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レス数が 900 を超えています。1000を超えると書き込めなくなるよ。

【自己犠牲】クルセ娘を愛でる会 その2【神々の守護】

565 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/14(金) 00:01:23 ID:aUU8MCBM
OK、こちら「聖娘イダーズ」

>>564の身柄を確保した。これよりうpろだに連行する。

566 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/14(金) 00:33:57 ID:4kilqWCs
お前らまだまだだな。
確かに「クルセイダー」の成分解析結果には「半分がツンデレ」という重要な項目がある。
しかし、わたしはこちらの解析結果を強く推す。

Crusaderの成分解析結果 :

Crusaderの75%はやさしさで出来ています。
Crusaderの16%は犠牲で出来ています。
Crusaderの8%は時間で出来ています。
Crusaderの1%は波動で出来ています。

もはや語るまい。

567 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/14(金) 01:45:13 ID:O3gMpeV6
>>566
GJ!!ヽ(゚∀゚)ノ

568 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/14(金) 20:07:28 ID:Cy1kBCC6
やさしさと犠牲・・・いいクルセ娘だ(つД`;)

569 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/14(金) 22:32:31 ID:YKvQuxrY
「く、ここまでか……!」
 邪なる存在、不死の者共を浄化する為、呪われた地へと自らの意思で赴いた。それが間違いだとは思わない。
 だが、まるで怒れる魂の念の重さに引きずられ、朽ち落ちた不浄の者は『命』、或いは『魂』さえも喰らい尽くそうと四方から彼を追い詰めてゆく。
 肝心の回復剤は底を尽き、新品同様だった防具は上下問わずズタボロに砕かれ、裂かれ、身に付ける者を守る事を忘れるほどに傷ついていた。
 また、彼らを還す為に丹念に打たれた炎を宿す剣は、根元で無残にも折られ、それ以上の役を果たしてはくれなくなっている。
 一言でいえば、絶体絶命。体力に多少の自信はあったが、その自慢の体力とやらも今となってはただの強がりでしかない。
 不死なる存在の前に生きた肉を与えるという事がどういう意味を持つのか、彼は嫌というほど知っていた。
「くそ、もう少しなのに……こんなところで終わるのかよ」
 不死者の群れは呻き声ともとれない、言葉にもならない異音を発しながらじりじりと迫ってくる。
 腐りただれた体を引き摺りながら。
 恨みなのか、執念なのか、魂を洗い流す事の出来なかった無念の塊がその肉を求め一斉に襲い掛かる。
「くそ、くそ、くそォォォォォォォォ!!マグナンッブゥレイッ!!」
 それが彼の最後の足掻きだった。
 炎を纏った彼を前に一瞬だけ躊躇した不死者だったが、怯む事無く飛び掛ってくる。
「アーシェ――――…………」
 不浄の牙が精根尽き果てた彼の首元に張り付いて。
 だが。
 次の瞬間には、そのぞっとするような凍てついた牙の感触は体のどこにも感じなくなっていた。
(そうか、これが、死ぬって事なんだな)
 意外と痛みも無くあっさりと死ぬのだと。死ぬ時はあっという間なのだと、思っていた。
「何をこんな所で休んでいる?さっさと起きて街にでも帰るんだな」
「ちょっとちょっと、六子さん、いつの間にグランドクロスなんて覚えたんですか!こんな所に来たいなんて言うからおかしいと思ったんですよ、まさかあのインチキくさい催眠術師のところに行ったとかじゃないでしょうね?」
「お前は少し黙っていろ!ややこしくなる!」
「あ……お、俺は……?」
「実力が足りないのかわからんが、私のようにロボでないならあまり無茶はしない方がいいな、もう少しレベルをあげてから不死者を浄化しにくるといい。ロボはいいぞ、とてもいい。どうだ、お前もクルセイダーにならないか?今なら特典つ」
「付きませんよ、何も付きません。六子さんも何いきなり見知らぬ剣士さんをクルセ道に引きずり込もうとしてるんですか。ダメですよ、無茶な勧誘は止められているでしょう?」
 口調は多少武骨だが凛とした表情を見せる女性の聖堂騎士と、明るい口調ながらどこか頼り無さそうな少年が笑いかける。
「たすけて、くれたのか?俺を……」
「いや、これは横殴りだ。私はボットだからな、アイテムも全部もらってゆく。横殴りボットだからな」
 まったく表情を崩さず言い放つクルセイダーの手元から、はらりと落ちる蝶の羽。
「おっといけない、アイテムを思わず落としてしまった。だが、重量の調節の為だ、仕方ない。これは仕方ないことだ。そろそろゆくか」
「そうですね六子さん、そろそろ僕たちも戻りましょう」
 手を振りながら、突然現れた二人は、現れた時と同じ様に突然目の前から消えた。
 残っていたのは、足元に落とされた蝶の羽一枚と、気付けば気力と体力も充分に回復していた事だけだった。
「クルセイダー……聖なる騎士、か」
 突然現われ、突然消えた二人を追いかけるように、羽を天にかざし。
 微かに笑みを浮かべた剣士は。
 不浄の地から、静かに姿を消した――。

「うーん、おかしいな。どうしてクルセイダー試験に来ないのだ?一応たすけてやったのに」
「結局勧誘の為に助けたんですか。しかもたすけてやったとか、六子さんは何を考えているんです」
「私は別に、特に、何も」
「そうですか。じゃあ、スキル戻してくださいね。だいたい、結婚資金を一緒に溜めてたんじゃないんですか?何いきなりスキル再振りなんかに使っちゃってるんですか」
「むむ……」
「むむ、じゃないですよ。もう」
「……ここにいたのか」
「「ん??」」
「別にあなたに誘われたから、クルセになったって訳じゃないんだけど……」
 二人の背後に現れたのは、立派なペコペコに騎乗した剣士、ではなく、クルセイダーだった。
「俺はあそこでやり残した事がある。だから、クルセイダーになった。だけど、あの時礼を返せなかった事だけ悔やんでいたんだ」
「礼など要らぬ」
「そうですよ、六子さんに付き合ってるととんでもない事になりますよ」
「お前が我ら聖堂騎士の一員に加わった事は、素直に嬉しいがな」
「今は何も返せないが、いつか必ず」
 ペコペコの手綱を引き走り去った後には、ひらひらと蝶の羽がふたつ。
「ふ……あいつも立派にロボ生活を送ってもらいたいものだ」
「いや、だから、ロボは六子さんだけですって;」
 新米クルセイダーの後姿を、二人は笑みで見送る。
 彼の行く末を。クルセイダーの未来を。

570 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/15(土) 14:50:56 ID:sSez4jjs
クルセのやさしさはバファリンを超えている。すばらしい。半分どころの話じゃない。
きっと時間というのはキャスティングまたはディレイのことだろう。すばらしい。
詠唱ポーズに萌え死にそうになってる僕にとってはまったくもってその時間が至福の瞬間といえる。

そして、ふと反省。ペコペコじゃなくて、グランペコじゃんorz
ベビ(養子)クルセじゃあるまいし……;
しかし六子さんたちのおかしな冒険は続く!(かも)

571 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/15(土) 23:45:14 ID:75SVnh7Q
突然だが、クルセ娘になった夢を見た。


いや、それだけなんだが。

572 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/15(土) 23:56:54 ID:i0idYJOg
いかんな、夢見がちな年頃でもないだろう

君はクルセ娘じゃないか。早く目を覚ましなさい。

573 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/16(日) 01:00:53 ID:UqCG4bEU
完全武装のクルセ娘に正面衝突してふっ飛ばされたところで夢から目が覚めた事ならある…
ビクゥってして起きちまったのだ
何であんな夢見たやら…

574 名前:571 投稿日:2006/04/16(日) 01:24:33 ID:fbE2Nrlo
先に書いたスレからかっ飛ばされてきた。
>>573
いや、そういうものではなくて、もっとこう…


ちょい修正。

マイキャラとは容姿が違うのだが、クルセ娘になった夢を見た。
わりと長身で確かロングヘアだったか。
場所は良くわからんがドレスを着ていたような気もする。
そして隣には男アコ。ショートの栗毛。そのままアコを抱き寄せてちゅーという…
なぜかこちらが主導している雰囲気なのだが、かなり身長差があって
(こちらが高い)そのままでは届かない。そこでおでこに…
アコが華奢なせいか柔らかいやら温かいやらなんとも言えない感覚が…
その後アコは拗ねてしまったか?というところで記憶が切れとる。
一体なぜこんな…日頃の妄想のせいだろうか。


さて、寝よう。

575 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/16(日) 15:03:32 ID:WMJHvy7g
一日一六子投下!めざせ第二の悪ケミハウス!                          嘘ですね?嘘ですよ?

「DOPらこー DOPらこー なーみをちゃぷちゃぷ、ちゃぷちゃぷかきわーけてー」
「おや、六子さん。いつにもまして今日は機械的な動きですね、それに意味不明なロボ語が冴えてます」
「なんだ、また茶化しに来たのか。冷やかしなら、帰れ。私は今ボートを漕ぐ練習をしているんだ。どっぷらこーどっぷらこー」
「それをいうならどんぶらこ、ですよ。というか、何故乗れもしないボートの練習などしてるんですか、六子さんが乗ったら転覆するか沈んじゃいますよ?」
「なんだと!私はそんなに重くない!この間など聖堂騎士団の大規模演習で一気に二キロも痩せたのだ!腹が減ったのでもりもり食べてすぐに取り戻したがな!」
「いや、切れるところ違うでしょ。まぁ、おなかを減らして元気のない六子さんっていうのも想像つきにくいですけど。いや、体重じゃなくて、その格好だと装備の重みで沈」
「貴っ様ァ!私に聖堂騎士の証であるこの鎧を脱ぎ捨てろというか!絶対に脱がんぞ」
「でもきっとそれをパージしたら超高速戦闘が可能になりますよ。いや、多分ですけど」
「ほ、本当か!それが本当だとしたら……いや、脱がん。脱がんぞ?だが……あ、いやいや脱がないからな?私は脱がないぞ?脱がないが……しかし……いやいや、本当に」
「六子さんは、本当、わかりやすい人ですね」
「私はロボだ!」
「ロボといえば、六子さん。アインブロックの鉱山で大きなロボ、言い換えるとジャイアントなロボを見かけたんですが」
「あぁ、RSXの奴か、あいつは意外と気さくないい奴だ。私と気が合う」
「おや、知り合いだったんですか」
「いや、まだ一度も会ってはいないが」
「……」
「……」

「ふう、ようやく行ったか……まったく私の気もしらないで沈没だの転覆だのとよく口が回るものだ。たまには私からあいつを誘ってだな、ボートの上で二人きりとか……!ぬぅおー!だめだだめだだめだー!こんな浮ついた気持ちで何が聖堂騎士か!うぃーがしゃーうぃがしゃー!ぎっこんばったんぎっこんばったん!ヴァー!」
 耳まで真っ赤になって漕ぎつづける六子。結局、夕方どころか深夜までロボ語がプロンテラ中に響いていたらしい。

576 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/17(月) 16:56:07 ID:Dw5ubtcA
うちのGXクルセ娘が狩場にて初GX自殺をやらかした。

これで娘も大人の仲間入りなのかなぁ、と感慨耽る、春の午後。

577 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/17(月) 20:49:22 ID:60lOcd6I
うちの素INT18のGX3クルセ娘では死にきれなくて
「イテェーっ!」って言いながらピンピンしてます。

ゼェーゼェーしてるけど(゚∀゚)

578 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/18(火) 16:08:50 ID:p2PitFkw
「六子さん、クルセ娘のいいところを、みっつ。これからおもわずクルセ娘を作りたくなる位強烈な長所を言ってください」
「え……」
「早く!」
「あ、アイ・ショーティ!…………ロボ!ロボ!!ロボ!!!1!1!」

