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◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第1巻◆

1名無しさん :2002/11/07(木) 08:26 ID:IxmHCbDM
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』ではない、
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。
・ リレー小説でも、万事OK。
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 非18禁小説は『◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え1冊目◆』へどうぞ。
・ ♂萌えは多民族国家です。苦手なジャンルに萎える暇があったら自分が萌えるジャンルのネタを提供しましょう。

▼リレールール
--------------------------------------------------------------------------------------------
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように
・ 主人公は命の危機に遭遇しても良いですが、殺すのはダメでつ
--------------------------------------------------------------------------------------------
※ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。
2名無しさん :2002/11/13(水) 02:42 ID:Raeny00g
いや!だめ…だめぇ。おにいちゃぁん…あ、あっいっいやぁ!
3名無したんdame :2002/11/13(水) 23:46 ID:0IpW1znY
リレールール追加。

・リレーごとのローカルルールは、第一話を書いた人が決めてください。

たとえば、行数限定リレーなどですね。
4熱情のアサシン :2002/12/18(水) 15:40 ID:ZSR.wK1U
「あの・・・大丈夫ですか?」
栗毛アコが聞いてくる。
「あぁ・・・大丈夫だ」
俺は答える。


俺の死に場所は戦場がふさわしい。
いや・・・死に場所を求めていた、というべきか。
アサシンなんて、所詮そんなものだと言う感覚があったし、今でもそれは変わっていない。
回復などに気を使ったことはなかった。


「ヒール!」
アコが俺にヒールをかけてくる。
ばかやろう。
俺よりお前のほうがタゲられているじゃないか。
舌打ちするのももどかしく、俺はあいつに襲いかかろうとしていたモンスターを
神速で切り裂く。
まるで無残に破かれた紙切れのように・・・。

「おい」
「はい?」
アコが返事をする。
少年らしい、いやむしろ少女のような声。
「お前こそ、怪我はないか?」
「あはは。大丈夫です」
「そうか・・・」
そう言って、俺はアコに背を向け・・・られなかった。
「確認してやる」
5熱情のアサシン :2002/12/18(水) 15:53 ID:ZSR.wK1U
右手のカタールを一閃しただけで、薄いアコライトの上着は破れた。
色の白い、細い肌が目に焼きつく。


「口の中も切ってないかどうか、確認しないとな」
そう言って、俺の口を押し付ける。
「むぐぅっ!」
苦しそうな声・・・。
甘い香り・・・。
舐めつくすように、吸い尽くすように、俺は舌を動かす。
「・・・むぅ・・・・あ・・・ぁぁ・・・」
切なげな声を上げる。

一瞬口を離し、問う。
「いいのか?」
「ふ・・・・ぁ・・・・ち・・がう・・・・。ちがいます・・・」
息も絶え絶えに、反論する。
左手を体のラインに沿って静かに動かす。
「あぅ・・・・だ・・・め・・・です・・・・」
そして股間に手を伸ばす。
脱力した全身の中で、そこだけが熱くたぎっていた。
俺の手がそこに触れたとき、喘ぎ声をひとつ上げる。
「んんっ・・・」
軽くしゃくるたびに、手の中でさらに膨張し、熱を帯びていく。
「ふっ・・・はぁ・・・・だめぇ・・・・やぁぁ・・・・」
手の動きが早くなると、アコの息も速くなっていく。
「やめ・・・てぇぇ・・・・。はぁっ・・・・あぁあぁぁっっ・・・・」
熱い飛沫とともに、アコは俺の手の中で果てた。

「はぁっ・・・・はぁぁっ・・・」
冷めやらぬ興奮のうちに、アコの瞳から涙が一筋落ちた。
俺は自分の手についた白い液体を舐める。
「美味だ」
そう言うとアコは顔を真っ赤にして、むこうを向いた。
6熱情のアサシンsage :2002/12/18(水) 15:59 ID:ZSR.wK1U
あげちまった;;;

すまんそ
7名無しさんsage :2002/12/18(水) 20:45 ID:KJ/tM1lg
あきゃあああ!!
やっと文神がこのスレにも降臨したか・・・
グッジョブ!
8やさぐれプリーストsage :2002/12/19(木) 00:35 ID:OVMqay7g
つ・・ついに
ついにこのような掲示板が!!!俺はこの日を待っていた!!(帰れ
とっぱじめから萌えなSSかなり(・∀・)イイ!!(自分書けないからな・・
9名無しさんsage :2002/12/25(水) 19:49 ID:yovFnaZ.
きっと需要がないだろうカプ小説投下しまつ。
石は投げないでください。お願いします。
10彼だって男の子 1/4sage :2002/12/25(水) 19:51 ID:yovFnaZ.
宿屋の一室で迎える朝。
プリーストの日課である神サマへの祈りを済ませた後、相棒のハンターの方を見ると、奴はまだ寝こけてやがった。
寝顔を見るとまだ幼い。俺より年下だってせいもあるが、奴はまだガキだ。性格も、行動も。
「コラ、起きろ。このクソガキ」
「ふぇ??」
寝ぼけてんじゃねぇ、とばかりにその軽そうな頭を一発殴ってやる。
「痛っ!! な、なにするんですか!!」
「お前がさっさと起きないからだろーが」
ふと見ると、奴は布団の下でもぞもぞしてやがる。
「おい、何やってんだ?」
「い、いや……いいじゃないですか、そんなこと……」
明らかに怪しい態度だ。俺はおもいきり奴の布団を剥ぎ取った。
「う、うわぁ!!」
……そこには、テントを作っている奴の股間があった……。
「……元気だなぁお前」
「せ、生理現象ですよ。しょうがないじゃないですか」
そんな奴の姿を見て、俺にイタズラ心が芽生えた。
トイレに行こうとする奴を引き止めると、ズボンを下着ごと一気に引きずり下ろす。
「だぁぁ!! ちょっと、なんのつもり……うわっ!!」
「気にすんな、サービスだサービス」
そう言って俺は奴のモノを口に含んだ。
「ひ…っ、あぁっ!?」
こいつのことだ、女にこんなことされたこともないんだろ。初めての感覚に戸惑ってるみたいだ。
「う…わっ、も、もうダメ…っ」
も、もうかよ!?
そう思っているうちに、俺の喉の奥に熱いものが流しこまれた。
「げ…げほっ…。お、お前早すぎだろ…!!」
突然のことに、飲みきれなかった白濁が俺の口の端を伝った。ぺろり、とそれを舐めると、俺は奴を睨んだ。
「…………」
奴は俺の言葉にも、黙ってうつむいたままだ。
「おい、怒ってんのか?」
「…あなたが悪いんですからね」
そう言うと奴は、俺を思い切りベッドに押し倒した。
11彼だって男の子 2/4sage :2002/12/25(水) 19:51 ID:yovFnaZ.
「な、なにすんだこのクソガキぃ!!」
そう悪態をついてはみるものの、奴は見かけによらず腕力が強い。弓を引いているせいだろう。
それに比べて俺はまったく鍛えてない頭でっかちだ。自分で言って情けなくなるが。
押さえ込まれ、無駄だとわかっていても手足をばたばたと動かし、抵抗を試みる。
「あなたがあんなことをするから…僕は…!!」
そう言って奴は俺の服を少しずつ脱がしていく。
「く…っ」
奴の、俺の胸を滑る手つきも、俺の下半身に伸びる手つきも、何もかも拙い。
でも奴に触られたところが、なぜか熱くなっていく。俺は一体どうしちまったんだ……
「や…めろっていってんだろ、クソガキ…」
「僕はガキなんかじゃありません。…これでも男なんです。
 好きな人にあんなことされて、何もしないわけないじゃないですか」
……好きな人? こいつ、俺のことを好きだってのか?
「お前……」
「あなたが好きなんです。愛してるんです」
その言葉を聞いた瞬間、俺は抵抗をやめた。なんだか奴になら体を許してもいい気がしてきたからだ。
「え……?」
「…続けろよ、クソガキ。下手なりに頑張ってみな」
「…すみません」
……なんで謝るんだ、こいつは。
「うぁ…っ」
奴の手つきが、徐々に俺を快感へと導いていく。
「お…まえ、上手くなってないか…?」
「あなたを気持ちよくさせてあげたい。そう思っているだけです」
ぞくぞくと、快感が俺の背筋を駆け抜ける。こいつ、才能あるんじゃないだろうか……。
「あ……くぅっ」
その瞬間、俺は奴の手に白濁を放っていた。
「…なんだか悔しいのは何でなんだ」
「知りませんよそんなの」
こんなガキにイかされるとは、俺も落ちたもんだ……。
12彼だって男の子 3/4sage :2002/12/25(水) 19:52 ID:yovFnaZ.
「いきなり入れようとする奴があるか、このアホ!!」
「え?」
俺は思い切り怒鳴っていた。このアホが、いきなり俺の中に自分のモノを入れようとしてきたからだ。
「こーゆーのは指で慣らすもんだ。俺は自分のケツにヒールかけるなんてマヌケなことはしたくねーぞ」
「す、すみません」
奴は俺のさっき放った白濁を潤滑油に、俺の中に指をゆっくりと入れた。
「くぅ……」
あーやっぱダメだ。このイヤな感覚だけは慣れねぇ。
「うぁっ!!」
奴の手が、すぐに俺の感じる場所を探り当てた。やっぱこいつ、才能あるかもしれねー……。
「こ、ここですか?」
「あぁっ、ちょっ、ちょっと待て…っ」
こいつ、一旦わかったら容赦ねぇな……。
中に入れられた指が増やされる。俺の体も慣れてきたような気がする。
「あ…あれ? うまく入らない…」
いよいよって時に、奴は俺の中に入れるのに四苦八苦している。
「……あ〜もう!! どけこの童貞!!」
「ど、どうて……!!」
体勢を入れ替え、俺は奴の上にまたがった。
「俺だって辛いんだ。これ以上じらされてたまるかっ……」
そう言って俺は、奴のモノを自分から中へ導いた。
「く…うぅっ…」
やっぱり辛い。でもこれ以上入れてもらえないよりはマシだ。そう思えるくらい俺は限界だった。
「ああっ……!」
俺の下にいる奴が呻く。入れてるほうが女みたいな声だしてんじゃねぇ。
「ふ…ぅっ」
すべて中におさめきると、俺はゆっくりと動き出した。たまった熱を、早く吐き出したかったからだ。
「あ…はぁっ、ふぁ…っ」
早く達してしまいたい。そう思いながら、俺は奴の上で動いた。
その時だ。俺の下でマグロになってた奴が、いきなり腰を突き上げてきた。
「うぁぁっ……! お、お前…っ」
「いったでしょう、僕だって男なんです……」
その動きはかなり的確で、俺を絶頂へ昇りつめさせていく。
「や…やめっ、これ以上はもう…っ」
「僕の動きで…達してほしいんです、あなたにはっ……」
「く……うあぁぁっ」
奴に最奥を突かれ、俺は達した。絶頂の中で、俺は中に熱いものが流しこまれるのを感じた。
13彼だって男の子 4/4sage :2002/12/25(水) 19:53 ID:yovFnaZ.
「……このエロガキ」
「……すみません」
「謝んな。俺も…それなりによかったからよ」
「そ、そうですか!? よかったぁ……」
……単純なヤツ。
「…それより、聞いてもいいですか?」
「なんだよ」
「……男とこういうことするの、初めてじゃなかったんですか?」
……こいつは、良くも悪くも純粋なんだな。この世界の裏の事情なんて知らないんだろう。
「まぁ……簡単に言えば、アコは男女かかわらず狙われやすいってこった」
「え……」
「俺も昔はアコだった。何度もそういうことは…あったってわけだ」
「…すみません、変なこと聞いて。それに……あんなことをしちゃって」
だから、何で謝んだって。
「いいんだよ。俺はそういうことがあったから、男と体を重ねることなんて二度とするかって思ってた。
 でもお前相手ならいいかなって思ったんだ。なんでだろーな」
「え……」
「だからお前が気にする必要はねーんだ。さっきも言ったとおり結構よかったし」
俺の言葉を聞き、奴は安心したような表情を浮かべた。やっぱり単純だな。
「そうだ。これで僕がガキなんかじゃなくて、立派な『男』だって認めてもらえましたよね?」
「いーや。お前はまだガキだな。『男』っていうよりか『男の子』だ」
「な、なんでですか〜!!」
「自分の胸に聞いてみるんだな」


ま、その単純さがなくなって俺を翻弄できるようにならない限り、お前はまだガキだってこった。
14名無しさんsage :2002/12/25(水) 19:55 ID:yovFnaZ.
う…ただのヤってるだけ小説になってしまった…。
ホントにすみません。逝ってきまつ。
15名無しさんsage :2002/12/27(金) 02:59 ID:.508lYGs
>>14
ありがたくいただきますた.
このカプもいい・・・(*´Д`)
16名無しさん :2002/12/27(金) 19:28 ID:BZRRLKjo
犯ろうとして逆に犯られちゃってるプリ様萌え(*´Д`) ハァハァ
最初ハンタたん受けかとおもたよ(苦笑)
グッジョブです!(≧∇≦)b
17名無しさんsage :2002/12/29(日) 21:58 ID:OmYdBeyc
プリ様受け・・・(ちょと感動
美味しく頂きました。
18暖かい日差しの中でsage :2003/01/03(金) 06:38 ID:nAlpOZ6k
強い日差しが目にしみる、昼ごろ。
空は青く、すこしも雲のない晴れ晴れとした日だった。
昨日俺はやっとノービスから脱出し、剣士になった所で、
今はレベル上げに勤しむ毎日。
商人から赤いポーションを少しだけ買い、その少ない残金を握りしめた。
「はぁ・・・」
自分が情けなくなってきた・・・ 早く強くなりたいのに。
「何ため息なんてついてるんだよ?」
不意に指摘され、体がビクッとなるほど驚いてしまった。
・・・目の前に居るのは、見慣れたプリースト。
赤い髪がサラサラとして、眩しい光にとけ込む。
こいつの髪は綺麗で、男ながらいつも惚れ惚れしてしまう自分がいた。
「なんでこんな所にいるんだよ。。。もう剣士になれたし、約束も果たしたんだ」
「酷いなぁ〜、心配して来てあげたのに〜ぃ」
奴はニヤニヤと不適な笑みを浮かべてこちらを見る。
約束というのは、俺が剣士になるまで面倒を見てもらい、
そのかわり一緒に一晩を過ごす、というものだった。
早く強くなりたかったから、俺はその約束をしたんだ。
しかし、もう剣士になって、約束を果たした今、こいつと会う必要はもうない。
「どこいくんだよ?僕がついていってあげようか?」
「いらん、どうせまた変なこと言うんだろ」
「あはは、そんな事ないって。僕だって聖職者だよ」
・・・ったくよく言うな、こいつは。
こうしてこいつと話していると、あの晩を思いだしてしまう。
あの夜は、月が出ていて、暗闇でもはっきりとあいつの顔、見えたんだよな・・・

          続く・・・w
19暖かい日差しの中で2sage :2003/01/03(金) 06:51 ID:nAlpOZ6k
ここはプロンテラの宿屋。
沢山の冒険者たちがここで寝泊まりをしている。
俺は、剣士になりプリーストとの約束を果たすためにここに来た。
見慣れているはずのカビ臭い宿屋も、今日は何故か違って見える。
ドキドキしている、んだよなこれって。
経験がないといえば嘘になるが、男とは初めてだし。
どうしよう、逃げたい。。。あいつはどんな顔するのかな。。。
 そんな事を考えているうちに、扉が開く。
「おぉー剣士になったんだぁ、かーわいいv」
男にかわいいもクソもないだろ!とかつっこんでみる。 虚しい・・・
「・・・。」
「あらら、黙っちゃって。怖いのかな〜?まぁ、そうだろうねぇ・・・」
顔をグッと上げられる。
プリーストといっても、殴りプリらしく力はある。
レベル差もあるが、とうてい俺には抵抗する力などない。
約束は約束だ。俺も覚悟を決める。
「ん・・・っ」
口にプリーストの舌が入ってくる。
俺の口の中をぐちゃぐちゃにするような、そんなキス。
男だと分かっていても、つい声を出してしまう自分がいた。
「ふふふ、やっぱりキミはかわいいね。声かけてよかった♪」
「なっ!!」
気が付くと雰囲気に任され、俺の体は自由がきかなくなっていた。
プリーストは手慣れた手つきで次々と俺の服を脱がしていく。
冷たい手が、体が、俺の体を滑るように下へと下がっていく。
それが心地よくて、なぜかあたたくて。
きもちいい、と俺は感じるようになってしまっていた。
20暖かい日差しの中で3sage :2003/01/03(金) 13:50 ID:1ia/yFkQ
 ここからプリ視点

昔から見てきた人。
この世界で、唯一自分のモノにしたいと想った存在。
今、僕はその人の中にいる。その事実からも、とても興奮してしまう。
窓から刺す月明かりは彼の、針金のようにかたく、でもどこか綺麗な
銀髪に反射する。 その下で快楽に歪む顔は、僕の性欲を引き立てる。
静かな室内には荒い呼吸と、暗い闇。
それを感じながら体を重ね合わせる。
 彼に愛がなくても、僕は自分のモノにしたいんだ。

 そう、これは運命。 僕の中で何かが疼く。

 嫌がっても、離れても、君は僕のモノだ。

 大好きだよ・・・・

体の動きを段々と早めていき、甘い声が響く。
僕と彼は、一緒に達した。


何かを切るような音ではっと我に返る。
「そうか・・・」
「?」
今はこいつのレベル上げを手伝っていたんだ。
目の前にいる、まだ頼りない剣士。
僕はこいつの何がよかったのだろう・・・と考えてみる。
「ちょっと疲れたなー、少し休むか」
「ん、ああ・・・・」
少し上の空で返事をする。
首に冷たいものがあたり、急なことにびっくりする。
「ぅわっ な、なんだ?」
彼の手には飲み物が2つ。
「あぁ、ありがとう」
「これでお礼はチャラな」
クスクスと2人顔を見合わせて笑う。
はたから見れば仲良く見えるかも知れないな・・・
こいつはどう思ってるんだろ、僕の事。
順番は違うけど。
少しでも伝わればいいかな。
伝わらなくても、僕はいつか捕まえるんだ。


暖かい日差しの中、2人の笑い声が響いた。

その後叫び声も響いたのは言うまでもなく。
「こんのド変態!!」
「あははー、恥ずかしがらなくていいのにv」
そんな、昼頃。
21名無しさんsage :2003/01/03(金) 13:54 ID:1ia/yFkQ
性描写すくな!!!!!
すいませんです、読むのは好きなんですが書くのは苦手かも。。。
2人の複雑な気持ち分かってくれれば幸いです〜
脳内電波で、エッチシーンはみのがしてくださいw
男プリ受け攻めどっちでも萌えー

逝きまつ(´・ω・`)
22名無しさんsage :2003/01/05(日) 22:40 ID:NNzw3z62
くは・・・・
萌えてしまったー!!!(*//)
ていうかプリ様の性格にメロメロデスヨ。
ごちそうさまー♪
23名無しさん :2003/01/09(木) 13:20 ID:CFI5PoPw
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-King/8207/roero.txt

こんなんでました。
24名無したんsage :2003/01/09(木) 19:56 ID:zAMpwSoE
>>23
(´Д` ミ ´Д`)?
25名無しさんsage :2003/01/10(金) 11:19 ID:EwmT9gf6
>>23
スレ違いっぽいが(・∀・)イイ!!

ま、漏れもこのスレの住人ではないわけだが…
λ.........
26名無したん(*´Д`)ハァハァ :2003/02/04(火) 09:42 ID:DyFR.lSc
おはつでつ(*゚ρ゚)ノ
どうしようもないネタがひとつできました
奴隷商人BSと奴隷プリと客のアサシンです
意味不明ですが続きオネガイシマス。

「お願いっもう許してっ」
ヤツはオレに懇願する。
オレは許してやるつもりはない。
許すもなにも、ヤツは喜んでいるじゃないか。
ずたずたの法衣にぼろぼろの体。
こういう状態でも喜んでいるヤツの体。
「許して・・・か、何を?もっとしてほしいんじゃないのか?」
ガシャンとヤツの手首についている手錠が鳴る、しかし手錠はさらに鎖につながれいる
ろくな動きはできない。
「もう嫌だ!貴方は私の事が嫌いなんでしょう!いっそ殺してください!」
好きというと少しひっかかりはあるが、嫌いではない。
金を生む金の卵でもあるしな。
「何を言っている、お前はオレの大事な商売道具じゃないか、
ちゃんと売り物になるように下準備をしているだけだ」
今日は客が来る。
ヤツの初仕事でもある。
「もう少ししたらお客様がくるから、ちゃんとしろよ、何かやったらお仕置きだからな」
オレはヤツのいる部屋をあとにした。
27名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/02/04(火) 09:42 ID:DyFR.lSc
手が痛い・・・
いつごろからなのだろうか・・・。
もういつだったかも覚えていない。
自分は神に仕える者なのに、浅ましい行為をしていると思う。
「もう・・・ダメだよ・・。」
耐えられない、誰か助けて・・・・。
そのとき、部屋のドアが開いた。
「コイツか?アンタの言ってた極上品ってーのは」
彼と一緒に暗殺者風の男がやってきた、この人がお客様なんだろうか・・・。
私が極上品と・・・いうことは、もしかして今までの行為のような事をさせられるのだろうか
彼にされるだけでもとても恐ろしい事なのに、さらにこの人とまでも・・・!
「お許しください・・・。どうか」
私は思わず言葉を出してしまった、いつもこの言葉は逆効果だったのに・・・。
「極上品らしく、まだ抵抗できるんだな・・・」
暗殺者風の男は私を見ながら言った、品定めされているようだ・・・。
「まあ、楽しませてもらう事にするよ」
がしゃん、と扉が閉まった。
「さて・・・・まずはどうしようか」
男は私の鎖を手に持ちひきずった。どさっと前に倒れこむ
「じゃあそのお口でしてもらおうかな、おかしなマネしたら命はないぞ」
その脅しは嘘なのか本気なのかはわからない、でも恐ろしい。
「んむ・・・」
私はその男の言うとおりにする
「へえ・・・さすがだな、仕込みは完璧だ、こりゃあいい。」
しばらく私の口はその男に占領された。
「!」
ドク・・・と独特の味をしたものが口中を一杯にする。
吐き出そうとするも男に押さえつけられさらに奥まで占領される形にされてしまった。
「ホラ飲めよ、汚いだろ?」
飲みたくない、口の中に嫌な味が広がっていく。
「強情だなあ・・・これでどうだ」
男は私の鼻をつまみ、ふさいだ
どうしようもなく私は飲み込む、口中に嫌な感じが残っている
私の口は開放された。
「さて、そろそろお前さんもよくしてやろうかな」
男は私の法衣を脱がせ始めた
「私はいいです・・・許してください・・」
男は法衣を脱がす手を止めて
「よくしてやらんと、この後痛いぞ?痛いのがいいなら別にかまわんけどな」
「ひっ・・・やめてっ」
男は私の大事なところを法衣越しにしごきはじめた
私は声を出しそうになるも、出すまいとがんばる
「気持ちいい事好きなんだろ?素直になれよ」
「好きなんか・・じゃ・・・くぅっ」
股間に嫌な感触がひろがる・・・嫌なのに反応してしまうからだが恨めしい
「へえ・・・コレだけでするイけちゃうんだ、手間かからなくていいや」
そういうとまた法衣を脱がせ始めた。
「いやぁ!」
動けないながらも私も抵抗する、しかしすぐに抑えられてしまう
「イヤじゃないだろ?なあ?」
男は露になってしまった私の胸を思い切りつねる
「うああ・・・・」
浅ましい私の体はその刺激に身をゆだねそうになる
「そういう顔、いいよ、ずっとそうしてな」
男は私の胸を触りながら服を脱がせる
抵抗する力はどんどんなくなっていった
あっというまに私の体から布がなくなってしまった
「さてと、ではいただきましょうか」
男は私の出してしまったものを手につけると、私を犬のような体制にした
「何を・・・・やめ・・・あああ!」
男はそのまま私の大事なところをしごきはじめ、そのまま私を貫く
28ナナシsage :2003/02/04(火) 16:03 ID:9rgWPgWw
邪悪なゾーンへのお誘い
『RO:男性キャラ萌えしてますか?』
ttp://rag-on-web.hp.infoseek.co.jp/moe/index.html
29名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/02/04(火) 16:37 ID:DyFR.lSc
Σ(゚Д゚)
アップロードなんかきらいだー
30―アコライトの少年の懺悔―sage :2003/02/26(水) 11:46 ID:0bVRcpOc
神様。今日ボクは罪を犯してしまいました。
ここに、懺悔いたします

今日もいつも組んでいる、シフ君と剣君、マジ君とアチャ君と一緒に狩りに行きました。
商人君が都合付かなくて一緒じゃなかったんですけど、
商人君のお兄さんのBSさんがご一緒してくれました。
一緒にPTを組んで楽しい狩りだったんですけど・・・

・・・
野営の時にBSのお兄さんが『戯れ』だっていって、オーバートラストをしたんです
あの、攻撃力が上がるって技能・・・
なんか、夜だった事もあったんですけど、みんな違う方向に攻撃力upしちゃって・・・
ボクはたまたま離れていたから、無事・・・だったんですけど、
いつもクールにキめてるマジくんが・・・
BSのお兄さんに捕まって、押さえられている所をシフ君が素早く服をはぎ取って
的確にポイントを攻めるアチャ君と、じっくり攻める剣君がいて・・・
どんどん艶のある声を出していくマジ君の姿を見ていたら、ボク・・・

で、でも。マジ君凄く綺麗だったんです
月夜に照らされて、なんか、艶めかしいっていうか、そのぉ・・・

・・・
こ、こんな淫らな事を思ってしまったボクは
一体どうしたら良いのでしょうか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・
たまたまアコに用があり、教会まで来ていたBSは。
懺悔室の壁に付けていた耳を離し…にやりと笑みを浮かべた。
あのマジも良いが。このアコも旨そうだ、と。
ガキ共に喰われる前に、美味しくいただいておくか…
そう思いながら彼は、どうやってアコを連れ出そうかと思案にふけるのであった
31名無したん(*´Д`)ハァハァ :2003/03/06(木) 03:56 ID:AZfbHY/Q
何がどうしてどうなってこうなったんだっけ・・・・・?


たしかあれは昨日の午後。
俺が街を歩いていると、突然声をかけてきたアコライトの少年。
幼い顔に紫色の髪の毛が可愛いらしいアコライトだtった。
「あの・・・僕と一緒にちょっと遊んでくれませんか?」
俺のようにバランス方の半端プリとは違い、IntプリはLv上げが大変らしい。
特にLv低いときは。
ちょっとぐらいLvあげに付き合ってやるか・・・と思ったのだが・・・


アコにつれられてポタされた先は・・・その・・・・
倉庫というか・・・拷問部屋というか・・・・・拷問部屋だった。


「いいところでしょう?」
がちゃり。
アコがしゃべると同時に、俺の手に鈍い感触。
「・・・手錠?」
後ろ手にかけられたそれを、感触から推理する。
「えぇ♪」
にっこりと、笑いながら続ける。
「お兄さんには・・・・すごく似合いますよ・・・」


「ぐぁっ!」
ものすごい力で引っ張られて、天井から下がったフックに手錠を引っ掛けられる。
肩が・・・痛い・・・・・。
「あぁ・・・・いいですよ・・・・・・・その顔・・・・・・」
子供の癖に、えらく残虐そうな顔で俺の顔を覗き込む。
くっ・・・・。
「そうそう。これも、してくださいね?」
どこからか持ってきた首輪をかちゃかちゃと俺の首にはめていく。

「うわぁっ、素敵過ぎですよ・・・・」
うっとりした声で言う。
「あぁ・・・たまらないですね・・・・」
アコの指が、俺の体をなぞるように触っていく。
「はぁ・・・・」
嘆息とともに俺の体を抱き寄せてくる。
もちろん、手はいまだに俺の体中をまさぐっている。
耳・・・頬筋・・・あご・・・くちびる・・・・
唇をひとまわりなでまわした後、アコの指が俺の口に入ってくる。
「んむっ・・・・!」
「お兄さんの口の中も・・・素敵ですよ・・・」
口を、舌を、アコの二本の指でぐちゅぐちゅと犯されていく。
ぐちゅり・・・ぐちゅり・・・と・・・。

「ふふ・・・お兄さんの唾液で・・・・すごいべちゃべちゃ・・・・」
そういうとアコは心底うれしそうに、自分の指を舐める。
その指には、俺の唾液がついたままだ。
「あはっ・・・・おいしいですよ・・・・
 今度は直接飲みたいなぁ・・・・」
「・・・んむぅっ!」
アコが無理やり口付けをしてくる。
強引に入ってきたアコの舌は、甘く、とろけるような香りがした・・・・。

「はぁ・・・はぁ・・・・・」
口の周りまで、アコと俺との唾液でぐちゃぐちゃに汚れていた。
俺は・・・もう・・・。
「おや?お楽しみはこれからですよ?」


・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・

「と、すみませんでした・・・・」
コトが全て終わった後、拷問部屋の片隅の椅子に腰掛けながら、アコが言う。
よく見れば拷問部屋もただのプレハブ倉庫だった。
ばらばらに切り裂かれた俺の法衣の代わりに、アコがかけてくれたマント。
俺はアコの正面の椅子に座りながら、アコが淹れたコーヒーを口にもっていき、話を聞く。
「前から・・お兄さんのこと見かけけて・・気になって・・・僕に出来るのはこれくらいで・・・」
そういって、泣きそうな顔をする。
初めて、少年らしい顔を見せる・・・・。
「うん・・・まぁその・・・なんだ・・・」
そういって、俺はふと倉庫の窓にかかっていたカーテンを開けてみる。
海―夕焼けの海が見えた。
「明日は・・・晴れ・・・かな」
見当はずれなことを言ってしまった。
「えぇ・・・晴れると良いですね・・・」
アコが俺の下から窓をのぞく。
俺の長い銀髪がアコの頬に触れると、アコはくすぐったそうに、でもとても嬉しそうに髪をのける。
首輪の痛みが、なぜかとても心地よく感じた。
32名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/03/06(木) 16:23 ID:U8hIKFqE
横槍入れてゴメンナサイっ。

お前の飲み物は苦い汁だけだぜぇ。
今日一日分だから、たっぷり飲みナァ!
ゲハハハハハ。

う"う"、苦い・・・苦いよぅ
けほけほ。


と酒場で
ブラックコーヒーを飲んでいる栗毛アコたんと
意地悪な店長を想像して萌える私は
駄目でしょうか・・・。
33中に人など居ないっ!中に人など居ないっ! :中に人など居ないっ!
中に人など居ないっ!
3463sage :2003/06/15(日) 13:45 ID:BurNyj5o
いつもの溜まり場に行くと、ギルマスの鍛冶屋が一人で煙草をふかしていた。
おれに気付くと鷹揚に片手を挙げる。
いつもの仕草だが、どこかおかしい。
「遅いなあ、みんな待っとってんで」
「なんかあったのか?」
「前からゆうとったやん、コモドに遠足やって」
おれはようやく告知を思い出した。
「あぁ、そういえば」
「もう…さっき出たばっかりやから、早う追いかけぇな」
そう言う本人は行儀悪くしゃがんだまま、急ぐそぶりもない。
「で、あんたはここで何してんだよ」
「ん?いや別に」
彼は立ち上がると膝をはたいた。
「ほな、おれは行くところがあるさかい」
咥えていた煙草を放すと、おれの口に押し込んだ。
何か言おうとして吸い込んだ息に煙が混じって、噎せた。
「な、何すんだよ!」
「相変わらず子供やなぁ」
鍛冶屋は笑いながら、おれの頭をぽんぽんと叩いた。
「元気でな」
厭な予感がよぎった。
3563sage :2003/06/15(日) 13:46 ID:BurNyj5o
「待てよ」
腕を掴む。
振り向いた彼を見て、違和感の正体に気付いた。
いつもの装備がない。
居丈高な骨兜も、シャツの下に着込んだ鎖帷子も、目眩ましの外套も。
そして何よりもカートがなかった。
ギルメンの噂話が耳に甦る。
(…コモド前に焦って製造した武器、全部失敗だって)
(…AR効かないからって、狩りに誘っても来ないのよね)
「どういうつもりだ?」
鍛冶屋を真正面から見つめた。
いつも余裕で見返してくる彼が、目を逸らした。
「どうもないて」
おれの手を振りほどき、再び出口へ体を向ける。
いつもカートをひいてるせいか、鍛冶屋の背中は無防備すぎた。
まるで誘っているかのように。
3663sage :2003/06/15(日) 13:48 ID:BurNyj5o
考えるより先に体が動いた。
いつもより小さく見える身体を、後ろから抱きすくめる。
「な、何しよんねん」
「黙っていなくなろうとか、考えんなよ」
「そんなこと…」
「バレバレだっつの」
鍛冶屋はうつむいた。
長めの髪が流れて、首筋があらわになる。
抑えられない。唇をつけた。
この人は逃げるだろうか。おれを蔑むだろうか。
抱き締めた手が震えた。
黒髪に顔をうずめて目を閉じる。
ひなたと汗の匂い。
祈りながら待った。
鍛冶屋は動かない。
振りほどく時間は十分にあった。
荒い呼吸。おれだけじゃない。
目を開けた。
紅潮した耳朶。果実のようだ。
その果実に唇を寄せ、訊いた。
「感じてんのか?」
3763sage :2003/06/15(日) 13:52 ID:BurNyj5o
鍛冶屋の腕に力が篭る。
咄嗟に身を引いた瞬間、鳩尾に痛烈な肘が入った。
部屋の反対側まで弾き飛ばされた。
急所は外したつもりだが、素手丸腰でこの威力。
「やっぱつえぇな…」
「じゃかあしいわ!」
怒鳴った顔も同じ紅。
「な、何なめくさったことォぬかしとんねんっ、こんガキャ」
罵倒の言葉も、上がった息のせいか妙に艶かしい。
「ガキじゃねえっつの」
言いながら短剣を取り出した。
身構える鍛冶屋――その視線より速く、おれは動ける。
喉元に切っ先を当てた。
再び力の篭った拳を片手で制し、壁際まで追い詰めた。
「おれに一言もなしに消えるつもりか?ふざけんな」
反論の言葉が出る前に、唇で塞いだ。
3863sage :2003/06/15(日) 14:32 ID:BurNyj5o
硬く乾いた鍛冶屋の唇――舌でこじあける。
おれは知っていた。短剣なんて脅しにもならない。
この人が本気になれば、おれなんかいつでも叩き潰せる。
それをとどめるのは、恐怖でも憐憫でもない。
おれは許されている。
そう信じたかった。
音を立てて舌をむさぼる。
口腔が熱を持った。唾液が粘性を帯びた。
唇を離した。
糸を引いた唾液――鍛冶屋が苦しげに目を逸らす。
短剣を後ろ手にしまった。
両腕を壁に押さえ付け、唇で侵略する。
唇から頬。尖った顎の骨。
果実の耳朶。汗ばむ首筋。
すべてを塗り潰すように、口づけを連ねた。
鍛冶屋は荒い息を吐きながら、声にならないうめきを漏らす。
彼を感じさせたい。
声を上げさせたい。
許しを乞わせたい。
舌が忙しく動いた。
3963sage :2003/06/15(日) 17:10 ID:BurNyj5o
日に灼けた胸元。猥褻に白い脇腹。
筋肉の隆起をなぞる。
小さな突起。舌先でつついた。
「んんっ」
噛み殺した声。
「ここ感じる?」
身を捩って応える。
執念く舌を使った。
軽く歯を立てる。
悲鳴に近い声があがった。
「…も、もう、やめ」
「聞こえねえな」
見事に割れた腹筋。
縦長の臍。汗が溜まっている。口を付けて啜った。
臍の下に薄く生えた毛。その下はベルトに隠れている。
口だけで外そうと試みた。難しい。
じれったくて手を使った。
自由になった手で、鍛冶屋はおれの頭を押さえた。
「あかん、あかんて…」
押し返す力は弱い。
「いやなら抵抗しろよ」
ジーンズを引きずり下ろした。
40名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/17(火) 03:20 ID:ZmRH9F7I
つつつ続きは!?続きはないのでしょうかっ!?アァン
41名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/17(火) 19:11 ID:MWjvGbG2
生殺しキタ───。゚(゚´Д`゚)゚。───!!!!
続きは?続きは?続きは?
BS萌えなのでここは何卒4649。・゚・(ノД`)・゚・。
4263sage :2003/06/17(火) 21:01 ID:3toyamZQ
や…やっぱちょっと長すぎたかな、と…
反応ないんで顰蹙かな、とか。
43名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/17(火) 23:04 ID:bngflEy2
(*´Д`)ハァハァハァハァ・・・・・・・・・・・・・・ウッ
44名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/17(火) 23:18 ID:s12F1uTI
(*´Д`)b<GJ!)
続き激しく待っております、ハイ…
45名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/18(水) 00:54 ID:BHDgLYeg
>>42 63さん
しょ、小説の途中でレス挟むのも野暮かな、とか…
と思い黙ってた次第。
続きぷりいいいいいいいいいいいいっず!!(*´Д`)ハァン
46名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/18(水) 15:41 ID:lIGyWkQg
い、いつのまに文神様降臨!?
(゚Д゚;≡;゚д゚)ツヅキハ、ツヅキハマダナノデスカ!?
4763sage :2003/06/19(木) 01:18 ID:kH7Zcg/M
縛めを解かれた欲情が跳ね上がった。
鍛冶屋がぎゅっと目を閉じた。
おれが何か一言いえば、舌を噛んで死にかねない形相。
何もいわず、すぼめた唇で先端に触れた。
締めつけるように首まで口内におさめる。
「…んっ」
鍛冶屋の指が、おれの髪を乱した。
舌が鈴形をなぞる。
針で突けば破裂しそうに薄い皮膚。
傷痕のように走る筋。
先端の小さな亀裂からは、絶え間なく粘液が溢れる。
わずかに塩辛い。
喉を鳴らした。
唇を更に締め、根元までゆっくりと飲み込む。
喉まで鍛冶屋でいっぱいになった。
「ん…ぁん…っ」
切ない声。
もっと聴きたい。
頭を前後に動かした。
粘った水音。荒い吐息。
「っ、んぁっ、ぁはぁっ」
唾液が泡立った。
「やっ、め…も、もぉ…、ぁあっ」
腰が動く。両手で押さえた。
嘲るように見上げた。
怒りと哀願の滲んだ目。
脚が震えている。
咥えたまま言った。
「可愛い」
鍛冶屋の体が跳ねた。
4863sage :2003/06/19(木) 01:42 ID:kH7Zcg/M
膝が崩れた。
痙攣する体――がくがくと座り込む。
口からこぼれたものが、大量を撒き散らした。
おれの顔。首。胸。
彼の腹、腿、内股。
噎せるような匂いが部屋を満たした。
鍛冶屋は動かない。
焦点の合わない目。
小さく息をついた。
膝に絡まったジーンズを脱がした。
脚を持ち上げ、残滓を丹念に舐め取っていく。
脇腹と同じく、滑らかに白い内股。
歯を立てた。
反応はない。
奥に舌を伸ばした。
固い。
舐め取ったものと唾液を合わせて、注ぎ込んだ。
びくんと震える体。
正気を取り戻した。
「ちょ、まっ、君、何しとん」
答えずに口を離した。
指を挿し入れる。狭い。
鍛冶屋がもがき暴れるたびに、指が壁に当たった。
「こ、こら、何すんねん」
顔を正面から見つめた。
もう一度いった。
「いやなら抵抗しろ」
唇を近づけた。
顔をそむける鍛冶屋――髪を掴んで振り向けた。
49名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/21(土) 16:43 ID:VEuo7Xns
ハァハァハァ(*´Д`)ゥッ
50名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/21(土) 19:12 ID:hTbn5MN6
63さんの文章、大変ハァハァしながら読んでいます。

みなさん、作品の間に感想を挟むのを控えているだけだと思うので
ぜひ執筆の方がんばってくださいな(;´Д`)ハァハァ
5163sage :2003/06/23(月) 20:17 ID:jmowS8Ao
舌の動きに合わせて、慎重に中を探った。
鍛冶屋が暴れた。
片手で押さえつけた。
膝がおれを締め付けた。
唇を離した。
再び引かれる粘液の糸――今回は唾液じゃないのも混じってる。
下を見た。
果てたばかりのものが、起き上がっていた。
指を曲げた。
体がしなった。
「やらしい体」
指を抜いた。目の前でしゃぶった。
鍛冶屋が顔をそむけた。
5263sage :2003/06/23(月) 20:18 ID:jmowS8Ao
おれは訊いた。
「なんで、いなくなろうなんて考えんだよ」
長い沈黙。
鍛冶屋の顔が歪んだ。
「だって、君…もう、おれ、要らんやん」
力ない笑み。
壁を殴った。
「それはあんたが決めることか?」
語尾が震えた。心で舌打ち。
鍛冶屋が驚いたように見返した。
「おれが誰を必要とするかは、おれが決めることだ」
落ち着いた声を出そうとした。
うまくいかなかった。
肩を掴んだ。
鍛冶屋の目がおれを見つめている。
「おれにはあんたが必要だ」
口づけた。
初めて、鍛冶屋の舌が応えた。
5363sage :2003/06/26(木) 01:16 ID:K1MmTd0U
鍛冶屋の舌がおれの中で蠢いた。
別の生き物のようにやわらかく、巧みに。
執拗に。
意識が遠のいた。
身体に手が廻された。
おれの衣服を解いている。
むき出しの肌を、慈しむように指が滑る。
全身の毛が逆立った。
何か言おうとした。
舌は絡め取られていた。
うろたえた。
突き飛ばした。
いつの間にか半裸になっていた。
残りを脱ぎ捨てた。
おれのはもう、痛いくらいになっている。
「あんたは、どうなんだよ」
鍛冶屋は一瞬真顔になり、すぐに渋面を作った。
「そんなん、よういわん」
「ずりぃよ、それ」
おれは薄く笑った。
いわなくても分かっていた。
目が、指が、全身が。
おれを欲している。
5463sage :2003/06/26(木) 01:17 ID:K1MmTd0U
汗ばんだ両脚を高く持ち上げた。
貫いた。
入口に締めつけられた部分に、痺れるような快感がある。
中は思いのほか広かった。
「力、抜いて」
「ん…」
眉根が寄っている。
噛み締めた唇が色を失っている。
罪悪感。嗜虐の悦び。
悦びの方が強かった。
頂上に向かって逸る身体を、ありったけの理性で止めた。
膝の裏に口づけた。
汗の味。
角度をずらし、おれのが確実にそこを擦るように、浅く動かした。
秒替わりの苦痛と歓喜。
鍛冶屋の表情がめまぐるしく替わる。
「なっ、あっ、や、ゃあっ、ぁあっ。ん、あっ。あっ!」
手を伸ばした。口を片手でふさぐ。
「声、大きい」
鍛冶屋の目が、屈辱と怒りに燃えた。
もう片方の手で、鍛冶屋のをあやした。
憤怒の目を、快感が塗り潰していく。
止められない。
腰を突き上げた。
鍛冶屋のものをしごき立てた。
「あっ、ああ、ああっ!」
鍛冶屋が痙攣した。
入口が金輪のように締まる。
頭の中が白くなった。
5563sage :2003/06/27(金) 19:37 ID:U7fdGICQ
(あら、あんたいたのォ?)
能天気なwisで目が覚めた。
(遠足楽しかったわよ〜。来ればよかったのに)
ギルメンの騎士からだ。
寒い。
裸で折り重なったまま眠っていた。
(もう終わったのか?)
(これから帰るとこ。あっ、そういえば鍛冶屋に会った?)
(…いや?)
(遠足の前にいきなり引退するっていい出したのよぉ)
(ふーん)
(レア装備も配ってんの。あたしボーンヘルムもらっちゃった)
(まさかお前等、それ売っ払ったりしてねぇよな?)
(うん、まだ)
(まだっておい!…いいか、絶対売るな。むしろ指一本触れんな)
(え、なんで?)
(鍛冶屋はおれが引き止める)
(けど、決意固そうだったわよ?)
(やめさせねぇよ、絶対)
鍛冶屋の身体を抱き締めた。
汗の冷えた肌。
その奥の熱を感じた。
「風邪引くぞ」
応えない。
「…あの女にはボーンヘルムで、おれには何もなしかよ」
鍛冶屋の寝顔を指ではじいた。
かたわらに落ちていた煙草に気付いた。
拾い上げた。
火を着けずにくわえた。

昔、おれが本当にガキだった頃。
鍛冶屋の煙草を欲しがったことがあった。
鍛冶屋はおれの頭をぽんぽんと叩き、
「大人になったらな」
と笑っていた。

「…煙草、ありがとう」
髪を撫でた。
「これは返さねぇからな」
応えない。
「しっかし、よく寝るなぁ…」
おれは身体を起こした。服を拾って身に着ける。
「2回もいったんだし、しょうがないか」
鍛冶屋のまぶたがわずかにふるえた。
おれは笑いをこらえた。
「騎士からwis来たぞ。もうすぐ帰ってくるって」
鍛冶屋が飛び起きた。
おれは笑いながら、煙草に火をつけた。
煙は鍛冶屋の味がした。


―終劇―
56名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/28(土) 16:24 ID:z4KbTlOc
63さん、萌えを有難う。本当に有難う。
57名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/29(日) 15:39 ID:RPs5vmSM
久しぶりに激しく萌えました。63さん、ぐっじょぶ!
5863sage :2003/06/29(日) 16:19 ID:CaoR.5VI
長々とスレを私用化して申し訳ありませんでした。
こういうの書くの初めてなので、色々とはずしてるような気がします。
意見などいただけると嬉しいですが…こういうのはスレ違い?
59名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/29(日) 18:11 ID:2cggkd8M
63さん、ありがとう(つД`)
とってもよかったです。
「おれ」の職業はアサシンかなぁ、と妄想しながら
読ませていただきました。

次回作も楽しみにしてます!
60名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/06/29(日) 19:18 ID:3JaOekYQ
63さん萌えをありがとうヽ(´ー`)ノ
素直でないくせにえちぃな鍛冶屋に(;´Д`)ハァハァ・・・ウッ!

私も「おれ」はアサシンだと思っていました。
でも、そんなこと一言も書いていないのね・・・
61名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/06/30(月) 03:07 ID:k7bgkVuE
63さん、素敵でしたーー
えてぃシーンは読んでてドキドキしちゃいました。
そして、ラストの煙草という小道具の使い方が効いてて、
上手いなって思いました。ストーリーがすごく引き締まったと
思います。

PS 私は「おれ」は勝手に小生意気なナイト君に脳内変換してました〜
  ぜひまた降臨を熱烈希望です^−^
6263sage :2003/07/01(火) 02:20 ID:eZtAxf06
皆さんどうもです〜
「おれ」は本来アサのつもりでしたが、力不足で本文に織り込めませんでした。
もともと、萌えトーナメントの結果から
「♂アサ×♂BS下克上(;´Д`)ハァハァ」
な妄想の結果生まれたものです。
えと、次は一応、同じ話の鍛冶屋視点と、全く別の話(殴りプリ×騎士かも)を制作中です。
ここで続けても良いのかな?
他に作品が出ないようなら、また私物化します(*´∀`*)
63名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/07/01(火) 03:33 ID:j77Dwg3I
アサ想定だったのかあ…
ということはシーフ君が背伸びしてタバコを欲しがったり
BSに武器作って欲しいばっかりに進路を二刀アサにしたり…(妄想)

63さん楽しませてもらいました!またの作品おまちしてます!!
64名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/07/08(火) 06:26 ID:AbOXXjl6
こんな素晴らしい作品が!!63さんGJ!(´ー`)b
萌えすぎて死ぬかと思いました。
メインがBSなので「コドモ前の武器」のあたりでは別の意味で・゚・(ノД`)・゚・。
鍛冶屋視点の次回作切実に期待してます。
65名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/07/12(土) 14:22 ID:t0xSp5xM
淡々とした語り口と関西弁にノックアウト(*・∀・)b
私も俺→ナイトにnounai変換でした。しかしアサ攻もイイ!

騎士萌えなので次回作がとても楽しみです。
66名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/07/25(金) 10:31 ID:uvYU1t.s
すんばらしい。63サン乙。

・・・性格も口も意地もクソ悪い支援プリ様アンダーが好きな自分ですが
それとは別にこういう萌えもあるのだなあと楽しめますた。
67名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/09/15(月) 11:22 ID:saoO0IbM
その後神はどこへ・・・
68名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/15(月) 12:58 ID:./BC4jWQ
>>67
きみが神になるんだ!
69七の剣の内の名無しの剣 :2003/09/16(火) 20:59 ID:BecgEvuA
お初(´_ゝ`)ノ
ネタが浮かんだので書かせていただきます。

ここは沈没船の中。
俺は現在青箱を狙ってパイレーツスケルトンを殴っている。
バキッズバッと剣でパイレツスケルを斬りまくるがなかなか青箱は出ず。
「全然でないなぁ〜」
俺の名はクレス、クレイモア+10を目指し、青箱でオリ代を稼いでいる。
俺はまったりパイレツスケルをやっている時、一人の女アサシンがやってきた。
だがヒドラの海となっているため、こっちに来るのも大変と思われる。
俺はVIT型なため、戻る事がつらいと思うが、騎士なのでBBを使う事も
できるため、ヒドラの大群は3発も使わない内に片付くであろう。
俺はパイレツスケル5匹程に囲まれ、援護に行くほどでも無いとその時は
思っていた。
俺はSPが低いため、ツーハンやBBは急な時にしか使う事が無い。
なのですぐにパイレツスケルを倒せるわけではない。
「囲まれると結構痛いもんだな・・・」
俺はスケルを叩きながら後ろを見ると。
ヒドラの触手が大量に女アサシンを囲んでいた。
アサシンは必死で触手を切り落としているが、
ここは水が入り込んでいるため、いつ足を滑らせて隙ができる
か分からない。
「ツーハンドクイッケン!」
俺は少々気になったのでツーハンドクイッケンを使った。
パイレツスケルを一気に片付け、後ろを見た。
アサシンは足を滑らし、隙を作ってしまった。
すぐにヒドラの触手が両手両足に巻きつき、動きを封じた。
「くっ・・・!」
アサシンは必死に振り払おうとするが、ヒドラの触手がアサシンの
体を支配しはじめる。
「くっ・・・あっ・・・・ふぅ・・・」
彼女にはもはや力が入らないのだろう、俺は急いでヒドラの大群に向かった。
「何だこの数は・・・、異常に多いぞ!」
ヒドラがなんと20匹近く沸いていた。
俺はまだ試していない技を使う事にした。
「消え去れ!マグナムトライデントバッシュ!!」
俺の分身が二人現れ、マグナムブレイクをバッシュを同時に放った。
ヒドラを一気に全滅し、アサシンはその場に落ちた。
「・・・・、気絶してるか・・・」
とりあえず宿へむかって行った。


何か無理な設定ありすぎかも(´Д`;)
70SiteMaster ★dame :2003/09/17(水) 12:52 ID:???
18禁スレはsageで、ageてしまったらdameで落としましょう

>>69
日記っぽい感じもしますね、まだ続きそうな感じもしますから続きに期待です。
7163sage :2003/09/19(金) 02:05 ID:dm6aKXz6
ここって、どれくらいの長さまでOKなんですか?
72名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/19(金) 10:08 ID:AYOI5Jp2
>>63
特に規制は無かったように思われます。
個人的には50レス分くらいあっても
全然平気ですよΣd(´д`*)
73SiteMaster ★sage :2003/09/19(金) 11:18 ID:???
半角で

名前欄の文字数:64
本文の文字数:8192
行数制限:80行

となっています。
連続投稿規制もかなり緩くなっています。
74SiteMaster ★sage :2003/09/19(金) 11:21 ID:???
あと、スレ全体の制限で、512k制限があります。
これについては、仕様のようですので変更はできないです。
75名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/21(日) 00:17 ID:kNJVwfoc
[物影]・ω・`)<需要微妙っぽいが、女装少年ネタやってもイイ?


このまま過疎化なんてさせるものかっ・・・!・゚・(ノД`)・゚・。
76名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/21(日) 02:57 ID:3xASkhPI
女装少年大好物でつ

というわけで、美味しそうな女装少年 (屮゚Д゚)屮 カモーン
77名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/21(日) 09:32 ID:W2twTHJs
ピラルル星人カモーン
7875sage :2003/09/21(日) 22:41 ID:kNJVwfoc
>76-77
(;´Д`)反応キテール!?
ダメぽだろうな、と思って書き上げる前に聞いた漏れが馬鹿でした、スンマセン_| ̄|○|||

_| ̄|○|||<今やっとホンバン入ったんでもうちょい待ってねー(シボンヌ
79名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/22(月) 21:48 ID:lQ00ntNc
えと。ココに書きこむのは初めまして
電波を激しく受信したので置いていきます

替え歌です。●年前の「ナ●シコ」のオープニングの曲です
…プリアサ(のもより)後、最初の2行は作った自分も気にくわなイ…_| ̄|●思いつかなかったよママン

-----------------------------
悔しさをこらえて蹴り上げた スタイナー
跳ねかえったところを 素手で殴るーよ
すぐ手に入るアサなんてアサじゃないーよ
でも必ず手に入れるとちかってみーるよ
くじけないーじぶんがすーきー
抱きたい時あるカラ そばにずっとずっとついーてく(ストーカーかよ

I WILL GET YOU SOON!
アサらしく誇らしくむかーってよ
夢中になってくれる日々がーオレの希望さ
I WISH YOU LOVE ME!
その儚さ求めてアサを求めるオレー
GOING DAYs GROW UP-


決してソロで行けないDをながーめて
諦めさせようとニヤリ笑う俺のアーサ
命とか将来とか考えたなら
逃げたくなるけどアサは食いたいーよ

ダメ過ぎるーおれがーすきー
あの日からーアサ見る 瞳ずーっとずーっと 変態ー(爆)

I WILL GET YOU SOON!
君らしく 愛らしく 悶えーてよ
夢中になってくれる時がーきっとー幸せ(オレがね
I WISH YOU WANT ME!
傷ついてもめげーない アサ求めるキモチ
GOING DAYS GROW UP-
80山無しオチ無し・・・嗚呼_| ̄|○|||sage :2003/09/23(火) 21:46 ID:qfAOuca2
ど〜も、75デス。お待たせしました。え、待ってない?
(´・ω・`)<まぁそんなこんなで、女装少年マジきゅんとプリさんですよ。)


がやがやと。
今日もプロンテラの大通りは、人が多い。
道端だけでなく道の真ん中にも露天を開く者。道の真ん中で商談を始める者。
・・・歩くのにすら、苦労する有様だ。
一人で歩いている時すら歩きにくいのだから、二人なら尚更の事。
・・・手を引いていれば特に。

「ちょ・・・・く、クロさん、引っ張らないでっ・・・」
「はいはいはいはい。」
「聞く気ないんじゃないかっ!」
「はいはいはいはい。」

軽く流すと、不機嫌な声が返ってくる。
またいつもの様にむくれているのかもしれない。
と、ミョルニル山脈から下る生ぬるい風が、少し強めにひょう、と吹いた。

「ひっ・・・!」

背後から聞こえる、やや掠れた声。
立ち止まって振り向けば、涙目の少女が一人。
短いチョコレート色の髪。少し左眼に掛かる髪はわずかにほつれている。
ボーイッシュと言うべきか、中性的な顔立ちのマジシャンの少女。
風に吹き上がりかける腰の前の前掛けを、必死の形相で押さえている。
・・・いや。
その前掛けをわずかに押し上げている物がある。
その衣装を、本来着るべき性別の者ではない事を示す強張りが。
耳に唇を寄せて、囁く。

「どーした、レン。女のコの格好して、街中歩くだけで興奮しちゃった?」
「ち、違っ・・・僕、そんなんじゃ・・・!」

自分でもわかる。私には今、意地の悪い笑みが浮かんでいる事だろう。
涙目のままに、首を振る偽りの少女。
耳の裏に舌を這わせると、電流が流れたかの様にレンの身体が震えた。

「ふーん、違うんだ。んじゃコレはなーんだ?」

レンの右手を持つ左手はそのままに、右手を魔術師の前掛けの下へと滑らせた。
熱く、どくどくと脈打つものに触れる。

「ひ・・・・っ」

きゅう、と握り込むとレンが息を呑む。
顔を見るとぎゅう、と目をつむって快楽に耐えている。
8175sage :2003/09/23(火) 21:47 ID:qfAOuca2
無駄な抵抗。身体を重ねる度に同性から与えられる快楽に嫌悪して、それでも毎回果ててしまうクセに。
僅かな苛立ちと共に、嗜虐欲をそそられて、握った手を動かしてやる。

「ぅあっ・・・かふっ・・・!」
「あーあ。女のコの格好して、人混みの中で握られて感じてんだ?レンもすっかり変態だねー」

私のなぶり言葉に、視線を上げて睨む。
快楽と、屈辱と、恥辱の混ざった表情。眼尻にはわずかに涙。
レンのこの表情を拝めただけでも、わざわざ友人のアサシンに魔術師ギルドから女性魔術師用の制服をかっぱらって来て貰った甲斐があったと言うものだ。
・・・自分で言うのも何ですが、倒錯してるな、私。

「う、うっさいこの変態司祭・・・!」
「んー、何とでも言ってくれていいよー。愛しいレン君の言葉なら僕は!僕は!」

からかいを含む言葉の間にも、動かす手は休めない。
その内にレンの身体がガクガクと震え始めた。
私の肩に掛かる手が、ぎゅうっ、と握り締められる。

「あ、イきそ?イっちゃうんだ、こんなに周りに人いるのに。」
「ぁ、ぅ・・・や・・・・い、言わないで・・・っ」

ひっ、ひっ、ひっ、と呼吸のペースが早くなって、膝が震え出す。
私も擦りあげるペースを上げる。私の手に反応して、レンがぐん、と硬度を増す。

「ほれ、出しちまえ。」

言いながら耳にかり、と歯を立てた。
それを刺激にして、レンが達する。

「ぁ、ぁ、ぁ・・・僕、僕もう・・・っ、んんっ・・・!」

びくん、と一瞬硬直して・・・びゅう、と凄い勢いで白濁が飛び出すのを、私は掌で感じていた。
膝の力が抜けて、自分一人では立っていられないのか私にしがみつく。

「うぁ・・・や、出てっ・・・・止まらな・・・・っ!」

つぅ、と食いしばる歯の隙間から唾液が一滴、流れ落ちる。
滴はこぼれて、石畳へ。
その小さな唾液の染みの隣には、ぽたぽたとレンの股間から流れ落ちる白い小さな水たまり。
・・・あとで白ポでも落として誤魔化す事にしますか。
長い放精を終えて、ぜぇぜぇと肩で息をするレンの口元に、右手を突き出す。

「ほれレン、お前のでべとべとになっちまった。綺麗にしてね〜」

言いながら、白濁にまみれた人差し指でレンの唇をなぞる。

「ほらほら、いつもやってる事だろ?」
「むぐっ・・・」
8275sage :2003/09/23(火) 21:48 ID:qfAOuca2
半ば無理矢理に唇を押し開き、指で舌をいたぶる。
くちくちとレンの唾液と精液が混ざる、卑猥な音。
諦めたのか、私の指に舌を絡め始める。
ぴちゃぴちゃと、デザートウルフの子供がミルクを舐めるかのように。
私の手に付いた自らの精液を舐め取って・・・白く細い喉が動き、こくり、と飲み込む。

「自分の味はどーよ、美味しかった?」
「あふ・・・はぁ・・・お、美味しかった、です・・・」

吐息を一つ。気分がノってきたのか、瞳は潤み、頬は上気している。
ちゅっちゅっ、と愛おしげに、私の指にキスを散らすレン。
舌を離してごめんなさい、とでも言うかの様に、一瞬後には私の指は再びレンの口内にくるまれていた。
中指の側面を舌でこすりあげたと思えば、次の瞬間には私の人差し指を吸い、又を舐め回す。
そこから連想される行為に、私もまた自分の股間が熱を持っていくのを感じていた。

「ん、レン、もういいよ。」

そろそろ我慢の限界だった。と言うか、ズボンが擦れて痛かったりする。
ちゅぽん、と音を立てて指を引き抜くと、心なしかレンの顔が残念そうに見えた。
取りあえずレンの後ろの腰布を捲り上げてやろうかと思った所で、気付く。
・・・表通りでした。ええ、すっかり忘れてました。
それにしても、ここまでやっても誰も何も言わないって、どういう事だ・・・
憲兵が飛んで来ないのは人が多すぎて、憲兵から見えないからなんだろうが。
しかし何となく、周囲の目が痛い・・・気がする。
取りあえず移動するにしても、宿屋まで行くのも面倒くさい。

「・・・よし、こっち来い、レン。」
「ぇ、ぁ、はい・・・」

絶頂の余韻か、少しぼんやりしているレンを路地裏に引っ張り込む。
喧噪は少し遠くなった程度だが、まぁここならそうそう目に付かないだろう。

「く、クロさん、こんな所で・・・?」
「あー、うっさいうっさい。」

微かに不安げな瞳で、私を見る。
が、さっきイったレンと違って、私はあんまり余裕が無いのだ。
抱き寄せて、問答無用に唇を重ねる。

「んぐっ・・・」

舌を滑りこませて、唾液を啜る。
いつもは甘いレンの唾液だが、先程の行為の仕業か。少し苦い。
ちろちろと口蓋をなぞってやると、うっとりと舌を絡めてきた。
存分にレンの口内を味わって、唇を離した。はぅ、とレンが熱い吐息を付く。
8375sage :2003/09/23(火) 21:49 ID:qfAOuca2
「ほれ、そこの壁に手付いて。」
「う、うん・・・」

民家の壁に手を付かせて、腰布を捲りあげる。
白い、なめらかな肌。
そっと手を這わせると何にも引っかからず、つるつると肌の上を手が滑っていく。
谷間に手を掛け、広げる。白磁の様な肌の中で、薔薇色の蕾がひくひくと震えていた。

「や・・・広げないで・・・っ」

振り返り、涙目の哀願を無視して蕾を見つめてやる。
しかし本当に嫌がっている訳ではない。
証拠に、前は肛虐の期待に再び膨れ上がり始めている。
人差し指をそっと押し込むと、つぷり、と沈み込んだ。

「はぅっ・・・!」

身体が一瞬硬くなって、背を逸らす。眉根を潜める顔が、私の欲情を掻き立てる。

「悪い、レン。もう我慢できん。」

言うだけ行って、懐から取り出した小瓶の中味を塗り混む。
どこにでもある、「べとべとした液」だ。
潤滑油代わりに重宝されているのか、たまに露天商人が売っていたりする。
まあ、わざわざ買わなくても、ポリン辺りを小一時間狩っていればすぐに溜まる物だが。
たっぷりと、レンの胎内にまで塗り込む。
指を差し入れて中をこねくり回すと、レンが欲情した吐息を漏らした。
レンが私を受け入れるのは初めての事ではない。すっかり、そこは性器になってしまっている。

「入れる、ぞ・・・」
「うん、下さいっ、クロさんの、僕のおしりに下さいっ・・!」

壁に手を付き、尻を突き出すレンにのし掛かる。
あてがうと、すっかり柔らかくほぐれたそこはするり、と飲み込む。

「んくあぁっ・・・・入って、来たぁ・・・っ!」

全てを埋め込むと、レンの中はぬめぬめと私を包み込む。
ねっとりとした腸壁の感触に、すぐに気をやってしまいそうになる。

「いいぞ、レン・・・お前のココは名器だな・・・」

ぐにぐにとこね回し、空いた手で胸に手を伸ばす。
膨らみの無い、薄い少年の胸。胸元を覆う布には余裕があり、あっさりと手が滑り込む。
桜色の先端をつまんでやると、はぅ、と淫らな息を漏らした。
汗の滲む細い首筋を吸い、腰を打ち付ける。
腸液とべとべとした液が混じり、ぐちゃぐちゃと粘着性の音が路地裏に響いた。

「わかるか、レン?お前のお尻、すっかり広がって・・・ぐちゃぐちゃになって、私のが入ってる。」
「は・・・い・・・わかりますっ、僕のお尻、広がってクロさんのが出たり入ったりしてますぅっ!」

ちろりとうなじに舌を這わせて囁くと、いい声で啼いた。
胸を弄る左手はそのままに、右手をレンの幹に伸ばす。
握り込んで擦りあげると、ぴくりと身体が跳ね上がった。
8475sage :2003/09/23(火) 21:50 ID:qfAOuca2
「ぁはぅっ!そんな、いっぺんに、やられたらっ・・・・僕、僕っ・・!」

三カ所同時に責めに、背中を反らす。
レンのものが再び膨れ上がり、腸道がぎゅう、と私を締め付けた。

「いいのか?いいんだな?私も、もうすぐだ・・・!」

溜まっていたからなのか、情けない事に限界が早い。
既に絶頂に向けて駆け上がり始めるレンを追うかの様に、腰の動きを早める。
ぐちぐちと泡立った腸液が動きをスムーズにし、ぱんぱんと肉のぶつかる音が速くなる。
その動きがレンを追い詰め、最後の壁を越える。

「ぁ、ぁっ・・・・あああっ!」

一瞬、握り込んだレンのものが木の実の様に硬くなり、次の瞬間に熱い液体が駆け抜けて行くのを感じた。
びゅう、と飛び出した白濁は壁に当たると、どろり、と垂れて行く。
レンがイくのと同時。腸壁が収縮し、その刺激によって私も絶頂へと導かれる。

「くぅっ・・・出るぞっ・・・!」

レンの絶頂に一瞬遅れて、私はレンの中へと放っていた。
頭の中が白くなる様な、刹那の快楽。
ひっく、ひっく、としゃくり上げる様なレンの腸のリズムに導かれて、自分でも驚く程の量を注ぎ込んで行く。

「ひぁ・・・っ、僕のお腹っ、あつぅい・・・ですっ・・・!」

小さな、だが僅かに喜色を含んだレンの悲鳴。
溜め込んでいた全てをレンに流し込むと、私はがっくりとレンにもたれかかった。
だが余韻に漂うレンに私を支える力などなく、二人してずるずると崩れ落ちる。
何とか力を振り絞って、少し惜しい気がしたがレンから身を離した。
ちゅぽん、と音を立てて私のものがレンの蕾から抜け落ちる。
後ろに手を付いて、へたりこむ。
先程まで私を咥え込んでいた濃い薔薇色のそこは、ゆっくりと収縮していく。
しぼみきると、どろり、と一滴白濁が溢れ出した。
息が荒い。私が後始末をする間も・・・レンは尻だけを突き上げた格好のまま、崩れ落ちていた。
一息ついて壁に寄り掛かる様に座り、取りあえず腰布で尻を覆ってやる。

「おいレン・・・大丈夫か?」

若干心配になって、声を掛けると幸福そうな顔で私の顔を見る。

「ぁは・・・僕のお腹、たぷたぷです・・・」
「・・・・・・そうか、良かったな。」

茫洋としているのか、よくわからない返答。
まぁ、本人は幸せそうだから良い事にしておこう。
胸ポケットから煙草を一本取りだして咥え、火を付ける。
煙を胸一杯に吸い込んで、空を見上げる。うんざりする程の青。
喧噪は遠く、街は平和だ。
煙を吐き出して、空気に溶かした。
何となく脳裏に浮かんだ台詞を押し出してみた。

「・・・願わくば我らの罪を許し賜わん事を、っと・・・」


END
8575sage :2003/09/23(火) 21:55 ID:qfAOuca2
ぇー、その、何と言うか。_| ̄|○|||スミマセンデシタ

♂×♂はハヂメテだったのですが、もうダメぽー
ェロいだけでストーリー無い事に書き上がってから気付く罠。

[物影]ω・`)ソレデハコレニテ
[物影]ミ サッ
86名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/24(水) 02:51 ID:vi6F9GYU
(´▽`)b

栗毛マジキュン可愛いくて(´▽`)b
栗毛マジキュン恥らってて(´▽`)b
栗毛マジキュン実はエロエロで(´▽`)b

>「ぁは・・・僕のお腹、たぷたぷです・・・」
こんなこと言ってくれる恋人が欲しくなっちゃったよ_| ̄|○
87名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/26(金) 12:11 ID:.PBSPHyY
生意気シフ君が爽やかアチャ君と公平狩りに行って
一人突っ走って叩いててうっかりアチャ君がシフ君に弓矢を当ててしまう…
そしてアチャ君は急いでシフ君の服を脱がせてそのままエッチ。
…こんなネタだめですか。そうですか。
88名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/09/26(金) 15:31 ID:XdOrHT96
(・∀・)イイ!

でも、ぶっすり刺さっちゃって死にそうになってのエッチとか、グロいエッチは勘弁して下さい(;´Д`)人

|(´-`).。οΟ(個人的にスタンアロー(未実装)撃っちゃって
        シフ君が痺れてる振りしてるとかはどうかなぁとか思ったり)

|ミ
8988sage :2003/10/05(日) 15:20 ID:3Hcd0oAg
僕のレスで凄まじく停滞させちゃってごめんよう。・゚・(ノД`)・゚・。
90名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/06(月) 02:15 ID:6/1ixBuc
そんな88に(*´Д`)ハァハァ
気にするなハ二ー
91名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/06(月) 20:27 ID:i5X/EOb.
>89
キニスルナ、イ`。
・・・と言うか単純に人がいないだけと思われ(´・ω・`)
>>75じゃないが、過疎化しかけとるのかな・・・
92名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/07(火) 14:01 ID:O3Cj1LpE
多分小説書く人はみんなこっちにきてるんじゃないかなあ。
ttp://www8.ocn.ne.jp/~ted/
93名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/09(木) 01:30 ID:8RPJmExg
>>92
漏れもそっち出身者だがこっちにも小説書こうと頑張ってるよ・゚・(ノД`)・゚・
…てなわけでプリマジは需要あるかい皆…?
現在永久に書き終わりそうに無い罠が待ち構えているが_| ̄|●
94名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/12(日) 00:29 ID:MLmZA.R.
シツレイシマース
こっちも停滞気味です
◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え1冊目◆
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi?bbs=ROMoe&key=1036625306&ls=50
最近、復興を目指していますが

非18禁と18禁の違いはあれど同じ♂萌え!
イッショニンガンバリマショー
…トイッテミマス
9593sage :2003/10/12(日) 04:39 ID:.GDCet0Q
>>94
・゚・(ノД`)・゚・ガンバリマショー!!
…直前がプリマジだったからやっぱネタ変えまつ…。ナニガイイデスカ-?(汗)
96名無しsage :2003/10/12(日) 05:05 ID:YxTauuQo
シフ!シフ受けがよみたい!
97名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/10/12(日) 18:10 ID:2CRYUnms
誰かプリ受けかいてぇぇぇぇぇぇ(;´Д`)
9875dame :2003/10/12(日) 18:18 ID:4cFzJIto
>93-94
ガンバロウ、微力ながら漏れもガンボル(´・ω・`)
このまま過疎化なぞさせん!・゚・(ノД`)・゚・。

>97
気持ちはわかるがageちゃダメだって・・・w
99名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/12(日) 18:46 ID:kP7TMwSo
人に頼む前に自分で書くんだ!(・∀・)
さあ来い、どーんと来い!
私も頑張る。皆頑張れ。

ところでここ、ノーマルでエチィのもOK?

