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【殺し合いに】バトルROワイアル 十一冊目【終劇を】

1 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/26(日) 22:37:37 ID:ryeCINjg
ここはどんなスレ?

各職男女と無作為に選ばれたROのキャラクターが
生き残る為にバトルロワイヤルする様子を描いた
リレー小説を扱っているスレッドです。


・まとめサイト
ttp://www6.atwiki.jp/battleroyale/

・前スレ
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1173139809/l50

・萌え板全体のルールは此方
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1063859424/


書き手のルール

先ず一番最初に。
このリレー小説内では、各登場人物は生きている人間であり、
いきなり投げ込まれた現実に各人様々複雑な感情を抱いている事を肝に銘じてください。
完全に現実的に書く必要は皆無ですが、バトロワの死の気配というものを忘れないで欲しいです。

次に、書く前に纏めサイトで作品の流れを把握してください。
流れの中では先に発表された作品が優先します。
競り負けても泣かない。
但し、荒し煽りはこの中に含まない。
(前触れの無い突然の心臓停止や全員即死等)

もし、執筆を続けていく内で、致命的な矛盾を過去の自分の作品に発見した場合、
スレにて申告の上、速やかに修正作品を仕上げて下さい。
どうしても音沙汰が無い場合は他の書き手が修正せざるを得なくなりますが、
原則として本人がその作品を修正しなければいけません。

それから、一人の書き手が連投を続けるのはイクナイ!!
最低でも三日程待って見ましょう。
止むを得ず連投する場合は、スレで意見を聞いてみると尚goodです。

本文の内容についてですが、RO内の設定と言うよりも、文章での説得力が重視されます。
但し、リレー小説という形式上、何よりもまず、キャラクタ間でのバランスを崩し過ぎないように気をつけてください。

作品の一番最後にはそれに登場した人物の
<氏名、所持品、死亡等の状態>及びに死亡者が出た場合<残り○○人>という表記をお忘れなく。
任意規定ですが、登場した人物については1)これまで描かれたプロフィール、2)これまで描かれたスキルを
下記の書式で記入していただけると更にgood.

<例:♂アコ>
1…描かれたプロフィールをその都度追加
 ・髪:呪いのカツラで逆毛に変更<023話>
 ・口調:wWw<023話>
 ・性格:少々潔癖、説教癖、不幸<071話>

2…描かれたスキルをその都度追加
 ・ヒール<065話>
 ・殴りアコ<071話>

最後に書き手の方は、現段階ではコテハンを名乗る事はご遠慮ください。

2 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/26(日) 22:39:39 ID:ryeCINjg
読み手のルール

叩き荒しはスルー推奨。反応は彼等の栄養源です。放置して枯死した後で削除依頼を。
又、過剰な擁護やNG議論も荒しの同類です。出来る限り自重していただけると幸いです。
もし、読み進めていく内に、作品内に矛盾を発見した場合、遠慮なく速やかに申し出てもらえると幸いです。

面白い、と思ったときには積極的に感想を。
首を捻った時には積極的に批評を。
又、暇だなーと思った時なんかは遠慮なく雑談を。
勿論、イラスト、まとめテンプレ、まとめサイト編集さん。
それぞれ大歓迎です。

感想は書き手の活力に、批評は書き手の技術向上に、
雑談は常にネタに飢えている書き手にとって格好の息抜き(兼、ネタ探し)になります。

勿論、読み手から書き手への転進も歓迎です。
その際の留意点は書き手のルールを参照してください。

3 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/26(日) 22:41:06 ID:ryeCINjg
◆◆バトルROワイアル2 ルール◆◆

登場人物

ノービス+一次職+二次職(スパノビ含む)の男女四十名+特別枠十名
以上の五十名。

但し、以下の規定があります。
一次職、二次職、ノビ、スパノビは固有の名前をつけないこと。

特別枠は良識の範囲において、
ゲーム内部、萌え掲示板、LiveROのどんなスレ、場面からでも出演者を選出してよい。
余りにチョイ役の名無しや知名度の低すぎるキャラクタ、盗蟲、ポリンなど知能を明白に持たない者、荒し目的の出演者は含まない。
但し、出来うる限り前回のバトROワに未出演の人物である事が好ましい。
NPCもこの範囲に含む。
出典はNPC、mob、小説、スレを問わないが
スレ、小説の場合は同じ出展元からは原則二人までの出演とする。
また、特別枠十名の内訳はNPC枠、その他枠(mob、他小説・スレキャラ)にそれぞれ三名分の最低人数確保枠を設ける。
残りの四名分はどちらのものとして消費しても構わない。

それぞれの出演者で通常の冒険者については、髪形、外見などについては最初に執筆した人物の選択による。
但し、ピクミン、おにぎりetrなどと言った叩き目的が客観的に明白である場合、
執筆した者はその事に対しての異議へ正当な反論をする事を要す。
それをしない場合は、その話で語られたキャラクタの外見はNGであるとして無効であるものとする。
但し、作品を通じてその反論とする事も可能だが、その場合は相当程度の説得力が必要であるとする。

追加事項として、同じ髪型は原則として大量に氾濫してはならない。目安としては最大で三名まで。
イメージが被る為に同系統の職、例えば騎士-クルセなどでは別の髪型が望ましい。
更に、ドットの髪型は基本的に参考程度であり、執筆による説得力とスレ内部の同意が得られれば、
モヒカン、スキンヘッド等も可である。但し、その取り扱いには注意を要す。
また、ストーリー上の髪型の変更も可である。但しこちらも、その取り扱いは慎重に行うこと。

キャラクターの性格については、話の流れ、及び個々の執筆者に一任する事。
但し、執筆側は、それまでのキャラクタの性格について熟知するべし。

出演者は、前回同様その能力について制限を受けているものとする。
例えば、ヒールは止血や実際の治療の助け程度の効力しか無く、リザレクションは無効であり、
ファイアーボルトやあらゆる大魔法、モンクのスキルについても、それのみで殺害できる程の威力は失われている。
Mobやその他特別枠出演者についても同じであり、更に彼等は超人的能力を有する場合、普通の冒険者と同等程にそれは低下している。

また、カプラさんは、アンソロなどで見られる様な超人的能力を有するのではなく、
一般人、或いは一次職と同等(生涯一次は除く)くらいの能力であるとする。
精錬工の面々については良識に任せるけれども、彼らは直接的に武具を破壊する能力は持っていない。
又、二次職を超える様な戦闘力も持ってはいない。

ポタ、テレポについては参加者は使用は原則不可能。
インティミデイトについても、仕様変更に伴い、テレポート機能は無いものとする。

スキルに関する規定は以上に書かれたものであるとする。


舞台

マップがまとめサイトに上がっている事から、亀島に似ているが違う島である。
上がっているマップ自体にはまだ何も地形や設備が書き込みされてはいないが、
これは、執筆が進むにつれて順次設備などが記載されるものとする。
(例えば、家屋や市街地、灯台、教会、百貨店や廃墟など。但し、進行の都合上自由に出入り出来る地下洞穴は存在しない)
その広さについては、50人の人間が動き回るのに狭く無い程度である。
尚、全力で移動すれば、数時間程度で中央から島の端まで移動が可能である。

魔法発動時の音響については、至近〜やや中距離程度までならば響くが、
島の端など、余りに離れている場所であれば聞こえない。
気候については、書き手の便宜上、元祖バトロワに準じ日本の初夏程度とする。

そして、舞台に伴い放送に付いては、午前十時を基準として朝夜一回づつ放送されるものとする。
又、転職については、そもそも転職の舞台は島の中に存在せず、各職業ギルドの認証も得られない為、不能である。
但し、これはゲームのRO内部で一般的な『ノビ=>一次、及び一次=>二次』といった転職を示す意味での言葉であり、
例えば、各キャラクタの成長を示す演出的な効果における『転職』は含まないものとする。

原則Wis、ギルドチャット等については、これはゲーム内部での便宜的な機能であり、バトROワ内では存在しないものとする。


支給品

開始時手渡される鞄の中身には主に

支給品(武装or防具orハズレetcが入った青箱を模したケース)が二つ。弓の場合は通常の矢も付いている。
水、食料、大まかな地形だけが記された地図(前述まとめサイトの地図参照)、コンパスが入っている。
また、ランダムで5名に特別支給として古いカード帖が配られる。
ただし、当たりアイテムとはいえカード帖の中身も全て有用なカードとは限らない。
各出演者が元々所持していた武器防具や道具等に付いては取り上げられてしまっている。

又、この劇中においては登場人物はどんな武器防具であろうと使用する事はできるが
本職が用いるのに比べれば、扱いなれていない為に、普段使用する武器と異なった種類であるほど威力や命中率は落ちる。
(例:騎士はカタールならば多少は使えるが、弓に関しては鈍器として使わざるを得ない、など)
但し器用さが高い人間については、ある程度まではどんな武器でも使用する事が出来る。
長柄や斧に付いては器用さ以外にも筋力が必要となる。
更に宗教上の理由から殺人者でない、狂っていない、特別な事情の無いアコライト系に限っては刃物で戦闘は出来ない。
防具の効能は現実的に考えて頂けると幸いです。

