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ときめきラグナロク Episode4.0
- 123 名前:前スレ644 投稿日:2004/06/12(土) 21:02 ID:EkJ1pqDw
- 何か書こう・・・と思ったら燃料がいまいち足りませんでした__| ̄|○
つーわけで攻略を一つ
武器は折ったら好感度が下がると思っていたわけですが
攻略するときたまたま折れたんですよ
そしたら剣士たんが「仕方ないから私の武器貸してあげるわよ」と言ってきてアイテム欄の『大事なもの』のとこに剣士たんの+7ブレイドが出たんですよ
それからは気のせいかよく狩りに誘われて好感度も新しい武器を買うイベントまでは労せず上がったんですよ旦那!
製錬で強さをアピールするのもいいけどたまには折ってみてはどうでしょうか?
・・・・あれ?燃料が出たぞ?(爆死
- 124 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/13(日) 00:10 ID:AkUzJJhE
- 甘いな、そこである程度日にちがたったらそのブレイドを精錬するんだ
そうすると必ずクホって剣士たんに見られてイベント発生
その後なんだかんだいって最後には選択肢
[また買えばいい、金はあるぜHAHAHAHAHA]
[剣士たんに+9で返したかったんだ]
どっちだ・・・・?
- 125 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/14(月) 07:36 ID:3n0fgw0A
- >>124
実は其の前に剣士たんとの好感度をある程度上げ、
更に夏の旅行イベントで行き先に崑崙選んでイベント起こしておくと
三つ目の選択しがでるんだ
- 126 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/14(月) 23:43 ID:3AyePDjQ
- センセー、ログ娘先輩攻略中なんですが
キスイベント突入か! という所でdjで逃げられました。
高感度足りなかったのかな・・・・・・
- 127 名前:◆X9DAMEOmrs 投稿日:2004/06/15(火) 00:13 ID:pJt/q0f6
- そのイベントの後しばらくは先輩に避けられるが、それでも追い続けると……。
あぁ、いくらdjされたからと言って、サイトクリップとか持ち出すんじゃないぞ?
サイトクリップを使うなら、直前にセーブしておくといい。
違った反応が見られるが、ちょっと好感度が下がるのでな。
- 128 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/15(火) 07:39 ID:1m4pjJT6
- 実はサイトクリップで三回サイトしておくと
先輩から悪戯されるイベントが始まるぞ
其のとき主人公のAGIが40越してれば
主人公がよけて先輩が転んでるCG
越してなければ二人がもつれ合って抱き合うCG
- 129 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/17(木) 05:06 ID:pv.CCRPE
- ある裏技を使うとアルゴスCをアクセに挿す事ができる。
それでアルゴスCをベルトに挿すと……。
それ装備してる間は自分の意思に関係なくどんどん話が進んでいく。
しかもいつ外れるかはわからない。
その間に女の子たちに悪戯なんかしてたらガクブルなことになりかねん。
やるときは(恒例だが)直前セーブをお忘れなく。
- 130 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/17(木) 07:07 ID:YxRcfV9c
- たちが悪いと♂シーフとやらないかエンド、もしくは♂シーフに殺されるエンド
- 131 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/20(日) 21:32 ID:vY/cAqDc
- 独り者エンドの女々しい逆毛共の歌を聞こうと思って
修行Onlyプレイしてたら中々のレベルになったんで
騎士団逝ったんですよ。
そしたら深淵の騎士に追っかけられてるレイドとレイド弓
を発見。巻き込まれてBDS喰らってしまったんですが・・・・・
GHギャグシナリオにでも入ってしまったのだろうか?
- 132 名前:前スレ644 投稿日:2004/06/25(金) 17:34 ID:Ef0HuV5.
- OK、そのイベントはギャグシナリオへの第一段階だ
ついでにこのとき自分の頭装備がパンダ帽やデビルチ帽などのレア帽子だと深淵の騎士に装備を取られるだろう
その時レイドとレイド弓に話しかけるとGHギャグルート突入だ、素直に笑え
この時もし深淵の騎士を倒すと過去のスレにあった深淵たんルートとはまた違った深淵ルートに入れるらしい
・・・・が、相当Lvが高くAgiなど何かに特化していないとDSに耐えれない可能性があるので最低ラインは狂気のポーションが使えるくらいだろう
追伸 狂気のポーションを使うとまれに暴走するルートがあるらしいがそれに間違って行かないよう気を付けてくれ
- 133 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/27(日) 16:28 ID:eF6R8A/o
- 1.どっかで闘技場で戦うときに
チームを主人公、シーフ♂、アコきゅんの3人で出ると
途中で狂気ポーションつかって暴走した同じクラスの剣士♂が出てくる
クリアすると魔剣ルートに入る
ちなみに推奨Lvは70以上
2.狂気P使ったときに主人公のダーク属性が60以上だと発生する
暴走すると選択肢も適当、けど戦闘は一瞬で敵を殺すすごい状態に。
低い確率で狂気ルートに入る
狂気ルートはもう(゚д゚;)
アコタンとか襲っちゃて最後にはみんなぶっ殺して終了
めっちゃ後味の悪いエンド
- 134 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/06/30(水) 01:00 ID:9qYj6wFk
- >>133
2番、そういうの出来るなら や め な い か
- 135 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/07/01(木) 06:23 ID:P.dJjnwc
- >>134
きっとそのシーンは伏せてるんだよ
- 136 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/07/05(月) 10:34 ID:.dPCekSE
- 魔剣ルート入ったらミストル持ちの騎士出てきて
全然勝てねえ・・・・・・全て捨ててレベル上げしないと
このルートの制覇は無理っぽいぞ
- 137 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/07/10(土) 17:08 ID:HUej7oyU
- ジュノー中心部でイベント起こすとこっちも魔剣が手に入るぞ
- 138 名前:前スレ644 投稿日:2004/07/12(月) 01:36 ID:EkJ1pqDw
- (゚д゚ )三( ゚д゚)コソコソ
やは、弱者の敵の644だyぶべらば!(自キャラに殴られる)
ラグナ学園は学校祭の時期です。何故かと言うと作者の学校祭が今の時期だから
本日はクラス出し物を決めているようです
(中略)
「てことで出し物は『ロミオと呪離獲通斗』に決まりました」
ロミオと呪離獲通斗とは
とある国の王子が族の頭の呪離獲通斗に恋をするという恋愛ドタバタホラーコメディーサスペンスである
「・・・って待て!肝心の決めるまでの過程を省略してどうする!!」
主人公が叫ぶ
続く
「待て言うとうやろぉぉぉぉぉ!!!」
主人公の叫びは作者の頭の中へと届くことも無く、虚空の彼方へと消えて行った
ゴメンナサイ__| ̄|○|||
次はまじめに書きますんd(FD→LA→JT)ギャァァァァァァァァ・・・・
- 139 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/07/12(月) 10:15 ID:Vg1AAa4c
- はいここでちょっくら解説風に余計な事を。
ロミオとジュリエットはイギリスの劇作家ウィリアムシェイクスピアによって描かれたとされる台本です。
内容はあくまで悲劇ですが、その実悲劇の形をとった貴族体制批判だとされています。
お話の流れとしては、貴族間の対立により愛し合うロミオとジュリエットは仲を引き裂かれるわけです。
そこでジュリエットが侍従と一計を案じ、仮死状態になる薬を飲むわけです。駆け落ちするためですね。
しかしそれを見たロミオは本当に死んだものと思ってしまうわけです。そしてみずから毒を飲んで自殺します。
実はジュリエットは作戦内容を書いた手紙をロミオに送っていたのですが、その手紙は届けられなかったためすれ違いが起こったのです。
そして目を覚ましたジュリエットはロミオの死を知り、ロミオの短剣をもって自決します。
この物語を語る上で外せない重要な台詞は、最後の場面の牧師『All of the punish!(我々は皆神の罰を受けたのだ!)』の一言に尽きます。はい。
いやごめんなさい、好きなのよ、語っちゃうのよ、次はネタで語るから許してorz
- 140 名前:ロードナイトEnd 投稿日:2004/07/22(木) 04:32 ID:SMPTixIQ
- どれくらいの時間が経っていたのだろう?
体から力が抜けて、立つ事もできない。最後の魔物を倒したのはいつだったろう?
主人公は足を投げ出して校門に座り込んだ。ラストの魔物を切り伏せたときに目をやられた。
今昼だろうか? 朝? それとも夜?
暗闇の中で、それでも万が一の為に自身の体力を回復することに専念する。
ふと、足音が聞こえた。
魔物だろうか? もしそうだとしたら戦わなくてはならない。
足に少しだけ力を入れてみる。どうやら後一度くらいは立てそうだ。
武器は? 確か折れていない剣がそばにあったはず。手探りでなんとか掴むと、校門に寄りかかりながら立ち上がる。
足音が止まった。見えないながらも相手の方向を向く。
「俺が相手だ・・・。皆の、俺達の思い出を壊させる訳には行かない・・・」
やっと振り上げておろした剣は、簡単に受け止められてしまった。
(もう・・・だめ、か)
(せめて、相討ちくらいには・・・!)
もう一度、剣を振り上げようとして、その手を止められた。
「・・・もう終わったよ。よくやったな」
「・・・隊長・・・ですか?」
自分が在学していたころ、いろいろな教えを受けたロードナイトその人だった。
「魔物は・・・? 魔物はどうしました!?」
「援軍が来てくれたからね。皆退治されたよ。」
一呼吸おいて
「よくこれだけの魔物を食い止めた。感謝する」
「そう・・・ですか。よかっ・・・た」
その言葉を聞いて安心したのか、主人公は気を失った。
「!・・・っと!」
慌てて主人公を受け止めるロードナイト。顔には少し涙が浮かんでいた。
「この大馬鹿! ・・・無理ばっかりして・・・」
口ではそういいながらも、彼女の瞳からは涙がこぼれていた。
「心配したんだ・・・。君が、もし死んでしまっていたらって・・・」
主人公をやさしく抱きしめる。
「本当に逞しくなった。私も・・・追い越されてしまったな」
そのまま、二人の影が学校の校門の前にしばらくの間寄り沿っていた・・・。
- 141 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/08(日) 01:19 ID:ObQ0CL22
- >>126
夕暮れの屋上。
気が付いたら、俺はまたそこにいた。
隣にはログ娘先輩。
二人並んで、黙って夕陽を見ていた。
赤い上着を、夕陽が真紅に染め上げている。
気が付いたら、と言うのは間違いかもしれない。
こういう二人の時間が欲しくて、俺は屋上に来ているのだから。
ずっと黙っていたログ娘先輩がこっちを見た。
ロ「なぁ、(主人公)・・・何であんたは、私のそばに居てくれるんだ・・・?」
主「何でって・・・何でそんな事を?」
ログ娘先輩は黙ってうつむいた。
銀色の髪が夕陽に反射して、黄金色にきらきらと反射した。
ロ「だって・・・わ、私なんてがさつだし、女の子らしくないし・・・
大体、あんたの周りには可愛い子がたくさんいるじゃないか。
なのに何で私なんかの・・・」
言葉の最後は聞こえなかった。
何でだろう。今までそんな事を深く考えた事はなかった。
ただ・・・そう、俺は・・・
主「うーん・・・そうだな。俺はただ、先輩と一緒にいたかっただけだよ。」
俺の台詞を聞いて、ログ娘先輩が信じられない、という様な顔をして俺を見た。
ロ「そ、それって・・・」
心なしか、先輩の頬が赤くなっている様に見えたのは夕陽のせいだろうか?
二人とも黙って、お互いの顔を見つめる。
どちらからともなく、顔が近づいた。
俺は先輩の細いあごにそっと手の平を掛けて・・・
ロ「・・・は・・・」
主「・・・・・・ハ?」
ロ「ハインディングっ!」
しゅん、と先輩の姿が消えた。
主「ちょっ・・・先輩!?」
ロ「ま、まだ私たちには、は・・・早いっ!」
はぁ、と無意識に溜息をついて・・・反省した。
主「そうだよな・・・ごめんな先輩。」
ロ「・・・何でおまえが謝るんだ?」
主「だってさ、好きでもない相手にキスなんかされそーになったら・・・
そりゃな。悪かったよ。」
ロ「そんな事はないっ!」
ぼんっ!と先輩が再び現れる。
呆気にとられる俺をぐいっと先輩は引き寄せて・・・
先輩がぎゅっと目を瞑った。
ロ「す、好きでもないなんて、事は、ない・・・ぞ。」
一瞬のうちに、俺の頬に柔らかい感触と・・・ふわっとした、甘い香りがした。
ロ「わたっ・・・私は帰るっ!またなっ!」
再び先輩はハインディングで消え・・・後には呆然と、頬に手をあてている俺が残された。
気が付けば夕陽は沈み、空には一番星が輝いていた。
こうですか!わかりません!
- 142 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/08(日) 03:57 ID:S8Z1D.R2
- >>141
ウマー
- 143 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/08(日) 11:39 ID:N3Wcr38k
- 私、普通の名無しに戻ります(挨拶らしい)
というわけで夏だ!海だ!山だ!スイカ割りだ!プールだ!し、〆切りだ・・・__| ̄|○
学園にも夏休みがやってまいりました、心なしか皆浮かれてます
さて、そんな夏休みに我らが主人公は何をしていたかと言うと・・・
(ここで一学期のテストが反映される。今回は赤点ばっかの補習ルート)
「ダルイー、なんで夏休みに補習に来なきゃならないんだー」
そう言いながら机に思いっきり突っ伏す主人公、やる気がまったく見られない
教室には自分以外誰も居ないので更にテンションが低くなった
「おし、休憩終わりだ、補習再開するぞ」
殴りプリ先生が教室の扉を開けて入ってくる。そして補習が再開された
「・・・と言うわけで今日はここまでだ。一応補習はこれが最後だが受けないように勉強コマンドもしっかり使うことも重要だぞ」
そう言いながら殴りプリ先生は教室を後にした。なんか良く分からない言葉も出てきたが要は勉強しろってことだろう
学校の外に出た頃には真っ赤な夕日が目に沁みた
トボトボと家路への道を歩く、もちろん一人でだ
いつも剣士たんとかアコたんとかと一緒に帰るからこれはこれで静かで新鮮だった
そんなこんなで家に着き、入ろうとしたとき・・・
「あ、主人公。丁度いいとこに」
後ろから呼びかけられる。振り向くとそこには逆毛姿の内藤様・・・じゃなくて
剣士たんが買い物袋を下げて家の前に居た
「補習どうだった?主人公の事だから身に入ってないだろうけど」
「いや・・・まぁ・・・ね?ハハハ」
反論できない所が悔しいとこだ
「剣士たんはお使いの途中か?剣士たんが料理作れるとは思わないし」
「う・・・、ちょ、ちょっとお母さんに頼まれてね」
相手も反論できないらしい
ちなみに以前調理実習の料理を無理矢理食べされられたのだがその日はトイレから出ることができなくなった
「まぁそんなことはどうでもいいのよ」
「そこ、露骨に話題変えようとしない」
「実は明々後日くらいに皆で海に行って遊ぼうって話し出てるんだけど」
思いっきりスルーされた・・・って海ぃ!?
「海ってあのサーファーが冬の冷たい中サーフィンをするあの海か!」
「意味分からないし・・・。まぁ兎に角そういう事なんだけど主人公も行かない?」
明々後日なら準備をする時間も十分あるし補習も終わったし・・・
どうするかな?
1:皆と海に行く
2:俺は無敵のソロ軍団!
3:流石ゴッグだ、なんともないぜ!
久々にまともにネタ出ししたから疲れたー('A`)
たまには書かないと腕が錆付くって本当ですね('A`)
というわけで後は自分達の脳内でイベントを進めてみてください(他人任せかよとか言うな)
- 144 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/09(月) 12:19 ID:kCqY2ruw
- >>143
GJ!
