【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十七冊目
[317:駆魔の一族(の中というか背後にいる的な)(2019/05/04(土) 16:41:06 ID:u/3wHiXw)]
コテ設定使って久しぶりにちょろちょろと描いてみました。
魔物が人を調教する何時もの奴ですが
【縄稽古】
グラストヘイム城址。
かって栄華を誇ったであろう巨大な城郭にその面影は無く、妖魔が跋扈する魔窟となった。
そんな廃墟にアコライトの僧衣を纏う少女が一人。
ローズキャスケットを目深に被る彼女は容姿こそ窺い知ることは敵わないが、背丈や起伏の乏しさからはまだ年端もゆかぬだろう事が伺える。
冷気と瘴気混がじり合う、肌を切りつけるような強烈な風が吹きすさむ中で、僧衣の裾とボレロをはためかせながら周囲を見回していた。
「きたぞ…」
身長よりも遙かに高い書架が並ぶ室内の一角に来ると、少女はキャスケットを脱ぎか細い声で言う。
紫の髪をの項で切りそろえた、物静かな印象の顔立ち。
「居ないのなら…帰る」
少女はそう言いながら、ポータルの展開を準備しようとする。
「せっかちは良くないぞクラーラ」
耳元にしわがれた声で囁かれると同時に、クラーラと呼ばれた少女の背に硬いモノが押し当てられる。
「居なければ…良かったのに…」
「あいにく。こちらとしても、待ち望んでいたのだよ」
声の主―彷徨うものは、クラーラの背に押しつけていた柄頭を放しながらそう言った。
「では、前回の復習だ。何をされるかは解っているな?」
彷徨うものが問うと、クラーラは不満げな表情を浮かべながら頷いた。
「そんな顔をするものじゃ無い。お前さんは『自分の意思』でここに来る事を選んだのだから」
解っているのなら答えなさい、と続きを促す彷徨うもの。
「おじさまに…縄の良さを…教えてもらう…」
厚ぼったいスカートの裏で膝をガクガクをガクガクと震わせながら答えるクラーラ。
無理も無い。
年端も行かぬアコライトが、人の知恵を持った魔物と相対しているのだから。
「間違ってはいない。だが、それだけではないだろう」
クラーラの答えに、おじさまと呼ばれたさまようものはさらに回答を促した。
少女は俯いて沈黙する。
しばらくしてから上げた顔は真っ赤に染まっていた。
「お、おじさまの手で…縛られるのがうれしくて幸せな…なわ…人形にして…もらう」
「よろしい。ではきちんと責任を持って仕上げよう」
絞り出すような声で答えたクラーラに、彷徨うものは鷹揚に頷いた。
「事を始める前には身体を清めなければならんからな」
古城の奥に設えられた浴場に連れてこられたクラーラは、そこで僧衣を脱ぐよう命じられた。
容易くへし折れそうな四肢と、起伏に乏しい乳房、そして確りと凝り立った乳首が露わとなる。
恥毛は縄の食い込みが映えるよう徹底的に刈り取られ、なだらかな丘陵が露わとなっている。
彷徨うものは浴槽の傍らに立ち、彼女が沐浴を行う様子を眺めている。
「身体の具合はどうだ?今日の稽古には耐えられそうか?」
「大丈夫」
吐息が白くなるような中、さらに冷たい水に半身を浸しているはずなのに、不思議と冷たさは無い。
「幼くして僧職の身にはきついと思ったが、なじんでいるようで何よりだ」
四方に置かれた篝火に照らし出される、起伏の無い白い肉体を眺めながら彷徨うものは言う。
満たされている水は単なる水では無く妖魔の外法により祝福されし汚れた水だ。
「確りと清めなさい」
「わかっている…」
感情を押し殺した声で答えながら、掌で水をすくい取り上半身にかけるクラーラ。
白い肌を伝う水は、かすかに黒みを帯びている。
「素直でよろしい」
彷徨うものは頷きながらそう言った。
沐浴を終えると、銀のトレイを手にしたアリスがやって来る。
そこに乗せられていたのは、真新しいアコライトの僧衣と新しい下着、そして束ねられた赤黒い縄だ。
アリスはそれらが乗せられたトレイを浴槽の縁に奥と、恭しく一礼しその場を後に下。
浴槽から上がったクラーラは丹念に身体を拭うと、それらに手を伸ばす。
パチッ、という音とともにストッキングとガーターベルトが繋がると、彷徨うものが感心し拍手する。
「些か早いと思ったなかなか似合うではないか」
目の前ではクラーラが黒い上下揃いの下着を纏い、細い足を黒いガーターストッキングで包み込んでいる。
いずれも装飾のないシンプルなものだが、いずれも素材は上質の絹糸だ。
彼女はさも興味なさげに、今度は僧衣ではなく縄を手に取ると彷徨うものに向き直りそれ差し出した。
冷気に包まれたこの空間において、彼女の頬は朱に染まっている様に見えるのは果たして篝火の炎に照らされているからなのだろうか。
「お主は従順なのは助かるが素っ気ない。もう少し感情を表に出すべきだ」
彷徨うものはクラーラから縄を受け取ると、もはや髑髏同然の口からため息をはいた。
「感情の隠蔽は師への背信行為のようなものではないのかね?」
「今聞いた」
「ああ。今思いついた」
「悪趣味…」
ぼそり、と呟くクラーラ。
「では、従順なご褒美の方がよろしいかな?」
「どちらでもかまわない。変わらないから」
「そうか。ではおぬしの感情を引き出すよう躾として行おう」
「結局いつも通り」
「ああ。そうだな」
彷徨うものは頷いた。
続きます
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