>93
プリマジ私は見たいよー。
100名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/14(火) 00:50 ID:WgRKV8WY
>99
ノーマルでえちぃのはこっちかな?
【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 三冊目【エロエロ?】
http://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi?bbs=ROMoe&key=1057204695&ls=50

>93
BSさん受けはだめでしょーかー?
101名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/14(火) 15:15 ID:C7TBd7go
受けでも攻めでもいいからBSさんを〜〜〜〜〜。

って、ホントは萌えられれば職は関係なしっ。
10293sage :2003/10/15(水) 01:07 ID:Xwv7atVY
いまママーリタシーロしながらシフ受け書いてたりします。お相手のヒントは伊豆。
でも私も誰かにリクエストしたいハァハァ(ぉ

ネ申サマ、アサシン受けを書いてくださいまし…。
>101
禿同。でも好きな職のほうが萌え+30ですぃぇぁ。
103名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/15(水) 01:44 ID:JlIp9KC.
93さんが素晴らしい小説を製作している間の
お暇つぶしにどうぞ

アコ「こんばんは〜!アコで〜っす!」
シーフ「シフで〜っす!」
ア「今日は、皆様のお茶の間に官能と快楽と萌えをお届けするという趣旨で!」
シ「俺達二人がお送りしま〜〜ッス!」
ア「じゃぁ、シフ君、今日のお題を!」
シ「え〜、今日のお題は
               ”新2次職”
                      で〜〜っす!!」
ア「新2次職といえば、1次職のまま、我慢して、待ち望んでいた人も多いよね!」
シ「そう!そこで!今日は念願かなって、クルセイダーに転職できた元剣士さんに来てもらってま〜〜ッス!」
ア「わぁ、クルセイダーといえば、聖騎士だよね!僕、憧れちゃうなぁ!」
シ「そんなアコも憧れる聖騎士様、入場〜〜〜〜!」

ク「こ、こんばんわ…」

シ&ア「こんばんわーー!」
シ「じゃ、早速だけど、クルセイダーになったわけとか、きかせてもらえるかな?!」
ク「はい。僕、剣士の頃、同じギルドのプリさんやWIZさんにお世話になりっぱなしで。
だから、クルセイダーになれば、お世話になった人たちを、自分の身体で守ることができると思って…」
シ「おぉ!転職の理由は、仲間の為かぁ〜!!クルさんのギルドの人は幸せ者だなぁ!!」

ア「シフ君にも、それぐらいの奉仕の精神があればなぁ…(ボソ」

シ「Σ(゚Д゚ ;)」
ア「じゃ、次は、クルセイダーのスキルについてとか、話を聞かせてもらっていいですか?(ニコニコ」
ク「はい。やっぱり、ボクが推すのは、仲間のダメージを肩代わりすることのできる
ディボーションですね」
シ「仲間のダメージを肩代わり?!それって、つまり、クルさんと同じパーティのプリさんとかの
受けたダメージをクルさんが代わりに受けるってことですか?」
ク「はい、そういうことになりますね」
シ「うわぁ!仲間を自らの身を犠牲にして、守るなんて、漢の中の漢だね!」
ク「はい。クルセイダーのそういう部分に惹かれたんです」

ア「( ´,_ゝ`)ップ」

シ&ク「Σ(゚Д゚Σ(゚Д゚ ;)<!!」
ア「さっきから、黙って聞いてれば、ちゃんちゃら、可笑しいね!」
シ「ナ、ナニガオカシインダヨ!!」
ア「だってさ、僕に言わせれば、クルセイダーなんて、タダのマゾだよ!マ・ゾ!」
シ「ナ!」
ア「だって、そうでしょ!仲間の痛みまで、わざわざ、自分で受けるなんて
真性のMとしか、思えませんYO!」
シ「な…なんてことを…」
ク「……」
シ「クルさん…あいつのいうことは気にしなくていいから…ね」
ク「…あの…」
シ「ハイ?」
ク「マゾってなんですか?」

シ&ア「Σ(゚Д゚Σ(゚Д゚ ;)<!!」

シ「え〜と…その…」
ア「フフフ!だいじょうぶ!わかりやすく、カラダデオシエテアゲルカラ!!!」
シ「ババ、バカ!!その鈍器、どっから持ってきたんだ?!!!アコ!!早く、しまえ!!」
ア「ん〜、いいのかなぁ…シフ君、そんな口きいて…スイッチ入れちゃうヨ」
シ「マ、マテ!」

ポチッ

シ「う…あ…やっ…っあ…スイッ……止め…ンあっ…っひ」
ア「やっぱり、悶えるシフ君は可愛いなぁ(*´Д`)ハァハァ」
ク「いったい、何が…?」
ア「ふふ、これさ!!!」
ク「棒?」
ア「その名も、まー君特製バ○ブ「マラ蔵さん1号」!!!
受け属性に対する効果が抜群なのさ!!」
ク「…属性武器なんですか?」
ア「ふふ、それは、これから、ゆっくりと確認すればいいさ!」


====番組の途中ですが、美しい風景をお楽しみください====
      ttp://www.asahi-net.or.jp/~ag6f-mur/gairin/01.jpg


ク「ハァ…ハァ…」
ア「(*´Д`)y―┛~~」
シ「…クルさん…大丈夫?」
ク「…うです…」
シ「泣いてもいいんだよ…」
ア「ニヤニヤ」
シ「コノキチクメ!!」

ポチッ

シ「ア…っや…イ…加減……ひあっ…」

ク「…くせになりそうです…」

シ「Σ(゚Д゚ ;)」
ア「やっぱり、素質があったみたいだね…さすが、クルセイダァ!」
ク「…縄とか、スキデス…」

シ「Σ(゚Д゚ ;)」

シ「モウイヤ……」


続←?!

p.s スミマセン…ヤリスギマシタ…
104名無しsage :2003/10/15(水) 17:36 ID:7FhYeOMM
>>103
(・∀・)イイ!
シフ受けが少なくて嘆いてた漏れには神様だ・゚・(ノД`)・゚・。
ゼヒ小道具触手なぞも使ってホスィ
105名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/16(木) 00:43 ID:3026V4dM
誰かセージ受けを書いて〜
え?自分で書け?
…書けないんだよ。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァン
106名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/16(木) 18:30 ID:q8M6BBfE
>105
スマン、書き始めたのがいいがエロ無しで終わってしまった・・・(´・ω・`)ショボーン
という訳で♂萌え一冊目に投下。
スマンポ・・・・_| ̄|○|||
10793sage :2003/10/17(金) 00:27 ID:Xu9x4PG2
やっと書けた…コンバンワ93でつ。
>>103様が猛烈にイイもの書いてくださった後にこんなの…・゚・(ノД`)・゚・
最初に謝っときます、96さん申し訳ない…。シフきゅん受ですドーゾ。

ずっと、独りで歩いてきた。だから。
これからも独りで歩いていくものだと思っていた。


「や、今日も会ったな」
ひらっ、と俺に向け手を振るのは1人の剣士。転職までの追い込みに訪れたこの海底ダンジョンでの唯一の顔見知りだった。
友達というほど仲良しではない。みんな移動狩りをしているので、一日数回、顔を会わせては挨拶をしたり、
どちらかが囲まれてピンチだったら助ける。そんなものだった。彼について知っているのはウィズという名前だけだ。
今日も俺がオボンヌに異様に好かれていたら彼がやってきて、処理を手伝ってくれた。
「ありがとう、助かったよ」
「いや、これくらい大したことないから」
照れくさそうに彼が笑う。そんな顔されると俺もお礼言って良かったな、なんて気分になる。
ここで出会ってそろそろ1ヶ月。理由もなく彼がここにいることに無意識に安堵を感じていた。
この危険な階層でずっと狩っていられるのも彼の存在があってこそだった。

今日もイズルードから船に乗って島に行く。昨日オボンヌからえらへるむがでた。
俺では装備できないから、いつもお世話になっているお礼に彼にプレゼントしようと思って、それも一緒に。
いつもの道を辿り、いつもと同じスピードで三階を一周する。
「あれ……?」
敵を捌きながらもう一周。普段ならこの間に三回は会っているはずだ。
おかしいな、とは思いつつ、今日はたまたま来ていなかっただけなんだろうという結論に落ち着く。
だが、翌日にも彼はいなくて、とうとう一週間彼に会えなかった。
いろいろ可能性を考えた。その中で、狩り場を変えた、というのが一番有力説だった。
1ヶ月も同じところで狩をしたら誰でも飽きる。あるいは、彼の実力でここが物足りなくなったのかもしれない。
「………………」

ずっと独りでノービスから育ってきた。独りでここまで成長してきた。
たかだか同じ狩場に居た人が一人居なくなっただけで、なぜか涙が零れた。


いつもより体が重い、気がする。今日はもうだめだなと思っていつもより一時間早く切り上げて二階への階段を登ると、
「げっ」
ヒドラだ。趣味の悪いことに群生して、うねうねと気味の悪い触手を伸ばしている。
あの数を相手するのはきついな、と思って三階に引き返そうとしたら、
「!!」
ぬるぬるした触手が足に絡みついてきた。
「っ、離れろっ!!」
スティレットを振るう。だがその間に触手はどんどん増えて、斬っても斬っても足から離れない。
それどころか反対の足も、気づいたら両腕と首に触手が巻き付いていた。
しまった、本体を叩かないとダメだ、と気づいたときにはもう遅かった。
「くぅっ!」
ぎり、と音がたつまで体を絞め上げられる。
「痛っ……」
腕と足に血液が廻らない。息も苦しい。やがて絞められた部分が痛いくらいに痺れ、スティレットを落としてしまった。
それを見計らっていたかのように、触手が突然動き出した。気持ち悪い感触が服の中に滑り込んでくる。
その触手の一本が俺の胸を掠めた。
「…ひっ…」
無意識に声がでる。なんだ、今の感覚……。
「っ!」
反対側からも伸びた触手が口の中を蹂躙する。気持ち悪くて噛みきろうとも思えなかった。
「んーっ!!んぐっ……っぁ」
声が出せない。息をするのが精一杯で、何体ものヒドラを倒す余裕がない。周囲に人はいたが、誰もこちらを見ようともしない。
みんな悪に手を染めた自動人形なんだろう…。
その間にもヒドラの触手は何かを求め蠢く。やがて下肢のそれを掴んだ。
「ひあっ……!」
冷たさと同時に一気に沸き上がる羞恥と快感。
更に俺のを扱くように動く触手に……感じていた。
「やあっ、ぁ……っ……」
熱が体を支配する。嫌な筈なのに、体だけは正直で。
「やっ…、はぁ……っ!―――っ、ああっ!!」
一瞬全てが真っ白になったと思うと、俺は射精していた。特有の臭いが微かに鼻を掠める。少しずれたズボンの中が濡れているのがはっきりと分かった。
「…………っ…」
情けない。最悪だ。ヒドラに弄られてイってしまうなんて。
だがヒドラ達はまだ俺を離そうとしない。それどころか更に服の奥まで侵食してきて、やがてそのうちの一本が、背中側で不穏な動きをしている。
「っ!!」
何かが強引に後ろから入ってくる。それは紛れもなく触手で、入り口でぐいぐいと無理矢理入ったり出たりを繰り返そうとしている。
先端が少し入っただけでも体が千切れそうなほど痛い。
「いたっ…!!やだああっ!!誰か助けて…っ!!」
目の前に人が居る。生きながら死んでいる人形達が沢山居る。誰も見向きもしないのに、それでも助けを求めた。
「………っ…ゃだ…助け…」
無意識に頭の中に彼の姿が浮かんだ。お願い、助けて。

今も持ち主が見つからないえらへるむが、淋しく俺の荷物から転がった。
10893sage :2003/10/17(金) 00:30 ID:Xu9x4PG2
「ボウリングバッシュ!!」
一瞬何が起こったのかわからなかった。ただ、俺を取り囲んでいた触手が一気になくなって、地面にぼとぼとと落ちる。
同時に痛みと快楽から解放され、俺は床にとさ、と倒れこんだ。
「大丈夫か!?」
ペコペコに乗った騎士がペコから降りて俺の体を揺する。それで、覚醒した。
「…あ…」
「久々にイズに来たら…お前見かけたから…。…えっと、…大丈夫か?」
目の前に居る彼は、あの剣士。騎士になったからだろう、顔立ちが一層凛々しく見える。
「…あ、ああ。…助けてくれてありがとう」
なんとか正常な思考ができるまでに意識が戻ってくると急に恥ずかしくなった。助けて貰ったってことは…、つまり、見られたって事で…。
「――――――――!!」
かああっ、と音を立てるくらいの勢いで頬が赤く染まる。最悪だ。あんなところ、見られた…。
「お、おい…どうした?」
気分でも悪いのか?と彼らしい誤解をして俺の背中をゆっくりとさすってくれる。
嬉しかったけど、でもやっぱりヒドラなんかにヤられそうになったのを思い出して、ぼろぼろと涙が零れた。
「……怖かっ、怖かった…」
自然に本音が漏れる。やや間があって、彼がとんとん、と俺の肩を叩くのでゆっくりと顔を上げる。と。
「!」
彼の目がすごく近くにあると思った瞬間唇に暖かい感触。そして、口の中に入ってくる、舌と…甘い塊。
「…ゴメン」
唇を離して彼は小さく謝った。
「なにか食べれば気分変わるかなって思ったけど…、俺…飴しか持ってなかったから…その」
子供の言い訳のようにしどろもどろになりながら必死で弁解する彼。いつも余裕そうに見えた彼のこんな表情は初めてだった。
「…と、とにかく!さっきひろったもんで悪いけど、コットンシャツあるから。…コレ着て、とりあえず宿に戻ったほうがいい」
荷物袋からコットンシャツを出し、俺に差し出す。受け取るのを躊躇っていると、彼がぽつりと言った。
「……今のお前見てると…俺までなんかヤバくなりそうだから…お願いだから早く着てくれ…」
「…え?」
言われ自分の格好をよくよく見ると、上は乳首が見えるくらいにまで捲り上げられ、下もかなりきわどいところまでズボンが下げられている。
服の中も外も、びしょびしょに濡れていて、ズボンには白濁液がべっとりついている。
ふと気付く。彼はさっきからずっと前屈みだ。…それがどういう意味かを悟った俺はものすごく恥ずかしくなって、また俯いた。
「…ゴメンナサイ……」
謝ったつもりだったのに、どうやらその台詞が彼の理性を吹き飛ばしたらしい。手に持っていたシャツを投げ捨てて突然俺に抱きついてきた。
「上目遣いで可愛く謝るお前が悪いんだからな…」
耳元で低く囁かれ、そのままキスを落とされる。何度も何度も、深く深く。まだ口の中に残っていた飴が、ころころと転がった。
「ん…っ」
耳朶を噛まれたり、首筋を吸われたり、胸の飾りを甘噛みされたり、一度イかされた俺の体は素直に反応した。
「…可愛い」
「えっ…」
愛撫を止め、彼が微笑む。その笑顔に俺の心臓は壊れてしまいそうなくらい跳ね上がった。
「ずっと、言おうと思ってた。…本当は転職したらすぐに来ようと思ったんだけど。
 ちょっと驚かせたかったから、ペコに乗ってボーリングバッシュ使えるようになるまで我慢してたんだ」
「………」
「好きだ。…返事はあんまり期待して…本当はめちゃめちゃ期待したいんだけど!…期待してないから」
「どっちだよ…」
いつもより明らかにうろたえている彼を見て思わず吹き出してしまった。
「わ、笑うなよ…俺は真剣なのに…」
「ご、ごめん…、…ウィズ、俺も好きだよ」
ぎゅ、と彼を抱きしめる。周りにはとりあえずククレが一匹しかいなかった。それに安堵し、さらに強く抱きしめてみる。
それが彼のタガを完全に外してしまったようだった。服を緩め、俺の胸を露にするとぽつりと言った。
「もう我慢できない…からな?」
10993sage :2003/10/17(金) 00:31 ID:Xu9x4PG2
「え?」
返事をする前に執拗に胸を嘗め回す。元々少し勃ち上がっていた乳首は、完全に上を向いて、桃色に染まった。
「ぁ、…ぅん…」
徐々に舌が下がって行く。やがてズボンのファスナーが下ろされると俺も流石に少し慌てた。
「ちょ、待って…ここで…?」
「大丈夫、周りBOTだらけだから、誰も見てない」
「そうじゃなくて…っ、…ぁっ!?」
突然彼に俺のものを咥えられて体が跳ねる。今まで感じたことも無いような快楽に蕩けそうになった。
「はああっ…、あっ、やめ…汚いからっ…」
「汚くなんかないよ」
「でも、さっき…ヒドラの触手が…」
「なら綺麗にしてやるよ」
ぴちゃぴちゃと水音が響く。最初はこのダンジョンの音かと思ったが、それは自分の下肢から響く音だった。いやらしい音。
手と舌を巧みに使ったその愛撫に俺はすぐに果ててしまった。
「はあ…はあ……」
「…まだ物足りなさそう」
四つん這いになって、と言われその通りに動くと後ろに何かが差し込まれた。舌だ。
「あ…っ」
本来の使用用途とは明らかに違う。こんなところでも感じるのか、と、自分の体は変なんじゃないかと思った。
舌はいつのまにか指に替わり、少しずつ奥を突いていく。内壁を擦るように動く指。一点を掠めたとき電気が走ったような気がした。
「…ここ?」
執拗にそこを刺激する。思考がだんだん霞んできて、自分の口からどんな言葉が零れているのかわからなくなる。
「………よ?」
指がずぶっ、と音を立てて抜ける。間髪入れず、大きなものがそこを貫いた。
「ひ―――――――…っあああああっ!!」
思わず大きな声が出る。だけどもう抑えることなんて出来なかった。
「…っ、ちょっと、力抜いて…」
「…あ…っあ、無理…っ」
痛い。触手とは明らかに違う。無意識に力が入った。
「大丈夫だから…ゆっくり、力抜いて…」
後ろから、彼が耳朶を噛み、耳の中に下を這わせる。ぞくっ、という感覚が体を走って、空いた手で前のものを扱かれると、力がふっと抜けた。
「…ん、全部入った…痛い?」
「…大丈夫……」
「…じゃ、動くよ」
小刻みに彼が動き、奥を突かれる。先ほど見つけた場所を狙って刺激するように、俺を翻弄する。
「ぁっ、ふ…ぅん、はぁ…ぁ」
体を支えていたはずの両腕は完全に力尽きて、床に完全についてしまっている。腰だけを高く上げたまま俺は声を漏らした。
行き場のなくなった手が無意識に地面を掴もうとする。だが何も掴めないまま、仕方なく地面に爪を立てる。
「…やっべ、可愛い…」
もうダメかも、そう聞こえたかと思うと突然動きが激しくなる。焦らすような動きから一気に追い詰めるように…。
「あぅっ!!…はふっ…や、んっ!!あ…っ、ウィ…」
俺の名前が耳元で、はっきりと呼ばれる。一際大きく貫かれたと思うと、目の前が真っ白になった。
射精したときのあの独特の感覚、やや遅れて体の奥に熱い物を注がれる感覚、全てが混ざり合って、俺は意識を飛ばした。


次に気がついたとき、俺は知らないベッドの上に居た。服はきちんと整えられており、暫く自分が彼とセックスをしたということを思い出せなかった。
完全に意識が戻ると、誰も居ないのにものすごく恥ずかしくなってくる。
そのとき、ノックの音がした。やや間があって、彼が入ってくる。
「あ、おはよう」
「お、おはよ……」
奇妙な沈黙だけが部屋を支配する。何か言わないととは思うけど何を言えばいいのかわからない。
「「あ、あの…」」
見事にハモった。俺は咄嗟に、彼に先を言うよう促した。
「あのさ、もしよかったら固定パーティ組まないか、って思って」
「え…?」
「伊豆だけじゃなくて、もっと色々なところ、二人で行ってみたいなって…ずっと一緒に」
「ずっと…?」
「ああ、ずっと」
返事の代わりに彼に抱きついた。抱きしめ返される温もりがとても心地よかった。

ずっと、独りで歩いてきた。だから。
これからも独りで歩いていくものだと思っていた。

だけど、これからは二人で歩いていく。そう、どこまでも。
11093sage :2003/10/17(金) 00:34 ID:Xu9x4PG2
長いですね。内容の割りに…。
・゚・(ノД`)・゚・ネ申様短くすっきり、それでいて内容の濃い物語の作り方を教えてください。

ぶっちゃけシフ受初めて書いたから…。こんなのでよかったのかなぁ…。(´・ω・`)
111名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/17(金) 01:07 ID:8.81Xv6E
>93
いやいや、いやいやいや!(*´¬`)b G J !
シフきゅんもイイナァ、と着実に道を踏み外しつつあるな、漏れ・・・
112名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/17(金) 16:22 ID:k2mUeUkc
>>93
神キタ――――――(゚∀゚)―――――――!!
(・∀・)イイ!
漏れもシフ受け書こうカナァ…
113名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/19(日) 19:04 ID:EAsEeHsU
>>93
シフきゅん(;´Д`)ハァハァ
漏れのシフも誰か拾ってくれんかのう……

実はここに投げ込もうと思ってアサ受け書いてるんだが
長すぎて某あぷろだに逝きそうなヤカン…

|Д`) スマン ェロカクトナガクナルンダ…
11493sage :2003/10/19(日) 21:33 ID:q4ufJYFM
レスありがとん(・∀・)ミンナダイスキダー
>>112
ゼヒお願いしますっ><
>>113
それはよくわかる…_| ̄|●<長くなるンダヨ
でもェロは省いたり飛ばしたりしたくないってのが正直なトコd(ry
115名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/20(月) 10:53 ID:cS4O/J0o
デンパ受信塔さんのアプロダいっちゃってる…。
116名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/21(火) 04:37 ID:GvojAeyw
いまだにアプロダ見れないのはワタシダケ?
117名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/21(火) 23:41 ID:TgmiGzIc
ワタクシモ、見れませんよ

ところで
現在、クル×シフを書いているのですが
というか、ほんとは…>>96さんの書き込み見たときから、書いてたんですが…
つまずいています…

エロクナラナイ…エロムズカシイィ!!

コレは持論ですが、本当にえろいエロを書ける人は実力ある人だと思っております…

なんか、私などが書くと、安っぽい感じになってしまいます

そういうわけで、93さんは神過ぎるでファイナルアンサー
118113sage :2003/10/24(金) 23:46 ID:w9uhcHQg
あぷろだ仮復活しましたな。
実は漏れあぷろだ住人だったりするのだがココニイテモイイカシラ

しかしスマンチョット質問なのだが

ェロは
ラブとムリヤリとどっちの方が需要あるのだろう

|Д`) 愛はあるけどムリヤリとかそういうのが イイノカ?
119名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/25(土) 00:50 ID:rEKXT8N.
>>|Д`) 愛はあるけどムリヤリとかそういうのが イイノカ?

ソレダ!!(・∀・)
120名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/25(土) 01:16 ID:CmV2OkYo
>>118
そういうシュチュエーションは

激 し く 萌 え ! !

無理やりや愛のどちからでも萌えるが
両方合体するともうね(*´Д`)ハァハァな訳で
イイノカ?というより、むしろ

   コ     イ
121113sage :2003/10/25(土) 07:46 ID:a0XXEZEc
>>119 120
Thx 漏れガンバッテカクヨ
ここに投げ込める位の長さにまとめなければ…

|<帰ってこなかったらお察しください
122SiteMaster ★sage :2003/10/26(日) 22:56 ID:???
【まず】板のルール、お約束、各スレのテンプレ【読め】
のスレを導入しました。

板のルールや、テンプレの確認などに使用してください。
12393sage :2003/10/27(月) 00:16 ID:8jyzxTL2
>>113
頑張ってくださいお願いします 人(´Д` )
…で、97氏リクエストのプリ受けをコッソリ書いてるんですが…。
完成しそうにない_| ̄|●ダレカネタプリーズ

というわけで私は113氏をじっくりねっとり(?)待ちます(`・ω・´)
124名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/27(月) 00:27 ID:FnWqEuAg
>>123
支援殴りともに半々な悩めるバランスプリを
ねぎらってやるというのはど う だ ろ う か (ぁ)
ネタにもならんかったな・・逝って来る・・
125名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/27(月) 19:42 ID:hW5ed3IU
自分もプリ受で一個ネタがあるんですが…相手の職が決まりません…
職が決まったら筆(?)が進みそーなんですが(つД`)
此処は素直に123氏を待つべきなのでしょうかっ?!
でも113氏を待っているようだし…(うずうず)
あぁ早くプリ受が見たいでゴワスっ…_| ̄|○

|・)皆様はプリ受でしたら相手はどんな職が萌えでございますか?

|)=サッ

126名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/27(月) 21:05 ID:tWQY1S3s
プリ受けなら
お相手はBSかなぁ。

新二次のローグもいいかも。
ストリップアーマーに
ストリップ ウ ェ ポ ン !!
12793sage :2003/10/27(月) 22:05 ID:64NojPqE
>>125
いっそみんなでプリ受け祭り開催だ(ぇ
128120 124sage :2003/10/28(火) 01:48 ID:ruHY1EHc
プリ受けも良いが本命はBS受k(鯖缶)

>>125
BSまたは騎士かな同じ職のプリとかもまた良い(*´Д`)ハァハァ

>>127
先生ー激しく賛同いたしまーす(ぁ
129名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/10/28(火) 02:42 ID:BdUGy7ts
自分はアサプリ激しく萌え(*´Д`*)です
誰か同志いないかなぁ、
13093dame :2003/10/28(火) 04:03 ID:3Kz9UnqA
プリアサ派だったんだが最近アサプリも萌える浮気者→(1/20)
それから、ついでにdameておきますね><;
13193sage :2003/10/28(火) 04:07 ID:3Kz9UnqA
と、連続投稿になっちゃうんですが(滝汗)
>>124氏からありがたいネタを頂いて書いたんですが…ねぎらってない…。
_| ̄|○ねぎらうの意味を改めて確認しに逝ってきます…。


俺はラス。いわゆる半製造のブラックスミスだ。
元々は製造専門になりたかったんだけど、…辛くて挫折した根性無しだ。因みに今のところ短剣と爪と鈍器しか作れない。
今日も首都の町外れ、通称臨公広場に今日の仲間を探しに行く。中途半端な俺では、ソロだとやっぱりきついものがある。
それに人と一緒に狩りに行くのは楽しい。…まあ、たまにヤな奴も居るけどさ。
いつものように鼻歌交じりで辺りに上がっている看板を覗く。…ん?
「げ…っ」
今日は運が悪い。レベルの合わないものと、後衛募集しかなかった。
まあ…確かにさ?需要があるのはアコプリだよ。元々ブラックスミスが騎士とかに勝てるわけもないんだし。
だけど自分で募集するのも、なんかなぁ…。半製造が募集するって、なんか気が引ける。
どうしたものかとあたりを見回したら、一人暇そうなプリーストが座っている。募集の面々は皆、彼には目もくれない。
無意識に興味を惹かれたのかもしれない。俺は彼の元まで歩いていった。
「プリさん」
俺の声に気がついて彼が振り向く。…俺は思わず固まってしまった。
少し切れ長の眼に、整った鼻筋、というか身体全体から発せられるオーラのようなものが、彼にはあった。羨ましいくらいの美形だ。
「…何か?」
大人っぽい外見に反して声は意外と高い。そのギャップに少し戸惑いながらも俺は話を続けた。
「えと、…臨公いかないんすか?」
「俺に声はかからないさ。さっきもパーティに捨てられた」
「え?どうして」
「こういうことだよ」
彼が荷物から取り出したのは火の属性がついたソードメイス。
「殴りプリ?」
「ちょっと違うな」
というと彼は流暢に一通りの支援呪文を詠唱した。最後にホーリーライトで近くにいたポリンを一撃で葬り去る。
「俺は、バランスプリなんだよ」

どごっ!と鈍い音を立ててスケルワーカーが崩れ落ちる。あれから俺たちは成り行きで此処、炭鉱3階まで来ていた。
「………」
ちら、と隣りで戦っている彼の横顔を見つめる。夜のように薄暗い此処でもはっきり分かる、白銀の髪、深い海のような色の瞳。
たまに思い出したように支援魔法をかけ、それ以外の時間は俺と一緒に敵を殴っている。悪くはない、むしろいい。
「…きつくないか?」
彼がふと俺に声をかける。その声にいちいちドキドキする俺は馬鹿だろうか…。
「だ、大丈夫」
「そうか…ペアで狩りに行くのは正直初めてだから…勝手が、いまいち掴めないんだ」
俺も誰かと二人っきりで狩りなど生まれて初めてだ。だってペアだと自分の弱さを否が応でも曝すことになる。だけど…。
彼となら、自然とうまくいった。俺の足りない攻撃力は彼が完璧に補ってくれる。支援魔法とその手に持ったソードメイスで。
自衛も出来て、SPが切れたら殴ってくれるからお座りみたいに気を使わなくていい。
「ホーリーライト!! ヒール!!」
背後でがらがらと敵が崩れる音がする。後ろにモンスターがいたのだ。
「ぼーっとしてると、死ぬぞ?俺のヒールは中途半端だからな」
コン、と頭を小突かれ、…その後の彼の微笑みに一撃ノックアウトされました。
13293sage :2003/10/28(火) 04:09 ID:3Kz9UnqA
「ぁぅ…っ、何して…」
沸きが厳しくなってきたから休憩のために物陰に入ったら、その、なんていうか。…したくなった。
男が男に欲情するなんて自分でも信じられないけど…、俺の身体は彼が欲しいと正直に言っている。
「…あんま声出すと人来ますよ?」
そう言うと真っ赤になりながら両手で口を塞ぐ。やばいくらい可愛い。こんなに大人っぽい雰囲気を纏っているのに、時々鳴く声が女のように高い。
「ぁ…ふぁ…んぅ…」
抵抗らしい抵抗を全く彼はしなかった。ただ、与えられる刺激に声を上げ。
「ゃ…あっ!!」
俺の手の中で彼は呆気なく果てた。
「…っ、はぁ…」
「……こういうことするの、初めてじゃないっすか?」
「………経験がないって言えば、嘘になるな」
彼が口を噤んでしまったから俺もそれ以上の詮索はしなかった。経験があるのなら話は早い。
まだ身体の熱が残っているうちに俺は彼の蕾に指を差し入れた。
「………っ!な、何…っ」
「あ、もしかして…後ろは経験無い、とか?」
俺もないんだけども、という言葉は押し殺して、耳元で囁くように訊く。長い沈黙の後、ぽそりと返事が返ってきた。
「…未遂ならある」
「未遂って?」
「…聞くなよ」
「はいはい」
未遂、ってことは…。考えが浮かんだが消した。少なくとも今彼が俺に抵抗してないってのは、事実だから。それでいい。
「…や、やるならさっさとやれよ。手、止めやがって」
ずっと中に入れたままとまっていた手を俺が焦らしていると思ったのか、彼が腰を少し動かす。その姿が扇情的で、また、綺麗だった。
「あ…っ…」
俺が指を中で動かすと小さく反応する。すごく、色っぽい。指を増やすとまた面白いように翻弄される。触れていない前が勃ち上がり、
中から卑猥な音が響くようになったころ、俺は指を一気に抜いた。そしてベルトを外す。下を中途半端に脱いで、取り出したそれで彼を一気に貫いた。
「ひぃ…っぁ、痛い痛い痛いっ」
彼が無意識にソードメイスを構えたので俺はいったん抜いて、攻撃をかわした。彼はぼろぼろと涙をこぼしている。しまった、と思った。
「ご、ごめんなさい…ちょっとやりすぎました…」
よくよく考えたらこんなダンジョンの中で今日であったばかりの男とセックスするなんて、普通ならありえない話だ。まして相手は一応聖職者。
こりゃ相当怒られるか、自警団行きかも…と思ってたら。
「ちが…っ、お前、一気に入れるから…っ、……っ、でかいんだよお前のっ!!」
大声でそんなことを泣きながら(でも真顔で)言う彼に思わず唖然…そして、笑い出してしまった。
「…な、なんだよ、笑うなよっ!!」
「ご、ごめ…くくっ…」
「…っ、バカバカバカっ!!」
と、彼の目線が一瞬俺の下半身に行ってしまったようで。数秒たっぷりにらめっこした後、こっそりと自分のと見比べてる。バレバレですプリさん。
「ま、片手に余裕で収まるプリさんのも可愛かったっすけど?」
「…っ!最悪お前!!気にしてるんだぞこれでもっ!!」
がすっ、ソードメイスの一撃は今度は頭にクリティカルヒット。それだけで勝ち誇ったような顔をしている彼が無性に可愛くてたまらない。
外見とのギャップに、惚れたかもしれない。もちろんこの格好よすぎる外見も好きですが。
「言っときますけど。俺、半製造だから。それなりに体力あって、それなりに器用ですぜ?」
「…げ、お、俺だってバランスだしっ…それなりに……支援…できるし…多分…殴れるし…」
「へぇ、じゃあ支援よろしくお願いしますねっ」
「え、ちょっと…はぁぅ…っ」

その後どうなったかというと。ちょっと頑張ったらプリさんが気絶しちゃったので。
でも俺はまだちょっと足りなかったからこっそり襲おうかと思ってたら、イビールドルイドが横に沸きまして。
そのまま俺はヘブンズドライブの洗礼を受け、南無。プリさんは最初から気絶してたからこれでパーティ全滅。
で、まだ気絶したまんまのプリさんと一緒にカプラさんの世話になって、俺の宿に運んで、もう一度いただきました。
その後、たっぷりと叱られましたが、とりあえず今も彼は俺の隣りに居てくれてます。
13393sage :2003/10/28(火) 04:15 ID:3Kz9UnqA
BS×プリですた。…ああもうなんかなぁ…_| ̄|●初めて書くカプって緊張しますねシマセンカ?(汗汗)
そして私投稿数多すぎか…。しばらく名無しに戻って113氏とか125氏とかを待ちまする。攻めでも受けでもプリバンザーイ(ぉ

…ああ、あぷろだが復活してる…。
134120sage :2003/10/28(火) 07:06 ID:ruHY1EHc
Σ(´Д`)
も・・漏れのネタにもならんかった一言が
小説になってるよ・・キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!

>_| ̄|○ねぎらうの意味を改めて確認しに逝ってきます…。

 大丈夫だ色んな意味でねぎらってる!!!GJ(´ー`)b

朝から萌えさせてもらったよ 眠気も吹っ飛んださ!!
ギャップのあるプリに萌え(*´Д`)ハァハァ
135125sage :2003/10/28(火) 11:58 ID:9MetbSPc
93氏GJ!萌えて燃え尽きさせて頂きました…(*´Д`)ハァハァ
やっぱプリいいですね、私もプリのギャップに胸キュン鯖キュン。
で、私と来たら結局まだ相手が定まらず…
だって93氏がGJだから鼻血が止まらn(言い訳)

一応皆様の意見で、騎士・プリ・ローグ・アサ・BSが候補ですかね。
ローグ×プリはまだ此処では見た事が無いような気がするんで、
新世界に挑戦もいいか…出来るかどうかは別問題として。
プリ×プリもなんか昔の歌手グループみたいで悪くな…(ry
136名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/29(水) 13:40 ID:MiFmXouc
>>93
うおΣ(゚Д゚;)バランスプリを延々やってきた私のハートをノックアウト!
激萌えっす
てかゲーム内でこういうプリをやってみたいっていう欲望がフツフツと・・・←スレ違いすぎ

93さん マジで個人的にお友達になりたいんですが。オッカケ希望(爆
ちなみに絵師なのでちょっと試しに93さんのキャラさんたち描いてみたいなあというのがありまして
(・ω・)ヾダメカナ
137136sage :2003/10/29(水) 14:22 ID:MiFmXouc
誤解をうけそうなのに気付いて補足(・ω・;)===3
>てかゲーム内でこういうプリをやってみたいっていう
これは襲いたいっていうんじゃないです。ロールプレイしたいって意味です。
自分萌えかYO!(死)

念のため・・・(滝汗)連続スレ汚しすみませぬ_| ̄|○|||ヒラニーヒラニ
13893sage :2003/10/29(水) 20:38 ID:.SwdlYu2
93でつ。名無しに戻るとか言いましたがもう少し…_| ̄|●オユルシヲ
まずはレスありがとうございます>< 実はバランスプリさんって見たことがないので(滝汗)95%の妄想と5%のカン(待)で書いたのです…が、
反応もらえて嬉しい限りです。ありがとうございます〜っ!!

>>136
ええと…マジデスカ(爆)幾多となく♂アコプリさんをオッカケてきましたがオッカケられるのは初めてです(マテマテマテ)
しかも絵師さん!うはぁ…羨ましい限りです。私激しく絵はダメダメなので…。いいなぁ(爆)
>(・ω・)ヾダメカナ
いえいえ、オッケイですっ!私のヘボキャラを書いていただけるのならいくらでも!
ケイオスでcsm:iv0361703107職位が漢字とカタカナしかないマジがプロ北に居たら多分私です。
スイマセンプリモBSモモッテマセン…♀垢のキャラは論外ですよね_| ̄|●
以前某あぷろだで書いたWizの化身だったりします。まだマジですが…。

というよりむしろそんなロールプレイをしているあなたをおっかけt(ry
ダメデスカ!?(マテヤ)

そしてスレ違い申し訳ない_| ̄|●
そして某あぷろだでやたらめったら(ry)を使用するひらがなの名前の奴が居ましたら多分それは私です…。
ああっ、石を拾うシフアサローグさん激萌えなんですが!!石は投げないで下さいぃぃ(逃)
139113sage :2003/10/30(木) 00:39 ID:7Vou6stw
| (゚Д゚≡゚Д゚) ダレモイナイ……?

|Д゚)ノシ プリアサー


「ヤらせろ」

唐突なプリーストの一言に、横を歩いていたアサシンが立ち止まった。
「はい?」
「だからヤらせろっつってんだよ。こっち来い」
「ちょっ…」
すれ違いざまに腕を掴み、手近な路地へとずんずん歩いていく。アサシンは何

とか腕を解こうとするが、スピードに特化して修練を積んでいる彼が、腕力特化

の純殴りプリーストの相方にかなう訳もない。
「この辺ならいーか」
大通りから死角になるよう角を曲がったあたりで、プリーストが足を止める。よう

やく腕を離されてアサシンがほっとしたのも束の間、気付けば今度は壁際に押

さえつけられていた。
「ちょ、こんな昼間なのに…っ…」
「ヤりてーんだからしょーがねえだろ」
「それが仮にもプリーストの言う事ですかっ!」
アサシンの反論に、プリーストは眉根を寄せた。押さえつけたまま、ずいと顔を

近づけて瞳を覗き込む。
「んなこと言ってたらな……暗殺者と聖職者が行動を共にしてる時点でオカシ

イだろ?」
「だからって──」
「レックスデビーナ」
アサシンの言葉は半ばでスキルにより封じられ、途中からかき消えた己の声に

驚いたように彼は目を見開いた。プリーストはにやりと意地の悪い笑みを浮か

べ、濃紫の装束に包まれた細い体のラインを辿るように手を這わせる。
「っ!」
「オマエは黙って俺にヤられてればいーんだよ」
140113sage :2003/10/30(木) 00:41 ID:7Vou6stw
露骨な言葉にアサシンはどうにかしてプリーストの手から逃れようとするが、やはり腕力でかなわないおかげで無駄な足掻きにしかならない。じたじたともがくその身体を片腕で強引に抱きすくめて、プリーストはこめかみから頬、首筋へとキスを落としていく。もちろんもう片手は複雑な構造の装束をゆるめにかかっている。
「──!!」
「あーもー暴れんな」
声の零れない唇を口付けで塞ぐ。逃げる舌を己のそれで絡め捕り、何度も角度を変えて口付ける。程よく緩んだ装束の合間から手を差し入れれば、アサシンの身体がびくりと跳ねる。すっかり力の抜けていた手が、思い出したように抵抗を試みるが、やはりあまり意味がない。プリーストはそんなのも意に介さず、手を下衣に滑り込ませ自身に指を絡ませた。
「!」
「勃ってんじゃん」
プリーストの言葉に、アサシンは見られてはいけないものを見られたようにびくと震える。デビーナの効果で声は出ないものの、唇をかみ締めて必死に羞恥に耐えているようだった。そういう表情がそそるんだって解らんのかこいつ、とプリーストは思ったが口には出さない。
扱くように手を動かせば、面白いように翻弄されてくれる。惜しい、デビーナをかけたのは失策だった。これでは声が聞けない、と思ったが後の祭り。舌打ちを一つして、八つ当たり気味に腕の中の身体を苛む。
 唇から零れるのは途切れ途切れの吐息。視界に入るがくがく震える脚。抵抗しようとかけたらしい手はプリーストの法衣をしっかと握っている。
「感じてるワケね」
囁いてやるとまた肩が震える。プリーストはアサシンの存分に熱を湛えた自身から手を離し、下衣を引き下ろした。
「─!?」
「オマエだけ、ってのはズルイよな?」
言って片脚を抱え上げる。先走りに濡れた指で奥まった場所へ触れれば、何をされるのか察したらしく、アサシンはぶんぶんと首を横に振る。
「何、ズルくないってのか?」
声の出ない唇がちがう、と訴えているのは気付いたし、首を振ったのは行為の制止であって言葉の否定でない事はよくわかっていた。それでもわざとに気付いていない振りをして、指を強引に内へと押し込む。細い体が跳ねた。
「ムリヤリされて感じてるくせによく言うぜ」
プリーストの言葉に非難するような瞳がこちらを向く。しかし押し込んだ指を動かせば、その身体は快楽に悶え、媚態を晒す。きつく閉じた眦からぼろぼろと涙が零れた。
141113sage :2003/10/30(木) 00:42 ID:7Vou6stw
ひくつく秘所から指を引き抜き、プリーストは抱えあげた脚の間、先程まで指を飲み込んでいた箇所に己の昂ぶったモノを押し当てる。
「いくぜ」
反応は待たず、指を入れたときと同じように強引に突き入れる。幾分か慣らされた其処は難なく猛りを受け入れた。
「……っ…ひ、あ…」
「んー…」
乱れた吐息に混ざる僅かな声。デビーナの効果が切れたらしい。
「シて欲しい事あるなら言ってみな」
その言葉に、アサシンは力なく首を横に振った。
「も…や……やめて…くだ、さ…」
「…」
プリーストは狭い内を抉るようにぐいと最奥まで突き上げて、片手で相手の前に指を絡めた。
「こんなにしてんのにヤメロって?」
「ひっ…」
睦言でも言うように囁く。涙をぼろぼろ零しながら向けられる瞳に、意地悪く笑いかけた。
「奥まで咥えこんで、こんな音させて言ってもなァ。淫乱。」
音を立てるようにかき回せば、卑猥な水音がその耳に届く。
「素直に俺のために啼け」
宣告して、彼は止めていた動きを再開した。抵抗するはずだったアサシンの細腕は縋るようにかわり、白い指はきりりと法衣に食い込んでいる。
「あっ…ぅあ、は…や、やめっ……もう……!」
「っ、焦らしてやるほどコッチも余裕ねーよっ…」
言い捨ててプリーストは責めを激しくする。張り詰めた前を追い上げるように扱けば、高い声と共にその身体が跳ねた。
「はぁっ…あっ……あ、ああぁっ…」
「く…」
手のひらに吐き出される熱を感じつつ、プリーストも締め付けに逆らわずに収縮する内部へと欲を吐き出して、果てた。


「だからオマエがカワイーから悪ィんだよ」
「そんなこと知りませんっ!」
乱された着衣を隠すようにマントに包まって座り込んでいるアサシンと、その横に座って紫煙を燻らすプリースト。
「あーもーイヤだったんなら悪かった。スマン」
投げやり気味だが一応の謝罪の言葉に、アサシンはふいと顔を逸らして呟いた。
「別に、その……されるのがイヤなわけじゃ…」
「でもヤだったんだろ?」
「だからっ!こんな昼間にこ、こんなところでするのが嫌だって言ってるんです!」
プリーストはひとつ煙を吐き、煙草を地面に押し付けて消すと立ち上がった。屈みこんでアサシンの顔を覗き込む。
「それはアレだな、俺にされるのは嫌じゃないんだな?そう受け取っていいんだな。よし」
「え」
「彼の印の元へ誘う道をここへ、ワープポータル」
プリーストは嬉々として転移の呪を唱えると、今だ座りこんだままのアサシンをひょいと抱え上げる。
「じゃあ次はちゃんとしたとこでな」
「え、あ、ちょっ……降ろしてくださ───」
アサシンの控えめな、それでいて必死な制止の言葉と共に、プリーストの姿は転移の光の中へと消えていった。


おわる。
142113sage :2003/10/30(木) 00:46 ID:7Vou6stw
|Д`) …

スイマセンスイマセン改行シッパイしてますヒイイ
てか激しく読みづらいですねゴメンナサイ
ねっとり待ってくださっていた93氏申し訳ない
119 120氏にも申しわけない_| ̄|○ |||

敬語アサ受がマイブームな113は吊ってきます ∧‖∧
143名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/30(木) 00:59 ID:DtrfjBIA
アサは銀髪栗毛かな…

アサシンの丁寧な言葉遣いにモエ(*´Д`)
144名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/30(木) 03:07 ID:gCH0ZSNs
名前を名無しに戻しました。中の人がエロい100-7でつ。
ねっとり待っていた甲斐がありました(*´д`)ハァハァ
私の大好物のプリアサが来ました…やばいやばい涎g(マティ
アサきゅん可愛くて萌え(〃▽〃)プリさんゴーイングマイウェイでステキスギ
113氏最高でつ(・∀・)モヘター
145136mizuho031029@yahoo.co.jp :2003/10/30(木) 03:44 ID:GAQ8lnDc
スレ違いはこれが最後だと思うのでお許しくださいませ>住人様

<93様
お返事ありがとうございました。_| ̄|○アリガタヤー
今日はおもむろに93SSな2人組ででかけておりましたので(吐血)こちらが覗けず。
93さんとは本当に好みが合いそうなので 当方 必 死 です。
メアド晒しますのでご連絡いただけたら幸いです。
宜しくお願い致します。
146名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/30(木) 10:28 ID:XjNJGWnA
世慣れたナンパプリ×無口で暗いアサなネタが脳内にはびこってしかたない今日この頃。
しかし小説書きのスキルを取ってない漏れには脳内で楽しむのみだよヽ(`Д´)ノウワァァン!!
147名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2003/10/30(木) 11:36 ID:LAKip1jY
dameとく。
148名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/10/30(木) 12:52 ID:ApeNfAME
>>146
|Д゚) その脳内を ミセロ!!

ホラ誰か書いてくれるかもしれないし
tu-ka漏れがネタ欲しいだけなんてイワナイカラ
149125sage :2003/10/30(木) 17:57 ID:QwDQfBnk
駄目だ…どうやっても長くなりすぎる…_| ̄|○ HELPHELP…
エロまで書いたら50レスくらい使うんじゃねぇか、自分…(イイスギ
下手な癖に描写だらだら長いからきっと駄目なんだな。
こうなったら

「好きダァッァア!!」
キスした。
「んっ…」
いい声あがった。ドキっとした。

これで行ってやろうか畜生めぇぇぇ。・゚・(ノД`)・゚・。

…住人の皆様…どのくらいの長さまで許容範囲ですか…_| ̄|○
どうしてもアレなら某アプロダ行きかな、こりゃ…
寧ろ心の内に封印しておくのが一番Bestだったりs(ry
150120sage :2003/10/30(木) 19:07 ID:WxST9yPc
いや、全然申し訳なくないと
113氏むしろナイス!!敬語アサシンも・・萌えたハァハァ(*´Д`)b

125氏
どれだけ長くても可なのでは・・
某アプロダで行きでも読める事は読めるし
心の中の封印だけは・・駄目だー!!・゚・(つД`)・゚・

誰か・・プリBSプリーズ(帰れ)
_| ̄|○<漏れは文章書けないのでな
151とあるスレの577sage :2003/10/30(木) 21:31 ID:wBO42j8c
|∀・)

男同士のか・・・
ちょっと書いてみたけどどうかな?

|彡サッ
152とあるスレの577sage :2003/10/30(木) 21:31 ID:wBO42j8c
「はあ・・・」

ため息をつくのは何回目だろう
僕は看板を出しながらかれこれ一時間も
このプロ南の広場で座っていた
いい加減お尻が痛くなって
えーいという感じで寝そべった後
カートで出来た影に頭を突っ込んで考え始めた
僕は戦闘ができるブラックスミスとして
自分の体を鍛えて・・・一通り戦闘はできるようになったけれど
ちょっと前ギルドから追放されてしまった
・・・きっかけは僕だけどな
ギルメンに想いを打ち明けたのがよくなかったのだろう
でも彼は・・・きっと僕のことが好きだったと思ったのに
さいごまで僕の前には現れてくれなかった
ギルメンの一人が僕の言葉を盗み聞いたらしくて
結局このザマさ

「はあ・・・」

彼の顔が見たい
プリさんの鈍器を振るって汗を流すその姿
僕はそれを助けたくって
助けられてばっかりだったから
アドレナリンラッシュもとって
鈍器もいいのが製造できるようになりたかったのに

「はあ・・・」

何度目かのため息をついて横になると
誰かにわき腹を足でこづかれた
僕はいらいらして声を荒げる

「誰だ!・・・蹴るなよ・・・・あ・・・」

そこに居たのは
・・・彼だった
ゆったりとした法衣に身を包み
厳しい表情と・・・やさしい笑みをもたらす彼
いきなり僕の頬は燃え上がり
わけもなくソードメイスを地面に叩きつけてしまう
なに言えばいいんだろ
そんなこと考えていると
彼がそっと口を開く

「その・・・なんだ・・・俺もギルド抜けてきた・・・二人して行くとこないな・・・はは・・・」

一瞬言葉を失った僕に
彼が次の言葉をつむぐ
その言葉だけで僕の心は一気に晴れ渡り
頬からなにか熱いものが地面へ流れていった

「だから・・・一緒に・・・いかないか?」

溢れる涙もそのままに
僕は法衣にむしゃぶりつく
僕のちょっと癖のついた髪の毛を
プリさんは子供をあやすように
優しくやさしく撫で続けていた・・・

--------------------------

「その・・・なんだ・・・俺はじめてだから・・・」

「へへ・・・実は僕も・・・」

二人して宿屋の一室で
ベッドに腰掛けて
僕らはいったん軽いキスを交わした後に
恥かしそうに告白する
でも彼のことを感じたい
それだけで夢のようで背中がかあっと熱くなる
見透かされたような彼の眼の中に
僕の体が入ったとき
すでにそのたくましい胸の中に
こっちはすっぽりと収まっていた

「えと・・・こうすると・・・どうだ?」

プリの・・・鈍器を握る手が
少しづつ体の表面をなぞっていくだけで
こちらはもう爆発寸前
溶鉱炉の何倍もの熱さが
僕の体中をかけめぐっていく

「えと・・・むりしないで・・・ああ・・・」

「なんか・・・かわいいな・・・おまえ・・・へへ・・・」

相手の言葉に興奮した僕は
相手と・・・自分も気持ちよくなりたくて
対面のまま手を動かし
性器をこすりつけつづける
二人の幹が上下左右に絡まって
お互いの露でお互いが濡れていくのを
僕は燃え上がりそうなほほのまま
動きながらずっと見詰めていた・・・

「えと・・・もういいでしょ・・・どうぞ・・・」

こちらから後ろ向きになって
ぬるぬるになったそれを自分にあてがい
一気に貫かせる
とても暖かくて・・・変な感じ
自分の指よりよっぽど大きかったからくるしいけれど
それより嬉しくて・・・僕はしばらく
声を殺してじっとしていた

「おおお・・・もう・・・だめだ・・・でる・・・おまえ・・・なか・・・いい・・・」

「うう・・・あつい・・・こんなの・・・ゆめみたいだ・・・」

最後我武者羅に動いた彼が放出する・・・
その暖かさを感じながら
僕も意識を飛ばして・・・体をベッドからはみ出させて・・・止まった

--------------------------

お互い服を着てからが
もっと恥かしくて
僕は飲めない酒を前に
彼にわけのわからない冗談を連発する
・・・結構しあわせかも
そんな雰囲気を察したのか
言葉の切れたそのときに
彼が僕の唇に指を当てて一言

「いそいで喋る事はない・・・俺たちの時間は・・・ある・・・」

僕はそのことばに再び涙を流して
テーブルの上に突っ伏した
プロの夜は静かにふけてゆく
たぶん一生僕はこの日のことを忘れないだろう
153120sage :2003/10/31(金) 01:29 ID:/4tDD3k.
>>151-152
深夜にノゾキに来たら
な に ご と で す か ! ?
プリBSプリBSプリBSプリB(もちつけ)

もう寝ようと思ってたのにな・・
眠 れ な い じ ゃ な い か !(しらねーよ)
キーボードが赤く染まっただろうにウフフ(危ない(フキフキ
154名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/10/31(金) 10:18 ID:qxB8GfjU
>>151-152

ほとんど577さんウォッチャーと化してます。
創作のペース、早いんで毎日楽しみにしてます。
・・・今度、アルケミきゅん(受)の愛のPP(ポーションピッチャー)投げまくり
な話とかリクエストしてもいいですか・・?
155名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2003/10/31(金) 10:39 ID:SSAmdJyI
>>154
ageたらdameる。
ちゃんとローカルルールを読もう。
156とあるスレの577sage :2003/10/31(金) 17:46 ID:Onj6fHO.
|∀・)

>>154
こーゆーのでいいのか?

|彡サッ
157とあるスレの577sage :2003/10/31(金) 17:47 ID:Onj6fHO.
ポーションピッチャー訓練場・・・

アルデバラン錬金術師組合の地下に作られたそこは
アルケミとして生きる為に必要な技術である
「ポーションピッチャー」をマスターする為に創られた
神聖かつ熱い場所です
え?ポーションピッチャーは100%成功だろうって?
確かに皆さんにはそう見えるかもしれませんが
アルケミたちは
ポーションの瓶を乱戦中でも正確に投げ
さらに瓶を割って怪我させないように
人に言えないような苦労をしているものなのです
お察しください・・・

--------------------

「それ!的になげろ!」
「こらあ!腰がひけてるぞ!」
「よし!今の感覚を忘れるな!」

俺は一々生徒たちに声をかけながら
全体を見回してアドバイスする
ここの教官だ
いままで送り出したアルケミたちは
元気でやっているだろうか・・・
そんな事を思いながら
俺はまた熱い言葉を投げかける
・・・そいつに

「くおら!またポーションを無駄にしおって!
それが白ぽだったらどうするのだ!製造者に申し訳ないとおもわんか!」

「はっ・・・はい!すみませんでした」

栗色の髪をポーションでぬらして
慌てて立ち上がる彼もまた・・・俺の教え子だ
どうもこいつはどんくさく
まだポーションピッチャーの「ポ」の字までも
マスターしていない
俺は奴に一人前になってもらいたくて
厳しくするのだが一方で・・・
今までにない感覚だが・・・卒業して欲しくないような気もする・・・

「・・・おい!だめだめ!スナップを効かせるんだ」

ガシャーン

「くおの!いいか俺を良く見ろ!腰を落としてだな・・・」

奴の視線を感じると仄かに頬が熱くなる
まあそれでも俺様ほどになると的を外すなんて事はないが
どうもその・・・眼のやりばにこまるんだよな

結局奴は予定の練習メニューを消化できなかった
俺はちょっとためらってから居残りを告げる
しかし不満そうな様子も見せず
黙って言うことを聞いてポーション瓶を用意し始めた
・・・二人っきりか・・・

俺はこいつが上手くなるまで鍛え上げようと
ハードなメニューをやらせる
ポーションをたっぷり用意してから
お互い向き合って・・・

「いいか!これからポーションピッチャーの訓練だ
俺との勝負になるぞ!動き回って俺に当てるんだ!」

「はい!・・・精一杯がんばります!」

最初のうちはこちらにかすりもせず
俺のポーションだけが相手を塗らすだけだったが
やがてコツをつかんでいったようで
1つがかすり・・・そしてもう1つが
俺の頭に命中する

「やったあ!・・・あ!・・・」

ふと額に手をやると
・・・血だ
奴は血相変えて俺に駆け寄ってくると

「ごめんなさい!ごめんなさい!」と連呼しながら

???
こっちの額を・・・舐め始めた!

「あ・・・おい・・・」

頭の中が真っ白になり
耳鳴りがガンガンと俺の鼓膜を叩く
やがて奴は血の部分でなく・・・ほほ・・・そして唇を舐め・・・
「好きです・・・貴方が・・・」

ポーションで濡れた髪の毛と
濡れたように光る目でそう告げた
俺の手はそれに反応して
相手を抱きしめるとそのまま体重をのせてのしかかる
熱い息がこちらにかかってきた

「ふうう・・・ぼくで・・・いいですか・・・」

返事の代わりにこちらは手をべとべとの体に
這わせ、直ぐに相手を燃え上がらせようとする

「ああ・・・いいん・・・ですね・・・うれし・・・」

こっちは反応を楽しむゆとりもなく
ギンギンになってしまっている
やがて二人がもどかしげに服を脱ぎ捨てた時は
二人ともポーションと・・・ほかのもので
全身が濡れそぼって光っていた
1.2秒とっくりと相手を見て
俺はもうこらえられなくなり
奴をくるりと回転させると
地面に手をつかせ・・・後ろから押し入った!

「あああ!・・・ううう・・・はい・・・はいった・・・・」

「ううう・・・くう・・・だいじょうぶか・・・ああ・・・」

「ええ・・・だいじょうぶです・・・あなた・・・なら・・・」

その言葉に興奮して
こちらは激しく動き出す
前後前後とつきつづけるその動きに
彼のほうは全身で受け止めるようについていく
きれいだ・・・
光景に頭の螺子を切ってしまった俺は
さらに動きを速め
すぐに天国が降りてきた

「ふうううう・・・ああああああ!!!!!」

「ああ・・・ぼくも・・・だめ・・・あああああ!!!!」

二人で雲の上いってしまった意識が
ポーションの香りを嗅ぎつけるまでには
かなりの時間がかかってしまった・・・

--------------------

「・・・」
「・・・」

俺たちは身だしなみを整えて立ち上がり
お互いの眼を見る
嘘のないその目が嬉しい

「・・・えっと・・・ぼく・・・」

それ以上何も言わせず
俺は被せるように大声を上げる

「よし!今日の練習はここまで!
まだまだだめだ!
明日も居残りで練習だ!わかったな!」

「・・・はいっつ!」

奴の笑顔は
磨きたてのポーションの瓶のように
つやつやと光っていた・・・
158120sage :2003/11/01(土) 06:42 ID:b4Zqa20o
あ・・アルケミきゅんが・・・(´Д`*)
15993sage :2003/11/06(木) 23:11 ID:rtzUgscM
>また来たのか!
ああすいませんごめんなさいっ!!(いや、誰も言ってない)93です。
>>131-132の続きを書いてしまいました(汗)
こっそりと、ドーゾ…。

俺、アルがこのブラックスミスのラスと行動を共にするようになってから今日で十日。
会ったその日にヤって(しかも炭鉱ダンジョンの中で…)それから二人で色々な場所をぶらぶらとしていたんだけども。
金銭的収入は兎も角、経験値効率がよくない。分かってる、あいつが俺に無理をさせないよう甘い狩場を選んでる。
だから今日は俺だって、少しはやれば出来るんだということを証明したくてラスの反対を押し切り、グラストヘイムに来た。

「…マグニフィカート!」
「え、ちょっと、大丈夫…?」
「うるさい、構うな…」
今日は支援に徹してみようかとか思ったけど、無理だった。やっと回復した精神力でマグニフィカートを唱え、ついに座り込んだ。
「それより、来たぞ」
レイドリックが五月蝿いほどの音をたて、ラスに近づいてくる。俺はそれをじっと見つめ、手の中のソードメイスを握る力を緩めた。
「っ…いって…アルさんっ、手伝っ…」
「……今俺が出たらラスにヒールがかけれなくなるんだよ」
レベルが低いせいですぐ切れるマグニフィカートを再度唱える。今までずっと修練をサボってきたツケだと思った。
本当は俺たちくらいのレベルならこんなところは楽勝なんだ。そう、相手が支援プリでさえあれば。
「アルさんっ、支援はいいから殴ってくださいよ!」
そんなこと言って、支援無しじゃお前も辛いだろ?与えられるダメージが安定しないのを見て、俺は何故だか無性に悔しくなった。
「…ブレッシング!速度増加!…キリエエレイソン、イムポシティオマヌス、アスペルシオ、グロリア!」
自棄になって普段使わないものまで唱える。
会得したはいいが今まで殆ど使わなかった支援魔法。すぐに立ちくらみが起こりそうなほど精神力が減った。あとヒール数回で尽きる。
「アルさん!」
レイドリックを倒し終わったあいつが倒れそうになる俺を慌てて支える。俺はその手を振り払った。懸命にこらえて立つ。
「どうしたんですか今日…なんか変っすよ?」
「……………」
「アルさん!」
顔を背けた俺の肩を掴み、ラスが俺を呼ぶ。
「お前本当に俺なんかとパーティ組んでていいのか?」
苛々する。訳も分からず目の前のブラックスミスを殴った。だが俺自身が掛けたキリエのせいでダメージは通らない。
「アルさん…?」
何かあったんですか、と言われ頭に血が上るのを感じた。肩を掴むラスの手を強引に振り解き、背を向けて走り出した。

『え、お前今プリとパーティ組んでるの?やるじゃん』
『へへ、まーな』
昨夜突然俺たちの泊まってる宿に騎士が現れた。どうやらラスの友達らしく、俺は出る幕もなく、というか出る必要もないから隣の部屋でコーヒー飲んでたりしたんだけど


『それで?お前武器作れないだろ?普段どこ狩り行くんだ?やっぱ騎士団か?』
『無茶言うなよ。…そーだなぁ、普段行くとこって言えば炭鉱とか、海底ダンジョンの4階とか…』
『はぁ?お前それくらいソロで行けるだろ?そのプリ殴りか?』
『いや、バランス』
『バランス………?』
その後の騎士の笑い声は今も耳にこびりついている。
『マジかよ!…お前、バランスなんて…そんなの連れてっても何の役にもたたねーじゃん!!』
コーヒーのカップを落として割ってしまった。その後ラスが何か言うのが聞こえたが内容まで耳に入ってこない。
悔しくて悔しくて、でも笑い声から逃れるように耳を塞いだ。

そして、グラストヘイムに来て、今に至る。
何があんなにも悔しかったのか。中途半端だって分かっていて、それでも自分で選んだ道のはずだったのに。後悔しないって、遥か昔に誓ったのに。
パーティから外されるのは慣れていた。使えない奴、と陰口を叩かれるのも慣れていた。なのに、どうしてこんなに胸が痛い?
ラスは追ってこない。このまま二度と会えないような気がした。
16093sage :2003/11/06(木) 23:12 ID:rtzUgscM
後ろからモンスターが追ってくる。ブリライトだけだったから倒そうとしたら、横からレイドリックが3体くらい一気にやってくる。
逃げようと思ったときには遅く、テレポートに必要な一瞬の精神の集中すらままならない。
あっという間に減る体力。レイドリックが止めを刺そうと高く腕を振り上げる。もうダメだと思ったその時。

「カートレボリューション!!」
「!!」

俺に攻撃するはずだったモンスターたちは全てターゲットをそのブラックスミスに変えた。
「ラス……」
「アルさん、休んでてください!」
今度はラスの体力があっという間に減っていく。俺は急いで立ち上がり、詠唱した。
「ヒール!!キリエエレイソン!!」
ラスが一瞬振り返った。大丈夫だ、と俺は言う。
やがてカートレボリューションの力で敵が全て倒れ、ラスが俺のすぐ近くまで来た。
「大丈夫ですか!?」
「あ、ああ…」
「すいません、モンスに絡まれて追いつくのが遅くなっちゃって…」
俺をいたわるようにゆっくりと頭を撫でたりする。…嫌ではないけど、俺がラスに甘えているような感じがする。もう一度手を振り切った。
「あ、アルさん…?」
「なあ…ラス、パーティ解散しようか」
「は!?何でですか!?」
「だって…お前、俺とじゃまともに狩れないだろ?……もっといい支援プリと組んだ方が…」
「馬鹿言わないでくださいよ!!」
大声を出され、驚く。ラスは俺をきつく抱きしめ耳元で言った。
「俺、もうアルさんと一緒じゃなきゃ狩り出来ないっすよ…?」
ちょっと低めの、俺には到底出せないような音域の声で囁かれると心臓がありえないほど早く動く。恥ずかしくなって逃げたい衝動に駆られた。
「お、俺はラスでも…てかラスと一緒がいいんだけどっ…でもラスにとっては中途半端な俺なんかより…」
「何言ってるんですか、アルさん。…俺はただプリーストと居たいんじゃなくて、アルさんと一緒に居たいんです…」
アルさんがプリーストだから一緒に居るんじゃないんです。アルさんだから一緒に居たいんですよ…と真顔で言われ、頬が真っ赤になる。
こ、こいつ…。…俺をとことん喜ばせる技術がパッシブスキルで備わってるんじゃないか!?とか、思っていたら。
「アルさん可愛い…」
「はぁ!?お前さっきのかっこいい台詞は嘘か!?」
「えっ!?本気っすよ勿論!!だけどアルさんがあまりにも可愛いから…」
したくなったじゃないですか、と、突然ラスの腕が俺の下肢に伸びる。こ、こんなところで!!
「ば、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁ………っ!!」
触れられたソコが熱を帯び、勃ちあがる。必死に逃げようとするが刺激のせいで動けない。
「…ぁ…っ、やめ……、ラス…っ!!」
「……その顔が、誘ってるってわかってるんですか…?」
へ?と思ったときにはラスの手の動きは早くなっていて。俺はあられもない声を出し、達した。力が抜け、ラスに寄りかかる。
「………っ…ラス…」
ラスの肩に頭を預けたまま静止の意味を込め見上げる。が、何を勘違いしたのかこの馬鹿は俺の服を脱がしにかかった。
「な、なな、何してるんだお前っ!」
「いや、だって…物足りなさそうな目してたから…」
「してねぇよ!!つか俺は睨んだんだ!!」
「あれのどこが睨みなんですか…」
あんな色っぽい目で見られたら俺じゃなくてもそそられますよ、とかアホなことを言って、行為を続けようとするので慌ててラスの足下にワープポータルを開いた。
ラスが見えなくなりとりあえずほっとして、衣服を整えていたら後ろからモンスターの気配がやたら沢山したので、
後先考えず目の前のポータルに転がり込んだ。

転移先はセーブポイントでもある宿の一室。
「おかえりなさい、アルさんっ」
「ただい…ま、うわぁ!ちょっと待てっ!!」
いきなり脱がせるなんてどういう神経してるんだこいつっ!
言おうとした言葉は俺自身の喘ぎに消されて、結局言うことが出来なかった。


「…だから、でかいんだってお前の…腰いてぇ…」
「まあまあ…痛い痛い言う割には感じてたじゃないですか」
「っ!!馬鹿馬鹿馬鹿ぁぁっ!!」


おしまい。
16193sage :2003/11/06(木) 23:17 ID:rtzUgscM
_noドゲーザ
ありえないところは脳内補完でお願いします…。
162名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/11/07(金) 02:21 ID:xNjpLB8I
きゃ〜(*ノノ)
悩めるバランスプリカワイイ!!!
超萌えです
寝る前に良い物読んだ〜ε- (´ー`*)オヤスミデス
163某オッカケsage :2003/11/07(金) 02:38 ID:SCIcqOng
やったー!ヽ(´ー`)丿まちにまってた続編です!
今回も萌え萌えです。ご飯たべまくりです。←ナニ
93様 お疲れ様でした。
トッテモいいものをありがとうございました。
164120sage :2003/11/07(金) 18:13 ID:ZPx6qsGI
「ば、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁ………っ!!」
の台詞にやたら萌えた(*´Д`)ハァハァ
アァーンもぅまったくお前さん型漏れを萌え殺す気ですか!?