また、完全にキャラクタ間のバランスを崩壊させる装備については、入手を禁止とする。
(神器全般や有効すぎる廃装備)

カードについては、特別支給のカード帖から得る他に、既にカードが刺さった武器防具か、
特別枠のmobの死亡、殺害によって出現、入手する事が可能である。
但し、後者については作者は進行と流れの都合上、執筆の前に十分な熟考をする義務を負うものとする。


主催

ミッドガッツ王国主体の非人道的イベントであり、国法のもと運営されている。
また、開催に関しては国家の他各職業ギルドも秘密裏に協力している。
詳しくはまとめサイトのプロローグ参照。

彼等が使用しているのは、前回と同じく外せば即死の呪いの首輪であるが
爆発力については、本人のみが死亡する程度である。前回ほどの威力は無い。
開始時には、彼等からルール、目的、勝利条件等が告げられる。
その辺りの細かい規定は第一話の作者とその後の流れによる。

4 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/26(日) 22:44:02 ID:ryeCINjg
<連投について>

 【連投規制A】 投下は1日1本(1採用)まで
 【連投規制B】 書いたことのある人物が含まれる話を書く場合は、該当する前回投下日から中2日開けてから
※規制B発動中も、規制Aに触れなければ関係ないパートを投下可能
※NG話、アナザー・番外編については連投規制はA・Bともに適用しない。


<議論について>

422 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/11/15(火) 19:13:13 ID:bK71eV2.
議論は薬だ。多すぎると投薬された相手を殺すことになる
だからほどほどにな


<サブタイトル横の時間表記と最下部の状態欄について>

296 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2005/11/25(金) 19:07:19 ID:FmGMqShU
>>293
任意だから義務じゃないんですが、まとめ時や続き書く時に便利なので
次から他の人のようにタイトル横の時間と最下部の状態欄付けてもらえたらやりやすいなと思います。
逆にF6惨劇部隊のように大人数の場合はその時だけ簡潔に書いてもいいかと。

5 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/26(日) 22:45:04 ID:ryeCINjg
<特定グループの時間が進みすぎることの弊害>

あるキャラ(およびグループ)の話のみが進むことで問題になるのは、
・そのキャラに対する他のキャラからのリアクションが制限される
ex)夜の時点で無傷なキャラに、昼の話として戦闘で負傷させることはできない
・同様にそのキャラの行動を通じて他のキャラの状態が制限される
ex)あるキャラが夜に♂Wizと出会ったとしたら、♂Wizは夜まで生存しなくてはならず
  しかも夜にはその場所にいなくてはならない
・特に定時放送をはさむ場合は死亡者および禁止区域の問題で整合性が取りにくい

上は極端な例を挙げたが、時間軸の整合性が絡むと大抵問題が発生する。
しかし、実際問題として書きにくい、動かしにくいキャラと言うのもいると思う。
そうしたキャラが残った場合に誰がそれを書くかのお見合い状態になって
全体の進行が止まるというのもそれはそれで問題だし、だからといって
「書きたくないけど/ネタ思いつかないけど、話が進まないから書いてみた」
なんてので進んでしまうようになるとリレー小説として有益とは思えない。

明確に制限事項とするのではなく、自粛事項程度にしておくのがいいのではなかろうか。
・物語全体の時間軸の整合性に配慮して、特定のキャラの時間を進めすぎないこと。
・同じキャラに関しての話が連続することについては、連投規制に抵触しないならば
 制限はしないが、物語上の扱いで不公平感が出ない程度に配慮・自粛すること。
・この物語に明確な「主人公」は存在しない。えこひいきとならないよう配慮すること。

6 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/26(日) 22:46:05 ID:ryeCINjg
その他注意事項はこちらを参照

参加の注意(Wiki) ttp://www6.atwiki.jp/battleroyale/pages/415.html

7 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/26(日) 23:59:01 ID:ryeCINjg
302.行き着く先の(三日目・昼)

「…何か、あったのは確かでしょうね」
 ぽつりと零れた♂セージの言葉に、グラサンモンクは黙して応える。
 膝をついて見下ろす♂セージの前には、傷を負えど、数刻前まで確かに生きていた二人の遺体が横たわっていた。
 無数の打撲痕と裂傷。それに加え、♂プリーストの頭部はその原型を留めぬほどに破壊されていた。
 最期の顔も分からない彼に、せめてもと♂セージはマントの裾を裂き、傷ましい傷跡ごとその顔を急ごしらえの布で覆い隠す。
 回復の余地のあった彼ら―♂プリーストと♂スパノビの死に様は、明確な悪意を持った外敵の存在を報せていた。

 そして、この惨状。
 見知らぬ誰かの悲鳴―あれが♂プリーストに託された♀ハンターのものであったのか、はたまた口をきくことも叶わなかった♀騎士のものであったのか、今となっては確かめるのは難しいが―を聞きつけ、仲間たちと別れて後にした場所。
 それが今やこの有様だ。
「…どう見る?」
「戦闘跡―とだけ見るのは、流石に無理でしょう」
 遺体の外傷を観察する♂セージに代わり、彼の背に立ち辺りを警戒するグラサンモンクの問いかけに、思考を止めぬまま状況の考察を述べる。

 乱雑に薙ぎ払われた方々の茂み。
 尋常ではない抉れ方をした地表。どちらもランダム。無差別的。
 極めつけは、合流して間もない♂セージとグラサンモンクの下まで届いた、地響きめいた振動―その原因と思しき、切り倒された瑞々しい大木。
「通常の戦闘下で、ここまで無意味な破壊活動を行う理由が想定できません。
 人為的な災害跡、とでも言いましょうか」
「そんなことはどうでもいい。そんなことより」
「分かっています」
 僅かに、けれど確かに焦りを滲ませたグラサンモンクの声に、被せる様に言葉を乗せる。

 分かっている。
 決して望ましくはない焦りを、彼自身も抱いているのだから。
「可哀そうですが、そちらの遺体は恐らく淫徒プリさんお一人のものでしょう。
 貴方の所見は正しいと思います」
 惨状に残されたものは他に三つ。
 半身を失ったデビルチ。同じく部位を欠いたウンゴラアントらしき蟲の魔物。
 そして、♂セージが挙げた淫徒プリ。
 胸部より上の衣服と顔から判別可能だった彼女―もう彼と呼んでもいいだろう。頭髪は違えど、顔のパーツまで変わった訳ではない。♂プリーストと比べれば彼であるとその顔からはっきりとわかる。
 しかし、彼もまた痛ましい形でその躯を晒していた。
 胸部より下―ほぼ腹部の全てと下半身の肉が、こそぎ落されたように欠如しているのだ。
 人間らしい形で残った上半身の周囲に、ばらばらと散らばった肉片…ウンゴラアントの咀嚼から逃れて零れた淫徒プリの一部ら。
 その遺体の欠落が、蟲の牙を用いた食事によるものと見解したのはグラサンモンクだった。
 ♂スパノビの外傷にも、相対した存在の主力が牙であるとするなら納得のいくものが多数刻まれていた。
 だから。
「他の方々は避難したと考えるのが自然でしょう。
 ここには残っていないのですから」
「断言できるか?」
 グラサンモンクが低い声で問う。
 答えの代わりに、♂セージもまた無言で返す。
 噛み締められた歯が、ギリ、と小さく音を立てた。
 遺体は残っていない。ならば、無事のはずだ。

 無事でいてほしい。
 そう彼らが願う相手の血が、肉が、ここに混じっているかもしれない。

 眼前にある異常が、否応もなく彼らの胸の内に焦燥を掻き立てる。
 一番の解決策は、彼女たちの安否をこの目で確認することだ。
 だが、行方にあてがない。東か西か、あるいは南か。安易に別れたことすら悔やまれ出す。
 堂々巡りだ。
 ―こうしていても始まらない。これ以上の憶測は無駄にしかならない。
 そう言って、♂セージが立ち上がろうとしたところだった。

 木々の影となった奥から、♂騎士が姿を現したのは。

 偶然、森の中で行く先を違えたか。―そもそも彼に目指す先などなかったのだけれど。
 手にかけてしまった♀商人、恩を受けた♂プリーストの遺体を弔いに戻ってきたのか。―彼がかつて殺めた愛した人たちのように。

 只、♂セージは思慮する。
 この異常な状況を前にして―驚いた様子のない彼を。

 鞘に収まる彼の剣。抉られ、薙がれ、切り倒された周囲の惨状。

 酷く重い足取りの♂騎士が近付く中で、♂セージは立ち上がる。
 彼を正面から真っ直ぐに見据えて、
「これは、貴方の仕業ですか?」

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 ♂モンクを殺害?

<グラサンモンク>
現在地:E-6
所持品:緑ポーション5個 インソムニアックサングラス 種別不明鞭
容 姿:csm:4r0l6010i2
スキル:ヒール 気功 白刃取り 気奪 指弾 発勁 金剛 阿修羅覇王拳
備 考:特別枠 右心臓 したぼく二号 悪ケミを護る
状 態:掌と肩に打撲 SP微妙に枯渇
参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記)

<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、錐、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   両手剣タイプ
状態:痛覚が完全に喪失 体力は半分以下? 精神は安定? 個体認識異常を脱する
   必要とあらば殺すことを厭わなくなった? 幻覚及び幻聴 ♀商人を殺害したと思っている

8 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/27(月) 03:10:13 ID:M5JZLtqQ
お〜、スレ立て&久々の投下おつかれさまー
・・・あれ?アフロモンクさんどこ行った?
GM側は、♂セージさんがサックリ刃物で殺したって判断してるっぽいけど
伏線ってことで、後の書き手さんに任せる方向でいいのかしら?