ここはやっぱり選択肢3で1つ!(何)
しかし、なんとなくだけど主人公はノビからスパノビという感じに最後になったら格好良いと思う
- 145 名前:前スレ644 投稿日:2004/08/19(木) 19:59 ID:P6dglVuA
- さて、では自分で>>143の分岐を書くとしますかな
今回は定石通りに行きますハイ。え?名無しからまたコテに戻ってるって?知らないなぁ(ぉ
1:皆と海に行く
「そうだな・・・せっかくの夏休みだし行くかな」
「分かった、じゃあ皆に伝えておくね。それじゃー」
そう言って剣士たんは家へと帰っていった
さて、まず今日中に用意できるものは用意しておかなきゃな
そして主人公も家の中に入り、自分の部屋へと赴く
そして準備をし始めた・・・が
「・・・何も無い・・・な」
主人公は海に遊ぶの何年ぶりかのことなので昔の物は使えない。よってまったく持っていける物がなかった
とりあえず旅行用バッグだけを準備して今日のところは寝ることにした
でもって次の日
「・・・ちょっとは時代とかそう言うの考えろよ作者・・・」
主人公はプロンテラデパート(8階建て)に来ていた。はっきり言ってご都合主義にもほどがある
まぁゲフェンタワーみたいなのに露店っぽい店が並んでると解釈してくれ
ちなみに何階かで売っているものもちゃんと違う
「・・・まぁいいや、兎に角水着を買わないとお話にならないな」
水着売り場に行くと、股間くっきりもっこりのビキニタイプと一般的なトランクスタイプがあった
1:ここは妥当なとk
主人公は考えることもなくトランクスタイプの水着を購入することにした
その後サンダルやタオル等を購入することにした。残金は後5000zといったところか
さて、この残った資金で何を揃えようかと考えていると・・・
「よっ、年中暇人間」と後ろから声をかけられる
振り向くとそこにはシーフたんが居た
「金なら今日は奢れるほど持ち合わせて無いぞ」
先に釘を刺しておく。なんか汗エモが出てきた気がしたがきっと気のせいだ、うん
「い、いやぁ、別にそういう訳じゃないのよ。ただ何買ってんのかなー・・・ってね」
「海に行くんだしそれ相応の準備ってのが必要だろう」
そのままその場を去ろうとするが、シーフたんに止められる
「いやぁ実はさ、もう一つお願いしようかと思ってね。はいこれ」
そう言われて渡されたのは新品のシートとパラソルだった
「・・・これを俺に持って行けってか」
シーフたんは涼しい顔をして
「あら、主人公はこんな重たい荷物を女の子に持たせる気?」
実際牛乳300個とかの方が重い気もするがそんなことはどうでも良い
「自分の物はじぶんd」
「じゃあ頼むね!そいじゃ!!」
そう言うが早いかシーフたんは脱兎の如く逃げ出した
・・・今度絶対泣かす
そう心の中で決心し、主人公は家まで戻った
そして当日・・・
続く
思ったんだけどビニキなのかビキニなのかどっちなんだろうと思った('A`
続きはまぁネタがある程度出次第って事で('A`ノシ
- 146 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/27(金) 22:11 ID:HhKJODnk
- 流れを叩き折り、「筆不精でも書く意思があればいいよね」ということで初陣。
>>143より選択肢3を(ぁ
「流石ゴッグだ、何ともないぜ!!」
・・・・・何だ?
不意に頭の中に浮かぶ意味不明な単語。
だけど、どこかで聞き覚えがある単語。
「主人公・・・どうしたの、急に考え込んだりして?」
「いや、なんなんだろうな〜、なんか引っかかる事があってさぁ」
「海に?主人公、たしか泳げるよね?」
なんとも的外れな応答が返ってくる。いや、的外れなのは俺の思考か?
ってかそもそもまず第一にゴッグってなんだ?
わからん、本当に心底わからん。これが俗にいう電波受信って奴なのだろうか
それとも連続した補習とこの暑さが加わって何かが覚醒してしまったのだろうか?
あぁ、刻が見えるわ・・・
「ねぇ、本当に大丈夫?無理ならやめておいたほうがいいんじゃない?」
うわ、本当に心配そうな顔。しかも病人を哀れむ特有のアレ。
どうもかなり不安がらせてるらしい、もうゴッグさっさと忘れてしまおう。
・・・と、思ったその時。俺の中で何かが浮かび上がる。
そうだ、あれはまだ俺がノービスになる前のことだった
- 147 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/27(金) 22:35 ID:HhKJODnk
- 青い空、蒼い海。
灼熱、と言わんばかりにふりそそぐ太陽の日差し。
子供心にもわかるまずい食い物を出す海の家。
もう何処だったのか、遠かったのか近かったのかすら覚えていない、どこかの海岸。
俺は剣士タン、アコタン、剣士タンの両親、そして名前も知らない誰かと一緒にいた。
勿論、海水浴の為である
「わぁー、きれ〜い」
そんな意味の言葉だったと思う。俺にとって海は見なれたものだったが、彼女らはそうでもなかった
・・・と、思う。詳しくは覚えていない。とにかく、昔のことなのだ。
とにかく、その日の海は蒼かった。深く、暗く、けどどこにも恐怖の無い、そんな澄んだ蒼。
その浅瀬で、俺たちは遊んでいた。
・・・そうだ、思い出してきた。ビーチバレーだった。黒くて丸い突起がいくつも付いていて・・・
モーニングスターを思い浮かべるとよく分かる。そんな形のボール。
「さすがゴックだ、何ともないぜ!!」
そう、その時だ。俺がその誰かに遊び半分でボールをぶつけたとき、その誰かがそう言っていた
「ねぇ、ゴッグってなぁに?」
アコタンだったか剣士タンだったか、それとも両方だったか、それを聞いた。
「はは、いずれ分かる時がくるさ!!」
その名前を知らない誰かはそう言っていた。
俺たちより頭一つ背が高くて、金髪で、陽気だった誰か。
いつだったか引っ越してしまった今となってはもう誰だかも思い出せない。
・・・で、だ。
とにかく俺たちはその「ゴッグ」とやらが気になって仕方なかった。
けど、結局は小さい子供。遊びに夢中になってすぐ忘れていった。
「行くか」
「・・・・え?」
不意を付かれた、きょとんとした顔でこっちを見る剣士タン
「海、行こうか」
「・・・うん、でも考え事は?」
不思議と頬が緩む。とても穏やかな、涼風のような気分。
「小さい頃海に行ったの、覚えてる?」
何かを思い出すような剣士タンの顔、その顔がパッと晴れやかになる」
「あー!!覚えてたんだぁ!!そっかー、主人公も覚えてたんだねー」
そうかそうか、と何度も一人でうなずく彼女。とても満足気な、そんな笑顔。
何で今になってそんなことを思い出したか、俺にはわからない。
けど、あの時遊んだ楽しさは ほんの、ほんの少しだけ思い出せた気がした。
あの誰かはもういないけど、今は今の友達が居る。
そうだ、海に行こう。同じ場所とは限らないけど、同じように蒼い海が待ってるに違いない。
それで、ビーチバレーをぶつけられたらこう言ってやろう
「さすがゴッグだ、なんともないぜ!!」と。
- 148 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/27(金) 22:47 ID:HhKJODnk
- (背景変更、陽炎の立ちこめる室内)
図書室、主人公らの上級生に当たる者2名が黙々とレポートを書き綴っている
「ぶぇっくしゅ!!」
静寂を引き裂く豪快な声とともに、彼の口からは大音響のクシャミ
「なんだ・・・夏風邪でも引いたか?気をつけろよ、夏風邪は治りにくいからな」
暑さにも関わらず落ち着き払った、凛としていながら落ちついた声、クルセ子先輩。
「いやー、装甲の厚さが昔っから取り柄なんだがなぁ。誰かに噂でもされたんだろ?」
その声とは対照的にどこか場に不釣合いな陽気さを孕んだ声。騎士夫先輩。
「ふん・・・装甲が厚くとも風邪は引くぞ?よくよく気をつけることだな」
「なぁに、当たらなければどうってことは無いさ」
「さ、無駄話をするほど時間は無い。明後日までに『国を守るものとしての自覚』
を書き上げねばならんのだからな。・・・・どうした?」
窓の外を見、呆けた声をあげる騎士夫
「いやー・・・昔のこと思い出しちまってねぇ・・・よく近所のガキと海にいったものさ」
「ふん・・・我々はいつまでも子供ではいれない。今は目の前のレポートを書き上げることが先決だ」
「へぇへぇ、ごもっともなこってございます、っと。あー・・・しっかし」
彼・・・持ち前の人懐っこさで幼少から人付き合いの多かった彼は、金髪をいじりながらつぶやく。
「あー・・・また海にでも行きてぇなー・・・」
- 149 名前:146 投稿日:2004/08/27(金) 22:49 ID:HhKJODnk
- ごめんなさい本当にごめなさい駄文でゴメンナサイ文章がわかりずらくてごめんなさい
とにかく御目汚しでごめんなさい首吊って反省してきます。
いやマヂで。
絞首台|<誰かこれリファインしてやってくださいなー
- 150 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/29(日) 08:39 ID:qS3LCI.6
- --------------------------------切り取り線-----------------------------
ニブルヘイム実装で仮復帰。思いついたのをおいていきます。
--------------------------------切り取り線-----------------------------
『うーむ』
アコたんの頭にのった黒い猫。
やけに胴が長くてやる気が感じられないがどことなく愛嬌のある顔をしている。
アコたん「ふにゃぁ」
珍しくアコたんが机に突っ伏して頭の猫と同じように机に垂れている。
『しかしこれじゃ帰れないな』
俺はアコたんの肩をゆする。
『アコたん、アコたん帰るぞ』
アコたん「んー・・・?主人公君?もすこしこのままでいるー」
……マテ。
『アコたーん』
ヌコ「フシャアアアア」
うああああああああああああああああああああ
ドタン
アコたん「わわわ、主人公君大丈夫?どうしたの」
『いつつ、いや、その猫がいきなり・・・』
アコたん「え、これぬいぐるみだよ・・・?」
頭にのった猫を指差すアコたん。
のんきに欠伸をしているようにみえ・・・るんだが、見間違えか・・・。
アコたん「主人公君疲れてるみたいだし帰ろうか」
『ん、あ。ああ』
ヌコ「ニャアア…」
泣き声が聞こえた様な気がしたけど気のせいだよな・・・・?
---------------------------------切り取り線----------------------------
- 151 名前:前スレ644 投稿日:2004/09/19(日) 23:52 ID:UMF2o1Ms
- 「もう秋だねぇ・・・」
誰かがふとそんなことを呟く
木の葉の色も深緑から紅へと代わりつつあるもの悲しい時期だ
そう、もの悲しい時期なのに・・・なのに・・・
「何でお前は7月中旬〜8月上旬の海の話引きずっとんじゃー!!」
主人公がそう海に向かって叫んだ。そう、どこに居るかも分からない作者に向かって・・・
楽屋ネタ以上
そして当日・・・
「ギャラクティカがぁー、ギャラクティカが避けれないぃぃぃ・・・」
一体何の夢を見ているのか主人公が爆睡していた。そこに・・・
ドゴーン!!!
突然大きな音が鳴り響く。その音で主人公は飛び起きた
「な、なんだ一体!?」
慌てて主人公が慌てて玄関まで来て見るとそこには剣士たんとシーフたんが居た
ついでに言えばその後ろには・・・まぁ簡略的に言えば1次職全員居たりする
ああ、そういえば今日は海に行く日だっけ
近くにあった柱時計を見る、まだ7時半と言ったところか
「いやー、時間伝え忘れちゃってさー。仕方ないから全員で起こしにきちゃった」
シーフたんが笑いながら言う
「そうか、じゃあ直ぐ支度するからちょいと待っててくれ」
そう言って自分の部屋に戻り、サクッと着替えて荷物持って玄関へ戻る
「OK、いつでも行けるぞ」
「それではさっそく出発しますか。ポータル出しますよ」
アコたんが青ジェムを取り出す・・・と、その前に
「とりあえず行く前に皆に言っておきたいことがある」
「何だ、急に改まって」
皆の視線が集まったことを確認し、俺は言った
「とりあえずドアの修理代は皆で全額負担してな」
そう、扉が無い状態で家を出るのだ。これで済んでありがたいと思って欲しい
なんてったって器物破損、住居不法侵入のダブルの罪なのだ
全員がorz見たいな感じになったところでさっそくポータルに乗り込んだ
一瞬周りが歪んだと思ったら目の前には真っ青な海が僕等を待って・・・いてはくれなかった
「えーと、ここモロクだと思うんだが・・・」
「だからここから歩くんだよ」
アコきゅんが死刑宣告をあっさりと言ってくれた
「おら、さっさと行くぞ」
そう言って♂アチャは真っ先に南門から出て行った
それを追う主人公達
道中水を飲んだり小休止したり、俺があまりのVit装備に熱暴走しかけたり更に冷やすためと言われて♂マジ&マジたんのフロストダイバーをツープラトンで直撃して意識が遠くなったり
レルグロからゴーグルを出してみたり・・・
そんなこんなで苦労すること大体4時間くらい
「海だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ようやくコモドについた
♂シーフが絶叫しながら走っていく。他の身軽だったり元気が余ったりしてる奴はそれに続いて走り出す
まぁぶっちゃけた所荷物持ちでカートを引きずっている♂商人とまーちゃん、それに太陽にやられてばたんきゅーなアコきゅんとそれを支える♂マジ
それと俺、何故ならお腹がすいて力が出ないから
とりあえず俺達は荷物を置くために旅館にチェックインしに行く事にした
そして無事に部屋に辿り着くこともできた
いや、無事でない人も居るわけだが
部屋割りは
104号室:剣士たん、アコたん
105号室:マジたん、まーちゃん
106号室:シーフたん、アチャたん
107号室:俺、アコきゅん
108号室:♂シーフ、♂アチャ
109号室:♂マジ、♂商人
とりあえず今この部屋ではアコきゅんがぶっ倒れている
さて、どうしようか
1:部屋に居る(アコきゅんを攻略したい人にお勧め)
2:荷物を運んでいるまーちゃんと♂商人のとこに行く(まーちゃんを攻略したい(略))
3:とりあえず海に行った仲間を呼びに行く(冒険着のまま海で遊ぶシーフたんやアコたんやら剣士たんを見たい方へのサービスカット付き)
どうする?
月日が流れるのは早くてもう9月ですよ__| ̄|○海イケネェシ
相変わらずの駄文ですがこのスレの活気がまた戻ることを思いつつネタ出しに行ってきます__| ̄|○
('A`。o(誰かどの分岐でもいいから書いて・・・)
- 152 名前:前スレ644 投稿日:2004/09/20(月) 19:52 ID:Uqo1Y07A
- 遅れたけどちょっと訂正てか修正てか追加と言うか
○:まぁぶっちゃけた所荷物持ちでカートを引きずっている♂商人とまーちゃん、それに太陽にやられてばたんきゅーなアコきゅんとそれを支える♂マジ以外が全員走り出した訳だ
- 153 名前:前スレ644 投稿日:2004/10/16(土) 01:32 ID:r2K1j2TM
- あらすじ
紅葉の舞い散る秋の寒空の中、作者のNounaiではまだ夏だったために海に来ていた主人公達
・・・その話をぶった切って(ぉ
主人公と愉快な仲間達は珍しくPvPに居た
「てことで『男VS女、本当に強いのはさぁどっち?』が始まるわけだが。いくらネタにつまったけど過疎みてらんないからって無駄にSS投下しなくても・・・」
主人公が多少本音をつぶやく
「で、ルールの確認はしなくていいの?」
シーフたんが聞いてくる
「ルールったってやったら勝ち、やられたら負けってくらいでイグ葉無しくらいだろ」
♂シーフが分かりやすく且単純に説明を終える
「そんじゃ各自南北に分かれて合図をしたら開始な」
そして男性陣と女性陣はPvPの首都の北と南に分かれた
「てことで作戦を練らなければなるまいな」
♂マジが皆を集める
「どうする?剣士たんは突撃が怖いし、アコたんは支援してくるだろうし、シーフたんは避けるし、マジたんは凍らせてくるし、アチャたんは狙撃してくるだろうし」
♂シーフが言ったことは全て的を得ている・・・が、こちらも戦力は同じ。故に戦略が重要になってくる
ちなみに商人'sは立会い及び中立として参加しないで見ているとのこと
「誰でもいいからさっさと一人潰せば楽になるだろうよ。主人公、お前に意見はどうだ?」
♂アチャが話を振ってくる。そうだな・・・俺は・・・
1.剣士たんに狙いを定める
2.アコたんを速攻で倒す
3.シーフたんを足止めさせる
4.マジたんを一気に潰す
5.アチャたんをどうにかする
・・・待て、次号(ぉぃ)
- 154 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/30(土) 01:46 ID:Ocegeh7k
- 「ここは・・・どこだ?」
一人の騎士が呟く
「確か・・・俺は首都北を目指してたはずだが・・・また迷ったかな」
どうやらこの騎士が道に迷うのはいつものことのようだ
そしてその騎士の目の前には人の気配が見られない大きな建物がそびえていた
付近にあった門だと思われる物に目を向ける、そこにはボロボロになり、見難かったがこう確かに書かれていた
『国立ラグナロク学園』と・・・
騎士は何気なく中へと足を踏み入れる
門を抜けたすぐそこには昔は整備されていたであろう石畳がガタガタになっており、どこかの人に『足元注意だ!』とかいいながら転ばされそうになるほど悪い道だった
その横には風雨のためか倒れた木が何本も続いていた
そして校舎と思われる物の前に立つ。人気はまったく感じられない
だが、それでもなお学校として威風堂々に見えるのは騎士の目の錯覚だろうか
「飛電、お前はここでまってろよ」
そう言いながら騎士は愛羽を降り、校舎の中へと入って行った
中に入るとそこは当たり前だが生徒の下駄箱だった。騎士は上履きを持っているわけもなく、仕方なく土足で入ることにした
廊下に足跡がつく。だがそれは騎士のブーツの泥などではなく、長年の埃がブーツにより飛ばされたせいだった
そして各教室を見回る
過去では生徒が授業を受けていたであろう教室の中の一つが目に留まった
他の教室と違い、机や椅子などが並べたままになっている
流石にガラスの窓等は割れていたが、置きっ放しにされた教科書や教卓などが、今にも授業を始めるようにせがんでいるようにも見える
そして黒板にはただ一言。しかし強い意志がこめられた言葉が消えずに残っていた
『きっとどこかで会おうね』
と・・・
騎士は教室を出て先ほど見かけたおそらく職員室だろう場所に入る
ただ一つのホワイトボードに行事の日程や先生の動向などが僅かにだが残っている
そしてそのホワイトボードに一枚の写真が貼り付けられている。見るとそれは冒険者・・・いや、教員なのだろう
数人の二次職たちが笑顔で写っている
そしてその後も騎士は音楽室、家庭科室などを見て回った
外に戻ると彼の愛羽が居なくなっている
(・・・まぁそんな遠くには行っていないだろう)
彼はそう介錯して別の建物を見に行った
近づくとここにも何かが刻まれていた
『ラグナ学園寮』
どうやらここは寮のようだ。騎士はそのまま入ろうとする・・・が、扉が閉まっている
仕方ないので既に割れている窓から進入することにした
部屋にはベットやクローゼットが2〜3個付けられている。一部屋の人数がそのくらいだったのだろう
ここも埃が机やベッドなどの上にかなり溜まっていた
入ろうとしたところでどこか遠くで自分の愛羽の声が聞こえた
騎士は寮を軽く見て回ると、すぐさま愛羽の元へと走って行った
- 155 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/30(土) 02:01 ID:Ocegeh7k
- 走っていったその先は体育館だった
中には戦闘訓練に使用する物と思われる木の人形が寂しく佇んでいた
倉庫の中も空で、ステージの幕はずたぼろになっていた
倉庫の中を見ていると後ろで音が鳴った
すかさず騎士は剣を取り背後を振り返る・・・その瞬間
メキメキドガーン
・・・どうやら天井が崩れたらしい
彼は放っておいて外へと出た
そしてその体育館裏で愛羽が何かをブリッツビートを思わせる速さでつついていた
騎士は掘り出し、それを空けてみる・・・中には青ジェムやマフラーなどの装備品から収集品まで色々と入っていた
更に出てきたのは手紙の束。これはおそらく未来への自分へのメッセージだろう、中身は見なかったことにしてそのまま埋めなおした
そして愛羽に乗ること数分。この学園の敷地と思われる場所は全て歩いた・・・と思う
(無くしてはいけない・・・)
騎士は何故だかそう感じた
『おーい、首都北D行かんのかー?』
ギルドの仲間からのチャットが頭に響く
騎士は暫し考えた後ギルメンにこう答えた
「俺よ・・・やりたいことできちまったから。もう会えなくなるかもしれねぇ」
そう言い残して彼はギルドを去った
オーラを目指し、妥協し。レアを求め、心が荒み。ギルドもまた、騎士と騎士の友人の二人だけしか話さない
元々友人の誘いで入ったギルドは未練は無かった
そしてかれは愛羽を駆り、プロンテラ城の中へと向かった・・・
- 156 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/03(水) 20:34 ID:Niy0ozpo
- このスレの住人は何処に行ったのやら・・・('A`
- 157 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/04(木) 01:02 ID:Xpi6Tq0Y
- そして、誰もいなくなった
- 158 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/04(木) 01:50 ID:c65of/ao
- ('A`)ヴァー
- 159 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/04(木) 02:58 ID:DVmr3DD2
- そう言うな、ちゃんと見てるから・・・
- 160 名前:154 投稿日:2004/11/27(土) 18:15 ID:StkvjEsE
- ,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > 俺がこの学校を
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ 買い取らせてもらう!
