月夜花だけに(*´Д`)ハァハァ
[142:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/11/03(木) 03:47:12 ID:iSjxQ2H6)]
ロ)ウォルヤファとは一体何者か?
月夜花。言うまでも無く、FDに出没するMVPmobである。
種族は悪魔であり、多数の九尾狐達を従えている。
彼女は、かつては神様として信仰の対象であったが、現在は零落し、人々に災いを与える魔物として扱われている。
ヤファが出没する階層に出現するほかの魔物達は、ドケピ、ホロン、アーチャースケルトン、九尾狐、ソフィー、
天下大将軍、そして時間沸きのジェネラルスケルトンとドケピの上位種と思われるの(名前忘れた)、キャットナインテールである。
そして、その最下層は、二つの囲いで囲まれた、仏像を祭った荒寺である。
尚、フェイヨンダンジョンは、長く死体を葬る場所とされた為、ムナック、スケルトンなど数多くのアンデット達が生息している。
さて、我々に与えられた明確な出発点は以上である。
先ずは、この洞窟がかつては墓場であり、その場所に限定してヤファが出没している点に着目して考えを進めていく。
公式設定によると、フェイヨンに流行り病が流行した際、葬儀代が無い為に死体を遺棄した場所がFDであるという記述があるが、
その点では、幾つかこの洞窟の実情と異なる点が発見される。
つまり、何故、葬儀代にも事欠く窮状でありながら、FD2以降には、その様な人々が持ち得なかった物を持ったアンデット達がいるのだろう?
という点である。
事実、FD2のソルジャースケルトンやアーチャースケルトン達は、一般人の価値感覚からすればかなり高価な装備品を持っているし、
3Fのムナック、ボンゴン、4F以降のソヒーなどは、その様な窮状の人が到底手に入れれまい衣服に身をつつんでいる。
この点から導かれる結論としては、つまりFDは公式にある以前にも、
フェイヨンの共同公式墳墓、もしくは祭祀の場として用いられていたであろう、という事実である。
この衣服や装備の点からの差異から導かれる事実は他にも、
FD1=>公式にあるように、流行病に冒された人々が葬れない死体を遺棄した場
FD2=>推察に過ぎないが、それより奥地にある『公的墳墓』としてのFDの衛兵達として、戦士達を葬った場?
FD3=>恐らくは一番埋葬数が多かろう場所。正式な墓所として、様々な男女が葬られた。
出現するムナックやボンゴン達は、殊にまだ若い内に亡くなった恋人達の無念の形であろうか。
FD4=>ここからが、前述にある祭祀の場としてのFD。
様々な建築物の廃墟が見られる事から、特定の氏族、或いは宮司みたいな人々が一定の期間、
もしくは恒久的に祀神であるヤファの為に生活していたのであろう。
出現するソヒー達は、ウォルヤファの巫女、或いはムナック達とは時期的に異って埋葬された娘の亡霊か?
(時期が違う、と言うのは、ムナックのそれとソヒーの衣服に文化的相違が見られる為)
FD5=>完全にヤファを祀る為の宗教的施設であろう。
只、中央部分の大仏の存在は…今一、良く判らない。
どちらかと言えば、ヤファは神道の精霊信仰のそれであって、仏教のそれとは違う。
日本で言うところの神仏混合…つまり、ヤファに相当する功徳のある仏像が後代に置かれたのだろうか。
(最も、彼女からしてみれば良い遊び道具だったやもしれんけど)
さて、ここまでの考察によって、ヤファたんがとりあえずは、かつてのフェイヨンの祭神であった事は恐らく見出された。
それでは続いて彼女が何の目的を持って祀られていたのかを考える事にする。
この問題のヒントは、彼女と同じくFD5に出没するドケピである。
その角は、RO内部の記述に従えば、招き猫の様に金運のお守りであるらしい。
ドケピが、FD5を除いては他の場所に殆ど出没しない点を考えると、ヤファもまた、金運の如く豊穣の精霊であったのであろう。
そうだとすれば、かつては九尾狐達も、彼女の使いとして大変に敬われていたに違いあるまい。
そして又、彼女は死者達に死後の安息を約束する存在でもあったのかもしれない。
なぜならば、ムナック達や或いはソヒー達、生前に不幸だったと思われる者達も埋葬されている事実をかんがみれば、
彼女が豊穣、つまり人々を豊かにし、幸運を与えると考えられていた以上、生前不幸だった人物が、
彼女の膝元に葬られる事によって、せめて死後は幸福である事が出来るように、と人々が願ったとしても何の不思議も無いからである。
ウォルヤファは人々が彼女への信仰を忘れ、そして恩知らずにも彼女の祭祀の場に死体を投げ込み続けた事に立腹して
人々に害を与え始めた、と公式の設定にはある。
さて、この一面的な見解を離れ、前述した記述に基づいて思考を重ねる事にする。
前述した記述に従えば、所謂人々に依存した精霊であり実在する精霊である彼女は、自己自身の文化を持たない。
つまり、生物的に彼女がどのような存在なのかはともかくも、人に対して依存関係であった以上、
彼女にはフェイヨンの人々の彼女に対する信仰は正に生命線だったのである。
(例えば。非常に不憫な話であるけれど、彼女に対しての信仰が絶えた結果、当然奉納品なども絶たれ、
結果として日々の糊口を凌ぐ為に、FDの外に九尾狐が食料なんかを探しにいかねばならない、という事態を思い浮かべて頂きたい)
故に、彼女はフェイヨンの人々に対し、『災い』という形でもって、自分に関心を持たせるようにしているのではなかろうか。
つまり、ヤファたんは、貧乏っ子で人に対しては天邪鬼と言う事に…ゲフゲフ。
何となく、某貧乏アルケミと被る予感がありありと。
後、正確を期する描写をすると、余りにも彼女が不憫になってくるのでこの話題は、この程度で抑えておく事とする。
で、以下続きはまた来週〜
ノシ
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