9 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/27(月) 07:14:40 ID:z/U9E2Xs
>>9
あざます!

そんな感じ。それと♂セージの所持品何気にガッツリ削ってたりもする。
…本文に上手い具合に描写せんと不味いだろうかね? やっぱ。

10 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/27(月) 18:52:43 ID:M5JZLtqQ
>>9
本当だ、全く気がつかなかった<セージの持ち物
本文に無くても構わないだろうけど、備考欄に付け加えておいたほうがいいかも
や、自分が間抜けなだけだけどさw

11 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/27(月) 21:53:38 ID:z/U9E2Xs
>>9
アッハッハ自己アンカ乙y=ー・(゚Д゚)・∵ターン!!
どんだけ寝ぼけてた朝の俺…スミマセヌ。

ではでは下記に修正を。
♂セージのみ備考欄変更でお願い致します。本文そのまんまだからおkかな?


<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 ♂モンクを殺害?
    島の秘密を書いた聖書と口紅は紛失したわけではない(♂モンクに譲渡の可能性アリ)

12 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/28(火) 23:22:59 ID:2q9Ut8XM
>>11
GJ!

ところで、えっと、その、なんだ
ゆっくり寝ておくれ

13 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/01(木) 02:24:00 ID:cKqJ3RJM
303.噛み合う歯車(三日目・昼)

「―♂モンクと♀騎士をどうした?」
 重い意志を灯した、覚悟を宿した眼がそこにあった。


「半分は俺だ。
 ♂プリーストを殺ったのはパピヨンだ。そっちの大男と―その人も、多分あいつらの手にかかったんだろう」
「あいつらとは?」
「そこに転がってる魔物だよ。
 泣きながら肉を食ってた。仲違いしたのかは知らないが…仲間だったんだろ」
「そうですか」
 短くつぶやいて、すぐさま次の質問を投げる。
「残りの半分は?」
「パピヨンと交戦した。
 俺が―来た時には、もう全部終わった後だった」

 つまり、♂騎士の言い分をまとめれば。
 彼らが別れた後、仲間たちはパピヨンを含む魔物の襲撃を受け、恐らくは結果として散り散りに。
 ♂プリーストと♂スパノビ、淫徒プリの三人は、足止めのためにここに留まったか、それとも先の戦闘の中で命を落としていたか…。

「止めは刺したのですか?」
「いいや。テレポートで逃げた。
 それで、まだ辺りに潜んでいるんじゃないかって…馬鹿みたいに剣を振り回した。後悔してるよ」
 落とした顔を、さらに顎を引いて俯け、強く拳を握り締める。

 彼らの前―数メートルほど先まで接近した♂騎士は、一度だけ干満な動きで♂セージとグラサンモンクをその眼に映した後、抵抗の意志が無いことを示すように力無く肩を落とし、突っ立っていた。

 問えば答えを返してくる以上、茫然自失というわけではないらしいが―果たして彼の言葉をどこまで信用するか。
 油断なく警戒の姿勢を維持したまま、極力冷静、且つ迅速に、事態を把握しようと思考を働かせる。
 が。

「そっちの質問には答えた。
 俺からの質問にも答えてくれるか?」

 初めて♂騎士の方から、♂セージたちに向けて声がかけられる。
 何て事の無い、到って平静なその声音。
 ―だから意表を突かれた、というわけではない。
 しかし、一瞬、眼を見開く。

 仲間たちから伝え聞き、耳にした彼の様子は、理解に苦しむ点の多いもので。
 実際にこの眼で見、言葉を交わした際も、決して良い方向に好転できる材料を入手することはかなわなかった。

 だというのに。
 項垂れるように伏せられていた♂騎士の顔が、静かに動き、♂セージの眼を見る。―射抜く。

「―♂モンクと♀騎士をどうした?」
 重い意志を灯した、覚悟を宿した眼がそこにあった。


 最初は五十人。
 確かに息づいていた命は、今はもう両の指で数えられるほどにしか残されていない。。
 …消えていった命の灯のいくつかを、この手で減らしたもの俺だ。

 何度彷徨ったかわからない。
 歩み、過ちを犯し、重ね、悔み。自責の念からすら逃れようと、自身の命を終えようとしたこともあった。

 けれど。その度に。
 道を示してくれた男がいた。
 歩め、と。足を止めるなと、背を見送ってくれた男がいた。
 ―こうありたいと、強く願い夢見たものを、この眼に再び映してくれた『騎士』がいた。

 俺が奪った命。
 そして、今なおこの島で息づく、残りわずかな命。
 ここで俺が名を連ねることなど、本当は最初から無かったのかもしれない。

 けれど、それでも。
 みっともなく息をして、血に濡れた手足を引き摺って。
 それででも、まだ俺に脈打つ命(たましい)が残っているのなら。

 誰に詰られてもいい。
 俺は、まだ。この命がある限り。
 『誰か』を守る『騎士』を追(負)いたい。


 涙の跡も拭わず―乾いた頬に残る名残も気に留めず。
 大地に根を下ろす若木のように、然りと足を踏みしめて立つ♂騎士の眼を受けて、♂セージは僅かに逡巡する。
 しかし、答えを拒むことは出来ない。
 それを彼は許さない。

 そうして、ほんの僅かな躊躇いを切り捨て、答える。
「死なせました」

 発作的に攻撃してくるのかもしれない。
 精神下で密かに臨戦体勢を取った♂セージだったか―♂騎士は拍子抜けするほど大人しい態度だった。
 落胆とも失望とも言えぬ小さな声をもらす。
「…そうか」
「我々の力不足でした。―申し訳ありません」
 頭を下げる♂セージに、静かに頭を振る。
「俺に謝ったりしないでくれ。
 それより―その代わりってわけじゃないが、一つ俺の告白を聞いてくれないか?」

「はい。どうぞ」
「多分、あんたの仲間を殺した。♀商人だ」

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 ♂モンクを殺害?
    島の秘密を書いた聖書と口紅は紛失したわけではない(♂モンクに譲渡の可能性アリ)

<グラサンモンク>
現在地:E-6
所持品:緑ポーション5個 インソムニアックサングラス 種別不明鞭
容 姿:csm:4r0l6010i2
スキル:ヒール 気功 白刃取り 気奪 指弾 発勁 金剛 阿修羅覇王拳
備 考:特別枠 右心臓 したぼく二号 悪ケミを護る
状 態:掌と肩に打撲 SP微妙に枯渇
参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記)

<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、錐、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   両手剣タイプ
状態:痛覚が完全に喪失 体力は半分以下? 精神は安定? 個体認識異常を脱する
   必要とあらば殺すことを厭わなくなった? 幻覚及び幻聴 ♀商人を殺害したと思っている

14 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/04(日) 11:28:48 ID:iOvhlWSs
304.Time is money(三日目・夕方直前)

「いい? 私がどんなにすぐれた頭脳の持ち主でも、一応はアルケミストなのよ。
 でもって、あなたがどんなに強いオーラWIZでも、あなたはWIZでしかないの」
「けれど!」
 至極当たり前の事を話す悪ケミに、悲鳴のような声を出す。

「聞き分けなさい! これはもう決定事項!
 尽くせる手は尽くしたし、後はもうあなたの自己回復に賭けるしかないんだから。
 興奮しちゃって無駄な体力使ってないで、きちんと大人しくしててちょうだい」
 そんな♀WIZを、まるで小さな子をとがめる様にピシャリと言い放つ。

 理屈では既に♀WIZも理解しているのかもしれない。
 それでも、声を荒げずにはいられない。

「けれど…!」
「もうー。心配性な人ねえ。
 じゃあ何? あなたは私が信じられないって言うの?」
 ともすれば泣き出しそうなまでに感情を乱す♀WIZにずいと顔を近付けて、正面からその瞳を覗き込む。

 彼女らは今、地図で言えばD-5に当たる民家の中にいた。
 南寄りでD-6に比較的近いこの一帯からは見えないが、もう少し北へ進んだ先には、昨晩♀WIZが生死の境を彷徨い、♂プリーストらによって治療を施された民家の焼け跡がある。
 幾度もの戦闘を経て、黄泉路の縁にまで足を踏み入れた彼女がこうして生きていられるのは、ひとえに彼女が出会った大切な仲間たちのおかげだった。
 これが一体どれほどの幸運か。♀WIZは、それを痛いほどよく知っている。

 悪ケミもそうだ。
 意識不明だった♀WIZを背負い、安全な場所まで避難してくれた上に、出来得る限りの最高の処置を施してくれた。

 けれど、だからこそ。
「…納得、しかねます…!」

 悪ケミと♀WIZの間には、一枚のテーブルクロスが広がっている。
 子供の落書きにしては味気ない印象を受ける、黒一色の文字模様―最初は端から書き連ねられていった彼女らの『落書き』は、縦に横にと向きを変え、無地だった生地をすっかり埋め尽くすほどだった。

 その『落書き』の一つ。余地を無くした布地が避けられ、皺の波に飲まれてゆく中で、今まさに手を加えられている余白地。
 そこには、縦2×横4マスの方眼線と、数字とアルファベット。そして幾つかの箇条書きが添えられていた。
 縦のマスには『05』と『06』。
 横のマスには左から『A』『B』『C』『D』。
 そして、強調するようにぐるりと円で囲まれた『D-5』と『A-6』のポイント。
 黒く塗り潰された『A-5』『C-6』。
 ―それらは地図の抜き出し。彼女たちの現在地であるD-5区域と、本来♀WIZと♂シーフが調査に向かうはずだった、東端にあたる亀の『手』の区域。
 現時点で禁止区域となっている区域を黒で。

 そして。二本の線が交差する三ヶ所のポイント―大きな×印が押された『B-5』『C-5』『B-6』区域。

 カーテンの向こうから透ける日の光はまだ明るい。だが、じきに日は色を変え、島の全てをオレンジへと染め始めるだろう。
 もし、今この場所から。装置の在り処を探して行動を開始するとすれば?

