【18歳未満進入禁止】総合命令スレ35【inハァハァ鯖】
[115:秘密倶楽部のキューペット達(2025/03/03(月) 22:28:58 ID:481F6UrI)]
>>91様
時間が空いてしまい申し訳ございません。
「そういえば…」
椅子に腰掛けた僕の足下で、全裸で四つん這いになり物欲しそうに見上げるベッキー先輩を見下ろしながら呟く。
「どうした?」
アリシア先輩が問う。
彼女はベッキー先輩の背後に腰を下ろし、慣れない手つきで彼女の2穴に張り型を突き立て、緩慢な注入と攪拌を続け理性を『炙って』いる。
今僕は、一応主らしくペットを使役する、という名目でアリシア先輩にベッキー先輩を責め立てさせている。
そういえば聞こえはいいが、この二人の底無しの欲求に僕だけで答えていると文字通り命が持たない。
情けない話だが、保身のためこうしてペット同士で攻めさせているわけだ。
片方ずつ孵化させればいいと言われてしまえばそれまでだが、片方を先に孵化させれば、もう片方も孵化しろとせがまれそのまま押し切られてしまうのがいつもの流れだ。
そこで今回は、その懇願を逆手に取って『しつこく要求した事』を口実に、お仕置きという名目でアリシア先輩にベッキー先輩を攻めさせた。
「どうしたの?クインく…ご主人様」
「どうしたんだ?我が主」
「いや、ベッキー先輩がペットになった理由、聞いていなかったなって…」
2人の問いに僕は率直に答えた。
「あー…そうい…んっ…まだ…はなして…いなかったっす…ね」
ベッキー先輩は、こみ上げる快楽に喘ぎながらも、その時を思い出しながら口を開いた。
「そうっすね…あの日…」
あの日、剣士だった私は素材集めを行うためイズルード海底洞窟の上層を歩き回っていた。
ううん、それは多分口実だった。
過去にとある『酷い目』に遭って依頼、何かが変わっていった自覚はあった。
それをはっきりと自覚し、諦めたのもあの日だった。
「あいっ…た…」
突然、足下で崩落が発生した。
階層間を隔てる強固な岩盤が崩れ、私はそのまま第三層に滑落した。
「珍しいっすね…」
呟きながら、五感と四肢の状態を確認する。
全身が激しく痛むが、肉体に問題はない。
だが、水場に落ちたことで衣類が水分を吸い、体に張り付居てしまっている。
これでは、体温と体力を奪われてしまう。
「どこか安全な場所で…いや、引き返すべきかなぁ」
私は、周囲を見回しながら呟いていたのを覚えている。
振り返れば、単なる独り言ではなく、心の底でなにかに期待していた自分に対して言い聞かせようとしていた。
逡巡したその時、背後でバシャッ!と何かが激しく水面を叩く音が響く。
ビクッ!と背筋が震える。
あのとき感じたのは、純粋な恐怖…ではなかった。
ゆっくりと振り向いた先に、それはいた。
振り返ると、水面には緑色をした樽のような物体。
それの窪んだ頭頂部から延びる夥しい数の赤黒い触手。
周囲を岩盤に囲まれた、まるで密室のような空間に隠れ棲んでいたヒドラのような生き物の群が視界に入った。
「交雑種…」
どくっ… と鼓動が速まるのを感じながら、私は呟いた。
ペノメナとヒドラのよう危険レベルの異なる種から生まれたイレギュラー。
自然界で発生することは極めて希で、 アルデバランやレッケンベル、あるいはジュノー、ゲフェンの非合法な研究者が製造し、そして持て余して野に放したモノが繁殖、凶暴化して手に負えなくなる、というのが話の定番だ。
基本的には長期生存が難しく、野にはなったところで息絶えるのも時間の問題なのだが、何事にも例外は存在する。
そして、それらは最悪の場面で姿を現す。
「やっぱり…居たんだ」
私は眼前の群を見ながら呟いた。
同時に、ゴクリと息を飲んだ。
ばしゃっ!