とりあえず
>>125
某あぷろだの小説

み た よ ?(何)

早く続きを見せてくれ!!(ぁ)
165120sage :2003/11/07(金) 18:14 ID:ZPx6qsGI
型ってなんだ型って・・方の間違いな・・掲示板でも誤字何て
漏れも末期だな_| ̄|○
166名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/12/01(月) 04:34 ID:mzp49802
最近、何も書き込みが・・・・(汗)
な、何かあったのでしょうか・・・・(;´Д`)
167名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2003/12/01(月) 12:42 ID:uiwjNmig
>>166
気持ちはわかるけど、18禁スレはageたらdameよ。
アプロダに書いてる人もいるだろうし、もともとそんなに流れの速いスレじゃなかったので
まったり待ちましょうや。
168とあるスレの577sage :2003/12/05(金) 13:41 ID:Grw5w5V2
>>166
希望者はネタをのこすと言うのも手ですよー
もしかして書いてしまう人もいるかもしれないから
・・・私みたいに
169名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2003/12/05(金) 22:31 ID:oBka8Nt2
>>168
それならば166はアホなアサ×短気な不良プリとか読みたいデスv
これって小説描く人はあらかじめもう決まってるんですか??
170名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2003/12/05(金) 22:40 ID:IlVBmGDg
イヤン
>>169さん
>>167を見てみて
メル欄に age って入力するとageです
単に忘れてただけかもしれないけど、一応
171170sage :2003/12/05(金) 22:42 ID:IlVBmGDg
間違えました
メル欄に sage って入力するとsageです
何も入れてないときに、ageになります

ハズカスィ(*´Д`)
172とあるスレの577sage :2003/12/06(土) 16:51 ID:OTD092is
|∀・)

>>169
ネタが少ないぞそれだけじゃあ!
といいつつ即興で1本

|彡サッ
173とあるスレの577sage :2003/12/06(土) 16:52 ID:OTD092is
フェイヨンダンジョンの4階を目指して
私たちクールで知性的なプリアサコンビは狩りを続ける
Sマフラーが高騰している今こそ
ソヒーを倒すのが金銭的に成功するコツだ
しかもその場で辻ヒールなどすれば
場合によってはギルド拡張に貢献できるかもしれない
もしマフラーが手に入ったら
しばらく相場を確認して
高値で売りぬいてやろう
頭の中で作戦を練っている私の横を
とととっとパートナーのアサくんが通過する

「おい!、言っとくけどその目玉焼きの罠には注意・・・ってえええええ!!!!」

「うわーん、なにこれ眩しいよう見えないよう!」

またかよ・・・

「んと、これでよし、注意しろよったくもう!
んじゃ増速かけるから・・・ってええええ支援かけるときはじっとしてろーーーーー!!!」

「わーたぬきさんだあーーーーえいえいこら逃げるなーーーー!」

ったくよ・・・

「ほらアスぺかけるから頑張れよ・・・っていきなり武器持ち替えるなよ!
意味ないじゃん、ムダじゃんこっちの魔法!」

「えーでも不死の敵には爆炎のカタールでいいんでしょ?」

つ、疲れるぜ・・・
毎日のことながら
このアホアサには振り回されてばっかりだ
暗殺者のくせに
ほとんどボウヤみたいなもんで
よくもまあこいつが転職試験をのりこえられたもんだと
感心することしきりだ
試験前の私のアドバイスがよかったのだろう
4階についてからも状況は似たようなもので
ソヒーを殴れといっているのに
草をなぐったり
うごけない幽霊をつついたり
ヒドラに囲れて半べそを掻いている

「こらーーーーーっ!真面目にやれ真面目にい!」

すると彼は急に黙ってソヒーを殴り始めた
うんうん、やればできるじゃないか
何体かもくもくと狩りをつづけると
やがて悪魔の女が落としたのは・・・マフラーだった

「うおう!やったなお前、うんうんちゃんとスロットついている、でかしたぞ」

「・・・」

こっちがほめているというのに
奴はぶすっとした顔をして
返事もしない
だがこっちも朝から苛々することばかりだったので
無視していると
やがて向こうのほうから
機嫌をうかがうように
そっと声を掛けてくる

「えと・・・怒った?・・・その・・・嫌いになった?・・・」

私はその声を聞いて
心の中で舌を出すと
顔をそむけたままそっと呪文を唱え
相手の足元を指差す

「ワープポータル!」

びっくりした奴を
むりやり光の柱に押し込むと
私はこんなことをつぶやきながら
相手を追って光の中へと消えていく

「そんなわけないだろ、ばーーーか」

--------------

ポタが運んでくれたベッドルームで
いきなり私はアサ君を押し倒して
装備を解除し始める

「えと・・・いきなりですか・・・あう・・・そんな・・・」

「ハイハイ本日のキミには選択権はない、おとなしく観念しなさい」

男にしては色白の体をとっくりと眺めてから
体にいきなり白ぽを一瓶ぶっかけて
それを伸ばすように相手の体を
マッサージしていく
首筋のあたりを念入りに責めていくと
こいつはやがて口から息を吐いて
感じていく
ホント、弱いのなここ

「あっ・・・そこばかり・・・ふう・・・あ・・・だ・・・だめ・・・」

奴の首筋を重点的にマッサージしながら
もう片方の手を下半身へ移動していく
わざと中心を避けて
腿から内股にかけてなでさすり
ポーションを擦り付けていくと
吐く息の温度がどんどん上昇していく

「ふふう・・・だ・・・だめ・・・ぼくばかり・・・あう・・・いいよお・・・」

十分じらしてから
こちらは相手の菊門に指を押し込んでいく
とたんに上下に跳ねる奴の体を押さえつけ
入り口辺りから時間をかけてこねまわすと
やがて首筋に玉のような汗が
いくつも現れて

「うあああ!・・・ダメだ・・・もう・・・おねがい・・・そっちじゃ・・・なくて・・・貴方の・・・」

ちゃんとおねだりできた彼の中から
指をぬくと体を四つんばいにさせて
恥かしがるその姿を
いきなり後ろから貫く
こっちが動かずにじっとしていると
いつの間にか奴のほうが小刻みに
お尻を回していき・・・

「ふうううん・・・いいよお・・・あ・・・硬い・・・ごめんねきょう・・・あぐ・・・あ・・・」

「おしおきだ・・・くっ・・・うお・・・動くな・・・あ・・・だ・・・こらっ!・・・くう・・・」

「ああ・・・だ・・・もう・・・いくよおお・・・だ・・・め・・・あく・・・ああああああああんん!!!!」

「ふおおおっ・・・く・・・ううううう・・・はう・・・ああ・・・いけ・・・くおおおおおおおっ!!!!!」

二人同時に山頂に到達した後
俺たちは重なり合ってベッドの上に崩れ落ち
汗の臭いとポーションの香りが
シーツにしみ込んでいくのを
鼻先で感じ取りながら
そのまま午後の眠りに入っていくのだった・・・

--------------

翌日
私たちクールで知性的なペアは
プロ大通りでお宝をさばくことにする
ふふふ・・・

「さて本日はこのマフラーを売る!、周囲を確認して売れそうな値段で売るぞ」

「おー!、プリ隊長あそこで800kくらいで売っています、もっと安くしましょう」

私は自分の眼を一瞬疑ったが
・・・やっぱりな

「バカタレあれは詐欺露店だ!、あ、こらこらここから離れるな!」

「隊長!+4大りぼんが安く売ってます!、欲しいです
こっちには+4ヘッドフォンもあります!、欲しいです」

「だからそんな実用的でないもの欲しがるなーーーーー」

プリーストはアホなアサ君に引きずられるようにして
せっかくいい位置を取ったというのに
マフラーを抱きかかえながら
プロ大通りをどんどん進んでいってしまうのでした・・・
174とあるスレの577sage :2003/12/06(土) 16:53 ID:OTD092is
|∀・)

いかがでつか?

|彡サッ
175113sage :2003/12/06(土) 17:25 ID:X8vorxtI
>>172
萌えました(´Д`;)ハァハァ
坊やアサハァハァ

でも169のリクとは逆なのではと言ってみる。
いやしかし個人的にグッジョブ(・∀・)b!
176名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/07(日) 12:04 ID:thEao7ok
アホアサ(・∀・)イイ!!
(*´д`*)もえますた
177とあるスレの577sage :2003/12/07(日) 18:24 ID:n4Zk39Vg
>>175
え?違った?
と思って確認してみました

・・・「責め」×「受け」だったのね

_| ̄|○<介錯プリーズ
178名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/07(日) 22:44 ID:KKsmbVgo
    ○、
     \、  ○
       ヾ \)ヽ
    _| ̄|  <
179名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/21(日) 22:46 ID:knkXHk.M
随分過疎化していますね。
・・・NPCカプが読みたかったりする。無ければ自作自演しますが。
180名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/23(火) 20:57 ID:woIS9f5A
>179
|Д゚) ジー

書けたら投げ込みたいんだがなかなか、な…というわけで
179の自作自演を期待する人の数(1/20)
181名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/23(火) 23:49 ID:bSXCU0k.
ノシ
182名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/24(水) 08:43 ID:HS.j.gF2
179の自作自演を期待する人の数(2/20)
183名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/24(水) 17:32 ID:GG.fHVvo
179の自作自演を期待する人の数(3/20)
期待しちゃいます(*´∀`)
184とあるスレの577sage :2003/12/24(水) 21:57 ID:sn6ABhd6
|∀・)

179さんが書く間に投稿しちゃう人の数(1/20)
貴方のも読みたいなあ
では

|彡サッ
185とあるスレの577sage :2003/12/24(水) 21:57 ID:sn6ABhd6
「ふう・・・さてこれで私の話はおしまいです
大聖堂に帰って神父さまに会いなさい
君なら立派な服事になれるとおもいますよ」

うれしそうに顔中を紅潮させて
ぺこりとお辞儀をすると急いで去っていく
未来の聖職者の女の子を見送って
私はひとつため息をつくと
夕食の準備に薪を拾い始める
ときどき人が尋ねてくる以外は
瞑想を邪魔するものとてない静かな湖のほとり
そこで私はもうずっとずっと
修行を続けている
私の罪が露見したとき
当然聖職者としての地位を剥奪され
追放されるかと思ったのだが
神父様は私のことを秘密にして
ここに派遣してくれたのだった

「いつかその想いが・・・神様にも届くときが来るでしょう
いまの教会では許されないことですが
その日がくるまで・・・ここから離れて修行しなさい」

そう諭されて大聖堂の床を涙でぬらしたことを
いまでもはっきりと覚えている
神父様はお元気だろうか
今年の冬はプロンテラでも厳しいと聞く
私は焚き火で暖をとりながら
鍋が煮えるのをじっと見て
そんなことを考えている
そしてどうしても考えてしまうもう一つのこと
・・・彼も・・・元気だろうか・・・

---------------

「洋介神父!・・・その・・・懺悔をさせて欲しいのですが・・・」

「ああ、アンドリューさん、いったい何ごとですか?」

騎士団の前で彼の真剣なまなざしに捉えられた私は
今思うとそのときから
彼のとりこになってしまっていたのかもしれない
新米騎士の彼はとても情熱的で
ただその生一本さが災いし
上官や同僚に声を荒げては
あとで自分の行いに恥じ入って
私のところに来ることが多かった
彼のその行動自体は問題も多かったが
しかしそれ以上に
彼の心の中にある
“プロンテラを、市民を守りたい!”という熱意に私はほとほと感じ入った
懺悔の時間は時に何時間にもなり
私たちはお互いの知識や経験を総動員して
将来のあるべき姿について話し合った
そう
その時間をいつしか
私と・・・彼が待ち望むようになって
そして・・・

「洋介さん・・・私は・・・こんな・・・騎士として恥ずべきことかもしれませんが・・・
貴方のことを・・・」

「・・・」

夜の闇の中から
私が宿直している大聖堂に
いきなり駆け込んできた彼は
それだけ言うとこちらの胸の中に
その大きな体をぶつける様にして
すすり泣き始めた
そう、いつかはこんな日が来ることを
私は夢見ていた
しかし私は神に仕える身
熱い想いに体中が焼けるような感覚を覚えながら
それでも懸命に自制して
彼を落ち着けようとその肩を
ゆっくりゆっくり撫でつづけていたが
次の瞬間こちらの口に押し付けられた
彼の唇が
私の最後の砦を崩壊させてしまった・・・

「う・・・ふう・・・はあ・・・」

「く・・・くく・・・うう・・・だめだ・・・私は・・・神に・・・」

「・・・私のことがお嫌いですか?」

そんな眼差しにいいえと答えられる人間が
いるわけないだろう?
ゆっくり首を左右に振ったこちらを見て
彼はうれしそうに唇での愛撫を続けていく
私は自分の法衣をにぎりしめながら
懸命に答えようと
自らも行為に没頭していく

「ふう・・・くう・・・騎士として・・・あなたを・・・守りたい・・・ふう・・・」

「ああ・・・わ・・・私も・・・貴方に・・・捧げたい・・・私のことを・・・」

彼の大きな体が私に迫り
こちらが法衣につまづいてベッドに倒れこむと
そのまま上にのしかかって
体中を無骨な手でなでていく
慣れていないということがとてもうれしくて
私の体はそんなにも単純に反応していってしまう
首筋から顎
鎖骨から胸
彼の舌と指が下半身まで達したときは
すでに私のほうはお漏らしでもしたかのように濡れ
それに満足の笑みをうかべた相手が
さらにこちらの竿をつかむと
先っぽをちろちろと・・・

「ふあっ!・・・ああ・・・そんな・・・ああ・・・そんなあ・・・くうううう・・・ふう・・・」

「ふう・・・貴方のなら・・・いくらでも・・・うう・・・くふっ・・・こんなに・・・跳ねて・・・赤く・・・」

天が落ちてくるような衝撃に
シーツを握ってじっと耐えていると
やがて口での奉仕が終わり
相手の下半身がこちらのほうに近づいてくる
黒光りするなにかが
私の中心を突付き
そして・・・

「ふああああっ!・・・ああ・・・くくう・・・」

「大丈夫・・・あああああ・・・熱い・・・熱いよう・・・神父様・・・この瞬間を・・・ずっと・・・」

相手の祈るような表情を見て
私がこっくりと頷くと
彼は決心したように運動を速めていく
じっくりじっくり
ペコを慣らしで運転するように
一定のペースで突かれるこちらの体が
快楽を抑えきれずにぴくぴく震え始めると
私の中にうまっている
騎士の剣にもだんだんと大きな刺激を与えていき・・・

「ふうう・・・もうだめだ・・・神・・・父・・・さ・・・あ・・・くうう・・・はあ・・・あああああ!!!!」

「ああ・・・お許しを・・・あ・・・ふ・・・ひ・・・く・・・あ・・・あああああああああ!!!!!」

今にもベッドからずり落ちそうになる格好で
天国へと旅立ってしまった私たち二人は
ろうそくの明かりの中
お互いの体をしっかりと抱きしめて
夜の闇の中へ見えない視線を彷徨わせていたのでした・・・

---------------

焚き火がすっかり燃え尽きたところで
私はそっと鍋をはずすと
火の始末をして立ち上がった
彼は元気だろうか?
彼の思い描く明るい未来に
私の居場所はあるだろうか?
不安に押し潰されそうになるときもあるけれど
それでも私は待ち続ける
いつか二人で
あんなこともあったねと
笑える日がくるまで
そんなことを思って東の空を見ると
丁度流れ星が
プロンテラの方角に向かって
流れ落ちていった・・・
186とあるスレの577sage :2003/12/24(水) 21:58 ID:sn6ABhd6
|∀・)

クリスマスにはちょっとホロリとする話を・・・

|彡サッ
187179sage :2003/12/25(木) 06:07 ID:yemI1AOI
>>185
リクエストに答えてくれてありがとう・・・洋介たん萌え(*´д`*)
でも切ないようウウー。許されぬ愛、それもまた萌え(*´д`*)
二人には幸せになってほしいけどなあ・・・

>>180-185
自作自演しました。
18禁SS投下初めてなのでぼろぼろですがよろしければドゾー_| ̄|○
188179sage :2003/12/25(木) 06:10 ID:yemI1AOI
「・・・モロクに行くって?」
深夜、ようやく帰り支度を始めていた店主は突然の来訪者の告白に耳を疑った。
「ああ、今から発つ。随分と急な話だが、仕方が無い。」
旅支度に身を包んだ来訪者は辺りに転がる椅子を掴み、腰をおろした。
昼は荒くれ者の冒険者で賑わう店には夜風が窓を軋める音が響き、あとはただ静寂な空間が訪れた。
(まさか、そんな事が。)

『ギルド公認精錬師としてモロク鍛冶屋勤務を命ずる』
精錬師アラガム・サレーの元にギルド上層部からそう伝えられたのはわずか数時間前の事だった。
そして彼はギルドの同期であり友であり、今や王国全体でその名を知られた首都の精錬師、
ホルグレンの元へと別れを告げに来ていた。
「モロクと言や、あの、治安の悪さで有名な街だろ?
ごろつきや、殺し屋まで街中をうろうろしてるって言う・・・だから」
「だから・・・何だ?まさか行くなとでも言うつもりか?」
ホルグレンはだから、と口に出してしまってからハッとした。
「そんな事は私も承知している。だが、だからと言って断る訳にはいくまい。
それは汝も分かっているはずだろう。」
ギルドの命令に逆らう事、その事は直ちにギルド除名、即ち失職を意味する。
だからその後の言葉が続けられなかった。
しかし口をつぐんだ理由は多分それだけでは無いとも思った。
(だから、行くなよ。だって、・・・俺はその後に何と繋げたかったんだろう?)
「長居は無用だ。もう行く。」
またいつか会おう、そう言い残しアラガムは店の扉に手を伸ばした。
「待てよ!」
ホルグレンは咄嗟に扉に伸びた腕を掴み、力任せに引っ張った。
床に転がっていた精錬道具がぶつかり合い、大きな金属音が立つ。
叩きつけられたアラガムの胸倉を掴み、何か言おうとしたが、言葉は咽喉に詰まった様に出てこない。
「どうすればいいんだよ・・・俺は、お前を・・・」
それがホルグレンの言える精一杯の言葉だった。
本当はさらに何かを言おうとした。だが言おうとすると涙が出そうになりどうしても言えなかった。
「ホルグレン。」
友の顔をまともに見られなかった。床に叩きつけ、意味不明の言葉まで吐いたのだ、
罵声の一言も浴びせるに違いない、そう思った。
だがアラガムは別段声を荒げる事も無く、いつも通りだった。
「明日の朝一で発ってもいい・・・汝は、どうする?」
俯いていた顔を上げると、微笑んだアラガムの顔が目に入った。
あの言葉で十分だった。友は何もかも分かっていた。
189179sage :2003/12/25(木) 06:13 ID:yemI1AOI
「んっ・・・っはぁ・・・」
二人は倒れ込む様に床に横たわり、唇を重ねた。
口の中で舌が重なっては離れ、離れては重なる。
床が散らかっていようが冷たかろうがそんな事はもうどうでもよかった。
唇を重ねたまま、アラガムの服は少しづつずらされていき鎖骨の辺りまで露わになった。
冷たい親指で胸の突起を刺激すると、唇の横から甘い声が漏れた。
ゆっくりと上半身を愛撫する間、アラガムは何度か苦しそうな顔をして唇を離そうとしたが、
その度にホルグレンが舌を絡ませ、どうしても離す事が出来なかった。
親指でじっくりと撫でられてゆく突起は汗でしっとりと濡れていった。
愛撫する手が下衣の中に滑り込んだ時、アラガムは驚いた様にホルグレンの体を押し返し、
ようやく顔を引き離す事が出来た。
二つの唇の間に唾液が糸を引いた
「・・・っ、何故、離さない・・」
ホルグレンはその問いには答えず、下衣の中のものを愛撫する。
上半身の愛撫だけで感じていたそれは、手の中で粘着質の音を響かせながら
愛撫する掌に絡みつく様に精錬されていった。
「やっ、あぁん・・・!」
押し返した腕はそのままホルグレンの背中に回り,広い背中に指を食い込ませた。
その腕も震えていた。
愛液の絡まる水音と荒い呼吸音だけが互いの耳に届き、それがまた互いを熱くする。
「ぁあ・・・はぁ、っもう・・・」
「アラガム、挿れるぞ・・・やさしくはできないけどな・・・」
ホルグレンは昂ぶった自分のものを押し当て、そのまま荒々しく中へと押し入っていった。
「あぁっ・・・!ん、はぁ、はぁ・・・っ!」
アラガムは初めて受け入れるそれに多少の違和感と痛みを感じ、
ホルグレンの体をきつく抱き締める。だがホルグレンはその事の意味に気付かず、
締め付けられる快感に身を委ね、腰の動きを速めていく。
始めは苦痛に感じていたそれも次第に心地良い、それでいて耐えられない程の快感に変わっていった。
「な・・・覚えてろよ、俺の事・・・」
「・・・っん!」
耳元でささやくついでに耳たぶを軽く噛み、息を吹きかける。涙で潤んだ瞳がそっと向けられ、
そしてまたすぐに達してしまいそうな快感に耐える為に閉じられる。
「俺の・・・体を、唇とかも・・・さっきの・・・キスとか、さ・・・っ」
「ホルグレンっ・・・ん、あっ!は・・・ぁん!」
もう一度耳に舌が触れた時、耳元でそっと、愛してる、とささやかれた。
だがそれはすぐに荒い呼吸音にかき消されてしまった。
「っつ、く・・・イク・・・っ!」
「あぁっ・・・ゃあ・・っ・・ん、あぁっ!」
二人はほぼ同時に果て、放たれた液は体を濡らし、あるいは中をゆっくりと満たしていった。
そして再び唇を重ねた。
それはしばしの別れの時を惜しむ為の、激しく、長い口づけだった。

「・・・やっぱり行くのか。いや、別に止める気で言ってる訳じゃないけど。」
明くる朝、ホルグレンは再び、旅支度を整えたアラガムに問い掛けた。
今度は夜とはまた少し違う、はっきりとした理由で彼を引き留めたかった。
「分かっている。汝が止めても私は行くつもりだからな。」
アラガムが店の扉を開けた。朝の光が乱雑とした仕事場に差し込み、散らかった床を照らしていった。
「・・・また会おう。」
アラガムが出て行こうとする足を止め、振り返った。
そして二人はどちらからとも無く、もう一度だけ、最後の短いキスをした。
190179sage :2003/12/25(木) 06:15 ID:yemI1AOI
貼り終えて・・・長いですねゴメンナサイ_| ̄|○
どこかに去る。
191名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/25(木) 22:30 ID:rEKXT8N.
自作自演、おつ!
(*´Д`)ハァハァ

ところで、>>1にリレー小説のルールが書いてあるわけだけど
いまもって、ないよね

やらないか?
192名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/26(金) 23:04 ID:jVbsvdPs
自作自演GJ!!
意味もなく金もないのに精錬所通ってしまいそうだよ(*´Д`)

神父様受けも(・∀・)イイ!

>>191
それは貴君がネタ出しをしてくれるのか?そうなのかそうなんだなハァハァ
|ω・`) 乗れたら便乗したい人の数(1/20)
19393sage :2003/12/26(金) 23:32 ID:i2ETR8CA
久々に来たらなんか萌えなブツが増えてるじゃないかハァハァ
(*´д`)NPCいいなあ…誰かモロクの案内要員ネタで書いてくれないかな(死

>>191
|ω・´)私も乗れたら便乗したい(2/20)
194名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/27(土) 03:02 ID:bb0yGVWQ
>>191
|ω・`)ノ できたら便乗したい派(3/20)

NPC萌え・・・イイ(´ω`*)
弓手クエストスキルの二人もヨミタイナー。
195名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/27(土) 20:17 ID:nJHkpR82
〜出会い〜
フェイヨンの村で村民達が疑うことなく弓を持ち
森や山で動物を狩って王国に献上したり
流れ者の商人達と取引をしてzenyを稼いで暮らす

そんな生活に辟易した俺は14歳のとき村を飛び出した・・
・・幼い頃、絵本で見た騎士に憧れて・・

初めて抜け出た森の先には広大な砂漠があった
見たこともない獣達の嘶きや匂い・・
高鳴る胸を抑えつつ、歩いていると
卵が落ちている・・砂漠には卵が落ちているものなのか?

・・・・

丁度いい、腹も空いていたところだ
一つ頂くことにしよう

ヒョイ、、パクッ・・ふむ、悪くはない

ドドドドドドドドド!!

な、何だ地震か?!いや地震じゃない

鳥だ!!大量の鳥の群れが俺目掛けて走ってくる

「う、うわぁ!!親鳥か?仕方ない・・やってやる!」

しかし思った以上に親鳥は強く、持っていた回復剤もすぐ底を切った
「ぐぁぁ・・・だめだ・・もう意識が・・親父・・お袋・・ごめん・・」
全て諦めたその時だった−−

??「Heal!!」「 Blessing!!」「Increase Agility !!」

不思議な力が俺を包んで・・それはとても暖かく心地良いものだった

??「がんばって!!」

その後も俺が気を失いかけるとその声の主はHeal!!Heal!!と俺に不思議な力をくれた

何とか倒し終わって声の方に駆け寄っていくと、そこには一人の女性が立っていた

とても優しい微笑を浮かべて・・・完

稚拙ですが乗っけてみましたお目汚しすいません
反応見て続き乗せるか決めまふ・・
196名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/27(土) 22:40 ID:hz9zXksg
>>195
騎士目指すノビたん萌え。
しかしスレタイをよく見てみよう
197名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/27(土) 23:04 ID:nJHkpR82
あー・・えちぃのは続きで乗せようかと・・_| ̄|○
文章力無くて長くなりまつた;;
198196sage :2003/12/27(土) 23:24 ID:gdrkMWXE
>>197
いや…相手が女性だとノーマルだと思うのでこちらかと
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi?bbs=ROMoe&key=1068897889

|ω・`) オモッタダケナンダ スマソ
|ミ
199名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2003/12/27(土) 23:34 ID:nJHkpR82
すんません、すんません、吊ってきます_| ̄|○
200191sage :2003/12/27(土) 23:34 ID:ZCODLXfE
>>192-193-194
ネタは、ある…んだけど…
まだ、他の方に、続けられるとこまで行ってないのだよ…

かいつまんでかくと

子分シーフ(攻)--密かにlove-->アニキシーフ(受)<--ラブラブ-->放浪クルセイダー(攻)

の三角関係もの…

アニキシーフは、普段は、悪ガキチックな言葉遣いだけど
放浪クルセの前では、丁寧語、敬語使っちゃいますみたいな

かなり自分の趣味に走ってるので、別の考えようかとも思ってます
いいネタあったら、皆様方も、構想plz
リレーものって、キャラ大目の方がいいのかな…
設定とかも、あんまり、入れない方がやりやすいかなぁ

p.s すぐには、ムリポです…スマソ
20193sage :2003/12/28(日) 21:52 ID:A5mzRGCw
>>191
趣味無問題。イイネェ。
あとキャラ多すぎだと途中で把握しにくくなるし(作者が複数になるから特に)
設定を考えるのは第一話を書いた人、あるいは早めに書いた人になるから…。
後の作者さんが困らないよう(無駄な設定はそりゃ無い方がいいけど)
基本となる設定(髪・目の色、大体の性格、一人称、位置関係(←これ重要)は決めた方がむしろ分かりやすいかな。


…とリレーなんてしたこと無い人が言ってみるテスト_| ̄|○間違ってたら吊ってきます
202191sage :2003/12/30(火) 01:49 ID:nG4mjcSo
>>93
>趣味無問題。イイネェ。
あ、ありがたきお言葉…!

設定とかは、やっぱ、話の中で、語った方がイイのかな…

それとも
〜〜〜〜〜本文〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

☆設定
 鬼畜アコ:鬼畜 (攻) 髪の色:ブラウン
 ヘタレシーフ:ヘタレ (受) 髪の色:赤

みたいな感じでもいいのでしょか

あと、過去設定とかあったら、最初に書いとくべきでしょうか…
これやると、見る側は楽しみ減るし、書く側は、縛られて、自由度が減りそうなのでどうかなぁと

…あんまり、細かく、考えずに、とりあえず、やってみるのがいいのかな…
20393sage :2003/12/30(火) 22:40 ID:uhSHwQwo
>>191
私はやったことないので何ともいえないですが、他に実在するリレー小説などがもしあったら参考にするのもいいかも。

まぁ、このスレでは前例の無いことだし…。

いきなり始めちゃうのもアリだと思います(ぁ
…あと、他の人も意見ヨロです(汗
204113sage :2004/01/02(金) 00:41 ID:UUqervkw
>>191

口調・一人称、職業、キャラ間の簡単な関係くらいが判れば何とかなるような気がしなくもないですが…
とりあえず書いてみるが吉。過去設定なんかは自分はこんなイメエジで書いたと追記することもできますし。
展開はやはりリレーだしその時の書き手による訳で…どうしても困るようなら前の話の一番早いレスで展開を決めるトカナー

参加したいけど漏れが書くとェロ長くなる上ヌルイ(;´ー`)y─┛~~ チメイテキ
ェロ有りのリレーはムズカチイかもしれないですねと言ってみるテスト
205名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/02(金) 05:21 ID:wXneQENU
すみません、空気を読まずにアホアサ×堅気プリを投下致します。
本来健全を目指した話から派生したものですので、
話自体は長めの癖に中途半端です、ほんとスマソ。
206205sage :2004/01/02(金) 05:23 ID:wXneQENU
「御馳走様、ッした!」
 日はとうに落ちたある晩、ゲフェンフィールドを流れる河川の付近にて、
焦茶の髪にスイートジェントルを乗せた暗殺者は、空の皿を前にぱん、と手を
胸の前で合わせた。
 同じく、暗殺者の向かいに座する白髪の聖職者は、丁寧に魚の骨と皮を乗せた皿を
膝に乗せ、清潔な拭布で口元を拭った。
 暫し無言を貫く聖職者に、暗殺者は自慢気に問うた。
「どうっすか、先生!俺の料理の腕前は」
「……魚を焼いただけだろうに」
「ったく、解ってねえなあ!魚一つ焼くのだって、ほんと大変なんすよ!?
下手したら魔物釣り上げちまうこともあるしよ」
「解った解った、御馳走様」
「解ればいいッす」
 えらい剣幕で捲くし立てる暗殺者を適当にいなし、聖職者は密かに溜息をついた。
この男の名はギュンター、齢は二十と七、格は八十を越える。
 知性に重きを置く聖職者の道を選び、一人巡礼の旅に出ている。筈だったのだが、
数ヶ月前から抱えた厄介な道連れが、目下悩みの種となっている。
「あ、皮貰っていいすか?結構美味いんすよ、これが」
「構わんが」
 念の為に問うたものの、実際は返答など欲してはいまい。早速幾分焦げ気味の
魚の皮を頬張り始めたこの暗殺者の名は、男自身の申告によれば、ウィープスという。
年は二十三、格も二十三と嘯いてはいるが、怪しいものだ。そもそも、二十三如きでは
盗賊が精々だろう。
 きっかけは、ギュンターにしてみれば、実に些細な事だった。
 此処より北に位置するミョルニ―ル炭鉱にて、魔物共に囲まれていたウィープスに
回復の魔法をかけ続け、善戦虚しくウィープスが倒れた後も、青石を一つ犠牲にして
復活魔法を唱えただけのことだ。
 神の徒であるギュンターにとっては当然の行為であったが、暗殺者であるウィープスには、
目の前の聖職者が、神にも等しい徳の主と映ったらしい。それ以来、ギュンターを『先生』
呼ばわりして、一方的に付きまとっている。
 一時はGMに通報することも考えたが、ウィープスの真剣極まりない懇願につい絆され、
同行を許可したのが仇となった。戦の際に手が増えたのは結構だが、先生先生と始終
崇められると、己の不徳による、ある出来事を思い出し、苦い思いが胸を走る。それに、
もう一つ。
「じゃあ、メシも食い終わったことですし」
 来た。
「不肖ウィープス、夜の伽を努めさせて頂きますッ」
207205sage :2004/01/02(金) 05:24 ID:wXneQENU
「要らんッ!何度言わせれば気が済むんだ……!」
 毎度の遣り取りに頭を抱えるギュンターを他所に、ウィープスはにやにやと笑いながら、
黒衣を纏った聖職者の上に馬乗りになった。
「やっぱり、今日も入れるのはなしッすか」
「退けッ!」
「じゃ、また俺が気持ちよくしてあげますよ」
 頬を怒りに赤く染めるギュンターの怒号にも怯むことなく、ウィープスは黒衣の裾から垣間見える
胸に手を差し入れ、微かに尖る粒を指の股で挟んだ。
「うあッ」
 ウィープスの頭に振り下ろさんと握り締めていたギュンターの拳に、一層の力が篭められた。
「先生、勃ってますよ」
 咽の奥で笑いながら、ウィープスは己の太腿の付け根に否応なく当たる膨らみを突き、
歯を食い縛るギュンターを篭絡するかの如く、その耳元で囁いた。
 だが、屈することなくギュンターは足掻いた、
「お前が……お前が、こんなことを……!」
「やだなあ、唯の処理じゃあないッすか」
「汝、色欲に溺れるなかれ、と、神はのたまい給うたのだぞ……!」
「耽溺と処理は違いますって」
 勝手な理屈を捏ねながら、ウィープスの手は徐々に黒衣を剥ぎ取りながら、ギュンターの白い肌を
侵していく。
「お前は……何の為に、こんなことを……」
「何のって、先生に気持ちよくなって欲しいだけッすよ」
「嘘を吐くなッ!」
「一寸静かにした方がいいかも知れませんね、先生。この辺り、ゲフェンへの通り道ッすからねえ」
「くッ……」
 平然とのたまうウィープスの言葉に、ギュンターは口を噤まざるを得なかった。
 聖職者が、聖職者たる者が色欲にまみれた浅ましい様を見られるわけにはいかない。まんまと
乗せられていると知りつつ、ギュンターは、一人唇を噛み締めた。
「良く出来ました、と」
 満足そうな笑みを浮かべたウィープスは、怒りに震え続けるギュンターの唇に口づけた。そのまま
侵入を果たそうとするも、頑なに閉じられたギュンターの唇が相手を受け入れる様子を見せる筈がない。
ウィープスは肩を竦めると、唇を胸へ、そしてその下へと滑らせていった。無論、両の手を用いて、
徐々に黒衣を肌蹴させていくことも忘れない。
 やがて、ギュンターの厚いとは言えぬが適度に引き締まった胸が、野風に晒された。殴打を攻撃
手段とする一部の聖職者や修行僧とは異なり、知性を重んじるギュンターのような聖職者は後衛に
位置する場合が多い為、自身に負う傷は少なく、日焼けも然程せぬギュンターの白い胸には、何一つ
美観を損なうものはなかった。
208205sage :2004/01/02(金) 05:26 ID:wXneQENU
 その胸を滑る舌でなぞると、聖職者は益々歯を食い縛り、無意識にその身を反らす。初めて手がけた
日から比べると、段々感度が高まりつつある聖職者の反応に満足しつつ、ウィープスは黒い洋袴を
止める帯に、手をかけた。
「やめろッ」
 上擦った制止も、届く筈がない。盗賊時代に培った器用さを駆使したウィープスの手には、あっさりと
洋袴から抜き取られた革帯が握られていた。
「そろそろ慣れた方がいいッすよ、どうせ何時もやってることじゃないすか」
 酷な響きに絶望の淵に立たされ、暫し抵抗を忘れたギュンターを、膨張しかけた男根に触れられる
感触が、現に引き戻した。
「いい加減にしろッ」
 口調は強い、だが、既に、己が男根は、暗殺者の手によって玩ばれていた。
「これが俺の中に入る、ってのも面白そうなんすけどね」
 心底楽しげに語るウィープスの眼は、既に獲物の首筋に刃を当てた暗殺者のものだった。普段の
浮かれた調子からは想像もつかぬウィープスの変貌に、ギュンターは思わず怯みかけた。
「ま、暫くはこっちで頼みますよ」
 『こっち』とは、普段の行為を指すのだろう。暫し己の男根を指で撫でるウィープスに、問うた。
「……お前、本当は、幾つなんだ……?」
「言いませんでしたっけ?二十三ッすよ、ぴちぴちッすよ」
「違うッ!格の話だ」
「だから、二十三ですッてば」
 あくまで空惚ける姿勢を崩さぬウィープスに、内心ギュンターは舌を巻いた。実際はその二倍、否、
三倍あってもおかしくない。先の表情は、それ程凄まじい威圧感をギュンターに与えた。
209205sage :2004/01/02(金) 05:26 ID:wXneQENU
「あんま喋ってたら、これがほったらかしになっちまいますね」
「やめ、……ああ……ッ!」
 虚勢も虚しく、耐えるように地の草を握り締め、ギュンターは天を仰いだ。男の唇が、ギュンターの
それを這っていた。時に唇を滑らすように、時に舌で絡めとるように、緩急をつけて、しかし鋭敏な
先端にはわざと触れず、男は焦らした。焦らし続けた。かつて斯様な刺激を甘受したことのない
ギュンターにとって、それは快楽ではなく、責苦であった。
「うぁ……ウィー……プス……」
 半ばうわ言のように暗殺者の名を呟き始めたギュンターは、股を這い回る焦茶の頭を掴み、
僅かに愛液を滴しらせる己が先端へと導いた。
「あーあ、こんなになっちまって。欲しいんすか、先生?」
 からかっているとしか思えぬウィープスの問にも、か細い喘ぎ声を洩らしつつ、頷くしか出来ぬ。
そんな己の浅ましさを、呪った。
「じゃあ、いきますよ」
 そう告げたウィープスの舌が完全に怒張した男根の先端を捉え、固く屹立したそれを、口腔へと導いた。
「く……ううッ」
 己を襲った更なる刺激にくぐもった声を挙げるギュンターを更なる高みへと誘うように、ウィープスは
先までのように師を焦らすことなく、口腔の天井や舌の全てを用い、熱を持った肉塊に挑んだ。
 唾液に滑る舌が筋を走ると、ギュンターの声が高まった。
「ああ……あああッ!」
 最早悲しげにすら聞こえる師の声を仰ぎつつ、ウィープスは激しく咽を突く苦味を、己自身で受け止めた。
210205sage :2004/01/02(金) 05:28 ID:wXneQENU
「はあ……済まん、ウィープス……」
 未だ日は昇らぬ。闇の中、気怠さと闘いつつ着衣を整え、ギュンターは苦々しい面で呟いた。
「おいおい、先生が謝ることじゃねえッしょ」
 口元の白濁を拭いつつ、ウィープスは先の鬼気迫る気配を微塵も感じさせず、軽くあしらった。
「いや、しかし、その、……毎回、あんなものを飲ませてしまって……」
「いいじゃねえか、アサシンの俺じゃ、先生みたいな慈善活動は出来ねえんすから」
「……そんなことは、ないぞ」
 流石に口篭もったものの、ギュンターは何気なく答えたウィープスを真剣な眼差しで見遣った。
「人を救う、ということは、心掛け次第だ。職は関係無い」
「……そうですかね」
「そうだ」
 半信半疑、といった呈で問い返すウィープスに、強い口調で答えてやると、暗殺者は暫し考え込む
素振りを見せ、
「そッすね!」
 口元を引き上げ、笑ってみせた。
「よーし、俺はやりますよッ!先ずは明日の夜伽から」
「一寸待てッ!」
 どうも方向を違えがちな暗殺者に、間髪入れず釘を指す。
「なんでッすか!?先生、あんなに悦んでたじゃあないすか」
「言うなッ」
 耳まで真っ赤に染め、不出来な弟子を一喝するも、弟子には一向に堪えていないらしい。
「ま、明日もひいひい言わせてやりますよ」
「次やったら破門だからな」
「先生、そんな御無体なあ!」
 両の頬を上気させたまま憮然とした面を崩さず胡座をかくギュンターに他愛もなく縋りつくこの男、
先日その格は九十を越えた。
 男の名はウィープス、その頭に乗せた帽子と相まって、ついた通り名は「ジェントリー・ウィープス」、
通り名のとおり『静かに泣く』を信条としたこの男が、何を以ってかの聖職者に縋りついたかは誰も知らぬ。
 だが、人が歩む道は変わる。如何様にでも。

 彼らが如何なる道を歩むのか、それはまた別の話。
211205sage :2004/01/02(金) 05:29 ID:wXneQENU
お目汚し、大変失礼致しました…
リレー、一ROMとして、楽しみにお待ちしています。
212名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/03(土) 00:08 ID:v90/uodA
>>205
激しく萌えました(*・∀・)=3
文章の書き方や単語の使い方が上手だなぁ、と思いました。
少し長いのも読み応えがあって嬉しかったです。
…今度は是非是非この2人で最後までのを希望です(笑)
213191sage :2004/01/16(金) 02:20 ID:m4EkNOh6
もう、あれから、何日たってんだって感じですが…
一応、続かせられる所まで書けたので…
upします
214191sage :2004/01/16(金) 02:22 ID:m4EkNOh6
街道を二人のシーフが歩いていた。
二人とも、まだ、顔に幼さの残る年齢のようだった。
「アニキ、あの商人の顔、見ました?ハトに豆鉄砲くれたみたいに、唖然としてましたよ!
ったく、あんな簡単に盗めるなんて、ありゃ、カモですね」
アニキと呼ばれた方の少年は、興味もなさそうに、あくびをしながら、答えた。
「お前みたいな半人前でも盗めるんだから、それだけマヌケだったってことだよ」
「ちぇっ、いつになったら、一人前って、認めてくれるんだか…って、アニキ?」
「…」
「何、見てるんすか?」
悪態を付いていた少年が、「アニキ」の見ている方向を見ると、
そこには、重い鎧に身を包み、ペコペコを連れた聖騎士がいた。
巨大な盾を持ち、白銀の装いに、身を包むその姿からは、神聖な厳かさが感じられた。
「あ、わかった!今度は、アイツから、なにか、ぶんどるんすね!?そういうことなら!」
「ッハ?って、おい…!」
止める間もなく、悪態の少年は、聖騎士の元へ、走っていってしまった。
「よぉ、兄ちゃん。随分立派な鎧着てるねぇ。よかったら、俺達にくれねぇか、それ?
ついでに、持ち物も全部だ。まぁ、いやだって言っても、無理矢理もらってくけどよぉ」
聖騎士は、少年の悪ぶったセリフにも、動じず、その顔には、微笑さえ、たたえられていた。
「なめてんのかってめぇ!ちょっと、でけぇからって、いい気になってんじゃねぇ!
アニキ、やっちゃってくださいよ!」
そういって、「アニキ」の方を、振り向いた少年が見たものは、自分の足元だった。
ゴンッ!
「っばっかやろう!!」
「アニキ」のげんこつが、少年の頭に炸裂したのだ。
「っいってぇぇぇえええぇぇ!!!なにするんすか、アニキ!!」
騒ぐ少年を無視して、「アニキ」は、騎士を正面から、見据えた。
聖騎士の顔がほころぶ。
「ただいま」
「アニキ」は心底、嬉しそうな表情を見せる。
「おかえりなさい」
それを聞いて、悪態の少年は、衝撃を受けた顔で叫んだ。
「なさい?!アニキが?!なさい?!
アニキ、どうしちゃったんすか?!ねぇ?!」
自分の肩を掴んで、ガクガクとゆすってくる少年を、「アニキ」は蹴りとばした。
「うるせぇんだよ!おまえは、どっかいってろ!!」
地面に転がる少年。
「そんなぁ、アニキィ?」
「シッシッ!」
手を払って、少年を追い払う。
「うぅううううあああぁぁぁぁ!」
情けない声をあげながら、悪態の少年は走り去っていった。

「いいのかい?」
聖騎士は、怪訝そうに尋ねた。
「いいんです」
即座に答えて、お互いに微笑み合い、歩き出した。

「久し振りの我が家だ。…久し振りの割には、ほこりが少ないな」
部屋を見渡して、聖騎士はしみじみと言った。
「たまに、掃除しに来てましたから」
「…その…鍵は?」
少年はうつむいて、少しづつ、言葉を綴った。
「その…勝手に悪いとは思ったんですけど…え〜っと、その…ピッキングで……ごめんなさい…」
「ハハ、別に構わないさ。合鍵渡しておこうかとも、思ってたしね。手間が省けたってものさ」
「アハ…」
騎士の無邪気さに釣られて、少年は笑った。
久し振りの何気ない会話に、彼が帰ってきたんだということを実感する。
実感すると、なにか、たまらないものが胸の奥から、こみ上げてくる。
そうなると、体が勝手に動いてしまって、彼に、思い切り、抱きついてしまっていた。
突然の抱擁に、騎士は少し、驚き、その頬を染めていた。
「よかった…ほんとに…帰ってきて…」
逞しい腕に抱きしめられる。
暖かくて、その圧力が心地よくて、それだけで、体の力が抜けてしまう。
それだけで、頭の中が真っ白になってしまう。
その胸に顔を押し付けて、眠気にも似た心地よさを味わう。
抱きついたまま、持ち上げられて、ベッドに運ばれるののがわかった。
あぐらをかいた彼の足の上に座らされる。
意識のハッキリしない感覚の中、頭からゴーグルが外されるのを感じた。
髪を掻き分けられ、頭にキスをされる。
「ん」
髪をいじられる微妙な心地よさについ、声が出てしまう。
「ほら、ばんざいして」
温もりが手放しがたかったが、優しく言われると、素直に放してしまう。
上着を脱がされ、下に来ていたシャツが、腕を通り過ぎると、部屋の中の少し冷たい空気が肌に染みる。
「ん〜、もう、こんなに、硬くしてるの?」
そう言いながら、両手で胸の果実をを弄んでくる。
つまんで、引っ張って、つぶして。
その度に、声が漏れてしまうが、中々、自分の望む愛撫を与えてくれない。
215191sage :2004/01/16(金) 02:22 ID:m4EkNOh6
「…マーク…さん…」
「なんだい?」
「その…」
自分の口で、直接、望みを伝えるのは、恥ずかしすぎる。
察してくれないかと、上目遣いに、彼を見つめてみる。
「ちゃんと言ってくれないとわからないよ」
そういう彼の顔は、悪戯っぽい微笑を称えていて。
明らかに、こちらの望みがわかっている顔だ。
「意地悪しないでください…」
そう言って、軽く睨むと、彼は、やはり微笑を称えていて。
「意地悪じゃないさ。トム君の僕への愛を再確認したいだけだよ」
ふざけているとわかっていても、顔が熱くなってきてしまって…それで、顔を横に背けてしまう。
「…そんなの、言わなくてもわかってるでしょ…」
「だから〜、再確認したいんだって。トム君の口から僕を求める言葉を聞いて…安心したいんだ」
『安心したいんだ』の部分だけ、顔が真剣になる。
(…も〜、そんな顔されたら…)
「…マークさん…」
「うん♪」
「…口でしてください……」
「OK♪」
羞恥に身を震わせていると、上半身を後ろ向きにベッドに優しく押し倒された。
「…ん」
これから、身を襲うであろう感覚に備えて、目を閉じる。
……中々、訪れない感覚…。
体の下のほうで、音がする。
カチャカチャ……ジーーー
(え?)
脚を上げられる感覚。
敏感な部分に寒さを感じる。
「ちょっ!マークさん、そっちじゃなくてっ…あぁっ!」
抗議の言葉を最後まで発する前に、生暖かい感触が自身を襲う。
「ちがうぅぅ…ぁう…そっちじゃなくってぇぇ…っあ…じゃなくてぇぇぇ…っひ…」
口腔内で、ねぶるように裏筋、亀頭と舐めあげていく。
「あれ…違ったの…じゃぁ、やめようか♪」
「やぁぁ…!違う…けど…やめないでぇぇ…っあ…やめちゃダメェェ…」
頭がおかしくなる…。眩暈がしてきそうな感覚。
柔らかい舌が絡みついてきて、余す所なく、舐められているようで。
前の感覚に、気をやっていると、不意に、後ろの蕾に彼の指が侵入してきた。
「っあ!…マークさん…?!」
長い指が、奥まで、侵入してくる。
内部の肉の感触を確かめるかのように、動き回る。
「…ん…」
入り口の肉がほぐれてくると、今度は、2本目の指が入ってくる。
2本の指が、それぞれの別の動きをして、腔内を蹂躙する。
「うぁぁぁ…」
2本の指が出入りするのが、容易になると、今度は3本目が来る。
ゆっくり、侵入する。傷つけないように、ゆっくりと。
3本目が、根元まで入る。
しばらく、腔内を蹂躙すると、急に引き抜かれる。
そして、再び、挿入される。
3本の指は、激しく、抽出を繰り替えし始めた。
「…っあ…あ!っんあ…あっ!…でちゃ…あっ!………あぁ……」
ビクビクと腰が痙攣する。
彼の口腔内に、たっぷりと出してしまう。
口の中に広がる青臭い香り。お世辞にも、美味いとはいえない味。それでも、甘美な味。
「……でちゃった…」
「いっぱい、でたね…。ほら、トム君にも、分けてあげるよ」
そう言って、キスされる。悪戯っぽい顔で。
侵入してきた舌で、自らの蜜を注がれる。
(………まずい……)
それでも、彼の口から、与えられると、頭がボーっとしてくる。甘い痺れ。
事後の気だるさに、身を任せていて、彼に気を向け、ふと、目をあけると、彼は、自らのものに、先ほど、彼の「恋人」が出した蜜を塗っているところであった。
(うわぁ…)
自分の出したものを、自身に塗っている年上の恋人の姿に、とてつもない淫猥さを感じる。
そんなことを、嬉しく思っている自分に気付く。
恥ずかしい。
「トム?」
切なそうな顔で、問われる。
「……」
無言でうなずき、両足を広げ、彼を招く。
脚を肩にかけられ、赤ん坊のようなポーズになる。
(慣れてるはずなのに…)
全て、彼の前にさらされ、先ほど、放ったのに、もう、張り詰め自己主張をしている自らのものが恥ずかしい。
「…っあ」
先端が蕾に触れる。
そう思った瞬間、一気に、挿入された。
「あ!…ぁ、ぁぁぁ……」
先ほど、十分にほぐされ、その上、濃厚な精液が塗られていたので、痛みはそれほどなかった。
少しの痛みを感じながらも、頭の中は、押し入ってきた熱とその質量で埋め尽くされた。
「っく…まぁく、さん…余裕…無いんですか…?」
「…ずっと、我慢してた……って、言ったら信じるかい…?」
腰を動かしながら、例の微笑を称えて、彼は言う。
「っあ……ボ、ク、も…で、す……っん!」
そう言って、満面の笑顔を彼に向ける。
途端、腰の動きが激しくなる。
お尻に腰がぶつかる。
「…トム……可愛いよ…本当に、可愛いよ…トム…ん…」
激しくなる行為で、ベッドに押し付けられる。
薄めに映っているのは、窓。
「…っあ…っあ…っあん…っふ…」
冷たい部屋に響く液体の音を聞きながら、窓の外が、塀で良かったと思う。
こんな姿、誰かに見られたら…見られたら…見られてる…見られてる?!
(…え?!)
窓のガラスの下の部分に、半分、頭が見える。
どこかで見たような髪。
(いつも、見てるような…)
『あ!』
目が合った。
その間にも、容赦なく、突かれる。
「っあ!」
快感に喘ぐ。
窓の外の、目は熱っぽい目で、それを見ている。
普段、自分を従えている兄貴分の痴態を。
視線の主は、あの悪態の少年だった。

《バトンタ〜〜ッチ!》
216191sage :2004/01/16(金) 02:36 ID:m4EkNOh6
散々、時間かけた挙句たいしたものかけなくてスミマセン…
特にエロ…なんて、稚拙な表現なんだろう…
エロクナイシ…
すぐ上に>>205さんの素晴らしすぎる小説があるので余計、際立ちます…

キャラ補足
トム
ショ、娼館ソダチ(エ
放浪癖のマークが心配

マーク
トムlove
放浪中に、他人を庇ったり、毎回、傷跡が増えて、帰ってくる



……このぐらい、本文中でカケヨ…>自分
このような、稚拙な文章の続きを書いてくださるというお方がおられれば幸いです…
(本気で心配です…)
続けてくださるお方がおられた場合
子分シーフの名前は出ていませんが、ご自由にドウゾデス
……トム、マークって、安易に付け過ぎですよね…
217名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/01/16(金) 11:18 ID:uWXl8zAY
トムってきくと吐夢さん連想しちゃって
(*´Д`)アアン
21893sage :2004/01/18(日) 17:34 ID:ReJ7ncL2
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!遂にリレー始動ですね!初っ端からェロくってGJ(・∀・)b
私も参加したいナァとか思いつつ私の文章力じゃ明らかにお目汚しにしかならないだろと一人ツッコミを入れてみたり(´-`)
さり気に娼館育ちなトムさん萌え(謎


吐夢さんって誰なのか気になりつつ次の文ネ申を待ってます(w
219205sage :2004/01/29(木) 04:20 ID:9s95kLPs
ああー…既にリレーが始まっているにも関わらず、
またも空気を読めずにアサプリ投下。
相も変わらずえちぃ描写は流し気味ですが、
次の文ネ申がいらっしゃるまでのおつまみにでもなれば、これ幸い。
220205sage :2004/01/29(木) 04:23 ID:9s95kLPs

 首都の夜は更けぬ。明朝この地を発ち、遠く離れた砂漠に旅立つ心積もりの彼等にとって、
この街は些か賑やかすぎた。しかも、ルティエでもあるまいに、窓の外には粉雪がちらついている始末、
幾ら薪をくべたところで、安宿の室は一向に暖まる気配を見せはしない。
「寒いッすよう、先生」
「耐えろ」
 歯をがちがちと鳴らし訴える暗殺者と床を共にし、短い叱責を口にする聖職者自身も、毛布の下では
かじかむ手を擦り合わせ、ささやかな暖を得ようと苦心している最中である。その枕元では、暗殺者が
後生大事に被っているスイートジェントルが堂々と鎮座している。
 初めは遠慮がちに、だが次第に遠慮なく、一枚きりの薄い毛布を古い寝台の端と端とで引っ張り合う中、
聖職者は二部屋を取らなかったことをしきりに悔やみ始めた。相変わらず歯を鳴らし続ける暗殺者の
震える声が後悔に拍車をかけるのは、明日の夜を如何に過ごすべきか、聖職者が心中の算盤を
弾き出した頃のことである。
「先生、アレしましょうよアレ」
「断る!」
 耳を劈く断固たる大声に眉を顰めた暗殺者は、息を吹きかけ暖を取っていた手で咄嗟に己の耳を覆うと、
口の端を徒に吊り上げ、言った。
「いやだなあ先生、これッすよ」
 寝台から飛び降りるや否や、聖職者ギュンターが几帳面にまとめた荷を乱雑にあさり、ほくそ笑んだ
暗殺者ウィープスの手には、赤い水に満たされた瓶と二つの杯が握られていた。
「先生、何を想像しちゃったんすか?」
「お前の日頃の行いが悪いからだ」
 にやにやと笑いつつ、己を執拗に刺す眼から逃れるようにそっぽを向いたギュンターの傍らに抜け目なく
忍び寄ると、ウィープスは手に持った瓶のコルクを歯で引き抜き、芳醇な香を狭い室内に振り撒く命の水を
とくとくと盃に注ぎ、献じた。
「如何ッすか?」
「……頂く」
 日頃の夜伽なる不埒極まりない行為にて身を温めるよりは、余程増しには違いない。ギュンターは並々と
赤が注がれた玻璃の盃を口元に持て行き、一息に煽った。酒は上等な品を、と常から心掛けている
ギュンターの見立ては確かなもので、フェイヨンで取れる葡萄の酒は、深い味わいと芯から燃える熱を
聖職者に与えた。
 だが、ギュンターが舌先で余韻を味わっているうちに、ウィープスの方は杯を幾つか空けてしまったらしい、
眉を顰めるギュンターの肩にだらしなく寄りかかり、既に火照らせた顔を上げ、瓶を軽く振り、尋ねる。
「ささ、先生、もう一杯ッ」
「要らん」
 酒は呑むものであり、呑まれるものではない。数多の先達が悟った格言が脳裏をよぎり、ギュンターは
殊更に渋面を拵え断った、されど、
「ぐ……ッ」
 拒む隙もなく重ねられた唇の隙間から苦味を湛えた赤い汁を注がれ、ギュンターは呻いた。
 喉を焼けつくような熱が流れたと思うや否や、厚い舌に己のそれを絡め取られ、抗がおうにも、酒か
或いは何かの所為で、固い寝台に沈む四肢には一向に力が入らない。
「……盛ったな」
「さあ」
 真偽を問う間も与えられぬまま、又も注がれる肉の盃を拒めぬばかりか、春情すら催し始めた己を
情けなく思う。だが。
 巧みに肉の重みを受けながら寝台に身を埋めると共に、ギュンターの口の端から赤が溢れ、敷布を
僅かに染めた。幾度となく繰り返された行為ではあるが、未だ暗殺者の真は知りやらぬ。
「俺にまとわりつくのは、何故だ」
「んー、愛ッすかね?」
「黙れッ!」
 今宵こそは、と思えど、惚けた口が発する、誰が聞いても容易く分かる手酷い嘘にはぐらかされ、
激昂する。されど、彼奴は酔いに襲われた己の一喝如きに怯む男ではない。
「最後まで耐えられたら、教えてあげますよ」
「く、ああッ!」
 相変わらず人を食った調子で告げるや否や首筋を舐め上げられ、本来ならばおぞましい筈の感覚に、
淫らがましい嬌声を上げる己が其処に居た。己の肌に触れるは男、理に反する現から逃れるべく瞑った
眼の上を、突如冷えた手でそっと、だがしっかりと覆われ、予期せぬ仕業に、柄にもなくギュンターは
うろたえた。
「な、何をする!?」
 意図せず上擦る問に答はなく、瞳に要らぬ圧迫を加えぬ為か、冬場にも関わらず、酒と色によって
汗ばみかけた額にやや力がかかったかと思えば、唇らしき肉に耳朶を甘噛みされると共に、僧服の
下の滑やかな肌を直に嬲られ、闇を彷徨うギュンターの瞼の裏に、閃光が走った。
「し、師よ……御戯れは、は、うああ…ッ!」
 喘ぎがかき消したとは言え、彼奴は己の迂闊な言をしかと耳にしたに相違ない。なれど今も弛まず
続けられる愛撫に疑を抱くものの、わざわざ己から蛇を出すこともない。変わらず素知らぬ体の男の面を
仰ぎ見る事すら叶わぬまま、遂に己の一物を掌に包み込まれ、ギュンターは息を飲んだ。きゅ、きゅ、と
要を得た手つきで扱かれると、己の魂をも絞り取られるかの如き心持ちに襲われ、息を洩らすことすら、
何とはなしに躊躇われた。
「ふっ、っく……!」
 先から洩れ出す汁を絡めた五指に容赦無く己を攻め立てられ、全てを投げ出したい衝動に駆られるが、
それこそが、彼奴の手だ。
「あんまり暴れないで下さいね、先生」
 耳元での囁きを合図に、突如柔い光が瞼を差した。不意に闇から放たれ、白と色に思考を乱された
ギュンターの股倉を覆う布があっさりと引き下げられたその先では、はしたなく怒張する男根が、
只管解放をねだっていた。幾度重ねても慣れぬ恥に歯噛みするギュンターの両脚が、己が弟なる
男の腕によって苦もなく掲げ上げられるや否や、菊座に熱い肉塊を感じた。それが意味する事実に、
辛うじて持ち堪えていた理を打ち砕かれるが、今や男を相手に果てを焦がれる聖職者にとっては、
理など打ち捨てた方がいいのやも知れぬ。しかし、
「う、ああッ!」
 ウィープスとの他愛もない交わりを受け入れた頃から、心の奥では覚悟していたとは言え、秘肉に
塊を割り入れられる強烈な痛覚の前には自嘲すら吹き飛び、額に脂汗を流し、ギュンターは苦を
訴えた。
221205sage :2004/01/29(木) 04:25 ID:9s95kLPs
「……やっぱり、やめときますか」
 流石に顔を曇らせ問うウィープスを鬼の形相で睨めつけ、ギュンターははっきりと首を横に振った。
「構わん、続けろ……あ、あああ……ッ!」
 ぎこちない動きで腰を埋めようとするが、如何せんこの道に関しては素人のやることだ、無茶な
挿入は、己だけでなく相方をも傷つけてしまったらしい。
「痛ェ!つか、そもそもそんな面で睨まれたら萎えるッすよ!怖ェよ!」
「御前……後で、覚えておけッ!」
 情けなく眉を下げ悲痛に訴えるウィープスに、額に青筋すら浮かべつつ吐き捨てると、ギュンターは
不機嫌な面のまま男を引き寄せると、半ば押し付けるかのように己の唇を重ねた。相手のそれと
迂闊にもぶつけた鼻腔を、仄かなる酒の香が擽った。
 やがて唇を離し、やや呆気に取られた感のウィープスを見詰めギュンターは言った、
「御前が何をしたいのかは知らんが、これで御前が救われるならば、命の外はくれてやる」
 言質にも等しいそれを遂に手にしたウィープスは、真摯な面持ちで己を刺すギュンターを見据え、
笑んだ。
「勿論、頂きますよ」
「ひ、ああああッ!」
 同時に己の体内に、深く、深く楔を穿たれ、身を仰け反らせたギュンターは、思わず眼前の肉体に
恥も外聞もなくしがみついた。
 違う。己は男であり、彼奴は彼女ではない。
 あまりにも露骨な偽りにすら嬌声を上げる己の方が、この男に救いを求めているのやも知れぬ。
 頭の片隅に浮かんだそんな想いすら忘れさせる程、同性との不可思議な交わりは、過剰な烈を
以ってギュンターを苛んだ。慣れぬ摩擦に身を裂かれんばかりの苦痛を覚えるが、如何なるわけか
男根の怒張は収まることを知らず、幾度も幾度も肉塊をぶつけられる毎に、唯精を吐き出すことのみを
欲していた。
「ウィープス、あああああウィープスッ!」
「ちゃんと、俺の名前、くッ、呼んで、くれるんすね」
 これまで触れたこともない悦と苦の鬩ぎ合いに遭い、既に錯乱に近い状態に陥った師を見下ろし、
己の背に食い込む爪を堪え腰を巧みに動かしつつウィープスは呟くも、果たして、その声が
我を失い叫ぶギュンターに届いたか如何か。
「い、くッ、出る、出るッ!」
「俺も……出しますよ」
 己が身にしがみつくギュンターの背に回した腕に一層の力を篭め、ウィープスは最後の一突きを
くれた。
「あーーーーッ!」
 秘所の最奥を雁に突き上げられ、尾を引く叫び声を上げると共に、びくんと震える男寝の先端から、
びゅ、びゅっ、と吐き出された白汁が毛布に散り、辺りに栗花の香を撒いた。そして、
「先生……ッ!」
 搾り出すような声が耳元に届くや否や、ギュンターは己の体内を打った熱い飛沫を感じた。
それは、決して不快な感覚ではなかった。

 禁忌。温もり。果たせなかった誓い。

「……結構、温まったでしょう」
 未だ波打つ胸に去来する幾つもの朧気なる想いに囚われていたギュンターを現に引き戻したのは、
ウィープスの、情交の疲労によるものだろう、深い息をつきながらの、やや弱々しい言だった。
 名残惜しげに萎縮した一物を引き抜き、畳紙で自身の汚濁の始末をするウィープスを眺め遣り、
着衣の乱れを整えつつ、ギュンターは此度こそ困った弟子を懲らしめる好機とばかりに顰め面を拵え、
低い声音で告げた。
「ああ、だがな。俺を酔い潰そうとは、いい度胸だ」
「あ、やっぱばれてたんすか」
「当たり前だッ」
「あっははははは!」
 師の怒りをあっさり笑い飛ばすと、軽佻なる笑みを浮かべウィープスは言った。
「最後まで耐えられたから、特別に教えてあげますよ」
 先の約を思い出したのだろう、好奇心にうっかり渋面を崩したギュンターの耳元に口を近づけ、
ウィープスは真顔で囁いた。
「懺悔したいんすよ」
 たったの一言、だがその意を図りかね眉を顰めるギュンターに、ウィープスは日頃の不遜な笑みを
即座に拵え、応えた。
「けどまあ、まだその時じゃあないんで、もう少しだけ、お付き合い願いたいんすけどね」
「今夜のような戯れを控えればな」
「えー」
「えー、じゃない」
「これでも、先生のことは割と好きなんすよ。別に、誰だっていいわけじゃあねえし」
 その言葉に、またも悪さを企む不肖の弟子に対し、殊更に不機嫌な様を見せ付けていたギュンターの
面が、一瞬にして凍りついた。
 眉一つ動かせぬまま、聞き捨てならぬ言を無邪気に告げるウィープスの面をまじまじと見詰めるうちに、
ギュンターは己の頬に紅が差し行くのを、心ならずも感じた。
 否。断じて、否。
 己の心中に生じた妄想を振り払うように激しく首を横に振ると、ギュンターは毛布を引っ被り、寝台の
端に寝転んだ。
「明日は早い、寝るぞ」
 背を向け告げると、寝台の片側から、連れの陽気な声が返ってくる。
「そッすね、全部外に筒抜けッすからね。他の客と面合わせたら、こりゃ相当気まずいでしょうねえ」
「……寝るぞッ!」
「イエッサ!」

 かくして漸く契りを交わした主従は、明朝の迅速なる逃亡を果たすべく、共に床へとついた。
 だが、何時の間にか己を抱きすくめながら、日が昇って後も惰眠を貪り続けたウィープスの所為で
謀は儚く水泡に帰し、客の視線を背に受けつつ女将に宿代を払う最中、内心只管狸札を欲する羽目に
なることを、固く瞑った瞼の裏でルナティックの数を数えるギュンターは、知る由もなかったのであった。
222205sage :2004/01/29(木) 04:37 ID:9s95kLPs
>212さん
有り難う御座います、どうにか逝きました最後まで。
されど、どうも春文描写を流しがちですので、精進致したいと思います。

>191さん
無骨クルセ萌えとしては素晴らしいシチュで、続きが大変気になります。
更なる文ネ申の到来を萌え神に祈っておりますよ。

|ω・`) オメヨゴシシツレイシマスタ
|ミ
223名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/01(日) 08:52 ID:QUvKe.Bg
>>205さん
キターッ(゚∀゚)!!
212さんでは無いですが、相変わらず文章がお上手で、とても魅せられます(*´Д`)
堅物なギュンターさん萌え。お気楽に見えて実はシリアスなウィープスさんも萌え。
次回作を楽しみにしていいでしょうか...。
224名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/03(火) 00:17 ID:B3xx.1l2
リレー小説で盛り上がる中申し訳ないのですが
実は一番楽しみにしているのが205さまのアサプリだったり・・・
次回作を楽しみに毎日チェックしてしまってます(*´∀`*)ワクワクー
225205sage :2004/02/03(火) 17:18 ID:hG8OmMRc
こんにちは、呼ばれず飛び出る205です。

有り難う御座います、私、悶えるのだ喜びでな!(*´д`*)アアン
なのですが、…実は私の萌え神は女色男色燃えの三柱おわす上に、
元々この話は本来燃えを目指して拵えたものですので、
オチは男色十八禁にあらずなのでございます。
幾ら続きとは言え、これではとんだスレ違い野郎になってしまいます故、
いつか続編が完成しましたら、こちらではなく
萌え燃え小説スレにて書かせて頂くことになりそうです。
折角嬉しいお言葉を頂いたのに、御免なさい。
ただ、何時か別の男色萌え神が降臨したら、
その際は是非、こちらにお邪魔させて下さいませ。

…内心リレーに参加したいのですが、近頃多忙な上に、
手前では、折角の素敵な御話をどどめ色に染めてしまいそうな悪寒。
祈、文神万来!
226191sage :2004/02/10(火) 21:22 ID:x.zN66vI
なにか、リレーのせいで、文神の方々の投稿意欲に
抑止が掛かってしまっているような気がするので
凍結という方向で…どうかと
何も、先走って、無理にリレーを始めることもなかったのでは無いかと思い始めまして

なにより、私が他の方の書く萌え小説をもっと読みたかったり…(・∀・;)
227205sage :2004/02/16(月) 15:11 ID:SnJi.9xo
こんにちは、こちらでアサプリ小説を書かせて頂いていた者です。
実はアサプリバレンタインネタが出来たのですが、
どうもえろ方面に持っていけなかった上、
今後もえろが入ったり入らなかったりと微妙なことになりそうですので、
考えた末、両面可能な男萌えあぷろださんの方に参ることに致しました。
斯様な拙作を楽しみにして下さった方々へ、本当にありがとうございました。
途中で戦線離脱の上、図らずもスレスト野郎になってしまい、
此方の住民の皆様には御迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。
何時か単発春文が出来た暁には、また御邪魔させて頂けるとこれ幸いです。

では、何事もなかったかのように次の文神様ドゾー
228名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/17(火) 03:09 ID:7RSdVCmk
>>227
205様……「男萌えあぷろださん」とやらはどこにあるのでしょうか…?
かれこれ2時間近く捜索しても分からなかったお馬鹿のために
ヒントをおねがいします……_| ̄|○
229205sage :2004/02/17(火) 11:32 ID:/i5sMItM
>>228さん
(゜д゜;)二時間ですと!? 大変申し訳御座いません!
個人サイト名を出してよいものか、ちと躊躇われましたので、
ttp://hudesensyu.gooside.com/watasibune.htm
ここの一番下から飛べるサイトさんの、あぷろだ関連にてお世話になっております。

なお、当方浮きまくり故、直ぐに分かりますよ…_| ̄|○ コノホワホワヨウガシニマギレタスコンブガ
230228sage :2004/02/18(水) 06:08 ID:PZf8nvPw
205さんありがとうございますー!!
さ、さっそくっ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
231だめwiz物語sage :2004/02/27(金) 06:15 ID:B4qHD5Yo
技術者レベルが70になったその日初めてレベルの高い仕事をやってみないかと協会者に頼まれ
報酬のよさと時間帯があったため私はその仕事を軽い気持ちで引き受けた。

待ち合わせ場所にいくと
ペコに乗った白衣の女騎士・海賊者帽子を被った男アサシン・矢林檎を載せた愛らしい女ハンターのみだった
一通り挨拶をすませると私は少し戸惑いを感じた・・・。

そこには聖職者がいなかったからだ・・・

「すまん、遅くなって」

ふと振り返るとその先には黒衣に身を包み顔には白い仮面をつけた聖職者が立っていた
無表情にみえる仮面に さらりと額に掛かる前髪をおさえるように被っている鬼の角のようなへバンド
その聖職者が彼だった
彼は私をみるなり

「ふむ・・・君は大魔法はもっているか?」
「この仕事レベルは始めてだそうだが 大丈夫か?」

鼻先で私を小馬鹿にするような話し方で質問攻めされ気分を害したことを覚えている
第一印象は最悪だった・・・。

私は彼の支援を不安に思い『聖職者さんはお一人なんですか?』とたずねると
彼はふっと笑ってこう答えた

「仕事が減るからな」

古城グラストヘイム・・・
その名は誰もが知っているモンスターの巣窟
レベル難度も高いことから協会より手配されるものはある程度の術者と決まっている。
だとしても・・・技術者レベルが70-75で組まれるパーティに聖職者は少なくとも
二人はいると聞いたことがあったため私はいつ死んでもおかしくないと思い緊張をしていた

古城につくと前衛二人が前を行き、ハンターは護衛として後ろを歩く
私は薄くらい古城の狭い道をただ彼らにそって歩き始めた。
彼は時に前衛に 時に後衛に沿い歩き 立ち止まることがほとんどない常態で支援をほどこす

「さがれ!」

彼の冷たい声が暗闇に響くとそこには落ち武者の亡霊と騎士の形をしたモンスターが
塊となって前衛にまとわりついていた
単体を少しづつ倒していくのであろうと思っていた私は戸惑い身動きできないままクァグマイヤを敷く。

「SG!」

魔法の省略語にまだなれていなかった私がそのまま立ち尽くしていると彼は

「サフラギウム! ストームガストだ」

と 片手を私の方へ突き出し 詠唱省略の魔法をかける

「ストームガスト!」

私の発した呪文により敵は固まり ハンターによって割られた氷の反射で敵はまたダメージをうけるのだが
一回で倒せないと分かると彼は素早く

「レックスエーテルナ!」

攻撃2倍の魔法をかけた・・・
たった一回のモンスターの群れで私の躊躇・緊張を察した彼に尊敬を感じずにはいられなかった
古城のモンスターを倒し歩いていくと数名の協会から派遣された高い技術者レベルの人たちですら
大きな怪我をおっていたり ところどころで立ち止まって戦闘をしているというのに・・・
私たちのパーティが移動しつつ大きな怪我もないのは彼の支援のうまさが貢献しているのであろうと
いうことは一目瞭然だった。

狭い小部屋に前衛が入る直前 落ち武者の亡霊が素早く私に飛び掛ってきた
前衛はその場所からすぐにくることもできない状態だったため私は死を覚悟した
その瞬間 私の前に飛び込んできた 黒い影が武器ではなく 杖で敵を殴打する

「さがれ!」

そこにいたのは彼だった
落ち武者の攻撃はエナジーコートをした私ですら大きなダメージだというのに彼は片手で
落ち武者の攻撃をおさえると  私の壁になり サフラギウムをかけ 素早く倒せるようにしむけてくれた。


『レベルが違う・・・』

ふともらした私の言葉に彼は自らの傷を手のひらで抑え小さな声で
「ヒール」とつぶやき笑った

「同じだろ 違うのは格だ」

私も彼につられて笑った。

協会より謝礼をもらいパーティメンバーで報酬をわけて解散になったとき
彼は素早く席を立ち「お先に」というと小屋をたった
去り際私の前に立つと彼は骨ばった左手を私の頭にかざし

「ブレッシング おつかれさん」

といって唇の端を少しあげて笑い頭をぽんっと軽く叩くと
そのまま振り向きもせず協会をでていってしまった


いつもなら・・・その場限りのパーティメンバーと話などしない私だったが
私は彼ともっと話しをしたくて仕方なくなり あわてて皆に挨拶をして彼を追う

露店や人通りの激しいプロンテラの大通りを私は必死に走って彼を追った

『まってください!』

私の声に反応すると彼は人ごみの中怪訝そうな顔をして振り返る
私を人ごみからみつけてくれたのか 彼はすっと人通りの少ない道端に移動して手をあげた

「どした なんかあったか?」

声をかけてどうしようというのだろう・・・自分でもわかってはいなかった
彼の怪訝そうな顔をみてまた自分に自信がなくなる・・・
時間ももう遅い・・・引き止めて彼の迷惑になるだけだ・・・

『あの・・・そ・・・その・・・』
『えっと・・・』

言葉を捜している私に彼はしびれを感じているに違いない そう思って恐る恐る顔を見上げると
彼はなぜか笑っていた
戦闘中にはなかった優しい笑顔だ

「今日は初めてなのに長時間つき合わせてわるかったな お疲れさん」

彼の冷たかった声が急に優しくなっていたからか 笑顔が優しかったからか
緊張がとけたせいか私は地べたに座り込んでしまった

『あなたと話がしたかったんです・・・』

私の言葉を聴くと彼は少し困ったように笑うと

「ここじゃうるさいな 少し飲むか?」

といって路地にある宿屋を指差した。
232だめwiz物語sage :2004/02/27(金) 06:17 ID:B4qHD5Yo
にぎやかなプロンテラの大通りからほんの少し離れた宿屋なのに
客はすくないのか静まりかえっていた

「ブランディー」

長く骨ばった人刺し指をすっとあげると女中に声をかける
きょろきょろと落ち着きなく店内を見渡す私に彼は
黒衣のすそを組んだ片足に払いのせながら

「同じのでいいな?」と促す

仕事をしている帰還のみ通うのが面倒くさいのでここに宿をとっているらしい


部屋に入ると彼は窓際にある小さなテーブルを挟んだ椅子にすわり
反対側へ私に座るように指で示す

「で?何をはなす?」

両手を顎下で組み彼はにやりとわらった

『えっと・・・今日は本当にありがとうございました』

「ふむ」

「君はまだウィザードになったばかりで仕事も上級なのは始めてまもないのだろう?」

彼は片手ですっぽりとグラスの頭をつかむと一口ぐいっと先ほど女中に頼んだブランディーを飲み込んだ
そこから延々と魔法について 仕事の仕方について彼の説法が始まり
ブランディーの瓶は空になる頃には私は疲れと酔いでテーブルにつっぷした状態になっていた
彼はまだ戦闘と同じ格好 黒衣に身を包み 仮面をつけたまま 背筋もぴんっと 凛としたままだというのに
私はウィザードの証でもあるマントをみだらに脱ぎ捨て苦しい襟元を酔った手でほどいている

『んむむ・・・』

こんな不器用な手つきだったからか彼が見かねて

「どれ」

といって面倒くさそうに私の首元のボタンをはずす
ただそれだけなのに私は顔が紅潮するのを隠せなかった
胸の動悸が彼に聞こえてしまうのではないかと動揺も隠せていなかったのだろう

「おや・・・」

彼が顔をしかめるて私を見ている

『な・・・なんでしょう?』

彼は一旦私から離れると小さな小瓶を棚から聖書と一緒にもってきた

「首下に傷が残っているな・・・いつの傷だ?私としたことが モンスターにやられていたのを
 見逃してしまっていたようだ すまない」

聖書に左手を載せ 右手は小さな小瓶を持ち 呪文を唱えて彼は私の首もとに
かるく唇をつけてささやいた

「ヒール」

その吐息とブランディーのほのかな甘い香り そして優しい声に私は自分をおさえることができなかった
椅子から半分立ち上がる状態で彼に抱きついてしまったのだ

「うぁっ!」

今まで冷静な彼の声とは思えない動揺した声だった
私が抱きついたことによってバランスを失った規則正しい彼の体は後ろに私と一緒に倒れこんだ
倒れこんだ先は彼の香りが少しするベットだった
勢いあまって倒れこんでしまったため私がそのまま彼の上に重なるような状態
ベットの上にはオペラ仮面が落ちていた
勢いで彼にこんなことをしてしまった自分に怒っているに違いないそうおもい彼をみると
彼は皮肉そうに微笑み

「立場が逆だろ 私はあいにく攻められるのは好きじゃない」

そういってのしかかった私の肩を大きな手でつかむとひらりと倒しこんだ
ウィザードも力仕事ではないが聖職者であってもそうのはずなのに
両手で私の肩を押さえる彼の力はかなりなもので急に怖くなった私は

『いや・・・ごめんなさい・・・』

つい謝ってしまった

ベットに半分腰かける状態で倒された私の腰上に片一方の足はベットの脇に片一方はたったままで
私の腰をまたぐように覆いかぶさっている彼は片手で悪魔の角のようなヘアバンドをはずすと
恥ずかしさで顔を無意識で隠している私の手を押さえ込んだ

「謝るくらいならするな」

怒ったような顔で私を見る彼

『んぁ』

次の瞬間に体に何かが走った
彼の整った唇が私の唇に重なってきたのだ

『んん・・・』

押さえ込まれたまま私は少し抵抗してしまう
しかしその抵抗は受け入れるためのもののように彼の舌がにゅるりと私の中にはいってくるのを
逆らえずにいた

『んふ・・・うぅん・・・』

暫くの間彼の舌が自由に私の中で遊ぶと彼は片手で塗れた自分の口元をぬぐうと

「よく鳴く鳥だな」

とにやりと笑った

『だって・・・貴方にこんな風にしてもらえるなんて・・・』

私の少し癖のある服を彼は器用に片手で脱がしながら時々肌をいじりながら
私の表情の変化を楽しんでいるようにみえた

「追いかけてきたのはこうしてほしかったからじゃないのか?」

意地悪そうに笑う彼
恥ずかしさでいっぱいになって両手で顔を隠す私

「隠すな 顔がみえないとつまらん」

彼のいいなりになってそのまま彼にいたずらされるままになる自分

『んぁっ』

彼の唇が私の胸をなでたときにもれてしまう声に彼はまた意地悪そうに笑う

「ここがいいのか?」

ただ首をふり声にならない恥ずかしそうにしていると彼の唇は激しさをまして
私の小さな突起した胸の一部を含み唾液の音をわざと私に聞こえるようにして
時には舌でまわし、時には軽く歯をたてる

『んぁ! んんぅっ・・・はうっ』

ちゅぱちゅぱ
吐息と私の荒い息遣いそして甘いブランディーの香りが部屋に立ち込めた

「どうしてほしい?」

両手の隙間から彼をみると彼は意地悪そうに指で私の上半身をいじくりながら
私の顔を覗き込む

『はずかしいです・・・』

「ふむ・・・」

一旦すべての動きを止めると彼はその場を離れる
自分にのしかかっていた重みも離れていく

「ならばよすか」

私に背を向けた毅然とした背中にさっきまでとは違い冷たさを感じた

『そ・・・そんなっ・・・』


++++++++++++++++と・・・今日はここまでです。
長くてすいません。そして初投稿のためへたくそですいません。。。
が。。。がんばりますっ
続き書いたらアップしてもよろしいですかね?
233名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/02/28(土) 10:17 ID:cb.XljyM
>>231
アァン生殺し…!(´Д`;)ハァハァ
切実に続きキボンヌ
234名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/03(水) 04:35 ID:K6mV5Mjg
>>231
くあっ!!、き、気になるじゃないか!!
美味しい展開で止めやがって!! これから寝る気だったのに
萌えて、先が気になって、色々妄想して、
眠れそうにないじゃないか!!

