかかると…ぽろぽろと涙を流し始めた。

「言ったでしょう、私はただあなたの役に立ちたいからプリーストになったと。
だからあなたがいないこの世界に、私は生きていく理由なんてないの」

「…でも…私のせいで、あなたはプリーストへの道が…」

「…リリィ…あなたは汚れ汚れと言うけれど…大丈夫よ」

エリスは胸元で軽く印を結び、祈りを捧げ始めた。

「主よ…我らに慈悲を…マグニフィカート!」

その瞬間、リリィの心にふわりとあたたかな感じが沸き起こった。

「あ、あなた…それ…」

マグニフィカート…プリーストが徳を積んで習得できる神の奇跡の一つだ。

「ふふ、驚いた? ここへ来るまでに少しだけど修練を積んだの。
それで駄目もとで祈りを捧げたら、使えるようになったのよ。
…ね、これであなたが私と別れようとする理由は完全になくなったわ」

「…でも…あたし、あなたにひどい事を…んむっ!?」

まだためらうリリィの唇を、エリスはそっと奪った。

「…いいの。あれは、神が私に与えた試練であり罰でもあったの。
あなたの苦労を知らず世を知らず…甘えてばかりいた私を戒めてくれたのよ。
…あなたの気持ちを、優しさを、私は信じられる…信じてるから。
お願い…私をそばにおいてください。
あなたを照らす月にさせてください…」

「エ…エリス…う…うえぇぇぇっ」

荒んでいたリリィの心を優しく優しく包み込んだエリスは、ようやくリリィに心を開かせた。

「いいの…ひっく、こんなあたしでいいの?」

「いいの、あなたがいいの。あなたじゃないと駄目なの。
私には、あなたしかいないの…」

「嬉しい…嬉しい…」

「うん、うん…これからはリリィに守られてばかりじゃなく私も頑張るから。
…一緒に生きていこうね」


こうして、再びコンビを組む事となったエリスとリリィ。
以前よりもより心の結びつきが深くなった彼女たちは、この後めきめきと実力をつけ活躍する事になるのだが、
それはまた別のお話…。
359349sage :2004/05/20(木) 03:11 ID:XOKW21u2
以上です…とりあえず、自己反省をば。

…こんなので萌えるのか?
何かうんちくっぽくて無駄にNAEEEE。
無理やりとはいえ、エッチの描写が薄い_| ̄|○
↑に関連して、これ別に18禁じゃない百合スレに
ちょっと表現を変えて投稿してもよかったかも…。


実は357からは358に繋がるのとは別に、お話があったりします。
あそこでリリィが受け入れたらと言う分岐のお話ですね。
これを後日投下しようかなと思ってます。仕事が忙しくなければ。
それと、358の最後3行の前にも、入れようと思えばエッチぃお話を入れる余地があるのですが、
エッチぃシーンより心の描写の方をメインにしたお話なので、いれなくてもいいかと。
…半分本音ですが、長い文章だったので力尽きました⊂⌒~⊃。Д。)⊃

じゃあ、精魂尽き果てたので寝てきます。(´・ω・`)ノシ
360名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/20(木) 03:14 ID:EtQL7SvU
>>349
お疲れ様、ぐっじょぶ。
十分長編で力作だけど、二人の子供時代とかもっと詳しく読みたくなったり。
や、書けってことじゃなく、それくらいいいできってことで。
あるいは、ドタバタラブコメしか書けない人間の羨望?

やる気もまた出てきたし、今度はセージ攻めのモンク受けなおかわりを頑張ってみますかねっ
最近、眠れなくなっちゃったというレスが嬉しかったりする324でした。
361名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/20(木) 16:34 ID:sXlIx7lI
ぐじょー
いいよいいよよかったよー
二人の交錯する気持ち最高でした

1つ自分の中で気になったのが
エリスが奪われた時の「があああ」って声
なんかやってる時にぎゃあとかがあとかが濁音系を聞くと興がそがれませんか?

ごめんなさい自分の中だけの感じなので気にしないでくださいorz

今度はレイープじゃなくてあったかいHが見たいです先生!

がんばれー
362名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/20(木) 21:38 ID:xzB4WKYI
情景描写も心理描写もお話しもホドホド。
そんな、ただヤるだけがメインのSSを書く方が居られます。
他には、やたらと長い会話シーン。(間に文章を挟まず、延々と「」が続く)
あと誰が誰に発言しているのか分かりづらい会話とか。
これはこれで一つの味ですので、悪くは無いのです。
しかし、これをあんまりやられると読み手としては飽きがくるのですよ。
読むのが億劫になるんですね。
何が言いたいかというと、349さん、ぐっじょぶ!
バランス良く構成されていて、美味しく楽しく読めました。
それと、僕は暇にまかせてこのスレを毎日チェックしています。
誰も見ていないのでは?なんていう心配は無用デスYO!
乱文御免。

ここで一言。
以下、非常に私的な意見ですので、スルーしておくと吉。

キャラクターの容姿の描写を細かくやってみては?
髪色、髪型、顔たち、服装、体つき(特に胸の大きさなど)。
女性の胸部が好きなものですから。
そーゆートコロをより細かく描写していただけると、よりハァハァできるんですよ。
363349sage :2004/05/21(金) 02:09 ID:bwhwIgdM
あわわ、何か反応がいっぱいΣ('-'っ)っ
>>360
ふたりの子供時代ですか。さすがにそこまで深くは物語作れませんでしたね。
というのも、実は最初の構想に2つ目の子供時代云々の話はなく、1→3な流れ
だったのですが、3を少し書いてるうちに2の話が急激に肉付けされていったんですよね。
これいれたら多少文章に深みができるかと組み込んだ次第。
子供時代を掘り下げるとしても、なにか連載小説っぽくなってしまい、
無駄に長くなりがちな小説を書く傾向のある私は、いつもさじ加減に悩んでいる次第です。
>>361
濁音で興がそがれる…ふむふむなるほど。
これは個々人の嗜好に大きく依存するので難しいところと、その書き込みを見て思いました。
私は、純愛系に濁音は似合わないけど、凌辱系ならいいかなと思ってみたり。
あとは…まあ何です、狂気POT使ってるので、それを言い訳に勘弁して下さい( ´Д`)人
あったかいエッチは、359で書きましたが分岐のお話としてただいま製作中です。
癌崩よりは頑張ってますので、まったりとお待ちください。(でも容量大丈夫かな?)
>>362
キャラクターの描写については私も常々悩んでまして、あまり書きすぎると
読み手さんの想像の余地を削ってしまうのではないかと思うんです。
かと言って全く書かないのは、それはそれで想像するとっかかりがなく
像がぼやけてしまいますし…とりあえず、こんな感じのキャラですよと
コードを入れておきましたが、もう少し本文でも描写するべきだったなと反省。

感想をくれたお三方。どうもありがとうございました。
…実は私、これでも二次創作を細々とやってる身なんです。
なので、これこれと言う感想や指摘は非常にありがたく思っております。
(361さんの書き込みの前半部分の内容は、常に書く上で意識しております…が、
技量が追いついてないところが多々あり、まだまだ精進あるのみですね)
ただ、それなりに長く文章を書いてますと、こうだと指摘された事を上手く取り入れ、
自分のものとするにはスタンスが固まりすぎて中々上手くいきませぬ。
慣れない書き方で物語を紡ぐと途中で詰まります…ので、私は私の書き方しか
できませんが、そんな私の拙い文が「ROの百合小説を読みたい」という皆さんの欲求を
少しでも満足させられたなら、報われるというものです。

…何か、おかたい話してすいません。
最後に崩しときますね。
文章書くのTANOSIIIIIIIIIIIヽ(゚∀゚)ノ
364名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/21(金) 09:27 ID:P5GJBkf6
>>363
> 文章書くのTANOSIIIIIIIIIIIヽ(゚∀゚)ノ