 箇条書きは以下の五つ。
 1.一区画を抜けるには、短くても一時間善後の時間を要する。
 (全力失踪を三区画もはお互いに無理)
 2.=目標達成まで、探索次官も入れて四時間は見ておくべき。
 3.次の丁字包装で禁止区域が追加された時、A-6に居たとすれば、×印のどれか一つでも師弟がくれば以降の坑道が詰む。
 4.そんな危険な場所に向かうメリットが私たちにはない(GM支店)。

 今後の動向を考えれば、四つ目の文章も決して無視は出来ない意見だった。
 無論制御装置の探索は、BR法の進行に抗う彼女たちにとって必須事項だ。けれど、それをGMたちに気取られる可能性は極力避けるべきで。
 …今はまだ時間がある。しかし、移動する内にも時間は刻一刻と過ぎていく。
 わざわざ手詰まりの袋小路に向かうという不自然な行動で、GMの関心を引くリスクは避けるべきなのだ。

 だからこそ、前回の放送の直後に、♀WIZと仲間たちは別れた。気取られぬよう、迅速に装置の在り処を探るために。
 時間が有限であるということを、どうしてもっと強く認識しなかったのか…!

「こーら。そこは黙って『信じます』って言いなさい」
 呆れた表情と声をもらして♀WIZを小突く。
 ほとんど仕草だけで、額に触れた悪ケミの拳。それが、一層強く彼女の気遣いを伝えてくるようで。

 だからこそ、必死で食い下がろうとする♀WIZを、その口が開かれる前に人差し指を突きつけて黙らせた。

 そして、
「私だってあなたを信じてやるんだから。
 大人しく休んで、とっとと元気になってちょうだい」
 悪戯を企む子供のような、無邪気な笑顔を見せてやった。

 箇条書きの最後の文章は、上述の問題点に対する悪ケミの解答で締められていた。

 ⇒解決策。
 ・地図をあなたに預ける。
 人っ走り行って帰ってくるから、その間十分に休むこと。


 GMたちには、彼女らの口論は『失った体力回復のために休息を取るべき』という悪ケミと、『引き返して仲間と合流するべき』という♀WIZの主張のぶつかり合いとして解釈されたはずだ。

 そうなるよう、ぎりぎりのところで言葉を選んだ。
 そして今―この民家に、悪ケミの姿はない。
 残された彼女の地図を握る指先に、歯痒さから強い力がこもる。

(本当に―)
 キツく瞼を閉じ、彼女の記した言葉を振り返る。

 本当に、彼女には驚かされた。
 首輪に関する推測、その仕組み。盗聴と生死判定。
 複数の制御装置の存在と、内一つの在り処。地図のカラクリに―首輪の爆破を回避し得る具体案。
 GMらが制御装置の効果を免れるためのアイテムを所持する可能性と、それの奪取計画。

 ほとんどゼロの状態から、彼女はそれらのすべてに辿り着いていた。リスクは伴えど、挑戦心を失くさない賞賛に足る脱出計画。

 比べて、私はどうだ?
 工務大臣の口から情報を得、悪夢の『私』から記憶の断片を垣間見ていながら。
 それを活かすこともできずに、こうしてここでじっとしているだけだなんて。

(―私は、助けられてばかりね)
 彼女にも、彼らにも。

 瞼を開く。眼に映るのは、悪ケミの居場所をGMに報せる地図。彼女はここにいないが、赤い光は位置を変えることはない。
 そして、この光がある限り、悪ケミの首輪も起動している―BAN執行はされていないということだ。

 GMにとって、この地図が悪ケミの居場所を報せる装置なら、♀WIZにとっては、悪ケミの命を報せる装置だ。

 今の彼女は、迂闊な発言はもちろん、ろくに戦闘も取れない状態にある。
 地図を握る片側の指を離し、自身の肩をさする。

「…おやすみなさい。悪ケミさん」
 今、ここにないクローキングマフラーが、せめて彼女を守ってくれますように。

<♀WIZ>
現在地:D-5(D-6寄り)
所持品:未挿sロザリオ
    ウィザードスタッフ DCカタール +7THグラディウス 多目の食料
容 姿:WIZデフォの銀髪
備 考:LV99のAGIWIZ GMに復讐 年の事は聞かないでね?
状 態:容態安定 ただし全身に傷跡が残る HP/SP中回復
    後頭部の負傷は処置済。悪ケミの地図を預かり、民家内にて待機。

<悪ケミ>
現在地:D-5(C-5寄り)
所持品:クローキングマフラー グラディウス バフォ帽 サングラス 黄ハーブティ 食料二食
容 姿:ケミデフォ、目の色は赤
備 考:サバイバル・危険物に特化した頭脳、子バフォに脱出を誓う、首輪と地図と禁止区域の関係を知る
したぼく:グラサンモンク
参考スレッド:悪ケミハウスで4箱目
状 態:♀WIZに地図を預け、単身A-6を目指す。東部制御装置狙い。

15 名前:14 投稿日:2012/03/04(日) 11:57:25 ID:iOvhlWSs
♂シーフの訃報を♀WIZから聞いたろうなってことで、悪ケミ備考欄から「スティールを使えるシーフを探す」を削りました。


首輪爆砕後の地図情報ってリセットされんのかね?
起動スイッチ消滅=電源オフで現在地/禁止区域の赤黒が消えるイメージで書いたけども。

16 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/04(日) 19:35:16 ID:dCpu17OU
おぉぅ、いつの間にやら進んでる
お疲れ様〜

悪ケミがシーフ探してたのってさ
GMが所持しているであろう能力制限解除アイテムを盗む為だよね
確か♀WIZがGM森の持ってた刀身を所持してるはずだから、半分は目的達成されてるはず
実際その刀身が当たりなのか否かは後の書き手さんにお任せって感じなのかねぇ

地図情報に関しては、264.ハプニングで♀WIZと♂シーフが落下した際、地図は白紙で現在位置も表示されて無い
だから死亡等で首輪からの信号が受信できない場合、所持者の地図は白紙になるんじゃないかな?

17 名前:14 投稿日:2012/03/04(日) 22:15:42 ID:iOvhlWSs
>>16
めちゃ早いレスあざます!

そうか、♀WIZは一回地図の白紙化体験してたかー…抜けてた。orz
「参加者視点」と「主催者視点」の両方から今回の舞台を見られるっていう特性を♀WIZに自覚させてみようかとこっそり狙ったものの、それなくても大丈夫そうね。難しいのう。(´・ω・)

18 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/05(月) 19:33:01 ID:5XwsiOuQ
番外ネタは前スレに投下した方が良さげ?

