>>198さん 「……む……? ここは――」  ピンク色のライトによって薄ぼんやりと照らされる室内。  そこで目を覚ましたエリスはベッドの上に全裸で寝かされていることに気づいた。同時に、起き上がれないということも。  命令を受けて騎士団に潜入し、参謀の私室から金庫の中身をチェックしようとしたまではよかったが、まさか睡眠効果のトラップが仕掛けられているとは思いもしなかった。  眠っている間に拘束されたのだろう。きているものはリボンを残して剥ぎ取られ、手足はXの字にベッドに固定されていた。  魔法やスキルを遮断する効果を持った拘束具である。ためしに手足をあがかせてみたが女の力では引きちぎれそうにない。。 「おお、目を覚ましたようじゃな」 「これはまた、なかなかにめんこい娘ではないか。でかしたではないか参謀殿」 「こんなこともあろうかと、金庫の中にサンドマンを仕掛けておいたのじゃよ。無論金庫はダミーじゃ」 「………………」  ベッドを囲むように数人の老人たちが現れた。いずれも道化た仮面で目元を隠しており、それ以外は裸と言う格好だった。  裸の老人と自分。そして拘束されているこの状況――自分がこれからなにをされるのかわからないほど、エリスは愚かではなかった。 「さぁてお嬢ちゃん。楽しい楽しい拷問のはじまりじゃぞ。今からその身体にたっぷり質問してやるからのぅ♥」  いやらしい笑みを浮かべ、老人たちはその豊満な水蜜桃へ手を伸ばした。 「おおぅ! すごい巨乳――否、爆乳じゃ! まるでマシュマロじゃあ!」 「色素が薄いのかのぅ……乳首もピンク色でワシ好みじゃぞ」  複数の手で揉み解されるバスト。100センチを超える肉弾が形を変え、その先端にある突起がむっくりと勃ちあがる。 「ほーら、乳首が勃ってきた勃ってきた♥」 「………………」 「では、ワシらはこっちのほうをいただきますかな」  女の最も恥ずかしい部分に二人の老人が向かう。屈んでから綺麗な一本筋を押し広げて中を覗き込む、 「ほほう、これはこれは……綺麗なピンク色じゃな」 「最近の若い娘は身体ばかり発達して目のやり場に困りますなぁ」  無遠慮に指を二本、秘所に突っ込む老人。さすがに濡れてもいないので無理やり奥にはいれず、入り口の辺りを刺激する。  胸と乳首に加え、女の急所を立て続けに弄ばれているにもかかわらずエリスの反応は淡白だった。mったく反応していないといってもいい。  彼らにしても面白くなかったらしい。一旦攻めの手を止めてエリスの肢体を観察するように見下ろす。 「なんじゃ、不感症かの? 反応がなくてつまらん」 「ふんっ……どういう反応を期待しているのか知らないが、お前たちみたいなへたくそな攻め方で感じるはずがないだろう。不能どもめ」  ぷいっとそっぽ向いてあからさまに反抗心を見せるエリス。老人たちは頭を抱えて悶絶する。 「な、なんと口の悪い娘じゃあ!」 「最近の娘っ子はいっつもそうじゃ! ワシら老人をキモい汚いと馬鹿にしておるっ!」 「ワシの孫娘も同じことを言って近づこうともせん!」 「ぬおおおっ! 許すまじ! こうなればお嬢ちゃんをなんとしてもイカせてやらねば気が済まん!」 (アホかこいつら……)  こんなやつらに捕まったのかと思うと心底自分が惨めに思えてくる。穴があったら入りたい。  そこへ部屋のドアが開き、若い男の騎士が入ってきた。異様な光景に戸惑った様子だったが、彼は参謀と呼ばれた老人にそっと耳打ちをして足早に立ち去っていった。 「なんじゃ参謀、今のは?」 「こんなこともあろうかと、お嬢ちゃんの素性を調べさせておいたのじゃ。そしたら面白いことがわかりましたぞ」  大聖堂側はエリスが捕らわれたことを知ると老人たちに取引を持ちかけてきたのだ。『使用方法』を教えて好きにしていい代わりに、今回のことは不問にして欲しいと。 