うむ。他人にどう言われようとも、それが一番重要だと思います。
別に少なくともこの場ではお金もらってるプロなわけではないんだから、
楽しんでやれるのが一番。本人楽しまれた上でまた次回作が読めるなら
あなたも楽しい、みんなも嬉しい!
まさに「こうあるべき」って感じですねっ。
365名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/21(金) 14:08 ID:8rzeNaGc
>>362
あんまり飽きがくるとか読むのが億劫になるとか言わない方がいいですよ
読むのが億劫なら読まなければいいだけ
それをここに書き込む必要はないです
あなたがダメでもそれが好きな人が必ずいるはずだから
その人達、そしてそれを書いた文神に非常に失礼な物言いですよそれは
366349sage :2004/05/21(金) 16:48 ID:bwhwIgdM
ほとんど完成したので、仕事から帰ってきて力尽きてなければあっぷしますね。
…と、今自分の書き込み読み直してると、363で

(361さんの書き込みの前半部分の内容は〜)

と書いてますが、これ362さんの間違いですね…夜書き込みするとどうもどっかミスりますね。_| ̄|○

さあ、仕事いってこよ(´・ω・`)ノシ
367349sage :2004/05/22(土) 01:39 ID:720lFoW6
力尽きる寸前だったりしますが、投下しますね。
356の続きとしてのお話です。
今回はあったかいかと。
368349sage :2004/05/22(土) 01:40 ID:720lFoW6
「私は太陽になんてなりたくない。光の世界に生きたい訳じゃない。
ただあなたと一緒にいられるのなら、私は何だってする。どこへでもついていく。
あなたが闇に生きるのならば、私はそれを優しく照らす月の光になりたい…。
だから…お願い、別れるだなんて言わないで…」


エリスの説得を受け、今リリィの気持ちは大きく揺れていた。
自分の大切な人にそこまで言ってもらえたのだ。
本当は自分もエリスと一緒にいたいと願うリリィは、エリスのその言葉に心が救われる思いがした。
…しかし、依然として「一緒にいてはいけない」と思う気持ちも強かった。
自分がエリスに抱いてしまう負の感情などはもうどうでもいい。
ただエリスのプリーストとしてのこれからが大切なのだ。
自分が汚してしまう…大切な存在だからこそ汚したくない…でも一緒にいたい…。
そんな二つの感情の間に悩むリリィの様子が、エリスには手に取るように分かった。
…ここでもう一押しできれば、リリィも受け入れてくれるだろう。
そしてそのもう一押しをする自信がエリスにはあった。
ただ失敗は許されない…失敗すれば、大切な存在が離れていってしまう。
なので、エリスは心の中で祈りを捧げた。

(…主よ…目の前に迷える子羊がいます。
どうか私に彼女を導く力を…勇気を…)

するとその祈りが届いたのか、エリスは緊張から来る胸のドキドキが、すうっと収まっていくのを感じた。

「ねえ、リリィ…あなたは私を納得させる事はできなかった。
だから私はあなたについていく…と言いたいのだけど、それではあなたが納得してくれないよね。
私はあなたと一緒にいたいと願ってるけど、それがあなたを苦しめる事になるのは悲しい。
大切な人を苦しめてまで自分の主張を通したいとは思わない…。
だからね…今度は私があなたを納得させてみせる。
それであなたが納得できなければ…今度こそ素直にあなたの言う事を聞く。
だから私にもチャンスをちょうだい」

「…その言葉に偽りはない?」

「ええ、神に誓って」

「…いいわ」

それで納得できなければ、エリスは本当に別れてくれるだろう。
でも、もし納得してしまったら…それはそれで望むところだ…と、リリィは頷いた。

「じゃ、ついてきてくれるかな」

「…どこへ行くの? ここではできない訳?」

「ここでできなくもないけど、そこの方が都合がいいの…」

「そう、まあ好きにすればいいわ…」


「…綺麗…」

連れて来られた場所は、プロンテラのすぐ北にある森の中にひっそりと佇む湖であった。
満天の星空とひっそりと静かに輝く月。
その光が湖を照らしほのかに青く反射するその光景はあまりにも幻想的で…リリィはしばしその景色に見とれた。

「こんな場所がプロンテラの近くにあったなんて、あたし知らなかった…」

「ふふ、どうやら気に入ってもらえたみたいだね。
まあ、普通の人はわざわざここには来ないと思うよ。
来るのはアコライトかプリーストか…この景色を知ってる恋人さんたちくらい」

「ふうん…で、ここでどうやってあたしを納得させるのかしら?」

「……」

そのリリィの問いかけにエリスは何も答えず…履いていた靴を脱いで岸辺に降り立った。
リリィも首を傾げながらエリスに続く。
今歩いているところは足首が浸る程度の水深で、ひんやりとした感触が妙に心地よかった。

「リリィ…もう少しこっちにきて…そして私と向き合って」

「……」

リリィとしてはできればあまり近づきたくなかったが、先程のエリスの提案に頷いた以上拒む訳にもいかず、
仕方なくぎりぎり手が届かない間合いまで近づいた。

「…じっと私の目を見て…」

エリスの言葉に、リリィはエリスの瞳に意識を集中させた。
…自分が守り抜いてきた…言ってみれば弱い存在だと思ってきたエリスの瞳は、
しかし強い意志の輝きに満ちていた。
月明かりで神秘的に光るその美しい瞳の中に、リリィは引き込まれるような錯覚を覚えた。

バシャーン!

…次の瞬間、リリィはエリスに押し倒され、腰をついていた。

「な、何するの…だ、駄目! あたしに触れては駄目!!」

慌てて振りほどこうとするもパニックを起こしているリリィ。
体格の差も力の差も歴然なのに、なぜか振りほどく事ができなかった…。

「リリィ…あなたは汚れてなんていない。私はそうは思ってない…綺麗よ、リリィ…」

切ない声で囁かれ、潤んだ瞳で見つめられ、リリィは胸がきゅんと締め付けられた。

「でも…あなたが汚れてると思っている以上、納得してはくれないよね…。
だから…私が清めてあげる」

するすると自分の装束が脱がされていくのを、リリィは慌てて止めた。

「だ、駄目! あたしは、自分が汚れているのはどうでもいいの。
ただあなたを汚したくないだけなの。だからあたしに触れないでよ…」

「…リリィ…プリーストはね、汚れてはいけないなんて事はないの。
むしろ汚れていないプリーストは…半人前と言っていいの。
…転職の儀式の時にね、プリーストはいろいろな事を誓い、それを心に刻むのだけど…
その中に、自分の身を犠牲にしても相手を助ける事…というのがあるわ。
誰かを救うためになら、この身が汚れようとも、この命が失われようとも、この身を投げ出す。
それがプリーストのあるべき姿…。
だから汚れを知らないプリーストは未熟…あなたの言う汚れの数は、徳を積んだ証のようなものよ。
だから…ね。
私はさっきも言ったように、あなたが汚れているとは思っていないけど。
でもあなたがどうしても汚れていると思ってしまうのなら。
そして私を清らかな存在と思ってしまうのなら。
…私が、あなたを清めてあげるから…あなたが何度汚れようとも、私が清めてあげるから。
だから…だから、私を受け入れて…私を本当のプリーストへと導いて…」
369349sage :2004/05/22(土) 01:42 ID:720lFoW6
…自分は納得してもいいのだろうか…。
エリスの言葉を聞いたリリィは、そんな思いにとらわれていた。
何か理屈をこねられているような気がするけど、言ってる事は実際正しいような感じがする。
自分はプリーストじゃないから、その教義についてはよく分からない。
でも、今まで旅をしてきて見てきたプリーストの姿は、確かにエリスの言ってる通りの姿だった。