長期スパン空けてのぞきに帰って来られる住人さんもおるだろうし、埋め立てんの若干怖いけどもさ。

19 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/07(水) 20:13:53 ID:t2Ed3KlA
>>18
ぁ〜、ちょっと悩ましいね・・・
WIKIのTOPにリンク張れればそれもありかなぁとは思ったんだけど
管理者じゃないと駄目だった orz
今の所は本編番外関係無くこっちで良いんじゃないかな
新スレのアドレス埋まっちゃうと色々と面倒になりそうだし

20 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/08(木) 00:12:41 ID:K7kt7cdA
了解。んでは番外投下します。
お眼汚し失礼。


番外編 あの世だよ全員集合3

「てっめえ♀WIZの膝枕だとぉ!?
 いい度胸だおら食らえ愛のスキンシップ過多ぁあ!!」
「いやあああああ!!
 やめてくださいよちょっともう少しくらい感傷にひたらせてくださいってええ!!」
「あぁ!? 感触を楽しませろぉ!?
 そりゃあ俺のセリフだド畜生ぉおおおおお!!」
「誤解!! 聞き間違いってかまだ死ヌ゛ッ…!!」
「うるせえ黙れ!! じゃなけりゃ念仏でも唱えてやがれこのバカシーフ!!」
「それこそこっちのセリフじゃないですかっ!?」


「やれやれ。まったくどちらも賑やかなことで」
「煩い変態」
「おや。これは手厳しい。
 貴女の連れの方も、随分と大きな声を上げているようですしねえ。…羨ましい」
「だったら抱きしめてもらってきたら?」
「抱きしめたいんですよ。いや、抱きつきたい、の方が適切ですか…」
「聖職者にしては不適切な発言だこと」
「今、私は久し振りに男として発言していますので。目をつむってください」
 くつくつと肩を揺らして笑う淫徒プリ(キャストオフ)と、ふてぶてしい態度で腕を組む♀ケミ。
 彼女らの後方では、♂プリーストと♂シーフの暑苦しい抱擁が。
 そして、前方でもまた、熱い抱擁を交わすチームがぎゃいぎゃいと騒ぎ立てていた。


「ぼず! ぼず!!
 おで、おで、会いたかったんだな!!」
「ああもう泣くんじゃないよ! しょうがない奴だねえ!
 そんなくっつかれたんじゃアタイが身動き取れないだろ!?」
 自分より大きな巨体に抱え込まれながら、慣れた様子でその額をぼかりと叩く。
「アデッ! ううー…ぼずだあー…」
 渋々と体を離し、叩かれたおでこをさする♂スパノビ。
 涙を浮かべたまま、へにゃりと嬉しそうに笑う彼を見上げ、♀BSはもう一つため息を吐いた。

「ったく。分かったから泣き止みな?
 でないとさ―ちゃんと褒めてやれないじゃないか」
 ぽん。
 目を丸くする♂スパノビの頭に、今度は軽く手を乗せる。
 背を屈め、ボスの顔をたくさん近くに見ようと身を縮ませていたから、ようやく届けられたボスからの激励。
 ニカリと、満面の笑みを浮かべ、
「頑張ったじゃないか!
 さすがはアタイの子分だ!!」

 たっぷりの沈黙。そして、唐突に。
 くしゃりと♂スパノビの顔が歪む。
「ぼ…ぼずぅうううううっ!!」
「ぐほォッ!?」


「―あーもう。見ちゃいらんないわ」
 ついに額を押さえ、呆れた様で頭を振るう女と、
「微笑ましいじゃありませんか」
 そんな彼女の隣で、にこにこと機嫌良く笑う男が一人。

 思えば出会いの最初から、腹芸を交えてきた好敵手同士だ。
 どうせ舞台から下りてしまったのなら。
「せっかくです。舞台裏でくらい、楽しく過ごしておきませんか?」
「暢気な奴」
 ハッと鼻で笑う。

 そんなリアクションが楽しくて、淫徒プリもまた笑みを落とす。
 これが彼女の素だというなら、それもまた一興。
 神の御許へとっとと渡ってしまうより、棘を纏う美女と語らう方がよほど私らしい。

「何より、こんな見事な太股を育て上げた女性です。そこらの神よりよほど素晴らしい」
「…あんた、女装趣味だけじゃなくてソッチも変態なの?」
「おっと失礼。声に出していましたか。
 …嫌だなー。そんな逃げないでくださいよ。傷ついてしまいます」

21 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/08(木) 00:18:58 ID:K7kt7cdA
♂プリと♂シーフには最初しんみり語りあってもらおうと思った。
どうしてもこうなった。

改めて、E-6エリア奮戦脱落者組に。お疲れ様でした!

22 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/17(土) 10:48:24 ID:pwSyA2Pc
話が動き出していてうれしいです。
続きを楽しみにしてます^^

23 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/31(土) 01:18:10 ID:sB4yvjkI
305.甘い薬草(三日目・昼)


 今さらの話になるが。
 BR法という大会が執行されるこの舞台では、志しを同じくする者たちが、一丸となりこの島を訪れる―という訳では決してなく。
 皆が皆、バラバラの思想を持って召喚された、無作為の選抜者である。

 それは国法に背いた違反者への通達であり。
 それは反政府組織に組した者に下された刑罰であり。
 あるいは、それは所属ギルド長の選定による人柱であり。
 あるいは、それはまさしく選抜者当人の志願であり。

 彼もまた、五十の選抜者の内、志願である者の中の一人だった。
 ほとんどの選抜者が、開幕の合図を否応なく突然に受け入れなくてはならない状況に迫られたのに対し、彼らの行動方針は、開幕のはるか以前より定まったものだった。

 一人は、己が快楽の欲求を満たすために。
 二人は、最愛の人を奪われたが故に。一方は顔も知らぬ神に、一方はGMと謳われる者に復讐するために。
 そして、一人―彼は。

 冒険者として。世界を旅するずっと昔から。
 それこそ生まれた時から共に過ごしてきた片割れ―最大のライバルであり、パートナーであり、兄弟であった男と、もう一度会うために。
 この島に足を踏み入れた。


 かつて隣を歩いていた存在。
 きっとお互いに、最も近くにあると思っていた片割れと合いまみえるだけのことが、今となっては遥かに遠い。
 同じ舞台の上に立つとしても、兄と弟の立ち位置は天と地ほどに差があるのだ。

 だからこそ、彼は事前の行動を怠らなかった。
 風の噂を表に聞き、事実起こった立証を裏に取り。知り得る限りの情報を頭に叩き込んだ。

 BR法。
 動員令違反者取締法。各職男女プラス余名、計五十名が執行対象。
 ―選抜は違反者に限らず。各ギルド長の任意による。

 執行の舞台は、ポータルの届かぬ遠き離島。詳細位置は不明。
 ―船による器具の運搬。護送船はイズルードより出航。

 月に一度の開催。執行期限は四日間。
 期限終了までに最後の一人として生き残った場合に限り、選抜者は優勝者として生還を許可される。
 ―優勝者は只一人、現女王イゾルデとの謁見の資格を賜ることになる。

 狙うならば、そこだ。

 兄が、どうして、何のために?
 ―全ては只一人の女性への愛故に。知っている。知っていた。

 悲哀が狂気と化すほどに。惨劇をすら狂喜と化すほどに。
 深く狂おしい情愛を胸に抱いたまま、彼女は兄の手を取ったのだろう。―兄は彼女の手を取ったのだろう。

 兄は、決して彼女の手を拒まない。

 優勝者として、謁見の機会を得る。兄と、兄の―そして、かつての自分の想い人と再び言葉を交わす最大のチャンス。
 だが、それは彼らと同じ狂気に身を浸す事と同じだ。
 叶わぬ望みのために、犠牲を強いる真似を冒してはならないのだ。他者にも、まして自己にも。

 …きっと彼らは、それすら忘れてしまっている。
 だからこそ、同じ道を歩むわけにはいかなかった。

 ならばどうするか?
 その手段を―彼は、既に講じていた。上陸する以前より。


***


 ふわり、ゆらりと宙を漂う。
 真っ直ぐ立っているはずなのに、足元がおぼつかないような不思議な感覚。

 そもそも、視界が晴れない。濃い霧の中のような、いっそ分厚い雲の中にでもいるかのような、一面白の空間。
 …というより。
「ここは、一体…?」
 零れた無意識の言葉。耳に届いて、意識そのものがぼんやりとしているのだとようやく気付いた。

 瞬間。
(あら? あの魔術師の方ではないのですか)
「きゃ!?」
 どこからか聞こえてきた女性の声に、驚いて身を竦ませる。

 きょろきょろと辺りを見回すが、どこまでも続く白いモヤがあるばかり。
 人の気配一つ感じられない。
 だというのに。

(まぁ、いいでしょう。
 どういった顔をされてここを訪れるのか、少し楽しみにしていたのですけれど…本当に、詰めの甘い方のようですね)
 女性の声は変わらずに、どこか遠いところの出来事を傍観するような―良く言えば落ち着いた、悪く言えば呑気な―調子で言葉を紡ぐ。
「あ、あの…一体、貴女は…?」

(今ここで名乗ったとして、あなたが覚えていられるかは分かりませんが…そうですね。
 あなたが、勇気とその力を試されるに値する冒険者であるのならば、いずれ出会うかもしれない者、とだけ言っておきましょうか)

 勿体ぶった言い方をされ、「はぁ…」と曖昧な生返事を零す。
 いまいち要領を得ない。見えない女性の存在も、肉体の五感の鈍いこの空間も。
 そもそも、私は何故ここにいる? 今まで―何処で、何をしていた?

