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【18歳未満進入禁止】総合命令スレ32【inハァハァ鯖】

[193:騎士団のロードナイト リリィナ(2022/01/01(土) 18:50:22 ID:1IsmCD8s)]
※ジェダ様の虜になり過ぎている為、他の命令と共存出来ない可能性があるので別世界のお話しかもしれません
※酷い目に遭わせましたがリリィナとミラリーゼのジェダ様に対する好感度が下がる事はないです。意図していない展開でしたらすみません

>>170さん(後編1)

「やっぱり、お姉ちゃんも来るんだよね…?」「当たり前でしょう!リリィナちゃんにまた抜け駆けされたら堪らないんですから!」
老騎士から夜会用にと送られたパーティドレスに着替えながら、ミラリーゼは口を尖らせる。
「そもそも、ジェダ様はパーティには来ないって話しですけど……」
今回の討伐作戦は騎士団主導であった為、リリィナが指揮を取るのは通りではあったが、作戦を支える参謀としてミラリーゼも大いに勝利に貢献をしていたのだった。
もっとも、今彼女が腹を立てているのは手柄とか評価だとかそんな事ではない。騎士団所属であるリリィナはそもそも物理的に距離が近く、例え職務中であっても望みさえすればジェダと会う事ができる立場にある。
自分が知らないだけで淫らな事をしているのでは…と考えた事はあったが、本気でそう思っていた訳ではない。だが先日の抜け駆けによって今日のミラリーゼは疑いの眼差しを妹に向けていた。
(まぁ…我が妹ながら抜群に可愛いですし、いやらしく育ったものだと思いますけど…)
夜会用にと用意された黒のドレスはフォーマルな印象を与えつつも胸元ははだけ、腰下のスリットなどはセクシーさを強調して色香も存分に併せ持っており、彼女達の魅力を倍増させている。送り主である老騎士のセンスは流石であるとしか言いようがない。
「それに…騎士団のパーティともなると美味しいご飯が出るのは自明の理ではないですか!」
…最後に思わず本音が出てしまうミラリーゼなのでした

「ああ、リリィナさんこんばんは」「ミラリーゼさんも、こんばんは」
宴会の会場へと訪れるミラリーゼとリリィナは入り口で見知った女性2人に声を掛けられる。
「あっ、えっと…ドロテアさん、こんばんは」「マリオンちゃんもお手伝いですか?」
彼女らはレイリ、ヴァレーと共に老騎士に仕えているBSと剣士の親子だった。
何人居るか正確には把握していないが、ジェダの囲うハーレムの一員でいわゆる愛人というやつでもあり…当然のごとく美人と美少女と言って差し支え無い抜群の容姿でミラリーゼとリリィナは屋敷に訪れた際に面識があった。
今はそれぞれカプラ装束とアリスの装束に扮しており、どうやら参加者としてではなく運営側として雑務をこなしているようだ。
「あ、あの…ドロテアさん…先日お願いした件なのですけれど……」
どこか言いにくそうにドロテアに耳打ちするリリィナ。極めて優秀な職人でもある彼女に、リリィナとミラリーゼはある道具の製造を依頼していた。その道具というのは…
「旦那様のを模した張型との事でしたね…そのような事をせずともお二人であればいつでも…いえ…そうですね、善処はしますが…お許しが出るかどうか…」
引き続き返答は保留とさせて下さいと言うに留めて、本来の仕事として姉妹を会場に案内してくれるドロテアとマリオン。
「お2人共、頑張って下さいね」
そう口にするマリオンの言葉に姉妹を案ずる意味が含まれていた事を今のミラリーゼとリリィナは察する事が出来なかった。


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