「…あたしで…いいのかな?」

もうほとんど納得してしまっていたリリィはそう呟いた。

「ああ、リリィ! 分かってくれたのね! うん、私はあなたがいいの!」

エリスは感激のあまり、リリィの胸に顔をうずめて幸せそうに頬ずりした。
そんなエリスの姿に、リリィも愛しさが膨れ上がっていった。
ひとしきりリリィに甘えて満足したエリスは、でも少し名残惜しそうに胸から顔を離した。
それから、リリィの腕をそっと掴んだ。
…腕のあちこちに小さな傷が今も残っていた。
それらの傷を、リリィは指で優しくなぞっていく。

「この傷も、この傷も…あなたの傷は、全て私を守るためにできたもの…ありがとう。
そして、ごめんね…私の癒しの力が至らないばかりに、こうやって傷が残ってしまって…」

「…あなたのその言葉があれば、私はいくらでも傷ついてもいいわよ…」

「嬉しい…でも、これからはもう傷なんて残させないからね…頑張るからね。
じゃあ、清めてあげる…」

エリスは水をすくいとって、その水に祈りを捧げた。

「アクアベネディクタ!」

エリスの祈りが水に宿り、神の祝福を帯びてきらきらと輝く聖水へと生まれ変わった。
その聖水を、エリスはリリィの傷口に、そして腕全体へとそっと塗りこんだ。
エリスのしなやかな指に触れられ、ひんやりと聖水の感じが広がっていくにつれ、
リリィは本当にそこが清められているように思えた。

「…ああ…ここの方が都合いいって、これのためだったのね…」

「うん…さ、あなたの身体、隅から隅まで清めてあげる…」

「んむ!?」

エリスは再び聖水を生み出し、それを口に含んで…リリィにキスをした。
そのまま口の中の聖水を、リリィの中へと流し込んだ。

「…ん…こくん…」

不意を打たれて一瞬固まったリリィも、すぐにそれを受け入れて、静かに飲み干した。

(…あ…ああ…キスって…こんなにもせつなくて気持ちいいものだったんだ…)

男にされた時には決して生まれなかったぽうっと痺れる感じに、リリィは酔いしれた。

「…でもまさか…あなたにこんな事されるなんて…」

「…嫌だった?」

「…嫌がってるように見える? …もっと、して…」

「ああ、リリィ…」

リリィの求めにエリスはときめき、また聖水を口に含んでリリィにキスをした。
そしてリリィの口内を舌でくまなく愛撫し、リリィも負けじと舌を絡ませた。
愛しい人の舌の感触がたまらなく心地よく、ふたりは息をするのも忘れるくらいそれに没頭した。

「「…はぁ…」」

ゆっくりと顔を離したふたりの間を、きらりと糸が繋がった。

「…ねえ、ここでは横になれないから、岸に上がらない?
もうあたし、素直にあなたに任せるから…」

「うん…そうだね」
370349sage :2004/05/22(土) 01:43 ID:720lFoW6
そうしてふたりは岸に上がり…リリィは、はだけていた衣装を脱ぎ捨てた。
エリスもワンピースの聖衣を脱いで地面に敷き、そこへリリィを寝かせた。

「…凄く綺麗よリリィ…何だか清める必要なんてないんじゃないかって思ってしまう」

たわわに実った乳房、幾度となく男に弄ばれてもなおも処女雪のように白い肌、そして桜色の突起。
同性の自分が見ていても思わず吸い寄せられるくらいに、リリィの身体は綺麗だった。

「あなたこそ、凄く綺麗よエリス…」

ほっそりとした身体に相応しい小ぶりな乳房、透き通るくらいに白い肌。
自分と同じく桜色の突起…今まで自分が守り通してきたもの。
それが今、目の前にある…。

「…あたしの身体って、そんなに綺麗に見えるの?
…じゃああたしの身体って、汚れてないのかな…」

あれだけ汚れていると思っていたのに、エリスの言葉と眼差しがあまりにも真っ直ぐで…リリィの認識が少しずつ変わってきた。

「うん、私は最初から言ってるよね、汚れてないって。
…でも、この際あなたがそんな事意識しないように徹底的に清めてあげるわ。
…アクアベネディクタ」

エリスは水をすくいとり聖水にして、リリィの全身にゆっくりとまぶした。
足りなくなってはまた聖水を作るべく離れる…何だかそれがまどろっこしいエリス。
リリィの身体に触れていると愛しくて愛しくて…それが覚めるのがせつなかった。

(…主よ…後日、必ず倍する鍛錬をもって己を精進させます。
ですのでどうか…どうか私に、今一時の奇跡を。
彼女と私の心をお救いください)

そんな祈りが届いたのか、胸の中にある魔法が刻まれたのをエリスは感じた。

(…感謝いたします…)

エリスはもう一度、手の中に聖水を生み出し…今授かった魔法を唱えた。

「…アスペルシオ!」

エリスの手の中の聖水が一段と輝きを増し、その輝きがエリスの両の手に宿って、ゆっくりとほのかな輝きになった。

「エ…エリス…」

自分の心を救う事で徳を積み、アスペルシオを習得したエリスの姿を見て、
ああ本当にさっき言った事は正しいんだとリリィは納得した。

「…ん…ぁ…」

そっとそっと、壊れ物に触れるように、エリスの手がリリィの胸にそえられた。
そのまま優しく優しくこねるような動きに、リリィは感じた事のない快感を覚えた。

(…男どもは…いつも力任せだったから…)

お金を払っていると言う事で遠慮がないのか、自分のしたいようにする男ばかりだった。

(…それに…大好きな人にされてるから…この行為には、あたしへの思いがあるから…)

「ああん…エリス…エリスぅ…気持ちいいよ…」

思いが身体に染み込んでいくから、ここまで気持ちがいいんだと、リリィはそれを素直に伝えた。
リリィがあまりにも気持ちよさそうに、そして切なそうに目と閉じているので、
エリスは次の場所を清めようとしていたのをやめ、そのまま胸を揉み続けた。

「あ…あ…あん…はぁ…」

リリィの呼吸がじょじょに荒くなり、身体に赤みがかかっていく。
そして触れている手のひらに、リリィの突起がむくむくと硬くなっていくのを感じたエリス。
そうするのがさも当然と言うように、エリスはその突起に吸い付いた。

「ひぁ!? エ、エリス? …あ、ああ…」

「…女でも、ここに吸い付きたくなるんだね…よく分かったよ。
相手が愛しいから…自分の思いを感じて欲しいから、同性同士でもこんな事、できるんだ…。
うん、ありがとうリリィ。また一つ、勉強になったよ」

「ば…馬鹿…」

嬉しいけど照れてしまって、思わずそんな事を言ってしまった。

「もっとしてあげたいけど、あなたを清めてしまうのが先だから、ごめんね」

そう言ってそっと身体を離すと、エリスはそのまま下腹部の方へと手を滑らせた。
そしてエリスの手が女性の大切な部分に差し掛かる。
しかし、そこに触れられる事に抵抗があるのか、リリィは足を閉じて開こうとしなかった。

「リリィ?」

「…ご、ごめんね…何だか緊張して力が入って抜けないの…」

「そっか…」

心の準備と言うものもあるだろうと思ったエリスは、そこは後回しにした。
そして緊張を解きほぐそうと力が入っている両足をゆっくりと愛撫していく。

「あ…はぁ…」

あくまでも優しく、自分を待ってくれているエリスの思いに、リリィの緊張はゆっくりと解けていった。

(…エリスに…触れてもらいたい…)

エリスの指が動くたびに、だんだんとあそこが痺れるように疼き始めてきたリリィ。
胸を触れられた時でもあれだけ気持ちよかった…ではここは?
もっとも敏感であるここを、大好きなエリスが触れたら…どうなるだろう。
ここでエリスの思いを感じたい…そんな欲求がどんどん強くなっていく。
それが緊張を上回るのは一瞬で…気がつけば、閉じていた足はだらんと力が抜けていた。
それを見届けたエリスは、ゆっくりと足を開いて己の身体を割り込ませた。