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' /
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ...
- 161 名前:154 投稿日:2004/11/27(土) 18:18 ID:StkvjEsE
- ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
買い取るだけであってスレタイやらは変わらない
だが俺の心の中だけでは「学校を作ろう」なのりで進めていく。意義のある奴は今日中しか受け付けない
Ω
<ちなみにこのAAはノリと勢いが良いので使った代理の人だ
- 162 名前:154 投稿日:2004/11/27(土) 18:33 ID:StkvjEsE
- ソンナコンナデカイトッタケドドーヨ?Ω 騎士友人(アサ子)→Ω ・・・
ノ∩
⊂ 騎士 ごめんなs・・・ギャァァァ
/( 。Д。 )っ
U ∨ ∨
[ソニックブロー!!]
∧_∧ ∩ :: :. なにやってんだ馬鹿野朗!
(#・∀・)/ :: ::
(つアサ子 :: :'
人⌒l ノ :: ::
し(_)
「で、何か乗っ取ってやることでもあるのか?」
「ノンノン、乗っ取ったではなく『買い取った』ね」
「変わるかぁ!(ソニックブロー)」
「GYAAAAA。ご、ごめんなさい勢いd・・・」
「勢いで住民の怒り買ったらどうする気だお前はっ!(アニメ版ソニックブロー)」
「ウギャピー。ちゃ、ちゃんとやろうと思ったことあるんです、はい」
「ほう、言ってみろ」
「生徒のアコたんやら剣士たんとあーんなことやこーんなことを・・・」
「外道がぁぁぁ!(∞の字でウィービングをしてそこからその反動とともに繰り出すソニックブロー。別名デンプシーソニック)」
「うぐぁぁぁぁ・・・。ゴメンナサイカイトッタイジョウセキニンモッテケイエイシマス」
「分かればよろしい。・・・ところで、だ」
「な、なんでしょうか」
「教員とか居るのか・・・?」
「・・・」
「・・・」
「てへっ♪」
「てへっ♪じゃないだろうがぁぁぁぁぁぁ!!(遠距離カタール発動)」
「おあーお。ぼ、募集しますから勘弁してつかぁさい・・・」
「よろしい。放っておくと何するか分からんから暫らくは監視させてもらうからな」
「ふぁい・・・。ところで」
「何だ?」
「学園買うのに全財産使っちゃったから金貸して」
「ど阿呆ーーーーー!(蹴り上げる)」
おおーっと、騎士君吹っ飛んだー!
これからどうなるのかRO学園
続く・・・か?
- 163 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/27(土) 20:23 ID:Lpc8Wwu6
- とりあへず、ニヤニヤしておこうと思いました まる
- 164 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/28(日) 03:03 ID:lVB1C75M
- 主人公「なんだ?この人だかりは」
♂シフ「よう」
主人公「おっす。なぁ、何かあったのか?」
♂シフ「お前知らないのか?うちの学園の理事長が変わったんだよ」
主人公「そうなのか?初耳だ」
♂シフ「なんでも、どっかの騎士が学園を買い取ったらしいんだけどな」
主人公「それで、何か変わったのか?」
♂シフ「さぁ?」
ピンポンパンポーン
校内放送『全校の諸君、おはよう。今日からこの学校の理事長になった者だ』
ざわざわ
おい、なんかはじまったぜ
この学園買い取って何をする気なんだろうな
別にどうでもいいよ、さっさと教室逝こうぜー
ざわざわ
校内放送『本日より、女子生徒は全員服の下にスクールみずぎゃぁぁぁぁ!!』
校内放送『・・・・・・・・』
ざわざわ
おい、なんか知らんがいきなりおわったぞ
どうでもいいよ、ほっとこうぜ
早くしないと授業始まっちまうぞー
ざわざわ
主人公「・・・俺たちも行くか」
♂シフ「おう」
- 165 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/12/08(水) 23:45 ID:j2VMXMJI
- 壁】ω・`)む・・・止まってる・・・
最近久しぶりにnounaiに接続してきたんですけど、
2ndアニバやってましたねー。
ところで、攻略しようとするとどうしてもイベントバフォに遭遇して、
取り巻き(♀キャラばかり)に囲まれて死にかけてるところを他の皆に見つかって
取り巻きごと吹っ飛ばされて好感度下がっちゃうんですが(´・ω・`)
別ルートなり救済措置なんてものはないのでしょうか?(´・ω・)=3
壁】ω・`)みなさまも良いnounaiライフを・・・
- 166 名前:154 投稿日:2004/12/10(金) 23:01 ID:sDHX0.7A
- 理事長室の騎士男とアサ子
「と、言うわけで教員を揃えてみたぞ」
「ただ面倒だから今までの教員をそのまま雇っただけだろうがっ!」(インベナム)
「ギャァー!!・・・いいじゃん別にぃ・・・」
「して、その心は?」
「一々考えるの面倒だしテキトーでいいや・・・ってね」
「散れ」(ソニブ)
「ゲファ!?」
「まったく、ろくな事しないなお前は・・・」
「ふ・・・だがしかし!新しい校則を作ったぞ!」
「・・・言ってみろ」(カタールを首筋にあてがう)
「女子生徒の制服は常に膝上20cmのスカートとする」
プシュゥー!(血が首筋から噴水のように噴出す)
「がぁぁ!!次に生まれる時はもっと女性にもてる顔にぃー!!」
「黙れ外道が!」(アニメ版ソニックブロー)
こうかは ばつぐんだ
きしお は たおれてしまった
きしお は めのまえが まっくらになった
- 167 名前:前スレ644 投稿日:2004/12/20(月) 00:31 ID:Uqo1Y07A
- 「はぁはぁ、全く死ぬところだったじゃないか」
「黙れ、胴体と首がお別れしなかっただけでも神に感謝しろ」
「よし、萌え神様にかんsy・・・」
どごっ!
「うぎょっ・・・鳩尾だけは・・・勘弁・・・」
「で、今回は何をする気なんだ?」
そう言いながらカタールをやっぱり首筋にあてがうアサ子
「ふっふっふ、俺が萌えのみを追求する理事長だと思うなよ?」
「能書きは良いから」
「今回の企画はこれだぁぁぁぁぁ!!」
そう言って騎士男が取り出した一枚の紙
「うん・・・何々、X'masに思い出を作ろう。必殺悩殺ダンスパーティ・・・」
「YES!ダンスパーティを開いて生徒や教員に楽しんでもらおうと言う企画だっ!」
「企画だっ!って言われてもなぁ・・・して、その本心は?」
「滅多に着る事の無いドレスを貸し出しして色んな生徒や職員の嬉し恥かしの姿を見たいから」
「さらりと言うことかぁぁぁぁぁ!」(ソニックブロー)
「ごはぁ!」
「・・・まぁ企画としては面白そうだな。やってみたらどうだ?」
「人を散々きざんでおいてそれかい。言われんくてもやるっつーの」
「で、ドレスやタキシードの当てがあるんだな?」
「問題はそこなんだが画期的な秘策を用意してあるのだよワトソン君」
「ワトソンって誰だ。で、秘策とは?」
「うむ、いわゆる自分で好きな衣装を作るなりしてくるフリーかつオープンな感じにしようと・・・」
「珍しくまともな意見だな」
「まぁそう言うわけで校内掲示板にこのポスターを張り出しておいてくれ」
そう言って一枚の紙を差し出す
まるでポ●モンフラッシュなみの色使いの悪さだった
「・・・」(無言でポスターを切り裂く)
「ああ!俺様の改心の作品を!」
「こんなものを見せられたら誰だって引く!」
「えー」
「仕方ない、私が直々にポスターを作ろう」
「んじゃ頑張ってー」
部屋を去ろうとする騎士男の頭を鷲掴みにする
「ちゃんと手伝うように」
笑顔で尚且つ妙に明るい声でアサ子が言う
第三者が居れば即座に逃げ出すだろう
「いたっ!頭痛いって!メキメキ言ってるから!」
こうして理事長室は夜が更けても明かりが消えることが無かったそうな
そのころの本来の主役であるはずの主人公
「そろそろクリスマスだな・・・」
と一人で呟きながら机に突っ伏してます。そこにシーフたんが近づいてくる
「なーにしょぼくれてんの?人生楽しまなきゃ」
主人公は顔だけ向けると
「いいよなぁ・・・シーフたんは悩みと無縁っぽそうで」
「・・・私だって悩みはあるよ・・・」
シーフたんがいつに無く暗い表情を、ほんの一瞬見せて呟いた
「え?何?」
「あんたみたいに悩み持って生きる必要なんて無いってことよっ」
いつものシーフたんの表情に戻り軽口を叩く
「ほれ、何時までもだらけてるとこうだっ!」
そう言いながら後ろに回りこみ、腕を主人公の首に回して首を絞める
「ぐげっ!ギブギブ!」
キーンコーンガーンホーウ
「あちゃ、授業始まっちゃうか。じゃあこれくらいで許してあげよう」
そう言って腕を解く。多分後一分遅かったら落ちてたな
「まっ!悩みすぎは体の毒ってことよ!」
そう言い残して自分の席にシーフたんが戻って行く
と同時に先生が入ってきた
「それじゃあ授業を始める。教科書86ページを開けー」
今日もラグナ学園は平和だ
しかし平和すぎて人が居ないんじゃなかろうかってほどに居ないな
昔の賑わいを取り戻すべく初心に帰って
アチャたんの弓壊しちゃった、イベント起きたがどうすれば良いか分からん
ボスケテー
- 168 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/12/22(水) 14:08 ID:FTdi0P3o
- 文章力が追いつかねぇorz
>>167
BS先生かホルグレンに相談するといいぞ。
ただしホルグレンには興味本位で再起不能にされないようにだけ注意な!
うまくいけばフェイヨンにいるという弓専門の修理師の情報が得られるはずだ。
- 169 名前:前スレ644 投稿日:2005/01/01(土) 02:08 ID:wdhu2Wf.
- ラグナロクの世界と共にRO学園も年が明けました
それでは今日は各キャラクターの年明けの迎え方をちょっぴり覘いてみましょう
主人公、アコたん、剣士たんの幼馴染トリオの場合
ただいま大晦日。本日は主人公の家に集まって紅白歌合戦やら行く年来る年なんかを見ながら新年を待っているようです
「なぁ、年明けの瞬間ジャンプして『年明けた瞬間地上に居なかった』ってやらないか?」
「主人公・・・あんたいい加減そういうの卒業したほうが良いよ・・・」
剣士たんが呆れ顔で言います
「でもたまにはそんな迎え方をしても良いんじゃないですか?(にっこり)」
そんなアコたんの笑顔に剣士たんも押し切られて今年はジャンプして年を越すことになりました
「そいやぁ他の奴等何して年越しすんだろうなぁ」
「大体家族と一緒に過ごすんじゃないんですか?」
そんな他愛も無い話をしつつ年明けは近づいて行きます・・・
「あ、そろそろだよ主人公」
「そうか、じゃあそろそろ飛ぶ準備をしようか」
『こちらプロンテラ放送局です。新年まで後10秒を切りました!5、4,3,2,1、』
「とりゃっ!」
「よっ」
「えいっ」
『ハッピーニューイヤー!!!今年もプロンテラ放送局をよろしくお願いします!』
「明けましておめでとう!」
「おめでとー」
「おめでと〜」
新しい年を迎え気分も新たに三人は頑張りを誓うのでした・・・
シーフたん、マジたんの明暗コンビの場合
「・・・一体いつになったら着くのですか・・・?」
「あれ、おかしいなぁ。こっちのはずだったんだけど」
「ふぅ、貴方は一体何処に行きたいのですか」
どうやらシーフたんがマジたんを誘って何処かへ行く模様 in 天津
「いやー、この辺にご利益のある寂れた神社があってそこ行こうと思ったんだけどなぁ」
そう言いながら地図と格闘するシーフたん
「仕方ありませんね・・・何か目印など無いんですか?」
マジたんが周りを見渡しながら聞く
「確か近くに洞窟みたいなのあったかなぁ」
「なるほど、それならこちらです」
そう言って進みはじめるマジたん
「あ、ちょっと待ってよ!」
急いでシーフたんが追いかけます
数分後、人のまばらな神社に二人が来ました
「そうそう、ここ。何でマジたん分かったの?」
「・・・まぁ勘と言うことにしておいてください」
『こちらは天津放送局で御座る。今年も刻限が残り数えるほどになりて候、皆で時を数えようぞ』
『参、弐、壱。新年明けましておめでとうござりまする!』
「ありゃ、迷ってる内にもうこんな時間か」
「せっかくですから初詣を済ませましょうか」
お賽銭を入れ二人は自らの能力向上と恋愛に関してのお願いをしたのでした。
- 170 名前:前スレ644 投稿日:2005/01/01(土) 02:55 ID:wdhu2Wf.
