アコたんvsメカアコたん Part6
[167:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/03/17(金) 20:17:22 ID:Nz56UI7w)]
今の詠唱から感じるに両方とも相当な使い手だ。ミッドガルド大陸でもほぼ最高クラスの。そして声に聞き覚えがある
「白薔薇,貴方ね?そして…青ちゃん?」
プリたんの声に答えるようにして,壁の陰からひょっこりと幼なじみのプリーストとウィザードの二人が現れた
青ちゃんと呼ばれたオペラ仮面で素顔を隠しているウィザードが遠慮がちな声をかけた
「あの,できればその呼び名は止めてほしいのだが…」
省略32
[168:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/03/17(金) 22:38:43 ID:eihcEmXU)]
「あれだけ大見得きっといて,何やってるのよ!少しは加減したらどう?」
「紅薔薇こそ一番手加減しやすそうな素手プリじゃないですか!」
「氷系魔術ならアイスクッキーが・・・」
体術,神術,魔術それぞれ最高位の術者三人が不毛な論争を続けているところに,とてとてと歩み寄るアコたん
「お姉様〜」
省略30
[169:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/05/16(火) 20:35:07 ID:oIqs7p7w)]
プリたんがロードオブデスと戦っていた頃,城門の前には無数のブラッディマーダーの死体が積み重なっている
その死と破壊の中心に立っているのは一人の騎士。そしてその騎士トリスも,彼が作った死体と同様の重傷であった
「ぜぇ・・・はぁ・・・俺も死ぬかも・・・」「お前に死なれると困る」
このような状態でも至極冷静な右腕の声に答える余裕もなく,彼は死体から残った敵に向けて視線を上げた
「ハハハハハハ!うめぇ,うめぇ。大したもんじゃねえか。やっぱりやるなぁ」
ぱちぱちとからかうように拍手をしながら,他より二回りほど大柄なブラッディマーダーがトリスの前に歩み寄る。相手の表情は
省略29
[170:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/05/16(火) 20:35:35 ID:oIqs7p7w)]
「じゃ,他のマーダーも・・・」
「そうよ,ぜーんぶ今までお前が殺してきた奴らだぜ。全く罪深い騎士様だ,俺の殺した人数の何倍だよ?」
ショックを受けるトリスに囁く
「でも・・・でも俺は自分の愉しみで殺したんじゃない・・・騎士として,民衆のためにやっただけで・・・」
「てめぇの都合なんざ,死んだ方は関係ないぜ。てめぇを殺して,恨みを晴らすのさ!」
そして,うなだれるトリスの頭上にブラッディマーダーの手斧が振り下ろされた。ウスラーが警告を発する
省略26
[171:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/05/16(火) 20:41:05 ID:oIqs7p7w)]
頭を押さえながらブラッディマーダーが呻く。辺りにはすでに白虎の姿はない。その代わりに敵の騎士が立ち上がり歩みを進めていた
「死に損ないがぁ!俺を殺したことを償わせてやる!」
そして今度こそ,騎士の脳に手斧を振り下ろした。騎士も答えるように槍を振るが,全く間に合っていない。受けることも出来ずに
騎士の手から槍は落ち,振るわれたのは素手のみ。その先端がブラッディマーダーの手を掠める
「くっ・・・浅かったか・・・」「いや,我らの勝ちだ」
そしてー,ブラッディマーダーの手は崩れ落ちた
省略15
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