「…ああ…」

リリィはそこを見られた羞恥に顔を覆う。
…先程から疼き、熱を発しているそこがどんな状態か、見ずとも分かる。

「エリスぅ…そんなまじまじ見ないで…」

「あ…ごめんなさい」

リリィに言われて我に返ったエリス。
初めて見る他人のそこ…そしてそれは大好きな人のもの。
しかも自分の行為に反応して花開いていたのだから、思わず見とれてしまうのも無理はない。
そっとそこに触れようとすると、がしっとリリィに掴まれてしまった。

「エリス…アスペが切れてるみたいよ」

リリィの言う通り、エリスの両の手の輝きはとっくに失われていた。

「……」

しかしエリスはアスペルシオをかけ直すつもりがないようで、力を込めてリリィのそこに触れようとする。

「ちょっとちょっとエリス?」

「…ここは…ここだけは、神様の力じゃなく、私が清めてあげたいの…」

「…あ…」

潤んだ瞳でのその言葉は、リリィの心に深く染み渡った。

「うん…あなたに清めてもらいたい…」

そう言って、掴んでいた手を離した。

「…清めてあげる」

エリスはにっこりと微笑んで…花開いているそこへ指をはわせた。

「あっ、ああんっ!」

エリスの指が触れた瞬間、そこから全身に電撃が流れるような衝撃を受けたリリィ。

(す、凄い…こんなにも感じるものなのね…)

男との行為でも感じない訳ではなかったが、ここまでにはならなかったリリィ。
やはりエリスにされているという事が、彼女を昂らせているのだろう。
エリスの方は、そんなリリィの反応に驚きながら、嫌がってたり痛がってるようじゃないので、
そのまま指を動かし続けた。
指に絡まるリリィの愛液の熱さに、エリスは心ときめかせた。
もっともっとこの熱さを感じたい…その欲求に正直に、エリスはリリィの中に指を沈めた。

「あ、ああ…」

先程のをさらに倍する衝撃に、リリィの目の前は一瞬真っ白になった。
そしてリリィはその衝撃で自分の秘所がきゅうんと締まり、愛液を吐き出すのを感じた。

(…イっちゃったんだ、あたし…入れられただけで…)

リリィは今まで男のものを何度も受け入れてきたが、一度たりともイった事はなかった。
自分もイカなければ男が満足しないので、その振りをしていた。
情事の後自分で慰めてようやくイっていたのに、今はあっと言う間だ。

(嬉しいけど、何か悔しいな…)

経験の豊富な自分が、経験がないエリスにあっさりとイカされた…その事が悔しい。
そう思ってしまうあたり、リリィの性格が出ている。
それで少し仕返しをしようと、リリィはエリスの胸へと手を伸ばした。

「あっ、リリィ? …駄目。今は私に触れないで…」

「…ああ、そうか…あなたがするのはいいけど、あたしがするのは教義に反するのかな…」

「ううん、あなたの心がそれで満たされるなら、その行為も認められるものだよ。
…えっとね、私は…やっぱり、はじめてはベッドの上が…」

段々小声になっていくエリスの恥じらいに、リリィは満足そうに頷いた。

「…じゃ、大人しくしてる…あたしを清めて」

「ええ…いくわよ」

「あ…んぁ…」

エリスの指がリリィの中をゆっくりと出入りし始めた。
そのたびにくちゅくちゅと音を立てあふれ出してくる愛液。
指が触れたところが熱を発し、さらなる潤いを生むのだ。

「リリィ…ああ、リリィ…熱い…あなたの中、凄く熱い…。
私の清めを喜んでくれてるんだね…もっともっと、清めてあげる」

「ああっ!」

優しくゆっくりだった指の動きに変化が生まれた。
時には強く速く、そしてうねるようにかきまぜられる。
それはまさに自分の中を全て清めてしまおうとした動きだった。

「あっ、あっ、ああっ、ああ…だめ…だ…あたし…」

先程イったばかりなのに、また快感の頂が見えてきた。

「エリスぅ…あたしを…あたしを…抱きしめて…ひとりにしないで…」

「…ええ、抱きしめてあげる…これが最後の儀式よ」

ずんっ

「あああぁぁぁぁっっ」

勢いよく突き入れられたその衝撃で、リリィは二度目の絶頂にたどり着いた。
そのリリィをエリスはしっかりと抱きしめ、リリィもすがりつくように腕を回した。
リリィが落ち着くまで、エリスは静かにリリィを抱きしめ続けた。
371349sage :2004/05/22(土) 01:44 ID:720lFoW6
「…エリス…ありがと…」

しばらくして落ち着いたリリィが、そういってエリスにそっとキスをした。

「ん…これであなたの身体は、私に祝福された清らかな身体よ」

「うん…今なら、心からそう思える…あなたの思いが、全身に宿ってるのが分かる…」

「…ふふ…あ…」

リリィの幸せそうな表情を見て微笑んでいたエリスは、ふと大切な事を思い出した。

「…何?」

「私…儀式に夢中で大切な事を言ってなかった…」

「な、何よ…」

万事が上手くいっていたのに、最後になってのエリスの失敗に、リリィは落ち着かなかった。
…しかし…エリスはもう一度微笑んで…言った。

「…愛してます、リリィ…」

その言葉に目をぱちぱちとさせるリリィ…。
それからゆっくりと心に染み渡ってようやく理解したリリィは、微笑み返して…言った。


「…あたしも、愛してるよ…」


おしまい
372349sage :2004/05/22(土) 01:46 ID:720lFoW6
以上。ふたりのお話はこれでおしまいにします。
次書く余裕がありそうなら別のお話を思いつけるようアンテナのばしときますね。
では、ROの百合スキーに幸あれ。
(´・ω・`)ノシ
373名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/22(土) 09:02 ID:bh0axLFM
>>349
あ・・・朝から涙が(つω`)
御馳走様でした。
374名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/22(土) 14:11 ID:G.NN49AE
ROを題材にした様々なファン活動を見たり読んだりするのは
ROをプレイするよりもずっと面白いです。
・・・と、引退者(僕のことですけど)は語る。

そういう物が大好きです。
349氏、お疲れ様です。
375名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/22(土) 22:09 ID:s7sWzm7g
>>349様の作品中に真の聖職者の姿を見た気がしました

王道でありながらここまで切なくなった作品は無いです(つω;`)
376349sage :2004/05/25(火) 13:14 ID:EHInq26Y
感想くれたお三方、どうもです。
気に入っていただけましたようで、作者冥利に尽きるというものです。

一応また一つ話を閃いたので今のんびり書いてますが、何かまた無駄に長く
なりそうです。(苦笑)
残り容量が大丈夫かなと気にしつつ、我が道をいかせていただきます。
完成までまたーりとお待ちください。
377名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/30(日) 13:46 ID:pYXu3.g6
>349さん…だけでなく途中のまま続き書いてない文神様方
偉そうにも催促しにきましたよ
続きまーだー?(AA略
378329sage :2004/05/30(日) 17:51 ID:7FESzDWU
何かキタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
finとか書いておきながら新たなデムパ受信です。