眠れなかったら231のせいな(´ー`)y-~
235名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/21(日) 01:32 ID:OaRvHwOE
コンバンハ、お初にお目にかかりますー。
微妙にエロかな?という程度のものなのですが、
アサプリの甘いお話を投下させていただこうと思います。
まずは前置きとしてキャラの名前と外見を。
アサシン
名前:ポラリス/愛称:ポーラス/年齢:25歳/AGI>STR型クリアサ/csm:4p08030e1
プリースト
名前:クレッセント/愛称:クレス/年齢:21歳/INT>DEX>>>>>STR支援型/csm:4n091160b1
236みかづきのふねsage :2004/03/21(日) 01:34 ID:OaRvHwOE
書類と本の類で文字通り『足の踏み場のない』部屋。
濃いグレーと臙脂の生地に金糸の刺繍が施された上着はルーンミッドガル王立教会支給の僧衣。
それが無造作にも紙の山に紛れて脱ぎ捨てられている…この部屋の主はいつもこうなのだ。

寝台でもない場所に毛布の山。

紙の山を踏まないようにと注意深く傍にたどり着くと、しゃがみ込んで様子を伺う。

深い瑠璃の瞳は伏せられ、聞こえるのは小さな呼吸音の繰り返し。
毛布に包まったプリーストは気持ち良さそうに寝息を立てていた。

微笑む口元や淡い金髪の、一見大人しく穏やかな優しい外見(そとみ)とは裏腹に何故か口を開けば突き刺さりそうなほどきつい言葉が飛び出す。
左手にペンを握り締めている…どうやら書き物をしながら寝入ってしまったようだ。

一度寝入ると朝まで起きないたちなのはよく解っている。
それに…ただふと顔を見たくなった、それだけで。急用ではない。

寝ていると可愛いのにな、アサシンは思った。

出会ったのは何時であったか、まだ20にもならない内だった。
その頃はお互いにまだ冒険者としてはひよっこなシーフとアコライト。
人を殺める事を生業とするならず者の道を歩んだ自分と、生きる事を祈りに捧げ、神の僕となることを望んだ彼。
余りに対照的な道に、時期を同じくして転職したお互いを笑った。

小さなくしゃみが聞こえ、委ねていた追憶から我に返る。

普段余り開いては居ないとはいえ、やや胸元の覗く僧衣の下は何も身につけていないらしい。
風邪を引く、と、抱え上げた彼の裸の胸には黒い革紐に通された銀の十字。
時に忌々しく思う神の僕である『しるし』だ。
237みかづきのふねsage :2004/03/21(日) 01:35 ID:OaRvHwOE
それともう一つ。銀の鎖がしゃらんと滑り落ちた。
髑髏をモティーフにしたチープな指輪が通されている。以前彼に送ったものだ。
「ありがと」…彼は小さく礼を云ったが、指に通している所を見た事はない。
身につける事を求めても、断固として断られた。

『死んでも永遠に...。』

指輪の内側に彫られた呪いにも似た愛情。
そのことばにプリーストは気付いていたのだろうか。

彼は、神の僕なのだ。

自分は…。


起こさないよう寝台に優しく寝かせ、毛布をかけてやると、ベッドサイドに座る。
沈む感触を感じたのか小さくうぅん、とプリーストの口から漏れた。
どうやら起こしはしなかったらしい、何故か少しほっとする。
顔に掛かった髪を撫でるように寝顔を窺う。

こいつの寝顔を拝む事になるのは、昔、止むを得ず野営をした時以来だな、とふと思い出す。
交代で寝る事で夜を凌いだのだが、所詮は野営であったのだ。
街で宿を取った時のように柔らかな寝台とは違う。固い地面に布を引いて横になった。
眉根を寄せて、酷く魘される彼に当時の自分は心配になって揺り起こした。

彼が何を見たのかは知らない。ただ酷く怯えた表情で。
何でもないと繰り返す彼の手を固く握って、自らの膝を枕代わりにさせて。
それで安心したのであろう再び眠りに落ちた彼の表情は、穏やかで。
男に使う表現かと当時の自分は思ったのだが、とても愛らしい寝顔だった。

結局そのまま朝まで見張り番を交代するために起こす事よりもその寝顔を見て過ごす事を選んだ自分は一睡も出来ず。
翌朝、ごめんね、ごめんね、と何度も謝ったアコライトの彼は、今度は俺がお前を寝かすからと、昨夜自分がしたように手を繋ぎ、膝枕をして、横になった自分に静かな歌を唄い始めた。
238みかづきのふねsage :2004/03/21(日) 01:36 ID:OaRvHwOE
彼が覚えていた聖歌の中で、眠りを呼ぶ為の子守唄。
声変わりの遅かった当時の彼は、優しいソプラノで。
あたたかいその声に目を閉じた自分は遠のく意識の中で、彼を守りたいと強く思った。

それが、当時シーフであったアサシンが自らの意思を固めたきっかけであった。
彼を守る刃となる事。
剣士でなくシーフになる事を選んだ自分が彼を守るために選んだ事。

そういえば、とアサシンは思い出す。
結局何故その時の彼が魘されていたのか、その理由を彼は知らない。
一時は問いただす事も考えたが、聞き出すことで彼を傷つけるのは絶対に厭だと自分自身に誓った。
神を信じない者が、人を殺め神に逆らう者が、誓うのは、自分自身のみ。

前のように、魘されはしなくなったのだろうか、などとアサシンは思った。
穏やかで、幸せそうな寝顔はどんな夢を見ているのだろうか。
眠る彼の夢の中に自分は出てきているのだろうか、何となくそれが気になる。

「……ポーラ…」
不意に自らの名前を愛称で呼ばれ、ぎくりとする。
起こしたのかと思い、まじまじと見詰めると矢張り彼のプリーストは穏やかな寝息を立てたままだ。
「寝言かよ…」
何故か酷く安心している自分が居た。

どんな夢を見ているのだろうか。
寝言からすれば俺も出てきてるんだろうな、そんな考えが脳裏を過ぎる。
そうすると、気になって仕方ない自分が居て。好奇心と悪戯心に火が付いた。
239みかづきのふねsage :2004/03/21(日) 01:37 ID:OaRvHwOE
質の良い寝台は安宿のそれとは違い、軋む事もなくアサシンの体重を受け入れた。
その代わり、深く沈む。
気付いたら、プリーストのおとがいを捉えて深く口付けている自分が居た。
「…ふ……っ」
息苦しさに口からうめくような声をあげた。
お構い無しに口腔を犯すようなキス。
何時もならばそれだけで、くったりと足腰が立たなくなるようなそれをしつこく与える。
「…ん…ぁっ……ポ……ラス…ッ!!」
漸く目を覚ましたのか、はたまた夢うつつなのか、ぐいぐいと胸を押し返すように力を加えられる。
それでもアサシンは口付けを止めなかった。

アサシンがくちびるを離したのは、くったりと、プリーストが抵抗する力も萎えてしまってからだった。
「オハヨ」
キスだけで男としての衝動に襲われる、そんなアサシンの情けない事実にはこの際触れない。
あくまでも余裕ぶって。にやにやと笑いながら少し潤んだ瞳で睨み付けるプリーストを見下ろした。
「……まだ、夜じゃないか」
熟睡していたのを無理矢理に、しかも口付けというカタチで起こされて不機嫌に返す。
起こされた事などどうでも良く、今はただ腰が疼くような感覚と熱に朦朧とするような、感覚。
口を犯されただけで起こるこれがプリーストは苦手だ。
このアサシン相手には何度かされては来たのだが、その度に自分が自分でなくなるようが怖かった。
そのクセ、ふわりと浮遊感の有る白昼夢に襲われるような心地よさも兼ね備えていて。

だから口付けられるのは、余り好きじゃない。

圧し掛かる姿勢のまま、アサシンは聞いた。
「どんなユメ、見てたんだ?」
そんなこと教える事じゃない、つれない返事にアサシンはおどけた態度で、しかし確かな脅しのコトバで。
「またさっきみたいなコト、しようか?」
「…ッ怯者…」
絶句したプリーストは目を伏せて、少しずつ自分の夢を紡いだ。
「…俺たちが…いや、俺が、かな?…未だ知らない場所に、お前と二人で行く…そういう、ユメ」
ふむ、なんて顎に手を当てて業とらしく首を傾げたが、アサシンは聞き返す。
「二人きりで?」
プリーストは溜息をついて答える。
「お前と俺と、二人で。それで充分だろう?」
どうしても悪態をついてしまうのは仕方ない。
けれどもアサシンにとってはそれで充分だった。
240みかづきのふねsage :2004/03/21(日) 01:37 ID:OaRvHwOE
唐突に、裸のままの左胸に吸いついた。
気持ちを司るモノがここに収まっている、そう昔から云われている場所。
「な…にしてる、こ、の…アホシンッ!!」
面食らったプリーストは暴れるが、お構いなしに跡が付くほどきつく吸いあげる。
鬱血し赤く痣のようになった其処を確認し軽くキスを落とすと、今度はおとがいを捕らえて触れるだけのキスを。
普段からのクセなのか、きつく目を閉じそのキスを受け入れたプリーストは小さく溜息をついた。
「溜息なんてするなよ、シアワセが逃げてくぜ?」
その溜息をつかせたのは何処のどいつだと内心悪態をついたが、少し熱をもった鬱血の跡に触れ、なんだこれはと軽くねめつける。
「俺からやるよ、血の色みたいな赤い花」
約束のシルシだと、耳元で囁く。
「いつか、一緒に行こうな、その、『知らない場所』へ」
にぃ、っと笑って頭を撫でる。
子供扱いされている気もするが、何故か心地よい大きな手で。

何とか収まった雄の衝動に、ほっとしたような、がっかりしたような気持ちで聞いてみる。
「一緒のベッドで寝ても、イイ?」
たまにはいいだろ、そう暗に告げるアサシンに、構わないよとプリーストは答えた。
「ただし」
ふらりと立ち上がり、使い込まれ、よく手入れされた杖を手にして戻ってきたプリーストはベッドの中央にそれを置いた。
マイトスタッフ。使うものの精神力を物理的な破壊力へと変換する杖。
何時からそれを使い始めたのかまでは知らないが、プリーストが愛用している2本の杖のうちの片方。
「此処を越えたら容赦なく殴ってやるからね」
にっこりと微笑んでいるプリーストだが、醸し出す空気は表情と裏腹で。
彼のマイトスタッフでの一撃は何度となく食らわされた事が有る。
幾ら避ける事に長けているとは云え、祈りを唱える速さからも解るように、高い集中力の持ち主でもあるプリーストには当てることも不可能では無い。
まして護身の為に腕力もそれなりとは云えど鍛えていたのだ。
241みかづきのふねsage :2004/03/21(日) 01:38 ID:OaRvHwOE
正直、怖い。

鳩尾にきつい一撃を食らわされたことの有るアサシンはそれを思い出して軽く身震いする。
その間に、さっさとプリーストは僧衣のパンツを脱ぎ捨て、寝巻きのローブに着替えている。
アサシンは適当に着衣を脱ぎ捨て、下着一枚の姿でごろりと横になった。
部屋の明かりを消し、サイドチェストの小さな照明だけの中、浮かぶ半裸のアサシン。
「それで寝るの?」
白いローブに身を包んだプリーストにあからさまに厭そうな顔をされたがお構いなく。
「いいか、絶対に此処から入ってくるなよ」
強く念を押す相手に珍しく真面目な顔で頷いてみせる。

杖を挟んで二人、二人で寝てもある程度の余裕の有るベッド。二人並んで寝て、毛布を被る。
ベッドサイドの灯りを消す前に、ふと杖の向こうを見やると少し寂しそうにも見える表情が目に入った。
「手くらいは繋いでいてやる」
てのひらを差し出すとアサシンはそれに指を絡ませ、サンキュ、と答えた。
そういえば、昔も同じような事をした気がすると、プリーストは思った。
今は、指先で会話をするように、指先だけ触れ合いながら。

そういえば、などと話を切り出す。
「痣なんて、直ぐ消えてしまう物だよ」
どうする気なんだ?と疑問のコトバは続けず。
「何度でも付け直してやるよ」
こういう時だけは何故か真摯な声で、その言葉にどきりとする自分もいて。
「………ばぁか…」
照れ隠しのように憎まれ口を叩いて、自由な片手で灯りを消す。

「おやすみ、良い夢を」
夢の中でもあなたに会えますように。

「おやすみ、また明日」
明日もまた、お前といられますように。


fin.
242235sage :2004/03/21(日) 01:41 ID:OaRvHwOE
>>236-241で以上です、お粗末さまでした_| ̄|○
キスだけなのにえちぃ、とか、そういう行間にあるものを感じていただけたら、
書き手としてまだまだ未熟者では有りますが嬉しく思います。

では、おやすみなさいませ
243名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/22(月) 17:44 ID:pf.OqdRc
お互いがお互いを求めてやまない、そういう欲求とか葛藤みたいなのに萌えます。
うまくいえませんが。

あと手をつないで寝るっていいね。
244名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/28(日) 09:33 ID:Dqy.ITDM
足りない。
まだ熱が足りない。
もっと、もっと、肉体と精神の限界まで犯し続けたい。

抗う力も、許しを請う力も失って、言葉にならない掠れた声を漏らす姿に、沸き起こる強い罪悪感と嗜虐心。

辛いとか、気持ちいいとか。
そんなこと、何も感じられなくなるくらい、頭を真っ白にさせて。
泣き声さえ出なくなるくらい、指一本動かせなくなるまで、俺を受け止めて。

胸の痛みさえ快感に変わり、夢中で責め続けて・・・今日もまた、指を触れることさえ恐ろしいほど大切なはずの相棒を、気を失うまで蹂躙してし
まった。

俺の腕の中で、死んだように動かない相棒は、苦しそうに意識の境をまどろんでいる。
狩場では、風のように俊敏な動きでMobの攻撃をするりとかわし、触れさせる間もなく的確に急所を薙ぎ倒す、高Lvの暗殺者。
だが、だからこそ、逃げずに戦わずに、苦痛や快楽を受け止める耐性は
できていない。
そばにいて支援する時、つまらない雑魚でいちいち迷惑をかけない為に、必死に体力を鍛えてきた俺の・・・激し過ぎて自分でも持て余している
情欲を受け止めきることは、こいつにはできないんだ。
わかっている。

だからこそ、ぶつけないように、傷つけないように、溜め込んでは爆発して、・・・後悔して、また必死で気持ちを抑えて・・・その繰り返しだ。

このままいつか、逃げられてしまうんだろうか。
245名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/28(日) 09:35 ID:Dqy.ITDM
相棒は、昼頃やっと目を覚ました。
眠っている姿が死んだように思えて、目覚めの瞬間が訪れるまで、俺は不安で眠れない。
シャワーを浴びにいった後ろ姿を見送って、ほっとして、気付けば少し眠っていたようだ。

「・・・なあ」
肩を揺すられて目が覚めた。
相棒は、いつもの暗殺服に身を包み、濡れた銀髪をかきあげながら、サベージハムを頬張っている。少し照れくさそうな表情。
「ん・・・?」
浅い眠りから目覚め、俺は目元を細めた。こんな安らいだ表情ができるのは、きっとこいつの前だけ。
「俺らいつも2人で狩りしてるけど、たまに臨時PTとかに混じってみたくないか?」
頭のてっぺんから爪の先まで、俺の意識は凍りついた。
――来た。
恐れていた時が、とうとう来た。
「なんかさ・・・最近の狩場、城2か騎士団ばっかりになってきたし」
楽しそうに臨時への興味を示す相棒の声が、遠くに聞こえる。
「だから、誰か知らない人を混ぜて行ってみたら、新鮮かなって・・・なっ、なんだよ。・・・怖い顔して。・・・嫌・・・なのか・・・?」
相方が驚いたように、食べかけのハムを皿に置いた。

俺は無意識に、ギラギラと殺気立った表情で、一心に相棒を睨みつけていた。
246名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/28(日) 09:37 ID:Dqy.ITDM
知っている。
こいつがどうして、俺の傍にいてくれるのか。

まだ充分にMobの攻撃を避けきれないシーフの頃、通りすがりにヒールした俺をわざわざ追いかけてきて礼を言った、あの屈託のない笑顔、そ
の後恥ずかしがってすごい速さで逃げていった彼に、なぜか心惹かれて、耳打ちで一緒に狩ろうと誘った思い出が蘇る。
ヒールがあるからいいと言っているのに、まだひ弱だった俺に、少ないミルクを全て渡して、
「これで、自分の命だけは守って」
そう言った。

あれ以来毎日のように呼びかけて、会いに行き、狩りに誘って、一緒に転職して、一緒に・・・ずっと一緒に・・・。

そう、俺が追いかけていたから。

寂しがり屋の癖に変に意地っ張りで、何でも自分でやらないと気が済まないこいつのそばにいるには、追いかけるしかなかった。

俺はその、人に心を許せない意地っ張りと、反比例するような強い寂しがりにつけこんで、こいつを抱いた。受け入れてくれなければ、2度と会
わないと、半ば脅しめいた嘘をついて。
いつも一緒にいる俺を、寂しさを埋める数少ない相手を失うくらいなら、きっと受け入れると思った。

手に入れたと、そう思い込もうとしても、不安が消えるはずなかった。

ひとたび心を開いて会話すれば、こいつの、誰に対しても自分以上に相手を思いやる優しさに、惹かれない者なんているはずがない。
ただ、こいつがそれを求めないから。
だから、今までそばにいたのは、俺だけだったんだ。
247名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/28(日) 09:40 ID:Dqy.ITDM
「うあああっ!・・・っ、や、め・・・っ!」
気付けば俺は、青ざめた表情の相棒を冷たい床に組み敷き、服を引き剥いで、無理矢理に後ろからうずめていた。

充分に緩めることなく、いきなり先端をねじこんだ。昨日の余韻がまだ残っているのか、肉は柔らかかったが、先端以外は乾いているモノに擦れて引き攣れ、押し出すようにきつく締まる。
痛みと、追い立てるような熱い感情が、楔のように大切な人を貫くのを、どこか他人事のように感じながら、じりじりと腰を進めていく。

「やめろ・・・!どしたんだ・・・っ、う・・・ああっ!」

何度も抵抗に押し出されながら、遂に最奥まで突き当たる。
俺の身体はどこか麻痺してしまったように、痛みは全く感じない。喉の奥まで焼ける、ひりつくような快感。快感だけ。
が、真っ青になって怯えた表情で、それでも抵抗しない相棒の姿に、激しい胸の痛みが高波のようになだれ込んできて、気付くと俺は泣いていた。
痛くて、苦しくて、泣きながら、拷問するように、自分勝手に腰を前後させ、グラインドさせていた。体中にうずまく電気のように快感が走る。

「ひあああああっ・・・!う・・・うぐ・・・あっ!な・・・、に・・・泣いてんだっ!い、言えよ・・・っ!!」
苦しそうに、こんな時でも、俺の様子がおかしいことに気付いて、気遣ってくる。
やめろ。こんな風にしか扱えない俺に、それでも優しくするなんて、やめてくれ。柔らかい肉をえぐる。昨日の責めでまだ赤く腫れているそこを更に攻め立てる。
・・・止められない!
248名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/28(日) 09:42 ID:Dqy.ITDM
「泣く・・・なっ!あぐ・・・お、まえがい・・・あああっ!!・・・や、なら・・・、しな・・いっ、から・・・っ!」
健気に身体をねじってこちらを見返りながら、訴える腰をだんだんと激しく突きたてる。

「ひうあっ!あっ、はっ、ひあっ・・・!たの、む、から・・・っ、おま、え、くぅっ、の、ためだと、思って、俺は・・・っ!」
予期せぬ発言に、俺の腰は止まった。

「はっ、はあっ・・・ううっ。お前が・・・最近、俺と・・・一緒に、いても・・・なんか、辛そうにしてるから・・・」
時間が止まる。

「んん・・・っ、お前・・・俺のこと、滅多に抱かなくなったし・・・、お前・・・体力あるし、その・・・結構性欲強いだろ・・・なのに、あんまりしなくなって・・・、それ
に最近、話してても、時々暗い顔するから・・・俺のこと、飽きたのかと・・・思って・・・その・・・」
そう言って相棒は声を詰まらせた。痛みからか、目尻には涙の滴が光っている。
溢れる。
涙が溢れる。
凍らせていた感情が溢れる。

「だから・・・・ひああっ!!くっ、おま、待てったら・・・!」

こんなにも自然に自分を受け入れてくれている相手に、俺はこれ以上何を望むというのだろう。
狂っている、自分は狂っている。
何一つ相手に伝えることもできず、ただ激しく犯し続けた。
苦しめることしかできない。
こんなにも、満たされた感情に俺を追い上げてくれる相手を、犯すことでしか思いを伝えられない。

――そして、この一瞬だけが・・・俺にとって、たった一つの永遠。
249244sage :2004/03/28(日) 09:46 ID:Dqy.ITDM
お目汚しごめんなさい(;´д`)
初めてこのスレを見つけて、書いたこと無いのについ、出来心・・・。
VITプリさんが絶倫で悩んでそうだと思って書いちゃいました;
痛いばっかりで、気持ちいいエッチを全然入れる余裕がなくてごめんなさい_|\○_
250名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/03/28(日) 18:47 ID:TQqFrFDc
>>249
暗殺ええ奴や…(´Д⊂グスン
251名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/09(金) 03:56 ID:vNuGEQwE
>249
乙です!
最高の相方さんだ、暗殺者(ノ△≦。)

ヒントを見てもあぷろだが見つけれない・・・あぷろだの神様から見放されたかしらん;
というか探す才能NEEEEEEEEEEEEE__/\○_
も一度探してきます〜ノシ
252名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/09(金) 18:02 ID:PsGy0KZU
>>251
ああ、おそらくレスが書かれたときよりリンクが増えたから、
そのサイトが一番下じゃなくなってる。そのせいやね。

リンクフリーらしいからURL書いちゃうよ。
ttp://members.at.infoseek.co.jp/Cyber_surfrideR/index.html
253名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/10(土) 02:36 ID:VtHyDGZw
>252
251でつ。
ありがとう、感謝します・゚・(ノД`)・゚・
254名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/13(火) 11:29 ID:vKTgaD7w
lω・)<…
( ・ω・)っ<書き掛けですが投下しますねっ

きっかけは、ほんの気まぐれだった。

プロ南で暇そうにしている「殴りプリ」と呼ばれる戦闘司祭の少年に声を掛けて、
暇だから一緒に狩りに行かないか、と誘ったのが、二人の馴れ初め、って奴だ。


西兄貴村で、ハイオーク相手に傷付きながら必死でソードメイスを振るう彼を見かねて
手を貸してやろうと、バッシュを叩き込んでハイオークに止めを刺してやったところ、
「おにいさん、凄いですっ!」…いきなり輝く尊敬の眼差しを向けられてしまった。

そりゃあ、司祭になって日も浅いこいつと、古代の装飾品も結構前に装備できるようになった俺とでは
修行量が全然違うのだが、…どうにも照れるのだが、こいつに誉められて悪い気はしなかった。

こちらも支援を貰っている身で、少年に経験が少ないのを案じて手加減しつつ戦闘していると、
「おにいさん、一緒に戦いましょ?」…そんな期待した目で俺を見るなよ…。俺は剣を鞘に収め、
ハイオークの鼻っ面に拳を叩き込み、斧を盾で捌いては分厚い筋肉に覆われたハイオークの胴に
膝をくれてやった。すかさず少年が、怯んだハイオークの顔面にソードメイスを叩き付け、地に倒す。

「お、おにいさん…?」「これくらいの相手なら、素手でもどうにかなる。お前にも、戦闘を経験させてやらんとな」

実際問題、この拳で力任せにぶん殴るだけでも、下手な鈍器よりは威力がある。いざとなれば…剣を抜くまでだ。
「おにいさん…凄く強いですよぅ」 ─だからそんな眼差しで俺を見るな。…変な気持ちになっちまうじゃないか─

その後も、数体のオーク達に囲まれては蹴散らしを繰り返すたびに、「凄い、かっこいい」を連発する少年。
随分とソロ暮らしの長い身としては、どうにも気羞しくもあったのだが、それ以上にその碧く済んだ瞳でこちらを
見つめられる度に、この司祭の少年に対して保護欲をかき立てられるのもまた事実だった。そして、この少年を
大きな怪我もさせる事無く守り通したことに対して、不思議な達成感をも、感じていた。


それから数時間…司祭の少年が集中POT切れを訴えたところで狩りを切り上げ、プロンテラで清算を済ませた。
どことなく上気した顔の少年と別れるのが、なんとなく名残惜しく思われた。ほんのひと時、臨時で組んだ相手に
こんな気持ちをオトコに対して感じるのも我ながらどうか、と思ったが…、


俺は、こいつと、離れたくなかった。


素直な性格。健康的な笑顔。子デザートウルフのような甘えたがり様。それでいてしなやかな身のこなし。
そして、吹き飛ばされた所を抱きとめたときにこいつからふわりと匂った、上質のミルクのような甘い匂い。
こいつと今別れてしまったら、一生後悔してしまう…そんな予感がした。
255名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/13(火) 12:24 ID:vKTgaD7w
適当な理由をつけてモロクにある馴染みの飯屋に誘うと、こくこくこくこく!と激しく首を縦に振って肯んじた。
香辛料の効いたサベージの串焼きにひよこ豆のペースト、チャパティと黄ハーブサラダにミルクティの晩餐を、
こいつは余程腹が減っていたのだろう、こちらが見ていて嬉しくなるようなスピードで平らげていくのだった。

そして…こいつの口元にデザートのヨーグルトソースが付着しているのに気付いた俺は─あぁ、今にして思えば─
これが最後の一線だったのだろう、自分でも驚くような行動に出た。「んっ…」「ぇ、おにぃさん? ……!!」

俺は、こいつの口元にくっついていたヨーグルトソースを、舌で舐めとってしまったのだった。

「あ、わ、悪ぃ!お兄さんちょっと酔ってたわ、あはははは…」酒など元から一滴も口にしてはいなかったが、
ここは笑って誤魔化すしかない。「ま、オトナのキスって奴じゃないから勘弁してくれよな、うんうん…」

…紅を散らしたように、白皙をぽっと染める少年の表情があまりに可愛すぎて、本当に一線を超えて
しまいそうになる自分を、必死で押さえ込んでいると…少年が、決意の表情で顔を上げた。

(おにぃさん…ぼくに、続きをしてください)そのWisは、俺にとって、あまりに、衝撃的だった。何も言えずにいると、
(ぼく、後悔しませんから。オトナのキス、教えてください。ぼくじゃ…嫌?)…これは、俺の責任だ。俺はこいつを、
この天使のような少年を、墮としてしまったのだと思った。その罪を…俺は背負わなければならない、最後まで。


勘定を済ませ、モロクの宿にこいつを誘った。少し震える肩を、そっと抱いてやると、目を閉じて少し落ち着いたようだった。
そして俺は、こいつにくちづけ、口の中を犯した。くちゅ、くちゅと口の中を舌で蹂躪すると、うっとりと目を閉じた。

「ここまでが、約束のオトナのキスだ。ここから先は、お前が望まなければ、できない。結構ショックだろ…?」

つーっと口を離すと、もの欲しそうな表情でこちらを見つめてくる。やめておけと、どうしても言えないままに尋ねると、
「ぼくに、全部、教えてほしいな…」まっすぐな瞳で見つめられ、そう返された。例えあやまちに満ちた道であろうとも、
この瞳を裏切る訳にはいかない、そう思わせる意志の力に、俺が絡め取られているような気になった。

そのまま、白皙に指を、舌を這わせ、桜色の先端を弄び、転ばすたびに、少年は甘い声を上げ、反応をみせた。
男を抱くのは勿論初めてだったが、不思議と嫌悪感はなかった。ミルクのような甘い匂いがし、どこもかしこも
すべすべなその肌は、むしろ好ましい肌に思え、思う存分弄び、愛してあげようという気になり、事実俺をそうさせた。

そして、くちづけてアンティペインメントを飲ませてやると、これから起こる事に不安そうな表情を見せる少年。
そっと肩を寄せ、「怖くないよ…任せて」と耳元で囁いてあげると、頬を染めうなづく。手元に狂気ポーションと
アンティペインメントを垂らすと、腔内をほぐしてあげるべく、桜色のつぼみに、そっと指を挿し入れた。
256名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/13(火) 13:44 ID:vKTgaD7w
ちゅぷ…

耐性のないものには、媚薬の代用にもなる狂気ポーションをカラダの奥に塗りこめられて、少年は仔犬のように嬌声を上げた。
そのまま、指で円を描くように腔内を動かし、ほぐしてゆく。綺麗なラインのお尻をこちらに向ける、四つんばいの格好にさせた
少年のカラダがふるふると震え、腕がかくかくと痙攣するのが、少年のなめらかな背中越しに見えた。

そして、空いた手でこいつのペニスに手を伸ばしてやると、アプリコットのような先端は、透明な液体を滴らせていた。
自分のそれとはとても同じ器官と思えないその愛らしい姿は、食べてしまいたいとさえ思わせ、また手を添えたときの
嬌声と反応とは、また俺を昂ぶらせるに充分なものだった。


そして…少年に目配せすると、こくりとうなづいた。緩んだつぼみに俺の猛るものを近づけ…そして少年は、
俺の腕の中で貫かれ、甘やかなうめきをあげた。後ろから抱き締め、くちづけてやると、少しラクになるようだった。

くち…ずずず…じゅぷっ…ずずず…っ

幾度となく腰を動かし、少年のカラダの、一番奥を犯す感覚に、俺は罪悪感と背徳感、そして抗いがたい快感を覚えていた。
やがて、お互いのカラダの裡に芽生えた熱は高まり、とろけあい、上り詰め…俺は少年の胎内に白く熱いものを放った。


ことの後始末を終えた後、俺は少年に訊いた。訊かずにはいられなかった。「本当に、俺で良かったのか…?」と。
レベルも違いすぎて公平も出来ず、こいつのために役立てそうな事が、騎士の俺にできるとも思えなかったからだ。だが…

「いいの…おにぃさんが、いいのっ!」少年が、真摯な瞳でそう訴えかけた時、俺の目から熱いものが溢れていった。


俺ハ、必要トサレテイル。コノ地上デ、目ノ前ノ少年ニ、必要トサレテイル。


何も言えないまま、そっと司祭の少年を抱き締めると、抱き締め返してくれた。
俺は、少年の甘い匂いに包まれながら、まるで天使に抱かれているようだ、と思った。

                                                      ─完─
257名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/04/14(水) 05:25 ID:Uva/8j/c
>>254-256
美少年キター!
GJです。
堕ちたのは少年じゃなくて騎士の方かと(*´д`*)

少年が騎士に惹かれる過程がちょっと唐突すぎた気がしたので
その辺がハッキリするともっと良くなりそうです。
258接近に失敗しました接近に失敗しました :接近に失敗しました
接近に失敗しました
259BS×ローグ? 1/6sage :2004/05/23(日) 20:09 ID:IcvN6.0s
 さて。此処に二人の男が居る。
 一人は悪漢、筋張った身に虎の毛皮を、腰に髑髏を纏い、赤き逆毛は天に抗う。
 一人は鍛冶師、斧と槌を振るう腕は逞しく、その胸板の厚さたるや、推して知るべし。
 ひょんなことから知り合った彼等を結ぶは熱き情、それが色恋に変わるまでに然程時間はかからなかった。
 唯、一つだけ、難点があった。それは。
「……何で俺が組み敷かれてるんだ?」
「何で俺が組み敷かれなきゃあいけないんだ?」
 そう、双方互いに攻め手を自負する者であったのだ。彼等が持つ益荒男の姿形は勿論のこと、その気質を
考えれば、
「ふざけんな!何で俺が男にケツの穴捧げなきゃいけねえんだよ!」
「それは俺の台詞だ」
 モロクの夜闇に、如何とも言い難い口論が飛び交うのも当然であった。宿の古びた寝台に鍛冶師を押し倒し
吼えるは悪漢、そして訝しげに悪漢を見上げるは、鍛冶師。
 矢鱈と大袈裟な身振り手振りを駆使し、悪漢は喚く、
「いいか!?俺はな、全職業の女コンプリートしてハーレムギルド作るのが昔ッからの野望なんだよッ!
右手にプリに左手にナイト、右足にウィズ左足にアルケミ、でもってダンサーがな、御酌すんだよ分かるか!?
残り!?ローテーションだ!そんな俺様がな、幾ら手前ェとは言え、男に抱かれるわけにいくかッてんだ!」
「頭悪いな」
「んだと!?」
 世の王道極めた願望を容赦無く退け溜息混じりに呟くと、此度は鍛冶師が面に陶然を宿し、己の夢を語り出す。
「俺だって、彼女が出来たら使おうと研究に研究を重ねてだな、やっと玩具の開発に成功したんだぞ?ほら、
ちゃんと俺の銘も鋳れてある」
「変態だな」
「なッ」
 夢は夢でも、白昼夢の類だったらしい。人前には出せぬ形をした鉄塊を手にした鍛冶師に冷えた眼をくれやると、
悪漢は苦りきった面を掻き、ぼやく。
「……ッたく、これじゃ何時まで経っても終わりゃしねえ、そこでだ」
 突如口調を改め、ひょいと鍛冶師の体から降りると、悪漢は握った拳を突き出し、ほくそ笑む。
「ジャンケンでどうだ。勝った方が攻め手になる、ッてことで」
「乗った」
 石拳ならば、確かに公平には違いない。鋼の身を起こし頷く鍛冶師を見遣り、悪漢は問う。
「……で、何処行く気だ手前ェ」
「いや。小便へ」
「見え透いた嘘ほざいてんじゃねえよ!大方プリでも探してグロリア頂戴しようってな腹積もりだろ?あん?」
「違う」
 砂漠に住まう蛇の如き噛み付きを見せる悪漢に、淡々と首を横に振り鍛冶師は答える。
「カプラに預けてたルナティックとポリン挿しのブツを取りに行くんだよ」
「地道なドーピングすんじゃねえッ」
 夜に吼える悪漢を半ば哀れむかの如き光を以って悪漢を見詰めると、鍛冶師は噛んで含めるように教え諭す。
「あのな、精錬にしくじったら幾ら損すると思ってるんだ?俺達に失敗は許されない」
「必死だな」
「で、何で御前はトリプルブリンググラディウス持ち出してるんだよ」
「そりゃあ手前ェを暗闇にしといて……一寸した裏工作に決まってんじゃねえか」
「そういうのを世間じゃあ反則ッて言うんだ」
「そうなのか?」
「そうに決まってるだろうが糞ローグ」
「んだと糞ブラックスミス!」
 歯に衣着せぬ鍛冶師と荒くれる悪漢の物言いが火花を散らす、二人を知らぬ者から見れば乱闘開始の合図とも
思われるが、実のところは何時もの戯れに過ぎない。
 現に、鍛冶師は直ぐに矛先を収め、一世一代の大勝負を前に景気付けとばかりに武骨な拳を鳴らし始める。
「まあ、運は明らかに製造系の俺の方がいいしな」
「へッ、玩具工場で一時間に青箱五つ出した俺のリアルラックを舐めんなよ」
「可哀想に、そんな端金で一生分の運を使い果たして……」
「やかましわァッ!」
 そこに中指をおっ立て早速噛み付く悪漢を容易く往なすが、正直なところ、鍛冶氏の心中には、相手をおちょくって
いるという感覚はない。故に、悪漢を愛しく思う反面、その悪漢に振り回されて生じる微小なる苛立ちを知覚出来ぬ。
よって、鍛冶師自身の内に知らず知らずの間に溜まった汚泥を洗い流せずにいるのだ。
 畢竟、己の斯様な清濁に気付くこともなく、鍛冶師は割合真剣な面持ちを浮かべていた。それはそうやも知れぬ、
負ければ尻のみならず、男子の矜持をも奪われるのだ。無論情愛も大事なれど、男子たる者、そう易々と矜持を
捨て去れるものではない。
260BS×ローグ?2/6sage :2004/05/23(日) 20:10 ID:IcvN6.0s
 して、鍛冶師は告げる。
「先ずは、ルールの確認だ。一発勝負待ったなし」
「最初はグー、か?」
「志気が殺がれる。却下」
「よし」
 悪漢は条件を呑んだ。そして拳を握り、
「……何やってんだ、御前」
 呆れる悪漢の前では、鍛冶師が実に奇妙な仕草をしていた。地面と平行に腕を伸ばし手を逆さに組むと、くるりと
腕を丸める。そして組んだ手を眼前に持て行き、左右の手の隙間から、眉を顰める悪漢を蒼の片目で覗いている。
 奇妙極まりない姿勢のまま鍛冶師は答える、
「願掛けに決まってんだろ。ゲフェンの風習だよ」
「女々しい野郎だな」
「五月蝿い」
 悪漢の軽口を叩き返すと、鍛冶師は構えを解き、拳を握った。幾度も精錬の炎に照らされてきた精悍な顔が、
引き締まる。
「行くぞ」
「来やがれ」
 悪漢も口元を笑みに形作るが、その黒目は酷く真剣に、愛しい好敵手を貫いていた。
 一呼吸の後、張り詰めた糸が、弾かれた。
「ジャン!」
 声が重なる、
「ケン!」
 気迫が漲る、
「ポンッ!」
 拳を振り下げ一斉に己の手の内を明かす、だが苦しくも互いの手は石、
「ちッ!」
「未だ未だ!」
 炎纏いたる拳を退け、二者は次なる手を繰り出さんとす。
「あいこでしょッ!」
 然し気合も虚しく、此度は紙での相打ちとなる。されど、天秤が傾いたわけではない。勝負は、続くのだ。
「しょッ!」
「しょッ!」
「しょッ!」
 幸か不幸か、五度も重なる相打ちに掻き乱された悪漢の面の微かな歪みを、鍛冶師は見逃さなかった、
「なッ!?」
「勝ったな」
 突拍子もない声を挙げたときにはもう遅い、極限までの集中を要する幾多の鍛冶により精錬された鍛冶師の掌は、
石たる悪漢の拳をしかと包み込んでいた。
 石は、紙に敗す。然し、
「甘ェよ」
 窮地にも拘わらず、悪漢は口の端を吊り上げ笑んだ、そして
「目潰し!」
「するな!」
 冗談とも本気ともつかぬ面を浮かべ、鋏の刃と化した人指し指と中指を一千す。無論間一髪のところで逃れるも、
悪ふざけにも程がある。当然、流石の鍛冶師も雷を落とす、が。
「手前ェの所為でこんなんなっちまったんだからな、……落とし前はつけろよ」
 悪漢は、呆気ない程すんなりと白旗を揚げた。寝台にどっかと腰を下ろし、屹立した股間をわざと見せつけるように
膝を立てる。それは確かに焦茶の洋袴を押し上げ、己の焦燥を訴えていた。
261BS×ローグ 3/6sage :2004/05/23(日) 20:11 ID:IcvN6.0s
「言われるまでもない」
 言い捨て、寝台に置かれた針金を思わせる体に圧し掛かると、鍛冶師は悪漢と唇を交わした。眼前のそれは男で
ある筈、なのにその感触は柔い。厚い舌を絡ませ合いながら、二人は次第に寝台へと沈んでいく。ぴちゃぴちゃと
淫猥な音を立て互いを貪りあう最中、鍛冶師は手を下方へと伸ばし、先から猛っている悪漢の一物に洋袴の上から
触れる。それは布越しに欲情を訴えていた。
 けれど布越しでは足りない、鋼の鎖骨に唇を這わせる一方で、髑髏を形作る皮帯を解く。鍛冶師持ち前の器用さで
洋袴を閉じ合わせる金属の歯を解くと、腰から黒の肌着の下に手を滑り込ませる。掌に触れたそれは、酷く硬く、
そして、焦がれていた。
「あ……」
 悪漢の口から溜息とも喘ぎともつかぬ声が洩れる。今は未だささやかなそれをもっと高めてやろうと、鍛冶師は平たい
胸の粒を、救うように舐め上げる。
「ああッ」
 寝台の敷布を握り締めた悪漢の面には、確かに赤みが差していた。
 もっと、もっと。
「ひ、あ、くあッ」
 玉袋の裏の蟻の戸渡りに人差し指をなぞるように滑らせ、鍛冶師の指は引き締まった菊座へと到達した。未だ硬い
そこに直ぐ様楔を穿てる筈もない。一先ず鍛冶師は己の指を舐め、唾液にてたっぷりと湿らせる。その上で、襞の
一つ一つを押し広げるかの如く、肉の窄まりにゆるりと指先を埋没させた。
「あッ……は」
 かつてなき刺激に、悪漢は声を漏らす。温いそこは鍛冶師を拒むようでいて、その癖引き抜こうとすると指に絡み
ついてくる。爪先で傷つけることがないよう、細心を以って徐々に埋め込み、未熟な菊座を、悪漢をほぐしていく。
その指が一本から二本へと変わり行くうちに、男たる筈の悪漢の表情は艶を増していく。鍛冶師にとっては、それが
不思議でもあり、また愉悦でもあった。
 奇妙、なのに悦楽を生じる感覚に身を委ねきれず、悪漢は尚も敷布を固く握り締め、鍛冶師を見上げ、言う。
「俺は男だぞ……頭おかしいんじゃねえの」
「お互い様だろ」
 掠れ声で囁く悪漢の言が引き金となりて、再び接吻を交わす鍛冶師の脳裏に、彼の日の情景が甦る。
262BS×ローグ? 4/6sage :2004/05/23(日) 20:12 ID:IcvN6.0s
「ノビ限定ミルク0ゼニー?馬ッ鹿じゃねえの。BOTだの俺tueeeeeだのが蔓延ってやがる今の御時世じゃあ、
ノビどころか一次、下手したら二次職が持ってくに決まってんだろうが」
「そうかな」
 初心者のみならず、商人、同志を求める者、単なる通りすがり等、人の海と化したプロンテラ南門からやや南下した
辺りの叢で看板を立てつつ、空に揺蕩う雲の流れをぼんやりと眺めていた鍛冶師は、見ず知らずの悪漢の暴言にも
静かに答えた。確かに、彼の前には荷車一杯の牛乳が清潔な敷布の上にびっしりと並べられ、その傍らの看板には
初心者に限り牛乳を無償で贈呈する旨が、達筆且つ力強い筆遣いで書かれていた。立てたばかりと見え、未だ墨は
乾いておらず、黒の文字は陽光を照り返している。
 真顔で首を傾げる鍛冶師を指差し、何処の誰とも分からぬ悪漢は尚も責め立てる。
「御前ェのやってることは、そんな糞ッ垂れ共を調子付かせるだけなんだよ」
「……そうかな」
 再び首を傾げる鍛冶師を見下げ、悪漢は吐き捨てるように告げる。
「けッ、頭おかしいんじゃねえの」
「かもな」
 されど鍛冶師の表情は変わらない。その様を見遣った悪漢は舌打ち一つした、と、そこに数人もの人間が近づいた。
初心者か、期待に胸を膨らませ目線を落とした鍛冶師は、落胆の色を隠せなかった。牛乳の山の前に立つは、
何れも上級の職に就く者ばかり。初心者など影も形も見受けられない。厚顔と無言を以って牛乳に伸びる数本の手を
遮ろうと鍛冶師が口を開いたそのとき、
「おい、御前ェ等、字は読めますかァ?ここに何て書いてあるか、分かりますかァ?」
 こつこつと指先にて看板を叩き、大声での道化た口調を伴い二次職と牛乳の間に割って入った男こそ、先の悪漢で
あった。
 これには二次職の者共流石に動揺を隠せず、中には共犯者の意識があるのか、顔を合わせる者も居た。そんな彼等を
怒りを込めた眼つきで眺め遣ると、悪漢は吼えた。
「ノビ限定って書いてあんだろうが、ダボが!いい年こいて乞食してんじゃねえよ!散りやがれッ!」
 これが止めとなったらしい、彼等は一様に苦い表情を浮かべると、何処かへと去っていってしまった。無論、最後まで
一言も残すことなく。
「一昨日来やがれ!……ッたく、言わんこっちゃねえ」
 散り散りの背中に唾吐くが如き物言いをすると、鍛冶師が止めてくれと思う間もなく悪漢は再び群集に向かって吼える。
「そこのノビ!青髪の、そう、御前ェだ坊主!一寸こっち来やがれ!」
 然し、悪漢の形は堅気とは程遠い上、赤の逆毛ときた。斯様な男に吼えられては、初心者など一溜りもない。運が
良いやら悪いやら、偶々悪漢の目に止まってしまった、未だ少年と言える年の初心者は、明らかに怯えながら此方に
寄って来た。
 未熟な身を強張らせる初心者に、悪漢は唸るように問い掛ける。
「御前ェ、荷物に余裕はあるか?」
「ええと、は、はは、はい!如何にか……!」
 威圧に耐え切れず声を上擦らせる初心者に、悪漢は口の端を持ち上げにいと笑むと、横の鍛冶師を親指で指し、
言った。
「この粋狂な兄ちゃんが、未来ある若造共にミルクをくれてやるってよ」
「え?でも、そんな、悪いですよ」
「いいんだ、俺も昔、沢山の人に世話になったし」
 大方身包みを剥がされるとでも思っていたのだろう、予想に反した成り行きに目を丸くし泡を食う初心者に、鍛冶師は
優しい声音で告げる。
「これから君が見るのはいいことばかりじゃないだろうけど、この世界を嫌いにならないで欲しい」
 それは鍛冶師の誠の心根であった。確かに不穏なる噂や事実は山程ある、それでも、彼は己が生きるこの世界を
心から好いていた。己を育んできたこの世界を、嫌いになどなれるわけがなかった。
「……はい!」
 初心者は頷いた、その手に、背嚢に詰め込めるだけの牛乳を渡す。
「有り難うございます!」
 嬉しげに礼を述べた初心者は、慌てて背嚢の奥から、日を受け輝く二つの塊を取り出し、鍛冶師に差し出した。
「僕、さっき来たばかりで、こんなのしか持ってないんですけど、もし良かったらどうぞ」
「いや、いいよ」
「おー、じゃあ有り難く頂戴するぜェ」
 言い終わる前に割って入ったのは、先の悪漢であった。激励を授けつつ、去り行く初心者と手を振り合った悪漢は、
掌の結晶を転がし、呟いた。
「……ゼロピー二つねえ……こりゃ、ミルク一本代にもなりゃしねえや。ほらよ」
 勝手に一人ごちると、半ば押し付けるように鍛冶師にゼロピーなる結晶を渡す。その、決して眩しくはないけれど
仄かに温かい輝きを暫し見詰めた鍛冶師は、悪漢を見上げ、尋ねる。
「一つ、要るか?」
「要らね、俺がやったわけじゃあねえもんな」
「そうでもないだろう」
 恐らくは照れを隠す為、殊更に顔を顰めた悪漢は敢えて無愛想に問う。
「御前ェ、ギルドは?」
「入ってない」
「ならよ、俺と組まねえ?」
263BS×ローグ? 5/6sage :2004/05/23(日) 20:13 ID:IcvN6.0s
 そんなこともあった、過去を密かに懐かしみつつ、そして、あれから全く直る気配なき悪漢の暴言癖を思いつつ、
鍛冶師は考える。
 彼奴の根は悪くないことは分かっている、されど、時には自らの言動を思い返すべきではないのか。
 そして、一度暴君を下してみるのも、悪くはないやも知れぬ。
 長きに渡って溜められた濁を流すときが、来た。
 鍛冶師は密かに懐に手を伸ばすと、敢えて悪漢に聞かせるかの如く一人ごちる。
「考えてみれば、御前でも使えなくはないんだよな」
「あん?」
 二指が引き抜かれると共に、悪漢の鍛えられた脚が鍛冶師の肩へと抱え上げられる。悪漢の男根も二玉も肉孔も、
全てが鍛冶師の眼下に晒される。僅かに浮いた腰は、責める手の動きを容易にした。
 あまりにも唐突な行為と言に、悪漢は訝しげに眉を寄せそして
「て、手前ェ何しやがる!」
「挿入」
 引き抜かれた二指の代わりに悪漢を貫いたのは、鍛冶師の名を鋳れた張形であった。冷えた鉄造りのそれは
然程太くはないとは言え、男に貫かれた経験などない悪漢にとっては、少々度を越えた戯れであったに違いない。
「馬鹿、ぬ、抜けッ!抜けッつッてんだろ!?」
「嫌だね」
 焦りを隠せぬ悪漢の怒声を無視し、未だきつい孔を尚も穿つ。
「ひッ!」
「目潰しかました罰だ」
「執念深いな手前ェ、ん、ああッ!」
 嬌声が高まる、恐らく、精が漏れるが如き衝動に駆られたのだろう。悪漢の弱みは握った、なれど素知らぬ振りにて
鍛冶師は問う。
「何、今の?」
 まともに答えること叶わず歯噛みする悪漢を見遣りつつ、鍛冶師は張形を小刻みに動かし、先の箇所を突く。その度に、
悪漢は己が身ごとぴくりと震える。そしてその男根は、主の意思に反して尚も怒張するばかり。両の脚を鍛冶師に預けて
しまっている為、逃れるも容易ではない。
「や、めろォ……ッ」
「本当に止めて欲しいのか?」
 昂ぶりに絶え絶えに呟く悪漢の耳元に唇を近づけ、真顔を装ったまま鍛冶師は囁く。
「いい面してる癖に」
 焦燥に身を捩り始めた悪漢を煽る唇から笑みが洩れる。それは日頃温和な鍛冶師には見られぬ、嗜虐の悦びに
他ならなかった。
 もっと。もっと。もっと。
 絡みつく鍛冶師の視線から逃れるかの如く首を捻る悪漢の顎に手を添え、己を見上げさせる。悦に蕩けかけた黒瞳が
己を貫く。それだけで、鍛冶師は自身が昂ぶるのを感じた。
「ちゃんと見せろよ」
「……ふざけん、な、あッ!」
 細い顎を掴む手が離れたかと思うと、鍛冶師から逃れんとした罰よろしく、屹立を握られる。加減はしてある、強過ぎず、
さりとて弱過ぎることもなく、丁度の緩みを以って男根を扱き上げる。無論、その間も悪漢を嬲る張形の責めは止まらぬ。
「ああ……止せ、止めろ、馬鹿……」
 言にて拒みつつも、その身は悩乱を極めつつある悪漢に問い掛ける、
「前と後ろ、どっちがいい?」
「ほんと黙れよ手前ェ……さっさと、手、うあ、放しやがれ……!」
「未だ、駄目だ」
 そう、何故なら。
「……ん……!」
「くッ……!」
 寝台の上で昂ぶるは悪漢のみに非ず。引き抜いた無機質な張形に代わり、遂に鍛冶師は情に駆られる己を以って
悪漢を貫いた。先の張形で慣らしてあったとは言え、鉄茎以上に太い生の男根は、悪漢を鳴かせるには十分過ぎた。
女陰や口膣の如く、男根全てを締め上げるには足りないが、初めて通じた悪漢の秘所は、その淵を以って根本を締め
上げる一方で、孔は陰茎を柔く包み込む。男根自身への刺激は当然のこと、加えて、今、己の下で喘いでいるのは
正に彼の悪漢である、という事実が、鍛冶師を高みへと導き行く。
 無論、肉の繋がりにかまけて悪漢への愛撫が止んだわけではない。先走りを肉茎に絡め扱き、先に心得た箇所を
突き上げ、喘ぐ悪漢を前と後ろから責めに責め立てつつ、鍛冶師は告げる。
「御前のこと、矢ッ張り、好きみたいだ」
「そりゃ、あ、良かったなッ」
 斯様なときでも憎まれ口には事欠かぬ、なれど、息を荒げつつ、悪漢は笑んでみせたのだ。

 堰が、崩れた。己の濁が流され行くのを感じた。
 己は、この男のことを理解していると思っていただけなのやも知れぬ。
 恥ずかしかった。酷く。
264BS×ローグ? 6/6sage :2004/05/23(日) 20:14 ID:IcvN6.0s
「……やべえ、い、いッちまう……」
 やがて悪漢は呻く、先までの嬲りへの悔悟が鍛冶師の相貌を歪ませるも、悦に蕩けるその声が、その顔が愛しく、
昂ぶる情を以って突き上げる。突き上げる。突き上げる。
「退け、いいから退けッ、あ、あ、あああああッ!」
 半ば譫言と化した嬌声の最中、瞬時手の内の男根が膨れたと思うや否や、高らかに鳴く悪漢に覆い被さる鍛冶師の
割れた腹から胸へと、白の飛沫が散った。粘つく白濁はぽたりと垂れ、悪漢の腹へと落ちた。
 飛沫の跡を睨み遣り、悪漢は吐き捨てた。
「……だから退けッつッたんだよ、糞が」
「構わない」
 萎みかけた男根を抜き、肩に掲げた脚を下ろすと、己を汚す白を掬い取り、口元へと運ぶ。舌先に乗せた男の証は
白の薬液と見た目こそ似てはいたが、味は殊更に苦い。そして、この上なく愛しかった。
「……悪かった。やりすぎた」
「別に」
 身を起こし項垂れる悪漢を詫びと共に背から抱き締めるも、答えは酷く素っ気無かった。
「ヤり方まで決めたわけじゃねえし、漢が一度約束したことに文句なんか言えッかよ」
「……御免な」
 答は返らぬ、背けた顔は見えぬまま。
 大人しく、己が抱かれた方が良かった。折角の初夜を台無しにした。悔やむ鍛冶師は唇を噛み、悪漢を抱く腕に
力を篭めた、と。
 天地がひっくり返った。石造の天井が見えたかと思うと、直ぐ様喜色に満ちた悪漢の面が取って代わった。
「ヒャーッハハハハ!俺様は悪い漢だがなッ!油断したのが手前ェの運の尽きだ馬ァ鹿!さっきの仕返しは目一杯
してやッからな!覚悟しやがれ!」
 無遠慮な高笑いと共に寝台に押し付けられ、悪漢の重みが肩に掛かる。腰の上に跨られては、最早抜け出すことも
叶わぬ。
 先に流した筈の濁が再び溜まり行くのを此度はしかと感じつつ、鍛冶師は低い声で唸った。
「……殴っていいか」
「はあ?そもそも俺がチョキ、手前ェがパーで俺が勝ってんだろうが!文句あッか?」
「……あんなの、反則じゃあないか」
「聞こえねえなあ!つか、」
 殊更に憎々しい面構えを拵えて訴えを退けた悪漢は、ふと、決まり悪げに言った。
「……やらしてやっただろ」
 心なしか赤みを増したその面を見上げると、込み上げる苦笑を抑え不機嫌を装い鍛冶師は告げた、
「でも殴る」
265名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/23(日) 20:20 ID:IcvN6.0s
無駄に長くて相済みません。肝心のえろは半分以下ですし。御目汚し、大変失礼しました。
266名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/05/25(火) 11:22 ID:jKDBweSM
も、萌えまくり⊂⌒~⊃。Д。)⊃
最高です!
BSはローグに惚れまくってるみたいだけど、
ローグはどうなんでしょうね…気になります。
267名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/06/09(水) 06:53 ID:MUuehnNY
ふらふらネットをさ迷っていたところ、初めてここを拝見しました。
まだ全部は読めておりませんが、神が〜神がたくさんいらっしゃる(*´д`*)
特に、ごつい漢萌えの自分としては259様のSSはツボつきまくられで
(;´Д`)ハァハァ (;´  Д`)ハァハァ (;´   Д `)ハァハァハァハァ :.` ;:.・∵ ゚ д:.`
ローグ×BSな展開も見てみたい・・・ゲフゲグ
268名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/21(水) 23:24 ID:2PAA0Uk2
止まってるな
269名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/07/26(月) 20:04 ID:UyulpdK2
無抵抗なノビを、1次職が数人で取り囲んでハァハァしてるのが読みたい。
ノビイジメハァハァ
270名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/07/26(月) 21:10 ID:ztIcyJts
ageまずいぽ(´ω`;)
271名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/31(土) 02:19 ID:KOeGF4qc
突然ですが今って倉庫なくなったんですかね?(´・ω・`)
272名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/07/31(土) 22:35 ID:ufPAKTFg
倉庫?
このスレはタイトルみてもわかる通り、まだ1スレ目だから倉庫はもともとないですよ。

そうではなくて♂萌えスレ全般の倉庫という意味なら、いまはないですね。
最初の支援サイトさんが閉鎖されたとき、次のデムパ塔さんにひきつがれたのはあぷろだと絵板だけで、
今の♂萌え集会所さんも同様。


もしも♀萌エロ小説の倉庫のことなら、
ttp://moe.novel.knight.client.jp/
ttp://cgi.f38.aaacafe.ne.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php
ですだ。
273名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/13(金) 00:18 ID:LiU1t2SQ
文神様たちは皆うpろだに行ってしまったのだろうか(;´Д`)
時々はこちらにも書いて欲しいよ…
274名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/13(金) 00:33 ID:vrH65qSo
こちらでBS×ローグ?を書いた者です。
ちょっと時期はわかりませんが、近いうちにローグ×BS編を投下させて頂きたいと思っています。
前述の通り、微妙な色の話ですが、せめて枯れ木になれれば幸いです。
文神の皆様もいらっしゃるといいなあ…
275名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/25(水) 00:35 ID:VN.sanHo
259のBS×ローグ?の続きだろうか

早く見たい、とせっつきたくなる…

(*´Д`*)
276名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/25(水) 11:10 ID:kI9WJMSA
274さんに胸をときめかせつつ、自分はベタネタのアサ×プリネタを
いつも通り会社で書いてます(死

♂×♂小説いつも楽しみにしています

更新回数は少ないですけど、そのぶん良作が多くて毎回ウホッって感じです
√|●b<GJ
277名無しさん(*´Д`)ハァハァsageアサクルセ :2004/08/28(土) 13:21 ID:7Qjv2346
夏祭りの開催されているアマツも、深夜ともなれば静かになる。
国外の人間達が集まる宿も例外ではなく、祭りの最中の騒がしさがまるで嘘のようであった。
夜の闇に沈み込むような静謐さ。
しかし、そのような中でも、その男クルセイダーは眠る事が出来ずにいた。
布団の中で居心地悪そうに体を動かすと、
寝間着代わりに着込んだ浴衣がまとわりついて、更に落ち着かない気分にさせる。
何度か寝返りを繰り返していた彼は、やがて諦めたように体を起こした。
眠くないわけではない。だが、どうにも寝心地が悪いのだ。
ベッドに慣れてしまった彼にとって、アマツの寝具「布団」はともかく硬い。
本国から来る人間向けの宿は、かなり柔らかくしてあるというのだが、
それでもクルセイダーには馴染めないものであった。
彼は布団から抜け出すと、障子と雨戸を開いた。
枯れる事の無い桜と、霞むような月。
幻想的な風景に、散歩にでも行こうか、とぼんやりと考える。
先程より明るくなった部屋を見渡してみるが、そこには彼の姿しかない。
数人の仲間とアマツに来たのだが、人数調整の関係で、彼は二人部屋に泊まる事になったのだ。
きっと同室の者も、寝付けなくて外に出ているのだろう。
障子を閉めようとして、ふと彼は胸元がやけに涼しい事に気付いた。
目をやると、寝返りのせいか、浴衣は大分はだけて、胸元が露わになっていた。
「……みっともない」
クルセイダーは小さく呟くと、浴衣を調え、帯を締め直した。
服装が整ったのを確認すると、彼は静かに部屋の外へと出た。
慣れない浴衣の隙間から入り込む風が、少し気持ちよかった。
278名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/28(土) 13:23 ID:7Qjv2346
中庭に面した回廊を、浴衣姿のクルセイダーは時折立ち止まりながら歩いていく。
流石に草履までは揃えなかったので、足元は靴である。
本来アマツでは、回廊も土足で歩くべき場所ではないのだが、
国外の客向けの宿ともなると例外にせざるを得ないようだ。
中庭に降りて桜の大樹を見上げていた彼の耳に、微かに、不思議な音が届いた。
ぽろん、ぽろん。
小さな金属のぶつかるような、それでいてもっと穏やかで、優しい音。
辺りを見回すと、建物の陰になるように細い道が続いているのが見えた。
桜の傍から離れて、細い道を覗き込む。どうやら、この先から音は聞こえるらしい。
浴衣を擦らない様に気を付けながら、クルセイダーは建物の隙間へと身を滑らせた。
窮屈な道だが、そう長く歩かないうちに、視界が開けた。
中庭よりも更に狭い広場に、桜の木が一本と、石で出来た置物のようなものがある。
何だろうとクルセイダーが近寄ると、
その表面には窪みがあり、竹の筒から流れ出る透明な水が蓄えられていた。
桜の花弁が一枚、水面に揺れている。
似たような物をどこかで見た気がして、クルセイダーが首を傾げた時だった。
「綺麗な音だね」
背後から声を掛けられて、慌てて彼は振り返った。
共にアマツへ来た、同じ部屋に泊まっているアサシンの青年が、柔らかい笑みを浮かべて立っていた。
「……いつから、後をつけていたんですか」
「中庭に降りた辺りから、かな」
アサシンはそう答えると、桜の木に寄りかかった。
「部屋に戻ったら君が居なくて、どこ行ったのかなってふらふらしてた」
そう言ってアサシンは石の置物に近寄ると、その表面に手を乗せた。
「これ、神社の近くにもあったでしょ」
言われて、ああ、とクルセイダーは納得した。
確か、手水鉢と言われるもので、神社の参拝前に手を清めるものだと聞いた。
「けど、こんな音はしませんでしたよ?」
クルセイダーがそう言うと、
アサシンは手水鉢の水を柄杓ですくい、すぐ脇の石が敷き詰められた場所に撒いた。
あ、と口を開きかけたクルセイダーに、
アサシンは人差し指を口の前に立て、静かにするように促した。
途端、先程の不思議な音がぽろぽろと鳴り響いた。
279名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/28(土) 13:24 ID:7Qjv2346
驚いた様子のクルセイダーを見ながら、アサシンは柄杓を元の位置に戻した。
「水琴窟っていって、水の落ちる音を反響させてるんだってさ」
「へえ……」
凄い、と呟いて、クルセイダーは手水鉢を覗き込んだ。
確かに、水が零れ落ちる度に、不思議な音は響いている。
そういえば、とクルセイダーはアサシンを振り返った。
「貴方は今までどこに?」
「手水鉢の別のがあるところ」
「……神社?」
クルセイダーの問い掛けに、アサシンは頷く。
「肝試ししてたんだけどね」
けどね、とアサシンは呟いて、柄杓で手水鉢の水面を揺らした。
「あんまりどきどきしなかった。遅い時間なら面白いかもって思ったのに」
子供のような言葉に、クルセイダーが顔をしかめる。
「いくら貴方でも危険ですよ」
神社とはいうものの、そこに続く道は魔物が住み着いている為、
地元の人間は滅多に通ろうとはしない。
そんな所に夜更けに、しかも一人で行くとは。
しかし、アサシンは気にする様子もない。
「そう?」
柄杓から手の平に水をかけて、響く音色に聞き入っているようだった。
「せめて、誰かもう一人ぐらい一緒にいるときにすればいいのに……」
ぼやくような調子のクルセイダーに、アサシンはえー、と呟いて、柄杓を放り出した。
「そうしたらどきどき感半減じゃない」
それとも、とアサシンは呟いて、
柄杓を拾い上げようと前屈みになったクルセイダーの体を後ろから抱きこんだ。
「どきどきさせてくれるの?」
そう囁くと、クルセイダーの浴衣の襟元から、冷たく濡れた手を胸元に滑り込ませた。
「ひぁっ……」
水琴窟の響きよりも高い声が零れて、
クルセイダーは慌てて唇を噛み、背後のアサシンを睨みつけた。
「ちょっと、何を……」
「何って、分かってるでしょ?」
どきどきさせて、とクルセイダーの耳元で囁くと、
アサシンは冷たい手でゆっくりと胸板をなで上げた。
280名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/28(土) 13:25 ID:7Qjv2346
くすぐったさと冷たさに混ざって、別の感覚が湧き上がってくるのを、
クルセイダーは信じられない気持ちで受け止めていた。
どきどきさせて、と言ったアサシンと、そういう経験が無い訳ではない。
今回の部屋割りで、アサシンが自分との二人部屋を希望した時にも、ある程度の覚悟はしていた。
しかし、屋外で、というのは一度も無いし、やりたいと思った事も一度も無い。
恥ずかしいとかそれ以前に、常識的に考えてまずいだろう。
クルセイダーは、浴衣の上から、自らの胸板を撫で回すアサシンの手を掴んだ。
首を傾げて覗き込んでくるアサシンに、クルセイダーは声を絞り出すようにして呟いた。
「せめて、部屋に戻ってからにしませんか?」
ここで全てを拒否すれば、
もっと悲惨な事になるのは経験上――全くありがたくない経験だが――目に見えている。
だが、アサシンは満足してくれなかったらしい。
クルセイダーが次の言葉を発するよりも、アサシンが首筋に噛み付いてくるほうが早かった。
「つ……ぁ」
大した痛みは無い。だが、それ以上に耐えがたい、どろどろとした快感が次々と湧き上がってくる。
手繰り寄せていた思考の糸は離れ、口から零れる言葉は意味を成さないものとなってしまう。
「室内より外の方がどきどきするじゃない」
首筋に顔を埋めたまま囁かれ、ぞわぞわとした感覚が、そこからクルセイダーの全身に広がっていく。
「そういう事を……!」
「ほら、どきどきしてる」
ひんやりとしたアサシンの手が、心臓の上で止まると、確かに鼓動が速まっているのが分かる。
「そうじゃなくてっ」
「ああ、これじゃ足りないか」
全く話を聞こうとしないアサシンは、指先をクルセイダーの胸の突起に引っ掛けた。
「うぁっ」
体に走る衝撃にバランスを崩しかけ、クルセイダーはアサシンに身を委ねるような形になってしまった。
どうにか体を支えようと、クルセイダーは腕を伸ばし、手水鉢の縁に手を付いた。
ひらひらと目の前に桜の花弁が落ちてきて、クルセイダーは無意識のうちにそれを目で追っていた。
それが水面に落ちるのを覗き込むと、
一緒になって、月に照らされる水鏡に自らの顔が映っているのが見えた。
アサシンの与える快楽に怯えつつ、どこかでそれを悦んでいる自分と、目が合う。
「やぁ……っ」
慌てて顔を背けると、背後でアサシンが笑っているのが聞こえた。
「こんな綺麗な顔なのに」
そう囁きながら、彼はもう一方の手を、クルセイダーの下肢の付け根へ滑り込ませた。
281名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/28(土) 13:28 ID:7Qjv2346
浴衣の間を割って入った手は、そのまま下着の中へと潜り込み、クルセイダーの中心に絡みつく。
「ふ……あ、や、やめっ……」
「どうして?」
気持ち良いでしょう、というアサシンの問い掛けに、クルセイダーは言葉を返す事が出来なかった。
意味の無い喘ぎ声と、手水鉢の縁で握ったり広げたりを繰り返す手が、答えの代わりとなっていた。
性感の中心が、アサシンの手に翻弄されながら、段々と硬くなっていく。
緩急つけて扱き上げていたアサシンの指が、穿つように先端を押した。
「ほら、もう随分濡れてるじゃない」
アサシンが先端を擦る度に、
水琴窟とは比べ物にならない、生々しい水音がクルセイダーの鼓膜を震わせる。
音よりも更に生々しい快感は、零れ落ちる先を求めて、クルセイダーの体の中を駆け巡る。
「あ……も、だめっ……」
クルセイダーの懇願に、アサシンはうん、と呟く。
「いいよ、出しちゃって」
そう答えて扱き上げるのだが、クルセイダーは首を横に振る。
「やだっ……手、はな、して……」
「強情だなあ」
扱き上げていた手の動きを止め、胸元に入れていた腕で優しくクルセイダーを抱きしめる。
苦しげな息を整えながら、クルセイダーは途切れ途切れに言葉を発する。
「……だって……ここ、外だし……」
「まだ気にしてたんだ」
そう言うとアサシンは、抱きしめていた腕の力を少し抜いた。
自然に、クルセイダーは手水鉢の水面を覗き込む形になる。
映るのは、淫らにはだけた浴衣姿の自分と、穏やかな、けれど底知れないものを秘めた瞳のアサシン。
「こんな姿で、何を気にするんだい?」
水面のアサシンがそう呟くのが見えた。
それと同時に、大人しくしていた手が、自らの中心を乱暴に扱きだした。
「いぁっ!」
ビクン、と体が震えて、辛うじて左の肩に引っかかっていた浴衣がさらり、と滑り落ちた。
露わになった左肩から首筋に向かって、アサシンが吸い付くような口付けを落としていく。
水に漬かってしまった浴衣の袖が揺れる度に、水琴窟が音を立てるのだが、
もうクルセイダーの耳には届かない。
「ん、ぁ……も……あっ……」
上下別々に生み出される、違う種類の熱に、クルセイダーが堪えられないといった様子で声を上げる。
「……いいよ、出しちゃって」
先程と同じ言葉を耳元で繰り返し、アサシンが濡れた先端を手の平で包み込み、耳にそっと噛み付いた。
「あぁっ……」
その衝撃に押し出されるようにして、クルセイダーは熱く、どろりとしたものをアサシンの手に放った。
そのまま、クルセイダーは力なく手水鉢に寄りかかる。
水面では、がくがくと震える自分の体を、アサシンが満足そうな笑みを浮かべて抱きしめていた。
「いい子だね」と呟いたのが聞こえた気がした。
282名無しさん(*´Д`)ハァハァsage本番ないけどおしまい :2004/08/28(土) 13:29 ID:7Qjv2346
浴衣の隙間から、アサシンの白く汚れた手が見えた。
「あ……ごめんなさい」
汚してしまった事を謝ると、アサシンは別に良いよ、と笑って手を抜き取った。
自らの欲情の果てをまざまざと見せ付けられて、クルセイダーは顔を背けた。
アサシンは柄杓を取り上げて、白く汚れた手に水を掛けた。
ぽろぽろと鳴る水琴窟の音は、とても清澄なものに思えたが、
それを鳴らす水に、アサシンに導き出された本能の欠片が混ざっていると思うと、
耳を塞ぎたくなるクルセイダーだった。
「ほら、袖濡れてるよ」
アサシンにそう声を掛けられ、クルセイダーはようやく立ち上がって、浴衣の袖を絞った。
乱れてしまった浴衣は、アサシンが綺麗に整えてくれた。
そういうあざとい気配りに、騙されてはいけないと思うのに、どうしても引っ掛けられてしまうのだ。
今だって、クルセイダーの意識は妙な安堵感に支配されつつある。
絞った袖を軽く引っ張って伸ばすと、じゃあ、とアサシンはクルセイダーの目を覗き込んだ。
「続きは、戻ってからね」
「……は?」
何を言い出すかといった顔のクルセイダーに、アサシンは平気な顔で続ける。
「部屋に戻ってから、って言ったのは君じゃない」
「って、もうやったじゃないですか!」
「僕はやってない」
しれっと言いのけたアサシンに、クルセイダーは背中が冷たくなるのを感じた。
「それとも、やっぱり外が良い?」
それでも構わないけど、というアサシンの手は、既にクルセイダーの浴衣の襟元に掛けられている。
「だ、誰がそんなっ」
慌てて手を振り払ったクルセイダーに、アサシンは表面上は穏やかに見える笑みを浮かべて頷いた。
「じゃあ、部屋に戻ってからにしよう」
こうされてしまっては、もう嫌だとは言えないクルセイダーだった。
機嫌良く歩くアサシンの背に、思いっきり水を引っ掛けてやりたい気持ちになったが、
そんな事をすれば悲惨な結末を迎えるのは分かりきっているので出来はしない。
来た時と何も変わらずに続く水琴窟の音色が、ひどく恨めしく思えた。
283名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/08/28(土) 14:20 ID:eLo9c1WA
>277-282
ごめんなさい。 ♀ 萌 え ス レ と 間 違 え て 読んでしまいました。