(さ、もう帰りなさい。
 その羽はもう彼にお渡ししたもの。彼がそれをあなたに渡したのなら、それはもうあなたのものなのですから)
「え?」
 言われて初めて、自分の手の中にある『何か』に気付く。

 それは、夜の闇色をした一枚の鳥の羽。
 見覚えのないそれの手触りと、形を視界に認識した途端。ふつりと全ての感覚が遠退いた。


***


 最初に彼女の意識を呼び覚ましたのは、大きな手の感覚だった。

 彼女の首筋を、押さえるように添う力強い指先。
 閉じた瞼の向こうで、誰とも知れぬその手の感覚を―何故だか、怖いとは思わなかった。

 あたたかな手。そう思った。

 覚醒して数秒と経たぬ間に、離れていった指の温度を追うように、ゆっくりと眼を開く。
(Shi―)
 目覚めたばかりで、おぼつかない視界。
 それでも、すぐに彼だと分かる特徴的な頭に、思わず少しだけ笑ってしまう。

 人差し指を口の前に当て、静かにするよう伝えているのだろう彼に、声の変わりにそのまま笑顔を向けて、心の中でつぶやいた。
(おはようございます。♂モンクさん)


 ―兄に言わせれば、この甘さが私の弱点なのでしょうけどね。
 アフロ頭越しに♀騎士の上で輝く日の位置が、ほんの少しだけ頂点に近い位置にあった暫く前。

 ♀騎士の全身を覆うフロストダイバーによる氷壁が、音もなく消失したのを見届けて、♂セージは息を吐いた。
 呆れ混じり、苦笑混じりのため息。
 これは一種の賭けだ。分はあれど、確証はない以上。

 この大会が国法によるものであり、蘇生を許さない国の本気を考えれば、何をしているのかは大よその予想がつく。
 神話として伝えられる伝説の品。前国王トリスタンV世が揮いし、爪角の欠片。

 巨人ユミルの爪角。
 生者と死者を峻別するという力。

 しかし。その峻別の力故に。
 爪角の欠片の影響が、絶対に及ばない地が世界には存在する。

 そこは死者の住まう土地。
 大樹イグドラシルの向こう。死した者の領域であるその地においてのみ、爪角の力は通れず、通さずの不可侵となる。―触れる者の蘇生を断じ、死者を弾く性質故に。

 そして、彼の地には一人の魔女が暮らしている。
 彼女の助力。それが、♂セージが講じた手段の一つだった。

 聖職者が施す神の御業(リザレクション)ではなく。
 イグドラシルの葉でもない蘇生手段。

 ローブの装飾に潜ませて持ち込んだ、一枚のカラスの羽。
 天寿を残した者を、死者の街から帰すという魔女の品。

 多くは望めないと考えていた協力者。にも関わらず、幸運にも巡り合えた仲間たちにさえ打ち明けずにいたそれを、彼はついに誰にも告げることなく手放した。
 ♀騎士に握らせた漆黒の羽が、氷壁と共に何処かへと消え失せたのを確認した後、♂セージは立ち上がった。


<♀騎士>
現在地:E-6
所持品:S1シールド、ツルギ
外 見:csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備 考:殺人に強い忌避感とPTSDを持つが、大分心を強く持てるようになる。刀剣類に抵抗感 笑えるように
状 態:凍結による仮死状態から復活。HP赤→徐々に回復傾向。首輪機能停止。

<♂モンク>
現在地:E-6
所持品:島の秘密を書いた聖書と口紅
外 見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備 考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷
状 態:首輪機能停止。

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 ♂モンクを殺害?
    島の秘密を書いた聖書と口紅は紛失したわけではない(♂モンクに譲渡の可能性アリ)


<残り8名+1匹+2名>

24 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/04/02(月) 23:19:34 ID:H8LeErwc
うお何気なく覗いてみたら話が進んでるじゃないか
1stやってた当時は自分も書き手だったっけなあ懐かしい

25 名前:23 投稿日:2012/04/03(火) 20:18:59 ID:ltH4UahE
過去ログ見直しに行ったら矛盾発生してしまったので、備考欄修正でお願いします。

×状態:首輪機能停止 → ○状態:首輪解除?(♀騎士・♂モンク両名)

死亡判定が下りても機能停止はしないの忘れてまし た 。


首輪外しの正規手順が分からんとです…。
だいぶごり押しで♀騎士の蘇生(ってか♂セージのほぼ単独離脱法)捏造したけど、
これどこまで自己解釈で突っ走っていいもんでしょうかね…?
や! ストップ入れば即ブレーキかけますが! 完全ボツも大幅修正もご意見頂ければむしろ大喜びですが!

1stの後半から途中参戦。の、【読み手枠】でございます。
…助けて先輩ー!! 書き手様あー!!

26 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/04/26(木) 02:25:15 ID:NhSvkTuk
306.Foolish or Fool(三日目・昼)

 虚脱感の中、目を覚ます♂モンク。
 最初にその目に映ったのは。
「やあ、どうも。おはようございます」
 暢気な声と笑顔でもって、彼を見下ろして片手を上げてみせる魔術師の男だった。

「…Who?」
「フール? 起き抜けにしては随分と辛辣ですねえ。
 まあ、治癒の施行もなく起きていただいている以上、文句など言えた状況ではありませんが…」
 馬鹿(フール)呼ばわりされたと思い、しょぼんと分かりやすく肩を落とす♂セージ。

 言われた通り、覚醒したばかりで思考のまとまらない頭をはっきりさせようと目を瞬く。
 が、それがかえって眩暈を引き起こし、文字通り白黒と世界が明滅するような感覚に襲われて上体がふらりとよろめいた。
「おおっと」
 慌てて肩に手を置き、♂モンクの身体を支える♂セージ。
 呻き声を喉の奥に抑え込みながら、手応えのありすぎる頭部を押さえて二、三度かぶりを振るう。

 ♂モンクは今、周囲を草木に囲まれた森の中にいた。
 木漏れ日落とす木々の葉音と、腰を落とした木の根の股。どうやら自分は、立派な木々の中の一本に背をもたせかけ腰掛けた状態でいるらしい。

 手放しそうになる意識を無理矢理に叩き起こす。
 全身にまとわりつく鈍い痛みと疲労感。
 ―それに続いて、フラッシュバックする映像。

 

 紫煙の如き怒涛の雷光。その向こうに一層鮮やかに明滅した、紫と赤の光芒。
 逆再生される記憶。己の拳が放った一撃、貫いた肉体。

 惨劇の前夜。拳を合わせた狩人の青年。
 こんなクソったれた島で、どんな御伽噺にも負けやしないとびっきりの告白をかましてくれた。

 さらに映像が巻き戻る。
 物語の王子とお姫様、そして悪い女王様の下へと駆け出す直前。

 彼が地を蹴る刹那に。視線を走らせた先で。

 己と同様、されど己より僅かに。確かに早く。
 卵から孵ったばかりの女王の眷族と対峙する騎士の男に加勢すべく、迷い無く駆けるもう一人の騎士。

 見慣れた桃色の背を見た。

 

「―Shit! Fool is me!!」
「は?」
 突然大声を上げる♂モンクに、面食らう♂セージ。

 交戦していたミストレスの動向とパーティのその後。
 怒涛の勢いでまくし立て、それらの質問を投げる♂モンクだったが、
「…えーと」
 さしもの♂セージであれ、♂モンクのラッパー語についていけず頭を抱える破目となった。

 ―しかし、事を急いでいるのは♂セージも同じ。
 でなければ、ろくに手当てもしていない彼を起こすような真似などするはずもなかった。

「あのですね。
 真に申し上げにくいのですが、一旦こちらの話の方から先にうかがっていただくというわけには…」
「言葉・ココロ・伝わる・♀騎士! マイヴァルキュリア! ソウ・オール!」
「あーもう、すみません! 少し私に喋らせていただけませんかね!?」
 ついに痺れを切らし、大きな声で怒鳴り返す。
 解読不能ではあったが、それなりに努力はしてしまったために疲労した頭を人差し指で押さえ、ぜーはーと息を整える。

「…残念ながら、そちらの事情はさっぱりわかりませんが。
 私ともう一人の仲間が、気絶していらっしゃった貴方と女性の騎士の方をこちらのパーティの支援職の方に診ていただく目的で保護させていただきました。
 ですが運搬の途中、狂化したものと思われる他の人間と遭遇してしまいまして。安全確保のため、もう一人の仲間が迎撃に向かいました。
 そのためにお二人ともを運ぶことが出来なくなってしまい、私が貴方一人を背負いここまで運んできた、というところで今の状況という形になります」

 最小限、且つ無用な誤解を招く言い方を極力避けた文章ですらりと伝える。

「ここまではよろしいでしょうか?」
「イエス。オー・ノウ!」
「はい?」
 大人しく(?)話に耳を傾けてもらえたのかと思えば、真剣な面持ちとはまるで違う言葉が飛び出してくる。…アフロ頭には相応しい口調なのかもしれないが。

 ともかく、♂モンクは顎に当てていた手を外し、びしりと♀セージに指を突きつけた。
「言った・支援・必要・俺たち。それってつまり怪我人・♀騎士。
 ―ソウ・バッド。本末転倒・イッツマイハート・イッツ♀騎士」
 ふざけた口調ではあるが、何故か迫力を感じる低い声音で言う。