新着デムパ:1件
受信内容:魔法の新たな使い方
軽い気持ちでお待ちください。
期待ではなく、気体・・・っと。
|彡サッ
379349sage :2004/06/06(日) 16:14 ID:qSGUREcc
仕事が忙しく中々時間が取れなかったうえ、考えていたお話の容量が
このスレには収まらない見込み+18禁じゃないっぽくなってきたので、
新しく他の物語を考えてみました。
今回もまたプリーストのお話です。
長さは18KBほど。
前回とは違った感じのお話ですが、皆様の暇つぶしにでもなれば幸いです。
380349sage :2004/06/06(日) 16:16 ID:qSGUREcc
人のために己の力を尽くす事を教義とするプリースト。
そのタイプは様々であるが、大きく分けて三つに分類されるだろう。
高い魔力をもって護りの魔法を得意とする者。
あるいはその高い魔力をもって破邪の魔法を扱う者。
また魔法が得意ではなくとも武器を手に敵を打ち倒し、力なき人々を護る盾となる者もいる。
いずれにせよプリーストにあるのは、誰かを護りたいと言う思いである。
…そんなプリーストの中でも、教会より特別な呼び名を授かる者がいる。

これは、その呼び名…「心の癒し手」と呼ばれる者の物語。


…あたしの名はリーナ。
一応プリーストをやっているけど、実はあまり魔法は得意じゃない。
メイス片手に魔物を退治するのがあたしの専門だった。
そんなあたしが、まさか「心の癒し手」なる呼び名を授かる事になろうとは、世の中分からないものだ。
この呼び名を授かった者は、週の半分を拘束されるかわりに、教会からお給料が出る。
魔物が凶暴になりつつある昨今、身体だけでなく心まで魔物にやられる人も多い。
そんな人を助けるのが、あたしたち「心の癒し手」の仕事。

さて、あたしは今荒くれ者のオークが巣食う村へとやってきていた。
先程伝達の魔法で教会に助けを求めてきた者がいたのだ。
その内容からあたしが適しているとして、こうして命が下った。
依頼主は女ウィザード。
彼女がのんびりとこの辺りを旅をしていると、女アコライトがオークどもに輪姦されているのに遭遇したそうだ。
急いでオークどもを屠ってその子を助け出したものの、ショックで自分の呼びかけに反応してくれない。
近くには相棒と思しき男剣士の遺体があったから、その事もまたショックなのだろう。
とにかく自分の手におえないので、彼女を助けて欲しい…との事。


…そう、あたしが専門とするのは、犯された女性冒険者の心を癒す事だ。


「お待たせしました」

落ち合う場所にたどり着いたあたしは、依頼主である彼女に声をかけた。

「ああ、よかった。来てくださったんですね」

不安そうな表情をしていた彼女は、あたしを見てほっとした表情で言った。
あたしも彼女に会釈を返し、早速アコさんの容態を診る事に。
彼女がアコさんにかぶせていたマントを取り…その惨状に思わず顔をしかめた。
虚ろな瞳をしたまま横たわる彼女。
無残にも引き裂かれてボロボロになっている衣服。
身体も傷だらけで、ところどころ血もにじみ出ている。
そして、身体のあちこちにこびりついているオークどもの精液。
長くゆったりとした黒い髪にも、白くきめ細やかな肌にも。
…もちろん女性の大切な部分にも。
かわいそうにどうやら初めてを散らされたらしい。
精液と交じり合ってピンク色の液体が滴っていた。
さらにお尻の方も犯されたようで、こちらも血が出ている…。
とりあえずヒールで怪我だけを治しておく。
後は聖堂に戻ってからの処置になる。

「せめて薬を飲ませてあげたかったんですが、この子が反応してくれなくてどうする事も…」

「いえ、この子を保護してくれただけでもあなたは十分やってくれましたよ。
…これは教会からのささやかなお礼です。
新しいマントでも買いなおしてください」

マント代+αが入った金貨の入った袋を彼女に手渡す。
それから剣士の遺体を手厚く葬って、アコさんをマントでくるみなおした。

「…ではこの子を連れて行きますが、あなたはどうしますか?」

「…そうですね…とりあえずマントを買いなおすので街に戻ろうかと」

「そうですか。では首都へのポータルを開きますので、あなたもそれに乗ってください」

「ありがとうございます…あの、私も治療に立ち会う事はできませんか?
どうもこの子の事が心配で…」

「…申し訳ありませんが、治療の儀式は秘中の秘でして、一般の方にお見せする事は…」

「そうですか…」

「彼女がどうなったかは、後日大聖堂の伝言板に書いておきますので…」

「…分かりました」

「では、いきます」

あたしはゆっくりと深呼吸をして転移の魔法を唱えた。

「ワープポータル!」
381349sage :2004/06/06(日) 16:16 ID:qSGUREcc
ポータルの出口は首都プロンテラ、大聖堂の前。
名前を訊いてから依頼主のウィズさんと別れ、あたしは聖堂の中へ入った。
さすがにあたし一人でこの子を部屋まで運ぶのはつらいので、助手を呼ぶ事にした。

「…フィー! フィー!」

厳かな雰囲気の大聖堂で大声を出すなど普通許されないがこれも仕事。
その辺は皆分かってくれてるのでお咎めを受けた事はない。
少しするとパタパタと足音をさせながら、助手のアコライト、フィーがやってきた。
彼女の名前はフィアネルだけど、あたしは親しみをこめてフィアやフィーと略す事が多い。

「この子を診察室に連れて行くから手伝ってちょうだい」

「はい」

診察室は大聖堂の地下にある。
地下は結構広く、あたし以外の「心の癒し手」の診察室もある。
他にはプリーストへの転職の儀式を行う部屋もあったりする。
アコさんを部屋に連れてきたあたしは、フィーに身体を綺麗にさせている間に治療で使う道具の準備をしておく。

「先生、終わりました」

フィーの手によって彼女は身体の汚れも綺麗になり、ぼろぼろだった衣服は取り払われ、
教会で支給される質素な下着だけを身に着けていた。

「ご苦労様。じゃ、あなたは下がっていていいわよ」

「……」

あたしの言葉にフィーは不満そうな、そして寂しそうな表情をする。

「…はぁ」

あたしはやれやれとため息をついてフィーを抱き寄せ、唇を奪った。
まったく…治療の度にやきもちをやくのだからこの子は…。

「…何かありましたらお呼びください」

キスに満足したフィーは一礼して部屋から出て行った。

「…さてと」

まずは彼女の意識を戻さなければ…あたしは気付け薬を口に含む。
そして半開きになった彼女の可愛らしい口にそっと流し込んだ。

「…ごほっ…ごほごほっ!? …あ…れ…ここは…?」

「気がついたかしら? ここはプロンテラの大聖堂の部屋よ」

「…う…私…わた…し…」

気を失う前の事を思い出したのか、己の身体をギュッと抱きしめ震えだした。

「どうして…どうして私を助けたんですか…。
剣士さんを死なせたあげく魔物に汚された私なんて、あのまま死んでしまえばよかったのに…」

そう言って涙目であたしを睨む彼女。
…魔物に犯された子は、ほぼ皆絶望して死んでしまいたいと思っている。
稀にそれを怒りに代える強い子もいるけど、そんな子にはあたしの出番はない。
他の癒し手がその子を癒してくれるだろう。
絶望している子を励まし立ち直らせる事…それがあたしの使命。

「…あなたは生きなければならないのよ。死ぬだなんて軽々しく口にしては駄目。
生きてさえいれば、人間何とかなるものよ」

「嫌…こんな惨めな気持ちで生きていたって…。
それに、このまま魔物の子を宿すくらいなら、いっそこのまま死なせてください…」

「…あなたを助けるために命を落としたあの剣士の死を、あなたは無駄にするつもり?」

それではあの剣士も浮かばれまい…。
死んでいった者のためにも、生き延びた者は精一杯生きなければならない…。

「…私の力がもっとあれば、あの剣士さんを死なせずにすんだのに…」

「だったら生きて修行を積んで力をつけ、一人でも多くの人を救えるようになりなさい」

「…魔物に犯された汚れた私が修行を積んだって、もうプリーストにはなれない…。
もう強くなんてなれない…」

「…大丈夫。あなたはきっとプリーストになれるから」

「…気休めはよしてください! だいたい、あなたに何が分かるんですか!」

「…分かるわよ…」

あたしはそっと彼女を抱きよせて…振りほどこうと抵抗する彼女の耳元で囁いた。


「だって、あたしも魔物に犯された事あるんだから…」


「…え…」

あたしの言葉に、彼女の抵抗が止まる。

…実はあたしも魔物に犯され、この子と同じように絶望した事がある。
それを…先生に救ってもらった。
それで先生のようなプリーストを目指し…先生の後を継いで今に至っている。
…「心の癒し手」たる資格…それはきっと、己の心に傷を持つ事なのだろう。
自分が同じ目にあっているからこそ、その時の気持ちを分かってあげられる、
また立ち直った「心の癒し手」たちの姿を見れば、未来に希望を抱く事もできよう。