綺麗な表現をする人だなぁ、と思いながら。
え?このスレで♂×♂?とか思いながら。

最後まで、文章を追う目が止まりませんでした。
引き込まれてました。

表現と雰囲気が、とても、とてもGJです。
284276sage :2004/09/03(金) 12:55 ID:neipSP1A
めちゃくちゃ間が空いてしまったのですが、今更ながら、黄金カプールネタ
投下させて頂きます(ぷるぷる

長いです;
285近似値融合(1/5)sage :2004/09/03(金) 12:56 ID:neipSP1A
『痛い、熱い、苦しい・・・助けて!!』

気味の悪い笑い声、体が八つ裂きにされるような激痛。
押し付けられた石畳で顔が擦れ、あちこち裂傷を生む。
たくさんの足、大きな靴、薄暗い場所。
誰かが見てる――おびえたような目で見る幼い服事。

『ねぇ・・・痛いよ・・・助けてよ』

懇願しようにも言葉が出ない。
次の瞬間、すでに服事の姿は消えていた。
男たちの下卑な笑い声・・・。

「――ぅわぁっ!!!」

助けを求めようと大声を上げ男たちの手を振り切った・・・はずだった。
しかし、そこは見慣れた部屋で、自分を拘束していたと思われるものは、
さきほど自分自身が跳ね飛ばした掛け布団であった。
カーリオンは何度か荒く息をした後、左手で顔面を覆い最後に大きく深呼吸をする。
彼の清潔に切りそろえられた栗色の髪が細かに震える。
手の隙間からは枯葉色の瞳が悲しげに半ば伏せられている。

『なんで今更になって・・・』

夢であるとわかっているのに、甦る激痛と恥辱とが、カーリオンの自尊心に大きな亀裂を作る。
『私はいつまでこの罪に怯えていかなくてはならないのか』
過去、一度もその身から離したことのない胸の十字架を握り締め、神の名を呼ぶ。

「――エイメン」

一通り祈りを済ませてしまうと少しだけ気持ちが楽になる。
こうすることで、その身を罪の炎で焼かれることから免れてきた。
否、そうする以外にその身に刻まれた忌まわしい記憶から、逃れる術を知らなかった。

「・・・カーリオン様ーーー??」

服事の一人アネットのかん高い声が呼ぶ。

「今、行きます」

カーリオンは慌てて汗でぐっしょりと濡れた寝巻きを脱ぎ捨て、重苦しい闇色の司祭服に袖を通す。
最近の司祭達は、礼拝時以外は襟元をくつろがせるのが一般的になスタイルになっているが、
カーリオンは、常時前ホックを几帳面に全部止め、カラーをしなくては気がすまなかったし、
それを窮屈とも思わなかった。
ズボンにはいつもアイロンを利かせ、折り目がなくなることはなかった。
もっともそういった雑事は、服事のアネットが自らすすんでこなしてくれていた。

彼が自室から螺旋階段をくだり、階下にあるささやかな食堂に足を運ぶ。
4人掛けのテーブルの上には、すでに服事たちが準備した清貧な朝食が並べられていた。

「すみません、すっかり寝過ごしてしまいました」

彼がバツの悪そうに謝ると、アネットともう一人の服事であるソレスが顔を見合わせて笑う。

「カーリオン様はお偉い方なのですから、これらいで登場されるのが一番いいと思いますよ」

「そうそう」と言わんばかりにソレスが何度もうなづく。
この片田舎の小さな教会には、司祭であるカーリオンとこの二人の服事たちしかいなかった。
時々主幹が教会の収支の確認に来ること以外は、三人で礼拝から冠婚葬祭までのすべてをまかなっていた。
カーリオンにとってこの教会は何物にも変えがたい癒しの場であった。
二人の明るさが、彼の中にこびりついた忌まわしい過去を、少しずつでも忘れさせてくれた。

彼はこの二人を心の底から深く愛していた。
二人もカーリオンの模範的な献身の姿や、誠実な行動に対して、深い尊敬の念を抱き、
また私生活においても本当の父兄のように慕ってくれた。
特にアネットの方は、尊敬以外に心に秘めた想いがあるようだった。
その気持ちに気づいてはいたが応えられる訳もなく。
またアネットの方もそれは重々承知なので、これといった混乱が起こることもなく
三人はずっと平穏な日々をすごしていた。

神に祈りをささげ、さて朝食に取り掛かろうとした時、入り口のベルが邪魔をする。
教会のドアは昼夜を問わず常に開放されているので、わざわざベルを鳴らすということは、
この教会に用向きのある者が来たのだろう。

「――失礼。二人は食事を続けてください」

そう言って席を立つと、すぐに入り口の方に向かう。
時刻は6時をほどなく過ぎようとしていた。

『こんな早朝に一体何の用だろうか』

戸口に人影が見えた。
その人物は全体がうす汚れていて、何日も湯に入っていないように見てとれた。
一見すると乞食のようにも見えるが、顔にぐるぐる巻きにされた細長い布や、
両手にはめられたままの武器や、ところどころにある黒い染み・・・
恐らく何者かの血であろう・・・を見れば、彼が暗殺者と呼ばれる部類の人種だと判断できる。
この者ほどこの神聖な場所が似合わない人種はいないだろう・・・。

「ようこそいらっしゃいました。ご用の向きは?」

彼は努めて冷静に問いかけた。
暗殺者の表情はその巻かれた布のせいで測り知ることはできない。
だが、どうにも彼のことを頭のてっぺんからつま先までつぶさに観察しているように思えた。

「・・・懺悔を」

たっぷり5分はまたされて訪問者が口を開く。
常日頃殺生を繰り返しているこの手の人種ならば、懺悔したい気分になる時もあろうか。

「神は貴方のいかなる罪も赦してくださることでしょう。どうぞこちらへ」

そう考えながらカーリオンは彼を礼拝堂に招きいれた。
礼拝堂に入ると正面には壁に管をめぐらせた大きな金色のパイプオルガン。
そのやや上のステンドグラスの中央には、聖母が浮き彫りにされたこの教会のシンボルである十字架。
向かって左側の扉の向こう側に懺悔室である。
懺悔室は中央を仕切りとして二部屋に分かれており、仕切り部分は目隠しのされた小窓を除いて
壁で囲まれている。
重厚な扉は相談者のプライバシーを十分に配慮し、一切の音を遮断する構造になっていた。
暗殺者を片方の部屋に通し、カーリオンはもう片方の部屋に腰を落ち着ける。
一対の椅子とテーブルだけ手狭になる小部屋は、どこか監獄に似ていると彼はいつも感じる。
小さいテーブルには彼の愛用している聖書が常に置いてあり、
これに左手を乗せながら相談者の懺悔を聞くのが、彼のいつものスタイルであった。
286近似値融合(2/5)sage :2004/09/03(金) 12:57 ID:neipSP1A
「貴方がこれから打ち明けるいかなる事柄に関しても、神の名において口外することは決してありません。
心の準備ができましたらどうぞ遠慮なくお話してください」

そう促すとカーリオンは暗殺者の姿を目隠しの隙間から垣間見る。
暗殺者は少しうなだれるような格好で沈黙を守っていた。

『よほどの相談なのだろうか・・・』

カーリオンはそんな彼の様子をつぶさに観察しながら、沈黙がやぶられるのをじっと待っていた。
小窓に取り付けられた目隠しは、細長い板を手先が入るか入らないかぐらいの隙間を持たせて
取り付けられていた。

「――お前、あの時のやつだな?」

その声は、まるで地獄の門番の声ノようであったを彷彿させた。
全てをのみこもうとする濁流が、もう彼の胸元まで浸かってしまっているような錯覚を覚え、
一瞬でカーリオンの全身から冷ややかな汗が噴出し体が震え上がる。

『あの時・・・って・・・』

問いただしたつもりだった。
しかし乾いた舌先が上あごにべっとり張り付いていて、その言葉が声になることはなかった。

『違う・・・私はッ』

否定したつもりだった。
しかし、酸欠の魚のように無様に口をパクつかせるだけで、いつまで経っても声になることはなかった。

「随分と動揺してるじゃないですか、神父様?」

貶めるような言葉が目隠しの隙間から次々と侵入してくる。

「確か――10年ほど前だったか・・・アルベルタの路地裏で・・・」

『何故この男があのことを・・・!?』

忌まわしい呪縛がカーリオンを襲い、四肢を硬直させる。

「その日は大時化でね。あんたは自棄酒で泥酔した異国の船乗りたちに囲まれて・・・」

『やめろッ!!やめてくれッ!!』

必死の形相で目隠しの先にいる暗殺者に抗議をしようと立ち上がった瞬間・・・。

――シュルッ

何かが首に巻きつき、一瞬で部屋の境界まで体を引き寄せられ胸をしたたかに打ち息が詰まる。
彼は何が起こったのか理解することができなかった。
ただ、首に巻きつけられたワイヤー状のものが、自分の首を締め上げていることだけは判った。
そのワイヤーは目隠し部分の板同士の隙間から、向こう側の部屋の何かに結び付けられており、
一瞬でその動作をやり終えた暗殺者は、相当の手練であろうことがわかる。

「ご名答ってやつか」

首に食い込んだワイヤーをなんとかはずそうともがいている間に、後ろから声をかけられ
思わず体がびくっとなる。

「わ・・・私は・・・ッ・・・」

『早く否定せねば』

焦れば焦るほどワイヤーに締め付けられ、声も段々をかすれてくる。

「あの時アンタ何されたんだ?」

「・・・ッぁ・・・」

すでに息すら出すのが苦しい。このまま窒息死してしまうのではないかとさえ思えた。
暗殺者の質問に答えられるハズもなく。

「へぇ・・・カーリオンって言うのか」

恐らく最後のページに記されたサインを見つけたのだろう。
テーブルに置かれた聖書をパラパラめくる気配がする。

「――光あれ」

パタンと本を閉じる音がした。

『苦しい・・・苦しい』

カーリオンは、どうしたらこの苦しみから逃れることができるのだろうかと必死に頭を巡していたが。

「・・・くぅッ・・・」

突然後ろから抱きかかえられて唇の間から声が漏れる。
暗殺者の鍛え上げられた鋼のような体を熱い体温。胸元の留め金を荒々しくはずされ、
さっきまで暗殺用の武器をもっていた無骨な手が否応無しに侵入してくる。

「・・・なッ・・・!?」

今自分の身に起こっていることが信じられず、カーリオンは激しく動揺する。
手はすでに彼の左右の突起を痛いぐらいに擦りあげる。
愛撫と呼ぶにはあまりに強引すぎた。
それでも自分の体がどんどんと熱くなっていくことに、カーリオンは激しい失望感を覚えた。
あれ以来貞節を守り、教会においてのいかなる決まりごとも一つとして破ったことがないのに、
なぜ、自分はこんなにも脆弱で淫乱なのであろうか・・・。

『このような者の・・・しかも男の手に快感を覚えてしまうなんて』

ざらりとした舌に不意に首筋を舐め上げられ、背筋がゾクゾクする。
287近似値融合(3/5)sage :2004/09/03(金) 12:57 ID:neipSP1A
「こういう風にされたんだろ?」

舌よりもさらにざらついた声が頭の中で何度も反響する。
聞きたくないと思えば思うほどに、あの時のことを・・・激痛と悩乱と・・・そして、
ある激しい感覚が思い起こされて、カーリオンは思わず吐きそうになる。
あの時と同じように男の指が自分の体をまさぐり、自分の意思とは裏腹に熱が
鉛のように下腹部にたまり・・・。

「うあッ・・・!!」

熱の中心を布越しに触れられただけで思わず艶めいた声が漏れてしまう。

『助けて・・・助けて・・・』

背後から襲われ逃げることも抵抗することもできぬまま、暗殺者に蹂躙されていく自分。
今すぐ舌を噛んで死んでしまいたかったが、そんな勇気もなく・・・知らず熱いものが頬を伝い落ちていた。

「・・・お前覚えているか」

暗殺者のくぐもった声が背中に響く。

「うッ・・・くぅッ・・・」

声を出すまいと歯を食いしばる彼に答える余裕もなく。
それを心得ているかのように彼の者は言葉を続ける。

「あの時、一人の服事が見ていたのを」

カーリオンは思わずはっとなった。
彼が思わず助けを請うた服事の少年・・・それがこの者とどんな関係が・・・。

「あれは・・・俺だ」

そういいながら暗殺者の手が後ろに添えられ、激しい嫌悪感に思わず身をよじる。
そのままゆっくりと指の腹でシワを広げるようになぞられ、カーリオンは漏れそうになる声を押し殺す。

「・・・え?」

言葉の意味をようやく理解する。

『あの少年が・・・』

「お前が襲われていたのを目撃したというのに、服事であった俺は逃げるのを助力するどころか、
その場から逃げ出してしまった・・・。自分では助けられないにしろ、誰かに助けを求めていれば
最悪の事態から逃れられたかも知れないというのに・・・」

ぶつぶつと男は言葉を吐き出す。

Ifばかりの呟き・・・その言葉は自戒なのか、怨恨なのか・・・。

「あれ以来、一度たりともあの光景を忘れたことはない。お前のすがるような目を・・・。」

少しずつ解きほぐされていく感覚に思わずぶるっと身を震わせる。
相変わらずワイヤーはキリキリとカーリオンの首を絞め続ける。

「何度も夢を見た。お前が何度もあいつらに犯される夢を。その度に俺は罪悪感に押しつぶされそうになった。
『死にたい』と何度も願った。」

「アァッ!!」

彼の太い指がついに侵入を始めた。
思わず身じろぎしたせいで、ワイヤーが擦れて皮膚をかすかに傷つける。
恐らく血が滲んでいるのだろう。少し濡れた感覚がそこにあった。

「でも死に切れなかった。だから俺は暗殺者の道に入った。
いつかこの罪深い俺を殺してくれる奴が現れるだろうと」

第一関節まで埋もれた指がゆっくりと・・・だが確実に動き始めたため、カーリオンの体を戦慄めいたものが駆け巡る。
男の懺悔は続いている。

「しかし、人間ってのはおかしなもので。いざ殺されそうになると防衛本能が働いちまって、
うまい具合に死ねねぇんだよな」

彼は自嘲した。
それに合わせて指の動きも止まる。

「何度も何度も『これで終わりだ』という瞬間はあったのに・・・俺はこうして生き延びちまった。
とっとと死んでりゃ苦しまずに済むものを・・・な」

いい終わると同時に、さっきとはうって変わって、入り口を抉るように指が動き始める。
排泄以外に使ったことのない場所は、どうしても嫌悪感を拭い去ることができず。
しかし、逆らいようのない感覚が混在することも確かで、それがカーリオンの頭を混乱させていた。
1mm程のワイヤに繰り返し傷つけられた皮膚も、今は最初の痛みも忘れぼうっとした熱さを保つだけとなっている。

『・・・熱い・・・苦しい』

だが不思議とあの時のような恐怖心は起こってこなかった。

「あれから、お前は神の道を選び、俺は悪魔の道を選らんだというのに・・・」

拙い指の動きに序々に追い詰められていく。
彼の頭をだんだんと支配していく焦燥感・・・それが快感であることを否定して、なんとかかろうじて理性を保った。

「・・・何故、貴方はここに来たのですか?」

自分の声を聞いたのがひどく久しぶりに感じた。
いつの間にワイヤー切れたのか、自分をさんざん苦しめていたものは、今は緩んで首のまわりにもたついてるだけになっている。
首の後ろに息がかかる。
暗殺者が自嘲したのがわかった。

「神を殺しに来た」
288近似値融合(4/5)sage :2004/09/03(金) 12:58 ID:neipSP1A
まるで子どものたわごとのようなことをさらりと口に出す。
だが、口調は今までとうって変わって固く、この男が本気だということを感じた。

「神を殺して、俺の無限に続く贖いの旅を終わらせたかった・・・」

指を一気につきいれられて、叫び声を上げる代わりにカーリオンは全身を大きくひくつかせる。
柔らかな内壁を確かめるように動く指が、体の内側からぬちぬちとした音を伝えてくる。

「かつて、俺が本気で信じた神にもっとも近い者・・・そいつを殺せば、
俺はその重すぎる罪でようやく死ぬことができると・・・」

逆行するように指が侵入してきて、思わず吐きそうになった。
こみ上げてきた胃液をなんとか抑えてカーリオンは彼を振り返る。
顔を隠すために巻かれた包帯のような布は一連の所作でゆるんだのか。
その間からは男の相貌が見え隠れしていた。
漆黒の髪と浅黒い肌、薄い唇。
キレ長の細い目の中にある闇色の瞳は、驚くほど無垢な光を宿していて、そのギャップにカーリオンはひどく戸惑い、抵抗する力を失ってしまった。

「でも・・・まさかこんな場所でお前と会うなんて」

深淵色の美しい目はカーリオンを凝視していた
改めて今の自分の状態に激しい羞恥を感じ、全身が熱くなる。

「わ、私は・・・っ」

言いかけた言葉は増やされた指によってかき消され、彼は何を言おうとしたかもすぐに判らなくなる。
体の奥で食指のように淫らに動く指がどんどんと思考を掻き乱していく。

「お前はここで罪を消滅させることができたのか?」

その言葉はひやりとカーリオンの頬を掠める。

「うッ・・・くぅぅ・・・」

鈍痛と眩暈とで足ががくりと折れそうになる。
彼の質問に答えられるはずもなかった。
それは、カーリオンの胸の中に秘めた疑問であるからだった。

「・・・ならば、俺がお前を清めてやる」

暗殺者はそう言うと、カーリオンのズボンに手をかけ乱暴に引きおろす。
ビシャっと液体が臀部にかけられ、彼は思わず震え上がった。

「なっ、何・・・を」

カーリオンはすでに力のない言葉を出すことしかできなかった。
からん、と音を立てて足元に転がったのは、見慣れた真鍮製の聖水の小瓶だった。

「・・・っぅ」

後ろから肩口をつかまれ、そのまま仕切り窓に体を押さえつけられる。
叫ぼうが暴れようが、食堂にいるであろう服事たちに、助けを呼ぶ声など届くはずがない。

「――エイメン」
289近似値融合(5/5)sage :2004/09/03(金) 12:59 ID:neipSP1A
痛いぐらいに前を擦りあげられ、こじ開けるように恥孔に男性器をねじ込まれ、こらえきれず悲鳴を上げる。
激しい痛みにぶっつりと精神が切れてしまいそうで、カーリオンは必死で正気を保とうとする。
そうすればするほど、痛みと、その奥に秘められた衝動がはじけそうになり・・・。

「あッ・・・あああッ!!」

抑えることなどできずに、暗殺者の手に欲情の証を迸らせる。
荒く肩で息をしていると、一瞬止まった動きがまた再開される。

「お前はッ・・・何人の男を、ここに咥えこんだんだッ・・・?!」

快感に乱れた暗殺者の声が、カーリオンを再び追いたて始める。

「どう・・・して・・・」

うわ言のような呟きは、すぐに圧倒されるような衝動に押し流されて。
性急すぎる腰の動きに何度も抉られ、彼が二度目の絶頂を迎えたとき、
男のぱんぱんに腫れ上がった楔も中ではじけた。
その熱さに思わず背中が引きつり。その姿が男を煽情していることさえ、彼が気がつくことはなかった。

「ほら、飲めよ」

自分の汚所から引き抜かれた性器を無理やりに口につっこまれ、意図せず男の白濁液を飲み込むことになる。

「うっ・・・げほっ・・・げほ」

思わず吐き出した液体が自分の司祭服を穢して、カーリオンは沈痛の面持ちになる。

「お前の痛みを理解できるのは、この世で俺だけだ・・・」

男は独白のように呟く。

「外に出ろ。そして自分が生きることの罪深さをその身で感じろ。こんな場所に閉じこもって、
偽りの清らかさをいくら得ることができても、お前の蝕まれた心は一生癒えることなどない」

カーリオンはがっくりと膝を折り彼の前にうなだれる。
汚された床までも自分を責めているようで、絶望感に打ちひしがれそうだった。

「カーリオン、・・・俺について来い」

男が手を差し伸べる。
その手は幾たびも殺生を行ってきた罪深いものであるはずなのに、カーリオンにとっては、
地獄の底に垂らされたかぼそい銀色の蜘蛛の糸のように思えた。

「どこに・・・」

カーリオンの枯れ葉色の瞳が大きく揺らぐ。

「そうだな・・・」

男は思案する。

「地獄に行くのも悪くはないな」

『地獄・・・それが自分に一番似つかわしい場所だ』

そう思い、のろのろと男の手に触れる。

「お前の傷を舐める癒せるのは唯一俺だけだ。そして逆もしかりだ」

男の顔がかすかに緩んだように――見えた。
他者から心の底から求められるということは、こんなにも心地よいものだったろうか。

「――ああ、お前におあつらえ向きな服があるぜ」

勝手に引き出し等を漁って、男がカーリオンに何かを投げつけた。
それは、首都プロンテラの祭事に出席する時に身に着ける標準的な司祭服だった。
カーリオンは汚れた司祭服を脱ぎ捨て、黒地に赤いラインの入った服に着替えた。
体には疲労感と鈍痛があったが、憑き物が落ちたかのように不思議とすっきりしていた。

「さぁ、いくぞ」

暗殺者が礼拝堂に向かう。
カーリオンは足をもたつかせながら彼を追い、そのまま教会の外に出た。
思えば用事がなければめったなことで外出することもなかったなと、胸の中で独り言を言う。

ハッとなって振り返ると、そこには古ぼけた小さな教会が建っていた。
今となってみれば、その場所はカーリオンにとっては、鳥かごに過ぎなかったのかも知れない。

『ここに確かに神はいたのだろうか・・・』

その質問に答えられる者など誰もいないだろう。
カーリオンは苦笑すると、そのまま教会を後にした。

二度と戻ることはないであろう自分の故郷・・・。
服事たちとの和やかで楽しい聖的な毎日。
彼の罪を覆い隠してくれた、慎ましやかで清らかで・・・そして残酷な日々。

「――エイメン」

呟きながら、神に仕えるものとなってから一度もはずしたことなどない十字架に口付けると、
彼はそれをそっと地面に埋めた。

あの時以来止まっていた彼の時間は、今ようやく動き始める。

―end―
290284-289sage :2004/09/03(金) 13:04 ID:neipSP1A
これで安心して土日休めます(何

萌エロスレの339の前の話だったりします(ボソボソ
291ローグ×BS 1/3sage :2004/09/05(日) 15:41 ID:nkCREReg
 短剣と木綿着のみを頼りに、彼はこの世へと飛び出した。右も左も分からぬものの、人を救うならば聖職者、との噂を
小耳に挟んだ彼は、己の口の悪さも省みず、一目散に首都プロンテラを目指した。
 だが、彼は戦う術すら知らなんだ。プロンテラの周りに広がる野ッ原にて、虚空を相手に滅多矢鱈に短剣を振り回す彼を
見かねたか、一人の冒険者が声を掛けた。
 熟練と思しき冒険者の指南は、至極適切だった。初心の彼は、見る間にこの世の慣わしを身に付けていった。されど、
それも彼が何匹目かの蛹を打ち倒すまで。彼が振るう短剣に耐えかね、薄緑の液を飛ばし弾けた蛹の元には、見慣れぬ札が
落ちていた。微かに色を変えた冒険者の眼は、おぼつかぬ知識を以って札の正体を探る彼に気取られることなく、どうせ
商人に売りつけようとも粘つく液よりも安い端金、ならば記念として、とばかりに言い包められた彼の手から、蛹が描かれた
札が永久に消え去ったのは言うまでもない。
 当時の相場で90K。彼が己が失った真の価を知るのは、己に手を振るかの冒険者が蝶の羽を崩し消えた後、一連の様を
横目で見ていた者共の囁きを耳にした頃。
 世話になった冒険者に、気持ちばかりでも礼を渡したかったのは事実だ。だが、騙し取られた、という意識は、彼の胸に
根深く巣食ってしまった。
 何故、己が斯様な目に会わねばならぬのだ。ならば、己が奪う側に回っても良いのではないか。
 憤然と意を翻した見習が潜った門は、盗賊組合。
 だが、盗賊を経て晴れて悪漢となり、悪行三昧を繰り広げようと目論むも、人の心根は容易に変わらぬ。畢竟彼が達した
地は、相も変わらずの取り立て地獄。初心かと思い壁を申し出れば彼奴は手練の正体を隠した狡猾たる輩、二次職に
転ずるまで経験を根こそぎ吸い取られ、臨時の戦に馳せ参じれば同朋は全て頭の黒い鼠、戦果は当然の如く持ち去られ。
 経験や金どころか生気まで余さず奪い取られ、いっそ冒険者など辞めてしまえば楽になれるのだろうか、思い詰めた彼が
『ノビ限定ミルク0ゼニー』と書かれた板を眼にしたのは、そんな折だった。
「お前ェのやってることは、そんな糞ッ垂れ共を調子付かせるだけなんだよ」
「そうかな」
 我ながら刺々しい詰問に、大量の牛乳を目の前に並べるかの鍛冶師は、そう答えたのみ。
 気狂いではないか、疑いが一瞬胸を掠めた。だが、鍛冶師の瞳は揺るがない。
 信じられるやも知れぬ。そう感じたからこそ、我先に牛乳を手に取る厚顔の輩共を罵る言が、彼の口を衝いて出たのだ。
なのに。


「おっしゃあッ!……あのな、そんな嫌そうな面すんじゃねえよ」
「……ごめん」
 鋏を象った指先を掲げ、首都の夜に吼える悪漢の前、紙の如く手を広げ、どことなく浮かぬ顔つきの鍛冶師は力なく項垂れる。
今宵攻め手の権利を得たのは己だが、これでは興を削がれることこの上ない。悪漢は忌々しげに舌を打つ。
「ちッ、折角勝ったッてのに、気ィ乗らねえ。大体、手前ェ、いつもそうじゃねえか」
 睨み付る眼光が鋭ければ鋭い程、鍛冶師の相貌は益々沈み行く。一週間前、石拳による攻守決定の後に己の体を与えたにも拘らず、
悪漢自身は未だ鍛冶師にありついていない。故は分からねど、攻め手の権を得て迫る度に、神妙な面持ちの鍛冶師が己を拒む。
一度ならば心構えが足りぬのかと諦めもつくが、それが毎夜となると、流石の悪漢も不審を抱く。
 けれど、これまでは頑なに悪漢を拒んでばかりいた鍛冶師は、漸く迷いなき顔を上げた。
「……今日は、大丈夫だから」
「本当だな」
「ああ」
 疑いの眼差しを向けるも、鍛冶師は茶の頭を縦に振るばかり。
「……ったく」
 赤毛の頭を掻きぼやくものの、遂に彼を我が物に、と逸る心は抑えきれぬ。焦燥を以って部屋の隅へ鍛冶師を押し遣ると、
益荒男の体躯を一人分の寝台へ横様に沈める。巻き上げられた綿埃が、締め切った室内に僅かに舞った。
 心中の高鳴りに駆られ、悪漢は埋もれた肩を我が物とするかのように圧し掛かり、噛み締められた唇を、己のそれと重ねる。
今や両眼すら固く瞑り始めた鍛冶師を無理にでも抉じ開けたい衝動に駆られるが、焦ってはならぬ。少しずつ、少しずつ。
薄く開いた隙間から覗かせた舌先で、微かに夕餉時の酒の香を残す唇をちろちろと舐めているうちに、寝台に押さえつけている
肩から、徐々に力が抜けてきたように思えた。ならば、と舌にて侵入を試みれば、観念か悦への期待故か、鍛冶師の唇は蝶の形に
結ばれた紐の如く、ゆるゆると解けていった。これを機と見た悪漢は、些かの性急さを以って鍛冶師を存分に貪った。踊る舌を
追う行為は、次第に鍛冶師と身を重ね行く悪漢に、不思議な充足を与えた。
 受け身から攻め手に立ち変えただけで、こうも心境が異なるものか。悪漢は密かに妙な感心をしつつ、己が被さった身を探り
出す。
「……っあ……」
 焦りと悦が混じった声を耳にするだけで、己自身が浮き立つ。あれだけ張り詰めているのだ、既に身を重ね合わせた鍛冶師に
この怒張が伝わらぬ筈がない。斯様にさもしい己を鍛冶師はどう思うのだろう、考えただけで悪漢は羞恥に爆ぜかけるが、
今更如何しようもない。
 せめて灯りを消しておけば赤く火照るこの頬を見られることもなかったろうにと、己の迂闊を悔いつつ、悪漢は片手で
どうにか革帯を解くと、途端男の手を許し始めた鍛冶師の尻を弄り出す。少々ざらつく手触りが、却って生々しさを以って
己を掻き立てる。
「ひっ」
 慣れぬ感触に思わず身を竦める鍛冶師の様を見遣るうちに、先は散々己を嬲った癖にと、悪漢の胸中に複雑な想いが沸き出づる。
ならば、こちらから少々嬲ってやっても罰は当たるまい、一人得心した悪漢の指は昂ぶりの兆し見える男根ではなく、締まった
尻の窄みへと這っていく。時に擦り、時に押しつつ肌を冒していくにつれて、いつの間にか己の背に回された腕に、次第に力が
篭められていく。
 思えば初夜、男の矜持を捨て苦難を耐えてまで鍛冶師に奉じたのは己ではないか。それを忘れたかのような鍛冶師の態度に、
次第に腹を立て始めた悪漢は、積週の恨み思い知れとばかりに、嬲る指先をその窪みへつぷと沈める。己を迎えるは、鍛冶師の
微かに苦悶に歪む相貌と非常なる抗い、の筈が。
292ローグ×BS 2/3sage :2004/09/05(日) 15:41 ID:nkCREReg
「……何だ、こりゃ」
 悪漢は頓狂な声を上げた。密かに抱いたやや邪な目論みに反し、鍛冶師は何の抗いもせず己を受け入れたのだ。試しに肉に
埋もれた指先を探るように動かしてみても大した拒みも受けず、寧ろ悦びを以って迎えられたように思える。
「おい、何でこんなに……」
 直ぐ様ある考えに行き着いた悪漢は、咄嗟に言いかけた口を閉ざす。偽りの笑みを浮かべては、己を掠め取っていった者共の
姿が、心を過ぎる。
 また、己は繰り返してしまうのか。唇を噛み千切らんばかりに歯を衝き立て、悪漢は荒々しく眼前の体を突き飛ばすと、
唐突に失せた情の行方を捜し求める鍛冶師を見下ろし、心中膨れ上がる血塊を吐き出す。
「……手前ェまで、俺から何もかも持ってッちまうのか」
「は?」
「どうせ他の奴にされてたんだろ?俺を拒んでる最中によ!」
「……意味が分からない」
 血反吐の咎めにも、鍛冶師は困惑を露に首を振るばかり、見る間に悪鬼と化していく形相を鍛冶師に突きつけ、悪漢は吼えた。
「惚けんじゃねえよ!だったら、何でこんなに緩いんだよ手前ェ!」
 悪漢の轟を耳にするなり、鍛冶師の顔色が変わった。相貌に憂いを帯びると共に俯き行く鍛冶師を見下ろすにつれ、悪漢は
己が真に触れてしまったのだと直に感じた。
 壊れた。否、壊した。不用意な一言がもたらした重みに耐え切れず、悪漢は顔を背けた。最後の誇りとして、見っとも無く
泣き出す様だけは見られたくなかった。
 これで、終わりだ。もう、己には何も残されてはいない。ともすれば零れ落ちる涙を顔を上げ堪える悪漢の背に、鍛冶師の
静かな声が届く。
「……俺が入れたとき、凄くきつかったから」
「ああ?」
「お前も死にそうな顔してたし、やっぱり慣らしておいた方がいいのかな、って思って……あれ使ったんだ」
 引っ込んだ涙を他所に振り向いた悪漢の前に、微かに顔を赤らめた鍛冶師が差し出したのは、嘗て己を散々に弄んだ、鉄の
張り型。
 唖然として言葉を失う悪漢を見上げ、鍛冶師は淡々と告げる。
「やっとここまでになったんだ、これくらいになってれば、お前も俺も無理しなくて済むだろう?」
「おま……馬ッ鹿野郎!」
 闇夜に怒号を上げ、身を乗り出した悪漢はばんと音立て掌を寝台に叩き付けた。
「いいか!?ここに!お前が読みたくて読みたくて仕方が無かった淫乱女プリ三つ巴体験告白本があるとすんだろ!?」
「どっちかと言えば、モンクの方が好みだな」
「黙れ!でだ!やっと手に入ったんだ、少しずつ、舐めるように読んでいくのが人として正しい姿だろうがッ!」
「俺は一気読みする」
「だああああッ!」
 己の勘違いを棚に上げつつ、どこまで行っても噛み合わない嗜好に業を煮やし、ばんばんばんと掌を寝台に叩き続ける悪漢に、
気狂いでも見るかのような目付きを寄越し、鍛冶師はなおも問い掛ける。
「どうした、胃でも悪いのか」
「五月蝿ェッ!」
 咆哮と共に鍛冶師を睨みつけた悪漢の眼からは、先とは異なる色の涙が浮かんでいた。だが、直ぐ様不敵を以って己を塗り替えた
悪漢は、再び鍛冶師を寝台に押し付けつつ、呟いた。
「だったら、慣らし様がないところを弄ってやるよ」
 そう言いつつ己の洋袴を弄り出した悪漢が鍛冶師の口元に突きつけるは、先から怒張を示していた男根。先端の窄まりから既に
透明な汁を垂らし始めていたそれを、白の歯が形良く並ぶ口へと押し入れる。
 奪え。今度こそ、奪ってやれ。
「ふ、ぐッ!」
「言っとくけど、噛むなよ?」
 流石に斯様な訓練は予想の外だったらしい、慣れぬ異物に眼を見開く鍛冶師に念を押し、悪漢は悦への道を教授する。
「舌で舐めんだよ」
「んふ……ううっ……!」
 蹂躙されているにも拘らず、口を閉じることも知らず、初な舌を用い素直に従う鍛冶師を見遣るうちに、己の無法を詫びたくなる
衝動に駆られるが、
「そうそう、まあ、ぎりぎり合格ッてとこだな」
 口を衝いて出るのは心の逆、なお且つ、強いたとは言え己の男根を咥え込み、唾を以って滑らすことも知らず、只管に己を舐め
しゃぶる鍛冶師を眺め遣るにつれ、求めても得られなかった奪う歓びが悪漢の心に芽生えていく。元来穢れを知るべきでない舌なる
代物が、己に淫らに絡みつく感覚が堪らない。
 されど、拙い手管では心底からは満たされぬか、鍛冶師に馬乗りになった悪漢の腰が焦燥に突き動かされていく。
「う、んんんっ!」
 塞がれた口から、悲鳴に似た呻きが洩れる。茶髪が覆う頭を両の手で抑え、息を荒げた悪漢は次第に激しく鍛冶師を突き上げる。
口の膣に擦り上げられ達する先は、
「うあ……っ」
 悦爆ぜる余韻に浸りつつ、一滴たりとて零さぬようにと、悪漢は萎み行く男根を鍛冶師の奥の奥まで無碍に押し込む。
「呑めよ」
 我ながら随分冷淡な声が出るものだ、密かに感嘆を洩らした悪漢は、漸く己を引き抜いた。見遣った鍛冶師は、眼に涙を湛え、
恐らくは吐き気に抗いながら、厚い掌で口を抑えていた。やがて、苦い白濁を溜め込んだ鍛冶師の喉がこくん、と鳴る。
「げほ、……うえ……っ」
 直ぐ様涙を零し咳き込んだ鍛冶師を見下ろすに、悪漢の心中から仄かな悦が消え失せる共に、無理に鎮めていた罪悪感が己を
責め苛み始める。
293ローグ×BS 3/3sage :2004/09/05(日) 15:42 ID:nkCREReg
「そんなに不味いかよ」
「ちが……どの奥、突かれて……」
 不機嫌を装い問う悪漢に答える鍛冶師の瞳に、怨の色はない。
「……俺、何か悪いことしたか」
「さあな」
 得心つかず問い掛ける未だ涙滲む眼から逃れるように、悪漢は体をずらした。そして、羽織る白から覗く厚い胸に、己の赤い舌を
這わせ始める。日中汗ばんだその体は、情人を貪る悪漢に少々の塩辛さをもたらした。
「や、は……あっ」
 押し殺した嬌声と共に身を捩らせる鍛冶師の様に、先程精を放ったばかりの男根が、再び鎌首を擡げ始める。だが、未だだ。
 意図的に避けていた左の平たい粒に舌を寄せるも触れることはなく、その周りを先で突き、撫でるばかり。
「……く……ううっ」
 寝台から零れた脚が強張る、耐えるように両の瞳を瞑る鍛冶師を上目遣いで眺めると、舌先で嬲っていた方とは逆の粒を唐突に、
そして甘く摘み上げる。
「ああっ!」
 声が一際高まると同時に、固くそそり立った彼奴の男根が、乱れた洋袴越しに己の腹へと当てられる。
 少しは悦も味わったようだ、ならば、そろそろ。
 唾に塗れた粒に軽く口付けると、火照り始めた体を無理に裏返す。己に向けられる戸惑いの眼を無視し、悪漢は既に革帯解かれた
洋袴を引き降ろす。寝台の縁に晒されたのは、女のような丸みこそないものの、形良く引き締まった男の尻。窄まりを指で割って
みれば、己で慣らしただけあって、鍛冶師の相貌が微かに悦に歪む。この分だと、既に菊座で達したことも少なくないと思われる。
他人の手によるわけではないのが唯一の救いではあるが、己が寝静まった際を見計らい、生真面目な顔で斯様な真似をしている
鍛冶師の姿を思い描くと、悪漢は赤毛の頭に苦痛を覚えた。幾ら己と、恐らくは鍛冶師自身の為とは言え、初穂摘みの歓びを
奪われては、男として少々虚しさを覚えるのも無理はない。それでも。
「いた……あッ」
 男の肉槍と鉄の張り型とは勝手が違うと見え、慣らした筈の菊座をみちみちと押し広げられる苦悶に、鍛冶師は呻いた。その様に、
嘗て己を苛んだ苦難がまざまざと甦り、腰を掴み一突きをくれつつ悪漢は腹立たしげに喚き散らす。
「お前だって入れただろうがッ!死ぬかと思ったんだぞあんときゃ!」
 耳元で怒鳴り出す悪漢を体を捻って見上げ、鍛冶師は唇を苦悶と悦に戦慄かせつつ問い掛ける。
「今は……?」
「あん?まあ、ちっときついけど、死ぬって程じゃあねえよ。ていうか、割と気持ちいい……か」
 首を捻り答える悪漢を見遣り微かに笑んだ鍛冶師は、恐らくは身を裂く苦痛の中呟いた、
「良かった」
 たったの一言、されど鍛冶師のその一言が、悪漢を抉る。
 やっと立てた奪う側、なのに。
「うあああっ」
 少しの身動ぎが鍛冶師を引き裂く、上がる鳴に我に返るも、揺れる心は定まらない。敢えて荒々しく腰を突き、ひくつくそこを
無情に責め立てる。赤黒い男根の先端で締まる肉壁を無遠慮に擦れば、忙しい交わりが鍛冶師の情欲と苦悶を一息に煽り上げる。
「もっと鳴けよ」
「ひ、んんんっ」
 悪意を装い低く囁けば鍛冶師は敷布を噛む、洩れた唾に湿る皺が寄った白布を見遣るにつれ、無理に歪ませた悪漢の面構えが
悔悟に沈みそして、
「……やめた、俺の柄じゃねえや」
 積み重なった泥の想いを吹っ切るかのように、悪漢は言ってのけた。
 温いと思えどこれも己の性分、末永く付き合っていく他はない。無論、この鍛冶師とも。
「もっと良くしてやるからよ、力抜け」
 和らいだ声音にて茶の髪から覗く耳へ告げると、針金に縛られていた鍛冶師は漸く敷布を放し、ほっと息を吐いた。布の白に、
唾が湿らす歪な円が残される。
「よし」
 朱中に安堵を浮かべた鍛冶師を見遣り頷いた悪漢は、汗滲む頬を啄ばんだ。相手の腰に手を回すと、既に昂揚を示す男根を
軽く包み込む一方で、己自身で鍛冶師を探る。
「この辺か……?」
「あ……っ!」
 見当をつけた辺りを先端で擦ってみると、手中の男根が更なる昂ぶりを見せる。
「成る程な」
 口端引き上げにいと笑うと、愛しい鍛冶師のそれを扱き上げると共に、悪漢は己を以って緩やかに突き始めた。
「はああっ!」
 他愛もなく喘ぎ出す鍛冶師に更なる悦を与えてやりたく、頃合を見計らいつつ、悪漢は徐々に動きを強めていく。その度に
ぴくぴくと震える男根を、この上なく愛しく想う。
 彼からならば、与えられる。彼にならば、与えられる。
「そろそろ……行くぞ」
「や、あああああっ!」
 宣告と共に弾けるは己と彼奴、吐き出した精のみでは足りぬのか、達してなおきゅうきゅうと己に絡みつく鍛冶師の思いの外の
情欲の強さに、呆れるよりも求められる歓びが先に立つ己の病を末期と思えど、性を同じくする身でありながら互いに立つ瀬を
換えつつ契を交わした今となっては、瑣末と捉えるべきだろう。
 寝台に散った白濁の処理に気を回す前に、鍛冶師の陶然たる相貌が悪漢を見上げ、遠慮がちなねだりを口にする。
「もっと、ほしい……」
「幾らでもくれてやるよ」
 何気なく応えたその言が、見習の時分の覚悟もどこへやら、今やすっかり与える立場と化した己の姿を改めて炙り出す。
「……俺、やっぱローグ向いてねえかも」
 愕然たる面持ちで頭を抱えひとりごちる男を不思議そうに見上げる鍛冶師に、悪漢は苦笑を洩らす。
「何でもねえよ」
 そして寝台に身を預けると、残る悦に蕩け未だ横たわる鍛冶師を左腕で抱き寄せると共に、不遜に笑んだ悪漢は鍛冶師の胸前に、
固く握った拳を突きつける。
「次も負けねえぞ」
 悪漢の拳に石を象った己の拳を突き合わせ、微かに笑んだ鍛冶師も答える。
「俺だって」


 斯様に二人の男が交わす石拳は、畢竟相子。白黒を迎える日は遠いに相違ない、それでも、情と矜持が綯い交ぜられたこの石拳は、
夜毎火花を散らし続けるのだろう。
294259ついでに274sage :2004/09/05(日) 16:11 ID:nkCREReg
投下予告をしたにも拘らず、長らくお待たせしてしまって本当に申し訳ございませんでした。
259の続きの、ローグ×BS編になります。先は展開上言えませんでしたが、実はリバでごめんなさい。

>277さん
 一見お子様なアサシンと、彼に容易く手玉に取られるクルセの恋?模様に激しく萌え、
 全編を通じてのアマツの風流な雰囲気に心惹かれます。
 外で肌蹴る浴衣はえろすぎです。

>276さん
 明かされた被虐主義聖職者カーリオンさんの過去に益々(*´Д`)ハァハァ、
 萌エロの方と含めて今後の彼らが気になります。
 臀部なる汚所に掛けられた聖水、という食い違いが堪りません。
295284-289sage :2004/09/06(月) 13:03 ID:B6SPbY6U
>>274さん
リバーキターーーΣorz
激萌えました。
なんというか、二人とも漢なところがすごく気に入ってます。
というか鍛冶屋さんが一人で慣らしたとか・・・あああ(激しく妄想中
前回よりも更に内に秘めた愛情が見え隠れしてて、
えっちの表現とかもプラスされて、もどかしいけど萌えでした。
完成度が高く、読みやすい文章はいつも参考になります。

感想もありがとうございました
普段文章書かないもので、読みにくい箇所多々ですががんばります(ぐっ

>>277さん
浴衣ってやっぱり色っぽいですねっ。
自分がエロシーン描くのが下手なので、だんだんと盛り上がっていく二人を
みていて、こっちもドキドキしてきました。
続きが気になりますぎますっ(悶々
表現がとても繊細で綺麗なので、すらすらと読めてしまって。
みなさん上手すぎっ!!Σorz

次回作を心待ちにしてますねv
296名無しさん(*´Д`)ハァハァsageハンタプリ:雨の日 :2004/09/10(金) 23:11 ID:n/ZtyrUw
晴れ続きだったプロンテラに、久々に雨が降った。
久々の休暇を雨に邪魔された男プリーストは、
自室のソファーに座り込んで、透明なグラスを弄んでいた。
中身は既に飲み干したらしく、氷だけが入ったグラスは、
背の低い机に置かれて、からん、と涼しげな音を立てた。
「いくら見てても止まないと思うよ」
プリーストの言葉は、勿論グラスに向けられたものではない。
部屋の隅で、じっと窓から外を覗いている、
彼よりも少し背の低い男ハンターへの呟きだった。
ハンターが窓から外を見てから、プリーストが声を掛けるまでに五分はあっただろう。
その間、ハンターは一度も振り返る事無く、
窓の外――正確には、雨が降る窓の外を見つめ続けていた。
「これじゃあ明日も雨かな」
ようやく振り向いたハンターは、やっぱり雨から離れようとしない。
「三日ぐらい雨続きになるってさ」
プリーストがそう言うと、ハンターはマジかよ、と苦々しげに呟いた。
「暇が重なった時に限って雨とか、本当あり得ない」
「でも、現にこうやって降ってる訳だし」
「そうだけどさ」
ハンターは肩を竦めた。
狩りや砦落としに熱心なギルドのメンバーであるこのハンターと、
本業は子守り代行で冒険者稼業は副業だと言うプリーストでは、
どうしても休暇が重なりにくかった。
ハンターが暇な日でも、
プリーストは子供達に囲まれてばたばたしているというのがほとんどだったし、
逆にプリーストが子守りから解放されている日なのに、
ハンターにはギルド会議や狩りの先約やらがあるなんてこともあった。
それが上手い具合に休暇が重なり、一緒に過ごす約束をしたのは良かったが、
空は見事なまでの雨模様。
しかもこの様子だと、二人の休みが重なっている間、ずっと天気は不機嫌そうだ。
出かける気にもなれず、
とりあえずハンターはプリーストの家に押しかけ、ぼんやりと過ごしているのだった。
297名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/10(金) 23:12 ID:n/ZtyrUw
ハンターはプリーストの向かいに腰掛けると、あーあと溜息を吐いた。
「お空の神様は一体何考えてるんだか」
「今日の晩御飯の献立とか」
「うわ、空から引きずり降ろしてやりてえ」
「罰当たりだねえ」
プリーストは軽く笑うと、思いついたように手を打った。
「もしかしたら、行いが悪かったから雨が降ったんじゃない?」
「俺の?」
首を傾げるハンターに、プリーストは頷く。
「何だったら懺悔しておくかい?」
彼はそう言うと、雨の降る窓の外を目で示した。
「どうせ外には聞こえないし」
確かに、雨の音にかき消され、遠くまで声は届かないだろう。
大体、こんな天気では出歩く人間もほとんど居ない。
ハンターはちらりと目を窓の外にやった後、腕を組み、考え込むような表情になった。
「やっぱ街中でギルメンに恥ずかしいトーキー踏ませたのがまずかったかな。
 いや、ベリットにアルゴスカード食べさせた事かも。
 バックステップしてた奴の足引っ掛けたのも良くなかったか。
 あー違う、あれだ、枝折って放流したピッキで誰かデスペナ貰ったんだ!」
「……君は普段何をしているんだ」
「あとはー」
「ってまだあるんかい……」
うんざりした様子でプリーストが呟くと、ハンターはうんうんと頷いた。
「何せこれが一番悪い行いだから」
声を潜めた告白に、プリーストが表情を真面目なものにする。
ハンターが身を乗り出すと、つられるようにしてプリーストも頭を近づけた。
静かになった部屋の中に、からん、と溶けた氷がぶつかる音が響いた。
「何したの?」
すると、ハンターはすっとプリーストの額に指を突きつけた。
「しばらく君とやってない」
298名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/10(金) 23:13 ID:n/ZtyrUw
真面目な声で告白されたハンターの「懺悔」の内容を理解するのに、
プリーストには少し時間が必要だった。
「やってないって……やってないって事?」
つまりは夜の営みという奴の事だが、上手い言葉が見つからずに、
プリーストはそうとしか言う事ができなかった。
何とも頭の悪そうな言葉になってしまった、と少し後悔したが、
ハンターにはちゃんと伝わったらしい。
「そ、やってないって事」
もっと細かく懺悔しようか、というハンターの提案に、プリーストは首を横に振る。
そんなもの細かく説明されたって恥ずかしくて堪らないだけだ。
「それは、悪い行いなのか……?」
プリーストの問い掛けに、ハンターは当然といった様子で答える。
「そりゃそうでしょ。自分の欲望を押さえ込む、つまり自分を偽ってるんだから」
人間素直が一番。
その言葉に異論はないプリーストだったが、
さてこのような方向に素直なのは良い事なのだろうかと疑問を覚えずにはいられない。
うーん、と俯いて考え込むような表情をすると、こつん、と額に触れるものがあった。
視線だけを上げると、それはハンターの頭だった。
「懺悔したから、次は償いの番ね」
「償い?」
プリーストが聞き返すと、ハンターは立ち上がって、プリーストの傍に歩み寄った。
顔を上げると、ハンターの手が、プリーストの頬を優しく包み込んだ。
視線が合わさった途端、ハンターの言う「償い」の意味をプリーストは理解した。
「あのね……まだ随分明るい時間なんだけど」
「天気悪いから暗いじゃない」
ハンターはそう言うと、プリーストの前髪をかき上げ、生え際に口付けを落とした。
「どうせ外には聞こえないし」
先程自分が言った言葉を使われて、プリーストは言葉に詰まってしまった。
生え際から額、こめかみへと幾つもの口付けを落としていくハンターに、
プリーストは降参、と肩を竦めた。
299名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/10(金) 23:15 ID:n/ZtyrUw
からん、と音を立てて、小さくなった氷がグラスの底に落ちるのだが、
貪る様に口付ける二人の耳には届かなかったらしい。
ハンターの右の手が、プリーストの法衣をはだけさせて、中へと滑り込む。
アンダーシャツをたくし上げて、素肌に触れると、プリーストの体が微かに震えた。
胸板の上で指先を滑らせて、小さな突起を探ると、
重ねたままのプリーストの唇から微かな呻き声が零れた。
プリーストをソファーに座らせたまま、ハンターは首筋に濡れたままの唇で触れる。
「……ふ、ぅ」
何かを訴えるように、プリーストが右腕をハンターの背に回した。
ハンターも、左腕でプリーストの肩を抱きかかえる。
その間も、右手はせわしなくプリーストの乳首を弄り続けていた。
撫でるように擦ったかと思えば、軽く爪を立て、弾力を楽しむように指の腹で押し込む。
翻弄されて尖ったそこを、指先でつまむと、
プリーストは耐えられなくなったように声を上げた。
ハンターの背に回されていた手が強張る。
宥めるようにプリーストの肩をぽんぽんと叩くと、
ハンターは、胸の尖りを弄っていた手を腹部へと下ろしていった。
プリーストが手から力を抜くのを確認して、ベルトに手をかける。
持ち前の器用さで手早く外すと、そのままチャックを下ろし、前を開く。
「ちょっと腰浮かせて」
囁く言葉に、プリーストが素直に従うと、
ハンターはズボンと下着を一緒に引き降ろし、靴と共に抜き取った。
法衣を下敷きにするようにして、プリーストをもう一度ソファーに座らせる。
露わになったプリーストの中心は、既に熱をもって立ち上がり始めていた。
その形をなぞる様に、ハンターが指を滑らせていく。
「んっ……」
喉で声を押し殺そうとするプリーストを見て、
ハンターは軽く覗き見るような顔をした後、手を離した。
「こんなんじゃ、足りないか」
そして、その代わりと言わんばかりに、硬く立ち上がった中心を口に含んだ。
「う……っ!」
湿った粘膜に包み込まれる感触に、プリーストが呻き声をあげた。
ハンターは視線だけでプリーストを見上げる。
「やっぱこっちのほうがいいんだ」
咥えたままで話すものだから、音の響きがプリーストの体内で、そのまま快感へと変わっていく。
「……っだ、そこで……話さ、ないでっ」
途切れ途切れにプリーストが訴えると、ハンターは軽く瞬きを繰り返し、にやりと笑った。
「話す暇があったら気持ち良くして、ってことか」
「違っ……っく、うぅ……」
否定しようとするのだが、ハンターの舌が先端に触れてきて、
プリーストの言葉はただの音となって、雨音に消えていく。
黙ったまま、唇と舌、口内の粘膜全てを使って、ハンターはプリーストの快楽を引きずり出す。
締め上げ、舐め上げ、突付きまわされる度に、
プリーストの中でうごめく性衝動は、むくむくと大きく育っていく。
出口を求めて一点に集中するのを強く感じると、プリーストは大きく首を横に振った。
「だめだっ……口、離して……っ!」
しかしハンターはちらりとプリーストを見ただけで、口を離そうとはしなかった。
それどころか、先端にそっと歯を立ててみせた。
行き場の無い衝動が、プリーストの理性を凌駕する。
「あ、ああっ……!」
強く吸い付く感触に飲み込まれるようにして、
プリーストはハンターの口の中に己の欲情を放った。
周りの感覚が全て無くなるような快感の奔流が静まると、
プリーストは申し訳なさと情けなさが入り混じった顔で、ハンターを見やった。
丁度、放ったものを飲み干したところだったようで、ハンターの喉が微かに動いたのが見えた。
300名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/10(金) 23:16 ID:n/ZtyrUw
ハンターは咥えていたものを離すと、唇を指先で拭った。
唾液と精液との混ざり合ったもので濡れた指先を、プリーストの奥まった部分へと沿わせる。
「わっ」
指先を僅かに埋めただけで、プリーストはびくんと足を震わせた。
足先が机にぶつかって、グラスが賑やかな音を立てる。
「このままじゃやりにくいか」
ハンターは指を引き抜くと、プリーストの体を裏返し、
ソファーの背もたれから座席部に、脱がせた法衣を広げた。
「ソファー汚すの嫌だったら、法衣の上に乗っててね」
「……て、それじゃ……服、汚れるんだけど……?」
「それぐらいは洗ってあげるから」
まだ不満のありそうな顔をするプリーストの上半身を、
ソファーの背もたれにもたせ掛けるようにする。
床についていた足も上に乗せ、プリーストは、
ソファーの上で膝立ちをするような体勢になった。
「こんな感じかな」
ハンターは満足げに呟くと、プリーストの腰の下に手を回した。
「は……ぁっ……」
先程よりも深く指を埋めると、切なげな声を上げて、プリーストが背中を震わせた。
逃げるように、プリーストは背もたれにしがみ付く。
法衣の襟元を、きつく握り締めながら、彼は苦しげな呼吸を繰り返す。
その腰を、ハンターはもう片方の腕で抱え込み、窪んだ部分にはもう一本指を挿し入れる。
「ふ……あっ!」
指をうごめかすと、プリーストが切羽詰ったような悲鳴をあげた。
「……ここ?」
その場所を擦る度に、
勢いをなくしていたはずのプリーストの中心が、次第に硬さを取り戻していく。
「や……っ……」
硬く立ち上がった物の先端から零れた雫が、プリーストの法衣に吸い込まれていく。
しかし、彼にそんなものを気にしている余裕はない。
背もたれに爪を立てんばかりの勢いでプリーストはしがみつくのだが、
それが腰を浮かせ、ハンターの指を更に招き入れていく事になるとは気付いていないようだ。
ハンターにしっかりと腰を抱きかかえられ、うねるように指が体内をかき混ぜているのを感じると、
プリーストはとうとう理性を捨て去った。
「ね、もう、大丈夫だから……っ」
指じゃ足りない、と口には出さずに懇願するプリーストに、ハンターはうん、と呟く。
「そのまま、腰浮かせておいて」
そう囁くと、彼はゆっくりと指を抜いていった。
301名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/10(金) 23:17 ID:n/ZtyrUw
完全に指が抜けるという時になって、口から思わず切なげな声が零れ、
プリーストは慌てて顔を伏せた。
軽く苦笑いを浮かべて、
ハンターはプリーストの解した部分に、熱く昂ぶった中心をあててやる。
言い様のない怯えに、プリーストの体が強張る。
分かってはいても、この瞬間だけはどうしても怖い。
そんなプリーストの様子に、ハンターは優しく呟く。
「大丈夫。自分でも言ってたでしょ?」
だから力を抜いて、とハンターはプリーストの足を抱え込むと、
左右に広げ、ゆっくりと体を押し進めた。
「……く、あぁっ!」
自らのものではない熱が、体の中に入り込んでくる。
ゆっくりと、けれど着実に自らの体を割って入り込んでくるものに、
プリーストの喉が引きつったような声を上げる。
深いところまで迎え入れてしまうと、プリーストはようやく安心した様子で息を吐いた。
その途端、しがみ付いていた背もたれから上半身がずり落ちて、
彼はいつもよりも深い箇所まで、ハンターの発情を招き入れる事になってしまった。
「うあっ!」
予想もしていなかった感覚にプリーストが逃げようとするのだが、
ハンターが優しく抱きしめているのを感じると、どうにか落ち着きを取り戻した。
「……大丈夫?」
ハンターが幾分苦しげになった声で問い掛けた。
プリーストは無言で何度も頷く。
痛みや苦しみが全く無い訳ではない。
けれど、つらくはない。
それどころか気持ちいい。
「大丈夫、だ、からっ……もっと……」
やっぱり人間素直が一番。
それでも幾らか遠慮がちにねだると、
ハンターは小さくうん、と呟いて、小刻みに腰を揺らしてきた。
「は、あ、ああ……」
突き上げられる度に、プリーストの体が震える。
腰をくねらせ更なる深みに招きいれようとするプリーストに、
ハンターも揺する勢いを強めていく。
「気持ちいい?」
既に硬く立ち上がった中心に、ハンターが指を絡めてきた。
「あっ……う、ん……」
おかしくなりそうな快感に身を任せながら、それでもプリーストは律儀に答える。
奥まった部分から生み出された快感が、先端に集まり、ハンターの手指で更に増幅されていく。
「や……あぁっ!」
更に激しく突き上げられ、プリーストは大きく体を震わせて、
ぎりぎりまで高められた欲情を、白濁した液体という形で法衣の上に吐き出した。
「んぅ……っ!」
それに続くようにして、ハンターが呻き声をあげた。
プリーストの体の中に、熱い飛沫が撒き散らされる。
ハンターが体を離し、自らの体内から異物感が消えたのを感じると、
プリーストは法衣の広がるソファーの上に崩れこんだ。
302名無しさん(*´Д`)ハァハァsageおしまい :2004/09/10(金) 23:17 ID:n/ZtyrUw
相変わらず雨の止まない外を眺めながら、プリーストは机の上に乗ったグラスを手に取った。
すっかり氷の溶けてしまったそれは、もう揺らしても音はしない。
「これなら染みにはならないな」
声のする方を見れば、
室内に置かれた洗濯物干しに、洗濯した法衣を干しているハンターがいる。
「そっか、ありがとう」
プリーストが微笑むと、ハンターは少し気まずそうな顔をした。
「汚れたの俺のせいだから、そんなこと言わなくたって良いのに」
「でも、僕も気持ち良かった訳だし……」
呟いた途端、ハンターが目を輝かせたような気がして、プリーストは慌てて付け加えた。
「いや、あんまり何度もやられたら体もたないからね?」
「分かってるって」
ハンターは笑って、プリーストの隣に腰掛けた。
「こういうのも好きだけど、やっぱり一日ぐらい晴れて欲しいよね」
「だねえ」
だけど、とプリーストはソファーに横になり、目を閉じた。
「今日はのんびりさせてね」
「うん」
ハンターも、プリーストと体を寄せ合うようにしてソファーに横たわった。
「落ちても知らないよ?」
微かに笑いを含んだ声でプリーストが囁くと、ハンターは首を横に振った。
「悪い行いはちゃんと償ったから、落ちないよ、きっと」
「なるほどね」
プリーストは苦笑するしかなかった。
雨に包まれた部屋の中に、二つの寝息が響くまでに、それほどの時間は掛からなかった。
303名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/11(土) 05:07 ID:P.FWzDnk
moemoemoe
GJです!
304名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/11(土) 15:33 ID:P9N4EjVA
もえましたGJ!!!!
ハンタプリ大好物ヽ(゚∀゚ *ヽ(・ω・´* )ノ* ゚∀゚)ノ
305名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/09/12(日) 23:19 ID:IDV.H6EY
( д)  ゚ ゚
も、ももももも萌えーーー(゚∀゚ *≡* ゚∀゚)
寝る前に見に着たらこんな萌え小説が!
興奮して寝れねー(*´Д`)ハァハァ ハァハァ ハァハァ
306名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/02(土) 01:59 ID:AtgBeqZ2
(1/5)
教会にて、掃除をしながら噂話をし合う二人のアコライトがいた。二人とも、十代後半の少年アコライトだ。
「なぁなぁ、カイズさん、また……」
「嘘。聖職者なのに、困ったもんだよなぁ」
二人から少し離れた場所で掃除をしている一人の少年アコライトは、その噂話を耳ざとく聞いた。
ホウキ片手に、ぴたりと動きが止まる。
「何でも、また、男の人とどこかに……」
「えー、そのまま宿屋入っちゃったのかぁ!?」
遠慮のない大声を聞いて、離れたところで掃除していた少年アコライトは、ゆっくり、ゆっくり、後ろを振り向いた。
「あ、のー……今は掃除の時間ですよ。噂話は、休憩時間に……」
頼りなさそうな声で注意され、二人のアコライトは、苦笑しながら謝った。
「すまねぇ、コリル。静かに掃除するわ」
続いて「怒られちゃったよ」「それよりさぁ」と、ボソボソと話を始める二人の声を聞いて、コリルは溜息をついた。
(まったく、この二人は本当に不真面目だよなぁ……!)
心の中で怒りを言葉にする。
コリルは本当のところ、別に二人が不真面目なことに怒っているのではなかった。それも確かにあるが、もう慣れたこと。
それよりも、二人の噂話の内容に怒りがいった。
(カイズさんが……か)
怒りと言うより、不安と言ったほうが正しいかもしれない。コリル自身は何故不安になるのか、原因はわかっていないが。

「おい、ちゃんとやってるか」
突然、低い声が教会内に響いた。扉のほうに目を向けると、
いつの間にか扉は開いており、先ほど噂されていたカイズ本人が立っている。
短く切られた銀色の髪。サングラス。逞しい体格。聖職者の服を着ていなければそれとわからぬ容姿だが、
プリーストだ。口にくわえた煙草を上下に動かしながら、カイズは教会内にずかずかと入ってくる。
「は、はい。カイズさん。皆、ちゃんと……」
「嘘つけ」
コリルの言葉を即否定して、カイズはずかずかとそのまま控え室のほうへ歩いていった。
「でけー声で噂話してただろう。人の噂話してる暇あったら、掃除をもっとしっかりやっとけや」
苦々しげに言うと、カイズは控え室に入っていった。
さすがにこれは効いたのか、二人のアコライトは真面目に掃除を始めた。
コリルは、不安げな顔で控え室の扉を見つめていた。
307名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/02(土) 02:01 ID:AtgBeqZ2
(2/5)
控え室にて。鏡で服装を整えながら、コリルは溜息をついた。
コリルは潔癖症なので、身だしなみをキチンとしておかないと気がすまない。
(教会内のカイズさんの評判、悪いよなぁ。
結構真面目な人だと思うんだけどな……。さっきもサボってたの注意してたし)
アコライトの制服を整え終わり、コリルはよし、と呟いた。
鏡に映るコリルの姿は、一見、どこにでもいる少年のようだ。
栗色の短い髪。同じく栗色の瞳。あどけなさの残る顔立ち。
しかし、真面目さと信仰心の厚さは他のプリーストたちに大いに評価されており、
果ては司祭かなどと冗談混じりに言われたこともある。本来、カイズとは正反対の質だ。
だが、コリルは何故か、どうしても、カイズの行動が気になる。それも、悪い意味ではなく。
(それにしても、さっきの噂、本当かな? カイズさんのああ言う噂、よく聞くけど)
窓の外は既に夜。時折灯が通り過ぎるだけで、その他は、ただ黒々とした闇があるだけだ。
「オイ、コリル」
突然控え室の扉が開き、カイズがひょっこり顔を覗かせた。
「は、はい」
「俺の煙草、そのへんにねぇか」
コリルは辺りをササッと見回し、テーブルの上にあった煙草の箱を取り、カイズに差し出した。
「ど、どうぞ」
「おい、ありがとう」
「ど、どこかへお出かけになるのですか?」
「ん? あァ。まあ、明日の朝にゃ帰る」
それだけ言うと、カイズはコリルの返事を待たず、さっさと控え室から出ていった。
閉じた扉を見ているうちに、コリルの心の中に、ある一つのアイディアが浮かんだ。
(ついていってみては……どうか?)
これからカイズが何をするか。それが無性に気になった。
こっそり後をつけるなど、本来コリルの中ではあまり褒められない行為であったが、
好奇心と得体の知れないモヤモヤには逆らえなかった。


コリルはあまり夜の街に出たことはなかった。夜の街は、コリルの想像とは、全く違う表情だった。
コリルは、昼間の街がただ暗くなり、人通りが少なくなるだけ、程度に思っていた。
だが、普段あまり見ない柄の悪そうな人が歩いていたり、そこかしこでナンパが行われていたりと。
コリルは始終そわそわしながら、遠くに見えるカイズの後姿についていった。バレぬよう、こっそりと。
(これだけ人が多いとは……見失わないようにしなきゃ。……それにしても。
僕、こんな夜更けに何やってんだ……。 コソコソ先輩の後をつけて……。本当、何やって……)
そこまで考えて帰りかけたとき、カイズが人通りが殆ど皆無な路地に入った。
好奇心とモヤモヤが、更に強まる。
(で、でも、何か、絡まれてたりしたら困るし……)
カイズが絡まれるなど100%ないことだが、無理に理由を作り、路地裏にコソコソと近づいていく。
と、そのとき。突然路地裏から腕が伸びてきた。
腕は、コリルの腕をがっちりと掴むと、コリルを無理矢理路地裏に引きずり込んだ。
「どわ……」
出かけた大声を、誰かの腕が塞ぐ。
そのまま後ろから抱きかかえられ、強引に路地裏の更に深い場所まで連れていかれた。
口を塞ぐ腕は逞しく、殺されそうになったり暴力を振るわれそうになっても、コリルには抵抗できそうにない。
308名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/02(土) 02:03 ID:AtgBeqZ2
(3/5)
路地裏の更に深い場所。人は完全におらず、薄暗く、不気味な雰囲気だ。
到着してやっと、コリルは解放された。
すぐさま相手を確かめるために振り返ると、そこには、珍しくサングラスを取ったカイズがいた。
「カ、カイズさん!?」
「よーう。随分遅くまで出歩いてるじゃねェか。なァ?」
カイズが無表情で言う。
「つけてきてんのはわかってたぜ。ったく、わかりやすい奴だ。路地裏入ったらすぐ覗き込んできやがった」
コリルはようやく、自分の行動の無礼さにしかと気付いた。
いくら気になったからって、先輩の後をつけるなどと……。
「す、すみません! 昼間、カイズさんに関する噂話を聞いたもので、つい、気になってしまって……!」
「……あァ、昼間のアレな。……別に構わん。後をついてきたことはな」
「へ?」
「その行動自体は別に。だけど、オメーがよりによってこの状況で俺をつけてきたことがヤバイぞ。俺が怒るとか抜きにして」
「はい?」
「俺はあんまりにも堪え性がなさすぎる。だから今まで自重してたのに、お前から突っ込んできてどうするよ?」
コリルは返事をしようとした。すみません、と、話が見えないまま謝ろうとした。
だが、謝れなかった。コリルは最初何が起こったかわからず、必死で自分の身に起こった出来事を理解しようとした。
「ん、むっ……」
普段の倍ほども息苦しい。まともに言葉も発せられない。
ようやく気付いた。自分が、カイズにキスされていることに。
暫し、そのまま。その頃になって、ようやく、カイズの腕が背中に回されていることに気付く。
「俺はさァ、昔から独占欲とか強くて、何でもかんでも自分のものにしなくちゃ済まなくてよ」
唇を離すと、カイズは淡々と話し始めた。
「小さい頃はそれで良かったぜ? 欲しいものっつったら、オモチャだの本だのばっかだったから。
買えば済む話だろう? 金のかかるガキだったが、まァ平凡。だけど、段々大きくなっていくにつれて……。
恋愛事にも感心を持ち始めた。だけど、そこで俺の小さい頃からの欲望炸裂よ。
無理矢理にでも俺のものにしちまう。体だけに限るけどな。だから、好きな奴には近寄らないようにしてた。
十七のときくらいからかな……? 好きな奴と二人きりになることァ、絶対にしなかった。
だからお前にも近寄らなかったってのに……お前、路地裏まで堂々とついてくるなよ。
我慢しきれなかったじゃねェか……」
コリルはようやく話が見えてきた。カイズの肩を掴みながら、これから起こることを想像する。
具体的には想像できなかったが、おおよその想像はついた。途端に怖くなる。
「あ……」
「もう遅いからな。こうなったら、俺は自我をなくす」
どだん、と言う強い音と共に、コリルは路地裏の壁に押し付けられる。
309名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/02(土) 02:05 ID:AtgBeqZ2
(4/5)
「うわ……」
「怨んでも構わない。……すまねぇ。謝っておくわ」
再び、カイズの唇がコリルの唇に重なる。今度は舌も割り入ってくる。
「ひ……あ、んっ……」
自然とくぐもった声が出る。カイズの舌のぬめぬめとした感触が直に舌に当たり、びくつく。
最初は懸命に抵抗しようとカイズの肩を押していたコリルの手は、いつの間にかカイズの肩を掴んでいた。
「むっ……ぷはっ、んっ……」
一旦解放されたかと思えば、またすぐに。コリルは自分の体から力が抜けていくのがわかった。
「逃げるなよ……」
懸命にカイズの舌から逃れようとするコリルの舌を味わった後、カイズが呟いた。
「だって……」
「うるさい。喋ったら、ますますヤバイから、黙ってろ」
カイズはそう言うと、片腕でコリルの頭を抱きしめながら、片手でコリルの服を脱がしにかかった。
「ちょ、カイズさん……」
コリルは身をよじるが、全く効果はない。するすると上着が地面に落ちる。
「わ、ちょっと、こんなとこで何する気ですか!」
「ここじゃなかったら良いのか。そんなら移動するが」
「そう言う問題じゃ……」
ズボンのチャックが下りる。コリルはそのまま身を硬くした。
「そうそう。そうやってろ……」
上着の下のシャツの前をはだけさせられたところで、コリンはまたもや抵抗し始めた。
が、あまりの効果のなさに絶望するだけの結果になった。
カイズの頭の位置が、段々下がっていく。コリルの首元に来たカイズの口は、軽くコリルの首筋に触れた。
「ひっ……」
情けない声を出してしまったことを悔やみながら、コリルは不安をつのらせていく。
軽く首筋を舐めつつ、カイズの手は、コリルの下着、少しばかり膨らんでいる部分に添えられる。
「早いな、お前」
カイズがくつりと笑った。
310名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/02(土) 02:07 ID:AtgBeqZ2
(5/5)
カイズの手が、ゆるりゆるり、少しずつ力を入れ、揉むような動きをし始める。
それに反応し、コリルはびくりと身を硬くした。
「ひゃっ……」
カイズは無言で、少しずつ、時折撫でるような仕草を織り交ぜつつ手を動かず。
そのたび、コリルの下着の膨らみは硬くなっていく。
「剥ぐときが楽しみだな……」
ぼそりと言われたその言葉。コリルは異様に反応し、ますます火照る。
カイズは先程よりもぴたりとコリルに密着し、自らの身でコリルを壁に押し当てるようにした。
カイズの手はゆるゆるとコリルの下着の中に入り、まずはじゅうぶんに硬くなったソレに触れる。
直に触られ、予測していたとは言え、コリルは思わず反応し、思わずカイズの肩を強く握り締めてしまった。
カイズはまず指先でくりくりと触れて感触を楽しむと、本格的にしごき始めた。
一度手が往復するたびに、硬さが増し、ぬるぬるとしてくる。
「ひあっ……! ん……。い、わ、嫌、だ……これ以上、何かされたら……で、るよ」
カイズは目は笑っていなかったが、口元は微笑んでいた。
呟きながら、カイズは更に手の動きを早める。
「あ、あ……っく、つあ……」
必死に声を抑えている様子が、カイズにとってはむしろ嬉しかった。
「さァて。そろそろ剥ぐか。これからやることァ、隠しておくには勿体無いから」
カイズの手が、コリルの下着を一気に下ろした。


こ、ここまで書いたところで力尽きました。
続きはまた今度かかせていただきまする……(´Д`)
311名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/03(日) 15:03 ID:v0IK2LkA
Σr(‘Д‘n)
な、生殺し…!!_| ̄|○続き楽しみにしてますっ
312名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/07(木) 23:45 ID:o2ivp6jg
Σ(゚ロ゚;)ほんとに生殺し!
306さん お待ちしてますっ!