「アンタは趣味か・男のエスコート。ノンノン・俺は・違うぜ趣味!
 今すぐUターン・正解アンサー・は・レディーのエスコート。アンタがノー・なら・俺がUターン」

 ♂セージに突きつけた右手の先を鉄砲の形に変えて、♂セージと♂モンクの間で捻るようにくるりと回転させる。
 その言葉と仕草から伝わるもの。

「…貴方を置いて、彼女を連れて行け、と?」
「Cool」
 ♂セージの解釈に、こっくりと大きく頷く。

 それを受けて、今度は♂セージが顎に手を添え思案を始める。
 数秒の沈黙が落ち―そして、♂セージが動いた。

 左手の人差し指を口に当て。
 右手で荷物の中から、一冊の聖書を取り出す。

 眉を潜める♂モンクに、ページを開いてその聖書を差し出した。
 そこには掠れたルージュの文字で、【ジョーカー達に盗み聞きされています】と記されていた。

27 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/04/26(木) 02:27:42 ID:NhSvkTuk
 驚いて息を飲み、♂セージを見返す♂モンク。
 それを待ち構えていたように、指を口先から離して比較的草の少ない地面を指してみせた。
 右手の聖書を下ろし、手ごろな小石をつかんで土をかいて文字をつづる。

 【ここから先、口頭のセリフはすべてフェイクです】
 【『こちら』が本当のお話です】

 そして、つづられては消されを繰り返す、♂セージの数行のレポートが開始された。

 まず、♂セージは複数人のパーティを結成しており、彼らはGMと争う姿勢で行動をしているということ。
 次に、そのための協力者として♂モンクにも力を貸して欲しいという要望。
 首輪や能力制限に関するからくりと詳細、こちらの行動指針はおおむねその聖書に記してあるということ。

 それから、♀騎士について。
 ♀騎士の負傷は、傷口の経過具合から判断して、♂モンクよりは自然回復の余地があると思われる程度であったこと。
 ―故に、死亡判定をもぎ取る博打を、彼女で実行に移したこと。

 【ですので、彼女のところへは貴方が引き返してください】

 【首輪は既に外してあります。
 蘇生に成功していた場合、脈拍を再感知されては意味がありませんので】

 【死亡判定が下りて以降も、首輪の機能は死んではいません。
 首輪は同エリアのどこかに埋めるなりして隠蔽を。念のため、再結合した状態で埋めてください。盗聴にくれぐれも注意して】

 【もしも】
 【♀騎士さんの蘇生に失敗していた場合。私を煮るも焼くもご随意に。甘んじて受けます】

 そこまでを書き終えて、小石から手を放す♂セージ。
 代わりに♂モンクの手がその石を拾う。

 失敗した場合の行を一蹴し、そこに新しく文字を刻む。
 【何であの子に切り札を使った?】

 協力するか否か―それ以前に、交流の全く無い、下手をすればマーダーかもしれない人間に。

 ♂モンクの他人を量るような眼に、その言わんとするところを察して…そうきましたか、と声には出さすひとりごちる。
 最悪、勝手に危険な賭けに付き合わせたと責めを負う想定でいたのだが、そうは問屋が卸さなかったらしい。

 同時に、どこかでそれを期待していたらしい自分に気付き、うっかり苦笑いさえこぼれそうになる。

 

 『彼ら』の暴挙を止めに来たはずの自分が、『誰か』に諌められることを期待するなどと。
 …まったく、まだまだ自分には覚悟が足りないようだ。

 

 にっこりと笑顔を一つ。
 説明しますよ、と言うように手の平を差し出す。
 そんな飄々とした雰囲気を取り戻した♂セージに、♂モンクは胡散臭い奴だと言わんばかりの半眼の眼差しで石を手渡した。

 【今私の所属するパーティは、二つの異なるチームが合流して間もないニワカ仕込みの状態でして。
 元々仲間のパーティはともかく、成り行きで遭遇したチームが一体どういった方々なのか、お互いに値踏みをしなくてはいけない状態でもあるわけです。
 なので、こちらが当初に計画していた行動に支障が出ます】

 合流地点から聞こえた悲鳴に関してはあえて伏せた。
 時間を急く大きな理由ではあるが、説明のしようもない以上、話せばかえって時間を食いかねない。

 この合流が吉と出ようが凶と出ようが、どちらにしろ、若干ないしの戦略変更は必要だろう。
 【ですので、貴方がたお二人に代理をお願いしたいのです。
 私たちの変わりに、調べてほしい場所があります。そこへ向かっていただきたい】

 そして。
 【さて、先ほどの質問ですが】
 【貴方がたに私を信用していただくには、一番手っ取り早い方法かと思いましたので】

 彼ら二人がパーティである可能性は高いと踏んだ上で。
 お仲間の首輪を解除し、恩を売る形で取り入ろうというわかり易い打算が一つ。

 それから。
 【それに。
 今週の私は、どうやら女性運に恵まれているようですので。彼女が善人である方に賭けたんですよ】

 

「女性運…ですか?」
「Cool」
 肯定の言葉。ではあるが、表情は憮然とした色がありありと浮かんでいた。

 今は♀騎士が倒れていた場所からも離れ、辺りの気配に注意を払いつつ茂みを利用してただただ歩く。
 助言通り、彼女の外れた首輪は手ごろな場所に埋めた。誤作動でも起こして爆発しない限りは、第三者が発見することはほぼ不可能だろう。
「思う・ナイナイ。Here・は・女王の箱庭・ある訳ナイよ・女運」
「あはは…それもそうですよね…」
 乾いた笑みをこぼし、困ったような顔で相槌を打つ♀騎士。

 彼女としては、件の賢者は聞く限り、首輪の呪縛を解いてくれた間違うべくもない恩人なのだが…。
「あ」
「What?」
 ぴたり、と足を止めた♀騎士につられ、♂モンクもまた足を止める。

「い、いえ。大した問題ではないと思うんですけれど…。
 もしかしたら、その人に♂モンクさんの『ソレ』を相談したら、何か知恵を貸してもらえたんじゃないかな、と…」
「…A゛」

 

<♀騎士>
現在地:E-6→南か東の半島を目指す
所持品:S1シールド、ツルギ
外 見:csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備 考:殺人に強い忌避感とPTSDを持つが、大分心を強く持てるようになる。刀剣類に抵抗感 笑えるように
状 態:凍結による仮死状態から復活。HP赤→徐々に回復傾向。首輪解除済。

<♂モンク>
現在地:E-6→南か東の半島を目指す
所持品:島の秘密を書いた聖書と口紅
外 見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備 考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷
状 態:首輪解除済。ラッパー脱却のチャンスを逃し、やや凹み中。

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 島の秘密を書いた聖書と口紅を♂モンクに譲渡
    (この後、グラサンモンクと合流)

28 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/04/29(日) 23:42:58 ID:.JPyVIKI
生存者の現在地・時間帯と行動方針なんかまとめてみる。


まず、管理者側から見た生存者八人。

・♀WIZ&悪ケミ
 E-6エリアから離脱した、モンスター連合とのバトル撤退組・西サイド。

 三日目・夕方直前。
 D-5南寄りの民家にてお互いの情報交換。

 第五回定時放送時の追加禁止区域を警戒し、悪ケミが地図を預け単独で西の半島を目指す。制御装置の探索が目的。
 ♀WIZは悪ケミの地図を預かり民家にて待機。体力回復中?

・♀マジ&♀アコ
 E-6エリアから離脱した、モンスター連合とのバトル撤退組・東サイド。

 三日目・昼。
 H-6東寄りのエリアを移動中。悪ケミの言っていた「気になる『灯台』」を調べるため、東端エリアJ-6を目指す。
 女子トークなう。

 「パピヨンの『蝶の羽』を使えば帰れるかも!?」
 「その発想はなかった!」

・♂騎士/♂セージ&グラサンモンク
 E-6エリア残留組。
 形容しがたい。以上。…駄目か。orz

 三日目・昼。
 絶賛バットタイミング遭遇中。

・♀商人。
 E-6エリア残留組?

 三日目・昼。
 ♂騎士の異常を把握。方針を固めて行動中。


で、首輪ナシのイレギュラー一匹。

・パピヨン
 E-6エリアでのバトルにおける、モンスター連合生き残り。

 三日目・昼。
 ♂騎士と交戦後、テレポートで逃走。現在地不明。


最後に、管理者側が把握していない生存者二人。

・♂モンク&♀騎士
 E-6エリアにて首輪解除済。棚からボタモチーム。

 三日目・昼。
 ♂セージから制御装置の探索を請け負う。南か東の半島を目指して移動中。


これで残り人数の内訳になってる、はず。
管理者側は、GMジョーカーとGM橘、不特定の劣化GMないし兵士ってところでおk?