あたしは彼女を抱きしめて言葉を続けた。

「そんなあたしでも、こうしてプリーストになれたのよ…。
頑張って修行して、こうして同じ目にあった人を助けるために一生懸命生きてる。
だからあなたも大丈夫。きっとこれから強くなれる」

挫折を経験した者の方がより強くなれる。
悔しさを、怒りを、悲しみをばねに、羽ばたく事ができるはず。

「魔物に犯された身体はあたしが清めてあげる。魔物の子なんて宿させない。
だからもう一度頑張って生きて。
…それでも死にたいと言うのなら…もう止めない」

あたしは銀のナイフを彼女に握らせた。

「さあ、選ぶのはあなた自身…あなたの意思で決めて…」

…あたしは「心の癒し手」としてはまだまだ未熟。
傷ついた人の心を完全に癒す事なんてできない。
だからそんなあたしにもできるのは、救いの手を差し延べる事だけ。
その手を掴むかどうかは相手次第だ。
ただその手を掴んでくれるように努力する事は怠らないけどね…。

…少しして、彼女に握らせたナイフがカランと音を立てて床へ転がった。

「…私…私…頑張ります…あの剣士さんのためにも」

「そう…よく決意してくれたわね…ありがとう」

…一応今まで選ばせてきて、死にたいと言う子に出会った事はない。
その度にあたしの心も救われているものだ。
あたしと同じ目にあった子を救ってあげられたなら、あたしが生きてきたのも報われる。
そして、あたしを救ってくれた先生への恩返しにもなる…。
382349sage :2004/06/06(日) 16:17 ID:qSGUREcc
それからしばらく、あたしは彼女とのんびり雑談をした。
彼女はサリナと言う名前で、フェイヨン出身であるとか。
弓を射る才能はなかったけど、魔法が得意だったのでプリーストを目指す事にしたとか。
…彼女の全力ヒールは、あたしのそれをすでに上回っていてちょっとショック。
他には好きな食べ物とか動物とか、とにかく話をさせて彼女に対する理解を深めさせてもらった。

「…さて、あなたが魔物の子を宿さないように治療しないとね。
…恥ずかしいだろうけど、ショーツを脱いでうつぶせになってお尻を突き出してくれる?」

「はい…」

彼女は恥ずかしそうにしながらも素直に言った通りの姿勢をとってくれた。
この格好だと彼女の秘所もお尻の穴もはっきり見えるので、治療がやりやすいのだ。
オークどもに乱暴された傷や腫れも、ヒールのおかげでほぼ治っている。
けれど彼女の中にはまだ忌まわしい魔物の精子が生きている。
これを何とかしてあげない事には、彼女も前には進めまい。
あたしは用意しておいた薬を注射器につめて、彼女の秘所にあてがった。

「あ…な、何ですかそれ…」

「これはね、あなたの中に出されたオークの精子を殺すお薬よ」

…ついでに、彼女の卵子をも殺す薬でもあったりする。
でも肉体にはそれほどダメージを与えない。
…二、三日おトイレが近くなるくらいだ。
効果の大きさを考えれば、この程度の副作用なんて問題ではない。
この薬は教会お抱えのアルケミスト…あたしの友達でもあるのだけど、その人が作ったものだ。
「心の癒し手」になる条件の一つに、多くの人と交友を持つと言うのもあるだろう。
いくら癒しが得意なプリーストにだって限界がある。
例えばこういう薬学の分野はプリーストには手が負えない。
他にもこの注射器だって先程の銀のナイフだって、友達のブラックスミスが作ってくれたものだ。
たくさんの人の援助があってこそ、この仕事が成り立つ。
支えあう、助け合っていく…それが「人」と言う文字にも現れているだろう。
だからあたしはこの仕事が好きだし、この仕事を誇りに思っている。

さて、濡れていない秘所に異物を挿入するわけにもいかないので、
注射器にも薬を塗って潤滑油のかわりにする。
そしてゆっくりと彼女の奥へと挿入していった。

「あ…ああ…つ、冷たいです…」

「…もう少しだけ我慢してね」

程なくして彼女の一番奥、子宮口へ先端がたどり着いたので、ゆっくりと薬を注入した。

「あ、ああ…んぅ…」

狭い彼女の中がゆっくりと薬で満たされていき、溢れ出た薬が寝台のシーツに染みを作る。
全ての薬を注ぎ終え、あたしは注射器を抜き取った。
そしてもう一本の注射器を用意して、同じように薬を準備する。
今度は彼女のお尻の方へと挿入した。

「い、いやぁ…そこは…」

「…ここも綺麗にしないとね?」

彼女が涙目でいやいやと首を振るので、あたしは優しく微笑みかけて安心させてあげた。

「薬が注ぎ終わったら、お尻に力を入れて漏らさないようにね」

「は、はい…んっ…」

注射器を抜き去ると、彼女は言われた通りお尻の穴をキュッと閉めた。
あたしは彼女をそのままにしながら、使った道具を聖水の入った器に浸けておいた。

「あ…だめ…漏れちゃう…」

数分で彼女は限界を訴えた。

「じゃあおトイレで出してきなさい。すぐ隣よ」

「は、はい…」

彼女はよろよろと立ち上がり、漏らさないようにゆっくりとトイレに歩いていった。
383349sage :2004/06/06(日) 16:18 ID:qSGUREcc
少ししておトイレから戻ってきた彼女は、やれやれとほっとした表情をしていた。

「あ、あの…これで大丈夫なんですよね?」

「ええ。今まで何人もの患者さんを診てきたけど、一人も妊娠させた事ないから。
薬を研究し改良を重ねてくれているアルケミストさんに感謝してあげてね」

「そうですか…」

「さて…次の治療にとりかかりましょうか」

「え、まだあるんですか…って、あっ?」

首を傾げていた彼女を、あたしの胸の中に抱き寄せた。

「えっ、えっ?」

パニックを起こしている彼女の背中をそっと撫でてあげると、彼女も落ち着いたのか静かになった。

「…あなた、性行為は初めてだったんでしょう? …怖い行為と思ってない?」

「…はい…」

あたしの問いかけに、彼女はかすれた声で答えた。

「…次の治療は、それを治してあげる事よ」

…別に性行為は悪い事じゃない。
やりすぎるのは人としてどうかと思うけど、本来なら神に祝福された行為なのだ…思いがこもっていれば。
でも初めてで乱暴にされたら、それがトラウマになって当然だ。
もし将来いい人に巡りあって愛し合い、いざ行為に至ろうとする時に拒絶してしまったら?
その人が本当にいい人ならそれも癒やしてくれるだろうけど、そこで愛想を尽かす人も少なくない。
実際それでまた傷ついて、あたしたち「心の癒し手」のお世話になる人もいたから。
…ならば、今ここで嫌悪感を取り払っておけば、そんな事にはならないだろう。

「今だけ、あなたを優しく愛してあげる…。
思いがこめられたこの行為がどれだけ心安らぐものか、あなたに教えてあげる。
…でも、女同士でそんな事できないってあなたが思うなら、無理にはしないわよ。
あなたの気持ちが一番大切なんだから。
…あなたは愛して欲しい? それともやめておいて欲しい?」