「ふむぅ……どうやらお嬢ちゃんは依頼人の素性も目的も知らされておらぬようじゃし……」 「かるーくお仕置きをして解放するとしましょうかのぅ。ムフフ♥」  老人たちの態度に壮絶に嫌な悪寒を感じ、思わず身体を硬くするエリス。残念ながらその予感は当たってしまった。 「さて、エリスちゃん……『今すぐイってしまえ』!」 「――くふぁ!?」  突然子宮が痙攣し、勝手に果ててしまった。 (ま、まさかこれは……)  第五世代のプロトタイプとして生み出された彼女には、命令に絶対に逆らえないようにプログラミングされている。  ただし、誰の命令でも聞くというわけではない。『力を持った言葉』でなければならないのだ。  具体的に言えば、応急手当がSPを消費して自己再生能力を引き上げるように、一定量のSPを言葉に含めて命令を行うというものだ。  この老人たちはそのことを知っている。つまり―― (ま、まずい……) 「『イケ』! 『イケ』! 『イってイってイキまくるのじゃ』!」 「ひぎっ! かはっ! ああぁあああっ!!」  触れられてもいないのに屈服の蜜を噴出して惨めに痙攣してしまう。 「まだまだこんなもんでは済まさぬぞ? もっとイってもらわねばな♥」 「や、やめろぉ……くはあっ!」  それから一時間ものの間、エリスは命令によってイカされ続けた。もう何度イったのか……百や二百はくだらないだろう。 「はぁ……はぁ……」  だらしなく涙と涎を垂らし、ベッドの上でぐったりとするエリス何百回と絶頂を迎えたが、全然気持ちよくなどなかった。  理性と体力を根こそぎ奪い去るエクスタシーを感じていただけだ。常人ならとっくに精神が崩壊しているところである。 「ふむ……どうやら『人形』というのはいささか誤りではないらしい。見事なイキっぷりじゃ」 「最後はイクたびにおしっこ漏らしまくっていたのぅ♥ 床までびっしょりじゃ」 「き、きさまら……」  エリスは下卑た笑みの老人たちを睨みつけた。否、当人はそうしているつもりだがキューペットのモンスターを怖がる人間はいないのと同じ理由で、老人たちを怯ますことはなかった。  むしろ獲物がまだ屈服していないこと、それだけ気の強い女性だと知ってよりいっそう悦んでいた。 「散々イって気持ちよかったじゃろう? 今度はワシらを気持ちよくしてもらわなければな」 「感度を上げてみるかのぅ。どのくらいがいい?」 「ふーむ……数倍、いや、数十倍――面倒じゃ、数千倍でよかろう」 「や、やめろっ! やめてぇ!」  美女の懇願もむなしく命令は実行され、エリスの感度は異常なほどに引き上げられてしまった。全身が敏感な性感帯となり、こうしてシーツに触れているだけでイキそうになる。 「んっ、くっ……」  紅い顔で快感に耐える。プライドの高い彼女はこれ以上醜悪な老人たちの前で恥を晒したくはなかった。 「では、ワシらのへたくそな愛撫で気持ちよくなってもらおうかのう♥」 「よ、よせ…………んはああっ!!」  乳肉に指先が触れた瞬間、エリスは全身に電流が流されたと錯覚するほどの快感を得ていた。  絶頂でイキまくった淫乱ボディをしわしわの手で弄ばれ可愛がられる。 「や、やめっ……はううっ、あぐっ! はぐうぅぅ……っ」  勃起して硬くなった乳首とクリトリスを摘み上げられるだけで、愛液でどろどろの秘所を指先で扱かれるだけで、  エリスはたちまちイキっぱなしになって絶頂が止まらなくなってしまった。 「あひいっ! は、はがっ……あぁああ〜〜っ!! も、もうやめ、壊れ……ひいいっ」 「ふはは、人形がなにを言っておる? こんなもんで壊れるわけがなかろう。もっともっとイってもらわねばな♥」  エリスは気絶も発狂も出来ず、淫乱な超絶敏感ボディを可愛がられ続けてしまうのだった。