「乗ってしまってから言うのも何だが、いきなりパクりか。もうネタが尽きたのか?」
「違いますよ、たんに急な発熱・嘔吐・激しい下痢・超絶腹痛のコンボにより一日半うんうんうなされていただけの事です」
「お前……突然ぱったりと音信不通になっていたと思ったらそんな事に。いや、だからといってネタをパクるのと何の関係が……」
「僕の事はいいんです。六子さんの事を考えていたらあっという間に治りましたよ」
「意味がわからんし、それはそれで非常に複雑なのだが。で、今日は病み上がりの一発という訳か。お前はもう少し休んでいた方が板の為になると思うのだが、それについてはどう思う?」
「どうもこうもありませんよ、僕が六子さん、いや、ひいてはクルセ娘について熱く語る事によって板の活性化をはかろうとしているのです。それを止められる筋合いはありません」
「ふむ。我らが聖堂騎士団への入団意識の向上、つまり遠まわしな勧誘という訳か。悪くない。それは、悪くない」
「見てください。これはコルセアという帽子なのですが、どうです。VITクルセにはステータス補正もさることながら、この無駄すぎるほどのエネルギッシュな佇まい。横幅のある頭装備は重装備のクルセイダーにはぴったりの素材だと思うんです」
「ほう……こんな感じ(csf:4m61f0g2)か。確かにしっくりくる、全身の色合いのコントラストも悪くない。だが、こっちのボーンヘルム(csf:4m61d0g2)も色合いからするとぴったりという感じがするな。クルセ向きの色合いだ」
「そうですね、さすが六子さん。自分がクルセ子だという事を立派に自覚されているのですね、素晴らしいです。しかし横幅があるというだけでコーディネイトするのはどうかと思うのです。こちら、ピエロの帽子(csf:4m61v0g2)なのですが、これだと横幅がある事はありますが柔らかそうなイメージになってしまい、重厚な硬そうなクルセのイメージを壊しかねません。しかしこういう意外な取り合わせもひとつの選択肢ではありますね」
「お。おおお!な、なんだコレは!す、すごいぞ!私にぴったりなネジを見つけたぞ!」
「ネジ……?あ、あぁ、それは十字架のヘアバンド(csf:4m62e0g2)ですね?」
「どうだ?どうだ?に、似合うか?これで中段辺りにフランケンちっくなネジ(ボルト)があれば完璧なのだが」
「六子さん、随分それがお気に入りになってしまったようですね。でもそれで身長をごまかす事はできませんからね。しかし中段あるいは下段に装備の追加という発案は同意できます。できれば、スロット付きの中段装備が充実するといいですね」
「うむ。お!お!このアンテナはいい、感度が上がった気がする!いつでも電波三本だ!素晴らしい!」
「あ。六子さん、それはアンテナじゃないですよ、どこに行くんですか?っていつの間に本当のアンテナ(csf:4m61t0g2)に!おーい六子さーん、待ってくださいよー」
 いつの間にかクルセ向きの装備から、六子専用装備紹介と化してしまったとある露天商前での出来事。

 それはともかく、福山芳樹のALLEGORYというアルバムの「DR.SHADOW」という曲はまさしく六子のイメージソング的なものを感じマス
 03:57辺りから「ロボット人生 ロボット人生 ロボット人生稼動中(HEY!)」というフレーズが聞けますヨ

579 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/18(火) 19:01:09 ID:3lDUUvvw
(チラシ裏
クルセ娘って腕のリーチが短いような気がするんだけど・・・
はぁ、それよりスキルリセットって来週までなんだよねぇ。
VIT1AGI99のうちの娘にぴったりなスキルが決まらないなぁ・・・
ペコってもう少しゆっくり歩いてくれないのだろうか・・・。急いでいる時はいいんだけど。
徒歩で槍ツンツンしてたら珍しがられた。ヒール10ですからHXは無いですよ?

580 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 13:54:29 ID:pWYZaKz2
>>573
そういえば、一時職追加スキルだったかで剣士スキルに遠くから相手に突っ込んで行って
ぶつかってダメージを与えるチャージアタックだかってのが未実装だけど予定されていた気がする。
クルセになってもスキルが使える訳だから、それはきっと正夢になるに違いあるまい

だが、実際は食パンをかじりながら「遅刻遅刻ー!」とか言いながら突っ込んでくるクルセ娘に轢かれて
大事故につながる可能性が高い諸刃の剣。素人には、おすすめできない。
ちょうど下段にパンが実装された事だし、CA実装されたら現実的にPvで再現できそうだな

581 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 17:15:19 ID:H2DXyMx.
>>580
そんな貴方の夢をブチ壊して差し上げよう。
チャージアタックは確かにクエストで覚えられる追加スキルだが、

ナ イ ト の ス キ ル なんだよね、コレ。

クルセの追加スキルはAG発動したら殴ってきた相手を2マスノックバックさせる程度のもの。

582 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 18:55:01 ID:pWYZaKz2
なんてこった!
AG取得してなかったらどうなんだ的な死に追加スキルもまたクルセ娘への愛着に変わるんだぜ!

と、信じたいorz
>>581のツッコミでふと思ったのだが、クルセといいパラ(チェインの追加)といい、
実は盾スキルを前面に押し出した職設定だったんだなぁ
盾クルセなんて一度も作ったことないぜ……

583 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 19:21:45 ID:EUkaSUVo
槍クルセのことも忘れないであげて下さい。ツンツンツ〜ン。

584 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 19:45:03 ID:pWYZaKz2
槍クルセも味わいあるんだけど、槍専用の槍ACみたいなスキルがあったら、きっともう少し
楽しかったんだろうなぁって思うよ
でも、AS付(四大属性以外)の特殊槍も増えてきてるから前ほど実装直後の
「槍クルセ=ゼピュorバフォ鎌」的なちょい狭い選択肢から開放されてきてるのは嬉しいよね

585 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 21:04:45 ID:SFpWMFAY
きっと考え方が違うんだよ。
曲がり角で自分がCAを使って曲がり角に突入してクルセ娘とぶつかるんだ。(もちろんトースト装備
そこで新スキルで自分が弾き飛ばされ、倒れてるところにクルセ娘が助け起こそうと手を差し伸べてくれるんだよ。
やや通説とは離れるが、ダメージ受けるのは誰もいない。(弾き飛ばされるのは自分だから問題ない
クルセ娘は誰か傷つくの好きじゃないだろうしな。

586 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 21:27:12 ID:h6oo.jik
槍盾クルセのうちの子は一挙両得だぜ!

587 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 22:05:38 ID:pWYZaKz2
>>585
CA!>ナ          ク

         →→→ナ買N<AG!

      キャッ>○□=←←ク<……

     ごめんなさい>ナ ク<大丈夫?

という事か?わかりにくっorz

588 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/19(水) 22:34:42 ID:3XMX1ldU
いや、瞬間に理解した
献身GXのうちのクルセ娘は当然AGだって持ってるぜ

普段の狩りじゃつかわねーんだよなぁ、AG。GXの邪魔で・・・

589 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 10:23:05 ID:3OEH1w42
ソロだけど、Vit>Agiの剣士育成中。
早くクルセになりたいのぅ…

硬くて速いけど、非力で不器用なクルセ娘ってのは、
皆様的にはどうですか?

590 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 12:00:51 ID:Wr4X.nPc
以前に素ステでSTR56AGI60VIT50INT31DEX47LUK1(INTのJob補正が5だったころ)を作ったことがある。
スキルはHX10GX10RS8のヒール無し
結果的には狂気前で挫折しちまったけど、今でもかなり印象に残ってるよ。
今はVIT1AGI99の槍ツンツン。倉庫には未だに三減ミラーと特化サーベル&海東剣がある。
(昔はサーベルが高くて海東剣で特化を作った時期があるので)

591 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 14:44:59 ID:EdTfn1UQ
昨日、うちのAGI>STRプロヴィ片手クルセ娘が短い生涯を終えました。
享年79歳。
ごめんねごめんね、サブのはずのAGI-GX型が楽しすぎて放置してごめんね・゚・(ノД`)・゚・


――黙祷――


そして同じ日に新しい娘が生まれました。浮気症でゴメン。

592 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 15:15:06 ID:46GztBFA
>>591のクルセ娘
南無。生まれ変われたら頑張れよ。

悲しいニュースの次はうれしい?ニュース。
俺今日クルセ娘にプロポーズされたんだ!!
死ぬまで大切にしたいけど、GXとペアしたことないどこかの鯖のI>D>V支援の独り言。
__〇_<GXクルセ娘のエスコート(支援)のしかた教えてくれー!

593 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 15:58:04 ID:LnHLoE06
>592
おめ。
普通にブレス・速度・マニピ・キリエorアスムで良いのでは?
あとは緊急用の青Pと白Pを持っていこう。
SPが無くなりそうな時は、座り込んで話せ。

594 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 15:58:37 ID:o1PH.6Ew
GXに支援なんていら……ごほんごほん
それはともかく、一生愛してあげてください。

狩場によるけど、多分、ブレス速度を切らさない程度に入れておく位で塩も要らないし、他の職よりも
楽な(支援甲斐のない)職相性だと思ってる。むしろクルセをME壁役にした方が楽しいと思……ごほんごほん
最近のどの調子がわるいなぁ

っていうか、ペア狩りどころかソロ生活が長いせいで支援?何それ?的な元GXヒールクルセのつぶやき

595 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 16:14:35 ID:q1LHZ.is
>594
支援もらうと反動ダメが増えちゃうGXクルセ子ハァハァ

596 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 16:31:06 ID:Wr4X.nPc
このスレ的にはGXクルセ娘が愛されてるんだな・・・。槍もアイシテ
(´・ω・`)ツンツンツーン

597 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 17:23:32 ID:iteWGfk2
「ろぼー 無敵ろぼー 無敵合体ろぼー 無敵合体変形ろぼー(繰り返し)」
 反省室(別名・独房)に閉じ込められ、精気を失い、まるで独り言のように無敵合体変形ロボのテーマ(サビのみ)を繰り返す六子。
 何故か体育座りだ。
 突然の事で何が起こったのか理解できないまま、少年は青ざめた表情でケイナ=バレンタインに投げかけた。

「うわぁ……;六子さん、相当落ち込んでますよ。ところでケイナ様、六子さんが一体何をしたというのです?いきなり反省室送りだなんて」
「まったくあのポンコツの出来損ないときたら、先日露天商のアイテムをお金も払わず勝手に持っていってしまったのですって。それで、聖堂騎士団あてに請求書が届いたという訳。あの子はお金というものに無頓着なせいで、ほとんど貯金もしていないらしいし」
「つまり六子さんは未払いのまま持ち逃げしたと……ん?そういえばあの時……」(前回のオチを参照)
「どうかしたの?思い当る事でもあるのかしら」
「まぁ、何というか、六子さんですしね。思い当らない方がおかしいですよ」
「そこが悩みの種なのだ!キミはあの子の一番の理解者でしょう?何とかしてあげられないのかしら」
「何とかと言われましても、僕にも出来る事と出来ない事がありますよ。出来る事といえば、そうですね、その未払いのアイテムを清算してあげる事くらいですけど」
「お前に支払えるか?かなりの金額だぞ」
「ごくり。い、一体いくらなんですか、その請求額って」
 ケイナは頭を振りながら、これなんだが、と一枚の紙を取り出す。

 十字架のヘアバンド 一個  500,000z
 アンテナ      一個 1,500,000z
         計 二個 2,000,000z
  デューク皿うどん・店主

「……」
「どうだ」
「……」
 あまりの光景に、二人はその場で立ち尽くすしかなかった。結局、六子はシスターとマスタークルセイダーと神父とケイナの説教たらい回しの処分の後になんとか開放されたのだった。

 異例の軽処分に六子は頭を捻っていたが、いつもの場所に少年を見つけると、ただ黙ってその横に座り込んだ。
「シャバの空気はおいしいですか、六子さん」
 いつもよりも言葉にトゲがあるのは、気のせいではないだろう。思わず言葉に詰まってしまう。
「六子さんは、いつも支給品だけを頼りに生きてきたんですよね。それは僕も知ってました。だから、外界の事は何も知らなかった、露店で並んでいるものも、ただ並んでいるだけだと思っていた。お金を払うものだとは、思っていなかった」
「す、すまん……」
「いいんですよ、六子さんは確かに生まれた時から大聖堂と修道院の中で暮らしていましたし、僕も同じように施設で育てられているんですから。言いたい事は理解できます」
 少年の表情から笑みは消え、ぐっとこらえるような目付きで六子の瞳を静かに見つめる。
「外に出るのはおつかいの時と、不浄なる者を討伐しにいく時、及びその調査の時だけ。僕と六子さんは、全く同じ環境で育てられています。だから六子さんはクルセイダーになり、僕はアコライトになった」
「それが私の使命だからだ」
「わかってます、だけど、六子さんはもっと色んな世界を見たほうがいい。閉じられた世界の中にしか生きていない六子さんに、世界はこんなにも広いんだって事を教えてあげたい。それには、共に歩む人が必要なんです、それが、僕です」
 ゆっくりと立ち上がり、付いた草をほろいながら続ける。
「一度は諦めたプリーストへの道。あなたの為に、もう一度僕は踏み出すことに決めました」
「エターナルアコライトの称号を捨てるつもりか?」
「自分だけの世界なら、それでも良かったでしょう。けど、これからは違う。二人で歩んでいくのなら、僕はエタアコを捨ててもプリーストの道を選ぶ事が出来る。あなたが、生まれ変わっても、傍にいられるように」
「お前……」
「取り敢えず、もっと世間の常識というものをお勉強しましょう。あと、ついでに結婚資金も集めなおさなきゃならないんですからね」
「ま、まさかケイナ様が言っていたホシャクキンとかなんとかというのは……」
「さぁ、どうなんでしょうね?よし、そうと決まればさっそく転職試験の相談に聖堂に戻らないと!」
 綺麗な空気をおもいきり吸い込んで、春の陽気に本来明るさを取り戻せるような気がする。ぐぐっ、と背伸びをひとつ。
 未だ要領を得ていない六子は、元気よく大聖堂に戻っていく彼の背中をしずかに見送ることしかできないでいた。

 ずっと決まらなかった六子のツッコミ役のジョブが決まりました
 >>574(571)の話と、>>592の話などなどからエタアコ→プリという事にしました。今しました。書きながら決めました
 しかも地味に前回の続きネタでした。短く抑える為、色々カットしたらちょっと会話の流れがおかしい事にorz
 そんな訳で、クルセ娘とプリの冒険はまだまだ続く!(一日一ネタ投下は無謀だったかと反省しつつ)
 >>595
 むしろマニピだけで充分な気がしてきたーよ!あ、キリエもいいね!やっぱ支援はいら…ごぶっ(吐血)

598 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 17:38:35 ID:TO/x6pIQ
>>591です。
>>592南無ありです。

べ、別に羨ましくなんかないんだからねっ!!
と、うちのGX娘も祝福?しております(´・ω・`)。

とりあえず、おめっとさん。
ホントウラヤマシス。

599 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 19:41:45 ID:4O.2jyHA
おめでとう
うちのGX-プロヴィ娘は、婚約者が休止しちゃったよ・・・

600 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/20(木) 19:46:59 ID:iteWGfk2
槍クルセの萌えどころとしては、やはり徒歩槍に尽きると思うのデス
そして余ったペコ関連をヒールに回し、槍ヒール!
……ってINT=AGIあたりのゼピュクルセじゃあるまいし

ツンツンつっついて、たまに回復。ちくちくさして、ちょっと回復。
なんか和むな、槍ヒール

601 名前:592 投稿日:2006/04/20(木) 22:33:49 ID:4gQ/.8oM
皆レスありがとう。
これからも嫁を大切にしていくよ!
__○_<MBで共闘とるんだい;;

602 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/21(金) 07:51:37 ID:UXSUZpC.
>>590

うちのクルセ娘は今補正無しでこうだ。これでLv98だけど結構なんとかなるものだ…。
スキルはクロス&ヒール型。転生できたらもうちょっと偏ると思うけどね。
STR  72
AGI   52
VIT   53
INT   63
DEX  40
LUK  1

603 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/21(金) 23:22:10 ID:GnMZWBZk
まだまだ頑張れる気がしたVit寄りバランスクルセ78才。

604 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/22(土) 16:59:06 ID:uMFga6NI
>>603
まだまだ育ち盛りじゃないか。
もっとこう、後ろから鷲掴みにしてだな、こねくり回すようにだな、え?バストの事じゃない?
気にするな!胸もレベルも愛があれば育つ!つまり、そういう事だ!