「……」

彼女は返事しなかったけど、そっとあたしの背に回された腕がその代わり。

…実はこれについても、やめてと言われた事はない。
人は傷ついている時に優しくされると、どうしてもそれにすがりたくなる。
そして「愛して欲しい?」と言う尋ね方も拒みにくくする一因だろう。
これが「して欲しい?」ならば嫌と答える人もいるかもしれない。
でも、人は大なり小なり愛して欲しいと願うもの…それが仮初めのものであっても。

慈しむように髪や背中を撫でてあげると、彼女も甘えるようにあたしの胸に顔をうずめた。

「…あたたかい…先生にこうして抱きしめられるのって、何だか気持ちいい…」

「それが人肌のぬくもりのいいところね…さ、顔を上げて…」

「…はい」

彼女はゆっくりと顔を上げて目を閉じた。

「ん…」

彼女の唇は柔らかくて瑞々しい。
唇を合わせているだけでは物足りなくなってくるくらいに。

「んむ…んぅ…」

その柔らかい唇の奥に隠された熱い舌。
それを舌でつついたり絡めとったりすると、彼女はうっとりとした表情でそれを受け止めた。

「…キスって、心がほんわかとしてくるものなんですね…」

唇を離した後、彼女はそう呟いてふらりとあたしにもたれかかってきた。
どうやら気持ちよくて力が入らないようだ。
これ幸いなので、あたしは彼女をそのままそっとベッドへ押し倒した。
下着姿の彼女をこうして上から見下ろすと、何だか愛しさが湧き上がってくる。
優しく包み込んであげたいって気持ちで一杯になる。

「綺麗な身体ねあなた…」

「…あ…嬉しい…」

あたしの言葉に彼女は目を潤ませた。
…魔物に汚された身体を綺麗と言ってもらえると、心が救われるものだ。
それにお世辞じゃなく、彼女の身体は綺麗だ。

「あ…はぁ…んん…」

その綺麗な胸に手をあてると、それだけで息を乱し始める彼女。
むにむにと胸をこねると、彼女は妖しく身体をくねらせて快感に耐える。
そのせつなげな表情がとても可愛い。

「…今は我慢しないで、与えられるぬくもりを貪りなさい」

「は…ぃ…ああっ」

指で先端をすり潰すように愛撫してあげると、彼女は堪えきれずに喘ぎ声を漏らした。

「ああ…駄目ですせんせ…ひゃうっ!?」

彼女の制止に構わず、追い討ちをかけるように吸い付くと、彼女の身体がびくんと跳ねた。
先程といい、かなり感じやすい体質らしい。
ここでそれだと、下ではどうなるやら…。
チラッと下の方を見てみると…凄い事になっていた。
もうショーツがぐしょぐしょになっている…まだほんの少し彼女を愛撫しただけなのに。
元々素質があって、それをオークに開花させられてしまったのだろうか。
…いや、やはり気持ちが昂っているから、異常なまでに感じているのだと思いたい。

「…脱がすわね」

用を成さなくなったそれをするっと抜き取って、彼女の秘所に指をはわせた。
すでに花開いて泉のごとく愛液を溢れさせるそこは、かなりの熱を発していた。

「ああん…はああん…」

あたしの指の動きあわせてぐちゅりぐちゅりと濡れた音が耳に響く。
それが彼女の可愛い喘ぎ声と合わさって、何とも言えない旋律となってあたしを酔わせる。
敏感な突起を突くと、彼女の中がギュッと締まってあたしの指を奥へと誘う。
それに負けじと指を動かして彼女の中をくまなく愛撫すれば、
彼女は身体をのけぞらせるように反応した。

「せんせ……私…はぅ…もう…」

両手でシーツを握りしめ、抗うようにいやいやと首を振って、彼女は限界を訴えた。

「…そのまま流れに身を委ねて…イってしまいなさい」

あたしは指の動きをより激しくし、胸への愛撫も再開させて彼女を一気に攻め立てた。

「あっ、あっ、いや…いや…怖い…いやぁ…あっ、あああああっ!?」

びくんびくんと身体を震わせていた彼女は、あたしの攻めに耐え切れず、一際大きく身体を震わせた。
そしてそのままがくっと全身を弛緩させて静かになった。

「あらら…失神しちゃったのね」

どこか笑みを浮かべながら気を失っている彼女。
それは心が満たされた証…だからきっとこれで大丈夫。
彼女はこの事を乗り越えられるはずだ。

「…さてと」

最後の最後、彼女にしてあげる儀式にとりかかる。
愛液でぐちゃぐちゃになったそこをタオルで拭う。
汗をかいている全身もそっと拭ってあげ、綺麗な身体にしてあげたら…おもむろに、聖水を全身にふりかけた。
そしてあたしは彼女のために祈った。

「…彼女のこれからに祝福あれ…アスペルシオ!」

あたしの祈りに彼女の全身にまかれた聖水がまぶしく輝き、彼女の身体に宿る。
その姿は光の衣をまとった聖女のように神秘的なものだ。
できれば彼女に今の自分の姿を見せてあげたかったけど、快感の波に揺られている彼女を呼び戻すのはかわいそう。
愛されて絶頂にたどりついた後の余韻に浸らせてあげたかったのだ。

「…いい夢を、見なさいね」

幸せそうに眠る彼女にそっと布団をかぶせ、あたしは部屋を後にした。
384349sage :2004/06/06(日) 16:19 ID:qSGUREcc
数日後…体調もすっかりよくなった彼女は、己を鍛えるためにまた旅にでるそうだ。
幸いにも新しい仲間ができたようで、一緒にプロンテラを離れるそうだ。
その出発前、せめてもう一度あたしにお礼が言いたいとこうして訪ねてきたのだ。

「先生、お世話になりました…ご恩は一生忘れません」

「そう…ならば頑張って立派なプリーストになりなさい。
それがあたしにとって何よりの恩返しよ」

「はい…あの、もし挫けそうになったら…また…その…」

彼女はもじもじとしながら、上目遣いでこちらを見つめた。

「…駄目よ」

「…え…」

「それは甘え…甘やかしてはあなたのためにならないわ」

「……」

まさか拒絶されると思っていなかったようで、彼女は凄く悲しそうな顔で俯いてしまった。
でも、これは譲れない…あたしを逃げ場にしては…いつまでも仮初めのぬくもりにすがってはいけないのだ。
ただ完全に突き放すのは、これからを頑張る意欲を削ぐ事になる。
だからあたしはいつも、患者さんを送り出す時にはこう言っている。

「…相談には乗ってあげる。あたしは週の半分ほどをプロンテラで仕事してるから。
悩みができたならいつでも訪ねてきなさい」

そしてそっと抱き寄せて、耳元でこう囁くのだ。

「もしあなたがプリーストになったら…そしてその時にまだあたしを望むなら。
…その時は、お祝いで抱いてあげる」

「は…はい! 頑張ります!」

「ふふ、その意気よ…さあ、頑張っていってらっしゃい」

「…はい…いってきます、先生…」

彼女は最後に大きく礼をして、プロンテラの喧騒の中へと駆けていった。


人の心を癒す…それはとても難しい事。
「心の癒し手」なんて呼び名は、まだまだあたしには過ぎたもので。
いろんな人に助けられながら…あたしは精一杯生きる。
いつかその名に相応しい人間になれるように…。
385349sage :2004/06/06(日) 16:27 ID:qSGUREcc
以上です。

設定が続きものになってしまったので、時間が取れればこれの続きを書きたいなと思います。
…今月は仕事が忙しいので遅筆になる事必至ですが_| ̄|○

それにしても、私はプリースト書くのが好きなようですね。
思いつく話はみんなプリがらみです。
いっそこの際百合ーストを書き続けていければいいかなと開き直ってみたり。(苦笑)