獄吏が床に鞭を打ち付けるように、交雑種の一体が触手で水面を打ち据えた。
私はびくり、と背筋を震わせる。
駆け上るのは恐怖と、そして僅かな官能。
交雑種はその後、ゆっくりと触手を近づけさせる。
「ひ…っ!」
勝てない。
死を覚悟した私をあざ笑うかのように、交雑種は触手で器用にスカートの裾をつかむ。
「え?」
一瞬戸惑う。
だが、理解した。
目の前の交雑種は、私を弄び楽しんでいるのだ、と
同時に、私の、裾を握りしめていた指から力が抜けて行く。
やがて、水を吸い、足に張り付いたスカートをゆっくりとたくしあげられていった。
私が交雑種と出会ったのはこれが始めてではない。
以前、迷いの森で明らかに色の異なるマンドラゴラに襲われ、弄ばれた。
マンドラゴラは屈辱だけではなく、歓喜を植え付けるに充分な知性と技量を持ち合わせていた。
そいつは通り掛かりの騎士によって駆除され私は一命を取り留めたが、その時の騎士が明らかに『これが…交雑種か』と口にしていた。
それが始まりだった。
私は、自身の心に傷跡を残した『知性ある生き物』を無意識のうちに追い求めるようになっていた。
そしてついに出会った…いや、出会ってしまった。
「う…っく」
私はごくり、と息をのんだ。
私の態度に心をよくしたのか、血のように赤い触手を足下に巻き付ける交雑種。
足を伝い昇ってくる触手は、太股に達すると素肌をまさぐり始めた。
「いっ…」
触手の表面にざらざらと、そしてチクチクとした感覚を覚える。
目を凝らしてよく見ると、そこには夥しい数の、小さな『歯』の様な硬質の棘が埋め込まれている。
これで打ち据えられれば皮は裂け肉が削げること請け合いだ。
私はゴクリと息をのんだ。
ギュ…っ…
「い…っ!」
私の動揺を悟ったかのように、交雑種は太股に絡めた触手を締め上げる。
想像したとおり、触手が食い込み血が滴る。
そして骨が軋む。
「ひゅ…っ!」
体勢が崩れそうになった私の首に別の触手が巻き付き、文字通り吊し上げる。
メリメリ…と触手が締め上げる音が耳元から聞こえてくる。
だけど不思議と抵抗する気は起きなかった。
振り返れば、恐らく最初の遭遇で私の尊厳は既に打ち砕かれていたのだろう。
(ああ、終わらせてくれるのかなぁ…)
次の瞬間、何かの折れる鈍い音共に足に力が入らなくなる。
体勢を崩し、ばしゃりと音を立てて体が水面に突っ伏した。
「 」
そこから一拍遅れで足が折られのだと言うことを理解する。
そして更にもう一拍の後、
声にならない悲鳴が響きわたる
全てに、自分自身の死にすら無関心だった私の脳裏が痛みで支配される。
目を見開き、天井を見る。
そして次の瞬間、首に巻かれた触手にさらなる力が込められ、私は意識を失った。
「つっ…!?」
意識を取り戻すと同時に、足の痛みが蘇り、同時に服の内側で何かがうごめいている事に気づく。
それを知覚した直後、強烈な吐き気がこみ上げる。
衣服の内側ではない、もっと内側、私の体内で何か、蛇のような何かがうごめいている様な感覚。
「うぐ…」
喉元に強烈な異物感と、灼熱感。
次の瞬間だった。
「ごぽ…っ!」
血のように赤い触手が、私の口から飛び出した。
お尻から入り込んだ触手が、体内を抉りながら口元に到達したのだ。
それを理解した瞬間、強烈な嫌悪感がこみ上げる。
腸(はらわた)の中で蠢動するそれは、いやがおうにも体内の形状を意識させられる。
「おぐ…っ…裂け…」
こじ開けられたお尻の周りに、更に数本の触手がまとわりついた。
同時に、首筋や両腕にも触手が巻き付く。
肉体のあちこちから骨が軋む音が聞こえてくる。
しかし、私はその先を知る前に意識を手放した。
「…れ」
耳元で聞こえた人の声で私は意識を取り戻した。
反射的に全身を奮い立たせ、体を起こす。
そこは民家の一室。
視界に姿見が入り、自分の姿が映る。
私は全裸でベッドに寝かされていた。
反射的にシーツをまくり下半身をみやると、あの棘触手で締め上げられた痕跡ははっきりと残っていた。
だが、足に痛みはない。
おそるおそる動かすと、機能は回復していた。
「夢じゃ…ない…」
「そうじゃ。夢じゃない」
声の方を振り向くと、視界の先にはスーパーノービスの衣装をまとった少女が一人。
「モンスターとのまぐわいにハマるのは否定せんが、相手は選ぶべきじゃ」
彼女は呆れた口調で私に説教をする。
「私はダーリャ。縁有って、お主のような人間の『再利用』も手がけている」
「再…利用!?」
「そうじゃ。妾が通りかかった時、お主は虫の息であった。それこそ、リザレクションもイグ葉も使い物にならん、本当の死に瀕していた」
もう助からないのは明白だった。
ダーリャと名乗った少女は、私にそう言った。
「じゃ、じゃあ…何で自分は…」
戸惑う私。
「落ち着け。一から説明する。そして、お主に拒否権はない。よいな?」
「ど、どういう?」
「聞けばわかる」
そう言ってダーリャは説明を開始した。
そして、その日ベッキーという名の剣士はイズルードで魔物の餌となり、エリザとして新しい生を受けた事を知った。
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