- まーちゃんの場合
まーちゃんは実家のアルベルタに戻り、お母さんと一緒に元旦の御節の用意をしています
お母さんが料理を作り、まーちゃんはそれを上手く盛り付けして行きます
「さって、これで御節完成かな」
「そうだねぇー」
親子そろって満足げな笑みを浮かべております
そうこうしている内に遠くから漁船を送り出す鐘の音が響いてきました
「おや、年が明けたかねぇ」
「お母さん明けましておめでとー!」
まーちゃんが元気に言います
「明けましておめでとう、まーちゃん」
お母さんも笑顔で答えます
そしてまーちゃんの家族は父親の漁船に乗り、海神の祠と呼ばれる所へ行き一年の無事と収穫を願うのでした
アチャたんの場合
アチャたんもフェイヨンに帰省していました
「うにゅ・・・眠いぃ・・・」
どうやら眠さの限界が来ているようです
「姉ちゃん、眠いなら寝たら?はい、フォーカード」
「うにゅ・・・もうちょっと起きてるぅ・・・ロイヤルストレートフラッシュ・・・」
どうやら弟とポーカーをやっているようです
その隣では・・・
「猪鹿蝶!青タン!」
「五光、花見酒と月見酒で俺の勝ちだな」
「えぇー、またぁー」
アチャたんの両親が花札やってます
そんな事をしている内にフェイヨンにも放送がかかりました
『こちらはフェイヨン放送局アル。ご主人がどこかに行っちゃったからムナが代理でお送りするアル』
『皆今年はどうだったアルか?ムナはもうちょっとご主人に構ってほしかったアル。それではカウントダウン行くアルよー』
『さーん、にーい、いーち、明けましておめでとうアルー!あ、ご主人、今頃来ても遅いアルよ』
「明けましておめでとー・・・って姉ちゃーん」
「・・・すぅ」
既にアチャたんはお休みしていました
この後弟が必死に担いでアチャたんをベットまで運んだようです
きっと良い初夢が見れることでしょう
♂騎士先輩と♀アサ先輩のライバルコンビ
「17戦0勝0敗17引き分け・・・これが今年で最後の勝負だ」
「今日こそ決着をつけるわよ」
二人はPvPに居た
♂騎士先輩がコインを投げ、そして落ちた。刹那
「ツーハンドクイッケン!!」
「ベノムダスト!!」
♂騎士先輩がベノムダストに構わず、♀アサ先輩を斬りつける。♀アサ先輩もまた、避けながら♂騎士先輩を斬りつける
黄金の影と紫色の影が幾度と無く交差した
そして・・・
キィン
金属音が当たりに響く。♂騎士先輩の一撃が短剣に直撃し弾いたようだ
それにより一瞬無防備になる♀アサ先輩。その隙を♂騎士先輩が見逃すはずが無かった
最小限の動きで最大限のダメージを与える。♂騎士先輩の一撃は確実に動脈を切り、致命傷を与えた
そして♀アサ先輩が倒れる。傷は即座に消え去り、代わりに体が動かなくなるほどの疲れが一気に襲い掛かった
「はぁ、はぁ、勝った・・・」
「ぐっ、はぁ、言って、置くけど、全力よ、ぜぇ」
♀アサ先輩は完全に息が切れている
「ふう、今回は運が良かっただけさ」
♂騎士先輩が息を整えて言う
「いいえ、負けは負けよ」
♀アサ先輩も既に息は整っている。これはアサシン故の技術だろう
『こちらはプロンテラ放送局です』(以下省略)
「年が明けたな・・・」
「そうね・・・」
♂騎士先輩は♀アサ先輩に近寄っていく
そして二人は無言で口付けを交わした
互いの強さを称えあい、互いの信頼を深め合い、互いの愛を確認するために・・・
後書き
新年明けましたおめったぅ
ときラグスレを見てくれている人のために筆を取りました、新年だし(何)
この中での設定はあくまで自分のNounai設定なのでFAじゃありません。
ここは違うぞ!って人は自分の妄想を書き殴るのだ!さぁ!さぁ!
それでは長くなってしまいましたが良いお年を 前スレ644
- 171 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/28(金) 12:53 ID:UIzplKMQ
- 「・・・それで、お前は何になりたいんだ?」
担任の♂騎士先生の言葉が脳裏によみがえる
「はぁ・・・」
夕暮れ時、中央噴水のベンチで首都の賑わいを眺めながらため息をひとつ
「結局、決められなかったな・・・」
買い物帰りの親子を横目に、誰にともなくつぶやく
・・・学院に入った生徒は、当然冒険者になる為の訓練を受けることになるのだが
事前に進路を・・・つまりはなりたい職業を決めるのが通例になっている
あらかじめ受ける授業を進路に適した科目で集中させることで、生徒に余計な授業を受ける手間を減らし、
結果として、より効率的に冒険者を「量産」するわけだ
ちなみに一般教養課程等の職業を選ばない科目は、容赦なく全生徒に降り注ぐのは言うまでもない
・・・俺は、その進路相談で職業を選ぶことが出来なかった
どの職業にもそれなりに魅力を感じるものの、決め手に欠けるように思えたのだ
とは言え・・・決めないことには科目も決まらないわけで、正式な授業過程に入れないというのも事実だった
そんなわけで、俺は「明日の朝までに決めておけ」と言う担任の言葉と共に職員室を追い出された後、
1人こうして帰宅途中で考え込んでいるという訳だ
「ここに来たのって、確か昼過ぎだったよな・・・」
自分の決断力の無さを、なんとも情けない形で再確認してしまった・・・
「はぁ・・・」
「はぁ・・・」
思わずため息を同時に吐いてしまう
・・・って待て!いくらなんでも1人で同時には無理だろ俺!
などと心の中でツッコミを入れつつ慌てて周囲を見渡すと、同じベンチに自分とよく似た格好の女の子が
座っているのが目に入った
明らかに落ち込んだ表情をしているが、ノービス特有の愛らしさは損なわれておらず
「笑ったら可愛いだろうなぁ・・・」
・・・思わず呟いてしまったが、聞こえてないよな・・・?
幸い彼女は自分の世界に没頭していたのか、反応が無かった
・・・よく見ると、小声でなにやらぶつぶつと言ってる様子だった
すかさず好奇心がむくむくと湧き上がり、腰を浮かせて近づこうとするが、やはりと言うか良心の歯止めがかかる
「さて、どうしたものか・・・」
自分の進路のことなどすっかり忘れ、中腰のまま葛藤する馬鹿丸出しな俺
彼女は相変わらずぶつぶつと何事かを呟いている
やはり盗み聞きはまずい、ここは大人しく家に帰るか・・・
⇒やはり好奇心には勝てない、こっそり近づいて聞いてみよう
やはりこそこそするのはよくない、ここは堂々と聞いてみよう
初カキコです、スパノビ子たん出会い編に挑戦してみますた
駄文ですが見てやってくだせぇ・・・
また思いついたら続き書きますorz
- 172 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/28(金) 14:12 ID:UIzplKMQ
- 懲りずにまた書き込みさせていただきますデス
でも思いついたのは選んだのとは違う選択肢の文章・・・orz
・・・いくらなんでも見知らぬ女の子の独り言を盗み聞きするのはまずいだろう俺・・・
自分にそう言い聞かせると、中腰の姿勢を止めてすっくと立ち上がる
大体、今は自分の進路を決めにゃならんのだ
明日の朝が締め切りである以上、余計なことに時間は使えない
「・・・帰るか」
自分に言い聞かせて、寮に向かって歩き出す
「何に悩んでるのかは分からんが、頑張れよ・・・」
去り際に、まだ色々とぶつぶつ言ってる彼女に小声で応援する
助けてやりたいのは山々だが、俺にも時間がないのだよ
ほどなくして寮に着き、自分の部屋のドアを開ける
・・・何故にカギが開いてるんだ・・・
その次に入ってくるであろう光景を想像して、思わず手が止まってしまう
「さて困った・・・」
考えること2秒
「・・・散歩してこぶはっ!」
言い終わる前に、突如として何者かの襲撃を受けて倒れる俺
「遅いわよ!どこほっつき歩いてたのよ!・・・ってあれ?主人公は?」
「お前の足元だ・・・」
ドアから出てきた襲撃犯、俺の幼馴染でもあるが、剣士子に答える
「・・・変わった帰宅のしかたね」
「お前がやったんだろうが!」
「あんたが逃げようとしたからよ」
「・・・なんで分かるんだよ・・・」
「ん〜・・・気配?」
「・・・そうか・・・」
・・・昔から、こいつとの喧嘩には勝てた例がないな・・・
「相変わらずがさつなやうぼふぁっ!!」
負け惜しみとばかりに毒づこうとするが、言い終わる前に再度迎撃される俺・・・
「うっさいわねー・・・さ、中に入りなさいよ」
「分かった分かった」
また殴られてはさすがに脳が修復不可能になりそうなので、おとなしく入ることにする
「わ!主人公君大丈夫?」
「随分男前になったじゃないか(ニヤニヤ)」
「早く座りなよー」
「うわ、ほんとにまだノビなんだ・・・」
「期限は明日なんだろー、どうすんだー?」
って、何人入ってるんだ・・・
「・・・俺の部屋はサロンや会議室じゃないぞ・・・」
悪友のシフ男に毒づくも
「そうだなぁ・・・会議室の方がまだ散らかってないだけましかもな」
あっさり切り返される
「ってか、お前らは何をしに来たんだ・・・」
俺の疑問に答えたのはアコたんだった
「うん・・・主人公君、今日面談で進路決まらなかったって聞いたから・・・それで
進路が決まった人で集まって、会議をしてたんだよ」
何やら不穏当な言葉が出たな・・・
「会議って、何の・・・?」
「そんなの、あんたの進路についてに決まってるでしょーが!」
びしぃ!と俺に向かって人差し指を立てて宣言する剣士子
・・・なんでこいつはこういう動作が変に似合うのか・・・
「んなもの、どうやって決めるんだよ?」
という反論にはシフ子たんが応じてきた
「まあ要するに、みんなにそれぞれが選んだ職業の素晴らしさを主張してもらって、
それを聞いた主人公君が選ぶってわけ」
またなんともめんどくさそうな・・・とはさすがに口が裂けても言わないが
足は自然に退路を確保しようとかさこそと動き出そうとする・・・が、
「・・・逃げないわよね?」
剣士子の一言により完全に沈黙・・・これでいいのか俺・・・
「さあ、それじゃあ誰から話す?」
「あ、じゃーあたしからでいい?」
「俺は2番目にしとくか」
「私は最後でいいよ」
・・・かくて、長く不毛な夜は始まったのだった・・・
(スパノビ子たんルート消失、通常ルートに移行、その後職業選択)
駄文長文失礼しますた
- 173 名前:前644 投稿日:2005/01/28(金) 16:05 ID:memD/eHo
- ウホッ、いい文章
俺の微妙な文章、略して微文とは偉い違いだヽ(´ー`)ノ
久々に何かネタ出しでもすっかな・・・
- 174 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/29(土) 07:41 ID:zA5mnI8s
- うおおおお!お褒めの言葉ありがとうごぜえますうううう!
ようやっとNounaiから浮かんできたようなので書き込ませていただきますデス
・・・やはり人は好奇心には勝てないものなのだ
そう自分で結論づけると、俺は少しずつ彼女との距離を狭めていった
「・・・まだ、聞こえないな・・・」
彼女はよほど鈍感なのか、それともそれほどに集中してるのか・・・まったく反応がない
「ええい、もどかしい・・・」
内心舌打ちしながらも亀のような足取りで慎重に距離を詰めていく
「・・・でも・・・だしなぁ・・・」
ぶつぶつと言う音が声に変わり始めたのを聞き、クローキング中のアサシンのように
極めて静かに隣の席目掛けて進軍を再開する俺
・・・さすがに小声も出せない距離になってきたな・・・
「・・・あそこは・・・いや・・・」
まだ断片的にしか聞こえないが、それももうしばらくの辛抱だ
周囲では「ママー、あの冒険者さん変だよー?」だとか
「しっ!見るんじゃありません!」だとか
「何あれ?カッコわるーい・・・」だとか聞こえるが気にしない、ええ気にしませんとも!
今の俺は盗み聞きに全てを捧げているのだ!
・・・何かが大きく間違ってる気がするが、今は問うまい・・・
よし・・・着いたぞ・・・
内心の喝采さえも最小限に抑えつつ、彼女の言葉を堪能しようと耳を向けようとする・・・その時!
「あぁ〜〜・・・もおぉぉぉ!」
突如として大きな声を上げて、持っていた剣を鞘のまま振り回す女の子!そして・・・!
「ぶべらっ!!」
「・・・へ?」
剣を「横に」振り回していた彼女は、「たまたまそこに居た」俺の脳天に強烈な一撃を
加えていたのだった・・・ゲフ
- 175 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/29(土) 13:29 ID:zA5mnI8s
- うぅ・・・頭が痛い・・・ここは一体どこなんだ・・・
気がつけば、真っ暗な場所に1人になっていた・・・と言うか街中じゃないのか?
「どうすればいいんだ・・・ん?」
何かが聞こえる・・・が、遠いのかよく聞こえない
「・・・ーい・・・」
上手く聞き取れない・・・なんなんだこれは?
とりあえず、声のする方に向かうか・・・
「それにしても・・・」
後頭部の辺りに、妙に柔らかい感触を覚えるのは気のせいか・・・?
「・・・ぉーい・・・」
声が少しずつはっきりとしてきた・・・
「おーい・・・起きてよー・・・」
膝の上に気絶した少年の頭を乗せながら、彼女は17回目の呼びかけを行った
「いい加減起きてよー・・・もう日が暮れちゃうよぉ・・・」
泣きそうな表情で西日を眺める少女
・・・彼女が自棄になって武器を振り回したところ、何故か1人の少年が近くに居て
その子の側頭部を思い切り殴ってしまっていたのだ
そして、そのまま倒れてしまった少年の看病をその場でしていたようだった
「・・・応急処置は済ませたし、大丈夫だと思うんだけどなぁ・・・」
怪我をした箇所には、ハーブと包帯を使って簡単な治療が施されていた
「・・・こんな時に役立つとは思ってなかったけどネ・・・」
徐々に人通りも少なくなっており、もう半刻も経てば夜になるだろう
「ほんと・・・早く起きてくれないと・・・あたし帰れないんだけど・・・」
さすがに責任がある以上放ってはおけないが、治安が良いとは言い切れないこの時勢では
女の子が1人で出歩ける時間にも限界がある
「うぅ・・・お願いだから早く起きてよぉ・・・」
涙声になりながら、彼女は呼びかけを再開した
・・・やっと自分の状況を思い出せてきたぞ・・・
「えーと・・・まず進路が決まらず、ベンチに座って考えていたが結論は出ずにいて・・・」
思い出すごとに、感覚も鮮明になっていく・・・ってか、なんか痛いな・・・
「それから、そこでノービスの女の子を見たんだよな・・・」
・・・どうやら、痛いのは頭らしい・・・段々痛みもはっきりとしてきたぞ・・・
「彼女の話が気になって、それで盗み聞きしようとしたんだっけ・・・」
・・・こうして見直すと分かるが・・・そんなんでいいのか俺よ・・・
「それで、なんとか隣の席まで来て・・・そこから・・・」
そこまで思い出した後、何かに引っ張られるように急速に意識が戻っていくように感じた・・・
・・・どうやら俺はベンチか何かに横になってるようだった
なんとなくまだ目は開けてないが、感覚で分かる・・・のだが、
「頭の感触が柔らかいのは何故だ・・・おまけにずきずきと痛む部分もあるし・・・」
・・・痛いのは、俺がこうなってる原因となった一撃のせいなのだろうが・・・
「うーむ・・・」
などと考えていると
「おーい・・・まだ起きないのかー・・・」
すぐ近くで女の子の声が聞こえた
声はさっきも聞いたからあの女の子で間違いないが、明らかに近すぎる・・・が、そこではたと気付く
「これは・・・いわゆる膝枕状態なんじゃないか・・・?」
即座に心の中で議会発動、と共に満場一致で提案可決
俺は寝た振りを続行することにした・・・いや、まだ安静にしないとね。何せ脳だし
心の中で言い訳をしつつ、俺は彼女の膝の感触を堪能することにした
「むー・・・ほんとに起きないなぁ・・・」
嗚呼・・・なんて柔らかいんだ・・・
「いくらなんでも時間かかりすぎだよ・・・」
それになんかいい匂いもするなぁ・・・
「これは・・・最後の決断をしないとかも・・・」
極楽極楽・・・
「よし・・・ポリンの餌にしよう!」
「・・・って待てえぇぇぇぇぇぇぇ!」
「うわぁっ!」
不穏当な発言に我を忘れてつっこんでしまった・・・
「な、なんだ・・・起きてたの君・・・?」
取り繕う為か、変な汗を流しながら聞き返す彼女
「え!?まあ・・・ついさっきですが・・・ほんとに気付いたばかりですよ?」
こっちもやましい部分があるから、同じように変な汗を出しながらなんとか誤魔化す
「あ、そうなんだー・・・あは、あははははは・・・」
「あはははは・・・」
もうすぐ日が沈む時間に、ベンチの上で変な笑いを繰り広げる2人・・・傍目に見たら、怪しい儀式にでも
間違えられそうだな・・・
「・・・さっきはごめんねー」
先に切り出したのは彼女の方だった
「あーいや、気にしないでいいぞ、うん」
・・・盗み聞きをしようとした結果だしな・・・さすがに責められん・・・
「本当にごめんねー、まさか隣に人がいるとは思わなかったんだよー」
「そ、そうだよなぁ・・・まあ今度から気をつけなよ」
と、妥当なことを言って話をさっさと終わらせようとする俺・・・と、そこへ先ほど沸いた好奇心からか、
「ところで、何を悩んでたの?」
などと思わず口走っていた
「え!?あー・・・聞こえてた?」
なんともばつが悪そうに言う
「まあ、ね・・・言いにくいことだったらいいぞ?」
「いやー、言いにくいってこともないんだけど」
「ふむ・・・?」
「・・・その・・・いい狩場ないかなぁって、それだけだったりして・・・」
「・・・はい?」
また随分と大仰に悩むなぁ・・・だが、これで大体の見当はついた
要するに彼女はまだLVも低く、狩場もよく分からないのだろう
ここは先輩ノービスとして(情けない響きにも聞こえるが気にしない)彼女に教えてあげようじゃないか!