605 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/23(日) 15:10:38 ID:RC/pTlVE
「おーっほっほっほっほっほっほっほー!」
 遠くの方から、甲高い笑い声が響いてきた。徐々にその声は大きくなっていき、最大音量になったかと思えばドップラー効果により、今度は徐々に遠のいていった。
 どうやら勢いよすぎて通り過ぎてしまったようだ。
 六子はその笑い声を聞いた途端、解りやすいぐらいに渋い表情をしてみせる。いつもの無表情とは明らかに違う。
「あ、戻って来た」
「あーら、そこにいるのはポンコツの出来損ないさんじゃありませんこと!聞いたわよ、あんた、反省室送りにされたんだって?ぷぷぷ、そんなだからいつまでたってもパラディンになれないのよ!」
 武装したペコペコに騎乗し、高飛車ちっくな口調で六子たちを見下ろして笑っているのは戦闘職の花形とも言えるナイトの転生職、ロードナイトの女性騎士だった。
「挨拶も無しで嫌味か。相変わらずだな」
「ふん!あんたがいつまでたってもオーラ噴かないのが悪いんじゃないの!ふん、睨みつけたって事実なんだから無駄よ」
「その笑い方、その高飛車&高圧的な見事なツンデレっぷり。このひとが噂のロードナイト娘、略してロナ子さんですか」
「ロナ子っていうな!っと。……っととと……うわ!」
 ペコペコから降りようとした瞬間、ロナ子は足を滑らせて地面に叩き付けられた。見事なまでに顔から着地の姿勢である。
「痛!痛!まじで顔、顔!うううぅ……鼻がぁ〜」
「こいつはな、すぐ転ぶんだ。何でも無いところでも、よく転ぶ。ペコから降りようとしてもすっ転ぶ訳だ」
「ははぁ。なるほど、ツンデレドジっ子タイプという訳ですか。六子さんとは対照的ですね」
「ツンデレでもなけりゃあ、ドジっ子でもないわよ!って、キミが超優等生のくせにエタアコっていう噂のアコきゅんか。うーん、顔も、体型も、まあまあ合格点ね」
「一体何を基準に合格なのかわかりませんけど; それよりもロナ子さん、ペコペコが勝手にプロンテラ騎士団の方に走っていってしまいましたけど?いいんですか?」
「え?あ、え?ええええぇ?なにーっっ!ちょ、ちょっと!待ちなさいよ!待ちなさいってば、こらー!とろんべー!うわっ、へぶ!!」
「あ。コケた」
「私を置いていくんじゃなーい!まてー、とろんべー!んがっ!」
「あ。またコケた」
 結局ロナ子が視界から完全に遠のくまで、彼女は計、七回は派手にぶっ転んでいったという。

「あの人、結局何を言いに来たんでしょうかねぇ」
「知らん。あいつの事は放っておいた方がいい;」
「え、でも六子さん。あのロナ子さんって、六子さんの子供のころからのお友達なんでしょう?いいんですか放っておいて」
「お前が気に病むことなど何も無い……それよりもお前、本当にプリーストになるつもりか?」
「六子さんは僕がアコライトの方がいいと思っているんですか?」
「いや、そういう訳では。それに、その、お前の道はお前が決めるべきだしな」
 嘆息しながら立ち上がると、六子は少年に手を差し伸べる。
 少年はその重厚なしつらえの篭手と聖堂騎士の鋭い眼差しとを交互に見やりながら。
「僕が決める道はひとつしかありませんよ」
 差し伸べられた優しいその手に、真っ直ぐな笑顔で答えるのだった。

606 名前:603 投稿日:2006/04/23(日) 20:57:14 ID:r..qmVpM
>>604
バストは恥ずかしいけどレベル成長するように頑張る(*ノノ)

607 名前:接近に失敗しました 投稿日:接近に失敗しました
接近に失敗しました

608 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/23(日) 23:05:42 ID:qLfDBpU.
揉んで揉まれて成長するクルセ娘かぁ
最 高 で す よ

609 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 00:02:36 ID:aiIURbYQ
>>607
exeファイルなんざ危険すぎて手を出したらやけどします。
危険度で言うならば六子さんの絶対領域をあえて覗くことの12倍くらい。

610 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 02:19:32 ID:SurC1bQQ
その前にexeを直に張る人間なんて初めて見たわ・・・w

611 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 02:35:30 ID:JmQm.RiM
新髪型にしてたけど剣士デフォに戻してみた。やっぱええなぁ(*´Д`)

612 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 08:34:40 ID:nR7i6LIo
csf:19021d0c0f
うちの六子さん。こんな感じでピラ4にいます

「フゥハハハッハ!悪魔不死者は全員消毒だぁぁぁぁぁあ!」とGX狩り
被ダメより反動ダメの方が痛いのはデフォですか
いいんです、アイス食べて回復するから。ヒールなんていりません。アイス食べ放題、やったー!

でも、ちょっとだけなら辻ヒールしてもいいんですよ?そこのプリさん
別にうらやましくなんてないですよ、その相方のパラさん
何そのミニスカート、ハレンチです。うらやましくないです。

613 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 09:50:25 ID:ed04QFGM
> csf:19021d0c0f
吹いたw。同じ髪型でこうも違うとはw・・・。

スキルリセットがそろそろ終わりだから、あれこれ試したんだけど・・・
ttp://uniuni.dfz.jp/skill3/cru.html?10IXJacA1INakGA1cL
素INT18,AGI99のうちの娘にはネタというかキツかったw

614 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 16:06:54 ID:odzryM1E
「おや、六子さん。それは古く青い箱、略して青箱じゃないですか。どうしたんですか、今日は珍しくレアなものを出してきましたね」
「うむ。とはいえ、この箱は一体何なのだ?汚れてボロボロの箱のように見えるのだが」
「えっ?六子さん、青箱を知らないんですか?これは、箱の中身になにかが入っているんですよ。色々なアイテムがでてくるんです」
「ふむふむ。別にいらないな、捨ててしまおう」
「それを捨てるなんてもったいない!じゃなくて、それ、レアアイテムなんですし、露店でだすと高く売れるし、開けたら更に高価なアイテムも出るかも知れないんですよ」
「ふむふむ。やはり必要がない、いるか?必要なら、くれてやる」
「おーっとぉ!それはちょいとお待ちあそばーせぇー!」
 六子は青箱の価値などに全く興味を持っていない。不必要なものは、捨ててきた。
 六子が基本的に金銭に疎いのは今にはじまった事ではないが、どうしてある程度のレベルであるはずの六子がジリ貧なのか少年はようやく理解した。
 アイテムは売らずに、捨ててきていたのだ。そういう基本的な事も六子には理解できていなかった。
 そんな六子の価値観を前に、どうしても一言言いたい!叫びたい!と金切り声で突っ込んできたのは、魅惑の腰つきで迫ってくる背の高いグラマラスなダンサーだった。
「見たところ、いや、どこからどう見てもそれは青箱。青箱といえば、私たち!」
「われーらー、ピーぃビーぃさーんまーん(PB30000)♪箱という箱はわれらーのもーのーさー♪」
 バックで微妙な歌詞に微妙な節を付けて歌っているのはバードだ。
「何だなんだ、お前達は」
「お姉さま、その箱。わったしたちが、責任を持って、お預かりいたしますわ!」
「箱をあつめーて、にしひがーし♪今日も明日も箱あつめー♪」
「箱集め?というか、この雷鳥さんたちはすごいコンビネーションですね。圧倒的と言わざるを得ないでしょう」
「お前の知り合いか?」
「知りませんよ?六子さんの知り合いじゃないんですか?」
「……」
「……」

 妙なオーラを醸し出しているが、どうやらこのダンサーバード二人組。略して雷鳥は双子の雷鳥コンビらしい。
 コンビ名は「PB30000(ピービーさんまん)」。プレゼントボックスから青箱、紫箱、カード帖にいたるまで、アイテムが出てくる箱関係を収集しつづけているらしい。
「私たちの目標は」
「そ〜こにプレ箱をさんまんこー♪あつめることなのーさー♪」
「随分激しい目標をお持ちなんですね、お二人とも」
「だから、捨てるなんて言わないで、せめてお譲りくださいな」
「お前達には、これが必要という訳だな?」
「その通りですわ!箱は私たちの生きる目標!生きる糧なのですわ!」
「そうか。私には必要のないものだ。お前達が必要だというのなら、くれてやる」
「ありがとうございますわ、お姉さま!やったわ、電磁(DiGi)!これで青箱九百九十九個目よ!」
「やったね伝導(D-End)姉さん!千個達成までもう少しだ!」
「こんなに喜んでもらえると、こっちも嬉しくなりますね。六子さん」
「うむ。クルセイダーは他人の為に尽くす天命だ。人々の喜びは我が喜びだ」
「さすがです!六子さん!ちょっと僕、感動しました」
「ちょっとだけか」
「お姉さま。もし何かお困りの事がございましたら、私たちをお呼びください!すぐにでも駆けつけますわ!」
「歌って踊って、あなたをお守りしますよ!」
「守るのは私の仕事なのだが……」

 古く青い箱をしっかりと小脇に抱え、にこやかに去っていった雷鳥コンビを見送って、六子は一日一善を達成したのか、やり遂げた表情をしている。
「買い取ってもらえばよかったのに、あげちゃうなんて、六子さんらしいや」
「むむっ、そうだったのか?だが、何でもなさそうなあんな汚い箱を人に売りつけるなど私の正義が許さん」
「そうなんですか?結構高い値段で買い取ってもらえるんですよ?」
「そうなのか?いくらくらいなのだ、あの箱とやらは」
 少年に耳打ちされて、その金額に六子は思わず卒倒してしまう。
「ま、待て!その箱を売ってだな!し、資金に……!」
「何の資金ですか、ろ・く・こさん」
「う、うるさい!お前に関係ないだろう!」
「はは、本当にわかりやすいひとですね」
「私は、ロボだ!」

615 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 16:26:31 ID:odzryM1E
毎回IDが変わるのは何かの罠なんでしょうか?まあいいや
クルセ転職した剣士、デューク皿うどん(露店名)、ロナ子に続いて新たなキャラ、双子の雷鳥が登場!
しかし、六子たちの前にはまだまだ変な奴らが大集合(予定)
ってか、いつになったらこの二人は結婚するんでしょうね。プロポーズした少年の切なさはたまる一方
これがセンチメンタルグラフィティだったら切なさ炸裂(ときメモなら爆弾爆発)してるとこですよ!
しかし六子は相変わらずロボット人生稼動中
更に奇人変人大集合という訳のわからない状況に…;
ハッピーエンドにゃまだ早い!まだまだいくぜ!愛ある限り、戦いましょうそうしましょう!

ついでに新キャラ案(職)を募集中。ノービスから転生職までなんでもいいけど六子と絡ませたい職があったら
なんでもオッケー。設定はこっちで勝手に脚色しちゃう

さて。明日のメンテでスキルリセット期間終了ですよ
悔いのないスキル振りでクルセライフを送ってくださいね!こんちくしょう!