(*´Д`)ハァハァ
313名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/11(月) 18:18 ID:fINAwc.c
|д゚)・・・

現在激しくデンパ受信しておりますが
ロ ー グ × バ ー ド っ て 需 要 あ る の で せ う か ?
俺様ローグ×乙女バード万歳orz

|彡サッ
314名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/11(月) 23:23 ID:Pj.ZUxUI
>>313
|д゚*)期待してる人(1/20)
315名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/12(火) 17:11 ID:xy0UB5.E
>>313
|∀゚)ノシ 期待してる人(2/20)
316名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/12(火) 21:49 ID:aheYE2k.
>>313
|∇`*) 期待してる人(3/20)
317名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/17(日) 13:20 ID:1djzjkXM
|д゚)ノシ 期待してる人(4/20)
318名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/17(日) 19:01 ID:N1YlmrWM
需要とか聞いて誘い受けするより前に書いてみるといいと思うよ(´∀`)
319まえがきsage :2004/10/21(木) 12:52 ID:38m7pYsc
|д゚)チラ

313の中の人でつ
何とか書き終わったので一応投下してみます
320ローグ×バード(1/7)sage :2004/10/21(木) 12:54 ID:38m7pYsc
「あなたが、好きです」
思わず瞳を見開いた
その言葉の真意がわからずに、ただ、息さえ忘れたように
「だから・・・、僕、あなたの事が好きなんです・・・っ」
苦し気な声を漏らし、俯く端正な顔
耳朶まで赤く染め、少年はきつく拳を握り締めた
鼓動が信じられないくらいに早い
終えたばかりの転職試験でさえ、こんなに緊張しなかったのに
彼と組むようになって一週間
転職までの約束で、ずっと一緒に行動してきた
その約束も今日で最後
もう会えないかもしれないと、勇気を出したはじめての告白
少年はそろそろと視線だけを上げ、上目使いに絶句しているその表情を伺った
驚愕と困惑の入り混じったまなざしが、じっと自分を見つめている
気まずいほどの沈黙
その重さに耐えかねて顔を上げた、その瞬間
男は形よい唇を、ゆっくりと歪めた
「・・・突然何を言うかと思ったら・・・。俺をからかって楽しいか?」
「! 違・・・っ」
「そういう冗談は安易に言うなよ。・・・本気なら、早く帰んな」
冷たく鋭い、声音
少年はびくり、と一度だけ肩を震わせると、そのまま黙って唇を噛んだ
からかってなんか、いない
こんなこと、冗談なんかで言えるはずがない
ただ、本気だったから
この気持ちを伝えたかった、それだけなのに
「僕、は・・・、あなたのこと、本当に・・・っ」
たどたどしく語尾が途切れるのは、きっと、溢れそうになる涙を堪えているから
よほど思いつめた顔をしていたのだろう
男が溜息をつくのが、聞こえた
321ローグ×バード(2/7)sage :2004/10/21(木) 12:55 ID:38m7pYsc
「俺なんか好きになっても、それじゃあお前が傷つくだけだ。だから早く帰って・・・」
宥めようとした言葉が終わるよりも早く、しがみついてくる身体
嫌々をするように、何度もかぶりを振りながら
「好き・・・、好きなんです・・・。それだけなのに、何で」
一筋、頬を伝い落ちる涙
ゆっくりと、どこか覚悟するように瞬き、男は軽く少年の方を押し返す
「・・・、・・・」
静かに、囁くように呼ぶ低い声
ぬくもりが目尻を掠めたのに驚いて、ちいさく息を飲んだ
触れたのは、彼の、唇
「・・・ど、して・・・」
受け入れることはできないと、確かに本人の言葉で聞いたはずなのに
あまりにも優しくて、つい、淡い期待を抱きそうになる
それが叶わなかったとき、さらに辛い思いをするとわかっていても
男の長い指先が、外套の止め具にかかる
するり、と音もなく滑り落とされて、思わず身を引きかけた
それを片手で抑えながら、耳元に唇を寄せる
「傷つける前に帰そうと思ったんだけどな・・・。お前があまりに情熱的だったから」
「・・・ぇ」
少し笑いを含んだ囁き
男の気配から、剣呑さが消えてなくなる
「つまり、俺もお前と同じだったんだよ・・・」
抱きしめて、少年にそっとくちづけた
322ローグ×バード(3/7)sage :2004/10/21(木) 12:56 ID:38m7pYsc
窓から差し込む月光に浮かび上がる、白く滑らかな肌
見つめて、男は胸痛で軽く毒づいた
少年に、ではなく、自分自身に
一体、自分は何をしている
誰かを愛しても傷つけることしかできないと、嫌というほど知っているのに
なのに何故、この思いに答える気になったのだろう
あの縋るような瞳に魅せられたとでもいうのか
それとも
「・・・っ、んぅ・・・」
深く重ねた唇の隙間から、わずかな吐息が漏れる
なんて甘い、響き
思わず笑みを浮かべたくなるほど
「・・・なるほど、ね」
「・・・、・・・っ?」
「・・・いや、何でも。それよりも・・・」
「あ、ん・・・っ」
下肢に忍ばせた指先で、そこをそっと撫で上げる
途端力の抜けた身体にほくそ笑んで、男は乾いた唇を舐めた
「はじめてにしては、随分と感度がいいな。ん?」
「っあ、あぁ・・・っ」
てのひらでシーツを乱しながら、意味のないかぶりを繰り返す
あまりに素直なその反応に、ふと、苛めてやりたい衝動に駆られて
捕らえたそれを、ゆっくり口腔へと導いた
「ひぁぁっ!?」
瞬間、強張った爪先がベッドから浮き上がる
引き剥がそうとした手は、けれど叶わずに、指先をそのまま髪に潜り込ませた
「や・・・っ、それ、やぁ・・・っ」
「・・・嫌? こんなになってるのに?」
「あ、あぁぁっ!」
上擦った悲鳴を上げて、果てる
零れた滴りを拭いながら、男はちいさく喉で笑った
「案外早かったな。そんなにヨかったか?」
「ち、が・・・っ」
囁かれる台詞の際どさに、それでも精一杯の強がりを見せようと
薄く開いた唇から覗く、濡れた赤い舌先
見つめてわずかに瞳を細めた
323ローグ×バード(4/7)sage :2004/10/21(木) 12:56 ID:38m7pYsc
ぞくぞくと背筋を走る、予感にも似た感覚
本気で泣かせてやりたくなる
指先は、まだ、そこを撫でたまま
尖った犬歯で赤く染まった耳朶を噛んだ
「可愛気のない口だな。ココをこんなに濡らしておいて」
「や・・・っ、あぁ」
「もっとヨくしてやるよ。強がりなんて言えないくらいに」
ぐり、と狭いそこを押し開かれる
触れた冷たい外気に、ちいさく息を呑んだ
「待・・・っ、あぁぁ」
深く、深く埋め込まれる指の感触
思ったよりも苦痛はないが、その分押し上げられる圧迫感は強い
眉を寄せて呻く少年を宥めるように、触れるだけのくちづけを落として
男はさらに深くそこを抉り続ける
まるで何かを探しているように
そして
「ぅ・・・、・・・っ!」
「・・・ここ、か?」
その一点に触れた瞬間、あからさまな喘ぎが漏れた
男は満足気に笑みを浮かべ、執拗にそこを刺激し続ける
その度に走る快感は、甘くて
「あ・・・、こんな・・・っ」
声になりきらない声音が、呟く
涙で潤んだ瞳が揺れた
「・・・っ、あ・・・」
漏れる吐息が、ひどく熱い
冷たい男の肌に抱かれているというのに
細胞すべてが、溶けてゆく感覚に陥ってしまうほど
それは身も心も、愛しているから
「・・・も、早く・・・っ」
縋るように腕を伸ばして、求める
静かに、ただ、それでいて情熱的に
この愛を満たしてほしいのだと
ずるり、と指が引き抜かれ、代わりに触れた熱いもの
ゆっくりと押し込まれる、それは、紛れもなく男の証
指とは比べ物にならない、確かな質感
裂かれるような苦痛に、唇を噛んで耐える
ふいに動きを止める男を見上げ、少年は微かに息を吐いた
324ローグ×バード(5/7)sage :2004/10/21(木) 12:57 ID:38m7pYsc
「・・・入った・・・の・・・?」
「ああ」
答えながら手を取り、あろうことか、その場所へと導く
恐る恐る促されるままに触れた指先
本当に繋がっていることを知り、今度は自らの意思でそこを撫ではじめた
確かめるように、何度も、愛しむように
「僕の、中・・・。あなたがいる・・・」
どこか安堵したように呟いて、瞳を閉じる
その顔を見下ろして、男は汗で濡れた前髪を掻き上げた
「いいか?」
「ん・・・、あ、いい・・・っ」
身体ごと強く揺すられて、シーツを手繰り寄せる手にも力が入る
流れ落ちる涙を舐め取りながら、ゆっくりと動きはじめた
「す、き・・・っ。好き・・・っ」
うわ言のようにそれだけを繰り返し
夢中で背中に手を伸ばす
少しずつ早くなる動きに、いつしか同調しながら
「っあ、あぁ・・・っ!」
それきり、すべてを忘れた
325ローグ×バード(6/7)sage :2004/10/21(木) 12:57 ID:38m7pYsc
ふと、瞳を覚ます
霞む視界に飛び込んだ、シーツの白さに瞬いて
ぬくもりを求めて伸ばしたてのひらが、柔らかいものに触れる
「・・・?」
思わず上体を起こして確かめる
ベッドに沈んだ広い裸の胸
おそらく眠っているのだろう、ぴくりとも動かずに
男の整った顔立ちに視線を落とし、無意識に指を伸ばす
低めの体温を確かめながら、ゆっくりと唇へ
この身体に愛を刻んだ、その
「・・・っ」
思わず赤面して、口元を手で覆った
まざまざと蘇る記憶に、今更だとわかっていても恥ずかしくなる
色々なことを口走ったと思う
素のままでは言えないような言葉さえも
そう考えただけで鼓動が早くなる
振り払うように強くかぶりを振り、改めて、男の頬に触れた
「・・・僕、あなたを好きになってよかった・・・」
囁くように呟いて、すっかり冷えてしまった己の身体を抱き締める
愛の跡が残る肌を見下ろし、微かな微笑を浮かべながら
「あなたの側にいるから・・・。僕は、傷ついたりしないから」
くちづけて、そっと瞳を閉じた
326ローグ×バード(7/7)sage :2004/10/21(木) 12:58 ID:38m7pYsc
「・・・」
少年が再び眠りにつくのと、同時
まるで見計らったかのようなタイミングで、男はゆっくりと目を開く
緩慢な動作で首を巡らせ、凭れるように眠る姿に苦笑しながら
起こさないように肩を抱き、そっと、額にくちづけて
「可愛い口説き文句言って・・・。後悔しても、知らないぞ・・・?」
囁きは途中で途切れた
そして男もまた、深い眠りに落ちてゆく
腕の中に少年の身体を抱いたまま
窓から差し込む、淡い朝日に包まれながら
二人静かに、穏やかに
これから訪れる、眩しい明日を待つ為に
327あとがきsage :2004/10/21(木) 13:01 ID:38m7pYsc
職業をちゃんと表記してなかったりとか
男とか少年とか恐ろしく曖昧な表現だったりとか
エチーシーンが全然萌えなかったりとか
ものすごい駄作で自己反省orz

修行の旅に出てきます
|彡サッ
328名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/21(木) 14:57 ID:1ljpaIp.
>313
ヘイヘイヘイヘイどこいくんだいお嬢さんまたはお坊ちゃん。
お前様が修行する場はここだろ、ここ。
俺たちを萌えさせといてハイサヨナラってわけにゃあいかねえぞ。

期待を裏切らない萌えをありがとう!
バードには飄々としたイメージがあったのですが、可愛らしいのも素敵ですね。
329名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/21(木) 23:27 ID:NIjuP2S6
バードきゅん超かわええ(*´Д`)ハァハァ
330廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:48 ID:UGz3rFIo
受信した電波が色あせないうちにと思って、とりあえず書いてみました。
ただ無駄に長いし、えちぃのがあんましえちくなかったり…_| ̄|○
あと合意の上ではないので、そういうのが苦手な人はスルーした方がいいかと思います。

というわけで、投下。
お目汚しですみません。
331廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:49 ID:UGz3rFIo
 僕がフェイヨンダンジョンへと向かったのはほんのきまぐれというか、出来心からでした。
 それまで修行の場としていたエルダーウィロー相手の狩り場に飽きたというのも
理由の一つです。でもそれよりも好奇心の方が遙かに勝っていました。
 フェイヨンダンジョン3F。まだ僕が足を踏み入れたことのないその場所は、
ムナック、ボンゴンといった不死の生物が住みついていていることでも知られています。
 将来は退魔を専門とするプリーストを目指す僕にとって、無関係では済まされない場所なのだと、
そう自分に言い聞かせて、僕は期待と不安を抱えてその地に立ち入ったのです。

 アコライト、とはいっても僕はすでにプリーストの資格をも得た身です。
 それが転職を果たさずにいまだにアコライトでありつづけるのは、
まだアコライトとしての修行をつんでおきたいからに他なりません。
 その上僕は生まれながらにして、人よりも強く神の加護を受けている身でもあります。
 かつて教団に所属していた高位のプリーストが転生を果たした姿がこの僕なのだそうです。
 もっとも僕にはその記憶はなく、ただ周りの者の話や、この身に受けている神の加護が
特別篤いことなどから、そのことを認識しているに過ぎません。
 そんなわけで僕は正式にはアコライトではなくアコライト・ハイ、もしくは廃アコと呼ばれています。

 そうした理由から、僕には多少自らを誇る気持ちがあったのです。
 以前は歯のたたなかった不死生物も、今の僕ならば浄化することができるだろうと。
 あとになって思えば、それは大いなる思い上がりと言わざるをえません。
 このときの自分にそれを認識する能力のなかったことを、僕は生涯悔やみつづけるでしょう。
332廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:53 ID:UGz3rFIo
 フェイヨンダンジョン3Fへと降り立った僕が周囲を警戒する暇もなく、ムナックの姿が見えた。
 あわてて僕はムナックの帽子をまぶかにかぶりなおして、アークワンドを握る指に力をこめる。
 と、ほとんど同時にムナックが襲いかかってきた。
 かわいい女の子の姿をしているけれど、見た目とは裏腹に強力な不死の生物であるとも聞いている。
 油断はできない。

「ヒール!!」

 避けようのない攻撃をくらいながら、僕は癒しの魔法をムナックにかけつづけた。
 その合間に自分の受けた傷も癒す。
 それを繰り返して、何とかムナック一体を浄化できたときには、僕はかなりの精神力を浪費してしまった。

「どうしよう……」

 無理をすれば即、死につながると言うような状況で、僕はまず引き返すことを考えた。
 それが一番懸命だということは僕にもわかってる。
 でもムナック一体を浄化して終わらせるのでは、あまりにも修行と呼ぶにはお粗末だ。
 少し休めば消耗した精神力も回復するだろうし、そうすればまた戦うこともできる。
 結局僕は引き返すことではなく、その場に腰をおろして休憩することを選んだ。

 けれども腰を下ろしたかと思うと、すぐ目の前に青白い人影が浮かび上がった。
 ムナックに似た装束、けれどもその容姿は明らかに少年のもの。ボンゴンだった。
 まだ精神力はほとんど回復していない。僕は背に冷たい汗が流れるのを感じた。
 でも、浄化できなければ殺されるだけだ。
 なんとしても浄化しきるより他にない。
 僕は距離をとりつつボンゴンに浄化の光を浴びせつづけた。
 もちろん僕も無傷ではすまず、何度も自分の傷を癒すためにヒールを唱える。
 それを何度繰り返したときだろう?

「ヒール!!」

 呪文は唱えたものの、癒しの光が僕を包むことはなく、かわりに強烈なめまいに襲われた。
 精神力が限界を迎えたしまったようだ。
 この先は癒しの魔法は使えない。
 僕は徒手空拳でボンゴンに立ち向かわなければならなくなった。
 それも満身創痍のこの体で。
 絶望的な気持ちで、それでもなんとかアークワンドからチェインへと持ち変えるようと思ったものの、
それよりも早くボンゴンの一撃を受けて僕はあっけなく気を失ってしまった。
 情けないことに……。
333廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:54 ID:UGz3rFIo
 気づいたとき、僕は古びたベッドの上に寝かされていた。
 室内を見渡してみても、見覚えはない。
 けれども想像することはできます。
 今ではほとんど使われなくなった古めかしい調度の数々。
 今は廃墟と化しているというフェイヨンダンジョン3Fの一角に違いない。
 なぜ僕がこんなところに? その疑問はすぐに解けた。

《ムナック……》

 人の気配に振り向くと、ドアのところにボンゴンが立っていた。
 僕は思わず体を硬くしする。
 ボンゴンは柔らかい笑顔を浮かべたかと思うと、まっすぐ僕に近づいてきて、そっとあごに触れた。

《会いたかった……》

 そんな言葉が聞こえたような気がした次の瞬間、僕はボンゴンに口づけられていた。
 それがそっと触れるような優しいキスだったことに僕は何よりも驚いて、ボンゴンの手を払いのけることも忘れてしまった。

《ムナック……》

 繰り返してそう呼ばれたような気がして、僕はハッとした。
 そういえば頭の上にはムナック帽がまだ乗ったままだ。
 このせいで、ボンゴンは僕をムナックと間違えているのかも知れない。

「僕はムナックじゃないよ」

 そういって、帽子を取ってみた。
 けれどもボンゴンはためらいもせずにまた僕に唇を重ねてくる。
 困ったな、そう考える余裕はほとんどなかった。
 今度の口づけは最初のものよりもずっと激しく、ボンゴンの舌は僕の唇を何度もなぞり、
わずかに開いた唇から舌を差し込んでくる。
 ボンゴンの舌は不死生物、というわりには暖かく不思議と何の嫌悪も感じなかった。

「んッ……」

 舌を強く吸い上げられ、思わず艶めいた声が漏れる。
 それに気づいて、初めて僕は羞恥に顔を赤くした。
 これが並々ならぬ事態であることは明らかだった。
 不死生物相手に命の心配をした廃アコはいても、貞操の危機を感じた廃アコなんて僕だけなんじゃないだろうか……?
 もう何としても僕がムナックではないことを理解してもらわなければいけない。

「落ち着いて。僕はムナックじゃないんだ。人間の男で……ほら、わかる?」

 何とかしてボンゴンを引き離すと、僕は法衣をくつろげ、裸の胸をボンゴンに晒した。
 これなら僕が女性でないこともムナックでないこともわかってもらえると思ったのだけど。

《馬鹿だね》

ボンゴンの黒い瞳がかすかに笑ったように見えたのは気のせいだろうか?
 ボンゴンは首をかしげるようにしながら僕の胸に手を伸ばしてきた。
 そして僕の体に指を滑らせる。
 このなだらかさのかけらもない体をさらすことでボンゴンのこの高異も終わるだろうと僕は思っていた。
 けれどもボンゴンの手のひらは僕の体の上を何度もすべり、そのたびに胸の頂きをかすめるようにして触れてくる。
 気づけばその場所は刺激に反応して固くしこりつつあった。
334廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:54 ID:UGz3rFIo
 いつのまにかボンゴンに押し倒され、僕は埃くさいベッドに沈んでいた。
 僕の上にのしかかるようにしてボンゴンが唇を重ねてくる。
「ん、んっ……!」
 身をよじって逃れようとするけれども、上にのしかかるボンゴンを押しやることもできない。
 口付けは何度も角度を変えて繰り返され、両の手は僕の体をまさぐり続ける。くすぐったさにも似た感覚の中に、異質なものが混ざり始めている。
 体の芯に響いてくるような何かに僕は落ち着かない。
 その感覚が何であるかくらい僕にもわかる。
 だからこそ、怖かった。

 これでも僕には好きな人が入る。
 一方的な片思いで、恋と言うよりも憧れに近い。
 あの人の笑顔を見るだけで元気になれた。話をするだけで一週間は幸せだった。
 時に聖衣のスリットから覗く太股に欲情と罪悪感とを感じてみたりもした。
 僕にとっての色恋はそんな程度のものでしかなかった。
 自分を慰めることすら稀、一番大切なのはアコライトの修行なのだと。
 そう信じて、ずっとそれを実行してきたのに。

 今、僕は明らかに欲情しつつあった。
 ボンゴンの指は胸の頂をかすめるだけで触れようとしない。
 ふとももとをまさぐるだけで、熱を持ち始めているその根元にはかすりもしない。
 それがもどかしくてもどかしくて、僕はどうにかなってしまいそうだった。
 触れてほしい、この熱を開放してほしいと思う一方で、まだどうにかして逃げられないかと考えている。

《気持ちいい?》

 顔を覗きこまれ、声なき声が聞こえてくる。
 僕は無言で首を振った。

《素直じゃないね》

 かすかに笑って、ボンゴンは服越しに僕の中心に触れてきた。たったそれだけのことなのに、声を抑えるのに苦労した。

《もう、こんなになってるくせに》

 揶揄もあらわな言葉に顔に熱が集まった。

《十分気持ちよさそうに見えるけどね。それとももっとよくしてあげないと不満?》

 笑いを含んだような声で言って、ボンゴンは僕のものを握りこんだ。
 その輪郭を確かめるように形をなぞり、それからゆるゆると片手でしごく。
 もう片方の手は僕の胸をまさぐり、唇は耳朶を噛む。
 ボンゴンの手が動く度に、僕の腰は何度も跳ねた。
 でも服越しの刺激は達してしまうにはまだたりない。
 それを見越したようにボンゴンが聞いてくる。

《気持ちいい?》
335廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:55 ID:UGz3rFIo
 先ほどと同じ言葉。
 でも今度は答えられなかった。
 違う、と答えるには体はあまりにも素直に反応しすぎている。
 そうだ、と答えてしまうにはまだ利性のかけらが残っている。
 だから僕はただ黙ったまま、じっとボンゴンの瞳を見返した。
 おそらくは悦楽に潤んだ瞳で。

《仕方ないな。かわいい声でおねだりしてほしかったんだけど、これ以上はこっちも我慢の限界だ》

 苦笑とともにボンゴンの手が僕のズボンを引きずり下ろす。
 ついで下着も下ろされ、立ち上がったものが外気にさらされた。
 湿った空気がかかったかと思うと、すぐになま暖かい舌がからみついてくる。

「っ、や、やだっ……!」

 とっさに両手でボンゴンの頭を押しやろうとするけれども、僕の力だけではびくともしない。
 ほとんど手に力の入らないせいもあると思う。
 逃げようとする腰は両手で押さえつけられ、さらに深くくわえ込まれる。
 軽く歯を立てられ、強く吸われ、僕の理性ははじけ飛んだ。

「っん、ぁ……やっ……」

 音を立てながらボンゴンが僕のものをしゃぶっている。
 それは扇情的な光景だった。
僕の視線に気づいたのか、ボンゴンは時々ちらちらと上目遣いで僕を盗み見しながら、時には刺激を強め、時には弱めてくる。
 その緩急織り交ぜた攻撃に僕はものの一瞬で果ててしまった。
 ボンゴンは寸前でそれを口から出そうとしたけれど、間に合わずに口元に白い飛沫をもろにかぶる。
 それをぬぐいもせずにボンゴンは僕の顔をのぞき込む。

《気持ちよかった?》

 何度目かの問い。
 でも今度は僕が答えるよりも早く《聞くまでもないか》とボンゴンは口元に笑いを浮かべる。

《こんなに出してくれたんだからね》

 顔に飛んだ精液を手の甲でぬぐってはボンゴンはそれを舐める。
 言い様のないほど淫靡な仕草だった。
 目は釘付けになったまま、ボンゴンから離すこともできない。
 結局僕は半ばぼうっとした頭で、ボンゴンがそれをあまさず舐めてしまうのをずっと見ていた。
 その僕の耳元でささやくようにボンゴンが言う。

《今度は僕も気持ちよくなりたいな》
336廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:55 ID:UGz3rFIo
「それは僕に聞いているの? 許可を求めているつもり?」
《一応同意を得ておこうと思っただけだよ。気に障った?》

 剣呑な雰囲気にボンゴンはかすかに目を見張った。
 僕は笑い出したい気分だった。

「聞いてどうするの? 僕が泣いて嫌がったらやめてくれるわけでもないくせに。
 それなら最初から僕の意思なんてお構いなしに好き勝手にすればいいんだ……!」

 言いながら、涙があふれてきた。
 これは詭弁だ。
 自分の意思ではなく、無理矢理抱かれたのだと思えばまだ慰められる。
 どちらにしても、その事実には代わりがないというのに。

《わかった。じゃあ、そうさせてもらうよ》

 どこか悲しげにボンゴンは答えると、僕のあごを持ち上げて唇を重ねてきた。
 抵抗しようと僕は首を振った。
 でも深く深く、角度を変えて何度も繰り返される口づけに、そんな思いもすべてとけていく。
 口移しに唾液が流し込まれた。
 悦楽にとけた頭で僕はそれをあまさず飲みこんだ。
 しびれるような甘さを覚えるのはこの強烈な快楽ゆえだろうか?
 もう何も考えられない。ただボンゴンに与えられる快楽に身を任せていたかった。

《気持ちいい?》

 何度目かのその言葉に、僕はかすかにうなずいた。
 ……うなずいてしまった。

《そう、よかった》

 楽しげにボンゴンの指は僕自身をなぞり、それから後ろへと回る。
 その場所に指が触れたとき、僕は体を硬くした。
 僕のとまどいと恐怖が伝わったのか、ボンゴンはすぐには指を侵入させなかった。

《大丈夫だよ》

 そう耳元でささやいて、それからその場所をゆっくりと指でなぞる。反射的に逃げようとする腰を押さえられ、ゆっくり、ゆっくりと何度もなぞる。
 だんだんとその場所がほぐれてきても、まだボンゴンは指を入れてこなかった。
 代わりに口の中に指が差し込まれる。
337廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:56 ID:UGz3rFIo
《舐めて》

 わずかに首を振って拒絶の意を示すと、ボンゴンは指を僕の舌にからめてきた。
 のどの奥まで差し込まれ、僕はむせかえる。

《舐めて》

 もう一度、同じ言葉の繰り返し。
 僕はしぶしぶボンゴンの指に舌を絡ませた。
 そうしてたっぷりと僕の唾液にまみれた指で、ボンゴンは僕を貫いた。

「っ……!」

 痛い、とは思わなかった。ただ違和感だけが強い。
 僕の中をボンゴンの指が出入りする。
 中をかき混ぜ、内壁に爪を立てる。
 その度に僕は体をのけぞらせた。

「あぅ……っ、ぁ……やぁ、んっ……」

 声なんて押し殺そうとも思わなかった。
 与えられる刺激に僕が我を忘れかけているうちに、差し込まれる指は2本に増え、3本に増えた。
 かと思うとそれが一気に引き抜かれる。

「ふぁぁんっ……」

 物足りない思いでボンゴンを見上げたのもつかの間、次の瞬間僕は指よりももっと太いもので貫かれていた。

「あっ、う、あぁぁぁッ……!」

たまらず苦痛の声があがる。
 焼け付くような痛みがその場所から広がっていく。

「ぁう……たっ、いたっ……って、ぬい、て……!」

 僕の懇願にもかまわず、ボンゴンは律動を開始する。
 ただ動くだけじゃなくて、僕の弱い場所を的確に突いてくる。
 深く浅く、えぐるように繰り返される抽挿に僕の意識は塗り替えられていく。
 苦痛が快楽に変わるまでにはほとんど時間はなかった。

「あ、っはぅ……ん、あっ……!」

 こらえきれない嬌声が僕の口から漏れる。
 それにあおられてか、ボンゴンの動きはだんだんと早くなっていく。
 そうして、僕たちはほとんど同時に上りつめ、そして果てた。
338廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 06:56 ID:UGz3rFIo
 倒れ込むようにベッドに沈み疲労感が静まってくると、今度はどうしようもない後悔が押し寄せてきた。
 神に仕える身でありながら、なんということを……。
 そんな思いばかりが僕の胸の中で渦巻いている。
 後悔と自己嫌悪に沈んでいた僕の意識を引き戻したのは、不意に聞こえたカチャリという音だった。
 目を上げると、ボンゴンが満足そうな笑みを浮かべていた。

「これは……なんのつもりです?」

 気づけば、僕の首にはマタの首輪がはめられている。
 荷物の中にあったものを、ボンゴンが持ち出したらしい。

「僕たちはこのフェイヨンから外に出ることはできない。ただ二つの例外を除いて。
その一つが人間に召喚されることで、もう一つがペットとして手なずけられることだ」
「それと、これに何の関係が?」

 指先で首輪をつまんで、僕はボンゴンをにらみつける。

「キミが自分の立場を忘れないようにね。
フェイヨンから出るために、僕は表向きキミのペットになるけれども、実際はキミが僕のペットだってこと」
「冗談じゃない。何だってそんなことを僕が認めなくちゃならない!?
 キミをここからつれだすことも、キミのぺ、ペットにされることも、どっちもごめんだ!」
「あんなに喜んでいたのに……」
「喜んでなんかいない! あれは無理やり……」
「表向きはね。でもキミの体はしっかり反応していたし、しっかりイっていた。違う?」

 意地の悪い笑みで詰めよられて、僕は顔を赤くしてうつむいた。
 そう言われてしまうと、返す言葉がない。
 僕の体が意思を裏切ったことも、理性を飛ばすほどの快楽におぼれてしまいたいと一瞬ながらも思ったのも事実だ。

「それにキミが承諾してくれないなら、僕はキミをずっとここに閉じ込めておくこともできるんだよ?
 ここで死ぬまで僕のなぶりものにされるのと、僕の言うことを聞いて外に出るのだったらどっちがいい?
 選ぶのは君だよ。僕は別にどっちでもかまわない」

 楽しげなボンゴンの声に、僕は黙って唇を噛んだ。
 正直言って、どっちも遠慮したい。
 けれどどちらか一つと言われるのなら、ボンゴンの言い分を飲むほうがまだましではないだろうか?

「……わかった。君の言う通りにする」
「ありがとうきっとそう言ってくれると思っていたよ」

 とたんに満面の笑顔を浮かべたボンゴンが、僕の腰を抱き寄せて耳元に口を寄せる。
 ぞくりと何かが背中を走りぬける

「で、ペットな君が僕のことをなんて呼べばいいかはわかるよね?」

 意地の悪い笑顔に僕は顔をそむけた。
 ぞくり、ぞくりと僕をむしばむ熱を気取られまいとするように。

「そ……んなもの、僕にわかるわけがない……」
「嘘だ」

 愉悦を含んだ声が僕の答えを一蹴する。
 そしてボンゴンの指が僕のあごを持ち上げ、無理矢理自分の方へと向かせる。
 至近距離で見つめられて、僕はますます赤くなった。
 それなのにボンゴンの黒い瞳はこの上なく楽しそうだった。

「知っているからこそ、君はそんなに顔を赤くしているんだ。違う?」
「……いわない」
「僕のいうことが聞けないの? 悪い子だね。それじゃあ……」

 とボンゴンの目が楽しげに細まった。

「おしおきだよ」
339廃アコ+ボンsage :2004/10/22(金) 07:00 ID:UGz3rFIo
一応以上でお終いです。
なんだか続いてそうな終わり方ですが、このあとはご想像にお任せしますということで…。

さて、寝るか…。
340名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/22(金) 07:10 ID:929xD3D2
>339
初めてリアルタイムで読んだ…! 早起きは三文の得だな。

なるほど、ボンゴン「の」ペットですか。
あくどいボンゴン萌え。
もともとムナックじゃないと気付いていたのか、
それとも、あとから気付いてそれでも押し倒したのかしら(*´Д`)

最初だけですます口調だったのと、
最後だけボンゴンの台詞の括弧が違ったのがちょっと気になります。
何か意味があってのことでしたら申し訳ない。
ひとまずはお休みなさいませ。よい萌え夢を。
341名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/10/24(日) 21:00 ID:vaefOLRI
>>313
…Σ(゚Д゚ *)
バード作ってきます(*´д`)
342名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/10/24(日) 22:31 ID:AdVenPMY
あげちゃMEですよ
343341sage :2004/10/25(月) 11:38 ID:VNhM4ICk
>>342
ゴメン気づかなかったorz
ドル服着ますのでMEドウゾ…
344名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/26(火) 14:32 ID:fXZ8X2qo

|・`)チラ
|)
|ω・`)つ「ログ×プリ」

少し素直じゃない口の悪い♂プリ、実は押しに弱く世話焼き好き。
そんなプリに懐いている天然風味な♂悪党。いつもはウンウンと二つ返事で言う事を聞くのに
襲うときは笑顔で猛攻。♂プリが泣いても全然止めない♂悪党。

-------------------------------------------------------------

俺は神に仕える者、プリースト。
とは言えお堅いのを想像してもらっちゃ困るぜ。
酒もやりゃ煙草もやる、女はさすがにやらねーけど、教団からは煙たがられてる
聞こえは悪いが問題児って所か。
今日も半相方と化しているローグと一緒に狩りに出かけた。

このローグってのが曲者で、いつもにこにこ笑ってる何考えてるかわかんねー奴。
俺より2,3個年下なんだけど、正確な年齢は知らない。
本人曰く「ワカラナイ」
片言気味で、害のない笑顔を向けてくるアイツ。
ガキの頃の記憶が曖昧らしくて…詳しくはいつも誤魔化されるけど、幸多い人生ってヤツを
経験してきたのでは無かろう、てのが容易に想像できる。
だから…俺は、何ていうか断れないんだよな。
気がついたらいつの間にか傍に居て、いつもにこにこ笑いで強引に狩りに誘われる。
俺は断れない。
………いや、断れねー訳じゃねーけど、何ていうか、まぁいっか、と思う訳だ。
悪党と常に行動を共にしてる俺は、益々プリーストのお仲間連中から良く思われないだろうが、
別に教理に背く事をやってるんじゃねぇ。
言いたいヤツには言わせておくさ。

--------------------------------------------------------------
|ω・`)ナンテネ…
|彡サッ
345名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/28(木) 17:59 ID:aWc2En4c
>>344

も、萌えた!!
激 し く 萌 え ま す た !
ログプリ(・∀・)イイ!
346名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/30(土) 14:40 ID:oJs03cWs
|∀゜)!!
|彡サッ
|ω・´)つ「ろぐぷり」
-----------------------------------------------------
今日の狩場は砂漠のど真ん中にそびえ立つピラミッド。
金がない金がないっていつもアイツがぼやいてるから、レアなカードと青箱を狙って
3階に行こうと持ちかけたのは、俺の方だ。
「良いヨ、行こう行こう」
二つ返事で、笑顔のオマケ付で俺の腕を取るアイツ。
認めたくはねェが、身長と体格に結構差があるから、そうやって取られた腕を振り解くのは
俺は思い切り力を篭めないとダメだ。クソ。
「何で、嫌?」
アイツは、さほど力を入れていない様子の手をあっさりと離すと、俺に向かって首を傾げる。
「「嫌?」じゃねーよ、いつも言ってンだろ。一人で歩ける、腕取んな」
俺は、周りの目なんて気にしない。悪党であるコイツと行動を共にするのだって、周りから
どう思われようと知ったこっちゃねェ。
「悪党」を職業にしてるが、コイツは悪人じゃねーし、俺も教理に背く事をしてる訳じゃない。
だが、こーゆー事はまた話が別だ。
とにかくコイツは目立つ。
デカイ上に更に派手な赤い髪をおっ立ててるから、激しく人の目を引く。
そんなのに腕を取られて引っ張って行かれる俺、なんてのを客観的に想像してみろよ、
なんかこう…癪に障るっつーか、格好つかねーだろ!
俺のほうが年上な訳だし、第一俺は主導権は自分で握りたい方なんだ。
と言う訳で、いつも狩りに行く前に必ずする馬鹿げた応酬をしてから、俺達は砂漠へと足を
踏み入れた。
…しかし、コイツ。俺に怒られるって判ってンなら、やめれば良いのに、毎度毎度同じ事しやがる。
わざとか…?って時々思うけど、コイツの笑う顔見てたら、どうもわざとでも無さそうだし…?
347名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/30(土) 14:41 ID:oJs03cWs
激しい羽音を立てて、通り掛かる人間全てに見境なく襲い掛かってくる蝙蝠。
お仲間を増やそうとして、青白い肢体を躍らせながら身軽に短剣を振るってくる骸骨ども。
中には上半身が女で、くびれた腰から下は巨大な蛇だっていうとんでもねェ化けモンもいる。
そいつらに遭遇する度に、俺の前を行くアイツは短剣を手に素早く身を翻したかと思うと、
的確に急所を突いて屍の山を築き上げる。
振り向いたその顔は、俺に向けての笑顔。時々傷付くこともあるけど、それを癒すのは俺の仕事だ。

危なげなく敵を捌いていくアイツの後ろで、全ての支援をし終えた俺は一息吐いた。
その時、ふと後ろの方で剣戟が聞こえる。耳に慣れた、剣を振るう音。蝙蝠どもの羽音、
骸骨どもがステップを踏む乱れた足音………数体分、何匹だ、
…囲まれてる?
そう判断した俺は、骸骨2匹を余裕で相手にしていたアイツをちらりと確認してから、音の聞こえた
方角へと様子を見に小走りに向かった。
アイツとの距離は、勿論離れすぎないように注意しながら。
音を頼りに俺が壁を曲がると、視界に飛び込んでくるモンスターの群れ。その中に一人の男の影。
握った武器が短剣なのと、醸し出す雰囲気とか服装から、どうやら悪党らしいってのが判った。
囲まれたら、厚い装甲の鎧を着てるわけじゃない悪党は、持ち前の素早さを発揮できずに敵の攻撃を
受けて血柱を上げることになる。
俺は迷う間もなくソイツに向かって癒しを祈り、神の加護を次々に祈った。
ヒール、ブレス、速度、ヒール…ヒール、
剣を振るう悪党らしき男は、俺の支援にも表情一つ変える事無く、敵を屠っていく。その男の横にまた
2体の骸骨が湧いた。
348名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/30(土) 14:43 ID:oJs03cWs
「危な――……」
と言う暇もあればこそ。その男は何の挨拶も無しに突然ハエを取り出し、その場から飛び去った。
何処にでもいる機械人形だ、と俺が気付いた時は後の祭り。
男に群がっていた敵は、すぐ近くに居る次なる獲物……俺を取り囲む。
自慢じゃないが俺はAGIプリ。2、3匹程度の骸骨の攻撃ならかわす自信がある、けど、
敵の数が多すぎる―――…!
助けを叫ぶ隙もなく、俺は目の前の不死者に向かって有効なはずの、生者への癒し「ヒール」を祈ろうと
した、
その時。
一陣の風と共に、俺の目の前に突然アイツの背中が現れた。
驚いたのは俺ばかりじゃなく、敵も同じだったらしい。
アイツはその敵の隙を突く形で、惚れ惚れするような素早く力強い動きで周りの敵を床に叩き伏せていく。
最後の骸骨を粉砕した後、アイツはさすがに肩で息をしながらも、ゆっくりと俺に振り向いた。
「大丈夫?」
その顔には、いつもと同じ笑顔。でも、その目が、もしかして笑って……ない、ことないか?
「だ…大丈夫だ、助かった。有難う―…」
と、礼を言う俺の二の腕を、アイツは急に掴んだ。
「エエト、ちょっと、話があるヨ」
のん気な口調とは裏腹に、掴んだ手の力は強い。
何となく焦った俺はそれをいつものように振り解こうとした。
「あーっ、悪かったっての。勝手に離れて……。お前が来てくれて助かった。文句なら聞くけど、
腕取らなくても一人で歩けるっていつも言って――…」
だが、いつもならあっさり俺の腕を放すコイツの手は、俺の抵抗なんて物ともせずにしっかりと
二の腕を掴んだままだ。
「ウン、でも、話がある。こっちに来てネ」
やっぱり、コイツの目、目、笑ってねェっ。
俺は抵抗空しく、話がある、の一点張りなアイツに引きずられてピラミッドの何処だか知らない場所へと
連れて行かれた………。

----------------------------------------------------
|ω・´)……。
|彡サッ
349名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/30(土) 16:17 ID:shspPWh.
(*´д`)b いいよ、イイヨー。続き待ってるよん
350名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/30(土) 22:34 ID:pnhyWxjo
|д゚)チラ・・・

313の中の人です
修行の旅はどこへやら、自分萌えバード作って遊んでました(マテ

ふと思ったんですが同職系カプはアリなんでせうか?

鬼畜なBS×ケミかラブラブローグ×シフでも書いてみようと思います
誰も待ってなくても放置してくのであしからず・・・

|彡サッ
351名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/10/31(日) 19:11 ID:2ahK6iww
|ω・*)<同職系イイ・・・

313氏、アト344氏
楽しみにしとります(*´Д`)
かくいう自分はノビプリ構想中ですが、激しくありきたりになりそうな悪寒orz

| orz=3 ヨツンバイダッシュ
|彡サッ
352名無したん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/01(月) 00:56 ID:bglDpYIE
脳内鯖はぇろいが文章力がおっつかない(´・ω・`)
というわけで313氏や344氏や351氏に激しく期待しちゃうZe
特に344氏
eroまで書いてくれよ生殺しだよ(;´Д`)ハァハァ モエー
353名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/01(月) 01:03 ID:LGkbrO6A
344|ω・*)チラチラ
   |ω・´)つ「ろぐぷり」続き

-----------------------------------------------------

俺はよく知らないが、噂に聞いたことがある。
盗賊ギルドがピラミッド内に秘密裏に存在していて、これから盗賊としてやっていこうとするヤツは皆、
その盗賊ギルドで試験を受けなくちゃならない、と。
当然、盗賊上がりのアイツはその試験も受けてるわけで…。
俺には判りにくい迷路にしか映らないピラミッド内部を、勝手知ったる様子でどんどん進んで行く。
掴まれた腕を振り解こうとして何度か力を篭めてみたけれど、ことごとく徒労に終わった。
俺は、仕方なしに取り合えず自由になる口を開いて抗議の気持ちを表してみた。
「おい、いい加減にしろよっ。話なら、帰ってからでも出来るだろうが。どんな文句があるか知らねーけど、
狩りの気分じゃなくなったってンならポタ出すから、帰ってから話せ」
「ンー、帰ってからでもイイんだけどネ」
意外にもあっさりと言ったアイツは、振り向いて笑顔を見せて、付け加える。
「でも、早い内に、言っておかないとダメ。犬とかネコも同じ。やった時に躾けておかないと」
――…犬!?猫!?躾け!?
「はァ!?てめェ何言ってンだよ、喧嘩売ってンのか!?」
いつもニコニコして、俺の言うこと聞いて、どっちかっつーと素直な感じのコイツが。
今、何て言った?
犬とか猫とか、よりによって躾けとか言わなかったか?
俺に向かって!
喧嘩っつっても、実際本気で遣り合えば勝機がないのは目に見えていたが、俺は思わず凄んで低く怒鳴った。
けど、アイツはそんな俺には取り合う素振りも見せないで、
「ウンウン、喧嘩売ってないヨ。ハイ、此処でイイや」
ニコニコ笑顔には不釣合いな程の強い力で、掴んだ俺の腕をぐいっと引く。
俺は踏ん張ろうとしたけど、敵わずにアイツに腕を引かれるまま体勢を崩して、壁に押さえ込まれた。
「何が「此処で良い」んだ、つーか此処どこだ、あァ!?」
間近で睨み付けてから、此処がどこなのかが気になる俺はアイツの肩越しに周囲の様子を確認する。
薄暗い石壁、埃の積もった木箱、低い天井………どうやら、盗賊ギルドの連中が使ってる小部屋らしいけど。
入り口はあそこか、随分狭い…つーか、隠し部屋ってヤツか?
と、俺が確認できたのはそこまでで。
視線を外していた俺の顎を取り、強引に上向かせる、アイツ。
何か、この体勢って、何かおかしくねェか?
焦って反射的に押し退けようとして、アイツの胸を押した俺の手は、いとも簡単に払い除けられた。
354名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/01(月) 01:06 ID:LGkbrO6A
「あのネ、ちゃんと言わなくちゃイケナイと思ってたヨ」
「だ…だから、何がだ。傍から離れて、勝手にピンチになったのは悪かったって言ってるだろ?
来てくれて助かったって、礼も――……」
「違うヨ」
違う、と言ってからアイツは、どう続けようかと言いあぐねているかのように首を傾げた。
その間にも、アイツの膝が俺の脚の間を割り込んで入ってくる。
ハ?ちょっと待て、何で?何してるんだ、コイツ?
「違う、事もない、カナ。エエト。…俺から離れるの、良くない。俺以外のヤツを、気に掛けるのも、
許さないヨ。人間でも、機械人間でも、何でも、良くない」
考え、考え、言葉を続ける。
片言なのは、此処とは違う遠い国の出身だからだと、以前笑いながら話してくれた。
いやいやいや、今はそんな事を悠長に思い出してる場合じゃなくてッ。
「はァ!?お前何言ってンだよ?いや、離れるのが良くないってのは判るとして、
何で他のヤツ気に掛けるなとか言われなきゃいけねーんだ、…つーか、脚ッ、離せ、って…のッ」
「ダメ」
身を捩って必死でアイツを押し退けようとする俺の抵抗は、一言の元に却下された。
「チャント、判るように、沢山教えておくネ」
「お――…教える、って、ちょ…っと、待てッ」
俺を壁に押さえ付けて、何の躊躇もなく顔を寄せてくるアイツの口元をガシッと掌で覆う。
途端に困ったように眉をハの字に寄せたアイツは、俺を見下ろしながら俺の掌をぺろりと舐め上げた。
「ナニ?」
「…――ッ、い…いいか、あのなァ、俺はお前のモンじゃねェし、許さないなんて言われる筋合いはねェ。
第一……何しようとしてるんだッ。何、考えてるッ」
「俺のだ。俺のモノだって、教えてあげるヨ」
とんでもない事を言いながら、懲りもせず俺の掌を大きな舌で舐め続けるアイツ。
巧妙な舌の動きに臆して、俺は思わず後ろへ下がりかけた。けど、そこにあるのは冷たい壁で。
「フザケンな「ふざけてないヨ」
怒鳴りかけた俺の言葉尻に言葉を乗せて、アイツは真っ直ぐに俺を見た。
笑ってないコイツの顔は、珍しくて………、俺は一瞬言葉を失う。
「好きだヨ」
「俺のコト、嫌い?」
「俺の、モノだ」
立て続けに告げられた言葉は、俺の思考力をゼロにするのに十分だった―――………。


---------------------------------------------------
|ω・`;)チヒツ…ゴメンナサイ…
|`)ツギハエロデス…
|彡サッ
355名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/01(月) 17:37 ID:Zd9HKT.o
ぎゃああああ!
ログプリの続きがーっ!!
萌えです萌え!!ローグさんもプリさんもかわいいッ

次を楽しみにしてていいですかっ?!ひたすら(*´Д`)ハァハァ
356名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/02(火) 18:32 ID:.6LdNwEA
344|ω・`;)チラチラ
   |_| ̄|○っサ「ろぐぷり」エロ
--------------------------------------------------------
嫌いじゃない、決して。
コイツの事は。
素直で、いつも笑ってて、何だかんだ言って強くて、俺に懐いてて。
言葉が足りない時は、一所懸命考えて、俺に自分の言葉を伝えようとする。
年下だし、俺が面倒見てやらなきゃな、なんて…考えたりする事も、あった。
可愛いヤツ、とは思ってた。
でも。
でも、
でも!!
今のこの状況は、ちょっとオカシクねェか!?
どんな状況かっつーと、その………………。
「ネ、此処、イイ?」
「ん、く……ぁっ」
「此処がイイの?そんなに沢山、お尻振ったら、俺、我慢できなくなっちゃうヨ?」
「あ…っ、あ、だったら、も…う、止めろ……ッ、あぅぁっ、あっ」
「ダメ」
俺は床に両手と両膝を付く四つ這いの格好をさせられて、事もあろうに、ケ…ケツの穴を弄られてた。
強引に開かされた脚の間に身を割り入らせて、アイツは俺の後ろから穴に指を突っ込んでる。
ズボンなんてとうの昔に剥ぎ取られてる。
前を肌蹴けさせた上着の長い裾を、四つ這いにさせた背中に捲り上げて、剥き出しの下半身を覗き込みながら
アイツは指を動かす。
そんな場所に何か突っ込まれるなんて初めてで………告白のショックから立ち直った俺は、最初激しく
抵抗したけど、アイツはアレヨアレヨと言う間に俺を押さえ込んで、何だか良く知らねェけどぬるぬるする
液体と一緒に指を穴に突っ込んできた。
後ろから抱きすくめられて、とんでもない所に指突っ込まれて、身体中触りまくられて…。
俺は、何もかも………白状しちまうけど、チクショウ。何もかも初めてなんだよ!
簡単に立っちまった俺を見て、アイツは嬉しそうに笑った。
自分は服も脱がないで、全然乱れもしねェままで。
悔しいけど、俺は睨むしか出来ない。
俺が睨んだら、アイツは益々嬉しそうに舌なめずりしやがった、どういう事だ!!
357名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/02(火) 18:33 ID:.6LdNwEA
もがいても、決してアイツは俺を放さない。
こんなに無遠慮に他人に全身を触れられるのも、とんでもねェ場所に指を突っ込まれるのも
誰かにそんなトコ覗き込まれるのも、煽り立てるような言葉を耳元で囁かれるのも、
全部、全部初めてなんだよ、クソー!!
文句を続けようとして口を開いたけど、俺の中でアイツの指が激しく蠢くから、堪らずに
引き攣れたような乱れた息が漏れるだけだ。
何で、何で、そんなトコ弄られて、俺はこんなにどうしようも無くなっちまってるんだよ!
大体何で、コイツこんなに慣れてやがるんだ!?
俺の、事が…―――好きだって、言ってた、けど、いきなり、こんな―――……
「ぁっ、あンぅ………っ」
そこまで考えた時、アイツの指が俺の中の一点を集中的に激しく擦り立てた。
今までで一番恥ずかしい、甘い声が俺の口から漏れる。
え、何だよ、今の、こ…媚びまくった恥ずかしー声はっ。決して俺じゃねェ、今のは俺じゃねェ!!
って、否定したいのに、アイツは容赦なく見つけたその一点をぬちゃぬちゃと擦り立て続ける。
「や、やめ、嫌だ、あ――…、あ、」
そこから熱が一気に競り上がってきて、俺は自分の身体を支えきれずに四つ這いのままガクリと肘を付く。
その拍子に、自分の下半身が目に飛び込んできた。
いやらしく先っちょから先走りを滴らせてる俺のブツは、俺が身じろぐ度に揺れて、石床に染みを作ってる。
アイツが遠慮ない速さで手を動かしてるのが、自分の脚の間から見える。
その度に、俺のケツの穴に一緒に入れたぬるつく液体が溢れ漏れて、内腿を伝う。
喘ぐ自分の息遣い、目に飛び込んできた卑猥な映像………。
俺は、直接触れられもしないのにイきそうになって、思わず目を閉じて首を横に振った。
358名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/02(火) 18:35 ID:.6LdNwEA
「凄く、色っぽいネ。凄く、感じてるネ。触ってないのに、イっちゃう?」
のん気なアイツの声が聞こえる。
それから初めて、直接前に触れてくる。
俺がどれだけ感じてるか確かめるように、デカイ掌で根元から先端までを軽く握りながら、ゆっくりと
撫で上げる。
「違うッ、馬鹿、もう……放…せ…ッ」
俺は悔しいのと焦るのとで、アイツから逃げようとして急いで前に這い出し掛けた。
「ダメ、逃がさないヨ」
後ろを振り向かずとも判る、きっとコイツはいつもみたいに笑顔を浮かべてるんだろう。
アイツは俺の中から指を引き抜いて、簡単に俺の身体を反転させると、脚を開かせながら俺の身体の上に
圧し掛かってきた。
背中にあたる石の床が冷たい。
「好きだヨ」
目の前に迫ってきたのは、想像通りの笑顔………。
アイツが身じろぐ度に、立ち上がった俺のブツがアイツの服に擦れて、俺は息を詰める。
思わず腰を動かしそうになっちまうのを懸命に堪えながらも、…俺は、合った目を逸らせない…。
寄せられる顔、触れそうな唇。
「ホラ………触ってミテ?こんなに、欲しがってル」
「え………?」
キ、キ、キスか?キスなのか?このままキスか!?と身構えてた俺の予想を裏切って、アイツは顔の距離を
変えないまま、目を合わせた姿勢のままで俺の手を手探りで取った。
それから、自分のズボンへと引寄せる。
硬い布越しに押し当てさせられた俺の手に、アイツの素直な欲望がしっかりと感じられた。
「ネ?」
俺の手が当たった瞬間、布の中で更にデカクなったような気がする。
「好き」
元々嘘を吐くようなヤツじゃなくて。
俺も、嫌いじゃ、ないし。
可愛いな、とは思ってた…し。
何か、ほら、あんまり真っ直ぐ言われると、ほだされるっつーか、その…。
俺も、ドキドキしてくるっつーか………。
「俺のコト、好き?嫌い?」
アイツが目を伏せて、更に唇の距離が狭まる。
俺は今更ながら、煩いほどバクバクなってる自分の心臓の音を感じながら、思わずこう答えた。
「嫌い…じゃ、ねェよ…」
「好き?」
「………ん」
唇が触れ合う直前、アイツが嬉しそうに笑ったのが見えた。
俺は恥ずかしかったから、そのまま目を閉じちまったけど。

------------------------------------------------------
|ω;`)ツヅキカイテマス…タイシタモノジャナイノニオマタセシテゴメンナサイ
|彡サッ
359名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/02(火) 18:59 ID:Uf5eKS/U
フォォオオオォオオオ(*゚д゚)
GJですよー!!!
360名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/02(火) 23:45 ID:qynAydNI
続き楽しみにしてます><
361名無し様 :2004/11/13(土) 10:02 ID:aXy.baC.
ロビンとゾロの小説書いて下さい!
ゾロがむりやりロビンを・・・みたいなカンジで
362名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/11/13(土) 10:11 ID:dwJ1XBlY
ロビンってロビンマスク?
363名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/13(土) 20:41 ID:ltXl0jhc
ろぐぷりマダデスカー!!
364名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 04:19 ID:mKlKUUhE
344|д・*)つ「ろぐぷり」エロツヅキ
   |`)))逃
----------------------------------------------------
優しく重なる唇。
ごく軽く吸い上げる動きを見せて、何度か啄ばまれる。
あ――…、なんだ、すげー意外だけど、優しいじゃねーか。
今までのは、コイツも焦ってたのかな。
何だかんだ言っても年下だし、…いや、俺の方がこーゆーのは慣れてねーんだけど。
と。
思ったのも束の間。
「俺のモノだって、チャント、身体にも教えてあげないとネ」
と、言ったかと思うと、まだ取ったままだった俺の手に擦り付けるように腰を押し付けてきたアイツ。
思わず手を引っ込めようとしたけれど、アイツはしっかりと俺の手を掴んだままで。
ゆ、指に、アイツのが触れて、そんなに強く押し付けられたら、形まで分かっちまう。
「い…いちいち、言うことがやらしーンだよ、お前はっ」
困った俺はそう怒鳴る。
そんなに押し付けられたら………さっきまで煽るだけ煽られて、そのままにほったらかしにされてた俺も、
また堪らなくなってくるだろーが。
「恥ずかしい?」
「……―――!」
こ、答えられるわけねーし!
でも、多分俺の顔色は言葉よりも如実に答えを映し出してたんだろう。
アイツは満足そうに笑って、またキスしてきた。クソっ。
「ネ、恥ずかしい?こんな風にされるノ、初めて?」
聞かなくても判りそうな事ばかり聞いてきやがる、クソークソー、後で覚えてろよッ。
と、文句を言いたいんだけど、アイツの唇が肌蹴た胸元に降りて行くその感触に、俺は息を詰めるしか
出来なくて。
乳首をぺろぺろと舐め上げられると、堪らずに身を捩って喘いじまう。
う、クソ、どうせ慣れてねーよーーっ。
365名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 04:20 ID:mKlKUUhE
「沢山、俺のシルシ、つけようネ」
アイツは、掴んでいた俺の手を離してしっかりと俺に覆い被さり、頭の上から徐々に下へと唇を降りさせて
言葉通りシルシとやらを付け始めた。
髪、額、頬…顎元から首筋へと降りたアイツの舌は、再び乳首をぐるりと弄って味わうようにしつこいくらい
其処ばかりを舐める。
「ン、ぁ……っ、あ…っ」
また自分のものとは思えないような甘い声が漏れて、俺は口元を手で覆って必死でそれを押さえようとした。
アイツはそんな俺にはお構いなしに、再び片手を俺の内腿の奥へと滑り込ませると、
そのままケツの穴へと指を差し込んできた。
何かを探るように、俺の中で蠢く指。
その間にも乳首の周りを、仄かに充血するまで吸い上げたり歯を立てたりして舐めまくる。
「あ――…っ、や…、ちょっと、待……」
俺はもう、何だかやたらと焦っちまって、先へ先へコトを進ませようとするアイツの肩を諫めるように押す。
でも、アイツはそんなの全然お構いなしで、今度は脇腹からヘソ、更にその下へと唇をやらしく這わせていく。
アイツの唇が、俺の下肢に近付いて行って………さっきから焦らされてしっかり存在を主張しまくってる
ブツへと、触れ………、
あ、ダメだ、下腹部を滑るアイツの鼻とか、もう、くすぐったい――…
コイツの事だから、今俺の胸を舐めまくってたみたいに、あのデカイ舌で俺のを舐めまわしてくるんだろう。
想像、しただけで、腰のあたりにギュッと…熱が集まっていく。
舌が、ヘソから下へと辿って、あ――……舐め………
「ネ、触ってないのに、凄くオッキクなってるヨ」
………って、焦らすなよ!!
って激しく思ったけど、そんな事言えねぇっつーの!!クソ、コイツ絶対わざとだ、クソーッ!
アイツは、わざわざ俺の中心を避けて恥骨辺りをべろりと舐めて、目線を上げて俺の表情を盗み見てきた。
多分俺は今、物凄く余裕ない顔してる。
モノ欲しそうな、いやらしい顔してるに違いない。
そんなツラ、コイツに晒すなんて………
366名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 04:21 ID:mKlKUUhE
「ネ、チャント、言ってくれないと、お預けだヨ?」
何をちゃんと言えって………
と、俺が問う間もなく、アイツは俺の中に突っ込んだ指を急に激しくピストンさせてきた。
「―――……ッ、ぁああっ…あっ、や…――」
さっき俺が強く反応したポイントを、集中的に擦りまくるアイツの指。
熱が、一気に股間に集約して、イきそうになった俺は無意識の内に腰を浮かせて、
前を突き出すような無防備な格好になる。
でも、もう、そんなこと気にしてられねェ…っ。
何でソコ、そんなに、気持ち良い、んだ……!?
「俺の事、好きって、チャント言ってヨ。この身体、誰のモノ?」
俺がイきそうになる度に、アイツは指の動きを焦らすように緩める。
焦れた俺が喘ぎながら腰を揺らすのを楽しそうに見たりして、きっと俺が返事をするまでずっとそんな事を
続ける気だ。
何でコイツ、こんなに意地が…悪いんだよ…っ。
最後の抵抗で、俺は顔を横向けてアイツの視線を避けようとした。
そしたらアイツの小さく笑う声が聞こえて、先走りを滴らせてる俺のブツが生暖かな粘膜に包まれた。
あ―――…ッ、やべェ、マジ気持ちイイ……っ。
悔しいけれど、俺はアイツが焦らしたり責め立てたりするのに翻弄されるまま、アイツの望む通りの言葉を
口にしてしまう。
「ネ、好き…?」
「あ、ぁ…ッ、す…好き…だっ」
「嬉しいヨ。俺も、大好き。…じゃあ、全部俺のモノだネ」
「ば…か、俺は、俺のモノに決まって………んんぁあっ、あっ、あーッ、お、お前の…だっ、く、」
「じゃ、コレは誰の?」
「ば…馬鹿ッ、変な事聞く…なっ、も…ぉ…イかせ…」
「ちゃんと、聞きたいヨ。…じゃないと舐めてアゲナイ。それか、見ててアゲルから、一人でスル?」
「……―――!!お……お前、の……だ、か…ら、も…ぅっ」
理性の飛んだ俺が口にした言葉を聞いたアイツが、嬉しそうににっこり笑うのが滲んだ視界に映った。
唇から糸を引かせて、今までしゃぶり倒してきた俺のモノから口を離す。
何でそこで止めちまうんだよッ、と、焦れた俺の腰がまるでアイツを誘うように揺れるのも目に映って、
俺はもう恥ずかしいのと堪らないのとでぎゅっと瞼を強く瞑った。
367名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 04:22 ID:mKlKUUhE
「ン、待ってネ、すぐにアゲルヨ」
アイツの目の前に無防備に晒された先端に、先走りを吸い上げるような強烈なキスが落とされる。
それを感じたかと思うと、今までずっと解すように俺の中を掻き混ぜてた指が抜かれて、
アイツが身じろぐ気配を感じた。
何を、してるのかと俺が薄らと目を開けると、俺の脚の間に身を進めたアイツの。
アイツの、その図体に見合ったデカイ!!
デカイ、アレが!!
そりゃーもうやる気マンマン臨戦状態の、アレが!!
「待…」
待て、と言う暇も無く、俺の解された穴の入り口に押し当てられたのが、見えた。
「ご褒美だヨ」
目を細めて笑うアイツ。
ご褒美って、ご褒美って意味判ってンのか!?
と、慌てる俺が無意識に上へ逃れようとしたのをがっちりと掴んで固定し直すと、エラの張った
ごつい先端が、肉を押し分けるようにして俺の中に入って、来る―――!
「待…、て………ッ」
「痛い?俺、一所懸命、我慢したネ。たくさんたくさん、準備したヨ?だから我慢、してネ」
痛く、は、無かった。
アイツが言うとおり、今の今まで散々指でトロトロになるまで掻き回された俺のアソコは、
そのとんでもなくデカイのが入って来ても裂けたりする様子も無く。
アイツが腰をゆっくり進めるのに従ってぬるぬると入って来るのが、見えない分リアルに感じられた。
鋭い痛みは、ない、けど、物凄い圧迫感があって。
「は……っ、ぁ…、はァ、あ―…」
苦しくて俺が首を振ると、アイツはそんな俺を宥めるように胸、首、唇にキスしてきた。
「好き。俺のダ。好きって、言ってくれて、嬉しいヨ」
太く猛ったアイツのアレが、俺の中の例のポイントを擦る。
俺はアイツの言葉を頭の隅で聞きながら、辛抱出来なくて自らソコにアイツのが擦れるようにと腰を揺すった。
そんな俺の恥ずかしい動きに、アイツは小さく笑って、
「焦らなくても」
一度、一番深い場所まで腰を進めて来る。
「泣いて、許してって言っても、止めないカラ」
自分の吐いた台詞を、俺が理解したかを確認するように一呼吸置いてから、ずるりと半ばまで引き抜き。
「機械人間でも何でも、俺以外を気に掛けちゃダメ。優しいから、すぐに他の人に何かしてアゲヨウと
するデショ?…俺、許さないヨ」
その顔に浮かぶ笑顔は見慣れたモノのはずなのに、俺は迫力に押されて言葉を失う。
その後は―――………
368名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 04:25 ID:mKlKUUhE
自分が満足するまで腰を使い続ける、アイツ。
俺の悲鳴には無頓着に。
もう、勘弁してくれと何度口にしたか。
言葉は次第に意味を成さなくなり、俺の唇からは喘ぎと悲鳴だけが漏れるようになった。
泣いても許さない、と宣言した通り、アイツは止まらない。
お仕置きだとにこにこ笑った。
何度も体勢を入れ替えられて、色んな体位を試されて………俺は、もうでねェって程カラッカラに
絞られた。
つーかコイツ何者だよ!?
体力あるのは知ってたけど、マジでついて行けねェ……っ。
やっとコトが終わった時、俺は大袈裟じゃなく指も上げられないほどの疲労困憊状態になってた。
二人分の精液やら何やらでベタベタに汚れた俺の身体を大事そうに抱き締めたアイツは、
色んなトコロに優しくキスしながら何度も好きだと告げてくる。
そーゆー優しさは…最中に示してくれ…。
そう思いながらも、俺は疲れたのとほだされたのと吹っ切れたのとで、どうでも良くなって………って、
………ああぁ、もう、良くわかんねーけど多分そうなんだろう、俺もコイツの事、つまり好きなんだよな。
勢いに負けたような気もするけど、詳しく考えるのは起きて、身体を綺麗にしてから、だ…。
今は取り合えず、こうして抱き締めてくれるコイツの腕の中で、目を―――…閉じる……―――。
意識の落ちる寸前の俺の耳に、アイツの声が聞こえた気がしたけれど。
何だ、と聞き返したつもりの俺の唇は、細く息を吐いただけで………。
いいや、覚えてたら後で聞こう。
「ホントに、勢いに弱いから、俺のモノだってこれからも、身体にガンガン、躾けていかないと、ネ」
ん、後で、聞いてやる…から―――………。

--------------------------------------------------
|ω・´)カキニゲシツレイッ
|)………。
|)ツギハ……。
|)「剣士×アサ」カ「クルセ×アサ」ナンカガゴハンデス
|彡サッ
369名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 12:26 ID:f4WUkJ1s
油断してたらいつのまにかこんなお宝がー!(*゚ー゚)
おいしくいただきました。
370名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 13:34 ID:7iiemWvE
楽しみにしておりました!!
お疲れさまでしたー♪激しく萌えました><
371名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 18:59 ID:y.ggIZk6
ただでさえ強気受けプリが大好物なのに
こんなに美味しいお話を・・・(´¬`*)
お疲れ様でしたvめちゃくちゃツボりましたです(*´д`*)ハァハァ
372名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/14(日) 20:24 ID:tz5CbFh6
萌えマスターーーーー!ハァハァ!
ウブい強気受最高!!!ていうか新作も読みたいですけど
この子たちの続きも読みたいですぅ!