「最初は街の周辺の敵を叩くのが安全だと思うよ」
「ほへ?」
・・・あれ?俺何か変なこと言ったか??
「あー、ボクのことをまだLVも低いなりたてさんだと思ったんだねー」
「え?違うのか?」
てっきりそうだと思ってたんだが
「あはは、ボクこれでもLV20なんだけどなぁー」
苦笑いしながら答える彼女
「・・・それって、もう充分転職出来るんじゃないか?」
「ジョブはもう10だねー」
「転職しないのか?」
「するよ?」
なんだかわけが分からなくなってきた・・・
「あー・・・ひょっとして、君は知らないのかな?」
「知らないって、何が?」
そこで答えが返ってくると思ったが、
「さて、ここで問題です!」
逆に問題で返されてしまった
「ノービスからなれる職業を、全てお答えください!」
「はい?」
「いいから答えてみてー」
なんなんだ・・・
「剣士、マジシャン、アコライト、シーフ、アーチャー、商人の6種だろ?」
そこから更に、各職業につき2種の2次職へと進むことになるのだが、
「ぶっぶー」
いきなり駄目出しされてしまった
「え、でも他には・・・」
「ふっふっふ・・・それがあるのですよ!」
なんだか妙に嬉しそうだな・・・
「・・・スーパーノービスって、ご存知ないですか?」
「すーぱーのーびす・・・?」
なんだその、適当と言うか投げやりと言うかいい加減な名前の職業は・・・むしろそれ職業なのか?
「むー、信じてないなー?」
さすがに思いっきり顔に出てたんだろうなぁ
「まあ、初めて聞く単語だしな・・・早々信じられるものでもないだろう」
「一理あるね・・・よし、なら今から探そう!」
「なに!?」
まさかそう来るとは思わなかった
「待て待て、もう遅い時間だしあまりうろつくのはどうかと・・・」
常識的な物言いでなだめようとするも
「大丈夫だよ、ここは首都だしすぐ見つかるよ」
「そういう問題じゃ・・・」
なんとか止めようと説得の言葉を考えるが
「早く行こうよー」
そう言った時の彼女の笑顔に、俺は何も言えなくなっていた・・・
- 176 名前:enzeru 投稿日:2005/01/29(土) 15:05 ID:DhDb.MCs
- 暇をつぶすサイトを探してたら、ココがダントツで面白いっす。
同じジャンルで話すと、良し悪しが完全に分かれるんですけど
全部無料で(広告収入だから)、しかも止めたい時にすぐ止めれるので
試しに遊んでみてください。業界では確実にトップクラスなので
安心して遊べます。
家族で使うメールアドレスじゃなくて、俗に言う捨てアドレス(yahooのメールとか)で
参加すれば、彼女とか嫁さんにバレる心配がないです。
サポートにメールを出したら丁寧に対応してくれたんで、
その辺もちゃんとしたサイトでした。
http://www8.kir.jp/asus21/sgm/ril/
- 177 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/31(月) 11:52 ID:J73c8Rn.
- 夕暮れの町並みを小走りに進む2人の影
俺は、まだ名も知らぬ少女の姿を見失わないように足を速めた
・・・のだがすぐに止まってしまった
「よし、着いたー」
・・・って早いなおい・・・
中央噴水から少し南に行ったところで、2人は立ち止まっていた
「じゃあ、ここから南に向かって歩きながら探そーか」
「・・・なるほど、旅人通りになら確かにいそうだな」
「そーいうこと」
・・・正確には「プロンテラ南大通り」なのだが、この通りに露店や各種取引の持ちかけを行う冒険者が
多いことから、今では「旅人通り」と言ったあだ名の方が一般的になっていた
ここは遅い時間でもかなりの数の冒険者で賑わっているから、確かにすーぱーのーびすとやらも
いるかも知れない
「それじゃ、しゅっぱーつ!」
「・・・その前に・・・その、すーぱーのーびすってのはどんな格好してるんだ?」
火と探しをする以上ある意味当然の質問をする。なにせまったく知らないしな・・・
「ん?んっとねー」
軽く首をかしげる彼女・・・こういう仕草にも「綺麗」と言うよりも「可愛い」と思ってしまうのは、
彼女がノービスだからだろうか?
「・・・それはお楽しみにしておきましょーかねぇ」
・・・と思ってたらこれかよ・・・
俺が傍目にもわかるくらいに憮然としてたのだろう
「まーまー、見た目はあたしたちとよく似てるからすぐ分かるよ♪」
笑顔でフォローをいれてくる
「・・・とりあえず、行こうぜ?時間もあまりないんだし」
そう言って、先に歩き出す俺
「あ、待ってよー」
慌ててついて来る少女
・・・さっきの笑顔が想像したとおり・・・いや、想像以上に可愛かったからか、俺の心臓はバクバクと
激しく脈打ち、顔も熱を帯びているように思えた
気持ちを落ち着けるように、自分と似た姿の人を探し始める
辺りを注意深く観察するが、今のところはそれらしい人影には出くわさずにいた
「いないな・・・」
「そんなにメジャーな職業じゃないから、そんなに早くは見つからないよ」
俺のつぶやきに苦笑交じりに答える
・・・南十字路の辺りまで来たが、残念ながら未だ見つかってない
「うー、目が疲れるな・・・」
「そーだねー・・・」
どうやら彼女の方も、少し疲れたらしい
「少し、休憩にしよっか?」
「そうするか」
2人で座れそうな場所を探す
「あそこ、いいんじゃないか?」
壁際で、ちょうど十字路が一望出来そうな場所が空いていたので指差して伝える
「いいねー、そこにしよー」
2人してそこに座り、人の流れを眺める
・・・よく考えたら隣に座っているんだよな・・・
「あ、ちょっと聞きたいんだけど・・・」
変に意識してしまっている自分を誤魔化すように、俺は彼女に質問をし続けた
スパノビ(スーパーノービスの略称らしい)という職業についてや、今の彼女の狩場、
持ち物などなど・・・
「そういえば・・・」
雑多な質問を1通り終えて、ふと気になったことを聞いてみることにした
「なに?」
色々聞かれているのに、彼女は嫌な顔1つせずに答えてくれた
「なんでスパノビを目指しているんだ?」
「え!?」
・・・さっきまでとは明らかに反応が違うが、まずは答えるのを待つことに
「・・・ちょっと、ね・・・」
そう言う彼女の顔は凄く嬉しそうで・・・なのに俺は何故かそれを見て、胸がちくりと痛むのを感じた・・・
- 178 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/01(火) 00:22 ID:qySTQFQc
- ゴメンナサイ気がつけば異常に長いですorz
出会うだけでどうしてここまで文章が続くのか・・・
もう少しで終わるんで、駄文にお付き合いくだせぇ
「あーー!?」
「ふぉ!?」
横でいきなり大声を出されて変な声を出してしまった
「そんな奇声あげてる場合じゃないよ!」
・・・上げさせたのは誰だ?
「なんなんだ、一体?」
「いたんだよー!」
「何が?」
「もー、スパノビ!スパノビー!」
そう言えばそうだった
話し込んでて忘れてた、とは言うまい
「どこだ?」
「ほら、そこのサンタ帽子の露店の前!」
言われた方向を見ると・・・確かに俺たちによく似ていて、しかし異なる格好のノビがいる
しかし、それほど大きな違いもないようだが・・・あれが彼女の言うスパノビなのか?
俺のそんな疑問を察したのか
「あの人が後ろに牽いてる物をよく見て」
と、アドバイスしてきた
「・・・なんだあれは・・・?」
なんと言うか・・・おまるのようにも見えるが・・・
「あれはねー、スパノビ専用カートなんだよー」
何故か得意げに言う
「カートだったのか、あれ・・・」
「あ、移動するみたいだよ!」
買い物が終わったのか、移動しようとするスパノビ・・・と、そいつを尾行するノビ2人
「むー・・・次はどこに行くんだろ・・・あ!?」
何故かまたも大声をあげる彼女
「どうした?」
「・・・気付かれたかも」
「ぇ」
慌ててスパノビの方を見ると・・・確かに妙に警戒されてるような・・・
スパノビは何事かを口ずさみ、そして・・・
「な!?」
「速度増加!?」
速度増加を自分にかけるや否や、即座に走り出した!
あれではさすがにどうにもならんな・・・
「逃げられたか・・・」
「何言ってんの!早く追わないと!」
だが彼女はそう思ってなかったらしい
「追うったって、速度増加までされたら・・・」
「いいから、走って追いかけるのー!」
「追いつけるのか・・・?」
「急ぐよ!」
そう言うと彼女は俺の手をとって走り出した!
「な・・・」
「ほら、走って走って!」
こんな時にも、彼女はなんとも楽しそうに笑う
思わずつられて走ってしまった
・・・とは言え、相手は魔法で強化してる分、やはりと言うかどんどん差は広がっていく
「速いねー・・・」
速度増加した人と追いかけっこしたことがないのか(そんな経験俺もないが)、
半ば感心したように言う
程なくして、スパノビの姿は雑踏の中に消えていった
「はふー・・・」
さすがに彼女も諦めたのか、足を止めて息を整えている
「あそこで気付かれなければ、もうちょっと観察出来たのにねー」
苦笑いしながら、俺の方に振り返って言う
「そうだなぁ、ところで・・・」
相槌を打ちつつ、俺は彼女が気付いてないであろう点を指摘することにした
「ん?」
「手、繋いだままなんだが・・・」
「え?・・・あ!?」
見事なまでに予想通りな反応、彼女は赤面しながら慌てて手を離す
「あ、その・・・追いかけっこ夢中になっちゃって、つい・・・」
しどろもどろになりながら言い訳を始める少女
「いや・・・気にしないでいいから・・・」
なんかこっちまでうろたえてしまった・・・
・・・ぎこちない沈黙を破ったのは意外にも同時だった
「きゅるるるる・・・」
「あ・・・」
2人して同じタイミングで空腹を訴え、顔を見合わせる
「そう言えば、昼から何も食べてないな・・・」
なにせ昼飯を食うのも忘れてずっと噴水のところで悩んでいたのだ、そりゃ腹も減るだろう
「あはは」
それを聞いて彼女が笑う
「じゃー、そろそろ帰らないとね」
「そうだな」
2人帰路に着こうとするが、俺は大事なことに気付いて足を止める
「なあ」
「へ?なに?」
「結局、まだ自己紹介もしてないんじゃないか?」
「あ」
「・・・そういえばそうだね」
座ってた時にも、結局聞くの忘れてたしな・・・
お互い、苦笑しながら自己紹介を済ませる
「主人公君は寮住まいかな?」
「ノビたんは違うのか」
帰り道が違うことに気付き、聞いてみる
「あたしはこの街出身だしねー」
家があるということか
「でも、学校でまた会えるかもな」
「そうだね、でも主人公君は早く進路決めないとねー」
ちょっと意地悪く言うノビたん
「う、分かってます・・・」
実は半ば決まったのだが、敢えて伏せておく
「明日までなんだし、今日は帰ってじっくり考えないとね」
「ああ、分かってるさ」
「うんうん、頑張ってね」
「任せろ、前人未到なやつにする」
応援のせいか無駄に気合が入る
「そこまではしなくていいから・・・」
「残念だ」
「ちゃんと選ばないと駄目だよー?」
逆に不安になってるし
「まあ、ちゃんと考えるから大丈夫だ」
「うん、頑張れ若人ー」
ノビたんもまだその若人だろうとは言うまい
「じゃあ、今度こそ解散だー」
「ああ、またなノビたん」
「またね、主人公君ー」
ノビたんは雑踏の中へと去っていった
「俺も部屋に戻るか・・・」
進路のこともあるし、腹減ったしな・・・
だが、今日の出来事のおかげで進路は見えたような気がする
・・・動機は不純かもしれないがな・・・
それでも足取りは軽く、俺は寮に戻っていった
余談だが、この後部屋に戻ると何故か友人連中が集まっていて、俺は進路選択の為に
そいつらの話を1通り聞く羽目になったのだった・・・orz
- 179 名前:前スレ644 投稿日:2005/04/15(金) 22:35 ID:A/auaRUE
- 「この名前で降り立つのも久しいな・・・と」
学園の中央に位置する場所に一人の男が現れる
風は無い。いや、吹くはずが無いと言った方が的確か
噴水の水は舞い上がることも落ちることも無く、どこから飛んできたのかビラが空中で停止している
学園の中では生徒達が笑ったり、走ったりしながら止まっている
「どこまでやれるか分からないが・・・」
男は何かの印を結ぶ。
「そして時は動き出す・・・・」
刹那、一陣の風が吹く
学園からは声が戻った。怒声も多少聞こえる
「本当に良かったのか?」
一人の女アサシンがいつの間にか後ろに立っている
「いずれケリを付けなきゃならんと思っていたからな。やってやるさ」
男は振り向くことも無く、言葉を返す
「仕方ない、付き合ってやろう・・・それで満足か?」
「・・・有難う」
男は歩きながら答える
女アサシンはそれに従うように歩いて行った
- 180 名前:前スレ644 投稿日:2005/04/19(火) 16:33 ID:CIaJTJRc
- さて、どないなネタ出そうか('A`ミテルヒトイネーケド
- 181 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/04/19(火) 16:47 ID:JUu1ducQ
- |A`) ミテルヨー
- 182 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/04/20(水) 09:37 ID:giO7i3s2
- |∀゜) ミテルヨー
- 183 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/04/20(水) 23:19 ID:LZa9mbBk
- |∀ー) ミテルトモー
- 184 名前:前スレ644 投稿日:2005/04/21(木) 08:31 ID:3/xIHZqc
- そうだ、時期を先取りしてGWのネタを考えよう、GW過ぎるまで考えて(意味無
- 185 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/04/22(金) 17:02 ID:T1Iury4o
- |ω・´) ミテルヨー
- 186 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/04/29(金) 17:16 ID:42T4RHs6
- さて、皆様。
ときラグスレのキャラクター「主人公」があるスレにて特別枠として出演したので
宣伝と祝福の言葉を御贈り致します。
バトルROワイアル:ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1103880460/
また、「主人公」の結末がどんなことになってもどうかご容赦を
- 187 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/04/30(土) 02:02 ID:9fXYYS1I
- >>186
……正に凶報 だな。巡回スレに出まくってて正直嫌な気分だよ
その書き込み。
- 188 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/04/30(土) 23:35 ID:CbvuNtn2
- 頭が固いな
- 189 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/05/08(日) 14:12 ID:9Ff24zr.
- ありがちですが、OP風妄想をば投下…
- 190 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/05/08(日) 14:13 ID:9Ff24zr.
- 何時までも、変わらない日常がある。
きっと、それは世界が終わるまで続いて行くのだろう。
けれど、日常は変わらなくても、その中身は変わっていく。
俺が、それに気づくのは、ずっと先の事。
今は、そんな事を知る由も無かった。
----------------------------------------------
闇。闇だ。俺の目の前には、闇が在る。
ああ、でもどうした事だろう。
それは、とても気持ちが良い闇だ。
ぼんやりとしたぬるま湯に浸かっている様な気分と言えばいいか。
…あと、あと少しだけ。近づいてくる光に背を向ける。
「…ぐー」
意識が闇に、沈んでいく。後、十分…
「コラーっ!! PC!! 起きろ!!起きやがれ!!起きなさいてば!!」
どんどんと、叫ぶ声と木を叩く音。…煩い。
やーらかい布団を被って、丸くなる。
音が小さくなって、意識がまた沈む。
ガチャッ。
「さっさと起きなさい!!つーか、また二度寝っ!?あー…もう、信じられないわ。
担任の♂ナイト先生他先生達から、遅刻王襲名したの昨日の今日じゃないのよ!!」
喧しい。大体、俺は何時だって起きようとしてはいる。
「意思が弱くて、欲望に勝てないだけだ」
「尚悪い!!」
声が険悪に濁る。だが、敢えて無視。
「ぐー…」
「寝るなっ!!起きろっ!!そして布団から出ろっ!!」
「のわぁっ!!」
安穏とした膜を、無理矢理引っぺがされる感覚。
突如、世界に光が溢れ、そして俺はベッドの上で回転していた。
そして、俺の視界には、その元凶が大写しになっていた。
「………」
長いスカートに、長い髪。ジト目で睨んでいる、帯剣した少女。
その子が、俺の目には逆様になって見える。
「お早う、いい朝だ。でも、逆立ちは無いんじゃないかな」
しかし、スカートは、捲れては居ない。針金でも入れてあるのか。
「♀剣士」
そして、そいつの名前を呼んだ。
「逆さになってるのはPCでしょうが…何言ってるのよ、全くっ…
いいから早く着替えなさい!!準備しなさい!!後5分以内にっ!!