616 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 16:51:32 ID:mNZHwi9I
いつもいいものをありがとう。乙でした。
毎回ひそかに生きる糧となってます、この小説(大袈裟だねぇ

この手の物語は結婚=ハッピーエンドだから、なるべく伸ばしてほしいという超身勝手な要望を
出してみる。

あと、新キャラといえば!♀プリですよ!!!
しかも殴りorMEで!!
某献身クルセサイトの武装神官という設定が何気に好きだ!
お互い不死の浄化に務める聖堂騎士&退魔神官コンビ!!
献身&MEでGHの浄化作戦!
やがてお互いを意識しだして・・・・


・・・あれ?ホウコウセイガチガウヨ ママン(*ノノ)

617 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 18:48:22 ID:Q7mJowqg
>>616
某献身クルセサイトについてkwsk

618 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/24(月) 22:05:04 ID:rFyhaiyQ
ヒント:「MNN」でググると幸せになれるかも

前スレにちらっと載っていて自分もそれで知ったよ
あそこのROアニメ検証やWiz献身ペア報告が中々面白かった

619 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/25(火) 19:19:42 ID:f/jZHjsU
//チラシ裏
槍ってそんなに萌えないのかね?ランサーですよ。ランサー。
あぁ、槍だと「人のため」とか「護る」とか「神聖」っつーキーワードと遠いからかなぁ・・・。

とか考えながら、結局こうした。
ttp://uniuni.dfz.jp/skill3/cru.html?10IXJacA1HnakGS1cL
普通すぎてツマンネって感じだけど。かわいいよクルセ娘。

620 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/25(火) 21:31:14 ID:ElLZ0f3U
 今も尚、鎮魂の鐘の音が鳴り止まぬ場所がある。無情に朽ちた魂が、いつまでも眠れずに彷徨う場所がある。
 彼女はそこで、いつも一人だった。
 今日もまた昼とも夜とも知れぬ永劫の時間(とき)の中を不浄なる者共がうごめいている。
 すらりと伸びた美しい脚を静かに引き上げて、呟くように囁いた。
「滅せよ」
 その言葉を最後に、髑髏は踏み潰され、砕けて、散った――。

「おかえりなさいませ、チェルシ様」
「ただいま。あら、今日は珍しくあのお騒がせコンビがいないのね」
「ああ、シルヴィア様とレイニーくんの事ですか。今日は二人ともフェイヨンダンジョンの内部調査に出かけております。間もなく帰還の報告を受けておりますが」
「そう……」
「それよりもチェルシ様、その……まだそれをお外しにならないのですか?」
「ん?これ?ふふ、そうね。私にはこれが一番しっくりくるのよ」
 プロンテラ大聖堂の入り口前で、新任アコライトがグラストヘイムより帰還したプリーストを迎えた。
 迎えられた神官の脚には、罪人の証である足枷がはめ込めれている。だが、彼女には、それをはめる罪と呼べるものがひとつもない。
 チェルシと呼ばれたプリーストには犯した罪など、かけら一つとして、ありはしない。
「しかし……それは、あなたの様な汚れなき神のつかいである神官の身に付けるものではありません」
「この枷はね、私自身を止める為のもの。常に戒める為の、枷なのです」
 静かに言い放つチェルシ。彼女には、彼女にしか理解できない枷をはめる理由がある。
「お前はいつもいつも!まったく何を考えているんだ!」
「まあまあ六子さん、そんな顔も素敵ですよ。あ、これはこれは、お久し振りですチェルシ様」
「相変わらず元気そうね、お帰りなさい二人とも」
「チェルシ……お前も元気でやっていたか?ずいぶんすれ違いばかりだったな」
「あなたもね、シル。レイもすっかり背が伸びて、大人っぽくなってきたわね」
「ありがとうございます。六子さんから沢山お話は伺ってます。殴りプリならぬ、蹴りプリなのだとか……」
「ふふ。シルからどんな事を聞いたのか知らないけれど、確かにその通りよ。私は、私の脚で不浄の者を浄化するプリーストなの」
「六子・ロナ子・蹴り子の三人といえば、知らぬものはないという『グラストヘイムの生きた伝説』とまで噂されるほどの有名人ですからね。そんな方とこうして会えるなんて、光栄です」
「あら、聖職者には世辞など無用よ、レイ」
「いえ……お世辞ではありませんよ、チェルシ様」
「どうだ自慢の脚は冴えてるか?まさか、なまったとは言わせんぞ」
「ふ、私の蹴りで天に帰らぬものなどいないわ。あなたこそ、セラニアに転生を許してしまうとはね」
「あいつはあいつだ。そして、チェルシ。お前も、お前だ」
「そういう自分はどうなの、シル」
「私も、私でしかない。そういうものだ」
「そうね。さて、そろそろ私は行くわ。神父様に報告したら、明日の準備をしなくてはいけないの」
 重そうな足枷をはめながらも、それでもまるでそれを感じさせないほど自然に。軽やかな足取りで聖堂に消えた長身の女性神官。
 もし。
 もし、その自戒の鎖を解き放ったとしたら。はたして。
 その真実を知る者は、この世界に、ほんの一握り。

「あ。どこかで引っかかると思っていたんですけど、チェルシ様の蹴りプリって設定。もしもシリーズでいうと、『もしも春麗が♀プリーストだったら』みたいな感じですよね」
「いつも思うんだが、お前の例えは意味がわかりにくいんだ。もう少しわかりやすくしてくれ。kwsk」
「ロボ語で聞きなおさないで下さいよ。っていうか、チェルシ様のうさぎのヘアバンド。ウサミミに足枷ってすごいギャップですね」
「ああ、あれか。セーラの話ではあのウサミミが本体だと言っていた」
「は?何をわけのわからない事を……」
「いやな、あいつは寝るときも足枷、ウサミミを外さずに眠るんだ。そこまではいい。だが、セーラ。つまり、ロナ子の話ではチェルシが寝ている時にそのウサミミが動いたというのだ。最初は私も、そんなバカな話をと信じなかったのだが、その……」
「な、なんですか。六子さん、それからチェルシ様に何がおこったんです?」
「いや、あまりにも気になったのでな、聞いてみたんだ本人に。そうしたら、あいつ、外そうとした事は何度かあるらしいんだが、何度引っ張っても、取れないと言うんだ」
「取れないって……ウサミミが、ですか?」
「うむ。それで、私も手伝ってやる、という事で引っ張ってみたんだが……いいか、落ち着いて聞けよ」
「ごくり。は、はい……;」
「痛がるんだ。そんなに強く引っ張ったら痛い、と言ってのけた」
「ちょっとしたホラーじゃないですか!それってまさか、チェルシ様、呪われているという事なのでは……」
「その時からなんだ。あいつが足枷をするようになったのは」
「足枷を外したら、どうなっちゃうんでしょう」
「そうだな……これは私の推測でしか無いのだが。ひとりでカタコンベ制圧程度の事はやってのけるだろう」
「ウサミミと足枷との関係性も相当のものですけど、カタコン制圧なんてひとりでできるものじゃありませんよ!そんな事はありえません」
「まぁ、あいつの事を知らない人間なら、そう思うのが正常だ。お前は、至極、正しい。正論だ」
「いくら六子さんでも、そんなの、信じられませんよ……」
 噂は噂、真実はいつか知ればいい。そう言って、六子は少年の頭を撫でつけた。
「ほら、無駄話は終わりだ。報告にゆくぞ、もたもたするな」
「あ、待ってくださいよ、六子さーん」

621 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/25(火) 21:35:22 ID:ElLZ0f3U
 という事で、設定だけはあった♀プリの登場デス。が、リクエスト通りにはいきませんでしたorz
 殴りプリ、だとなんだか当たり前すぎるのでお遊びとして「蹴りプリ」という風にしてみました。型的には殴りと同じですけど(多分)
 そして、六子さん&少年&他色々、実は登場人物には名前があったんです!あったんです!(二回言った)
 でも面倒くさいので少年の言う、いわゆる「略して○○」の呼び方で進めます。
 以下、裏設定として、お楽しみください。THE裏設定簡易版。本当はもうちょい詳しいのがありマス

・六子=シル(シルヴィア)
 ロボクルセ子、略して六子。
 自分の事をボットと呼び、正確無比な行動と聖堂騎士の誓いを信条とする。献身♀クルセ。
 どういう訳か自分が人間ではなく、ロボットだと思っているらしい。ロボ語検定特A級ライセンス取得(脳内資格)。
 その銀の髪の色からシルヴィアという名前を授かるが、本当の名前は知らない。
 少年と同じく孤児であり、プロンテラ大聖堂で神父やシスター、ケイナたちに育てられる。
・少年=レイ(レイニー)
 六子同様、雨の日に拾われた事からレイニーという名を授かるが、基本的にはあまり名指しで呼ばれる事は無い。
 たまに呼ばれる時はレイの愛称で呼ばれる。一度はプリーストの道を目指すが、エタアコとして生きる道を選ぶ。
 しかしある事件が切っ掛けで再びプリーストの道を目指す事に(設定段階では未定だったが、プリへの転職は彼の目標となっている・実装)
・ザーガ
 オークダンジョンで瀕死の所を六子と少年に助けられた元剣士。現在クルセイダーとなり、GXヒールクルセとして活躍中。
 フェイヨンダンジョンで愛する人(アーシェス)を失い、彼女の魂を救う為クルセイダーとなった。
・ロナ子(セラニア)
 ロードナイト子、略してロナ子。
 六子のライバル的存在。古くから六子の事を知っている旧友。よく転ぶ。何もないところでも平気で転ぶ。
 いつまでもオーラを噴かない六子に苛立ちを覚え、ある意味腹いせにロードナイトへ転生した。
 愛ペコ(とろんべ)によく逃げられる。六子、蹴り子からはセーラと呼ばれている。
・雷鳥(鳥・電磁(Digi)ダンサー・伝導(D-End))
 双子のバード(弟)&ダンサー(姉)。コンビ名は「PB30000」プレゼントボックスを二人で三万個倉庫にストックするのが目標らしい。
 青箱も絶賛収集中。日曜日の夕方から数時間、行方をくらませ、帰ってくるとげっそりしている。
 バードよりもダンサーの方が寒い。バードのギターテクは超絶技巧との噂(ファミコン体操が得意らしい)
・宝ケミ(固定露店名「デューク皿うどん」)
 珍妙なアイテムを売りつける事で有名な宝剣型♂ケミ。主に装備するとペナルティを与える所謂「呪われたアイテム」を扱う。
 ポーションも製造するが、なぜか緑ポーションしか販売しない。
 ミルクを水増しして露店に並べ、危なく豚箱送りにされそうになった所をロナ子に救われた恩があり、ロナ子には頭があがらない。
 六子に十字架のヘアバンドとアンテナを持ち逃げされた(後日聖堂騎士団に請求書が送られてきて六子はこっぴどく説教をくらう)
・蹴り子(蹴りプリ・チェルシ)
 殴りプリならぬ、足技で不死者を粉砕する♀プリ。足枷でダメージ増加を狙っているらしい。
 彼女もソロ嗜好らしく、GH各所で度々六子と遭遇する。意外と馬が合うらしく、拳で語り合う仲のようだ。
 なぜかウサミミが頭から離れないらしく、寝るときもウサ耳のままベッドへ入るらしい。
 とある筋からの情報では、眠っている間にウサミミが動いたとか、実はウサミミが本体なのではないか、との情報も。

 以上、現在までに登場したキャラのちょっとした設定集でした。
 どうせこの設定も増えたり減ったりするのである意味暫定版という状態でしょうが、そんな小さな事は気にするな!あんまり気にしすぎると禿げるらしいヨ!ついでに胸も大きくなれないヨ!
 実はまだまだ変てこなキャラのストックがあるんですが、どいつをどこで出そうかと悩みながら書いてマス
 次に六子さんたちの冒険に巻き込まれる(むしろ巻き込む?)被害者(あるいは加害者)は誰だ!?
 次回に、つづーく

622 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/25(火) 21:42:45 ID:MW2ivnuQ
蹴りプリ・・・イイ(・∀・)!!

623 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/25(火) 22:37:00 ID:LbZal13A
某チェキさんところにあったな、蹴りプリ。

>>619
自分で萌えを創造してみるのだ。そうだな、槍だからツンデレとか。


・・・寒かったかな?

624 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/26(水) 15:44:35 ID:veqsOd0M
槍クルセに萌えない?そうかそうか、わかったよ。じゃあ少しだけ萌やしてあげよう。萌えるかどうかはしらないけど!