では、次の物語は次スレにでも…。
386名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/06(日) 22:28 ID:y4IPx5wM
GJですよ!コノヤロウ( ´∀`)σ ))´∀`)
387名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/07(月) 21:10 ID:9vFwPnBY
「逃げ場にしてはだめ」の台詞が特にカッコイイ(・∀・)
次回作をマッタリ御待ちしております
388名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/09(水) 01:45 ID:WL.AMGkA
オークにされてるところを想像した俺・・・・
∧‖∧プラーン
389名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/09(水) 15:53 ID:q7i6IT2I
>>388
俺もだ・・・・・・
モウダメポ_| ̄|○
390名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/10(木) 17:18 ID:OZTSjsyY
>>388,389
ヽ(・∀)人(・∀・)人(∀・)/
391名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/12(土) 18:48 ID:MLyBXGNc
そろそろ新スレの季節かしら
392349sage :2004/06/14(月) 03:04 ID:q/s/HjT2
壁|ω・`).。oO(…
壁|ω・`).。oO(何か私の予想しないところで反応が…。
壁|ω・`).。oO(オークにされてるところ…ひょっとして凌辱系に需要があるのディスカー
壁|ω・`).。oO(そのシーン、書けなくもなかったのですが、百合スレとしては場に適さない気がしてちと躊躇。

さて、埋めの話題ついでに、ここをお読みの皆さまにちょっとお尋ねしてみたい事が。
皆さま、どんな展開の百合(18禁に限らず)が好きですか?
以下、簡単に例を挙げてみます。

1 せつない系
(対象を好きになってはいけないと思いつつも止まらない想い…とか)

2 ほのぼの、ラブ系
(先輩後輩、姉と妹のように、上下関係があって、包み込むように愛しあうもの。
またはお互いが対等な立場で愛しあうもの)

3 凌辱、羞恥系
(何か弱みにつけこんで無理やり相手を抱くもの)

4 その他

今後の参考にご回答いただければ幸いです。

さて、現在『心の癒し手』の2話目が頭の中で固まってきてるところで、
時間さえ取れればいけそうです。
仕事に負けないよう頑張りますね。(´・ω・`)ノシ
393名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/14(月) 04:23 ID:Pp5R1Ujo
1か3が好きかなぁ

・・・なんだよそんな目で見るなy
394名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/14(月) 04:54 ID:ikhPCTwI
1も2もすきですが、3はあんまりいただけません。
395名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/14(月) 12:45 ID:1fyWVG42
1か3が好きです。

やっぱり♀同士、禁断の愛に苦悩する様は萌える。
陵辱や羞恥は、普通に好き。かなり好き。激しく好き。
・・・なんだよそんな目で見るなy

ほのぼのや恋愛話は嫌いじゃないんだが、普通に苦も無く
成立しちゃうのは、盛り上がりに欠けるというか。
困難を乗り越えて結ばれるのなら、せつない系に入るよね?
まぁ、そこらへんは筆力次第だとは思うわけで。

その他となると、なんだろう?
コメディ、ギャグ系?
ネタが面白ければ好きですね。

好き嫌いはあれど、自分は読ませていただくだけなので、
文神の皆様には感謝です。
396名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/15(火) 17:16 ID:VZ9L0Szw
Hじゃ無くなるかもしれないけど、2です。
3は遠慮したいです。
1は「実は相思相愛だった」というギャグ落ちなら(笑)
397名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/15(火) 21:27 ID:/Z8iSAg2
私も2で。
1,3はどうにも・・・感情移入が激しくなってしまって、
読んだ後寝れなくなることもあったりする自分orz

3は、その手のが嫌いな人も居ますし、このスレには不釣合いかと。


という、書いてる人の精神が持たなくてほのぼの系しか描けない人の戯言です_| ̄|○
398名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/17(木) 01:36 ID:q8r8weQ.
・・はっ
もしかしてここの板は400レスまでなのかしらん?

ところで。私は1or2です。もとい1と2の違いが分からないです_|\○_ <バカデスカラ
私が重視するのは相思相愛か否か、かな。
あとギャグのテイストがほのかに香るのもアクセントが効いてくるので大好きですw

初カキコがこんなので申し訳ないですが・・・百合(・∀・)モエー
399名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/17(木) 02:48 ID:bnpbmDME
1000まで行くはずだけど、サイズ制限のほうでそろそろ限界のはず。
そろそろ新スレの依頼をしたほうがいいのかな。…立て方わからないけど。

ついでに、1、2が好き。
書く場合は4 その他:どたばたコメディ系
になっちゃうけど。
400名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/17(木) 12:20 ID:brbCSqvY
ブラウザで開けば、こんな事が書いてあるわけで

>スレッドの大きさが 492KB を超えています。512KBを超えると書き込めなくなるよ。

もうちょいだね
401349sage :2004/06/17(木) 12:20 ID:pCWxBeMk
何かきりがいい400をゲットー(σ´∀`)σ

さて…ふむふむ。1と2は好評、3は人それぞれですね。
人の嗜好はそれぞれであって、それが個性でいいと思います。
…ぶっちゃけた話、えっちさだけならば3が一番だと思ってます_| ̄|○

一応書き手の私の感想としては、1と2は書きやすいですが3はかなり気力を使います。
4で挙がってたギャグおよびコメディ系は苦手なので他の人に任せます。(苦笑)

後、一応簡単に1〜3に分けて例にしましたが、書いてると複合する事がほとんどです。
私の処女作である354〜358は「1+3」と思いますし、
それの分岐である354〜356→368〜371は「1+2」でしょうし。
3が苦手な人も1や2と合わせる事で受け入れやすくなる事もあるでしょう。
私の380〜384なんかは一応それにあたります。(凌辱部分はカットしてますが)
…一応次回作は話の流れ的に、凌辱部分あり→その後のフォローみたいな感じになるもよう。
今回3が苦手だと仰った皆さま、ごめんなさい。
そういう人にも受け入れてもらえるような文を書けるよう努力いたしますゆえ、なにとぞご理解を。

最後になりましたが、私のささやかな疑問に答えていただいた皆さま。
どうもありがとうございました。
…次スレ立ては誰かに任せます。
壁|ω・`)ノシ<同志達のために頑張ってきますねー
壁|)彡 サッ
402349sage :2004/06/17(木) 12:22 ID:pCWxBeMk
おーじーざす、同時刻で負けたー_| ̄|○
403名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/17(木) 14:07 ID:bnpbmDME
次スレ立てる場合、テンプレは今のままでいいかね?
404名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/18(金) 22:32 ID:rs.ovMW6
>>403
「非18禁小説は『◆【百合】♀×♀萌えスレッド(非18禁)Lv1【禁断の愛】』へお願いします。」
は削った方がいいのかもしれないね。>>3-4を見ると。

あと個人的に>>2にある
「百合百合かつエロエロな小説でみんな萌えまくりましょう!」
というのがこのスレの趣旨を端的に表してる気がするので
これがあると何か嬉しいような気がする。
405名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/25(金) 00:37 ID:P9nNsuIQ
んじゃ新スレ立ててくるよ〜
>>403チミの仕事はもらった!!
406名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/06/25(金) 00:42 ID:P9nNsuIQ
ほいほい新スレだ・・・
壁|∀・)つ【http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1088156388/l50
神様がんばれ!
そして穴埋め隊、出動せよ!!m9(`Д´)
407名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/28(月) 12:21 ID:jUIExzKQ
>>349
おまいさん漏れの知り合いとかじゃないよな?
お手伝いアコの名前とか愛称とか
漏れまんまなんだよなぁ(´ω`)
なんか気になったので戯れ言ですたっと
408名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/28(月) 23:07 ID:on4dUuKc
あ、穴を埋める…(;゚A゚)ゴクリ

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