私の全権限を持って貴君に命令します、三等兵!!」
「うぇーい」
「返事は『はい』!!」
「…はい」
剣を抜きかけてる♀剣士に生返事をして、何時もの朝は始まったのだった。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
俺達の朝は、大体、寮から、通っている学校までランニングで開始する。
要するに、遅刻寸前になって、大慌てで走ってるだけなんだけど。
毎日これじゃあ、基礎体力が必要以上についてしまう。
「あーっ、もう!! 牛乳売りの子、もう仕事してるじゃないのっ!!」
♀剣士が走りながら、俺達の学校の生徒が時計代わりにしているまーちゃんを指差す。
「むぅ…早起きだなぁ」
「PCが遅すぎるだけ!!」
事実だけに反論の仕様が無い。
黙って、後ろに続く。
「…」
俺は、改めて腰に提げた剣が、上下に揺れている少女を見つめた。
♀剣士。俺の幼馴染で、同じ学校に通っている。
まぁ、こう言うと聞こえはいいかも知れないが実態は違う。
毎々朝々、俺を叩き起こしに来る脅威の惰眠バスターだ。
腐れ縁で、同じ学校に入学した当時は、それでもまだ可愛げもあった。
寝てる俺を揺さぶって起こしてくれたりとかしたし。
しかし、今じゃあ命令違反は一秒バッシュの鬼畜米○だ。
そして、そうなったが最後、その日の出席点はゼロになる。
全く。生来、真面目でクラス委員なんかもしてる奴なんだけど、
その性格のせいで、俺は毎朝恐怖に怯えている。
「急いで!」
「へーい…判ってるって」
そして、もう一人。腐れ縁、となると外せない奴がいる。
俺が、遅刻王、と呼ばれるきっかけになった男だ。
そいつは、何時もこの辺りに生息していて…
「へーい、お二人さん!!今日も仲が宜しいで…」
出た。奴だ。
「バッシュ!!」
しかし、俺達の前に立ちふさがったそいつは、台詞の途中でぶっ倒れた。
♀剣士が鞘に入ったままの剣で強打したからだ。アーメン・ハレルヤ。
まぁ、言われたからって訳じゃないが、流石にこれ以上遅刻はできない。
俺と、♀剣士はそいつをジャンプで飛び越えて、更に走る。
「待てぇっ!!PC!!貴様、盟友を見捨てるのかっ!!」
「すまん!!我が身可愛さに敵前逃亡する俺を許してくれ!!」
「こ、この裏切り者がぁぁぁぁぁ〜〜〜…(フェードアウト)」
流れ去っていく風景のなかで、そいつはあっと言う間に視界の外に消えた。
ああ、因みに遅刻王、ってのは俺が実は二代目。
んで、さっきの男は…
「遅れるよ!!急いで…ってぇ!?どうしてもう復活してるの!?Lv10なのにっ!!」
殺す気かよ。まぁ、アクラウス宜しく後ろから追って来るそいつもそいつだが。
「まぁぁぁぁてぇぇぇぇっ!!幼馴染と一緒に登校等と言う美味しい目を貴様だけ味合う気かぁぁぁっ!!」
「流石は遅刻皇帝。並みの漢とは一味違う。我が盟友だけの事はある…」
そう。そいつは、♂シーフ。先代遅刻王であり、現遅刻皇帝だ。
余りに遅刻が多い生徒が遅刻王、なんて呼ばれる伝統を造った張本人。
俺は、この男が時間通り登校してるのを見た事が無い。
因みに、俺達の学年唯一の二回生だったりもする。
緑色の逆毛がちょっぴりキュートでラブリーチャーミーなニクイ奴だ。
だが、当然ながら♀剣士とはエラく仲が悪い。
「というか、むしろナイス漫才コンビ?」
勿論、役割分担は言うまでも無い。
「そんなこと言ってる場合!?追いつかれるからペース上げるよ!!」
「…あいさ。判ったから、こっち睨むな」
結局、その追いかけっこは俺達が学校に到着するまで続いた。
- 191 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/06/20(月) 22:35:18 ID:HSUmNI1.
- iris鯖最強の転売商人「(*`ω´)」のサイト
http://mutu.s143.xrea.com/
- 192 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/07/08(金) 21:55:14 ID:kmg6JZ/U
- ゲーム化して欲しい・・・
- 193 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/11/13(日) 05:00:38 ID:Nr/3d3KY
- なんとなく保守
- 194 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/11/14(月) 00:46:16 ID:wnOnkhOc
- じゃあ、お題。
・アコたん
・木陰で休憩
・なんとなく寄り添ってくる
- 195 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/11/20(日) 19:26:17 ID:P0GFtCxE
- 今日はいやに冷え込む
これも異常気象とか言う奴なんだろうか
そんなこんなで暖をとりにモロクくんだりまで来た訳だが
「砂漠なのに木陰が寒いってのはどうかと思うな」
アコ「大丈夫だよ。ルティエフィールドが隣にあるだけだもん」
「いや、それ充分ヤバイだろ」
アコ「なんで?逃げ水の原理じゃないの?」
「そうなのか?」
あこ「どっちにしろ悩むのはもっとえらい人の仕事だよ」
そっと寄り添ってくる
あこ「私は・・・あなたがそばに居てくれればあったかいよ?」
ああ、頬をほんのり染め上目遣いをしてくる姿がキュート
・・・まてよ?こんな巧い展開があるわけ無いんだ。俺の人生であるわけが。。。
ってことは?
あこ?「俺のバーニングハートを受け取れマイふれんどおおおお!!」
「なんですとぉ!?」
正気に戻った俺の目の前はあたり一面銀世界
そして背後に埋もれる暑苦しいクルセしかもこの寒さでハダカだ。異常だ。いっちまってる
クルセ「なぜ避けるんだいマイふれんど!暖めあおうではないか!」
「俺にその毛はねぇ!っつかここどこだよ!?」
クルセ「どこって君の提案でもろくの砂漠の只中で雪中行軍中ではないか」
こいつに寒さを感じる器官はないのか
「・・・異常気象は間違いないのな」
『バッシュ!ナパーム!ホーリーライト!アローシャワー!』
クルセ「しかも。アコさんの提案で死なないようにバトルロワイヤル中さ☆」
「萌えは何処に行ったんだよ!?」
クルセ「僕のハートさ」
- 196 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/11/24(木) 22:17:21 ID:G1DvFia.
- 次のお題
・↑のような夢をみたと雑談
・「よりそってきたのは誰よ?」と突っ込む誰か(お好きな職業でどうぞ)
・適度に回答。
正直にいい拗ねる相手をいぢるもよし、
本人だと嘘をついて、あわてる相手をいぢるもよし
- 197 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/11/26(土) 19:02:45 ID:MSG3kOQ2
- なんとも萌え板のアルギン酸なすれだな
- 198 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/01(木) 02:51:33 ID:LigbCD1w
- 「>>195・・・ってな夢を見てさ・・・最悪の目覚めだったよ」
後半の印象が強すぎて、前半の記憶が少し曖昧だった。
シフ子「ふーん。で、木陰で一緒に休んでたのは誰だったのさ?」
「いや、だから・・・な?」
シフ子「とぼけなくってもいいわよ。ほら、正直に言っちゃいなさ〜い」
腹部をぐりぐりと肘で突付かれる。
「マジで記憶が・・・ちょ、くすぐってぇよ!」
半分笑い声が混じってしまう。
シフ子「あはははは、ほらほらほら〜」
面白がってさらにエスカレートするシフ子。
「あっははは、まて、マジで待て・・・って、うわっ」
ぐいぐいと押されて、道端の石に躓いて盛大に転倒。
シフ子が俺にのしかかるような形になる。
シフ子「あ、ごめん・・・」
急にしょぼーんとなるシフ子。
「いてて・・・まぁ、大丈夫だけど・・・お前、ちょっとおも」
いぞ、と言葉の最後は飲み込んだ。
シフ子「?」
「いや、なんでもない」
とりあえず、シフ子は俺の上からどこうとしない。
シフ子(夢に出てきたの、あたしだったらいいんだけどな・・・)
「・・・どうした?」
シフ子「あ、ごめん、なんでもないよ!」
いそいそと立ち上がろうとするが、慌てているのかなかなか立てないでいる。
と、横から
アコ「あ、ふたりともおはようー」
「おはよう」
・・・・・・!
俺の頭の中に何かが走る。
そうだ。夢に出てきたのはアコだったんだ。
シフ子「・・・・・・!」
シフ子は少し落ち着いたのか、さっと立ち上がる。
シフ子「おっはよー。ごめん、ちょっとあたし用事があったんだ。またねー」
言うと、さっさと走ってどこかへ行ってしまった。
「・・・なんだったんだ?いったい・・・」
アコ「さぁ・・・?」
シフ子(そう・・・だったんだ・・・)
- 199 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/01(木) 23:28:34 ID:SllOSsqM
- よーし。分岐だ。
・シーフたんの不可思議な行動が気になるので追いかける
・アコたんに夢の話を‥
・アコたんにシーフたんの不思議な行動を相談してみる
お好きな方でひとつ。
- 200 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/03(土) 02:52:38 ID:QAITLsV.
- アコ「主人公君!」
「な、何・・・?」
のろくさと立ち上がった俺に、アコたんが叫ぶ。
アコ「追いかけないと!」
「は?」
アコ「こういう時は、男の子が追いかけなきゃいけない決まりになってるんだよ!」
イマイチ展開が理解できない俺にアコたんが追い討ちをかけるように畳み掛ける。
アコ「って、この本に書いてあったの!」
ばばん、と突き出される本。
『恋する乙女はバフォをも殺す』
果たしてそれは、どんな内容の本のタイトルなのだろうか。
アコ「これ、伝説の恋愛小説なんだって。マジ子ちゃんに借りたんだけど、面白いよ〜」
どういう伝説があるのかは知らないが、『伝説の』とか『幻の』とか『禁断の』とか、そういうのが大好きなマジ子のことだ。
その宣伝文を見て購入したのだろう。そしてそれが正しかったことを後に知ることになる。
アコ「ほら、早くしないと見失っちゃうよ!」
俺の背中をぐいぐいと押し始めるアコたん。
しかし、とっくに視界からシフ子は消えている。
「うーん・・・まぁ、ちょっと気になるし、行ってみるか」
荷物袋を漁り、ハエの羽を1枚取り出す。
ヒューン。
アコ(主人公君は誰が好きなんだろう。ライバルはいっぱいいるみたいだけど・・・)
テレポアウトした場所はさっきのところから少し離れた路地。
シフ子「きゃっ」
背中にどすっと衝撃を受ける。
振り向くとそこには鼻を押さえたシフ子がいた。
どうやらドンピシャの場所に飛んできたようだ。
「よっ」
シフ子「な、なんで主人公が・・・!?」
シフ子(これはまさか、運命ってやつ?)
「お前を追いかけてきた」
シフ子「その割には、あたしの前に出てきたじゃない」
シフ子(あたしを追いかけてきてくれた・・・?)
「俺の愛が通じたのさ」
ハエの羽を1枚、2本の指で挟んで見せてみる。
シフ子がぷっと吹き出す。
シフ子「あははは、なにキザなこと言ってんのよ」
「そんなに笑うなよ。お前の様子がおかしかったから、追いかけてきたのは本当だぜ?」
シフ子「嬉しいこと言ってくれるじゃない。それなら―――」
バックステップで距離をとるシフ子。
その指には俺から掠めたハエの羽が。
シフ子「その愛で、いつでも追いかけてきなよ。待ってるから!」
言うと、シフ子はテレポートする。
「やれやれ、最後の1枚だったんだけどな・・・」
- 201 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/03(土) 09:28:41 ID:fpZS1.h.
- その後、蝿なしで追いかけるもよし。
蝿を買ってきて飛び回るもよし。
さくっと諦めて帰るもよし。
その夜、食堂あたりでばったりあったシーフたんとの会話を
取った行動に絡めてひとつ。アコたんとの会話もあり。
- 202 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/09(金) 03:37:57 ID:ZbvZeEC2
- シフ子は自室のベッドの中にいた。
シフ子(学校、サボっちゃった・・・今学期はちゃんと出るって決めたのにな・・・)
枕に顔を沈め、布団を頭から被っている。
シフ子(あーもう、なんであんなこと言っちゃうかなぁ・・・)
思い出し、顔を真っ赤に染めるシフ子。
シフ子(どんな顔であいつに会えばいいのよ・・・)
自業自得、という言葉が浮かんだが、それは心の奥に押しやる。
シフ子(そもそも、あいつがあんなこと言い出すのが悪いのよ)
即座に怒りの矛先を『あいつ』に変更。
シフ子(だいたい何なのよ、人の気も知らないでさ!なんかムカついてきた。もう寝ちゃえ)
さすがに息苦しかったのか、布団を正常な位置に直し、ごろんと天井に向き直った。
シフ子(おやすみ、自分勝手な大バカ朴念仁)
かくして、太陽はまだ上昇を続けている。
主人公「っくし!」
剣士子「風邪でも引いた?」
主人公「んー・・・きっとどっかで可愛い女の子が俺のうわ」
剣士子「あー、バカは風邪引かないんだったわね」
主人公「さを・・・って酷ぇな」
剣士子「そんなこと言って、今まで風邪なんか引いたことあったかしら?」
主人公「無いな」
教室では、そんなやりとりが交わされていた。
陽が傾き、空に朱が差し込む頃。
シフ子「・・・お腹すいた」
寝ぼけ眼を擦りながら、空腹で目を醒ましたシフ子は、朝の出来事は概ね割り切れたようだ。
シフ子「買い置きの食料・・・は無いんだっけ。食べに行こうっと」
のろくさとベッドから這い出し、身支度もそこそこに近所の食堂を目指す。
同じ頃、主人公らもまたその食堂に向かっているとも知らずに。
- 203 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/09(金) 03:38:54 ID:ZbvZeEC2
- 馴染みの食堂はいつものように繁盛している。
客も大体が常連で顔見知りだったりもするが。
シフ子「で、結局こうなるわけね」
4人掛けのテーブルを囲むのは主人公、アコたん、剣士子、シフ子。
変わり映えの無い、いつもの面子というやつだ。
剣士子「今日はどうしたの?またサボり癖が再発したんじゃないかって心配したわよ」
シフ子「うーん・・・ちょっと、ね」
ちらりと視線を動かした先には、アコたんと一緒にメニューと睨めっこをしている主人公。
そのいつもと変わらない様子に、安堵半分寂寥半分と言ったところか。
シフ子(結局、あたし一人で暴走してたってわけね)
はぁ・・・と盛大なため息をひとつ。