「あれ?グランペコが勝手に出歩いてる……逃げ出したのかな。さ、帰りますよ。街にでちゃったら大変ですよ」
「こらこらー!ちょっとお兄ちゃん、私のペコにさわんないで」
「うわ!ペコペコがしゃべった!」
「何言ってるの?私がのってるでしょ!もう」
 はぐれたグランペコを鳥舎に戻そうとした少年は、突然声をかけられて驚いた。よく見ると、グランペコの上には小さな女の子の顔。
 それに似合わない分厚い甲冑に覆われた小柄な少女がペコの羽毛に埋もれるように騎乗している。
「これからお仕事なんだから、邪魔しないでよ、お兄ちゃん?」
「これはこれは……ごめんね。グランペコしか見えなかったものだから逃げ出してしまったのだとばかり」
「まあいいわ、よくある事だし。お兄ちゃんアコライトなんだ、最近入ったの?」
「いいえ、違いますよ。子供の頃から大聖堂でお世話になってます、キミは?」
「私はねぇ、こないだくるせーだーになったばっか!最年少って言われてるんだ!すごいでしょ」
「へぇ。知らなかった、そうだったんだ。おめでとう」
「うん、ありがとう。私の名前、ゴルバヤロザっていうの。お兄ちゃんは?」
「何だかよくわかんないけど、やたら強そうな名前だね。僕はレイニー、みんなはレイって呼んでる」
「そっか、それじゃあねレイお兄ちゃん!今度私のペコに触ったら轢いちゃうからね〜」
「うん。それじゃあ、頑張って。って轢かれるのはちょっと;」

「ゴルバヤロザ?ああ、あの子か」
「やっぱり知っていましたか」
「この前剣士を助けた事があっただろう?それよりも少し前の話でな。勧誘といえば勧誘だったらしいんだが……」
「ん?という事は六子さんが勧誘した、という訳ではないんですか」
「私じゃない。ツンデレラの仕業だ」
「ツンデレラ?シンデレラの親戚か何かですか」
「違う。槍クルセの一人でな、槍マニアのツンデレラといえば結構悪名……いや、有名なものだ」
「ツンツン突くからツンデレラですか。姫クルセって感じですか」
「まぁ、そのツンデレラがあのゴルバヤロザを無理やり聖堂騎士団に引き入れた、という訳だ」
「はあ。それはすごいですね、あんなに小さな女の子を正式に入団させるなんて、驚きです」
「何せもの凄い勢いで推薦し続けて、半ば無理やりだったからな。まぁしかし、意外とあの子は頑張っているぞ」
「ところで、ゴルバヤロザってどういう意味なんです?やたら強そうな印象しか残ってないんですけど」
「どこの地方の言葉か知らんが、『青薔薇』という意味なんだそうだ。綺麗な青い髪の色をしていてな、それでそういう名前だと聞いている。彼女もまた、槍クルセだ」
「ツンデレラの弟子もツンデレラという訳ですね。ツンデレの系譜、という訳ですか」
「上手い事言ったつもりか」

625 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/26(水) 15:46:27 ID:veqsOd0M
 槍クルセがちょっと肩身せまそうなので、今回はちょっと槍クルセネタで攻めてみました
 で、スレの前半の方で出てきた「幼いクルセ」(ネタとしては両手剣だったけど)のネタも絡ませてみたり。グランペコのふかふかな羽毛に埋まっちゃう位のちんまいおにゃのこデス
 実際のグラフィックの問題から、一瞬養子(ベビクルセ)扱いにしようかと思ったんですけど、グランペコに埋まってる感じにしたかったのであえてこっちにしてみたヨ!
 槍クルセツンデレラに関しては、>>623の槍クルセ=ツンデレ からツンデレの槍クルセ(ちょっと姫っぽいわがままな子)を連想して起用。したのはいいけど名前だけorz
 ツンデレラ姫やツンデレラゆうかい事件とは違います。どっちかっていうと今回の元ネタはマジカノから引っ張ってきました
 でも、仮タイトルは「ふたりはツンデレSpear Quicken」毎回仮タイトルだけはついてたんですがめんどいので全部はぶいてました
 これからもはぶきます

 そういえば、前回の蹴りプリの本体ウサミミ&蹴りプリという設定はどこかにありそうなネタだとは思ってましたが、かなり適当にでっちあげてみました。誰でも考えつきそうってところが原点かも
 さてさて。現在、六子さんネタをまとめた、まとめページでも作ろうかと仮構築中。
 もう少し投下ネタが溜まったらまとめてみたいと思るマス。いつになるんだかわかりません

626 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/26(水) 16:15:20 ID:Rtgef4y2
GJ!(*´Д`)b

627 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/27(木) 11:40:08 ID:3U6gKS9.
毎日連投お疲れでありますッ!サーッ!
予想もつかない展開に毎日ドキドキですよ(*´Д`)b

ところで最近は剣士子がマイブームとなっているのだが・・・。
VIT剣士子イイネ。硬くておっそい剣振りがなんとも・・・(*´Д`)
Job50完成だから当分のんびりしてます。
臨時でびゅーを夢見て今日も将軍とツンデレライフ。

え?将来の職?そりゃもちろん、献身クルセ嬢ですよ。

628 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/27(木) 14:21:45 ID:C3fEx7RQ
なぜか槍もって将軍に挑んでも叩かれる俺が来ましたよ
何でかわかんないが、ツンツンツ〜ンしようと思ってもぼっこぼこに喰らうんだが


これって下側(根っこ)の方にカーソル合わせてクリックすればいいのか?wiki見てやってるんだが
なぜか反撃されるんだ。理由がわからん
そんな訳で結局将軍狩りは諦め、氷宝剣で手動ボルト狩り
うはwwwwおkwwww1ダメwwwwwww orz

629 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/27(木) 14:27:14 ID:C3fEx7RQ
俺のクルセ子じゃあツンデレになれないってのか?教えて!ツンデレラ!

630 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/27(木) 14:32:28 ID:qLcL5g4I
    ■         上下四隅の■の位置に立ってからクリックすると、
 □□□□□      2セル間隔を保ったままつつけるはず。
 □□□□□      斜めや槍の射程外からのクリックでは、
■□□敵□□■    2マスの内側に移動してしまうので注意する事。
 □□□□□      低aspd&低ダメージでツンツンするよりは、
 □□□□□      普通に狩ったほうが稼げる場合が殆どだと思うけど。
    ■

631 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/27(木) 16:05:20 ID:.CrGoLEk
私的将軍様を狩る方法
1、将軍様を発見
2、将軍様の3セル隣に移動
3、プロボで挑発後、槍でツンツンデレラ。
・・・えーと、これだけ?

注意点は、
3セル以上離れたところ(槍の間合いの外)からクリックすると将軍様のテリトリーに引っかかることと、
将軍様のいるところが急坂になっている場合、3セル離れたつもりでも攻撃喰らうこと。
それと、弓手や魔法遣いが攻撃している近くにいくと、予想外の遠距離攻撃を見舞われること。

ちなみに、現在うちの剣士のステは、

STR50/AGI9/DEX35(補正込み)
HSP飲んで+5水ランスでプロボ込み与ダメ200〜300、ミスはなし。
Lv44でベースLv1.5Up/1hくらいかな。

これぐらいだとサクサク狩れていい感じですよ。
AGI型で木琴があれば、ハンタ試験場にいってホロン&将軍を狩るとなお美味しい。

将軍様はINT極GX志望とかで無い限りは、
ベース50前半まで散財&苦労無しであがる剣士系の美味しい狩場。

さて今夜も将軍様ツンツンしてくるかな〜。

632 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/27(木) 16:12:41 ID:C3fEx7RQ
○ ガンバリマス!
□=――>
/>
〜〜〜〜〜〜
つんつんつーん 徒歩かよ!(三村風に)

633 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/27(木) 16:26:34 ID:C3fEx7RQ
>>630>>631
もしかしたら射程外から狙って歩いていったからかも知れませぬ、一応注意していたつもりだったんだが
また今度槍買ったら試してみます。

634 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 05:46:33 ID:ID2c9u9s
>>630
間2マスじゃなくて3マスじゃね?
将軍の攻撃範囲は3マス、PC側が4マスとなってるから出来る技だし

635 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 14:05:38 ID:SC.RihEQ
>>630
間3マスだな。間2マスで立つと気づいたら死んでるよ〜

636 名前:680 投稿日:2006/04/28(金) 14:46:12 ID:kFH7aZBM
うむ、3マスだな。激しく間違えた。                               しょんぼり。

637 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 14:54:59 ID:/d6wJ3Uc
OK。確かめてきた。以下、将=将軍、■=自分、□=セルで、

   将□□□■<ツンツン〜♪

確かに3マスでしたorz
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・

638 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 15:12:45 ID:9/0NALoY
680に期待。
今度は片手剣盾クルセ娘とか。

639 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 15:42:39 ID:kFH7aZBM
630…。
スキルはヒール+GXだけど構成は片手剣+盾〜

640 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 21:16:52 ID:5LRaDXrk
という訳で、今回は一本のネタをショートコント風に三分割!オチ?そんなの無いってば!

「あ。六子さん、それは何ですか?しかもまたアンテナまで頭にさしちゃって」
「ん?これはな、携帯電話というものだ」
「これが携帯。いや、携帯。いや、携帯ですか」
「三回も同じ事を言い直さなくとも、その通りだ。携帯はいいな、さすが私の親戚なだけの事はある。とても役に立つ」
「いや、六子さん、それは意味がわかりません。そもそも六子さんと携帯電話は親戚でもなんでもありませんよ」
「むむ?そうなのか。だが、便利だぞ」
「へぇ。僕もまだ持ってませんよ携帯なんて」
「お前はまだ子供だからな、こういうものは大人になってから使うものだ。この携帯には『押すトーク』という機能がついていてな……登録したメンバー数人と同時に会話する事ができるんだ。お、さっそく入ってきたぞ」
「どれどれ……?」

 ぶち殺すぞヒューマン ぶち殺すぞヒューマン

「と、この様に」
「思いっきり粘着wis!粘着wisじゃないですか!怖!怖!」
「いや、これはロナ子だ。バーサーク状態になると、いつもこうだぞ」
「ロナ子さんって一体……」

641 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 21:18:11 ID:5LRaDXrk
「お。また入ってきた」

 うーん……もう食べられないわぁ……うさうさ……

「今度は誰ですか?こんなあからさまに怪しい語尾を使うひとなんて今まで出てきませんでしたよね?」
「どうやら蹴り子はうたたねをしているらしい。本体が喋らせているんだろう」
「チェルシ様!?ちょ、マジで呪われてますって!おかしいですって!」
「そう言われてもな。今までが今までだから、これが普通だ」
「いや、それは普通とは言いませんよ。断じて違います。っていうか、どうやって押したんですか?これって押さないとダメなんでしょう?」
「だから、本体がいたずらでもして押したんだろう?」
「あのウサミミがですか……;」

642 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 21:20:19 ID:5LRaDXrk
「まぁ、何となく、理解しました。これがあると、六子さんと離れていてもお話出来るんですね」
「ふむ。そういう事になるな」
「いいですね。とてもいいですね」
「な、なんだその目は。だめだぞ、やらん」
「そうですよね……僕、孤児だし。花神父様の許しも得なくてはいけませんし。そんな簡単に許しが得られるとも思えませんし……うっうっ」
「いきなりむせび泣くやつがあるか!男なら歯を食いしばれ!」
「そんな事言って、だからといって携帯が手に入るとは思えません。僕は六子さんと離れていてもお話したいんですよ」
「むむ……しかしだな……」
「それに、いつモバイルイベントがはじまるかわかりませんし、ここぞという時に携帯があるととても便利だと思うのです。それは六子さんが仰った通りだと思います」
「うう……そ、そうだな」
「僕に携帯を持たせるのは不満ですか。まだ早すぎますか。僕がまだ子供だからですか。携帯は携帯でもお前はカマボコでも携帯しろとでも言いますか」
「どこからお前はそんなネタをパクってくるつもりか!」

643 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/28(金) 21:32:45 ID:5LRaDXrk
いつ実装されるんだ的なモバイルイベントネタに某ケイタイの某トークネタ、それから微妙なパクりネタで構成された今回は色んな意味で実験的なお話でした。
さて、あれからなんとか頑張ってまとめサイトの方、作ってました。あとは各コンテンツをアップするぐらいのところまできてます。
本当は自分のサイトの別ページにしようと思ったんですが、思い切って借りてみましたヨ
だって、容量無制限とか偉そうな事書いてあったし!転送量制限とかもないとか書いてあったし!(詐欺くさいなぁw)
次のネタ投下する辺りには整ってると思います。
次回・事態は急転直下!?緊迫の展開に!!(……なんだこのインチキくさい次回予告orz)

644 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/29(土) 15:58:29 ID:jfz67uKs
>>638-639
うちのクルセ子は現在進行形でその型だが…うん、ヒール7GX7AG5のAgiバランス(予定)はどこに需要があるのかとorz
仕方ないので鬼面装着で廃兄貴どもと戯れてますよw

645 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/29(土) 20:58:48 ID:Rl5wMgfE
クルセ娘的には剣よりもフレイルやモーニングスターみたいな鈍器が似合いそうな気がしてきた
前に鈍器祭りにネタで行ってみたら普通に二、三人いてビックリしたけど。今はどうなのかな
ASPD?INT>VITクルセにそんなの要求しないでよ!
そして地味にVIT両手剣クルセにも浪漫がある事を知る。可愛いよカッツクルセ、結構硬いよカッツクルセ

646 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/29(土) 23:31:59 ID:Rl5wMgfE
こんなに連投しちゃって板的にはどうなんだろうって考えた事もあるさ。だけど僕の思いは止まらない!この想い、届け!