ともあれステキな萌えをありがとうでした!(´¬`*)
373名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/15(月) 00:31 ID:RReDdZfA
344|ω・´)つ「剣士×アサ」アルイハ「剣士→アサ」

人前では決して本心を見せようとしない、どこか影のあるアサシン♂
そんなアサシンに惚れているが、レベル差と場数の差に気後れして告白すら出来ない純情剣士♂
それでも腐っても剣士職、勢いで組み伏せてしまうと当然力では敵わないアサシン♂(腐夢)

-----------------------------------------------------
あの人は、いつだって遠くを見ている。
狩りの合間の休憩の時も、露店を見て回っている時も。
街道を歩いてる時ですら、あの人の視線は何処か遠い。
両手に短剣を握った時のあの人は、あんなにも鋭い眼差しで…身震いする程の正確さで敵を討つのに。
初めてあの人の戦い振りを目の当たりにした時、そのあまりもの美しさに
俺は、――思わず、勃起した。
今だって俺の隣に居るのに。
この人はまるで俺なんか此処に存在しないとでも言うように、空を見上げている。
いつからだろう、この人ばかりを目で追うようになった自分を、自覚したのは―――……。

-------------------------------------------------------
|ω・´)テナカンジデ クサッタユメ ミテマス
|・´)ドウショクホモ モ トテモタノシミニ シテマス
|´)313サマ 351サマ マダミヌミナサマ タノシミニシテマス!!
|д・*)ホモエロバンザイ
|彡サッ
374名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/15(月) 00:44 ID:RIcNXWP2
やっと読めたー!
どうもありがとう。
楽しみにしてますよーー
375351sage :2004/11/15(月) 18:29 ID:MAYM3v4M
焦らされて・・・(*´Д`*)キターーー
GJですよGJ(つω;`)アリガトウ

自分のノビプリでございますが、構筆中過去ログに似たお話を発見にて
再構成中です・・・○T乙

| ○T乙=3 萌エロ探索中です
|彡サッ
376名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/15(月) 23:04 ID:BraBjkuU
|ω・`)っ【駄作】
本当にヒドい出来なので読み飛ばしてもらって結構です・・・
は一介のアサシン・・・暗殺者だ。
今日はギルドから重大な暗殺計画を一任されてしまった
暗殺する人物の名は───ホルグレン。
幾度も暗殺依頼が出されていたが、世界の秩序に支障をきたしてしまう為実行できずにいた人物の一人である。

今回この計画が呑まれた理由は単純明快。アサシンギルドの長が武具を折られてしまった逆恨みである。
感情を捨てたものだけがアサシンになれるのでは無かったのか・・・と疑問を抱きつつも、仕事をこなす為俺はプロンテラ精錬所の前に居る。
鍛冶師とはいえホルグレンは一般人だ、ヤツを殺すのなど簡単な任務───のハズだった。

「さぁて・・・今日は店じまいだ。帰った帰った!」
ホルグレンの大きな一声で、精錬所内に居た商人や冒険者達が精錬所からゾロゾロと出てゆく。
この時を待っていた。
後はクローキングで奴に忍び寄り、首をはねるだけ。簡単すぎてあくびが出る。
───そんな事を考えていた矢先・・・
「集中力ぅぅぅ向ぉぉぉぉ上ぅ!!」
「ハンマァァァァッ!フォォォォォッル!!」
「アァァァンクルスネェェェア!!」
「スピアァァァ スタァァァッッブ!!」
突如雄たけびを上げるホルグレン。
地中に潜んでいたはずの俺の体は地上に晒され、ハンマーの衝撃で気絶させられる。
ホルグレンは一瞬で罠をはり、その中心に体を飛ばされる。
一瞬──だった。
ホルグレンの高すぎる戦闘能力の前に、俺はなんなく捕まってしまった。
「──っ!」
パニック状態の頭をしずめ、冷静になる。
非常にマズい状態だ。このままプロンテラ騎士団に突き出されれば、俺の人生はそこで終わる。
死を覚悟した。
しかし・・・
377376sage :2004/11/15(月) 23:05 ID:BraBjkuU
「ハハハ、隠れて皆が居なくなるのを待つなんて キミぃ、俺に気があるな!」
──バカは好きだ。人生で一番そう思った時であった。
このまま適当に場を流せば任務失敗で終了。命までは落とさない。
「ハ、ハハ。そうなんスよ!この前過剰精錬に成功してもらって・・・その時のお礼が言いたくて!」
完璧だ、パーフェクトだ。後はお礼を言って帰るのみ。
「じゃ、見つかっちゃった事ですし。俺も帰りますね!本当にありがとうございましたッ!」
よし、帰ろう。長へのいいわけも考えなくちゃだしな。
「まぁそう急ぐな!こんな時間まで残っていたんだ、アレをしたかったんだろう!」
──アレ・・・・・・アレ?
アレと言われても分からない、何の事だ・・・
「キミのお尻を掘るグレン!なぁんちゃってな、がぁーっはっは!!」
──前言撤回。バカは嫌いだッ!
「い・・・いえ、そんな訳じゃないッス!ええ、帰りまっす!」
逃げろ俺、貞操の危機だ!
「ハッハッハ。俺の方は準備万全だぞ!さぁお尻を出しなさい」
ホルグレン の股間から 野生のホードがとびだしてきた!

たたかう どうぐ
ポケモン[>にげる

必死だな俺、必死すぎるぞ俺!
っておい、ケツ剥かれてるぞ タイム!タイム!!
「いえ・・・あの・・・ホント違うんで・・・・や・・・やめろって!おい!おいぃぃ!」
むき出しにされた俺のケツに野生のホードが迫ってくる
「安心したまえ、痛くはしないよ。はっはっは!」
痛くないわけないだろう!バカかこいつは・・・!ああ、バカだった・・・
「ホント・・・やめ・・うぎぃぃぃぃい!」
野生のホードが俺のケツに進入してきた。
痛い、痛い。ヤバイ、意識が・・・
「おっ。気持ちいいな!キミはどうだい?はっはっは」
抜いてくれ・・・後生だ・・・
「いた・・・いぃ・・・抜い・・・・てく・・・れぇ・・・」
ダメだ。声が出ない。助けてくれ 誰でもいい、お願いだ。
「ん?なんだ、小さいままじゃないか。」
当たり前だ、痛くて勃起どころじゃない。
「どぅれ、天才鍛冶師の俺に任せたまえ!」
そう言うとホルグレンは俺の陰茎を握り締めた。
「う・・・やっ・・・めぇ・・!」
何て声出してるんだ俺!恥ずかしい、お嫁に行けない!!
「さぁ、成功したよ。君もナニが大きくなって嬉しいだろう。」
嬉しくない。断言できる
「もう一段階いってみようか!ガッハッハ」
そう言うとホルグレンは再び俺の陰茎を握り締めた・・・
その時
「────っっぐぅぅぅ!」
感じた事の無い痛みが俺の股間を襲う。
「クホホホホ・・・すまん、精錬中にナニが折れてしまっ・・・」
「ソニィィィィック ブロォォォォゥ!!」

結局、ホルグレン暗殺は成功。
事件当日目撃されていた男アサシンの姿は騎士団内でも探すことができず、事件は迷宮入りした。

それもそのはず
その日から俺──いや、アタシは♀アサシンとして生まれ変わったのだから・・・!
─The End─


ごめんなさいごめんなさい。
謝罪しか出てきません。
378名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/16(火) 00:07 ID:X04pklXs
軽いのりでひいいいいいい(;´Д`)折…
でもNPCとのからみGJでした。

骨折だけならなんとか、男の子のままでいられそうな…
379名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/16(火) 01:26 ID:QQHEUqoM
親父萌え(゜∀゜)!!!

こーゆーおバカなホモシチュ(褒め言葉です><b)大好きです!!
つーか勢いホルいいな、ジュル(´¬`*)
380376sage :2004/11/18(木) 03:29 ID:NPLA5UhE
今読み直すとヒドい出来ですね(゚д゚;)
感想くれたお二人方に感謝感謝
381名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/11/22(月) 19:29 ID:9wHUYvM2
せっかく面白いのかいてくれたんだからそんなにいじけちゃヤーよ
謝ったりするのはほどほどにね(*´∀`)σ)Д`)オモシロカッタゾコノコノー
382名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/14(火) 09:28 ID:IV6AuXTs
「剣士×アサ」待ってますー
383名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/20(月) 02:29 ID:WKvsnHOY
344|∀゜)コリモセズ フタタビトウジョウ
   |゜)つ「剣士×アサ」
   |)ビミョウニ 年下×年上 フウミ
   |デモホンメイハ クルセ×アサ ダッタリ
   |ツーカ ナゲェヨ オレ _| ̄|○||| マタオワッテナイシ


-------------------------------------------------------

イズルードの街から船に乗り、海流に逆らわぬように船首を向け続けて数時間。
近辺の漁師は絶対に近付かないと言う小さな島、
その島の名は、バイラン島――…。
髑髏の形をした島のあちこちに、誰のものとも知れぬ古い墓が立ち並ぶと言う。
生い茂る木々の緑に隠された墓を訪れる者は皆無だ、とは言え、此処は俺達冒険者に取っては格好の狩場。
島、ではない、島の中心部にある遺跡の入り口の、さらにその奥だ。
幾層にも複雑に分かれた迷路のような海底洞窟には、奥に進むに従って、海面には決して姿を現さない凶暴な
海の生き物達が待ち構えている。
その更なる奥には、今は滅びた古代の神殿が眠ると言う。
けど、当然俺は海底神殿なんてまだ拝んだ事もない。
実力的に言えば海底神殿の手前くらいまではなんとか行けそうなんだけど。
何せ、剣士で鍛えるだけ鍛えてから騎士の位につくってのを自分で誓っちまったから、俺より実力の無い
ヤツが我が物顔でペコペコを乗り回してるのを羨ましく横目で眺める日々を過ごしてる………って、
別に羨ましくなんかないぜっ。
自分で決めた事だもんな、俺はちゃんと剣士として納得できるだけの技術をマスターしてから騎士になる。
うん。
守りたい人も、いるし。
384名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/20(月) 02:31 ID:WKvsnHOY
守りたい人って言っても、恋人とかそんないい関係じゃ全然なくて、その…所謂俺の片思いってヤツで、
まだ自分も気持ちも伝えてないし、俺が晴れて騎士になれたら告ろうと思ってるんだけど。
その人は………アサシン。
そう、暗殺をする者として悪名高い、アサシンな。
でも、そーゆーのって偏見だよな?
アサシンギルドに名を連ねてるからって、全てのギルド員が金で暗殺を請け負うヤツばかりだって事は
ないはずだ。
俺と同じ剣士を名乗るヤツの中にも、悪逆非道なのは一杯いるし。
つまりは、個人なんだよ。人。人ってやつ。
でさ、その人は、二刀の短剣を武器に戦う二刀流アサシンなんだ。
盾を持たず、あんな短い剣だけを手に敵の真っ只中で戦うなんて、始めて見た時は吃驚した。
囲まれたあの人を見て、危ない、と思って駆け寄ろうとしたんだけど、あの人は俺の目の前で奇跡のように
身を翻して…紙一重の連続で敵の爪をかわし続けて。
振るった短剣の軌跡に少し遅れて敵の血が飛び散る様に、俺は馬鹿みたいに見惚れるしか出来なかった。
信じられなかった。
あんなに細身なのに、細腕なのに。
化物は、あの人が動くその後から後から、木偶のように倒れていく。
これほど綺麗な人は見た事がない、と、思った。
これほどまでに美しく剣を振るう人を見た事がない、と、思った。
俺の目を惹きつけてはなさない。
最後の一匹の喉元にあの人の短剣の刃が煌めいたのを視界に映しながら、俺は………もう、滅茶苦茶に
ドキドキして、興奮して、何て言うのか、血が全身を巡るのが自分で判るって言うか、
つまりまァアレだ。判りやすく言うと、…勃起してたんだな。
だからって誤解しないで欲しいんだけど、確かに欲情したけど、それだけじゃなくてさ。
一目惚れだったんだ。

それからは、俺が必死でアプローチして、何とか一緒の狩場で狩りが出来るまで頑張ってレベルを上げて、
今に至るワケだ。
385名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/20(月) 02:31 ID:WKvsnHOY
と、言う訳で、今日はそのバイラン島に二人でやってきた。
へへ、これっていわゆるデートってヤツ?
だって、あの人はこんな所程度の敵なら余裕でさばけるし、俺も此処のモンスターなら
ピンチになるような事は無い、はずだし。


海底洞窟ってのは、何度行ってもジメジメして気味が悪い。
足場も濡れてるかヌルついてるか水浸しになってるかのドレかで、始めて入った時はホント気が滅入った
モンだぜ。
でも今は勿論違う。
隣にあの人がいるから。
それだけで、俺は多分もう何処に居たって天国気分を味わえる。
今も、足に無遠慮に絡みついてきたヒドラの触手を槍でぶった切りながら、あの人の横顔に見惚れてたトコ。
金の髪がパラパラと掛かる白い頬が、正体の知れぬ海底微生物の燐光に青白く照らされて、それはもう
うっとりするくらい綺麗なんだ。
出来るだけあの人に敵が回らないように、俺は一所懸命槍を振るう。
固い甲羅を持つカニ野郎だろうが、ふよふよと不気味に漂うクラゲ野郎だろうが、気色悪い蟲ククレだろうが
化物じみた人魚だろうが、でかい貝だろうが、何だって綺麗なこの人に触れることは許さねェッ。
…つっても、その程度のモンスターがあの人に髪一筋の傷すらつけることなんてできないんだけど。
気分ってヤツだよ。気分、つーか俺の愛。
あの人は、そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、涼しい顔して足音も立てずに広い洞窟の中をすいすい
進んで行く。
どれだけアプローチしても、いつだって笑って冗談にしてしまうんだから。
アプローチ…って言っても、まだ俺は騎士になってないから、告白してないから、仕方ないんだけどさ。
でもコレだけまとわりつい…いやいや、一緒に居るんだし、狩りだって一緒に行く仲なんだし、
聡いこの人なら俺の気持ちくらい気付いてると思うンだけど…。
386名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/20(月) 02:32 ID:WKvsnHOY
「少し休憩するか」
楽しい時間ってどうしてこう過ぎるのが早いんだろう。
海底洞窟に潜ってそんなに経たないと思ったのに、俺達は戦闘の為の薬をもう3本も飲んでた。
あの人にそう言われたら、俺は一も二も無く頷く。
俺は全然疲れてないんだけど、そうだよな、人並み以上に体力のある俺とこの人じゃ持久力が違うもんな。
モンスターに見付かりにくい岩棚に身軽に登ったあの人を追って、俺も後に続く。
「ごめん、ちょっと無茶したかな。疲れた?俺、周り見てるからゆっくり休んでて」
そう言った俺を見て、あの人は少しだけ笑った。
「お前が休んどけ。俺は例え眠ってても物音は聞き漏らさない…。そう訓練してある」
目を伏せてそう告げながら、腰に装着した小袋から煙草を取り出して口に咥える。海底洞窟だけあって
湿ってる空気の中で、あの人は手馴れた仕草で咥えた煙草に火を点けて、深く吸い込んだ。
吐き出される、細い紫煙。
何から何まで絵になる姿に、俺は見惚れて唾を飲み込んだ。
「随分腕を上げたな」
ぼーっと見惚れたまま突っ立ってた俺は、次に掛けられた言葉にはっとして意味もなく頭を掻いた。
「あ、うん、そりゃ…」
って言ってから、褒められたんだと気付いて……今度は照れて、また髪をくしゃりと掻く。
「貴方に、見合うだけの強さが欲しいから。守りたいって言っただろ?」
反応が知りたくて、指の合間からちらっとあの人を見たけど…。
この人はいつもの通り、煙草を燻らせながら遠くを見てる。
何を考えてるんだろう。
そう言えば、この人は…俺が自分の気持ちをちらつかせる度に、遠くを見るような表情をする…気がする。
それって、どう取ったら良いんだろう。
ううう、騎士になるまで告白しないって決めた自分が恨めしい…ッ。
あともう少しなんだ、剣士として全ての技を修めるまでには。
告白したら………どうなるんだろう。
もし、断られたら、俺諦められるのかな。
いやいや、今からそんな弱気でどうするんだッ。今だって、絶対嫌われてない自信はある。
だって嫌いなヤツと一緒に狩りに行ったりしないだろ?普通。
嫌われて無いなら、断られても諦めるもんか。
恋人の影は、この人の周りで見たことないし。
以前聞いた時には曖昧に笑っただけで答えてくれなかったけど、この人と出会ってからの数ヶ月で、
恋人らしきヤツの話も―――………
「危ない避けろ――…ッ!!!」
俺がそこまで考えるのと、あの人の切羽詰った声が飛ぶのとほとんど同時だった。
387名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/20(月) 02:33 ID:WKvsnHOY
「へ……」
あの人が腰から両手で短剣を抜き、俺の方へと間合いを詰める。
背中から、空気を切る音がして何かが凄い速度で近付いてくる、のが聞こえる。
振り向く俺、反射的に槍を前に突き出して構える、その槍に何かが巻き付いた…!
背後から飛んできたのは、槍に巻き付いたその一本だけじゃない、次々と何かが飛んでくる―…!?
「な……!?」
何だ、と叫ぶ前に、俺の横をあの人が通り過ぎた。
俺の前に出る、あの人。
危ないと叫んだ声から此処までが、全てスローモーションのように感じられた。
でも実際は瞬きほどの時間しか経っていなくて、俺は馬鹿のように槍を構えて突っ立ってるしか出来ない。
クソ、敵の攻撃が、早すぎる…!!
俺の目の前で、あの人が踊るように両手の短剣を振るっている。
その後ろ姿に、見慣れた余裕は無くて………あの人が相手しているのは、ヒドラに良く似た
嫌らしい触手を持つ化物、多分アレが噂に聞くペノメナ、だろうか、
「何ボサっと突っ立てやがるッ、逃げろこの馬鹿…ッ!!」
ヒドラとは比べ物にならない程の敏捷さで、触手を繰り出してくるペノメナ。
その一撃一撃は確実にあの人を追い詰めている。
その触手があの人の脚に絡み付いて、あの人の動きは途端に鈍くなった。
「ク……ッ、馬鹿、逃げろ……ッ!!」
危ない、そう思った途端、俺の身体に掛けられていた呪縛が解けて、カッと頭に血が上った俺は
槍を振り回しながら初めて見るペノメナに突進した。
「舐めるな化物おおぉッ!!!」
槍が深く、化物を貫く。
あの人の攻撃のお陰で随分動きが緩慢になっていたペノメナは、俺の攻撃を避けることもできずに
そのヌメついた身体に槍を深く受け入れる事となった。
代わりに、俺に最期の攻撃を仕掛けてくる。
もとより、避けるなんて考えは俺にはない!
俺は耐えるのみ、その為の修行なら日夜欠かしてないんだ、耐えいでかッ!!
って、思ってた、のに、ペノメナの渾身の一撃は、俺の身体には届かなくて。
いつの間にか、脚を封じていた触手を自分の短剣でぶった切ったあの人が、俺を庇うように突き飛ばし

俺の目の前で、力を失ったペノメナの触手と絡み合うようにして倒れる、あの人の姿――………
388名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/20(月) 02:35 ID:WKvsnHOY
344|∀゜)ハハハ エロマタナイヨ
   |¬`)ツギハエロデス
   |彡サッ
389名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/20(月) 20:48 ID:6fW1qVnw
キター!!
ドキドキして待ってます〜!
390♂萌え小説358‐9参照小ネタsage :2004/12/24(金) 05:42 ID:1Yd0wtQ6
 かつて神が産まれた日を祝うルティエの宿の片隅で、重い静寂が支配する部屋に置かれた寝台の傍、かの聖職者は無様にも
木床に膝を突いていた。屈辱にまみれたその険しい双眸は、薄らな笑みを浮かべるかの暗殺者をひたすら睨み上げている。
しかし、
「んぐッ!」
 手向かう間もなく、それは聖職者の口に突き入れられた。正にその瞬間、聖夜はこの暗殺者の手によって乱された。
「約束ッすからね、しっかりしゃぶって下さいよ……」
 漏れた声音は酷な響きをもって聖職者を縛った。せめてもの抗いなのか、彼の口を無作法に蹂躙するそれを掻き消すかの
ように、聖職者は固く眼を瞑った。だが、
「駄目ッすよ、ちゃんと俺を見なきゃ」
 直に咎められ、聖職者は少しずつ己を解いていった。だが、瞼の下から次第に現れ行く瞳に映る業火は、決して揺らぐことを
許さなかった。
 年少者にいいように弄ばれる怒りに面を歪ませながらも、聖職者は己の舌を使い出す。ちろちろと蠢く舌先はぎこちなく、
思うように棒状のそれを捉えることができない。嫌悪に駆られながらも、聖職者は卑しい行為に身を落とさざるを得なかった。
「そう、舌を絡ませて……は、巧いッすね」
 聖職者の短い銀髪を撫でつつの暗殺者の揶揄じみた物言いをも、今は甘んじて受けるほかない。まだぎこちなさを残すものの、
漸く添わせ舐め上げる術を覚えた舌は、僅かながらもそれを蕩かせていった。誠実な奉仕への褒美として、言い知れぬ甘味が
聖職者に賜られた。舌を小刻みに動かす一方、唾に混じる滴をこくんと飲み込む。
「ほら、もっと深く銜えて」
「ふううッ!」
 唐突に口の更なる奥を汚され、聖職者は呻いた。息をすることも侭ならぬ苦しさ、心を掻き乱される苦しさ、双方の苦痛は
聖職者の心身を深く激しく引き裂いた。双眸の激しい業火は、今や込み上げる潤みに取って代わられていた。
 いつの間にか、それは前後に動き出していた。ともすれば退くそれに焦りすら覚え、聖職者は懸命に舌で追い縋った。
ぴちゃ、ぴちゃり、水音が跳ね、寝台に悠然と腰を落とす暗殺者を愉しませていた。
 だが、下らぬ劇はいつか幕を引かねばならぬ。やがて暗殺者の声音が切なく上擦り始めた。
「あああ、ごめ、先生おれ、俺もうッ……!」
「っふ……付き合ってられるかあッ!」
「痛ッてえ! 俺のスティックキャンディがあッ」
 突如寝台すら蹴り飛ばしかねない怒号と共にがりがりと音を立て何かが噛み砕かれるや否や、紅白に彩られた棒飴の残骸を
片手に暗殺者が上げる素っ頓狂な悲鳴が、宿に響く。
 口に残った飴の欠片を奥歯で磨り潰しつつ、鬼神よろしく立ち上がった聖職者は憤然と木床を踏み締めると、
「やかましいッ! たかがSS一枚撮るのにこんな真似をする必要があるかッ!」
 この惨事を前に道化た面を一向に崩さぬ暗殺者を凄まじい剣幕で詰問するも、
「サービスショットッすよ、略してSS」

「神よ、我等の罪を許したまえ」
 黒色の天を四角に切り取る窓に向かい、一人十字を切り天に祈る聖職者の傍らには、角を血に染めた聖書が落ちていた。

 聖夜の、もしかしたらありえたやも知れぬ話。
391名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/24(金) 05:43 ID:1Yd0wtQ6
正確には18禁ではないのですが、♂萌え小説スレにお世話になるには品が足りず。
おつまみ程度にどうぞ。
392名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/24(金) 10:04 ID:2hN1/Eqw
おおおおお!えろ〜ん!!
とか思ってたのにかわいらしいオチが(笑)
GJでした〜
393sage :2004/12/26(日) 01:03 ID:B2JheuCg
ご奉仕まで覚えさせられたのかと、ドキドキしちゃいましたw
聖書で容赦なくお仕置きするプリ様に萌えです。
ごちでした(^^
394名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/26(日) 01:07 ID:B2JheuCg
ミスった・・・ごめんなさい。
395名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2004/12/26(日) 01:25 ID:SQwaTU/k
おいおい
396名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/12/26(日) 04:49 ID:CO9TeUzE
おろっちょ
397名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2004/12/29(水) 06:55 ID:alGPDzU2
>390 こ・・これは…ウィープスさんとギュンターさんではありませんか!!
お二人のお話、大好きです〜(ノ´∀`*)w
久しぶりにここを覗いたらいいものを見させていただきました〜(*ノノ)
エロさにドキドキしてしまいましたが…飴落ちとはw
398名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2004/12/29(水) 09:15 ID:5t2Cs5WE
だからdameってくれって、ミスって上げたら…
399か、神が! :2005/01/13(木) 03:09 ID:Nhf6tvbA
やまほどいらっしゃる!なんて素晴しい!2日かけて全部読ませていただきました。実に満足、ゲップ(汚っ!。
所で皆様、クル×アサとかクル×鳥とか好きですか?好きな方挙手!
もしいらしたら頑張ります! タブン。
400名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/01/13(木) 03:54 ID:LBU/Rr3A
(;´Д`)
401名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/01/13(木) 21:55 ID:.L9jtySM
(;´Д`)…
ここにまで出張しなくていいよ。
402名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/01/17(月) 15:15 ID:5sQOUsIU
313|д゚)チラ・・・
ようやくスランプ脱出・・・した筈ですがお久しぶりです
新年とっくに明けましたが新年ネタ投下
403アサ×シフ1/6sage :2005/01/17(月) 15:20 ID:5sQOUsIU
ソファの上、力なく投げ出された手足
外から聞こえる大勢の喚声と花火の音に、シーフの少年はちいさく溜息をついた
テーブルの上のジュースは、もうどのくらいそうしているのか、口をつけた気配もない
「・・・、・・・」
静かに時を刻む、古ぼけた大時計
もうすぐ明日が今日に変わる
だけど眠れない
眠りたくない
あいつが、帰って来るまでは
「三日、か」
呟いて、乾いた唇を噛み締める
あいつが仕事に出かけてから、広いこの部屋にひとりきりでいた時間
それもあと少しで終わる
明日が今日になる前に、あいつは必ず帰ってくる
だって明日は
「・・・だっせぇ・・・」
少年は再び溜息をつく
会いたい
会って、今すぐにでもその声が聞きたい
そう思うのに、どうしてだろう、胸のもやもやは消えてくれない
こんな広い部屋にひとりきり、三日間も置き去りにして
きっと、あいつは自分の知らない顔で、知らない仲間と過ごしているのだ
子供じみた嫉妬だと、自分でも思う
仕方のないことだとわかっている、けれど
本当は一緒に連れて行ってほしかった
無理にでも引っ張って行くくらいの強引さで
優しくしてくれているのだと、知っている
大切にされるのは勿論嬉しい
だけど時には力ずくで奪ってほしい
不安になって、しまうから
404アサ×シフ2/6sage :2005/01/17(月) 15:21 ID:5sQOUsIU
抱えた膝に頬を乗せ、ソファの上で丸くなる
そう言えない自分がもどかしくて
「・・・ばか」
別にあいつは悪くない
それは素直になれない自分のせい
だから今日は少しだけ、素直になろうと決めたのに
「・・・早くしないと、言ってやんないからな・・・」
「何をだ?」
不意に間近で響いた、声音
はっとして振り返る
「ん、ふ・・・っ」
開きかけた唇が、男の乾いた唇に塞がれた
首筋に触れる冷たい指先
ゆっくりと瞳を閉じて、その熱を受け入れる
「っん・・・」
息もできないくらいの激しいくちづけ
頭の芯が痺れて何も考えられなくなるような
どのくらいそうしていたのか、ようやく身を離し、アサシンは名残惜しそうに濡れた唇を啄んだ
「・・・HAPPY NEW YEAR」
囁きかける低音
重なるように深夜を告げた時計の音に、笑みを浮かべて
「約束の時間には間に合ったな」
「ん・・・」
「一週間、ひとりで寂しかったか?」
「ばか・・・」
ちいさく俯いて、覆い被さる胸に額を押しつける
肺を満たす煙草の匂いに溜息をついて
「あの、さ」
僅かに固い、大きな手が頬を撫でるから
「・・・お帰り」
素直になれるような気が、した
405アサ×シフ3/6sage :2005/01/17(月) 15:22 ID:5sQOUsIU
テーブルの上、ちいさな水溜りを作るジュースの瓶
温くなってしまったそれに手を伸ばし、無理矢理全部、喉の奥に流し込んで
ソファの脇、脱ぎ捨てられた服をそっと拾い上げた
染み付いた血と煙草の匂い
あいつの、残り香
「・・・、・・・」
深く息を吸い込んで、瞳を閉じる
決心が揺らがないように
本当に伝えたい言葉があるから
掴んだ服ごと、きつく拳を握り締めた
406アサ×シフ4/6sage :2005/01/17(月) 15:22 ID:5sQOUsIU
熱い飛沫が身体に降り注ぐ
濡れて額に張りつく前髪を、男は怠惰な仕草で掻き上げた
掻き上げようとしたのだが
脱衣場のドアが開く音に、思わず眉を顰める
見つめる視線の先で、擦り硝子のドアがゆっくり動いた
白い湯気の中に少年が立っている
何も纏わず、生まれたときのままの姿で
「・・・なぁ」
掠れて囁くような声音
後ろ手にドアを閉め、そっと歩み寄る
「・・・なぁ、しようぜ」
無言の男の肩を、飛沫の向こうへ押し出して
開きかけた唇に触れるのは、柔らかい熱
赤く濡れた舌先を伸ばし、誘いかける
「しようぜ・・・?」
耳朶に唇を寄せ、男のそこへと指先を忍ばせて
髪の先から滴る雫が、白い首筋を伝い落ちた
407アサ×シフ5/6sage :2005/01/17(月) 15:23 ID:5sQOUsIU
「っ、あ・・・っ」
壁に押しつけられた胸が、痛む
何度も深く抉りながら、男の手は身体を撫で回す
「・・・辛いか?」
がくがくと震える腰を片手で抱え、耳元で囁く声も微かに熱い
タイルの壁に爪を立て、少年は小刻みにかぶりを振った
出しっ放しのシャワーの音と、肉がぶつかる淫らな音
頭の中で反響して、次第に何も聞こえなくなる
繋がった部分から、ひとつに混ざり合うように
「も、イ・・・っ」
追い詰められる動きに、上擦った悲鳴を上げた
「あ、あぁ・・・っ」
身体の奥の方で爆ぜる、熱の感覚
力の抜けた身体が、ずるずると床に崩れ落ちる
「ん、ふ・・・」
落ち着かない呼吸で交わすくちづけ
抱き締められて、意識を手放した
408アサ×シフ6/6sage :2005/01/17(月) 15:23 ID:5sQOUsIU
手の中で揺れるジュースの瓶
横合いから伸ばした指先で奪い取る
取り上げられたそれを恨めしそうに睨みながら、少年の身体はずるずるとソファに沈んでゆく
向こう側へと倒れそうになるのを抱き寄せて、男はちいさく喉で笑った
「あんなところでやりたがるからだ」
「・・・無茶したのはそっちだろ」
唇を尖らせながらも、されるがまま頬を摺り寄せる
猫のマーキングにも似た仕草
しばらく大人しく抱かれていた腕が、柔らかく首に絡みついた
体全体を押しつけるようにして、甘える
「・・・もっとしようぜ」
「・・・」
「離れてた分、もっと、しようぜ」
熱に濡れた吐息
答えの代わりにそっとくちづけた
「積極的なのはいいが、足腰立たなくなっても知らんぞ」
唇の端に笑みを浮かべ、抱き上げる
「お年玉代わりだ、死ぬほど気持ちよくしてやる」
「・・・あんま嬉しくないぞ、それ」
「誘ったのはお前だろう?」
瞼にそっとくちづけながら
男は寝室へと続くドアを蹴り開けた
409名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/01/17(月) 15:25 ID:5sQOUsIU
全然エチーでもないし意味不明ですが・・・っ
皆様の様に上手く書ける日はくるのでせうか

現在BS×ケミのハードエチー話頑張ってます
313|彡サッ
410名無しさん(*´Д`)ハァハァsage 期待してるよー :2005/01/17(月) 21:02 ID:aW/yozy.
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 がんがれ!がんがれ!
  (  ⊂彡
411名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/01/18(火) 01:39 ID:u/WbDg2c
うわーイイ!
素直に甘える少年シーフ君がすごくいいです。
表面は冷静なアサシンにぃさんですが
心の中では驚いたり焦ったり喜んだりしてソウ(*´ー`)
412名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/03(木) 15:19 ID:nWVj0Gpc
|д゚)…最近ボンゴン飼い始めた結果ボンゴン×BSにときめきました。
|ミ
|<投下してみてもいいのかしら…。
413名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/02/04(金) 20:53 ID:fDpuP6D6
カモンカモーン
期待してるよ……
414284-291sage :2005/02/16(水) 13:50 ID:kPNsCasQ
今更ですが「萌エロスレ十一冊目」の方に続きを投下させていただきましたので連絡を〜。
♂×♂ではありませんので、それでもOKな方はご覧ください。(ぺこ
内容はあえて言うなら鬼畜なんでしょうか?
分類難しいです。

久しぶりに来て激しく萌えた中の人より。
415名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/06(日) 22:12 ID:hGs5n61.
ここの神々はHPとかお持ちなんでしょうか?
もっと一杯読みたい人の数(1/20)
416名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/08(火) 20:27 ID:MtEcYUQM
読みたいですー!(2/20)
417名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/14(月) 21:58 ID:XA7kG7Y6
初投稿してみます。
つ[ウィザード×ナイト]
418Wiz×騎士1sage :2005/03/14(月) 21:59 ID:XA7kG7Y6
「まいったな…」
狩りを終え、溜まり場に帰ってきた騎士は、苦く呟いた。
相方であるウィザードが、多忙のために顔をほとんど見せなくなってから、数週間。
これ以上レベルを上げては、組む事が難しくなってしまう。
「しばらくは狩りは中止だなぁ」
「あの…!ねぇ、その…時間があるんだったら、お願いがあるんだけど…」
ずっと黙り込んだままだった同じギルドに所属する駆け出しプリーストが、不意に顔を上げた。
最近、ひどく元気がない彼女の、必死の様子に首を傾げ、騎士は続きを促した。
「何? 俺に出来ることなら」
「…その…」

「やぁ、久し振り」
低くも高くもない、穏やかな声。聞き覚えのある――いや、ずっと待っていた声。
いつものように、溜まり場でくだらない会話をしていた騎士は、思わず立ち上がった。
やや短い銀の髪、日に焼けない白い頬、静かなのに強い意志を湛えた青の瞳。
間違いなく、彼の相棒のウィザードだった。
「お前…! ようやく戻ってきたか。ったく、永遠に戻って来ないかと思ったぜ、薄情モン」
「薄情、ね…」
いつもの通り、薄い笑みを浮かべたウィザードは、軽く肩をすくめた。
「薄情者は、どちらなのかな?」
「あぁ?」
小さな呟きを聞き取れずに訝しげに相棒を覗き込んだが、ウィザードは繰り返しはしなかった。
「んー。今日、時間ある?」
「あるけど。久し振りに狩り、行くか? 公平圏外れないように最近ソロ狩りもしてねぇんだよ」
「いや、狩りはまた明日。…時間あるなら、ちょっと来て」
419Wiz×騎士2sage :2005/03/14(月) 22:00 ID:XA7kG7Y6
部屋に入るなり強く腕を引かれて、不覚にも騎士はよろめいた。
「おい――」
寝台に投げ出されてようやく、相手がひどく不機嫌であることに、騎士は気付いた。
常に浮かべている曖昧な笑みのせいで、穏やかで理知的だと評されがちな相方は、
実は結構な激情家で、……そして、ひどく嫉妬深い恋人でも、ある。
「ちょっと待て、…昼間だぞ!?」
「そうだね」
「そ、そうだねって、お前…、くっ」
性急な手が中心を探り、強く扱かれて、思わずのけぞった。
その露になった首筋に、吸い付くような口付けが幾つも落ちる。
――熱い。
触れられたところから、あっという間に火がつく。
「ねぇ。僕がいなかった間、どうしてた? 自分でしてたの? …それとも」
相変わらず笑みを含んでいた歌うような声が、一気に冷えた。
「婚約者と、してた?」
「え――、あ、あァ…っ」
手早く下半身だけ剥かれ、脚を開かされて。
いつの間に準備していたのか、濡れた指が後ろを探る。
「ふぅん、後ろは使ってなかったみたいだね」
「馬鹿…野郎、怒るぞ…っ」
「怒ってるのはこっちなんだけど」
慣れた指が、的確に感じるところを擦り上げて、騎士は身を捩った。
どこをどうすれば感じるのか、どうすれば声を上げてねだるか、
自分以上に知っている器用な指に、なす術もなく翻弄される。
「人が必死に用事片付けてようやく帰ってきてみたら、婚約しただって?
まったく、目を離すのはだから嫌だったんだよ。
…けど、さ。後ろに指入れられただけで腰振ってよがっちゃうくせに、ちゃんと女の子抱けるの?」
「それ、違…、話……、あ、やめ、あぁ…っ」
「やめたら困るのは君でしょ」
耳に直接注ぎ込まれる声に、騎士の目に涙が滲む。
嘲りの言葉が悔しいのか、情欲を煽られているせいか、当人にも分からない。
「あ…っ、」
突然、指を引き抜かれて、騎士の脚が震えた。
「それとも、本当にここでやめておく?」
覆いかぶさっていた体がふ、と離れて、思わず騎士は目を開けた。
カーテンの引かれた、薄暗い部屋の中、炎を宿した青の瞳が自分を見下ろしている。
笑みの消えた、端整な顔。
とても――、好きな。
「やめ、るな。……お前、が……、」
「ん?」
「お前が欲しい……、から」
「まったく…参るね、君には。状況分かってる?」
ウィザードは苦笑した。いつもの、仮面のような笑みではなく、困ったように、柔らかく。
そしてようやく、口付けをくれた。
420Wiz×騎士3sage :2005/03/14(月) 22:01 ID:XA7kG7Y6
脚を抱え上げられ、ゆっくりと貫かれた。
熱く、大きなものが身を割って侵入してくる。慣れた、それでいて慣れない感覚。
その苦痛と快感に、既に限界に近かった欲情は、あっけなく弾けた。
「…あ、あ――ッ」
「え? …何、入れただけでイっちゃったの?」
煽るためではなく、純粋に驚いたように、ウィザードは目を丸くした。
「それに、沢山出たね」
「うる、さい…っ」
最後に体を重ねてから、数週間。自分でしなかった、と言えばそれは嘘になるが。
恋人との情交を知ってしまえば、自慰などあまりにもちっぽけな快楽で。
どうしようもなくて処理する以外は、ほとんど触れていない。
「ふぅん」
小さく笑って、ウィザードは、騎士の腹部に散ったものを手で拭い、ゆっくりとそれを舐め取って見せた。
思わず身を捩ると、体の中心に打ち込まれたものが感じる所を掠めて、息を飲む。
「…っ」
「まだいけるよね?」
最初はゆっくりと、そして段々に強く突き上げてくる、そのよく知っている熱に浮かされながら、
騎士はほとんど無意識に手を伸ばして、恋人を抱きしめた。
「あ…あぁ、…イイ…、も…駄目…」
「…好きだよ」
「っ、く…あ…っ」
「絶対に、誰にも渡さない」
ひどく切ない囁きを聞いたような、気がした。
421Wiz×騎士4sage :2005/03/14(月) 22:02 ID:XA7kG7Y6
「誤解だって。結婚なんてする訳ねーだろ。フリだよ、フリ」
「ふぅん?」
「あーもー、てめぇ、何だって俺に会いに来る前にそんな噂話聞く時間があったんだよ!」
「噂ねぇ。溜まり場に行こうとして歩いてたら、彼女が友達らしい子に言ってたんだよ。
君と婚約した、って。…僕がどれだけ衝撃受けたか、察して欲しいね」
浮気をしていない事をさんざん体で確かめたくせに、疑いの眼差しをまだ向けてくる恋人に、
体を起こして反論しようとして叶わず、寝台に沈み込んだ。
極限まで苛まれた体は、泥のように重い。
知識と器用さを持つウィザードの筈なのに、騎士をも降参させる
この持続力は一体どこから来るのか。永遠の謎である。
「だから、あいつ、変なヤツにつきまとわれててさ。ストーカーって奴?
結婚してくれって毎日毎日WISが来て、拒否しても拒否しても止まないらしいんだよ。
実際、狩り行こうとして鉢合わせたけど、あれは何か電波受信してそうな奴だった。
…で、まぁ、婚約者がいるってことにしておけば何とかなるんじゃないかって事で。
とりあえず、周囲に根回ししてる最中なんだろ」
「フリ…ねぇ?」
「おいー。信じろって」
「まぁ、君の方は信じるけど、ね」
どうなのかなぁ、と呟くウィザードに、騎士は眉を寄せる。
「どういう意味だ?」
「ん? んー…そのまま引くに引けなくなって結婚、なんてしないでよね」
「しねーよ」
騎士は笑って、ウィザードの手を取った。
武器を握らない、白くしなやかな手。自分を翻弄する、容赦のない手。
その指に、くちづけた。
「そりゃ、ギルドの仲間も大切だけどさ。
…最後に何を取る、って聞かれたら、俺は、お前を取るよ」
恋人は笑って、騎士の手から自分の手を取り返し、くしゃくしゃと髪をかき混ぜた。
「そういう殺し文句を素で言うの、やめてよね」
それから、抱きしめ合って、何度もくちづけを交わして。
「あぁ、そうだ、言い忘れてた」
「ん?」
「おかえり」
「…ただいま」

FIN
422418sage :2005/03/14(月) 22:06 ID:XA7kG7Y6
│ω・´)<需要ないカプだと言われても私は謝らない。
│ω・`)<…でも、エチーが薄いと言われたら、土下座して謝ります。
│ミ サッ  <エチー、ムズカシイネ…
423412sage :2005/03/15(火) 00:26 ID:KMLbB/N2
遅くなりましたが、投下してみます。
全然大したことないものになってますがorz
つ〔ボンゴン×一人称が「私」な製造BS〕
424ボンBSsage :2005/03/15(火) 00:28 ID:KMLbB/N2
その日は単なる気紛れで。
家に帰ったところで、誰か待っている人がいるはずもないから、私は今日もフラフラと露天を巡る。
同じ商人として、露天巡りは勉強になるしね。
「―ん?」
一つの露天で、私はある物に見入ってしまった。
「お、兄ちゃん安くしとくよ〜♪」
愛想のいい、露天主が話し掛けてきたが、私の目はそこに並べられた物から離れられず。
「これ買います」
「毎度〜」
…衝動買いしてしまった。


いつもなら露天からまっすぐ帰る道を、今日は少し寄り道をして
「ただいま」
誰もいない暗闇に挨拶して、自分でも苦笑してしまう。

「さて、と」
そうして私は、いつもの日課である荷物整理をする。
「えぇと、これは…」
売る物と保存しておく物…と、いつもと変わらぬ仕分け作業。
そして最後に、衝動買いした物が出てきた。
「思わず買っちゃったけど…私、自分でも気付かないくらい寂しかったのかなぁ」
苦笑しつつ、それを眺める。
それは比較的、人に馴れやすいモンスターの眠る卵…中に眠っているのは、ボンゴンらしい。
早速、寄り道して購入した孵化器と餌を用意して。
「ぅわ、何かドキドキするなぁ」
ぷしゅうぅっ
卵をセットした途端、孵化器から大量の煙が出る。…けむいし、大丈夫なんだろうか…と不安になり始めた時、何かがいる気配を感じた。

「わぁ…っ」
視界が晴れると、そこには青い装束に身を包んだボンゴンがいた。
…ぅ、何だかちょっと感動した。
「ぇと、初めまして…私が君の…」
う〜ん…飼い主?ご主人?何か違うなぁ…。
「…………」
あぁ、沈黙が痛い…。
「えぇと、私は家族…です!宜しく」
うん、家族が妥当な感じだ。
―と、ふいにボンゴンが笑った気がした。


それから私とボンゴンの生活が始まったのだけど、やはり実際に一緒にいないと判らない
ことは沢山あるなぁ、と切実に感じる訳で。
「腹減った、飯」
「はいはい」
実はボンゴンは喋れるのも知らなかったし、案外俺様な性格なのも知らなかった。
…でもそれが案外心地よかったりするんだけどね。
ただ、何故か私が他の人と喋ろうとすると、やたらと話し掛けてくるのが未だに不思議。
ただ、それでも穏やかに時間は過ぎて。
425ボンBS2sage :2005/03/15(火) 00:30 ID:KMLbB/N2
「ぉ、ねこちん久しぶり〜」
ある日街を歩いていたら、懐かしい声で呼び止められた。振り向くと、以前に製造支援をしてくれたプリーストさんがいた。
…ちなみに、ねこちんとはこの人が私につけたあだ名であるけれど。
「あぁ、お久しぶりです〜」
「おーおー相変わらず可愛いなぁ、ねこちんは」
そう言って、大きな手で私の猫の形をした耳を触る。
「や、やめてくださいっ」
「ふっふっふ〜どうしよっかなぁ〜?」
…意地悪だ、この人。
「も「おい」
…びっくりした。今までも話をしている最中に抱きついてきたりと、会話を邪魔することはあったけど、私の話を切るのは初めてで。
「どうしたの?」
「飯」
…あれ?さっき食べた気もするけど…。
「帰る」
考える間もなく、私は引きずられていた。
「あっ…さ、さよなら!」
何とか挨拶だけすると、既に小さくなった彼の姿が手を振っていたのだけが見えた。


相変わらず引きずられるように自宅に着いたけれども、私の考えはうまくまとまらない。
一体何が彼を不快にさせたのか…はっ!もしや、男ブラックスミスのくせに情けない私に嫌気が…!?
等と、考えていたらいつのまにか
どさっ
「あれ?」
「…」
「えーと…」
「…………」
何故、私は自宅のベッドでボンゴンにマウントポジションとられているのだろう…。
「…怒ってる…?」
うぅ
「えぇと、何かしたなら謝るから…」
沈黙が痛いし、目が怖いよ本気だよ。
「ほんとにごめ……んっ!?」
尚も謝ろうとした私の口は塞がれた…って、
「んぅ〜〜〜っ!?」
くっ…くちっ!口に口がっ!柔らかい…って、ぇ?何で!?
「んは…ぁ、っん…ふ」
息苦しさに空気が欲しくて、でも軽く口を開けたら舌が入って。
何で、と思うのに。
思うのに…
「んぅ…ぅ…」
…気持ちいい…かも、しれない。
…って、そういう問題じゃない!
「ふ…ん〜っんぅ…!」
何とか離れようと、藻掻いても
くちゅ…
…き、きもちいぃ…って、だから違う!!
「ん、ふ…ぅっふ」
…ぁ、ひょっとして
「ん…っ」
私がこんなことされて、気持ちよくなっちゃうから悪いのかもしれない…!
…そ、そうだよね。これじゃ嫌われたって、おかしくない。
きっとボンゴンは優しいから、それを実地で教えてくれてるだけで……
「おい」
「…ぁ」
気が付いたら、唇はとうに離れてて
「そんなに、泣くほど嫌かよ」

嫌じゃない、気持ちよかった…あれ?何で私は泣いて
「返事もしたくないってか?」
は、とボンゴンは笑う。
違う。だって、だって…?…何で?
「…何で、泣いているの?」
私の目は涙で霞んで、よく見えないけれど
ぱたり、と私の顔に冷たいものが落ちてきたから泣いているのだと思った。
泣くほど私のことが嫌いなのかな、悲しいな。
「――泣いてない、泣いてるのはお前だ」
そう言いながら、ボンゴンは起き上がる。
私の体も軽くなる。
あ、嫌だ。
「…何?」
「あ」
何で、私は彼の服をつかんだのだろう。
そんなことしたら、余計嫌われてしまうのに。
426ボンBS3sage :2005/03/15(火) 00:31 ID:KMLbB/N2
「何だよ、何がしたいんだよ」
かすかに眉間に皺がよった彼の顔がわかる。服を離さなきゃ、と思うのに。
「…だって」
あぁ、何て言えばいいのかわからない。だって、彼は私のことが嫌いなんだから。
でも
でも
「何だよ、ハッキリしろよ!これ以上、期待させんなよ!!」
「嫌だ!」
彼の怒声に、咄嗟に叫び返す。

あぁ、そうなんだ。
「だから嫌なら離せよ、もうしねぇよ!」
違う。そうじゃなくて私は、だから
「離さない!!」
叫んだ
彼にしがみついて
「だって、離れたくない!好きだから!」
叫んだ私の頭はクラクラするけれど、気分は悪くない。
でも
「…気持ち悪いよね。だから私のことが嫌いなんだよね」
あぁ、悲しいけど何故だか笑ってしまう。
それでも彼は動かない。
私も動けない、動きたくない…離れたくない。

「――今、何て言った」
ふと、ボンゴンが呟く。
最後…かな、覚悟を決めなければいけないな。
「気持ち悪いよね、だから…私のこと…嫌い、なんだよね」
覚悟を決めていたって、気持ちが切り替わる訳じゃない。そんな事は解っている。
だから、案外辛いよ。
「違う!」
…え?
「それも違うけど、もっと前!」
何が違うの?解らないよ。判らないよ。
私が困っているのがわかったのだろうか、彼は苛立たしげに髪をかきむしる。
「お前、本っっ気でニブい。俺がお前のこと嫌いだ?」
そう言いながら、しがみついたままの私を抱きしめてきて。
「…え、だって…っ、ぅ」
「嫌いな奴にこんなことしない」
「ゃ、どこ触っ…ん」
ボンゴンは、私の…その、いわゆる息子を触りながら
「どこって、見れば解るだろ」
「わ、わかる、ぁ…けどっ…」
き、気持ちいいけど。でも、でもそれ以前に彼の言葉が。
「好きだ」
「う、ぅそ…っ!」
くちゅ、と下からの音が耳に残るけれど、それ以上に彼の言葉が。
「嘘じゃないって言ってるだろ!」
「だって、怒っ…てた…!私が、ぁん…何かしたからで、んぅ」
言葉は途中で唇によって遮られて
「何度も言わせるなよ」
どうしよう、気持ちよくて
「あ、ぁあ…っ!」
どろり、と白い液が彼の手につく。
427ボンBS4sage :2005/03/15(火) 00:31 ID:KMLbB/N2
「…ようするに、あのプリーストがお前の耳に触ったのがムカついただけ」
「は?」
一息ついて、彼は何故いきなりこんな事したのか説明してくれたのだけど。
それってもしかしなくても、もしかして。
「やきもち、妬いてくれたの?」
「ば…っ、馬鹿かお前!」
あ、耳まで真っ赤。…やばいな、私も多分赤いかも。
「うん、ほんとに私って馬鹿だね。自分の気持ちも気付かなくて」
でも、だからこそ
「好き。君が、好き。だからずっと一緒にいてね」
ボンゴンはしばらく、私を見つめて…うぅ、これくらいでドキドキするなんてやっぱおかしいのかな。
「当たり前だろ、俺はお前の家族なんだろ?」
家族っていうか、夫婦みたいなものだけど…と少し照れながら言うボンゴン。
…ヤバい。幸せだよ、これって。
「――まぁ、お互いの気持ちも解ったし。続きしようか」
「…は?」
えと、何の話だろう。続き?
「は?じゃねぇよ。続きだよ続き。俺は全然イッてないし」
どさっ
理解出来ないまま、私の体は再び押し倒される。
「え、ちょっ!どこ触ってるの!?」
「どこって、言わなきゃ解らない?」
「いや!解るけど!だって、何でそこ触るの!?」
私の言葉にボンゴンはちょっと困った顔をする。いや、その顔したいのは私だよ!
「触らなきゃ痛いぞ?ここに挿れるんだし」
「挿れ…!?ぇ、何を挿れるの?何でアレを出すとこに何かを挿れるの?浣腸?」
私の言葉にさらにボンゴンは困った顔をした。
「――お前もう喋るな、萎える」
「萎…っ!」


痛かったです、でも気持ちよかったです。
ついでにトイレ行ったら、ピンクの液体が出ました。
…女の子って大変だったんだなぁ、と泣きそうになっちゃったけど…でも。
幸せなのかもしれないです。
428412sage :2005/03/15(火) 00:37 ID:KMLbB/N2
エチー少ないくせに何だかダラダラ長くてすみません。
修行してきます…。
|<文神の皆様に敬礼!
429名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/03/17(木) 22:54 ID:ap5V7stk
>418
(*´Д`*)ハァハァ WIZ攻め
いいもん見させていただきました。ごちそうさまでした。

今度はIWで羞恥プレイとか高INTを活かした言葉責めはいかg(鯖缶
430受属性騎士持ちsage :2005/03/28(月) 14:58 ID:cqNLB1mo
418様>
Wiz×騎士キター(*´▽`*)!!
騎士受けがマイナーぽいのでしょんぼり(´・ω・`)していたのに…
すばらしい作品をどうもありがとうございましたっ…!
えへへへへ…(戻って来い
431名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/01(金) 01:11 ID:p2KZW8Uk
文神キタ──(゚∀゚)──ッ!!!!
かわいこちゃんスミス堪能させていただきました
たまにはモンス攻めも良いですね(´ω`*)
432真夏の夜の・・・sage :2005/04/01(金) 05:34 ID:Bdyuo6Y2
※都合により,この作品は音声のみでお届けします。
*キャラ名=レオン(WIZ・攻)エンヤ(プリ・受)

……。
(……?)
あ……ッ……。
(エンヤ……?)
んん……ッ。
(だよ……な?)
あ……そこ……ッだめぇ……ッ。
あ……ッあ……ッ。
(うわ……なんかすごくエロい声だな)
やだ……ッそんなのムリ……ッ。
(誰かいる……のか……?)
……ん……く……レ……レオ…ン……ッ。
(……おれ?)
……ほら、お願いしてみろよ。入れて……って。
(おいおい……)
そ……なの……言えな……。
(そりゃそうだろ…)
ならだめだな……。
(なんかすっげえ意地悪いこと言ってねえか?おれ)
そうしないとずーっと苦しいまんまだぜ……?いいのかよ?
良くな……ぁ……ッ。
(おーい…ほどほどにしとけよ、おれ)
なら、いえるよな……?エンヤ……。
……い……。
聞こえねえぞー。何だって?
……ッいじ……悪……ッ。
(しっかし……色気出しすぎだぞ、エンヤの奴)
(いつもこうだったらなぁ・・・ってそれは言わない約束か…)
そんなこといったってなあ,おまえだって早く楽になりたいだろ。
(……あんなこと言ってやがる…)
そうだったら……分かるよな?
(一度でいいからやってみたいよな〜こういうの)
……ッ……。
(焦らして…)
あ…
(焦らして)
レオン……ッ!も……ッ
(耐え切れなくなったエンヤが…)
もう…もう……ッお……願い……ッから……ッ。
(恥じらいながら…)
解熱剤……入れて……。
(……へっ?!)

End
433真夏の夜の・・・あとがきsage :2005/04/01(金) 05:37 ID:Bdyuo6Y2
今日やっておかねばいつやる!!っていう騙しネタでつΨ(`∀´)Ψ
ちょっとわかりづらかったかもしんない。・゚・(ノД`)・゚・。

ところでここってらぶらぶのやつしかダメなのかな(´・ω・`)
SMネタとかだめでつか?激しいやつ・・・
434名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/06(水) 12:19 ID:4k/oBzGU
激しいやつ見たい人(*ノωノ)(1/20)
435名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/07(木) 23:01 ID:5FEJMFmI
259さんの BS×ローグ?のリバがまた読みたいとものすごい勢いで呟いてみる

もういらっしゃらないかなぁ…
436名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/12(火) 02:43 ID:toTCgFAo
>433
言ったからには投入しるヽ(`Д´)ノ
437433sage :2005/04/12(火) 17:21 ID:rwkKXhDk
|ω・´)つ激しくひかれそーなネタができたので、その前に
生ぬるいけど、転生職のえっちうp。


「あ…ッ」
ぎしり、ときしむベッド。
「ん…ッう…」
足元でくしゃくしゃに丸められたシーツ。
「…あぁ…ッ」
見渡す限りの白の空間で、そこだけが色づいて見えた。
「ん…あ…ッあ…」
室内には男が…二人。
一人は纏うものもなく生まれたままの姿でベッドの上に居た。
彼に許された着衣は、首に巻かれたマーターの首輪と、足鎖。
ランプの明かりが皓々と輝く室内に、それは怪しく色を添えた。
上気した頬。虚ろな瞳。日焼けしていない肌から、玉のような汗が零れ落ちる。
極上の宝石にも似たそれは、適度に筋肉の付いた青年の身体の上を伝い滑り落ちていく。
「は…ッんん…」
うなじ、首筋、肩で止まり、枝分かれ。ひとつは腕へ。
一方の流れは、うなじ、胸筋、乳首の上で流れを変えて、腹筋。そして下腹部へと。
しかし、進む道が違っても、行き着く先は一つ。
彼の腕は一纏めに括られて、とあるところに固定されていたからである。
「ん、ん…ッあ…ゥ」
細かくせわしく動く指先。男性にしては細くしなやかな指が、雄々しく屹立した男の象徴とも言うべきそこをぎこちなく辿っていた。
「…あ…ッい…ッ」
形をなぞるように、根元から先端へ。柔らかく丸みを帯びたそこを包み込むようにして上下に動かす。
そして、彼の、その官能的な姿を同じ室内で見つめている者もまた、いた。

「ほら、もっと足を開けって。見えないだろ?」

身体の奥のほうを揺さぶるような、低く甘みのあるバリトンが、艶かしい音と混じりあって空気を震わせた。
純白が支配する室内に新たな音の波紋が、広がる。
彼は椅子に深く腰掛け、厚い胸板の前で太く逞しい腕を組み、大柄な動物を思わせる身体を壁にもたせかけている。
ベッドの上の青年の痴態をただ見つめているだけの彼は衣服を着けたままである。
一糸乱れぬ純白の法衣(カソック)。はだけた胸元には銀のロザリオ。
それは彼が高位の聖職者・ハイプリーストであることを示すもの。
彼の広い背中を預かる白い壁に散る対照的な黒の色味。
洗いざらしの不揃いな髪は、野趣溢れる殴りハイプリーストの印象をそっくりそのまま伝えていた。
深めの色の灰色の瞳は、片時も自慰をする青年から外される事はない。
身じろぎもせず、顔色一つ変えず、目の前で繰り広げられる官能的な光景を感情の表れないその双眸で、見透かすように見ている。<BR>
「そうそう。おれにしっかり見せてくれよ。お前の色っぽいところをな」
「…くそッ!」<BR>…支配者然としたハイプリーストの言葉に青年が逆らうことは許されなかった。
せいぜいが、深海底の色をした美しい蒼の瞳で睨み返すことぐらい。それ以上の反抗は一切許されない。<BR>「その顔、そそるぜ」<BR>
しかし、必死の抵抗も、全く相手にされてはいなかった。軽く笑われてそれで終わり。
「下手な娼婦(オンナ)よりもぐっとくる…ここにな」
舌なめずりをしつつ、自分の股間の膨らみに手をやるハイプリースト。
ゆっくりとジッパーを引き下ろし、引きずり出した怒張はすでに十分な硬度を持っていた。
「…変態ヤロウが…」
青年は手を止め、ぎりぎりと音がするほど奥歯を噛み締める。こんな恥ずかしいことをさせられても、言いなりになるしかない自分への歯がゆさにか。
それとも…こんな状況にも関わらず、まるで視姦の悦びに目覚めたかのごとく、欲情してしまう自分の浅はかさにか。
「…何か言ったか?ほら、手が止まってるぜ」
そんな彼の胸中を全く意にも介さず、ハイプリーストは意地の悪い笑みを口元に浮かべ、手元を指差し、早く続きをしろと顎をしゃくる。
「もうイきそうなんだろ?早く開放してやれよ。それとも何か?…おれのコレをブチ込まれなきゃ抜けねえか?
…俺のことが好きだっていうなら、俺の見ている前でイって見せるぐらい出来るはずだよな?」
ハイプリーストの口元に昇る下卑た笑い。頭上から降り注ぐ馬鹿にしたような声が屈辱を煽る。
彼が欲望というものを封じられた聖職者であることを忘れるほどの。
「…く…っそぉ…っ!なめやがって…」
そんな彼の悔しい思いを察したかのごとく、右手が強い光を発する。
強い魔力の流れ。
「…ナパーム…バルカン…ッ」
「おっと、そうはいかねえぞ」
それを見ても別段慌てた様子もなく淡々としたハイプリーストは言う。
「わすれたわけじゃないだろ。俺は教えてやったはずだぜ?お前さんお得意の魔法が何の役にもたたねえってことをな」
すると、彼の発した言葉に意思でもあったかのように、青年の放った光の玉は一瞬のうちに無へと返される。
別に男が何をしたわけでもない。ただ、前もって彼がこの空間に唱えたある呪文が効果を表しただけである。
その呪文は『バジリカ』…。
部屋一面に満ちる白の結界。それは全ての魔法、攻撃を封じてしまう力を持つ。故に青年の魔法がいかに強力なものであっても、
それがたとえ長年魔法修行をしたてだれの魔道師・ハイウィザードのものであったとしても、この呪文の前には無力。
「くそ…」
毒づくハイウィザード。その頤をハイプリーストが掴む。
「『ここにはバジリカがかかってる』。最初に教えてやったのに、ハッタリだとでも思ったか?
だとしたら、俺も相当見くびられてたってことだなあ?ていうかおまえ、ほんとに廃WIZか?w自慢の高INTはどこいったよ?w」
ハイプリーストの口元に立ち昇った歪んだ笑いに、ハイウィザードの青年は自分の浅知恵など、彼には全てお見通しなのだと悟らざるをえなくなる。
悔しさに血が出るほど唇を噛みしめた。口の端を伝う鮮血に、危険な考えがよぎる。このまま舌を噛み切ってしまおうかと。
こんなところでいつ終わるとも分からない辱めを受け続けるくらいなら、その方がよっぽどましに思えた。
「…何を、考えてる?」
なんとなく気配でそれを察したのか、ハイプリーストが青年に問うた。
「…」
「答えたくなきゃ構わんさ。お前が何を考えてようと俺には関係ないし、それに…」
いって、ハイプリーストは自らの衣服を脱ぎ捨てる。
聖職者には似つかわしくない筋骨隆々の姿が明るみに晒される。
「暴れ馬を調教する方が楽しいからなあ?」
ハイウィザードが何か言おうと口を開くと、ハイプリーストはその頭をわしづかみ自らの怒張を咥えさせる。
「う…ぐ…ッ」
「…クチがさみしきゃこれでもなめてな」
ぐい、と奥まで押し込まれる。独特の臭いと質量に吐き気がこみ上げてくる。
押し戻そうとするものの、男の力に敵うはずもなくて。
「なにしてんだよ。欲しかったんだろコレが。物欲しそうに見てやがった癖に」
さらに押し込む。
「…ん…ぐ…」
息苦しさに、ハイウィザードの目元にうっすらと涙が浮かぶ。
いやいや、という感じで舌を這わせると、彼の口の中でソレはいっそう硬度を持った。
「ほら、ちゃんと舌使って奉仕しな。こっちもだ、忘れるな」
とまっていた手をたたかれる。もはや、何をやってみても無駄だ。
抗ってみせることはハイプリーストを悦ばせる事にしかならない。
「自分の身が可愛けりゃ念入りにやっといたほうがいいぜ」
ハイウィザードは屈辱に震える指先で、再び倒錯した自慰を再開した。
屹立したペニスを握りこみ、形をなぞるように撫で上げ、亀頭の下の辺りにたるんだ皮で柔らかく
感じやすい部分を覆う。
それを人指し指と親指で押さえ、ゆっくりと上下させるとたったそれだけで自身が固く熱を持ってくるのが分かる。
そして、同じことをハイプリーストのものにも施す。
「くふ…ん…ッ」
ぴちゃ、くちゅ、と狭い室内にいやらしい音が響く。
「そうそう。やりゃできるじゃねえか」
満足そうに、ハイプリースト。
438433sage :2005/04/12(火) 17:23 ID:rwkKXhDk
げふ。ここまで書いて神様が離れていってしまいますた_| ̄|○
生ぬるくてゴメンナサイ。
439名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/13(水) 22:07 ID:VWmLjkHk
キタキタキタ
続ききぼんう
440名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/14(木) 00:23 ID:yIFIBrjE
喪前らエロ投下されると反応早いですねwって自分もだけどorz
とりあえず

キタ──(゚∀゚)──ッ!!!!