シフ子「今日は飲むわよ!」
剣士子「ダメに決まってるでしょ!」
アコ「ねぇねぇシフ子ちゃん」
騒がしい店内で、隣に座っているシフ子に身を寄せてひそひそと耳打ちするアコたん。
もっとも、一番騒がしいのは向かいに並んでどつきあっている主人公と剣士子だが。
(主人公が一方的にどつかれまくってるだけ)
シフ子「ん?」
アコ「シフ子ちゃんも、主人公君が好きなの?」
シフ子「!!」
その表情から、シフ子の内情を悟る。
アコ「やっぱり・・・」
予想的中、と苦笑いのアコたん。
アコ「わたしもだよ。でも、他にもライバルがいっぱいいそうなの」
言いつつ、向かいの席の剣士子に目を向ける。
シフ子「そっか・・・」
アコ「うん。でも、頑張ろうね」
と、ライバルに向けて笑顔を見せる。
これは強敵だな、とシフ子は思う。
シフ子「ああ、あたしも負けないよ」
向かいの席では、主人公が剣士子にノックアウトされていた。
のびてる主人公の財布から食事代が支払われるのも、いつものことだったり。
- 204 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/10(土) 18:27:02 ID:WDGC2NpY
- なんとなく一段落したっぽいので、
今までの分岐から別の展開に挑んでみるもよし。
新しいお題に取りかかってみるもよし。
お題
・なんとなく主人公とペアでふらふら
・ちょっと小腹が空いた(どちらかが)
・露店で買い食い
- 205 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/10(土) 19:21:18 ID:qakxhWFE
- 久しぶりに来たんですけど好きな所に書き込みがあるってうれしいですね
- 206 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/12(月) 06:55:46 ID:0HJTEA/M
- 放課後。
俺は予定が無く、誰か暇そうな人はいないかと校内をぶらついていた。
剣士子は相も変わらず自主トレ、アコたんは礼拝堂でお祈りの時間。
シフ子は授業終了とともに既にその姿は無く、マジ子は図書館に引きこもり。
アチャたんは溜まりに溜まったレポートに追われて涙目になっていた。
そしてようやく見つけた暇人(というのは失礼か)。
まーちゃん「真っ先に声かけてくれないなんて、主人公君のいけずー」
授業終了から俺が声をかけるまでの間、教室に残ってカートの中を漁っていたまーちゃんだ
主人公「ふっ……良い報せは遅れてきた方が嬉しいものさ」(キラン)
髪をかき上げつつ、最高の笑顔で気障ったらしく言う。
まーちゃん「自分で良い報せとか言ってるあたり、まだまだだよね」
当然、いつもの戯れだということを分かっているまーちゃんは落ち着いたものだ。
俺の肩ほども無い小柄なまーちゃんだが、荷物満載のカートを軽々と引き回す。
もしかしたら俺よりも腕力あるんじゃないかと思うほど、カートの存在が軽い。
前に聞いたところによると、「ちょっとしたコツがあるんだよ」とのこと。
ただし、それは「商人組合の秘伝だから、ちょっと教えられないねー」ということらしい。
いつものように寮までの道を並んで帰る。
帰るのだが、寮に直帰するわけではなく、大通りに出て露店を眺めながらの帰路だ。
剣士子やアコたん、マジ子たちと違い、商人である彼女の学ぶべき本分は街中にある。
学校の帰りは大通りのマーケティングリサーチ(ウィンドウショッピング)が日課なのだ。
剣士子と違って、俺は居残りしてまで訓練をするほど熱心ではない。
(剣士子が熱心すぎるだけで、俺は普通だ。むしろ他に居残り特訓している人を俺は知らない)
最初はそんな俺を捕まえて、「調査の目は2つより4つだよ!」と街中を引きずり回していた。
そんなわけで、実はまーちゃんとの下校は他メンバーと比べると一番頻度が高い。
主人公「なぁ、まーちゃん。マステラの実って、食べたことあるか?」
立ち並ぶ露店のなかにちらほらと見かけるそれ。
マステラの木から取れるよく熟した実で、栄養価が高く爽やかな甘味が人気の果物だ。
まーちゃん「うーん……昔、風邪ですごい熱が出たときに1回だけ……かな」
主な原産地が崑崙であり、それなりに数は産出されてるがそれでもやはり高価なものだ。
プロンテラでも売っているリンゴが15zenyに対し、マステラの実は3000〜4000zeny。
場合によっては5000zenyにものぼる高級品である。
かく言う俺は、当然ながら食べたことが無い。
主人公「へぇー。やっぱり、話に聞くような美味しいものだったか?」
まーちゃん「どうだったかな。小さい頃のことだし、風邪で味なんてわからなかっただろうし」
主人公「そっか。俺も食べてみたいところだけど、さすがにちょっと手が出ないかな」
1個くらいなら……と露店を覗き込みつつも、結局は購入に踏み切れない。
どこまでも貧乏性な自分を情けないと思う。
まーちゃん「だよねー。経済的な庶民には、やっぱりこれが合うよねー」
言いながらカートから取り出すのはミルクと肉。
主人公「まぁ、ね……。俺もよくお世話になってるよ、っていうか主食だしな」
苦笑しながら返事をする俺の荷物袋にも、当然のごとく入っている品だ。
まーちゃん「むむー……なんかちょっとお腹すいてきちゃったよ」
凹凸の少ない体の真ん中あたり(要はお腹)に手を乗せながらまーちゃんが言う。
まーちゃんがちょっと俺を睨んでるような気がするが、気のせいだろう、うん。
主人公「そういえば結構いい時間だな。何か適当に軽く食べて帰るか?」
まーちゃん「うん、そうしよっか。マステラは却下ね」
主人公「当たり前だ。俺も最近ちょっと懐がな……」
まーちゃん「うん、知ってる。主人公君、最近ほとんど狩りとか行ってないもんね」
主人公「まぁ、な……」
なんか、まーちゃんからの当たりがキツくなった気がする。
まぁ、気のせいだろう、うん。
- 207 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/12(月) 06:56:27 ID:0HJTEA/M
- 主人公「お?」
なにやら香ばしい良い匂いがしてきた。
ケミ「いらっしゃい、ゆっくり見ていくといいよ」
ミニグラスをかけた温厚そうなアルケミさんの露店からだった。
まーちゃん「これは……焼き芋だっ♪」
途端、まーちゃんの目が輝きだす。
そういえば、スモーキーも焼き芋が好物なんだっけなぁ。
まーちゃんが俺を向き、ジロリと睨みつけてくる。
気のせい気のせい。
ケミ「お譲ちゃん、焼き芋が好きなんだねぇ。彼氏さんも一緒にどうだい?おまけしとくよ」
にっこりと暖かな笑みで接客するアルケミさんと、顔を赤らめてモジモジするまーちゃん。
このアルケミさんに好感が持てるし、値段も良心的ときたもんだ。
主人公「じゃあ、2つください。あ、俺が奢るよ」
さすがにさっきからいじめすぎた(心の中でだが)引け目もあるしな。
アルケミ「はいはい、毎度どうも〜」
会計を済ませ、商品を受け取る。
焼き芋を茶色い紙袋に入れるのは、アルケミさんの趣味なのだそうだ。
まーちゃんと二人、プロンテラ中央の噴水広場のベンチまでやってきた。
その間まーちゃんは終始ご機嫌で、微妙にテンポのズレた鼻歌まで歌っていた。
ちょうどあいていたベンチに、並んで腰を下ろす。
主人公「ほい」
ガサガサと袋から焼き芋を取り出し、まーちゃんに手渡す。
まーちゃん「ありがとうー♪」
俺も自分の分を袋から取り出したところで違和感があった。
主人公「あれ?もう1個入ってる」
あぁ、そういえばアルケミさんがおまけしてくれるって言ってたっけな、と思い出した。
ふと隣を見ると、幸せそうな顔で焼き芋を頬張るまーちゃんが。
まーちゃんの体格と相まって、可愛らしい小動物を連想させる。
そんな姿に頬を緩ませながら、俺も焼き芋に齧り付く。
主人公「ん、美味い」
口の中に広がる香ばしい甘味、もふもふとした食感に丁度いい暖かさ。
まーちゃん「うん、すごく美味しい。きっと、マステラよりも美味しい」
それはさすがに言いすぎだろうと思いつつ、幻想の中のそれよりは遥かに美味しいと思えた。
はぐはぐとすごい勢いで焼き芋を頬張るまーちゃん。
とはいえ、元が元のためにそれほど速くはない。
俺も小腹を満たすために、自然とペースが上がる。
特に会話もないまま、しかし暖かい幸福感の中で、ほぼ同時に食べ終わる。
主人公「もう1個あるけど、どうする?」
まーちゃん「主人公君の奢りだし、主人公君が食べなよ」
微かに頬を赤らめながら、にっこりとまーちゃんが言う。
主人公「そうか?じゃあ……ほら」
残りの1個を半分に割り、片方をまーちゃんに差し出す。
まーちゃん「いいの?」
主人公「おう」
さっきの幸せそうなまーちゃんの顔を思い浮かべ、そのための代価だと思えば安いものだ。
むしろ安すぎだ。
まーちゃん「えへへ……ありがと♪」
ベンチで寄り添うように肩を並べながら人々の往来を眺める。
(実際には肩と頭を並べながら、だが)
先ほどとは打って変わって、ゆっくりと味わいながら焼き芋をかじる。
主人公「ほんとに焼き芋が好きなんだな」
まーちゃん「うん、大好物だよ。でも、今日はすごく嬉しかった」
美味しい焼き芋にありつけてかな?と思ったが、次の言葉で否定された。
まーちゃん「あのアルケミさん、わたしたちをカップルって見てくれたことが」
主人公「あぁ……」
そういえばあのアルケミさん、俺のことを『彼氏さん』と呼んでいたっけ。
まーちゃん「主人公君と歩いてると、いつも兄妹に間違えられてるもんね」
主人公「言われてみれば、そうだよなぁ」
その度にまーちゃんは口を尖らせて否定してるんだよな。
主人公「でも良いのか?俺なんかとカップルに見られちゃって」
まーちゃん「嫌なわけないよ。だって、わたし主人公君のこと……」
即答するまーちゃんだが、彼女にしては珍しく、後半は聞き取れないほど小声だった。
主人公「え?」
まーちゃん「え、えーと……えへへ……」
顔を真っ赤にして困ったように笑うまーちゃん。
今日はまーちゃんのいろんな顔を見た気がする。
まーちゃん「また、一緒に焼き芋食べようね♪」
- 208 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/18(日) 20:25:01 ID:FnK6f0i6
- GJ
- 209 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/22(木) 05:56:51 ID:jHOKhrng
- 次の……次のお題は何だ……!
俺の精神衛生上、このスレを止まらせるわけにはいかんのだ!(すでに病み過ぎ)
えちぃの以外なら、燃えでも萌えでもグロでもダークでもほのぼのでもうほっでも書いてやる!
だからさっさとお題を出してくださいお願いします。
コンセプト決定が苦手なんですよぅ……
- 210 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/22(木) 05:58:03 ID:jHOKhrng
- IDはH OKだけどえちぃのはイクナイと思います。
- 211 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/22(木) 17:13:54 ID:g9hEBkqM
- じゃあ、クリスマスのサンタ変身ネタで一つ。
- 212 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/23(金) 02:56:55 ID:61.eak0M
- 主人公「……それはなんの真似だ?」
学校も休みなので街をぶらついていたらアコたんと遭遇した。
数日振りに会ったアコたんは、赤かった。
別に転生してるとかではないし、ましてや流血しているわけでもない。
アコ「主人公君、知らないの?これはサンタさんの服で、クリスマスに」
主人公「いや、それは知ってる。でも俺の知ってるサンタは爺さんだったような」
しかも爺さんがこんなファンシーな羽がついた服を着ていたら嫌過ぎる。
アコ「サンタジジだねー。でも最近はサンタさんも忙しくて人手不足なんだって」
主人公「そうなのか」
アコ「だからアルバイト募集してたの。男女問わずって書いてあって、これが女の子用なんだって」
主人公「なんか、俺の中でのサンタのイメージが崩れていく気がする」
なんとも夢の無い話に軽い頭痛を覚えながらも、周囲を見回してみる。
なるほど、そこかしこでサンタ服を着ている人が見て取れる。
主人公「で、アコたんもそのアルバイトに応募したのか?」
テレポートやポータルも使えるし、プレゼント配達にはうってつけかもしれない。
それに、どうせプレゼントをもらうなら、爺さんよりも可愛い女の子からの方が良い。
……もっとも、サンタからプレゼントをもらうような子供が、そんな邪な考えをしてるはずないか。
アコ「ううん、これはルティエで困ってる人のお手伝いしたらもらったの」
主人公「へぇ、やっぱり優しいんだな、アコたん」
アコ「えへへ……」
両手を頬に当てて照れてるサンタ姿のアコたんは、贔屓無しに可愛いと思った。
アコたんと別れた後、今度はシフ子と会った。
シフ子も例のサンタ服を着ていたのにはちょっと驚いたが。
シフ子「どう?似合う?」
主人公「ん……お前はバイトなのか?」
背中に白い袋を背負った姿が、なかなか様になっている。
細身のシフ子だが、なかなか見る機会が無い機能性無視の服は新鮮味がある。
シフ子「そ。この服はちょっと動きにくいけどね」
主人公「そうみたいだな」
スカートもちょっと短い気がするし。
シフ子「でも、人様の家に合法的に侵入できるなんて、最高じゃない?」
主人公「お前は子供のところから何を盗るつもりだよ……」
シフ子「お小遣いをちょっとばかし。ほら、やっぱりギブアンドテイクは基本でしょ?」
主人公「……おいおい」
シフ子「あははは、冗談だってば。いくらあたしでも、子供から物盗ったりしないって」
その親御さんは別として、というつぶやきは聞かなかったことにしよう。
シフ子「じゃ、あたしバイトの途中だから。またね〜」
- 213 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/23(金) 02:57:12 ID:61.eak0M
- アチャ「あ、主人公くーん」
主人公「よう、アチャたんもバイトか?」
アチャ「ボクは面白そうだから露店に売ってたのを買っちゃった」
売ってるんだ……。
アチャ「主人公君は着てみないの?」
主人公「俺が着ても、普通な感じだと思うぞ?男用のはサンタジジのと一緒だし」
ほら、と近くを歩いていたサンタ服の男の人に目をやる。
アチャ「おー、なんか若いサンタジジって感じ!」
若いのにジジと呼ばれた彼は、肩をぴくりと振るわせてそのまま歩み去った。
主人公「……あんまりそういうことは大声で言うことじゃないと思うんだ」
何で?と言いたそうな顔を向けるアチャたん。
いや、何でって……察してくれよ、な?