「ろ、六子!六子ー!たいへんだー!……うわっ」 びたーん!
 厳粛なプロンテラ王城内に一際激しく、それに不釣合いなほどの、妙な激突音が響き渡る。
 予想通り、微妙な角度で顔面から廊下に突っ伏しているのは六子の親友。いや、悪友とでも言おうか、とにかく、ロナ子だった。
「相変わらず騒がしい奴だな、ここをどこだと思っている」
「う、うるさいわね!それよりこれを見てよ、今週の『運命のタロットカード占い』!私ってば、今週は最強のラブ運に恵まれています、恋も仕事も何もかも!」
「その最後の何もかもっていう部分が理解できん。占いなどという下らぬものに左右されるとはお前も随分」
「ってかね!あ・ん・た・も、私と同じ生まれじゃないの!つまり、六子も恋と仕事も何もかもなのよ!」
「だから、その何もかもの意味がわからん。愛だの恋だのイケメンだのチョコパフェだの、私の知った事か。まぁ、その、なんだ。仕事に関してはそうなるという自信もあるし、当然の事だとは思うがな」
「わっかってないわねぇ〜、これだから色気の無いロボ女は嫌なのよ。女はね、いつでも可憐な少女のときめきを忘れちゃだめなのよ!」
「ロボに無駄な感情は必要ない。更に言えば、神に仕えし者に、ときめきなど要らん」
「そんな事言ってるけど、じゃあ、ここのスレはどうなのよ。ここはどういう意味があって」
「ロナ子。お前はそれで、何を言いに来たのだ。そんな下らぬ占いを見せに来ただけか、それがお前にとって、大変な事だったか」
「え?あ、うーんと……そうそう、大事な事を忘れてた」

「まったくお前という奴は、そういう事は最初から言え!」
「だって、もう知ってると思ってたしー」
 ふたりはそれぞれペコに騎乗して、猛スピードでプロンテラを南下していた。目指すは、イズルード総合病院。
 スピード超過で違反切符を切られそうなほどのペコの爆走により、昼前にはイズへ着く予定だ。
 疾風怒濤の勢いの中、六子はいつもの平静を保てないほどに動揺している。
「お前の力はそんなものか!もっと速く走れるだろう!行け、走れ!」
「ペコはそんなに速度あがんないっつーの!六子、焦りすぎだって、いつもの冷静さはどうしたのよ」
 ロナ子に諭されるまでもなく、冷静であるつもりだった。だが、表面では制御出来ているはずの感情が、実際、まるで機能していない。
 疾走するペコの上で、すぐ隣で走っているロナ子の声も遠くに感じるほど。六子は揺らいでいた。手綱を握る手にじんわりと汗が滲む。

 ペコたちの懸命な走りにより、ふたりは正午前にはイズ総合病院の門をくぐり抜ける事が出来た。
 はやる気持ちを抑えつけ、だが六子は自然と早口で受け付けカウンター嬢に投げかける。
「先ほどここにアコライトが運び込まれたと聞いてきたのだが……あ、あぁ、そうか。名前はレイ。レイニーという。……むむ?いない?いや、そんなハズは。確かにこの病院に運び込まれたと!大怪我をして、運ばれてきたと聞いている!」
「おや?六子さんにロナ子さん。どうしたんですか、ここは病院ですよ。大声を出す場所ではありません」
「だがな!私はあいつを……」
「あいつ?どなたですか」
「だから、アコライトのレイニーのことだ……っと……ん?」
「僕がどうかしたんですか」
「うわ!何でお前がここに!?」
「聞きたいのはこっちですよ。そんなに息を切らせて、本当、どうしちゃったんですか?」
「お前、ほ、本当に……」
 何事も無かったかの様に、変わらずの優しげな笑顔で迎える少年を、ふたりは唖然とした表情で見合う。
「ど、どういう事だ?お前、大怪我をしてこの病院に運ばれてきたのではなかったのか」
「確かに大怪我をしたノービスの男の子を病院に運んできましたけど。ああ、あの子なら大丈夫ですよ。発見してすぐに僕が治癒の奇跡を分けた後に病院に連れてきましたし、今は元気になっています」
「……ロナ子……」
「えーっと;……えーっと……;あ、あれぇ〜?;」

「まて!今度こそ決着をつけてやる!」
「ごめんって言ってるでしょー!私のせいじゃないよー!」
「うるさーい!バカものーっ!」
 六子の後ろにはしっかりと彼女をホールドする細腕が回っている。
 ペコ同士の追いかけっこはまだ続いているが、三人の表情は以前よりもぐっと明るい表情になっていた。

647 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/29(土) 23:34:59 ID:Rl5wMgfE
 いつもはgdgd(ロボ語)で終わる六子さんシリーズ?ですが、今回は微妙に起承転結気味でお送りしてみましたヨ
 前回は特にオチの無いショートコント風味だったので、今回はミニコント(尺違い)です。しかし結局gdgdという噂
 六子さんも自分でロボロボ言いながら、少年の事を心配しちゃう優しいロボハートをお持ちなのです!クルセ娘の慈愛ってものですよ!
 ロナ子は地味に占い好き、でも当ったためしがない。
 そんなあたらない運命のタロットカード占いの占い師はどこのどいつだ!こんちくしょう。何もかもって何だよ

 まとめサイトは……ごめんなさい、もう少々お待ちくださいorz
 同時進行で携帯サイト対応化も図ってて時間かかってマス。明日辺りまでにはなんとかー

648 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/30(日) 03:04:13 ID:EcHAW.76
>>645
うちの子が正にカッツクルセですよ
剣修練1!
両手剣修練10!
そしてINTバランス・・・

649 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/04/30(日) 04:17:16 ID:Da5VB7nM
>>647
小説いつもご馳走様です。ホクホクしながら見ています。

Lv50になってようやく初のGD臨時切符を手にしたうちの剣士子。
長かったよ・・・。
将軍突いては、30分に一度、プロに戻り臨広を除いてはため息ついてまた戻る・・・。
そんな日々ともおさらばさ!
意気揚々とゲフェンへ!
おおっと、いきなり馬の大群か!!
OK。ここはVIT剣士の活躍場面!
PTの盾となるため勇ましく馬の群れに立ち向ったサ!!


全滅回数4回・・・。


さて、将軍様いくか・・・。

650 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/01(月) 21:06:40 ID:X.9I2QoY
クルセ娘には何を持たせても似合う。鈍器もオツですよ。

651 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/01(月) 22:56:32 ID:/R5ZF6NU
あんまり待っていた方もいらっしゃらないかと思われますが、六子さんまとめサイト、一応完成しました

 + G u n R O c k + 〜頑張れ!六子さん 略して + G u n R O c k +(サイト名)
 http://rockosan.xxxxxxxx.jp/

まだまだ終わりそうにない気配の六子さんの冒険活劇(全然日常風景ですけど)その軌跡が今ここに
今日のところは、これで許してやらぁ! orzすいませんすいません。ちょっとだけ忙しかったんです
これでいつでも六子さんに逢える!(かも)
お気軽にご覧ください、えぇご自由に。ご利用は計画的に。

652 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/02(火) 21:29:52 ID:mu2AuDqM
「長かったな……ここまで来るのに」
「ザーガ……本当に、ごめん、なさい……」
「いいさ。俺が弱かったから、お前を死なせてしまったんだ、お前が悪いんじゃない。今の俺にとっては、お前がこうして戻ってきてくれただけで、それだけでいいんだ」
「ありがとう、ごめんね、ザーガ……」

 フェイヨンダンジョンから一体の躯を抱えて、戻ってくる男がいた。弓手村から射す太陽の光は、いつも以上にその二人の姿を眩しく照らしている。
 まるで、二人を祝福するような、暖かくて優しい光が。
 クルセイダーの奇跡を信じる心と、一筋の純粋な心からの祈りは、はたして天に届いていた。不浄の地を彷徨い、戻る事も進む事も出来なくなっていた迷えるひとつの魂を、ようやく還す事が出来るのだ。
 その歓びに、『二人』は、震えていた――。

「なーんて事があったわよね」
「……あ、ああ。そうだな」
「なーによ、あの時は泣きそうな顔で、必死になってあーしぇす〜あーしぇす〜って。べそかいてたくせにさ」
「な、あれは!」
「何よ、違うの?それとも、なに、愛しい彼女が殺されても涙ひとつこぼしてくれなかった訳?ひっどい話よねー、クルセイダーが聞いてあきれるわー」
「アーシェス!いいかげんに」
「きゃ、怖い……私、こんなにか弱いのに〜ひどいわ〜、クルセなのに外道よ外道!」
「ちょ、おま……;」
「でもまぁ、こうして私が戻って来たからには、もう安心。存分にクルセ道を突き進むがいいわ!弓をあいつらにぶち折られたのがムカつくけど、まあまあ、そこはそれ。ちゃんと後ろで見ててあげるから。ね?」
「それはお前、憑依してるって事か?そんなシステムじゃないぞ、これは」
「いいじゃない。別に困らないでしょ?ザーガに寄ってくる汚い女どもを私が事前に蹴散らしてやるんだから光栄に思いなさい」
「それは何だ、もの凄い悪霊か何かになってないか?」
「そんな事ないわよ!それに何よ、彼女に向かって悪霊とかなんとか!ほんと、私が死んでから変わっちゃったね、ザーガ……私の事、死んだらそれまでの女だと思ってたの?」
「あのなぁ……」
「私はね、死んでもザーガのことだけは忘れてなかったよ」
「俺だって!……俺だって、そうさ。お前の魂を救いたい、お前を救いたいって思いだけでクルセイダーになったんだ。そして、奇跡が俺にお前と再び逢う事を許してくれた。それ以上のことなんて、何もない」
「ザーガ……ん〜!かわいいっ!もう、ザーガったら、本当健気なオトコノコなんだからぁ〜!そういう所がきゅんきゅんくるのよねぇ」
 にこにこ笑っているハンターの女性。
 だが、日差しがかなり強いというのに、その肌色は血色が悪いように見える。そして、視界が悪くないのだろうか、死者が黄泉へと導かれるようにとしつらえられた特殊な形状の文字が書かれた札付きの帽子を深々と被り、ザーガと呼ばれる男の肩口に乗っかっていた。
 男は、それでも肩に掛かる重さを感じさせないようにして、嘆息でそれを拭っている。
「死んでも、永遠に。って指輪もあったわよね」
「俺は指輪なんてしないからな;」
「えー?なんでよー、いいじゃない。指輪。あー、死ぬ前に一度ウェディングドレス、着たかったな……」
「アーシェス……」

「うわ。こないだの剣士さんに霊が!うわー……これはやけにはっきり見えるなぁ。疲れてるのかな僕」
「霊じゃないぞ、あれは。ホンモノだ、体自体はな」
「は?それってどういう……」
「お前、何度フェイヨンダンジョンに潜ってるんだ。あれは、元ハンターのキョンシー、つまり見た目ハンターのムナック、略してハム子だ」
「ムナックってあのムナックですか?シューズとか出してくれるムナックですか?」
「そうだ。微笑ましい光景じゃないか。ロボと死体のコラボレーション。これぞ究極の愛!」
「いや、それは全然、説得力ないですよ六子さん;」
「そうか?」
「不浄の者を浄化するのが僕たちの使命であるのに、その魂を冒涜している気がします」
「それは違うな、これはひとつの愛という名の奇跡だ。神が、それを許してくれたんだ」
「うーん……六子さんが愛を語ると、とたんに胡散臭くなるのはどういう事なんでしょうか」
「お前の軽々しく口にする愛よりはよっぽどのものだと思うがな」
「むむっ、なんだか今日はちょっとだけ六子さんがイジワルに見えます!」
「ふ、ま、見守ってやろうじゃないか。あいつらのこれからをな……」
「……はい。そうですね、六子さん……」

653 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/02(火) 21:31:07 ID:mu2AuDqM
 なんだこの元気な死体は!という事で六子さんにたすけられて転職したあのクルセが遂に念願成就。元相方であり彼女だったハンタ子さんの魂を浄化して、FDで彷徨っていた体(ムナック)を回収(ペットの卵化して回収という設定)。生と死という大きな壁をぶち破って再び恋人同士結ばれた、というような感じ?
 見た目ハンターのムナック、略してハム子。普通のハム子とは意味合いがちょっと違う点に注意
 っていうか、こういう背後霊っていうか死体なんですけど、最後はどういう風に成仏させてあげたらいいんでしょうかねぇ?自分で書いててこれからこの二人の物語をどうやって扱ったらいいのかちょいとお悩み中
 本編というかメインの話ではないので、別になぁなぁのままでも構わないっちゃ全然構わないんですが
 あ、そうそう。さっそく、六子さんまとめサイト、来てくださった皆様ありがとうございます。今回みたいな本編とはあまり関係なさそうな感じの流れのものはこちらに投下せず、もしかしたら新作としてぽろぽろうpしてしまうかも知れません(クルセ子萌えスレの主旨から外れてしまいそうなもの限定?)ちなみにちょっとだけ修正している話もあったりします
 今回のは一応クルセ、という事で。とはいえ結果的に六子さんと絡む奴らばかりなのでその辺りはクルセ娘様のような大きな心で見守っていただけると嬉しいデス

(以下、やるせないチラシ裏一言劇場)
 ゴールデンウィークって何だよゴルディオンハンマーしかしらねえよ光になれよこのぺどやろうorz

654 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/05(金) 16:18:17 ID:AIEM6IKA
この停滞っぷりに萌え。結局連投になっちゃうけど、いいよね?停滞してるんだもん、いいよね?