>433のところにまた神様が降りてきますようにー
441名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/16(土) 07:06 ID:awoTH.k6
続きマーダーーーーーーーーーーー
442名無しさん(*´Д`)ハァハァ :2005/04/18(月) 03:58 ID:WRmPniUg
同系職ネタで最近はログ×アサとか…。
何方か文才クダサイ…orz
443名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/04/18(月) 06:02 ID:qbPxqwpY
18禁なんでdameておきますよ。
444名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/26(火) 23:05 ID:HykUzxmg
済みません、某パッチもといアラビックリ服が透けるサングラスを
あくまで小道具に使った話の投下は、止めておいた方がよいでしょうか。
勿論注意書きをつける予定ですし、決して違反を推奨する内容ではありません。
445名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/28(木) 01:06 ID:xtzoQiP2
推奨する内容でなければいいんジャマイカ。
ただ、全く同じアイデアが同人誌か何かでやってたような気がする。野郎萌えではないと思うが。
いや、だからって気にせずにどんどん投下しちゃってくだしゃんせ。
446444sage :2005/04/30(土) 11:58 ID:SC4A5LA2
BS×年上プリ。推奨ではないにせよ某パッチ、軽度女装、
ついでにメタ入ったギャグといった要素を含むため、
苦手な方は444をNGワードにして下さい。

>445
ご意見有り難うございます。同人誌の話は初耳なのですが、
できるだけネタ被りがないように再度手を加えていたら遅くなりました。
それでもどこか被っていたらごめんなさい。
447444 BS×年上プリ 1/10sage :2005/04/30(土) 12:03 ID:SC4A5LA2
「ちょとちょとそこのスミスさん、いいものあるアルよ」

 プロンテラに十字を刻む通りから離れた薄暗い路地に、ちょっと変わった鍛冶の材を求めて迷い込んだ
ときのこと。
 見慣れない品を並べ路傍に座り込むアルケミストの胡散臭いこと極まりない口上に誑かされ、つい目を
向けてしまったのが、このブラックスミスが取った一生の不覚だった。
 近づいてはならない、理性に阻まれる中微かに生まれた興味を抜け目なく感知したのだろう、アルケミストは
掛けたサングラスを指先でくいと持ち上げ、顔の下半分だけで笑みを表した。

「アナタの狩りライフをサポートする小粋なテクから、大ぴらには言えない禁術秘術まで、各種取り揃えて
おりますのことよ」

 小技はまあいい、殺伐としがちな生活を彩る壁紙など、公に認められた物もあるにはある。だが禁術秘術と
いう響きがこの似非方言と相俟って、怪しいことこの上ない。第一、目はサングラスで覆われているもの、
肌は白いし髪は栗毛だ。どう見ようと、あの地方に生まれた者ではない。

「……怪しすぎだろあんた」

 にやにやと笑い続けるアルケミストを見下ろしブラックスミスが不信を露わにすれば、

「この喋りなら気にすることないね。ワタシのおかさんジュノーの出だけどおとさんは崑崙、ワタシも崑崙で
過ごすことざっと二十二年、どうも訛りが抜けなくて困てることよ」

 敵もさるもの、一応は筋が通った理屈をほざいた口角と眉端を下げ、さも苦労してきたかのように装う。だが、

「本物の崑崙出身者に謝っとけよ」

 取り敢えず、ここでつけ込まれては、このアルケミストのいいようにされるだけだ。ブラックスミスはわざと
素っ気なくして見せるが、伊達に相手もがらごろがらごろとカートを引きずってきたわけではない。向けられる
疑を軽く受け流し、涼しい顔で言ってのける。

「まあ薬も術も怪しい方が効くのはお約束アル、東洋の神秘と西洋の科学の見事な融合、とくとご覧あれ」

 これほど胡散臭い人間もいないというのに、技術を持ち出されると弱いのは、匠の性か。異種を覗き更なる
鍛冶を追いたいという求道心、或いは欲望に火をつけられ、抵抗も空しく、ブラックスミスは吸い寄せられる
ように怪しげな品々に目を落としていった。

「これ何だ?」
「初端からそれ行くとはさすがスミスさん、目肥えてるアルな」

 のっぺらぼうに鼻だけつけた、小振りの白木の人形を手に取り呟くブラックスミスをおだてるようににいと
笑み、アルケミストは口上を述べ始める。

「これは、鼻を押すと押した人そくりの形なる奇天烈人形ね。別売りの術を掛ければあら不思議、アナタの
代わりに狩りは勿論、なんと夜のお供もしてくれる優れ物アルよ」
「パクリな上に違法じゃんよ! つか自分と寝ても嬉しくないんだけど!」
「達人は視界に映るもの全てにときめきを見出すらしいね」
「なりたくない達人だな!」
「ただこれ、致命的な欠陥が一つだけあるね」

 ブラックスミスの叫びを一切無視し、アルケミストは済まなげに言う。けれども、偉大なるネタは、それ
自体が偉大であるからこそ、得てして手垢が付きやすいのだ。ブラックスミスは底の浅さをせせら笑う。

「どうせ人形の鼻が赤くなって区別がついちまうってんだろ」

 途端、アルケミストの表情が変わった。サングラス越しにまじまじとブラックスミスを見つめると、鍛冶に
鍛えられた無骨な手を力を込めて握り、

「……アナタ、その超能力でワタシと天下盗る気ないアルか?」
「また大それた野望だな!?」
「中原、即ちプロンテラに己の旗立てることこそ漢の浪漫……去年死んだおとさんの遺言アル」
「碌なもんじゃないなおまえの親父!」

 家屋に囲まれた遠き空を見上げ夢を語るアルケミストに呆れ果てる一方、ブラックスミスは苦い顔をしつつ
頬を掻いた。

「大体、そういうの使って稼ぐのってフェアじゃないよ」
「露出狂の割には真面目ねスミスさん」
「仕方ないだろこういう制服なんだから! あとそれプリーストにも言えよな!」
「じゃあこれなんかは多分お気に召さないアルな」
448444 BS×年上プリ 2/10sage :2005/04/30(土) 12:03 ID:SC4A5LA2
 残念そうに呟きつつアルケミストがしまい込もうとしたのは、彼が掛けているのとよく似たサングラスだった。
黒いレンズで光を押さえるそれは、カードを挿すスロットがついていない限り、ルーンミッドガッツでは至極
ありふれた品であるはずだった。

「何だ?」

 黒に隠された秘密に思わず好奇の声を上げれば、アルケミストはサングラスを隠すようにしつつ首を振り、

「いやいや清廉にして潔白なスミスさんの耳に入れるのも憚られる罪な品のことよ」
「……気になるな」
「いやいやいやこればかりは止した方がいいアル。あー恐ろしや」
「気になるっつってんのに!」

 たやすく全貌を明らかにされるよりも、ちらと見せた後に頑なに隠される方が、人の興を引くものだ。
高まる好奇にたまりかねたブラックスミスは、既に練金の術中に嵌っていた。

「仕方ないアルね、とておきの秘密よ」

 いかにも根負けしたと言わんばかりに溜息をつくと、おもむろに辺りを見回したアルケミストは思わせぶりに
声を潜めた。只ならぬ気配に思わず息を呑むブラックスミスにアルケミストが手渡したのは、やはり何の変哲も
ないサングラスだった。ためつすがめつ眺めてみるが、弦に隠されたボタンを押せばレンズから熱光線が発射
されるといった、愉快な仕掛けも見当たらない。

「普通じゃん、つまんないなあ」
「スミスさんときたらひとくちケーキ並に甘いね。この眼鏡、そんじょそこらで手に入る代物じゃないのことよ」

 洩らした落胆の声音にもちちちと舌を鳴らし、アルケミストは意味ありげにサングラスを指さした。

「これを掛けると、なんと人の生まれた時のままの姿が見えるアルよ! 正に人類の夢叶える至高の一品ね!」
「んなわけねー!」

 ブラックスミスの荒い声音には、一点の哀愁が密かに紛れていた。
 そりゃそうだ、飲んだ途端に麻痺を引き起こしたマンドラゴラの強壮剤、裏で求めた黴菌まみれの、別の意味で
嫌らしいSS、どれも謳い文句に騙され少なからぬ金銭を投じた品ばかりだった。回を重ねるごとに深まる悲哀を
これ以上増してなるものかと、ブラックスミスが身構えるのも無理はない。
 だが、商人を経た男は客を取り囲む柵を見越したかのように、したたかに笑う。

「ワタシの技を舐めてもらっては困るね」

 そう言い放つ面は、己の腕に並ならぬ信頼を置く匠のものだった。

「論より証拠、掛けてみるヨロシ」
「あくまでネタとしてだからな!」
「その割には嬉しそうアルな」

 踏み出す機会を見極めるのも、交渉に必要不可欠な技の一つだ。今正に、アルケミストは己の秘術を惜しげも
なく晒さんとしている。この誘いに乗らず、何が男か。
 言い訳掲げ奮い立ち、勢い込んだブラックスミスの右手は次第に顔へと近づき

「ちょちょちょちょと待つね! 掛けるならあち向いてからにするヨロシ!」
「何で!」

 出鼻を挫かれ不満げに問えば、俯き加減のアルケミストは戦慄く声音で囁いた。

「ワタシ……行き擦りの客に肌を許すほど淫らな男じゃないアル……!」
「ふざけろ俺だって見たくないっての!」

 我が身を庇うように抱きサングラスの下の瞳を恥辱に染めるアルケミストの言葉を全て聞き届けるまでもなく、
ブラックスミスは総毛立った身に突き動かされていた。
 それも致し方ない。形良い口元にすっとした顎、いくらこのアルケミストの相貌がほのかに認められようとも、
生憎、このブラックスミスは色のダブルアタックを修得してはいない。していたら、このようなまどろっこしい
展開などすっぱ抜き、漆黒の奥に艶やかな華を咲かせているこの錬金術師といち早く愛欲の波に溺れている

「はずアルね」
「地の文乗っ取るな! つか俺は絶対違うから!」
「いやはや石を投げればウホッに当たるご時世、ましてやここにいる時点で可能性は0じゃないね」
「いくらギャグだからってメタな話はやめろよな」
「今更遅いね。で、試すのか試さないのかスミスさん」

 断れば、この男は何の躊躇いもなく品を引っ込めるだろう。それは商人としての手でもあり、自慢の腕を解さぬ
無粋な輩に己の作を渡さぬ匠の矜持でもある。道を違えたとは言え、彼らは近い。手の内は知れている。
449444 BS×年上プリ 3/10sage :2005/04/30(土) 12:04 ID:SC4A5LA2
「分かったよ」

 伸ばされる手から反らした目を、彼は路地から開ける表通りに向けた。するとどうだろう、華やぐ剣士と騎士の
娘たちが朗らかにさざめきながらこちらへ向かってくるではないか。これはまたとない好機、二割の冗談と八割の
本気にブラックスミスのの手は持ち上げられていきそして

「うおお!?」

 頓狂な叫びを上げたブラックスミスの目には、厳めしい鎧も厚い胴着も映ってはいなかった。この話の方向には
そぐわないので詳細な描写は省くが、白昼の元、娘たちはあまりにも堂々と暴かれていた。幻じゃあないかと
ブラックスミスは引っ切り無しにサングラスを上げたり下げたり、虚と実を比べてみるものの、二つの像は見事な
連動を果たしていた。アルケミストがあらかじめ仕込んだ偽りではあり得ない。

「いや……凄いな、これ」
「実はこれ一点物ね」

 こみ上げる鼻血と衝動を押さえつつ、やや名残惜しげに魔性の眼鏡を外し手渡すと、アルケミストは服の裾で
それを拭い、露店を形作る粗末な布の上へと再び並べた。しかし、アルケミストの言葉が本当ならば。

「あんたが掛けてるのは違うのか?」
「もし眼の前をいきなりホルグレンが通り過ぎたらどうするアルか」
「……それは嫌だな」

 心底嫌そうなアルケミストの答えから、むくつけき男の艶めかしいよりはむしろ生々しい肢体にまで考えが及び、
もっともとばかりにブラックスミスは頷いた。
 しかし同時に、別の考えもブラックスミスの頭上に点灯した。

「……てことは、俺が買わなきゃ他の奴が買うってことになるよな」
「まあそうなるアルな」
「そいつが良からぬ目的にこれを使ったら、大変なことになるよな」
「そりゃそうね」
「じゃあ、俺がこれを買ったら、一つ犯罪を防いだことになるよな」
「新たな犯罪が生まれるアルが」

 問答を交わすごとにブラックスミスの高揚は積み重ねられ、やがては摩天楼と化した。ここまで来て、何を迷う
ことがあろうか。

「仕っ方ないなあ世のため人のために買ってやるか!」
「毎度アルよ」

 かくして、狩りと鍛冶で地道に溜めたなけなしの金は、いともたやすくアルケミストの手中に収まったのだった。
 アルケミストがほくそ笑みつつ財布に札を捻り込む側では、感極まったブラックスミスが玩具を手に入れた子供
さながら面を崩し、すぐにでも訪れるであろう新世界に邪な想いを馳せていた。
 しかしながら、今やブラックスミスの所持するこの品は、決して日の目を見て良いものではない。当然、不当な
手段によるこの世への干渉は、管理者らが堅く禁じている。もし用いている場が彼らの知るところとなれば、ただ
では済むまい。

「買っといてなんだけど、これって法律的にも道徳的にもどうなんだ? 明日目ェ醒ましたらアリーナにいました、
なんて洒落んなんないし」

 今更浮かぶ不安を口にすればアルケミストはにやりと笑い、

「心配ないアル、ワタシの作品を買て調子こいた奴は皆垢バンよりも酷い地獄見てるね」
「怖えええ!」
「それがせぇるすまんクォリティ」
「天罰食らっとけこのモーニングブラック!」
「それを言うならハピネスメーカーね」

 聞かないほうが良かったのかもしれない。しかし、要は誘惑に負けず節度を持って、法に外れる物に対して節度を
求めるのもお笑い草だが、用いればいいのだろう。何はともあれ、珍しい品を手に入れ口許を緩めるブラックスミスに、
アルケミストは職人としての最後の責を告げる。

「ま、大概ワタシここにいるから、不具合とか恋の相談とか、何かあたら来るヨロシ」
「あればな」

 口にはしながらも、少なくとも後者だけはあり得ないと高を括りつつ、ブラックスミスは怪しい裏路地を
後にしたのだった。
450444 BS×年上プリ 4/10sage :2005/04/30(土) 12:04 ID:SC4A5LA2
 陰る路地と比べ、表は光に満ちていた。こちらには来たばかりなのか、人混みに狼狽える初々しいノービス、
目当ての品を探してか、真剣な顔つきで露店を巡るウィザード、行き交う様々な娘たちは、今やある男の指先一つで
知らぬ間に全てを暴かれる立場にいた。
 だが、彼女たちを内心垂涎の目で見ておきながら、彼は手に入れたばかりのサングラスを掛けようとはしなかった。
たとえば今そこで連れをどついたむくつけき逆毛ローグの全てを暴くなどこちらから願い下げだし、めくるめく光景に
惑わされ、宿に帰る前に鼻血と精が底を尽きるのも困る。しかしながら、彼が使用を控えていたのは、歴たる目的が
あったからだ。時に目移りはしても彼の心にあるのはただ一人、

「お帰りなさい、いいものあった?」
「まあな」

 宿の一室に辿り着いたブラックスミスを認めるなり華を綻ばせる、女のプリーストだった。ブラックスミスより
一つ年上だが、職を転ずるまでに時間が掛かったらしく、二次と呼ばれる上級の職に就いたのは、彼よりも遅い。
 彼らの縁は、一年前にプリーストが持ち込んだファイアチェインの製造依頼によって結ばれた。以来何となく
行動を共にするうちに心を通わせ、晴れて恋仲となったのが、出会いから半年後のこと。
 彼女は申し分なかった。神の徒に相応しい淑やかな美貌、絹糸を思わせる艶やかな栗色の髪、何より欠かさぬ
細やかな気遣いに、ヒール以上の癒しをどれほど与えられたことか。
 けれども彼も男だ。眼の前に愛しい者の柔らかな体があるならば、触れたい。抱きたい。なのに、彼女は決して
体を許そうとはしない。泉で水浴びをする際には頑なに己を隠し通し、ベッドの端に腰掛け一日を振り返る際も、
高鳴る胸を抑えそっと太腿に置こうとした手は、いつも彼女のしなやかな手にやんわりと遮られる。子を窘める
ような優しい咎めに心は蕩けながらも、聞き分けがない例のあれだけは口を尖らせたままだ。
 彼女が隠すのは、体だけなのか。知りたい。せめて胸より上を僅かに覗き見るだけでも。重い背信を心に負い
つつも、飢えたブラックスミスは懐に忍ばせたサングラスに魔手を伸ばしてしまうが、

「待った俺にも心の準備が!」
「え?」

 本当に、覗き見るだけで十分なのだ。なのに、立ち姿を見てしまっては、一息に何もかもを知ることになって
しまうではないか。唐突な静止に小首を傾げるプリーストを掌で隠すように翳しつつ、ブラックスミスは動悸を
抑える。

「よし、行くぞ」

 息を呑み意を決したブラックスミスは呟くと、九段まで鍛えた防具に更なる金槌を振り下ろすときと同じ面に、
黒の幕を重ねた。
 頭は。被ったビレタが消えただけで、その美貌は変わらずブラックスミスを捉えている。肩は。無骨な手で
掴めば壊れてしまいそうだ。鎖骨は。適度な白い窪みを指でなぞりたくなる。では、胸は。
 彼は一端サングラスをやや持ち上げた。大きくはないが、形良く手に収まりそうな膨らみが二つ、確かに紫の
法衣を押し上げている。それは間違いない。
 気を取り直し、ブラックスミスはもう一度サングラスを下ろす。あるべき先の丘は、またも荒野と化していた。
 成る程、同じ年頃の娘たちと比べ著しく貧しいそれを恥じ、綿か何かで補っていたのだろう。無闇に飾り立て
なくとも、いやしかし、その女心が何ともいじましいではないか。うん、いじましい。
 無理に理屈づけ自分を納得させようとするが、もう眼は止まらない。まさか、まさかとは思えども、

「不具合大発生ッ!!」
「な、何!?」

 残酷な事実が暴かれたのは、プリーストの華奢な脚の付け根の間だった。あるはずのないものがだらりと
ぶら下がっている様を、ブラックスミスは見てしまった。
 これは夢だ。幻だ。だが、あまりにも鮮烈かつ無惨な光景は、ブラックスミスの両目にしっかり焼きついて
しまった。

「……ちょっとそこに座ろうか」
「ええ……」

 震える手でサングラスを外し、眩暈を覚えた頭を抑えるブラックスミスに怪訝な眼差しを送りつつ、プリーストは
素直に頷いた。ともすればふらつく脚で懸命に立ち、先にベッドに沈み込んだのはブラックスミスだった。その隣に
腰掛けるプリーストの長い髪がふわと舞い、傷心の鼻先を甘い香りが擽る。いつもなら彼を夢心地へと誘う香も、
今は徒に虚しさを募らせるばかり。

「いいか、怒らないから正直に言ってくれ」

 声を殺し、深刻な面持ちのブラックスミスは傍らの恋人へ問う。

「実はさ、……男だろ」
「何で気付かなかったの?」
「も少し引っ張ろうよここ大事だろ!?」
「とっくに察しがついてることを引っ張ったって、面白くないでしょう」
「またそういうメタな話を!」
451444 BS×年上プリ 5/10sage :2005/04/30(土) 12:05 ID:SC4A5LA2
 断腸の思いの問い掛けを否定するでも誤魔化すでもなく、プリーストは平然と手の内を見せた。肩透かしを食らう
ブラックスミスを視線で軽く詰り、あまつさえ呆れたとばかりに溜息をつく。

「一年も気付いてくれないんだから」
「だだだだって脚、声、腕、胸!」
「脛毛は毎日しっかり剃ってるし、声は元々高めだし、極力体力つけなかったし、胸にはポリン詰めてたもの。
露出少ない二次職って、騎士かクルセかプリーストくらいなのよね。WIZで膨らんだら終わりだし」
「あああああああ」

 断末魔を洩らしつつ頭を抱え込むブラックスミスの脳裏には、心底嬉しそうに己に黒い人差し指を突きつける
アルケミストが映っていた。余りにも惨いこの仕打ちは、無断で彼女、正確には彼だったわけだが、を暴こうとした
罰なのだろう。
 けれども、一年かけて積み上げた想いが崩れ去った衝撃は、魔王バフォメットの大鎌一振りにも相当した。

「何で俺に近づいたんだ!? 何か恨みでもあるのか!? ああほら人混みで俺のカートに足轢かれたとか!
だったらごめん! 悪気はなかったと思う多分!」

 疑問と推測と謝罪を一息に捲くし立てるブラックスミスを悲しげに見つめ、プリーストは静かに訴えた。

「私を好きだって言ってくれたのは、あなただったじゃない」

 そう、沈み行く夕日に照らされるジュノーの片隅で愛を告げたのは、確かにブラックスミスの方だった。あの
時は、深淵の騎士に素手で立ち向かう以上の勇気を要したものだ。面は真っ赤に頭は真っ白に、そのためよくは
覚えていないが、恐らく口も巧く回らず、特訓を重ねた美辞も半分すら伝わらなかったかもしれない。それでも、
彼女だったプリーストは微笑むと、強張ったブラックスミスの手を優しく取ったのだ。己を包み込んだ温もりを、
彼は後生大事に抱えてきた。
 だが、相手が男となれば、美しい想い出もただの滑稽談だ。未だ頭を抱え込んだブラックスミスは、くぐもった
声を洩らす。

「……女だとばっかり思ってたんだよ」
「そうだね、君が好きなのは男じゃない」

 途端、プリーストの口調が変わった。達観が加わった声音は、今や男へ傾いていた。

「だから私は女に身をやつしてまで君に近づいたんだよ」

 端へ端へと退くブラックスミスににじり寄る目は、冗談が入り込む余地もないほど真剣だった。いつしか、
ブラックスミスはプリーストが仕掛けたサンクチュアリに閉じ込められていた。無情なる神の威光に阻まれた今、
逃げ場など、ない。
 プリーストはあの時と同じようにブラックスミスの手を取った。しかし、その先に綴られる物語は、前とは違う。

「私は君を心より愛しているよ。まあ強いて言うなら掘られたいと思ってる」
「ひああああ!」

 直極まりない物言いが喚起した絡み合う二つの裸体像に、凄まじい寒気がブラックスミスの背を駆け抜ける。
 脳天をコールドボルトで貫かれたかのような絶叫に、プリーストは切なげに問う。

「そんなに男は嫌なんだ?」
「ごめん無理無理無理無理マジで無理!」

 男としての本能に突き動かされ、ブラックスミスは全力で首を横に振る。
 決して情が消え失せたわけではない。プリーストとの別れによってブラックスミスが味わうのは、途方もない
喪失感だろう。けれど、だからといって、男の筋張った体を抱けと言われれば、己の一物が断固として否定する。
 激しい拒絶を受けたプリーストは項垂れた。悲しみを宿す目が、縮こまった情人が隠れた付近へと注がれる。
 やがて、プリーストは口許を引き締めた。次第に据わり行く瞳は栗の前髪に隠れ、ブラックスミスには見えない。

「だったら、勃たせてあげようか」

 顔を上げるなり囁いたプリーストのしなやかな手が、頬に添えられた。慄くブラックスミスの強ばる面を
解すように、或いは年下の無粋を窘めるように微笑みかけると、しっとりと色づいた蕾を綻ばせた。
 小さいのだとばかり思っていた。しかし、ちゅく、と音を立てブラックスミスを啄ばむ舌はそれなりに厚く、
生の感覚を伴っていた。唇を重ね合えば蕩けてしまう、夢の代物などではなかった。
 あれだけ恋うておきながら、何も知らなかったのだ。ふと思うと同時に、一方的に捧げられたはずの温もりが、
不可解にもブラックスミスを惑乱させる。
 いくら情を交わしたところで、今熱い舌を絡め合っている相手は女ではない、男なのだ。それなのに何故、
引き剥がせない。

「っふ……」

 艶を含んだ吐息が漏れると共に、鼻先が擦れる。柔らかな唇や滑る舌は勿論、形良く並んだ歯にも触れてなお
味わい足りぬとばかりに、プリーストの舌はブラックスミスを求めてくる。このまま流されて良いのか、葛藤を
続ける心は、次第に甘い痺れに囚われ始めていた。唇を嘗められ矜持を犯されそれでも、開けた薄目に映るのは、
己を抱き寄せるのは、唇を交わし合っているのは、長く恋い焦がれた女の姿なのだ。
 瞬間、心が沸いた。
452444 BS×年上プリ 5/10sage :2005/04/30(土) 12:05 ID:SC4A5LA2
「や!?」

 気づけば、女とも男ともつかぬ声を上げたプリーストを組み伏せていた。驚きに見張る目をねじ伏せるように、
ブラックスミスは濡れた唇を塞ぎ、ベッドに沈んだ華奢な体を不器用に探り始めた。

「んんっ」

 悦びか抗いか、プリーストは頬を染め身を捩る。その声が、姿が、ブラックスミスの眼前に白の幕を垂らす。
どうでも良かった。長く強いられた飢えを満たすのは今、ブラックスミスは法衣の襟元を無理に引き下げ、
先に覗き見た滑らかな鎖骨に唇を押し当てた。

「……っ」

 プリーストはきつく唇を噛み、ブラックスミスから顔を反らす。だが、声を殺し悦に耐える様は、いつしか
彼を柔らかい掌で包み込んでいたようだ。
 今やブラックスミスは激しい疼痛を覚えていた。舌先で鎖骨をなぞれば遂に漏れた微かな艶に掻き立てられた
欲は、あるべき理を捩じ伏せていた。服越しながら薄い腹に当たった先端に、悦を洩らさじと固く閉ざされた
口許が、僅かに笑みを象った。
 罠に落ちた。知りつつも、抗えなかった。我を失いプリーストを貪り喰らうブラックスミスの指は法衣を
たくし上げ、すべやかな太腿を這う。
 止めておけば良かったのかもしれない。しかし、全てを暴こうとしたブラックスミスは、またも閉じられた
狭間に触れてしまった。

「……済まない」

 止まった手と強張った面に、察しがついたらしい。同じく悦から引き戻されたプリーストは、襟元の乱れた
法衣を引き寄せつつ、沈痛な面持ちで詫びを洩らした。ブラックスミスは答えない。答えられない。
 プリーストは動きを止めたブラックスミスの体を優しく押しのけ、身を起こした。暴かれた白い脚を再び
隠すと、未だ黙り込むブラックスミスから目を反らす。
「君が全てを受け入れてくれてから事に及ぶのが、筋だった」
 淡たる呟きにブラックスミスは口を開いたが、定まらぬ胸のうちは何一つ言葉にはならなかった。
 叶わぬ想いを吹っ切るように、プリーストは無理に微笑みかけた。

「人のものに触れたことなんて、ないだろう?」
「いや、まーくん時代にいたギルドでちょっと」
「ええ!?」
「掴まれて一番色っぽい声出した奴が勝ち、って勝負を」
「馬鹿でしょう君たち」

 いい年をして童心溢れる遊戯に興じていたブラックスミスたちを一蹴したプリーストは、不意に喉の奥で
笑い出した。ブラックスミスが訝しむうちに、止まらぬ笑いを交えつつ問い掛けられる。

「君と初めて会ったのはいつだと思う?」
「ファイアチェインの製造だろう?」

 未だ喉を鳴らしながら、プリーストは首を横に振った。

「君がノービスだったとき、孵化しかけたプパに手を出した馬鹿なノービスがいたのを覚えてないかな。
あれが私だよ」
「んー……あ! あのときの!」

 暫し彷徨った記憶の中に彼を見つけ、ブラックスミスは頓狂な声を上げた。その姿は朧気ながら、確かに
そのようなノービスに手助け、というよりは上がり続ける血柱を見過ごすことが出来ず、後先考えずに特攻を
かけたのを覚えている。
 よくよく考えれば、ノービスは気絶した上で街に戻るつもりだったのかもしれない。義は常に正しいとは
限らない。けれど、プリーストの相貌は思い出を慈しむように安らいでいた。

「どうせ死にはしないのに、必死で助けてくれたのが嬉しくてね。その後は二、三言葉を交わしただけなのに、
君の姿はずっと心に残っていた。アコライトになってから、一足先にブラックスミスになっていた君を見つけた
ときは驚いたよ。気づかれないように、姉のアコライト時代の服を借りて変装したんだけど」
「……そんときからか」
「男として顔を覚えられたら、台無しだからね」
「普通に付き合う気はなかったんだな」
「誤魔化しがないようにって、君が目の前で鍛えてくれた。ひたむきに赤い鉄を打つ君に、私は見とれていた
んだよ」

 戦斧を避け打ち明けられた奇妙な恋心を突き返すには、余りにも情が移りすぎていた。とは言え、

「理由はよく分かったけどさ、聖職者が……うーん……」
453444 BS×年上プリ 7/10sage :2005/04/30(土) 12:09 ID:SC4A5LA2
 神の徒にあるまじき行為ではあるが、己のために犯した罪を直に糾弾することも出来ず、頭を抱えブラック
スミスが唸れば、プリーストの相貌に陰りが差した。

「勿論、私だって苦悩したよ。君に隠れて、大聖堂で一人懺悔したこともあった。でも」
「でも?」
「落ちなかったよ金盥」
「聞く神間違えてるよ!」
「多神教だからね、混線したのかも」
「認めてるじゃん電波って!」

 いけしゃあしゃあと述べるプリーストの心を計りかね、ブラックスミスは溜息をついた。しかし、心中に
抱えた有象無象のうち、一つの思いだけはとうとう定まっていた。

「……悪かったな、気づかなくて」

 もっと早く気付いていれば、友人として情を交わすことも、もしかしたら彼を傷つけぬまま恋人として
受け入れることも出来たかもしれない。掘るだの掘られるだのは別として。
 けれどプリーストが責めたのは、ブラックスミスの無粋ではなかった。

「誤魔化しがない君に惚れたはずの私自身が誤魔化しの塊だった……つくづく愚かだと思うよ」
「……そんなことない」

 固い声音が自嘲を遮る。顔を上げたプリーストの肩を掴み、ブラックスミスは真剣に告げた。

「やろうよ、続き」
「同情は要らない」
「そうじゃないってば」

 途端唇を噛み己を閉ざしたプリーストを、抱き締めていた。同情でも、ましてや懐柔などでもない。そう
したいから、しただけのことだ。
 静かに胸中に抱かれるプリーストに、囁きかける。

「……服、脱ぎなよ」
「失望するよ」
「しない」

 苦笑交じりの忠告を受けながらも、ブラックスミスは強く言い切る。

「だって、おまえだから」

 最後に勝ったのは欲でも理でもない、情だった。今更偽りなどあるものか。

 プリーストは暫し押し黙りながらも、

「……知らないよ」

 一声洩らし立ち上がると、自ら背の紐を解き始めた。慎ましやかな衣擦れの音が部屋に響く。先は無理に
抉じ開けた体がプリースト自身によって明かされていく様を、ブラックスミスはベッドに腰掛けたまま、
黒い幕を外した目で見つめていた。
 偽の胸が落ちた。晒された胸の肌は透けるほど白く、鍛冶や狩りによって鍛えられた上に浅黒く焼けた
ブラックスミスのものとは、全く異なった。己と性を同じくしながら、これほどまでに違うのか。
 感嘆するブラックスミスをよそに法衣を解く手が腰に掛かったとき、流石にプリーストは躊躇いを見せた。
微かに眉を寄せ向けた瞳は、年下に縋るような色を帯びていたように見えた。だが、ブラックスミスが言葉を
発する前にプリーストは毅然を纏い、秘密を覆う衣を少しずつ取り払っていった。
 やがて、木の床に紫衣が舞い落ちた。夢で描いた曲線こそ見当たらないものの、一糸纏わぬプリーストの
立ち姿は一個の彫像を思わせた。言葉もなく見入るブラックスミスの視線を流麗な身、特に中心でとうに屹立する
男根に受け、我が身を隠すように肘を抱いたプリーストは気恥ずかしそうに目を背けた。

「滑稽だろう」

 掠れた声音に答えることなく、ブラックスミスはベッドから降り、床に膝を立てた。そして、

「これじゃきついだろ」

 眼前で張り詰める男根を手に取った。僅かに躊躇いを見せたものの、ブラックスミスは掌に伝わるやり場なき
熱を慈しむように、そっと先端に口付けた。

「ああ……!」

 切ない声が上がると共に、肘を抱く手に力が篭る。一方、ブラックスミスの唇を再び湿らせるは忌むべき露、
なのに嫌悪の類は生じなかった。何故か。
454444 BS×年上プリ 8/10sage :2005/04/30(土) 12:10 ID:SC4A5LA2
 身を起こしたブラックスミスは華奢な体を抱き、柔らかな寝具の上へと誘った。胸はない、余計なものは
ついている、それでも、ブラックスミスはこの恋人と再び口付けを交わした。今度は彼の方から舌を絡めつつ、
術などでは触れられない肌を遮る白いシャツを片手で脱ぎ捨てようと、一人もがく。衣服がこれほど邪魔なもの
とは思わなかった。
 夕日が差しかける部屋で、片方は器用に、片方は不器用に互いを求め合う。ブラックスミスはもどかしげに
外したベルトを投げ捨てると、曝け出した情をプリーストの狭間へと押し当てる。それは、プリーストのものと
勝るとも劣らぬほど硬く、屹立していた。
 しかし、女ならともかく、噂でしか耳にしたことがない男との情の交わし方など、分からない。一度唇を離し
熱の行き場を探し始めるブラックスミスを見上げ、プリーストはベッドに沈む手を取った。ブラックスミスが
素直に誘われた先は、疼く男根よりも更に後方の窄まりだった。

「入れる前にちょっと解してくれると嬉しいんだけど」
「え! だって、ここ……!」

 止める間もなく働いた連想に、およその覚悟は決めたはずのブラックスミスは思わず声を上げた。彼の考えた
ことなど手に取るように分かるのだろう、年嵩のプリーストは優しく事実を補う。

「そう言うだろうと思って、清めておいたよ」
「いやそこまでしなくても!」
「君のためなら、獣にも女にでもなるよ」

 漸く、悟った。不敵に笑むプリーストが抱く鋼にこそ、ブラックスミスは、鍛冶師は惹かれていたのだ。
 禁術では暴けなかった実を、情は一つ一つ紐解いていく。もっとプリーストを知りたい。見たい。
 ブラックスミスは触れる固く閉じた孔に人差し指の先を沈めた。たった一本にも拘らず、秘肉はきつく纏わり
ついてくる。これで男根が入るのだろうかと不思議に思いつつ、ブラックスミスは鉱石を鍛える時と同様の
繊細さをもって、小刻みに指先を動かし始めた。

「や、あ、ん、あ、ああっ」

 指先が秘所を嬲るたびに、プリーストは男とも女とも取れる一際高い声を上げる。どちらにしろ、心地良い
嬌声の主が、頬を羞恥に染めた情人であることに変わりはない。次第に蕩け始めた媚肉に差し入れる指を足せば
増す声は、一つ毎にブラックスミスの男根を縛っていた。

「……もう、いいかな……」

 解す指を止めぬまま切なく問えば、頬を紅潮させつつプリーストは頷いた。名残惜しげに二指を引き抜くと、
間断なく続いた悦から放たれ息をつくプリーストの長い脚を左右に開かせる。そして、遮りを失った秘孔に、
疼痛に鳴く男根の先を添えた。口許を引き締め腰に力を入れれば、彼はプリーストへ沈み込んでいく。

「ああっ」

 始めの抗いに先走る頭を擦られ、ブラックスミスの声が高まった。瞬間身を走り抜けた悦に脳を焼かれる。
だが、

「い……っ」

 さしたる備えもなしに怒張を受け入れたプリーストは、苦しげに呻いた。ブラックスミスが手を抜いたわけ
ではない。しかし、男を相手にする際には、何らかの液で潤滑を図らねばならない。そのような作法など、
不慣れなブラックスミスには思いもよらなかった。
 実を言えば、悦を覚えたのは最初だけで、彼自身も未だ硬さを残す窄まりに己を締め付けられ、多少の苦痛を
味わっているのだが、

「大丈夫だから……それより、き、君こそ……」

 懸命に堪えながら己を気遣うプリーストの前で、折れられるものか。今はプリーストを解き放ってやらねば、
そう意を決めたブラックスミスはすぐにでも達したいという己を投げ打ち、ゆっくりと腰を動かしていく。

「っ、ああ……!」

 狂おしげに鳴き、プリーストは身を捩る。男の悦びを引き出すにはどうすれば良いのか、ブラックスミスには
見当もつかない。だからブラックスミスは更に腰を沈めつつ、腹の付近で切ながるもう一つの男根を手に取った。

「だ、だめだよ!」

 まさか体を繋ぎ合わせた最中にそれを握られるとは思わなかったのか、プリーストは上擦る声音で拒否を告げる。
だが、ブラックスミスは乱れた栗毛が疎らに張り付く額に一度口付けると、情人を蝕んでいるであろう苦悶を
和らげるべく、右の五指で一息に擦り上げた。

「あああっ!」
455444 BS×年上プリ 9/10sage :2005/04/30(土) 12:10 ID:SC4A5LA2
 上がったのは悲鳴に近い、けれどブラックスミスの掌中に収められた男根が示しているのは紛れもない喜悦
だった。壊さぬよう心を砕き、指先で悦を与えつつ己自身でプリーストを抉っていく。初めは勝手が分からず
無我夢中で腰を用いていたのだが、ある一点を先で擦れば嬌声が高まることを知ってからは、次第に感覚が
掴めてきた。
 彼の悦びが、己の歓びだった。堪える必要などないのに、目を硬く瞑りシーツを握り、それでも抑えきれぬ
鳴き声がブラックスミスの心に爪を立てる。しどけなく開かれた脚の間、熱く蠢く秘肉と猛る男根が絡み合い
生じる快が、二人を繋ぐ。

「あ、や、だめ、っ、ぁ、ああ……!」

 穿たれるばかりでなく男根までも委ねたことへの羞恥がそうさせるのか、時折嬌声に拒絶が混じるものの、
その色は甘い。ブラックスミスは高まるばかりの愛しさをもって情人を突き上げていく。
 先走りなど、とっくに漏れていた。澄んだ露を絡め擦れるうちに、荒い吐息と肉のぶつかり合いに混じり、
秘所の奥から粘りつく水音が響いてくる。外と内から惜し気もなく与えられる悦に翻弄されたプリーストにも、
己が何を口走っているか分からないのだろう。発しているのかもしれない拒絶も、今は意を汲めぬただの喃語と
化していた。だが、

「おねが、もう、もうッ!」

 泣き叫ぶような懇願が耳を突き刺す。願われたブラックスミスとて、手を伸ばせば頂に届く。
 一つに。ブラックスミスは情に乱れる中朧に浮かんだ言を、渾身と共に打ち込んだ。

「あああああ……っ!」

 尾を引く切なる叫びが鳴る。組み伏せたしなやかな身が撥ねると共に、二人は爆ぜた。
 どちらからともなく、深い息をつく。どくどくと精を吐き出しながらも、快はすぐには彼らを放さない。
余りにも強すぎた愉悦に眩暈すら覚えたブラックスミスは、熱に包まれたプリーストの肢体へ沈み込む。その
腹をプリーストが吐いたばかりの精が濡らすが、熱い粘りすらいとおしい。
 ほんの数時間前とはすっかり変わり果てた思考にブラックスミスは少々驚きを覚えたものの、今となっては
瑣末なことだ。未だ呼吸を乱したままのプリーストを、今一度掻き抱く。

「やっと……!」

 掠れた呟きがブラックスミスの耳に入った。恋を果たすどころか、男を捨て女を偽るという苦境を一年以上も
強いてしまったのだ。プリーストが抱いているであろう感慨が、身に染みる。

「まだ持ってるんだろう? 男プリーストの法衣」
「流石に捨てるわけにもいかないからね」
「明日からそっち着なよ。……似合うと思うから」

 告げてはみたがやはりまだ照れ臭く、ブラックスミスは決まり悪げに壁を見やる。プリーストは一度は微笑んだ
ものの、初めの不審を見逃したわけではなかった。

「ところで、あのサングラスは何だったのかな」

 平静な問いに、すっかり油断しきっていた心臓が飛び跳ねる。

「あれは……!」

 言葉に詰まるが、今更誤魔化すことも出来ない。罪悪感に見舞われつつ、ブラックスミスは経緯をぽつぽつと
語り出した。

「ふうん」

 怪しいアルケミストにまんまと乗せられ、人を勝手に暴こうとしたのだ、信を裏切る行為に弁解の余地などない。
聞き終えたプリーストの声音と相貌は、心なしか冷たかった。

「ごめん」

 項垂れたブラックスミスに、

「隠しておいた私にも非があるよ。ただ、こんなものに手を出す前に、どうして見破れなかったのかな」
「……ほんとごめん」

 ますます項垂れたブラックスミスをよそに、床に散らばった衣服に絡むサングラスを取り上げると、断罪人は
刑を言い渡す。

「これは私が預かっておくよ」
「うん」

 反論は出来ない。そもそも、所持する必要も失せたのだが。
456444 BS×年上プリ 10/10sage :2005/04/30(土) 12:11 ID:SC4A5LA2
 しょげ返るブラックスミスの横で手の内のサングラスを弄りつつ、プリーストは興味深げに言う。

「でも、次にこれを掛けて私を見たら、君はどんな反応をするんだろうね」
「……多分、勃つ」
「多分?」

 思わず洩らした本音を、素直を装いプリーストは聞き返す。にこにこと無邪気に笑む相貌を横目で見やり
溜息をついたブラックスミスは、遂に完膚なき白旗を揚げた。

「……絶対……」



 プロンテラに夜が訪れた。誰もが寝静まったと思われた頃。

『はいこちら来来研アルね』
『私だよ、今日は世話になったね』

 先まで幾度も情を交し合ったブラックスミスと衾を共にしつつ、ベッドの背に身をもたれ、プリーストは
心中で言葉を綴った。

『やっぱり兄さんか。あのスミス君とは巧くいったわけ?』
『勿論。一年費やした甲斐は十分にあったよ』

 がらりと口調を変える問いを受けたプリーストが、精を吐き尽くし傍らで眠りこけるブラックスミスの頬を
いとおしげに撫でれば、呆れを込めた声が再び心に投げ返される。

『そりゃご馳走様、食後に紐付きマタの首輪はどうアルか?』

 口さがない物言いに、曲がりなりにもプリーストである彼は流石に眉を顰める。

『あのね、そういう冗談はどうかと思うよ』
『……悪かったよ』
『そういうのはね、彼がその気になってからじゃないと』
『目覚めさせたのはあんただろうがこのダークロードが』

 辛辣な咎めにもプリーストは神の徒に似合わぬ不遜な笑みを浮かべ、

『褒め言葉と受け取っておこうか。あ、あれは明日返しに行くから』
『いつでもいいって、じゃあな』


 届いたWISを切ると、アルケミストは店仕舞いとばかりに露店に並べられた品を片づけ始めた。まとめ終えた
いかがわしい荷をカートに戻して漸く、サングラスを外す。

「なむ」

 あのプリーストと寸分違わない顔が黒い蝶の罠に掛かった蜘蛛を思い、ルーンミッドガッツで言い慣わされた
悔やみの言葉を述べた。
457444sage :2005/04/30(土) 12:12 ID:SC4A5LA2
改題・BSVSプリケミ腹黒ブラザーズ。

>435
ごめんなさいこんなネタしかありませんでした。
458名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/30(土) 18:41 ID:9ylOjKNA
やられた…いい意味でやられた…
444氏GJGJ〜!
そしてBSくんなむ?
459名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/30(土) 18:51 ID:MeOFnei2
♂×♂をさておいてひとつの話としても面白いな。NiceJob.
随所に笑いのタネが撒かれているが、作者殿にはこの方向性でいってもらいたいな。
460459sage :2005/04/30(土) 18:56 ID:MeOFnei2
連カキ&スレ汚しスマソ、誤解を受けそうだから一応言っておくと
江口シーンが駄目駄目という意味じゃないんだ。含めてNice。
461名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/04/30(土) 23:57 ID:7hvRk2Yo
>444
えっと、まずごめん。たしかに作者氏の作品はすげー好きなんだが
時に古風な文体が勿体ぶっているみたいで気障りに感じることがあった
&同じくやたら堅苦しく遜る作者氏のコメントがちょっと苦手だった。
でもごめん。今回マジですげー(・∀・)イイ!!良すぎ!!
文章見て途中で「もしかして…」とは思いましたがやっぱりそうでしたか(>457
格調高い文章は確かにあなたの持ち味だと思うけど(鼻高WIZ様には良く似合う。大好きです)
ちょっと肩の力を抜かれました?上手く言えなくて申し訳ない。
何というか実によくなじむぞJOJOォ−−−−−−−ッ!!!!って感じでした今回!
やッぱりあなたの作品好きだッ!!GJ!!!!
462名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/04(水) 00:51 ID:XWkjWba2
そうか?俺はこれはこれで作者氏の持ち味だと思ったが。
皮肉な感じがして面白いと思う。
463ハンタ×ウィズ(温め)sage :2005/05/04(水) 22:10 ID:enz2flLs
「あんた、……っは、良すぎ……!」

 プロンテラ近郊の叢を揺らすのは、風ばかりではない。草の匂いに混じり、切れ切れの生暖かい
吐息が鬱陶しく耳に掛かる。嘘を吐け。握られれば何時でも誰でも勃つ癖に。
 貫かれる腹に蠢く毒の沼に無邪気に足を踏み入れるのは、一人のハンターだった。掻いた胡座の
上に細身のウィザードを跨らせ、腕で彼を支えながら突き上げている。肌蹴られ唾に汚れる胸に
直に伝わる温もりすら、煩わしい。
 職業上、技第一糞食らえ知主義を貫いたおかげで、ウィザードの磨き抜いた知を九十九とする
ならば、ハンターのそれはたったの一にしかならなかった。対等でない者に誰が惹かれるものか。
尾を振り纏わりつく彼を払いのける仕草すら、見合わない。

『頭いいんだなあ、あんた』

 かつて一字一句の違いなく長く込み入った古の呪を諳んじ、氷の壁に囲まれたアルギオペ共の命を
一瞬にして屠ったウィザードに、偶々通りすがっただけのハンターは羨望の眼差しを向けた。当然だ。
これまで、何の為に魔導のみを追い求めてきたと思っている。

『俺なんかダブルストレイフィングでさえ突っかかってんのに、舌噛むよ。つか覚えられないって。
まさかカンペ使ってるわけじゃないよな?』

 冗長な賛辞に答えることすら馬鹿らしく、ウィザードは目線を反らした。するとハンターは険しい
横顔をまじまじと見詰めた後、わざと背けた面を眺めに前へ回り、ほうと溜息を洩らした。

『それに、綺麗だ』

 弄するか。増す険しさに歪む美貌を、ハンターは輝きに満ちた目でただ眺めていた。随分昔のことだ。
 好きだと言われたから、欲しいと言われたから、野良犬に餌を放り投げた。一点の瑕疵なき白磁を、
夜毎折れるほど抱き締めるハンターとは裏腹に、ウィザードはおざなりに手を背へ回すばかり。
 何故このような行為に執着するのか、分からない。繋ぎ合う手や、行きずりの人間とぶつかる肩と、
何が違うというのだろう。
 一物、秘所に至る体全てを曝け出すことか。くだらない。心を隠し通すことさえ果たせば、それでいい。
忌まわしいほど空虚なそれを。
 一度、滑らかな胸に舌を這わせ赤子宛ら粒をしゃぶるハンターに、わざわざ体を重ねる意味を尋ねた
ことがある。
 唇を唾で濡らし顔を上げたハンターは意味を図りかねたか、呆気に取られていた。だから知なき者と
言葉を交わすのは嫌なのだ。
 ウィザードの苛立ちを余所に首を傾げると、やがてハンターはこう答えた。

『好きだから、じゃん?』
『では、好意と性交の因果関係を証明しろ』
『イン……何それ食えんの?』
『……「好き」が「セックス」に繋がる訳を答えろ』
『だってさあ、あんたのこと考えるだけで、心もあっちもファルコンの爪に掴まれた気がすんだよ。
あんたはそういう風になったことないのか?』
『一人で処理すれば済む』
『処……いやそうじゃなくてさ、……一つになりたいんだよ、あんたと』

 照れを捨て真剣に訴えられたが、一つに、という表現が未だに解せない。それぞれが個として
存在している以上、肉体も精神も、融合など不可能だ。なのに、何故不可解な夢を見る。
 その頃のウィザードは、知の境地には辿りついていない。知を極めれば、ひたむきな愛を謳いつつ
己にそっと口づけたハンターの言葉の意味が分かるのだろうか。だが、上り詰めた筈の今も分からない
ままだ。
 生を転じ更に知を磨けば、いつかは達する日が来るのだろうか。どうだろう。そんな時は、きっと
来ない。来るわけがない。

「ああっ!」

 抱き竦められながら、ウィザードはしなやかな身を悶えさせた。意に反し、腕に力が篭る。ハンターの
腰に回された脚の間に押し入ったあれが、鋭敏な箇所を擦り上げたのだ。痛い程張り詰めたそれの先から、
漏れる。
 と、思った。思っただけだ。ハンターによって作り上げられた快は、そう容易くウィザードを放しては
くれない。精は睨み上げるウィザードが落ちないよう手心を加えつつも、頂に掛けた手を踏み躙り、
にやにやと嘲笑っている。
 見せろ。遥かな眺望を。
 凍れる相貌に滲む、理智及ばぬ精に翻弄される切なさを見下ろし、これでもかと言うほど熱を帯び
昂ぶる男根でもって激しく突き上げながら、ハンターは声音を震わせ、問う。

「俺たち、一、つに、なれた、んだ、よな」

 欺瞞は止せ。精を放ち根を抜けば、何もかも終わる。一つになどなれない。認めろ。
 またも毒づき、ウィザードは己を左腕で抱えつつ腰を使うハンターに体を預けきることも出来ぬまま、
熱の片隅から冷然と眺める。右の肩から下げた腕はウィザードの肩へ回されているものの、肘の辺りで
ぷつりと途絶えている。その断面は、乾いてはいるが黒ずんだ傷跡を晒していた。
 魔に食われた。利き腕だった。残った腕で辛うじてナイフを扱えるようにはなったが、もう弓は
引けない。ハンターとして生きられない。
 故に、愛なる大義を掲げ、その実生きる資格、権利、許可、その他諸々の全てを己に求め縋って
いるのだろう。少なくとも、ウィザードはそう男断じる。
 馬鹿ではないのか。己にあるのは極に見せかけた半端な知のみだというのに。如何に彼が苦悩を
上げようが、何も出来はしない。腕の代わりも務まらない。だのに、何故己でなければならないのだ。
ウィザードは叫ぶ。声を枯らして叫ぶ。
 もしも、己が男でなければ。愛を受け愛を与え、果てない恍惚に酔い二人の子を成す、それこそが
一つになるということではないか。けれど、それはあまりにも。
 霧に覆われてなお眩しすぎる夢に中てられ、喘ぐ賢しげな目が一筋の涙を零す。
 相変わらず、ハンターは夢中で腰を振り続けている。一で、儚い九十九を狩るために。
464名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/11(水) 06:49 ID:Ox20li5w
久しぶりに見てみたら・・・
>444
GJ(*´Д`*)b
ギャグもエロシーンも全体の流れも最高ですっ!!
んもうきてよかった。・゚・(ノД`)・゚・。
腹黒な誘い受けプリ様に激しく萌えますた(*´∇`)
ごちそうさまでした!
つ 称号「ネ申」
465名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/16(月) 10:42 ID:odANhYcM
( д)     ゚ ゚
な、なんですかこの萌えなスレは!!11!??Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
PC前で涎がダラダラと止まりませんΣd(´¬`*)
プリアサ至上主義なハズが次から次へと新しいカップリングに目覚めてしまいました(ノ´∀`*)
もう、職人様全員にネ申の称号を授けていきますね|ω・´)っ[ネ申]
466名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/16(月) 11:11 ID:p8ndSxjY
今、天然であの手の知識まったくないアサの話
考え中・・・・・
待っててください;
467名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/16(月) 12:01 ID:trkJ2NM2
>>466
いつまでも待ってますヽ(*´¬`*)ノ
468名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/16(月) 19:18 ID:p8ndSxjY
(アサ一人称)


今日ペコペコの卵を叩いていたら・・・カードが出てきた。
「あ・・・カード・・・うれしい・・・^^」
さっそく売ろうと思ったけど・・・値段がわからない・・・。
適当に・・・200kで売ろう・・・。
俺は町に戻って・・・看板を立てた。<売)ペコ卵200k>・・・と。
2〜3人の人が来た・・。モンクとナイトとローグの人だ。
「おい!そこは俺らの席だぞ!」
「あ・・・・ごめんなさい・・・・」
おれはすぐに場所をどけようとした。だけど・・腕をつかまれた。
「ちょっと待てよ、タダで済むとは思ってねえよな?」
「体で払ってもらおうか」
おれは・・・わけがわからないまま・・・裏通りにつれてかれた。

男たちは・・おれの服を脱がすと・・いきなり・・おれの
お知りの穴に男の人がもっているものを入れてきた・・・。
「い・・・いたああああ!!やだ・・・痛いっ・・!やめて・・・」
すごく痛くて・・・怖くて・・・助けてほしかった・・・。
どれぐらい出したり入れられたりされただろう・・・。
―ドクンッ
お腹の中が熱くなった・・・。そのあと・・・やっと抜いてもらった・・。
そしたら・・おれのお尻の穴から白い液体が流れ出た・・・。
なに・・・これ・・気持ち悪いよ・・・。
間もなくして次の人がまたさっきしたように・・おれのお尻の中にソレを入れてきた・・・。

ようやく・・3人とも終わり・・やっと助かったと思った・・・。
そしたら・・最初の人がまた入れてきた・・・。
おれは思った・・・きっとこの人たちが飽きるまで終わらないと・・・。
469無知アサsage :2005/05/16(月) 19:20 ID:p8ndSxjY
なんか可愛そうな話になってしまった;

スマソ_| ̄|○
470無知アサsage :2005/05/16(月) 19:21 ID:p8ndSxjY


ミス発見(  Д )           ゜゜
_| ̄|○
471名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/16(月) 22:08 ID:gaHmfebM
神の称号を授けるって、>465は何様なんだ?
神に授けるって位だからよっぽどお偉いんだろうなぁ。
472名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/17(火) 00:44 ID:OwfCuiBQ
なんかこのアサ妙に可愛いな…(*´∀`)
473名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/17(火) 10:22 ID:3xo6IGEg
訂正版

(アサ一人称)


今日ペコペコの卵を叩いていたら・・・カードが出てきた。
「あ・・・カード・・・うれしい・・・^^」
さっそく売ろうと思ったけど・・・値段がわからない・・・。
適当に・・・200kで売ろう・・・。
俺は町に戻って・・・看板を立てた。<売)ペコ卵c200k>・・・と。
2〜3人の人が来た・・。モンクとナイトとローグの人だ。
「おい!そこは俺らの席だぞ!」
「あ・・・・ごめんなさい・・・・」
おれはすぐに場所をどけようとした。だけど・・腕をつかまれた。
「ちょっと待てよ、タダで済むとは思ってねえよな?」
「体で払ってもらおうか」
おれは・・・わけがわからないまま・・・裏通りにつれてかれた。

男たちは・・おれの服を脱がすと・・いきなり・・おれの
お尻の穴に男の人がもっているものを入れてきた・・・。
「い・・・いたああああ!!やだ・・・痛いっ・・!やめて・・・」
すごく痛くて・・・怖くて・・・助けてほしかった・・・。
どれぐらい出したり入れられたりされただろう・・・。
―ドクンッ
お腹の中が熱くなった・・・。そのあと・・・やっと抜いてもらった・・。
そしたら・・おれのお尻の穴から白い液体が流れ出た・・・。
なに・・・これ・・気持ち悪いよ・・・。
間もなくして次の人がまたさっきしたように・・おれのお尻の中にソレを入れてきた・・・。

ようやく・・3人とも終わり・・やっと助かったと思った・・・。
そしたら・・最初の人がまた入れてきた・・・。
おれは思った・・・きっとこの人たちが飽きるまで終わらないと・・・。
474名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/05/17(火) 20:36 ID:/F.vXS8.
わざわざ訂正版をあげる必要は何処にもないと思うが。
まあそこまでしてこの作品に対し、
一つの作品としての自信があるのなら止めない。
475ケミ×クルセ:BOTの話(前)sage :2005/05/30(月) 19:17:33 ID:qNSoYn0Q
薄暗い部屋の中、クルセイダーの青年は目を覚ました。
最初に気がついたのは、身に纏っていた鎧一式と、剣と盾、それにロザリオがなくなっていることだった。
これは立派な職業病だな、とどこかぼんやりした頭で考えかけて、
途端、それがどれほど異常な事態であるかに気付いた。
剣と盾はともかく、覚えのないうちに鎧まで脱いでいるというのはどういうことだ。
それに、ロザリオは鎧の下どころか、アンダーシャツの中にしまっていたはずではないか。
一体自分は今何処にいるのだろうと目を凝らすも、薄暗がりの中では、ここが見知らぬ室内であることと、
自分が古びたソファーの上にうつ伏せになっている事しか分からなかった。
辺りを見回そうとしたが、体が妙に重く、言う事を聞こうとしない。
それでも無理に動かそうとしたら、途端、頭に激しい痛みが走った。
「ぐっ……」
今までに感じた事もないような痛みに、クルセイダーは思わず低い呻き声を漏らした。
目尻に涙が浮かび、ただでさえ曖昧だった視界が更にぼやけた。
一体何が起きたのか思い出そうとするクルセイダーの耳に、不意に、人の声が届いた。
「おや、お目覚めかな」
落ち着いた感じの男の声は、決して耳に馴染んだ物ではなかった。
けれど、全く聞いたことがないという訳でもないような気がして、
クルセイダーは必死に自分の記憶を辿り始めた。
「少し強めの薬だったから、まさか死んだのかと心配になっていたところだよ」
薬という言葉に、何か引っかかりを感じた。
だが、それが何かを考えるよりも早く、男の手が、クルセイダーの額を包み込み、ぐっと上を向かせた。
ズキン、と頭痛が走った後、急に視界が明るくなった。
小さなランプを片手に提げた、片眼鏡のアルケミストの青年が、薄い微笑みを浮かべていた。
「……だ、れっ」
「それは僕の方が聞きたいよ。正義感の強いクルセイダー殿」
笑いを含んだアルケミストの言葉を聞いた途端、クルセイダーの記憶が一気に一つに纏まった。
476ケミ×クルセ:BOTの話(前)sage :2005/05/30(月) 19:18:39 ID:qNSoYn0Q
狩りを終えてプロンテラに帰ろうとした時、クルセイダーは妙に視点の定まらない騎士の女性を見かけた。
ふらふらとした足取りといい、表情のない顔といい、違法な薬物の中毒者で間違いないようだった。
違法に出回っている薬物の中でも、特に依存性が強く、
使用中は意識がなくなる物を使っている者達は、俗にBOTと呼ばれている。
つい先日、大掛かりな薬物の取締りで、BOTの数は激減したのだが、また新たな物が出回り始めたらしい。
ここで騎士を捕らえるのはたやすいが、それだけでは薬物の広がりを抑える事は出来ない。
どこか一点を目指して進んでいく様子から、
薬を与えてくれる人間の元に向かっているのだという事は容易に察しがついた。
大体の薬物中毒者は、薬を貰う代わりに、陶酔状態での狩りで稼いだ品物を与えてくれる人間に捧げる。
そうまでしても薬が欲しくなるほどに、薬物への依存は強いものだった。
ともかくは薬の売り手の居場所を突き止めようと、クルセイダーは騎士の後を追いかけた。
だが、鬱蒼とした森の中を歩いている時、急に背後から、今聞いたのと同じ声が聞こえたのだ。
「その先には行かせないよ、正義感の強いクルセイダー殿」
さては薬の売り手かと振り向こうとした途端、背後から伸びてきた手が、自らの口元を覆った。
吐き気のするような甘い香りが胸いっぱいに広がったかと思うと、頭の中に靄がかかり、足元がぐらついた。
自らの迂闊さを呪うよりも早く、深い暗闇が、目の前に広がった。
そこで記憶が途切れている事から考えるに、何かしらの薬品が染みこませてあったのだろう。
とすれば、この激しい頭痛や、体の重みにも納得がいく。
「……貴方が……飼い主、ですか」
途切れ途切れの声でそう問い詰めれば、アルケミストは心外だというように目を見開いた。
「僕は薬を作っているだけだよ。どうしても僕の薬を欲しがる飼い主達が、実験室も、材料も準備してくれるからね」
自分は悪くないとでもいうような口調に、クルセイダーの目付きが鋭くなる。
「その薬が……どれだけの人間を、狂わせるか……貴方はっ、知っているのですか?」
怒気を孕んだ言葉に、しかしアルケミストは冷たい笑みを浮かべる。
「残念ながら、そんな簡単に狂うようなクズに興味はないんでね」
「貴方は……っ!」
クルセイダーは声を張り上げようとしたが、酷くなった頭痛に、その言葉は途切れてしまった。
「ああ、そんなに無理をするもんじゃないよ」
宥めるようなアルケミストに、けれど、クルセイダーは歯を食いしばると、僅かに首を横に振った。
「そうは……行きません。貴方を、捕らえ……首都で、裁きを受けさせねば……」
そう呟くと、クルセイダーは重たい体に力を込め、僅かに上体を起こした。
「ぐうっ……」
けれど酷く腰が痛み、彼は思わず呻き声を上げた。
その途端、彼は信じられないような感触を味わった。
何かどろりとした物が、服の中、内股を伝うようにして流れてきたのだ。
「何……?」
驚いた顔をするクルセイダーを見て、アルケミストは不思議そうに首を傾げたが、ややあって納得したように笑った。
「どうやら、記憶に残っていないようだね」
残酷な愉悦を孕んだ彼の呟きは、クルセイダーには届かなかった。
ぬるりとした感触を、クルセイダーは確かに知っていた。
紛れもない、精液。
それが今、本来流れ出るはずのない、体の奥まった場所から流れてきたのだ。
477ケミ×クルセ:BOTの話(前)sage :2005/05/30(月) 19:20:39 ID:qNSoYn0Q
理解できない――したくない事態に、背筋が凍りつく。
「……な……んでっ……」
言い様のない恐怖に身を竦ませれば、精液に濡れた奥まった部分が、くちゅ、と音を立てたような気がした。
どう考えても、それは自分のものではないだろう。
では、一体誰の?
「……僕が君を気絶させた後、君はクズ達の隠れ家まで連れて来られた」
言いながら、アルケミストはクルセイダーの額を掴んでいた手を、頬に滑らせた。
「丁度薬の切れる時間帯だったからねえ、隠れ家には飼い主達も集まってきてたんだよ。
大体の悪い遊びには飽きてるような連中だからね、意識のない君を見たときには大喜びしてたよ」
「喜んだ……?」
何故、という気持ちと、聞きたくないという気持ちが入り混じった状態で、クルセイダーはアルケミストを見つめた。
「君に嗅がせたのは、意識がなくなるものというよりも、命令通りに体が動くものなんだ。
つまり、あのクズ達にあげたのと同じような奴だね。
連中は君から武器を奪い、鎧を脱がせ、ロザリオを奪うと、君を床に押し付けた」
「あ……」
不意に、誰かに腕を掴まれ、うつ伏せにされてるような感覚に陥り、クルセイダーは微かに声を上げた。
冷たい石の床。埃っぽい空気。あざ笑うような人の目。
これはただの幻覚じゃない。
確かに、味わった事がある。
「苦しそうな顔をする君の目の前で、連中はズボンと下着を脱いで、君の顔の前に性器を突きつけた。そして、こう命じた」
アルケミストの声は、ぞっとするほど冷たく、クルセイダーの心を抉った。
「これを、咥えろって」
アルケミストが言った途端、クルセイダーは口の中に吐き気を催すような苦味を覚えた。
激しい頭痛と混濁する記憶の中に、見知らぬ男の下品な笑い声が聞こえたような気がした。
苦しげに目を細めたクルセイダーに、アルケミストは顔を近づけると、微かに笑みを浮かべた。
「勿論君に断る事など出来ない。君は言われたとおり性器を口に含み、舌でそれを慰めた」
「や……嫌だ……」
聞きたくないと首を振ろうとするが、アルケミストに頬を押さえられていてはそれすらもままならない。
「何匹ものクズや飼い主達の目の前で、君は口を犯され、服を脱がされ、性器を嬲られた」
アルケミストの片方の手が、クルセイダーの顎を掴み、指先が彼の唇をなぞる。
嫌がるクルセイダーをじっと見つめながら、アルケミストは無感動に言葉を続けていく。
「終いには見ていただけの飼い主や、まだぼけーっとしてるオスのクズ共も寄ってきた。
連中は君の体を押さえつけ、あちこちを舐め上げ、君の腰を抱え込んだ……」
「嫌だっ、聞きたく、ないっ!」
とうとうクルセイダーはそう叫ぶと、全身の力を振り絞って、アルケミストの手を払いのけた。
ソファーの上に顔を伏せると、クルセイダーは震えそうになる体を押さえ込み、何度も何度も大きく息を吐いた。
少しでも気を抜けば、嘔吐しそうだった。
息を吸う度に、ズキズキと体中が痛む。最初に覚えた頭痛が、全身に広がったようだった。
アルケミストは振り払われた手を通すようにして、うずくまるクルセイダーをじっと見つめていたが、
やがて、ソファーの脇に屈み込んだ。
「……聞きたくないというのなら」
そう呟くと、彼は苦しげに息を吐くクルセイダーの頭を掴み、無理矢理に自分の方を向かせた。
未だ焦点の合わないクルセイダーの目を覗き込むと、アルケミストは小さな声で囁いた。
「体に思い出してもらおうか?」
片眼鏡の奥の瞳が、冷たい色に輝いた。
478ケミ×クルセ:BOTの話(前)sage :2005/05/30(月) 19:21:48 ID:qNSoYn0Q
とりあえずはここまで。
後半でケミ×クルセの本番書くつもりです。
479名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/08(水) 12:14:07 ID:17pL7kwE
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
続き心待ちにしてます
480名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/09(木) 15:47:25 ID:sCND.fJI
こころまちにしておりまするー!!
481名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/14(火) 08:50:31 ID:t1HGpDPo
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─!!!
続きが楽しみです(*´Д`)
このままでは生殺し・・・!
482ケミ×クルセ:BOTの話(後)sage :2005/06/20(月) 22:20:18 ID:Fj6Aww0w
絶句したクルセイダーの腰に、アルケミストが腕を回した。
反対の手がシャツの裾から入り込んでくると、そのひんやりとした感触にクルセイダーは思わず声を上げた。
「んっ……こ、んな事、して……何の意味がっ……」
なぞるように脇腹を撫でられ、ぞくぞくと身体を揺らす感覚に抗いながらクルセイダーが問えば、
アルケミストは鼻で笑って、何も、と呟いた。
「飼い主達は楽しんだし、クズ共はちゃんと餌を貰ってる。
なのに、僕は大事な実験室と実験体を見つけられた上に、
このまま君をお家に帰してあげたら、犯罪者なんて呼ばれ、大好きな研究をやらせてもらえなくなる」
つまらなそうに呟くアルケミストは、クルセイダーの固い腹筋を撫で上げていた手の平を胸元まで滑らせた。
「それは、困るんだよ」
胸元に見つけた小さな突起に、アルケミストは細い指先を引っ掛けた。
「あぁっ!」
小さく悲鳴を上げたクルセイダーを見やり、アルケミストは子供をあやすような笑みを見せた。
但し、その目は冷たいままで。
「お利巧なクルセイダー殿には、黙っててもらわないと困るんだ。
それこそ、何か秘密を無理矢理に作ってでも、ね」
胸の突起から指を離すと、アルケミストはクルセイダーの体中を撫で回した。
鍛えられた肉体を撫でながら、時折古傷と思われる部分を指でなぞる。
引き締まった筋肉や頑丈そうな骨の感触を確かめながら、アルケミストはふむ、と頷いた。
「どうだい、いっその事、僕が君の『飼い主』になるっていうのは?」
「ふざけるなっ!」
言外に薬物を勧めてくるアルケミストに、クルセイダーは声を荒げた。
「貴方は……自分のしている事が、分かっていない……!」
「君こそ分かっていない。僕の実験を」
しかしアルケミストは臆する事無く囁くと、そっとクルセイダーの耳に噛み付いた。
「やっ、あ……っ!」
湿った熱の感触に、クルセイダーの体が震えた。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら、アルケミストはクルセイダーの耳に舌を這わせた。
クルセイダーはほとんど動かない身体を、ただひたすらに捩じらせて暴れるものだから、
いつの間にか、ソファーから半分ほど転がり落ち、アルケミストに抱えられる形になっていた。
首元まで舐め上げたアルケミストは、ようやく唇を離すと、片腕でクルセイダーを抱きかかえたまま、
もう片方の手で片眼鏡を外した。
すぐ脇の机にそれを乗せると、彼はソファーに座り、
息を荒くしているクルセイダーを向かい合う形のまま足の上に抱えあげた。
上半身を抱き起こされるが、上手く力の入らない体は、自然とアルケミストに向かって倒れこんだ。
まるで助けを求めて縋っているような気分になり、クルセイダーは必死に背中に力を込めた。
「あっ……」
その途端、またどろりとしたものが流れ出てくるのを感じて、彼は息を呑んだ。
483ケミ×クルセ:BOTの話(後)sage :2005/06/20(月) 22:20:53 ID:Fj6Aww0w
アルケミストに感づかれないよう、クルセイダーは顔を伏せ、唇を噛んだ。
が、既に遅かったらしい。
「……そうか、まだ体の中に残ってたんだっけ」
そう呟いたアルケミストが、クルセイダーのズボンの止め具に手をかけた。
カチャリ、と止め具の外される音を聞いて、クルセイダーの顔が恐怖に白くなった。
「ちょっと腰上げて」
無感情なアルケミストの呟きに、クルセイダーは勿論、従うつもりはなかった。
だが、自分の意思とは無関係に、腰の辺りが震えるのを感じた。
「な、何でっ……」
勝手に動こうとする身体に声を上げれば、アルケミストは何でもなさそうに肩を竦めた。
「言っただろう、強めの薬だって」
未だに薬の効果が残っているのか、靄の掛かったような頭は嫌がりながらも、
身体はアルケミストに言われた通りに動いてしまう。
「嫌っ……止めて、くれ……!」
そう言いながらも、クルセイダーは震えながら、ゆっくりと腰を上げた。
片手でズボンも下着も脱がされ、足に絡まった衣類は器用にもアルケミストに蹴り飛ばされた。
「いいよ、降ろしても」
その言葉を引き金に、彼の腰から力が抜け、アルケミストの足の上にぺたんと座り込んだ。
軽くアルケミストが足を揺らせば、奥まった部分からまだ残っている精液がとろとろ流れ出してくる。
それがズボンの表布に吸い込まれていくのを、アルケミストがじっと見つめているのに気付き、
クルセイダーは首を横に振った。
「い、やだ……見るなっ」
下半身を露わにされてなお逃げようとするクルセイダーの背中を、アルケミストはしっかりと抱き寄せると、
ああ、と頷いて耳元に囁いた。
「さっさと掻き出して欲しい?」
「ちが……んぅっ……」
クルセイダーが口を開くが、その唇をアルケミストは自らの唇で無理矢理に塞いだ。
開きかけた口の中に舌を入り込ませ、震えてかみ合わない歯の間を、くすぐる様にして開いていく。
クルセイダーの口の中を舌で嬲りながら、アルケミストは脇の机に手を伸ばした。
小さな硝子の瓶を手に取り蓋を開けると、中に満たされた粘性のある液体を手の平に垂らす。
ぽたぽたと雫を垂らしながら、彼は液体で濡れた指を、
口内を犯され、声にならない喘ぎを上げ続けるクルセイダーの奥まった部分へ押し付けた。
「んっ!」
精液で濡れた部分は、アルケミストの指と、それに絡みつく液体を、水の滴る音を立てるだけで難なく飲み込んだ。
484ケミ×クルセ:BOTの話(後)sage :2005/06/20(月) 22:21:30 ID:Fj6Aww0w
入り込んできた指先は、始めは冷たく感じたのだが、粘膜に液体が擦り付けられると酷く熱いものの様に思えてきた。
精液を掻き出そうと指先が蠢く度に、クルセイダーの身体の中に暗く濁った熱が生み出されていく。
「……どう、少しは楽になったかな?」
唇を離したアルケミストの問いかけに、クルセイダーは意味のある言葉を返すことさえ出来なかった。
精液ともう一つの液体――アルケミストの作り出した媚薬が混ざり合った物が、
細い指に掻き出され、体外に流れ落ちる度、クルセイダーは掠れた、悲鳴のような喘ぎ声を上げた。
熱をもった体内から、アルケミストの指が緩やかに抜き取られると、
濡れて窄まった部分はまだ足りないとねだるようにヒクヒク震えた。
「そんなに焦らなくても大丈夫だよ」
「あ……焦ってなんかっ……あぁっ!」
たっぷりと薬を垂らした指が、今度は三本まとめて入り込んできた。
どろどろした液体に覆われた指が、クルセイダーの体内を乱暴に掻き混ぜた。
「はっ……あ、あぁ……」
熱いのか冷たいのかすらも分からなくなる中で、
体内に溜まっている液体が掻き出される感覚だけははっきりと伝わった。
「や……あ……いやっ!」
体内を掻き回していたアルケミストの指がある箇所を擦った途端、クルセイダーの身体に、電撃にも似た感覚が走った。
「……ここが、いいんだ」
そう呟くと、アルケミストは同じ場所を指で擦り上げた。
優しく撫でるような動きに、けれどクルセイダーは神経の全てを引き裂かれるような感覚を味わっていた。
「や、あ、あぁっ……」
「や、なんて思ってないよね?」
動かしていた指を止め、濡れた箇所から抜き出すと、優しい声でアルケミストは問い掛けた。
「……嫌だったら、こんなにはならないでしょう?」
そう呟くと、アルケミストは濡れたままの指で、固くなったクルセイダーの中心の、雫を結ぶ先端を掴んだ。
「なっ、あ……っ!」
大きく震えたクルセイダーを見て、アルケミストはその根元を強く握った。
「ダメだよ、いい子のクルセイダー殿。自分一人だけ気持ちよくなろうなんて思っちゃあ」
囁きながら、彼の指は固くなった箇所をなぞるように撫で上げている。
「ひっ、あ……お願、い……もうっ、止め……」
懇願するクルセイダーの頬を、涙が一筋零れ落ちた。
アルケミストはわざとらしく困ったような顔をすると、優しく微笑んでクルセイダーの頭を撫でた。
「大丈夫、僕の実験はもうすぐ終わり。後は……」
そこまで呟くと、アルケミストの声色が急に冷たいものに変わった。
「自分で、いれてごらん」
背筋も凍るような目をしたアルケミストに見つめられ、クルセイダーの喉から、小さく息を吸う音がした。
485ケミ×クルセ:BOTの話(後)sage :2005/06/20(月) 22:21:59 ID:Fj6Aww0w
アルケミストに翻弄され、既に体力の残っていない体では、薬の効力に抗うのは無理であった。
震える手が、アルケミストのズボンのベルトへと伸ばされる。
「あ……ぁ……」
自分が何をするのか分かりつつも、クルセイダーに動きを止める事は出来なかった。
震える指先でガチャガチャと音を立てながら、ごつごつしたベルトを外し、上着の前を開く。
ズボンの金具を外し、下着を少し下ろすと、既に熱をもっているアルケミストの中心に手を添えた。
「……そう、ちゃんと出来るね」
アルケミストはそう囁き、クルセイダーの固くなったものを、指の腹で撫で付けた。
「ん、ふっ……う……」
這い上がる感覚に煽られるようにして、クルセイダーは腰を浮かせると、アルケミストの足の上にまたがった。
窄まった部分を先端にあてると、彼はがたがたと震える体をゆっくりと沈めていった。
ぬるぬるした感触で、アルケミストの中心を飲み込んでいく。
指とは比べ物にならないほどの圧迫感を持ったものは、
やはり指よりも遥かに高い熱を持って、クルセイダーを追い詰めていった。
「あ、や、嫌っ……出来な……っ」
半ばほどまで体を埋めたところで、クルセイダーが悲鳴を上げた。
「……仕方ないな」
アルケミストは静かな声で呟くと、根元を押さえつけていた手を離し、クルセイダーの身体を抱きかかえた。
そして、震える彼の体内に、自らの怒張したものを、深く、深く押し込んだ。
「あ、ああぁっ!」
何度も擦られた部分を強く圧迫され、クルセイダーはアルケミストの服の上に精液を吐き出した。
白く汚れた衣服と、腕の中でビクビク震えるクルセイダーを見やると、
アルケミストは彼の体を抱え直し、達したばかりの性器を握った
「いぁっ……」
まだ敏感になっている部分に強い刺激を加えられ、アルケミストを咥えこんでいる部分が窄まった。
「……嫌だ、と言う割には離したがらないようだねえ」
アルケミストは握っていた手を離すと、繋がったままの体勢で腰を揺らした。
「ああっ、や、だっ……あぁっ」
揺らされる度に、繋がった部分が濡れた音を立てる。
嬌声なのか悲鳴なのか、最早本人すらも分からないと思われる声を上げるクルセイダーの耳に、
アルケミストはそっと口を寄せた。
「まだだよ。まだ離してあげない」
そう呟くと、彼はまだ噛み痕の残る耳を舌で舐め上げた。
「いつか君は思うよ。何故あの時、あのクズ達のようにしてくれなかったのかと。
どうしてこんな、忘れられない事を身体に覚えさせて、まともな人間として生かしておくのかと」
アルケミストはそう呟くと、残酷な笑みを口の端に浮かべた。
「それが僕の実験だ。可愛い実験動物の、クルセイダー殿」
アルケミストはほんの少しだけ身体を離すと、クルセイダーの涙で濡れた目元に、そっと口付けを落とした。
涙を啜った彼の唇が、机に置かれた瓶と同じ、冷たい色に光っていた。
486ケミ×クルセ:BOTの話(後)sage :2005/06/20(月) 22:25:16 ID:Fj6Aww0w
ケミクルセに萌えすぎてやった。
実験大好きなケミが書ければ何でも良かった。
今も反省していない。

間空きましたが、ようやく後編書き上げましたので置いていきます。
487名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/06/20(月) 23:25:54 ID:nn2v/ayw
妄想投下。

ペノメナにつかまってしまった〇〇きゅん(任意)
見境の無いグッジョブなペノに媚薬をぶっかけられてお尻の処女を奪われちゃいます。
女の子みたく可愛い喘ぎ声を上げ、腸内にまであふれかえった熱い生殖液に
初めての絶頂を迎えてしまう〇〇きゅん(任意)

そればかりか、

口付き(?)触手でペニスぱっくり→イボイボの舌みたいので尿道攻め
→前立腺まで届いて犯す
→そこでペノさん、濃くてあつ〜い精液をたっぷり射精。
睾丸まで逆流し、だいじなトコロを隅々まで汚されちゃうとか。

人のそれよりもずっと大きい、ペノの精子につつき回され犯される〇〇きゅん(任意)の睾丸、前立腺…


…は、頭おかしーですかorz
488名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/21(火) 00:30:33 ID:dl2SAdl.
>>486
GJ!(スタンディング親指)

クルセいいよクルセ。
プリの法衣も良いが、彼らの鎧脱がすのは更に良いと思うね。
489名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/21(火) 02:21:16 ID:eI15YN1c
GJ!!!!!!!!
ぎゃああああ萌えた。
萌えすぎた。ありがとうありがとうありがとう
490名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/24(金) 20:55:35 ID:PufhN8M6
小説スレに続いて、こっちもそろそろお引越しですな。
テンプレどうしよう。あっちと同じ感じ?

>487
おかしくない。ちっともおかしくない。
だから新スレできたら書け。いや書いて下さいお願いします。
491名無しさん(*´Д`)ハァハァsage :2005/06/26(日) 21:25:49 ID:F7kuLLkI
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
やっとケミクルセきた・・・!。・゚・(ノ∀`)・゚・。
とてつもなくGJですよ!!!!!!!!!!!!!!111111
萌えた。萌えつきた。

>487
おかしくな(・∀・)イイ!
それを是非小説に・・・!
492名無しさん(*´Д`)ハァハァdame :2005/07/04(月) 22:05:20 ID:Z/eevBAM
>487の妄想にドキをムネムネさせながら新スレ立ててきましたよ、と。

◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆
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以降の作品投下はあっちでドウゾ。

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