アチャ「変な主人公君。それよりもほらほら、こうすると」
すぐさま興味をなくしたアチャたんは、いきなり弓を斜め上45度に構える。
主人公「ちょ!いきなり何を!」
アチャ「じゃーん!恋のキューピット!なんちゃって……あ」
背中の羽を強調するように構えていたためか、手が滑って誤射したようだ。
最後の「あ」はそういった意味だったのだろう、うん。
放たれた矢は店の看板をぶち抜いて、そのまま屋根に下から突き刺さっていた。
警備兵に(何故か俺も一緒に)厳重注意され、俺に泣きつくアチャたん。
主人公「さすがにアチャたんの不注意だからしょうがな……いや、まぁ……」
アチャ「うぅぅ……」
主人公「こ、今度から気をつけような……」
メインストリートを歩いていると、ちょっとした人だかりができている。
主人公「何があるんだ?」
人垣を掻き分けながら進むと、中心には一つの露店があった。
まーちゃん「いらっしゃいいらっしゃーい、クリスマスセールだよ〜」
そこにはやはりというか、サンタの衣装を着たまーちゃんがいた。
主人公「どれどれ」
商品を覗き込んでみる。
プレゼントボックス、ひとくちケーキ、クッキーを初め、ぬいぐるみや人形なども置いてある。
なるほど、客層を見てみると小さな子供がいそうな大人が多かった。
しかし、店主であるまーちゃんの方が貰っててもおかしくないような風貌だったりもするが。
まーちゃん「……」
まーちゃんがこちらを睨んでるような気がするが気のせいだろう、うん。
主人公「プレ箱1個売ってくれ」
まーちゃん「はい、まいどありー」
俺に対しても変わらない営業スマイルなのは気のせいだろう、うん。
じとーっとした視線を無視してプレゼントボックスのふたを開ける。
主人公「ほい、まーちゃん。クリスマスプレゼントだ」
箱に入っていたものを取り出し、まーちゃんに差し出す。
まーちゃん「あ……ありがとう〜♪」
彼女の手に渡った花束。
それはすぐに解かれ、露店の隅に活けられた。
まーちゃん「また来てね〜♪」
小さなサンタ姿に満面の笑みを浮かべるまーちゃん。
そんな笑みを向けられ、照れくさくなった俺は軽く手を振ってその場を後にした。
- 214 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/23(金) 02:57:31 ID:61.eak0M
- 主人公「いや、展開からして予想はしてたから、別に驚いたりはしないぞ、うん」
マジ子「私はWIZ姉さんに貰ったんだけどね」
聞くところによると、WIZ先輩が魔法の実験中にマジ子の家の暖房器具を壊してしまったそうで。
マジ子「着てみると意外と暖かいのよ」
ちなみにマジ子は自宅で本を読んでいて、息抜きにぶどうジュースを買いにきたのだそうだ。
主人公「ていうか、普段の服装がえらい寒そうだから、何着ても暖かく感じるんじゃないか?」
マジ子「それは言わないで」
本人も分かっているんだろう。
無駄……かどうかは分からないが、変に露出の多いマジの衣装は見てるこっちが寒くなる。
主人公「なら俺が暖めてやろうか」
マジ子「間に合ってるわ」
言いながら手のひらの上に小さな火球を作り出す。
主人公「冗談だ」
マジ子「そう願いたいわね」
俺の返答次第では、その火球がこっちに飛んできたんだろうなぁ。
主人公「ところで何の本を読んでたんだ?休みなのに勉強?」
マジ子「今読んでるのはクリスマス物の小説よ。執筆終了直後に作者が自殺したという曰くつきの」
主人公「……ジャンルは?」
マジ子「恋愛小説」
主人公「…………」
マジ子「…………」
いつものメンバーがそろってサンタの服を着ていた。
まだ一人残ってるが、まぁ大方予想通りの展開になるだろうな。
主人公「……とか思ってたんだけどさぁ」
剣士子「う、うるさいわね!笑いたければ笑えばいいじゃない!」
いや、さすがにこれは笑うに笑えない。
剣士子が着ていたのは普段着でもサンタ服でもなかった。
主人公「……さすがにトナカイは無いだろ」
顔のところだけ穴が開いたトナカイの着ぐるみだった。
剣士子「なんで私だけこんな……」
見ていて気の毒になるほど凹んでいる剣士子。
主人公「泣きたい時は泣いていいんだぜ?俺の胸でよければ貸してやるからさ」
剣士子「主人公……うぅ……なんで半笑いなのよ!!」
主人公「わ、笑っていいって言ったじゃないか!」
剣士子「うるさい!そういう時は普通我慢するもんでしょうが!」
着ぐるみから繰り出される剣士子のパンチは、もふっもふっとしていてあまり痛くは無かった。
主人公「いて!いてぇ!ちょ、ま!角は勘弁だ!」
- 215 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/24(土) 04:03:18 ID:hJgMkLNY
- 着ぐるみ。着ぐるみかw
オチで吹いてしまった・・・。
さて、次のお題ですが。
「大掃除」で一ついかがでやんしょ。
カプラ倉庫やカートを見ればその人の性格が判ると言われるもので、
あの子やあの子はいったい何をしまっているのでしょうね・・・
- 216 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/28(水) 07:33:14 ID:hSQgj4o6
- 主人公「突撃!」
逆毛「ラブハ―――」
ごすっ。
主人公「隣の大掃除ぃぃぃ!」
逆毛「げふっげふっ……いぇーい!」
ヒューヒューヒュードンドンドンパフパフ〜〜。
主人公「さぁ、やってきました年の瀬!みんな、大掃除は済ませたか!?」
逆毛「自分の部屋は掃除してないくせ―――」
ごすっ。
主人公「大掃除に託けて、みんなの自室・倉庫・カートの中身を拝見しようというこのコーナー!」
逆毛「ぐふぅ……ちょっとプライバシーの侵害かもしれないけどな!」
主人公「だから見つかったらヤバい物はみんな今のうちに隠しとけ!」
逆毛「ここで言ってもいつものメンツは聞いてな―――」
ごすっ。
主人公「それではさっそく行ってみよう!ってどうした逆毛!顔が真っ青じゃないか!」
逆毛「お前、良い右持ってるじゃねぇか……世界を目指さないか……?」
- 217 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/28(水) 07:33:31 ID:hSQgj4o6
- 悪友の逆毛シフを学校の医務室まで連れて行ったせいで、すっかり時間をロスしてしまった。
まったく、こんなことになるなら最初から呼ばなきゃよかったぜ。
気を取り直して。
俺は大掃除の手伝いと称して、まーちゃんの部屋への潜入を成功した。
まーちゃん「ほんと助かるよー。カプラさんの倉庫ももういっぱいになっちゃってさー」
その言葉どおり、預けきれなくなったいろいろな物が部屋中に散乱していた。
主人公「そんなに色々預けてるのか?俺なんてまだ半分以上は余裕あるけど……」
まーちゃん「わたしの場合、自分の物だけじゃなくて商品とかいろいろあるからねー」
あぁ、なるほど。それは確かにわかる。わかる、が。
主人公「これはどう見てもゴミだろう」
まーちゃん「あ!ダメダメ!それはどこぞのアサシンさんが集めてるんだよ」
主人公「……ゼロピーを?」
変わった人もいるもんだ。
主人公「なぁ、まーちゃんってそっち系の人?」
落ちていた触手とべと液を拾い上げて訊ねる。
まーちゃん「なに言ってるの。触手べと液は一番人気の収集品なんだよ?」
主人公「マジかよ……」
足鎖、手錠、マタの首輪とセットで露店に並べるのが一般的らしい。
俺にはよくわからない世界だ。
しかし、他人の趣味の品を何故まーちゃんが集めてるんだろう。
まーちゃん「いつか高値で買い取ってもらうため」
収集家のみなさん、この子には気をつけてください……。
主人公「ふぅ……とりあえずこんなもんかな?」
ああでもないこうでもないと四苦八苦しながらも、なんとか床が少し見えるまでにはなった。
捨てちゃいけないもの(ゼロピーやら触手やら)は、ひとまとめにして箱詰め。
明らかな不用品は売ることを決意させた。
まーちゃん「主人公君に大切なことを教わったよ。『捨てる勇気』『”いつか使う日”は来ない』」
別段大切なことでもなんでもなく、掃除・整理の基本だ。
しかし、山盛りになって色々と飛び出してるカートは見なかったことにしよう。
まーちゃん「これがわたしの部屋だなんて……」
本人も気にしてないみたいだしな。
まーちゃん「カートも良い感じに重くなって、カートレボリューションがパワーアップ!」
むしろ喜んでるし。
このカートを振り回したら、いろんな意味でレボリューションだなぁ。
- 218 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/28(水) 07:33:47 ID:hSQgj4o6
- シフ子「大掃除?んー……あたしは部屋は普段から結構キレイにしてるけど」
主人公「へぇ、なんか意外だな」
てっきり、部屋中が盗品でごった返してるのかと。
シフ子「男の子ってそういうギャップに弱いんでしょ?どう?ぐっときた?」
主人公「ちょっときてたが、今ので帳消し」
シフ子「あちゃー、墓穴掘ったか。やっぱり今流行のツンとかデレとかいうのが良いわけ?」
主人公「お前、そんな情報どっから持ってくるんだよ」
それ以前に、見直す所はそこじゃない気がしてならない。
シフ子「ん?それは秘密だよ。ドクジノジョウホウモウってやつ?」
主人公「まぁ、別にいいんだけど……。それ、あんましあてにしない方がいいと思うぞ」
シフ子「まぁ、そろそろ倉庫の整理はしようかと思ってたところだけどね」
ということで、倉庫整理の手伝いをすることになった。
シフ子「あたし、あんまし物は溜め込まないようにしてるから、すぐ終わりそうだけど」
主人公「盗品とかはどうしてるんだ?」
盗品と言っても、九分九厘はモンスターから掠め取った物だから誤解しないように。
……全部、と言えないのがちょっと悲しいところではあるが、職業柄しかたあるまい。
シフ子「不要な物は売ってるよ。だから倉庫の中も大体が装備品なわけ」
主人公「なるほどな。で、整理ってのは?」
シフ子「倉庫の中って普段見ないから、結構散らかっちゃってるのよ」
曰く、生活空間の環境だけは最高に保つ!だそうな。
シフ子「武器はこっちね。あ、短剣とその他は分けて。あと防具もちゃんと分類してそっち」
主人公「へーい」
何気に結構ハードな作業だが、自分から手伝いを申し出た手前、愚痴を言うわけにもいかず。
でも、少しくらい手伝ってくれてもいいと思うんだ。
シフ子「あたしは監督。整理はやろうかなとは思ってたけど、実際にやるつもりは無かったし」
そういう問題かよ。
武器類を運び終え、防具の分類に取り掛かる。
主人公「む……」
シフ子の防具は大体が布製がメインだ。
山積になった大量の防具類の中に、それはあった。
両手から少しはみ出すくらいの、小さな三角形の布。
まぁ、有り体に言えば下着だ。
シフ子「ん?どうしたの?」
主人公「い、いや、べ、別になななんでも……」
これはつまり、あれなわけで、それを俺が手に取って……。
シフ子「あー」
肩越しにシフ子が俺の手を覗き込んでいた。
主人公「あ!いや!これは、その!」
落ち着け俺、素数を数えて落ち着くんだ……。
2、3、5、7、11、13、17、19……。
シフ子「欲しいならあげるけど?」
主人公「な!いや、俺は別にそんな趣味は!」
シフ子「ゼロムから盗ってきたやつだけど」
- 219 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/28(水) 07:34:03 ID:hSQgj4o6
- マジ子「間に合ってるわ」
主人公「俺もそう思った」
マジ子の部屋は何度か見たことあるが、俺が手を出す余地なんて無かった。
むしろ、手を出したら逆に散らかりそうだった。
しかしそうなるとこのコーナーの趣旨が……。
主人公「あ、じゃあWIZ先輩の部屋は?」
マジ子「命を捨てる覚悟があるなら、どうぞ」
主人公「遠慮しておく」
あの先輩の部屋だ、ライドワードの1匹や2匹、飼っていてもおかしくない。
マジ子「でもそうね……せっかくだから書斎の方の整理を手伝ってもらおうかしら」
主人公「お、それなら俺でも手伝えそうだな」
書斎というからには、主に本の整頓だろう。
という考えは甘かった。
どれくらい甘かったかというと、ローヤルゼリーと蜂蜜を混ぜたところに猛毒瓶を入れたような。
具体的に言うと。
主人公「ここは図書館か」
マジ子「書斎よ」
といった具合だ。
見回せば机があり、散らかっているのは主にそこだけだ。
マジ子「ちなみに、散らかしてるのは姉さんよ。私は読んだらちゃんとしまってるから」
主人公「……ライドワードとか、いないよな?」
念のため、一応の確認はしてみる。
マジ子「少なくとも、私はここでみたことはないわ」
……大丈夫だろうか。
主人公「先輩って、いつもこんな量の本を読んでるのか?」
広い机に所狭しと積み上げられた本はざっと40〜50冊はある。
しかも一冊一冊が辞書のように分厚い代物だ。
マジ子「さすがに全部読んでるわけじゃないわ。参考資料がほとんどよ」
主人公「これもか?」
『一時間でわかる!魔術・呪術大全』
マジ子「ええ」
主人公「これも?」
『赤と黒の螺旋 〜惨劇〜』
マジ子「それは私の趣味」
主人公「なんの本なんだ?」
タイトルからは想像もつかないので訊いてみる。
マジ子「恋愛小説」
主人公「…………」
マジ子「…………」
- 220 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/28(水) 07:34:19 ID:hSQgj4o6
- ちょっと行くのが怖いが、次はアチャたんのところだ。
ハンター志望のアチャたんは今から罠の練習をしている。
しているだけならいいのだが、かなり間違った罠の練習をしてたり。
例えば、ドアをあけたらタライが落ちてくるとか。
例えば、大浴場の男湯と女湯の暖簾を入れ替えたり。
例えば、土の校庭に穴を掘り、そこに草木を上に乗せてあるバレバレの落とし穴を作ったり。
なんというか、罠と言うより悪戯と言う方がしっくり来る。
まぁ、命に関わることは無いと思うが……。
意を決してドアを開ける。
主人公「よう、アチャたん。掃除の手伝いに……なんだこれは」
そこに”落ちていた”のは設置用トラップ。
もちろん、何の細工もされておらず、機能していない。
アチャ「じ〜……」
物陰から俺を見ているアチャたんがいた。
主人公「あー……アチャたん。これを使うのはハンターになってからだな」
トラップを拾い上げ、アチャたんに差し出す。
アチャ「リムーブトラップ!!?」
……頭痛い。
改めて部屋を見回してみる。
空き瓶、木屑などの収集品から矢、弓、服、靴、ポーション類。
それらが無秩序に散らばる様は混沌(カオス)の渦。
アチャ「罠を仕掛けるなら、やっぱりこういうところが最適だよね」
確かに正しくはあるが、アチャたんは自室に罠を仕掛けてどうするつもりなのだろうか。
主人公「しかし、いろんなゴミがあるなぁ」
アチャ「ゴミじゃないよ、矢の材料だよ」
そういえば、収集品から矢が作れるんだったっけな。
主人公「……これは?」
触手だ。
アチャ「それはコレクション」
ここにいた!!?
アチャ「どうしたの?」
主人公「……なんでもない」
とりあえず、矢が作れないような収集品をまとめて袋に詰め込む。
主人公「ちゃんと収集品商人さんに売るんだぞ?」
アチャ「わかってるよー」
それだけでもある程度は片付いたが、まだまだ混沌であることに変わりは無い。
アチャ「主人公君、ちょっと休憩しようー。はい、これ」
主人公「お、サンキュー」
差し出されたミルクを受け取り、口に含む。
主人公「ごふっ!」
そして吐き出した。
主人公「アチャたん、これ、買ったのいつだ?」
アチャ「3ヶ月くらい前かな?あはは、主人公君変な顔〜」
ゴミ袋が倍近くに膨れ上がった。
- 221 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/28(水) 07:34:35 ID:hSQgj4o6
- アコ「あ、主人公君。いらっしゃーい」
主人公「よう。お、大掃除中か」
ナイスタイミングだ。
アコ「うん。もうちょっとかかりそうだけど、入って待ってる?」
主人公「いや、手伝うよ。そのために来たんだし」
アコ「ほんと!?ありがとう〜♪」
アコたんは諸手を上げて喜びを表現する。
善意半分、興味半分でやってることだから、ここまで喜ばれると少々気が引けてしまうが……。
亡き友・逆毛のことを思えば……!
逆毛(死んでねぇYO!)
主人公「よっ……と、こんな感じで良いか?」
中身をある程度出した本棚を下ろし、部屋の反対側から見るアコたんに訊ねる。
アコ「んー……うん、そこでいいよ」
掃除は大体終わっていたようで、その後の模様替えに時間を使うつもりだったらしい。
アコ「あとはベッドを動かしておしまいっ。主人公君、そっち持って〜」
ベッドの頭の方を指し、アコたんは足側の方を持ち上げるべく構えている。
主人公「OK、せ〜の……よっ、と」
予め指示されていた地点に向けてゆっくりと移動を開始する。
すんなりと目的の位置に移動し、ベッドを床に降ろす。
主人公「……なぁ、アコたん。あれ、何だ?」
前までベッドがあった場所……つまり、旧ベッドの下に、一冊の本が。
ベッドの下にある本なんて、どこの世界でもアレでナニな物なわけで。
しかしアコたんは女の子で。
アコ「あ、これ?」
それ(エロ本)を拾い上げ、俺に差し出してくるアコたん。
アコ「主人公君の忘れ物だよ?」
主人公「なにぃぃぃぃ!!?」
確かに、そんな心当たりが無いわけではなかった。
それ(エロ本)は前に逆毛から借りた物で、その帰り道にアコたんと会って夕食をご馳走になった。
その後、自室に帰ってから荷物を見たらそれ(エロ本)は無かった。
大方、どこかに置き忘れたか落としたかしたのだろう、と思っていたのだが……。
まさかそれ(エロ本)がアコたんの家に忘れられ、あまつさえアコたんに保管されているとは。
アコ「こういうの(エロ本)って、ベッドの下に保管しておくものなんでしょう?」
という、アコたんのちょっと間違った知識を披露されたりしたが、それはこの際関係ない。
アコ「主人公君、こういうのが好きなんだね」
言いながら顔を赤らめるアコたんを、こんな状況ながら可愛いと思ってしまった。
結局それ(エロ本『性職者の宴――巨乳アコプリ特集――』)を引き取ることになった。
微妙な空気を残しつつ、俺はアコたんの家を後にした。
- 222 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/12/28(水) 07:34:51 ID:hSQgj4o6
- さて、残るは剣士子のところだ。
とはいえ、あいつは結構きっちりやってるタイプで、マジ子同様に俺が手を出すまでもないだろう。
剣士「ありがたいけど、私はもう終わらせちゃったわよ」
主人公「だよなぁ」
きちんと掃除・整頓された部屋を見回し、俺の予想通りだったと確信する。
剣士「せっかく来たんだし、お茶でも飲んでいく?」
主人公「そうだな、ご馳走になろう」
実際、今日一日でかなりあちこちを駆けずり回った。
思い出すと体があちこち軋んでいる気がしてくる。
剣士「じゃ、少し待ってて」
剣士子がキッチンに姿を消す。
それを見ながら、なんとなく人差し指で棚の上を撫でる。
主人公「むぅ……」
俺の指には埃一つ付いていなかった。
本棚の上に居座るぬいぐるみ達が、俺を嘲笑っているかの錯覚。
主人公「なんだよこの野郎、やる気か?」
クマ(ぬいぐるみ)相手にファイティングポーズをとる俺。
主人公「我に秘策有り!くらえ!」
本棚の空いたスペースに、あれ(エロ本)を挿し込む。
主人公「ふはははは!見たいか!だがここにあっては見れまい!」
そう、それ(エロ本)はクマどもの足の下、木の板を隔てた先にある。
剣士「うちのジュリエッタ(ぬいぐるみクマ・♀)に何を見せるつもりなのかしら?」
振り向くと、お盆を片手に、もう片方の拳を握り締めた剣士子がいた。
主人公「これ(エロ本)」
剣士子の淹れたお茶をすする。
主人公「ん……美味いな」
一緒に出されたお茶菓子のクッキーと相俟って、さらに美味しく感じる。
物理的に頭が痛いことを除けば、至福と言ってもいいだろう。
剣士「女の子の部屋にあんなの(エロ本)を持ってくるバカがどこにるのよ……」
顔を真っ赤にして俺を非難しながらも、お茶を出してくれる剣士子は良い奴だと思う。
主人公「しょうがないじゃん。時間無かったからうちに置いてくる暇が無かったんだよ」
ちなみに、あれ(エロ本)は剣士子のマグナムブレイクによって灰になった。
悪いな、逆毛。恨むなら自分か神様にしてくれよ。
主人公「そんなこと言って、剣士子も興味あったんじゃねぇの?」
ごすっ。
剣士子の拳が飛んできた。
文字通り飛行してきたわけではないが、テーブルを挟んで剣士子と俺の間には若干の距離がある。
主人公「お前、モンクのほうが向いてるんじゃないか?」
剣士「うるさいわね。私は剣に生きるのよ」
そっぽを向かれてしまった。
主人公「まぁいいや。頭も痛いし今日はそろそろ帰るわ」
剣士「はいはい、それじゃあね」
主人公「お茶ご馳走さん。これ、置いてくぞ」
来る途中に買った一冊の本をテーブルに置き、立ち去った。
『騎士子ふともも大全(エロ本)』
主人公「背中が煤けるぜ」
文字通り、俺の背中は剣士子のマグナムブレイクによって黒焦げだった。
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