「あーん!ごめんなさいですのー!」
 なぜか街中で半裸状態になって茫然としている騎士に、ぺこぺこと必死に頭を下げながら、重厚な合金で組まれている筈の半壊した鎧を涙目で元に戻そうとする少女。
 だが、一度外されたその鎧は簡単に装着する事が出来なくなってしまっている。
 少女は今にも泣き出しそうな表情で、着けようとしてはするりと抜け落ちるように外れてしまう鎧を何度となく拾い上げながら、謝り続けていた。
 プロンテラ東口は平日の日中でも、人がまばらに往来する程度のひっそりとした空間だ。南口や西口とは一味違った大人の空間とでも呼べばいいだろうか。

 たまたまぶつかった相手に、弾みで発動してしまったストリップアーマーのおかげで、半泣きの少女は平謝りの格好だ。何が起こったのか理解できない様子の騎士が、ようやくはっとなって顔を赤くする。
「ヴァー!なんで俺の鎧脱げてんのーッ!」
「あうあう、本当の本当にごめんなさいですのー!るのったらドジっこだから、間違ってストリップアーマーを使ってしまったんですの。そしたら騎士さんの服、取れちゃったんですのー!うわーん、どうしようですのーっ」
「取れちゃったじゃねぇぇぇぇぇぇ!なんだそらー!どうすんだよ、脱げたらどうなっちゃうんだよ!これじゃあ猥褻物陳列の罪に問われちゃうよ!どうすんだよ、この変態女!自分でドジっことか言うな!キモい!」
「ふぇぇぇ……るのは変態さんじゃないですのー!わーんわーん!」
 遂に泣き出してしまった少女と、半裸の騎士。この画を、何も知らない一般人が見たら、どう思うだろうか。少なくとも、この場面ではどうあれ、騎士の方が圧倒的に不利な状況であった。
 奥の方でひそひそ話まで繰り広げられているような状況で、泣きたいのはこっちだとばかりに、騎士はこの状況を打破する為に若干干乾びた感のある脳みそをフル稼働させている。
(何で俺がアーマー脱がされて、この女に泣かれて、勘違いされてんだ?どっちかっていうとこの場合、被害者は俺だろうが!)
「くっそ!仕方ない、おい、一緒にこっちこい!」
 半ば無理やり少女の手を引くと、騎士は全力でその場から逃げ出した。
(おいおい……なんで俺はこんな変態女の手を握って全力疾走で逃げてんだよ……;)

 狩りの帰りで、替えの鎧を持ち歩いていた事で何とか予備の鎧に着替える。それからようやく落ち着きを取り戻そうと長く、ゆっくりと溜めていた息を吐き出す騎士。その隣ではしゅんとなって落ち込んでいる様子のローグの少女。
 何度か女ローグを見かけたことがあるが、ここまで小さい女の子のローグを見るのははじめてだった。騎士は、こほんとひとつ咳払いしてから。
「アレは俺じゃなくて、お前が一方的に悪い。わかるな?」
「……はいですの……ごめんなさいですの」
「ふん……ま、わかってりゃいいんだ。ところで、お前はどうしてあんな人気のない東口でぼーっとしてたんだ?」
「あそこは、るののお気に入りなんですの。ぽかぽか陽気が気持ちよくってお昼寝には最適なんですの。騎士さんこそ急いで何してたんですの?」
「俺は狩りの帰りでよ。店に収集品とかを売りに行こうとしてたんだ」
「そうだったですの。そんな大変な時にご迷惑をかけてしまってごめんなさい……」
「まあいいさ。お前、るのっていうのか?変な名前だな」
「そんな事ないですの!るのは可愛いと思うですの!」
「ははは、冗談だよ。俺はジェイルってんだ」
「騎士さんこそ変な名前ですのー」
「なんだと!」
「じょ〜だんでーすの!あはは」
「は、面白い奴だな、お前」
 妙な語尾ではあるが、確かに自分で言うように少々ドジな面もありそうな少女には、回りを明るくさせるような元気さが溢れている。
 騎士も少女の笑みにつられて、ふっと笑みを漏らしていた。
 ジェイルは最近ほとんど笑っていなかった事に気付き、少女につられて笑ってしまった自分に、内心驚いていた。
「あ。せっかくだから、お友達になってほしいですの!ぱぱとままも紹介するんですの!」
 何がせっかくなのかよくわからないうちに、少女はプリーストの父親とウィザードの母親を呼び出していた。少女は二人に飛び込んできゃっきゃっとはしゃいでいる。そうしてから、るのはジェイルを紹介しようと駆け寄った瞬間。
「聞いてほしいですの、この騎士さんは……きゃっ」
 少女がつまづいて、騎士の体に手をかけた瞬間。またもや、るのはいつものアレを発動してしまっていた。
 無情にも音を立てて滑り落ちていくアーマー。茫然の半裸の騎士。
 呆気に取られて唖然とする二人。
 瞬間――時は凍りついた。

「な、お、ち、違うんだ!これは俺のせいじゃ」
「ほほぅ。言い訳は後からじっくり聞かせてもらいましょうか」
「そうね、いっぺん。いや、さんべんほど、ぶちのめさせてもらってからね……ふふ……」
 少女の目の前で半裸になって慌てふためいている騎士に向かって、プリーストとウィザードの両親は指の間接をボキボキと鳴らしながらにじり寄って来る。
「いや、本当にこれは俺のせいじゃなくて!あっ、あっ!やめ、ほんと、いや、いやあああああああああああああああああ」
 その日。プロンテラ東側から、奇妙な断末魔の悲鳴が轟いていたという。

「ん?六子さん、今、何か聞こえませんでしたか?」
「気のせいだろう。ほら、ぼーっとするな、手を動かせ」
「は、はい……なんだったんだろ、今の?」

655 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/05(金) 18:05:43 ID:YUHXl1hk
こないだのスキルリセットでパラ子のペコセットを切った。
だって正座が好きだから!
浮いたポイントはプロビに回しといた。

(*・`ω・)ぷろび かけるよっ

656 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/06(土) 13:18:27 ID:msnAemVo
「さて、今日も真面目に詐欺露店!ミルクを薄めて儲けまくりだ!ほくほく」
 細いキツネ目に、狡猾さがうかがえる嫌な笑み。いつごろからだったか、もう忘れたが、とにかく、今は裏露店として裏通りの商人として生きている。
 頭の切れる男だった。生命に関しての様々な知識を学び、錬金術を極める為の全ての学を、彼は自身の私利私欲の為だけに使ってきた。
 男には、金が必要だった。しかも、一人の人間が持てるような金額ではない。莫大な金が、男には必要だった。
 その為の手段は選ばない。今までもそうだったし、これからも、そうするだろう。
 その筈だった。
 あの時までは。

「ちゃんとここに成分調整、加工乳と書いてあるじゃないか!これは立派な商品だ、詐欺などではない!」
「つべこべいうな、さっさと歩け!その場で処分されたいのか?」
「横暴だ!これではまるでプロンテラ私警団による私刑ではないか!私は無実だ!冤罪だ!」
 前々から噂が広まっていたのは認める。だが、決定的な証拠が見付からなかった。それはそうだろう、もちろん、簡単にバレるようなヘマはやらかさない。それは最低限、当たり前の事柄だった。
 だが、その日男は、自分でも浅はかだと思えるような初歩的なミスを犯してしまっていた。ここまでくると、まるで何もかもが子供の言い訳、屁理屈にしか聞こえないだろう。
「これで、お前もお終いだな」
 私警団の一人が吐き捨てる様に言い放つ。それを見て、悔しさに唇を噛み締めるアルケミストの男。

 そこに、ペコペコに乗った女性騎士。しかも、その転生職であるロードナイトの騎士が現れた。
 騎士はそのアルケミストの男を見下ろすと、私警団の男達に向かって、一言。解きなさい、と命じた。
 はじめは渋がっていた男達だったが、プロンテラ騎士団の命ならばと、アルケミストを開放し騎士に身柄を明け渡す。
「後の処分は私がつけるから」
「了解しました、よろしくお願いします」
 騎士と私警団の会話は短いながらもそれぞれにとっての必要な事項を確認してから、アルケミストを捕らえていた男達は戻っていった。
「……私を助けてくれたのか?それとも、絞首刑ってやつか」
 よほど強く縛られていたのだろう、手首には縄の跡が赤々と浮かび上がっている。アルケミストは何とか一時的に開放されたが、今度は国が自分を裁くつもりなのかと動揺を隠せない。
「あんたが――」
 騎士は、男に向かって静かに口を動かす。その手には透き通るような碧色に煌く両手剣が握り締められていた。
「あんたが、これを売ってくれなかったら。私はロードナイトになんてなっていなかったかもね」
「……?」
「あんたは覚えちゃいないかも知れないけど、この剣。あんたの店で買ったものだから、あんたには今でも感謝してる。この剣がなかったら、転生まで耐えられなかったかも知れないから」
 ロードナイトが振り上げたその剣は、男にも見覚えがあった。長身の両手剣で、その剣には強い魔力が込められている。
 疾風の如き速さで敵を討ち倒し、時に、その魔力が雷となって降り注ぐという。
 仕入れてから買い手がつくまで、数ヶ月も眠っていた。大した苦労の品だったことを、今でも思い出す。買ったのは、確か、剣士の女の子だったはずだ。
「まさか、キミは……あの時の剣士の」
「いつか、あんたの店に報告でもしようって思ってたんだけど、あれから随分忙しくてね、それがまさかしょっ引かれるとは。一体何をやらかしたんだか知らないけど、今回だけは見逃してあげるわ。その代わり、二度とこんなヘマはやらかさない事ね」
「ロードナイト様になっているとは、思いもよらなかったよ」
「まあね、色々あってさ。どうしても負けられない奴がいてね、そいつと張り合ってるうちに、いつの間にかって感じかな」
「私を裁かないのか」
「ま、正直に罪を認めて洗いざらい話すってんなら、私が罪を軽くしても良いけど。本当にあんたが、罪悪感を感じて反省しているならね」
「私は……私にはやらなくてはいけない事がある。その為には、金が必要なんだ。そして、私は商人でもある、だから、商売をしたまでのこと。それだけだ……」
「ぼったくりでも、って訳」
「それは違う。売値は商人が決める、それに納得した者が商品を購入する。そうして、商品は売れた。私は金を得、相手は物を得る。そうやって今までやってきた、それが我々のやり方だからだ」
「一理ある、それは認めるわ。だけど、そのやり方で被害にあっている者も少なくない。改善しないというのなら、仕方ないけど……」
 騎士はきっ、と鋭い視線で男を見やる。その答えによっては、ここで全てが終わる、とでも言いたげな表情だ。
 男は、観念したように両手を肩口まで上げて、嘆息した。
「わかったよ、せっかく拾われた命だ。ここで失う訳にはいかないな。それに、まだ、やり残した事も多いんでね」
「あんたほどの商売の腕があれば、みみっちいやり方じゃなくても、いくらでも儲かるでしょうよ。今度は、表通りで合いましょう。正規露店の認証は私が申請しといてあげる、明日にでも役所に取りに行きなさい」
「……ありがとう」
「今度は、あんたの夢を叶える番ね」
「……ああ。そうだな」

 ロナ子とデューク皿うどん店主の、そんな昔話。

657 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/06(土) 13:27:10 ID:msnAemVo
 ごめんなさい、六子さん全然出て来てないデスorz たまにはいいよね?箸やすめだからいいよね?ゴールしてもいいよね?
 しかしなんでこんな変な露店名なんだろう。そんなにお前は皿うどんが好きか、僕は焼きそばが大好きです
 六子にはアイテム持ち逃げされるわ、蹴り子がここで買ったあの(本体と噂の)ウサミミは実は呪われたわ、変てこなアイテムを買い付けるわ売りつけるわでとんでもない露店ケミですが、一体何のために金が必要なんでしょうかねぇ?
 さて、まだまだ六子さんの周りには変な人たちが集まってきます。多分。六子さんの冒険はまだまだ続く!(かも)

 ここからチラシの裏
 夢を仕事にするというのは実は現実的に難しくて、例えばそれで食べていけたとしても、嫌になる事も多い。それが趣味や遊びでなく、自分のやりたくない嫌な事も仕事と割り切らなくてはならない時もある。辛い、苦しい。だけどそんな時、夢は叶っている筈なのにまだその夢の欠片が残っているような気がする。
 その夢の欠片は、欠片でしかないけど、もう一度それを一つずつ組み合わせられるような、そんな気持ち。
 だから、もう一度頑張れる気がする。それをひとつずつ拾い上げて、握り締めて。
 苦しい時に、辛い時に。その握り締めた拳を開いて、欠片を見つめたら、きっと。
 だから、僕はもう一回、歩き出せる。

 よーしお兄さん紙飛行機にしてとばしちゃうぞー、えーい!   「さよなら、私の初恋……」(違ッ)

 水樹奈々のHYBRID UMIVERSEというアルバムの「Faith」という曲、クルセのパッシブ・フェイスと同じ名前なんですがなかなかこれが……いい感じです。
 クルセ向きという訳でも無いですが同名曲という事で。(ROアニメビッチ姫繋がりという事で)