29 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/21(水) 22:48:43 ID:UM/.t.sQ
ノ 挙手ってみるテスト。

過去スレ見返してしんみりしてしまった。
座談会とか超懐かしいわww

また完走したらいいと心から思っている。

30 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/21(水) 22:52:08 ID:sOArnV0Y
ROはやってないけどこのスレは見てます

31 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/22(木) 11:51:04 ID:YSBI0CVk
5年振りに急に思い出して読み直したけどやっぱり名作ですね
今回の完走を楽しみにしてます

32 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/24(土) 00:56:34 ID:7l3Hlo8U
覚えている内に首輪情報まとめてみようとしたものの、上手くまとめられんよー頭痛が痛い。
ほとんど抜粋&勝手気ままに改行、変更箇所多々で作者氏方々にはまことに申し訳なく…何卒ご容赦願いたし。

 
■首輪情報まとめ-1■

首輪システムが登場したのが六冊目。

該当スレ考案者>>88氏より。
首輪システムは、常に通話状態の携帯電話という例え。

【首輪】が【携帯】
【リンク】が【通話】
【ジェムストーン】が【基地局】

この例えを基準に考えると、
【基地局(ジェムストーン)の破壊】→通話(リンク)切れ
【携帯(首輪)の破壊】→通話(リンク)切れ
【受信範囲外への移動(島外脱出)】→通話(リンク)切れ
により、三パターン全ての条件において首輪爆発。

ジェムストーンの破壊は、管理者側によるBAN執行。
首輪の破壊は、参加者側の強行首輪解除を抑制。
島外脱出も、参加者側の逃亡抑制。

これが工務大臣の首輪システムの仕組み。の、利点部分。

 
工務大臣が提唱したのは二つの呪い。
前述の【リンク切れ爆破】と、後述する【振動リンク】を首輪システムに起用したってだけの話。
これは、本編の『098 鍵の行方は』から。

◇◇◇

工務大臣
「振動リンクっていうのは、首輪(に予め備え付けられた【ジェムストーンA】)と
対応する【ジェムストーンB】が同じ振動をする仕掛けでね。
着用者の喉の振動…つまり声(盗聴機能)と脈拍(予備生死判定機能)を常に伝えている。

もちろん【ジェムストーンB】はGMって呼ばれるゲーム管理者が握っているから、
迂闊なことはしゃべっちゃいけないし、首輪を着けている限り死んだ振りもできない。

しかも爆発力は、首輪(に予め以下略【ジェムストーンA】)に封じられているわけだから、
単純にディスペルしようとするとそのエネルギー(爆発力)が解放されて、爆発したのと
同じ結果になる。

外すつもりならその順序とエネルギーの逃がし方を考える必要があるね」

◇◇◇

※ディスペルの説明。
 セージスキル。一定確率で対象にかけられているすべての魔法効果を解除。

 

ちなみに、位置確認とスキルの封印の仕組みも同話より明かされていますが割愛で。

ただし。
管理本部の大地図盤と、参加者側に各自配られた地図の常時通信。
これにより参加者の位置確認と、【禁止区域内での首輪爆破】を併用している。

この仕組みが仇となり、後の本編『133 ミッシング・マップ』にて参加者の禁止区域内生存。
延いては『213 異端』での参加者側独自による地図のカラクリ解析に繋がった。
ここだけ追記。

33 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/24(土) 00:58:12 ID:7l3Hlo8U
■首輪情報まとめ-2■

次に首輪システムに触れているのが、本編『143 政界せーふくの才能』より悪ケミ。

◇◇◇

忍者
「じゃあ、仮の話をしてみよう。
 もし君がこういう首輪を作ろうとしたら、君ならどういう首輪を作るんだい?」

ここから、
【生死の判定】に【ユミルの爪角】
【(首輪に仕組まれた)爆発物】は【ジェムストーンA】
【(首輪爆破のための)起爆トリガー】は【振動シンクシステムを用いたジェムストーンBの破壊】

一気に核心まで辿り着くという快挙を成す。
その上で、振動リンクシステムの欠点部分を挙げた。

悪ケミ(筆談)
「振動リンクシステムの欠点
→同期が外れたら、それまで蓄積したエネルギー量に関係なくジェムが砕けてしまうこと」

◇◇◇

ここから悪ケミは、蓄積エネルギーを取り除く手段(火力ゼロ化)での首輪解体を狙う形に。
提唱案は、モンクの気奪による【ジェムストーンA】の爆破エネルギー除去。

※ソウルバーンの説明。
 プロフェッサー(転生職)スキル。対象のSPを一定確率で0にする。

※気奪の説明。
 モンクスキル。具現化された気弾を吸収してSPを回復。

34 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/24(土) 00:59:33 ID:7l3Hlo8U
■首輪情報まとめ-3■

次に、本編『180 剣よりも強い物』より♂セージと♀WIZチーム。
♀WIZの証言のもと、工務大臣の組み立てたシステムの全容をほぼ把握。

◇◇◇

♂セージ(筆談)「首輪と(スキル制限)装置を止める方法は?」
♀WIZ(筆談)「不明です。が」

短く答えて図を描き始めた。
破裂寸前まで膨らんだ大小二個の風船を、ピンと張ったゴム紐で繋いだ糸電話のような絵。
大きな風船には【首輪】、小さな風船には【GM盗聴器】と説明書きが加えられた。

♀WIZ(筆談)「首輪の原理は単純です。どこを切っても破裂しますが空気を抜けば無力です」

◇◇◇

ここで♀WIZもまた、悪ケミと同じく爆破エネルギー除去による首輪解体を狙うものと推測。
ただ、こちらは具体案なし。

なお、このチームは首輪解除を後回しとし、ここからスキル制御の装置探索のための方針を決定。

35 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/24(土) 01:01:01 ID:7l3Hlo8U
■首輪情報まとめ-4■

次に、『NG話 Bug』より。
♀スパノビと♀ハンターチーム対♂ローグ戦。その結末。

◇◇◇

パチリと乾いた音が鳴って、♀スパノビの命を握っていた首輪が外れたのだ。
(中略)
♀スパノビの復活という奇跡が初期開発時点から見逃されていたものであるならば、
首輪が自動的に外れた事は改良を加える間に追加されたバグであった。

もともと、首輪は再生利用される計画であったのだが、第一回のバトルロワイアル終了後、
死体を回収する際に兵士の不手際から誤爆が多発し多くの怪我人を出した。

実働部隊からの突き上げを食らった工務大臣は、
【心拍が停止するとジェムストーン(B)とのリンクが自動的に切れる】ように改良し、さらには
【その魔力(首輪内蔵のジェムストーンAに蓄積された爆発力)を自動的に抹消】するようにしたのだ。

◇◇◇

つまり、【首輪着用者が死亡判定】で即【首輪機能停止】する仕組み。

 
次、本編『240 復活の魔術』より。

♂WIZの最期の探究。
ここで解読されたのは首輪情報ではなく、

【生死判定と蘇生阻止】に【ユミルの爪角】
この一点。

 
その後、本編『250 エウレカ』より。

【朝夕の放送】に【参加者の首輪】
→『声を伝えるシステム(【振動シンク】)』を応用しているのなら、【盗聴】と【放送】は同じ場所で行われているはず。

この推測にいたった♀スパノビの死の間際の行動。
第四回定時放送時、【GMの拠点】情報が残った参加者に伝達された。

36 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/24(土) 01:02:09 ID:7l3Hlo8U
■首輪情報まとめ-5■

次に、本編『260 分岐』より。
ここでは♂プリを除いた、♂セージと♀WIZチームの再合流後、再チーム分け時の方針について。

スキル制御装置の探索続行。
ただし、全設置箇所把握→【GMの拠点】判明により二箇所の把握で充分と判断。

◇◇◇

♀WIZ(筆談)「では私たちで一つ探します。見つけたらすぐ壊すべきかしら?」
♂セージ(筆談)「いえ。装置を破壊すればGMも黙っていないでしょう。反撃の準備を整えてからでないと危険です」
♀WIZ(筆談「首輪を外す方法とかですね?」

♂セージ(筆談)
「ええ。一案はありますが、周到な準備が必要な手段です。
今説明してアイデアを制限しても良くありませんし、長くなりますから聖書へ書いておきましょう」

◇◇◇

最新話で、この【聖書】所持者は♂モンク。
もしかして→♂セージによる首輪解体手段の記載あり?

37 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/24(土) 01:04:32 ID:7l3Hlo8U
■首輪情報まとめ-6■

次に、本編『268 2つの地下で』より。

GMジョーカーとGM橘の会話から、
参加者に本部の場所がばれてしまわないよう、【本拠地であるE-5では地図機能が働かない】こと。

そして、本部と同様の仕組みで【地図機能が働かない】場所がある可能性をGMジョーカーが提起。
(実際に、本編『264 ハプニング』より、♀WIZと♂シーフがD-6区域の廃屋から【謎の地下室】へ落下後、【地図が白紙化】している)
→ガンバンデインのスキル使用疑惑。

この後、ハイウィザード林が、GM橘に成り代わっていることが作中で語られた。

※ガンバンデインの説明。
 ハイウィザード(転生職)スキル。
 一部範囲に設置された全ての設置系魔法スキルを一定確率で取り消す。

 

首輪に関連しそうな情報は大体こんな感じ。
だと思う。
どっか漏れてる気もする。
ってゆーか抜けてると思う。

とりま置き逃げさせていただきます。
半日かけたおかげてあったまマジ遺体。補足や訂正点ありましたら是非オナシャス!

 
バトROワスレに幸あれ!

38 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/08/20(火) 14:00:31 ID:D5/CLZSI
第三回やるとしたらガンスリとか忍者とか(上位職有)も参加するのかな?

39 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/08/24(土) 23:58:06 ID:FE480Atg
実装されて随分経つし、アリだとは思う。
ただ、忍者上位職の朧さんはどうだろう? 勝手が掴めん的な意味でちと分からん。

転生職はバランス面からやっぱりアウトだろうかね。

40 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/11/04(火) 05:38:26 ID:NVzcD.pY
随分書き込みがないな・・・。
書き手の人が見てたら徐々にでも良いので進めて欲しい。

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