658 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/07(日) 22:18:12 ID:KWQWnaa6
「ん?六子さん、今、何か聞こえませんでしたか?」
 奇妙な動物の鳴き声にも似た妙な音を聞き、少年はふと頭を引き上げる。
「気のせいだろう。ほら、ぼーっとするな、手を動かせ」
「は、はい……なんだったんだろ、今の?」
 気を取り直して、作業を再開する二人。黙々と続けられる作業に、息つく暇もなく必死で取り組んでいた。
「それにしても。ああ、なんという造形美、これぞ職人芸だな」
「自分で作って自分で褒めないで下さいよ。確かに、六子さんの作ったのと僕の作ったのでは全く出来が違いますけど」
「うむ。だが、それは仕方の無い事だ。なにせお前はこの内職をするのは初めてなのだからな」
「そうですよ。六子さんとは違います、初心者ですよ、僕は」
「だがな、それを言い訳にしてはいけない。お前が手伝いたい、やりたいと言い出した事だ。言ったからには責任を持って、物事に挑め」
「言われなくとも、充分理解しています。ふぅ、これで、三十本っと……」
「むむ。まだそれだけしか完成していなかったか、だが無理もない」
「六子さんは凄いですね、僕が苦心している間にも、もうこんなに数え切れないほどの造花が完成しているなんて」
「慣れ、とでもいえばいいのか」
 六子は教会の中で堂々と材料を広げては、一本一本丁寧に、だが迅速に内職の造花を作り上げている。
 こつこつと真面目に内職をこなしているクルセイダーの姿は、少年にはそれがとても愛しく感じられた。
 普段は六子がひとりでこなしている仕事だが、少年は六子の作業を手伝いたいと言って勝手に作業をはじめてしまう。
 結局少年の作った造花は微妙な出来で、六子は後で直さなくてはいけないな、と、嘆息しつつふと頭をあげた。
「そういえば、いつの間にか花神父様がいなくなりましたね。さっきまでいたのに」
「ん?イバラ様なら、娘さんに呼ばれてどこかに行ってしまったぞ」
「娘さん?何かあったんでしょうか」
「さあな。それはわからんが……お、帰って来た。おかえりなさいませ、イバラ様」
「ああ、ただいま、シル。内職の方はどんな具合ですか」
「滞りなく。そういえばイバラ様、先ほど娘さんに呼ばれたみたいですが、何かあったのですか」
「……ああ、その事でしたか……ふふ、実はさっき娘に呼ばれましてね、それで、その娘を誑かそうとした男を少しばかり矯正してきたところです」
「ぶっ!……い、イバラ様の、きょ、矯正……ですか……;」
 いつも変わらぬ花神父の表情だが、その瞳の奥に、ぎらりと揺れる光が灯っているのを六子は見逃さない。話を聞きながら動かしていた指先が、ぴくりとも動かなくなる。しかし、徐々にその指が震え出して。
「えぇ、少々、悪戯がすぎた迷える子羊を。その行過ぎた過ちを、神の導きのままに、ね」
 少年は六子の表情がみるみる青ざめていくのを見て、何が起こったのか理解できないでいた。六子は花神父の言葉ひとつひとつに酷く怯えているようで、額から妙な汗が噴き出して、今度は指どころか全身がくがくぶるぶると震え出している。
「ど、どうしたんですか六子さん。顔色悪いですよ?燃料切れですか?それとも電池切れですか?それとも……」
「あわわわわわわわわ」
 六子の震えは止まらない。作りかけの造花は無残にもひしゃげ、奇妙な形に折れ曲がり、使い物にならなくなっている。
「妻も一緒に呼ばれましてね、ふたりで。そう、三度ほど、ね」
「さ、三度!一度や二度ではおさまらず、三度も!?……ひっ、三度、さ、三度……三度まん、サンドマンッ……」
「ろ、六子さん?どうしたんですか、サンドマンがどうしたんですか?六子さん?いけない、六子さんがオーバーヒートを起こしてる!」
「サンドマンッ!サンドマンッ!」
「ろ、六子さーん!戻ってきてくださーい!」
 訳も無く怯える六子。成す術なくうろたえるだけの少年。そして、くっくと笑う花神父。
 結局六子はその後丸一日、うんうんうなされて寝込んでしまったという。

659 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/08(月) 00:14:06 ID:nl..jkSc
サンドマンってなんなんだー!!!?

は、おいといて、
うちの剣士子が見事クルセになったよ。
型はS>V献身クルセ。でもまだまだ色々弄りがいがあって楽しみ…*ノノ
あ、もちろんステスキルのことだよ。ソコノオマエナニヲソウゾウシター!

ちなみにこんな感じ、つcsf:j1050g0h0g20e
色気のイの字も無い、おさげ眼鏡っ娘ですが、やっぱイイネクルセクイイネ格好良いよ我が娘。

660 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/08(月) 01:28:31 ID:nJQb0IHk
ほほう、なかなか良いクルセ娘ですな
インテリっぽく見えるが、実は力強くてタフ、てのがまたいい

そして転職おめでとう。こちらの世界へようこそ

661 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/08(月) 17:45:02 ID:x.cg9pAU
色気のなさなら負けませぬ
っ[csf:iv0d33p0g20f]

GXは10あるけど、AGI-INTだと胸張ってGXを名乗れないのが…
宝剣とか手に入ったら楽しそうだけどね

662 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/09(火) 21:02:06 ID:vKeqSGpc
「六子さん、今日は元気そうですね。この前はどうしちゃったのかって心配しちゃいましたよ」
「うむ。すまなかったな……色々あって、な。ああ、それよりも最近詠唱ポーズをだな、少し新しくしたいと思って考えてきたんだ。丁度いい、せっかくだから見てくれないか」
「新しい詠唱ポーズ?」
「まあ見てくれ」
 自信満々とばかりに、呼吸を整えると、姿勢を正し静かに構えはじめる六子。
「いくぞ!荒ぶるッ!鷹のッ!ポォォォォォォ」
「荒ぶりすぎ。ダメですよそんな安定感のなさそうな構え。だいたい、詠唱中に囲まれたりしたらどうするんですか」
「だ、ダメか?結構必死に練習したんだぞ?それとも構えが甘かったか?」
「意味がわかりません」
「ふむ、そうか。それでは今度はどうだ?荒ぶるッ!」
「だから荒ぶりすぎですって。そんなに荒ぶらなくていいんですよ、普通にしてください普通に」
「何を言う、このたぎる思いを形にしようというロボ心がわからんか!」
「わかりません。というか、うなされながら、そんな事しか考えていなかったんですか、六子さん」
「むむっ。私だってな、こう、新しい風。略して新風をだな、取り入れたいと思って……」
「そんな事しなくたって、六子さんは魅力的ですよ。荒ぶらない、普通の、普段の六子さんでいいんです」
 せっかく編み出した新ポーズを否定され、しゅんとしている六子に慰めの言葉をかける少年。

「あ。そうそう、あの後六子さんがやるはずだった内職。あれ、やっておきました」
「な、なぬ!?」
「いやー、意外と作っている間に熱中しちゃって。一心不乱っていうんですかね、とにかく、千羽鶴を折るような気持ちで頑張ってみました」
「あ、あれをお前がか?まさか、全部」
「えぇ。僕にも意外な才能が眠っていたみたいです。これで六子さんと一緒の生活をしても内職のお手伝いができますよ!」
「いや、お前。そこは稼ぎに行くとかじゃないのか……;」
「ま。それはおいといて」
「ツッコミ役だけで飽き足らず、今度はボケ担当か」
「何を言っているんですか。六子さんが通年ボケ担当に決まってます。不動のエース級ですよ」
「お前……段々私に対してのツッコミが容赦なくなってきてるな」
「いや、どっちかっていうと、六子さんが天然だから助かっている部分もあるんですよ?感謝してます」
「感謝されるところでもなければ、フォローにもなっていないのだが。それはともかく、どれ、どんな出来か私が見てやろう」
「はい。どうぞ見てください!僕の自信作ですよ!」
 えへん、と胸をはって見せびらかす少年の自信作。
 それを見た瞬間。六子は、絶句した――。

「六子さん、どうしちゃったんだろう。あんなに涙をうかべて、箱ごと持って走って行ってしまった。きっと喜んでくれたんだな、いやあ、一日一善って素晴らしいです。これも神のお導きですよ」
 やり遂げた男の表情で、六子の背中を見送る少年。健やかな笑顔は、いつも以上に晴れやかだ。

「ぜ、全部やり直しじゃないか……どうしよう、今日中に終わるだろうか;」
 瞳にうっすらと涙を浮かべながら、六子は全力疾走で修道院別院に戻っていった。
 段ボール箱いっぱいに詰め込まれた、見るも無残なボロ造花の束を、今は怖くて直視できない。
「あいつには、もう、絶対に、触らせん!」

663 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/10(水) 02:01:04 ID:DURTlYCg
六子さん南無。ガンガレ超ガンガレ。
そしてレニアコは意外に手先が不器用なことが判明。
いや六子さんが器用なのか?

手先は器用だけど性格は不器用なクルセ娘・・・・イイ(*´д`)

664 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/05/11(木) 20:41:36 ID:XO0IvZ5g
「はー。暇ね〜」
「そうだね、姉さん」
「そんな時は、あれだ。アレ。しりとり!」
 いくら暇だからといっていきなり双子の弟としりとりをはじめようとするダンサーは、この世界でひとりしかいないだろう。
「そんな事するくらいなら狩りにでも行って、箱あつ」
「シヤラツップ」
「なんか今すごい変な発音じゃなかった?っていうか、ツ二回言ってなかった?」
「シャララップ。いい、いくわよ!」
 問答無用である。そして大きく息を吸い込むと、悲鳴にも近い絶叫で第一声をあげた。
「ラーメン!!!!11!1!!」
 その場にいた通りがかりの数十名を巻き込んで、回りはその瞬間、凍りついた。隣にいたバードは思いっきり卒倒している。
「……なんでスクリーム……;」
「違うの。私、おなかが空いちゃって、ラーメンが食べたいの。本当よ?」
「意味がわかんないよ姉さん」
 プロンテラ噴水広場を覆い尽くす、妙な空気。
「じゃあみそラーメン!無かったら、しおでもいいわ!」
「お前に食わせるラーメンは無ぇ!」
「なんですって!」
「ち、違うよ。今のは……」
「ん?あっ!お姉さま!」
「……なんだこの惨状は。みんなふらふらじゃないか、何をした貴様ら」
「いや、俺は何も;どっちかっていうと、姉さんが」
「な、なんて事いうの!お姉さまの前で!バッカん!」
「ぶべらヴォふ!」
 ダンサーは、踊りだけでなく、歌もこなす。発声練習の賜物で、その声は軽く一山を越えるほどだという。
 そんなダンサーの鋭い声は時に、聞いたものを一瞬気絶させるほど強烈なダメージを与える事がある。バードのそれとはまた違った『声』はダンサーのひとつの武器だ。
 伝導は手に持っていた鞭を器用に弟バードの後頭部にヒットさせると、まるで人が変わったようにしおらしくなった。
「私たちは新しいコントの練習をしていただけなんです〜。ね、電磁」
 目配せした伝導の鋭い眼差しにびくっと跳ねる様にして、冷や汗まじりに頷く電磁。今は大人しく従った方が得策だと考えたのだろう。
「だが、だからといって、人に迷惑をかけるような真似はするんじゃない」
「は〜い、わかっていますわ、お姉さま。ね、電磁」
 電磁は必死で首を縦に振り続けた。ここでミスれば、壮絶なお仕置きが待ち構えている。
「でも姉さん、そろそろお昼でも食べない?おなか空いたんでしょ」
「あ、そうね。もちろん、電磁のおごりで、ね?」
「な、なんで……ヒッ!は、ふぁい!ラーメン食べに行こう!ラーメン!」
「あっははラーメン!ラーメン!」
「ラーメン!ラーメン!」
 ふたりは肩を組みながら二人三脚のような構えですっ飛んで逃げていってしまった。掛け声は、もちろんラーメンラーメンだ。
 ラーで右足、メンで左足である。

 逃げ出してしまった双子雷鳥の残したものは、結局大量の気絶者と、それを看る六子たちの姿だった。
「久々に見かけたと思ったら、こんな大惨事に出くわしちゃうとは、あの二人。やっぱりちょっと変な人たちですね」
「ところで、ラーメンって何だ?」
「六子さん、ラーメン食べた事ないんですか?何だっていうことはそもそも知らないんですね」
「うむ。いや、しかしだな、食べ物だという事は、理解した」
「それじゃあ、僕らもラーメン食べに行きましょうよ。きっとあの二人もラーメン食べに行ったんでしょうし、行ってみましょうよ」
「にがいか?私はにがいのは苦手だぞ。コーヒーとかダメだ。にがくてダメだ」
「ラーメンは全然苦くないですよ。っていうか六子さんが苦いものが苦手なんて今はじめて知りました」
「そうか?それじゃあ私たちも行ってみるか、よし、肩を組め!」
「は?え?うわ、体格差あるのにそんなしたら……」
「ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラーメン!」
「うあ、ちょ、まって、め、メン……ラー……メン」
 六子はラーメンを食べに行く時は双子雷鳥のようにラーメン二人三脚をするものだと理解したらしい。少年はぎくしゃくした動きで六子に引きずられるように連れまわされ、プロンテラを後にした。
 その後、プロンテラではラーメン二人三脚が静かなブームになっていたらしい。
 特に献身カップルなどに人気の技(スキル)として。

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